「電話でレッスン」の生徒さんに職業上英語を必要としておられる方が何人かいますが、その方々の一人が「最近、ヴォキャブラリ増強を始めた」と言われたのがきっかけで、私も少しやり始めました。
職業柄、何か始めると、それに適する方法を探り始める癖があります。新しい方法をひとつみつけましたので、それをここに公開します。
小学館文庫「英語どんでん返しのやっつけ方」では、「電圧装置」というものについて書きました。レポート用紙と紙とボールペンがあれば非常に簡単に始められますから、これはこれで受験生たちには今でも勧めている方法です。
今回、新しく試してみたのは、パソコン画面を使った方法です。
私の方法の眼目は、「イメージを保持しながら、言いながら、書く」というものです。これに関しては、「小学館文庫」で書いた方法も、今回新しく試している方法も変わりありません。
同じ単語を言い続けるのは、イメージと音を直結させるためであり、同じ単語を書き続けるのは、イメージとスペリングを直結させるためです。「言いながら、書く」という行為の中に、「話す・聞く・読む・書く」のどの方面にも伸びていける芽があります。その中心になるのは、実は文字でも音でもなく、イメージです。
今回のパソコン画面を使った方法に必要な条件がいくつかあります。現在、実際に使用しているものは以下の通りです。OSはウンドウズ98です。
1. ノートパソコン
2. 仮名漢字変換ソフト(ATOK)
3. エディタ(wzエディタ)
4. 辞書引きソフト(ドクターマウス)
これ以外に必要な条件は、ローマ字入力でブラインドタッチができるということです。また、それぞれのソフトは他のものでもかまいません。ワープロ上でもできますが、エディタでダイヤモンド・カーソルという指使いをすると、しゃきしゃきと作業ができます。
毎日新聞にときどき英字新聞(雑誌)の記事の切れ端が載ります。それを読んでいると、知らない単語や語法がよく見つかりました。これを使って、wzエディタで試してみた学習法を公開しようと考えてこれを書き始めています。
なんだこんな単語も知らないのかと思われるかもしれないなどと思っていては、方法を公開することはできませんので、いつものように厚顔無恥でいきたいと思います。
denounce というやつがみつかりました。
WZエディタに denounce と書きます。そのスペリングの上にカーソルを持っていくと、ドクターマウスが自動的に辞書をひきますので、発音(記号)が判明します。「非難する・弾劾する・告発する」などの意味の単語だとわかります。
denounce 非難する・弾劾する・告発する
とWZエディタ上の一行目に書かれることになります。
英単語に対して、それに対応する日本語の単語を書きとめることは誰でもやったことがあることだと思いますが、これで安心してしまっては英単語は「内化」されません。
「内化」の過程は以下のような言葉で説明するとわかりやすいと思います。
「赤の他人」→ 「見たことがある」→ 「何度も見たことがある」→ 「話したことがある」 → 「友達」 → 「悪友・親友」
初めて見た単語は「赤の他人」としての単語だとしますと、→で「なじみ」の度合いが深くなっていきます。英単語に対して、それに対応する日本語の単語を書きとめるだけだと、「赤の他人」が「赤の他人」のままにとどまるか、せいぜい「見たことがある」程度になるだけです。ひとまずは、「話したことがある」程度までは、その単語とつきあっておく必要があります。「悪友・親友」のレベルになるまでつきあえば、その単語は使い物になる単語です。
ひとまずは、「話したことがある」程度までつきあうとしたらどうしたらいいでしょうか。
denounce 非難する・弾劾する・告発する
と書いたら、その下の行を使って、何度もこの
denounce を「言いながら書く」ことをします。私のエディタでは、半角文字で40字程度を一行と設定してあります。メールを書くときよりは、一行が長めです。
この半角40文字の行で、3行分程度、どんどん「言いながら書く」ことをします。あくまで、自分の中にイメージを保持してそれをやってください。
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denounce 非難する・弾劾する・告発する
denounce denounce denounce denounce denounce
denounce denounce denounce denounce
denounce denounce denounce denounce denounce
denounce denounce denounce denounce
denounce denounce denounce denounce denounce
denounce denounce denounce denounce
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波線の間に挟まれた部分の後半3行が練習の結果です。
この練習の間、「イメージしながら、言いながら、書く」ことが行われたわけです。後に残るのは、「書く」ことの結果としての文字の並びです。この文字の並びは、ひたすら練習するためのものですから、練習が終われば消してしまいます。
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denounce 非難する・弾劾する・告発する
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練習部分が消えて、再び英単語と日本語単語の対応部分だけが残ります。
練習中にイメージを保持せよという場合の、「イメージ」とは、「非難する・弾劾する・告発する」という複数の日本語の単語に「共通するもの」と言ってもかまいません。この複数の日本語単語の「核になるイメージ」と言ってもかまいません。イメージはいずれ変容するものですが、最初につかむべきものは、「共通するもの」「核になるもの」です。
単語のそれぞれは簡単でも、その組み合わせが初めての出会いだった場合も、練習します。Cold
War relic がみつかりました。
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Cold War relic 冷戦時代の遺物
denounce 非難する・弾劾する・告発する
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すでに練習した denounce の上に Cold War
relic が加えられます。
また新しく Cold War relic に対して、「イメージしながら、言いながら、書く」を行います。
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Cold War relic 冷戦時代の遺物
Cold War relic Cold War relic Cold War relic
Cold War relic Cold War relic Cold
War relic Cold War relic Cold War relic Cold
War relic Cold War relic Cold War
relic Cold War relic Cold War relic Cold
War relic Cold War relic Cold War relic
denounce 非難する・弾劾する・告発する
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denounce と Cold War relic の間を割って、3行分練習し、練習部分を消去すれば、再び以下のようになります。
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Cold War relic 冷戦時代の遺物
denounce 非難する・弾劾する・告発する
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今のところ、わずか2行です。この行が増えていけば、一見、単語帳に似ていると思われるかもしれません。しかし、この練習の途中で使っている「ドクターマウス」に慣れていただけばわかりますが、今や、単語帳などを作るのはまるで時代遅れであるとわかります。コンピュータが瞬時に辞書の単語をひいてしまうのですから、メモとしての単語帳などを作っても仕方がありません。
これは単語帳ではなく、あくまで練習帳です。単語を「内化」させるための練習帳だととらえてください。単語と単語の間の行をひろげれば、そこにすぐに練習の場所を作れるのが、コンピュータ上のエディタを使うことのミソです。
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ballistic 弾道学の
ballistic missile 弾道ミサイル
commit 専心する
commit the United States to building a shield
against 〜
the survival of human beings 人類の生存
deplete 枯渇させる
aggravate さらに悪化させる
Cold War relic 冷戦時代の遺物
denounce 非難する・弾劾する・告発する
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少しずつ練習が進み、練習した後のものが以上のようにコレクトされたとします。
commit the United States to building a shield
against 〜 のように、語法は了解できたが、日本語のメモをつけておくより直接に理解したいものは、日本語はつけないでおいてもかまいません。
この程度の語数がたまったら、これらの語群の上に「3」と数字をつけます。
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3.
ballistic 弾道学の
ballistic missile 弾道ミサイル
commit 専心する
commit the United States to building a shield
against 〜
the survival of human beings 人類の生存
deplete 枯渇させる
aggravate さらに悪化させる
Cold War relic 冷戦時代の遺物
denounce 非難する・弾劾する・告発する
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こうなります。「3.」が意味するものは、「以下のものは3行ずつ練習済み」ということです。
これをやってみてわかることは、同じ3行ずつ練習したものでも、「なじみ」ができているものと、まだよそよそしい顔をしている単語とがあることです。「なじみ」の度合いにでこぼこがあります。この中で、まんなかあたりの、
the survival of human beings 人類の生存
というやつが、比較的「なじみ」ができているとします。
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3.
ballistic 弾道学の
ballistic missile 弾道ミサイル
commit 専心する
commit the United States to building a shield
against 〜
the survival of human beings 人類の生存
the survival of human beings the survival
of human beings the survival of human beings the
survival of human beings the survival of
human beings the survival of human beings the
survival of human beings the survival of
human beings
deplete 枯渇させる
aggravate さらに悪化させる
Cold War relic 冷戦時代の遺物
denounce 非難する・弾劾する・告発する
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「なじみになりかけている」ものを選んで、さらになじみになるために、行を割り、また3行分練習します。その後、練習結果を消し、「2.」という項目の元にこれを移します。
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3.
ballistic 弾道学の
ballistic missile 弾道ミサイル
commit 専心する
commit the United States to building a shield
against 〜
deplete 枯渇させる
aggravate さらに悪化させる
Cold War relic 冷戦時代の遺物
denounce 非難する・弾劾する・告発する
2.
the survival of human beings 人類の生存
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「3.」の項目の元にあったものが、「2.」の項目の元に移動しました。
「3.」の項目に加入するためには、3行の練習を行いました。
また、「3.」の項目から脱退するためにも、3行(あるいは2行)の練習を行ってあります。これだけの過程を踏まえたものが、「2.」の項目に加入するための資格のある単語ということになります。
練習部分を省いて、進展度だけ示して、以下のようになったとします。
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3.
ballistic missile 弾道ミサイル
commit 専心する
commit the United States to building a shield
against 〜
aggravate さらに悪化させる
Cold War relic 冷戦時代の遺物
denounce 非難する・弾劾する・告発する
2.
ballistic 弾道学の
deplete 枯渇させる
the survival of human beings 人類の生存
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「2.」の項目の元にあるものは、「1.」へ移動していくための候補です。
「2.」の項目の元にあるのは、「1.」へ移動する前に2行分の練習を必要としているものということです。このあたりで、日本語を消してしまうのも一つの方法です。
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3.
ballistic missile 弾道ミサイル
commit 専心する
commit the United States to building a shield
against 〜
aggravate さらに悪化させる
Cold War relic 冷戦時代の遺物
denounce 非難する・弾劾する・告発する
2.
ballistic 弾道学の
deplete 枯渇させる
the survival of human beings 人類の生存
the survival of human beings the survival
of human beings the survival of human beings the
survival of human beings the survival of
human beings
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the survival of human beings に関して、2行分の練習が行われました。これが新設される「1.」の項目の元に移動します。ついでに日本語部分が消されます。
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3.
ballistic missile 弾道ミサイル
commit 専心する
commit the United States to building a shield
against 〜
aggravate さらに悪化させる
Cold War relic 冷戦時代の遺物
denounce 非難する・弾劾する・告発する
2.
ballistic 弾道学の
deplete 枯渇させる
1.
the survival of human beings
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the survival of human beings から対応する日本語が消されています。
英単語とイメージとの間だけで意識が動き、日本語を介在させない練習をしてください。
これまでと同様、「1.」の項目の元にあるものは、この項目の元から脱退するために1行分の練習が必要なものということです。
しかし、今度は日本語を介在させず、イメージと英単語だけの往来を成立させるという練習がありますから、1行分という分量にこだわる必要も特にありません。最低1行はやるというくらいにゆるやかなものと考えてください。必要なら何行でも「言いながら書く」ことをしてください。「イメージ←→英単語」の往来過程だけはきちんと成り立たせてください。
(最低)一行分の練習を終えて、「1.」の項目の元から脱退した単語はどこへ行くのでしょうか。
この辺は考え方が分かれます。
記録しておきたい方は、他のファイルへコピーしておけばいいでしょう。
忘れた後でまた出会ったら、また新しくつきあいを始めればいいやと考えられる方は、どこへも記録せず消去してしまえばいいでしょう。私は、消去する使い方をしています。このファイルを、単語帳ではなく、あくまで練習帳としていさぎよいものにしておくためです。
「3.」→「2.」→「1.」→消去
この過程で、「赤の他人」であった単語が、「友達」「悪友・親友」のレベルになればいいのです。忘れたらごめんなさいでかまいません。人間の「友達」を「赤の他人」にすることなどできませんが、英単語はもしそれをしても怒りません。しかし、一度「悪友・親友」のレベルになった英単語が「赤の他人」になることはほとんどありません。長いこと英語から離れていて、もしもそうなってしまったとしても、再び、
「3.」→「2.」→「1.」→消去
の過程をたどれば、また「悪友・親友」になります。
練習に慣れてきたら、日本語の対応部分を消すのを早め、「3.」から「2.」へ移すときにやってもかまいません。この方が、緊張感があります。また、イメージを定着させるためにも有利です。
コンピュータ画面を使ったこの練習の利点は、練習用のデータのどこにでも練習場所を設定できること、練習そのものを「なじみ」の度合いによって管理できること、「消去」によって、練習そのものをいさぎよいものにできること、などです。
いくらコンピュータが発達しても、イメージと音を直結させる作業、イメージとスペリングを直結する作業、音を通じるものにするために口の動きを鍛える作業などは、あくまで人間がやらないとなりません。これらが語学の実質部分ですが、これはいつまでも人間がやるべき作業として残ります。これらをもコンピュータまかせにしたがる人は、語学はやらない方がいいでしょう。ものになりません。
コンピュータはあくまで語学の道具としてとらえるべきです。
道具としてなら、実に有効な道具です。
ここに提示した方法は、ブラインド・タッチを前提にしています。
ブラインド・タッチは一度覚えてしまうと実にいろんな場面で役にたちますから、覚えてしまうことをお勧めします。
また、この方法の元になっているのは、あくまで小学館文庫に書いた「電圧装置」というものにあります。コンピュータの扱いに慣れておられない方でしたら、「電圧装置」の法がおすすめです。
ここに提示したヴォキャブラリー増強法を試してみられた方は、感想などお聞かせくださるとうれしく思います。また、さまざまな応用方法が考えられると思いますが、自分なりのヴァージョンを開発された方は、なるべく公開していただきたく思います。教えていただければ、このホームページー上に公開する場所を提供することもできます。
2001年5月6日
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昨日、上のものをホームページ上に載せましたが、ちょっと気になり始めたことがあって、また実験をしてみました。
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(最低)一行分の練習を終えて、「1.」の項目の元から脱退した単語はどこへ行くのでしょうか。
この辺は考え方が分かれます。
記録しておきたい方は、他のファイルへコピーしておけばいいでしょう。
忘れた後でまた出会ったら、また新しくつきあいを始めればいいやと考えられる方は、どこへも記録せず消去してしまえばいいでしょう。私は、消去する使い方をしています。このファイルを、単語帳ではなく、あくまで練習帳としていさぎよいものにしておくためです。
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昨日の記事の中に以上のようなものがあります。
昨日まで「いさぎよい」練習をしていたのですが、いさぎよくない練習をして、練習した単語を同じファイル上に残すことをやってみました。やはり、文章を書くことは、自分のしてきたことを考え直すためにはいいことだと思いました。
練習で書くための行数を3行→2行→1行と減らしていかずに、最初から2行程度にしておき、一度ファイル上に書き込まれた単語や語法や熟語は消さないで練習してみました。
以下に今日作った「装置」を写してみます。
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2. with Japanese
bravo 刺客
faucet 蛇口
Who else is left? 他に誰が生き残っている?
hell-bent on 〜ing 〜しようと血眼になっている
exfiltration 脱出、退去
in tact = undamaged, uninjured, unharmed
have the tact to say 如才なく言う
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2. without Japanese
debrief
embankment
Were you followed?
big toe
I see your point.
personally as well as professionally
who else
filtration
The list is in the open.
lack tact
armyworm
burgle
He feels secure about his future.
secure victory
turn on a faucet
designator
limited access area
come up against
I mashed my hand in the machine.
the intelligence capability of this country
intelligence agent
heavy cavalry
Viennese
waltz
Are you in tact?
He's in intelligence.
I've done extensive studying on this.
extensive agriculture
intense person
You're not gonna get mushy on me, are ya?
get mushy
wedge
The store riggs us out with everything we
need.
rigged out their cars with lights
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2−1
denied area
Hope not. = I hope not.
intense heat
cavalry
a wedge of cake
toolshed
abysmal ignorance
penance
trench
guinea
on the hinges
late and behind in his work
under intense circumstances
reach puberty
commit the United States to building a shield
against 〜
aggravate
allegidly
celestial
bollocks
crock
ballistic
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2−2
cattle shed
rig up a shed
splatter
feature
abysmal
denounce
ballistic missile
mushy
rig
devastating
10 percent off the original price
Cold War relic
flank
puberty
Andalusian
churn
in an effort to
expose a scandal about
at odds
deplete
this week's issue
terrestrial heat
subscribe to
discout at 10 percent
allege
contribute articles
The situation may change a lot.
drain
chubby
rough translation of this article
chap
swamp
deployment
over time
emission control
chubby face
keep fowls
in the service industry
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2−3
end of summer sale
loo
fowl
stretch the truth
what I've long suspected
go for a perm
emission
under-achiever
ecosystem
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2−4
habitat
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以上が今日いじった分です。
「2. with Japanese」 → 「2.without
Japanese」 → 「2−1」 → 「2−2」 → 「2−3」 → 「2−4」 というふうに項目が変わりました。この後、「2−5」の項目も設ける予定です。「2−5」を別名、「倉庫」として、それ以後はしばらくいじらないでおく予定です。
昨日のものとの大きな変更点は、最初の項目「2.
with Japanese」の直後に、「2.without Japanese」が来ることです。なるべく早めに日本語の訳語を介在させずに、英単語から直接イメージが生じるようにするためです。
下に書かれたものほど、古層になります。より「なじみ」の度合いが深いものということになります。これは、昨日までのシステムと同じです。
また、項目を移動し、一つ古層へ移す場合に、2,3行程度「イメージしながら、言いながら、書く」ということをやることも、昨日までのシステムと同じです。
今日試したやり方だと、エディタに行を表示させれば、だいたいいくつくらいの単語を覚えたのかがわかります。消去しないのですから、自分の英単語を覚える歴史がそのままデータとなって残ります。
これは、「全部とっておく」という点ではいさぎよくないやり方ですが、やってみて、これにはこれの利点があると思いました。
こちらも試してみてください。
2001年5月7日
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根石吉久
Email ax9y-nis@asahi-net.or.jp
URL http://www.asahi-net.or.jp/~ax9y-nis
C phone 090(3316)4180
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