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英語の突破口 2000年10月



「音のあふれ」を作り出さないかぎり、日本在住のまま英語がものになることはありません。学校英語・受験塾英語が駄目なのは、「音のあふれ」を作り出せないからです。

 英語をものにした人は、日本在住のままに「音のあふれ」を作った人です。素読舎を使おうが使うまいが、素読舎の根幹にある方法を踏まえた人です。
 これに例外はありません。

 それ以外は、言語的磁場そのものを日本語から英語に切り替えた人です。つまり、アメリカ、カナダ、イギリスなどで「英語の中で暮らした」人だけです。インプットしたものを外から引き出す力(アウトプットさせる力)が働く場所で英語をやることは楽な道ですが、半日本人(英語がしゃべれて日本語が弱い日本人)になる危険は絶えずあります。特に十代以前に言語のベースが英語で形成されると、日本語の弱い半日本人が出来やすくなります。

 「日本在住のまま」ということが決定的なポイントです。この条件の元で使える英語を身につけることは、人々が考えているほどなまやさしいことではありません。日本全土に英語の死屍累々が現実です。時間とエネルギーと金の無駄です。

 日本の英語は肉離れを起こしています。知識量は豊富だが、しゃべらせるとしゃべれない人。ぺらぺらとしゃべるが、しゃべることの中身もやはりぺらぺらに薄っぺらな人。
 これは、つまり学校英語としゃべり英語の肉離れです。
 見あたるものは、肉離れを肉離れのままにする学校英語、受験塾英語、英会話学校英語、総じて英語に関する幻想ばかりです。

 受験用の塾で英語をやると使えない英語が出来あがります。英語だけは、受験塾ではどうにもなりません。受験塾は肉離れを作っているだけです。ガイジンばかりがしゃべっているだけの英会話学校でもどうにもなりません。英語は風邪じゃないからウツラナイからです。

 学校も受験塾も英会話学校もやらないが、絶対にやらなければならない練習があります。通じる音の「音づくり」から「音のあふれ」に至る練習です。日本在住のままに英語をものにする唯一の一本の道です。ここを通らない英語は使いものになりません。素読舎は25年に渡ってこれだけを提示し続けてきました。

 実は「日本在住のまま」という条件下においては、これ以外の突破口というものはありません。
 
素読舎


(以上B4用紙表の記事、以下は裏)




素読舎(更埴市小島)

毎週、金・土・日。金曜 午後7時半〜9時半。土曜・日曜 午後2時〜9時。 小学4年生から受付。英語主体。基礎から大学受験まで。「音づくり」によるインプットの継続。中学生は教科書を使った音づくり(教科書べらべら読み)を行い、学校の授業の吸収をよくする。高校生以後は素読舎自作の教材。長文読解を主眼とするが、絶えず「音づくり」が行われ、大学受験以後に生き残れる英語が作れる。

月曜素読舎・インプット教室(更埴市小島)
高校生・社会人対象。月額5000円。素読舎自作教材「話体」「抽出」を使用し、初期の基礎づくり。やりなおし英語に最適。途中から映画のシナリオを採用。「音づくり」により、音を安定させ、以後「加速」。英語でじかに映画を見ることをめざす。ヒアリングが可能になった文も、自分の口の動きとして残るため、しゃべる英語に即応する。シナリオ一本を「技法グラウンド」で片づけることがひとまずの目標。シナリオは生徒各自が好きなものを選択。現在使用中のものは、「七年目の浮気」「シャイン」「E・T」「フルメタル・ジャケット」。シナリオを使い始めた頃から、「電話でレッスン」の使用がおすすめ。

やじろべえ・インプット専用教室(更埴市稲荷山)
お茶処「やじろべえ」をお借りしたインプット専用教室。月額2000円。「音づくり」は先に進んでいる先輩が後輩のめんどうを見る方式で、他の教室と異なる。シナリオは「七年目の浮気」に固定。シナリオを使い始めた頃から、「電話でレッスン」の使用がおすすめ。

ゆいまある・ひげもじゃ英語塾(長野市若里)
お茶蔵「ゆいまある」をお借りした教室。内容的には、月曜素読舎と同じく、一対一の「技法グラウンド」。コーヒー券4枚込みで月額5200円。 シナリオを使い始めた頃から、「電話でレッスン」の使用がおすすめ。

小学生「音づくり」基礎固め(中野)
小学5年生、6年生対象。月額5千円。生徒の音が通じない音なのに、ほとんどの中学校がそのまま授業を進めてしまうことに対処する。小学生で「音づくり」の基礎固めを行う。ほぼ一年で口が英語の音を出すようになる。連続性、正確さの練習から始める。二年目以後、日本人独特の「盆踊り状態」の読みから脱し、「ダンス状態」を作る。イントネーションを備えた音が作れるようになる。中学の授業の説明の消化が格段によくなる。中学生以後は、「電話でレッスン」の「教科書べらべら読み」との併用がおすすめ。中野以外の場所でも、6人以上集まっていただければ開設可能。

「電話でレッスン」(全国)
中学生用「教科書べらべら読み」。高校生・社会人用「映画でヒアリング」。「教科書べらべら読み」は学校の授業の吸収をよくするだけでなく、口の筋肉を英語用に鍛え、将来大学以後にも生き残れる英語の基礎づくりとなる。「映画でリスニング」については、「月曜素読舎・インプット教室」がベース。この練習を電話で行うもの。
http://www.asahi-net.or.jp/~ax9y-nis/sodokusy/denwade.htm
http://www.asahi-net.or.jp/~ax9y-nis/gogaku/eigadeli.htm

「メールでアドバイス」(全国)
「電話でレッスン」の「映画でリスニング」の練習をされている生徒さんに向けて学習法をメールでアドバイス。素読舎のホームページ上で公開。「素読舎」「電話でレッスン」を使う使わないに関わらず、英語の「音づくり」に関する有益な記事あり。
http://www.asahi-net.or.jp/~ax9y-nis/sodokusy/maildead.htm
 
小学館文庫『英語どんでんがえしのやっつけ方』
2000年4月発行。税込み580円。素読舎の根幹にある方法を文庫本で公開。小学館文庫4月分、20冊中売り上げ4位。全国の書店で入手可。素読舎のホームページ上に、書評を順次掲載予定。
http://www.asahi-net.or.jp/~ax9y-nis/gogaku/donden.htm

ホームページ、コンテンツ
2000年10月現在、「更新記録」「売店」「英語・語学論」「素読舎」「自宅自作」「エッセイ」「批判・喧嘩」「リンク」「物置部屋」「日録」の各タグあり。それぞれのタグの元に、多数の記事あり。文字主体のホームページ。
http://www.asahi-net.or.jp/~ax9y-nis/

映画でリスニング
「電話でレッスン」の一環。映画は語学用に作られていないので、語学教材として非常に優秀。初学者以外が、語学用に整えられた語学番組、語学用に吹き込まれた教材から脱却するのに最適。日本で手に入る最上の言語磁場。テキストは主にスクリーン・プレイ出版のものを使用。その他の出版社のものも希望があれば採用する。現在採用のテキストは、「スピード」「ワーキング・ガール」。

素読舎/根石吉久 更埴市小島3137
メール ax9y-nis@asahi-net.or.jp
ホームページ http://www.asahi-net.or.jp/~ax9y-nis
C phone 090(3316)4180



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