皆様の回転ぶりを拝見はしていたのですが こちらへのおじゃまははじめてとなります。
Jackieです。 よろしく。
>片道45分の所にある総合病院からタクシーが迎えに来て、胃と十二指腸潰瘍と高血圧の検査に行った。 帰りも同じタクシーが家まで送り届けてくれる。 豪勢なサービスである。 この往復90分の間、女性タクシー運転手とドイツ語でしゃべりづめだった。 我ながらびっくり。 テキストの4課もほぼ終わり。 ここまでの既習の単語数をしらべたら、動詞が100、名詞が225、形容詞と副詞が各50程、その他(疑問詞や接続詞など)が約50、その他の慣用表現が30程。 合計500程の単語数である。 もちろん日常生活で覚えた単語や表現もあるけれど、単語数1000には到底満たない。 手持ちの駒は数少ないが、十分に活用すればかなりの事が表現出来る。 もちろん複雑な世間話が出来るわけではない、十分に回転しきれていない文や使いこなれていない語は当然怪し気ではある。
それでも会話の間が持つのは回転読みで基本文型や文法などが身についてスラスラ化している為に、即座の応用力がついている為ではないかと思う。 聴解は磁場の磁力が助けてくれるので、架空のシチュエーションで会話するのとは格段に理解度が違う。 キーワードだけで話の内容が把握出来る事がしばしばある。 話手の言葉そのものだけでなく、5感6感を総動員して理解している。 身についた表現は日本語や英語を介在させないで口をついて出て来る。 女性名詞でNominativ
(日本語では第1格か?)だから定冠詞は"die"などと頭の中で手間取る事もない。
Naimaさん 往復90分の間 ドイツ語で話しつづけていたとは すごいことです。
たしか ドイツ語学校で3ヶ月? 計320時間+ 自宅学習5時間あまりのあと
回転読みをはじめられたのですよね。
ドイツ語学習をはじめられてから どのくらいになりますか?
アメリカの語学学校または 大学留学に通う人をみていて
1年たっても二年たっても話せない人は本当にザラにいます。
90分というのは 本当にすごいことです。
Naimaさんのドイツ語学習遍歴 回転遍歴の時間 期間 方法をもう一度 示していただけないでしょうか? 語学学習者の道しるべとなりえます。
>回転読みをやってみて以来、語学学習ですべきは実に単純な事なのだと実感した。 学校でも塾でも自宅でもこれは同じだろう。 必要最低限の音作り、文字が不要になる程の音読。
本当にそうですね。 音作りと音読 イメージ化 身体化 これが火種となる。
実はいま おちこんでまして。
生徒が東京に引っ越すので 向こうでも英語を続けるために 今大手の英会話学校に体験にいっています。 「はんこもっていくんじゃないよ。その場で契約せずに いくつか学校へ言ってから決めます。というんだよ。」と アドバイスをしつつ送りだしています。
今日その体験レッスンの報告をしてくれました。
講師は日本人。もちろんすべて英語。 楽しかった。
学習したのは過去形 絵カードを使いながら "You are Lazy. When did
you clean your
room?"
"last month" "yesterday." と過去形と過去の副詞の勉強。そして ペアワーク。立って会話。
げ、なつかしー。と その学校に勤務していた私は自分の昔の授業を思い出していました。
すべて英語。ハイテンションで生徒をのせていく。楽しく コミュニカティブに。
ベテランの先生方もいらして その人達の授業はそれは見事なものでした。 導入などが実にうまい。わたしなど足元にもおよばず 学ぶところがいっぱいでした。
教え方の研修は4日の新人研修 そして翌日からは実地でした。(マニュアルもありますが。)
留学帰りのちょっと英語がじゃべれるあんちゃん、ねえちゃんを たかだか4日の研修で教室にだしてしまう英会話学校、、それで 高い料金をとるのですから 実にこわい。
そういう英語を英語で教えることが あるとき時間の無駄におもえたのです。
先のベテランの先生に教わった生徒の二年後、、果たしてどの程度上達しているのか。
たまたま 従弟がその先生にならっていましたが 一年半後にやめました。
英会話学校は一年から二年で辞める人が多い。 モノになって辞めるのかというと?
生徒は英語だけの授業の雰囲気 外国帰りの先生のもつ空気
またはネイティブの ”生きた英語”などにふれながら
アメリカの湯気に惑わされている。 いや実は英語の上達など目的ではなくて 湯気そのものが
目的なのかもしれない。
一クラス4人ぐらいのレッスン50分に 一回5千円も払っているのにです。
(入会金0円 今がチャンス! そして月謝袋でなくてクレジット払いだからお金を支払っているという感覚が薄い)
話しがとびました。
すみません。 今日 体験入学にいった私の生徒も まどわされてかえってきました。
いつもの私の授業がけっしてつまらないというわけではないとおもいます。
メインはいつもかいているような基礎訓練です。ときには 昔つちかったコミュニカティブ法もいれますが 教科書を音読したり 基礎構文を入れ替えしたり 口で英作文や 1分間トークの訓練をしたりです。HWも音読、筆写 中学レベルの復習の問題集。英作文をだします。
1時間半 ときには4時間ぶっつづけで授業をしても あっという間と感じてくれる生徒がほとんどです。
今日は生徒の 体験入学の感想をきいて 空しくなってしまったのです。
(1レッスン5千円? 私に払えよその金!)
根石さんが 以前 「素読舎の生徒が留学をしてかえってくると 素読舎でつちかったことなど
まるでなかったような 顔をする、、」と書いていましたが
私も 向こうに渡った生徒 そして ネイティブのクラスに手放した生徒が 似たような感じをうけることがあります。
これぞ私の不徳のいたすところなのかもしれませんが、
基礎作りなど ばからしいと 時に思います。 「語学学習ですべき基本は実に単純な事なのだと実感した。 学校でも塾でも自宅でもこれは同じだろう。 必要最低限の音作り、文字が不要になる程の音読。」
わかってもらおうとする私がばかなのか。認めて欲しいなんてこどもだなあ、、。
以上 「仕事なんだから 愚痴は言うな」とNaimaさんのお叱りをお待ちしています。
>Naimaさん 往復90分の間 ドイツ語で話しつづけていたとは すごいことです。
もちろん、私が一方的に話し続けていたわけではなく、運転手さんと会話し続けていたと言う事なのですけど、それでも、かなりの事が話せます。 使える単語は5〜600語程度、過去時制などは極く少ししか使えないので、ほとんどが現在形の会話。 接続詞はand とbutだけ。 それでもかなりの会話が出来ます。 すごい事だと思いました。 私が中学3年の時、こんな風にしゃべる事は到底出来なかったですから。
最初、「病院はどこにあるんですか?」「何十分くらいかかります?」「S-Bahn(市内電車)の何駅に近いですか?」「駅から遠いんですか?」「大きい病院なのですか?」など型通りのドイツ語で質問していましたら、運転手さんが「ドイツにはどれくらいいるのですか?」と聞いて来たので、夫がハンブルクで働いている事、ハンブルクが気に入った事などを話し始めました。
もちろん、慣れていない名詞は冠詞を間違っていたり動詞の時制変化が間違っていたりします。 けれど、稚拙ながらかなりの事が表現出来ると感じました。 相手はネイティブスピーカーですから、私の単純で稚拙な話を膨らませてくれ、いろいろ質問もしてくれますので、会話が途切れる事はありませんでした。 磁場にいる強みで、日本でドイツ語を学ぶ場合よりも聞取りはかなり良い様に思います。 運転手さんは、もちろん言葉を選んで比較的ゆっくりと喋りかけてくれていたはずですし、聞き直す事もやさしい言葉に言い換えてもらう事も出来ますので、理解度はさらに高くなります。
英語に直してみると、中学生1〜2年レベルの会話だと思います。 とても長くなりますが、ちょっとやってみますね。
"We come from Osaka Japan." "Do you know Osaka?" "Osaka is a sister city to Hamburg." "I am happy, because Hamburgers eat a lot of fish. And we can buy fresh fish in the Fischmarkt." "Do you eat Sushi?" "There are some good Japanese restaurants in Hamburg." "I usually cook Japanese food, but it cost me a lot." "Oh, you can make tempura?" "Japanese food is healthy."などなど
"My hasband works in Hamburg. We like Hamburg very much. There are
a lot of trees." " The weather in Hamburg is not very good, but I like
summer in Hamburg." "It is too hot in summer in Osaka. I don't want to
go back to Osaka in summer."
"Today is sunny. It is not always like this in winter, right?" "I
want to go for a walk, if I am not very ill."などなど
"How many hours do you drive?" "I am surprised, because there are a lot of woman taxi drivers and bus drivers." "There are a lot of homeless people. Not enough jobs?" "You don't pay for schools and universities. In Japan, education costs a lot." などとかなり怪し気なドイツ語でしたが、社会問題についてだって話しました。
"What is that building?" "A concert hall?" "Who is that man in front
of the hall?" "Oh Brahms" と音楽の話しもしましたし、ゲーテやハイネの事、ロミーシュナイダーについても話しました。 勿論、私のドイツ語は、Rommy
Schneider is very famous.
She is popular. She is beautiful. She died. She was a girlfriend of
Alain Delon."など単純なものです。
もし、中学生が学校で、音読などの反復練習でしっかり文法を「身体化」してサブスティチューションドリルや自由作文をいっぱいやらせてもらえる事が出来、またその添削文や例文を音読する、と言う授業の繰返しをやっていたら、中学生の語彙力と文法力でもそうとうの会話表現が出来るはずだと思う様になりました。
反復練習とサブスティチューションドリルは大切です。 それと磁場にいると言う事で、いろいろな情報を得ている事も会話を助けてくれていると思います。 これは話す内容がある、と言う事でもあります。
"We come from Japan"と書いて、英語だと"We are from Osaka."となるべきだったと気がつきました。 ドイツ語では"Wir
kommen aus Japan" (直訳英語は "We come from Japan."です) こんな風に磁場のない言語は、いかに長くやって来たとしても数カ月でガタガタになってしまいます。
Jackieさん、皆さん、話が長くなりすぎてしまうと思うのですが、ご容赦下さい。
Jackieさんに励まされて、私のドイツ語学習経験を書きたいと思います。 これは素読舎の回転読みの被験者としての義務だとも思いますので、がまんして下さいね。
私の夫のハンブルク転勤が2000年3月です。 この年は5月、8月、10月と各2〜3週間ほどハンブルクに来ました。 旅行者に毛の生えた程度です。 もちろん英語で押し通しておりました。
2001年1月〜4月、8月〜11月、をハンブルクで、残りを日本で過ごしました。 日独半々の生活です。 1月にすぐドイッチェ インスティチュートと言うドイツ語学校に入学しました。 毎週月曜〜金曜の8時30分から1時まで、休憩時間30分をはさんで4時間の授業でした。 初級コースは80日間(320時間)で終了です。
授業内容は文法の講議が主体です。 モデルダイアローグやちょっとした文法ゲームなどのアクティビティーはありますが、意外な事にほとんどが、黒板をつかって先生が講議する形式でした。 ただし、ダイレクトメソッド(ドイツ語でドイツ語を教える方法)なので、日本の英語授業とは比べる事は出来ません。 質問や事情があれば、たとえ一日目からでもドイツ語で聞くより他にすべはありません。 移民の人達や留学生が主のクラスなので、ブロークンながらかなりしゃべれる人がいます。 その人達の質問の仕方を耳をそばだてて聞いていて真似する毎日が続きました。
まず第一日目に覚えたのが、"Toilette gehen" (トイレに行く)"kaputt"(故障)です。 1授業が90分の時もあるので、中座してトイレに行く時、先生に見とがめたりされると、"トイレ行く"と断るわけです。 学校には古いコーヒーの自動販売機が設置してあるのですが、これがよく壊れており"kaputt"と貼紙がしてあります。 休憩時間にコインを入れたのにコーヒーも出てこないしお金も戻ってこない時に、教務室へ行き、"Cafemachine kaput"(コーヒー機械、故障"とだけ言えば、お金を返してくれるのです。
次ぎの週には"Ich habe keine hausaufgabe gemacht."(宿題やってません)を覚えました。 こういう類いの表現は磁場にいると覚えるのが早いのです。 ただし 究極のサバイバルドイツ語です。
話が脱線してしまいました。
プライベートレッスンは別として、ハンブルクには4種類のドイツ語学校がありますが、どの学校も基礎過程では、Themen Neu と言うテキストを使っている様です。 この教科書は30課からなり、文法を系統的に効率よく学べる様に構成されています。 ちょうど中学と高校の英語の教科書を1つにまとめた様なテキストです。 私の通った学校ではこのテキストを320時間で終了してしまうのです。 2日に1課のペ−スです。 うろ覚えですが、基本の語彙数は2300程度だったと思います。
準拠ドリルは家での宿題になり、翌日答えあわせだけ学校でします。 毎週月曜日は45分の「小」テストがあります。 次ぎの日の為に単語をしらべたりしておかないと、授業に遅れてしまいますから、家事をあたふたと済ませて、勉強にばかりかかっている毎日でした。
そういうきつい学校でしたのに、私は自宅へ帰れば日本語ですから、なかなか会話につながりませんでした。
素読舎とのおつき合いが始まってしばらくして、はた、と気がついた事があります。 ドリルはいちいち自分で考えながら解答などせず、初めから解答を丸写しし、それをひたすら音読しておけばよかったのです。 復習も教科書の音読を中心にやっておれば、それほど苦しい思いをせずに授業について行けたのに、と思います。
40日間の初級の1学期を終了して、3ヶ月帰国。 その間は英語学校へ通っていましたので、夏にハンブルクにもどった時には再び一から初級を受講するはめになってしまいました。 すなわち、自主落第です。
2002年春に初級を終了。 今度は3ヶ月帰国している間に、週一回のドイツ語のプライベートレッスンを受講して、習った事を忘れない様、初級の復習をサブスティチュ−ションドリルを中心にやっていました。 しかしこの年の夏にハンブルクに戻った時も、会話は出来ませんでした。 簡単な読物ならば、文法書を読み返したり辞書を引いたりしながらであれば、なんとかわかる程度でした。 ちょうど、英語があまり得意ではない高校3年生と同じレベルだったと思います。
回転読みを始めようと思ったのはこの頃です。 本当は英語でやりたかったのですが、英語落ちこぼれ高校生が、素読舎流の学習法でどこまでしゃべれる様になるのか、ちょっと自分を被験者にして試してみたい気持ちがあった事も手伝ったからです。 それに、これ以上ドイツ語学校に通うより、まずやるべき事は既習事項を反復練習して身体化する事だろうと心の奥底でじんわりと感じていたのです。
それでドイツ語学校の中級コースには進まず、プライベートレッスンを週2回受講する事にしました。 なぜプライベートレッスンを受講したかと言うと、自分の作文の添削をお願いしたかったのと、児童小説(小さい頃からエ−リヒ ケストナーの小説が好きだったので)をドイツ語で読む時に、朗読をテープに吹込んでもらいたかったからなのです。
磁場持ちとはいいながら、日がな一日、ドイツ語のテレビ番組を見ているわけではありませんでした。 そうすれば上達も速い事は解りますが、私はハンブルクにドイツ語だけを学びに来ている身分ではありません。 ドイツ語と英語が氾濫している職場から疲れて戻って来る夫は、やはり日本のテレビ番組で息抜きしたいわけです。 当然、自宅で2人でドイツ語でしゃべるなどという様な事までするつもりはありませんでした。 もともとテレビはあまり見ない方なので、昼間は英語のペーパーバックを読んだり、好きなジャズを聞きながら趣味の手仕事をしたりする毎日でした。
友人の娘息子達が何ヶ月も我が家にホームステイしたり、日本からの泊り客も本当に多かったので、その人達の観光ガイド役や下宿屋のおばちゃん役をしている間は、ドイツ語の勉強の為にテレビやビデオにかじり付いているわけにも行きませんでした。
唯一、磁器絵付け教室では朝から晩までドイツ語だけの環境でしたが、これも皆、黙々と作業するだけなので、会話を試す場にはなりませんでした。 磁場にいるメリットを最大限に生かす事の出来るライフスタイルは、私の場合、すこし無理でした。 これは言い訳ではなく、立場上、日本人社員や駐在員とのお付合いが主にならざるを得なかった事情があるのです。
回転読みを始めたのは確か、9月の半ば頃からだったと思います。 その頃にホームステイしていた友人の娘息子達が帰国したのです。 しかし、先にも書いた通り、泊まり客
や来客の大変に多いのと旅行の機会も多かったので、途切れ途切れの細切れ回転でした。 一日にする量にもムラがありました。
去年の24日に帰国してから体調を崩し、先月の下旬まで寝たきり同然で過ごしたので、今年の回転はかなり出遅れています。
そんないい加減な回転状態だったのですが、文法が身体化する事が会話力に深く係わっている事を体験する事が出来たと思います。
磁器絵付け教室ではドイツ語しか通じません。 それでずっとドイツ語に堪能な友人と一緒に通っていたのですが、回転読みが3課に入る頃だったと思いますが、その友人が「あなたドイツ語をセンテンスでしゃべる様になってるわよ」と言ったのです。 しばらくして、絵付けの先生が私に直接電話連絡をくれる様になりました。 それまでは、友人を通して言付けされていました。
もちろん、絵付け教室で世間話の様な高等な事をしゃべれていたわけではありません。 「今日はこの絵を描きます」「ここは違う色と模様でもいいですか」「今日は早く帰ります」など必要最低限の意志をドイツ語で伝える様になっただけです。 それでも先生はドイツ語で意思疎通が可能になったと看做してくれたのだと思います。 この頃から、友人と一緒にではなく、1人で教室に通っています。
1課は自己紹介が中心のダイアローグ、2課では買い物、3課では外食がテーマのダイアローグと語彙が中心です。 これらは回転読みでかなり「スラスラ化」しているので、買い物、旅行、外食、の際はドイツ語で事足ります。 この当りのドイツ語は、旅行ドイツ語のダイアローグを丸覚えするだけでも、十分です。 確かにそれで十分ですが、文法をきっちり学習していないと応用力がつきません。 回転読みなどで文法とモデル文を身体化、スラスラ化していないと、即戦力がつきません、
今日やっとテキストの4課までの回転を終わった所です。 4課では基本的な動詞と時間、助動詞(ドイツ語ではmodal
verb、動詞と同じく時制や代名詞によって変化します)を習います。 can, may,
should, must などが使える様になると、会話の幅も広がりました。ドイツ語の動詞の用法はややこしいのです。 前置詞につづく名詞の変化も複雑です。 けれど、何度も同じ事をいいつのってしつこい事ですが、回転読みで文法や構文/語法などを身体化しつつあるので、頭だけで理解していた時とはまったく違い、応用力がついています。 タクシーでの会話は、私にとって回転読みのブレークスルーになりました。 これだけのドイツ語でこれくらいの会話が出来るんだ、もっと回転読みに精を出したい、と思う様になっています。 ドイツ語磁場にいると、回転読みの成果がすぐに試せると言う事は大きな励みになっています。
磁場のない場合には、既習の文章をつかった自由作文をいっぱいさせて、添削したものを音読したり回転読みさせたりするのがいい様に思います。 入門者や初級の人達にはあれやこれやと教材を使わないで、中学高校の教科書を徹底的に使い切るのがいいかもしれない、と思っています。 学生は英語以外にしなければならない事が山ほどあるし、出来るだけシンプルなレッスンがいいですね。
テキストをスラスラ化できる様になってから、文法事項を教える。 substitution drillをい〜っぱいさせてそれもスラスラ化するまで音読。 その後は自由作文をいっぱいさせる。 其の場合には必要だと思われる用語などは先に与えて置く方がいいかも。 解らない単語があればその都度、先生に尋ねるも良し、辞書を引くも良し。 それも添削したものを、スラスラ化するまで音読。
応用編は、 関連の記事や短い読物があれば与え、それについて作文をさせる。 先生が添削して返し自宅で音読。 教室でそのテーマについて話し合ってみる。 先生は覚えておいた方がいい言い回しや用語、気をつけるべき間違い、などを黒板に書き出して、授業の終わりに簡単に解説。 生徒の質問を受ける時間も設ける。 ミニディスカッションクラスです。 無理な様にも思えるのですが、確かNew Crown の2年だったかにスピーチが出ていて、私は随分感心した事があるのです。 中2レベルの英語でも身についていれば、これだけ内容のある事が話せるのだ、と。 3年までの教科書がきちっと身についていれば、相当な事が表現出来ます。 まして高校3年までの教科書の内容が身についていれば、どれだけすごい英語の使い手か。
磁場のある所では「必要に迫られるからしゃべれる様になるんだ」とファジーな事を言う人達がいますが、必要に迫られて焦っているだけではしゃべれる様にはなりませんよね。
やはり机上の練習が必要です。 磁場にいてもぜったい必要です。 基礎文法の受肉化と豊富なsubstitution
drillの回転読み。 これがなければ、いくら必要に迫られても、一言も発する事が出来ません。
私は、中学英語の料理法はまだまだいくらでもあると思います。 それを会話力につなげてやる事も不可能ではないと思うのです。 英語塾で長らく"Let's Go"を使っていました。 レベル3あたりから作文が出て来ます。 とても単純な作文で、ほとんどテキストのモデル文のsubstitution drillに近いです。 それでも「ぼくは月曜日に英語教室に行く。 水曜日にはピアノのレッスンに行く。 日曜日は暇」程度の英語でも、実際の会話で使える人達はなかなかいません。 私はこの作文をもっと音読させてやればよかったと後悔しています。
これらの学習を基礎にすれば、6〜7人のクラスなら、講師が巧妙に聞き出してやったり、興味のある事を引き出してやったり、話題を提供してやったりする事で30分や40分の会話は出来る様になると思うのです。 講師の会話力と力量が問われはしますが、決して叶わぬ夢ではないと思うのです。
Jackieさんのおっしゃる様に、英会話学校は4〜5日の「研修」で1〜2年アメリカだかカナダだか英国だかで、語学留学だか遊学だかしてきただけのおね〜ちゃんを講師として教壇に立たせています。 年柄年中、塗り絵ばっかりさせている教室も知っています。 私が努めていた大手の児童英会話学校のフランチャイズ教室のいくつかはそうです。 何の脈絡もなく、曜日や月の名前とか果物の名前とか動物の名前を教えてお茶を濁している所もありました。 パートナーのネイティブスピーカーと友達付合いが出来て、自分が只で英語が学べるのが「メリットやわね」と言ってはばからない、とんでもね〜ちゃんもいました。 そいつがカッコつけて持ってる英字新聞を丸めて、頭をはたいたろか、と思うくらい。 電車の中で英会話学校の講師らしき日本人と英語人(何人か知らない)がしゃべってて、英語人の方が「時間給は安いけど、授業に責任もたされたり、外部の研修に行かされたりするのも気が重いので、安くても気楽な所の方がいいんだ」と言ってて、日本人の方が「どうせ生徒の方もサロン気分で来てたり、外国人と知合いたいだけのも多いからね」と答えてた時には、電車ごとひっくり返したろか、と思うくらい腹がたちました。
でも、ジャッキーさんやNaimaさん(^^;; みたいに研究熱心で自己研鑽に励んでいる講師も中にはいましたよ。
書きすぎ...
初めまして。
私は英語の磁場に長年住んでおりますが、仰る様に必要に迫られたからと
言って、しゃべれる様になるものではないと私も思います。
やはり机上の練習があってこそと思います。何処にいても必要ではないでしょうか?
私は英会話学校に行った事がありませんが、講師がNaima,Jackieさんでしたら
高い授業料を払っても行きたい。それだけの価値がある事は、掲示板への
投稿ではっきりわかります。
Naimaさん、書きすぎとありますがそんな事はありません。
何時も書きこみを楽しく拝見しています。
私にも同じような文章能力あれば、、、半分分けてください。
>Naimaさん 早速のお返事ありがとうございます。
書きたいことがいっぱいでてきたのですが 順をおってつづって見たく思います。
>英語に直してみると、中学生1〜2年レベルの会話だと思います。 とても長くなりますが、ちょっとやってみますね。
"We come from Osaka Japan." "Do you know Osaka?" "Osaka is a sister
city to Hamburg." "I am happy, because Hamburgers eat a lot of fish. And
we can buy fresh fish in the Fischmarkt." "Do you eat Sushi?" "There are
some good Japanese restaurants in Hamburg." "I usually cook Japanese food,
but it cost me a lot." "Oh, you can make tempura?" "Japanese food is healthy."などなど
以下略
これだけ話せりゃ本当たいしたもんです。ドイツにいかれるまで ドイツ語の知識はなかったのですよね? 欧米留学をして 普通に英語で英語を勉強してこれだけ話せるようになるか? 否。
私は 私の教室の体験入学や 英会話のコツセミナーなどで 中学一年程度の構文をつかった英作をさせます。 20問中5,6問正解の人がほとんどで 多い人でも12,3問です。
ほとんどの人の基礎がぼろぼろなのです。
なのに英会話をしたいだあ?
ちゃんちゃらおかしい。 英会話は 英作文だぞお。
大学受験をおえた 大学生がNaimaさんが話したぐらいのことを話せるかというと?です。
難しい大学受験をクリアしているのにです。
英会話学校で 医大生などが初級クラスにいました。 彼らの英語の偏差値は高かったはずです。
そりゃあ 高校までの英語の授業と予備校での英語で 英語を読む力はついているというかもしれない。 論文を読んだり 書いたりするのには遜色がない。というかもしれない。
本当にそうか はなはだ疑問なのです。
英語を頭から読み下していく能力がついていません。 多読や たくさんの英語論文をよむことで
それは身につくか? たしかにつきますが。
まずは 英語を頭から理解するくせをつけてから 今の高校でやるような文法解析 英文解釈をやったほうが 英語はずーっと面白い。
多くの人(高校生,大学生社会人)は英語は読まなければならないから読む 読みたいから読むのではない のではないかと推測します。しかし 私の生徒達は 皆英語を読むのが面白いと言います。 もっと読みたいと。これは 中学英語の徹底理解と血肉化がおこすものだと考えられます。
>もし、中学生が学校で、音読などの反復練習でしっかり文法を「身体化」してサブスティチューションドリルや自由作文をいっぱいやらせてもらえる事が出来、またその添削文や例文を音読する、と言う授業の繰返しをやっていたら、中学生の語彙力と文法力でもそうとうの会話表現が出来るはずだと思う様になりました。
反復練習とサブスティチューションドリルは大切です。
そうですね その通りです。
>授業内容は文法の講議が主体です。 モデルダイアローグやちょっとした文法ゲームなどのアクティビティーはありますが、意外な事にほとんどが、黒板をつかって先生が講議する形式でした。 ただし、ダイレクトメソッド(ドイツ語でドイツ語を教える方法)なので、日本の英語授業とは比べる事は出来ません。 質問や事情があれば、たとえ一日目からでもドイツ語で聞くより他にすべはありません。 移民の人達や留学生が主のクラスなので、ブロークンながらかなりしゃべれる人がいます。 その人達の質問の仕方を耳をそばだてて聞いていて真似する毎日が続きました。
プライベートレッスンは別として、ハンブルクには4種類のドイツ語学校がありますが、どの学校も基礎過程では、Themen
Neu と言うテキストを使っている様です。 この教科書は30課からなり、文法を系統的に効率よく学べる様に構成されています。 ちょうど中学と高校の英語の教科書を1つにまとめた様なテキストです。 私の通った学校ではこのテキストを320時間で終了してしまうのです。 2日に1課のペ−スです。 うろ覚えですが、基本の語彙数は2300程度だったと思います。
320時間の集中レッスン。これは効きますね。いや 語学をやるときに はじめに勢いをつけてある程度のことまでをやってしまうことは必要なのだと思います。学校では週3時間、英会話学校でも週に二時間余りのレッスン。これでは いっこうに 飛行機はとびたつことができません。
320時間といえば 中学三年間の英語の授業とほぼ匹敵します。 磁場でないところの三年間にわたっての320時間。 これは語学をやる上で致命的に少ない時間、そして 夏休みや冬休みなどをはさみ 学習したことを 忘れてしまうのも あたりまえといえるほどです。
この環境下で 英語力をつけるとしたら 教科書音読を続けることを指導するほかないとおもいます。しかし 学校の授業の中ですら 音作り 音読がじゅうぶんになされていないので
よほどの英語好きの生徒でないかぎり 短調に思える繰り返しの音読を続ける生徒は少ないのではないでしょうか?
また 日本で ダイレクトメソッドをもちいても 余り効果はない。
中学の英語が身体化がしっかりとできてから 英語を英語で教える英会話学校
または身につく良くつくとうたっているネイティブのみの学校にいくのなら いいでしょう。
それでも 机上の練習(といっても机の上だけではなく音読や 英作 ドリルなど)を手放してしまったら上達はない。
ネイティブのみの英会話学校にいって 机上の練習を手放してしまう人のナンと多いこと。
短期留学にいって 英語が通じたからと言って 基礎をばかにしてしまう人もいます。
中学の基礎を身についていたから 向こうにいって すこしブレイクスルーがおきたのに
向こうにいたから 話せるようになったと勘違い。
違うって! 向こうに行って 間違いをおそれずに話せるようになっただけだ。
ホームステイして 英語を使わなければならない環境にいったから その必要性から 話す度胸がついただけだ。おっと その前に 私の授業で少しでも身体化していた英語が磁場の作用ででてくるようになったのを 忘れていないか?そこの君!
ホームステイだって二月もすれば 最低限のサバイバルイングリッシュで すんでしまうこともあり 机上の練習(いいたいことを前もって英作する、そして 構文のインプット)などを続行しなければそれ以上の上達は望めない。
私は 昨日英会話学校の体験入学を受けた生徒が それに惑わされているのに落ち込んでいるのです。1時間のレッスンに5千円もかかるというのに!(小人数クラス4ヶ月と単価の安い 海外旅行英会話のグループレッスン週1回月9000円をあわせているので 一年トータルでわると一見おトクにみえる。たくみなセールストークとともに)
まだやっと中学二年がおわるところなのに 英会話学校で 過去形を英語でならってよろこんでんじゃないぞ。 ここにでてくる基礎ボキャブラリーは テニスをした 公園に散歩 風呂にはいった バスケをした、、朝食をたべたなどだ。
食べる 寝る 飲む などの単語は必須としても 野球をするだ トランプをするだあ 子供っぽいボキャが満載だ、 大人に則した単語というものがあるだろうが。
(私は アルクの起きてから寝るまで英会話(花に水をやる、ゴミをだす。 ファイルする、コピーする。着替える)を 長崎げんや式ドリルしています。)
ああ この生徒も 英語のみの雰囲気にまどわされて しまうのか?
私の授業に1レッスン5千円もはらっていないのに エイカイワ学校のレッスンには払うというのか?
すんまへん 私の力不足でしょうね。私の授業が英会話学校より魅力のない授業ということなのでしょう。
英会話学校に嫉妬してるだけです。
英会話学校の一つの盲点は 英語が話せないだけのいい大人(高校生以上)を子供扱いしてしまうことです。 一部のネイティブなどは 生徒にはさとられないですが 生徒を子供扱い、小ばかにした扱いをします。
はじめまして。
いつも言い過ぎ書き過ぎて、送信した直後から激しい自己嫌悪に陥ってしまうのですが、翌日になると性懲りもなく投稿し、また反省する悪循環を繰返しながら生きております。
少し前にも書いたのですが、あんまりうるさい時には「このドスカタン!」と一言お声をかけて下さると、ハッと正気に戻ると思いますのでよろしくお願い致します。
Naimaがいい先生だ、と言うのはうそです。 ちょっと冗談が過ぎました。 すみません。 Jackieさんがいい先生だと言うのは本音です。
ドイツ語の予備知識はまったくないままにドイツ語学校に入学しました。 以前、大風呂敷で「英語がドイツ語修得に役立つ事はない」と投稿したのですが、今回、じっくり考えてみると役に立っていたと思います。
文法講議では、ドイツ語の文法用語が英語と酷似していたので理解が楽だった事、それと
独英/英独辞書をつかっていた事です。(辞書を持っていなかったのでハンブルクの書店で購入したのですが、独和辞書は売ってませんでしたから)
今よりもっとドイツ語磁場に触れる時間がながかったにもかかわらず、回転読みどころか音読もろくにしなかった頃には、買い物でも商品を指さして"Das, twei, bitte" (This, two, please"しか言えませんでした。 言い方は知ってはいたのです。 知ってはいたのですが、身体化していないと即座に出てこないのです。
>ちゃんちゃらおかしい。 英会話は 英作文だぞお。
私もそう信じてます。 まったくその通りだと思います。
>320時間の集中レッスン。これは効きますね。いや 語学をやるときに はじめに勢いをつけてある程度のことまでをやってしまうことは必要なのだと思います。学校では週3時間、英会話学校でも週に二時間余りのレッスン。これでは いっこうに 飛行機はとびたつことができません。
習った事が全部身についているわけではなかったのですが、これだけの事を一通りやってしまっておくと、後で自学自習が可能になると思いました。
手許に修了証がありますが、私の成績は(5段階評価です)筆記も口答も日本流で言えば "3" 英語が3の生徒って、「文法はわかって無いわけでもないけれど頭の中で整理がついていない、それに反復練習不足で構文がすぐに出て来ない」私のドイツ語みたいな状態なんでしょうね。
こういう生徒達は、Jackieさんの指導法で起死回生すると思います。 絶対。 「英語ぉ〜? 訳ワカメ〜、意味トロロ〜」レベル(1〜2)の生徒は、まず教科書をスラスラ読める様に指導してやる事から始めるといいのだと思います。
>この環境下で 英語力をつけるとしたら 教科書音読を続けることを指導するほかないとおもいます。
ほんとにそうですね。
>また 日本で ダイレクトメソッドをもちいても 余り効果はない。
私もそう思います。 中学英語の身体化も出来ないままの週2〜3回 一回に1時間程度では、講師の自己満足に終わってしまう様な気がします。 学校でこれを採用すべきだとの意見をたびたび耳にするのですが、それこそ英語だけで1時間をもたせる力量のある先生を探すのが大変。 ネイティブスピーカーの講師と総替えしないといけなくなったりして...
>ホームステイだって二月もすれば 最低限のサバイバルイングリッシュで すんでしまうこともあり 机上の練習(いいたいことを前もって英作する、そして 構文のインプット)などを続行しなければそれ以上の上達は望めない。
いちいち納得です。 ハンブルクにColonと言う語学校があります。 ここでは、たくさんの日本人がドイツ語を学んでいます。 中には「語学留学」の名目で、大学の夏休みなどを利用して、ドイツ人の経営する朝夕の食事付きの下宿屋に滞在して、集中コースを受講いる人達も沢山います。
確かにサバイバルドイツ語は上手です。 「今日は夕食は外で食べるのでいりません」とか... でもこんな表現は学校で習ったものではなく、先輩ルームメートなどに教えてもらったものなのです。 それでも「軽い」人達はドイツ語が通じる気になっているし、ドイツ語をまったく知らない日本人は「ほぉ、さ〜すが〜」と感心したりしますよね。
私の母など「うちの娘はドイツ語が流暢で、もうドイツ語だけで暮してるみたい」とか近所で吹いてます。(滝汗)
そんなもの会話ではありませんわね。 私の「コーヒー機械、壊れ。 金、返せ」と何の変りもありません。 サバイバル ドイツ語だったら「外、食べる。 今日。 ここ、飯くわない」でも通じるし〜
>私は 昨日英会話学校の体験入学を受けた生徒が それに惑わされているのに落ち込んでいるのです。
「結局自分でどれだけやるかが勝負の決手なんです。 徹底した反復練習と音読、作文が主体の授業です。 覚悟してやって下さい」などと地味な本音を言うと、生徒は来ないですよね。 「外人さん」とか「留学経験のある日本人講師」とかは、どっか華やかな雰囲気があるねんやろな... 私が英会話教室をやってた時、体験レッスンの後、お母さんに「せんせ、英語はアメリカで?」と聞かれて「ずっと日本で」と言ったら、絶句されてしまい、結局その子は他へ行ってしまいました。 ったく、落込みますよね。
15〜6年前、資格欄の記載は「珠算検定3級」だけやった私を採用した英会話学校は、見る目があったのか、ええ加減やったのか...