【6501】
【タイトル】Naima さん
【 日時 】02/11/27 2:18
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



>今ドイツ語の回転読みをやっているのですが、音作りのコーチがおりません。 こちらの先生は、モデル発音をやってみせてくれるだけでコツが解らないので す。

 これこそ肝心要のポイントです。
 ネイティヴは、コツを言うことができないのです。
 私も明日からイギリス人に対して日本語のコーチをやる予定ですが、コツを言うことなどできないなあと思っています。コツというものは、外側から内側に切 り込むときの感触を言うのであり、外側に立たないと言えないのです。外側からなら簡単にわかるのに、内側にいると全然自覚不可能ななにかなのです。だけ ど、俺は、日本語の外側に立てていない。だから、エイミー(生徒)がたまたま上手に日本語の音を出したときをつかまえて、それ、どんな感じ? と聞いてみ ようと思う。イギリス版「一瞬般若」ができるかもしれない。
 「モデル発音をやってみせてくれるだけ」というのは、英会話学校の外人教師の100人のうち99人までがそうでしょう。「モデル発音」なら、複製音声教 材でも映画でも手に入る。何であれ、こっちが「モデル」としてしまえばいいだけのことだ。英会話学校の外人教師の「モデル発音」は、ライブで相手の口の動 きが身近に見えることくらいしかメリットはなかろう。

 「モデル発音をすること」と「音づくり」とは、非常に異なったものですが、これが見えにくいのです。
 発音をチェックして注意するとか、モデル発音をするとかのレベルでは駄目なのです。
 「音づくり」は、生徒の口の動きに音を受肉させます。それができなければ、「音づくり」の名が泣きます。



【6503】
【タイトル】「中庭」からの転写(1)
【 日時 】02/11/27 14:36
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



柳瀬さん(1)

 私は論点のいくつかは提示したと思っておりました。しかし、柳瀬さんは論点そのものにはほとんど触れられず、私の「文体」についての不快を表明されただ けです。それが私には非常に残念です。
 柳瀬さんが懸念されるような「反感」は私はすでにたっぷりと買っております。私は、先日書いたような「私立」のすかんぴんを身上として、いつもこの種の 「反感」という逆風に向かって歩いてきました。日本の英語教育のていたらくを言うのに、どんな「抑えた表現」が適しているというのでしょうか。「抑えた表 現」なんかで、本当に日本の英語教育のていたらくを言えるとお考えですか。どうか、本当に知っていただきたい。役人や大学に向けられるべき怒りは、いまだ 言葉にならずに日本中にくすぶっているのです。もし、それが言葉になるならば、人々のその言葉は簡単に私の行儀の悪さなど凌駕するのです。
 私は「公立の人間」というような考え方をしていません。私の批判は個々の教師に届いて終わるようなものであるとは考えていません。個々の教師が「あるべ き授業の姿」と「現実の授業の姿」との間に分裂して苦しむこと。その分裂のはざまにいる教師の苦しみを作り出しているのは、英語教育界に批評というものが 払底しているという一事です。研究あって、批評なし。その無批評という風土病を作り出しているのは、他ならぬ大学と文部科学省です。
 そんな大学や文部科学省に向けて、どんな丁寧な言葉づかいをしろとおっしゃるのでしょうか。私の怒りはほぼ煮えきっているのです。怒りそのものがいけな いのですか。その怒りを引き起こしている、「音づくり」ひとつまともにできない学校というものは厳然と存在しているではありませんか。そちらをきちんと問 題にされず、私の文体の行儀の悪さなどを問題にされているのを見ると、いやはやどうも大学の先生ってのはとんちんかんだなあと思うしかありません。



【6504】
【タイトル】「中庭」からの転写(2)
【 日時 】02/11/27 14:37
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



柳瀬さん(2)

 私は先日の文章で、「その場所からものを言わせていただくなら、少し行儀が悪くなりますが、次のようなことが言えるのです」として、「ことがねえ」「つ ぶれるんだ」「いやがる」「しやがって」「ねえのだ」「けつかるのだ」という種類の言葉を自分で客体化しておきました。決して生な感情をぶちまけたのでは なく、私の好きな下層階級の言葉で演じてみただけです。大学の先生なのに、その程度の客体化構造も読みとれないのですか。

 柳瀬さん、あなたが私の文体を不愉快に思うことはそれで結構です。私は大学の先生の趣味に合うようにものを書いている者ではないからです。しかし、はっ きり申し上げますが、私は世の中に生きてきて、英語や英語の授業や英語の教師たちに対する怨みの声をどれほど聞いてきたか知れません。そして、私ははっき りとこの怨みを言う人々の側に立ちます。決して文部省や学者の側になど立つ気はありません。
 私の行儀の悪さは、切れば血が出るたぐいの生き物です。私が英語塾をやって飲まされた煮え湯は大学のおさぼりが湧かした湯です。その煮え湯を飲まされ続 けた私の体と、私の文体の行儀の悪さとは分割できません。切れば血の噴く種類の行儀の悪さだと自負しておりますので、これに触られると、私は私の存在その ものを否定されたように感じるのです。文体というものは、そういうものではないでしょうか。柳瀬さんは、本当に文体というものをマナーの問題かなんかだと 思っておられるのですか。それとも、冗談を言われているのですか。
 私は煮え湯を飲まされた代償に、大学だの、大学にふさわしい品位だの、そんなものに何の遠慮もしないで生きる場所を手に入れました。そういう場所から出 てくるあの程度の行儀の悪さのいったい何が問題なのですか。本当に知りたいのです。教えてください。

 何度でも言います。日本人の日本語で育った口の動きを元にすえた、現場用の英語音声学を作らないでおさぼりを続けてきた大学の罪は深いのです。また、単 に発音を注意する程度のことではなく、「音づくり」という厚みのあるプロセスをスポイルし続けてきた日本の学校の罪は深いのです。その元締めに文部科学省 がありますが、そのあり方を大学の人間こそが批判すべきではないのでしょうか。それをさぼり続けているから、私塾の者が興奮して行儀の悪い文体のだんびら を振り回すような事態を招いているのではないのですか。
 単に改良を唱える程度のことを繰り返すのではなく、あなたのような立場におられる人こそ、日本の英語教育のていたらくを批評し、批判しなければならない のではないでしょうか。そこをさぼっておいて、人の行儀の悪さだけ指摘しているなんていうのは、ほっかぶりもいいところです。何が私の行儀の悪さを招いて いるのか、一度しっかりと胸に手をあててお考えください。

 行儀の悪い文体によって、ようやく言い当てているなにごとかはあるはずです。
 それを抑圧なさいますか。
 「喧嘩」という一語があるだけで、Jackie さんの投稿を削除された行為にあるのと同質の抑圧的な臭いを嗅いでしまうのは私だけでしょうか。



【6505】
【タイトル】鞍馬天狗さんこと
【 日時 】02/11/27 15:09
【 発言者 】Jackie

柴田さん こんにちわ。

英語教育だあ 英語学だあ、学会だあ、
いろんな壁は厚くげんなりしてきて もうやめたあ なんて思っていたところに(おまけに 風邪)
さっそうと 白馬に乗ってあらわれた!

私立の進学校の高校1年生は もう英語Uを勉強しているのですね。
公立中高との差はこれから 開くばかりですかね…。

>外部進学生の授業は英語Tの教科書を使い、同じようにやって
おりますが、彼らは中学のときに音の訓練をまったくといっていい
ほど受けておりませんので、一学期の大半をフォニックスと
基本的な発音練習に当てました。

>九州では指折りの進学校であり、卒業生の一、二割が東大に進学する

この環境で 一学期を フォニックスと音作りに当てるというのはまた
風当たりも激しかったのではと 想像しています。

しかし進学校であろうとも 公立であろうとも
今の学校に必要なのはEliotさんの 音作りの道にあるようなティーティングと基礎訓練です。 これがしっかりしていれば 受験にも英会話にも対応がで きる。 これなしにコミュニケーション実践もコミュニカティブ授業もありえない。難しい文法問題も 基礎ができていれば 解ける。理屈でなくてわかるよう になる。



【6506】
【タイトル】生徒さんからのうれしいメール
【 日時 】02/11/27 15:33
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



根石せんせい

昨晩は本当に失礼をいたしました。
実はこの週末に年に一度の50人規模の
ホームコンサートを控え(この狭い家で!)
その出欠の連絡が今週は多いため、
そのTELと勘違いしてしてしまいました。
本当にごめんなさい。

単語も文章も勉強としてやっていた時は本当に覚えられず、
カタカナ読みやローマ字読みでたどたどしく覚えていて
当然のこと覚え切れずいつも赤点をとり、苦労していました。
この世に英語さえなければ・・! といつも思っていました。

今現在は、その頃よりも格段に記憶力は衰えています。
そして白状しますが、とても今だに100回は読み込めてませんが、
驚くのは以前よりも確実に単語も文章も脳裏に残ってると感じることです。
それからほんの少しですが、聴き取れるようにもなっていることが
本当にびっくりです。

何でそらで覚えないで字を読みながら(見ながら)読みを繰り返せと
おしゃってるかも、ちょっとこの頃分かったような気がします。
私は今回始めるまでは、日本語とちがって英語は
読みと文字が一致しない言語だと思い込んでおりました。
日本語に外来語が多いのは、入り込み易いのは
読みと文字がきちんと一致するからで、
意味がなくとも分からなくとも文字にできるからだと思い、
英語にはその自由さと肝要さの持ち合わせが
ないんだと思っていました。

でも、文字を見ながら読みを繰り返す今は、
なぁんだ、文字の通りに読んでいるやんと感動します。
発音と文字は無関係だと思ったままで単語を覚えようとした
若い頃の自分が愛おしくなっています。
でも、学校の先生だって言葉の端々まできれいに
全部消えることなく真面目に読んでいたよなー。
教室の英語と、ビートルズの話す言葉や歌が
同じものとは絶対に思わなかったですもん。

努力の嫌いな私は、これまた始める前までは
数多くの繰り返しの行為は
拷問にも等しい作業と思っていたのですが、
思いがけなく楽しさもちょっと感じ始めています。
その割りには相変わらず回数を読み込めなく、
早くも落ちこぼれの要素が見え見えで情けないですが、
こんなにも努力しているのはやっぱり
人生で初めてのような気がするヨ。
努力できる自分も存在したことがうれしいです。





【6507】
【タイトル】スラッシュ訳
【 日時 】02/11/27 21:41
【 発言者 】sb

最近スラッシュ訳を一部入れたプリントで授業するようになりました。
スラッシュ訳を見ても日本語訳ができない生徒も一部にはいますが、スラッシュ訳から日本語訳ができる生徒というのはスラッシュ訳でも十分意味がとれている という実感を最近得ています。というのはスラッシュ訳をした後、あいもかわらず日本語訳をすると生徒が退屈するのです。当たり前か。。。
しかし音作りからは程遠い授業をしている自分がいます。自分の英語力をブラッシュアップさせること、音作りの時間を少しでも増やすこと、語彙の範囲を自ら 広げる大切さを感じています。
以前柴田さんよりいただいたジーニアスのあるレッスンのスラッシュ訳を参考に試行錯誤していきます。どこでスラッシュを入れるのかということなどまたいろ いろご教示いただければ幸いです。



【6512】
【タイトル】「鬼」から転写
【 日時 】02/11/28 4:18
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



元気に報告します 投稿者:根石吉久  投稿日:11月28日(木)04時03分46秒

 英語の勉強はなんにもしませんでしたあ。
 でも、今日はエイミーに日本語を教えるレッスンの初日で、おもしろかった。
 日本語を「技法グラウンド」で何度も読ませました。同じ文章を10回程度読ませて、一応の意味を英語で言おうとするのだが、どうにもうまく説明できない 日本語の言い回しがあって、気持ちは腸捻転。
 エイミーはでっかい二十歳の女の子で、私の背丈はエイミーの肩に届くか届かないくらいです。そんで、でっかい女の子なんだが、すごく恥ずかしがり屋で可 愛いったらないです。
 エイミーはなかなか日本語をしゃべらないのですが、日本語を軽んじているからではなくて、日本人に外人イントネーションを笑われたくないらしい。だか ら、たまにしゃべる日本語は、まるで日本人がしゃべっているような、見事な日本語イントネーションなのです。こいつは面白い女の子だと思っていました。
 しかし、「技法グラウンド」で何度も同じ日本語のセンテンスを読ませると、少しずつ外人イントネーションが現れてきて、エイミーは恥ずかしがったり、読 み間違えると自分の間違いをくすくす笑ったりして、こりゃまた、実に実に可愛い。
 長生きしてよかったと思いました。
 それで奮発して、屋代の自転車屋へ一緒にパスタを食べにいきました。
 エイミーは考古学を専攻したと聞いていたが、その大学がウェールズのカーディフにあると初めて聞いた。俺はさ、いつか、女房とイギリスの北の方に向かっ て、車で旅をしてみたいんだという話をして、イギリスの田舎のホテル事情を聞くことができた。
 今日は雪が降って、車のヘッドライトが雪が流れるのを見せて、きれいな一日だった。
 今後は、エイミーに電話するときは、Nessy を名乗ることにする。
 だけど、エイミーには、「ネイシサン」と呼ばせることにする。

http://8246.teacup.com/nessy/bbs



【6513】
【タイトル】多良さんの掲示板から転写
【 日時 】02/11/28 4:59
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



多良さん 投稿者:根石吉久  投稿日:11月28日(木)04時53分34秒

さしでがましいことを言いますが、佐賀県の中高一貫の私立の先生でいらっ
しゃる柴田武史さんの授業は必ず一見の価値があると思います。
広島大学の柳瀬さんは見に行かれると、柴田さんからお聞きしています。
多良さんにも私は是非見ていただきたいと思っています。
私はまだ見ておらず、柴田さんが私の「大風呂敷」に書いてくださった記事
を読んでの判断ですが、大学の研究に役にたつ授業だと確信しています。
なお、私のホームページに柴田さんが書かれた「音づくりへの道」という記
事があります。
これを現在、柴田さんは実名で掲載してくださる予定で、推敲されています。
今は、Eliot さんという名前で書いてくださった記事が読めるだけですが、
これだけでも読みごたえのある記事ですので、是非お読みになっていただき
たくお願い致します。
お忙しい人に余計な差し出口と受け取られないことと願っています。

http://www.asahi-net.or.jp/~ax9y-nis/ooburosi/series/otomichi.htm



【6514】
【タイトル】柳瀬さんの「中庭」掲示板より
【 日時 】02/11/28 9:57
【 発言者 】猪原

空回りされていらっしゃるようでもったいないですね 投稿者:猪原教之   投稿日:11月27日(水)20時45分32秒

根石さんは何をめざしていらっしゃるのでしょうか。英語教育の変革? それとも愚痴の言いっぱなしでしょうか。

私自身は「音作り」の重要性を認めると同時に根石さん方式を学校現場に入れてほしくないと考えるものです。主な理由としては二つほどあげられます。

1. 授業時間の多くを費やす必要性に対し、限られた授業時間の中では得られるものが少なく犠牲にする部分が多そうなこと。
2. 根石さんにとっては石頭の文部科学省を動かそうと考えるよりも、民間人の意地を発揮していただいたほうがよさそうなこと。


私はイギリスで6年ほど生活したことがありますが、「根石さん方式」を学んでいなくても意思の疎通を滞りなく行いました(正確には2回苦労した記憶があり ますが)。そのため根を詰めてやる理由がわかりません。また、現地で英語を学んだ日本人の子供はいい発音でしゃべれるのを確認しました。日本語で教わって ないにもかかわらずです。

それに海外で英語を聞いているとすぐわかりますが、発音ははっきりいって千差万別です。そのため自分の言うことが理解される限りにおいて問題はないはずで あり、自分の発音にこだわるよりは話す内容を磨いたり、聴く力をつけるほうが大事と考えます。


以上は個人的経験にもとづく思いですが、その他の要因も考えないといけませんね。

a. きっちり教えることのできる人がいないだろう。
b. ある程度の音作りができていたなら中嶋さん式の授業で上等ではないか。
c. 文部科学省の方針に縛られて先生にはそんなに裁量がない。
d. 科学的実証のようなものを確立するまで時間がかかる。
e. 実際に「根石さん方式」を試してみようかというファンがほとんどいない。

柳瀬さんのおっしゃる通り、根石さんが抑えた発言を当掲示板で行っていればもっと関心を示した先生もいらっしゃったでしょうから残念です。渋谷駅前で大声 でわめいたとしたらいくら正論を述べていたとしてもまじめに受け取ってもらえないでしょう。やり方を変えられたほうがいいと思います。

いずれにせよ、根石さんが「根石さん方式」に絶大な自信があり、きっと世間に受け入れられるとお思いならば、ブロードバンド通信が一般化しつつある現在、 コンテンツとして提供されることをお勧めします。書籍を発売にこぎつけた根石さんのことですからきっと成し遂げられるでしょう。そのほうが建設的だと思い ます。
http://www.onestopej.com/



【6515】
【タイトル】人生の先輩におこがましいのですが
【 日時 】02/11/28 10:31
【 発言者 】猪原
【 リンク 】http://www.onestopej.com



Eliotさんの授業を柳瀬さんは見学にいかれると約束されました。全国には「ここはこうすべきだ」とか「こういうアイデアがあるんだけど」と考えられて いる先生方は多くいらっしゃると思いますが、そういう方々を発見し紹介することを柳瀬さんは行っており、そういう輪が少しずつ広がりつつある状況が柳瀬さ んのHPから伝わってきます(現場の先生方のネットワークなんかもあありますよね)。

たぶん根石さん方式をそのままでは教育現場に持ち込めないと柳瀬さんはお考えでしょう。その代わりEliotさんのやり方を何とか吸収して紹介することを 試みられるのでは。「音作り教育」を教育現場にどう取り入れるか、いろいろな制約がある中で前進されることと思います。

柳瀬さんは根石さんにはっとさせられたことがあるはずです。でも根石さんが「中庭掲示板」で誤解を招く言い方を重ねることにより柳瀬さんをがっかりさせる ばかりか柳瀬さんファンの先生方をも遠ざけてしまうのではないでしょうか。そして根石さんが放つ重要な提言が埋もれてしまうと危惧していらっしゃるのでは ないでしょうか。

掲示板は公共の場、という意識はHPを持つ私も共有するものです。結局、挑発的な言葉はここ「大風呂敷」でも使ってほしくないと根石さんもお考えになるこ とでしょう(掲示板管理者だけは自分の庭では王様なわけですが)。



【6516】
【タイトル】こんなとこで言っても甲斐のない事なんですが
【 日時 】02/11/28 10:45
【 発言者 】Naima
【 リンク 】http://8430.teacup.com/pillbugtwins/bbs



猪原教之氏の投稿を読んで、マリーアントワネットのエピソードを思い出した。 スカタンな連想かも知れない。 「あの者達は何を騒いでおるのか」「民衆は パンを欲しがって騒ぎ立てております」「ではケーキを食べればいいではないか」(ちょっと違ったっけか...)

>私はイギリスで6年ほど生活したことがありますが、

磁場持ちだ。

>「根石さん方式」を学んでいなくても意思の疎通を滞りなく行いました

磁場での意思の疎通は言語外の要素が、どれほど支えになって助けてくれるか計り知れない。 意思の疎通たってピンからキリまで。

>そのため根を詰めてやる理由がわかりません。

英語貴族だ... この人に英語を教える為の個人的経験なんかどこにあるんだろうか。 あるとしたら、「英語が出来ないと騒ぐなら、学校の生徒は皆、英語圏で6年間住わせれ ばいいでは無いか... 」と言う事だけ。 こういう人がいるから英語教育をひっくり返さねばならんと思う人が出てくるんだろう。

これ、中庭に投稿すべきなんでしょうか...



【6517】
【タイトル】猪原様
【 日時 】02/11/28 11:07
【 発言者 】Naima
【 リンク 】http://8430.teacup.com/pillbugtwins/bbs



>全国には「ここはこうすべきだ」とか「こういうアイデアがあるんだけど」と考えられている先生方は多くいらっしゃると思いますが、

根石さんもEliotさんも「アイデアがあるんだけど」だけの方達などではありません。 歴然とした実績があっての上での学習論です。

 英語圏で英語を修得された方が「根をつめてやる理由がわからない」とノーテンキにおっしゃると、私の様に日本を一歩も出ずに英語と格闘しなければならな かった者には、「根を詰めてやらなくていい理由がわからない」のです。

猪原様、ほとんどの英語学習者が英語圏に留学する余裕などありません。 そういう学習者にどういうアドバイスをなさいますでしょうか。 私は英語圏にいて もある程度、根をつめて英語の勉強はすべきだと思っている方です。 幼児期から6年、と言うのであれば自然に身に付くと言う事も期待出来るでしょうが、日 本語が身に染みてからだとやはり英語圏でも修得に苦しむと思います。

幼児期にいい発音が身に付いたとしても、語彙や言語の使用域は幼児期のままですから、社会人として通用する英語が身に付くわけではありません。 帰国して からも英語の学習は続けていなければ使い物にはなりません。

そのあたりのご経験を詳しくお聞かせ願えれば参考にもなりますし、猪原さんのおっしゃっりたいポイントもはっきり理解出来ると思うのです.



【6518】
【タイトル】ドイツ語圏でドイツ語を学ぶ
【 日時 】02/11/28 11:31
【 発言者 】Naima
【 リンク 】http://8430.teacup.com/pillbugtwins/bbs



ドイツ語学校で私のドイツ語会話力が一向に上達しないので、先生が冗談で離婚してドイツ人と再婚するか...と言われた事があります。 ほとんどの生徒が ドイツに移民して来た人、ドイツ人の伴侶のいる人ばかりのクラスでした。 毎日4時間の授業を終えて帰宅するとそこは日本です。 日本語の磁場は英語を腐 食させる酸だという根石さんの言葉は身に染みてよく解ります。 日本語を捨ててかかればドイツ語はもっと早く上達したかもしれません。 私の怠慢を度外視 しても、そう思います。 しかしドイツ語上達の為に日本人の夫や友人とドイツ語でしゃべるなんぞ、無意味な事です。

意思の疎通などはそれほどお手軽なものではないと思います。 借り物でない自分の言葉で表現したい。 けれども外国語はいつまでも借り物の様な心地がしま す。 成人として意思の疎通を外国語でする時に、滞り無く行える、と言うのはどういう場合の意思の疎通を言うのだろうか、と考えています。 ベーカリーに 行って「そこのパンを2個下さい」と言うのとは訳が違うのです。



【6519】
【タイトル】猪原さん
【 日時 】02/11/28 14:42
【 発言者 】Jackie

はじめまして

>私自身は「音作り」の重要性を認めると同時に根石さん方式を学校現場に入れてほしくないと考えるものです。主な理由としては二つほどあげられます。

根石さんは 根石さんの回転読み 他を 学校にとりいれるべきだとはいっていません。 Eliotさんの授業が 学校で広がっていくことが学校での教育の 理想といっています。

>私はイギリスで6年ほど生活したことがありますが、「根石さん方式」を学んでいなくても意思の疎通を滞りなく行いました(正確には2回苦労した記憶があ りますが)。そのため根を詰めてやる理由がわかりません。

よほど頭がよく 優秀な方だと拝見いたします。
日本にいるときにも かなり勉強してらっしゃったはずで決して既存の学校英語教育だけではなく ご自分で英語を学ばれたはずです。 外国にいかれる前にか なりの力をつけていかれたのだとおもいます。


>私は英語圏にいてもある程度、根をつめて英語の勉強はすべきだと思っている方です。

英語が得意で TOEFLでも高得点をとり渡米した日本からの留学生でも
渡米直後はもちろん 2年すぎても意思の疎通がはかれない人はごろごろいますね。 Naimaさんのおっしゃる通り 磁場にいても ある程度根をつめない と 上達はありえない。

>また、現地で英語を学んだ日本人の子供はいい発音でしゃべれるのを確認しました。日本語で教わってないにもかかわらずです

発音習得に関してですが 子供(特に幼児)と 大人を一緒に考えるのはずれています。幼児期に 英語のシャワーをあびる そして英語 Naitiveとの頻発の交流をじかにもつことで きれいな発音は身につけることができるでしょう。(日本にいて週1時間ほど触れ合うだけでは無理)
ということで 多くの日本人に 幼児期でさも 英語の音は身につけることはできず よい指導者が必要となります。

学校の先生は 音をきちんと教える技術をもつ必要があります。
英語の先生なのですから。



【6520】
【タイトル】はてさて それはどうかな?
【 日時 】02/11/28 15:05
【 発言者 】Jackie

>柳瀬さんのおっしゃる通り、根石さんが抑えた発言を当掲示板で行っていればもっと関心を示した先生もいらっしゃったでしょうから残念です。

喧嘩を売りにきました。という事の発端の主の私がいうのも 変なのですが
おさえた発言だけでは 決して まともな返答はかえってこなかったでしょうね。 暖簾に腕押し状態で ひょいひょいかわされつづけ または議論にもあたい しないことと とりあげてもらえず 議論ははじまらなかったでしょう。

>柳瀬さんは根石さんにはっとさせられたことがあるはずです。

もちろんです。逆に 根石さんも私も 皆さんも 柳瀬さんのHPで学べることも多い。

>でも根石さんが「中庭掲示板」で誤解を招く言い方を重ねることにより柳瀬さんをがっかりさせるばかりか柳瀬さんファンの先生方をも遠ざけてしまうのでは ないでしょうか。

そんなに簡単にとうのいてしまうものですか? ファンって?
どんどん 投稿して 柳瀬さんを擁護するなり
議論を活発にくりひろげるなりするのがファンでは?

>そして根石さんが放つ重要な提言が埋もれてしまうと危惧していらっしゃるのではないでしょうか。

核心をつくときに 時には荒い言葉をつかわなければ たどりつけないことがある。 マナーをまもって言葉を使っても 言葉が埋もれてとどかないことがあ る。 言葉は届いてなんぼ。

>掲示板は公共の場、という意識はHPを持つ私も共有するものです。結局、挑発的な言葉はここ「大風呂敷」でも使ってほしくないと根石さんもお考えになる ことでしょう(掲示板管理者だけは自分の庭では王様なわけですが)。

英語についての論議で 挑発的な言葉は使って欲しくないなんて 根石さん思ってませんよね?
思っていたら 私は とっくに こちらに 出入り禁止になっているはず、、。
例のななしの投稿者さん あれは 挑発でもなんでもなく アラシです。
何度も議論をもちかけましたがそれに答えず  ヤクザ風な大阪弁でおどしをかけてきたのです。 投稿者さんは結局まともな議論をはじめてはくれませんです が。
私は >英語教育と現場、英語教育と英語学、この深い乖離 について ご本人がどうおもっていらっしゃるのか 知りたいところでした。
英語学会についても。
けれど なにも書かずに 荒らすだけ。 残念でした。

ともあれ Eliotさんの授業を 柳瀬さんが見学してくださることは
嬉しい限りです。
根石さんは語学論 柳瀬さんは 英語教育の哲学と つうじるところがあると思うのは わたしだけでしょうか?
酒をかこんで コミュニケーションが一番てっとりばやそうですね。

渋谷駅前で大声でわめいたとしたらいくら正論を述べていたとしてもまじめに受け取ってもらえないでしょう。やり方を変えられたほうがいいと思います。



【6521】
【タイトル】こんなこともやっています
【 日時 】02/11/28 15:15
【 発言者 】Eliot改め柴田
【 リンク 】http://www22.tok2.com/home/asianhomepage/performance.htm



ばらしついでに・・・
↓のサイトに行くと私が出ています。顔もわかるし、英語を
しゃべっているところも動画と音でご覧になれます。

http://www22.tok2.com/home/asianhomepage/performance.htm



【6523】
【タイトル】Jackieさん
【 日時 】02/11/28 15:27
【 発言者 】Eliot改め柴田
【 リンク 】http://www22.tok2.com/home/asianhomepage/performance.htm



>柳瀬さんファンの先生方をも遠ざけてしまうのではないでしょうか。

猪原さんがおっしゃりたいのは、「柳瀬さんファンの先生方をも『根石
さんから』遠ざけてしまうのでは」ということではないでしょうか。



【6525】
【タイトル】Eliotさん改め柴田さん、
【 日時 】02/11/28 19:43
【 発言者 】浜谷[Profile 近畿地方に住む60代の方]
【 リンク 】http://www1.odn.ne.jp/~cet09590/



「柴田さん」と呼ばせていただきたいと存じます。今までこのページでの「音作り」理論、同実践のお話、SSS式英語学習法サイトで多読理論など読ませてい ただいていました。私のホームページにも何度か来ていただいてありがとうございます。また、是非いらっしてください。まだ開設後日が浅いこともあり、お恥 ずかしい内容ですが、おいおい改良していくつもりです。

さて、柴田さんのホームページを拝見、拝聴させていただきました。これまでパソコンの操作方法が未熟で音声を聴けなかったのですが、ボリュームが低かった だけの単純な操作ミスだったことが分かると同時に柴田さんの英語音読のビデオを拝聴出来、根石さんが絶賛されていた訳がやっと分かりました。

ところで、根石さんの方へ送られ生徒さん達の音読テープはネット上では発表されていないのですね。是非発表されてはいかがでしょうか? 多くの先生方の参 考になると思うのですが・・・。



【6526】
【タイトル】はてさて、それはどうでしょうか?
【 日時 】02/11/28 20:13
【 発言者 】浜谷[Profile 近畿地方に住む60代の方]
【 リンク 】http://www1.odn.ne.jp/~cet09590/



>渋谷駅前で大声でわめいたとしたらいくら正論を述べていたとしてもまじめに受け取ってもらえないでしょう。やり方を変えられたほうがいいと思いま す。

これはJackieさんが、猪原さんへのレスの際引用なさるおつもりで、そのまま文末に残してしましまわれたものと思いますが、私も猪原さんのこのお言葉 に納得がいきませんので、一言付け加えさせていただきたいと思います。

駅前での演説会であれ、テレビ討論会であれ、みなさん懸命に自説を力説されています。例え、その訴え方が下手であったとしても、正論であれば良識のある人 にはいつの日にかまじめに受け取って貰えると思います。どうせまじめに受け取って貰えないのだからと、正論を述べ伝える努力を惜しんでいるのが昨今の多く の言論人ではないでしょうか?

私は自分が信じる英会話学習法を皆さんに参考にして貰おうと考えてホームページを開いていますが、拙い伝え方で「駅前でわめいている程度」だと反省してい ます。しかし、現今の英会話教育事情を見ていると(駅前留学だとか、聞き流すだけで英語が話せるようになるなどの巨大広告)少しでも自分の信じていること (それが「正論」であることを信じて)を皆さんにお伝えしたいと思っているのです。勿論ご批判には耳を傾けて、少しづつでも持論を改善していくつもりで す。



【6530】
【タイトル】ご無沙汰です1
【 日時 】02/11/29 1:33
【 発言者 】恋人ファン
【 リンク 】http://www.izu.co.jp/~wizard/english/bbsres1.htm



>Naimaさん
ちょっと誤解では?
猪原さんがおっしゃっているのは、「国内でしっかりした英語を身に付ければ現地でも十分に通用する」
ということだと思います。
猪原さんは、ご自身が渡英以前に国内でどれだけ英語を勉強したのかは、自慢話になる嫌いもあるからか、
触れておられません。しかし、<意思の疎通を滞りなく行いました(正確には2回苦労した記憶が
ありますが)>と書いておられますので、相当量の英語修行を国内でおこなった方だということが伺えます。

その猪原さんが、イギリスに渡って意志疎通に問題がなかったと仰っているのは、大人の場合
「英語の磁場にいなくては英語が身に付かない、逆に英語の磁場にいさえすれば英語が身に付く」
ということが迷信であることを言外で言っておられるのだと読み取れないでしょうか?

国内での十分な学習を経てない人が海外で生活した場合は、「意志疎通できない」ことが
6年で2回どころか、最初のうちは一分に何回もあるはずだからです。
そういう国内で多くの努力をした方に「なんだ、磁場持ちやん!」と言うことはとても失礼だと思うのです。

そして、猪原さんの国内での英語修行には「回転読み」のように>根を詰めて音声面の修行をする必要は
なかったということでしょう。私も、初期の段階での朗読やパターンブラクティスの繰り返しのような
ものの有効性は体験からも認めるところですが、それは初期にはやった方がいいというものに過ぎません。

(故人になったソニーの盛田会長の堂々としたカタカナ英語の例や、セント・カミュの街角の英会話
 でもトツトツとカタカナ英語で話す人が出てこない(通じてしまうのでつまらないのでオンエア
 されない)ことからも分かるように、日本人が英語が話せないのは発音のせいより圧倒的に
 ネタにされる人たちのように英語の語順や発想法が英語のシンタックスになっていないからです)

今見たら、浜谷さんが> 英語圏で英語を修得された方が「根をつめてやる理由がわからない」と
ノーテンキにおっしゃると、私の様に日本を一歩も出ずに英語と格闘しなければならなかった者には、
「根を詰めてやらなくていい理由がわからない」のです。

と書いておられますがこれも読み違いだと思います。猪原さんは、「回転読み」というハードな「音声修行」
の必要は感じなかったと言っているので、英語自体を「根を詰めてやっていない」と言っているのではあり
ません。
まあ、PBを一日十時間とか読んだりニュースのディクテーションをしても、何回も読んで内容が分かり
切っている音読よりははるかに楽で、ある程度出来てくると日本語で本を読むのと同じで楽しみの部分が大
きいのですから、私も「だらだら時間ばかり掛けてきた」実感はあっても、余り根を詰めた気はしませんが。

で、盛田氏のように英語が仕事の一部になっている人を除くと、国内での英語の独学は毎日数時間の
活字インプットやリスニングを「英語の勉強」という意識ではなく「英語ならではの内容を知りたい・
楽しみたい」という、日本語を読み聞きするのと同じ姿勢でそれができるまで何年間にもわたって
「生活の一部」としてやり続けることだと思います。

「日本にいて仕事でもないのに英語漬けになってるなんて不自然だ」という考え方だと
簡単な会話以上の外国語習得は英語環境のない人には国内で成り立ちません。



【6531】
【タイトル】ご無沙汰です2
【 日時 】02/11/29 1:33
【 発言者 】恋人ファン
【 リンク 】http://www.izu.co.jp/~wizard/english/bbsres1.htm



「普通に生きる」こと以外は「不自然」なことだと切り捨てたとしたら、四六時中将棋の手を
考えている将棋差しのプロを目指す人も「普通の生活には何の役にも立たない」不自然なことを
友だちつき合いのような「普通の人としてやるべきこと」を犠牲にしてやっているわけです。
あらゆるスポーツ選手・専門家・学者・職人等の一人前になるまでの長期間に渡る「修行」
も「不自然なもの」として否定しなくてはなりません。

あの田中主任は、高校の友人と新幹線に乗ったときに「質量分析の新手法」について、
とうとうと語り続けたそうです。
化学装置に何の関心もない友人は辟易して「ポカリ」と田中さんの頭を殴って「黙れ!」
と言ったのですが「もう偉くなっちゃったから、次からは頭を殴るわけにはいかないな」と
その友人はインタビューで苦笑して答えていました。

田中さんは一般人には「不自然」な「一日の殆どを化学装置のについて考える」ということを
「自然」になるまで続けた人です。一般の人々にスポーツやうわさ話が自然なように、気を付けないと
門外漢相手にでも、田中さんは自分には「自然」である専門のことが口をついて出てしまうんですね。

田中主任(フェロー?)の化学装置の研究には給料が出ますが、語学修行は「ただ働き」ですので
田中さんまで時間をとれないにしても、国内で「外国語の感覚」を身に付けた人は沢山います。
皆さん、国内で外国語漬けになるという「不自然な」ことを「自然」になるまでやり続けた人でしょう。

よく言われる日本にいて「英語漬けになって英語の感覚を身に付ける」というのは、チョムスキー流に
言うと「外国で(特に活字を中心に音声はメディアから)大量インプットすることにより、生成文法を
獲得する手法」だと柳瀬さんの解説を読んで思いました。

統計があるわけではありません。しかし、留学が大事業であった戦前までにロシア・フランス・
英米文学など多量の翻訳をこなした人たちは、その多くが外国語を上のようなやり方で「感覚で
分かる」まで修行した「国内外国語派」だったはずだということも例に挙げられるでしょう。

(確か大家になって余裕が出来てから初めて海外に行って話すのは全然出来なかった翻訳者がいた
ということですが、外国人に触れる機会も殆どなく音声メディアも無い当時では無理もありません)

「解体新書」レベルの理系の明快な文章なら「暗号解読」のやり方でも何年も時間さえかければ一冊が
翻訳できます。しかし、(書かれていない)背景知識を前提とした文学の微細な心理の機微を表す表現を
理解し膨大な量の翻訳を次々にするためには、少なくとも読み言葉での「外国語の感覚」が必須です。

「外国語の磁場は飛行機で一っ飛びすれば手に入る」という根石さんの断定は、多くの語学留学生
が買い物程度でしか使える外国語が使えないことや、何よりNaimaさん自身がドイツにいるのに
ドイツ語の磁場が手に入っていないことからも、そう簡単に鵜呑みに出来ないことは明らかでしょう。
これは、大人と子供の差・現地の言葉を話さないと生きていけない環境の有無など、色々な要素が
あると思いますが長くなるので察して下さい。

Naimaさんはご主人が日本人で、友人も日本人が多くいるという語学習得の面では
「悪条件」が多いということはあります。
それでも、もしNaimaさんが国内でドイツ語の新聞雑誌や本を毎日何時間か読むことを
「習慣」になるまで続けていた方だったら状況は大きく違っているはずだと思うのです。

読むのを中心に言っているのは、国内で手軽にできて楽しみになるので長続きするのは
何といっても読むことですし、活字を中心に身に付いた単語レベルまでの「シンタックス」
の感覚を音声に結びつけるのは本物の磁場に身を置けば、猪原さんの例で分かるように、
それほど大変なことではないと思われるからです。

>英語貴族だ... この人に英語を教える為の個人的経験なんかどこにあるんだろうか。
また、上で述べたように↑は誤解だと思いますが、教師の資格として「国内で苦労して英語を身に付けた」
ことが、必須だとも思えません。
帰国子女で気がついたらバイリンガルだった人でも、「相手の気持ちを推し量る」優しい心が
あって、「教え好き」だったら、殆どの国内英語派の教師が逆立ちしても太刀打ちできない優秀な
英語教師になるでしょう。

国内英語派で沢山苦労した挙げ句英語をものにし、日本語と英語の違いを考え抜いてきた人でも、
「教えるのが面倒」だったり、人を育てることに興味がなかったら、優秀な英文学者や言語学者
翻訳家になれたとしても、教師の適性があるとは言えません。



【6529】
【タイトル】ご無沙汰です3
【 日時 】02/11/29 1:32
【 発言者 】恋人ファン
【 リンク 】http://www.izu.co.jp/~wizard/english/bbsres1.htm



また、生徒を育てるのが好きで、生徒にあっさり負けることを気にしなかったらしい、
Eliotさんの中学の「恩師」は英語の能力もなく難しい語学論もしない人だったようですが、
Eliotさんが英語教育の達人になるきっかけを与えました。いくら能力があっても以前に書いた
私の怨師のように人格に問題がある教師だったら、今のEliotさんはないかも知れないのです。

Eliotさんが書かれていた、「自分だけが発音が良くてどうする!」の教師ではありませんが、
「名プレーヤー、必ずしも名監督ならず」というように、こう考えると英語教師には
「この能力がなければ失格」と一般化できるものはないのかも知れません。


>根石さん
一般化の危険性についてはNaimaさんも以前書かれていましたので、ここからは特に根石さんに
言いたいことですが、ESSでもネイティブ教師でもディベートでも学校/塾教師でも何でも、
人はそれぞれで「ある一つの側面」ではとても斬れないものですし、ましてや一般化なんか
出来るものではありません。。

私の大学時代の英会話の教師は教えるのが嫌いで殆ど役に立たなかったですが、こんなことがありました。
あるとき私が言った We Japanese〜という日本人の感覚では当たり前な言い方を強く叱責されたのです。
彼の言ったDon't generalize!の一言は強く印象に残って、「一般化への警戒」は日本語でも英語でも
それ以来私が人に何かを伝えようとするとき、私が常に肝に銘じているものです。
(多読や多聴すると分かるのですが、向こうのメディアに乗るような文章は一般化を慎重に避けています。)


日本語無教養の私は今頃になってこんな詩を発見して共感しました。詩人の根石さんは
とっくにご存知の有名な詩ですが、もう一度思い出して頂きたいと思い最後に引用します。

私を束ねないで     新川和江

わたしを束ねないで
あらせというの花のように
白い葱のように
束ねないでください わたしは稲穂
秋 大地が胸を焦がす
見渡すかぎりの金色の稲穂

わたしを止めないで
標本箱の昆虫のように
高原からきた絵葉書のように
止めないでください わたしは羽撃き
こやみなく空のひろさをかいさぐっている
目には見えないつばさの音

わたしを注がないで
日常性に薄められた牛乳のように
ぬるい酒のように
注がないでください わたしは海
夜 とほうもなく満ちている
苦い潮 ふちのない水

わたしを名付けないで
娘という名 妻という名
重々しい母という名でしつらえた座に
坐りきりにさせないでください わたしは風
りんごの木と
泉のありかを知っている風

わたしを区切らないで
「、」(コンマ)や「。」(ピリオド) いつくかの段落
そしておしまいに「さようなら」があったりする手紙のようには
こまめにけりをつけないでください わたしは終わりのない文章
川と同じに
はてしなく流れていく 拡がっていく 一行の詩


現実と同様、ネットの向こう側には「束ねられてたまるか」と思っている
根石さんと同様の個々人しかいないことを心に留めていただきたいのです。



【6532】
【タイトル】恋人ファンさん、
【 日時 】02/11/29 6:11
【 発言者 】浜谷[Profile 近畿地方に住む60代の方]
【 リンク 】http://www1.odn.ne.jp/~cet09590/



今見たら、浜谷さんが> 英語圏で英語を修得された方が「根をつめてやる理由がわからない」とノーテンキにおっしゃると、私の様に日本を一歩も出ずに英語 と格闘しなければならなかった者には、「根を詰めてやらなくていい理由がわからない」のです。

私にはこのようなコメントをした覚えがありません。どこでしたのか教えていただけますでしょうか? 仰ってるようなことは露ほども思ったことはありませ ん。恋人ファンさんと同様私も日本を一歩も出ず主に多読で格闘してきました。多読の量は貴方よりはるかに少ないと思いますが・・・。



【6533】
【タイトル】恋人ファンさん、
【 日時 】02/11/29 6:21
【 発言者 】浜谷[Profile 近畿地方に住む60代の方]
【 リンク 】http://www1.odn.ne.jp/~cet09590/



>英語圏で英語を修得された方が「根をつめてやる理由がわからない」とノーテンキにおっしゃると、私の様に日本を一歩も出ずに英語と格闘しなければならな かった者には、「根を詰めてやらなくていい理由がわからない」のです。

と仰ったのはNaimaさんだったということがもう一度掲示板を見直して分かりました。ご批判をされる場合は対象コメントの投稿者をよく確認してされるよ うにお願いします。大変迷惑します。



【6534】
【タイトル】浜谷さんも誤解されています
【 日時 】02/11/29 14:45
【 発言者 】猪原
【 リンク 】http://www.onestopej.com



もともと柳瀬さんのサイトの「中庭」に以下のものを含む文章を投稿いたしました。

(引用開始)
柳瀬さんのおっしゃる通り、根石さんが抑えた発言を当掲示板で行っていればもっと関心を示した先生もいらっしゃったでしょうから残念です。渋谷駅前で大声 でわめいたとしたらいくら正論を述べていたとしてもまじめに受け取ってもらえないでしょう。やり方を変えられたほうがいいと思います。
(引用終わり)

これは根石さんの投稿の仕方に異議を唱えたものであり、浜谷さんには一切関係ありません。マナーといったものを意識しない発言は日本なら容認される余地が あるのかもしれませんが、海外ならなおさらのこと許容範囲が狭いです。せっかくいい発音を根石さんから学んだ生徒さんが海外で人目を気にせずに失礼な発言 をしたとすると、よいコミュニケーションが生まれるでしょうか。正しい振る舞いを意識させる教育のほうが音作りよりも重要だと私は考えています。


なお念のため浜谷さんのHP等を拝見しましたが、好意的に見ております。恋人ファンさんなどと同様に相当実力がある方だと理解しております。



【6536】
【タイトル】猪原教之様(1)
【 日時 】02/11/29 14:57
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



 きのう、お返事を書こうかと思っておりましたが、非常に疲れていて、一日を休憩にしました。すぐお返事できず申しわけありません。その後、猪原さんの提 示されたことが話題となり、ここでは活発な議論が発生していますが、私も猪原さんのお考えに私の考えを対置してみたいと思います。
 また、お返事をこちらに書かせていただくことをご了承いただきたく思います。柳瀬さんの掲示板で、かつてやたらに記事が多くなることは好ましくないとい う主旨のことを柳瀬さんが書かれていました。私はまるで違ったふうに考えており、記事数なんかいくら増えたって構わない。それらが、過去ログとして保存さ れ、誰もがアクセスできるようにしてさえおけば、記事数なんか気にする必要はないと考えていますので、お返事を「大風呂敷」でさせていただくことでご了承 ください。
 そうでした。申し遅れました。柳瀬さんの「中庭」からご自身の文をこちらに転写していただきありがとうございました。私も、こちらで猪原さんに反論した 旨は、「中庭」にお知らせするつもりです。


>根石さんは何をめざしていらっしゃるのでしょうか。英語教育の変革? それとも
愚痴の言いっぱなしでしょうか。

 非常に記事数が多くて恐縮ですが、「大風呂敷」の過去ログをお読みいただければ、おおよそ私が何をしようとしているかはおわかりいただけると思います。 猪原さんには、「愚痴の言いっぱなし」とも見えるわけでしょうが、「言いっぱなし」にとどまっているというようなことはありません。
http://nagano.cool.ne.jp/ha98000/

>私自身は「音作り」の重要性を認めると同時に根石さん方式を学校現場に入れてほしくないと考えるものです。

 これについては、Jackie さんが代弁してくださっていますが、私は私の方法を学校現場へそのまま持ち込めるものだとは考えておりません。私の塾は、複数の生徒が一つの部屋にいる場 合でも、机をはさんで一人ずつ生徒を見ています。基本的に、生徒がやるべき練習を済ませたと自分で判断したら、妻(現在私は塾をやっておらず妻がやってい ます)の机の前に座るのです。この「一対一」方式は、私は「電話でレッスン」の方に活かしています。元々、電話は一対一のメディアですので、塾でずっと続 けてきた一対一方式はそのまますんなりとやれました。
 一対一を基本として開発した方法なので、学校現場へそのまま持ち込めることはないだろうという考えは以前からありました。私の生徒さんに高校の英語の先 生が二人おられますが、一人の方が以前、「根石さんのやり方を学校の授業で使ってみたいが、どうしたらできるだろう」と質問してくださったことがありまし た。主に「音づくり」に関してでした。もし、持ち込めるとしたら塾でやっている方法は無理だ。あれは、せいぜい10人程度までしか見ることができないもの だ。持ち込めるとしたら、「技法グラウンド」だけだろう。あれを手直しすれば、使えるが、とその方にはお返事しました。
 一般に、学校の授業で「音」を扱うとしたら、ネイティヴ音の複製音声を生徒に聞かせて、「これを真似て同じように言え」ということと、生徒に読ませて (言わせて)、違っている音を注意する程度のことしかやっていないだろうと思います。
 これに対して、私の「音づくり」は、「音づくり=インプット」です。「音づくりによるインプット」と言っていいと思います。「音づくり」の過程で、文全 体を扱うことによってこれが可能になります。



【6535】
【タイトル】猪原教之様(2)
【 日時 】02/11/29 14:57
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



 その時に使われているのが、「技法グラウンド」ですが、簡単に言えば、こちらが一回言ったものを生徒に5回〜10回程度繰り返し言い続けさせる方法で す。その途中で、問題がみつかれば、直すためのコツを言い、再び生徒に繰り返し言わせ、直った口の動きで、まともに5回〜10回程度言えたら、次の文に移 ります。この過程で、絶えず文全体を言わせますので、「音づくり」がそのまま「インプット」になっていきます。
 学校の教室でこれを行うなら、一人の生徒を指名して、「技法グラウンド」を行い、生徒がまともに5回〜10回くらい言えるようになったら、クラス全員に 1分とか2分を与えて繰り返し言わせるようなやり方になります。他の生徒も、「音が直っていく過程」を聞いていますから、学校の授業でもやれます。全員に 言わせる時は、ひとりづつをチェックできませんが・・・。そういう話を私の生徒の高校の先生にしたところ、「それ、柴田さんがやっておられましたわ」とそ の方はおっしゃるのでした。私の掲示板をきっかけにして、柴田さん(旧 Eliot さん)とお話しされ、その方は佐賀まで柴田さんの授業を見に出かけられたことがあったのでしたが、その時に見られたということでした。
 ですが、学校のクラスを使ったやり方では、私は柴田さんのやり方が総体として先進的なものだと考えており、私自身は学校の先生にアドバイスを求められた ら、授業の中に部分的に取り入れるためのものを話すということをしてきただけです。学校のクラスという形態を前提にする場合は、柴田武史さんの方法がいい のだと私はずっと言い続けてきたと思います。
http://www.asahi-net.or.jp/~ax9y-nis/ooburosi/series/otomichi.htm

>私はイギリスで6年ほど生活したことがありますが、「根石さん方式」を学んでいなくても意思の疎通を滞りなく行いました(正確には2回苦労した記憶があ りますが)。そのため根を詰めてやる理由がわかりません。

 根を詰めてやるという言い方は、むしろこれまでの知識を知識のレベルにとどめてしまう学校英語に当てはまる言い方であり、私の「回転読み」は、こりゃま た大変な練習だとわかったが、やっていて楽しいという報告をよくいただきます。「回転読み」を試していてくださる方々の掲示板「鬼」があります。
http://8430.teacup.com/pillbugtwins/bbs

>現地で英語を学んだ日本人の子供はいい発音でしゃべれるのを確認しました。日本語で教わってないにもかかわらずです。

 これは当然の話です。これについては Jackie さんが書いてくれていたと思います。子供は語学においては特殊例になります。ネイティヴ言語の磁場におけるほとんどすべての例が、語学においては特殊例に なります。日本で日本語で育って、音も思考もいったんは日本語で形成された後の人の語学(典型的な語学)と言語の磁場における子供の言語形成とははっきり と区別すべきです。これが区別できていないのは、猪原さんの大きな弱点です。「日本語で教わってないにもかかわらずです。」は、「日本語で教わっていない からこそです。」と書き直されるべきです。思考が混乱しています。



【6537】
【タイトル】猪原教之様(3)
【 日時 】02/11/29 14:58
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



>それに海外で英語を聞いているとすぐわかりますが、発音ははっきりいって千差万別です。そのため自分の言うことが理解される限りにおいて問題はないはず であり、自分の発音にこだわるよりは話す内容を磨いたり、聴く力をつけるほうが大事と考えます。

 発音が千差万別であることはその通りであり、私も「生活言語」における発音は千差万別のうちの一つであればいいのだと考えています。私は「生活言語」に おける音の現象と語学における発音の問題は別のものだと考えています。ここをちゃんと区別しないと、そもそも語学などというものは成立しなくなります。み んな生活言語にまみれて、言語を獲得すりゃいいので、なんでわざわざ語学なんかやるんだという理屈になります。それは、日本語で育って日本で英語をやって いる人に対する暴言となります。日本には英語の磁場がないんだという一事を提示すれば、猪原さんのおっしゃることは全部ひっくりかえると思います。
 語学における発音の問題は、決して「自分の言うことが理解される」なら問題がないというようなものではなく、「相手の言うことが理解できる」問題と一人 の人間の感覚においてつながっている問題です。

>自分の発音にこだわるよりは話す内容を磨いたり、聴く力をつけるほうが大事と考えます。

 これもまた、語学と生活言語を区別できないための暴言と思われます。日本語で形成された日本人の口というものとともに、日本語で形成された日本人の耳と いうものもあります。私の言う意味での「音づくり」、あるいは柴田武史さんが言われる意味での「音作り」のような過程を省いて、「聴く力」をつけようとし ても、日本語で形成された日本人の耳は、「複製音声をむやみに聴く」ということしかできず、これが実に非効率的なものであることは多くの人が大金をどぶに 流して知っていることです。
 話す内容を磨くなどは、「語学」の範囲をはみ出たことであり、むしろ、広い意味での「生活言語」の「生活」に関することがらです。語学そのものには、内 容の深さなどを養成する義理はありません。それは、各自勝手にやれというしかないものでしょう。
 総じて、猪原さんは、「生活言語」と語学の対象としての言語との区別がまったく見えておられないために、暴言を繰りかえさざるをえないのだと考えます。

>a. きっちり教えることのできる人がいないだろう。

 これについてはその通りです。だから、「音づくり」が必要なのだ。しかも、大学でそれが必要なのだと私は言っているのです。「音づくり」は「教員づく り」でもあるのです。

>b. ある程度の音作りができていたなら中嶋さん式の授業で上等ではないか。

 ある程度の音作りというものが、どの程度のものなのか、皆目見当がつきません。これに関しては、以前、柴田さん(当時、Eliot さん)との間で、私は議論したことがあります。(過去ログにあるはずですが、現在、過去ログの番号を確かめる時間的余裕がありません。)もっとも簡単に要 約してしまうと、柴田さんは、「完璧な音」を主張され、私は「通じる音」を主張しました。「しゃべる力」の方を考えれば、私の主張でいいし、「聴く力」の ことを考えれば、柴田さんの方に分があると最近では考え直しています。いずれ、私は佐賀を訪れて、柴田さんの授業を見させていただきたいという希望をもっ ていますし、柴田さんの発音講習会にも出たいものだと考えています。「完璧な音」と「通じる音」に関しては、私はまだ考えていますが、猪原さんの言い方に おける「ある程度の音作り」というものは、やはりわかりません。それが、「通じる音」のレベルを獲得していないなら、これまでの学校英語の音の扱いをその まま容認することにしかなりません。もしもそうであるならば、私ははっきりと猪原さんに対立したいと考えます。
 猪原さんの言葉には、「しょうがねえじゃねえか、現状がこうなんだから」というような現状容認の響きがあると私は感覚していますが、それは私の感覚とは 非常に違ったものです。猪原さんのような感覚でいいのであれば、掲示板まで開設して、こんなご苦労な文を書き続けるような馬鹿な真似を私はやっていないで しょう。



【6538】
【タイトル】猪原教之様(4)
【 日時 】02/11/29 14:59
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



c. 文部科学省の方針に縛られて先生にはそんなに裁量がない。

 縛られて縛られたままになっている先生の主体放棄も言わないと、ただの現状容認です。

d. 科学的実証のようなものを確立するまで時間がかかる。

 そんなものは、どんな統計を使っても確立されることはないと思っています。語学が科学的言語で語れるなどと考えるのは迷信に過ぎないと思っています。語 学は、「一人」の人間における主体的行為以外のものではないので、意志というものを数学の定理だか公理のように定義できるのでなければ、科学的実証なんか という果実は実ることはありません。

e. 実際に「根石さん方式」を試してみようかというファンがほとんどいない。

 ファンなんかいたっていなくたってどうでもいい。しかし、試してみようどころか、実際に激しくやってくれている人たちは、掲示板「鬼」に集まってくれて います。また、ここに書かれない私の「電話でレッスン」の生徒さんたちの中にも、激しい練習をしてくれる方が何人もいらっしゃいます。私が何十万単位のベ ストセラーを私が出していないということを言っておられるのでしたら、文庫本一冊出しただけの私の身においてはすでに決着がついており、私の語学論は微々 たる勢力です。しかし、「磁場」という観点にせよ、「技法グラウンド」という方法にせよ、本を上梓した後にうぶ声をあげたものであり、現在もまだ私は語学 論を書き続けております。批評の言葉は具体例を貫いて、その背後にそびえるものの心臓を貫くであろうということは、この過程において私が信じているもので す。研究だけして澄ましこんでいる大学の教師なんぞとは違うのです。

>柳瀬さんのおっしゃる通り、根石さんが抑えた発言を当掲示板で行っていればもっと関心を示した先生もいらっしゃったでしょうから残念です。

 職員室では、相互の発音について何か言うことはタブーになっているという噂を聞いたが本当でしょうかと私は柳瀬さんの掲示板に書きました。その後、不気 味な沈黙が続きました。そんなこと一つに、沈黙を続けるような「先生」などというものを私は最初から信用しておりません。だから、何も残念なものはありま せん。あなたは残念がりたければ、残念がっていてください。私には何の役にもたたないしろものです。

>いずれにせよ、根石さんが「根石さん方式」に絶大な自信があり、きっと世間に受け入れられるとお思いならば、ブロードバンド通信が一般化しつつある現 在、コンテンツとして提供されることをお勧めします。書籍を発売にこぎつけた根石さんのことですからきっと成し遂げられるでしょう。そのほうが建設的だと 思います。

 世間に受け入れられるかどうかも私の本質的な関心ではありません。英語フリークどもによって汚された英語を、語学として洗い出したいというのが私の関心 です。ブロードバンド云々については、私の力で使えるものは使うつもりであると申し上げるだけです。書籍を発売にこぎつけたというのが、小学館文庫のこと をおっしゃっていると読みましたが、私は20年以上も前に素読舎版の「英語のやっつけ方」を発行しております。小学館の編集の方が、それの復刻をやろうと 言われたので、どうせやるんなら、現在の問題意識も盛り込んだものにさせてくれと言っただけです。発行の意志は私にあったのではなく、小学館の編集の方に ありましたから、「こぎつけた」というのは私の行為ではありません。
「その方が建設的」に関してですが、掲示板運営は、十分に破壊的であり、破壊的であるがゆえに建設的だとも思っています。単なるひらべったい「建設的」な ど、私はとうの昔に信じておりません。
 柳瀬さんにも申し上げましたが、私の怒りは「煮え切っている」のです。「建設的」なんぞやる気はありません。

 以上です。



【6539】
【タイトル】「よい」コミュニケーションてなんだ?
【 日時 】02/11/29 15:08
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



>せっかくいい発音を根石さんから学んだ生徒さんが海外で人目を気にせず
に失礼な発言をしたとすると、よいコミュニケーションが生まれるでしょう
か。正しい振る舞いを意識させる教育のほうが音作りよりも重要だと私は考
えています。

 ご立派な考えだと思いますが、私のレッスンを受けて、発音はよくなった
が行儀が悪くなったなどという人は一人だっておりませんから、ご心配はご
無用です。
 人の行儀をよくするのが、教育者であるならば、私は教育者をやるような
気は芥子粒ほども持っていません。
 私は語学における職人です。教育者などという気色の悪いものではありま
せん。
 よいコミュニケーションも糞もない。コミュニケーションというものがあ
るだけだ。教育者は「よい」コミュニケーションなどというものを信じてい
るがいい。必要なら、ちゃんと喧嘩ができることがコミュニケーションでは
ないのか。



【6540】
【タイトル】勘違いでした、申し訳ありません。
【 日時 】02/11/29 15:49
【 発言者 】恋人ファン
【 リンク 】http://www.izu.co.jp/~wizard/english/bbsres1.htm



浜谷さん、私の勘違いでした。申し訳ありません
昨日投稿前に浜谷さんの新しい書き込みがあったのを見て、その後Naimaさんのあの部分が目に
入ったもので>私の様に日本を一歩も出ずに英語と格闘しなければならなかった者 の部分から
てっきり浜谷さんの発言と勘違いしてしまいました。

どうも、商社員の奥さんのNaimaさんは海外行きまくりの筈だと勝手に思いこんでいて「日本を
一歩も出ず」ということはないだろうという決め付けをしてしまったことからの思い違いでした。
「英語と格闘」というのも浜谷さんの苦労を読んでいたので浜谷さんとダブってしまい、

あれを加筆したのが浜谷さんが発言した直後でもあり、勘違い原因になったようです。

発言者の確認をよくしないで、こちらの勘違いで浜谷さんのお名前をあげて反論してしまいました。
誠に申し訳ありませんでしたm(_ _)m

>管理者様
そういうわけで、「ご無沙汰しています1」を訂正して再投稿しますので、
お手数ですが以前の1は削除して下さい。



【6541】
【タイトル】ご無沙汰です1 訂正版
【 日時 】02/11/29 15:52
【 発言者 】恋人ファン
【 リンク 】http://www.izu.co.jp/~wizard/english/bbsres1.htm



>Naimaさん
ちょっと誤解では?
猪原さんがおっしゃっているのは、「国内でしっかりした英語を身に付ければ現地でも十分に通用する」
ということだと思います。
猪原さんは、ご自身が渡英以前に国内でどれだけ英語を勉強したのかは、自慢話になる嫌いもあるからか、
触れておられません。しかし、<意思の疎通を滞りなく行いました(正確には2回苦労した記憶が
ありますが)>と書いておられますので、相当量の英語修行を国内でおこなった方だということが伺えます。

その猪原さんが、イギリスに渡って意志疎通に問題がなかったと仰っているのは、大人の場合
「英語の磁場にいなくては英語が身に付かない、逆に英語の磁場にいさえすれば英語が身に付く」
ということが迷信であることを言外で言っておられるのだと読み取れないでしょうか?

国内での十分な学習を経てない人が海外で生活した場合は、「意志疎通できない」ことが
6年で2回どころか、最初のうちは一分に何回もあるはずだからです。
そういう国内で多くの努力をした方に「なんだ、磁場持ちやん!」と言うことはとても失礼だと思うのです。

そして、猪原さんの国内での英語修行には「回転読み」のように>根を詰めて音声面の修行をする必要は
なかったということでしょう。私も、初期の段階での朗読やパターンブラクティスの繰り返しのような
ものの有効性は体験からも認めるところですが、それは初期にはやった方がいいというものに過ぎません。

(故人になったソニーの盛田会長の堂々としたカタカナ英語の例や、セント・カミュの街角の英会話
 でもトツトツとカタカナ英語で話す人が出てこない(通じてしまうのでつまらないのでオンエア
 されない)ことからも分かるように、日本人が英語が話せないのは発音のせいより圧倒的に
 ネタにされる人たちのように英語の語順や発想法が英語のシンタックスになっていないからです)

> 英語圏で英語を修得された方が「根をつめてやる理由がわからない」と
ノーテンキにおっしゃると、私の様に日本を一歩も出ずに英語と格闘しなければならなかった者には、
「根を詰めてやらなくていい理由がわからない」のです。

ともNaimaさんは書かれておられますがこれも読み違いだと思います。猪原さんは、「回転読み」で
代表されるようなハードな「音声修行」の必要は感じなかったと言っているのです。
別に、英語自体を日本にいるときに「根を詰めてやっていない」と言っているのではありません。

まあ、PBを一日十時間とか読んだりニュースのディクテーションをしても、何回も読んで内容が分かり
切っている音読よりははるかに楽で、ある程度出来てくると日本語で本を読むのと同じで楽しみの部分が大
きいのですから、私も「だらだら時間ばかり掛けてきた」実感はあっても、余り根を詰めた気はしませんが。

で、盛田氏のように英語が仕事の一部になっている人を除くと、国内での英語の独学は毎日数時間の
活字インプットやリスニングを「英語の勉強」という意識ではなく「英語ならではの内容を知りたい・
楽しみたい」という、日本語を読み聞きするのと同じ姿勢でそれができるまで何年間にもわたって
「生活の一部」としてやり続けることだと思います。

「日本にいて仕事でもないのに英語漬けになってるなんて不自然だ」という考え方だと
簡単な会話以上の外国語習得は英語環境のない人には国内で成り立ちません。



【6542】
【タイトル】恋人ファンさん
【 日時 】02/11/29 18:35
【 発言者 】Naima
【 リンク 】http://8430.teacup.com/pillbugtwins/bbs



お久しぶりです。

>そういう国内で多くの努力をした方に「なんだ、磁場持ちやん!」と言うことはとても失礼だと思うのです。

私は猪原さんの学習歴をまったく存じ上げませんが、恋人ファンさんが猪原さんの事をよく御存じであれば、私の投稿はまったくのピントはずれだったのかもし れません。 けれど猪原さんのご投稿を読ませて頂いた時、高い所から下される奥歯にもののはさまった様な批判、鼻持ちならない磁場持ち、と感じてしまった のです。

中庭へは行っていないので、過去ログをじっくり読ませて頂くべきだったのかもしれません。

あれ、「ご無沙汰です1」になってますね。 2があるんですね。 それを先に読ませて頂きますね。



【6543】
【タイトル】多良さんの掲示板から多良さんの記事の一部無断引用
【 日時 】02/11/29 18:43
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



多良さんに、引用させて欲しいとお願いしましたが、お返事がいただけませ
んので、無断引用いたします。もし、抗議があり、それが多良さんその他の
方に害になるものであるとか、損得の損をもたらすものであると納得できま
したら、管理人様に削除をお願いする予定です。
以下に引用する部分が多良さんのご意見ですが、私はこれに賛成です。

----------------------------------------------------
ここで一つ言っておくとすれば、大学側の教員養成課程における発音指導が原因で日本の英語発音指導が空
回りしていることは間違いないと思います。現在、ある方と今後の授業の在り方をここ教育学部で検討中で
す。まだまだ表に出せませんが、そのうち機会があればこんな実践していますよ、と紹介させていただきた
いと思います。
----------------------------------------------------



【6545】
【タイトル】恋人ファンさん
【 日時 】02/11/29 18:52
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



>日本人が英語が話せないのは発音のせいより圧倒的にネタにされる人たち
のように英語の語順や発想法が英語のシンタックスになっていないからです。

 部分的に引用して失礼かとも思いますが、この部分には何の異存もありま
せん。私もこのように考えています。
 パターン・プラクティスをやるにせよ、朗読をやるにせよ、シャドウイン
グをやるにせよ、根付きそうで根付かない英語シンタックスを何度も何度も
意識下に沈めてやる行為であろうと思いますが、それら各種の練習方法のど
の過程においても、「音づくり」をやった音でやる方が、二度手間を防げる。
「音づくり」と「シンタックス」を根付かせることは、二つの大きな眼目で
あり、どちらを欠くのもまずいと私は言っているにすぎません。「音づくり」
なんかやらなくていいと言っているのは、ほとんど場合、逃げに過ぎないと
思っています。
 また、磁場の有無は、シンタックスを根付かせる場合に大いに違った作用を
及ぼすと考えています。
 「英語圏に行きさえすれば・・・」などと私が考えているのでないことは、
これまでに何度も書きましたので、いまさら再説いたしませんが、磁場と机
上との関係で言えば、磁場にいる人は、「磁場と机上を往復せよ」という私
の言い方で、全部言えていると考えています。



【6546】
【タイトル】猪原さん
【 日時 】02/11/29 19:20
【 発言者 】Jackie

>でも根石さんが「中庭掲示板」で誤解を招く言い方を重ねることにより柳瀬さんをがっかりさせるばかりか柳瀬さんファンの先生方をも遠ざけてしまうのでは ないでしょうか。

私>そんなに簡単にとうのいてしまうものですか? ファンって?
どんどん 投稿して 柳瀬さんを擁護するなり
議論を活発にくりひろげるなりするのがファンでは?

と柳瀬さんファンが 柳瀬さんを掲示板から遠ざけてしまうという意味ではなく

Eliotさん改め柴田さんがおっしゃっている

>猪原さんがおっしゃりたいのは、「柳瀬さんファンの先生方をも『根石
さんから』遠ざけてしまうのでは」ということではないでしょうか。

という 意味合いということでしょうか?
だとしたら 私が誤解したということで すみません。
どちらでしょうか?



【6547】
【タイトル】恋人ファンさん
【 日時 】02/11/29 19:44
【 発言者 】Naima
【 リンク 】http://8430.teacup.com/pillbugtwins/bbs



私は英語圏で英語を身につけて来た人達が、英語教師としては不適格だとは言ってないのです。 私は意気地なしのくせしてたびたび人に突っかかったり断定的 な物言いをして顰蹙を買ってますが、overgeneralization はあまりやってないと思うのですが... やってました?

猪原さんの大風呂敷でのご投稿だけでの判断で申し訳ないのですが、猪原さんの「根をつめてやる理由がわからない」とのお言葉を受けての事です。 英検1級 なんぞ取得してみれば、どうでもいい様な資格です。 いまだに英語に不自由するからです。 滞り無く意志の疎通が出来た試しなどありません。 けれどそこ に至るまでに、どれくらい英語と格闘しなければならなかったか計り知れません。 もちろん回転読みなど知らない頃の事です。 回転読みを知らずとも、「根 をつめる」学習はしなければなりませんでした。 磁場にいた事がない者の英語は、ちょっと手を緩めると、ズルズルと手から滑り落ちて行ってしまいます。

猪原さんが御自分の英語学習歴について言及されなかったのは、謙虚さ故だったのかもしれません。 学習について論じるにあたって、具体的に、学習歴の起承 転結、具体的な到達レベルなどを示す事は、何も偉そうに言う事にはならないと思います。 ファジーな言い方でああだこうだ、と言われると、「ああ、私だっ て留学出来たら英語に根を詰める事なんかないんだ...」と思う人達も出て来ます。 学習者の足掻きを御存じであれば、それは言ってあげるのが親切ではな いでしょうか。

私のドイツ語の学習法についてアドバイスを頂きありがとうございます。 最初の2年間は3〜4ヶ月づつ日本とドイツを行き来する生活でした。 英語でなん とか暮らせるだろう、と思ったのが、間違いでした。 主婦の日常の生活範囲ではまったくと言っていいほど英語が通じません。 それにドイツ語圏に住みなが ら、ドイツ人に向かって英語で話し掛けるのはとても失礼な事の様に思い始めました。

あわてて昨年の1月にドイツ語学校の集中クラスに入学しました。 3ヶ月で初級のコースを終え、3ヶ月日本に帰ってドイツ語を忘れ、と言う生活です。 ド イツに来るとまた初級をやり直しです。 日本でもドイツ語を学習しておれば、もう少し身に付いたのかもしれません。 学校は毎日4時間、自宅で予習と宿題 に4〜5時間、一番大事な復習の時間がほとんど取れない毎日でした。 帰宅後、宿題をし家事をすませて、また宿題をします。 夫が遅い食事を済ませた後片 づけものをして、また勉強です。 朝5時に起床して7時に夫が起きるまでまた勉強。 8時30分から授業が始まるので7時前に机の上のテキストや文房具を バッグに放りこんで駅へと向かいます。 2日で1課進み、毎週月曜日は45分間のテストがあります。 2日で1課と言うと簡単な様ですが、新出単語が 100ほどになります。 名詞には性がありほとんど規則性はありません。 それでも動詞よりもずっと楽ではあります。 動詞が50以上も出た日にはもう悶 絶ものです。 やってられないのです。 時間がない。 しかし予習して行かないと授業にはついていけません。

ドイツ語の新聞を読めば、と言う事ですが、新聞を読めるほどのドイツ語力はありません。
しかし主婦ですから読まなければならないお知らせや電気製品や食品の説明書などが山ほどありました。 それとドイツ語版のドラゴンボールやスヌーピー(日 本語版や英語版で内容に「精通」していたので---たかかマンガにご大層な言葉ですが。)を読んでいました。

クラスメートはもともとブロークンであっても日常はドイツ語で暮している人達ばかりなので、どんどん会話力が改善(?)されて行きますが、私はまったくの 一からなのでなかなか会話力がつきませんでした。 学校で先生や教務で伝えないといけない事を作文してからでないと話せません。 初級は2期にわかれてい ますが、後期の授業の半ばあたりからチック症状が出る様になりました。 左瞼が痙攣して止まらなくなったのです。 予習も復習も出来ない日があり、一日さ ぼると痙攣は止まりましたが、翌日の為の予習を始めるとまたチック症状が出ました。

私は何を書いておるんでしょう。 ちょっと頭冷やします。



【6549】
【タイトル】浜谷さん
【 日時 】02/11/29 20:27
【 発言者 】Naima
【 リンク 】http://8430.teacup.com/pillbugtwins/bbs



浜谷さんは一度も日本を出ずにガイド試験に合格されていますが、その後、アメリカに留学されていたと聞いております。 その頃の事については一度も言及さ れた事がありませんが、磁場での学習はどのようにされていたのでしょうか。 私は英語の基礎があったので、ドイツ語クラスでの文法説明などは難なく理解出 来ましたが、(文法用語は英語と酷似しているので)ドイツ語は一からの出発で四苦八苦しました。 ちょうど、猪原さんほど長期にわたる英語圏での滞在では ないにしても、いい機会ですので、お聞かせ下さい。



【6550】
【タイトル】Naima さん
【 日時 】02/11/29 20:38
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



>私は何を書いておるんでしょう。 ちょっと頭冷やします。

 いやいや、面白いです。もっと書いてください。
 それと、「回転読み」をやぶにらみしていた頃と、「回転読み」を始めて
からの違いを対照させてもらえるとありがたいです。



【6551】
【タイトル】訂正
【 日時 】02/11/29 21:16
【 発言者 】Jackie

私>そんなに簡単にとうのいてしまうものですか? ファンって?
どんどん 投稿して 柳瀬さんを擁護するなり
議論を活発にくりひろげるなりするのがファンでは?

と柳瀬さんファンが 柳瀬さんを掲示板から遠ざけてしまうという意味ではなく

→ と柳瀬さんファンが(根石さんのマナー違反?な言葉のために) 柳瀬さんの掲示板での投稿を控えてしまうことになる。


はあ 自分で書きなおしていて 意味がわからなくなってきました。
日本語勉強しなおさんとあかんなあ。



【6553】
【タイトル】部分的なお答え、そして私が抱く疑問
【 日時 】02/11/30 0:33
【 発言者 】猪原
【 リンク 】http://www.onestopej.com



まず私が批判しているからといって早とちりされても困りますが、民間人としての根石さんの活躍に拍手を送りたいと思っています。「音作り」教育が学校現場 で疎かにされていたという主張には大賛成ですし、学校教育で見捨てられた生徒の面倒を見て開眼させたことに感服しております。


--Jackieさんの質問に対して--

(私の発言からの引用です)

でも根石さんが「中庭掲示板」で誤解を招く言い方を重ねることにより柳瀬さんをがっかりさせるばかりか柳瀬さんファンの先生方をも遠ざけてしまうのではな いでしょうか。そして根石さんが放つ重要な提言が埋もれてしまうと危惧していらっしゃるのではないでしょうか。
(引用終わり)

柴田さんのご理解でいいです。追加になりますが「e. 実際に「根石さん方式」を試してみようかというファンがほとんどいない」のところでも根石さんをご 存知ない柳瀬さんのファンということを意図しました。


--「根を詰めてやる」に関して--

(私の発言からの引用です)

私はイギリスで6年ほど生活したことがありますが、「根石さん方式」を学んでいなくても意思の疎通を滞りなく行いました(正確には2回苦労した記憶があり ますが)。そのため根を詰めてやる理由がわかりません。
(引用終わり)

ここは言葉が足りなかったかと思います。私の発音が悪かったために相手が理解不能に陥ったことが2回しかなかったという意味です。通じなかったので言い換 えたということはよくあります。

ただ、英語を使う場は「パンをください」というようなものは少なく、むしろ日系企業の社員として社内でも公用語たる英語をしゃべり、電話でも頻繁に外国人 とやりとりしておりました。

英語学習の中で「根を詰めてやる」ことはもちろんありましたが、「好きなことをやる」を重視したこともあり、正直苦労したという意識はありません。発音に 関してはNHKのラジオ講座で学んだものがベースとなっています。

>日本で日本語で育って、音も思考もいったんは日本語で
>形成された後の人の語学(典型的な語学)と言語の磁場に
>おける子供の言語形成とははっきりと区別すべきです。

これは具体的には何歳くらいの子供を想定されているのでしょうか。わたしとしては小学校高学年以降の生徒を例にお話したつもりだったのですが。


>私は「生活言語」における音の現象と語学における発音の
>問題は別のものだと考えています。ここをちゃんと区別し
>ないと、そもそも語学などというものは成立しなくなります。

「語学」とは何でしょう。また生活言語とは何でしょう。定義がはっきりしません。

私はビジネス英語でも生活するのに話すにも発音を区別したわけではありません。一般人の中でどこが区別されるのでしょうか。それとも指導者側のことをおっ しゃりたいのでしょうか。

「語学」が方言に対する標準語のようなもの、とおっしゃっているのでしょうか。


>日本には英語の磁場がないんだという一事を提示すれば

このあたりの定義、そして理由が私には不明確です。私の意識としては、日本でも人工的に英語しかない環境に学習者を押し込めることは可能だと思っているの です。

しかも昔ならいざ知らず、現在ならインターネットを使ってでも海外の環境に入り込めるのではないかと思えるのですが。


>もっとも簡単に要約してしまうと、柴田さんは、「完璧な音」
>を主張され、私は「通じる音」を主張しました。

私ならその間を選択します。「完璧な音」の80%、といったところですね。これは「80:20の法則」に基づいての意見です。


また後日カキコいたします。



【6554】
【タイトル】猪原さん
【 日時 】02/11/30 1:43
【 発言者 】Naima
【 リンク 】http://8430.teacup.com/pillbugtwins/bbs



素直な気持ちで、お聞きしたい事があるのです。

仕事における英語での意思疎通と、プライベートで自分の思いや考えを英語でしゃべる時とでは、もどかしさが違う、と言うか、(うまくは言えませんが)言い たい事が十分に言い得ないと思われた事はないでしょうか。 ビジネス上であれば意思疎通が滞り無く出来る、と言うのはわかる様な気がします。 私は医療器 具の輸出入を扱うちいさな商事会社で10年ほど勤めて主にコレポンと翻訳をやっていました。 (但し、実際に英語で話す機会は単なる事務員の私にはまった くと言っていいほどありませんでした。 海外からかかってくる電話を、たまたま誰もいないので、私が上司にしどろもどろで取次いだくらいが関の山です。)  ビジネスの内容やお立場にもよりましょうが、ビジネスの英語は限られた状況の中での事務的な処理とかクレーム処理とかが主ですか? それだと、すこし自 由な英会話とは意味合いが違ってくる様な気がします。 アフター5でのイギリス人との自由な会話の中での意思疎通とでは、また一味も二味も違ってくる様な 気がするのです。

私は自分の英語力が拙い事もありますが、滞りなく意思疎通など出来た試しがありません。 言いたい事が言えた試しがないのです。 日本語と英語のネゴがう まく行かないのです。 それは日本語を旨く英語で言い表わした様に端からは見えていても、どうもしっくりしないのです。 ディベートなんかはいいのです。  あんなものはどっかの借り物の英語で十分に用が足せる。 外国語はいつまでも借り物で、いつまでも自在化など出来ず、いつまでも「滞りなく」意思疎通な ど出来るものではないと言う気持ちがあります。 それでも「ないものねだり」しないといけないのが、切ないのです。

「滞りなく」と言う表現を聞くと、うらやましさ、疑わしさ、あこがれ、嫉妬、などなどゴッタ混ぜになって、平常心を失ってしまうのです。



【6555】
【タイトル】猪原さん
【 日時 】02/11/30 2:24
【 発言者 】Naima
【 リンク 】http://8430.teacup.com/pillbugtwins/bbs



こんな事を言うと誤解されるかもしれませんが、皮肉でもなんでもなく素直な気持ちで言ってるので、ご理解下さい。

ビジネスでの英語のやりとりは、ある意味で、超ハイレベルの「このパン2つ下さい」だと思うのです。 どう表現したらいいのかわからないのですが...



【6556】
【タイトル】猪原さん
【 日時 】02/11/30 2:36
【 発言者 】Jackie

>柴田さんのご理解でいいです。追加になりますが. 実際に「根石さん方式」を試してみようかというファンがほとんどいない」のところでも根石さんをご存 知ない柳瀬さんのファンということを意図しました。

ありがとうございました。 私が猪原さんの言葉をとりちがえたようです。

>まず私が批判しているからといって早とちりされても困りますが、民間人としての根石さんの活躍に拍手を送りたいと思っています。「音作り」教育が学校現 場で疎かにされていたという主張には大賛成ですし、学校教育で見捨てられた生徒の面倒を見て開眼させたことに感服しております。

これについては はやとちりなどしていませんよ。 大丈夫です.
お互い いろいろと はしょらずに 書いていければと思います。
また 行き違いがあったときは こうやって コミュニケーションすれば
OKですよね。 よろしく。


>英語学習の中で「根を詰めてやる」ことはもちろんありましたが、「好きなことをやる」を重視したこともあり、正直苦労したという意識はありません。発音 に関してはNHKのラジオ講座で学んだものがベースとなっています

好きなことをやるときは かなりの努力を要することでも 苦労とは思わない、 そういうこともあります。わかります。
しかし 根を詰めてやることはもちろんあった とおっしゃられているように 学校教育外で かなり学習されたはずです。それなしに上達はありえない。
ここのところの 学習量は はっきりとしておいて欲しいです.

でないと テストの日に「おれ ぜんぜん勉強してなかったよ ねちゃたよ。」
といいつつ 実はしっかり勉強していて 普通の子をあざむいている 優等生みたいです。

優秀者の”自分のいつもの勉強時間”も普通の人にとってはかなりの時間と学習量だったりすることもありうるわけです。

いとこが いつかMBA留学したいらしいのですが
ノバのレベル6(初級者)ぐらいの彼は かなり根をつめて学習する必要がありませんか。

それとも 猪原さんのように「好きなことをやる」を重視したこともあり、正直苦労したという意識はありません」 と いくことが 可能でしょうか?

高橋尚子は一日20キロ走ることを苦労した意識なくこなしますが
凡人には  苦労のレベルを超えている。



【6558】
【タイトル】猪原さん(1)
【 日時 】02/11/30 3:40
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



>「音作り」教育が学校現場で疎かにされていたという主張には大賛成ですし、学校教育で見捨てられた生徒の面倒を見て開眼させたことに感服しております。

 そうなんですか。「音づくり」なんか適当でいい、それよりも内容のあることを言えるようにすることの方が大事だというご意見かと思っておりました が・・・。
 柴田さんの体現している音などと比べると、私が体現している音などはるかに劣るものだと思っていますが、そんな私が「音づくり」をやらにゃ駄目なんだと 口を酸っぱくしたり、生徒さんを相手に「音づくりによるインプット」をやっているのも、学校の音の扱い方があまりにもあまりにもひどいからです。

>でも根石さんが「中庭掲示板」で誤解を招く言い方を重ねることにより柳瀬さんをがっかりさせるばかりか柳瀬さんファンの先生方をも遠ざけてしまうのでは ないでしょうか。

 私は誤解を招くような言い方をした覚えはありません。私はあそこであのようにののしったように、あの通りに考えているのです。日本の英語教育をいじって いる連中など、糞くらえだと真っ正直に思っています。誤解されたくないのは、柳瀬さん一人をやり玉にあげているのではないということに関してです。大学の 教員たちが日本語で育った人の口の動きを無視した「音声学」ばかりやっていることとか、そんなことをやっている連中を串刺しにして批判したいのです。大学 の教員たちが、まともな文部省批判をやれないことも糞くらえだと考えており、私の考えはあそこで行儀悪くだんびらを振り回した通りの考えです。

>私はイギリスで6年ほど生活したことがありますが、「根石さん方式」を学んでいなくても意思の疎通を滞りなく行いました(正確には2回苦労した記憶があ りますが)。そのため根を詰めてやる理由がわかりません。

 「根を詰めて」に関しての私の考えはすでに書きましたが、別のことが書きたくなってしまいました。
 もちろん、「根石さん方式」なんか知らねえよ、だけど英語は使えるよという人がたくさんいることはよく承知しております。その人たちは、自分の英語をど うするかというハウツウに関してはわかっているのですが、それらのさまざまな数多い有効なハウツウの根底に何があるのだろうと私は考えているのです。煮詰 めれば、意外と数少ない原理的なものが浮かび上がるのではないか、と。
 私はかつて一度でも「根を詰めて」やれと言ったことはなく、とんちんかんなやり方をするなと言ってきただけです。とんちんかんなものの代表は、学校英語 と英会話学校英語です。いくつかの大事な原理を取り出すことができれば、とんちんかんなやり方のどこがどうとんちんかんなのかを言えるはずだと考えてきた のです。英語ネイティヴと同じように考えることができないとか、ごつごつした英語しか作れないことを、自分の練習が足りないからだと自分を責め続けるよう な英語フリーク達の病気も、それ病気だよ、と言えると考えてきたのです。英語フリークの自虐は実にたちの悪い病気だと思っています。
 それ、あんたのせいじゃないよ、磁場がないせいだよ、と自虐病の人々に言いたかったということもあります。



【6559】
【タイトル】猪原さん(2)
【 日時 】02/11/30 3:43
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



>ただ、英語を使う場は「パンをください」というようなものは少なく、むしろ日系企業の社員として社内でも公用語たる英語をしゃべり、電話でも頻繁に外国 人とやりとりしておりました。

 イギリスでしたっけ。向こうに行かれてすぐにその日からそういう状態の英語を使っておられたのですか。もし、そうであるなら、日本にいてもそういう状態 で英語を使えたということですか。
 それとも、向こうに行かれて不自由したが、英語の磁場において英語を使い続け、一人になったら机上でも練習をして、そういう状態になられたのですか。
 前者を私はほとんど考えることができないのです。世の中には怪物みたいな人間がおりますので、まったくいないとは思いませんが、まずいないだろうと考え ています。
 後者でしたら、これはむしろ私の理論を裏書きしてくれる事例です。

>英語学習の中で「根を詰めてやる」ことはもちろんありましたが、「好きなことをやる」を重視したこともあり、正直苦労したという意識はありません。発音 に関してはNHKのラジオ講座で学んだものがベースとなっています。

 苦労極まりないのは、知識が知識のレベルに止まってしまういわゆる学校英語や受験英語であり、私も「音づくりによるインプット」で本気で英語をやった一 年は、苦労した意識はほとんどありません。面白いからどんどんやっただけでした。実態は受験英語でしたが、「音づくりによるインプット」でやれば、受験英 語だって面白いものになってしまいました。現在の自分から当時の自分の音を批評するなら、「ア」系列の母音の区別ができていなかったことが最大の難点で、 他の発音のポイントはあらかたクリアできていたと思っています。ですから、私は「苦労しろ」とか、「根を詰めろ」と言っているのではなく、学校の英語とつ きあうにしろ、大学受験につきあうにしろ、TOEIC を受けるにしろ、あるいは留学準備をするにしろ、英語圏で働くための準備をするにしろ、「音づくりによるインプット」でいけ、それが一番面白くて楽なやり 方だと言っているにすぎません。「音づくり」については、文まるごとを繰り返し言い続けろ、そうして口の筋肉をほぐしてネイティヴの複製音声を媒介にでき る状態を作れと言ってきました。この場面で、コーチがいると非常に効率がいいのですが、私自身は若い頃、コーチを得ることができませんでした。私が現在 「電話でレッスン」をやっているのは、「音づくりによるインプット」をやるに際して、コーチがいた方が、二度手間、三度手間を省けるからというのが大きな 理由です。
 猪原さんは、NHKのラジオ講座で身につけた音で英語を使って使い物になったのですから、音に関してはセンスのいい方です。このセンスの良さは、人々の 基準になりません。英語の音ひとつが片が付かず、いつまでも自信がもてないで、結局チャンスがあっても使えないでいる人もたくさんいるのです。私の仕事 は、そういう人たちのためにあるのだと考えてやっています。とりわけ現在は、準備不足のまま英語圏に渡ってしまって、いつまでも磁場に交われないでいる人 を相手に「電話でレッスン」をやりたいと考えています。アメリカ人の英語教師よりも、私の方が日本人がどこでどう苦労して行き詰まるのかをわかっていると いう自負があるのです。
 いつものように、飲みながら書いておりますので、やたら話に枝が生えていますが、お許し下さい。

>日本で日本語で育って、音も思考もいったんは日本語で
>形成された後の人の語学(典型的な語学)と言語の磁場に
>おける子供の言語形成とははっきりと区別すべきです。

>これは具体的には何歳くらいの子供を想定されているのでしょうか。わたしとしては小学校高学年以降の生徒を例にお話したつもりだったのですが。

 「音も思考も日本語で形成された後」というのは、15歳くらいをおおよその境目だと考えています。日本人が磁場で英語を身につけるのに、幼児だとむちゃ くちゃ楽、小学校低学年も楽、小学校高学年から中学へ入るくらいも比較的楽、中学くらいから15,6くらいまでなら、まだまだいける。それを過ぎると、ど んどん苦労になっていって、30を越えるとむっちゃくちゃ苦労。だいたいそんな図式です。
 以上は磁場で生活する場合です。磁場がないところで生活していて、机上で語学として英語をやるだけの場合、つまり英語の磁場にいるのではなく、日本にい つづける場合ですが、上に述べた図式はまるで当てはまらないと思っています。



【6561】
【タイトル】猪原さん(3)
【 日時 】02/11/30 3:44
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



>私は「生活言語」における音の現象と語学における発音の
>問題は別のものだと考えています。ここをちゃんと区別し
>ないと、そもそも語学などというものは成立しなくなります。

> 「語学」とは何でしょう。また生活言語とは何でしょう。定義がはっきりしません。私はビジネス英語でも生活するのに話すにも発音を区別したわけではありま せん。一般人の中でどこが区別されるのでしょうか。それとも指導者側のことをおっしゃりたいのでしょうか。「語学」が方言に対する標準語のようなもの、と おっしゃっているのでしょうか。

 まず最初にお断りしなければいけないのは、「指導者側」のことを言っているのではないということです。誰にとっても、語学の英語と生活言語としての英語 は別だと考えています。
 「生活言語」というのは、みんなが英語で生活している場にある英語です。これは、英語の磁場における英語だと言ってもいいと思います。みんなその言語で 生活しているのだから、生活の言葉なわけです。厳密な意味では、アメリカに生まれて育ちつつある幼児にとっての英語、日本に生まれて育ちつつある幼児に とっての日本語も「生活言語」だと思っています。幼児は会社に出かけて金をとってくるわけではないが、笑ったり怒ったりはしています。生な感情をその磁場 の言葉を通じて生きています。だから、それも幼児の「生活」なわけです。猪原さんがお書きになった、「ビジネス英語」も私はそれが英語の磁場にある英語な ら「生活言語」だと考えています。磁場の中で、具体的な相手を相手にして、喜怒哀楽をわかちあったりすることを仲立ちする言語。それを「生活言語」と名付 けています。
 こういうものに対して、際だって異質なのが、語学の対象となった言語です。机上の言語といってもいいし、生活の直接性を欠いた言語と言ってもいい。これ はあくまでも仮の言語です。もう何度書いたかわからない例をもう一度書きますが、どんよりと雲がたれ込めている日や、どしゃぶりの雨が降っている時に、 「机上」で It's a beautiful day today, isn't it? とか、It's very sunny today. とか言っていても、それが語学の対象となった言語であるかぎり、別に何もおかしなことをやっているのではありません。生活言語はいつでも現実と対応する言 語ですが、語学の言語では現実との直接的な対応は問わないのです。どこまでも仮の、架空のことを想定して十分に成り立つ言語です。
 語学の対象としての言語は、自分のイマジネーションに発して、自分の理解に帰ってくるだけの言語です。つまり自分に発して自分に帰るだけです。具体的な 相手がいなくても成り立ってしまう言語だとも言えます。「机上の言語」と言う所以です。
 この言語の特色として、「繰り返し」をしても何の問題もないということが言えます。
 昨日は11月29日でしたが、この一日を通じて、日本で「生活言語」で「こんにちは、こんにちは、こんにちは、こんにちは、こんにちは・・・」と、具体 的な一人の相手を相手に10回以上も繰り返し言い続けて挨拶をした人はよっぽどふざけたかった人を除いては、たぶん一人もいなかったのではないかと思いま す。やった人がいたら、とても問題で、場合によっては気違い扱いされると思います。ところが、日本にいる外人さんで、「こんにちは」の発音を正確に作りた くて、「こんにちは、こんにちは、こんにちは、こんにちは、こんにちは・・・」と言い続けた人はいないとは限りません。昨日いなかったとしても、今後はい ます。私は、イギリスから来た女の子に日本語を教え始めましたが、「こんにちは」の発音に問題があると思えば、「こんにちは」を10回や20回繰り返させ ることは平気でやります。語学としてはあたりまえの行為だからです。
 語学の対象としての言語をもっとも簡単に言えば、「現実を直接に相手にしていない言語」ということになります。



【6562】
【タイトル】英語嫌い人さん
【 日時 】02/11/30 3:57
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



吉岡実の奥さんが、吉岡の未発表の詩を詩集にされたということですね。
私は、吉岡は大好きですが、生前の吉岡に紹介するから会ってみろと、窪田
さん(私の卒業制作の詩集の担当教官)に言われ、いやあ、などと言い、せ
っかくの機会を逃して会わずにいた者ですので、入手する資格はないものと
思っております。

私は、吉岡の詩は晩年のものはそんなに好きではありません。
詩の世界に、登場しつつあった頃の吉岡をこよなく愛しています。
「僧侶」を含む思潮社版の「吉岡実詩集」一冊あれば、吉岡はわかるものだ
という理解です。

 吉岡実!
 おお、吉岡実よ!

 こんな掲示板でこんなことを書いてもせんないことながら、吉岡実を大事
に思う気持ちは私の中からなくなったものではありません。

 なんだか、いい日本語を読みたくてしょうがないです。
 英語回りの人は、話が通じない人が多くて疲れます。
 英語をやらない人に言えば一発で通じることを、英語をやっている人には
何度も回りくどく説明します。それで、後から後から、迷信が幽霊のように
立ち現れますから、こりゃ、俺は何かにたたられているに違いない。



【6563】
【タイトル】馬鹿らしいから
【 日時 】02/11/30 3:59
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



しばらく英語を離れて、武田百合子、読もうか。
英語回りは馬鹿らしいことが多すぎる。



【6564】
【タイトル】あ、そうそう
【 日時 】02/11/30 4:00
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



恋人ファンさんが引用されていた新川和江ですが、大したもんじゃないです。
水っぽくて、読んでいて、途中で飽きちゃった。



【6565】
【タイトル】Naima さん
【 日時 】02/11/30 4:06
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



>私は自分の英語力が拙い事もありますが、滞りなく意思疎通など出来た試
しがありません。 言いたい事が言えた試しがないのです。

いい言葉だ。



【6566】
【タイトル】「鬼」から転写
【 日時 】02/11/30 4:31
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



Naima さん 投稿者:根石吉久  投稿日:11月30日(土)04時30分25秒

「愚痴」は、この仲良し掲示板じゃなくて、「大風呂敷」の載せていいだけ
の質をもった記事だぜ。

あんたが怒っても、俺が転写しちゃうから、いくらでも怒りなさい。


愚痴 投稿者:Naima  投稿日:11月30日(土)02時20分14秒

意思疎通ってそんな簡単に滞り無く出来てしまうもんなんやろか。 Roseyは知ってるのですが、あるアメリ
カ人と口論になり、お互いに言えば言う程、思った事とは違う結果に発展してしまい、こじれにこじれた事
があります。 発想が違う、言葉のニュアンスが違う、文化が違う、表現法が違う、どれだけ日本語で言い
たかったかわからないのです。 相手の言う事も話しが深みに入り込むほど、微妙にズレが生じて来て、そ
れが亀裂になり、クレバスになり谷になり...

そんな簡単に意思疎通が滞り無く出来るんなら、私は根石さんを見限って猪原さんに師事したい。



【6568】
【タイトル】磁場
【 日時 】02/11/30 4:36
【 発言者 】Naima
【 リンク 】http://8430.teacup.com/pillbugtwins/bbs



>私の意識としては、日本でも人工的に英語しかない環境に学習者を押し込めることは可能だと思っているのです。しかも昔ならいざ知らず、現在ならインター ネットを使ってでも海外の環境に入り込めるのではないかと思えるのですが。

それはJackieさん言われる所の、「ちょい磁場」だと思うのですが、間違ってたらJackieさん、ごめんなさい。

英国に6年過ごされたのなら、「ちょい磁場」と「磁場」の違いは雲泥の差だと言う事がおわかりになると思います。 いくら洋画やインターネットで人工的な 英語圏を作ったとしても、絶対的に欠けているものがあります。

私の英語の先生はアメリカ人で日本に10年近くも住んでいますが、日本語圏で日本語を勉強する事のメリットについて"exposure"と言う言葉を良く 使います。 根石さんのおっしゃる磁場に近いかもしれません。 生活そのものが日本語と日本の文化や生活様式やにさらされているのです。 起床して歯をみ がけば、歯磨きのチューブに日本語が書いてある。 歯読むともなしに読む。 それが歯磨きの匂いや味と共に空だの中に入ってくる。駅に佇めば、構内放送の 日本語が毎日毎日繰り替えし繰り返し耳に入って来る。 雑踏、喧噪、電車が構内に入ってくる時の振動、その中で勉強している日本語とアナウンスが突然核融 合を起こす。(ちょっとご大層か...) 役場での応対、宅配の人の言葉、毎月来る請求書やお知らせ、電柱の広告、などなど五感六感で感じ取り理解出来ま す。 言葉に手応えと実感がある。 先生は歩きながら無意識に落書きや自動販売機の文字を読んでいる事もあると言います。 これらの事だけを取ってみて も、日本語圏で日本語を習う事の恩恵は大きいと言うのです。 私も同じ事を今経験しています。

インターネットや映画の二次元の中に垣間見る外国語とは まるで違います。



【6569】
【タイトル】(無題)
【 日時 】02/11/30 4:40
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



>ビジネスでの英語のやりとりは、ある意味で、超ハイレベルの「このパン
2つ下さい」だと思うのです。どう表現したらいいのかわからないのですが...

見事に表現してると思うな。
ビジネス英語は、「私どもは損したい」なんて言わねえよ。
もし、言っても、それは得したいと言っているんだ。
「パン二つ」とこれだけのお金とを交換するのはいいか悪いかだけ言ってる
のだ。いろいろと、砂糖はまぶしてあるけどさ。

 俺は、今日、これだけの英語論みたいなもの書いたけど、パンいくつもらえ
るんだ?
 誰もパンをくれねえんだよ。
 俺は、レッスンの時はやさしいおじさんなんだから、生徒を紹介してくれよ。
って、俺の空き枠はあと二つだけだ。女房の空き枠ががらがら状態だからよ、
紹介してもらえれば、俺の「髪結いの亭主度」がほんのわずか up 。
 頼むよ。
 って、誰に頼んだのだ、俺は?



【6575】
【タイトル】恋人ファンさん過去ログより
【 日時 】02/11/30 10:33
【 発言者 】Jackie

恋人ファンさんお久しぶりです。
ここで 恋人ファンさんの過去記事を勝手再掲載させてください。

【6576】
【タイトル】Jakie さん 2
【 日時 】02/09/21 5:02
【 発言者 】恋人ファン@べらんめえ mode
>今コミュニカティブな授業が推進されてます、英語だけで授業をする先生もちらほら
>でてきているようですが本末転倒です。

ちょっと古いのですが、手元に中1のサンシャインがあります。一課はこれです。
(今でも「会話重視」は続いているようですから、そんなに変わっていないと思うのですが)

Welcome, Emily. I am Kumi. Hello, Kumi. I am Emilly. Hello, Mrs. Oka. I am Emilly
Oh! You are Emily. Welcome to Japan. Emily, this is my father. How do you do, Mr.Oka?
How do you do, Emily. Nice to meet you.

>以下、アホ文科省官僚へ!


おいおい、中1の第1課からこれかい?! be動詞が二種類 一般動詞もdoとあろうことか不定詞でto meet
間投詞の welcome, Oh とか。。。こんなんじゃあ英語のシンタックスなんて分からなくなるに決まってる!!
Mr. Mrs. と綴りの省略までありやがる
この手のエーカイワがコミニカチブな文章だと言い張るんだったら、おめえら文科省の英語科?は全員クビ!!!!

中1の第1課なんて、This is a pen. That is a book. とその疑問文と否定文を数種類ずつ。
二課で、 I am a boy. you are a girl. We are students. と、同上

要するに、昔のがいいんだよ!エーゴの教科書なんて、英語シンタックスの骸骨見え見えの分かりやすくて、大人
が読んだら退屈で死にそうなのでよかったんだよ!!それを面白く教えるのが教師の腕ってもんじゃねえのか??
こんな、無理矢理シチエーション作ったって、中学生が「このとおり外人にあったら言おう」とか思うと
考えてるんだったら、子供のことが何にも分かってねえ証拠だぞ!
こんなとこでぬくぬくしてやがらないで、厚生省にでも行って年寄りの介護でもしてやがれ!

「私は少年です。これは本です。」なんて、ネイチブは一生使わねえだって!!
ネイチブのために、テメーらエーゴやらせてんのか?うん???
日本の中学生のためだろ!このボケが!
このクソ教科書になりやがってから、落ちこぼれ続出なのは知らねえのか??
授業なんてやりにきいったらありゃしねえ。。ガキゃあ、英語嫌いになるし。。

うん?「あんなあり得ない文章でなく将来直ぐに使える文章」にしろって、国会のセンセーに言われた??


あんな、家庭教師何人も付けて何回も留学したようなオボッチャマ連中に、
フツーの公立行ってる貧乏人のガキのことなんて分かるわけねえだろ、タコが!

でえてえよ、「将来すぐ役に立つ勉強」なんて言うんなら、自動車免許の学科でも教えてりゃいいんだ。
ありゃよ、殆どの中学生が何年か先必ずやるんだからな

勉強ってそんな「なんかにすぐ役に立つ」ってもんか?
基本を押さえさせて、 応用が色々に利くようにしておくから、数学とか歴史とか
ちょっとの人に役にしか立たんもんでも、やらせてるんだろ?

役に立つなんて言われて、エーゴの教科書ホイホイ変えるんだったら、その前にまず漢文と古文なくせ!
あんなもん、誰も使わんだろ?古文しゃべるか??漢文書くか?

ったく、そんな単純頭して東大法科だ、国Tだと、よく言ってられんな。。。ケッ!←真似♪

(古文漢文廃止しろって言っているのではありません。念のため。。(^^;; )


コミニカチブだか日舞だか若秩父(古っ!Naimaさんと根石さんは分かるか。。(^^;;)
だか知らねえが、日本人のエーゴてえのはな、ゴツゴツしてて当たりめえなんだよ。
がっこでやった文法とやらに、単語乗っけて言いたいこと言えばいいのさ。

ゲエジンなんか、自分は何にも苦労しちゃいねえんだから、分かるのに苦労したって構うこたあねえんだ。
おめえらだって、電波少年のチューヤンの言ってること、分かりたかったら面倒でも一生懸命聞くだろが。

教科書はそんなゴツゴツエーゴが自分ででっち上げれるようにな、新税だかシンタックスだか
何しろ根石のオッサンが大事だって言ってるヤツが分かりやすけりゃいいんだからよ。

てめえがネイチブみてえにカッコよく喋りてえだの、ネイチブの読んでいる本読みてえとか
抜かしてる物好きは、やめろったってどうせ自分でやりやがんだから、ほっときゃいいのさ。

以上でした。
好きなんです、この文章。そして べらんめえ口調。



【6577】
【タイトル】恋人ファンさん
【 日時 】02/11/30 11:06
【 発言者 】Jackie

>「外国語の磁場は飛行機で一っ飛びすれば手に入る」という根石さんの断定は、多くの語学留学生
が買い物程度でしか使える外国語が使えないことや、何よりNaimaさん自身がドイツにいるのに
ドイツ語の磁場が手に入っていないことからも、そう簡単に鵜呑みに出来ないことは明らかでしょう。

磁場は その国にいけば 手に入る、 これは Naimaさんの日本滞在で日本語も学んでいる アメリカ人講師の例があらわしています。 Naimaさん も
ドイツ語の磁場で さまざまの生のドイツ語を あびています。それこそ
シャンプーかリンスか選ぶ、または風邪薬ひとつ選ぶことにも 真剣勝負です(熱さましか咳止めか 服用量は?)今だったらドイツのクリスマスの雰囲気の中 で生活をする。 これこそ磁場です。 この感覚を日本で得ることはむずかしい。

Naimaさんは ここで 机上の練習も手放していない(回転読み他)ので
これからの 上達はすばらしいものになると思います。

>多くの語学留学生
が買い物程度でしか使える外国語が使えないことや

これは磁場にいれば 言葉が自然に身につくと錯覚をしている人が
磁場での机上の練習をおろそかにすることから よくおこる話ですね。

短期ホームステイに行って帰ってきた子が たとえ1ヶ月でも目覚しく進歩をするのを目の当たりにすることがあります。上達というよりものおじしなく話すよ うになるからです。

これは 磁場の作用が大きい. 日本にいるときには 間違うことをおそれしゃべれないが 磁場で 言葉はつうじてなんぼ。に気付く。
たとえハンバーガー一個を買うのでも はじめはどきどき。
声がちいさきゃ通じない。発音がまずすぎても通じない。 滞在するうちに 通じさせるために言いかえることを覚えていく。 間違うことをおそれることがな くなる。

これが 多くの短期語学留学生が得る 一つの成果です。 英語がたいそうなものではなくなる。 日本語と同じ言葉だと気がつく。

で 帰ってきて 「日本で1年も英語勉強して話せなかったのに ただの1ヶ月で 上達した」なんて勘違いしてたりする。
そりゃあんた こっちて基礎訓練しとったから意思の疎通がはかれたとよ。忘れちゃいかんぜよ。それに まだ 会話という会話は 本当はできていない。買い 物や乗り物だ乗ることができる サバイバルイングリッシュの世界。

往々にして ここで駅前留学に走る生徒がいます。 机上の練習を手放さなければ効果はあるのですが 外国滞在で上達した→ ネイティブと話したからだ。と 短絡的に考え 机上を手放してしまう。
上達は? さあてねえ。




【6579】
【タイトル】快楽原理
【 日時 】02/11/30 11:15
【 発言者 】パクパク

ふつうは、発音訓練とは、面白くないものですが、
これが、面白かったのは、どうしてか考察していだけませんか?
子供の場合は、リズムや音調で、喜ぶようです。
だから、意味がわからなくても、素読が、楽しいから継続できる
ようです。


「音づくりによるインプット」で本気で英語をやった一年は、苦労した意識はほとんどありません。面白いからどんどんやっただけでした。実態は受験英語でし たが、「音づくりによるインプット」でやれば、受験英語だって面白いものになってしまいました。



【6580】
【タイトル】英語の原理
【 日時 】02/11/30 11:35
【 発言者 】パクパク

「英文法を疑う」松井力也、講談社現代新書、¥640

この本は、けっこう有名らしいですが、
英語の論理と日本語の論理をわかりやすく書いています。
そのうえで、英語の語並びの原理というのがわかりやすく
明示されています。
磁場の有無よりも、英語の異質性を明示しています。



それらのさまざまな数多い有効なハウツウの根底に何があるのだろうと私は考えているのです。煮詰めれば、意外と数少ない原理的なものが浮かび上がるのでは ないか、と



【6581】
【タイトル】Naimaさん、
【 日時 】02/11/30 13:04
【 発言者 】浜谷[Profile 近畿地方に住む60代の方]
【 リンク 】http://www1.odn.ne.jp/~cet09590/



>浜谷さんは一度も日本を出ずにガイド試験に合格されていますが、その後、アメリカに留学されていたと聞いております。 その頃の事については一度 も言及された事がありませんが、磁場での学習はどのようにされていたのでしょうか。 私は英語の基礎があったので、ドイツ語クラスでの文法説明などは難な く理解出来ましたが、(文法用語は英語と酷似しているので)ドイツ語は一からの出発で四苦八苦しました。 ちょうど、猪原さんほど長期にわたる英語圏での 滞在ではないにしても、いい機会ですので、お聞かせ下さい。

国弘正雄氏や猪原さんのように6−10年という長期ではありませんでした。また目的も、最近英会話学校が日本で教える限界を感じたのか、学習者の目をくら まそうという企みなのか「ちょい海外留学」が横行していますが、それと似たようなものでした。定年退職したので経験を生かして「英語でも教えようか」と色 気を出して行ってきただけです。最近それが役に立たないということがやっと分かり、英語を教えることを生業にすることは一応諦めました。(あくまでも「一 応」なのですが・・・、ネットを生かして何かしたいというのが本音です。)

4ヶ月ぐらい磁場にいるだけではものにならない、きちっとした目的意識とそれに合った方法が必要であるというのが反省点です。私が在籍した St. Marry College of California, という大学の本コース必要英語学力習得のためのIntensive English何とかというコースには日本から多くの、主に女子学生も来ていましたが、何年たっても(実際に何年かは訊いていませんが)本コースに進めな いと言って(懇親旅行の際のパーティーの席で)泣いていたような環境でした。勿論TOEFLによるクラス分けでは私が彼女らと一緒になることはありません でした。

もう少し本格的に英語学習に力を注いでいればもっと良い結果を今ごろ出せていたかも知れませんが、所詮人にものを教えるという柄ではないことはよく自覚を したうえでの留学だったこともあり、もう一つ別の色気を出して、(私のレベルで許された本コース2科目履修可の特権?を生かそうと)スペイン語初級をとっ たのがもう一つの失敗要因でした。英語とスペイン語の二股をかけた訳ですが、(将来的にはスペイン語も話せるようになりたいと思っていますので全くの失敗 でもないのですが・・・。当然のことですが同クラスは私の他は先生も含めて全部アメリカ人でした。)その為に英語学習に注ぐべき時間を大幅に削らなければ なりませんでした。

こんなところです。何かの参考になればと思い恥を忍んで駄文でご披露しました。



【6582】
【タイトル】Jackieさん
【 日時 】02/11/30 16:58
【 発言者 】Naima
【 リンク 】http://8430.teacup.com/pillbugtwins/bbs



私、恋人ファンさんにはよく叱られてますが、(^^; 英語の学習法については単純明解でわかりやすいので、胸がすく思いがしますね。

浜谷さん、

お返事ありがとうございます。 留学中に日本語磁場で英語を独習していた時とは違う感覚とか、磁場にいた事の利点というのは感じられました?



【6583】
【タイトル】磁場での学習効果
【 日時 】02/11/30 18:51
【 発言者 】浜谷[Profile 近畿地方に住む60代の方]
【 リンク 】http://www1.odn.ne.jp/~cet09590/



>お返事ありがとうございます。 留学中に日本語磁場で英語を独習していた時とは違う感覚とか、磁場にいた事の利点というのは感じられました?

少し言葉が足りなかったかもしれませんが、結局私がアメリカで過ごした4ヶ月は語学留学というものでさえなかったと言ったほうが適当かもしれません。むし ろ永年働いてきてそのご褒美に少しのんびりしに行かせてもらったというべきかも知れません。(妻はじめ家族には感謝しています)ですから自分の日本語磁場 で独習した英語が通用した、とにかく喋れる、多読中心の学習で十分だ、という確信が持てたことが大きな収穫だったと思っています。英語磁場にもっと長くい れば国弘氏や猪原さんのように不自由なく英語が出てくる域に近づけたかも? 4ヶ月ぐらいでは「とにかく喋れる英語」、「ごつごつ英語」の域をでないとい うのが実感です。私も国弘氏や猪原さんのように長期間留学された方にその効果を是非お聴きしたいと思っています。

しかしひょっとするとその方達も日本語磁場での独習の成果と英語磁場での学習での成果にあまり違いはなかったのかもしれませんね。つまり、前者ですでに不 自由なく完璧な発音で英語を喋る術を会得していたのかもしれません。私は商社マンとしての松本道弘氏に大阪の英語道場でお会いした時から(といっても直接 はお話をすることはあまりなく、常時出席者が50人を悠に超えていた毎週土曜日のミーティングを淀みなく司会されるのを黙って聞いていただけだったのです が)日本人離れした発音や不自由なく英語を操る様を拝見しています。そのような方々は人並みはずれた努力されて高みを極められたと思いますが、我々と違う 天才的頭脳の持ち主でもないかと想像しています。それは最近話題になってる日本人少女達の欧州におけるバイオリンコンテストなどを見てもありうることだと 思います。

しかし、そうであればその方達はそのことを説明すべきではないでしょうか? いくら努力しても普通の人はその方達の域に達することはないだろう、というこ とを。私は間違ったことを言っているのでしょうか?



【6585】
【タイトル】Naimaさんへの返事
【 日時 】02/11/30 20:52
【 発言者 】猪原
【 リンク 】http://www.onestopej.com



私は第二外国語としてドイツ語を選択しましたが、さっぱりでした。あまりやる気がなかったのも事実です。Naimaさんが相当努力されている姿が目に浮か びますが、もう少しご自身のレベルに合うクラスが選べていたらよかったでしょうに。


>言いたい事が十分に言い得ないと思われた事はないでしょうか

もちろんあるのですが、言わなきゃならないと思ったことは最低限しゃべりましたし、相手が私の主張内容を取り違えていないかは常にチェックしていました。


>ビジネスの英語は限られた状況の中での・・・アフター5でのイギリス人
>との自由な会話の中での意思疎通とでは、また一味も二味も違ってくる
>様な気がするのです。

「限られた状況」といえばそうですし、結構幅広いといえば広いでしょうし、jargonなども出てきたりしますから、奥が深いと思います。ローカルスタッ フとの自由な会話についてはしっかり楽しみました。まあ、着任当初1か月はユーモアがわからずにぽかんとしていたと思います。

結局、相手のしゃべるロジックがわかってしまえば理解に困ることはありませんが、日本で英語のロジックに慣れていないと泣きを見るでしょうね。


>あるアメリカ人と口論になり、お互いに言えば言う程、思った事とは違う
>結果に発展してしまい、こじれにこじれた事があります。 発想が違う、
>言葉のニュアンスが違う、文化が違う、表現法が違う、どれだけ日本語で
>言いたかったかわからないのです。 相手の言う事も話しが深みに入り
>込むほど、微妙にズレが生じて来て、それが亀裂になり、クレバスに
>なり谷になり...

まず日本語を使うもの同士でもこのようなことはよくあります。相手の話をよく聞いて、言葉を慎重に選び、友好的に振舞っていれば傷口が広がるようなことは 起きないと思います。相手に怒りの感情を見せる前に「私はあなたをこう理解したけれども正しいか」と確認できたらいいでしょう。

母国語を使わない会話ならなおさらです。英語がある程度できる人でもなにげない言葉のニュアンスを誤って理解していたりすると相手の意図を取り違えたり相 手に誤解されたりする割合が飛躍的に高まるように思います。発火点に立ち戻らないと火は消せませんね。



【6587】
【タイトル】柴田さんの「音作りへの道」
【 日時 】02/12/01 1:21
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



直接に行く場合のURLは以下の通り。
今後、この掲示板や他の掲示板で、紹介するために常連の皆様は単語登録し
ておいていただきたくお願い致します。

http://nagano.cool.ne.jp/ha98000/ron/otomichi2002.html



【6589】
【タイトル】広島大学・柳瀬さんの「中庭」から転写
【 日時 】02/12/01 1:43
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



この掲示板の運営方法に関して 投稿者:柳瀬陽介  投稿日:12月 1日(日)00時27分46秒

下に根石さんが文体に関して質問をされていますので
お答えします。

まず「行儀の悪い文体によって、ようやく言い当てている
なにごとかはある」というのはその通りだと思います。

ですが、私はそういった文体が重なることにより、せっかくの
英語教育改革の試みが、各方面で不要な感情的反発を生み、それが
感情的対立に固定化してしまうことを恐れています。

もちろん感情的対立を克服してこそ真の問題解決はありうる
という考えもあるかもしれませんが、私はできるだけ冷静に
理性的に問題解決を図ることを自分の方針として、このHP
および掲示板も運営しています。

ただ、根石さんの
>個々の教師が「あるべき授業の姿」と「現実の授業の姿」との間に分裂して苦し
>むこと。その分裂のはざまにいる教師の苦しみを作り出しているのは、英語教育
>界に批評というものが払底しているという一事です。研究あって、
>批評なし。その無批評という風土病を作り出しているのは、他ならぬ大学
>と文部科学省です。
というご指摘は見事に正鵠を射ていると思います。大学や役所は、
「事なかれ主義」におちいるところが多いです。

ただその「無批評という風土病」の要因の一つが、「批評」がしばしば
感情的対立しか生まなかった過去の経験があるのではないかと私は思っています。
ですから私は、できるだけ冷静で理性的な議論を進めようとしてます。
批評の言葉があまりに感情的だと、せっかくのその論点が客観的に認識
される前に、拒否されるからです。冷静で具体的な言い方をすればどんな人も、
耳を傾けざるを得ません。
この方針は研究でも教育でもこのHPでも同じです。(HPでは時に賛辞がすぎる
ところがあるかもしれません。これはできるだけよい試みを励まそうとする
あまりのことです)。

こういった「冷静で理性的」といった言葉に根石さんはおそらく
大学人のゴマカシを感じられるのかもしれませんが、私はこの方針を
本気で信じております。それが私の仕事です。

根石さんがご自分のHPと掲示板で、どのような文体で英語教育を
語ろうが、もちろんそれはまったくかまいません。ですが、
私が管理運営する掲示板では、できるだけ感情的な言い方は控えて
くださるよう、お願い申し上げます。

私は多様性こそが健全さを生み出すと信じていますから、そうやって、
お互いが異なったアプローチでネット社会で活動することにより、
英語教育の改革もより健全なものになると思います。
(その意味で掲示板「大風呂敷」
http://sky.iruka.ne.jp/cgi-bin/a4/iruka.cgi?shigeru
も私のリンク集の中に含めさせていただきました)

なお、根石さんは私が根石さんが出した論点に対してほとんど
触れず、文体のことについてのみ述べたことにご不満だったようですが、
私がほとんど論点に対してコメントをしなかったのは、とくに
反論を述べる必要や意見を表明する必要を感じなかったからです。
私は根石さんの投稿に限らず、特にコメントする必要を感じなければ
コメントしません。私は管理運営人としては、すべての投稿に
目を通しますが、一人の投稿者としては、自分の考えや時間的
余裕などの要因で投稿するかどうかを自由に決めます。(前にも
申し上げましたように、私は掲示板よりもHPを、HPよりも勤務
校での仕事を優先させていますし、家族との時間はそれとは別格に
大事にしようとしています)。

またこの掲示板が混雑することを配慮してくださってありがとう
ございました。私は私のHPおよび掲示板の標準的読者を2週間に
一度ぐらいアクセスする人と設定しています。一つには私がその
ぐらいのペースでしかHPを更新できないからですが、大きくには
私が直接知っている読者の方には、そのぐらいのペースでアクセス
する人が多いからです。そのような人は投稿が連続すると「とても読む気が
しないし、第一読む時間もない」と言います。私は議論はできる
だけ多くの様々な人に共有してもらった方がいいと考えていますので、
あまり投稿が一部の人だけによって集中的に連続することは必ずしも好ましい
とは考えていません。



【6591】
【タイトル】パクパクさん
【 日時 】02/12/01 2:27
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



>ふつうは、発音訓練とは、面白くないものですが、
これが、面白かったのは、どうしてか考察していだけませんか?
子供の場合は、リズムや音調で、喜ぶようです。
だから、意味がわからなくても、素読が、楽しいから継続できるようです。

 私は「音づくりによるインプット」をやっていたとき、発音訓練だとはあ
まり思っていませんでした。音のつながりでおぼえちゃえと思っていただけ
です。
 コーチがいれば(「電話でレッスン」のようなものでなら)、発音訓練と、
「音づくりによるインプット」が全部成立します。私は若い頃、そういうコ
ーチが得られなかったので、かたきをとるつもりでコーチをやっています。
かたきをとるだけでなく、お金もとりますが。

>子供の場合は、リズムや音調で、喜ぶようです。

 私の場合も、19歳にもなって、リズムや音調を喜んだようです。
 音楽そのものよりも、私は言語の音楽性が好きなんだろうなと思います。



【6595】
【タイトル】言語の音楽性
【 日時 】02/12/01 7:25
【 発言者 】浜谷[Profile 近畿地方に住む60代の方]
【 リンク 】http://www1.odn.ne.jp/~cet09590/



>子供の場合は、リズムや音調で、喜ぶようです。

 私の場合も、19歳にもなって、リズムや音調を喜んだようです。
 音楽そのものよりも、私は言語の音楽性が好きなんだろうなと思います。

その通りだと思います。私は英語では刷り込み効果の精かもしれませんが、米国語が英国語よりも好きです。フランス語も好きです。スペイン語はあまり好きに なれませんが、不思議と聞きやすいです。あいまい音があまり無いせいでしょうか? 最近FM放送などで英語でのトークが音楽番組の中にちりばめられて若者 に受けているようですが、彼らは音楽として英語を聴いているように思われますがどうでしょうか? 勿論全部が全部そうではない、英語のヒヤリング勉強のた めに聴いている人も多い、と思いたいですが、ほんとうのところどうなんでしょう?



【6597】
【タイトル】なぜ 授業は変わらないのでしょう?
【 日時 】02/12/01 15:40
【 発言者 】Jackie

中庭より転載 http://141.teacup.com/nakaniwa/bbs

なぜ 授業は変わらないのでしょう? 投稿者:Jackie  投稿日:11月29日(金)07時58分14秒

「教育」より引用 http://ha2.seikyou.ne.jp/home/yanase/education.html

4 心身協調メカニズム (psychophysiological mechanisms):心と体を連動させる

>英語が使えるということは、例えば皆さんの心の動きが英語の発音という体の動きにすぐにつながることであり心と体が連動するメカニズム・…

英語の学習というのは技能訓練やスポーツの練習と一緒です。あなたの思いが思わず口から英語でほとばしでるようにあなたは自分自身を訓練しなければなりま せん。聞こえてくる英語の音声という空気の振動が、日本語と同じように、あなたの心に直接響いてくるように練習を重ねなければなりません。ところが残念な ことにこの心身協調メカニズム形成の訓練が、日本の多くの英語の授業で軽視されています。テープを聞くのは一度だけ、音読は一切なしといった授業も珍しく ありません。でもこれではあなたの心と体は英語に関して協調し連動することはありません。

解決法は自分でその訓練をやってしまうことです。とくに授業の復習としてテープを使ってください。(1)まずは授業で扱った英文をテープを聞きながら目で 追って、そのスピードで直読直解できるようにする。一度でできないなら何度も聞く。(2)次に教科書を閉じて、テープを聞いて、直聞直解できるようになる まで何度も聞く。 −中略ー

(本当はこういった訓練を学校の授業で行えればいいのですが、授業というのはなかなか変わりませんので、ぜひ自分で自分を訓練してください。

引用以上。

柳瀬さんのおっしゃるとおりです。英語学習はスポーツと一緒。ある程度まで訓練が必要。
訓練が学校でかけています。 それは 自分で補えばすむこと、いや 英語の基本は独学なので
自分でやるべきことかもしれません。
しかし 柳瀬さんがおっしゃるような訓練を 学校基礎の段階で行えば かなりの力がつくものとおもわれます。生徒が家で復習をするときにも役に立つ。

「授業はなかなか変わらない」
なぜ 授業はかわらないのでしょう。 変われないのでしょうか?
受験のための勉強やいろいろの制約があるからでしょうか?
それとも変えたくないのでしょうか?



【6598】
【タイトル】猪原さん
【 日時 】02/12/01 15:46
【 発言者 】Jackie

どのように 学習されて また どのくらい学習して 英語の力を身につけられたのか よろしかったら 教えてください。
学校での成績は よかったのでしょうか?

また現在の 学校教育については このままで よいとお考えですか



【6599】
【タイトル】sbさん
【 日時 】02/12/01 15:56
【 発言者 】Jackie

>最近スラッシュ訳を一部入れたプリントで授業するようになりました。
スラッシュ訳を見ても日本語訳ができない生徒も一部にはいますが、スラッシュ訳から日本語訳ができる生徒というのはスラッシュ訳でも十分意味がとれている という実感を最近得ています。というのはスラッシュ訳をした後、あいもかわらず日本語訳をすると生徒が退屈するのです。当たり前か。。。
しかし音作りからは程遠い授業をしている自分がいます。自分の英語力を部ラッシュアップさせること、音作りの時間を少しでも増やすこと、語彙の範囲を自ら 広げる大切さを感じています。

日々の授業を反省して 改善していく 自らの英語力も磨きながら。
これを実践していこうとしているsbさんは 恩師にはなれども 怨師には ならないでしょう。

私の怨師は 高校時代 授業中眠ってしまった私をたたいた。
眠ってしまった私は 悪いが 眠らせるような授業をしていた事に対して
反省など 皆無だった。生徒は 皆眠らないまでも退屈にしていた。
先生は わからせよう 伝えよう 日々授業を改善していこうとは していなかったな。
今 どうしているだろうか。

まったく 自分の 成績の悪さ 授業中寝るなどの態度の悪さを
棚にあげて よくいうな、、自分。



【6600】
【タイトル】磁場とは何か?
【 日時 】02/12/01 22:46
【 発言者 】boysome228

>>お返事ありがとうございます。 留学中に日本語磁場で英語を独習していた時とは違う感覚とか、磁場にいた事の利点というのは感じられまし た?
>。。。。。。。ですから自分の日本語磁場で独習した英語が通用した、とにかく喋れる、多読中心の学習で十分だ、という確信が持てたことが大きな収 穫だったと思っています。

 英語国に数年滞在した経験から少しコメントします。私が考えますに、英語ネイティブ磁場に滞在する事の最大のメリットは、何と行ってもその言語を使わな ければ生活できない事です。その結果、否応なしに日本語を介在させずに、“直接”英語を使わざるを得ません。この時、それまで学習してきた自分の英語力が 試されます。そして、それまである程度英語を自分なりに勉強してきた人は、やってみれば結構自分の英語が通じるものだという事を体験できます。一年以上英 語国に滞在する人は、最初の一年は自分なりのブロークンの英語でも何とかなるという、いわば英語を使う度胸をつけるために使われます。この時、自分の語彙 力や文法力は一年前とそれ程変わらないかも知れませんが、それまで日本でやってきた、日本語を介在させて、たっぷり時間をかけて英作文する、あるいはリー ディングでもまるで昔の日本人が返り点をつけながら漢文を読んでいたような、学校英語的文法知識による暗号解読的な英語の使い方とは本質的に異なる、言語 本来の使用法に即した言語の使用を否応無く開始させられる事になります。ここで私が何を言いたいのかというと、皆さん本当はやれば結構英語が使えるという 事です。多分中学レベルの文法知識と、ある程度の正しい発音法が身についていれば、あとは適当な機会(今まで述べたような“磁場”)さえあれば、ある日雛 鳥が大空に飛び立つように巣立ちできるのだという事です。ネイティブは3歳児でこれができてしまいます。皆さんにできない訳がないと思いませんか?そのよ うな機会を与えるという事が磁場の本質ではないかと思います。逆に言えば、そのような言語の使用機会さえあれば、これは日本ででも可能という事だと思いま す。

 この真の巣立ちから先は本人の努力次第です。ここからあまり努力しない人は、日常会話程度の英語力から脱出できません。本人のたゆまぬ努力と、そして、 ここが肝腎なところですが、なるべく自分で英語を使う機会、あるいはその訓練を継続的に行うという事が上達の秘訣ではないでしょうか?



【6602】
【タイトル】柴田さん
【 日時 】02/12/02 1:27
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



今日、改めて、「音作りへの道」を通して読ませていただきました。
私は本当に掲示板を始めてよかったと思っております。
全国の英語の先生に、一人残らず読んで欲しいと思っています。



【6603】
【タイトル】「中庭」から(1)
【 日時 】02/12/02 2:41
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



中庭:http://141.teacup.com/nakaniwa/bbs

do についての私見(1) 投稿者:根石吉久  投稿日:12月 2日(月)02時25分38秒

 大津さん

 私は文法そのものを理論として扱うことをしないものですが、do について今日、少し考えました。考えの途中ですが、書かせていただきます。

 do は、助動詞だとされていますが、あんまり助動詞だとも思わないのです。
 分類のしようがないから、しょうがないから助動詞にさせられているのではないかと思っています。明らかな意味を担う他の助動詞とはちょっと性質が違うと 考えています。

 じゃあ、do はどんな性質か。これは「注意喚起の do」とでも名付けたい働きをしていると考えました。おいら、これから質問するからと、相手の注意を喚起する働きではないかと思います。
 be動詞でないもの(一般動詞)は、do で代用できます。あらゆる一般動詞を抽象してしまえば、do になるので、do を使って注意を喚起する。そうすれば、整合性ができる。日本語に訳すと、「する」なんかではなく、「どんなもんだ?」とでもするのが適するのではないで しょうか。

 Do you think so?
「どんなもんだ? お前はそう思う?」


 質問するよ、と注意を喚起するのだと思います。
 注意を喚起する働きだけだから、これを省いても文として成立します。

 You think so?
 「お前はそう思う?」

で通じるのは、do が取れた崩れた形なのではなく、特に注意を喚起したいのでなければ、これが元の形なのではないかと愚考します。
 wh疑問文の Where do you go? は、

 Where you go?

で通じます。

 Which do you take?
でも、
 Which you take?
でも通じます。目的語の wh疑問詞でも、副詞的wh でも、成立します。

正しいとされる Where do you go? の do も注意喚起の働きが残ったので、その方がていねいであるだけではないかと考えました。イギリスの大学あたりで、do を使う方が「正しい」と、民衆の「do 無し用法」の多用を無視して正統化されたことがあるのではないかと考えています。
 よそ見している人に、you know とか、hey とか言って、注意を喚起してから言いたいことを言ったりしますが、do の働きは、乱暴に言えばこれと同じだと思うのです。
 だから、それを省いてしまっても、誤解が生じることのない文はできる。(ていねいさの度合いは違ってくるが)



【6605】
【タイトル】「中庭」から(2)
【 日時 】02/12/02 2:42
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



do についての私見(2) 投稿者:根石吉久  投稿日:12月 2日(月)02時26分08秒


 スコラ的思考を排して、中学生の質問に戻ります。

(1) Which bus do you take?
(2) Which bus goes to City Hall?

 do を「あのさあ」とか、「どんなもんかな」とか、「聞きたいんだけど」とかいう注意喚起の働きの助動詞(?)だとすれば、

(1) Which bus you take?
(2) Which bus goes to City Hall?

 と、(1)から do をとっちゃっても構わないだろうと思うのです。
 注意喚起の機能をとっちゃうから、文の感じは違っちゃいますが、インフォメーションが損なわれることはないだろうと思います。

 私は最初、which bus が目的語になるか、主語になるかの違いだと考え、だったら、Ray さんが言うようにいろんな同類のパターンを提示して慣れちゃえば、主語を主語と感じ取るセンス、目的語を目的語として感じ取るセンスができるから、それで 解決するんじゃないかと考えていました。

 しかし、まるで違う考えが今日、私に生じてしまったので、もしかしたら、とんでもない勘違いかもしれないと恐れながら、書いてみました。なにしろ、裏付 けはまるでありません。勝手に自分で考えただけのものです。



【6604】
【タイトル】「中庭」から(3)
【 日時 】02/12/02 2:42
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



do 追記 投稿者:根石吉久  投稿日:12月 2日(月)02時37分43秒


Which bus goes to City Hall?

 では、Which bus 自体が「行為」するのだが、Which bus 自体が疑問の意味を提示しているので、does を言わなくて済ませるのが楽。もし言うなら、

Does which bus go to City Hall?

となると思います。

 別の話ですが、私は昔から、「なぜ」三単現の s というものがあるのか不思議でしょうがありません。なぜなのかご存じでしたらお教えください。



【6606】
【タイトル】猪原さん
【 日時 】02/12/02 3:05
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



理論めいたことを言われるなら、理論のレベルまで上がるなり下がるなりして
欲しいと願っています。
そうでなければ、お互いに「蛙のつらにしょんべん」です。



【6607】
【タイトル】「鬼」から
【 日時 】02/12/02 3:14
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



 私の「電話でレッスン」の生徒が集まらないので、しょうこりもなく、再び「回転読み」(レッスン時はそれへの導入として「技法グラウンド」)の宣伝をい たします。
 宣伝に使うからねと、Naima さんに断ってありませんが、多分許してくれると思い、「鬼 http://8430.teacup.com/pillbugtwins/bbs 」から転写いたします。

----------------------------------------------------
11月30日 投稿者:Naima  投稿日:12月 1日(日)08時31分24秒

ほよ...

動詞変化と例文を網羅中、時間がかかる。 いままで混同し切っていた時制がすっきりわかってしまいました。 こんな事がなんでわかれへんかったんや ろ...

----------------------------------------------------
(無題) 投稿者:根石吉久  投稿日:12月 1日(日)16時49分07秒

>いままで混同し切っていた時制がすっきりわかってしまいまし
た。 こんな事がなんでわかれへんかったんやろ...

 それ、「回転」がもたらすものと違いますか。
 「回転」という動きの中に理解が動くからではないですか。
 理解がセンス化されるというか。

----------------------------------------------------
回転 投稿者:Naima  投稿日:12月 1日(日)19時12分04秒

>理解がセンス化されるというか。

そうやと思います。 今までは頭の中で整理しよう整理しようとしていても、混乱するばかりだったのに、直感的に理解出来る様になったと言うか。 ドイツ口 だけでなくドイツ頭に切り替わるのかもしれません。
 なんか新しい回路ができてる様な感じ。



【6608】
【タイトル】安堵しました
【 日時 】02/12/02 23:11
【 発言者 】猪原
【 リンク 】http://www.onestopej.com



お返事が遅くなり申し訳ありません。

一時はどうなることか心配しましたが。柳瀬さんとうまくやっていただければ幸いです。


--根石さんのコメントに対して--

>煮詰めれば、意外と数少ない原理的なものが浮かび上がるのではないか、と。

同意見です。私にとっては、
1. 左から右に順番に読んで理解する。
2. 好きなものを題材に、多読と精読のミックス。
3. 日本語でもたくさん読書等をして背景知識を増やす。
4. 学習英英辞典を使う。
5. 文化的な背景などにあらゆる機会を通じて触れる。
6. 信頼できる教材から学び、まねる。使える表現を日頃から探す。
7. 日本人英語をなるべく避ける。


>イギリスでしたっけ。向こうに行かれてすぐにその日からそういう
>状態の英語を使っておられたのですか。もし、そうであるなら、
>日本にいてもそういう状態で英語を使えたということですか。

ローカルスタッフの後日談によると1か月くらいは多少おかしかったらしいです。

駐在する前には日本でほとんど英語を使う機会があったわけではありません(大学生のとき使っていたことがあります)。ぶっつけ本番で臨んで最初はちょっと とまどって、緊張感がほぐれた頃に普通になったと思っています。


>>日本には英語の磁場がないんだという一事を提示すれば
>
>>このあたりの定義、そして理由が私には不明確です。私の意識としては、
>>日本でも人工的に英語しかない環境に学習者を押し込めることは可能だ
>>と思っているのです。
>
>これは、しかし、「押し込めることは可能」であっても、そこで得られる
>のは、上に述べた意味での「生活言語」ではないし、磁場としても
>疑似磁場だと思います。

「ビジネス英語」については日本でかなりのことを学べると思いますね。一つには自分の意見を主張するとか、説得力のある話をする訓練はどこでもでき、磁場 でなくてもまさに机上で行えるものだと思います。


--英語の学習法--

*中学時代、教室+塾+NHKラジオ講座。テストではほとんど満点。学校の授業はまじめに聞いていました。塾では発音を習ったり読み物を読んでたりもして います。
*高校時代、教室+塾+NHKラジオ講座+受験勉強+朝日ウィークリー(英字新聞)。定期試験に備えての勉強をやらない。
*大学時代、時事英語(タイムやニューズウィーク)の多読・精読。FEN。そして大学の授業。
*社会人時代、仕事(四技能)と時事英語(多読・多聴)。
*翻訳者になるまで、翻訳の勉強と英エコノミストなどの多読・精読。一時期、通訳の訓練も行った。

今後質問いただいても選択的にしかお答えしないかと思いますのでよろしくお願いいたします。



【6609】
【タイトル】過去ログを読む
【 日時 】02/12/03 7:56
【 発言者 】Naima
【 リンク 】http://8430.teacup.com/pillbugtwins/bbs



1728黒板を使わない 投稿者:根石吉久  投稿日: 2月 9日(土)13時10分46秒

 白樺湖畔のホテルで深夜お聞きした Eliot さんのお話の中に、授業で黒板は使わないというものがあり、深く共鳴するところがあった。

 「音づくり」をまともに考えたら、黒板で説明しているような暇はないはずだ。
 絶対に黒板を使ってはならないということではないが、絶対に崩してはならないものごとの順序というものはある。
 「音づくり」と「文法理解」の順序で言えば、「音づくり」が絶対に先立つべきであり、生徒の体に「音づくり」が成立していない文に関して文法の説明をす るのは、根底的に錯誤である。
 あるいは、「音づくり」が徹底されれば、文法の項目でも自然にわかってしまうようなものすらある。そのレベルの「音づくり」をやれば、生徒の体は疑問だ らけになり、質問も飛び出す。 そういう時に、手短に文法の要点を言ってやればいい。ただちにその場で理解してくれることが多い。ST さんの言い方を借りれば、生徒の顔が「ほっこり」する。

 英語の授業において、黒板は敵なのだということを、日本の英語教師たちは知る必要がある。 黒板がどれほど、「音づくり」を崩してしまっていることか。これが認識になっても、次に現れる敵がある。中間・期末のテストという敵だ。本当はこれを倒さ なければ、日本の英語は救われることはないだろう。



【6610】
【タイトル】過去ログを読む
【 日時 】02/12/03 8:13
【 発言者 】Naima
【 リンク 】http://8430.teacup.com/pillbugtwins/bbs



1823日本での英語攻略の順序 投稿者:根石吉久  投稿日: 2月19日(火)12時52分49秒

わざわざ「日本での」とするのは、日本という場所が、英語をやるのに、特別な困難をもたらす場所であるという認識が私にあるためです。
 また、「英語攻略法」ではなく、「英語攻略の順序」であるのは、日本で英語をやっている人達は、攻略の順序を間違えている場合が多々あるためです。とり わけ馬鹿な大間違いをやっているのが学校です。

 「すらすら読めるようにする」 → 「語法・文法の説明をする」

 この順序は絶対的なものです。これを学校という馬鹿な大間違いの巣窟では平気でひっくり返してしまう。ひっくりかえしてしまうというより、いつまでたっ ても、「すらすら読めるようにする」ということに手をつけない。
 この標準的学校英語というものは、くたばる以外にないものです。
_____________
部分引用



【6611】
【タイトル】過去ログを読む
【 日時 】02/12/03 8:20
【 発言者 】Naima
【 リンク 】http://8430.teacup.com/pillbugtwins/bbs



1907SAIさん(2)浜谷さんちから 投稿者:根石吉久  投稿日: 2月27日(水)15時17分29秒

 ネイティヴ言語習得過程では、音も意味も、水と油をかき混ぜたような状態で混じり合います。激しく交互に入り組み合う。この時、音と意味を媒介にしてい るのはイメージというものだと思います。どういうわけか、人間という奇妙奇天烈な生物には、イメージの誕生は自然に起こるみたいです。しかし、これは、語 学においては、絶対に「自然には」起こらない。ここを観るなら、ネイティヴ言語習得過程と、語学の言語習得過程は峻別されます。多々似ているところがある にせよ、原理的にまるで違う過程だと思います。

 先日もめました「磁場」ですが、これが日本在住の英語学習(習得)では手に入らないという事実を軽く見ておられるように思いました。映画でもCD教材で も何でもいいですが、これらはあくまでも音声複製技術による複製物であり、磁場を形成することはありません。(文脈とか映画の中のフィクションとしての磁 場は形成しますが、これは生の磁場に対して高次磁場だと思っています)。
 しょっぱな音声複製物を使って、リピーティングやシャドウイングをやることに私はとても違和感を持ちます。とても奴隷的なものを感じるのです。私は語学 の原理的な部分では、國弘正雄さんと同じで、「音読が最高」主義者ですので、まず日本人がやるべきことは、「わかっているもの・覚えたもの」を声を出して なおも読み込むことだと思っています。今では教材がいくらでもあるのだから、最初からリピーティングでいいという意見を少し前にこの掲示板で読ませていた だきましたが、語学をやることは英語ペラペラをやることではなく、語学的主体を作ることだと考えています。その観点を外さないで考えると、初期の「音づく り」(外科手術)を除外すれば、中心を成すべき方法はやはり「音読」だと思います。
 ネイティヴの複製音声は、それに「従い」自分の音を調整するものではなく、それを「媒介にして」自分の音に繰り込むべきものだという考えです。日本語し かしゃべってこなかった口の筋肉の慣性という実体があるのですから、オウム主義(宗教の方ではなく鳥の方です)によって、一挙に英語音に置き換えるより も、日本語音から英語音に向かってグラデーションを濃くしていく過程で媒介にすべき参考物です。
 音というのは複製でも、音声は感情です。私はこれをコピーすることが嫌いなのです。芸人になりたいわけではないのですから。
 私は「音派」ではなく、「音読派」ですので、またしても音読方面から光を当てた記事になってしまいました。
 ヒアリングやリスニングについては今後考えますが、ひとまず発声練習(音作り・音読)に関してだけ考えました。繰り込むのならいいが、コピーはやりたく ないという意見です。



【6612】
【タイトル】Naima さん
【 日時 】02/12/03 15:30
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



ありがとう。実にありがたいです。
それぞれに、自分の関心が向かうところを、過去ログから引用していただけ
るといいのだがと思っていました。
私もやろうと思っていますが、時間がとれなくて中断しています。
いずれ、続行したいと思います。
Naima さんがやられる場合は、「過去ログを読む」というタイトルでお続け
ください。私は、「永劫回帰・根石版」というタイトルでやります。
他の方がやられる場合は、それぞれ自分用のタイトルを決めてやっていただ
くようにお願いします。
温故知新。というか、話の種はけっこう過去ログにいっぱいあるんだがなあ
と思います。皆さんが利用して下さると、過去ログを残すという私の方針と、
それを具体化してくれている村田君の労力が報われます。
よろしくお願いいたします。



【6613】
【タイトル】大きなのっぽの古時計
【 日時 】02/12/03 18:41
【 発言者 】Jackie

先日3歳の姪がきて 電子ピアノの内蔵の音にあわせて
「大きなのっぽの古時計」を 歌っていった。
軽く20回は繰り返していた。回転歌。楽しいらしく 飽きずとようもまあ。
歌の意味は 大きなとか おじいさんとか のっぽのぐらいはわかるだろうけど
多分 ほとんど理解できていないだろう。
この間までは 「げんこつやまのの狸さん」だった。
つい 「ABC」を 歌わせて 今から英語になれさせるかな と スケベ心をがのぞいた。

うーん 親達は 子供英会話の 「子供からやればペラペラに」にひっかかるわけだ。



【6614】
【タイトル】「過去ログ」を読んでの疑問
【 日時 】02/12/03 23:47
【 発言者 】猪原
【 リンク 】http://www.onestopej.com



>「すらすら読めるようにする」 → 「語法・文法の説明をする」
>
> この順序は絶対的なものです。

「すらすら読める」ためには英文がどこで区切られるかあらかじめわかっていないとだめでしょう。事前に説明か何かあるのでしょうか。


>音と意味を媒介にしているのはイメージというものだと思います。

HPをあちこち見て不思議に思ったのは「音と意味」を並べておられるところです。私が思うに音を聞いて連想するものはまず単語であり、それからイメージで す。単語が出てこない理由は何かあるのでしょうか。


>しょっぱな音声複製物を使って、リピーティングやシャドウイングをやる
>ことに私はとても違和感を持ちます。とても奴隷的なものを感じるのです。

私でも「映画やCD教材」でリピーティングやシャドウイングはしません。でもNHKラジオ講座などでも同様ですか。

コピーがお嫌いでしたか。私の場合は英語の音を一気に自分のものとして取り込もうとするのでそのような葛藤は感じずにすみます。



【6616】
【タイトル】メール転写
【 日時 】02/12/04 1:36
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



根石さん

 初めまして。三重県の高校で英語を教えているKといいます。柳瀬さんのページの掲示板『中庭』で根石さんの意見を拝見し、大変刺激を受け、その後は根石 さんのHPの記事を一つずつ読んでいるところです。

 私の勤務している高校はいわゆる進学校と言える存在です。進学校といっても、東大や京大や医学部にバンバンと合格者を出すような学校ではなく、田舎のの んびりした進学校です。それでもやはり、英数国を中心に教員に対しては「進学実績を上げる」ということでかなりの強いプレッシャーがあり、20代最後にこ の学校に赴任したとき以来、少しでも「よい授業」「よくわかる授業」をしようと自分なりの努力をしてきました。10年以上経ち、生徒からも「先生の授業は ためになる」という声も聞こえるようになってきて、多少の自負を感じていたのですが、どうも違うように思うようになってきたのです。喜んでいいような状況 ではない。簡単に言えば、「生徒に英語の力をつけていない」ということです。こういう場合、進学校の教員の多くは、参考書や問題集の良いと言われるものを 探したり、単語テストや宿題の出し方を変えてみたり、最近英語の力が上がっていると言われる進学校の手法をまねたりします。そういう対処で、確かに見た目 の学力は多少上がるようなときもあります。つまり、全国規模の模擬テストの学校平均偏差値の数値として表れることはあります。しかし、偏差値が上がったこ とがそのまま英語の力に反映されているとは限りません。私自身もこれまで英語の平均偏差値が悪い学年を担当したときなどは、様々な工夫を試み、良い対処法 を探ってきました。でも、根本的な考え方がおかしいのではないか、と感じるようになっています。自分自身の英語教育に関する根本的な考えをもう一度見つめ 直さなければならないのではないか、とうことです。そして英語教育だけでなく、英語そのものに関する考え方ももう一度見つめ直そうと思っています。そうい う意味で柳瀬さんの「英語教育の哲学的研究」は大変参考になるHPですし、そこから知った根石さんのHPにも非常に大きな刺激を受けています。
 それで、根石さんの考え方を書物の形でまとめて読みたいと思い、小学館から根石さんが出されている『英語どんでんがえしのやっつけ方』を入手しようと 思ったのですが、アマゾンでも小学館でも売り切れになっています。もちろん近くのどの書店にも在庫はありません。そこで、根石さんのHPの「売店」に出て いる、
    ○「英語のやっつけ方」(1000円)
    ○「回転読み」「技法グラウンド」実演テープ(2本1000円)
を分けていただきたいと思い、メールしました。在庫の有無や送金方法についてお教えいただきたくお願いいたします。

2002年12月3日



【6617】
【タイトル】Kさんへのお返事(メール転写)
【 日時 】02/12/04 1:40
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



 メールありがとうございました。
 ホームページもお読みいただきうれしく思います。

 掲示板大風呂敷の過去ログ
 http://nagano.cool.ne.jp/ha98000/

には、いろんな人の貴重な見解がありますので、時間がとれるときにご覧
いただければうれしいです。

 小学館文庫の編集部に今日電話してみました。
 小学館の在庫は50冊のみだということでした。この50冊を私の方に
送るから、問い合わせがあったら私から読みたい人に送ってくれないかと
いうことでした。

 本の流通はまともに機能していません。
http://www.asahi-net.or.jp/%7Eax9y-nis/kenka/RYUTU.HTM

 出版社にわずかな在庫しかない場合に、大手出版社が著者にその在庫を
渡し、著者から読者に送るような事態になったのですが、これは大手流通
(東販・日販)がまともに機能していないことを如実に物語るものだと思
います。
 やつらは、文庫本の一冊や二冊を動かしても、金にならないので、在庫
がある場合でも、在庫なしと書店に答える場合があります。日本の本の流
通ばかりは信用できないものです。

 私の方から文庫本をお送りするということでよろしいでしょうか。
 それでよろしければ、文庫とその種本になったものをお送りします。
 その両方で千円いただけますでしょうか。そうすれば、文庫の値段と送
料を考えても私の方は大丈夫です。種本はプレゼントします。
 郵便小為替というものがありますので、普通郵便でお送り下さい。

 「回転読み」と「技法グラウンド」のテープですが、私のホームページ
http://www.asahi-net.or.jp/~ax9y-nis
 に音声データとして掲載する予定がありますことと、現在のテープが私
自身が気に入らなくなったことがありますので、ホームページに wave フ
ァイルとして掲載するまで少しお待ちいただけませんでしょうか。そうす
ればお金もかかりませんし。

 いただいたメールはお名前その他個人データを伏せた上で、私の掲示板
「大風呂敷」に掲載させていただきたくお願いいたします。英語の雑多な
話題のための掲示板ですが、今回のメールは本の大手流通の地主根性のせ
いで本が動かないことを示唆しておられるので、掲載させていただきたく
思います。また、進学校の英語について人々の参考になる見解も含まれて
いますので、これも是非私の掲示板の読者の方々に読んでいただきたく思
いました。



【6618】
【タイトル】お返事(続き)
【 日時 】02/12/04 1:41
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



 中学で「音づくり」をほったらかされて、点だけはとれる生徒を高校で
引き受けた場合、「音づくり」をやろうとしても非常に困難かと思います。
ですから、本当に変わらなければいけないのは、中学の英語の授業だと思
います。現在の中学の英語を駄目にしているのは、中間・期末のテストと
それに間に合わせる授業だと考えています。中間・期末のテストで音読を
テストするなら、現在よりましになるかとも考えますが、まともに「音づ
くり」をやれない先生が音読のテストがやれることもない。
 中学の先生を変えないとどうにもならない。私の生徒さんで、学校英語
の先生は現在二人おります(塾の先生を含めると五人おります)が、二人
とも高校の先生です。中学の先生は、生活指導やらにくたびれ果てて、自
分の英語を養うどころではないということも耳にしています。
 進学校で「音づくり」をなされるなら、授業の中で、5分10分程度の
時間しか割けないと思いますが、これをなさる意味はあると思います。し
かし、その場合も先生の「音」が問題になります。
 学校の先生でも、塾の先生でも、おおよそ「音」に関して以下の3つの
分類のどこかにあてはまると考えています。

1.自分の「音」に本当は自信がない
2.そこそこ通じる音は出している自信がある。
3.音には自信がある。

3は、長期留学などして先生になった人が多いですが、この方々の問題は
またそれとしてあり、自分一人が発音が上手で、生徒の音を変える方法を
知らないことです。柴田武史さんの言葉をお借りすれば、「先生、あなた
一人が発音が上手でどうする? 生徒の発音を変えてやれよ」という言葉
に耳を傾けるべき先生たちです。この方々より、私は発音は多分下手かも
しれません。しかし、私の生徒の音ははっきりと変わります。CD教材な
どを媒介にして、私よりうまくなる生徒もいます。
 2.は留学経験者と、国内だけで英語をやった方が混ざっている領域で
す。1.は、年輩の先生や知識方面だけ豊かになって先生になった方に多
いです。
 私は、1の方と2の方をひとまず対象にして「電話でレッスン」をやろ
うと考えています。私のレッスンを受けていただく場合は、発音は下手な
ほどいい。自分の音が変わる過程を言葉にできるようになりますので、一
番生徒のためになるからです。
 先生の資質としては、発音は下手なほどいいのです。ただし、その下手
な発音が上手になる途中で何をどうしたのかを言葉にできるようになるこ
とが非常に大事です。私は日本全国の発音の下手な先生たちに、私の「電
話でレッスン」を受けてほしいと願っています。
 そんなことを考えておりますので、回りにいる先生たちに私の「電話で
レッスン」のことをお話いただけることを願っております。
 料金は、英語で生活している人にとっては安いと思うのですが、月額で
一万五千円です。学校の英語の先生をレッスンする場合は、とりわけ仕込
みを厚くやりますので、一般の方よりも高額になっています。

 ぶしつけなことを書きましたがお許しください。



【6619】
【タイトル】中庭より転載1
【 日時 】02/12/04 10:19
【 発言者 】Jackie

理屈より音読 投稿者:Jackie  投稿日:12月 2日(月)08時27分54秒

ある程度までは 理屈より音読して 体得するのが 先。これはこういうのだと真似るのが先。 まるごと覚えてしまってから 理屈で理解。
語学ってそういうものだと思うのですが。




【6620】
【タイトル】中庭より転載2
【 日時 】02/12/04 10:28
【 発言者 】Jackie

理屈と馴れ 投稿者:Jackie  投稿日:12月 4日(水)10時17分12秒

>しかし、理屈を求める性向を持った学習者もけっこうたくさんいるという
ことにも注目すべきだと思います。その学習者に、理屈よりも慣れと言い続けているうちに、これだから英語はいやだと言って脱落してしまう可能性も
ありますよね。

たしかに理屈も知らないより知っているほうが 理解が早いし 上達にも寄与します。
中学での文法のルールは知らないより知っていたほうが いや 知らなければ教科書をいくら丸暗記したところで 使い物にはならない。 活用できないからで す。

しかし学校では 受験のために かなり理屈を習いますよね. 受験参考書類も理詰めで説明しているものが多い。高校の授業などは特に。
けれども それが 英語の実力が ついているか? 英文解釈 英文法 重箱の隅をつつくような
ことが 優先され 頭でっかちになってしまっている。
中学の基礎が血肉化されていないのに 難しいことを積み重ねるから 受験のときには
それで 通っても 受験語に英語が死んでしまう。 いや 受験前にも生きてはいないが。

かといって すべて受験のせいにしているわけではありません。 高校の授業のやり方にも問題があるはずです。 受験にも役にたち かつ 基礎力をつける方 法を探っていく必要があるでしょう。

理屈を求める学習者もいると同時に
理屈が多すぎる文法用語多用の授業で これだから英語はいやだと言って脱落してしまう多くの生徒 英語嫌いを作り出していることも事実ではないでしょう か。

※Which busの問題も そういう決まりとして このbusは
主語だからこうなると 規則として覚えたほうが なぜ こうなのかを追及するより いいのではないだろうか?
am are isを規則として覚えるように。




【6621】
【タイトル】1984年に書かれた文章
【 日時 】02/12/05 21:17
【 発言者 】猪原
【 リンク 】http://www.onestopej.com



以下の文章は寺島隆吉氏の著書『英語にとって「音声」とは何か?』に掲載されているもので、ある方の文章を引用されたものです。この意見についてどう思わ れますか。

 「われわれが他者の発言を理解する際には、なにも一つ一つの単語を聞き、その一つ一つを了解したうえで、総和を理解しているのではありません。われわれ はいくつかの単語から成り立っている語群を耳にし、それを一つの意味上のまとまりとして了解しているのです。
 ところが日本の英語教育においては、一つ一つの単語の発音やアクセントについては、比較的入念で、ときとしては瑣末にすぎると思われる点にまで注意を向 けるのに反し、語群に対する関心は比較的うすかったようです。語群がどれほど大切であるかは、個々の単語の発音やアクセントが、ときとして語群のなかに埋 没したり、語群の流れによって変形させられたり位置を変えたりすることがあるということによっても明らかです。」



【6622】
【タイトル】猪原さん
【 日時 】02/12/05 23:15
【 発言者 】sb

寺島氏の本を最近買って読んでいます。視点がとても面白いです。この方の文章を読んで私も異校種で勤務することを検討中です。
それから柴田さんの授業を見学させていただいた時に駿台のシステム英単語という単語集で小テストをされていたのを思い出しました。連語をかたまりとして理 解し、そのまとまりの断片をスキーマなどを使ってつなぎ合わせることも聞き取りや場合によっては読む場合にも有効なのかもしれませんね。



【6623】
【タイトル】レッスン報告
【 日時 】02/12/06 5:19
【 発言者 】oakada

 電話でレッスンの生徒です。レッスンの報告をきちんと書きたいのですが、自分の中で起きる変化を説明するのはなかなか難しいもので、ついついさきのばし にしてしまいます。そして、それがたまっていく結果となって、それをすべて書かなくてはと思うとさらに、報告が遠のいてしまうというしだいです。少しずつ でいいので、こまめにメモをしていこう思います。
 12月5日の猪原さんの引用ですが、電話でレッスンをやっていると、「ことばのまとまり」というものを意識します。読むときに、どの音をきちんと発音 し、どこまでをつなげてどこで間をおくかをとても意識します。そうしないと、なめらかに言えないことが多いです。そのとき、意味をつかまえることができれ ばいいのですが、初発の文ではそこまではいけません。くり返しくり返し読んだ文ではそれが意識できるようになってきます。
 初発の文をやる際には、意味でかたまりをとらえていません。根石さんの読みを聞いて、それをまねて、でもいっぺんではまねできないので、くり返し読んで いくうちに読みやすい切り方をつかみます。レッスンが終わった後に、意味とかたまりを確認します。
 くり返し読んで、すらすら読めるようになっていく過程を楽しく感じます。




【6626】
【タイトル】続き
【 日時 】02/12/08 1:00
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



 リスニングと話すためのインプット量をかせぐことを主体とするだけの場合は、週1回30分のレッスンで、費用は月額で1万円です。
 こちらは、「音づくりによるインプット」だけを行います。文法的理解は、生徒さんの自習にまかせています。
 文法解析したもの自体をテキストとしてレッスンに使用する場合は、30分ではレッスン時間が不足しますので、週1回45分、月額1万五千円のレッスンの 方が適しています。
 リスニング・スピーキングのためのインプット量をかせぐための「音づくりによるインプット」を行うと同時に大学受験の準備を兼ねるためには後者をお奨め したいと思います。

 高校入試が終わるまでは、復習をやるように強くは言わないでいようと思いますが、高校生になってからは、レッスンの復習に時間を割いていただくようにな ります。これをやってもらえると、週1回、わずか30分や45分のレッスンが活きてきます。語学はしょせん一人でやるものですので、自分一人で机の上でや る練習が大事です。その場合に、的はずれなやり方をしないようにアドバイスを繰り返すことと、たえず最良の音を求めて、「音づくり」のコーチをやることが 私の仕事になります。コーチはいた方が絶対にいいが、それでも、練習は本人がする以外になく、そこを納得していただいて、やるべき練習をやってくれるな ら、週1回のレッスンで、見違えるように英語力が変わります。

問題は、曜日と時間帯ですが、現在、私の空き枠と妻の空き枠が3つあります。

----------------------------------------------------

根石吉久分

月曜夜 9時40分から(30分枠のみ)
金曜夜 11時20分から(30、45分共に可)
土曜夜 10時50分から(30、45分共に可)
----------------------------------------------------

根石せい分

火曜夜 7時20分から(30分枠のみ)
火曜夜 8時40分から(30分枠のみ)
日曜夜 9時20分から(30分枠のみ)
----------------------------------------------------

 これ以外の曜日と時間帯は埋まっております。
 文法理解を兼ねる場合は、私のレッスンの金曜、土曜の45分枠でお考えいただきたいと思います。

 なお、来年4月以降に申し込まれた方から、一回30分月額1万円のレッスンを月額1万2千円に、一回45分月額1万5千円のレッスンを、月額1万8千円 にさせていただく予定です。それ以前に申し込まれた方は、現行の費用のまま据え置きます。

 以上ですが、不明の点がございましたら、再度おたずねいただきたくお願いいたします。



【6627】
【タイトル】地元からの問い合わせがあった。
【 日時 】02/12/08 1:00
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



----------------------------------------------------
Hさんへのメールの返信
----------------------------------------------------

 メールをありがとうございました。
 水曜日から今日まで、東京に出かけておりまして、帰ってきてメールを読ませていただきました。
お返事が遅れましたこと、お許しください。

「英語どんでんがえしのやっつけ方」をお読みいただいたとのこと、うれしく思いました。

お問い合わせいただいたものは、「電話でレッスン」へのものと考えさせていただいてよろしいでしょうか。長野市も篠ノ井あたりなら通塾も可能ですが、旧長 野市内でしたら通塾よりも、「電話でレッスン」の方がよろしいかと思います。

 開始時期はいつからでもかまいません。英語の成績が悪くないのであれば、私のレッスンが受験の邪魔になることもないのではないかと思います。長野市でし たら、ニューホライズンだと思いますが、中学2年、3年の教科書の音読から始めさせていただくことになると思います。
 中学の文法を理解していることは非常に大事です。そこに大きな問題がないのであれば、これまでやってきた練習は、新たに始める音読に大いに役に立つと思 います。
 2年3年の教科書が意味的に理解できている状態で、どんどん口が動くようになったら、映画「ゴースト」のシナリオをテキストにしたレッスンになります。 このテキストに関しては、現在、文法解析を進行させています。まだ途中ですが、近いうちにホームページに解析をUPする予定でおります。これが完成すれ ば、大学受験に必要な文法のほとんどをカバーできます。

 現在は、主に社会人の方を相手にレッスンをしております。外資系の企業にお勤めの方二人、高校の英語の先生が二人、塾の英語の先生が三人、私の生徒さん にいらっしゃいます。
 私はもともと自分で塾をやっていた者ですが、塾は現在、妻に譲り渡し、私は「電話でレッスン」の専属になっております。

 塾から始めましたので、小学生、中学生、高校生も「電話でレッスン」でレッスンしています。高校生が二人生徒におりますが、二人とも中学の頃からやらせ てもらっており、高校生になっても中学の教科書を手放さずに復習範囲として使い続けています。「復習範囲を手放さない」という方針が一つあり、これによっ て、口にすぐに乗るようになった文をなおも熟成させていきます。将来、英語圏に渡って勉強するようなことがあった場合は、この熟成させた文が核となって、 自在な活用力の獲得を容易にするはずです。

 私のレッスンの特色は、「音づくりによるインプット」です。これを続けてくださると、リスニングが非常に上達します。また、現在継続している文法解析が 完成すれば、話す・聞く英語(いわゆる「使える英語」)と、大学受験のための知識獲得が一挙両得となるはずだともくろんでおります。



【6628】
【タイトル】「中庭」から転写
【 日時 】02/12/08 1:19
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



waugh さん 投稿者:根石吉久  投稿日:12月 8日(日)01時14分40秒

>楽しい暗記とそうでない暗記の違いがあるだけではないでしょうか。同様に、楽しい理屈とつまらない理屈があるだけです。そして、その「楽しい」とか「つ まらない」というのは、その生徒の持っている知識や性向と不可分なので、いちがいに、何が楽しいと決めることはできません。


 御意。

 楽しい暗記は、暗記しようと思わずに、声に出して音を作ることをやっていたら、結果として暗記になっちゃった場合ではないかと愚考しています。
 つまらない暗記は、学校の先生から「覚えろ」と言われて覚える暗記・・・。

 楽しい理屈は、自分がこの世に活きていることと直結する理屈だと思います。
 英文法だって、自分がこの世(ひとまず日本人ですので日本語の「この世」のことですが)に生きて、英語というまったく日本語と異質な言語に出会っている ことと直結する理屈なら面白いし楽しいはずです。今日、半分ほど読んだ本に『「英文法を疑う」・松井力也・講談社現代新書』がありますが、これは、楽しい 理屈です。

 これに反して、中等教育教員さんの理屈は私には大変つまらない。
 ペダンティックであることと、塾を馬鹿にする感性がとてもつまらないので、理屈がつまらなくなるわけです。



【6630】
【タイトル】猪原さん
【 日時 】02/12/08 1:27
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



>「われわれが他者の発言を理解する際には、なにも一つ一つの単語を聞き、その一つ一つを了解したうえで、総和を理解しているのではありません。われわれ はいくつかの単語から成り立っている語群を耳にし、それを一つの意味上のまとまりとして了解しているのです。
 ところが日本の英語教育においては、一つ一つの単語の発音やアクセントについては、比較的入念で、ときとしては瑣末にすぎると思われる点にまで注意を向 けるのに反し、語群に対する関心は比較的うすかったようです。語群がどれほど大切であるかは、個々の単語の発音やアクセントが、ときとして語群のなかに埋 没したり、語群の流れによって変形させられたり位置を変えたりすることがあるということによっても明らかです。」

 上の寺島さんの本からの引用について。
 特に異論はありません。



【6631】
【タイトル】特に異論はないものの
【 日時 】02/12/08 1:32
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



寺島さんは、ネイティヴ言語(日本人にとっての日本語)の扱いが、語学の
対象としての言語では、同じものになることはありえないということを無視
しているのが気になります。
「磁場」という観点を欠いているためだと思います。

 生活言語においては、「場」が絶対的なのだという観点を欠いたら、現象
しかつかめないと思っています。
 何年か前に寺島さんの本を読みかけて、ちょっと二流だなと思ったことを
思い出しました。



【6632】
【タイトル】猪原さん
【 日時 】02/12/08 1:49
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



>「すらすら読めるようにする」 → 「語法・文法の説明をする」
>
> この順序は絶対的なものです。

>「すらすら読める」ためには英文がどこで区切られるかあらかじめわかっていないとだめでしょう。事前に説明か何かあるのでしょうか。

 何の説明もありません。最初に日本語の訳をコーチが与えてしまいます。それから、モデルの読みをコーチがして、生徒はそれを真似して、5回から10回ほ ど繰り返し言い続けます。この間に何か問題があれば、それを解決するためのコツを手短に言い、再び生徒に5回から10回ほど繰り返し言い続けさせます。
 英文がどこで区切られるかは、生徒はコーチの真似をしてなるべくその通りに声に出して読むだけですから、生徒は最初のうちは、自分で区切り目を決めなく ていいのです。また、意味もコーチが与えてしまいますから、はじめは、文の構造などは見えていない場合が多々あります。しかし、それを繰り返しているうち に生徒は、構造を透視するようになっていきます。
 「この順序は絶対的なものです」は、私の「電話でレッスン」であれ、学校や塾の授業であれ、コーチがいるかいないかが規定しています。コーチをやれる人 間がいないならば、「絶対的」も糞もなく、絶対に駄目な授業であり、私の言っている「絶対的」など、絶対に意味を成しません。
 私が申し述べていることは、猪原さんのような英語大好き人間なんぞ、まるで前提にしません。英語が特に好きでもないが、特に嫌いでもない多くの人々に とって、どうものを言うことが役にたつのかだけを考えてきました。何度も申しますが、あなたのハウツウは普通の日本人には大して参考にはならんのです。あ なたは決して普通の日本人の学習法の基準にならない方だと私は存じております。
 あなたは、自分の英語力が伸びさえすれば、その他のことには大して興味がないのではないかと推測します。そして、自分の英語力がこんなにも伸びたよ、と 言ってみたいお人なのだと思います。

 そんなことは、私にはどうでもいいのです。

 英語になじむことが最初から大好きで、途中で磁場をかませて、英語の力が伸びたなんぞ、当たり前のことです。その程度のことは娑婆の人間は誰だってやっ ています。


【6633】
【タイトル】猪原さん
【 日時 】02/12/08 1:58
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



>音と意味を媒介にしているのはイメージというものだと思います。

>HPをあちこち見て不思議に思ったのは「音と意味」を並べておられるところです。私が思うに音を聞いて連想するものはまず単語であり、それからイメージ です。単語が出てこない理由は何かあるのでしょうか。

 そうなんですか。
 私は「音」を聞くと、イメージが最初に来る場合と、単語を介してイメージに行く場合と両方あります。途上の人間ですので・・・。
 あなたはネイティヴ並に英語が使えると言いたい人だと思うのですが、ネイティヴは「音」を聞いて単語など思い浮かべることはないと思います。音とイメー ジが直結しているのがネイティヴです。
 私ら、日本語をしゃべっていて、日本語を単語として意識しますか。日本語を言語として意識しますか。単にことばだと思っているだけです。

 あなたのお力はだいたいわかりました。



【6634】
【タイトル】猪原さん
【 日時 】02/12/08 2:03
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



>しょっぱな音声複製物を使って、リピーティングやシャドウイングをやる
>ことに私はとても違和感を持ちます。とても奴隷的なものを感じるのです。

>私でも「映画やCD教材」でリピーティングやシャドウイングはしません。でもNHKラジオ講座などでも同様ですか。

 「私でも」の「でも」についてですが、「私ほどの(英語が使える人間)でも」という意味ですか。そういう臭いがしました。
 「でも」についてお教えください。
 「私も」というつもりで、「私でも」とおっしゃったのですか。
 でしたら、「でも」と「も」の違いをきちんと意識してください。
 あなたは、日本語を意識する必要のある方だと存じます。

 NHKラジオ講座のことはわかりません。嫌いなのです。国が経営している放送の英語の扱い方が嫌いなのです。

>コピーがお嫌いでしたか。私の場合は英語の音を一気に自分のものとして取り込もうとするのでそのような葛藤は感じずにすみます。

 そういう方だと存じております。



【6636】
【タイトル】メール転写
【 日時 】02/12/08 3:16
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



 中学生の兄弟(姉さんと弟)が電話でレッスンを申し込んでくれた。
うれしい。私も妻も、残り二コマになった。私のコマは前から2つだ
ったのだが、つい1週間前に東京の床屋さんがレッスンを中断され、
3コマのアキになっていたが、1週間で再び2コマになった。
 うれしい。

----------------------------------------------------

 根石です。

 お子さんお二人がレッスンを受けてくださるとのこと、ありがたく
うれしく思います。弟さんの方は、妻のレッスンとなります。

 開始はいつ頃からがよろしいでしょうか。
 新年からというのが、気分的にもいいかと存じますが。
 それまでに、私も文法解析を急がなくてはなりませんので、今年の
暮れはうれしい忙しさになりそうです。



【6637】
【タイトル】Kさんからのメール転写
【 日時 】02/12/08 3:21
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



根石せんせい

いつもありがとうございます。

英語についてはしゃかりきに勉強をしなかった分、
何にも身についていないものですから、
教えていただいていることがすべてとても新鮮です、わはは。
そして今のところは、教えていただいたことが
自分のDNAの中に少しずつですがじわっと
染み込んでいくって風でいい感じかも知れません。
だってねーーーっ、feelingなんて、ちゃんと
下唇に歯がついてるもん。えらいと自分でも思ってしまった。

多分そのことが気持ちいいものですから、
(やっぱり基本的には繰り返しは大嫌いですが)
一日一回は気が向いて10回〜20回くらいだけですが、
読んでみることは何となくできています。
一昨日はめずらしく舌の先が痛いとまではいきませんでしたが、
舌がここにあるって感じくらいにはしびれた(!?)風になりました。
何せ真面目に舌を動かして読んだもんね。
口は(くちびるは)自慢じゃないですが、少しも痛くならないです。

ところで、またまた申し訳ないことに
9日は沖縄です。深夜には戻りますが・・・。
ごめんなさい。
どこか他にお願いできないでしょうか?
よろしくお願いいたします。





【6638】
【タイトル】音とイメージ
【 日時 】02/12/08 3:34
【 発言者 】Naima
【 リンク 】http://8430.teacup.com/pillbugtwins/bbs



回転読みしたり音読したりすると、音のもつ気分が伝わってくる事がたまにあります。 今すぐ思い付くのは,groan, grumble, growl,などです。 これらは「唸る、うめく」に相応しい響きを持っています。 同じgrで始まる単語でもgrinは「にっ」と笑う感じをもっていま す。

意味がわからなくても、音のもつ響きや気分が類推の助けになってくれる場合も稀ですがあります。 声に出して読む事が大事な理由がここにもある様な気がし ます。



【6640】
【タイトル】核 イメージと音
【 日時 】02/12/08 8:07
【 発言者 】Jackie

イメージと音。
ある高校生を受け持っている。 彼女は英語が得意ではない。
レッスンでは中学の教科書を使っているが 中2の半ばまでおわったところだ。

今  英作文もはじめた。。
といっても 高校生の英作文のテキストのような高度で わかりにくい文体の英作文ではない。
もっとシンプルだ。
私は 昨日 公園で ビルと テニスをしました。
父は毎朝朝食の前に新聞を読む。などの日本文を 目でみて
瞬時に口で話している。
ここでのポイントは 誰が どうした 何を 誰と どこで いつの 語順をつかむこと。 まず 主語を探し 次に動詞 と 文章を目と口で追っていくこ と。
日本語は 主語をいわなくても 通じるが英語という言葉には 主語が必ずいるということを体得することが 英語を学ぶ上そして書いたり話す上での 基本と なる。

これを 過去形なら過去形10から20問やる。
最初は10問に二分かかった。 口でやったものを 家で書いてきてもらう。
そして なるべく早い時間に 英口文できるよう 日本文をみて 瞬時に英語に直す練習を宿題にしている。次回に1分をきるのが目標だ。
その過程で 誰がどうした何を  どこで いつ の語順のコツがつかめてくる。

タイマーで1分 10問英作チャレンジ。できなければ また宿題。
1分をきったら 日本文をみて 目を文から話し 英語にしてもらう。
よくあるRead&Look up の英口文だ。これを 技法グラウンドもどきに4,5回
繰り返す。 このときに 音とイメージを一致させるようにする。
場景をイメージし あるときには手や体も動かしながらまたは ものを見ながら
または 話しかけるように くりかえす。宿題にも出す。

前回やった文章も また次のレッスンでやる。
復習範囲をてばなさずに。

この訓練を 現在形の文 過去形 未来権 進行形などで 繰り返すことにより
時制の感覚 主語を忘れずにつける英語の語順が身についてくる。
繰り返す中 あるとき 音とイメージが合致する。

それは アルキメデスが 風呂場で 法則を発見し 叫んだような 驚き。
いままで ただの文だったものが いきいきとしてくる。リアルになってくる。

限られた少ない文(といっても各時制20問ぐらい)をイメージが 一致するまでやる。
そうすると なにか世界が開けてくるのだ。

学校では ここまで 英語を体得せずに 知識をつめこむ。たくさんの文章をつめこむ。だから 英語が死んでる。多くの塾でも同じだ。 まあ 現実問題 授 業時間が足りないのかもしれないが。
しかし せめて 中学レベルの基礎構文を血肉化ー 音とイメージが一致するまでやると
英語の核がめばえるのではないだろうか。

多読 多聴 難しい英作文は それからでいい。

彼女は英語が楽しいという。 面白いという。 英作文が楽しいという。
なぜだか 嬉しい。

音と意味が一致してイメージがかできても それはまだ 実はからっぽの電池。眠っている。いつか磁場にいって しばらくたつと うごきだすことだろう。


ウオーター! ヘレンケラーが水をさわり 水を感じて 叫んだ。 ただの言葉が意味のある実感のある 言葉になる。生きている。
ヘレンの中で いままで ためていた 空っぽの電池が うこきだしたの.だ。

空っぽの電池があれば 磁場で 彼女と同じ体験をするのではないだろうか。




【6641】
【タイトル】楽しい暗記
【 日時 】02/12/08 8:19
【 発言者 】パクパク

たとえば、
Here we are.

和訳として、「さあ、着いた」は、わかります。
しかし、「ここにありますよ」という和訳になると
もう、丸暗記しないといけないことになります。(現状・学校教育)

他の例として、

give in

の和訳に、「屈服する」があります。

これも、受験界では、丸暗記をすすめているのではないでしょうか?

松井力也は、こういう不整合の多い、受験英文法に
メスを具体的に入れて、解決の道筋をつけたとおもいます。

この理屈により、シーンと感情と音と意味とのカラミ合いが増強され、
英文をそのまま、音の力を借りて、記憶でき、定着(忘れにくい)します。
単語と文法とをつかうのでなく、多量の英文を保有することができます。
受験用の偏差値も、短期間に上昇してくるとおもいます。



【6642】
【タイトル】音とイメージの結びつき、他
【 日時 】02/12/08 14:11
【 発言者 】猪原
【 リンク 】http://www.onestopej.com



>私は「音」を聞くと、イメージが最初に来る場合と、単語を介して
>イメージに行く場合と両方あります。途上の人間ですので・・・。

全く同じ意見です。でもどの程度の内容のを聞くかでも違ってきますよね。

でも最初は単語を介して聞きませんでしたか。理解度が高まるにつれて中抜きをやれたはずです。リスニングの訓練をすれば意識されることと思います。


>あなたはネイティヴ並に英語が使えると言いたい人だと思うのですが、
>ネイティヴは「音」を聞いて単語など思い浮かべることはないと思い
>ます。音とイメージが直結しているのがネイティヴです。

一般的にはそのとおりですが、たとえば日本人が下手な英語をしゃべるとネイティヴだろうが音とイメージは直結しませんね。そのとき聞いた単語がなんだろう と疑問をもっているのではないでしょうか。

いずれにせよ言いたいのは、「ネイティブなら無意識に音とイメージを結び付けられる」けれども、日本人だろうがネイティブだろうが単語を介しているはずで ある。そして単語は単語として理解しないと難しいだろう、ということです(もっとも根石さんは「受験勉強」に関する話の中で取り上げていらっしゃったのは 後に発見しました)。


>私ら、日本語をしゃべっていて、日本語を単語として意識しますか。

でも聞くときは日本語を単語として意識することがあるでしょう。同音異義語が出てきたときどっちか迷ったりすることありますよね。そのとき、単語を意識し ていると思います。


>「私でも」の「でも」についてですが、「私ほどの(英語が使える
> 人間)でも」という意味ですか。そういう臭いがしました。

(私の発言)
>>しょっぱな音声複製物を使って、リピーティングやシャドウイングをやる
>>ことに私はとても違和感を持ちます。とても奴隷的なものを感じるのです。
>
>私でも「映画やCD教材」でリピーティングやシャドウイングはしません。
(私の発言おわり)

「映画やCD教材」の音声複製物というとハイレベルに思えた(例外もあるでしょうが)ので申し上げました。根石さんの生徒さんの英語のレベルよりは私のほ うが上とも考えました。



【6643】
【タイトル】part2
【 日時 】02/12/08 14:13
【 発言者 】猪原
【 リンク 】http://www.onestopej.com



ところで根石さんはよく論理の飛躍をされるようです。私は決して「ネイティヴ並に英語が使えると言いたい人」ではありません。過去に一度もネイティヴ並と 思ったことはありません。


>あなたは、日本語を意識する必要のある方だと存じます。

今まで根石さんも、Jackieさんも、Naimaさんもすべて私の書いたことを誤解されてきました。以下、一例を示しておきます。


>>Naimaさんが相当努力されている姿が目に浮かびますが、もう少し
>>ご自身のレベルに合うクラスが選べていたらよかったでしょうに。

私は現地に語学学校が少なく選択の余地がなかったのが苦悩の主要因と考え、上のように書きました。一方、Naimaさんは「もっとレベルにあった所を選べ ばよかったでしょ〜に、と言われると」と別のところで憤慨されていましたが普通に読んでいただければ冷静になっていただけたでしょう。

日本語を読むときにも細部を意識してください。お願いいたします。


>何度も申しますが、あなたのハウツウは普通の日本人には
>大して参考にはならんのです。あなたは決して普通の日本人の
>学習法の基準にならない方だと私は存じております。

残念ながら私個人は万能薬など持ち合わせてはいません。世間には伊藤サムやケリー伊藤など優れた人がいますが、根石さん方式だって「普通の日本人の学習法 の基準」にならないでしょう。

根石さんのご努力には感心しますし、学べるとことが多いと思っています。主張に共感する部分も多々あります。ただ私は音読をそんなにやっていませんし、磁 場に出たからといって学んだ部分は意外に少ないと感じています。ですから根石さんの主張に感心できない点もまた多いのです。根石さんのやり方に有効性を認 めるものの、誰にでも有効な指導法とは残念ながら思えません。英検準一級程度になるまでの一手法のように思えます。

私から見ると根石さんは磁場をあまりにも過大評価しています。百聞は一見に如かずという部分は確かにあります。でも、磁場にいたことがないからこそ抱く幻 想ではないかと推察しています。生の英語に触れる実践の場を日本国内に求めたり、また擬似的な磁場に自分をさらすことで国内で解決できることは多いと思い ます。根石さん式のやり方では英語を実際に使う実践の場が海外の「磁場」になってしまうので「磁場、磁場」と叫んでいるように思えるのです。


>英語が特に好きでもないが、特に嫌いでもない多くの人々にとって、
>どうものを言うことが役にたつのかだけを考えてきました。

立派なことだと思いますが、英語を好きにさせるという観点が根石さんには欠けているような気がします。英語学習を修行のように考えていらっしゃるように思 われてならないのです。



【6644】
【タイトル】猪原さん
【 日時 】02/12/08 15:44
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



>日本語を読むときにも細部を意識してください。お願いいたします。

 あなたの日本語は、細部を意識するだけでは誤解の生じるものが多いので
す。前に、私の誤読を指摘してくださったことがありましたが、私の誤読を
招いているのはあなたの日本語だと思ったことでした。英語の勉強をやりす
ぎたせいで、日本語が脱色されているとでもいいましょうか。

>ところで根石さんはよく論理の飛躍をされるようです。私は決して「ネイ
ティヴ並に英語が使えると言いたい人」ではありません。過去に一度もネイ
ティヴ並と思ったことはありません。

 わかりました。私の誤解です。すみません。

>残念ながら私個人は万能薬など持ち合わせてはいません。世間には伊藤サ
ムやケリー伊藤など優れた人がいますが、根石さん方式だって「普通の日本
人の学習法の基準」にならないでしょう。

 あなたも論理の飛躍をされますね。私は万能薬のことを言っているのでは
なく、普通の日本人に有効な方法はあるかないかと言っているだけです。私
は「回転読み」は普通の日本人に有効だと思っています。

 特に英語が好きなわけでも嫌いなわけでもない多くの日本人には、あなた
の方法よりも私の方法の方が向いていると言いたいと思います。英語なんか
大嫌いだという人で、私の好きな人がいますが、私の方法でもそういう人に
は駄目です。しかし、私の方法は英語フリーク向けでないということだけは
言えると思っています。
 英語なんか特に好きなわけじゃなかったけど、面白くなったという生徒は
たくさんいます。最初から英語が好きだった人と、この人たちは違うのです。
 私は英語なんか好きなわけじゃねえけど、やってみたら面白いことがわか
ったという人の方を信頼しているのです。

英語大好き人間というのは気色が悪い。これは、私の好悪に関することです
から、ただそれだけのことです。しかし、言明することだけはしておきたい
と思いました。

 なお、今日のあなたの記事を読む前に書いたものがありますので、次に掲
載いたします。



【6645】
【タイトル】音と意味(1)
【 日時 】02/12/08 15:48
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



 酒を飲んで、猪原さんに感情がらみのものを書いた。ごつごつ英語全面肯定派の私は、僕は流暢な英語を使える式の物言いにすぐに反応し、泉谷しげる化する クセがある。
 寝て起きて考えた。あそこにはまだ言葉になっていない問題が潜んでいるはずだ。
 感情がらみのものでないものを書いておく必要があるはずだ。

 「単語」とは何か。あるいは「語群」とは何か。
 ネイティヴ言語においては、言いよどみ、言葉を選ぶときなどを除いては、言葉は単語として意識されることはない。「語群」として意識されることもない。 「文」として意識されることもない。文として完結するかどうかなどおかまいなしに、相手の言葉を聞き、別の文を言い始めたりするが、その過程で、「単語」 やら「語群」やら「文」やらは意識されていない。それがネイティヴ言語の特色である。この性質において、ネイティヴ言語は、そのまま生活言語に連続してい く。

 語学育ちの言語はどうなのか。
 これはおたまじゃくしのしっぽが「また生える」種類の言語である。おお、だいぶなめらかに音とイメージがつながるぞ、とか、考えたらそれがそのまま言葉 になって出てきたぞ、とかいう感触を得た後で、「また下手になる」ということが起こる言語だ。
 これが起こるのは、語学育ちの言語が「磁場」を欠いて使われ続けるからである。
 日本にいて、語学育ちの言語を育てても、蛙になりかけた感じになっては、おたまじゃくしに戻るということはしょっちゅう起こる。これは、人の努力を越え た問題であって、その語学をやる人のせいではない。日本語の磁場が、蛙になりかけた状態をおたまじゃくしの方へ引き戻す力として作用するせいである。「磁 場」のせいなのだ。
 「おいらまたまた下手になる」という現象は、日本語の磁場における語学育ちの英語の宿命である。この宿命の名を「ごつごつ英語」と言うのである。この宿 命を変えたい人は、英語の磁場に渡って、一定期間、日本語を無用化させるのがいいだろう。それは、英語のシンタックスを「刻印する」とか「焼き付ける」た めには必要だろう。それを選んだ人はそれを選んだ人だ。それを選ばない人はそれを選ばないだけだ。私はそれを選ばなかった。英語シンタックスを入れ墨し、 英語がやたらに上手になることよりも、「おいらまたまた下手になる」という現象の方が私にははるかに興味深い現象だからだ。「刻印」したり「焼き付け」た りしてしまうと、「おいらまたまた下手になる」が研究できない。つまり、日本在住英語がわからなくなる。海に生きる淡水魚のことがわからなくなる。
 語学育ちの言語は、「ごつごつ英語」のまま日本で必要があれば使われる。その時は、生活言語の領域に「渡る」。しかし、普段はこの言語は「机上の練習」 に住んでいるだけである。実用されずに、音の運動とイメージの運動が連動する状態として維持されているだけだ。必要に応じる準備だけが普段の状態なのだ。
 語学育ちの言語は、「生活言語」あるいは「ネイティヴ言語」と交わることを「準備する」。語学とは「準備」なのだと規定できる。準備と実用との間に区別 がつけにくいのは、読書だけである。これは、「語学のため」に読書するのなら「準備」になってしまうし、「楽しみや興味やおもしろさがあるから」読書する のなら「実用」である。これが、混ざってしまう場合も多々ある。
 読書以外は、「机上」と「生活言語」の区別は比較的容易である。相手がいるかいないかで見分けがつく。現実に対応しているかしていないかで区別がつく。



【6646】
【タイトル】音と意味(2)
【 日時 】02/12/08 15:49
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



 さて、猪原さんが言う「音」を聞いて「単語」を思い浮かべ「イメージ」が生じるという過程を細かくみるならば、この「単語」を思い浮かべるというところ が、蛙のしっぽ=語学のしっぽなのである。ネイティヴはそんなことをしていないというのは、ネイティヴと同じになれと言っているのではなく、なにはともあ れ、ネイティヴは通常はそんなことはしていないという事実を言いたいだけである。
 語学育ちの英語が、「音」を聞いて「単語」を思い浮かべるというのは、きわめて自然なことである。語学が扱うのは、「言葉」ではなく「言語」だからだ。 それが「言語」だから、「音」は「音」だけを単独に取り出すことができるし、「文法」は「文法」として単独に取り出すことができる。それぞれを、別個に練 習するということもできる。「言葉」の方から見れば死物だが、その死物=「言語」があるからこそ、語学が成立するのである。
 ことがややこしいのは、「言葉」と「言語」を区別することにも、人々は通常意識的でないという事情による。猪原さんも同様である。

 私の英語を考えるとき、人様の意見を参考にするなら、「ちゃんと使えているじゃないですか」「上手ですよ」とか言う人がいる。「根石はぺらぺらだ」など とでたらめを言う人もいる。「お前の英語には即時性がない」「fluency を欠いている」とか、いろいろ評価がある。それらは人様の評価である。私の内的な感覚は、「どうもうまく使えない」という感覚が一つあるだけだ。そして、 練習が進めば「どうもうまく使えない」という感覚がなくなるのかどうかと考えたときに、そんなことがあるわけがないと思うのだ。日本語が第一言語である限 り、つまり、日本にいて日本語の磁場で、日本語を生活言語としつづける限り、「どうもうまく使えない」という感覚はなくなることはありえないのだと見定め ているということである。

 痛ましいとそのたびに思うのは、日本語の磁場で日本語を生活言語としながら、練習さえすれば「どうもうまく使えない」という感覚がなくなり、「ネイティ ヴと同様になれる」と思いこんでいる人たちを見る時である。痛ましい。そんなことはありはしないのだ。それは個人の練習が至らないからではなく、ただただ 「磁場を欠く」という一事が原因で生じていることなのである。生活の場の言語が何であるかという一事が原因なのに、それを個人の練習不足や練習の方法のま ずさのせいにし、逃げ水を追うのだ。痛ましい。
 練習しなくていいと言っているのではない。語学は練習そのもののことなのだから、練習はすべきだし、継続すべきだ。だからといって、「磁場だけが形成し うるもの」を個人が複製音声などを使って作る「人工磁場・擬似磁場」によってでも形成可能だなどと考えた時点で、ものごとはひっくりかえってしまい、語学 がスキル信仰に変質するのである。
 語学とは、異質なものを異質なものとする意識のことであるはずだ。異質なものを異質なものとして面白がる意識のことなのに、スキル信仰の人たちの信仰は 「同質化」でもあるのだ。痛ましい。



【6647】
【タイトル】音と意味(3)
【 日時 】02/12/08 15:50
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



 猪原さんの言への返事を書いてから考えたのは、メタ・レベルということであった。

 「音」→「単語」→「イメージ」と、「単語」を媒介にして「イメージ」に至るレベルに私もいる。私は日本語が第一言語だから、英語の「音」と「イメー ジ」は分離しやすい。「音」が「イメージ」と直結していると感じる場合がないわけではないが、それは英語を使い続けた場合や、机上の練習の直後に英語を使 う場合などであり、日本語を使っている意識を英語使用に接続させた場合は、英語はいつも「ごつごつ」し、「音」→「単語」→「イメージ」の連鎖が生じてく る。「音」→「イメージ」、さらには、「音」=「イメージ」になりにくい。「音」→「イメージ」が、「音」=「イメージ」にまで至ったレベルをメタ・レベ ルとここでは言いたいと思う。

 メタ・レベルは語学においては、「言語」を「言葉」に変えたレベルだと言ってもいいだろう。このレベルは、ネイティヴ言語においては、「自然に備わ る」。この「自然に備わる」性質のことを、チョムスキーは「生成文法」の「生成」という言葉で言ったのであり、語学においてはいかなる意味でもそれは「自 然に備わる」ようなものではない。「音」に「単語」を脱ぎ捨てさせるような行為、文法に文法知識を脱ぎ捨てさせるような意識的な行為である。
 「自然に備わる」ような性質は、「言語自体の行為」ではあっても人間の主体的な行為ではない。それがネイティヴ言語というものである。語学はしょせんど こまでいっても、人間の主体的行為から逃れられない。そこにおいては、「生成する」などということはない。「生成させる」ということがあるだけだ。
 文法が文法を脱ぎ捨てたレベル。音が音を気にしなくなったレベル。音が意味・イメージ・イデアと直結しているレベル。それが、「言語」が「言葉」と化し たレベルであり、「言語」からすれば、メタなレベルにある。
 それは日本にいても成立させることは可能である。俺は「言語」を対象としているのではなく、「言葉」を生きているのだという感じになることは、英語にお いてでも瞬時成り立つ。その「瞬時」が本当に瞬時であれ、5分であれ、10分であれ、1時間であれ、いずれにせよ、それは日本語の磁場に囲まれた「瞬時」 でしかない。「瞬時」のまわりはびっしりと隙間なく日本語の磁力が及んでいるのである。
 それは海を流れる細い真水の川のようなものであり、いずれは塩水となる。つまり、「瞬時」が終われば、海とまぎれる。あるいは海になる。これが再び川と なるためには、「語学の机上」における仮構の持続がなければならない。語学力とは仮構力だ。

 「磁場」というものは圧倒的なものなのだ。この圧倒的な力が、例えばアメリカにいて英語をやるのであれば、そこは英語の磁場であるから、その英語を支え る力となる。
 逆に、日本にいて英語をやるのであれば、そこは日本語の磁場であるから、その英語を剥ぎ取る力(殺す力)となる。
 まったく逆ベクトルの力が働いているのだ。
 「人工磁場」を信じたければ信じるがいい。
 痛ましい。

 國弘正雄でさえ、この痛ましさを放置している。
 彼が、アメリカ経験を書かずにいることが災いしているのであろう。
 ゴッホの言う「鳥の羽根の抜け替わる時」のことを書くことは非常に難しい。それは誰にとってでも、「あまり人前にさらすようなもんじゃない」からだ。
 しかし、語学の意識とは、まさにこの「あまり人前にさらすようなもんじゃない」事態への鋭い意識であるのではないのか。語学の純粋な定義が、「磁場を欠 いて行う言語獲得行為」であるかぎり、そこへ光をあてる必要はあるはずではないのか。國弘は、アメリカ経験を書くべきではないのか。



【6648】
【タイトル】ケリー伊藤
【 日時 】02/12/08 15:52
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



 あの人こそ、日本語が駄目です。
 前に、第三者を通じて本の中のでたらめな日本語を指摘し、「直す」という
回答をもらったことがありました。直っているかどうかは、私はケリー伊藤の
おっかけではないので知りません。



【6649】
【タイトル】実り
【 日時 】02/12/08 16:12
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



 猪原さんと意見を突き合わせることに実りはあった。
 私は自分の仕事を見直すことができた。
 猪原さん、感謝します。

 私の仕事は、「準備を準備する」ということだと思ったのだ。
 イメージが生じ、「単語」を脱ぎ捨てること。
 音自体が「音に関する注意」を脱ぎ捨てること。
 文法が文法知識を脱ぎ捨てること。
 メタ・レベルへのベクトル。

 音、イメージ、文法が動き出すようにするための準備。
 それが、「技法グラウンド」だと思う。あるいは、独学法としての「回転読み」だと思う。

 そして、なお、その全体が、「準備」なのだ。
 生活言語に出会うための、「磁場」に交わるための「準備」なのだ。

 私の仕事にとって、日本在住は必要な条件である。
 海に生きる淡水魚のことを考えるには、日本在住は必要なのだ。

 人様には、「刻印」や「入れ墨」や「焼き付け」を望むならアメリカへ行けと奨めるだろう。
 私の仕事はそれをやってはならない仕事だと思う。「どうもうまく使えない」という感覚によって、「おいらまたまた下手になる」によって、日本在住英語と いうものの条件を確定するべきだと考えている。



【6650】
【タイトル】猪原さん
【 日時 】02/12/08 16:18
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



>根石さんのやり方に有効性を認めるものの、誰にでも有効な指導法とは残念ながら思えません。英検準一級程度になるまでの一手法のように思えます。

 そうです。英検準一級以上の人は、放っておいても英語をやるでしょう。
 だから放っておけばいいのです。
 準一級どころか、私の関心はあくまでも初心者にあるのです。
 初心者が「磁場」と交われるようになるまでの過程にあります。

 私が考えてきた場所から見ると、上級者はまるで初心者のことがわかっちゃいないと見えます。



【6652】
【タイトル】育てる力と殺す力
【 日時 】02/12/08 16:41
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



「磁場」が持っているこの容赦ない力が見えない人には見えないらしい。

http://8246.teacup.com/nessy/bbs



【6657】
【タイトル】猪原さん 1
【 日時 】02/12/08 17:30
【 発言者 】恋人ファン
【 リンク 】http://www.izu.co.jp/~wizard/english/bbsres1.htm



猪原さん 初めまして♪
中庭で大津先生のwhichの問題に最初にレスしたのは私の別人格です。
中庭に書かれた「イギリスに渡って意志疎通が出来なかったのは6年間で2回」
を読んだ瞬間「あらあらこの人には適わないわ」とあっさりカブトを脱ぎました。

適わないのは、国内英語派の私が沖縄より遠い「海外に」行ったことがないので、
6年もイギリスにいた猪原さんに適わないという意味ではありません。
猪原さんが渡英したその時から、あの分かりにくくて早口のイギリス人ネイティブと
しっかり意志疎通できる能力を、国内ですでに身につけていたと読めたからです。

その後英語歴を書かれたのを見て、私との差を知り適わないわけがよく分かりました。
(ここの方は一部既にご存知ですが猪原さんは初めてなので私の英語歴を書きます)

私はスタートが遅すぎたのです。なんたって、英語が「音声の言葉」だと気がついたのは、
二十歳の浪人時代の教会のネイティブ英会話でした。それまで横須賀にいて、米兵や
その家族は沢山町を歩いていたのに、ああいうペラペラ英語と学校でやる試験のための
紙の上の英語とは違うものと、何となく私も回りも考えていたみたいです。

町を歩けば目にしないことはない米兵やその家族の子女に話しかけている生徒なんか
見たことがないんですね。
つまり、横須賀も外人なんて殆ど見かけない根石さんがいるような長野の田舎(失礼!)
なんかの中高生時代も何の変わりもないようです。
結局英語は「試験のためではない音声の言葉としての英語」を学校の教師がちゃんと
指導するか、それがなければ私のように何かのチャンスで英語がそういうものだと
気付いて、独学のとっかかりを掴まないといけないようです。

そんな風でしたから、私はろくな教師に当たらなかったこともあって、学校の英語は
トコトン嫌いでした。必殺「目で読んでの丸暗記」で中学まではテスト優等生でしたが
分量の多い進学校の高校ではこの禁じ手はもう通用しませんから、完全に落ちこぼれました。
重箱の隅の文法や英文解釈をイヤイヤやっていたので話すことなど思いも寄りません。

でも日本に来たての全く日本語が通じない教会のネイティブとカタカナ発音の単語を並べた
ようなつたない英語で話したら、言いたがり屋の性質ですから、これが面白くてたまらない。

よく、海外に行って病気にでもならないと英語を使おうと「必死にならない」からダメだ
なんて言う人がいますが、あれは想像力の無さ過ぎですね。
日本語が何も通じない金髪女子大生先生と数分でも、その場は一対一になって青い目に吸い
込まれそうな雰囲気のとき、相手が何か言ったら懸命に理解しようと頭がフル回転します。
何か訊かれようものなら、答えようとして必死になりますからね。

「発音が通じないかも?文法ミスするのが恐い?」なんてカッコつけてる場合じゃ
ないんです。10秒でも沈黙して場を白けさせるなんてニッポン男児の風上にも
置けないって感じになりますから、カタカナ発音で単語並べただけでも何か言います。
国内でも「必死」はあるんだと思うんです。

とまあ、そんなこんなで遅蒔きながら英語に目覚めた私は、電子工学志望が英語科御入学
にあいなりなりました。しかし大学の授業は何の意味もなかったのでESS卒でしたね。

スタートが遅いので学生時代はTIMEとかには全く歯が立たず、もっぱら朝日の英字新聞
を毎日読んでその英語でESSで話していたみたいです。電車の中は朗読タイムでした。
口語教本とか國弘さんの番組とか無理してFENとかやったことも役に立ちました。
ESSの活動でときたまネイティブの所に訪問したり、呼んで話す機会があったのも
良かったようです。
そういえば、バイトで自分の読んでいるAsahi Evening News の拡張員のバイトをして
横浜の米軍ハウスにセールスに行ったりもしていましたね。
「オメーら、日本にいるのに、*星条旗新聞なんか取ってる場合か!?日本にいる間は
日本のことが沢山書いてある日本の新聞読め!」とかを丁寧に言っていたような。。(^^;;

*AFNを聴いていない人のための注
星条旗新聞=The Stars & Stripes 米軍が出している世界中の駐留米軍人のための新聞



【6655】
【タイトル】猪原さん 2
【 日時 】02/12/08 17:29
【 発言者 】恋人ファン
【 リンク 】http://www.izu.co.jp/~wizard/english/bbsres1.htm



で、卒業後は何十冊かPBを読んで読解力が付いた後からかなりの期間ニュースウィークを購読
しました。PBは今までに400冊程度、勉強というより日本語の読書の代わりの娯楽として
いい加減に読んできて、会話の方は機会を捕まえては、タダとか給料をもらってやってました。

一対一の意志疎通には困ったことは殆どありませんが、所詮国内英語なので大した表現力は
ないんです。ただ多読すると相手の使う単語や表現で分からないことは滅多にないですし、
「日本式のおかしな英語」は最初から頭に浮かばなくなるみたいです。

国内の活字中心でも、「英語の感覚」を身につけることができるのは一部にはなかなか理解され
ないようです。「活字での英語漬け」は、その前提にかなりの期間に渡る新聞雑誌本などの
「楽しみとしての活字」の日本語絶ちが必要なのがネックになっているのかも知れません。


さて、ここからがレスです。つうか、前置き長すぎ〜!>自分(^^;;

一群の英単語を「言葉のまとまりとして」聞き取れる、更に言うと
「一群の単語が『音の連続』として一定のイメージを想起させる」
というのは、私のような国内英語派には一番むずかしいですね。

外人の多い職場にしばらくいたことがあるのですが、ネイティブと一対一だと、
結構面倒な会話でも多読を山ほどしたお陰で「意志疎通」に苦労した覚えはないんです。
機械の使い方みたいに、伝える内容は多くても、こっちは知り尽くしているものの説明だと
無茶苦茶なスピードで口が勝手に動いて、自分でも驚いたことがあったりしますしね。

でも、ネイティブ同士(特にイギリス人!)でバカ話なんかされた日には
私を含めて日本人はかなり話せる人でも置いてきぼりです。
集団なら同席している日本人を意識した仕事に関する会話とか、一対一なら
酒の場のバカ話は(向こうも手加減しているためか)まず分かるんですが。

映画なんかも、一時は原作やノーベライゼーションは沢山読んでいたのに、
ビデオを借りて見ると聞き取れないセリフの方が多かったりするんですね。

思うに上みたいなのは、ロックなんかの「歌の歌詞が聞き取れない」のと同じ現象の
ようです。ニュースとか、ネイティブでも油断して見ているテレビドラマなんかと
違って早口ですし音の埋没や変形も多い。その上(当たり前のことは詰まらないので)
ニュースや講演のように次に来る話の展開が予想できないこともあります。

何より、「音のかたまり」で瞬間的にイメージが浮かばないのが痛い。実際の人間関係で
感情を伴って音のかたまりとしての意味イメージを身に付けたわけではないことが原因かも
知れません。活字だと、ネイティブ的な表現は読み返さないまでもちょっと時間を掛けて
「考え落ち」みたいに理解しているみたいです。

そういうのが早口で発音の変形や埋没があって、「考え落ち」する間もなく次が出て
くるんですから、現地の「磁場」にかなりの間身を置かないと、瞬時に意味のイメージ
が浮かぶどころか、どういう単語のかたまりなのかも理解できない。
若いうちではないと「磁場」に長くいても分からないかも知れませんね。

他に難しいのは、ネイティブの子供との会話です。
小さい子は字なんか知らないのですから、一連の音の連続を一定の「意味のイメージ」として
捉えているんだと思います。「単語」という単位さえはっきり分かってないんじゃないかな。。
字が読めない大人も同じでしょう。

ですから、国内英語派は小学生以下の子供とか、文字に縁のない大人との会話に弱い。彼らは、
単語という単位があいまいですから、外人相手でも「音のかたまり」で言う以外出来ません。
綴りとかも知らないですから、聞くときもこっちの日本語訛の発音はどの綴りと対応しているか
関連付けのしようがないので、「国内で勉強した英語」が余り彼らに通じないんだと思います。

(日本語だと朝鮮の人が濁音を清音にして言うようなときも、最低ひらがなを知っていれば
 類推できますが、ひらがなも知らない小さい子はなかなか分からないというようなことです。)



【6654】
【タイトル】猪原さん 3
【 日時 】02/12/08 17:28
【 発言者 】恋人ファン
【 リンク 】http://www.izu.co.jp/~wizard/english/bbsres1.htm



よく言われるように、一般に難しいと考えられている政治経済とか学問分野だと
専門や背景知識があれば英語の方は国内でも努力すれば殆どの会話は英語でできます。
しかし同じ人が、ネイティブが簡単だと感じるより生活や情緒に直結した会話が
聞き取れないのは、現地で生活していないので仕方ないんじゃないかなと思います。

つまり、仕事とか外交とか学問に使われる英語はちゃんとした大人が相手ですから、
国内派の英語でもしっかり勉強したものなら十二分に通用すると経験からも思います。

向こうで幼稚園の先生をやるとか、ロックや映画を特に集中しなくても楽しく理解できる
ためなら、「音のかたまり」でイメージが瞬時に想起できるそれこそ「磁場」仕込みの力が
必要になるんですが外国人が(現地で長く生活していないにも係わらず)そんな発音をするのは
不自然だし、第一、ネイティブ以外の外国人同士の会話ではそんな言い方をしても通じない
ので、日本人が大変な思いをして(できるとしても)マスターするメリットは殆どないん
じゃあないでしょうか。
現地でネイティブとの付き合いで自然に分かるし言えるようになったというのなら別ですが、
*最低レベルの現地の幼稚園の先生になったり、単なる娯楽の映画や歌詞が分かるくらい
なのですから、大変な苦労をしてやる意味はないと思うんですね。

(ネイティブが子供の時に歌った歌や遊びなど子供に伝えるような「周辺経験」が
 勉強した英語では身に付かないので詰まらない最低レベルの先生にしかなれない)

国内でやる英語に限って言えば、英文の文書などがしっかり読めて、相手の言うことが聞き取れ
れば少々発音は日本式でも、ビジネスや学問や外交なんかでガンガン議論できたりチャンとした
文書が書けるのですから、その方が面白いし得だと思います。

発音の悪さは肝心の外国人より周りの少々英語の分かる日本人が細かくチェックするんですね。
それから、映画や歌のの聞き取りは誰でもリモコン一つで簡単にアクセスできるために
ネイティブと話すより身近(=簡単なはず)と思われていて、必要以上に重視されている
嫌いがあると思います。

まあ、ニュースのキャスターが言う程度の発音の変形や埋没なら分かる必要はあると思います。

最近思うのは、文字ができる前にも言語はずっと存在していたわけなので、文字をまだ知らない
ネイティブの子供が話す「音のかたまり」の方が「本物の言語」のではないかということです。
変形したり音が埋没しているのではなく、そっちが本物で、単語単位でスペースを入れる
「文字」という人工物に直すときに、そういう風に見えるのではないでしょうか。

文字の登場以前には、言語の標準化をする手段がなかったから、地域ごとに「音のかたまり」が
違っていて、同じ系列の言語でも集落ごとのような物凄い数の地域差があったことは確かでしょう。

この前永六輔が言っていたのですが、日本の方言の消滅はラジオ・テレビもありますが、
それ以前に「方言はひらがなでは表せない」事情があると言っていました。
文字に記録しようがないんですね。山形弁のフランス語みたいな、音程つきの「ウェ〜」とか
母音も五つじゃあ全然足りない方言が多いみたいですし。

つまり、「文字」のお陰で言語の標準化はかなり進み、ラジオ・テレビの登場で多くの方言は
(特に日本では関西弁を除いては)とどめを刺され、訛の消滅も進んだ。
これは文化の多様性という意味では淋しいのですが、外国人が他の言語を学ぶときは
一カ国一言語で大体済みます
また、何といってもシュリーマンに代表される外国語の習得の王道である
「現地に行かないで『活字』を中心に学習する」ことが可能になるので、
とても助かるのも事実でしょう。



【6653】
【タイトル】猪原さん 4
【 日時 】02/12/08 17:27
【 発言者 】恋人ファン
【 リンク 】http://www.izu.co.jp/~wizard/english/bbsres1.htm



外国人の英語は読み書きができるネイティブに通じれば殆どの用は足りるので、
それ以上の「文字で書いた場合」からの音の埋没とか変形のような「よりネイ
ティブの発音に近い」ものの習得にチャレンジするか否かは、最終的には
個人の美学と趣味の問題のような気がします。

しかし、忘れられがちなのはネイティブの方はこっちの話が興味深かったり心がよく
通じたりすればいいので、発音なんかは分かればそれ以上要求しないものなんですね。
これは日本語でも、きれいな標準語の発音の人の話だから聞くということはないと
いうのと同じでしょう。

ネイティブの発音を現実でもメディアでも沢山触れて自分の声を録音したりして
発音がかなり本物に近づく人もいるでしょう。でも、あれだけ日本にいて日本語が専門で
日本語で話す機会も多く奥さんが日本人でも発音が良くならないドナルド・キーンのような
人もいるという、歌やスポーツと同じ才能の問題も発音にはありますしね。

才能があってどんどん発音が良くなるので楽しく練習できる人はいいのですが、
私のように二十歳くらいからヒアリングを始めて話すときには気を付けて言っても、
聴くときには脳内で「カタカナ化」されてしまうような耳の良くない人間は、
「通じればいいや発音」で諦めて、多読のような内容面をどんどんやって
行く方が、楽しくて長続きすると経験から思うのですが、どうでしょう?

あっ、それから中学から耳を鍛えた猪原さんは、歌は国内でも結構聞き取れました?
映画はどうでしょう?音声の臨界点ギリギリの中学に耳を鍛え発音の練習をした人と
私のように臨界点を大分過ぎて始めた人間の差は大きいんじゃないかと思います。
また、イギリスの6年間は特にヒアリングと発音に効果がありましたか?

長い駄文にお付き合いさせてしまって申し訳ありません。今後とも宜しくです。



【6656】
【タイトル】Naimaさん
【 日時 】02/12/08 17:30
【 発言者 】恋人ファン
【 リンク 】http://www.izu.co.jp/~wizard/english/bbsres1.htm



長いレスを書いていただいていたのですが、配列の方と中庭でレスしていたので返事が遅れました。

一般化の部分は家主さんに対してです。でも、「私を束ねないで」の詩も通じなかったようで残念!
「日本語の分からないネイティブがよい教師になれないとは言えない」の部分もそうです。

どっちかと言うと、Naimaさんのレスにことよせて、ここで普段感じていたことを書いたようです。
気分を害したらご免なさい。
「よく叱る」のは、「蘊蓄たれ!」と最初の頃に罵倒された恨みが。。。
σ(^^;)って、結構根に持つタイプなんですよねえ。。(^^;;
しかし、今日も無駄に長〜〜い蘊蓄を垂れてしまったような。。

こちら関東地方は、シトシト雨の降りつづく寒い一日です。そちらは如何でしょうか?



【6659】
【タイトル】根石さん
【 日時 】02/12/08 18:09
【 発言者 】Jackie

 >私が考えてきた場所から見ると、上級者はまるで初心者のことがわかっちゃいないと見えます。

本当にそう思います。
大学の先生方なども 英語が好きで成績が良かった人がおおいのだろう。 この人達が英語が苦手な学生のレベルで話し 教え方を考えることは難しいのかもし れない。野球の名手が必ずしも名監督とはなり得ないということか。



【6662】
【タイトル】根石さん
【 日時 】02/12/08 23:01
【 発言者 】柴田武史

柳瀬さんのサイトの「本音の掲示板」であなたの書き込みを
誤解して怒っている人がいますから、見に行ってください。

あそこの52と53の書き込みはおそらく「中等教育教員」を
名乗る、大阪弁の荒らし氏によるものでしょうが、あの人は
つくづく困ったものですねえ。

>中等教育教員の資質のない教員は去れ
>生徒指導、進路指導、学習指導のできない教員は塾に行け

などと書いているのですよ。ご自分はたいそう立派な人だと
思っているのでしょうね。あの一連の大阪弁の書き込みを
読んだ限りでは、そうは思えませんけど・・・



【6663】
【タイトル】英語のリズム
【 日時 】02/12/08 23:12
【 発言者 】パクパク

シーン、感情、音、意味とのからみあいのなかで、
英語の強弱、長短が、意味の伝達と語順形成に
すくなからぬ影響をあたえるとおもわれる。

例)
Black and white (> white and black)

下記は、ある人の本から。

Ladies and gentlemen (> Gentlemen and ladies)

どちらが、言いやすいか?

I was made to go.

ここで、made のつぎに、なぜ、toが 出現したか?



【6664】
【タイトル】「元気の出る・・」から転写
【 日時 】02/12/09 2:04
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



「元気の出る・・」はhttp://www.kirihara.co.jp/CHUSHIKOKU/e-genki/
----------------------------------------------------
塾の講師さん

>「生徒指導、進路指導、学習指導のできない教員は塾に行け」

 と書いた人と、

>「私塾の者が興奮して行儀の悪い文体のだんびらを振り回すような事態を招いている」

 を書いた人は別人です。私は「私塾の者が興奮して行儀の悪い文体のだんびらを・・・」を書いた本人です。

>久しぶり寄ったら、品の悪い人たちがいるのですね。

 あはは、また言われちゃった。いやあ、品が悪いことに関しては私には定評がある。

>1 生徒指導の範囲がわかりませんが、進路指導も学習指導も塾ではいたします。公立の学校よりも信頼してくださっている保護者の方が多いです。

 塾はこの方面でも、学校を越えているのかもしれません。私はそういうことをやらないので、よくわかりません。

>2 英語音声学の話をしておきながら、文体について「私塾の者」を批判されることの理由がよくわかりません。私は国語も教えますが、55の文章は自分こ そ「興奮して」いて「行儀が悪い」と思いますね。

 あなたは言葉のセンスが悪いと思います。国語なんか教えていていいのですか。いいのか、「国語」だから。(おめえなんぞ、「国」に寄り添っていけ。)で も、言葉を教えるのはあなたの場合はまずい。何を言っているのか、あなたの上の文はわけがわからない。

>文体について「私塾の者」を批判されることの理由がよくわかりません。

 あなたは自分を「私塾の者」だと思いたいらしいが、それはとんだ思いあがりというものです。「私塾の者」は、私・根石吉久だけをさしていることが読めな いで、国語なんか教えてどうすんだよ。55の文章をよく読んでみろよ。どこか「興奮して」いて、どこが「行儀が悪いん」だか、ちゃんと説明しろ。利口そう なこと言ってんじゃねえ。
 おまえさん、日本語の文章がちゃんと読めねえことこそ、「行儀が悪い」ことだってことがわからんかね?
 あっ、悪ぃ。「よくわかりません」とあんたは書いていたんだった。よくわかんねえんじゃねえ。おめえさんは、まるでわからないのだ。

>3 意見を述べる場として提供されている掲示板に、求められもしないの
に、リンクを勝手に貼り付ける目的は宣伝以外には何があるのでしょうか。

 何かあるんですね。知識の共有ということをめざそうという何かが。馬鹿じゃねえのか、いちいちリンクを求められてから、掲示板にあんたはリンクを張るの か。馬鹿じゃねえのか、何をしゃちこばっているんだ。

>管理者がいらっしゃるのなら、52・55のスレッドを削除することを希望します。同時に私のスレッドも削除してください。ごらんになって愉快な文章では ありませんからね、どれも。

 管理者がいらっしゃるのなら、どの発言も削除して欲しくありません。
 自分の恥は恥として残すべきです。
 その意味を兼ねて、私はこの記事をhttp://sky.iruka.ne.jp/cgi-bin/a4/iruka.cgi?shigeru に転写 します。



【6666】
【タイトル】柴田さん
【 日時 】02/12/09 2:12
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



ありがとうございました。

>柳瀬さんのサイトの「本音の掲示板」であなたの書き込みを誤解して怒っ
ている人がいますから、見に行ってください。

 多分、そんなに歳をとっていない若い人だと思いました。
 まあ、私のことですから、ケチョンケチョンはやっておきました。
 しかし、腹がたつ。あの中等教育教員とかいう野郎と俺を同一人物だと
この若い人は思ったらしい。俺が行儀が悪いからか。自業自得か。
 ああ、くやしい。

 でも、若い人は、言っていることがわけがわからないのに、正義感だけは
伝わる文章を書く。
 若いってことはいいことだと、どこかで聞いたことがあるが、本当にいい
ことだと思いました。
 馬鹿あ、とは思うけど、憎しみはない。



【6667】
【タイトル】註
【 日時 】02/12/09 2:33
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



柴田さんが「本音の掲示板」と書かれた掲示板は、柳瀬さんの掲示板ではな
く、どなたの掲示板かわからないながら、「本音の掲示板」という所です。

皆様も見に行ってください。
http://www.kirihara.co.jp/CHUSHIKOKU/e-genki/



【6668】
【タイトル】恋人ファンさん
【 日時 】02/12/09 2:42
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



この掲示板をお見捨てでないようでうれしいです。
以前に書かれたものについて、お返事をさしあげませんでしたが、私がへと
へとに疲れていた時と重なったことと、Naima さんが磁場を手に入れていな
いと書かれたことにがっくりしたこととが重なりまして、お返事を書く力を
失いました。
「磁場」は飛行機に乗ってあっちへ行けば、手に入るのです。しかし、その
「磁場」と交わることができるかどうかは、また別問題です。語学的に何の
準備もしないで「磁場」に降り立った人は、交わることができない。
 それにしても、「磁場」なんぞどこにでもあり、どこにでも手に入ります。
英語に興味のある人にとっての英語の磁場は、飛行機に乗って降りるだけで
接することだけはできるのです。ちょっとエッチですが、「接して交わらな
い」ことをさして、ファンさんは Naima さんが磁場を得ていないとおっしゃ
ったのですか?
 以前は「磁場」というタームの使い方がどうも間違っているという感じが
ありましたが、今回書いていただいたものでは、見事に使いこなしておられ
ると思いました。
 あなたと私が話を深めるのはこれからだとも思いました。



【6669】
【タイトル】(無題)
【 日時 】02/12/09 2:46
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



>野球の名手が必ずしも名監督とはなり得ないということか。

 彫刻の名人は少し鈍い刀を使うっていうようなことを言っていたのは、
兼好法師だったか。
 やたらに鈍いのはまずいが、少し鈍いということは美質だと思います。
 下手な人が上手になるのは、「少し鈍い」からこそ可能になることです。
 上手になる途中のことを言葉にできれば、名監督になる。
 初めから上手な人は、その人だけの個人的な話しか有効ではない。



【6671】
【タイトル】猪原さん
【 日時 】02/12/09 14:13
【 発言者 】Naima
【 リンク 】http://8430.teacup.com/pillbugtwins/bbs



「鬼」での私の愚痴では、別に「憤慨」していたからではありません。 憤慨していれば猪原さんに直接反論したと思います。 「傷つくな〜」と言ったので す。 「〜でしょうに」と言う言葉尻は、「あ〜あ、何やってんですか、だから言ったでしょ〜に」と同じ感覚で捉えてしまったせいでしょう。 猪原さんはそ ういうおつもりではなかったんですね。

猪原さん、あなたは「根石さんも、Jackieさんも、私も、あなたの言葉を誤解している」とおっしゃいました。 猪原さんが意を尽くして書かれた日本語 でも、まっすぐ理解してもらえない場合があるわけです。 私は別として、Jackieさんや根石さんは日本語を読めない人ではありません。 特に根石さん は、詩人でもいらっしゃるそうなので、日本語についてはするどい眼力や感性(この言葉、嫌いなんですが)をお持ちのはずだと思います。

こんな風に、私たちが母国語の日本語で「意思疎通」をはかる時にさえ、誤解が生じるのです。 それが外国語である英語で「意思疎通が滞り無く」出来る、と 言う一点に私はひっかかります。 そんな事、簡単に豪語していいのか...と思うのです。 語学論の掲示板でなければ、「あ、無邪気な人だな」とか、 「お、すごいな」とか、で聞き逃して済む事だとは思います。 私も社交の場で「私は英語にはまったく不自由しないので」と言う方があれば、「あ〜うらやま しいですね。 私なんかまだまだです」で、乾杯して終わりです。 猪原さんが英語の達人である事は、恋人ファンさんのコメントからもうかがい知る事が出来 ます。 実際、堪能な方なのだと思っています。 けれど、です。

私の通っていた英会話学校には日本語に堪能なネイティブスピーカーが何人もいます。 特にカナダ人講師はネイティブ並みの日本語ですが、それでも「日本語 は不自由なので日本語での意思疎通がむつかしい」と言っていました。 長年日本語の磁場にいて日本人と結婚していてすらそうなのです。 それが普通の感覚 だろうと思います。

私は決して英語に堪能なわけではありません。 猪原さんよりは遥かに劣るでしょう。 けれど、私が自分の英語が不具だと思うのは、こういう様な意味で、で す。 単語の意味を知る、英文の使い方を知る、など、技術や知識として身につけるのは、私の様なレベルの者にもそれほど難しい事ではありません。

けれど、言葉や文の意味だけではなく、色あい、香り、肌触り、味わい、までに思い至ると、私にとって英語もドイツ語も、どこまで行っても外国語であり、し みじみとした実感や手応えのない言葉です。 いつまでも借り着の様で身体に馴染まない...  日本語でも細かいニュアンスの説明は自分の生まれ育った土 地の方言の方がしっくりするのと同じです。

ハンブルクの方言に"Moin Moin!" と言う挨拶があります。 この言葉を聞き齧って「おはよう」の代りに使うんだ、と説明する人があります。 この人は言葉の意味を知っているだけです。 こ の言葉は、まったくの親しい間柄の人と交わす挨拶で朝から夜まで使えます。 ドイツ語学校の帰り、気分が滅入りながら寒い冬の夕方にバスを待っている時、 友達が「もいん、もいん!」と声をかけてくれると、彼女の吐く息の白さと一緒に、ボヨンボヨンとして剽軽なこの言葉のあったかい響きが心に染みます。 言 葉の体感温度は、その地に長く住んでいなければ感じる事はできません。 私が英語について、いつもいつも手応えのなさを感じるのは、こういう事です。 ネ イティブスピーカーと喋っている時には、いっそう歯痒さが増します。 猪原さんは、そういう思いをされた事はありませんか?

私がこの掲示板に参加したのは、ある投稿者の方が「ぼくは英語は100% 聞き取れる」と言われた事に対して、皆さんから反論があった時に横から口を差し 挟んだのが切っ掛けです。 私は「本人がそう言うてはるねんから、それでいいやないの」と思ったのです。 何を目くじらたてる必要があるのか、と。 けれ ど、最近は、語学論をするにおいて、「100%」と言う言葉のもつ意味の大きさを考えると、私達はもっと厳密に自分の英語力を分析しないといけない、と思 う様になりました。 そうでなければ学習者の参考にならない。 あこがれやフラストレーションを掻き立てるだけでは、学習者にとって酷だ、と思う様になっ たのです。



【6672】
【タイトル】皆さん
【 日時 】02/12/09 14:17
【 発言者 】Naima
【 リンク 】http://8430.teacup.com/pillbugtwins/bbs



自分の掲示板に投稿した私の文を転載しておきます。 猪原さんが一部、引用されているので。

また愚痴 投稿者:Naima  投稿日:12月 3日(火)04時16分56秒


コツコツやってたドイツ語を、もっとレベルにあった所を選べばよかったでしょ〜に、と言われると、心底傷つくな... ハンブルクのドイツ語学校なんて、 3種類ほどしかなくて、しかも使ってるテキストは皆同じ。 毎日あるか、隔週2日2時間づつあるかだけくらいの違い。 しかもすでにブロークンでもしゃべ れる人達はどの学校のどのクラスにも大勢いる。 どの道、一からドイツ語を勉強する生徒は苦労する。

英語やってる時には感じた事のない、屈辱感を感じる。 何とも言えない、苦々しさと言うか、口惜しさ、と言うか、情けなさ、って言うか...

くそっ!!!!



【6673】
【タイトル】「鬼」より転載
【 日時 】02/12/09 14:20
【 発言者 】Naima
【 リンク 】http://8430.teacup.com/pillbugtwins/bbs



クリスタルお母様 投稿者:Naima  投稿日:12月 5日(木)00時07分29秒

もうすっかり、英語の達人と言う人達に辟易してしまって、英語の事を書くのもいやだったのですが、元気を頂きました。 ありがとうございます。

実際に猪原さんはネイティブ並みなのかもしれないです。 けど、30年40年、生まれた時から母国語として英語に四六時中触れ使い続けて来た人達と「対等 に渡り合える」と豪語する自称英語の達人達は、私には「錯覚されている」のだとしか思えません。 たとえそれが國弘正雄氏や松本道弘氏、西山千氏レベルの 達人であったとしても、です。

英語力が10の人には、10以上の英語力の人の本当の力が見えないものです。 向こうが10まで降りて来ている、と言う事がわからない。  あるいは職場 仲間では、同じ境遇や場面を共有しているので言語以外の要素が理解を助けてくれている、と言う事に気付かないと井の中のカワズになってしまいます。 ハン ブルクでは蛙の王様が人気で、金色の王冠をかぶったヌメヌメのカエルが良くモチーフとしてつかわれていますが、それほどの愛嬌すらもない。

jargonが奥深い、などちゃんちゃらおかしい。 中庭で通じるだけの用語です。 公園や高原にいる人達が知らない言葉を知っていたからと言って大した 自慢にはなりません。 海外転勤の対象になる英語力はTOEIC600あたりからですが、皆自分の仕事周りのjargonは十二分に持っています。

日本語と英語の間にある超えようとして超えられない溝を感じた事のない達人なぞ、私は信じません。 それは単に自分の思想や感情、日本語に対する詰めが甘 いだけだ、と思っています。 日本語ですら十分に表現出来ないのに、それが「外国語で出来る」などとシレッと言えるのが不思議でたまりません。

いつまで経っても英語は外国語、たとえ磁場で暮したとて外国語だと言う事実には変わりがないです。 どこまで行っても、この手の中にしっかとつかめないか らこそ、どこまでも勉強を続けているわけですよね。



【6678】
【タイトル】Naimaさん、
【 日時 】02/12/09 21:42
【 発言者 】浜谷[Profile 近畿地方に住む60代の方]
【 リンク 】http://www1.odn.ne.jp/~cet09590/



>30年40年、生まれた時から母国語として英語に四六時中触れ使い続けて来た人達と「対等に渡り合える」と豪語する自称英語の達人達は、私には 「錯覚されている」のだとしか思えません。 たとえそれが國弘正雄氏や松本道弘氏、西山千氏レベルの達人であったとしても、です。

国弘氏と西山氏の英語は聴いたことがないので分かりませんが、松本氏の英語は40年前に大阪で毎週土曜日の午後常時50人以上の参加者を集めて行われてい た「英語道場」のミーティングでネイティブと互角に(私にはそう見えました)話をされていたのを見て(聴いて)いますので、錯覚をされているようには思え ません。ただ、彼について言えばその英語力は天才的なものを持っている人だと思っています。それは最近日本の少女達が欧州でバイオリンなどで入賞している ようなレベルでの話だと思っています。

ですから、その人達が一般の人に向けて、努力すれば彼らと同じレベルになれるようなことを言って書物を出しておられることに疑問を持っています。



【6679】
【タイトル】浜谷さん
【 日時 】02/12/09 23:03
【 発言者 】Naima
【 リンク 】http://8430.teacup.com/pillbugtwins/bbs



「対等に渡り合う」という言葉だけをとらえれば、浜谷さんのおっしゃる通りかもしれません。 松本道弘氏のその時のミーティングはどの様な内容のものだっ たのでしょうか? ディベートですか? 会議などでは対等に渡り合える人は沢山いるでしょう。

浜谷さんはガイド資格をお持ちなので、お聞きしたいのですが、日本の事象や日本人の情緒を英語で表現するのに苦心された事はありませんか? いくら天才で も外国語では到底説明し切れない事がある事にはきっと気が付いておられるはずだと思います。  心情の襞などを表現するとなればもっと難しいでしょう。  日本語での説明さえ、日本語の達人か詩人でないと表現できないと思うのです。 ましてや外国語です。 松本氏も「あえて英語にするとすれば...」と前置 きしなければ説明の出来ない事も沢山あると思います。

>その人達が一般の人に向けて、努力すれば彼らと同じレベルになれるようなことを言って書物を出しておられることに疑問を持っています。

スキルだけの事なら、その気になって訓練を受ければ彼等と同じ様なレベルになる事の出来る人達は天才でなくとも沢山いると思うのです。 ネイティブスピー カーの様にしゃべる、と言う事を指して言っている訳ではないのです。

そんな風にお感じになった事はありませんか?

私が、根石さんの悪態(失礼)にも係わらず、この掲示板から目が離せなかったのは、心情まで英語に売り渡してしまうな、と言われている様な気がしたからで す。 まちがっていたらごめんなさい。 日本語にこだわる限り、英語はいつまでも不自由だと思います。 日本語へのこだわりを捨てれば、苦しむ事はないだ ろうと思います。

ゴツゴツ英語、言い得て妙、だと思っています。 どこまで行ってもどんなに流暢に英語がしゃべれても、外国語である限りいつまでたっても芯はゴツゴツした ものだと思うのです。 私は英語の言葉の微妙な色あい、香り、肌触りまでは手に入れる事は出来ないと思うし、日本語の色合い、香り、肌触りまでを英語で表 現できない、と思っています。

理解されてもされなくても、この気持ちは揺るがないです。 こんな事を書いても詮無いと思うので、いつも心の中でぶすぶすと燻らせながらいるのですが、猪 原さんのご投稿にうかつにも反応してしまいました。

正直に言ってしまいますが、猪原さんに対する最初のグチは「鬼」に投稿したつもりだったのですが、送信して大風呂敷だった事が判明。 その時の私のうろた え振りを御想像下さい。 で、致し方なく「公式」に大風呂敷にコメントをしたわけです。

もうこの件は、うっちゃっておいて下さい。 The rest is silence. でおます。



【6680】
【タイトル】やれば出来る
【 日時 】02/12/09 23:54
【 発言者 】不安な母親

根石 先生

浜谷さんが投稿された、日本の少女たちが
欧州のバイオリンコンテストで入賞、、、
と、ありますが確か三位入賞の方は、
日本在住で、日本人の方の指導を受けて
いる事を、新聞で読みました。
優勝された方は、ヨーロッパに長年住み、
現地で音楽の指導を受けているようです。
そして母親も音楽家だそうです。
これって、当然だと思うのですが、ただ
三位になられた方は、英語で言う(先生の言う)
磁場に居らずここまで上り詰めたのですから、
英語でも先生の仰るように出来ますね。



【6681】
【タイトル】気楽に考えたほうがいいでしょう
【 日時 】02/12/09 23:58
【 発言者 】猪原
【 リンク 】http://www.onestopej.com



>30年40年、生まれた時から母国語として英語に四六時中触れ
>使い続けて来た人達と「対等に渡り合える」と豪語する自称英語の
>達人達は、私には「錯覚されている」のだとしか思えません

私はいまだかつて自分のことを「英語の達人」と思ったことはありません。ロンドンで上司だった日本人社長なんか無茶苦茶英語ができた人でしたが、その社長 が豪語していたのを聞いたことがありません。そういう人が身近にいたので自然に謙虚になりました。


>外国語である英語で「意思疎通が滞り無く」出来る、
>と言う一点に私はひっかかります。

「恋人ファン」さんのおっしゃった「仕事とか外交とか学問に使われる英語はちゃんとした大人が相手ですから、国内派の英語でもしっかり勉強したものなら十 二分に通用する」がまさに当てはまると思います。

私が想像するに、主婦であるNaimaさんと比較して私は生活英語に触れる機会が少なかったのだと思います。聴いてもわからないような困った経験はなかっ たのですが、自分から積極的に発話しなければならなかったような状況にはあまり陥らなかったです。

私にとってはビジネス英語よりも生活英語のほうが難しいのですが、「恋人ファン」さんのPB多読のやり方で訓練は可能です(私はあまりPBを読んでいませ ん)。


>言葉の体感温度は、その地に長く住んでいなければ感じる事はできません。
そういう言葉はあります。けれどもそれ以外の「国際語」としての英語がロンドンにあります。土着的でない、さりとて無機質でないことば、です。

ロンドンという土地柄が他と違うというところはあるでしょう。観光地であると同時に外国人が多く住んでいるところですから。他の都市と比べて包容力がある のではないでしょうか。そこのところがよそ者外国人にも住みやすいといったところがあるかもしれません。


>あこがれやフラストレーションを掻き立てるだけでは、学習者にとって酷だ、と思う様になったのです。

これには賛成します。だからこそ、私は「磁場に行かなくても国内で大部分できるんだ」といいたくなるのです。「恋人ファン」さんの示された例が多くを物 語っていると思いますね。国内でできることはどんどんやりなさい、と。

英語なんて決して闘う相手なんかではない。自分が興味のあるところから英語を学んでいけばいいんですよ、押さえて置かなきゃいけないポイントはありますけ どね。



【6682】
【タイトル】Re:気楽に考えたほうがいいでしょう
【 日時 】02/12/10 1:26
【 発言者 】もっこり

猪原さん、こんにちは。
時々、この掲示板に書き込みをさせてもらっている、もっこりといいます。

>立派なことだと思いますが、英語を好きにさせるという観点が根石さんには欠けているような気がします。英語学習を修行のように考えていらっしゃるように 思われてならないのです。

英語を好きにさせるという観点が欠けているのは、猪原さんご自身です。
猪原さんは、「英語が嫌い」な学習者が、何故にどのように、
英語を嫌いなのかを、実感を持って理解しようとしていないようです。
「英語が嫌い」な相手のことを知らず、素人もしないのに、
なぜ「英語が好き」にさせることができるのでしょう?

>英語なんて決して闘う相手なんかではない。自分が興味のあるところから英語を学んでいけばいいんですよ、押さえて置かなきゃいけないポイントはあります けどね。

猪原さんの結論がこれだとしたら、「英語が嫌い」な人間にとって、
見習うべき部分はありません。



【6683】
【タイトル】「元気の・・・」から転写(1)
【 日時 】02/12/10 2:26
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



[60] 管理運営人としての見解 投稿者:管理運営人 投稿日:2002/12/09(Mon) 18:10 [返信]

この掲示板を管理運営しております柳瀬陽介といいます。
(ブラウザの左側外枠下に現れているはずの「運営方針」をクリックしてください)

57の投稿でyoさんが52と55(および57自身)の投稿の削除を希望されました。

それに対して58の投稿で根石吉久さんが反応し、その中で
「どの発言も削除して欲しくありません」と希望しています。

管理運営人としては52と55の投稿に関しては、ひとまず判断を留保するとしても、58の根石吉久さんの投稿は、文体・表現の点で、明らかにこの掲示板の 「運営方針」に反していると判断します(「品位 と節度の維持」)。

本来なら削除の対象ですが、ご本人の希望でもありますので、あえて58の投稿は削除しません。

ただし、今後は、根石さんをはじめとして、どなたに対しても、58のような文体の投稿はお断りします。

この掲示板の「運営方針」に明らかに反する投稿は、今後内容の如何に関わらず、管理運営人が見つけ次第削除します。それにも関わらず、そのような投稿が続 く場合は、その方の投稿は今後すべて内容・文体の如何にかかわらず削除します。これは管理運営人としての警告です。

また52,55,57,58およびこの60の投稿に関するコメントもお控えください。(この掲示板は「運営方針」に基づいて、管理運営人である柳瀬の判断 で運営いたしております。)

yoさんにおかれましては、58の根石さんの投稿にご立腹かと思いますが、ここはお納め願えませんでしょうか。同時に、根石さんに対しましては、この掲示 板の「運営方針」を守ってくださるよう、強くご注意申し上げます。

この掲示板が日本の英語教育を良くするための建設的な議論の場になることを管理運営人としては願っています。

以上です。



【6684】
【タイトル】「元気の・・・」から転写(2)
【 日時 】02/12/10 2:29
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



[61] 知らなかった 投稿者:根石吉久 投稿日:2002/12/10(Tue) 02:19 [返信]

ここも柳瀬さんが管理している掲示板だったのですか。
そしたら、「中庭」と同じような方針なわけだろうなと思います。そしたら、やっぱり俺は書きにくいや。なるべく書かないようにしますが、身にかかる火の粉 は払わなければならないので、困ったものです。

品位ねえ。この品位ってやつは私よくわからないのです。
濡れ衣を着せられたら脱いじゃうこと、火の粉がかかってくるなら払うこと。そういう行為こそが品位というものの基底だと私は考えている者です。
そういう行為を外して、言葉づらの品位があればいいと考えているのですかね。
品位と見える品位なんぞ、品位ではなかろうと私は思っています。品位と見えようと見えなかろうと、真摯に人に対応することが品位というものではなかろうか とも考えています。
私はどやしつけているときでも、その人の思想の重量をまちがえないように、その重量のままに受け止めようとはしています。

火の粉を払う動作が激しすぎることはあったかとも思います。
いやな火の粉だと思って、ののしりながら払っていたからです。
それでも、火の粉をかけてきた者に対して、横を向いたり、背を向けたりしてののしったわけではない。正面を向いてやったと思っています。

はじめから横を向いたり、背中を向けて、「大風呂敷」で大阪弁でだんびらを振り回した者が、「中庭」とここに中等教育教員とかいう名前で書いていますが、 この人は柳瀬さんの掲示板に書くときは、言葉のおもてづらはていねいです。

中等教育教員は、下品な人だと思うのですが、言葉のおもてづらだけていねいであればそれでいいわけですね。

私は言葉のおもてづらはとてつもなく下品ですが、反論としてちゃんと相手の方を向いています。そういうものは削除されるわけですね。

品位ファシズムでよろしいのですね。いやはや、大学です。



【6685】
【タイトル】「元気の・・・」URL
【 日時 】02/12/10 2:31
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



http://www.kirihara.co.jp/CHUSHIKOKU/e-genki/

ここから、「本音の掲示板」をたどってください。
品位ファシズムが支配してるんじゃ、本音なんか出てくるとも思えないのだ
が・・・。

柴田さん。

柴田さんの言うので正しかった。あそこも柳瀬さんの掲示板でした。
私は全然知りませんでした。



【6689】
【タイトル】不安な母親さん
【 日時 】02/12/10 3:19
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



>三位になられた方は、英語で言う(先生の言う)
磁場に居らずここまで上り詰めたのですから、
英語でも先生の仰るように出来ますね。

 ヴァイオリンの世界の檜舞台での上位入賞っていうことと、英語を普通に
使えるようになることと、どこがどう同じでどこが違うのか、現在酔っ払っ
ていて、考えられないでいます。
 英語をやるのは、楽器の練習と同じで、やめちゃ駄目だというところは同
じだと思います。やめちゃったら、英語には急速に錆がつくし、楽器につい
てなら指の動きに錆がつく。
 ただ、英語には英語の磁場があるし、日本語には日本語の磁場があり、そ
の二つがまったく異質な磁場であるという事情は、果たして楽器の練習には
そのまま当てはまるのだろうかと思いました。
 私は楽器の練習をしたことがないので、よくわかりません。



【6690】
【タイトル】管理
【 日時 】02/12/10 13:17
【 発言者 】Jackie

柴田さんの授業を拝見したことはないけれど
音づくりへの道を読んだだけですが、
この授業は 決して生徒をコントロールしようとはしていない。
とてもよくプランされている授業だが けっして管理しようとはしていない。 教師が 今日の授業は上手くいったと ほくそえむ そういう授業ではない。

とてもいい授業だと思う。

某英会話学校で教えていた時の私は
今日の授業はプランどうりに進んだ エンターテイナー性もまああったし
ペアワークも上手くいった。などと ほくそえむことがあった。
あほだった。



【6691】
【タイトル】Naima さん
【 日時 】02/12/10 19:00
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



中等教育教員について、柳瀬さんが書かれています。
http://www.kirihara.co.jp/CHUSHIKOKU/e-genki/
(から「本音の掲示板」へ)

「大風呂敷」の過去ログから、ななしさんの投稿を全部拾って、ひとつなが
りにして、ここへ再掲載する作業をやっていただけたらありがたくおもいま
す。愉快な作業ではありませんが、どういう調子のものを掲載した男か、一
連のものを拾い出すなら、これが明らかな荒らしだと判明します。

 また、「大風呂敷」の管理人さんがみつけてくださった、端末の番号が過
去ログのどこかにありました。これは私が自分でみつけ、「元気のでる・・
・」に証拠として提出する予定です。

 「中庭」の記事を表示しておいて、マウス右クリックで、「ソースの表示」
を選択すると、各記事のプロバイダ名と端末番語が表示されましたが、その
番号と、「大風呂敷」でだんびらを振り回していた人の端末番号が同じだっ
たのです。同じコンピュータから投稿されたということを示す証拠です。



【6692】
【タイトル】名無しの人のリモートホスト(端末)
【 日時 】02/12/10 19:11
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



Remote Host: pdf68e0.aicint01.ap.so-net.ne.jp



【6694】
【タイトル】訂正
【 日時 】02/12/10 19:14
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



名無しの人のリモートホスト(端末)は、「中庭」での中等教育教員の
リモートホストでした。これは、「大風呂敷」での名無しのリモートホ
スト番号と同じだったはずです。pdf68e0 の部分は、いったんコンピ
ュータの電源を切ると変わるそうですが、それ以外の部分は一致してい
ることを私が確認しております。



【6695】
【タイトル】(無題)
【 日時 】02/12/10 19:57
【 発言者 】Naima
【 リンク 】http://8430.teacup.com/pillbugtwins/bbs



>要望 投稿者:中等教育教員  投稿日:12月 4日(水)19時14分55秒
なお、大風呂敷への転載は個人的にはお断りします

と本人が書いている事を見ると、かつて「大風呂敷」で何かあった人だと容易に想像が尽きます。



【6696】
【タイトル】「中庭」から転写
【 日時 】02/12/10 23:37
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



三単現のs 投稿者:根石吉久  投稿日:12月10日(火)23時35分20秒

>別の話ですが、私は昔から、「なぜ」三単現の s というものがあるのか不思議でしょうがありません。な
ぜなのかご存じでしたらお教えください。

上の引用は自分の文章からのものです。
この長年の疑問が解けました。ふうむ、そうなのかと思いました。

『「英文法を疑う」・松井力也・講談社現代新書』

この本が教えてくれました。実におもしろいです。お薦めします。



【6699】
【タイトル】過去ログ係(1)
【 日時 】02/12/11 0:55
【 発言者 】村田
【 リンク 】http://nagano.cool.ne.jp/ha98000/



以下の投稿は、私のPCで
aicint01.ap.so-net.ne.jp
でgrepした上で、時系列につなぎ合わせた
ものです。
ソースは過去ログ倉庫の方に掲載しますが、
これは明日。

===========================

【 日時 】02/11/11 22:18
【 発言者 】

しろうとさんたち、あんまり無茶したらあきまへんがな、
2chくらいにしとき


【 日時 】02/11/12 7:18
【 発言者 】

しろうとの攻撃的なおたくさんたちの集う掲示板はここですか?


【 日時 】02/11/12 21:59
【 発言者 】

あんたら、しろうとさんは、よう知らんかもしれんが、
学問の世界では、英語教育なんてないんじゃ
ヤナセさんにかみつくのもええが、かみつくポイントが
ずれとるのがいたい


【 日時 】02/11/12 23:07
【 発言者 】

分野としてはあるんじゃが、認められておらんのじゃよ
ためしに、その専門家とやらに、研究内容を聞いてみ
研究と呼べる内容じゃないことが分けるけん


【 日時 】02/11/12 23:48
【 発言者 】

わからん、やっちゃな

教科教育なんぞ、研究するわけないやろ

だから、どうせ批判するなら、そんなもん研究しとる気になって
踏ん反りかえっとる大学の「教科教育」のせんせを批判せえって
ゆうとんの


【 日時 】02/11/13 19:19
【 発言者 】

だから、研究内容を見てみいって、ゆうとるやろ

研究なんて呼べるしろもんやないやろ

ちょっと、相手してもらったら、これや

ほんとおめでたいことで

さいなら


【 日時 】02/11/13 19:36
【 発言者 】

おい、ないまさん、

あんたどうして、柳瀬さんが心ある人なんて、断言できるんや

どして、柳瀬さんに葵がついとんの?

だから、「どしろうと」って言われるんよ


【 日時 】02/11/13 19:55
【 発言者 】

ほんとに、自分勝手なおばはんやな

自分が一番のガンということに、はよ気づけや



【 日時 】02/11/13 19:57
【 発言者 】

「貶めてる」って、あかんもんはあかんってゆうとるだけやろ

その理由は、研究内容をみてみいっちゅとるやろ


【 日時 】02/11/13 20:07
【 発言者 】

もうちょっと勉強してからもの言ってね、塾のせんせ



【 日時 】02/11/13 20:44
【 発言者 】

今週の金土日、青山学院に行ってみい、英語の専門家が
あつまっとるさかいに

ちなみに、英語教育の者など誰もこんとは思うが



【 日時 】02/11/13 20:57
【 発言者 】(不明)

おばはんは、ハンブルクでドイツ語の勉強でもしとりゃええの

あんたは行かんでもええんよ

ついでに、×××でもええから

さあ、×××は?



【 日時 】02/11/13 21:05
【 発言者 】

>ま、こいつの言う事が正しいのかも知れん、と思えて来ましたわ。 あれ>くらい執拗ないやがらせが来るには、そ
れなりの腹立ちや苛立ちがあるん>でしょ。 私のお調子者加減が招いた事です。 身から出た錆、か



【6700】
【タイトル】過去ログ係(2)
【 日時 】02/12/11 0:57
【 発言者 】村田
【 リンク 】http://nagano.cool.ne.jp/ha98000/




【 日時 】02/11/13 21:08
【 発言者 】

どこが、いやがらせなのかしらん


【 日時 】02/11/13 21:22
【 発言者 】

有益な議論などする気は毛頭ありまへん

ただ、がんばっておられるプロの方々への失礼な物言いに

がまんならんかっただけですが、なにか?



【 日時 】02/11/13 21:26
【 発言者 】(不明)

自分たちは好き放題だが、人に言われると「不愉快」だとは、
笑止千万

英語教育の専門家たちとやらの研究内容を吟味してみようと
言ってるだけだと思いますが



【 日時 】02/11/13 21:39
【 発言者 】

それは、それは、失礼いたしました

それだけ言う以上、自分たちの発言内容にも責任をもってくださいね



【 日時 】02/11/13 21:46
【 発言者 】

まったく、有益な議論ですね



【 日時 】02/11/13 21:52
【 発言者 】

語るに落ちたようですね



【 日時 】02/11/14 0:24
【 発言者 】

>あなたのような、実践に結びついた研究を軽んじる態度が、
諸悪の根元でしょう。

研究になっているかどうか、自分の目で見てごらんなさい。

>この先生方は 大学で英語をおしえていらっしゃるわけですが
使える英語にも コミュニケーションにも 英語の血肉化にも
程遠い。

これらの先生方が、どんな指導をしているか知った上での発言ですね?



【 日時 】02/11/18 18:21
【 発言者 】

根石さんのweb site拝見させていただきました。塾の先生なんですね。
商売上の売り物なのか、どうかわかりませんが、あまり「地元から嫌われる」ような批判は、やはり人間性の一部が
欠如しているとしか思えません。
地元から信頼されるようにならなければ、心ある人は相手にしないと思いますが、どうでしょう?

相手をしてくれるヤナセさんはあなたにとって確かにありがたい存在かと思いますが、「大学の先生が相手をしてくれ
た」くらいでヤナセさんが批判の対象から外れるのでは、あまりに情けないと思いますが。



【タイトル】(無題)
【 日時 】02/11/18 19:41
【 発言者 】(不明)

>私が人間性に欠けたところがあるとして、それでどうだというのですか。
その欠けたところを、あなたが埋めることができるとでもいうのですか。

そんな人間が教育の批判をしているのが片腹いたいということですが



【タイトル】
【 日時 】02/11/20 23:11
【 発言者 】

おい、おばはん、人を犯罪者扱いするとは何事や
たまたま、みかけたから、挨拶しただけやろ

いいかげんにせえ


【タイトル】
【 日時 】02/11/21 0:21
【 発言者 】

何が悲しゅうておばはんをつけまわさなあかんの?
のぼせとるんか?
だから、自分勝手なおばはんちゅうの
おばはんのわしに対する発言ようみてみい
おばはんのほうがよっぽど気色悪いやろ



【タイトル】
【 日時 】02/11/21 0:55
【 発言者 】

あんたら、かいてんのしすぎちゃうの?



【タイトル】(無題)
【 日時 】02/11/21 20:05
【 発言者 】(不明)

ななしさんはご立腹されたようです



【タイトル】(無題)
【 日時 】02/11/24 1:23
【 発言者 】(不明)

ほんま、しゃれにならんことしてくれんのう

みんなおばはんのグルかいな
勝手に、脅迫、ストーカー呼ばわりしといて挙句に生IPや
そこまでしとる以上、わしの発言のどれが、脅迫で、どれ
がストーカーなんかきちっとゆうてみい
ほんま、ええかげんにしとき
もうちょっとましな、掲示板かとおもとったが、こんなん
やったら人から相手にされへんで



【6715】
【タイトル】「中庭」から転写
【 日時 】02/12/12 6:12
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



「教育法としての朗読を考える」 投稿者:根石吉久  投稿日:12月12日(木)06時09分29秒

>小学校から大学までの教員、そして教員をめざす院生・学部生の方々のご参加をとくに歓迎
いたします。

いい企画だと思いました。
しかし、中学の授業が中間・期末テストに間に合わせるように教科書を進めるようなリニア
な時間の使い方をしている限り、せっかくのいい企画も教育現場で活きることはないだろうと
考えざるをえませんでした。

大学のセンセイたち、みんなで声をあげて、文部科学省のぼんくらどもに抗議してください。
やるべきことをやらないといかんだろうと思います。



【6726】
【タイトル】一部訂正したので再掲します。
【 日時 】02/12/14 3:33
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



 私は最近、この掲示板に

Remote Host: pdf68e0.aicint01.ap.so-net.ne.jp

という情報を掲載しました。今日読ませていただいたところ、この私の記事が削除されていました。記憶で書きますが、「柳瀬さんは『大風呂敷』を読まれない そうなので、読者の皆様に提示します」という意味のことを私は併記した覚えがあります。私の記事の問題点だと柳瀬さんが指摘なさった行儀の悪さもない記事 だったと思います。行儀が悪いとか、品位を欠く記事を書いたら相手の意向はおかまいなく削除すると宣言されたあなたの記事は読んでおります。削除されたく なかったので、私は行儀悪くせず、特別の品位はないものの、品位をまったく欠くような記事でないものを書きました。平静に書きました。その記事をなぜあな たは削除されたのですか。

>61と62の投稿から判断する限り、「中等教育教員」
>さんのペンネームで投稿されている方が、掲示板
>「大風呂敷」で、いわゆる「掲示板荒らし」を行った
>と根石さんとNaimaさんが主張しているように思えます。

(略)

>根石さんとNaimaさんが公開の掲示板でこう主張されるからには
>お二人には何らかの確たる証拠があってのことと思います。
>さもなければ、これはひどい個人攻撃・中傷となります)

>私は自分の管理運営する掲示板だけで手一杯ですから、
>「大風呂敷」を始めとした他の掲示板には基本的にアクセス
>しておりません。ですから「大風呂敷」でどのような荒らし
>があったのか詳しくはわかりません(62から推測できる
>だけです)。またその荒らしの張本人が「中等教育教員」
>であるという主張の証拠が何なのかは今はわかりません。

 以上は柳瀬さんの文からの引用です。

>またその荒らしの張本人が「中等教育教員」
>であるという主張の証拠が何なのかは今はわかりません。

 あなたがこう書かれたので、証拠となるリモート・ホストのアドレスをここに掲載したのです。なぜそれを削除されたのですか。

>お二人には何らかの確たる証拠があってのことと思います。
>さもなければ、これはひどい個人攻撃・中傷となります)

 「中等教育教員」という名前で書いている者が、どこの何という学校で教えている教員なのか今はわかりませんが、ソネットにぶらさがっている一台のコン ピュータから、「大風呂敷」で大阪弁でたんびらを振り回し、「中庭」では猫をかぶって教育者めいた記事を書いた者が同一人物であることの証拠は、 Remote Host: pdf68e0.aicint01.ap.so-net.ne.jp なのです。
 この情報は、あなたの掲示板「中庭」でマウス右クリックし、「ソースの表示」をクリックすると表示されるのです。あなたの掲示板「中庭」が備えている情 報なのです。それをなぜわざわざ削除されたのですか。

 あなたが、証拠がわからないというので、私は証拠を提出したのです。
 それをなぜ削除されたのですか。

 「削除」という行為が象徴的だと思うのですが、あなたにはファシズムがあります。あなたの自覚ではそんなものはなくて、言論の自由の守り手のおつもりか もしれません。しかし、「削除」ですよ。他人の文章を「削除」するわけです。「削除」です。よく目を見開いて「削除」という字をお読み下さい。ヒトラーは ユダヤ人を殺したと言われているが、あれは「削除」していたのです。

 私がとてもおもしろいと思ったのは、あなたがどこかで「噂の真相」を読むように人にすすめておられたことです。あなたは自分の身に火の粉がかかってこな い限りは、「噂の真相」程度の真相がお好きなようです。困ったおぼっちゃまです。

 品位ファシズムやお行儀ファシズムには敵対する腹が決まりました。
 あなたにはファシズムがあります。少なくとも、私はそう見ております。
 Jackie さんの記事を「削除」したときから、変なものを感じてはおりました。

 何か私の側に誤解があるようでしたら、書いてください。



【6728】
【タイトル】柳瀬さんの記事のコピー
【 日時 】02/12/14 3:47
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



[63] 管理運営人としての見解 投稿者:管理運営人 投稿日:2002/12/10(Tue) 17:51 [返信]

61と62の投稿から判断する限り、「中等教育教員」
さんのペンネームで投稿されている方が、掲示板
「大風呂敷」で、いわゆる「掲示板荒らし」を行った
と根石さんとNaimaさんが主張しているように思えます。

この掲示板で「中等教育教員」のペンネームを
使った投稿はありませんが、61と62の投稿から
推測するに、その方は、この掲示板では別の
ペンネームを使っているように思われます。

根石さんとNaimaさんが公開の掲示板でこう主張されるからには
お二人には何らかの確たる証拠があってのことと思います。
(さもなければ、これはひどい個人攻撃・中傷となります)

私は自分の管理運営する掲示板だけで手一杯ですから、
「大風呂敷」を始めとした他の掲示板には基本的にアクセス
しておりません。ですから「大風呂敷」でどのような荒らし
があったのか詳しくはわかりません(62から推測できる
だけです)。またその荒らしの張本人が「中等教育教員」
であるという主張の証拠が何なのかは今はわかりません。

ですが、この件はある人に以下のような提案をすることで
解決するのではないかと思います。

それは「中等教育教員」さんに直接お尋ねすることです。
本人こそが荒らしをしたのかどうか、間違いなく知っています。
ですから「中等教育教員」さんの良心に訴えます。


以下は「中等教育教員」のペンネームで書かれている方
への管理運営人からの提案です。

中等教育教員さん、

もし荒らしが無実の濡れ衣でしたら、これからも堂々と「中等教育教員」の名前で投稿を続
けてください(できれば実際のメールアドレスを併記してくださると信頼性が高まります--も
っともこれは無理には言いませんが)

しかし、もしあなたが「大風呂敷」で掲示板荒らしを行った人なら、私が管理する掲示板に
は二度と書き込みをしないでください。どんな内容の投稿であれ、お断りします。私の管理
する掲示板とはこの「元気が出る英語教育」の掲示板と、「英語教育の哲学的探究」
http://ha2.seikyou.ne.jp/home/yanase/の「広場」「中庭」「裏庭」「音感」です。「中等教
育教員」であれどんなペンネームであれ二度と書き込みをしないでください。

私はネット文化を破壊するような人にはできるだけ厳しい態度を
取ります。掲示板荒らしは卑劣な行為だと私は考えます。
(同時に品位と節度、およびそれらを表現する適切な文体の維持
も繰り返し訴えます)

あなたの良心に従って上のどちらかの行動を取って頂ければと、
管理運営人として切に願います。

もし無実の濡れ衣でしたら、私の失礼をひらにご容赦ください。
その場合は心からお詫び申し上げます。


最近、この掲示板が英語教育の話題ではなく、個人個人の話題
や掲示板の基本的なマナーの話になってしまっていることを
管理運営人としては残念に思います。

これは皆様にお願いしますが、私のこの投稿に関するコメントもお控えください。

このような話題はこれで打ち切りにしたいと思います。



【6729】
【タイトル】柳瀬さんへのお返事
【 日時 】02/12/14 3:48
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



[66] 柳瀬さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2002/12/14(Sat) 03:45 [返信]

>それは「中等教育教員」さんに直接お尋ねすることです。
>本人こそが荒らしをしたのかどうか、間違いなく知っています。
>ですから「中等教育教員」さんの良心に訴えます。

世間知らずだと思いました。



【6730】
【タイトル】五文型批判
【 日時 】02/12/14 22:12
【 発言者 】パクパク

日本人が英語ができない理由は、
 1)カタカナ発音
 2)5文型信奉
だとおもう。
音声面については、在日のままでも、100%壁を倒す方法が存在したが、
文型については、5文型にかわるべきものがなかなか
みつからなかった。
でも、ようやくみつかってきたので投稿してみたい。


He cannot so much as write his name.

He is not so much a scholar as a stateman.

解説
 上記、2英文の文型は、それぞれむつかしくなく
わかる。
 SVO
 SBC
しかし、文型がわかったところで先へなかなか
すすまない。

 まず、asの直後に動詞がくることに、おおくの人は、
どぎまぎするとおもう。
そして、どうして、cannot so much as write にcannot evenの
意味が生まれるかまったくわからない。
かくして、従来方法では、丸暗記となる。
そして、せっかく覚えたら、
not so much as の別構文がでてくる。
こちらの方には、evenの意味などでない。

だから、英語は、頭がこんがらがり、嫌になる。

つぎの例文にうつろう。

He is no less a personage than the king.

He is no better than a beggar.

There is not so much water here as there used to be.

いずれも、従来は、それぞれ、丸暗記しないと
わからない英文である。
上記英文は、muchやlessなどの量的表現がある。

では、上記英文は、どうすれば、効率的に覚えられるのであろうか?

ひとつは、英語は、量的な表現により成り立つ言語である。

こういう基本認識をもとう。

5文型信奉は、この英語のもつ本質をはずし、語順志向に

なってしまい、何が何かわからなくなってしまう。

5文型にそって、習った英文しか、理解できなくなる。

学習すればするほど、英語の思考形式がみにつかない。

学校英語では、徹底的に5文型を教える。

また、在日の英語上達者は、例外無く、5文型信奉者であるから

5文型批判など、いままで、まったくできなかった。

(つづく)



【6732】
【タイトル】私を束ねないで。。
【 日時 】02/12/15 1:33
【 発言者 】恋人ファン
【 リンク 】http://www.izu.co.jp/~wizard/english/bbsres1.htm



お久さです!

>また、在日の英語上達者は、例外無く、5文型信奉者であるから
あはは、また束ねてますね!
ESSとかで、SVOCとか使いまくって卒業後もPB読んでいた私は
それがSVOCと知りませんでした。σ(^^;)は上達者ではないのか。。。。(^^;;
例外無しの例外なのか。。。
昔、塾の中学生が高校に持ち上がっても来たので文法をやり直したら
昔意味不明だった5文系とかが簡単に分かるので笑いました。

つまり、色んな言い方を頭に入れて「運用」して使えるようになれば文法は分かります。
運用しないから、分からないだけですね。
私が教えたときは、運用から入りますから皆んな文法なんか当たり前のことを
理屈っぽく言ってるて感じで、昔の私みたいに分からなくなる子はいませんでしたね。



【6733】
【タイトル】失礼しました。
【 日時 】02/12/15 21:09
【 発言者 】パクパク

五文型よりも、運用ですね。
卵が先か、鶏が先かの議論があります。
五文型や文法は、十分な運用の時間がとれない
在日学習者の人のために導入されたとおもうのですが、
ほとんどこうを奏さずに終わっているとおもいます。
五文型を適用するには、個別単語の品詞の知識が
不可欠です。
ひとつの単語には、複数の品詞の可能性があります。
動詞でも、他動詞になったり、自動詞になったり、名詞にも
なったりします。
五文型を適用するには、品詞を暗記する努力がいります。

5文型より、運用が先とおもいます。

しかし、これでは、膨大な運用の時間を
英語学習にあたえないといけません。
英語を職業上、必要ない人の場合、運用の時間など
ゼロです。
一人でできるのは、英文の音読筆写ぐらいでしょうか?
それで、あたらしい文型とは、
この運用の時間を短縮することにあります。
ベンチマークにあげた英文(not so much)を
どうすれば簡単におぼえられるかの方法です。



【6734】
【タイトル】運用重視
【 日時 】02/12/16 0:06
【 発言者 】boysome228

>五文型よりも、運用ですね。
卵が先か、鶏が先かの議論があります。
五文型や文法は、十分な運用の時間がとれない
在日学習者の人のために導入されたとおもうのですが、
ほとんどこうを奏さずに終わっているとおもいます。

 学校における従来の英語教育は主として訳読にその中心があったように思います。つまり、その昔、日本人が漢文を文字から学ぶ事により中国の文化を輸入し たのと同じ方法で、明治以来、西洋文化を輸入して今日の日本の産業発展を築いてきたのだと思います。この意味では従来の学校における英語教育も日本の発展 にそれなりによく貢献してきたのではないかと思われます。しかし、最近は特に放送・通信の国際化、航空の発達により一般の日本人が以前よりも遥かに英語の 音に直接触れる機会が増え、音声によるコミュニケーションの必要性、つまりは英語の会話・プレゼンテーションによる運用能力の重要度が相対的に高まってき たといえるでしょう。もはや、英語の運用能力は一部の特殊なエリートのためのものとはいえなくなってきたといえるでしょう。したがって、たとえ困難では あっても、やはり英語教育のやり方を運用重視へと180度方向転換する必要があると言えるでしょう。この事自体には皆さんも、学校の先生方も、文部省のお 役人も誰もが気づいているんでしょうが、その効果的な方法というものが未だ十分開発されているとは言えないところに問題の本質があるという事だと思いま す。英語教育はまだまだこれから紆余曲折しながら大変貌を遂げていくのだろうと思います。



【6735】
【タイトル】お、2万人を越えてる。
【 日時 】02/12/16 0:45
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



Jackie さん、ありがとう。
延べ人数にしろ、2万人以上の人が半年もたたない間にここを読んでくれた
のかと思うとうれしいです。確か、斎藤さんに荒らされて、素読ファンさん
にこの新版大風呂敷を作っていただいたのは8月だったような覚えがありま
す。

 「元気の出る英語教育」という掲示板に書き込んで、記事を削除された
りして元気を失っておりました。柳瀬さんという人は、あんまり気軽に人
の記事を削除するのが悪いところです。大学の先生というのは人の痛みを
知らない人が多いのか。一度、自分の記事を削除されるというのがどんな
気持ちのものか知ってほしいので、柳瀬さんにこの「大風呂敷」に書いて
欲しいものです。素読ファンさんにお願いして即刻削除しちゃえば、よう
やく記事を削除される人の気持ちがわかってもらえるのではないかと思い
ます。理屈で何を言っても、あの人たちがわかるとは思えない。同じメに
会ってもらうしかないのです。ああいう保護されたおぼっちゃまどもには。

 人の記事をお行儀なんぞを基準にして気楽に削除するなんぞは、あの
方々の小心さ加減の表現なんですね。
 なんだか馬鹿らしくなっちゃったが、売られた喧嘩は必ず買うのが私
の流儀なので、反論があったらとことんやる予定です。



【6737】
【タイトル】俺は
【 日時 】02/12/16 2:00
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



来年の春頃、アジア雑貨の店、「Wild Grass」をオープンする予定です。
俺みたいな人間は、英語じゃ食えないので、来年の春以降、雑貨で収入が
得られたなら、大学の教員どもを叱りにかかります。
 塾を馬鹿にしやがって。たかが近代日本の大学のくせしやがって。
 なめんじゃねえよ。



【6738】
【タイトル】戦後
【 日時 】02/12/16 2:07
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



吉本隆明と谷川俊太郎じゃないか。
それと、松岡祥男だ。

男はそれくらいしかいないんじゃないか。

女でいいのは山本かずこ。

英語やってるやつらは、馬鹿が多いから、谷川俊太郎くらいしか知らない。
吉本を知ってるやつもいるかもしれないが、松岡は知らない(はず)。
馬鹿ばっかしだよ、英語の回りは。



【6739】
【タイトル】恋人ファンさん
【 日時 】02/12/16 2:52
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



俺は、一般化はやるよ。一般てものがあるんだから。
だけど、俺は個別化もやるよ。
柳瀬陽介みたいな野郎がいるんだから。



【6740】
【タイトル】なぜ 英語の授業は変わらないか?
【 日時 】02/12/16 5:42
【 発言者 】浜谷[Profile 近畿地方に住む60代の方]
【 リンク 】http://www1.odn.ne.jp/~cet09590/



次に揚げさせていただくのは柳瀬陽介氏の広場という掲示板での私の投稿です。この投稿は同氏の中庭への投稿が氏のお考えで、広場の方へ転写移転されたもの ですが、その後同氏及び教育関係者と思われる方との議論になり、私の提案に反対されるなら「なぜ、英語の授業は変わらないか?」というJackieさんの 問いかけに「対案」を出して欲しいと言いましたところ音沙汰がなくなりました。柳瀬氏にいたっては私の提案を現実的ではないと「一蹴」されたきり、なんの 音沙汰もありません。みまさんのご意見をお伺いしたいと思います。ちなみに広場のURLは次のとおりです。
http://400.teacup.com/comment/bbs

よい英語教育とは(中庭より転載) 投稿者:浜谷  投稿日:12月 2日(月)20時08分30秒

>こうしてみますと結局、「よい英語教育とはどのようなものなのか」
という理想像を十分に出来ていない私のような英語教育を専攻して
いる大学の人間の怠慢が根本原因なのかもしれません。
現実の姿も理想の姿もはっきりしていなければ、改革も進めようがあり
ませんから。

>まとまりがなくなりましたが、言いたかったことは
(1)大学入試も生徒の意識も学校英語教育も変わるところは変わっている
(2)だが、その変革はまだ少なく、一般にはあまり認知されていない
(3)英語教育の現実の姿と理想の姿をきちんと提示する必要がある
といったことになると思います。

「なぜ 英語の授業は変わらないか」と、塾を経営なさっているJackieさんが問題提起されたのに対し、一般人の私が「受験」に問題があるのではと申し 上げたところ、英語教育者育成にあたっておられる柳瀬さんから極めて率直で忌憚の無いご回答をいただき大変嬉しく光栄に思っています。柳瀬さんの論点は上 記二つの引用節に要約されると考えます。

その後、私立中高一貫校英語教師柴田さんの「受験英語について」というご意見を読ませていただいて、英語の授業が変わらない、いや変われない原因の大きな 部分が多くの野放し受験英語設問にあるということが分かりました。多摩大学のクラーク学長が仰っていることと表裏一体をなすお話で目からうろこの思いがし ました。

柴田さんのお話から現在の受験英語問題は弊害を伴うものが多いと改めて思いました。そこで提案なのですが、その改善策として、受験問題はすべて検定済みの 教科書から出題することにすればどうでしょうか? 柴田さんのいろいろなご指摘、クラーク多摩大学学長のご意見を参考に私なりに考えてみました。「素人の 考え」と一蹴されそうですが、問題提起の観点から不遜にも、敢えて以上のように提言をさせていただきたいと思います。

そのメリットとしては、なんと言ってもリーダー教科書をよく音読しておけば受験に絶対有利ということがあります。大学で的確に音作りを指導できる先生を養 成することにより、その先生を通して中学、高校で「実際に通用する英語音」の面を強調授業することにより、多くの生徒を英語に引き付ける道が開けると同時 に、英作文問題もリーダー教科書から例文を抽出し出題するようにすれば、日本語から英語への変な直訳作文防止に役立つ筈ですし、文法もリーダー教科書とリ ンクさせて出題するようにすれば、リーダー教科書の音読学習の際併せて文法問題復習も出来るという効果も期待しうるものと思われます。さらに、受験出題の 中にリーダー教科書から抽出したヒヤリング問題を取り入れれば、学校では否が応でもリーダー教科書での音作りに精を出さざるを得なくなります。

最後に付け加えさせていただきたいのですが、受験と不登校とのつながりについてです。受験設問と学校で教える授業内容とのあまりの乖離に生徒は学校での勉 強をないがしろにしている面があり、このことから落ちこぼれ生徒が出てきて不登校につながっている面が大いにあると考えます。したがって、受験問題と学校 での授業内容の乖離をなくせば、生徒を授業にひきつけることが出来、落ちこぼれ→不登校を予防できると思うのです。他の教科でも受験問題設問は同様に検定 済みの教科書からとすることにより、全般的に落ちこぼれや不登校予防を図ることが必要と思いますが、特に英語教科については柴田さんの指摘されたような問 題に鑑み単独でも実施して欲しいと思っています。大学新入生の数学での学力低下が問題になっています。教科書軽視のつけが回ってきているのだと思われま す。同様に彼らの英語での学力低下が問題でない筈はないと思いますが、それを問題にされないのが問題だと言わざるを得ません。



【6741】
【タイトル】(無題)
【 日時 】02/12/16 5:49
【 発言者 】恋人ファン
【 リンク 】http://www.izu.co.jp/~wizard/english/bbsres1.htm



根石さんの一般は、むしろ身近なことで感情の部分の一般化のような。。
おれは、文法なんて言ってて英語の運用していたの見たことないな。。
お勉強の英語が出来た高校生なんかと、嫌味に英語話していたESSなんて別物をくっつけていない?
嫌味でも話すのは、結構なアヒルの水掻きを家出やってたからできるのは、
教えているんだから分かりそうなものなんだけど。。。

ESSで殆ど聞いたことのない言葉が「文法」!
みんな、それヘンだっていうだけだった。。。皆んな真似の英語で運用して
結構、基礎的な感覚ついたし。。

根石さん、英語を憎んでいるみたいだな。。
色んなPBを読んで感動して涙が止まらなかったとか経験ない?

英語の感覚って、そういう心が震えているようなときに、
ウィルスみたいに忍び込んでくるもんだと思うんだけど。。

勉強してるから、「好き」が無いような。。「好き」なんて言うと、「英語フリーク」って
怒鳴られそうな勢いだし。。(^^;;

ふううう、六千時間かかり切りになってた、配列作り終わった。。



【6743】
【タイトル】文法苦手
【 日時 】02/12/16 16:18
【 発言者 】Jackie

>つまり、色んな言い方を頭に入れて「運用」して使えるようになれば文法は分かります。
運用しないから、分からないだけですね。
私が教えたときは、運用から入りますから皆んな文法なんか当たり前のことを
理屈っぽく言ってるて感じで、昔の私みたいに分からなくなる子はいませんでしたね。

私も音をいれ本文をいれ文を口で徹底的に活用してから
しばらくして文法の説明をします。
そうすると 生徒は文法も面白いといいます。
文や運用でいれたものがそこでストーンと理屈が理解できるからだと思います。(難しい説明はしませんが、、。私自身細かい説明あやしいもんだ。高校のこむ ずかしい文法いまでも苦手)

そういうやり方でいくと 長文を読むのも楽しくなるんだな 不思議と。
実力がつくんです。 受験後に死なない。

今の高校の英語参考書 文法書 受験のための本は難しすぎます。
このやり方だと 運用能力がつかない。 口がでる前に 文法にてらしあわせて理屈で文を読んだり(これは なんとかという用法 構文だとか)
うしろから読む癖がつくから
英語を読むことが あまり面白くないのではないかと思う。

あんなもの大学へいってからでいい。
もっとしっかり理解したい人や英語の教師になりたい人 そして英語学でもやりたい人がやればいい。
大学の先生やら頭のよい人が書くと 読む人も教授の知識レベルくらいのレベルが理解できると思って難しく書いてしまう。
やさしく かみくだいて書くことができないらしい。

本当の頭のよい人は 難しいことをやさしくわかりやすく説明できるはずです。

わたしゃ残念ながらどちらの能力も欠けている。

恋人ファンさんが文法の本や参考書を書いてくれたら 絶対買います。
関係代名詞の だらだら説明とても面白かったですよ。 パクってよろしいでしょうか?



【6745】
【タイトル】大学入試
【 日時 】02/12/16 19:06
【 発言者 】Jackie

英語の成績が3ぐらいであれば 女子などは短大英文科 国際コミュニケーション科??に推薦ではいれてしまうこのごろです。
それは偏差値レベルの低い高校の3でも同じです。

大学,短大は 少子化で生徒が欲しいからでしょうね。
で そこの短大とやらをでても なんの力もついてなかったりするわけです。ま 今だ花嫁になるための(古い?)の 箔付けですね。

>最後に付け加えさせていただきたいのですが、受験と不登校とのつながりについてです。受験設問と学校で教える授業内容とのあまりの乖離に生徒は学校での 勉強をないがしろにしている面があり、このことから落ちこぼれ生徒が出てきて不登校につながっている面が大いにあると考えます。したがって、受験問題と学 校での授業内容の乖離をなくせば、生徒を授業にひきつけることが出来、落ちこぼれ→不登校を予防できると思うのです。他の教科でも受験問題設問は同様に検 定済みの教科書からとすることにより、全般的に落ちこぼれや不登校予防を図ることが必要と思いますが

受験と 不登校のつながりは 余りないと思います。
学校がいやだから 学校をやめる。 いきたくないからいかない。
それだけです。



【6746】
【タイトル】戦後…
【 日時 】02/12/16 19:45
【 発言者 】HIRATA M

お久しぶりで御座います。

>英語やってるやつらは、馬鹿が多いから

同感です。
かつて、サルトルが来日した時、何を言っているのか理解できたのは、丸山真男のドイツ語と加藤周一の英語だけだったそうです。英語に限らず、日本の文系の 学問はまだまだ全然ダメです。



【6747】
【タイトル】俺がESSが嫌いなのは、
【 日時 】02/12/17 2:31
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



英語って言語を特別なもんだと思っているようなところがあるからだね。
それと、日本語をちゃんと扱わないところだね。

>根石さんの一般は、むしろ身近なことで感情の部分の一般化のような。。

 俺は一般てものがあるとは書いた。
 俺の一般てものはない。俺は一般化するだけだ。一般てものは、俺が生きて
いても死んでもあり続けるから。だから、「根石さんの一般」というものはな
い。根石さんは、むやみに一般化するだけ。いくら英語好きな人たちにオーバ
ージェネラリゼエションは駄目と言われても、俺は日本語でやってるんだから、
英語感覚糞くらえでいいわけ。やかましいんだわ。日本語書いてるのに、英語
を基準につべこべ言われると。
 恋人ファンさん、今、お風呂のお湯が溢れてるので、今日はここまでにしま
すが、上に引用した日本語が何をおっしゃっている日本語なのか、よくわかり
ません。教えてください。



【6748】
【タイトル】丸暗記音読はやめたい。
【 日時 】02/12/17 23:42
【 発言者 】パクパク

記憶効率をどうすれば、高められるか?

He is no better than a beggar.
これを丸暗記するしかなかった。
1)彼は、よくない。
2)彼は、乞食である。
3)彼は、乞食でない。
どの意味に近いのであろうか?
受験英語では、−−−と同然とある。
したがって、
彼は、乞食同然である。

では、どうやって、こういう意味が創出されるのであろうか?
この暗記の努力量を極力少なくし、
できるだけネィティブと同じ深層意識を表に明確に
記述することであるとおもう。



【6749】
【タイトル】いやあ、酒が回ると、
【 日時 】02/12/17 23:57
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



 俺は、後で読んで、まいったな、こんなこと言っちゃって、って自分で臍をかむようなことを書く。

>馬鹿ばっかしだよ、英語の回りは。

 この放言は放置できないな。誰か、何を偉そうに、何様のつもりかとつっこみを入れてくるんじゃないかと思っていたが、つっこみが入らないので、自分で つっこむことにする。
 近頃、村田君あたりと話しているときに、「英語の回りは馬鹿ばっか」ってなことを言うことにためらいがなくなってきた。だんだん確信みたいなものができ てくるみたいな気がする。

 昔、自分をやり玉にあげて、「馬鹿論」を書いたことがあるし、俺は自分で英語をやってる人間なので、「英語のまわりは馬鹿ばっか」と言うときに、その馬 鹿の中に自分を含めている。全身ゆずり渡すわけじゃないが、半身は含めてある。どうも、英語っていう言語は人間を馬鹿にする作用があるんじゃないかと思っ たことは一度や二度ではない。まったく異質なシンタックスで育った日本人という人間を馬鹿として仕立てる作用が強い言語だと思う。

 まあ、目に付きやすい現象から書くと、英会話幻想のまわりに群がる馬鹿の群というものがある。この人たちには自覚というものがないのだろうが、この人た ちの幻想を煮詰めれば、ガイジンの存在をあてにして、英語が「風邪がうつるようにうつる」ことを期待するという馬鹿の原形が浮き彫りにできるはずだ。この 人たちの期待は、十中八,九あてが外れる。語学をなめているのがこの種の馬鹿の特徴である。
 そもそも、「英会話」という考え方が幻想であることは、ダグラス・ラミスがはるか昔に喝破した通りだ。ラミスは確か次のように言っていた。
 English conversation という言い方(考え方)は、理解可能である。何を言いたいかはわかる。しかし、アメリカで育った人間の感覚からすると、何か奇妙だ。アメリカで育った人々 に自分たちが English conversation をしているという自覚はない、と。
 ラミスは「磁場」という語で考えていないが、ラミスのもの言いは明らかに「磁場」の存在を前提にしたものである。英語の磁場において、English conversation という言い方は奇妙だということなのだ。conversation が English でなされることがあたりまえの場所だから、conversation にわざわざ English という形容詞をつけることが奇妙なのである。
 これは、日本語の磁場において、つまり私たちの日常において、「これから、日本語会話をやろう」などという言い方が奇妙であるのと同じだ。友達にこんな 言い方をされたら、俺はこいつは気が狂ったのかと思うに違いない。「時間があるから、喫茶店でもさがして、少しくっちゃべるか」とでも言われれば、「あ あ、それがいい」とでも応じて、ものごとは正常に推移すると思うが、「喫茶店を探して、日本語会話をやろう」と言われればぎょっとする。それが日本語の磁 場におけるまともな感覚というものだろう。そういう意味で、ラミスは日本人の English conversation という言い方(考え方)にぎょっとしたのだ。
 ラミスは、英語ネイティヴから見た English conversation という言い方(考え方)における異和を言った。それは架空の味がする、と。
 これは語学という架空の行為を見事に暗示しているのだが、ラミスはそれは見ていない。
 English conversation という言い方は、ただ語学という行為を暗示すると考えれば、そこにおかしなものは何もない。語学は仮のものを相手に行う激しい意識の行為に他ならない。仮 のものを相手に行う行為であるから、意識の内容そのものが仮のものになる。言ってみれば、語学はその根本からしてお芝居なのである。ランボーは詩作をさし て、「架空のオペラ」と言ったが、その架空の性質は語学の本質をも言い当てている。
 架空のことがらを扱い続け、意識を架空のもので満たし、意識そのものの動きを現実離れした架空のものとしてしまう恐ろしい行為が語学なのだが、英会話学 校に通うお馬鹿さんたちは、ガイジンという生身を求めるのである。その本質からして架空のことがらである語学に、ガイジンという生身を導入した時点で、と ことん間違ったのだということに、この人たちが気付くことはない。これに気付くなら、馬鹿の群ではなくなるのだが、それに気付くことはないのであるから、 馬鹿の群は馬鹿の群のままなのだ。
 英会話学校などに頼ろうとする人々を馬鹿呼ばわりするのは、単に悪口を言っているというようなことではないのである。これは、ああいう人々の本質規定で ある。ああいう人々は馬鹿なのである。
 語学をやるのに、語学の本質を取り違えるのであるから、馬鹿と呼ぶ以外に呼びようがない。



【6750】
【タイトル】恋人ファンさん
【 日時 】02/12/18 0:34
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



>根石さん、英語を憎んでいるみたいだな。。
色んなPBを読んで感動して涙が止まらなかったとか経験ない?

>英語の感覚って、そういう心が震えているようなときに、
ウィルスみたいに忍び込んでくるもんだと思うんだけど。。

 俺は、英語を憎んでいるんじゃないんだと思う。
 俺は、言語愛ってものを持っていると思うので、英語でも日本語でも好きは好きなんです。俺が嫌いなのは、英語という言語の回りに生じる現象です。英会話 学校通いの方々を馬鹿呼ばわりしましたが、その他にも、どうにも鼻持ちならないとか、何をご立派そうにとか思うような御仁がいたりして、英語回りの人間の 幻想が根っから嫌いなだけです。
 俺は、英語やるっていうのは、ただ語学をやるってことだろう、としか思っていないのですが、どうも現今の英語回りの人々のやっていることは語学としては 実に汚れているなあと思うのです。ESSなんかも、単なる語学としての英語にスピーキング・ソサエティなんちゃって、汚れをつけているとしか思っていない です。何が、ソサエティだか。
 コミュニケーションなんかっていう観念も、語学としての英語を汚しているものですが、こんなことを文部科学省あたりがおおまじめに言っているのだから、 馬鹿の総本山は文部科学省なのでもあるのです。馬鹿のみなもとと言うべきか、源流と言うべきか。馬鹿の量産体制の責任の所在地でもあります。文部科学省の 英語に関する言説こそは、絵に描いたような馬鹿そのものです。
 これに食ってかかるような骨のある大学教師なんかが払底している。どこがどう駄目なのかくらい言えないで何が大学教師かと思う。

 感動して涙が止まらなかったという経験、ちょっとだけあります。俺は、むちゃくちゃ読むのが遅いので(日本語でも遅い!)、数は読んでないですが(だか らとても恥ずかしくて多読をやったなんて言えないです)、One Child っていうペーパーバックスを読んでいて、泣けてしょうがなかったことがありました。そういうときに、ある一つの英単語、あるいはある一つの文を本当に抱き しめているという感覚は味わったことがあります。

 英語そのものが嫌いなわけじゃないです。
 英語回りが嫌いなだけです。
 とりわけ、馬鹿の源流・文部科学省や、その回りでおとなしく学者づらしている大学教師、そのまた支流の学校教師、それを補完しているだけの塾教師などな ど、総じて、馬鹿の源流になぐりこみをかける気もない英語回りの人の群が嫌いなのです。

 村田君が「根石さんと恋人ファンさんて、共通するところが多いのに、なんで意見が合わないのかな」と言っていましたが、英語回りの現象に対する異和の強 度ということになると、私のやつは原液みたいに濃度が高いのであろうと思っています。
 だから、人柄は恋人ファンさんの方がずっといいだろうとも思います。
 日本の英語回りの現象に対する憎しみを煮詰めれば根石吉久になるというくらいなもので、俺の中にはどす黒い思いが渦になっています。文部科学省、大学教 員ども、月夜の晩だけじゃねえぞ、とも思うし、野郎ども、とどめをさしてやるからな、という思いもあります。しかし、そんなことに本気になっても、食える わけじゃない。いや、そんなどす黒い思いをあからさまにしてやってきたので、俺はますます食えなくなっているのだろうと思います。
 どれだけ生徒や父兄から無視されても、「音づくりによるインプット」だけは手放さなかった。川の中に一本だけで立っている杭の気持ちでした。しかし、い いかげん疲れましたので、この道一筋をやめて、雑貨屋をやる予定です。現在、自作で建築中です。



【6751】
【タイトル】腰抜け掲示板「本音・・」
【 日時 】02/12/18 2:20
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



[70] はあ 投稿者:根石吉久 投稿日:2002/12/18(Wed) 02:19 [返信]

二週間にいっぺんくらいが、アクセスの標準と考えている方が、
数日間「証拠」を掲載して「削除」したわけですね。

「証拠」というものを削除してはならないと思います。
それをやると「隠蔽」になります。

そして、後に残るものは、

>さもなければ、これはひどい個人攻撃・中傷となります

というあなたの立派な言葉だけです。

「証拠」を消すことはよくない行いです。

[69] 管理運営人としての見解 投稿者:管理運営人 投稿日:2002/12/16(Mon) 19:56 [返信]

64で根石さんが削除の理由を求めていますので
お答えします。

63で私は管理運営人として、問題になっている
一連の話題に関しては打ち切りにしたいので、
これ以上のコメントは控えてくださいと申し上げました。
私は63で、これ以上の投稿を必要とせず、かつ、根石さんと
中等教育教員さんのどちらのサイドにも組しない解決法を
提示したつもりです。

私は管理運営人として、この掲示板が、他の掲示板
で起こった事件についての投稿とそれへの反応に
使われることは必要にして最低限に抑えようと考えて
いました。63はそのための管理運営人として
の提案でした。

その後根石さんよりあった投稿は、やはりその話題に
関するものでしたが、根石さんが64でおっしゃるように、
根石さんの主張の証拠でした。

上に述べたような考えの下、管理運営人として「コメントは
控えてください」と書いている以上、すぐに削除することも
考えましたが、証拠としての投稿として尊重するため
数日間掲載しておりました。

この数日間で、その証拠を見るべき人は見たと
判断し、もともとの意図である、こういった話題に
関する投稿を避けるため、その根石さんの投稿は
削除しました。

このような経緯です。この経緯を明らかにしておくため、
根石さんの主張の証拠の再掲を含む64以降の投稿はそのまま
残しておきます。


私個人に対するご批判は、謙虚に受け止めたいと思います。
特に反論いたしません。人間誰も、自分のことはよく見えない
とよく言いますが、少なくとも私は、自分が自分自身のことを
客観的によくわかっているとはとても言えません。
私自身を見直すきっかけにしたいと思います。
ご指摘ありがとうございました。

なお、この件に関するこれ以上のコメントは、どなたもお控えください。
このような話題は、もう終えたいと思います。



【6752】
【タイトル】(無題)
【 日時 】02/12/18 2:28
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



>私は63で、これ以上の投稿を必要とせず、かつ、根石さんと
中等教育教員さんのどちらのサイドにも組しない解決法を
提示したつもりです。

あんたが、「これ以上の投稿を必要とせず」であっても、世の中が必要とし
たら、あんたの掲示板はどう振る舞うのかね。
掲示板なんてものを、あんた一人の王国にできると思っておるのかね。
これは、「これ以上の投稿を必要とせず」の人の掲示板に掲載しない。
ここだけに掲載しておく。
読みたければ、勝手にここへ来て読めばいい。
読みたくなければ、勝手に「中庭」で紳士をやってればいい。

馬鹿みたいだ。



【6753】
【タイトル】元気のでる英語教育
【 日時 】02/12/18 12:07
【 発言者 】Jackie

の本音の掲示板を読んで 元気を失いました。
http://www.kirihara.co.jp/CHUSHIKOKU/e-genki/
>あなたがいいたくてなかなか言えないことを教えてください。

とかいてありますが マナーと品位と節度をたもたなければ 削除対象になるのでなにもかけません。 怒り文句非難など”品位”を保つことで勢いをうしなっ て 伝えられなくなることもあるはずです。

管理人さんの方針に反することは削除。言論統制されているのかと錯覚をうけます。
管理人さんは掲示板全権をもつ神。
管理しなければ 無法地帯になってしまうのですかねえ?
この大風呂敷は無法地帯?
いえ ここの管理人さんは 立派に管理しています。
議論を戦わすことに寛容。議論に枝や葉っぱが生えるのもつきもの。
枝葉なしの議論なんて ありうるのか?
くりーぷのないコーヒーだ。
脱線してわかることもある。雑談でリフレッシュもできる。

私の 「なぜ英語がかわらないのでしょう?」という投稿が中庭から広場に転載になりましたが 中庭は英語教育に技法に関する論議 広場は社会性にかんする ことにわけてらっしゃるそうでして。でも分けることは難しい。
少なくとも私の頭では。
どちらに投稿するかとても迷います。
http://400.teacup.com/comment/bbs


この記事も本当なら中庭か 本音に投稿しないと 陰口をいっているようでいやなのですが でも 柳瀬さんはこれ以上の 脱線を望んでいない。
削除は いやーな気分になるので ここに書いています。

>私個人に対するご批判は、謙虚に受け止めたいと思います。
特に反論いたしません。
ご指摘ありがとうございました。

柳瀬さんの掲示板で何度も見かけたこの台詞、
暖簾に腕押しの気分になったことを覚えている。
国会議員の 「前向きに検討します。」 みたいな響き。

柳瀬さんは開かれた人だと思っていた。実はそう見えただけだったのかもしれない。 批判や怒りだけでは何もかわらないとおっしゃっていたが
批判をまず真正面から受け止めることから始まるのではないだろうか?
それから議論、実行。
誉めるのはよいことだ、でも 誉め合うだけじゃあね。

大学の先生には 塾講師などとは比べ物にならない 印籠があり世間的に力もある。
この人ならと 期待をしていただけに 落胆は激しい。

もうこんな 金にならないことやめちゃおうか 根石さん。
初孫で気分転換といこうとおもったが もう飲んじゃった。(戴きものです。旨かった)

あほらしすぎて やっておれん。



【6754】
【タイトル】Jackie さん
【 日時 】02/12/19 0:23
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



なんだかな。あんまり気楽に人の発言を削除して欲しくないよね。
少しくらい行儀が悪くて何がそんなに悪いのだか、俺にはちっともわからな
い。俺は、これまで行儀が良かろうが悪かろうが、なるべく削除しないとい
う方針でやってきたんだけど、あちら様は、行儀が悪ければなるべく削除す
る方針みたいです。あれで、「本音の掲示板」ていうんだから、何か日本語
のセンスが狂っていると思う。

確認しておきますが、ここの管理人は私ではありません。素読ファンさんで
す。この掲示板の親類の掲示板(「鬼」(Naima さんが管理)「過去ログ
(村田君が管理))も俺の管轄じゃないので、俺は掲示板の維持に関してほ
とんど何もやっていない。みんな皆様のおかげです。
俺は酒食らって管まいてるだけだ。
時々、語学論を書きたくなって人様の発言にからみながら、書きたいことを
書かせてもらっている。皆様にも皆様の流儀で書いてもらっている。行儀な
んか気にすることはない。多分、一番行儀が悪いのは俺だから、皆様はかな
り行儀を気にしないで済むのではないかと、今回も我田引水発言に終始する。
俺は、行儀なんかより、言いたいことが言い切れていない発言の方がはるか
に気になる。



【6756】
【タイトル】ドイツ語磁場における「回転読み」
【 日時 】02/12/19 0:28
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



「鬼」に Naima さんが書いてくれた記事が私の「電話でレッスン」の宣伝に
使えると思ったので、ここに転写します。
Naima さんの「鬼」はhttp://8430.teacup.com/pillbugtwins/bbs。
この掲示板では、みんなして、自分以外の人々に呼びかける時に、「鬼のみ
なさん」と呼びかけています。笑える。



【6757】
【タイトル】いけねえや
【 日時 】02/12/19 0:30
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



宣伝に使うつもりの引用を忘れて、投稿しとる。すでに酔っとる。
----------------------------------------------------
友人親子の案内で、ドイツ語実践編をやっていますが、回転読みをやる前よりはずっと良くしゃべれる様にな
ったのは明らかです。 磁場にいると即実践、即成果が目に見える、と言う事が励みになります。 また、ド
イツ語は、前置詞によって後に来る名詞の冠詞が変化しますが、変化表を頭で覚えていた時とは理解度がまっ
たく違います。

私は英語で言えば三単元のsさえ理解出来ていない様な、まったくあやふやなドイツ語で始めたので、英語で
落ちこぼれかけている中学高校生が回転読みをすれば、英語力をめきめきつけて行くだろうと言う事が、身を
もってわかります。



【6758】
【タイトル】行が乱れたので、再度。
【 日時 】02/12/19 0:34
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



友人親子の案内で、ドイツ語実践編をやっていますが、回転読みをやる前よりはずっと良くしゃべれる様になったのは明らかです。 磁場にいると即実践、即成 果が目に見える、と言う事が励みになります。 また、ドイツ語は、前置詞によって後に来る名詞の冠詞が変化しますが、変化表を頭で覚えていた時とは理解度 がまったく違います。

私は英語で言えば三単元のsさえ理解出来ていない様な、まったくあやふやなドイツ語で始めたので、英語で落ちこぼれかけている中学高校生が回転読みをすれ ば、英語力をめきめきつけて行くだろうと言う事が、身をもってわかります。

(以上、Naima さんの文の引用)

----------------------------------------------------

 Naima さん

 ドイツ語磁場でのドイツ語「回転読み」の実践に感謝します。
 こういう報告が一番俺を元気づけてくれます。



【6759】
【タイトル】「元気の・・・」という元気抹消掲示板から転写
【 日時 】02/12/19 0:39
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



[71] それともう一つ気付いたが、 投稿者:根石吉久 投稿日:2002/12/19(Thu) 00:39 [返信]

俺はコメントなんかしたつもりではないよ。

俺は証拠を提示しただけだと思う。

コメントでないものをコメントとして扱い、証拠を抹消するとい
う行為は致命的だと思う。



【6760】
【タイトル】言論人として
【 日時 】02/12/19 0:40
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



致命的なのである。
広島大学・柳瀬陽介さんのことなのである。



【6765】
【タイトル】意味の導出
【 日時 】02/12/19 23:56
【 発言者 】パクパク

no 比較級 thanの統一的処理


1)He is x-level good.
2)A beggar is y-level good.
3)0=x-y
4)x,y<<1

このとき、
He is no better than a beggar.

彼は、べガーと同程度に、goodでない。



【6766】
【タイトル】応用
【 日時 】02/12/20 0:15
【 発言者 】パクパク

応用

1)A man can no more live without sleep than he can
live without food.

2)He is no more popular than you are.

3)no more than 6

4)He is no richer than you.

5)It was no later than yesterday that he paid us a visit.

6)He gave up the attempt for no better a reason than
that it was getting dark.

7)No sooner had I hung up the phone than it rang again.



【6772】
【タイトル】カーペンターの歌詞と音の区切り
【 日時 】02/12/23 14:53
【 発言者 】パクパク

5文型を私が批判するのは、
実際の英語音の切れ目がずれるからである。


例)
Talking to myself and feeling old,
sometimes I'd like to quit.

学校英語では、
Talking +to myself +and feeling old,
sometimes +I'd like +to quit.
のように、文法を意識しながら、音を切って、
意味をとるとおもう。

What I feel has come and gone before.

学校英語では、
What I feel +has come +and gone +before

しかし、実際の発話では、つぎのように切られている。

実際の切れ目。
Talking |to my|self and |feeling |old,
Sometimes I'd|like to|quit.

What I |feel has|come and|gone be|fore.

とくに、feelは、いきなり、hasとくっついてしまう。
このように、
英語の強弱リズムが、5文型にとらわれていると
なかなか身につかないのである。

とくに、センスグループに切って、英語を直読直解する
教え方では、英語の強弱リズムの定着が身につかない。

では、英語の自然な音の切れ目から、日本語の意味を
どうやって訳出するかが、つぎの問題になろう。

わたしは、つい先日まで、
きがわようは、ちよにやちよにさざれ、
石のいわおとなりて、こけのむすまで。
と思っていた。

しかし、意味上では、さざれ石として連結するので
ある。

学校英語では、単語をまなび、英文を合成していくわけで
あるが、
用務員方式では、はじめから、状況を前提とし、
それに、英文をはりつけていく感覚で、英文を身につけていく。
だから、問題は生じない。



【6774】
【タイトル】カーペンターズの歌
【 日時 】02/12/24 0:49
【 発言者 】boysome228

 パクパクさん、はじめまして。本件ちょっとコメントさせて頂きます。

>実際の切れ目。
Talking |to my|self and |feeling |old,
Sometimes I'd|like to|quit.
What I |feel has|come and|gone be|fore.

 これはちょっと違うのではないでしょうか?歌における文章の切れ目は実際の会話における切れ目とは相当違うように思います。

>学校英語では、
Talking +to myself +and feeling old,
sometimes +I'd like +to quit.
のように、文法を意識しながら、音を切って、
意味をとるとおもう。

 断然こっちが正しいでしょう。

>わたしは、つい先日まで、
きがわようは、ちよにやちよにさざれ、
石のいわおとなりて、こけのむすまで。
と思っていた。

 これは、歌による切れ目が通常の会話文における切れ目と全く違うという良い例ですね。ウタダ・ヒカルの、ナ、ナイカイメノべ、ル・・・・というものなど は最も極端な例です。



【6775】
【タイトル】パクパクさん、boysome228さん
【 日時 】02/12/24 2:24
【 発言者 】もっこり

「英語の頭に変わる本」中田憲三著
という本が、パクパクさんが提起された問題を扱っています。
著者に従うならば、
I'll catch you tomorrow.
という英文は通常、

I'll > catch you to > morrow.
強  >  強  弱 弱 > 強 弱


と発音されます。tomorrow のアクセントがある第二音節の前で、
切れ目が入るのです。
私は、この本の付属CDでしばらく独習してみて、
苦手だった英語の聴き取りが格段に進歩しました。そのため、
筆者の、音の固まり(リズムユニット)についての分析は、
信頼できるのではないかと考えています。
(古くさい右脳左脳論に依拠しているところや、
日本人と欧米人の脳の構造が違っているかのように読ませるタイトルは
いただけないと思いますが。)

従って、パクパクさんのご指摘は、こと英語に関しては、歌のみならず、
自然なリズムで話される会話においても正しいのではないかと考えます。
おそらく、強勢の前に一瞬息をためることで、
音の切れ目が出、強勢の後にくる弱勢は弱く素早く素早く喋られるため、
このようなリズムユニットを形成されるのではないでしょうか。

しかしパクパクさん、もしその通りだとすると、
諸悪の根元は、学校英語や五文型ではなく、
単語の切れ目と音の切れ目が一致しない、英語という言語の、
妙ちきりんさではないかと、私は思います。
ネイティブ自身、噛んで含めるようにゆっくりと喋るときは、
単語ごとに区切って話しておきながら、通常のスピードで喋り出すと、
リズムユニットごとの区切りに変更してしまうのですから、
聴くほうはたまったものではありません。
ネイティブ自身、無意識に区切りを入れているのかもしれません。
音と意味とが、いずれも文節によって区切られている日本語の
美しさを見習え、と悪態をつきたくなりますね。



【6780】
【タイトル】つぎからつぎへと
【 日時 】02/12/25 12:41
【 発言者 】パクパク

文法は知らない方がいい。
もちろん、受験英語では、知っていた方がいい。
しかし、人と人とのコミュニケーション目的の
英語習得ならば、文法は無い方がいいとおもう。

文法があると、音の強弱を知らないまま先へ
進むからである。
いったん、5文型で身につけた、日本語イントネーションは
矯正が不可能だとおもう。

100歩譲って、文法が必要だとしても、
音の強弱の感覚は、優先度が高い。

教師は、英語の音(英文)の強弱をまず教えることはしないだろう。

下記は、つぎからつぎへと、毎日出版される
英語本。



そのセミナーは、本城 武則さんという元パイロット航空教官が、自分の経験談も交えて、「これさえ知れば英語がぺらぺらになるコツ」をポイントを絞って話 をされるのですが・・これが予想以上に面白い!
私も英語をものにする苦労を知っているので、「あ〜。。こんな簡単な方法があったとは!」と悔やんでしまいました。
授業料を安くするために、宣伝費をいっさいかけず、それこそ口コミのみで広がっている講座ですが、
本城さんがアメリカ、ニュージーランドから帰ってきたので、つい3年前。それから着々と「ほんとにぺらぺらになっちゃた生徒」が人がぞくぞくと増加中なの です・・。
普通の英会話学校と違って、ほーんと型破りなセミナーで、「文法はほとんどといっていいほど教えないし、辞書は必要ないから持ってこないでね〜」といった 感じ。
でもみんな、着実に話せるようになっているから驚き!



【6783】
【タイトル】文法は必要です
【 日時 】02/12/26 2:27
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



 音と文法の扱いの前後関係を言うなら、絶対に音が先立つべきですが、文法
が不要であるというのは、もう何度書いたかわかりませんが、単なる妄説です。

 音と文法の前後関係を取り違えるどころか、音をまともに扱っていない学校
の英語が日本の駄目英語の根元であるのは間違いのないところですから、学校
英語を批判しつづけることは必要です。だからといって文法不要論にすっとぶ
ならば、単なる妄説にしかなりません。
 幼児が持つ言語受容力が、ある特定の言語の磁場で言語を獲得する過程はど
う逆立ちしても語学にあてはめることはできません。そもそも、そんな過程は
語学では成立しないのです。

>本城さんがアメリカ、ニュージーランドから帰ってきたので、つい3年前。
それから着々と「ほんとにぺらぺらになっちゃた生徒」が人がぞくぞくと増
加中なのです・・。

 ぺらぺらなんていうものは、つまらない能力だと思います。
 私の回りにもアメリカの英語磁場でそういう能力を仕込んだ人がいて、ぺら
ぺらやっていますが、つまらないし、くだらないことをぺらぺらやっているだ
けです。どうでもいい、あんなものは。

 近頃、つくづくあのテのものが馬鹿らしく見えて仕方がありません。

 「磁場」の力なしで、ぺらぺらなんていうものができたとしたら、ことごと
く偽物だと思っています。
 本物の偽物の特徴は、自分の言語行為が偽物であるという自覚がないことで
す。
 偽物の偽物は、決して本物の英語にはならなくて、語学の自覚として本物に
なりうるだけです。
 私は自分の英語は偽物の偽物に属すると自覚しています。
 偽物として偽物なのです。
 この自覚において、本物の偽物を強く嫌っております。なあにが、ぺらぺら
だか。

 本物の偽物を本物扱いすることで人間が偽物になります。
 そこのところがとことん馬鹿らしいのです。

 語学というのはつくづく恐ろしい行為だと思います。



【6788】
【タイトル】文法要・不要論はなぜ噛み合わないか? 1
【 日時 】02/12/26 17:02
【 発言者 】恋人ファン
【 リンク 】http://shizuoka.cool.ne.jp/izubekkan/asuka.htm



これも、「文法」という言葉を「一般化」しているからなんですね。つまり粗雑に「束ねて」いる。
A.例えば、
「英語は文法なんて勉強しないでも、ネイティブと楽しく話せば身に付く」という人に
「では、あなたは He am boy./Did you are good student?でも通じるんだから良いと
言うのですか?」と尋ねたら、そういう人は「そんなのは中1で習う基本だろ」、さらに
「そういうのは文法とは言わないんじゃないかな?」とまで言いそうです。

B.また、今度は文法も大事だという人に、
「あなたはネイティブと冗談を言い合っているときや、トム・クランシーのあの無駄に厚い、
大仕掛けなアメリカ・マンセー軍事ヲタ小説を読み終わるまでに、一回でも文法を考え
ますか?」と質問すると

「そういうのは、わかればいいんだから文法なんか意識しない。しかし、大切な
スピーチの原稿や文書なんかを書くときは文法ミスに気を付けるし、表現などを
忘れたときには、文法書のあの辺に書いてあったと思って調べたりもする」
と言うかも知れません。

使っている「文法」という同じ言葉の捉え方が、ABの質問と答えでそれぞれ違っています。

Aの問答では、質問者の頭にあるのは be動詞と一般動詞の使い方や冠詞のような、中学でやる
「基本的な文法事項」です。つまり、「英語を運用するための規則・基本的シンタックス」です。

Aの文法不要論者の頭の中にある「文法」は、英文を五文型に分けさせたり、現在完了を文章を
「継続・完了・経験・結果」などに種類分けさせる、多くは高校の文法の授業でやる「文法」です。
とくに、ネイティブでも文法をしっかり勉強した人でないと正解できないような、
「文法問題の重箱の穴問題に正解するための文法」です。

また、Bでは質問者も回答者も中学でやるような文法のことは言っていません。

つまり、「豊かで正確な表現(特に書き言葉)」の運用のためには文法は知っている方が便利だし、
良い文法書は手元に置いておいて調べる習慣をつけるのがいいという文脈での「文法」です。

つまりこれも「運用」のための文法なのですが、「運用」のシーンがAの要求するものが
日常会話的なのに、Bはより知的な部分を求められることを前提にしているので、
「文法『も』大切」になるのです。

Bの回答者も別に「重箱の隅的文法問題に正解するための文法」が大切と言っているわけではありません。

そして、二人とも中学でやるような英語の基本は絶対必要と認めるでしょう。
理屈っぽいBは「中学でやる文法事項は英語シンタックスの基本の基本」と思うでしょう。

日常会話派のAは「そういうのは文法とは言わない」と、中学でやった文法事項の骨組みで
自分が日常会話をしていることをすっかり忘れて、「文法」という言葉を理解しているので、
議論が噛み合わないのです。



【6787】
【タイトル】文法要・不要論はなぜ噛み合わないか? 2
【 日時 】02/12/26 17:01
【 発言者 】恋人ファン
【 リンク 】http://shizuoka.cool.ne.jp/izubekkan/asuka.htm



つまり、「文法」という言葉はもっとしっかり定義して、定義に応じて用語も作る必要があります。
例えば
-------------------------------------------------------------------------------------------
日常運用文法

中学でやる全てと、高校の一部(過去完了・仮定法過去/過去完了や分詞構文等)が「運用できるための」
文法。
語彙を増やせば普通の日常会話や、大衆紙・大衆雑誌を読むのには十分なもの。一般の仕事や理系の
英語では十分。高校までの教育では、これを目指せばよい。
特徴として「なぜ」より「どうやって」を重視する。
--------------------------------------------------------------------------------------------
知的運用文法 (日常運用文法の上級編)

文学・高級紙・TIMEのような難解な表現が使われる、特に活字メディアを理解するのに必要な文法。
詳しい文法書のほぼ全てをカバーする必要はあるが、文法問題を解く必要はない。
大体の内容を理解して、「書く」ときに辞書代わりに気軽に調べられるようになるまで「文法書を
手に馴染ます」必要あり。
日常会話では余り必要ないが、重要な仕事や外交では細かいニュアンス、より厳密な意味を伝える
ために必須。外交官・世界に向かって発信する文系研究者などに、特に書き言葉としても重要。
「なぜ」より「どうやって」を追及することでは、日常運用文法と同じ。
--------------------------------------------------------------------------------------------
解析文法

学問として、ひたすら英文を解析する文法。五文型から始まって大学のセンセが
やっているような英語学の重箱の隅のスコラ的文法解析などをもっぱらとする。
大学の象牙の塔の中で黙々とやっていて欲しい。

(勘違いして、外に出てガッコのセンセになってこれを喋る人が多いのが困りもの。
 生徒に声を出させて運用文法を体に染み込むまでやらすような面倒な「日常運用文法訓練」
 はやらないで、小難しい文法解説をボソボソ語ってみせて、「英語って何か理屈っぽい」
 と生徒を「英語嫌い」にさせることが多い。

 この種の勘違いセンセが、多くは運用はできないので自分の「文法知識」にこだわるのだが、
 簡単な会話もできない高校生などにネイティブも正解できない重箱の隅文法問題を出題する。)

実際の運用には、「読み・書き・聞き・話す」のどの分野でも役立たず。
「どうやって」は一切無視して、ひたすら「なぜ」を問い続ける。
しかし、学問としては必要なのでしょう。。

--------------------------------------------------------------------------------------------

こういう用語が定着すれば、上のAの文法不要論者が

「俺は英語は日常運用文法だけしか必要ない。解析文法は使うときに関係ないし。。
日本語の本でも、漢字の多い政治や思想なんかのムズイのは俺は読まない。
本よりマンガだな。。新聞も、東スポ専門だし。」
と言えば、Bの文法必要論者も

「私も解析文法が必要ないのは賛成だな。基礎としての日常運用文法の大切さも分かる。
でも、Aさんと違って私は理屈っぽいものが日本語の本でも好きだからね。
英語でも好きな分野の本なんかは読みたいし、新聞雑誌を読んだり長い英文を書く
機会も多いので、知的運用文法も知っておかないとまずいんだ」

と分かり合えて、不毛な文法要・不要論争は無くなると思うのですが。
さて、みなさんはどうお思いでしょうか?

中庭にも、貼っておこうっと。。
っと、どうも配列ネタは誰も食いついてくれないので、本来の英語ネタの理屈っぽいのを打ってみました。



【6789】
【タイトル】音最優先の原則
【 日時 】02/12/28 17:27
【 発言者 】パクパク

やはり、音で切った方がいい。

例)
学校英文法
  There are more points of harm +than points of gain.

音で区切ると、
  There are more points of harm than|points of gain.

thanの前後で、区切り方がちがうが、言いやすくおぼえやすいのは
音で区切ったほうである。

聞こえたように、区切ればよい。
しかし、通常は音なし学習であるから、どうしても
文法や意味の単位で区切ってしまう。

まず、音で区切る。そして、音が自分の口から
すらすら言えるようになってから、意味を考えれば
なにも問題はないとおもう。

文法があると、単語があると、どうしても、音出し定着が
不十分なまま、意味分析作業にはいる。

文法や単語を知らなければ、聞こえたように音出しができる。

英文の音の区切り方が、非常に意味をもつものとおもう。

このことは、誰も指摘していないはずだ。



【6790】
【タイトル】単語や文法より、自分の耳を信じよう
【 日時 】02/12/28 17:55
【 発言者 】パクパク

映画 八甲田山をみていた。
案内人なぞいらない。いまは、コンパスと地図があるのだ。
まさに、コンパス(文法)と地図(単語)を信奉していると
英文の音の切れ目に気がつかなくなる危険性がつよい。

この危険性は、いままで重要視しなかったのだが、
とても大切なことだということがわかってきた。

例)
Thousands of hilltribe people such as Manee make a passable,
if erratic,living from the visitors who come to peek into
their homes and take photos of village life.

この英文のなかで、
if erraticli|ving from the という音の切れ方を
していた。
もちろん、そういう風に聞こえるということである。
この聞こえの体験を大事にしたいのである。
いままでは、文法や単語で音の切れ目を考えていたから
こういう経験に出あわうと、すぐ、自分の粗耳をなげいたものであった。
しかし、聞こえの様に、言って見ると、すごく言いやすい。
また、意味をとることも、べつに困難でもない。

地図よりも、現地を大切に。



【6791】
【タイトル】自分の耳を信じようの人は音感はいいわけですか。
【 日時 】02/12/29 4:19
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



そうじゃないと無駄です。
そうであると、英語馬鹿ができます。
音は大事だが、音が言語になるわけがない。
言語はモジュールの複合体ですから。



【6792】
【タイトル】俺はしょせん行儀が悪いから
【 日時 】02/12/29 4:20
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



言うけど、
言葉ってものをなめてんじゃねえよ、そんじょそこらの
機能主義者や行動主義者ども。
馬鹿か。



【6793】
【タイトル】言葉の本質は、
【 日時 】02/12/29 4:21
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



文法だよ。
構造だよ。
音じゃねえ。



【6794】
【タイトル】文法は文法だ。
【 日時 】02/12/29 4:24
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



広辞苑をひくと、文法の定義が三つくらい出ているらしいです。
勝手にしろ。
文法というものは、文にそなわっている法だ。それ以外の定義は、いくら「文
法」という言葉を眺めていても出てこない。

 恋人ファンさんの文法の分類はとても俗流だと思います。



【6795】
【タイトル】日本に住んでいると、つくづく
【 日時 】02/12/29 4:25
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



英語まわりの人間の動きは馬鹿らしい。



【6796】
【タイトル】ありゃ、
【 日時 】02/12/29 4:40
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



恋人ファンさんの、文法の分類を柳瀬さんは評価している。
そんなもん、用途別分類に過ぎねえだろ。
文法がそんなもんであってたまるかよ。

文法というものは、あなたがたは取捨選択できると思っている。
それは馬鹿だ。
文法というものは、避けようがなく体に備わってしまうものなのだ。
ネイティヴ言語において・・・。

語学ではそういうわけにいかないから、学校文法みたいなものは必要なのだ。
学校は、音をまともに扱わないからとことん罪作りであり、人々に二度手間
三度手間をもたらしている。「音づくり」がないことが、根元的な日本近代
及び江戸時代の罪悪であって、それを踏襲している学校も罪悪の発生源であ
る。
 学校的文法は、それでいいのだ。
 その時点での、最新理論さえ読んでいる教員が学校的文法を教えることには
問題はない。
 問題は、現在の淘汰されて残っている理論が何であるかわけがわからない教
員が蔓延させている俗流俗流俗流で、ある。



【6797】
【タイトル】英語なんぞ、用が足せればたくさんである
【 日時 】02/12/29 4:42
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



 やかましいんだわ、英語人と同じような感情をもつべきだみたいなことを
やたらに馬鹿たちが言うのは。

 そんなことをするのは、絶対にヤダ。



【6798】
【タイトル】諸悪の根元は
【 日時 】02/12/29 4:47
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



英語の音と英語の理解の順序を間違えていることを改めないことである。
音が先なのだ。
パクパクさんは、音の優先と言っているが、音と文法の「優先順位」こそが
本当に問題だろう。
日本の英語は、いまだに順位が間違っているのだ。
音を先にやらなければ、二度手間、三度手間を繰り返していくばかりだ。

それでもいいけど。
二度手間、三度手間はそれはそれなりの価値を生じさせると思う。
それでもいいけど。
あっしらには迷惑極まりない。



【6799】
【タイトル】中学一年でやる文法こそ
【 日時 】02/12/29 5:05
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



文法のエッセンスだろうが。



【6800】
【タイトル】酒井邦嘉さんの「言語の脳科学」
【 日時 】02/12/29 5:14
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



今年評判が高かった本ですが、私はこの本を読むと気持ちが分裂します。
子供が持って生まれてくる「言語能力」を「言語知識」と言っていることが
どうにも納得できません。
花火のように爆発的に開花するものの元にあるものは、能力であって知識で
はない。
knowledge を「知識」と翻訳してそのまま何も疑わず、学術用語にして蛙の
つらにしょんべんのような知性をさして、東大のどこまでも元暗しというの
です。

知識じゃねえ。
爆発的に開花する能力だ。
あんたは詩を知らないわ。



【6801】
【タイトル】とにかくやかましいんだわ、
【 日時 】02/12/29 5:15
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



英語の回りは。
だから、俺はもっとやかましくしてあげているのだわ。



【6802】
【タイトル】音の切れ目と民間療法
【 日時 】02/12/29 10:52
【 発言者 】パクパク

むかし、おばぁちゃんの智恵というものがあった。
この智恵には、生活体験からできあがっているもので
書物にはならない。
また1:1で、娘(おかぁさん)へ、口伝や体験を
とおしてpass on伝えられていたとおもう。

ところが、ある人が、分厚いカラー本を出して
権威者の名前をだして、販売したらこちらのほうが
売れてしまい、核家族化の進行とともに、
おばぁちゃんの智恵は都会の家庭のなかでは消えてしまっている。

医学領域になると、そこは悲惨な結果がうまれている。
医学本のかわりに、近代製薬産業の家庭進出がすざましい。
また、病院の数がやたらに増えている。
助産婦の減少は、まさに、日本のアメリカ化の進行結果でも
あった。

おそらく、このことは、英語産業にも言える。
車夫英語というものがあった。
あるいは、戦後パンパン英語というのもあった。
また、通訳英語(平川英語)というものもあった。
ところが、こういう類のものは、民間療法あつかいで
権威のないものであり、廃れたとおもう。

英語の文法こそが、知的産物の極致であろう。
文法なるものを、民間人が考えつくゆとりはない。
国家機間に類するものが、考え出したとおもう。
日本の古文法もそうであろう。
日本人が考え出したというより、外国勢力がかんがえたのであろう。
高校のころ、已然形というコトバがでてきて、びっくりしたものである。
何?これ。

英語を教えることを職業としている人が、文法を否定することは
まずないだろう。
しかし、この文法が、音の切れ目をずらしているのである。

1)Help + yourself
2)Help your | self

1と2との切り方がある。
99%は、文法による切断で、1で音読するとおもう。

私が、この掲示板でいいたいのは、1と2とで音読する
ことの重要性である。
そして、その効果の違いである。
私は、1で音読を500回、1000回やるよりも
2で音読を50回した方がいいのではないかと
仮説している。

音読時の音の切れ目が、きわめて重要だとおもっている。



【6803】
【タイトル】パクパクさん
【 日時 】02/12/29 16:11
【 発言者 】Jackie

パクパクさんは 本城さんという方のセミナーに参加なさったのですか?
いかがでしたか?

>ほんとにぺらぺらになっちゃた生徒」が人がぞくぞくと…

マジ?
なわけないですよね。 そんなことあるわけがない。




【6804】
【タイトル】Help yourself.
【 日時 】02/12/29 16:14
【 発言者 】Jackie

>1)Help + yourself
2)Help your | self
1と2との切り方がある。
99%は、文法による切断で、1で音読するとおもう。

私が、この掲示板でいいたいのは、1と2とで音読する
ことの重要性である。
そして、その効果の違いである。
私は、1で音読を500回、1000回やるよりも
2で音読を50回した方がいいのではないかと
仮説している。

よくわかりません。
Help yourselfは 一息で発音しますよね。
意味的にも。 切れ目なんていらないでしょう?



【6805】
【タイトル】俗流でも文法の分類は必要
【 日時 】02/12/29 16:35
【 発言者 】Jackie

だと思います。 ここをわけないで話すことが多いので
文法論議のらちがあがない、かみ合わない。

>日常運用文法
中学でやる全てと、高校の一部(過去完了・仮定法過去/過去完了や分詞構文等)が「運用できるための」
文法。
語彙を増やせば普通の日常会話や、大衆紙・大衆雑誌を読むのには十分なもの。一般の仕事や理系の
英語では十分。高校までの教育では、これを目指せばよい。
特徴として「なぜ」より「どうやって」を重視する。

恋人ファンさんの文法定義による 運用文法、 これが 中学高校て徹底されていないことに すべての問題がある。 その前or初期の段階に平行して音作り が来るべきだが。

>解析文法
学問として、ひたすら英文を解析する文法。五文型から始まって大学のセンセがやっているような英語学の重箱の隅のスコラ的文法解析などをもっぱらとする。
大学の象牙の塔の中で黙々とやっていて欲しい。

そうですね。 ただまともな中高の英語教師もつくってほしい。
無理かなあ。なにしろ研究と論文とやらが大学の教授の主な仕事らしいから。


>(勘違いして、外に出てガッコのセンセになってこれを喋る人が多いのが困りもの。 生徒に声を出させて運用文法を体に染み込むまでやらすような面倒な 「日常運用文法訓練」
 はやらないで、小難しい文法解説をボソボソ語ってみせて、「英語って何か理屈っぽい」と生徒を「英語嫌い」にさせることが多い。
この種の勘違いセンセが、多くは運用はできないので自分の「文法知識」にこだわるのだが、

いるいる そこかしこに こういう先生が。
理屈こねの大学のセンセが作り出す学校のセンセイだから こうなるのか。

2003年に 学校英語の夜明けは来るか?




【6806】
【タイトル】広場より転写
【 日時 】02/12/29 16:39
【 発言者 】Jackie

http://400.teacup.com/comment/bbs

続 なぜ授業はかわらない? 投稿者:Jackie  投稿日:12月17日(火)20時33分50秒

柳瀬さん投稿より引用
>まず大学入試ですが、これにはまだ奇問珍問を問うところも
残っているのかもしれませんが、昔に比べればだいぶ変わって
きており、ストレートに読解の力を測ろうとする問題を出している
大学も多くなっていると思います

>こういうことからしますと、変わっていないのは大学入試ではなく、
「大学入試は変わっていない」という考えの方なのかもしれないと
すら思えてきます。もちろんこれはあまりに大学寄りの発言かも
しれませんので、ご批判があればどうぞお寄せください。

>また英語教師も、私が研修会などでお会いする先生はその多くが
勤務終了後、あるいは休日返上で授業改革をはかっています。

>まとまりがなくなりましたが、言いたかったことは
(1)大学入試も生徒の意識も学校英語教育も変わるところは変わっている
(2)だが、その変革はまだ少なく、一般にはあまり認知されていない
(3)英語教育の現実の姿と理想の姿をきちんと提示する必要がある
といったことになると思います。


AETも多く配置され 英語教師も研修会で腕をみがいている。
大学入試も変わってきている ということですね。

しかし20年前とくらべ 生徒の英語の力はかわったのでしょうか?
きっと英語の授業がかわるのには あと20年ぐらいかかることでしょう。
いや過去20年のあゆみと同じぐらいの速度としたら 20年後もたいして変わらないということでよいのでしょうか?




【6807】
【タイトル】広場より転写2
【 日時 】02/12/29 16:41
【 発言者 】Jackie

ばんばんざい 投稿者:Jackie  投稿日:12月17日(火)20時47分04秒

授業を変わらない。
変わると困る人がいっぱいだから。中高英語教師 塾予備校英会話学校講師と経営者。
授業がよくなると失業者が増える。 英語の実力のない また教授力のない中学高校教師が失業。
学校英語教育がよくなったら 塾も予備校も英会話がっこうも 生徒がへり 講師が失業。
大学の教授も 英語教育のできる教員をつくりださなければならない手間が増える。


英語教育がこのままでよいのなら
中学高校の英語教師も 英語力や授業変革のために努力しなくてよい。
予備校は 学校教育に見切りをつけた生徒を受け入れつづけることができててバンザイ。
英会話学校も 学校教育はだめだと宣伝すれば 客には困らない。
大学教授も英語教師づくりより 自分の研究にうちこめて バンザイ。

文部省も きっとばんざい。

変わらない授業は さまざまな仕事をつくりだしている。
既得権と怠慢でこのままでよい人がいっぱいだ。
生徒はかわいそうだが、
きっと 英語変革はおこらないのだろう。





【6808】
【タイトル】日本の英語教育の展望は明るい
【 日時 】02/12/30 10:31
【 発言者 】パクパク

インターネットの時代になると、いままで
抹殺されてきた方法でも、その人がWEBさえ
だしていれば、世の中に見つけられる。
英語の音声の壁も、十分実用的に打ち砕く方法は提案されている。
あと残されている壁は、英語の語順である。
これは、英文法・5文型信奉者があまりにも多いので
この壁をこわすのは、抵抗勢力がてごわい。
文法を教えることが、英語教師の任務であるから、
それが、なくなると、ほんとうに仕事がなくなってしまう。
ここの掲示板には、英語教師の人が少なくないとおもう。
ただ、どのような英語教授法が最近開発されているかの
情報取得が弱いようにおもう。
そのための時間や費用がないからだろう。
ただし、なかには、熱心な人もいることも事実である。
英語は、結果がすべて。
結果が、生徒にとって、きわめてわかりやすい。
さまざまな規制が緩和され、既存勢力は崩壊せざるをえない。
少子化の影響で、学生数が減っているから、教師も
リストラされる。
英文法を教えているところに生徒が集まらなければ、
生徒を集めることを学校経営者は真剣に考えている。
そのとき、その先生は、権威ではなく、実績で選ばれる
傾向にある。



【6809】
【タイトル】日本の英語教育の展望は明るいが、少し時間がかかる
【 日時 】02/12/30 21:58
【 発言者 】sb

と私は思います。

センター試験のリスニング導入もその一つでしょう。
センター試験の複数回受験可能という話もその一つでしょう。(いい方のスコアが受験校に通知される)
そのうち大学入試問題はETS(アメリカの入試センターのようなもの)などに委託してTOEICやTOEFLのようなものになっていくでしょう。
ここまでに5〜10年。
その後。。。
受験生と保護者の意識改革にさらに5〜10年。
私は現在35なので、45〜55になってしまいます。
そこで考えています。
どうしようかと。。。
柴田さん、塾を立ち上げてください。。。(冗談でも半分本気。。。)



【6810】
【タイトル】TOEIC bridge
【 日時 】02/12/30 22:04
【 発言者 】sb

を中学・高校がどれほどの速さで採用していくのでしょうか?
日本の英語教育の展望を測る尺度にもなるような気がしています。



【6811】
【タイトル】時間が掛かりすぎる・・・が、
【 日時 】02/12/30 22:44
【 発言者 】浜谷[Profile 近畿地方に住む60代の方]
【 リンク 】http://toshiohamaya2002.hp.infoseek.co.jp



>そのうち大学入試問題はETS(アメリカの入試センターのようなもの)などに委託してTOEICやTOEFLのようなものになっていくでしょう。
ここまでに5〜10年。
その後。。。
受験生と保護者の意識改革にさらに5〜10年。

大学入試問題がやはり問題なのでしょうね。大学3年(2浪の国立大学生)の息子と今日も話をしていたのですが、必要がないから英語は勉強しないというので すね。そのうちにアメリカに行って(必要を作って)英語を勉強すると言っています。誰でも難問・奇問の大学入試を経験したら悲観的になると思います。私も sbさんが仰るような英語の大学入試方式がそうなったらいいと思います。しかし、sbさんのお話でもJackieさんのお話でも感じるのですが、先が長 い、というか、つい悲観的になってしまいます。

>インターネットの時代になると、いままで
抹殺されてきた方法でも、その人がWEBさえ
だしていれば、世の中に見つけられる。

ぱくぱくさんが仰るように希望の灯は何とか見えているようです。粘り強くやっていきたいものだと思っています。



【6812】
【タイトル】パクパク様
【 日時 】02/12/31 0:31
【 発言者 】sb

文法を教えるお仕事がなくなると英語教師のお仕事がなくなるというのは違うと思います。柴田さんがもう何年も実践されている「音作り」というたいへん重要 なお仕事があります。

「訳先渡し運動」に私は賛成です。それを分解して説明するのは教師の「お仕事の一部」です。

文法は「1文型主義で十分」だと最近思っています。
根石さんのSVO(スヴォ、語感が力強い!)をSOV(ソヴ、控えめな音の感じ。。。)と比較対照させた形で、ことあるごとに提示していくことを根っこに 据えれば、取りあえずはOKではないでしょうか?



【6814】
【タイトル】繰り言1
【 日時 】02/12/31 5:44
【 発言者 】恋人ファン

>恋人ファンさんの文法の分類はとても俗流だと思います。
 俗流もなにも、こっちはハナから別に高級なことを言ったつもりはないのですが。。

ただ、車に「車」以外に呼び方がないときに
A「車はやっぱり、静かで沢山人や荷物を載せられて、運転が楽で装備が豪勢なのがいいよな」
B「何言ってるんだ。車は二人乗りでマニュアルで、大きめの心地よいエンジン音があれば、
  エアコンもカーナビもパワステも要らないよ。大体車に荷物積むなんて邪道だろ?」
B「喧嘩売ってんのか?」

という状況で、「Aさんの車はワンボックスカー、Bさんの車はスポーツカーと呼びましょう」と
余計なお節介しただけ。まあ、パクパクさんは自分が言われてるの全然気がついて無いのが笑えるけど。
気はついてはいても、面倒だからコミュニケーションを拒否しているのかも知れないけど。。

大家さんとパクパクさんの文法の概念が違っていたから、はっきり用語を定義しないと議論が
噛み合わないと思ってあれを書いたのに、大家さんも「俗流」とか思想のことみたいに噛みつくし。。

俺は「実用」しかあんまり興味がないな。現実的とも言えると思うんだけど、今の社会は当たり前なことを
言うと生きにくいから、配列もそうだけど既製のものを疑ってみる「実用主義」が逆に異端に見られて困る。

英語が一種類はどうかな。。普通の会話で使うのは、イギリスの大和言葉に当たるゲルマン語系の単語が
主で、文法も難しいのは使わないみたい。

俺は昔「leukemia」テストを、ネイティブと話していて間が空いたとき
よくしたんだけどこれを知らないのが結構多い。

日本人なら「白血病」は百恵ちゃんの「赤いシリーズ」でもそうだけど悲劇のヒロイン御用達の
病気で庶民でも知らない人はいないのに、発音面でも綴りでも覚えにくいらしい。

こういうラテン語・ギリシャ語語源の言葉なんかは、教育がない人は苦手な様子。
分詞構文とかは会話では滅多に使わないし。TVドラマで「leuk something」って
言ってたシーンがあったくらいだから。



【6813】
【タイトル】繰り言2
【 日時 】02/12/31 5:43
【 発言者 】恋人ファン

その点、日本語は「白い血(つまり白血球)の病気」の略だから小学生でも簡単に覚えられる。
小学校で習う漢字で専門語すら沢山作れる漢字のパワーは偉大!

といっても、日本語も普通の会話で「矛盾している/齟齬を来す」なんて言わない。
「言ってることとやってることが違う/しっくり行かない」と大和言葉使うから。

陽水の「都会では〜自殺する若者が〜増えている〜♪」の歌がショッキングだったのは
「自殺」を使ったことより、漢熟語を沢山使ったからなんじゃないかな。
自殺や心中の意味で、「(一緒に)死にたい」なんて、演歌でしょっちゅう出てくるから。


で、次が「今日来た新聞に書いてある」とくる。「都会」はもはや「東京/京都」みたいに
かなり感覚的な大和言葉化が進行しているけど、「自殺/新聞」は漢熟語そのもので歌には
出てこなかったから斬新だった。その次が、「問題は〜」ときて。。段々大和言葉が増えてきて
君を思う歌詞になると全部大和言葉で情緒的に歌い上げる、前半の他人事とのコントラストの鮮やかさ。

演歌なんか、いまだに大和言葉化した漢熟語以外滅多に使わない。
つまり、英語でも日本語でも「情緒と日常生活で必要な単語と文法」と
「主に書き言葉で使う、単語と文法」の区別はあると思うという話。

これも大和言葉化がかなり進んでいる漢熟語二つの組み合わせの「東京砂漠」
より「みちのく一人旅」のオール大和言葉の方が情緒があるみたいに。

しかし、日本語の文法なんて出来上がっていないので、書き言葉と
話し言葉がどう違うのかが英語より却って分からないんだけど。

あれは、IMEに漢字登録しなかったら一生役に立ってないな。
「コクる」を「ら行五段」で登録したりするからね。

以上、2ちゃんねるの配列スレで長文で普及活動していたら、長文に慣れてない厨房に
ムチャクチャ言われて、眠れなくなったので書いてしまった、今年の最後の繰り言でした。

皆様、良いお年を!




【6815】
【タイトル】sb様
【 日時 】02/12/31 8:39
【 発言者 】パクパク

お久しぶりです。

「訳先渡し運動」に私は賛成です。それを分解して説明するのは教師の「お仕事の一部」です。
文法は「1文型主義で十分」だと最近思っています。

 この考え方に100%同意します。
 訳は、先にわたす。
 文型は1つ。
 教師は、このほかに、はじめに生徒の音作りをする。

かりにこうなると、英語教師のする仕事はほとんどありません。
まず、音作りは、最近、学習生産性がきわめて向上しています。
UDAさんのDVDなどが良い例です。
したがって、教師の音作りもそんなに時間をとられるものではない。

私が5文型を批判しているのは
 1)英文の音の切断箇所を誤って誘導する。このため
   英語リズムの習得を阻む。
 2)5文型には、英語でもっとも重要な語順配列が明示されていない。
   英文には、最後のパートが重要であるが、ここが5文型にはない。
   英文の最後のパートは、通常は、副詞が連続して配置され、
   音声的にも変化がある。
 3)ひとつの英文を見ながら、まず文型を考えるくせがつく。
   英文を読みながら、この英文は、何文型かなどを考える癖がつく。
   たとえば、Here we go. In you go.などもまず、文型を考えよう
   とする。

英語1文型説には、この掲示板でははじめて見る言葉ですが、
すでに少数ながら、これを唱えている人もいます。
わたしが、過去にこの掲示板で提示したベンチマーク英文も
5文型をつかうより、わたしの知っている1文型をつかって
おぼえたほうが、暗記しやすいです。

He is no better than a beggar.
この英文を5文型をつかっておぼえるのは大変です。
まず、文型がわかっても、それで意味などまずわかりません。
1文型だとじつに楽で、100%意味はわからなくても
10%ぐらいならわかるはずです。

例2)
A major leaguer couldn't do better than that!

この英文をみて、
5文型学習者だと、つぎの訳の採択で迷うはずです。
1)大リーガーは 最高にうまい
2)それより下手だ
どっちかは、即座には、わからないはずです。
もっとも、訳先渡しをしますから、考えることもありません。




【6816】
【タイトル】声と音
【 日時 】02/12/31 9:08
【 発言者 】sb

英語教師のする仕事はほとんどありません。

この点に賛成しかねます。

やるべき教師の本当の「お仕事」は「教師の声」による「音作り」です。

根石さんも言っておられるように、

あきらかに

「声」と「音」は別物です。

「声」を介して、教師が本来すべきことは「音作り」ではないでしょうか。

この世のものとは思えないほどのすばらしい授業を実際柴田さんに見せていただいたことがあります。その日は50分授業の28分間を音作りに当てておられま した。学ぶのは生徒です。主役は生徒です。きれいな教師の発音を見せつけられ、「コミュニケーションごっこ」に終始するよくあるパターンの公開授業とは全 く別物でした。もちろん柴田さんは全国規模で行われる英語のレシテーションコンテストで優勝され、その日本で作り上げた英語の「声」としては、超一流のも のを持っておられます。そう思います。(私の実力が低すぎるので、その凄さをまだ理解もできないのが悔しいのですが。。。また音の連結・消失・同化などの 理論もやさしい具体的な例を挙げて説明することもできる方です。)根石さんがおっしゃるように、「DVD」や「CD」などの複製音は生身の人間の「声」と は別物です。機械と人間は違うと思います。実際に柴田さんがやっておられた一部とはクラスのひとりを指名しその生徒に音読させ、それを教師がなおすプロセ スを他の生徒が集中して聞いているということです。もちろん全員が各自のペースで大きな声で音読しているシーンもありました。その時の授業の様子を書いた メモがどこかにいってしまい探しているところです。また出てきたらもう少し詳しくご紹介できるかもしれません。




【6817】
【タイトル】sbさんへ
【 日時 】02/12/31 11:11
【 発言者 】パクパク

>「声」を介して、教師が本来すべきことは「音作り」ではないでしょうか。

 まったくそうおもいます。
 生声の威力は、複製の音とちがいます。
 それも日本人の生声ではなく、ネィティブの生声の方がいい。
 しかも、息や匂いを感じる至近距離ならなおいい。
 ただ現実的には、モデル音声と日本人教師の組み合わせに
 なるとおもいます。
 これからは、英語教師より、発音トレーナーの職業が増えて
 くるとおもいます。
 いままで、発音トレーナーはいることはいましたが、これで
 飯が食えないのが現実でした。
 発音トレーナーの技量も問題がありました。
 私は、東京某所の発音トレーナーのところに、べらぼうな金を
 はらって、1年間真剣に練習して、まったく効果がありませんでした。
 それで、英語の発音は、むつかしく、長期の時間がかかる。
 そう思っていたのですが、やり方の問題、教え方の問題だと
 気がつきました。



【6818】
【タイトル】sbさん
【 日時 】02/12/31 11:38
【 発言者 】パクパク

この掲示板で紹介された
英語の頭に変わる本(中経出版、中田憲三著)
をお読みになられたでしょうか?
この本は、おもいのほかにベストセラーになり
続編まででています。
英語の発音とは、個別母音や個別子音の
精確な音づくりより、英文のリズムの習得
がたいせつとの本です。
この本のなかでは、
英語のリズムパターンが、文法や意味よりも
はるかに重要だと主張しています。
英文法は、知識として詰め込んでも役に立たないから
技として習得するように主張しています。



【6819】
【タイトル】(無題)
【 日時 】02/12/31 11:41
【 発言者 】sb

>日本人の生声ではなく、ネィティブの生声の方がいい
この点に賛成しかねます。インド人の英語がある。カナダ人の英語がある。日本人の英語がある。音法(International Phonetic Alphabetや基本的な英語特有のリズムなど)と文法(SVO構造や進行、受身、完了などの基本的なルール)さえそなえていれば、どこの誰が使おうと それは立派な英語だと思います。日本人の生声でも十分モデルとなるべき方はいらっしゃいます。逆に、私は苦労して音や文に関するルールを身につけた人にし かわからない習得のプロセスがあると思います。ネイティブには発音を日本語でどう舌や唇などを動かせばいいかを説明できる人はほとんどいません。英語でさ えもできない人がほとんどだと思います。日本人英語教師にもできません。大学の音声学の先生の中にもできない人もいらっしゃると聞いています。日本人英語 教師はそのための存在でもあるべきだと思っています。つまり文法だけできてもだめ、音法だけできてもだめだということです。




【6820】
【タイトル】(無題)
【 日時 】02/12/31 11:52
【 発言者 】sb

>英語の発音とは、個別母音や個別子音の精確な音づくりより、英文のリズムの習得がたいせつとの本です。

全く賛成です。

松任谷由美が言っていました。
「ある音楽ソフトでコンタイズ(quantize,quantizer,quantization)という機能をクリックすると、フリーハンドで弾いてい たものを16分音符なり8部音符なりに、きちっり整理できるんですね。簡単に。でもフリーハンドでやったほうが雰囲気が確かにあって、コンタイズをかける と冷たくなる。」

これは英語の発音にも言えると思います。同じIPAでも実際の文の中に置かれると前後にくるものから明らかに違う音というのも結構あります。リズムやその 時の感情からも違うものになります。でも取りあえずは基本的な音法と基本的な文法があれば、誰にとってもそれは英語となると思います。




【6821】
【タイトル】(無題)
【 日時 】02/12/31 11:55
【 発言者 】sb

東儀さんの「ひちりき」の連続した音を考えてみるとよくわかると思います。先ほどのコンタイズうんぬんの話です。あれはデジタルでは分析しきれない世界の ように思います。だからこそ心に響くのだと思います。
英語も同じだと思います。



【6822】
【タイトル】論より証拠、結果がすべて
【 日時 】02/12/31 13:16
【 発言者 】パクパク

ふつうの平凡な生徒でも、そんなに発音特訓に
時間をかけなくても、上達する例です。
いちど、音声を聞いてみてください。

http://www.uda30.com/Hajimete/30-sample.htm



【6823】
【タイトル】論より証拠、結果がすべて
【 日時 】02/12/31 13:31
【 発言者 】パクパク

発音訓練というと、無機質で、長期間の練習が
必要であるとの常識がありますが、そうとも
いいきれません。
やり方次第で、既存の学校教育に取り入れることが
できるとおもいます。
このとき、教える方の技量・力量が関係するとおもいます。
いちど、下記を聞いてみてください。


http://www.uda30.com/Hajimete/30-sample.htm



【6824】
【タイトル】発音
【 日時 】02/12/31 18:15
【 発言者 】Jackie

ネイティブのように発音できたらいいなと思っていた。
いや 今でも思っていると思う。
私もUdaさんの30音は使っている。生徒も使っている。
しかし本当には使いこなせてはいないのだろう。
Udaさんの生徒の発音をきいて 刺激になった。
短期間にここまでできるのか。
来年は自分の音をやり直そうと誓った。

ネイティブのような子供の発音をきいて
しかしちょっと 悲しかった。
個がきえている。アメリカ人か?
自分を失うな。日本人を失うな。

自らの音も大事にしたい。声も。
発音に日本人らしさが あってもいいのだ。

魂を売り渡さない英語を話したいと思う。

皆様よいお年を。



【6826】
【タイトル】文法不要論、あるいは通俗的文法分類について(1)
【 日時 】02/12/31 19:15
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



 学校英語や受験英語が文法を偏重してきたからといって、文法が不要になるわけがない。学校英語憎し、受験英語憎しのあまり、文法不要論を言い出したら、 あまりにも言葉をなめた話だとしか思えない。
 パクパクさんが文法不要論みたいなことをいうので、そんなことはないと私は言った。文法不要論のあほくささはもううんざりだが、黙っているわけにはいか ないと思ったから、いやいやながら書いたのだった。そしたら、恋人ファンさんが、私とパクパクさんの議論には「一般化」があるからいかんのだということを 言い、文法を用途で分類した。
 「一般化」がいけないというのは、over-generalization がいけないという意味で、恋人ファンさんは言ったのだろう。「一般化」がいけないと言われても、いったい何がいけないのだかちっともわからない。「一般化 しすぎ」がいけないのであり、あなたの議論はこの点で「一般化しすぎ」があるよ、と指摘してもらえたのなら、考える材料になったのだが、「一般化」がいけ ないって言われても、なんでいけねえんだよ、としか言えない。「一般化しすぎ」は「一般化しすぎ」であり、「一般化」は「一般化」である。「一般化」しな ければ、一般的なことは一切言えなくなる。だから、「一般化」がいけないというのはおかしな話である。ちゃんと日本語を書いて欲しい。英語ができる人が、 えてしてまともに日本語が書けないのは、「困ったちゃん」である。
 余計な話だが、over-generalization がいけないというのは、英語の生理に基づいた意見だと思う。日本語の生理にそれを要求するのは、無茶なことである。日本の美術の特色を super-flat という語でとらえた美術展のパンフレットを読んだことがあるが、そのとき、日本語にもこの super-flat な性質があると思ったのを覚えている。日本語の擬態語擬音語の豊富さとは、自然の動きに flat に添う日本語の生理によるものだ。議論をしながら、ときどきひそかに、この super-flat に無自覚に super-flat をやってるだけであるのはあんたたちの方だよと思うことがある。英語をやったんなら、日本語の彫りがもう少し深くてもよさそうなもんだと思うことがあるの だ。それがそうならないのは、英語をやることの最終ゴールを英語のスキルの獲得なんかに見ているからである。だから自分の英語にも日本語にも、自己違和を もたらすことができないでいるのだ。私の敵はスキル病患者と、それを作り出すシステム、及びそれを支えているコミュニケーションやらというイデオロギーで あると改めて思うのだ。
 英語をやって、英語のしぶきを浴びて、日本語の彫りが深くなること。私はむしろそちらの方に語学の成果を見る者だ。そこで媒介されるものは、決してコ ミュニケーションなんかという馬鹿標語が標榜しているものではない。語学に対する生活言語の違和、生活言語に対する語学の違和。それは宝なのだ。この違和 を宝と見ないかぎり、生の言語と仮構の言語をともに生きることによって、その相互違和を認識の力に変えることはできないだろう。スキルなんかで止まってた まるか。偽英語ネイティヴなんかになって喜んでいられるか。スキル獲得なんかは、「ひとまず」のことなのだ。そうでなければ、生活言語に罅を入れる仮構言 語を生きる意味がない。私にとっては、日本在住のガイジンと話をしたりするスキルは語学のおまけだ。そんなおまけを突き抜けて認識力を強化するという方途 を放棄するのであれば、語学なんぞはしょせん人間を道具化するだけのことだ。それが語学の魔なのだ。

 恋人ファンさんの分類で議論が噛み合うのかどうか。運用用の文法、参照用の文法、文法そのものを学問の対象とする場合の文法というような分け方で、文法 不要論と文法必要論の議論を噛み合わせることができるのか。運用用の文法は、運用するために文法を備える必要があるわけだから必要論になるし、参照用の文 法でも参照するために文法(書)が必要だろうし、学問の対象として文法をやる場合にも、そもそも文法がなければ学問にならんのだから、文法は必要だろう。 恋人ファンさんの分類では、文法必要論しか出てこないのだ。だからこんなふうな分類で、文法必要論と不要論の議論が噛み合うことはない。 「一般化しす ぎ」だなどという言い方で、「一般化しすぎ」ているのは恋人ファンさんの方なのである。なんでもかんでも「一般化しすぎ」だなどと指さして、僕はそれを英 語を学ぶことで学びましたみたいなことを言っていることをさして、英語病患者による「一般化しすぎ」というのである。
 ともかく、こういう文法の用途別(目的別)分類によって、私とパクパクさんの議論が噛み合うとは思えないし、over-generalization の問題であるとも思えない。



【6825】
【タイトル】文法不要論、あるいは通俗的文法分類について(2)
【 日時 】02/12/31 19:15
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



 私は、先日酔っ払って、「言語の脳科学」という本の中にある「言語知識」という語にケチをつけた。幼児が持って生まれてくる言語受容能力のことをチョム スキーは「文法」と言っているらしい。幼児は「普遍文法」を持って生まれてくる、と。チョムスキーの用語での「普遍文法」という語までは受け取れる。「言 語受容能力=普遍文法」と言っていいものかどうか確信が持てないが、少なくとも私の理解では同じものだ。普遍文法とは言語受容能力の内部構造そのものであ るはずだと思う。そして、最初からそれがあるのでなければ、幼児のあの爆発的な言語能力の開花はどうにも説明がつかない。
 しかし、「普遍文法」という語の中に「文法」という語が含まれているからといって、それを「言語知識」と言い換えたら、それは紛糾の元だ。これは安易な 横ずらしではないのか。幼児が持って生まれてくるのは、どのような意味においても「知識」ではないだろう。それを「知識」呼ばわりするのであれば、幼児が 生得的に持っているもののどこがどのように「知識」なのかを酒井ははっきりさせるべきだ。
 私が違和を覚えた部分を引用しておく。

  (略)言葉を覚えたての幼児に、主語と述語の区別を教える親がいるだろう
  か。それにもかかわらず、幼児は普遍文法に従った文を話すようになる。そ
  れはなぜか。
   普遍文法は、少なくともその一部分が生まれつき備わっている、と考える
  必要がある。普遍文法の残りの部分は、ちょうど発生のためにプログラムさ
  れた遺伝子が発現していくように、成長の過程で決められていく。言語知識
  が生得的であるならば、普遍的であることの説明がつく。

 私が強い違和を持ったのは、「言語知識が生得的ならば」という記述である。
 この本は、「言語知識が生得的であるならば」などというようなわけのわからない言い回しを含むものの、現在の言語学の先端部分と脳科学の先端部分が何を あきらかにしたかを鳥瞰するにはいい本である。それだけの説明では納得できないと思わせられるところが多くあるが、これまでにどんな論争があったのかを知 ることはできる。ところどころ専門性がそのまま出てきて狐にばかされたような気分になり理解が追いつかないところがあるにしても、幼児が持って生まれてく る言語受容能力=普遍文法の物質的根拠を、酒井国嘉が脳科学において追求しようとしていることははっきりと見て取れる。
 もしもその物質的根拠がみつかるならば、私の「磁場」という用語の曖昧さは解体されるだろう。そして、もしもその物質がネイティヴ言語においてだけ作用 し、語学では作用しない、あるいは作用しても爆発的な文の生成能力を作らないことがはっきりさせられるならば(つまり、年齢として何歳くらいでその物質が 脳内から消えるかがはっきりするならば)、英語回りのどうどうめぐりの馬鹿げた議論は終わりになるのだ。私はそれを歓迎したい。
 しかしながら、言語学と脳科学の結婚話はまだ持ち上がったばかりであり、幼児の言語能力の開花を決める物質の発見は遠い未来の話であるのかもしれない。 だから、私は体力と相談しながら、しこしこと議論していくしかないのであろう。

 (「言語知識」という酒井の用語に関する私の違和に何か誤解が含まれているのであれば、それを正すことのできる人に教えを乞いたいと思う。)



【6827】
【タイトル】文法不要論、あるいは通俗的文法分類について(3)
【 日時 】02/12/31 19:17
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



 さて、掲示板上の問題に戻る。
 チョムスキーは普遍文法を記述したらしいが、出来たものは極度に抽象的なものだそうである。幼児が苦もなく使っている文法は、いったん記述しようとする と極度に抽象的で難解になるらしい。普通に私たちが「文法」というとき、それはチョムスキーが追求したようなものではない。それは「普遍」文法ではなく、 個別言語の個別文法である。英文法も個別文法である。
 個別文法の一つである英文法を用途別、目的別に分けたのが、恋人ファンさんの分類である。私はこのような分類には納得できない。こういう分類はこれまで にも何度も見たことがあるが、こんなふうに分類したからといって、文法の本質がわかるわけでも、文法が使えるようになるわけでもない。まして、語学におけ る文法不要論にとどめをさすことはできない。議論が噛み合うというのは、馬鹿な言いぐさが馬鹿な言いぐさであるとはっきりするということでもあるはずなの だ。
 「言語の脳科学」で面白かったのは、個別言語においてさえ、文法は記述されているとは限らないという指摘だった。学校文法や個別文法として記述されてい るものは、文法全体から見れば、氷山の一角にすぎないという指摘である。「誰がそこへ行くのか」という文は正しいが、「誰はそこへ行くのか」という文は正 しくない。なぜ正しくないのか。それを記述した文法はあるのかないのか。まだ記述が固定されておらず、議論の途中であるという段階なのか。まだそれが途中 であるのであれば、文法には「記述された文法」と「記述されていない文法」と「記述の途中(論議の途中)の文法」とがある。用途別や目的別の文法分類より も、「記述」という観点からのこちらの分類の方が私には役に立つ。
 記述されている文法は理解のための媒介項にできる。
 記述されていない文法は、磁場での用法ごとインプットすることで、感覚ごと帰納するしかない。
 記述(議論)の途中にある文法は、文法的な興味を持って自分で考えることができる。
 少なくとも、用途別・目的別に文法を分類することで、議論が噛み合うなんて保証は信じることができない。「記述」という観点によってだって、分類はでき るし、それだってあまたある「分類」の一つとして十分に「分類」である。
 パクパクさんが文法不要論を言うのであれば、私は文法必要論を言うしかない。ここでは、「普遍文法」を論議しているのではなく、パクパクさんが言ってい るのは語学における文法の扱いであるからだ。
 「普遍文法」なら、幼児が生得的に持っているものだから、それを「学習」の対象にしなくても、幼児の言語に備わる。語学における文法は、「普遍文法」で はなく「個別言語」の「個別文法」であり、しかも磁場の浸透力を欠く「机上」の仮構行為によって扱われるものだ。
 文法学者たちが作った知識(文法)がどんなに貧しい知識であろうと、これは文法不要論によって不要にできるようなしろものでは決してない。場は、生活言 語ではなく、語学の対象となった言語なのである。
 もしも文法不要論を言うのであれば、磁場のない場所(机上)で個別言語を扱って、文法的知識を媒介にすることなく、どのように語学力に文法が備わるの か、その過程を誰にも納得できるようにパクパクさんは記述しなければならない。パクパクさんと私の議論が噛み合わないのは、パクパクさんがするべきことを しないからであり、用途別・目的別の文法分類が欠けているからではない。そんな分類をしたって、この議論は噛み合わないのだ。もう、飽き飽きしているが、 文法不要論が、「文法を扱うことなく語学力に文法が備わる過程」を書くことをさぼりつつのさばるのなら、蹴飛ばしておくことだけは礼儀として必要だと思う だけである。
 言葉をなめるんじゃないと思う。私は言葉の味方だ。



【6828】
【タイトル】文法不要論、あるいは通俗的文法分類について(4)
【 日時 】02/12/31 19:18
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



 文法的知識や文法問題解答能力で、語学力に文法が備わるわけではない。
 しかし、それは理解の媒介項としては役にたつものだ。
 そしてまた、文法的知識と文法とはまるで違うものだ。
 文法が備わっていなければ、およそそれを語学力などと呼ぶことはできない。
 文法が備わっていなくて、挨拶や条件反射的反応を越えた領域で、どうして文が作れるというのか。

 文法的知識はあまりにものろい。
 文法はすばやい。

文法不要論、あるいは通俗的文法分類について(4)

 必要なのは、分類なんかではない。
 必要なのは、文法的知識と文法とのきちんとした区別だ。記述された文法と、文に働く文法そのものが違うと言うことだ。
 記述された文法は、記述を読むことで理解できる。しかし、文に働く文法そのものは、見ようとしない者には永遠に見えないままである。それがネイティヴ言 語におけるネイティヴ話者の通常である。そして、ネイティヴ言語においてはそれでかまわないだろう。
 内から外へ、文法から表現への演繹。これがネイティヴ言語だ。最初に文法があるからそれが可能になる。
 外から内へ、表現から文法への帰納。これが語学だ。すばやい文法は最後に備わる(かもしれない)。

 文法が備わる・備わらないということと、文法的知識の多寡とは直接の関係はない。受験英語と学校英語は、文法的知識の多寡を問うているだけである。
 しかし、そこに「媒介する」という行為を置くならば、つまり、「動き」において考えるという観点を提示するならば、両者に橋がかかる。分類なんかより も、「動き」の中で知識をどう「媒介する」かを考えることの方が本質的である。知識が「動き」によって、あるいは「動き」の中で媒介されることで何に変わ るのか。そこを考えることが文法不要論をひっくりかえすために必要なことである。そしてそれが議論を本当に噛み合わせることである。

 実は、この「動き」において「媒介する」という過程を恋人ファンさんは知っている。恋人ファンさんの「音読」に関する考えは、まさにそれを言っている し、Jackie さんの授業ノウハウもそれを言っている。しかし、それがスキルに奉仕し、スキル崇拝病を破る力を持たないことに私は不満があるのである。

 生な言語(ネイティヴ言語)に対する、完全な仮構物(語学力)。
 感情から知識へ。知識から感情へ。そのまったくの逆ベクトル。

 「仮構」という考えを根底に据えていない語学論は、スキル崇拝病、能力崇拝病にしかならない。そしてまた、その対象となる言語が英語であるから、この能 力崇拝病の「能力」はスピードのあるアメリカ的能力である。大嫌いだ、その能力。

 語学を論じるのであれば、文法的知識が理解の媒介にされて文法となるに至る過程をきちんと記述することだ。表面的な分類などで何がどうなるというのか。

 パクパクさんが肝心な論点にきちんと答えないという指摘は恋人ファンさんが言う通りである。不易流行と言うが、パクパクさんは流行の人であると思う。文 法事項(知識)は、訂正されたり、記述しなおされたりするものだが、文法の存在そのものは不易なものである。流行だけ追っていて何が見えてくるというのだ ろうか。まして、不易と流行とが根元で一である言葉の生きた動態にどう迫れるというのだろうか。

 皆様、よいお年を。



【6831】
【タイトル】1月5日にメールで送信予定の文案です。(前半)
【 日時 】02/12/31 22:47
【 発言者 】sb

京都府が高校改革推進にあたって広く府民の方々に意見募集されています。そこに意見を述べようと考えています。以下はその文案です。

京都府教育庁指導部高校改革推進室御中

私は平成3年採用、マルマル高校に3年、ペケペケ高校に9年目の英語教諭、sb(さくせんぶちょう)です。国際化、情報化の流れの中で英語の入試問題作成 は一つの重要課題と考えられます。そこで、府立高校改革推進計画(案)の4−2の中の「新しい入学者選抜方法のわかりやすく透明性の高い選抜方法と合否判 定方法」に関して意見を述べさせていただきます。

生徒個人の学力格差が近年顕著になってきています。京都の府立高校の入試問題もひとつの尺度では測りきれなくなってきていることは確かにあると思います。 しかし、大学入試の例を見るまでもなく、学校独自の入試問題作成には多大な労力が伴います。また、独自に作成することによる「出題ミス」や入試問題の「開 示非開示の問題」なども伴います。そこで外部に委託するか、検定業者を利用するという方法を一意見として提案します。

英語検定の類はたくさんあります。公務員という立場では特定の業者名を挙げるのは問題がありますが、一京都市民としての立場もありますので私自身の今まで の英語学習経験と英語教育経験、それに一消費者としての立場から意見を述べさせていただきます。もちろん業者から1銭もいただいてはおりません。親戚、知 人にも関係者はおりません。

TOEIC bridgeという試験があります。これは「TOEICへの掛け橋」という意味を込めて、基礎的な英語コミュニケーション能力を測定する世界 共通のテストとして開発され、最近では公開テストも京都でも行われています。私も一度英語教育という観点から受験したことがあります。

TOEICテストはもうご存知の通りです。学生・社会人が多数受験し、近年英検と並ぶくらいに社会的認知度は高まっています。また企業のニーズともかなり 一致している部分もあります。大学生なら履歴書にTOEICのスコアをつけることはもはや常識になりつつあるといっても過言ではありません。

TOEICテストは10〜990点で評価されます。一昔前まではTOEICの大学生の平均点は300点台と言われてきました。近年は不況、受験生の意識の 高まり、企業の求めるスコアの高まり、国際化の流れ、TOEICの認知度などの理由から400点台になってきているかもしれません。

TOEIC bridgeはTOEICへの橋渡しともなるテストで「TOEIC運営委員会ではTOEIC450点に達している方にはTOEICの受験をお勧めしていま す」とされています。平均的な大学生のスコアで450点を超えることはまずありませんから、高校入試として利用するにはTOEIC bridgeが最適と 考えます。TOEIC bridgeは20〜180点で測定されます。またサブスコアとして次の5つのカテゴリーごとに1〜3で評価され、学習の指針とし ても利用できるものです。5つのカテゴリーとは「言葉のはたらき」「聞く技術」「読む技術」「語彙」「文法」です。スコアは大きく分けてリスニング(聞き 取り)スコアとリーディング(読み取り)スコアに分けられます。それぞれ10点〜90点で評価されます。

高校入試段階ではこのテストがより正確により客観的に、より透明性のあるテストとして有効ではないかと推測します。2003年の実施予定は3月6月9月で すが、より認知度が高まれば1年間における実施回数はさらに増えるものと思われます。

韓国の大学入試は日本のセンター入試のように一度きりではありません。複数回受けてよりよい方のスコアを認めてもらえると何かで聞いたことがあります。複 数回チャンスを与えることは受験生の不要な緊張を緩和することにもつながると思います。



【6830】
【タイトル】1月5日にメールで送信予定の文案です。(後半)
【 日時 】02/12/31 22:47
【 発言者 】sb

以上のことなどから。。。検定(TOEICに限らず)を利用することにより

1、入試問題作成の手間が省ける。(委託する形になるので)
2、まずミスが起こりえない。(自分の学校で作らないので)
3、透明性、公開性が高まる。(誰もが知っている英語検定のジュニア版なので)
4、府民の信頼性も高まる。(何をどれだけ学習すればいいのか保護者も受験生も安心できる)
5、受験生の不安も和らげることができる。(複数回受験して公式スコアを何らかの形で入試に生かせばよい。)
6、受験生だけでなくいずれ受験生になるであろう中学1、2年生も受験し現在の自分の英語力を客観的に知ることができる。入試が単に通過点や通過儀礼とし てだけしか機能しないということがなくなる。学習の動機付けにもつながる。中学英語教員もそれに従って指導がしやすくなる。
7、英語教育を積極的に「京都府から」変えていくことにつながる。(京都が日本の英語教育のさきがげとなる)

これはあくまでも私の意見ですが、日本の大学入試(具体的に言うと大学入試センター試験の外国語の英語)もTOEICやTOEFLのような客観的はスコア が利用される日がそう遠からずくるのではと予測しています。事実、英語教育審議会でもそのような意見があると聞いたこともあります。ぜひともこの意見が実 現するように願ってやみません。



【6837】
【タイトル】明けまして、おめでとうございます。
【 日時 】03/01/02 18:32
【 発言者 】パクパク

明けまして、おめでとうございます。
ことしもよろしくお願いします。

日本人の英語の壁は、
 1)発音
 2)語順
とおもっています。

1)は、以前、書いたように、100%解決。
辛くて長い体育会の発音練習は不要。無痛訓練ができる。
問題は、2)の語順。
こればかりは、辛い。
はっきりいって、体に叩き込むわけだから、辛い。
この辛さを軽減しようとして、多くの人は、文法に頼るが
これまた、結果として、火に油を注ぐことになるのである。
しかし、100%近い人が、文法の重要性を主張している。
わたしは、まったく反対。
わたしにかわるべき文法論はなくても、文法を使って学習することを
反対している。
理由は、言葉の学習は、帰納的でおこなうべきであり、
演繹的方法は、不向きであるとおもう。

ただ、受験英語では、文法問題があるので、文法をならうことは
高得点を得るためには、必要悪として割り切ればいい。


例でしめそう。
英語で非常に多くでる、相関表現。

He cannot so much as write his name.

こういう英文を、文法や品詞分解して、おぼえてもなんら
役にたたないとおもう。

非効率的覚え方が、一番早い。

50回音読 50回筆写をすればいい。

文法を知っていると、asのつぎに動詞がでてくるので、このasは
どんな品詞で、意味をもつか考える。
これが、よくない。この思考段階の分析的癖が
暗誦を妨げる。
(ただし、多くの人が、精読を主張しており、
その際に、英文の文法的解体が試みられる。
わたしは、それは、そういう人もいてもいいと思う。)

「ことの次第です。」
こういう日本文を品詞分解であなたはおぼえたであろうか?
次第=次+弟 ネクスト ブラザー
こうやっておぼえた人などいないとおもう。

ただし、ここで、英文のリズム強弱を考えて、音読してみよう。
強い音、弱い音はどれかを考えよう。
これは、左脳を働かして、意識して、強弱を身につける。
そうすると、この英文の音声を入手する必要がある。
通常、文法書の音声教材はじつに少ない。

ただ最近は、辞書にも、相関表現のアクセント表示がなされたものがある。
わたしは、これをつかっている。
実によい辞書だが、どういうわけか、ほとんど話題にもなっていない。

He |cannot so |much as |write his |name.

|:strong sound.

なお、わたしは、文法の使用には、大きな疑問をもっているが
辞書の使用までは、否定していない。
最近の辞書(英和辞典)などは、じつに使いやすい。
その辞書のなかに、学校英文法という記述がでてきている。
学校で教えている英文法という意味であり、生徒がそれを
習う以上は、辞書編纂者もそれに合わせたというニュアンスだ。



【6840】
【タイトル】Bilingual - from Harry Potter
【 日時 】03/01/05 0:45
【 発言者 】boysome228

Ron: You're Parselmouth. Why didn't you tell us?
Harry: I'm what?
Ron: A Parselmouth! You can talk to snakes. You are bilingual.
Harry: I spoke a different language? But - I didn't realize - how can I speak a language without knowing I can speak it?
Hermione: That's exactly the way you should do it. According to Professor Chomsky, you can't think of grammar rules while you are talking. You can't learn them, but just acquire them.
Harry: So? I bet loads of people here can do it.
Hermoine: Oh, no they can't. Being able to talk a second language at that level is not a very common gift. Only Salarzar Slytherin and Professor Togo have ever reached that height in history.
Ron: Ginny might suspect you must have a snake girlfriend or something.
Harry: I feel dizzy. I'd better see Madam Pomfrey. By the way who's Professor Togo?

-- 裏庭より転載



【6842】
【タイトル】boysome228さん
【 日時 】03/01/05 12:10
【 発言者 】パクパク

はじめまして。
ハリポタにチョムスキーがでてくるのですか?
驚きました。
犬語も世界共通だから、人語もたぶん共通要素が
多いとおもっています。
いまの日本の英語教育は、英語と日本語とを
異物としてとらえて、学習法を進めているように
おもえます。
中田憲三さんの本にも、直観文法のような
ことが書いてありますね。
これなら、世界共通ですから、日本人にも
入れます。



【6843】
【タイトル】パクパクさん
【 日時 】03/01/05 12:57
【 発言者 】boysome228

>ハリポタにチョムスキーがでてくるのですか?
驚きました。

 いえ、私のいたずらです。もちろん、東後先生もです。
(初笑い)



【6844】
【タイトル】え!?
【 日時 】03/01/05 14:08
【 発言者 】パクパク

創作英文なのですか?
すごい英語能力ですね。
裏庭の連中の反応も見ものです。



【6846】
【タイトル】RE: Harry Potter
【 日時 】03/01/05 23:41
【 発言者 】boysome228

>創作英文なのですか?

 創作英文というよりも、Harry Potter and the Chamber of Secretsの一節をパロディー化したものです。Harryの敵役のDraco Malfoyとの決闘シーンでHarryが蛇に話し掛けた直後、Harry, Ron, Hermione 3人がHarryの蛇語を話す能力について語り合っている場面です。映画にも出てきます。蛇語(Parsel Tongue)が話せるのは、魔法界広しといえども、Slytherinの創始者 Salarzar Slytherin か、悪の権化 Lord Voldemortのみであり、Harryは彼らの子孫か親戚に違いないと嫌疑をかけられます。



【6847】
【タイトル】荒業の必要性
【 日時 】03/01/06 0:30
【 発言者 】パクパク

ビジネス英会話1月号P4より、杉田敏氏のコメントより抜粋

「上達のためにはcomfort zone(快適帯、安全地帯)を離れなければなりません。日々行っている行動のパターンから逸脱することです。・・・しかし人間だれしも、快適な空間にい る限り自己改善(self-improvement)はありません。」



【6848】
【タイトル】「磁場」について
【 日時 】03/01/06 18:31
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



 今年から、「個的磁場」という用語と「共有磁場」という用語を使い分けようとさっき思いついた。
 「個的磁場」は個人の意識を場とする場合の磁場であり、「共有磁場」は二人の人間が形成する磁場である。そうなれば、社会的な広がりを成している磁場 (言語圏)を「共同磁場」と言おうかとも思う。
 基本的な区分けは、吉本の「個人幻想」「対幻想」「共同幻想」の区分けに大きく負っている。
 語学の場は、ひとまずは「個的磁場」である。語学が上達してその言語を使えるようになった場合は、「個的磁場」が「共有磁場」や「共同磁場」と相互作用 を起こすようになったのだととらえれば、ものごとはすっきりするのではないかと考えたのである。

 あっちを囓り、こっちを囓りして「言語の脳科学」という本をほぼ読み終えようとしているが、どうも気持ちがすっきりしない。いや、むしゃくしゃする。言 語の実際の生態と科学的根拠の間のあまりにも莫大な距離というものはわかるし、それを埋めようとする努力が科学の努力であるとはわかるが、ほとんどなにほ ども言語に迫れていないではないかと思うからむしゃくしゃする。まして、「共同磁場」における「言語」が「個的磁場」で咀嚼され、一人の人間の「言葉」と なる過程になど指先一つ触れ得ていない。

 「個的磁場」は、言葉の運動域である。「言語」が「言葉」となる場である。
 「共有磁場」は、「言語」が「言葉」になり、「言葉」が「言語」になる場である。
 「共同磁場」は、「言葉」が「言語」化される場である。

 言葉そのものの生態を明らかにしようという態度は、酒井にはあまりない。
 「言語」と「言葉」では、その性質がプラスとマイナスほどに違うことすら無視されている。しかし、いくつかの言語学の成果の紹介はあり、その部分は面白 かった。現状紹介の本であると思えば、まあそれほど腹も立たないが。



【6851】
【タイトル】「鬼」から転写
【 日時 】03/01/07 2:52
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



sb さん 投稿者:根石吉久  投稿日: 1月 7日(火)02時48分41秒

京都府へ toeic bridge だったかを使えという提案、賛成します。
しかし、本当は、高校入試に英語がなくなることの方がいい。
大学入試になくなるのはもっといい。
入試みたいなもので英語の点を扱うから、ものごとが狂う。
入試に英語がなくなっても、娑婆に英語の需要があれば、まともに言葉を考えるところに仕事が来る。まともに考えているかどうかは、how to にとどまるかとどまらないかだろうと思っています。とどまらないならば、英文法一つが哲学や世界観の問題になっていきますが、それでいい。哲学のかけらも ないような英会話学校、制度上の学校、塾、みんな滅びてよろしい。滅びろ。おめえらがでかいツラがしていられる間は、英語なんかやってもしょうがないのだ と思って、今年も私はでかいツラをして生きるでしょう。
あいつらにへいこらしてモノを言う気はすっかりなくなりました。

が、ひとまず、京都府への提言に賛成します。



【6853】
【タイトル】パクパクさん
【 日時 】03/01/07 23:54
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



>日本人の英語の壁は、
> 1)発音
> 2)語順
>とおもっています。
>1)は、以前、書いたように、100%解決。
>辛くて長い体育会の発音練習は不要。無痛訓練ができる。


 発音の問題に関しておっしゃっているのは、鵜田さんの方法のことだと思いました。私は鵜田さんの方法に関して詳しくは知らないのですが、よくパクパクさ んが、瞬時に発音が変わるというようなことをおっしゃるのを読みました。「電話でレッスン」をやってきた経験から言うと、瞬時に変わる音と徐々に獲得され る音とがあります。生徒のすべての音が瞬時に変わるということは、どれほど鵜田さんの方法が優れていたところでありうることではないでしょう。
 柴田さんは以前、一応の英語の音が備わるまでに2年から3年かかると書かれました。
 柴田さんは、学校の授業で「音作り」をされていて、その経験から2、3年という数を言われています。私もこの数字を信頼しています。私の「電話でレッス ン」はわずか週一回、一回30分ですが、レッスンと一週間の間に生徒さんが一人でやっておくべき練習とが緊密にシステム化されていますので、おそらく私の 生徒さんと柴田さんの生徒さんとで、2,3年の間にやる練習量は匹敵しているのではないかと思っています。そして、私のレッスンでも2年から3年はかかる という感触があります。
 瞬時に変わる音があるというのは、私もよく経験することで、曖昧母音など、「口を小さめに」と一言指示するだけでその場ですぐに完璧な音を出す生徒さん がいます。特に小学生、中学生くらいの年齢の生徒はその場で作れることが多い。うまくできない生徒さんには、まずは口の開きが「小さい」というポイントだ けを練習してもらい、それが定着してきたら、「舌を中途半端に持ち上げる」というポイントを練習してもらうというように、二段階にわけて練習してもらって います。
 瞬時に変わるかどうかは人によります。特に年齢によってまちまちです。また、音によってすぐに出るようになる場合もあれば、時間がかかる場合もありま す。r音などがしっかり出るようになるには、なかなか時間がかかるケースが多いです。

>1)は、以前、書いたように、100%解決。

 何も解決になっていないと思っています。学校が「音づくり」をやらないことの元に、「音づくり」のできる教員がほとんどいないことがあります。その元 に、大学の英語科教員養成課程が、日本人向けに練られたコーチ方法を何も生み出してこなかったおさぼりが横たわっています。巨大な問題が横たわっているに もかかわらず、大学教員たちはしらばくれておさぼりを続けてきました。今も続けています。
 学校が「音づくり」ができるようにならなければ、何も本当には解決しません。
 生徒が使えるレベルの英語を持つために、二度手間、三度手間を費やさなければならないのが現状です。
 鵜田さんにせよ、私のレッスンにせよ、本来は過渡的なもののはずです。
 学校による「音づくり」は、柴田さんの方法でほぼ解決していますが、これが一部の特殊なものとして扱われているかぎり、日本の英語の前途はやはり暗いの です。柴田さんの音の扱いはもっとも普通のものであるにも関わらず、文部科学省のものの考え方がスローガンばかりの変態であるために、柴田さんの実践が普 通のものと見られていないことが問題です。
 いくつかの音を瞬時に変える程度のことなら、柴田さんも鵜田さんもやります。私もやります。生徒に口を動かさせ続けて、最適なアドバイス(知識)を動き の中に置くということをやれば、いくつかの音に関してならすぐにでも変えることができる。しかし、こういうコーチの仕事が特殊なものと見られ、普通のこと と見られていない現状では、日本の英語の前途は暗いままであり、音の問題が解決したなどと考えることはとうていできません。



【6857】
【タイトル】根石さん
【 日時 】03/01/08 20:03
【 発言者 】パクパク

本物の条件
 1)即時性
 2)再発しない
 3)無料

たとえば、医療を考えるとよいとおもいます。
腰痛をケースにして、上記の3条件をあてはめて
ください。

エリオットさんが、
stops Betty
stoped Betty
stop Betty
のような例をだされていたとおもいます。
このような場合が、英語に多く、解決策が
なかったというより、問題にもされてなかった。
これも瞬時に解決するでしょう。
ア系の音は、8つぐらいありますが、これも
すべて瞬時に解決するでしょう。
いままでは、その解決策がなかったわけです。
根石さんが、問題にされている音は、何ですか?
rとかlとかですか?
これは、なぜ問題にするのですか?
ネィティブでも、まちがう音でしょう。
r、lは、瞬時に識別は行かないとおもいます。
わたしは、それでいいとおもっています。
こうじさんではないのです。
しかし、r、lの音の出し方は、誰でも瞬時にできると
おもいます。
山のような方法がありますが、本物は少ない。
根石さんが、瞬時に解決できない音の例を具体的に提示してください。
根石さんのPCでは、UDAさんの音声例が聞こえないばあいは、
村田さんのPCで、聞いてみたらいかがでしょうか?
通年で2年も3年もかかっていません。
週1回のペースで、2年3年はかかっていますが・・・

音の出し方が瞬時にわかっても、舌の動きがなれるのは
瞬時ではありません。
th音がいい例です。
しかし、th音の修得に、2年も3年もかからないとおもいます。

したがって、発音の習得とは、英語上達に必要な時間を
かりに3000時間とすると、
トータルで、100時間ぐらいで定着するとおもいます。
1日3時間、3ヶ月のトレーニングで定着。
しかし、各音の発声法に関しては、瞬時。



【6859】
【タイトル】発音矯正
【 日時 】03/01/09 1:15
【 発言者 】boysome228

>したがって、発音の習得とは、英語上達に必要な時間を
かりに3000時間とすると、
トータルで、100時間ぐらいで定着するとおもいます。
1日3時間、3ヶ月のトレーニングで定着。
しかし、各音の発声法に関しては、瞬時。

 失礼ですが、ちょっと甘いのではないでしょうか?
以前、Naimaさんが投稿されていたように、例えば、シャドウイングで文章を実用的な速度で発声する場合はどうでしょう?大抵の人は顎や舌が思うように 動かず、ついていけないでしょう。発音と言った場合は狭い意味では単音の発音だけの意味になることもありますが、実用英語の世界では文章やフレーズがスト レスなく発音・発声できなければ役に立ちません。そこまで考えた場合、やはり根石さんの言われるように、ちゃんとしたコーチについた場合でも最低2,3年 はかかると考えるのが妥当ではないでしょうか?



【6860】
【タイトル】英語嫌い人2号
【 日時 】03/01/09 2:19
【 発言者 】もっこり

集中して100時間もやれば、とりあえず使える発音は身に付くのではないかと思います。ただ、教習所で習う車の運転と同じで、常に英語に触れ、喋るトレー ニングを続けないとすぐに退化してしまうのでしょうが。

鵜田さんの功績は、発音練習のために必要な項目を、30音だけ、に絞ったところにあると思います。反復は必要だが、反復するポイントは少なければ少ないほ どいい。細かく言うともっとあるんだろうけど、そんなの、全部攻めてる時間はない。

「電話でレッスン」やEliotさんの授業実践における「2〜3年」は、発音だけに特化した時間ではなく、抑揚や文法も含めて、聴き取りや発話全般の土台 を作るために必要な期間である、と理解しています。

仕事や生活で英語を必要としている日本人は別にして、大多数の日本人にとって、英語を使う機会は海外旅行の場面ぐらいでしょう。
ならば、旅行前の泥縄学習として、定型フレーズを覚えこむだけでなく、音作りを3ヶ月、とはいわず1ヶ月でもやってみるのは意味があるなあ、とパクパクさ んの書き込みを読んで感じました。それでちょっとでも意思を伝えやすくなったり、相手の言葉が分かったりすれば、面白い旅にする助けになるでしょ。
普通の大人が英語に割く時間と労力は、それで十分です。



【6861】
【タイトル】もっこりさん
【 日時 】03/01/09 8:13
【 発言者 】パクパク

はじめまして。
本物の条件に再発しないがあります。

すぐに退化

おしゃるとうりです。これでは、一生発音訓練しても
風邪ではないがうつらないでしょう。
方法論の問題で解決するとおもいます。



【6862】
【タイトル】パクパクさん
【 日時 】03/01/09 21:25
【 発言者 】もっこり

>方法論の問題で解決するとおもいます。

発音は、スポーツや音楽と似た技能ですので、
方法論だけで解決するとは思えません。ピアノの初心者が
一夜にして難しい曲を弾きこなせるわけではないのと同じです。

音を出すコツ自体は、比較的短期間のうちに学習できるでしょうが、
安定した形で使いこなすためには、それなりの、
目標とするレベルに見合った長さの訓練が必要だと思います。



【6863】
【タイトル】はじめの手ほどきの重要性・ベクトル化
【 日時 】03/01/09 22:08
【 発言者 】パクパク

発音練習は、筋肉体操ですから、
定着に時間はかかるとおもいます。
しかし、英語上達に要する時間からみれば
はじめの手ほどきの時間は、瞬時と言えるでしょう。
多くの人は、このはじめの手ほどきの過程がないか
まったく不十分で、本番にはいるので、難行すると
おもいます。
途中で、あきらめるのが、ふつうです。

はじめの手ほどき
柔道でも、水泳でも、剣道でも
生徒に先生がはじめの手ほどきを
するとおもう。
将棋でも、囲碁でもそうであろう。

もし、これがないと、我流になる。

ところが、英語の世界では、
はじめの手ほどきがまったくないのである。
はじめの手ほどきとは、
そんなに時間のかかるものではない。
英語で言えば、
100時間ぐらいで十分だろう。
あとは、生徒の自己努力で上達しよう。
はじめの手ほどきがないと、我流に
なり、どんなに努力しても、進歩は少ないとおもう。

英語の手ほどき
1)個別音素(子音、母音)の音の創出の仕方
2)簡単な英文の読み方の基本
3)複雑な英文の読み方の基本

現在の発音練習は、1)にとどまっている。
2)、3)がないので、シャドーイング練習しても
つらいだけであり、非効率である。
2)、3)は、教えている人がいなかった。
Repeat after meのような教え方は、ほとんど効果がない。
英語は、風邪でないから、うつらない。
リズムや、イントネーションを気にしても、どう気にして
いいのかわからない。
英文の読み方は、100時間のカリキュラムにはいっている。

【6865】
【タイトル】もっこりさん
【 日時 】03/01/10 1:26
【 発言者 】boysome228

>仕事や生活で英語を必要としている日本人は別にして、大多数の日本人にとって、英語を使う機会は海外旅行の場面ぐらいでしょう。
ならば、旅行前の泥縄学習として、定型フレーズを覚えこむだけでなく、音作りを3ヶ月、とはいわず1ヶ月でもやってみるのは意味があるなあ、とパクパクさ んの書き込みを読んで感じました。それでちょっとでも意思を伝えやすくなったり、相手の言葉が分かったりすれば、面白い旅にする助けになるでしょ。

 そうでしょうか?この掲示版に来る人たちがその程度のレベルの英語力で満足するとは思えません。文部省だって、海外旅行でちょっと通じる英会話を教える ために英語教育をしている訳ではないでしょう。日本人が国際社会の中で中国人やインド人やヨーロッパ人に交じって十分太刀打ちできて、国際競争力をキープ していけるだけのコミュニケーション力を期待しているのだと思います。それには2,3年程度の努力・訓練を惜しんではいけないと思います。




【6866】
【タイトル】もっこりさん その(2)
【 日時 】03/01/10 1:35
【 発言者 】boysome228

>発音は、スポーツや音楽と似た技能ですので、
方法論だけで解決するとは思えません。ピアノの初心者が
一夜にして難しい曲を弾きこなせるわけではないのと同じです。

 そうですね。

>音を出すコツ自体は、比較的短期間のうちに学習できるでしょうが、
安定した形で使いこなすためには、それなりの、
目標とするレベルに見合った長さの訓練が必要だと思います。

 そうですかね?音をマスターした状態というのは、私の定義では聞き取りも不自由なくできる状態を指します。これが容易にできない以上、まだまだ音の教え 方に問題ありという事だと思っています。つまり英語発音教育にはまだまだ改善の余地が大いにあるという事です。正しく発音できるけど聞き取れないという事 はないはずです。聞き取れるけど、正しく発音できないというのはあり得るでしょうけど。




【6867】
【タイトル】boysome228さん
【 日時 】03/01/10 23:38
【 発言者 】もっこり

読み返していただきたいのですが、私の投稿は、「国際社会の中で中国人やインド人やヨーロッパ人に交じって十分太刀打ちできて、国際競争力をキープしてい けるだけのコミュニケーション力」を、これまでもこれからも必要としていない人たちについて書いたものです。



【6868】
【タイトル】パクパクさん
【 日時 】03/01/12 1:34
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



「はじめの手ほどきの重要性・ベクトル化」に書かれたこと、賛同いたしま
す。
 これは、ほとんど、私の「電話でレッスン」の存在理由を書いて下さった
文だと読みました。



【6871】
【タイトル】パクパクさん
【 日時 】03/01/12 2:19
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



>日本人の英語の壁は、
> 1)発音
> 2)語順
>とおもっています。

>問題は、2)の語順。
>こればかりは、辛い。

 1)に対する異論はすでに書きました。
 2)について、以下に書きます。

 パクパクさんは、文法を使った学習を否定しておられます。この「文法を使った学習」という語の概念が不明確でよくわかりません。「文法」一語でも、恋人 ファンさんが分類されたような、運用用、参照用、研究用のような各種文法がありますし、パクパクさんが引用された「直観文法」もあれば、学校の「知識どま り文法」もあります。また、私が恋人ファンさんに対抗的に分類したように、記述済みの文法、記述されていない文法、記述途中(論議中)の文法もあります。 さらには、チョムスキーの普遍文法もあります。
 「学習」という語の場合においても、幼児がネイティヴ言語を身体化する過程をすら「学習」と呼ぶ学者もいれば、受験勉強みたいな自分に無理強いする知識 獲得を「学習」と呼ぶ人もいれば、「生涯学習」のようにだだっぴろい使い方もあります。
 パクパクさんが使っている「文法」という語が不明確であり、「学習」と言う語が不明確であるため、その二つを組み合わせると、いよいよ不明確です。
 おそらく、パクパクさんも学校英語の犠牲者で(これをまぬかれている人はほとんどいません)、パクパクさんは学校がやらせてきた文法の扱い方、つまり、 知識が知識としてとどまってしまう扱い方のことを、「文法を使った学習」と言っておられるのではないかと推測しています。

 それでよろしければ、という前提で以下を書きます。

 文法も、要するに扱い方次第だと思います。
 学校の文法のやらせ方が駄目なのは、知識を知識としてとどまらせる(それでもテストの点はとれちまう)からなのです。この文法の扱い方は駄目です。
 確かにいったん記述されれば文法は知識です。ですから、語学という土俵に限れば、この知識をどう扱うかだけが文法をめぐる問題です。
 パクパクさんがかつて学校の文法の扱い方にだまされたこと、だから、そういう文法の扱い方にうらみが深いのであろうと推測しておりますが、だからといっ て、文法の知識がどれほどひからびた干物のようであろうと、これは使いようで使えるのです。いや、それどころではない。

 日本在住のままに、英語の共有磁場と共同磁場を欠いたままに、知識的な文法知識を媒介にしないで英語を理解することは、極度に困難なものになります。極 度に困難なものを人に薦めるわけにはいかない。だから、私は文法必要論者です。

 パクパクさんが書いておられる「語順」の問題は、間違いなく文法の問題です。語順こそが、文法でもっとも激しく攻め込むべきところです。語順を備えてい ない個別言語はないということは、ほとんど文法を備えていない言語はないと同じことを言っているのだと私は考えています。

 で、語順の問題ととらえるにせよ、文法の問題ととらえるにせよ、これらは、こと語学においては、しょせん「センス化」する以外にない。知識にとどめてお いたのでは点がとれるようになるだけで、使える英語が育つことはない。
 この「センス化」という言い方は、皆さんなかなか納得が難しいらしく、これまでも何度も使ってきた言い回しですが、どうも反応が鈍い。

 センス化する途中で、文法知識は媒介にすべき媒介物です。単なる媒介物に過ぎない。
 知識を知識にとどめておかずに、センスにまで煮詰めれば、文法は使えます。
 私の語学論は、言い方を変えれば「媒介論です。
 トップダウン方式の信者たちの、英語おっぱいぶらさがりとは違います。
 鶏のひよこのように、最初から自分で立って歩く方式です。
 自分で立って歩く語学の主体によって、音も文法も語学自体をも媒介にする。
 そして、スキル馬鹿にとどまらず、認識(=言葉)に出会うことを語学の醍醐味だと考えているのです。



【6873】
【タイトル】ちょっと言い足します。ああ、ぐじゅぐじゅする
【 日時 】03/01/12 2:43
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



「英語おっぱいぶらさがり」の概念の説明。

これは、英語をやると、女の人のおっぱいがぶらさがり、垂れ乳になるから英
語はやらないほうがいいよということをいっているわけではございません。
そんなことがないとは限りませんが(まともにやると語学は体力を消耗いた
しますから)、しかし、そういう女の人のおっぱいは俺は大好きだ、じゃねえ
や、そういう女の人のおっぱいのことを言っているのではありません。

近頃はやりで、広島大学・柳瀬さんあたりも言っていますが、これだけテープ・
CD・MD・DVDが発達したのだから、最初にネイティヴの録音音声を聞い
てそれを真似するのがいいという論があります。はやりです。

「おっぱいぶらさがり」とはこのことです。
トップダウンと言われてきたのもこのことです。
ああ、屈従が好きなのね、この人たちは、と思います。

「英語おっぱいぶらさがり」とは、英語(音)というおっぱいにぶらさがる
(拝受する)やりかた、語学の主体を提示しないもの言いをさしています。

語学の主体とは何か。
それは、音だろうが文法だろうが、異質思考だろうが、それを拝受するのでは
なく、それらを「媒介」にする主体です。
そんなもん、語学をやっているやつだったら誰だって持っているだろう。主体
がなくて語学ができるかという反論はすぐに予想できるのですが、特に英語と
いう言語に関しては、そんな主体がないままに英語をやっている人は実に多い。
なにしろ、この言語は世界的にはやっていますから、コミュニケーションやら、
国際理解やらという観念の信者になれば、出会うものすべてを「媒介」にして
やろうというどん欲さを欠いたままでも、ちょこちょこした語学をやっていて
も、何か意味のあることをやっていると錯覚することは十分にあります。
いくらでもいます。このテの英語亡者や、英語信者たちは。

その人たちがこれからの時代にはまるであろう落とし穴が「英語おっぱいぶら
さがり」です。そんなものが流行り始めていますから、これからの時代はハン
チクな人間が増えるでしょう。そんなものを大学の教師あたりがすすめている
時代ですから。



【6874】
【タイトル】文法と発音
【 日時 】03/01/12 9:48
【 発言者 】パクパク

学校でならう英文法で、誤解を生む点を
いくつか明示してみましょう。
1)Be動詞は、動詞として教わる。第2文型。
  実際は、助動詞であるが、これを知らないのがほとんど。
2)現在時制は、現在行為をあらわさない。
  しかし、現在形は、過去、未来のなかで、教わっている。
3)5文型には、意図的に副詞がない。
  また、補語というきわめてわかりにくい文法用語が
  でてくる。
4)前置詞、接続詞のまえで、発音を切断する習慣がうまれる。
5)文型が何型だとか、単語の品詞が何だとか、
  不毛な議論がおおい。

これにたいして、私の提案する文法とは、
英文の語順をおぼえやすくするための
知識と言ってよい。
これは、音読の丸暗記回数を減らすに役立つ。
したがって、
英語語順をおぼえるには、
1)音読・筆写をベースにする。
2)規則的なものは、規則をおぼえる。
  この規則は、できるだけ、例外のないものにする。
  ただ、この規則は、戦陣訓のようなもので、
  文法のように体系づけることは、困難である。

例)
副詞と助動詞の語順規則(戦陣訓)
 たぶん、こういうことを、学校で教えていないとおもう。
 しかし、規則がある。
 大学の一部で、実際におしえていることである。

 We told him what a good boy you are often at school.

We told him what a good boy you often are at school.

上記2英文のどちらがただしい英文か?
これを丸暗記でやっていても非常に効率がわるい。
後者の場合が、正しい英文であるが、それを説明
する規則があり、こういう規則をわたしは否定しない
どころか、推奨する。
ただ、学校では、こういうことを教えていない。
だから、学校英文法は、役立つというよりも
有害である。
正しい知識とは、音と語順との関係に視座を
おいたものである。
上記英文の正しさの判別には、音の問題が、語順にいかに
影響しているかを示すものである。
英語には、音が、語順に影響しているのである。
ここに、英語の音優先の特徴がある。
だから、
音づくりをしたあとは、正しい規則で、音を固定化すると
忘れない。(再発防止策、リバウンドしない)

いまのように、せっかく、音づくりをしても、
個別音素で終わっており、英文の読みの指導まで
いかない。
また、日本人は、英文をバラバラに解体するのが
すごく好きな国民性をもっている。
漢文は、韓国にもあるが、返り点は、韓国にないという。



【6875】
【タイトル】語順
【 日時 】03/01/12 14:28
【 発言者 】Jackie

英語の基本語順。

誰が どうする 何を どこで いつ。

これを徹底して口や手で身体化することをせずに
重箱のすみつつき文法をやるから
にっちもさっちもいかない 英語力になるのだ。

磁場上でない第二外国語習得など
いくら 身体化したところで すぐに母国語のつよさにながされてしまう程度のものだけれど。
それでも 学校や英会話学校の授業では その程度の身体化(血肉化)すらされない。



【6876】
【タイトル】引用
【 日時 】03/01/12 15:21
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



新聞に面白い記事をみつけましたので、部分引用しておきます。
これは、「個的磁場」「共有磁場」「共同磁場」という語で考えると面白いの
ではないかとも思い、そうすることで、建築家が建築物の変化にみつけている
磁場相互の交差・交流の構造が、語学における「磁場」の作用に光を投げかけ
ることがありうるだろうと思ったのでした。
現在書きたいと思っていることと少しすれ違うので、後で資料として参照する
用に備えて引用しておきます。
----------------------------------------------------

趣味が変えた都市風景 森川嘉一郎 毎日新聞 1月12日

 秋葉原に出向いた後、山手線を半周して渋谷に降り立ってみれば、街を歩い
ている人々が二つの場所でまるで違うことがわかる。秋葉原では、小太りの青
年たちが大きなリュックを背負いながら店頭のテレビゲームに見入っているの
に対し、渋谷では、茶髪の若者たちがケータイで話しながら闊歩している。
(略)
昔からの家電店が、次々と漫画やフィギュアの専門店に取って代わられはじめ
たのである。すでにJR秋葉原駅構内から中央通りの路上にいたるまで、アニ
メ絵の美少女がほほえむポルノゲームの看板やポスターが、何のはばかりもな
く展開するようになっている。(略)
 強調しておきたいのは秋葉原のそうした急変は、バブルのころに盛んに行わ
れた、大企業による街の商業開発によってもたらされたものではないというこ
とである。むしろそうした戦略的な力の不在が、秋葉原の変化を特徴づけてい
る。(略)趣味の構造が需要を集中させ、あたかも大規模な開発でも行われた
かのような都市風景の変貌を引き起こした。
(略)
 秋葉原では建物の窓面積が少なくなり、不透明化しているのに対し、渋谷で
は逆に建物が透明化している。秋葉原へ行く人たちは、モノに取り囲まれて人
工的な仮想世界に没頭する。渋谷に行く人たちは、自らを人工的に染めて外に
演技する。そうした性格の違いが、建物のデザインにまで反映され始めている
のである。それぞれの民俗が、独自の建築様式を育むかのように。
 街が個性を獲得する全く新しい過程が、そこに発見できる。



【6877】
【タイトル】こんなコトバ見つけました
【 日時 】03/01/13 0:26
【 発言者 】英語嫌い人

朝日新聞2003年1月12日朝刊の書評欄から引用。
「昔、翻訳推理小説の雑誌を編集していて気がついたのは、翻訳とは結局、訳者の日本語力によるということだった。曖昧な箇所を原文と照合すると、たいてい は誤訳なのだ。詩の場合、むしろ日本語の実力のほうが重要で、それは堀口大学の訳詩集『月下の一群』を見るだけで十分だろう。・・・」(杉山正樹・文芸評 論家)

あたりまえのことだと思うが、わざわざ書くのは、そう思っていない人が多いのだろう。




【6878】
【タイトル】(無題)
【 日時 】03/01/13 22:27
【 発言者 】sb[Profile 京都府に住む30代の男性の方]

今日、TOEIC Bridgeの説明会後の講演で千田潤一さんの話を聴く機会がありました。「誰にでもできる効果的英語基礎トレーニング」という題のレジュメを使って、と ても分かりやすく、また楽しく話しを聞かせていただきました。講演後5分ほど会場におられるということで1分程度「高校入試」に関して話を聞いていただき ました。すると千田さんは私に名刺と英語教育雑誌のコピーを下さいました。梅田から帰りの電車の中で読んでみました。千田さんも「テストは教育を変える」 とその記事で書かれていました。先日京都府教育委員会にメールしたことにつながるなあと思いました。ボトムアップでいろいろ意見する前に、私自身がまず英 語力をつけなければとも改めて思いました。根石さんがいて柴田さんに出会えた。そして今日千田さんに話を聞いていただけたことをバネに今後も自己研鑽を続 けたいと思います。また詳しく報告させていただきます。



【6879】
【タイトル】シャドウイングについて
【 日時 】03/01/13 22:33
【 発言者 】boysome228

>近頃はやりで、広島大学・柳瀬さんあたりも言っていますが、これだけテープ・CD・MD・DVDが発達したのだから、最初にネイティヴの録音音声を聞い てそれを真似するのがいいという論があります。はやりです。

 根石さん、これはシャドウイングが効果がないという事を言われているのでしょうか?仰る意味がよく分りません。シャドウイングをする事によりリズム、意 味の区切りが身につきます。これはひいては英語をトップダウンに左から右へと理解する事につながります。音読とシャドウイングを併用することは、単なる音 読のみの朗読よりもベターだと思います。その道具として、CD,MD,DVDなどの文明の利器を使う事は決して間違ったことではないように思いますが。 シャドウイングは何も柳瀬さんだけではなく、多くのの人が日々の英語教育に取り入れて、着実に根を下ろしつつある効果的な発音指導法の一つだと思います。



【6880】
【タイトル】シャドーイングについて
【 日時 】03/01/14 1:39
【 発言者 】Naima

boysome228さん、横からの口出し、すみません。

「文法」についての定義ひとつとっても、恋人ファンさんの最近のご投稿の中でおっしゃっていた様に人それぞれの捉え方があり、多読法についてもやり方は千 差万別です。 それが議論の堂々巡りになってしまう事も多々ある様です。

昨今は猫も杓子もシャドーイング、シャドーイングと囃したてますが、柳瀬さんの所で仰るシャドーイング、あるいは浜谷さんの掲示板で出会ったシャドーイン グ、私が習って来たシャドーイングは3つともまったくやり方も目的も違いました。 用語を統一するか用語の詳しい説明なしに議論を進めても無益な様に思い ます。 『多くのの人が日々の英語教育に取り入れて、着実に根を下ろしつつある効果的な発音指導法の一つだ』とおっしゃっていますが、それらの方々の採用 されているシャドーイング法がどの様なやり方なのか、情報をお持ちであれば教えて下さい。

私は前にも書いたのですが、同時通訳者の訓練方法の1つであるシャドーイングを一般の学習者が真似する事はないと思っています。 私の学んだシャドーイン グはスクリプトを見ずにテープの音声を数語遅れで「影」の様に再生する、と言うものです。 発音や音の同化、リズム、抑揚など、一通り問題なく出来る人達 がやるものです。 これはとんでもない集中力を要するので、素人が10分も20分も続けられる様な代物ではありませんし、やる必要もない、(と言う事は前 にも書いた様な気がします。)

柳瀬さんのおっしゃっていたシャドーイングはテープに合わせてスクリプトを読むやり方だったと思います。 私はこれをシャドーイングとして紹介されている 同時通訳者の方の著書を読んでいないので、正確な所はわからないのですが、paced reading と言われるやり方に近いと思います。 ご存じであれば教えて下さい。

はなはだしい例では、意味の区切り毎にテープを止めて音を再生するreproductionと称されるやり方をシャドーイングとして教える人すらありま す。

もし私の習ったやり方がboysome228さんのおっしゃるシャドーイングであるのなら、何度も書いた様に一般の学習者が真似する事はないと思っていま す。 但し、千田潤一氏は「音読をしっかりこなした後にシャドーイングする」事を勧めておられると思いますが、 これならば一般の学習者にも十分に真似出 来ます。 それでも、自分の声でテ−プの音がかき消えてしまわない様に、特別のプレイヤーとヘッドフォンを使用すべきです。

あるいは私の認識が間違っているのかもしれませんので、正確な事を御存じであればお教え願いたいのです。 柳瀬さんも本来のシャドーイングはどういう物な のかは知らない、とおっしゃっていましたので。

私は回転読みをやっていて思うのですが、テープのスピードやリズム、イントネーションなどをそっくりそのまま真似する必要はないのではないでしょうか。  ドイツ語の磁場にある事が有利な条件になっているかと思いますが、イントネーションなどは回転読みする中で、個々の単語や音の発音やストレスが身について いれば、いろいろ自分で発見して行く方が自分の物になりやすい、と言うか... 文の中に自分の感情を注入してそっくり自分の物にしてしまう、と言うか、表現が難しいんですが。 状況に応じて、イントネーションは変わって来るものです し。

左から右へ、頭から理解する事も大切な事ですが、その目的だけの為であれば、他にもいい方法は沢山ありますし、これも回転読みが解決してくれるのではない か、と言う感触を私は持っています。



【6881】
【タイトル】音の強弱、切れ目
【 日時 】03/01/20 11:17
【 発言者 】Naima

パクパクさんが、子音が次ぎの母音とくっついて一語として発音される、とか言った意味での切れ目、とおっしゃっている事がようやく理解出来ました。

しかし、それでも、です。 Jackieさんがおっしゃった様に、状況次第で、強弱のリズムも、音の同化の仕方も変わって来ます。 Jackieさんの、"I love you." の例はとても解りやすく、これで強弱の置き方について過不足なく説明されていると思います。

言語から意味や情をとっぱらって、単に音だけで説明するのはどこか歪だと思うのです。 英語の"n"音が「天丼」と発音する時の様に、舌先を上顎につける 事、"m"音が唇をつむる事だとわかって発音出来ていれば、回転読みの速度をあげる事で自然と"I ama boy."  "ina box."などと同化する事が体得出来ます。 あるいは、別にその反対でもいいのではないか、とも思います。 つまり"I ama BOY."を聞いた人が、そこから「僕は女の子なんかじゃない。男の子なんだ」とのイメージをとらえられたら、それでいいのではないでしょうか?

スタンダードに"I ama boy."と反復練習させて、「ぼくは男の子だ」(「だからどうなんだ。 見りゃわかるよ」)と言う意味を教えるより、ずっと実際的で生きた英語を学べる と思います。




【6883】
【タイトル】プライベートレッスン
【 日時 】03/01/20 15:48
【 発言者 】Jackie

今日は女子高校生の久しぶりのレッスン。テストや正月などで1ヶ月もあいてしまった。
久々なので最初は音読するのもぎこちなく あらゆる面でぼろぼろ。
休み中は何もやらなかったというから、
「このお!」といいつつも自分もさぼっていたので 笑って許すことにした。

10時半からコーヒーブレイクをはさみ気がついたら3時でした。
お疲れ〜。久々なので 楽しかったとさ。

彼女は英語が超超苦手だったので中学一年の教科書からやりなおして
今は中2の半ばを学習中。
今月英検5級と ちょっと背をのばして4級を受ける。あと1週間だよ、おいおい。

教科書音読 1分間トピックトーク シャドーイング イメージシャドー 話しかけ などなどをして 英語の感覚をリハビリ後 英検4級のの問題をやった。
1ヶ月前には とけていた問題すら ぼろぼろ間違う。
むむむ 初心者で1ヶ月のブランクは大きい。

今日は はじめて 設問4の手紙文を解いた。
ここでびっくりなのは 彼女は英語をえいごで理解してあたまからよんでいたことだった。
設問4のAの広告文を4題 Bの手紙文を4題 続けて解いた。 「どう?難しい? 「難しいけど 楽しい。」

英語を読むのが苦ではなく楽しい。
このように感じる高校生は あまりいないように思う。

下手な小難しい文法説明をさけ
恋人ファンさんのいうところの運用能力の徹底、英語の基礎を繰り返しすることにより 実りのある力がつくことを感じる。
これは 受験や英検のテスト後もけっして死なない力である。
(でもブランク空けると休眠する。)

彼女はまだ英検4、5級をうけるレベルの力だ。
ちかごろは小学生でも合格する級。
だけどね 足腰はしっかり鍛えているから底力はあるのさ。



【6884】
【タイトル】シンプルに
【 日時 】03/01/20 16:53
【 発言者 】Jackie

いくら外壁や内装が立派でも ベタ基礎がしっかりしていないともろい。
文法フリーク 発音フリークも根っこは同じ。
細部にこだわるあまり 基礎、基本がおろそかになってはいないか?
個人が趣味でやる分にはかまわないが それを一般化して普通の英語学習者にまで要求するのは変。

それと何のために言葉があるのか?
言葉は人に何かを伝えるためのものだ。忘れていないか?

私もリテンション paced-reading 他を 授業で使う。しかし補助的に。
あくまで 音読や えせ技法グラウンド(Read&Look upの3〜5回)が主。

世間にはそれこそいろんな教え方 テクニック 教授法とやらがあるが
しかしそれにおぼれて 教えるほうが悦に入るのは 具の骨頂。
主役は生徒 先生、 あんたじゃないよ。

シンプル イズ ベスト。 で 学校教育の場での最良の方法は柴田さんの授業だ。



【6885】
【タイトル】Naimaさん
【 日時 】03/01/20 17:15
【 発言者 】Jackie

>昔paced readingやshadowingをマニアックにやった時期がありましたが、これは回転読みに比べると、ウォーキングマシンに乗って歩いている様です。

はい、わかります。paced readingやshadowingはかなり気をつけないと
単にイメージの意識がはたらかずに字面や音を追うだけになってしまう。
しかしやっている本人は かなり訓練して力がついた気分になれるので満足する。

もちろん 英語のリズムをつかむのには 口パクのpaced readingや
単に音の速さに付いていく(相手のしゃべりの速さになれるためうやテストのリスニング対策)ためのshadowingには それなりの効果もありますけ ど。

話は変わりますが 中学3年の教科書には簡単なディベートなどでてきます。でも簡単な英作文もできない生徒が多いのに なぜ英語を勉強しなければならない のかとか環境問題にたいするディベートなんてできるんですかねえ?



【6886】
【タイトル】日本の夜明け
【 日時 】03/01/20 22:47
【 発言者 】パクパク

この旧態依然とした、英語教育の世界のなかでも
共通一次には、改善があるとおもう。
勇気ある出題者がいる。

2年ほど前から、共通一次では、強調される
単語を選ばせる問題がでています。
これは、文法知識では、歯が立ちません。
予備校では、理論的に解答をつけていると
おもいます。
こういう強形語の理論が、発達することは
非常にいいことだとおもいます。

本年度
例)強く発音される単語を選べ

Then where did you go?

1)Then 2)where 3)did 4)you




【6887】
【タイトル】音と意味の二律背反
【 日時 】03/01/21 2:12
【 発言者 】boysome228

>しかし、英語音声に忠実に切断するならば、
別例では、
I am +a boy ではなくて
I ama |boy の方がいいのではないでしょうか?
この場合、アマのような音が生まれます。
リエゾンにより、辞書にない音が発生します。

 なるほど!パクパクさんがこれまで何を問題にされていたのかやっと分りました。つまり、英語特有の音のマージを実現する一つの方法として、強弱のリズム 単位に文章を分解し、その単位で単語間の音のマージを実現すればよいのではないかという一つの手法・考え方を提示されていたのだと思います。この観点から すると、確かに文法で規定されるフレーズの単位で文章を区切っていたのではフレーズにまたがる音のマージを説明する事ができません。平均的な日本人にとっ て、音のマージを考える場合、”強+弱”単位で音のマージを考えた方がわかり易いとは思います。もっと強く言うならば、日本語の発音の癖を強く持つ人(つ まり大部分の日本人)にとっては、これが唯一の方法と思えるかも知れません。

 しかし、です。この手法の最大の欠点は、仮に音のマージがそれらしく実現できたとしても、意味を取るという観点からは逆効果となってしまうという点で す。例えば、極端な例として What time is it now? をホッタイモイジルナ?式に発音したとして、それで英語の意味を瞬時に理解できるでしょうか?ホッタイモイジルナ?と発音する人は、それがWhat time is it now?であるという事を、各音を発音しながら明瞭に頭脳に思い浮かべる事ができるかというと、大変疑問を感じざるを得ません。

 しかしながら、にもかかわらず、私にはパクパクさんの提示された問題は、実は大変重要な核心をついたものだと思えます。というのは、多くの日本人英語学 習者にとって、上記の音のマージ、リズムの実現と英文の即時的解釈という問題は二律背反的な事象となって立ちはだかる大きな壁となって現れるからです。言 い換えれば、音のマージ、リズムに注意を払うと意味が疎かになり、逆に意味にフォーカスすると音のマージができなくなったり、英語的なリズムがまるで実現 できなくなったりするからです。そんな大それた事は日本人は考える必要はないとか、そんなもの自然にできるよというアドバイスは大雑把すぎて、この問題に 真剣に悩んでいる人々にはあまり助けにならないでしょう。私には、この問題に悩んでいる日本人学習者は結構な数に登るのではないかと思えます。そしてこの 問題こそが、一見単純な英語の強弱リズムの習得を困難にならしめている主たる原因ではないかと思えてきました。



【6888】
【タイトル】boysome228さん
【 日時 】03/01/21 8:46
【 発言者 】Jackie

> しかしながら、にもかかわらず、私にはパクパクさんの提示された問題は、実は大変需要な核心をついたものだと思えます。というのは、多くの日本 人英語学習者にとって、上記の音のマージ、リズムの実現と英文の即時的解釈という問題は二律背反的な事象となって立ちはだかる大きな壁となって現れるから です。言い換えれば、音のマージ、リズムに注意を払うと意味が疎かになり、逆に意味にフォーカスすると音のマージができなくなったり、英語的なリズムがま るで実現できなくなったりするからです。

=上記の音のマージ、リズムの実現と英文の即時的解釈という問題は二律背反的な事象となって立ちはだかる大きな壁=

それは 学校での音読の足りなさがもたらすものだと思います。イメージ化されるまで音読することがたりないからです。

1まずは 英語のスペルの発音の仕方をしっかりとやる。 Naimaさんのおっしゃる(英語の"n"音が「天丼」と発音する時の様に、舌先を上顎につける 事、"m"音が唇をつむる事だとわかって発音出来ていれば、回転読みの速度をあげる事で自然と"I ama boy."  "ina box."などと同化する事が体得出来ます。 )の規則のようなもの。
2 テープをきいて 英語のリズムや音をつかみ 最初は真似をしつつ音読をして 後に素読をくりかえす。
そのときに 弱く発音する 代名詞などを弱く読むように指導する。
最後にイメージ化できるまで 持っていく。

指導を学校ですることで かなりは 改善できるのではないでしょうか?


>そんな大それた事は日本人は考える必要はないとか、そんなもの自然にできるよというアドバイスは大雑把すぎて、この問題に真剣に悩んでいる人々にはあま り助けにならないでしょう。私には、この問題に悩んでいる日本人学習者は結構な数に登るのではないかと思えます。

私には 多くの学習者がそこまで真剣になやんでいるとは思えません。
多くは個別の b p t d n m f v などの音の発音さえまともにできません。 できるはずがないのです。 学校で音作りがされていないのですから。
これが出来ずに 音のマージ リズム 強弱にこだわっても 本末転倒というものでしょう。

例 Naimasan投稿より
>キャロライン グレアム、だったかグラハムだったか、ひと昔前の事で記憶があやふやですが、ジャズチャンツで英文のリズムを教える事を始めた人です。 Oxford Univ. Pressからいくつかテキストが出ています。 ラップに近いかな... これを生徒さん達に教えた事もありますが リズムをとってやってる時はいいのですが、自分のペースでテキストを音読させると元の木阿弥になってしまってま した。

私も同じ経験があります。
それと 楽しいという生徒もいれば
ジャズチャンツのように読むことを 恥ずかしがる生徒もいますね。



【6889】
【タイトル】パクパクさん
【 日時 】03/01/21 9:13
【 発言者 】Naima

>本年度
例)強く発音される単語を選べ
Then where did you go?
1)Then 2)where 3)did 4)you

で、正解は何番ですか?



【6891】
【タイトル】正解
【 日時 】03/01/21 21:37
【 発言者 】パクパク

新聞によると、この場合、1番のThenです。
予備校では、一応、理屈をつけて教えると
おもいます。
なぜ、この場合、Thenに文強勢がくるかを
解説するわけです。
逆にこの問題の出題者は、この解説が
十分できる人だろうとおもいます。
(だから、出題したはずです。しかし、
簡単には、その正当理由を公表しないとおもいます。
とは、いえ受験産業界では、まぁまぁの理由をつけて
いるはずです。)



【6892】
【タイトル】boysome228さん
【 日時 】03/01/21 21:47
【 発言者 】パクパク

>英文の即時的解釈という問題は二律背反的な事象となって立ちはだかる大きな壁となって現れるからです。

 そうとも言えないのです。
 日本語で考えてみましょう。

 素敵 =素+敵
 必死 =必ず 死ぬ
 次第 =次の弟

 意味の形成とは、個別の音の合成ではないのです。

 日本の英語教育は、単語の逐語訳+学校英文法
 を駆使して、英文の意味を考えさせていると
 おもいます。

 He is nothing better than a beggar.

The major league player couldn't do better than that.

このような英文に直観的即時理解ができないとおもいます。



【6894】
【タイトル】Naima さん
【 日時 】03/01/22 2:01
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



 どうも年寄りになりつつあり、「電話でレッスン」はきついです。当初、夜だけじゃなくて昼間だってレッスンくらいできるわと思っていたのですが、夜やる だけで十分へとへとになります。それと、英語をやっつける方法みたいな目に見えないものを人に伝えているより、アジア雑貨でも民芸の品物でもいいが、目に 見えるものに触りたくなってしまいました。
 で、申しわけありませんが、現在は「電話でレッスン」の生徒の募集は打ちきっています。今後、問い合わせて下さった方は、「回転寿司・鬼」に参加してい ただき、ひとまず「回転読み」を試行錯誤していただいて、空きが生じるのを待っていただこうと思っています。そういうわけで、ここ数日、私の「電話でレッ スン」の生徒さんたちにも、「鬼」に参加してくれと呼びかけています。
 「電話でレッスン」で使っているのは、「技法グラウンド」と名付けています。これは、私が一回読んだ文を、生徒さんに数回から十数回繰り返し言ってもら う方法です。途中で発音やイントネーションで問題がみつかったら、その場で直すために、また、文まるごとをインプットしてもらうために考えたオリジナルな 方法です。
 Naima さんに「電話でレッスン」の生徒になってもらう場合は、「回転読み」ではなく、「技法グラウンド」を体得してもらおうともくろんでいます。つまり、レッス ン方法を伝えたいのです。「回転読み」の核心部分は、sb さんとNaima さんはつかんでくれています。おそらくもっこりさんも岡田さんもつかんでくれていると思っています。で、「回転読み」から始められた人が「技法グラウン ド」を始めてくださる場合は、私はコーチ作りをやりたいのです。順序としては、「技法グラウンド」が「回転読み」の導入部分ですから、順序としては「技法 グラウンド → 回転読み」が順列ですが、「回転読み」という独学法から始めてもらったってさしつかえない。特に、Naima さんのような日本在住という条件下における上級者は順序をひっくり返しても問題は生じません。
 で、Naima さんは「回転読み」から始めてくださった。Rosey さんに「鬼」に参加するように薦めてもくださった。「鬼」は「回転読み」を実践してくださっている方々のための掲示板です。そこへ、私の「電話でレッス ン」の生徒さんも参加して欲しいと思ったのでした。
 「技法グラウンド」は、「回転読み」への導入部分ですから、私の生徒さんたちは、レッスンとレッスンの間の一週間で、「回転読み」をやります。「回転読 み」をやっている人たちということで、「鬼」に参加して話に加わってもらいたいのです。
 つまり、私のもくろみは以下の通りです。
 「鬼」は、「技法グラウンド」の先輩・後輩、「回転読み」の先輩・後輩が入り交じって、ハウツウに関して話をする場所としたい。また、私のレッスンの空 き枠を待って下さる人たちが、ひとまず「回転読み」を始めるための手ほどきの場所としたい。手ほどきは、「回転読み」の先輩たちにやっていただきたい。そ れをやっていただければ、私は「大風呂敷」で英語の病気や英語に関する考え方の病気を相手に鬼退治に専念できる。

 で、お問い合わせの「空き」ですが、ひとまず今はありませんが、私のレッスンの流動は結構激しく、一人やめれば1.5人くらいが申し込んでくれることが 続き、今の空き枠なしになった次第です。ですから、必ず近いうちに空きは生じるだろうと思っています。半年以上、空きが生じなかったことはかつてありませ ん。



【6893】
【タイトル】Naima さん(2)
【 日時 】03/01/22 2:01
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



 で、一番大きなお願いをします。
 ここらで、「空き枠待ち」の人たちの座長になることをやっていただきたい。
 この座長は、ひとまず Naima さんにやってもらいたい。Naima さんのレッスンが始まったら、空き枠待ちの座長の資格を失いますから、次の座長を私が任命したい。座長がやれる人が育っていない場合は、臨時に私がやる か、臨時に「空き枠待ち」を経て、レッスンを受けておられる方にお願いしたい。

 空きはどうせ生じます。そんなに心配したこたぁない。
 万が一、数ヶ月しても空きが生じないようなことがありましたら、私は Naima さんについてはおおっぴらにえこひいきをしたいので、無理してでも枠を作ります。

 お願いばかりで心苦しいながら、テキストは「七年目の浮気」からでなく、「ゴースト」からやってみて欲しいです。「技法グラウンド」は、テキストの7, 80ページあたりから、岩登りのようにきつくなります。「七年目」より「ゴースト」の方が優しいテキストですが、このテキストを使ってでもかなりきつくな る。
 私のもくろみは、「コーチ」を作ることですので、これに関して気を合わせてくださるなら、いずれ生徒を持っていただくことをお願いするだろうと思いま す。その時に、「ゴースト」をやっておいた方が、生徒として迎える人の層が厚くできます。「七年目」だけだと、上級者を最初から迎えるようなレッスンに なってしまうと思います。



【6895】
【タイトル】boysome228 発見
【 日時 】03/01/22 2:12
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



非常に大事なポイントに触れた記事を書かれました。
パクパクさんが、また焦点をぼかしてしまっていますが、「boysome228」を
みつけたぞとうれしくなりました。
コメントしたいのですが、すでにいつものように酔っぱらいですので、明日以
降コメントさせて下さい。

また、いずれ私はチョムスキーの生成文法についても、boysome さんと話をし
てみたいと思っています。柳瀬さんたちの、生成文法に関する考えは化けの皮
だと考えていますので、いずれひっぱがしてみたい。

柳瀬さんに限らず、英語教育回りの人々は、「磁場」という観点がないのです。
「磁場」という観点によって、初めて、日本語も英語も言語としてはまったく
even なのだということをはっきりさせられるのです。

 「磁場」という観点を欠いたら、どうせ語学論はとちくるっていくのだとす
ら思っています。



【6898】
【タイトル】直接教授法(ダイレクトメソッド)
【 日時 】03/01/22 21:21
【 発言者 】パクパク

どうも、文法重視が、根強いのですが、
文法をつかわない英語上達法というのも
あるとおもいます。
ダイレクトメソッドと言われる方法もそのひとつで、
英語を英語で教える方法です。
そして、かつて、この方法の中学教科書が
あったのです。
ジャックアンドベティです。
累計5000万部も発行されながら、現場教師の
要求を受け入れたために、改悪につぐ改悪を
行い、消えていったのです。
しかし、J&Bは、30音と組み合わせると
蘇ってくるのです。
J&Bは、中学校2年ぐらいからなると、単語数が10語以上の
英文がずらずら続きます。
文法解説は、きわめて、少ないです。
いわば、ソフトな文法です。
編者は、これすらも入れたくなかったのでしょうが
現場英語教師の要望でいれたとおもいます。

わたしは、30音+J&B
で、英語教育システムは、相当強力になるとおもいます。
下記、引用文は、ひとつの考え方で、わかりやすいとおもいます。


今年の抱負の中に英語の勉強を始めることをあげたが、最近高校生のころ読んだ「レ・ミゼラブル」を読んでいる。難しい単語が多いが、内容に引き込まれ、 ページが進む。英語の再学習をしながら、自分自身を実験台にして言語習得はいかになされるのかを見つめている。特に中学、高校の頃は文法中心に英語を習っ たが今回は意味中心に学習を進め、その効果を見ている。文法を追っているととかく文を行ったり来たりするが、意味中心に読み進めるとその必要がない。次第 に語順というのにも慣れてくる。語順というのは一種の習慣形成だと思っている。欧米の人は文を行ったり来たりせずその語順で意味を理解できるのだから、日 本人ができないはずはない。要は日頃の習慣をいかに転換しうるかということだと思う。最初は機能語を無視して内容語を中心に意味をくみ取り、慣れるにした がって機能語の情報を利用するようにする。そうしていくことにより心に余裕が生まれる。これまでの学習法だと、語尾の最後まで聞かないと解釈が始まらな い。その代わり心に余裕がない。文法中心の理解は細かい形態素一つ一つにまで注目し、それをまとめあげる中で全体の意味を理解するデジタル式であるのに対 し、意味中心の理解は、内容語を中心に大雑把な意味を固め、それを機能語の理解を補足させて精密度を増していくアナログ式。ぼくには後者のほうが人間の認 知に合っていて習得が進むように思われる。



【6899】
【タイトル】夜明けは遠そうだ。
【 日時 】03/01/23 1:11
【 発言者 】Jackie

トイレに起きた。
ついでにお気に入りにはいっている掲示板をいくつか読んだ。

自由とは何か。

言論の自由とは何だろう。

英語教育の夜明けなんて やはりそう簡単にこないだろう。



【6900】
【タイトル】中庭へ書き込む前に、ここへ
【 日時 】03/01/23 4:46
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



以下のものを、「中庭」に書き込みます。

----------------------------------------------------

斎藤さん、および高見さんへ

 お二人とも、学校の先生をやっておられる方とお見受けしましたが、近頃、老人のせいで勘が鈍っており、見当違いかもわかりません。もし、教員の方である なら、あなたがたに向けて、そうでなければ、教員を養成している全国の大学の教員に向けて書いてみたいと思います。
 まず、言葉づかいについてですが、「化けの皮」が今回は問題であるようです。私が本当にあるものをイメージし、それを「化けの皮」であると思っていると きに、「化けの皮」以外のどんな言葉を使って、それを書けばいいのであるか反問したいと思います。あなた方のやっていることは、批判としての言葉の言葉狩 りにはなりませんか。
 あなた方は、はっきりした批判の言葉を忌避しておられるだけです。学校というところがいつになっても、そういう場であることは私は承知しておりますが、 そんなふやけた空気に染まって、言葉狩りなどやり始めれば、ソフト・ファシストになるという思想的な文脈はあなた方にはわからないのでしょうか。
 化けの皮を「化けの皮」以外のどういう言葉で言うべきなのか。言えるものなら、例示してみてください。
 チョムスキーは、現代アメリカでもっとも批判的な言辞を提出している人だと思っていますが、日本の英語教育者たちは、チョムスキーの安全な部分だけを引 用したりなんぞして、まあ、簡単に言えば流行に後れまいとしております。チョムスキーの批判的な姿勢を恐れないところを学ばずして何を学んでおるのか。何 も学んでいない。流行りを使って「啓蒙」などしているだけであり、日本の近代の知識人の負の伝統をかたくなに守っているだけではないでしょうか。
 私はいまだ言葉をみつけられないでおりますが、チョムスキーのアメリカ政治批判も、既成の言語学批判も、同じ思想の幹から生えた二本の枝だと思ってお り、おちょぼぐちで「生成文法」などと発音し、時代の先端部分を担っているようなつもりの啓蒙主義者たちとはまるで違う人だと認識しています。
 チョムスキーは、日本語で育った人が持っている思考法、英文法的な観点から無理に言えば、SOVシンタックスで育った人が持っている思考法がわかってお らず(つまり、日本語や韓国語やモンゴル語がわかっておらず)、SOV的思考法は、チョムスキーの「普遍文法」の外にあるかもしれないではないか。どんな 言語の中に生まれてこようと、どの人間もその言語を身につけるという事実は地球上どこでも普遍的だから、赤ん坊は「普遍文法」を持って生まれてくるという 仮説がチョムスキーの仮説だと思うのですが、それはあくまで仮説に過ぎず、「普遍文法」の記述自体が英語を元にしたものに過ぎないではないか、という批判 を、「日本語に主語はいらない」(講談社選書メチエ)で金谷武洋さんが書かれています。チョムスキーの天皇の戦争責任批判など読んで、以前からチョムス キーには日本語で育った人間の思考法は見えていないという批判は、普段私の回りにいる村田君に話したことがありましたが、しかし、チョムスキーの西洋近代 的思考に対する自己異和だけは高く評価するに価すると考えてきました。
 日本で流行としてチョムスキーを持ち上げている英語科教員などは、どれほどの自己異違和を持ち得ているのか。
 私は柳瀬さん一人をやり玉にあげる者ではありません。批判的チョムスキーから、言語理論だけを切り離していじることができると思っているらしい人々の全 員を串刺しにして批判したいのです。
 最近になって、ようやくチョムスキーは私の関心の射程に入ってきたばかりですし、時間がとれず、日本語に翻訳されたチョムスキーを読んでいるだけの者で すが、そんな貧しいチョムスキー読みであっても、大学の先生たちのチョムスキー読みはなんかまるで元のところが違っているんじゃないかという疑いがふつふ つと湧いてくるのです。

 以上のような考えが元にあっての、「化けの皮」発言です。
 この発言のどこがどう問題なのか、どうかはっきりとお教えください。



【6902】
【タイトル】小風呂敷につつんで、持ってきました。
【 日時 】03/01/23 5:11
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



以下は、「中庭」からの転写です。

----------------------------------------------------

あなたがたの「自由」とは何か 投稿者:根石吉久  投稿日: 1月23日(木)05時08分36秒

どうか、この点に関しても、はっきりとお教え下さい。

ぬるま湯を「ぬるま湯」という語で言うこと、化けの皮を「化けの皮」という語で言うこと。
そう発言することの、どこがどのように「自由のはき違え」とかいう流通観念で言えるのかを
是非お教えください。
必ずお教えください。




【6907】
【タイトル】根石さん 1
【 日時 】03/01/24 4:18
【 発言者 】恋人ファン
【 リンク 】http://shizuoka.cool.ne.jp/izubekkan/asuka.htm



ここや中庭をずっと見てて思うのは、根石さんは敵を間違えているということです。
例えば柳瀬さんは最近、発音の問題について質問してきた中学生のお父さんに時間を
掛けて答えていました。ああいう親切な人は味方にしておかないといけませんよ!
(teaches の発音については私が思ったのと同様な回答でした。まあ、私のは経験論だけですが)

自分の時間を割いて一文にもならない掲示板にレスする先生たちは改革の同志です。

敵にすべきなのは、生涯賃金を授業時間で割ると結構な時給と、様々な保障を受けていながら、
まともに教えないどころか生徒の心を傷つけ、ひいては英語嫌いにするような学校教師です。

前にも書いたように、質問しに行くとこっちの目も見ないで「遊んでばかりいるからできないんだ」
と見当違いに責めたり、childrenをチャイルドレンと読む私をバカにして「いい気持ちになる」
ような、教師失格どころか人間失格の教師こそ改革の抵抗勢力なんですね。

食い物屋だったら旨いものを食わせるどころか、まずくてもその店しかないから利用するような店です。
まずいだけならいいのですが、毎日食中毒を出しているようなものですから、塾なら三日で潰れて当然
なのに、消費者の生徒に「選ぶ権利」がないのをいいことに、居座り続けている奴らこそ敵でしょう。

そういう、既得権にあぐらをかいて自己保身に汲々としているような教師達は、掲示板で親切に
回答するような「ただ働き」はしません。給料の出ている授業でさえまともに教えようとしない
のですから。
もともと「後ろめたい」し教えるのが好きではないので、学校という治外法権の中で子供相手に
デカイ面をしているだけで世間に対して堂々と発言しようという気はこれっぽっちもないでしょう。

つまり、根石さんがネットでそういう「敵」と対決するのは無理だということです。
まあ、対決して勝ったとしてもそれで向こうが改心して、良い授業をするわけもないので
論争も無駄な労力になりますが。

また、根石さんは大学の英語教育関係の人だけがサボっているように言いますが、英語は
目立つだけに、今は柳瀬さんのように真摯に考えている人が結構いるのかも知れません。

英語以外の科目で言うと、歴史なんかは最初に、江戸中期→幕末→明治維新→現代
までをやればいいんですね。
バブルの発生や破裂の原因、急速な物質文明化の明暗、明治以来の戦争の歴史なんかをまず
教えないとまずいでしょう。近現代史の概略が頭に入った後から、それに先立つものを
遡ってやっていけばいいと思うのですが。

今みたいな時代順の教え方だと、縄文式土器と弥生式土器の違いは知っていても、
日本がアメリカと戦争したことすら知らない大人が出来上がってしまいます。

国語教育も、個々に努力している先生はいるようですが、一般的には読解力をつけるのにも
口頭でも文章でも自己表現することにも何ら目立った効果を上げていません。

「日本語に主語はいらない」に書いていることなんかも、外国語をある程度勉強してから、自分
が書いたものを始めとして日本語を虚心に見つめてみれば当たり前に気がつくことなんですね。

それを何十年と給料をもらって研究している筈の大学の偉い国語学のセンセが考えもしないで、
研究費ゼロの民間の日本語教師ごときに先をこされている体たらくになっているのは問題でしょう。

まあ、理系と違って国際競争のない学問分野はどこの国でもこんなものだという気もしますが。
発音なんかは、向こうでも発音がいい加減な教師が多いためか、フランス人なんかは
Hを発音しないでhouseを「アウス」とか言ったりします。ただ、発音はともかく
運用できるのは教師もなまった発音でも「話せる」のが当たり前で、授業でも生徒が
自分の意見を英語で言うような機会が多いからでしょう。

http://shizuoka.cool.ne.jp/izubekkan/asuka.htm




【6906】
【タイトル】根石さん 2
【 日時 】03/01/24 4:17
【 発言者 】恋人ファン
【 リンク 】http://shizuoka.cool.ne.jp/izubekkan/asuka.htm



シャドーイングが話題になっていましたが、IAEAのエルバラダイ事務局長の英語は
絶対そんな発音練習をしていない英語です。しかし、ああやって世界相手にしっかり
「運用」しているわけで、外国人が目指す英語にあれ以上を求めるのはおかしいでしょう。
ネイティブ向けの英語放送のアナウンサーのように、発音自体が売り物になる場面は
少ないはずです。

そもそも、殆どの日本人は日本語のシャドーイングさえできないでしょう。
私も英語のニュースでやる前に、NHKの日本語のニュースで試したらできなかったので、
「あれは同時通訳の特殊な訓練」だと思ってさっさと諦めました。
それで、ネイティブと話すときに何の問題も感じなかったのです。

まあ、國弘さんなんかは大きな会議の同時通訳などをする前には、朗読をして口慣らしを
したということですから、英語自体を売り物にする人になるためには必要な訓練でしょう。
発音が明瞭でないために、100人に一人でも聞きにくいと思うネイティブがいたら
まずいと思うのが、英語を発音を含めて売り物にしているプロのプライドというものでしょう。

しかし普通、耳から聞いて内容を理解しながら、口ではそれを繰り返すのは多くの人には
日本語でも不可能でしょう。アナウンサーになるのだったら、必要な訓練のような気はしますが。

英語を話すときに問題になるのは、相手の表現や単語を既に腐るほど読んだり聞いたりしていて、
「感覚で分かる」かどうかということでしょう。細かい発音などより多読・多聴の問題です。

カルザイ議長もそうでしたが、エルバラダイ氏の英語の裏には、過大な発音練習は感じられません。
しかし、書籍を含めた情報関係の文書の多読が日常の習慣になっていることは感じられます。

外国人の英語は、何より相手の言ったことの内容を理解できて、それに対する自分の意見を
しっかり持っていて、発音はなまっていても、適切に表現できることの方が、きれいな発音
より100倍大切でしょう。
一体どんなネイティブが、外国人の発音がネイティブ並みのことなど期待するでしょう?
「ネイティブに近いきれいな発音」で語られる、かみ合いもしないし、自分が考えた意見でもない
空疎な内容の英語を聞き続けるネイティブなどいないでしょう。

発言している内容より、細かい発音のネイティブとのズレを指摘するのは
「重箱の隅イスト@発音フリーク」の日本人だけです。
そして、英語を「運用して仕事している場」では、私はそんな日本人を見たことがありません。
外人も、日本人の仕事の能力や人格に敬意は払っても、きれいな発音などは問題にもしません。

「ネイティブ並みの発音」を過大視する人たちは、日本人であることに何か恥ずかしいところが
あるのかと、問わざるを得ません。日本語でも、東北人・関西人をその訛で差別しそうです。

日本語でも、東京人と交わるうちに自然に訛が抜ける器用な人はいいのですが、アナウンサー
でもないのに、訛がなかなか抜けないでそれを苦にしてニュースなどのシャドーイングをして
いる東北出身者などがいたとしたらそれは神経症に近いでしょう。「訛を含めてあなたの素敵な
個性なんだから、無理に標準語に直すのは良くない」とまともな人なら忠告するでしょう。

話が脱線しました。ここで、教育に話戻して。。
educate の語源が「引き出す」ということからも分かるように、「教える」という
今の教育のやり方に根本的な問題があるはずです。
簡単な計算のような「技能」なら教えられますが、言語や社会科学のように色々な事象が
複雑に絡み合っているものは、基礎以外は「教えられない」のではないでしょうか。
つまり、教師の役割は「学びたい」という強い欲求を生徒から「引き出す」ことでしょう。
「激しい独学」をしたくなる「きっかけ」をあたえることです。
学校は、仲間もいるので中島先生のやっているようなグループ学習ができれば最高ですが。

アメリカ等の大学の授業が自宅での大量課題読書を前提とした学生同士のディスカッション
になっているのも、「教えられるより、準備して発言する」ことが、その分野をものにする
のに役立つのが実証されているからでしょう。

ですから、「誰も教えてくれない」ESSが、教える費用ゼロで最も効率的な結果を
出していることはもっと注目されるべきでしょう。
ESSという「英語を運用しなければいけない場」が自宅での「激しい独学」のインセンティブ
になっているのは、外見では軽佻浮薄に見えがちな、日本人同士で英語を喋っている活動を
外から一瞥しただけの部外者には分からないのも無理はありません。
しかし、自分の知らないことを無闇に非難することは、無駄に敵を増やすだけでしょう。

http://shizuoka.cool.ne.jp/izubekkan/asuka.htm



【6905】
【タイトル】根石さん 3
【 日時 】03/01/24 4:16
【 発言者 】恋人ファン
【 リンク 】http://shizuoka.cool.ne.jp/izubekkan/asuka.htm



以前の蒸し返しになりますが、ESSを含めて私が直接知っている英語周りの人には
SVO主義者も英米かぶれもアメリカ万歳もいません。根石さんのESS・英語回り
否定論は「自分が直接出会った少数者との接触のみに基づいた感情論」であり偏見です。

自分の経験のみの感情論で言ったら、小中高大と自己保身と生徒の言うことを根拠もなしに
否定したり、馬鹿にするしか能のない怨師にしか巡り会わなかった私なんかは
「学校教師全否定論者」になってしまって当然ですが、そう書いたことはありません。

「一般化」が日本語の概念ではないというのも言掛かりです。大和言葉では
「クソミソ一緒にする」とも言いますが品の良い言い方でないのと、範囲が論理
のことだけに限られないために「一般化」を使いました。
明治以来に輸入された概念の翻訳語がより意味が限定されているので便利だから
使っているだけです。(しかし、「一緒」は漢語か。。所詮日本語は周辺文化
なので大和言葉のみの表現は不可能に近い)

幕末以来の翻訳語と西洋概念を使わないと、「磁場」を始めとする根石さんの思想関係の語彙
を多用した英語論も成立しないはずです。樋口一葉の文章のように、ごく一部の具体的な名詞を
除いて、大和言葉と日本本来の概念のみで英語論が展開できるとしたら今度見本を見せて下さい。

(例えば、「散歩」は西洋人が用もないのにブラブラ歩いている様子を不審に思った長崎の
 日本人がオランダ人に説明を求めたことが起源だそうです。オランダ人に「あれはプロム
 ナードといって、健康のためや 気分転換のために西洋では当たり前の習慣だ」と解説されて
 「散歩」という訳語を編みだしたそうです。つまり、「散歩」すら「西洋概念」なんですね。)

私の英語が相手に気を配る言い方をするのは私が日本人で、相手の気持ちを推し量るのは日本人の
心だと思うからです。日本の工業製品が優秀なのも常にユーザーの立場で考えているからでしょう。
ですから、私も集中的に丁寧表現の英語を勉強して練習した一時期がありました。
日本語は発声からして相手に気を使う言葉なので丁寧な言い方に凝るのは日本人として当然でしょう。

逆にそういう日本人の中で、根石さんの「だんびら振り回し」は日本人として例外中の例外なんで
色々物議を醸し出すのは仕方ないんですね。。(^^;;

あと、「英語は運用」が俗説だというのは違うでしょう。「俗説」にまでなっているなら、日本人も
中国人のようにみんな発音ボロボロのインチキ英語でも話す訓練が気軽にできるはずだからです。
「日本人の英語は語順がインチキで発音も悪いけど、喋るのは喋る」という国際的な悪評も立って
いることでしょう。現実は、クセのない英語を話す一部の日本人と、大多数の片言も話そうとしない
日本人がいるだけです。

ダイエットするなら栄養のバランスに気をつけてカロリーを制限し適度の運動をすればいい。これも
「俗説」と言えるかも知れませんが真理を突いています。真理はそんなに複雑なものではないでしょう。

「磁場」こそ、古色蒼然とした「外国語は向こうで何年か生活すれば使えるようになる」の
言い換えでしかなくて、十分俗説に響きますが。昔はもちろん今でも私を含めて「飛行機で
一っ飛び」が無理な人の方が多いという前提が外国語学習なので「現地に行け」は禁句なのです。
だから、國弘さんの本も含めて、英語の学習法は国内で英語をものにする方法を書いているのです。

そのような、現地で生活することなくで国内でやることが前提の外国語学習では、
リーディングが生活の一部になることが基本です。

活字とはいえ、「伝えることを持っている」著者と一対一で向かい合うことで、かなり
密度の高い「磁場」が生まれるので大量の読書が語学の王道になっているのです。
英語の勉強のためにやるリーディングではなく、書いてある内容を知り、感動したりそれに
ついて自分の考えを広げたいためにする読書なので、日本語の読書と本質は同じです。

漱石も、旧制高校時代に「原書に何が書いてあるか知りたい」情熱のみに駆られて
分かっても分からなくても何しろ大量に読んだのが英語学を専攻してイギリス留学する
ようになったきっかけだと語っています。別に英語を「勉強」したかったのではなく、
「何」を知りたかっただけなのです。本を読みたかっただけなんですね。

http://shizuoka.cool.ne.jp/izubekkan/asuka.htm




【6904】
【タイトル】根石さん 4
【 日時 】03/01/24 4:15
【 発言者 】恋人ファン
【 リンク 】http://shizuoka.cool.ne.jp/izubekkan/asuka.htm



ただ、本を読んで著者と対話している気分になるためには、基礎として「声」としての
英語をどこかで掴まないと、日本語を介した英文解釈からなかなか抜け出られません。

つまり、初歩の段階では朗読や会話を通してなるべく声を出すことが後の国内での独学に
欠かせない大量リーディングで、「頭で声が聞こえる」状態で理解が進む基礎を作ります。

そういう、留学してもなかなか得られない、自分のみに語りかけてくれる母親のような
人間相手に近い感覚で、「活字」はいつでも自分に語りかけてくれます。
一人でいることが殆どない人気者以外は、一人の時間は「英語の海」に国内でも包まれることが
活字のお陰で可能になるのです。

色々な表現や単語を気がついたらニュアンスまでも含めて「感じられる」ようになるので、
リーディングが語学の王道と言われるのでしょう。
国内のみで普通に話せて、読み書きは完璧に近い人がいるのはこのためだと思います。

要するに音読や会話の基礎の上に、「習慣化したリーディング」が可能になり、更に
リーディングで、文字でなら瞬間的に「感じられる」ようになるから、メディアのリスニングに
つなげることが、今の時代ならできます。もちろんネイティブと話すのは一番簡単な部類ですし。
しかし、国内の学習では、読むことができないものは「聞けない」でしょう。

また,私達が小学校の一時期を除いて朗読をしなくなるのと同様、きれいな英語を話す
ことが商売でもない人が、いつまでも朗読で「英語の勉強」をしているのは、余りにも
接する英語の量が少なくなることもあって問題でしょう。
「英語で」何かするようにならないといけません。
そのためには、繰り返し朗読する等はしないで、常に新しいものを毎日大量に黙読で
読むのが習慣になっている必要があるでしょう。

私たちがこうして書いている理屈っぽい文章も、基礎を除くと、決して日常会話で身に
付いたものではないでしょう。物心がついて以来、活字を読むのが習慣になっていること
から抽象的なことを考えることができ、書けるようになっているのは忘れられがちです。

根石さんは素直に「俺は読むのが遅い」と書いていましたが、私だって最初の本格的な
ネイティブの大人を対象とした同時代の原書を卒業後に読み始めた時は、半頁に1時間
とか掛かっていました。ESSで国内英字新聞をかなり読み込んで、一部は毎日朗読して、
その英語を使ってESSで喋りまくった後でもそんなもんです。
ただ、一冊目の原書も最後の方になると1時間で5頁くらいは読めたので、
「これは加速度が付くな、日本語と同じだ」と信じて、どんどん読んでいっただけです。

根石さんは日本語も読むのが遅いと言っている割に色々な本を日本語では読んでいますね。
でも、英語は国内英字新聞すら根を詰めて一月も読んでいないのが書かれた英文から明らか
なので英語論を語っても説得力がないんです。解説したら反発するに至っては。。。

(例えば、English carrier と書いてあったら九割方、目の前にドーンと英軍空母が浮かびますし、
イギリスの自動車運搬船や、自然派ならそういう名の付いた血統の伝書鳩を思い浮かべるでしょう。
私は「何の直訳か」日本語で必死に考えて、根石さんの日本語で書いていたことを思い出して納得しま
したが、ありゃ通じません。日本語の「運搬者」はタブる言葉がないので、造語してもいいのですが)

ESSの一年生が何ヶ月も既にしていることさえしないで、新聞に限ってでも何十年にも渡って、
英米の新聞を何紙も読むのが習慣になっている國弘さんの批判をしようとするのは考え物です。

(ただし、國弘さんの本は「自分でどうにかしよう。やる根性と時間はある」という読者向け。
同時通訳者の養成などプロの卵を教えたことはあっても、Jackieさんのように
大してやる気のない普通の中高生を教える苦労は余り知らないはずです。
ですから、中高生や一般人を相手に教える場合に参考になるものは限られるでしょう。)

根石さんが吉本隆明とか思想関係の語彙や論理を援用するのも頂けません。
他の人が書いた日本語表現の揚げ足取りも、英語の掲示板で自分の得意分野の
日本語表現の部分で相手を裁断することになるのでおかしいです。

http://shizuoka.cool.ne.jp/izubekkan/asuka.htm




【6903】
【タイトル】根石さん 5
【 日時 】03/01/24 4:14
【 発言者 】恋人ファン
【 リンク 】http://shizuoka.cool.ne.jp/izubekkan/asuka.htm



「手書きができない」のと同然の私の場合だと、日本語の文章を書く場がネットが
できるまではゼロだったので、日本語がまずいのはしょうがないのです。
根石さんはきっと若い頃から同人誌なんかに結構な量の日本語の原稿を手書きで書いて
いると思います。しかし、そういう時間、英語をやっている人はリーディングや
リスニングをやっているので、大学の先生のように書く場を持っている人を別にすると、
書き言葉の日本語表現力が練れていないんです。

ですから、私なんかは今頃こういう駄文を長々書いて日本語修行をしているわけなんです。
皮肉なのは「英語を語る」ほど、英語自体から遠ざかることですが。
ここで書くことを色々考えていたら気になって、漱石とか樋口一葉、新川和江に田中みすヾと
最近読んだのは、日本語の読書としては初歩の初歩の日本文学の定番だけですからね。。。(^^;;

若いプロ野球選手が野球バカにならざるを得ないのと同じで、現在進行形で英語を激しく
やっている人たちが書いた日本語が少々まずいのは、英語関連の掲示板では見逃すべきです。
一つのことに集中したら、他が疎かになるのは神ならぬ凡人の常なのですから。


自分に言われたことに反論するのは醜いので今までしなかったのですが、柳瀬さんの
掲示板の根石さんの書き込みは問題だと思って、変わりに一肌脱いで反論していったら
今まで溜まっていた自分に対するものの反論も、触発されて書いてしまいました。

それから、他人の掲示板で相手と対等に議論しようと思ったら、相手を上に置いて
自分を下に置くのは味方を増やす基本でしょう。
反発を招くだけの「だんびら振り回し」は下の下だと思います。

それは、いわゆる「大人の知恵」ではありません。あの漱石は、帝大教授、末は文部大臣
になれるような出世コースを捨てて、将来何も約束されていない物書きの道に転向しました。

その生き方としては「子供」の漱石が、リンク先のような用意周到の講演をしていたのを
最近知りました。

相手に伝わることを第一として、ただの学生相手に当時既に文豪だったにもかかわらず、
「私のようなつまらないものでも」とか、自分の小説を「下らない創作」と呼んで、自分を
下に置くことで、結果的に見事に学生達の共感を呼んでいる漱石の姿が彷彿としてきます。

漱石が英語学や英語教育の道を歩み続けていたら、今の英語界も随分様子が違った
だろうと思うのは私だけでしょうか?

この講演をしていたとき、漱石が私達より年下なのには忸怩たる思いはありますが、私の
無駄に長い駄文の口直しに、しっかりした文体の内容のある漱石先生の長文をお読み下さい。

↓「私の個人主義」大正三年十一月二十五日学習院輔仁会において述
http://shizuoka.cool.ne.jp/izubekkan/kojinshugi.htm

http://shizuoka.cool.ne.jp/izubekkan/asuka.htm




【6909】
【タイトル】恋人ファンさん
【 日時 】03/01/24 11:17
【 発言者 】Naima
【 リンク 】http://8430.teacup.com/pillbugtwins/bbs



横からの口出し、ごめんなさい。 恋人ファンさんはとてもバランス感覚の取れた発言をなさるので、私はしかられたり諭されたりしても、いつも素直に聞いて います。 でも今回のご投稿は、それこそ味噌も糞も一緒くたになっちゃってませんか? 私は恋人ファンさんの根石さんあての長いご投稿を読んで、根石さん 批判なのか、恋人ファンさんの英語学習に関する意見を披露されているだけなのか、ちょっと混乱してしまいました。

今回のご投稿の中で、シャドーイングの項は根石さんにあてられた投稿なのですか? 恋人ファンさんのシャドーイングに関するご意見には同感なのですが、 (別に私なんかが同感だと言った所でこの際関係ないでしょうけど) 根石さんはシャドーイングを奨励されているわけではないので、これは boysome228さんに向けられたメッセ−ジだろうと思うのですがどうですか?

発音に関しても、お説ごもっともですが、英語を教える立場であれば、いきなりハウスがアウスになってもいい、と教えるわけにもいかないでしょう? 強迫観 念にとりつかれた様にやる必要はないけれど、それなりに必要な発音の基礎と言うものがあり、根石さんもそういうご主旨だと言う事をおっしゃって来たのだと 理解しています。  ESSに関しても、以前恋人ファンさんが詳しく説明されて、そういうやり方ならばいいかもしれない、と根石さんは譲歩されてますよね。 あるいは磁場に関 しても、英語圏に行さえすれば英語は物になる、とはおっしゃった事はないと思います。 磁場にいなければ得られないものがある、とおっしゃっていた様な気 がしますが。

段平を振り回すのは間違っている、敵を間違えている、と言うご意見に関しては根石さんあてのメッセージだろうと思うのですが。

英語にしろ国語にしろ歴史にしろ理科にしろ数学にしろ、学校教育がたいして効果をあげていない事は良くわかります。 英語は結果が顕著に出るので目立つん ですね?  生徒が自分の意見を言わないのは英語でだけでなくて、どの教科だって同じだろうと思います。 私は恋人ファンさんの様に博学ではないので見当 はずれな事を聞いているかもしれませんが、日本の学校の授業と言うものは、先生が教え生徒がそれを学ぶスタイルでずっと来たんですよね。 日本語ですら意 見の言えない生徒が英語で意見を言えようはずがないのです。 児童英語教室で、「りんごは好き?」と聞いても、好き嫌いさえはっきり言えない子供がいっぱ いいます。 中級者以上になればディベートなどのクラスで、自分の立場を決めて意見を言う事に目覚める事がありますが。

恋人ファンさん、恋人ファンさんには敬服している事はわかって頂きたいのですが、いつも気になる事があります。 恋人ファンさんのご投稿はいつも解りやす いのですが、ただひとつ、最後に重箱の隅をつっつく様な事を言わせてください。 この掲示板の読者は上級者ばかりではないので、ジンゴイズムだとかインセ ンティブだとかの英語を使われるならば、丁寧にそれを説明してあげて下さい。 特にジンゴイズムなどはネイティブスピーカー用の単語本に出て来る様な難しい単語です。 恋人ファンさんの事なので、それをひけらかしておられるのでない 事は重々承知の上ですが、ぜひぜひ、難しい英単語をつかうより、解りやすい日本語を使って下さい。 ましてやカタカナだと読者は辞書をひく事も出来ませ ん。 揚げ足とりになりますが、「私の英語が相手に気を配る言い方をするのは私が日本人で、相手の気持ちを推し量るのは日本人の心だと思うからです。」と おっしゃっている様に、やさしい言葉で初級者にも気を配って、語ってください。(^^)

http://8430.teacup.com/pillbugtwins/bbs



【6910】
【タイトル】カタカナ英語について
【 日時 】03/01/24 11:48
【 発言者 】Naima
【 リンク 】http://8430.teacup.com/pillbugtwins/bbs



最近、どこかの雑誌で(週間文春だったかな、忘れてしまいましたが)日経新聞だったかで「ユビキタス」(ubiquitous-遍在する)と言う言葉をそ のまま使っていたとの事で問題にされていました。 あるいは、私の知っているある会社の社内報に「シナジー」(synergy-相乗効果とでもいいます か)と出ていて、へ〜、と思った事があります。 英語を学習している皆が反省しないといけないと思うのですが、日本語で言い表わす手間ひまを惜しんでか、 それが書き手の優越感をくすぐるのか、あるいは専門用語でしかニュアンスを表せないからなのか、安易に英語をカタカナ表記にして使ってしまう事があまりに 多い様な気がします。 私は過去ログだとかレスだとかの言葉にもちょっと抵抗があるのですが、英語学習者やPCの出来る人達には当たり前でも、一般の人に は疎外感を与える事にならないか、と思ったりもします。 将来、PCと英語が出来る人、出来ない人ではっきりと階級が出来てしまう、と読んだ事もあります が、むつかしい言葉や仲間内で通じる略語などは不用意につかわない、どうしても使わなければならない時には、丁寧に説明をつける、などの気配りは必要で す。 シンタックスなども一般には非常に難しい言葉であり、日本語で説明するのも難儀なわけなのですが、出来るだけわかりやすい方法を考えなければならな いのではないでしょうか。

「それ、どういう意味なんですか?」と質問出来る人はいいのですが、この言葉を知らない事をさらけだすのは恥ずかしい、と思う人達もいるわけで。 それが 本意ではないのに、知らず知らずの内に排他的になってしまう、と言うか。 根石さんも「鬼」で仲間言葉はよくない、とおっしゃっていた様に思います。

英語なんぞやってると、何の悪気もないのですが、ついつい横文字を出してしまいがちなのは私だけではないと思います。 お互い、気をつけたいものだと思う のです。



【6912】
【タイトル】恋人ファンさん
【 日時 】03/01/24 13:07
【 発言者 】Jackie

恋人ファンさんこんにちわ。
今年は 恋人ファンさんにぜひ 文法の本を書いて欲しいと願っているJackieです。 いつものわかりやすい解説で 中高校生が英語が好きになるような ものを ぜひよろしく!


>そのような、現地で生活することなくで国内でやることが前提の外国語学習では、リーディングが生活の一部になることが基本です。
活字とはいえ、「伝えることを持っている」著者と一対一で向かい合うことで、かなり密度の高い「磁場」が生まれるので大量の読書が語学の王道になっている のです。
英語の勉強のためにやるリーディングではなく、書いてある内容を知り、感動したりそれについて自分の考えを広げたいためにする読書なので、日本語の読書と 本質は同じです。

たくさんの英文を読むことで 英語の勘も養われるし 語彙も増える。
恋人ファンさんおっしゃる通り 英文を読むことも 英語力をつける上で 重要な要素の一つです。
ただ 日本語の読書をする習慣のない今の学生が 英文で読書をすることはないでしょう。また 基礎力がないため難しいと思います。
今の学校の英語教育を受けて 英文を読むことに楽しさを感じ 積極的に読みたいと思う生徒が どれだけいることでしょう。

中学高校の先生に それだけの力がないということです。
本当に 一度手にした教員資格の上にあぐらをかいている先生方の多いこと。
柳瀬さんのHPや 達人ゼミに参加をされて 研鑚をする先生方もいらっしゃいますが 全体からみて ごく一部といわざる得ません。

あぐらかきの 先生方を作りだしているのは まぎれもない大学。
大学教員の おさぼりと批判を受けても しかたがないことではないでしょうか?
(今の 柳瀬さんのゼミの学生さんたは よい先生になってくれるか、、期待するところですが。)

いずれにせよ、批判も受け止め 受け止めるだけでなく 真正面から議論をすること。
仲間内の誉め合い かばいあい意識そこからは 何もうまれません。
中庭では 大事なポイントをつく議論や意見はうっちゃられてきたような気がするのは わたしだけでしょうか?




【6913】
【タイトル】恋人ファンさん(1)
【 日時 】03/01/25 3:31
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



 私の自覚では私が敵を間違えていることはないと思います。
 また、柳瀬さんが私の敵だとは思っておりません。しかし、Jackie さんと私が最初に「中庭」に記事を書いたとき、柳瀬さんはそれをすぐに削除しました。「喧嘩売りにきましたぁ」というようなタイトルの Jackie さんの書きぶりは、とてもかわいらしいものでしたが、大学のセンセイはビビっちゃったらしい。私の記事は、その削除行為をさして、この小心者が!、とか書 いてとても行儀が悪くなりました。私の記事の削除理由は行儀の悪さでした。それにしても、大学の教員というものは、人の気持ちというものがよくわからない 者が多いらしく、私は柳瀬さんの掲示板で、遠慮してものを言うことはないと思いました。この者たちこそ、まともに批判されないかぎり、人の傷というものが いつになってもわからない者たちなのだと私は見たのです。だから、遠慮せずに、なるべく行儀悪くせず、しかし、的を射ることだけをこころがけて、記事を書 いています。
 柳瀬さんは、Jackie さんや私に一言でいいから謝るがいいのです。それをしないで、しらばっくれているから、尾をひくのです。
 その後、柳瀬さんの「中庭」で、「中等教育教員」を名乗る者が、ここで名無しのまま段平を振り回し、「中庭」では、猫をかぶって教員づらをしているのを つきとめた私が、その両者が同一人物である証拠を、同じく柳瀬さんが経営する「元気の出る英語教育」http://www.kirihara.co.jp /CHUSHIKOKU/e-genki/の「本音の掲示板」に提出したところ、それもじきに柳瀬さんによって削除されました。同一人物であるという証拠 もなく、そう決めつけているなら、ひどい誹謗中傷になると柳瀬さんが書かれたので、証拠はこれです、と私が提出した証拠を削除したのです。アホかとも思っ たし、この野郎、とも思ったのでした。なめんじゃねえよ、このプチ・ファシストが、と。
 柳瀬さんを評価すべき点は、私は承知しているつもりです。世間の批判を浴びることをおそれて、しらばくれて掲示板ひとつも作らないで、高給をとっている 英語科教員養成課程の大学の教師どもと違って、柳瀬さんが掲示板を作り、批評・批判の場を作っていることはまぎれもない事実です。英語科教員養成課程の大 学教員たちの中では、良質な部分なのだということは承知しているつもりです。それにもかかわらず、私が柳瀬さんを批判しなければならないことは生じてし まったのです。
 私は柳瀬さんを批判しなければならないとは思ったものの、柳瀬さん一人を敵とするような気はありません。また、柳瀬さんを味方にしようなどという気もあ りません。ものごとをはっきりさせたいという気持ちはありますが、敵だの味方だのはどうでもいい。柳瀬さんに向かって、あなたのお行儀講座には敵対すると 書いたことはありますが、私が柳瀬さん一人を敵としてことを済ませたいような馬鹿ではないと自覚しておりますのでご安心ください。私は馬鹿でありますが、 そのレベルの馬鹿ではないと思います。
 敵は、恋人ファンさんが見ているものです。私も同じものを見ています。英語なんぞ少しできると利口そうなつらができるので、利口そうなつらをして腐りつ づけているものどもです。その中学・高校・大学を問わず、学校というものに寄生している腐れどものうぞうむぞうどもと、馬鹿文部科学省。さんざ書いてきた ではありませんか。俺も、恋人ファンさんも。見ているところは同じです。
 批判すべきものを、批判の言葉で、批判する。私はそれをやっているだけであろうと思います。



【6914】
【タイトル】恋人ファンさん(2)
【 日時 】03/01/25 3:32
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



>ああいう親切な人は味方にしておかないといけませんよ!

 私はああいう親切をやる資質と時間を欠いておりますのでやりませんが、別に柳瀬さんや恋人ファンさんがやっている親切にケチをつけるつもりはありませ ん。しかし、私は恋人ファンさんほどお人好しではないので、というか、この娑婆からいじめられ続けてきたせいで、腹の中は真っ黒けに焦げておりまして、こ のテの親切を信用する気もないのです。やりたけりゃやればいい。それで、自分がいい人であるような気になるなと言っておくだけです。恋人ファンさんは、い い人ですが、ちょいとばかり甘いところがある。

>敵にすべきなのは、生涯賃金を授業時間で割ると結構な時給と、様々な保障を受けていながら、まともに教えないどころか生徒の心を傷つけ、ひいては英語嫌 いにするような学校教師です。

 賛成です。しかし、そんなものに教師の免許を与えている馬鹿文部科学省と、そんなものを育てている大学も問題です。

>食い物屋だったら旨いものを食わせるどころか、まずくてもその店しかないから利用するような店です。まずいだけならいいのですが、毎日食中毒を出してい るようなものですから、塾なら三日で潰れて当然なのに、消費者の生徒に「選ぶ権利」がないのをいいことに、居座り続けている奴らこそ敵でしょう。

 全面的に賛成です。比喩が秀逸です。なかなかいいじゃねえか、恋人ファン、と思いました。

>つまり、根石さんがネットでそういう「敵」と対決するのは無理だということです。
まあ、対決して勝ったとしてもそれで向こうが改心して、良い授業をするわけもないので論争も無駄な労力になりますが。

 この辺も承知しています。腐れどもは出てこない。出てこない者どもに腐れどもがうじゃうじゃいる。
 論争が無駄な労力になるかどうかはわからないと思っています。私は柳瀬さんを批判するときでも、恋人ファンさんを批判するときでも、実は柳瀬さんや恋人 ファンさんという生身の個人を批判しているのではありません。その向こうにしらばくれてねそべっている腐れどもを見ているつもりです。また、真摯に考えて いる未知の読者に向けて書いているつもりです。「対決して勝った」かどうかの判断は未知の読者にゆだねていますので、無駄な労力として閉じることはなく、 未知の読者に開かれていると思っています。この辺もご心配はご無用です。

>英語以外の科目で言うと、歴史なんかは最初に、江戸中期→幕末→明治維新→現代までをやればいいんですね。

 賛成です。国内だけの恥ではなく、世界的な恥を最初に認識するのがいいと思います。
 猿まねの恥です。
 私は、「真似」という行為こそ、人間の基底を作ることを信じていますが、日本の近代は急ごしらえを避けられず、猿まねをやらかしました。
 ちょっとだけ、付け足しますが、侵略の本家本元はヨーロッパです。これは猿まねではないです。やつらは、アジアやアフリカなど、家畜を扱うように、つま り、それを人間とは見ないという強欲な視線と思い上がった視線を行使したものどもです。そのこともお忘れなきようお願いいたします。

>「日本語に主語はいらない」に書いていることなんかも、外国語をある程度勉強してから、自分が書いたものを始めとして日本語を虚心に見つめてみれば当た り前に気がつくことなんですね。

 この辺の評価はちょっと違います。「日本語に主語はいらない」は、江戸と現代をつなぐだけの力を備えた本で、なかなか「当たり前に気が付」かないことを たくさん書いてあります。「外国語をある程度勉強して」どころの話ではない。著者はモントリオールで英語で生活している人であり、まったく日本語の外に 立って日本語をみつめ、日本語を愛している人です。この本は、著者が自分のアイデンティティを探す架空の旅を記述しているように私は読んだのでした。貴重 な本です。



【6915】
【タイトル】恋人ファンさん(3)
【 日時 】03/01/25 3:33
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



>それを何十年と給料をもらって研究している筈の大学の偉い国語学のセンセが考えもしないで、研究費ゼロの民間の日本語教師ごときに先をこされている体た らくになっているのは問題でしょう。

 ダイガクのエライセンセイなんぞ、馬鹿の花盛りで、花見をしたら不愉快になるばかりの、臭えやつらだというのは私の意見でもあります。
 ちょっと誤解があります。研究費ゼロの民間の日本語教師が「日本語に主語はいらない」を書いたのだとお考えでしたら、事実と違います。著者はモントリ オール大学で日本語を教えている先生です。

 恋人ファンさん、お互いに腹をたてながら、まあ、長くおつきあい願いたいものだと思っております。私は、何度でも書きますが、私は英語回りの馬鹿の一人 です。他の馬鹿と違うところは、腹の中が真っ黒焦げに焦げているというところです。いや、それを世間に隠す気がないところです。

 たくさん書いていただきましたが、今日はこの程度しか書けませんでした。
 また後日。



【6916】
【タイトル】恋人ファンさんの記事を、つい読み直したもので、書きます。
【 日時 】03/01/25 3:42
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



「根石さん 2」については、ESSについて書かれる前までは、全部賛成
です。

ESS的感性が、私は嫌いなのです。
放って置いてくださって結構です。
しかし、今後もESS的感性が上等そうな顔をしたら、私がどれほどそれが
嫌いかは言明していく予定です。



【6917】
【タイトル】Naima さん
【 日時 】03/01/25 3:52
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



私のレッスンの空き枠は、非常に流動的だから大丈夫と書いたとたんに、空き
枠が二つできちゃいました。
大学受験生が、一年間、大学受験に的をしぼってやりたいと言い出しましたの
で、他の科目との兼ね合いもあるし、俺のレッスンはの「音づくり」部分は点
にゃならんし、それもいいだろうということで、レッスンの中断に賛成しまし
た。
一月まで仕事が忙しいので休むということで、一人、休んでいる人がいますが、
この人に二月からどうするか聞いて、やると言えば一枠、やらないと言えば、
ふた枠空きます。近頃、ちょっとしたことをやるだけで体が疲れるので、なる
べく空きを増やして、週に三日くらいを休みにしたいといううつろな希望があ
りますが、まあ、もうしばらくは空きができたら募集しようと思っています。
 週に三日くらい休みがないと、雑貨屋がやれない。
 英語なんぞに、俺は俺の主体をゆずる気はないです。
 商売だから、仕込みはちゃんとやる。生徒には実質的な力をつけたい。俺
が英語をやっているのは、それだけの理由です。
 西洋流のものの考え方は、若い頃は非常に魅力を感じましたが、ちかごろ
は麻痺したのか飽きたのか、ほったらかすことができる時がきたら、ほった
らかそうとも思い始めています。
 しっかりと自分を含めて、英語回りは馬鹿ばっかです。



【6918】
【タイトル】恋人ファンさん
【 日時 】03/01/25 3:56
【 発言者 】もっこり

>でも、英語は国内英字新聞すら根を詰めて一月も読んでいないのが
>書かれた英文から明らかなので英語論を語っても説得力がないんです。

>ESSの一年生が何ヶ月も既にしていることさえしないで、
>新聞に限ってでも何十年にも渡って、英米の新聞を何紙も読むのが
>習慣になっている國弘さんの批判をしようとするのは考え物です。


英語を全く使えない人間が「英語『論』」を語ることは可能です。
そしてその人物の『論』が、英語の達人を上回ることすらありえます。
「○○について議論する」とき、「○○」に習熟しているかどうかと、
議論の説得力とは、直接には関係ありません。
どんな達人でも、説得力のある「言葉」を使えなければ、それまでです。

恋人ファンさんはディベートを訓練されてきたとうかがいました。
ディベートでは、たとえば政治をテーマにするときには、
政治を実践してきたか否かでディベートの参加資格が決定され、
ベテラン政治家や政治学者であれば、論の出来映えに関わらず、
最初から得点がプラスされたりするのですか?


>若いプロ野球選手が野球バカにならざるを得ないのと同じで、
>現在進行形で英語を激しくやっている人たちが書いた日本語が
>少々まずいのは、英語関連の掲示板では見逃すべきです。
>一つのことに集中したら、他が疎かになるのは神ならぬ凡人の
>常なのですから。

恋人ファンさんは、

野球を激しくやっている人たちの日本語がまずくても、
野球関連の掲示板では見逃すべきである。
政治を激しくやっている人たちの日本語がまずくても、
政治関連の掲示板では見逃すべきである。
コンピュータを激しくやっている人たちの日本語がまずくても、
コンピュータ関連の掲示板では見逃すべきである。

とお考えですか?

この掲示板で問題にされてきた「まずさ」の大部分は、
単なる語句の誤りや表現の稚拙さのことではありません。
「100%英語が聞き取れる」という表現が登場したとき、
「100%」の範囲や、「聞き取れる」の定義を詰めていく議論が、
行われました。
「○○」について語る言葉を厳密に詰めていく作業は、
「○○」そのものについての思考を明確にする作業に他なりません。
その作業は日本語によって行われているのですから、
日本語のまずさを放置することは、
思考そのものの甘さを放置することにつながってしまいます。



【6920】
【タイトル】もっこりさんに触発されて
【 日時 】03/01/25 4:11
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



恋人ファンさん

なんで俺が英字新聞なんかよまなきゃいけないんですか。
馬鹿らしい。
俺は読むものは他にあるのです。
馬鹿らしい。



【6922】
【タイトル】電話レッスン
【 日時 】03/01/25 5:37
【 発言者 】Naima
【 リンク 】http://8430.teacup.com/pillbugtwins/bbs



日月水木は終日、火は1:00〜5:00を除く時間帯、金は2:00以降、土は6:00以降、確実に自宅におります。 根石さんのご都合さえよければ、4 月からでも「ゴースト」で稽古をつけて頂ければ幸いに存じます。
__________________________
英語が「出来る」人達の多くは、技能の事ばっかり言い、英語自体が目的になってしまってる。 私も人様の事はとても言えない英語回りの「アホ」なんだけ ど。 一番嫌やなのは、沢山読めば読解力や単語力がつく、とか言う多読派。(浜谷さんにはちょっと申し訳ないのだけど。) 根石さんの遅読とは意味合いが 違うのかもしれないけど、読書する時に後戻りしたり、同じ所を何度もじっくり読み返したり、読書の途中に解らない単語の意味を引いたりして、何が悪い、と 思う。 あいまいに理解しないで、文法を考えながら読んで、どこが悪い、と思う。 筋書きだけわかれば良いってものでもないだろう、と思う。 面白くもな い本を途中で放り出して何が悪い、と思う。 和訳しながら読んで何が悪い、とも思う。 「好きな物をじっくりと好きな様に読みな」と生徒に言うて、何が悪 い。



【6923】
【タイトル】1人つっこみ
【 日時 】03/01/25 6:30
【 発言者 】Naima
【 リンク 】http://8430.teacup.com/pillbugtwins/bbs



とは言え、よう考えてみると英語を教えるには多かれ少なかれスキルを中心にやらざるを得ない訳で。 教材として、映画やペーパーバックを使わざるを得ない 事もあるし...

だけど精読とか熟読とかを大事にしないといけないんじゃないか、とも思う訳で。 未知の単語は気に止めず、必要なキーワードならば類推しながら一気呵成に 読まなければならん、と言う様な事もないと思うわけで...

辞書をひきひき読むのは、著者の意図する所をより深く解りたいから、出来れば文章を味わいたいからです。 単語や構文がわかってから、改めてその章を読み 返してもかまわないでしょ?(と誰に言うてるんや?) 辞書を引くと言う事は、辞書の例文や文法説明を読む事でもあって、疑問が出たその時にすぐ調べる、 これも大事な事でしょ?

私は、雑誌や文学書を読む時、どうしても解らない副雑な文があれば和訳してみる事をよくやります。 para phrase と言って、別のやさしい英文に書き直して理解する事もします。 多読派の人達から、「木を見て森を見ず」との誹りを受けるだろうと思うのですが、気に入っ た本をこねくり回して読む事で、後々、読書が加速度的に楽になる事もあるんです。 50%以下の理解度でいいから、とにかく何百冊を読む、(本が気に入ろ うが気に入るまいが)なんて事は、到底私には出来ないです。 欲求不満がたまります。

あるいはいくら自分の英語レベルにあっているからと言っても、興味のないジャンルの本を読まされるくらいなら、手に負えないといわれ様が読みたいものを、 辞書をひきひき読む方が楽しいと感じます。

読書がノルマになってしまうのは「いかがなものか」と考えます。(中庭、有藤氏の真似です)



【6927】
【タイトル】多読について
【 日時 】03/01/25 16:48
【 発言者 】浜谷
【 リンク 】http://toshiohamaya2002.hp.infoseek.co.jp



Naimaさん、「お気楽ペーパーバックの楽しみ」というサイトの投稿者のページ(下記URL)に1997/11/30付でT.K.さんという方がペー パーバックの読み方についてアドバイスなさってます。参考になると思いますので是非お読みください。↓
http://www2m.biglobe.ne.jp/~okiraku-/hmpage70-13.htm

私は「一番嫌やなのは、沢山読めば読解力や単語力がつく、とか言う多読派。(浜谷さんにはちょっと申し訳ないのだけど。)」とご批判を受けましたが、英会 話(使える英語)学習者に欠けているのが語彙・構文のインプットの少なさだと思っています。そのために多読がいいと思っています。発音が良くても喋れない よりは、発音が少々悪くても喋れる方がいいと思っています。



【6928】
【タイトル】浜谷さん(1)
【 日時 】03/01/25 20:42
【 発言者 】Naima
【 リンク 】http://8430.teacup.com/pillbugtwins/bbs



いつも根性悪な投稿でごめんなさい。 根性悪ついでに、ひとつお聞きしたい事があるのです。 浜谷さんの相談室に伺った際に気付いた事で、数カ月前に浜谷 さんのホームページでも質問した事があるのですが、それ以上深くお聞きせずに過ごしてしまいました。

「英会話(使える英語)学習者に欠けているのが語彙・構文のインプットの少なさだと思っています。」との事ですが、ならば何故、赤尾の豆単で一通りの単語 をインプットする事をお勧めになっているのでしょうか。 私がお聞きした時には、「まったくわからない単語が頻出する様では、ペーパーバックを楽しめない ことになりかねないので」とのご説明だったと記憶しています。

赤尾の豆単をもった事がないのですが、これは確か大学受験用でしたね? 多読で語彙力がつくとのお説なのに、なぜ高校生レベルの単語をインプットしながら ペーパーバックを読む必要があるとお思いになるのでしょうか。 この時点で多読だけで語彙力がつくとの主張は破綻してしまっているのではないでしょうか。

あるいは初級者とはどの程度のレベルか、と言う議論は立ち消えになったままですが、まったくの基礎的な構文や文法規則すら覚えていない学習者に、いきなり 大学受験レベルの単語集をaから順にインプットしていく作業が効を奏するものでしょうか。 まして例文も用法の説明もついていない単語集です。 それなら ばむしろ辞書を引かせる方が大切だと思います。 出て来た単語1つ1つにいちいちひっかかって、読書を中断して辞書を引いてもかまわないと思っています。  例文や用例のたくさん載っているいい辞書を引いて読む事で、語彙のみならず構文もインプット出来ます。

「英語の成績がまったくだめだった、横文字を見ると頭が痛い」そんな風なレベルの人達が英語学習を始めようと言う時に、多読を会話力や語彙/構文のイン プットにつなげる為には、ペーパーバックの選び方、語彙数や文法レベルを吟味して与える、など細心の気配りと準備が必要です。 しかし、それもまず基礎文 法などは身につけてなければなりません。 あるいは辞書が自分でひけるくらいの文法用語は知っているべきだと思います。 基礎文法や構文がわかっており、 読書好き英語好きで意欲のある生徒は、よい辞書を2冊ほど持たせておけば、自分で調べながらどんどん読み進んで行きます。 枝葉末節にこだわるな、と言う 必要はありません。 後戻りしながらでも、和訳しながらでも、辞書を引く為に頻繁に読書を中断してでも、読む事を楽しみながら力をつけて行きます。 読む のを何度も中断したからと言って、内容そのものが楽しめない、と言う事もありません。 単語と構文がわかった時点で、また読み返して「あ、そうか」と思っ てもかまわないんです。 なんだかわかった様なわからない様な気分のまま、1冊を読み終えても達成感もなければ楽しみも感じられないでしょう。 せめて7 割ほどは理解できる様なレベルの物を豊富に揃えて、その中から気に入った物を選べる様にプランを立ててあげるべきではないでしょうか。 お気楽に楽しむ為 であれば、浜谷さんのおっしゃる様に「1冊目の本はとにかく我慢して読み通す」事にこだわる事もないのではないでしょうか?

語彙力をつける、読解力をつける、会話力をつける、などの学習効果を狙うのならば、ジャーナリズムの英語(と言う言い方で適切なのかは、わからないのです が)をつかうのが良いだろう、と言うのは以前、大風呂敷で書いた通りです。 雑誌記事や新聞記事は、ニュースなどで同じ事件が報道される事が常なので、聴 解力の向上も狙えて相乗効果が期待できます。 話題の提供、と言う点でも、Jackieさんが言っておられた様に、皆でそれについて話す機会をもつ事も出 来ます。 背景知識が豊富である事も、英語の理解を助けます。 難度の高い単語や専門用語も容易に意味を類推する事が可能になります。 しかし、これも中 学レベルの英語がちょっとしんどい人達には、もう少し基礎的な事を学んでからの方がいいと思います。

もし多読を英会話に結び付けるのであれば、ペーパーバックを慎重に選ぶ必要もあるでしょう。 会話体の多いもの、文体が古くないもの、卑語の少ない物、い ろいろ選ぶ基準もあろうかと思います。 けれど多読だけで会話力に即つながる事はない、と思っています。



【6929】
【タイトル】浜谷さん(2)
【 日時 】03/01/25 20:43
【 発言者 】Naima
【 リンク 】http://8430.teacup.com/pillbugtwins/bbs



きつい事を言いますが、浜谷さんが講師となって、クラスで1冊のペーパーバックを模範音読して聞かせ、日本語で説明を加える方法は、従来の学校英語となん ら違いはありません。
Ann Landersのコラムなどを教材に選ばれていましたが、これをディスカッションに使うのであれば、それなりの準備も指導技術も必要です。 各自が自分の 意見をポツポツと述べて終わりでは、会話のキャッチボールが出来ません。 それを促す為のやり方もあります。 指導に見合う授業料は頂く、のはこの為で す。 そういう技術とか教授法とかを得る為に研修を受けたり、自分でも学校でよい先生から学んだり、自分なりに試行錯誤を繰り返しながら一生懸命教材を工 夫したりした年月とかを、安売りする必要がどこにあるのでしょうか。

ペーパーバックの楽しみを否定は致しませんが、楽しむ為には準備も必要だと思いますし、個人差もあるので、万民向きだとは、私にはとても思えません。

ただ、浜谷さんの、出来るだけ安く楽しく英会話を身につけさせてあげたい、との熱意には心底、頭が下がります。 どうか、悪く思わないで下さい。



【6930】
【タイトル】浜谷さん (3)
【 日時 】03/01/25 21:47
【 発言者 】Naima
【 リンク 】http://8430.teacup.com/pillbugtwins/bbs



浜谷さんにこのサイトをご紹介頂いた当初は、根石という人はなんちゅうどへんくつか、と思ってたものです。 それを浜谷さんにぶつけて、「そうではないん です」と諭して下さった事もありましたね。

丸2日、根石さんと奥さんの激しい「仕込み」ぶりと生徒さんのレッスンぶりを見て、私も「今すぐこれをやらなければ、この目の前にいる高校生にも数年も経 たない内に追い越されてしまう」と焦ったものです。 途切れ途切れで身の入らない回転ぶりの頼り無い被験者でしたが、ドイツ語で素読流を試した事で、その 効果を実感しつつあります。 どんな言語でもこれでやっていけるんじゃないか、と思っています。

語学が楽に修得出来ない事は浜谷さんもご存じの所です。 中学高校とかなりの成績をあげていたのであれば、基礎は十分に出来ています。 そういう人達は、 英語嫌いでもなくペーパーバックもなんとか読み進んでいけるでしょう。 けれど、私のドイツ語の様に、人称代名詞の格変化もな〜んかわかってる様なわから ん様な、レベルの英語学習者には、無理です。 runがranの原形だと言う事もわからないレベルです。 前にどっかで書いた様な気がしますが、浜谷さん は"I apple eat."と書いてしまうレベルの学習者についても多読のみで良い、楽しみながら読める、とお考えでしょうか。 実は私のドイツ語はそのレベルでした。
動詞をどこにおいたらいいのかわからない状態です。

文法は習ったもののあやふや、文法書を見れば「はあ〜」と理解出来るものの、身についていないので会話になると出て来ない。 「ブレーメンの音楽隊」な ど、幼児向けの絵本などを読んでも、動詞が過去形になったりしているとな〜んの事だかさっぱりわからない。 辞書をひくったってどう引いたらいいのかわか らない。

回転読みを始めて数週間目に、枠組み(構文)がすんなり身についた様に思います。 単語を入れ替えて曲がりなりにも自分なりの意思表示が出来る様になり、 回転読みしている文は淀みなく出る様になり、「あれ、ドイツ語をセンテンスで言う様になってますよ」と友人に言われたものです。 あいまいだった文法規則 も回転読みの中で、疑問に感じたらすぐテキストの文法説明の項で確認し、腑に落ちる事がよくありました。 まずはスラスラ化を目指す、発音や文法事項は 「流れの中に置く」と言う事が、おぼろげながらわかって来た様に思います。 回転読みは最初は楽しいものではありませんでした。 発音できない単語がある と、途中で止めたくなってしまいます。 しかしうまく音が出せた時には、回転もスムーズで楽しいのです。

100回音読する中で、文の語数にもよりますが、30回目くらいあたりから「ちょっと見」するだけで空で言える様になってきます。 空で言える様になる と、いろんなイメージを描きながら文を回転させる事が出来る様になります。 「感情移入」なんて気持ち悪い事もやってみたりします。

会話力は基本文の反復練習なしにはつかない、基本文法が体得出来ていて、どの部分を入れ替えて自分に必要な文に作り替えるかが判断出来なければ、会話の応 用力がつかない、そして話者のメッセージをつかみ取れるだけの聴解力がなければ会話は出来ない、でしょう? (これはキーワードと状況から判断するコツを 知っていればかなり聞けるし、会話ですから、理解できるまで聞き直す事も出来ます)

多読で会話力をつける事を目指すのであれば、使い手のある構文があれば音読を繰返して身につけるなどの地道な練習は不可欠な様に思います。 ただ漫然と沢 山の本を読んで英語力をつける事が出来るのは、基礎が十分にある人達だけではないでしょうか。 構文や語彙力が身につくとの事ですが、多読の中で無理なく 自然に反復効果を期待するとすれば、1つの構文に何度出会えばいいのでしょうか。 何百冊を読めばいいのでしょうか。

確かに読書家の人は語彙も豊富で言葉の表現も豊かですが、それは母国語の事。 あるいは外国語でも浜谷さんの様に英語力がもともとあった人達に言える事。  私のドイツ語のようにどうしようもないレベルの英語学習者には、かならずしもあてはまらないでしょう。



【6931】
【タイトル】Naimaさん、
【 日時 】03/01/25 22:30
【 発言者 】浜谷
【 リンク 】http://toshiohamaya2002.hp.infoseek.co.jp



貴重なご意見ありがとうございます。今後私が英会話(使える英語)相談室(サークル)を主宰運営していく上で参考にさせていただきたいと思います。

ただ、豆単云々に関しては私のホームページで大筋で次のようにご説明しています。
「基本単語ですから所謂豆単を活用すればいいでしょう。A から Z まで繰り返し・繰り返し(私は10回以上色々な豆単でやりました)極力スピーディーに流し覚え又は流し整理して下さい。 大抵の方(中学・高校で勉強 された方)はご自分では気が付いておられないでしょうが豆単に載ってるぐらいの基本単語は覚えておられる筈です。その記憶を呼び戻すつもりでいいのです。 特に紛らわしい単語(例:conscience・・良心 conscious・・意識のある)等は整理を心がけて下さい。」

いかがでしょうか? 更にご異論があれば仰ってください。できれば私のホームページの掲示板での方が適当だと思われますが・・・。

根石さんの回転読み、電話でレッスンをはじめ、見学させていただいた素読舎でのレッスンの仕方など大変立派なもので私もできるだけ参考にさせていただきた いと思っています。これからわが国でメーンになるべき私塾でのレッスン方法だと思いますし、将来は公立校でも採用されるべきレッスン方法が多く含まれてい ると思います。



【6932】
【タイトル】浜谷さん
【 日時 】03/01/25 23:33
【 発言者 】Naima
【 リンク 】http://8430.teacup.com/pillbugtwins/bbs



>「基本単語ですから所謂豆単を活用すればいいでしょう」

基本単語だから豆単でいい、という理由がわかりません。 赤尾の豆単に取り上げられている基本単語がどの程度のレベルなのかわからないのですが、もし play, get, run, make,などが基本単語とされているなら、豆単でいいはずがありません。

「大抵の方(中学・高校で勉強された方)はご自分では気が付いておられないでしょうが豆単に載ってるぐらいの基本単語は覚えておられる筈です。」との浜谷 さんの認識もちょっと違うと思います。 シニアのグループの英会話クラスを受け持った経験がありますが、この人達にとって、中学高校の英語などはるかかな たの昔の事で、(まして英語が不得意であった人達なら)豆単に載ってる様な基本単語など覚えていない人は沢山います。 それに、私には浜谷さんのおっしゃ る基本単語のレベルが高過ぎる様にも思います。 conscience やconsciousの意味を即座に言える初級の学習者はそういないのではないでしょうか? 高校を卒業した社会人だから、中学高校の英語の基礎はある、 と言う認識は間違いです。

浜谷さんの掲示板にも伺いたいのはやまやまですが、あっちこっちで投稿するのが面倒になってしまい、今は大風呂敷だけにしています。 中庭のお話が出れ ば、ちょっと行って見る事もしていますが、それも月1回もありません。 浜谷さんも大風呂敷をご覧になっていますし、先にも書きました様に、以前大風呂敷 で浜谷さんとでかわされた多読についての議論が立ち消えになってしまっていますので、私はこの議論を続けるのであれば、大風呂敷でさせて頂きたいと思って います。

初級レベルをどこにおくか、についての浜谷さんのご見解もあいまいなままになっています。



【6933】
【タイトル】浜谷さん、(補足)
【 日時 】03/01/25 23:40
【 発言者 】Naima
【 リンク 】http://8430.teacup.com/pillbugtwins/bbs



「基本単語は豆単でよいだろう」と言う事についてもう一言だけ。 御存じの通り、多義語などは単語と意味を流し覚えしたところでなかなか覚えきれるもので はありません。 初めからきっちり覚えていた単語を長い間使わなかったが為に忘れた人達なら、豆単でもよいかもしれませんが、覚えてすらいなかった学習者 もいるわけでして。

いづれにしろ、純粋に多読だけで語彙力がつく、とのお説と、豆単で単語の流し整理をする事が、どうもつながりません。



【6934】
【タイトル】Naimaさん、
【 日時 】03/01/26 0:12
【 発言者 】浜谷
【 リンク 】http://toshiohamaya2002.hp.infoseek.co.jp



豆単での単語の整理の仕方として、前回引用した前の段階で次のように書きました。

「大体の筋が分る程度に読むといっても、基本となる単語が分らなければ辞書をひくのに時間が掛かり大変ですね。 どうするか?皆さんは学生時代に単語の暗 記で苦い経験をされたことでしょう。そう試験の度に苦労されましたね。そして試験が終わると暗記した殆どの単語を忘れたことでしょう。そこで基本単語を増 やすと言ってもそのようなやり方ではありません。 読むために必要な単語の覚え方をしましょう! 先ず英和辞典を開いてください。一つの単語に複数の訳が ついてますね。 それ全部覚えようとしても無理です。 皆さんに力がついてくれば自然にそれら複数の訳も分ってくるはずです。太線で書かれた訳の中、一つ か二つでいいですから、基本となる訳を覚えましょう。」

どうでしょうか。これなら無理なく整理(覚え)出来るのではないでしょうか?

私が薦める学習法が初級レベルの方に無理であれば、中級レベルの方にのみお奨めすることも考えています。



【6935】
【タイトル】浜谷さん
【 日時 】03/01/26 0:58
【 発言者 】Naima
【 リンク 】http://8430.teacup.com/pillbugtwins/bbs



>私が薦める学習法が初級レベルの方に無理であれば、中級レベルの方にのみお奨めすることも考えています。

中級を高校英語まではまず理解出来る、単語も一通り頭に入っている、用法もわかっているレベルとするなら、浜谷さんの多読法はやはり中級レベル以上の方に ふさわしいだろうと思います。 それが会話力につながるかどうかは私にはまだよくわかりませんが。

長々と駄文を書きましたが、結局、私の言いたかった事もそういう事だった様にも思います。



【6936】
【タイトル】もっこりさん
【 日時 】03/01/26 1:24
【 発言者 】恋人ファン
【 リンク 】http://shizuoka.cool.ne.jp/izubekkan/asuka.htm



>英語を全く使えない人間が「英語『論』」を語ることは可能です。
>そしてその人物の『論』が、英語の達人を上回ることすらありえます

不可能ですしありえません。語るのは勝手ですが、意味がありません。
お釈迦様は、来世のことを尋ねられたとき「死んだことがないので分からない」
と仰ったそうです。
私は、5年くらい毎日のようにテニスコートに通っていた時期があります。
TV観戦なら数え切れないほどしています。
それでも、テニス関係の掲示板で論陣を張ろうとは夢にも思いません。
まして殆どやったことのないサッカーだったら、尚更です。

>どんな達人でも、説得力のある「言葉」を使えなければ、それまでです。

画家は、絵で表現し、スポーツ選手はプレーで表現するのが仕事です。
伊良部はいくらぶっきらぼうでも、三振を沢山取ればそれでいいのです。

ディベートに関しては「競技ディベートは言葉を操るのが上手くなりたい人がやるものです。」
とだけ、言っておきます。

根石さんがまずい文章を指摘することに関しては、私は例に挙げられているものではなく、
もっと細かい表現上のまずさをついて、かなりきつい言い方でよく批判していることを指しています。

>野球を激しくやっている人たちの日本語がまずくても、
野球関連の掲示板では見逃すべきである。
政治を激しくやっている人たちの日本語がまずくても、
政治関連の掲示板では見逃すべきである。
コンピュータを激しくやっている人たちの日本語がまずくても、
コンピュータ関連の掲示板では見逃すべきである。

とお考えですか?

政治家以外は全くその通りだと考えています。特に無料の掲示板では、中傷や荒らしなど悪質なもの以外は
書きたい人が書きたいものを書くので、相手に能力以上のものを要求はしないことがルールの筈です。

国の政治家は、「言葉の運用」のみで国民の命を左右したり何兆円ものおカネを動かす立場ですから
「言葉」自体の表現力も優れていることが一般的には期待されます。
しかし、大平元首相のように深い哲学的思考をつねにしている割に、発する言葉は「あ〜〜う〜〜」
だったという例もあります。書き言葉はなかなかだと定評があったと思いますが。

「政治をやっている人」の意味がプロの政治家というのでなければ、もっと言葉は重要になるでしょう。
コネもおカネもない人がこれから日本を変えようと人々に訴えるのに、言葉に代わるものはなかなか無いからです。
管さんは言葉で今の地位いると言っても過言でないでしょう。実行力を示せたのは、言葉(演説等)で
議員になれた後でしょうから。昨日はその鋭い表現力で純ちゃんの失言を引き出しましたしね。

逆に大平さんは、大蔵OBで自民党に担がれたから政治家になれたので、管さんのように
草の根から政治家を目指したとしたら、市長にもなれなかったでしょう。

また、脱線気味ですが、とにかく。。(^^;;

ここが作家修行の人の集まる掲示板なら日本語がまずい人は突っ込まれても仕方ないでしょう。
日本語の表現力自体を切磋琢磨する場所ですからね。
しかし、上に挙げられた掲示板もここも、そういうものではないのですから理解できればいいので
突っ込む必要はないでしょう。「分かりにくいので他の言い方で書いて」と「お願い」はできますが。

言葉での表現力の善し悪しは、人の様々な能力の一面にしか過ぎません。
もし、全ての人を言葉で判断するのが正しいとすれば、同様に学歴や貧富で判断するのもアリになります。

例えば、私の手書きの文字は気の利いた小学校一年生にも劣るのですが、
字がいくら下手だからと言って、それだけで私を判断されたらたまりません。

美醜で判断されるのを望んで、ファッションや化粧に多くの時間を費やする人。
面白さを追求する芸人。おカネを追い求める商売人。真理を探究する学者。


前にも引用したかも知れませんが、田中みすヾの詩です。

わたしと小鳥とすずと

わたしが両手をひろげても、
お空はちっともとべないが、
とべる小鳥はわたしのように、
地面(じべた)をはやくは走れない。

わたしがからだをゆすっても、
きれいな音はでないけど、
あの鳴るすずはわたしのように
たくさんなうたは知らないよ。

すずと、小鳥と、それからわたし、
みんなちがって、みんないい。

そう、「みんなちがって、みんないい」んですね。



【6937】
【タイトル】インド人もビックリo(゚◇゚)○!
【 日時 】03/01/26 1:26
【 発言者 】恋人ファン
【 リンク 】http://shizuoka.cool.ne.jp/izubekkan/asuka.htm



以上、大して植民地支配の本など読んだことのない私の自己本位の考えでしたが、
どんなもんでしょう?
(ただアフリカ支配は、奴隷貿易をアメリカが多くやったこともあり、余りこの中では
 考えに入っていません。また、日本軍の中国・朝鮮での虐殺行為の原因についても、
 考えてあるのですが、長くなるので今回は省略します。)

昨日もリンクした↓の漱石の「自己本位」についてもできたら感想を頂きたいです。
昨日根石さんが触れたことと絡む部分もありますし。
http://shizuoka.cool.ne.jp/izubekkan/kojinshugi.htm


ついでに、以前話題になった「インド人が英語を話せる」のが、街で英語が話される
環境の影響かどうかについて、去年私は4人のインド人に公園インタビューしてみました。

皆んな横須賀の海上自衛隊国際観艦式で日本に初めて寄港した、インド海軍の若い軍人です。
向こうでは大卒のエリートでないと海軍士官にはなれないのだそうです。
で、英語を話せるのは学校教育のためとのことで、良家の子弟の彼らは小学校から会話も含め
やっていたそうです。カーストの違う街の人とは接点はなく、また、イギリスに特に反感を
持ってるということもないようです。

(しかし、何でアイツらあんなボソボソ話すくせに早口なんだろう。。。相変わらず訛は
 半端じゃないし。。っていうか、標準インド英語なんだから、「訛り」は失礼か。。。)

もう少し詳しく聞こうとしたのですが、お年頃の23〜25歳の彼らは「そんなことより、
せっかく日本に来たんだから、記念に若い女の子と一緒の写真が撮りたい」と言うのです。

それならということで、私はインタビューのお礼に「スイマセン、ワタシタチト一緒ニ
写真ヲ撮ッテ下サイ」のフレーズの回転!レッスンをして、ついでにポンビキよろしく
女の子達の前に連れて行ってあげました。

定番の「インド人もビックリ!」でも回転させたのは言うまでもありません♪〜



【6939】
【タイトル】日本の植民地支配について 1
【 日時 】03/01/26 1:29
【 発言者 】恋人ファン
【 リンク 】http://shizuoka.cool.ne.jp/izubekkan/asuka.htm



私>英語以外の科目で言うと、歴史なんかは最初に、江戸中期→幕末→明治維新→現代までをやればいいんで
すね。

根石さん> 賛成です。国内だけの恥ではなく、世界的な恥を最初に認識するのがいいと思います。
   猿まねの恥です。
   私は、「真似」という行為こそ、人間の基底を作ることを信じていますが、日本の近代は
   急ごしらえを避けられず、猿まねをやらかしました。
   ちょっとだけ、付け足しますが、侵略の本家本元はヨーロッパです。これは猿まねではないです。
   やつらは、アジアやアフリカなど、家畜を扱うように、つまり、それを人間とは見ないという強欲な
   視線と思い上がった視線を行使したものどもです。そのこともお忘れなきようお願いいたします。


私は日本の植民地政策はヨーロッパの猿真似では全然なかったと捉えています。
日本も満州・朝鮮からヨーロッパがしたように搾取しようと思ったら、彼らの
手法をトコトン研究してやっていたでしょう。
つまり、最小のコストで最大の利益をあげる西洋人の長い植民地支配のからくりを研究していたはずです。

私が見るところ、欧州勢は、初期を除いては軍事力で野蛮に彼らを支配したわけではありません。
大量の軍隊を遠い植民地に張り付け続けることは、そんじゃそこらの収穫物の収奪程度の利益では
ペイしないからです。交通事情が悪い当時では、本国から派遣された軍人が、別に戦闘をしなくても
生還できる保障はないのです。ですから、植民地に呼び寄せる軍人の待遇にはコストが掛かります。

つまり、現地人には勝手に今までの生活をさせ、今までの支配者に入る利益をかすめ取った。
ヨーロッパに持っていけば高く売れる現地の資源や作物などを探しては、利ざやを稼いだ。

さらに、商売になる作物などが栽培できることが分かると農民にその栽培を奨励した。
もちろん安く買い取るのですが、元々の収入が少ないので、農民達もいやいや今までやって
なかった胡椒や綿花の栽培をしたのではないでしょう。
今と同じで、賃金格差を利用して労賃の安い地域で生産して購買力のある地域で高く売る
のをやっていたのでしょう。

そして、彼らが手を触れなかったのが現地の宗教と言葉や習慣。諜報機関的に宣教師などを
派遣することはあっても、全土にわたって嫌がる現地人の宗教を禁止してキリスト教に無理
矢理改宗させることなど無かったでしょう。言葉も、本国から大量の語学教師を派遣して
自国の言葉を教える学校を全国に作って強制的に教えたという話も聞いたことがありません。

ただ、自分たちと接触する現地人の地位につくものには破格な給料を払い、少数の
「やりたいものだけ来ればいい」ような語学学校のようなものは幾つか作ったはずです。
そして、そういう現地人を通して植民地の様々な機関を牛耳ることに成功したのではないでしょうか。

彼らは自分たちの宗教や言葉の強制は、コストが膨大に掛かるのに反して、現地人のプライドを
傷つけ、反感を招き、ひいては大規模な反乱を招くだけのことをよく知っていたはずです。
少数のヨーロッパ人で支配するのですから、現地人がこぞって反乱を起こしたら自分も家族も
命がないので、そのへんのことは「野蛮」でなく極めて巧妙にずる賢く考え抜いていたはずです。

支配装置と言うくらいですから、言葉の通じる身近な現地の支配階級には「強欲な視線と
思い上がった視線」どころか、おいしい思いを沢山させ、仲間意識や思いやりさえ示した
かもしれません。

と、殆ど想像なのですが(^^;; 百年以上も続いたものには何でも巧妙な仕掛けがあって、
「抑圧と強制」だけでは長続きするはずがないのは、全く逆なことをやった日本の植民地
支配が大失敗だったことでも明らかでしょう。

私は、日本の植民地支配には、誤った認識から来ているとはいえ、大東亜共栄圏という
「遅れたアジアを同胞の日本人が指導することで、ヨーロッパ列強の収奪から救ってやる」
という考え方を、結構多くの日本人が「善意」で正しいことと信じたからこそ国内では
広く受け入れられたのではないかと見ています。もちろん、周辺の国をヨーロッパに占領
されると次は日本になるのでそれを避けるための、戦略的な目的があったのは確かですが。

「ヨーロッパの代わりにアジアの同胞から搾取する」という考えに皆が賛成して
やったこととはどうしても思えません。今より人々が倫理的だった時代にそんな
自国中心の強欲な考えは支持されないでしょう。



【6938】
【タイトル】日本の植民地支配について 2
【 日時 】03/01/26 1:27
【 発言者 】恋人ファン
【 リンク 】http://shizuoka.cool.ne.jp/izubekkan/asuka.htm



手段に使っている牛馬も家族扱いして家の中で飼ったり、死んだら人間と同じに仏に
なると考えて、馬頭観音なんかを建てる「動物さえ同胞扱いする」宗教観を持つ国民が、
同じアジアの人間を「手段化する」ことに抵抗がなかったというのは考えにくいのです。

ですから、富国強兵に成功した日本と同じようになるには、まともにヨーロッパの文物の翻訳も
できない現地の言葉を廃して植民地の津々浦々まで日本語を強制し、「後進性」の大本の現地の
宗教もやめさせて神道を押しつけたのでしょう。どうせ強欲なヨーロッパに支配されるくらいなら
その前に同胞の日本人が仲間にしてあげると、結構本気の親切心もあって、思ったのではない
でしょうか。

創氏改名なども、現地人を「家畜のように扱う」つもりだったら、あんな反発を受けながらやる
こともないのです。「あなたたち、遅れた朝鮮の同胞を文明国家の日本人にしてあげる」という、
当時の日本人にしたら「小さな親切」だったのです。それがどんな朝鮮民族のプライドを全否定する
「大きなお世話」なのかは、外国に支配された歴史を持たない日本人には分からなかったのでしょう。

姓など、日本国民の大部分は少し前まで持つことさえなかったのです。大きな石をどけたら、
根っこがあったので「そうだ、根石にしよう!」なんて、テキトーに付けた(違うか。。。(^^;;)
国民に、朝鮮民族の姓名に対する思い入れがどれほど大きいかは想像できなかったでしょう。

民族の心である自国語の大切さの認識に至っては、明治の森有礼外務大臣がフランス語を国語にするべきだ
などといってはばからないお国柄ですから「言葉を変えるくらい大したことない」と軽く考えたのでしょう。

だから、大量の日本人教師や神職を植民地(というか朝鮮は併合したわけだが)に送ったのです。
更に、コストが掛かったのは鉄道や道路、学校などのインフラ整備です。右の人たちがよく言う
「戦前の日本は朝鮮満州に国家予算の多くの部分を費やして、近代化を進めてやったのに、
アイツら恩知らずにいつまでも逆恨みをする」は、前段の部分は正しいのです。

国民の税金を大量に植民地経営に費やした「善意」の結果が、未だに続く「逆恨み」になっている
のは当時の日本人が「強欲」だったり悪かったのではなく、単に「勉強不足」だったためでしょう。

日本人はもの作りの物真似は上手くても支配構造のような文系の物真似は「下手くそ」な国民なんですね。
金融の物真似が「下手くそ」のせいで、今もアメリカ資本にいいように食い物にされていますし。

戦争に勝つために日本を徹底的に研究し日本語の専門家を沢山養成したアメリカと、
鬼畜米英で英語を禁止した日本。損得で考え抜く論理より、こういうことになると
感情が先立つ性癖は今も変わらないようです。国民性 dies hard!

戦費はもちろん、植民地経営に費やされた当時としては大変な金額は、
全くペイバックされていません。元が全然取れていないのです。

つまり、日本はヨーロッパの植民地支配の「猿真似」に見事に失敗したのです。

私には、当時の日本人がヨーロッパの「真似」しようとしていたとは思えませんが。
(台湾での成功の原因も考えたのですが、文脈が違うのと長くなるために省略)

朝鮮・中国が日本に示し続けている反発と嫌悪を、百年以上にも渡って見事収奪を
やりおおせたフランスやイギリスに対して、元植民地だった国の国民が示さないのは、
彼らの支配の巧妙さを物語っているのではないでしょうか。

大戦後、多くの植民地が宗主国との「全面的な戦争」をしないで独立できたのも、「植民地
の独立は時代の趨勢。無理に押しとどめるために大軍を送って一時は鎮圧できても、引き上げ
たらまた蜂起するに決まっている。だったら、コストを掛けて支配を続けても利益がない」
と、宗主国側が冷徹な損得勘定で植民地からの撤退を決定したからに過ぎないでしょう。

植民地の独立が「時代の趨勢」とまで彼らに思わせしめたのは、損得無しの命がけで抵抗運動を続けた、
ガンジーを始めとした民族独立派の人たちの闘争の賜物であることは改めて言うまでもありませんが。

宗主国の小さな軍隊と現地の独立勢力の小規模な戦闘で、案外あっさり宗主国が支配を諦めたお陰で、
独立運動の犠牲者は少なくて済んだようです。そのことも元植民地の国の国民の「恨み」をそれ程
長期に渡って買わないで済んだ、大きな要因になっているのではないでしょうか。



【6941】
【タイトル】「静岡伊豆別館」へ行って来ました。
【 日時 】03/01/26 2:09
【 発言者 】Naima
【 リンク 】http://8430.teacup.com/pillbugtwins/bbs



恋人ファンさん、nimajackと名付けたhtmlをわざわざ作って下さり光栄の至りです。 (naima jackieをくっつけたんですね)丁寧に回答して下さって有難うございます。 一通り読むだけで精一杯でした...(^^;;

エスタブリッシュメントとかインセンティブとかジンゴイズム(jingoismですよ)を何とか日本語で説明しようとすると、言葉の意味を深くつきつめて 考える事になりますよね。 日本語と英語の語感とかのギャップをなんとか埋める為にいろいろと考える、それがとても大切な事だと思います。 そりゃ、まっ たく同じ意味の日本語を見つけるのは至難の技でしょうが、言葉の意味を突き詰めて考えるのはとても大切な作業です。 (何回、同じ事を言うんでしょうか。 私もいよいよボケて来ました。) シンタックスってどう訳したらええんじゃろか...と考える事は、シンタックスそのものを考える事につながります。



【6942】
【タイトル】>みんなちがって、みんないい
【 日時 】03/01/26 7:56
【 発言者 】boysome228

>すずと、小鳥と、それからわたし、
みんなちがって、みんないい。
そう、「みんなちがって、みんないい」んですね。

 一票入れたいですね。根石さんも、柳瀬さんも、恋人ファンさん(Rayさん?)、Naimaさん、浜谷さんも、みんなちがって、みんないいですよ。私は 100%同意できない人達からも良いことはいっぱい学べると思います。そうでないと世界平和は到底望めません。議論は大いに結構ですが、自分と違う考えを 持つ人々をこき下ろす必要はない、そんなことしなくとも立派に議論はできると思います。私はここで、根石流に相当疑問を投げかけていると思いますが、良い 関係は保てているようですから。根石さんの偏見の強さと毒舌は筋金入りで、しばしばあっけに取られてしまいますが、回転読み、洞察力の鋭さは本物ですよ。 柳瀬さんのChomsky論では大いに勉強させてもらっています。スラッシュリーディングの紹介も大きなヒントになりました。




【6943】
【タイトル】話す速度について
【 日時 】03/01/26 8:16
【 発言者 】boysome228

>しかし、何でアイツらあんなボソボソ話すくせに早口なんだろう。。。相変わらず訛は半端じゃないし。。っていうか、標準インド英語なんだから、「訛り」 は失礼か。。。

 速度は言語にとって大変重要なファクターだと思います。ある言語を母国語(私の理解ではこれが本来の正しい言語のあり方ですが)として使用するには、速 度を伴う必要があると思えます。というのは母国語は思考の道具でもあるので、早く作動する必要があるからです。その結果、Sesame Streetのような幼児番組ですらナチュラルスピードを最初から教えようとしています。でないと、生き延びるための道具として使い物にならないからで す。



【6944】
【タイトル】みんな違ってみんないい...
【 日時 】03/01/26 11:03
【 発言者 】Naima
【 リンク 】http://8430.teacup.com/pillbugtwins/bbs



やさしいあったかい詩だと思います。 私でも。 でも英語学習論とか英語教育をいかに変えるかの議論をやってて、「根石さんも、柳瀬さんも、恋人ファンさ ん(Rayさん?)、Naimaさん、浜谷さんも、みんなちがって、みんないいですよ。」と言ってしまうと、何もかもが吹っ飛んでしまいます。 誰も、柳 瀬さん憎し、根石さん憎し、浜谷さん憎し、と思って侃々諤々、喧々囂々やって来たわけではないのですから、こんな風に手打ち式やってしまっていいんでしょ うか。

お〜〜っと、侃々諤々、喧々囂々、は解説いりますか? 恋人ファンさん、伊豆別館でおっしゃってた香具師@___ は冗談ですよね? 皮肉ですか? 私はそんな事を言いたかったわけではないのですが...

ここんとこ、出しゃばり過ぎたのでまたしばらく休場します。



【6945】
【タイトル】朝鮮、台湾での日本語教育
【 日時 】03/01/26 11:13
【 発言者 】パクパク

欧米の植民地支配と日本の植民地支配を
言語教育の効果で対比してみるとおもしろい。
日本は植民地支配に失敗しても、日本語教育は成功。
欧米は、現地民全員に英語教育は、とくにやらず、エリート層に
限定するやり方を採用するらしい。

台湾では、反日感情がすくなく、
朝鮮では、多い。
しかし、ともに、年配者は、日本語が達者にみえる。
第2次世界大戦中の日本語教育のせいか
60歳以上で、別にエリートでなくても
庶民層でも日本語がうまい。
当時は、小学校から日本語を教えたらしい。
日本語教師を大量に派遣していたとはしらなかった。
植民地支配は、失敗したとしても、日本語教育は
成功したようにおもえる。
そのときの日本語教育論がすぐれていたのではないか
ということを私の記憶のどこかにある。
たしか、時枝文法。


一方で、戦後GHQがきて、日本の英語教育はどこまで
成果を出したのだろうか?
アメリカ人は、英語教育カリキュラムにあまり関与しない
のが、流儀なのか?

昨今の、スーパーイングリッシュスクールや
スーパーイングリッシュティーチャー特区など
すさまじい英語改革がすすめられているが、
業者だけが儲けて、相変わらず、英語力が上達する
わけでもないのは、目に見えている。
生徒の英語力向上は、建前で、
本音は、別のところにあるのだろう。




【6946】
【タイトル】ボランティア
【 日時 】03/01/26 11:58
【 発言者 】Jackie

テレビでみた どこかの市での話。
総合学習の時間をつかって市内の小学校で英語教育をはじめた。
市内に住む 外国人や海外生活の経験のある日本人をボランティアとして
小学校の先生とペアで 教えている。
県内全域にも広めていきたい考えがあるが ボランティアの不足などから
現実にはむずかしい。との話、

むかつきまくりだ。 かりにも総合学習の時間、年間を通じてあるから計画が必要だ。なぜボランティアなのだ?英語に親しむのを目的としているだけで 英語 力をつけることが目的ではないからか?
ネイティブだからとだれでも英語を教える力があるわけではない。
海外生活を経験している日本人(帰国子女とか)だからといっても同じだ。
もしかして なにがしかのお金は支払われるのかもしれない。
(有償ボランティアという奴か。 なんじゃそれ?)

語学を甘くみていないだろうか? 英語を甘くみてはいないだろうか?
小学校中学校の先生達にもぜひボランティアで各教科を教えて欲しいものだ。
つまりは タダ働き。やってみろ。

「英語になれてくれればというか 親しみを感じて 外国人と話すときに物怖じをしなくなればそれでいい」とある教師はいっていた。

本当にそれだけを求めているのか?
本当は「小学校からはじめるから きっといままでよりぺらぺらに」を期待していないか? 親達はどうおもっているのだろう。

英語教育にボランティアの力を使うのなら 社会科でも音楽でも
もっといろんなプロ セミプロの授業があってもいいはずだ。
魚やさんに魚の仕入れ方、セリ、
大工さんに家作りの方法、シェフに家庭科の料理
声楽家に歌の指導など。

私の県の観光科でボランティア通訳を募集していた。
旅館やホテルなどに外人がとまり 困ったときがあったとき
рネどで 通訳をしたりする登録だ。
また一度に多くの外国人がきたときに パーティーに参加して
一緒に談笑したり 意思疎通の手伝い(通訳)をしたりするのだという。
一度だけ参加したことがあるが 日給5000円をもらった。
これが 有償ボランティアというものか。

ボランティアで語学を教える
教師がもんだいというよりこれはお役所の姿勢の問題だ。

国際化で これからは英語が必須?
日本人の英語に対するあこがれと蔑視(たかが言葉)は 戦争に負けて生まれたのだろうか?




【6947】
【タイトル】公約
【 日時 】03/01/26 12:05
【 発言者 】Jackie

「国際化時代へ小学校卒業時点で 日常英会話が話せる子供を育てる。」
ある県の知事選挙立候補者の公約だ。

面白い。 スローガンだけで これをどうやって実行するのかは書いていないが 小学校英語教育だけで日常英会話が話せる子供を育てる方法を ぜ
ひ聞いてみたいものだ。

公約なんてものは 実現するとは だれもはなから信じてはいないが
耳障りのよいこの言葉を信じる親もいるかもしれない。



【6948】
【タイトル】日本の統治形式
【 日時 】03/01/26 12:37
【 発言者 】パクパク

日下公人の本にこういう類のがあった。
 将校は、自分の利益(老後・定年後の生活)を考え
 歩兵は、国家の勝利のことを考える。

将校の命令内容に具体的なものなどない。

 見敵必殺とか、死守せよの類である。

文科省が発表している英語教育の改善とは、
目標の提示だけである。
具体性はない。
具体性は、業者が考える。(道路族と同じ構造)

目標例

 共通1次リスニング試験導入

 中学・高校教師:英検準1級、TOEIC730点以上

 ALT:優秀なALTは、教職員採用の道を開く

 教師:海外研修派遣人員を増やす。



【6949】
【タイトル】恋人ファンさん English carrier について(1)
【 日時 】03/01/26 18:56
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



 英字新聞を読んでいない、私が書いた英語の文章において、私が English carrier なんて通じない言い回しをしている等とごたくを並べられたことに関しては一言言っておきたいと思います。このあたりにあなたの英語論の思想としての質がよ く露呈していると見ているからです。

 その前に。
 どこかで、たかが英語論にすぎないものをまるで思想みたいな扱いをしているとあなたが書かれたことがありました。しかし、私は語学論は思想だと思ってい るのです。たかが語学のハウツウを書いているにすぎないものに見えても、その方法が語学の自覚をうながしうるなら、ハウツウを書いて思想を書くことはでき ると信じています。そうでなければ、英語べったりのスキル信仰など唾をひとつ吐いておけばそれで済むことです。ハウツウにとどまる思考に興味はありませ ん。スキルやハウツウにとどまる思考は英語に「さらわれて」終わるだけです。

 高校を卒業するまで、私は文章などろくに書けない人間でした。書きたいことがあっても、それが書けない。そのもどかしさが私の原点ではないだろうかと 思っています。私のもどかしさは日本語の書き言葉におけるもどかしさでしたが、これによって、私は世界とつながろうとしています。これ一つによって、例え ば、文盲の人が持つもどかしさや、貧しい人々の希望や、現代アメリカ政治に対する憎しみともつながろうとしています。
 もどかしさというものを、私は大切なものと思っており、この点があなたとはとても違います。あなたは、英語でものを言う場合に、アメリカ流になめらかに ものが言える方が、ごつごつと不器用にものを言うことよりも上等であるかのように考えておられるように思っています。ある人々の英語がごつごつし、そのご つごつを「手放さない」のはなぜなのか。それを考えたことがおありですか。それを「手放さない」ことがどんな分裂を人間に強いるのか、そして、なおもそれ を引き受けていくことを選び取っている人間のことを考えたことがおありですか。アメリカ流になめらかにものが言えることの方が、ごつごつと考えながらしゃ べることよりも上等だとでも思っているような人の死角になっている世界というものはあるのです。

 とてもわかりにくい話ですが、日本語で思うように文章が書けない私に活を入れてくれたのは、私の英語の語学だったと思っています。なにはともあれ、語学 がイメージの濃度と広がりを与えてくれたのです。これがなかったら、現在の私の日本語は今あるものとはとても違ったものになっていただろうと思っていま す。

 私は英語のスキルを語学の目標だなどとは考えておりません。それもある、と思っているだけです。方法に関しても、プロとして通用するようになるような方 法が、そこそこ使って通用するようになるまでの方法よりも上等なものだなどと少しも信じておりません。さぼっている東大の数学の先生より、初めて算数を 習って面白がっている子供の脳の方がはるかに活性化されており、働きとして上等であるというのと同じ意味で、英語ができるようになった人向けの方法より、 英語を始めたばかりの人向けの方法の方が、方法としてははるかに高度なものが要求されます。初心者に向けて、多読だの、シャドウイングだのと言っている人 達は、この高度がわからないのです。この部分はあなたに向けて書いたものではありません。つい一般化をやらかしました。(「一般化」しないと書けないもの があることはおわかりですか?)



【6951】
【タイトル】恋人ファンさん English carrier について(2)
【 日時 】03/01/26 18:57
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



 やりたいのだからとことんやるという世界、あるいは、差し迫った必要があるのだという世界と、特に差し迫った用途もないし、好きでもないのにやらされて いる人々の世界とは雲と泥くらいに違います。その中間に、特に好きでも嫌いでもない、放棄するのか継続するのかと言われれば、継続してみようと思うという 人達が大勢います。この中間の人達のスタンスが、私と同じなので、私はこの人達のために仕事をしています。時に、どやしつけながら・・・。
 私はESSの人たちが英語が好きなように英語が好きなのでは決してありません。私は言葉が好きなのであって、英語が好きなのではないと思っています。
 ESSの人々は、言葉が好きなのではない、あくまでも英語が好きなのだ。そこが、どうにも相容れないと私が思うところです。あの種の人達があんな風に好 きになっているものが英語であるなら、私は英語なんか大嫌いです。まあ、しかし、あの種の人達がいてもいなくても英語という言語はあり、言葉そのものとし ての英語もあるので、あの種の人達がいる「にも関わらず」、私はいまだ英語との縁を放棄していません。別にESSの部員であろうとなかろうと、屈従的なへ つらいが好きなあほうどもは英語の回りにたくさんおります。
 また、人がよくても思想的に駄目な人間というものは、人がよくても腕が駄目な職人と同じようにたくさんいます。あなたは私よりも人がいいのでしょうし、 アメリカ流に書くことについての腕も私よりいいのはわかっております。人がよいのであるし、腕もいいのであるから文句のつけようがない。と、おっとどっこ い。しかし、あなたは日本語と英語を激突させ続け、語学の力を日本語の力に環流させることについて考えたことはないようです。(現在、実践はされていると 見ています。)
 私は自分の英語のスキルなど犠牲にしてでも、そういうことを若い頃からやってきました。私は語学の宝を、自分の英語のスキルなどには見ていません。ま た、英語のスキルの高い者の方が、語学から得た力を日本語に環流させることが上手であるなどとも信じておりません。
 日本に住んでいる人間として、どちらが大事なことかと考える時に、私は自分の日本語の方をはるかに大事に思っています。英語のスキルなど、日本語の能力 の一部に位置づけてやりたいという乱暴な考えさえ持っています。(実現はしておりませんが。)
 私にとっては、語学そのものが媒介の対象でもあるのです。スキルの上達だけ拝んであほづらさらして喜んでいるわけにはいかない。



【6950】
【タイトル】恋人ファンさん English carrier について(3)
【 日時 】03/01/26 18:57
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



 さて、話に枝が生えておりますが、English carrier についての本題に入りたいと思います。

 English carrier と言う言い方をすれば、イギリスの空母のようなものになってしまい、「英語運び屋」の意味と受け取られることはありっこない、でしたっけ? だから、根石 の語学論は駄目なのだと、その程度の英語しか使えないやつが、ノウハウのごたくを言っても駄目なのだという文脈だったと受けとめております。

 このあたりから、私は行儀よく書けませんので、以後、行儀悪く書きますのでご承知ください。

 English carrier という語が辞書に出ているのか出ていないのか知らないし、今は辞書などひく気もないが、もし、辞書に出ているものが「イギリスの空母」であったとする。そ れとは何の脈絡もなく、俺が「英語運び屋」の意味で English carrier という語を使って「通じない」ことが起こったとする。さて、以上の俺の行為のどこに何の問題があるというのか。
 辞書にある語義はかくかく、一般的に使用される用法はしかじかであるとして、そのどちらにも属さない用法として俺の English carrier があることを俺は先刻承知で使っているのだ。「英語運び屋」という意味が辞書にない、そんな意味で俺以外の人が使うことはないということは知っている。 「英語運び屋」の意味で使い始めたのは、多分俺が世界で最初なのだ。
 「そんな意味は一般的な用法にはない。だから通用しない。だから駄目だ」。これがあんたの思想なのだ。一般的用法や辞書が教える用法から抜け出すことの できないあんたの思想なのだ。
 言葉の生態を知らぬ小僧っこが、うんちくを垂れやがって。(思想的小僧っ子のことだ。年齢のことではない。)
 確かに「英語運搬人」なんて語義は、辞書にゃねえだろう。辞書にゃあねえが、俺が「英語運搬人」とつきあいがあるのだ。AETの誕生会を俺んちでやった り、ウドの店で英会話学校勤務のカナダ人と話をしたり、イギリス人に日本語を教えたりすることがあるのだ。お前は、English teacher 扱いされているが、ただの English carrier に過ぎないのだということを、俺はアメリカ人やカナダ人に面と向かって言う種類の人間なのだ。日本語に囲まれて、日々日本語で暮らしている日本の英語初心 者が、おまえらの手に負えるしろものかよ、ということを言う場合に、俺は English carrier という語を「必要としている」のだ。
 必要だから、俺が勝手にひねり出して勝手に発明した用法が辞書にないと、鬼の首をとったようなツラをさらす小僧っ子をさして、牢屋の住人のくせにという こともできる。あんたの住居は言語や語学という「牢屋」なのだ。それが牢屋であることが、あんたに見えていないだけなのだ。
 言葉というものは、いつだって特殊に個別に発明されるものだ。言語体系を媒介にしながら、言葉は日々、発明され誕生する。それが、立ち消えになる場合も あれば、定着して辞書に収録される場合もある。しかし、言葉の生態というものは、いつだって、特殊に個別に辞書の外にある。言葉の生態は、言語の体系の外 にあるということだ。辞書にない? 英米人の一般的用法にない? それがなんだというのだ。
 俺は、日本に特有な英会話学校現象について、あるいは、馬鹿文部科学省の税金無駄づかいについて、日本に固有に発生している現象を言うために English carrier という語を発明して使った。その時点では、すでに語学をやっているのではない。言葉を生きているのだ。
 英語学校なら世界中にある。「英会話」学校などという馬鹿なしろものは日本にしかない。そんな馬鹿なしろものに関してものを言うときに、English carrier という語は必要なのだ。辞書にない? あたりまえだ。 英米人の一般的な使用法ではない? あたりまえだ。俺の発明だもの。「磁場」という語の使用法だって、俺の発明だ。広辞苑にゃ載ってない。



【6953】
【タイトル】恋人ファンさん English carrier について(4)
【 日時 】03/01/26 18:58
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



 英語をやれば、徐々になめらかさみたいなものが備わっちまったり、アメリカ人みたいな言いぐさが口から出てくるのは防ぎようがないが、そんな上達は、 「仕方がない」だけのことなのだ。「仕方がない」だけのものを価値とみなして、金科玉条みたいに拝んで、英語修行に精を出す者をさして、英語病と言うの だ。まさにESSじゃねえか。
 国弘正雄だって、この英語病を防ぐ言葉は書いていない。俺が国弘の批判をして何が問題だというのか。俺の国弘に対する評価は、あんたのものよりもずっと 高いものだと思っているが、それでも国弘が切り開いた地平を一歩でもその先へ歩くためには、批判というものは必要なのだ。敵だの味方だの、くだらないこと を言う小僧らしく、国弘先生を批判してはいけないだと。あほくせえ。国弘は英語病を防がなかった。松本道弘に至っては、英語病をまき散らしただけだ。

 さて、また English carrier に戻る。
 辞書にない用法だから、英米人の一般的用法にない用法だから、ということを理由に、俺の考え方を抑圧しようというのか。
 俺が最初に English carrier という語を使ったとき、あるガイジンがそりゃどういう意味だと言った。お前は English teacher じゃなくて、English carrier に過ぎない、と言ったら、相手は苦虫をかみつぶしたような顔をした。ちゃんと、通じている。小僧っ子が、やかましいのだ。いつまでも、英米人的思考法とい う牢屋の中にいるがいいのだ。

 「一般化」という語の語法だってそうだ。「一般化しすぎはよくないよ」ってことを言うために、「一般化してはいけない」という使い方をしたから、なんの こっちゃと書いたら、「やまと言葉」云々を持ち出してくる。俺が、いつどこで「やまと言葉」なんかのことを書いたっていうんだ。「一般化」もどうせ明治以 後の言葉だろうよ。どうせ近代の言葉だろうが、「一般化しすぎるのはよくない」ということを言うために、「一般化してはいけない」なんて言った日には、日 本語の話がわけがわからなくなるのだ。

 ネイティヴ言語でわけのわからないことを言うなってんだよ。どうでもいい細かい間違いで済ませられるか。「一般化」と「一般化しすぎ」だぞ。

 English carrier を「英語運搬人」の意味で強引に使うのは、強引さを承知の上で使っているのだが、「一般化しすぎ」を言いたくて、「一般化」なんて書くのは、そんなレベル の話じゃない。英語の練習をやりすぎて、日本語の練習が足りない?そんなことじゃねえ、英語の練習をやりすぎて、日本語が駄目になっちゃっているというこ とだ。日本語で話が通じないようなもの言いをしながら、英語ができます、だって? 冗談言っちゃいけねえや。英語をやったおかげで、頭の中がぐちゃぐちゃ になり、「一般化」なんていう簡単な日本語の語法さえわからなくなってるだけじゃねえか。(実は俺にもちょくちょくあるんだが、それにしてもひどくねえ か。)

 あんたの英語も読ませてもらったが、こんな英語、絶対に書きたくねえと思ったのだ。まあ、俺のスキルが足りず書けないってこともあるにゃあるが、何の味 もしねえ上手な日本人英語、それが何だというのかという思いははっきりあったのだ。

 うまいか下手かという観点からなら、あんたがうまい。ESSだから。英語病患者だから。うまいことは認める。しかし、話が通じているかどうかという観点 からなら、あんたの方が俺よりも英語で話が通じるかどうかということなら、俺はそれを疑っているのだ。自分も深くつっこむことがないから、相手も深くつっ こんでこない。ただそれだけの関係を生きてきただけのことと違うのか。
 俺は、ご覧のように、話を通じさせることを強引にやる男だ。この掲示板で、あんたにものを言っているのと同じように、英語を使うときでも、必要があれば 強引に使う男だ。へたでございますとも。だけど、そのへたな英語を必要な場面で使って、相手を考え込ませることはやってきたのだ。アメリカに帰ってから、 手紙をくれて、お前の言っていたことを国に帰ってからも考え続けていると書いてきたやつもいる。ガイコクジンと仲良しをやってきただけの人種とは違うの だ。あほくせえ。



【6952】
【タイトル】恋人ファンさん English carrier について(5)
【 日時 】03/01/26 18:58
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



 俺は、曲がりなりにでも、下手にでも、ごつごつと不器用にでも、通じさせてきたのだ。少なくとも、流通通貨のような考えを速くなめらかにしゃべる男では なく、脳味噌に汗をかいて考えて、採れたばかりの考えをしゃべる男だということだけは、英語を通じてでも相手に手渡してきたのだ。それを受け取れないよう なくっちゃべり野郎どもとは、日本人だろうがアメリカ人だろうが、話をしたくねえだけだ。

 あたしゃ、これからも English carrier という語を「英語運搬人」の意味で使い続けますぜ。日本に暮らす者が、日本の現実を言うために必要な語彙だと認識しているからだ。牢屋の住人なんかやって いられるか。

----------------------------------------------------

 と、いうことで、以上でお行儀の悪い文章は「ひとまず」終了します。再び普通の書き方に戻ります。
 以上のことは、行儀悪くしか書けない種類のものであり、その種類の話にあなたが踏み込んできたことがもたらしたものだとご承知ください。



【6956】
【タイトル】手打ち
【 日時 】03/01/26 23:46
【 発言者 】boysome228

>誰も、柳瀬さん憎し、根石さん憎し、浜谷さん憎し、と思って侃々諤々、喧々囂々やって来たわけではないのですから、こんな風に手打ち式やってしまってい いんでしょうか。

 手打ちをやれと言っているのではありません。罵倒しなくても、批判は可能である、意見の差異を明確にする事はできると言う意味です。私はここでもそのよ うに疑問は疑問、批判は批判として提示しているつもりです。真実を明らかにするという点で妥協はありません。



【6959】
【タイトル】恋人ファンさん
【 日時 】03/01/27 2:01
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



>英語の勉強のためにやるリーディングではなく、書いてある内容を知り、感
動したりそれについて自分の考えを広げたいためにする読書なので、日本語の
読書と本質は同じです。

 ここは信用できます。
 浜谷さんとの違いです。



【6960】
【タイトル】boysome22ハッツアン generative grammar について
【 日時 】03/01/27 2:21
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



 「生成文法」と翻訳されている generative grammar について、あなたがよくご存じでしたら、私に教えてくれませんか。
 日本語の「生成」には、「生成させる」と「生成する」があります。だから、「生成文法」なんて言われるとわけがわからなくなる。generative grammar なら、おまんこ能力・ちんぼ能力のことですから、私にもよくわかります。
 generative は能動性を言う言葉だから、「生成文法」は、「生成させる能力としての文法」なんじゃないかと理解しております。その意味での「生成文法」が人間にうまれ つき備わっているんじゃなければ、なんで個別言語の個別文法が誰にでも備わってしまう普遍性があるんだ、というのがチョムスキーの仮説ではないですか。
 チョムスキーの西洋流考え方に対する私の異和は、そんなもの文法かよ、というものです。文法は文があっての文法です。お前さんの断定は、日本語での考え 方を知らない断定だよというものです。

 あるいは、generative grammar という一語は詩なのかもしれない。
 generative と grammar をくっつけちまうんだから。

 私がチョムスキーが好きなのは、西洋的思考に対する強烈な自己異和によるものです。この一点に関しては、もっとも好きな物書きです。



【6966】
【タイトル】恋人ファンさん
【 日時 】03/01/27 4:12
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



>姓など、日本国民の大部分は少し前まで持つことさえなかったのです。大きな石をどけたら、根っこがあったので「そうだ、根石にしよう!」なんて、テキ トーに付けた(違うか。。。(^^;;)

 この辺は社会も教える塾の先生の知識としては、なんだか貧弱だ。
 江戸時代に、姓を名乗ることを禁じられていたからといって、人々が自分の姓を語り伝えていなかったと思っているのですか。民俗学をかじれば書いてあるこ とです。人々はちゃんと自分の姓を語り伝えて、明治になって復活させたのです。わからなくなっていて、適当につけた人々もいたようですが。
 根石について、私はわかがわからない。根井という名字とか、婦負という名字は、根石と同じくらい少ないかと思いますが、ともに「ねい」と読みます。「婦 負」なんぞは、とても切実な感じがして、あたしゃ心苦しい。「婦に負う」なのか、「婦を負う」なのか、いずれにせよ、あっしの人生です。
 根石というともがらは、現在長野県の東筑摩郡というところにまだ大勢住んでいます。山です。その山から善光寺盆地あたりに江戸の元禄頃に降りてきたらし いという程度の知識しかありません。しかし、私が面食らったのは、私の家の寺ではない寺の墓に、「根石氏の墓」と彫ってあったことでした。他の墓を見渡し たが、「〜家の墓」とか、「〜家菩提」とか彫ってあるだけで、「〜氏の墓」などと彫ってある墓はありませんでした。なんなんだ、と今でも気持ちがミラクル でございます。
 婦負氏、あるいは根井氏、と「氏」をくっつけて言っていたのが、「根石」になったのではないのか、とあてずっぽうに考えております。そうだとすると、根 井氏や婦負氏は、私どもの一族であろうとも思っております。
 日本人に姓がなかったなどと、なめちゃいけませんね。



【6968】
【タイトル】Naima母さん♪
【 日時 】03/01/27 7:17
【 発言者 】恋人ファン
【 リンク 】http://shizuoka.cool.ne.jp/izubekkan/asuka.htm



>「根石さんも、柳瀬さんも、恋人ファンさん(Rayさん?)、Naimaさん、浜谷さんも、みんなちがって、
> みんないいですよ。」と言ってしまうと、何もかもが吹っ飛んでしまいます。

文脈が違いますよ。「人を日本語の表現能力だけで評価するのはいかがなものか」との関連での引用です。
若いboysomeさんに釣られないで、もう一回あの詩の何行か上から読み直して下さい。

「香具師」の件は、冗談と普通2ちゃん用語は分からないので解説しただけです。
私は子供みたいなところがあって、新しい言葉を覚えると、2ちゃんねる用語みたいに、
普通の掲示板で使うのはマナー違反なのは分かっていても、ついつい面白いので
使いたくなっちゃうんです。困ったものです。。別人格なら我慢するんですが。

カタカナ語のことは、あれから考えたら確かに普通の人よりマイナーなのを
よく使うことがあるなと気がつきました。
「リニアーに」とか確かにまずいですよね。会話なら使わないはずです。どうも、テレビなんかで誰かが
二三回使うのを聞いて、確かに便利だと納得すると「使っていいカタカナ語」の範疇に入っちゃうんですね。

普通の人は、相当耳にしないと意味が分からないものでも、こっちは元を知ってるの
で直ぐ頭に入るからかもしれません。
どうも、「直線的に」と漢字で書く、見た目が「難しそう・重苦しくなる」ことが大きいみたいです。
「リテラシー」も「読み書き理解及び表現能力」なんて、大袈裟だし、漢字が多くて重苦しい。
カタカナは見た目がすっきり軽いので、書き言葉ということもあって使っている面があるようです。

でも考えたら、「インセンティブ・リテラシー」なんて言葉を使って話せる相手が
いないことも大きいな。。(^^;;


しかし、また子供がとんちんかんなことを言ってますね。インド人の英語が2倍くらい速いのは
話してみれば分かることで、2倍とか、まあいい加減ですが、言えるのは普通に英米人とたくさん
話したことがあるから言えるのが分かるのが、それこそ日本語リテラシー!

私は、言葉の表現はまずくてもいいと昨日書きましたが、人の書いたことにあれこれ難癖を付けるなら
最低限の日本語読解力を付けるか、英語に忙しいから日本語の本なんか読んでいられないというなら
人の言うことに分かったようなことを一々言うのはなんじゃらほいと思いますね。

だいたい、日本にいてメディアでリスニングの力を付けようとTVを付ければ、インド英語は
皆無で、聞こえてくるのはアメリカ英語がほとんどなのに、何でその位分かんないんでしょう?
アメリカのニュースやドラマの会話は、一般人の会話より早口なのに、それよりインド人は早口!

あのインド人達と話した後で、米兵が話してるのが耳に入ったんですが、のんびりしたもんでしたしね。
それに「早口」と書いたのは「聞き取れない」と言ってるのとは違うことも分からないようだし。。
まあ、インド人と話したことがないから分からないのかも知れませんが。

母さん!あの「ご免なさい」が言えない子に何か言ってやって下さいな。。(^^;;



【6969】
【タイトル】皆んな、「自己本位」になろうぜ!ただし、↓を読んでから。。
【 日時 】03/01/27 7:24
【 発言者 】恋人ファン
【 リンク 】http://shizuoka.cool.ne.jp/izubekkan/asuka.htm



漱石が自己本位を語っている「私の個人主義」のURLは↓です。
http://shizuoka.cool.ne.jp/izubekkan/kojinshugi.htm

学問のあり方、物事の考え方、やはり漱石は最高のぼっちゃっん先生だった、日本の文系は何でダメダメなのか、
色々なことを考えさせてくれる、最高の講演です。純文学音痴の私的には漱石の最高傑作でした。



【6974】
【タイトル】恋人ファンさん、
【 日時 】03/01/27 19:12
【 発言者 】浜谷
【 リンク 】http://toshiohamaya2002.hp.infoseek.co.jp



>そのような、現地で生活することなくで国内でやることが前提の外国語学習では、リーディングが生活の一部になることが基本です。
活字とはいえ、「伝えることを持っている」著者と一対一で向かい合うことで、かなり密度の高い「磁場」が生まれるので大量の読書が語学の王道になっている のです。英語の勉強のためにやるリーディングではなく、書いてある内容を知り、感動したりそれについて自分の考えを広げたいためにする読書なので、日本語 の読書と本質は同じです。

賛同します。ただ、仰っているようなリーディングが出来るようになるにはそれ相応の訓練方法と期間が必要になると思います。SSS多読学習法(サイト↓) ではgraded reader(ペーパーバックを0〜6段階ぐらい別に分かりやすく編集したネイティブ小中高生用学習書)を使って取りあえず100万語をある一定の時間内 に読む訓練を指導しているようですが、恋人ファンさんはどのようにお考えでしょうか?

http://www.seg.co.jp/sss/index.html



【6975】
【タイトル】生成文法(1)
【 日時 】03/01/28 1:05
【 発言者 】boysome228

>「生成文法」と翻訳されている generative grammar について、あなたがよくご存じでしたら、私に教えてくれませんか。

私もChomskyの原著を読んだ訳ではないので、インターネット、(計算機による)言語理論の入門書などの聞きかじり(読みかじり?)の知識に基づいて 回答させて頂きます。本回答は、下記のURLの説明を大いに参考にしているものです。

 http://www1.rsp.fukuoka-u.ac.jp/chosho/fukuzatu.html

まず引用させて下さい。

”1956年にMITの N. Chomsky が発表した論文「Syntactic Struct
ures」により、言語学の面目は一新されることになった。 Chomsky は,来るべき言語学の研究課題として、次の4つの問いを提起した。
(1)言語(文法)は人間の心の中に,どの様な形で記憶されているのか。
(2)言語能力はどのようにして獲得されるのか。(「プラトンの問題」)
(3)言語能力はどのようにして使用されるのか。(「デカルトの問題」)
(4)言語処理を行っている人間の脳内部の仕組みはどのようになっているのか。
  これにより、「言語学」は論理的、心理学的、さらには脳科学的な研究側面を持つことになり、この流れは「認知科学」という新しい学問分野を作り出すこ とになった。
  Chomsky はこれらの課題を研究して行くために、次のような4つの作業仮説を設けた。
(A)人間の脳内には,言語に関する知識を記憶し、またそれらを結合して言語表現(音声、文字列)と意味表現を作り出す計算システムが存在する。
(B)脳内の言語機能は、離散無限を扱うという点で、他の認知システム(一般にアナログデータを扱う)とは際立った違いがあり、言語に関する計算メカニズ ムは他の認知システムから独立したモジュールを成す。
(C)この計算メカニズムは、経験データだけからは決定できない生得的な機能を含む。(言語能力生得説)
(D)言語機能は「人間」という生物種だけに存在する固有の機能である。
  このような前提の基に人間の言語能力を研究して行くアプローチをチョムスキーは「生成文法 (generative grammar)」と呼んだ。人間の脳が言語を生成して行くメカニズムを解明する、という意味で「生成」というようである。”(引用終り)

 という事で、多分、(A)人間の脳内には,言語に関する知識を記憶し、またそれらを結合して言語表現(音声、文字列)と意味表現を作り出す計算システム が存在する。という仮定から、”生成”という言葉を用いているのだと思います。

 生成文法の中心部分は、文章の構文解析規則からなります。それは、たとえば
  文 = 主語 + 述部
  述部 = (動詞) 又は 動詞 + 目的語 又は ・・・・
  目的語 = 名詞句 又は 名詞節 又は ・・・
 のような文法に適った文の分解規則(=構文規則又は変形規則)からなっています。この手法の最も華々しい応用例に計算機処理用言語があります。彼の理論 が、当時登場しつつあった電子計算機の処理に都合のよい形式的体系(形式言語理論)であっために、1960年Algol 60という計算機用の言語の文法が生成文法の構文規則によって書き下されました。以来、計算機用処理言語は、生成文法的な構文規則によって定義する事が一 般化しました。



【6976】
【タイトル】生成文法(2)
【 日時 】03/01/28 1:11
【 発言者 】boysome228

>その意味での「生成文法」が人間にうまれつき備わっているんじゃなければ、なんで個別言語の個別文法が誰にでも備わってしまう普遍性があるんだ、という のがチョムスキーの仮説ではないですか。

 ほぼその理解でよいようです。

 計算機科学への形式言語理論の応用とともに、Chomskyは自然言語(人間の言語)研究にも大きな影響を与えました。引用その2です。

  ”生成文法理論においては、全人類の言語に共通な普遍文法(Universal Grammar)の存在を仮定し、この「文法」はいくつかのパラメータ付きで書かれており、個々の言語の文法的な違いは、これらのパラメータの値の違いと 考えるわけである。そして,すべての人間は生まれながらに,この「普遍文法」を脳内に備えており、子供は周囲の大人たちの会話を聞いて、普遍文法のパラ メータの値を設定して行き、急速に母国語の文法をマスターする、と想定されている。
  最も基本的な「主辞の位置のパラメータ」の他に、主語+述語,の構文において,主語を省略しても良いかどうかの「主語省略可能性パラメータ」などが重 要である。
英語,フランス語、ドイツ語などでは主語が省略できないが、日本語、スペイン語,イタリヤ語,スラブ諸言語等では主語省略が場合により許される。” (引 用終り)

 上記の普遍文法=”すべての人間が生まれながらにして備えている(母国語によらない)文法知識”の存在は Chomskyの仮説に過ぎません。これは、個別の言語の文法の詳細を各々別個の規則として扱うと、(1)規則や品詞の数が膨大なものになってしまい、 (2)英語以外のさまざまな言語に対しては、それぞれに異なった規則を書かなければならない、という困難を克服するためのご都合主義的理論のようです。し かし、Chomsky自身が、後年、「言語は人間が扱うには複雑すぎる計算を要する」(MIT Working Papers in Linguistics, 1989) と述べており、計算機科学における「人工知能」的アプローチの行き詰まりから、「人間の言語のように曖昧で複雑なものを計算論的、数学的にモデル化しよう とする考え方そのものが誤りだった。」という反省が近年一般化しているようです。



【6979】
【タイトル】long time no・・・
【 日時 】03/01/30 13:01
【 発言者 】Eric

お久しぶりです。大風呂敷のページを開くこと自体久しぶりです。
生徒指導上の問題で、度重なる会議、家庭訪問など体力的にも精神的
にもまいってしまった状態が数ヶ月続きました。今年度から中1の担任を任されていますが、ここまで大変とは思わなかったです。まだ解決はして
いないのですが、久しぶりに投稿してみます。

中1の教科書が2学期で終了したので、生徒全員が読んだものを
録音してCDを作ろうと思いました。実際録音したのですが、生徒の発音
が1ヶ月前と比べて下手になっているのにショックを受けました。その
原因はただの練習不足です。教科書を10回音読してくることを冬休みの宿題にしていましたが、さぼった者も多いのでしょう。さらに全国模試の対策
授業をせざるを得ず説明中心の授業が続いたため音読をする時間が取れな
かったこともあります。管理職の方々が他校と比べ模擬試験の結果が悪いとあーだこーだといってきます。(前回の模擬試験はフォニックスをやっていたため試 験範囲が終わってなく、むちゃくちゃ悪くて相当文句を言われました)しかし試験が終わって生徒の反応を見ると、別に対策してもしなくても
大して結果にかわりはないと思いました。こんなことなら普通に音読中心
の授業をしておけば良かったと後悔しています。

(一応)有名?私立進学校に勤めている以上模擬試験の結果も大切なのでしょうが、中1から〜に勝った負けたというのはばからしいなぁ、と感じます。さらに 言えば、模擬試験の問題というのが実にくだらないと思います。これって職務放棄、職務怠慢になるのでしょうか?



【6980】
【タイトル】音作り
【 日時 】03/01/30 21:10
【 発言者 】sb[Profile 京都府に住む30代の男性の方]

Ericさんは、柴田さんの授業見学をさせていただいたときに案内していただいた方ですか?たぶんそうだろうと思います。
中一を担任されているのですね。模擬試験がくだらないとおっしゃいます。模擬試験や大学入試が変わりつつある段階にあるということを最近感じています。時 代を先取りする授業は「実績の中に100パーセント理念を内包する」が原則だと思います。しかし私は楽観論者ですが、必ずよい方向に日本国内の英語教育 (言語教育)環境は変わっていくと思っています。




【6981】
【タイトル】Harry Potter - Revised
【 日時 】03/01/31 1:44
【 発言者 】boysome228

Ron: You're Parselmouth. Why didn't you tell us?
Harry: I'm what?
Ron: A Parselmouth! You can talk to snakes. You are bilingual.
Harry: I spoke a different language? But - I didn't realize - how can I speak a language without knowing I can speak it?
Hermione: That's exactly the way you should do it. According to Professor Krashen, you can't think of grammar rules while you are talking. You can't learn them, but just acquire them.
Harry: So? I bet loads of people here can do it.
Hermoine: Oh, no they can't. Being able to talk a second language at that level is not a very common gift. Only Salarzar Slytherin and Professor Togo have ever reached that height in history.
Ron: Ginny might suspect you must have a snake girlfriend or something.
Harry: I feel dizzy. I'd better see Madam Pomfrey. By the way who's Professor Togo?




【6982】
【タイトル】Stephen Krashen's Theory
【 日時 】03/01/31 1:48
【 発言者 】boysome228

"Language acquisition does not require extensive use of conscious grammatical rules, and does not require tedious drill." Stephen Krashen

"The best methods are therefore those that supply 'comprehensible input' in low anxiety situations, containing messages that students really want to hear. These methods do not force early production in the second language, but allow students to produce when they are 'ready', recognizing that improvement comes from supplying communicative and comprehensible input, and not from forcing and correcting production." Stephen Krashen

"The best methods are therefore those that supply 'comprehensible input' in low anxiety situations, containing messages that students really want to hear. These methods do not force early production in the second language, but allow students to produce when they are 'ready', recognizing that improvement comes from supplying communicative and comprehensible input, and not from forcing and correcting production." Stephen Krashen



【6983】
【タイトル】Sorry!
【 日時 】03/01/31 2:02
【 発言者 】boysome228

My mistake. I put the same quote twice!

"Acquisition requires meaningful interaction in the target language - natural communication - in which speakers are concerned not with the form of their utterances but with the messages they are conveying and understanding." Stephen Krashen

"In the real world, conversations with sympathetic native speakers who are willing to help the acquirer understand are very helpful." Stephen Krashen




【6985】
【タイトル】ダイレクトメソッドの例
【 日時 】03/02/01 13:06
【 発言者 】パクパク

音作りのあとは、ダイレクトメソッドによる音読50回がいいとおもう。
要は、文法レスで、音読。
音をつくって、5文型や文法を考えながら音読するのでは、
音作りの効果もほとんどない。
どうして、日本語を使わないで英文が
理解できるようになるのか?
そういう疑問に、下記は答えている。

以下、実際例を引用


 ダイレクトメソッドは、音声言語(聞くこと・話すこと)をネイティブスピーカーにより、遊びを通じて、楽しく、体で身につけることを第一に考えていま す。レッスンには日本人スタッフが助手としてつくことがありませんから、子供達は言葉が分からなくても、日本語に頼ることなく、先生の言葉に注意深く耳を 傾けるようになるのです。週一回の限られた時間だけでは、すべてを習得することは難しいでしょう。しかし、ご家庭での反復練習を積み重ねることと、長期間 レッスンを続けることで、必ず成果があるものと確信しております。


一見、一番時間のかかる教え方かもしれません。
でも、一番確実に、早く、役立つ英語が身に付く教え方なのです。

たとえば・・・

「OPEN」という言葉は、日本語では「あける」の3文字で理解させることが出来てしまいます。しかし英語を初めて耳にする子供にどのように理解させて、 覚えさせるかを考えてみたときに、参考になる例を挙げてみましょう。

先生が子供達にジェスチャーを交えて英語で話しかけます。

1.ドアーを開けながら・・・「Open the door」

2.本を開きながら・・・「Open the book」

3.窓を開けながら・・・「Open the window」

さて、子供達はOPENという言葉を理解できたでしょうか??

これだけで理解出来る子供達はほとんどいません。なぜなら、子供達はドアーを引く動作(Pull)をOpenと理解してしまうかもしれませんし、本のペー ジをめくる動作(Turn)をOpenと理解してしまうかもしれません。窓を横にずらす動作(Slide)を見てOpenを学ぶのですから、それは難しい はずです。
では、どのようにしてOPENを理解してもらうのか・・・

1.まずドアーをさして・・・「This is the door」
  ドアーを開けながら・・・「Open the door」
  ドアーを閉めながら・・・「Shut the door」

2.まず本をさして・・・「This is the book」
  本を開きながら・・・「Open the book」
  本を閉じながら・・・「Close the book」

3.まず窓をさして・・・「This is the window」
  窓を開けながら・・・「Open the window」
  窓を閉めながら・・・「Shut the window」  など・・・

このようにいくつかの例を何度も何度も繰り返しながら、子供達に動作を対比させることで、言葉を頭ではなく、体で理解させる。つまり、”日本語に翻訳をせ ず、英語を英語で理解させる。”ことが可能になります。これがのダイレクトメソッドなのです。一見当たり前のように思われがちですが、このことを当たり前 のように実践出来ているこども英会話教室が少ないのも現状です。一見時間がかかるように思われがちなダイレクトメソッドが実は一番確実に身につくための近 道なのです。

【6986】
【タイトル】難しい文法用語と簡単な英語
【 日時 】03/02/01 17:34
【 発言者 】パクパク

ダイレクトメソッドの別の例

日本だったら、こむづかしい文法用語を
つかいます。現在形、進行形、過去形、現在完了形、
未来形など。
もっと簡単な英語にしたら、ダイレクトメソッド
に近くなるとおもいます。

シンガポールの小学生の英語の教科書を見ると、反復練習が非常に多いです。
たとえば、時制の練習では

Everyday :He takes his daughter to school.
Now :He is taking his daughter to school.
Yesterday :He took his daughter to school.
Already :He has taken his daughter to school.
Tomorrow :He will take his daughter to school.

このように、一つの例文を言い換えたりする練習を繰り返すうちに、脳に英語の回路が出来上がっていくのだと思います。



【6987】
【タイトル】「中庭」から転写
【 日時 】03/02/02 3:17
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



高見さん、有藤さん(1)

 お返事をありがとうございました。
 こんなふうにお返事をいただけたのは、初めてのことで、私は襟を正そうと思いました。ありがとうございました。
 ネット社会というのは、(私のような)ならず者が出没するから難しい社会だとも読める投稿もありましたが、本当にこの社会が難しいのは、まともな反応が なかなか返ってこないところにあると思っています。まともな議論が提示されても、それが深められることがないままに流されていくこと。その点にこそ、ネッ ト社会の難しさがあるのではないでしょうか。私も「大風呂敷」  http://sky.iruka.ne.jp/cgi-bin/a4/iruka.cgi?shigeru という掲示板を一つやっておりますが、議論が深まることはなかなかありません。
 これをどうにかするには、「過去ログ」を整備しておくことくらいしかやりようがないと考えています。「過去ログ」さえきちんと整備されていれば、尻切れ トンボになった議論を蒸し返して再開することは可能だろう、と。しかし、生活は厳しく、私はなかなか自分で「過去ログ」をめくり返している時間がとれませ ん。話が逸れました。

 今回の私の言葉づかいは、私が酒に酔って書いたことが原因の一つですが、酒のせいだけにするつもりはありません。もう一つの表に出ていない原因は、 Jackie さんの「中庭」への投稿を削除して以後の柳瀬さんの対応にあります。
 現在の英語教育のていたらくの原因の一つは、大学の教員養成過程に、日本語で育った日本人の口の動きを元にして作った英語学習用の音声学がないことにあ る、これに関しては大学の教員たちは今でもおさぼりを続けているという「大風呂敷」での私の記事の指摘に Jackie さんが反応してくださり、この「中庭」に、「喧嘩を売りにきました」というようなタイトルで記事を書き込まれました。この記事はただちに柳瀬さんによって 削除されました。タイトルが刺激的であるだけのことで、中身はきわめてまっとうなというか、むしろかわいらしい記事だったと思いますが、何の警告も発する ことなく、柳瀬さんは Jackie さんの記事を削除しました。

 削除です。

 人の発言を削除するのです。言論の守り手のような顔をして、正体はそうではない。人の発言を簡単に削除するような大学人というものはいったい何なのか。 私は小心者とも思ったし、プチ・ファシストとさえ思いました。
 柳瀬さんによる Jackie さんの記事の削除に関して、この小心者が、と書いた私の発言も削除されました。
 それだけではない。
 名無しのまま「大風呂敷」で行儀悪く段平を振り回す者が現れた頃、「中庭」で中等教育教員という名で、教員の顔をして教育者づらをする記事を書いている 者がいました。おそらく職業も教員だろうと思われます。
 柳瀬さんが経営している「本音の掲示板」というところで、「中庭」に中等教育教員という名前で書き込んでいる者と、「大風呂敷」で段平を振り回す者は同 一人物であるという記事を書いたところ、柳瀬さんが、「もしも、何の証拠もなくそんなことを言うなら、ひどい誹謗中傷になる」という意味のことを書かれま したので、掲示板で右クリックして表示されるソースとかいう表示からプロバイダとそこにぶらさがる端末番号を拾い出し、証拠として提出したら、柳瀬さんは この証拠そのものを削除したのでした。
 開いた口がふさがらない。いったい自分が何をやっているのかわかっているのか、この人は。



【6988】
【タイトル】高見さん、有藤さん(2)
【 日時 】03/02/02 3:18
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



 よくわかったことは、この人がやたらに削除が好きなことでした。真理を求めるような顔をして、証拠をさえ削除する。行儀よくしろという意味のことを私に 何度か言った人ですが、節度やら品位やらお行儀やらというものの正体は、保身なのです。ものごとの筋目を消すことです。証拠を消すということはそういうこ とです。学校や大学には、波風を立てるなという保身のための処世があるのは知っているが、公開された掲示板という場所で学校という閉鎖社会にしか通用しな い処世をおおっぴらにやってしまったのが、柳瀬さんだったのです。それが彼の削除行為だったのでした。自分で「何の証拠もなく云々」と言い出しておいて、 私が証拠を提出したら、それを削除するのですから、柳瀬さんはものごとの根拠というものを消す人なのです。
 もうこのような話題はいいかげんにしたいと音をあげていたのは確かに柳瀬さんの方でしたが、自分で「何の証拠もなく云々」を言った後に、私が提示した証 拠なのですから、決して削除などすべきではないでしょう。自分が継続したくない話題だからといって、証拠まで削除したのでは、何もわかっちゃいないのだと 言われても仕方がないのです。
 私は削除された証拠を再度掲載し、強く抗議しました。そのことによって、ようやく証拠は「本音の掲示板」に残りました。http: //www.kirihara.co.jp/CHUSHIKOKU/e-genki/
 ネット社会なんてものは、柳瀬さんは何もわかってないのではないか。
 致命的ではないか。化けの皮ではないか。柳瀬さんの証拠削除(隠滅)という行為を見るに及んで、私の中にそういう確信が生じました。

 「化けの皮」という語によって、高見さん、有藤さん、また読者の方々に不愉快な思いをさせてしまったことは申し訳ありませんでした。お詫びいたします。
 しかし、私は柳瀬さんの一連の削除行為、隠滅行為は落とし前がついていないと思っているのです。Jackie さんの記事の削除について、私の提出した証拠削除について、自分の判断の誤りについて、柳瀬さんはすべき謝罪をしておりません。しらばくれ続けているだけ です。

 「中庭」は、リニューアルされるそうですが、それが投稿者の制限、削除行為を容易にする規約の書き直しになるのではないかと私はにらんでいます。つま り、柳瀬さんによる削除行為の強化ではないのでしょうか。投稿者そのものの削除、つまりアクセス制限が設置されるのではないかとも思っています。
 そうなった時は、改めてきっちりと批判したいと思っています。

 私の記事は、言論なのか「荒らし」なのか。
 私は読者の一人一人に判断していただきたいと願っています。
 この判断に関して、私は柳瀬さんを信用することなどできません。
 なにしろ、証拠を削除する人なのです。

 投稿数が多いため、記事がとぎれとぎれになり、非常に読みにくいですが、「大風呂敷」の過去ログには、柳瀬さんの削除行為がたどれるように、「中庭」か ら転写した記事があります。

 この「中庭」における、私の行儀の悪さの発生地点は柳瀬さんの削除行為です。あらかじめ悪意を持ってここに来たのではありませんでした。



【6989】
【タイトル】boysome228 さん
【 日時 】03/02/02 3:22
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



> "Language acquisition does not require extensive use of conscious
grammatical rules, and does not require tedious drill."
                          Stephen Krashen

 この Krashen の意見は、母語がヨーロッパ系の言語である学習者にはこれでいいでしょうが、日本人には無効だと思います。磁場構造を無視したもの言いだと思います。



【6990】
【タイトル】ダイレクト・メソッド
【 日時 】03/02/02 3:32
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



パクパクさん

open や shut などの語をダイレクトに理解させるのに、英語だけ使って授業
をするのも結構でしょうが、the day after tomorrow などはどうやってダイ
レクトな理解をもたらしたらいいのでしょうか。
sentimentality だの、solemnly など抽象的概念を含む語はダイレクト・メ
ソッドによって、英語だけ使った授業でどのように理解させることができるの
でしょうか。
もし、これが可能であるならば、英会話学校がこれほどの役立たずであるはず
はないのです。ネイティヴ・スピーカーの言うことを注意深く聞いていれば誰
でも英語が上達するはずなのです。映画を観ているだけでも、かなりな英語の
量に触れるのですから、映画を観るだけでも英語が上達するはずなのですが、
そんなことは起こっておりません。
いつもながら、次から次へと新しい方法を提示されるのには少々飽き飽きして
おります。いつも思うのは、根拠を示せ、です。



【6991】
【タイトル】Eric さん
【 日時 】03/02/02 3:57
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



 東大に何人合格者を出したかを競うような学校に勤務されているのですし、それを無視した仕事はできないのでしょうから、迷いが深まるのはよくわかります が、私は柴田さんがたどられた道がまっとうなものだと信じています。
 知識量の獲得は、東大に受かりたい生徒はそれに必要なだけを個々が自分で獲得するはずです。本当はそれしかない。学校がすべてを獲得させることは無理だ ろうと思います。
 いい教材を提示した上で、それをどういうやり方で、どういう質がとれるだけやればいいかを言葉にできれば、合格したい生徒は自分でやるでしょう。どうい う質がとれるまでやるべきかを言葉にすることが難しいのだと思います。
 知識を獲得する過程で、柴田さんが作られたような音が知識を媒介にしていくなら、それが最良なのです。知識がまともな音を一体化するでもいいし、まとも な音が知識を一体化するでもいいが、いずれにせよ、一体化が生じるなら、それが本当の近道だと思います。
 音とイメージを一体化する作業は、生徒が個々に自分でやるしかないことです。そして、それこそが理解を瞬間化させ、運用の中で自然化させている過程の核 にあるものです。
 音がまともであり、理解が瞬間化するということがいずれも欠けていなければ、問題集を多くこなすことですら、「運用」の一種です。
 もっとも核になるものは、生徒が個々にやるしかないのですから、ちゃんとした「音づくり」と、よくこなれた音で読める文に関して良質のヒントや、的をつ いた説明をところどころに置いてやる程度のことをすれば、学校が果たすべき義理は果たしていると考えていいと思います。
 ヒントを置くとか、的をついた説明をするとかはいくらでもやっているところはあるでしょうが、「音づくり」や「音読」、あるいは「音づくり」や「音読」 によるインプットをまともにやっている学校はほとんどありません。

 柴田さんが教えられた生徒さんたちは、今、高校1年生でしたっけ。
 この生徒たちの東大合格者数が減らなかったら、柴田さんはまったく革命的な授業をなさったことが立証されます。その後、大学に入学して以後も、音と知 識、音と意味、音とイメージを絶えず一体化させていくなら、その生徒たちの英語は確実に使える英語になるでしょう。

 おそらく柴田さんは、東大合格者数というようなものと、自分の「音作り」によるひたすらな音読の授業とを両立させることを現在考えられていると思ってい ます。この掲示板にもなかなか書いていただけないで淋しい思いをしていますが、柴田さんの正念場を強く応援しているとお伝えください。



【6994】
【タイトル】パクパクさん
【 日時 】03/02/02 4:23
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs



>シンガポールの小学生の英語の教科書を見ると、反復練習が非常に多いです。
たとえば、時制の練習では

Everyday :He takes his daughter to school.
Now :He is taking his daughter to school.
Yesterday :He took his daughter to school.
Already :He has taken his daughter to school.
Tomorrow :He will take his daughter to school.

 これは Jackie さんのやられていることに近い。ダイレクト・メソッドで
やるかやらないかは大きな違いとなりますが、直接的にはダイレクト・メソ
ッドとは関係ないでしょう。
 こういう練習は私は賛成です。
 こういう練習のためのよく練られた教材があれば、私は「技法グラウンド」
で使ってみたいとも思います。



【6995】
【タイトル】RE: Krashen
【 日時 】03/02/02 9:10
【 発言者 】boysome228

> "Language acquisition does not require extensive use of conscious
grammatical rules, and does not require tedious drill."
                          Stephen Krashen

>>この Krashen の意見は、母語がヨーロッパ系の言語である学習者にはこれでいいでしょうが、日本人には無効だと思います。磁場構造を無視したもの言いだと思います。

 実は私も同じように思いました。偉大な教育家・言語学者のKrashenといえども勘違いをするのです。日本人英語教師や文部省が右往左往するのも無理 はないかも。漢文訳読のように文字に頼った時代の語学教育はともかく、音声・映像がすぐ手に入る現代の語学教育、特に話す能力・聞く能力の教育法について はまだまだ謎だらけ、試行錯誤の真っ最中という事だと思います。



【6996】
【タイトル】死なない英語
【 日時 】03/02/02 11:35
【 発言者 】Jackie

東大生になるのには 英文解釈教室、700選 他 いくつかの難解な参考書や問題集をこなす、、(らしい。進学校に通っている生徒に教えてもらった。)高 校二年までに教科書は終わり3年には受験にむけての勉強だとか。

そんなに勉強して受験を突破しても多くの学生の英語が死んでしまうのはなぜだろう。
大学に入って安心して勉強を怠ってしまうからだろうか?
いや死にはしない眠っているだけか? 高校までの英語教育を基礎に勉強をつづければ使い物になる?から今の学校教育でよいのか?

死んではいないまでおやはり多くの学生の英語が仮死状態だ。

やはり 足腰が鍛えられていないからだ。
基礎造りをおろそかにして豪華に見える家をたてたから。
音作りや声や筆写を通しての基礎のセンテンスの運用と徹底。
簡単な文章からの英作文。そして英語をを聴く事。
これがなされていないのに 英文解釈などしてしまうのでちゃんちゃらおかしい。(実は 私に英文解釈教室を理解できるだけの頭がないだけだったのかもしれ ないが 今もあまりすきではない。基礎が出来た上でのおさらいとして もしくは英文をひねくり回してる喜びたい研究者がやればよい。)

英文解釈や細かすぎる英文法が英語の基礎ではないのにこれを基礎にしている学校教育。
もしくはネイティブをとおして自然に英語を身につけようという発想。
コミュニカティブな授業や 生徒にスポットをあてずに先生がスポットをあびてしまっている授業。


柴田さんの方法の生徒なら 英語が死なない。死なないはずだ。
この授業がEricさんたちを通じて広がっていくことを願う。
(あーまた自分で自分の首しめてしもた。これがひろがったら困るのは、、、)

Ericさん
英語(英会話)教室でもすぐに結果をもとめる生徒や親もいます。
地道な基礎訓練よりも カンバッセーションを求める。
まあ英会話教室に来る生徒たちは 外人と話す自分に夢をみる
現実とはちがった世界、異文化の湯気を求めているだけで 英語力向上をもとめていないのでしょう。英語力向上には基礎訓練が必要なのに
会話には基礎が必要ないとでも思うらしい。自分でやらずに
週に1,2時間通うだけで身につくわけないです。

土をつくって 種をまいて水をやって 日向にだして
そして時間をまたなくちゃ 芽がでない。そして 花がさくまでには
日々の手入れが大事。
結果を急ぐ親や生徒 そして上司たちには家庭菜園をすすめましょう。
流行のガーデニングならやってるかもしれませんが
苗を買って来てこじゃれた鉢によせ植えする インスタント時代ですからねえ。これじゃ英語力にも即効性をもとめるわけだ。



【6997】
【タイトル】ぱくぱくさん
【 日時 】03/02/02 11:50
【 発言者 】Jackie

>音作りのあとは、ダイレクトメソッドによる音読50回がいいとおもう。
要は、文法レスで、音読。


ダイレクトメソッドを使った音読って どのようにやるのでしょうか?
意味がわかりません。


>ダイレクトメソッドは、音声言語(聞くこと・話すこと)をネイティブスピーカーにより、遊びを通じて、楽しく、体で身につけることを第一に考えていま す。レッスンには日本人スタッフが助手としてつくことがありませんから、子供達は言葉が分からなくても、日本語に頼ることなく、先生の言葉に注意深く耳を 傾けるようになるのです。週一回の限られた時間だけでは、すべてを習得することは難しいでしょう。しかし、ご家庭での反復練習を積み重ねることと、長期間 レッスンを続けることで、必ず成果があるものと確信しております。

ダイレクトメソッドとは英語を英語で教えるということですよね。
日本は英語が日常で話される国でもないのに 英語を英語で教えて英語が理解できるようになり話せるようになるとはとても思えません。
週1、2回のレッスンでは とてもとても無理でしょう。

1歩譲って子供になら 英語の音が耳から入ることは 何がしかの利点が将来あるかもしれません。それでも話せるようになるとはおもえませんが。

また Turn! twist! Open!などの 短く体を使って覚えられることばなら
日本語の 回って 開けて! などよりは 響きリズム的に
子供の体には染み込むでしょう。

大人には日本語を介して英語を教えたほうがよいと思います。
英語を英語で教える授業をやるとしたら
Naimaさんがドイツでドイツ語を学習した 3ヶ月320時間の集中学習+家での自習時間 というような集中学習をしないかぎり無駄におもわれます。
そしてそれも磁場にいるかいないかでも 効率はちがってくるでしょう。



【6998】
【タイトル】ドリル
【 日時 】03/02/02 12:09
【 発言者 】Jackie

>日本だったら、こむづかしい文法用語を
つかいます。現在形、進行形、過去形、現在完了形、
未来形など。
もっと簡単な英語にしたら、ダイレクトメソッド
に近くなるとおもいます。

シンガポールの小学生の英語の教科書を見ると、反復練習が非常に多いです。
たとえば、時制の練習では

Everyday :He takes his daughter to school.
Now :He is taking his daughter to school.
Yesterday :He took his daughter to school.
Already :He has taken his daughter to school.
Tomorrow :He will take his daughter to school.

このように、一つの例文を言い換えたりする練習を繰り返すうちに、脳に英語の回路が出来上がっていくのだと思います。

パクパクさん
ぱくぱくさんのいうダイレクトメソッドというのがよくわからないのですが
シンガポールでの文の活用練習はこれは 私のやっている長崎げんやさんの文型練習にとても近いです。 これはとても効果があります。
一つの文章
You do your homework everyday.
を 質問形 否定形 Wh質問にして
それを過去形、未来形、現在進行形 過去進行形 現在完了形、などに
瞬時に変えていく訓練です。 タイマーをつかって時間内にやります。
これで ゲーム性ができ あきずに繰り返せます。
英語の語順を無意識にできるようになるのにとてもよい訓練です。

私はこれを文章をみてできるようにしたあとに空でやります。
完璧にできて 楽チンと生徒が思った時点で
絵だけを見せて活用したり
話しかけるようにしたりしてやってみます。
そうすると さっきまで簡単にできていた活用につっかえたりします。
これは音とイメージの一致ができていないからで
絵をみたり 体をうごかしたり イメージしたりしながらやることで
徐々に一致してきます。

ちなみに ほとんどの文が活用できるので 教科書も音読したあとに
質問形読みをして否定形で受け答えをしたりとして 使っています。

学校の教科書にたりないのは 例文の反復練習。ドリルですね。



【6999】
【タイトル】根石さん
【 日時 】03/02/02 16:30
【 発言者 】Jackie

>よくわかったことは、この人がやたらに削除が好きなことでした。真理を求めるような顔をして、証拠をさえ削除する。行儀よくしろという意味のこと を私に何度か言った人ですが、節度やら品位やらお行儀やらというものの正体は、保身なのです。ものごとの筋目を消すことです。証拠を消すということはそう いうことです。学校や大学には、波風を立てるなという保身のための処世があるのは知っているが、

現在の英語教育が変わらないわけがここにあるような気がする。
波風をたてない、改革をとなえながら変化をきらう。なれあう ほめあう。

柳瀬さんは大学のせんせーにしては開かれている人だ。
HPを拝見して 読み応えもあり 学ぶところもあり 面白かった、現在の英語教育を開拓していく力を持っている人のように思えた。
そしてなにより掲示板をもたないHPが多い中掲示板をもっている。
「英語教育のための自由な議論の空間です!多様性こそが健全さを生み出します!感想、意見提起、疑問、反論、異論などをお待ちしています!」

しかしこの掲示板で あまり議論が活発になることがない。
第一に議論そのものよりも 節度や品位を大事にする。問題にする。
それゆえ肝腎な議論がはじまらない。
第二、
品位節度 不適切な書きこみにたいする 嫌気 とがめの投稿はすぐにあれど、
なぜか英語教育に関しての問題提起に対してには投稿も反応も少ない。

第三に 議論がうけながされてしまう。謙虚に反省して真摯に受け止められてしまうと そこから議論の発展の余地がない。お互い違った意見を交換しあうこと は批判ではあれど 相手を非難しているはずではないはずだ。
違った意見をたたかわせることで 何かが生まれるはずではないのか?

私が日本に帰ってきたとき 自分の意見をはっきりいう癖がついていて困った。自分はこう思うといっているだけなのだが 相手と意見がちがうと 相手は相手 自身が批判非難されている思ってしまうのだ。
議論は決して相手を非難しているわけではない、でも日本という土壌でのディベートはこのような点で難しい。

中庭では英語にふれている人がおおいのだが この点では日本的で
どうも意見が違う=批判、非難 と受け止められてしまうようだ。

根石さん 私の投稿が発端でご迷惑をおかけしています。
ねっこがどこにあるのかは わかっています。
しかし ここいらで 一度水に流して 英語教育に関する議論に集中していきたくおもいます。せっかく開かれている数少ない掲示板で 議論ができなくなると もったいないからです。

では中庭にいってきます。
あ、広場のほうでは 文法に関して投稿がいくつかされています。