3003 「ダジャレイ夫人の恋人」に恋して 投稿者:←投稿者名は 投稿日: 5月22日(水)21時10分06秒

文法の効用

生島宏というワイドショー司会者がいたことを年輩の方はご記憶のことと思う。

彼が女性スキャンダルでTV界から追放される以前こんなことがあった。
確か、ランボーのいくつ目かのPRのため来日していた、スタローンがゲストであった。
アメリカで英語修行をしてきたと自負する生島は、通訳を断ったようであった。
そして、あの悲惨な出来事は起きた。

来日の目的など、それまではなんとか通じていた生島は次のように質問した。

What are you doing now if you are not a movie star?

スタローンは怪訝な顔のまま凍り付いた。生島は同じ文を繰り返す。
しかし、今度は What? と聞き返される始末。しばし沈黙が訪れる。

スタジオに白けた空気が流れた。焦った生島は、家族についての質問をしてその場をなんとか切り抜けた。
しかし、私を含めそのシーンを目撃していた何百万人という視聴者のうちの数万人かは
「生島ちゃん、文法ちゃんとやらないからこんなことになるのよ」を思ったことだろう。

私同様、英語が嫌いになるような英文法の教え方を彼もされたのだろう。きっと斉藤氏もそうに違いない。

しかし、日本語では「〜だったとしたら・・・していますか?」と語尾を少し変えればよいものが
英語では動詞関係で大きく変化する。アメリカでしばらく暮らした程度の生島の「磁場体験」では、
その法則性を体得することは出来なかったにちがいない。しょせん、アメションである。

「英語好き」の生島は、片言の英会話が通じるようになったので、文法なぞ必要ないと思っていたのだろう。

高校で重箱の隅をつつく勉強の文法で苦しめられたトラウマが、その後一切中学のレベルを
越える文法は考えないという頑なな「文法不要論者」に生島をしてしまったのかもしれない。

しかし、テストのためではなく、文法書を時々「読書」することは、特に、ある程度英語がそのまま
理解できるようになったものにこそ効果が大きいのだ。日本の高校並みの文法は、ここにいる誰よりも
英語が身体化している、向こうの中学生・高校生がやるものだからだ。

一度も使ったことがないのは当然として、殆ど聞いたことも見たこともない文法の理屈を、テストのために
無理矢理覚えさせられた高校生時代と違って、当時の生島なら聞いたことがあるがよく分からなかったり、
言いたかったが上手く言えなかった文型などが高校レベルの文法書では理論的に解説されているのだ。

「仮定法過去完了」という呪文さえ知っていたなら、彼があんな恥をかくことはなかったのだ。
同様に、注意深くつき合っていたなら、スキャンダルでTVから干されることはなかったのだ。
ことほど左様に、「後の祭りの仮定法過去完了」はこの世には多い。件の文は「過去の事実に反する」ものだが同じことだ。

インプットに疲れたとき文法書を眺めることは、文法を拒否してきたものには得るものが多いはずだ。
しょせん付け刃で身に付けた、小さな小さな「英語の感覚」を文法の知識はある程度とはいえ確実に広げてくれる。

特にアウトプットの際には、大きく異なるシンタックスの母語を持つ日本人の中級以上の学習者は、
正確さと表現の幅を広げるのにも、適切な英文法のをしっかり身につけておくことが重要である。


さて、その後の生島の消息をご存知の方はあまりいないかも知れない。いや、最近は少しはTVに登場しているだろうか。
TVを20世紀に置いてきてしまって、WTCテロのシーンも数日後に家電店のTVで一回見ただけの私には知る由もない。
しかし、生島の消息ならよく知っている。彼は早朝のラジオの帯を持っており、毎日二時間しゃべっているからだ。

そのなかに、彼がこりもせず「一口英会話」のようなことをやっている一コーナーがある。
英語についての怪しげなウンチクを傾けているのだが、しばらく前にこんなことがあった。

「フレッシュには新鮮という以外にね、スケベな意味があるんですよ。肉欲って意味がね!」と
仕入れたばかりの知識?を嬉々として披露していたのだ。

「そら、fReshやなくて、fLeshやろ!まったく、コイツのエーゴは救いようがないな。。。」

そのとき、私はそう思ったものだ・・・しかし、数日がかりで、ここの過去ログを全部読んだ今の私は違う。

生島よ、これ以上全国に恥をさらしたくなければ、素読舎に住み込んでおいしゃんの回転読みのシゴキを受けるのだ!


もちろん、生島の正調カタカナ英語は今も健在である。

>ダジャレイ夫人の恋人@ここ専属挿し絵じゃなくて、挿し字作家殿  長いの書いたYO!そろそろ出番じゃあ?

(なお、おっしゃんのエーゴ教育革命を強く支持する私は、この掲示板での私のカキコの著作権を全て放棄するものです。)




3005 根石さんかな? 投稿者:斉藤伸夫 投稿日: 5月22日(水)23時27分47秒

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「仮定法過去完了」という呪文さえ知っていたなら、彼があんな恥をかくことはなかったのだ。
「仮定法過去完了」という呪文さえ知っていたなら、彼があんな恥をかくことはなかったのだ。
同様に、注意深くつき合っていたなら、スキャンダルでTVから干されることはなかったのだ。
ことほど左様に、「後の祭りの仮定法過去完了」はこの世には多い。件の文は「過去の事実に反する」ものだが同じことだ。
---------------------

「仮定法過去完了」は中学で習わないんでしたっけ?
まあ、習わなくても、多読すれば、自然に身につくんじゃないかな?
甘いですかね? If I were youなんて結構使われるし...




3006 根石さんかな?  投稿者:斉藤伸夫 投稿日: 5月22日(水)23時44分39秒

>What are you doing now if you are not a movie star?

これは、「映画俳優でないとしたら、あなたは、今何をしていますか?」という日本語を英語にそのまま直訳したようなものでしょう。
この英語は、大量インプットをした人の英語ではなく、むしろ文法と訳読中心の学校英語に毒された人(つまり平均的日本人)の英語に思えます。



3007 斎藤さん 投稿者:村田 投稿日: 5月23日(木)00時17分29秒


>英語の基礎事項は、大抵の日本人が、中学、高校でイヤと言うほどやらされているの
>で、特に強調しなくてもいいのではないのでしょうか。

あえて書いちゃいますけど、中学・高校の文法事項は、日本で英語やってる人にとって
は強調すべきなんではないかと思います。

根石さん流に言うならば、文法は、「生の知識」としては、中学〜高校にかけてイヤと
いうほどやるわけですが、だいたいイヤなまま終わってしまって、血肉化しないまま終
わるのがほとんどじゃないでしょーか。それが証拠に、日本の一流といわれる大学の学
生が、英語がちゃんと使えるか、と言ったら、必ずしもそうではない、という現象があ
ります。
「生の知識」というのは、英語を使うときに、え〜と、あれなんだっけかなぁ、とタイ
ム・ラグが生じるようなもんだと俺は解釈しています。(根石さん、違ってたら訂正して
ください)

中学・高校の文法事項を血肉化するのに、俺は約3年かかってます。
大学受験の時には、はっきり言って、とても血肉化してるとは言えませんでしたです。
ここでの血肉化というのは、中学生や高校生が、「これ、どういうことなん?」と聞い
てきたときに即座に答えられるとか、初見の文をイントネーションを即座に自己決定で
きて、まあ、それがネイティヴに通用するレベルですが…(あ、今自分で書いててちょっ
とトホホな気分)
今でも現在完了形を相手が使っているのは理解できるんですけど、自分では直感的に使
うことはできないありさまです。俺にとっては、中学文法、あなどりがたし、です。

文法ってのは、要するに帰納法の世界の話だと思うんですが、だとすれば、日々、大量
にインプットしている人にこそ、顧みるに有益なものだと思います。
大量にインプットすれば、自分なりのルールが見出せると思いますが、個人でやってる
と、こぼれ落ちるものも多いんではないでしょーか。
であれば、磁場無しな人が、先人の業績を大いに活用させていただくのはとっても大事
だと思うのです。



3008 (無題) 投稿者:村田 投稿日: 5月23日(木)00時33分07秒

>What are you doing now if you are not a movie star?

>これは、「映画俳優でないとしたら、あなたは、今何をしていますか?」という日本語を英語にそのまま直訳したようなもので
>しょう。
>この英語は、大量インプットをした人の英語ではなく、むしろ文法と訳読中心の学校英語に毒された人(つまり平均的日本
>人)の英語に思えます。

「文法と訳読中心の学校英語に毒された」日本人は、かえってこういう間違いはしない
と思われます。



3012 村田さん  投稿者:斉藤伸夫 投稿日: 5月23日(木)01時07分14秒

--------------
「文法と訳読中心の学校英語に毒された」日本人は、かえってこういう間違いはしない
と思われます。
--------------

説明して頂けますか?



3013 村田さん 投稿者:斉藤伸夫 投稿日: 5月23日(木)01時15分23秒

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根石さん流に言うならば、文法は、「生の知識」としては、中学〜高校にかけてイヤと
いうほどやるわけですが、だいたいイヤなまま終わってしまって、血肉化しないまま終
わるのがほとんどじゃないでしょーか。それが証拠に、日本の一流といわれる大学の学
生が、英語がちゃんと使えるか、と言ったら、必ずしもそうではない、という現象があ
ります。
「生の知識」というのは、英語を使うときに、え〜と、あれなんだっけかなぁ、とタイ
ム・ラグが生じるようなもんだと俺は解釈しています。(根石さん、違ってたら訂正して
ください)
------------------------

私への反論として書かれたのなら不思議ですね。
文法の血肉化にこそ大量インプットは大いに役立つと思います。




3016 村田さん 投稿者:斉藤伸夫 投稿日: 5月23日(木)01時38分09秒

呼び捨てにして、すみません。下の投稿は間違って投稿ボタンを押したものです。無視してください。

-----------------------------
文法ってのは、要するに帰納法の世界の話だと思うんですが、だとすれば、日々、大量
にインプットしている人にこそ、顧みるに有益なものだと思います。
大量にインプットすれば、自分なりのルールが見出せると思いますが、個人でやってる
と、こぼれ落ちるものも多いんではないでしょーか。
であれば、磁場無しな人が、先人の業績を大いに活用させていただくのはとっても大事
だと思うのです。
-----------------------------

別にルールを見い出すためにインプットをする訳ではありません。
文法学者になるのが目的ではないのです。
大量インプットにより結果としてルールは見えてくるでしょうが、それは結果であって目的ではありません。英語を血肉化するためにインプットをするのです。
なお付け加えると、英語には文法書では捕らえきれない無数のルールや慣用というものがあり、これらを身に付けるのも大量インプットの目的です。



3017 (無題) 投稿者:長かった人 投稿日: 5月23日(木)01時45分45秒

>村田さん
そうですね。文法が中学で止まって、簡単な会話で文法は不要と思っている人の場合です。
仮定法過去・過去完了は高校の領域ですが、「私に会わなかったら、どうしてた?」のような
簡単なことも、中学文法だけでは言えない例です。
私的には、中学文法は問題を解くためではなく、文を組み立てて自分の意志を伝えることを中心に。
その後、相当量の大量インプット、話すや聞くのもやって、材料が身近になってから再度高校レベルの文法
それで、大体のことは言えるし理解できる「離陸」の段階かなと思います。
しかし、ネットであの話の裏で言っていることは、伝わらないみたいですね。駄文反省!




3018 斎藤さん 長かった人さん 投稿者:村田 投稿日: 5月23日(木)02時47分42秒

斎藤さん
私は基本的に今回は、斎藤さんのおっしゃってることは賛成なんですよ。
ただ、なんとなく、「初心者のガンコさ」を軽く見積もってるような
感じを受けたので、あのような投稿をしましたです。

   --------------
   「文法と訳読中心の学校英語に毒された」日本人は、かえってこういう間違いはしない
   と思われます。
   --------------

   説明して頂けますか?

これ、もとになった文は、テスト問題の正誤で思いっきり出まくりな類なもので
すよね。だから、中途半端に留学していい気になってる人よりも、そこそこテス
ト問題ができる人の方が、言う前にしばし考えるのではないだろうか、という
意味で書きました。

あ、それから、私も、文法を取り出すのは「目的」じゃないですよ。

「長かった人」と『「ダジャレイ夫人の恋人」に恋して』さん
もしかして同じ人でしょうか。
『「ダジャレイ夫人の恋人」に恋して』さんの書いてらしたこ
とは、全面的に同意なのです。

で、「長かった人」の書き込みを見て、
「俺は激しく勘違いしているのか?」
と、今、猛烈に反省猿しとります…。



3019 みなさま 投稿者:根石吉久 投稿日: 5月23日(木)04時02分33秒

今日、「一時停止違反」でつかまって、7000円のキップをきられました。
田んぼの中の、見晴らしのいい場所で、一時停止をしなかったというので、7000円を払うこ
とになりました。
馬鹿みたいだ。
それで、その後、帰宅し、どかどか酒を飲みました。
もはや、今日は、何もできません。
くそう、俺が、どれだけ苦労して7000円というお金を手にしていると思っているのだ。

ポリスは言うでしょう。
あなたの苦労がどれだけのことかは当局は関知しません。
法律がすでにできているから、その法律は有効です。

だったら、文法がすでにできているから、その文法は有効ですってことかな。
こんなところに「一時停止」の標識を立てるな、馬鹿たれ、って理不尽を指摘するようなこと
は当然あっていいと思うが、それは、学校の文法の扱い方に通じるのかな。

酔っぱらいのため、自分の言ってることもよくわからない。
明日以降、来ます。



3020 酔っぱらいによる訂正 投稿者:根石吉久 投稿日: 5月23日(木)04時04分36秒

学校の文法の扱い方に通じるのかな。



学校の文法の扱い方の批判に通じるのかな。



3021 文法 投稿者:Jackie 投稿日: 5月23日(木)09時35分09秒

>「文法と訳読中心の学校英語に毒された」日本人は、かえってこういう間違いはしない
と思われます。

しない というその前に 文法を正しく話そう 間違いはするまいとおもって しゃべらない=沈黙をしえしまうでしょぅね。 

>だいたいイヤなまま終わってしまって、血肉化しないまま終わるのがほとんどじゃないでしょーか。それが証拠に、日本の一流といわれる大学の学
生が、英語がちゃんと使えるか、と言ったら、必ずしもそうではない、という現象があ
ります。

  そうですね だから 大学生で 英会話学校に通う人は多く けれど なまじ受験英語をとおって文法は知っていると本人が思っているから たちが 悪 い。現在完了も 仮定法もしっている知っているけど 使えない。
話すとなると 現在過去未来の区別すら つかいわけられない。知っている文法とと 血肉化している文法との あまりの落差 

>「生の知識」というのは、英語を使うときに、え〜と、あれなんだっけかなぁ、とタイ
ム・ラグが生じるようなもんだと俺は解釈しています。(根石さん、違ってたら訂正して
ください)

といっている 私も まだまだ 使い分けられないものいっぱいです・ ひとのことはいえない。
アメリカから 帰ってきて 某英会話学校に 勤め始めたとき 中学の問題週をやって 文法を復習したら 目からウロコがぼろぼろ。 ああ こうだったん だって。
一往むこうのESLの授業でも文法はやったと記憶していますが それに 英語がよくわからないのに 英語で文法を習うって 定着しなかったのでしょう。

ただ カレッジの授業についていくために 分厚い教科書を 何冊もよまなければいけなかったこと 時間があれば 向こうのコメディーを みて(NHKの教 育テレビで 夜やっていますね。)
テレビと 話していたこと(リピーティング) が 私の英語力をあげたとおもいます。

生島さんを わらえないよな とこころから思いますね。仮定法なんて 去年ぐらいまでつかえなかった。 いえ 使っていましたが 耳と 磁場からおぼえた ものを そのまま 使っていたので きっと 私も生島 さんを いっぱい やっていたと思います。
 
仮定法が 使えるようになったのは 英検準2級をおしえはじめて いかに わかりやすく教えるか あちこちの 文法書や テキストをひっくり返して 学習 したことによります。仮定法過去完了なんて 使えると楽しいですね。 
しかし 文法書の説明は なんてまどろっこしいのでしょう。 わかりにくい。仮定法過去という言葉事体が  わかりにくい。 高校生が英語がきらいになる わけだ(私もでしたが)

もうちょっとなんとかなりませんかねー 文法書
あと ドリルがないですね。 文型練習 
このごろ 市販のの英会話学習書の文法本で やっといくつかありますが。
高校生の参考書問題週 とかに ドリルがなく 重箱の隅をつつく問題ばかり。

お勧めのもの 文法書など ありましたら 教えてください。
 



3022 英検準2級。 投稿者:Jackie 投稿日: 5月23日(木)09時57分47秒

40代の主婦の方が しばらくお休みをしていたが 準2級を 再受験チャレンジしたいと 戻ってきた。 あと1ヶ月しかない。 もうちょっとはやくもどっ てきてくれよーとおもいつつレッスン

やさしめの高校一年生の教科書の 音読からはいったが 久しく英語からはなれていたため
読みもぼろぼろ  テープをきき 繰り返し音読 から 復習しなおして 一回目の授業のおわりには なんとなく カンをとりもどしてきた。 3時間

2回目のレッスンが おととい 1時半から 途中コーヒーブレイク15分ほどはさみ 気がついたら
5時の鐘がなっていた。 けれど そのままつっぱしって 終わったのが6時。
彼女の集中力に脱帽。テロのとき 英字新聞だって辞書をひきひき あたまから 読んでいき(ブッシュ小泉問題。)怒っていた。
同じ内容のものを日本語で よむと 英語のほうが わかりやすいと 彼女。
結論がさきにくるから 何をいいたいのかが わかりやすく 日本語の記事は なにをいいたいのかうやむやなって よくわからないと 彼女の談。

話しはそれるけど 夜のNHKを 久々に英語できいてみたら有事法制って 
National Emergency Bill? ? えーたいへんな法律なんだって はじめて思った。
有事法制って単語うやむや語ですね。

その後ティーチングハイでねむれず この稼業は 楽しいが 戻ることが身体にとってよいことかどうか かんがえてしまった。




3023 Jackieさん 投稿者:斎藤伸夫 投稿日: 5月23日(木)18時50分23秒

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生島さんを わらえないよな とこころから思いますね。仮定法なんて 去年ぐらいまでつかえなかった。
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同感です。私は、むしろ、生島さんを見習うべきだと思います。
間違いを恐れていては、英語は永久にものにならないと思います。



3024 大量インプットと英文法 投稿者:浜谷 投稿日: 5月23日(木)19時56分15秒

私も齋藤さんの大量インプット論に賛成です。しかし、中学・高校では「大量インプット」は英語教科そのものの時間数がたりないことや他の教科への時間の配 分、現状ではどうしようもない受験のための勉強への時間の配分などのため無理だと思われます。だからといって文法に偏って時間が配分されている現状も英語 アレルギーを増幅するだけだと思います。文法をどう扱うかに関しては根石先生の「英語どんでんがえしのやっつけかた」がどんぴしゃり的をついていると思っ ています。いわく「英語を文法からやりはじめるのは実は裏道です。迷路ばかりの裏道です。むしろ正面突破でやっつけてもらいたい。裏道へまわるなら、正面 をかなり崩してからまわるべきです。・・・」、「言語より先に文法があるのではありません。先に言語があり、その中から見つけだされた法則が文法です。英 語をやるにも、この順序は崩さないほうがいい。英文とじかにつきあって、自分の思考力、イメージ形成力を強め、自分で法則性を見つけてしまうので す。・・・」と。

そして先生は正面作戦(英文とじかにつきあう方法)として、真っ先にやるべきこととして下記の10の根石メソッドの中1−5までを提唱されているのです が、この過程は極めてまともなことだと思います。私はこれを私塾を含めて全国の心ある教職にある方々が是非部分的にでも取り入れて欲しいと思っています。 6の多読が齋藤さんや私が言っている「大量インプット」にあたると思いますが、前述したように受験体制が現状のままでは、中学・高校では無理だと思われま す。大学に入ってから、あるいは社会人になってから是非真っ先に取り組んで欲しいと思います。その時になって依然として「文法偏重」であるとすれば、それ はおかしいのではないかと思っています。また英会話学校等が1−9の過程をとばしてネイティブとの直接英語使用を声高にいっているのは欺瞞だと思っていま す。
1.  技法グラウンド(コーチ付き)
2.  「回転読み」 
3.  技法グラウンド(ネイティヴの複製音)
4.  只管朗読・只管筆写 
5.  音のこなれた文の文法・構文の解析・総合 
6.  多読
7.  リスニング(努力の伴う聴解)
8.  ヒアリング(流し聞き)
9.  シャドウイング(非必須項目)
10. 英語使用



3027 浜谷さん 投稿者:根石吉久 投稿日: 5月24日(金)00時21分13秒

中学・高校の英語の扱いについてですが、私は、既存の授業の中に、日本人によるまともな「音
づくり」を導入すれば、既存の授業方法も活かせるのではないかと考えています。

私が主張しているものは、受験英語に「音づくり」を緊密に組合わせよというものです。
なんだかんだ言っても、これが最短距離だと思います。




3028 Jackie さん 投稿者:根石吉久 投稿日: 5月24日(金)00時26分14秒

>その後ティーチングハイでねむれず この稼業は 楽しいが 戻ることが身体にとってよい
ことかどうか かんがえてしまった。

 アメリカ帰りで、ごろた石密輸入宝石化のぺらぺらしゃべりをやるんではなく、本当に日本
人に英語を持たせようと思って仕事をすると、実に実にきついです。
 眠れない夜のこと、よくわかります。



3029 確かに 投稿者:根石吉久 投稿日: 5月24日(金)00時28分45秒

仮定法過去完了あたりは、血肉化した感覚になかなかならない。
あたしゃ、30年あまり英語をやってるんですが、血肉化した感覚で使えている実感はない。




3030 実名 投稿者:根石吉久 投稿日: 5月24日(金)00時32分05秒

>あと ドリルがないですね。 文型練習 
 このごろ 市販のの英会話学習書の文法本で やっといくつかありますが。

 文型練習のドリル本、私も探しているんですが、受験英語の垢が厚くついているものばかりで、
いいものがない。

 先日の、「ほぼ似たもの同士」(タイトル「二卵性」)というのも、ドリル本の自作をもくろ
んで出てきた案です。



3032 斎藤さん 投稿者:根石吉久 投稿日: 5月24日(金)00時38分25秒

>文法の血肉化にこそ大量インプットは大いに役立つと思います。

 その通りだと思います。
 大量インプットによって、文法の血肉化が行われうるのですから、文法意識はそこにあるわけです。文法知識が不要なわけではない。
 重箱の隅的文法に腹がたつだけで、文法知識自体は必要だと思います。
 村田君の論点もそこにあると思います。




3034 たかが文法、されど文法 投稿者:根石吉久 投稿日: 5月24日(金)00時44分57秒

 最近の一連の文法論議を読んで、文法的知識、文法の体系、文法書の垢、これらがすべて
「文法」という名で呼ばれているために、議論が噛み合わないでいるような感じがしました。



3035 ←投稿者名は 様 投稿者:根石吉久 投稿日: 5月24日(金)00時54分27秒

 生島という人は、アメリカでの言語体験を過信したというお話だと思います。

 斎藤さんの「生島さんを見習うべき」論は、日本語の中で英語をやった人たちに、怖じ気づく
こたあねえ、と言っているのだと思います。

 磁場の有無ということがきちんと認識された後では、何も対立する考えではないと思います。

 磁場にしか作れない言語スキルがあるということ。

 磁場にしか作れない言語スキルは有機物だが、磁場を欠いて作る言語スキルは当初、無機物で
す。かろうじて有機的な部分は、語の核となるイメージくらいのもので、シンタックス、語の実
際の使用法、文法知識の血肉化の困難など、非常に無機的要素が強いのが、磁場を欠いて獲得す
る言語スキルだと考えています。

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Naima さん

上のものを書いていて、Naima さんの疑問にも関連していると思いました。
Naima さんの疑問に答えられたかどうかは、わかりませんが。



3036 ←投稿者名は  様 投稿者:根石吉久 投稿日: 5月24日(金)01時03分00秒

>インプットに疲れたとき文法書を眺めることは、文法を拒否してきたものには得るものが多
いはずだ。しょせん付け刃で身に付けた、小さな小さな「英語の感覚」を文法の知識はある程
度とはいえ確実に広げてくれる。

 これは、中級以後の人に対する非常にいいアドバイスだと思いました。
 私も、ゆっくりと高校生向け程度の文法書を読んでみたいと思いますが、小銭をかきあつめ
てなんとか生活している生活の中にそういう時間をみつけるのが困難です。
 トイレの中に、文法書を置いておくことを検討しています。



3037 論点まとめてみました 2 投稿者:恋人ファン 投稿日: 5月24日(金)01時09分46秒

斉藤さんが大量インプットを強調されるのは、私自身もそうなので分かるのです。
ここが、どんなに時間を掛けても国内で英語の感覚を「自分が」身に付ければよいと
考えている、例えばプロの文芸翻訳家など(テクニックでかなりこなせる産業翻訳と違い
小説等の英語を感覚面まで分かるのは大変なので)を目指す「英語修行者」が集まる掲示板
なら「まず、まともなPBを百冊読んで英語の感覚を養え」と突き放していいでしょう。

しかし、私の経験では、向こうの読書人が読むレベルの英書(私のその種の最初のものは
Stephen King のShiningでしたが)の最初の百冊読むのには数千時間を要したと思います。

これは年間労働時間の何倍にも当たりますので、英語修行者や私のような物好きは除いて
会社の仕事で半年後にある程度の英語力が必要だとか、英語をそんなに時間を掛けないで
簡単なものが読めたり英語のメールが書けたり、海外旅行で、或いは、国内の外人と楽しく
話すことができるようになりたいという一般的な要求に応えるものではないでしょう。
もちろん、Eliotさんが対象としている生徒さん達も、短期間に何科目も勉強
しなくてはいけないので、英語ばかりにそんな時間をかけてはいられません。

また、PB等による活字の大量インプットの前提は、「日本語での読書の楽しみを知っている」
ことなので、本を読む習慣がない人がどんどん増えている現状では、限られた人だけに有効な
方法だということも忘れてはならないでしょう。

例えば根石さんは、恐らく日本語での読書量が数千冊とかになっている大変な読書家と
お見受けしました。しかし、その生徒さんの方は、マンガや週刊誌は読んでも、幅広く
様々な分野の本を読む習慣があまりない人が圧倒的に多いと思います。

そういう、大量インプットが物理的にも原理的にも不可能な学生や一般人に、どうやって
限られた時間で効率的にある程度の基礎力を持って貰えるか、苦労しつつ、回転読みに
代表される様々な手法を考え出して、教育に実践されているのが根石さん、Eliotさん、
Jakieさんはじめ、この掲示板に多い英語教育のプロの皆さんだと思います。

「ダメな日本人の英語の根底にある英語教育をなんとかするのにはどうするか」が
実際にその実践をされている根石さんの掲示板を貫いているテーマだと、私はここの
過去ログを全て読んで思いました。

斉藤さんも、当然発言される前には全て読まれたと思いますが、もう一度読み返されて、
単純に「自分はこうやって英語が使えるようになったから、みんなこうやってやればいい」
と言っていた方が賛同を得られなかった部分などに注意を向けられるてみたらいかがでしょう。

過去ログ置き場のURLはhttp://www.asahi-net.or.jp/~ax9y-nis/ooburosi/000.HTML です。




3038 論点まとめてみました 1 投稿者:恋人ファン 投稿日: 5月24日(金)01時13分45秒

根石のおっしゃん、はじめ?まして。長文でお邪魔しています。
「ダジャレイ夫人の恋人に恋して」と「長かった人」「←投稿者名は」は全て私です。
投稿者名の欄に納まりきらないので、今後は「恋人ファン」と略します。
>村田さん
すみません、「長かった人」のカキコは、村田さんが引用された斉藤さんの
次の発言に対してのものでした。反省するのは私の方です。
>この英語は、大量インプットをした人の英語ではなく、むしろ文法と訳読中心
>の学校英語に毒された人(つまり平均 的日本人)の英語に思えます。

これに対して村田さんは、>こぼれ落ちるものも多いんではない
>でしょうか〜〜磁場無しな人が、先人の業績を大いに〜
と書いていらっしゃるので私と認識が同じだと思います。
>斉藤さん
ううん、斉藤さんに分かって貰う文章を書くのはなかなか難しいようです。
というのは Jackey さんは、私と似た経験をされて同じような結論に達して
いられるのが前回のカキコで明快に述べられていたのですが、その文中の
>生島さんを わらえないよな と心から思いますね。仮定法なんて
>去年ぐらいまでつかえなかった。<という率直な発言に対して、斉藤さんは

>同感です。私は、むしろ、生島さんを見習うべきだと思います。
> 間違いを恐れていては、英語は永久にものにならないと思います。
と「同感」と言いつつ、逆のことを書いておられます。
しかし、私の書いたお話の「裏の文脈」の一つは(そして、Jackey さんの文章の文脈も)
随分昔に生島宏が文法を知らなかったためにやってしまった大失敗で話を始め
                   ↓
十年以上後の今年にfreshとfleshの発音の違いを知らないためにやった大失敗で結んだ。

この流れから当然、文法でも発音でも、使える英語の基礎としての「机上の勉強(練習)」
は必要だと「裏で言っている」のが分かってもらえると思いました。
最初から言葉の間違いをしない幼児はいないわけですから、「間違いを恐れず」話すのは
いいのですが、間違って通じなかったりしたときは、間違いを優しく正してくれる母親
という最大の磁場を持たない日本の学習者は、その原因になっているものを徹底的に机上で
勉強したり練習することをしないと、生島宏のように進歩が何にもなくなるというわけです。

海外旅行や遊びで英語を使う一般人ならそれも愛嬌ですが、「英語」を
商売の売りの一つにしている生島宏がそれでは困るのではないでしょうか。
私の、「コイツのエーゴは救いようがないな。。。」の部分は、そんな
「失敗の経験から」文法や発音の勉強をやり直すことをしない生島の姿勢を断罪
したもので、最も「見習ってはいけない人」の例を出した積もりでした。



3041 Naima さん 投稿者:根石吉久 投稿日: 5月24日(金)01時33分49秒

>自分の日本語と同じレベルの実感をもって英語で話せたらいいなと思うのですが、

 このコツは、日本人だかアメリカ人だかよくわからないような、おたんこなすになること以外
にはないと思います。
 私は、日本語と同じレベルの実感をもって英語を話すようになることはないことを前提として
英語をやっています。

 これこそが、磁場の有無が決定する非常に大切な英語の質の違いです。
 磁場だけが作りうるスキルが絶対にあるというのは、生活ごと、文化総体に直接しているスキ
ルが絶対にあるということです。磁場を欠く場所での語学には、これは備わりません。これに、
余計な劣等感やあせりを持つべきではなく、これが備わらないことが語学の自然なのだという認
識は非常に大事なものだと考えています。
 そうでなければ、自分の英語を自分でおとしめる病気から抜けられない。
 英米人と同じ感覚で英語を使わなければならないという考えは、私にはどうしても病気に思え
ます。「ねばならない」病と今月今夜、ここで名付けておきたいと思います。
 Naima さんは、「ねばならない」とおっしゃっているのではないのですが、日本語と同じレベ
ルで使えることに理想を見ている。
 ふむ。確かに理想のレベルはそうであるけれど、それは、おたんこなすを避けて達し得るレベ
ルではないことの方がもっと確かなので、私は、その事実を踏まえるか踏まえないかが重要だと
いう考えです。踏まえないなら、「おたんこなす無自覚指向」「ねばならない病」を避けること
ができず、踏まえるなら、「日本の英語の不自然さの自然さ」を腹に据えることができる。
 腹に据えるとか、肝っ玉とかの問題が、日本で英語をやるためには無視できないと思っていま
す。

 どうも、英米人と同じ感覚で英語が使えないと自覚することがまともな認識の萌芽なのです。
 そこから、磁場の違いを認識し、思考方法の根本的な違いの認識に至らないなら、ミイラ取り
がミイラになることを避けることはきわめて困難です。

 日本在住のまま、英語が使えるようになったお友達が持っている英語こそ、世界の宝なのです。
 英米人と感覚が同じでないことは、何もおかしなことではないはずで、だったら、英米人と同
じ感覚で英語が使えないことも、何もおかしなことではない。
 あたりまえで、当然で、自然なことです。

 このことは何人もの人が言っていることですが、英語フリークどもの間には浸透していかない
考えです。英語フリークというものは根性が奴隷だからです。
 英語が使えることは、何もすばらしいことではない。それは役に立つことがあるから、その場
で役に立てればうれしかったり、楽しかったりする。
 しかし、役に立つ程度のことや、自分のうれしさや楽しさ程度のことが、すばらしいことであ
るはずがない。

 本当にすばらしいものがあるとすれば、異質さを踏まえた上での相互理解であり、これは今で
も極度に困難なしろものです。英語フリークは、「異質さを踏まえた上での」という前提をすっ
とばすことが多い。

 異質さを踏まえた上での相互理解に、むしろ、「英米人と同じ感覚で英語が駆使できない」と
いう性質は必須条件だとすら考えているのです。



3042 浜谷さん 投稿者:根石吉久 投稿日: 5月24日(金)02時06分52秒

>そして先生は正面作戦(英文とじかにつきあう方法)として、真っ先にやるべきこととして
下記の10の根石メソッドの中1−5までを提唱されているのですが、この過程は極めてまと
もなことだと思います。私はこれを私塾を含めて全国の心ある教職にある方々が是非部分的に
でも取り入れて欲しいと思っています。

 ありがとうございます。
 少しずつですが、私の主張を読みとって下さる方が現れてきてくださっています。
 しかし、初期の練習法(授業方法)を言う用語(「技法グラウンド」「回転読み」)がわか
りにくいのが、私の主張の難点かなとも思っています。

 私が踏むべき次の段階は、現在の「電話でレッスン」の生徒さんたちが、コーチをやってく
ださり、私の方法を広めていけるネットワークに加わってくださることかと考えています。

 



3043 理解の一回性 投稿者:根石吉久 投稿日: 5月24日(金)02時19分38秒

斎藤さん

>「仮定法過去完了」は中学で習わないんでしたっけ?
 まあ、習わなくても、多読すれば、自然に身につくん
 じゃないかな?
 甘いですかね? If I were youなんて結構使われるし...


 「仮定法過去完了」は中学ではやりません。私の塾では中学生にも触れさせることがよ
くあります。

 理解というものは、一回すればいいものです。
 血肉化(感覚化・センス化)は、一回の理解以後に、繰り返し、繰り返し、繰り返すこ
とでかろうじて備わってくるものです。

 「多読すれば、自然に身につく」というものは多くありますが、その場合でも、「自然
に」という場合の「自然」が、磁場が及ぼす自然な磁力ではない。どこかで、頭脳的な理
解の一瞬というものがあって以後、「自然に身につく」のだと思います。
 だったら、「身につく」こと以前に頭脳的理解があることは何も間違っていない。
 しょせん、純粋な語学というものは、磁場を欠いているのだから、これはなんら間違い
にならない。
 どこかに、ネイティヴ言語と同様の過程をたどって、「自然に」語学の言語が身につく
という考えがあるのではないでしょうか。

 間違っているのは、理解すればそれで練習終了だと思ってしまう迷妄にあります。
 斎藤さんがこの迷妄の中にいると言っているのではなく、日本人の英語のていたらくを
作り出す迷妄のことを言っています。



3046 恋人ファン さん 投稿者:斎藤伸夫 投稿日: 5月24日(金)06時37分53秒

-------------
>生島さんを わらえないよな と心から思いますね。仮定法なんて
>去年ぐらいまでつかえなかった。<という率直な発言に対して、斉藤さんは
>同感です。私は、むしろ、生島さんを見習うべきだと思います。
> 間違いを恐れていては、英語は永久にものにならないと思います。
と「同感」と言いつつ、逆のことを書いておられます。
-------------

どこが逆なんでしょうか? 

1)非英語ネイティブであれば、英語の間違いを多く犯すことは不思議でもなんでもありません。
2)だからといって、英語を使うことを恐れていては、永久に英語はものになりません。

この二つの意見は、立派に両立します。



3048 「ねばならない病」論 と理解の一回性 投稿者:Naima 投稿日: 5月24日(金)07時29分44秒

とても励みになりました。 目からウロコです。 友人達にも読ませたいので私のホームページに載せます。 



3049 >斉藤さん、 投稿者:恋人ファン 投稿日: 5月24日(金)10時34分50秒

Jackeyさんの↓の発言のことですが
>>生島さんを わらえないよな と心から思いますね。仮定法なんて
>>去年ぐらいまでつかえなかった。

ここで、Jackey さんが「わらえない」と言っているのは、生島宏の例を「他山の石」にしようという
ことです。彼の失態を見た英語に感心のない視聴者は英語が通じなかった生島を笑うだけでいいのです。
しかし英語をやっている Jackeyさんは、私のお話を読んで、「自分もそういう間違いをするかも知れない、
勉強を怠ってはいけない。」と自戒の意味で「わらえないよな」と書かれているのです。

ですから、ここでは「間違えを恐れて話そうとしないので、いつまで経っても英語が使えない」
人たちのことは問題になっていません。実際に英語を「話して」通じなかった人の例なのですから
話すことを恐れているということはないからです。

ここで問題になっているのは、「話せるんだからそれでいいじゃん!小難しい文法なんてやって
優等生だった奴に限って話せない」という、特に高校英語で落ちこぼれた後、ブロークン英語の
使い手になった人が陥りやすい、文法軽視のことなのです。

ですから、Jackeyさんの意見に「同感」というのであれば、文法も大切だと思っていなくては
ならないので、斉藤さんの「同感です」とその後の「むしろ生島さんを見習うべきだと思います。」
以降の部分とはつながらないのです。Jackeyさんは「生島宏のようにならないように気をつけよう」
の意味であの文を書かれているのですから。

確かに、英語を「解読する」ことはしても話そうとはしない人が、この掲示板の外には多いので、
斉藤さんの提出されたことも大問題なのです。過去ログにもこの問題を本格的に追及している
方はいないようなので、いずれどなたかが触れなくてはならないことだとは思います。

(私は、話そうとしない人は「間違いをするのを恐れる」のではなく、外国語会話の初期の段階で
 どうしても避けることの出来ない「ネイティブの幼児なみにも話せない情けない状態」に大人の
 自分がなることに耐えられない、プライドの高い人だと見ています。)

しかし、私の例も Jackeyさんの発言も、現に生島さんが「話していた」のですから、
その問題とは何も関係がありません。

正しい意見でも相手の文脈から飛躍するなら、議論はとりとめなく拡散してしまいます。
根石さんが以前指摘されていた、斉藤さんの議論には「枝が生える」とおっしゃっていた
ことが今回も起こっていると思うのですが、他の皆さんはどうお考えでしょうか。




3051 笑えない 投稿者:Jackie 投稿日: 5月24日(金)13時45分16秒

>Jackey さんが「わらえない」と言っているのは、生島宏の例を「他山の石」にしようという
ことです。

恋人ファンさん こんにちわ 
ここで 私が 笑えないよな といったのは 「他山の石」にしようとかいう 高尚なかんがえではなく マジに 笑えない とおもいました。 それだけです (えへへ)


>ここで問題になっているのは、「話せるんだからそれでいいじゃん!小難しい文法なんてやって
優等生だった奴に限って話せない」という、特に高校英語で落ちこぼれた後、ブロークン英語の
使い手になった人が陥りやすい、文法軽視のことなのです

これを もっともいいそうなのが 外国人講師 ですね。「日本人は 間違いを恐れすぎ とにかくSPEAK]といいます。 「文法を気にするな」とも
確かにそうだが 無責任な! 

同じAETでも 日本語を まなんで日本にきた人達は 文法は 大事だといいますね。
そりゃ そうだ。 向こうの 大学で 1,2年間のうちに 基本文型を しっかり たたきこまれている。

ま AETには 最低限 生徒の 彼らと話したい! という 動機付けを やってもらえればいいのかな。


また国民気質みたいなものも あるのでしょうが アメリカESLなどでも スイス人 ドイツ人 など 欧米人は もちろんですが イラン 中国 韓国の人 達も
それこそ ブロークンで 話します。 静かなのは日本人のみ。 

そしてホームステイなどの 短期滞在で なまじ 意思の疎通ができてしまうと
文法や 音読を おろそかに する傾向もあります。
ホームステイで 家族との 基本欲求 {おなかがすいた おいしい おやすみ」
や ショッピングでは ほとんど 英語がいらないで すんでしまうことも あるわけで
でも 本人は 通じたと思っちゃう。なんとかなるやと
もっと 突っ込んで友達つきあいを したいと思えば もっと 学ぶことが 必要なんだけど。
シンジョー的な 性格 確かに 友達になれますがね。それは それでいい
でも しっかり語学した長谷川のほうが 深いつきあいが できるでしょう。

ま 度胸がついて ガイコクジン慣れをして 話そう 通じさせようという 意欲をもつようになって 帰ってきた 生徒は それだけでも 収穫かな とは  思いました。

むかつきばなしをひとつ
1ヶ月ほどの ホームステイから かえってきた 生徒が 
「一年間も 日本で 英語をやったけど あまり 話せなかった。でも 一ヶ月むこうで 英語をならって(語学学校) はじめは よくわからなかったけど  なんか 力がついたとおもう。」

おーい 私のレッスンが 力にならなかったかのような 言いぐさは やめておくれ 
あなたが きたのは 週1回一時間半だよ。 たったの 72時間。それに 一週間のあいだに
前回のこと 忘れてたり 宿題やってこなかったり。

外国に 滞在するってことは 少なくとも一日5時間のレッスン また 英語の磁場に一日いるということなんだから 話す必要性も でてくるわけで。
それに もし 地道に 教科書音読とかしてなかったら 吸収率は わるかったろう、、
てなことを 言葉を やわらかくして いったけど
彼女には理解不能だったようです。

すみません ぐちりまくりで。  




3052 多読だけでOKか(1) 投稿者:Eliot 投稿日: 5月24日(金)14時18分06秒

大量のインプットが外国語学習にとって非常に重要だという
ことに異論はありません。一般の学習者にとっては一番の
インプットは英語を読むことでしょう。これにも大賛成です。
しかし、一切の文法的な学習なしに、ただひたすら読むだけで
英語ができるようになるとは必ずしも言えないと思います。

Stephen Krashenというアメリカの学者が The Power of Reading
という本を書いています。(Libraries Unlimited Inc.刊)この
中でクラッシェンは、多読の効用を高く評価し、文法学習や
ドリルは不要という論を展開しています。しかし、これは
アメリカ人の子供たちについて言えることであり、日本の
英語学習者にそのまま当てはめることはできないと思います。

(この本自体は、多読について大変参考になることが書かれており、
特に英語を教えている人たちにお勧めしたいものです。読書を
通じてどのように語彙を増やすことができるのかという点について
の考察は読むに値すると思います)

英語圏の子供たちは母語として英語を身に付けています。日々
英語の世界で生きています。その事実だけで、彼らの英語のインプット
量は日本で英語を学ぶ学習者の何十倍も何百倍もあるだろうという
ことが容易に想像できます。それに加えて多読による良質の英語の
大量インプットを行なえば、彼らの母語である英語の能力が色々な面で
向上するという議論も理解できます。

しかし、日本に住んで日本語を母語とする日本人英語学習者が
いかに英語の本を多読をしようと、しょせん日本語の世界の中に
「小さな小さな英語圏」を設け、そこに疑似体験的に入るという
ことに過ぎないのです。何冊のペーパーバックを読もうが、
それで英語のことが何でもわかるようになるはずないでしょう。
多読によって英語圏の赤ん坊がたどる母語としての英語習得の
道を体験できると考えるのはあまりに楽観に過ぎないでしょうか。

誤解のないように強調しておきますが、私は多読の重要性を十分に
認めた上で、多読だけで英語ができるようになるという議論には
賛成しない立場です。



3053 多読だけでOKか(2) 投稿者:Eliot 投稿日: 5月24日(金)14時36分45秒

多読では発音は学べません。SSS式英語学習法では発音の訓練
としてシャドウイングを提唱しています。こうじさんもシャドウイング派
のようです。こうじさんの場合はいぜんの書き込みで発音訓練を
徹底的に行なったとか、仕事上「アメリカ西海岸の発音」ができなければ
だめだとか書かれていたので、基本となる音声訓練は十分すぎるほどやって
その基礎の上にシャドウイングがあるのだろうと推察しますが、
SSS式では「音づくり」なしにいきなりテープの通りに言う練習を
勧めますので、まるっきり英語の音が出せない人がいきなり録音の
真似をすることになります。

私の予想では、音づくりの基礎練習をぬかした日本人学習者が
シャドウイングばかりしていても、カタカナ発音から抜け出すことは
難しいでしょう。聞いて真似して見ろと言われてそれで外国語の
発音が身に付くなら、日本にはもっと英語の発音が上手な人が
たくさんいてもおかしくないでしょう。英語のように日本語にない
音をたくさん持つ言語を中学生以上の年齢の人が身につけるためには
根石さんの提唱されている10項目の1〜4を抜かすわけにはいかない
はずです。なぜならそこを抜かすと、残りの5から10までも非常に
困難に、いやほとんど不可能になるからです。

1.  技法グラウンド(コーチ付き)
2.  「回転読み」 
3.  技法グラウンド(ネイティヴの複製音)
4.  只管朗読・只管筆写 
5.  音のこなれた文の文法・構文の解析・総合 
6.  多読
7.  リスニング(努力の伴う聴解)
8.  ヒアリング(流し聞き)
9.  シャドウイング(非必須項目)
10. 英語使用

英語の本を読むときに少なくとも頭の中で英語の音が聞こえない人は
せっかく読んだものを「英語として頭に残す」ことができません。これに
関することを以前SSS式英語学習の掲示板に書いたことがありますので、
↓にコピーします。
・・・・・・・・・・
私は自らが英語学習者として英語を学んできた経験と、20年以上学校で
英語を教えてきた経験から、音読と暗唱(暗記)の重要性とその前提となる
英語の発音訓練の必要性を強く感じています。いくら多読が音声を発しない
黙読であろうとも、英語の発音(個々の音と音のつながり)が身についていない
学習者は、そうでない人に比べて大きなハンディを背負っていると思います。

英語を書いたり話したりできるようになるためには、頭の中に英語のストックが
必要です。英語を英語として発音できる人は、黙読で読書したものの中から
単語やフレーズや構文を英語の音とともに自分の頭の中の英語のスペースへと
移し変えることができますが、英語を発音できない学習者は、カタカナ発音で
英語を処理するため、その英語は脳では英語として認知されず、あくまで
カタカナ=日本語を処理する領域に送り込まれるのではないかと思います。

中学生以上の年齢の人が、英語の音声を学習する、あるいは練習するには、
不自然であろうが、個々の音の出し方を日本語で説明したものを読んだり聞いたり
して、機械的な練習を積み重ねていく必要があると思います。それはあたかも
スポーツの基礎練習(ラケットの素振りなど)のごとく、時には単調で、時間が
かかるものかもしれませんが、絶対に必要なことではないでしょうか。

私の学校では中学入学からずっとNHKの英語講座を聞くことを生徒に義務付けて
いますが、放送をただ聞くだけでは、ほとんどの生徒は英語の音を身に付ける
ことができないままであり、カタカナに毛の生えた程度のえせ英語発音しか
身につかないのです。ところが、生徒たちにきちんと音の出し方を教えて、練習を
繰り返させると驚くように英語が読めるようになります。それも音読だけでは
なく、黙読のスピードも上がるのです。同時に聞き取りの能力も向上します。
・・・・・・・・・・



3054 多読だけでOKか(3) 投稿者:Eliot 投稿日: 5月24日(金)15時01分38秒

では多読だけで文法が身に付くか、言い換えれば多読だけで
英語を誤解せずに読み、書き、話す能力が十分につくかという
点はどうでしょうか。これについての私の考えは、やはり多読だけ
では無理というものです。

その理由の最大のものは「絶対量の不足」です。ある構文、例えば
仮定法にせよ、関係代名詞にせよ、その構文を理解し、使えるレベル
まで身に付けることが読書によって可能だと仮定しても、仮定法なら
仮定法の全体像をつかみ、確実な理解に到達するまでには仮定法を
含む文をさまざまな文脈でいくつも読まねばならないでしょう。
What would you be doing if you weren't a movie star?(これは
仮定法過去完了ではなく仮定法過去ですね)とかWhat line of
business would you have chosen if you hadn't become a movie
star?(こちらが仮定法過去完了)とかいう文が理解でき、書ける
までには、どれくらいの回数これに似た文に遭遇せねばならない
でしょうか?

アメリカ人の子供でさえ、小学校の低学年くらいまでは仮定法過去完了
の方はきちんと使えない場合がしばしばあると聞いたことがあります。
その後徐々に正しく使えるようになっていくわけです。英語の世界で生活し
日々英語に囲まれ、英語を使っている子供たちでさえそのように時間が
かかるプロセスを日本の中学生や高校生にどのようにして体験させる
ことができましょうか。

いくつかの使用例をテキストの中で見て、ぼんやりとでも意味が推察
できるようになれば、何らかの形で文法のまとめ、知識の整理を行なう
というのが正しい勉強法でしょう。それまで拒絶するのは非常に効率が
悪い勉強法となるのではないでしょうか。もちろん、一日中日本語絶ちを
して、英語付けの日々を何年も送るというようなことができれば、大量
インプット一本でいけるかもしれませんが、一般人にはそんなことは
不可能です。



3055 浜谷さん 投稿者:Eliot 投稿日: 5月24日(金)15時06分23秒

>英会話学校等が1−9の過程をとばしてネイティブとの直接英語使用を
>声高にいっているのは欺瞞だと思っています。

文部科学省もそんなことばかり言っています。「実践的コミュニケーション能力の
養成」だそうです。ばからしいことです。




3057 恋人ファンさん 投稿者:斎藤伸夫 投稿日: 5月24日(金)19時27分24秒

生島氏のようにみっともないことにならないように、皆さん、英語を一生懸命勉強しましょうねということを、あなたは言いたいわけですね。
この態度だと、英語は一生ものにならないと思います。
何故なら、あなたは、間違いを恐れているからです。
あなたの英語力は、生島氏と較べても低いと想像出来ます。



3058 Eliot さん 投稿者:Jackie 投稿日: 5月24日(金)19時30分35秒

>文部科学省もそんなことばかり言っています。「実践的コミュニケーション能力の
養成」だそうです。ばからしいことです

新指導要領にともなって 教科書にストーリーが減り 絵と会話文が多くなりましたね。
(ホライズンとサンシャインを見る限りですが)
ショッピングや電話などの会話も 増えたような気がします。これが コミュニカティブデ実践的といいたいのでしょうか。
リスニングも 増えました。 ならった文法を 使ったライティングが 増えた教科書も あります。
リスニングが 増えてもいいのですが その前に やらなくてはならない おなざりになっているものがあるはずです。
ライティングも 基本がみについていないうちに 例文にならって 日記を書いたり(過去形)
自分の町の紹介文をかいたり。まあ これらを書いて いつでも自分のことや 町について 暗唱できるようにまで もっていくのなら 力になるでしょうが
週3時間で そこまで できるかどうか。

基礎力が欠如しているのに いろいろと組み立てているような気がしてなりません。

一年生のテキストは Do verb の 質問がいっぱいあったりして これは 一般動詞を 定着させるのに よくできているかなと思いました。 でも 2年 3年の教科書は 読んでいて つ まらない。私は この新しい教科書の音読が つまらなすぎて つづかない。

エリオットさんは この教科書について どうおもわれますか?
また 現場では どういった対応がなされているのでしょうか?




3059 >あなたの英語力は、生島氏と較べても低いと想像出来ます。齋藤さん、 投稿者:浮浪者 投稿日: 5月24日(金)20時13分29秒

齋藤さん、

道ばたから一連の文法議論を聞いていて思ったのですが、失礼ですが、齋藤さんの英語力はたいした事ない想像出来ます。 日本語での議論もろくに出来ないの に、英語で意思疎通が出来るとは思えません。 恋人ファンさんの方が数段上でしょう。



3060 浮浪者 さん 投稿者:斎藤伸夫 投稿日: 5月24日(金)20時39分40秒

私が、英語で意思疎通が出来るといつ言いましたっけ?
それはそうと、横から理由も述べずにひとを非難するとは、確かに失礼です。



3061 齋藤さん 投稿者:浮浪者 投稿日: 5月24日(金)20時49分55秒

ネイティブと比べると、お粗末だとの書込みがあったので、ネイティブスピーカーと比較するくらいなら、相当なもんだと思っても当然です。 




3062 Eliotさん 投稿者:斎藤伸夫 投稿日: 5月24日(金)20時56分49秒

----------------
大量のインプットが外国語学習にとって非常に重要だという
ことに異論はありません。一般の学習者にとっては一番の
インプットは英語を読むことでしょう。これにも大賛成です。
しかし、一切の文法的な学習なしに、ただひたすら読むだけで
英語ができるようになるとは必ずしも言えないと思います。
----------------

「一切の文法的な学習なしに、ただひたすら読むだけで
英語ができるようになる」なんて言っている人がいるとは、初耳です。

------------------
しかし、日本に住んで日本語を母語とする日本人英語学習者が
いかに英語の本を多読をしようと、しょせん日本語の世界の中に
「小さな小さな英語圏」を設け、そこに疑似体験的に入るという
ことに過ぎないのです。何冊のペーパーバックを読もうが、
それで英語のことが何でもわかるようになるはずないでしょう。
多読によって英語圏の赤ん坊がたどる母語としての英語習得の
道を体験できると考えるのはあまりに楽観に過ぎないでしょうか。
------------------

「多読によって英語圏の赤ん坊がたどる母語としての英語習得の
道を体験できると考える」ひとがいるとは、これも初耳です。

------------------
誤解のないように強調しておきますが、私は多読の重要性を十分に
認めた上で、多読だけで英語ができるようになるという議論には
賛成しない立場です。
------------------

「多読だけで英語ができるようになるという議論」はどこの誰がしているのでしょうか?



3063 浮浪者さん 投稿者:斎藤伸夫 投稿日: 5月24日(金)21時00分46秒

--------------
ネイティブと比べると、お粗末だとの書込みがあったので、ネイティブスピーカーと比較するくらいなら、相当なもんだと思っても当然です。
--------------

相当なもんだと思うのは、あなたのかってです。
ここで、はっきり言います。私の英語は、大したことないです。



3064 根石さん 投稿者:斎藤伸夫 投稿日: 5月24日(金)22時28分06秒

--------------------
 「多読すれば、自然に身につく」というものは多くありますが、その場合でも、「自然
に」という場合の「自然」が、磁場が及ぼす自然な磁力ではない。どこかで、頭脳的な理
解の一瞬というものがあって以後、「自然に身につく」のだと思います。
 だったら、「身につく」こと以前に頭脳的理解があることは何も間違っていない。
 しょせん、純粋な語学というものは、磁場を欠いているのだから、これはなんら間違い
にならない。
 どこかに、ネイティヴ言語と同様の過程をたどって、「自然に」語学の言語が身につく
という考えがあるのではないでしょうか。
----------------------------------

ネイティヴ言語と同様の過程をたどるかどうかは、分かりません。
はっきりと言えることは、大量インプット(多読、多聴)を経なければ、英語はものにならないということだと思います。
これは、ネイティヴだろうと、非ネイティヴだろうと同じだと思います。
文法的理解は、非ネイティヴにとって必要だと仰るのは分かります。
しかし、一方で文法にこだわることはインプット(およびアウトプット)を阻害する面があると思います。英語学習の長い道程を100とした場合、文法的理解 は最初の10位ではないでしょうか、いやもっと少ないかもしれません。残りの90はインプットとスピーキング、ライティング、その他の学習ということにな るのでは。残りの90においても文法書をたまにチェックすべきだという意見もあるでしょうが、私は、したい人はすればいいでしょうと書いておきます。
しかし、文法を意識している内は、英語の力はまだまだという気がします。



3065 Eliotさん 投稿者:斎藤伸夫 投稿日: 5月24日(金)23時08分58秒

---------------------
しかし、日本に住んで日本語を母語とする日本人英語学習者が
いかに英語の本を多読をしようと、しょせん日本語の世界の中に
「小さな小さな英語圏」を設け、そこに疑似体験的に入るという
ことに過ぎないのです。何冊のペーパーバックを読もうが、
それで英語のことが何でもわかるようになるはずないでしょう。
多読によって英語圏の赤ん坊がたどる母語としての英語習得の
道を体験できると考えるのはあまりに楽観に過ぎないでしょうか。
---------------------

上記について、異論はまったくありません。
それで、Eliotさんは、英語を使えるようにするため、多読(および多聴)以外に何を英語学習者に勧めるのでしょうか?
映画ですか? これは、私も当然勧めます。これも私のいう大量インプットの方法の一つです。



3066 根石さん 投稿者:斎藤伸夫 投稿日: 5月25日(土)00時05分00秒

----------------
 英米人と同じ感覚で英語を使わなければならないという考えは、私にはどうしても病気に思え
ます。「ねばならない」病と今月今夜、ここで名付けておきたいと思います。
----------------

「ねばならない」とは私も思いません。
日本人は、(日本に在住していて)どんなに努力しても英語ネイティブ並にはなれないと思います。
従って、(英語を勉強することで)日本人だかアメリカ人だかよくわからないような、おたんこなすになるようなことは、まず杞憂だと思います。
ただし、もともと精神が奴隷根性の人は、論外です。
英米人と意思疎通が必要な日本人が大勢いることをお考えになってください。このような人は、おたんこなすになることを心配するより、英語をとことん勉強す る必要があります。




3067 恋人ファンさん、 投稿者:浜谷 投稿日: 5月25日(土)00時08分58秒

>しかし、私の経験では、向こうの読書人が読むレベルの英書(私のその種の最初のものは
Stephen King のShiningでしたが)の最初の百冊読むのには数千時間を要したと思います。
これは年間労働時間の何倍にも当たりますので、英語修行者や私のような物好きは除いて
会社の仕事で半年後にある程度の英語力が必要だとか、英語をそんなに時間を掛けないで
簡単なものが読めたり英語のメールが書けたり、海外旅行で、或いは、国内の外人と楽しく
話すことができるようになりたいという一般的な要求に応えるものではないでしょう

「会社の仕事で半年後にある程度の英語力が必要だとか、英語をそんなに時間を掛けないで簡単なものが読めたり英語のメールが書けたり、海外旅行で、或い は、国内の外人と楽しく話すことができるようになりたいという」というように安易に学習者に迎合しているのが、現在の英会話学校だったり、一般的な英語塾 だったりするのではないでしょうか? 本当はそんな甘いものではないですよ、と言ってやるべきではないでしょうか? 根石先生が提唱している10項目の学 習法も大変厳しいものです。私は去年先生の塾を見学させていただいてその厳しさになるほどと思いました。先生のHPやこの掲示板でのご発言からも分かる筈 です。確かに多読は容易ではありません。しかし避けては通れない、関門だと思います。それ以外に日本在住のまま大量に英語に接する手段はないと思います。 大量に英語に接する(多読、多聴)以外には英語を身体化出来ないと思います。英語を身体化しなければ思うように英語は出て来ないと考えます。(先生は「多 読」を10項目中の6番目、多聴を7,8番目にあげておられます。)



3069 斎藤さん 投稿者:村田 投稿日: 5月25日(土)00時18分48秒

斎藤さん、女優の話を書いてる時は俺、結構好きだったんですけど…。

>1)非英語ネイティブであれば、英語の間違いを多く犯すことは不思議でもなんでもありません。
>2)だからといって、英語を使うことを恐れていては、永久に英語はものになりません。
>
>この二つの意見は、立派に両立します。

確かに両立するです。
しかし、

3)「机上」を無視して、いつまでも同じ誤りをいつまでも繰り返すのはどうか?

が、議論の流れだったのではないでしょうか。
これは恋人ファンさんやJackeyさんはずっとおっしゃってると思うのですが、
そこらへんについてはどうお考えでしょう?

そもそも、2)については、斎藤さんが書かれる前に話題にしていた方はいな
いと思うのですが。

さらに、
恋人ファンさんに対して、
>生島氏のようにみっともないことにならないように、皆さん、英語を一生懸命勉強しましょうねということを、あなたは言い
>たいわけですね。
ということを書かれているんですが、恋人ファンさんは、そんなこと全く!
書かれてないですよ。
そして、
>この態度だと、英語は一生ものにならないと思います。
>何故なら、あなたは、間違いを恐れているからです。
>あなたの英語力は、生島氏と較べても低いと想像出来ます。

なんで、こういう結論が出るのですか!
恋人ファンさんに対して、ひどい侮辱だと思いますよ!

俺も日本語あんまりうまく使えてないけど、斎藤さん、言葉尻とらえるん
じゃなくて、文脈を押さえてくださいよ。
古河さんの掲示板ではあんまり違和感を感じませんでしたが、今回は納得
いきませんよ。




3070 斉藤氏名言集 投稿者:斉藤ウォッチャー 投稿日: 5月25日(土)00時23分51秒

斉藤氏の名言の数々をまとめてみました。斉藤氏ファン必見です!( )内はウォッチャーです。

浮浪者 さん 投稿者:斎藤伸夫  投稿日: 5月24日(金)20時39分40秒
私が、英語で意思疎通が出来るといつ言いましたっけ?

(と、急に謙虚になった氏は(「〜ましたっけ?」は十分無礼ではあるのだが))

浮浪者さん 投稿者:斎藤伸夫  投稿日: 5月24日(金)21時00分46秒
ここで、はっきり言います。私の英語は、大したことないです。

(と、言った舌の根が乾かない内に。。。。)

根石さん 投稿者:斎藤伸夫  投稿日: 5月24日(金)22時28分06秒
しかし、文法を意識している内は、英語の力はまだまだという気がします。

(と、大したことある立場からの発言!また、下で英語が話せないと認めたかに思われる氏は)

浮浪者 さん 投稿者:斎藤伸夫  投稿日: 5月24日(金)20時39分40秒

   私が、英語で意思疎通が出来るといつ言いましたっけ?
   それはそうと、横から理由も述べずにひとを非難するとは、確かに失礼です。
(以前の古川氏の掲示板で・・・・)
斉藤伸夫
Friday, May 03, 2002 at 13:23:53 (JST)
私の英語力がどの程度のものか知りもしないで、もう少し真剣に勉強したらとは、
よく言えますね。そうですね、少なくとも、newsgroupでアメリカ人達と討論できる
程度の英語力はあります。

(氏は「英語で意志疎通」は出来ないが「討論」はできるらしい。
そのニュースグループで50歳過ぎのオヤジであることを認めた氏は、根石さんの
>斉藤さん、あなた幾つですか?<という、問いに、>根石さんと同じくらいの歳です。
と、マジに答えている。この人には皮肉が通じないようなので、皮肉っても無駄の模様)

(また、恋人ファンさんの「生島さんの失敗を他山の石にする」Jackieさんの「生島さんを笑えない」
 という、普通のいい方を、氏は)

恋人ファンさん 投稿者:斎藤伸夫  投稿日: 5月24日(金)19時27分24秒

生島氏のようにみっともないことにならないように、皆さん、英語を一生懸命勉強しましょうねということを、
あなたは言いたいわけですね。この態度だと、英語は一生ものにならないと思います。

(ここまで同じことを下品に言えるのは一種の才能か??・・・また、古川氏の掲示板では)
斉藤伸夫   
Sunday, May 05, 2002 at 09:46:26 (JST)
私:
------------------------------------------
私の質問(アメリカ人がビジネス書を書く時に、英文法(grammar)書を
参照するか)が、そんなに馬鹿げた質問なのでしょうか?
この質問をすることが、何故「荒らし」なのでしょう?
クリスチャンセンさんが、答えたくないのであれば、どなたか答えて頂けないでしょうか?
------------------------------------------

誰も答えてくれないようなので、私が自分で調べました。
下記のリンクを参照下さい。

http://groups.google.co.jp/groups?dq=&hl=ja&threadm=3cd3edb9%240%2415476%24afc38c87%40news.optusnet.com.au&prev=/groups%3Fhl%3Dja%26group%3Dsci.lang

(このリンクを辿ると、大量インプットをてしてきたという氏の英文が読める。だが、それ
より痛いのは、氏の辞書には「調べる:知らないことは何でも人に聞いて教えてくれない
ときには切れること」とあることだ。当然氏の辞書には「ネット検索、ヤフー」の項目はない。
更に、氏は50を過ぎた今まで「人に迷惑を掛けてはいけませんよ」という言葉を聞いたことがない
最近のここでの「シャドーイングってなんですか?」という氏の質問も記憶に新しいところだ。

この自家撞着の極みは、それを知った上での氏の壮大なフィクションなのか?
優秀な掲示板を機能停止させて、我が国のネットに打撃を与える某国の特殊工作員か?
考えるほど眠れなくなる。いかん、それが氏の狙いかも・・・羊が一匹羊が二匹羊が三匹・・)



3073 斎藤さん 投稿者:Eliot 投稿日: 5月25日(土)00時49分59秒

>この態度だと、英語は一生ものにならないと思います。
>何故なら、あなたは、間違いを恐れているからです。
>あなたの英語力は、生島氏と較べても低いと想像出来ます。

こういうことをお書きになるから反発をくらうということが
おわかりになりませんか?

斎藤ウォッチャーなる人の書き込みは一種悪趣味ですが、
その内容は、なるほどと思われる点があります。

>氏は「英語で意志疎通」は出来ないが「討論」はできるらしい。

あなたのお書きになったことをつなぐと、確かにこうなるでしょう?



3074 Eliotさん 投稿者:斎藤伸夫 投稿日: 5月25日(土)00時57分59秒

------------
>氏は「英語で意志疎通」は出来ないが「討論」はできるらしい。

あなたのお書きになったことをつなぐと、確かにこうなるでしょう?
------------

英語で意志疎通が出来るとはいつ書きましたっけと書きました。
これは、売り言葉に買い言葉です。
実際問題として、意志疎通に支障をきたすことは、いくらでもあります(特に、会話上)。




3075 斎藤さん 投稿者:Eliot 投稿日: 5月25日(土)01時00分27秒

>この態度だと、英語は一生ものにならないと思います。
>何故なら、あなたは、間違いを恐れているからです。
>あなたの英語力は、生島氏と較べても低いと想像出来ます。

こういうことをお書きになるから反発をくらうということが
おわかりになりませんか?

斎藤ウォッチャーなる人の書き込みは一種悪趣味ですが、
その内容は、なるほどと思われる点があります。

>氏は「英語で意志疎通」は出来ないが「討論」はできるらしい。

あなたのお書きになったことをつなぐと、確かにこうなるでしょう?



3076 Eliotさん  投稿者:斎藤伸夫 投稿日: 5月25日(土)01時02分56秒

----------
こういうことをお書きになるから反発をくらうということが
おわかりになりませんか?
----------

これも、売り言葉に買い言葉です。
私は、売られたものを単に買っただけです。
何も、こちらから、買いに行った訳ではありません。




3078 斎藤さん 投稿者:Eliot 投稿日: 5月25日(土)01時12分33秒

>売り言葉に買い言葉

この言葉の意味がおわかりになっているようには
思えません。

>3)「机上」を無視して、いつまでも同じ誤りをいつまでも繰り返すのはどうか?
>が、議論の流れだったのではないでしょうか。
>これは恋人ファンさんやJackeyさんはずっとおっしゃってると思うのですが、
>そこらへんについてはどうお考えでしょう?

>なんで、こういう結論が出るのですか!
>恋人ファンさんに対して、ひどい侮辱だと思いますよ!

という、村田さんからの問いかけにはお答えになるおつもりはないのですか?




3084 懲りない人(笑) 投稿者:斎藤ウォチャー2 投稿日: 5月25日(土)01時45分48秒

斉藤ウォッチャー さん  投稿者:斎藤伸夫 投稿日: 5月25日(土)01時13分42秒

>そのニュースグループで50歳過ぎのオヤジであることを認めた氏は、

私が、50歳過ぎのオヤジであることがよほど嬉しいらしいですね?(笑)
あなたのご自慢は、バイリンガルであることと、若さですか。
どちらも、努力も才能もいらないお手軽なものです。
それで、あなたの職業は、バイリンガルを生かした英語関係ですか。
納得です。

 この人、ここでも問題をおこしているのですね!
 本当に英語はたいしたことないのに・・・

 最近、僕らの仲間内ではこの人”ネタ”になっています。




3085 村田さん 投稿者:斎藤伸夫 投稿日: 5月25日(土)02時33分23秒

-------------------
3)「机上」を無視して、いつまでも同じ誤りをいつまでも繰り返すのはどうか?

が、議論の流れだったのではないでしょうか。
これは恋人ファンさんやJackeyさんはずっとおっしゃってると思うのですが、
そこらへんについてはどうお考えでしょう?
-------------------

恋人ファンさんの生島氏のエピソードに関する投稿に私はカチンときたんだと思います。生島氏が英語で間違いを犯したことを、まるで鬼の首をとったようにあ げつらっていました。このような態度は、
「机上」を無視して、いつまでも同じ誤りをいつまでも繰り返すのはどうか?
などという問題より重大だと思ったのです。
"「机上」を無視して"ということに関しては、生島氏の間違いの原因は氏が文法を知らないのではなく、英語が身についていないということだと思います。仮 定法過去が身についていないということです。
これは、根石さんも難しいと書いていました。
従って、生島氏の間違いは、我々英語学習者の日常的な間違いとも言えます。ですから、恋人ファンさんの生島氏に対する非難は、我々英語学習者にたいする非 難にも通じるわけです。




3085 村田さん 投稿者:斎藤伸夫 投稿日: 5月25日(土)02時33分23秒

-------------------
3)「机上」を無視して、いつまでも同じ誤りをいつまでも繰り返すのはどうか?

が、議論の流れだったのではないでしょうか。
これは恋人ファンさんやJackeyさんはずっとおっしゃってると思うのですが、
そこらへんについてはどうお考えでしょう?
-------------------

恋人ファンさんの生島氏のエピソードに関する投稿に私はカチンときたんだと思います。生島氏が英語で間違いを犯したことを、まるで鬼の首をとったようにあ げつらっていました。このような態度は、
「机上」を無視して、いつまでも同じ誤りをいつまでも繰り返すのはどうか?
などという問題より重大だと思ったのです。
"「机上」を無視して"ということに関しては、生島氏の間違いの原因は氏が文法を知らないのではなく、英語が身についていないということだと思います。仮 定法過去が身についていないということです。
これは、根石さんも難しいと書いていました。
従って、生島氏の間違いは、我々英語学習者の日常的な間違いとも言えます。ですから、恋人ファンさんの生島氏に対する非難は、我々英語学習者にたいする非 難にも通じるわけです。



3086 齋藤さん、話を整理しませんか? 投稿者:もっこり 投稿日: 5月25日(土)03時03分03秒

斎藤ウォッチャー2さん、

>この人、ここでも問題をおこしているのですね!
>本当に英語はたいしたことないのに・・・

>最近、僕らの仲間内ではこの人”ネタ”になっています

私は、斎藤さんの融通の利かなさより、
上から見下ろしたこの発言のほうが、タチが悪いと感じます。
英語がたいしたことあるかどうかと、議論の中身とは全然関係ないでしょう。
閉じた仲間意識と選民思想は、オープンな議論の対極です。
英語ができるぐらいで偉そうにするなと言いたい。

でも齋藤さん、枝葉末節にばかり突っかかりすぎで、
せっかく齋藤さんの主張に賛同している人たちまで、敵に回していませんか?

文法書を一読して獲得したような「文法知識」では、英語を使いこなせるようにならないことは、
誰もが賛同しています。
齋藤さんが不可欠だと主張する「大量インプット」にしても、音読、回転読み、多読など、
手法は様々なれど、必要性を痛感して多くの人が実践していることは、
掲示板にかかれている皆さんの記事を読めば理解できるはずです。
つまり大枠で、齋藤さんと多くの方々の主張は近いのではありませんか?

議論の余地があるとすれば、齋藤さんの、

>しかし、一方で文法にこだわることはインプット(およびアウトプット)を阻害する面が
>あると思います。

という部分です。
まず「文法にこだわる」ということの中身を明確にした上で、
どのような「害」が具体的に存在するのかを齋藤さんが書いてくだされば、
建設的な議論になる気がします。

生島ヒロシ氏のエピソードについては、
彼が仮定法過去完了を「知らなかった」のか、
それとも「知ってはいた」が「身に付いていなかった」のかが、
恋人ファンさんの記述からだけでは明らかではありません。
憶測を元に水掛け論を繰り広げるのは不毛ではないでしょうか。




3087 訂正 投稿者:もっこり 投稿日: 5月25日(土)03時27分35秒

音読や回転読みは、「大量インプット」の例としてはふさわしくありませんでしたので、
訂正します。すみません。

>音読、回転読み、多読など、
は、
>多読、多聴など、
と読み替えてください。




3088 終わらないO嬢の物語(1) 投稿者:根石吉久 投稿日: 5月25日(土)04時03分15秒

嬢O様

 「物語」だと言っておる。

 クリントンと握手したことをO嬢が話した時に、何か異様な思いがあったのは確かだ。その異様な思いは、それを語るO嬢のうれしそうな表情がもたらしたも のだっただろう。つまり、ミーハーがもたらした異様な思いがあったということだ。
 クリントンにせよ、現在のブッシュにせよ、政治に触わらない人々(武器も持たない人々)に対する犯罪人として記録されるべき者どもである。こいつらが平 気で殺した人間の数は、百人や千人ではまるでない。平気で人を殺すことのできるバカプレジデント無感覚野郎の「犯罪に対する無感覚」がなければ、そいつと 握手したことをうれしそうに(ミーハーに)語ることなどできるはずがない。政治の無恥に対する無知がなければ、こんなミーハーは成立しない。

 「知識も教養もない」ことの実情はある。

 知識がないことは恥じる必要はないが、アメリカ大統領がらみのミーハーなど大嫌いな人間がこの世に生きているということは知るべきだ。それもわからない ような無感覚には苦いものを飲ませてやりたくなるのだ、俺は。

 世の中には、アメリカの大統領と握手したと聞けば、「すごいじゃない!」と反応してくれるミーハーがいくらでもいることは承知している。しかし、俺には 異様な思いがあった。そして、目の前にいる自分の生徒が、政治の無恥に平気でいられる人間であることがひたすらに淋しかっただけのことである。俺をみくび るな。

 あなたのミーハーは、アメリカの世界への軍事力配置、日本の上に広がっているアメリカの軍事力という傘の模様なのだ。ミーハーだから、それがパラソルの 模様に見えるのであろう。あほか。

 あなたの世界が狭いだけのことではないか。そのあんぽんたん面に異様な思いを抱いた俺の感覚は普通のものだと思う。現代の日本の多数派ではないが、普通 のものだ。
 このような無感覚の連続線上で、ミーハーに英語をやり、アメリカ帰りの薄い箔を付けて日本に帰って、少しなりとも利口なつらをしたいために「リューガ ク」するわけなのか。もしそんなものであるならば、ただただ淋しいだけだ。
 そうではなくて、自分が本当に関心を持つ学問をやるためにはアメリカに渡る必要があると考えて留学をするのか。

 俺には、今のところ、あんたが前者に見えているということだ。
 30づらさげて、親の家に居座りつづけたあげくに、親の金でミーハー留学なんぞするんじゃねえ。恥ずかしくないのか。
 しょせんあんたのトラウマは浅いのだから、人間が壊れることはまぬかれているのだから、自分でかせいで、自分の金でやれ。それがアメリカ流というもの だ。

 何がアメリカか。

 以上のことは、あんたを見直して以後の俺の考えだ。
 こんなに本気で英語をやるやつだとは思っていなかったということだ。
 それに関しては、俺は俺の不明を恥じる。申し訳なかった。




3089 終わらないO嬢の物語(2) 投稿者:根石吉久 投稿日: 5月25日(土)04時04分09秒

 金づかいの荒いのはかまわんが、留学する金が残る程度に飲んだらどうだ。やたらに靴など買いやがって。ろくに俺に飲ませもせんで、自分ばっかりざるみた いに飲んでけつかる。なにしろ、俺に飲ませやがらねえのだもの。やっとれんわ。俺に飲ませたおかげで、留学する金がなくなったっていうのなら、話はよくわ かるのに、あほんだらが。馬鹿たれが。
 俺があんたとレッスンでつきあってきて、こいつ可愛いなと思ったのは、あんたに借りたシャープペンシルの芯を俺が字を書いてぼきぼき折るのを気にして、 なんでぼきぼき折るんだよ、もったいないとあんたが本気で言った時だった。自分のものなら、シャーペンの芯が5ミリ減るのでも本気で心配する。消しゴムを 人に貸して、ゴムを減らすなよというようなもんで、「我が身回り」ではとことんみみっちいのだ。
 シャーペン事件は可愛い。
 いじましいから可愛い。
 クリントン握手物語は、まるで可愛いとは思えない。
 無感覚だから。

 俺が英語をやめたくなる気持ちのでこぼこは、あなたにはわからないだろう。
 ろくに日本語の本も読めないような人にはわかってもらえない。それが淋しいだけのことだ。気にするな。
 気にするのなら、もっとちゃんと気にしろ。

>根石さんが私のことを「知識も教養もない」と思ってることは確かだと思いますが、そのことを「あんぽんたん面」とか「ああこいつが知ってるわけがない」 等と掲示板という公の場で言われたくはなかったような気がします。

 俺は、公の場で、「あんた」とか、「あなた」とか、「あんぽんたん」とか今も呼びかけているが、それは、O嬢に呼びかけているだけである。あなたが生身 の自分をさして言っているあなたの「私」に呼びかけているわけではない。
 公の場で、俺は根石吉久というで実名で書き、あなたは、嬢Oという仮名で書いているのですから、ぬくぬくとした毛布はあなたの側にあるのです。俺は、一 度だって、この掲示板で実名のあなたに呼びかけたことはない。
 それなのに、生身の自分が裸にされたかのように勘違いして、仮名の自分を「私」などと呼んで公私混同しているのは、あなたなのです。




3090 終わらないO嬢の物語(3) 投稿者:根石吉久 投稿日: 5月25日(土)04時05分38秒

>9月11日の私の発言については、以前に、根石さんより注意を受け、
反省し、その旨を伝えましたので、今になってまた、そのことについて、
責められるとは思っておりませんでした。

 俺は、注意したことは覚えている。そのことであなたが反省したとか、そのことを俺に伝えたということに関しては覚えがない。
 俺が無感覚という言葉で言っていることと同じことだと思うのですが、「どうせ逆らったって無駄なのにね」というあなたの言葉は、あなたが何事かを馬鹿に していることを証していると思ったので、ショウバイを忘れて、あなたを諫めたのです。
 ツッパリをやめたことには別に文句はないが、「どうせ逆らったって・・・」という御発言。そんなことでいいのか。
 転向するなら転向するでいいが、その理由と過程はいつでも嘘でなく言明できるようにしておくべきなのだ。
 
 あなたに対して俺がきついのは、俺の最も可愛い生徒の一人だからだろうと思います。実名を出しちゃいけないが、あなたはこの一年、「仮称一番弟子・村田 君」よりも激しく練習してくれました。可愛いのです。

>なお、出来ることなら、プライベートのことにつきましては、掲示板を使わ
ずに、直接、私に話していただけることをお願いします。

 同じことを繰り返すしかないが、あなたのプライベートな「私」に向けて、この掲示板で書いているのじゃないのだ。
 「クリントンと握手・あんぽんたん面」や、「どうせ逆らったって無駄なのにね発言」が表しているものは、あなたのプライベートな「私」の問題などではな く、現代の日本の腰抜けの問題なのだ。

 淋しくてならない時など、「プライベートのことにつきまして」、愚痴など言いながら酒を飲みたいと思っても、電話がつながらないのだ。馬鹿たれ。あんぽ んたんどころの話ではない。俺の福祉について、少しは真剣になれ。俺はぼろぼろなんだぞ。

 今後の酒飲み計画は以下のように提案いたします。これは、ほろ酔い運転、罰金30万、免許即取り消しの馬鹿なご時世で飲まねばならない私達をかんがみて の案です。
 
 あんたは自転車で、おれんちまで来る。
 酒を飲むところまでは、歩いて行くか、二人で自転車で行く。
 酒を飲んだところから、別の酒の場所まで、歩くもよし、自転車もよし。
 酒から帰る場合は、歩いて行った場合は歩いて帰り、自転車で行った場合は自転車で帰る。一応、自転車をかっぱらうことはしない。
 その後、あんたはおれんちから自転車で勝手に帰る。俺に送ってもらいたかったら、アッシーさんお願いしますと心から深々と頭を下げる。そしたら、俺が、 あんたの自転車で二人乗りしてあんたを送り、俺は歩いて帰る。「ああ、今日もものにできなかったな」と思いながら、とぼとぼと歩いて帰る。余談だが、この あたりの人生の味わいというものはいいものだ。

 以上について、あんたをどこの誰と特定しうる可能性のある雀が、3,4人いると思われますが、どうせこの世でのことなのだから、口さがない雀たちの低劣 話を怖がって人づきあいはできん。世の底で雀が鳴くことは平気だったのではなかったかね、あんた。

 よくわかんねえよ、あんたのこと。




【3110】
【タイトル】もっこりさん
【 日時 】02/05/25 15:16
【 発言者 】斉藤伸夫

-------------------
議論の余地があるとすれば、齋藤さんの、

>しかし、一方で文法にこだわることはインプット(およびアウトプット)を阻害する面が
>あると思います。

という部分です。
まず「文法にこだわる」ということの中身を明確にした上で、
どのような「害」が具体的に存在するのかを齋藤さんが書いてくだされば、
建設的な議論になる気がします。
-------------------

前にも書いたことがあるかも知れませんが、こういうことです。
何か本を読んでいて、ちょっと文法的に分からないことがあると、文法書を調べるとか、自分なりに文法的に解析するとかするということです。
こういうことをしていると、とてもじゃないですが、大量インプットなんて出来ないです。英語の勉強においては、完全主義は禁物です。質より量でいくべきだ と思います。量を追求していくうちに質は後からついてくると思っています。英語の語彙を増やすのも同じことが言えると思います。
分からない単語があるといちいち辞書をひかないと気がすまない人がいますが(私も昔そうでした)これも、大量インプットを阻害します。

mailto:genkisaito@hotmail.com




【3111】
【タイトル】もっこりさん
【 日時 】02/05/25 15:57
【 発言者 】斉藤伸夫

--------------
生島ヒロシ氏のエピソードについては、
彼が仮定法過去完了を「知らなかった」のか、
それとも「知ってはいた」が「身に付いていなかった」のかが、
恋人ファンさんの記述からだけでは明らかではありません。
憶測を元に水掛け論を繰り広げるのは不毛ではないでしょうか。
--------------

英語好きの生島氏が仮定法過去完了を知らなかったとは、非常に考えにくいです。
仮に、仮定法過去完了を知らなかったとしても、だからといってTVのワイドショウでアメリカの映画俳優にインタビューしてはいけないということはまったく 無いと思います。



【3112】
【タイトル】もっこりさん
【 日時 】02/05/25 16:13
【 発言者 】斉藤伸夫

--------------
>この人、ここでも問題をおこしているのですね!
>本当に英語はたいしたことないのに・・・

>最近、僕らの仲間内ではこの人”ネタ”になっています

私は、斎藤さんの融通の利かなさより、
上から見下ろしたこの発言のほうが、タチが悪いと感じます。
英語がたいしたことあるかどうかと、議論の中身とは全然関係ないでしょう。
閉じた仲間意識と選民思想は、オープンな議論の対極です。
英語ができるぐらいで偉そうにするなと言いたい。
--------------

彼等は病気です。
英語病またはアメリカ病とでも言いましょうか。
とにかく病気です。病人ならもっとおとなしくしていれば良いのに、妙にお高いのです。可愛げがありません。



【3116】
【タイトル】文法論議
【 日時 】02/05/25 18:14
【 発言者 】Jackie

細かく 文法を 論議している 掲示板も ありますが
わたしゃ あんまり ついていけません。気になったところを いちいちなおさないから 
いつまでたっても ブロークン なんだよな きっと。 反省
人に教えるということで 間違いは教えたくないから いろいろ気をつけるように なりましたがそれでも 私は 文法書と 文法用語が苦手。文法論議を す る人が勧める 
ビジュアルとか 解釈なんとかとか 日本語の 説明でおてあげです。
だからわかりやすい 文法書を 探しているのですが  みなさん お勧めを 教えてください。

細かい文法にこだわると 話せない。 斉藤さんのおっしゃることもわかります。
それは 何人か 高学歴をもつ生徒を教えたときに 思いました。
英語を話すことに関して 一般的に バカのほうが ブロークンでも話そうとするため 上達が早く 難しい大学を突破して 理論的に 英語を読んできた人の ほうが 細かい文法に こだわって
上達がおそいかもしれません。 あくまで 私見
 私は前者のほうでして理論的に英語を考えることができず 高校のテストの 穴埋め問題とかはとくに苦手で 英語は2でしたね。

 だからこそ 後者の 生真面目な態度を 尊敬もしているわけで
正しい英語を話したいと思っています。また 彼らは 勇気をもって間違いをおそれず話し始めると 上達は 早いでしょう。
いや、文法を知っているのと 体得した文法にまでする=なるのとは ちと べつか。

冠詞は難しいです。

文法論議にかえると これこそ 日本人同士でああだこうだいうのも いいけれど
ネイティブにきけば 一発!じゃん って感じかな。



【3117】
【タイトル】中学英語
【 日時 】02/05/25 18:20
【 発言者 】Jackie

中学英語 高校初級テキスト を使って 教えて何度も音読をしているうちに
冠詞や 複数の間違いをすると 前よりは 自分できづくようになりました。
あなどれないですね 教科書音読。
 
絶O音読とかでてますが やはり あれだけを 独学でやって 英語を上達にまでもっていくのは
相当な根気がいります。 それに コーチがいないと 効率悪い。
いや コーチなしには よほど練習しないかぎり 無理かも。
そうでなければ あの本が 太った猫と同様 爆発的に売れているのだから
日本全国 ぺらぺらに なってもよいはずだ。




【3118】
【タイトル】大量インプット
【 日時 】02/05/25 19:52
【 発言者 】浜谷

斉藤さん>何か本を読んでいて、ちょっと文法的に分からないことがあると、文法書を調べるとか、自分なりに文法的に解析するとかするということで す。こういうことをしていると、とてもじゃないですが、大量インプットなんて出来ないです。英語の勉強においては、完全主義は禁物です。質より量でいくべ きだと思います。量を追求していくうちに質は後からついてくると思っています。英語の語彙を増やすのも同じことが言えると思います。 分からない単語があ るといちいち辞書をひかないと気がすまない人がいますが(私も昔そうでした)これも、大量インプットを阻害します。

このご意見に全面的に賛成です。

Jackieさん>細かい文法にこだわると 話せない。 斉藤さんのおっしゃることもわかります。
それは 何人か 高学歴をもつ生徒を教えたときに 思いました。英語を話すことに関して 一般的に バカのほうが ブロークンでも話そうとするため 上達 が早く 難しい大学を突破して 理論的に 英語を読んできた人のほうが 細かい文法に こだわって上達がおそいかもしれません。あくまで 私見

このご意見にも賛成です。ただ、「バカのほうが・・・」という表現はいただけないなあ、と思いました。ちなみに私は大学には行ってませんが、3年間多読中 心の大量インプットを心掛け、ガイドの試験に合格しました。 



【3121】
【タイトル】大量インプットと文法
【 日時 】02/05/25 21:44
【 発言者 】Naima

齋藤さん、浜谷さん、

もう傍観者で居ようと、何度も思いながら、やっぱりまた投稿してしまってますが...

読書の際にいちいち文法書をひも解きながら読むとか、辞書を調べる、とかという意味ではありません。 一通りの文法の規則を叩き込んだ後で、多読すべきだ という事だと思います。 英語を母国語としている人達の読む書物を私達が多読しようとすれば、必須だと思うのですが。 それがもっとも効率のよい多読/多 聴への道だという事ではないでしょうか。

根石さんもEliotoさんも、多読の際に、わからない事をいちいち辞書で引く、文法書で調べる、という事をおっしゃっているわけではないと理解していま す。 

多読する内に、どうしてもいつもひっかかる文や単語が出てくれば、それは頻出構文であり印出語彙であり、使い手があるものなので、活用文/活用語にする為 に暗記しても損はないものです。 また、同時に自分もうろ覚えであるという事ですから、その時には一旦書物を置いて、辞書なり文法書なりを参照すべきだろ うと思います。 これは私達が小中高生の頃に日本語で読書したのと、同じ様なやり方です。

もちろん、Oxford大学出版などが、Bookworm シリーズとして、400語レベルから読める読物を沢山だしていますので、辞書や文法書なしてどんどん読み進んで行く事も可能でしょうが、これは離乳食の様 なものです。 コースブックなどの副教材として多読をする場合のもので、この場合は、並行して文法や語彙を学習しながら、既習事項をさらに補強、増強する 為につかわれるべきものだと思います。



【3123】
【タイトル】シャドーイング
【 日時 】02/05/25 21:55
【 発言者 】Naima

昔サイマルでシャドーイングの訓練を受けた事がありますが、数語遅れでテープについて再生するのは、並み大抵の集中力では出来ず、私達のばあい数分でダウ ンしてしまっていました。 これは同時通訳者養成の為の訓練の様に思いますので、一般の学習者は参考にする程度で良い様な気がしますが、いかがでしょう か? テープと同時にテープスクリプトを音読する、(paced readingと言うのだと思いますが)方が一般的に長続きしやすいと思います。 

先の投稿といい、これといい、釈迦に説法でしたね。 差しで口お許し下さい。




【3124】
【タイトル】大量インプットと文法
【 日時 】02/05/25 23:01
【 発言者 】浜谷

Naimaさん、

>一通りの文法の規則を叩き込んだ後で、多読すべきだという事だと思います。 

その通りだと思います。その前提のもとにお話した積りでした。

>多読する内に、どうしてもいつもひっかかる文や単語が出てくれば、それは頻出構文であり印出語彙であり、使い手があるものなので、活用文/活用語にする 為に暗記しても損はないものです。

これもその通りですが、読む速度をあまり落とさない程度にすべきだと思っています。ただ「暗記」は不要だと思います。何度も何度も同じ単語に遭遇すれば自 然に覚えると思います。

>また、同時に自分もうろ覚えであるという事ですから、その時には一旦書物を置いて、辞書なり文法書なりを参照すべきだろうと思います。 これは私達が小 中高生の頃に日本語で読書したのと、同じ様なやり方です。

我々はふつう日本語の本の読書の際辞書は参照しますが、文法書は参照しないと思いますが、どうなんでしょう? 小中高生はやってるんでしょうか? 英語の 場合、勉強する目的によるのではないでしょうか? 私の場合は(ブロークン)でもいいから兎に角しゃべれるようになることを目的にしましたので、それほど 文法に拘らない読書に徹したということです。英語の勉強目的としてはあくまでも亜流です。 そういう前提でお話すべきであったことに今気がつきました。  紛らわしい書き込みをしてしまったかとも思います。もしそうでしたらお許しください。



【3126】
【タイトル】文法書
【 日時 】02/05/25 23:28
【 発言者 】Naima

浜谷さん、

そうですね。 小中ぐらいでは文法書を参照する事は確かになかったな... でも先生とか親に聞く事はあったと思います。 暗記の件ですが、私は小さな ノートに文章や単語をちょこちょこっと書いて置き、電車の中などで反復練習などしています。 もちろん暗記をする事もあります。 これはひとそれぞれの向 き不向き、と言う事でもかまわないでしょうか?

浜谷さんの掲示板にも書いたのですが...、

上級者が(どの程度を上級者とするのか判断に困りますが)自分なりのやり方を見つけてどんどん学習して行くのは、それでいい。 けれど、「英語が少しでも 口をついて出て来る様になりたい」と思っておられる学習者の方達の為にいろいろと苦心されているのを、私たちの奈良の小さな町で英語相談室を開いておられ るのをほんの少しだけお手伝いしてみて、頭が下がりました。

浜谷さんも根石さんも、よくは存じ上げませんがEliotさんもJackieさんも、すこしづつ方法に違いはあっても、口先だけの方達ではない、と言う事 が、しばらくこの大風呂敷にお邪魔して、よ〜くわかりました。 いろいろお騒がせしたのですが、こちらのサイトをご紹介下さった事、感謝しております。




【3127】
【タイトル】Jackieさん
【 日時 】02/05/25 23:32
【 発言者 】Eliot

>新指導要領にともなって教科書にストーリーが減り絵と会話文が多くなりましたね。
>ショッピングや電話などの会話も増えたような気がします。これがコミュニカティブで
>実践的といいたいのでしょうか。

音作りをさせようという意図はまったく感じられず、生徒たちは最初から
カタカナのルビふりが大変だろうなと思います。いい方向への変化だとは
思われません。

>基礎力が欠如しているのにいろいろと組み立てているような気がしてなりません。

40人学級の週3時間の授業だけで英語が使えるようになるのは奇跡的でしょう。
教室外=自宅で生徒が学習しなければ、基礎力さえ身に付かないと思います。
指導者は生徒が自学自習できるよう英語の勉強の仕方を教えねばならないのに、
授業中にコミュニケーションごっこばかりやらせていたら、生徒は自宅の机で
何をどうやって勉強したらいいのか、それさえ学ばないでしょう。

教室の一歩外は日本語の世界です。英語の授業で少々の英語らしきものを口に
したり書いたりした程度のへなちょこ英語もどきは、燃え盛る日本語という
紅蓮の炎に包まれて、あっという間に燃え尽きてしまうにちがいありません。
そんなことにならないように、学習者の中に英語の種をまき、水と肥料をやって
しっかりと根をはらせ、大きく育てるためには何が必要なのかという視点が
全然ないのが日本の英語教育です。今までもそう。これからもそうなりそうです。

>現場ではどういった対応がなされているのでしょうか?

おそらくほとんどすべての公立中学校では何の対策も講じることはないでしょう。
お上のなすがままにまかせて、ますます英語力のない生徒たちが生まれること
でしょう。



【3129】
【タイトル】Jackieさん、
【 日時 】02/05/26 0:02
【 発言者 】浜谷

>教室の一歩外は日本語の世界です。英語の授業で少々の英語らしきものを口に
したり書いたりした程度のへなちょこ英語もどきは、燃え盛る日本語という
紅蓮の炎に包まれて、あっという間に燃え尽きてしまうにちがいありません。
そんなことにならないように、学習者の中に英語の種をまき、水と肥料をやって
しっかりと根をはらせ、大きく育てるためには何が必要なのかという視点が
全然ないのが日本の英語教育です。今までもそう。これからもそうなりそうです。

落ちるところまで落ちる。そこから這い上がる。それが今のわが国に起こっている全ての現象を捉えられるただ一つの方法ではないでしょうか? 諦めてはいけ ないと思います。我々にとって福音はネット社会になっているという事実です。 我々がネットを通じて現状を打破して行けることを確信しています。 



【3130】
【タイトル】齋藤さんへ
【 日時 】02/05/26 1:44
【 発言者 】もっこり

>分からない単語があるといちいち辞書をひかないと気がすまない人がいますが
>(私も昔そうでした)これも、大量インプットを阻害します。

というお返事を読んで感じたのですが、
齋藤さんは、文法的に不明な英文や知らない単語があると、
「完全に」理解できるまで時間と労力をかけて文法書や辞書に
あたっておられたのではないでしょうか?

だとすると、齋藤さんにとっての「文法にこだわらない」が、
私自身の普段の姿です。
私はずぼらなものですから、音読する英文について少々不明な点があっても、
対訳を読んで概略を把握して、後はほったらかしにすることがほとんどです。
よっぽど頭に引っかかった文について、調べることはありますが、ごくまれです。

また、先に書いたように、生島氏についてのあれこれコメントすることはしませんが、
齋藤さんの、
>仮に、仮定法過去完了を知らなかったとしても、だからといってTVのワイドショウで
>アメリカの映画俳優にインタビューしてはいけないということはまったく無いと思います。
という意見に賛成します。



【3134】
【タイトル】恋人ファンさん
【 日時 】02/05/26 15:31
【 発言者 】斉藤伸夫

--------------
斉藤さんが大量インプットを強調されるのは、私自身もそうなので分かるのです。
ここが、どんなに時間を掛けても国内で英語の感覚を「自分が」身に付ければよいと
考えている、例えばプロの文芸翻訳家など(テクニックでかなりこなせる産業翻訳と違い
小説等の英語を感覚面まで分かるのは大変なので)を目指す「英語修行者」が集まる掲示板
なら「まず、まともなPBを百冊読んで英語の感覚を養え」と突き放していいでしょう。
--------------

百冊程度では、プロの文芸翻訳家は無理だと思います。
最低でも500冊、欲を言うと1000冊は読む必要があると思います。



【3135】
【タイトル】外務省の役人どもへ
【 日時 】02/05/26 16:49
【 発言者 】斉藤伸夫

この間の中国の日本領事館での北朝鮮人の亡命騒ぎのニュースで、気になることがありました。
北朝鮮の人が副領事に英語で書いた手紙を渡したのですが、彼は、英語が読めないので突っ返したそうです。おいおい、外交官なら英語を勉強しろよ。
お前達の今回の不手際で、日本の評判は国際的にがた落ちなんだよ。
真珠湾攻撃のときも、アメリカの日本大使館員は、戦線布告の電報を英語に翻訳してタイプするのに手間どって、攻撃の後になってから、アメリカ政府に手渡 し、日本は、だまし討ちの汚名を未だに着せられています。この失敗がなければ、広島、長崎に原爆は落とされなかったかもしれないのです。外交官の失敗はへ たをすると、国をほろぼすのです。



【3140】
【タイトル】レス1
【 日時 】02/05/26 22:07
【 発言者 】恋人ファン

大分批判がありましたので、まとめてレスします(まだあるのですが、長いのでHDのこやしにしました)
私の前の発言
>例えばプロの文芸翻訳家など(を目指す「英語修行者」が集まる掲示板なら
>「まず、まともなPBを百冊読んで英語の感覚を養え」と突き放していいでしょう。
斉藤さんの発言
>百冊程度では、プロの文芸翻訳家は無理だと思います。

私の「まず」にお気づきにならなかったようですね。しかし、その程度読んだあたりから翻訳の
下訳のような仕事に入らないと、生活が成り立たないですからね。

私なんかは最初の本は1頁を理解するのに一時間とか掛かっていましたから、最初の大人向けの100冊は
とても2〜3年程度では読み切れませんでした。一冊目のShinigは、確か三ヶ月くらい掛かったくらいです。
(浜谷さんは三年多読してガイド試験に合格したと書かれていましたが、その期間で 何冊くらいお読みに
なったのでしょう?薄いのとか子供用のは除いてですが。。昼間仕事して、その余暇にやったのでしょうか)

まあ、どの分野であれ、最初からベテランの人はいないのですから、調べたりネイティブに尋ねたり、
下訳をさせているベテランの翻訳家に怒られながら、翻訳作業をすることになるんでしょう。
英語を読んでばかりいても、良い日本語の翻訳文を書く修行にはならないということもあります。
ある程度、英語を理解できるようになった時点でOJTをするのが一般的だと思います。

> 最低でも500冊、欲を言うと1000冊は読む必要があると思います。
以前どこかのHPか掲示板のカキコで、ある元英語教師の新聞投稿のことが書かれていました。
浜谷さんのような気もしますがはっきりしません。

その投書の内容は、「私は70歳で英書500冊をついに読破しました。きっかけは、(名前は忘れたが高名な)〜という
もう高齢の翻訳家が一生で千冊の読破を目指していると書いていたのを読んだからです。」というものです。
いいですね、一生で千冊読めたら(私は無理そうです。。)
でも、それだと、翻訳家デビューが70歳くらいになるという矛盾。
国内で英語をやるものの限界ですね。日本語の本なら二十歳までで千冊読んでいる人なんて
珍しくもないんですが、母語でない英語はどうしても読むスピードに限界があります。

向こうで暮らして、英語の磁場に包まれた生活の中で英書を読めばきっとスピードが上がりそうです。
でも、日本語を絶つのですから、今度は肝心の翻訳文の日本語の質が落ちるでしょう。
それに、文芸翻訳家は修行が大変な割に、ハリーポッターのような例外を除くと、機械翻訳で
下訳が出来るくらい単純な産業翻訳家より経済的に恵まれまないと聞きます。その産業翻訳家でも
一部を除くと学校の先生より恵まれないので、好きでなくてはやっていられない道でしょう。

私が生島さんについて使った「英語好き」という言葉について
國弘さんのような、英語をライフワークにしている人を「英語好き」とは言わないでしょう。
根石さんやEliotさんも「英語好き」と呼ばれたら、あまりいい気はしないのではないでしょうか。

私のイメージだと、学校の勉強の英語が大嫌いだったのが、街で外人と遊んだら、ブロークンでも
結構通じるのが分かって、英語周辺の華やかな雰囲気が気に入って、留学するような人です。
正しい文法なんてどうでもいいと思って話すので進歩がありません。読むのは、ファッション雑誌の
ような字の部分の少ないものだけををフィーリングで拾い読みます。間違っても分厚い小説なんかに
チャレンジすることはありません。難しい英語に触れないのですから、自分は英語が得意だと思い違い
をしてしまいます。高校時代の文法書を読み直すなんて地味なことは思いもしない人たちです。
つまり、生島さんです。




【3139】
【タイトル】レス2
【 日時 】02/05/26 22:06
【 発言者 】恋人ファン

>「鬼の首を取ったように」にという表現について
この表現は、滅多にミスを犯さないような有能な人が、たまたま小さなミスを犯したのを見た
目撃者がその一つの、本質に関係のない小さなミスを根拠に、その人の全存在を否定する様を
第三者が非難するときに使う言葉です。
従って、普通の高校生が知っている生の文法知識もない、英語については極めて無能で、他にも色々と
ミスを放送に乗せてしまっている生島さんを、私がどう批判しようと、私の生島批判を読んだ人が、
私が「鬼の首を取ったように『あげつらって』いる」という表現を適用するのは無理です。
もちろん、生島さんの英語が優秀だという確かな反証を幾つも挙げられ、私の挙げた二つ以外には
英語に関するミスがないことが立証されればそれも可能ですが、そんなの不可能でしょう。

「生島さんは仮定法過去などの生の知識はあったのではないか」という疑問について
それはありません。きっと文法の授業の時は彼は寝てたのでしょう。典型的な文法嫌いのブロークンで
英語は十分と思っている人です。英語をなめています。←まずい!斉藤さんの言い方がうつった。。(笑)
(他のものも結構なめているのだが本旨と関係ないので略)

何で断言できるかというと、私もEliotさんや根石さんに及びもしませんが、一応英語「も」
長期に渡り教えるのが仕事だったからです。
間違えた英語を言った生徒に「なんか、忘れてない?」と注意して、もう一回言わせた場合、生の
仮定法の知識がある生徒は、間違っていても、were would could haveなどをその文の中に入れます。
そのまま自信たっぷりに同じ文を繰り返して、それが通じないと「なんでこんな易しいことが分からないんだ」
と訝しむ表情を作っていた生島さんには仮定法の知識は全くないか、高校の子守歌で聞いた記憶しかありません。
言い直しているときの生徒の表情から情報を読み取るのも教師の芸の一つです。

もちろん生徒の場合は「鬼の首」はとらないで、優しく説明してあげます。
向こうは「有能」ではない生徒ですし、教えるのはこっちの仕事ですから。
Eliotさんや根石さんもあのシーンを見ていたら、生島さんに仮定法の
生の知識すらなかったことは、一発で分かったと思います。

特にあの事件から十年以上経った今年、LとRの違いではないかと思って辞書を引いて確かめずに
放送で言ってしまった「fresh, flesh混同事件」が彼の英語に対する姿勢を象徴しています。

>村田さんの「英語の出来ない生島さんが通訳しても問題がないのでは」という趣旨の意見について
ダメです。キー局のワイドショー枠は一回の放送にスポンサーが千万単位のコストを負担して
いる真剣勝負の世界です(視聴者から見たら遊んでいるように見えても、やってる方、特に
ディレクター等、局の関係者は真剣です。)

また、千万人近い視聴者の中の数%は、ランボーやスタローンの話を聞くのを楽しみにしていた
でしょう。それを自分の英語で十分だと通訳を断った(推測ですが、生島が英語が出来ると自分で
言わなかったら、通訳を付けない局はないでしょう)生島は、そういう人たちの期待を裏切り、
視聴者の時間を無駄にしました。(あのミスの後は、さすがの生島も自信をなくして、インタビューが
ボロボロになった。)
あれは放送に重要な地位を占めるものとして、やってはいけないことでした。
もちろん、放送ではプロの通訳をつけて、終わった後にスタローンを誘って、皆んなで
食事にでも行ったときのプライベートでの出来事でしたら、ご愛嬌で済みます。

しかし、英語の授業でもこういうところでも、英語のことを言っている積もりが国語と論理の解説になって
しまうのは困ったことです。国語の先生も、やたら情緒に訴える詩のようなものばかり作文でさせて
いないで、向こうみたいに「論理的に文章を読み書きする」ことをもっと教えてもらいたいものです。



【3141】
【タイトル】恋人ファンさん
【 日時 】02/05/26 23:19
【 発言者 】斉藤伸夫

----------
私の「まず」にお気づきにならなかったようですね。しかし、その程度読んだあたりから翻訳の
下訳のような仕事に入らないと、生活が成り立たないですからね。
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生活が成り立たないからというのは、不十分な英語力を正当化する理由にはならないと思います。生活が成り立たなければ、英語の勉強の間、翻訳を職業に選ば なければいいわけです。

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ある程度、英語を理解できるようになった時点でOJTをするのが一般的だと思います。
----------

誤訳だらけの翻訳でもかまわないという条件付きの話だと思います。
これを読まされる読者のほうは、堪ったものではないです。

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その投書の内容は、「私は70歳で英書500冊をついに読破しました。きっかけは、(名前は忘れたが高名な)〜という
もう高齢の翻訳家が一生で千冊の読破を目指していると書いていたのを読んだからです。」というものです。
いいですね、一生で千冊読めたら(私は無理そうです。。)
でも、それだと、翻訳家デビューが70歳くらいになるという矛盾。
国内で英語をやるものの限界ですね。日本語の本なら二十歳までで千冊読んでいる人なんて
珍しくもないんですが、母語でない英語はどうしても読むスピードに限界があります。
----------

普通の教養ある英語ネイティブは約1分間に1ページ読むそうです。
日本人でも、その倍の約2分間に1ページにもっていくのは、多読により可能だと思っています。
そうすると、300ページの本を読むのに、約10時間。1日3時間読書にあてるとして、約3日かかります。そう毎日、読書というわけにもいかないでしょう が、これだと1週間に1冊はいけそうです。従って、1年間に約50冊。500冊では、約10年となります。1000冊では約20年となりますが、500冊 を終えたころには、相当読むスピードは上がっているでしょうから、20年はかからないはずです。



【3142】
【タイトル】私の多読量と目的
【 日時 】02/05/26 23:54
【 発言者 】浜谷

恋人ファンさん、

>浜谷さんは三年多読してガイド試験に合格したと書かれていましたが、その期間で 何冊くらいお読みになったのでしょう?薄いのとか子供用のは除い てですが。。昼間仕事して、その余暇にやったのでしょうか)

昼間仕事して、アフター6にやりました。会社関係、友人関係の付き合いはすべて断って休日もすべて注ぎ込んでやりました。転職のために何か資格をと考えた からでした。薄い本も入れたら200冊は超えていたと思います。

> 最低でも500冊、欲を言うと1000冊は読む必要があると思います。
以前どこかのHPか掲示板のカキコで、ある元英語教師の新聞投稿のことが書かれていました。
浜谷さんのような気もしますがはっきりしません。

これは私ではありません。ここで再び申し上げさせていただきたいのですが、私は恋人ファンさんのように翻訳家志望で多読をしたのではなく、とにかく英語を 聴ける、喋れるようになりたいと思ったからでした。従って、語彙・構文のインプットに専念したのです。ブロークンで「聴ける、喋れる」ためには少々分から ない個所があっても飛ばして読むことがむしろ必要だと思ったからです。聴く時に分からないところに拘っていては話の全体を把握出来ませんし、喋る時にはイ ンプットの量が多ければ多いほどアウトプットし易くなる筈だからです。



【3146】
【タイトル】恋人ファンさん
【 日時 】02/05/27 2:56
【 発言者 】村田

>村田さんの「英語の出来ない生島さんが通訳しても問題がないのでは」という趣旨の意見について

これは私の発言ではないと思われます。



【3175】
【タイトル】お返事を掲載します(1)
【 日時 】02/06/01 5:23
【 発言者 】根石吉久

 國弘正雄様

 毎日昼頃に起きるのですが、いつものように今日もねぼけまなこをこすりながら階段を降りていきましたら、妻がテーブルの上の封書を掌で示しましたので、 封書を手に取り、裏のご署名を読んでびっくりいたしました。ごていねいなお手紙を私のような者にまで・・・。
 呆然といたしました。呆然として、恐縮いたしておりました。
 ご高名は以前から何度も目にし、耳にしておりました。しかし、恥ずかしいことに、ご著書を読ませていただいたのは、今回の「サピオ」からの原稿依頼が きっかけでした。英語の学習法を書いた本は、世の中にあふれかえっておりますが、そういうものを読む習慣がなく、ほとんど何も読んだことがないといってい いくらいなものでした。(そのくせ、自分で一冊書いてしまっておりますので、こわいもの知らずではあります。)

 ご著書を一読、深く頭が下がりました。すでにこういう人がいたのだという驚きがありました。他の本は、この一冊の付録みたいなもんだと思ったのは、いつ わりのないところです。

 私は、25年ほど前から、口を酸っぱくして、「素読」ということを地元で言い続けてまいりましたが、反応ははかばかしくなく、生活が苦しいことが続きま した。塾という仕事の根本に素読(音読)というものを据えたのですが、地元では理解してもらえませんでした。なんとかこの仕事で生きてこられたのも、子供 に音読をさせると、学校のテストの点を余計にとってくるという効能があってのことでした。音読・朗読・素読などの方法の根本を理解してもらえたわけではな く、なにはともあれ、子供が余計にテストの点をとってくる。それで、なんとか生活が成り立ったというのが実状です。戦後の塾、とりわけ、ここ20年ほどの 塾というものは、そんな荒蕪の地にあります。そして、塾というもののあらかたが屑です。

 最近になって、「声に出して読みたい日本語」のような本がベストセラーになるようになり、音読・朗読・素読など、声に出して読む方法が見直される機運が 生まれてきているように思いますが、更埴市という田舎町では、まだ苦戦が続くものと見ております。

 小学館との縁は、昔、「小学六年生」という学習雑誌の父兄向けのページに塾の仕事のことを書かせてもらったことから始まりました。その前に、「宝島」の ムックのシリーズ本の一冊・「学校に行かない進学ガイド」に塾の仕事のことを書かせてもらい、それを読んだ小学館のアルバイトの女の子が、この人に是非何 か書かせるべきだと小学館の編集者に助言したということで、Oさんという編集者が更埴市くんだりまで、原稿を取りに来てくださいました。その後、自費で 「英語のやっつけ方」という冊子を作り、Oさんにさしあげたところ、いつか本にしたいねと言って下さいましたが、その後、長い時間がたちました。何年か 前、小学館が文庫部門を立ち上げるときに、Oさんがその部署に移られ、私に連絡を下さいました。それで、「英語どんでん返しのやっつけ方」という文庫が誕 生した次第です。
 「サピオ」の編集者は、Mさんとおっしゃいますが、自社の文庫を書いたやつに記事を書かせようということだったと推測しております。Mさんは、Oさんと は会ったことがないとのことです。さすがにでかい出版社だと思いました。
 記事の本文は、電話取材をMさんが文章にしたものであり、私の文章ではありません。
 英語本に関する批評は私の文章ですが、一度だけの校正の後に、Mさんが付した注釈や書き直しなどがあります。文の首尾がかえって崩れたところや、事実誤 認が生じてしまったところがあります。署名部分も間違ってしまっており、でかい出版社の忙しい仕事の結果かと思います。
 私としては、あまり人の目に触れてほしくないという思いと、やっつけ仕事を引き受けたからには、誰にどう読まれようと四の五の言えないという思いとが交 錯した記事ですが、今日(すでに昨日ですが)、お手紙をいただき、書いてよかったのかと思うことができたことでした。

 小学館から送られてきたたちばな出版の御著書にはさまれていた出版案内を見て、深見東州さんの「下手な英語の話し方」を、つい、買ってしまいました。ふ うむ。実におかしな本で、愛すべし深見東州と思いました。とりわけ、202ページの「98年11月 ロンドン大学にて、学長らと英語で談笑する著者」の写 真には大笑いし、たまたまラーメン屋でラーメンを食っている最中に見たものですから、テーブルの上にラーメンを噴き出してしまい、ラーメン屋のおばちゃん に迷惑をかけました。深見東州、実に愛すべき、迷惑な男であります。ラーメン屋から帰る途中でも、写真を思い出し、大笑いし、あやうく交通事故をやりそう になりました。よろしくお伝え下さい。



【3176】
【タイトル】お返事を掲載します(2)
【 日時 】02/06/01 5:24
【 発言者 】根石吉久

 このたびいただいた記事で、以下のものに思いを深くいたしました。

国弘 (略)小泉さんは親米とか言って自衛隊派遣を断行しましたが、本当に親米なのだろうか。アメリカのことについて本当に好いている人ほど今やアメリカ には批判的だ、とはある著名な批評家の言です。(略)ケネディの時代のアメリカ、マンスフィールドの時代のアメリカ、そういう原風景を知っているからで す。(略)ブッシュになってからまるで逆です。(略)僕がパレスチナ人だったら、いかなる暴力にも訴えたくなるような法外な振る舞いをしてきました。

 日本国憲法こそが、現時点での世界の最高の理念だと思います。
 アメリカの憲法よりすぐれた憲法を日本は持っていますが、日本人はそれを本当に抱き取ることをしてきたのかについて、深い疑いを持っています。
 人がどう見ようとかまわない。私も日本近代のリベラルの系譜につながりたいと願っておりますが、私の貧乏百姓の生まれ育ちのせいかどうか、その前の段階 でもがくことを避けられないでおります。

 このような駄文を長く書きましたことのぶしつけをどうぞお許し下さい。伏してお願い致します。また、これまでの拙い書き物を同封させていただく失礼もお 許しいただきたくお願いしたします。各2部ずつ同封いたします。深見様のご住所を存じませんので、深見様に一部ずつお渡し願えればと願ってのことです。
 お忙しいところ恐縮ですが、わがままをお許し下さい。

                             根石吉久拝

 追伸

 國弘様がコンピュータをやられないことは、御著書で存じておりますが、もしも、読んでいただけたらと思い、末尾にURLを記します。
 掲示板では、うぞうむぞうのピンからキリまでの書き手が書いてくれています。
 古くからの書き手は、どなたも國弘様の主張をよく読んでおられる方々です。
 私一人が遅れをとったことでした。
 なお、このお返事を私の掲示板に掲載することをお許しいただきたくお願いいたします。
 お手紙をいただいたうれしさを、古くからの書き手に読んでいただきたいという思いがあります。
 私自身は、日本のESSを嫌っておりますが、佐賀県の中高一貫の私立学校で教鞭をとっておられる Eliot 様は、かつて大学のESSの部長をなされ、國弘様を招いてお話をうががった方だそうです。この方が、私の主張に強く共感して下さったのに、掲示板で激しい 議論を応酬したことがあります。私が偏屈者であるためだと、近頃は反省しております。
 なお、私は勝手に國弘正雄の弟子を名乗っております。Eliot 様は、昔から國弘正雄を読んでいるとのことでしたが、私が先にさっさと弟子を名乗ってしまったので、俺の方が先だもんね、ということでひとまず決着をつけ ております。

 掲示板というものは、なかなか不穏なしろもので、私は楽しんでおります。

 うれしさのあまり、無駄話に枝を生やしてしまいました。國弘正雄は私の掲示板でも、折りに触れ、絶えず話題になっていることをお伝えしたかったのです。
 駄文、まことに失礼いたしました。




【3179】
【タイトル】根石さん
【 日時 】02/06/01 11:58
【 発言者 】斉藤伸夫

>日本国憲法こそが、現時点での世界の最高の理念だと思います。

この世に戦争がなくなれば、確かに素晴らしいでしょう。
しかし、残念ながら、これは、当分実現出来そうもありません。
日本が戦後、ぬくぬくと経済だけに専念出来たのは、アメリカの軍事力、特に核の傘の庇護のおかげであったことは、忘れられがちです。
歴史を見ると平和主義または弱腰外交が戦争を招いたことは、よくあり、歴史の皮肉として知られています。ヒトラーの勢力をあれほどまでに伸ばしたのは、当 時のイギリスの平和主義外交であったことは、歴史学者の常識です。



【3180】
【タイトル】斎藤さん
【 日時 】02/06/01 15:15
【 発言者 】根石吉久

 現実の無惨がなければ、理念などは必要ありません。私が考えている理念は、それを口にしていれば安心できる戦後民主主義者たちのお題目とは別のところに あります。

 平和主義は平和主義であり、弱腰外交は弱腰外交であり、理念の生き死にはそれらとは別のところにあります。
 政治に一指も触れない人々が、国家によって殺される現実があるかぎり、理念はリアルです。いまだ言葉にならないものは、人の思いの深さに根を張っていま す。そして、他のどこにもありません。理念をリアルにするものも、空題目にするものも、人の思いの深さだけではないでしょうか。
 私の声高になっていかない思いが、日本国憲法の言葉に向き合うときに、「これを抱き取るべきだ」と思うということです。そして、日本人はいまだこの憲法 を本当には抱き取ってはいないのではないかと疑っています。戦争の体験が風化した今、それがはっきりしてくるのだと考えています。この憲法の言葉を本当に 抱き取っているなら、そこから現在のアメリカに対する批判が生まれてくるのは当然だとさえ思っていますが、リアルなパワーに対して最初からバンザイしてい るような腐った根性ばかりがしたり顔をしています。

 国も経済も軍事も私は信じておりません。あらゆるリアルなパワーをその根底において信じません。
 現在のアメリカの軍事力による小国のねじ伏せやアメリカ標準化の踏み絵を、相対化できる言葉が、日本国憲法の言葉にあると思っています。アメリカが日本 に呉れた言葉が、現在の現実のアメリカをはるかに超えてしまっています。この世界に他に何があるというのでしょうか。現実の無惨に向き合う理念として、他 に何があるというのでしょうか。
 言葉が現実を超えるという一事以外の何を信じられるというのでしょうか。



【3183】
【タイトル】根石さん
【 日時 】02/06/02 13:11
【 発言者 】斉藤伸夫

周りの国が皆、軍隊を持っているときに、軍隊を放棄するということが立派な理念なのでしょうか?
これは、理念ではなく、茶番です。
戦争に負けた直後に、占領軍によって作られたからこんな馬鹿げたものが出来たのです。他国の軍隊に国を守ってもらうことのどこが、立派なんでしょうか?



【3184】
【タイトル】斎藤さん
【 日時 】02/06/02 14:51
【 発言者 】根石吉久

国家などというものが、軍を発動すること自体が茶番なのです。
この茶番の大親分が今ではアメリカです。少し前までは、ソ連とアメリカでした。中国も茶番を
やらかしています。茶番をやらかすのは、たいていいつも大国というものです。大国が茶番をや
らかすとき、それはまっすぐ人々の暮らしに対する犯罪となります。

この茶番をどうやって止められるのか。皆目見当がつきません。しかし、何が本当の茶番なのか
見失ったならば、既成の現実に従うにすぎない。斎藤さんのように、国家主権のようなものを眼
目としてものを考えるわけにはいかない。眼目は人々の日々の暮らしにあります。

日本が自国の軍隊の力を持って、自国の判断でそれを発動させた場合でも、国家が軍を発動させ
るという茶番を踏襲するだけです。そしてこれは、すでにやったことです。

「なんとかならんか。ほかに何かないか」という疑問文として、日本国憲法を読み直す必要があ
るのではないのでしょうか。この憲法はほとんどまともに読まれていないのではないかと思って
います。本当に必要なのは、新しい読み方ではないかと思います。

池澤夏樹さんだったと記憶していますが、英文の原文から現在もう一度憲法を翻訳しなおす作業
をなさっています。こういう作業が本当に必要なものなのだと思います。
テキストが多層化すること。そのことで法としての基準はさらにあいまいになるでしょうが、理
念の核を求める行為としては重要な作業だと思い、近く読む予定でおりました。

日本という国が軍を持てないような記述があることよりも、そういう枠を日本にはめた国が、自
国の軍をしょっちゅう発動させ、「人々の日々の暮らし」に対する犯罪を繰り返していることの
方をはるかに大きく問題にしなければならない。

現実の無惨をどうしてでも回避しなければならないという思いは私にもあります。
もし、斎藤さん方式で行くならば、私の考えでは、欧米ビッチ国家どもに、アジア・アフリカの
すべての核兵器を向けよ、となります。現在の情勢でなら、3分の2までアメリカに向けるべき
だとなります。

そういう激情に似たものを腹に持った上で、日本国憲法の理念は、「世界にとって」何事かなの
だと考えるということです。あくまでも、価値の根元は「人々の日々の暮らし」の側にあるので
あって、国家主体だの国家主権などというものにあるのではない。

茶番発生の根は、言葉が現実に従うところから生えてくるのです。



【3185】
【タイトル】根石さん 
【 日時 】02/06/02 15:33
【 発言者 】斉藤伸夫

「なんとかならんか。ほかに何かないか」ということなら、国連だと思います。日本が、常任理事国に入って発言力を増すというのもいいでしょう。



【3187】
【タイトル】JFI
【 日時 】02/06/03 4:30
【 発言者 】Naima

下記に根石さんの「おたんこなす無自覚指向」と「ねばならない病」を転載させて頂きました。 座右の銘に致します。

http://www19.u-page.so-net.ne.jp/kd6/naima/MoinFiles/Study.html




【3188】
【タイトル】死して後止む、英語のお勉強
【 日時 】02/06/03 11:58
【 発言者 】根石吉久

Naima さん

 すばらしいタイトルだと思いました。これを私流の言葉にすると、「語学はいつも過程にある」
となります。英検で言うなら、英検3級の人は3級の練習力を備えたということであり、英検1
級の人は1級の練習力を備えたということだと思います。備わったものは、練習力ですから、練
習をやめれば、逆戻りがあります。この逆戻りや紆余曲折やらを反映できないことが、資格試験
の「結果」というものの欠点であると思っているので、私は一度も英語の資格試験は受けたこと
がなく、いかなる組織・協会からも何の資格も得ていません。

 私にあるのは、「死して後止む、英語のお勉強」の覚悟と、自作の語学論だけです。語学論は
日本語でやるので、英語の感覚の疑似物を少し作ったと思えば、そこにすぐに日本語がつき混ぜ
られます。語学論をやることは語学力だけを考えると阻害の作用がありますが、この阻害を引き
受けてやるのが日本の英語だと思っています。
 日本の英語から余計な卑下を取り除くためだけでも、これだけのまわりくどい道は避けられな
いと考えています。

 この掲示板の記事を使って構成したページを作っていただいたこと感謝しています。
 この掲示板に書いたものに関しては、私は著作権などはあらかじめ放棄いたします。意のある
ところを曲げられないかぎりは、どのように転写していただいても結構ですので、今後もご利用
下さい。
 過去ログの整理がなかなかできず、申し訳ありません。
 村田君から1200番から1900番までの整序された記事が手元に届いておりますが、人様
からお借りしているハードディスクの容量が残り少なくなってしまっており、作業ができずにお
ります
 注文したはずのハードディスクが届かないので、これからショップに問い合わせるところです。



【3206】
【タイトル】もう思う存分酔っぱらい
【 日時 】02/06/09 1:09
【 発言者 】根石吉久

書くぞ。

アメリカの魅力で英語をやったやつらは非国民だ。
(と、私は思う)

かつて、アメリカが良い時代がありました。
アメリカが乙姫様の時代がありました。
茶色い戦争ありました。(中也)
今はもう、世界の人々が竜宮から帰った浦島太郎の時代です。



【3210】
【タイトル】酔っぱらい
【 日時 】02/06/09 12:22
【 発言者 】しらふ

>アメリカの魅力で英語をやったやつらは非国民だ。

 ふうむ。わけがわからない。まったく酔っぱらいがわめく言葉にはどう対応したらいいのか。いくら掲示板の名前が「大風呂敷」だからといって、この「大風 呂敷ぶり」には困ったものである。
 この酔っぱらいは、何か物議をかもしたかったのだろうか。この酔っぱらいは何かにいらだっていたのだろうか。
 昨夜、根石吉久はウドの店に行き、生ビール大ジョッキ3杯飲んでごきげんになって帰ってきたはずなのだが、そのままコンピュータに電源を入れて、上のも のを書いたのである。
 アメリカの魅力で英語をやって何が悪い! と酔いからさめてみれば、根石吉久だって思うのでしある。しらふの人間に、酔っぱらいのわめきが解析できるの かという疑問は残るが、この酔っぱらいはいったい何を思って、こんなことをわめいていたのかを少し考えてみないわけにはいかない。

 アメリカの魅力といったって、千差万別であり、酔っぱらいは「アメリカの魅力」という言葉で何を言っていたのか。魅力あるものに惹かれることは当然のこ とではないか。
 この酔っぱらいは、「アメリカの魅力」の背後には、「アメリカの武力」があるとわめいたのか。つまり、戦後の「アメリカの正しさ」のうさんくささを言っ ていたのか。
 根石吉久には、以前から「アメリカ的正しさ」に対するいらだちを隠さないところがある。どこが正しいんだ、先住民(ネイティヴ・アメリカン)を殺して建 国しやがったホワイト・アングロサクソンども。それのどこが正しいというのだ、というようなことを書いたことは何度もあっただろう。
 映画そのものの魅力、歌そのものの力に魅了されることはまったく何も問題ではない。アメリカの歌が好きであること、好きであったこと、そこにノスタルジ アがあること、それらは問題ではない。南アジアの歌が好きであろうと、ロシア民謡が好きであろうと、イギリスのロックが好きであろうと、都々逸が好きであ ろうと、それらは個人的な好みの問題なのだからまったく問題ではない。
 じゃあ、何なのだ。
 今日の毎日新聞の一面の記事に小泉がアメリカでした発言に対する言及がある。
 
 米大統領、イラク攻撃を明言 2月の日米首脳会談で 米「日本は了解」と理解

 これらの字が大きく印刷されている。そして、小泉のアメリカ追従について報道されている。

 小泉首相は大統領に「テロとの戦いで日本は常に米国とともにある」と伝えており、米国はこの会談で将来のイラク攻撃に対する日本の了解を取り付けたと受 け止めている。

 という一文が記事にある。「アメリカの正しさ」がいまも武力と表裏一体のものであること、それに対する何の批判も出すこともできない日本の首相というも のが「猿に回される猿」であることを明らかにしている記事である。冗談じゃない。明言すべきことは、アメリカに荷担した戦争なんか絶対にできないというこ とだ。日本の憲法はアメリカがよこしたものではないか。日本がすべきことは、アメリカが寄越した憲法の理念によって、アメリカを批判することではないの か。それが可能になるためには、その手前に、あの憲法の理念が果たして日本人の血肉になりうるのかという問いがあるはずだ。中国伝来の漢字が日本人の血肉 となったと同じレベルまで、あの憲法の理念が血肉になるのでなければ、あの憲法の理念によってアメリカを撃つということはできない。文部省の英語に対する 扱いが、いつも空題目であるのと同じように、憲法が空題目になっているのだ。
 人々は、こう考えているのかもしれない。「憲法なんか空題目だっていい。俺たちの暮らしが明日も同じように続くのであるなら・・・」。「俺たちの暮ら し」を根底にして考えることは間違っていない。しかし、憲法を空題目にするラディカリズムが、国家をも空題目とするところまで行かないならば・・・。あら ゆる地上の国家を空題目にする人々の思考の連帯に、あの憲法は必要なものではないのか。

 そんな日頃の考えが背後にあって、あのような不可解な言葉が昨夜の酔っぱらいから飛び出したのだろうか。それにしても、「非国民」という語が何の諧謔に もなっていないところが、最大の問題ではあるだろう。



【3211】
【タイトル】しらふ様
【 日時 】02/06/09 12:35
【 発言者 】根石吉久

何の魅力によって英語を始めたのであれ、「言葉そのものの魅力」を抱きしめることができない
ならば、語学としては一人前ではない、と考えます。



3215】
【タイトル】猿
【 日時 】02/06/09 18:02
【 発言者 】根石吉久

精神的支柱を靖国神社などに求め、アメリカのリアルパワーには唯々諾々とする。
これは猿です。

小泉がこわいのは、「人々の日々の暮らし」に価値の根底を置いていないところです。
「人々の日々の暮らし」こそが、いわば世界の共通語です。世界のどこに行っても必ずあるもの
はそれです。
靖国などという特殊は、世界にとってだけでなく、日本人の「人々の日々の暮らし」にとっても
特殊なものです。

あいつが間違うときは、間違いはでかいものになると思う。
日本は猿を首相にしてしまったのではないか。



【3218】
【タイトル】VOA
【 日時 】02/06/10 23:11
【 発言者 】斉藤伸夫

このVOA(Voice of America)のサイトはいいです。
英語のニュースの音声とテキストがあるので、音声で聞いて、分からないところは、文字で確かめられます。音声のスピードも普通より遅いので分かりやすいで す。

http://www.voanews.com/index.cfm



【3220】
【タイトル】アメリカは日本を馬鹿にしつづけてきたし、日本政府は日本の民衆を馬鹿にし続けてきた
【 日時 】02/06/10 23:43
【 発言者 】根石吉久

 1996年8月30日初版の晶文社「最後のタヌキ・・英語で考え、日本語で考える」(C・ダグラス・ラミス)という本には異様なことが書いてある。最 初、妻が読んでびっくりし、次に私が読んだ。暗い気持ちになった。以下に引用する。

----------------------------------------------------
(略)
ニュージーランドが、核を搭載している可能性のあるアメリカの艦艇すべてに港湾を閉ざし、アメリカ政府に衝撃を与えた。新聞報道によれば、アメリカ政府当 局は、ニュージーランドの「核アレルギー」が、ベルギー、オランダ、英国、西独、カナダ、ギリシャ、そして日本など、他の国々にも広がってゆくことを懸念 しているという。
(略)
日本政府によれば、日本はすでに非核地帯になっている。「非核三原則」はそういう意味であるはずだ。アメリカ政府筋はなぜ、その考えが日本からニュージー ランドへ広がったと、という言い方をしないだろう?
 答えはこうだ。ニュージーランド政府は核兵器を本当に排斥する決意を固めているのに対し、日本はそのフリをしているに過ぎないから。エドウィン・O・ラ イシャワー元駐日大使が数年前に明らかにしたように、アメリカは数十年にわたって核兵器を日本に持ち込み続けてきた。非核三原則は人々をあざむく以外、何 の効果もあげていない。
----------------------------------------------------

 1985年3月8日付けの記事である。
 その後、どうなったのか。日本を馬鹿にするアメリカの原則は変わったのか。人々をあざむく日本政府の原則は変わったのか。「アメリカの正しさ」という馬 鹿どもの信仰は変わったのか。「馬鹿くさ三原則」はそのままではないのか。

 その後もアメリカが核兵器を日本に持ち込み続けてきたのであり、日本政府がそれを見て見ぬふりをしてきたのであれば、「非核三原則」を堅持するなどとい う、福田や小泉の言葉に何の意味があるのか。

 日本の国会は猿芝居にすぎない。
 馬鹿にするんじゃねえ。猿芝居の猿どもが。



【3221】
【タイトル】松岡祥男・「私にはわからない!」(読書日録16)
【 日時 】02/06/11 1:45
【 発言者 】根石吉久

 松岡さんから許可をいただいていませんが、ただいま引用したい松岡さんの言葉がありますので、ここに引用いたします。
 詩の雑誌・midnight press (現在発売中)、105ページからの引用です。

。その人の前で、世界がそれぞれの旗を垂れて敬礼して行く。(以上、江藤の文)
----------------------------------------------------
(以下、松岡さんの文)
----------------------------------------------------
 この思いこみと擦り替えはいったい何だ。天皇を神と崇めようと、哀れな晒し者と見倣そうと、個人的には勝手だ。しかし、天皇は「国家」の元首でも、「日 本」の君主でもない。これははっきりしたことだ。天皇は現行の憲法の規定によれば「日本国民の統合の象徴」ということになっている。ここに江藤淳の錯誤が ある。そして、この転倒と作為の認識は保守派に共通のものだ。この列島の歴史を掘れば、天皇(家)は「日本人」を象徴するに足りないし、また、私の実存に とって空の一片の雲ほどにも気を惹きはしない。それがほんとうだ。だから私の考えでは、天皇が現行の内閣の承認などの国事行為から全て退くなら、格別不服 はない。江藤淳は私的な奮戦にどうして歴史の虚像を密輸入するのか、それがわからない。もちろん、外国の脅威などという虚構によって「有事法案」を作り、 戦時体制を構築する反動政府の意図もわからないのだ。そうやって国家意志を捏造し<主権在民>を侵害して何をやるというのだ。それほど戦争がしたいのか?  それほどまでして国威を拡張したいのか?
----------------------------------------------------
(以下、根石の文)
----------------------------------------------------

 松岡祥男が提示し続けてきた理念を、私は抱きしめて生きてきた者です。



【3222】
【タイトル】生徒をご紹介ください。
【 日時 】02/06/11 1:52
【 発言者 】根石吉久

ただいま現在、私は
「英語の扱い方」
を教えて生きている者です。

 「英語を教えて」ではありません。

 生徒さんたち(皆様)、生徒をご紹介ください。



【3223】
【タイトル】松岡さんの江藤淳への批判
【 日時 】02/06/11 2:16
【 発言者 】根石吉久

この批判は、そのまま、石原慎太郎につきつけるべきものだと思っています。
この、チンポコ障子紙破り野郎も、頭の中がぐちゃぐちゃです。

戦後の日本の「さっぱりしたいい男」はまるで信用できない。

私は、小泉も石原も政治家としてはくたばるがいいと思っています。
こいつらこそ、筋を曲げて、アメリカと一体化して、日本で日々を暮らす人々をあざむく野郎どもです。

石原に首相をやらた日には何が起こるか。
小泉と同じことをやるだろう。
猿ども。

石原がこれまでの「アメリカ批判」を貫き、Noと言うべきときにそれをきちんと言うのであればよろしかろうが、それでも問題は残る。

石原も小泉同様、現行の憲法を反故にしたいのだ。
江藤淳も石原も、おぼっちゃまであるがゆえに、とち狂ってけつかるのだ。

スポーツ大好きの石原が、体育大好きの続きで徴兵制を作らないという保証はどこにもない。
冗談じゃねえ。馬鹿やろうが。これまで、日本人がどういう我慢を続けてきたと思っているのだ。おめえら、おぼっちゃまどもがどういう我慢をしてきたという のだ。

日本の首相は、たけしにやらせるか、さんまにやらせるのがいいんじゃねえのか。

何がスポーツか。何がワールドカップか。
人々よ、浮かれているんじゃねえ。




【3224】
【タイトル】訂正
【 日時 】02/06/11 2:22
【 発言者 】根石吉久

石原に首相をやらた日には



石原に首相をやらせた日には




【3227】
【タイトル】(無題)
【 日時 】02/06/11 20:42
【 発言者 】斉藤伸夫

どんな国であっても警察はあります。
警察というのは、簡単にいうと国家権力による暴力組織です。
話あいで解決できないときの最終手段が暴力なのです。
この警察のおかげでその国の秩序が保たれているのです。
警察のない国、または、あっても役に立たない国を考えてください。これほど怖い国はありません。現にアフリカの一部の国はそうなっています。
現在のところ世界警察というようなものはありません。
無法国家が他国を攻撃した場合、その国を罰することの出来る合法的な組織というものはないのです。国連がありますが、その力は弱いです。
したがって、各国は、自国を守るため軍隊を持っているのです。
スイスのような永世中立の国でも軍隊は持っています。




【3228】
【タイトル】(無題)
【 日時 】02/06/11 20:51
【 発言者 】斉藤伸夫

>現在のところ世界警察というようなものはありません。

インターポールがありますが、あれは、各国の警察が国際犯逮捕のため協力した組織で、
私がここでいう無法国家を取り締まるという意味の世界警察ではありません。




【3229】
【タイトル】斉藤さん
【 日時 】02/06/11 23:51
【 発言者 】根石吉久

昨日、VOAの紹介をありがとうございました。
これはなかなか私には役にたちます。
日本のことをよくわかっていて(民俗学などの知識がある)、英語に堪能な人たちで、VOJ
(Voice of Japan)というようなネット上の同じようなページができればいいのに、と思いまし
た。

日本人が個を押し出すことをしないのは、一昔前は農耕が主な産業の一つで、その中でも、水田
耕作が大事で、水田耕作では、水の配分が最重要事で、だから、個を押し出していたんじゃ、水
がうまく田に回らない。そんなところから、個を殺す術が日本では発達したんだ、というくらい
のことが言えないと、日本人は、いつもあいまいなことばかり言っていて、煮え切らないやつら
だというような、欧米基準に対して言い返す言葉が持てない。
日本で英語をやる人たちにとって重要な学問は、民俗学だと思っているのですが、なかなかこれ
は常識にならず、英語をやる人たちと民俗学をやる人たちは、水と油のように分離しています。

そのあたりについてはどんなふうに思われますか。




【3230】
【タイトル】警察に関する考察
【 日時 】02/06/12 0:14
【 発言者 】根石吉久

 警察というものは、人間性悪説を根拠にしている組織だと考えています。
 あくまで比喩ですが、アメリカが世界の警察をやっているのは、アングロサクソンどもの思考に、人間性悪説が根を深く張っているからだと思います。
 この野郎どもがずたずたにした、あの大陸のネイティブたちに、果たしてヨーロッパ流の人間性悪説があっただろうか。人間の原罪というものをキリストは言 い出しましたが、その原罪を拡大再生産したのが、アメリカ大陸におけるアングロサクソンどもです。
 どうにも好きになれない。アングロサクソンの野郎どものことは。

 日本における警察組織の成立は、冷たい思考の所産だとは思います。

 警察のおかげでその国の秩序が保たれるような国は、あまりいい国だとは思いません。
 私の子供の頃、私が育った村では、どの家も廊下や茶の間の障子を開け放して、蚊帳を吊って、人々は寝ていました。まだ、現在ほど警察は必要とされていな かっただけでなく、警察的思考をいつだって跳ね返してやろうという農民の感覚は生きていました。

 アフリカの一部の国が無法状態になっているのは、警察がないからではありません。
 ヨーロッパのビッチ国家どもが、好き勝手にアフリカを蹂躙した結果です。
 罪深いのは、絶対にヨーロッパ的貧乏根性です。
 この貧乏根性こそ、ヨーロッパ貴族の根性だと私は思ってきました。

 国連をどうやったら強くすることができるのか。これは課題です。
 国連はアメリカの首根っこを押さえるだけのものにならなければ嘘です。



【3231】
【タイトル】二度目の宣言
【 日時 】02/06/12 0:32
【 発言者 】根石吉久

イギリスはビッチだと思う。
アメリカは son of bitch だと思う。

それとは別に、俺は、アメリカにいる俺の友達は好きなのだ。
個々のアメリカ人を見れば、心の柔らかい人々がたくさんいる。

アメリカの政治的保守派。あいつらが世界の癌である。

自分たちの正しさと誇りを信じて、姿勢よく歩くアングロサクソンたちを、ボストンの道ばたの
ベンチに腰をおろして眺めて、俺は俺の胸の中で笑いが暴発するのにまかせていた。
2年前だったか、3年前だったか。



【3232】
【タイトル】なかなか語学の話に戻れません
【 日時 】02/06/12 0:41
【 発言者 】根石吉久

それで困っています。
すでにビールを3つ飲みました。

英語屋の「趣味の部屋」になりつつあり、一応、困ってはおるのです。

日本語の磁場における英語。
これは、本当は現在の世界の難題につながっていると思ってはいるのですが・・・。

僕だって英語がしゃべれる、みたいな小泉の英語は、実に実に危ない。
やめてほしい。

ブリヂストンのアメリカの子会社が作ったタイヤが高速走行で破裂したときにも思ったことでし
たが、下手な英語で説明をすべきではない。

普段から英語を鍛えながら、重要な話をするときは通訳を使うべきだ。
馬鹿なパフォーマンスをやってんじゃねえ、猿小泉。
おめえは、大事な話をアメリカでするように国民から委託されたのだ。
It should be swift. というブッシュの言葉を、オウム返しに繰り返したそうだな。
それのどこが大事な話なのか。
このオウム返しは、猿真似以外のものではない。
政治のきつい場所で、オウム返しをやり、猿真似をやる日本の首相。
これこそが、世界の恥であり、日本人の恥である。

なかなか、語学の話に戻れませんね。



【3234】
【タイトル】軍隊
【 日時 】02/06/12 12:35
【 発言者 】べいべ

> どんな国であっても警察はあります。
> 警察というのは、簡単にいうと国家権力による暴力組織です。
> したがって、各国は、自国を守るため軍隊を持っているのです。
警察と軍隊は同じですか?日本は、軍は持っていませんが、警察は持っています。

軍が守るのは人々の暮らしですか?違うと思います。
多くの人が軍によって殺され、しかも、自国の軍によって殺されている人もいるのですよ。

斎藤様、ぜひ、この点を考えてください。
軍があるために、もっとつらい状況がうみだされているのですよ。



【3236】
【タイトル】べいべ様  
【 日時 】02/06/12 20:15
【 発言者 】斉藤伸夫

>警察と軍隊は同じですか?日本は、軍は持っていませんが、警察は持っています。

警察と軍隊は同じではありません。しかし、暴力を問題解決の手段として持っていることは共通しています。

-----------------------
軍が守るのは人々の暮らしですか?違うと思います。
多くの人が軍によって殺され、しかも、自国の軍によって殺されている人もいるのですよ。
-----------------------

前にも書いたように、逆説的ですが、あなたのような考えは非常に危険です。非戦主義は、かえって逆に戦争を招く場合があるのです。
よくお考えになって下さい。それでも分からなければ、私に言ってください。理由を、ご説明します。



【3237】
【タイトル】根石さん
【 日時 】02/06/12 20:32
【 発言者 】斉藤伸夫

------------------------
日本で英語をやる人たちにとって重要な学問は、民俗学だと思っているのですが、なかなかこれ
は常識にならず、英語をやる人たちと民俗学をやる人たちは、水と油のように分離しています。

そのあたりについてはどんなふうに思われますか。
------------------------

そもそも、日本人一般が英語が苦手ですから、水と油のように分離している
以前の話だと思います。

下のリンクは私が(Samurai名義で)、ある日本贔屓の外人のサイトに投稿したものです。
何人かの外人が興味を持ってくれました。この中のOscarと言う人は日本人ですが、完璧な英語を使います。

http://www.network54.com/Hide/Forum/message?forumid=65908&messageid=1022852575



【3238】
【タイトル】根石さん
【 日時 】02/06/12 20:54
【 発言者 】斉藤伸夫

------------------
国連をどうやったら強くすることができるのか。これは課題です。
 国連はアメリカの首根っこを押さえるだけのものにならなければ嘘です。
------------------

国連の常任理事国(つまり、大事な議題に対して拒否権を持つ国)は、
第2次大戦の連合国で構成されています。日本とドイツは戦後の世界に対する貢献度は、中国はもとよりロシア、フランスなどよりも大きいのに、なれないので す。国連もアメリカ・イギリスに牛耳られているみたいです。



【3247】
【タイトル】斉藤さん、ジェーンさん、皆様
【 日時 】02/06/14 2:59
【 発言者 】根石吉久

 英語屋というのは、私のことをさして言ったものです。
 英語屋は星の数ほどおりますが、語学論を持っている人の数はわずかなものではないかと思います。語学というものが虚であることの本質を言い当てるのでな ければ、日本語の磁場に置かれた英語の特殊な質を言うことができませんし、日本で作った英語のごつごつした性質が、余計な劣等感から抜け出ることはないと 見定めていますので、私の仕事は日本の英語から劣等感を洗い流すための語学論だろうなと思っています。しかし、これをやっていてもお金にならず、従って生 活は成り立ちませんから、「電話でレッスン」等のレッスンをやって生きております。
 このレッスンをやっていることで、新しい語学の局面を発見したりすることはよくあり、レッスンと語学論は私にとっては、車の両輪みたいなものになってい ます。この両輪を転がしていくのが、私がやるべきことだと思っているのですが、突然、何の脈絡からか警察のことを斉藤さんが書かれたので、私も警察に関す る考察などをやらかしました。
 本来やるべきことをやらずに、警察論だの猿ブッシュ・猿小泉論だのをやってしまっているのは、国家主権論の台頭を目の前に見ているためです。国家を実体 と見る見方ばかりが増殖しており、国家は虚体なのだと見る視力がどんどん衰えていることに実に危ないものを見ています。
 虚体を実体視するブッシュの先制攻撃論が、空即是色の構造をしているなら、日本が色即是空を言うことは絶対に必要だと思っています。私一人の身のことを 言うなら、アメリカのリアルパワーの虚ろさと、見えない敵に対する猿踊りを言えないならば、掲示板という場で、言葉になど関わるべきではないと思っていま す。
 難渋してはいますものの、語学=虚体という私の根本的な語学への見定めから、これらの枝は出ていると自覚しています。「語学=虚体」論そのものをやら ず、警察論だのアングロサクソンへの嫌悪だのに話の枝を生やしてしまっている自分の行為をさして、「語学屋の趣味」と言ったものです。
 斉藤さんとジェーンさんのアメリカの歌の話は、生き生きとしていていいなあと思っていました。国家主権論をやりだすと、とたんに斉藤さんには硬直したも のが生じるなと思っております。斉藤さんの論は、どこまで行っても国家=実体論であろうと思います。
 国家を実体と見る見方は、実をえぐり、虚を光らせる言葉の力に対して、最初からお手上げであり、実体としての権力にバンザイしてしまっています



【3248】
【タイトル】斉藤さん、ジェーンさん、皆様
【 日時 】02/06/14 3:01
【 発言者 】根石吉久

 斉藤さんの考えによると、縄文時代に警察はどのように機能しておったのでしょうか。
 国家も警察も後代のものであり、そんなものがなくても、その昔、人間は生きていたのです。
 お笑い外務省、お笑い防衛庁こそは、日本という国の赤ちゃん大王であり、大人としては恥ずかしいが、赤ちゃんとしてはまともです。日本はよだれかけをか けた国なのですから、このよだれかけ国家の魅力というものをちゃんとしなければいけません。
 昨今では、名作が古本屋で安く売られておりますので、お求めになられるといいと思うのは「ドクタースランプ アラレちゃん」であります。赤ちゃん大王の 国家がよく描かれていると思います。
 お笑い外務省、お笑い防衛庁と出たら、お笑い猿ブッシュ、お笑い小猿小泉と出るべきであり、その元締めに、お笑いヨーロッパがあることも出なければなり ません。ヨーロッパのお笑い貧乏根性こそは、今も問題です。
 貧乏は恥じる必要はない。貧乏根性は恥じるがいい。
 糞ヨーロッパ、糞アメリカ。

 警察的思考が悪や暴発を生むことはあります。
 また、国家や警察を背後に持った人間が、国家も警察も持たない人間に対して行使した暴力というものは、日本政府のアイヌへの暴力に例をとってもいいです が、明らかに「人々の生活」に対する犯罪です。アメリカの建国がネイティヴの人々に対して行った犯罪、あるいは、現在アメリカ的標準思考をはみだすものに 対してふるっている暴力と同一のものです。あるいは、ヨーロッパのビッチ国家どもの植民地主義がアジア・アフリカに対して行った犯罪とも同一のものです。 すべては、「人々の日々の暮らし」に対する明らかな犯罪です。
 この世界には、ヨーロッパあるいはアメリカの「標準思考」による犯罪が明らかに存在します。また、この「標準思考」を猿まねする日本の近代(以降)の犯 罪も明らかに存在します。

 警察や軍や国家に対するミーハーは要りません。
 O嬢に対してむかついたことを少し前に書きましたが、警察や軍や国家に対するミーハーは、涼しい顔した戦後の民主主義紳士どもの「アメリカの正しさ」に 対するミーハーと同列なのです。この世でもっとも価値のあるものは、場所場所における「人々の日々の暮らし」です。それ以上に価値のあるものは何もありま せん。
 ところが、ひょっとすると、ヨーロッパの上層部などでは、ヨーロッパに散在する宝石類をかきあつめれば、世界の最高の価値が生じると思っている馬鹿がた くさんいるかもしれません。もともと、アジア・アフリカから泥棒した宝石でも、です。アジア・アフリカから平気で泥棒するような貧乏根性の者たちですか ら、そんなふうにとちくるっていることはありうることだと思います。

 酔っぱらいの話でわかりにくかったところはお許しください。



【3254】
【タイトル】幻想
【 日時 】02/06/14 10:57
【 発言者 】Jackie

語学論をよみかえして

>ちょっと英語をやれば、すぐに英語がしゃべれるようになりますよというような嘘八百を言うところが金をかせぎ、ちゃんとやれ、毎日やれ、音を作れ、とい うようなしんどいことを言い、実際にやらせるところ(私の塾のようなところ)は、生徒が散り、生活費も出なくなることにおびえさせられるという厳然たる現 状があります。

根石さんの塾だったら 実際に 一般がもとめている 良い成績をとる生徒が出ているのだし
生徒で あふれかえってもよさそうなものですが・・・・
いかがですか?

 >厳しい塾だからいい塾だと言ってくれる人はほんとうに少数であって、多くの人は厳しくすればやめてしまうのです。それで、10年後にその人がどうなっ ているかといえば、使い物にならない英語をつかまされ、英語がすっかり死んでいます。やってらんねえや、という気持ちを何度噛み殺したことか。何度口に出 さずに我慢したことかしれません。

もうこれは 同じ気持ちで理解してくれるのは少数。
英会話にあこがれる体験入学の人や
途中で やめてしまった人を思いながら なんど やってられないや と思ったことか。
地道をもとめると去っていく。

 基礎の音読をないがしろにする 宿題〔音読)やってこないでそれでちゃっかり上達を望み
できないと こちらの指導力不足となり 外人英会話学校に夢をいだきさっていく
さようなら。 

1音読?これなら自分一人うちでもできるだろうと思うらしい。
 自分でできる人はとっくにやっているだろうし 多くは独学だと根気が続かない。
2 からっぽの電池が 絶対に必要なのだが わからないみたいだ。
素読 音読という シンプルな 素振りをおろそかにして グラウンドにでたがる。
グラウンドに出ることは 必要だけれども 練習せずに ヒットは打てないし ましてやホームラン
基礎練習をばかにして 去っていって 外人のレッスンを受け
上達した人を 私はしらない。 〔私が知らないだけかな?)

体験レッスンでレベルチェックとして
中学一年の 日→英語作文をやってもらうのですがもできない人のおおいこと
なのに 英会話はできると思うところが不思議
英会話は口でつくる 英作文だよ。

4月半ばからレッスンをはじめた生徒さんが 2ヶ月 13回余りのレッスンを終え ホライズン1が終わったところです。いまのところ音読等宿題も完璧にこ なして故に 上達も早い。
音読と共に 基礎文を 現在過去未来 進行形 であらわせるようになりました。
まったくもって 中1の英語をばかにできない。

ちょっとなれてきたところで 週2回のレッスンだったはずが 都合?で一回しかこれなくなったそうで釘。格安1時間半3000円のレッスン 月 240000円がもったいなくなったみたいだ。

英会話学校に色気もでてきた。 少なくとも 中2が終わるまでは 無駄だから 
体験入学して 比べてみろ。と助言

今はまだこちらの体の都合にあわしてもらうこともあり どこよりも格安
あちらは 4人ぐらいのレッスンで50分5000円だよ。 目をさませ。

それにしても 営業の口車はすごく たくさんの人が 2時間の説明のうちに 30万以上のクレジットを結ぶのを みてきました。英会話幻想を 買うのです ね かれらは。外人と楽しんで会話しているうちに 上達すると本気で思っているらしい。 後に幻想としっても 払ってしまったお金は あまり気にならない らしい。(いいな 私もクレジットで先取りしたいな)

テレビ広告 雑誌での広告の力は大きいですね。その点は学ぶところも多いか。私はだますつもりはないが マーケティングというやつを。広告のしかたという やつを

彼女が 英会話幻想におぼれてしまうのか 地に足をつけてふんばって音読するか。
                          続く。


 



【3256】
【タイトル】根石さん
【 日時 】02/06/14 20:16
【 発言者 】斉藤伸夫

>斉藤さんの考えによると、縄文時代に警察はどのように機能しておったのでしょうか。

縄文時代といえども、何らかの警察らしきものはあったと思います。
今も昔も、人間性に変わりは、無いと考えます。
従って、殺人、泥棒、強姦など、当然あったと思います。
そして、それらの犯罪を取り締まる機構があったと考えるのが自然だと思います。



【3259】
【タイトル】斉藤さん
【 日時 】02/06/15 21:50
【 発言者 】根石吉久

>縄文時代といえども、何らかの警察らしきものはあったと思います。

 いや、とてもそうは思えません。
 縄文時代にも掟はあったでしょう。そして、それを破る者を、村人たちが「自分たち」で処罰していたのではないかと思います。
 警察は、犯罪に対して住人たちが「自分たち」で処理することをやめ、機構や組織が「代理」でやるようになった時点から生じているのではないでしょうか。 江戸時代の岡っ引きが所属した組織を「警察らしきもの」と言うことはできると思いますが、縄文時代の「自分たちで処罰」する能力を警察呼ばわりするのは、 縄文人に対して失礼だと思います。

 縄文時代に関しては、何の証拠もないので、誰が何を言っても真偽は明らかになりませんが、私の想像裡においては、縄文人と警察組織は水と油のように相容 れません。




【3261】
【タイトル】Jackie さん
【 日時 】02/06/15 23:08
【 発言者 】根石吉久

>根石さんの塾だったら 実際に 一般がもとめている 良い成績をとる生徒が出ているのだし生徒で あふれかえってもよさそうなものですが・・・・

 あふれかえってもよさそうなものだと私も思うのですが、現実はそうではありません。
 いくつかの原因があります。
 その最大のものは、私の塾が「音づくり」をやるためです。

「英語発音10のポイント」
http://www.asahi-net.or.jp/~ax9y-nis/gogaku/p10point.htm

 ここにあげた程度のものに、連音処理を加えたくらいのわずかなポイントを身体化するだけでも、実に時間がかかります。知識としては、10余りの知識です が、これっぱかしのものでもまともに身体化しようとすれば、時間が必要になります。
 英語ネイティヴが、英語として受け取る音を生徒に持たせようとするだけで、「音づくり」に1年や2年はかかります。
 で、私の塾は、「時間がかかる塾」だと言われ、敬遠されます。
 時間がかかる時期に時間をかけないでどうするんだというような説得は繰り返してきましたが、高校入試というものの性質に邪魔をされ、説得はほとんどの場 合、無駄になります。ですから、近頃は説得する気力も失せて、時間がかかるから塾をやめたいと言い出すやつがいれば、「ああ、はいはい」と返事をします。
 高校入試やら大学入試やらにおつきあいするのはほとほと嫌になりました。

 それでも、日本人が英語をものにするための最短距離は、大学入試に「音づくり」を堅く結びつけることなのです。大学入試レベルの英語に「音づくり」を堅 く結びつけるなら、生き残れる英語の基礎はできます。どうせ入試をくぐるのなら、その時に「音づくり」もやってしまうのが一番得をするのですが、人々は よっぽど損をするのが好きなのか、点数ばかりを追いかけて「音づくり」をやりません。
 入試の英語の配点の半分が「音読」になれば、事態は打開できると思いますが、それをやるには入試そのものに「時間がかかりすぎる」ので、大学はやらない でしょう。しかし、一部の大学ででもいいから、「音読」自体を入試の試験方法に取り入れるなら、その効果ははっきりするはずです。「音読」でたいていの力 はわかってしまいます。音が「通じる音」であるかどうか、意味がとれているかどうかはすぐにわかります。意味がとれていなければ、イントネーションは決定 できないし、文の区切り目もわからないわけですから、下手な長文読解問題をやらせるより、「音読」させてみれば、読解力もすぐにわかります。何よりも、英 語の語順のままに読めるかどうかがわかります。
 一発で読めというのでなくていい。二度読み、三度読みを許して、その間にまともなイントネーションが立ち上がるかどうかで、使える英語の基礎があるかな いかはわかります。
 入試の科目に「音読」というものがあってもいいとさえ思います。
 現代文、古文、漢文、英文など、各種の文を「音読」させ、それを採点するのです。
 余計な知識を試すより、よほど正確にいい学生を集められると思います。

 話が横に延びました。
 20数年前に「素読(音読)」を言い出し、ずっとそれを方法としてきた塾ですが、昨今の「音読」ばやりのご時世にもかかわらず、素読舎は閑古鳥が鳴いて います。地元との間で感情がこじれたわけです。
 そんなわけで、塾は女房にまかせています。
 私は、「電話でレッスン」というものを始め、ようやく生き延びています。
 親類のお子さんなどで、いい英語の練習法を探しているような人がおられたときは、素読舎の「電話でレッスン」をお勧めください。




【3262】
【タイトル】Jackie さん(2)
【 日時 】02/06/15 23:09
【 発言者 】根石吉久

> 英会話にあこがれる体験入学の人や、途中で やめてしまった人を思いながら なんど やってられないや と思ったことか。地道をもとめると去っていく。

 まったくその通りです。英語回りでは、「点取り虫養成所(受験塾)」と「英会話学校」が日本の馬鹿の原産地です。点がとれることが頭がよいことだと思っ ている馬鹿が「点取り虫養成所」に通いますし、英会話という幻想に頭をやられてしまっているアホが「英会話学校」に通うわけですから、馬鹿は養成するまで もなく最初からうじゃうじゃといるのです。受験塾を英会話学校は、馬鹿がいくらでもいるので、いくらでも食い物にできるのです。そして、この馬鹿たちには 説得は無力です。私はあきらめています。あきらめたから、地元から足を洗い、「電話でレッスン」を始め、少数の目の見える人たちを相手にし始めたのです。
 大学受験の英語に「音づくり」を溶接することも、私は「電話でレッスン」上で実現しようと考えています。

>外人英会話学校に夢をいだきさっていく。さようなら。

 切ない仕事をなさっているのですね。
 外人には「音づくり」ができない。
 すでに日本語の音を持っている口の筋肉が英語の音を獲得する道筋は、外人には見えないのです。連中はほとんどが、英語の音しか持っていない一枚岩ですか ら・・・。
 だから、特に初心者、中級者の英語の教師としては、外人はまるで不適です。
 外人が適するのは、上級者の教師としてだけです。上級者は、英語しか話せないような外人をうまく教材として使い切るからです。
 初心者や中級者が外人英会話学校に通う図は、単なるお笑いでしかありません。

>1音読?これなら自分一人うちでもできるだろうと思うらしい。

 これがとんでもないのです。はじめのうちはコーチが必要だということがなかなか人は理解しません。語学のセンスが優れている人はコーチなしでも、音読で 英語の音を作ることができると思いますが、大多数の人にはコーチが必要です。
 しかし、コーチ自体が日本にろくにいません。
 Jackie さんは、コーチができる人だとお見受けしていますが、日本人が「音づくり」や「音読」のコーチを大事にしないことは、私はよく承知しています。
 「音づくり」や「音読」のコーチを日本人が大事にする日が来なければ、日本の英語は現在のていたらくをずっと続けるでしょう。断言できます。




【3263】
【タイトル】訂正
【 日時 】02/06/15 23:14
【 発言者 】根石吉久

受験塾を英会話学校は、



受験塾と英会話学校は、



【3264】
【タイトル】根石さん
【 日時 】02/06/16 4:23
【 発言者 】斉藤伸夫

>縄文時代にも掟はあったでしょう。そして、それを破る者を、村人たちが「自分たち」で処罰していたのではないかと思います。

犯人を捕まえるには、やはり組織だった力が必要でしょう。
「自分たち」で捕獲し、処罰する。これは、警察および司法行為とほとんど同じです。
ある程度、集団の構成人数が大きくなれば、犯罪取締り専用の機関(すなわち警察)が必要になるのは、ほとんど自明ではないでしょうか?



【3266】
【タイトル】斉藤さん
【 日時 】02/06/16 12:04
【 発言者 】根石吉久

 斉藤さんがお考えになるほど頻繁に、殺人、強盗、強姦などが縄文時代にあったかどうかですが、そんなことはめったになかったことなのだと考えています。 日本の「近代において」でさえ、欧米が生活水準というものに食い込んでくるまでは、犯罪率は極めて低かったのです。

 友達とネパールに一週間ほど遊びに行く前に、ネパールをよく知っている友達は、「決してネパールでは喧嘩をするな」と私に言いました。当時、ネパールは 世界でもっとも平和な国とされていましたが、人の基底に触って本当に怒らせたとき、ネパールの人は人を殺すことに躊躇はないからというようなことを言われ ました。この言葉を聞いて、私は私の中にあるある性質と遠く呼応するものを感じ、深くうなずくものがありました。
 そして、ネパールは、当時、犯罪率が世界一低かったのです。
 仏教とヒンドゥー教が入り交じっている社会においてでも、です。
 地理的な水平軸をとってみれば、現代においてもそういうことがあります。

 時間的な縦軸に戻ります。
 縄文時代の掟とは、吉本隆明の言う意味での「共同幻想」だったはずで、法の内在化の深さで「縛り」のきつさを言うなら、この共同幻想の縛りは、近代・現 代の法の縛りなどよりはるかにきついものだったはずだと思います。法として外在化(成文化)されておらず、感覚(幻想)を微細に動かす「物語・神話」とし て完全に内在化されていたからです。構成員全員に内在化されている「物語・神話」。これ以上にきつい法はありません。
 「物語・神話」を通じて村の構成員全員の共通感覚となっていた論理。それがあっただけでしょう。ヨーロッパ近代における法のようなものは、どこを探して もなかったと考えられます。

 見てきたようなことを言うなと言われればそれまでですが、私はこれらを長野県在住という条件下で見てきたことを素材に考えてきました。私の母親は「山の 人」であり、この親族のものの見方や考え方には、「里の人」とは異質なものがあります。さっさと近代の波に洗われてしまったのが「里の人」であるとすれ ば、「山の人」には感覚の古層がそのまま生活感覚だったのです。今では、「山の人」の感覚も、テレビ、電話、舗装道路、冷蔵庫、洗濯機で古層をむき出さ れ、剥がされ、洗い流されてしまっているかもしれませんが、私が育った時代においては、「山の人」はきちんと古層を保存していました。
 山の生活の技術は、明らかに弥生以後のものだったでしょうが、しかし、弥生時代とそれほどの距離はないようなものだったのです。農具ひとつ見ても、弥生 時代のものとほとんど何も違わなかったのです。
 弥生、縄文を区別すれば区別できますが、そういうことより、私には感覚の古層の生き死にが問題です。

 日本人の感覚の古層は、近代ヨーロッパの「普遍性」によってはほぐせないものがあると考えてきました。近代の「普遍性」によって、分析することはできる でしょうが、それは欧米基準からの勝手な分析であり、それでほぐせるものではない。
 ヨーロッパ近代の「普遍性」に対するこの異質さは、アジア、アフリカ、アメリカンネイティヴなどに広く分布していると思っています。アラブ世界のことは わかりませんが・・・。

 この異質さは、「声をあげない文化」なのか、欧文脈に乗らない声なのか、いずれにせよ、私の中に呼応する「声なき声」はあるのです。平板な感覚をした欧 米人たちは、おとなしい「声をあげない」文化だから、これをなきものに、あるいはないがしろにできたのです。ごく少数の欧米人たちが、アジアやアフリカに じかに触れることによって、この「声なき声」を聞いただけです。
 今や、平均的な日本人の耳にも聞こえなくなっている声だと思われます。

 たとえば、ネパールの人のおとなしさとして、あるいは、縄文という古層として、私の中にはまだ生きているものです。

 斉藤さんが考えられるほど、世界は均質ではありません。




【3269】
【タイトル】二つの「なぜ」
【 日時 】02/06/16 16:23
【 発言者 】根石吉久

 「日本人はなぜ英語ができないか」(鈴木孝夫・岩波新書)という本はよく売れた本でした。確かベストセラーになった本だったと思います。当時、私は人か ら教えられて、これを読みましたが、本のタイトルとなっている疑問文・「日本人はなぜ英語ができないか」については、何も書かれていないも同然だと思い、 強い反感を持ったことを覚えています。語学そのものについて、その構造を明らかにするような本ではなく、日本という土地に置かれた英語というものが持つ社 会的な意味ばかりに注目していることが、不満だったのです。しかし、タイトルなどは商業出版の世界においては惹句にすぎないのだからと思いなおして、タイ トルの疑問にまともに答えていないということを強く問題にしないならば、現状指摘という点では優れた視点を提出している本です。
 この本の中に引用されていた英文学者の言葉というのが印象に残りました。
 今、本棚から抜き出して開いてみたら、中野好夫の言葉です。
 引用してみます。

「語学が少しできると、なにかそれだけ他人より偉いと思うような錯覚がある。くだらない知的虚栄心である。実際は語学ができるほどだんだん馬鹿になる人間 の方がむしろ多いくらいである。」

「語学の勉強というものは、どうしたものかよくよく人間の胆を抜いてしまうようにできている妙な魔力があるらしい。よくよく警戒してもらいたい。」

 語学の危険を承知した上で、なおも危地に遊ぶことが語学なのだという複層構造を踏まえている人はきわめて少ないと思っています。中野は、語学が危地なの だという指摘はしていますが、語学の構造にもぐりこんで、なぜ語学が危険なのかというところまで言葉を届かせることはしていません。鈴木孝夫が「日本人は なぜ英語ができないか」といいながら、その「なぜ」に何一つ答えていないのと同じで、学者たちは語学の構造に立ち入ることは苦手らしい。
 私は、この二つの「なぜ」に言葉を届かせてみたいとずっと思っているのですが、なかなかそこまで言葉が届きません。
 日本人は「なぜ」英語ができないか。
 「なぜ」語学は人間を馬鹿にしてしまうのか。



【3270】
【タイトル】「磁場」論と「虚体」論
【 日時 】02/06/16 16:28
【 発言者 】根石吉久

>日本人は「なぜ」英語ができないか。
>「なぜ」語学は人間を馬鹿にしてしまうのか。

 この二つの「なぜ」を解くには、「磁場」という語と、「虚体」という語が必要だと考えています。「磁場」に関しては、少し前に、この掲示板でかなり書き ましたので、いずれ過去ログが整備されればお読みいただくことができると思います。
 今後は、「虚体」に関して書いてみたいが、なかなか難渋しています。



【3271】
【タイトル】斉藤さん 
【 日時 】02/06/16 18:38
【 発言者 】斉藤伸夫

縄文時代では、議論の確かめようがないので、ずっと遡って平安時代となりますと、検非違使といって警察のようなものがありました。
江戸時代には、皆さんご存知の町奉行などの警察機構がありました。



【3273】
【タイトル】根石さん
【 日時 】02/06/16 19:01
【 発言者 】斉藤伸夫

-------------------
 語学の危険を承知した上で、なおも危地に遊ぶことが語学なのだという複層構造を踏まえている人はきわめて少ないと思っています。中野は、語学が危地なの だという指摘はしていますが、語学の構造にもぐりこんで、なぜ語学が危険なのかというところまで言葉を届かせることはしていません。
-------------------

何故危険かということの理由らしきものは、よく知られています。
簡単にいうと、日本人かアメリカ人か分からない人間になるということだと思います。
つまり、英語を学ぶことで、日本語があやしくなったり、日本人であることの独自性を失うというようなことだと思います。しかし、これは、俗論だと思いま す。
日本に在住して、どんなに英語を勉強しても、日本人であることの独自性は、消えないと思います。つまり、幼児体験というのは、それほど強固なものだという ことです。



【3274】
【タイトル】大学受験と英語
【 日時 】02/06/16 21:01
【 発言者 】斉藤伸夫

大学受験に受かる為の英語学習と本当の英語力をつける為の学習とは両立するのでしょうか?



【3275】
【タイトル】英語ができると偉い?
【 日時 】02/06/16 23:08
【 発言者 】恋人ファン

>「語学が少しできると、なにかそれだけ他人より偉いと思うような錯覚がある。くだらない知的虚栄心である。
 実際 は語学ができるほどだんだん馬鹿になる人間の方がむしろ多いくらいである。」

これは意外です。私は語学「ばかり」をやるのは自分がアタマが良くないからだと思ってきました。
大学のときも、周りでは、アタマがいいのは哲学や思想をやり、語学は時間さえ掛ければできる
ものだからと、下に見られていました(かなり当たっている)
私も、(部長ではありませんでしたが)Eliotさんと同じESSだったのですが、仲間も
英語が話せることが偉いと思っている風はなく、逆に深いことが分かる他の学生に
「自分たちは英語しか分からないから」とコンプレックスを持っていたような気がします。

(今は分からないが、当時はEESのことを「えっさっさ」とその軽薄さを馬鹿にする風潮もあった。
しかし、その内部では南北問題などを討論するディベーター達は、英会話派やドラマ組を「サロン派」
と呼んで、結構蔑視していたという、もう一つの「差別の構造」があったのは今は懐かしい。。)

社会に出てからは、私の周りには殆ど英語ができる人がいないこともあって、語学ができるのが偉いと
思っている人には会ったことがないこともあるかも知れません。
一時努めていた会社も、英語で仕事をするところだったので、英語なんか使えて当たり前で
誰も他人の英語の評論などするヒマは有りませんでした。

教えていたときも、まあ、時間を掛けている英語は大丈夫なのですが、数学になると頭の良い生徒には
高2の二学期あたりで抜かれます。(その後は英語や現国を中心に教えて勘弁して貰う。。(^^;;)

思想とか哲学も、どうも数学的な天性の頭の良さがいるような気がします。私も漱石とか小林秀雄とか
江藤淳あたりは大丈夫でしたが、吉本流隆明になると共同幻想論はなんとか分かった気がしましたが、
あとは難しすぎてダメでした。サルトルとかはお手上げ。でも、読書量だけは結構ありましたが。

そういうことで、その後はもっぱら分厚いアメリカの大衆文学やノンフィクションなど通俗的なもの
を中心に大量の英書を読むことで、英語の感覚だけは人に負けないようにしたのだと思います。

それで感じたことは、読書を中心に英語をやっていると複眼的なものの見方をするようになるという
ことです。私が英語の使い手と感じるのは、漱石や國弘さんのような人で、漢学の素養まである人です。

ですから、外来語好きの役人ではありませんが、日本語文中に必要もないのに英語由来の
カタカナ語が頻繁に使われているのをを見ると、「英語の出来ない人/言葉の感覚の鈍い人」
の日本語と感じてしまいます。
そういうものを書く人たちは、受験のテクニックに長けてキャリア官僚になったかもしれません。
しかし専門書などを除く、一般的な「日本語の」読書の絶対量は非常に少ない人のように思われます。

結局、言葉に鋭い人は、日本語環境で育った以上、二十歳までにはかなり日本語の読書をしているので、
それから先にいくら外国語をやっても日本語は鈍くならないと思います。むしろ、その外国語の捉え方も
鋭いので、日本語をより複眼的な視点から読んだり書いたり出来るのではないでしょうか。

ついでですが、子牛さんの「100%」発言は完全に日本語的な発想です。彼が日本語での読書を
十分した後に英語を、読書を含めてしたなら、ああいう「誇張表現」は英語が最も嫌うものです
から、日本語の文中でも使わないようになると思います。
そういう日英の発想法の差に気付かなかったのは、彼の日本語の感覚が読書を中心に
磨かれていなかったために、英語の学習課程でその差が意識されなかったためでしょう。
(彼の英語が会話中心だということも影響していると思われる)

そういう意味では、私自身も「情緒に訴えるために誇張だとは分かっていても大袈裟な言葉遣い」を
したり、「分かる人には分かるのでそんなに長々と書かない」という特徴を持つ日本語が、もっと
厳密な英語の発想法に「浸食され」てこうやってくどくなっているのですが、詩などと違って、
こういう理屈っぽい日本語の文章を書くのには、別に問題はないと思いますがいかがでしょう。



【3278】
【タイトル】受験英語
【 日時 】02/06/17 11:07
【 発言者 】Jackie

>英語回りでは、「点取り虫養成所(受験塾)」と「英会話学校」が日本の馬鹿の原産地です。点がとれることが頭がよいことだと思っている馬鹿が「点取り虫 養成所」に通いますし、英会話という幻想に頭をやられてしまっているアホが「英会話学校」に通うわけですから、馬鹿は養成するまでもなく最初からうじゃう じゃといるのです


うーん いますね いすぎるほど。

進学高校にかよって 英語の成績もよい高校2年生が 体験できたことがあります。
中2教科書とテープをつかい 発音 聞き取り リピート 音読 入れ替え 活用など 2時間みっちり 訓練しました。中2の教科書でさえ 煮て焼いていろ んな方向からいけば これだけ 広がる。会話にも使えると示したつもりです。
本人の言うには学校では ほとんどテープはきかないし 音読もしないとのこと
わりと 目からウロコ状態で かえっていきました。彼女には 訓練の大切さがわかってもらえたみたいなのですが、、、

それも私の勘違いだったのか
後日親御さんから 丁寧におことわりがありました。
「Jackie〔私)の 授業もよかったけど 受験塾もあるし英語はそっちでやるので 外人の先生の授業があったらホームステイに行く予定なのでそれをう けさせて。」

がっかりしましたね。英会話は外人ということか。
ホームステイにいけば すぐに 外人がいっぱいなんだから 外人慣れはするでしょう。
旅行英会話だって 外人に習うより私のほうが 困りそうなこととかいろんなアドバイスがあげれるのに。英会話を習いたいときた。


根石さん 
英語に受験英語も 会話もへったくれもないと思うのです。
英語は英語です。

>大学受験の英語に「音づくり」を溶接することも、私は「電話でレッスン」上で実現しようと考えています。

そう 音作り 音読に 適切なコーチがつけば  実力がつく。

受験塾 文法を細切れにして テクニックを習う。 一見手っ取り早いけど実はペーパー上での力しかみにつかない  
会話学校 会話は簡単だ幻想 楽して身につく幻想。
ネイティブ幻想。 
ネイティブ発音幻想 〔ネイティブだって すごいなまりのあるひとがいて
〔良き悪しきは別として 私には ニュージー オージー英語が聞き取りにくい)
音作りのコツに関しては日本人のほうが説明できる (根石さん Eliotさん 30音,参照)のにネイティブといるだけで 発音が身につくと勘違いする 親

学校の英語だって 音と連携して 英語の感覚を身につけていけば
効果が見た目にあらわれるまで ちょっと時間がかかるけど
結局それが一番の早道 

なのに 皆さん待てない。

>受験塾を英会話学校は、馬鹿がいくらでもいるので、いくらでも食い物にできるのです。そして、この馬鹿たちには説得は無力です。私はあきらめています。


ずーと前の掲示板に書いたのですが 友人が白人の旦那とはじめた英語学校
大盛況です。 子供英会話ブームに乗り 生徒あつめに苦労はみられません。どうさかだちしても ただのネイティブの彼より 私のほうが(すみません)  、、なんておもっちゃうのですが 負け犬のとうぼえみたいになっちゃうので それを隠して
彼らに エールをおくってますが。
納得いかない。

ネイティブとのレッスンで国際感覚やマナーをみにつけようなどといってる。のも
なんだか。それに 国際感覚って何?マナーって何?
英会話幻想を売り出した友人に おこっています。
ん? 儲かっていて うらやましいだけか。


根石さん どうか 電話でレッスンと連結したおとづくりで どんでん返ししてください。

私も 中学生で成績の悪い英語嫌いな子をあつめて どんでんがえししてみたいとおもいます。
ま もっと元気になってからの話しですが。

ああ なんだか この業界にまた逆戻りしそう。 なぜだろう。



【3280】
【タイトル】RE:大学受験と英語
【 日時 】02/06/17 18:38
【 発言者 】いくこ

>大学受験に受かる為の英語学習と本当の英語力をつける為の学習とは両立するのでしょうか?

両立するであろうし、また両立を目指しているのが素読舎です。
受験生が、受験にに向けて大量の英単語・英文に触れることを無にせず、「身体化」していくことが、日本人が英語をものにする絶好のチャンスではないかと思 います。

先にあげた「身体化」ですが、一度目に触れる英文だけでなく、復習範囲をもくりかえしくりかえし声を出して読む「素読」という方法が、有効であると思いま す。

日本人の英語力は、ことリーディングに関しては、比較的高い水準にあると言われています。これを無駄にせず、通じる音づくりと英文の身体化を図っていくこ とで、使える英語を培えるのではないかと思っています。

通じる音づくりについては、おっしゃんとEliotさん、sbさんなどの方々が、発音10か条をつくっています。これは、日本人が通じる英語を喋るため の、最低限の規則が盛り込まれています。

素読舎は、在野で英語学習にとりくむ塾ですが、Eliotさん、sbさんらは、学校において大学受験に受かる為の英語学習と本当の英語力をつける為の学習 との両立に取り組んでらっしゃいます。



【3281】
【タイトル】メモ・「回転」「繰り返し」の根拠=「虚」の累乗
【 日時 】02/06/17 23:09
【 発言者 】根石吉久

 語学を「虚」の累乗の行為だと見ることから何がもたらされるか。
 生活言語の磁場における生活言語の習得(ネイティヴ言語の習得)と、机上での外国語の習得(語学)との区別。

 事物の動きを「実」と見て、あらゆる言語の動きを「虚」と見れば、当然、生活言語そのものが「虚」である。そして、その「虚」である生活言語から見て、 さらに「虚」であるものが語学の対象となった言語である。
 「虚」が累乗化される。
 あるいは、「実に対する虚」ではなく、「実に対する虚」に対する「さらなる虚」。

 語学が「虚」の累乗であるからこそ、同じ文を繰り返し読むなどということがおかしなことでなくなる。こんなことは、ひととおりの「虚」である生活言語で は許されないことだ。

 からっぽの洞の中では音が反響する。「回転読み」の「回転」がもたらすものも、この反響である。反響がなければ、音は無意識に沈むことがない。無意識に 沈んでいない音が、必要な場面で反射的に口の動きとなることはない。

 「回転読み」の「回転」がはっきりさせるのは、語学の「虚に対する虚」という性質である。また逆に、語学が「虚に対する虚」であるからこそ、「回転読 み」などというチイチイパッパを激化できる。

 私が言い出すまでは、「回転読み」などというものはなかった。しかし、それは名付けられていなかっただけである。語学をものにした人々が、「繰り返し」 という行為を避けていたはずはない。「繰り返し」こそは語学の大元だと言っていい。この「繰り返し」を激化すれば、「回転」になるだけのことであり、「繰 り返し」という行為自体は語学とともにいつでもあったものだ。



【3282】
【タイトル】必要以上に発音自体にはこだわりませんが…
【 日時 】02/06/17 23:23
【 発言者 】村田

素読舎では中学・高校生用に単語帳の素読というのがオプションであります。
先日、年長の塾生から、こんな質問がありました。

「leiure の [3](発音記号で3みたいなかっこしたの)ってどう発音するの?」

私はこの発音はあんまり気にかけていなかったので、塾生に発音してみせて、
これは、「長いs」で喉をふるわせるのだぞ、と説明しました。

しかし、私は、[3]はいつも[3d]とセットになってるもの、程度の認識しかなかっ
たので、あらためて聞かれると、気になってしまいました。

[3]だけの発音記号を使った単語ってどんなのがあるのかな…?と調べてみると、
こんなのがありました。

rouge beige measure azure vision

何かちょっと気取った感じの言葉ばかりだなあ、もしかしてフランス語由来の言葉か?
と思い、語源を調べてみました(といっても中辞典で調べただけですけど)。

rouge:L -> Old French / leisure:L -> Anglo-French / beige:F
measure:L -> F / azure:Persian / vision:L -> F

おお、azure 以外はラテン語起源でフランス語経由じゃん、俺の仮説は結構的を射
ているじゃん、と思いました。
これだけだと間違いもあるかもしれん、と思い、では[3d]の発音を含む単語の来歴
はどうか?と調べてみました。

gem:L->F / adjective:L->F / judge:L->F / June:L->F / soldier:Old French
edge:Old English / just:L->F

ああ、いきなり俺仮説は崩壊…。まあ、ローマはヨーロッパの源流だから、当然と
いえば当然か…。

でも、[3]だけの場合、第一アクセントの前には来ないんだなあ。

そこで、こんなことを妄想してみました。
[3d]と発音する単語は、ラテン・フランス経由ではあるが、英語の中ではこなれてい
る=輸入した時期がかなり早い。
[3]だけの単語は英語の中では歴史が浅い。
で、イギリスはフランスにとっても憧れていた時期があったらしいので、[3]はイギ
リス人の文化コンプレックスを表す音ではないかなぁ、と。

みなさん、どう思います?



【3283】
【タイトル】「電話でレッスン」のコーチとして常用している練習
【 日時 】02/06/17 23:38
【 発言者 】根石吉久

 私は「電話でレッスン」というものをやっており、生徒さんを電話で呼び出す前に、「仕込み」をやります。その時、常用している練習は極めて単純なもの で、次のようなことをやります。

1.一つの文を、字を見ながら繰り返し10回言う。
2.同じ文を、字を見ないで繰り返し10回言う。

 外から眺めれば単にそれだけです。しかし、この間、意味(イデア)の動きと音の動きを一致させようとする意識の努力があります。原理となっているもの は、小学館文庫「英語どんでんがえしのやっつけ方」で書いた「回転読み」と同じものです。

 短いものや、よくなじんであり、すぐに字が不要になるものに関しては、1の過程の回数は2,3回程度になるものもあります。

 この練習が成り立つための基礎は、「イントネーションの自己決定力」です。(より良質の音を求めての「音づくり」は伴うにせよ)。この基礎さえあれば、 この練習は、誰にでもできます。

 「電話でレッスン」によって生徒さんに持ってもらおうとねらっているものも、ひとまずは「イントネーションの自己決定力」に他なりません。これが備われ ば、次に、「自分の音」と、「ネイティヴの音」の中間地点ににじり寄ることをねらいます。さらに、この中間地点が確保されるなら、ヒアリングの上達は確実 なものになります。
 これまで、英語フリークたちの「ネイティヴ音への同化」ばかりが声高に言われてきていますが、日本語によって口の筋肉の動きをいったん決定された人に とっては、本当に必要なのは、現在の「自分の音」と「ネイティヴ音」との「中間地点」です。
 なかなか通じない話で困るのですが、「同化」は「偽物化」なのです。「同化」は、崇拝とか憧れを原理としており、これはそのまま「語学的主体」の放棄で す。
 「同化」などまっぴらごめんであると言明し、語学に踏みとどまること。言葉にしてみれば、それだけのことですが、語学に踏みとどまることを放棄する「浮 かれポンチ」の英語好きの数は数えきれません。

 生徒さんの「イントネーションの自己決定力」が強化されれば、「電話でレッスン」のコーチをしていただくことは可能だとも考えています。コーチができる レベルは、英検や、TOEIC などの得点は何の関係もなく、「10・10・10」の復習範囲テストを30分以内に毎回クリアするくらいのレベルだろうと見当をつけています。そのレベル が確保できれば、確実にコーチがやれるレベルになっているはずです。なぜなら、現在コーチをやっている私が、生徒の側に回れば、この「10・10・10」 のレベルはひいひい言うに違いないレベルだからです。
 「電話でレッスン」のコーチをやり、生活費になるほどのお金を獲得するのはなかなか困難な道ですが、ひとまず、プラスマイナスゼロ、お金がかからず実質 的な練習を継続する方途として、私のレッスンを受けながら、人様のレッスンを引き受けるということを、現在の生徒さんたちにはめざしてほしいと願っていま す。




【3284】
【タイトル】jackieさん
【 日時 】02/06/18 0:05
【 発言者 】村田

>私も 中学生で成績の悪い英語嫌いな子をあつめて どんでんがえししてみたいとおもいます。

どんどんどんでんがえしましょうよ!

去年、私のところに、英語のテストはいつも1けた台の中学3年生が来ました。

俺「おまえ、今までほんとにやってなかったな?」
彼「はい!全然やってません!」(と、元気一杯答えたですよ。でも、なんか、
頼もしかった)

こいつはとにかく、いつも5時間くらい練習してました。ほんっとに英語が嫌い
でしたけどね。それが、いつのまにか、実力テストで40点プラスしてました。
「俺、今までこんな点数取ったことなかったよ」といってました。
そのころには読み方が全然違いました。まだ英語は大っ嫌いらしいですけど。

こういうケースってすごくうれしいですよね。

世間の風は冷たいですが、「自らの声で読む」を武器にして、どんどんどんでん
がえしちゃいましょう!




【3285】
【タイトル】いくこへ
【 日時 】02/06/18 0:08
【 発言者 】根石吉久

記事ありがとう。
少し補足してみます。

----------------------------------------------------

>大学受験に受かる為の英語学習と本当の英語力をつける為の学習とは両立するのでしょうか?

 これが斉藤さんの疑問でした。
 これに対して、いくこが「両立するであろうし、また両立を目指しているのが素読舎です」と書いてくれました。この場合、「両立するであろう」ことの根拠 は、「音づくり」です。
 斉藤さんが言われている「大量インプット」ですが、これに「音づくり」をかませると、「音づくりによる大量インプット」というものができます。
 「音づくりによる大量インプット」が大学受験の邪魔をするはずはありません。それどころか、受験以後の英語が「使える」ものとして生き残るためには、こ の「音づくりによる大量インプット」を欠かすわけにはいきません。ところが、欠かすわけにいかないものを、まず95パーセント以上の受験生が欠かしてしま います。
 だから、大学受験の英語と本当の英語力とが肉離れを起こしているだけなので、大学受験英語に「音づくり」を溶接するなら、大学受験もエエカイワも糞もな い、素のままの英語力が手に入ります。
 何度もあちこちに書いてきたことですが、繰り返します。

 日本在住のまま、使える英語の基礎を作るための最短距離は、大学受験の英語に「音づくり」を溶接することである。

>先にあげた「身体化」ですが、一度目に触れる英文だけでなく、復習範囲をもくりかえしくりかえし声を出して読む「素読」という方法が、有効であると思い ます。

 素読っていうのは、単に「字を見ながら、はっきりと声を出して読む」というだけのことなので、私は「音読」という言葉との間にそれほど厳密な区別を置い ていません。しいて言うなら、素読は、一読で意味がとれない文を扱う扱い方であり、音読は、その場で読みながら意味がとれるものを扱う扱い方だという自己 流の区別はありますが・・・。
 いくこが言っているのは、「復習範囲を手放さない」という別の原理です。しかし、この原理は、素読が胚胎しているものかもしれません。はっきりと声に出 して読むという素読という方法が、ひとまずめざすことは、「すらすら読める」という質だからです。この質を得るまでの間、「復習範囲を手放さない」という 原理は働いています。素読という原理と「復習範囲を手放さない」という原理は、二卵性双生児のようなものかもしれません。

>日本人の英語力は、ことリーディングに関しては、比較的高い水準にあると言われています。

 これを私は疑っています。読書という意味での「読む」スキルが高い水準にあるならば、話せば話せるはずだと思っているのです。英語の語順のままに読むこ との水準が高い人が、話せないはずはない。ごつごつした英語でなら、すぐにでも話せるはずだと思っています。自分で「読める」と言っている人が話せないの は、英語の語順で読んでいないせいだと思います。




【3287】
【タイトル】バーカ
【 日時 】02/06/18 0:26
【 発言者 】根石吉久

 初心者・中級者前半の段階で、ネイティヴ信仰によってエエ会話ガッコに通う人たちが嫌っているものこそは、「繰り返し」である。
 この人たちは、赤ん坊の能力を喪失したのちにおいてでも、一回こっきりガイジンがしゃべる言葉が自分の中に定着するものと信仰しているのである。
 バーカ。
 これが、あの人たちに対するもっとも親切な呼び名であろう。

【3289】
【タイトル】村田君
【 日時 】02/06/18 0:29
【 発言者 】根石吉久

英語は大っ嫌いって奴、俺は割と好きだ。



【3291】
【タイトル】どんでん返し
【 日時 】02/06/18 0:43
【 発言者 】Jackie

どんでんがえしの本をまた手に取った。
たくさんの英語学習本 学習の仕方本を読んだり買ったりもしたが
何回も読み返すほどの本はそうありません。

また読むたびに うなずいてしまう そして 新しい発見がある本も
そうありません。

根石さんの本は 噛みごたえのある本です。



【3292】
【タイトル】バーカ(その2)
【 日時 】02/06/18 0:46
【 発言者 】根石吉久

Jackie さん

----------------------------------------------------
 進学高校にかよって 英語の成績もよい高校2年生が 体験できたことがあります。
中2教科書とテープをつかい 発音 聞き取り リピート 音読 入れ替え 活用など 2時間みっちり 訓練しました。中2の教科書でさえ 煮て焼いていろ んな方向からいけば これだけ 広がる。会話にも使えると示したつもりです。
本人の言うには学校では ほとんどテープはきかないし 音読もしないとのこと わりと 目からウロコ状態で かえっていきました。彼女には 訓練の大切さ がわかってもらえたみたいなのですが、、

 それも私の勘違いだったのか
 後日親御さんから 丁寧におことわりがありました。
 「Jackie〔私)の 授業もよかったけど 受験塾もあるし英語はそっちでやるので 外人の先生の授業があったらホームステイに行く予定なのでそれを うけさせて。」
----------------------------------------------------

 これ、親がバーカなのです。



【3293】
【タイトル】Jackie さん
【 日時 】02/06/18 0:47
【 発言者 】根石吉久

アメリカ帰りの方にそう言っていただけるとうれしいです。




【3294】
【タイトル】バ0カ(その3)
【 日時 】02/06/18 0:55
【 発言者 】根石吉久

>英会話を習いたいときた。

 英会話というものは、習うことはできないものだ。
 英会話というものは、勝手にやればいいものだ。

 バーカやのらくら者が絶えることはありません。




【3295】
【タイトル】Jackie さん
【 日時 】02/06/18 0:59
【 発言者 】根石吉久

>負け犬のとうぼえみたいになっちゃうので それを隠して彼らに エールをおくってますが。

 そんなエールはおくる必要はないと思います。
 しょせん馬鹿を喰いものにしているだけのことです。
 愚かしい行いです。



【3296】
【タイトル】恋人ファンさん
【 日時 】02/06/18 1:17
【 発言者 】村田

私はESSに対して偏見を持っていたので、ESS内部にいた方の記事を読んで、
もやもやが少し解けたような気がします。(Eliotさんは別格でした)
私にとってのESSに対する偏見っていうのは、「英語をしゃべれるというだ
けで、アメリカ・イギリス人になった気分になって、日本人・日本の文化
を下に見る人たち」というものです。日本で英語をやってる学生の総本山
なんだから、そりゃもうすごい「バナナ」ぶりだろうなぁ、と思ってました。
だから、恋人ファンさんの書き込みを読んで、正直、今までごめんなさい、
と思いました。



【3297】
【タイトル】Jackie さん
【 日時 】02/06/18 1:20
【 発言者 】根石吉久

>英語に受験英語も 会話もへったくれもないと思うのです。

激しく同意します。



【3298】
【タイトル】根石さん
【 日時 】02/06/18 1:23
【 発言者 】Jackie

>初心者・中級者前半の段階で、ネイティヴ信仰によってエエ会話ガッコに通う人たちが嫌っているものこそは、「繰り返し」である。
 この人たちは、赤ん坊の能力を喪失したのちにおいてでも、一回こっきりガイジンがしゃべる言葉が自分の中に定着するものと信仰しているのである

赤ん坊でさえ何百何千時間も言葉をきき
また 覚えたての同じ言葉を何百回とくりかえす。 
2年間毎日 2歳をすぎてやっと話し始めるというのに。

これが自然。何百回の音読が 本当は自然なのかもしれない。

楽して楽しくおしゃべりして英語が身につくはずが、あああ ない。



【3299】
【タイトル】尻馬くんです。
【 日時 】02/06/18 1:29
【 発言者 】村田

>この人たちは、赤ん坊の能力を喪失したのちにおいてでも、一回こっきりガイジンがしゃべる言葉が自分の中に定着するも
>のと信仰しているのである。
>バーカ。
> これが、あの人たちに対するもっとも親切な呼び名であろう。

またまた過激なことを…(笑)
でも、ほんとに赤ん坊と同じに獲得できると思ってる人、いるんです
よね。赤ん坊をなめてますよねえ。(といっても某天才作り教室には
まったく賛同する者ではありません)

ほんっとに、信仰してる人、いますね。私も言っちゃおう。

バーカ!



【3300】
【タイトル】村田君
【 日時 】02/06/18 1:33
【 発言者 】根石吉久

ESSから、ごくたまにおもしろいやつが穫れます。
国弘さんの弟子で、深見東州という男がいます。
この人は、まったくもっておもしろい。
ESS所属には圧倒的にバーカが多いにせよ、世間は広い。

深見は、「下手な英語の話し方」という本を書いています。
国弘さんの「英語の話し方」のもじりです。
実に日本人です。

先日、国弘さんからお手紙をいただいたので、俺の本(「根石吉久の暮らしの手帳」「英語どん
でん返しのやっつけ方」)を各二冊ずつ同封してお返事し、国弘さんから深見さんに一部ずつ手
渡していただくことをお願いしました。
再度、国弘さんからお手紙をいただき、現在海外にいる深見さんが戻られたら、手渡していただ
けることをうけたまわりました。


【3301】
【タイトル】盛況ですね。
【 日時 】02/06/18 1:37
【 発言者 】村田

>英語は大っ嫌いって奴、俺は割と好きだ。

ウチの方では、長く続いている人は、英語嫌いな人が多い
という不思議。
英語そのものは嫌いじゃないらしいけど…。


寝ます。



【3302】
【タイトル】恋人ファン様
【 日時 】02/06/18 1:41
【 発言者 】根石吉久

>これは意外です。私は語学「ばかり」をやるのは自分がアタマが良くないからだと思ってきました。
  大学のときも、周りでは、アタマがいいのは哲学や思想をやり、語学は時間さえ掛ければできる
ものだからと、下に見られていました(かなり当たっている)


 ううむ。
 語学「ばかり」やるのは、アタマが悪いかもしれない。
 でも、へっへっへ、「語学論」をやればアタマがよくなるかもしれない。
 恋人様の文章は、すでに「語学論」ではありませんか。



【3303】
【タイトル】(無題)
【 日時 】02/06/18 1:45
【 発言者 】根石吉久

>ついでですが、子牛さんの「100%」発言は完全に日本語的な発想です。彼が日本語での読
書を十分した後に英語を、読書を含めてしたなら、ああいう「誇張表現」は英語が最も嫌うもの
です

 まったくです。
 あのお方は、愛嬌はあるが、本などろくに読んでいない。
 バーカの典型です。



【3306】
【タイトル】斉藤さん
【 日時 】02/06/18 1:58
【 発言者 】根石吉久

>日本に在住して、どんなに英語を勉強しても、日本人であることの独自性は、消えないと思います。つまり、幼児体験というのは、それほど強固なものだとい うことです。

 わかります。
 今のところ、私と私の妻と村田君の間だけで話しが通じていることを申しますと、日本在住のままガイジンと英語で話すと、「浮かれポンチ」になるという現 象がある。

 ガイジン慣れしていない段階では、ガイジンと英語で話すと、気持ちがうわずり、自分が自分でないような妙な気分になる。この妙な気分のことを、「浮かれ ポンチ」と名付けています。

 日本人が浮つくこと。これに突き進むと、神経症が生じるか、斉藤さんのようなガチガチが誕生すると思います。



【3309】
【タイトル】根石さん
【 日時 】02/06/18 19:30
【 発言者 】斉藤伸夫

--------------------
 日本在住のまま、使える英語の基礎を作るための最短距離は、大学受験の英語に「音づくり」を溶接することである。
--------------------

私の質問は、「大学受験に受かる為の英語学習と本当の英語力をつける為の学習とは両立するのでしょうか?」というものでした。受験生は、英語だけの勉強を しているわけではありません。時間に追われているのです。「音づくり」が効果的な受験勉強となり得るかという質問に言い換えても言いと思います。



【3310】
【タイトル】根石さん
【 日時 】02/06/18 19:39
【 発言者 】斉藤伸夫

--------------------
 ガイジン慣れしていない段階では、ガイジンと英語で話すと、気持ちがうわずり、自分が自分でないような妙な気分になる。この妙な気分のことを、「浮かれ ポンチ」と名付けています。

 日本人が浮つくこと。これに突き進むと、神経症が生じるか、斉藤さんのようなガチガチが誕生すると思います。
--------------------

気持ちがうわずるというのが、よくわかりません。もう少し具体的に説明していただけますか。アガルということですか?
それと、私のようなガチガチという意味もわかりません。
さらに、ガイジン慣れした段階では、どうなるのでしょうか?



【3312】
【タイトル】斉藤さん
【 日時 】02/06/18 21:45
【 発言者 】Jackie

>私の質問は、「大学受験に受かる為の英語学習と本当の英語力をつける為の学習とは両立するのでしょうか?」というものでした。受験生は、英語だけの勉強 をしているわけではありません。時間に追われているのです。「音づくり」が効果的な受験勉強となり得るかという質問に言い換えても言いと思います。


なりうると思います。
私はむしろ 音作りからはいって 音と 文の意味をしれて 素読し あと 構文や文法を 学習するほうが
英語の 上達が はやいのではないかとおもいます。
受験生は えいごばかり やるわけではないです。
しかし 学校で少なくとも週5時間は 授業があります
現在の学校では 音が はいらないうちに 難しすぎる文法やら 訳に時間ををかけすぎてしまう。英文解釈に趣がおかれすぎ
これだと頭からどんどん訳していくことがむずかしくなります。
結果 あまり つかいものにならない 受験のための英語というものに なってしまうのです。




【3314】
【タイトル】Jackie さん、斉藤さん
【 日時 】02/06/18 22:18
【 発言者 】根石吉久

 Jackie さんとはほとんど意見を同じくします。

斉藤>私の質問は、「大学受験に受かる為の英語学習と本当の英語力をつける為の学習とは両立するのでしょうか?」というものでした。

 ええっと。質問にお答えしたと思っていたのでしたが、答えになっていませんでしたか。
 両立しますし、両立させなければならないと思っています。
 現実は、両立させていない受験生がほとんどです。
 だから、

根石>日本在住のまま、使える英語の基礎を作るための最短距離は、大学受験の英語に「音づくり」を溶接することである。

 という言い方になります。
 「溶接することである」を書き換えて、『大学受験の英語と「音づくり」を両立させることである』と言ってもかまいません。

 「両立するかどうか」が本当の問題ではない。客観的な科学めいた記述などはどうでもいいのであり、語学が主体的行為であるならば、「両立させるかどう か」が問題です。



【3315】
【タイトル】斉藤さん
【 日時 】02/06/18 22:31
【 発言者 】根石吉久

>受験生は、英語だけの勉強をしているわけではありません。時間に追われているのです。「音づくり」が効果的な受験勉強となり得るかという質問に言い換え ても言いと思います。

 受験生が時間に追われているからこそ、「音づくりによる大量インプット」をやるべきであり、これが実は近道なのです。受験の近道であると同時に、斉藤さ んの好きな「実用」にも通じる道です。
 音声学的な根拠を明らかにするとか、「音づくり」を純化せよと言っているのではないのです。
 絶えず通じる音ににじり寄りながら、「音づくりによる大量インプット」をやるなら、これが受験にも大いに役に立ちます。私もこれをやって、急激に点が伸 びたのでした。「回転読み」の「回転」というものは、受験と実に相性がいいのです。
 私の種々の理屈の元になっているものは、受験英語の扱い方なのです。
 その扱い方を間違わなければ、受験の英語は素のままの英語力にまっすぐに通じているのです。
 そして、その道をたどってしまえば、受験英語も糞もないという地点に出ます。

 私の「音づくり」というものは、単に音だけを問題にしているのではありません。
 何度も言いますが、「音づくりによる大量インプット」なのであり、インプットというものが絶えず伴っています。



【3318】
【タイトル】斉藤さん
【 日時 】02/06/18 23:11
【 発言者 】根石吉久

 斉藤さんは、ガイジンと話し始めた頃、気持ちが「うわずる」ということはなかったですか?
 ちょっと、待てよ。俺も、ガイジンと話し始めた頃には、「うわずる」なんてことはなかったなあ。そうすると、ガイジンそのものの作用ではなくて、英語と いう言語の日本語に対する「逆立ちシンタックス」のせいなのではないか。
 アガルということではないと思います。
 むしろ、私にはガイジン慣れした後に、気持ちが「うわずる」という現象が生じたと思っています。これっていうのは、なまじ英語がわかる日本人の方が、ア メリカに在住して神経症になりやすいという仮説を裏付ける現象かも知れません。私は、アメリカに在住したことはありませんが、日本でガイジン慣れした後 で、英語という言語に自分の普段の気持ちを乗せようとすると、なかなかそれが乗ってくれない。齟齬がある。この齟齬が、「うわずる」という現象となって生 じたと思います。そして、なんとか普段の生活感情を英語に乗せようとしている時に、自分に現象するものを「浮かれポンチ」と名付けているのです。
 日本のESSなんぞは、この「浮かれポンチ」の巣窟だという「偏見」が私にはあるのですが、これが偏見かどうかは、ESSに所属する経験をお持ちの方に 聞いてみたいと思っています。

 「斉藤さんのようなガチガチ」というのは、ひたすらに形式論理を大切にする性質のことです。

 私はもしかしたら、他人恐怖症なのかも知れなくて、これは、自分恐怖症なのかも知れなくて、これは、人間恐怖症なのかも知れなくて、果てもなく知れない ことです。
 そういう人間が、ガイジン慣れした後のことを申しますと、ひたすらに英語をしゃべるのがおっくうになります。

 英語はくたびれる。



【3319】
【タイトル】質問 Jackie さんへ
【 日時 】02/06/18 23:35
【 発言者 】根石吉久

>私には ニュージー オージー英語が聞き取りにくい

 この「ニュージー オージー」っていうのがどんなものかお教えください。



【3323】
【タイトル】ニュージー英語について
【 日時 】02/06/19 0:26
【 発言者 】Eliot

横レス失礼します。

ニュージーオージーとはNew ZealandとAustraliaのことでしょう。
オーストラリア英語についてはその発音の特徴がある程度
知られていますよね。代表的なのは「エイ」を「アイ」と発音する
という点で、I want to go today.がI want to go to die.のように
聞こえるといわれたりしています。他にもいくつかの特徴が
あります。

一方、ニュージーランド英語はあまり知られていないので、その
発音の特徴を説明します。

基本的にはアメリカ英語よりはBBC英語の方に近いのですが、
以下のような特徴があります。ただし、教育の程度などにより、
ニュージーランドなまりの出現の度合いは異なります。

1.エイがアイとなる。e.g. bayがbyのように聞こえる。
2.アイがオイに近く発音される。e.g. byがboyのように聞こえる。
3.arが前よりの長母音になる。[ae]と[α:]の中間のような音で、arのrは
  まったく発音されない。
この3点はオーストラリア英語と共通

4.[ae]が[e]と発音される。e.g. bagがbegと聞こえる。
5.[e]が[i]と発音される。e.g. begがbigと聞こえる。
6.[i]が[逆さe]で発音される。
  e.g. fish and chipsがファシャンチャプスあるいはフッシュンチュップス
  のように聞こえる。

7.bare/chair/hairのような語の母音が[e]ではなくで[i]で始まり、
  beer/cheer/hereとまったく同じように発音されるので、bare/beer、
  chair/cheer、hair/hereはそれぞれ同音異義語である。
  e.g. That's not fare.は Thet's not fear.と聞こえる。parentは
  peer-entと聞こえる。
8.bird/firstなどの母音が日本語の「ウー」に似た音になる。rは発音しない。
  e.g. birdはブーd、firstはフーstのように聞こえる。

私は実際にニュージーランド人と話していて、彼女がしきりに「フーア」という
ので、誰のことを言っているのだろうと思ったら、実は"her"と言っていたという
ことがしばらくしてやっとわかったということがありました。

インターネットでオークランドのラジオ局を聞くことができます↓
コマーシャルもある民放ですから、なかなか興味深いですよ。
http://www.newstalkzb.co.nz/player.asp?title=LISTENING%20LIVE&fname=NewsTalkZB.asx


http://www.newstalkzb.co.nz/player.asp?title=LISTENING%20LIVE&fname=NewsTalkZB.asx




【3324】
【タイトル】ニュージーランド英語(その2)
【 日時 】02/06/19 0:33
【 発言者 】Eliot

↓のページに現在ニュージーランド在住の日本人英語教師が
ニュージーランド英語の特徴について書いた記事があります。

http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Oasis/3529/nz_life/english/english.html




【3325】
【タイトル】ニュージー英語
【 日時 】02/06/19 0:43
【 発言者 】もっこり

私も横レスで失礼します。

ニュージーランドは2回ほど旅行しました。自分の英語力を棚に上げて言うと、
確かに聞き取りは難しくて、ほとんど、身振り手振りと勘でやりとりしました。
まあ、宿で一緒になったアメリカ人も、聞き取りにくくて困るとこぼしていたので、
相当な訛りなのかもしれませんね。
それでもオークランドはまだましで、南島の南のはずれの方で道を教えてくれた農夫の言葉は、
まったくこれっぽっちも理解できませんでした。
たまに聞き取りやすい英語を話す人に出会ったかと思うと、
トンガやサモアからの移民だったりしました。
今行ったら、少しはましなコミュニケーションがとれるかなあ。



【3326】
【タイトル】Jackie さん
【 日時 】02/06/19 0:47
【 発言者 】根石吉久

2 からっぽの電池が 絶対に必要なのだが わからないみたいだ。
素読 音読という シンプルな 素振りをおろそかにして グラウンドにでたがる。
(略)
基礎練習をばかにして 去っていって 外人のレッスンを受け上達した人を 私はしらない。 〔私が知らないだけかな?)

 「からっぽの電池」という語が何を言っている語なのかを理解する人が、まず、圧倒的に少ない現状です。
 基礎練習をばかにして、外人のレッスンを受けて上達した人は、私も知りません。
 これは、一つの原理を示していると思います。
 基礎練習を馬鹿にする馬鹿は、馬鹿ですから、上達しないのです。
 原理は、「馬鹿」というシンプルなものです。
 これは、死んでも直らないほどのものですから、私はあきらめています。



【3328】
【タイトル】Jackie さん
【 日時 】02/06/19 1:07
【 発言者 】根石吉久

2 からっぽの電池が 絶対に必要なのだが わからないみたいだ。
素読 音読という シンプルな 素振りをおろそかにして グラウンドにでたがる。
(略)
基礎練習をばかにして 去っていって 外人のレッスンを受け上達した人を 私はしらない。 〔私が知らないだけかな?)

 「からっぽの電池」という語が何を言っている語なのかを理解する人が、まず、圧倒的に少ない現状です。
 基礎練習をばかにして、外人のレッスンを受けて上達した人は、私も知りません。
 これは、一つの原理を示していると思います。
 基礎練習を馬鹿にする馬鹿は、馬鹿ですから、上達しないのです。
 原理は、「馬鹿」というシンプルなものです。
 これは、死んでも直らないほどのものですから、私はあきらめています。




【3329】
【タイトル】色即是空
【 日時 】02/06/19 1:52
【 発言者 】土岐家

形在る物はいつか壊れるだってさ。
ニューヨークの例の2つのビルもそうかもしれないね。
杞憂ではなかった。



【3330】
【タイトル】土岐屋様
【 日時 】02/06/19 2:01
【 発言者 】根石吉久

普段はなにくわぬおとなしい紳士をやっておられるのでしょうか。
そんな感じが漂いました。




【3331】
【タイトル】Jackie さん
【 日時 】02/06/19 2:02
【 発言者 】根石吉久

>体験レッスンでレベルチェックとして中学一年の 日→英語作文をやってもらうのですがもできない人のおおいこと 
 なのに 英会話はできると思うところが不思議
(略)
 4月半ばからレッスンをはじめた生徒さんが 2ヶ月 13回余りのレッスンを終え ホライズン1が終わったところです。いまのところ音読等宿題も完璧に こなして故に 上達も早い。
 音読と共に 基礎文を 現在過去未来 進行形 であらわせるようになりました。
 まったくもって 中1の英語をばかにできない。


 余計なお世話かも知れませんが、社会人の皆様にホライズンを与え、その「活用自在」の潜在力を言っても、国弘さんをよく読んで理解できる人以外には、 「そりゃまずい」。
 英文法の時制の、「現在・過去・未来・現在完了・過去完了」が「活用自在」であれば、ほぼ何の文句もないくらいなものです。

 内緒のコツを公表します。
 たとえ、ホライズンをそのまま採用するのが楽であっても、それを変形させ、自分の思想によって、より生徒の中に「活用自在」の能力を作り出せるような、 オリジナル教材を単なるワープロ文書で作ることをおすすめします。
 そして、その元にあるのが、中一用のホライズンであることを内緒にしちまうことをおすすめします。
 馬鹿は馬鹿なりにプライドがあるのです。
 そのまんま、ホライズンを手渡すことはまずかねえか、と思います。


【3332】
【タイトル】ニュージーランド
【 日時 】02/06/19 8:39
【 発言者 】Jackie

エリオットさん 詳しい 説明ありがとうございます。
根石さん ニュージーランドと オーストラリアの 英語です。
私は 耳だけは よいほうで ききとりには かなりの自信があったのですが
かれらの行ってることが わからなくって なれるまで 相当な時間がかかりました
いえ 今でも わからない というか 耳が拒絶反応をしめしてしまいます。
eight を アイトと 発音するんですよね。

まだ インド人の英語 や フィリピン人の英語のほうが わかりやすい。きれいな?発音人もいます。けれど 英会話の講師として 雇う英会話学校は 非常 に少ない。日本人の白人崇拝主義ですね、 
AETや 英会話学校の講師として 来日するのは アメリカ カナダ イギリス オーストラリア そして ニュージーランド。 白人が一番多く 次に日系 人というところでしょうか。

今は 幼児や小学生のおけいことしての 英会話学校 教育が はなざかりになっています。
オージーやニュージーが 子供に英会話を教える場合 あの音が子供にはいるのか とおもうと
????です。 あちらも本場の英語なのですけどね。 
いけませんねー 私 偏見のかたまり。

ある 幼稚園の講師として わかりやすい英語を話す インド人が 教え始めたのですが
親から 「なまりがある」と苦情がきて 白人の オーストラリア人にかわりました。
インド人のほうが 教え方もうまかったし ちょっとインドなまりはあれど オージーなまり
よりは ずーっと よかったのですけどね。

と 日本人なまりの 私の 自分のことを たなにあげての 発言でした。



【3333】
【タイトル】ホライズン
【 日時 】02/06/19 9:18
【 発言者 】Jackie

根石さん

 >余計なお世話かも知れませんが、社会人の皆様にホライズンを与え、その「活用自在」の潜在力を言っても、国弘さんをよく読んで理解できる人以外には、 「そりゃまずい」。
馬鹿は馬鹿なりにプライドがあるのです。
そのまんま、ホライズンを手渡すことはまずかねえか、と思います。

そうですね まずかったですね。 今 英会話教材は世に数あります。
欧米の出版社のものは えてして 簡単な文法も英語でかいてあるので せっかく日本人として日本語で理解力があるのに 英語を英語で学ぶのは もったいな くおもいます。
実ははじめは ケンブリッジ出版のものをつかったのです。 生徒は 英語のみでかかれた教材なので それがたとえ中1クラスのレベルで あっても たいそ うなことを学習している気分になるようです。こちらは 英語のみということが めくらましになって
プライドを満足させるようです。 

でも 上達は 遅い。 で やはり中学の教科書をメインにした ほうが 体系だててあるので わかりやすいと こちらがメイン 洋物が 副という形になり ました。

体験レッスンで 入らなかった人 そして 途中で止めてしまった人は 
わりと自分では英語に自信がある(といっても 現実は 中1すら 英訳できない)人達でした。
英語に自信がない人は 入学しましたし その後のレッスンでも中学レベルの基礎の重要性がわかったようです。
 

 >内緒のコツを公表します。
 たとえ、ホライズンをそのまま採用するのが楽であっても、それを変形させ、自分の思想によって、より生徒の中に「活用自在」の能力を作り出せるような、 オリジナル教材を単なるワープロ文書で作ることをおすすめします。
 そして、その元にあるのが、中一用のホライズンであることを内緒にしちまうことをおすすめします

おおっ 秘伝を !ありがとうございます。
告白します
私は横着です。 自分で テキストをつくるよゆうより 借りてくることばかりかんがえていました。 副教材 カードとか 文法のまつわる プリントは つ くりましたが テキストそのものとは考えにもおよびませんでした。
果たして 私に それをつくるだけの 知力と 体力 があるかは、、、うーん。

そういえば ないですね 大人のための 英語の教科書。
ラジオ講座でも 基礎英語1,2,3の内容は 中学生向け。
基礎を大人向けの内容にかかれたものが ありません
国弘さん監修の 「英会話 ぜったい音読」も中学の教科書のなかから 大人向けの内容のものを
抜粋したものです。
この本 英会話本のベストセラーにはいりまいたが
実際にやった人は 少ないと思います。
コーチがいない独学となるので
テキストに日本語訳のないこと と文法説明がないところが ネックです。

今年からは 中学教科書も 改定されて使い物になりそうもない。まだ見てませんが
トータルかコロンバスあたりならいいのかな、、
サンシャインもホライズンもダメです。

ラジオ フランス語講座 スペイン語講座などは 大人向きの内容です。
これの 英語版がでてくれればなあと おもいます。

どこまでも 他力本願だなあ 私は。
テキストづくり、、、 そうですね そして テープはネイティブに吹きこんでもらえばいい。
課題としておきます。
 


【3336】
【タイトル】ないもの
【 日時 】02/06/19 12:02
【 発言者 】Eliot

>そういえば ないですね 大人のための 英語の教科書。
>ラジオ講座でも 基礎英語1,2,3の内容は 中学生向け。
>基礎を大人向けの内容にかかれたものが ありません。

英語以外の外国語は中高で習うことがめったにないので、
大人の学習者はまったくの初歩からNHKの講座で勉強しようと
するわけですね。しかし、英語は一応義務教育でだれもが
最低三年間は勉強しているはずだから、大人向けのゼロからの
英語講座も教科書もないのでしょう。

大人の英語超初心者向けの英和辞典もありませんね。
中学生向けの初級英和辞典しか売っていません。

大人向けゼロからの教材や講座がどれくらい需要があり、
お金になるかが問題なのではないかと思います。



【3337】
【タイトル】根石さん
【 日時 】02/06/19 19:14
【 発言者 】斉藤伸夫

気持ちが伝わらなくて、欲求不満になるというのは、当然あります。
それを、いちいち気にしていたら神経症になります。
私の理屈っぽいのは、子供のころからです。



【3338】
【タイトル】ドスケベについて
【 日時 】02/06/19 19:18
【 発言者 】斉藤伸夫

スケベの定義によりますが、ほぼ賛成です。
外国語を学ぶには、好奇心旺盛な人のほうが上達が早いと思います。
それと、物怖じしない性格もプラスでしょう。
私は、男でも女でも多少スケベな人が好きです。異性に淡白な人なんて魅力が無いと思います。



【3339】
【タイトル】我思う故に我ありだってさ・・・
【 日時 】02/06/19 19:49
【 発言者 】土岐家

・すべての人間が生まれたのは男女の快楽のおかげだしなあぁ・・・。
・エゴイズムでない人間は、精子の段階で消滅するだろうし・・・。
とにかく大変かも。
私は女性が好きです。裸体好きです。本当ですよ。



【3340】
【タイトル】ぬらりぬらりべろべろべー
【 日時 】02/06/19 19:50
【 発言者 】ダジャレー夫人の恋人

 これが英語の王道だぁー
 おぉーどうかなぁー?????

 素朴な疑問。
 英語に王道はあるんですか?
 だいそれた質問か。
 おおーどうしよう!!!!!

 >土岐家・・・

 まったく存じ上げませんが。



【3341】
【タイトル】根石さん
【 日時 】02/06/19 20:16
【 発言者 】斉藤伸夫

>馬鹿は馬鹿なりにプライドがあるのです。

付け足しますと、馬鹿だからこそ、中一の教科書を馬鹿にするのだと思います。



【3342】
【タイトル】根石さん
【 日時 】02/06/19 21:15
【 発言者 】斉藤伸夫

>普段はなにくわぬおとなしい紳士をやっておられるのでしょうか。
そんな感じが漂いました。

図星ではないでしょうか。(笑)



【3343】
【タイトル】根石さん
【 日時 】02/06/19 21:21
【 発言者 】斉藤伸夫

-------------------
 受験生が時間に追われているからこそ、「音づくりによる大量インプット」をやるべきであり、これが実は近道なのです。受験の近道であると同時に、斉藤さ んの好きな「実用」にも通じる道です。
-------------------

このことを宣伝すれば、根石さんの塾はもっと盛況になるのではないでしょうか?
素人の浅知恵かもしれませんが。 



【3349】
【タイトル】明日から日本全国7.5円/3分です
【 日時 】02/06/20 23:03
【 発言者 】土岐家

極めて嬉しいです。1時間遠方と話しても150円なんです。良かった。



【3357】
【タイトル】ダジャレ
【 日時 】02/06/22 22:42
【 発言者 】もっこり

テレビで今やってる「マスク」という映画では、
"Keys, not Cheese."
なんていうベタなギャグをやってましたけど、
これもダジャレみたいなもんすかね。



【3361】
【タイトル】土岐屋様
【 日時 】02/06/23 1:20
【 発言者 】根石吉久

>明日から日本全国7.5円/3分です。

 これはフュージョンなんとかというネットを使った電話サービスのことでしょうか。
 貴重な情報をありがとうございます。

「電話でレッスン」の生徒さんたちへ

 「電話でレッスン」を始めた頃は、NTTの「シャベリッチ」というサービスくらいしかあり
ませんでしたが、3分で7円50銭なら、断然こちらをお使いになることをおすすめします。
 各自調べてみていただけませんか。



【3364】
【タイトル】斉藤さん
【 日時 】02/06/23 2:21
【 発言者 】根石吉久

-------------------
 受験生が時間に追われているからこそ、「音づくりによる大量インプット」をやるべきであり、これが実は近道なのです。受験の近道であると同時に、斉藤さ んの好きな「実用」にも通じる道です。
-------------------

>このことを宣伝すれば、根石さんの塾はもっと盛況になるのではないでしょうか?

 宣伝には金がかかりますので、ホームページで以前から、同じ主張をしております。少数のものの理がわかっている方が、「電話でレッスン」を申し込まれ、 レッスンを受けておられます。外資系の企業に勤務されている方や、研究職で英語を必要とされる方、塾の先生などがレッスンを受けておられます。
 受講料は決して高くないと思うので、中学生や高校生が受講して、本気で受験英語に「音づくり」を堅結してくれるといいと思っていますが、なかなか申し込 みがありません。
 私の塾は、始めた当初から、受験と「音づくり」を結びつけるということをやってきたのですが、生徒は点の方を問題にし、「音づくり」は付録程度に思って いる人が多い。それが証拠には、長い時間をかけて「音づくり」をちゃんとやった英語なのに、大学入試が終わるとほったらかす人が多いのです。おいおい、そ んじょそこらの受験塾の英語じゃねえんだぞと思い、体から力が抜けるような空しさを味わいます。私は空しさを味わうためにこの仕事を長々と続けたのかと思 うことがたびたびです。塾の仕事は実にやるせないです。

 受験以後に生き残れる英語の基礎を作るために、「音づくりによる大量インプット」のレッスンを自覚的に受講してくれる受験生の出現を、今日も待ち望んで います。
 (受験英語に「音づくり」を堅結し、受験以後に生き残れる英語の基礎を作ろうと考えておられる学生さんは、「電話でレッスン」についてお問い合わせくだ さい。この掲示板上でお問い合わせくださることを歓迎しています。)

 地元の大人相手の教室は、おおげさな言い方をすれば、「英会話駆け込み寺」みたいな機能も持っております。生徒さんには、英会話教室に大金をふんだくら れて、英語のあいさつの決まり文句しか言えない人などもいます。さんざあちこちでだまされて、それでもまだ英語をあきらめない人が使ってくれたりします。
 あいさつ30個、英会話教室に払った金が60万円。
 「英語のあいさつは、一個2万円もするんですか!」と、生徒さんをからかうこともあります。
 だって、私の教室に来た当初は、あいさつの決まり文句しか言えないんですから・・・。

 さんざだまされた人たちには二通りの人たちがいます。覚えたもの、わかっているものを、さらに繰り返し音読するような練習をさせると、あほくさいと馬鹿 にして、すぐにやめる人と、これだ、と目覚めてくれる人との二通りです。すぐにやめた人をその後も注視しておりますが、ものになった人や上達した人は一人 だっていません。あの方々は何を考えているのかよくわかりませんが、私から言わせるなら、一生英語がものにならない星の下にいる方々です。英語には縁なき 衆生だと言ってもいいのですが、ご本人は何か英語に縁があると勘違いしているところが滑稽です。

 残ってくれた人には、英語力が大きく変化した人がたくさんいます。隣町美人若奥様、O嬢など非常に変わりました。「電話でレッスン」では、もっこりさん や札幌岡田さんなども大きく変わられた方です。(もっこりさん、岡田さん、レッスンの経過報告を時々はお願いします。)

 生活言語が日本語の磁場にあり、机上で英語を練習するという条件の元では、「わかっているもの・覚えてしまったもの」をなおも繰り返し言い続けるよう な、「一見あほくさい」練習が必須なのだということを理解し実行する人はまったくの少数派です。素読舎はあくまでも少数派を相手にしている塾です。
 日本在住のまま英語をものにする人がまったくの少数派であることと、このことは見事に照応していると思っています。



【3367】
【タイトル】素読舎のホームページ
【 日時 】02/06/23 2:34
【 発言者 】根石吉久

>宣伝には金がかかりますので、ホームページで以前から、同じ主張をしております。

...トップ
http://www.asahi-net.or.jp/~ax9y-nis

...「電話でレッスン・【音づくり】受験特化」
http://www.asahi-net.or.jp/~ax9y-nis/sodokusy/ikinokor.htm

...「音づくり」を伴う大学受験英語の重要性
http://www.asahi-net.or.jp/~ax9y-nis/sodokusy/ikinokor.htm



【3368】
【タイトル】Eliot 様
【 日時 】02/06/23 2:45
【 発言者 】根石吉久

>大人向けゼロからの教材や講座がどれくらい需要があり、
 お金になるかが問題なのではないかと思います。

 需要はあると思うのですが、やり始めの当初、コーチが必要だと認識してくれる人の少ないのが実に問題だと思っています。私のレッスンだと、月額1万円 で、年間で12万円になります。このお金は、英会話学校に通うことと実質で比べるなら圧倒的に安いと思っていますが、相変わらず英会話学校が繁盛するばか りです。

 英会話学校を使ったことがあり、通っても実質的な力は何も変化しなかったが、私のレッスンで英語が変わったという経験を持っている人がいるのですが、こ の掲示板には何も書いてくれません。こういうことも、英語回りの空しさの一つです。



【3369】
【タイトル】Eliot 様、Jackie 様
【 日時 】02/06/23 3:03
【 発言者 】根石吉久

>ニュージーオージーとはNew ZealandとAustraliaのことでしょう。

 お教えいただきありがとうございました。
 ニュージーはわかるとして、なんで、オージーなんでしょうか。
 語呂合わせだけでしょうか。

 その昔、ロンドンに一ヶ月半だけいたことがあります。(これが、唯一の私の英語の磁場に身を置いた経験であり、その後、二度ほどアメリカに行っています が、せいぜい1週間から10日余りの滞在であり、ほぼ旅行にすぎません。)
 ロンドンで、露天でぶどうを買って、歩きながら食べたことがありますが、それを買うときに、値段がどうしても聴きとれなかった。
 「ヌエンティ」と言うので、何度も聞き返したのです。ninety か?と何度も聞き返すのですが、どうも違うらしい。しまいには、相手が業を煮やして、20 と紙に書きました。
 twenty だったのですが、どう聞いても、nwenty に聞こえました。
 これは、たぶん cockney というやつだと思うのですが、この cockney とニュージーオージーの英語は、同系列でしょうか。



【3370】
【タイトル】ダジャレー夫人の恋人様
【 日時 】02/06/23 3:40
【 発言者 】根石吉久

 英語の学習法に王道はあるか?について。

 あると思っています。
 ところが、初心者の王道と中級者の王道とが違っていたりします。また、中級者が上級者にブレイクスルーした時の方法を絶対的なものと思いこんで、誰にで も通用するかのように言う人がいたりします。(上級者の初心者に対する犯罪と呼んでいます。)これらは、日本で生まれ育った人たちにあてはまる話です。

 ぶっちゃけた話、英語を身につけるための王道は、イギリス、アメリカ、オーストラリアなどの英語圏に生まれ育つことです。きわめつけの王道だと思うので すが、自分で選択できないところに難があります。また、英語しかしゃべれない人間になる確率が圧倒的に高いことも難です。

 この掲示板は日本語で営まれているので、読者は日本在住の人が多いと思っておりますが、そうすると当然、日本で生まれ育った人も多い。そうすると、もっ とも楽ちんな、「英語圏で生まれ育つ」という王道はない。そうすると、日本で生まれ育った人の、英語学習法の王道が問題となってきます。
 で、話は最初に戻ります。

 日本在住の英語学習に王道はあるか。
 あると思っています。
 これを端的に示したのが、国弘正雄さんという方です。
 「只管朗読」というのが、国弘さんが提唱しているものです。
 わかりやすい言い方をすれば、「激しい音読」です。

 しかし、国弘さんでさえ、「磁場」の問題はオミットしています。



【3374】
【タイトル】お祝い
【 日時 】02/06/23 4:37
【 発言者 】根石吉久

長野・Akka さんが、<10+10>のクラスから、<10+10+5>のクラスに進級しました。
みなさんもお祝いしてあげてください。

Akka さんへ

年に一回か二回しかお目にかかれないですが、小学校の先生になってから、やつれたなと思ったこ
とを覚えています。
小学校の先生は、体力勝負ですから、Akka さんでもやつれる。
小学校も英語もがんばってください。

私は、顔がやつれて腹が出ました。
なさけねえ。



【3375】
【タイトル】お祝い
【 日時 】02/06/23 4:40
【 発言者 】根石吉久

埼玉・Sさんが、レッスン、わずか3回目にして、<5>クラスから、<10>クラスに進級な
さいました。快挙です。

Sさん

やりにくそうに口を動かしておられるのが、実に好感が持てます。
これまでの例では、こういう方が着実に力をつけていかれます。
お仕事との両立、大変でしょうが、私を信用してやってみてください。
一年後が楽しみです。



【3377】
【タイトル】<クラス十十十>
【 日時 】02/06/23 4:50
【 発言者 】根石吉久

ここに突入して、毎回「復習範囲テスト」をクリアされる方は、「電話でレッスン」のコーチが
できるレベルです。
今現在では、岡田さんともっこりさんに期待しています。

もっこりさん

嫁さんもらったのか奪ったのかわかりませんが、せっかく嫁さんがいるのですから、嫁さんを相
手に、「ゴースト」でレッスンをやってみてはどうでしょうか。
「ゴースト」の初めの方は十分やれるとおもいますが。



【3381】
【タイトル】ただのおしゃべり
【 日時 】02/06/23 10:44
【 発言者 】Jackie

外国人との プライベート英会話 一時間4000円から 5000円が相場。
大手英会話学校だと一時間8000円から一万円なり。

レッスンプランのない ただのくっちゃべりがほとんど
インプットを自己でしたあとの アウトプットとしてなら効果もあるが
ほとんどの人が金のむだ。

もったいないねー



【3382】
【タイトル】オージー
【 日時 】02/06/23 14:42
【 発言者 】Eliot

根石さん

オージーはAussieのことです。
発音はアメリカ英語では/AW-see/で、イギリス英語や
オーストラリア英語では/OZ-ee/です。↓を見てください。

http://www.m-w.com/cgi-bin/dictionary?va=Aussie



【3383】
【タイトル】お祝い
【 日時 】02/06/27 2:10
【 発言者 】根石吉久

札幌・Okada さんが、<十十>クラスから、<十十五>クラスへ進級されました。
おめでとうございます。



【3384】
【タイトル】Eliot さん
【 日時 】02/06/27 2:12
【 発言者 】根石吉久

aussie という英単語を知らずにおりました。ありがとうございました。
一昨日、CD届きました。こちらもありがとうございます。
ここ数日、疲れており、気晴らしだけしております。
近いうちに聴いて、感想を書かせていただきます。



【3386】
【タイトル】今月の根石語録、「お持ち帰り」します。
【 日時 】02/06/28 23:46
【 発言者 】Naima

6月23日の---生活言語が日本語の磁場にあり、机上で英語を練習するという条件の元では、「わかっているもの・覚えてしまったもの」をなおも繰り返し 言い続けるような、「一見あほくさい」練習が必須なのだということを理解し実行する人はまったくの少数派です。---

猫、飼ってはるんですね? こわもての根石さんが、子猫をじゃらしている姿を想像して、笑ってます。 最近、夫も時々この掲示板にアクセスしている様で す。 今夜帰ってきたら、ダジャレー婦人の恋人さんの「消火栓餅」を飛ばしてみて反応を見てみます。 



【3387】
【タイトル】Naima さん
【 日時 】02/06/29 2:31
【 発言者 】根石吉久

お久しぶりです。
「お持ち帰り」いただいたもの、掲載されましたら、URLお教えください。
以前に「お持ち帰り」いただいたもの、きれいにお化粧していただいてありがたく思っておりま
す。今度はどんなお化粧をしてくれるのか楽しみです。

うちに今度きた猫はけっこう人見知りします。
猫は可愛い。

近頃、ちょっと英語に関して、気が抜けてしまっています。
「電話でレッスン」の生徒さんがやめちゃったりしたのもこたえています。

うちの庭を使って、雑貨屋をやることを本気で考えています。
語学論はお金にならない。
「電話でレッスン」は、レッスンの時間とほぼ匹敵するだけの「仕込み」の時間がかかり、外人
さんがやる教室の4分の1くらいの収入にしかならない。
英語は本気になってまともな方法を練ろうとするとお金になりません。
幻想を手玉にとる方々は大金を手にするのでしょうが、まともにやると駄目ですね。
Jackie さんとまったく同じ苦労を私も続けています。



【3388】
【タイトル】つらいです
【 日時 】02/06/29 2:33
【 発言者 】根石吉久

英語はなんとしても、副業にしたいと思っています。



【3392】
【タイトル】お奨め「英語学習法」サイト
【 日時 】02/06/29 19:05
【 発言者 】浜谷

みなさん、

SSS式英語学習法議論の広場という掲示板があるのをご存知でしょうか?そこに最近投稿された、T.K.さんという方の「ペーパーバックを読み始める人の ために」という「お気楽ペーパーバック」サイトからの記事の紹介がありました。英語教育論についても書かれています。ペーパーバックを読もうと思われて も、その困難さになかなか持続して読みつづけられない方に特にお奨めです。また英語教育改革に関心のある方も是非読んで欲しいと思います。ご本人のご承諾 も得ましたので下記にリンクしておきます。


http://www2m.biglobe.ne.jp/~okiraku-/hmpage70-13.htm

mailto:t-hamaya@nyc.odn.ne.jp




【3397】
【タイトル】目に見えない過程について
【 日時 】02/06/29 22:00
【 発言者 】根石吉久

「覚えてしまったもの・わかっているもの」をなおも繰り返し言い続けることで何がもたらされるのか。
「小さな感覚の変化」と国弘正雄は言っていたと覚えているが、本が手元にないので確認できない。(いくこよ、本を返してくれ。)
 「小さな感覚の変化、ごほうびはひとまずはそれだけだ」と国弘正雄は言っていたと思う。至言である。語学力の発酵過程の内実には、それがあるだけではな いか。
 これはしかし、目に見えない。だから、力がついているような実感はない。そして、その過程はけっこう長い。だから、人々は音読を原理とする方法の主戦場 にはなかなか踏み込まないのだ。
 ここがつらいところだ。目の前に現れている峠を越えれば、またワンランク上の英語力が手に入るのだ、とコーチ側のこちらが認識していても、生徒が練習を 放り出してしまうことがよくある。
 フーテンの寅じゃないが、「そこがコーチのつれえところよ」である。つらさをこらえるところまではできる。それも仕事だと思ってやることができる。
 しかし、自分でろくな練習をしない人が、コーチの方法が悪いかのように言い出すことがあり、これは我慢できない。それを我慢しなかったおかげで、私は地 元の評判を落とした。
 しかし、自分でろくな練習をしない人にかぎって、その人の目の前に峠を置くような私の仕事に文句を言うのだ。自分が練習しないのが悪いのではなく、峠が 現れるのが悪いとでも言いたいのだろうか。しまいには、私の方法が悪いかのようなことを言い出す。順序だてて、低い峠から、順に高い峠を置き、ひとまず一 つの峠だけが見えているようにしているコーチの仕事は語学力の養成においては、最大の親切である。それが見えず、まるで峠が現れるのが悪いかのようなこと を言う。その峠を越えられないのが、自分のせいではなく、他人のせいのように言う。その時点で、立派なバーカの誕生である。バーカとは、一生、似たような レベルにとどまってうろうろし、それを人のせいにする者のことだ。私がやっているレッスンによっても、バーカ一人を変えられない。
 もしかしたら、バーカかバーカでないかは、私のレッスンを受けようが受けまいが関係なく、最初から決まっているのではないだろうか。

 しかし、生徒の中には地味な練習をコンスタントに続けてくれる人もいる。必要な練習をきちんと引き受けてくれる人がいる。そういう人に出会うたびに、 「この人がもし、学校英語の犠牲にさえならなかったら、今ごろ、この人の英語がこんなところをうろついているはずはない」と思うことがしばしばである。
 少数ではあるが、きちんと練習を引き受けてくれる人に出会うことがある。
 英語の進展はゆっくりだが確実だ。
 ゆっくりと確実に進めることは非常に大事だが、いつかは私がその人に言わなければならない時がくる。
「どかんとやれ。今がどかんとやるときだ」、と。
 若い人になら、「今、渡れ。今が英語の磁場に渡るときだ」、と。
 そのときに、その「どかんを」引き受けてくれるなら、私のレッスンを続けてくれたことの実効ははっきり現れるだろう。

 可能性を秘めて、今はゆっくりと確実に進めてくれている少数の人たち。
 この人たちに出会う喜びと深いなぐさめがなければ、私は「電話でレッスン」などはとうにやめていただろう。

 「英会話」という幻想を実体だと思っている人の数は知れず、こちらのバーカの方が圧倒的に数は多いのだ。
 バーカたちは、英会話学校へ行けばよろしい。
 あなたたちには、実質は手に入れないままに大金をふんだくられる資格がある。自分が実質ではなく、幻想をつかんでいることが見えていないからだ。

 「電話でレッスン」によっても生きていくことができないのであれば、私は「日本の英語」に関する語学論もレッスンも、それを主軸にしていくことはできな くなるだろう。現在はそれが生業だが、副業にするしかないだろう。
 だから、まったく英語とは何の関係もない仕事を始める予定は今も進行させている。



【3399】
【タイトル】お持ち帰りのオーダーなんですが
【 日時 】02/06/30 2:40
【 発言者 】Naima

根石さん、

先月だったか先々月だったか、根石さんのPCが大手術の前に、Eliotさんと根石さん、(村田さんも入っておられたかと記憶しているのですが)文法論議 がありましたね? 仮定法を例にとってわかりやすく説明されていました。

過去の書込みの倉庫に勝手に入ってごそごそしていたのですが、最近のはまだ搬入されてないようです。 友人達にも読ませてやりたいのですが...



【3400】
【タイトル】Naima さん
【 日時 】02/06/30 3:07
【 発言者 】根石吉久

やるやると言いながら、いまだ過去ログの整理を進めていません。
申し訳ありません。
今度こそ、近々、やります。

今日は、杉山愛の試合を見ていて、また眠くなってしまいました。



【3403】
【タイトル】おはようございます。
【 日時 】02/06/30 11:17
【 発言者 】Naima

今、ハンブルクは午前4時ですが、もう夜があけてます。
下記が根石語録のページです。 もしかしたら根石さんにつぃて「スカタン」(大阪弁で「見当はずれ」と言う意味です)な事を書いていたら、お手数ですがお 知らせ下さい。 

http://www19.u-page.so-net.ne.jp/kd6/naima/MoinFiles/Study.html

ちゅ〜すっ(ドイツ語で「じゃねっ」です)



【3404】
【タイトル】雑貨屋はもっともうからないので
【 日時 】02/06/30 12:33
【 発言者 】Jackie

英語でいきましょう!

>自分でろくな練習をしない人が、コーチの方法が悪いかのように言い出すことがあり、これは我慢できない。それを我慢しなかったおかげで、私は地元の評判 を落とした。
 しかし、自分でろくな練習をしない人にかぎって、その人の目の前に峠を置くような私の仕事に文句を言うのだ。自分が練習しないのが悪いのではなく、峠が 現れるのが悪いとでも言いたいのだろうか。しまいには、私の方法が悪いかのようなことを言い出す。


本当ですよねー まったく やりきれなくなります。
この思いは 私は何度もしました。
ネイティブのクラスを 受けている人は 一年たって 上達しなくても 
「私に英語の才能がない」と思い ゆめゆめ先生が悪いとは言い出さないのです。
不思議です。

前にも書きましたが
これが日本人の講師だと 自分が家で トレーニングをしないことをすっかり棚にあげておき
「やっぱり先生がネイティブじゃないからなあ」などと講師のせいになる。
こちとら 予習に時間かけとるんじゃい。どのようにしたら伸びるかなんて考え始めたら
時給500円の世界。

まったく レッスンプランもたてない くっちゃべり1時間5000円といっしょにすな。
まして そのレッスン
いや(おしゃべり)をするために 〔生徒は)インプットもたいしてせず
言いたいことを用意していきすらもしないのに 
上手くなるわけがない。

なぜ 文部省は小学校に英語を導入しようとするのでしょう?
おかげで 小学生対象の英会話教室は 儲かってますよ。
ああ うらやましい。

さてと
大人のための教科書づくり、、はじめてみようかと思っています。
世に 「中学英語で ぺらぺらに」 「一週間で中学英語」など
目がまわるほど出ていますが
どれもしっくり来ません。
中学英語の教科書も 本文がかなり減ったのが不満です。
ぜったい音読も コーチなしで 根性が要求されるので やり遂げる人はすくないでしょう。

英語のエキスパートたちがかいて いい本がつくれないのに
私がつくれるかは 超疑問。
きっと すぐ くじけて やーめた っとなりそう。


1 発音 子音 
2 発音 母音 簡単な フォニッククス
3 名詞 部屋 キッチン 仕事場 場所 職業 食べ物 など
4 数字 電話番号 
5 1から 4と平行して 簡単な挨拶。How are you? Good. You made it!
  Super!  などの一期から 楽しめる決り文句
6 Be動詞  Be動詞と一般動詞を混同する人がおおいので 
  Be動詞は決り文句  として理屈を考えずに 覚えてもらう
  I'm Jackie. Nice to meet you.
  I'm hungry. I'm cold.
  とにかくBe 動詞は 軽くながす もしくは 一般動詞が定着するまで後回しにする。

7 さてと ここからが本番 日常に良く使う動詞を使った本文。 
  シンプルナ本文をたっぷりと 会話調にはしない。
  
  そしてまた その本文が ドリルと直結するようなつくりにしたい。
  ネイティブか エリオットさんに CDふきこんで もらってと。


8  

決り文句は そのまま覚えさせる。  



【3406】
【タイトル】怒られるかもしれませんが...
【 日時 】02/06/30 13:51
【 発言者 】Naima

おまえなんかに現場の講師の気持ちがわかるかいっ! と言われてしまうかもしれませんが...

根石さんもJackieさんも、身内の中だけでの愚痴だと思うんですが、やっぱりそれは講師の「不徳のいたす所」だと思うんです。 生徒は語学修得につい ては、端からわかってなかったりするのだから、よ〜くわかっている講師の方が忍耐するより仕方がない、と思いますが。 飲み込みの良い利発な生徒だけを相 手に伸ばすんだったら、そんじょそこらの講師と変わりなくなってしまうじゃありませんか? 救い様のないバーカも救ってもらわない事には、数十年変わらな かった英語教育なんか変えられるわけないじゃないですか。

ごめんなさい。 言い過ぎました。




【3407】
【タイトル】Jackieさん、根石さん
【 日時 】02/06/30 13:52
【 発言者 】Naima

お二人の話をごちゃまぜにして、反応してます。 ごめんなさい。



【3409】
【タイトル】根石さん
【 日時 】02/06/30 20:53
【 発言者 】Naima

根石さんの音作りの推奨やEliotさんのフォニックスについてのお話を読むと、「もう知ってるわいっ」とちょっと悔しい思いもあったりして、今まで言わ ずにいたのですが... (田舎のおばはんがプロの講師に張り合っても意味ないですわね。)

素読舎をリンクさせて頂いてから、2名の友人からお二人のメソッドを自分達でも試しているとメールをもらっています。 彼女らが目覚めた所で、お金にはな らないんですが、じわじわとわかってくる「夜明けの行灯」みたいな「婆〜か」もいるので、雑貨屋の店先で猫を膝に店番の, 安楽生活は先の楽しみにおいといて、また不動明王の様に立ちはだかり、怒り狂って血しぶきを飛ばして下さい。 

今からドイツ/ブラジル戦を見ます。 ドイツの選手にいい男、いない...



【3412】
【タイトル】不徳のいたすところ
【 日時 】02/07/01 7:42
【 発言者 】Jackie

Naimaさん メッセージ 励ましありがとうございます。

>根石さんもJackieさんも、身内の中だけでの愚痴だと思うんですが、やっぱりそれは講師の「不徳のいたす所」だと思うんです。 

私は自分の不徳は重々承知したうえ それを 棚の上にあげて 書いています。

続けて実力をつける生徒もいますが 辞めていく生徒もいる。
生徒が辞めると もっとなにかできたのではないか
レッスンが退屈だったのでは なかっただろうか など考えていました。
そして自己反省と 自分の力不足を感じて 落ち込んだりも ね。

けれど 思ったのです。
「一年も通ってるのに、あまりしゃべれない」という手の生徒は 努力をしないで ただ通ってくるだけで英語が話せるようになるとかんちがいしている。  

なにかちがうぞ、、。 

私のレッスンは80分。 
おかげさまで ほとんどの生徒が退屈もせず 時間をあっという間に感じてくれました。 
なかには 4時間ぶっつづけでやっても
「あ、もうこんな時間?」と思ってくれる生徒さんもいて こういう方は 自己訓練もしっかりしてきますから 伸びます。

そう 先に述べた生徒達は 通ってくるだけで英語が話せるようになると勘違いしているのです。
入会のときに 週2回かよってこれるかをまず聞くと 金銭的なことから だいたいの人が週一回しかこれない。
だから そのときに 自己学習なしには のびが遅いとははっきりと 告げてあります。基礎が大事だから まず基礎固めをいくからとも。

けれど宿題もせずに伸びを期待する。
それはまさに
エステにかよえば 通っているだけでダイエットできる。
この健康食品を食べれば 日々の生活をかえずとも 努力をせずに やせられる
エステに一年も通っているのに ちっともやせられない!と 苦情を言う人とおなじなのです。

私もピアノのレッスンのときしか ピアノの前にすわらなかったので ちっとも上達しませんでした。同じ時にはじめた 幼馴染は きちんと毎日練習したので  どんどん上達しました。
でも もちろん先生のせいには しませんでしたよ。私が練習さぼるのがいけない ぐらいは
小学生でもわかってました。
ピアノでは 自宅で練習しないで 上達はありえないことぐらい 皆わかるのです。
これが 英語となると とたんに 「楽して自然にみにつく幻想」の影響で 
通うだけで 上達すると錯覚する人が多くなるわけです。

だから 自分を過度にせめたり反省するのはやめようと。
もちろん 日々レッスンに改良を加えていくのは あたりまえのことです。
生徒に どういう風に もちかけたら やる気をひきだせるかも 考えます。

馬を 水飲み場に つれていくことはできるが 水はのませられない。
それはどうしようもないことに気付きました。
まあ 水を飲ませらることまで できて プロなのかもしれませんが。

このサイトにめぐりあって 根石さんも おなじような くやしい思いをしていたのをしり
ついつい 甘えて掲示板で 愚痴ったり相談をしました。
Naimaさんは 甘えるな!と 思ったこどでしょう。
すみません。 ついつい もう一人で悩まなくてもいいんだ1
と 調子にのってぐちってしまってました。

これからも ぐちります。〔笑)
でも こりずに 考えてもいるんですよー未来を。
大人のための英語教科書。
語学に王道はないと知っていても 私自身が横着者ですから
その教科書を読んだり聞いたり応用すると 英語を話す上で近道になるような、、
なにか こちらのほうにも アドバイスあったらよろしく お願いしますね。



【3413】
【タイトル】Jackieさん
【 日時 】02/07/01 7:55
【 発言者 】Naima

生徒なんぞ、勝手なもんですね。 「自分のすべき事をしてから文句言えっ! ば〜ろっ!」と言いたいお気持ちは解る様な気がします。 来る日も来る日も、 そういうのとおつき合いなさってるのですから、私なんぞが口を差し挟むなんぞ、おこがましいですが。 生徒のお尻をぶっとばして、蹴ッ飛ばして、威勢よく 突き進んでおくれやっしゃっ! m(__)m



【3414】
【タイトル】不徳のいたすところ
【 日時 】02/07/01 9:36
【 発言者 】Jackie

Naimaさん メッセージ 励ましありがとうございます。

>根石さんもJackieさんも、身内の中だけでの愚痴だと思うんですが、やっぱりそれは講師の「不徳のいたす所」だと思うんです。 

私は自分の不徳は重々承知したうえ それを 棚の上にあげて 書いています。

続けて実力をつける生徒もいますが 辞めていく生徒もいる。
生徒が辞めると もっとなにかできたのではないか
レッスンが退屈だったのでは なかっただろうか など考えていました。
そして自己反省と 自分の力不足を感じて 落ち込んだりも ね。

けれど 思ったのです。
「一年も通ってるのに、あまりしゃべれない」という手の生徒は 努力をしないで ただ通ってくるだけで英語が話せるようになるとかんちがいしている。  

なにかちがうぞ、、。 

私のレッスンは80分。 
おかげさまで ほとんどの生徒が退屈もせず 時間をあっという間に感じてくれました。 
なかには 4時間ぶっつづけでやっても
「あ、もうこんな時間?」と思ってくれる生徒さんもいて こういう方は 自己訓練もしっかりしてきますから 伸びます。

そう 先に述べた生徒達は 通ってくるだけで英語が話せるようになると勘違いしているのです。
入会のときに 週2回かよってこれるかをまず聞くと 金銭的なことから だいたいの人が週一回しかこれない。
だから そのときに 自己学習なしには のびが遅いとははっきりと 告げてあります。基礎が大事だから まず基礎固めをいくからとも。

けれど宿題もせずに伸びを期待する。
それはまさに
エステにかよえば 通っているだけでダイエットできる。
この健康食品を食べれば 日々の生活をかえずとも 努力をせずに やせられる
エステに一年も通っているのに ちっともやせられない!と 苦情を言う人とおなじなのです。

私もピアノのレッスンのときしか ピアノの前にすわらなかったので ちっとも上達しませんでした。同じ時にはじめた 幼馴染は きちんと毎日練習したので  どんどん上達しました。
でも もちろん先生のせいには しませんでしたよ。私が練習さぼるのがいけない ぐらいは
小学生でもわかってました。
ピアノでは 自宅で練習しないで 上達はありえないことぐらい 皆わかるのです。
これが 英語となると とたんに 「楽して自然にみにつく幻想」の影響で 
通うだけで 上達すると錯覚する人が多くなるわけです。

だから 自分を過度にせめたり反省するのはやめようと。
もちろん 日々レッスンに改良を加えていくのは あたりまえのことです。
生徒に どういう風に もちかけたら やる気をひきだせるかも 考えます。

馬を 水飲み場に つれていくことはできるが 水はのませられない。
それはどうしようもないことに気付きました。
まあ 水を飲ませらることまで できて プロなのかもしれませんが。

このサイトにめぐりあって 根石さんも おなじような くやしい思いをしていたのをしり
ついつい 甘えて掲示板で 愚痴ったり相談をしました。
Naimaさんは 甘えるな!と 思ったこどでしょう。
すみません。 ついつい もう一人で悩まなくてもいいんだ1
と 調子にのってぐちってしまってました。

これからも ぐちります。〔笑)
でも こりずに 考えてもいるんですよー未来を。
大人のための英語教科書。
語学に王道はないと知っていても 私自身が横着者ですから
その教科書を読んだり聞いたり応用すると 英語を話す上で近道になるような、、
なにか こちらのほうにも アドバイスあったらよろしく お願いしますね。



【3416】
【タイトル】雑感(近況報告)
【 日時 】02/07/01 10:48
【 発言者 】Eliot

2channelの掲示板に↓の書き込みを見つけました。
----------------------------------------------------------------------------
訛りの強い発音を否定しているわけではありません。英語は世界語という役割が
あるので、反対に訛りに寛容であるべきだと思います。けど、その寛容さは他者
に向けられるべきもので、自分に向ければただの慢心になってしまいます。訛り
の強い英語はどうしても聞き手に負担をかけてしまうので、自分で勉強する際に
は、ネイティブの標準的な発音を真似するべきだと思います。

「出きる限り真似ているつもり」の発言の”つもり”が恐いのです。
自分自身では”つもり”でも、客観的には「日本語英語そのもの」
というケースはままあります。こんな場合だと、いくら自分は”つもり”でも
音読の際に自分が発する日本語英語をたっぷり浴びることになり、
音読の効果は上がるどころかかえって逆効果のことさえあります。
----------------------------------------------------------------------------

発音を上達させようと練習する日本の英語学習者には「もっともっと」という
叱咤激励の声に混じって「そこまでしなくてもいいんだよ」という
「悪魔のささやき」が頻繁に聞こえてきます。もちろん練習の成果として
習得した日本語訛りの英語に何ら悪いことはありません。しかし、英語教師が
自分の英語発音について「日本語訛りのどこが悪い」とでも言わんばかりの
開き直った態度を取り、さらに自ら悪魔の手先になって中学生や高校生の
頭の中に「発音は適当でいいんだよ」ということを刷り込んでいるのは
許しがたいことです。

私は四月に入学してきた高校一年生を二クラス教えていますが、彼らの
英語発音はカタカナに毛の生えた程度です。彼らに尋ねたところ、中学時代に
きちんとした発音指導を受けていた者はほぼゼロ、発音記号が読める者も
ほぼゼロ、fastとfirstを正しく発音し分けることができる者もほぼゼロ、
boughtとboatを発音し分けることができる者もほぼゼロ、bagとbugを
発音し分ける習慣がある者もほぼゼロ、I told her to tell him.が
自然な速さでI tolder to tellim.と読まれたときにそれを正確に聞き取る
ことができる(=弱形の発音を知っている)者もほぼゼロ・・・
というような状態です。

彼らのほとんどは中学の英語の成績はよかったのです。学校と塾で教師の
指導に従い、自宅でもよく「勉強」して、学校のテストでは高得点を
取っていた生徒たちなのです。ですから、彼らの能力に問題があるはずなど
ありません。約百名の彼らは八つの県からやって来ました。彼らを教えた
中学英語教師と塾英語教師は少なくとも百名以上いたでしょう。しかし、
各地に散らばるその英語教師たちは、成績もよく学習意欲もある中学生たちに
英語力の基盤となるべき英語発音の知識も技術も授けることをこぞって怠って
いるのです。これは何人かの先生の怠慢というような問題ではなく、
いわば日本の学校英語教育の構造的欠陥です。

新入生の中には少数ながら、英語の音作りの重要性の認識など皆無の
ような者(特に男子に散見される)がおり、過去二ヶ月間にフォニックスの
知識と発音の仕方を習ってきたのに、そのような生徒は、授業中熱心さに欠け、
現在も相変わらずカタカナイングリッシュしか発音できません。しかし、
多くの生徒たちの発音には変化の兆しが見えて(聞こえて)きています。
例えば、er/ir/urのつづりはすべて同じ音になるということを教えて、
hurt her feelingsという語句を読ませるときに、まずhurtの発音を
確認させて発音させると、たいていの生徒が hurt ハー と言います。
そこで、urもerも同じ音になるはずだろうとヒントを出すと、生徒たちは
hurt herと(またはそれらしき音を)言うことができます。

決して生徒たちにやる気や能力がないわけではないのです。きちんと教えて
練習させると上手に言えることが多いのです。その彼らが過去三年間に失って
きたものを思うと残念でなりません。先ほどのhurt herの練習のように、
生徒たちはこれから自分の発音を仔細に点検し、一つ一つ修正し、絶えざる
音読練習を通じて正しい発音を身に付けていかねばなりません。この作業は
大変時間と労力を要するものです。しかし、今これをさせないと今後の彼らの
英語学習に重大な障害を残しますから、生徒たちの意識革命と発音革命を
目指して指導中です。



【3420】
【タイトル】ジョーク
【 日時 】02/07/01 16:06
【 発言者 】Eliot

>中国4000円の歴史
>『2001円宇宙の旅』

ちょっと笑いましたよ。

英語を読んで笑いながら勉強するのによいサイトを
皆さんに紹介します。Reader's Digestという雑誌の
サイトで英語の笑い話を読むことができます。
↓のページの右側の方にあるLaugh Linesのところに
たくさんありますから、読んでみませんか。
音読や暗唱練習用の教材として使うこともできますよ。

http://www.rd.com/common/nav/index.jhtml?channelId=6&subChannelId=



【3421】
【タイトル】英語の笑い話
【 日時 】02/07/01 16:42
【 発言者 】Eliot

Reader’s Digestのサイトから笑い話を一つ拾ってきました。

AT the Italian restaurant where I work, I waited on a woman
who was wearing an odd-looking straw hat. After I took her order,
she went to the restroom, leaving the hat lying on the table.
Thinking that she had gone, a busboy cleared and reset the table.
The woman returned, looking puzzled, and asked a passing waiter,
"Where's my hat? I left it right here!" It was then that I
saw it -- on another table, filled to the brim with hot rolls.

--Contributed to "All In a Day's Work"
by Annette Abolt

ほんのこれだけの英文からいくつもの表現を学ぶことができます。
例えば↓などは覚えていれば役に立つ表現でしょう。
wait on...
odd-looking
take an order
leave ... lying ...
clear the table
reset the table
look puzzled
a passing waiter
right here
It was then that ...
(be) filled to the brim with ...
(be) contributed to ... by ...



【3422】
【タイトル】頭で語学をやれるほど頭のいい人はいない(1)
【 日時 】02/07/01 20:07
【 発言者 】根石吉久

 皆様の書き込みへのお返事より先に、落胆しながら書きつけておいたものを手直ししてUPします。

 頭で語学をやる、という言い方に代表されるものがいわゆる受験英語です。文法的に「理解」し、構文的に「理解」し、意味(内容)も「理解」する。「理 解」しただけで点になるので、受験英語は、「理解」することをめがけ、「理解」すればそれで目標達成となる。だから、「理解」にとどまる。そして、「使え ない英語」になる。
 理解に「とどまる」というところに、受験英語が「使える英語」にならないことの最大の原因があります。(「理解している」ということと、「使える」とい うことはまったく違うレベルのものだということを人はなかなか「理解」しません。)

 文法的「理解」、意味的「理解」は絶対に必要ですが、いけないのは、理解に「とどまる」ことです。

 国弘正雄は、「覚えたもの・わかっているもの」をなおも「音読」で繰り返し読み込め、と言っています。

 「覚えたもの」というとき、「覚えた」という質にいくつかの段階があります。ここでは、「頭で覚えている」という質と、「音で覚えている」という質に関 して書いておきます。

 私の「電話でレッスン」では、技法グラウンドという方法が使われています。これはきわめて単純なもので、私が一回言ったものを、生徒さんに5回〜7回繰 り返し言い続けてもらうものです。生徒さんが同じ文を言い続ける間に、音の問題がみつかれば、口の中の舌の位置や、唇の開き方の大小などを、具体的に手短 に生徒さんに言い、再び、私が一回言い、生徒さんが5回〜7回繰り返すということをします。絶えず「動きの中で処理」します。これが、コーチ付きの練習の 最大の利点です。
 生徒さんの中に塾をやっておられる方が三人おられますが、この「動きの中で処理」する音の扱い方は、なんらかの形で、塾の授業の中に生かせるでしょう。 私のホームページにある「英語発音10のポイント」をどう駆使するか、「動き」の中でそれをどう使うかを体得してもらっています。

 「電話でレッスン」の技法グラウンドでは、主に「音づくり」を行うわけです。ひとつの文に関して、最低これだけやっておけば、生徒さんが、一週間の間に 自分で「読み込み」をやり、さらに音を鍛え込むことができるという質を確保し、次の文に移ります。

 新しい文に関しては、一人になって音を鍛え込むことができる「最低の質の確保」が眼目です。

 また、これとは別に、「復習範囲テスト」というものを毎回行っています。(このテストで扱う文の数でクラス分けをしています。)「復習範囲」に関して は、かなり長い期間にわたって、「復習範囲を手放さない」という原理を一つ掲げておきます。「頭で覚えている」ものを「音で覚えている」というレベルにま で、音を鍛え込むことがどうしても必要であり、一度や二度、「復習範囲テスト」でパスしたくらいでは、「音で覚えている」というレベルは獲得できないと考 えているためです。

 「音で覚えている」というのは、日本語での現象で考えるなら、鼻歌を歌っているときがいい具体例だと思います。鼻歌を歌っているとき、人は、決して歌詞 やメロディを思い出そうとはしていない。まるごと「音で覚えてしまっている」ので、思い出そうとしなくても、鼻歌は勝手に自分の中から出てくる。(鼻から 出てくる。)
 このレベル(音で覚えてしまっている)に達していないものを、「頭で覚えている」レベルとしていいと思います。
 「字を見てなめらかに読める」「覚えてしまったように思われる」「わかっている」というように自覚される質は、「準備運動終了のサイン」だと思うのがい い。そこまでなら、「頭で覚えている」レベルが獲得されたに過ぎない。実は、この先の練習が本当の練習です。

 「頭で覚えている」は、こと語学においては、「音で覚えている」の下位レベルなのです。

 「頭で覚えている」レベルなのか、「音で覚えている」レベルなのかは、技法グラウンドによって「復習範囲テスト」を行うときの、生徒さんの音ですぐにわ かります。
 「頭で覚えている」レベルの生徒さんは、文を言うときに、頭で文を組み立てるので、音が途中で途切れがちになります。「思い出す」ということをしている ので、思い出すための間が生じます。「頭で覚えている」ので、頭で文を組み立てるわけです。先日、レッスンをやめられた生徒さんも、ついにこの「頭で覚え ている」レベルから抜け出すことがありませんでした。



【3423】
【タイトル】頭で語学をやれるほど頭のいい人はいない(2)
【 日時 】02/07/01 20:14
【 発言者 】根石吉久

 「音で覚えている」レベルを獲得した生徒さんは、英文を言う時に、「全体で一つ」という音の連続性が備わっています。

 頭で文を組み立てるのは、実際に英語を使う場面ではいくらやってもかまわない。その人のレベルに応じて、それはさまざまにありうることです。日本の政治 屋は、あー、うー、などと言いながら、頭で文を組み立て、「言語明瞭、意味不明」な日本語を捏ねます。しかし、これを語学という机上に持ち込むのは絶対に 間違っている。

 「音づくり」が終わり「なめらかに読める」。調べることや覚えることが終わり、「わかっている」。そこまでなら、準備運動にすぎません。そこから先が本 当の練習です。そこから先にこそ宝が埋まっているのです。「わかっているもの・覚えたもの」をなおも「読み込む」ことで、「音で覚えている=無意識が覚え ている」レベルが獲得できます。このレベルが獲得されて初めて、理解したものがセンスとして動くようになります。

 「復習範囲テスト」の時に、頭で文を組み立てていると自覚される文に関しては、まだ「読み込み」の練習が足りないのだということです。こういう文がテス ト範囲の中にいくつかある間は、「復習範囲を手放さない」という原理によって、その範囲は「復習範囲」として使い続けます。まだ、宝が埋まったままだから です。

 「音で覚えている」レベルまで、レッスンを行うようなレッスンはそうそうあるものではないと思いますが、この親切を理解せず、ついに「頭で覚えている」 レベルにとどまり続ける生徒さんがたまにいます。誰の頭でやったって、「頭で覚えている」レベルでは語学にならんのだ。頭だけで語学ができるほどの質のい い頭はこの地上にはない。しかし、ある種の人々は、自分の頭を何様だと思っているのか知らないが、「頭で覚えている」レベルから抜け出そうとしない。

 Naima さんへ。

 語学をやりながら語学の本質を見破ることをしない頭こそ、バーカ頭だと言っていいのではないでしょうか。
 不思議なのですが、こういう人は、いくら言葉で上のように説明しても、やるべきことをやらないのです。
 先日、レッスンをやめてしまった方にも、私は上のような説明は、何度も噛んでふくめるように言ってあるのです。そして、その説明に対して、「わかりま す」と言うのです。そして、やらないのです。私が言っている「バーカ」とはそういうものです。
 水辺まで連れていくことはできる。しかし、水を飲まない馬は飲まないのです。まさに、Jackie さんが言っておられる通りです。
 それさえも、私の不徳のいたすところであるならば、私は私の不徳のあまりの馬鹿でかさにあきれることしかやることがありません。
 語学のコツのコツは、「一見無駄に見えるもの」を繰り返すところにあると考えるのですが、これを言葉で説明して人にわかってもらえるものかどうか、私は 大いに疑っています。それでもなお、「日本の英語」に関して語学論などを続けているのは、「一見無駄に見えるもの」の中にこそ宝が埋まっていると思うから であり、「いったん馬鹿になって」「一見無駄に見えるもの」を繰り返すことを、バーカたちがやってくれるようになると信じているからではありません。
 先日書いたように、学校英語の犠牲にさえならなかったら、今頃この人の英語がこんなところをうろついているはずはないと思われるような生徒さんに出会う ことがあります。沈着であり、やるべきことはきちんとやってくれる。着実に練習を進めてくれる生徒さんたちです。現在の英語の状態は、ただひとえに、学校 英語というものの犠牲になったためだと思われる人たちです。
 もしも、この人が、私の技術ともっと若い時に出会っていたなら、この人の英語はまるで違うものであっただろうと思うことがあるのです。しばしばあるので す。
 受験英語を機会にして、素のままの「使える英語」を作ろうと思う受験生が現れてくれないかと願って、今も語学論などをやっているのかもしれません。予備 校などに払う金に比べれば、私のレッスンは非常に安いので、高校三年間くらいを私のレッスンを受けてくれないものかと願っているのです。
 「やりなおし英語」の生徒さんを相手にして得た技術が、再度「受験英語」の処理に生かせないはずはないと考えています。
 しかし、しかし、この道程をたどるのはなかなかきつい。ときには、泣き言を言いたくなることがあるのです。尻を叩いてもらって、少しは気をとりなおして おります。ありがとうございました。
 ハンブルグから、長野にいるやつの尻を叩けるのが、インターネットのいいところですね。
 なにはともあれ、感謝です。



【3425】
【タイトル】音と意味の分離
【 日時 】02/07/01 22:01
【 発言者 】根石吉久

 語学では、当初、音と意味は分離しています。それが、外国語というものに出会った当初の自然です。

 意味を扱うには、「受験英語」でもやれます。
 しかし、通常の「受験英語」では、音は扱えません。ここに深い深い落とし穴があります。

 Jackie さんや Eliot さんなら一発でわかってもらえることだと思うのですが、受験英語や学校英語では、絶対にコーチが必要なのです。そして、現在の日本には、コーチがあまりに も少ないのです。学校英語や受験英語は制度英語でもあるのですが、この制度英語の元にへいこらする受験生が大多数です。
 制度英語でもかまわん。それに「音づくり」さえきちんと噛ませるならば、学校英語から学校がとれ、受験英語から受験がとれ、制度英語から制度がとれる。 ただの英語が穫れる。素のままの英語力が穫れる。素のままの英語力が穫れるならば、それが「使える英語」にならないはずはない。

 音、理解、意味。これらを一体化するのが、「語学としての受験英語」です。
 理解、意味だけを受験生は扱っている。音をまともに扱わない。
 すでに落とし穴に落ちている状態です。
 私の「電話でレッスン」でこの落とし穴からはい上がって欲しい。

 音をまともに扱うならば、Eliot さんのいくつもの記事にあるように、実に実に奥が深い。
 しかし、一挙にすべての音の問題を解決する必要はない。ひとまずは、英米人が英語として受け取るだけの音を確保するだけでいい。音の問題は実に限りがな く、最終的には、「感じがいい・感じが悪い」のような、好悪の問題にまでつながっています。ですから、ひとまずは、英米人が英語として受け取るだけの音の 確保でかまわない。この最低ラインが確保できていないのが、日本の学校英語であり、受験英語です。

 私の「電話でレッスン」は音の最低ラインを確保するためのものです。
 そして、その音と理解、意味を合体させるための準備をすべて整えるためのものです。

 音と意味が水と油のようにはっきり分離してしまうこと。
 これが語学の問題です。
 そして、それが、受験英語の質を決めています。音と意味が分離するという外国語の自然をそのままに放っておき、意味や理解だけをいじりまわしているの が、受験英語なのです。この自然は悪しき自然です。日本という国家に発する悪しき自然です。

 音と意味の分離。
 この問題は、ネイティヴ言語においては生じません。
 音を純粋に音だけとして扱う扱い方は、ネイティヴ言語においては生じないからです。
 生活言語においては、音と意味はいつもなんらかの割合において自然に混ざります。
 放っておけば、この「混ざり」がいつまでたっても生じないのが語学です。
 その亜種として、受験英語があります。
 亜種なのですが、英米人が亜種として認めない程度の「なんか英語みたいなもの」が日本の学校英語であり、受験英語です。

 サラダオイルを醤油と混ぜるのは、油と水を混ぜることですが、これを混ぜるためには瓶を振るという力が必要です。振るというような、「動き」がなけれ ば、油と水はいつまでたっても混ざりません。ということは、語学というのは、放っておけば分離したままであるものを「混ぜる」ということです。その「動 き」を、口の動き(只管朗読)、手の動き(只管筆者)として激化し、音と意味を合体させるのです。これは、どこからどう見ても、力業です。自然に外国語が 身につくなどということは、外国に生まれて育つのでなければありえないことだということを腹におさめていただく必要があります。

 水と油を混ぜるために、私は「電圧装置」というものを提唱しています。
 小学館文庫「英語どんでんがえしのやっつけ方」をご参照ください。
 ポイントは、「思い出す」ということをしてはいけない、です。

 受験英語に「音づくり」をきちんと噛ませ、受験の英語で「使える英語」の基礎を作ってしまおうと考えられた人は、是非、この掲示板にお問い合わせくださ い。
 素読舎は、日本在住のままに「使える英語」の基礎を作るためには、受験の英語に「音づくり」を噛ませることだと主張しつづけてきた塾です。「電話でレッ スン」でこれは実現できます。

 ここに述べた理屈は、中学生や高校生には難しい場合もありえます。父兄の方で、ここに述べたことをご理解いただけた方には、ご子息に「電話でレッスン」 をお与えになるように強くお勧めいたします。このレッスンには実質がありますので。



【3426】
【タイトル】Eliot さん
【 日時 】02/07/01 22:10
【 発言者 】根石吉久

役にたつサイトのご紹介ありがとうございます。

皆様

どなたか、この掲示板に紹介されたサイトの一覧を作っていただけないでしょうか。
やっていただけるなら、私のホームページに独立したページを作ります。

いや、待て。
そのためには、私が過去ログをちゃんとページにしなければいけなかったのだ。

やらなきゃならんことが山積み。
今日は、物置の独立基礎の3つ目を作って、ようやくこの掲示板にたどりついたのだった。
遅れております作業は、必ずやりますので、Naima さん、皆様、どうかもう少しお待ちください。



【3429】
【タイトル】もしかしたら名案かも・・・
【 日時 】02/07/02 0:25
【 発言者 】Eliot

根石さん

いいことを思いつきました。(なぜもっと早く思いつかなかったのだろう?)
電話でレッスンの宣伝をするいい方法があります! 

私は地元のとある短期大学の英語科主任と知り合いで、昨年と今年
その大学の主催で「英語発音教育について」という講演をそれぞれ
一回ずつ行ないました。それに引き続いて、英語発音講習会という
ものを昨年は二回、今年も先月までに二回して、今月もさらに一回
予定しています。発音講習会の受講者は「英語の指導者」、すなわち
中高英語教師、塾英語講師、児童英語教室指導者、小学校教師(総合
学習で英語をせざるをえなくなった人)です。

今までにすでに三十人くらいの人にフォニックスと発音を教えましたが、
中には熱意はあるが、発音はかなり下手な人が何人もいました。そういう
人たちに一日だけのグループ講習で発音を教えても、その効果はわずかな
ものです。特に英語教師でもないのに英語を教えねばならない立場に
置かれた小学校の先生の中には英語発音の基礎さえもほとんでわかって
いない人もいて、彼らはもっと時間をかけた音作りが必要です。

二週間ほどのちに再び発音講習会があり、10名ほどの受講者を教える
予定です。思いついた名案とは、その際に受講生たちに素読舎の
電話でレッスンの紹介し、大いに宣伝してこようということです。
さらに、過去の受講者たちにも手紙を送って同様の宣伝をすれば
興味を持つ人がいるかもしれません。

そこで根石さんにお願いです。受講者たちに配布・郵送する
「勧誘ビラ」を書いていただけませんか。素読舎のサイトに
「電話でレッスン」とか「映画でリスニング」のページが
ありますが、あそこを簡潔にまとめていただき、掲示板に
出していただけば、私の推薦文を足してプリントします。
よろしくお願いします。

別件ですが、CDのご感想をお聞かせくださるのも
お待ちしております。



【3430】
【タイトル】「電話でレッスン」 後退もある
【 日時 】02/07/02 0:30
【 発言者 】根石吉久

 これまで、「電話でレッスン」で進級した場合、後退はありませんでしたが、今後は後退もあることにします。

 レッスンのたびに、復習範囲テストをすべて終え、新しい文の練習ができた日は、私の手元に○印をつけます。
 復習範囲テストをやっている途中で、時間がなくなってしまった場合は、私の手元に×印がつけます。
 この印によって、以下のようにクラスの移動が行われます。

○印が「3つ連続」した場合、一つ上級のクラスに移ります。
×印が「3つ連続」した場合、一つ下級のクラスに移ります。
キャンセルは△印とします。△印は「連続性」をさまたげません。
   例。○○△○ → ○印「3つ連続」として扱う。
復習範囲テストが終わったと同時に時間がなくなった場合、△印をつけます。
無断キャンセルは、×印を二つ連続させます。

「大量の復習と少量の新規開拓」。これが基本コンセプトです。

 また、30分という時間枠の中では、<10・10・10>が限界だろうと考え、それ以上のレベルのクラスは設定してありません。これは、今後も維持しま す。従って、<10・10・10>のクラスで練習されている方が、○印が3つ連続しても、同じクラスにとどまることが可能です。ただし、本人が希望されれ ば、<10・10・10・5>や、さらに、<10・10・10・10>のクラスを設定することもできます。
 <10・10・10>のクラスの方が、×印が3つ連続した場合は、他のクラスの扱いと同じように、一つ下級のクラス<10・10・5>へ移ります。これ に関しては生徒の側に選択権はありません。

 これらの改訂に伴い、時間枠を5分刻みで拡張できるようにいたします。
 5分につき、2000円をプラスしていただくことで、毎回のレッスンの時間枠を拡張することができます。
   例。毎回、35分のレッスン → 月額1万2千円。

 以上の変更は、レッスン時に、順次生徒さんにお知らせしていきます。



【3434】
【タイトル】Eliot さん
【 日時 】02/07/02 1:17
【 発言者 】根石吉久

涙が出そうになりました。
ありがとうございます。

すでに酔っぱらいですので、私のレッスンのねらいをまとめたものを作るのは、明日以降になりま
すが、よろしくお願いいたします。

これから、CDを聞きます。
なんで日本在住はこんなにも忙しいのか、用事が次から次へと出てきます。
猫の鼻を撫でているわずかな時間だけ、ようやくなんだか自分でも暖かい息をしているような気
がする日が続きました。



【3437】
【タイトル】バ〜カの事
【 日時 】02/07/02 3:45
【 発言者 】Naima

よう事情も実情も心情もわからんくせに、えらそ〜な事を言いました。 

それでも、じわじわとバカにわからせる事は出来ると、しつこく思ってるのですけど。 講師のせいにしてやめて行った「バ〜カ」にも、いつか解る時が来ま すって。 根石さんの目ん玉の黒い内には無理でも、いつか解ります、としつこく思ってます。私も、どっちかと言うと、ふた昔ほど前まではその「バ〜カ」 だったので。 私の周辺のバーカに、啓蒙運動って言うか、(ご大層ですけど)、微力ながら勝手にやっときます。 で、たわけの言った事だと思って、忘れて 下さい。 Jackieさんにも、もう一度、ごめんなさい。



【3438】
【タイトル】バ〜カの事 2 (ひとりごとです)
【 日時 】02/07/02 5:47
【 発言者 】Naima

やっぱりバ〜カにもわかると思う。 馬を水飲み場に連れて行けても飲ませる事ができないのは、馬が喉が乾いて無いと言うだけの事だと思っては間違いなのか な... 今の高校生達や社会人達は、「何が何でも英語がしゃべれる様になりたい」と思ってる人が少ないと言うだけで、あながちバカなわけではないと思 う。 私がそうだったから。 お尻にまだ火がついてなかったからだと思う。 渇き切っていないからだと思う。 そういう生徒が去っていっても、それは当然 講師のせいではないけれど、生徒がバカだからでもないと思う。

英語学習者でそこそこの成果をあげている人達は、皆、おぼろげにどうすれば良いかはわかってるのだと思う。 なのに、何故、もう一歩、踏み込んで壮絶に練 習する力が出なかったかと言うと、「これをやっていて成果があるのか?」と言う迷いが生じるからだ。 成果が目に見えないと、ますます不安になって来る。  「他にももっと効果的な方法があるのではないか」と。 

その迷いを断ち切って、説得して励まして、もう一度コースに戻してくれるコーチがいたらどんなに良いだろうと思う。 理論的な裏付けと、経験による実感と 実績と、コーチとしての資質と熱意のある根石さんが「バーカ」と言われると、私は見捨てられた様な気分になる。 そうなのか、資質のある者だけが残ればい いのか。 じゃ、去って行くバーカは放っとけばいいじゃん。 バカの定義がちがうのか? 「わかってるねんけど、やろうとすると力が出てこないねん。」と 言うのが劣等生。 心の底では先生の言う事が正しいとわかっているんだけど、それを実践しつづける事ができるかどうか自信がない。 負け癖がついてる。  (あ? 私は何を言っておるのでしょう。 自分の身の上話しをしとるな?)もとい...

情が開けて英語を頑張りはじめる生徒もいる。 英語の先生が好きだったから、気に入られたくて一生懸命する内に学習に目覚めて来る子。 意志力が強くて、 「やらなければならない」から一生懸命勉強する内に、英語が好きになって、がんばらなくても出来る様になる生徒。 頭脳明晰で、根石さんの理論が正しいと 判断して、やる気になる生徒。 それぞれ違うと思う。 情で育ててやらないと伸びない子もいれば、理詰めで伸ばしてやらないといけない子もいる。 それは 母親ならわかる当たり前の事なんだけど。 

私は根石さんの授業を見た事がないので何ともいえないけど、やっぱりバカはいないと思う。生徒は十人十色だから、去って行ったとしてもバーカと見限るのは あんまりだわ。
バカという者がバカっ!

3年は我慢出来るか、と説得するのもコーチなんだと思うけど...

「これだけやってやったのにわかってくれない」と言うのはどっかで聞いた事がある。 んな事、根石さんの嫌いな英会話学校のギャル講師の言う事だわ。  「こんな安い時間給で、家に帰ってまで、子供の為にフォニックスの絵カードなんかつくったり、ワークシートを作ったりするわけよ。 宿題はやらないといけ ないって言ってもやって来ないしっ!
自腹切ってあっちこっちのワークショップに行って、ほんと割りにあわないわよっ」 

そんな者達より、根石さんの志はもっと大きいんじゃなかったのか? 

よう事情も実情も心情もわからんからこそ、えらそ〜な事を言ってます。 一升瓶を投げ付けるなと何なとして下さい。 私、勝手にハンブルクくんだりから応 援してます。

ちゅ〜すっ!



【3439】
【タイトル】バーカ 追加!
【 日時 】02/07/02 6:48
【 発言者 】Naima

まして、16〜17の自分の子や孫みたいな生徒が、自分の怠慢を棚にあげて講師のせいにして去っていったとして、バーカ呼ばわりするのは、どう考えても、 愚か。 先生って何様か? おあしもらって、知ってる事だけを生徒と言うお客さんに、お渡ししてんじゃないの? 愚痴ったらだめだわっ。 生徒をバカよば わりしたらだめだわ。 1年や2年で見限ったらあかんわっ!

また勝手に記事をとりに来ます。 さいなら



【3440】
【タイトル】バーカ これで最後
【 日時 】02/07/02 8:13
【 発言者 】Naima

「英語の勉強の為にこれだけ努力した」こんな言草は恥ずかしい。 「仕込みに時間がかかる」 そんなふにゃけた泣き言、恥ずかしい。 根石さんには似合わ ん。 プロだろっ! 当たり前だわっ! 

バーカ呼ばわりした生徒からの会費で糊口をしのいでるんだ。 文句言えない。 まして根石さんが教えるんじゃない、生徒が生徒を自分で教えるんだって言う のが売り。 文句言えない。 

「これはすごいかもしれない」と思って、あちこちで頼まれもしない宣伝やってるバカ女をがっかりさせないで。 私の友人達はほとんどが英会話学校の講師と か経営者なんです。 へたしたら、うらまれかねない。 

中には受験英語や学校英語の狭間で何とか生徒の英語力を伸ばしてやろうと、やってる友人もいる。 時間を決めて30分づつ教科書の音読の面倒をみているバ カ女もいる。 当然、只でだ。 彼女らの内、1人でも根石さんの電話レッスンを受講してみたらいいのにと思ったりもしてHPにリンクさせて頂きました。  余計なおせっかいですけどね。

7月14日に日本へ帰ります。 8月24日にまたハンブルクに発つので、その間に日があれば、見学させてもらいに行きます。 



【3442】
【タイトル】喉が渇いていない馬
【 日時 】02/07/02 9:02
【 発言者 】Jackie

喉がかわいていないのに 飲まなきゃという気分にさせる、のが英会話学校の宣伝のうまさでしょう。 見習いたいところです。(マーケティング)「こっちの 水は甘いぞ 楽して楽しく身につくよ♪」との甘いささやき。 
ただし 本当の水と違って この水は飲まなくてもいきていける。日本の地方で 普通の生活をしているかぎりは。 このごろは 国をあげて「この水をのまな くてはこれからは生きてはいけない」と 言っていますから なおのこと水のみ場には馬がおしよせる。
この水は実は 甘い水じゃなくて とてつもなく苦いんですよ 本当は。ちょっとばかし努力と馴れがいる。なれてくれば 深くあじわうこともできるわけで す。

語学は 根石さんの語学論のいうところの 語学としての発見も多々あるわけで
やっぱり実用性だけで かたづけてはもったいない。 多くの人にきづいてもらいたい。

語学を身につける課程はとてつもなく 内を向くことになる。
それはまた内をることによって外を見る目も養われる。

なーんてこともおもいますが よくわからなくなってきた。



【3443】
【タイトル】「バカ」論議
【 日時 】02/07/02 9:13
【 発言者 】Eliot

Naimaさんがおっしゃっていることもわかるし、根石さんとJackieさんの
愚痴もよ〜くわかります。しかし、Naimaさんの最後の方の書き込みは
やや言い過ぎではないかとも思います。根石さんが「バカ」(これは
生徒自身だけではなく、その親たち、中・高・塾の英語教師たち、さらには
英語学習について無知無理解の世間も含みます)を相手に二十何年も
自分と家族の生活をかけて苦労に苦労されてきた事情をほんのわずかでも
知る者として私は、根石さんの愚痴に対して「ふにゃけた泣き言、恥ずかしい」
などとはとても言うことができません。



【3444】
【タイトル】動機付け
【 日時 】02/07/02 9:26
【 発言者 】Jackie

動機づけにはいろいろあります。映画が字幕ナシでわかるようになりたい。外国旅行で役だてたい。もしくは恋人がほしい など。

やはり外国人とのなまの会話が一番というところでしょうか。
私も教室をやっていたとき
習ったことの動機付けに 「2ヶ月に一回外国人と話して成果を実感」と機会をもうけたことがあります。ネイティブが要求する時給の高さに もともと金なし だった私は つづけることができませんでした。 時給最低2000円〜3000円! なんて普通の日本人のバイトが800円の次代に不当な要求だぞ。

習ったことを実践する機会を与えるもしくは 生徒に探してもらうことは
やはり一番のモーチベーションですかね。

それでもなお 本人の乾いた欲求と必要性がなければお手軽な動機では つづかないことが多い。
お手軽な動機で英語が話せるようになる または 自分で訓練しはじめるのなら
こんなにたくさん英会話学校がある日本人は みんな ペラペラになってしかるべきでしょう。
ま 続ける必要がない人は やっぱり 辞めるのがいいのかもしれない。

去るものに未練をのこしちゃい 落ち込んだりするのですが 引きとめるだけの魅力がない自分かえりみるより
あっちが こっちの魅力に気づく能力がなかっただけだい。と 嘯きたい、



【3445】
【タイトル】Naima さん
【 日時 】02/07/02 9:53
【 発言者 】Jackie

Naimaさん
率直な叱咤激励 甘んじてお受けします。Naimaさんのおっしゃっていることは 
理想としてめざしていかなければならないものですね。
また目指したいものです。

先日 この地方ではめずらしい 料亭というか割烹に食事にでかけました。
お部屋ももちろんよかった。 器もよかった。 料理もおいしかった。先例されていた。 サービスもいきとどいていた。 うーん プロ。にわかで包丁持った 人がひらいたおみせとはやはりちがう。料理人にもプロにもピンからきりまであるが こんなプロになりたいなあ 、、と理想は高く、、、。


>情が開けて英語を頑張りはじめる生徒もいる。 英語の先生が好きだったから、気に入られたくて一生懸命する内に学習に目覚めて来る子。 意志力が強く て、「やらなければならない」から一生懸命勉強する内に、英語が好きになって、がんばらなくても出来る様になる生徒。 頭脳明晰で、根石さんの理論が正し いと判断して、やる気になる生徒。 それぞれ違うと思う。 情で育ててやらないと伸びない子もいれば、理詰めで伸ばしてやらないといけない子もいる。 

やる気になる生徒がいるから 英語が好きになる生徒がいるから 伸びる子もいるから
これがコーチ側にはこたえられない報酬となる。、割にあわなくても辞められませんなーこりゃ ってところですよね。根石さん?(と 同意を求める)
でも 割にあわないから 辞めよう とささやく内なる声。との葛藤。が 私にはありました。

体の不調もあり 私は現在は看板はおろしています。でもまた細々と始めてしまった。 ばか!!



【3447】
【タイトル】バーカ呼ばわりはないよ根石さん
【 日時 】02/07/02 12:04
【 発言者 】ねこむすめ

最近電話でレッスンを辞めたものです。話体レッスンからいれて3年以上やってました。
おかげさまで聞き取る力、発音など本当に進歩したと感謝しております。
突然辞めることになったのには個人的にいろいろ事情もあります。根石さんには詳しく言わなかったけど。モチベーションを持ちつづけるのも最近は大変になっ てきてました。
練習を怠ったのは自分のせいだし、そういう時は前に進めなくて当然なのもわかってますよ。
ぜんぜん、根石さんのやり方や語学論にケチつける気はないです。
シナリオ途中っていうのもなんだし、少しお休みして復活できたらって気持ちでいたんですけどね。辞めて早々に自分が掲示板でバーカ扱いされててとても傷つ きました。
私はもう40才のおばさんで、これから受験があるわけでも英語が仕事に必要ってわけでもないです。外国の人と同席した時に楽しく話ができるようでありたい とは思っていますけどね。モチベーションさがってお休みしたくなったからってバーカ呼ばわり(バカではなく)はひどいですよ。根石さん自分だって傷つきや すいとろこあるんだから人の気持ちも考えてください。
ここで辞めるなんてバカなやつだって思うなら、直接私に言ってくれればいいじゃないですか。



【3448】
【タイトル】串刺しです
【 日時 】02/07/02 15:23
【 発言者 】根石吉久

 「バーカ」はあなたの個人のことを言っているのではありません。
 「最近レッスンをやめた」人というのは、あなたを念頭に置いていましたが、「バーカ」は厳然と、連綿と、続々と現れるのです。その「バーカ」たちを串刺 しにして私は批判しています。

 あまたの「バーカ」と私はつきあい続けてきたのです。

 あなたのレッスンをお受けする前から、「バーカ」たちの軽信をくつがえせないことに、ほとんど絶望のようなものを持っていました。それは「英会話」とい う軽信です。その風船頭です。あなた個人についてどうこう言いたいのではない。「英会話」という軽信でふくらんだ風船頭を割りたいだけです。これは、状況 批判です。

 あなたは、一度はこの方法はいいと言ってくれた方でした。そのあなたにしても、「英会話」という軽信から抜けることはなかった。

 「外国の人と同席した時に楽しく話ができるようでありたいとは思っていますけどね。」
 他にはモチベーションは見あたらない、と。
 「英会話」という軽信以外のものではないでしょう。

 そして、ああ、またかと私は思ったわけでした。一度はこの方法はいいと言ってくれた人が、練習をしない、そして自滅していく。私の落胆は大きかったので す。「英会話」というものに魅力を感じるだけで、この人が「言葉そのもの」に至ることはないのだ、と。

 私が傷ついたのは、「こんなことを続けていたって何にもならない」というあなたの言葉でした。「こんなこと」ということの中に、自分が練習しないという こと以外を含めていることが、私にはどうにも承知できませんでした。まるで、自分以外のもののせいにしたいような口調は私ははっきり覚えております。

 「私が自分で練習しないのも悪いのかもしれないけど・・・」とあなたは言われました。あなたが自分でやるべき練習をやらないのが悪いのです。それ以外 に、何が悪いと言いたいのでしょうか。

 私が置いた峠が本当にどう逆立ちしても越えられない高さの峠であったのなら、私の側に非がありましょう。もしもそうであったのなら、私は幾重にも謝りま す。
 本当に峠は越えられない峠だったのでしょうか。

 私はあなたがレッスンをやめられたことは、誰にも話してありません。今回、あなたが、「ねこむすめ」名で書かれたことで、少数の方があなたを特定できる ことに関しては、あなたが「ねこむすめ」名を使われたことによるものとしてご容赦ください。

 再度申し上げます。個人攻撃として「バーカ」を言っているのではありません。あなたがたの中に共通している語学に対する甘い見積もりをさして言っている ものです。
 私は個人攻撃などに興味はありません。
 しかし、語学に対する甘い見積もりを串刺しにして批判することは、今後も継続しなければなりません。この甘い見積もりというものが、文部科学省ととも に、日本の英語を駄目にしているものの正体だからです。



【3449】
【タイトル】ねこむすめさん
【 日時 】02/07/02 15:26
【 発言者 】Jackie

こんにちわ。
英語をコーチする上でおきる さまざまなやるせなさを 
私が書き綴ったことで 話しが膨らんできてしまい
「バーカ」発言となり それを読んだねこむすめさんを傷つけてしまったかもしれません。
ごめんなさい。

ただ 根石さんはねこむすめさんのことを いっているのではないかもしれません。
それに希望をこめて。
タイミングは ぴったりだったかな。

ひとつ 言わせてもらえるのなら
バーカよばわりには
私は根石さんの辞めていく生徒に対する 愛情を感じました 。


もちろん 文部省 学校英語 英会話産業に対しての「バーカ」は
バカヤロウ! 怒りのほうです 。



【3450】
【タイトル】Naima さん
【 日時 】02/07/02 15:48
【 発言者 】根石吉久

ついに英語を語学として見定めることがなく、英会話という幻想のまわりをうろうろして金を
払っている人が後をたちません。この日本における異様な事情を切り開く言葉として、「バー
カ」は必要ではないでしょうか。

生徒から金を受け取っているくせに、「バーカ」よばわりはないだろうとのことですが、生徒
から金を受け取っているからこそ、です。

無駄な金をつかわせたくないからこそ、です。

また、Jackie さんが言うように、こっち(日本人英語教師)の半分の仕込みもやらずに(ほと
んどは何の仕込みもやらずに)、4倍から5倍もの金を手に入れている外人英語教師は日常的に
よく話をする相手でもあるのですが、この理不尽さにはまいります。
これは、プロならなおさら腹にすえかねる事情です。

私の用語は、「バーカ」ですので、通常使用の「バカ」あるいは「馬鹿」と表記されると、私の
「バーカ」に込めたものからずれると思います。

なお、「馬鹿」に関しては、以前に書いたものがありますので、お読みください。

http://www.asahi-net.or.jp/~ax9y-nis/gogaku/bakaron.htm



【3451】
【タイトル】行き違い
【 日時 】02/07/02 15:51
【 発言者 】Jackie

 >再度申し上げます。個人攻撃として「バーカ」を言っているのではありません。あなたがたの中に共通している語学に対する甘い見積もりをさして言ってい るものです。
 私は個人攻撃などに興味はありません。
 しかし、語学に対する甘い見積もりを串刺しにして批判することは、今後も継続しなければなりません。この甘い見積もりというものが、文部科学省ととも に、日本の英語を駄目にしているものの正体だからです。

御意

根石さんと同じころパソコンに向かっていたようです。
やっぱり 敵は文部省 塾 学校英語 英会話産業と 英語学習に対する世間の無知無理解。

難しい試験をパスしても 使い物にならない英語をのこす 学校英語 受験産業。
難民は 英会話産業にペラペラの夢を見る。
英会話産業は 自然に身につくと 甘い言葉で 誘う。
そしてまた 生徒に金と時間を無駄にさせる。(ただの社交クラブに 金をはらうとおもえば個人の勝手ですが 文法はいらない フリーカンバッセーションで 話せるようになるなどと 嘘をいうのは罪)

一般の学校 受験 塾の英語 結局のところ 受験のあとには なにものこらない。
本当の基礎の基礎がかけているから。
 生徒達から膨大な時間を奪いながら。


エリオットさんの 受験校での 奮闘には ひとすじの光を見る思い。
根石さんの長年の 奮闘も どんでんがえしに みてとれる。
励みになります。 ありがとうございます。



【3452】
【タイトル】Jackieさん、Eliotさん
【 日時 】02/07/02 16:10
【 発言者 】Naima

「語学は 根石さんの語学論のいうところの 語学としての発見も多々あるわけでやっぱり実用性だけで かたづけてはもったいない。 多くの人にきづいても らいたい。」

本当にそう思います。 だから私も皆に知らせたいと思う。 出来たら、レッスン風景を見学させてもらって、生の情報を伝えたい。

「私は根石さんの辞めていく生徒に対する 愛情を感じました 。」 

私もそうかもしれない、とは思うのです。 でも、それは根石さんをよ〜く御存じの方だから、言葉の裏を読めるのであって、掲示板では「言葉」でしか判断で きない事がある。 言葉の奥の真意を読む、などと言うのはバーカには出来ない。 

Eliotさん

---その親たち、中・高・塾の英語教師たち、さらには英語学習について無知無理解の世間も含みます)を相手に二十何年も自分と家族の生活をかけて苦労に 苦労されてきた事情をほんのわずかでも 知る者として私は、根石さんの愚痴に対して「ふにゃけた泣き言、恥ずかしい」などとはとても言うことができません。---

内々ではそういう話もいいんだと思います。 本音をいわないといけない事
も、いいたい事もあるのはわかります。 愚痴だって出るなんて事もわかります。 

でもでも、でも! 「世間が無知無理解」だと言うのは、「わからせる事が今だに出来ない」と思って欲しい。 (って、私が言ってもしゃ〜ないけど。)

根石さんは、英語フリーク達をぶった切って、返り血を浴びてくれる人もいない、と言っておられた。 「こんな微力なおばはんが、ぶった切ろうと果物ナイフ を振り回したって、文句ないやろっ! 痛うも痒うもないやろがっ?」 とあくまで、突っ込みますわ。 

あくまで、先生側にいない---「バーカ」と「婆〜か?」の狭間でうろついている---おばちゃんの側からの意見を述べさせてもらいますわっ!



【3453】
【タイトル】Naimaさん
【 日時 】02/07/02 16:14
【 発言者 】Jackie

>「英語の勉強の為にこれだけ努力した」こんな言草は恥ずかしい。 

これは ちっとも恥ずかしいことではありません。
逆に 教える側は
また 英語上級者は このくらい英語をみにつけるのに 努力した。時間がかかった。
というべきです。声を大にして。
もちろん ご褒美も あるよと 告げることも忘れずに。

テストのために 昨晩徹夜して勉強したにもかかわらず、
「寝ちまったよ。やべー ぜんぜん勉強してない。」 なんて いましたよね。クラスに必ず。

上級者は つい 努力をかくしたがりますが どんどん 見せて欲しいです。
これでは困るのです。 



【3454】
【タイトル】根石さん
【 日時 】02/07/02 16:15
【 発言者 】Naima

見学させてもらいたいのは本音なのです。 どれほど激しい練習を己に課さないといけないのか、この目で見たいと思うのですが、お許し頂けますか? お邪魔 でなければ、お願いしたいのですが。



【3455】
【タイトル】Naima さん
【 日時 】02/07/02 16:21
【 発言者 】根石吉久

私に人格を要求しないでくださいね。
人格というものを否定するものではありませんが、それを要求されたとたんに逆上する場合があ
ります。
私は愚痴も言う一介の職人です。

その愚痴が恥ずかしくないかと言われるなら、恥ずかしいという気持ちは私にはある。
しかし、この愚痴でしか照らし出せない日本の英語の病気というものもあります。
それがせめてものなぐさめというところです。

人格に関して書いた記事もあります。

http://www.asahi-net.or.jp/~ax9y-nis/essay/jinkaku.htm



【3456】
【タイトル】Jackieさん
【 日時 】02/07/02 16:25
【 発言者 】Naima

---「英語の勉強の為にこれだけ努力した」こんな言草は恥ずかしい。---

これは、私の日本語がへたでした。 以前、私が『努力した』などと言う言葉を口に出すのは恥ずかしくないか?」と投稿した時に、根石さんがご自身も「それ に似た感覚をもつ」と書いておられたと記憶しているのです。 それと
「時間をかけてレッスンの為に準備している」云々と言う言葉をだぶらせたつもりだったのですが。

それは別として、「これだけやった」「努力した」と言うのは、私は、恥ずかしいです。 英語力に限っていえば、どれだけやったかは、私の英語を見れば解る 人には解る事で、「ショボイ」(この言葉すきです。 私の実力にぴったり)英語であれば、結果的に「ショボイ」努力しかしてなかった、と言う事が透けてみ える。 自分から言う事はない。



【3457】
【タイトル】Naima さん
【 日時 】02/07/02 16:33
【 発言者 】根石吉久

おいでください。
成田で飛行機を降りながら、「んなろ、てめえ、どの程度のもんなんじゃ」と言いながら、なぐ
りこみにかかる勢いをすでに感じております。
楽しみです。

私の自分用の練習は、「醜いアヒルの子」の過程を生きるものですので、これまで sbさん、
浜谷さん、村田君以外の人は見ておりません。あまり人様に見せたいものではありませんが、見
たいとおっしゃった人にお断りしたこともありません。

普段、勝手に一人でやっているものを人様の目にさらすことで、私が緊張することを割り引いて
見ていただければと思います。



【3458】
【タイトル】根石さん
【 日時 】02/07/02 16:35
【 発言者 】Naima

昨日から書込みで、なんか忙しい... 

人格を要求しているわけではありません。 私は根石さんを人格者だと思いたいわけでも、先生(って呼んでもいいのか、な)が聖職者だとも思って無いです。  職人さんの事なら、私の実家は沢山の職人さんが働いていたので、よく解る。 職人さんは、自分のつくったものが全てです。 いくら時間と手間ひまかけて も、出来が悪いか良いかだけで判断される。 言い訳もなんもない。
別に人格者でもなんでもない。 自分の仕事にひたむきなだけだ。



【3459】
【タイトル】Naima さん
【 日時 】02/07/02 16:36
【 発言者 】根石吉久

時間をかけて仕込みをしているという私の言い方は、何の仕込みもせず、語学的な方法も持たな
い外人教師を甘やかす日本の英語幻想に対して、苦情を言いたいために言ったように覚えていま
すが、お怒りを感じた部分をここに引用していただけたらと思います。



【3461】
【タイトル】Eliot さん
【 日時 】02/07/02 16:40
【 発言者 】根石吉久

 中学卒業記念の英語朗読を収めたCD、聴かせていただきました。
 まず、妻が、「すごい!」と声をあげました。
 私は、以前にいただいたテープを聴いていましたので、おおよその予想はつけておりましたが、「それにしても、すごいな」と妻と顔を合わせました。

 100人ほどの生徒(一学年全員?)の朗読の質の平均値、その高さを考えれば、日本の制度内の学校での最高地点であろうと思います。現時点の日本に、他 にこんな学校はないのではないかと思います。
 Eliot さんがいる学校というものを思います。これは、教室という場を生かし切ると腹をくくった一人の英語教師の力業がなければ、決して実現しなかったものです。 求め得られる教材の組み合わせの見事さ、手仕事による教材開発が、はっきりと実を結んでいます。そこにずっと持続されていたものが、「日本の英語」を考え 続けてきた Eliot さんの思考の力だということは見逃されてはならないと思います。単に語学力だけを恃み、方法的に求めることをしない英語教師がなしうる業ではありません。

 私は、自分の中学卒業時の英語の読みというものを思い出そうとしました。そして、そこにはおよそ質などと呼べるようなものがなかったことに気づかざるを えませんでした。私が、激しく音読をやったのは、大学受験浪人の時で、それ以前には、音読の質などというものは皆無だったのです。英語の音に関しては、私 も明らかに学校英語の犠牲者の一人でした。
 大学受験浪人の時の音読にしても、ひたすらインプット量をめがけるものでした。「理解」という観点から見れば、英文を「まるごとで一つ」として扱うこと は可能になりましたが、音の質やイントネーションというものに関しては、大学卒業以後、塾をやりながら改善していったものです。
 そこで見つけたものは、「音読」の(回数としての)厚みが自然にもたらす変化というものでした。「回転読み」の「回転」によって、自然に余計な母音がと れていくとか、舌の位置が同位置にある音の連続では、後ろの音が勝つとか、そういう法則は、何の参考書も参照せずに、練習の動きが自然に体得させてくれた ものでした。しかし、これによっても、ir, ur, ear, er, or の口の狭さとか、ar の顎の下がりとか、ae の般若面とかいうコツをつかむのは、かなり遅れました。そして、この「遅れ」は、日本で「やりなおし英語」をてがける生徒さんたちとつきあううちに、ほと んどどの人にも共通する「遅れ」なのだと気づくことになりました。私のレッスンが拙いものであるにせよ、それに触れなければ、その「遅れ」さえもないまま なのだということでした。日本の英語の中に広がっているのは、母音の混乱という荒蕪でしょう。そして、その背後にあるのは、学校の授業がこれらに触れない という一事です。

 触れるべきものに絶えず触れ続けた学校の授業。これが画期的です。Eliot さんの授業がうち建てたものが、今後、広く浸透していくことがなければならないと思っています。
 このCD一枚が示している達成の意味を、今後も文部科学省やそのお抱え学者が無視しつづけることができると思うのであれば、一人でも多くの民間の英語教 育にたずさわる人が知って欲しいと願っています。



【3463】
【タイトル】Eliot さん(続)
【 日時 】02/07/02 16:42
【 発言者 】根石吉久

 sbさんも現在苦しんでおられますが、公立の学校での中間・期末テストというものの邪魔を考えれば、公立の学校で Eliot さん方式を広めていくのはきわめて困難なものではないかと予想しています。管理職との間に軋轢はあったにせよ、これは私立の学校だからこそ実現できたもの だろうという判断が私にあります。これを広めるには、文部科学省や教育委員会の元にある学校の教室ではなく、在野の教室が向いている。既存の塾や英会話教 室などが Eliot さんの方法に目を向けるなら、そして、一つの勢いが形成されるなら、文部省などがいじってきた日本の英語のていたらくは根底から覆せると思います。
 しかし、授業というものは、一人の人間の思考に発する有機物ですので、既存の機関が単に表面的に真似をしたからといって、生徒の側に同じ成果が生じると は限らないのが難しいところかもしれません。語学という行為を成り立たせる繊維の一本ずつを、方法の原理として洗い出すような語学論の成立を、私は日本の 英語教育にたずさわる方々に期待しています。
 当面は、自分で、原理をひとつずつ置いていくしかあるまいと思っています。
 私が生きている間になにほどのことがなくても構わない。
 日本に語学論が成立するための捨て石一つを置くだけになるので構わない。

 ひとつ強く願っていることは、ここに達成されている質の高さを維持あるいは鍛え込むことで、つまり、この質の高さを使いつづけることで、生徒さんたちが 受験をくぐってくれることです。こういう音で、インプットを継続することが、日本在住という条件下においては、最強の方法であり、受験英語がそういうもの であれば、そこで得られたものは、英語の磁場に置かれれば急激に花を開かせる。それを私は堅く信じています。
 先の話になりますが、そうして花開いたものを、さらに、語学の机上と実用との間に往復させ続けてくれることを願っています。磁場と机上との往復、つま り、磁場においても机上を手放さないこと。その方法的な中心に、「音づくりによる大量インプット」があることを、高校卒業以後、さらに大学卒業以後の生徒 さんたちに期待しているとお伝えください。これは、Eliot 教室の生徒さんへの私からのエールです。

 私がなにごとかを見破ったとしても、制度に従順な人々の成績幻想のために、塾の経営上、絶えず苦戦を強いられました。その苦戦の中でにらんでいた理想形 というものを、Eliot さんが実現されつつあるという思いがいたします。強く応援しておりますので、今後は、音と意味の合体(同時性の実現)というものに思いをこらしていただく ことをお願いいたします。私自身も、現在、そこのところを考えつつあります。掲示板での議論を楽しみにしています。

 追伸

 このCDは、テープに録音して、私の「電話でレッスン」の生徒さんたちにさしあげたいと考えたのですが、ご許可いただけないものでしょうか。冊子の表紙 には、学校名などが印刷されていますが、冊子の表紙と吹き込まれた文のテキストをコピーしてもよろしいでしょうか。冊子内の生徒氏名はコピーしないほうが いいと判断しておりますが、学校名のコピーができるかどうか、お教えいただきたくお願いいたします。
 国弘さんにも、私からの短い説明を添えてお送りしたいと思っていますが、こちらのご許可もいただけたらと願っています。



【3464】
【タイトル】あちゃ、
【 日時 】02/07/02 16:47
【 発言者 】Naima

根石さん、

「お怒りを感じた部分をここに引用していただけたらと思います。」

「バーカ」に過剰反応しただけです。 英語学習の本質をしらないおばはんが、塾の講師に、自分の息子を「ばーか」と言われたら、どう思うやろ、と感情移入 しすぎてしまいました。 



【3469】
【タイトル】Jackieさん
【 日時 】02/07/02 18:08
【 発言者 】Naima

(私、夕べからiBookに張り付いてます)

なんか二重投稿ビールスとかが、大風呂敷にいるんやろか... 
二重投稿のついでに。 上級者って、どんな者やねんやろか。 怪し気な英語をあやつってる私が人の事を言えた立場ではないのですが、英語の文章は並べてい るけど、「何言ってるんだか、ようわかりまへんわ」と言う自称上級者にある掲示板で出会いました。 英語そのものはへたくそでも、言ってる内容は的を得て いる、と言う人もいる。 自分の英語をじっと振り返って、深く反省している毎日です。 おばちゃんがそこまで、目指す事もないのかも知れませんけど。

Jackieさん、Eliotさん、根石さん、

皆さんは、私の様なちっこい個人的な英語学習ではなく、日本の英語教育そのものに一石を投じてはるわけで、私の「スカタン」な罵詈雑言については、
平謝り致します。 申し訳ありませんでした。 英語のhooligan です。 顰蹙ものですね。 

ぐぁ〜〜、もう止めとこ。 

掃除して買い物に行かんとあきまへん。



【3470】
【タイトル】唐木様
【 日時 】02/07/02 19:47
【 発言者 】根石吉久

承知しました。
一週間あくだけで、勘がにぶることがあります。
練習だけは持続のこと。



【3472】
【タイトル】根石さん
【 日時 】02/07/02 23:18
【 発言者 】Eliot

お褒めの言葉をいただき、光栄です。ありがとうございます。

CDのコピーはご自由になさってください。生徒たちの了承も得ております。
彼らは自分たちの英語音読が遠くの見知らぬ人たちに評価されているという
ことを誇りに思っているようです。冊子の表紙と朗読原稿のコピーもどうぞ。
学校名を隠す必要もないでしょう。

國弘先生に送っていただけるのなら、根石さんの所にもう一枚CDをお送りします。
二、三日お待ちください。

CDに声が入っている生徒たちは3月の時点で中学三年に在籍していた生徒全員です。
うち四名は転校生で、二名が中一の二学期から、他の二名が中三の一学期から私の
指導を受けて、四名とも発音が向上しました。

>この「遅れ」は、日本で「やりなおし英語」をてがける生徒さんたちと
>つきあううちに、ほとんどどの人にも共通する「遅れ」なのだと
>気づくことになりました。私のレッスンが拙いものであるにせよ、
>それに触れなければ、その「遅れ」さえもないままなのだという
>ことでした。日本の英語の中に広がっているのは、母音の混乱という
>荒蕪でしょう。そして、その背後にあるのは、学校の授業がこれらに
>触れないという一事です。

私の発音講習会の受講生の9割以上が女性です。男性教員ははなから
発音など無視しているのか、恥ずかしくて出てこないのか、いずれにせよ、
残念です。

先月の講習会である受講生がこう発言しました。この人も女性です。
「私は小学校の補助教員として総合学習での英語のお手伝いを始めた
ばかりです。ALTの来校も非常に少ない学校で、日本人の先生が
教えてきたのですが、その先生が完全なカタカナで、例えば、『赤、
レッド』などと言うのです。それを聞いて、子供たちが『レッド』と
叫びます。それで『これではいけない、何とかせねば』という思いに
かられ、自分の発音ももっと向上させたいと願ってこの講習会に参加
しました」

最近読んだ本にこう書いてありました。
「生徒たちが体育館で体育着を着て、先生の指導のもと、全員がリズムに
乗って英語を叫んでいるのです。もちろん、完全に日本語の発音です。
これは指定校四年間の努力の結果であり、全国から多くの見学者があると
いうことでした。しかし、多少とも英語をわかっている人が見れば、
『これで日本人も英語ができるようになるだろう』とは決して思わない
でしょうし、自分の子供にそのような英語教育を受けさせたいとは望まないと
思います。こんな英語教育を全国的に行なうために膨大な税金が使われる
のでは国民はかないません」「鵜沢戸久子著 「自分の大事な子供を
英語嫌いにさせてたまるか」 明日香出版社)

鵜沢さんのこの本は非常に示唆に富む良書だと思います。一度お読みなることを
強くお勧めします。鵜沢さんは学習塾をやっている人ですが、独特の指導法で
効果を上げているようです。

>触れるべきものに絶えず触れ続けた学校の授業。これが画期的です。

二月にsbさんが私の授業を見たときに、授業後にある生徒に「授業で
どんなことをしているの」と尋ねたら、その生徒は
「読んでばかりですよ」と答えていました。その通りです、まったく。



【3473】
【タイトル】参加希望
【 日時 】02/07/03 0:14
【 発言者 】市辺 裕喜

29歳の銀行員です。これまで何度が、英語を学ぼうとしまして2回英会話学校にも通いましたが途中で断念。今回は急に仕事上も英語が必要となり、最後の チャンスと思って不退転の決意で英語に取り組もうと思っています。金銭的な問題もあり、英会話学校はいかがなものかと思っていたところ、この電話で映画シ ナリオによる学習を見つけました。空いていればぜひ参加したいと思っているのですが・・・



【3474】
【タイトル】Naima さん
【 日時 】02/07/03 1:00
【 発言者 】根石吉久

>昨日から書込みで、なんか忙しい...

 もう、酔ってます。

 まあ、ゆっくり行きましょうや。
 語学論なんぞにかかずらって、料理の手を抜かないように。
 掃除の手も抜かないように。
 旦那をちゃんとかわいがるように。
 そんな言いぐさがまだまかり通るのが、現今の日本です。
 しかし、本当は、世界中でこれはまかり通るのです。
 銭で手を汚す男を女がかわいがらないでどうする。
 銭で手を汚す女なら、私は可愛いと思うと思うと思う。
 そんな女が私の回りには一人もいなかっただけだ。

 今や、日本の男ほど腑抜けで可愛いものはない。その価値ですね、世界がまだ認識していないものは。ハンブルグから、私の尻を叩いていただいたことには感 謝していますが、イテエと言いながら、尻を振って、Naima さんの手を避けようとする私の尻というものもあります。歳をとったので、軽い動きは無理ですが、尻が必死になっておりました。
 わたくし根石吉久が、根石吉久さんの尻に代わって代弁いたしました。

 言いたいことはすべて言い切るように努める。
 しかし、無理はしないでやっていく。
 私は、この娑婆で相当ひどいことをやってきた人間ですが、迷いこそが正気だと信じてはいるのです。

 Naima さんが自称なさる「婆ーか」を信じるならば、あたしゃ、「爺ーか」で、ほとんど意味のないしろものですが、それにしても、「日本の英語」の回りには腹に据 えかねるバーカが蝟集しています。「爺ーカ」がつい奮闘してしまうのも無理はありませんとも。そうですよね、根石さん。

 根石さんのお言葉

 そうじゃ。



【3475】
【タイトル】読まれていなくとも
【 日時 】02/07/03 1:18
【 発言者 】根石吉久

国弘さん、世界平和や政治から、英語に戻ってきてください。
語学論を鍛えることが、国弘さんの使命だと思っております。
私は、決して政治には行きません。
戻ってきてください。



【3476】
【タイトル】Eliot さん
【 日時 】02/07/03 1:31
【 発言者 】根石吉久

>私の発音講習会の受講生の9割以上が女性です。男性教員ははなから発音など無視しているのか、恥ずかしくて出てこないのか、いずれにせよ、残念です。

 男どもが、音の問題を無視しているのではないと思います。
 彼らは恥ずかしがっているだけだと思います。
 私は、彼らが好きですが、たかが「音」じゃねえか、かまわねえから、どんどん取り組んじまえ、という意見です。
 また、腐りかけているという世間の評判ですが、私は日本の男というものは、捨てたもんじゃねえという意見です。
 サムライという言葉は、多くのアメリカ人が知っています。
 これは、職業としての侍ではありません。
 後にひかねえときはひかねえよと思い定めた男のことです。



【3477】
【タイトル】Eliotさん
【 日時 】02/07/03 1:59
【 発言者 】根石吉久

>二月にsbさんが私の授業を見たときに、授業後にある生徒に「授業でどんなことをしている
の」と尋ねたら、その生徒は「読んでばかりですよ」と答えていました。その通りです、まった
く。

朗らかと言っていい笑いを笑いました。
そして、真顔になり、深くうなづきました。
感謝します。



【3479】
【タイトル】" 今や、日本の男ほど腑抜けで可愛いものはない。その価値ですね、世界がまだ認識していないものは。"
【 日時 】02/07/03 2:23
【 発言者 】Naima

根石さん、

御存じの様に、大阪の男と言うものは、その際たるものです。 

ここ二日、このホームページにど素人が首つっこんで、場違いな事を喚き立ててお騒がせしてますが、お騒がせついでに、また見当はずれかもしれない事を書き ます。 また阿呆っぽい内容だったら、うっちゃっておいて下さい。

自慢気に聞こえたら、ごめんなさい。 でも、語学の学習の出だしを間違えると、こういう事が起きる、と言う事をちょっと言いたいのです。

友人達も私も「レベル判定だけ」で言えば、トップクラスに入ると思います。 ところが、ディスカッションクラスで(ここはただくっちゃべってるだけのクラ スではなく、講師も周到に準備して来ていますので、生徒が英語講師やガイドが殆どなので気は抜けません)、各自の英語を細かく評価してもらったシートを貰 うのですが、多いのが、subject/verb agreement の間違いなのです。 プロの英語講師やガイドのする間違いが、です。

つまり、書き言葉ではまず間違わない、三単現の"s"を落とす、複数の"s"を落とす、などの信じられない様な些細なミスです。 アメリカ人の先生による と、アジア人特有の英語だと言うのです。 それでも通じるけれど、なおせるものであれば直した方が良い、と言う事で、いろいろな基本文を作ってくれて反復 練習しているのですが、これは染み付いた「癖」の様なもので、半端な反復練習では直らない。 難易度の高い単語を使って時事問題などについてしゃべるの と、中学生でも知ってる様な事をミスするのと、非常にアンバランスで、ずいぶんと滑稽だろうと思います。

数年前、"ER"が好きで、ビデオとテープにとって、しょっ中、聞いていたのですが、アジア系の患者は、まちがいなくこの手の間違いをしています。 私の 耳が確かであれば、日系の医師などは、こんな英語は使っていません。 つまり高等教育を受けていないアジア人特有の喋り方として、 stereotypingされている様なのです。

撥音などにしても母音をきちんと使いわけられなくて、それを指摘される場合も多々あります。 Eliotさんや根石さんの言われる通りです。 英語そのも のに捕われてしゃべっている時は起こり得ない事が、内容に夢中になるとボロボロになって来ます。 

要領を得ない文章で申し訳ないのですが、根石さんのサイトにたびたびお邪魔していて、もし中学/高校で、音作りと素読のコーチつきのレッスンを受講してい たら、今になって、こんなしょ〜もない間違いをやらかす事もなかったろう、とつくづく思っているのです。

確かに、私達もフォニックスの講習を定期的に受講したり、音読をしたりはしました。 毎週火曜日の朝10時から3時までぶっ続けで音読をやった年もありま した。 しかし、その時には、中学生や高校生の教科書を音読しよう、と言う事にまでは思い至りませんでした。 今、思えば、 English Express などで音読している場合ではなかった。 それこそ、New Crown や Horizen をやっておくべきでした。

最近になって、ようやく中学高校レベルの英語をしっかり身につけようか、と皆、気付き始めています。 高校生レベルの文をテープに録音して、音読して、身 体で覚えよう、と言う事を異口同音に言い出して来ているのです。 

英会話教室をしている友人は、最近、教科書の音読のコーチ「らしき」事もしています。かの女は多分、根石さんのサイトを見ているはずです。  各生徒に電 話をかけさせ、30分づつ教科書を音読させているのです。 テスト前には毎日になる事もあり、9時に仕事が終わると、夜の12時までそれにかかりっきりに なったりするのだそうです。 

けれど、やっぱり手緩い。 自分達の音読も、手緩い。 「習い性になる」までやらないと意味がない。 「思い出す」と言う事すらよしとしない根石さんの、 激しいひたすらな素読でなければ、私達も、友人の生徒達も変われないのではないか、と私自身は思っているのです。 

根石さんには、物心とも、何の足しにもならないのですが、実際に私がこの目で見て、正確な事を皆に伝えたいと思ってます。



【3480】
【タイトル】市辺 裕喜 さま
【 日時 】02/07/03 2:30
【 発言者 】根石吉久

>29歳の銀行員です。これまで何度が、英語を学ぼうとしまして2回英会話学校にも通いましたが途中で断念。今回は急に仕事上も英語が必要となり、最後の チャンスと思って不退転の決意で英語に取り組もうと思っています。金銭的な問題もあり、英会話学校はいかがなものかと思っていたところ、この電話で映画シ ナリオによる学習を見つけました。空いていればぜひ参加したいと思っているのですが・・・

 掲示板をお読みいただき、お問い合わせくださったものと思います。
 ありがとうございます。
 へばりつくように、あるいは、しがみつくように、この掲示板を維持してきたかいがありました。ありがとうございます。

 金銭の問題ですが、一回30分、月額1万円です。
 きちんと練習なされば、安いものになります。
 練習を放り出せば、高いものになります。
 これを決めるのは、生徒さん次第です。
 私は、生徒さんの力を高めるためにできるかぎりのことをいたします。できるかぎり以上のことはできません。できるかぎりのことは必ずいたします。

 一回30分のレッスンが月に4回のときと5回のときがあります。月に4回が基本です。5回あるときも通常どおりレッスンをさせていただきます。ですか ら、普段は今月は4回だとか、5回だとか気にしていただく必要はありません。年間で3回ほど、月に5回のレッスンをすることになります。一回余計にやった ものに関しては、会社に勤めておられる方の有給休暇のように、後で使わせていただきます。ここ2、3年のうちに、アジア雑貨の店を始めようかと計画してお りますので、ベトナム、インドネシア、タイなどに仕入れに行くことがあろうかと思います。その時に、プールしておいた分を、有給休暇のように使わせていた だきたく思います。

 英会話学校がどんなものだったのかわかりませんが、途中で断念されたことはいいことだと思います。この掲示板に書いてくださる Naima さんのお友達がやっている学校は、Naima さんは「英会話学校」に含めておられますが、私から言わせれば、ふつうの「英語学校」だと思います。そういう学校に巡り会わなければ、ただ金をふんだくら れるだけですので、そこらにあまたある英会話学校は、なるべく早めにやめるにこしたことはない。
 早めにやめられたことについて、感覚の正しい方だと受け止めました。

 希望の曜日と時間をお教えください。
 現在、私のレッスンで空いているのは、以下の通りです。すべて夜の時間です。
 午前中は死んでおりますので、ご容赦ください。

月 9:40〜10:10
月 10:20〜10:50
火 10:20〜10:50
土 10:10〜10:40
日 8:50〜9:20

 これらの候補の中で、曜日と時間帯が確保できれば、レッスンは開始できます。

 テキストは、「ゴースト」(スクリーンプレイ出版)が第一冊目です。
 二冊目は、「七年目の浮気」(出版社・同)です。
 二冊くらいをやってほしいと願っています。
 二冊目の「七年目の浮気」に関しては、私のホームページ上で、非力を尽くしながらでも、文法解析をやろうと思います。(現在は、やれないでいますが、必 ずその後を継続する覚悟ではおります。)

 「ゴースト」のテキストは、大きい書店にはあると思います。
 なければ、ネット上のブックストアで手に入れてこちらからお送りします。
 緊急の場合は、冒頭部分だけでもコピーしてお送りします。

 ご自分で、アマゾンコムなどで注文なされば、もっと確実に入手可能です。
 現在、アマゾンコムは、1500円以上買えば、送料がかかりません。

 以上ですが、ご不明の点は、再度おたずねください。
 お返事をお待ちしています。

 なお、私のホームページにあるメールアドレスには、日に5,6通のウイルスが送られてきますので、現在は身元の確かなものしか開いておりません。
 直接にお問い合わせいただく場合は、

 090−3316−4180

 にお電話ください。
 そちらの電話番号をお聞きして、こちらからお電話いたします。



【3481】
【タイトル】Naima さん
【 日時 】02/07/03 2:43
【 発言者 】根石吉久

>つまり、書き言葉ではまず間違わない、三単現の"s"を落とす、複数の"s"を落とす、などの信
じられない様な些細なミスです。

 根本的な世界観の違いから来るものだと思います。
 自分にいつの間にか備わった世界観と違うものを学ぶのが語学ですから、三単現のsは落とす
べきではない。複数のsも落とすべきではない。
 崩れたものに、同調する必要はない。

 国弘さんの「英語の話し方」の解説を巻末に書いておられる大学の先生(失礼ながら、お名前
を忘失)が言っておられました。

 国弘さんがしゃべる英語には、文法の間違いがない、と。

 私も世間に負けずに、文法の間違いがない英語をやっていきたい。



【3482】
【タイトル】Naima さん
【 日時 】02/07/03 2:57
【 発言者 】根石吉久

>難易度の高い単語を使って時事問題などについてしゃべるのと、中学生でも知ってる様な事を
ミスするのと、非常にアンバランスで、ずいぶんと滑稽だろうと思います。

すべて了解です。
そして、この滑稽を私は愛しています。



【3483】
【タイトル】Eliot さん
【 日時 】02/07/03 3:17
【 発言者 】根石吉久

わがままをお聞き届けいただき、ありがとうございます。
今や、中学3年生がこれだけの英語の音を持っている時代が来たのだと、「電話でレッスン」の
生徒さんたちに知ってもらおうと思います。

私の塾では、私が自慢できる生徒は一人だけです。
この子も、近々、「電話でレッスン」を始めます。
私より、はるかに良質の音で発音するので、私はうれしい。
私のバイキン込みの発音でも、この子の発音は崩れない。
おめえよ、関係代名詞のとこで、目が右から左に動いてさ、いったん、先行詞を日本語に置き換
えて読んでいるんだと、読めてることにならねえんだとと私が言ったら、私、それやってます、
と言った正直な子です。
これから、鍛え込みます。

皆様
 
話題の子は、すごいんだよ。
おめえ、どこでそんな上手な発音を身につけたんだ、と聞いたのでした。
塾で、「発音10のポイント」をいつも言われて、自分でCDのネイティヴ音をなるべくその
通りに真似ただけだということでした。
私はうれしかったです。
私の発音が、無機的でも、生徒は有機的な音を身につける。
複製音声教材のおかげです。
日本の戦後で、ここはお国を何百里、を歌って涙を流しながら、頑張った会社員の方々のおかげ
です。
わたしは、ここで、おちゃらけを言っているのではありません。
おじさんたちは壊れてしまっているが、おじさんたちに感謝しろ。
そうじゃなければ、この液晶画面もここにないのだ。



【3484】
【タイトル】Naima さん
【 日時 】02/07/03 3:27
【 発言者 】根石吉久

>数年前、"ER"が好きで、ビデオとテープにとって、しょっ中、聞いていたのですが、アジア系
の患者は、まちがいなくこの手の間違いをしています。 私の耳が確かであれば、日系の医師な
どは、こんな英語は使っていません。 つまり高等教育を受けていないアジア人特有の喋り方と
して、stereotypingされている様なのです。

 これが欧米の非欧米に対する、根本的な間違いです。
 高等教育なんざ、何の関係もない。
 アジアのものの見方、アジアのものの考え方が、わかっていない証拠です。
 そんな映像は犯罪に等しい。



【3487】
【タイトル】Naima さん
【 日時 】02/07/03 4:22
【 発言者 】根石吉久

>けれど、やっぱり手緩い。 自分達の音読も、手緩い。 「習い性になる」までやら
ないと意味がない。 「思い出す」と言う事すらよしとしない根石さんの、激しいひた
すらな素読でなければ、私達も、友人の生徒達も変われないのではないか、と私自身は
思っているのです。

 ううんと、この辺はちょっと違うのです。
 「思い出す」ということすらよしとしない、というのは、「電圧装置」の扱い方に関
してのものです。
 音読というのは、隣に猫がいて、にゃあと鳴くだけで、意味がすっとんだりして、私
も中身のない空っぽをやっていたりすることがあります。
 空っぽになっちまうような練習でも意味があるのか。
 あると思います。ずっと空っぽではいけないが、空っぽの時もあたしゃ、あるのです
よ。なにしろ、磁場を欠いた英語ですから、磁場と比べたら、圧倒的に磁力が低いので
す。意味と音が一体化している時ですら、磁力は、机上の英文のシンタックスが発して
いるだけですから、生の磁場と比べたらまるで磁力が低い。

 これは、私のせいではないのです。
 生の磁場の有無の問題です。

 自分のせいではないことを自分のせいにしてしまうことが、日本の英語学習者の悪癖
だとも思います。自分のせいなのに、自分以外のせいにするような態度と表裏一体のも
のだと思います。
 自分のせいでないものを自分のせいでないときちんと言う人が増えると、ちまたの英
会話学校は滅びると思います。
 自分のせいなのに、自分以外のせいにするような人がいる限り、バーカ神殿(英会話
学校)が滅びることはないと思います。

 あんまりかいかぶらないでくださいね。
 私は、音読を少し激化したことをやっているだけのことです。
 まあ、見てもらえば、あまりの地味さ加減にあきれるかもしれません。



【3488】
【タイトル】Jackie さん
【 日時 】02/07/03 4:26
【 発言者 】根石吉久

>やる気になる生徒がいるから 英語が好きになる生徒がいるから 伸びる子もいるから
 これがコーチ側にはこたえられない報酬となる。、割にあわなくても辞められませんな
 ーこりゃ ってところですよね。根石さん?(と 同意を求める)

 それだけですね。
 いつか、一緒に酒を飲みましょう。



【3490】
【タイトル】お世話かけます。
【 日時 】02/07/03 5:15
【 発言者 】Naima

>私も、私の中学生時代に、根石さんの塾があったら、通いたかった。

そらそうですわね。 言葉の綾のつもりやってんけど。  やりにくいな。

>あんまりかいかぶらないでくださいね。

実際にレッスンを拝見してから、考えます。 素読について、まだ良くわかってない様ですし。 なるべく早くに伺える日を連絡させて頂きます。 

バーカと言う言葉は、関西人には関東以北(?)の人達が考える以上に、相当きつい侮蔑的な響きをもちます。 バカ以上かもしれない。



【3492】
【タイトル】Eliot さん(1)
【 日時 】02/07/03 13:05
【 発言者 】根石吉久

>ALTの来校も非常に少ない学校で、日本人の先生が教えてきたのですが、その先生が完全なカタカナで、例えば、『赤、レッド』などと言うのです。それを 聞いて、子供たちが『レッド』と叫びます。

 カタカナ発音の英単語は、日本語の一部であり、英語の一部ではない。英語じゃないものを英語だとしているのですから、詐欺です。詐欺は犯罪です。学校で 教えるべきものではない。

 私は、小学校で英語を扱うのであれば、素読にとどめるのがいいと考えています。素読や音読に関して理解しており、英語の発音指導のできる日本人コーチを まず養成すべきです。この条件が整うまでは、小学生に英語をやらせるなど論外です。

 私が小学生を相手に英語の音読をする場合の手順は以下の通りです。
 子供たちが、「言葉そのもの」として英語を面白がるようになります。
 テキストは中学1年の教科書です。
 練習は一対一でやります。一クラス、4、5人程度まで。(生徒の練習が進んで、読みが上手になると、4、5人すら見れなくなります。その場合は、交代で 「電話でレッスン」を使ってもらい、クラスの生徒数を減らします。)

1.英文を私が日本語に訳す。(直訳を多用)
2.私の日本語訳を生徒が真似て言う。
3.英文を私が一回音読する。
4.私の読みを真似て生徒が5回〜7回繰り返し読む。


 以上は、「初めてやる文」に関して行うことです。
 初めてやる文は、生徒はてこずる場合が多くあります。
 途中、発音上で問題がみつかれば、舌の位置、口の開き加減など、手短に指示します。
   (Eliot さんに教わった、「診察室のアーン」など活用しています。)
 私の読みを真似て、生徒が5回〜7回繰り返し言い続けることができたら、次の文に進みます。

 その場で5回〜7回、たてつづけに言うことが仕上がらなかったら、「復習を1ページ」やります。その場合の手順は、

1.英文を「生徒が」日本語に訳す。(直訳でも意訳でもいい)
2.英文を私が一回音読する。
3.私の読みを真似て生徒が5回〜7回繰り返し読む。

 1.で生徒が訳せなかったり間違ったら、私が訳してしまいます。「初めてやる文」の1.2.と同じことをやることになります。(私に訳されるとくやしい ので、生徒は意味を考えるようになります。)
 2.3.は、「初めてやる文」の3.4.と同じことです。これは、そのまま、私が「電話でレッスン」で行っている「技法グラウンド」です。この部分が眼 目です。

 「初めてやる文」一つを相手に、「技法グラウンド」を行い、それが仕上がらない場合は、「復習を1ページ」。生徒は、初めてやる文一つよりも、復習1 ページの方をはるかに軽々とこなします。それでも、「復習を1ページ」やっている途中で、錆び付きがみつかり、苦手なものがみつかることもあります。この 場合は、「もっと前のページ」を1ページ分復習します。基本は、その場で仕上がらないもの文が一つみつかったら、復習を1ページやるということになりま す。



【3493】
【タイトル】Eliot さん(2)
【 日時 】02/07/03 13:06
【 発言者 】根石吉久

 「復習1ページ」が終わったら、つっかかっていた元の文に戻ります。(ページの移動は糊つきの付箋で処理します。)
 元の文を、「初めてやる文」として再び扱います。

1.英文を私が日本語に訳す。(直訳を多用)
2.私の日本語訳を生徒が真似て言う。
3.英文を私が一回音読する。
4.私の読みを真似て生徒が5回〜7回繰り返し読む。

 その場で、読みが仕上がっても仕上がらなくても、一人で練習するための音読の質が備わったら、「一人で練習してこい」と言い、次の生徒を呼びます。
 一クラス4、5人程度しか見ることができないことが、経営上非常に問題です。
 学校の教室でやるならば、一人の生徒に対して1〜4をやり、次にクラスの全員に同じ英文を繰り返し言い続けさせるというようなやり方になると思います。 これは、今は私はやっておりません。

 いずれにせよ、音に関して、「発音10のポイント」や、連音処理のコーチがやれることがどうしても必要です。このコーチ養成をやってみたいと考えている のですが、教員免許の一枚も持たないただの塾としか娑婆は見てくれないので、申し込みがない現状です。
 (私は資格というものが嫌いで、大学卒業というもの以外何一つ持っていません。)

 Eliot さんのように微に入り細に入る指導はできませんが、「発音10のポイント」、「ア系列の母音の区別」「連音処理」くらいは私にもできますので、やってみた いと思っています。本当は緊急の課題のはずだと思います。

 今日、先日お話いただいた件の広告を作る予定です。
 よろしくお願いいたします。



【3494】
【タイトル】(無題)
【 日時 】02/07/03 13:10
【 発言者 】根石吉久

>バーカと言う言葉は、関西人には関東以北(?)の人達が考える以上に、相当きつい侮蔑的
な響きをもちます。 バカ以上かもしれない。

 えっ!
 そうなんですか。
 音が間延びするから、やわらぐかと思ってました。

 長野はねえ、言葉がきついところです。
 こっちが普通に話していても、京都の人は怒られていると思ったりするのです。
 sbさんがそう言っていました。
   (と、個的な言葉のきつさを地域のせいにしているのか?)



【3495】
【タイトル】Naima さん(1)
【 日時 】02/07/03 14:46
【 発言者 】根石吉久

>「思い出す」ということすらよしとしない、というのは、「電圧装置」の扱い方に関
  してのものです。

 昨夜、酔っぱらって書きましたので、勘違いをしました。
 確かに、小学館文庫で「思い出すことをしてはいけない」と、「電圧装置」の扱い方に関して書きました。
 最近書いたのは、「電話でレッスン」での「技法グラウンド」の場面でのことでした。

 「技法グラウンド」というのは、一番簡単に言うと、コーチが一回言った文を生徒が5〜7回繰り返し言うという練習方法です。

 このときに、頭で文を組み立てる生徒さんがいます。これはまだ、「頭で覚えている」レベルだから、もっと音読の回数を増やして「読み込む」必要があると いうことを言いたかったのでした。頭で文を組み立てるのは、一文の「音の全体」が無意識に根付いていないということを意味していると思います。

 ここに、「音と意味の前後関係」の問題があります。
 これはネイティヴ言語にもあるものです。

 話すときに、自分の中で言葉を探すということがあります。そのとき、「言いよどみ」が生じます。あるいは、非常に大事な政治決着のような場面で、慎重に 言葉を選ぶというようなこともあります。この場合は、ゆっくりと頭で言葉を組み立てるようなことをすることになります。
 いずれにせよ、話す場面では、意味が音より一歩先をゆく。

 この順序は人の話を聞くときは逆転します。

 人の話には、その人の表情とか身振りも加わりますが、言語的には、その人の話し声があって(音があって)、その後に聞いている人の中に意味が生じます。 (相手が言葉をしゃべる前に、何を言おうとしているかわかってしまう場合もありますが、これは共有している文化的シンタックスとか相手と気が合うとかいう 別の事情によるもので、ここでは例外とします。)
 で、人の話を聞いているときは、音が意味より一歩先をゆく。

 ネイティヴ言語においての「音と意味の前後関係」は、語学の言語では、「音と意味の分離」となります。放っておけば、これは分離したままです。
 このため、知らない外国語をひたすら音楽として聴き続けることもできます。

 語学においては、音と意味は分離していますから、ことさらに、意識的に音と意味を合体させる必要がある。
 「回転読み」だの「電圧装置」だの、やたらおかしなものを私が考案したことの元に、「音と意味の分離」の問題があります。



【3496】
【タイトル】Naima さん(2)
【 日時 】02/07/03 14:47
【 発言者 】根石吉久

 で、具体的には、「電話でレッスン」をやるときに、音を先に行かせろ、と指示するのです。意味は後からでも充電できる。何度でも充電できる。調べたりし て理解することも、何度も検証することもできる。それらは、何度でもやればいい。しかし、レッスンの机上では、音を先に行かせろ、ということです。思い出 して、頭で文を組み立てるのではなく、鼻歌のように、「音の全体」が先導して、一瞬後に意味が生じてくるという順序でいい。
 (小学生・中学生を相手にするときは、「訳」として最初に意味を与えてしまう場合がありますが、これは外在的意味です。ここで、「意味」といっているも のは、それではなく、学習者の中に「生じてくる意味=内在的意味」のことです。小学生や、中学生に先に「訳」を与えてしまうのは、外在的意味を内在的意味 の呼び水として使っていることになります。)

 「音の全体」の先導は、ネイティヴ言語や生活言語で、相手の話を「聞く場合」の「音があって意味が生じる」という前後関係と相似形になります。

 これは、語学の机上においては「音読の回数」を増やすことによってようやくもたらされる「前後関係」です。他にはちょっとうまい方法はありません。

 一瞬先に意味があって、次に発語(音)となる。話すという行為。
 一瞬先に音があって、次に意味が生じる。聞くという行為。

 「音読の回数」を増やさないと、この二つのうちの後者を練習できません。
 「意味の通路」ができないと言ってもいいかもしれません。
 「意味の通路」ができると、その通路を音と意味の二人三脚が通ることができる。
 それを成り立たせるために、レッスンでは「頭で組み立てるな」と言っています。

 国弘さんは、こういうごりごり理屈は言わず、さっぱりと「只管朗読」と言っています。
 私は初心者のコーチをすることが多いので、ごりごり理屈で考えないと、方法を組み立てられなかったという事情もあると思いますが、ごりごり理屈を置いて おくことで、人様が考えるための役に立つことがあるだろうという考えもあります。
 また日本の英語の回りには迷信の雲が厚くたれこめているので、これを払うためには、原理的にものを言う以外にはないのだという見定めもあります。



【3497】
【タイトル】大阪で生まれた女やさかい...
【 日時 】02/07/03 16:10
【 発言者 】Naima

根石さん、

「バーカと言われると、女の私でも、『パンチ喰らわしたろうかっ!』 と思います。」 と夕べ浜谷さんにメールで八つ当たりしました... バカだと腹が たつ程度ですが、バーカと間を伸ばされると、大阪女は「切れ」ます。 (^^;   馬鹿論で根石さんの心情を理解出来た、としても、です。 でも、ま、わかりましたので。

いつも、お尻の納まり具合の悪い場所に同席している様で、好き放題を言いな
がらも、居心地わるく、場違いな気持ちでおりましたが、ヒステリ婆あの見当はずれな突っ込みに、ご丁寧にご回答下さって、すこし落ち着きました。 恐縮に 存じます。 ようやく根石さんのレッスンの原理がわかりはじめ、納得しています。(私の納得のレベルがどの程度、深いものなのか、疑問でしょうが)

> 音を先に行かせろ、と指示するのです。意味は後からでも充電できる。調べたりして理解することも、何度も検証することもできる。それらは、何度でもやれば いい。しかし、レッスンの机上では、音を先に行かせろ、ということです。

大風呂敷での成句(?)で言えば、「激しく納得」です。 これを「ごりごりの理屈」で説明して下さったので、「目からうろこ」です。 後で、誤解に基づく 理解であった、と判明した時には、また、噛んで含める様に、馬鹿に説明する様に教えて下さい。

自分の情けない英語をどうにかしたくて、藁をもすがる思いでしたので、一からやり直したいと思っているのです。 根意志さんが「藁」だとは、言ってません ので、突っ込まないで下さい。 日本にいれば、電話レッスンを受講したいと思いますが、夫が帰任になりましたら、多分、お世話になるかと思います。



【3498】
【タイトル】フォニックスビデオ
【 日時 】02/07/03 18:32
【 発言者 】Naima

根石さん、

母音と子音の撥音の仕方を、ネィティブスピーカーがデモンストレーションしているビデオを持っています。 松香フォニックス研究所のワークショップで購入 したものをダビングして何度も見たものなので、映像はとても悪いのですが、今、日本の息子に電話してチェックさせたところ、まだ使えそうだと言う事です。  松香のサイトで新品を購入できるかどうか調べたのですが、講師用の撥音指導テープはなさそうです。 使い古しのもので申し訳ないのですが、まだお持ちに なっていないようでしたら、音作りのコーチ養成のお役にたつかもしれない、とおもったので。 Eliotさんがもっといいのをお持ちになってたりしたら、 恥ずかしい申し出なのですが。

もし、お役にたつ様でしたら、息子に伝えて宅急便ででも送らせますので、お返事下さい。



【3499】
【タイトル】(無題)
【 日時 】02/07/03 19:38
【 発言者 】斉藤伸夫

英語の正しい言い回しや意味を知りたいときには、インターネットの検索エンジンGoogleを使うといいかもしれません。ただし、気をつけないと非英語ネ イティブの英語だったりします。
英語のcorpus(英文の大規模なデータベース)もありますが、通常有料です(無料で、良質のcorpusをどなたか、ご存知でしたら教えて下さい)。

mailto:genkisaito@hotmail.com



【3500】
【タイトル】市辺 裕喜 さま、初めまして。
【 日時 】02/07/03 20:06
【 発言者 】Kぼん

おじさん、御無沙汰してました。 長野県政はすごいことになってますね・・。


>市辺 裕喜 さま

私も英語の必要に迫られた社会人です。
市辺様と似た立場で、電話でレッスンをどうしようかな?と思ってます。
もしおじさんのレッスンを受けられるようでしたら、是非感想を聞かせてください。

おじさんはすぐにカッとなる人ですが、すごく純粋で素直で憎めない人柄です。
何かあってもひっこまないで、是非続けられてください。
必ずメリットがあると思ってます。

私も時間的な制約があって・・・ずっと門の外に居るのですが・・・なかなか難しいです。

よろしく御願いします。