【16503】
素読 投稿者:江戸の母 投稿日:2010年 5月 2日(日)06時44分39秒
会議で、たけさんより「何故子どもたちは素読を続けるのか?これをつきつめると教育の本質がわかってくるのでは」とありまして、ものすごい考えさせられま
した。
確かにうちの子ども、最初のほうは文字に目がやられて唇をさわりはじめ声が出なくなって、もうこれは続けられそうも無い!と私がしゃしゃりでて”ママス
トップ”をかけてしまったこともあったのですが(その節は失礼いたしました)でも、今は見違えるほどです。それでもすらすら言えるかというとそうでもなく
て、何度も音が出なくてやり直しさせられている時があり、先日のレッスンでは、「もうやめてくれ〜〜」「出ないのは当たり前、だって普段、聞いてない音な
んだもん、初めて聞く音なんだもん」「親の私だって簡単には出ない音、だいたい親がしゃべってない言葉を話すってどうなのよ〜」等と思ったのですが、レッ
スンが終わると子どもたちはけろっとしていて「楽しかった」というんですよね。子どもたちから「もうやめたい」と聞いたことは未だにありません。
前に音が出せなくて読みこなせなかったあの文、この文も、今はすらすら読んでいるので、自分たちの中で多分、”自信”が積み重なってきてるんじゃないかな
と推測します。
とにかく素読舎で体験レッスンした子どもたちは、やめませんよね。楽しいんですね。
私がこないだ書きました「素読を知ったことで”頭”が解体されてる」という箇所ですが、
それは、言葉=意味 が先行していて、書かれた文字はすぐ理解しなくちゃ、書かれたものを理解しなくちゃいけない というのがいつも頭にあったのです。こ
こが、が〜んと壊れたなという感覚です。この壊れ方は爽快です。
会議でも話ていただきましたが素読は「意味以前のことば」「言葉そのものを楽しむ時期」というのが素読だと。読み聞かせは子育て過程で、皆、一般的にやる
のに、このあとすぐ文字を音をくっつけてしまい、文字を読ませていくが、この前に「素読」があって、ここで子どもたちが音に文字を重ねていく作業があるべ
きなのに、現代はこれが抜けている。
安達忠夫さんの言葉で大人と違い子どもは、言葉そのものの響きが面白くて、砂場で砂だんごをつくってる時のように集中し、手で砂の感触を楽しみ、舌と口と
耳と目とそして心で言葉の”手触り”を楽しむ とありました。子どもにとって素読は”泥だんご”遊びと同じなんだ!と知ったとき、子どもたちが夢中になる
遊び(ほっておけば6時間は軽く集中している)”泥んこ遊び””どんぐり割””桜の花びらひろい””石(ひろう、ならべる、投げる・・・”こんなものがざ
〜っと頭をよぎりました。
最近ちら読みした鹿島茂さん(フランス学者)が音読を推奨してる記事だったのですが、ここで表意文字アルファベットを用いるインド・ヨーロッパ語圏では文
字(音声記号としての文字)は「自分の声帯という発声器を使って、他の人が発音していた記号を再現するもの」
としていまなお音読圏であるが、「日本は黙読文化圏の極北」に位置していると書いてありました。こういう文化圏であるから、音読がすたれていくのは当然の
帰結かもしれませんが、こんな楽しいことを捨象していくのはもったいないことですね。子どもは声に出して読むと、ほんと楽しそうです。(また「学校での音
読」については、また長い話になりますが・・・)
私も早く早く意味をつかまなきゃという読み方をずっとしてきていて、実はなにも理解してなかったのでは? なんだか、日本語素読をやりたくなってきまし
た。これ以上村田さんに負担を負わせられませんが・・・日本語素読テキストを作ろうという話1年前くらいにありましたよね。
子どもたちへの素読体験(実子、実子+近所の子)については、別に投稿します。おもいがけない障害も発見です。
【16507】
日本語素読挑戦! 投稿者:江戸の母 投稿日:2010年 5月 3日(月)04時48分44秒
根石さん、「お座布団一枚!」ありがとうございます〜〜
”小学校でやっている音読”と”素読”の違いも、改めて整理することができまして、
ほんと〜にすっきりしています。
何故学校では音読はやるのに、素読をやらないのか?
言葉と意味、意味するものと意味されるもの、ここの間にある”暴力性””恣意性”と
言語の習得過程にある未熟な状態に対する影響を、じっくり考えていくと、母語であっても
素読は、取り入れていったほうがよいですよね。ここがうまく説明できていけばいいのですが、それができてばたいしたもんですよね。これから、考え続けます
ね。
さて子どもたちへの「素読レッスン」お試しに挑戦してみました。先日見学させてもらったのを参考にしています。
実子にも最近ちょこまかやってるのですが、妹はしゃきっと声を出しているのですが、兄は、だらだら。横になったり、文の一部を変えて「おしり」等を交え
て、ふざけてしまいます。
先日、息子以外のご近所さん(4歳、5歳、8歳)とうちの娘が集まる機会があったので、挑戦してみました。はじめてこんなことやるぞという子どもたちは、
とても、元気に復唱してくれます。ところが、娘が兄と二人でやってるときの兄状態で語句を変えて「おしり」を入れてふざけます。なんでしょうね、これは。
親だと甘えてしまうのか?他の子どもに親を取られるのが嫌でふざけたことをして注意を集めたいのか?これにひっぱられて、皆笑い出して、まともに進みませ
ん。
ちなみに、読んだのは、「朝のかたち」、漢詩の一部です。ふざけて続けられなかったのですが、皆が声に出して読んだ詩につられて、適当に言い出した言葉を
紙に書き留めていったら、これがまた楽しいらしく、それぞれが脈絡の無い言葉、リズムのよい言葉がどんどん出てきて、書き留めた紙の言葉をまた順に読んで
いったり、読んでとせがまれたり・・・不思議な時を過ごしました。次の日も、「またあの遊びやろうよ」と4歳の子。無意味な言葉遊びというのかな。楽し
かったようです。
落ち着いてふざけず素読する時空間を成立させるのは、かなり困難です。自分の子どもがいなければ、たぶん成立するのかなとも思います。でもそれは難しいで
す。あと、問題は私の声ですね。4歳の子は舌たらずなとこもあるのですが、とってもかつぜつが高くよく通った声でほれぼれするようです。私も、声に磨きを
かけたいな〜と思っています。
ちなみに、先に書いた鹿島茂さんの引用の結びは、アメリカ大統領の演説は、あんなにも心に響くものがあるのに、日本では声、発声に魅力があり、人をひきつ
ける演説ができる政治家はいない。読み上げられた言葉で人を動かすのが政治であるはずなのに、日本の政治家は書かれた文章を読んでいるだけだ。だから、政
治家になりたければ、音読の練習をしなさいという趣旨でした。
子どもたちへの素読、また挑戦してみます。
【16510】
文字に目がなじむ 投稿者:ゆっくり母 投稿日:2010年 5月 3日(月)16時28分2秒
小5の長男は文字を読むことが苦手でした。
書くことも苦手でした。
学校で「これだけは読もう」のようなイベントがあり、
規定の本を何冊か読まなくてはいけないことになっています。
息子は去年の前半くらいまでは「読んで」と私に持ってくるので読み聞かせをしていました。
文字に拒絶感があると感じていました。
ところが去年の後半くらいから自分で読むことが多くなり、
今年度に入ってすぐ、かなりの長編(息子にしては)を自分で読みきりました。
本を一心不乱に読んでいる息子というのはとても新鮮な光景でした。
素読の効能だと思います。
息子が読んだのは狼が出てくる話だったというので、私はこの連休に狼を見に動物園に行きたくなってしまいました♪
野生のが見たいと息子は言いますが、野生のを見たら食べられてしまう・・・おいしそうな息子なのです。
【16513】
村田さん 投稿者:ミキ 投稿日:2010年 5月 3日(月)22時22分8秒
レッスン代をCITI
BANKから振り込もうと思ったのですが,事前の振込先口座の登録が必要だそうで、できませんでした。こちらの銀行から直接振り込もうと思います。お時間
のある時に、口座のある金融機関のSWIFT番号をお知らせいただけますか?お忙しい所、大変申し訳ありません。
レッスン面白いです。まだまだ、少しずつレッスンの進み方がわかってきたかな,という所ですが。文をつなげて言うのは,意識があっちに行ったりこっちに
行ったりしてしまって,メタメタでした。でも,とにかく面白いです。
【16515】
コーチ用アドバイス(コーチ修行録改め) 投稿者:村田晴彦 投稿日:2010年 5月 4日(火)00時19分35秒
「逆さe」の発音の扱いについて
例)genital /dʒ'enətl/
1)生徒が genital を /dʒenitl/と発音している場合は、「それでも通じるけれども、
その音で練習していると聞き取る時に聞き取れない。だから今は /dʒenətl/ で
練習します」と説明する。
また、「英語という言語の性質として、アクセントのある母音の隣にある母音は、
「逆さe」になる傾向が強い。」という説明もすること。
2)スクリーンプレイの「ゴースト」の音読の時は、/dʒenitl/ と発音していても
そのまま通す。
「イメージ核受肉教材」をやっている時は、音読と違い時間制限がないので、
/dʒenitl/ と発音していたら /dʒenətl/ (「逆さe」)になおす。
【16522】
ハルさん 投稿者:根石吉久 投稿日:2010年 5月 4日(火)22時37分52秒
「素読のすすめ」届いています。ありがとうございます。
半分ほど読みました。
古典を読むための、伝統的な素読ですね。
私は、明治の二葉亭四迷が強引に立ち上げ、昭和に入って、太宰治、椎名誠を経て、平成のただいま、無数の小粒なエッセイ群となっている「近代の日本語の口
語」をこそ、小学校低学年の子供が素読すべきだと考えています。
格調高い古典文体を始めるのは、高学年の方がいいと思っています。
やはり学者さんの書いた本であり、素読をある枠の中に閉じこめています。
細かいことを言えば、そのあたりが批判点です。
「音読み」(訓読に対する)というのは、中国語のリズムを半分程度は伝えていると思いますが、どこに出しても意味をなさない読み方で、そんなものをやって
いる暇は学者の家系じゃないと無理だと思いました。
やるんなら、訓読とまともな中国語の音で読むべきだと思います。
素読に使った素材自体が、後に意味を醸すのでなければ、「音読み」の音というものは、学校英語の英語音と同じで、役立たずのままになります。ただ単に、遠
く響く中国語のリズムというものに触れるだけのことになります。
【16530】
根石さん 投稿者:ミキ 投稿日:2010年 5月 5日(水)23時16分25秒
お世話になっております。再度、息子についてなのですが,私自身がレッスンを体験し(まだ始まって1ヶ月ではありますが)、いろいろと考えた末,やはりこ
ちら根石さんの所で預かっていただきたいのです。母国語が違う特殊な例である事は承知しておりますし,学校の成績などに何の変化がなくても一向にかまいま
せん。素読の効果は,学校の成績などよりももっと大きなものだと感じています。
まずはテキストが問題,という事でしたので,根石さんのテキストABCDの日本語部分を現地語に翻訳する許可をいただけないでしょうか?繰り返しの部分が
あるとは言え,三万行近くのものを終わらせるのに夏頃迄かかるかもしれません。
テキストが準備出来た時点で,もう一度改めてレッスンのお願いをしたいと思うのですが、、、。
(私が練習をしているのを見て,「僕のレッスンはいつ始まるんだ?」という様なことを言うので,それなりに本人にもやる気はある様です。)
是非よろしくお願い致します。
【16531】
ミキさん 投稿者:根石吉久 投稿日:2010年 5月 6日(木)01時39分9秒
息子さんはイタリアで生まれてイタリア語で育ったので、日本人のお母さんから生まれたのであっても、言語的にはイタリア人だと考えるのがいいと思ってい
ます。
私が作ったテキストは、日本人の子供が英語をやる場合を想定して作ってありますので、そのままでは使えません。日本語による説明部分をイタリア語に直
し、「お母さんか、英語を話すイタリア人」によってレッスンするのがいい、というあたりまでは、前回お話しました。
(言語的に)イタリア人である息子さんを素読舎の生徒としてお受けする場合は、教材の英語部分だけを「技法グラウンド」で扱うというやり方以外はできま
せん。村田君も私も他のコーチも、イタリア語による説明部分をイタリア語として読むことができないからです。イタリア語部分は息子さんが自分で読んで理解
してもらい、普段のレッスンでは英語部分の「技法グラウンド」のみを行うしかありません。
「技法グラウンド」というのは、コーチが一回読んだ文を生徒が五回(以上)繰り返すことです。その場合、「はい」とか、「いいよ」とかこちらが言って、
次の文に移るのですが、この「はい」や「いいよ」くらいを息子さんが覚えれば、次に移ることを指示することはできるでしょう。しかし、他に問題が多出する
ことが予想されます。
特に、「音づくり」に関する指示です。一例を言えば、「もっと狭いア」という指示を出すことがあります。この場合の「ア」は日本語の「ア」なのだという
ような問題です。日本人には有効だが、イタリア人には無効だというような問題です。
この音とこの音には特に気をつけなければならないというような基準があるのですが、「特に気をつける必要のある音」というのも、日本人の場合とイタリア
人の場合とで違ってくるはずです。素読舎が指示できるのは、日本人が特に気をつけるべき音であって、イタリア人がどこに気をつける必要があるのかは把握で
きておりませんし、イタリア語でできた口の筋肉のどこをどうすべきかも把握できておりません。
「音づくり」の指示を一覧にしてもそれほど量的に多くはなりませんが、それらの指示のひとつひとつがイタリア人向けでなければ「音づくり」は成立しない
と思っています。
素読舎の「音づくり」はまったく日本で生まれたものであり、アメリカの音声学の引き写しではありません。素読舎の「音づくり」の音とは、「日本人の体に
とっての」英語の音です。その音が、「アメリカ人の体にとって」も英語の音であるなら誰にも文句は言わせない、というのが基本的なスタンスです。
イタリアにも、これと同等の英語の音の扱い方が生まれるべきだと考えています。もしもすでにあるのであれば、それを使われることが最良です。そういうも
のがあるのかどうかも私は知りません。いずれにせよ、今回の事例では、最大の困難は「音づくり」にあります。
語学の方法として素読が有効であることは間違いありません。素読はどこの国に持ち込んでも有効です。しかし、息子さんが英語を練習する場合には、現にあ
る素読舎でなく、「イタリア人向けの素読舎」=「素読舎イタリア分室」が必要になります。
素読そのものを学んでいただいて、「お母さんか、英語を話すイタリア人」が「技法グラウンド」を駆使していただくことが必要だと考えています。つまり、
イタリアで「イタリア人向けの素読舎」を作っていただく必要があると考えています。
イタリア語でできたイタリア人の口の筋肉のどこをどうすれば英語の音になるかを知っている人がどうしても必要なのです。
村田君がミキさんに向けてやっているレッスンを私がスカイプで参観し、様子がわかった上で言うべきことかとも思いますが、時が来たら、ミキさんがイタリ
アから日本人の生徒に向けてスカイプで英語のレッスンなさるのがいいと思います。レッスンを受ける立場を継続しながら、自分でもレッスンすることで、素読
舎のレッスンの中に素読がどのように生きているのかを理解していただくことができると思います。そうすれば、私が作ったテキスト(教材)をイタリアでどの
ように加工すべきかもわかっていただけると思います。
息子さんが英語を始めるのは、急ぐ必要はないと思っています。
ドイツ語と英語が兄弟くらいの関係だとすれば、イタリア語と英語は従兄弟くらいの関係になるだろうと考えてきました。この言語的な血筋というものは、語
学の場面で非常にものを言います。
ロンドンの語学学校に一月ほど通ったことがありますが、イタリア人の生徒は、いきなり英語をしゃべっていました。音は95パーセント以上がイタリア語な
んですが、言語の骨組みは「ヨーロッパ語一族」の骨組みなので、英単語さえ覚えれば、骨組みに載せることができるのです。音がイタリア語なので、他の国の
人には通じないし、文法も間違いを多く含むのだろうと思うのですが、英語を教えていた教師には十分に通じていました。イタリア語だけで育って、いきなりそ
のレベルは確保できてしまうのです。
これは日本人が日本にいてやっている英語にはまったくない性質です。
日本人の英語は、接ぎ木のような乱暴なものになります。大がかりな外科手術のようなものになります。
接ぎ木可能な木もあれば、不可能な木もあります。素読舎から見れば、多くの日本人が「それはそうやって接いでも枯れるよ」とあらかじめわかっていること
をやっています。学校でも英会話学校でもそうです。まあしかし、これは今回のこととは別の問題です。
イタリア人の英語は、多少の違いはあれ、いったん育った木の枝を整えるくらいのものになります。見た目がどんなに違うものになっても、元は同じ木なので
す。同じ根と同じ幹から生えた別の枝であり、別の葉なのです。枝の接ぎ木くらいは必要になるだろうと思いますが、接ぎ木はその程度のものです。
根元から幹さえも接ぐ必要のある日本人とは事情が違います。
バイリンガルというのは、二つの別の種類の根から一本の幹が生え、その先がまた二つの別の種類の木になっているというようなことです。この場合の、「一
本の幹」というのは、人間の個体として「ひとり」分に数えられるということを意味します。日本で現在はやっている幼児英会話というものは、そういうけった
いなものを作ろうとしていると見えます。明らかに虐待です。幼児は平気な顔をしているかもしれませんが、その後、その子供が育つ過程で遅かれ早かれ虐待に
なります。それを虐待と呼んで間違いないのは、「磁場」がひとつだからです。日本語の「磁場」ひとつしかないのに、根を二つ持たせてしまう。二歳、三歳の
子供に英語ネイティヴに話しかけさせればそれが起こります。根を二種類持たせても、人間「一人分」の範囲でしかないから幹は一本であり、その後芽吹いたか
と見えた一方の枝は、貧弱化するか枯れます。もし、貧弱化せず、枯れなければ、主言語になるべき枝の方(日本語)が貧弱化します。
息子さんの英語のレッスンは、急ぐ必要はまったくないと考えています。
私が作った教材の日本語部分をイタリア語に直すことは、準備の一部にすぎません。ミキさんが「音づくり」のできる人になっていただくか、英語の「音づく
り」のできるイタリア人をみつけていただく必要があります。私は、ミキさんがイタリアで「イタリア人向けの素読による英語のレッスン」をやってくれること
を期待しています。それが、「イタリア人向けの素読による日本語のレッスン」になってくれたら一番うれしいことです。あるいは、「日本人向けのイタリア語
レッスン」や「アメリカ人向けのイタリア語や日本語」のレッスンに。
【16532】
Naima(小川)さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2010年 5月 6日(木)02時00分40秒
私は、阿呆どもを寄せ付けない言いっぱなしの語学論へ帰って行きたいと思っています。
しかし、鋳物師屋の協議員会のことを書いている途中で、いまだ帰り道がわからないまま迷子になっています。
百姓仕事も忙しくなり、ほぼ毎日くたくたになってしまい、掲示板の実質的な主宰も村田君にやってもらおうと思っています。ホームページも掲示板も、今後
は主に村田君がやるレッスンのためのものとなっていくだろうと考えています。
「自分のこととして仕事しろ」とは何度も言ってきたことです。私が初めて作ったホームページのことを思い出しても、二年や三年はしゃかりきにというか、
全力疾走というか、しゃにむににというか、昔からの単純な日本語で言えば、「本気に」やった記憶があります。「おめえさん、ほんとに自分のことだと思って
んのかよ」というのが、今でも村田君に対して私が言うことです。
村田君は、今回は膝を傷めているので、文句を言うのは酷なんですが、「自分のこととしてやれ」というのは、膝を傷める以前から思っていたことです。
俺が書いたものは、本だろうが、過去ログだろうが、昔のホームページだろうが、好きなように使っていいからと言ってあります。また、現在の掲示板にいい
記事が載ったら、すぐに保存して、ホームページにうまく反映させるようにとも言ってあります。
「自分のこととして」ということがわからないようであれば、そのうちに、もう手をつけなくていいと言おうと思っています。私の書くもののことだけ考えて
も、書きっぱなしをやっていくだけで、私に異存はありません。その形では、村田君の生徒が集まるような力にはならんから、というだけのことです。
私は語学論をやりたいだけであって、生徒を集めたいわけではない。
土を作りたいだけであって、野菜を育てたいわけではないと言ってもいい。
村田君は野菜を作りたければ野菜を作ればいいし、料理するんならちゃんと料理すべきだと考えています。
【16534】
ハルさん 投稿者:根石吉久 投稿日:2010年 5月 6日(木)04時19分31秒
安達忠夫さんの「素読のすすめ」、あとがきまでようやくたどりつきました。
あとがきがいいです。素読するにあたいする文章です。
旧版のあとがきと新版のあとがきをここに転写させていただくことにします。
江戸の母さんたちが、素読用口語テキストを作られるなら、そこに収録してもらいたいと思います。その価値がある文章です。
批判点は批判点として提示しましたが、読了後、深く頭の下がる書物でした。同じ素読一派の一人として、いいものを読ませていただきました。あとがきに近
いところに書いてあるカルタのことなど、素読舎の忘年会などで遊ぼうかなど、ヒントをもらいました。
安達さんは、口語の日本語の素読を否定しているわけではないことも、その後読み継いだところではっきりしました。
私も、古典や漢籍の素読を否定しているわけではない。しかし、五、六歳で始める素読は日本語の口語の方がいいと考えています。古典や漢籍は小学高学年く
らいからかと思います。
(旧版あとがき、冒頭)
ようやく書きおわった。青息吐息でここまでたどりついてみると、今さらながら、何ひとつ身についていない、素寒貧の自分を見いだす。イソップ物語のカラ
スは、ほかの鳥たちのきれいな羽をせっせと拾い集めて、みすぼらしい自分の羽を飾りたてようと試みた。読者諸氏よ、これを虚栄として笑いたもうな。今のわ
たしには、そのカラスの気持ちが痛いほどによくわかる。
(新版あとがき、部分)
素読は脳の活動に、いかなる影響をおよぼすのだろうか。
わたし自身も、むかしから、この問題に関心をいだいてきた。幸いなことに、大脳神経学の最先端で活躍しておられる川島隆太氏の快諾を得て、目下、脳と音
読のつながりに関する本を共同執筆している。川島氏は「音読ほど脳全体を活性化する作業を見たことがありません」と述べ、ごく簡単な計算や、音読・素読な
どが、わたしたちの脳(特に前頭前葉)を活性化する最もすぐれた方法であることを、ポジトロンCTや機能的MRIを駆使した最新の研究から実証しておられ
る。
------------------------------------------------------
新版のあとがきから引用した部分に続けて、『数ヶ月以内に出版される予定なので(仮題『脳と音読』講談社現代新書)、本書の姉妹編のような感じで参照し
ていただければ幸いである。』という文があります。
多分、現代のお母さんたちには、CTやらMRIを駆使した最新の研究の方から素読に迫っていただくほうがわかりやすいのではなかろうかと考えてしまいま
した。私も見つけたら、安達、川島氏の共著を読んでみます。
本当は真にタオ的直感でわしづかみにしてもらうしかない方法なのですが、現代の日本はそういう直感が生きることのできる場所が非常に小さくなっていま
す。口で説明しても、まずわかってもらえないのが素読です。
いずれにしても、いいものを読ませていただきました。感謝しています。村田君にも回して読んでもらうつもりです。
学校がやっている「音読」は、安達さんが言う「音読・素読」とは別物です。というより、しろうと衆(先生達)が見よう見まねをやっているだけというのが
実情です。特に、生徒一人一人の「繰り返しそのものにつきあう」ということにおいては、学校の音読には根本的な欠陥があります。
斉唱・群読などと言われているものなら学校でもできます。
生徒一人一人の「繰り返しそのものにつきあう」ことは、現在の学校では絶対に無理です。(素読舎がやっているのは、「学校では絶対に無理」な素読・音読
です。)
私が学校の先生に提唱したいのは、生徒五人を相手に「技法グラウンド」を変形させ、その後、斉唱・群読をやるやり方です。これなら学校でもできます。
センスのいい先生なら、すでにやっている人がいるかもしれません。
タオ的センスのない先生達は、素読舎で「技法グラウンド」そのものを習得してもらいたいものです。
「技法グラウンド」と斉唱・群読の組み合わせが、学校がやるべき音読の最初にして最後の形だろうと考えています。
うちの孫も小学校に入り、音読をやらされていますが、宿題でやらされているところがとことん気に入りません。
音読の「宿題」!
素寒貧なのは、安達さんではない。現代の日本の学校だ。
【16535】
もどってまいりました・・・・ 投稿者:ももこ 投稿日:2010年 5月 6日(木)06時36分16秒
おはようございます。ももこです。
大風呂敷、ちょっと目を離すと大変ですね・・・。どんどん記事が流れていきます・・・・。
なにから書いたらいいのか・・・。
猛烈な疲労と風邪症状がおわったらアレルギーなのかなんなのか、唇が荒れてひりひりするのが治まったら唇全てにかさぶたができた状態になっています。口を
あけるたびにそのかさぶたが割れそうになって痛みが走るのでおそるおそるはがしながら今にいたります。なんとか日本語は話せますが一瞬般若ができるのか少
し不安です・・・。
piggyさん
次回の範囲のお知らせありがとうございます。いつもすみません、ありがとうございます。
フミさん
いつもお世話になっております<(_ _)>
いつもレッスン参観されているんですか?最近は目を離しちゃってることも多いです。(先日は意識がありませんでしたし・・・^^;)
今の息子は
スラスラ読める・トツトツと読める・読めない が混在している状態で、しかも間違ったイメージがついたりしている状態です。そのイメージを確認するのも面
白くて、なかなか体験できないことを体験させてもらっています。
お兄ちゃんはいつもスラスラ読んでいて、なんだか申し訳ないなと思いますが、これからもよろしくお願いします。
根石さん フミさん
5月から3人でのレッスンですね。かしこまりました。よろしくお願いします。
チョコさん
一番チビでご迷惑おかけしますが、どうぞよろしくお願いします。
根石さん
炭素循環農法のHP役にたってうれしいです。畑をすることがありましたら畑のコーチもお願いします<(_ _)>
あと書き忘れがあったら指摘してください。では子供のお弁当を仕上げてきます<(_ _)>
【16551】
ミキさん 投稿者:根石吉久 投稿日:2010年 5月 7日(金)11時10分33秒
メール読ませていただきました。
書いて下さったことを読んで、ミキさんが求めておられるのは、むしろ(日本における)「日本語素読」に同等する、イタリアにおける「イタリア語素読」で
はないかと思いました。このコーチは比較的簡単にみつかると思います。そして、それが今の息子さんにはもっともいいものだと思います。息子さんとお母さん
(ミキさん)とで始められるのもいいと思います。いいコーチが見つかれば、お母さんと息子さんの二人が生徒になればいい。コーチをお父さん(旦那様)に
やってもらったらどうですか。お母さんにとっても、非常にいいイタリア語のレッスンになると思います。お母さんの友達にコーチになってもらい、お母さんと
息子さんで生徒になることもできます。お父さん(旦那様)やお母さん(ミキさん)の友達にコーチをやってもらう場合は、コーチ法だけをミキさんからコーチ
によく伝えます。(そこだけはしっかり承知してもらわないと、よくある「なんとなくの音読」になってしまいます)
息子さんにとっては、イタリア語が形成してきた富をひとまず音として内在化させることになります。年齢からして、イタリア語の古典にあたるものをやって
大丈夫だと思います。テキストの選択は、お父さんやお友達に相談なさるのがいいと思います。
小学生の英語のレッスンが「時間の無駄」であることは、日本だけでなくイタリアでも同じなんだというお話は興味深く思いました。これに関しては、あせら
ず、放置しておくのでいいと思います。ついいらいらしたくなるのはわかりますが、放置でいいと思います。ただ、掲示板等で「無駄」であることの認識をお母
さん達が共有していくという作業は必要かと思います。素読舎でも「母の会」のようなものが自然に形成されて、掲示板があります。そちらでお話なさるのもお
すすめします。私は基本的には、「語学論一本槍」でいきたいと思っていますので、普段はそちらの掲示板におじゃましないことにしています。「ちょっと出て
こい」と言われれば出ていくということでやらせてもらおうと思っています。
英語のレッスンでは、「技法グラウンド」をほぼ原形通り使っていますが、「日本語素読」では変形させています。ここ1ヶ月やってきた形では、私(コー
チ)が一度読んだものを、生徒二人がそれぞれ一度ずつ読んでいます。それで、ある程度の「なめらかさ」が得られれば、次の行へ移ります。(谷川俊太郎の詩
を扱っていますので、行を単位にして素読しています。)
むしろ、ミソは、T,FN,FFという繰り返しの構造の方にあるかもしれません。これは、「その場での繰り返し」だけでなく、「復習の繰り返し」でもあ
り、長い目で見たときの、レッスンの構造を作ります。口で言うと難しそうですが、村田君の(ミキさんに対する)英語のレッスンが進み、テキスト(「ゴース
ト」)の「音読」が始まれば、自然と体得されるようになると思います。
素読舎の「音読」が一般の音読と違うのは、このT,FN,FF の構造を備えていることです。
しばらくの間、スカイプで「日本語素読」の参観を続けられることもおすすめです。今月から「三人一枠」でやりますが、多分、どのお母さんも参観を了解し
てくれると思います。これは、江戸の母さんにもおすすめします。一度だけの参観だと、T,FN,FFの組み立てがわかりにくいでしょう。もっとも江戸の母
さんは、すでに英語のレッスンで「音読」を開始していますから、まもなくT,FN,FFの構造はくっきりしてくると思います。
「日本語素読」や「イタリア語素読」に応用する場合は、時間制限などは設けません。いつまでも「自然な速度」だけでやっていきます。T,FN,FFの構
造だけを応用します。ミキさんの場合なら、「イタリア語素読」に応用できます。
ひとまず、素読そのものと、レッスンの(長い目で見た場合の)組み立てを学ばれ、その後、息子さんの英語に関して対策を立てられたらどうでしょうか。
T=Top
FN= Feedback (from) Near(Neighbour)
FF= Feedback (from) aFar
のようにとらえて下さると、イメージがわかりやすいと思います。
「日本語素読」を参観なさる場合は、掲示板でそうおっしゃって下さい。
メールへのお返事を掲示板上でしましたがお許し下さい。他の方の参考になるものを含むと考え、こうさせていただくことが多いのです。ミキさんからいただ
いたメールも、日本とイタリアと事情は違うとは言え、参考になるものがあると思うので、さしつかえなければ、私の手で転写させていただきたいと思いまし
た。公開されて不都合な情報はほとんど何もなかったと思いますが、この部分を伏せろというようなことがありましたら、メールでお知らせ下さい。
【16567】
日本語素読 子供の感想 投稿者:チョコ 投稿日:2010年 5月 7日(金)22時27分44秒
1回目のレッスン、ありがとうございました。
レッスンが始まるまで、子どもは「ドラえもん」を見ていました。
おそらく「ドラえもん」に後ろ髪引かれる思いと、自分も兄と同じようにレッスンできるという
楽しみな気持ちが混ざってのスタートだったと思います。
ちなみに当日の夕方まで「僕だって英語がいい!日本語なんてもうちゃんと読めるよ!!」
と言ってました。
本日「朝のかたち」が届いていたので、一応ページを開いていましたが、読んでいません。
ほぼ全て口真似です。
彼はまだ文字をひと文字ずつ拾い読みしている状態です。
隣で様子を見ていての感想です。
彼は舌足らずではないのですが、普段使わない単語はいいにくそうでした。
それだけではなく、正しく聞き取れていませんでした。
文字を見ていないこともありますが、知らない言葉は聞き取りにくいんだなぁーと、
改めて感じました。
終わってからの本人の感想です。
「難しかった。でも難しいところがおもしろかった」
と言っていました。
声だけですが、一緒にレッスンするお友達がいたのもうれしかったようです。
お友達を家に呼ぶのが大好きなので「あの子はいつ家に遊びに来てくれるの?」
と聞かれました。「いつか一緒に遊べるといいね」と話をしました。
根石さん、フミさん、ももこさん、来週もよろしくお願いします。
【16572】
根石さん 投稿者:ミキ 投稿日:2010年 5月 8日(土)04時46分51秒
そうですね。そう言われれば,多分私は母国語素読に惹かれているのだと思います。もし息子が日本で育っていたら,日本語の素読をお願いしていたと思いま
す。しかも,テキストが谷川俊太郎!詩の中では萩原朔太郎の「旅上」がとても好きですが,谷川俊太郎は「どれでも」と言っていいほど好きです。
差し上げたメールで使えそうな所があれば,使ってください。「群れの持つ音」と「少年期の群れに対する欲求、必要」と「素読」の間につながりがあると感じ
ているのですが、どんなふうに繋がっているのかがまだ良く整理出来ません。
息子のイタリア語素読のコーチとして夫はちょっと無理かもしれません。父親というより,兄貴分と言った感じで,今夜の夕食では「どちらが沢山苺を食べた
か?」で息子ともめていました。トホホ、、、です。
市立図書館に仲良くさせていただいている,詩人でもある女性が居るので,相談してみようと思います。
時間が調節出来れば,将来、日本語素読のレッスンを参聴させていただきたいです。その時は掲示板でお願いする事にします。よろしくお願いします。
【16573】
ミキさん 投稿者:江戸の母 投稿日:2010年 5月 8日(土)06時49分6秒
根石さんが書いていた
>小学生の英語のレッスンが「時間の無駄」であることは、日本だけでなくイタリアでも同じなんだというお話は興味深く思いました。
について、聞いてみたいなぁと思っていたのですが、さしつかえなかったら教えてください。”群れ”の話も難しそうですが、聞いてみたいです。
そして、萩原朔太郎!と聞いて出てきちゃいました(^^)なぜこうも惹かれるのでしょう
いいですよねぇ〜私も大好きで、素読舎に出合ってからか、出会った後か、忘れましたが子どもに読ませたことがあります。まず自分が読んできかせなきゃ、だ
めでしたね。自分が読んでる間に、飽きてむこういっちゃうかなとあせってたんですが、今はいっちゃってもいいや、読んでいようっと構えができました。最近
うちでも、谷川俊太郎を読んでます〜私だけ読むときもあるし、娘がまねっこするときもあり。(息子はコロコロに夢中)娘の反応は、ほんと面白いです!とに
かく、家の中に音を響かせておくのはいいなと思って、やってます。でも、寝転んでだらだらの姿勢ですから、”ちゃんと素読”してほしいですね〜
【16576】
根石さん、ももこさん、チョコさんへ 投稿者:フミ 投稿日:2010年 5月 8日(土)21時56分19秒
根石さんへ、
口座番号了解しました。
日本語素読も2ヶ月目に入りました。
年長、一年生、2年生の3人ですが、多分実際3人を引き合わせてみると、こんなに年齢が違うのかと実感するのではないかと思います。
子どものこの3年間は言語能力が本当に大きく発達する時期です。
我家はほとんど字も教えず、勝手に自分で読めるようになり、書く方は、何とか名前だけは書ける状態で、昨年、小学校に入学しました。
しかし、小さなときから読み聞かせはバッチリしていたこともあり、彼の物凄い口答えを聞いていると、言語能力は人一倍発達していると思います。不思議なの
ですが、小学校で色んな漢字を覚えると共に、読む本のレベルがメキメキ上がり、はじめはどの子もハマル「怪傑ゾロリ」から始まり、あっという間に低学年向
けは卒業して、最近では青い鳥文庫の「西遊記」にはまっています。
子ども向けの本は1,2年生の漢字はルビが振っていないことが多いので、それが読めるようになると、言葉さえ理解できればどんどん読めるようです。
そのような状態なので、素読はなんとなく余裕の様子。大体、これでいい気になって追い越されるのが彼の常ですが・・・。
どうぞ、彼にはビシバシ指導してやってください。
近頃はトム・ソーヤの冒険を読み聞かせていますが、昔の訳は本当に難しい言葉が多いなぁと感心します。しかも、行間に秘められた表現が多く、さすがに理解
できないところも多々ある状態です。古典的児童文学は素読ではなく、読み聞かせにお勧めです。
続きが知りたい誘惑に負けて、あっという間に自分で読むようになります。
絵本の後、エルマーの冒険や龍の子太郎、おしいれのぼうけんなど、低学年向けの本、その後は長靴下のピッピ、名探偵カッレ君、やかまし村の子どもたち、メ
アリー・ポピンズなどなどお勧めです。かなり私の個人的趣味も入っていますが。
どうぞ、低学年、保育所、幼稚園の子どもたちには日本語素読と合わせて、読み聞かせをお楽しみください。
チョコさん、ももこさん、これからもよろしくお願いします。
フミ
【16577】
息子の感想5(日本語素読レッスン) 投稿者:ももこ 投稿日:2010年 5月 8日(土)22時36分33秒
ひとまず先にいつもの子供と私の感想を書きます。
<はじめ>
3人でやって新しいお友達の名前が覚えられなかった。今度覚えようと思う。
月火水木金土日が面白かった。うたが歌じゃなくなっているのが面白かった。
「みずすまし」って何だろう
「もぐ」ってなんだろう (以下延々つづく・・・)
<おわり>
今日はこんなかんじでした。
日本語素読も新しいお友達が入ってにぎやかになってきましたね。息子は「〜〜って何だろう」を連発するようになりました。
単語の意味は教えようと思うのですが、解釈までは教えちゃうと面白くないよな〜と思って気をつけながら聞かれたことにこたえています。
そんななかでもカンタンな単語ほど1つの単語に切り取った際に明確なイメージを持ってなくて辞書を引いたりしています。なんだか子供に教えるつもりが私の
勉強になっちゃってます^^;
素読舎のレッスンは何度も復習で同じ文章に出逢えるので地道に一つ一つの単語がイメージできるように付き合っていこうと思います。1つひとつの単語のイ
メージが明確になって音がスムーズに流れたとき、息子にはどのようなイメージがひろがるのでしょうか・・・ちょっと楽しみです。
おんなじことを英語でやるともがいている感じが個人的にしてしまうのですが、日本語だとなんだか気が楽です^^;
シンプルなものは奥が深いなぁ・・・とそんなことを思う日々です。
チョコさん
どうぞよろしくお願いします<(_ _)>
実はわが子最近夕方寝てしまいまして、レッスンの数分前まで寝ていました^^;そんなわけでトイレへ・・・・・。
もうすこし早く起こすようにします。
わが子も予習はしてません。というより日本語素読だと英語レッスンのようにページ順ではないので次がどこなのかわからないんです^^;
普段使わない単語を初見で読むというのはなかなか難しいですよね。
「難しくて面白い」これは息子もそして私自身もレッスンで感じています。
我が家はBGMが騒々しいのですがこれからどうぞよろしくお願いします。
フミさん
今月より本レッスンですね。引きつづきよろしくお願いします。
ビシバシをお望みのようですが、う〜ん・・・。自分自身もレッスンをしているのですが、日本語も英語もビシバシやるのは自分なんじゃないかなぁと思いま
す。特に生活言語ですから発音をなおすということもすくないでしょうし・・・。
素読舎のメソッドのベースは独学をサポートするものですし、自分で気づくタイミングというものもあるのかなぁなんて感じています。だからカンタンに読める
詩でもなんとか読める状態でも読めなくても、それぞれにそれぞれの段階に応じたことが起きているのだと思います。だから「指導」というのはあまりないと思
います。根石さんはコーチ役だと思いますので・・・。
フミさんのお子さんはとても優秀なのでひとつ先のステップのことができそうですね^^
【16578】
オーラル英語教育の功罪──内田 樹 投稿者:馬の骨 投稿日:2010年 5月 9日(日)02時56分20秒
【2006年12月6日】
オーラル英語教育の功罪──神戸女学院大教授・内田 樹
「国際化」と称して幼児から英語を教えることを推奨する人がいる。私は性急に判断せず、熟慮した方がいいと思う。
文科省は「英語が使える日本人」の育成のために「読み書き文法」から「会話中心」に語学教育の方向を改めることを命じた。その結果、本年度の大学新入生
対象調査では、英検3級(中学卒業程度)が45%、英検4級レベル(中学2年生程度)が13%ということが判明した。これは会話中心の語学教育の非能率の
当然の帰結であると私は思う。会話中心の教育がなぜ非能率なのか、その理路について私見を述べたい。
会話では目の前にいる人としかコミュニケーションできない。だが、私たちが自分の生き方や考え方に決定的な影響を与えるような外国語話者に出会う可能性
が一生に何度あるだろう。
読むというのは「ここにいない人」と「好きなときに」コミュニケーションする方法である。「ここにいない人」には地理的に遠い人のみならず、原理的に絶
対に会う機会が得られない人(すなわち死者たち)も含まれている。受信できるメッセージの質と量については、読む能力の開発は話す能力の開発よりも圧倒的
にコスト・パフォーマンスが高い。
むろん「読むだけではこちらから発信できないではないか」という反論があるだろう。しかし、ストックフレーズを丸暗記して繰り返してみせることがメッ
セージ発信力を高めるという考え方に私は与(くみ)しない。
にもかかわらず会話中心の教育が強く勧奨されるには政治的理由がある。それは会話ではつねに母語話者の知的威信が学習者よりも高く設定されているからで
ある。
私は英語話者の綴(つづ)り字の間違いや文法上のミスを指摘することはできるが、彼らの発音の間違いを矯正することはできない。そのような権利は学習者
には与えられていないからである。一方ネイティヴの教師たちは、私の発言を任意の時点で遮って、発音を訂正することができるし、私の語る内容がうまく理解
できない場合には、それを文化的な差異や彼自身の想像力の貧しさによるものとは考えず、私の発音や措辞の不適切さに還元することができる。つまり、会話で
はネイティヴは絶対不敗の知的威信をあらかじめ保証されているのである。だからこそ、すべての帝国主義国家はまずオーラル・コミュニケーションの習熟を植
民地人民に求めたのである。
今、英会話能力の開発を当のアメリカが諸外国に強く要求しているのは、会話中心で語学教育をさせておく限り、英語話者は知的なアドバンテージを握り続
け、非英語話者の「英語力」は下がり続けることを彼らが知っているからである。
夏目漱石は漢学から英語に転向したわずか数年後に、『方丈記』を英訳してみせた。漱石のこの達意の英語を理解できるものは、当時のネイティヴの中にも決
して多くはなかったであろう。今の語学教育が勘定に入れ忘れているのは、この「英語話者が理解できない英語を私たちが語る可能性」である。
【16579】
素読・営業第2課 投稿者:江戸の母 投稿日:2010年 5月 9日(日)07時10分18秒
ご近所のお母さん方へ、「素読」の話をしてみました〜。ぶっつけ本番で、なにをどうしゃべったらいいのか、あたふた状態でしたが、「素読」という言葉をは
じめてきくお母さん方でしたので、「素読って何?」からはじまり「音読とどう違うのか?」「なぜ、素読をするのか?」の話をするわけですが、手に汗状態で
した。(これが素読舎の入社試験だったりして?)
「素読」とは、江戸時代からある〜から説明するのですが・・・・
重要なことを言うのを忘れました。”感性を育てる”です。でもこれは、私が声に出して言うと軽くなっちゃいそうです。どう伝えられるか、腕の見せどころで
すな。
私としては、日本語でも英語でも素読に興味もってもらって、江戸母レッスンに参加し体験してもらって、楽しめたら幸いで、その後、本格的にスカイプで素読
舎レッスン(英語でも)にきてくれたらいいなと思っています。
感触としては、日本語素読への反応がよかったです。
まだ小学校あがりたてのお母さんとしては、学校での「音読」が苦手のようだから、という理由でもありますけどね。
「江戸母先生」でよければ・・・(無料でやりますよ)という流れになっているのですが、果たして環境が整いません。(子どもたちが集まるとわれ先にと、ふ
ざけますからね。笑いをとったやつが偉いみたいな)これが有料になると、親も子も身を引き締めてくるかもしれませんね。でも、有料なんてできませんが
(汗)
ちゃんと素読にむかえそうな子だけを集めてやるというのも手かもしれませんね。遊びの時間に、呼び出して5分でもいいかな。
特に「日本語素読」は、何を読むのか?と聞かれ、今塾で読んでいるもの、もしくはうちで読んでるものの名をあげたのですが、言葉につまりました。「上質の
日本語でかかれた現代の言葉」と説明すればよかったのかな。
「上質の日本語」に音読ではなく素読で触れていく。このことを説明して理解を得るのは、かなり難しいです。まず、学校で音読はやっているし(毎日の宿題も
ある)、子どもも文字は読めるようになった。さらに黙読でたくさんの本が読めるようになっている。そういう子には、「素読」は、なにをいまさら〜的な印象
があるのかなとも。(「黙読」文化圏の極東ですもんね。私もずっとここにいることに気がつかなかったわけですから)
【16580】
江戸の母さん 投稿者:ミキ 投稿日:2010年 5月 9日(日)17時09分59秒
こんにちわ。息子は今10歳、4年生です。(6月に終了。9月から5年生、小学校最終学年です。)
昨日持ってかえってきた英語のテストは,こんな感じでした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
1. Read.
Hello! I'm Jane. I'm a girl. I'm 12. I've got long,curly,black hair and
brown eyes.
I've got two black cats and four small dogs. We have a big garden! My
favourite
animal is the dolphin, but I like cows, sheep and horses, too. I love
animals, but I'm
scared of spiders and snakes!
My favourite colours are purple and blue. I don't like green.
I like chips, pasta and ice-cream, but my favourite food is pizza. I
don't like fish and cheese.
My favourite sport is basketball, but I don't like football or tannis.
My birthday is in August, but my favourite season is spring. I like
flowers and trees!
Look! This is my family! My mum Helen has got long, straight, black
hair and green
eyes. My dad David has got short blond hair and brown eyes. There are
my brother
Richard and my sister Laura: he's got short, black hair and brown eyes;
he's got freckles.
She's got blond hair and blue eyes; she's eighteen and her favourite
sport is tennis.
She's got glasses.
2. Draw and colour Jane. Write the names and colour Jane's family.
ここに,5人の絵があり、Janeの髪の毛は自分で描く、他の人物の髪に色を塗る様になっています。
3. Read the text again. Tick T for true or F for false.
1. Jane is eleven.
2. Her hair is black and her eyes are brown.
3. Her favourite animal is the dolphin.
4. She's got four cats.
5. She's scared of snakes and spiders.
6. Her favourite colours are purple, blue and green.
7. Her favourite food is pizza.
8. Her birthday is in spring.
9. She has got two brothers.
10. Her brother Richerd has got black hair.
11. Her sister Laura is 8.
12. Jane's favourite sport is basketball.
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
1. Liste and write.
一本の道路を挟んで6つの四角があり,そのうちの1つにHOTELと書いてあります。多分聞き取りで,そのHOTELの横にMUSEUMとか,向かいに
BUS STATIONとかを書き入れたのだと思います。単語としては、HOTEL,BUS STATION, SQUARE
CLOTHES SHOP, SUPERMARKET です。
2. Look at number 1 and write. (例を見ながら,質問,または答えを書き入れる)
1. Where's the hotel? _______________________________
2._________________________ It's opposite the hotel.
3. Where's the square? ________________________________
4._________________________ It's between the hotel and the supermarket.
5. Where's the supermarket? _______________________________
3. Read and draw the route. (文の右に絵地図があり,道筋をたどる様になっています。)
Turn right, and tuen left.
Go straighton and turn left.
Go straight on and turn right.
Where are you?
At the _________________
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
イタリア語と英語の間では,単語を置き換えてしまえば、わかってしまうのです。そして単語も半分くらいはすごく似ているので、初めて見る単語でも簡単に想
像がつくのです。
なので、今回のテストでも、like, don't like, 色の名前、数、have, where,
straight が,わかっていれば,出来てしまいます。息子も,Where's the bus station? と書くべき所を The
bus staition? に省略してバツ,(でも,気持ちはわかる。),答えのほうの
Itを書き忘れてバツ(イタリア語は,動詞が人称により,単数か複数かによってすべて活用が変わり、動詞を見れば主語がわかる為、主語が省略される事が多
いのです。その感覚のまま答えたんだと思います。)、その他は全部で来ていました。という事で,このテストはイタリア語を母国語とする子供にとっては全く
簡単と言えると思います。
問題は,例えばこのテストにあった例文を読ませるとどうなるか?アララ、,アララ、、全くのイタリア語読み。
これじゃ通じないよ、、、となってしまうのです。
文法的に兄弟で,違っている単語さえ覚えればわかってしまうなら,何故それを小学校1年生から時間を割いてやるのか?どうして「音」はやらないの?イタリ
ア語が母国語の子供の英語学習に,唯一必要な「音」をやらずに,放っておいても出来る文法をやるのは、時間の無駄でしょ?と思うのです。
個人的には,小学校では国語と算数,そして遠足だけをいっぱいやってくれたら良いと思っています。英語をやるなら「音」のみ,そしてイタリア語(文法も)
をがっちりやってくれないものか,と思います。
日本の子供達と比べるのは条件が違いすぎて意味がありませんが,やはり「国」の教育案というのはどこの国でもこんなふうに的が外れているのでしょうか?
【16581】
内田樹のアメリカ洞察。 投稿者:馬の骨 投稿日:2010年 5月 9日(日)17時29分45秒
内田樹の研究室
「基地問題再論」
http://blog.tatsuru.com/2010/05/07_1708.php
内田樹の新刊
「街場のアメリカ論」文春文庫 590円+税
著者の「アメリカ」存在についての洞察は驚くものがあります。
ぜひ一読をお薦めいたします。
【16582】
学校の音読について 投稿者:チョコ 投稿日:2010年 5月 9日(日)22時12分6秒
素読と学校の音読の違いって、説明を求められるととても難しいです。
私自身が十分理解できていないのだと思います。
上の子の時もそうでしたが、下の子も音読の宿題が始まりました。
上の子どもは6年生ですが、この宿題1年生からずっと続いています。
上の子が1年生のときは、夫婦で観客をしました。
今は子どもが自主的に音読の宿題を止めてしまっています。
下の子は一緒に音読しています。今は初めての宿題なので喜んでいますが、
しばらくしたらいやになってしまうのではないかと思います。
私は、学校の宿題の多くは子どもの学ぶ意欲を引き出す効果が無いと感じています。
私自身、学校での詩の郡読は大好きでしたが、宿題の音読は味気ない気がしていました。
【16583】
ミキさん 投稿者:江戸の母 投稿日:2010年 5月 9日(日)23時33分16秒
学校の様子、書いてくださってありがとうごさいました!
イタリアという遠い国の出来事で、私には無縁だなと思っていたのですが、今回こうして知ることができて、身近になった気がしております。英語とイタリア語
の文法での問題点は、正直よくのみこめないのですが、音をすっとばしてというところは、こちらと共通ですね。インターネットがメインになってきているし、
メール(書き言葉)のやりとりができれば実務に損がでないとの決定権と申しますか判断が「国」のどこかの機関にあるのでしょうかね?
書いてくださったテストの「1.
Read.」の3問は面白いなと思いました。親子でも髪や目の色が違うなんて、日本ではありえないからこうした設問も想定できませんが、自己紹介のリアル
な文を通して英語を理解していく力がついていくだろなと思いました。実際のお父さんのイメージとかできて、楽しそうです。かたや、こちらの小学校の英語教
育では、挨拶、号令を覚えたり、ゲーム、歌をとりいれたり、動物や果物、体の部位を覚えているようです。会話では、What ○○ do you
like? I like
○○.のやりとりをジャンケンしながら皆と対戦することで、コミュニケーション能力を向上させるという・・・等等があります。文構造もまったく違うので、
イタリアで英語を学んできた子と日本で学んできた子とを比較するのは的外れかもしれませんが、このゲーム主流のやり方で日本の小学生は、いつ 「1.
Read.」の問題を解けるようになれるのだろうか?と、また余計な心配をしてしまっています。おお、長くなっていってしまう・・・
今の学校のやり方だと、『相手の言ってることを理解する。その指示どうりに反応する』ことはできていくと思うのですが、それ以上のことはできるのかな?
と、素人ながらに疑問に思ってます。(というか、小学校では別にやってもらわなくてもいい。ただ”遊ぶ”だけなら、おしくらまんじゅうとかだるまさんがこ
ろんだとか、日本の遊びでもコミュニケーション能力が磨けるのではないかと、言ったらもともこもないですが・・・。青い目の人に慣れる、英語に興味を持つ
というのが目標なので、これはクリアしているようです。)
とにかく親ができる最低限で最大のことで、子どもとしっかり対話していくのが、なによりで、読み聞かせも、もう読めるでしょと突き放さずに、まだまだ続け
ていいのだなと最近気がつきました。
長くなってすみません。
ミキさん、今後ともよろしくおつきあいお願いします!
【16585】
江戸の母さん 投稿者:ミキ 投稿日:2010年 5月10日(月)15時37分33秒
>このゲーム主流のやり方で日本の小学生は、いつ 「1.
Read.」の問題を解けるようになれるのだろうか?と、また余計な心配をしてしまっています。
日本にいると、親がこんなふうに周りに焦らせられてしまうのはわかります。でも本当に<余計な>心配なんですよね。息子にとってあの例文を理解するのは,
日本の子供が「漢字入りで書かれた文をひらがな文に直す」程度の事なのです。そしてそれは息子の優れた能力なんて言うものではなくて,発祥元を同じとする
言語を使っている子にとっては「あたりまえ」。日本語で生活している子供に同じ事を求めるのは酷ですし,全く意味が無く,失うものが大きすぎると思いま
す。(媒介としての英語を手に入れても,媒介させるのもがなければ意味が無いのに。)
土曜日に知り合いの女性詩人の新著発表会(ホントにささやかなもの)があって、「やはり,日本語,日本語で書かれたものに,とても惹かれる」と言っていま
した。(私が日本人だから,特にそう言ったのかもしれませんが、、。)別なものの見方、感じ方,言葉の扱い方を知ってみたいそうです。俳句とか短歌が好き
なんだそうです。私も詩では,短いものが好きです。短いからこそ研ぎすまされていて,膨大なイメージを引き連れてきてくれる、というか、、、。
子供達の,目には見えない心の成長(発酵?)を信じていけると良いですよね。その為にも,周りが「追いつけ,追い越せ」と煽らないでいてくれれば良いの
に,と思います。
【16588】
娘の感想9 投稿者:ももこ 投稿日:2010年 5月10日(月)18時57分13秒
私がダウンしていたため、レッスンの進みと感想の数が合わなくなりましたが、めげずに続けます!きっと2〜3ヶ月目で頑張れば感想を途切れさせずにかけ
る・・・・はずです^^;(単純に自分の根性試しなのですが笑)
<娘の感想はじめ>
先生は元気になりましたか?
一人称単数や二人称単数という言葉が面白かったです。
her cheirが難しかったです。
お友達が居て緊張しました。
質問です。
なんでノートブックとかペンがnotebookやpenになっているんですか?(おそらく娘は外来語ということを知らないのだと思います。母註)
弟がThat is notebook.のことを「だってのーとぶっく」っていいます。これはいいんですか?
<娘感想終わり>
今日は引き続きherに苦戦していました。erが難しいみたいですね。迷いながら読んでいました。まだしっくりこないみたいです。
お相手の子はさすがにerの音が綺麗にでいていたなぁと感じました。何かつかむきっかけがあればいいのですが・・・。いつ音が変わるのか楽しみです。同時
に息子の「ほったいもいじるな」的な英語ひらがな読みの発展もどうなるか楽しみです(笑)
【16590】
ミキさん 投稿者:江戸の母 投稿日:2010年 5月10日(月)23時38分9秒
>「漢字入りで書かれた文をひらがな文に直す」程度の事
>発祥元を同じとする言語を使っている子にとっては「あたりまえ」。
これを読んで、お〜!と声に出してしまうほどびっくりしてしまいました。
日本語はあまりにも英語に遠く、いつかどこかで読みましたが、海辺で砂のお城を作っているかのような作業にも似た試練というか、虚しさがついてまわる気が
します。
日本語を母語とする、しかも母語形成過程の子どもにとって、英語をやることって、ほんとどうなんでしょうね。改めて考えさせられました。「遊び」でいいん
だという気もしてきました。
知り合いの女性詩人の方、イタリアの方なのでしょうか?日本語に魅力を感じているなんて、嬉しいですね(^^)
「子供達の,目には見えない心の成長(発酵?)」って、面白い表現ですね。とかく”この年齢でこのことまでを”と基準に合わせて子どもを測っちゃいがちで
すが、”後からでもできるようになる”を信じて、ゆっくり生き急がせないよう、注意します〜。
さっき娘が母の日で摘んできた草花、これがしおれてしまってるのを見て、「なぜ、枯れちゃうの?」と言うので「花は根っこがないと育たないんだよ」と答え
まして、あ〜そうだなぁと。目立たないけれど、養分を吸っている根。根があるから花が咲く。咲き続けることができるのは根のおかげ。小学生の子どもって、
見えない部分の根を育てる時期なのかもしれませんね〜。
そういえば、萩原朔太郎ですが、何年か前に読んだのですが、子どもの頃、医者の父に連れられて、見たくない手術シーンを見せられたそうですよ。そのトラウ
マが詩にも現れているとか。確かに気持ち悪い印象もあって、そこがまた私は魅力なのですが。
【16593】
ももこさん 投稿者:村田晴彦 投稿日:2010年 5月11日(火)14時30分49秒
>先生は元気になりましたか?
足がちょっとだけ曲がるようになってきました。
だいぶよくなってます。
>なんでノートブックとかペンがnotebookやpenになっているんですか?(おそらく娘は外来語ということを知らないのだと思います。母註)
もともと英語の言葉なんだと言っていたとお伝えください。
>弟がThat is notebook.のことを「だってのーとぶっく」っていいます。これはいいんですか?
気持ちとしては「いいです」と言いたいところですが、レッスンの時はよくないです。
でもわたしは「だってのーとぶっく」は大好きです。
>今日は引き続きherに苦戦していました。erが難しいみたいですね。迷いながら読んでいました。まだしっくりこないみたいです。
「狭いア」は chair の方はよく出ていると思います。
her や early
のように、単語の最初に来る「狭いア」は、言いにくいですね。これは娘さんだけでなく、多くの日本人にとって難しいのではないかと思います。her
を「ふー」、early を「うーりぃ」と言う人も多いので、そういう人には「アと聞こえる音」だと強調しています。
単語の最初に来る「狭いア」については、意識して練習していれば、出るようになりますよ。
>同時に息子の「ほったいもいじるな」的な英語ひらがな読みの発展もどうなるか楽しみです(笑)
楽しみですね。新作が生まれたらぜひお知らせください。
【16595】
音読と素読 投稿者:江戸の母 投稿日:2010年 5月12日(水)11時09分10秒
チョコさん
音読は「脳にいい」という説が普及した成果で、どこでも取り入れられているようですよね。でも、素読が広まらないのはなぜ?(>_<)
素読との違いは、音読は読むごとに理解を深めて表現していくことが要求されていくのではないかな。素読は、理解を押しつけない。ただ読むだけ。チョコさん
が「観客」と書いていたのが示唆的で、音読はつきつめると「演技」を求められていくと思います。(このあたりは、前回の会議室でも話が出たのですが)経験
値の少ない子どもに、その演技を期待するのは、どうなんだろ〜。それよか、実際の経験を増やすほうがね、ほしいよな〜と。
だから、手抜き読みをしてる子のほうがかえって素読になっているというか(^^)
また、楽しめるかどうかは、読む内容にもよりますよね。
【16597】
アメリカからみた普天間基地問題。 投稿者:馬の骨 投稿日:2010年 5月12日(水)13時02分59秒
内田樹の研究室
http://blog.tatsuru.com/2010/05/11_1158.php
これを読むと、日本のメディアが、いかに海外の情報、意見を報道していないかが
よくわかる。日本は「判断停止」状態にならざるをえない。
政府が、なぜ情報を持たないのか。あるいは故意に伏せているのか。
なぜ日本のメディアは、知ってるはずなのに報道しないのか?
【16598】
馬の骨さま 投稿者:Naima 投稿日:2010年 5月12日(水)16時39分7秒
出かける時はキオスクで買った週刊文春を良く読んでるのですが、今週号の「鳩山総理を追放せよ」という特集記事に、内田樹が基地問題に関して寄稿されてお
り、そのタイトルは「結局われわれは米国に侮られている」というものでした。内田氏の名前を見て馬の骨さんを思い出しました。
記事は「『侮られないようになる』ためには、『私たちは侮られている』という痛苦な現実をまっすぐに見つめることである。そこからしか話は始まらない」と
締めくくられていました。
【16599】
Naimaさん 投稿者:馬の骨 投稿日:2010年 5月12日(水)17時10分2秒
情報、ありがとう。
買ってみます。
内田樹がこの問題で「侮られている」という言葉を使ってはいないのですが。
「日本は米国の軍事的属国である」の言い換えかなあ。。。
【16600】
リンガ・フランカのすすめ 投稿者:馬の骨 投稿日:2010年 5月12日(水)20時30分34秒
内田樹の研究室
http://blog.tatsuru.com/2010/05/12_1857.php
Naimaさん。
文春読みました。
内田樹は、いつも言ってることを書いてる。
もしかして、はじめて読む人は驚くかもしれない。
【16603】
何度もすみません 投稿者:江戸の母 投稿日:2010年 5月14日(金)01時13分52秒
>「漢字入りで書かれた文をひらがな文に直す」程度の事
>発祥元を同じとする言語を使っている子にとっては「あたりまえ」。
またまた、引用しちゃいますが(すみません)ミキさんのコメント、ショックで。でも、ありがとうございます!
日本語を母語とする私たちはこの現実と向かい合って英語と対面しなくちゃいけないんだなっと。言語構造が違う語学を習得するといのはまるで「逆立ちしなが
らしゃべる」ようなことで(さらに「逆立ち」しながら片手を離すのかも?)と思いました。とにかくこれがすんなり身につくためには、ものすごい『過激な訓
練』が必要なんだろうな〜っと、ここ数日考えていました。
【16615】
言葉の力、学ぶ力。 投稿者:馬の骨 投稿日:2010年 5月15日(土)13時53分11秒
内田樹の研究室
「言葉の力」
http://blog.tatsuru.com/2010/05/14_1725.php
【16616】
(無題) 投稿者:馬の骨 投稿日:2010年 5月15日(土)17時27分12秒
内田樹さんの「言葉の力」を読む。やはり面白い。どの文章も意表をつく。
誰もが考えているようで結局届かない場所に、いきなり引きずり込む力は希有なもの。
今までの自分の視線が変わってしまうほどです。天才か。
この現在に彼が現れた「縁」は、とても不可思議ですが、
現れる必要があったのでしょう。
【16622】
リンガ・フランカ 投稿者:Naima 投稿日:2010年 5月16日(日)00時16分18秒
馬の骨さん
ハンブルクのドイツ語学校のクラスに2名のアメリカ人がいて、万悪く二人とも宿題をしてこなかったことがあったんですが、その時講師が「英語さえ出来れば
世界中どこへ行っても苦労しないと思っているのか」と激昂したのを思い出しました。
内田樹氏は神戸女学院大学の教授をなさっているようなので、公開講座で教えておられるようなら受講してみたいと思って調べて見ましたが...今のところそ
の予定はないようでした。講演でもあれば是非行ってみたいです。
【16624】
Naimaさん 投稿者:馬の骨 投稿日:2010年 5月16日(日)05時11分9秒
内田樹さんは、いまのところ来年定年退職されるようです。
合気道の道場のほうも新築されているとのこと。
彼は合気道の師範でもあるのです。
まあ、ほっとかれるような人ではないとおもいますが。
【16629】
江戸の母さん 投稿者:ミキ 投稿日:2010年 5月16日(日)18時40分5秒
>日本語を母語とする私たちはこの現実と向かい合って英語と対面しなくちゃいけないんだなっと。言語構造が違う語学を習得するといのはまるで「逆立ちしな
がらしゃべる」ようなことで(さらに「逆立ち」しながら片手を離すのかも?)と思いました。
このコメントを読んで,「そうだよね〜。そうすると,日本語環境に生まれ育つってハンディキャップでしかないのかな〜?」と思い,「いや,そんな不公平
な!!」と憤慨しつつ(鼻息荒らく)、「しかし,なにかしらの意義があるはず。少数派 minority
である事の意義って何だろう?」と考えてみました。
で、考えたのが、、、
少数民族、少数派文化(例えば,アメリカインディアンとかアボリジニとか,アフリカのナントカ族とか,南米のナントカ文化とか,いっぱいありますよ
ね。)、これらが保護されていく理由って,「彼らも同じ人間,同じ権利がある」みたいな良く言えば他愛的、悪く言えば「上から目線」(<この言葉は、こう
つかうのですかね)ではなくて、「人間種の将来の為の保険」だと思うんです。
将来、地球の環境がどう変わるかわからないから,例えば、肌の色の濃い人も薄い人も居たほうがいい。そのほうが人間が生き残っていく確率が高い。同じ理由
で,毛の濃い人も薄い人も,肉を食べる人も魚を食べる人もヘビを食べる人も巨大イモ虫を食べる人もいたほうがいい。
思想も同じ事で,ある事柄をすべての人間が X と考えるよりは、Y , n , n+1
,,,といろいろな選択肢があったほうが,人類の益であろう、と。(その益に対する犠牲,例えば宗教戦争とか,はあるとしても、「人類種」というマクロな
視点で見ると,ピラミッドの裾野は広いほうが安定するのは否めない。)
そして、「言語と思考の間には密接な関係がある。」(まずイメージがありそれが言葉によって蓄積されていくのか,言葉が鍵となってイメージが展開されるの
か,それらが相互に働くのかは,私にはわかりませんけれども)が本当なら、日本語で考えるからこそ発生しうる思考もあるはず。そう考えるなら、日本語も
”人類のために” 継承されるべき言語の一つ,という事になるのではないでしょうか。
私が日本語を勉強し続け,使いつつ,日本語で考えていく事は,ひいては人類の為なのだナァ、、、(だから,あんまりバカげた事ばかり考えていてはいけない
ナァ、、、)な〜んて考えると少し自己評価も上がると言うか,生きるmotivationの一つになる気がします。
で,ここで出てきてしまう問題が、「じゃぁ,何故英語を勉強し始めたの?(これほど絶対多数な英語を!)」ということで、英語を使う必要もなし,目的もな
し、な私ですが、「いつかはこの理由も見つけたいな」と思いつつ、とりあえずは「道があるから歩く」的に足元だけに集中しつつ勉強していこうと思います。
江戸の母さんが英語を勉強する理由,良かったら教えていただけませんか?
【16640】
ミキさん 投稿者:江戸の母 投稿日:2010年 5月17日(月)16時06分53秒
ミキさん
マイノリティーへの考え方、いろんな人がいてええじゃないか〜という点では私も同感ですよ。(「人類」というと、ちょっとわからなくなっちゃうんですけど
ね(><))
あと、私は日本語をマイノリティだからと蔑視してはいなくて、逆にここまで成熟したのをすごいことだとも思って、感謝してるんです。そこが伝わっていただ
けると嬉しいですが・・・
英語が「世界共通語」という地位を獲得したゆえに、マイノリティー言語は存続の危機に面しているっということ、水村美苗の著作で知って、非西洋語圏で母語
を守っていくことは、非常に困難なことなのだと思うと日本は?日本語は?と考えて、くらっとしてしまいます。
水村氏の引用です。
「非西洋語を母語とする人たちは、バイリンガルになるのが困難なので、いったん英語にいってしまうと帰ってこない。ことに「国語がまともに機能していなけ
れば、帰ってくる必然性がありません」
水村氏は、海外への頭脳の流出も危惧していますが、帰ってくる受け皿が崩壊しているという事態もあるわけですね。
来年からこちらでは義務教育で小5からの英語教育が必修となります。「国際化社会」に向け「国際人」になるために「英語教育が必要」という国の考え方から
ですが、果たして小学生に英語をやる必要性があるのか?それよりは国語をきちんとやるべきじゃないのか?
また、もしかしたら英語をやらなくても一生困らない人も、この義務教育を受ける子の中にはいるかもしれない。それよりも、日本で暮らしていくために、日本
語を身につけておいたほうがいい人もいるかもしれない。なのに子どもにも教師にも負担を増やしてまで英語を導入するのは、何故か?(いろんな利権が見え隠
れ)いやいや、自分の子も、将来英語に触れることは無いかもしれない。ただ受験科目として必要になるだけかもしれない(それはそれでよしとして)。ご縁が
あって、続けている英語ですが、今は日本語素読のほうが大事なんじゃないか?とまで思っているところです。
根石さんの『日本語は英語という鉄にとって強力な酸であり、英語は日本語という鉄にとって強力な酸だ。』という文がありますが、もうお読みになりました
か?下記引用させてもらいます。
http://www.sodokusha.com/gogakuron/eikaiwagakkou_haiena.shtml
>日本人が全員習う教科である英語が、言語としていつまでたっても植民地語になれないでいることは面白い現象だ。アメリカにしてみれば、とても不本意な言
語現象であるはずだが、日本語は英語の骨を溶かしてしまい、世界ででかいつらができるはずの英語は、日本ではなかなか育つことがない。
もうこれは、何度読んでも気分爽快なんですよね〜。がっはっは という感じです(*^_^*)
でも、同時に日本人として英語を手玉にとってやることの難しさに直面せざるを得ないというか。文構造も、音も違う、さらに島国で英語圏の人が簡単に流れて
くる位置関係にもない、三重苦の中、英語をものにするのは私にとってやっぱり「逆立ち」する気力が必要だな〜っと、深いため息も出ます。
で、私、なんで英語やってるんでしょうね。
それは英会話学校に大枚はたいてきたルサンチマン!がメインですが
(元々はアエロフロートと某国鉄道員に抗議にいったのに、悔しい思いをしたので)
今は、自分の音が変わっていくのが面白いですね〜。(ただそれだけなのですが)
あと、やっぱり「世界共通語」を通して、世界のこと、アメリカの動きに追いついていきたいな〜と思う(まあ、すごっく先の話ですが)。
でもまあそれよりも、今は英語をやっていると、日本のことも浮き彫りになってくるというか、例えば、テキストの文を読んでいて、ああ、英語ではこういう言
い方をするのかぁ〜とびっくりしたりとか、テレビで政治家が日本語でちんたらと回りくどい表現で話しているのに対して、二カ国語で聞くと、英語はそれをわ
ずか3語くらいで終わりというのもあって、この違いが面白い。
日本には「英語を見習って、もっとわかりやすく、論理的に!」と腹が立ち、逆に英語には「う〜ん、そのニュアンスはどうかね〜」ともどかしかったり・・・
(そんなに読み(聞き)取る力は無いですけどね)
それにしても、「植民地をまぬがれたこと」これは忘れたくない。(言語面での、かな)あ〜言文一致運動があって、よかったよな〜〜と先人の活躍に感謝した
り。
長くなってしまいすみません。ミキさんの疑問は解けたでしょうか不安がありますが、とりいそぎこれでアップしますね。いつでもまた書いてください!
【16642】
娘の感想10 投稿者:ももこ 投稿日:2010年 5月17日(月)20時01分51秒
レッスンありがとうございました。娘の感想です
<はじめ>
I am a student.が難しかった。
Tom is.が面白かった。
わくわくどきどきして楽しかった。
studentが聞こえてるんだけど難しくてもう一度言ってもらいました。だいたい分かったけどあんまりうまくいえませんでした。
前よりもっとスラスラいえるようになったのは面白かったです。
<おわり>
I am a student.ではヨタヨタと読んでいました。途切れながらもI am/ a
student.と分けて読んでいたのが印象的でした。(そうやってイントネーションをきめていくのかなぁ〜と)
【16643】
江戸の母さん 投稿者:ミキ 投稿日:2010年 5月17日(月)20時47分25秒
>あと、私は日本語をマイノリティだからと蔑視してはいなくて、逆にここまで成熟したのをすごいことだとも思って、感謝してるんです。そこが伝わっ
ていただけると嬉しいですが・・・
伝わってます!伝わってます!
書かれていた事に共感したので,またまた書き込んでしまった次第でした。
>いつでもまた書いてください!
はい!また書きます。お忙しくなければ,またお相手お願いします。
【16644】
息子の勘・想 投稿者:ハル 投稿日:2010年 5月17日(月)20時52分12秒
今日もいろいろ失礼しました。(^_^;) 次男ですが、相変わらずテキストは無視です。たまに見ているのかしら。今日は脇で監視いや観察していました。
そこでまたまた気付いたのですが、頼りの村田さんの声を聴き逃している時、勘で言っているときがあります。そしてそれが合っています。
何回かありました。後で息子に尋ねたら、「なんとなくね、こうかなーと思って」だそう。
勘ですか!おいおい素読ちゃうやろー。(^_^;)(^_^;)
「あーお腹すいた」今日の息子の勘・想でした。
【16646】
自立練習報告 ちよ・吉 投稿者:吉 投稿日:2010年 5月17日(月)23時19分10秒
自立練習「イメージ核受肉教材」
練習者名: ちよ・吉
日時 : 10/05/17
進展度(説明部分を含めた総行数): 101266-101393 (127行)
次回開始の文(101400行) :
740. 彼は私が今そのタイトルを思い出せない本について語った。
He mentioned a book the title of which I can't remember now.
今日の手合わせでは、かたさんがお休みされたので、
最初の10分の音読は、千代さんと私でゴーストのテキスト、
54〜62ページを交互読みしました。
次回の音読箇所(かたさんと吉)
7年目:FN68x1、N69x3、45、46、47、48
ゴースト: 59、60、61、62
モダン、キロメートル、スピードメーター、タイム、などなど、
カタカナになっている英語って、アクセントがついつい日本語の発音に引っ張られて
しまうことってありますよね〜というようなお話を、千代さんといたしました。
【16647】
吉さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2010年 5月18日(火)00時10分54秒
>7年目:FN68x1、N69x3、45、46、47、48
N69x3についてですが、この3というのは、かたさん、吉さん、ちよの三人で読むから3なのでしょうか。
【16648】
ハルさん 投稿者:根石吉久 投稿日:2010年 5月18日(火)00時17分10秒
「字をみていない」という問題について。
レッスンを始めてあまり時間がたっていない今は、それで大丈夫です。
半年、あるいは1年くらい経ったら、コーチから、字を見るようにという指示が出ます。
【16657】
根石さんへ 投稿者:吉 投稿日:2010年 5月18日(火)22時44分1秒
>7年目:FN68x1、N69x3、45、46、47、48
>> N69x3についてですが、この3というのは、かたさん、
>> 吉さん、ちよの三人で読むから3なのでしょうか。
違いますよ〜。
かたさんと僕の音読の進め方は、去年の秋に根石さんに「ひとまずそれでやってください」と
言われたままの方法です。 変更はしておりません。↓ (ニコニコ)
FN かたさん
N かたさん
N 吉
N かたさん
マリリン復習範囲 4ページ
ゴースト復習範囲 4ページ 全12ページ
別の方法を提案したくなった時は、必ず相談させていただきます。
ちよさんにもいずれは参加してもらいたいと思っていますが、(参加できる実力は十二分あると思いますが)
根石さんも(音読の部分は)「見学してりゃ〜いいよ」とちよさんにハッキリ言ってましたからね。
ちよさんが「やりたい」と思った時、どのような形で参加してもらおうかボンヤリと考えておきます。
自宅で練習する時、タイムで測って確認するようにしているのですが、
12ページは、3箇所も間違えると10分を切れるかどうかは、厳しくなりますね。
【16669】
江戸の母さん 学校の音読について 投稿者:チョコ 投稿日:2010年 5月21日(金)13時25分44秒
学校で音読の宿題がでるようになって、半月ほど過ぎました。
毎日、週末も音読の宿題があって、予想通り次男(小1)は音読がいやになっているようです。
学校の音読のせいで、根石さんの素読がいやにならないように気をつける必要があると思っています。
小学生のほかのお子さんはどうなのでしょうか?
遅くなりましたが、長男の英語素読の感想です。
月曜日、レッスン終了直後に聞きました。
「今日もおもしろかった」
言葉少なで申しわけありません。
村田さんには怪我の痛みを押してレッスンして頂き、ありがとうございました。
【16672】
音読は 投稿者:ゆっくり母 投稿日:2010年 5月21日(金)15時09分31秒
>ちょこさんはじめまして。
小5、小1の男子二人の母です。
うちの場合、音読は読み聞かせ(教科書に限らず)の時間にしてます。
何の意味があるのかわからないので。
一度か二度くらいは教科書の読みを親がします。
そのくらい読めばたいてい子供たちは耳で覚えてしまうみたいです。
不真面目のススメ・・・なんて、だめでしょうか?
5年生のほうは最近はとっきどきは弟に絵本や弟の教科書を読み聞かせしたりしています。
可愛いです♪
【16675】
Yoshieさんより 投稿者:小川 投稿日:2010年 5月21日(金)20時41分10秒
メールで感想を書いて来ましたのでご報告します。
「音読って不思議ですね!やってることは 読んでるだけなのだけれど、読めば読むほど自分のなかで、何かがスパークしているのを感じます。もっともっと
徹底してやってみます! speakingをなんとかしたいっと思ってる人に だまされたと思って(?!)一度やってみて欲しいです。思ってる以上に楽し
いし、充実感まであるし!」
【16686】
日本語素読 投稿者:江戸の母 投稿日:2010年 5月23日(日)03時13分17秒
根石さん お母様方
金曜日レッスン見学ではありがとうございました。
娘が電源を切ってしまい、挨拶できずに退席してしまいすみませんでした。
娘も興味もつかな〜とも思ったのですが、反応がイマイチだったので、もうちょっと経ってからのほうがいいかもと思いました。絵本読み聞かせは好きなんです
けどね。
今後も私が日本語素読について学びたいので、邪魔にならないようにしますので、見学させてください。開始時間を7時半と思ってましたが、7時20分なので
すね?もしお子さん方が気になるようなことがありましたら、なんなりと報告してください〜〜よろしくお願いします。
私のご近所さん&実子相手の日本語素読は進まず、相変わらずの手探り状態です。
「やろう」という落ち着いた時間が取れない、テキスト選択の問題と、年齢の問題、等など。まともにやろうとするとほんととんでもないことですね!”素人は
手出しすべからず”というのも納得です。それでも、音読の楽しさ、国語の多様な世界をちょっとでも子どもと一緒にひもとけていったら、いいなぁなんて考え
てます。国語の文献をあたると、もうほんとにどっから手をつけたよいのやら、迷宮いりものです。
先日村田さんのところの英語レッスン通塾生の方が小学生の頃から国語素読を平行してやっていることを聞いて、もう7年(かな?)英語と同時に積み重ねてき
たその素読の内容を聞きまして、これはすごい財産だろうな〜〜と感動しました。そんな経験がもてるなんて、すばらしいなぁ。選択されたテキストも面白い。
生徒さんにとっては、貴重な経験になってるだろうなと思いました。
根石さんには、また爆弾(?!)をくらっちゃうかもしれませんが、斉藤孝「声に出して読みたい日本語」を中古で入手しまして、参考にしています。
あとがきのところで日本の伝統的な文化で<腰ハラ(*漢字変換できませんでした。”月”偏に”土”です)文化と<息の文化>を紹介しています。
ちょっと引用します
「かつては腰を据えてハラを決めた力強さが、日本の生活や文化の隅々にまでいきわたっていた。腰はハラを中心として、自分の存在感をたしかに感じる身体文
化が存在していた」
この腰ハラ文化は、息を深く吸い、朗々と声を出す息の文化により体の中心に息の道をつくるそうです。
ちょっと前の話題で吉さんが『肝』という言葉を使ってらしたのを思い出されたのですが、これは「ハラ」なので違うかもしれません。でも、月偏の単語同士と
いうことで(^^) 言葉と体のつながりの重さを感じました。 根石さんとしては、斉藤氏につっこみどころが満載かもしれませんが・・・気を害してしま
いましたらすみません。
私は自分のことで言いますと、日本語素読・音読の経験値は学校でも全然ありませんでしたが、(音読が取り入れられたのは、最近ですかね〜)今、素読舎レッ
スンを受けるようになり、日本語と違う息の吐き方、舌の使い方等劇的に変わりましたし、「ん!変わった」を実感してます。まだ頭脳の”副作用”は書けるほ
どではないですが・・・
こう書いていて気がついたのですが、息子たちの英語(日本語)素読レッスンも、続けてきていて鍾乳洞のあのつらら(?)みたいに、確実に目に見えないなに
かが積み重なって結晶になっていってるんでしょうね。本当に続けられて感謝しています。
チョコさん、学校の音読と素読舎の素読、これは確実に違うと思います。また、別に書きますね。
【16688】
レッスンの感想(初回) 投稿者:Won 投稿日:2010年 5月24日(月)06時35分41秒
根石さん
金曜日のレッスンありがとうございました。これからよろしくお願いいたします。
--------------------------------------------
From: ..50 下
To : I can't see him. I can only hear him.
--------------------------------------------
以下レッスンの感想です。
●とても楽しかったです。30分はとても短く感じられ、もっとしたいくらいでした。早くも来週が楽しみです。
●HPや掲示板で拝見していた「口、舌が疲れる」ということはありませんでした。
しかしこれはDさんの番では、単に聞いているだけで休んでいたからだと思います。実際私の番ではなにやら後ろのほうでDさんがささやいている声が聞こえ
ておりましたので。次回からは見習って、自分が読むつもりで口を動かしたいと思います。
(練習のペアがいるということは、こういった点でも見習ったり、励みになったり、疑問がわいたりするので良いことだと感じました。Dさん、これからよろし
くお願いいたします。)
●He just asked mie to remind your of the sweater that's in the closet
that you knitted that't too big. Four sizes.
の回では回数は数えておりませんでしたが、ずっとストップがかかりませんでしたので、いつまで続けるんだろうと不安でした。
逆に「いいです」と終わった際も、何が良くなって終わったんだろう?と疑問に思いました。
(個人的な推測ではありますが、これは解説などは不要で、レッスンを積みかせねていけばそのうち分かるのだろうと思っています。ストップがかからない理
由、かかった理由に自覚を持てるようになるよう頑張りたいと思います。)
●2行にわたる長文の場合、1度聞いただけでは根石さんの読まれる文章のリズム(1文としてどこにアクセントを置くか、波の山の部分)を覚えきれず、自分
で読んでいる際に「これでいいのかなあ、おかしいんじゃないかなあ」と不安を覚えながら読んでおりました。
(個人練習をする際は、手本になる音が必要だと感じました。スクリーンプレイの関連商品にあるリスニングCDを入手しようかと思います。)
●7、8語の文になると、「読んで」います。練習を積みます。
以上
【16702】
自立練習報告 村田さんサポートつき 投稿者:江戸の母 投稿日:2010年 5月28日(金)00時47分21秒
自立練習「イメージ核受肉教材」(レッスン組み込み 30分)
練習者名:ピッコロ、江戸の母
日時 : 10/05/27
進展度(説明部分を含めた総行数): 91行(10842-10933)
次回レッスン開始の文 :Who are you? Who?
前回のレッスンから、俄然口周りがきつくなりました。
舌が引きつる感じです。
【16703】
学校の音読 チョコさん 投稿者:江戸の母 投稿日:2010年 5月28日(金)01時51分16秒
小学校の音読の宿題、その後いかがですか?これからずっと続きますよ・・・ゆっくり母さんちのようにうまくかわしていけることを!うちの場合、嫌がりもせ
ず、かといって好きかというとそうでもなく、ざっとやって終わりです。漫画の本は進んで読むのですけど、他はどうかな。
息子さん、活字を嫌いになっていってしまったら、と思うと心配ですよね。
音を出す楽しさ、文字と音の楽しさというか、そういうのを味わっていけたら、よいですよね〜(ちなみに、今日の村田さんサポートレッスンで余談で、スペイ
ン語の話やヨーロッパロックの話まで(^^))
そういえば、うちの息子はいまだにアルファベット読めません。ゆっくり母さんちもそうかな?
日本語の素読をさせたいな〜と、ぼやっと考え続けています。学校の教科書には出てこなさそうな、興味をそそる内容で、手ごたえのある、質の良い日本語。こ
ないだも根石さんにちょっと相談させてもらったのですけど。なかなか、諸々の問題などもあり難しいですね。
【16704】
アルファベット 投稿者:ゆっくり母 投稿日:2010年 5月28日(金)05時39分56秒
江戸の母さん、お久です。
>そういえば、うちの息子はいまだにアルファベット読めません。ゆっくり母さんちもそうかな?
うちは大文字は読めるようになりました。
学校でローマ字習ったり、パソコンのローマ字入力をやっているので。
小文字はまだじゃないかなあ。
と、一部にのみお返事してお弁当作りに行きます。
ではでは。
【16714】
会議室よりメモ〜立体化について〜 投稿者:ももこ 投稿日:2010年 5月29日(土)17時05分28秒
落書きのようなメモなんですが、きっとどなたかの役に立ちそうな気がするので、落書きのまま載せて置きます。よろしければどうぞ^^
口を大きく使う
よりなめらかによりはっきり(立体化)
練習方法としてはよりなめらかにはっきりとさせないと立体化とはいえない。
なめらかさについてあ直接的には関係ない。
道具として使うのであれば練習の途中段階ではよりなめらかにはっきりとさせなくてはならない。
塊で意味になる
解析しなくてもwho are you?でひとつの単語みたいな扱い方みたいなうけとめかたをして
ひとつの単語ずつ解析するみたいな扱いをしない、そういう意識の使い方で塊を扱っている。
よりなめらかによりはっきりとというのをまともにやると、文の読み方口の動かし方がコンパクトになる。
コンパクト(=より滑らかにより(正確に)はっきりとした状態に)になるときに一塊になる。
なめらかさをまずはつくって、口を大きく動かしながら動きに力をいれていく。
方法としては逆の順序もあり
意味が取れた状態でより強くよりはっきりと溶け合って、解けた熱がさめるとイメージがしっかり動いている。さめると分離するためそれ以前よりくっきりとイ
メージがはっきりする。勝手にさめていく。熱を加えることが大切。文字と意味が一体化させることが大切。一体化させる。
頬って置けば一致しないものを一致させる。(イメトレ)
口に力を入れておくように
口の筋肉が弱い、口の動きを立体化する。
読んでいる途中で読み落とすことについて
字をかじるようにしっかりみる。
取っ掛かりの時期はしっかり。絶えず矛盾するものを両立させる。細やかで大胆。
滑らかにはっきりした状態でネイティブの早口を超えるスピードを一瞬でも体験すると聞き取れるようになる。ただそれを体験すること自体が非常に難しい。で
も目指すことが大切。
〜ここで音作りについて漠然と?マークが浮かんできたので・・・〜
音作りはどのレベルを目指す?ネイティブ音まで??
そうではない、通じるレベルの音でよい。
和臭のない英語は灰汁を抜きすぎた牛蒡のようなもの。筋だけで味気ない。
視点を変えて日本語を話す外人さんで外国語の臭いのしない方っていますか?
-いないんじゃないか
ピーター・バラカンさんはどうでしょう?
-(村田さん)臭いがするでしょう?
-(根石さん)それはだれですか?
ダニエル・カールさんは?
-(根石さん)あれも土地の人に聞けば違うというのではないか。やはり外国の方でも生まれてからずっと住んでいないと。
では、アグネス・チャンさんのレベルではいかがでしょう?
-あ〜あのレベルでいいです(笑)
なんとなく分かった気になった私なのでした(笑)
【16718】
洋楽素読用素材(ケイトブッシュ編) 投稿者:村田晴彦 投稿日:2010年 5月29日(土)21時20分47秒
・Moving
・Saxophone song
・Wuthering Heights
("Violin", "Breathing" 追加予定)
=====================================
.Moving
Moving stranger,
Does it really matter,
As long as you're not afraid to feel?
Touch me, hold me.
How my open arms ache!
Try to fall for me.
How I'm moved.
How you move me
With your beauty's potency.
You give me life.
Please don't let me go.
You crush the lily in my soul.
Moving liquid--
Yes, you are just as water.
You flow around all that comes in your way.
Don't think it over,
It always takes you over,
And sets your spirit dancing.
How I'm moved.
How you move me
With your beauty's potency.
You give me life.
Please don't let me go.
You crush the lily in my soul
.Saxophone song
You'll find me in a Berlin bar,
In a corner brooding.
You know that I go very quiet
When I'm listening to you.
There's something special indeed,
In all the places where I've seen you shine, boy.
There's something very real in how I feel, honey.
It's in me.
It's in me,
And you know it's for real.
Tuning in on your saxophone.
Doo-bee-doo-bee-doo...
The candle burning over your shoulder is throwing
Shadows on your saxophone, a surly lady in tremor.
The stars that climb from her bowels,
Those stars make towers on vowels.
You'll never know that you had all of me.
You'll never see the poetry you've stirred in me.
Of all the stars I've seen that shine so brightly,
I've never known or felt in myself so rightly,
It's in me.
It's in me,
And you know it's for real.
Tuning in on your saxophone.
Doo-bee-doo-bee-doo...
.Wuthering Heights
Out on the wiley, windy moors, we'd roll and fall in green
You had a temper like my jealousy, too hot, too greedy
How could you leave me, when I needed to possess you
I hated you, I loved you too
Bad dreams in the night
You told me I was going to lose the fight
Leave behind my
Wuthering, Wuthering, Wuthering Heights
Heathcliff, it's me, I'm Cathy, I've come home
I'm - so cold, let me in your window
Heathcliff, it's me, I'm Cathy, I've come home
I'm - so cold, let me in your window
Ooh, it gets dark, it gets lonely
On the other side from you
I pine a lot, I find the lot falls through without you
I'm coming back love, cruel Heathcliff
My one dream, my only master
Too long I roam in the night
I'm coming back to his side to put it right
I'm coming home to
Wuthering, Wuthering, Wuthering Heights
Heathcliff, it's me, I'm Cathy, I've come home
I'm - so cold, let me in your window
Heathcliff, it's me, I'm Cathy, I've come home
I'm - so cold, let me in your window
Ooh, let me have it, let me grab your soul away
Ooh, let me have it, let me grab your soul away
You know it's me, Cathy
Heathcliff, it's me, I'm Cathy, I've come home
I'm - so cold, let me in your window
Heathcliff, it's me, I'm Cathy, I've come home
I'm - so cold, let me in your window
Heathcliff, it's me, I'm Cathy, I've come home
So cold
【16719】
洋楽素読用素材(ポリス編) 投稿者:村田晴彦 投稿日:2010年 5月29日(土)21時26分11秒
・Message in a bottle
・Walking on the moon
・Synchronicity II
・Every breath you take
=========================================
.Message in a bottle
Just a castaway
An island lost at sea
Another lonely day
With no one here but me
More loneliness
Than any man could bear
Rescue me before I fall into despair
I'll send an SOS to the world
I'll send an SOS to the world
I hope that someone gets my
Message in a bottle
A year has passed since I wrote my note
But I should have known this right from the start
Only hope can keep me together
Love can mend your life
But love can break your heart
I'll send an SOS to the world
I'll send an SOS to the world
I hope that someone gets my
Message in a bottle
Walked out this morning
Don't believe what I saw
A hundred billion bottles
Washed up on the shore
Seems I'm not alone at being alone
A hundred billion castaways
Looking for a home
I'll send an SOS to the world
I'll send an SOS to the world
I hope that someone gets my
Message in a bottle
Sending out an SOS
.Walking on the moon
Giant steps are what you take
Walking on the moon
I hope my legs don't break
Walking on the moon
We could walk forever
Walking on the moon
We could live together
Walking on, walking on the moon
Walking back from your house
Walking on the moon
Walking back from your house
Walking on the moon
Feet they hardly touch the ground
Walking on the moon
My feet don't hardly make no sound
Walking on, walking on the moon
Some may say
I'm wishing my days away
No way
And if it's the price I pay
Some say
Tomorrow's another day
You stay
I may as well play
Giant steps are what you take
Walking on the moon
I hope my legs don't break
Walking on the moon
We could walk forever
Walking on the moon
We could be together
Walking on, walking on the moon
Some may say
I'm wishing my days away
No way
And if it's the price I pay
Some say
Tomorrow's another day
You stay
I may as well play
.Synchronicity II
Another suburban morning
Grandmother screaming at the wall
We have to shout above the din of our Rice Crispies
We can't hear anything at all
Mother chants her litany of boredom and frustration
But we know all the suicides are fake
Daddy only stares into the distance
There's only so much more that he can take
Many miles away something crawls from the slime
At the bottom of a dark Scottish lake
Another industrial ugly morning
The factory belches filth into the sky
He walks unhindered through the picket lines today
He doesn't think to wonder why
The secretaries pout and preen like cheap tarts on a red light street
But all he ever thinks to do is watch
And every single meeting with his so called superior
Is a humiliating kick in the crotch
Many miles away something crawls to the surface
Of a dark Scottish Loch
Another working day has ended
Only the rush-hour hell to face
Packed like lemmings into shiny metal boxes
Contestants in a suicidal race
Daddy grips the wheel and stares alone into the distance
He knows that something somewhere has to break
He sees the family home now looming in his headlight
The pain upstairs that makes his eyeballs ache
Many miles away there's a shadow on a door
Of a cottage by the shore
Of a dark Scottish lake
.Every breath you take
Every breath you take
Every move you make
Every bond you break
Every step you take
I'll be watching you
Every single day
Every word you say
Every game you play
Every night you stay
I'll be watching you
O can't you see
You belong to me
How my poor heart aches with every step you take
Every move you make
Every vow you break
Every smile you fake
Every claim you stake
I'll be watching you
Since you've gone I been lost without a trace
I dream at night I can only see your face
I look around but it's you I can't replace
I keep crying baby please
Every move you make
Every vow you break
Every smile you fake
Every claim you stake
I'll be watching you
【16721】
根石さん 村田さん みなさん 投稿者:吉 投稿日:2010年 5月30日(日)07時47分39秒
みなさん おはようございます。 しばらく忙しくしておりました。
今週末はぐっすり寝れて、頭はすっきり晴れ渡っております。
まず、連絡事項、
根石さん 村田さん 根石家の皆さま >
長野行きの件ですが、7月3日(土)と7月4日(日)を使って、
一泊二日の旅を考えております。 ご都合はいかがでしょうか?
今回は、初めての息子と二人旅です。
根石さん> 根石さんに言われたとおり、息子に
「根石さんにね。 「変なおじさんなんだよ」って息子さんに先に伝えておいてくれって言われたんだ。
「会ってガッカリさせちゃいますから、、、」だって、根石さん言ってたよ。」 と伝えましたら。
息子、、『いや、、それないから、、。 立派な人だよ。 変な人ってことは絶対ないから、、。
あのテキストを何年も作り続けているんでしょ。 そんな人は立派な人に決まってるし、、、。
本も出してるし、、。」 と、このように本当に言っておりました。
息子が小学生だった頃、『根石吉久の暮らしの手帳』から、
(小学生に)読み聞かせても問題なさそうなところを選んで音読したことがあるのです。
最近また、「からっぽの湯舟に入った」という永保荘のエピソードを、読んでくれとせがまれるのでした。
これは僕自身が笑いをこらえながら読むのが大変なのですが、息子も娘もやたらと楽しんでくれています。
そういう言えば、この『根石吉久の暮らしの手帳』を、僕のお友達にプレゼントしたことがあります。
そのお友達は、後日メールで「上質だわ〜」という後読感想を、書いて送ってきてくれたのでした。
その時の僕は、このお友達が「ゆっくり母さん」という人だとは知らなかったので、
(もうすでに根石さんのレッスンを受け始めていたとは知らずに)
「ぜひ根石さんのレッスンを受けてください」と言い続けていたのでした。
もうずいぶん前の話です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
> 根石さん 村田さん
5月に素読舎方式で始めた小学生二人、、(5月に無料お試し指導をした二人)
6月からも継続して指導させていただくことになりました。
ご報告いたします。 この二人の指導日は火曜の夜8時からです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いや〜〜、根石さんの方法でやる語学って本当に楽しいですね。
つかれている時に、「今はわからなくても良いんだよ」と自分に言い聞かせることのできる
この素読という方法に、なんど気持ちを助けてもらっていることか、、。 だから続きます。
継続は力なりとよく言いますが、本当にそうだと思います。
今度、自分が最低限やっている毎日の練習を、スカイプで公開しようかな、という考えが、
頭の中に浮かびました。
【16722】
イチローの言葉 奥村幸治氏寄稿文より 投稿者:吉 投稿日:2010年 5月30日(日)07時59分1秒
ある時、イチロー選手にこんな質問をしたことがあった。
「いままでに、これだけはやったな、と言える練習はある?」
彼の答えはこうだった。
「僕は高校生活の三年間、一日たった十分ですが、寝る前に必ず素振りをしました。
その十分の素振りを一年三百六十五日、三年間続けました。
これが誰よりもやった練習です」
致知随想 奥村幸治氏寄稿文
月刊誌「致知」6月号 79ページより引用
【16723】
吉さま 投稿者:ゆっくり母 投稿日:2010年 5月30日(日)08時30分40秒
>そういう言えば、この『根石吉久の暮らしの手帳』を、僕のお友達にプレゼントしたことがあります。
そのお友達は、後日メールで「上質だわ〜」という後読感想を、書いて送ってきてくれたのでした。
その時の僕は、このお友達が「ゆっくり母さん」という人だとは知らなかったので、
(もうすでに根石さんのレッスンを受け始めていたとは知らずに)
「ぜひ根石さんのレッスンを受けてください」と言い続けていたのでした。
もうずいぶん前の話です。
うう、すみません。。。
そしていまさらながらありがとうございます。
うちも空っぽの湯船の話とジャスコの駐車場の話が息子たちのお気に入りです。
あれから一年あまり…迷走の一年でした。
その前の年も迷走してましたが(爆)。
今年はどんな年になるかなあ。。。
根石さんのレッスンにご縁を結んでいただけたこと、本当に感謝です☆
吉さんの「最低限の練習」、聞いてみたいです…。怖いもの見たさ…。
>ももこさん
ありがとうございます。
金曜日はどーしても起きていられない私(仕事が朝9時半〜夜9時までの日なのです)。
ありがたいです。
【16739】
そよさん 投稿者:村田晴彦 投稿日:2010年 5月31日(月)22時06分3秒
>1単語1単語の発音を最後の1音まで発音されている印象を受けます。
>すごく丁寧に発音されるので、見習わないとと思うほどですが、そうするとどうしても1文としてぶつ切りに聞こえてしまうと思います。
>最後の1音は口はそのままで、声だけ出さないようにして次の単語の発音に入ると良いのではと思いました。
そよさんの書かれたような発音になるのがいいと思うのですが、まず英語の音を出すための筋肉が鍛えられていないと、かなり難しいことだと思います。
単語単位で音の強弱をつけるのは比較的楽ですが、文の中で一続きになると、途端に難しくなります。
それには英語の音を出すための筋肉をそなえ、鍛えないと、できません。
「つなげる」には、読む速度がはやまることも含みます。
より速く、よりはっきりと読むことによって、英語の音を出す筋肉が鍛えられます。
読みをより加速していくことによって、余計な母音などはいずれ自然と消えていきます(あるいは、指摘されれば直すことができるようになります)。音の強弱
が自在になり、自然なリズムが生まれるようになります。
【16740】
自立練習報告 投稿者:吉 投稿日:2010年 5月31日(月)23時10分52秒
自立練習「イメージ核受肉教材」
練習者名: ちよ・吉・かた
日時 : 10/05/31
進展度(説明部分を含めた総行数): 101493-101663(170行)
次回開始の文 :800. ブラウン氏については隣に住んでいることを除くと何も知らない。
I know nothing about Mr. Brown except that he lives next door.
次回の音読箇所(かたさんと吉)
7年目:FN70x1、N71x3、53、54、55、56
ゴースト: 67、68、69、70
音読にかかった時間は、8分15秒でした。
ちよさんが途中で咳きこんで辛そうでした。
聞けば、風邪がぶり返したとのこと、お大事になさってください。
【16743】
吉さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2010年 6月 1日(火)00時35分45秒
>長野行きの件ですが、7月3日(土)と7月4日(日)を使って、
一泊二日の旅を考えております。 ご都合はいかがでしょうか?
今のところ、大丈夫です。
楽しみにしています。
>そういう言えば、この『根石吉久の暮らしの手帳』を、僕のお友達にプレゼントしたことがあります。
そのお友達は、後日メールで「上質だわ〜」という後読感想を、書いて送ってきてくれたのでした。
その時の僕は、このお友達が「ゆっくり母さん」という人だとは知らなかったので、
(もうすでに根石さんのレッスンを受け始めていたとは知らずに)
「ぜひ根石さんのレッスンを受けてください」と言い続けていたのでした。
もうずいぶん前の話です。
これは知りませんでした。
ありがとうございます。
>5月に素読舎方式で始めた小学生二人、、(5月に無料お試し指導をした二人)
6月からも継続して指導させていただくことになりました。
よかったですね。
そのうちに、吉さんに私が持っている小学生の枠のコーチをやってもらいたいと思っていますが、時間帯が難しいかもしれません。
大人の人に対してやるのと、いくつか違っているところがありますので、都合のつくときに言って下さい。一度は聞いていてもらい、その後の回で、飛び入り
のコーチをやってもらうといいと思います。
>今度、自分が最低限やっている毎日の練習を、スカイプで公開しようかな、という考えが、頭の中に浮かびました。
音声ファイルを村田君に送ってもらうのがいいのではないでしょうか。
素読舎の音声ファイルとして、Youtube に掲載させてもらいたいと思います。
【16744】
小川さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2010年 6月 1日(火)00時42分36秒
いきなり村田君が注釈なしで、英語の歌詞を掲示板に掲載したので、どうしたんだ?と思ったのでしたが、以前、私が英語の歌の歌詞を素読にかけたらどんなも
んかという話をしたので、掲載したのだとのことでした。
入力が大変だとは思いますが、継続してやってくれればいいと思っています。
しかし、これをどう世間にレッスンとして紹介するのかが難しいと思っています。
歌詞素読→歌 という順序でやるのは必ず有効だとは思っているのですが・・・
【16746】
村田さん そよさん 投稿者:吉 投稿日:2010年 6月 1日(火)06時20分17秒
前回のレッスンで根石さんが、「ちよ・きり」生徒さん枠で、
「もっとスピードを上げて!」というのを聞いていました。
昨夜は、僕がコーチをやらせて頂き、レッスン中にいろいろと根石さんに質問させていただきました。
○書きながら想うをやらない生徒さんにも(意味をつかみに行こうとしない生徒さんにも)
この「もっと速く、つなげて読む」をやらせても良いのですか? というようなことです。
根石さんの返事は、「やっているのは語学なんで、音と意味は別個に扱ってかまわないから」と
いうものでした。 あくまでも筋肉を鍛えているんだということに徹しているのだと私は理解しました。
日本語のリズム感を獲得中の小学生などには、これはやらせない、、などのコメントも聞けました。
僕は、根石さんがやっていることはすごくよく理解できたのでした。
しかししかし、、、そよさんが提示されたこともよ〜〜〜くわかるのです。
そよさんは次のようには書いておりませんでしたが、
プレッシャーで気持ちが萎縮してしまう生徒さんも中にはでてくると思うのです。
気持ちがあせり、緊張して萎縮してしまうことで、音に伸びがなくなる生徒さんも
いると思います。 問題は、音のつながりウンヌンではなく、
気持ちに余裕があるかどうか語られているのかもしれないな〜と思ったのでした。
ああ、、もう家をでなければ遅刻するギリギリの時間です。
何日かかけて、ぼんやりとこのことについて考えてみたいと思います。
追記: そよさんはじめまして! (^ー^)ノ
書き込みを読んで、そよさんのレベルをなんとな〜くですが、想像できました。
レッスンの様子、目に思い浮かぶように詳しく書いてくださってありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします。
【16747】
もっとつなげる 投稿者:ゆっくり母 投稿日:2010年 6月 1日(火)08時44分2秒
おはようございます。
ゆっくり書くことがなかなかできずにいる今日この頃です。
昨日の朝そよさんの書き込みを読んで、
まるっきり私宛のようじゃないか、あとでお返事しよ、っておもったのですが、
今一生懸命探すのに書き込みを見つけられない私。
なんで???
私も先週のレッスンから根石さんに「もう一段階つなげちゃってください」と指示を頂いてます。
指示を頂いた瞬間、思わずふきだしてしまいました。
自分の筋肉がついていかないのに気持ちだけが先にいっちゃうという自分の状況にふきだしてしまったのですが・・・←笑ってごまかそうとしたのではありませ
んです。
私の場合、口を開く音から狭い音に変わるときに口がついていかず間延びするのを自覚しています。
ああ、筋肉だ〜、って感じます。思っている変化の早さに口周辺の筋肉がついていきません。
そこを意識しながら練習するのが最近楽しいです。
それから話は違いますが、私と相方さんはレッスンが終ったあとすぐ、もう一度スカイプをつないでレッスンでの指示を確認したり、あやふやな発音をお互いに
調べたりしています。
これは結構ありがたい時間です。
自分への指示、そのときは夢中で聞き逃していることや、あとから思い出そうとするのに思い出せなかったりしてしまうですが、相手への指示はリラックスして
聞いているせいか、よく覚えているもので・・・。
昨日もお互いの苦手なところを確認しあったり、つなげる、ってことについてごく短時間ですがミーティングしました。
相方の存在ってありがたいですね☆
【16750】
吉さん、村田君 投稿者:根石吉久 投稿日:2010年 6月 1日(火)11時18分10秒
私は「速く読め」とか「スピードをあげろ」と言うことはありません。
実は迷ってきて、今も迷っています。
「もっとつなげて言え」と言います。生徒は、「つなげて」と言われるのと、「スピードをあげて」と言われるのでは、意識のあり方が違うのではないかと考
えていて、迷っています。
「つなげて」と言われた生徒がつなげて言うと、結果的にスピードがあがります。スピードがあがるのは、「結果として」でいい。もしかしたら、「結果とし
て」でなくてはいけないのではないかと考えているのです。
これは、素読と暗記の違いみたいなものかとも思います。暗記はひたすら覚えようとするのですが、素読では、覚えようとしたわけではないのに、「結果とし
て」覚えてしまったということが起こります。
素読においては覚えてしまったということは、副産物のようなものです。ところが、この副産物が世の中の成績主義者たちがとても欲しがるものなのです。素
読という方法を根本に据えると、成績なんかねらったわけではないのに、「結果として」成績がよくなるということが起こります。
素読がやっているのは、身体と知識の間に通路をつけるということだけなのです。しかしそれをやると、副産物が生じ、この副産物だけを成績主義者たちは見
るのです。しかし、副産物が生じること、成績主義者たちがこの副産物だけを見ること、それがなければ素読舎は生き残れなかったかもしれません。素読舎は、
生徒の身体と知識の間に通路を作り続けてきましたが、成績主義者との間の通路はどんどん壊してきました。それが、素読舎が地元から干された根本の理由で
す。インターネットというものが成立しなかったら、今頃は素読舎はなかったことでしょう。
結果だけ見ることと、「結果として」ということとはまるで違うことです。
ところが、私は小学館文庫「英語どんでん返しのやっつけ方」の中では、「回転読み」のことを書いたときに、「スピードをあげる」という言い方をしていま
す。
「英語どんでん・・」は、独学用に書いたものであり、生徒が「自分が自分に対して」行う方針としては、「スピードをあげる」というとらえ方でもいいと考
えています。実際に私も、19歳の独学で、「スピードをあげる」ということと、「つなげる」ということを区別はしませんでした。
しかし、コーチと生徒の二項がある場合に、「スピードをあげる」という言い方をしたくないというためらいがずっとあります。どんどんつなげればいいん
だ、そうすれば、「結果的に」スピードがあがるから、でいいと考えています。これは、私が他人からスピードのことでつべこべ言われることに強い嫌悪がある
ためだと思います。「つなげて」と言われても腹は立たないが、「スピードをあげて」と言われるとむっとくるのです。
アメリカ的文明に対する嫌悪と根が同じものかもしれません。
【16751】
そよさん 投稿者:根石吉久 投稿日:2010年 6月 1日(火)11時42分55秒
村田君の記事を見て、そよさんの書かれたものをみつけようと思いましたがみつかりませんでした。もしかしたら、削除されてしまったのかもしれません。
とんちんかんな反応になるのかもしれませんが、話題になっている「つなげて」問題と関係するかもしれません。村田君の記事から推測するに、文という全体
における単語の末尾の音が弱音化するということを言われているのかと思います。これは村田君が言う通り、いわゆる「英語口」ができていない人には、コーチ
が口で説明しても、生徒の口にその場では実現しません。
「弱音」というものは、口の筋肉が「弱い」からできるものではなく、強い筋肉の余力で生じるものです。筋肉を作っている途中の人に「弱音」を言っても、
「結果」を言うことはできても、「過程における方法」を言うことができません。
これは、素読舎はごく簡単な方針で解決しています。
教材の1万行くらいまでは、日本人にとってごく普通のつなげ方で読み続けてもらい、1万行を越えたあたりから、コーチが「もう一段とつなげろ」と言い出
します。そうすると音と音がぶつかりあい、口の動きが「ほどけてしまう」ということが起こります。この「ほどける」現象を生徒に自覚してもらい、ほどけな
いようにするには、口の筋肉をはっきり動かすこと、口の筋肉に力を入れることを指示します。1万行というのは、これを指示するための前提になっています。
1万行を越えたあたりから、「よりなめらかによりはっきりと」の方向へどんどん歩いてしまってよいとも指示します。指示に従ってよく練習すると、英語用
に口の筋肉ができてきます。
現在、素読舎の生徒さんは1万行を越えた人たちが多いので、「つなげて」問題が話題になっています。
弱音をうんぬんするのは、またその後です。具体的には、2万行以降になるだろうと思っています。また、弱音は筋肉が強くなれば自然にできることが多いと
も思っています。
【16753】
ソボクなギモンですが・・・ 投稿者:ももこ 投稿日:2010年 6月 1日(火)14時20分51秒
つなげる問題真っ只中にいて苦戦中のももこです。
つなげようとすると、勢いがついてなんだかどんどん早口になってしまっています。
ヘンなたとえですが、坂道を駆け足で降りているような感覚で、脚力がついていたりコントロールできればきちんと坂を下りられるんでしょうが、私のようなよ
ちよち歩きだと足がもつれて転んでしまうようなそんな感覚があります。
ちょっとたとえが変わりますが、
上級者コースに行くスキーのゴンドラに乗ってしまって、アタフタしているそんな心境です。
そこで、ソボクなギモンなんですが・・・・
なめらかにつなげようとすると私は早くなってしまいます。
でもゆっくり、なめらかに、つなげるということって出来るのでしょうか?
どなたかご意見、ご指導、アドバイスくださるとうれしいです。よろしくお願いします。
【16756】
「つなげる」問題 投稿者:村田晴彦 投稿日:2010年 6月 1日(火)16時41分52秒
自分は夜に書きますが、その前に、関係あると思った記事を転載します。
>「気泡」を追い出すことについて 投稿者:村田晴彦 投稿日:2010年 4月13日(火)01時10分47秒
>
>文の読みが切れがちになることを塾長は「気泡」が混ざるという言い方をします。塾長は発音よりもむしろ
>「気泡」を追い出すことが眼目であると言います。「気泡」が残っていると、意味やイメージが意識に伏在
>するパイプを流れるのを阻害するため、音と意味を合体させるための「切断読み」に入れないからです。
>「気泡」を追い出すことは、「回転読み」にもつながっていきます。
>「気泡」を追い出すことに関して、塾長が言っていた比喩を紹介します。
>
>音の連続性を糸にたとえてみる。
>気泡を追い出そうとしないと、糸がたるんで行く方向へ行ってしまう。
>糸が最初たるんでいるのはいいのだが、繰り返し読むうちに、ピンと張って行く方向にいかなければならない。
・音声ファイル
「気泡」を追い出すことについて。
http://www.youtube.com/watch?v=uyDWL7cNqWY
【16758】
つなげる話題の大元? 投稿者:そよ 投稿日:2010年 6月 1日(火)21時12分39秒
みなさん、こんばんわ。そよです。
削除したはずの投稿にコメントが返ってきており驚いております。
勢いで投稿したため、後悔してすぐに削除したのですが、村田さん、吉さんが拾ってくださったのですね。
根石さん、ゆっくり母さんさんもコメントくださりありがとうございます。
いろいろコメントをいただいて意見が変わったので、それは後でまた投稿したいと思います。
まずはDさんの了承も得られましたので、再度投稿したいと思います。
長文ですみませんが、よろしくお願いいたします。
---------------------------------------------------
レッスンの感想(2回目)2010/5/28
--------------------------------
from: I'm right here.
To : He says he's holding your hand. の Andy Dillon called......
--------------------------------
注意いただいたところは
・transferred to Albany by ten
のtransferredのアクセントと、AlbanyのAl発音
(この行の読みはエンドレスに感じるくらいの繰り返しでした。)
その他
・前回レッスンと自主練習でBalletとabsolutelyの般若のaを注意されたので、
自習のときやレッスン中にこの口を注意を気をつけるようにしたところ、
あれここもあそこもといろいろなところに般若のaがあり、いつもおざなりにしていたことが分かりました(おざなりではなくなおざり?)。また気をつけて
口角(ほほ)を持ち上げるようにしていると、だんだん顔が動きやすくなりました。でも意識しないとすぐ忘れてしまいますが。
レッスンの感想に戻りますが、今回は自分のことよりもペアのDさんへの先生のコメントがとても厳しいなとビビッていました。
・もっとつなげるように
・(Dさんがつなげる努力をされると今度は)
口を小さくしないで、大きく使ってはっきりと
上記が何度も繰り返されていたように思います。
私が口を出すのは大変おこがましいのですが、自立練習のときに申し上げて、
間違っていることを意見するのも良くないと思いこちらにコメントさせていただきます。
(隣でレッスンを聞いていた主人に話したときは、「お前が口出しすることじゃない。必要なら先生がおっしゃるから黙ってろ」と言われたのですが、私はこう
いうとき伝えたくて仕方がなくなるたちでして、すみません)
Dさん不愉快な思いをさせましたら、本当に申し訳ありません。
レッスンを聞いていて思ったのは、
つなげるようにと指摘された後、つなげるのではなく読むスピードを上げているように感じました。
(ちなみに「つなげて」の意味は、単語単語が切れないように読むことだと理解しております。さらには一文としてのリズムをつけること。)
そのため急ぐあまり、先生がおっしゃる口が小さくなってしまっているように思いました。(私は聞いていて口が小さくなっているとは分からないようなレベル
なので、それなのにこんなこと言ってホントすみません)
1単語1単語の発音を最後の1音まで発音されている印象を受けます。
すごく丁寧に発音されるので、見習わないとと思うほどですが、そうするとどうしても1文としてぶつ切りに聞こえてしまうと思います。
最後の1音は口はそのままで、声だけ出さないようにして次の単語の発音に入ると良いのではと思いました。
ただ、どの単語もみなそうとはいえず、私は感覚でそのルールに従っているため、的確な部分を申し上げられずすみません。
例としてはt,d,ingで終わる単語でしょうか?
That's how he got me to go out with him. のgot, outのt
I can't believe I'm doing this. のcan'tのt、doingのg
(ただ、ingのgは発音しないけれど、口が残っているので、次の音を発音するときにくっついて出てくることもあるように思います。)
根石さん、村田さん、諸先輩方、誤っておりましたらご指摘お願いいたします。
【16759】
内田樹・釈徹宗『現代霊性論』( 投稿者:馬の骨 投稿日:2010年 6月 1日(火)21時58分37秒
桐田真輔さんの書評から
http://www.linkclub.or.jp/~kiri/r987zf.html
【16760】
さよならアメリカ、さよなら日本 投稿者:馬の骨 投稿日:2010年 6月 2日(水)02時31分25秒
内田樹の研究室
http://blog.tatsuru.com/2010/06/01_1216.php
【16761】
「つなげる」 投稿者:村田晴彦 投稿日:2010年 6月 2日(水)05時51分5秒
根石さんが
> 私は「速く読め」とか「スピードをあげろ」と言うことはありません。
> 実は迷ってきて、今も迷っています。
> 「もっとつなげて言え」と言います。生徒は、「つなげて」と言われるのと、「スピードをあげて」と言われるのでは、意識のあり方が違うのではな
いかと考えていて、迷っています。
と書かれていて、考えさせられました。
私も生徒に「スピードをあげてください」という言い方をしたことはまだありません。と言っても、今まではほとんど子どもの生徒ばかりだったので、「つなげ
る」問題にかかわる生徒がいなかったというだけのことかともも思いました。
子どもの中にはスピードをあげて読むことがかっこいいみたいな意識がある人が意外と多く(「速くなってしまう」ではなく「とにかく速くする」)、そういう
人は速度を出すために口の動きが小さくなっていることが多いので、スピードを遅くしてもらっています。速度をあげるためにつけてしまった変なクセをとった
り、まだ備わっていない筋肉の動きの幅をを身につけるために、それができるスピードにしてもらいます。そういう時にどう言っているかというと、「ごにょご
にょと聞こえてよくわからない。もっとはっきり読んで。」と言っています。そうすると、速度が落ちるので、それが不満げな子どもには、スピードは勝手には
やまっていくものだからだいじょぶだよ、と言います。
ここで「スピードを落とせ」と言ったら「スピードをあげろ」ということと変わらないかと思いました。
「イメージ核受肉教材」で10000行を越えた生徒さん達に対しても、「スピードをあげてください」と言ったことはありません。
でも、そよさんに対しての返信で、
>「つなげる」には、読む速度がはやまることも含みます。
と書いているので、いずれ「もっと速く」と言ってしまったのかもと思います。
(最初「つなげる」には読む速度が速まること「も」含まれます、と書けばよかったかと思いましたが、生徒さんに対して速度のことを言っているので結局同じ
ことですね。)
コーチのありようとして、よく考えなければいけない点だと思いました。
「つなげて」と言われる人は、ある程度の英語の筋肉を備えてきている人なので、アドバイスされたことを個別に実現できていると思います。
「つなげて」と言われた人はこれまでにアドバイスされてきた発音についての注意、子音の黙音化、not at all
などの音のつながりなどを総動員して「つなげて」いくことに集中していくことができると思います。
自分でも「不思議の国のアリス」を読んでいた時、めちゃくちゃ集中して読みましたが、何に集中していたかというと、音についての個別のアドバイスをいかに
文というかたまりの中で実現するかということでした。
その時のことから、根石さんが
>糸が最初たるんでいるのはいいのだが、繰り返し読むうちに、ピンと張って行く方向にいかなければならない
と言うのは、納得しています。これは、意識を張り詰めろ、ということだと思っています。
もしも「速く読め」と言われていたら、何か別の強迫観念をどんどん育てていたかもしれないと思います。吉さんが「気持ちに余裕を持つ」と言っているのはこ
ういうことかと思いました。
【16762】
ももこさん 投稿者:村田晴彦 投稿日:2010年 6月 2日(水)06時50分17秒
私も自然とスピードが速くなりがちで、自分の練習で、口がおいつかなくなる時があります。
そういう時は口の筋肉の動きを強く意識して、口の動きがきちんとできる速さで繰り返し言い続けます。少し言いやすくなったな、と思っても、それでもしばら
く我慢して続けます。その後、やれる、と思ったら「つなげる」を意識して練習してみてください。
【16763】
思考停止と疾病利得 投稿者:馬の骨 投稿日:2010年 6月 2日(水)10時47分6秒
内田樹の研究室
http://blog.tatsuru.com/2010/06/02_1032.php
【16771】
「つなげて」について 投稿者:そよ 投稿日:2010年 6月 4日(金)07時47分52秒
※またまた長文ですみません。
今回このつなげての話題を出したきっかけは、
根石さんは何度も「もっとつなげて」というだけで、具体的にどうつなげるのかをなぜ説明されないのだろうと思ったからです。(根石さん、浅はかな考えでし
た。お許しください。)
しかし、「つなげて」のアドバイスには「単語の最後の文字を発音しない」「単語の最後の音と次の単語の初めの音をくっつけて発音する」などその他いろいろ
な要素があり、これまでのレッスンの中で一つ一つすでにアドバイスがされていた、という前提があることを私が認識していなかったことが分かりました。
「つなげて」はそれらを総動員して、意識しながら口に出し、そのうち意識しなくても口に出てくるようにすることだと理解しました。
また、これらは英語を話す人たちが自然にしているということは、そのほうが話しやすいからそのように変化していったということだと思いますので、やはり何
度も何度も口に出しているうちに、身についていくものなのかなとも思いました。
と自分なりに理解したのですが、根石さんのコメント↓を再度呼んでみるとやはり違っているようで、語学を言語化するって難しいものですね。
でもこうやってコメントをいただいていると、根石さんや村田さん、コーチについていけば大丈夫!ととても感じますので、アドバイスをちゃんと聞くって言う
のが大切かなと思いました。
> 教材の1万行くらいまでは、日本人にとってごく普通のつなげ方で読み続けてもらい、1万行を越えたあたりから、コーチが「もう一段とつなげろ」
と言い出します。そうすると音と音がぶつかりあい、口の動きが「ほどけてしまう」ということが起こります。この「ほどける」現象を生徒に自覚してもらい、
ほどけないようにするには、口の筋肉をはっきり動かすこと、口の筋肉に力を入れることを指示します。1万行というのは、これを指示するための前提になって
います。
> 1万行を越えたあたりから、「よりなめらかによりはっきりと」の方向へどんどん歩いてしまってよいとも指示します。指示に従ってよく練習する
と、英語用に口の筋肉ができてきます。
> 現在、素読舎の生徒さんは1万行を越えた人たちが多いので、「つなげて」問題が話題になっています。
> 弱音をうんぬんするのは、またその後です。具体的には、2万行以降になるだろうと思っています。また、弱音は筋肉が強くなれば自然にできること
が多いとも思っています。
ゆっくり母さん
>
自分への指示、そのときは夢中で聞き逃していることや、あとから思い出そうとするのに思い出せなかったりしてしまうですが、相手への指示はリラックスして
聞いているせいか、よく覚えているもので・・・。
そのとおりですね。練習後に相手に出ていた指示で印象に残っているのを伝え合うだけでも役に立つと思いました。ほんとペアってありがたいものですね。
村田さん
投稿を拾ってくださり、また何度もご説明ありがとうございます。
> ここで「スピードを落とせ」と言ったら「スピードをあげろ」ということと変わらないかと思いました。
コーチというのは自分の出した指示の出し方ひとつにも意識しなくてはならない大変なお仕事ですね。私も子供に「走っちゃだめ」というと走るし、「走ると転
ぶよ」というそのとおりになるので、「歩こうね」というようにしているのを思い出しました。
吉さん
気持ちの余裕というのは、頭にもなかった新しい視点で面白く、また納得できるものでした。ありがとうございます。
掲示板は本当にいろいろな側面から意見を聞けて大変うれしいものですね。
これからもよろしくお願いいたします。
ももこさん
> でもゆっくり、なめらかに、つなげるということって出来るのでしょうか?
ある程度の速度がないと、「気泡」というのは入ってしまうのではと思いました。
ある程度ってどれくらいでしょうね。。。役立たずですみません
【16772】
疾走する文体について 投稿者:馬の骨 投稿日:2010年 6月 4日(金)10時02分15秒
内田樹の研究室
http://blog.tatsuru.com/2010/06/04_0940.php
【16783】
エスキモー族の詩 投稿者:馬の骨 投稿日:2010年 6月 5日(土)03時18分40秒
世界の詩を読む 007
魔法のことば (エスキモー族・金関寿夫訳)
ずっと、ずっと大昔
人と動物がともにこの世に住んでいたとき
なりたいと思えば人が動物になれたし
動物が人にもなれた。
だから時には人だったり、時には動物だったり、互いに区別はなかったのだ。
そしてみんながおなじことばをしゃべっていた。
その時ことばは、みな魔法のことばで、
人の頭は、不思議な力をもっていた。
ぐうぜん口をついて出たことばが
不思議な結果をおこすことがあった。
ことばは急に生命〔いのち〕をもちだし
人が望んだことがほんとにおこった――
したいことを、ただ口に出して言えばよかった。
なぜそんなことができたのか。
だれにも説明できなかった。
世界はただ、そういうふうになっていたのだ。
ミッドナイトプレスのサイトから引用。
【16786】
ももこさん 投稿者:根石吉久 投稿日:2010年 6月 7日(月)04時16分15秒
百姓仕事に体力を使うと、なかなか書けません。しかし、ももこさんの疑問は気になっていました。
>ヘンなたとえですが、坂道を駆け足で降りているような感覚で、脚力がついていたりコントロールできればきちんと坂を下りられるんでしょうが、私のような
よちよち歩きだと足がもつれて転んでしまうようなそんな感覚があります。
つなげて読もうとするとどんどん読みが速くなってしまう傾向をはっきり自覚されているのであれば、「よりはっきりと・より強く」をやってみて下さい。多
分、「もつれる=ほどける」という現象を自覚されると思います。
ももこさんと江戸の母さんに特によく現れている現象ですが、「つなげる」の方はよくできるが、「もっとつなげる」をやると、「もつれる=ほどける」が現
象します。
これは、コーチの指導はよろしいが(!)(?)、生徒の口の筋肉が弱い場合にそうなります。
生徒さんに「よりなめらかに、よりはっきりと」とよく言いますが、ももこさんと江戸の母さんは、「よりはっきりと」の方をこころがけて自律練習等をやっ
て下さい。
いつもより、2割、3割がた、口の動きに多く力を入れて下さい。
【16790】
自立練習報告 投稿者:小川 投稿日:2010年 6月 7日(月)14時09分10秒
(1) 自立練習「イメージ核受肉教材」
練習者名:村田・小川
日時 : 2010/6/7 13:00〜13:30
13万5千行以降 41行(137232-137273)
次回レッスン開始の文 : One utility pole has slid down a hill in a landslide
onto Highway 21.
(2) 自立練習「イメージ核受肉教材」
練習者名:村田・小川・Yoshie
日時 : 2010/6/7 13:30〜14:00
進展度(説明部分を含めた総行数):
8万行台 96行(83884-83980)
次回レッスン開始の文 :had Rose move your three o'clock with Bob Kahan to four
o'clock, 'cause Gary Alan called at the end of the day yesterday and
said he has to see you about the final painting bids for the loft.
今日は「つなげる」ことを意識して練習しました。
【16793】
自立練習報告 投稿者:かた 投稿日:2010年 6月 7日(月)22時19分12秒
自立練習「イメージ核受肉教材」
練習者名: ちよ・吉・かた
日時 : 10/06/7
進展度(説明部分を含めた総行数): 101663-101770(108行)
次回開始の文 :We returned to Honolulu on April 2.
次回の音読箇所(かたさんと吉)
7年目:FN71、N72x3、57,58,59,60
ゴースト:71,72,73,74
今日の音読は11分20秒でした。
三人に慣れて、毎回レッスンがとても楽しいです♪
【16794】
根石さんへ 投稿者:吉 投稿日:2010年 6月 7日(月)23時37分11秒
すみません。
レッスンの最後で来週お休みしなければならないことを、
伝え忘れてしまいました。
仕事の所用で、次週6月14日と7月5日(長野から戻った翌日)は、
お休みさせてください。
「つなげる」に関しては、まだ考え中です。
週末に、文章を個々の単語単語に切って速く読むということをやってみました。
例えば文章の中にでてきた grow out of を、 Grow・Out・Of のように、
わざとゴツゴツした感じて読んでみたのです。 言い難いのを我慢して読んでみましたが、
ゴツゴツはゴツゴツのままでした。
(これだと速さに限界があるように感じます。)
そよさんが言うように、具体的なつなげ方を、
例えば grow out of だったら、grouAUtov というひとつの単語のような
音の塊で扱うようなことを、教えた方が良いんじゃないかと思っていたのです。
今日は根石さんから具体的なつなげ方の指導を聴けたので安心しました。
【16795】
レッスン感想 投稿者:江戸の母 投稿日:2010年 6月 7日(月)23時42分55秒
根石さん レッスンありがとうございました。
今日は50行も進みませんでしたが、内容が今までになくきついレッスンでした。
最初のレッスンを受けた時のことを思い出しました。相撲でいえば(やったことありませんが(><)”ぶつかり稽古”みたいなハードさなのでは
ないかと。やったことないんですけどね(汗)
口の中の筋肉を総動員して、ひたすら鍛える〜鍛えあげる〜この30分は、ここ最近のほほんと過ごしていた気分を一掃してくれました。私の欠点克服として
は、口を大きく使うですね。そして力を入れること。気をつけて練習していきます。
両立しがたいものを両立させる、その時の最高の音 を求めろというフレーズ、かっこいいです。(かっこいいといえば・・・やっぱり根石先生を宗像コーチに
見立てて・・・「エースを狙え!」←テニス漫画です。 嘘です。宗像コーチはテニスのコーチですから、そんなこといってません。ええっと、相撲部屋はどこ
へいった?)
とにかく初心(楽しかった記憶)に戻り、日々がんばります。
【16796】
コーチ用アドバイス 3 投稿者:村田晴彦 投稿日:2010年 6月 8日(火)00時39分28秒
・「技法グラウンド」でコーチが読む時は、生徒の媒介になる音で読まないと意味がない。
Sさんと一緒にレッスンを受けてきて、根石さんからSさんのコーチをするように言われた時、最初に言われたのは、「その読み方だとゆっくりすぎる。」と
いうことでした。その頃、Sさんはちょうど「つなげる」ように言われ始めた頃でした。その時に書いた「コーチ用アドバイス 1」(当時のタイトルは「コー
チ修行録」)には、こう書きました。
>・レッスンが始まり、最初の文を若干ゆっくり読んだところ、「そんなにゆっくり読まない方がいい。
>『つなげろ』と言う意味がなくなってしまう。」というチェックが入りました。1万行以降をやって
>いる生徒に対しては、黙音化やリエゾンが普通に生じる速度で読みます。
今日は、自分がコーチとして読む速度がはやくなってしまいました。
根石さんから、「速すぎる。それでは生徒が媒介にするこができない。生徒の媒介になる音で読まないと意味がない。」と言われました。
コーチの音は、ゆっくりすぎても、速すぎても駄目。ゆっくりすぎると「つなげる」ことがどういうことかわからない。生徒にとって速すぎると、生徒が自分で
活かせない。どちらも生徒のための媒介としての音にならない。
ここのところ、自分でも「つなげる」ことを意識して練習していたので、速度の感覚がいつもと違っていました。そのくらいのことで感覚がぶれてしまうという
ことは、自分でもまだまだ足りない部分があるなと思います。
速さの問題だけでなく、どんな時も生徒の媒介になる音を出せているかどうか、を考えていないと駄目です。
【16797】
吉さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2010年 6月 8日(火)01時32分35秒
>今日は根石さんから具体的なつなげ方の指導を聴けたので安心しました。
それを最初の1万行くらいを扱う中で、ほぼ四六時中やっています。
「安心」にとどめ置かないで、具体的に何をどう扱ったかを書いていただけるとありがたく思います。
急がせませんので。
【16798】
吉さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2010年 6月 8日(火)01時47分26秒
>例えば grow out of だったら、grouAUtov というひとつの単語のような
音の塊で扱うことを、教えた方が良いんじゃないかと思っていたのです。
そのことを、1万行くらい使ってやっています。
「つなげろ」とはその1万行をやっている途中でも指示することがありますが、1万行を越えると、「もっとつなげろ」と私は言い出します。
「もっとつなげろ」は、最初の1万行をやる間に、「音作り」(音の処理法)をひとわたり全部やった生徒に言っているのです。
ただ単に「つなげろ」と言うだけでは解決しないというのは、最初の1万行でやる「音作り」を無視した言い方です。
吉さんのやった実験は、「もっとつなげろ」の「素読舎における意味」を無視したものです。単に「つなげる」という言葉にとらわれたものになっています。
>grow out of を、 Grow・Out・Of のように、
「つなげろ」「もっとつなげろ」は、こんなふうに読むことを要請しているのではありません。逆です。そこから抜けるために必要な混乱を生じさせ、混乱の
さなかで、混乱から抜けるための説明が生徒にとって切実なものになるようにすることです。1万行を越えた生徒には、むしろこの混乱とそこから抜けることの
切実さが大事なものになります。
grouAUtov
を本当に実現するのは、生徒の混乱のさなかにおいてであることはよくあることです。素読舎にあるのは、先生と優等生の関係ではありません。先生と優等生の
関係においては、「混乱」は余計なものですが、素読舎の方法においては、「混乱」は必須のものです。混乱によって、劣等生になっている多くの人がいます。
その混乱を、まともな「混乱」に鍛え上げていくのですから、本当にあらゆる人々に向けて開いているのが素読舎です。
人々は逆だと受け取るらしいですが・・・。
今日の would not の d と n
に関して、上の歯の歯茎の裏に舌を「一度だけつけて両方を発音する」という指示は、キリピーにこれまでこの種の音のぶつかり合いをいろいろな言い方で言っ
てきたにもかかわらず、いまだ解決しないので、「一度だけつける」という言い方を考案したのでした。それで解決するかどうかは、まだわかりません。「ひと
つの単語のような音の塊で扱う」ことも、例えばキリピーならキリピーに対して使ってみて、解決するか解決しないかがはっきりすることです。やってみなけれ
ばわかりません。というか、もうさんざやったと私は思っています。
私が考えているのと違う意味なのかもしれないので、コーチをやるなかで、「ひとつの単語のような音の塊で扱う」を実演してみて下さい。歓迎します。
解決しない生徒には、私は本当に種々様々な言い方で同じ一つのことを言います。それでも、生徒の側の口の動きの絶対量が足りなければ、何をどう言おうと
解決しないことが多々あります。特に「弱音」がそうです。
生徒は、混乱すると口の動きの絶対量が増えます。増えない場合(混乱から抜けることが切実なものにならない場合)は見込みはありません。
>例えば grow out of だったら、grouAUtov というひとつの単語のような
音の塊で扱うことを、教えた方が良いんじゃないかと思っていたのです。
AU
が強いことは生徒はつかまえやすいんですが、to(ト)という音が生じること(リエゾン)は説明ですぐにできる生徒もいますし、できない生徒もいます。
「教える」ことで解決するとは考えていません。「教える=説明する」ことはやりますが、生徒の口がそれ以前に(英語(近似)音で)どれだけ動いているか
(どれだけの動きの「絶対量」があるか)によって、説明は有効になったり無効になったりします。
生徒の音がある段階に達したら(目安としてテキストの1万行を越えたあたり)私はわざと音と音をぶつからせます。そうすると言い間違えや「ほどけ」が頻
発します。つまり、混乱が生じます。この混乱のさなかで、「つなげること」「安定させること」「さらに一段とつなげること」、その後に、「はっきり言うこ
と」「筋肉を強く使うこと」「口の筋肉の動きを大きく使うこと」を指示します。
【16801】
根石さんへ 投稿者:吉 投稿日:2010年 6月 8日(火)21時34分37秒
根石さん 丁寧な解説いつもありがとうございます。
勉強させていただいております。
昨夜の「安心しました」というのは本心でしたが、
この書き方は、ちょっと舌っ足らずだったので補足をしなければいけないな〜と思いました。
週末にずっとゴツゴツとした音読をやっていたので、(ひまさえあれば1日中やってましたので)
根石さんのキリピーさんに対するアドバイスに(私自身が)ゴツゴツから解放してもらえて
ホッとしたという気持ちがあのように書かせたのだと思います。
> ただ単に「つなげろ」と言うだけでは解決しないというのは、
> 最初の1万行でやる「音作り」を無視した言い方です。
> 吉さんのやった実験は、「もっとつなげろ」の「素読舎における意味」を
> 無視したものです。単に「つなげる」という言葉にとらわれたものになっています。
はい、、まったくおっしゃるとおりです。 しかし、この実験は自分にとって有意義なものでした。
自分も通ってきた道のはずなのですが、生徒さんがどういうことで困ってしまうのか、
忘れてしまっていることがあるのです。
また、このような読み方を実験したもうひとつの理由は、そよさんが最初に書かれた
文章が頭に残っていたからなんですね。
そよさんの文
・・・・・・・・・・・・
つなげるようにと指摘された後、つなげるのではなく読むスピードを上げているように感じました。
<< 中略 >>
1単語1単語の発音を最後の1音まで発音されている印象を受けます。
すごく丁寧に発音されるので、見習わないとと思うほどですが、
そうするとどうしても1文としてぶつ切りに聞こえてしまうと思います。
・・・・・・・・・・・・
ここを読んで、そよさんが書かれたお相手は、1語1語を丁寧に発音するのだろうと想像したのです。
個々の単語がブロークンにつながって構成された文のフレーズなのだと想像しました。
ロボット読みっていうのかな、、ワレワレ・ハ・チキュウ・ヲ・シンリャク・シニ・キタ
『「もっとつなげろ」の「素読舎における意味」を無視したものです。
単に「つなげる」という言葉にとらわれたものになっています』
はい、、まったく根石さんのおっしゃるとおりなのですが、
単に「つなげる」という言葉面にとらわれる生徒さんもいるのではないのかと(そよさんの書き込みから)想像しました。
まずはそういう段階にいる生徒さんになったつもりで、ゴツゴツ読みを自分でやって、
検証してみる必要があると思いました。
>「つなげろ」「もっとつなげろ」は、こんなふうに読むことを要請しているのではありません。
>逆です。
はい、もちろんです。
後に書かれたそよさんの文章や村田さんの文章も、
この辺りのことを解説してくださっているとも思います。
お二人とも上手にフォローしてくださったと思いました。
>そこから抜けるために必要な混乱を生じさせ、混乱のさなかで、
>混乱から抜けるための説明が生徒にとって切実なものになるようにすることです。
はい、、よくわかりました。
根石さんがここに書かれたことを丁寧に読むと、根石さんがやっておられることがよくわかります。
ようするに「ひとまず混乱してくれ、、」ということなのだと思います。
僕風にいうと「モヤモヤしてくれ」「腑に落ちない状態をつくりだす」って感じだと思います。
>私が考えているのと違う意味なのかもしれないので、コーチをやるなかで、
>「ひとつの単語のような音の塊で扱う」を実演してみて下さい。歓迎します。
わかりました。 同じ意味だとは思っています。
ただ、、実を言うと、僕が難しいと感じているのは、
その生徒さんが根石さんから過去にどの程度の指示をされてきたかわからないことです。
「この生徒さんには、まだそれを伝える段階じゃね〜んだ」という思いが根石さんにはあるのかな〜とか、
いろいろ考えてしまい、アドバイスを出すのに一瞬のためらいがあります。
また、「ひとつの単語のような音の塊で扱う」というアドバイスは、
「書きながら想う」をやっている生徒さんには、かなりすんなり受け入れてもらえるものですが、
そうでない生徒さんには上手くいかないかもしれません。 (書きながら想うをやっている生徒さんは、
普段から考えながら音読の方もやっているということが理由ってこともあるかもしれませんが、、)
これは、根石さんがおっしゃるとおり、いろいろなアドバイスを試してみるしかありません。
ちょっと話が飛びますが、「書きながら想う(イメージを動かす)」という練習は、
ぜひぜひ多くの生徒さんにやっていただきたい練習です。
これはイントネーションの自己決定のベースになるもので、
素読舎のレッスンを別の意味でもっと深くするものだと思っています。
> 解決しない生徒には、私は本当に種々様々な言い方で同じ一つのことを言います。
> それでも、生徒の側の口の動きの絶対量が足りなければ、何をどう言おうと解決しないことが多々あります。
> 特に「弱音」がそうです。
ここでは、生徒さんの練習不足のことを言われているのだと思いますが、
まだまだ僕の経験値が足りないので「そうなのだろうな〜」と想像することしかできません。
クセがついてしまう前に、短文の段階で弱音の処理を教えてしまうわけにはいかないでしょうか?
根石さんは「教える=説明する」では解決しないことがあるとおっしゃいますが、
この辺りは、自分の経験値を上げて、自分自身で納得しないと僕の中で深い理解はありえません。
(長い目で見守ってください)
>AU が強いことは生徒はつかまえやすいんですが、to(ト)という音が生じること(リエゾン)は
>説明ですぐにできる生徒もいますし、できない生徒もいます。
>「教える」ことで解決するとは考えていません。「教える=説明する」ことはやりますが、
>生徒の口がそれ以前に(英語(近似)音で)どれだけ動いているか
>(どれだけの動きの「絶対量」があるか)によって、
>説明は有効になったり無効になったりします。
う〜〜ん、 普段どれだけ口を動かしているかが大きく影響するのはわかりますが、
生徒さんが自分から音を掴みに行っているか、
コーチの音にひっぱってもらっているだけなのかという差もあるんじゃないでしょうか。
レッスン前に辞書ですべてのアクセント位置と発音記号を確認してから
レッスンにのぞむ人とそうでない人では、成長に開きがあるように感じます。
>生徒は、混乱すると口の動きの絶対量が増えます。
>増えない場合(混乱から抜けることが切実なものにならない場合)は見込みはありません。
う〜〜〜む。
ここはなんだろ、、生徒さんが満足しちゃうレベルを語っているのでしょうか?
「そこまでできなくてもイイや」みたいなところで満足しちゃう生徒さんがいるっていうことですか?
たしかにそういう人はいると思います。
しかし、「見込みがない」と言い切っていいのかどうかは、僕にはわかりません。
こういう生徒さんには、根石さんの「混乱を作る」とは逆行するやり方になるかもしれませんが、
コーチが我慢して「ゆっくり丁寧に繰り返しに付き合う」っていうのは、どうでしょうか?
それぞれの生徒さんごとに、その人の学習テンポっていうのがあったり、
エネルギーの多い人、少ない人っていますよね。
語学の面白さに気づくのに時間のかかる人もいると思うのですが、
ハートに火がつけば、勝手にどんどん燃えてくれると(練習してくれると)思っていますので、
そういう気持ちになるまで、こっちが我慢するってことではダメですか?
>生徒の音がある段階に達したら(目安としてテキストの1万行を越えたあたり)
>私はわざと音と音をぶつからせます。そうすると言い間違えや「ほどけ」が頻発します。
>つまり、混乱が生じます。
>この混乱のさなかで、「つなげること」「安定させること」「さらに一段とつなげること」、
>その後に、「はっきり言うこと」「筋肉を強く使うこと」
>「口の筋肉の動きを大きく使うこと」を指示します。
僕の飲み込みが遅く、歯痒い気持ちにさせているかもしれません。
辛抱強く待ってくださってありがとうございます。
キリさんの短文がすごいよくなったと感じております。
混乱した時のあたえるアドバイスが、
生徒さんに浸透しやすいということなのだと思います。
は〜〜〜、ひさしぶりに書きました。
まだまだ考えるところがあるので、途中経過ということで公開させてください。
【16802】
ゆっくりつなげる問題 いろいろ 投稿者:ももこ 投稿日:2010年 6月 9日(水)03時46分36秒
そよさん、村田さん、根石さん アドバイスありがとうございます。
口の動きが弱いということが私の目下の課題だということがわかりました。
流れが切れない程度のスピードで口の筋肉を動かすことに集中しつつ、そこで出来た動きが壊れないようにギアアップしたり、限界までスピードを上げて自分の
状態をあぶりだしたりしながら少し模索してみようと思います。
吉さんへ
横から失礼します。
吉さんが書かれていた以下の部分ですが
、
>生徒さんが自分から音を掴みに行っているか、
>コーチの音にひっぱってもらっているだけなのかという差もあるんじゃないでしょうか。
>レッスン前に辞書ですべてのアクセント位置と発音記号を確認してから
>レッスンにのぞむ人とそうでない人では、成長に開きがあるように感じます。
これは根石さんのレッスンだと必然的にやることになります。というのも、レッスンに音読が入るようになってしばらくすると音読がレッスンより先行するから
必然的に自分で何とかしないといけなくなるんです。
区切りも、アクセントも、発音記号も自分でチェックしないと音読の規定時間にはいらないばっかりか、音読がいつまでも終わらず、相手の方に迷惑をかけます
(それは私ですが^^;)そしてそれが続くと音読がとまってしまうようになっています。私みたいな基本だらけている人間は困ることって大切だなと最近思い
ます。
ということで、自分の不出来をこれからもどんどん書き込んでいこうと思います^^;
【16803】
ももこさんへ 投稿者:吉 投稿日:2010年 6月 9日(水)21時51分39秒
ももこさん ありがとうございます。
>これは根石さんのレッスンだと必然的にやることになります。
>というのも、レッスンに音読が入るようになってしばらくすると音読がレッスンより
>先行するから必然的に自分で何とかしないといけなくなるんです。
そうなんですよね〜。 もちろん、ももこさんのおっしゃることよく分かりますよ。
「基本だらけている」と書かれていますが、ももこさんは、
きちんと準備されているのだろうな〜と、想像いたしました。
みなさん、いろんな想いでやっておられるのだと思います。
でもですね、、中には「やらされている感」の強い人もいたりして、
自分から喰いにいってない人もいるでしょう。
レッスン前にちょこちょこっと音読の準備をやってすませる人もいるわけですね。
音読の時間だけうまくやり過ごせればいいや〜って気持ちって言いましょうか、、。
あきらかに準備不足な人がいるわけです。
上級者でもアクセントポイントをきちんと調べないで、
自分の思い込みの音で読んだり、
速く読んでごまかしちゃおうという人もいるんですね。
昨年の秋ごろのかたさんの音には、そんな感じの印象を受けたのです。
それで彼女には、「知っている単語でもバカにしないで、
すべての単語の発音とアクセント位置を必ず確認してくださいね」と伝えました。
根石さんからも「辞書引け!」という檄(げき)が飛びましたね。
それから彼女の意識は変わりました。 今の彼女の音は、昨年の秋とは全然違います。
彼女のハートに火がついたというのもあるのでしょうが、
「自分で自分を磨いているのだ」ということに気づいてくださった事が大きいと思っています。
かたさんの名前をだしちゃいましたが、(かたさんゴメンなさい)
何が言いたかったかというと、上級者でもそういう時期って、
(スイッチの入らない時期って)あるんだってことなんですね、、ももこさん。
そしてさらに書きますが、、
かたくなに「やらない」という生徒さんも中にはいるんです。 (やらない、調べない)
これはご本人が本当に「できない」のかもしれませんし、理由はいろいろあると思いますが、
英語は独りになってやるものなのです。
英語は自学自習が基本で、「独りになってやる」というのが、とても大切だと(私は)思っているのです。
基本形は「独りでやる」なんですね。 そのことを、なんとかお伝えしたいと思うのです。
私はそういう生徒さんに対して、
『やっているのは英語を通じた自分磨きなんですね。
少しずつでいいのでコツコツやってください。
私に言われたから「やる」のではなく、
自分で自分に「やろうか?」って声をかけるんですよ。
応援しています。』と、このように声をかけ、ハートに火がつくのを辛抱強く待ちます。
しかし、やらない人は「やらない」のかもしれません。
具体的なやり方に気付けないのかな〜とも思い、
先日は、自分の練習を公開しようかとも考えました。
最後に余談ですが、
練習しているようなのですが、音が空回りしてしまう生徒さんもいらっしゃいます。
この生徒さんは、普段も真面目にやっておられるので難しいです。
これは僕の想像ですが、、
どうも、ご自分の中で作り上げた「英語っぽいリズム」っていうものをお持ちで、
自分が作り上げたその音のイメージ(リズム感)で音読をやっているような気がしてならないのです。
こういう生徒さんの存在が私の指導技術を磨いてくれるとも思っているのですが、
こういう生徒さんには、ある一定期間だけ、短文だけの読みこみをやってもらい、
英語の持つリズム感を矯正するのが良いんじゃないかな〜と、ボンヤリと考えることがあります。
辞書の発音記号の読み方などを丁寧に説明しながら、、。
ああ、、またなんだかいろいろ書いてしまいました〜、、、(>_<) ヒェ〜
書かなきゃ良かったな〜と後で後悔することもあるんだろうな〜と思いつつ、、ポチ(←投稿ボタンを押す音)
ももこさん、、こんな補足でどうでしょう?
【16807】
再 自立練習 村田さんサポートつき 投稿者:江戸の母 投稿日:2010年 6月11日(金)09時23分30秒
自立練習「イメージ核受肉教材」(レッスン組み込み 30分)
練習者名:ピッコロ、江戸の母
日時 : 10/06/10
進展度(説明部分を含めた総行数): 250行(11150-11259)
次回レッスン開始の文 : I'll do penance.
*丁寧に、舌の位置を確かめながら、文を読んでいくことで、どこがどうつながるのかが
見えてくるのだなということに気づかせてもらいました。
*前回、相撲部屋が思い浮かんだのですが、今回は競走馬になった気分でもありました。
筋肉は細胞分裂して増えていくそうですけれども、見えない筋肉の層が生まれ、おり重なっていく姿を想像するときれいなんだろうな〜なんて思っちゃいまし
た。
【16812】
自立練習報告 投稿者:ももこ 投稿日:2010年 6月11日(金)22時15分30秒
自立練習「イメージ核受肉教材」(レッスン組み込み)音読先行
練習者名:piggy,ももこ
日時 : 10/06/11
進展度(説明部分を含めた総行数): 421行
次回レッスン開始の文 : I sat there and watched her have a conversation with him.
今日のレッスンでは「つなげて」といわれなかったのが不思議でした。
吉さん
補足ありがとうございます。私も音読を「やっつけ」で何とかしてレッスンを受けることがたびたびありまして・・・・^^;
毎回喰らい付けるようにしたいと思う今日この頃です^^;
【16814】
息子の感想6(日本語素読レッスン) 投稿者:ももこ 投稿日:2010年 6月11日(金)22時27分29秒
今日の息子の感想です。(私は自分の練習をしていてほぼ見てませんでした^^;)
今日は面白かった。
一応最初に何ページか忘れちゃったのがなんか「どこだったっけっ」て思ってたら先生が教えてくださったから、わかってそれでやって「103」っていわれた
から「103て何ですか」ってきいたら、「1 0 3」 といってくださったからすぐ分かってできた。
おおきなさかなは おおきなくちで から 4つ一人で言って先生がすごいって言ってくれてうれしかった。
「ばか」ってなんで「ばか」?っておもしろかった。
「ぶったって」がおもしろかった。
【16815】
会議室メモ つなげる関連 イメージへ 投稿者:ももこ 投稿日:2010年 6月12日(土)01時09分52秒
落書きですので、使えるところだけご活用くださいませ<(_ _)>
意識があれば しばらくほおって置く。
(つなげるというコメントは毎回言わない。毎回いうとスピードを求めていると受け取られるので。)
立体化させる。全体の滑らかさとその中の一つ一つの音の粒を起こしていくことを両立させる。
文字を音にする 語学
ネイティブ言語と違う点
調子なり連続性なりを作ってから音を仕上げる。
スピードではない。上がるけど結果的に上がるだけ。連続性と音のぶつかり合いと一つ一つの音のはっきりさせる。共存
一万行を超えてからもっとつなげてという指導がある。
それは一万行までの指導と土台があってこそ行われるもの。
つなげる
私はつなげながら音をはっきりさせるために注意深く読むようになりました。
(私はつなげやすく、はっきりさせにくいタイプなので^^;)(ももこ)
最終的には融合することになる。
イメージが動く イメージよりも軽いもの 水蒸気みたいに気化しているなにか。
(「イデア」)
言いながら書きながら思うという練習において動かしているものはイメージ。
書くということがゆっくりしたイメージ
思う>言いながら>書く 遅さをうまく使ってはっきりイメージすることができる
それがしっかりできなければ「イデア」ができない
液体ができないところで気化できない 原材料がない
もととなるのは言いながら書きながら「思う」
気化させる力を持っているのが切断読み
一つ一つの単語に言いながら書きながら思うでイメージが生じるようになる状態をしっかり作っておいて、ゆっくりと切りながら読んで文の「イメージとかイデ
アの中間」のようなものが動くようになっていく。イメージにちかければ切断にちかくなる、イデアに近くなれば切断でなくなる。
切断読みをしっかりやるとイデアになる。
イデアは説明しにくい。読み取れていれば(音として読めていればではなく)動いているもの。
単語単位で言いながら書きながら思うをやってから切断読み。
それは滑らかにいえている段階の文に対して。
読んでも途中でブツブツ切れるものに関してはやってはいけない
連続性ができているものを壊すものなので、連続性が出来ていないものを壊すことはできない。
それは切断読みに持ち込むことはできない。
読み下すのは同じ。読み下せなかったら最初から。
あるレベルにくれば一挙に出来るようになる。
自由にできるようになる。切断読みも回転読みもぶつぶつにしなくてもたどりにくいところでゆっくりになるくらいですむ。
コツさえ使えば同時にできるようになる。
語数に影響される。7〜8語を読んで口になじませるに5〜6回で口に乗ってくる。ガンガン連続させてもこわれない。そんな場合は5〜6回読む間に意味が取
れてくる。
語学をする上で見落としていることを見るためにレッスンをしているわけで、上達してレベルが確保されればいくつモノことを同時にできる。出来るようになっ
てもらうためのレッスン。
15語を超えるとそうそう口に乗らない。どこまで行ってもやることがある。あるレベルにたっすれば出来ることが複数あれどレベルが上がるため終わりはな
い。
<音読について 案>
2冊片付けた人
七年 4・4 ゴースト4 12ページ10分
→12ページ10分
→自立練習へ
ゴースト終了時
ゴースト 3箇所 12ページ12分→12ページ10分の段階も経たほうがいいのでは?
ゴースト終了後7年目の浮気で新出ページがある場合
ゴースト 4・4 7年目の浮気1ページ*2
終わるまでは 7年目の浮気の半分くらいでゴーストは放って置くかも。
音読のレベルが確保されれば、多少のさび付きはあれど、すぐ取れるから。
私とpiggyさんペアについて
私はつなげることが
piggyさんはしっかり発音することが
比較的早くできる
といった特徴があるようなのでお互いに参考になるのでいいのではないか
発音記号について
私がやっと辞書の発音記号を活用できるようになったことについて。
活用できないと発音記号も使えない。
発音記号を調べろと学校でもいうが、その音がどういう音なのか活用するための指導がないため使えない/使わない状態になる。
【16816】
会議メモ 日本語素読 投稿者:ももこ 投稿日:2010年 6月12日(土)02時05分13秒
同じく殴り書きメモです。聴きながらタイプしたものなので、誤字脱字、書き足らないところがたくさんあります。村田さんがフォローしてくださるとのことで
すので、後はお任せします<(_ _)>
はじめから文を与える
日常生活では、実際の言葉としては仮の言葉、ひとまず自分の用事のことを言っているわけではない。要求とかそういうものを解決することに結びついているも
のではない。
そういう意味では実際のことばではない、語学。
そういうものの魅力。用があるからとか実際の場面における言葉ではない。
実際の場面でない言葉に対して、実際場面のことばで扱う。舞台のことばと同じ。
舞台の言葉だからといって一字一字しゃべるようにしたらおかしい。舞台でも文の扱いも実際の生活の言葉を使うが、場面は生活の場ではない。
字は最後に目が慣れてはっきりしてくる。
一字一字 字を拾わせることは人間を機械のようになってしまう。拾って字を読んでいる時点では機械、それが全部拾い終わって読み直してやっと文になる。
やっと人間が読む文になる。
字が入ったときの活用の仕方がちがう。
全体の部分として字を見るのか、部品の集まりとして全体とするのかの違い。
全体を始めにもってて部品をみるのか、
文字の言葉を話し言葉に持ち込んで、使って応用する。そういった創造性が全体を与えることで
一つ一つの字が最少の部品、部品をあたえるのではなく、フレーズもしくは文で与える。=全体で与える。
全体を与えるということがかけている。一字ずつ読んで宿題にして・・・。部品を組み立てられる子はまだいいけど、部品を部品のままにしてしまっている。
本好きな子は自分で読み直して、普通の読み方でよんでいる。そんなの知ったこっちゃないという子供のほうがおおい。
はじめから全体を与えておけば部品のままにしておくことがありえない。5〜6年でも部品読みのような子供もおおい、そういう子が英語を申し込んでくると、
日本語の面倒をみるところからはじまる
【16823】
ためらいの倫理学 投稿者:馬の骨 投稿日:2010年 6月14日(月)02時56分11秒
内田樹の書くものに興味があるということであれば、
『ためらいの倫理学ー戦争・性・物語』(角川文庫) 629円+税
が、まずはお薦めです。
内田樹の最初の単著だそうです。
【16824】
「日本辺境論」 投稿者:Naima 投稿日:2010年 6月14日(月)08時51分18秒
馬の骨さん
あちゃ〜、昨日書店で内田樹氏の著書を見つけ、帯の「日本人とは何者か?」というキャッチに惹かれて購入したところです。これを読んだら馬の骨さんお薦め
の「ためらいの倫理学ー戦争・性・物語」を読んでみます。
皆さん、
根石さんのお薦めの岸田秀の本も数冊かかえています。「歴史を精神分析する」は読み終わりましたので、読後感想を添えて古本屋に出しておきますね。どなた
かもらってください。
【16826】
Naimaさん 投稿者:馬の骨 投稿日:2010年 6月14日(月)11時10分55秒
「日本辺境論」もいいかも。
昨年の「新書大賞」の1位に選ばれた本です。
なかなかの力作です。
【16827】
うちだ・たつる 投稿者:馬の骨 投稿日:2010年 6月14日(月)11時20分26秒
ここにも内田樹(うちだ・たつる)のエッセイが。あと著作目録と、その紹介が。
http://www.uchida-tatsuru.com/
【16830】
先週の会議室から1 投稿者:村田晴彦 投稿日:2010年 6月14日(月)20時10分43秒
ももこさんが投稿してくださった会議室メモの
>最終的には融合することになる。
というところまでの様子です。
====================================
ももこさん
質問があります。前回のレッスンでは、「つなげて」「もっとつなげて」と言われたんですけど、今日のレッスンでは言われなかったんですよ。それはなぜな
のかなと思ったのですが。
根石
「つなげる」という意識が生徒さんの中にあれば、それでしばらくほうっておくんです。
今日は、その意識で練習したせいもあるんじゃないかと思います。
ももこさん
スピードが無茶苦茶速くなくてもつなげられるんだと思いました。
根石
人によって違うんですが、ももこさんの場合、一度つながった文に関しては、「つなげる」というよりもむしろ、音を立体化させる、口をはっきり動かす、強
く動かすという方に意識を向けた方がいいと思います。
「つなげる」ということに関して、私のレッスンでは、テキストの1万行までは「もっとつなげてください」と、ただそれだけを言うだけなんです。
1万行を越えた人は、私が「もっとつなげてください」と言ってきたそのレベルは実現しているのです。その人に対してさらに「もっとつなげてください」と言
うわけだから、1万行未満の人に対して言っていることとは違うんです。
ただ、1万行を越えたあたりの人にも、新しい文に関しては、1万行を越えていない人に対して言うのと同じ意味で「もっとつなげてください」という言い方
をすることはあると思います。まだ言いにくいということはありますから。
ももこさん
なめらかに言いながら音をはっきりさせる、ということに関してなんですが…地震計のグラフに似ているかな、と思ったんです。地震計の針は細かくしっかり
振れていますが、目を少し離してみると、波のように見えますよね?ああいう感じなのかなと思ったんです。ひとつひとつのとがった音をしっかりさせながら、
なめらかにしていくというのは、そういうことなのかな、と。
根石
それでいいんですよ。「なめらかに、はっきりと」という二つを両立させるのです。
ももこさん
まず、はっきりとした音が集合しないとなめらかさが成り立たないということですか…?
根石
「なめらかさ」の方から入っても、「はっきりした音」の方から入っても、どっちでもいいと思います。両方そろってできあがりということですね。
どちらが先でもいいのですが、私の方法は、まずなめらかさを作るという方法です。一度つなげておいてから、後で音の一粒一粒を起こし、立ち上がらせる。
ももこさん
やっぱり流れの中で音をはっきりさせていかないといけない…。
根石
そうだと思うんですけどね。その辺は子どもがネイティヴ言語を獲得するのと同じでいいのだと思います。子どもというのは、しゃべっている文の全体をとら
えるじゃないですか。細かい音は違っていたりするけれども、全体の調子は見事にとらえている。
ただ、語学の場合は、耳がとらえたものを口で再現するということではないですね。特に素読を原理とした方法でやる場合は、文字というものがはじめにあり
ます。文字を音にする。ここがネイティヴ言語を獲得するのと違う点です。けれども、全体の調子や連続性が先にあって、その後に個々の音がはっきりしてい
く、という順序は、それでいいんじゃないかと思うんです。
ももこさん
今日特に思ったのは、「つなげる」というのは、スピードじゃないんだな、ということです。今日は「つなげる」ように指摘されなかったことから、そう感じ
ました。もちろん、ある程度のスピードは必要だと思うんですが。
根石
そうです。「もっとつなげろ、もっとつなげろ」と毎回言っていると、スピードを要求しているようになってしまいますから。要求していることは、スピード
ではないんです。スピードはあがりますけれども、結果的にスピードがあがるだけの話で。
要するに音の連続性と音のぶつかりあいを処理して、音の粒をはっきりさせていくということです。これはそれぞれお互いに邪魔しますからね。音の連続性は
音の粒をはっきりさせるのを邪魔するし、音の粒をはっきりさせようとすると音の連続性が壊れやすくなる。このように、お互いに邪魔しあうものを、共存させ
る。
音の連続性や音の立体性のように、お互いに打ち消しあうものを両立させろ、と私が言い始めるのが、早くて1万行を越えたあたりなんです。
ももこさん
吉さんが掲示板で書かれていたレベルと違う段階で話をされているということですか?
根石
吉さんは1万行、人の面倒を見たことがないんですよ。1万行を実際にやってみれば、これだけ変わっていくんだな、だからこういうことが言えるんだな、と
いう具体的なことがわかってないんじゃないかと思うんですけれども。
ももこさん
根石さんは、生徒の下地ができているからこそ、「つなげる」という話をしているんだ、ということですね?
根石
そうです。
1万行を越えていない人にも、1万行を越えた人にも、「もっとつなげてください」と同じ言葉で言うのですが、まだ1万行台まで片づけていない人には、
「もっとつなげてください」と1回言うだけです。
1万行を越えた人には「もっとつなげてください」と言って、1度つながった後、もう1度「もっとつなげてください」ということをやります。同じ言葉で
言っているけれど、要求しているものが違うんです。
村田
吉さんは1万行あたりの人と一緒にいたことはないのですか?
根石
1万行あたりの人と一緒にいるというのと、1万行まで最初から人の繰り返しにつきあって、コーチをやるというのは、全然違うことだ。
村田
ああ。
根石
生徒が最初から1万行までやる間に、どう変化するのかということと、1万行をやればこれが言えるんだな、ということが具体的にわかるようになる。
根石
初めて出てきた文に関しては、「つなげる」ということに気をつかわなければいけない文はたくさんあります。けれども、教材の中で何度も何度も出てきた文
というのは、「つなげる」ということには気を使わなくてもよくなってきている。そういう文は音の粒をはっきりさせる。音のひとつひとつを立体的にするとい
い。
ももこさん
読みなれた文の方が、すごく注意深く読まなければならなくなってきてるな、と思います。
根石
そういうふうにも言えます。だから読みなれた文に関しては、音の立体化を成り立たせるために使う、というふうにすればいいと思います。新しく出てきた文
では、連続性を作る。連続性ができたら、それをさらに連続させる、というふうに使えばいいと思います。これは最終的に融合しますからね。言いなれた文で音
を立体化させるということをはっきりやれば、新しい文をやる時にも必ず影響が出てきます。
【16837】
村田君 投稿者:根石吉久 投稿日:2010年 6月15日(火)00時42分33秒
以下のもの、意味がうまく通りません。
>1万行を実際にやってみれば、これだけ変わっていくんだな、だからこういうことが言えるんだな、という具体的なことがわかってないんじゃないかと思うん
ですけれども。
次のようにして下さい。
>1万行を実際にやってみれば、これだけ変わっていくんだな、だからこういうことが言えるんだな、という具体的なことがわかってくると思うんですけれど
も。
「やってみれば」という日本語の扱い方が変だと思います。
読む人の立場に立って、書いて下さい。話し言葉をそのまま起こす必要はありません。
次のようにしてもらってもいいです。
>これだけ変わるんだな、だからこういうことが言えるようになるんだな、という具体的なことが、一万行を実際にやらないとわからないんじゃないかと思うん
ですけれども。
【16838】
根石さん 投稿者:江戸の母 投稿日:2010年 6月15日(火)01時42分22秒
息子のレッスンでは失礼しました。私も感情的になってしまって反省です。
これをきかっけに、もろもろのことを落ち着いて息子と話をすることができました。
相棒がいることが続けられる秘訣だなと改めて思いました。実際、私もそうです。
私はつなげやすく個々の音が弱い。ピッコロさんは逆。ということで、いかにピリッとしたアドバイスができるか?が、お互いの課題のようにも感じています。
難しいですけど。
”つなげる”の作業の時、私は毛筆を使って文字を描く感じをイメージしたりしてます。あまり参考になりませんか。
【16845】
自立練習報告 村田さんサポートつき 投稿者:江戸の母 投稿日:2010年 6月18日(金)00時55分21秒
自立練習「イメージ核受肉教材」(レッスン組み込み 30分)
練習者名:ピッコロ、江戸の母
日時 : 2010/6/17 (30分)
進展度(説明部分を含めた総行数): 159行(11259-11415)
次回レッスン開始の文 :Okay. All right, sister.
*OK NO SO 等の[ou]の”u”の音が消えやすい。
簡単なようで、すごく難しい。
【16848】
6月10日の会議室の様子1 投稿者:村田晴彦 投稿日:2010年 6月18日(金)15時41分18秒
ももこさん
質問があります。前回のレッスンでは、「つなげて」「もっとつなげて」と言われたんですけど、今日のレッスンでは言われなかったんですよ。それはなぜな
のかなと思ったのですが。
根石
「つなげる」という意識が生徒さんの中にあれば、それでしばらくほうっておくんです。
今日は、その意識で練習したせいもあるんじゃないかと思います。
ももこさん
スピードが無茶苦茶速くなくてもつなげられるんだと思いました。
根石
人によって違うんですが、ももこさんの場合、一度つながった文に関しては、「つなげる」というよりもむしろ、音を立体化させる、口をはっきり動かす、強
く動かすという方に意識を向けた方がいいと思います。
「つなげる」ということに関して、私のレッスンでは、テキストの1万行までは「もっとつなげてください」と、ただそれだけを言うだけなんです。
1万行を越えた人は、私が「もっとつなげてください」と言ってきたそのレベルは実現しているのです。その人に対してさらに「もっとつなげてください」と言
うわけだから、1万行未満の人に対して言っていることとは違うんです。
ただ、1万行を越えたあたりの人にも、新しい文に関しては、1万行を越えていない人に対して言うのと同じ意味で「もっとつなげてください」という言い方
をすることはあると思います。まだ言いにくいということはありますから。
ももこさん
なめらかに言いながら音をはっきりさせる、ということに関してなんですが…地震計のグラフに似ているかな、と思ったんです。地震計の針は細かくしっかり
振れていますが、目を少し離してみると、波のように見えますよね?ああいう感じなのかなと思ったんです。ひとつひとつのとがった音をしっかりさせながら、
なめらかにしていくというのは、そういうことなのかな、と。
根石
それでいいんですよ。「なめらかに、はっきりと」という二つを両立させるのです。
ももこさん
まず、はっきりとした音が集合しないとなめらかさが成り立たないということですか…?
根石
「なめらかさ」の方から入っても、「はっきりした音」の方から入っても、どっちでもいいと思います。両方そろってできあがりということですね。
どちらが先でもいいのですが、私の方法は、まずなめらかさを作るという方法です。一度つなげておいてから、後で音の一粒一粒を起こし、立ち上がらせる。
ももこさん
やっぱり流れの中で音をはっきりさせていかないといけない…。
根石
そうだと思うんですけどね。その辺は子どもがネイティヴ言語を獲得するのと同じでいいのだと思います。子どもというのは、しゃべっている文の全体をとら
えるじゃないですか。細かい音は違っていたりするけれども、全体の調子は見事にとらえている。
ただ、語学の場合は、耳がとらえたものを口で再現するということではないですね。特に素読を原理とした方法でやる場合は、文字というものがはじめにあり
ます。文字を音にする。ここがネイティヴ言語を獲得するのと違う点です。けれども、全体の調子や連続性が先にあって、その後に個々の音がはっきりしてい
く、という順序は、それでいいんじゃないかと思うんです。
ももこさん
今日特に思ったのは、「つなげる」というのは、スピードじゃないんだな、ということです。今日は「つなげる」ように指摘されなかったことから、そう感じ
ました。もちろん、ある程度のスピードは必要だと思うんですが。
根石
そうです。「もっとつなげろ、もっとつなげろ」と毎回言っていると、スピードを要求しているようになってしまいますから。要求していることは、スピード
ではないんです。スピードはあがりますけれども、結果的にスピードがあがるだけの話で。
要するに音の連続性と音のぶつかりあいを処理して、音の粒をはっきりさせていくということです。これはそれぞれお互いに邪魔しますからね。音の連続性は
音の粒をはっきりさせるのを邪魔するし、音の粒をはっきりさせようとすると音の連続性が壊れやすくなる。このように、お互いに邪魔しあうものを、共存させ
る。
音の連続性や音の立体性のように、お互いに打ち消しあうものを両立させろ、と私が言い始めるのが、早くて1万行を越えたあたりなんです。
ももこさん
吉さんが掲示板で書かれていたレベルと違う段階で話をされているということですか?
根石
吉さんは1万行、人の面倒を見たことがないんですよ。これだけ変わるんだな、だからこういうことが言えるようになるんだな、という具体的なことが、一万
行を実際にやらないとわからないんじゃないかと思うんですけれども。
ももこさん
根石さんは、生徒の下地ができているからこそ、「つなげる」という話をしているんだ、ということですね?
根石
そうです。
1万行を越えていない人にも、1万行を越えた人にも、「もっとつなげてください」と同じ言葉で言うのですが、まだ1万行台まで片づけていない人には、
「もっとつなげてください」と1回言うだけです。
1万行を越えた人には「もっとつなげてください」と言って、1度つながった後、もう1度「もっとつなげてください」ということをやります。同じ言葉で
言っているけれど、要求しているものが違うんです。
村田
吉さんは1万行あたりの人と一緒にいたことはないのですか?
根石
1万行あたりの人と一緒にいるというのと、1万行まで最初から人の繰り返しにつきあって、コーチをやるというのは、全然違うことだ。
村田
ああ。
根石
生徒が最初から1万行までやる間に、どう変化するのかということと、1万行をやればこれが言えるんだな、ということが具体的にわかるようになる。
根石
初めて出てきた文に関しては、「つなげる」ということに気をつかわなければいけない文はたくさんあります。けれども、教材の中で何度も何度も出てきた文
というのは、「つなげる」ということには気を使わなくてもよくなってきている。そういう文は音の粒をはっきりさせる。音のひとつひとつを立体的にするとい
い。
ももこさん
読みなれた文の方が、すごく注意深く読まなければならなくなってきてるな、と思います。
根石
そういうふうにも言えます。だから読みなれた文に関しては、音の立体化を成り立たせるために使う、というふうにすればいいと思います。新しく出てきた文
では、連続性を作る。連続性ができたら、それをさらに連続させる、というふうに使えばいいと思います。これは最終的に融合しますからね。言いなれた文で音
を立体化させるということをはっきりやれば、新しい文をやる時にも必ず影響が出てきます。
【16849】
6月10日の会議室の様子2 投稿者:村田晴彦 投稿日:2010年 6月18日(金)15時42分43秒
根石
一番大事なことは、「イメージ」が動くようにするということです。
ただ、音の連続性と共に意識の中で動くものというのは、もう、「イメージ」という感じではないですね。「イメージ」よりもはるかに軽いものです。「イ
メージ」が液体だとすれば、水蒸気みたいに気化してしまっている何かですね。私はそれを「イメージ」という言葉では言えないと思っているんです。小学館文
庫「英語どんでんがえしのやっつけ方」では「イデア」と言いました。
「言いながら書きながら思う」という練習において動かしているのは、明らかに「イメージ」なんです。「言いながら書きながら思う」の三つのうち、「書き
ながら」のスピードが一番ゆっくりで、そのスピードに合わせるからです。
「言いながら書きながら思う」の中で、一番速いのは「思う」で、次が「言いながら」、一番遅いのが「書きながら」です。この「書きながら」の遅さをうま
く使って、はっきりと「イメージ」するんです。それがしっかりできていないと、「イデア」なんて動かないですから。液体がないのに、どうして気化すること
ができるんだ、ということです。
液体(イメージ)を気化させる(イデア化する)力を持っているのが、「切断読み」です。一つ一つの単語に対して「言いながら書きながら思う」をやり、単
語を見ればすぐ「イメージ」ができるとか、音を聞けば自分の中に「イメージ」が生じるという状態をしっかり作っておきます。そしてゆっくりと文を切断しな
がら読んで、「文全体でこういうことを言っている」ということが自分の中に生じるようにします。その時、「イメージ」と「イデア」の中間の状態にあるもの
を絶えず動かします。まだ「イメージ」に近いものから、より軽くなっている「イデア」に近いものまで、いろいろな段階のものを、絶えず動かします。
「切断読み」では、動いているものが「イメージ」に近ければ近いほど切断されている時間は長くなります。動いているものが「イデア」に近ければ近いほ
ど、切れ目がなくなっていきます。
「切断読み」をきっちりやると、「イメージ」が「イデア」になっていきます。「イデア」というのは、どういうものなんですか、と言われても、どうにも言
いようがないんですけれどね。ただ、文が読みとれていれば、間違いなく「イデア」は動いているんです。
単語単位でいいですから「言いながら書きながら思う」をしっかりやってもらって「切断読み」をやってもらうのがいいと思います。なめらかに言えるように
なった文に対してやってください。
「切断読み」は、読む途中でひっかかる文や、ブツ切れになる文に対してはやってはいけません。「切断読み」は、音の連続性を壊す読み方です。まず連続性
ができているからこそ壊せるのです。できていないものを壊してもしょうがないのです。
ところが受験生はみんな、音のつながりができていないのに「切断読み」のようなことをやるのです。本当は「切断読み」はわざわざやるものなんですが、受
験生は、切断しなければ読めません。
ももこさん
スラッシュリーディングみたいなものですか?頭から読み下すというような?
根石
読み下すということで言えば、「切断読み」も、左から右へ読み下します。左から右へしか目を動かさない。途中でわからなくなってしまったら、最初へ戻っ
て、とにかく左から右へ読む。右から左へは読まない。
ももこさん
段階を踏んでいかなければいけないんですね。
根石
いや、段階を踏まなくても、慣れてくれば一度に全部できるようになりますよ。意味がとれなければ読むスピードを落として意味をとる。意味がとれたら、そ
こからまた、つなげるようにして読む。要するに緩急自在、速くしたり遅くしたり自由自在にできる、というようになります。
音を立体化する・連続させるという、両立しがたいものを両立させていくというやり方をやっていけば、「切断読み」に入っていけます。
「切断読み」と言っても、緩急自在の段階になれば、ブツブツに切断するのではなく、意味をたどりにくいところでゆっくりになるという読み方で読めるよう
になります。
テキストの1万行、2万行をやっている人は、段階を追ってやってもらった方がいいのですけれども、コツさえつかめば同時にやるということはいくらでもで
きます。
7〜8語でできている文を口になじませるのに、5回〜6回ていねいに言っていれば口に乗ってきて、あとはガンガン連続させても壊れない、というレベルが
あります。このくらいになると、はじめの5回〜6回を丁寧に読んで、あとはどんどん速めていく、それと同時に、5回〜6回読む間に意味がとれてしまってい
る、というようになる。
ももこさん
それは今、自分にも起こっています。
根石
レッスンでは「こういうことをやっておかなければならないんだ」「普通は見落としているけれども、こういうことが必要なんだ」ということをはっきりさせ
るために段階を追っているだけで、上達してレベルさえ確保すれば、同時にいくつもの事をやるのは、いくらでもできます。それができるようになってもらうた
めのレッスンなんです。
いままで言ってきたことは、7〜8語の文の話なんですが、15語を越える文になると、上級者でもそう簡単に口に乗ってきません。だから、語学はどこまで
行ってもやることがあるんです。
15語くらいの文が、10回読まないうちに口にどんどん乗ってくるレベルになったら、後は無料で教材を使ってもらおうと考えています。
その目安として、レッスン前にやる音読を使うことを考えています。
・音読で「ゴースト」と「七年目の浮気」の2冊を片付けた人
→ 「七年目の浮気」4ページ+4ページ 「ゴースト」4ページ
以上合計12ページを毎回10分でできる人は、無料で自立練習のみに入る
これ以前の段階としては、次のことを考えています。
・「七年目の浮気」の新出ページがある場合
→ 「七年目の浮気」新出の1ページ×2 「ゴースト」4ページ+4ページ
以上合計10ページ
(「ゴースト」はしばらく放っておくかもしれない。毎回NGが出なければ、
放っておいても多少の錆つきはすぐ落とすことができるから)
・「ゴースト」終了
→ 「ゴースト」4ページ+4ページ+4ページ
以上合計12ページを毎回12分でできるようになったら、「七年目の浮気」の音読を始める
このように、音読の出来ぐあいを見ることで、イントネーションの自己決定力がわかるのではないかと考えています。
ももこさん
私はレッスンの最初の頃は、たとえば「口の両端斜め上」と言われたら、テキストにスマイルマークの口元だけ書いたりしていたんです。
根石
それは一種の発音記号ですよ。それは発音記号をそのまま使っていればいいんですよ。
ももこさん
最初のうちはスマイルマークだったんですが、最近は発音記号を書くようになりました。だんだん追いつかなくなってきたので。発音記号って便利だなあと思
うようになりました。
根石
発音記号は便利ですよ。
ももこさん
中学の頃にあれだけ先生に発音記号を確認しなさいと言われてきたのに、今頃になってわかりました。
根石
でも、発音記号と実際の音との対応関係を生徒の身体の中に作ってやるという中学の先生は滅多にいないですよ。発音記号をしっかり調べろ、というだけで。
この発音記号は実際にどうやって口を動かすのかと、具体的に生徒の面倒をみる先生は滅多にいないのです。
ももこさん
そう、調べろとは言うんです。でも調べても発音の仕方がわからないので、やる気が失せてしまうんですね。
今は発音記号を活用できるので、やる気が出てくるんですよ。
根石
具体的な口の動かし方の面倒を見ないで、発音記号を調べろなんて言っても、なんだかなあ、という感じですね。意味がないですよ。
【16857】
日本語素読見学 投稿者:江戸の母 投稿日:2010年 6月19日(土)02時36分33秒
今日はありがとうございました。下の娘が、子どもの声って、共鳴しちゃうんですかね?復唱したがって(いや、何行か一緒にやっていました(><))すみま
せん。息子も途中からやってきて「あ、やってるんだ」と兄貴風をふかしてるような反応でした(^^)
私のために見学させてもらったのですが、おもいがけず、娘がやりたくてうずうずしているようです。まだ時期が早いかなとも思います。このあたりも、会議で
相談したかったのですが。
【16858】
6月10日の会議室の様子1(校正後) 投稿者:村田晴彦 投稿日:2010年 6月19日(土)03時05分57秒
ももこさん
質問があります。前回のレッスンでは、「つなげて」「もっとつなげて」と言われたんですけど、今日のレッスンでは言われなかったんですよ。それはなぜな
のかなと思ったのですが。
根石
「つなげる」という意識が生徒さんの中にあれば、それでしばらくほうっておくんです。
今日そのことについて何も言わなかったのは、その意識で練習してくれたせいもあるんじゃないかと思います。
ももこさん
スピードが無茶苦茶速くなくてもつなげられるんだと思いました。
根石
人によって違うんですが、ももこさんの場合はつなげて読むことは上手なので、一度つながった文に関しては、音を立体化させる、口をはっきり動かす、強く
動かすという方に意識を向けた方がいいと思います。
「つなげる」ということに関して、私のレッスンでは、テキストの1万行までは「もっとつなげてください」と、ただそれを言うだけなんです。
1万行を越えた人は、私が「もっとつなげてください」と言ってきたそのレベルは実現しているのです。その人に対してさらに「もう一段とつなげてください」
と言うわけだから、1万行未満の人に対して言っていることとは違うんです。
ただ、1万行を越えたあたりの人にも、新しい文に関しては、1万行を越えていない人に対して言うのと同じ意味で「もっとつなげてください」という言い方
をすることはあると思います。まだ言いにくいということはありますから。
ももこさん
なめらかに言いながら音をはっきりさせる、ということに関してなんですが…地震計のグラフに似ているかな、と思ったんです。地震計の針は細かくしっかり
振れていますが、目を少し離してみると、波のように見えますよね?ああいう感じなのかなと思ったんです。ひとつひとつのとがった音をしっかりさせながら、
なめらかにしていくというのは、そういうことなのかな、と。
根石
それでいいんですよ。「なめらかに、はっきりと」という二つを両立させるのです。
ももこさん
まず、はっきりとした音が集合しないとなめらかさが成り立たないということですか…?
根石
いい加減な音が集合してなめらかな場合はいくらでもあります。はっきりした音だけれども、なめらかでないという場合もいくらでもあります。「なめらか
さ」の方から入っても、「はっきりした音」の方から入っても、どっちでもいいと思います。両方そろってできあがりということですね。
どちらが先でもいいのですが、私の方法は、まずなめらかさを作るという方法です。一度つなげておいてから、後で音の一粒一粒を起こし、立ち上がらせる。
ももこさん
やっぱり流れの中で音をはっきりさせていかないといけない…。
根石
そうだと思うんですけどね。その辺は子どもがネイティヴ言語を獲得するのと同じでいいのだと思います。子どもというのは、しゃべっている文の全体をとら
えるじゃないですか。細かい音は違っていたりするけれども、全体の調子は見事にとらえている。
ただ、語学の場合は、耳がとらえたものを口で再現するということではないですね。特に素読を原理とした方法でやる場合は、文字というものがはじめにあり
ます。素読は文字を音にします。ここがネイティヴ言語を獲得している子供と違う点です。けれども、全体の調子や連続性が先にあって、その後に個々の音が
はっきりしていく、という順序は、それでいいんじゃないかと思うんです。
ももこさん
今日特に思ったのは、「つなげる」というのは、スピードじゃないんだな、ということです。今日は「つなげる」ように指摘されなかったことから、そう感じ
ました。もちろん、ある程度のスピードは必要だと思うんですが。
根石
そうです。「もっとつなげろ、もっとつなげろ」と毎回言っていると、スピードを要求しているようになってしまいますが、要求していることは、スピードで
はないんです。スピードはあがりますけれども、結果的にスピードがあがるだけの話です。
要するに音の連続性と音のぶつかりあいを処理した後で、音の粒をはっきりさせていくということです。これはそれぞれお互いに邪魔しますからね。音の連続
性は音の粒をはっきりさせるのを邪魔するし、音の粒をはっきりさせようとすると音の連続性が壊れやすくなる。このようにお互いに邪魔しあうものなんです。
それを共存させるんです。
音の連続性や音の立体性のように、お互いに打ち消しあうものを両立させろ、と私が言い始めるのが、早くて1万行を越えたあたりなんです。
ももこさん
吉さんが掲示板で書かれていたレベルと違う段階で話をされているということですか?
根石
吉さんは1万行分、人の面倒を見たことがないんですよ。これだけ変わるんだな、だからこういうことが言えるようになるんだな、という具体的なことが、一
万行を実際にやらないとわからないんじゃないかと思うんですけれども。
ももこさん
根石さんは、生徒の下地ができているからこそ、「つなげる」という話をしているんだ、ということですね?
根石
そうです。「もう一段とつなげてください」の「もう一段と」はそういうことです。
1万行を越えていない人にも、1万行を越えた人にも、「もっとつなげてください」と同じ言葉で言うことがありますが、まだ1万行台まで片づけていない人
には、「もっとつなげてください」と1回言うだけです。
1万行を越えた人には「もっとつなげてください」と言って、1度つながった後、もう1度「もっとつなげてください」ということをやります。同じ言葉で
言っているけれど、要求しているものが違うんです。「もう一段と」というのはそのことなんです。
村田
吉さんは1万行あたりの人と一緒にレッスンを受けたことがないのですか?
根石
1万行あたりの人と一緒にレッスンを受けることと、1万行分まで最初から生徒の繰り返しにつきあって、コーチをやるというのは、全然違うことだ。
村田
ああ。
根石
生徒が最初から1万行までやる間に、どう変化するのかということと、1万行をやればこれが言えるんだな、ということが具体的にわかるようになる。
初めて出てきた文に関しては、「つなげる」ということに気をつかわなければいけない文はたくさんあります。けれども、教材の中で何度も何度も出てきた文
というのは、「つなげる」ということには気を使わなくてもよくなってきている。そういう文は音の粒をはっきりさせる。音のひとつひとつを立体的にするとい
い。
ももこさん
読みなれた文の方が、すごく注意深く読まなければならなくなってきてるな、と思います。
根石
そういうふうにも言えます。だから読みなれた文は、音の立体化をやればいいと思います。新しく出てきた文では、連続性を作る。連続性ができたら、それを
さらに連続させ、音を立体化させる、というふうに使えばいいと思います。これは最終的に融合しますからね。言いなれた文で音を立体化させるということを
はっきりやれば、新しい文をやる時にも必ず影響が出てきます。
【16859】
6月10日の会議室の様子2(校正後) 投稿者:村田晴彦 投稿日:2010年 6月19日(土)03時10分43秒
根石
一番大事なことは、「イメージ」が動くようにするということです。
ただ、音の連続性と共に意識の中で動くものというのは、もう、「イメージ」という感じではないですね。「イメージ」よりもはるかに軽いものです。「イ
メージ」が液体だとすれば、水蒸気みたいに気化してしまっている何かですね。私はそれを「イメージ」という言葉では言えないと思っているんです。小学館文
庫「英語どんでんがえしのやっつけ方」では「イデア」と言いました。
「言いながら書きながら思う」という練習において動かしているのは、明らかに「イメージ」なんです。「言いながら書きながら思う」の三つのうち、「書き
ながら」のスピードが一番ゆっくりで、そのスピードに合わせるからです。
「言いながら書きながら思う」の中で、一番速いのは「思う」で、次が「言いながら」、一番遅いのが「書きながら」です。この「書きながら」の遅さをうま
く使って、はっきりと「イメージ」するんです。それがしっかりできていないと、「イデア」なんて動かないですから。液体がないのに、どうして気化させるこ
とができるんだ、ということです。
液体(イメージ)を気化させる(イデア化する)力を持っているのが、「切断読み」です。一つ一つの単語に対して「言いながら書きながら思う」をやり、単
語を見ればすぐ「イメージ」ができるとか、音を聞けば自分の中に「イメージ」が生じるという状態をしっかり作っておきます。そしてゆっくりと文を切断しな
がら読んで、「文全体でこういうことを言っている」ということが自分の中に生じるようにします。その時、「イメージ」と「イデア」の中間の状態にあるもの
を絶えず動かします。まだ「イメージ」に近いものから、より軽くなっている「イデア」に近いものまで、いろいろな段階のものを、絶えず動かします。
「切断読み」では、動いているものが「イメージ」に近ければ近いほど切断されている時間は長くなります。動いているものが「イデア」に近ければ近いほ
ど、切れ目がなくなっていきます。
「切断読み」をきっちりやると、「イメージ」が「イデア」になっていきます。「イデア」というのは、どういうものなんですか、と言われても、どうにも言
いようがないんですけれどね。ただ、文が読みとれていれば、間違いなく「イデア」は動いているんです。
単語単位でいいですから「言いながら書きながら思う」をしっかりやってもらって「切断読み」をやってもらうのがいいと思います。なめらかに言えるように
なった文に対してやってください。
「切断読み」は、読む途中でひっかかる文や、ブツ切れになる文に対してはやってはいけません。「切断読み」は、音の連続性を壊す読み方です。まず連続性
ができているからこそ壊せるのです。できていないものを壊してもしょうがないのです。
ところが受験生は、音のつながりができていないのに「切断読み」のようなことをやるのです。本当は「切断読み」はわざわざやるものなんですが、ほとんど
の受験生は、読む時にどうしても切れてしまいます。
ももこさん
スラッシュリーディングみたいなものですか?頭から読み下すというような?
根石
読み下すということで言えば、「切断読み」も、左から右へ読み下します。左から右へしか目を動かさない。途中でわからなくなってしまったら、最初へ戻っ
て、とにかく左から右へ読む。右から左へは読まない。
ももこさん
段階を踏んでいかなければいけないんですね。
根石
段階を踏んで、慣れてくれば一度に全部できるようになりますよ。意味がとれなければ読むスピードを落として意味をとる。意味がとれたら、そこからまた、
つなげるようにして読む。要するに緩急自在、速くしたり遅くしたり自由自在にできる、というようになります。
「音を立体化する」「連続させる」という、ふたつの両立しがたいものを両立させた後で、「切断読み」に入ることができるようになります。
「切断読み」と言っても、緩急自在の段階になれば、ブツブツに切断するのではなく、意味をたどりにくいところでゆっくりになるという読み方で読めるよう
になります。
テキストの1万行くらいまで、あるいは2万行くらいまでをやっている人は、段階を追ってやってもらった方がいいのです。それ以後はコツさえつかめば同時
にやるのはいくらでもできます。
7〜8語でできている文を口になじませるのに、5回〜6回ていねいに言っていれば口に乗ってきて、あとはガンガン連続させても壊れない、というレベルが
あります。このくらいになると、はじめの5回〜6回を丁寧に読んで、あとはどんどん速めていく、それと同時に、5回〜6回読む間に意味がとれてしまってい
る、というようになる。
ももこさん
それは今、自分にも起こっています。
根石
レッスンでは「こういうことをやっておかなければならないんだ」「普通は見落としているけれども、こういうことが必要なんだ」ということをはっきりさせ
るために段階を追っているだけで、上達してレベルさえ確保すれば、同時にいくつもの事をやるのは、いくらでもできます。それができるようになってもらうた
めのレッスンなんです。
いままで言ってきたことは、7〜8語の文の話なんですが、15語を越える文になると、上級者でもそう簡単に口に乗ってきません。だから、語学はどこまで
行ってもやることがあるんです。
15語くらいの文が、10回読まないうちに口にどんどん乗ってくるレベルになったら、後は無料で教材を使ってもらっていいと思います。
その目安として、レッスン前にやる音読を使うことを考えています。
「ゴースト」と「七年目の浮気」の音読を一通り終わらせた人は、「七年目の浮気」の4ページ分を2カ所、「ゴースト」の4ページ分を1カ所、合計12
ページの音読をしてもらいます。これを毎回10分以内で終わらせることができたら、無料の「自立練習のみ」に入ってもらっていいと思います。
ももこさん
ということは、生徒は全員「ゴースト」と「七年目の浮気」の音読をやるんですか?
根石
はい、全員「七年目の浮気」までやります。
「ゴースト」の音読が最後までいった時点で、「ゴースト」の中だけで復習範囲を3カ所作ります。4ページ分を3カ所、合計12ページです。12ページを
12分以内で終わらせるレベルを「ゴースト」一冊だけで作ってしまおうと思います。12ページを12分以内でNGを出さずに終わらせるレベルになったら、
「七年目の浮気」の音読を始めてもらいます。
「七年目の浮気」の音読も、「ゴースト」と同じように扱います。「七年目の浮気」の新出の1ページを2人で1回づつ、「ゴースト」から4ページ分を2カ
所、合計10ページを音読します。
「七年目の浮気」の音読が半分くらい終わったら、もしかしたら「ゴースト」はしばらく放っておくかもしれません。その場合は「七年目の浮気」の新出の1
ページを2人で1回づつ、「七年目の浮気」の4ページ分を2カ所、合計10ページを音読します。これでNGが出ないレベルになれば「ゴースト」を放ってお
いても大丈夫だと思います。錆つきはしますが、その錆はすぐに落とせます。
「ゴースト」から「七年目の浮気」に移る時のことですが、「ゴースト」の12ページ分を12分以内で終わらせることができたら「七年目の浮気」に入る
か、それとももう一段階加えて、「ゴースト」の12ページ分を10分以内で終わらせるレベルを実現してから「七年目の浮気」に入るか、それはまだ迷ってい
ます。
ももこさん
「ゴースト」の12ページ分を10分以内で終わらせるレベルを作っておいてから「七年目の浮気」に行った方が、ゆるやかに移れますか?
根石
ゆるやかになります。それと、12ページ分を10分で終わらせるレベルを設けることで、「七年目の浮気」で12ページ分を10分以内で終わらせるレベル
を要求されることが、「ゴースト」を終えた時点でわかっておいてもらうことができます。この辺のことはまだ迷っていますが。
ともかく、音読の出来ぐあいを見ることで、「イントネーションの自己決定力」を測ることができてしまうと思います。
ももこさん
私はレッスンの最初の頃は、たとえば「口の両端斜め上」と言われたら、テキストにスマイルマークの口元だけ書いたりしていたんです。
根石
それは一種の発音記号ですよ。それは発音記号をそのまま使えばいいんですよ。
ももこさん
最初のうちはスマイルマークだったんですが、最近は発音記号を書くようになりました。だんだん追いつかなくなってきたので。発音記号って便利だなあと思
うようになりました。
根石
発音記号は便利ですよ。
ももこさん
中学の頃にあれだけ先生に発音記号を確認しなさいと言われたことが、今頃になってわかりました。
根石
でも、発音記号と実際の音との対応関係を生徒の身体の中に作ってやる中学の先生は滅多にいないですよ。発音記号をしっかり調べろ、というだけで。この発
音記号は実際にどうやって口を動かすのかと、具体的に生徒の面倒をみる先生は滅多にいないんです。
ももこさん
そう、調べろとは言うんです。でも調べても発音の仕方がわからないので、やる気が失せてしまうんですね。
今は発音記号を活用できるので、やる気が出てくるんですよ。
根石
具体的な口の動かし方の面倒を見ないで、発音記号を調べろなんて言っても、なんだかなあ、という感じですね。意味がないですよ。
【16860】
村田君、校正 投稿者:根石吉久 投稿日:2010年 6月19日(土)11時15分35秒
>液体(イメージ)を気化させる(イデア化する)力を持っているのが、「切断読み」・・・・まだ「イメージ」に近いものから、より軽くなっている「イデ
ア」に近いものまで、いろいろな段階のものを、絶えず動かします。
「より軽くなっている」 → 「より軽くなって」
【16862】
江戸の母さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2010年 6月19日(土)11時37分34秒
>私のために見学させてもらったのですが、おもいがけず、娘がやりたくてうずうずしているようです。まだ時期が早いかなとも思います。
ももこさん、フミさんの息子さんたちで始めた日本語の素読でしたが、途中からチョコさんの息子さんが加わりました。ひらがなだけだし、まだそれほど時間
が経っていないから大丈夫だろうと考えたのでしたが、チョコさんの息子さんが少してこずっている様子があります。
小学1年生近辺の年齢では、ほんの少し先行しているところに加わるだけで大変なんだなと改めて思いました。チョコさんの息子さんと江戸の母さんの娘さん
との組が作れればいいんだがと思っています。
娘さんは何歳でしょうか。レッスン時、誰の声かなとわからなかったのですが、聞こえていたのは江戸の母さんの娘さんだったのですね。その時の声から判断
しますと、多分チョコさんの息子さんとの組み合わせは大丈夫だと思います。
皆さんの意見をお聞きしなければなりませんし、英語の枠をひとつ村田君に担当してもらうよう調整しなければなりませんが、もしもうひとつ日本語素読の枠
ができるようであれば、私はやってみたいと思っています。
皆さんと話していただいて、よろしくご検討下さい。
【16867】
根石さん 村田さん ももこさん 投稿者:吉 投稿日:2010年 6月20日(日)07時05分14秒
おはようございます!
久々にぐっすり寝れて、この上なく頭が冴えています。
掲示板をゆっくりと読み上がってきているところでした。
村田さん ももこさん ありがとうございます。
会議室の内容の文字おこしありがとうございます。
深く感謝いたします。
根石さん
> 1万行を実際にやってみれば、これだけ変わっていくんだな、だからこういうことが言えるんだな、
> という具体的なことがわかってくると思うんですけれども
まさしくこの一文につきると思います。
実体験が、「行間に書かれていないことを読む」のに必要な
僕の読解力を磨いてくれるのだと思います。
(書かれているのでしょうが、根石さんが見ているものの1/10も、
文字から想起できないのです、、、。)
私の中で、深い理解が起こるまで、長い目でみてやってください。
今、通勤電車の中で森信三(のぶぞう)という人が書いたものを読んでいます。
なぜこの人の書いた本にもっと早くに出会わなかったのか不思議に思っているのですが、、
━人間は、一生のうち逢うべき人には必ず逢える。
しかも一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に━
森 信三
森信三氏にこのように言われ、本との出会いも人との「縁」と似たようなものかと、
思っております。
・・・・
「旅を志す人は『地図』は必要です。しかし、地図をいかほど詳しく研究しても
一歩も旅に出かけぬ人は、旅のことはカイモク分かりません。
学問と人生 人間と学問を考える上でこのことは尚重大な問題でしょうナ。
マヒの右手もて 九十二才 森信三」
・・・・
上記の文は、こちらのHPから拝借↓しました。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~SHUJI/hagaki/tegami.htm
まさに今の僕が耳を傾けるべきことを、絶妙なタイミングで伝えて頂いたような気分です。
この人の名前を認識してから、良書から良書への連鎖反応が久々に始まる予感♪
ワクワクしております。
本や人との出会いって不思議だな〜と感じます。
【16868】
日本語素読 投稿者:江戸の母 投稿日:2010年 6月20日(日)07時25分10秒
根石さん チョコさん
ありがとうございます。上の子の開始の時、ちょっと先にはじめていたゆっくり母さんのお子さんとの合流のことを思い出しました。ほんのちょっと先なのに、
なかなか難しいのですよね。声が出るようになるのは、なかなか大変ですよね。日本語素読をやってほしいのは、上の子のほうなんですけどね。
娘も、前前回の見学の時も途中からそばにいたのですが、音を小さくしてテレビを見てました。でも、3人のお子さんの苗字をちゃんと覚えていて、ことあるご
とに私に3人の名前を確認したり、何歳なんだろうね?○君は元気だったね。開きましたって、言ってたね。と言ってくるので、よく覚えているようです。日本
語素読そのものよりも、3人の同世代の子がなんかやっている、声が聞こえてくるというのに激しくひきつけられているようです。
娘は5歳です。ただ、まだ子ども特有のきまぐれがあるので安定は期待できないところもあります。気持ちとしては名前を覚えた3人のお子さんと一緒にやりた
いそうです。これは4人編成になるし、チョコさんちもますます抵抗ありますかね。
チョコさんちのお子さんと一緒にできたらいいですよね。皆さんの枠の調整もまたお願いすることとなりますが・・・ちなみに、希望時間で一番良いのは金曜日
7時半以降、他なるべく週末です。安定して続けられるか、ちょっとまだわかりませんが、ご検討お願いします。
【16869】
内田樹のツイッターから。引用。 投稿者:馬の骨 投稿日:2010年 6月20日(日)09時52分19秒
>Stevくんが「これ読んで」と長い英文の論説を送ってきた。Le Monde Diplomatique
の英訳の日米安保50年総括の記事。目が疲れるよう。でも、どうしてヨーロッパの新聞の日本政治についての記事って、こんなにわかりやすんだろう。
10分前 webから
>たぶん、つねに「歴史的文脈」のなかに置いて、現状を解釈する習慣があるからですね。日本のメディアにはそれがない。日本のメディアの最優先事項は「速
報性」ですから。いくら速くても、その「意味」がわからないニュースって、意味ないですよね(同語反復ですが) 8分前 webから
【16877】
娘の感想(英語レッスン) 投稿者:ももこ 投稿日:2010年 6月21日(月)23時45分8秒
今日は一人でいっぱい練習できたからよかった。
学生ってなんだっけ?あっ a studentが難しかった。
時々いいづらいところがあったけど、とても楽しかったです。
が感想だそうです。
D君へ
今日は23番の2コ上のところまでやりましたよ。
とのことです。
【16888】
日本語素読 投稿者:江戸の母 投稿日:2010年 6月25日(金)03時38分40秒
根石さん
できたら明日も見学させていただきたいのですが、娘が乱入してしまうかもしれません。娘は来させないようがよければ、おばあちゃんちに待機させます。いか
がでしょう。
私も周りに日本語素読のことを宣伝してるのですが・・・子どもになによりも国語をやらせなくちゃという意識は伝わってくるのですが、「素読どう?」となる
と、反応がないです(><) がっかりがっかりの日々です。
【16900】
根石さん 投稿者:I村 投稿日:2010年 6月27日(日)15時45分46秒
5月末にTOEICを受験して、その結果が届いたので報告します。
結果は、リスニング380点 リーディング370点の
トータル750点でした。
5年程前に受験したときは、トータルで420点位だったので、
私としては、まずまずの結果かと思っております。ひとえに
根石さんの指導の賜物です。本当にありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
P.S
お嬢様のブログ(雑貨屋 子子子(こねこ)の日々)へメッセージを
書きました。よろしくお伝えください。
【16901】
I 村さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2010年 6月27日(日)23時27分51秒
>5月末にTOEICを受験して、その結果が届いたので報告します。
結果は、リスニング380点 リーディング370点の
トータル750点でした。
5年程前に受験したときは、トータルで420点位だったので、
私としては、まずまずの結果かと思っております。
私は TOEIC の得点に関してはよく知りませんが、この伸びはすごいと言っていいのではないでしょうか。
今後は「自立練習のみ」(無料過程)を使うことを射程に入れてもらっていいと思います。Julian さんのご協力が必要になります。
「ゴースト」「七年目の浮気」の二冊の音読を復習だけで使い、12ページ(復習3箇所)を常時10分以内に終わらせるレベルで音読できるようになった
ら、「自立練習のみ」(無料過程)に移行していただきます。
(ただし、新しい生徒さんのレッスン申し込みがあった時になります。)
>お嬢様のブログ(雑貨屋 子子子(こねこ)の日々)へメッセージを
書きました。よろしくお伝えください。
ありがとうございます。
【16905】
歌詞で素読 投稿者:小川 投稿日:2010年 6月28日(月)12時19分21秒
"Blackbird"(レノン/マッカートニー)
Blackbird singing in the dead of night
Take these broken wings and learn to fly
All your lifr
You were only waiting for this moment to arise
Blackbird singing in the dead of night
Take these sunken eyes and learn to see
All your life
You were only waiting for this moment to be free
Blackbird, fly
Blackbird, fly
Into the light of the dark, black night
Blackbird singing in the dead of night
Take these broken wings and learn to fly
All your life
You were only waiting for this moment to arise
クロウタドリは欧州三大歌鳥のひとつだそうです。小さなカラスのような地味は姿ですが、早春の未明からカラフルな声で歌い始めます。オペラ歌手のように美
しいコロラトゥーラ・ソプラノで歌うので、私は「マリア・カラス」と勝手に名付けています。ドイツではありふれた鳥のようです。関西では見たことがありま
せんが、長野あたりには生息してるんでしょうか。
【16907】
自立練習報告 投稿者:小川 投稿日:2010年 6月28日(月)14時12分33秒
(1) 自立練習「イメージ核受肉教材」
練習者名:村田・小川
日時 : 2010/6/28 13:00〜13:30
13万5千行以降 74行(137576-137650)
次回レッスン開始の文 :North Korea rejected demands that it give up its nuclear
weapons program Tuesday, marring the country's first talk with Japan in
two years on establishing diplomatic ties, Japanese officials said.
(2) 自立練習「イメージ核受肉教材」
練習者名:村田・小川・Yoshie
日時 : 2010/6/28 13:30〜14:00
進展度(説明部分を含めた総行数):
8万行台 109行(84326-84433)
次回レッスン開始の文 :Did you tell every spook in the world you met about me?
13万行レッスンの後、村田さんとTOEICの得点についてちょこっと話しました。素読舎方式は絶対TOEICに効きます。また後で書きます。
【16911】
TOEIC 投稿者:小川 投稿日:2010年 6月28日(月)18時33分8秒
何よりもまず、I村さん、TOEIC 高得点、おめでとうございます。
根石さん、ほんとうにこの伸びはすごいと思います。英検でいえばだいたい準1級合格レベルです。もちろんTOEICと英検は出題傾向が大きくちがいますの
で、一概には言えませんが、準1級の方のTOEICの平均スコアが730あたりなのです。
5年前に440点だったとおっしゃってますので、英検準2級レベルから準1級レベルに上がったということで、中学三年生と英語の先生ほどの開きがありま
す。I村さんのご努力は勿論、素読舎のメソッドもすごいなぁと思いました。
TOEICでは反射神経と集中力が物を言います。答の選択に躊躇したりする余裕がないのです。リスニング・セクションでは100問を45分、リーディン
グ・セクションでは100問を75分で解かねばなりません。大雑把に言うと読解問題は1問45秒、聴解問題は1問27秒程度しかないことになります。
読解問題は「読解」というよりはざっと目を通して必要な情報だけをスキミングするというような形式です。単語レベルもそれほど高くありません。英検と比べ
て簡単といえば簡単な内容なのですが、何せ時間との闘いです。文法問題も読みながら正しい選択肢を即座に選び出さねばなりません。読み返している暇はまっ
たくなく、解答してしまったものを後で見直すなんてなことも当然出来ません。
ただただ「自動的」に解答して行かなければならないのです。特にリスニングの場合は聞きながら選択肢を読んで選ぶという作業をほぼ同時にせねばならないの
で、大変きつい作業です。けれどこれが語学ってものなんだろうなぁと思います。
そんな具合なので、大部分の受験者は時間切れで全問解答することなく終わってしまいます。もう解答時間がほとんどないとわかったら、まぐれ正解を狙って、
大慌ての当てずっぽうでマークシートを塗りつぶしておく他ありません。
こういうテストだからこそ、素読舎のメソッドがもってこいです。激しい回転読みで英語を身体に叩き込むというのがいいのですね。ずいぶん前に、根石さんが
「素読舎のやり方はTOEICに効くのではないか」とおっしゃっていたように記憶しています。まったく同感です。
【16912】
日本語素読 投稿者:チョコ 投稿日:2010年 6月28日(月)19時30分11秒
根石さん 江戸の母さん
金曜日7時半以降はうちも時間的には大丈夫ですが・・・
根石さんも気がついていらっしゃるでしょうが、最近レッスンにしぶしぶ参加しています。
絵本やおかしのパッケージの文字を一文字づつ拾い読みするのがやっとなので、
レッスンでは文字を読まずに聞いて真似ています。
知らない言葉は聞いてもわからないから、自分でもイライラするようです。
本人はできればやめたいと思っているんだけど、兄が英語素読をやっているので
やめるのもくやしい・・・といったところのようです。
親としても、彼にはまだ早かったかな・・・とレッスンの継続について悩んでいるところです。
江戸の母さんのお嬢さんと組んで、うちの子がすぐ辞めてしまっては申し訳ないので
とりあえず、状況報告です。
【16914】
小川さん 投稿者:I村 投稿日:2010年 6月28日(月)23時04分33秒
お褒めいただいてありがとうございます。
久しぶりにTOEICを受けてみようかと思い、「テスト勉強」を
始めたのが今年の1月でした。それまでは、電話でレッスン以外の
勉強はしていませんでしたので、5ケ月の勉強で結果が出たことに
なります。
5年前にTOEICを受けたときも、半年ほどTOEIC対策を
しましたが、リスニングは何を言ってるかさっぱりわからず、
リーディングは残り20問以上残して時間切れになるなど
むなしい結果でした。
久しぶりにTOEICの勉強をやって驚いたのは、リスニング
で、何とか筋を終えるくらい聞き取ることができるようになって
いたことです。これは本当にうれしいことでした。昔からリスニング
が苦手で、中学生のころ英検3級に落ちたくらいですから。
リーディングに関しても、時間内にすべての問題に取り組むことができ、
これも間違いなく、こつこつと回転読みを行ってきた成果だと思います。
この5カ月間の勉強は、やればやるほど力がつくのが実感でき、
充実した時間でした。あらためて、根石さんにお礼を言いたいと
思います。
【16915】
チョコさん 根石さん 投稿者:江戸の母 投稿日:2010年 6月28日(月)23時06分1秒
日本語素読ですが、うちも、迷ってるところがあります。
金曜日も、娘(5歳)は、「今日素読だよね」とか言い出したり
今日も「かみはゆき」と唱えているので、気持ちは動いているようなんですけど。
(ただ覚えちゃっただけかもしれません)
でも、きまぐれでいつ「恥ずかしい。やらない」というか、わかりませんもので。
しかも、今はスピーカから聞こえてくる元気な声に引き寄せられている感があるので
娘がムードメーカー?になれるのかしらという不安もあります。チョコさん、うちもはじめていただいてもすぐリタイアするかもしれなくて、そうなったら申し
訳ないと思ってるところです。
根石さん どうしたらよいでしょうか。
【16916】
娘の感想(英語レッスン) 投稿者:ももこ 投稿日:2010年 6月28日(月)23時21分34秒
娘の感想です。
今日は途中でスカイプが調子悪くなって、時間が過ぎてレッスンが途中までになったけど、先生が「やってないところがあったけど印を付けておいてね」といっ
たから残念だった。でも途中までは楽しかった。
なんかこないだより、もっとすごくすらすらなった。最初はすごく難しくてできなかったけど、今日は先生とはやらなかったけど、スラスラ自分で読めるように
なった文が増えた。すごくうれしかった。
【16917】
I村さん 投稿者:小川 投稿日:2010年 6月28日(月)23時36分58秒
素読レッスンを受講しているTommyさんが、せんだって英検準1級を受験しました。彼女はまだ1万行台を700行か800行済んだあたりなんですが、そ
れでも今回の受験は手応えがまったく違ったと言います。残念ながら合格点に4点足りなかったのですが、ようやく準1級が手の届くところまで近づいて来たよ
うです。
最初は半信半疑で素読を始めたTommyさんですが、今は素読舎一本でやっていくつもりだとのことです。I村さんの今回の快挙について話してあげようと思
います。心強く思うことでしょう。私自身の励みにもなりました。ありがとうございます。
外国語の勉強というものは、延々と続く草原を黙々と歩いているようなものです。どこまで来たのかわからない。ちっとも前に進んだような気がしない。私はそ
んな時にテストを受けます。一里塚、というか、給水ポイント、というか...
テストは所詮テストでしかないんですが、それなりの結果を出すことで一息つけます。
結果が出ないときには、勉強仲間がいるとまた歩き続ける気力をもらえます。根石さんが「自立練習」というシステムを作って下さったことで、生徒同士が叱咤
激励しあって前進することが出来るようになりました。
語学学習はゴールの見えない勉強ですけれど、これで落伍者もなく全員完走できそうではありませんか。
【16919】
コーチ用アドバイス 4 投稿者:村田晴彦 投稿日:2010年 6月29日(火)01時28分54秒
1万行を越えた生徒への「つなげる」アドバイスの仕方
・1万行を越えるまでは、ただつなげるだけでも大変。1万行を越えるまでの生徒には「もっとつなげてください」とだけ言う。
・1万行を越えた生徒は、ただつなげるだけならできるようになってきている。1万行を越えた生徒にはそれを前提にして「つなげる」アドバイスをする。
まだうまくつながっていない文では、最初に「もっとつなげてください」と言う。その後は「もう一段とつなげてください」と言う。言い方が変わることで、
生徒は要求されていることが違うことがわかる。
生徒によっては、いきなり「もう一段とつなげてください」と言うこともある。
・「もっとつなげてください」の後に「もう一段とつなげてください」と言う。この言い方を定式とする。
「もっとつなげてください」「もう一段とつなげてください」この言まわしを勝手に変えてはならない。
========================================================
今日私は1万行を越えた生徒さんに何度も「もっとつなげてください」と繰り返してしまいました。
自分でも何か違う、と思いながら、それでも「もっとつなげてください」と言っていました。
金曜の応援団会議でも1万行を越えた生徒には「もう一段とつなげてください」とアドバイスすると根石さんが
言っていましたし、レッスン直前の音読でも根石さんが「もう一段とつなげてください」という言い方をしてい
たにもかかわらず、自分は実際には「もっとつなげてください」を繰り返してしまいました。
まだ根石さんが言葉を変えていることの意味を本当には理解していませんでした。
1万行を越えた生徒に「つなげる」のを要求することの意味、今日は感覚としてわかりました。
※「つなげる」ことについてはhttp://www.sodokusha.com/gogakuron/motto_tunageru.shtmlも
読んでください。
【16923】
「つなげる」という問題 投稿者:根石吉久 投稿日:2010年 6月29日(火)04時05分10秒
1万行までの「つなげる」と、1万行を越えてからの「つなげる」は違うのだということを今日、村田君に言いました。
何が違うかというと、1万行を越えた生徒に言う「つなげる」は、1万行を扱う間に生徒の体感としてできている音の実質を踏まえたうえで要求する「つなげ
る」なのだから、ということです。
1万行程度を扱えば、生徒の体感として「つなげる」は実感されています。それなのに改めて「一段とつなげる」という言い方をして、新しいことを要求する
のはなぜなのか。
一番わかりやすい説明は、リスニングのためだというものです。
私もひとまず今のところはそういう説明をしています。
机上の練習でなく、実際に英語を使う場面なら、いくらぶつ切れに切れてしゃべっても何の問題もない。ぶつ切れの原因は、「考えながらしゃべる」というこ
とにあるからです。考えながらしゃべれば、誰だって、ぶつ切れになります。しかし、よく考えてしゃべっていても、途中で、相手が突然怒り出し、土砂降りの
早口でしゃべり出したと仮定してみていただきたい。この場面では、しゃべりのスピードはすべて相手が決めるものです。
意識しようとしまいと、考えながらしゃべる時、しゃべりのスピードは自分が決めています。しかし、相手がいきなり怒り出し、突如早口になったというわか
りやすい例を持ち出すまでもなく、本来、「聴き取り」においては、しゃべりのスピードは他人が決めるものです。相手が勝手に決めるものです。自分が決めら
れるものではありません。
つまり、相手に応じるために、「もっとつなげる」も「もう一段とつなげる」も必要だということです。
しかし、「つなげる」が必要な本当の理由はそれに尽きるものなのだろうかと考えています。
日本人が普通に暮らしている場合、普段の言語は日本語だけです。
そういう日本人が英語を勉強して、いくら個々の音の質がよくても、「つなげる」ということにポイントを絞らなかったら、教室での優等生ができるだけで
す。使える英語には至りません。
なぜなのか。
「つなげる」にポイントを絞らないで、個々の音をていねいに発音するだけのレベルにとどまった場合は、頭が「英文を組み立てること」から抜け出せないか
らです。
「組み立てる」ことをやるのはしゃらくさい余力です。そんなしゃらくさい余力を持っていて、本当に考えることなんてできるのか。本当に考える力というの
は、語学力とは別のものですが、もしある一人が考える力があったとしても、「組み立てる」なんてことに余力を残しておいたら、その人に異言語で考える余地
はない。異言語というのはそういうもののことです。
勢力図を念頭に置いてものを言うなら、SOV磁場においてSVO言語を聴き取りしゃべるという行為は、「組み立てる」ことを脱ぎ捨てる行為のことです。
なかなかうまくいかないにせよ、めざす方向に向いている矢印はそういう矢印です。
この矢印を否定できない間は、机上の練習における「つなげる」も否定できないのです。「つなげる」ことによって獲られるものが、磁場の強制力より弱いに
せよ、「つなげる」ことを少しでも否定したなら、学習者から手も足ももぎとることになります。私の語学論においては、「つなげる」こそが、最重要な突破口
です。それが「日本にいてやれること」を有効にする鍵です。
吉さんがコーチをやる枠で私が、「最近、口の筋肉の動く範囲を広げろとか、音の粒をはっきりさせろということを生徒に言っているんだ」と言ったところ、
吉さんが「そっちの方がいいと思います」と言ったので、「そっちの方がいいとかいう問題ではない」と強い口調になりました。
まったくそういう問題ではない。
吉さんの「しゃべり」は、英語磁場において本格的に立ち上がったものだと推測していますが、それは、「磁場に無意識をいじられたこと」によって立ち上
がっています。それがいいとか悪いとか言いたいのではない。それはそういうもんだと言いたいだけです。そしてさらに、日本には英語磁場はないのだというき
わめて単純なことが、どれほどわかってもらえないのかということです。頭でなら誰にでもわかる。しかし、方法的にわかる人はほとんどいません。とりわけ、
磁場帰りの人には、日本語だけで生きる人たちの「語学」がわからなくなるのです。逆説めきますが、英語ネイティヴや磁場帰りの人ほど、語学のコーチや先生
に向かない人たちはない。
音をはっきりとていねいに言うことの方が、「つなげる」ことより大事だなどということは金輪際ない。練習の前後関係において、「はっきりとていねいに」
が、「つなげる」に先立つということが言えるだけです。そして、1万行という量をていねいに扱うことで、素読舎は先立つべきものを先立たせています。
文を「組み立てる」しゃらくさい余力をなくす練習でしか、(英語磁場を欠いた場所では)本当に「組み立てる」(=考える)ことなんか起こりっこないとい
うことが磁場帰りの人にはわからなくなるのです。「磁場」が無意識を動かしたことを意識化できないからです。これは、吉さんに限ったことではありません。
磁場帰りはみんなそうなんです。
磁場帰り(と英語ネイティヴ)は、自分がぺらぺらやれるとか、英語がよく聞き取れるとかいうことを看板にしています。そういうのを看板にするならするで
結構だが、生徒がぺらぺらやれるようにするとか、生徒が英語をよく聞き取れるようにするとかが本当のポイントじゃないんかい。いつもそう思います。
「生徒が」しゃべるようになること、「生徒が」英語が聞き取れるようになること。この最重要のポイントを外したら、自分がぺらぺらやれるとか、自分が英
語が聞き取れるとかいうことには、何の意味もない。少なくとも、コーチやら教師やらをやる場面においては、何の意味もない。
それは、英会話学校の英語ネイティヴのセンセーたちが見事に立証したことです。私の語学論では最初に結論の出ていたことであるにせよ、何の意味もないこ
とを立証したことについては、ごくろうさんを言い、そんなくだらないことを立証させた生徒たちにもごくろうさんを言いたい。もちろん、大いなる皮肉として
です。
吉さんは、フレーズや文を「一つの単語を扱うように扱う」やり方を提示しています。今日のレッスンでも、「一つの単語を扱うように」という指示を出して
いました。生徒(キリピー)は、素直に従っていて、問題の文をクリアしていました。しかし、キリピーは、私の「あいうえおフォニックス」や、個々の音の扱
い方や、音のぶつかり合いの処理の仕方を私がさんざんに指示した生徒です。その生徒だから、「一つの単語を扱うように」という言い方が有効だったのだと考
えています。
簡単に言えば、私のコーチで1万行を越えた生徒になら、吉さんの言い方は有効かもしれないということです。それが有効になるための、1万行という実質が
あるのだということです。
異論があるなら、素読舎での練習を始めたばかりの人に「一つの単語を扱うように」という指示を出してみて下さい。「もっとつなげる」より、もっとずっと
うまくいかないはずですから。
きちがい沙汰のように「つなげる」のでいい。
それを欠いたら、「磁場」を欠いた場所で、無意識が随伴することはありえない。
「ありえない」と断言するほどに大事なポイントだと思います。
村田君も吉さんも、先生臭さが抜けないところが気になっています。
この点では、小川さんにはあんまり先生臭さがありません。
先生臭さというのは、優等生臭さと言ってもいいと思っています。
こういう言い方をすると、どなたもこなたも気を悪くするかもしれませんが、私のことに限ってものを言うなら、私は絶対に先生ではありません。じいさんに
なってきたので、センセイなんぞと言われても、虫酸が走ることはなくなってきましたが、昔は虫酸が走って走ってしょうがなかったのです。冗談じゃねえや、
俺は職人だ、気持ちの悪いこと言わねえでくれ、と。
虫酸が走ることはなくなっても、気持ち悪いという職人の感覚は今でもしっかりとあります。(村田君も吉さんも、「先生」と呼ばれることにあまり抵抗のな
い人じゃないかと思っています。)
例えば、屋根屋が、屋根の上で弟子から「先生」なんて呼ばれたら、弟子を蹴飛ばして屋根から転げ落とすとか、自分が平衡を失って、転げ落ちてしまうとか
するだろうと思います。職人というものはそういうもんだと思っています。
およそ「先生」なんかというものとは違うのです。冗談じゃねえ。英語をいじって「先生」だと? きたならしい。
ええと、話はどうなっていたんだ?
ていねいな発音、口をはっきりと動かすこと、音の粒をくっきりさせること、それらは全部大事だが、そんなことより、「つなげる」の方が何倍も大事なんだ
ということだ。
私ら職人は、「教室の優等生」なんか作っているんじゃない。
おままごとをやっているんじゃない。
【16928】
チョコさん、江戸の母さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2010年 6月29日(火)04時59分40秒
江戸の母さんの以前の書き込みを読んで、確定的でないと読みましたので、そのままにしておきました。他の枠の方々にただちに影響の出ることですので、確
定的な申し込みでないかぎり、私が動くことはできません。
チョコさんのお子さんと江戸の母さんのお子さんとで組むことは、こちらから提案させていただいたことなのですが、今回は「なし」ということでお願い致し
ます。
新たに提案させていただきます。
チョコさんのお子さんと、江戸の母さんのお子さんとで、「聞き役」だけをやっていただくのはいかがでしょうか。素読には参加せず、聞いてもらうだけで
す。
その場合、ヘッドセットではなく、スピーカーから声が出るようにしておいていただき、気が向いたときだけ聞いている程度のゆるい聞き方でいいと思いま
す。
しばらくそれをやっていただき、お子さんがやりたいと言い出した時に、再度ご検討いただくのがいいと思います。
チョコさん
お子さんに起こっているのは、年齢の問題ではないと思っています。
「関係」に非常に敏感なお子さんなんだろうと思っています。
すでに二人の生徒が少し形成した場に後から加わったという関係を敏感に感じているのだろうと思っています。
顔見知りの友達を誘っていただいて、新しい枠を作るのが最上だと思います。
【16929】
村田さん 投稿者:小川 投稿日:2010年 6月29日(火)10時56分28秒
わたし、TOIECのリスニング問題は1問17秒と書いてましたが、27秒の間違いでした。自分の記事を訂正しておきました。
【16930】
自立練習報告(感想) 投稿者:小川 投稿日:2010年 6月29日(火)14時58分16秒
1. increase (vb) の発音
"If the human population goes on increasing at its present rate, social
life as we now know it will cease to be possible."(137674行)
動詞のincrease
ですが「inkri:z]と発音していました。おそらく初めてこの単語に出逢って以来ず〜〜〜〜っとです。動詞は濁り、名詞の場合は濁らないで
[inkri:s]と使い分けていました。
今日、同文に出て来る動詞の cease が[si:s]なので、ふと「あれっ?」と思い,
2回ほど「インクリーシング」と読んでみましたが、どうも収まりが悪いように感じ、今までの習慣通り「インクリージング」と読んでいたら、村田さんが「濁
らないんじゃないでしょうか」とおっしゃったので、私のウエブスターと村田さんのコービルドで調べてみたところ、アクセント位置は二種類ありましたが、音
はやはり濁らないのでした。
ちなみに"decrease" は濁らずに読んでいましたから、もっと早く気づけよっ、と自分に突っ込みを入れたい気分でした。
最初に習った先生が間違って教えてくれたのかもしれません。私が覚え間違いしていたわけではないと思ってます。中学・高校を通してず〜っとこれで通用して
来ましたから。英会話学校でネイティブ・スピーカーに "increase"
の発音を修正された経験もありません。ネイティブ講師は「内容重視」ですから、よほど奇妙な発音でない限り訂正してくれたりはしません。私達がいちいち外
国人の日本語を訂正しないのと同じです。
そんなこんなで間違った発音やらイントネーションがそのまま放置されて来たわけです。私はいいんですが、私が教えて来た生徒達には気の毒なことをしまし
た。自分が間違って使って来たことより、間違ったまま生徒達に伝えてしまったことの方がショックでした。
もしかしたら「インクリーズ」と濁って読む英語方言もあるんじゃないかとかすかな望みにすがってます。Yoshieさんがネイティブに習っているので聞い
てみてもらいますね。って、自分のことだ。
2. fire ファイヤーではない、ファイア
"Cease fire!"(137679行)
上級者の中にも「ファイヤー、ヒヤー」と"y"の字を入れて発音する方がかなりいます。それが非常に気になり、自分自身でも意識するようになりました。発
音、難しいです。
3. 「つなげる」「もっとつなげる」を意識して練習しました。村田さんもそのことを主眼において練習されているように感じました。
英米人など英語圏の人たちは肺活量が大きいのか?! 20語文くらいになると1文を通して読むだけでも息が続きません。30語文も出て来ますので、こうい
う時はフハ〜ッと息を吸い込んで読み始め、意味の切れ目で、素早く水面上に口を出してスハッと息を継ぐという状態です。回転読みは自転車乗りのようだった
り、水泳のようだったり...
4. 単語の用例
知育 intellectual education
知識階級 the intellectual class
知的能力 the intellectual faculties
知的な職業 intellectual pursuits(137727〜137730行)
根石さんは既出単語に関連するフレーズを豊富に盛り込んで下さっています。これも自立練習で回転読みに入れたいと思うのですが、だめでしょうか。個人個人
が必要に応じて読んでおけばいいことではありますが...
【16931】
日本語素読 投稿者:江戸の母 投稿日:2010年 6月29日(火)15時15分59秒
根石さん
お返事ありがとうございます。日本語素読は今すぐにでもとびつきたい気持ちもありますが、子どもが声が出るまでの苦労も見てきているので、慎重を期したい
とも思っています。
今、娘は自分で絵本を読み出したり、七夕の短冊を書こうとしてみたりしてます。上の子よりも文字への好奇心を感じます。「聞き役」の件、了解です。よろし
くお願いします。声出しちゃうかもしれません。私の勝手な理想ですが、娘、チョコさんのお子さん、そしてもう1人お子さんがはいってくれるとどうかなと
思っています。ペアづくりは、重要なだけにかなり手がかかりますね。
【16932】
Tommyさんの報告、勝手に掲載 投稿者:小川 投稿日:2010年 6月29日(火)16時38分35秒
今日、準1級の受験結果について詳しい内容を報告に来てくれました。
私は何よりもリスニング問題の出来についてが気がかりでした。イメージ核受肉教材以外、リスニング対策は何もやっていなかったからです。たった
700〜800行くらいの素読レッスンでは目立った伸びは期待出来ないかもしれないかもしれないと思う反面、期待する気持ちもありました。
それは最近、彼女の読み方がとみに良くなって来ているのに気がついたからです。村田さん、Yoshieさんも同じ感想を持たれているということでした。た
けさんとの自立練習も功を奏しているようです。Tommyさんによると、たけさんにも読み方が上手になったと言われたとのこと。もちろんTommyさん自
身も1人でかなり練習しているはずです。
少し話が飛びますが....
リスニングが伸びない理由には、正しい発音と音の脱落や同化の法則を身体化していない、知らない単語や構文がある、英語の語順のまま身体に叩き込んでいな
いので話し手のスピードについていけない、背景知識が欠如しているなどがありますが、素読舎のメソッドは背景知識以外のすべてをカバーしています。
リスニング力を向上させるための技法として、シャドーイングやらオーバーラッピングやらサイトトランスレーションやらがもてはやされ始めてから久しいので
すが、「音作り」と「回転読み」という基礎体力作りがなければ、やってもあまり意味はないように思います。グジャグジャな音でいくら豪速で読めてもリスニ
ング力が伸びるはずはないです。
さて話は元に戻って...
Tommyさんから準1級受験のリスニング対策について聞かれた折、「とりあえずは素読舎のスカイプレッスンと語彙リストの例文の回転読みだけやってれば
いい」と言い切ってしまった手前、正直なところ心配ではありました。
しかしTommyさんの報告の第一声は「聞き取り易くなっていたのでびっくりした」ということでした。たった700〜800行でこれです。1万行を突破し
たらどうなるか、ワクワクですわ。
たけさん、これからもTommyさんをよろしくお願い致します。
【16936】
便乗して結果報告 投稿者:たけ 投稿日:2010年 6月29日(火)21時03分44秒
掲示板で、TOIECや英検とリスニングが話題になっているので、
私も便乗して、息子の英検5級の合格報告です。f(^_^;)
息子は今年1月末から素読舎にお世話になって、6ヶ月。
それまで(幼児期以外)いっさい英語には触れず、興味も持たず…。
そんな息子に、
「中学でも英語の授業が始まったし、英検受けてみない?5級なら簡単よ♪」
と、勧めてみたのは5月の連休明けでした。
その後、特に5級の為の勉強をすることもなく、
英検間際には、義父の具合が悪くなり、私もそれどころではなくなってしまったので、
前日にインターネットでテストサンプルを見て回答方法を教えたり、
マークシートの書き方を教えるだけしか出来ませんでした。
ところが、出た結果は50点満点中44点。
しかもリスニングはたった1問だけのミス!
驚きです!!
はっきり言います!!
息子は、根石さんのレッスンを週に1回30分受けているだけです。
(4がつからの学校の英語の授業はのぞいて)英語はそれだけです!
HPや掲示板の冒頭にある今月(6月)の根石さんの言葉に
【素読という方法を根本に据えると、成績なんかねらったわけではないのに、
「結果として」成績がよくなるということが起こります。】
と言う部分があります。
まさに、息子の今回の結果は、この部分を証明したのだと、
鳥肌が立ちました!(笑)
根石さんありがとうございます。
そしてこれからもよろしくお願いいたします!
【16937】
小川さん 投稿者:たけ 投稿日:2010年 6月29日(火)21時12分10秒
お世話になっております〜♪
Tommyさんとの自立練習、私もとても励みになっているんです!!
私がこんな事を言うのは生意気ですが、
でも、Tommyさんの最近の上達ぶりには、ほんとにびっくりするとともに、
私も頑張らなくちゃ〜♪って、とても良い刺激を受けています!
私もTommyさんをお手本として、準1級受験頑張ります〜。
これからもよろしくお願いたします〜!m(_ _)m
【16938】
たけさん 投稿者:小川 投稿日:2010年 6月29日(火)22時18分37秒
息子さん、合格おめでとうございます。それも高得点で!
【16939】
小川さん 投稿者:たけ 投稿日:2010年 6月30日(水)00時09分9秒
ありがとうございます。
単純な息子はこれに気を良くして、早くも
「次は4級を受ける!」と、はりきって言っております。
母はただただ見守るだけで、あとは素読レッスンにおまかせで〜す。(笑)
【16940】
根石さんへ 「つながる」に対してお返事 投稿者:吉 投稿日:2010年 6月30日(水)06時23分39秒
根石さん、ありがとうございます。 プリントアウトしていますので、
今後も思い出すたびに丁寧に読み返します。
イライラさせているのは、よく分かっております。
私の人間的にゆるいところに、根石さんのイライラの本当の原因があるのじゃないかと思っています。
そういうゆるさが「おままごと」と言わせるのではないかと想像いたしました。
磁場帰りでもありますが、しかし、根石さんの方法を嗅ぎつけ素読舎まで辿りつきました。
「つなげる」に関しては、僕の中で深い理解が訪れるまでお待ちいただけないでしょうか。
先日もお願いしましたが、再度お願いいたします。
前回の、、、「吉さんは1万行まで人を育てたことがないから、、」という一言で、
もう答えがでているのだということです。 これを言われたら言い返せません。
私の中に、ゼロからの人を育てる経験値を地道に増やしていくしかないということだと思います。
根石さんはとりあえずの目安として1万行と言いますが、
これも大勢の生徒さんを育ててきた結果、根石さんが感じた行数であるわけです。
この1万行というおおよその行数も、私が自分の感覚で辿りついた(納得した)行数でないと、
とうてい使い物にならない目安(知識)です。
そうでなかれば、行数をただ上滑り、空回りをおこすことになるでしょう。
1万行を超えたあたりの生徒さんの変化を、根石さんにどんなに詳しく教えてもらっても、
この大風呂敷でどんなに活字になったものを拾って理解したような気になっても、
それは遠くに飾ってある絵を眺めている状態と、なんら変わりはないということです。
やはりこれは経験からでしか到底言い切ることはできないと思っています。
> 吉さんの「しゃべり」は、英語磁場において本格的に立ち上がったものだと推測していますが、それは、
>「磁場に無意識をいじられたこと」によって立ち上がっています。
> それがいいとか悪いとか言いたいのではない。それはそういうもんだと言いたいだけです。
そうです。 それだけのもんです。
しかし、私はこの日本で根石さんの方法に出会えて成長を続けることができました。
根石さんから一時離れていた間も「英語は辞めずにいた」
その結果の音を現在保持しているということは付け加えさせて頂きたい。
今の私は、自分の音読用の音に加え、初心者向けや、
中級者向けのコーチ用の音を個別に練習もします。
そこにはハッキリとした「意識」があるということを、お伝えしたく思います。
今の私の音読は、辞書の発音記号を規範にした「語学的な音なんだ」ってことです。
> そしてさらに、日本には英語磁場はないのだというきわめて単純なことが、
> どれほどわかってもらえないのかということです。
> 頭でなら誰にでもわかる。しかし、方法的にわかる人はほとんどいません。
> とりわけ、磁場帰りの人には。
> 日本語だけで生きる人たちの「語学」がわからなくなるのです。
> 逆説めきますが、英語ネイティヴや磁場帰りの人ほど、
> 語学のコーチや先生に向かない人たちはない。
根石さんに「磁場帰りはわかるまい」「磁場帰りにはコーチに向かない」と言われ続けてきます。
正直、またかよ、、という気持ちでゲンナリすることもありますが、
こう思われるのは根石さんの気持ちですから、かまわないです。
否定しません。 しかし、僕の気持ちを書かせていただけるなら、
文の最後に、「吉さんならいつかわかってくれると思います」と書いていただけると気持ちが救われます。
「磁場帰りにはわかるめえ」を繰り返し言われていると、本当に自分では(磁場帰りでは)
素読舎のコーチはダメなのだろうという想いが摩り込まれていきます。
私はホトホト弱ってしまうのです。
これは本当にガックリで、前にも書いたことがありますが、
村田さんや小川さんを何度かうらやましいと思うことがあります。
私の学習歴は(留学した経験などは)、
残念ながらキャンセルすることができないのですね。
> ていねいな発音、口をはっきりと動かすこと、音の粒をくっきりさせること、
> それらは全部大事だが、そんなことより、
> 「つなげる」の方が何倍も大事なんだということだ。
はい、わかりました。
しかし、まだまだ僕の中の深いところで落ちた理解ではありません。
独学での修身を覚悟で(コーチ失格を覚悟で)書きますが、
「つなげた音」への導き方も様々なんじゃないかと思っているところもあるのです。
Good morning を 例えで書きます。(リズム感をカタカナで表記しやすいので、、)
Good morning. を 「タッタ・タータッタ」のリズム感で読んでいる人に向って、
「もっとつなげて、、」という指示だけで良いのかどうか考えます。
「もっとつなげろ、、」と指示された生徒さんは、「タッタ・タータッタ」を縮めて読むだけで、
(速く読むだけで、、)「タッタ・タータッタ」のリズム感が崩壊をはじめることはありませんし、
もしも崩壊にいたったとしても、そうとうのエネルギーを使います。
つなげた音の Good morning. のリズム感は、「タッ・タータン」ですね。
僕はこのリズム感をゆっくりでも最初に教えてしまっても良いのではないかとボンヤリと考えたりもします。
「タッ・タータン」のリズム感だと、テンポを速くしても遅くしても「つながっている」のです。
わかりやすくGood morningを例にして書きましたが、
文章が持つつながったリズム感を、ゆっくりハッキリと意識してもらえれば、
テンポがゆっくりでもはやくても「つながり」のあるリズム感をキープすることはできると思うのです。
「タ・タ・タ・タ・タ」のリズム感を持っている人に、
つなげろと言っても、、「タタタタタ」にはなるのですが、
本来の英語が持つリズム感は、「タカ・タッ・ターン」だったりします。
このリズム感は、テンポを速くしても遅くしても「タカ・タッ・ターン」です。
あの時「そっちの方が良い」と僕が言ったのは、ゆっくりハッキリと口を動かして「つなげる」という指導を、
指されて根石さんが言っていると思ったからです。
最初にゆっくりハッキリ意識させて「つなげて」、、そのリズム感とフレーズ感を保ったまま、
段々とスピードを上げていくのが良いのではないかと丁度考えていたのです。
また、ゆっくりハッキリとつなげたリズム感は、
早い時期から指導できてしまう気もいたします。
ここで、根石さんの言う「言い難いまま言いぬけろ」(だったっけかな?)と、
僕の気持ちがぶつかるのです。
この辺りのことは、生徒さんの音のクセをマネして、どういう風に指導していいのか、
自分なりに検証中であります。
しかし、まだまだ自分の考えを語りぬける経験値が圧倒的に少ないのです。
ここで「吉さんは1万行まで人を育てたことがないから、、」という一言に立ち戻ってしまいますが、、。
はるか先を歩んでいる根石さんが言っていることですから、「きっとそうなんだろうな〜」とは思います。
しかし、まだ自分の中で深く理解し納得していないものを「はい、わかりました」ということはできないのです。
「根石さんが言っていたことはこのことか〜、、」と、そういう言葉が自然に僕の口からもれるのは、
10年とか20年後になるかもしれません。 なんと言っても経験が必要ですから、、。
もしかしたら、根石さんが亡くなった後で、僕の中で深い理解がおきるかもしれません。
もしかしたら、僕が明日交通事故にあって死んじゃうこともあるかもしれません。
理想としては、できればお互いが生きている間に、理解を共有したいものです。
素読の根底には、「相手の理解するタイミングを尊重する」という考えが流れているはず。
辛抱強く一緒に考え、ヒントを与え続けていただけませんでしょうか。
どうかイライラせず、私の中で理解が起こるのを待ってください。
できれば磁場帰りはダメだという一言で片付けずに、、どうしたら私が理解にいたるのか、
一緒に考えていただけると嬉しく思います。 よろしくお願いいたします。
これが今の私が書ける精一杯です。
投稿は悩んだのですが、恥を覚悟で、新鮮なうちに投稿することにいたします。
生ものらしいのであたったらごめんなさい。
出社しないと遅刻ギリギリ時間なので、、ポチ (← 投稿ボタンを押す音)
【16941】
吉さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2010年 6月30日(水)12時50分53秒
麦刈りの最中ですので、なるべく簡単に書きます。言葉の足らないところがありましたら、後で訂正します。酒は入っておりませんが、寝起きです。
>根石さんはとりあえずの目安として1万行と言いますが、
これも大勢の生徒さんを育ててきた結果、根石さんが感じた行数であるわけです。
この1万行というおおよその行数も、私が自分の感覚で辿りついた(納得した)行数でないと、
とうてい使い物にならない目安(知識)です。
「1万行」という語にとらわれる必要はありません。
>素読の根底には、「相手の理解するタイミングを尊重する」という考えが流れているはず。
私の言いたいこともこれです。
>「もっとつなげろ、、」と指示された生徒さんは、「タッタ・タータッタ」を縮めて読むだけで、
「縮めて読むだけ」の状態を抜け出すために、「縮めて読むだけ」という口の動きが必要なんだと言っているのです。だから、1万行までの間は、「縮めて読
むだけ」だっていいと言っているのです。
その間に、「基礎となる口の動き」がようやくできてくるのです。
(吉さんの奥さんに起こったことと同じです。奥さんのそれまでの英語体験にはなかった現象が現象していたはずです。)
>つなげた音の Good morning. のリズム感は、「タッ・タータン」ですね。
Good morning.
なら、吉さんのやり方でうまく行くでしょう。2語だからです。私がイントネーションの自己決定力に関して、語数というものにずっとこだわってきたのは、
4、5語くらいまでは、「口の動き」ができていない多くの人にも簡単に「うつる」が、7、8語から10語を越えたとたんに急にできなくなる現象がはっきり
とあるからです。
>僕はこのリズム感をゆっくりでも最初に教えてしまっても良いのではないかとボンヤリと考えたりもします。
例えば、15語を扱う人でイントネーションがうまくいかない人に、「もっとつなげろ」を「使わない」方法でやってみてください。生徒は混乱するだけで
す。あるいは、「お教室の優等生」ができるだけです。
逆に「もっとつなげろ」を使い、基礎としての「口の動き」(筋肉の強度)ができている人に(1万行を越えた生徒に)、「リズムとして示せば」、すんなり
できてしまったりします。
吉さんの方法は、音楽的なセンスのある人向け、優等生向け、あるいは英語フリーク向けです。
私の方法は、万人向けです。(ただし、方向性をつかんでも「自分で」歩き出そうとしない人は「見込みがありません」。これはしかし、実は語学の問題では
ありません。)
「基礎としての口の動き」というものがある。それは、「もっとつなげろ」→「もう一段とつなげろ」→「口の動く範囲を大きく使え」→「口の動きに力を入
れろ」という順で指示し、それらが全部備わった口の動きのことです。それを実現する過程においては、個々の音を扱い、連音処理(音のぶつかりあいの処理)
などを行うことは吉さんがご承知の通りです。
個々の音の扱いや、連音処理は吉さんはよくご存知ですが、私がここで「基礎としての口の動き」と言っているものが、いまだつかめないのだろうと推測して
います。
お経みたいにだらだらつながっていたってかまいやしない。それが「基礎」になる。日本語だけで生きている日本人には、その形でしか「基礎」は作れない。
「基礎」ができた人に、私はCDを使えと指示します。その段階の人は、まるで短期間にCD音(複製音声)を見事に媒介にします。高校の頃に、かたさんの
音に実現しました。その後、大学に入って、かたさんはその音を崩してしまいましたが・・・。
「基礎としての口の動き」ができていない人に、いくら「CDを使え」と言っても、「真似して言え」と言っても、「単語一つを扱うように」と言っても無駄
です。生徒の口の動きが「こちら岸」のものであり、CDやコーチの口の動きが「向こう岸」のものであるということが現象するだけです。
「最初に教える」方法があるなら、教えて下さい。そんなものはありません。だから、「真似して言え」が跋扈しているのです。もし、「最初に教える」方法
があるとしたら、吉さんが自分で作る以外にありません。語数別分類を使い、同じ語数の中をいくつものパターンに分類することになるのかもしれません。
リズム感を「教える」のではありません。Good morning.の d
が「弱形」になるまでの「口の動き」(筋肉の強さとしなやかさ)を「作る」だけです。
「教える」のではなく、「作る」のです。
「弱形」は単なる弱い音ではない。強い筋肉の動きが「拍としてだけ使う」弱い音のことです。
例えば「弱形」について、吉さんは、弱い音だから誰でも簡単に出せると言っていることになると思っています。私はそうじゃないと言っているのです。
「1万行」までの間に、生徒の口の動きがひきしまってくるという過程があります。新しい筋肉(あたらしい口の動き)ができてくると、ようやく動きに無駄
がなくなってきて、音がひきしまってきます。そういう矢印が最初に生まれるのが、「1万行」をやったあたりということです。「もう一段とつなげろ」は、生
まれた矢印に強度を備えるためです。
これに関しては、生徒さんたちが体感を持っているはずですから、生徒さんたちに発言して欲しいと思います。私が言うより、ずっとはっきりするかもしれま
せん。
>素読の根底には、「相手の理解するタイミングを尊重する」という考えが流れているはず。
素読はその「タイミング」が生じるように、絶えず準備する(作る)のです。
単なるお題目(教える)ではありません。
「初心者を相手に1万行の面倒をみないとわからないよ」と言っているのもその意味でです。
吉さんは、「磁場における自然なイントネーション」を相手に指示するにはいいコーチでしょう。しかし、それを「生徒に実現する」には、自分が「自然なイ
ントネーション」を持っていたって駄目なんです。
それでいいなら、英語ネイティヴは一人の例外もなく、いい教師であるはずですが、英会話学校の英語ネイティヴが役立たずだということは歴史が証明してき
たことです。
生徒の側に、「基礎としての口の動き=筋肉の強度としなやかさ」が備わらなければ、教師側の「自然なイントネーション」は無駄になるのです。
「つなげろ」「もう一段とつなげろ」という指示以外に、「基礎」としての口の動きは作りようがないと私は確信しています。
これは私の方法の根幹です。
【16942】
たけさん 投稿者:根石吉久 投稿日:2010年 6月30日(水)12時57分36秒
ご報告ありがとうございます。
先日、金曜の会議(酒飲み会?飲んでいたのは私だけ?)で、「素読舎を使っていい結果が出ても、かあちゃんたち(失礼!)は、うちの子の自慢をするよう
で、学年トップだとかそんなこと書けないよ、になっちゃうんですよ」と言ったところ、ももこさんが「じゃあ、私、書きます」と言って下さいました。
とても心強く思いました。
たけさんにも、「うちの子の自慢をするようで」あるものを書いていただけたこと、感謝しています。何よりの応援をいただきました。
【16943】
"increase" 投稿者:小川 投稿日:2010年 6月30日(水)21時41分53秒
驚いたことに、Yoshieさんもずっと動詞のincreaseは[inkri:z]と発音していたそうです。
それで彼女の知っているネイティブ講師に尋ねてもらったところ、「『インクリーズ』と発音する生徒はほんとに沢山いるのよ」との答が返って来たそうです。
これもびっくりでした。
Yoshieさんがこの講師に「生徒が「インクリーズ」と発音した時には訂正しますか」とたずねたところ、「インクリースとインクリーズの違いはそれほど
大きなものではない。この程度の些細な発音の間違いを正すことで会話の流れを途切れさせたくないので、そのままにしておく」とのこと。そして「でも、どう
してこういうような同じ間違いが起こるのだろうか」と不思議がっていたそうです。「"s"の音はきつい音なので、日本人はソフトな"z"の方を好むのかし
らね」とも言っていたとのこと。
やはり私達が習って来た日本人の英語の先生達が間違って教えてくれていたのではないかと思います。あるいは、個々の生徒に音読させて、それをチェックする
という授業がほとんどないので、先生が間違いに気がつかなかったということもあるのかも知れませんね...
"インクリース。Repeat after me."
と先生が教えたとき、そのまま音を真似ることの出来る生徒とそうでない生徒がいるからかも知れません。Yoshieさんと私は後者の部類に入る生徒だった
のかも知れません。
それとも... 関西には「自転車(じてんしゃ)」を「じでんしゃ」と発音する人が沢山いるんですが、それと良くにた現象なんだろうか、と思ったり。
とにかく私もYoshieさんも何十年も間違ったまま使って来ていました。外国人講師にもついて習って来ましたから、彼らが「インクリース」と発音してい
るのを頻繁に耳にしていたはずですが、それでも気がつかなかったというわけです。
素読舎に出逢わなければ、きっとそのまま死ぬまでインクリーズだったよねぇ、とYoshieさんが言いました。
【16944】
根石さんへ お礼 投稿者:吉 投稿日:2010年 6月30日(水)22時40分26秒
根石さん 丁寧なお返事ありがとうございました。
読ませていただき、胸の内にすがすがしい爽快感が広がります。
私の今の精神は、非常に穏やかで心地よい状態です。
> 麦刈りの最中ですので、なるべく簡単に書きます。
お忙しい中ありがとうございました。
みごとなものを読ませていただいたと感謝しております。
これだけの補足をしていただいて、やっと私の中に浸透してきました。
> 個々の音の扱いや、連音処理は吉さんはよくご存知ですが、
はい、、リエイゾン、イリージョン、アッシミレイションなどは、
知識として習得していますし、また自分でもそういう音の練習を学生の頃した時期があります、、
> 私がここで「基礎としての口の動き」と言っているものが、
> いまだつかめないのだろうと推測しています。
まったくその通りだと思います。 教えるのがよほど難しい生徒さんに当たらないと
まずそこのところがなかなか理解できないのだと思います。
> リズム感を「教える」のではありません。
たしかにそうなのですが、
英語のもつフレーズ感を感じてもらうためにリズムを使うことはできると思います。
フレーズ感の違いを「感じてもらう」「認識してもらう」ということです。
> 「初心者を相手に1万行の面倒をみないとわからないよ」と
> 言っているのもその意味でです。
はい、、しかし、初心者であっても音取りのセンスのある人ない人さまざまで、
1人や2人の面倒をみただけじゃ、わからないとも思います。
その意味で、長い目でみてやってくれ(待ってくれ)とお願いしています。
何にしてもありがとうございました。
根石さんには書くことに相当のエネルギーを割いていただきましたが、
思い切って書いて良かったです。 大きな収穫でした。
本職の仕事で片付けなければいけないことがありますので、
今夜はここでいったん失礼いたします。
もやもやの晴れた気分です。
【16945】
吉さん、根石さん 投稿者:小川 投稿日:2010年 7月 1日(木)02時15分55秒
お二人の大事な話の間に、個人的なつまらぬ失敗談を差し挟んでしまいました。ごめんなさい。
吉さんの御陰で、私自身、今まで薄らぼんやりとしか理解出来ていなかった「語数分類の意義」「つなげるということ」「なぜ1万行なのか」などについて、理
解を深める機会を得ました。ありがとうございます。
【16947】
小川さん 投稿者:吉 投稿日:2010年 7月 1日(木)23時04分42秒
小川さん、 僕は小川さんと茶の本をやらせていただいた時、
cleanliness を、クリーンりネスと読み、
間違えを小川さんに指摘していただいたのです。
ありがとうございました。 あれ以来、どんなに知っている単語でも、
アクセント位置をハッキリと思い出せない単語は、調べるようになりました。
起点は、小川さんとやった「茶の本」にあります。
あそこから「語学」にハマったのだと思います。
【16948】
根石さんへ かわの君との対話 投稿者:吉 投稿日:2010年 7月 1日(木)23時06分20秒
<< かわの君との対話 >>
会社にかわの君(仮名)という友人がおります。
部署や仕事内容を超えたお付き合いをさせていただいております。
読んでいる本や雑誌などの趣味が近く、セミナーなどの勉強会にもたまに一緒にでかけます。
先月は、彼に誘われて今野華都子さんという人の講演会を一緒に聞きに行きました。
週に1度、ランチ休みの時間を潰して勉強会を2人で続けていたこともあります。
留学経験なしのまま(日本在住のまま)努力され、米国公認会計士の資格まで取得されている人です。
少林寺拳法の有段者で、最近は合気道もはじめられました。
まったくの同い年なのですが、彼から学べることは多く、
お互い良い意味で刺激しあえる仲だと思っています。
こういう人を尚友(*)と呼ぶのだろうと思います。
この彼は社内でただ1人、私が素読舎とつながりがあることを知っている人物です。
最近の根石さんとの大風呂敷でのやりとりを(「つなげる」という問題関連の記事を)
プリントアウトして彼に読んでもらいました。
かわの君:「読ませていただきましたよ〜。 いや〜、根石さんって厳しいお方ですね〜。
そして、吉さんもよく書きましたね。
「ごめんなさい精進します」の一言ですませることもできるのに、偉いですよ。」
吉:「あれだけの文章を書くのにどんだけのエネルギーを根石さんが使ったかわかるからね。
さすがに無視はできないよ。 おかげで良い文章を読ませてもらったし、、。」
かわの君:「根石さんの言葉は厳しいので、読んでいる当事者には、
内容の核心がうまく伝わらないこともあるんじゃないかと思いました。」
吉:「そうなんだよ。 当事者だと、感情にブロックされて、
根石さんの書く内容をうまく読めなくなることがあるんだよね〜。」
根石さん、すぐに「磁場帰りはダメだ」って言うし、、、(大笑)」
かわの君:「根石さんが、ネイティブや帰国子女がダメだっていうのはわかります。」
吉:「俺もわかるけど、あんまりダメダメを連呼して欲しくないんだよね。
オレの磁場帰りという過去はどうしようもなかんべ、、。」
かわの君:「吉さんは、根石さんがなぜネイティブや帰国子女が
コーチに向かないと言われるのか、やっぱりわかっているのですね?」
吉: 「わかってるよ〜。 だから、生徒さんの音をわざと真似て練習し、
生徒さんのどこに困難さがあるか疑似体験しようとがんばってんじゃん。
それをふたこと目には、磁場帰りにゃわからんとやられると非常に苦しい。
ネイティブが英語のコーチに向かないってのは、ようするにあれなんだよ、、
かわの君が以前話してくれた数学者のガロアと同じことだね。」
かわの君:「あ〜、あの話ですか、、、いや、、まったく同じ問題だと思いますよ。
数学者のガロアは感覚で理解しちゃているんで、
「なんで君たちにはコレがわかんないんだ?」って怒った話しですね。
他の人には、きちんと1−10まで順序だてて証明と展開を見せてもらえないと
到底理解できない難問なのに、あのガロアは「なんでこれがわからないんだ!」と言って、
黒板消しを投げつけたそうですよ。(笑)」
吉: 「野球では巨人の長島さんかな。
長島さんも感覚でプレーできちゃう人だったから、
他の選手が、バットの振り方のことで長島さんにアドバイスを求めても、
「そんなのボールが来たら当てればいい」っていったらしい、、、(大笑)
感覚でプレーできるバッターってすごいけど、
「ボールがきたらバットで当てればいいんだよ」ってアドバイスじゃ、
アドバイスになってないもんね。 教わっているほうは困るよね〜。
「は〜〜(ため息)、オレの英語は向こうに渡って感覚で獲得した音だから、
他人には教えられないってことか、、。 かわの君、やっぱオレには無理だと思う?」
かわの君:「吉さんなら大丈夫だと思いますよ。
根石さんが書いてくれないから僕がいいますけど、、、(笑)
ようするに教えるのがメチャクチャ難しい生徒さんを相手して、
どうしてダメなんだろう、この教え方のどこがダメなんだろう、、と、
そうやって考え悩み、その生徒さんと一緒に成長させてもらうことで、
吉さんの中に刻まれていくものがありますから、、。
まさか吉さんは、「なんでわかんねーんだ」って言って
ガロアみたいに黒板消し投げつけないでしょ?(笑)」
吉:「ありがと、、。 なんか元気がでてきたよ。 持つべきものは友だね。
これからも仲良くしてね。 うぅっ、、(涙)。」
かわの君: 「応援してますよ。
「俺ならできる」を3回唱えて、えいっ!と飛び込んじゃってください。」
******************
(*) 尚友(しょうゆう):
この言葉は、私が今読んでいる森信三(のぶぞう)という人が書いた本にでてきます。
これは友を尚ぶ(たつとぶ)という意味だそうです。
・・・引用・・・
この言葉は読書と並べて、古来「読書、尚友」というふうに使われている言葉であります。
<中略>・・・友と親しむと言わないで、とくに友を尚ぶ(たつとぶ)と言ったところに、
深い味わいがあると思うのです。 <中略>、、、(友を尚ぶというのは)
すなわちその友人が、道の上からは、自分より一歩ないし数歩をすすめており、
したがって自分は、その友において大いに尊敬すべきものを認めるという時、
初めて友を尚ぶ(たつとぶ)となるわけです。
森信三 「修身教授録」10講より、、(p69) 致知出版
【16949】
月並みないい方ですが... 投稿者:小川 投稿日:2010年 7月 2日(金)00時16分37秒
吉さん
根石さんから期待されてはるんですよ。私、そう思います。磁場帰りでありながら、磨けば光る玉のような、英語講師としての素質を持っておられると見抜いて
おられるんだと思います。
素読舎は私のやり直し英語の場です。まだまだコーチ見習い未満です。人から上級者とか言われても、所詮は学習者なので、いっぱい間違いをしますね。やっぱ
り吉さんもそうなんですね。だから律儀に辞書で調べる、きちんと回転読みをする、そういう初心者と同じ地道な作業が必要なんだなぁと思います。
心ではそう思ってはいても、私なんかついずぼらすることもあるんですが、吉さんは学ぶことに対して謙虚です。偉いなぁ、見習わんとあかんなぁ、といつも
思っています。
根石さんにけちょんけちょんに言われて、ご自分の尊敬される方の著書をけなされ、心をズタズタにされて、一旦は大風呂敷を離れられた。それでも「素読」は
王道だと思い、悔し涙をぐっと呑込み戻って来られたのは吉さんだけではないでしょうか。「素読による語学学習は正しいかもしれない、でもあんなにクソミソ
に言われとうはない」と離れて行った人もいると思います。
でも吉さんは違った。自分の気持ちは二の次、正論に対しては謙虚に頭を下げられる、そこんとこがすごい。
【16950】
吉さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2010年 7月 2日(金)02時33分20秒
疲れているせいか、昼間やたらに眠り、夜になって眠れなくなりましたので、書く時間ができました。
>吉:「そうなんだよ。 当事者だと、感情にブロックされて、
根石さんの書く内容をうまく読めなくなることがあるんだよね〜。」
根石さん、すぐに「磁場帰りはダメだ」って言うし、、、(大笑)」
以下、「磁場帰り」については、吉さん個人のことを言おうとするのではなく、「磁場帰り」全般についての言としてお読み下さい。串刺しにしてものを言い
ますので、もちろん吉さんについて当てはまるところもあるでしょうが、それは論というものの本性によるものです。
「磁場帰りはダメ」について。こと語学、語学論という領域に一歩入った場合は、ダメなことが多いです。吉さんの尚友の少林寺拳法を借りて言えば、スキだ
らけなことが多いです。
自分のスキルが、半分(以上?)が磁場によって無意識まで動かされたことからできているのであるという自覚がなく、自分の能力であるかのような顔をする
人が多い。私がそれに対する強い嫌悪を持つのは、その顔が日本の社会で上等品として通用するからです。そのことが、日本語だけで生活して語学をやる人々に
対して文化的な抑圧として作用しているからです。
以前、2チャンネルにちょっと出入りしていた時、「日本で英語を勉強することの馬鹿らしさは、帰国子女」という舌足らずな言い方を読みました。日本で英
語なんかいくらやっても、帰国子女並みのしゃべりには絶対にならない、ということを言っている文です。語学という領野全域を語りえているものではないの
で、私は反論しましたが、スキルというものにだけ目を向けた場合は、この舌足らずな言い方がものの見事に言い当てているものがあります。日本語だけ使う生
活を続けながら、五十年六十年語学をやった東大教授も、「しゃべる・聞く」のスキルに関してなら、英語しか使わない(英語ネイティヴの)子供に劣るので
す。
「磁場帰り」が文化的抑圧作用に転ずるのは、「磁場によって無意識まで動かされた」ことに対する無自覚のせいです。
以下は吉さん個人についてです。
吉さんは、「磁場帰り」の人々の中では、「磁場帰り」とは何なのかについて自覚しようとしておられる方です。あるいは、日本語だけを使う生活の中で、語
学を継続することとはどういうことなのかという疑問を持っている方です。これがなかったら、私は議論を噛み合わせようと思うことはないでしょう。
吉さんは、日本にいて日本語を(多分)主言語として暮らしていると思います。日本にいて、英語をやっているのだから、私や私の生徒さんたちと同じように
語学をやっているんだと考えるかもしれませんが、そうではありません。
「英語磁場」に無意識を動かされてスキルを獲得した人は、「日本語磁場」にいて英語をやるときに、無意識をあてにできます。つまり、自分がいる「磁場」
ではない、別の「磁場」が作ったものをあてにできます。日本語だけで生活している人がどう逆立ちしてもあてにできないものがあります。
そのことによって、日本語だけで生活して、語学として英語をやっている人のことがわからなくなるのです。
で、言いたいことは、そこが吉さんの出発点だということです。純然たる語学というものをわからなくしてしまう「磁場」体験があること。そこから改めて、
語学というものに迫ること。それはこの掲示板だけに限れば、吉さんでなければできないことです。
以下、再度「つなげる問題」です。
キリピーと千代の枠で吉さんにコーチをやってもらっていて、「口の筋肉の動く範囲を普段より大きく使え」と生徒に言っていると私が言ったとき、「そっち
の方がいい」と吉さんが言い、私が冗談じゃねえと思ったことについて。
「そっちの方がいい」というのは、「つなげろ」よりいいということだと私は受け止めました。そして、冗談じゃねえと思ったので、「そっちの方がいいなん
てことはない」と言いました。
正確にとか、ていねいにとか、口の筋肉の動く範囲を大きくだとか、そういうことが、1ミリでも「つなげる」よりも「いい」なんてことはない。
順序があるだけだ。
「1万行」未満の生徒になら、正確さやていねいさを上位に置いて指示を出すことはある。「1万行」を越えた生徒になら、「もう一段とつなげろ」が必要に
なる。そういう順序があるだけだ。
千代やキリピーの現在には、「もう一段とつなげろ」が必要なのであり、それが上位にきていい。そういう段階なのだ。
それを無限定に、正確さやていねいさを「つなげる」よりも上位に置こうとしていると私は受け止めました。これは、素読舎の方法の根幹に触れるものです。
正確さやていねいさや、もっと言ってしまえば、「磁場くささ」の方が、「つなげる」よりも、1ミリでも重要だなどということはない。
私の言いたいことはそれに尽きています。
これは、小学校低学年生を相手にしているとわかりますが、口の筋肉の表層だけを使ってものの見事にコピーする生徒が、一年以上私のレッスンを続けると、
とても下手になります。口の筋肉の表層だけでなく、もう少し深いところまで筋肉が動くようになるときにこれが起こります。
また、1万行を越えた生徒に、「もう一段とつなげろ」という指示を出すと、生徒が歯医者で歯を抜くときに麻酔注射をされた後のように、一種、「麻痺した
ような口の動き」になることがあります。これは、新しい口の筋肉ができてきたときに起こります。新しい筋肉ができてきているのだが、まだそれが弱くてうま
く動かない。かといって、表層だけ使う使い方は、「もう一段と」によって禁じられる。そのことによって麻痺感覚のようなものが生じます。
「ベタ読み」の価値を低くみつもり、正確さやていねいさの方を上位に置いたら、決して、これらの現象に出会うことはできないでしょう。
【16953】
巨大な教材を使う意義 投稿者:村田晴彦 投稿日:2010年 7月 2日(金)16時27分15秒
ビラの案です。まだ書ききれてない部分がありますが、ひとまず掲載させていただきます。
(中級者以降のことがまだまとまっていません)
=================================
一時の音読ブームも下火になりました。上っ面だけのブームは去ったけれども、英語をものにするためには音読が欠かせないのは間違いありません。英語をもの
にした多くの人は皆、激しく音読をしています。
学校では、文法事項などを理解し、暗記していくことが先立ちますが、これではいつまでたっても英語を使えるようにはなりません。
英文を「通じる音」で、すらすら読むことができるようにすること。これが日本人が日本在住のまま、英語を使えるようにする突破口です。素読舎は、素読を原
理とした方法により、「通じる音」で英文が読めるようにすること=「音作り」をしてきました。
音読がその場での理解を要求するのに対し、素読は必ずしもその場での理解を求めません。この点が音読と素読の違いです。素読は、ひとまずすらすら読むこと
ができればOKです。
生徒は、素読を原理をした方法により、コーチのサポートのもと、無理なく「通じる音」で読むことに集中できます。
素読舎の巨大な教材は、素読を原理とした方法に最適化されています。
◎一度目にした文が何度もでてくるので読みに自信がつく
特に初心者は、新しく目にする英語の文を読むのに苦労します。日本語と違う音を出すため、それまで使ったことのない筋肉を使うので、一つの文をすらすら読
めるようになるまでには、思った以上の労力を要します。学校の教科書や、例文集などは、新しい文の連続で、まともに音読しようとすると、苦労の連続です。
その点、巨大な教材は違います。生徒が無理なく進めていくことができる作り方がされています。
素読舎の巨大な教材は、新しく出てくる例文1つについて、文法事項や、多くの関連する例文(それまでに生徒が読んだことがあるもの)が書かれています。生
徒が新しい文を読む度に、それまでに読んだことのある例文を何度も読む構造になっています。生徒は以前に一度読めている文がたくさん出てくるので、新しい
文に出会っても自信を持って読むことができます。
◎同じ文が必ず後に出てくるので、生徒は無理なく英語の音を作っていくことができる
素読舎ではコーチが生徒の発音・イントネーションをチェックし、なおすべきところをなおします。
よどみなく読めている文に1カ所発音をなおすべきところがあったとします。たとえ上級者であったとしても、1カ所発音をなおしただけで、途端に言いにくく
なり、途切れてしまい、すらすら読めるまでに時間がかかる場合があります。
初心者ならなおさらです。新しく読む文の読みを、最初から全部なおそうとすると、生徒はもう読めなくなってしまいます。そのまま、読みが止まってしまい、
読み進めることができなくなってしまいます。
巨大な教材は、必ず後で何度も同じ文が出てくる構造になっています。ですから、少しずつ発音やイントネーションをなおしていくことができます。今回は、こ
の場所、次に同じ文が出てきた時には、また別の場所、というように。1カ所づつの変化なので、生徒はそこだけを意識して読むことができます。このように、
無理なく練習をしていくことができるのです。
教材を進めていくうちに、知らず知らずのうちに一つの文を何百回、何千回と読んでしまいます。こうして英語の文構造が、身体の深いところへ沈んでいきま
す。
【16958】
根石さんへ お礼 投稿者:吉 投稿日:2010年 7月 2日(金)22時01分11秒
根石さん ありがとうございました。
自分の中に立ち上がってくる
違和感としっかりと対峙しようと思います。
この「違和感」が、磁場がらみの何かなのだと思います。
私の歩んでいる道につづく人達のために、
この「違和感」を明らかにしていきたいと思います。
高見に登るための足場を築けた想いです。
道は示していただきました。
あとは実践を通して自分の肚(はら)に落としていくだけです。
気持ちはかぎりなく穏やかで、心が騒ぐことはありません。
【16963】
「つなげる」ことに関して感じていること(最後にincreaseについても少し) 投稿者:Piggy 投稿日:2010年 7月
3日(土)06時24分37秒
まだ「つなげる」ことについては試行錯誤の段階ですが、「もっとつなげてください」と言われてから今までのことを書いてみます。
私がはじめて「もっとつなげてください」と根石さんから言われたのは、「So I brought you some Japanese apple
pears.」という文でした。最初に思ったのは、どうやったらこれ以上つなげられるのだろう、ということでした。私はこれを単語ごとにぶつぶつと切って
読んだわけではありませんでしたから。
よくわからなかったので、私はとりあえず、音読の練習をする時にできるだけはやく読んでみることにしました。そうするとしばしばつっかかり、つっかかると
がっかりして自分を責めるので、音読の練習が楽しくなくなりました。それと、私は日本語にはない英語の発音の一つ一つを口にするのを楽しむところがあった
のですが、その楽しみがあまり感じられなくなりました。
でもそのうちに、復習の範囲であっても文ごとに回転読みをしてみることにしました。今までは、復習の範囲では音読はするけれども回転読みはしていなかった
のです。そして回転しながらスピードを上げていくことで、「もっとつなげる」とはどういうことか、感覚がわかってきました。そうなるとやっていることは同
じでも、気持ちの上では「スピードが上がった」のではなくて、「もっとつながった」という感覚になってきた気がします。そして「もっとつなげ」た上で、英
語特有の発音を楽しむこともできるようになりました。もっとも楽しむことができるようになったのは、この一週間くらいのことですが。
「もっとつなげてください」と言われたのが、多分4、5回前のレッスンの時、そしてその後のレッスンではもう「もっとつなげてください」とは言われなかっ
たのですが、昨日「一段とつなげてください」と言われたときには、心地よい疾走感でつなげることができました。
この間に感じたことを三つ書きます。長い文章になると、文の構造理解が口が動くのに間に合わないと、文を「もっとつなげて」あるいは「一段とつなげて」読
むことはとてもむずかしいし、意味をとるのが口が動くのに間に合わない場合も、無理とはいいませんがかなりむずかしいことがわかりました(「空念仏」も可
能ではありますが)。だから、つなげる練習をすることで、文の構造理解、意味の把握のスピードも上がってきたように思います。最近英語のオーディオブック
を聴いていて、文章単位で理解することが以前よりもずっとできるようになったと思いました。
もう一つは、「もっとつなげ」ようとすると、それまではうまく読めていたのに、口がすべってうまく言えない文章があるのですが、その一部は「口がすべって
いる」のではなく、「自分では思いもよらないつなげ方をしている」、「今までの自分ならしなかったような、あいまいな(弱い)発音の連続になっている」、
ということに気づきました。そしてこのあいまいさ、このつなげ方で、もしかしてよいのではないか、と思えてきました。一方で、口がすべっている文の中に
は、本当にすべっていて、口の動きに力を入れることで解決できそうなものもありました。でもまだどうしもすべってしまう文章もあります。
三つ目は、昨日久しぶりに一瞬般若を注意されて、「一段とつなげ」た上で一瞬般若に気をつけることで、「口の動きに力を入れる」感覚がわかったような気が
した、ということです。「もっとつなげてください」と言われて以降、一瞬般若を注意されたのはこれがはじめてで、このタイミングだったのでわかったのだと
思いました。そのあと今度はあいまいな(弱い)母音をもっと口を狭くするようにいわれて、これも「もっとつなげてください」以降はじめてで、昨日はつなげ
た上での口の動きを再確認できたように思いました。根石さんが、生徒に言う順序、タイミングが重要だとおっしゃるのはこういうことかもしれない、と思いま
した。この三つが「つなげる」に関して、今まで感じたことです。
ところで、私もincreaseを[inkri:z]と発音していました。私は大学生の頃にこの語を辞書をひいて調べたかすかな記憶があります。その時に
発音も確かめたはずですので、いつから[inkri:z]にすりかわったのか、不思議です。昨日、NHKラジオの英語ニュースをつけていたら、
[inkri:s]という発音が耳から飛び込んできました。今まで何度も[inkri:s]という発音をきいていたのに、私の耳には[inkri:z]と
きこえていて、自分の発音が間違っていることには気がつかなかったようです。自分が発音するのと同じように変換してきいていた、ということでしょうか。私
は関東生まれですから、関西に特有の発音間違い(発音の好み)でもなさそうに思いました。
【16964】
Piggyさん 投稿者:小川 投稿日:2010年 7月 3日(土)07時11分17秒
ゆうべの素読舎会議でのこと。
「つなげる」「もっとつなげる」についていろいろ質問している中で、コーチは自分の英語がうまくなる為に自立練習をやってるんではない、生徒の英語をうま
くするためにやってるんだから、と根石さんが言われました。そして「自分で自立練習をやってて、突然口の筋肉が麻痺したようになったって経験ない?」と聞
かれた私が、「う〜ん、どうかなぁ、唇がしびれたりしますけど」とあいまいな返事をすると、村田さんが「あれ、口がおかしくなって動かなくなったって言っ
てたことありましたよ」と、私のかわりに答えて下さいました。
私はコーチ見習いのつもりで自立練習をやっていたはずでしたが、事実は自分の為にやってるだけだったんだと反省しました。自立練習の中での自分の変化を客
観的に観察していなかったんです。
「つなげる」「もっとつなげる」とうのを体感して、それがどういう感じなのか、どのくらいの激しさで、どのくらいの期間で、どういう結果が出るのか、そう
いうことをきちんと観察しないでいては、コーチなど出来ようはずがありません。
私もこのままだと英語フリークと変わりないじゃないか...こんな調子では語学論を持つことができない。
Piggyさんに「つなげる」「もっとつなげる」の体験談を読ませて頂いて、なぜ「つなげる」「もっとつなげる」が必要なのかが具体的にわかりました。あ
りがとうございます。私も「つなげる」「もっとつなげる」が自分自身に起こす変化を見届け、逐一報告したいと思います。
Piggyさんも「インクリーズ」でしたか。日本人にとって「インクリーズ」は「インクリース」より言い易いんでしょうかねえ...
【16965】
小川さん(そして先ほどの投稿の修正も少し) 投稿者:Piggy 投稿日:2010年 7月 3日(土)12時38分56秒
小川さんにとって、「つなげる」「もっとつなげる」で起きる変化は、私の場合とはまた違うのかもしれないと想像しています。たとえば、私はももこさんとペ
アなのですが、ももこさんにとっての変化の感覚は私の場合と違うところもあるのではないかと思っています。ももこさんはもともと、つなげることに私よりも
たけていらっしゃると感じていますから。小川さんと私とでは英語の実力がまったく違いますが、それぞれの変化の感覚をこうして掲示板でお話できそうなの
は、おもしろいですね。
回転読み三昧をしていらっしゃる頃でしょうか。私は回転読みの楽しさを、スランプを経て再確認しました。音読よりもずっと楽しいです。私は音読を(1)
到達度をはかる指標として、(2) 話の筋を追う楽しみのために、(3) 空念仏でないことを自分で確認するために使っていこうと思いました。(3)
は、次々に文章を目で追って読んでいく音読の方が、回転読みよりも、「空念仏」のままでつなげていくのはむずかしいと私は感じているからです。回転読みは
身体を使っているという感覚がすること(別に踊りながら読んでいるわけではないのですが)、疾走感の気持ちよさ、時々切断読みをまぜてみたりする変化の楽
しさが好きです。疲れるので私はなかなか長くはできませんが。
「インクリーズ」、本当におもしろいですね。
ここからは先ほどの投稿の修正です。
「私がはじめて『もっとつなげてください』と根石さんから言われたのは、『So I brought you some Japanese apple
pears.』という文でした。」と書いたのは間違いで、同じ日に2回言われたうちの2度目がこの文章でした。最初の時は首をひねりながらもなんとかこな
して、2度目で途方にくれたので、この文章をよく覚えていたのでした。何でもない小さなことなのかもしれませんが、修正します。
それから書き忘れましたが、ももこさんや村田さんが会議室の内容を書いてくださったことと、根石さんと吉さんのやりとりは、とても参考になりました。
【16966】
つなげる、もっとつなげる 投稿者:小川 投稿日:2010年 7月 3日(土)15時53分46秒
Piggyさん
私も心がけて客観的な報告をするようにしますね。有意義な報告をするためにも、一日も早くコーチとして立つためにも、イメージ核受肉教材にもっと熱心に取
り組みたいと思います。
有言実行やぞ!
と自分にはっぱかけておきます。
【16970】
根石さん 村田さん ありがとうございました。 投稿者:吉 投稿日:2010年 7月 5日(月)06時21分3秒
今週末はありがとうございました。 わずか土日の二日間のことでしたが、
4−5日は休息をとったような錯覚をおこすほど、心身ともにリフレッシュしております。
以下、、息子と家内の会話。
家内、息子に向かって「長野どうだった? 根石さんは思ってた通りだった?」
息子:「長野はすげー良いところだった。気にいった。
根石さんは、思っていた人とは違っていたけど、心の開きやすい人だった。」
家内:「心が開きやすい人だったんだ〜〜。」
息子: 「俺の落語の「子ほめ」の話しを聞いて笑ってくれた。良い人。
カエルの天敵は「芝刈り機」って言ったらすげーウケてくれたべ、、。」
息子:「根石さんの本の中に出てくる「国民温泉」に一緒に入った。
作家と一緒にだよ。 これってすげ〜ことだべ、、。 本にサインももらったし、。」
私:「村田さんは? 村田さんはイメージしたとおりだった?」
息子:「村田さんの名前はお父さんから聞いていたけど、想像しようとしなかったからな〜。
俺が村田さんをイメージする前に旅館に着いちゃって、
そうしたら村田さんがすぐに旅館からでてきちゃったからイメージと比べられない。
でも、足を怪我しているとは想像できなかったと思う。」
家内:「村田さんの足、まだ回復してないんだ〜。」
息子:「村田さんの前でおやじギャグばっかり言っていたら、
村田さんから「おやじ3級」だったか「おやじ3段」だったかもらったし、、。
お父さんはアマゾンのナントカって機械のセールスマンをやっていた、、。
「この機械良いんですよ〜」って、、、村田さんも「なんかこれ良い〜、、
欲しくなってきた〜」と言っちゃって、、
お父さん完璧にアマゾンのセールスマンだったべ。」
ここで家内大笑い、、。
私:「今日訪ねた、、ヒストリックな歴史の場所、お寺やお城の話もしたら?
善光寺とか、上杉武田の古戦場や、真田(さなだ)邸のこととか、、。」
息子:「ああ、ごめんなさい。 おれの記憶もサナダではないんで、、。
あんまりヒストリックに(ヒステリックに)ならないでください、、。」
・・・・
はじめての息子と二人の旅でしたが、素敵な時間を過ごせました。
根石さんの家がすごいでかい、、塾がすごいいい、、長野はすごい良いところだった、と、
家内と妹に興奮気に話をしている息子を見て、つれて行って良かったと
心底思いました。 ありがとうございました。
最後になりましたが、根石さん 村田さん あたたかく迎えてくださった
ご家族の皆さまによろしくお伝えください。
【16975】
「ベタ読み」は肯定しなければならない。 投稿者:村田晴彦 投稿日:2010年 7月 5日(月)11時58分44秒
「優等生っぽさ」が抜けない生徒に根石さんが言ったこと
「村田君は『ベタ読み』はわかるかい?」と聞かれ、よくはわかっていませんと私は答えました。
「ベタ読み」は、ひとつひとつの単語の発音を起こして、ただつなげるだけの読み方。英語ネイティヴの「自然」なイントネーションを備えていない読み方。
そう根石さんは説明してくれました(根石さん、違っていたら訂正してください)。
そして、日本在住の日本人は「ベタ読み」を一度肯定しなければいけないのだ、と強く言われました。「ベタ読み」を肯定しなければ、CDの音を媒介にする
ことさえできない。「ベタ読み」を肯定し、筋肉を備えていけば、CDの音を媒介にすることもできる。
ところが「磁場」から帰って来た人は、「ベタ読み」を否定する。NHKのラジオ講座の講師も、軒並みそうだ。「ベタ読み」をとっぱらって、まるで体中の
血を全部抜いて、すべて交換しようとする。それは日本人の大切な何かを、否定することだ。
「ベタ読み」を肯定しなかったら、最初からネイティヴの音声を真似しろと言っているのと同じことだ。ただネイティヴの音声を真似するように言うだけだっ
たら、素読舎のある理由がない。
================================
上の話を聞いている時、語学についての甘さをいやというほどつきつけられました。
私にとって、大切だと思ったことを書きとめておきます。
「言語」と「言葉」をわけて考えること。
「言語」は客観であり、そこにあるのは「音」。たとえ200年経って、今いる人が死に絶えても、「言語」は残る。
では「言葉」は何か?優等生くささが抜けない人は、「言語」が客観だというのなら「言葉」は主観だ、と思うところです。
違うんだ、「言葉」は生きることそのものであって、だからこそ、そこにあるのは「声」。
根石さんは、徹底的に腑わけしています。
語学論はここから始まらなくてはだめなんだと思いました。
【16978】
娘の感想(英語レッスン) 投稿者:ももこ 投稿日:2010年 7月 5日(月)20時52分13秒
今日のレッスンの感想です。
たのしかった。今日はすごく You are a student.がとてもすらすら言えた。(私がひっかけで 「You are
student.というところ?」 ときいたら 「You are "a" student.」と直されました。)
いいにくかったところは
Whose is this book?です。ほかは難しいところはなかったです。
今日はちょっと送れてスミマセンでした。
余談:わが子の感想ページを作っていただきありがとうございます。どこかに子供らのレッスン開始年齢を書いておいたほうがいいんじゃないかしら?と思いつ
いたので書いておきます。
【16980】
ももこさん 投稿者:村田晴彦 投稿日:2010年 7月 6日(火)00時07分34秒
>私がひっかけで 「You are student.というところ?」 ときいたら 「You are "a"
student.」と直されました。
そこはもうリエゾンしているので、あえてYou are student.と言われると気になるんじゃないかなと思います。
今日は相方のD君が例文を読んでいる間、娘さんも小声で同じ例文を同時に繰り返しているのが聞こえてきました。
>開始年齢
提案ありがとうございます。
息子さんは何歳から始めたんでしたっけ?
【16981】
コーチ用アドバイス 5 投稿者:村田晴彦 投稿日:2010年 7月 6日(火)00時26分13秒
今日のレッスンの後半も終わりごろ、「もっとつなげてください」と言ってもほとんど変わらない時がありました。私は、もう口が動かなくなっているのかもし
れないと思いましたが、「ここでもう一段つなげるように言わないと、1万行を越えた人のレッスンにはならない」と指示されました。私は限界の見積もりが甘
いのだと思いました。
1万行を越えた人に「もっとつなげる」よう指示した時、当人は変わったつもりでいても、はたから見るとほとんど変わらない時がある。その時にも「もう一段
とつなげてください」と言う。言い方を変えただけでも、生徒は何かが違うということを感じる。「もう一段とつなげてください」を言わないと、1万行を越え
た人の練習にならない。
【16982】
日本語素読 投稿者:江戸の母 投稿日:2010年 7月 6日(火)00時35分43秒
チョコさん
書き込みいただいて安心しました。
先週も日本語素読レッスンを見学させてもらいましたが、(娘、ちょっと乱入しちゃってましたよね。すみません)「いけるんじゃないかな?」と手ごたえを感
じました。でも、新出の言葉には「抵抗」があるようですが、そういうときはとばしてもらって、いけるかなとも思います。
チョコさんの息子さんも、きっと声が出るようになったら、楽しくのめりこみそうじゃないですかね。 すみません。勝手なことを言ってますが、やってみない
とわかりませんね。
もうしばらく様子をみてみますか
【16983】
「べた読み」の極端なもの 投稿者:根石吉久 投稿日:2010年 7月 6日(火)00時39分5秒
今日、キリピーのレッスンをやっていて、吉さんが「違和感」と書いていたことを思い出し、たまたま参観してくれていた小川さんと、それについて話しまし
た。吉さんが「違和感」と言っていたのは、このことだなというのがわかった気がしたのでした。吉さんは「磁場がらみの」とも書いていましたが、これは「磁
場がらみ」による違和感とは違うと思ったので書きます。
キリピーの読みは「べた読み」の極端なものです。
It's better than seeing this gorgeous body splattered all over the
place.
この文の all over the place の all と over the place
の間で切れるのを直した後、「べた読み」の極端なものが完成しました。つながってはいるのだが、this gorgeous body
がひとかたまりの音に感じられない。単語三つをそれぞれ別々に読んでいる感じが抜けない。
小川さんが、思い切ってゆっくり読んだらどうかと言われました。
必要なのは「切断読み」だなと私が言いました。
レッスンの最後で、「切断読み」を私が実演しました。そしたら、小川さんが、ゆっくり読んだらどうかと言ったのは、まさにその読み方だと言われました。
「回転読み」を一つの極としますと、もうひとつの極に「切断読み」があります。
「回転読み」では、連続性が問題にされますが、「切断読み」では、連続性と速度は無視されます。「切断読み」で問題にされるのは、意味が生じているかど
うかです。音の動きを意味が生じる動きと一致させることです。
小川さんは「思い切ってゆっくり」と言ってくださったのですが、「ゆっくり」であるかどうかではなく、意味が動くかどうかがポイントです。
意味をひとまず除外して、音だけを完成させることはできます。その場合に、「べた読み」の極端なものができる場合は、それをいったん作り、その後それを
脱ぎ捨てる。
「べた読み」だけでなく、「べた読み」の極端なものも肯定する。いったんはそれを作り、その後にそれを脱ぎ捨てるというまわりくどいことが、日本人がや
る英語の場合は肯定されなければならない。外在的な指示では直らないのです。
吉さんが、「ひとつの単語のように音を扱う」と言っていたこともどういうことかわかったように思いました。キリピーの場合、「・・・でひとつだ」という
指示の出し方で、数えきれずやってきたのですが、極端なベタ読みはいまだ解決しません。一つの文で解決しても、別の文ですぐにまた起こります。
それは、ほとんどが10語を越える長さの文で起こります。
今日は、all over the place は時間がかからず直りましたが、this gorgeous body
は「ひとつの単語のように音を扱う」要領でいくらやっても解決しませんでした。どうしても三つの単語をひとつずつ読んでいる感じが残りました。
「this gorgeous body でひとつだ」、とキリピーに何度か言いましたが、解決しませんでした。
これは、外在的な(他人による)指示では解決しない本質を持つものなのだということです。
キリピーが意味を生じさせ、自分で「this gorgeous body
でひとつ」だとつかむ、それでひとつだと「感じる」ことが鍵です。内在的に実現させないと実現しない音というものがあるのだということだと考えました。
「ゆっくり」でも「ひとつの単語のように扱う」でも解決しないのです。
これが解決しない生徒は、キリピーを含め、私の生徒さんでは二人います。
キリピーの問題の解決は「切断読み」だなあ、とキリピーに言いました。
キリピーが「切断読み」のコツをつかむまでは、レッスンで「ベタ読み」の極端なものは肯定され続けます。
脱ぎ捨てる時は、自分で脱ぎ捨てるしかない。
【16984】
つなげる、もっとつなげる 投稿者:小川 投稿日:2010年 7月 6日(火)00時45分3秒
今日は6:30あたりからほとんどずっと根石さんのレッスン風景を傍聴させて頂きました。ありがとうございました。
感想として書くべきことは沢山あって、どれから書き始めたら良いのか迷っているのですが、レッスンを通じて一貫していたのは、やはり「つなげる、もっとつ
なげる」ということでした。
もっとも印象に残ったのはキリピーさんとちよさんの練習でした。「つなげる」練習の激しさに圧倒されました。
このクラスで問題になったのはキリピーさんがなかなかなめらかにつなげられないことでした。足の裏を全部地面につけて走っているような感じがあります。あ
るいは下駄履きで走っているような感じです。これはキリピーさんだけの問題ではなく、私が一緒に自立練習をしているYoshieさんにも部分的に起こって
いる現象でした。多分、どなたも多かれ少なかれご経験があると思います。
根石さんが「もっと繋げて」「the gorgeous
bodyで一つの意味の固まりなんだから、これは繋がってないとだめだ」と指摘される度に、何度も何度も挑戦される様子には頭が下がりました。このスタッ
カートな読み方が起こるのは、音を一つ一つ律儀に発音することにとらわれすぎて、ひとつひとつの単語の持つ強弱のリズムが疎かになっているせいではないか
と思いました。つまり"splattered all over the place" の
ttやらdをきちんと読んでしまわれることが問題ではないかと思ったのです。
私は単語単語の強弱をきちんと押さえて読めば滑らかさとリズムが体得できるのではないかと思ったのです。キリピーさんの孤軍奮闘振りに、差し出がましいと
は思ったのですが、「ゆ〜っくり一語一語をスローモーションのようにつなげて読んでみたらどうでしょう」とつい口出ししてしまいました。
話が飛びますが、エリック・クラプトンは豪速でブルースギターを弾きますが、あまりにもなめらかに手が動くので、ゆっくりと弾いているようにしか見えない
というので、「スローハンド」というあだ名がついています。ふとおもいだしました。脱線しました。すみません。
話を元にもどして....根石さんは「それは切断読みに近い」とおっしゃいました。切断読みを実際に根石さんにやって見せてもらうと、なるほど、私のス
ローモーション読みと似ていました。しかし私のは「音を丁寧に読む」というだけの作業ですが、切断読みは意味をイメージしながら読むというところが違いま
す。意味が捉えられるというレベルまで上がれば、キリピーさんの読みのなめらかさは確保出来るので、今の状態のままでいいのではないかと思っているとおっ
しゃっています。
村田さんがベタ読みについて書かれていました。私も机上の練習では、感情移入しないで「素読み」「ベタ読み」するのがいいと思います。イントネーションや
ら文章のリズムは、その場の心情や状況によっても変わって来ると思うのです。だからコーチが教えられることではない。
根石さんは「つなげる」ことが確保できると、CD教材を媒介にして英語をものにする為の体力がつくという主旨のこともおっしゃっていました。「つなげる、
もっとつなげる」練習の中の七転八倒は、独り立ちする為の試練のような気がしました。つなげられるようになったセンテンスは、実際の会話の海に投げ入れら
れて波乗りを覚えるようになるんだろうと思います。
話があちこちに飛びますが、見学の後、私はどうしてなめらかさを確保できるようになったんだろうかと考えています。もちろん「それなり」のなめらかさでは
ありますが。
今日は本当に勉強になりました。また考えさせられることも多かったです。キリピーさんのことを引き合いに出してしまいましたが、同じことは私にも起こりま
す。
この「つなげる」「もっとつなげる」は語学をする上で良く考えるべき問題だと思いました。
【16985】
小川さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2010年 7月 6日(火)00時55分43秒
同じ頃、同じ問題を考えていて下さったのですね。
ありがとうございます。
キリピーに「大風呂敷」を読むように言っておきます。
英語で意味を生じさせようという者が、「大風呂敷」の記事くらい読みこなせないでどうするんだとも。
【16986】
ピッコロさんの感想 投稿者:江戸の母 投稿日:2010年 7月 6日(火)01時01分29秒
根石さん
レッスンありがとうございました。子どもレッスンでは失礼しました。
大人レッスンが終わってからの雑談で、ピッコロさんに素読舎宣伝ちらし(広報!?)作成のための感想を聞いてみたところ、いい答えをいただきました。掲示
板に書くように勧めたのですが、あまり気乗りがしていないようなので、私が伝言しちゃいます。
・つながっていえたときの達成感!自分のものにした!血肉になった!ただ、これをほっておくとさびつく(落ちる)!
・ダイエットみたいなもの、日々、体を鍛え絞っているが、気を緩めるとリバウンドのように、すぐ口が動かなくなってしまう。
・以前は、レッスンは先生の指導を仰ぐ時間だったけれど、今は違う。一週間の自立練習の成果を見せる場所なのではないか?
特に3番目。『1万行台に入って、特に感じるのは、通常のレッスンだけでは追いつけない。普段やっておかないと、ついていけない。これまでは時間になった
らレッスンを受けるだけだったけれど、今は普段の成果を根石さんに見てもらうのではないか』といってました。お見事!という感じです。
【16987】
巴里子さんの問題 投稿者:根石吉久 投稿日:2010年 7月 6日(火)01時08分5秒
巴里子さんの読みは、「ベタ読み」とは違うと感じてきましたが、もしかしたら「ベタ読み」なのかもしれないと、ついさっき考えました。
意味が生じない読みの音ということでは、キリピーと共通しています。
「ベタ読み」なら私はイラつかないのですが、なぜだか巴里子さんの読みを聞いているとイラつきます。
「自分からつかみに行く・行かない」という言い方を吉さんはしていたと思いますが、私のイラつきもそれに関連したものです。
練習の「質」を自分で変えていくという動きがない、あるいはその動きが弱い。それが巴里子さんの問題です。
多分、あきらめが強すぎるのです。
私は、お金をもらってレッスンをしています。
あきらめが強いと、お金をもらうかいがありません。
巴里子さん、私のレッスンを続けている間は、あきらめるのをあきらめて下さい。
【16988】
江戸の母さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2010年 7月 6日(火)01時10分39秒
>お見事!という感じです。
その通りだと思います。
自分で書くと、もっとお見事になります。
【16990】
チョコさん 投稿者:根石吉久 投稿日:2010年 7月 6日(火)01時15分50秒
これまで通り参加して三人でやるか、聞く側に回って聞くだけにするか、あくまでも、息子さんの考えを尊重して決めて下さい。
【16991】
チョコさん 投稿者:根石吉久 投稿日:2010年 7月 6日(火)01時17分16秒
一ヶ月か二ヶ月、私と息子さんと一対一でやるという案もあります。
その後、二人に合流してもらい、三人でやるという手順です。
ご検討下さい。
【16993】
小川さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2010年 7月 6日(火)01時31分7秒
>話が飛びますが、エリック・クラプトンは豪速でブルースギターを弾きますが、あまりにもなめらかに手が動くので、ゆっくりと弾いているようにしか見えな
いというので、「スローハンド」というあだ名がついています。ふとおもいだしました。脱線しました。すみません。
私の用語では、「ネイティヴの口の動き」ということになります。
ネイティヴ言語の言葉では、お金がもらえないだけで、ネイティヴはあらかた自然にプロ並みになっちゃうのです。というか、自然なのです。
私が言っているのは、語学では不自然でいいということです。
だけど、何度でも脱ぎ捨てていくものがあるということです。
何度でも脱ぎ捨てていくことを「自然に」やっちゃうやつがプロになるんでしょうか。
その後に、その過程を「思い出す」と語学論になると考えています。
それは、「磁場帰り」の人が無意識の領域に起こったことを「思い出す」ことと似ています。違うことなのですが、労力においては似ています。
【16995】
根石さん、村田さん 投稿者:小川 投稿日:2010年 7月 6日(火)01時42分6秒
村田さんのコーチと根石さんの突っ込みをもっとじっくり見学していたかったのですが、猫は騒ぐわ、夫は帰宅するわ、息子はグズるわ、で...お茶を飲んで
戻って来たら、根石さんも投稿されていて、また夜更かしになってしまいました。
クラプトンは天才ギタリストだそうですから、ギターネイティブですわね。
自分の学習過程を思い出すことは大切だと思います。磁場なし女でも「喉元すぎれば熱さ忘れる」で、はて学習過程がどうだったか、忘れてしまっていることも
多いです。磁場帰りも磁場なしも、それぞれに自分の学習過程を掘り起こさないとあきませんねんね。
【16996】
村田さん 投稿者:小川 投稿日:2010年 7月 6日(火)01時47分29秒
キリピーさんとちよさんの「つなげる」練習の激しさに比べて、私達のはゆるすぎるようです。明日は気合いいれて回転させておきますね。
ではお休みなさい。
【17000】
根石さん 投稿者:チョコ 投稿日:2010年 7月 6日(火)14時42分57秒
最近の次男をみると、自分ができないところに自分でフォーカスを当てて、自虐的になっているように見えます。
レッスン中、すごくイライラして涙目になっていることもあります。誰かと自分を比べたい時期なのか?とも思います。
レッスンで聞くだけになると「自分はできないから見放されたのでは?」と思うかもしれないので決められないでいます。
もしかしたら根石さんと一対一の方が比べる相手が見えなくていいのかもしれません。
本人に話してみます。すみませんが暫く時間をください。