【14501】
村田君 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 7月28日(火)03時54分59秒
ももこさんにお渡しするデータをこの掲示板に自分で書いてみて下さい。
私がやればやれないことはないのですが、素読舎内部の者として、村田君に書いてもらいたいと思います。
お目付役をやってくれる人は、この掲示板に何人もいますので、まず原データを提示して下さい。
【14502】
ももこさん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 7月28日(火)04時05分38秒
>塾生の勧誘ですか?それは通塾の生徒も含みますか?
「スカイプ(電話)でレッスン」の生徒の募集は、ぼちぼちでいきたいと思っています。
8月初頭から再び空き枠が埋まります。その後やめてしまう人が出なければ、そして、数ヶ月後に、「小学高学年二人」で一枠が埋まれば、江戸の母さんと月
曜のMさんと組んでいただこうと予定しています。村田君は、「飛び石進級」で他の人と組んでもらい、そこから、「渡り鳥」をやってもらう予定です。
Jackie さんが戻られたら、Jackie
さんにも「渡り鳥」をやってもらう予定です。渡り鳥というのは、実力が備わっているので、どんどん「飛び石進級」のできる人のことです。
通塾の生徒は、もっと欲しいと願っていますが、この掲示板でごらんの通り、私は非常に頑固で、地元から嫌われてしまいました。
ホームページには、私の住む地域の人たちが読んで、素読舎を単に嫌えば済むことじゃないとわかるような記事が蓄積されることを願っています。そういう記
事があれば、私と村田君で、ビラを作り、ポスティングをすることができます。しんねりむっつり根回しばっかやっている千曲市あるいは、千曲市鋳物師屋の
横っつらを張ってやりたいもんです。
【14504】
小麦畑と素読 投稿者:江戸の母 投稿日:2009年 7月28日(火)04時15分28秒
振り仮名の件、了解です。やってみます。
簡単な根回しで、子供へのストレスがなくなるなら、よいですよね。
小麦畑と素読 って実は私のHPの裏タイトル(?)なんですよ。
(誰も見れないと思いますが)
小麦の収穫、単独で参加とのことですが、これは・・・5分でも姿が見えなくなると泣いて母を探す子供たち・・・う〜ん、ちょっとまだ難しいですね。緑の穂
もきれいですけど、黄金も良いですよね〜申し訳ないですが・・・まだ下の子がちっちゃいので、あまり当てにしないでいてください。小麦フェチは変わりませ
んが。
素読レッスン、あらためてよろしくお願いします!
ももこさん
そうなんですよ〜全然進まないんですが^^
熟生が選ぶ!って私も考えました。これをねむらせちゃ〜もったいないってのが
ありますよ。2002年から(もっと前からですか?)根石さんは「いつも喧嘩してる」だったのか〜。それを評価する人もすごいし、喧嘩してる根石さんも、
すごい。
喧嘩って、簡単なようで、できないですよね!
単に「自己主張を押し付ける」ならできますけど。
ハイハイ絶対服従してね〜てなね。
コミュニケーション断絶するのではなくて、逆に
対話の続くものが喧嘩だとも、思いますけど、どですかね?
【14505】
結局寝れなかったので・・・ 投稿者:ももこ 投稿日:2009年 7月28日(火)06時42分13秒
こちらに投稿していますが、ホームページ作成編集室の掲示板に投稿したほうがよろしければそちらに移りますのでご指示くださいませ。
先ほどの投稿を練り直しサイトマップを作ってみました。
「ここはいらない」「ここは入れたい」という部分がありましたらコメントお願いします。
問題がなければレイアウトに入ります。
○印があるところの文章がほしいです。(もしくはこれからサイトから拾います)またサンプルで入れられそうな文章は試しに書いてみました。
よろしくお願いします。写真もお願いします。
タイトルバー(ブラウザの青い部分の文字)
素読舎 以外に何を入れますか。英語独学 とか 英語勉強法 とか
あまり多くならない程度に入れてもいいと思います。
タイトル
シンプルに「素読舎」でいいでしょうか
素読舎とは
○素読舎とはこういった場所です
○こういう人を育てたい
○こういう場所にしたい
○塾長紹介(含む著書紹介)
○運営責任者紹介
○沿革
○素読舎が提唱している英語学習法について
どうして「素読」舎なの?素読とは?
○素読舎が素読である理由(塾のコメント)
○私が「素読舎」を選んだ理由(レッスン生コメント)
通塾レッスン 素読舎
○こういった方がレッスンされています。
○レッスンされている方の目標・目的
普段の素読舎
○タイムテーブル
○レッスン内容
○レッスン中の様子
○レッスン曜日・時間・費用
○住所・電話番号・地図(リンク)
○レッスン生の体験談・報告
問い合わせメールフォーム
オンライン素読舎「skype(スカイプ)/電話でレッスン」
○こんな方がレッスンされています。
○レッスンされている方の目標・目的
○レッスン内容
レッスン場所(サンプル文章)
(素読舎とスカイプでつなぎます。
※電話かスカイプがつながればどこでもレッスンができます)
※skype(スカイプ)
インターネットを使い無料で通話ができるソフトです。
ヘッドセット、もしくはマイクが必要となります。
レッスンではwebカメラは使用しません。
(skypeへリンク)
※電話利用の際の通話料金について
固定電話への発信は素読舎から行います。通話料は無料です。
固定電話以外の場合の通話料はレッスン生の負担となります。
詳しくはお問い合わせください。
大人向けテキスト紹介(サンプル文章)
ほんの少し紹介(新出の文1〜3個分)
レッスンはじめ・・・(数行目くらい)
新しく見る文章が多く、発音も治すところがあると思いますので
がんばりどころです。
だんだんこんな感じになります(1万行目くらい)
頭の中に参照する例文のデータベースが出来上上がっていくようで、
今まで学習した内容とリンクできて行きます。「復習範囲を手放さない」
という根石塾長の指導が徹底されたテキストとなっています。
他こちらには書ききれないほどの工夫があり
実際にレッスンで使用し体験すると隠された工夫に驚かれると思います。
逆に言うと体験しないとわからないテキストかもしれません。
オンライン素読舎「skypeでレッスン」は現在塾長と
マンツーマンもしくは1対2のレッスンとなっています。
レッスン枠に限りがあり、塾生間でのレッスン調整の後受講開始
となります。
掲示板「大風呂敷」もしくはメールフォームにてお問い合わせください。
○レッスン生・親御さんの体験談
○塾生サイトリンク(スクリーンショットもしくはアイコン)
○学年一番プロジェクト(思いつきで追加)
大風呂敷リンク
問い合わせリンク
○特定商取引法に基づく表記
【14506】
ももこさん 根石さん 投稿者:村田晴彦 投稿日:2009年 7月28日(火)09時48分2秒
ももこさん
こういうふうに分析したことがありませんでしたので、ほんとに目から鱗です。
5w1hのデータは、根石さんの言うとおり、まず「大風呂敷」にアップしてから送らせていただきます。
サーバは無料で容量無制限ということから忍者にしましたが、いいところがありましたら移動してもいいと思います。
メールアドレスは控えました。
根石さん
原データの件、やらせていただきます。
本当に勉強になります。
【14508】
ちょっと考えた「無、ゆえに在るだけ」 投稿者:足立和夫 投稿日:2009年 7月28日(火)18時46分38秒
「無いものは無く、在るものは在る」と古代ギリシャの哲学者は喝破した。
一見あたりまえのことを、その意味するところを捉え直して示したのだが、
この言葉だけでは、わかってる人だけにしかわからないと、わたしは考えた。
なので言い換えると、
「無はないことだ。それゆえ、すべては、在ることだけである」と。
物質的ないいかたをすれば、存在しているものだけしかないのである。
無はないのであるから。
空間は広がりが在るので、無ではない。
無が在るかのような言い方をするのは間違いなのである。
無はないのだから。
在ることは、在ることからしか現れない。無から現れることはない。
したがって、宇宙は無から起こったのではない。
未知の存在から起こったのだ、と言える。
となれば、ひとつだけとは限らない。
ほかにも別の宇宙があるかもしれない。
よって、よく考えると、在ることには起源がない、という結論が導かれる。
どれほど時間を遡っても存在はあったのだ。
存在には始まりがないということだ。
けれども、「わたし」は死ぬと無くなるので、
存在は無になる可能性があると言える。
(メモゆえに言葉は厳密ではありません。悪しからず。)
【14509】
根石さん・村田さん 投稿者:ももこ 投稿日:2009年 7月28日(火)23時34分33秒
(あくまで下に書いたページが終わってからなのです が・・・・)
http://f44.aaa.livedoor.jp/~sodoku/index.htm
こちらのURLのもので根石さんが大盤振る舞いしている教材・理論はそのまま新しいページに移しても構いませんか?
新しいページは村田さんが書き下ろしてくださるとのことですので、
・塾長対談
・塾長エッセイ
・教材ダウンロード
などページタイトルは振り分けたいと思っています。もしくは「塾長の部屋」とトップページから分けてしまうかもしれません。(HPのタイトルが「素読舎・
根石吉久」だったのでいいかなぁと思っています。)
いかがでしょうか?
追伸:村田さんへ大まかなレイアウトをメールにてお知らせしてあります。
【14511】
ももこさん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 7月29日(水)02時39分59秒
教材づくりをして、他のことに手をつけられませんでした。
>こちらのURLのもので根石さんが大盤振る舞いしている教材・理論はそのまま新しいページに移しても構いませんか?
古いデータがそのままになっていますので、ここにあるものは、いずれ移すということでお願いします。この掲示板の皆さんが読んで下さって、これは移した
方がいいと言ってくださった記事があれば、読み直して、古いデータを直して移植しようと思います。
>新しいページは村田さんが書き下ろしてくださるとのことですので、
というか、5w1hに関する基礎データを書いてもらうということです。私も眼を通してチェックしたいと思っています。
>(HPのタイトルが「素読舎・根石吉久」だったのでいいかなぁと思っています。)
この「素読舎・根石吉久」というのにこだわらないで下さるようお願いします。これは、私が一人で作ったものでもあり、「電話でレッスン」も始まっていな
いか、始まったばかりのもので、レッスンはまったく一人でやっていたために、こんなタイトルになっています。今後は、コーチが育てば、複数の人のための
ホームページになりますので、「根石吉久」は外して、「素読舎」だけのタイトルでお願いしたいと思っています。
>追伸:村田さんへ大まかなレイアウトをメールにてお知らせしてあります。
ありがとうございます。今日、メールソフトの設定をやりなおしていて、村田君からのメールを紛失してしまいました。明日以後、見せてもらうことになると
思います。
【14514】
お忙しい中ありがとうございます 投稿者:ももこ 投稿日:2009年 7月29日(水)04時57分12秒
村田さん、根石さんありがとうございます。
村田さんは基礎データを書いてくださること
タイトルは 「素読舎」 だけ(=根石さんのお名前と併記しないという)ということ
古いページのものは場合によっては新しいページに追加される(拡張の可能性がある)ということ
過去ログに関しては個人的な分類も採用していただける。<hr>タグを必ずつけること
以上の件かしこまりました。
しばらく無職でいるかと思いきやちょっぴりお仕事が入ったので比較的時間のある夏休み中に私一人でできる分は用意をしようと思います。
(HPの立ち上げ・リニューアルは集中して形にしないと途中で止まってしまう事例を数例みているため)
HPに関しては本業ではないのでクオリティが低いかもしれませんが、できるだけ努力したいと思います。いい機会だと思っていろいろ勉強させていただこうと
思います。
HP作成の勉強と語学について学べそうでわくわくします。
【14515】
みなさんへ 投稿者:吉 投稿日:2009年 7月29日(水)07時12分34秒
う〜〜〜ん、盛り上がってきて、読んでいてワクワクしてきますね♪
HP。 ももこさんと村田さんで、大まかな枠組みを作ってしまえば、あとは内容を充実させていたくだけですからね。
最初のとっかかりが大変でしょうが、踏ん張ってください、、ももこさん、、村田さん。
自分のHPもきちんと管理しなければ、、と、なんて言うんだっけ、、、「感奮興起」だっけな、、(そうでした)、、
自分もチンタラやってられね〜な〜という気分になってまいりました。 刺激をうけます。
みなさんへ
連絡: 盛り上がっている中スミマセンが、うちら家族は、毎年恒例のキャンプ生活に
本日より入ります。 パソコンやら携帯やらとも縁を切りますので、呼びかけられても
週末過ぎまでお返事できません。 あしからず、、。
根石さん、
> だって、吉さんの語学論の根は奥さんにあるみたいに思うんですがね。
> 奥さんがいなかったら、吉さんも語学論なんかに眼を向けなかったのじゃないか、と。
> あるいは、奥さんの息子さんに対する思いと考えがなかったら、と。
> 吉さんに語学論の根をもたらした人は、コーチに向いているのです。
これは、まったくその通りです。 ま、このあたりのお話は、来週火曜日にスカイプで、、、
前日、当日に、掲示板から「8月4日、、スカイプ・・約束・・夜9時半」と書き込みします!
村田さん、
なんだか「素読舎」が、大きく動いている感じでワクワクしてきますね。
ここまで、はっきりっと意識できるチャンスって、めったにないです。
他人事(村田さんごと)で申し訳ないですが、何か大きく行動するなら「今」だと思います。
スカイプでお話することで、刺激になるのならお付き合いいたします。 応援いたします。
ももこさんの存在はでかいですよね〜。
僕からも「ありがとう」と言わせてください、、ももこさん。
素読舎のHPと、宣伝部隊(ブログやその他)、、そして、村田さんが「つながり」を意識する、、
らくださんが論点を修正してくれて、NaimaさんとJackieさんが、コーチ候補で戻り、
ママさんコーチが数人育てば、、、、う〜〜む、、ステキ。
根石さんには、まとまった「論」を書ける時に書いてもらう。 フアンとしては、これは読みたい!
はて? 僕はどこで立ち回ろうかな〜〜〜。
「日本人の英語を育てたい」・・・根石さん、あらためましてよろしくお願いします。
それでは、行ってまいりま〜〜す。
【14516】
村田君 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 7月29日(水)23時04分12秒
>それから、別件ですが、「蛸足日録」のリンクは2006年の記事に飛んでしまいます。「子子子」のブログから飛ぶとリンク切れになっています。「蛸足日
録」のトップぺージのurlを教えてください。
2006年の記事がどうして最初に表示されるのか、自分でもわからないでいます。
多分、2006年の記事が表示されるところがトップページになっているのだと思いますが、どこをどう設定したからこうなっているのか、わからないままで
す。今度、家に来たとき、見てくれませんか。
子子子からのリンク切れについては、娘に言っておきます。
だけど、これ、娘の設定がおかしいんじゃなくて、私のブログの設定がおかしいからかもしれません。
もう、コンピューター関係の設定はめんどうでめんどうで。
MS−DOSのころはなんであんなに面白がれたんだろうと思います。
ウインドウズはいじっていてもつまらない。
【14523】
エンジンフル稼働 投稿者:江戸の母 投稿日:2009年 7月30日(木)12時16分38秒
ももこさん、素晴らしい!
HPの作り方 参考になります。伝えたいことをどうやってまとめていくか
「腕」と「センス」が問われますね。
吉さんの言葉を借りれば
>なんだか「素読舎」が、大きく動いている感じでワクワクしてきますね
うんうん。根石さんのおうちの横にあったジープ、子供達が廃屋として
楽しんでいましたが、あれが始動するかんじ!?なんて言ったら失礼千万ですが
皆さんの力で、きっと、動きますよ。何万馬力もの力を持ってますよ。
そして、ぴかぴかに磨いてかっこよく千曲川河川を暴走しますよ♪
私も何かできることがあったらお手伝いしますね。こうだったらいいな♪という案は
あるので、「ひらめき」だけはたくさんあります。ただ、ばてばてで時間がとれなくて。
腱鞘炎寸前かも?
根石さん
「怪傑ハリマオ」を村田さんから一足お先にいただきました。ありがとうございます。
知人・友達にも読んでもらいたいので、もう少しいただいて良いですか?
送料と「定価 一財産」(!)は、後ほどまた・・・
【14529】
ももこさん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 7月31日(金)10時39分0秒
「蛸足日録」へのリンクの件で、ご協力いただきありがとうございました。
ホームページ用のデータは、村田君に「大風呂敷」に書いてもらうよう頼んであります。
こういうデータも加えたらどうかというようなご意見がありましたら、常連の皆さんにもご協力を願いたいと思います。
「大風呂敷」上で練った上で、Goのサインは私が出しますので、サインが出たものをももこさんに使っていただくということでお願いします。
じきに忘れると思いますので、メモを付け加えます。
非常に乱雑な私の仕事机の写真を載せるのはどうか。ここにこんなふうに座って、「スカイプ(電話)でレッスン」をやってるんだなというのがわかるかと思
います。
【14531】
根石さん ももこさん 皆様 投稿者:村田晴彦 投稿日:2009年 7月31日(金)13時04分51秒
根石さんと村田のプロフィールです。
ご意見よろしくお願いします。
=================
根石吉久
1951年長野県生まれ。一浪の後早稲田大学文学部入学。卒業後、家庭教師をした後、塾を開く。
当初から黒板を使わず、声を出して読むことに集中する塾だった。
1985年(?)ロンドン短期留学。その体験を「たごさくえーご宣言」として出版。
MS-DOS時代の「友子の情報」に出会うことにより、自分の思い描いていた理想の教材作りを開始。
2000年5月 小学館文庫より「英語どんでんがえしのやっつけ方」出版。
その後、語学論の掲示板「大風呂敷」を立ち上げ、「磁場論」を展開。
遠く離れた地域の人にも素読舎のレッスンが受けられるように、「電話でレッスンを開始」。
初心者(5歳児〜)から上級者までの内容を、連続させつつ一つに統合する、素読舎教材の集大成となる教材を執筆中。
村田晴彦
1966年長野県生まれ。浪人時代に「英語どんでんがえしのやっつけ方」の前身となる「英語のやっつけ方」に出会う。「英語のやっつけ方」に感銘を受け、
「電圧装置」を実践し、明治大学法学部入学。卒業後、会社員時代を経て、家庭教師をした後、素読舎に入門。素読舎戸倉分室を開き、現在に至る。
=================
【14532】
HPに関していろいろ 投稿者:ももこ 投稿日:2009年 7月31日(金)14時10分4秒
吉さん
とんでもないです〜。
好きにいろいろさせてもらっているのでありがたいです^^。
江戸の母さん
すばらしいだなんて。。。5W1Hは中学の時の作文指導を受けたときの受け売りですから・・・^^;腕もセンスもないのですが、そのあたりは皆さんにお助
けいただけると思っていま〜す。
根石さん・村田さん
いろいろとお忙しい中、お疲れ様です。
元データの作成もありがたいのですが、大枠の方を先に固めていただけると助かります。(サイトマップが先にできればページ数やデザインなども固められます
ので。)もしよろしければご検討をお願いします。
蛸足日録のほうの写真をブログからダウンロードして少し明るくしてみました。(といっても自動修正ワンクリックしただけなのですが・・・)明るさ・大きさ
をこちらの判断でお任せいただけるのであれば、このままブログに素材の写真をアップしていただけれると助かります。(素材の解像度も大きさもそんなに高く
する必要はないと思いますので)よろしくお願いします。
皆様
私実は文章のセンスがないので、文章に関しては皆様にコメントをいただけると助かります。
【14536】
HP作成委員よりみなさまへ 投稿者:ももこ 投稿日:2009年 8月 1日(土)02時45分41秒
HP作成委員(勝手に命名)のももこです。蒸し暑い日々ですが いかがおすごしですか?
ここ数日の連続投稿によりお気づきかとは思いますが、HPリニューアル作業に入っています。
そこで皆様にアンケートにお答えいただき、HPに載せたいと考えています。掲示板にこのまま投稿していただくか、もしくは
momonga919@gmail.comまでメールをいただければと存じます。どうぞよろしくお願いします。
アンケート内容
○お名前(イニシャルでも、HNでもかまいません)
○練習している方の目標・目的をお聞かせください。
○素読舎を選んだ理由はどのようなものですか?
○子どものために素読舎を選んだ理由はどのようなものですか?(お子さんが生徒さんの場合)
○素読舎のレッスンを使ったら、こんなことが起こったというエピソードをお聞かせください。
○私の英語、こんなふうに変わった!というエピソードをお聞かせください。
(具体的なものでも、個人的な感覚でもかまいません。些細なことでもかまいませんのでぜひお聞かせください)
すべてお答えいただけるととってもうれしいですが、一部でもかまいません。
どうぞご協力をお願い申し上げます。
【14537】
江戸の母さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 8月 1日(土)03時45分7秒
>うんうん。根石さんのおうちの横にあったジープ、子供達が廃 屋として
楽しんでいましたが、あれが始動するかんじ!?なんて言ったら失礼千万ですが
皆さんの力で、きっと、動きますよ。何万馬力もの力を持ってますよ。
もし来年遊びに来られたら、ジープに無断で入らないように子供たちに言っておいて下さい。
あの中には、アシナガバチがいくつも巣を作っています。
今年の春、どうして子供たちが刺されなかったのか、不思議でなりません。
小麦脱穀のお手伝いをいただくことについて。
私の畑の隣に畑からはよく見えない川が流れています。
お母さんが小麦の脱穀をしている間に子供の脱出があり、川に流されることが心配です。私は流されたことがありませんが、泥深いかもしれない。
また、脱穀は実に単調で退屈な作業ですから、子供たちがじっとやっていてくれるとは考えられません。
そのため、単身でお手伝い願いたいと書きました。
もう少し、子供たちが大きくなった頃の方がいいと思います。
【14550】
根石さん 村田さん 投稿者:江戸の母 投稿日:2009年 8月 2日(日)01時22分18秒
今日はレッスンありがとうございました。
母、初の自分のレッスン。どきどきでした。
振込みとジープの件、了解です^^
母の分の振込みは子供たちのレッスンと同じ日に月初めめやすに、一緒に振り込みます。
よろしくお願いします。
足長蜂の住むジープも了解です。注意いたします。
こちら・・・なかなか石を積んだり、投げたりもなかなか難しい状況なので、子供たちをつれて
いったらやはり河川にほうっておいたら数時間は遊んでると思いますが、落ちたら怖いですね。まだまだ注意が必要です。
初回レッスンの感想ですが、忘れないうちに。
テキストの読み方に慣れなくて、どこやってるんだろう〜〜とオロオロしてしまいました。
でも、だいぶ慣れてきました。レッスン前は子供たちみたく全文読むのかななんて、思ってました(汗)それにしても、全然バリバリ日本人発音の英語でお
恥ずかしい(汗汗)なおしがいのある生徒ということで自信を持ちます(><)
今日のレッスンの最後の文章で、自分の中で区切り方が、「あっ」って感じで落ちてきた気がしました。それまでも〜〜〜無我夢中で^^ 『テキストに隠され
た工夫』ちょっと垣間見た気がしました。次回はなんか録音手段を考えておきます。
ちなみに、レッスンの先輩である息子のコメントは「ママ、怒られた?」と「何行目やってるの?」デシタ
いや、別に起こられては無いよ^^ あと、同じテキストじゃないからさ・・・
そして子供たちと布団でお経のように「incredible」を唱えながら、眠りましたzzz
村田さんの声が、まるでスーツ姿のようで別人のようでした!(これは後で削除します・・・)
ところで8月1日付けの朝日新聞朝刊15面に斉藤兆史(よしふみ)のインタビューが載っていました。「学校で「使える英語」なんて幻想だ」中学・高校で教
えるべきは文法と訳読。明治以来、基本は同じ。というタイトルで「会話中心の英語教育」に移り行く時代に対して、英語学者の斉藤氏が「待った」をかけると
いう内容です。これほど大きく新聞にこの趣旨の記事が載るのは初めてではないかなと、思います。もしお読みでなければ、ファックスさせてください。
【14552】
江戸の母さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 8月 2日(日)12時04分35秒
レッスン初回の感想、お書きいただきありがとうございます。
>母の分の振込みは子供たちのレッスンと同じ日に月初めめやすに、一緒に振り込みます。
よろしくお願い致します。
>足長蜂の住むジープも了解です。
春はまだ今年の巣を作ってなかったのかもしれません。今だと、もろやられますね。家の出入り口にでも作られない限り、蜂も薬で殺すことをしませんの
で・・・。
>テキストの読み方に慣れなくて、どこやってるんだろう〜〜とオロオロしてしまいました。
大文字で始まりピリオドで終わる部分、つまり英文まるごとの部分だけをレッスンで扱います。慣れると、英文まるごとの部分だけが目に飛び込んでくるよう
になります。
>それにしても、全然バリバリ日本人発音の英語でお恥ずかしい(汗汗)なおしがいのある生徒ということで自信を持ちます(><)
少しずつ直していきます。とにかくたくさん口を動かして下さい。しばらくの間は、一つの文で一箇所を直すことを基本的な方針としています。
>今日のレッスンの最後の文章で、自分の中で区切り方が、「あっ」って感じで落ちてきた気がしました。それまでも〜〜〜無我夢中で^^ 『テキストに隠さ
れた工夫』ちょっと垣間見た気がしました。次回はなんか録音手段を考えておきます。
録音しておくと、一年後には自分の音が大きく変わっているのがわかると思いますので、録音してみて下さい。うまく録音できていたら、一年後にまた録音し
て、両方をネットの音声ファイルにしてホームページに使わせて下さるとありがたいです。たいてい恥ずかしいからいやだと思われてしまうんですが、実は初心
者、中級者にとって貴重なデータであるはずなんです。
>ちなみに、レッスンの先輩である息子のコメントは「ママ、怒られた?」と「何行目やってるの?」デシタ
いや、別に起こられては無いよ^^ あと、同じテキストじゃないからさ・・・
そして子供たちと布団でお経のように「incredible」を唱えながら、眠りましたzzz
息子さんは、お母さんが初めてのレッスンでおろおろしているのを見て、心配してくれていたんですね。私のレッスンでは、どなたにもあまり説明せず、いき
なりレッスンの実質部分に突入していただきます。二回目以降、レッスンの進め方に関しては一挙に楽になります。音を直すことに集中できるようになります。
>村田さんの声が、まるでスーツ姿のようで別人のようでした!(これは後で削除します・・・)
いやいや、削除しないで下さい。村田君も、素読舎に「入門」した時は、今の江戸の母さんと同じくらいの音でした。私自身が、自分でみつけた「あいうえお
フォニックス」に入門したのが40代だったので、今の音づくりは、素読舎の歴史の中では長さとして半分も占めていません。
なるほど、「スーツ姿」ですか。面白い。
>ところで8月1日付けの朝日新聞朝刊15面に斉藤兆史(よしふみ)のインタビューが載っていました。「学校で「使える英語」なんて幻想だ」中学・高校で
教えるべきは文法と訳読。明治以来、基本は同じ。というタイトルで「会話中心の英語教育」に移り行く時代に対して、英語学者の斉藤氏が「待った」をかける
という内容です。これほど大きく新聞にこの趣旨の記事が載るのは初めてではないかなと、思います。もしお読みでなければ、ファックスさせてください。
できましたら、ポイント部分を引用して、この掲示板に入力していただけるとありがたく思います。「大風呂敷」の読者の方で、朝日新聞に目を通しておられ
ない方はたくさんおられると思いますのでお願いしたいと思います。
斉藤の記事が「文法と訳読」だけをやればいいというものでしたら、斉藤の言っていることは大間違いです。相変わらず、ここには「音づくり」という観点、
「素読」という観点がありません。教室に大勢の「お客さん(落ちこぼれ)」を作り出すだけだとか、音とイメージを合体させる方法がないから、ついに「しゃ
べる英語」や「聞き取る英語」には行き着かないとか、批判点はいくつも思い浮かびます。
斉藤は学校がやれることを最初から限ってしまっています。こういう言説が大手を振り、学校がこういう言説の枠内におさまるのであれば、私たちは税金など
払う義務はないと言えます。
文法を軽視し、語学の言語と生活言語の区別をしない「会話中心の英語教育」が間違っているのは当然ですが、だからといって、「文法と訳読」に戻ればいい
のだと言い出すのは、すでに存在している柴田武史さんの教室や私の素読舎を無視しているから言えるのです。もし斉藤が本職として「英語学者」のつもりな
ら、反動でしかありません。
ポイント部分を引用して下さった後、もしファックスして下さるようなら、記事の全文を読ませていただきます。時間がとれれば、そして、書かれていること
が江戸の母さんがおっしゃっている通りのものなら、斉藤を批判したいと思います。
ファックス番号は家の固定電話と同じですが、ご存知でしたでしょうか。
【14554】
江戸の母さん 投稿者:村田晴彦 投稿日:2009年 8月 2日(日)15時55分0秒
初レッスン、お疲れ様でした。
最初のうちは進み方にとまどうかもしれませんが、すぐに慣れると思います。
これからよろしくお願いします。
私も、始めた頃に自分の声を録音しておいたらよかったと思っています。
自分の音が変わり始めていると自覚したのが、映画「フルメタルジャケット」の技法グラウンドをひとまず終了し、「アリス」の段落単位の技法グラウンドを始
めてからでした。でもテープに録音していれば、最初の頃から音はどんどん変わっていたのが自分でわかったんではないかと思います。
>村田さんの声が、まるでスーツ姿のようで別人のようでした!(これは後で削除します・・・)
削除しないでください。(笑)
【14556】
参考図書 投稿者:らくだ 投稿日:2009年 8月 2日(日)17時20分46秒
江戸の母さんは、斎藤兆史さんに関して何度か触れていらっしゃると思いますが、主旨としては、軽佻浮薄なコミュニケーション至上主義への警鐘としての斎藤
さんの論を評価されてのことと私は読み取っています。違いますか?
確かに根石さんのおっしゃる通り、斎藤さんの論は、「音づくり」について扱いが軽いところがありますが、素読・音読については奨励していると思います。力
点の置き方の問題であって、私は批判されるような論を展開されているとは思っていません。
最近、書店で売れ行き好調の書籍をご紹介しておきます。
『英語授業の心・技・体』靜哲人(研究社)
語学書というより、英語教育関連のコーナーに置かれていながら売れているようですので、英語の先生に購入されているのではないかと思われます。
非常に発音教育に熱心な先生で、クラスルームティーチングにおいて、いかに発音重視の教育をするかについての、さまざまな実践を紹介されています。
ホームページはコチラ↓
http://www2.ipcku.kansai-u.ac.jp/~shizuka/
【14560】
斎藤 兆史氏 投稿者:江戸の母 投稿日:2009年 8月 3日(月)16時44分45秒
らくださん
コメントありがとうございます。そうですね〜〜「軽佻浮薄なコミュニケーション至上主義への警鐘」と、まとめていただいて、ありがとうございます!!「コ
ミュニケーション」もいいと思いますヨ♪確かに、確かに・・・んでも、文科省の行おうとしている方向について、大事なのは「文法」と「発音」〜〜と、斎藤
兆史氏は言い続けていると思います。なかなかめづらしいなぁと思って注目しています。私、ファンなんです!NHK英会話でたまたま見て、発音を大切にして
いるところ、英文学を大切にしているところに惹かれまして^^
今、スクロールして根石さんの発言があることを知りました。
らくださんの引用していただいたHPも、根石さんのカキコミも、まだゆっくり読む時間がありませんが、ありがとうございます。斎藤兆史氏のことは、改めて
書かせていただきますね。
【14562】
江戸の母さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 8月 3日(月)18時08分4秒
今日のレッスンのこと承知しました。
発音と文法を柱にする授業と、文法と訳読を柱にする授業ではまったくものが違います。
斉藤氏が提唱しているのは、いったいどちらなんだろうと思っています。
私は斉藤兆史という人が書いたものを読んだことがありません。発音を軽視して、文法と訳読を柱にしろと本当に言っているのであれば、ふざけんじゃねえよ
と思ったのでした。
【14571】
江戸の母さん 投稿者:らくだ 投稿日:2009年 8月 4日(火)08時43分42秒
>私、ファンなんです!NHK英会話でたまたま見て、発音を大切にしているところ、英文学を大切にしているところに惹かれまして^^
わかりますよ。江戸時代の漢籍の素読を、英語の独習法としての素読につなげたところが斎藤さんの特徴ですね。代表作である
『英語達人列伝』(中公新書)
『英語達人塾』(中公新書)
は私も読みました。ただ、この方の経歴の中に、全くの初心者(中学一年生)を教えたご経験を読み取れないのですよね。「私が40人の中学一年生を相手に教
室で教えるとしたらこうする」というところを語っていただくと興味倍増なのですが。どこかでお書きになっているのをご存知の方がいれば、教えていただきた
いです。
【14576】
らくださん 投稿者:江戸の母 投稿日:2009年 8月 6日(木)05時35分8秒
斉藤兆史ファンといいながら、あまり著作を読んでいない私(> <)
紹介していただいた本も夏休みに入手してみたいです。私が持っているのは「日本語力と英語力」斉藤孝+斉藤兆史(中公新書ラクレ)ですが、ここでは「小学
校からの『英語会話ごっこ』を否定し、母語である日本語をしっかりやる。日本語の力がついてきた中学生くらいから英語を基礎からやる」を提言しています。
私も小学校での今のやり方の英語授業には疑問があるので、同感しました。
「中学でどう教えるべきか」について、注目しながら今後読んでみますね。
この本でもそうですが他の100マス計算の影山英の本でも「素読」という言葉が出てきて、おおっと思うのですが、これがいつの間にか「音読」とだぶって、
最後には摩り替わって終わるような気がします。私もまだ素読の入り口に立ったばかりで・・・これから「素読」と「音読」の違いというのも、今後突き詰めた
いです。(決して”掲示板アラシ”を意図してませんが、へんてこりんな発言ばかりして、すみません)
【14577】
根石さん 投稿者:江戸の母 投稿日:2009年 8月 6日(木)06時10分36秒
朝日新聞の斉藤兆史氏の記事抜粋の件、了解しました。
時間を見つけて、作業しますね。
確かにこの記事に「音作り」というキーワードはあるかというと難しいです。
文法・訳読 中心ですね。(訳毒なんて言葉もあるのですね)
でも私の印象はハイトーンのNHK英会話が多い中、淡々と発音記号二つ程を取り上げ
地味に練習させていたのが斉藤兆史氏でして、決して発音を軽視しているとは
思えないのです。(あまりテレビをつけないんで、世間知らずなだけかも!
こういう発音の特集は定期的にあるのかもしれませんが・・・)
>文法を軽視し、語学の言語と生活言語の区別をしない「会話中心の英語教育」が間違っているのは当然ですが、だからといって、「文法と訳読」に戻ればいい
のだと言い出すのは、すでに存在している柴田武史さんの教室や私の素読舎を無視しているから言えるのです。もし斉藤が本職として「英語学者」のつもりな
ら、反動でしかありません。
わかりました。
教師一人vs複数の生徒を大前提とした学校の授業で、できる範囲というのは、「文法」「訳読」までと考えていましたが徹底した「音作り」が必須という「動
き」があれば、文科省を動かせるかもしれませんね。「動き」というのは、適当な表現ではありませんね。うまく思いつきませんが、小学校からの英語、高校で
の英語教育は英語で行うという方針も、どこかからの「動き」があって実現化したものだと思うので。
私、斉藤兆史さんに「素読舎」のことを知ってもらいたいと思っているのです・・・が、もうご存知なのでしょうか。柴田武史さんのことも調べさせていただき
ますね。
おとといになってしまいましたが、個別メールを送りました。お読みいただくだけで結構です。よろしくお願いします。
【14582】
切断読み、はじめてみます。 投稿者:Piggy 投稿日:2009年 8月 8日(土)00時11分11秒
根石さんに切断読みをやってみるように勧められたので、今自分でやっている「枝」の部分の練習に加えるつもりです。それで、まず4月からやってきた「枝」
の概略について書いてみます。特に気になる点などがなかったら、アドバイスいただなくてもまずは切断読みをはじめてみます。「表現のための実践ロイヤル英
文法」を使っています。
1段階目
月のはじめの2週間くらいで約80の例文について、発音や意味に自信が持てない単語は辞書で調べながら回転読みします。文字から目を離して繰り返すところ
まで練習しますが、一週間後くらいに同じ文章にめぐりあった時に、最初はなかなか目を離して繰り返すことができないというくらいの低い完成度です。文法事
項も読みますが、目を通すくらいです。
2段階目
月の半ばに約80の例文を、1つの文につき1つのmp3ファイル、という形で自分で録音して、mp3プレーヤーに入れます。これを聴いて、その後から繰り
返そうとするのですが、ほとんどすべての文章で、最初は何度も聴かないと繰り返せません。1段階目の完成度が低い状態で2段階目にはいっているのが主な原
因でしょうが、それ以外に、繰り返すための「きっかけ」が目から文字で入る時と、耳から音で入る時では、例文への自分の反応が違う気がしておもしろいと
思っています。目から文字で入ったときは軽く通り過ぎたところに、耳から入った時はひっかかったり強い印象をもったりします。月末までに、1回きいて5回
繰り返せるようにします(でも完璧ではない文も3割くらい残ります)。
3段階目
同じく月の半ばに、前の月に2段階目まですんだ約80の例文について、1つの文を日本語、英語の順に録音します。日本語を聴いて、プレーヤーをとめて英語
で言おうとするのですが、ほとんどすべての文章でうまく言えません。でも言えないなりに、最近は口から何かが出てくることが多くなったように思います。時
には口からするすると出てくる単語の固まりがあって、それ以外の部分を訥々と口にして、なんか違うなあと思いながらプレーヤーで英語の部分を聴いてみる
と、なぜかあっている、ということがあります(ひっかかりながら言うと、なめらかに繰り返していた時とものすごく印象が違ったりします。まずはなめらかな
音で自分にしみこませたからでしょうか)。もちろん何とか英語にしてみたけれどもいろいろと違っていた、という時の方が圧倒的に多いです。ここで、2段階
目までは軽く通り過ぎたところに、強い印象を持ったりします。月末までに、日本語で1回きいて英語で5回繰り返せるようにします(でも完璧ではない文も3
割くらい残ります)。
4段階目
7月から復習をはじめました。最初にもどってためしに3段階目をしてみたらすっかりできなくなっているので、1段階目と同じことを繰り返すことにしまし
た。約160の例文について、文字をみながら、そのあと文字から目を離しながらの回転読みをしました。さすがにかなり楽に目を離しての回転読みができまし
た。
以上が現在やっている方法の概略です。全24章のうちで第六章から第十章に手をつけただけですので、もう少し速度をあげたい気持ちになっていました。でも
根石さんに切断読みを勧められたので、ここは落ち着いて、5段階目として切断読みを入れてみようと思っています。2段階目で使った英語だけの録音を使っ
て、聴きながらイメージを動かす、聴いた英文を切断した形で口に出してからイメージを動かす、イメージを動かしながら切断して口に出す、最高速で口に出し
ながらイメージを動かす、といったことをためしてみようと思います。5段階目にどのくらいの力をそそぐか、まだよくわかっていないのですが、もしかしたら
ペースが落ちて月に約80の例文を新しく進めるのは無理になるかもしれないというのが、唯一の心残りです。でもとにかくまずははじめてみます。何か気がつ
いたり、わからないことがあったら書き込みます。
【14583】
Piggy さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 8月 8日(土)16時21分9秒
「枝」というのは、普段の「スカイプでレッスン」を幹とした場合の「枝」の練習ということだと理解しましたが、それでよろしいでしょうか。
「表現のための実践ロイヤル英文法」という本は知りませんが、生徒さん各自の判断で選ばれるのでいいと思っています。
三日ほど日本海へ遊びに行っている間、車の中では、NHKの教育ラジオを聞いておりました。語学の番組が圧倒的に多く、英語の場合は、ある程度レベル分
けしてあるので、番組のテキストを買ってくれば、「枝」の練習に適当なものになるとも思いました。ただ単に放送を聴き続けるというのではなく、「スカイプ
でレッスン」を主体にして、自分なりの方法を編み、「枝」として使う場合には、いい素材になるだろうと思いました。
Piggyさんは「枝」の練習をすでに始めてくださっているわけですので、「表現のための実践ロイヤル英文法」で続けて下さるのがいいと思います。
以前の掲示板の記事で、「英語どんでん返しのやっつけ方」や「大風呂敷」の記事を参考にして、自分なりの「枝」の練習方法を編まれていることがわかりま
したので、レッスン時、少しお聞きしたら、手元に「英語どんでん」がないが、図書館で借りて参照しているとおっしゃられました。「どんでん」をお送りしよ
うと思ったまま、昨日のレッスン時まで、言いだしそびれておりました。今日、お送りしましたので、今後は手元に置いていただき、いろいろ試してみていただ
きたいと思っています。
「1段階目」は字を見ての「回転読み」ととらえましたが、ここでの回転の回数を惜しまないことが大事なコツの一つかと思います。字をみながらの「回転」を
たっぷりやり、自然に「離陸」して、字から離れた「回転」もなめらかにやれるところまで持ち込むといいと思います。
「2段階目」
「強い印象」と言われていることについて、興味を持ちました。多分、音と意味(イメージ」が合体するときの心的な状態を言われているのだと思いました。
レッスンの後のお話では、「イメージ」が「音」に追いつくという言い方をされていたかと思います。その場合ですと、物理的な「音」がすでに存在し、その
直後に心内でそれがイメージ化します。「強い印象」というのは、「イメージ化」がもたらす印象ではないかと思います。
このタイムラグに対して意識的に行う練習が「切断読み」です。「切断読み」では、自分の中で、音とイメージが一体化した「後に」それを外的な「音」とし
て発音するようにします。先に一体化させ、それを「音」にして外化します。慣れれば、瞬間瞬間に、「一体化」→「音」が繰り出せるようになります。
「切断読み」はただ単に切って読むということではありません。「切断読み」のポイントはイメージが生きて動くかどうかにあります。日本語の訳語などを
きっかけ(媒介)にしてイメージを作り、英単語の音そのものと合体させます。そのことで、「相互的瞬間性」を作ります。「相互的瞬間性」は、英単語の音に
応じて瞬間的にイメージが生じる(聞き取る)こと、あるいは、逆にイメージが生じると、それに応じて瞬間的に、英単語が口で発音される(しゃべる)という
ことです。
この関係は、文字とイメージの間にもあります。英単語の綴りに応じて瞬間的にイメージが生じる(読む)ことも、「相互的瞬間性」です。
以上は、単語を単位とした場合の「相互的瞬間性」ですが、「理解」には、数語あるいは文まるごとを単位とした「相互的瞬間性」も働きます。ここで、文法
が媒介にされます。単語単位であろうと、数語、あるいは文まるごと単位であろうと、音とイメージ、あるいは文字(綴り)とイメージの「相互的瞬間性」であ
ることは変わりありません。
書く場面では、考え(イメージ)が生じると、心内で瞬間的に抽象的音声として文を構成し、その後に実際に書くということになるのが見えやすいかもしれま
せん。書く場面では、「しゃべる」過程を内蔵するのが見えやすいと言ってもいいかと思います。
「緩急」という観点から見れば、「切断読み」は「緩」も「急」も含んでいますが、ここのところが「英語どんでん」ではうまく書けていなかったように思い
ます。
「回転読み」は、イメージや意味は棚にあげてしまい、「音」だけの回転のなめらかさを作ります。イメージや意味は棚にあげてしまっていい、というところ
が、原理的には素読と同じです。
なぜ「回転読み」で「自分の最高速度」というものを作るかというと、「切断読み」が「急」に至るための通路を先に作っておく必要があるからです。
イメージ(意味)を絶えずともないながら、「急」であるというのが「切断読み」の完成形ですが、外から見ると「切断」ではなくなっています。切れ目がな
いのだから、「切断読み」ではないとも言えるのですが、「切断」というのは、あくまでもイメージや意味を呼び込むためなので、イメージや意味が動いている
限りは「切断読み」に含めてしまおうかと考えています。しかし、いかにも用語がうまくありません。
「回転読み」の「自分の最高速度」が「切断読み」が歩くための通路になると言いましたが、「切断読み」が歩くための通路とは、そのまま意味やイメージが
歩くための通路でもあります。
「3段階目」の日本語の介在は、通訳などをする予定があるのでなければ、不要かとも思いました。英語だけでイメージが動くようにするには、しばらくの間は
やらない方がいいかもしれません。ここに時間がかかるようでしたら、むしろ、「4段階目」に時間を割く方がいいと思いました。「4段階目」でも日本語を使
うのではなく、自分の声でなめらかに言う英文を一度聞いたら、「切断読み」をされるのがいいと思います。
今、重要なヒントをもらったように思いました。
「切断読み」の後半、まったく文が途切れずに言えているがイメージ(意味)が逃げていない(伴っている)読みのことも、やはり「回転読み」と呼べばいい
と考えました。
これまで、「回転読み」と言ってきたものは、「素読的回転読み」と言えばいいことになります。「素読的」というのは、「意味やイメージが伴わなくてもい
い」ということです。
「素読的回転読み」→「切断読み」→「回転読み」と言うのがいいと思ったのでした。
この場合の「回転読み」というのは、これまでの「回転読み」とは違って、イメージや意味がともなっているもののことです。「切断読み」の後半部分(「切
断」のない「切断読み」)に相当します。
書きかけですが、ひとまず掲載します。
【14584】
根石さん 投稿者:Piggy 投稿日:2009年 8月 8日(土)19時51分8秒
根石さん
「英語どんでん返しのやっつけ方」を送ってくださったとのこと、うれしいです。どうもありがとうございました。
それから「枝」についてはおっしゃるとおりです。以前に「幹」と「枝」の話を根石さんからうかがったのでそのまま書いてしまいましたが、他の方のためにも
ちゃんと書くべきでした。
「1段階目」(回転読み)が足りないというのは、このところ感じていました。「2段階目」での違和感(ひっかかりや強い印象)がおもしろくて、2段階目に
強行突入してしまっていました。それで2段階目に時間がかかるようになり、完成度も落ちてきてしまっていました。自然に「離陸」ということが今は大切だと
いうこと、後の切断読みのために、回転読みで「自分の最高速度」をつくっておくべきだということも書いてくださったので、元にもどって回転読みの全体のな
かでの比重をあげようと思います。
「2段階目」の「強い印象」は、自分でもよくわかりません。「きっかけ」が文字の場合と音の場合と、どうしてこんなに違うのだろう、と不思議な気がしま
す。ただ私は文字を読んできっかけとするよりも、音(この場合は自分の音なのですが)をきいた時の方がイメージが動くような気がするので、おっしゃるよう
に音とイメージの合体と関係があるのかもしれません。
「書く場面では、『しゃべる』過程を内蔵するのが見えやすい」というのも想像できる気がします。どうしても先を急ぎがちで、さっさと本を一冊終わらせたい
と思ってしまうのですが、書くこともいつか取り入れようと思います。
「3段階目」は、言いたいことを英語で口にする、という感覚の一端を味わいたい、という気持ちと、日本語を「きっかけ」にすると、「きっかけ」が文字の場
合や音の場合とまた違ったひっかかりを感じる気がして、やってみました。ただ切断読みをはじめるなら、日本語をきっかけにするのは切断読みの後のように
思っていました。それでおっしゃるように、これはやめておきます。
たくさんのアドバイスをありがとうございました。
【14585】
斉藤兆史氏インタビュー記事抜粋 投稿者:江戸の母 投稿日:2009年 8月 8日(土)22時46分35秒
朝日新聞2009年8月1日版〜抜粋開始〜
タイトル「学校で「使える英語」なんて幻想だ。」
英語は中学と高校で6年、大学を入れると10年も勉強したのに、話せない、使えない。これは日本で生まれ育った多くの人たちに共通の思いだろう。学校英語
が悪い、文法・訳読中心の授業はだめだ、会話をやるべきだ、ということも。(聞き手 編集委員 刀根館正明)*以下「」は斉藤兆史、()は聞き手。
「日本の英語教育の歴史は教授法の変化の歴史。外国から目新しい手法と入れた、でも使えるようにならない、だめだ、変えよ。この繰り返しです。「学校でで
きるはずだ」を前提にするから、現場は右往左往させられてしまう。もうそろそろ、政府も経済界も一般の方々も、学校教育だけでは英語力がつくものではない
と認識してほしい」
(中学・高校ではどういう英語を教えるべきだと思いますか)
「基本です。生徒たちが将来、自分の目的や動機に応じて学習を積み上げていくための土台を作ることに徹底すべきです。文法と訳読の基本を身につけておけ
ば、会話力も高度な運用力も、自分でのばしていくことができる。」
(しかし、学校が、文法と訳読中心だったことに大人世代は「役に立たない」と思っています。)
「では週に数時間、教室で話す聞くを中心にしましょう、みんなでしゃべりましょうとやれば皆さんが期待する英語力がつきますか。子供たちが将来、高度な英
語力を目指そうとしたとき、土台ができているでしょうか。」
「このままでは簡単なことは話せても、高度な英語はわからないという学生が増えるのでは。私は現在の流れに危機感を持っています」
以上
簡単抜粋しました。
斉藤兆史氏については、ちょうど「英語力と日本語力」という斉藤孝との共著本を読んでいた同時期、発音記号を二つずつを取り上げるNHK英会話番組を見て
「あ、この人だ」と、本とテレビで同時に知ったのでした。
なので、著作では「文法・訳読」中心を、テレビでは「発音」をと、力を入れている姿が印象です。どちらも、英語を理解するために、必要だと力を入れている
のが伝わるんですが、ただ、それがどのようにどの段階で結びついていくのかについては、私もまだよくわかりません。
確かに、読み直してみると新聞の記事を読むだけでは、テレビでの「発音重視」していた姿が見えてきません。「発音記号を教えないのも一因でしょう」の一文
と最後に、「素読・音読の勧め」(素読と音読が混在)です。紙面編集の都合もあるでしょうが、もう一声「もう一文」ほしい気がします。
私の解釈では「中学・高校では文法を読める力を培え、そして個人が必要に応じて学習を積み重ねということで、「「発音」を鍛えたい人は(他で)やりなさ
い」ということなのかな〜とも思いますが、本当に一度ご本人に、確認してみたいです。
うちはちょうど子供が小5で英語が週1の科目となる年代なのですが、何をやるのか心配です。やはり「英語って楽しい〜」を目的とした授業になるのかな?2
年やったことが中学での英語と連結しているのかな?中学で習うことでの弊害はないのかな?それよりも、日本語をもっと力を入れてほしいな。算数だって、理
科だって文章を読み込めないと解けないし。とは、切実な感想です。
根石さんへ記事全文を近日中に郵送しますね。
会話中心の英会話学校に多額を投資した経験のある私としましては・・・
あの投資はなんだったんだ!素読舎につぎ込むべきだった!と反省しきりです(><)
育児休暇中からはじめればよかったなぁ〜
【14586】
江戸の母さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 8月 9日(日)02時21分53秒
朝日新聞の抜粋、ありがとうございました。
学校の授業で「使える英語」までもっていく必要はない。それよりもとことん「基礎」をやるべきだという斉藤兆史の主張に、私は基本的に賛成です。大枠で
賛成ですが、その「基礎」の中身が、発音でなく訳読だというところで、私は大いにむかつきます。
「文法と発音」こそが「基礎」という名で呼ばれるべきであり、「文法と訳読」では、「駄目な学校英語」に逆戻りです。「駄目な学校英語」に何一つ肩入れ
する必要はなく、駄目なものは駄目なのです。それは駄目なものとして実際に存在してきました。駄目だと世界が指さしています。忙しいからって、寝ぼけてい
てもらっちゃ困るのです。
いつまでもJenglishなどとアメリカ人なんかにからかわれている時ではありません。
必要なのは、「訳読」なんかではありません。通訳や翻訳家を育てる過程でなら、これは必須項目かもしれませんが、学校でやるべき「基礎」では不要です。
学校では、「訳読」はさっさと滅びなければいけないものです。それなのに、今頃になって、「文法と訳読」などと言い出している。馬鹿を言ってもらっちゃ困
るのですし、寝ぼけていてもらっちゃ困るのです。
影響力のある人が、こういう馬鹿を言い出している。
「英会話」なんかを学校が扱うべきではないというところは賛成です。
「学校教育だけでは英語力がつくものではない」というのも賛成です。
しかし、「文法・訳読」と言い出したところで、斉藤は駄目なのです。
大御所からのコメントなんぞあるわけはないが、書き言葉のいいところは、私がむかついて書いた文がいずれ残ってしまうところにあります。
斉藤が「大風呂敷」など丁寧に読んでいるわけはなかろうが、「訳読」に置き換えるべき練習は、「言いながら書きながら思う」です。
斉藤の論は、イメージを扱えていないところが語学論として二流です。
>では週に数時間、教室で話す聞くを中心にしましょう、みんなでしゃべりましょうとやれば皆さんが期待する英語力がつきますか。子供たちが将来、高度な英
語力を目指そうとしたとき、土台ができているでしょうか。」
この部分が、斉藤が言った最良の部分です。
「訳読」を言い出したところが最悪の部分です。
>確かに、読み直してみると新聞の記事を読むだけでは、テレビでの「発音重視」していた姿が見えてきません。「発音記号を教えないのも一因でしょう」の一
文と最後に、「素読・音読の勧め」(素読と音読が混在)です。紙面編集の都合もあるでしょうが、もう一声「もう一文」ほしい気がします。
「言いながら書きながら思う」を言えないから、こういう右往左往が生じているのです。
>私の解釈では「中学・高校では文法を読める力を培え、そして個人が必要に応じて学習を積み重ねということで、「「発音」を鍛えたい人は(他で)やりなさ
い」ということなのかな〜とも思いますが、本当に一度ご本人に、確認してみたいです。
すでに学校の教室で、まともに発音を扱ったものが存在しています。佐賀県の柴田武史さんの教室です。斉藤は、徐々に、英語教育学会という魔に食われ始め
ているのだと思います。柴田さんが見えないのですから。
私は長年、英語回りは馬鹿ばっかしと放言し続けてきましたが、英語回りは「腐れ」ばっかしと言い直すこともできます。
>それよりも、日本語をもっと力を入れてほしいな。算数だって、理科だって文章を読み込めないと解けないし。とは、切実な感想です。
じゃあ、私が日本語の素読を「スカイプ(電話)でレッスン」で扱った場合に、それに対して、親がお金を払ってくれるだろうかと思い続けてきました。私が
やりたい仕事の一つですが、親のレベルがそういう練習にお金を払うレベルではないので、私は「英語」を扱ってきました。
>根石さんへ記事全文を近日中に郵送しますね。
お手数をおかけして申し訳ありませんが、お盆の休みに読んでみます。
>会話中心の英会話学校に多額を投資した経験のある私としましては・・・
そうでしたか。残念です。
>あの投資はなんだったんだ!素読舎につぎ込むべきだった!と反省しきりです(><)
育児休暇中からはじめればよかったなぁ〜
そうですね。「素読舎につぎ込む」っていう言葉はいい言葉です。
お金をつぎ込んでも、素読舎の場合は、実質が得られます。20万円つぎ込めば、それなりに走る中古の車が手に入り、80万円つぎこめば、それに応じた品
質の車が手に入るのと同じように、素読舎のレッスンなら、実質が手に入ります。ですが、それが目に見えないので、素読舎は日陰者を続けてまいりました。
英会話学校につぎこんだ金は、英会話学校は役に立たないということを知るための金だったと認識していただきたく思います。
【14587】
Piggy さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 8月 9日(日)02時34分56秒
書きかけのものを掲載しましたが、ひとまず実践(実験)して みて下さい。
今後、「素読的回転読み」→「切断読み」→「回転読み」のことは、書き続けていくつもりです。
【14598】
根石さん 投稿者:らくだ 投稿日:2009年 8月 9日(日)22時14分48秒
>学校では、「訳読」はさっさと滅びなければいけないものです。
「訳読」の定義はどのようなものでしょうか。また、学校だけでなく、英語学習のすべての過程において滅びるべきものでしょうか。
【14599】
らくださん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 8月10日(月)00時07分44秒
>「訳読」の定義はどのようなものでしょうか。また、学校だけでなく、英語学習のすべての過程において滅びるべきものでしょうか。
私は「訳読」について定義などを考えたことはありませんでした。私がイメージしているのは、かつて(今でも?)日本全国津々浦々の学校で行われていた
(いる?)英語の授業です。つまり、英文を対象にして、生徒にそれを日本語に訳させるという授業です。もっとひどいものになると、教師が自分で英文を日本
語に訳し、それを生徒に聞かせて授業だとしてしまうものさえあります。
生徒に訳させるにせよ、教師が自分で訳すにせよ、日本語に置き換えることを終着点にしてしまうやり方です。日本語に置き換えて「安心する」やり方です。
このやり方が駄目なのは、生徒にいちいち英文を日本語に置き換える癖をつけることにあります。単語一つでも、英単語に対して日本語の単語を対置する癖を
つけてしまいます。具体的な英単語に対して、具体的な日本語単語を対置する癖がつき、その癖が抜けなくなったら、その人の英語はアウトです。「イメージを
持つことからアウト」になります。そしたら、語学としては全体としてアウトなのです。
具体的な英単語に具体的な日本語単語を対置する、あるいは、それが文単位になって、英文に対して日本語文を対置することをやると、具体的な日本語の単語
や日本語文があるおかげで、日本人は「安心」できてしまい、英単語そのものの「イメージ」を持たないで済ませてしまうことができます。実際、「訳読」に慣
らされた生徒の中には、英単語そのもの(英文そのもの)のイメージなんか持とうとせず、(テストのために)「訳された具体的な日本語」を覚えようとする者
が出てきます。実際に学校の多くの生徒がそういうことをやっています。素読舎でも、入塾間もない子供がそういうことをやるのを何度も見ました。
語学という観点から見るなら、学校がやってきた「訳読」は、それが「柱」とか「基礎」とか「基本」という観念とともに行われるならば犯罪です。英語を
扱っているのに、英単語や英文そのもののイメージを持つことをわざわざ阻害してしまうからです。
私も「訳読」は使うことがあります。生徒がどう文を理解しているかを調べるのに、「訳読」させるのがてっとり早い場面があるので使います。文法の説明を
した後で、「じゃあ、この文を日本語にしてみて」と指示し、文法がどう理解されたか調べるために使うような使い方です。これはあくまでも、生徒の受容力な
どを調べ、その後の練習をどう組み立てるかを考えるためにやるのであって、英文を見たら日本語文を対置する癖をつけるためではありません。一定期間訳読さ
せてみて、語彙力や文法力がどの程度かがわかれば「訳読」は用が済むので、普段の練習では使いません。「発音と文法とインプット」を主体とした普段の練習
があり、「訳読」は練習をどう組み立てるか考えるために使うだけです。特殊な項目に過ぎません。そんなものを「基礎」の項目にしてしまってはいけないので
す。
生徒の中で、イメージがどう動くのか、それが動く様子をリアルタイムで見るなどという方法はありません。「訳読」でもさせてみる以外に、確認の方法はな
いのです。浮木の動きで魚の動きを推し量るような間接的な方法ですが、一応、「訳読」でおおざっぱな「確認」はできます。確認の方法がなければ、生徒を評
価する方法もなくなってしまいますから、「訳読」というのは、生徒を評価するためにあると言って過言ではありません。生徒のためにあるのではなく、学校の
ためにあるのです。成績という序列を生徒に与えるために、「訳読」は役にたちます。日本の学校の英語の授業が、「訳読」に寄りかかってきた根底の理由はそ
れです。
しかし、それを「基礎」とか「基本」の項目にしたら、もうそれで、語学から見たら犯罪なのです。評価に必要な項目は、生徒に力をつける項目と同じである
ことはめったにありません。実際、「訳読」は生徒から本来的な意味での英語力を奪います。(日本語力を養うかもしれません。だから、日本語の教室で「英文
の訳読」をやるのであれば、私に文句はありません。)
中学、高校など、英語の基礎力を養成する過程で、「訳読」を「基本」になどしたら、それはとんでもない大間違いだと私は言っているのです。多くの人がこ
のことは言っていると思いますし、その主張に間違いはないと思っています。
通訳養成、翻訳者養成のような過程では、「訳読」はむしろ必須項目になるだろうということははすでに書きました。しかし、これはもう語学から片足を外側
に踏み出したような場面で、私たちが問題にしている語学の場面ではないと思います。
【14601】
構想 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 8月10日(月)04時11分47秒
今回、ももこさんが中心になって、ホームページのリニューアルが進行していること、そのためのアイディア、提案、要望などがたくさん「編集室」の方に提
示されていることをとてもうれしく思っています。
こういう動きが、「スカイプ(電話)でレッスン」で生じたらすごく面白いことになると思いました。
英語のレッスンをやるのに必要な条件を本当に決定するのは、世の中の多くの人が思いこんでいるのとは違って、いわゆる「英語力」ではないと思っていま
す。
いや、「英語力」は必要です。
でも、それだけでレッスンの実質を作れるわけではない。
アメリカ帰りで、ぺらぺらとよくしゃべり、その目に見える能力を商売に使い、生徒を集めてみたものの、生徒にまるで力がつけられず、だから生徒が減り、
「根石さん、どうすればいいの?」なんて具合に泣きついてくる者がいるのも、「それだけでレッスンの実質を作れるわけではない」ことの証明です。
例えばですが、この場面で私はキリピーのことを思います。
キリピーというのは、私の塾に通って英語を始めた生徒です。英語は嫌いではないのですが、始めた当初、発音がほぼめちゃくちゃ(純然たるカタカナ発音)
でした。大学は出ていないし、高校の時もほとんどまともな練習はしていないものと思われました。そして、同時に始めた同年代の数人の生徒の中で、今でも
レッスンにくらいついて残っているのはキリピー一人だけです。
もう6年か7年、レッスンを受けてくれている生徒です。だけど、まだ「ゴースト・イメージ核受肉教材」で1万6千行くらいしか進んでいません。働きなが
ら、わずかな(失礼!?)給料の中から、私のレッスンにお金を払ってくれています。
キリピーは大学も出ていないし、英検の級も(持っていたとして)多分3級くらいしか持っていないし、トーエックなんか受けたこともないだろうと思います
が、キリピーは「スカイプ(電話)でレッスン」のコーチはやれないのだろうか。
私はやれると思っています。もうしばらく我慢して、3万行を越えるくらいまでレッスンを継続したら、やれると思っています。
もっとも必要なものは、「子供」や「初心者」に対する理解なのです。
極端な対比をここで行います。
強力な英語力を持っているが、「子供」や「初心者」に対する理解の貧弱な人と、英語力は貧弱だが、「子供」や「初心者」に対する理解が強力な(深い)人
と、どっちがコーチとしてふさわしいかという問題を提示してみたいのです。
私の中では最初から結論は出ていて、何のコーチをやるのでも、「子供」や「初心者」に対する理解の深い人がコーチにふさわしい。そういう考えは、ずっと
長いこと私の中にありました。
英語力が足りなければ、そんなものは作ればいい。作って追加すればいい。英語力なんてものはその程度に扱って扱えるものだ。
「子供」や「初心者」に対する理解は、作って作れるものではない。それは気づくか気づかないかが決めるようなところがある。それは、生きた思想を欠いて
ありうるものではないので、人の生きる現場現場で、何をどう生きるかに対して真摯に考えているかどうかで、気づいたり気づかなかったり、生まれたり生まれ
なかったりするものだ。
だから、英語力みたいに作って作れるものではない。
これまでの私の活動を思い返せば、私は営業力がないので、生徒をなかなか集められませんでしたが、もしも、ももこさんが作ってくれるホームページが生徒
獲得のためのパワーを備えることになったら、例えばキリピーはいずれコーチの候補になると考えています。
学歴やら英検の級やら TOEIC
の点数やら英語圏で暮らした経験により「英語がしゃべれます」やら、これら一切合切を、いったんは無化したいという思いが私にはあります。
そこで、キリピーが登場したのです。
高校に行ってもつまらないので、高校の近所のお宮で毎日暇をつぶしていたような、まあ落ちこぼれといえば落ちこぼれのキリピーですが、私のレッスンには
くらいついて離れない。この娘が、コーチをやれないはずはないのだと思っています。
ももこさんが言い出して下さって、現在進行中のホームページリニューアルの動きが、私に「構想しろ」と語りかけてくれているように思うのです。
自分で生徒を集めてくれる営業力は必要ですが、例えば3人の小学高学年の生徒がいて、キリピーが「スカイプ(電話)でレッスン」する場合、どうするの
か。
キリピーは私がこれまでやってきたレッスンをひとまず真似て、泳げないのにいきなり水に飛び込んでじたばたするようにレッスンを始めてしまえばいい。
3ヶ月くらいは、生徒からお金をもらわないでやればいい。(スカイプで)私はレッスンの様子を参観できるので、レッスン後にスカイプの通話から生徒たちが
抜けてから、キリピーと話すことができる。あの場面でああしたのはよかったとか、あの場面であれはまずくねえかとか、話すことができる。つまり、コーチを
育てることができる。(録音係がいて、録音したものをテープ起こししてくれれば、辛口アドバイスをホームページに掲載できる。)
その間もその後も、キリピーは私の「スカイプ(電話)でレッスン」を継続し、自分の英語力を作り、追加を続ける。
4ヶ月目くらいから、生徒3人から一人5千円を納めてもらう。合計1万5千円のうち、半額を私がふんだくる。コーチとして一人前の仕事ができるように
なったら、つまり、(ある程度の)営業力を備え、(ある程度の)英語力を備え、(ある程度の)語学論を書くようになったら、生徒からの全額をキリピーが取
ればいい。それは今私がやっていることと同じことをすることになる。
草の根方式と言えば草の根方式だが、そんな具合にコーチを一人ずつ育てていければ、私(老人)のやる仕事としては面白いものになるかもしれない。
現在、週に3日しかレッスンはしていないし、もうこれ以上やりたくはないと思っている。しかし、コーチをやろうとする人が何人も私の生徒から生まれてく
るなら、もう一日レッスン日を増やすのもいい。百姓仕事や大工仕事(自宅自作)を少し手伝ってもらえれば、レッスン日を増やすこともできるようになるだろ
う。遠方の人には、ホームページ作成に参加してもらえばいい。
コーチをコーチするのは、私の生徒たちには、全部公開でやりたいと思う。
例えばここでキリピーをひきあいに出したが、キリピーはコーチをやる様子も、私からつべこべ言われるのも、コーチをやることを希望する他の生徒たちに聞
かれる(参観される)覚悟が要る。
そして、私にゃそんなことはやれないという思いこみを脱いで、語学論を書き始めることが要る。その全体が、言うなれば「教育」ってことになるかもしれな
い。「教育」なんて言葉は大嫌いだったが、やってみようかと思った瞬間があったので、一応、あくまでも「案」として書いておくことにした。
【14602】
訳読について 投稿者:らくだ 投稿日:2009年 8月10日(月)13時01分23秒
訳読=日本語に置き換えることを終着点にしてしまうやり方
という定義は、おかしいと思います。そう定義しますと、
> 私も「訳読」は使うことがあります。
と矛盾してしまいます。やはりここは、
訳読=英文を日本語に訳すことで意味を確認しつつ読み進めること
ぐらいなのではないかと思います。
そして、私が斎藤兆史さんの著作をいくつか読んだかぎりでは、斎藤さんが「日本語に置き換えることを終着点にしてしまうやり方」を是としているとは思えま
せん。したがって、朝日の記事程度を元にした批判に深入りする事は有益と思いません。斎藤さんを俎上にあげるにしても、他に考えるべきことがあるのではな
いかと思います。
「訳読」について、少し話を進めさせてください。「訳読」を根石さんは使っています。おっしゃる通り個人指導だから有効に使える面があると思います。これ
を教室において30人、40人を相手に効果的に使う方法は無い、したがって「訳読」は個人指導ではOKだが教室ではご法度、という事はできるでしょうか。
また、その場合、個人指導で「訳読」が果たす機能と等価な機能は、教室においては何によって実現可能とお考えでしょうか。
【14603】
どんでん返し 投稿者:江戸の母 投稿日:2009年 8月10日(月)14時07分36秒
斉藤兆史氏への反論について、
ありがとうございます。もうすでに何度もこの掲示板で書いていることかとも存じますが、再び書いていただいてありがとうございます。
また、柴田武史さんを検索して下記のページを見つけ、とても参考になりました。
http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-old&c=e&id=907
そしてさらに検索していたら、なんと、素読舎のページにもあったのですね!”灯台もと暗し”とはこのことぞ。お宝がたくさん眠っているのですね!掘り起こ
せ〜〜
そして、昨日はもくもくと「英語どんでんがえしのやっつけ方」(小学館文庫)(以下、どんでんがえし」も読んでいました。斉藤兆史氏のこの話を経て、そし
て柴田さんのコメントを経て、さらに私も数回ほど素読レッスンを受けたこと、この経験があって、著作「どんでんがえし」の中の言葉がどんどんと入ってくる
ような気がします。
なんというか自分の経験からいうと、今まで「頭でっかち」というか「頭からしか考えてなかった」というか・・・うまくいえませんが、「身体化」「イメー
ジ」「立体化」というのが今の私の中のキーポイントです。
最近のことで、(年に数回だけ仕事で英語に携わるのですが)メールである用件を依頼する文章を作らなくてはいけなかったのですが、やっとのことで作って送
信し、返信のフィリピンの方のメールを見ると、私の作った文と比べ物にならないくらい、優雅なのです。私は「話し言葉」が作れないんですよね。
子供たちがうるさいので、また改めて書きます。とりいそぎ
【14604】
構想 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 8月10日(月)15時34分34秒
昨夜、酒を飲んで「構想」を書いたが、こんなもんじゃ人々に何も伝わりはしないだろうと思い返している。
(例えば)キリピーがコーチ法を練習するあいだ、私は「ふんだくる」が、こういう言い方がよろしくない。こういう言い方には、微生物に対する殺菌剤のよ
うな働きがある。だからといって、砂糖にまぶしたような言い方をやっていく気もない。困ったものだ。
もう一つ別なものを例示してみることにする。
pre-ABCD, ABCDに発音指示も書き込む。(教材の作り直し)
今のものよりも、乱反射(波状的インプット)の重複の層を厚くする。
この教材を使用する「無料レッスン」は、半年間の期限付きで行う。
生徒がレッスンを継続したい場合は、有料のレッスンになる。
「スカイプ(電話)でレッスン」のコーチをやりたい人は、一年間(半年間×2)、無料レッスンのインターン生となる。インターン生は、語学論を書き継い
でいる人がときどきsuperviseし、アドバイスする。
こうすることで何が生じるのか。
私には、生活を犠牲にしてヴォランティアをやる気はないが、これまでやってきたことには、どこかにヴォランティアめいた要素があった。例えば、私は一枠
1万2千円というお金をいただいてレッスンをしてきたが、この1万2千円は、一枠分の時間の中にあるレッスン自体に対して支払われるものなのか、それ以外
の労働に対しても支払われているものなのかどうか。掲示板で語学論を継続することに対しては支払われているのかいないのか。教材作りの労働に対しては支払
われているのかいないのか。(「ABCD」という教材を使っている生徒には、「イメージ核受肉教材」の13万行台を作成する行為に対して支払っている自覚
はとうてい持てないだろう・・・)こういう点をあえて不明確にしてきたことによって、活動の全体にはどこかにヴォランティアめいた要素が含まれていたと考
えることもできる。レッスンから得られる収入は、いつもかろうじて生活が成り立つ程度であった。
インターンの期間をひとまず「半年間×2回」設けることによって、素読舎に「無料レッスン」という部門ができる。インターン生に対する
superviser
は、「語学論が書ける人」であり、私が全部やる必要はない。私もこれまでのヴォランティアの要素を少し濃くすることでやれないことはない。つまり、「ふん
だくる」ことをやらないで supervise することはできるのではないか。
「無料レッスン」という部門ができ、その門が開くなら、この門から素読舎の方法の普及が始まるのではないか。素読が現代の日本に根付く可能性が芽を吹く
のではないか。
これとは別に、「自習室」を設置するのもいい。
インターンを終了し、コーチを始めた人を中心に、(有料コースの)「もっとやりたい生徒」が集まって、教材を先に進めるという枠を設置すればいい。こう
いう枠の設置は、コーチ達による完全なヴォランティアによるものとする。(これまで、吉さんがこういう線で動いてくれたことがあったが、その可能性を再度
探ってみること。)
ほとんどすべての政治「運動」に、あるいは戦後民主主義じみたほとんどすべての市民「運動」に対し、ずっと嫌悪を噛みしめてきた。手足の運動も、学生運
動も、運動はみんな嫌いだとにくまれ口を叩いてきた。しかし、柳宗悦の民芸「運動」みたいなものも「運動」であるなら、「運動」を一概に嫌うこともない。
勢力のある幻想や妄想を否定して、前に向かって歩くことが人々の力を集めることができるなら、そこに否定すべきものは何もない。理念がリードすることが可
能であり、人々から内発する動きが時代の先端へ越え出るものであるならば、「運動」もいい。
これは、「日本在住のまま英語を持ち続けるための装置」を一つ作るための「運動」になりうるかもしれない。まだほんの小さな芽であるとしても。
【14616】
らくださん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 8月11日(火)02時28分31秒
>>訳読=日本語に置き換えることを終着点にしてしまうやり方
>という定義は、おかしいと思います。そう定義しますと、
>> 私も「訳読」は使うことがあります。
>と矛盾してしまいます。
この種の矛盾はどうでもいいことです。私は、教科書的公式を作るつもりはないので、表面的論理に矛盾があることはどうでもいいのです。
「訳読」は、私が採用しようが、学校の教室で教師が採用しようが、「日本語に置き換えることを終着点にしてしまう」性質があります。これは、いいか悪い
か以前に、「訳読」が持っている性質です。
だから、私が「訳読」を採用している期間は、「日本語に置き換えることを終着点にしてしまう」性質は生徒に作用を及ぼします。誰がやっても、「訳読」を
やれば、その作用を避けることができません。
問題は、「訳読=悪い作用を持つもの」を、私が使うのであれば、「矛盾じゃないか」というところにありません。「訳読」を「基本」やら「普段の練習の
柱」にしないなら、「訳読」の麻薬的害にやられることはありません。麻薬も少量使うなら薬です。
私の方法の基本は、「音作り=インプット」であり、それに文法理解、発音(音づくり)を噛み合わせたものです。「訳読」は生徒に、文にどういうふうに文
法が働いているのかを理解させるきっかけにしたり、私(コーチ)が、その生徒に対してどういう教材を作るべきかを考えるために採用することがあるに過ぎま
せん。
文法作用を理解する「きっかけ」にしたり、教材を構想するために、ある一定期間(一年を越えないくらい)、「訳読」を採用することがあるにすぎません。
基本は別のものです。
私は、「訳読」を「使う」のです。
ところが、学校が「訳読」」をやると、それを「基本」にしてしまうのです。年がら年中、何年にも渡り、「訳読」ばかりやる教師が出てきてしまいます。
このことを言い換えるなら、「訳読」を常時行う教師は、訳読を使っているのではありません。訳読に「使われている」のです。これはまったくものごとが転
倒してしまっています。
私が「訳読」を「使う」場合、「日本語に置き換えることを終着点にしてしまう」性質には絶えず用心しながら使っています。そして、一定期間しか使わず、
例えば、生徒が文法がどう文に作用しているかを理解する過程を経たら、その後は「訳読」はまったくやりません。具体的な日本語を次第に脱いで、イメージを
英単語(英語)そのものと合体させる過程に入ります。
>やはりここは、
>訳読=英文を日本語に訳すことで意味を確認しつつ読み進めること
>ぐらいなのではないかと思います。
それは、生徒が一人で自分に対して行う練習になると思います。
学校の教室で「訳読」をやった場合は、とうていこんな上等なことは起こりません。
学校の「訳読」なんてものは、授業の形を作るためのものとして長年にわたり機能してきたしろものです。その背後にあるのは、教壇という高み、教員免許と
いう国家のお墨付き権威にすぎません。
「意味を確認しつつ読み進める」ということを経て、「訳読」の正解を言う生徒は一部にいるでしょうが、あくまでも一部です。多くの生徒は、「日本語に置
き換えることを終着点にしてしまう」ということをまともな練習方法として植え付けられ、「訳読」の癖を固定されてしまうのです。そこで、語学が滅びるので
す。
>そして、私が斎藤兆史さんの著作をいくつか読んだかぎりでは、斎藤さんが「日本語に置き換えることを終着点にしてしまうやり方」を是としているとは思え
ません。したがって、朝日の記事程度を元にした批判に深入りする事は有益と思いません。斎藤さんを俎上にあげるにしても、他に考えるべきことがあるのでは
ないかと思います。
斉藤が「訳読」などを「基本」扱いしているのであれば、それを問題にすべきだと思います。そもそも、私は斎藤兆史が売れているという知識はいつのまにか
持っているのですが、斉藤がこれまでに何を言ってきたのかを知りません。読んでいないのです。
多分、江戸の母さんが見られた通り、お人柄がよろしいのでしょう。
しかし、お人柄がどれほどよろしかろうと、「訳読」を「基本」扱いした時点で、私は批判を始めます。
>これを教室において30人、40人を相手に効果的に使う方法は無い、したがって「訳読」は個人指導ではOKだが教室ではご法度、という事はできるでしょ
うか。
個人指導でも、どう「使う」か次第だと思います。ある一定の機能を「使う」ことに自覚的でないなら、個人指導でも「訳読」など扱うべきではないと思いま
す。
>また、その場合、個人指導で「訳読」が果たす機能と等価な機能は、教室においては何によって実現可能とお考えでしょうか。
「言いながら、書きながら、思う」という三位一体を生徒に説明できる言葉を教師が持つことだと思います。しょせん、生徒の体でイメージの動く動態は、
「絶対に」コーチに見えません。だったら、教室なんかでイメージや意味を直接に扱えるなどという妄想は捨てるのがいいと思います。「訳読」は、「直接に」
を実現しません。英語を日本語に置き換えるから「直接に」が壊れるのと、さらにもっと原理的に、生徒の中で動くものを「直接に」知る方法は何ひとつないと
いうことによります。先日書いた通り、「訳読」は浮木釣りにすぎません。
学校の教室は、個々の知識など扱ってべんべんとしているのが駄目なのです。(生徒が)まともに読めもしない文の文法などをくっちゃべっているのが駄目な
のです。生徒が「まともに読めない」以前に、先生自身が「まともに読めない」教室だっていっぱいあるでしょう。
「言いながら、書きながら、思う」でもそれが有効であることを生徒に納得させられるかどうか、なぜ「読めもしないものを書いても駄目」なのかを生徒に納
得させられるかどうか。「音づくり」が最良のインプットの方法だということを生徒に納得させられるかどうか。
理論がはっきりしていて、理にかなうものであれば、やりたい生徒はどんどん自分で練習するでしょう。学校の教師は、語学論を持たなければ駄目だと思いま
す。
そして、語学論こそ、学校から払底しているものです。
学校は、そんなに多くのことをやらなくていい。
それこそ、「基本」をやってもらいたい。
「基本中の基本」が語学論であり、次に「音づくり」であり、まともな音で生徒にインプットされた文に関する文法です。それだけやれば、生徒は自分で練習
する。それだけやっても、練習しない生徒は語学に「縁なき衆生」だから、適当にさっさと卒業させればそれでいい。
語学論を鍛えようとする教師がいったいどれだけいるか。砂浜でゴマ粒を探すような索漠とした気持ちになります。語学論を書けない教師ばかりであるなら
ば、学校は無であり、空であり、実際は「もう終わっている」のです。
【14618】
ももこさん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 8月11日(火)02時48分9秒
>レッスンが終わった箇所を皆さんで復習したらおもしろそうだなぁってふと思いました。
ホームページ作成をやっていただいてお忙しいところ、言いにくいのですが、これ、やられたらどうでしょうか。
私のレッスンは私のレッスンで淡々と進めます。
また、教材はその内部構造として、「絶えざる復習」が行われるようになっています。
この二つの条件があった場合、1万行くらい終わっている生徒さんなら、レッスンが終わった範囲でなく、「先の方」をやっていただいても構いません。一万
行に届かないくらいの生徒さんは「復習範囲」でやってもらうのがいいと思います。
ももこさんと Piggy さんは、ほぼ1万行くらいやってあります。正確には9千600行くらいです。
Piggy
さんに声をかけていただいて、生徒さん二人で、私のレッスンが終わったところから「先」の部分をかわりばんこに読んでもらってかまいません。もし、お二人
に週に一度「自習」の時間がとれれば、教材を進めるスピードは倍になります。これと、7回連続受講による千行ジャンプを組み合わせれば、もっと速く進むよ
うになります。
もしやられる場合は、点線の「上で」自習を中断して下さい。
中断したところの点線の「下の文」を私のレッスン当日言っていただけば、私のレッスンは「自習」でやったところの「先」を扱います。
現在、教材は13万7千行くらいのところを作っています。
「自習」でどんどん先に進めてもらって大丈夫です。
【14619】
江戸の母さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 8月11日(火)03時14分54秒
>「身体化」「イメージ」「立体化」というのが今の私の中の キーポイントです。
肝心なところをつかまえていると思います。
紹介していただいたSSSの掲示板のようなところを読んでみました。
柴田さんは、言っていることがブレない。
言うことの背後にいつも実践がある。
あの人がいいのはそこです。
【14622】
メール転写 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 8月11日(火)16時20分17秒
K様
お問い合わせありがとうございます。
吉さんからメールを転送していただきました。
現在、レッスン枠はすべて埋まっておりますが、小学校高学年の生徒は引き続き
募集しています。
レッスン枠は週一回30分のものが20あります。そのうちの半分以上が、一枠
を二人で使っています。レッスンの代金は、「一枠分の代金として」1万2千円い
ただいています。一人あたりいくらではありません。一枠を二人で使ってもらえる
と、レッスンの効果を落とさずに、月額一人6千円でレッスンが受けることができ
ます。
レッスン枠がすべて埋まっている時に、新たに申し込みがあった場合、組み合わ
せられる生徒さんを組み合わせ、枠を空け、そこに新しい生徒さんに入ってもらう
ようにしています。この調整に時間が必要になることがありますが、その点をあら
かじめご承知願いたく思います。私のレッスンは、今後「二人で一枠」を標準にし
ていく予定です。
組み合わせが可能な生徒さんがいても、作れる空き枠の時間帯が小学生が使えな
い時間帯だったりして、空き枠を作る作業はなかなか難しいものがあります。
「二人で一枠」を使っていただく場合、初めてレッスンを開始される方の場合は、
最初から二人で始めていただくことを希望しています。レッスンを開始して、少し
すれば、もう新たな生徒さんと組み合わせることができなくなってしまいますので、
最初から二人で使っていただくのがいいと思います。もし「一人一枠」で開始され
た場合は、場合によっては数年間、他の人と組み合わせることができないこともあ
りますので、ご承知おきいただきたく思います。
もう何年もレッスンを使って下さっている「つわもの」の生徒さん同士は組み合
わせが簡単ですが、レッスンを開始してしばらくの間の生徒さんは、いったん開始
してしまうと、他の人と組み合わせることができません。小学生の場合は、学年が
違っていても同時に二人で開始していただくのがいいと思います。
長女のお子さんが小6だとのことですが、そのすぐ下のお子さんは何年生でしょ
うか。もし、3年生以上なら、一緒に始めていただくのがいいと考えました。二人
一緒にレッスン開始が可能であれば、臨時に土曜7時半から8時に枠を作り、来月
からでも開始していただけるように致します。
きょうだいで組み合わせができない場合は、新しく小学生からの申し込みがある
まで、レッスン開始をお待ちいただくことはできますでしょうか。「一人一枠」で
いいから早く始めたいというご希望であれば、対処いたします。
土曜8時10分の枠は二月ほど空いておりましたが、今月から二人の大人の方で
埋まりました。まだ始めたばかりなので、しばらくはこのままで使っていてもらお
うと思います。自習をしてもらって、教材を進めるスピードをあげてもらうなどし
て、教材が数千行進んだら、現在の組み合わせを解き、二人の方にそれぞれまた別
の人と組んでいただこうと考えています。その頃に、Kさんのお子さんは、臨時に
使ってもらう7時半の枠から、8時10分の枠に移動してもらうことを考えていま
す。
夜中の12時頃までレッスンしておりますが、小学生に使ってもらえる枠は早い
時間帯になります。ひとまず空けることを予定できるのは、土曜夜8時10分〜4
0分で、そのためには臨時に7時半の枠を作るしかありません。この曜日と時間帯
で、ご都合はいかがでしょうか。ご連絡をお待ちしています。
電話で話させていただいた方が簡単なことも多いので、電話番号を教えていただ
けたら有り難く思います。
どんなふうに新しい生徒さんを受け付けていくかについて、「大風呂敷」の読者
の方に参考になると思いますので、個人情報を伏せた上で、このメールを「大風呂
敷」に転写させていただきたく思います。よろしくお願い致します。
根石吉久
09/08/11
【14624】
スカイプで自習のお勧め 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 8月12日(水)00時27分12秒
生徒さん同士でスカイプを使い、自習を始めていただくことを お勧めします。
昨夜でしたか、ももこさんと Piggy さんとで自習をしてもらうことを提案しましたが、他の生徒さん同士も、どんどん始めてもらおうと考えました。
是非やって欲しいのが、村田君と江戸の母さんの組み合わせで、今日昼間、村田君とスカイプで話し、江戸の母さんに伝えて欲しいと言いました。
テキストの英文まるごとの部分をかわりばんこに次々に「技法グラウンド」で読んで下さい。村田君はコーチの練習を兼ねて、江戸の母さんの「音づくり」を
やって下さい。
これをやってもらえれば、江戸の母さんは、月曜の8時20分のまつさんとの組み合わせが早めに実現します。その時点で、村田君は「渡り鳥」になります。
らくださんの息子さんと、ノンノン母さんの娘さんとで自習をしてもらうのもお勧めできます。
らくださんの息子さんは、6034行まで進んでいます。
ノンノン母さんの娘さんは、4923行まで進んでいます。
自習してもらう場合は、ノンノン母さんの娘さんが、らくださんの息子さんの自習に合わせて下さい。現時点で言えば、ノンノン母さんの娘さんが、6034
行以降を自習でやることになります。自習時間は、何の制限もありません。30分でもいいし、40分でもいいし、1時間でもいいです。ただし、自習は必ず点
線の上で止めて下さい。そうすれば、私の個々のレッスンで、毎回開始する場所を見つけるのが楽です。
らくださんの息子さんは中学2年生、ノンノン母さんの娘さんは中学1年生。ですので、一応、らくださんの息子さんが先輩づらをすることをお奨めします。
【14631】
HPの原稿 チェックよろしくお願いします。 投稿者:村田晴彦 投稿日:2009年 8月12日(水)22時48分43秒
一般の進学塾との違い
◎一般の進学塾
■ネイティヴに通じる音で例文をすらすら読めるようにする練習(=「音づくり」)をしない。
・「音づくり」をしないから、いつまでたってもまともに読めない。
・「音づくり」をしないから、いつまでたっても聞き取れない。
■先生が生徒に黒板を使って説明し、生徒にその場で理解を求める。
■新しい問題を次々に解かせる。
■目先の試験の点数を追い求める。
・点数を取るための知識を詰め込む。
・頭で覚えた知識なので試験が終われば知識を忘れる。
・受験が終われば英語を忘れる。
・試験専用勉強のため、そのままではいつまでたっても使えるようにならない。
◎素読舎
■「音づくり」をする。
・ネイティヴに通じる音で例文をすらすら読めるようにする練習をする。
・「音づくり」=インプットであり、インプットをしなければ使えるようにならない。
・すらすら読めるようになった例文に意味を結びつけながらさらに繰り返し読むことで、音と意味が結びつき、頭でなく身体が例文を覚える。
・いちいち日本語に訳さないで英語を読めるようになっていく。
・ネイティヴの発音を聞き取れるようになっていく。
■素読を原理とした方法なので、黒板を使わず、生徒にその場で理解を求めない。
・素読を原理としているので、その場では意味はわからなくても、意味を宙づりにしたまま、音づくりを先に進めることができる。
・黒板を使わず、その場で理解を求めないので、「電話でレッスン」「スカイプでレッスン」が可能になる。
・教材が独自の構造を持つので結果的に、何百回となく同じ例文を読むことになる。その過程で、わからなかったことが一気にわかる瞬間が来る。
・その後の練習で、わかったことが身体に根付いていく。
・先生に教わるのではなく、自分でわかるようになっていく。
■まともな「練習」をすれば問題を解く必要がなくなる。
・パズルのように問題を解くのではなく、ひたすらインプット(=音づくり)をする。
・インプット(=「音づくり」)をすれば、問題を解く練習をしなくても問題は解けるようになる。
■学年トップがよく出る
・素読舎の塾生は、中間・期末試験ではなく実力テストで高得点を取ることが多い。
■使える英語を手に入れる。
・頭で覚えたのではなく、身体が覚えている英語なので、試験が終わっても忘れない。
・「通じる音」を身につけているので、試験・受験で終わらず、学校以後の英語に直につながる。
【14633】
村田君、編集室への転写依頼 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 8月13日(木)02時18分0秒
素読舎は学校や一般の進学塾とどこが違うのか
◎学校・一般の進学塾
■ネイティヴに通じる音で例文をすらすら読めるようにする練習(=「音づくり」)をしない。
・「音づくり」をしないから、いつまでたってもまともに英語を読めない。
・「音づくり」をしないから、いつまでたっても聞き取れない。
■教師が生徒に黒板を使って説明し、その場で理解を求める。
・教師がその場で理解を求めて、生徒が理解できていない場合、理解できないとはっきり言う生徒はまずいない。生徒が理解できなくても、授業は先に進むか
ら、必然的に「落ちこぼれ」を作り出す。
■新しい問題を次々に解かせる。
・パズルを解くように、問題を扱う癖を作ってしまう。
■目先の試験の点数を追い求める。
・点数を取るための知識を詰め込む。
・頭で覚えた知識なので試験が終わればすぐに忘れる。
・試験専用の勉強のため、そのままではいつまでたっても使える英語にならない。
■勉強して使うエネルギー、勉強に使った時間、お金がみんな無駄になる。
・使える英語に結びつかないのであるから、すべては無駄になる。
◎素読舎
■「音づくり」をする。
・ネイティヴに通じる音で例文をすらすら読めるようになる練習をする。
・「音づくり=インプット」であり、絶えずインプットを継続する。
・いちいち日本語に訳さないで英語が読解できるようになっていく。
・ネイティヴの発音を聞き取れるようになっていく。
■素読を原理とした方法なので、黒板を使わず、生徒にその場で理解を求めない。
・入門者、初心者は、その場では意味はわからなくても、音づくりだけを先に進めることができる。
・教材が独自の構造を持つので、結果的に何百回となく同じ例文を読むことになる。その過程で、わからなかったことが一気にわかる瞬間が来る。
・その場で理解を求めないが、わかるときが来れば、次々とたてつづけにわかり始める。。
・例文に文法理解や意味(イメージ)が結びついて以後、さらに繰り返し読むことで、理解したことや意味(イメージ)が音と一体化して身体に根付いてい
く。
・先生に教わるのではない。自分でわかるようになっていく。
・黒板を使わないので、スカイプ(電話)を使ったレッスンで、十分に力がつけられる。
■問題を解く必要がなくなる。
・パズルのように問題を解くのではなく、ひたすらインプット(=音づくり)をする。
・「インプット=音づくり」をすれば、ことさらに問題を解く練習をしなくても問題は解けるようになる。
■学年トップがよく出る
・学校の教科書に合わせた練習も、授業に合わせた練習も一切やらないが、中間・期末試験でも学年トップがよく出る。実力テストに強く、高校生用の業者模
試で、学年トップになることが多い。
■使える英語につながる
・頭で覚えたのではなく、身体が覚えている英語なので、試験が終わっても簡単には忘れない。
・「通じる音」を身につけているので、試験・受験・学校以後の英語(使うための英語)にそのままつなげられる。
【14635】
さらに「訳読」について 投稿者:らくだ 投稿日:2009年 8月13日(木)12時09分30秒
「おまえ、英文和訳なんて百害あって一利無しだから、絶対やんなよ」
と自信を持って息子に言えるだろうか。少なくとも現時点においては言えないだろう。
ちょっと状況設定してみます。息子が京都大学を志望したとします。京大は難解な英文の和訳をさせることで有名ですね。ちなみに問題は ↓コチラ
http://mainichi.jp/life/edu/exam/daigakubetsu09/graph/kyodai1/eigo/1.html
こういった英文を読みこなし和訳する力を付ける過程で、「訳読」の訓練は一切不要である、と納得させてくれる学習の道筋(教材とその学習の仕方)が示され
れば良いと思っています。
関連して、いくつかの資料を挙げておきます。考える材料です。
まずは、広島大の柳瀬陽介さん
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2008/04/blog-post_07.html
次に鵜沢戸久子さん(柴田さんご推薦のウザワシステム教育研究所)
http://uzawa-system.com/
ブログで斎藤兆史の記事について書かれています。
それから、関西大学の靜哲人さん
http://www2.ipcku.kansai-u.ac.jp/~shizuka/
「Practical
Papers」のコーナーに、いくつか「訳読」についての論考があります。「京大生A君との対話」は、最近話題のご著書『英語授業の心・技・体』の中でも
取り上げていらっしゃいます。
教授法としての「訳読」、学習法としての「訳読」を論じた自由堂さん
http://www5c.biglobe.ne.jp/~jesazuma/
【14639】
らくださん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 8月14日(金)01時10分1秒
>こういった英文を読みこなし和訳する力を付ける過程で、「訳読」の訓練は一切不要である、と納得させてくれる学習の道筋(教材とその学習の仕方)が示さ
れれば良いと思っています。
英文は英文のままイメージにし、日本語にしない。
日本語は日本語で、いい本を読み、自分で考える。
この二つをちゃんとやればいいと思います。
二流か三流(どちらかと言えば三流)の受験校・長野南高校から名古屋大学工学部に入り、京都大学大学院の宇宙工学科だったかに進んだ素読舎の塾生がいま
す。こいつが素読舎で何をやったかを村田君との対談でしゃべった記事がどこかにあったはずだと覚えています。
村田君、ご案内お願いします。
ちなみに、広島大学の柳瀬はとんでもなく思い上がったやつで、私は一度どやしつけ、謝罪させました。
これもどこかに記事があるはずです。
村田君、ご案内お願いします。
娑婆で、英語学習法についてつべこべ言っているのは、たいがいが、アメリカ帰りをステイタスにしてででかいつらをしているやつらばっかしじゃございませ
んか。アメリカ帰りのお人たちには、日本在住のままで英語力をつける方法は本当はわからなくなるのです。彼らが英語をしゃべるのは、彼ら自身の力は半分か
半分以下で、半分か半分以上は英語「磁場」のおかげです。こういう人たちは日本在住のままの英語学習が本当は何にまみれて、どんな泥をかぶって、その中で
どんな宝石を作り出すのががわからないのです。わからなくなるのです。斎藤兆史さんも、見事に「語学論」は二流じゃございませんか。自由堂さんやら、鵜沢
さんやらのことも私はよく知りません。鵜沢さんは、ちゃんと子供に英語力をつける方法は持っているらしく思われますが、「語学論」が書けているのかどう
か。「語学論」という基礎研究をやらずに、磁場帰りがつべこべ言っても、参考にする程度ならいいが、本当に確かな方法にならないと思っています。
「言いながら書きながら思う」という単純明快なことを提唱した人がどなたかいらっしゃいましょうか。この場面を外して、みんな複雑な上等なハウツウを提
示しているだけです。
訳読はやるべきではありません。
英語力は英語力として作り、日本語力は日本語力として作り、自分で考えるなら、日本の大学のどこに受からないというのでしょう。そんな大学はありませ
ん。
【14640】
らくださん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 8月14日(金)02時07分19秒
いくつかのホームページのご紹介をありがとうございました。
柳瀬は反吐が出るので、読みませんでした。
>僕が見てきた,世間で非難されているところの文法訳読法というのは,結局英語教師が高校で生徒に教えるためだけのものであり,彼らにはその文法訳読法を
自分の英語学習に使ったら便利だとか,役に立つとか考えて使っているわけではないのだろう。
自由堂さんが、「英語教師が高校で教えるためだけのもの」と言っているものが、日本の学校で行われている訳読法のほとんどすべてです。先日、私が書いた
「教師が授業の形をつくるためだけのもの」という趣旨も同じことを言ったものです。
のべつまくなし、のんべんだらりん、それが自分にとって一番楽に授業の体裁を作れるという理由で、教師が訳読を採用しつづけることを私は批判していま
す。斎藤兆史の「訳読」も決してこういう堕落を食い止める力を持たないばかりか、こういう堕落した教師どもに「東大教授からのお墨付き」を与えてしまうで
しょう。
生徒が自分で自分に対して行う練習では、訳読をある時期、「媒介」にするのは必要でしょう。それは、文法がどう働くかを理解し、文の意味を理解するのに
必要です。しかし、文法がどう働くかを直感の動き(センス)にまで抽象化すべきですし、それができて以後は、理解した意味を「日本語として結実」させるこ
とは排すべきです。
鵜沢さんは、人あたりのいい文章ばかり書いていますが、本音を言わせれば、斎藤兆史の批判を始めるはずだと思います。みんなお人柄のよろしい人ばかり
で、堕落を堕落のまま放っておくようです。
【14641】
記事の案内 投稿者:村田晴彦 投稿日:2009年 8月14日(金)02時57分24秒
田中君が素読舎で何をやったかについては、こちらの記事を参照 してください。
http://ooburoshiki.yokochou.com/log/12601-12700.html
の「【12603】大学合格対談」
柳瀬さんについては、こちらです。
http://ooburoshiki.yokochou.com/ron/nakaniwa/sakujo.html
「【タイトル】高見さん、有藤さん(1)」以降の記事
【14642】
訳読は必要 投稿者:らくだ 投稿日:2009年 8月14日(金)08時02分28秒
学校の英語教師が「あの手の授業」に終始するならば、それは全 くダメであることは常識であり、いまさら批判も何もありません。
> 生徒が自分で自分に対して行う練習では、訳読をある時期、「媒介」にするのは必要でしょう。
このことが確認されれば、それで良いと思っています。
【14643】
村田さん 投稿者:らくだ 投稿日:2009年 8月14日(金)13時05分28秒
せっかくリンク張っていただいた田中さんの事例ですが、私の質問への回答になっていないと思います。これは成功例ではなく失敗例ではありませんか?
私の質問(質問形式にはしていませんでしたが)は、
>こういった英文(京大の問題のような難解な英文)を読みこなし和訳する力を付ける過程で、「訳読」の訓練は一切不要である、と納得させてくれる学習の道
筋(教材とその学習の仕方)が示されれば良いと思っています。
です。根石さんの回答は
>英語力は英語力として作り、日本語力は日本語力として作り、自分で考えるなら、日本の大学のどこに受からないというのでしょう。そんな大学はありませ
ん。
であり、田中さんの事例の紹介となったわけです。しかし、田中さんご自身が語られているように
>田中 本当は、京大を目指していたんですよ。駿台とか河合の実戦オープン模試があって、入試即応の問題をやったりもしてたんですよ。誰にもそういう情報
は見せずに(笑)
友達には最初の頃、「俺は京大に行く!」と言ってたんですけど、途中でこれはほんとに無理だと思いました。英語にしてもちっとも解けない。
村田 そう?
田中 そうなんですよ。英語は和訳と英作しか出ない。読む量もそんなに多くないけど、自分では難しく感じて。これはいけない、と。
ということですね。この失敗の原因はどこにあったと分析されますか?
【14644】
らくださん 投稿者:村田晴彦 投稿日:2009年 8月14日(金)18時26分56秒
もしも田中君のケースが失敗だとします。
彼は当時の塾の誰よりも激しく練習していたと思うのですが、それでも時間が足りなかったのかもしれません。
また、短期間でやめた日本語の素読を続けていたら、また違ったことになっていたかもしれません。
でも失敗だったんだろうか。私は失敗だったとは思えません。
田中君が、もしも「京大は難解な英文の和訳がメインだから、『技法グラウンド』なんかやってる場合じゃない」と考えて、和訳を中心にやっていたとします。
彼はたぶん、「進学校としては無名の学校から名古屋大学へ合格する」という快挙もなしえなかったでしょう。
彼が素読舎でやっていたことは、ほぼ「音づくり」のみで、それこそが彼の英語の基礎体力を強烈に高めたはずです。和訳は、その枝葉にすぎない。和訳を中心
にしていたらこうはならなかったでしょう。
わたしはその後、彼が京大の大学院に進んだと聞いて、ずっとねらってがんばったんだね、と思いました。「音づくり」を基本とする、という方向性が彼の中に
できていたから、初志貫徹できたんだと想像しています。
【14645】
らくださん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 8月14日(金)19時23分31秒
らくださんは、長野南高校という学校のレベルと名古屋大学だとか京都大学だとかの学校のレベルの「落差」がどれほど大きいのかがおわかりにならないのだ
と思います。
田中が名古屋大学に行くと友達に話したとき、長野南では、多くの生徒が美容師になる学校や調理師になる学校に行くので、「それ何の仕事に就くための学
校?」と聞かれたそうです。各種学校の一つだとしか認識されなかったのです。まあ、語の本来の意味で言えば、名古屋大学だろうが、京都大学だろうが、東京
大学だろうが、みんな「各種」の学校の一つには過ぎないんですが。田中がねらったところは、「受ければ受かる」そんじょそこらの学校だと思われたのです。
田中がいたところは、「進学校」としては底辺校だと思います。
底辺校の生徒が志を持ったとき、どれだけの大きさの落差を登るのかが、らくださんにはおわかりにならないのだと思います。
長野南高校から名古屋大学。
これはそんじょそこらにやたらある事例ではありません。
これが失敗例なら、成功例ってのは何のことでしょうか。
一流高校から、一流大学に入り、アメリカなんぞの一流大学を出て、日本に帰り、でかいつらをすることでしょうか。そんな連中が気にくわないので、私はい
くら疲れても、語学論をやめないのです。
田中が自分で判断して、京都から名古屋に変えた。私は、志望校選びについては、一言も言わなかった。名古屋に変えて田中は合格した。
これのどこが失敗なのでしょうか。
冗談じゃない。
【14646】
素読舎は 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 8月14日(金)19時57分28秒
この世の縛りに風穴をあけることをやってきた。
田中の長野南高校から名古屋大学合格は、いくら長野県の北信地方にしか通用しない話であろうと、気持ちのいい風穴だった。青空が見えたように思った。田
中も京都大学の大学院を出て、娑婆に出たのだから、そうそう青空ってものは見えないようになるだろうが、一度はっきり見た青空は、田中が生きていく上で必
ず力になる。
成功も失敗も糞もあるものか。
生きる力を得たかどうか。
受験なんてものには、その意味しかない。
【14647】
村田君 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 8月14日(金)20時26分1秒
>彼は当時の塾の誰よりも激しく練習していたと思うのですが、それでも時間が足りなかったのかもしれません。
「かもしれません」どころじゃねえんだよ。
確か田中本人から聞いたことだと思うが、あいつは高校に入学したとき、アルファベットもまともに読めなかったんだ。「音」としてまともかどうか以前に、
認知できていない文字がいくつもあったんだ。
「ほぼゼロからの出発」を高校一年の後半に素読舎で始めたんだ。
長野南高校から名古屋大学合格。
これをお前の塾でもう一度やってみせろと言われても、俺にはやれる自信はない。
(無数の)田中一人における「革命」がなければ、そんなことは絶対に成立するものじゃない。
あいつのやったことは、よくある公立中学で学年上位にいる生徒が、東京大学に合格するよりもはるかにずっと難しいことだ。東京大学出の学生がオックス
フォードやらハーバードの大学院を出るよりもずっと難しいことだ。
言っちゃ悪いが、村田君が東京大学に入るよりも、ずっと難しいことなんだ。
それを田中はやったんだ。
人のやったことを「失敗」だなんて言うことほど楽なことはない。そんなものは管理職の病気だと思って間違いはねえのさ。そりゃ、思考の体質が管理職に
なっちまえば、既成の観念を食い破るのはとてつもなく難しいことだ。何が「失敗」かよ。
なんにしろ、長野南高校から名古屋大学だぜ。
田中が名古屋に合格したときの「青天井」の感覚は、俺は今も忘れていない。
ジュンイチローが東大に受かったときよりはるかに強烈だった。
その後二人とも、「会社」なんぞに入っちまったのが気にくわないけど。
そしたら「管理職」だもんな。
受験は詩だな。
【14648】
そもそも京都大学の難問に関して 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 8月14日(金)20時51分54秒
あんな問題は、大学の(一種の)権威付けです。
やってることは、しょせん、得点上位の者から人数分だけ合格者にしているだけのことです。
理解のレベルが高いのでも低いのでも、どのレベルであっても、得点上位の者から人数分だけ合格者にするだけのことなら、楽なもんじゃねえですか。易しい
問題を出そうが、難しい問題を出そうが、そんなことは本質と何の関係もない。どっちにしたって、合格者は作れるし、不合格者も作れる。果たしてどれだけの
京都大学合格者が、あの種の「難問」を「よく理解して回答」しているのかは、絶対に明らかにならない。
むっちゃ易しい問題から徐々に難しくなる問題を1万問出して、さて君は何千問まで回答できるかな、とやっても、英語力のある種のものは測れます。私が
言っている「イメージと文字(音)の同致」のスピードなら、それで測れます。馬鹿らしい能力じゃない。これこそが、日本の「知的階層」が欲しがっている能
力じゃないか。企業も欲しがっている。大学も欲しがっている。
だけど、しょせん「スピード」も「イメージ化」も、舞台の上で踊りを踊っているだけのことです。「イメージ化」によって得たイメージが、自分が生きるこ
とと直結する経路をみつけない限り。
本当は、とても馬鹿らしいことがあるのです。この馬鹿らしさはいまだうまく言えません。
なにが東京大学、けっ。なにが京都大学、へっ。なにが早稲田大学、はっ。何が慶応大学、ふっ。そかそか、忘れちゃいけない、なにがハーバード大学、
かっ。なにがオックスフォード大学、くっ。
こういう、けっ、とか、へっ、とか、はっ、とか、ふっ、はたまた、かっ、くっ、ていう感覚はとても大切なものと思っています。
【14650】
根石さん 投稿者:村田晴彦 投稿日:2009年 8月15日(土)01時30分41秒
根石さんの書いたのを読んで、自分は田中君の突き抜け方、全然書けてねえなあ!と思いました。
>田中が名古屋に合格したときの「青天井」の感覚は、俺は今も忘れていない。
これですよね。
あとね、「そもそも京都大学の難問に関して」は全面的に同意です。
自分でらくださんあてに「京都大学の和訳問題はそもそも英語の本筋とは関係ない」と書こうとして結局書けなかった自分の甘さ、それをかみしめています。
【14653】
村田君 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 8月15日(土)11時39分0秒
>自分でらくださんあてに「京都大学の和訳問題はそもそも英語
の本筋とは関係ない」と書こうとして結局書けなかった自分の甘さ、それをかみしめています。
書くべきだと思います。
あの問題が「わかって解けて満点」だったら、日本だけじゃなく、世界のどの大学でも受かると思いますね。ハーバードだろうが、オックスフォードだろう
が、「試験は水もの」っていう性質は変わりがないので、受かる場合も落ちる場合もあるでしょうが、あの種の問題が「わかって解けて満点」だったら、あの種
の問題を楽に感じるレベルにいるので、狙えば狙えるレベルにいると思います。
こんなものを、日本の高校を出たばかりの生徒の前に置くのは、単に京都大学の見栄です。これを楽に感じるレベルは、(京都)大学に入ってからでも実現す
る学生はごく少数でしょう。
俺も作っている教材に、あの種の文をいずれ採用しようと思いますが、13万行台作ってもいまだ「地盤堅め」をやっている状態です。
【14657】
「訳読」へのお弔い 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 8月18日(火)02時33分45秒
>のべつまくなし、のんべんだらりん、それが自分にとって一番楽に授業の体裁を作れるという理由で、教師が訳読を採用しつづけることを私は批判していま
す。斎藤兆史の「訳読」も決してこういう堕落を食い止める力を持たないばかりか、こういう堕落した教師どもに「東大教授からのお墨付き」を与えてしまうで
しょう。
生徒が自分で自分に対して行う練習では、訳読をある時期、「媒介」にするのは必要でしょう。それは、文法がどう働くかを理解し、文の意味を理解するのに
必要です。しかし、文法がどう働くかを直感の動き(センス)にまで抽象化すべきですし、それができて以後は、理解した意味を「日本語として結実」させるこ
とは排すべきです。
先日こう書いた。
「一番楽に授業の体裁を作れるという理由で、教師が訳読を採用しつづけること」について、「学校の英語教師が「あの手の授業」に終始するならば、それは
全くダメであることは常識であり、いまさら批判も何もありません」とのらくださんのコメントがあった。
本当に、「いまさら批判も何もありませんか」なのだろうか。もしも、学校で今も「あの手の授業」が行われているのであれば、それは批判すべきなのではな
いのか。いくら「批判も何もない」とか「批判するにあたいしない」と自分を高みに置いたところで、それを批判しないのであれば、現実は何一つ変わりはしな
い。
学校がそれを続けているなら、これは単なる税金の無駄づかいでおさまらない。これは、生徒の英語力を作らないばかりか、英語力を壊す行為であり、これに
従順なままでいたら生徒の英語力は駄目になる。こんなものではどうにもなりはしないと生徒が自分で気付くことが一番大事なことだが、それを中学生や高校生
が気づくのは難しいことだ。一応、相手は「先生」であり、一応「尊敬」しなければならないことになっている。「先生」であり、「尊敬」しなければならない
ことになっている人が、とことん駄目なことをやっていると気づき、それを批判し、それに反逆できる生徒は果たして100人に何人いるのか。
私にしたところで、こんなものはとことん駄目と気づいたのは高校二年頃であった。それのどこが駄目なのかを言葉にすることはできなかった。とにかく、こ
れじゃ駄目だとは思っていて、その教師の授業を無視し、英語の授業中は他の科目の勉強をする真似をしていた。英語だって他の科目だって、まともな勉強は高
校在学中はやったことがないのだから、こんな真似をするのはいかにも高校生らしい可愛いしぐさである。他の科目の勉強の真似はしょせん真似だから、ほぼ時
間の無駄になったが、認めるわけにはいかない英語の授業を認めるわけにはいかない。批判に至らなかったのは、その時感じていたことを言葉にできなかったか
らだ。ただそれだけだ。
駄目なものを駄目と見ていたその時の私の眼力を、私は今も少しも否定する気にならない。
批判に至らない、「無言の抵抗」であった。私の父親は、「鋳物師屋のガンジー」と呼ばれているから、私にも多少その性質があるのだろう。
私が嫌いだった教師は面白いことをやった。学校の教師は「指名して答えさせる」ということをよくやるが、この教師のやり方は、教壇に一番近い生徒から一
番後ろの席の生徒まで、縦の一列全員に答えさせるということだった。難しいことを扱い、このやり方をやればいちいち指名しなくても済むのである。それには
別に文句はない。私は、前から後ろの席までのちょうど真ん中あたりに座っていたが、私の列に答えさせるときは、いちいち生徒の名前を呼んで答えさせてい
た。私の前に座っている生徒の答えがよくないと、次は俺かと当然思うが、教師は私をジャンプして、私の後ろの席の生徒を指名した。いつもそうだった。おも
しろいやり方だ。権力を持つ者の、「みせしめ」のやり方なのだろう。このジャンプについて、休み時間にも、クラスの誰かがそれについて言及することは一度
もなかった。黙契があるのである。それが日本の学校なのであり、日本なのである。
一年浪人して「やってやろうじゃねえか」と思ったことの元には、あの教師の「みせしめ」があったのかもしれない。その意味では、彼は優秀な反面教師だっ
た。私は今になっても、「語学論」をやっているのだから、私の「語学論」の恩人だと言っていい。もし、まだ彼が生きていて再会できたら、つばを吐くような
ことを言ってやるつもりだが。
さてと。こういうことを書こうとしていたのではなかった。
>生徒が自分で自分に対して行う練習では、訳読をある時期、「媒介」にするのは必要でしょう。それは、文法がどう働くかを理解し、文の意味を理解するのに
必要です。しかし、文法がどう働くかを直感の動き(センス)にまで抽象化すべきですし、それができて以後は、理解した意味を「日本語として結実」させるこ
とは排すべきです。
「生徒が自分で自分に対して行う練習」と「学校の授業」とは水と油くらいに違う。天と地くらいに違う。どっちが天でもどっちが地でもいいが、実際に力を
つけるのは、「生徒が自分で自分に対して行う練習」であり、「学校の授業」ではない。
学校の授業ってものは、確かな指針を提示できればそれでいい。文法なら文法の扱い方が生徒がわかるようになるように、「教室でやらせる練習」を工夫して
やらせるのはいい。それは、扱っている文法をわからせるためではなく、文法の扱い方をわからせるためである。扱い方を実際に実行するのは、生徒の一人一人
にまかせるのでいい。やりたい者はやるし、やりたくない者はやらない。やりたくない者にはつべこべ言わず、「無事卒業」させればいい。後で往生しようがし
まいが、そんなことは知ったことではないのである。それは学校の責任ではない。
学校がやるべきことは確かな指針を提示することである。それは「語学論」をやることだ。
あくまでも私の経験に照らして言うだけのことだが、私はこれまでに一度も学校の授業で「確かな指針」を提示してもらったことはない。小さな「指針」は
言ってもらったことがある。私が好きだった先生が、「昔の大学入試は楽で、例文を千くらい覚えただけだ。例文暗記は役に立つぞ」と言った。この先生は「無
事卒業させる」が基本的な方針だった。
さてと。
浪人の一年で私が見つけたことは、思考を「具体的な日本語」から脱皮させて動かすことだった。日本語からは、「きっかけになるイメージ」をもらう。それ
は「母親に生んでもらう」ようなことだ。それは私の命が存在した(する)おかげだが、母親にも日本語にも恩はある。(日本語の「恩」は英語で何て言うん
だ?いまだにわからない。)
さてと。
訳読は、「思考を『具体的な日本語』から脱皮させて動かすこと」を阻害するのである。
だから、「思考を『訳読』から脱皮させて動かすこと」をやらないと駄目なのである。
訳読は必要だが、脱ぎ捨てるべき方法に過ぎない。
私はここで日本語力のことを論じていない。
日本語力は日本語力として日本語で養うのがいい。やってくれと言われれば私はできるつもりでいるが、誰もそんな注文はくれないだけだ。一番やりたい仕事
はお金にならないだけだ。
さてと。
私が論じてきたのは英語力のことだ。
英語力の方から考えると、「具体的な日本語」も「訳読」も英語の練習の途中にある一項目に過ぎない。必要だが、途中にある一項目に過ぎない。新渡戸稲造
だろうが岡倉天心だろうが、國弘さんだろうが、「具体的な日本語」や「訳読」を抜け出して、自在なイメージの動きを思考にできたから達人なのであり、「訳
読」をやったから達人なのではない。
これまで読んだ限りでは、斎藤兆史はこのあたりを言えていない。まあ、私が言うからいいけど。
斎藤兆史は、自分の「訳読」が害になることに気づいていない。まあ、私が18の歳で気づいていたからいいけど。
ふうむ。やっぱ、斎藤兆史を読んでみるか。
時間がとれればだが。
【14659】
学年トップ対談(ホームページ用) 投稿者:村田晴彦 投稿日:2009年 8月19日(水)17時20分52秒
肝心な時に風邪ひいててすいません。
だいぶよくなってきました。
でもまだ考え事があまりできないので、テキスト入力しました。
この対談いいことたくさん書いてあります。
============================
■埴生中学1年・英語学年トップお祝い対談
入塾時期が大事なんだ
N with 根石吉久 1996年12月
============================
これからオバケが出るよ
根石 この間のテストは、2学期の期末だな。
N はい。
根石 英語が満点だった。
N はい。
根石 百点が他に何人いるかはわかんない?
N たぶんいないと思う。
根石 えっ、なんでわかる?
N 他の組もいなかったみたいだし、百点ていう人がいるっていう話は今のところ聞かないし…
根石 そうか、それなら、まあきれいなトップだ。あのさあ、中学の一年ていうのは、英語の点がとりやすいんだ。今までは、高得点だった人がいっぱいいたは
ずだよ。Nの場合は90以下はとってないか?
N はい。
根石 90以上の点をずっととってきて、今度のテストが満点だったと。
N はい。
根石 今の時期は点が落ちる時期だ。そのときにNは逆に上がってるってことだからさ、これは一番いい形なんだよ。ただ、気はゆるめないでもらいたいんだ
な。これからオバケが出るから。
N はあ。
根石 1年の1学期ごろ、すごくいい点とって調子よくやってた連中が、これから全然駄目になっちゃうってことが起こるよ。だんだん中学の英語が正体を現し
てくる。その正体をオバケって言ってるんだけどさ。1年の1学期ってのは、英語の授業がどの科目よりもクラスの中が元気だったと思うんだけどさ…
N みんな一番騒いでた。
根石 騒いでて、授業が生き生きしてただろ。
N はい。
根石 今頃になると、英語の授業の空気が変わってきてるか?
N 発言する人が一学期の頃にくらべるとすごく少なくなっていて、しゃべる人が決まってきちゃった。
根石 そうだろうな。ちょっとオバケが出始めているんだ。もっとおばけが出るよ。つまり、中学の間でもそうとうわかんなくなる人が出てくるってことだけど
な。Nは塾へ入ったのはいつだっけ?
入塾時期が大事なんだ
N 5年の終わり頃。
根石 そうすると、小学校の6年生の1年間、素読舎を使ったってことだよな。これは素読舎の使い方としては、一番うまい使い方だ。この使い方で使ってもら
ううとうんと伸びる場合が多いんだ。Nの場合は、兄貴が入塾を薦めたってことかな?
N はあ、あのう、兄貴が中1の英語のテストの点がすごく悪くて、僕が中学になったとき、点が悪くなるといけないからって…
根石 ああ、おふくろさんが心配して入塾させたんだったかな。俺としては、入塾してもらうのに一番いい時期に入ってもらって、こっちの希望通り使っても
らったっていうのがありがたかったな。兄貴は、中1の終わりごろ入塾したんだっけか?
N 中1の夏頃だったと思う。
根石 ああ、夏頃かな。それで、なかなか伸びなかったんだ。ようやく実力がしっかりしてきたかなあと思えるのは最近だよ。今までは、上がったり下がったり
して不安定だったんだけど、中学3年の今頃になって、ようやくしっかりしてきたって感じだな。中1になってから入塾すると、けっこう苦労しちゃう。特に中
1でわかんなくなって入ってきた場合は苦労しちゃうな。この苦労をやらないでいると、そのままわかんなくなっちゃうんだけど、兄貴はなんとかうまくいっ
たって感じだな。お前の場合は、苦労とかってのは何もないだろ?
N 今は何もない。
ちんぷんかんぷんでいいんだ
根石 俺が作った教材を読んでさ、小学生の時さ、読んでることが何のことかわかんないまま読んでいたと思うんだよ。
N 少しわかるところもあったけど、ほとんどわかんなくて…
根石 今は「基礎問題集」やってるんだよな?
N 今日58番をやりました。
根石 そうすっと、「基礎問題集」でやってるところよりも、「ABCD」のDあたりの方が難しいって感じしない?
N Dが一番ごちゃごちゃしてる。
根石 それってさ、小学生の時にわかんないまま読んでた状態ってのがあってさ、今でもわかんないまま読んでるものがあるってことだから、そうすっと、いつ
でもわかんないまま読んでるってことがあるわけだ。だけども、塾でやったことで、6年生のときはちんぷんかんぷんだったものが、中1の学校の授業でやった
ら、一発でわかるっていう感じじゃないか?
N そう。6年のときやったやつが授業で今やってるから、よくわかる。
根石 それで、楽でしょ?
N はい。
根石 俺は、初めからそうなるってわかってて塾やってんだけど、小学生とか中学生はさ、わかんないまま読んでて、しかも学校でやってないところをやってる
とか文句言うわけ。俺は、さんざそういう文句言われてきたわけ。こんなの訳にたつのかとか言われたわけだ。だけど、それは、役にたつでしょ?
N (笑)すごく役に立ちます。
根石 先生のしゃべることがその場でわかっちゃうっていう感じ?
N そうです。
根石 俺はずっとそれをねらってたの。小学生に塾を使ってもらいたいって、前からずっと言ってるんだけど、それはその形をねらってるわけ。その形が一番い
いんだっていうか、それが学校の授業の使い方として一番じょうずな使い方だと思ってるんだ。できたら5年生から、遅くても6年の春から使ってもらうと具合
がいいんだと言ってきたんだけど、なかなかそういうふうに使ってくれる人がいない。6年生には素読舎はおすすめだって思うだろ?
N (笑)思う。6年からやっとけば、2学期になっても、すごく楽。
根石 塾でやってることを、わからないまま読んでて、それでもそういうふうにして練習しておいてよかったと思ったのはいつごろだ?
N それは、2学期始まってから。僕のクラスに塾はどこへも行ってないんだけど、よくできるやつがいて、1学期は僕と同じくらいの点数だったんだけど、2
学期になったら急に点数が下がって、授業を聞いてても何のことだかわかんねえって言ってたけど、僕はすごく授業が楽だから…
根石 あのさ、ちょっと心配なのはさ、はっきりした声を出してるけど、強い声が出てない気がするんだけどな。声が弱いとどうしても練習に時間がかかるんだ
よ。強い声出してると、練習が先に進むんだ。ブルドーザーなんかの馬力みたいなもんでさ。
N はい。
根石 まわりで、点数が落ちたってような話は聞くかい?
N 最初はいい点とってても、今になってすごく低い点になっちゃった人とかいます。
今の100だから価値がある
根石 そうだと思うんだ。1学期なんか、80点や90点とってるのなんか、うじゃうじゃいる。百点だって、10人や20人いたんじゃないか。
N 1学期の中間の頃はそういう感じだった。
根石 その頃は100点なんて珍しくもなんともないんだ。今頃からだよ、100点なんてなかなかとれないよっていうのは。その時期になってから100だっ
たっていうのが、やっぱり価値があるんだ。
N はい。
根石 塾はわりと早めの時間を使っているよな?早めの方がすいているから、これからもその使い方で使ってもらいたいんだけどな。俺やおばさんの前に座る順
番待ちもやらなくていいし、早く来れば時間切れで「未完成」になるってこともないし。「未完成」はこれまでほとんどなかったな?
N はい。
根石 俺がこれだけのことはやれっていうのを、毎回やっちゃえば心配ねえんだ。そうすれば、間違いなく伸びるからさ。
N はい。
根石 それも大きいと思うんだ。欠席すればさ、「未完成」と同じで、新しいことをやらないで、復習が増えるだろ。欠席が多いと、どうしたって先に進まなく
なる。無断欠席すると、復習を10回済ませないと新しいことができないから、なおさら進まない。欠席する場合は連絡しろっていうのはさ、昔、問題が起こっ
たことがあって決めたんだ。塾へ行くとか言って家を出ていって、西友で遊んでたって子供がいてさ、毎週毎週それやってたやつがいたんだ。そのうちにその家
のおじいいさんから電話がかかってきて、うちの孫、塾へ行ってるかって言われたことがあった。その頃は欠席の場合は連絡しろっていうふうにはやってなかっ
たんだけど、そういう電話をもらってさ、おじいさんの方は、孫が塾へ毎回行ってるもんだと思ってたわけだ。俺は、えらく休むやつだなと思ってたんだ。そう
いうのが困るから、欠席のときは連絡してくれって決めたわけ。
学年トップが全部素読舎の塾生かもしれない
根石 あのさあ、1年ではNが百点だから、学年トップだっての間違いないんだけど、3年でSってのがいるだろ?
N はい。
根石 あいつが、毎回ほとんどいつも学年トップなんだよ。だから、今回も多分トップじゃないかなと思ってんだけど、もしそうなら、1年と3年が学年トッ
プってことになる。そんでさ、2年はYとUと二人しかいねえんだけど、今回Yが96って点とって、クラスではトップだっていうんだよ。学年でトップかどう
かはわかんないって言うから、先生に聞きにいって確かめておいてくれって頼んであるんだ。
もしかしたら、1年も2年も3年も、埴生中学の英語の学年トップは全部素読舎の塾生だってことになるかもしれない。これは初めてなんだよ。学年トップっ
ていうのは、俺の塾ではちょくちょく出るんだけどさ、ひとつの学校の全部の学年でトップがそろったってことはなかった。もしYが学年トップだったら、この
可能性がすごく濃いことになる。Sにもまだ聞いてないけど、可能性はすごくある。もし、そういうことがはっきりしたら、悪いけどもう一回座談会やるから、
出席してもらいたいんだ。その3人と俺の4人でやるから。その座談会のタイトルは、「トップがごろごろ」でいいか。
N (笑)はい。
根石 「素読舎の英語、埴生中学を制覇」ってのもどうかな。Yがもし学年トップじゃなくても、クラスのトップは間違いねえから、「トップがごろごろ」がい
いか。Sはそれこそ、いままでひとりで「トップがごろごろ」をやってきてるし。Yがクラスのトップでもいいから座談会をやっちゃうかな。
だから、Yは今、疑いをかけられてるんだ。もしかして学年トップじゃないだろうかっていう疑いをかけられてて、今のところ疑いが晴れないんだ。(笑)
えーと、あと、好きなことしゃべってくれや。何でもいいぜ。
N 埴生中学の1年2年3年で、学年トップがぜんぶ素読舎の塾生かもしれないっていうのは、誰か他に知っている人はいるんですか。
根石 ううん、誰も知らないよ。今は俺だけだよ。だから、それがはっきりしたら、座談会はやろうと思ってるよ。
N それが本当だったらすごい。
根石 おもしろいだろ。
N 信学会とか公文とか、ああいうのは力つくのとつかないのと分かれるんかな。
高校英語はでっかいオバケだ
根石 信学会だってさ、学校の勉強ができるやつはさ、役にたたねえわけじゃねえんだ。それは信学会へ行く前から、かなりできるやつだな。ある程度わかっ
ちゃっているやつが信学会使うとうまく使う場合もあるよ。だけど、それは中学までだ。高校の英語は信学会のやり方じゃどうにもならない。まだ中1だから早
いような気もするけれど、一応言っておくんだけど、中学も3年間、高校も3年間で時間の長さは同じだろ。
N うん。
根石 だけど、同じ3年間の中に入ってる英語ってのは、まるきり違うもんだと思ってていいよ。高校の3年間に入ってる英語ってのは、中学の2倍や3倍じゃ
ねえんだってことが中学生はわからない。2倍や3倍どころじゃなくて、20倍30倍って考えておいていいんだ。高校生だって、中学のときより少し余計にや
れば高校の英語がわかるようになると思ってるやつが多いけど、それはとんでもねえ間違いだ。
Nが今、塾でやってるところってのは、中学の授業ではまだやってないのがいっぱいあるよな。
N はい。
根石 それはな、もうどんどん先へ行っちまった方がいい。高校へ入れば、ちょうどよくなっちゃうんだ。高校の模試なんかだと、平均で10点とか20点くら
いのが珍しくないんだ。それってさ、ほとんどの高校生は英語がわからないってことなんだよ。だって100点満点の模試の平均点が10点とかってのは、そう
いうことだよ。その頃になって、信学会の授業なんか受けてた連中で、英語が駄目になっちゃうのがごろごろ出てくる。見ててみな、いっぱい出てくるから。高
校の英語が信学会のやり方でどうにかなるなんて俺はとてもじゃないけど信じられない。高校の学年トップってのも、俺の塾ではちょくちょく出るんだけどさ、
俺の作った教材は高校の英語を全部カバーできるよ。だからさ、今度100点とったのはいいんだけど、英語をナメちゃ駄目だぜ。
N はい。
根石 この先でまだオバケはいっぱい出るから。高校になって出てくるオバケにたいていのやつは食われちゃう。
N この前、学校で英検の5級ってのを受けてみたんですけど、けっこう楽だったんですけど…
根石 5級ってのはなんだい。中学1年が受けるやつか?
N はい。僕は楽だったんだけど、学校の授業でやってないのが出たから…
根石 ああ、出るからな。ああ、なるほど。どのくらいの合格率なんだ?
N 半分くらい。
根石 半分が受かって、半分が落ちるの?
N そのくらい。
挽回するには早いほどいいんだ
根石 あのさ、回りにちょっと俺の塾を勧めてみてくれねえかな。今の時期にわかんなくなりかけた人はさ、苦労だけど挽回はいくらでもできるから。本当は5
年生や6年生が欲しいんだけど、中1でもやる気になってやってくれれば、まだどうにでもなる。でも中1でわかんなくなってくると、苦手意識ができはじめて
るから、入塾してもすぐは伸びない。挽回はねらえるけど、すぐには伸びない。ほら、おめんちの兄貴がそうじゃん。あいつもけっこう苦労したんだ。こんなこ
とバラしていいんだかどうだか、あいつさ、入塾したばっかのころ20点くらいだったような覚えがあるんだけどさ、今はだいたい70点以上になってきた。挽
回するには早いほどいいんだ。中2の今ごろになって、わからないって言いだした場合は、苦手意識は中1のときよりも、ずっとやっかいだから。
何か対談のお礼するかなあ。おーい、図書券かなんかねえか。
根石の妻 あっ、あったかもしれない。これ。
根石 おっ、千円分ある。エロ本買うなよ。(笑)
N ありがとう。
【14663】
空き枠ができました 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 8月20日(木)01時40分2秒
金曜8時から空き枠ができましたのでお知らせ致します。
私が「中傷」をしたからだそうです。
【14671】
トップがごろごろ(ホームページ用) 投稿者:村田晴彦 投稿日:2009年 8月20日(木)14時26分9秒
トップがごろごろ
最強の素読舎
埴生中最強の英語
最強の三羽烏
1996年2学期期末学年トップ・埴生中1年・N
1996年2学期期末学年トップ・埴生中2年・Y
1994〜1996学年トップ最多・埴生中3年・S
1996/12
============================
根石 この間、Nと学年トップのお祝い対談をやって、リーフレットを一冊作ったばかりなんだけど、Nの次にYがクラストップだっていうのがわかって、先生
に聞いてもらったら、学年でもトップだった。1年と2年が両方とも素読舎の塾生が学年トップになって、3年はSがたいていいつも学年トップだから、こ
りゃ、1、2、3年は全部、英語の学年トップは素読舎になるぞと思っていたんだ。Yは学年トップは初めてか?
Y はい。
根石 Sは学年トップは今までに何回ぐらいある?
S はっきりわかってるのは3回くらいですか。
根石 えっ、そんなもんかい。そんなことはねえだろう。はっきりわかってるっていうのは満点とったってことか?
S はい。
根石 今の埴生中学の3年では、Sが学年トップになった回数が一番多いだろう。
S 学校で資料とってあればわかるかもしれません。
根石 間違いないと思うよ。Sの場合は、残念ながら今回はトップじゃなかったんだけど、これまでしょっちゅう学年トップになってるから、それで今回は出席
してもらった。Nは欠席も少ないし、「未完成」もほとんどないんだけど、そういう練習を続けていてくれれば、これまでSがやってきたみたいにトップクラス
を走りっぱなしに走っちゃうってことになると思う。素読舎は中間・期末用の練習ってのはやらないから、いつもトップっていうわけにはいかないのかもしれな
いけど、調子くずさずにやってってくれれば、実力は必ず学年トップに育っちゃうよ。時間がたてばたつほど、それははっきりしてくる。ええと、Yだけど、Y
は今までどのくらいの点が多かったんかな。
Y 90点前後です。
根石 1年のときからずっとそう?
Y 1年の3学期末でかなり悪くなって…
根石 そういえば、そんなことがあったな。70点台ぐらい?
Y 79。
根石 一番低い点で79?
Y はい。
根石 Yは2年になってからの方が90点台が多いよな。
Y はい。
根石 1年の秋になって点が落ちるとか、冬になって落ちるってのは、俺の塾では中1になってから入塾した子がほとんどそうなる。小学校から1年以上使って
る子は落ちても落ち幅が極端に小さい。Yは1年の3学期になって落ちたけど、2年になってからは90以下がないっていうのは、やっぱり小学校の時に素読舎
を使っていたのが効いてきてるんだと思うな。復習で何回もやったところが、2年になってこなれたんだ。2年の学校の平均点ていうのは60点台くらいかな。
Y そんなによくないですよ。50点以下になる。
根石 50点以下?そう?そりゃ、びっくりだな。へええ、そんなに低いのか。Yは、オプションを使い始めたのは最近だよな?
Y はい。
根石 Yは、6年から中1の頃は、親に塾へ行けって言われて、塾で俺にやらされてるって感じがあったけど、少し前から自分からやりだした。それがちょうど
オプションを使い始めたあたりかな。
Y そうです。
根石 「はい」とか「そうです」とかしか言わねえんだよなあ。(笑)みんな俺がしゃべっちゃうことになるんだ。(笑)あのさ、強調しておきたいのは、埴生
中の2年は俺の塾に2人しかいないんだけど、そのうちの1人が学年トップになってる。これは強調しておきたい。それで、Sには苦情を言いたいんだけど…
S はあ。(笑)
根石 Sだけじゃなくて、今の中学3年の連中は小学校の時から使ってるやつが多くて、それで英語力の貯金ができてた。だけど、部活の試合があるからとか、
テスト勉強だとかで欠席が多くて、みんな貯金が減っちゃってる。小学校の時に作った貯金で、素読舎の数人が中学のトップクラスを占めてたんだけど、もうほ
とんど貯金はなくなってきてるなあ。高校へ入った頃に貯金はなくなるって思っててもらっていいよ。今の中学3年の連中は、Sだけじゃなくてみんなそうだ。
Sはオプションを使い始めるのはかなり遅かったってのもある。
S 中3になってからでした。
根石 オプションを使ったほうが、「基礎問題集」の練習が進むんで、これからも使ってもらいたいんだけど。
S はい。
根石 Nは入塾は…
N 小5の終わりです。
根石 Yは?
Y 小5の初め。
根石 Sは?
S 小4の終わりです。
根石 要するにトップやトップクラスになってるのは、小学生のときから素読舎を使ってるってのが共通点だな。Sの学年は小学生の頃から使っているのが多く
て、Sの他にM、ST、Kとか、この連中が学年のトップクラスを占めてたってことは言えるわな。
S そうですよね。80点より落としたっていうのはそんなにいないと思うし。
根石 そうだよな。あの連中全員、80点以下っていうのはほとんど聞いた覚えがないな。Mが最近、伸びてきてるな。小学6年の初めに入塾するのと中学1年
の初めに入るのとでは、たった1年違うだけだけど、この差はでかい。6年のとき1年間しっかりやっておくと、中学の3年間の間ずっと具合がいいってことに
なる場合が多いんだよ。中学になって始めると、1年の終わりごろに一度ガタンと落ちるってことが多い。これがあるのとないのとでは、結果として大きな開き
になるんだ。1年の半ばとか終わりになって、わからなくなりかけて入塾してきた場合はさ、入塾してもなかなか伸びが見えてこない。苦労してようやく3年の
半ばごろになって伸びてくるようなことになる。この場合は、英語が苦しいわけだよ。小学6年の1年間ちゃんとやっとくと、えらく違っちゃう。もっと、5
年、6年から使うのがいいんだってことを回りに言ってもらいたいんだよ。えーと、俺の言いたいことはこんなもんなんで、Sはトップのベテランなんで
(笑)、1年と2年の学年トップの初心者、学年トップのビギナー、えー、違う、ビギナーズ、複数のSが要る。
全員 あはは。
根石 そのビギナーズにベテランのSが何かアドバイスをしろ。
S アドバイスですかあ。アドバイスっても…。英語の勉強って、本当にしないですから…
根石 ああ、英語の勉強で時間をとられなかったってことか。
S そうです。
根石 英語を一度こげつかせちゃってあると、中学3年になって相当時間とられるぜ。素読舎を使ってるだけで、英語には時間とられないで、他の科目に時間を
回せたってことはあるだろうな。こういうのはいいアドバイスになる。Sが自分でしゃべれば(笑)。
S 中1とか中2の頃は、楽なんですけど、中3になってから範囲が広くなって、俺も一回82点まで落ちてあせったりもしたけど…
根石 ああ、そうだっけか。80点台ってのもあったっけ?
S ええ。俺、塾のサボリが多かったから…。この塾でサボリをやらないでやっていけば力がつく。まあ自分を信じてやってもらいたい。
根石 あのさ、今の話の範囲の決まってないテストだけどさ、そういうテストの時、俺の作った教材でどのくらいカバーできる?
S ほとんどカバーしてますよ。「ABCD」っていうのだけでも、相当カバーしちゃいますよ。
根石の妻 S君は書く練習はどうやってる?
S 書くのやってないなあ。
根石 書くこと、やってくれや。書く練習は栄養たっぷりだぜ。
S 学校の宿題とかでやるから…
根石 ああ、そういうのでカバーしてるか。それがさ、読めないやつが英語書くとき、絵を写してるのと同じなんだよ。教科書とノートの間を何回も首振って書
く。一つの単語書くのでも、途中でわかんなくなるから、何回も首振って写すんだ。これって、英語書いてることにならねえんだよ。ほんとに何の役にもたたね
えんだ、これやってても。
Y それやってるやついます。(笑)
根石 やってるだろ。(笑)しょうがねえんだ、あんなこといくらやったって。素読舎の練習レベルで読めれば、書く練習には不自由しねえけど、その逆はあり
えない。だから素読舎は読むことを徹底的にやるわけだよ。この塾に来てるやつは、読むことは得意になるし、読めるものは書けるようになるから、考えながら
書くってことをどんどんやってもらいたい。Sがそれを実行してて自分でしゃべったら、これは一番いいアドバイスなんだけど…(笑)Y、おい何かしゃべれ
や。
Y 俺ですか。(笑)
根石 お前、自分で学年トップになるとは思ってなかったんじゃないか。
Y でも、クラストップは何回かあったんで…
根石 あ、そうか。じゃあ、クラストップのベテランか。(笑)そんなら学年トップになることも予想してたか。あのさ、俺、今年の1年も楽しみにしてるんだ
よ。中学になってから入塾した人が多いから、今度のテストでは点は落ちてるけどさ、Yみたいに盛り返してくると思ってるんだ。今、点が落ちてても、中間・
期末の点なんてものに気持ちを左右されないのが大事だな。気にしないで、素読舎の練習をちゃんと進めるってのが大事だよ。トップだからってそんなに喜ぶよ
うなもんじゃねえし、点が落ちたからって、中間・期末では気にしなくていいんだ。中間・期末なんてのはそういうもんだよ。あいつさ、Uも伸びてきたな。
Y 昔、かなり悪かったから…(笑)
根石の妻 でも、今の時期に上がってくるってのはいいんじゃない?
根石 そうだよ。中2の今頃上がってくるってのはいい形だ。Uは、本人は覚えてるかどうか知らねえけど、あいつ、字を見るのも嫌いだったんだから。(笑)
英語が嫌いなんじゃねえんだ、字が嫌いだったんだ。だから、勉強すべてが嫌いだったんだ。(笑)小学生の時に素読舎でやり始めたのが正解だったんだ。そう
いうところから始めて、中2で伸びてきた。点に振り回されなかったのがいいんだ。あいつはえらい。
根石の妻 みんな、文法の用語なんかはどうなんかなあ。
根石 中学ではやらない説明の仕方ってのがあるじゃん、素読舎には。
S ああああ。それは、授業聞いてれば、ああ、あれのことだなっていうふうにわかりますよ。
根石 小学生のときはどうだった?
S 小学校のときはわかんないのもありましたけど、今になってみれば、小学校の時からやってるからかもしれないけど、わかりますね。
根石 Yはどうだ?
Y わかります。
根石 Nはまだわかんないのがあるって言ってたな。
N はい。
根石 あのさあ、「ABCD」はさ、どんどん難しくなっていくけど、「基礎問題集」なんて、同じようなレベルのやつがいっぱい並んでるだけだ。あれはさ、
500枚あるけど、量がいっぱいあるだけだからどんどんやっちまえばいい。あれを中学の間にやっちゃっとくと高校1年ぐらいの間は具合がいいよ。Yは「基
礎問題集」の100番台か?
Y はい。
根石 あれ、終わらせちゃうってのをねらってみな。Nもさ、1年のうちに「基礎問題集」を使い始めているんだから、やってみな。高校へ入ってうんと具合が
いいよ。欠席をしないってことと、「未完成」を出さないってこと、それとオプションを使うってことだな。この三拍子が揃えば楽だよ。こんな程度にしとく
か。なにしろ、お前ら、しょっちゅうトップになるから、テープ起こしとワープロ打ちと印刷・製本が大変なんだ。あんまりしょっちゅうトップをとらないでも
らいたいんだ。
全員 (無言)
根石 嘘だよ、嘘。トップとっていいよ。(笑)
【14674】
斎藤兆史さんの本を読んでみた! 投稿者:吉 投稿日:2009年 8月22日(土)08時07分33秒
私は、斎藤兆史(よしふみ)さんという人を知りませんでした。
これだけの人を、知らなかったのです。 (お恥ずかしい、、)
しかし、これはいよいよ読んでみなくてはと思いました。
「訳読」という話題にいたったのも、斎藤兆史さんに対する根石さんの批判から始まったと思ったからです。
読んでいる途中のものを中断し、斎藤兆史さんの著書『日本人に一番合った英語学習法』を読んでみました。
江戸の母さん、この方の存在を教えてくださってありがとうございます〜。 面白かった〜。
「コミュニケーション主体の英語授業」を耳にするようになってから、英語著書の中に語学論を求めないようにしていました。
英語以外の著書を読むようになっていたのです。 斎藤氏の作品にふれ、食わず嫌いはいけないなと思いました。
まだまだ勉強不足だと思いました。 また久しぶりに英語関連の著書も読みたくなってきました。 (^-^)
根石さん、読後感想を持って言いますが、らくださんの書いたコメント
『朝日の記事程度を元にした批判に深入りする事は有益と思いません。』を、私も支持ます!!
もちろん、根石さんの「訳読批判」に対する論拠も読ませてもらいましたよ。 ありがとうございます。
よくわかりました。 しかし、斎藤氏を批判するのは、やはりマイナスです。
> ふうむ。やっぱ、斎藤兆史を読んでみるか。
よろしくお願いします。
斎藤さんの意見に共感できる人は、根石さんの実践語学論に惚れこむこと間違い無しだと思いますよ。
批判から入ると、せっかくこの掲示板にたどりついた斎藤氏のフアンが、根石さんの語学論に触れる前に逃げてしまいます。
できましたら、斎藤兆史氏に関しては、「共感点」を探して書いてください。 「批判」は人と人を別れさせます。
批判の対象が、自分の尊敬する人や自分のアイドルに対して向けられれば、根石さんから離れるでしょう。
「共感」が、人と人を結びつけるのです。 意見の近い人には、共感主体でお願いします。
さて、、、僕が読んだ斎藤氏の著書の中で、共感できるポイントをいくつかあげたいと思います。
・・・・・・・・・・斎藤兆史著 『日本人に一番合った英語学習法』より ・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・ 引用 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『他の技芸についても言えることだが、子供のうちは、とにかく型を仕込んでおくのがいい。
小さいころに体で覚えた型というものは、大きくなってからかならず役に立つ。』164頁
『ただ、ここでも重要なのは、きちんとした先生について、しっかりと型の練習をするということ。
間違っても、英語教育の素人である親が毎日英語で話しかけるなどという馬鹿なことはやらないでいただきたい。』164頁
『日本人に一番合った英語学習法は、何と言っても素読、暗唱、文法学習、そして多読。
これが日本人が高度な英語力を身につけようとする場合、欠かすことのできない基礎訓練となる。』 160頁
『ところが最近になって、そのような日本の英語受容史、さらには語学の何たるか知らぬ役人や「有識者」が、
小学校への英語の導入などを提案し、それを行政的な実施へと導いてしまった。
もとより、小さいうちからコミュニケーションを通じて学べば英語がしゃべれるようになるという、
何の根拠もない大衆の幻想に支えられて実現したような政策だ。 <略>
一旦始めた以上、ここで引っ込みのつかない語学行政は、それが何とか効果を上げるまで執拗にその政策を
押し進めようとするだろう。 おそらく、次に考えるのは、小学校における「外国語(実質的に英語)」の必修化。
それでも駄目なら、授業時間数を増やし、英語教師を増やしていくのだろう。
一刻も早くこの政策を止めないかぎり、日本の英語教育は駄目になる。
英語教育の質の低下ばかりか、気づいたときには、日本語の(さらなる)乱れ、早期英語教育の犠牲になった、、
(以下略)、、、(146−148頁)』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
う〜〜む、、納得しまくり。 根石さん、繰り返します。
らくださんの『朝日の記事程度を元にした批判に深入りする事は有益と思いません。』を、私も支持ます。
批判をするのならば、根石さんに「反吐が出そう」と言わせる程の相手になるべく限定してくださいね。
とくに今は、素読舎フアンの塾生さんや、親の会の皆さんが、ホームページなどを作って、
盛り上げて行こうとまとまろうとしている時期じゃないですか (^▽^)/
そういう大切な時期に、根石さんの発言で生徒さんが減る状況ではサポーターが、ガッカリですよ〜。
そうそう、ももこさんなんて、給料出して良いぐらいだと思いますよ〜〜。
忙しくても、感謝の言葉、ねぎらいの言葉をかけることは忘れずに! (と、これは大きなお世話でした、、)
【14677】
スカイプレッスンの流れ 投稿者:ももこ 投稿日:2009年 8月22日(土)23時11分3秒
村田さんよりこちらに転載するようにとのことでしたでHP作成編集室より転載します
(転載はじめ)
こういった文章にしようと思いますがいかがでしょうか?
素読舎の英語素読レッスンをskypeもしくは電話を使って行います。
レッスン開始まで(skypeを利用する場合)
・ヘッドセット・マイクを用意します。
・レッスン開始前までにコーチと通話のセッティングを行います。
・スカイプを立ち上げ、オンラインになっていることを確認します。
・コーチからの着信を待ちます。
・着信音が鳴りましたら、通話を開始します。
(二人一組でレッスンを受けている方は相手の方の通話開始を待ちます)
全員揃いましたらレッスン開始です。
・オリジナルテキストの英文の箇所をコーチが読み上げます。
・続いて生徒が5回連続で読み上げます。その際発音などを修正した場合はまた5回読み上げることもあります。
この繰り返しを行います。
(技法グラウンドといいます。詳しくはこちら)
時間が来ましたら区切りのいいところでコーチから合図があります。質問などがありましたら、レッスン中に質問するか、もしくは掲示板「大風呂敷」に書き込
みをします。(ご自身のレッスンを復習する意味でも掲示板に書き込みをされることをおすすめします。)
これがレッスンの流れです。独学をサポートするためのレッスンですので、レッスンで行うのは、「音づくり」です。 それのみを行います。
レッスンでは意味の確認や文法解説などは行いません。オリジナルテキストを独習し、わからない部分は掲示板で質問するなどする必要があります。
(転載終わり)
【14678】
英語訳 投稿者:吉 投稿日:2009年 8月23日(日)07時55分26秒
『英語がわかる。(英語を英語のまま理解できる)』ということと、
『英語を訳せる。(英語を日本語に変換できる)』ということは、違うのですね。
【14679】
吉さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 8月23日(日)18時34分33秒
>根石さん、読後感想を持って言いますが、らくださんの書いたコメント
『朝日の記事程度を元にした批判に深入りする事は有益と思いません。』を、私も支持ます!!
朝日の記事程度だろうが何だろうが、公表されたものです。影響力のある人がおかしなことを言い始めたと思ったら、はっきりと言葉にして批判すべきだと考
えています。
論点はすでにすべて提示したと思っています。東大教授の斎藤が、学校の授業では訳読をやればいいんだと言い出してしまえば、日本の学校では「例のていた
らく」としての訳読が固定されてしまうのです。そういう「作用」というものがあります。
訳読は練習の途中で必要になる一項目に過ぎない。文法がどう働くのかをわかるようになるのに、日本語を媒介にすることは一時期必要である。脱ぎ捨てるも
のとして必要である。
しかし、斎藤の言い方では、訳読を固定し年がら年じゅうそればっかりやっている税金泥棒に「東大教授のお墨付き」を与えてしまう。それを一介の弱小塾を
やっている私が批判して何が悪いのか。どうにも納得できません。
>斎藤さんの意見に共感できる人は、根石さんの実践語学論に惚れこむこと間違い無しだと思いますよ。
そんなことはないでしょう。
>>『ただ、ここでも重要なのは、きちんとした先生について、しっかりと型の練習をするということ。
間違っても、英語教育の素人である親が毎日英語で話しかけるなどという馬鹿なことはやらないでいただきたい。』164頁
こういうふうに斎藤が書いても、素読舎への問い合わせにはほとんど影響していないと思います。
>斎藤兆史氏に関しては、「共感点」を探して書いてください。
「共感点」に関しては、共感していればいいので、特に何も書く必要はないと思っています。もし読んでみていい本だと思ったら、この本はいいよ、というく
らいなことは書くかもしれませんが。
>「批判」は人と人を別れさせます。
批判というものに対する考えが、吉さんと私とでは非常に違うのだということが改めて確認できました。
吉さんが斎藤兆史の著書から引用してくれたものについては、すべて賛成であり、特に言うことはありません。しかし、「訳読」の持ち出し方は批判すべきな
のです。
斎藤の「訳読」はかなり高度なもので、高校英語教師たちののんべんだらりんとは違うのかもしれませんが、それでもこの「訳読」は、英語教師たちの堕落を
固定し、「東大教授のお墨付き」を与えてしまう。それを批判してならないというのであれば、「大風呂敷」だの「語学論」だのに存在理由はありません。
私は斎藤の「訳読」の持ち出し方は、学者の郷愁だと理解しています。学者の郷愁が「お墨付き」になる作用を批判しているのです。
>批判の対象が、自分の尊敬する人や自分のアイドルに対して向けられれば、根石さんから離れるでしょう。
それは仕方がないことだと思っています。「離れるでしょう」ではなく、多くの人が「離れました」。素読舎の歴史というのは、ほとんどこれの繰り返しで
す。残ってくれる人が残ってくれればいい。離れる人は離れればいい。避けることのできない論点というものはあるのです。それを避けて「共感点」だけ述べて
いるような暇は私にはありません。
斎藤は音の重要性を言うが、それをどう実現するかについては何も言えていない。つまり、柴田武史さんの授業や素読舎の存在について目が届いていない。
また、訳読は媒介にして通過すべきものであり、通過した後は戻ってはならないということも言えていない。だから、斎藤の「訳読」を批判せず放置すれば、
必ず学校で訳読が固定される。その結果、英語を練習しているにもかかわらず、思考が日本語に回帰する。
練習の「外側」で、思考が日本語に回帰するのは、日本語を主言語とする私たちには当然のことです。しかし、練習そのものにおいて、思考が日本語に回帰す
る方法は固定されてはなりません。だから、斎藤の「お墨付き」は批判されなければなりません。
>『他の技芸についても言えることだが、子供のうちは、とにかく型を仕込んでおくのがいい。
小さいころに体で覚えた型というものは、大きくなってからかならず役に立つ。』164頁
賛成です。
>『ただ、ここでも重要なのは、きちんとした先生について、しっかりと型の練習をするということ。
間違っても、英語教育の素人である親が毎日英語で話しかけるなどという馬鹿なことはやらないでいただきたい。』164頁
賛成です。
>『日本人に一番合った英語学習法は、何と言っても素読、暗唱、文法学習、そして多読。
これが日本人が高度な英語力を身につけようとする場合、欠かすことのできない基礎訓練となる。』
賛成です。
>『ところが最近になって、そのような日本の英語受容史、さらには語学の何たるか知らぬ役人や「有識者」が、小学校への英語の導入などを提案し、それを行
政的な実施へと導いてしまった。
もとより、小さいうちからコミュニケーションを通じて学べば英語がしゃべれるようになるという、何の根拠もない大衆の幻想に支えられて実現したような政策
だ。 <略>
一旦始めた以上、ここで引っ込みのつかない語学行政は、それが何とか効果を上げるまで執拗にその政策を
押し進めようとするだろう。 おそらく、次に考えるのは、小学校における「外国語(実質的に英語)」の必修化。それでも駄目なら、授業時間数を増やし、英
語教師を増やしていくのだろう。
一刻も早くこの政策を止めないかぎり、日本の英語教育は駄目になる。
賛成です。
吉さんがせっかく引用してくれたので、賛成の意見を書いておきます。しかし、私が書くべきことは、こんな賛成の意見ではないと思っています。語学論は商
売ではありませんので。
>とくに今は、素読舎フアンの塾生さんや、親の会の皆さんが、ホームページなどを作って、
盛り上げて行こうとまとまろうとしている時期じゃないですか (^▽^)/
そういう大切な時期に、根石さんの発言で生徒さんが減る状況ではサポーターが、ガッカリですよ〜。
「行儀悪くがちがちと語学論をやること、ハードにやることは、それはそれで大事なことだから、やってくれ。私はソフトにやる。両方とも必要だから。」こ
れが吉さんに言って欲しかったことです。
サポーターをやめたくなったときは、どうぞおやめ下さい。
らくださんとは語学論ではほとんどぶつかり合った気がしません。それよりも、高校1年の後半から「ほぼゼロからの出発」で英語を始めた者が、素読舎で方
法をつかみ名古屋大学に合格した事例をらくださんが「失敗例」呼ばわりしたことが決定的だったと思っています。進学校としては底辺校から、実質3年少し
で、名古屋大学に合格したこの事例を、私は素読舎の歴史の中で最高の事例だと考えてきました。東大やら一橋やらに合格した事例もありますが、それらについ
ては「うん、そうか」と思っただけです。私は今でも田中の名古屋大学合格が最高の事例だと思い、大切に思っています。田中が名古屋大学から京都大学の大学
院に進んだと聞いたときよりも、名古屋大学に合格した時の方がはるかに感動しました。めったに感動などしない私が感動しました。
それを「失敗例」呼ばわりされたとき、何をこの苦労知らずが偉そうにものを言うんだと思いました。今でも、怒りがふつふつと湧いてきます。世の中の人は
なかなかわかってくれませんが、私は「やられたらやり返す」だけです。実はおとなしい人間です。
「失敗例」呼ばわりに対して、私は「管理職」呼ばわりしました。そしたら、村田君にメールが届き、「管理職」呼ばわりが「中傷」だとのことでした。自分
で「失敗例」呼ばわりをして「中傷」したことは何とも思っていないらしい。
息子にレッスンをやめさせるということも、村田君にメールが届きました。レッスンをしていたのは、村田君ではなく私だ。私がじかに聞くべきことだ。実に
失礼であると思いました。かわいそうなのは息子だとも思いました。
>そうそう、ももこさんなんて、給料出して良いぐらいだと思いますよ〜〜。
まったくその通りだと思います。
ももこさん、申し訳ありません。
【14680】
まずは著書を読んでから。 投稿者:Jackie 投稿日:2009年 8月23日(日)20時18分58秒
>朝日の記事程度だろうが何だろうが、公表されたものです。影響力のある人がおかしなことを言い始めたと思ったら、はっきりと言葉にして批判すべき
だと考えています
新聞記事?インタビュー記事?の書いてることなんてあてにならないですよね?
真実がかいてあるわけではない。いくらでも偏向できるし、いくらでも作為できる。
テレビのひどい世論操作よりはマシですけど。
だいたい、日経新聞は経団連の提灯記事しかかかないし、
株式なんかじゃ、嵌め込みみたいな記事も書く。
新自由主義、グローバル主義、=善てな報道のスタンスで偏向している。
昔は日経新聞を高尚な新聞だとおもっていましたが、
日経よく読む馬○になる。だとこのごろは思ってます。
話半分、疑ってかかるように。
産経新聞は、小泉竹中よいしょしまくり新聞だし、
朝日、毎日読売だって、似たりよったり。
朝日新聞なんて郵政民営化のときに、「小泉カイカクはすごい」ともちあげてましたもの。
いまだって、地方分権しなきゃ!ってなかんじでしょ?市町村合併で地方がどうなったかを考えれば、今、猪瀬さんや竹中さんや経団連や自民党のいう地方分権
改革をすすめたら、地方が崩壊することは目にみえています。
でも実は改悪なのに、「郵政民営化カイカク」といいかえて、国民を欺いた、マスコミと政府。あの小泉熱狂を盛り上げ、つくりあげていたのはマスコミなの
に、
今はしらっと「国民が熱狂していた小泉」とマスコミ自体は責任がなかったように
しらーっとしています。
マスコミはいまだ反省することなく、「地方主権!のための分権カイカク」をもちあげ。
「地方分権からすべてがはじまる、地方主権で未来が開ける」てな調子の新聞テレビですけど、、
たぶんそれは実は国民にとって「カイアク」なのです。
らくださんのおっしゃるとおり
「朝日の記事程度」
新聞なんて、そんなものです。
根石さんだって、実は新聞なんてくそ食らえとおもってらっしゃるはずです。
だから、今回の斉藤さんへのインタビュー記事も
インタビューに答えたなかで、記者が感じた都合のよいところだけ、ピックアップしたのかもしれませんし、斉藤さんがいった一言一句がそのままのっているわ
けではない。
新聞なんて鵜呑みにしちゃ、だめだめ。
政府などにとって都合のよいこと、もしくは国民世論を誘導したいときは、一面トップででっかい記事で書き、政府に都合の悪い指数とかは、新聞の片隅に小さ
い記事で書かれる。
まずは著書を読んでから批評批判をしてください、根石さん。
>また、訳読は媒介にして通過すべきものであり、通過した後は戻ってはならないということも言えていない。だから、斎藤の「訳読」を批判せず放置すれば、
必ず学校で訳読が固定される。その結果、英語を練習しているにもかかわらず、思考が日本語に回帰する。
>斎藤は音の重要性を言うが、それをどう実現するかについては何も言えていない。つまり、柴田武史さんの授業や素読舎の存在について目が届いていない。
また、訳読は媒介にして通過すべきものであり、通過した後は戻ってはならないということも言えていない
著書を読んだら、これらについてもっと詳しく書いてあるかもしれませんし・・。
語学本コレクターの私としては(笑)2冊ほど持ってます〜。
でも読み流しなので、
私もしっかり読み直してみようかと思っています。
はてさてどこにあったかな。
斉藤さんと根石さんの共通点と、違う点について、書くとしたらそれからにします。
ただ、記憶をたどるかぎり、主張は根石さんと似ていたと思います。
【14681】
らくださん、根石さんへ 投稿者:Jackie 投稿日:2009年 8月23日(日)20時32分58秒
らくださんは語学関係本の方みたいですし、
いっそのこと
「語学論:根石吉久、VS斎藤 兆史」なんて本を企画してくださらないでしょうか?
どうでしょ、らくださん。
編集はらくださんで。
お互い憤慨中なのだと思いますが
これも「目標としていたこと」の行き違いの面もある。
うーん、いまいち状況がつかめないのですが。
らくださんは「京大から名古屋大に志望校をさげたということは失敗ではないか」。
根石さんは
「その高校から名古屋大に入るということは成功であり、失敗呼ばわりされる覚えはない」とおもった。
しかし田中さんが、京大を目指していたことには、偏差値的に、まだ無理があったというわけでは?
英語ゼロの状態から名古屋大にはいったことを、らくださんは「失敗だ」とは言っていないですし。
基本は死なない英語作りが元にある。
受験で死なない英語。
http://f44.aaa.livedoor.jp/~sodoku/sodokusy/yousetu.htm
>こういった英文を読みこなし和訳する力を付ける過程で、「訳読」の訓練は一切不要である、と納得させてくれる学習の道筋(教材とその学習の仕方)
が示されれば良いと思っています。
音作りと直結させ、受験英語で英語の太い幹をつくる、それをベースに
しかしまた、大学それぞれの入試問題により、和訳重視なところや英作重視なところ、穴埋め?重視なところとありますし、素読一本でではなく、オールマイ
ティーな勉強はやはり必要でしょう。ある時期は細かい分析をすることも、ある時期はしっかりと文法をもとにした訳をしていくことも、将来国際的に活躍した
いのなら、英文をきちんと日本語に訳せることも必要ですし和文を英訳することも必要ですから。
これら勉強だって、やり方次第で、死なない英語のベースにはなるでしょう。
、受験生は英語だけでなく、その他の教科も勉強しなければなりませんから、
まずは、すらすら読めることを基本として、構文理解。そして、その他はその受験校の傾向にあわせてオプションで学ぶこと。
「(素読舎)これ一本で全部すんじゃう」というわけにはいかず、各自の勉学と平行させていく。
そう、本作り
論争、対決は、本作りのなかで、
徹底に意見を戦わせるということで。
一冊つくりあげてみるというのはいかがでしょう。
本作りは
かなりの体力気力根気、論戦になると思いますが。
さあ、はっきょい、のこった!
【14682】
田中さんについて質問です。 投稿者:ももこ 投稿日:2009年 8月23日(日)23時45分2秒
田中君の通っていらした高校は私にはまったくどんな高校かわからないので検索かけて偏差値と高校HPの進学実績を見てみました。(というのも、高校で英語
をほぼゼロからやるとはどういうことなのだろう・・・。入試はどうしたの??という疑問があって・・・。)
びっくりしました。進学校・・・・。私の中の偏見かもしれませんが学年のほとんどが4年生大学に進む高校を進学校だと思っていたので、偏差値・進学実績だ
けで見てはいけないのかもしれませんが、この偏差値の公立高校から国立大学!!うひょ〜〜と思いました。
田中さんは英語はその状態からのスタートだというのはわかったのですが、ほかの教科の学習はどのようにしていたのでしょうか?英語以外は抜群にできる方
だったのですか?素読舎では英語についてのみ教えていらしたのですか?
それにしても、その偏差値の学校なら志望校の受験対策も十分にしてもらえないと思うのでホントに努力したんだろうなぁと思います。
もしお時間があれば伺いたいです。
【14683】
「朝日の記事程度」 投稿者:江戸の母 投稿日:2009年 8月24日(月)03時32分1秒
すみません。私がこのことを書いてしまったせいで、いろいろと波風がたってしまって、
被害がでてしまっていることに申し訳ありません(汗)
確かに、Jackieさんのおっしゃるとおり、「朝日の記事程度」のコメントはごもっともで!!新聞につられちゃいけない!マスコミに踊らされちゃいけな
い!たくさん情報を取り寄せて読まなくちゃと、改めて自戒した次第です。実際、「民営化」についても、批判してはいけないという編集コードが引かれていて
今はそれが解除になっていると、最近知りとてもショックでした。「世の中の流れ」を作っているのは、誰か?どことどこが手を結び情報(お金の流れ)を操作
してるのか?おかげで、「裏」を読む癖がつきました^^
今回、朝日日曜版というメジャーな場所に文科省「学校の英語」が推進している「コミュニケーション中心主義」批判が書かれてるのが珍しいなと思い書き込み
した次第でして、自治体でのネイティブ教師にかける予算が確実に増えている中、これに疑問を持つ人も皆無と思います。私は変わり者〜少しでもこの記事を通
じて「これから学校でやろうとしている英語教育はどう変わるのか?」と興味をもつ方が増えると、いいなと思います。
『日本語力と英語力』斉藤孝+斉藤兆史での引用を長くなりますが・・・
斉藤兆史
「ところが、行政が素人のレベルに乗っかっているのですからね。英語教育の場合、さらに悪いことに、一般の人たちの幻想を吸い上げ、それを力にして勢力を
強めてきた英語教育学者がその手伝いをしています。コミュニケーション中心主義を叫ぶ人たちですね。文科省にしてみれば、専門家がついているという安心感
がある。私など、そういう相手に向かって「それは違う」といい続けているわけで、日本語教育の世界よりも手ごわいです。
「私に言わせれば、日本語と英語との構造的な差異もわきまえず、日本の風土も理解しない欧米の学者が開発した音声中心の「実践的な」言葉を奨励したあげ
く、ピジン英語話者を大量生産し、その一方で表現のニュアンスを生かして政治や文化を語ったり、高度な議論を展開するのには、使えない、そんな英語を学習
することが「科学的」とはとても思えないのです。まして、そこに国際舞台で通用する英語力の育成を求めるなど、ちぐはぐな感が否めません。」
引用終わり
このあと、この章は新聞と同じく、学校でできることは「個々人が必要に応じて学習を積み重ねていけるように基礎力を」で結ばれており、途中には、編者によ
る斉藤孝の「声に出して読みたい日本語」の紹介、子供の頃からの音読、暗誦がコラムでも紹介されています。
私は自分の経験で正真正銘の「訳読育ち」といっても過言ではないかも!?ですね。授業で発音のことに触れたことはないし、LL教室が導入され始めた頃なの
で、聞く練習はしましたが話す練習は一切なし。もっぱらグラマーの授業以外は、先生もしくは生徒が英文を読み、訳す授業。
今、文法無視でとにかく英語になれるための授業、ネイティブ教師導入による挨拶、体の一部や色を学んだり、チャンツ等(または学校教師たちによる日常生活
における英語での挨拶導入(汗))には、果たして一体どんな効果があるのか、時間とお金の無駄ではないか?日本語はどうなるの?と疑問を払拭しきれないで
おりますが、だからといって、斉藤兆史氏が私が通ってきた「訳読・文法」中心の授業に戻れというのであれば、多いに疑問です。ここは根石さんに指摘され
て、あっと思いました。斉藤兆史氏が、学校において私が受けてきた授業の型だけでよいというのであれば、本当に「のべつまくなし、のんべんだらりん体制」
を助長する存在になってしまいますね。文科省の中途半端なコミュニケーション主義の先を行く、本当に「コミュニケーションできる能力」として必要な基礎固
めという点で、「音」はどうからめていくのか?斉藤氏に聞いてみたいなと思ってますデス(著作でもう、展開されているかもしれないですね。もし皆さん、
ご存知でしたら教えてください)
掲示板でのすべての引用urlを読むには、頭がおいつかないのですが、
つくづく「言葉を取得する」ということについて、考えさせられてて・・・
なぜか、私の頭の中に漫画『ガラスの仮面』で、北島マヤなる主人公がヘレンケラーを演じていた時の「WATER」をサリバン先生に教えてもらうシーンと
『アルプスの少女ハイジ』でクララが立ち上がるシーンがリピートされています^^
【14684】
Jackie さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 8月24日(月)11時14分7秒
>まずは著書を読んでから批評批判をしてください、根石さん。
そうですね。
そうします。
「朝日新聞の記事程度」については、どうでしょうか。
記事の「案」が事前に斎藤に届いていたのであれば、あの記事の斎藤の発言内容については、斎藤に責任があります。
【14685】
ももこさん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 8月24日(月)11時43分52秒
>びっくりしました。進学校・・・・。私の中の偏見かもしれませんが学年のほとんどが4年生大学に進む高校を進学校だと思っていたので、偏差値・進学実績
だけで見てはいけないのかもしれませんが、この偏差値の公立高 校から国立大学!!うひょ〜〜と思いました。
田中は、理科、数学は得意でした。これは私の憶測ですが、田中が長野南高校に合格したときは、国語、英語、社会の低得点を理科、数学でカバーしたと考え
ています。田中は高校受験時は素読舎を使っておらず、高校一年の後半に素読舎に入塾しました。英語は、文字通り「ほぼゼロからのスタート」でした。
>田中さんは英語はその状態からのスタートだというのはわかったのですが、ほかの教科の学習はどのようにしていたのでしょうか?英語以外は抜群にできる方
だったのですか?素読舎では英語についてのみ教えていらしたのですか?
素読舎では英語だけです。素読舎では当時、(受験用の)国語というより、「日本語素読」と呼ぶべき練習を無料で行っていたようです。私が、田中にやって
みないかと誘ったけれど、田中がやらなかったということがあったようです。私はその辺は忘れておりました。村田君が作ったインタビュー記事を読んで、そう
だったかなあと思ったくらいに忘れていました。
田中から国語の点がどうしても伸びないと聞いて、私が「国語はほったらかせ」と言ったことは覚えています。
田中は素読舎で英語をやっただけで、他の科目は自宅浪人でやったように覚えていますが、これも確かではありません。(田中がこの掲示板を読んでいたら、
書いてくれるといいのですが・・・)
数学や物理(?)も、自分で激しく練習しました。その辺は、インタビュー記事で推測できます。こっちは、通常の受験生がやることをやればいいし、得意科
目でもあったので、特別に「素読舎の技術」は要らない範囲でした。
【14686】
江戸の母さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 8月24日(月)12時02分43秒
>『日本語力と英語力』斉藤孝+斉藤兆史での引用を長くなりますが・・・
>>斉藤兆史
「ところが、行政が素人のレベルに乗っかっているのですからね。英語教育の場合、さらに悪いことに、一般の人たちの幻想を吸い上げ、それを力にして勢力を
強めてきた英語教育学者がその手伝いをしています。コミュニケーション中心主義を叫ぶ人たちですね。文科省にしてみれば、専門家がついているという安心感
がある。私など、そういう相手に向かって「それは違う」といい続けているわけで、日本語教育の世界よりも手ごわいです。
>>「私に言わせれば、日本語と英語との構造的な差異もわきまえず、日本の風土も理解しない欧米の学者が開発した音声中心の「実践的な」言葉を奨励したあ
げく、ピジン英語話者を大量生産し、その一方で表現のニュアンスを生かして政治や文化を語ったり、高度な議論を展開するのには、使えない、そんな英語を学
習することが「科学的」とはとても思えないのです。まして、そこに国際舞台で通用する英語力の育成を求めるなど、ちぐはぐな感が否めません。」
スカイプを使って、日本語の素読をやる会を発足させようじゃないかと提案し、教材のデータを蓄積するためのフォームを決めたりもしましたが、頓挫してい
ます。こういうものを、蓄積していけばいい「勉強会」ができるはずだと思っています。
素読舎は本当に昔から喧嘩ばかりしてきました。特に、町の有力者の奥さんなんかとまともにやると、塾に生徒が来なくなります。地元相手で閑古鳥が鳴いた
ので、「電話(スカイプ)でレッスン」を始めたという経緯もあります。
今回は私が「ふざけんじゃねえぞ」と思ったことで、らくださんが離れました。電話やスカイプでのレッスンでは初めてのことでした。
【14692】
根石さんへ 投稿者:吉 投稿日:2009年 8月24日(月)22時04分59秒
> 批判というものに対する考えが、吉さんと私とでは非常に違 うのだということが改めて確認できました。
今の僕は発言の起点を、「仲間作り」においてますので、どうしても相容れないことがあろうかと思います。
根石さんがスタイルを変えるとは思っておりませんが、今後も私から同じような発言があると思います。
その時は、「またか」と思ってください。
それによって根石さんにはエネルギーを使わせて申しわけなく思いますが、
今回のような根石さんの詳しい論拠の加筆は必要だと改めて感じました。
根石さんの怒りもわかりますが、らくださんがいなくなったのは正直悲しいと思っているのです。
過去ログを読むと、僕が去った後、親の会の中心的存在として、彼の立ち回りは、非常に大きなものがありました。
根石さんの言い分は読みました。 しかし、なぜそうなってしまったか、残念でしかたがありません。
過去の自分と気持ちが重なるということもあります。
らくださん、、、気持ちが落ち着きましたら戻ってきてください。
>> 避けることのできない論点というものはあるのです。
>> それを避けて「共感点」だけ述べているような暇は私にはありません。
よくわかります。 批判をするなとは言いません。 しかし、もしもできるのであれば、
わずかな行でも共感点から書いてくださったうえで、批判に移行されることをおすすめしたいです。
最初に共感から入ると、後半の批判が(他人の頭に)浸透しやすくなるのです。
>「行儀悪くがちがちと語学論をやること、ハードにやることは、それはそれで大事なことだから、
> やってくれ。私はソフトにやる。両方とも必要だから。」
> これが吉さんに言って欲しかったことです。
この根石さんの気持ちは、わかります。
> 私は斎藤の「訳読」の持ち出し方は、学者の郷愁だと理解しています。
あいかわらず見事な表現としか言いようがありません。
私も同じように考えておりましたが、「郷愁」というハマル言葉をよくみつけますね。 (^^)
> サポーターをやめたくなったときは、どうぞおやめ下さい。
では、その時がきましたら、、。 (^^ゞ
しかし、まだビールを一緒に飲んでいませんよ。
それに、僕のホームページを読んで根石さんにつながってくださった人達に、
きちんと感謝を伝えきれておりません。 語学は、こういう人との別れではないです。
根石さんから語学の魅力ももっと引き出して、語ってもらいたいとも思っています。
【14695】
一言だけ追加 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 8月25日(火)01時00分35秒
>根石さんの言い分は読みました。 しかし、なぜそうなってしまったか、残念でしかたがありません。
この掲示板にほとんど書くことがないが、ずっと読んでいる人の観察では、こばたま事件以後、らくださんのもの言いが変わったとのことでした。
らくださんは、英語関係の出版の仕事をされていますが、その母体は学校で、こばたまとは規模が違うにせよ、まあ、ご同業と言っていいのかもしれません。
私には、英語回りの仕事で本当に嫌悪している仕事というものがあります。こばたまのやっていることもそうです。
英語回りというより、コミュニケーション主義回りと言ったらいいのかもしれませんが、その種の仕事は決して私とはご同業だと思いません。そんなもんとご
同業扱いされたらたまったものじゃない。
こばたまはやはり私が遊郭呼ばわりした通り、災厄をもたらしたようです。
レッスンから、Jackie さんが離れ、らくださんの息子さんが離れました。
私は、らくださんが離れたことより、らくださんの息子さんが離れたことが何倍も悲しいです。
【14696】
構想 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 8月25日(火)02時01分56秒
今日、レッスンの時に何人かの人に話しましたが、今後の私のレッスンの位置づけを考えています。
何と言ったらいいでしょうか。「無料へのベクトル」とでも名付けたい構想があります。
私のレッスンを受けてくださる生徒さんに、「レッスンだけの時期」「レッスンと自立練習を交互に行う時期」「自立練習だけの時期」をたどっていただく構
想です。
「自立練習だけの時期」になれば、コーチがいませんので、無料で私が作る教材を使ってもらえばいい。私が作った教材は、パソコンソフトのフリーソフトみ
たいに考えていただけばいい。
最近、掲示板で「自習」という名で言っているものを、「自立練習」と読み替えてください。今後、「自立練習」という名で呼びます。
「レッスンだけの時期」というのは、どの生徒さんにもわかっていただけると思います。
「自立練習」は、コーチなしで、生徒さん同士でやってもらうものです。お金は動きません。私のレッスンで扱ったところの「先」を二人か三人の生徒さんだ
けで進めていただきます。30分やるのでも、1時間やるのでもいいので、その辺は生徒同士で相談して決めていただけばいい。
「自立練習」を終えるところは、テキストの点線の上で終えていただく。点線の下には「新しい文」がありますので、その文かその文の一部分を読んでもらえ
れば、私は「自立練習」の「先」をレッスンします。こうすることで、練習の進むスピードが2倍3倍になります。
「レッスンだけの時期」がどのくらいあるのかは、決まっていません。私のレッスンを始める前に、何をどれだけやってあったかによって違います。一ト月か
ふた月で終わる生徒もいるでしょうし、6年7年かかる生徒もいるでしょう。それはまったくまちまちです。
「レッスンだけの時期」は、「自立練習」開始に向けての期間です。初心者の段階です。
「レッスンと自立練習を交互に行う時期」は、「自立練習だけ」に向けての期間です。中級者前半の段階です。この期間は結構長いとご承知おき下さい。
中級後半からは、練習を「自立」させることのできる段階ですから、無料で私の作る教材を使っていただけばいい。生徒同士でレッスンしてもらえばいい。
レッスンの報告だけは、掲示板に書いていただきますし、「自立練習」を継続して何か新しいことが起こった場合は、その報告も書くことを約束して「自立練習
だけの時期」へ入っていただきます。
今私がやっているレッスンは、「無料」に向かっているのだと考えていただこうと思います。
無料ではやれない仕事というのはどうしてもあります。レッスンそのものに時間と体力を使う部分は、無料でやることはできません。しかし、私のレッスンを
くぐり抜けてもらった後は、すべてが無料になると考えていただきたい。というか、教材づくりは無料でやるよ、ということです。そこからは、本来の意味での
ヴォランティアだと思います。
ただし、私にも生活がありますので、「自立練習だけ」の無料の練習空間へ生徒を送り出すのは、空き枠がすべて埋まっており、新たにレッスンを始めてくれ
る人が現れた時点にさせていただきます。
無料の練習空間へ向けて歩いていただくために、お願いがあります。
レッスンをする必要のある期間はレッスン時のアドバイスに従って、練習を進めて下さい。アイドリングの音が安定してきて、わすかアクセルを踏んでいい段
階=加速してもいい段階になった頃に、「自立練習」をお奨めしますから、生徒同士で練習し、レッスンも継続して下さい。以上が、レッスンそのものについて
のお願いです。
それまでの期間も、その後の期間も、私のレッスンを回りに広めていただきたい。無料に向かうレッスンだということをはっきり言って、回りに広めていただ
きたい。強力に協力していただきたい。
どなたに奨めていただくのでもいいです。上級者は1ヶ月、2ヶ月で「無料過程」に入るでしょうし、場合によっては10年以上もレッスンをやっていただく
場合もあるでしょう。それはまちまちですが、私のレッスンでやることは「自立」までのお手伝いです。「自立」までに長い時間を必要とする人には、長い時間
お金を払っていただくことになりますが、それは私の体力と時間を使ってやる仕事ですので、仕方ありません。悪平等はやる気がありませんので、ご承知願いま
す。
日本のこれまでの「民主勢力」が言う「運動」って言葉が嫌いですので、movement
という英単語を援用して言いますが、「無料化ムーヴメント」に、現在の生徒さんたちの強力なご協力を願いたいのです。
もしも万が一、私のレッスンが生徒で鈴生りになった場合は、コーチが必要になります。「無料練習空間」にいる人たちの中で、語学論を備え、練習を継続し
ている人にコーチをやってもらおうと思っています。
【14697】
村田君 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 8月25日(火)02時18分55秒
今日書いた「構想」という記事は、ホームページに載せてもらいたいと考えています。
斎藤の朝日新聞の記事について江戸の母さんが書かれた頃からたどってもらって、らくださんと私とのやりとり、つい先頃では、吉さん、Jackie
さんとのやりとりを一連の記事にして下さい。
「うんこ汁」のことで、私が市役所とした喧嘩のテープ起こしはその後でいいです。というか、これに関しては長いことさぼってもらってもいいです。ただ
し、やってはもらいたいと思っています。
村田君は非常にながいことサボッテイタという思いがありますので。
【14698】
根石さん 投稿者:村田晴彦 投稿日:2009年 8月25日(火)03時11分17秒
・「構想」のHP掲載の件
・斉藤兆史朝日新聞の記事をめぐる議論
了解です。
【14699】
「シンタックス」について 投稿者:村田晴彦 投稿日:2009年 8月25日(火)04時01分58秒
ある人に、素読舎でいう「シンタックス」についてメッセ―ジを 送りました。
大風呂敷にもさらしてみます。
===============================
大前提として、日本語と英語は語順が違うというところから出てきている議論だと思います。
日本語:主語+目的語+動詞
英語:主語+動詞+目的語
この語順が違うっていうところが、頭から意味をとっていく時の壁となります。
かつて、日本人は中国語を返り点などをつけて「漢文」という形で受け入れました。
これは中国語を中国語として読んでいくのではなく、中国語を日本語化して受け入れたということです。だから頭から意味を取っていくことにならない。(漢文
をいくらやっても中国語を話せるようにはならない)
英語でいったら、返り読みしていく(視線を途中で右から左へもどしながら読んでいく)ということになります。文章を読む時なら、これでもなんとかなります
が、聞く・話すとなると、お手上げです。また、英語で文章を書くということもなかなか難しいと思います。(日本語で文案を考え、英語にする、という手順を
踏むため。英語の例文が身についていないと、主語を意識しない日本語の文案を考え、それを英文にしようとするのでわけがわからなくなる場合が多いと思いま
す)
この語順の違いを、大量の例文をインプットすることにより、身体に覚えこませせていく過程、それがシンタックス獲得の過程だと思います。
これは「文法」を自分で発見し、身につけていく過程でもあります。
学校で教わる文法は、まずルールありきで、ルールを知識として覚え、例文にそれをあてはめていきます。いわば演繹法です。
大量に例文をインプットしていくことにより、自分なりのルールを発見し、それを身につけていくこと。これは帰納法です。
ルールを先に覚えろ、ということは、大量のインプットをしなくてもとりあえずルールだけ知ってればいいぞ、ということでもあります。大量のインプットをし
なくてもいい、という点では「経済的」かもしれませんが、これだけではいつまでたっても英語を使えるようにはなりません。語学としては本末転倒です。
大量に例文をインプットして、自分でルールを体感した後、文法用語ではこう説明されているんだなあ、と感じ取るのが、「文法」のよい学び方だと思います。
【14701】
村田君 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 8月25日(火)21時37分48秒
・「構想」のHP掲載の件
・斉藤兆史朝日新聞の記事をめぐる議論
「構想」については、お願いします。
斉藤兆史朝日新聞の記事をめぐる議論は、「訳読」をめぐる議論ですが、これと「失敗例」をめぐる議論(?)とがあり、これをどうしようかと思っていま
す。本来別のものなのですが、京都大学の入試問題の質のところでからまっていて、うまく分けられない。一緒にして採録し、後でコメントをつけるしかないか
なと思っています。うまい案はありますでしょうか。
ホームページが容れ物として機能するようになると、村田君は忙しくなると思います。今日、「うんこ汁」テープ起こしの件を考えなおしました。あれは、私
がもう少し時間がとれるようになった時に自分でやろうと思います。
昨夜、レッスンの時、いくつかMP3の音声ファイルができました。できたらこれを早めにホームページに載せて欲しいと思っていますが、重複が何カ所かあ
るので、重複箇所の処理について検討したいと思います。今日、スカイプで送って、一緒に検討してもらえないでしょうか。その他にも用件がありますので、連
絡下さい。
【14701】
村田君 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 8月25日(火)21時37分48秒
・「構想」のHP掲載の件
・斉藤兆史朝日新聞の記事をめぐる議論
「構想」については、お願いします。
斉藤兆史朝日新聞の記事をめぐる議論は、「訳読」をめぐる議論ですが、これと「失敗例」をめぐる議論(?)とがあり、これをどうしようかと思っていま
す。本来別のものなのですが、京都大学の入試問題の質のところでからまっていて、うまく分けられない。一緒にして採録し、後でコメントをつけるしかないか
なと思っています。うまい案はありますでしょうか。
ホームページが容れ物として機能するようになると、村田君は忙しくなると思います。今日、「うんこ汁」テープ起こしの件を考えなおしました。あれは、私
がもう少し時間がとれるようになった時に自分でやろうと思います。
昨夜、レッスンの時、いくつかMP3の音声ファイルができました。できたらこれを早めにホームページに載せて欲しいと思っていますが、重複が何カ所かあ
るので、重複箇所の処理について検討したいと思います。今日、スカイプで送って、一緒に検討してもらえないでしょうか。その他にも用件がありますので、連
絡下さい。
【14703】
村田君、いろんな話でごちゃごちゃしますが 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 8月26日(水)00時44分22秒
シンタックスについての文読みました。
その後、吉本隆明の「日本近代文学の名作」という本を読んでいました。
折口信夫についての部分をちょっと引用します。
客観的に言語と言語を比較し、似ている点や違う点を調べる比較言語学の方法は科学的と称されるけれども、そこに自分というもの、日本語を使っている内部
の人間としての考え方を入れずに、ただ知識として比較しているだけだ。折口は内在的に日本の古典語に関する自分の経験と蓄積をさかのぼって、日本語の起源
に近づくという考察の仕方をしている。
村田君の文は「科学的と称される」部類のものだと思います。
自分がいない。
【14707】
根石さん 投稿者:村田晴彦 投稿日:2009年 8月26日(水)01時50分44秒
・斉藤兆史朝日新聞の記事をめぐる議論
まず、記事の切り抜きやってしまいます。
シンタックスについての文、批評していただきありがとうございます。
シンタックス問題について、まだ自分にとってリアルにとらえ切れてないということだと受け止めました。もっともっと考えます。
【14708】
素読舎の沿革 (ホームページ用) 投稿者:村田晴彦 投稿日:2009年 8月26日(水)02時16分38秒
・1976年 根石吉久 家庭教師を始める。
・ほぼ一年後、塾を開始。素読舎の看板を掲げる。
その後十数年間、学年トップを続々と輩出する。
・1983年 「英語のやっつけ方」素読舎から出版。
・1985年 「たごさくえーご宣言」めんがらやから出版。
・1997年 戸倉分室開始。(分室長 村田晴彦)
・2000年 小学館文庫「英語どんでんがえしのやっつけ方」出版。
・2000年 「電話でレッスン」開始。
・2001年 掲示板「大風呂敷」開設。主に「磁場論」を展開する。
・2004年 杭瀬下分室開始。(分室長 寺澤郁子)2008年閉鎖。
・2006年 奈良分室開始。(分室長 小川住江)2008年休止。
【14710】
京大の和訳 投稿者:村田晴彦 投稿日:2009年 8月26日(水)03時19分8秒
京大の和訳は確かに難しいです。自分が受験生だった頃だったら、解けてません。
でも、その難しさっていうのは学校の箔付にすぎないんではないかとも思います。
わたしが高校生の頃、進学校であるというプライドを持った先生たちが、生徒のレベルを越えた試験問題を出して、学年の3分の1が0点だったという事件を思
い出します。(これは数学でしたが…。ちなみにわたしも0点でした)
あるいは、うちの塾生が通っている中学の先生が、発音についての訓練もしないでリスニングの配点をあげたり、長文読みこなす訓練なしで長文を何題も出題し
ていたことを思い出します。
実は、京大の和訳の難しさは、こんなところにつながっているんではないでしょうか。中学や高校のことだと、あそこの先生無茶するわ、と学生でさえそう思う
のですけど、それと本質的には違いはない。ただ、旧帝国大学ということで、目がくもってしまうんだと思います。私も、「あんなものは高校3年生のレベルを
越えちゃっています」ということが言えなかったのは、旧帝大ってすごいんだろうなあ、という気持ちがどこかにあったからです。まあすごいと思いつつ、根石
さんのように「けっ」と思う気持ち、これを大切にしなければならないと思います。
【14711】
斎藤兆史氏の朝日新聞記事をめぐる議論 投稿者:村田晴彦 投稿日:2009年 8月26日(水)03時37分21秒
抜粋しました。
http://ooburoshiki.yokochou.com/saitou.html
【14717】
素読舎ではこんなことをしています(ホームページ用) 投稿者:村田晴彦 投稿日:2009年 8月27日(木)04時33分49秒
■素読舎ではこんなことをしています。
・素読舎では「音づくり」をします。まともな音ですらすらと英文を読むことができるようにすること。それが「音づくり」。まともな音ですらすらと読む力を
身につけ、大量の例文をインプットしていきます。
・「音づくり」について、素読舎は素読を原理とした方法をとっています。素読は、その場で理解を求めません。意味は宙づりにしたまま、インプットをどんど
ん進めていくことができます。
・素読舎のテキストは、新しく出てくる例文ひとつに対して、関連した過去の例文がたくさん書かれています。テキストにこういう構造が与えられているので、
塾生は結果的に同じ例文を他の例文に関連させながら何百回、何千回と読むことになります。素読舎の塾生は、読みのレベルが違います。
・素読舎のテキストでインプットを続けていれば、最初はわからなかった意味と音とが一致して、一気にわかるときがきます。さらにインプットを続けていくこ
とにより、理解したことが、身体に根付いていきます。
・きちんと「音づくり」をしていれば、問題集を解く練習などしなくても問題を解けるし、リスニング対策なんかしなくても聞きとることができます。「音づく
り」を続ければ、入学試験等にとどまらず、学校を出た後の英語につながっていきます。
・「音づくり」は日本の英語教育に一番欠けているものです。日本中探しても、「音づくり」をしている場所は、ほぼ皆無です。素読舎と反対のことをやってい
る場所は山ほどあります。
・日本人が英語の発音・読みでどこでつまづくかをわかるのはやはり日本人です。英語ネイティヴにとっては、当たり前すぎることが、日本人にとっては当たり
前ではない。それが英語ネイティヴにはわからない。素読舎には、日本人が一瞬にして発音のコツをつかめる方法があります。
・素読舎では黒板を使った説明をしません。黒板を必要としない「音づくり」を実践しているからこそ、「電話でレッスン」「スカイプでレッスン」が可能と
なっています。
【14718】
根石さん 投稿者:ももこ 投稿日:2009年 8月27日(木)14時35分1秒
田中さんの受験生時代のお話ありがとうございました。素読舎の レッスンで根性もつけたのかしら?なんて想像してしまいます。
話は変わって、今日はお願いがあって書き込みをします。
それは、GHOSTのシナリオを1冊通しで根石さん(もしくは村田さん)が読み上げたものを自習用のサブ教材としてほしいということです。
今週末から私はpiggyさんと自習をするのですが、そのときに二人とも不安に感じているのが「先生役をすること」なんです。わからない発音は辞書で調べ
ればもちろんいいのかもしれないのですが、やはり文で聞きたいなとも思うのです。
CDと同じで音声データだけで練習していても修正は必要になると思うのですが、音声を聞きながら一人で練習しておくだけでぐっとストレスというか緊張のレ
ベルが下がると思うんです。
もしよろしければご検討いただけるとうれしいです。
【14719】
ももこさん、根石さん 投稿者:Piggy 投稿日:2009年 8月27日(木)19時10分19秒
ももこさん
つい先日「もしかしたら」と思って次回のレッスンで根石さんに確かめようと思っていたことがあります。自習のやり方についての説明で根石さんが「かわりば
んこに読む」と書かれたのは、ももこさんが1回読み私が5回読む、次の文章を私が1回読みももこさんが5回読む、という意味ではなく、ももこさんが5回読
み、私が次の文章を5回読む、ということではないかと。
先週根石さんのレッスンの後にももこさんとお話したときは、私は前者のように思っていました。ただ、具体的なやり方(上記の前者のやり方)を例にあげては
お話しなかったので、ももこさんがどのように思っていらしたのか、わかりませんが。
根石さん
先日別の用事でメールをさしあげたとき、自習に関する質問にお返事をいただきましたが、それを読んだ上でもまだ私は「かわりばんこに読む」ということの意
味を前者のように思い込んでいました。もう一度読み返すと後者のように思えてきました。どうでしょうか。
もしも後者であれば、私たちの場合は新しい文章の「音づくり」を自習でおこなうことにはほとんど(あるいはまったく)期待せず、(最初にももこさんが「復
習」を提案なさいましたがそのとおりで)、次々に出てくる既出の文章を「復習」することに重点をおく自習なのではないかと思い返しました。この理解はあっ
ていますか。
メールで「その後の私のレッスンで自習で出会った新しい文は、復習用に何度も出てきますので、自習のときに間違えてやってしまったものがあっても、レッス
ンで訂正できます。」と書いて下さったのをあらためて読み返しても、そのように思えて来ました。
多分、「テキストの英文まるごとの部分をかわりばんこに次々に『技法グラウンド』で読んで下さい。村田君はコーチの練習を兼ねて、江戸の母さんの『音づく
り』をやって下さい。」という、根石さんの文章を読んだのも、私の思い込みの原因の一つかもしれません。もちろん私たちがお互いの「音づくり」をできると
は思っていませんでしたが、『技法グラウンド』で読むというのは、1回読むほうも自分達でするという意味に、私はとっていました。
もしも後者が正しくて、私たちの場合は復習に重点を置くということであれば、もちろん音声を用意して下さるとありがたいですけれども、根石さんの意図とは
少しずれるのではないかと思えてきました。
【14720】
ももこさん、Piggy さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 8月27日(木)22時04分16秒
私の説明があいまいでした。
「技法グラウンド」というのは、コーチが一回読んだものを、生徒が5回(以上)繰り返し読むということですので、ももこさんと Piggy
さんの「自立練習」でやっていただくことと違います。「技法グラウンド」をやっていただく必要はありません。
一つの英文まるごとを例えばももこさんが5回繰り返し読んだら、次の英文まるごとを Piggy
さんが5回繰り返し読むということを次々にやってもらえば結構です。「コーチが一回読む」ということなしに、一人ずつかわりばんこに、5回ずつ読んで進め
てください。
>根石さんが「かわりばんこに読む」と書かれたのは、ももこさんが1回読み私が5回読む、次の文章を私が1回読みももこさんが5回読む、という意味ではな
く、ももこさんが5回読み、私が次の文章を5回読む、ということではないかと。
お察しの通りです。「ももこさんが5回読み、私が次の文章を5回読む」と書かれたことをやって下さい。
この場合でも、一人の人が読んでいるときに、明らかに違うとわかり、自分が直せる範囲のものは、遠慮せず直してもらえるとありがたいです。これがなかな
か心理的にやりにくいことなのですが、あらかじめ相互にそうすることを話しておいていただき、やってもらえると自分のためにも相手のためにもなります。
>もしも後者であれば、私たちの場合は新しい文章の「音づくり」を自習でおこなうことにはほとんど(あるいはまったく)期待せず、(最初にももこさんが
「復習」を提案なさいましたがそのとおりで)、次々に出てくる既出の文章を「復習」することに重点をおく自習なのではないかと思い返しました。この理解は
あっていますか。
いや、そんなことはありません。辞書をひいて、単語の読みを確定し、新しく出てきた文を繰り返し読み、読みがつながるようにしておくということはやって
いただきます。「文全体の音の一連の型」を作っていただく作業があります。(これは一人でやっておいていただく練習です。)「波状的復習」として、既出の
文が出てくる部分は、気をつけて読み、お互いに直し合うだけでいいと思います。重点は、新出の文の「音づくり」と、既出の文の「錆び落とし」の両方に等分
にかけられています。
長い流れで見れば、私のレッスンも、「自立練習」も、一度作った英語力を「維持する=持ち続ける」ことに重点があります。しかし、今の段階での「自立練
習」は、一人でやっておく練習にも同じように重点をかけるのだとお考え下さい。
>メールで「その後の私のレッスンで自習で出会った新しい文は、復習用に何度も出てきますので、自習のときに間違えてやってしまったものがあっても、レッ
スンで訂正できます。」と書いて下さったのをあらためて読み返しても、そのように思えて来ました。
辞書をひけば、新出の文の「音づくり」ができる段階の人にしか、私が「自立練習」をお勧めすることはありません。それでも、音が違ったままになってしま
うこともないとは限りません。その場合は、レッスンで訂正します。「鉄は熱いうちに打て」の「熱いうち」であれば、容易に直ると思います。
>「テキストの英文まるごとの部分をかわりばんこに次々に『技法グラウンド』で読んで下さい。村田君はコーチの練習を兼ねて、江戸の母さんの『音づくり』
をやって下さい。」という、根石さんの文章を読んだのも、私の思い込みの原因の一つかもしれません。
この私の文が誤解の元でした。「技法グラウンド」で、ではないですね。
村田君と、江戸の母さんにも誤解をさせてしまっていると思います。かわりばんこに、5回(以上)ずつ読む、と訂正させて下さい。「明らかに違うとわか
り、自分が直せる範囲のものは、遠慮せず直してもらえるとありがたいです」に関しては、「5回ずつかわりばんこ」をやりながらできるものと思います。
なお、用語を統一したいと考えています。スカイプを使って生徒同士でやる練習を、「自立練習」としたいと思います。辞書をひく、繰り返し読み、「文全体
の音の一連の型」をつくるなどの練習の方を「自習」と呼ぶことにしますので、ご協力下さい。
【14721】
ももこさん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 8月27日(木)22時38分42秒
「自立練習」は、特にイントネーションに関して、生徒が「自己決定する」ようになるためのものです。ですから、音声教材なしで自分で音を作る練習なのだ
と思ってやってもらうのがいいと思います。
イントネーションの「自己決定」は、長い文になると、「意味のかたまり」を考えないとできません。その点でも「自立練習」がいい練習になると思っていま
す。間違わない方がいいのですが、間違うことを恐れずに、「自己決定」することをやってみて下さい。
【14722】
村田君、江戸の母さん、ももこさん、Piggy さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 8月27日(木)22時59分4秒
「自立練習」の報告をお願いしようと思っています。
簡単な書式を決めます。
自立練習「ゴースト・イメージ核受肉教材」(レッスン組み込み)
練習者名
日時
進展度(説明部分を含めた総行数)
次回レッスン開始の文
---------------------------------
具体的な例は、次のようになります。
自立練習「ゴースト・イメージ核受肉教材」(レッスン組み込み)
練習者名: Piggy, ももこ
日時 : 09/08/27
進展度(説明部分を含めた総行数): 158行
次回レッスン開始の文 : I just can't seem to make contact.
---------------------------------
これ以外にも、何か気づいたことがあったら是非書いて下さい。
【14724】
振り替え枠について 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 8月27日(木)23時20分34秒
少しずつ、「二人一枠」で使ってくださる生徒さんが増え、現在は、半分以上の生徒さんが「二人一枠」です。この場合、片方の生徒さんが休まれた場合に、
振り替えをすると、休んだ方の方が教材が先に進んでしまうということになるため振り替えができません。
もともと、私の義務ではなく、仕事等が忙しい生徒さんに対する私のサービスとして位置づけてきましたが、近い将来、廃止することにします。
これまで記録しておいた分の振り替え分は、枠を廃止する前に振り替えを行い、処理します。
これまでの振り替え枠の分は、「自立練習のみ」の段階の生徒さんが生まれて以後、ときどきその「自立練習」をチェックするための枠として使用する予定で
す。このチェックも、レッスン代金はいただかないでやるつもりです。
【14726】
自立練習の報告 投稿者:村田晴彦 投稿日:2009年 8月28日(金)00時27分19秒
2回目の自立練習をやりました。
江戸の母さん、お疲れ様でした。
今日は215行進みました。
どのように進めているか、報告します。
・私と江戸の母さんで、かわりばんこに別の例文を読みます。
・私が読んでいる間、江戸の母さんは回数を数えています。また、江戸の母さんが読んでいる間は、私が回数を数えています。だいたい5回言えたら、相手に知
らせます。
・江戸の母さんが読んでいる時、直すべきところは直しています。
・私が読んでいる時、江戸の母さんが気になったところは言ってもらっています。
以上です。
根石さんへ。
今日、私がチェックしたのは、
===============
・alreadyのアクセントの位置
・only, okay の o はウを言う
・hang, have は口の両端斜め上
・transfer アクセントの位置
・nine hundred thousand dollars と nine hundred
thousand の thousand は読み方が変わる
nine hundred thousand dollars は、nine hundred thousand が dollars にかかるので
thousand まで上がり調子読む。
nine hundered thousand は、nine hundered が
thousandにかかるのでhundredまで上がり調子で読む。
===============
です。
【14728】
「自立練習のみ」の段階 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 8月28日(金)00時31分2秒
今はまだ私のレッスン枠に空きがある状態ですが、これが埋まり、その後新たにレッスンの申し込みがあったら、古い生徒さんから順次「自立練習のみ」の段
階に入ってもらおうと思っています。
「自立練習のみ」の段階には、私がレッスンすることもありませんから、レッスン代金がありません。現在の「振り替え枠」を「自立練習のみ」のための枠と
して使い、生徒同士の相互練習の質のチェック、アドバイスなどに使用する予定です。つまり、無料で継続して教材を使っていただき、チェック、アドバイスを
受けられる段階です。自立練習の報告は毎回していただきます。
「自立練習のみ」をやる生徒さんには、素読舎の活動に強力にご助力いただくことを希望しています。積極的に回りに広めていただきたいのです。その際、
「いずれは無料になるレッスン」だと言い添えていただきたく思います。
練習力がある一定の段階にならないと、無料にはなりません。やるべきことを終えていない段階では、「自立練習」というものは不可能です。その期間は有料
でレッスンを受けていただく以外にありません。
中級前半にけっこう長い時間が必要になります。レッスン期間が短い人は、中級後半の人と上級の人です。
どこで中級前半が終わり後半に入るのかの一応の目安がなければなりません。
今日ひとまず考えたところを書いておきます。
・個々の音についてレッスンで注意することがほぼなくなっている。
・発音記号を調べれば、文全体のイントネーションの「自己決定」ができる。
・「回転読み」の高速回転で、口の筋肉が鍛えられている。
・「切断読み」で、低速から高速まで、スピードを自在にコントロールできる。
基準は暫定のものですが、ほぼこれでいいんじゃないかと思っています。
「自立練習のみ」の枠がいくつもできた時は、私のレッスン枠に空き枠ができたときに、交替で「自立練習のみ」から、有料レッスン枠に戻っていただくこと
もあります。新たに始める生徒さんが申し込まれた時点で、再び「自立練習のみ=無料の練習」に戻っていただきます。
教材は絶えず作り続けています。「自立練習のみ」の生徒さんが、教材を使いきった場合は、いつでも最新版の教材をお送りします。
【14731】
村田君 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 8月28日(金)00時37分17秒
いい報告をもらいました。
書式でなくても、こちらがわかればいいです。
書式で書いてもらって、その後に、具体的なことになるべく多く触れた記事を書いてもらうと一番ありがたいです。
【14732】
村田君 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 8月28日(金)00時47分52秒
>・nine hundred thousand dollars と nine hundred
thousand の thousand は読み方が変わる
nine hundred thousand dollars は、nine hundred thousand が dollars にかかるので
thousand まで上がり調子読む。
nine hundered thousand は、nine hundered が
thousandにかかるのでhundredまで上がり調子で読む。
「上がり調子」なのかなあと思いました。
これは、吉さんが「形容詞・形容語句」になるとイントネーションの起伏が小さくなると言っていた問題と同じだと思います。一つの名詞にかかる形容詞が、
その名詞の前にいくつかある場合、イントネーションはそれぞれを単独で読む場合より平べったくなる。上がりも下がりもしない調子になるのではないかと思い
ます。
nine hundred thousand でひとかたまりの場合は、thousand
が形容詞を全部引き受ける名詞(受け皿)になるので、ここは「下がり調子」になると思います。
形容詞+形容詞+名詞
平ら +平ら +下がり
形容詞を受け止める名詞が「下がり調子」になるという方がいいような気がします。
【14733】
マイクと巻き物 投稿者:江戸の母 投稿日:2009年 8月28日(金)00時54分19秒
村田さんと2回目の「自立練習」を終えました。
村田さん、すみませんが、何行進めたかわかりますか?私も秀丸をインストールするようがんばります。ちなみに村田さんの発音をチェックする余裕はありませ
ん(汗)
ところでレッスンで、elecomの980円のマイクの頭(?)が落ちてきて使いづらいのが最近の問題でしたが、これは、マイクの上の部分ををスタンドと
後ろ向きにすると固定されるので解決できました。まだこのマイクで使えそうです。
もうひとつ、息子レッスンは画面で見ずプリントアウトして使ってますが、紙ベースだとばらばらになってしまいがちです。これを解消するために、お経みたく
巻き物状態でプリントアウトできればいいなと思いました。「連続紙」専用のプリンターでないと、不可能かもしれません。もし詳しい方がいらしたら教えてく
ださい。
(巻き物状態で販売するというのはいかがでしょう?一枚一枚をプリントアウトするより巻き物は使いやすいかとも思いますが)
また、長野の素読舎ではどのようなテキストとしてプリントアウトされているのか、教えてもらえたら嬉しいです。
素読舎を体験して(も〜ほんとに毎回冷や汗ものデス)つくづく思ったのが、
一つ一つの単語の発音も丁寧に指導されることのありがたさとともに、一文になったときに『消える音』『混ざる音』の「存在」にきづかされたこと、一息に読
む箇所、わずかながらの間をおく場所、などなど いろんな「存在」にきづかされました。
ゴーストの映画は見たことが無くて、死んだ旦那さんが霊媒師によって現れるというストーリーしか知らないのですが、まさにこれを読んでいると文字が立ち上
がって息しはじめるような、そんな感覚を感じますね。
過去ログ整理も時間をみて進めていますが、今・・・どっぷりと沼にはまってしまった状態です。
時間がかかってすみません。でも、とても面白いです。最初はこの作業、何かの役に立つのかな〜と半信半疑だったんですが、当時のことを追体験しながら、た
のしく作業しています。印象的だった言葉を自分のHPでもページを作ってメモさせていただいています。よろしくお願いします。
【14734】
中級前半と後半の境界について・改訂 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 8月28日(金)01時09分25秒
・個々の音についてレッスンで注意することがほぼなくなってい る。
・発音記号を調べれば、イントネーションの「自己決定」ができる。
・「言いながら書きながら思う」の「言いながら書きながら」ができる
・「言いながら書きながら思う」の「思う」が会得できている。
・「回転読み」の高速回転で、口の筋肉が鍛えられている。
・「切断読み」で、低速から高速まで、スピードを自在にコントロールできる。
【14735】
江戸の母さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 8月28日(金)01時18分21秒
>もうひとつ、息子レッスンは画面で見ずプリントアウトして使ってますが、紙ベースだとばらばらになってしまいがちです。これを解消するために、お経みた
く巻き物状態でプリントアウトできればいいなと思いました。「連続紙」専用のプリンターでないと、不可能かもしれません。もし詳しい方がいらしたら教えて
ください。
(巻き物状態で販売するというのはいかがでしょう?一枚一枚をプリントアウトするより巻き物は使いやすいかとも思いますが)
いやあ、実にユニークですね。考えもしなかった。巻物か。まさに英語を読経するようになりますね。そうすると、私が作っている教材は、お経なのかもしれ
ませんね。
巻物教材の制作販売はおまかせします。どかんとマウケテ下さい。
素読舎では、普通紙(A4)で印刷しています。
【14736】
江戸の母さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 8月28日(金)01時23分40秒
>過去ログ整理も時間をみて進めていますが、今・・・どっぷり と沼にはまってしまった状態です。
時間がかかってすみません。でも、とても面白いです。最初はこの作業、何かの役に立つのかな〜と半信半疑だったんですが、当時のことを追体験しながら、た
のしく作業しています。印象的だった言葉を自分のHPでもページを作ってメモさせていただいています。よろしくお願いします。
継続してくださっているとのこと、ありがたく思います。
よろしくお願い致します。
【14737】
形容詞+形容詞+名詞 投稿者:村田晴彦 投稿日:2009年 8月28日(金)01時28分49秒
江戸の母さんが nine hundered thousand in Albany by ten
のところで、thousandの後にあたかもdollarsが来るがごとく、上がり調子でthousandと発音していたのが印象に残ったので上がり調子
と書きました。吉さんが書かれていた記事も念頭にあったのですが、上がり調子という印象があったので…。
確かに「形容詞を受け止める名詞が下がり調子」の方がしっくりきますね。
【14740】
巻き物 投稿者:江戸の母 投稿日:2009年 8月28日(金)01時40分32秒
素読舎ではA4用紙へのプリントアウトなんですか、了解です。
>巻物教材の制作販売はおまかせします。どかんとマウケテ下さい
そうなんですよ!巻き物状態だと、前へ行ったり後ろへ行ったりが楽になるかな〜と。
(単にページを振り忘れた私のミスからの思いつきですが)子供たちも、改ページになると
もたもたしがちなので、くるくる巻いているほうがスムースになるかなぁと。
連続紙への印刷方法を調べてみます。
完成したら「秘伝の書」ぽくて、かっちょいいですね^^
【14743】
根石さん、ももこさん 投稿者:Piggy 投稿日:2009年 8月28日(金)09時26分51秒
根石さん
「自立練習」についての説明、ありがとうございました。
実際のやり方、報告書式、そして用語の統一の件、よくわかりました。
>重点は、新出の文の「音づくり」と、既出の文の「錆び落とし」の両方に等分にかけられています。
これは誤解していました。くわしい説明をどうもありがとうございました。
それから、自立練習の前の、自習が持つ意味とその重要性(「自己決定」すること)についてもわかりました。
ももこさん
この前ももこさんとお話したときは、私は自立練習についてかなり誤解していたようです。でも、ももこさんが掲示板に書いてくださったおかげで、いろいろな
ことがわかりました。今日のレッスンを楽しみにしています。
【14744】
根石さん(報告) 投稿者:Piggy 投稿日:2009年 8月28日(金)22時33分11秒
自立練習「ゴースト・イメージ核受肉教材」(レッスン組み込 み)
練習者名: ももこ、Piggy
日時 : 09/08/28
進展度(説明部分を含めた総行数) : 不明(次回までに行数を表示できるエディターを手に入れます)
次回レッスン開始の文 : I don't feel his vibration.
---------------------------------
今回出てきた新出文は
I just can't seem to make contact.
でした。このcontactは名詞なので、
はじめのoにアクセントがある、そしてあとのaは口の両端斜め上、で
いいでしょうか。
既出の
I understand you wish to contact your husband.
のcontactは動詞で、辞書によると動詞では前にアクセント、後ろにアクセントのどちらも
あるようでしたが、新出の時と同様、後ろにアクセントをつけました。
自立練習は、9時半をすぎてからはじめて出る点線の前まで、という取り決めで
おこなっています。今日は9時半をすぎてすぐに点線のところまできたので、
実質10分程度でした。まずはゆっくりとスタートした、というところです。
【14748】
形容詞的なイントネーションについて 投稿者:吉 投稿日:2009年 8月29日(土)06時31分21秒
根石さん、村田さん、みなさん
イントネーションの話で、僕の名前がチラチラ見え隠れしましたので、(ニコニコ)
僕にも「形容詞的なイントネーション」について書かせてください。
> (根石さんのコメント) 「上がり調子」なのかなあと思いました。
> これは、吉さんが「形容詞・形容語句」になるとイントネーションの起伏が小さくなると言っていた問題と同じだと思います。
> 一つの名詞にかかる形容詞が、その名詞の前にいくつかある場合、イントネーションはそれぞれを単独で読む場合より平べったくなる。
> 上がりも下がりもしない調子になるのではないかと思います。
う〜〜む、、、たぶん、根石さんも村田さんも私も同じ音をイメージして語っているとおもうのですが、
なかなか、文字で表記するのは難しいですね〜〜。 村田さんが「上がり調子」という表現にしたのもよくわかります。
私の友人の1038君が、絵でうまく表現してくれました。 この絵のイメージは「上がり調子」です。
http://www007.upp.so-net.ne.jp/eigodeyume/eigo-image.html
「(単語の語尾が)上がり調子」になるのですね。 私はこれを「テンション」と呼んでおります。
> 一つの名詞にかかる形容詞が、その名詞の前にいくつかある場合、イントネーションはそれぞれを単独で読む場合より平べったくなる。
根石さんはこのようにおっしゃいましたが、これもその通りだと思います。
なぜそうなるのかというと、単語の語尾にエネルギーが入るので、第一アクセントがぼやけてフラットになった感じになるのだと私は考えています。
また、根石さんの「形容詞を受け止める名詞が下がり調子」という部分もしっくりくる表現です。
1038君の絵を見ると、紙飛行機が軽く上昇した後、スッと下降する様子のイメージがまさにソレのことだと思います。
人の名前をフルネームで言う時も、この形容詞的なイントネーションが存在します。
「茶の本」をやっていて、これに改めて気が付いた時は、独りで嬉しく思ったものです。
Marco Polo は、『Marco』『Polo』ではなく。 『Marco Polo』です。
う〜〜ん、これだけでは、何を書いているのかわからないですね。 映画監督のGeorge Lukasさんの名前を例に説明してみます。
まず。 George Lukas という人のファーストネームに注目してみます。
Georgeという名前だけを単体であつかって、George と声に出して発音してみてください。
この時のGeorge!のイントネーションは、辞書のアクセントをそのまま規範にできます。
しかし、このGeorgeを単体で言った時のアクセントは、ラストネームも続けて『George Lukas』と言った時とくらべると、
エネルギーのかかりかたが変化していることに気がつけます。
George Lukas とまとめて声に出すと、『George(↗) Lukas(↘)』となりますね。
Geroge(↗)で語尾にテンションがかかり、 ラストネームのLukasでスッと落ち着くのです。
ミドルネームも含めた彼の本名 George Walton Lucas, Jr. ではどうでしょう?
中級者以上の人であれば、ゆっくり声に出してみることで、形容詞的抑揚の存在に気づけると思います。
George(↗) Walton(↗) Lucas(↗), Jr.(↘) となりませんか? はい、Jr. で落ち着くのです。 なんと!
もうひとつ例をあげさせてください。
1(one)から5(five)まで英語で数を数えた時、大きく分けて2通りの読み方がありますね。
ひとつは、『ワン』『トゥー』『スリー』『フォー』『ファイブ』とひとつひとつ区切って読む読み方です。
もうひとつは、『ワ〜〜ン→トゥ〜→スリ〜→フォ〜→ファイブ!』と、ゴールのファイブに向かっていく読み方です。
後者では、このゴールの5(five)の直前まで「まだ続きがあるよ〜」という緊張感(テンション)があります。
形容詞的イントネーションという表現には、「形容詞」とついていますが、あくまでも「形容詞的」であるということです。
村田さんは、ゴーストの例文紹介のために「形容詞+形容詞+名詞」と書かれましたが、
形容詞はもちろん、名詞や副詞に存在するケースもあります。
朗読などでは、文章の最後に形容詞的イントネーションをつけて「次の文につなげる」という読み方も私は確認しております。
例えば、"OK," he said. (↗) "It's gonna take a second."
(↘)のような場面のsaidに似たようなテンションをかける読み手がいます。
別の例では、Although no final exam was given(↗), you were expected to produce
one long paper on what was learned.(↘) こんな感じ。
レベルの高い人達なら、耳にしたことのある抑揚だと思います。 (こういう読み方をする人もいるという紹介例です。あくまでも、、)
中級者ぐらいの人が「形容詞的イントネーション」を知識として知っておくと、
音作りの時に迷いが少なくなるということもあろうかとおもいます。
しかし、英語を実際に話す場面に出くわせば、自然とこのイントネーションは獲得できると考えております。
ですので、あんまり神経質になるほどのものではありません。
ちなみに私が初級レベルの人にコーチする時は、このテンションの使い方をよくよく検討します。
ドラマチックな読み方に一役買っているのが、この「形容詞的抑揚」だと気付いたからです。
感情をおさえた、指導用のそういう音作りを練習しています。
私のホームページで「形容詞的なイントネーションについて」という文章を今からなんと2年と9か月ほど前に書いておりました。
この文章の存在をすっかり忘れておりましたが、なかなか良いことが書けているなと思いました。
参考までにぜひお読みください。 根石さんにラブラブだった時の文章です。 (*^^)
(えっ? 今はラブラブじゃないのかって? うん、、ラブx1ぐらいかな〜 (^-^))
http://www007.upp.so-net.ne.jp/eigodeyume/eigo-keiyousi-1.html
【14749】
Piggy さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 8月29日(土)11時45分58秒
>今回出てきた新出文は
I just can't seem to make contact.
でした。このcontactは名詞なので、
はじめのoにアクセントがある、そしてあとのaは口の両端斜め上、で
いいでしょうか。
既出の
I understand you wish to contact your husband.
のcontactは動詞で、辞書によると動詞では前にアクセント、後ろにアクセントのどちらも
あるようでしたが、新出の時と同様、後ろにアクセントをつけました。
すべて問題ないと思います。contact が名詞のときは con
の母音は「顎のさがるア」がアメリカ流だと思っていましたが、どうもこのあたりはあんまり単純化できないなという考えも生じています。先日、英語ネイティ
ヴと話していて、「コンタクト」=イギリス、「カンタクト」=アメリカという図式では違ってしまう例を提示されたのでした。書き留めておかなかったので、
どんな単語かは忘れてしまいました。
私は contact
は名詞も動詞も同じアクセント位置で発音してきたのですが、先日辞書をひいてみたところ、「名前動後」(名詞なら前、動詞なら後ろにアクセントがあること
が多いという法則)が、contact
にも当てはまることを知りました。(動詞の場合に後ろにアクセントがくるのは、イギリス英語らしく思われます。)それまで一度も動詞の contact
で後ろにアクセントを置いたことがなかったので、先日のレッスンでは後ろにアクセントを置いて動詞を発音しましたが、どうも自分ではしっくりしません。そ
のうちに慣れるとは思います。
別の話になりますが、ここではっきりさせておこうかなと思うことがあります。私の英語の読み(文の発音)というのは、ほとんどすべて辞書の発音記号によ
るものです。ご苦労な話ですが、私は辞書の発音記号で音を作ります。イントネーションは音声教材によるものではなく、「自己決定」によるものです。最初に
音声教材を使い、それを真似るというのではなく、発音記号を使って音を調べ、意味を媒介にし、イントネーションを「自己決定」します。その後に、音声教材
を使い、「自己決定」のイントネーションを修正する場合もありますが、そういう修正に使うのは自分の労力の一割程度か一割未満です。自分の口をとことん動
かしておけば、一割程度の労力で修正はできていきます。また、「複製音声」による修正を必須項目と考えていません。
「自己決定」のイントネーションを修正をするのは、聴き取る能力を高めるためであり、しゃべる能力を高めるためではないというところに自覚を持っていま
す。アメリカ人(英語ネイティヴ)と同じイントネーションでしゃべろうという気が、最初からまるでありません。そういう志向は最初から今日に至るまであり
ません。どれほどぎくしゃくしようと構わないので、日本人の感情のまま、英語をしゃべってやろうと思っています。(そうじゃなきゃ、英語なんかやっても面
白くない。)
「自立練習」は、私のレッスンの後、続けてやられたということですね。しばらくは、10分とか20分程度のものでいいと思います。
もし、ももこさんとPiggyさんの両方の都合がつけば、レッスンと次のレッスンの中間に「自立練習」を置かれたらどうかと思いました。金曜日に私の
レッスンがありますので、月曜とか火曜あたりでできれば、効果があると思います。都合がつかなければ、今のままでも結構です。
そのうちに双方で時間がとれたら、30分とか1時間の「自立練習」をやってみてください。30分やれば、倍のスピードで進みますし、1時間やれば3倍の
スピードが出ます。
【14750】
吉さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 8月29日(土)12時01分42秒
ありがとうございます。
「武士道」ですか。買ってどこかに持っているのですが、どこかに紛れてしまっています。
鬼のように教材を作っています。時間がまるで足りません。「武士道」ひとつ導入することに責任が持てるかどうか。吉さんはペースが速いし。
私の希望は、教材の先端部分をやってもらうことですが、それでは駄目でしょうか。そうしていただければ、教材作りにまた一段と拍車がかかります。うちへ
来たとき、教材を見てもらえませんか。
それと、レッスンに復帰なさる場合は、「渡り鳥」もやってみて欲しいと思っています。
【14752】
根石さんへ 投稿者:吉 投稿日:2009年 8月30日(日)07時58分6秒
> 私の希望は、教材の先端部分をやってもらうことですが、それでは駄目でしょうか。
いいですよ。 (^▽^)/
ただし、私の希望も聞いていただけるのなら、最初の10分、私に「武士道」の読みこみをさせてください。
根石さんは、聞いてくださっているだけで結構です。
のこりの20分を、根石さんの教材で進めてやらせていただけたらベストです。 どうでしょう?
> 「渡り鳥」もやってみて欲しいと思っています。
もちろんです。 (時間が合えばという条件ですが、、、)
何にしても大きな仕事が9月にあります。 10月スタートになります。
それまでに、他の方から申し込みがありましたら、その方を優先してください。
【14753】
吉さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 8月31日(月)01時26分48秒
>のこりの20分を、根石さんの教材で進めてやらせてい ただけたらベストです。 どうでしょう?
了解です。そうさせて下さい。
【14759】
「スカイプでレッスン」受講者の皆様 投稿者:村田晴彦 投稿日:2009年 8月31日(月)23時26分51秒
ももこさんが書いてくださった新しいホームページ用の記事「ス カイプでレッスン」の流れについて、ご意見ありましたらよろしくお願いします。
何もなければ、このまま新しいホームページの記事とさせていただきます。
==================================
スカイプレッスンの流れ
投稿者:ももこ 投稿日:2009年 8月22日(土)23時11分3秒
村田さんよりこちらに転載するようにとのことでしたでHP作成編集室より転載します
(転載はじめ)
こういった文章にしようと思いますがいかがでしょうか?
素読舎の英語素読レッスンをskypeもしくは電話を使って行います。
レッスン開始まで(skypeを利用する場合)
・ヘッドセット・マイクを用意します。
・レッスン開始前までにコーチと通話のセッティングを行います。
・スカイプを立ち上げ、オンラインになっていることを確認します。
・コーチからの着信を待ちます。
・着信音が鳴りましたら、通話を開始します。
(二人一組でレッスンを受けている方は相手の方の通話開始を待ちます)
全員揃いましたらレッスン開始です。
・オリジナルテキストの英文の箇所をコーチが読み上げます。
・続いて生徒が5回連続で読み上げます。その際発音などを修正した場合はまた5回読み上げることもあります。
この繰り返しを行います。
(技法グラウンドといいます。詳しくはこちら)
時間が来ましたら区切りのいいところでコーチから合図があります。質問などがありましたら、レッスン中に質問するか、もしくは掲示板「大風呂敷」に書き込
みをします。(ご自身のレッスンを復習する意味でも掲示板に書き込みをされることをおすすめします。)
これがレッスンの流れです。独学をサポートするためのレッスンですので、レッスンで行うのは、「音づくり」です。 それのみを行います。
レッスンでは意味の確認や文法解説などは行いません。オリジナルテキストを独習し、わからない部分は掲示板で質問するなどする必要があります。
(転載終わり)
【14762】
根石さん 投稿者:Piggy 投稿日:2009年 9月 1日(火)00時26分23秒
contactについての説明をありがとうございました。
「自己決定」についての説明も大変参考になりました。いえ、参考になったというよりも、
>どれほどぎくしゃくしようと構わないので、日本人の感情のまま、英語をしゃべってやろうと思っています。
>(そうじゃなきゃ、英語なんかやっても面白くない。)
という所を読んで、爽快な感じがしました。
根石さんのレッスンをまだうけていない頃、英語を勉強しても長続きしなくて、もうどうしてよいかわからない、という状態の頃だったら、「日本人の感情のま
ま、英語をしゃべってやろうと思っています」という文章を読んでも、よく意味がわからなくて心に響かなかったかもしれませんが、今読むと、ぱっと道が開け
たような気持ちです。
【14764】
村田さん 投稿者:Piggy 投稿日:2009年 9月 1日(火)00時59分40秒
こんにちは。
ももこさんの記事、簡潔でよいと思います。
もしも少し書き加えるとしたら、スカイプについて一言書くのはどうでしょうか?きいたことがない人もいるのではないでしょうか。それとも、他の場所に説明
があるのでしょうか。
ここでの説明はあまり長いとかえってわかりにくくなるので、簡単な説明(例;コンピュータを使って、インターネットを介して無料で通話ができます。通話に
使うソフトも無料でダウンロードできます)、あるいは他の場所での説明に誘導する形(「スカイプ」の文字をクリックすると説明が読める形)ではどうでしょ
う。
「ヘッドセット・マイクを用意します」とありますが、コンピュータ内蔵のマイクでも可能なので、ここでは説明を簡潔にするためにヘッドセット・マイクにつ
いては書かない、あるいは書くなら不安を抱かせないように「量販店などで2000円くらいから手に入る、ヘッドセット・マイクを用意します」と書くのはど
うでしょう(私は最初の通話はヘッドセットなし、今使っているのは2,232円のものです)。
【14766】
Piggyさん 投稿者:村田晴彦 投稿日:2009年 9月 1日(火)01時07分40秒
コメントありがとうございます。
スカイプについては別枠で説明することになっています。
>「量販店などで2000円くらいから手に入る、ヘッドセット・マイクを用意します」と書くのはどうでしょう。
いいですね。
私も最初は内蔵マイク・内蔵スピーカーを使っていたんですが、マイクの品質があまりよくないのと、若干ハウリングを起こしやすかったのでマイクとヘッドホ
ン(やはり合計2000円程度)を用意しました。
【14768】
レッスン申込み 投稿者:O 投稿日:2009年 9月 1日(火)01時28分35秒
根石様
東京のOと申します。
「スカイプでレッスン」申し込みをお願いします。
半年ほど前より、掲示板を時々覗かせていただいておりました。
本当は私ではなく中1の息子にレッスンを受けさせたくて、3月からずっと勧めていたのですがなかなか承知しません。
息子は、中高一貫校で検定外教科書を使った授業を受けています。
音作りについての指導はほとんどありません。
非常に速いペースで(9月からbe動詞、規則動詞、不規則動詞の過去形に入ります。)進むため、予習や小テストに追われて次第に教科書の音読を嫌がるよう
になって来ました。
何とかしなければ、と焦ってレッスンの受講を強く勧めたのですが…
勧めれば勧めるほど反発します。
このまま説得を続けるよりも、黙って私が英語に取り組む様子を見せた方が良いのではないか?と思うようになりました。
もともと、息子がレッスンに慣れたら私(母親です)も受けてみたいと思っていました。
順序が逆になりますが、お願いできますでしょうか?
英語は、?十年ぶりという初心者です。
スカイプは開通しています。どうぞよろしくお願いいたします。
吉さん、 割り込みして申し訳なく思います。
【14769】
Oさんへ 投稿者:吉 投稿日:2009年 9月 1日(火)06時12分53秒
> 吉さん、 割り込みして申し訳なく思います。
問題ありませんよ。 (^▽^)/
ひとりでも多くの人に、根石さんの語学論を直接体験してもらいたいと願っております。
「つながり」「ひろがり」を、心から嬉しく思います。
> 息子は、中高一貫校で検定外教科書を使った授業を受けています。
> 音作りについての指導はほとんどありません
もしかして、プログレスのことでしょうか。
ゆっくり進めるのなら、悪い教科書だと思わないのですが、
あの教科書を導入している学校の進度と扱い方が異常だと感じます。
おっと、、もう出勤時間だ、、、遅刻しちゃう。 ('〇';) またのちほど〜。
【14776】
吉さん 投稿者:O 投稿日:2009年 9月 1日(火)16時41分3秒
>問題ありませんよ。 (^▽^)/
ひとりでも多くの人に、根石さんの語学論を直接体験してもらいたいと願っております。
「つながり」「ひろがり」を、心から嬉しく思います。
ありがとうございます。
せっかく思い立たれたところに水を差すようで、迷っていましたが、
思い切って申し込んで良かったです。
有難く空き枠を使わせていただきたいと思います。
>もしかして、プログレスのことでしょうか。
プログレスではなく、Z会出版のTreasureという教科書なのです。2003年初版で、数年前よりプログレスからトレジャーに切り替える学校が増えて
いるようです。単語数が多く、Grade3(中3)までで約3300語と聞いています。Grade2から急に難しくなるらしいのですが、Grade1でも
結構大変です。
【14782】
Oさん 投稿者:吉 投稿日:2009年 9月 2日(水)06時12分46秒
> プログレスではなく、Z会出版のTreasureという教科書なのです。
> 2003年初版で、数年前よりプログレスからトレジャーに切り替える学校が増えているようです。
>
単語数が多く、Grade3(中3)までで約3300語と聞いています。Grade2から急に難しくなるらしいのですが、Grade1でも結構大変です。
ああ、、トレジャーもありましたね。 そちらでしたか、、。
何にしても、最初の1年は音読だけでつける参考評価(成績)にし、2年目から英語に関する知識(文法)をテストする順番に変えるだけでも、
日本の英語教育は目覚ましく変わることができると考えております。
息子さんは中学受験を乗り越えたティーンエイジ、(英語以外にも)いろいろ難しそうですね〜。
お互いに情報交換しながらやらせてください。 よろしくお願いします。 <(_ _)>
【14785】
村田君 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 9月 2日(水)13時15分45秒
音声ファイルの掲載ありがとう。けっこうはっきり聞こえますね。
ひとつだけ聞いてみました。
以下のところを、書き換えて下さい。
>長い文がつながらない場合には?(「回転読み」について)
長い文がつながらない場合。「回転読み」のコツ。「文全体の音の一連の型」「回転読み」と「切断読み」の関係。今の段階では、「回転読み」に集中するので
いい。
今日はこれからでかけますので、時間をみて他のファイルも聞く予定です。
【14787】
吉さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 9月 2日(水)19時35分33秒
>何にしても、最初の1年は音読だけでつける参考評価(成績)にし、2年目から英語に関する知識(文法)をテストする順番に変えるだけでも、日本の英語教
育は目覚ましく変わることができると考えております。
横槍入れます。
理念は正しいです。
だけど、音読が何なのかがわかっているセンセーがどれほどいるのかという問題があります。
ホンシツのわかんないせんせえが、音読をやれるとは思っていないのです。
モンブカガクショーを腹の底から馬鹿にできるせんせい、せんせい、それはせんせい〜〜〜〜。が田舎ゃ駄目です。
すいません。
酒入ってます。
【14790】
メール転載 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 9月 3日(木)23時57分9秒
> 私の友人に素読レッスンのことを話したところ、とても興味をもってくれて
> レッスンを受けたいとのことです。
ありがとうございます。
ちょうど、明日初日の方がおられますが、この方と合流していただけば、
6000円で始めることができます。一週間とか二週間遅れて始めることに
なるかと思いますが、このくらいなら何の問題もありません。
金曜8時という時間で可能かどうかが心配です。これが無理だと、土曜8
時10分に合流してもらい、村田君に「渡り鳥」になってもらう案もありま
す。
この辺を詰めなければなりませんので、お友達に是非掲示板に登場してい
ただくようお勧め下さい。
この種のありがたいことは、掲示板に書いていただく方がいいかとも思い
ました。今後、レッスンを無料化に向けて位置づけたら、現在の生徒さんの
どなたにも積極的に協力していただく必要があります。今回してくださった
ようなことは、どの生徒さんにも知っていただきたいことだと思っています。
可能なかぎり二人一枠を作ったら、新しく始めてくれる生徒さんが継続して
現れてくれることが、古くからの生徒さんを「自立練習」へ送り出す実質的
な力になりますので。
回りに話していただいてありがとうございました。再度お礼申しあげます。
このメールを掲示板の方へ転載させていただきたくお願い致します。
根石吉久
【14791】
村田君 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 9月 4日(金)00時29分42秒
新規分の二つ目(私が送ったときの二つ目)について、次のよう に変えて下さい。
音を立体化させること。「切断読み」について。「言いながら書きながら思う」、どのくらい書けばいいのか(そろばんの上手な人の指の動きのたとえ)。日本
語を動かすのではなく、イメージを動かす。実行するかしないかは、コーチの側の問題ではない。
【14792】
根石さん 村田さん 投稿者:江戸の母 投稿日:2009年 9月 4日(金)00時50分13秒
根石さん
個別メールを送りました。確認お願いします。
村田さん
自立練習ありがとうございます。過去ログ整理について
途中までですが、編集したものを送りました。
最初は正直、これはやっててどうなんだろう・・・と思っちゃってたんですが、
過去ログ整理は、印象的な言葉に出会うとしばらく考え込んじゃって
作業が止まってしまいました。それに、まだひっかかってるコメントもあったりします。
いや、面白い!の一言につきますね。普段寝てばかりいてなかなか役に立たない私ですが次のブロックも、お手伝いさせてください。
【14793】
自立練習報告 投稿者:村田晴彦 投稿日:2009年 9月 4日(金)01時05分14秒
自立練習「ゴースト・イメージ核受肉教材」(レッスン組み込 み)
練習者名: 村田晴彦, 江戸の母
日時 : 09/09/03
進展度(説明部分を含めた総行数): 212行
次回レッスン開始の文 : Like? Like is hardly the word.
・チェック箇所
contagious 狭い
got あご下げ
/ l / , / r /
の発音の違いがよくわからないという話が出たので、ひとまずLという字を見たらとにかく舌先を上の歯の付け根につけることを意識してみたらどうかと助言し
ました。
【14811】
久しぶりのレッスン 投稿者:ハナ 投稿日:2009年 9月 7日(月)09時00分20秒
こんにちは。久しぶりのレッスンをありがとうございました。
2年ほど休んでいた間、さぼりながらも根石さんから以前教わったことを基本に自分なりに自習してきたことが
身になっていることを実感できて嬉しかったです。
根石さん、巴里子さん、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
主人が長野から戻ってきました。 楽しい時間を過ごせたようです。
大変お世話になったようで、ありがとうございました。
【14814】
感想遅くなってすみません 投稿者:O 投稿日:2009年 9月 7日(月)12時25分19秒
根石さん、初回レッスンありがとうございました。
すぐに次の文を探せずにウロウロしてしまいました。
早く慣れるよう練習して行きます。
さて、レッスンの感想ですが、まず終わったあと口、特に舌が疲れた、と思いました。
これは初めての経験です。
最近メモを取っても「これ何の事だっけ?」となり、記憶力が大分低下しているようですので(悲)、レッスンを録音しました。録音することをお断りしていま
せんでした。申し訳ありません。
聞き返してみて、自分ではかなり直しているつもりでも、あまり直っていない様子(incredibleのdi)が良く分かり、録音して良かったと思いまし
た。
「ディ」ではなく「ダ」に近い音を出していたつもりだったのに、聞いてみると大して変わっていませんでした。自分に聞こえている音と外に聞こえている音に
開きがあることを確認できます。
目指す音に辿り着くための説明が一つの表現で終わらずに、次々言い換えられて行くので、最初??と思ってもすぐに「あっそうか!」と分かりました。
3行の長い文になると、何回か読んでいるうちに滑らかになるのではなく、逆にヨレヨレになって来ました。それまで止まらなかったところで急に引っかかった
り、息継ぎがおかしくなったりしました。
長い文はかなりの回数を練習しないと口に乗らない感じがします。
「文丸ごとの一連の音の型の足腰を鍛えるために(安定させるために)、回数を惜しまずに何回も練習する事が必要である」、ということが良くわかりました。
「足腰が弱い」という表現はピッタリですね。
「学校で発音を褒められた事は無い。」と申しましたが、記憶をたどると高校英語では生徒に当てて読ませることはほとんど無かったように思います。あったと
してもおとなしくて声も小さかった(→もちろん今は違います。)ので評価されなかったでしょう。
レッスンを受けて、忘れていた高校時代の自分を思い出しました。まとまった時間英語を声に出して読むのは実に約30年ぶりのことなのです。
レッスン時に少しお話ししましたが、高校の時通った英語塾の先生が発音にとても厳しくて、LとR、、Th、BとV、F、そして特にSとShをきちんと発音
しないと、凄い剣幕の英語で叱られました(先生は日本人です。)。怒っているのは分かったけれど、早口なので何を言っているのか良く分かりませんでしたが
(笑)
thatのa、一瞬般若の音についてどうであったかはよく覚えていません。
会話文の暗唱も読解用の長文の音読もつっかえたら即交替。その結果他のメンバーの読む量が増えて負担を掛けるのでいつもピリピリしていました。つっかえず
に読めるまで家でひたすら練習するしかありませんでした。文法は、問題集の解答集を写して答えるような不真面目な生徒でしたので、身にならず薄ぼんやりと
しか残っていません。高3で英語がすっかり嫌になりそれ以上やる気は起きませんでした。まさかこの歳で再び英語を始めることになるとは…回りより自分が一
番驚いています。
小学校 中学校で素読舎に出会えたお子さん方は本当に幸せですね。
どうしてその中にうちの息子を入れることが出来ないのか…ダメ母であります(深いため息)。が、諦めません。今は反発が激しいのでとにかく自分のレッスン
に集中します。
一つ質問なのですが、ゴーストのDVDの音声を録音して移動中に聴くとか家でかけ流すなどしても良いのでしょうか?音声を聴くのは結構好きなのです。
【14816】
感想 投稿者:巴里子 投稿日:2009年 9月 7日(月)17時40分44秒
いやはや驚きました。ハナさんの発音の素晴らしさに圧倒され
ました。聴き惚れました。私の番は飛ばして、ただ聴き続けられたらと思いました。根石さんの教えを基本に自習されたとの事、頭が下がります。
「職人冥利に尽きる」この想いを根石さんはあの日、噛みしめられたのではと思いました。改めて、ハナさんとご一緒できた事、光栄に思います。
【14817】
ハナさん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 9月 8日(火)00時58分47秒
>いやはや驚きました。ハナさんの発音の素晴らしさに圧倒され ました。
巴里子さんがこう書かれましたが、私も驚きました。ちょうどレッスンをした後、ハナさんの旦那様が遊びに来られていたので、上山田に一緒に飲みに行きま
したが、「いやあ、驚いた」というのが最初に口から出てきた言葉でした。ハナさんが、ここまでうまくなるかねえというくらいにうまくなっていたからです。
弱形がよく処理されています。単に個々の音がちゃんと出ているというレベルを越えてしまっています。そのことをさして、「ここまでうまくなるかねえ」と
私は驚いたわけです。
吉さん(旦那様)も、自慢するわけじゃないけど自慢するぞ、という感じでハナさんのことを褒めていました。家の中ではどうなのか知りませんが、吉さんは
掛け値なしで褒めています。掛け値なしに褒めていいと思います。
自慢するということでは、私も人後に落ちない日本人でして、「俺の生徒は、俺よりもずっと発音がうまい」というのが、私の自慢なのです。私はしっかり自
慢しているのに、人々はそうは受け取ってくれなくて、私を馬鹿にして「あはは」と笑います。そうじゃねえってば、俺はほんとに自慢してるんだってば、自慢
したいんだってば、と言おうとして、自慢を構成する要素を説明するのが面倒くさくなって、たいがいは私も「あはは」と力なく笑って、おしまいにしてしまい
ます。
そうじゃねえんだってば、と、ここで酒の力を借りて言ってみようかな。
「俺の生徒は俺よりも発音がうまい」という私の自慢の中身は、「俺の『あいうえお・フォニックス』や、3つのア系列をきちんと認識し、『文まるごとの音
の一連の型』の足腰を鍛えた生徒は、CDなどの複製音声をまともに媒介にできるようになる」という自慢なのですが、「あいうえお・フォニックス」や「文ま
るごとの音の一連の型」や「足腰」について、人に説明するのが面倒くさくて、いつも「あはは」と力なく笑うことになってしまいます。
最近は村田君も、「俺よりうまいんじゃないか」と私に思わせることがあります。村田君もCDを媒介にできるレベルに達していると思いますし、最近、CD
音の媒介をやっているのではないかと思います。まだ、本人に聞いていませんが・・・。
で、私はどうなのか。CD音を媒介にできるのですが、私はCD音を媒介にして、日本人臭い私の英語発音を変えるつもりがありません。なぜなのか。初心者
が私の音を媒介にするとき、あくまでも発音記号育ちの今の状態の音の方がいいと信じているからです。初心者が媒介にしやすい音。その音を保持する位置に自
分を置いておくことが、コーチとして必要なんだと頑固に考えているからです。
以前、こばたまというネイティヴ・スピーキング信者が私の音やイントネーションにケチをつけたとき、どうにも腹に据えかねて、こばたまをどやしつけたこ
とがありました。日本人臭い私の英語の発音やイントネーションにケチをつけた場合、私は一切その者を受け付けることはありません。語学の初心者というもの
に対する認識は、上級になるほど、あるいは、英語信者の信心が深いほど、弱くなる傾向があります。こばたまをどやしつけたときにも書いたように覚えていま
すが、私にはこばたまの英語力なんかどうでもいい。コーチとしての基本的認識、つまり初心者に対する認識が「まったく駄目」なのだと今でも考えています。
英会話回り、英語ネイティヴ信者たち、生の英語信者たちには、この「認識がまったく駄目」な者どもがごろごろしています。語学に対する認識が駄目な者ども
が、先生づらなどしているのを見ると、まったくちゃんちゃらおかしいやと思います。けっ、と思って、実際に唾を吐くこともあります。
初心者が媒介しやすい音を意識的に保持すること。これがコーチに必要な認識だと思っています。非常におおざっぱな言い方をすれば、英語音と日本語音の
「中間音」を保持することです。
かつて柴田武史さんが、「日本人がしゃべって感じのいい英語音」ということを言われたことがあります。私はこの考え方がとても好きなので、その具体を何
度かお聞きしたのですが、要領を得ませんでした。
語学屋として、ハナさんの上達を見た上で、ここで再度考えてみます。
「日本人がしゃべって感じのいい英語音」は、どう実現されるのか。
実は、私には以前から答はみつかっています。初心者が媒介にしやすい音をコーチが保持すること。その音で、生徒の「文まるごとの音の一連の型」の足腰を
鍛えること。私の音を媒介にする過程の後半は、「足腰を鍛えること」にアクセントを置いた練習をさせること。足腰がしっかりしたら、CDなどの複製音声を
媒介にさせること。
これで、「俺より発音のいい生徒」が必ずできます。
ハナさんは、CDなどの複製音声を媒介に「させる」ことをしなくても、自分で見事に媒介にしたのでした。
吉さん(旦那様)は、「僕は絶対に女房に教えてないから」と強調しておられましたが、吉さんは教えなくてよかったのだと思います。肝心なことは音の「繊
維」です。「繊維」がわかれば、生徒はCD音を媒介にして、「日本人が発音して感じのいい音」は実現します。
普通、3、4年かけて、私の「初心者が媒介にしやすい音」を生徒に媒介させます。音の一連の型の足腰がしっかりしたら、「CDを本気で真似てみな」と言
います。そうすると、「俺より発音のいい生徒」が誕生します。
ハナさんは、一年くらいの私のレッスンの後、CDをものの見事に媒介にしてしまったのです。普通、1年くらいじゃどうにもならないのですが、ハナさんは
それをやってしまった。
お見事!
脱帽です!
やっぱり、吉さんの語学論がサポートしていたんかなとも思いました。
【14819】
Oさん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 9月 8日(火)14時01分43秒
>すぐに次の文を探せずにウロウロしてしまいました。
これはすぐに慣れますのでご心配要りません。
>さて、レッスンの感想ですが、まず終わったあと口、特に舌が疲れた、と思いました。
これは初めての経験です。
学校や進学塾と対照させてものを言えば、学校や進学塾は、生徒が「文まるごとの音の一連の型」を「繰り返す」ことにつきあわないのが駄目です。逆に言え
ば、素読舎は「繰り返し」につきあうことばかりやっています。
Oさんが高校生の時に使った塾の先生のことをお聞きした時、「それはいい先生だ」と私が言ったことを覚えていますが、その「発音にうるさい先生」も、
「繰り返しにつきあう」ことはやらなかったのかと思います。
>レッスンを録音しました。録音することをお断りしていませんでした。申し訳ありません。
構いません。始めたばかりのレッスンを録音しておかれて一年後くらいに聞いてみると面白いです。
特に、「文まるごとの音の一連の型」が一年くらいでかなり安定してくるのがわかります。素読舎のレッスンが何を作ろうとしているのかがわかると思いま
す。
>聞き返してみて、自分ではかなり直しているつもりでも、あまり直っていない様子(incredibleのdi)が良く分かり、録音して良かったと思いま
した。「ディ」ではなく「ダ」に近い音を出していたつもりだったのに、聞いてみると大して変わっていませんでした。自分に聞こえている音と外に聞こえてい
る音に開きがあることを確認できます。
発音のいい方ですので、この種のことは2ヶ月か3ヶ月であらかた言うことがなくなるだろうと予想しています。初回のレッスンで「一瞬般若」の音を直す必
要がなかった初めての生徒さんではないかと思います。個々の音を問題にした後は、ときどき、群れから離れてしまう羊(音)を群れに戻すような仕事になりま
す。シェパード犬みたいな仕事をしばらくやります。その間、絶えず「繰り返し」につきあい、「一連の音」の足腰を鍛え、型を確実なものにしていきます。素
読舎の初期のレッスンの実質部分です。
型の獲得が速くなってきたら、「アクセルを踏むこと」「口の筋肉をいじめること」などについて言います。「回転読み」を完成させることについてアドバイ
スする期間です。「文まるごとの一連の音」にバネができたら、「切れてもかまわない」「いくらとぎれても構わない」などと言います。「切断読み」です。
素読舎のレッスンは「回転読み」ができるようになったら「切断読み」へ導入しますが、「切断読み」そのものをレッスンでやることはありません。これは生
徒さん各自でやってもらう練習になります。
「切断読み」を成立させるための元になる練習が「言いながら書きながら思う」です。特に、「書きながら思う」というところを丁寧にやられることが大事で
す。
「一連の音」が完全につなげることが楽にできるようになった段階で、「切断」を導入します。この順序は絶対的です。完全につながっているものでなけれ
ば、「切断」する意味がありません。この「完全につながっている音」が、意味を作る要素が流れるパイプとして機能します。
>レッスンを受けて、忘れていた高校時代の自分を思い出しました。まとまった時間英語を声に出して読むのは実に約30年ぶりのことなのです。
30年ぶりだとすれば、やはり高校の時通っていた英語塾の先生がよかったのだと思います。まだ口の筋肉の動きが生きています。ただ、この先生も生徒の
「繰り返しそのものにつきあう」ことまではやっていなかったのだろうなとは思います。
>レッスン時に少しお話ししましたが、高校の時通った英語塾の先生が発音にとても厳しくて、LとR、、Th、BとV、F、そして特にSとShをきちんと発
音しないと、凄い剣幕の英語で叱られました(先生は日本人です。)。怒っているのは分かったけれど、早口なので何を言っているのか良く分かりませんでした
が(笑)
thatのa、一瞬般若の音についてどうであったかはよく覚えていません。
「繰り返し」そのものにつきあうことが主戦場だとしっかり観念するなら、生徒を怒る必要もなくなるのですが・・・。
>会話文の暗唱も読解用の長文の音読もつっかえたら即交替。その結果他のメンバーの読む量が増えて負担を掛けるのでいつもピリピリしていました。つっかえ
ずに読めるまで家でひたすら練習するしかありませんでした。
「繰り返し」そのものをレッスン内容にするのではなく、「家でやってこい」というところが私のレッスンとの大きな違いです。「教室」という場では、「繰
り返し」そのものにつきあうことはできないことなのかどうか。これは私が実験してみたことがないのでわかりません。どこかの実験好きな塾や学校の教室がや
らせてみてくれないかなと思ったことはあります。
>小学校 中学校で素読舎に出会えたお子さん方は本当に幸せですね。
どうしてその中にうちの息子を入れることが出来ないのか…ダメ母であります(深いため息)。が、諦めません。今は反発が激しいのでとにかく自分のレッスン
に集中します。
お母さんが本気で取り組んでいるのを見て、子供さんが自分でもやってみようと思うことがあればいいなと思っています。この逆のケースはありました。小学
生のお子さんが楽しそうにやっているので、私もやりたくなったと言って、お母さんが始められたケースです。
お子さんに仲のいい友達がいたら、友達と一緒に始めるのがお奨めです。友達のお母さんに素読舎のレッスンのことを話していただけるとありがたく思いま
す。スカイプですから、遠くの親類の子供でも大丈夫です。
>一つ質問なのですが、ゴーストのDVDの音声を録音して移動中に聴くとか家でかけ流すなどしても良いのでしょうか?音声を聴くのは結構好きなのです。
是非やって下さい。レッスンを軸に据えられれば、かけ流すことも役に立ちます。
【14820】
CD等について 投稿者:村田晴彦 投稿日:2009年 9月 9日(水)00時39分30秒
ハナさんの音、一度聞いてみたいです。
ところで、わたしがCDを聞いているかどうかということですが、
現在はCDを聞いていません。
わたしの場合、音の標準形を作る土台になっているのは、数年前に聞いた中学の教科書のCDだと思います。
今から6〜7年前、塾の方では塾生が教科書をすらすら読めるようにする練習をしていました。教科書の技法グラウンドです。
この時は、復習範囲で十分にこなれている場所は、CDの音を聞いて技法グラウンドをやりました。
塾生が例文を何度も繰り返すのを聞くとともに、CDの音も何回も聞くので、教科書の内容はほぼすべて覚えてしまいました。
2社の教科書3年分を3期分をやったのが、私のリズムやイントネーションの基本の基本になっていると思います。
それと並行して、映画「フルメタルジャケット」を使っての「技法グラウンド」が効いていると思います。
(この時は、テキストは見てはいけないことになっていたので、かなりきつかったです)
「フルメタルジャケット」はことばの汚さはともかく、リズム感がわかりやすく、口を大きく開けやすくて、声が出しやすかったところがよかったと思います。
(ある種美しい音楽をやっているような感じがありました)
http://www.youtube.com/watch?v=aUc62jD-G0o
その後、「不思議の国のアリス」のパラグラフ単位の「技法グラウンド」をやった時、始めて身体的に弱音の感覚が芽生えた覚えがあります。
その時はまだ板についた音になっていなかったと思いますが、感覚としてはその時からずっと同じす。教科書の読み・CDと、「フルメタルジャケット」、それ
とこの頃に形を表してきた「発音10のポイント」が、「アリス」でぐつぐつと煮詰まったんだと思います。
それからしばらく経って、ジミ・ヘンドリックスを聞いた時に、力の抜け加減を感じることができました。
http://www.youtube.com/watch?v=5hSW67ySCio
しばらくジミ・ヘンドリックスを意識しながら回転読みをやっていました。もっと昔から聞いていたんですが、その頃は訓練をしていなかったため、音の気配に
ついては感じることができませんでした。わたしは弱音を出している時は、自然とジミ・ヘンドリックスになっています。最近は、もうちょっと力の抜けたジ
ミ・ヘンになってきているかと思います。
そういうわけで、以前はCDなど、複製音声を聞いていましたが、今は聞いていません。
もし、わたしの音が「よくなって」いるならば、以前に聞いた音の記憶を「回転読み」が呼び起こし、音をさらにきめ細かくするということの繰り返しの結果か
と思いました。
【14821】
ピッコロさん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 9月 9日(水)02時17分10秒
月曜日、8時20分の枠を使っておられるDさんと話しました。江戸の母さんがDさんと足並みが揃ったら、Dさんに、土曜8時10分の枠に移ってもらいた
いと考えたが、それは可能かとお訊きしましたところ、土曜日は無理だとのことでした。ピッコロさんとDさんがお二人とも土曜が無理だということになると、
再度最初から考えなおさなければなりません。
月曜8時以降の枠では、9時(ゆっくり母さん・Nさん)の枠があります。お二人は現在6千5百行台をやられています。この進度に近い方がいれば合流して
いただき、月曜9時の枠を空けることを考えられるのですが、残念ながら6500行台に近い生徒さんがいません。
月曜9時40分(片原姉妹)の枠は、6万9千9百行台をやっています。姉さんの方は、そろそろ「自立練習のみ」(無料)を考えていますが、単語の発音で
私のレッスンに頼っているところがあり、辞書をひいて自分で調べるということをおっくうがってなかなかやらないので、先日のレッスンでお説教をしました。
自分で調べて「文まるごとの音の一連の型」を自分で作ることが安定してできるようにならないと、「自立練習のみ」をやらせることができません。妹の方は、
春に大学に受かってから、スカイプを使うための通信回線の品質が劣悪で、スカイプが使えず3ヶ月近いブランクがありました。その後、光電話を開通させてく
れたので、レッスンができるようになりましたが、あれこれと忙しいらしく、春の4月から今日までの間、実質1ヶ月くらいしかレッスンができていません。
姉さんの方を「自立練習のみ」(無料)に送り出すとしても、この人の「自立練習のみ」の相手ができる人がいません。吉さんかNaimaさんが無料奉仕
(ヴォランティア)をしていただけるなら託したいのですが、吉さんにせよNaimaさんにせよ、お忙しい方ですから、いずれ「スカイプ(電話)でレッス
ン」のコーチとして立ちたいという希望をお持ちであるか、あるいは、とにかく自分の英語に錆を寄せない作用さえあればやるよという寛大さをお持ちであるか
でないとお願いできません。
妹の方は、6万9千行から5万9千行まで戻ってもらうことが可能です。かなり行数をジャンプさせて、姉さんの枠に合流させましたので、5万9千行あたり
に戻る方がいいかと思っています。5万9千行台に戻す場合は、片原妹に金曜9時20分のOさんの枠に合流が可能かどうか訊かなければなりません。
今のところ、考えられるのは月曜9時40分の枠をあけて、ピッコロさんに入っていただくことですが、いずれにせよ、片原姉妹に交渉する必要があります。
月曜8時20分が空けられれば、2ヶ月ほどお待ちいただくことでピッコロさんにそこに入っていただけると考えておりましたが、この枠を空けることができ
ないと判明しましたので、月曜9時40分の枠を空ける方向で交渉していきます。片原姉妹にレッスン時に話して、掲示板のこの記事を読むように依頼する予定
ですが、今月18、19、21日にレッスンのお休みをいただき、仕事を一切休みますので、交渉は月末近くになるかもしれません。
片原姉妹の姉の方に連絡がつけば、早めに「大風呂敷」を読むように言います。
>必ずレッスンを受けられる日が良いので、私としては2か月待ちでも構いません。
2ヶ月待ちという条件が崩れてしまいましたがご了承下さい。
>友達も誘えれば良いのですが。。
これは是非お願い致します。枠一つ分の料金の半額(6000円)でレッスンが可能になりますので、お得です。
【14822】
Piggy さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 9月 9日(水)02時59分15秒
「自立練習」の報告ありがとうございました。
次回レッスン開始の文はメモしました。
>今日の根石さんとの新出文
1. Si, si. His mama, she is Maria.
2. Yes! Praise God! I knew he was with his mama.
が自立練習の時に既出文として出てきましたが、mamaのアクセントの位置で迷いました。
辞書をひくと両方あるようですが、根石さんは1では後ろにアクセント、
2では前にアクセントを置いていたように思うのですが、あっていますか。
スペイン語では後ろにアクセントがつくのだろうか、1ではよりスペイン語らしくということだろうかと私は想像していました。
mama は二つの母音のどちらにアクセントを置いてもかまいません。
どちらにせよ、アクセントがあるところで、「顎だけ下げるア」になり、アクセントのないところは、曖昧母音(口の開きが狭く弱い音)になります。
1. と 2.
で私がアクセント位置を違えたのは、映画の真似です。映画では、オダ・メイの店(?)の客が後ろにアクセントを置き、オダ・メイが前にアクセントを置いて
せりふをしゃべっています。映画を観ていただけば面白いと思います。
私はスペイン語がわかりませんので、スペイン語らしくしたのではありません。
【14823】
村田君 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 9月 9日(水)03時02分43秒
>ハナさんの音、一度聞いてみたいです。
この掲示板でハナさんと巴里子さんに、許可をもらったらどうですか。
レッスンの曜日・時間帯に村田君の都合がつけば可能だと思います。
スカイプは、「俺の時代」を実現するツールになると3分の2くらい本気で考えていますぜ。
【14824】
わだかまり 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 9月 9日(水)05時31分59秒
斎藤兆史批判の際、「朝日新聞の記事ごとき」という考えをらくださんと Jackie さんが言われたことについて、いまだわだかまっています。
らくださんは、斎藤が大枠で正しい、いい論者だと言われたのだと思っています。吉さんも、斎藤の言っていることは、素読舎にとって追い風だよと忠告して
下さったのだと思います。
それについては私も大枠で賛成なのです。だけど、「訳読」を持ち出した時の、斎藤の持ち出し方が許せない。こんなものをそのままに放置したら、とんでも
ないことなのだ。
斎藤の論は、学校の先生たちが、水戸黄門のご印籠みたいにしてしまう可能性は十分に大きい。近代日本の英語受容歴の専門家であり、東大教授であるので、
この人の言うことなら間違いないだろうと思う怠惰な学校教師は非常に多いはずなのである。さすが東大! 学校教師たちの堕落に責任がある大学の、さすが教
授! おめえさまの言ったことは、教師どもの堕落の容認なのだ。
在野からはっきり言わせてもらう。斎藤の「訳読」はきちんと蹴飛ばさないと駄目なのだ。
Jackie さんは本をちゃんと読んでからものを言えと言ったのでした。これに対してのわだかまりが強くあります。Jackie
さんにつっかかる気がしなかったので、「そうします」(本を読んでみます)と返答しましたが、いまだ本を読んでいません。今月、下道で車中泊を重ね、土佐
まで友達に会いにいく予定があるので、その行き帰りに斎藤の本を読もうと計画しています。(吉さんが買われた本は何というタイトルでしたっけ?少し前の記
事を読むのも面倒なほど疲れてしまっているので、教えていただけるとありがたい。)
やっぱり、本を読んでからものをいわなければいけないなどという義理は誰にもどこにもないと思うのです。どんな小さな切れっ端の記事であろうと、斎藤の
名前が出ている記事なら、記事内容について斎藤に責任があります。どんな切れっ端であろうと、ただその切れっ端だけを読んで、誰でも斎藤の論に自由にもの
を言っていい。それが斎藤に届くかどうかは別問題であり、私は斎藤に届けたいと思う以前に、不特定多数の「大風呂敷」の読者に届けたかった。偉い人がこん
な馬鹿なことを言い出しているぞと知らせたかった。
インタビュー記事であろうがなかろうが、あるいはインタビューを受けて、斎藤が記者に「後は全部まかせるから」と言ったのであろうがなかろうが、記事内
容に関しては斎藤に責任があり、その責任が保持されている限りは、どんな小さな切れっ端であろうと、誰がどのように論評することも自由だ。
もし、斎藤が「あれはさ、インタビューってもんだから、あんまり責任を云々されても困る」程度のことを言う者である場合は、「この甘ったれが、二度とイ
ンタビューなんてもので自分の考えを言おうと思うんじゃねえぞ」と言えばいい。それが言論というものだ。
Jackie
さんは、(マスコミ)メディアに対する認識に甘いものがあります。ああいうものを放置すると、時代は今後、確実にますますいけなくなっていきます。
さてと、言いたいことだけは言っておこう。再度お断りするが、私は斎藤の本はまだ一冊も読んでいない。手元にあるのは、江戸の母さんがコピーして送って
くれた朝日新聞の記事だけである。この時点で言いたいことを言ってしまわないと、本を買う気にもなれない。このまま本を読む気にはどうしてもなれない。切
れっ端だけを読んだ時点での、言いたいことというものがあり、それはその時点で言わないと駄目なのだ。
>日本人が明治から現在まで、話したり聞いたりするのは下手なのに、なぜ文学作品や自然科学の論文など知的に高度な英語を読めると思いますか。これは訳読
という優れたシステムのおかげです。not only...but also
とあれば、「こればかりでなく、これこれも」と置き換える。関係代名詞がくれば、「これこれするところのこれこれ」だよ、と。訳読は、短期間に効率的に読
解力を伸ばす非常に有効な方法です。英米人にも高度な英文を、日本人が数年の学習で読めるようになる。話す聞くだけでこのレベルに達することが出来るで
しょうか。
「知的に高度な英語を読める」ことが衰えるなら大問題だ。ピジンイングリッシュで小学生や中学生が英語をしゃべることなんかより、「知的に高度な英語を
読める」ことのほうがずっと大切だ。英会話重視の小学生英語も中学生英語も、「知的に高度な英語を読める」ことを衰退させる大衆のよこしまな迷信である。
この主張には文句はありません。このこと自体はまったくその通りなのです。さすが東大教授だ、「知的に高度」を大事にするところなど、半分は学者として
の我田引水であり、残りの半分の半分くらいは国士だ。国力を心配しているのだ。それでも、言っていることは、他の英語回りの馬鹿と比べれば、格段にまとも
であり、それだけなら大枠で文句はない。
ところがですねえ、私の生徒には、「知的に高度な英語を読める」ことを大事にしてる暇がない生徒もいるのです。一部上場の大手電機会社の社員の方です
が、この人が必要としているのは、自分の体を飛行機に乗せて、空港を降りたらすぐに、別の会社の人とめんどうな交渉を始めることです。
この人はかつて富士通の社員で、私のレッスンを受け始める前は、富士通とファナックの社員を対象とした英会話教室に長年通っていました。その間、出張で
海外に出ても頭が英語回路に切り替わるのに三日くらいかかったとのことでした。つまり、3日はほぼ仕事にならなかったのです。私のレッスンを始めて1年く
らいしたとき、「なんだか不思議な感じがするけど、このごろは飛行機を降りたその日から仕事ができる」と言われました。
こういうところを生きなければならない日本人にとって、「知的に高度な英語を読める」学者みたいなことは、ひとまずやってる暇がない。本人が好きでやり
たければやるでしょうが、「知的に高度な英語を読める」ようなところに、自分の死活問題はない。そんなところに必要な英語があるのではない。学者じゃない
んだから、「知的に高度」ばっかしやってられない。
ところがですねえ、文部科学省がやろうとしている英会話重視は、ピジンイングリッシュすら成立させないという問題があるのです。Hello.
を言い、Thank you. を言う、その二つしか言わない場合でも、「英語をしゃべっている」ということは成り立つ。Hello. も Thank
you.
も英語の言い回し以外の何でもないのだから、「英語をしゃべっている」ということは成り立ってしまう。学校英語の英会話重視は、本質的には、それをやれる
だけだ。たんなる決まり文句の挨拶をまるごと言っているにすぎなくて、ピジンイングリッシュとすら言えない。飛行機を降りても、別の会社の人とめんどうな
交渉を始めることなどできるわけがない。
文部科学省が量産しようとしているのは、「ピジンイングリッシュとすら言えない英語」であるのは間違いない。これに対しては、過去ログをお読みいただけ
ばわかりますが、私も斎藤に劣らず強い批判を持っています。
斎藤は記事の他のところで、ピジンイングリッシュを馬鹿にしている。しかし、斎藤が馬鹿にするピジンイングリッシュというものは、相当に闊達なものなの
だということが斎藤の論からすっぽり抜け落ちる。その闊達さが成立するのは、英語にとっての異言語空間(英語にとっての異言語磁場)の中に、どんなに小さ
くても「(疑似)英語磁場」が成立している場合に限るということがすっぽり抜け落ちる。ピジンイングリッシュでなくまともな英語について言うなら、斎藤が
まともな英語をどれほど闊達にしゃべろうが、それを実現したものが、「米インディアナ大大学院修士課程修了、英ノッティンガム大大学院博士課程修了」のせ
い、つまり、「磁場で英語を使う期間を持った」せいだということがすっぽり抜け落ちる。
斎藤がまともな英語を闊達にしゃべることを実現したのは「磁場」である。その元にあったのが、斎藤のお受験を主とし、お受験を終えても続けた「日本での
練習」であることは間違いない。斎藤の「闊達さ」の元にあるのは、「日本での練習」であるが、それは元にあるだけだ。「闊達さ」に直接に作用したのは、
「英語磁場」以外の何物でもないとはっきり言わない。これをはっきり言わないのは、國弘正雄にも同様にあてはまる。「闊達さ」自体に文句はないが、それが
実現する過程の自覚がない、あるいは自覚があってもそれを伏せている。そこに文句がある。
ピジンイングリッシュを馬鹿にする前に、「訳読を抜け出す」方法をきちんと言わないといけないはずなのである。「訳読」を礼賛するならするでいいが、そ
れと同時に「訳読を抜け出す」方法を言わなければ、冗談めかして、「今は否定的な人が増えていますね。「訳毒」と呼んだり。(笑い)」の「訳毒」に手を貸
すだけになる。
「訳読」が優れたシステムだと言う前に、というより、それを言うと同時に、「訳読を抜け出す」方法を言わなければ、怠惰な学校教師たちを怠惰なままに固
定することになる。その政治的(?)作用を斎藤が担ってしまうことになる。そのことに対する警戒心がまるでない。やはり、東大教授など続けて、本など売れ
ると、考えがなまるのだとしか考えようがない。
素読舎用語で言えば、「磁場」に対する観点がないこと。「訳読を抜け出す」方法を言わないで「訳読礼賛」などやってしまっていること。これが批判点なの
である。
斎藤の論が粗雑であることの例は、引用したところにきちんと含まれている。もう一度引用してみる。
>日本人が明治から現在まで、話したり聞いたりするのは下手なのに、なぜ文学作品や自然科学の論文など知的に高度な英語を読めると思いますか。これは訳読
という優れたシステムのおかげです。not only...but also
とあれば、「こればかりでなく、これこれも」と置き換える。関係代名詞がくれば、「これこれするところのこれこれ」だよ、と。訳読は、短期間に効率的に読
解力を伸ばす非常に有効な方法です。英米人にも高度な英文を、日本人が数年の学習で読めるようになる。話す聞くだけでこのレベルに達することが出来るで
しょうか。
not only...but also
に「こればかりでなく、これこれも」と対応させ、文の意味をとれるようにするのが、「訳読」の「優れたシステム」だと言っているが、そんな馬鹿なことはな
い。「訳読」でなくても、こんな「対応」はどこででも使う。文法問題を解くのにも使うし、私が作る教材の中にでも、こんな「対応」はごろごろしている。本
質的には、たんなる「対応」関係にすぎない。だから、「りんご apple」の対応関係と何も変わりはない。こんなものは「訳読」
がすぐれたシステムだということの根拠にはとうていならない。
言うのであれば、「一時期『訳読』は必要である」と言うべきである。必要な期間においては、「訳読」も優れたシステムである。つまり、「訳読を抜け出
す」前の段階では、「日本語を媒介にする」ことは必要である、と言うべきである。
手放しに「訳読」を「優れたシステム」などと言った時点で、馬脚が現れてしまったのだ。
not only...but also とあれば、「こればかりでなく、これこれも」と置き換えることを抜け出して、not only も but
also
もイメージと一体化し、日本語が動かなくてもイメージが動くレベルになってようやく、「知的に高度な英語」を読めるようになる。そうなる前に、「日本語を
媒介にする」ということは必要なのだと言えて、ようやく語学論のレベルになる。
私はただ単に斎藤のケチをつけたくて批判しているのではない。斎藤の論が語学論の「知的で高度な」レベルに達していないから、東大教授駄目じゃん、と
言っているにすぎない。
ただの「対応」関係を持ち出して、「訳読」を「優れたシステム」だなどと言うことが、愚劣で怠惰な高校英語教師たちを放置し容認してしまう。そのイデオ
ロギーとしての政治的(?)作用を野放しにする。それに無自覚なことを批判しているのである。
さて、本を買ってみるか。
【14825】
根石さんへ レッスンのことなど 投稿者:吉 投稿日:2009年 9月 9日(水)21時55分34秒
根石さん、長野でしたレッスンの話ですが、
候補の方が根石さんの中で決まってましたらその方のレッスンスケジュールを教えてください。
空き時間など、うまくタイミングがあえば、合流させてください。
> 姉さんの方を「自立練習のみ」(無料)に送り出すとしても、
> この人の「自立練習のみ」の相手ができる人がいません。
> 吉さんか Naima さんが無料奉仕(ヴォランティア)をしていただけるなら託したいのですが、
こちらの話も私はOKです。
9月より大きな仕事を何個か抱えており、家に宿題などをもちこんでおります。
長野のことなど、書き込みたいのですがちょっと書けません。
週末に、長野の風景のと一緒にブログの方で公開しようかと考えております。
・・・・・・
根石さんの「わだかまり」の投稿、面白く読ませてもらいました。
先日の繰り返しになりますが、根石さんが書いた「郷愁」という言葉がすべてを語っていると思います。
ノスタルジアに落ちいるほど、現在の学生の英語がよほど悲惨なのでしょう。
しかし、これほどの文章を書けるとは、根石さんエネルギーありすぎ、、、。
う〜〜〜、、、 (ーー゛) すげえな、、
【14827】
根石さん 投稿者:O 投稿日:2009年 9月10日(木)17時08分51秒
これからの道筋を詳しく書いて下さってありがとうございまし た。
>特に、「書きながら思う」というところを丁寧にやられることが大事です。
わかりました。やってみます。
>ただ、この先生も生徒の「繰り返しそのものにつきあう」ことまではやっていなかったのだろうなとは思います。
「繰り返しに付き合う」なんて全く考えておられなかったと思います。出来なくて繰り返す(言い直す)と先生がどんどん不機嫌になっていくので萎縮して、さ
らに間違える事を重ねていました。
>お子さんに仲のいい友達がいたら、友達と一緒に始めるのがお奨めです。友達のお母さんに素読舎のレッスンのことを話していただけるとありがたく思いま
す。
心あたりを当たってみます。
まずは本人をやる気にさせないといけません。
頑張ります。
今後ともよろしくお願いいたします。
【14837】
吉さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 9月11日(金)02時22分39秒
参観と参加を両方やっていただくといいと思います。
参観は最初の二回くらい。その後「参加」していただき、全部で二ヶ月くらいかなと思っています。二ヶ月くらい、あちこちに参観・参加をしていただくことを
希望しています。
ヴォランティアをやっていただけるとのこと、ありがたく思います。
その前に、片原姉に、「自分で辞書をひいて、文の音を作れ」と言い含めます。
【14838】
自立練習報告 投稿者:村田晴彦 投稿日:2009年 9月11日(金)05時58分19秒
自立練習「ゴースト・イメージ核受肉教材」(レッスン組み込 み)
練習者名: 村田晴彦, 江戸の母
日時 : 09/09/10
進展度(説明部分を含めた総行数): 253行
次回レッスン開始の文 : Nothing.
==============================
チェックしたところ
・go はウを言う。
・I had it. の it は代名詞の目的語なので(標準形としては)had より大きく言わない。
==============================
ところで、ハナさんの音を聞かせていただきたいと思い
ましたが、その時間は、ちょうど塾の時間と重なってます。
早く終わる日もあるけれど、塾生次第。
1日だけ曜日をずらしてくれるようお願いしてみようかな…。
【14840】
般若の”あ” 投稿者:江戸の母 投稿日:2009年 9月11日(金)09時29分54秒
村田さん 練習と報告ありがとうございました。
ああ、般若の”あ”が、出ないなぁ〜 朝から「Sam Sam・・・」と言ってて
旦那に「じゃまくさい!」と言われました(^_^;)
以前根石さんにレッスンの最後にいただいた言葉がお守りのようです。
「日本語の音にはない音のために、口の中の筋肉の厚みをつくりださなくちゃ
いけない」でしたけ?うろ覚えですみません。訂正してください。
根石さん
ピッコロさんの件も、よろしくお願いします。私も知り合いに声をかけてみます。
私も、そう急いで行を進めなくていいということがわかりましたので(^_^)
「早くすすもまなきゃ〜」という焦りを消して、安定した音が出るのを目標にします〜
で、私はまだ般若の”あ”のレベルでウロウロしていますが(T_T)
先輩方の背中を見ながら目標にして、素晴らしい音が出るようにがんばります!!
(Oさん、ハナさん、お母さん仲間としても、どぞよろしくお願いします!)
【14841】
素読舎においでよ〜 投稿者:江戸の母 投稿日:2009年 9月11日(金)09時57分55秒
と知り合いに声をかけています。
朝書いたのがこんなかんじ
『英語といっても、会話とか暗記じゃなくて
先生の読んだ文章をひたすらまねするの。
口の中の筋肉が大改造されるかんじです。これが半端ないきつさ!
だけど、終わった後に爽快感が残るのだわ』
この他伝えたいことがまだあるけれど、書ききれないなぁ
どうやったら、短文でポイントを押さえて魅力をアピールできるか(>_<)
ところで
What's this chair doing here? の文に出会ったとき、衝撃的でした。
「何でこの椅子ここにあるの?」という意味だと思いますが
この文を作れと言われたら、自分は作れるかな?作れませんね。まず(^^;)
う〜ん、カルチャーショック!
語学をやるって、母語で培ってきた慣れた身体と脳の回路とも
一時お別れして別なものを作り上げるような気がします。
とにかく〜マラソンとか100メートル全力疾走とか
「ひたすらなにかをする」時の爽快感!それに近いものと
自分の身体が変わっていく感覚がなんともいえず面白いです。
【14843】
根石さん 参観・参加の件 投稿者:吉 投稿日:2009年 9月12日(土)06時26分18秒
おはようございます。
根石さん、生徒さんの進度と時間帯を詳しく教えてくださってありがとうございます。
う〜〜む、ちょっと迷いましたが、トップを進む月曜9時40分のK.K.チームから
お願いしようかと思います。 片原姉さんとの自立練習に移行する前に、
僕の声を聞いてもらうこともできますしね。 (^ー^)ノ
69974行というと、僕が以前根石さんから頂いた教材の範囲を超えております。
すごいね〜、、、と、継続している生徒さんにも、教材を作り続けている根石さんにも、
おもわず(尊敬の念をこめた)ため息がもれます。
とりあえず参観からお願いしたいと思います。 勝手に10月から開始のつもりでいますが、
よろしいでしょうか。
あ、、テキストも送ってもらわなければなりません。 よろしくお願いいたします。 <(_ _)>
【14844】
江戸の母さん 母語回路との一時お別れについて 投稿者:吉 投稿日:2009年 9月12日(土)07時37分54秒
> 語学をやるって、母語で培ってきた慣れた身体と脳の回路とも
> 一時お別れして別なものを作り上げるような気がします。
そのように感じる気持ち分かります〜。 でも、何ひとつお別れしていないと思いますよ。
根石さんの方法は、お別れするものがないので安全だ!と僕は思っているんですよ。
だから小学生にも勧められます。 素読舎メソッドは、母語で養ったものを壊しません。
江戸の母さんが、感じているのは、「おわかれ」ではなくて、
新しい視界(知識)よ「こんにちは」ですね。 (^O^)/ コンチワー
「英語話者の人達ってこんな風に思考するんだ〜〜」みたいな新鮮な発見と驚き。
日本の生活の中で培われてきた固定観念(音や思考の順番)を打ち破って
「もっとオープンにならなきゃだめだぞ自分」という気づきみたいなものではないかと思います。
> 自分の身体が変わっていく感覚がなんともいえず面白いです。
この気持ちがよくわかります。 たぶん、一番楽しい時期なんじゃないかと思います。
ですよね、、根石さん、みなさん。 (^^♪
> 語学をやるって、母語で培ってきた慣れた身体と脳の回路とも
> 一時お別れして別なものを作り上げるような気がします。
しつこくこのコメントに注目しちゃって申し訳なのですが、他の人のためになるかもしれないので書かせてください。
根石さんのやるような方法であるかぎり、(母国語で)壊れるものも、
さよならするものもないと思っていると、最初に書きました。
しかし、これが、英語生活磁場にわたると違うのですね。
磁場では、母語で養ってきたものが、お別れではなく、まさに「壊れる」という状態になります。
英語の語彙が、母国語である日本語の語彙と離れていればいるほど、自分を二重人格者になったと
感じることでしょう。
マイブームのミヒャエル・エンデ氏は、対談の中で次のように語っております。
ドイツからイタリアへ移り住んだ時の自分の母国語(ドイツ語)についてです。
・・・・・・・ 引用開始 ・・・・・・・・・・
(イタリアに)1971年に移住しましたから、15年間、暮らしたことになります。が、
私は、これ以上長くいてはならない、と思いました。 理由は、外国生活が長すぎると、
私の言葉に問題が生じる、と気づいたからです。 とくに、こんどのように、
ひとり暮らしになりますと、まわりはみんなイタリア人です。
妻が一緒のときは、私は彼女とドイツ語で話しあい、ふたりで本を読みあいして、
そんなに問題ではありませんでしたけど、、、、。
子安美知子著 「エンデと語る」9ページより
・・・・・・・ 引用終了 ・・・・・・・・・・
『外国生活が長すぎると、私の言葉に問題が生じる、と気づいたからです。』
エンデ氏は、こう語りましたが、これは、「磁場にわたると母国語が壊れる」ということですね。
『妻が一緒のときは、私は彼女とドイツ語で話しあい、ふたりで本を読みあいして、』
これは、「外国語の磁場にいる間は、自分の母国語を保つために、母国語の読み込みをする必要がある」ということです。
磁場では母語で養ってきたものと、本物の「お別れ」が生じるのですね。
母国語を捨ててでも、生きていくために、その土地に馴染もうと努力するのですから母国語が壊れるのは当然ですね。
ま、、生活に溶け込むために必死ですからね。 (>_<)クゥ〜〜
重ねて言いますが、素読である限り安全です。
外国語を、「音作り」を主軸にやる正しい語学でやるならば、母国語関連のものとお別れはしなくてすみます。 (^-^)
また、正しい語学論をもって海外に行けば、磁場で母語を保ったまま、その土地の生活言語に磨きをかけることができます。
【14846】
吉さん 投稿者:江戸の母 投稿日:2009年 9月12日(土)23時42分3秒
レスをありがとうございます(^^)
そうなんですよ〜今、一番面白い時期かもしれないですね。そのうち、停滞が・・・!?
私の書いた文の引用していただいて、嬉しいですよ〜〜ここから、どんどんご意見を
伺えたら、嬉しいです!!
>ま、、生活に溶け込むために必死ですからね。 (>_<)クゥ〜〜
「お別れ」ではなく「こんにちわ〜」の感覚、
なるほど、そうかもしれませんね!母語で日常を過ごせている限り、私の日常に混乱は無いのですが、これが海外に行って生活しなきゃ!という状態になると、
もうすべてについて外国語を「インストール」するのだから、心も体も大混乱でしょうね(><)
コンピュータじゃないから、そう簡単に「インストール」できるものでもないでしょうし・・・
>What's this chair doing here?
(すみません、訂正です!テキストでは「What is thia chair doing here?」でした!)
また引用しちゃいますが、これを読んだとき、ぷぷぷっと笑ってしまったのと、
ああ、私これ作れるかな?って、気がついたのですね。
でも、ちょっと考えてみると、多分関西の方だったら
「この椅子ここで、なにしてんねん?」と椅子を主語に、できそうじゃないですか?
私だったら(どうしてあなたはここにこの椅子を置いてるの?)「なぜこの椅子ここにあるの?」どまりなんですよね。(椅子に対しては、「be動詞」であっ
て「do」は出てこないな〜〜)
椅子がdo動詞を持つというのが、ものすごいショックでした。また、笑えました(^^)
以下、私の偏見まじりの意見ですが〜〜〜
関西の方って、海外でも物怖じしない(自己主張強し)、アクセントやリズムがあって
英語に近いものを感じるんですが、どでしょ?だから、あまりカルチャーショック少なく
英語を受け入れられるかなとか、思ってしまいましたが。
>「磁場にわたると母国語が壊れる」
うんうん、「磁場」の解釈を、僭越ながら和和辞典みたく書かせていただくと(≧ロ≦)
「母語以外で生活をする環境」ということでしょか?既出だったらすみませぬ〜
「素読である限り安全」
素読には、文法がしっかりと刻み込まれているので、安心しています。あと母語形成に悪影響が出ないという点でも、ものすごいテキストなんだな〜と感心しき
りです。
ここからは、息子の英語環境の話になりますが、息子が学校で習っているのは
「ワット ディス」だというのです。息子が教えてくれたのですが、
これが「What this?」なのか「What's this?」なのかわかりませんが、
「What is this?」でないことは確かです。
たかが「be動詞」、されど「be動詞」
う〜〜〜ん、気になります。やるのであれば、、「What is this?」から入ったほうが
いいんじゃないかと思うのですが、心配しすぎでしょうかね・・・(こんなこと気にしてるのは多分私だけかなぁ(´^`))
【14847】
江戸の母さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 9月13日(日)02時15分33秒
横槍失礼します。
>やるのであれば、、「What is this?」から入ったほうがいいんじゃないかと思うのですが、心配しすぎでしょうかね・・・
アメリカで生まれた子供は、当たり前に What's this?
の方をを多く耳にして、自分でも言うようになると思いますが、日本人の子供が語学として英語を習う場合は、What is this?
の方がいいと思います。その方が、短縮というメカニズムがわかりますから、子供の混乱が少ないとは思います。
ですが、素読とか、回転読みを使いながら、身体の動きの中で(途中で)、文法として「短縮」が理解できれば、どっちから入ってもいいようにも思います。
いっぱい口を動かして言ってみると、What is this? よりも What's this?
の方が言いやすいや、という感覚が生じるかどうかの方が大事だと思うのです。
逆に言うと、そういう感覚を生じさせずに、What is this? から入って、What's this?
も同じ意味の文だと外から二つを眺めていても、知識が知識のままにとどまってしまいます。問題は身体の動きを伴うか伴わないかにあるのだと思います。
【14848】
吉さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 9月13日(日)03時03分4秒
本をありがとうございました。今日届き、斎藤兆史の「日本人に一番合った英語学習法」の方は読み終えました。
語学の方法についての感想は、朝日新聞のインタビュー記事を読んだときと同じでした。英会話重視の風潮に対する批判には、まったく賛成です。
素読、暗唱、文法でしたっけかね。斎藤が対置して、推奨する方法は。その一つ一つの言葉の柄が大きくて、結局具体的でない。
素読がいいと言うが、素読をどう使うかについてはほとんど何も書いてない。暗唱が、素読の結果として自然に獲得されるものなのか、暗記として強制される
ものなのか、何の区別もなされていない。この二つはまったく別の原理によるものなのですが、大事な区別がない。
「訳読」については、この本では南方熊楠について触れたところに出てきました。つまり、この本では、「訳読」は学校の授業形態としての「訳読」ではなく
て、熊楠の「自分でやる練習」なのです。斎藤においては、そこの区別もまるでなされていない。教師のおさぼりを放置し許容する「訳読」と、学校嫌いの熊楠
が一人でやった「訳読」はまるで違うものですが、そこが区別されていない。
朝日新聞の記事では、学校がやる英会話重視に対置して「訳読」を持ち出しています。普通に読めば、学校がやる「訳読」と読めるし、実際に、斎藤は近代の
学校がやってきた伝統的方法を肯定する文脈において「訳読」を持ち出していると思います。そこですね。私が、ふざけんじゃねえよこのやろ、と思ったところ
は。本を一冊読んでみた時点では、この批判点には何の変更も要りませんでした。
「暗唱」にせよ、「訳読」にせよ、概念がとてつもなくあいまいなのです。素読の結果として自然にできるようになってしまった「暗唱」と、学校の宿題で出
されて(柴田武史さんの教室でのように)強制されるものとしての「暗唱」とでは、それぞれが成立する原理そのものが違います。覚えるということを強いる要
素があるかないかというところでまったく別物になるのですが、結果だけ見れば、同じ「暗唱」に見えます。
同じことが、「訳読」についても言えます。教師のおさぼりに役立つ「訳読」と、熊楠がやった「訳読」は、水と油くらいに違います。それも、東大教授の高
みから見れば同じ「訳読」に見えるのでしょう。斎藤は、現場ってものを知らないのです。知っている現場は、「学校の教室」だけです。センセイってのは、学
校を出て学校に入っちゃうんだからどうしようもねえや。高みってものに実に無自覚です。
口当たりのいい文章ですので、こういう本の方が売れるのはよくわかります。しかし、片っ端から微分する必要のあるもの言いばかりです。
この本が面白かったのは、まったく別のところにあります。
津田梅子が六歳でアメリカに留学させられたというようなむちゃくちゃなことを書いてある。それは知らなかったので、そういうところが一番面白かった。人
はどう考えるのか知りませんが、実に無惨なことが書いてあります。伊藤博文なんぞは、ろくにわかってもいないくせにわかったような見栄を張った、とは書い
てないが、そう読めるところが面白い。口あたりのいいところを、ちゃんと言い直すと「見栄っぱり伊藤博文」になり、小泉純一郎なんぞにつながる系譜になり
ます。
同じ小泉でも、小泉八雲の奥さんの手紙の日本語や、八雲自身の日本語の手紙の文など、実にいいのですが、斎藤はこれをピジンだとして見下すのでした。や
はり東大教授なんかやってると馬鹿になるのは避けられないのかとため息が出ました。
【14850】
吉さん、江戸の母さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 9月13日(日)03時18分15秒
母語(日本語)からの一時お別れは、机上の練習において成立
すると思っています。机上でお別れしても、生活過程では、圧倒的に母語(日本語)が取り囲む(取り囲まれちゃう=取り囲んでくれる)ので、すぐにスッと日
本語に戻れるのです。
一時お別れが成立するのは、日本語を介在させずにイメージだけで英文を扱うようになった時点からです。
吉さんが言われたことは、小学生・中学生に当てはまると思います。ABCDは、テキスト作成時に、日本語と英語を対置し、日本語で文法を書いてあります
ので、「イメージの動きだけになる」ことをテキストの構造自体で阻止しています。ゆっくりと「慣れ」を作るためのテキストです。その点で、吉さんが言って
くださった通り、まったく害になりません。
江戸の母さんは子供を産んだ大人ですから、日本語からの一時お別れをそのうちに成立させても大丈夫です。村田君との「自立練習」を継続して下さるようお
願いします。
【14852】
江戸の母さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 9月13日(日)03時36分7秒
>朝書いたのがこんなかんじ
『英語といっても、会話とか暗記じゃなくて
先生の読んだ文章をひたすらまねするの。
口の中の筋肉が大改造されるかんじです。これが半端ないきつさ!
だけど、終わった後に爽快感が残るのだわ』
ありがとうございます。
生徒さんの体感を通った言葉が貴重ですので、続けてお願いします。
下に、失礼ながら、ちょっと手を加えます。体感を通った言葉とずれていましたら破棄して下さい。
『英語といっても、会話とか暗記じゃなくて
先生の読んだ文章をひたすらまねするの。その間に、発音を直される。口の筋肉が大改造されるかんじです。これが半端じゃないきつさ! だけど、終わった後
に爽快感が残るのだわ』
【14853】
江戸の母さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 9月13日(日)03時39分58秒
>「日本語の音にはない音のために、口の中の筋肉の厚みをつくりださなくちゃ
いけない」でしたけ?うろ覚えですみません。訂正してください。
私もうろ覚えです。現在ただいまの私の言い回しでよければ、
「日本語の音にはない音を作るために、口の筋肉を新しく作りださなくちゃいけない」
【14856】
根石さん 江戸の母さん 投稿者:吉 投稿日:2009年 9月13日(日)06時27分4秒
根石さんのコメント『一時お別れが成立するのは、日本語を介在させずにイメージだけで英文を扱うようになった時点からです。』
まったく、その通りでした。 私たちは、まさにそこを目指しているのでした。
(訳読でパズルのように理解するのではなく、、)
これも、ある日突然「母語との一時お別れ」が訪れるのではなく、
ゆっくりと英語のイメージの流れに移行してくのですね。 ご指摘ありがとうございます。
> これを読んだとき、ぷぷぷっと笑ってしまったのと、ああ、私これ作れるかな?って、気がついたのですね。
> でも、ちょっと考えてみると、多分関西の方だったら
> 「この椅子ここで、なにしてんねん?」と椅子を主語に、できそうじゃないですか?
あ〜〜〜なるほど〜〜、そういう面白さですか〜。
そういう面白さなら日本語でも探せば結構沢山みつかるんじゃないかな。
「海が俺を呼んでいる!」とか、プププ、、、、ああ、秋の海に行きたい。
> 息子が学校で習っているのは
>「ワット ディス」だというのです。息子が教えてくれたのですが、
全然関係ない話ですが、僕が中学1年の時、別の学校の中学生との交流会がありました。
そのうちの1人の女の子(かわいい子)が、自己紹介で「英語が得意」と言いました。 その子が僕のとなりに座りました。
僕は自分の座っている机に英語で、What your name? と書いて、その子に見せました。
その女の子は、僕の書いた英文のWhat と your の間の下のところに 「△」の記号を書き入れ、
その下に「is」と書き入れました。
名前を教えてもらえたのかどうかは、よく覚えていませんが、
What your name? を、What (△ is) your name? と訂正してもらえたことは、ハッキリと覚えています。
それからBe動詞というものを、意識するようになったのでした。 よ〜〜〜〜く覚えています。
【14857】
根石さんの読後感想を読ませてもらいました 投稿者:吉 投稿日:2009年 9月13日(日)06時58分15秒
> 本をありがとうございました。今日届き、斎藤兆史の「日本人に一番合った英語学習法」の方は読み終えました。
はやっ!! ( ̄□ ̄;) ギョ
大風呂敷に引用するために、線を引いた個所が沢山あって読みにくかったのではなないかと思います。
通勤カバンの中に、たまたま太目の赤ペンしか入っていなかったのです。
ブックオフに持って行っても、買い取ってくれないと思います。 ゴメンナサイ。
> 語学の方法についての感想は、朝日新聞のインタビュー記事を読んだときと同じでした。
> 英会話重視の風潮に対する批判には、まったく賛成です。
賛成部分があって良かったです〜。
ああいう批判をしてくれる人が圧倒的に少ないので、僕はそこを読んで元気をもらいました!
> 素読、暗唱、文法でしたっけかね。斎藤が対置して、推奨する方法は。その一つ一つの言葉の柄が大きくて、結局具体的でない。
そうなんですよ〜〜。 でも、、斎藤さんの本を読んだ人が、「英語と素読」の二つのキーワードで検索した時、
根石さんの素読舎に「つながる」のではないかと考えていたのです。 ここ素読舎には具体的な方法がありますからね。
> この本が面白かったのは、まったく別のところにあります。
> 津田梅子が六歳でアメリカに留学させられたというようなむちゃくちゃなことを書いてある。
> それは知らなかったので、そういうところが一番面白かった。人はどう考えるのか知りませんが、実に無惨なことが書いてあります。
> 伊藤博文なんぞは、ろくにわかってもいないくせにわかったような見栄を張った、とは書いてないが、そう読めるところが面白い。
> 口あたりのいいところを、ちゃんと言い直すと「見栄っぱり伊藤博文」になり、小泉純一郎なんぞにつながる系譜になります。
いやいや、よく調べてますよね〜。 さすが大学教授なんだな〜と思いました。
僕には、そういう探究心や調査力がないので、その部分では尊敬するばかりでした。
> 同じ小泉でも、小泉八雲の奥さんの手紙の日本語や、八雲自身の日本語の手紙の文など、
> 実にいいのですが、斎藤はこれをピジンだとして見下すのでした。
> やはり東大教授なんかやってると馬鹿になるのは避けられないのかとため息が出ました。
しかし、根石さんの本の読み方は、つくづく面白い。
俺からは、そういうため息は出ませんでしたから、、、ナハハハ、、。
読んでくださってありがとうございました。 また丁寧な読後感想を書いてくださってありがとうございました。
話は変わりますが、英語関連の本で、僕の中の語学論に共鳴する本は、ほとんど見当たりません。
語学論は、英語関連の著書以外のところに落ちていることが多いと感じます。 (^^;;
今の私の気持ちが、鈴木大拙さんの言葉とリンクしましたので、紹介させてください。
(毎回、引用元を探すのに苦労します、、ふ〜っ) えっと、、ブッダの教えだそうです。
"Don't believe in me just because I have a little more experience than
you.
Don't believe what I say to you for that reason. Believe in yourself!"
Daisetz T, Suzuki On Zen Philosophy
「大拙 禅を語る」18頁より
"In the end it comes to your self." by Daisetsu Suzuki
僕は権威の言葉を信じやすい傾向にありますんで、、、(;^_^A アセアセ・・・
【14860】
根石さん 吉さん 投稿者:江戸の母 投稿日:2009年 9月14日(月)16時55分26秒
いくつかの文章、ありがとうございます〜
>”その間に、発音を直される。”
大事なことを書き忘れていました(^^;)
友人知人と声をかけていますが、私の歳にもなると周りは「英語使わないな〜」という方が多くなりなかなか「今さらね〜」なんて反応も(>
_<)「使えるといいんだけどね〜」という人が、力をこっちに向けてくれればいいけれど、目の前の諸作業で毎日手一杯!?
面白いのになぁ〜
「What is this?」への横槍もありがとございます!
短い文の中で根石さんの説明には「自分のからだ」を通して納得という流れに
なっているので、「頭での理解」が終着点にならないところがすごいなぁと思います。
息子も素読舎に出会えてよかったな。この先、息子が出会う先生方が根石さんと
同じ説明をしてくれるかどうか、注意してみます。
吉さんの「be動詞」との”かわいらしい出会いエピソード”(*^_^*)
私までドキドキしながら何度も読ませてもらいました♪♪
机に書いてるってのがなんともかわいらしいわ〜
さて、まだ私、お二人が書かれている下の文章解釈についていけませ〜ん。
(これぞ、”素読”すべきかな?)
>『一時お別れが成立するのは、日本語を介在させずにイメージだけで英文を扱うようになった時点からです。』
今、新出でわからない文が出てくると、とりあえず読んでいきますが、あとでテキストを読みながら文を理解したあとのほうが、俄然すっと入ってくる文もあり
ます。この状態は、まだ「お別れ」できないってことでしょうか。
もちろん、全てではないですが・・・
妄想するのは得意なんでけどね(^_^;)
【14861】
江戸の母さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 9月15日(火)01時11分36秒
>>『一時お別れが成立するのは、日本語を介在させずにイメー ジだけで英文を扱うようになった時点からです。』
>今、新出でわからない文が出てくると、とりあえず読んでいきますが、あとでテキストを読みながら文を理解したあとのほうが、俄然すっと入ってくる文もあ
ります。この状態は、まだ「お別れ」できないってことでしょうか。
「俄然すっと入ってくる」というのがどういう状態なのか、はっきりすれば、お別れなのかお別れじゃないのかが言えます。日本語を介在させているかいない
のかに注意を向けていただくのがいいと思います。具体的な日本語ではなく、(日本語から得たものでいいから)イメージだけが動いている状態であれば、「一
時お別れ」になっていると思います。
吉さんが書かれた「壊れる・壊される」は、磁場で起こることです。
日本の机上では、「壊れる・壊される」ほどになりません。しかし、ときどき変な気持ちになるときがあります。普段の自分じゃないような状態になります。
ボーダーを踏み越えて、ちょっと「あっち」に行っている状態です。このときの「あっち」というのは、What's this chair doing
here?
というような文を成り立たせる「考え方」において「あっち」に行っているということもあります。根底で日本人の思考をゆさぶるのは、文構造(シンタック
ス)だと考えています。人さらいが人をさらうように、文構造が自分をさらっていくように感じます。
しかし、こういう「変な気持ち」とか、「自分が自分じゃないような状態」というのも、日本で英語をやっている間は、脳で生じた何かによるのだと思いま
す。異言語磁場がゆさぶるのは、決して脳だけではありません。しぐさから表情から感情から何から何まで根底からゆさぶるのが異言語の磁場です。
吉さんが書かれた「壊れる・壊される」ほどのことは、日本の机上では起こりません。
「磁場だけがもたらす言語スキルが絶対にある」と言ってきました。
個々の単語についてだけでなく、文法をもイメージ化することができます。いちいち文法用語は意識にのぼらない状態、文構造にのっとって「ここはこう」と
いうイメージが動くような状態になれば、だいぶ「あっち」に行っている時間が増えると思います。
ひとまず日本語の介在の度合いに注目してみて下さい。
【14864】
自立練習報告 投稿者:村田晴彦 投稿日:2009年 9月18日(金)04時53分14秒
自立練習「ゴースト・イメージ核受肉教材」(レッスン組み込 み)
練習者名: 村田晴彦 , 江戸の母
日時 : 09/09/17
行数(説明部分を含めた総行数): 96
次回レッスン開始の文 : It was fully loaded.
今日から私が1回言った後に江戸の母さんが5回言うという「技法グラウンド」
の形を始めました。
いつもより行数が進まなかったのは、長い文にてこずったからです。
【14865】
自立練習補足 投稿者:江戸の母 投稿日:2009年 9月18日(金)15時50分33秒
昨晩のレッスンで行数が進まなかったのは、
村田さんに、”私は文を理解した方が、「俄然すっとくる時がある」という件”について、
話してもらったからです。
結果、私自身も今、どの程度、訳を必要としてるのかが、よくわかりません状態ですが、
例えば、well,why don't we jsut leave her there until we get the other stuff
in.
について
後半、このinってなんなのよ〜〜〜と思ったときget in でつながることで、すっと落ち着くのです。
(前置詞や副詞が出てくると、比較的動揺しちゃいますね(汗)
これはまだ、頭で理解しようとしてるからなのかなぁ〜。”訳文育ち”なもので(?)
ついついやっちゃうのかなぁ)
そのあと、練習で暗唱しているときは、すらすら〜と頭ではなくて
口が覚えている感覚がありますが(^_^)
もやっもやもやっ・・・
長文のまとまりを、どこで切ろうかというとこで手がかりにしよう
としてるのかもしれません。
でもとにもかくにもまあ、村田さんのアドバイスもふくめ、
”根石さんの音をまるごと引き受け、コピーする”に徹してみようと思います。
(なんつって、また訳したくなっちゃうかもしれないので、
それはそれでチェックしていきます。)
また、訳を知りたい〜というもどかしさを
解決できるようテキストになってますものね。
改めてすごい!!と思います。
新しい文には、レッスン中でぶつかりたいので、直前までスクロールせず
文章は読まないように気をつけています。それで、おたおたしてしまってすみません(*^_^*)
イギリス幼児番組テレタビーズで「copy me」という遊びがあって
1人の子がやったことを皆がまねするのですが、とっても楽しそうに
やってる。それを思い出しました。あと、子供は「繰り返し」って好きですよね。
「素読舎」レッスンには、子供が好きな要素がたくさんあるな〜と思った次第です。
【14866】
自立練習報告 投稿者:村田晴彦 投稿日:2009年 9月20日(日)06時29分49秒
自立練習「ゴースト・イメージ核受肉教材」(レッスン組み込 み)
練習者名: 村田晴彦 , 江戸の母
日時 : 09/09/19
行数(説明部分を含めた総行数): 207
次回レッスン開始の文 : What are you doing?
江戸の母さん、最初に比べると、音のつながりが全然
違いますね。
意味がわからないと言いにくい、ということについて
わたしはよくわからなかったのですが、
>長文のまとまりを、どこで切ろうかというとこで手がかりにしよう
>としてるのかもしれません。
と聞いて、納得しました。
アリスの段落ごとの回転読みの時からチョムスキーまで、ずっと
そうなんですが、知らない単語があっても、まずは発音だけ
チェックしてます。チョムスキーはわからない言葉が結構あるん
ですが、「回転読み」しているうちに、ここはこういうつながり
になっているんじゃないか、とか、こうなっているはずじゃ
ないか、とか、だんだん見えてきます。
わたしは「回転読み」をしていると、長く感じた文がどんどん短く
感じてきますので、全体を感じる余裕が出てくるんでしょうか。
最初全体的にわからなかったところが、わからないところの核心
がしぼられて、そこで辞書ひいてみると(今度は意味を見ます)
一発で全体がわかる、という感じになります。
とにかくなるべく毎日「回転読み」していくと、
もっとたくさんいろんなことがわかってくると
思いますよ。
【14869】
村田さん 江戸の母さん 投稿者:吉 投稿日:2009年 9月22日(火)22時09分7秒
村田さん 江戸の母さん
自立練習のレポートありがとうございます。楽しく読ませていただいてます!
江戸の母さん、僕も意味のわからない文章を何度も読んでいると、
「意味が知りた〜〜い!」となることがあります。
英語が言葉であるかぎり、「何と書いてあるのだろ?」という好奇心を押さえるのは大変ですよね。
「区切る場所を見つけたい」という気持ちも、村田さんと同様、納得です。
単語の意味や文法解釈を、どのタイミングで確認するのでも良いと思うのですが、
語学としてやっている時は、村田さんが言うように「音→意味」の順番は、崩さない方が良いと思います。
プレジャーリーディングとして英文に触れている時は、「音が先」にこだわる必要はないとも思います。
プレジャーリーディングの時は、(私は)意味を調べるということさえもやらないで、
(単語をいちいち調べているのがメンドクサイということもあり)どんどん先に読み進めていくこともします。
そのように読み進めても、どうしてもこの単語を調べないと先が読めないな〜、という言葉に必ずでくわします。
そういう時は、あきらめて辞書を開きます。
調べてみると、自分がとんでもない勘違いをしながら読み進めてきたことに気づくことがありますね。
そんな時、自分の想像力(妄想や思い込み)に、驚くことがあります。
想像していた意味と全然違うじゃん!! みたいな、、(;^_^A アセアセ・・・
いろんな英文と触れて、「面白い」と(私が)感じるのは、単語の意味を全部調べても、
イメージが動きにくいという文章にでくわす時です。
例えば、これは私の家内の話ですが、「Let's call it a day.」の意味が分からないと私に伝えてきたことがありました。
Let's → わかる
call → わかる
it → わかる
a day → わかる
すべての単語が理解できるのに、全部まとめて一文になると、、
Let's call it a day. → ぜんぜんわからない〜。”と、なるのですね。
(こういう慣用的な表現(イデオム)は、(call it a day)のように、ひとまとまりで覚えないといけませんが、
家内が「わからない」と言ったことに、なるほど〜と思ったのでした。)
私は、Let's call it a day. の意味は知っておりましたが、
学習したというよりは、向こうで生活しているうちに「わかっちゃった」という表現だと思います。
実際の生活の場面では、誰か他の人が使っている表現を聞いて、
(状況から)「わかっちゃう」っていうことがおこることがあります。
> 「このinってなんなのよ〜〜〜」
小学生に教え始めましたが、彼らには(当然ですが)こんな疑問なんて沸いてきませんね。
> 前置詞や副詞が出てくると、比較的動揺しちゃいますね
前置詞は、簡単な単語のわりに、イメージの幅が広いですからね。
前置詞だけでなく、頻繁につかう動詞、be動詞、have、 give、 get、などもなかなかの曲者です。
こういうイメージの幅が広い単語は、たくさんの例文を読み込んでいくことで、
その単語がもつイメージ核(なんとな〜〜く、こんな感じ)というものを、獲得していけると思います。
【14873】
吉さん 投稿者:村田晴彦 投稿日:2009年 9月25日(金)15時50分8秒
>調べてみると、自分がとんでもない勘違いをしながら読 み進めてきたことに気づくことがありますね。
>そんな時、自分の想像力(妄想や思い込み)に、驚くことがあります。
>想像していた意味と全然違うじゃん!! みたいな、、(;^_^A アセアセ・・・
それ私も多分にあります。わたしは「妄想力」豊富なので…(笑)
>私は、Let's call it a day. の意味は知っておりましたが、
>学習したというよりは、向こうで生活しているうちに「わかっちゃった」という表現だと思います。
>
>実際の生活の場面では、誰か他の人が使っている表現を聞いて、
>(状況から)「わかっちゃう」っていうことがおこることがあります。
英語圏で生活したことがないので、想像するほかないのですが、
こういう感覚が、「磁場」のもたらすものなんですね。
吉さんが提案された、根石さんの文章を「斎藤兆史さん」に収録する
こと、いいですね。そうします。
新しいホームページへ移行するまで、現行のひな形として、ホーム
ぺージへ記事やメディアファイルをおさめていこうと思います。
【14876】
自立練習報告 投稿者:ももこ 投稿日:2009年 9月25日(金)21時52分37秒
自立練習「ゴースト・イメージ核受肉教材」(レッスン組み込 み)
練習者名: piggy , ももこ
日時 : 09/09/25
行数(説明部分を含めた総行数): 156
次回レッスン開始の文 : Julio's comming towards us.
レッスン前にあわてて予習をし、レッスン→自立練習までしゃべりっぱなしで途中口が回らなくなりそうでした^^;
コツコツやって行くべきだと再認識しました・・・。
piggyさんのきれいな発音に聞き惚れてしまって、カウントを忘れそうになります・・・。意識をしっかり持つように努力します^^;
【14883】
練習風景1 投稿者:吉 投稿日:2009年 9月27日(日)06時51分27秒
この間の金曜日、家内が根石さんからレッスンを受けている様子を聞いておりました。
とは言いましても、彼女が使っているのは、ヘッドホンマイクなので、根石さんと巴里子さんの声は聞こえません。
彼女が、ひたすら繰り返して読んでいる生の声が聞こえてくるだけです。
聞いていて、「ヤツの方が、うまいかも」('〇';) と 思わされる箇所もあって、
内心ドキドキしたりしました。 (;^_^A
アクセントが良くなったのだと思います。 体全体を使って音にしている感じです。
・・・・・・・・
レッスンが終わって、次のような会話をかわしました。
私 「あらためて聞いてみたけど、お前、アクセントがすげー良いな。 体全体を使って音にしている感じ。」
家内 『ずいぶん前のレッスンで、根石さんが、「ネイティブの友達が、唾を飛ばしながら話しやがるんだ。
こっちに向かってそいつの唾が飛んできた時、俺はこんな風に(唾が飛んでくるようには)しゃべらね〜な〜と思ったんですよ。」
って、、たしかこんな感じのことを、言っていたことがあるの、、覚えてる?』
私 「うんうん、覚えてる。 もしかしてその時の根石さんの言った事を、忠実に守ってるの?」
家内 『そうだよ〜。 「唾が飛んできた」っていうぐらいだから、それぐらいの息の速さは必要だってことでしょう?
あの話を根石さんから聞いた時に、なるほどね〜と思って、それからは、息のスピードも意識して練習している。』
・・・・・・・・
・・・・・・・・
実はついこの間、ある学生さんに「英語は、もっと腹の底から息をだす言葉だから、
そんな口先だけでぶつぶついうのではなく、もっとお腹の底からエネルギーをこめて声をだして」と、
伝えたばかりだったのでした。 「対面している相手に唾を飛ばすぐらい、、、」という
アドバイスも生徒さんには、伝わりやすいかもしれません。
そうそう、レッスンが終わった後に、
『次回のレッスンでは、僕もヘッドホンをつけてレッスン参観させてもらおうかな〜〜』と言ったら、
(家内に)「巴里子さんが緊張しちゃうからダメ〜」と言われました。
「じゃ、内緒で、、」と私が言うと、根石さんと、巴里子さんと、私に、
掲示板から「お願い」をしてからじゃなきゃダメ〜と言われました。 ナハハハ、、、。
それではそのうちに、コーチ候補として、私が受ける根石さんからのレッスンの一環として、
おじゃまさせていただくかもしれません。 その時は、巴里子さんよろしくお願いいたしますね。
たぶん、ず〜〜〜っと先のことだと思います。
(つぶやき) う〜〜む、、ハナさんという人が、ここを読んでいると思うと、どうも投稿ボタンを押しづらいぜ。。
ポチっ (← 投稿ボタンを押す音)
【14893】
自立練習報告 投稿者:キリ 投稿日:2009年 9月28日(月)19時38分45秒
自立練習「ゴースト・イメージ核受肉教材」(レッスン組み込 み)
練習者名: ちよ・きり
行数(説明部分を含めた総行数): 16601〜16958(30分を2回やりました)
次回レッスン開始の文 : I mean, nothing!
報告遅くなりました。
すみません。
今日のレッスンよろしくお願いします。
【14895】
キリさん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 9月28日(月)23時59分29秒
報告遅くならないようにお願いします。
30分を二度やったのですか。いいこ達です。やれるときは今後もやって下さい。自立練習をやってくれたせいか、錆び付きがまったく感じられませんでし
た。それどころか、普段よりよく口が動いている感じがありました。
そろそろ、「言いながら書きながら思う」練習をやって下さい。その練習によって、一連の音の中に意味が流れるようになります。語学が本当に面白くなるの
は、そこからです。
【14898】
江戸の母さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 9月29日(火)00時29分4秒
>後半、このinってなんなのよ〜〜〜と思ったときget in でつながることで、すっと落ち着くのです。
------------------------------------------------------
S が V するまで until S V
I →複数 we
私たち we
Can you get this, man?
これに手がとどく get this
手に入れる・手が届く get
〜を中に入れる get 〜 in
------------------------------------------------------
上に私が作った教材の一部を転写してみました。
最終行にある「〜を中に入れる get 〜
in」というのが、「すっと落ち着く」ためのポイントになるかと思いますが、これを頭の中で操作するのではなく、体の動きと連動するイメージにしてもらい
たいと思っています。
そのための練習方法が、「言いながら書きながら思う」です。
get 〜 in
を広告の裏なんかにボールペンで書きながら、「〜を中に入れる」という具体的な日本語ではなく、「〜を中に入れる」というイメージを持つようにします。
私の教材が断片的知識を扱っているところで、江戸の母さんの自分にとって、なじみのないもの、知らなかったもの、慣れていないもの、忘れかけているもの
などは、全部「言いながら書きながら思う」練習に使えます。これをまともにやってくれると、一連の音の中に、具体的な日本語を介在させずに、文まるごとの
意味が流れるようになります。
コツは、断片的知識を、一度は濃厚にはっきりとイメージにすることです。この練習はレッスンで扱うことはできません。語や文法をイメージにすることは、
誰をもアテにできません。
「言いながら書きながら思う」ことをまともにやってくれるかどうかが鍵になると思います。
【14900】
髭の生えた眠り姫先生へ 投稿者:江戸の母 投稿日:2009年 9月29日(火)11時36分32秒
get inの説明、ありがとうございます。
まさに魔法のテキスト。やっぱり意味が知りたくなる人の衝動をつかみ、かつ、自然と眺めながら意味を把握していく辞書的な機能とを兼ね備えてるんですね。
ちょっと前は、私は英文だけ書き出して復習していたんですが、最近はテキストを部分的にプリントアウトして読み直しています。あと、カセットテープにも録
音している音があるので、それらも聞いてます。これからは、「いいながら書く」練習もしてみます。
語学のおもしろさ、味わってみたいな〜
この夏は、毎朝、自転車で駅に行くまで回転読みしてました。(チャリンコの回転数と同じく繰り返し。江戸母流回転読みデス)最近は、「Oh my
darling」の歌がツボにはまってしまって抜けられず・・・ あの歌を熱唱しながらチャリンコで走る不思議な人になってしまっていますが・・・
送ればせながら、
吉さんも、ご回答いただいてありがとうございます。奥さんの例、わかりやすいです!!
まさに、生活圏では自然に獲得できるものが、まだまだたくさんありそうですね。
>前置詞は、簡単な単語のわりに、イメージの幅が広いですからね。
>前置詞だけでなく、頻繁につかう動詞、be動詞、have、 give、 get、などもなかなかの曲者です。
そ〜なんですよね。前置詞がぴょんとあると、えっ!って思う感覚は、大人になってからですね。あと、be動詞、have、give、getも、くせ者!
>こういうイメージの幅が広い単語は、たくさんの例文を読み込んでいくことで、
>その単語がもつイメージ核(なんとな〜〜く、こんな感じ)というものを、獲得していけると思います。
なるほど〜 たくさんの例文にふれていくしかないですね。がんばってみます。
【14901】
素敵なホームページ 投稿者:ゆっくり母 投稿日:2009年 9月29日(火)14時32分52秒
ももこさん、村田さん、ありがとうございます☆
紹介しやすくなりました!
すっごいわ〜♪
息子の様子をつれづれにつづっていきます☆
と、過去ログを増やし、仕事を増やす人。。。
最近の息子、お、やるな、と思うことが増えてきました。
以前は複数形や三人称単数のsが聞き取れず、こまっていました。
最近はいい間違いをしたとき、根石さんになおされると、きちんとどこが間違っていたか気付けるようで、sをつけて言い直したり、doをdoseに変えたり
しています。
耳が少しずつ育っているのを感じます。
発音も初めのころとはぜんぜん違う感じです。
復習範囲が1に戻ったので、また一度録音してみようと思います。
ちょっと変則的ですが、来週からはパートナーができそうなので、息子はうれしそうにしています。
これからが一段と楽しみになってきました。
よろしくお願いします。
【14902】
日本語の中に置かれた英語と忙しいということ(メール転写) 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 9月30日(水)05時25分45秒
日本語の中に置かれた英語と忙しいということ
HK様
お手紙読みました。
大学に入って忙しくなったということが、レッスンをやめるという理由であれば、考えなおして欲しいと思っています。社会に出れば、もっと忙しくなり、私
の社会人の生徒さんたちは、その忙しい時間をやりくりしてレッスンを継続して下さっている人たちが多いです。忙しいということを理由にした場合は、英語が
滅びてしまいます。
日本語で育った日本人が日本語を日常語(主言語)として生きていく場合、大学入試程度の英語を持っただけだと、ほとんどの人が英語力を滅ぼしてしまいま
す。英検1級、TOEIC900点台の人でも、数年英語をほったらかすと、英語は真っ赤に錆び付いてがたがたになります。日本語の中に置かれた英語という
のはそういうものです。そのくらいの英語力を持った人たちは、日本語の中に置かれる英語力というものに対する危機感も持っているので、私のレッスンを使わ
なくても英語力を維持してくれますが、大学入試程度の英語力については、まだまだやることがたくさんあります。大学に入った後も、大学に受かる前の英語力
とほとんど変わりはありません。逆に、大学に受かった後の方が英語力が落ちている場合の方が多いくらいです。地道に継続しなければならない時期です。私の
レッスンはその点を考えてあります。日本では英語力を作るのも大変だが、いったん作った英語力を持ち続ける(維持する)のはもっと大変だということをふま
えてあるレッスンです。
英文科に入ったので、大学にいる間は英語とうんとつきあうことになるのでしょうが、大学を出た後に頼れるのは「地道に継続する(した)もの」だけになり
ます。お手紙にあるように英語を使う仕事を考えているのでしたら、私のレッスンは継続されるのがいいと考えています。
春に入居したアパートのネット回線の品質が悪かったのは不運でした。その後、光電話に切り替えて、レッスンが可能になったので、少しのブランクは気をと
りなおして盛り返してくれるものと思っていました。
もしかして、お姉ちゃんと一緒のレッスンというのが、やりにくいのかと思いました。もしそうであれば、組み合わせを考え直し、他の人と組んでもらおうか
と考えています。お姉ちゃんは、アメリカの大学を出た人で、私の方法に惚れ込んでくれているY(掲示板のハンドルネーム・吉)さんとの組み合わせが可能で
す。
現在、私のレッスンは二人一枠を標準としており、一人一枠で使うのは難しくなりつつあります。しかし、一人一枠を希望する場合は、その旨言って下さい。
実現できるかどうか保証できませんが、その線で考えることは可能です。新しい枠を一つ作るのは非常に難しい現状ですが、他の生徒さん同士の都合がつけば可
能になるかもしれません。
土曜8時10分の枠は、新たに使ってみようかと考慮中の人が現れています。この人が使ってくれる場合は、現在使ってくれている二人の生徒の組み合わせを
解消する予定でした。この枠をHさんが使えるようなら使ってもらおうと思います。私としては、これまで長く使ってくれた生徒を大事にしたいと思っていま
す。Hさんが使う場合は、お姉ちゃんがやっていたところにジャンプする前にやっていたところから使ってもらうつもりです。タイミング的には、この枠がベス
トです。使ってみようと思われた場合は、なるべく早くご連絡下さい。
新しい人が使い始めた後だと、この枠は無理になります。
あるいは、新たに別の人と組むことも考えてみて下さい。現在可能なのは、土曜8時50分のFという高校生です。教材を1万行終えて、4万7千行にジャン
プするところにいます。この場合は、Hさんにとっては、教材が後戻りすることになります。ブランクがあったので、その方がいいかもしれないと思います。
今のところ、これら以外には組み合わせは考えられません。小学生・中学生、ゴーストの最初の方をやっている生徒が多く、組み合わせは不可能です。
考え直すつもりがなく、どうしてもレッスンを離れたい場合は仕方がありません。その場合でも、このままでは自分の英語が滅びると感じた時点でレッスンに
復帰することを考えて下さい。維持・保存機能を備え、その上に新たな力をつけるという構造を持つレッスンは、他にはないと思います。維持・保存し、その上
に力をつけるという理屈がわかることと、レッスン自体にその構造を備えているということとは、まるで別のことです。
ひとまず電話で話したいのですが、「大風呂敷」でお互いに都合のつく日時を決めるというのはどうでしょうか。よければ書いて下さい。何も書いてもらえな
かった場合は、レッスンを離れる気持ちが固いものと考えさせていただき、以後、こちらからは連絡しないということにさせていただきます。
再考をお願いします。
09/09/30
根石吉久
【14904】
ゆっくり母さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 9月30日(水)05時52分49秒
>最近の息子、お、やるな、と思うことが増えてきました。
レッスンを開始してどのくらい経つのでしょうか。ずいぶんと、楽にやってくれるようになってきていると思います。最初の頃のレッスンを録音しておかれた
ら聴いてみて下さい。見違えるほど違ってきていると思います。
小学3年、4年生を相手のレッスンの場合は、英語のレッスンだとすら考えていただく必要はないと思っています。日本語の骨組みができてきている段階で、
未知の文字(漢字・アルファベット)をどう扱いどう体に取り込むかを扱っているレッスンだと考えていただくほうが実体に近いと思います。
私の方法が正立しているのであれば、ことごとくの学校の方法は逆立していると考えています。先日、電話でお話させていただいた通り、「読めもしないもの
の書き取り」がその最たるものです。「英会話重視」も転倒しています。
素読舎の方法であれば、小学低学年が英語を扱っても問題はありません。
息子さんが、それを証明してくれていると考えています。
【14905】
江戸の母さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年 9月30日(水)05時59分25秒
>これからは、「いいながら書く」練習もしてみます。
レッスン時と違って、自分で一人でやる「言いながら書きながら思う」練習では、「言いながら」はぼそぼそと小声で途切れながら言うのでかまいません。ま
た、アクセントは、「書きながら思う」の方にあります。レッスンや「自立練習」や、一人でやる「回転読み」などで音が確実にできていれば、ぼそぼそと言う
ことすら消滅していてもかまいません。「書きながら思う」を確実にやって下さい。
「いいながら書く」ではなく、「書きながら思う」です。
【14906】
なるほど 投稿者:ゆっくり母 投稿日:2009年 9月30日(水)07時54分49秒
根石さん
>小学3年、4年生を相手のレッスンの場合は、英語のレッスンだとすら考えていただく必要はないと思っています。日本語の骨組みができてきている段階で、
未知の文字(漢字・アルファベット)をどう扱いどう体に取り込むかを扱っているレッスンだと考えていただくほうが実体に近いと思います。
なるほど、です。
小学校の時期に育てたいものはスポンジで、吸収させるのはもっと大きくなってから、と思っていました。
素読舎レッスンを考えたとき、これはよい、と直感しながらも迷いがありました。
(このあたりのことはまたゆっくり書きたいと思います。)
以前らくださんから「何故英語を」という問いかけをいただいたときも、自分の中でまだ「どうして小学生に英語なんてやらせてるんだろう」と自分に対する疑
問を感じてしまいました。
このレスをいただいてはっきり、すっきりしました。
これは息子に必要なレッスンだったとわかりました。
ありがとうございます。
ちなみに息子は友達に「通信教育で英語をやっている」と説明していました。。。
通信教育・・・スカイプはこのあたりでは認知度が低いから、電話でレッスンのほうが説明がとおりやすいかなあ。
と、オフ現場の広報部長もいろいろ考え中です。
【14907】
書きながら思う 投稿者:江戸の母 投稿日:2009年 9月30日(水)12時17分47秒
根石さん
了解です。
むか〜し、受験時に「書きながら」を、猛烈にやった記憶があります(^^)
とにかく書いて書いて・・・そのとき何を思っていたかは「?」ですが、
ボールペンの芯が減るのが楽しくって。あの時と同じことはもうできませんね。
”言いながら書きながら思う” できたらやってみます。
そして、息子たちのレッスンですが、はじめて9ヶ月ですね。
驚くほど落ち着いてきました。
私は不要なくらいです。(現になにもしてませんが)
子供達の精神年齢もあがったこともあるでしょうけれど。
集中力もかなりつきました。
当初息子の記録で作っていたHPですが、
しばらく特筆すべきネタもなさそうなので、母記録が
メインになりそうです。細々営業も続けますが。
ゆっくり母さんの
「通信教育で英語をやっている」っていい得て妙ですね(^^)
【14909】
自立練習報告 投稿者:江戸の母 投稿日:2009年10月 2日(金)00時33分50秒
自立練習「ゴースト・イメージ核受肉教材」(レッスン組み込 み)
練習者名: 村田晴彦 , 江戸の母
日時 : 09/10/01
行数(説明部分を含めた総行数): 221
次回レッスン開始の文 : You changed it? Why?
・般若の”あ”の音(複数!)
・消える音 supposed to say のところ
【14911】
自立練習報告 投稿者:Piggy 投稿日:2009年10月 2日(金)23時13分13秒
自立練習「ゴースト・イメージ核受肉教材」(レッスン組み込 み)
練習者名: ももこ、Piggy
日時 : 09/10/02
進展度(説明部分を含めた総行数): 155行
次回レッスン開始の文 : You can hear me?
---------------------------------
1. Who is that?
2. What are you?
3. Where are you?
4. Who are you?
という、疑問詞を使った4つの文章が新出文として出てきましたが、どの語を高く強く言うのかが、よくわかりませんでした。文脈によって強勢をおくところが
変わるのだろう、また言う人の気持ちによっても変わるのだろうと思うのですが、どう変わるのかがよくわかりません。今、映画の音声をきいてみたら、1は
isを、2はareを(字幕ではwhere are
you?になっていて、どちらが正しいのかききとれないのですが)、3はwhereを、4はwhoを、強く高く言っているようにきこえました。
【14913】
江戸の母さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年10月 3日(土)01時55分13秒
>むか〜し、受験時に「書きながら」を、猛烈にやった記憶があ ります(^^)
とにかく書いて書いて・・・そのとき何を思っていたかは「?」ですが、
ボールペンの芯が減るのが楽しくって。あの時と同じことはもうできませんね。
そうですか。ボールペンのインクが減るのを楽しんだというのは、私と同じことをやっていたことになります。教材作りで腱鞘炎になってから、そういうこと
はやれなくなりましたが、大学受験のとき、ボールペンの芯のインクが目に見えて減るのは楽しみと言えば楽しみでした。
>そのとき何を思っていたかは「?」ですが、
ここがポイントだと思います。多分、具体的な英単語に対して、具体的な日本語を対置したのではないかと思います。今でも、「訳せば落ち着く」という癖が
あるのは、そういうことだと思います。具体的な英単語も具体的な日本語(単語)も、ともに具体的な語であり、それに対して、イメージは抽象(的)レベルに
あります。
具体的な語を思うのではなく、具体的なイメージを思うのです。抽象レベルのものを具体的にするのです。
戦後民主主義に頭をやられた人は気持ち悪がりますが、これは間違いなく呪術だと思っています。
媒介ということで考えるなら、「書きながら思う」の「思う」ときに、最初は、具体的な日本語(単語)を思ってもいいのです。だけど、それを媒介にして、
脱ぎ捨てて、イメージが誕生するところまで思うことをしないと語学にならないと思います。具体的な日本語がピリオドの役目をして、安心してしまうと駄目で
す。斎藤兆史の「訳読」批判で言ったことと同じことを繰り返しているのですが・・・。斎藤の「訳読」でも、それが「訳読」であるかぎり、具体的な日本語で
終わるのが最大の危険です。
これについては、語単位だろうが、文単位だろうが、まったく同じことが言えます。
「訳読」は文を単位としているだけで、最後に日本語を置いて安心してしまうのです。
途中で「訳読」という行為全体を一媒介項にして、その先に出るのなら文句はないのですが、最後に日本語を置いて安心したら、語学が死にます。
「訳読」という行為は語学の途中にある一媒介項にすぎないとはっきり言えないのが斎藤の限界だと思っています。「磁場」で英語にまみれた人の限界でもあ
ります。同じ欠点は國弘正雄にもあります。語学という行為を微分できないのです。
「思う」という行為は、それをしている人を外側から見てもその内実はわかりません。
具体的な日本語を媒介にして、具体的なイメージを持つかどうか。具体的な語を突き抜けてイメージ(抽象物)に至るかどうか。
そこに語学の成否がかかっています。
そして、私のレッスンは、この成否が決められるレベルに至る準備です。
本当に成否を決めるのは、生徒自身です。
【14914】
根石さん 投稿者:江戸の母 投稿日:2009年10月 3日(土)03時11分31秒
レッスンありがとうございました。2日連ちゃんレッスンで、舌 がぴりぴり〜状態です。
ビールのせいもありそうですが^^
私がボールペンインクが減るのを楽しんだのは、たぶん一本か、二本でした。「替え芯」というのを知っていれば、「どんでん返し」を読んでいれば!もっと増
えたかもしれませんね。あと、主に英語と何故だか歴史をかきなぐっていました。よくわからないけど、夢中だったので。。。
そして、自慢ではないですが、私は訳文が下手なんです。
文学全般、好きなんですけど、テストでも英文を訳すのは下手で、本当にあきれるほどおかしな文章をつくります。
それでも意味はだいたいわかるので、(全然違うときもありますが)自分で、正しい日本語にしようという意志が希薄です。
根石さんの言葉で「意味わしづかみ」という言葉にであって、ああ、これでいいんだ〜と気分が晴れ晴れしました。
でも、答えあわせで訳文を読みたくなってしまいますね。
矛盾しますが、「現代病」的でもあるのかな。「わかるま待つ」のは、忍耐がいります。
>具体的な語を思うのではなく、具体的なイメージを思うのです。抽象レベルのものを具体的にするのです。
ここがまだ、すぐに、がってんとはいきませんが・・・
例えば、私の場合、「struggle」(もがく)という単語は、
よくその気持ちを表したいとき、英語のほうがふっと出てきて、
口にだしたくなります。そういうのとは、ちょっと違いますか?
では、寝ます。
【14918】
江戸の母さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年10月 4日(日)02時31分46秒
江戸の母さんにつっかかりたいのではないのですが、言いたいことを言い続けると語学論が新たな地平に出るための祖形が作れるかもしれないので、続きを言
わせて下さい。
>私がボールペンインクが減るのを楽しんだのは、たぶん一本か、二本でした。「替え芯」というのを知っていれば、「どんでん返し」を読んでいれば!もっと
増えたかもしれませんね。あと、主に英語と何故だか歴史をかきなぐっていました。よくわからないけど、夢中だったので。。。
猛烈に書いたと書かれたので、もっとやったのかと思いました。私が浪人していた時は、英単語や英文を書いて、だいたい一週間以内に事務用ボールペン一本
のインクがなくなりました。ゼブラの鉛筆型の透明なやつを週に一回、一本ずつ文房具屋へ買いにいったのを覚えています。月に4、5本として、一年で
40〜50本を使ったと思います。この倍やれば、もっと英語のベースがしっかりしただろうと思いますが、それでも一年間で今やっている仕事のベースは作っ
たような気がします。今やっている仕事のベースに関して、高校やら大学やらからもらったものは何一つないと思っています。
>そして、自慢ではないですが、私は訳文が下手なんです。
文学全般、好きなんですけど、テストでも英文を訳すのは下手で、本当にあきれるほどおかしな文章をつくります。
それでも意味はだいたいわかるので、(全然違うときもありますが)自分で、正しい日本語にしようという意志が希薄です。
訳がうまいとか下手とかいう問題は、通訳とか翻訳家の問題で、語学で英語力を作っている途中の人の問題ではありません。訳がうまいとか下手だとかはひとま
ずどうでもいいのです。言いたいことは、英単語にせよ英文にせよ、練習の最後に日本語を置いて安心したら駄目だということです。
>根石さんの言葉で「意味わしづかみ」という言葉にであって、ああ、これでいいんだ〜と気分が晴れ晴れしました。
この「わしづかみ」ですが、媒介という観点からすれば、最初に対訳の日本語を読んだって構わないのです。全体でこういうことを言っている文だとつかみ、
具体的な日本語を忘れ、具体的なイメージを持つようにします。最後にイメージが残るように練習します。
日本語を忘れる練習ですから、日本在住の私らには、難しいと言えば難しいのですが、ことさら「忘れる練習」だと思わず、常に新たなイメージを産出するの
だと思っていればいいと思います。練習の終わりに日本語を置かないこと。イメージが残るようにすることです。
斎藤兆史はそこをはっきりさせないまま、「訳読」礼賛などやってしまっていることが私の批判点です。
最初に対訳の日本語を読んで、文として「こういうことを言っている」とつかむときも、実はイメージ化が行われています。具体的な日本語を相手に、文が意
味するものとしてイメージが産出されます。相手を英文に変えて、なじみのない単語などは、片っ端から「(言いながら)、書きながら思う」練習で、文の部品
としてイメージに変えます。その作業をやってから、文全体をゆっくりと、イメージの産出されるスピードと読みのスピードとを一致させながら読みます。個々
の部品としての語のイメージがつぎつぎと産出され、合体されて、再度「わしづかみ」が起こります。今度は、英文がもたらした「わしづかみ」です。
(自分に対して)訳先渡しをやり、全体をつかむ「わしづかみ」が、個々の部品としての英単語のイメージをくぐり、最後に複数のイメージの総和としての文
の意味が「わしづかみ」にされます。語学の練習としては、「わしづかみ」は二つあっていい。日本語の対訳を媒介にする段階では、「わしづかみ」は二つある
べきであり、前後で言って後ろに来る「わしづかみ」も、文の意味です。それが、具体的な日本語(単語)ではなく、純粋にイメージのみでできているかどう
か。そこが最重要なポイントになります。
>でも、答えあわせで訳文を読みたくなってしまいますね。
答え合わせをやりたくなるんでしたら、訳先渡しの方がいいと思います。答え合わせを媒介にするのならするで構いませんが、それはまだ媒介の途中であるべ
きで、くどく繰り返しますが、イメージからのみ成る文の意味が成立するかどうかに、語学の成否がかかっています。
>矛盾しますが、「現代病」的でもあるのかな。「わかるま待つ」のは、忍耐がいります。
英語はいくら音読して「わかるまで待つ」をやっても、自然にはわかるようにはなりません。ここは日本語の磁場ですから。ここのところを誤解しないで下さ
い。
まったくの初心者に対して、私のレッスンは、、具体的な語や具体的な文をではなく、それらを媒介にして、イメージだけが意識に動くなるようにするため
の、道普請を続けます。一連のよく完成された音というのが、イメージが通るための道です。
今のところ、道普請もやっていますが、 江戸の母さんの英語のレベルであれば、どんどん日本語を媒介にして、どんどん日本語を脱ぐことをやってもらうの
がいいと思います。
日本語を媒介にするのではなく、練習のピリオドとして「訳」を作ったり、「訳」を読んで答え合わせをするのは、現代病というより、学校病だと思います。
学校がこの病気を植え付けたのです。その最たるものが「訳読」です。私は学校の英語はとことんさぼりました(授業を聞いていなかった)が、それがよかった
のだと思っています。
>例えば、私の場合、「struggle」(もがく)という単語は、
よくその気持ちを表したいとき、英語のほうがふっと出てきて、
口にだしたくなります。そういうのとは、ちょっと違いますか?
たんに日本語で「もがく」と言った場合、蜘蛛の巣にひっかかった蝶々がもがくようにただじたばたするイメージしかもたらされない場合があります。蝶々が
じたばたするのを、単に外側から見た場合ではそうなります。しかし、蝶々の身になってみれば、単にじたばたしているのではない。蜘蛛の巣から逃れようとし
て、自由に飛べることを手に入れようとして、じたばたしている。その時の蝶々は、現状の外側を「めがけ」ているわけですが、そういうイメージとして日本語
の「もがく」を使っても、うまく相手に伝わらないと感じて、struggle
という単語を使いたくなるということはよくわかります。日本語でどうにもうまく言えず、英単語なら struggle
ひとつで言えるのに、と思うとき、struggle はイメージ化されていると思います。
なじみのないあらゆる単語にたいして「なじみ」を作り、イメージにする(イメージを作る)作業が、「(言いながら)書きながら思う」です。
【14919】
Piggy さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年10月 4日(日)02時43分4秒
>1. Who is that?
2. What are you?
3. Where are you?
4. Who are you?
という、疑問詞を使った4つの文章が新出文として出てきましたが、どの語を高く強く言うのかが、よくわかりませんでした。文脈によって強勢をおくところが
変わるのだろう、また言う人の気持ちによっても変わるのだろうと思うのですが、どう変わるのかがよくわかりません。今、映画の音声をきいてみたら、1は
isを、2はareを(字幕ではwhere are
you?になっていて、どちらが正しいのかききとれないのですが)、3はwhereを、4はwhoを、強く高く言っているようにきこえました。
このあたりは、吉さんのコメントを待ちたいところです。私は、今のところ、これに関してはっきり言えるだけの法則性を発見できていませんので。
→吉さん、時間がとれるようになったらお願いします。
【14920】
ボールペンから脱線 投稿者:吉 投稿日:2009年10月 4日(日)07時58分19秒
根石さん、江戸の母さん、、僕にも書かせてください〜〜。
<< ボールペンについて >>
江戸の母さんが話題をふってくださったので、「ボールペンのインクが無くなるまで書く」について、
僕にも少しだけ書かせてください。 これ、僕もやりました!! (^▽^)/
学校英語のテスト準備は、「教科書を丸暗記する」とよく言われていますが、
僕も学生さんには、「日本語訳のヒントをみてもいいので、
教科書をまるごと書けるようにするんだよ」とアドバイスしたいと思います。
で、、、学生の頃は、先輩から教わった「ボールペンのインクが無くなるまで何本も書く」というをやりました。
やってみて、その時僕が達した結論は、『この学習方法は、腕と手が疲れるわりには、覚えていない』というものでした。
そう、、「インクがなくなることを目標にして、「ひたすら書く」ということをやった」のですが、
肝心の『覚えるために意識して書く』『イメージしながら書く』という本来の目的から脱線してしまったのです。
この先輩から受け取った言葉、「ボールペンのインクが無くなるまで書け」というアドバイスは、すごく曲者だと思いました。
ハッキリいって私がやっていたのは、ボールペンのインクを失くすための『作業』だったのです。
「覚える」「思い出せるようにするための勉強ではなく」、インクをへらすための『作業』です。
それは、『書き写す』という『作業』でもありました。
あまり覚えられていないのに、充実感だけがやたら残りました(笑)。
「作業」と言えば、うちの子供達がたまに学校から持ちかえる「ノートに漢字を十回書いてきなさい!」という宿題、、、
あれも「作業だな〜〜」と感じます。 本来は、漢字を覚えてもらうことを目的として10回書かせるのでしょう。
しかし、子供は10回書いてもあまり覚えていません。
覚えさせることを目的としての宿題であるならば、「ノートに漢字を十回書いてきなさい!」という
宿題の出し方は、よくよく考えなければいけないと思います。
子どもは、10回書くという「作業」はやりますが、それで漢字を覚えられるかどうかは疑問です。
<< 「10回書いて「はい、おわり」の作業」にしないために >>
糸山先生から学んだ漢字の覚えさせ方が、私の子供達にとても有効だったので書かせてください。
「漢字を10回書かされる」という宿題で泣いているお子さん、
漢字をなかなか覚えられないというお子さんの参考になるかもしれません。
糸山先生から学んだ漢字の覚えさせ方は、次のようなものです。
○ 指導者が大きく黒板に漢字を書く。 その時、書き順も大きな声を出していう。
○ それにあわせて子供達に空中で大きくなぞらせる。 書く順も声に出させる。
○ 黒板に大きく書かれた文字を、何度か子供達に(声をださせて)なぞらせる。
○ それができたら、今度は子ども達に、目をつむらせて空中に大きく書かせる。
○ 頭の中で漢字がかけたら、ノートに2回書く。
この方法は、漢字を覚えられなかった私の子供達には有効でした。
ノートに10回も書かなくても覚えます。 子どもの負担も軽くすみます。
この方法で、覚えにくい漢字を少量毎日やっていれば、記憶への定着率は確実にアップします。
ああ、、やったのは家内です。 (つぶやき→ ヤベ〜〜 ( ̄ー ̄; 俺が手柄をもっていけね〜〜んだ。
ハナさんというお人が、ココを読んでいるらしいから、、、。)
漢字というのは「絵文字」「象形文字」であるので、目をつむって頭の中で絵を見るように、
漢字を「描く」という学習方法は、非常に有効なのだと思います。
<< 英語のスペル >>
ついでなので、英語のスペルの話を書かせてください。
英語のスペルを覚えるのに、糸山先生が教えてくださったような漢字の覚え方は、
ちょっと向かないな〜と思っているのです。
なぜなら、英語のスペルは、日本語のひらがなのように「音」を文字に変換している書き言葉だからです。
仕事で英文を書くことがあるのですが、上司に宛てた手書きのメモでスペルミスをしていた時、
「お前、この単語の発音あいまいだろ、、、きちんと発音できていれば、こういうスペルミスはしない」と
上司にハッキリ言われたことがあります。
そう言われたのは、1回きりですが、そのことがとても印象に残っております。
同僚の女の子は、国際結婚してカナダ人の旦那さんがいます。
御主人に「○○のスペル教えてよ」と聞いたら、ご主人が「発音してごらん、、、、、
ああ、きちんと発音できてないから、スペルが書けないんだよ」といわれたそうです。
そういうエピソードを教えてくれました。 「僕が上司に言われたことと同じだね」と話が盛り上がりました。
もうひとつ余談を書いておきます。
会社であった話ですが、僕が「Red Robsterに夜7時集合!」みたいな感じで社内メールを書いて出したら、
(このレッドロブスターというのは、レストラン名なんですが)、何人もの友人から、
「ロブスターは、Lobster ですよ、、、」と指摘を受けた覚えがあります。 ナハハハ、、、(;^_^A
その瞬間まで、僕はロブスターを、カタカナでしか意識したことがなかったという証拠です。
英語を学習する場合、「音を優先」にするのは、うえのような例からも大切だと思っているのです。
単語のスペル一つにしても、正しく言えるようにしてから「書けるようにする」、、。 この順番が良いと思います。
漢字を覚えるときのような、イメージフィックス法でスペルを覚えるのは、厳しいものがあると考えております。
<< イメージしながら書く >>
根石さんがずっと以前、「言えるようになったら文章を丸ごと何度も繰り返して書いてください。
その時、書きながらイメージも一緒に動かしてください。 この書く時のゆっくりなスピードがいいのです。」
このように家内に伝えておりました。 これはとても大切だと考えております。 おすすめします。
家内が私に、「根石さんが私に言った「書きながらイメージする」「書きながらイメージを一緒に動かす」というのが、
すごい有効だと思っているわ」と、力をこめて語っていることがありました。
えっと、、、なんの話をしていたんだっけ、、、
ゲッ((+_+))、、「ボールペンのインクが無くなるまで書く」だったのに、、、
大きく脱線してしまった、、、、、。
えっと、、、「何度も書く」というのは、力になるのでおすすめです。 特に学生さん、、。
でも、、「書いているだけ」の単純作業にならないでくださいね、、、と、お伝えしたかっただけのでした。
く〜〜〜、あいかわらず、説明長いな〜〜とは、言わないでね〜〜〜。
(>_<) 失礼しました〜〜〜。
【14921】
Piggyさん 根石さん (イントネーションについて) 投稿者:吉 投稿日:2009年10月 4日(日)22時39分18秒
> このあたりは、吉さんのコメントを待ちたいところです。
> 私は、今のところ、これに関してはっきり言えるだけの法則性を発見できていませんので。
> →吉さん、時間がとれるようになったらお願いします。
僕はこれらイントネーションを、机上の英語で(コーチの音として)、
どうやって扱おうか考えたことがあります。
考えるきっかけを与えてくれたのは、バックトゥーザフューチャーの読み込みでした。
映画のセリフの中に Where are you? がでてくるのですが、
これを僕は、スクリーンプレイの本で読んで、WHERE are you (↘)? と、
一般に標準的と言われるイントネーションで練習したのです。
しかし、テキストを読みこんだ後で、映画をみたらビックリ、、(ノ゜凵K)ノ ドヒャ〜〜
主人公はなんと、WHERE(↗) ARE(↗) YOU (↗)? と言っているじゃないですか〜〜〜。
う〜〜ん、これで悩みました。 このイントネーションが与えるイメージは、どんなものだろう?
この映画の中で役者さんが発信したイントネーションを、机上の英語でどうあつかおうか、、
いろいろ考えてしまいました。
はい、まさしくPiggyさんが今回ぶち当たった疑問と同じ悩みにぶつかったのです。(^▽^)/
<< まずは一般的なWHクエッションのイントネーションの確認 >>
僕の考える、いわゆる一般的なWHクエッションのイントネーションは、下のようなものなのです。
根石さん、この表記に大きく反論があったら言ってください。
WHO is that (↘)?
WHAT are you (↘)?
WHERE are you (↘)?
WHO are you (↘)?
* 文頭に強勢がきて、文の語尾が下がります。
これ、学校で「標準的」と(僕は)習ったのだと思います。
根石さんがコーチする時も、このイントネーションだと思います。
しかし、実際の場面では、Who IS that? のように、文頭よりもBe動詞のほうが強調される場合もあれば、
Who is THAT? のように、語尾を強調するイントネーションもありますね。
バックトゥーザフューチャーの中の、WHERE(↗) ARE(↗) YOU (↗)? も、標準的とは言えません。
しかし、実際の場面では、耳にする機会があります。
> (Piggyさんのコメント) 文脈によって強勢をおくところが変わるのだろう、
> また言う人の気持ちによっても変わるのだろうと思うのですが、
Piggyさんのおっしゃるとおりです。
発信者の気持ち、場面・シチュエーションから、イントネーションは変わりますね。
> (Piggyさん) どう変わるのかがよくわかりません。
> (根石さん)私は、今のところ、これに関してはっきり言えるだけの法則性を発見できていませんので。
私は、机上の英語では、標準的な読み方をしていれば、良いと思っていますので、
そんなに神経質にならなくても良いのではないですか〜〜?とお伝えしたいのです。
実際に、さまざまな場面や発信者の気持ちで変わるイントネーションを解析するのは、とても難しいですしね。
しかし、「そんなに神経質にならなくても良いのではないですか〜〜」
なんて回答では、納得できないとも思いますので、
私の思いつく範囲で、ちょっと例を下に書いてみますね。 (^▽^)/
<< 表記は疑問文だけど、疑問文じゃない文 >>
「疑問文だけど疑問文じゃないのかも」というのが、存在すると考えたことがあります。
ほら、、根石さん、千代さんが中学生とか高校生の時、深夜帰宅した娘さんに「どこへ行ってたんだ!」って、
怒鳴った経験ありますでしょ?
この日本語をそのまま英語にすると、Where were you? とか、Where've you been? になると思うのですが、
Where were you? と形の上で質問してはいても、どこへ行っていたのか、実際に知りたいわけではなくって、
それよりは、「遅くに帰りやがって、心配させやがってこの野郎」という気持ちを
ぶつけたいだけの場面ってありませんでしたか?
もうちょっと言っちゃうと、怒鳴りちらしたかっただけ、、、。
こういう気持ち(イメージ)を、発信者が持っている時のイントネーションは、
(;`O´)o コラー! 「どこへ行ってたんだっ!!」
(;`O´)o WHERE(↗) WERE(↗) YOU (↗)!!
こんな感じになるんじゃないかと思います。
これは、形は疑問文ですが、疑問文ではないとも考えられます。(私のオリジナルな解析かもしれません。)
Piggyさん、私ね、こういうイントネーションは、実際に使う場面になれば、
気持ちが自然とそう発信させてくれるんじゃないかと考えているんです。 だははは、、。
<< いったいぜんたい、なんなのよ、、というイメージの場合 >>
Piggyさんが映画で確認したというイントネーション
○ 「映画の音声をきいてみたら、1はisを」⇒ Who IS that?
○ 「2はareを、、」⇒ What ARE you?
Piggyさんの説明をもとに考えると、
Who IS that? What ARE you? になるのですが、(こんな表記でいいですか?)
Be動詞を強調されたうえの二つの文章を、私が訳すと次のようになります。
Who IS that? ⇒ いったいぜんたいあいつ誰なのよ!
What ARE you? ⇒ いったいぜんたいあんたは何なのよ!
このBe動詞の強調には、「一体全体」というイメージがあると思います。
一体全体とは、辞書によれば 『いったい‐ぜんたい【一体全体】 [副]非常に強い疑問の気持ちを表す』なのだそうです。
非常に強い疑問の気持ちを表す。「―どうなっているんだ」 ということですね。
逆を言えば、『いったいぜんたい、なんなのよ、、』というイメージを発信者がもっている場合、
Who IS that? What ARE you? のように、Be動詞を強調して言えると言っていいと思います。
しかし、こんなものは、知識として入れておいても混乱するだけでしょうし、
実際の場面で耳にすれば、「わかっちゃう」というイントネーションだと思っているんですよ。
<< 法則性はみつけなくても良いのでは? >>
こんな感じでいろいろ書いてみましたが、
このあたりのイントネーションの法則性は、「見つかんないんじゃないかな〜」とも考えています。
ひとまずは、「机上の英語では、標準で練習すればいいじゃん」とだけ言わせてください。
実際に英語を使う場面が来た時、シチュエーションとその時の気持ち(イメージ)が、
完璧なイントネーションを決定してくれると確信しておりますので、
(くどいようですが)それほど学習者が神経質にならなくても良いと思っているのです。
普段は、標準的なイントネーションで練習しておいて、映画の場面をみた時に、
「あ〜〜、こういう言い方もあるんだな〜〜〜、、」と、おもしろがれば良いと思います。 どうでしょう?
Piggyさん、根石さん、ひとまずはこんな返答で許してください。
あれ? そういえば、おいらPiggyさんに向けてまともにコメント書くの始めてかな〜〜〜。
あれ〜〜 (゜ペ)? ハテナ?? どうでしたっけ?
論点がシフトするフニャフニャ文章ですみません。 今後ともよろしくお願いいたします。 <(_ _)>
【14924】
吉さん 投稿者:Piggy 投稿日:2009年10月 6日(火)21時07分22秒
吉さん、こんにちは。
吉さんと直接言葉をかわすのは初めてですね。
くわしく書いてくださって、ありがとうございました。「机上の英語では、標準で練習すればいい」という考え方、わかります。でも実は私は今回の文について
は、まず標準的なイントネーションがわかりませんでした。あらためて吉さんが書いてくださったことを読んで思い返してみると、確かに学校では、WHO
are you?あるいは WHAT is it?
というイントネーションで習っていたように思います。でも、大人になってからこの文章を映画その他できく場合に、Who ARE you? What
IS it? という方が多いような気がして、これが標準的なイントネーションなのだろうか、と迷うようになっていました。
でも、このような単刀直入な疑問文を(教科書の文章としてではなく)実際の場面で使う場合、かなりの程度、「非常に強い疑問の気持ちを表す」ことになり、
その結果実際の場面でこの疑問文をきく時にはBe動詞が強くなることが思いのほか多くなっているのではないか、と今回吉さんの文章を読んで思いました。
その上で「法則性はみつけなくても良いのでは?」というご意見にほっとしました。もう少し言い方をかえると、多分吉さんがおっしゃるように、「実際の場面
で耳にすれば、わかっちゃう」、そしてだんだん自分でも「法則性」というほどのものではなくても、なんとなくわかってくるものなのでしょうね。私自身に関
していえば、昔ならぴんと来なかったであろうイントネーションの違いを感じることによって、話している人の気持ちが自然にわかってうれしくなる時がありま
す。例として今とっさに思い浮かんだのは、今回と同じBe動詞を強調させた文章です。
「You ARE Nicholas!」
オードリー・ヘップバーンが、ある映画でオードリーの弟役(役の名前がNicholas)にきまった若い俳優に会って開口一番に言った言葉を、後年その俳
優が懐かしそうに回想しながら、オードリーの口調そのままに言ったものでした。
どうもありがとうございました。また何か教えていただく時があるかもしれません。どうぞよろしくお願いいたします。
【14926】
自立練習報告 投稿者:村田晴彦 投稿日:2009年10月 9日(金)00時33分42秒
自立練習「ゴースト・イメージ核受肉教材」(レッスン組み込 み)
練習者名: 村田晴彦 , 江戸の母
行数(説明部分を含めた総行数): 230
次回レッスン開始の文 :I think she likes the guys in tights, personally.
今回は、
Listen, I was wondering, what are you and Mol doing tonight?
の中の you and Mol というかたまりがピンと来なくて、難物だったそうです。
【14927】
You and Mol 投稿者:江戸の母 投稿日:2009年10月 9日(金)01時32分13秒
村田さん、ありがとうございました。
補足ですが、「You and Mol」というような「誰さんと誰さん」はどうなの?
というのは、日常会話ではよく使われるパターンなんでしょうね〜磁場経験がないので
戸惑いました。こういうのを口に出して言うのって初めてだよな〜(^^)
【14931】
Piggyさん みなさん (イントネーションについての続き) 投稿者:吉 投稿日:2009年10月10日(土)07時14分45秒
> まず標準的なイントネーションがわかりませんでした。
> あらためて吉さんが書いてくださったことを読んで思い返してみると、確かに学校では、
> WHO are you?あるいは WHAT is it? というイントネーションで習っていたように思います。
先日、娘(小4)と小5の女の子のレッスンの時、(コーチ用に)練習した音と違う、
Who IS this(↘)? という音が、僕の口から無意識に飛び出してしまいました。 ('〇';)
声に出しながら、「むむっ、、このイントネーションでコーチするんじゃなかったはず、、
あれ? あれ?、、、コーチ用の音、、、コーチ用の音、、、あれ?、、、どこを強調するんだったけ、、?
Piggyさんに向けて書いた音とどこか違うぞ、、、」と、頭の中が真っ白けのパニック状態になってしまいました。
コーチの僕がレッスンの時に迷ってはいけないのですが、
前回の投稿以降、WHO are you(↘)? と Who ARE you(↘)? を、
さんざん頭の中で繰り返し、何をもって「標準的」と自分は言っているのか、ずっと考えていたのです。
今回のPiggyさんの投稿で、いろいろ考えさせてもらうチャンスをもらいました。
ありがとうございます。 <(_ _)>
> でも、大人になってからこの文章を映画その他できく場合に、
> Who ARE you? What IS it? という方が多いような気がして、
> これが標準的なイントネーションなのだろうか、と迷うようになっていました。
何をもって「標準的」と自分が言っているのか、わからなくなってしまったので、
ちょっと保留にさせてもらいたいのですが、はっきり言えることは、
WHO are you(↘)? でも、、、Who ARE you(↘)? でも、、どちらになるにしろ、
基本的に文の最後を下げる感じになっている音で練習されるのがいいと思います。
How are you(↘)?
What's your name(↘)?
Where do you live(↘)?
When is your birthday(↘)?
WHクエッションでも、文の語尾が、What's your name(↗)? と上がり調子になるイントネーションも実際の場面ではあります。
先日のPiggyさんの発言を繰り返しますが、
> 文脈によって強勢をおくところが変わるのだろう、
> また言う人の気持ちによっても変わるのだろうと思うのです、、、
これはまったくその通りなんですね。
先日は書かなかったのですが、俳優さんの音を真似つづけるというのも、それはそれで力がつくようです。
例としてあげると、会社の同僚の女の子で、高校時代からアメリカのテレビドラマの役者のモノマネをして、
(留学経験無しで)すごい英語力を身につけている人がいます。
「ひとつのセリフを100回くらい繰り返して練習しましたよ〜」とさらりと言ってしまう彼女ですが、
彼女の英語力が磨かれた理由は、音のマネをしただけで終わらず、
自分なりの気持ちを込めてセリフを言えるようにまでしたところに理由があると考えています。
なんていうのかな、、、「テレビドラマのセリフを自分のものにしちゃった」って言いましょうか、
「ドラマのセリフと自分の気持ちを同化させちゃった」って言いましょうか、、、。
> その上で「法則性はみつけなくても良いのでは?」というご意見にほっとしました。
つい先ほど、この投稿の上の方で、「基本的に文の最後を下げる感じになっている音で
練習されるのがいいと思います。」と私は書きました。
しかし、テレビドラマのセリフをお手本にした同僚の女の子の例を考えると、
ちょっと雑な言い方になりますが、「どっちでもいいのかな〜」と言えるのかもしれません。
「どっちでもいい」というのは、「標準的(と私が考える音)」でも、
「映画などのセリフの音」でも、どっちで練習するので良いのかも、、ということです。
映画のセリフの言い方を、あくまでも「媒介」にしているという認識が学習者にあるのであれば、
「やってもいい」と言えると思います。
根石さんの使う「媒介にする」という表現は、「サルマネをする」とは違います。
大切なのは、最終的に、自分なりに理解した「解釈」とか「イメージ」というものが、
音と一緒に動いているかどうかということなんだと思います。
・・・・・・・
「ネイティブはそうは読まないかもしれないけど、
日本人の感性にしたがった英語の読み方っていうのがあって良いと思う。
あたしは向こうで生活した経験がないんだし、、、
、、、根石さんが言いたいのはそういうことだと思う」と、
昨日、私が出勤する直前に、家内がこんな感じの内容を玄関先でポロリと言っておりました。
この発言のあった前夜に、彼女がイントネーションを決定していく過程について、
いろいろ質問していたのです。
最近彼女は、CDなどの音をお手本にせずに音読をやっているのですが、
CDの抑揚をマネをしているだけだった時よりも、ずっと聞きやすい英語になったのです。
向こうで生活したことのない人が、どうやって通じるイントネーションを決定しているのか、
その過程を話してもらいました。
勉強になりました。
根石さんとハナさんの対談が実現したら、すごい面白いものができあがるんじゃないかと思いました。
ひとまず僕が、(多少のデフォルメをしながらも)対談の文字おこしをしてみたいと思っています。
こんな感じです。 ↓ 良いものが書き上がったら公開します。
・・・・・・・・・・・・・・・
家内 「女子大生のレッスン参観どうだった♪」
私 「根石さん、、オレのこと「40代のおじさん」って紹介しやがんの、、、(大笑)
自立練習が始まったら、お相手には「吉兄さん」とか「お兄ちゃん」とか「アニキ」って
呼んでもらえるようにお願いしよっと。」
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・
「これって、全然イントネーションの話と関係ないじゃん!」とは、言わないでね。
ううっ、、Piggyさん、みなさん、、毎回、論点がフラフラブレまくりで読みにくくてごめんなさい。
【14932】
Piggyさん、吉さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年10月11日(日)01時53分6秒
> でも、大人になってからこの文章を映画その他できく場合に、
> Who ARE you? What IS it? という方が多いような気がして、
> これが標準的なイントネーションなのだろうか、と迷うようになっていました。
「標準的な」という場合、映画標準もあれば、学校標準もあり、くだけた日常会話標準もあれば、会社標準もある。標準はいっぱいあるということではないで
しょうか。
英語のイントネーションというところから、日本語の語順というところにずらして考えてみたことがあります。
例えば、「それは何ですか」という日本語は十分通じる日本語であり、教科書に載せても変ではありません。それが崩れて、「それ、何?」となると、親しい
間柄では自分でもよく使ったり、映画などに多出したりしても、教科書に載せるかどうかになると迷ったりするというような問題があります。さらに、「何、そ
れ?」という言い方になると、今の若い人たちはよく使いますが、私らくらいの年齢では使いたくない。教科書を作る人たちは、私らくらいの年齢の人が多いか
ら、教科書には載せたくないと思う人も多いのではないでしょうか。
個人の年齢や、時代によって、このメディアには採用されるが、このメディアには採用されないというような問題がある気がします。
Who ARE you?
で学校標準と違うイントネーションになるのは、英語では語順が論理を決定してしまうことが多いので、イントネーションで「普通に聞いているんじゃない」
「一般的な質問じゃないんだ」という気持ちを出すことになるのではないでしょうか。驚きを強調するということの実際は、特にアメリカ文化では、「私の質問
は特別なの」って感じになりがちで、そういうのがアメリカ「標準」で、その時に、イントネーションそのものを「他の標準」からずらすというようなことをや
るのではないでしょうか。
Who are you? の場合、you
を強めると、ぶしつけな感じが出るという気がします。「お前だよ、お前、いったい誰なんだ?」という感じになって、「なんでお前がここにいるんだ?」とか
いうように、排除につながる言い方になりかねない。そうなると、「驚きの強調」を表したいときに、be動詞以外に強める場所を求めようがなくなる。
Who ARE you? というイントネーションの誕生過程には、そんな事情があるんじゃないかと考えたわけでした。あてずっぽうですが・・・。
【14935】
素読舎応援団会議室(仮称)設立 投稿者:村田晴彦 投稿日:2009年10月11日(日)02時54分49秒
現在、「電話でレッスン」は二人一枠が標準形になってきていま す。
新しい人が入ってこないとこの形は維持できませんが、新しい人が入ってくると、組み合わせを変えたりすることが必要になってきます。
生徒さんにそれぞれ事情があって、組み合わせをするのは大変な労力がいります。現在、根石がそれを一人でやっている状況で、一人でやるには限界がありま
す。
そこで、この掲示板を読んでいただいている生徒さんたちにも誰がどこまで進んでいるかという情報を共有していただき、知恵をお借りしたいのです。
いろいろな視点から考えていただくことで、解決策が出てくるかもしれないし、情報を共有していることで、今どんな人に声をかけられるかなども見えてくると
思います。
具体的には、週1回、スカイプで会議を開くという形になります。
今まで振替枠だった金曜11時20分からの時間を充てたいと思います。
二人一枠が標準形となり、自立練習推奨の現在、振替枠には意味がなくなってきています。この時間帯を、素読舎応援団会議室(仮称)としていこうと思いま
す。
また、新しいホームページが形になってきましたが、ホームページをどういう形にしていくか考えていく場にもしていきたいと思っています。
音声にyoutubeを使うというアイディアは、私にとってはとても斬新でした。こういうことをやった方がいいんじゃないか、とか、こう変えた方がいいん
じゃないかとか、意見・要望・アイディアなど、出していただけたらいいなと思っております。
スカイプを使った寄り合いみたいなものを考えています。酒を飲みながらの参加はもちろんアリです(^^)
みなさまのご参加をお待ちしています。
【14936】
土曜日11時30分からのスカイプ練習開放 投稿者:村田晴彦 投稿日:2009年10月11日(日)02時56分17秒
これまで土曜日11時30分から約1時間、根石さんと根石さんの奥さん、そして私の3人でチョムスキーの読み合わせをやってきましたが、来週からやること
を変更することにしました。
11月に、「スカイプでレッスン」の生徒さんで7万行に達した生徒さんが「卒業」して自立練習のみに移行します。
6万行、7万行に到達した生徒さんで、これからも自立練習のみになる人出てくるでしょう。
そうすると、今14万行に達するかというテキストの先端部分に到達する人が、なかなか出てこなくなってしまいます。
これはとても、もったいない。
そこで、土曜日11時30分からの時間は、チョムスキーではなく、根石さん作成のテキストの8万5千行以降をやっていくことにしました。
テキストを変えるにあたって、この時間を、この掲示板を見ていただいているみなさんに開放します。
土曜日の11時30分からの時間は、自立練習の最先端の部分になります。
興味のある方、是非参加してください。吉さん、Naimaさん、いかがですか?
また、やれるかやれないか不安な人は、まず参加してみてください。
コーチ養成的側面がありますが、どんなことをやっているのかな?と参観していただくだけの参加もOKです。
あまり堅苦しく考えないで、気になったらひとまず参加してみてください。
来週からテキストを変更をして、練習を開放します。
参加希望の方は、この掲示板で意思表明をお願いいたします。
【14938】
自立練習報告 投稿者:きり 投稿日:2009年10月12日(月)11時02分56秒
自立練習「ゴースト・イメージ核受肉教材」(レッスン組み込 み)
練習者名: ちよ・きり
行数(説明部分を含めた総行数): 17355〜17487
次回レッスン開始の文 : I'm just answering her question.
17429行のYou could be here for a long
time.のtimeはwhileに書き換えていいのでしょうか?練習はwhileでやりました。
【14940】
きりさん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年10月12日(月)18時08分11秒
報告、承知しました。
time は while に変えて下さい。
【14942】
根石さん 片原さん 投稿者:吉 投稿日:2009年10月12日(月)22時46分26秒
根石さん、ひさしぶりのレッスン、ちょっぴり緊張しました。あ りがとうございました。
金曜の「くっちゃべりの会」には、参加させていただきます。
すみません、、明日の仕事の準備があるので、あまり長く書けないのですが、
月曜のこの時間にとどまっても、「渡り鳥レッスン」でも、僕はかまいません。
片原さん、、次回、自立練習方式でやってみて、、と、根石さんに言われましたので、
ちょっと私の考えを書いておきますね。 (^▽^)/
マリリン(7年目の浮気)・・新規だけ片原さん2回読み
新規48ページ 1回 片原さん
新規48ページ 1回 吉兄さん (←うぉい!!)
新規48ページ 1回 片原さん
マリリンFF
10ページ 吉兄さん
11ページ 片原さん
12ページ 吉兄さん
と、、このように交互に読んでいきましょう、、ゴーストにも同じ要領で流れて行き、
根石さんのテキストのWe had to walk 〜 へと行きましょう。
片原さん、小学生くらいから根石さんのレッスンを続けているのですか?
継続するってすごいな〜〜と思って聞いてます。 大したもんだと思います。
来週も楽しみにしています。 (^▽^)/
【14943】
根石先生 吉さん 投稿者:かた 投稿日:2009年10月12日(月)23時38分36秒
今日のレッスンもありがとうございました。
吉さん、来週のやり方了解しました!!!
今日初めて吉さんと二人組みになってレッスンを受けて、まだ一回目ですが、私自身大きな収穫がありました。今まで私は「英語を流暢に話すこと」「音と音の
つなぎ目を外国の方が話す様にしていく」という様な考え方が頭にあり、ちょっとした単語(atやtheなど・・)は文の中にある語とだけ捉えていました
が、今日新たに「今まで自分が悪く言えば流してきた一語一語も立派な英語だ」と感じ、根石先生の英語を受けて10年目になりますが、まだまだ初めの一歩目
を踏めたぐらいだなあと思いました。吉さんの音を聞き、もっと一語一語の音を大事にしていこうと実感しました。吉さん本当にありがとうございました。根石
先生も、この様な機会を与えてくださって、本当に感謝しています。
根石先生にずっとずっとずーーっと(←(^▽^")!)掲示板に何か書いてみて!と言われていましたが大学の勉強などが忙しく、なかなか書けなかったので
すが、久しぶりに自分の英語を見直すことが出来た嬉しさのあまり書きたいと思います!(笑”)
私が根石先生とお会いし、根石先生のレッスンを受け始めたのは小学校6年生の時です。つまり・・・12歳!私は今21歳なので・・・時間というものは早い
ですね(^-^;)私の住む地域の公民館へ先生に来ていただいたり、私が先生の家へレッスンに通ったり、電話でレッスンになったり、スカイプでのレッスン
になったりと様々な形でレッスンを受け、今の状況に至るわけですが、私が「音読のおかげだ」と飛び跳ねるぐらいの嬉しさで実感したのは、中3の時期でし
た。このころは受験シーズンなわけで、様々な長文を読み始めるのですが、ある日の授業で突然長文がすらすら読みながら意味をとれるようになったのです!自
分でも驚きました。「あ!読めてる!分かる!本当に!?」って。この時の気持ちは今でも全く忘れていません。そのときしみじみと「音読だ!」と感じまし
た。授業以外にやる英語はレッスンが主だったので。そこから、英語が楽しくて楽しくて、レッスンを受けるのが楽しくて楽しくて!高校に入ってからも、ずっ
とお世話になりました。ネイティブの先生とのコミュニケーション授業の後に直接「あなた音がみんなと違うけど、外国へ行った事あるの?」と質問されたこと
も。ですが、このあたりで「日本語の中で学ぶ英語の難しさ」を痛感してきました。本当に話していないとすぐに錆びるんです。。。本当にびっくりするぐら
い。あっさりと。早く。あれ?・・こんなだっけ?みたいな。そこからこの英語のレッスンに自分なりの意義を見つけ、今までずっと続けてきています。ここま
で続いてきたのは・・・なんでしょう、日本語の中で英語を形にしようと、使える英語にしようとしていくのが楽しいからですかね!?教育学部の数学科にいま
すが、もちろん英語の免許も取るつもりです!子供達に音の大切さ。文法よりもまず音!という事を伝えていかなくては!!!教育現場に新たな改革を!!!
(なんて言ってみたり♪)えっと、私が言いたいのは、日本語の中で学ぶ英語は本当に大変で難しいけれど、結局は自分でやらないといけないことだけど、今の
レッスン方法でだいぶ力がついた!という事です♪
根石先生、なんだか上手くかけなくてごめんなさい(>-<;)
【14945】
かたさん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年10月13日(火)00時39分54秒
>吉さんの音を聞き、もっと一語一語の音を大事にしていこうと実感しました。吉さん本当にありがとうございました。
吉さんの英語の音は「紳士」です。音をあいまいにしたまま速めたりしないで、比較的ゆっくりとていねいに読まれます。アメリカの大学を出てきた人には珍
しいタイプだと思っています。私の語学論に着目してくれたのも、アメリカの大学を出た人には珍しいことでした。 「日本人が発音して感じがいい音」という
のを、吉さんと吉さんの奥さんが実現しています。お二人で英語の塾をやればいいと思います。それを強くおすすめできないのは、素読舎方式はあまりもうから
ないからです。生徒の「繰り返しそのものにつきあう」ってことをやるともうからないのです。
>私の住む地域の公民館へ先生に来ていただいたり、私が先生の家へレッスンに通ったり、電話でレッスンになったり、スカイプでのレッスンになったりと様々
な形でレッスンを受け、今の状況に至るわけですが、私が「音読のおかげだ」と飛び跳ねるぐらいの嬉しさで実感したのは、中3の時期でした。このころは受験
シーズンなわけで、様々な長文を読み始めるのですが、ある日の授業で突然長文がすらすら読みながら意味をとれるようになったのです!自分でも驚きました。
「あ!読めてる!分かる!本当に!?」って。この時の気持ちは今でも全く忘れていません。そのときしみじみと「音読だ!」と感じました。
「あ!読めてる!」というのは、英語を英語の語順で読んで、日本語を介在させずに「読めてる!」ということだったのでしょうか。
もしそうだったとしたら、私のレッスンを受け始めて4年目くらいでそれが起こっていたということになります。そういうことはもっと早く言って下さい。私
には貴重なデータです。
私がうれしかったのは、最近、信州大学の教員養成課程の学年トップになったことです。特に、数学科の学生が英語科の学生を抜いてトップになったことで
す。数学の免許と英語の免許を両方とっておくということは、必ずしておいて下さい。
もしかしたら英語の先生になるかもしれないので、言っておくけど、学校では、「音読」はたいてい失敗しています。私が知っている限りでは、成功している
事例は、柴田武史さんの授業がひとつあります。この掲示板の過去ログに掲載されているので、読んでみて下さい。信州大学の英語科教員養成課程にいる人たち
にも読むように奨めて下さい。
「音読」を成功させた柴田武史さんの勤務校は、私立の中高一貫校です。
長野県の公立中学に「音読」を持ち込んだ場合は、非常に苦労するだろうと思います。
しかし、それでも私はかたさんに、中学の英語の先生をやってもらいたいと願っています。長野県の北の方で英語塾をやってきて、地元からほぼ干された私と
しては、私の方法で育ったかたさんの英語を、長野県の公立の中学に持ち込んでもらいたいと思っています。
学校体制というものにつぶされなければ、長野県の公立中学で、唯一光る授業というものができるだろうと思っています。
割と文章が饒舌だなあと思いました。なんで今まで掲示板に書かないでいたのか不思議です。これからは、どかどか書いて下さい。
【14947】
イントネーションのこと/かたさんが書かれたこと 投稿者:Piggy 投稿日:2009年10月13日(火)19時58分29秒
吉さん、根石さん
イントネーションについて書いてくださって、ありがとうございました。論ずるほどのものがまだ自分の中にはないので、もう少しいろいろと体験しながら考え
ていこうと思います。
吉さんが書いてくださったなかで、
>大切なのは、最終的に、自分なりに理解した「解釈」とか「イメージ」というものが、
>音と一緒に動いているかどうかということなんだと思います。
根石さんが書いてくださったなかで、
>標準はいっぱいあるということではないでしょうか。
>Who ARE you? で学校標準と違うイントネーションになるのは、
>英語では語順が論理を決定してしまうことが多いので、
>イントネーションで「普通に聞いているんじゃない」「一般的な質問じゃないんだ」という気持ちを
>出すことになるのではないでしょうか。
というところが読んでいて興味深く、心に残りました。
かたさん
こんにちは。楽しくはずむような書き込みが、とても魅力的です!さすが、根石さんの長年のお弟子さんだけあって、レッスンの意味と楽しさをわかりやすく、
生き生きとした言葉で書いていらっしゃいますね。私にとっても、この先もレッスンをうけるにあたっての励みとなるような素敵な体験談でした。
村田さん、ももこさん
新しいホームページにもこの文章をのせたら、根石さんのレッスンのことを知りたい人にも、とても参考になるのではないでしょうか?もちろんかたさんの承諾
をとって、ですが。すでにお考え中だったら、先走ってごめんなさい。
【14948】
根石さん かたさん 投稿者:江戸の母 投稿日:2009年10月14日(水)05時01分30秒
連休は慌しく過ごし、ピッコロさんへの通信が遅れてスミマセ
ン。(送ったはずのメールも、エラーメールで戻ってきてました。こないだの子供たちのレッスンのときも下の子が、限界だったので退席してました・・・)
ピッコロさんの調整ともども、よろしくお願いします。まだ、私もピッコロさんとスカイプが開通していないのでお願いします〜
私の今使っている8時10分枠に、新規の子供さんたちからのリクエストがでたら、はいってもらって、私はいつかピッコロさんと合流という流れですよね。
(もし、合流が難しければ、私は”待機児童”ならぬ、待機してお休み生徒で待ちます!)
このほかにも、私は子供を寝かしつけてから、終日10時台〜〜可能です。11時台が一番適当ですが>そんな枠あるのか!?長い目で考えてください。
かたさん
はじめまして。私も楽しく読ませてもらいました!
12歳からのレッスン〜〜すごいですね!!9年か〜
継続し続けている先生、生徒さん、両方の関係がうらやましいです!
かたさんにとってレッスンを支えてきたもの
「日本語の中で英語を形にしようと、使える英語にしよう」とするのが「楽しい」というくだりが、本当に楽しく英語をやってるんだな〜〜と伝わりました。で
きたら今後も楽しさのところを、もっと聞きたいです〜(^^)かたさんが、先生になって、教壇で、素読舎じこみの授業を展開するのを想像すると、わくわく
しちゃいます。
【14952】
ピッコロさん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年10月14日(水)21時48分3秒
お返事が遅くなり申し訳ありません。
>11月からレッスン開始でお願いします。
1人枠でも結構ですので、よろしくおねがいします。
一人一枠でもいいと言っていただけてほっとしています。
ありがとうございます。
他の生徒さんに、土曜8時10分を使ってくれる新しい生徒さんをご紹介いただけるようお願いしていきますが、ピッコロさんも回りに声をかけていただけた
らと思っています。土曜8時10分に新しい生徒さんが申し込まれた場合、江戸の母さんがピッコロさんの枠に合流します。それまでは、江戸の母さんと村田君
とで土曜8時10分を使っていてもらう予定です。
月曜9時40分の枠にピッコロさんに入っていただくことで、これまでこの枠を使ってきたかたさんが、「自立練習のみ」の過程に進みます。無料で素読舎作
成の教材を使い続ける生徒が一人誕生することになります。
レッスンが始まりましたら、江戸の母さんと「自立練習」をやっていただけると有り難いです。現在、江戸の母さんの先端部分の「自立練習」をストップして
います。なるべく早く江戸の母さんと足並みを揃えるために、ピッコロさんの先端部分を使って「自立練習」をしていただくのがいいと考えています。
江戸の母さんにとっては、復習を分厚くするという効果があります。
ピッコロさんが一人一枠で使っていただけると、吉さんは「渡り鳥」になって他の人と組むことが可能になります。これについては、まだ吉さんと相談してあ
りませんが、今度の金曜日、素読舎応援団会議室で相談します。
【14955】
江戸の母さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年10月14日(水)22時21分25秒
>私の今使っている8時10分枠に、新規の子供さんたちからのリクエストがでたら、はいってもらって、私はいつかピッコロさんと合流という流れですよね。
そうです。それでお願いします。
>(もし、合流が難しければ、私は”待機児童”ならぬ、待機してお休み生徒で待ちます!)
ピッコロさんに書きましたが、江戸の母さんの先端部分の「自立練習」をストップしている間、ピッコロさんと江戸の母さんとで、ピッコロさんの先端部分を
使って「自立練習」をしていただくことを希望しています。いつになるかはわかりませんが、土曜の8時10分に新しい生徒が申し込んだ時点で、ギャップが
あってもひとまず江戸の母さんとピッコロさんとで組んでみてもらおうと思っています。その場合は、ピッコロさんに江戸の母さんの先端部分に合流していただ
く予定です。それでレッスンが可能であれば、その後のピッコロさんとの「自立練習」に、ギャップを埋めるための範囲を使うか、江戸の母さんの先端部分を使
うかは、様子を見て判断しようと思います。
おかげさまで、ようやく無料過程の生徒が誕生しそうです。
>このほかにも、私は子供を寝かしつけてから、終日10時台〜〜可能です。11時台が一番適当ですがそんな枠あるのか!?長い目で考えてください。
11時半頃までレッスンをしていますので、時間的には江戸の母さんが11時台を使っている方と組むことも十分に考えられます。現在は、11時台を一人で
使っておられるのは、月曜11時ちょうどからのSさんという方だけです。この方は現在4700行台をやっていますので、現在の江戸の母さんと近いところを
やっておられます。
その場合は再びピッコロさんの相棒がいなくなってしまいます。なにはともあれ、新しい生徒さんが現れてくれないと、二人一枠の数を増やしていくことがで
きないのが悩ましいところです。
【14959】
根石さん 投稿者:江戸の母 投稿日:2009年10月15日(木)11時49分9秒
了解です(^^)
村田さんとの自立練習のおかげもあって、かなり体力がつきました。よちよち歩きの私が、ピッコロさんの補助ができるかわかりませんが、やってみます。「そ
こは、般若の”あ”ですよ」なんて、言うんですかね!照れますね〜〜(えど母HPも新章追加です!)
あと、レッスン最初のほうから最近までの音源、修正されたとこを書き殴ったノート点も、もはや懐かしい思い出品になりつつありますが、新規の方の参考にな
れば幸いです。
先の「ボールペン」と「struggle」の件も、うまく書けなくて、お返事してない状態ですが、吉さんのコメントとあわせて読み返させてもらっています
(T_T)
ひとつ自分のコメントに訂正です。
What are you and Mol doing
tonight について、すんなり出てこないのは「磁場経験がない」からって思っていましたが、繰り返すうちにすっかり慣れました。こういう文の型に出
会ったことがなかったからだな〜って思いました。
【14960】
かたさんへ (補足とかお礼とか) 投稿者:吉 投稿日:2009年10月15日(木)23時03分57秒
先日、「次回のお手合わせのやり方」を投稿しましたが、
「前回の復習・FN」が抜けていることに気がつきました。
マリリンのFFへ行く前に「前回の復習」(47ページ)を聞かせてくださいませんか?
マリリン(7年目の浮気)
新規48ページ 1回 かたさん
新規48ページ 1回 吉
新規48ページ 1回 かたさん
前回の復習 47ページ かたさん (← ここに前回の復習をはさみます。)
マリリンFF
10ページ 吉 ・・・・以下は交互に、、、とりあえず次回はこの形でやらせてください。
> 吉さんの音を聞き、もっと一語一語の音を大事にしていこうと実感しました。
なんだか、僕の読み方に刺激を受けてくれたみたいで、感激しちゃってます。
書き込みありがとうございました。
常連さんの反応も多いですが、やっぱり根石さんが一番喜んでいると思いますよ♪
根石さんの投稿で知りましたが、優秀な方なんですね〜〜。
> 今まで私は「英語を流暢に話すこと」
> 「音と音のつなぎ目を外国の方が話す様にしていく」という様な考え方が頭にあり、
その気持ち(考え)、すごいよくわかりますよ〜〜〜〜!! 僕にもそういう時がありました。
わかるな〜。
そうそう、、レッスン中、僕はかたさんの音に変化があったのを、聞き逃しませんでした。
たぶん、根石さんも気づいたと思います。
レッスンの最後の方で、ゆっくり噛みしめるような読み方を意識されましたでしょ?
僕の音読を聞いて、「あ〜〜、、そういう読み方で良いのか〜」というかたさんの気づきが、
(気持ちを勝手に想像してゴメンなさい、、)音に現れたような気がいたしました。
次回のレッスン、楽しみにしております。
マリリンをボチボチと音読しはじめてますが、難しいですね〜。 (>_<)くぅ〜〜〜きびし〜。
【14961】
根石さんへ 投稿者:吉 投稿日:2009年10月15日(木)23時15分57秒
> 吉さんの英語の音は「紳士」です。
> 音をあいまいにしたまま速めたりしないで、比較的ゆっくりとていねいに読まれます。
ありがとうございます。 なんだか、「紳士」なんて形容してもらって照れちゃいました。
根石さんの語学論を(自分なりに解釈して)音で体現したらあの読み方になりました。
音を通じて、根石さんにうっすらでも伝わっていれば、嬉しく思います。
根石さんは、その読み方で10年近くかたさんを指導してきたんですからね。 尊敬しております。
> ピッコロさんが一人一枠で使っていただけると、吉さんは「渡り鳥」になって他の人と組むことが可能になります。
> これについては、まだ吉さんと相談してありませんが、今度の金曜日、素読舎応援団会議室で相談します。
はい、私もその時に相談させてもらうつもりでした。
村田さんの声も久しぶりにきけますね! 他の方ともお話しできそうです。 楽しみです。
<< 渡り鳥レッスンについて >>
先日の根石さんの書き込みを読んで、
とりあえずは、なるべく1人参加の方のレッスンに混ぜてもらうのが良さそうだと思いました。
2人1枠のところに混ぜてもらう時は、たとえば僕がコーチ役をやらせていただき、
根石さんに注意やコメントを入れてもらうやり方もありかな〜〜?と、
そんな風なこともボンヤリと考えたりしました。 どうでしょうか?
この辺りも「くっちゃべりの会」でお話しできればと思います。
<< 土曜夜のテキストの最先端読み込み >>
そうそう、これは先に「ゴメンなさい」と言わなければならないのですが、
土曜日は、完全休養日にしたいと考えているのです。
当面は、土曜に「渡り鳥レッスン」をいれたり、
土曜の夜の「先端レッスン」には参加しない方向です。
これは、ほんとうにごめんなさい。 村田さんにもせっかくお誘いいただいたのですが、
土曜まで英語で埋まると大変なことになってしまいます。 本当に体を壊してしまいそうです。
暫くの間は、かたさんの併走に集中させてください。
想像していた以上に準備が結構あります。 なんと言ってもお相手のかたさんは、10年選手。
スクリーンプレイのゴーストは、かみさんみたいに読みこんでいませんし、
「7年目の浮気」なんて、読み始めたばかりですが、難しいと感じる箇所が多々あります。
武士道にでてくる長文の方が読みやすいと感じるくらいです。
余裕ができましたら、土曜の「先端レッスン」に合流いたします。 ご理解ください。
【14963】
根石さん 「渡り鳥レッスン」 投稿者:吉 投稿日:2009年10月17日(土)01時23分59秒
根石さん、まつさん、ももこさん、 ありがとうございました。
村田さん、声を聞いて長野でお話した時の様子を思い出しました。
ついこの間だったような気がしますが、懐かしい。
根石さんがももこさんに「遊びにきて」と言ってましたが、なんかまた遊びにお邪魔したくなりました。
根石さん、忘れないうちにメモしておきます。
11月からの「渡り鳥レッスン」は、月曜の8時20分、まつさんとやらせてください。
まつさん、よろしくお願いいたします。 (今からわかっていることなんですが、
11月9日は欠席です。)
1−2か月しましたら、他のグループさんに移動させていただきます。
まつさんの次は、月曜9時の方のグループにお願いしようと思います。
二人組に混ざる時は、私がコーチ役、根石さんがオブザーバーでお願いします。
【14973】
詩人奥村真さん逝去。 投稿者:足立和夫 投稿日:2009年10月17日(土)22時39分18秒
岡田幸文さんの日記から引用。
聴無庵日乗53(奥村眞、逝く)
昨夜、平井弘之から「奥村眞が9月末に亡くなった」とのメールあり。たいへん驚き、かつ無量の思いに襲われる。それから、根石 吉久に知らせる。
以下、二点を転載する。ひとつは、かつてミッドナイト・プレスの掲示板に書き込まれたもの。もうひとつは、彼のHP「猩猩蠅」に書かれたもの。内村剛介
の死(09.01.30)は、彼にはこたえたことだろう。
ご冥福をお祈りします。合掌。
*
No.963 お詫び 投稿者:奥村眞 2008/10/27(Mon) 15:26:16
10月19日「マダムシルク」での集まりに、出席の葉書を出したのですが行けませんでした。実は二時間ほど前から近辺をうろついてはいたのです。前前日か
ら新宿で飲んでおり、そのまま池袋へ行きました。シルクは以前から知っているのですが何分常時酩酊しており、日中は皆目検討が付きませんでした。近隣住民
に尋ねながら、ほとんど近づいていたはずなのですが、とうとう到着せず、誰か知った人の姿をと探したのですが、誰の姿を見ることもかないませんでした。前
々日から盛り場を徘徊していたため、案内状もなく携帯電話もなく、時間もあるいはズレていたかも知れません。数時間うろついたあげく、また新宿に舞い戻り
ました。正しい酔いどれをと心がけているつもりなのですが、年年歳歳度し難いアル中に成り下がりつつあります。謹んで諸兄姉にお詫びするものであります。
早々不一。奥村拝。
No.964 奥村眞様 投稿者:岡田幸文 2008/10/28(Tue) 08:00:06
ご丁寧なおことばに痛み入ります。マダムシルクはかつての場所から新しい場所に移転しました。酩酊しながら池袋の街を彷徨う大兄のお姿を思うと、なんとも
申しわけなく、お会いできなかったことを残念に思います。池袋まで足を運んでいただき、ありがとうございました。いつか再会がかなう日の近いことを願って
います。どうぞ、お元気で。
*
誇り高き生(内村剛介さん追悼) 奥村眞
一月三十日に内村剛介さんが亡くなり、六日が告別式だった。三十年前に初めてお会いし、以降随分お世話になったものだから末席に参列した。喪主を勤めら
れたご令嬢は内村さんそっくりの風貌で、簡潔にして明快なご挨拶もまた、故人を彷彿とさせた。
初めて内村さんにお会いしたとき、現在の私とほぼ同い歳だった。クロンシュタット叛乱の年、大正九年生まれの故人は、私の亡き母と同い歳である それを
思えば慄然とする。あの時の内村さんと、今の私で同じものといえば、髪の白さだけだ。畏怖すべき存在だったにもかかわらず、多くの後進たちに対すると同
様、不逞にして且つ不肖の弟子たる私にさえも、数多の資料をプレゼントしてくださり、不逞にして且つ不肖の弟子はそのほとんどを反古にした。
学のない私にとって学恩に報いることなどできず、思い出すことといえば、時折り付き合ってくださった酒場での話ばかりだ。エリートは学校でいい目を見た
んだから、社会へ出たら安い報酬で働けばいいんだ、というようなことを言えば、私なんぞが身を乗り出して欣喜雀躍するだろうことも、先刻ご承知だった。
酒席は楽しかったが辛かった。何故ならば早口の栃木弁に、栃木訛りのロシヤ語が頻繁に混じるからだ。師のロシヤ語を栃木訛りと感じたのは、われわれ不肖
の弟子だけかと思ったら、哈爾濱学院の後輩で、恵雅堂出版社長・麻田平草氏も、追悼文で同じ表現をなさっていたので安堵した。
その追悼文のなかで麻田氏は、発疹チフスで動けなくなった先輩・梶浦智吉氏に付き添ったため、以降のシベリア抑留を余儀なくされた内村さんの、「見て見
ぬふりができない生き方」に触れているが、同様の思い出がある。
夏の合宿と称して熱海で数泊したあと小田急で新宿へ帰る折、ビールを飲みすぎた不肖の弟子は、最初微かな自然の呼び声がしたと思ったら、次第次第に自然
からしきりに呼ばれ、雪隠のない車中で脂汗を流し始めたが、自然からの呼び声が耳を覆うようになると、止むを得ず独りで途中下車するむね告白した。不肖の
弟子仲間たちの見解は我慢しろというものだったが、そのとき師はきっぱりと、「我慢するのは苦しいものだ。みんなで降りよう」と主張してくださり、私は独
り取り残されることなく、小田急途中駅のベンチで皆と一緒に和やかに爽やかに、次の列車を待ったのでした。
想い出すことは多い。破顔哄笑する師の顔が浮かぶ。
(2009.2.21)
【14975】
足立さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年10月18日(日)02時32分48秒
奥村さん死んじゃったこと、足立さんが知っていればひとまずいいんです。
9月に松岡さんに会いに土佐へ行ったけど、夜中の2時頃、奥村さんが生まれて育った四日市で、ラブホテルみたいな満艦飾のどでかい工場を見た。まさか、
奥村さん、その一週間後に死んじまうなんて。
思い出すこと、少し書いておきたい。
初めて会った日、奥村さんのアパートへ佐藤さんや中村さんと行った。みんなよれよれに酔っていて、佐藤さんが、奥村さんは朝鮮語もアイヌ語もぺらぺらだ
と言った。奥村さんは少し困ったような顔をした。奥村さんは、東大を受けるつもりだったけど、機動隊が安田講堂に水をぶっかけた年で、東大は入試をやらな
くて、早稲田に入ったんだと誰かが言った。「えっ、奥村さん早稲田なの?」と俺が言ったら、奥村さんは「俺の女房は学芸大だよ」と返事した。やかましい、
学校の話なんかしやがってという口調だった。含羞の強い人だとすぐわかった。その後は、この野郎とか言って、俺は奥村さんの肩を揉んで痛がらせた。
奥村さんが、うちの娘が高校生のころ、うちへ遊びに来た。俺は聞いていないか忘れたのかどちらかだが、うちの娘によると、奥村さんがうちの娘に言った言
葉があるそうだ。
「千代ちゃんはいい子だ」
と奥村さんはうちの娘にしみじみと言ったそうだ。
その後、やはりしみじみと、
「だけど、千代ちゃんは、人に馬鹿にされると思う」
そう言ったそうだ。
あの人は全部見ていたという感じがする。
黙っていたことがものすごい量だった気がする。
含羞が強すぎた。
いつも盛り場をうろついていた。
新宿が好きだった。
俺は奥村さんと池袋のデパートで待ち合わせたことがある。昼日中、奥村さんはデパードの入口で鞄を抱えて横になって寝入っていた。人が気持ち悪そうに奥
村さんを避けて通っていた。「奥村さん!」と呼んでも、生返事でちゃんと目をさまさないから、体を揺さぶって「奥村さん!」と言うと、めんどくさそうに目
をさました。夜中ずっと新宿にいて、昼間、池袋に移動して寝入ったばかりに起こされたのだから、めんどうくさいのだ。めんどうくさくても、奥村さんは起き
て、それから二人でどこかへ行った。どこへ行ったんだったか。詩の雑誌のyellowbookの集まりだったのか。
奥村さんが失業中の時だったか。ある日、うちに電話があった。「あのさあ」、と奥村さんがしゃべり始めた。「ゆうべ新宿で飲んで、新宿駅でおやじ狩りに
あった」と言う。「なんでまた」と言うと、「へべれけだったから、駅で若けえやつらがたむろしてるのを見て、なんか僕が言ったらしいんだ」と言う。「僕が
お説教臭かったんじゃねえの」と言う。「ぼこぼこにされてさ、アパートに帰って寝たみたいだけど、なんか、痛いから起きちゃったんだよ」と言う。「僕、ど
うも胸に蹴りを入れられたみたい」と言う。そこからが、奥村真だった。恋してる乙女だか、恋してる中年男だか知らないが、恋してる声で「ああ、胸が痛い」
と奥村真は言うのだった。俺がげらげら笑うと、笑うなよ、俺も笑いたくなるからと言い、もう一度「ああ、胸が痛い」と言った。
奥村真の詩は、一度わかるとむちゃくちゃに面白いのだが、一度わかるところがなかなか難しいらしい。俺も詩集を一冊発行させてもらった。
奥村さんは、娘が大学に通っていたときの大家さんだった。奥村さんは、自分が借りていたアパートを買ったのだった。これにも笑った。アパートの一室を借
りていた人が、アパートまるごと買ったというのだ。「奥村さん、どこに金あったの」と言ったら、「金は銀行が持ってる」と言った。借りたというのだ。借金
は、アパート収入で返していけばいいと言っていた。バブルの最終局面だったか、バブルがはじけてまもなくだったか。
奥村さんの奥さんは、「真くんが連れてくる人は誰も家賃を払わない」と娘にこぼしたらしい。娘が毎月家賃を持って行くと、「千代ちゃんは、毎月きちんと
払ってくれてありがとう」と、奥村さんの奥さんは頭を下げて感謝してくれたそうだ。
アパートを所有しても、アパートを借りていた時と同じ部屋に奥村さんは住んでいた。家主も他のアパートの住人とまるで同じような居住条件なのである。
娘が大学に行っていて、奥村さん所有のアパートの一室を借りていた頃、普段、奥村さんは朝帰りだったようだ。朝になると、なんとか自分が所有し自分で借
りてるようなアパートに帰って来る。そして、自分の住んでいる部屋の窓を叩き、「節さん、節さん、入れてよ」と哀願するのだそうだ。節さんは奥村さんの奥
さんの名前だ。アパートの住人みんなに聞こえるように、家の外で奥さんに甘えているのだ。「ねえ、ねえ、節さん」と窓の外から奥さんに哀願していたそう
だ。「入れてよ」と哀願する。
奥村さんのやることは大笑いできることが多かった。役者なのだ。後年、実際に役者になって、映画「釣り馬鹿日誌」の鯉太郎の友達のお父さんの役をやると
電話で聞いたことがある。奥村さんの生身を知っているので、いまさら役者の奥村真を見てもしょうがねえと思って油断していたら死んじまった。俺が油断して
る間に死ぬのかよ。俺は、奥村さんにはいつでも会えると思っていたのだ。いくつか、映画やドラマにも出ているようだと思って、少し安心していたのだ。奥村
さんの出た映画もドラマもひとつも観ていない。
奥村さんは会社員をやって失業し、その後、昔一緒に暴れた仲間と会社を起こしたことがある。コンピュータのプログラムを作る会社で、奥村さんは副社長
だった。「副社長って何やるの?」と電話で聞いたら、「えばっていればいいんだ」と言う。「そんなの奥村さんやれるのかね」と言ったら、「だって、うちの
会社の若いやつらは、短パンはいて、夕方になると出社してきたりするんだ。そういうのを取り締まるわけよ」と言っていた。何が「取り締まるわけよ」かと思
い、大笑いした。
その時の電話だったか、「根石君、うちの会社の株買わない?」と言った。いい会社ですかと言ったら、「知らないよ」と言った。「俺が買う分の株なんてあ
るんですか」と言うと、「株券なんて印刷屋に頼めば、いくらだって刷れるもん」と言った。大笑いして、奥村副社長のいる会社の株は買わなかった。
「今日、労働争議があってさ」と奥村さんは続けた。「俺は副社長だろ。社長とか部長連中を集めて、先日、経営者会議をやったんだ。労働組合のやつらがど
んな要求をつきつけてくるのか、あらかじめ予想して対策を練っておかなきゃならねえわけよ」と、副社長は言った。今日はさ、労働組合の集まりがあってさ、
経営者どもがどれだけ俺たちを搾取しているかを明らかにし、どう糾弾するかってのが議題だった。俺はさ、経営者会議にも労働組合の会議にも出たわけ。俺だ
けじゃねえんだよ。労働組合の会議に出て、顔ぶれを見回したら、先日の経営者会議の顔ぶれとまるで同じなんだよ。みんな忙しいんだよ、と奥村真は言った。
大笑いだった。コンピュータプログラムがよく売れて、その業界が景気のいい頃だった。
奥村真には、いつも失業者の高貴さがあった。会社勤めをやっていても、副社長をやっていても、奥村真の高貴さは、失業者の高貴さだった。何にせよ、ゴー
ルデン街。とうとうべだったか、奥村さんに連れていってもらって、朝まで飲んでいたっけ。悲惨にして滑稽、滑稽にして悲惨をやっと抜けて、照れのない文章
を書き始めたと思ったら死んでしまうのか。奥村さんよ。
寝た女の顔を忘れることはよくあるが、奥村さんのさえない顔は、俺の前にいつでも浮かぶ。いつもよれよれの背広を着ていた。かっこよくしていた奥村真は
見たことがない。本質的にお洒落なんだ。いつでもさえない古着みたいなよれよれの背広を着て、昼も夜も暇さえあればその辺をうろうろうろついていた。野良
犬の気持ちがわかる人だった。血統書付きの犬の気持ちなんてものもわかるが、いつでも野良犬の気持ちに戻ってしまう。高貴さをまき散らしうろつく。だけ
ど、奥村さんの高貴さを理解するのは、松岡祥男が言う「普通が偉い」を理解するのが難しいのと同じくらい難しい。
奥村さんよう。
安らかなれ、だよ。
死にやがって。
ひとまず、これから、外にでて、線香に火もつけず、そのあたりに漂っている奥村真に手を合わせてくるわ。俺が飲んで手を合わせても、奥村さんなら怒らな
いから。何かの拍子に、墓の前に俺が行って、線香の煙を立てたりしたら、照れて、「俺の女房は学芸大だよ」って返事してくれるような気もしてるし。
足立さん、明日の夜あたり、缶ビール片手に、奥村さんの話をしたいです。
何時頃からならいいでしょうか。
俺は、9時ころになれば仕事が終わります。
【14976】
奥村さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年10月18日(日)03時11分15秒
庭に出てみたけど、奥村さんがどこにいるかわからなかった。
長野は、天空が晴れていて、星が出ている。
回りの山は、霧で曇っていて見えない。
しょうがねえから、「颯馬の木」とうちで呼んでる木に手を合わせてきた。
颯馬ってのは、うちの孫の名前だよ。
これから、缶ビールロング缶、三本目。
おろおろさせやがる。
【14977】
根石さん 投稿者:足立和夫 投稿日:2009年10月18日(日)03時39分54秒
明日というか、もう今日ですね。
夜10時半ころから、奥村さんの話をしましょう。
>庭に出てみたけど、奥村さんがどこにいるかわからなかった。
いやあ、きっと新宿か池袋で横になってるか、徘徊していますでしょう。
【14978】
足立さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年10月18日(日)03時42分56秒
>いやあ、きっと新宿か池袋で横になってるか、徘徊していますでしょう。
徘徊か。
そうだよね。
【14979】
根石さん 投稿者:足立和夫 投稿日:2009年10月18日(日)03時44分2秒
あれ、月曜日の夜なのかな。
【14980】
足立さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年10月18日(日)04時06分22秒
大丈夫です。
私はしっかりしています。
日曜でも、月曜でもいいです。
スカイプで奥村さんを呼びたいけど、スカイプ名知らない。
岡田さんがスカイプやってたらいいのにと思うけど、スカイプ名知らない。
松岡さんは、ネットは拒否してる。俺等の年代にとっては、コンピュータなんてワープロ専用機なんだ。基本的にそうだ。
まあ、足立さんと二人でもいいや。
スカイプから一般電話につなげることはできるから、俺、あちこちの電話呼んでみる。
山本かずこさんは、あんまり奥村さんとソリが合わなかったみたいだが、山本さんちにもスカイプから呼んでみようと思う。
多分、松岡さんは家にいると思うので、松岡さんからも奥村さんの話が聞けるかもしれない。
【14982】
かたさん (自立練習の補足など) 投稿者:吉 投稿日:2009年10月20日(火)00時45分59秒
かたさん、ありがとうございました。
進展度(説明部分を含めた総行数): 73行? 99258-99329
僕が根石さんから頂いたテキストの進度数(行数)と合いませんでした。
レッスンの最後の方で、根石さんとかたさんが、70035近辺のような話をされていましたよね?
僕がもらったテキストだと、ABCDなどの新規の部分が追加されているからだと思いますが、
99258行からになっています。
根石さん、かたさんに僕からテキストを送ってもよろしいですか?
そうすれば、行数が合わせられます。 僕が根石さんから先日いただいたテキスト名は、
090408newestというものです。
かたさんの音読、初めて聞かせてもらった時よりもずっと聞きやすかったです。
僕の方は、結構練習したのに、集中できませんでした。 >< 精進します。
We have reach(ed) the certainty .....
過去形のedを発音するために、上の歯の裏側に舌がつきにいくのですが、
次のtheを発音する準備をするため、reached のedは、「黙音」にします。
この説明でよろしいでしょうか、、、> 根石さん
かたさん すみません、
今回は記念すべき初回でしたので録音させてもらっておりました。
(先にお断りして、許可をいただいてからするべきでした、、ごめんなさい)
他人には、公開など絶対しないことをお約束いたします。
よろしければ、せっかくの録音ですので、なんらかの方法を使って送らせていただきたいと思います。
僕のメールアドレスを、上に張り付けておきます。
空メールでかまいませんので、メールを頂けますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
【14989】
ももこさん 投稿者:Piggy 投稿日:2009年10月23日(金)21時28分59秒
次回のゴーストの開始場所をお知らせします。
今日は点線の前でないところで終わったので、いつもと書き方が違います、
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My mother had it and my mother's mother had it.
の下24行目の、
Look, Carl. I can't do it.
からです。
つまり、「My mother had it and my mother's mother had it.」で検索して
そこから24行下の「Look, Carl. I can't do it.」をさがしてください。
音読は新しいところが39ページ、復習が12-17ページです。
私の書き方が悪くておわかりにならないようでしたら、どうぞここに書き込んでください。
【14994】
吉さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2009年10月24日(土)03時50分16秒
>過去形のedを発音するために、上の歯の裏側に舌がつきにいくのですが、
次のtheを発音する準備をするため、reached のedは、「黙音」にします。
この説明でよろしいでしょうか、、、> 根石さん
そうです。
t音を黙音にするのですが、舌の位置を th
の位置に持っていくか、上の歯の先のすぐ裏側にする。どっちでもいいと思います。「舌の位置」というものがポイントになると思います。絶えず、できるだけ
具体的に言うというのがいいと思っています。