【11001】
【タイトル】Naimaさん 根石さん へ
【記事番号】1593 (2147483647)
【 日時 】06/11/28 21:42
【 発言者 】吉

前回はNaimaさんに「復習範囲も」コーチしてもらいました。 私にはかなりの気付きがありました。 Naimaさんはどうかな、、でも、復習範囲をコーチするのも、してもらうのも、かなりの勉強になると感じました。 コーチ・生徒役が毎回入れ替わりますしね。
で、、復習の範囲でも「コーチの読み」を導入したいなーと思っているのですが、どうでしょうか? 時間配分は根石さんの言うとおり20分の10分で良いと 思っています。

根石さん、、「茶の本」を紹介してくれてありがとうございました!
本の内容が今やっている語学と重なって心に響くものがあります。
ラブラブの茶読み友達とは、次に何を読もうかと密かに話し合っちゃていたりするのでした。



【11003】
【タイトル】茶読
【記事番号】1595 (2147483647)
【 日時 】06/11/30 22:52
【 発言者 】吉

うーーーん、あれだけ練習してるのにNaimaさんにコーチをする時ミスをする。
復習範囲のコーチもすごい勉強になります。

あ!(ひらめいた!)、、、根石さんから普段レッスンを受けている生徒さんで中級レベル位の人がコーチ役を試してみるとすごい勉強になるかも? (なぜ疑 問系?) 掲示板で練習内容を公開しなくても良いですよ! 期間限定してやりませんか?
(^○^)ニコニコ  興味がありましたら連絡ください。私が生徒役をやります。
じゃないや、、やらせてください〜 <(_ _)> 土下座

Naimaさんとの「茶読」今日も楽しかったです〜。 今日の復習範囲は5ページ目の下の段落、「What a tempist in a tea cup!」まででした。で、、、新規は9ページの下の段が始まる直前の[It is rarely that the 〜]で終了しました!




【11004】
【タイトル】Cha
【記事番号】1596 (2147483647)
【 日時 】06/12/01 11:07
【 発言者 】Naima

「母音の前の "the" はジと読む」と教えるのが、英語講師のつとめであります。

ところが私は自分で読む時、"the East" を「ザ・イースト」と読んだり、"the university" を「ザ・ユニバーシティ」と読んだり、いろいろです。そのことに気がついたので、自分で矯正しようとしたんですが、練習不足の為、案の定、「ジ」だったり 「ザ」だったり、5回読みの中で右往左往です。

吉さんによると、ネイティブ・スピーカーでもいろいろだとのこと。そうですよね。もともと「ザ」としか読まなかったものが、会話の中で音が崩れて行き、母 音の前では発音しやすい「ジ」音に流れていく。そういうことですね。

非磁場における机上の語学では、きっちりと辞書の情報を頼りに基本を押さえねばならないと思います。この基本をきっちり身につけておきさえすれば、実際の 会話の場では成り行き任せにしておいても「正しい方向」に崩れて行く。崩れなくても、それはそれでいい。国際的に(?!)感じの良い音を維持できます。素 読舎の門下生と、わざわざ最初から崩れた音を尊ぶ英語フリークとの違いは、ここにもあるのかもしれません。

机上の英語でここまで来た私と(どこまで来たんやっ、との温かいツッコミありがとうございます)、磁場の英語の実際を知っておられる吉さんとが、素読を やっていると、沢山の気づきがあります。

吉さんとのコンビ、なかなか相性がいいような気がしますが、吉さん、いかが?



【11005】
【タイトル】Naimaさん&みなさま
【記事番号】1597 (2147483647)
【 日時 】06/12/01 12:17
【 発言者 】寺澤郁子

こんにちは、姐さん。
お元気ですか。

私も“the”の出てくる文はひやひやです。

私の音が塾生にとっては初めて聞く“音”だったりしてしまうこともあるので、
刷り込んでしまってはいかんいかんですよね(^^;

ところで、
以前、私も“u"で始まる単語の前につく“the”が「ザ」なのか「ジ」なのか判らず、
音声教材などをいくつかあたってみたのですが、

どうも、発音記号でいうところの

[j]

ではじまる音は母音扱いせず、
“the”を「ザ」で発音する法則性があるのではないかなという結論に達しました。

“the university"は「ザ」でいいんじゃないかなと思うんですが、
どうでしょうか。



【11006】
【タイトル】いくこ姐さん
【記事番号】1598 (2147483647)
【 日時 】06/12/01 13:57
【 発言者 】Naima

お久しぶりでございやす

>“the university"は「ザ」でいいんじゃないかなと思うんですが、どうでしょうか。

そうですね。

>"the university" を「ザ・ユニバーシティ」と読んだり、

これは"the university" を「ジ・ユニバーシティ」と書くべきところを、書き間違えてしまいました。お騒がせしてすみません。

year の前は「ザ」で、earの前だと「ジ」ですものね。でも、わたし、the year を「ジ イヤー」と言ってしまったりします。



【11007】
【タイトル】Naima姐さん
【記事番号】1599 (2147483647)
【 日時 】06/12/01 21:19
【 発言者 】寺澤郁子

いやいや、
姐さん、私こそお騒がせしてすみません。

>year の前は「ザ」で、earの前だと「ジ」ですものね。でも、わたし、the year を「ジ イヤー」と言ってしまったりします。

そうそう、year&ear くせものですよね。

その上、私は[j]の発音がうまく出せず、
“the year”にはかなり苦労させられてます。

フランス人の“hello”が「アロー」なってしまうのもこんな感じなのかも、
と思ったり。

いよいよ12月。
寒くなりますので、お体に気をつけてくださいね。



【11012】
【タイトル】ジと ザ
【記事番号】1604 (2147483647)
【 日時 】06/12/03 16:34
【 発言者 】Jackie

>ところが私は自分で読む時、"the East" を「ザ・イースト」と読んだり

口で覚えて意識の中に沈めていって無意識に使えるようになるまでやることが必要なんですよね。でも無意識になりすぎても またこんがらがって、話してから  ちゃうちゃう。となることもしょっちゅうあります。  とくに 冠詞は。所詮母国語ではなく、磁場ではない。 だからすぐさびる。 あ、年とともに物忘 れが多くなってることも関係してるかなあ。脳をたがやさなくては。



【11014】
【タイトル】風邪でダウン
【記事番号】1606 (2147483647)
【 日時 】06/12/03 17:53
【 発言者 】吉

金曜に調子を崩して会社を早退して、、で、土曜と日曜は寝て過ごしていました。 ですから、金曜の家内のレッスンをオブザーバーとして参加できませんでし た。
この調子だと明日は会社に行けそうです〜。 どうせなら平日に風邪をひいて堂々と会社を休みたかった、、、悲。

そうそう、、寝ながらダウンロードしたハリーポッターのオーディオブック(イギリス英語)を聞いていました。 私が読んだハリーポッターはアメリカ英語版 だったのですが、細かい単語が違うので驚きました。 mail が post だったり、class が lesson だったり、two weeks が fortnight だったりと、、微妙に違いがあるんですね〜。



【11018】
【タイトル】Jackie さん
【記事番号】1610 (2147483647)
【 日時 】06/12/08 1:15
【 発言者 】根石吉久

>ガス欠状態、エンジンから回り中・・・エンストおこしそうなんで、

 日本で英語をやっている場合、誰でもちょっと英語から離れるとこの状態になります。
 当たり前の状態ですので、吉さんと始められたらどうですか。

>そのあかつきにはまず 根石さんの 中学教科書べらべら読みのレッスンも受講したく・・。

 これは、本当は受講していただくより、私が中学生にやっているレッスンを電話線を使って傍聴というか参観してもらうのが、一番いいのだと思っています。 plala あたりが無料会議電話を開設してくれないものかと思っています。
 もし、受講していただくとすれば、「どしゃぶり型レッスン」だと思っています。

>根石さん どんでんの次の本出版の予定はないのでしょうか?

 小学館の私の担当をやってくれた編集者が定年で退職されてしまいましたので、今のとこ
ろ何の予定もありません。小さい出版社でいいのですが、どなたか編集者をご存知でしたら
話していただければ幸いです。英語関係の本は、最悪でも赤字幅は小さいとふんでいるので
すが、今のところどこからも声がかかりません。
 小学館文庫は明らかに黒字でしたが・・・。



【11024】
【タイトル】気になるニュース
【記事番号】1616 (2147483647)
【 日時 】06/12/09 12:20
【 発言者 】Jackie

政府の教育再生会議、ゆとり教育見直し明記へ

 政府の教育再生会議(野依良治座長)は8日に都内のホテルで開いた初の合宿討議で、
来年1月にまとめる第一次報告をめぐり協議した。ゆとり教育の見直しを盛り込むほか、
1日に7時限の授業を行うなどして総授業時間数を増やす方向を打ち出す。
保護者らの評価も踏まえた教員免許の更新制度や学校の外部評価なども明記する。

 分科会後に会見した白石真澄主査(東洋大教授)は「緊急性の高いものを盛り込む」と説明。
ゆとり教育の見直しでは国語、英語、算数・数学、理科を重視。現行の学校週5日制導入前の
学習量を目安に、授業時間数を増やすとしている。

 同日の分科会では、地域の判断に基づく教育バウチャー(利用券)の導入や教育委員会を
評価する第三者機関の設置、カリキュラムの設定など学校の裁量拡大も検討課題としたが、
一次報告に盛り込むかどうかは慎重に議論するとした。

日経新聞 http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20061209AT3S0802S08122006.html


一日7時間って・・・土曜復活のほうがいいですよ。
半日で帰れる!って楽しみがあったほうがね。
親御さんもその間、家のことができるでしょうし、
サラリーマンなら半日ごろ寝。体力回復もできるはず。

教育バウチャー制度なんて絶対反対です。
地域が崩壊します。
私立の小学校に行っていた子供は 地域の友達ができず、
放課後がかわいそうでした。

大学9月入学? で、ボランティア義務化をしたい安倍さん。
はあ? ボランティアの意味知ってますか?


絆をぶっこわしておいて 絆復活を訴える。
教育をこわしておいて 再生を訴える。
経済もぶっ壊しておいて 回復したという。

マッチポンプ内閣は小泉だけでたくさんです。


新幹線にのると DSとやらのゲーム機をやってるサラリーマンがたくさんいるそうです。
ゲームをしてるのでしょうか?それともDS脳トレして脳でもきたえてるんでしょうか?

言論封じ。
単なる痴漢で90日も拘留されてる植草教授。
植草さんは アメリカと竹中と小泉、そしてりそなの資金問題に異議を論じている。ttp: //web.chokugen.jp/uekusa/2006/06/10_47b9_1.html

ttp://web.chokugen.jp/uekusa/


実家の雑貨屋、小泉政権前は不景気といいながらもまあまあだったんです。
それがここ五年、あきらかに右肩下がり。 努力不足、と小泉さんはいいそうですが、
努力不足だけじゃない。 サラリーマンのふところが潤わないと商売屋が潤わない。
政治にまったく関心がなかったのですが、もつようになったら

まー、やってられませんね、この戦前のような 景気回復をうたう大本営、報道管制。
年次改革要望書、アメリカに都合の悪いことをいうやからははつぎつぎと 社会的に抹殺されていく。

子供には考える力を というとどんぐり倶楽部。
金融植民地になるのなら・・・英語なら素読舎。

私も 英語なら・・・Jackie というようにがんばらなくてはね。

・・・って日本の韓国化って 英語を生業にするものにとっては
ビックビジネスチャンス???



【11031】
【タイトル】Jackie さん
【記事番号】1623 (2147483647)
【 日時 】06/12/10 1:06
【 発言者 】根石吉久

>絆をぶっこわしておいて 絆復活を訴える。
>教育をこわしておいて 再生を訴える。
>経済もぶっ壊しておいて 回復したという。
>マッチポンプ内閣は小泉だけでたくさんです。

まったくその通りだと思います。
現在私が関わっていることで言えば、「ダイオキシン騒ぎを引き起こしてダイオキシンビ
ジネスで儲ける」ということが行われています。
まさにマッチポンプです。

日本にいるのは、このあたりが見抜けないような英語フリークばかりで、英語フリークは
亡国の輩です。英語フリークよりは、非国民の方がはるかにましな人間です。
見抜く力をつけないなら、英語なんかやってなんになるんだと極言したい気持ちです。
前に話題になったコア・イメージの獲得は、まさに「見抜く力」によるものなんです。



【11032】
【タイトル】Naima さん
【記事番号】1624 (2147483647)
【 日時 】06/12/10 1:59
【 発言者 】根石吉久

 先日のレッスンで話した「音に先に行かせる」ですが、この言い方では多くの人に理解してもらうことはできないなと思いました。今日の Julian さんのレッスンで、同じ問題を話しましたので、それを元に再度考えてみます。

 斎藤孝のベストセラー以後、「音読」がはやっていますが、ネット上などで読むものの中に、「音読をやってみたもののあまり効果がない」というような報告 があります。
 「音読」が効果があるかないかは、「音に先に行かせる」=「音が独り立ちしている」かどうかで決まると思います。
 「音が独り立ちしている」に関しては、自転車に乗る練習をしている子供が、補助輪が土に着かないで乗り回している状態だなどという比喩を使ってきました が、今日の Julian さんのレッスンの後で、赤ん坊が歩き始めるときの比喩の方がいいかと思いましたので、この比喩で書いてみます。ひとまず6段階に分けてみました。

1.はいはい
2.よちよち歩き
3.しっかりした歩き
4.闊歩
5.小走り
6.疾走

 「音が独り立ちしている」のは、3から4に移ったくらいで成立するかなという感じでこれらの段階を並べてみたのです。
 「よちよち歩き」では字を見て、字を「たどって読む」レベルの音読です。
 「しっかりした歩き」では、字を見ているが、音がまったく安定しているレベルです。
 音が安定してもなお音読しつづけると、「闊歩」ができると思います。この段階では、字は見ていても「たどって読む」のではなく、文まるごとの音の連続が 意識における一単位になっています。最初の二つ三つの単語を見るだけで、後のものは字を見なくても、芋づる式にずらずらと出てくるレベルです。
 「疾走」を是非やれとは私は生徒さんに言いませんが、「しっかりした歩き」から「闊歩」になるところ、できたら「小走り」になるところまではやる必要が あると考えています。少なくとも「闊歩」が成立するかどうかが、音読が効果をあげるかあげないかを決めるのだという考えです。

 「闊歩」が成立するかどうかが、「アジアの大河型レッスン」から「どしゃぶり型レッスン」に移ってもらう時の判断の基準であるという点については、先日 のレッスンでお話した通りです。「アジアの大河型レッスン」をやってもらうか、「どしゃぶり型レッスン」をやってもらうかの判断の基準はあるということで す。
 どちらから始めてもらっても、途中でもう一方に移ってもらうことはあります。同じ基準によって、一方から一方に移ってもらっています。



【11033】
【タイトル】根石さんへ
【記事番号】1625 (2147483647)
【 日時 】06/12/10 15:46
【 発言者 】吉

だいぶ回復しました。 喉の痛み、、ほんと、一時は治らないかと思う位でした。
お騒がせしました。 いっぱい反応したい書き込みがあるのですが、
今日は、ちょっとコレだけ、、_(^^;)ゞ、、、。

>日本にいるのは、このあたりが見抜けないような英語フリークばかりで、英語フリークは
亡国の輩です。英語フリークよりは、非国民の方がはるかにましな人間です。

根石さん、、すみません、、、フリークの意味がわかってないのかも、、私。
この掲示板も「反英語フリーク」でした。 (^^;
英語のfreak ですよね。
「おたく」とか「〜狂い」とか、「夢中になっている人」の意味のフリークですよね。
あれ、、、私は英語フリークになりますかね?  茶の本とか、、夢中で英語やってますけど、、。
根石さんの「英語フリーク」は、どんな解釈なんでしょう。

> このあたりが見抜けないような英語フリーク

「このあたり」、、、えっと、、「語学としての英語」と「英会話」をごまかして、、
うわべの憧れのようなものだけを夢見て、、日本でやる英語学習の本質を見抜けない人、、かな、、?
自信無し無し君、、な、私 (^^;
デヘヘ すみません。 根石さん、、補足お願いします、、、<(_ _)>。

>見抜く力をつけないなら、英語なんかやってなんになるんだと極言したい気持ちです。
前に話題になったコア・イメージの獲得は、まさに「見抜く力」によるものなんです。

コア・イメージの獲得、、、机上で身につけるコア・イメージの獲得が、
「見抜く力」とつながっているという事だと思うのですが、どうなんでしょう。
私が留学して身につけたコア・イメージの事ではないですよね、、きっと。

根石さんが言っている「見抜く力」とは、、えっと、、まやかしごとでなく、、
ものの本意を「見抜く力」、、の事かな。 今何が起こっているのか、その本質を見抜く力。
場面や状況から判断して、、、騙されず、、実際に起こっている事が何なのか見極める
洞察力のスキルの事なんでしょうか、、それが「見抜く力」ですかね。
で、、「コア・イメージ」の獲得は、、「見抜く力」によるものなんですか?
すごい素直な疑問なんです〜。 教えてください。
いや、、、もうちょっと考えてみようかな、、。

すみません、、(^^;;
ちょっと、、確認しておきたかったのです。
お時間のあるときに補足を書き込んで頂けますでしょうか。
宜しくお願いいたします。 <(_ _)>



【11034】
【タイトル】吉さん
【記事番号】1626 (2147483647)
【 日時 】06/12/11 1:41
【 発言者 】根石吉久

英語フリークについて

 私の「英語フリーク」という言い方での「フリーク」は、磁場を欠いた英語の練習を自覚せず、磁場だけがもたらすものを日本在住のまま(主言語が日本語の ままで)実現できるかのように幻想する輩のことと言っていいと思います。この輩には「それはない・ありえない」という認識がないのです。この掲示板が始 まった頃、「私は(語学の練習の結果として)ネイティヴである」という意味で「ネイティヴ」という言葉を使った者がいましたが、ネイティヴの人が「ネイ ティヴ」という言葉をこんなふうに使うはずがない。ネイティヴ並みだと言うべきところを、ネイティヴだと言い切ったのですから馬鹿です。あるいは、主観的 には、自分が日本語に犯されているよりも、もっと多く英語に犯されている状態になったと言えばいいものだったはずです。この者はどうも英語磁場にいて書い ていたらしい節もあります。(だったとすれば、日本在住のままに語学をやっている人たちに対するおためごかし以外のものではありません。)
 この者には、英語内部にもなければ、日本語内部にもない思考そのものの原初が見えていない。つまり、「第三の場所」が見えていない。
 ゼロの場所が言葉を覚える前の赤ん坊のいる場所です。第一の場所は、ネイティヴ言語を獲得している場所(生活)です。第二の場所は、語学の対象としてネ イティヴ言語以外を獲得している場所(机上)です。そして、第三の場所は、再び、「言語外」です。具体的な言語ではなく、イメージそのものが動く意識その ものの場所です。イメージそのものが動くから、ネイティヴ言語と語学で獲得した言語との間を往復できるのです。「第三の場所=イメージの動く場所=意識」 が豊富にならなければ、この往復はありえません。またこの場所は、語学をやらなくても獲得できます。日本語だけで文学をやっている人もこの場所を生きてい るはずです。言語的規範の外を言語によって生きるのが、文学だと私は考えています。
 オリジナルな表現というものは、いつでも言語的規範の「一歩外側」にあります。いきなり十歩も百歩も外側にあると狂人の言葉になると思います。
 フリークが一番価値を見ているのは、目に見える部分です。つまり「ぺらぺら」です。
あるいは「ぺらぺら」を聞き取って反応できることです。この「ぺらぺら」が昔から気にくわなくて、わざと「ごつごつ英語」を提唱したりもしました。アメリ カ(英語圏)帰りの人が「ぺらぺら」であるのはしょうがないでしょう。前にも書きましたが、磁場では言葉のコア・イメージが「自分以外」からもたらされ、 「ぺらぺら」になってしまうのです。それはしょうがないことです。
 コア・イメージと同等に重要なのはシンタックスですが、言語のシンタックスが社会的なシンタックスや文化的なシンタックスと連動しているのが「磁場」で す。それで、「磁場」においては、社会的なシンタックスや文化的なシンタックスが主力となって、言語的シンタックスが意識に刻まれます。「文化的(社会 的)シンタックス → 言語のシンタックス」というベクトルが成立し、意識に言語のシンタックスが刻まれるのです。「刻まれる=彫り物=入れ墨」のような 比喩で言ったことはそれです。それに対して、日本語の磁場で、語学の机上で得られるものは「スタンプ」に過ぎないとも言いました。ちょっと擦れば消えるよ うなものから、擦ったくらいでは消えないものまで幅はありますが、いずれにせよ「スタンプ」であり「彫り物」ではない。立体ではないのです。
 super flat が日本の美術の本質だと書いたものをどこかで読んだことがありますが、この super flat は語学の本質を言い当てているとも思います。
 しかし、この「スタンプ」しか手に入らない場所での「イメージ」がまったく自力によるものだというところが見落とされがちなのです。語の「コア・イメー ジ」すらことごとく個の力業によるものです。ここに、磁場を欠いた語学の栄光と悲惨があります。「磁場」帰りの人がいつも見落とすのがこれです。「イメー ジ」の多くを「自分以外のもの=磁場の磁力」で刻まれた人であるせいでしょう。「磁場」のおかげをこうむった人の盲点がこれです。国弘正雄ですら、この盲 点から抜けていません。
 「スタンプ」しか得られないから、日本で机上で作った英語はぎくしゃくし、ごつごつします。これは当然のことです。「目に見える部分=スキル」に最大の 価値を見るフリークどもが、このごつごつする英語を価値の低いものであると思っていることが、私はどうにも許せないのです。その認識が、自分で自分を気楽 に軽蔑している行為であると認識できていないのが日本の英語フリークです。自分を軽蔑するなら、もっととことん徹底的にやってもらわないと意味がありませ ん。それをやれるなら、「第三の場所」が発見できるはずなのだと思っています。アメリカをバックにして、気楽な軽蔑などやっている輩はどうにも好きになれ ないということです。
 私の用語の「フリーク」という語では吉さんはくくることができません。「有り難い」人だと以前に書いた通りです。私が語学論を書いた場合に、吉さんが返 す反応によって、話は通じていくだけでなく、発展していくことが起こっています。
 フリークとは話が通じない。端的な印象としてそれがあります。



【11035】
【タイトル】吉さん
【記事番号】1627 (2147483647)
【 日時 】06/12/11 1:52
【 発言者 】根石吉久

>コア・イメージの獲得、、、机上で身につけるコア・イメージの獲得が、
>「見抜く力」とつながっているという事だと思うのですが、

まさしくその通りです。



【11037】
【タイトル】根石さま
【記事番号】1629 (2147483647)
【 日時 】06/12/11 18:37
【 発言者 】nishiazabu

お世話様です。
今日は質問させてください。

私はレッスンにのぞむ際、だいたい50回は聞き、
100回は回転読み、あるいは流し読み、
50回は暗唱回転読みをしております。

これは私が毎朝30〜40分間使い、2週間に出来る限度です。

現状ですと、読んでいて
意味がすんなり入ってくる場合と
入ってこない場合があります。

根石様は意味をどの程度意識して
音読すればよろしいと思われますか。
意味を意識すれば当然音読のスピードは遅くなります。
スピード重視か、意味重視か、その都度使い分ければよいのか
アドバイスをいただければ幸いです。

ちなみに私の目標は5年後くらいに
電話で証券会社や不動産屋にクレームをつけられる
レベルになったらうれしいなと思っております。



【11041】
【タイトル】nishiazabu さん
【記事番号】1633 (2147483647)
【 日時 】06/12/11 21:36
【 発言者 】根石吉久

>根石様は意味をどの程度意識して
>音読すればよろしいと思われますか。
>意味を意識すれば当然音読のスピードは遅くなります。
>スピード重視か、意味重視か、その都度使い分ければよいのか

 これは、初心者と中級者・上級者で違ってきます。
 初心者(小学生・中学一年生)の場合は、まず「音だけ」を作るのがいいと思います。意味は後からわかってくればいいとしておいて、「音だけ」に集中させ るのがいい。
 この場合の「音だけ」の「音」とは、一単語を対象とした「音づくり」ではなく、文まるごとを一単位とした「音づくり」による「音」です。従って、音と音 のぶつかりあいの処理やリズム・イントネーションまで含めた「音」(の連続)です。
 中学生の教科書を使った私のレッスンでは、復習用に、生徒に5回以上同じ文を繰り返させたら、私が日本語の訳を言ってしまうということをやっています。 もう少し詳しく書くと、

 「コーチの読み1回」→「生徒、同じ文を繰り返し5回(以上)」→「コーチの日本語訳」→「生徒、日本語訳を復唱」→「コーチの読み1回」→「生徒、同 じ文を繰り返し5回(以上)」

 「コーチの読み1回」→「生徒、同じ文を繰り返し5回(以上)」を一単位として「技法グラウンド」と名付けてありますが、技法グラウンドで、「コーチの 日本語訳」→「生徒、日本語訳を復唱」をはさんである(サンドイッチにしてある)わけです。
 中学生にこれをやらせているのは、その場ですぐに意味にしなくてもよい、意味は他から与えられたものでもいい、単語になじみ、語法になじみ、構造がわか り、最後に「自分で意味がとれる」ようになればいいという考えでこうしています。初心者には、音の連続性を通じてまずは英文に「なじませる」。よくなじめ ば、英文の内部に潜り込むことが容易になるので、単語のコア・イメージをつかんだり、構造的把握(構文把握)が自分でやれるようになります。逆から言え ば、自分でそれがやれるようになるための準備を常日頃から繰り返しているということになります。

 nishiazabu さんは、中級後半あたりだと思いますが、一人で練習するときには、もう「その場で意味をつかむ」ということをどんどんやっていただきたいレベルです。です から、レッスンのやり方もかなり違っており、「訳先渡し」はやらず、私が自作した教材をお渡ししてあるわけです。自分で意味をとっていただくレベルの方だ からです。

>意味を意識すれば当然音読のスピードは遅くなります。

 書かれたことは、「音と意味の二律背反」という言い方で、かつて掲示板で問題にされたことがありましたが、おっしゃる通り、意味をたどろうとすると読み は遅くなります。逆に「音」を気にしていれば、意味が意識からすっとびます。

 字でうまく表せるかどうかわかりませんが、レッスンを受けておられる方にはわかってもらえるかと思うので、字で書いてみます。I play softball. という文なら、繰り返し読みなら、I play softball. I play softball. I play softball. I play softball. 〜という感じの読みになります。これを「回転読み」に持ち込めば、 IplaysoftballIplaysoftballIplaysoftballIplaysoftball〜. となります。「回転読み」の完成形は、「まともな音で」「自己の最高スピードで」「音の連続性が壊れないだけの安定度」です。
 こうして完成した「回転読み」をわざわざ壊すのが、「切断読み」です。これは、外在的なスピード(ストップウォッチで測れるようなスピード)を一切無視 して、声に出して読む音のスピードを完全に意識の動くスピードに沿わせるものです。いくらゆっくりでもかまいません。意識が意味形成のためにきちんと動い ているかどうかが眼目になります。
 I play softball. を「切断読み」にすると、
 I play softball. になってみたり、I play softball. になってみたり、I play softball . になってみたり、様々です。最後の例で softball からピリオドまでの間に間があるのは、softball の意味を意識にはっきりと存在させるのに時間がかかっていることを意味しています。
 こんな簡単な文では、かえってわかりにくいかもしれませんが、「切断読み」では、一語一語のイメージを意識にはっきりと浮かべることをやります。
 大事なことは、「切断読み」の前提となるのが「回転読み」であるということです。
 「まともな音で」「自己の最高スピードで」「音の連続性が壊れないだけの安定度」という品質が獲得された上で、わざわざスピードを殺して、意識の動くス ピードに音読のスピードを合わせます。
 「回転読み」と「切断読み」という二つの別の読み方があるのは、「音と意味の二律背反」のためです。一方に注意が奪われるともう一方がおろそかになりが ちなので、「音」に集中するための「回転読み」と意味に集中するための「切断読み」があります。
 簡単な文だと、「回転読み」だけで意味がとれてしまっている場合があります。この場合は「切断読み」をやる必要はありません。
 「切断読み」をやる必要があるのは、

>意味を意識すれば当然音読のスピードは遅くなります。

というような難度を持つ文に対してです。
 繰り返しますが、ただ単に意味を意識するためにスピードが遅くなるというより、「切断読み」においては、「回転読み」で完成させてあるスピードを意識的 に殺していることが特徴です。この意味では(速い)音が「先」にあるわけです。

>スピード重視か、意味重視か、その都度使い分ければよいのか

 私の方法では、スピード重視でもなければ、意味重視でもありません。「どちらも重視」です。「回転読み」と「切断読み」の二段構えによって、「二律背 反」となりがちな「音」と「意味」を合体させます。「音」も「意味」もどちらもおろそかにしてはならないという考えです。
 ですから、「回転読み」→「切断読み」→「回転読み」というサンドイッチがおすすめできます。最初の回転読みでは、CDなど媒介にしてひとまず「音」だ けを作ってしまい、次に「切断読み」で、一語一語に意味を溶接し、読むスピードを少しずつなめらかにしていって、再び速いスピードで読みます。途中で「切 断読み」をかませてあるので、最後の速いスピードで読むときにも、意味は意識にはっきりと生じていなければなりません。
 最後に、「音」と「意味」は両立しなければなりませんが、「音」と「意味」のどっちから「先に」片づけるべきかといえば、「音」からということです。重 要度ではなく、「後先」の問題です。「音に先に行かせる」という言い方をしてきましたが、最後に「音」と「意味」を合体させる(溶接する)ためです。

 わざわざ「切断読み」を提唱しているのは、これまで「音」と「意味」を溶接するところまで立ち入った方法論が何も言われてきていないと思ったからでし た。
 くどいようですが、「切断読み」の前提になっているのが「回転読み」です。その場合ですと、「切断読み」でゆっくり読んだり、ぶつぶつと切って読んだり しているにもかかわらず、その人は速く読もうとすればいつでも速く読めるわけです。遅くしか読めないのではなく、速く読めるがわざわざスピードを殺して読 んでいるのだということです。
 コツは、「切断読み」から再度「回転読み」に持ち込み、徐々にスピードをあげていくときに、意味を意識から振り落としてしまわないようにするところにあ ります。

 速く読んでも意味が意識にはっきりとあるならば、これは「話す・聞く」ための基盤になっていくはずです。

 疑問点がありましたら、また書いていただけるとありがたいです。
 できましたら、「切断読み」の実践記を掲載していただけることを希望しています。



【11042】
【タイトル】根石さん
【記事番号】1634 (2147483647)
【 日時 】06/12/11 22:03
【 発言者 】nishiazabu

ご回答ありがとうございます。

よく分かりました。

ちょうどP82,83が回転読みの完成に近づきつつありますので、
明朝、同頁で「回転読み」「切断読み」「回転読み」の
サンドイッチ読みを実践してみます。



【11043】
【タイトル】音と意味を合体させるとき
【記事番号】1635 (2147483647)
【 日時 】06/12/12 19:22
【 発言者 】Jackie

>こうして完成した「回転読み」をわざわざ壊すのが、「切断読み」です。これは、外在的なスピード(ストップウォッチで測れるようなスピード)を一 切無視して、声に出して読む音のスピードを完全に意識の動くスピードに沿わせるものです。いくらゆっくりでもかまいません。意識が意味形成のためにきちん と動いているかどうかが眼目になります。
 I play softball. を「切断読み」にすると、
 I play softball. になってみたり、I play softball. になってみたり、I play softball . になってみたり、様々です。最後の例で softball からピリオドまでの間に間があるのは、softball の意味を意識にはっきりと存在させるのに時間がかかっていることを意味しています。
 こんな簡単な文では、かえってわかりにくいかもしれませんが、「切断読み」では、一語一語のイメージを意識にはっきりと浮かべることをやります


音と意味を合体させるとき、言葉のイメージを意識にはっきりと浮かべるようにするとき
頭のおでこのあたり、もしくはおでこから5cmぐらい上。の脳を使うような気がします。



【11044】
【タイトル】根石さんへ
【記事番号】1636 (2147483647)
【 日時 】06/12/12 22:18
【 発言者 】吉

根石さん補足解説ありがとうございました。
きっとこういう意味なんだろうなーと、漠然とした解釈をしていましたが、
今回の「フリーク」の説明でとてもスッキリしました。
根石さんの説明を聞いてスッキリした人は私だけではないと思います。
ありがとうございました。

説明が「難しい」と感じる人もいるだろうなーと思った箇所が、第3の場所です。

第1の場所 「磁場」
第2の場所 「机上」
第3の場所 ・・・・・

この第3の場所ってのは、私のような経験不足にはなかなか理解できない場所ですよね。
他にもイメージしにくい人達、、、いるんじゃないかな、、。

私の解釈を書いてみても良いですか、、、かなり危険ですけど、、。

「イメージそのものが動く場所」

この場所へ行くには、、日本語を足がかりにして「英語 ⇔ 日本語」を何度も往復し、
単語のイメージ核を摘出して、、、最終的には、頭の中で日本語を媒介にせずに、、
英語でダイレクトにイメージだけが動く世界へと入っていく、、。

でも、、ここまでだと、まだ第2の場所であったり、、、
第1の場所であったりするわけなんですよね。

第3の場所は、「イメージと意識の場所」と根石さんは書いてますよね。
うーーーん、、、、なんだろ、、単純に、、
心のイメージの世界、、、かな、。

ぐわー、混乱してきた、、玉砕。
こんなに大雑把に書いちゃったけど、、ダメ、、、ですかね。
私、、大きな考え違いをしてますか? ドキドキ、、。

この第3のステージって、、数学の哲学を突詰めていっても、
音楽の哲学を突詰めていっても、、たぶん同じように到達する世界だと感じています。

抽象数学を大学の時にかじった時、、、自分の想像力の限界を感じました(笑)。
数学者は別に計算なんてできなくても良いんですね。
想像力が必要なんだと理解した時でした。

やば、、やっぱりピントずれてるかな? ドキドキ、、。



【11047】
【タイトル】nishiazabu さん
【記事番号】1639 (2147483647)
【 日時 】06/12/13 23:51
【 発言者 】根石吉久

是非続けてやってみて下さい。
「サンドイッチ」の実験を続けられたら、報告をいただけると有り難く思います。



【11048】
【タイトル】根石さん みなさん 
【記事番号】1640 (2147483647)
【 日時 】06/12/14 21:53
【 発言者 】吉

根石さん 、、 お忙しいにすみません。 私だけでなく、、他の人のためにもなると思いますので、、、。 金曜のレッスンの時に口頭でさらりと教えてくだ されば、、話した内容を私が掲示板に書き込みいたします。

話し変わって、、友人からガンジーの言葉を教えてもらいました。
あんまり素敵な言葉なので知らない人のために紹介します。 ガンジーと聞いて過去ログに名前の出てきたエリオットさんの事を思い出したのですが、なんでか な、、。 過去ログに発言があったのかな、、?

Live as if you were to die tomorrow.  Learn as if you were to live forever.
Mohandas Gandhi



【11049】
【タイトル】吉さん
【記事番号】1641 (2147483647)
【 日時 】06/12/17 3:49
【 発言者 】根石吉久

>「イメージそのものが動く場所」

>この場所へ行くには、、日本語を足がかりにして「英語 ⇔ 日本語」を何度も往復し、
>単語のイメージ核を摘出して、、、最終的には、頭の中で日本語を媒介にせずに、、
>英語でダイレクトにイメージだけが動く世界へと入っていく、、。
>でも、、ここまでだと、まだ第2の場所であったり、、、
>第1の場所であったりするわけなんですよね。

 イメージが動く場所は、第一の場所(第一段階)から始まるのだと思いますが、「イメージの原初」はゼロの場所(ゼロ段階=ネイティヴ言語獲得以前)から あるのだと思います。この原初(多分、チョムスキーの「普遍文法」というのも、このあたりの何かを言っているのだと思います)は、まだ言語に染まらない段 階で、しかし、絶えず言語に向けて開かれている場所です。第一段階(ネイティブ言語獲得段階)で、言語を媒介にし通過した(言語による)イメージが無数に 花開きます。2才から4才くらいまでの間に爆発的に花開くといっていいくらいに花開きます。その後、この「爆発的」は次第におとなしくなっていってしまい ますが、その後もネイティヴ言語獲得は長く続きます。(途中で、漢字練習みたいな「語学的」な練習を混じえつつ)。
 語学を何歳くらいからやるのが適当かは難しい問題で、私は「からっぽの電池」を蓄積するだけなら(音読ではなく素読に限定するなら)、かなり早く始めて も害はないと考え始めています。意味や構造を扱うなら、やはり12,3才くらいからが適当ではないかとも考えています。何歳で始めるかはともかくとして、 語学に突入すれば私の理論では、第二段階です。この段階の後半で、日本語の具体的な単語を媒介にせず、英単語から直接にイメージが動くのが当たり前の動き になります。しかし、いまだベクトルは英単語からイメージへの一方向です。やがて、「這い這い」や「よちよち歩き」ですが、イメージが動いたらそれに適す る英単語を直接に意識の基層から呼び出すことができるようになります。(これまでの学校英語、受験英語ではこれができません)
 英単語・日本語・イメージの三者の関係の中から、日本語を抜き取り、英単語からイメージへと直接に連絡がつくようにするのが、第二段階の後半だと思いま す。第二段階は、あくまでも語学の場面ですので、「自分の言葉」ではなく、一から十まで、「他人の言葉」を扱っています。具体的な言語があってイメージが 動くというベクトルがほとんどすべてです。英(単)語・日本語(単語)・イメージの三角関係を壊して、英(単)語からイメージが直接的に生じるようになれ ば、その逆、イメージが英(単)語を呼ぶことが可能になります。第二段階と第三段階の境界がこのあたりにあります。ここでは、イメージの独在が絶対に必要 です。イメージの強度が絶対に必要だと言っても同じです。磁場の強制力がないままに、イメージに強度を備える必要があります。ここでは、ベクトルが逆にな り、イメージ(の強度)があるので具体的な英(単)語が呼ばれます。これが、「しっかりした歩き」から「闊歩」になれば第三段階です。
 第三段階は、英語と日本語の間をイメージだけで双方向に行き来するということによって規定されるのではなく、(一見同じことのように見えますが)イメー ジの独在が具体的な言語を呼ぶことによって規定されると思います。そのことによって、英語と日本語の間をイメージだけで双方向に行き来できるようになって いるのであり、そのことが基底ではありません。基底はあくまでも、イメージの独在であり、それが具体的言語を呼んでいるというところにあります。
 第三段階は、語学から抜け出ています。なぜなら、言語あってのイメージではなく、イメージあっての言語(あえて言えば「イメージ学」)になっていますか ら。これはすでに「他人の言葉」ではなく、「自分の言葉」です。自分のイメージで具体的な言語を呼ぶことができることによって、言語は「言葉」になり、 「自分の声」による発語になります。
 このあたりは、「音声」と「声」の違いとして以前に書いたことがありますが、まともな反応はどなたからも得られませんでした。

 日本で語学をやってから「磁場」に渡った場合は、基底は「生活」です。
 日本で語学(英語)をやり続けているだけなら、この語学は「生活」とつながりません。生活とつながっているのはあくまで日本語であり、語学の言語は語学 の言語のままであり、英語が生活の言語になる通路はまずどこにもありません。だから、日本語磁場における英語の語学は、ランボウの詩論にある「架空のオペ ラ」という語がもっともよく言い表していると先日のレッスンの時に申しました。立脚点が「生活」ではなく、「イメージ」ですから。
 日本にいても、日本的感覚・思考に規定されながらでも、英語をしゃべり始めることはできます。どんなに下手でも、これが成立するのはすごいことです。な にしろ、「生活」にまるで足をつけないまま、「架空のオペラ」で得たイメージだけで、磁場から来た人と意思の疎通をやる(無謀をやる)というのですから、 ある意味でとんでもないサーカスです。空中回転の連続なんぞを味わいながらそれをやっているのです。根底的に「不自然」であり、「人工」であるものを、 「自分の声」にし、「自然なもの」にしうる一点(イメージの場)を自分の意識という場所にみつけ、その場所から言葉を発し、アメリカ人を英語でどやしつけ たりなどするわけですから。これは言語という死体を言葉という生き物にしているのです。語学を抜けて、死から蘇りへというベクトルを、「生活なし」の「架 空のオペラ」だけで獲得しているのです。いや、語学が「架空のオペラ」だからこそ、これが(蘇りが)成立するのだと言うべきかもしれません。「磁場」で得 た言語能力には、「移行」はあっても「蘇り」はありません。
 死から蘇りへというベクトルは、語学論を媒介にしないかぎり、「磁場帰り」の人には理解できなくなります。
 「磁場帰り」の人も、磁場に渡る前、日本にいた時はご本人の自覚はともかく、「架空のオペラ」をやっていたのですが、「磁場」に渡ることによって、「架 空のオペラ」は架空のものではなくなり、言語は生活に根ざした言葉に下支えされるようになるからです。このことによって、「架空のオペラ」だけを生き、そ こで得られた「イメージだけ」から具体的な言語を呼び、「自分の言葉」にするというダイナミクスは(語学論を媒介にしないかぎり)「磁場帰り」の人にわか らなくなるのです。
 日本の机上で語学としてのみ英語をやる人が第二段階から第三段階へそのまま入るのに対し、「磁場」に渡った人は、第二段階から第一段階に逆戻りしていま す。英語の「磁場」で英語を使い、さらに英語を獲得するというのは、その人が赤ん坊や幼児でないだけで、やっていることは赤ん坊や幼児がやっていることと 同じです。具体的な言語の「磁場」で、該当言語を獲得するというのは、赤ん坊や幼児がやっていることです。
 赤ん坊や幼児と違うのは、すでに赤ん坊や幼児の「白紙状態」、「言語に向けて全面的に意識(という場)が開かれている」という「能力」を失ってから(具 体的なネイティヴ言語を獲得した後に)赤ん坊や幼児と同じことをやらなければならないため、どこかで必ず「語学」を媒介にし、「語学」から養分を得ている という点です。
 「磁場」に渡って、その磁場を作っている言語を獲得するというのは、(すでに第一段階で自分のネイティヴ言語を獲得してしまった後である場合は、)「語 学」を媒介にしなければ言語の該当磁場においても言語獲得が難しくなるというところが、赤ん坊や幼児から区別されるだけです。場所自体は第一段階です。と いうか、「磁場」に渡って該当言語を獲得するという行為は、第一段階の別の枝なのです。接ぎ木した第一段階の別の枝だと言えば、より正確かもしれません。



【11050】
【タイトル】根石さんへ
【記事番号】1642 (2147483647)
【 日時 】06/12/17 7:06
【 発言者 】吉

根石さん
丁寧な説明、、ほんとに、、ほんとに、ありがとうございました。
読んでいて涙がでそうになる程よくわかりました。
先日のレッスンの後、、第3の場所について根石さんとサラッと話した後、
その事を文章にしようと思ったのですが、、、まったく文章が進みませんでした。
今朝も早起きして文章を書こうと思って掲示板を覗いたら、、根石さんの文章を見つけました。

私が根石さんとお話しして、、またこの掲示板を通して抱き始めた「第3の場面」が、、
具体的に言語化されていました。 文章になっていました。 本当にありがとうございます。

涙がでそうになったのは、、ここ最近、、、この事についてずっと悩んできたからだと思います。 悩んでいた事に対してスッキリした回答でした。  根石さ ん、、ほんと尊敬します。  ありがとうございました。



【11051】
【タイトル】想起、、、プラトンにたどり着いた
【記事番号】1643 (2147483647)
【 日時 】06/12/17 7:48
【 発言者 】吉

12月15日(金)のレッスンの後、、妻との会話

私「お前、、根石さんとオレの会話聞いてた? 「第3の場面」について、、」

家内「聞いていたわよ、、私にはチンプンカンプンだった。」

私「言葉を話す時、、「イメージが先に立つ」と根石さん言ってたな〜。
「イメージが先、、で、イメージを言葉で発信する」」

それとは逆に、「言葉を聞いて理解する」、、
もしくは、、「文章を読んで理解する」時は、当然だけど「言葉が先」で「イメージは言葉の後についてくる」
うん、、当たり前の話だよな。」

家内「言葉を話す時は、イメージが先で、、言葉が後に出てくる、、、(考えている)」

私「そうそう、、お前だってイメージが先だろ、、よく俺に今日何があったか報告する時、、」

家内「あ〜、私なんてイメージはハッキリしてるのに、言葉が出てこないのよ〜。
日本語でもそう、、だから困っちゃう。」

私「そういえばお前、、この間、なんだっけ、、大笑いした事あったよな。
「今日、、「ピンポ〜ン」って誰かが来たの、、で、「ドドドドド」って階段下りて、「ガラガラ」ってドアを開けたら、、
そしたら「バーン」って左手にぶつかっちゃって、もう「ガーン」って感じ、、」とか、言ってたよな。
お前「擬音語」に頼りすぎてんだよ、、擬音語、、onomatopoeia(オノマトピアー)、、。
でもさ、、、気持ちは分かるよ、、(爆笑)、、、お前の中では、イメージできてるんだろ、、(笑)」

家内「私、子供頃から話し方あんまり変わっていなのよね〜(笑)。
お友達に、、「あなたの話ぜんぜん分からない」って言われてたもの、、。
私の中ではとてもハッキリと場面のイメージができているのに、、、(笑)」

私「根石さんが言っている「第3の場所」ってそのイメージのエッセンスが動く場所の事だと思うんだけどね。
俺の中での「語学としての経験」が足りないから自信なしなし君なんだよ。 」

家内「あなたが今理解しようとしてる事って、私には難しくてよく分からないけど、、
根石さん、、よく「想起」って言葉を使っているわよね。 想起って、、「再生」と同じ意味でしょ。
イメージ、、、、言葉、、、、想起、、、イメージの再生、、イメージから言葉の再生。 みんな関連してるんじゃない?」

私「お前やっぱスゲーよ。 俺、、ちょっと広辞苑で想起の意味調べるわ、、サンキュ」

*********************

再生:5: 「心」(recall)
以前に経験した事象や、学習し保持した事柄・内容を思い出すこと。想起。

想起:過去のことをおもいおこすこと。

アナムネーシス: 哲学で想起の意味。
プラトン哲学では、精神がこの現象界に生まれる以前にイデアの世界で得ていた直感を想起するのが、真の認識であると考えた。

岩波書店 「広辞苑 第五版」1998、2005 より引用



【11057】
【タイトル】本業
【記事番号】1649 (2147483647)
【 日時 】06/12/18 3:47
【 発言者 】根石吉久

>根石さん、、よく「想起」って言葉を使っているわよね。 想起って、、「再生」と同じ意味でしょ。
>イメージ、、、、言葉、、、、想起、、、イメージの再生、、イメージから言葉の再生。 みんな関連してるんじゃない?」

 虚を突かれたような。私、「想起」って言葉、よく使いますでしょうか。
 やたら、「磁場、磁場、磁場、磁場・・・」と言ってきたような気がしていましたが。
 自分じゃわかっていないのです。
 日本語でも、「書く」というのは、一種「語学的」(生活言語との離別時間)になりますので、イメージが言語を呼び、言葉にするという過程になります。日 本語だけでそれをやりますので、いよいよ英語が弱体になるのですが、私の本業はこっちだと思っています。
 ただ、本業で食えないのが切ない。
 吉さんにもお願いしましたが、奥様にも、どうか素読舎の営業をお願い致します。



【11060】
【タイトル】Jackie さん
【記事番号】1652 (2147483647)
【 日時 】06/12/18 4:04
【 発言者 】根石吉久

>音と意味を合体させるとき、言葉のイメージを意識にはっきりと浮かべるようにするとき
頭のおでこのあたり、もしくはおでこから5cmぐらい上。の脳を使うような気がします。

そんな感じがしますね。ですが、自分がこの段階にいるのは、私は気にくわないのです。
「おでこから5pぐらい上」が、権力が発生する場所だとも思っているのです。
脳から腹へ、腹から肝へ言葉が降りてこないと納得できない体質があります。



【11061】
【タイトル】根石 さん
【記事番号】1653 (2147483647)
【 日時 】06/12/18 20:51
【 発言者 】吉

> 虚を突かれたような。
>私、「想起」って言葉、よく使いますでしょうか。
>やたら、「磁場、磁場、磁場、磁場・・・」と言ってきたような気がしていましたが。

たしかに「磁場、磁場、磁場・・・」と言っていますよ(笑)。

「想起」という言葉ですが、、、、家内のレッスン中に1回、、家内のレッスン後に私とする5分位の語学雑談で1回程度使っていましたね。これを「よく使 う」と言うかどうかわかりませんが、、私と家内の間で交わす語学の雑談では、それ以来「想起」という言葉をたびたび使っていました。 私の中でも家内の中 でも、この「想起」という言葉を使う時に「根石さんが言っていた「想起」」と理解して使っていました。

根石さんは「気持ちにぴったり当てはまる言葉」を選んで使いますよね。気持ちや考えに一番ピッタリとはまる言葉を頭の中から探しながら話をする方なのだと 思います。根石さんが心の中から選んだ単語、「想起」という言葉は、根石さんが使う「磁場」と同じくらい重要な単語だと思っています。



【11062】
【タイトル】友人とのメールのやり取り
【記事番号】1654 (2147483647)
【 日時 】06/12/18 21:26
【 発言者 】吉

週に1度、、火曜日に、友人に英語のコーチをしています。 私から無理やり頼み込んでやらせてもらっています。 少し前にも彼のメールをこちらで紹介させ てもらいました。

その彼からメールが来ました。 語学論になったので、許可をもらって紹介します。
友人のハンドルネームは1038さんです。


友人からメール************

吉さん こんにちわ 1038です。

明日の手合わせ、よろしくお願いします。

週末に大風呂敷の掲示板を拝見しました。
ん〜、むずかしい。みんなこんなことを考えて
英語 話してるんでしょうか??

ところで、僭越ながら、吉さんのレッスンで気になるところ。
「アメリカでは〜」「ネイティブでは、こう発音します」とかアドバイスしてくれる吉さんは普段より歯切れが悪い。 なんでだろ?気のせいかな??
なるべく『ネイティブではこう発音』的な発言、アドバイスは控えてるのでしょうか?


私から友人へ宛てたメール*******

1038さん

吉です。

掲示板読んだのですね。
難しいと感じたのは、根石さんの語学論でしょうか?

先週書き込まれた
第1の場面(磁場)
第2の場面(机上)
第3の場面(イメージ)
これが私には難しかったのです。

私はつかみかけていたかもしれません。
でも、、同じように掲示板を読んでいる人で「むずかしい」と感じる人は多いだろうと思ったのです。

そこで、、、イメージとはなんですか? と、根石さんに質問したのです。

この質問に根石さんが丁寧に答えてくれました。 すっごく良くわかりました。

今なら自信を持って英語を指導できる気がしてきました。

1038さんも語学論にはまってきてますね。 いやー、すごい所に引きずりこんでしまいました(笑)。

> 「アメリカでは〜」「ネイティブでは、こう発音します」とかアドバイスしてくれる吉さんは普段より歯切れが悪い。 なるべく『ネイティブではこう発音』的な発言、アドバイスは控えてるのでしょうか?

あー、これね。 たぶん悩みながら指導してるんですよ。 きっと、、。 ネイティブがどう発音していようが、そんな事は関係なくて、、 日本人の取り易い 音を先に指導するべきなんだと思います。

日本人には取り易くて、しかも、外国人に通じる音、、、根石さんは「中間の音」って言っていたかな、、。

その、、日本人の音とネイティブの中間的な音のステップを踏んで、さらにネイティブのような発音に近づきたい人は、自分で英語のCDでも使って自習すれば 良いと思うのです。 中間の音が出せれば、ネイティブのような音は、もうすぐそこですよ。

それと、、、私が普段使ってしまう「ネイティブ」の意味は、主にアメリカ人なのです。(アメリカの黒人の人たちが使う抑揚の英語ではありません。)

ハリーポッターの朗読、、、イギリス人の朗読をiPodに入れて聞いてますが、発音がアメリカ人と違うな〜と感じるのです。 イギリス人もネイティブなの ですが、、、アメリカ英語と微妙に抑揚が違います。 私にとって多少の違和感を覚える英語の音なんです。

うーーん、、、根石さんが前に言っていた(書いていた)のですが、海外に住んでいない、、ようするに、その場所の生活習慣や彼らのような思考回路がないの に、同じような抑揚で英語を話すのはおかしい、、、そんな事を書いたんですよ。

それでね、、、「ネイティブではこう発音する」的な指導をしている自分に、ハッとさせられたりするんです。

でね、、、根石さんはまったくそういう指導をやってないかというと、そうではないんです。

説明として、、ネイティブの人はこう発音している事があります、、、とか、そういう指導を家内にしている事があるんです。  その方がリスニングの訓練に なるからだと思います。 仕方ないのですが、日本で氾濫している英語は、ほとんどアメリカ英語ですから、、。

1038さんには、無理やり生徒さんになってもらってゴメンなさい。 人に指導するって事で見えてくる世界があります。 無知の知って言葉があります が、、この意味、、、やっと最近わかり始めてきました。
「あれ知ってる、、これも知ってる」ではなくて、、
あれは知らない、これも知らない、、、、知らない事は知らない、、、経験してみないと分からない、、、

ほんと、、、1038さん、、とにかく「やってみる」ですよ。

私にコーチングを教えてくれた大谷由里子さんが、こう言ってました。
「吉さん、、「棚からぼた餅」って言葉があるじゃないですか、、
でもね、、棚の下まで移動していなかったらぼた餅はふってこないんですよ。」

この一言を聞いて、、ああそうか!となり、、英語のスパーリングパートナーを、4ヶ月前に募集したんです。 とにかく行動、、、落ちてくるかどうか分から ないけど、、とりあえず棚の下まで行ってみる。 ぼた餅は落ちてこなくても、行動する事で見えてくる別の世界があると思います。

わわ、、、休み時間を越えてメールをしてしまった。
仕事仕事、、、

明日の英語お願いしますね。

あ、、このメールの内容、、個人名がわからないように、掲示板で使わせてください。
ペンネームは「1038さん」、、でいいですか?



【11064】
【タイトル】アハ体験!
【記事番号】1656 (2147483647)
【 日時 】06/12/21 7:52
【 発言者 】吉

禁断の会社オフィスからの書き込み

今朝、、シャワーを浴びていたら脳の回路がつながりました。

NAIMAさんがずいぶん前の手合わせの時に言った一言「形容詞的なアクセントですかね?」、、そう!それで良いんだと思います。 Naimaさん! あ りがとうございました!
この一言を自分で納得するのに、すごい時間がかかりました。 ほんと、、、ずっと抑揚について検証してきたんです。

根石さん、、brain, final, either, 後ろ側にストレスを持ってくるのにも法則があると思います。 アクセントではありません、、私的には「ストレス」という表現があっていると思います。

この法則を使って今朝電車の中で「茶の本」の黙読(内なる声を響かせる)をやってみました。 すべて納得です。 ほんと、、Naimaさんのおかげです。  ありがとうございます。

悩み抜いていただけに、今朝のは強烈なアハ体験、、興奮しています。
ユーリカ、ユーリカ、 、、(笑)。

たぶん、、福岡のMさんが以前紹介してくださった本とかには、すでに書いてあるような内容なんだと思いますけどね、、でも良いんです、、、自分で納得でき れば、、。 あ〜、すっごく気持ちがいい。  ちょっと今は反論は聞きたくないな、、この気分をじっくり味わってから気が付いた法則について書き込みしま すね! そんなの知ってるよ!って言われそうですけど、、、(爆)



【11065】
【タイトル】友人とのメール その1
【記事番号】1657 (2147483647)
【 日時 】06/12/21 21:50
【 発言者 】吉

1038さん

吉です。
今朝、、興奮して下記の内容で掲示板に書き込みしました。 会社で禁止されている掲示板への書き込みです。

今日はアメリカに電話するんで朝4時におきて、そしてシャワーを浴びているときに、ここ最近ずっと研究していたイントネーションについてハッとする気付き があったのです。

アルキメデスが浮力の原理を入浴中にひらめいたときに、あまりの嬉しさから裸で町中を走り回りながら叫んだ、という逸話が残っていますが、、、ほんと、、 もうそんな気分でした。


*******************
中略 (掲示板の書き込み文章を紹介)

*******************

とにかくすっごいスッキリしました。 このストレス(テンション)の法則が、、私の考える法則どおりなら、、、音作りの役に立つはずです。

私の気付いた法則は、「単語2語以上がならび、、、前の単語が形容詞的な役割を果たしている時は、その単語の後方の音にストレス(テンション)がかか る、、。」です。

辞書には決して載っていないアクセントです。 でもそういう法則があると思います。

チーズケーキを5回唱えてみてください。 そして 6回目にケーキを無音にします。
チーズケーキ・チーズケーキ・チーズケーキ・チーズケーキ・チーズケーキ・「チーズ(***)」
、、この「チーズ」の抑揚だと、、後ろに単語がこないと収まりがわるいのです。

チョコレート工場と5回唱えてみてください。 同じように6回目に工場を無音にします。
チョコレート(***)、、やっぱり収まりが悪い。 この抑揚と似たような現象が、英語でもおこるのです。

問題は、、日本語的な発音の影響をうけてしまうという事があり、、それが日本語なまりの英語なのかどうか、、錯覚してしまう事です。



【11066】
【タイトル】友人とのメール その2
【記事番号】1658 (2147483647)
【 日時 】06/12/21 22:03
【 発言者 】吉

吉さん

メールありがとうございます。

>単語2語以上がならび、、、前の単語が形容詞的な役割を果たしている時は、
>その単語の後方の音にストレスがかかる、、。 です。

何回か読んで・・・ 分かりました!

@ he needs nine hundred thousand dollars tranferd to 〜

A Dillon needs nine hundred thousand in Albany by ten.

@で何回も練習して、
Aを練習しようとすると、thousandの後、口がこけそうになるのです。

dollarsに、ひっぱられたthousandの発音になりますものね。
Aの練習の時のthousandで収める感じで発音しないとおかしいですもんね。

そういうことですよね?

*********************
私から1038さんへ 返信

1038さん

僕ね、、、まったく同じ事を書いて掲示板に投稿しようと思っていたんですよ!

すごい、、、もう、、テレパシーで通じているようです。
今日は朝から感動しまくり、、、。
この肩こりの取れたようなスッキリ爽快な気分、、
気が狂うほど「チョコレート工場」と唱えた人間にしかわかりません。

そうなの、、これをいっても「あたりまえじゃん」って言う人は、すっごく沢山いると思います。  でもですね、、、良いんです、、私一人でも納得できれ ば、、。

@のthousandですが、、thouSAND dollar に確かになるのですが、
最初のthouのアクセントを越える事はないと思います。
それなんで、、、アクセントとは呼ばない方が良いと思ったのです。
ストレス、、、もしくは後ろの単語に引っ張られるイメージなのでテンションと表現していいかもしれません。

Aのthousandは、、THOUsandです。 辞書どおりの発音です。

まさしくその通り、、ありがとうございます、、わかってくれて、、。感激です。

**********************
1038さんから私へ 返信

吉さん!

僕もね、
@ばっかり練習してて、(transferedがあったのでそこも練習したかったのです)
たまにAを練習すると いっつもコケてたんですよね。 口が。
thousandっとっとっと て感じ、わかります?

僕も昼休み、メールを書いたあと、空き室で練習してみました。
@もAもすっきり収まりました。
意識してやると、また違った面白さがあります。

多分、これって根石さんが書いてた「イントネーションは、単語レベルだけでなく、文章として練習すべき云々」ってことを理屈で説明したってことですよね!



【11067】
【タイトル】友人とのメール その3
【記事番号】1659 (2147483647)
【 日時 】06/12/21 22:30
【 発言者 】吉

1038さんへ

> 「イントネーションは、単語レベルだけでなく、文章として練習すべき云々」
ってことを理屈で説明したってことですよね!

根石さん、、こんな事書いてましたか?
ほんと?!  ホームページのどこかの文章に埋もれているのかな?

********************
1038さんから私へ 返信

吉さんへ

見つけました!

hpの文章からの抜粋です。
これはワード文書にコピーして自分のPCに入れてるのでした!

ーーーー以下根石さんhpの文章ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

発音は、単語で練習しないで下さい。
必ず文まるごとで練習します。

そうしないと、文の強弱、リズム、総じてイントネーションが身につきません。
単語を単位にして発音を練習したのでは、単語の最後と次の
単語の初めにくる音が同じ音であったり、きわめて舌の位置が
近い場合、前にある単語の末尾の音が、次に来る単語の最初の
音を出すための「準備の音」となり「黙音化」する等の英語の音の
癖をつかまえることもできません。単語の最後が子音であり、
次の単語の最初が母音である場合に音が連続することも、
単語を単位として練習したのでは決して身につきません。
 必ず文全体を相手に発音の練習をすること。これは大事なポイントです。
 私の「発音」という概念は、その中に、強弱、リズム、イントネーションも
すべて含まれています。「黙音化」やリエゾンのようなものも含まれています。
それらすべての「動き」をさして「発音」であると考えています。
 「発音」といえば、多くの英語学習書が、単語をどう発音するかという
問題としてしか扱わないのと、私の「発音」の概念が大きく異なるところです。
 この「発音」の捉え方は、私が英語塾という仕事を続けてきて自然に
身につけたものです。現在は、「電話でレッスン」によって、遠方の方を
相手のレッスンも行っていますが、このように実際にレッスンをすることの
なかで「発音」を考えた場合に生まれてきた捉え方です。

1.(通じる音の)「音づくり」を通じて(文まるごとを)インプットせよ。
2.「理解」せよ。
3.(インプットしたものを)錆びつかせるな。
 日本在住のままに「使える英語」を作り、それをメンテナンスし続ける時に、
決して外してはならない条件として考えた条件ですが、この3つの条件のうち、

以下省略

吉さん、 先ほどの@Aに関して僕のイメージを
イラストにしてみましたので添付します。


******************
私から1038さんへ返信

1038さん

ありがとうございました。
本当にありがとうございます。
すごい、、、

僕のあんな文章でよくここまで反応してくれました。
ありがとうございます。

すみません、、、今日のメールのやり取り、、
余計な文章は削除して紹介していいですか、、。

イラストの絵も紹介させてください
、、、、、ダメならあきらめます。



【11068】
【タイトル】友人とのメール その4
【記事番号】1660 (2147483647)
【 日時 】06/12/21 22:46
【 発言者 】吉

1038さんへ

アハ体験をしたきっかけとなったのは、朝の電話の相手が「最後の請求書を送ってもいいですか?」 と聞いてきた事です。

私ね、、普段は温厚なんですが、、相手の発送ミスで私に家から朝4時に電話をかけさすような業者には、ガツンと言うんですよ。 でね、、向こうがビクビク しながら最後に、
「最後の請求書を送ってもいいですか?」と言ってきたんです。

相手「Can I send you a final invoice?」

でね、、この相手のFINALのアクセントに反応してしまったんです。
恐るべし語学中毒、、、!! すかさず、、

私「What did you just say? FINAL?  Did you say FINAL? 」
(なんて言った? ファイナル? fiNALっていったのか?)

これで向こうますますビビッちゃって(笑)、、
相手「Yes, sir, I ..I was wondering if... I hope you don't mind, but I was
wondering if we could send you the final bill...」

あはは、、、なんども確認しちゃいましたよ。 final の抑揚。
辞書の発音記号とは違う、、「テンション」でした。
以前にレッスンで根石さんが別の単語で、似たような抑揚を口にして、
「間違えたのか、抑揚なのかもう少し考えたい」と言った発音です。

今朝この後、電話を切ってからシャワーを浴びていて、、
「なーんだ、、そうか」と思いついたのです。
Naimaさんがずい分前に言った「形容詞的なアクセント」の一言が頭の中でよぎったのでした。  それでは、、。



【11069】
【タイトル】友人とのメール その5
【記事番号】1661 (2147483647)
【 日時 】06/12/23 0:02
【 発言者 】吉

1038さんからのメール

吉さんへ

英語を読む量をこなしている人は、「形容詞的なアクセント」「ストレス」を無意識にやっているのだと思います。

ただ、吉さんの指摘を意識すると「意識して無意識に」できるようになるのですよね。

>すみません、、、今日のメールのやり取り、、
>余計な文章は削除して紹介していいですか、、。
>紙飛行機の絵も、、、ダメならあきらめます。

これももっと、ははははです。
こんな駄文&ポンチ絵でよかったらどうぞ!

** 1038さんの絵 ↓ **
http://www007.upp.so-net.ne.jp/eigodeyume/eigo-image.html

ところで紙飛行機のイメージって、これあってます?

例のnine hudred thousand dollars って読むとき
僕のイメージは、紙飛行機が1回上に上がってすーっと
落ちてまた上に上がってすーっと落ちて・・・のイメージだったのです。

*************************
私から1038さんへ返信

昨日は昼休みにメールのやり取りに付き合ってくれてありがとうございました!
昨夜、別の方と電話で語学雑談をして、、、この形容詞の「テンション」で話が盛り上がりました。

> 例のnine hudred thousand dollars って読むとき
僕のイメージは、紙飛行機が1回上に上がってすーっと
落ちてまた上に上がってすーっと落ちて・・・のイメージだったのです

ちなみに、、上の文章の場合、、nine も、 hundred も、後ろの単語にひっぱられている抑揚となると思います。

この「nine」も引っ張られているという点に気付けるのが、ポイント高いんですよ。

アクセントではなくて「テンション」です。
次の単語を引っ張る感じ、、、もしくは、、、次の単語に引っ張られる感じがする。
ここにちょっとした緊張感が生まれると思うのです。 それで「テンション」とつけてみました。

テンションが第1アクセントを超えてはいけません。
超えると元々の単語自体が壊れてしまうと思います。



【11070】
【タイトル】長い書き込みお許しください。
【記事番号】1662 (2147483647)
【 日時 】06/12/23 0:51
【 発言者 】吉

私は今まで「形容詞の抑揚」など考えた事などありませんでした。
英語を「語学」として考えるようになってから、とても沢山の事が聞こえるようになったんですよ。 ずっと考えてきた抑揚(イントネーション)、、これのおかげで当たり前の事に気付きました。

普段の英会話の抑揚、、、本を朗読する時の抑揚、、、テレビコマーシャルの抑揚、
野球中継(スポーツ中継)の解説者の抑揚、、、

同じ英語なんですけどね、、、みんなそれぞれ独特の抑揚があるのです。
テレビコマーシャルなんて、、音を聞けば、、あ、、テレビのCMだなってわかるじゃないですか、、。 ラジオの放送ならラジオだなってわかるし、、DJ独 特の英語の抑揚ってあると思うのです。

本を朗読する時の抑揚だってそうです。  日本語でも本を朗読すると、、普段の会話の抑揚とはあきらかに変わるじゃないですか、。 そういう事に「気付 く」事ができました。 みんなが「知ってるよ」って言うような事に気付けました。
ヽ(=´▽`=)ノ 楽しくて仕方がありません。

デビッドブラジル氏の論文を読んで、、彼が辞書に掲載する発音記号を、、何をもって「標準の発音とするのか」悩んだようだと知りました。

チョコレート工場と言う時の「チョコレート」の抑揚は、辞書に掲載しなくて良いのか?
そういう事を悩んだのだと思います。

まず押さえるべきポイントですが、

辞書のアクセントを必ず押さえる、、、

これは絶対だと思います。 間違いない、、。

それと根石さんが言っているように、、単語単体で発音練習はしないで、、文章を丸ごとあつかって「発音」の練習とします。

で、、、学習者さんが、CDなど、ネイティブの発音を聞いて自習している時に、
「はて? 辞書のアクセント記号と違うぞ?」と悩む事があると思うのです。
その時に「テンション」という考え方で、、、音の抑揚の説明を思い出せれば、
納得の行く部分が出てくると思うのです。

なぜeitherが、フラット(平坦)な音になったのか、、すっきり納得いくと思うのです。
私のように悩まなくてすむと思います。 _(^^;)ゞ

「形容詞的な抑揚」、、私がいう「テンション」ですが、
この「気付き」は、その程度の取り扱いで良いと思います。

コーチレベル、、もしくは、中級以上の人が、この「形容詞的な抑揚」を、頭の隅に入れておく事はとても大切だと思います。 決して無視はできない「抑揚」 だと思います。

友人と語学論を交わしています。 私達「日本人の英語を作る」、、少しでもその役に立てればと、友人とのメールを紹介させて頂きました。 怒涛の書き込み をさせて頂きました。 <(_ _)>  1038さんが根石さんとみなさんに宜しく言ってました。 今はこちらに書き込めませんが、、その内彼も直接書き込んでくれると思いま す。 私がお願いして彼のメールを掲載させてもらっている点、どうぞご理解ください。

えっと、、、下の投稿に友人の絵を見れるようにしましたので、そちらも見てくださいね。 そこからさらに、、私のHPへもジャンプできますので、、お暇な 方はぜひお立ち寄りください。

_(^^;)ゞ



【11071】
【タイトル】コーチ側の皆様へ
【記事番号】1663 (2147483647)
【 日時 】06/12/23 7:55
【 発言者 】吉

今朝、、布団の中でまどろんでいて、、ふと、、下のような事を考えていました。 ご意見をお聞かせください。

音作りのコーチ指導をする時に、「音のぶつかり合いの処理」を指導する事がありますよね。根石さんが家内に指導する時に伝えたのは、「前の単語がt,d, l,n,thで終わっていて、、次の単語がt,d,l,n,thで始まる時、、前の単語の最後は、次の単語の発音の準備となり、、「サボる」状態とな る、、、」 たしかこんな内容の指導です。

文章を回転読みさせると、、音がぶつかると、どうしても「ひっかかる」ので、、、この「音のサボり」をは、素晴らしい指導だと思いました。 これが発音で きれば、、当然「リスニング」の時にも聞こえるようになると思います。 ですが、、この「無音」は、、傾向であるというだけで、絶対法則ではないと思いま す。 ゆっくりなテンポで話す人は、きちんと前の文章の単語の最後の音まで処理をします。

また、、無音化したからと言って、、イメージ自身まで変化するものではありません。 つまり、、過去形の最後のed が崩れて無音化されても、イメージはあくまでも過去なのです。

すみません、、、ほんと、、当たり前の事ばかり書いています。
何が言いたいかと言うと、、「音のぶつかり合いの処理」を指導するのは、、ジーパンを崩れさせるために、、、ようするに、、「英語フリークの好きそうな抑 揚」を、学習者に身に付けさせるためにやる指導とは違いますよね、、と、そう言いたかったのです。 ここの所をコーチ陣が見失わないようにしましょう ね、、お互いに、、と言いたかったのでした。


次、、、形容詞的な音のテンションの話です。

〜FUL、〜CAL の語尾で終わる形容詞があります。
これらの単語は、単体であつかうと、、普段は〜FULや〜CALは、テンションを持ちません。

例、
WOnderful, BEAUtiful, MAgical, MAtheMAtical など

これらの単語を単体であつかうと、上記のようなアクセントですが、別の単語と結合すると

wonderFUL world
beautiFUL world
magiCAL world
mathmatiCAL world

となります。

誇張するようにわざとCALとFULだけ強調しましたが、、第一アクセントはきちんと発音します。で、、、第2アクセントがある単語の場合、第2アクセン トは失います。mathMAtiCAL world となります。 辞書には、記載されていない抑揚ですが、これをMAtheMAtiCALとする発音は、「ありえない」と思うのです。

アレ??? そう言えば、、、英語の第3アクセントって聞いた事ないですね、、、。
一つの単語は3つ以上のアクセントを持てないのだろうか、、、
ヽ(~〜~ )ノ ハテ?  ありますか? 第3アクセントって?


で、、、この抑揚を法則として指導するのは「あり」だと思うのですがどうでしょうか?ful や cal なら、、初心者さんにも見つけ易いと思います。 法則として指導して良いと思います。  ご意見をお聞かせください。

寺澤さん、、Jackieさん、、村田さん、、ほんと、、今度電話で挨拶だけでもさせてください。 「こんにちは、、クリスマスですね、、掲示板ではいつ もお世話になっています。」
ほんと、、語学論は無しで良いですから、、挨拶だけで良いですから、、電話で話しをちょっとするだけで、、この掲示板がすごく立体的になるのですよ。

あ、、、まったくプレッシャーは無し無し君ですよ!  ほんと、、、アイツまた呼びかけやがって〜とか、、思わないでくださいね、Jackieさん、、。   すみません、、、今、、僕の脳みそは何でも吸収したくて仕方がないのです〜。 今年もあとわずかって時にすみません、、この怒涛の書き込み、、、ほん とお許しください。 あと根石さん、、本当に感謝しております。 来年はアレだな〜、僕も長野に養命酒もって遊びに行こうかな、、。



【11072】
【タイトル】あちゃ〜
【記事番号】1664 (2147483647)
【 日時 】06/12/23 20:11
【 発言者 】吉

あちゃ〜、「「ありえない」と思うのです」、、か、、、「ありえない」とか書いちゃってるな〜この人、、音の抑揚を文字で表現できてないしな、、こ りゃ、、読み返すと誤解される文章ですね。

今日は英語の事は考えないぞ!と決めていたのに、ずっと頭の隅で考えてしまっていました。 「今日はお休み」と決めていたのですが、やっぱり1時間位は音 読しないと気分が悪そうです。 探求したい「何か」があるですね。 ここも開かないぞ!と決めていたのに、、、やっぱり来てしまった、、。 燃焼しすぎ て、、燃え尽きる、、か、、? 語学が楽しいと思った次の瞬間、、頭を悩ます種となる、、激しすぎ、、ローラーコースターに乗ってる気分です。



【11073】
【タイトル】根石さんへ
【記事番号】1665 (2147483647)
【 日時 】06/12/24 6:21
【 発言者 】吉

根石さんがこの間のレッスンの後に私にいった「許容範囲」についてずっと考えていました。 理解しようと思ってずっと悩んでいます。 今朝も布団の中でまどろんでいたらひらめきました。 質問させてください。

[〜FInal PAinting Bids]

[〜FINAL Painting Bids]

「チョコレート」 と 「工場」
これを単体であつかった時の個々の抑揚と、「チョコレート工場」と一息で言った抑揚は変化します。根石さんが言ったのは、「チョコレート」」+「工場」 を、個々の発音のまま、、はやくつなげれば、意味として合成された「チョコレート工場」となります、、、これも許容範囲ですね。 と言っていたのでしょう か?

外国人にチョコレート工場の抑揚を指導する時に、「チョコレート」と「工場」の抑揚を個々に指導して、「チョコレート」+「工場」、、、を、速く合成させ る、、意味として「チョコレート工場」になりますが、、、。 その外国人に2語の以上を合成した時は、形容詞の抑揚は変化をする、と、、そういう指導があ れば、その外国人も自分で気付ける事が多くなると思うのです。

「It is either imoptent fanaticism〜・・・」 この文章を単語レベルの発音に分割して、、そして高速回転読みをしました、、、、(すごいやりましたよ〜)、、、単語の ぶつぎりアクセントが高速でならんで、意味が通じないのか?と聞かれると、「意味は通じる」と私は答えます。 ですが聞き手に多少のストレスがかかるとも 思います。

反論とか、、そういうのでではないんですよ、、根石さん。
加えて、言いますが、、、私は「すりきれジーンズ」を、量産するつもりはありません。 日本人の「感じのいい英語」、、、これを作るお手伝いをした い、、、その上で学習者が納得いくような、、、抑揚を「説明」できるようにしたい、、、そう考えているのです。

今朝も4時に、、パッチリですよ、、もう目がパッチリ。
ガバッと布団から起きてしまいました。
もうホント、病気かな?と、、、自分を疑いたくなります。
ああ、、吐きそう、、ゲロォ…(T┰T )
ゲロゲロメリークリスマス
今日はパソコンを開かないと決めていたのに、こんな書き込みをしてしまっています。



【11074】
【タイトル】吉さん
【記事番号】1666 (2147483647)
【 日時 】06/12/24 16:25
【 発言者 】根石吉久

 「チョコレート工場」における「チョコレート」部分が、「チョコレート」と単体で言うときとイントネーションが違っているのは確かですが、「工場」も 違っていると思うのです。「工場」を単体で言うときと、「チョコレート工場」における「工場」は違います。
そうなると、「形容詞+名詞」の組み合わせのうち、形容詞部分だけのイントネーションの変化でおさまらなくなります。「野菜」と「畑」だと、「野菜ばた け」となり、「は」が「ば」に変わったりして、音自体も変化してしまいます。
 「野菜畑」で、「野菜」が形容詞部分、「畑」が名詞部分だとすると、音自体の変化を無視してイントネーションにだけ着目すると、形容詞の「野菜」部分は 変化せず、名詞の「畑」の方が変化しています。「野菜スープ」だと、形容詞も名詞も、単体で発音したときと同じイントネーション(形容詞も名詞も変化せ ず)です。

>外国人にチョコレート工場の抑揚を指導する時に、

 「チョコレート工場」からイントネーションの規則を取り出して、外国人がその規則に従おうとしたとき、「野菜スープ」も加工が必要になるのではないかと 不安になるだろうと思います。不要な不安が生じてしまいます。

 言語を英語に限定したとき、「形容詞+名詞」の「形容詞」部分が必ずイントネーションが「平らになる」という現象が生じるのであれば、規則化できるの で、今意識していろんな文にあたっています。昨夜のレッスン時に、気が付いた文を次に掲載します。

Do you want me to get you another shirt?

 これを aNOther と私は辞書通りに発音しているのに気づきました。第二アクセントのように er を励起させて言ってみても、どちらも不自然な感じがしませんでした。

 教材のすぐ近いところに、

Oh, Jesus, another one?

 が出ていましたので、こちらも両方の発音をやってみましたが、どちらも「許容範囲」だと思いました。どちらかと言えば、anOthER で言った方がしっくりきます。以上二つの例は疑問文であることが影響しているのかどうか。

I need another one.

 これだと、私は辞書通りのイントネーションで発音した方がしっくりきます。

 吉さんが注目し続けていることは、規則化できれば、語学に非常に役に立つことは間違いないのですが、いまだ規則化できるという確信は得られていません。
 吉さんが言っておられることは、私がかつてこの掲示板に書いた「磁場だけがもたらすものが絶対にある」ということと重なる問題ではないかと思っていま す。
 日本語を机上で勉強して、「チョコレート」と「工場」のそれぞれを単体のイントネーションで連結して「チョコレート・工場」としたとき、いかにも外国人 らしい日本語になります。厳密に言えば、これを許容するのかしないのかという問題です。初めから日本人が言うのと同じように、「チョコレート工場」と発音 しなければいけないのであれば、机上の勉強を否定するしかありません。「日本人に生まれろ」とか「日本語の磁場だけで日本語を習え」というのと同じになり ます。
 素読舎には結構アジアの人たちも遊びに来るのですが、彼らの日本語には「チョコレート・工場」「野菜・はたけ」のような単純連結型のイントネーションが 満載です。私は全面的にこれを「許容範囲」だと考えています。上級といっていいくらいの人でも、単純連結型のイントネーションは残ります。それがなくなる のは、「人の話をよく聞くおしゃべり好きな人」が、日本語だけで暮らして20年30年という年月がかかるようなしろものだと思っています。
 規則化できれば別です。規則化できるなら、机上を否定する必要はなく、机上で規則を踏まえて練習できます。だから、規則化が成立するかどうかが決定的だ と思います。

 「形容詞+名詞」のときには、「わりとこんな感じになる傾向がある」という程度のことは言えると思いますが、規則性はいまだ取り出せないと思っていま す。

>音作りのコーチ指導をする時に、「音のぶつかり合いの処理」を指
>導する事がありますよね。 根石さんが家内に指導する時に伝えたの
>は、「前の単語がt,d,l,n,thで終わっていて、、次の単語がt,d,l,n,
>thで始まる時、、前の単語の最後は、次の単語の発音の準備となり、、
>「サボる」状態となる、、、」 たしかこんな内容の指導です。

 これは多少誤解があります。「サボル」状態というのではありません。
 t、d、l、nがぶつかり合うとき、前の単語の最後のt、d、l、n(のどれか)は舌の位置だけ確保したまま「黙った音」になると言っていると思いま す。つまり、音は出していないがさぼっているわけではないのです。「黙音」という音は存在しています。
 さぼる例は他にあって、All right. の l と r では、l の音の本来の舌の位置(上の歯の歯茎の裏)が確保されないまま、rの音に移るということがあります。これだと、舌の先が上の歯の歯茎の裏の方向に向かって いて、実際には歯茎に着いていない時の音が l の音の代用になっています。これは一種の「サボリ」と考えていいと思います。t、d、l、nのぶつかり合いでは、舌は本来の位置にあるので、「サボリ」だ とは考えていません。しかし、どちらも「こっちの方が楽だからこうする」ということには変わりはありませんが。

>何が言いたいかと言うと、、「音のぶつかり合いの処理」を指導するの
>は、、ジーパンを崩れさせるために、、、ようするに、、「英語フリー
>クの好きそうな抑揚」を、学習者に身に付けさせるためにやる指導とは
>違いますよね、、と、そう言いたかったのです。

 「無音」と「黙音」は違うと思います。私は多分「無音」と言ったことはないはずで、ずっと「黙音」と言ってきたと思います。もし「無音」という言い方を 私がしているとすれば、「黙音」を説明する途中で使っているかもしれません。舌の位置を確保したままの「黙った音」が「ある」とも言ってきました。

 吉さんは、日本人の初級の人々がどんな音を出すかを忘れてしまっているのではないかと、この部分を読んだときに思いました。

I don't want to go there.

 で、want to の tとtのぶつかり合いで、多くの「普通の」日本人が「とぅ・とぅ」とまったく同じ音の大きさで発音することは非常に多いのです。want の最後の t のうしろに「ウ」の母音が響く人が多いです。
 余計な母音を削ぐことはけっこう時間がかかるものですが、t と t のぶつかり合いで、両方のtが母音付きではっきり発音されると、これを聞く場合にストレスは小さなものではなく、まったく違ったことを言っていると思われ ることさえ考えられます。
 私はあくまでも日本人の体を元にして(日本語で育った日本人の口の動きを元にして)考えていきますので、これらの音のぶつかりあいでは、「黙音」、 「黙った音が存在する」というとらえ方が一番いいと思っています。
 母音なしの弱形で発音できれば、音のぶつかり合いをぶつかりあったままに発音することはていねいないい発音だと思いますが、それを初心者に最初にやらせ るのは無茶な話です。
 音がぶつかりあう場合でも、ゆっくりとていねいに話すときに(かすかながら)すべての音が残存するという現象を日本人にやらせようとすれば、どれほどの 困難に直面するか、やってみればすぐにおわかりになります。
 母音を消して、単体の子音だけを出すことに困難を感じている人に、それを弱形で言えということは絶望的です。
 いったん日本語が体にしっかり入った人は、単体の子音を出すようになるだけで、私のレッスンで3年くらいかかります。
 ちょっと無駄話に類しますが、小学生くらいまで音をコピーする幼児の能力が残っていますので、びっくりするくらいそっくり真似る子がいます。その後、し ばらくすると「あれえ?」と思うくらい下手になる時期がきます。音を見事にコピーするのは、口の筋肉が非常に柔らかいことと口の筋肉の表層だけ使うことで 成立するからだと考えています。ネイティヴは、表層だけに宿った筋肉の動きに次第に根が生えて深度を獲得していきますが、日本人の子供の口の表層部分に 宿っただけの音は、普段の日本語の音がひっくりかえしてしまいます。それで、私のレッスンにおいては、びっくりするほど見事にコピーできた子供が、一度は びっくりするほど見事に下手になります。その過程を含めて、単体の子音を出すようになる(単体の子音が日本人の口に根付く)のに3年くらいかかるという感 触があります。
 子音ひとつでそれだけの過程があるのです。「黙音化」という項目がなければ、母音付きのまま許容(学校はこれをやっています)するか、余計な苦労を強い るかしかなくなります。日本人には、t、d、l、nのぶつかり合いにおいて、「黙音」に丸め込む必要が絶対にあると思っています。これは「絶対に」と言い たいところです。



【11076】
【タイトル】吉さん
【記事番号】1668 (2147483647)
【 日時 】06/12/24 17:08
【 発言者 】根石吉久

>ですが聞き手に多少のストレスがかかるとも思います。

 ここのところで私は正確でありたいと思いますが、「多少のストレス」はかまわないという考えです。アジアの人たちの単純連結型のイントネーションは、確 かに私に「多少のストレス」を感じさせますが、当たり前のことだと思っています。外国語としてしゃべっているのだから、当然じゃないかと思います。
 「ア系列」の母音の区別や、音のぶつかり合いの処理は、日本人の英語の練習において、ちゃんとやらないと「多少のストレス」どころではなくなるとも考え ています。「通じない」ということすら起こると思っています。



【11078】
【タイトル】根石さん 皆さん
【記事番号】1670 (2147483647)
【 日時 】06/12/24 19:39
【 発言者 】吉

パソコンはやらないぞと決めていたのに、また開いてしまいました。

根石さん、丁寧な返答ありがとうございました。 読んでいてまたまた涙が出てきそうになりました。 最高のクリスマスプレゼントです。 ゴミ問題で多忙な 根石さんに質問攻めにして申し訳ございません。 ありがとうございました。

「こんな感じになる傾向がある」で良いと思います。 これを私や根石さんだけで検証していくのは、とても厳しいものがあります。素読舎のコーチ、、そして 塾生のみなさん、、頻繁に書き込んでいる常連さんに、一緒に検証してもらえればと考えています。 たぶん、、CDや映画などを聞いて検証しなければならな いと思いますが、それは猿真似をするためではないですよ、、。日本人の英語を作る、、、このためです。 ですからネイティブの音源も沢山聞いてください。  みなさんの協力が必要です。

日本語の「チョコレート工場」に対する反応もありがとうございました。 根石さんが真剣に考えてくださった事がよくわかります。 私は他にも気付きがあっ たのですが、これはまた別の機会にかきます。 「black board」だと名詞の抑揚に変化があるパターンとそうでないパターンがあります。 チョコレート工場の「工場」の変化と同じようなものじゃないかなーと 考えているのですが、、日本語と英語は違う言語ですからね、、例として例えられますが、同じではありませんね。 はー、、日本語も良くわかってないって事 にも気付いたな〜。

ああ、、、少し熱を冷まさないといけません。

「魔法使いサリー x5回」 ああ、、病気だ、、笑。

根石さん、、、私はここ最近、、真剣に英語の形容詞的な抑揚を検証し始めてから、根石さんが掲示板で書いている事が前よりもわかるようになってきたのです よ!
過去ログのEliotさん発言、Naimaさん、寺澤さん、村田さん、、Jackieさん、、SBさん、、浜谷さん、、パクパクさん、、ほんと、、、、
みなさんの書き込みを読んでも、ハッキリ、、、くっきり、、今まで以上に読み取る事ができるようになってきました。 今までは「きっとこう言う事を言って いるのだろうな〜」と、推測するしかなかったの文章が、、形容詞的な抑揚を調べ始めて、、、ほんと、、わかるようになってきたのです。

「棚からぼた餅」、、、

やってみて無駄になる事はないということですよね。 (^ー^)ノ
みなさん、、とにかく「やってみる」ですよ。

そうそう、、1038さんの絵、、見事でしょう〜。
彼は英語のまったくの初心者。 彼を指導してコーチとして気付くべき事に気付かされています。 彼からはいつも良質の刺激を受けています。彼は私に音楽に 向き合う芸人魂を教えてくれた人なのです。 少ない友達の中の一人です。 根石さん、、彼ね、、根石さんのHPに書いてある文章を全部プリントアウトして 鞄にいれて電車の中で読み歩いているそうですよ。 彼の方が根石さんの言ってることには詳しいのでした、、。 その内ね、、こちらにも参加してくれると思 います。 その内ですね、、、期間を決めて根石さんのレッスンも受けてくれると思いますよ。

今日はクリスマスイブですね。  1038さんが教えてくれたガンジーの言葉が、心に染み込んできます。

Live as if you were to die tomorrow.  Learn as if you were to live forever.
Mohandas Gandhi

6月からの半年、、英語のおかげで充実した日々をすごせています。 みなさんに感謝しております。  ちょこっとだけ掲示板はお休みします。 強制的にパ ソコンのスイッチをオフにします。  電源とモニターの配線も外します。 ほんと、、2〜3日の間ですが、今の私にはちょっと必要だと思いました。


(〃 ̄▽ ̄)o-o∠※PAN!"。・:*:・゜

☆メリークリスマス・:*:・゜☆



【11079】
【タイトル】吉さん
【記事番号】1671 (2147483647)
【 日時 】06/12/25 1:06
【 発言者 】根石吉久

>根石さん、、、私はここ最近、、真剣に英
>語の形容詞的な抑揚を検証し始めてから、
>根石さんが掲示板で書いている事が前より
>もわかるようになってきたのですよ!

「有り難い」ことです。



【11082】
【タイトル】根石さんへ 黙音について
【記事番号】1674 (2147483647)
【 日時 】06/12/26 21:59
【 発言者 】吉

コンピューターのスイッチを切れば、私の脳みそも英語の事を考えるのを停止すると思っていた私がバカでした。

> これは多少誤解があります。「サボル」状態というのではありません。
 t、d、l、nがぶつかり合うとき、前の単語の最後のt、d、l、n(のどれか)は舌の位置だけ確保したまま「黙った音」になると言っていると思いま す。つまり、音は出していないがさぼっているわけではないのです。 「黙音」という音は存在しています。

ゴメンなさい、、本当に、、。 涙がでそうになったのは、ここから先の文章を読んだからなんです。 まさしく「黙音」で、スッキリ納得いきました。 ほんと、、丁寧な説明ありがとうございました。

ご承知の通り、、、最近、英語に関していろんな事を考えているのです。 自分の英語の歴史というか、(習得)の遍歴を振り返ったりしているのです。 10代後半は、、「あこがれ」だけでした。

「英語っぽい」発音になるよ

高校で発音を指導してくれた先生はすばらし人でした。
それは間違いないのです。 ですが、、、今になって、、、「「英語っぽい」発音になるよ」の一言にうなされているのです。 当時はこの「英語っぽさ」が、 かっこいいと思っていました。  そして、「昔の英語に対するあこがれ」のようなものが、家内や1038さんを指導する時に混入されてないか、、それがな いのか、、不安にかられたのです。

スミマセン、、「黙音」とは、別のところで悩んでいた私の独り言のようなコメントだったのです。  そして、、つくづく根石さんの指導理論について、、「黙音」から気付かされました。 ありがとうございました。 スッキリしました。



【11083】
【タイトル】根石さんへ another one
【記事番号】1675 (2147483647)
【 日時 】06/12/26 22:15
【 発言者 】吉

I need another one.

私は気付きませんでした!  根石さんありがとうございました。

「aNOther one」と「aNOTHER one」 両方ありえますね!

で、、、私の中のイメージですが、I need aNOther one. の方は、 「もう一つ」という代名詞的なイメージです。 これ、、もしかしたら、、前のANOTHERと後ろのONEが、イコールな関係なのかもしれませんね〜。

one は代名詞ですよね。 代名詞に形容詞が付くという場合って、、他にあるかな?
もしかしたら、、形容詞+代名詞の場合は、「例外」があるのかも、、。 もしかしたらONEという代名詞だから「特別」なのかもしれません。

I need anoTHER one. の場合は、、「もう1個の「1」」というイメージです。
パズルゲーム(数字やアルファベットのブロックを並べるようなゲームをしていて)、、で、 一緒にゲームをやっている人に向かって「もう1個「1」のブッロクが必要なんだけど、、」って言う時のイメージです。  こちらは、形容詞的な使い方です ね。

根石さん、、すばらしいですね!

ちなみに、、one の前に形容詞をつけてみました!
何が起こったとおもいますか?

white one, pretty one, black one, beautiful one, small one,

oneを代名詞として扱うときは、辞書通りの発音になりそうですよ!  僕にとっては大きな発見です。 楽しくて仕方ありません。 根石さん、、、ありがとうございます。 みなさんと一緒に検証していけたらと思っています。

あとすみません、、ここ最近の私の怒涛の書き込みのせいで、皆さん発言しにくくなってしまいましたよね。 お許しください。 書き込みはペースダウンして いきます。 語学熱が上がった風邪ぴきだと思って、大目にみてやってください。 <(_ _)>



【11084】
【タイトル】形容詞+名詞
【記事番号】1676 (2147483647)
【 日時 】06/12/27 7:24
【 発言者 】パクパク

吉さん

 すごい指摘をありがとうございました。
 映画音声で、hundred thousandを聞きなおしましたが
 ストレスの問題より、hundredの音の崩れのほうが
 違って、thousandの音の高低は、よくわかりませんでした・(:;)汗)

 文法書には、
 a runnning boy
a sleeping can

などで説明される程度です。

 ところで、吉さんの指摘をうけて、後置修飾語がある場合の
 ストレスの移動を考えています。
 なにか、大きな法則性があるようですが、高低、強弱を表現するのは
 むつかしいですね。
 上げ下げ、音の強弱で、修飾語と被修飾語を、屹立させているのは
 文法書にも見たことがあります。



【11085】
【タイトル】コケますね。
【記事番号】1677 (2147483647)
【 日時 】06/12/27 23:30
【 発言者 】Jackie

>@ he needs nine hundred thousand dollars tranferd to 〜

A Dillon needs nine hundred thousand in Albany by ten.

@で何回も練習して、
Aを練習しようとすると、thousandの後、口がこけそうになるのです。


こりゃ面白いほどコケますね。1はすらすら 2はこける。言いにくい。
さて、英語の初心者に読んでもらうとどうなるのだろう。

年末のばたばたで
数日こなかったら 怒涛の書き込み、 現在あたふたしながら読んでいます。



【11086】
【タイトル】パクパクさん 根石さん 皆様
【記事番号】1678 (2147483647)
【 日時 】06/12/28 17:10
【 発言者 】吉

パクパクさん、、私の書き込みへの反応ありがとうございました。

> 大きな法則性があるようですが、

あーー、私もこう表現すれば良かったな〜。 さすがですね!
先週私が「気付いた!」と思ったのはなんだったんだろうって考えたのですが、
ようするに「辞書に載っている発音記号は、、許容範囲内で変化します、、、形容詞的なテンションは、大きな法則性がありそうです。」って事だったんです ね。

> 映画音声で、hundred thousandを聞きなおしましたが
> ストレスの問題より、hundredの音の崩れのほうが
> 違って、thousandの音の高低は、よくわかりませんでした

えっと、、全体の文章がみえないので、、コメントできませんが (スミマセン)、thousand が辞書どおりのアクセントに近ければ、たぶん、、ブラジル氏が言うトーンユニットの終わりの単語だと思います。

ああ、、、こんな説明では全然わからないですよね!
根石さんがやっている電話レッスンは、文章を丸ごと音を扱うので素晴らしいのですよね〜!  抑揚の検証(つまり音の検証)をしていて改めて電話レッスン のすばらしさがわかります。 理屈はともかく音を文章丸ごと扱うのがすごいんですよ!

パクパクさんは、レベルの高い方だと思いますが、ここ最近私が書き込んだ内容は、初心者向けではありませんね。 中級レベル以上、、、あとコーチ側の人に 「気付き」を促すコメントでした。 中級レベルまでの人は、、「辞書のアクセントを基本とする」で良いと思います。

特に単語の頭にアクセントがくる、、final, trouble, danger,など、、これらのたぐいの単語は、レベルの高い人でも日本語の抑揚に影響されてしまいます。 私も「ファイナル」「トラブル」「デン ジャー」と、カタカナ的な抑揚になっている時があるので、そういう時は、根石さんやNaimaさんに手合わせの時に指摘をしてもらっています。

上級者でもカタカナ的な抑揚の影響をうけるわけですから、中級レベルまでの人には形容詞的なテンションを一度捨てさせて、第一アクセント主義を貫く指導が 適しているかもな〜と考えるようになりました。

これらの考えは、家内や1038さんを指導して気付いた事です。 あと先日根石さんの「黙音」に関する指導理論もヒントとなってます。

私ね、、、ようするに指導経験が不足しているんですよ、、だから、、ピントがずれた投稿ばかりしてるんだと思いました。

今までですね、、、根石さんや皆さんの文章を読んでも、、、語学で言う所のスタンプみたいなものなんでしょうね、、サラッと読んだ程度だとすぐに剥がれて しまうのですよ。
それが、、実際に指導をさせてもらって、、音を検証して、、、「刻まれていく」っていうのかな、、、皆さんの文章が以前よりも、わかってくるようになって きました。 実際に指導する事で「刻まれる何か」があるのだと思います。

パクパクさんにも「形容詞的なテンション」の検証をお願いいたします。
実際にやってみると「他の何か」が見えてくるかもしれません。 無駄にはならないと思います。

> 後置修飾語、修飾語、被修飾語

すみません、、、僕、、完璧に文法用語はお手上げなんです〜。
これでもTOEFLの文法のセクションでは、かなりの点数を出したんですけどね。
もう20年も昔の話です。 この間、文法も押さえておこうと思ったのですが、すごい、、、すべてサッパリ忘れていました。

「文法的に正しいものを次のア〜エから選べ」という問題に、
「え? どれを選んでも相手に通じるよ!」となっていました(笑)。 文法の知識、、、こちらもゆっくり勉強をやりなおしていこうと思っています。

皆さん、、根石さんが呼びかけている「日本人の英語を作る」、、これを目標に一緒にやらせてください。  私は、その目標達成を念頭にNAIMAさんや、 その他の方々と英語で手合わせをさせていただいております。



【11087】
【タイトル】関係代名詞 限定・非限定用法の読み方
【記事番号】1679 (2147483647)
【 日時 】06/12/28 18:59
【 発言者 】パクパク

吉さんの書き込みがきっかけで、
前から疑問におもっていたことを
研究してみようとおもいます。

 Alice likes rabbits which are sweet-tempered.

Alice likes rabbits,which are sweet-tempered.

見かけは、コンマがあるかないかですが、意味がちがうこと
は学校で習います。

では、音はちがうのか、どうか?

まさに、音と意味の関係を考える意味で面白そうなテーマです。



【11088】
【タイトル】Woman without her man is nothing.
【記事番号】1680 (2147483647)
【 日時 】06/12/29 7:32
【 発言者 】吉

コンマの話題で面白いの知ってます!

An English professor wrote the words, "Woman without her man is nothing," on the blackboard and directed the students to punctuate it correctly.

The men wrote: "Woman, without her man, is nothing."

The women wrote: "Woman! Without her, man is nothing."



【11096】
【タイトル】あけましておめでとうございます
【記事番号】1688 (2147483647)
【 日時 】07/01/06 19:32
【 発言者 】Naima

今年もどうぞよろしくお願い致します。

皆様

電話レッスンは集中豪雨型に戻されてしまいました。何でも老英語学習者のリハビリには、これくらいきつい方が効くそうです。去年までは、ま〜ったり〜とお 気楽にやってたのですが...今年は素読に豪雨のような汗と涙を流さねばなりません。グスッ

根石さん

箱の外からでもさわやかな甘い香りが漂わせながら、長野からおおきなリンゴが届きました。ありがとうございます。

【11097】
【タイトル】皆様への質問
【記事番号】1689 (2147483647)
【 日時 】07/01/06 20:02
【 発言者 】I村

皆様への質問なのですが、私が使っている英語の
テキストに次のような文があります。

Okay,I'll meet you there at one o'clock on the dot.

この文をCDのテキストで聞くと、

「Okay,I'll meet you」     の部分が、
「おーけー あいる みー ゆー」ではなく、
「おーけー おーる みー ゆー」に聞こえるのです。

「I'll」の音が
「あいる」から
「おーる」に変化することがあるのでしょうか。
もしご存知の方がいれば、ご教授いただければと思います。



【11098】
【タイトル】皆様 I村さん
【記事番号】1690 (2147483647)
【 日時 】07/01/07 7:32
【 発言者 】吉

皆様

本年も宜しくお願いいたします。 年始から楽しく英語をやっております。

I村さんへ

okay,i'll meet you there at one o'clock on the dot

はじめまして、、、吉と申します。 宜しくお願い致します。 <(_ _)>

結論から言うと「おーる」はありえます。 主語のIを{ai}と発音する所が、、、会話の中では、誰が「話し手」なのかわかりきっている事なので「発信 者」がいちいち「私」と強調しなかったのだと思います。 (ただ単純に「崩れた口語英語の発音」って場合もあります。 もしかしたらこの場合はそちらに近 いかもしれません。)

話し手は、、恐らく次に来る重要な単語、、、meet や you やthereをより強調したかったのだと思います。 それで、、、「I」にアクセントを持たせなかったので、、、あいまいな「ア」になったのだと思いま す。(でも基本は「ail」ですよ!)

i'll MEET you there

i'll meet YOU there

i'll meet you THERE

I'LL meet you there (← この場合は[ail] 「あいる」に必ずなります。)

一つ一つの単語にはアクセントがありますが、、、文章の中だと、より「重要な単語」っていうのがいくつか出てきます。 ブラジル氏は、、この重要単語の事 を「prominence」と呼んでいます。

「これが静岡のお茶です」という場合

「これが!」静岡のお茶です。

これが「静岡の!」お茶です。

これが静岡の「お茶!」です。

このように微妙に強調したい単語が変化する事があるじゃないですか〜。

この微妙な変化は、、、その場面にいる話し手と聞き手の関係、、環境や状況の影響を受けているんですね。

何が「重要な単語」なのかは、話し手と聞き手の関係が影響するんですね。 で、、英語の場合、文章の中では(場面や状況によって)、、辞書に書いてある通 りのアクセント記号が失われるというケースが出てきます。 それでI村さんの質問のようなケースが「おこりえる」のです。

どうでしょ、、、こんな説明で良かったでしょうか、、。


えっと、最後に、、私の個人的な意見ですが、、以上の事を理解したうえで、、、つまり、、場面や状況、話しての気持ちをイメージした上で「おーる」の発音 を練習するのは良いと思いますが、普段ご自宅で学習する時は、基本形の「アイル」で練習する事をおすすめします。
(^ー^)ノ



【11099】
【タイトル】あう==>おう
【記事番号】1691 (2147483647)
【 日時 】07/01/07 12:37
【 発言者 】パクパク

本年もよろしくお願いします。
このサイトほど、英語学習法の
権威に頼らない方法を論じているところは
ないですね。

>I村さん

 はじめまして。
 権威の言うことより、自分の耳のほうが
 ただしく音化をとっていることがあるとおもいます。

 I'll /a(i)l/
二重母音のアィは、後半のィが落ちやすくなり
 l は、日本語の ゥ、ォに近い音で、ルではありませんよね。

 そうすると、
 アィゥ==>アゥ==>オゥ

 日本語でも 会う==>おう (逢瀬)

 結構、各国共通の論理で、母音変化が起こります。



【11101】
【タイトル】吉さん
【記事番号】1693 (2147483647)
【 日時 】07/01/07 14:56
【 発言者 】I村

吉さん

こちらこそはじめまして。I村と申します。
丁寧な解説、本当にありがとうございます。
何度聞いてもテキストどおりに聞き取れない事が、
勘違いではなかった事がわかり、
心からすっきりしました。

しかし、こんな大事なことはテキストに書いて
くれればいいんですけど。使っているテキスト
はNHKの英会話「入門」なのですが。
「入門」であるなら、もう少し親切に作って
いただきたいものです。



【11102】
【タイトル】パクパクさん
【記事番号】1694 (2147483647)
【 日時 】07/01/07 14:57
【 発言者 】I村

パクパクさん

はじめまして。I村と申します。

>権威の言うことより、自分の耳のほうが
>ただしく音化をとっていることがあるとおもいます。

なるほど。そういうことがあるかもしれません。
ただ、私は私の耳(頭)をそれほど信用して
いませんので、音の変化について教えて
いただきまして非常にありがたく思います。

吉さんのところでも書きましたが、テキストに一言
「こういった音の変化があります」
と書いていればいいのですが・・・。
そうすれば、私も余計な悩みをもたずに
済むのですけど。



【11103】
【タイトル】はやりもの
【記事番号】1695 (2147483647)
【 日時 】07/01/07 17:53
【 発言者 】Jackie

覚書メモ。
学力体力人間力?
手書きと PCへのペン書きじゃちがうよ、脳の使う場所が。http: //japan.zdnet.com/news/ir/story/0,2000056187,20325307,00.htm

タブレットPCねえ。
http://www.microsoft.com/japan/education/next/lesson_report01.mspx

任天堂DSとやらがはやってるし それで百マス計算をやる子供。

>私は、政府の教育再生会議の委員をさせていただいておりますが、その場で、日本の子どもたち全員に 1 人 1 台のコンピュータを持たせるべきだという提言を行っています


プロジェクターで茶畑といったら大画面にすぐ茶畑の模様が映ることはいいと思う。
そばに茶畑がなければ行くことは不可能だし 大画面でみる映像は教科書の写真よりも茶畑をつたえられるだろう。

しかし


陰山氏が教育再生会議にいる・・ 教育再生????無理。



【11106】
【タイトル】この正月の読書
【記事番号】1698 (2147483647)
【 日時 】07/01/08 3:19
【 発言者 】根石吉久

 「柳宗悦民藝紀行」(岩波文庫)を読んでいます。「思い出す職人」を読んでいる時に、何度か泣き出しそうになりました。「益子の絵土瓶」を読んでいて、 語学に通じることが書かれていると思いましたので、以下に引用してみます。この読書と並行して、大学入試以来かと思われるほど英単語練習をやりましたの で、それとからめて何か書けるのではないかとのもくろみがあってのことです。引用の後ろに<柳>、私の文の初めに<根>と入れます。漢字変換が容易でない ところは、ひらがな等に開いたりしてあります。
------------------------------------------------------

 繰返しは単調を意味して呪わしいこととも考えられますが、しかし反復は仕事に熟達をもたらします。これで充分に技が完成され、作り方をあぶなげのないも のに致します。これは美を保証する大切な要因ではないでしょうか。<柳>

 <根>この掲示板で「繰り返し」や「反復」について書いたことがあったが、語学を領域として国弘正雄が「只管朗読」「只管筆写」という語の「只管」とい う言い方で言っているものと同じである。国弘の言葉は、「ただひたすらやみくもに」という風にとらえられることが多いだろうし、ひとまずはそれでかまわな いのだが、英文を声に出して読み、口を動かし、書いて手を動かし続けることは、柳の言葉で言う「熟達」のためである。「只管」という語からすれば、「〜の ため」という目的意識すら邪魔であると言うことはできるであろうが、いずれにせよ「反復」を続けることによって、「熟達に至る経路がある」ということにつ いてなら、国弘も柳も同じことを言っているのである。
 私の単語練習においては、初見の単語、まだ根付いていない単語、用法的に未知であった単語などを、一つの単語につき、20〜30回は繰り返し書く。
 少し前に、「音とイメージが溶接され一体となるとき、おでこの5センチくらい上でそれが生じている感じがある」という意味の Jackie さんの記事に対して、たしかにそんな感じの位置でそれが生じる感覚があるが、私はそのままにしておくのはいやなのだと書いた覚えがあるが、単語練習をして いて、ああそうかと思ったことがあった。
 頭脳的な位置にとどめておくのがいやだから、今こうして繰り返し書いているのだと思ったのだった。これもその一つなのだ、と。
 脳がやることは確かに脳がやっているのだろうが、それに口の動きとか手の動きが伴っているときは、脳だけでやっているのと脳の動きは違っているはずであ る。感覚的な言い方だが、脳で覚えている感じがなく、口の筋肉の動きで覚えつつあるとか、手首で覚えつつあるというような感じがする。脳の作業を筋肉の作 業に「降ろしてやる」作業である。そして、脳の動きと筋肉の動きが相互に影響を及ぼすのだろうから、そこに生まれてくるイメージは、脳だけ動かしていると きとは微妙に違うのではないか。
 イメージの質が、包装されてスーパーの棚に置かれた野菜と、畑からとってきたばかりの泥つきの野菜くらいには違うのではないか。イメージは変容するもの だし、それを変容させ続けるのが語学という行為だと言っていいが、脳だけからとれる野菜(スーパーの棚にある野菜)はえてしてうまくない(ことが多い)。 筋肉を動かしてとれた野菜(自分の畑からとってきた泥つきの野菜)はうまい(ことが多い)。うまいとは「美味」であることなので、ここで柳の「美を保証す る大切な要因」の「美」と連絡がつく。
 語学においての「美」とは、あくまでもイメージの質に関わることであり、こればかりは実体を外在化できない。語学におけるイメージの質、純度は、絵土瓶 の絵のように「仕事場で外在させる」ことができない。語学がもたらすイメージの純度を外在させることができる場所は、いつも語学の外側であり、生活の場で ある。その場合でも、イメージそのものを外在化させるのではなく、内在的なイメージを具体的な語やフレーズのイメージに託すことによって外在化させるので ある。
 内在的なイメージを外在的な言語規範にうまく乗せられるかどうか、それによって生活(話を通じさせることも読書も、広い意味でなら「生活」である)が先 に進むかどうかは、ただひたすら語学の領域でのイメージの純度にかかっているのである。

 再び受験生のように単語練習を始めたのは、福岡Mさんから示唆を得たのだった。
 Mさんがレッスンを申し込まれたとき、TOEIC950点をとっておられると聞いた。TOEICで高得点をとるには、英語磁場への留学経験や滞在経験の 長さが大きく影響する。それは「磁場」での「生活」時間の長さが大きく影響するということである。純粋な語学力(英語磁場「外」で作る語学力)という点で は混ざりもの・不純物を含むものである。「英語圏での生活経験がおありですか」とお聞きしたところ、Mさんは「ありません」と言われた。それで、むむっと 思ってしまった。なぜなら私は日本在住のままで、TOEICの800とか850以上はねらわないほうがいいと人に言い続けてきたからなのだ。日本在住のま まで、それ以上のレベルをねらうと、えてして、神経症になりかねないというのが持論である。しかし、Mさんは日本在住のままで、すでに950をとってし まった。とってしまったのなら、時すでに遅い。とってしまったのなら仕方がない。「どんな練習をしたんですか」とお聞きしたところ、「ディクテーションで す」と言われた。
 それで腑に落ちることがあった。やはり、脳から筋肉に「降ろしている」のだなと思ったのだった。このことさえていねいにやれば、神経症の心配はないだろ うと思ったのだった。それをていねいにやる人が意外に少ないので、世の中にはフリークがあふれてしまうのである。無惨な英語好きがたくさんいるのである。
 脳から筋肉に「降ろしてやる」ことがどんなに大事なことかは、どれほどくどく言ってもくどすぎることはない。
 Mさんの英語は、言葉ではどうにも言いようがないが、あえて言うならとても可愛い英語である。TOEIC950の人の英語を可愛いなどと言うと、信じな い人が多いだろうが、可愛い。日本に来た英語ネイティヴの男などイチコロになるような可愛らしさがあるので心配である。
 で、話は違う話だが、私はMさんのレッスンを始めると同時に受験生のように単語練習を始めたのだった。ディクテーションをやっているのではないが、手を 動かしてしきりに新しい単語を繰り返し書くことを始めたのだった。私は命令を受けたような気がしたのだった。初心者(小学生・中学生)のレッスンを引き受 けるのも、上級者のレッスンを引き受けるのも、私の勉強になる。
(続きます)



【11110】
【タイトル】熱い文章でした!
【記事番号】1702 (2147483647)
【 日時 】07/01/09 21:36
【 発言者 】吉

根石さん 読みました。 「この正月の読書」と「猿芝居としての戦後民主主義」、、熱い文章にすっかり影響されてしまいました。 勉強になります。

>「思い出す職人」を読んでいる時に、何度か泣き出しそうになりました。

私も根石さんのコメントを読んで何度か「涙が出そうになった」と書き込んだ事がありますね。 「大げさな〜」と他人に言われそうですが、そういう瞬間って あるんですよね。 あの内面からこみ上げる感情は何でしょうね? 嬉しいのとも、、悲しいのとも違う、、探し求めていた気付きだったり、、、共感だったり、、なのでしょう か?

ここ半年、、英語をやるようになってテレビを全然見なくなってしまいました。
以前根石さんが書いていた「英語のイメージ核を捉える」という事は、、自分がこの世に生まれてきた理由を探す訓練みたいなものだと感じます。 世の中で起こっている事の本質を見抜くスキルがアップするのかもしれません。 根石さんが「猿芝居としての戦後民主主義」のような熱い文章を書けるのは、 本質を捉えるスキルが研ぎ澄まされているからだと思います。

それにしても、、、福岡のMさん、、すごいですね。 Naimaさんも根石さんもすごい!
ほんと、、英検1級やTOEICで900点以上出すのって、、並みの努力じゃできないでしょう、、、頭が下がります。

根石さんは初見の単語を20〜30回書くと言ってますね〜。 すごいです〜。 [受験勉強なみの単語充填]と言ってますからね、、、覚えるまで毎日やるん でしょうね。 充電装置でしたっけ? 例の勉強方法。 受験勉強なみと言うのですから、そうとう激しくやっているのでしょうね。 いやーーすごい!

実を言うと、、単語の充填、、私も最近やっているんですよ、、(ボソ)、、、、前からやってはいましたが最近はあえて「書く」事をやっています。  は い、、、根石さんがレッスンの時に家内に「書いてください」と言ったのがきっかけです。

私のやり方は、根石さんほど激しくありません。
意味を押さえながら1日2回書きます。 意味を押さえながら書くのは1日に2回だけです。 当然その日には覚えられませんので、次の日もやります。 やる のは1日に2回だけ、、。それを10−20日くらい続けて「毎日」やります。 ゆっくり・ゆったり気分で「2回書く」を真剣にやります。 ゆるい感じがし ますが、、これはこれで、、効果あるんですよ!
(^ー^)ノ  宜しかったらお試しください。

そうそう、、単語の吸収、、回転読みを併用しているので血肉になるペースが速いですね。 すごいぞ素読効果!

[Learn as if you were to live forever.] ですから、、。 ゆっくり、はげしく、こつこつと、、笑。 (あ、、、これ前にも書きましたっけ?)
_(^^;)ゞ



【11113】
【タイトル】素読舎での日本語素読のやり方
【記事番号】1705 (2147483647)
【 日時 】07/01/12 23:17
【 発言者 】寺澤郁子

遅くなりましたが、
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

年末年始気ぜわしく、
PCにじっくり向かうことができずにおりましたが、
やっと少し時間ができましたので、
素読舎での日本語素読のやり方を書きます。


テキストとして『声に出して読みたい日本語』(齋藤孝 草思社)を例に、
説明します。

(本文)
 知らざあ言って聞かせやしょう。浜の真砂と五右衛門が、歌に
残せし盗人の、種は尽きねえ七里ヶ浜、その白波の夜働き、以
前をいやあ江の島で、年季勤めの児ヶ淵。百味でちらす蒔銭を、
当に小皿の一文子、百が二百と賽銭の、くすね銭せえだんだん
に、悪事はのぼる上の宮、…


■1.準備:初めて練習する範囲(T:トップ)の音をつける

  テキストを適当な長さの文章にくぎり、
  番号をふります。

  ・/@ 知らざあ言って聞かせやしょう。/

コーチが1回読み上げて、生徒に1回復唱させます。
  その音でよければ、生徒に繰り返し読みの練習をするように指示します。
  練習の際には、以下のような点に気をつけて読むようにいいます。

  ・ゆっくりでいいから、はっきり大きな声で発音すること
  ・滑らかに繰り返し読めるようになるまで練習すること
   (目安:間違えなしに10回以上連続して言える様にする)
  ・文章から目を離す必要はなく、むしろよく見て音読すること


■2.T(トップ):初めての範囲をチェックする

  練習ができた生徒はコーチのチェックを受けます。
  コーチが@の文を1回読みます。
  生徒はこれをテキストを見ながら繰り返し復唱します。
  7回間違えることなしによどみなく繰り返し音読できたらOKとします。

  そして、次の練習範囲を指示します。
  ここでは、次のTの音をつけます。

  ・/A浜の真砂と五右衛門が、歌に残せし盗人の、種は尽きねえ七里ヶ浜、/

  練習方法は1.のとおりです。
  繰り返し音読するのAの範囲だけで、@Aをつなげて練習する必要はありません。
  また、文章から目を離して暗唱する必要もありません。


■2′.T(トップ):初めての範囲をチェックする

  先に指示したAの文が繰り返し読みできるようになったかチェックします。
  チェック方法は2.同様です。

  7回繰り返し読みのOKを出したら、
  次の練習範囲について指示をします。

  これまでやってきた直近の範囲の復習をするよう指示します。
  (ここでは、@とAの両方が回転読みできるようになったので、
   @とAが繰り返し読みできるよう練習をする)


■3.FN:最近やった範囲の復習

  直近にやった範囲(Tを3つ分)について回転読みの質が保てているかチェックします。
  ここでは、直近に練習した範囲の@とAをチェックします。

  ・コーチが1回音読する
  ・生徒は繰り返し復唱する
  ・7回間違いなく繰り返し音読できたらOKとする(Tと同様)


■2.〜3.

  TとFNを交互に進めます。
  Tとして以下の範囲ができてきます。

  ・/Bその白波の夜働き、以前をいやあ江の島で、年季勤めの児ヶ淵。/
・/C百味でちらす蒔銭を、当に小皿の一文子、百が二百と賽銭の、
     くすね銭せえだんだんに、悪事はのぼる上の宮、/
  ・…


■4.FF:昔やった範囲を復習しチェックする

  直近の復習範囲であるFN(Tを3つ分)から外れた範囲について、
  繰り返し読みの質が保てているかチェックします。

  ここでは、FNの範囲がA、B、Cなので、
  これから外れた文(ここでは@)がFFの範囲(最大Tを6つ分)となります。

  ・FFも文面を見たままの繰り返し読みでよい
  ・FFの範囲が十分べらべらといえるようになってきたら、
   FFのチェック時に文面を見ずに5回繰り返し読みできればOKとする


まとまりませんが、
こんな風に日本語の素読をしています。



【11115】
【タイトル】寺澤さん、、ありがとう!
【記事番号】1708 (2147483647)
【 日時 】07/01/13 6:36
【 発言者 】吉

寺澤さん おはようございます。  すごい! すごい! ほんとすごい!  僕ね、、根石さんの「イメージ」、、つまり「想起」って言葉からプラトンにた どり着いて、、家にあったプラトンの本(日本語)を読んでみたんですよ!  でも玉砕(汗)、、すべて国語、、つまり日本語で書いてあるのに、、プラトン は読んでも読んでもチンプンカンプンなのでした。 で、、、素読をやってみたんです。 回転読み、、、。 繰り返し読み、、。 僕の国語力が無いからチン プンカンプンなのか、、プラトンの「イデア」の世界がまったく想像できなくてチンプンカンプンなのわかりません、、。 ですが、、回転読み、、私が今やっ ている「茶の本」くらい読み込めば、確実に「効果はある」と感じました! 今は理解できない文章でも、後になって「あ、、プラトンが言おうとしているのは この事かな」と気付ける何かを得る事ができると思ったのです。

英語全般の学習に忙しいので「日本語プラトン」はもうやってませんが、「日本語の大切さ」に気付けました。 そして何よりも、「繰り返し読み」が国語を 「語学」としてとらえた場合有効だと感じました!

確認: FFの範囲(最大Tを6つ分)っていうのは、、T1,T2,T3,T4.T5.T6までを、つなげて「文章」として読めば良いんのですよね? つ まり、、T1x3回読み、、T2x3回読み、、ではなくて、、、「T1からT6まで」をまとめて数回読むって事で良いのですよね。

「声に出して読みたい日本語」、、、ですか。 前にもこの本を紹介してましたよね。 図書館で借りてこようかな。 具体的な指導方法を教えてくれてありが とうございました!! すごい、、、大感激です。



【11116】
【タイトル】吉さん
【記事番号】1709 (2147483647)
【 日時 】07/01/13 23:16
【 発言者 】寺澤郁子

吉さんが指摘した、「確認」の事項、
実は、加筆せねばと思っていた箇所でした。


FFは、練習においてもチェック時においても、つなげた文章として読むことはしません。
あくまで、区切った単位で繰り返し音読します。
練習の目安としては、10回以上まちがえずに繰り返し音読できる程度の質をつれればよいとします。

コーチによるFFのチェックは、サイコロで6つのうちから1つチェック箇所を決めます。
(FFがT6つ分なのは、サイコロの目が6つだからだと思います。)
コーチはサイコロで決めた1つの単位を1回読み上げ、生徒が7回以上間違えなく繰り返し復唱できればOKとします。

ちなみに、7回以上、あるいは10回以上繰り返し間違えずに音読できる質をつくるということは、
数回読めばいいということではありません。
間違えずに繰り返し10回読めるようになるためには、それ以上の音読量が必要です。


また、音読によって体得した文章をじっくり内容理解するには、
もっと時間が必要であるし、時間を必要とすることをよしとするのが素読だと思います。

日本語の磁場に囲まれているので、おのずと理解できるようになることもあるし、
あるときはじっくり調べてみることもやってみる価値がありますし、
人生経験も必要かもしれません。

じっくり考える時をむかえた文章については、切断読みをしてみるのもいいのではないでしょうか。


吉さん>>
>確認: FFの範囲(最大Tを6つ分)っていうのは、、T1,T2,T3,T4.T5.T6までを、
>つなげて「文章」として読めば良いんのですよね? つまり、、T1x3回読み、
>、T2x3回読み、、ではなくて、、、「T1からT6まで」をまとめて数回読むって事で
>良いのですよね。



【11117】
【タイトル】すごい! ありがとうございます!
【記事番号】1710 (2147483647)
【 日時 】07/01/14 6:48
【 発言者 】吉

寺澤さん   ありがとうございました!  スッキリしました。

レ( ̄ー ̄)ナットク!!( ̄^ ̄/)

> 音読によって体得した文章をじっくり内容理解するには、もっと時間が必要であるし、時間を必要とすることをよしとするのが素読だと思います。 日本語 の磁場に囲まれているので、おのずと理解できるようになることもあるし、あるときはじっくり調べてみることもやってみる価値がありますし、人生経験も必要 かもしれません。

上の寺澤さんの文章は、、私が日本語でプラトンを回転読みして、「漠然と効果がありそうだな〜」と感じていた事、つまり「素読とはなにか」を、シンプルな 言葉で説明してくれたものですね! ありがとうございました。 スッキリしました。 日本語の文章を回転読みするって事を私がたまたま昨年末に「やってい た」のもよかったです。 そのおかげで寺澤さんの言葉が、すっきり私の中に落ちてきました。

あの、、、この「日本語素読方法」と「素読の説明」、、私のホームページで紹介させて頂けませんでしょうか? 私の「超(ちょー)ゆるい文章スタイル」 で、素読舎の国語素読を紹介したくなってしまいました。



【11118】
【タイトル】吉さん
【記事番号】1711 (2147483647)
【 日時 】07/01/14 14:57
【 発言者 】寺澤郁子

HPで取り扱っていただくことになんら問題はありません。
吉さんの言葉で表現していただけば、ずっとわかりやすいものとなるように思います。


>あの、、、この「日本語素読方法」と「素読の説明」、、私のホームページで紹介させて頂けませんでしょうか? 私の「超(ちょー)ゆるい文章スタイル」 で、素読舎の国語素読を紹介したくなってしまいました。



【11119】
【タイトル】今日のレッスンもお休み
【記事番号】1712 (2147483647)
【 日時 】07/01/14 15:49
【 発言者 】福岡M

します。すみません。柳宗悦の「手仕事の日本」は愛読書です.「民芸紀行」は読んだ事がないので読んでみます。私の英語「可愛い」のですか...
自分ではよくわかりませんが、今年はもっとイントネーションの勉強をします!最初から2回も休んで申し訳ありませんが、またよろしくお願いします。



【11120】
【タイトル】福岡Mさん
【記事番号】1713 (2147483647)
【 日時 】07/01/14 21:02
【 発言者 】根石吉久

承知しました。振りかえておきます。看病は看病する側も疲れますので、体に気をつけて下さるようお願いします。


 「手仕事の日本」は私が読んだことがないので読んでみたいのですが、出版社はどこでしょうか。「民芸紀行」は、日本、朝鮮、中国の民窯その他を訪れて書 かれているのですが、特に日本の窯などは今は絶えてしまっているのではないかと思いながら読みました。
いつか機会があれば、柳が訪れた窯場を回ってみたいものだと思っています。絶えてしまっていてがっかりするのを覚悟の上で回ってみたい。
 時間がなくて続きを書けないでいますが、もう少し柳の文を引用して、語学にからめて書いてみたいと思っています。



【11121】
【タイトル】語学病、、再び、(笑)
【記事番号】1714 (2147483647)
【 日時 】07/01/15 5:28
【 発言者 】吉

今朝もガバっと目覚めました! 語学病にうなされました。
すみません、、、この書き込みは上級者とコーチ向けです。

根石さん、、、この間のレッスン後の短い語学雑談の中で「(形容詞的な抑揚は)単語と単語の隙間をうめるようなものなんですかねー?」と、、なんかそんな 事を一言、、電話を切る直前に根石さんがつぶやいてくれたんです。 「隙間を埋める」、、、まさしく「そうだ!」と思いました。

one hundred thousand dollar

上の文章、、、(one)ー(hundred)ー(thousand)ー DOLLAR
すべて最後の「DOLLAR」に向けて引っ張られているんだと考えれば説明が付きますね。 私は「アクセント」と言わずに「テンション」という言葉を使い ましたが、、漠然と「アクセントとは違う」と考えていたのは、ようするに「ひっぱられている」と感じていたのが理由だと思います。 超スローモーションで 読んだ時に形容詞的なテンションをかけると、、音による単語の意味がつながりやすくなります!

ONnnnnnnnnnnnnnne ー>
hundreeeeeeeeeeeeeeeeed ー>
thousaaaaaaaaaaaaaaaaaaaND ー> DOLLAR


it is either impotent fanaticism or else abject ・・・・・・・・・
という文章を高速で読んだり、、超スローで読んだりしていたのですが、、、根石さんの一言「単語と単語の隙間をうめるようなものなんですかねー?」の、こ の一言を念頭に、、今朝、、、、半分夢の中でこの文章を唱えてたんです。 そうしたら、、何が起こったと思いますか?

私、、、
It iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiZ と唱えていたんです。

It iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiz ->
eitheeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeer ->
impoteeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeent ->
fanaticism ・・・・・・・・

「単語と単語の隙間を埋めるために発生した抑揚」・・・・そう、、それだと思います。

それでね、、、ガバっとですよ、、もうガバっと、、布団から跳ね起きました。 文頭の 「It is」 のイズに私は無意識でテンションをかけていたんです! つまり、、「この文章はまだ終わってないよ、、、続きがあるよ、、、」って、そういうニュアンスが iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiizの中に込められているんです。 「is」にテンションがかかる場合もあるな〜と気付けたのです。

ああ、、もっと、、、、やりたい時に「自由になる時間」が取れたらな〜。 今日1日集中して英語ができれば、かなりいろんな事に気付けると思うのに、、。


** 皆さんへ おことわり **
初心者・中級レベル位までの人は、まず根石さんが言っているようにコーチの発音を文章で丸ごと練習してください。 「理論より経験」を優先させてくださ い。
私がここ最近書き込んでいる「形容詞的テンション」は、知識としてうっすらと持っておく程度にしてください。 理論や法則として、「初心者がこれを最初か ら音としてあつかう」と、混乱します。 逆にかなりの上級者の人には、多くの「気付き」があるとも考えております。 ネイティブの音源などを使って練習し ている時に、「おや? 辞書のアクセントと違うぞ?」と疑問が浮かんだ時にスッキリさせてくれる程度のものとしておいてください。



【11123】
【タイトル】アリス技法グラウンド
【記事番号】1716 (2147483647)
【 日時 】07/01/15 19:34
【 発言者 】村田

昨日、Alice's Adventures in Wonderlandの技法グラウンドのトップ部分が全部終わりました。
足かけ4年ぐらいかかりました。

このテキストに入る前に、素読舎のテキスト「ABCD」(中学1年〜高校1年相当)、「基礎問題集」(中学3年〜高校3年相当)、「700選」、「長文読 解」を終わらせていました(復習を何回もまわしていた)。
これらのテキストを練習した後、根石さんから、次はペーパーバックをやったらどうか、という提案がありました。
テキストについては、「老人と海」やブコウスキーなども話している時に出てきましたが、ちょうど私がアリスのペンギン版を持っていたので、アリスにしてみ ようということになりました。

当時、私は技法グラウンドを同時に2つやっておりまして、ひとつは映画「フルメタル・ジャケット」のスクリプトを1文づつやるものでした。そして、もうひ とつが、このアリスです。
思い返すと、この2つをやったことで、それまでの場所から、格段にステップアップしたような気がします。
「フルメタル・ジャケット」は、最初から見ないで言う練習でした。長いものが多かったので、きつかったですが、語呂がいいものもたくさんあって、いい訓練 になったと思います(実際に使えることばは少なかったですが…)。あと、叫ぶセリフが多いのは、自分にとってはやりやすかったと思います(笑)

一方、アリスの方は、文章を見ながら言う練習でしたが、とにかく量が多かったのでした。
当初は1文、あるいはセミコロンまで、という区切り方でしたが、だんだんパラグラフ単位になっていきました。

量が多いので、新しい部分(T)、近い復習部分(FN)、初めからの復習部分(FF)での1セットをやると、NGなしの場合でも30分かかるものでした。
文を見て読むとはいえ、それまでの練習にくらべると、格段に難しくなりました。
しかし、この練習に慣れてくると、頭の中で扱える文の量が増えてきたような気がします。

アリスの後のテキストは、Z会の「速読速聴・英単語 ver.2 Core 1800」にしました。
アリスは、復習範囲に組み込んで進めて行きます。



【11125】
【タイトル】またやってしまった
【記事番号】1718 (2147483647)
【 日時 】07/01/15 20:43
【 発言者 】吉

あちゃー、今朝もまた勢いで書き込んじゃいました。
<(_ _)>  すみません。

形容詞的なテンションっていうのは、
#1.目標単語とのスペースを埋めるために発生していると思う
#2.目標単語(もしくは語群や文章)に「向かっていく感じが、音に現ている」のかもしれない、

根石さんが先日言った一言がヒントとなりました。 上の二つの説明で、私が検証中だった(形容詞以外の)抑揚も説明できてしまいました! かなり多くの事を納得してしまったんです。 今朝はそれで興奮してしまったんです。

まったく、、ほんと、、勢いで書いた文章は読み返すと顔から火がでるほど恥ずかしいですね。 申し訳ございませんでした。

** 皆さんへ おことわり **
初心者・中級レベル位までの人は、まず根石さんが言っているようにコーチの発音を文章で丸ごと練習してください。 「理論より経験」を優先させてくださ い。 私がここ最近書き込んでいる「形容詞的テンション」は、知識としてうっすらと持っておく程度にしてください。 「初心者がこれを最初から音としてあつか う」と、混乱する事もあると思います。
ですが、、上級者には、多くの「気付き」もあるとも考えております。 ネイティブの音源などを使って練習している時に、辞書のアクセントと違うと疑問が浮 かんだ時にスッキリさせてくれる程度の知識としておいてください。



【11127】
【タイトル】少し戻りますが
【記事番号】1720 (2147483647)
【 日時 】07/01/16 3:01
【 発言者 】根石吉久

吉さん

>それにしても、、、福岡のMさん、、すごいですね。 Naimaさんも根石さんもすごい!
>ほんと、、英検1級やTOEICで900点以上出すのって、、並みの努力じゃできないでし
>ょう、、、頭が下がります。

 私は、英検の級も TOEIC の点も持っていません。大学入試が終わったとき、もうこれからは一切試験を受けるのはやめたと思ったので、試験めいたものは一切遠ざけています。一度禁を 破ったのは、運転免許をとったときでした。もしかしたら、近々、調理師の免許をとらなければならないかもしれませんので、二度目の禁を破るかもしれませ ん。
 英語関係の資格や点は、その資格や点にふさわしい練習レベルが保証されたのだと考えるのがいいと思っています。もちろん、娑婆に対してツブシは効くので すが、そのためじゃない。

>根石さんは初見の単語を20〜30回書くと言ってますね〜。

 これについては、もう少し詳しく書きます。
 実はいろいろなんです。20〜30回のときが多いかな、ということです。50回くらい書くこともあります。まったくなじみのない単語は、20〜50回く らい。何度も目にしている単語だが、見てただちにイメージにならないことがありますから、そういうものは、1回から5回くらい書きます。吉さんがやってい るのと同じように、念を込めて、1回から5回くらい。
 英英辞典(OXFORD現代英英)を使っていますが(たまたま買ったシャープの電子辞書に載っていたので、選んだわけではありません。欲しかったのは 「リーダーズ英和」でした。)、英英辞典を基本にして、電子辞書の「一括検索」や「例文検索」という機能を使うと、リーダーズ英和、リーダーズプラス、 ジーニアス英和大辞典、OXFORD現代英英、ジーニアス和英、英和活用辞典などを串刺しに検索します。まずたいてい、欲しい例文がみつかりますので、そ の例文を目で読んでから、そこにある単語(念を必要とする単語)を一回だけ書くこともよくやります。いろんな例文を読んで、例文一つにつき(念を必要とす る)単語を一回書くということをやるわけです。
 イディオム単位で書くことも、フレーズ単位で書くこともやります。この場合は、その構成単語数くらいの回数を書きます。
 要するにその場その場で、必要だと思っただけ書いているのです。

>覚えるまで毎日やるんでしょうね。 充電装置でしたっけ? 例の勉強方法。 受験勉強なみと言うのですから、そうとう激しくやっているのでしょうね。  いやーーすごい!

 どこかに書いたことがありますが、私はもう年寄りですから、「電圧装置」は体力が追いつかない。「電圧装置」は若い人、特に中級の人(高校生や大学受験 生)に是非やってもらいたいが、もう自分ではやらないのです。
 忘れたら忘れたでいいと思ってやっています。忘れたら、またやればいいのですから。
 使っているテキストは、今は、ヴァージニア・ウルフの Mrs. Dalloway です。これを読みながら、すぐにイメージにならない単語や初見の単語の下にアンダーラインをして、その単語を辞書でひき、先ほど書いたように各種の回数で 言ったり書いたりしています。
 ただ、こうして練習したものを管理することはやったほうがいいなと考えています。例えば、Mrs. Dalloway を一冊片づけたら、アンダーラインのある単語のそれぞれにテキストファイルの一行分を与えて書き取っておこうと思います。この作業をやってしまうと、コン ピュータのポインタをその単語に当てるだけで、自動的に辞書が開くソフト(ドクター・マウス)で、次々と辞書をひかせることができます。忘れかけていたも のに念を入れることができます。まだこの管理はやっていませんが、やる予定です。

>前からやってはいましたが最近はあえて「書く」事をやっています。
>はい、、、根石さんがレッスンの時に家内に「書いてください」と言
>ったのがきっかけです。

 念を入れるのにいいと思います。

>そうそう、、単語の吸収、、回転読みを併用しているので血肉になる
>ペースが速いですね。 すごいぞ素読効果!

 これはまったくそうです。初心者から上級者まで、先に音としてなじんでおいた単語は、イメージにするにも手首で獲得するにも、定着が早いです。これにつ いては、「絶対的な順序」と言ったことがありました。過去ログのどこかにありますが、村田君が過去ログの整理を進めてくれると探しやすくなると思うのです が。
 もしお時間がとれるようなら、どなたか他の人にも過去ログの整理をお願いしたいと思っています。それぞれの人がその人なりの整理方法で整理して下され ば、いろんな過去ログのヴァージョンができて面白いだろうと思っています。



【11128】
【タイトル】福岡Mさん
【記事番号】1721 (2147483647)
【 日時 】07/01/16 3:13
【 発言者 】根石吉久

>私の英語「可愛い」のですか...

 多分、CDなどの複製音声を沢山使われ、そこにあるネイティヴの抑揚をそのままカーボンコピーのように写しとられたと思われる箇所がいくつかあり、それ が場面が変わってもいつも同じ抑揚なので、「可愛い」感じになるのだと思います。
 「可愛い」という言い方が不愉快だったとしたら、お許し下さい。
 後で気になってしまいました。酒を飲みながら書くもんじゃないなと、十何回目かの反省をしています。



【11129】
【タイトル】村田君
【記事番号】1722 (2147483647)
【 日時 】07/01/16 3:36
【 発言者 】根石吉久

アリス終わりましたか。偉い!

>あと、叫ぶセリフが多いのは、自分にとってはやりやすかったと思います(笑)

これを読んで、私も笑いました。
村田君の人柄がわからないと、これのおかしさはわからない。
皆様にバラしてしまうと、なにしろ村田君は叫ぶのが好きなのです。
四十歳の人とは思えない。



【11130】
【タイトル】吉さん
【記事番号】1723 (2147483647)
【 日時 】07/01/16 3:59
【 発言者 】根石吉久

>「初心者がこれを最初から音としてあつかう」と、混乱する事もあると思います。

 第一アクセントの強さを越えない程度で、単語の終わりの方がかなり強くなるというのが、わかりにくいのだと思います。
 私は、かなり前のレッスン時にも言いましたが、絶えず文全体を扱う(文全体を音の練習の最小単位とする)ことによって、かなりな程度で自然に備わる質の ものだと考えています。
 この音の現象を外在的に扱うより、音や文字が瞬時にイメージと交替しうる質の練習が先だと思っています。文構造に規定されたまま、音(文字)が瞬時にイ メージになることが成立すれば、この音の現象はかなり自然に生じるはずです。
 そうでなければ、これまで極力CD等のネイティブ吹き込みの教材を使わないようにこころがけてきた私が、どこで(まがりなりにもせよ)英語の抑揚を獲得 したのか、まったく謎のままになってしまいます。
 基礎は、辞書をひきアクセント位置を知り、「回転読み」をやったこと以外に思い当たるものがまったくありません。ネイティヴの吹き込んだ複製音声に最初 から「合わせようとする」ことに、私は自分のやる行為として強い嫌悪を持っていますので、多分、どの生徒さんよりもCD音声を聞いた時間は少ないと思って います。



【11132】
【タイトル】ネイティブだけに英語を教える資格がある
【記事番号】1725 (2147483647)
【 日時 】07/01/16 10:13
【 発言者 】駒澤大学のRichard Mo

Richard Moe先生は英語はネイティブだけに教えさせればいい。日本人の英語教師はなくすべきだと言う考えだと聞いたことがある。このようなまと もな考えの人がいて、私もうれしい。



【11133】
【タイトル】根石さんへ
【記事番号】1726 (2147483647)
【 日時 】07/01/16 22:39
【 発言者 】吉

根石さん

丁寧な解説ありがとうございました。 単語のやりかた、、補足説明ありがとうございました。 私も「2回書く」と書きましたが、、そういう場合が多いのですが、そうでない時もあります。 ようは学習者が納得するだけやれば良いのですよね。

> 英語関係の資格や点は、その資格や点にふさわしい練習レベルが保証されたのだと考えるのがいいと思っています。
> もちろん、娑婆に対してツブシは効くのですが、そのためじゃない。

そうですね〜、私も70過ぎても英語をやる元気があったらレベル確認のために英検をうけるかもしれません。 大学に入学するのにTOEFLが必要で受けま したが、2年しか有効でないのですでに無効ですね。 TOEFLで高得点をとったからといって「向こうの学校の勉強が楽になるわけではない」と思い知らさ れました。

> 文全体を音の練習の最小単位とすることによって、かなりな程度で自然に備わる質のものだと考えています。

えっと、、そうですね。 何度も書きますが「私の抑揚に関する書き込み」は、うっすらと知識程度にとどめておいて欲しいと思います。


> この音の現象を外在的に扱うより、音や文字が瞬時にイメージと交替しうる質の練習が先だと思っています。

はい、、私も同感です。 (友人や家内を指導してなければすんなり賛成できてなかったかもしれませんね。 指導させてもらうという事を「やってみて」良 かっと感じました。)


> ネイティヴの吹き込んだ複製音声に最初から「合わせようとする」こと、、、

これ、、何を目的として「合わせようとする」かですよね。
以前ここで話題になった「100マス計算」も、、何を目的としてやるのか学習者がわかっていればいいのですが、「良さそうだからやる」だと間違った方向へ 進んでしまうと思います。

スクリーンプレーの「バックトゥーザフューチャー」の本を購入しました。 で、、、友人がそれに対応したCDを購入したので、それを借りて聞きました。  スクリーンプレイが、シャドーイングをすすめていたので、、やってみました、、シャドーイング、、、。

シャドーイングは、「ダメ」だと思いました。

家内も最初は国弘さんのテキストを使ってシャドーイングのような事をやっていた時がありました。

「むこうの人がどの程度「音」に高低をつけて話すのか、「そこに気付く」という意味でそれをやっているならいいけど、、「音作り」でやるなら、、、電話 レッスンと同じように、1回聴いて、、5回読む、、ってやり方が良いと思うぜ、、。  重ねて読んで、CDに吹き込んであるネイティブとまったく同じよう にかっちり言えるようになっても意味ないと思うんだよねー」と私は伝えました。 自分でやってみて、シャドーイングは「ダメ」だと思ったからです。 もち ろん、、「あっちの人は、こんなに高低つけて話すんだ〜、驚き〜」と、、驚きたいのならやってもかまわないと思いますし、、、XX氏の英語朗読する技術を 盗みたいって目的があるなら「シャドーイング」は効果があるかもしれません。 「やりたい」というならとめません、、私の信条に「やってみる」というのが ありますので、、「やってみる」という人がいれば「やってみれば」と言います。 でも何をどうやって良いかわからない人には、「シャドーイングはやめとい たら」と言うと思います。

> 音の現象を外在的に扱うより、音や文字が瞬時にイメージと交替しうる質の練習が先だと思っています。

この事を理解している上で今後もイントネーションについて気付いた事に対する書き込みをさせてください。 イントネーションの検証も、いろんな発見があっ て、すっごい面白いんです!



【11134】
【タイトル】村田さんへ
【記事番号】1727 (2147483647)
【 日時 】07/01/16 22:51
【 発言者 】吉

> 昨日、Alice's Adventures in Wonderlandの技法グラウンドのトップ部分が全部終わりました。  足かけ4年ぐらいかかりました。

村田さん、、、足掛け4年ですか!! 素晴らしい!! すごい!!
終わったときは「やった〜」とか叫んだのでしょうか?(笑) 4年間の継続か〜、ゴールをずっと見続けていないとできないですね。 尊敬します。 今年 は、電話スパーリングパートナー、、短い期間で良いので付き合ってください。



【11135】
【タイトル】吉さん
【記事番号】1728 (2147483647)
【 日時 】07/01/16 23:20
【 発言者 】村田

>終わったときは「やった〜」とか叫んだのでしょうか?

予定としては、「やった〜!」って言うはずだったんですよ。
新しい部分は3パラグラフづつ進めることになっていたんですが、アリスはちょうどラスト1パラグラフを残すのみだったのです。だから1パラグラフやれば OKだな〜、と思っていたんですが…。
やっぱり3パラグラフづつ進めていく原則だったので、新しいテキストの2パラグラフが連結されたんです。
3パラグラフのうちの1個をさいころで選んでコーチの前でやる、ということになっていまして。
で、さいころをふった結果、やったのは新しいテキストの方でした…。
ちょっと肩透かし(笑

電話スパーリング、ひとまず1ヶ月でよろしくお願いします。開始時期はできれば2月以降だとうれしいです。テキストはハリーポッターの2でしたっけ?



【11136】
【タイトル】日本人をまじめに扱え!ネイティブ
【記事番号】1729 (2147483647)
【 日時 】07/01/19 17:10
【 発言者 】駒澤大学のRichard Moe?へ

駒沢の院生に知り合いがいるんだけど、確かモエとかいうネイティブの先生に日本人はネイティブが全部英語で授業すれば、自分の英語力のなさにかかわらず、 英語を十分学んだ気になるから、ってなこと言われたらしい。



【11137】
【タイトル】村田さんへ
【記事番号】1730 (2147483647)
【 日時 】07/01/19 23:55
【 発言者 】吉

練習パートナー: 負担になりそうなら1回だけでも良いんですよ!
この掲示板の向こうにいる人達と電話を使って「ちょっとお話して」・「ちょっとでも英語をやる」、、すると、それが刺激となってお互いのエネルギーとなる と思っています。 (私なんてNaimaさんから元気エネルギーもらいっぱないしだし、、) 1ヶ月も続いたら、すごい事になるとおもいます。

村田さんに以前メールで「ハリポタ2巻」を使って家内に指導していると伝えましたね。 彼女の進度は激遅で、、(それで良いと言っています)、、、30分 に数行しかすすめません。 今回の村田さんの「足掛け4年でアリスの読破」は、私に勇気をくれました。 ありがとうございます!  村田さんと1ヶ月やる のは何でも良いと思っています。 私が現在イントネーションを研究しながら使っているテキストを紹介します。 興味ありそうなものありますか? なければ 村田さんの選んだテキストでも良いですよ。

アーノルド・ローベルの絵本「二人は友達」: 中2程度の英語レベルですが、大人が読んでも面白いです。 初級レベルの方で「やりたい」って人いませんか ね? 英語の母音の「ア」が取れてない人は、この位の簡単な内容が良いと思います。 (アリスを読破した村田さんむけではありませんが、初心者向けのテキ ストとして検討してみてください。)

ハリーポッター2巻: 昨年末から家内にコーチ中、、、彼女の進度は、激遅。 30分かけてほんの数行しか進めません。 でも良いんです、、ゆっくり で、、。 私はオーディオブックを使ってネイティブの朗読する抑揚を分析して、、ついでに素読コーチング用の音作りをやっています。

モリー先生との火曜日: まだ音作りを始めたばかりです。 英語は、アリスを読破した村田さんなら簡単にイメージが動くレベルだと思います。 肩の凝らな い読書としてもお薦めです。 ガンジーさんの言っている事がこの本とリンクします。 深い内容をやさしい言葉で書いてあります。

チャップリンの映画「独裁者」の最後の演説:
映画の中でチャップリンはわざとドイツ語訛りっぽい英語で演説してますが、私は発音を規範的な音に変換して、感情もフラットにした抑揚で音にできるように 練習している最中です。

茶の本: 上級者向けですね〜、、なんと言っても単語が一般的ではないのです。 難しいです。 自習でやっと3章に突入しました。 Naimaさんとゆっ くりやっています。 ヘトヘトです。 でも楽しい♪

村田さんだけでなく、興味ある人は一緒に英語の練習しませんか! 条件は素読舎の塾生さんとさせてください。 コーチ陣で興味のある方はもちろん大歓迎で すよ。 寺澤さんもどうですか? (あとJackieさんは特別にOKです。、、って、しつこい?、、、気持ちが上がってきたらメールでも良いですからお 話してくださいね。 プロパガンダ系の話題、沢山もってます!) 私が英語練習にとれる時間にも限りがあるのでした! パートナーは、火曜と木曜の夜だけ です。 連絡待ってます。



【11142】
【タイトル】吉さん
【記事番号】1735 (2147483647)
【 日時 】07/01/20 23:59
【 発言者 】村田

全然知らない内容のものがいいかなと思いますので「モリー先生との火曜日」を希望です。
火曜日と木曜日だと、火曜の10時以降になってしまいますけど、よろしいでしょうか?

ところで、アリスはまだ「読破」というところまではいっておりません。ひとまず「トップ」が終わった、ということなんです。音と意味が一緒に動いていない ところがまだありますので…。今後の復習で煮詰めていくところです。



【11143】
【タイトル】妄想に類すること
【記事番号】1736 (2147483647)
【 日時 】07/01/21 2:10
【 発言者 】根石吉久

 持病のぎっくり腰で静かにしていますが、横になって、bookoffで50円で(ばななさん済みません)買ってきた吉本ばななの「B級BANANA」を 読んでいたら、次のような文にぶつかり、妄想が始まりました。

 私は友達と共に目白の英会話教室でドナルド・プレザンス
みたいなおじさんに英会話を習ってるのに「ナイス・トゥ・
ミー・チュー」から一歩も進まないので悲しい。内気な奴が
英会話の時だけ陽気な社交家にはなれないやね。地道にがん
ばろう・・・というのを嫌っているはずです、の私。確かに!

 さすがだと思う。「ミー・チュー」の切り方はどうかと思うが、多分、吉本ばななさんは英会話教室に気晴らしに行っているのだと思われる。英会話教室の有 効な使い方だ。極論しておくが、こういう使い方以外に、英会話教室のまともな使い方というのはないのだ。
 ばなな級であれば、外国に行くのに一流の通訳を使うのが当然だと思う。
 「地道にがんばろう・・・というのを嫌っているはずです、の私。確かに!」
 それに違いない。吉本ばななが地道に語学なんかやった日には、絶対にあの日本語にならない。一級の日本語を書きたい人は語学なんかやってはならない。 「一級の」という語の中身が問題になるとやかましいので、「活きのいい日本語」と言い直しておくか。
 で、だ。
 もしも、ばななさんが、やっぱり通訳じゃやだ、自分で、自分の英語でしゃべりたいと妄想した場合、そんなことがあったと仮定した場合、ばななさんでも、 「地道にがんばろう」ということをやらなければならない。それが語学だ、と。

 で、私の妄想はどんなものかというと、ばなな級の有名人を生徒にしたら、俺のレッスンももう少し評価されるんだろうな、というものでした。
 昔、椎名誠さんが、(確かガイジンさんから)英語を習っているが上達しないと書いているのも読んだことがあるのですが、吉本ばななさんでも椎名誠さんで もいい。生徒にしてみたい。それで、エッセイのどこかに素読舎というところがやってる「電話でレッスンは効く」と一行だけ書いてくれれば、私が生活に困る ような貧乏は避けられる。
 どこかの大学の先生でもいいや。理系でノーベル賞をとったので、よく外国に行くが、自分で英語をしゃべる方がいい場面があるので困る。酒をごちそうにな るところにまで通訳は連れていきたくないし、などというちょいとした重要な悩みを持っている先生がいたら、私に連絡して欲しい。
 吉本さん、椎名さん、先生さん、どんなものでしょうか。

 こういう多忙きわまりない方々には、私は一週間の間によく練習しておくようにとは言わない。
 週に一回、30分だけ集中して練習するのでいいと言う。
 しかし、外国に行く機会がよくあるのであれば、その機会がある間は私のレッスンから離れるな、とだけは言う。常時外国の人との接点を持つような人なら、 週に一回、30分でも充分に効果はある。今の私の生徒さんでも、シャープにお勤めのOさんはそうだ。毎月、10日前後の海外出張があって、多忙きわまりな い。振り替えをうまく使って、週一回30分のレッスンをもう5年以上も続けておられる。「日本人の英語はこれでいいんだ」とご自分の英語に対して土俵を定 め、その土俵の中での動きが鈍くならないように維持しておられる。一つの確実な英語の持ち方だと思い、感心している。

 ご参考までに。



【11144】
【タイトル】で、思い出したこと
【記事番号】1737 (2147483647)
【 日時 】07/01/21 2:48
【 発言者 】根石吉久

 山本かずこさんが、私が最初にホームページを作った時、言われた。
 「根石さんが書くものを読むと、英語をやりたくなりますね」
 「・・・・・・・・・・・・」

 「・・・・・・・・・・・・」は私が黙りこくって何も言えなかった時間です。
 山本かずこと英語!
 この取り合わせは考えられない。
 語学というものは、言語的に浮気性の者がやることで、本来的に罰当たりな行為なのだ。山本かずこにだけはやってもらいたくない。山本かずこは私に日本語 への深い愛を教えてくれた人のひとりなのだ。

 それで、山本かずこは日本語について次のようなことを書いたことがある。私の言葉で言い直してあるので、原文通りではない。(原文がみつかったら書き写 します。)

 (茶の席で)、日本語は何を言っているのかわからないくらいに
かすかな方がいいのです。はっきりと言うのはよくない。それが日
本語なのです。

 論理に立脚する言語と自然の下位にあることを肯う言語の違いをはっきり把握した人の言葉として私の中に刻まれた。
 山本かずこは日本語のことだけ言っているのであるが、その言葉は英語という言語の本質を照らし出すのだ。英語なんか使えない人の方が言語としての英語の 本質をつかんでいることがある。いや、そんな事例ばかりではなかろうか。



【11145】
【タイトル】そうするとどうなる?
【記事番号】1738 (2147483647)
【 日時 】07/01/21 3:04
【 発言者 】根石吉久

世界は、ものをちゃんと読めば、四畳半に座っていてわかる。



【11146】
【タイトル】村田君
【記事番号】1739 (2147483647)
【 日時 】07/01/21 3:12
【 発言者 】根石吉久

ドジソンはイギリスのパンジー
咲くかどうかが問題



【11147】
【タイトル】今日もお休み
【記事番号】1740 (2147483647)
【 日時 】07/01/21 21:59
【 発言者 】福岡M

根石さん
すみません、今日もお休みします。
抑揚については、悩みなのです。どうしたら
抑揚を自然につけられるんでしょうね、、、
あ、手仕事の日本、私のも岩波です。
表紙が好きなので、
ではまたご連絡します。



【11149】
【タイトル】抑揚その他について
【記事番号】1742 (2147483647)
【 日時 】07/01/22 0:05
【 発言者 】根石吉久

福岡Mさん

 他の方にも参考になるように、一般的なもの言いで書きます。

 実際の言語使用においては、抑揚というのは本来感情の動きを反映するものです。これは、以前この掲示板で Naima さんが喝破されたと覚えています。
 実際の言語使用では、感情というものは自分のものであり、現物であり、「仮のもの」ではありません。
 これに反して、語学における感情はどこまでも「仮のもの」です。自分の感情ではなく、仮に演じてみるようなものです。同じテキストを相手に、演奏や変奏 が可能ですが、その前にその元になる「一般的な形」をひとまず作る必要がある。(これを作ればひとまずは語学で最低やるべきことはやったと考えていいと 思っています。)
 この「一般的な形」は、いつも文全体を音の練習の最小単位とし、場面における文の意味をつかむ(テキスト上の発話者の感情・思考を自分なりに決定する) ことでできるものだと思っています。
 この(自分なりの)「一般的な形」ができた後で、テキスト上の発話者の感情・思考の解釈が違うものになれば、自然に抑揚も違ったものになってきます。語 学の場は「机上」ですから、わざと解釈を変えてみることも可能です。そうなるとさまざまな変奏がありえます。そういう自在さを得たあたりで、ネイティヴの 吹き込み(複製音声)を媒介にすれば、ネイティヴの吹き込みの音や抑揚を「絶対化」するのではなく、「媒介」の対象にして使うことができます。(ネイティ ヴの吹き込みも、その文におけるさまざまな変奏の一事例として相対化できます。)

 近頃は、いきなりネイティヴの音を聴くことを勧める人が多いですが、その場合に練習者にネイティヴ音を「絶対化」してしまうことが生じがちです。ネイ ティヴ音の複製音声には、個人の癖のようなものまで付着していますので、練習者が癖のようなものまで「絶対化」してしまうことが生じかねません。これがよ ろしくないと私は考えています。ネイティヴ音を一段高いところにあるもの、高いところから降りてくるもののような位階が生じると、語学にとって害をなすの だと思っています。心理的なレベルのことなのですが、よろしくないと思っています。
 すでに日本語を獲得した後の自分の口を鍛え込むことで、かなりの日本語のアクを抜き、自分にとっての「一般的な形」を作り、それをネイティヴ音(複製音 声)と擦り合わせることで(ネイティヴ音を媒介することで)、再度口を鍛え込むということをやり、自分の音を変容させれば、ちゃんと牛蒡の味のする牛蒡料 理になるはずだと考えています。牛蒡料理では、アクを抜きすぎるとおいしくないと聞いたことがあるので、突然牛蒡料理のことなど言いましたが、いきなり最 初からネイティヴ音を聴き、そっくり真似ろというのは、牛蒡のアクを抜く・抜かないの問題以前に、アクの存在を否定しているようなものだと思います。原理 から言えば、幼児にだけ可能なことを大人に強制していることでもあるわけです。すでに日本語を持っている人に、幼児の白紙状態を強制しているようなものな ので、方法として転倒しているのです。

 まず自分の口を動かすことから始めるやり方は、自分の口で作った音を持ち、それにネイティヴ音を対置するので、両者が同じ平面にあります。心理的なレベ ルにおいて、「一段高い」とか「一段低い」というような位階が生じません。自分における「一般的な形」に主体があり、その主体が「ネイティヴ音」を媒介に するという方向(「一般的な形」が「ネイティヴ音」に手を出すという方向)があるだけです。上下の位階がありません。

 語学における音は抑揚まで含めて、しょせん「床の間の飾り」から抜けられませんので、一般的な「床の間用」でいいのですが、それを作る過程が違うとでき るものが違ってきます。柳宗悦の本のことが少し話題になりましたので、柳的に言うと、自分の口を自分なりによく動かして、自在さを得てからネイティヴ音を 「媒介」にした場合は、「手仕事」の味のあるものになるが、いきなり最初からネイティヴ音を(絶対化して)真似ると、機械が作ったような品物になるという 比喩が成り立つかもしれません。下手をすると、プラスチック成形品ができかねない時代だとも思っています。

 語学から抜け出て、実際の言語使用の場面では、もうこれは何でもありです。ただし、自分の感情の動きにそぐわないようなものは、この場面で「語学のア ク」として再度抜く必要が生じます。こちらはしかし、話がずっとわかりやすくて、使っているうちに自然に抜けていくといった方がいいかもしれません。

 語学では、音の現象としては絶対的な理想的な何かを考えないのがいいと思います。
 「一般的なもの」でいいから、具体的なブツといえるほどの質を備えること(自分の口の動きを耕し、自分の筋肉の動きにすること)。そうして作った自分の 音を主体の位置に据え、ネイティヴ音を使い(媒介にし)、(音としての)自己を変容させる。そういうことがあるだけだと思っています。

 語学の方法においては、逆に「絶対性」みたいなものがあると思っています。人々はたいていやみくもにやってその中で方法をつかんでいくのですし、それで いいのですが、いずれは理論を備えてもらう必要が生じます。語学をやるのは、ミイラとりがミイラになることとどう戦うかということでもあるからです。上級 者になればなるほど、この戦いが重要な意味を帯びてくるからです。また、初心者・中級者に適切にアドバイスをするためにも、語学論は欠かせないものだと考 えています。



【11151】
【タイトル】2007年初レッスン報告
【記事番号】1744 (2147483647)
【 日時 】07/01/22 20:45
【 発言者 】Naima

「どしゃぶり」に戻そうとの根石さんの提案に、軽い気持ちで承諾したのですが...

範囲はp42~45, p.7~12, p.23~32, p.36~45です。全部で25〜6頁分ですか。文法解析のテキストではp.97くらいまで進んだので、ある程度は頭に入っているだろうとたかをくくって おりました。もともと地道にコツコツ努力するタイプではなく、いつも「まあ、こんなくらいでいいか」と最後の詰めが甘いのが常です。文法解析だと、予習し なくてもまったく問題ないこともあるので、私にぴったりと言えばぴったりのレッスンだったのですが。

この25頁を十数回読むのに2時間ほどかかります。10回や20回程度では、アトランダムにダイアローグを選んで再生しようとしてもスラスラと淀みなく出 てくることはありませんでした。当たり前です。ゴーストは"The Book of Tea" と違い、手持ちの英語で間に合わせることが出来ます。なので、シーンのイメージが頭に残っていれば、自分の言葉で間を埋めることも可能です。いわばアドリ ブでお茶を濁そうと思えばそれで済むのです。間投詞や代名詞なんかは適当につじつま合わせでやってしまうという有様です。それで電話レッスンの30分をな んとかやりすごしてしまおうという魂胆。上級者の落ちる「穴」です。罠じゃなくて「穴」です。罠みたいに痛くもかゆくもないし、誰かに取っ捕まえられるわ けでもない。見つからなければそれで結構快適。(根石さんは、ぜったい見逃しはれしませんけど)

これでは素読舎のレッスンを受講している意味がありません。かと言って、電話レッスンの予習のだけの為に3時間も4時間も取る余裕もありません。しかし、 この先数ヶ月はそれくらいの時間をとらねば元には戻らないと思い知りました。

非常に焦りました。なんで田舎のおばちゃんがこんなきつい練習をしないといけないのか、と、とうとう塾長を逆恨みです。昨日、今日は不得意な所だけを集中 的に音読しておき、p.7~32辺り迄は捨てました。ま、ご想像の通り、結果は惨憺たるものでした。

根石さんは出題を20個に減らすかとおっしゃったのですが、これも不甲斐なく悔しい。それでこのまましばらくやらせて頂くことにしました。やるべきことを やっておかないと、先に進むことが出来ず英語力の維持が叶わないばかりか、「どうせ私は...」と自分自身を信じられなくなるという破滅的ダメージを被っ てしまいます。わたしはそれが何よりも怖いです。

まずは錆び落としから始めなければなりません。この錆び落としにどれくらいの掃除が必要なんだろうか,,,
... どしゃぶりで完走できるんだろうか、と不安になって来ました。かなり恐ろしいです。

根石さん、

電話は玄関に置いてあって寒いので、居間の子機で受講しようと思うことが良くあるんですが、子機の充電器がダメになっているのか、時々途中で切れてしまい ます。今夜も子機を使ったんですが、調子が悪かったようで申し訳ありませんでした。



【11152】
【タイトル】本の紹介「英語を子どもに教えるな」
【記事番号】1745 (2147483647)
【 日時 】07/01/22 23:29
【 発言者 】村田

http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31332622

英語を子どもに教えるな 中公新書ラクレ 120
市川力 著   中央公論新社 (ISBN:4-12-150120-9)

著者は、1990年から2003年まで、アメリカで、日本の駐在員の子どもたちを対象とした塾を開いていた人です。
著者が関わってきた子どもたちは、アメリカに永住する子どもたちではなく、数年後には日本に帰る予定の子どもたちです。

子どもは海外で育てば「バイリンガル」になるかというと、必ずしもそうではない。
「バイリンガル」になるのはほんの一握りで、何割かの子どもは、英語も日本語もどっちつかずになってしまう。母語が確立されていないうちに外国語をやって しまうので、思考のレベルが、小学校以前の状態にとどまってしまう子どもも少なくない…。

このように、根石さんが以前言っていたこととほぼ同じことが書かれている!しかも実例を挙げて…。
年末に上京するときに電車内で読んだのですが、その内容は私にとってはかなり刺激的でした。

親が、家では絶対に日本語を使い、1日最低1冊は日本語で本を読んできかせた子どもが、高度に読み書きできるレベルの「バイリンガル」になったという例が 印象に残っています。

おすすめの1冊です。



【11153】
【タイトル】耳が痛い...
【記事番号】1746 (2147483647)
【 日時 】07/01/23 13:50
【 発言者 】Naima

テレビをつけっぱなしで家事をしていたら、次のような言葉が耳に入って来ました。何だかテレビにまでお尻を叩かれているような...

『子の道を説こばざるにあらず力足らざるなり。』
『力足らざる者は、中道にして廃す。今や、汝は画(かぎ)れり。』

http://72.14.253.104/search?q=cache:NGsae8_T67wJ:yosswi.livedoor.biz/archives/50115909.html +「子の道を説こばざるにあらず力足ら



【11155】
【タイトル】練習風景 抑揚とイメージ
【記事番号】1748 (2147483647)
【 日時 】07/01/23 23:03
【 発言者 】吉

(ひさびさの)練習風景の投稿です。
>> イントネーションとイメージに関する事について <<

私 「英語のイントネーションについて研究したら、「朗読独特の抑揚」っていうのがある事に気が付いたんだよ。

朗読だけじゃなくて、、ニュースアナウンサー特有の抑揚とか、競馬、野球、ゴルフ中継独特の抑揚ってあるだろ。ハンバーガーショップの店員が客に対して話 す時にも「店員独特の抑揚」っていうのがあってさ、、、それが英語の世界にもあるって事に気が付いたんだよ。

本を朗読する時のあの独特な抑揚: 「むかーーし、、むかし、、あるところに、、おじーーーさんと、、」って読み方する「本の朗読特有の抑揚」ってある じゃん。 あの「朗読特有の抑揚」はなんでおこるのかなーと考えていたんだけどさ、、なんでかわかる? なんで「むかーーし、、むかし、、」なんだと思 う?」


家内「それって、、文字を読んだ人が、「文字から感じたイメージを、音で表現しようとしてるから」でしょ?」

私「お、、すげーー、、何でそこに気がついてるの?」

家内「えー? 毎晩子供を寝かしつける時に本を読むじゃない、、それで気が付いたの、、、以前は感情をこめて朗読していたんだけど、、
「あ、、この読み方は私の感じたイメージだ。 子供達に私の感じた感情を押し付けている」と、、、そう思ったの、、、それ以来なるべく感情をフラットにし て読んでるわ。
でもね、フラットにしすぎると子供もつまらないのよねー、、だから今は気持ち半分くらいで読んでるの、、(苦笑)。 登場人物のセリフは少し感情を入れ て、、情景の説明はフラットにして読んでるのよ。 絵本は、、イメージがすでに「絵」で表現されているから、感情を込めて読む必要はあまりないのよね。」

私「えーー! お前がそんな事を考えながら子供達に本を読み聞かせていたなんて知らなかった。」

家内「最近は挿絵のない本も読み聞かせているんだけど、、わたしね、、感情をフラットにして読む以上に、(ま)が大切かもって感じているのよ。」

私「ま?  「ま」って何?」

家内「間(ま)、、、「間合い」って言うの?  例えば、、

、、、「青い空を白い雲が駆けていった。」、、、(黙)、、、、、、、、、、

こうやって次の文章を読み始める前に、間をとってあげるの、、、間を取る事で、子供の中でイメージが形成される時間を作ってあげるっていうのかな、、。」

私「うわーー、それってさ、、根石さんが言ってる、、英語の切断読みをやるって事と似てるんじゃない? 英語だと文章丸ごとイメージが動かないから、ひと つの文章を途中途中で区切って読むけどさ、、、同じだよ。 日本語でも英語でも結局同じなんだね、。 いやーー、すごいよお前。」

家内「本を読む時の間合いの取り方が、英語の練習と同じだとは結びつかなったけど、、でもそうだね、、言葉を聞いて「イメージが動く」って所は同じなんだ もんね。 うん、、同じだね。」

私「英語の話題に話を戻すけどさ。 根石さんがね、、最初から英語のCDを聞いて、CDの通りまったく同じように言えるようになっても意味がない、、みた いな事を掲示板で言っているのよ。

英語のリズム感を掴む練習って事ならCDを聞いても良いと思うんだけどさ、、、、イントネーションには、話し手の感情やイメージが込められているわけじゃ ん、そこに気付かないで「音だけ真似る」って事は、自分のコアイメージ獲得の邪魔にもなるんじゃないかな〜?ニュースキャスターの抑揚で同じように話がで きる事に価値をおくのは意味がないと僕も思うんだ。」

家内「国弘さんのテキストを使って私がシャドーイングをしてた時に、あなたに同じ事を言われたわよね。 でもね、「英語の音に慣れる」って意味では効果は あると思うのよ。」

私「うんうん、、根石さんもやっちゃダメとは言ってないんだって。 音の高低差を確認するとか、、英語の音に慣れるって事もCDを聴いていればできると思 う。 でもね、、あの「ペラペラやる速度や抑揚で話す事が「英語を話す事だ」」と勘違いしてはダメですよって言いたいんだ。  大切なのは、、音や文字か らイメージして、、、イメージした事を文字や言葉にする、、、そこなんだよね〜。 日本語とまったく同じ、、お前が子供に本を読み聞かせる時の「間合い」 は、英語の学習とまったく同じって事だね。 「青い空を白い雲が駆けていった。」、、、、、、(黙)、、、、、うーーん、、イメージできるまでの間か〜、 すごい。」



【11159】
【タイトル】Naima さん
【記事番号】1752 (2147483647)
【 日時 】07/01/28 1:54
【 発言者 】根石吉久

てことは、私のレッスンは上級者の英語の錆び付き具合を測るものさしになるでしょうか。
「ゴースト」関係だけ錆びついていて、「茶の本」の方は錆びていないのであれば、このものさしは成立できないのですが・・・。



【11160】
【タイトル】吉さん
【記事番号】1753 (2147483647)
【 日時 】07/01/28 2:04
【 発言者 】根石吉久

奥さんが言われるように最初にCDを聴いても、「それが絶対」と思い込まなければ大丈夫です。日本在住のままに英語をものにするノウハウは、ほとんど宗教 めいていて、何か一つ流行れば、「それが絶対」と思う信者を必ず生み出してきています。
「英語の音に慣れる」ために最初にCDを使ってもらっても何してもらってもいいのですが、英語のコーチの側は絶対に原理的に理解していなければならない順 序があるということに過ぎません。
原理的な順序でものを言うなら、つまり「音づくり」の本来の順序を言うなら、「自分の口が作り出す自分の音 → 英語ネイティヴの音を媒介にし、自分の音 を変容させる」というものがあるのです。あくまでこれは原理的な順序であり、補助線としての複製音声はいつどこで使ってもいいのです。「媒介にする」とい う場面に踏み入るのであれば、原理的な順序が立ち上がり、千田潤一などのシャドウイングやそれになびいた国弘正雄をばっさりやるからねということです。



【11161】
【タイトル】それは
【記事番号】1754 (2147483647)
【 日時 】07/01/28 2:07
【 発言者 】根石吉久

日本語でできている日本人の口の筋肉の動きを元に据えるか据えないかという問題です。
日本語でできている日本人の口の筋肉の存在をすっとばしたようなものは認められないということです。



【11162】
【タイトル】ウサギとカメ
【記事番号】1755 (2147483647)
【 日時 】07/01/28 2:13
【 発言者 】根石吉久

音(文字)から瞬時にイメージが動く、あるいはイメージが生じると瞬時に英語の単語が意識に動くということを成立させるためには、そこに至るまでの練習は いくら時間がかかってもいい。ていねいにゆっくりやるのでいい。
「瞬時に」は成立させなければいけないが、それを成立させるのに時間がかかるのはまったくかまわない。ていねいにゆっくりやることを続けていれば、自然に だんだんと時間がかからなくなってくる。この「自然に」という質を手放すと、人は英語に食われる。



【11164】
【タイトル】しばらくお休みします
【記事番号】1757 (2147483647)
【 日時 】07/01/28 20:00
【 発言者 】福岡M

たびたびすみません。しばらく無理のようですので
とりあえずお休みします。抑揚の投稿は興味深く読みました.
語学論は欠如してますので、勉強しなくてはと考えています。
何かよい方法があれば教えてください。
メールでまたご連絡します。ほんとにすみません。



【11165】
【タイトル】錆び付き
【記事番号】1758 (2147483647)
【 日時 】07/01/29 0:30
【 発言者 】Naima

>「茶の本」の方は錆びていないのであれば、このものさしは成立できないのですが・・・。

「茶の本」は錆びるも何も、まだ安定した音で読むことすら出来ない状態です。

「ゴースト」は、長い間文法解析の方で予習復習もほとんどせずにやって来たことも災いして、数センテンスをアトランダムにピックアップされたものを、即座 に再生するのが難しいです。読み込みが足りないせいです。電話レッスンでのテストの時は、その足りない分を文脈や意味に頼ってアドリブでやってしまうとい う悪い癖が出ます。「音を先に行かせる」ことをはしょってしまう横着さが原因です。先週の根石さんのご指摘の通りです。



【11166】
【タイトル】福岡Mさん
【記事番号】1759 (2147483647)
【 日時 】07/01/29 1:15
【 発言者 】根石吉久

承知しました。病気の方が早くよくなって、Mさんがレッスンに復帰される日が近いことを願っています。
大変でしょうが、頑張って下さい。

語学論はまだ日本に立ち上がっているとは言えません。
私はまだ読んだことがありません。
試しに「語学論」を検索語に与えて、ヤフーで検索してみたら、ほとんどヒットしなかった覚えがあります。これだけ英語学習のハウツウがあふれかえっている 国で、まともな語学論がないことが「日本人の英語」という悲劇の原因なのです。
語学論を練っていくには、この掲示板を利用され、ご自分で書き込まれるのがいまのところ一番いいと思っています。
そういうことに手をつけられるようになりましたら、是非ご登場下さい。



【11167】
【タイトル】語学論
【記事番号】1760 (2147483647)
【 日時 】07/01/29 1:32
【 発言者 】根石吉久

試しに Google で「語学論」を検索語にして検索してみたら、次のようなページがありました。本の紹介ページです。これはあんたの言う意味での語学論を扱っている本だよと いうのをご存知の方は、是非この掲示板で私にお教え下さい。

http://www.sangensha.co.jp/allbooks/shakaig.htm



【11168】
【タイトル】Naima さん
【記事番号】1761 (2147483647)
【 日時 】07/01/29 1:42
【 発言者 】根石吉久

去年の11月頃から生徒さんが減り、空き枠が埋まらないということが続いています。
「電話でレッスン」を始めてから8年か9年たつのですが、空き枠が埋まらないのは初めてのことで、かなりやばいなと思っています。といいますのは、女房が 腰を傷めて、勤めをやめてしまい、しばらくは私一人の収入でやっていかなければならないのですが、このままだと食っていかれないかもと考えてしまいます。
印刷機を回し、「電話でレッスン」用のパンフレットを作りました。大学受験生が、大学に入った後でやるべきものとして引き続き、Naima さんの生徒さんに話していただき、パンフレットを渡していただきたくお願い致します。


「ゴースト」は錆を落とすまでが大変だと思います。20ページくらいに減らして、その代わり丁寧に錆を落とすというのはお奨めできます。再考をお願いしま す。



【11169】
【タイトル】Naima さん
【記事番号】1762 (2147483647)
【 日時 】07/01/29 1:54
【 発言者 】根石吉久

>電話レッスンでのテストの時は、その足りない分を文脈や意味に頼ってアドリブでやってしまうという悪い癖が出ます。

Naima さんにはレッスンの時に言いましたので、他の方の参考にと思い書きます。
「意味」からアドリブで音(英語)が飛び出すなら、実際の言語使用はまさにこれです。
語学の「机上」は、譜面が存在します。つまりテキストがあります。
「テキストあり」の語学と、「テキストなし」のアドリブ(実際の言語使用)とが(離れて見れば)相互に影響しあう(強めあう)というのが、語学論からの パースペクティヴではないかと考えています。
語学は語学としてやる。実際の言語使用では語学を排除する(語学から得られたエッセンスだけを使う)。語学論から見ると、そういう関係になると思います。



【11170】
【タイトル】過去ログ目次更新
【記事番号】1763 (2147483647)
【 日時 】07/01/29 7:51
【 発言者 】村田

過去ログ目次追加しました。
http://nagano.cool.ne.jp/ha98000/

今回は、305〜の「イメージの生態」という記事にひかれました。

「305. イメージの生態」 より
=====================
日本語と英語を媒介するもの、そして、さらに大事なことは顕在的な意識と潜在的な無意識の間を媒介するもの、それをさして私は「イメージ」と言ってきたと 考えています。
「イメージ」は英語に化けたり、日本語に化けたりする。あるいは、英語や日本語という具体的な言語は、「イメージ」を強めたり、変容させたりする。このよ うに、「イメージ」の在り様を述べたところで、さて、それをどう引き起こすのかはまた別のことです。それをどう引き起こすのかは、語学の how to とならなければなりません。
=====================

「イメージ」をどう引き起こすかをhow toにする。これをどうするか。
「回転読み」「回転書き」「電圧装置」を学習者がそれぞれ精緻なものにしていくことではないかと思ったんですけれど。
考えてみたけれど、ぐだぐだになってしまいました。今後の課題です。


根石さん
昨夜お話に出ていた無料ソフトって過去ログ【11027】にあるスカイプのことですか?



【11174】
【タイトル】認定一覧
【記事番号】1767 (2147483647)
【 日時 】07/01/30 2:18
【 発言者 】根石吉久

書式:
 段 名前(県名) 昇段または認定の年月日
   ※レッスン開始時での外部テストの級や得点。学年。職業。英語の必要場面。英語圏
   在住経験の有無。段獲得以後の外部テストの級や得点。その他。

初段 樋口静香(長野県)2005年6月26日昇段
   ※初段認定時高校2年。レッスン開始時中学3年2月(英検3級)。レッスン開始後、
   5ヶ月目頃、英検準二級。
初段 大澤弘文(奈良県)2005年7月2日認定
   ※レッスン開始時、TOEIC 370点 大手電機企業勤務。海外出張多し。
初段 小川住江(奈良県)2005年7月2日認定
   ※レッスン開始時、英検一級、TOEIC 870点。英語圏在住経験なし。英会話学校教師
   経験あり。
二段 M・U(長野県)2005年7月2日認定(06年4月中断)
   ※高校教諭(英語)英語圏在住経験なし。
二段 I・N(山形県)2005年7月11日認定
   ※公務員 レッスン開始約1年半後に、TOEIC 受験、425点。
二段 O・K(北海道)2005年7月11日認定(06年、中断)
   ※塾講師 中学2年時英検4級。以後、受験なし。36歳。英語圏在住経験なし。
初段 斎藤操(埼玉県)2005年7月11日認定
   ※外資系企業社員 レッスン開始時 TOEIC 660点。日々メールで英語を使う。英語
   圏在住経験なし。
初段 T・A(アメリカ)2005年7月25日認定。
   ※レッスン開始時は日本在住。開始時、英検準一級、TOEIC 790点。公務員。アメリ
   カ在住のため、無料会議電話を使用。仕事で英語を、家庭で日本語を使っている。旅行、
   買い物などにでかける時、英語にびっしりと囲まれる。
初段 F・U(長野県)2005年7月25日認定。
   ※レッスン開始時、英検二級(取得は大学在学中)。主婦。英文科卒。英語教員免許あ
   り。父親のいとこが二世で、中学の時、発音を直してもらった経験あり。英語圏在住経
   験なし。非常に発音がきれい。
二段 斎藤操(埼玉県)2005年10月30日認定
   ※外資系企業社員 レッスン開始時 TOEIC 660点。日々メールで英語を使う。英語圏
   在住経験なし。
初段 片原範子(長野県)2005年11月5日認定。
   ※高校二年生。小学6年生から素読舎に通塾。家が遠いため、中学途中から「電話でレ
   ッスン」。高校入学と同時にゴーストの文法解析教材(イメージ受肉)を使用。初段認
   定時まで、中学の教科書3冊の復習を継続。英検3級。英語圏への留学と、英語科の先
   生になることを希望している。
初段 岩本幹夫(兵庫県)2006年2月3日認定。(電気関係の資格取得のため中断中)
   ※電機会社社員。英検などの資格なし。英字新聞を読め、英語でニュースが聴き取れる
   ことを目指してレッスンを開始。出向で、英語の必要な会社に行く可能性がある。
三段 I・N(山形県)2006年3月25日認定
   ※公務員 レッスン開始約1年半後に、TOEIC 受験、425点。
二段 小川住江(奈良県)2006年4月10日認定
   ※レッスン開始時、英検一級、TOEIC 870点。英語圏在住経験なし。英会話学校教師
   経験あり。
二段 F・U(長野県)2006年6月26日認定。
   ※レッスン開始時、英検二級(取得は大学在学中)。主婦。英文科卒。英語教員免許あ
   り。父親のいとこが二世で、中学の時、発音を直してもらった経験あり。英語圏在住経
   験なし。非常に発音がきれい。
四段 J・I(東京都)2006年6月26日認定。
   ※外資系企業勤務。日々英語を使う必要あり。途中中断、2006年、5月レッスンに
   復帰。以前は、「集中豪雨型レッスン」だったが、レッスン復帰時に「アジアの大河型
   レッスン」に切り替え。段に換算し、三段終盤。一ヶ月ほどで昇段。
二段 大澤弘文(奈良県)2006年10月9日認定
   ※レッスン開始時、TOEIC 370点 大手電機企業勤務。海外出張多し。
二段 T・A(神奈川県)2007年1月27日認定。
   ※レッスン開始時、英検準一級、TOEIC 790点。公務員。その後2年余り、家族とア
   メリカ在住。主に仕事で英語を使う。アメリカ在住期間中は、無料会議電話、プララの
   IP電話などを使用し、最終的に電話代を月額400円におさえる。帰国後もレッスン
   を継続。アメリカ在住中のイントネーションの変化はめざましい。

(根石吉久認定分)
------------------------------------------------------



【11175】
【タイトル】吉さん
【記事番号】1768 (2147483647)
【 日時 】07/01/30 2:31
【 発言者 】根石吉久

 「担保されない」という言い回しを、政治屋や言論屋が言い出したのはいつごろでしょうか。初め、私はそれが何を言っているのかわからなかったのですが、 最近になってようやくその日本語がわかりかけてきました。多分「タンポされない」の表記は「担保されない」でいいのだと思っています。
 で、好きな言い回しではないですが、「担保されない」という言い回しを一時的に使ってみると、吉さんがレッスン時にシャドウイングは駄目だと言われたこ とは、「シャドウイングをやっても、イメージがそのスピードで同時に動くかどうかは担保されない」ということになると思います。
 このあたりを英語磁場在住経験者から書いてもらえるとありがたく思います。



【11176】
【タイトル】愛情
【記事番号】1769 (2147483647)
【 日時 】07/01/30 2:43
【 発言者 】根石吉久

>「青い空を白い雲が駆けていった。」、、、、、、(黙)、、、、、うーーん、、イメージできるまでの間か〜、すごい。」

 母親ってものは、男どもが考える以上に子供のことを深く考えているらしいですね。
 文字を介在させる言語行為は、「間」を自由自在にあるいは緩急自在にとるのがコツといえばコツです。まったくストップして、考えこんじゃっても誰も文句 を言わないのが、文字を介在させた言語行為の最大の利点です。一時間も「間」をとるなんてこともありうるのですが、まあ、たいてい1分や2分は、私のよう なのろまはよくとります。
 これは、なかなか文字を介在させない言語行為(話すとかくっちゃべる場面)ではやれないことです。
 文字を介在させて、なおもくっちゃべるじゃなかった、読んで聞かせるという奥さんの行為で、子供の気持ちの動きを想像して「間」をとっているのが、愛情 そのものだと思いました。
 子供さんを連れて遊びに来てもらいたくなりました。くっちゃべりたいです。



【11177】
【タイトル】村田君
【記事番号】1770 (2147483647)
【 日時 】07/01/30 2:56
【 発言者 】根石吉久

>「イメージ」をどう引き起こすかをhow toにする。これをどうするか。

 これは「不可能」を前提にして探求すべきだと思います。
 「不可能」を前提にすれば、生徒の意識における「邪魔を取り除く」ことに専念できます。
 ひとつの文全体を練習の対象の最小単位にして、文法的な理解をひとまず棚にあげたまま(からっぽのまま)音だけで仕上げ、それを着実に蓄積していくこ と。
 このことはつい最近、パンフレットを作るために書いたことですが、コーチ側ができることの最大のものはそれです。

 イメージにするかどうか、それを瞬間化するまでやるかどうかは、生徒が自分で自分に対してやる以外ありません。コーチはその必要性を言葉で理論として生 徒に伝える必要はあるが、コーチの側が音(文字)がイメージになるのを瞬間化するようなことはしてはいけないことです。
 これは人倫に反することになります。オウムの麻原になってしまいますので、絶対にやってはいけないことです。



【11178】
【タイトル】うるさい野郎
【記事番号】1771 (2147483647)
【 日時 】07/01/30 10:55
【 発言者 】Naima

とも思ってないし、にわとり野郎とも思ってないのでご安心下さい。(爆笑)

長い間英語を教えていたので大学生や社会人になった生徒達が結構います。近況報告がてら郵送しときます。

話かわりますが、友達が通訳ガイド試験を受けないかと資料をごっちゃり送って来ました。別の友達も受験したら、と資料を貸してくれました。去年から受験シ ステムが改定されて、英権1級合格者は日本語で歴史・地理・常識問題から受験すればいいのだそうです。過去問題をちょっとやってみましたが、知らないこ と、誤解していたこと、などいっぱいです。

自国のこともわからないで英語やったって意味ないなぁとあらためて思います。英米事情や英米文化を日本人に教えてもらいたいと思うような英米人はまずいま せん。私達だって、日本語が流暢なアメリカ人なんかに日本文化のことを教えてもらうのって悔しいですもの。

「茶の本」の岡倉天心の語り口、小気味よいです。



【11179】
【タイトル】根石さんへ
【記事番号】1772 (2147483647)
【 日時 】07/01/30 22:33
【 発言者 】吉

こちらの掲示板に書き込む時間も忘れてイントネーションの検証に没頭していました。 自分で言うのもなんですが、リスニングのスキルがここ最近飛躍的に アップした気がします。 思いがけないスキルアップ、、棚からぼた餅、、って言うのかもしれません(笑)。

イントネーションの研究をしていて思った事: 以前根石さんが、「磁場にいてわかっちゃった」っていうような単語とかありますか? みたいな質問をこちら でしたの覚えてますか?  イントネーションの検証をしていて一つ思い出しました!  磁場で磨かれたスキルに「皮肉やジョークを理解できるようになっ た」っていうのがあります。 イントネーションに皮肉っぽい意味を込められても最初全然わかりませんでした。 そう、、、イントネーションに言葉以上の意 味を込められても全然わからなかったのです。 それが、場の雰囲気から「皮肉である(あるいはジョークである)」という事がだんだんとわかるようになって いったのです。 その事をさっき思い出しました。

でもですね、、私、もとから鈍い人間なんです。 学生の頃、「おい、あの彼女とどこまで行ったんだよ?」と聞かれても、、「え? 三浦海岸までだよ」と答 えていました。 エッチしたのかどうか友人達が聞いていたなんて察知する能力のない学生でした。 ですからコレって日本語や英語がどうのって問題じゃない のかもしれません(笑)。


>「シャドウイングをやっても、イメージがそのスピードで同時に動くかどうかは担保されない」ということになると思います。 このあたりを英語磁場在住経 験者から書いてもらえるとありがたく思います。

いいですよ! 担保、、? これって「保障する」、とか、、「約束する」、、とか、、そういう意味でとらえればいいのですよね(?) うまく書けるかどう かわかりませんが、書いてみますね。



【11183】
【タイトル】吉さん
【記事番号】1776 (2147483647)
【 日時 】07/01/31 2:10
【 発言者 】根石吉久

>リスニングのスキルがここ最近飛躍的にアップした気がします。 思いがけないスキルアップ、、棚からぼた餅、、って言うのかもしれません(笑)。

できましたら、「掲示板でのレッスンからぼた餅」と言っていただけるとうれしい。

>イントネーションの研究をしていて思った事: 以前根石さんが、「磁場にいてわかっちゃった」っていうような単語とかありますか? みたいな質問をこち らでしたの覚えてますか?

覚えています。

>イントネーションの検証をしていて一つ思い出しました!  磁場で磨かれたスキルに「皮肉やジョークを理解できるようになった」っていうのがあります。  イントネーションに皮肉っぽい意味を込められても最初全然わかりませんでした。 そう、、、イントネーションに言葉以上の意味を込められても全然わから なかったのです。 それが、場の雰囲気から「皮肉である(あるいはジョークである)」という事がだんだんとわかるようになっていったのです。 その事を さっき思い出しました。

 そうなんだと思います。「磁場だけが作る英語のスキルが絶対にある」と言ってきましたが、語学の机上には「雰囲気」がないので、皮肉やジョークを皮肉や ジョークとして理解することは、言葉の意味以外からは形成されませんから。

>でもですね、、私、もとから鈍い人間なんです。 学生の頃、「おい、あの彼女とどこまで行ったんだよ?」と聞かれても、、「え? 三浦海岸までだよ」と 答えていました。 エッチしたのかどうか友人達が聞いていたなんて察知する能力のない学生でした。 ですからコレって日本語や英語がどうのって問題じゃな いのかもしれません(笑)。

 いやあ、その辺に関しては、私も負けず劣らず鈍いです。昔、大学受験の浪人中に、「合格祈願に行こう」と誘って女の子と一緒に長野市の西にある旭山とい う小山に登りました。祈願するための神社がみつからず、山の中腹で腰を降ろして休んでいましたら、女の子が「根石君て何にもしないんだね」と言ったので す。「はあ?」と一瞬思い、ドキっと一瞬して、「あ、そうなのか?」と一瞬思い、一瞬後にその女の子にかぶりつきましたです。かぶりついて以後の内容に関 しては、ここは公開されている掲示板なので公表できません。まあ、愚かな青春の思い出というのは、なつかしいものです。

>>「シャドウイングをやっても、イメージがそのスピードで同時に動くかどうかは担保されない」ということになると思います。 このあたりを英語磁場在住 経験者から書いてもらえるとありがたく思います。

> うまく書けるかどうかわかりませんが、書いてみますね。

 お願いします。



【11187】
【タイトル】発音平坦化のくせ
【記事番号】1780 (2147483647)
【 日時 】07/02/01 23:07
【 発言者 】寺澤郁子

先日根石さんの塾で回転読みをしていたとき、
根石さんから、

mountain

の発音の指摘を受けました。

mountain は、
アクセントの位置が[ma・ア]ですが、

私の場合、

[mau・アウ(平坦に発音)]あるいは[(ma)u・ウ]

にアクセントをつけていました。

ほかに同様の間違いがないか
少し確認してみただけで、

they
open
over
folk
notebook
homework

などがありました。
いづれも、
母音が2つつづく場合です。

こうみると、
日本語として使われている単語が多いような気がします。

最近、ことに
注意するようにしています。


話はかわりますが、

前に吉さんが英語の形容詞にはしり上がり(?)になる傾向があるというような記述と、
根石さんが自身の発音で「英語の音が平坦化していくくせがある」とういうような記述とで
思いついたのですが、

日本語は、文章の結論である動詞を最後に言うので、
文節でしたか句でしたか、「〜で」「〜で」「〜で」…「〜なんだよ。」と
言葉が後に後に続いてく性質をもつから、
言葉のおしりがあがりやすいのかな、

と思いました。
(まったく、学術的な根拠はないんですが)



【11190】
【タイトル】いくこへ
【記事番号】1783 (2147483647)
【 日時 】07/02/03 2:25
【 発言者 】根石吉久

『子の道を説こばざるにあらず力足らざるなり。』
『力足らざる者は、中道にして廃す。今や、汝は画(かぎ)れり。』



【11198】
【タイトル】過去ログ目次更新
【記事番号】1791 (2147483647)
【 日時 】07/02/08 7:00
【 発言者 】村田

目次更新しました。
http://nagano.cool.ne.jp/ha98000/

339で「気化」という言葉がはじめて出てきたのですが、最近あまり聞いていなかったと思います。
「イメージが気化する」という言い方は、無意識と意識の間をイメージが往来する速度、を「イメージ」できる言い方だと思いました。



【11199】
【タイトル】根石さんからのアドバイス
【記事番号】1792 (2147483647)
【 日時 】07/02/08 7:06
【 発言者 】村田

先日、塾長からアドバイスがありました。
根本的なものだと思うので、書き留めます。

・技法グラウンドで生徒が「意味」を言うとき、英文を言った後にすぐに(瞬間的に)意味が出てこなければならない。
・その「瞬間」を判断するのはコーチなのだが、その基準は生徒とコーチの共通感覚となっていなければならない。

塾長に私が確認したこと。
・学習者にとって、相当「こなれ」ている部分を使って意味を言う練習をすれば、その「瞬間」の間合いを共有できるだろう。
・判断を迷うところは、それでも1秒以下の世界だ。



【11200】
【タイトル】感謝
【記事番号】1793 (2147483647)
【 日時 】07/02/08 11:38
【 発言者 】根石吉久

 村田君、整理、ありがとう。過去ログを少し読みました。
 自分の文を引用するのはどうかとも思うのですが、国弘正雄は語学論としては二流のものしか書いていないとずけずけ言っているのを自分で褒めてやりたいと 思い、ここに引用致します。
------------------------------------------------------

元ファナック常務取締役
元FANUC USA, FANUC EUROPE社長
GE Fanuc Automation Europe社長
国際教育研究所長
表紙の売り文句は、「独学英語でロボットを世界に売った男の英語独習術」である。
私は断言するが、この人は英語のしゃべりでは、絶対に私よりはるかに自在に駆使する人である。こういう種類の肩書きの人はみんなそうである。日本在住のま ま「ごつごつ英語でいいんだ」「ごつごつとしゃべるべきだ」などと言ってきた私などはまったく足下にも及ばないことは明白なのである。
しかし、もう一つ断言したくなるのは、こういう人より私の方が、人に英語をしゃべるようにさせるのはうまいということである。しゃべりで自分が英語を駆使 できることは、そのまま人に英語をしゃべるようにさせる能力とはまるで別のものである。もし、それが同じものであれば、英語ネイティヴは一人残らず、日本 人に英語をしゃべらせるようにするための一流の技術を持っていることになるが、そんな馬鹿なことはない。

自分が英語がしゃべれることと、人に英語をしゃべるようにさせる力とは「まったく」種類が別なのである。自分が自在に英語を駆使できる人のほとんどすべて が、「磁場」の焼き付けによって、シンタックスを内部に焼いた人であって、国弘正雄にせよ遠藤尚雄にせよ、自分が日本国内にいてやったことだけは公表する が、「磁場」にSVOシンタックスを焼き付けられたことについてはほとんど何も言わないのである。これは、語学論としてどちらも二流であることを意味して いる。

Oさんは、「なんだか不思議なんですが、このごろは出張に出ても、向こうに着いた当日から仕事ができるようになりました。遠藤さんの教室に行っていた頃 は、出張に出て、頭が英語の回路に切り替わるのに2,3日かかっていたんですがね・・・」と私に言われた。Oさんは、ベトナムに滞在し、英語で仕事をされ ていた期間もあるから、英語の思考回路は体の中にもっておられるのだが、それでも普段日本で日本語で暮らしていると、英語の思考回路に頭が切り替わるの に、英語の磁場に行っても2,3日かかっていたというのである。それが、私の「電話でレッスン」を受け始めて一年ほどで、出張先で初日から英語が使えるよ うになったというのである。

Oさんは遠藤さんの教室で力をつけられ、私のレッスンで花を開かせたということだろうか。不遜に聞こえようと、私はそうは思わないのである。Oさんが遠藤 さんの教室に通い続けたとしたら、出張先で頭が英語の回路に切り替わるのに2,3日かかるという事情は続いていただろうと思う。言っては申し訳ないが、遠 藤さんは、自分では自在に英語を駆使するが、人に英語を駆使させる力においては二流なのである。人に英語を駆使させる力とは、そのまま語学論の力なのであ り、国弘正雄にせよ遠藤さんにせよ、語学論として見るならまったく二流のしろものでしかない。そして、これらの二流のものが、これまでの日本ではせめても の最上のものであった。

「英語を維持する」ということの実質は、磁場に渡ればただちに充電が起こり、放電が起こるだけの性能の「からっぽの電池」を作り続けるということでもあ る。「からっぽ」とは、文法的に理解されていても、意味がわかっていても、「当事者性」がからっぽであるということである。「磁場」に渡れば、ただちに充 電・放電が起こる状態を「維持する」、つまり「起動可能状態」を維持するということが、私が言っている「維持する」のレベルである。「充電・放電」が起こ るとは、「当事者性」を担うということと同義にもなる。英語という言語の当事者となって使い続ければ、そのことによって、シンタックスが内部に焼き付けら れるのである。
「磁場帰り」の人の「ぺらぺら」とは、このシンタックスの焼き付けがもたらすものであり、それはよく見てもらえばはっきりするが、「磁場」の力によるもの なのである。ご当人の語学の成果なんかではない。ご当人の語学は、「焼き付け」が起こる状態を準備しただけである。国弘の「只管朗読」だって、準備の方法 としてきちんと位置づけなければならないのだが、国弘ご当人はそれをやっていない。「磁場」のシンタックス焼き付けは、国弘の著作ではくらがりになってい る。
いずれにせよ、私の生徒さんたちの中に、「起動可能状態」の英語が作られているのは、私の語学論のせいである。私の英語駆使能力や英語の知識量なんかのせ いでは絶対にない。



【11201】
【タイトル】「からっぽ」の三重構造
【 日時 】07/02/08 11:54
【 発言者 】根石吉久


過去ログを読んでいて、考えが整理されたものがありました。
この点で、村田君の整理がありがたい。

私の中で整理されたものは、「からっぽ」には構造があるということでした。
(文法的に)理解されていないまま、音だけで仕上げた状態の文も「からっぽ」ですが、理解されていても「からっぽ」です。同じ「からっぽ」でも、段階があ るわけです。
それを根底的に決めているのは、「当事者性」です。
音だけでしあげた段階の文も、理解がともなっている文も、イメージが気化してイデアとなって動く文も、それが語学の机上におけるものであるかぎり、全部 「からっぽ」です。すべて「当事者性」を欠くからです。
別に言うと、「からっぽ」を否定したら、語学の全行為を否定したことになります。
この「からっぽ」の内部を大きくわけて3つの段階として言うことができます。「音だけ」「理解をともなう」「瞬間化されている」という3つの段階です。こ れで初心者から上級者までの語学の内実を見渡すことができると思います。
しかし、いまだ、語学と生活言語の区別がなされないまま、初心者、中級者、上級者の区別をきちんと立てないまま、各種ハウツウが言われているだけの貧しい 語学論の風景しか日本にはありません。語学と生活言語を区別し、語学の全体を貫く性質として「からっぽ」がもっとはっきりと認識されなければ、混乱が続く だけでしょう。



【11202】
【タイトル】後ほど
【 日時 】07/02/08 12:03
【 発言者 】根石吉久

このあたりに関係のあることが「茶の本」に書かれていたのを思い出しました。
確か、vacancy という語を使ってあったと思います。
時間がとれませんので、後ほど引用します。
私の「からっぽ」は、「茶の本」を読んで思いついたものではありませんことをお断りしておきますが、道家の vacancy や禅の「空(くう)」に通じるものであるという自覚はあります。そもそも素読が、道家や禅の方法に通じているものだったに違いありません。



【11207】
【タイトル】「茶の本」から引用
【 日時 】07/02/10 2:13
【 発言者 】根石吉久


済みません。 vacancy という単語はありませんでした。vacant はありました。
眼目は vacuum でした。以後引用です。
------------------------------------------------------

This Laotse illustrates by his favorite metaphor of the Vacuum.
He claimed that only in vacuum lay the truly essential. The
reality of a room, for instance, was to be found in the vacant
space enclosed by the roof and walls, not in the roof and walls
themselves. The usefulness of a water pitcher dwelt in the
emptiness where water might be put, not in the form of the
pitcher or the material of which it was made. Vacuum is all
potent because all containing.

------------------------------------------------------
このあたりに vacuum が頻出しています。
これ以前には見あたりません。
これ以後にも出てくるのかどうかは読み進めてみないとわかりません。

これは禅家の「空」のことだと考えています。



【11211】
【タイトル】根石さん 感謝してます!
【 日時 】07/02/11 7:04
【 発言者 】吉


> できましたら、「掲示板でのレッスンからぼた餅」と言っていただけるとうれしい。

大将、この掲示板には感謝しております!質問に対して根石さんが回答してくれので、これは「ぼた餅」ってよりは、「黄金の道標」、「ロードマップ」、「ガ イド付き高級リムジン」、いやいや、、本当、感謝しております。特に根石さんの「イメージ」についての書き込み、「フリーク」についての説明、これを読む 前と後で比べると、私は別の人間です。ありがとうございます!この掲示板は「ぼた餅」が乗っかっている棚みたいなもんですね!

この掲示板に常連さん以外の人も書き込むようになったら「すごい事になる」と思います。
私が言う「棚からぼた餅」は、とりあえず「やってみる」って事なんです。 与えられるモノではなく、、自分が行動した結果、予想外のモノを得る事です。 ガイドが優秀でも、自分の足で実際に一緒に歩いてみないと道に落ちている小銭は拾えないのでした!



【11212】
【タイトル】吉 復活!
【 日時 】07/02/11 7:32
【 発言者 】吉



> 自分が英語がしゃべれることと、人に英語をしゃべるようにさせる力とは「まったく」種類が別なのである。

まったくその通りですね。
私は自分の子供に英語を話せるようにさせてあげる事は無理だと思い根石さんに出会ったのでした。 駅前留学はダメだと解っていたのだと思います。 英語を会話と語学と分けて考える、、そこが入り口だったんですね。

日本語も「語学」として考えた時、寺澤さんが以前書き込んでくれた「素読」は非常に素晴らしい指導方法だと思います。 「会話(くっちゃべり)」と「語学としての言語」この二つを分けて考えるだけで、子供に対する国語や算数の文章問題の与え方が変わってきました。

>「音だけ」「理解をともなう」「瞬間化されている」という3つの段階です。

子供が算数の文章問題や国語の文章を読んでいるのを聞いていると、どの段階にいるのか良くわかる事があります。文字を習い始めたばかりの幼稚園年長や小学 校低学年の時期は、まさに「音だけ」だったりします。 「あ、、英語と同じだ!」と思いました。読むだけで精一杯の初心者です。大人の私も、プラトンの哲学など、、難しい日本語を読んでいる時、、「あ、、俺、 今、文字を追うだけで精一杯だ(汗)」と感じる時があります。やっぱり「理解をともなっていない」状態ですね。

語学として捉えた場合、英語も日本語も同じだと気付きました。



【11213】
【タイトル】根石さん
【 日時 】07/02/11 11:16
【 発言者 】Jackie



ずばり「語学論」というタイトルの本を書かれては?



【11224】
【タイトル】シャドーイングについて 1
【 日時 】07/02/18 7:59
【 発言者 】吉



> 何をどうやって良いかわからない人には、「シャドーイングはやめといたら」と言うと思います。
>>「シャドウイングをやっても、イメージがそのスピードで同時に動くかどうかは担保されない」ということになると思います。 このあたりを英語磁場在住経験者から書いてもらえるとありがたく思います。

シャドーイングについて書くにあたり、再びやってみましたよ!・・・「シャドーイング!」 なんで私は以前「やめといたら」と書いたのだろう?その理由を考える良いチャンスとなりました。シャドーイングを行う学習者のレベルにより「効果」の違い は出てくると思いますが、まず、私が感じたシャドーイングの「効果」をまとめてみました。

* シャドーイングをやると、、、、
・リズム感とフレーズ感はつかめると思う
・英語のスピードに慣れると思う
・音の高低を改めて実感できると思う
・カタカナ読みしていた学習者に「英語の音」の気付きを促せる事ができると思う。

* 逆に「シャドーイングをやっても担保されないもの」(保障されないスキル)又は悪害は、、、
・イメージの動き(つまり聴いて理解するというスキル)は保障されない
・正しい発音 (カタカナ英語は逸脱できるかも、、でも正しい発音が身に付くとは思えない)身につかない
・(ある場面でしか通用しないような)表現を勘違いして学習してしまう危険がある

* すでにイメージ(理解)と音がある程度一致している学習者にとっての「シャドーイング」は、、
・フレーズ感の中での効果的な空白「間合い」のとり方
・表現(アクセントや強調単語)による意味の変化
・超速でのイメージ(理解)の動きの確保 など
上級者には、上記のようなスキルを確保する練習になるかもなと思いました。

今回自分で意識してシャドーイングをやってみて、それはそれで上級者には効果があるかもなとも感じました。



【11225】
【タイトル】シャドーイングについて 2
【 日時 】07/02/18 8:02
【 発言者 】吉



>> 「(ある場面でしか通用しないような)表現を勘違いして学習してしまう危険がある」

例をあげます。 映画バックトゥーザフューチャーの中のセリフで [Where are you?]というセリフが出てきます。

私の中には一般的なイントネーションの[Where are you?]というのがあるのですが、映画の中では
[WHERE ARE YOU?]というイントネーションです。 (文字で音を表現するのは難しいのですね)とにかくその[Where are you?]は、その場面(状況)にはピッタリはまるのですが、あまり一般的ではないと思ったのです。初心者向けのイントネーションでは無いと言っておきま しょうか、、。
[Where! are! you!?] 、、、ありえるイントネーションなのですが、場面や状況を理解していないのに、初心者がこの音だけマネをするっていうのはどうかな? と考えてしまうのです。

ハリーポッター2巻の文章の中で(英語のオーディオブック)、ステファン・フライというイギリス人が朗読しているのですが、彼のイントネーションには「朗 読特有のイントネーション」が含まれています。


学習者がシャドーイングの効果とリスクをきちんと把握していれば「レベルにあった」効果は得られると思います。 ですが、、、何から始めたら良いかわからない「初心者」には、とりあえずシャドーインぐは勧めません。

なぜ?って、、

シャドーイングで「英語の音」の気付きを促せる事はできると思います。 「こんなに速いの〜?!」みたいな感想です。 でも、英語の正しい発音も身につきませんし、当然イメージ(理解)が動くわけなどありません。 で、、「やめといたら」なのです。

>> 「シャドウイングをやっても、イメージがそのスピードで同時に動くかどうかは担保されない」について

これはそうなんですよ。 英語の歌を1曲丸暗記して歌えるようになったとします。 どんなにそっくりに歌えても、「イメージ(意味・理解)を掴もう!」と学習者が思わない限り、イメージは動きません! (← 私が中3位の時の話ですが、、)
確実に「担保される」なら英語の歌をガンガン覚えた人は、かなり英語がペラペラになるはずです。 でもならないですよね〜。

(英語の)「歌」と「映画などのセリフ」は違うとお考えですか?

同じですよ! (^ー^)ノ 英語の歌(歌詞)を聴いてイメージ(理解)が動かないと思っている人は、映画のセリフを使ったシャドーイングをいくらやっても効果は少ないかもしれません ね〜。

以前福岡のMさんが、自然なイントネーションを身に付けたいと書いていましたが、歌の好きな人なら、「英語の歌」を練習に取り入れると良いと考えていま す。
まず歌えるようにする、、、そして次にメロディーをはずして歌詞を暗誦します。

スティングの[Englishman in New York]という曲があります。 歌えるようにしてから歌詞の部分だけ唱えるのです。

I don't drink coffee.
I take tea, my dear.
I like my toast done on the side.
You can hear it in my accent when I talk.
I'm an Englishman in New York.

誰から学んだわけでもないのに、、英語の自然なリズムをつけて言えるようになります。
やっている事は「シャドーイング」と同じですが、、英語で歌を歌えるようにして、、それから歌詞をメロディー無しで唱える。学生の時に私はこれを沢山やっ ていた事を思い出しました。イメージ(意味・理解)と発音が学習者の中で合体した時、自分の言葉として、歌詞の内容を暗誦できるようになっているのです。 セリフのシャドーイングによる「ある場面でしか通用しないイントネーション」を、勘違いして学習してしまうような危険もありません。

♪ Cecilia, you're breaking my heart. You're shaking my confidence daily.〜♪
サイモンとガーファンクル 「いとしのセシリア」より

ね、、、歌詞も悪くないと思いませんか? やっている事はシャドーイングと同じですよ!



【11226】
【タイトル】シャドーイングについて 3
【 日時 】07/02/18 8:12
【 発言者 】吉


「聞いて分かる・読んで分かる」って事は、「英語の音を聴いてイメージが動く・文章を見て即座にイメージが動く」って事ですよね。

で、、、シャドーイングでは、音に慣れるという事はあっても「イメージがそのスピードで動く」事は保障されません。

根石さんが何度も言っているとおり、イメージの動きは学習者の中でしかおこらないからです。

「茶の本」で私は自分の英語を作っています。 自分で言うのもなんですが、1章を朗読すれば、たぶん英語ネイティブにも十分伝わる音で朗読ができます。それだけの発音で朗読できても、、、、うっかりす ると自分の中のイメージが動いてない事があります。難しい文章なので、集中力をかくと「ただ言っているだけ」になってしまうのです。朗読を聞いている人 は、私の中でどのようにイメージが動いているかなんて分からないでしょうね。

気持ちを集中させていないと、(私の口から綺麗な発音で朗読している音が出てきていても)、、私の頭の中では今日の夕飯の事を考えている場合もあるので す。 そういう事がおこるのです。

(イメージを動かさずに)素読をしているだけなのか、、、イメージに乗って朗読しているのか、、それは私が告白しないかぎり皆さんには分からない事なので す。

そういう意味でも「シャドーイング」は、イメージの動きを保障しません。
学習者が「今、自分はどういうイメージを伝えているのか」その事を強く意識しない限りは、イメージは絶対に動きません。 そして、ただ「シャドーイングをやる」って練習は、「素読」にもならない気がします。 (無意味だとは言いませんよ!)

シャドーイングをやるのなら、順序があると思います!
(効率の良い順番って言っておきましょうか、。)

#1. まず素読はできるようにしておく。
その素読の基本をつけるために根石さんのようなコーチをつけての音作りは非常に効果があると思います。 なんと言っても、イメージを乗っける基本的な「音(発音)」=「入れ物」を形成できますからね。

#2.それができて、音とイメージ(意味・理解)が合成を始めてから「シャドーイング」に移行するのが良いと思います。

やるんなら「この順番」が効率が良いと思います。



【11227】
【タイトル】根石さん
【 日時 】07/02/18 17:49
【 発言者 】I村


テキスト7年目の浮気P31に
「Krahulik」氏が出てきますが
読みは「カフーリック」でよろしいでしょうか。



【11228】
【タイトル】I村さん、Naima さん
【 日時 】07/02/20 1:58
【 発言者 】根石吉久


申し訳ありません。リーダーズが私が持っている最大の辞書ですが、これで調べがつきませんでした。Kra の綴りでは、確かに r 音が消滅していく傾向が生じると思うので、ひとまず、テキストの通り、「カフーリック」でやっておきましょう。調べがついた時点で、間違っていたら、訂正 するということにさせて下さい。
人名に関するこういう問題は、「茶の本」でもちょくちょく生じています。
「茶の本」をテキストをして長くレッスンをしてきましたが、調べがつかないものは、仮に「読み」を与えておき、調べがついたら訂正するというやり方をして います。

Naima さん
これは、ドイツ人の名前っぽいような気がするのですが、ドイツでこんな名前を聞いたことがおありでしょうか。



【11230】
【タイトル】吉さん
【 日時 】07/02/20 2:24
【 発言者 】根石吉久


>#1. まず素読はできるようにしておく。
その素読の基本をつけるために根石さんのようなコーチをつけての音作りは
非常に効果があると思います。 なんと言っても、イメージを乗っける基本
的な「音(発音)」=「入れ物」を形成できますからね。
>#2.それができて、音とイメージ(意味・理解)が合成を始めてから「シ
ャドーイング」に移行するのが良いと思います。

吉さんらしく、おだやかな言い方です。
私はこのあたりを「練習順序の絶対性」というくらいに強く言います。
学校の宿題として、中学生に、「まともに口が動かない文」をノートに書いて提出させるというものが横行していますが、「練習順序の絶対性」から言えば、 「まともに口が動く」ようにする。次にそれが書けるようにするというものがあります。まともに口が動かないものを書くような宿題を出すと、生徒の中には絵 を写すように字を写しとっているだけの人が生じます。これは、ペンマンシップの練習にはなるでしょうが、英語の力をつけるという点から見れば、ただの拷問 です。ただの拷問を成立させないために、「練習順序の絶対性」が必要です。
まったく同様に、シャドウイングについても「練習順序の絶対性」が成立します。

吉さんは素読と言ってくれましたが、耳になじまない方もいるかと思うので、「音読」でもいいと思います。音読で音を完成させ、「意味の容器」を作る。音と イメージを合体させる。音読によって、音とイメージの連動(即時化・高速化)を作る。シャドウイングをやる。というような「練習順序の絶対性」が成り立つ と考えています。慣れてくれば、「意味の容器」づくりと、音とイメージの合体はほぼ同時進行でできるようになっていきます。
コアになる部分だけ言えば、吉さんの言われた通りです。



【11231】
【タイトル】ありがとうございます!
【 日時 】07/02/20 23:07
【 発言者 】吉


> ていねいな記事をありがとうございました。
> これは、過去ログ内に独立させる価値のある記事だと思います。

えーー!! 本当ですか! なんだかうれしいです。 書いてみて良かったです。
村田さんにはバレちゃっているのでしょうが、朝、一気に書き上げた草稿を殆ど読み返す事なく投稿しちゃった文章なんですよ! ですから投稿した後で読み返して、修正をポロポロと加えちゃいました。 また勢いで投稿しちゃったかもなーと、ちょっと不安もあったんです。

> 私はこのあたりを「練習順序の絶対性」というくらいに強く言います。

そうですね、、「絶対」という言葉を使っても良いくらい大切な順番ですね。 私もその順番が「絶対」に最大の効果を得られると思います。

> 吉さんらしく、おだやかな言い方です。

あはは、、私の文章スタイルですかね。

話は変わりますが、先日の寺澤さんの「素読」に関する内容を、書こうとしているのですが、これが難しいんです。 難しい事を柔らかい言葉で表現して、相手に気付きを促すというテクニックを意識するようにしていますが、これが文章ほどやさしくは無いんですよね〜。

ぬるい表現は私のスタイルですが、根石さんがかっちりとフォローしてくれるので、私の気持ちも救われます。 ありがとうございます!



【11233】
【タイトル】Krahulik
【 日時 】07/02/21 11:57
【 発言者 】Naima



ドイツ人の名前ではなく、東欧系の名前のようです。"Pronunciation of names" などをキーワードにインターネットで検索してみましたが、ヒットしませんでした。お役に立てず申し訳有りません。



【11234】
【タイトル】シャドーイング
【 日時 】07/02/21 12:10
【 発言者 】Naima



シャードーイングは、一字一句を捉える必要のある同時通訳者のための訓練です。一般の学習者が聴解力を向上させる為には、それよりもキーワードを捉えるこ と、背景知識を持つこと、発音を鍛えること、などが重要だと思います。シャードーイングはスクリプトなしに英語の一字一句を追いかけるのですから、これは 大変ストレスのかかる訓練です。イメージを涌かせる余裕などありません。耳で「音」を追いながら寸分違わず再生することで精一杯。

英会話講師はサイマルやインター、コングレなどの通訳者養成学校出身社または在籍者が多く、そのプロの技術を中学生や高校生の授業にも取り入れようとして いる様です。もっと問題は、その方法を又聞きした先生達が生徒にやらせること。音作りも充分に教えていないままシャドーイングをさせるなど言語道断だと思 います。

ちゃんとしたシャドーイングの方法をしらないで教える先生もいたり、です。英会話指導法のワークショップに通っていた時分、英語塾の先生達と話す機会が あったのですが、シャドーイングの理解については千差万別。ネイティブの音声を流しながら、スクリプトを読むことをシャドーイングとしておしえている先生 もいました。私がサイマル・アカデミーで習ったのは、数語遅れで再生するというものでした。同時に再生するのならもう少し簡単なのですが。私など3分と続 けられませんでした。

私は前々から、一般の学習者、まして初級者にシャドーイングは必要ないと思っています。やりたければ、上級者が余興にやる程度でいいと思ってます。



【11235】
【タイトル】Naimaさんへ
【 日時 】07/02/21 19:57
【 発言者 】吉



そうですか〜、シャドーイングは同時通訳の練習だったんですか! ありがとうございます! 勉強になりました!

シャドーイングってテキストをみながら「かぶせ読み」をして、慣れてきたらテキスト無しで「かぶせ読み」をする事だと思っていました! だって、、僕が読んだテキストにそう書いてあったから、、、(笑)。

スクリーンプレイ社の練習方法にも「シャドーイング」の説明にそう書いてありますね〜。Naimaさんみたいに「シャドーイング」の本当の意味を知ってい る人は少ないかもしれません。

同時通訳の練習に「シャドーイング」なのか〜、、うーーん、、すごい納得できる気がする。

俺、、1分も持つかな、、、(ーー;)

先日の投稿で、、タイトルを「シャドーイング」としちゃいましたけど、、正しくは「英語のCD音声にかぶせ読み その1〜3」ですね。 村田さん、、変更できますか?

伝えたい事は「伝わった」と思いますが、、、(^^;

Naimaさん、、明日は「茶の本」ですね! 宜しくお願いいたします。



【11236】
【タイトル】吉さん
【 日時 】07/02/21 23:37
【 発言者 】Naima



>シャドーイングってテキストをみながら「かぶせ読み」をして、慣れてきたらテキスト無しで「かぶせ読み」をする事だと思っていました!

それは多分オーバーラッピングというものだと思います。その他にリプロダクションと言って、1センテンスを聞き取ったらそのままを再生するものもありま す。ちなみに、NHK 英語講座の岩村圭南氏の推奨しているのは、このオーバーラッピングだと思うのですが。それらすべてがごっちゃになって議論されてたりするので、英会話講師 や英語の先生の話が噛み合ないことがよくあります。

シャドーイングはスクリプトは使いません。音声を聴きながら即座について再生する方法をとる先生もいますが、私の知る限りでは「数語遅れ」で再生するのが 本来のやり方です。LLなどでヘッドフォーンをつけてやらないと、自分の声に音声がかき消されてしまいます。その後、自分の声を録音してチェックします。 ものすごい厳しい訓練なので、これはプロの為のものだと思います。

茶の本、よろしくお願い致します。8時40分ですね。うちのPCのメール送信機能が不具合です。ヘルプを参照しながらいろいろとやってみてるのですが一向 に改善しません。もし都合が悪くなったら、大風呂敷に連絡を入れますのでよろしくお願い致します。



【11238】
【タイトル】昔の中学の英語教科書1
【 日時 】07/02/22 15:57
【 発言者 】Jackie


New Prince English Course . より引用。 白黒です。
Lesson 1
K:Hello. My name is Ken Oka.
B:Hello. My name is Bill Brown.

B: This is a park.
K: Is this a church?
B: Yes, it is.
K Is this a church, too?
B: Yse, it is.

B That's my school.
K Is that a school,too?
B Yes, it is.
K It it a high school?
B Yes, it is.
K Is that a store?
B No, it isn't. It's a school

lesson2 折り紙遊び
1
K Look, Bill.
B Is that a bird?
K Yes, it is.
B Is this a dog or a cat?
K It's a dog.

2
B Is this a cap?
K No, it isn't. It's a box,
B What's this?
K It's a cow.
B What's that?
K It's a flower.

3
B Hello, June.
J Hello, Bill.
B Is this your book?
J Yes, it is. It's my book.
B What's this flower?
J It's a rose.
B Is that flower a lily? or a rose?
J It's a lily.



【11239】
【タイトル】昔の中学の英語教科書2
【 日時 】07/02/22 17:02
【 発言者 】Jackie


New Prince English Course . より引用。
Lesson3 Junkoの画帳

J This is a new workbook.
Look. This is a flower. It's a red rose.
B What's this?(絵を指しながら)
J It's an apple. It's a yellow apple.

B What' this?
J It's an orange.
B What's this?
J It's an apple. It's a green apple.
B The orange is big. The green apple is small.

B This is a big tree. What color is it?
J It's green.
B What color is this horse?
J It's blown.
B What color is this cow?
J It's black and white.


Lesson 4 新しい友達 P20

B Rose, this is Ken. He is Japanese.
Ken, this is Rose. She is my girl friend.
K Hello, Rose.
R Hello, Ken.

R This is my father.(写真をさしながら)
K Is he a teacher?
R No, he isn't. He is a newsman. This is his study.
K Is that girl your sister?
R Yes, it is. My sister is a high school student.

Rain in April Flowers in May
Roses in June Play in July


Lesson 5 I am a boy scout P26

B I'm a boy scout. I'm busy.
You are a girl scout, Rose. Are you busy, too?
R Yes, I am. I'm busy.

K Good morning, Rose.
R Good morning, Ken. How are you?
K I'm fine, thank you. How are you?
R I'm fine,too. Thank you. Are you a boy scout?
K No, I'm not. I'm not a boy scout.

K Who is that man?
R That's my father.
K Who is that woman?
R that's Mrs. Brown. Bill is her son.
K Who is that boy?
R That's my brother.



【11241】
【タイトル】Naimaさんへ
【 日時 】07/02/22 20:56
【 発言者 】吉

はーーい、、わかりました〜! (^ー^)ノ
それよりメールが早く治ると良いですね〜。 お皿の絵付け教室の連絡とかでも、メールないと困りますよね。

あ、、あと、、先日書いた「シャドーイング」についてなんですが、、あの投稿文章、、シャドーイングについて私が勘違いしていたという注釈をつけますの で、文章の中の言葉は「シャドーイング」のままでいこうと考えております。

「CDの音声のように上手くマネる事ができても、イメージが動く事は担保(保障)されない」って事が伝えたいんです。 で、、あの文章で使っている「シャドーイング」はそのまま採用させてください。

<(_ _)>



【11242】
【タイトル】Jackieさんへ
【 日時 】07/02/22 23:23
【 発言者 】吉


Jackieさん、、お久しぶりです。 学習方法とかを紹介している良いHPは見つかりましたか? どんぐり倶楽部さんのHPを読んで、根石さんが言っている事との共通点とか見つかりましたか?

Jackieさん、以前、どんぐり倶楽部の糸山さんが、ここの根石さんと似たような事を言っていると書きこみしたことありましたよね。

僕ね、、、ちょっとだけ、わかってきたんです。 お二人とも数学と英語と指導の専門は違いますが、、はい、、同じ事を言っていると(私は)思いました。

私の娘(小1)に算数の文章問題をやらせたら。
「ね、、お父さん、、これ足し算? 引き算?」と聞いてきました。 私も子供の頃は、式が作れる事が良いことだと教わってきました。 実際に式が作れないと学校で×ペケを喰らっていましたからね。

でもね、、、小1なんて低学年の頃は、問題が意図している部分を読み取れれば、式なんて書けなくても○(まる)で良いと心底思うようになったんです。それ こそ、、問題文を読み、、そこに書かれている事を絵に描いて、、式が書けなくても、、答えが正解なら○とする。絵に描けるという事は、出題文をイメージに 変換できているという事なんですね。
極端な事を言っちゃうと、答えが間違っていても、考え方が合っていれば○マルとしちゃっても良いのかもしれません。

イメージを掴みにいく、、、つまり、そこが大切な事なんだと思います。 イメージもわからないのに式を立てようとするから、 だから娘の質問、、「ね、、お父さん、、これ足し算? 引き算?」につながるのですね。

「ん?、、絵に描いてごらん? 式なんてかけなくて良いよ。」

式を作れる事に価値をおかなれけば、足し算か引き算かなんて子供も質問したりしてきません。 式が書けなくても、絵を描いて、、絵が表現している事が正しければそれで良しとする。 「考える」ってそこですね。

2+2=4

この式を見て、ただ数字だけを扱う人と、「頭の中でイメージを動かす訓練を子供の頃からしてきた人」では、大きな差があると思います。

○○→ ←○○

英語の根石さん、どんぐり算数の糸山さん

両氏とも同じ事を言っています。 理解するという事は「イメージの獲得」です。
考えるという事は、「獲得したイメージを動かす」という事ですね。

我々は、イメージの世界に住んでいる住人なんだと本当に思います。

言葉を扱うって事は、どれだけイメージにはまる言葉を沢山獲得しているか、、そして、
イメージを効果的に表現できるだけの言葉とシンタックスを的確に選択できるか、、、って事なんですね。

「英語を話す」も「日本語を話す」も、まったく同じだって気付き始めました。

英語も日本語も算数もすべて、、イメージ核の獲得、、そうなんだと思います。
もしかしたら、、物理学も化学も社会もスポーツも、、、極め始めると、、コアイメージの獲得の中に、答えを見つけられるのかもしれません。根石さんに指導 を受けている「語学」は、すべての学問の核(コア)かもしれません。 だから語学に魅力を感じるのかもしれません。最近、、ぼんやりとそんな事を考え始めています。

Jackieさんはよく、日本の教育を危惧するようなニュースに敏感に反応して、こちらの掲示板で紹介してくださいますよね。社会でおこっている出来事を きちんと捉えている方だなーと、いつも尊敬しているんですよ。本質を見極められる力のある方だなーといつも思っております。で、、、私のこの「イメージの 話」、、、Jackieさんなら理解してくれるかな〜と思って書いてみました。

ど、、どうでしょう? _(^^;)ゞ



【11243】
【タイトル】音とイメージの一致
【 日時 】07/02/23 12:37
【 発言者 】Jackie

私には 持病があります。
実はここではまだ英語にたずさわっていると書いていましたが、
英語を体当たりで教えるにはかなりの体力と気力がいることもあり、
プライベートのレッスンすらやめて
ここ2年ほど 英語を教えることとはまったく遠ざかっています。
家業の裏方を手伝っておりました。
嘘をついていてごめんなさい。
この掲示板が英語、語学に関する掲示板だったことと、
私の病状や現状を説明してもなあ・・・ということで ふせていました。
正直者? の私としては大変心苦しかったのですが・・。
お許しください。

それで 本当に英語から遠ざかっていましたし、私の英語に対する動機もさがりっぱなし。
もー本当に離れていました。

時は2月、体調の回復とともに 長い冬眠から少しさめたのか 昨年取り寄せていた昨年改定の中学の教科書 ニューホライズンを取り出して音読。
ゆとり教育の見直しもあってか 前回の教科書より若干ボリュームが増えているかな?と。
まあ、相変わらずカラフルの教科書だと思いつつ、ホライズン中2へ。

前回の改定本より 文章が長くなってました。またここ数年は教科書にリスニングコーナーや旅、ショッピングでの短い会話コーナー、ライティングのコーナーなどがはいっていま す。

しかし文章の長さが一年の教科書とはちがってきており
これは中学1年から2年にあがるときに躓く子が出てくるな・・・と。

いや 私自身が躓いたのですよ・・・お恥ずかしいですが。

「2年の教科書ね、へー、前回よりボリュームあるな、少しはマシになってるってことか。どれどれ」
Baseball dogs
Rio, a member of the Bark team, was waiting on a boat. A ball flew into the water from tha ballpark. It was a "splah hit" Rio jumped into the water, too.
What ded Rio do next? Find out at 3:00 on Sunday afternoon,April 12.

ええ、そんなに難しい文章じゃないでしょ?
しかしこれ 2度ほど音読したんですが 読んだあとにあれ?ん?なんてかいてあったかな?と内容が頭にのこらなかったんです。 マジですよ、マジ。これでも一応元英会話講師ですが、ここまでさびるかあ! と自分で突っ込みいれましたね、ええ。
吉さん、私の英語力はほんとしょぼいですよ。 口だけの人間です。はいはい口だけ達者なんです。

おかげで あーこりゃ 1年から2年に上がる生徒が躓くだろうという予想が立ちました。
昨年秋にオープンスクールということで授業が見学できたのですが、教室で英語の音読も行われていました。教師のあとに音読、2分一人で音読、たってあたら いいペアを探して音読などもあって、あー以前より音読増えてるな、いいことだなとは思いましたが、
うーんしかし それが血肉化されているとはいえないなと。
まー週たった3時間しか英語授業はないですからね、それで文法 音読、リスニングまで教えなければならない。先生も大変ですが。

で、中1の教科書の血肉化、身体化ができないうちに中2にあがると・・・そりゃベタ基礎ができてないのに柱をたてる・・身になるわけがありません。

おまけに 早期英語教育ブームで 英会話に通っている小学生が増えています。
それが日本人のまるで保母さんのような先生による ゲームやカードまたはフラッシュカードにジェスチャー(以前みたブックフェアでの幼児小学生への英語教え方セミナーでの教え方・・まあ日本人の先生方はセ ミナーに通って教授法拾得にはそれなりに熱心のようです)の 楽しい英語。
外国人ネイティブの先生による「生」の英語。


これらでなまじっか 楽しさから英語にはいっていると
つまづくなあ。 中2の動名詞はまだしも 中3の受動態になると確実に・・・。
ちょっと長文になるときっとつまづくなあ。と確信した次第。

>イメージを掴みにいく、、、つまり、そこが大切な事なんだと思います。 イメージもわからないのに式を立てようとするから、 だから娘の質問、、「ね、、お父さん、、これ足し算? 引き算?」につながるのですね。


イメージをつかみにいくこと。

中2の教科書のUnit1を2度ほど音読してほおりだしてしまい。いや字面だけおって読んでいたんですよ。イメージをつかみにいかなかった。いけなかっ た。イメージをつかむにはただ音読するときとは脳の違った場所を稼動させなきゃならない。 そこのスイッチがオンにならなかったので 字面だけ2、3度読んでも意味が体の中に入っていかない。

そうリスニングクイズとして使うときの脳の場所。 リスニングをできるようにするには
イメージが浮かばないと 設問に答えられない。

今の教科書にはリスニングがかなりもうけられていますがね。
リスニングトレーニングをしながらイメージの獲得練習もすることができますが、
まあ、学校では底まで行われていない、いや行う時間もないでしょうね。

一時間ほどなげだしておいて また読んだときには 読みながら内容にはいっていけました。 ほっとしました。あ、思ったより難しくないじゃん。難易度もかわってないな。と。前改定より会話文スタイルが少し減り、文章スタイルが増えているからこの ほうが生徒の学習にとっていいなと思いました。

長らく英語から離れていたことにより 生徒の目線にしばしもどることができました。

副産物?

英語リハビリは大変そうです。 やるかやらないかもまだ決めてません。

なにせ 冷めてしまっていることと 責任をもって教え始めるまでの体力がまだあるかどうかは不明。 家業でいくか、英語でいくか・・・。


まーね、私が中学生だったころの教科書は白黒でしたし もっとボリュームもあり、
lesson14までありました。今の一年生はレッスン11ですから 昔よりははるかに簡単になっている英語教科書です。



【11244】
【タイトル】英語とイメージ
【 日時 】07/02/23 12:59
【 発言者 】Jackie


以下の吉さんの文章に同意。

>英語の根石さん、どんぐり算数の糸山さん
両氏とも同じ事を言っています。 理解するという事は「イメージの獲得」です。
考えるという事は、「獲得したイメージを動かす」という事ですね。

我々は、イメージの世界に住んでいる住人なんだと本当に思います。

言葉を扱うって事は、どれだけイメージにはまる言葉を沢山獲得しているか、、そして、
イメージを効果的に表現できるだけの言葉とシンタックスを的確に選択できるか、、、って事なんですね。

「英語を話す」も「日本語を話す」も、まったく同じだって気付き始めました。

英語も日本語も算数もすべて、、イメージ核の獲得、、そうなんだと思います。


吉さんから教えてもらったどんぐり倶楽部のCDをとりよせ、
文章問題を小学1年の姪にやらせてみました。

絵を描くのはすきなのでぴったりだろうとおもったのですが、
やはり
「えー絵を描くの?なにこれ書くの、めんどくさい。」
とありさんやくらげさんの絵をかかずに○をかきました。
「くらげさんの絵をかいてみたほうがわかりやすいんじゃ?」
「えー いいよ、○で」 「・・・・・・」 と○をかいて しっかりと 「しき」 「こたえ」と「式をかかなきゃ」と言ってました。

先は長いです。

でもどんぐり倶楽部の年長さん、小学1年の文章題、イメージを動かさないと文章がよみとれないので 大人でも頭の体操になりますね。

少なくとも100マス計算や 古文の暗唱よりは。

「雨にもマケズ」「春はあけぼの」などの名文を小学生が暗唱 つまりはべらべら読みをして 中学になって 意味をならったときに Aha こういうことだったのかと理解するのはいいことです。

ただ教える側にやはり理念がないと 音読も暗唱も意味のない、意味の薄いものとなるのではないでしょうか?そこに哲学や理念があることで生きてくる。

先にかいた学校での英語の音読授業もそうですが
たんに技術的にマネをしただけだと、 薄っぺらいものに、うーん害悪までにはならないから、やらないよりやることにこしたことはないのでしょうがね。


古文の暗唱 雨にもマケズ、
私は嫌いでねえ。

教える側の理念哲学は必要とかきましたが、それは根石さんの語学論のようなものが必要ということであり、 決してとある思想を押し付けては、植えつけてはいけないと思う。

なんかねー 斉藤孝の日本語の音読本は 私はきらいなんです。
とりあげてるものが 彼の理念・・いや思想でえらばれたもので
たとえば 雨にもマケズ。これは奉仕の理念、宮沢賢治はすばらしい! 人生こうあらねば!という 大人の欲
自分を棚にあげての欲、 を子供におしつけてるようで。


中学生の段階で英語教育を通して社会問題を考えさせるってのも好きではありません。
環境問題 割り箸問題を通して不定詞とディベートの授業の中嶋さんの授業
過去ログ6410あたり
http://nagano.cool.ne.jp/ha98000/log/6401-6500.html

私には中嶋さんほどの技量もないし 環境問題にたいしての思いもないんで・・・

環境問題
割り箸ーアフリカあたりの森林伐採問題

近頃は環境に配慮したレジのビニール袋をやめて Myバッグが盛んにいわれてますね。

地球温暖化も ブッシュお前がいまさらいうか? ですが。

環境ってなら割り箸より車だろお。と。レジ袋有料化でマイバッグで環境にやさしい?

レジ袋、あれは犬のうんこをひろったり ゴミをまとめるのに役だってるんだよ。

なんか環境問題を英語にからめて教育しようとしてる大人と 雨にもマケズ精神を
子供に暗唱させようとする大人の姿がダブるんです。


こんなことを考えてしまう私は 左?なんでしょうか? よくわかりません。
右派でも左派でもないんですがね。


音と意味とイメージの一致をせず ただ音読暗唱してるだけでは 考えは体に浸透しないから大丈夫かな。 大人になってAha体験して 宮沢賢治のような立派なw人物、
つまりは体制側に都合のよいふうに 考えるようになってしまうのでは・・



雨にも負けて風にも負けて 夏の暑さにも負けて・・・の私ですから耳が痛いので
理屈をつけて 難癖つけてるだけです(汗) 環境問題に対して実践してないし
中嶋先生のような技術もないんで難癖つけてるだけです。
でも中嶋先生のように40人の教室を飽きさせず熱中させるハンドリングする力量はほしいですね。


散文失礼いたしました。



【11245】
【タイトル】Jackieさんへ
【 日時 】07/02/23 22:41
【 発言者 】吉

私の書き込み対する丁寧な返信ありがとうございました。 あやまることは無用ですよ。 私も仮面をかぶった投稿者ですからね。 どこまで本当の事を書いているかなんてわからないですよ〜。
( →_→) ニヤ

いつも社会に対して正直に自分の意見を投稿されているJackieさんの大フアンなんです! 今回の投稿は大変だったと思います。 ありがとうございました。

> 吉さん、私の英語力はほんとしょぼいですよ。

Jackieさんがこう書く気持ち、わかる気もします。 自分の現状を把握できるのは「自分を理解している証拠」だとおもいます! すばらしい!

しょぼくてもまったくOKですよ。 たとえ「実は初心者でした」と告白されてもOKですよ! でね、、、また今度しつこくお誘いいますね。 電話練習 <(_ _)>
お付き合いしてくれるのは、元気が溜まった時だけでいいんですよ。



【11252】
【タイトル】認定一覧
【 日時 】07/02/27 0:22
【 発言者 】根石吉久


書式:
段 名前(県名) 昇段または認定の年月日
※レッスン開始時での外部テストの級や得点。学年。職業。英語の必要場面。英語圏
在住経験の有無。段獲得以後の外部テストの級や得点。その他。

初段 樋口静香(長野県)2005年6月26日昇段
※初段認定時高校2年。レッスン開始時中学3年2月(英検3級)。レッスン開始後、
5ヶ月目頃、英検準二級。
初段 大澤弘文(奈良県)2005年7月2日認定
※レッスン開始時、TOEIC 370点 大手電機企業勤務。海外出張多し。
初段 小川住江(奈良県)2005年7月2日認定
※レッスン開始時、英検一級、TOEIC 870点。英語圏在住経験なし。英会話学校教師
経験あり。
二段 M・U(長野県)2005年7月2日認定(06年4月中断)
※高校教諭(英語)英語圏在住経験なし。
二段 I・N(山形県)2005年7月11日認定
※公務員 レッスン開始約1年半後に、TOEIC 受験、425点。
二段 O・K(北海道)2005年7月11日認定(06年、中断)
※塾講師 中学2年時英検4級。以後、受験なし。36歳。英語圏在住経験なし。
初段 斎藤操(埼玉県)2005年7月11日認定
※外資系企業社員 レッスン開始時 TOEIC 660点。日々メールで英語を使う。英語
圏在住経験なし。07/02/26 現在中断。
初段 T・A(アメリカ)2005年7月25日認定。
※レッスン開始時は日本在住。開始時、英検準一級、TOEIC 790点。公務員。アメリ
カ在住のため、無料会議電話を使用。仕事で英語を、家庭で日本語を使っている。旅行、
買い物などにでかける時、英語にびっしりと囲まれる。
初段 F・U(長野県)2005年7月25日認定。
※レッスン開始時、英検二級(取得は大学在学中)。主婦。英文科卒。英語教員免許あ
り。父親のいとこが二世で、中学の時、発音を直してもらった経験あり。英語圏在住経
験なし。非常に発音がきれい。
二段 斎藤操(埼玉県)2005年10月30日認定
※外資系企業社員 レッスン開始時 TOEIC 660点。日々メールで英語を使う。英語圏
在住経験なし。07/02/26 現在中断。
初段 片原範子(長野県)2005年11月5日認定。
※高校二年生。小学6年生から素読舎に通塾。家が遠いため、中学途中から「電話でレ
ッスン」。高校入学と同時にゴーストの文法解析教材(イメージ受肉)を使用。初段認
定時まで、中学の教科書3冊の復習を継続。英検3級。英語圏への留学を希望している。
将来は小学校の先生をめざす。07/02/26 現在、1万数千行目から4万7千行台へジャン
プした後の教材を継続し、5万7千行台。「文法・語法問題1000」終了後、「ゴー
スト」の「どしゃぶり型レッスン」を予定。一挙に8段、9段の認定を予定。
初段 岩本幹夫(兵庫県)2006年2月3日認定。
※電機会社社員。英検などの資格なし。英字新聞を読め、英語でニュースが聴き取れる
ことを目指してレッスンを開始。出向で、英語の必要な会社に行く可能性がある。07/02
/26 現在中断。
三段 I・N(山形県)2006年3月25日認定
※公務員 レッスン開始約1年半後に、TOEIC 受験、425点。
二段 小川住江(奈良県)2006年4月10日認定
※レッスン開始時、英検一級、TOEIC 870点。英語圏在住経験なし。英会話学校教師
経験あり。
二段 F・U(長野県)2006年6月26日認定。
※レッスン開始時、英検二級(取得は大学在学中)。主婦。英文科卒。英語教員免許あ
り。父親のいとこが二世で、中学の時、発音を直してもらった経験あり。英語圏在住経
験なし。非常に発音がきれい。
四段 J・I(東京都)2006年6月26日認定。
※外資系企業勤務。日々英語を使う必要あり。途中中断、2006年、5月レッスンに
復帰。以前は、「集中豪雨型レッスン」だったが、レッスン復帰時に「アジアの大河型
レッスン」に切り替え。段に換算し、三段終盤。一ヶ月ほどで昇段。
二段 大澤弘文(奈良県)2006年10月9日認定
※レッスン開始時、TOEIC 370点 大手電機企業勤務。海外出張多し。
二段 T・A(神奈川県)2007年1月27日認定。
※レッスン開始時、英検準一級、TOEIC 790点。公務員。その後2年余り、家族とア
メリカ在住。主に仕事で英語を使う。アメリカ在住期間中は、無料会議電話、プララの
IP電話などを使用し、最終的に電話代を月額400円におさえる。帰国後もレッスン
を継続。アメリカ在住中のイントネーションの変化はめざましい。
初段 片原寛子(長野県)2007年2月24日認定。
※小学5年で素読舎の方法で練習開始。中学2年生のとき英検3級。中学3年生で、
「アジアの大河型レッスン」で「ゴースト」を開始。高校1年生の2月、一万行を超え
る。そこから4万7千行台にジャンプ。「英文法・語法問題1000」を元にしたイメ
ージ受肉用教材に着手。高校で学年2番まで伸びる。学年トップになったら知らせてく
れることになっている。片原範子の妹。
二段 N・A(東京都)2007年2月26日認定。
※編集者。41歳。趣味・トライアスロン。以前、イギリス人のカメラマンと一緒に仕
事をする機会があったが、今は年に二三度海外旅行で英語を使う機会がある程度。TOEIC
受験経験あり、650点くらいだったと記憶している。二段認定時、27828行。ま
もなく三段。(初段は「どしゃぶり型」で、二段は「大河型」で獲得。二段獲得時を根
石が記録せず、完全に根石のミス。お許しの程!)



【11253】
【タイトル】教材の書き直しについて
【 日時 】07/02/27 0:33
【 発言者 】根石吉久


-----------------------吉さんからのメール-------------------------------
根石さん

横浜の吉です。

ゴタゴタがあったり、仕事が入ったりで、
レッスンをお休みしなければなりませんでした。
今週からは落ち着く予定ですので宜しくお願いいたします。

家内から「I've had it forever.」を、
「I'll have it forever.」に変更する件を聞きました。

本に書いてある「ああ、、捨てないってな。」という和訳に合わせると、
確かに根石さんが家内に伝えたように「I'll have it forever.」で正解だと思います。
ですが、この和訳は直訳ではないと思います。

英語の「I've had it forever.」が正しいとした場合、、
日本語の意訳や誤訳の可能性は検証されましたでしょうか?

「I've had it forever.」

(= I have been using it for a very long time. )

で、、、I've had it forever. は、
セリフとして間違いではない気がしますが、どうでしょう?

「I know you love this chair, but we've discussed this and ・・・」

[Yeah, I've had it forever.]
「ああ(確かに話し合った)、、(でも)ずっと使ってきてんだ。」
(だから捨てられない)

このセリフの裏には「だから捨てない」って意味が込められてますよね。

あと、男性の方が、話し合った事実と内容に触れるのを避けて、
会話の論点を変えようとしているかのようにも受け取れます。

その裏の意味を日本語に訳したのだと思います。

言葉通りに訳すと説明的になって長くなってしまう文章や、
日本語に直訳変換すると会話がスムーズに流れない文章ってあるじゃないですか!

で、、翻訳家は(裏の意味などを見つけて)
会話の流れ易い言葉を選んで意訳するって事をしますよね。
それだと思います。

「皮肉」は言葉通りに直訳できないので、
言葉の裏に含まれた部分を訳さないと意味が通らないじゃないですか!

この文章は別に皮肉ではないですけど、
たぶん、そういう意味で「ああ、、捨てないってな。」という訳になったのだと思います。

[I've had it forever.] (← この表現は会話でも実際に使われます。)
セリフの流れから考えても、この英語の表現で良いのだと思います。

あえて変えるなら日本語の「ああ、、捨てないってな」を、
「ああ、、(でも)ずっと使ってきたんだ」
このように変更する事で解決すると思うのですが、どうでしょう?

「I'll have it forever.」

「I've had it forever.」

どっちの文章を(「イメージ核受肉」の)教材として使うのでも、
「イメージの獲得」という事で考えれば、どちらでも良いと思います。

ですが、本に掲載されているオリジナルのセリフは、
「I've had it forever.」のままで良いと思うのですが、
根石さんはどうお考えになりますか?

すみません、、突然のメールでぐだぐだと、、
もっとシンプルにまとめられたら良かったのですが、、。

いつも掲示板からの指導、ありがとうございます。
感謝しております。

では、、、今日はこの件にて失礼いたします。


---------------根石からのお返事-------------------

メールありがとうございました。
先日のレッスン時、まだメールを読んでいなかったので、話ができませんでした。

> 「I've had it forever.」
> (= I have been using it for a very long time. )
> で、、、I've had it forever. は、
> セリフとして間違いではない気がしますが、どうでしょう?

forever が、過去の一時点から現在までという限定された時間を表す現在完了と
共存できないのではないかという疑いが私にありまして、原文の英語がおかしいの
ではないかと疑ったのでした。

> 「I know you love this chair, but we've discussed this and ・・・」
> [Yeah, I've had it forever.]
> 「ああ(確かに話し合った)、、(でも)ずっと使ってきてんだ。」

確かに、私の I'll have it forever. の解釈では、Molly の言い分をまったく絶
ちきるような断定になるので、話の流れの中で考えると不自然な感じになります。

要するに、forever が for a very long time, あるいは always 程度の意味であ
り、現在完了と共存できればまったく吉さんの考えに異存はありません。
その点で、

> [I've had it forever.] (← この表現は会話でも実際に使われます。)

ここにある、「実際に使われる」というのが決め手です。辞書がすべての語法を網
羅していないかぎり(もし網羅したら、使いにくくて仕方のない辞書になるでしょう)
私には実際に使われるかどうかは確認のしようがないのですが、磁場におられた吉さ
んが、「使われる」というのですから、forever は現在完了と共存するということで
す。これで、私が疑う余地はなくなりました。

> セリフの流れから考えても、この英語の表現で良いのだと思います。

セリフの流れということで言えば、I've had it forever. の方がはるかに出来がい
いです。賛成です。

下さったメールと、このお返事を大風呂敷上に転載させて下さい。
その後、教材の書き直しの作業がありますが、なるべく早めにやりたいと思います。
ご指摘ありがとうございました。

根石吉久



【11255】
【タイトル】Jackie さん
【 日時 】07/02/27 1:12
【 発言者 】根石吉久


吉さんとレッスンを始められるのをおすすめしたいです。
日本在住のまま、生徒にまともな英語を持たせようと思えば思うほど、大学教授とか、なんとかいうアメリカの大学で取得した資格とかの肩書きや資格がなけれ ば、本当に満身創痍になります。
「素のまま」に戻って、語学をやられたらどうでしょうか。

いつぞや「語学論」というタイトルそのもので本を書いたらどうかとのご意見、ありがたいながら、私の知っている編集者は退職され、出版から足を洗われてし まいました。
nishiazabu さんを私はデザイナーだと思っていたのですが、今日のレッスンの後、お話させていただいた時、ヴィジュアル系の編集者だということがわかりましたので、活 字系の編集者や小さな出版社をやっている知り合いの方に私の語学論を出版してみないかと話していただきたい旨、お願いしました。
Jackie さんのご意見を覚えていたおかげです。感謝します。



【11256】
【タイトル】Naima さん、吉さん
【 日時 】07/02/27 1:56
【 発言者 】根石吉久


シャドウイングの定義について。
(マンガながら)忍者の名前に「影丸」のような「影」を使うのがあります。忍者のようにひとまず自分の主体を消して、影になる行為としてシャドウイングを 考えることができます。字を使う使わないかはシャドウイングという語そのものからは問題にならないはずです。言表する者(主体)の影になるなら、あらゆる 行為はシャドウイングでしょう。サイマルだのなんだの高級そうな学校が、どういう言語理論や語学理論に元づいてシャドウイングを狭く定義しようが、「それ がどうした」でよろしいのではないでしょうか。
シャドウイングが養うものは、しょせんスキルだけです。語学が養うものは、スキルにとどまるはずがない。語学はイメージの沃野を養うのです。あるいはイ メージの沃野に養われるのです。
スキルに軸を置いたら、英語に食われる。私はあくまでも英語を飯のように食う。スキルじゃない。イメージの沃野に身をひたして、イメージに身を養われて生 きていこうと思います。軸はイメージにあります。そして、イメージの沃野はもともと私の中にあるものです。英語はそれを切り開く鋤や鎌のような道具であ り、イメージの領域に日本語も英語も糞もありません。
じゃあ、なぜ特定の英語という言語に関わるのか。ガッコでやっていたのがきっかけです。大学に行きたいと思ったとき、受験科目にあったというのがきっかけ です。やってみたら、語学の面白さを知ってしまっただけのことです。シャドウイングもサイマルも同時通訳も糞もない。
日本在住の者がやるべき領域はそんなところにない。
同時通訳の草分け・国弘正雄も、日本在住のままに同時通訳をやるようになったのではない。13年だか14年だか、アメリカで通訳の修行を続けてから同時通 訳をやったのです。日本在住のまま同時通訳をやろうとするのは神経症になるだけだから、あるいは聞くに耐えない日本語を口から繰り出すだけになるだけだか らやめておけと言いたい。長野で冬季オリンピックがあったとき、同時通訳が選手にインタビューして日本語にしていたが、聞いてる私がなんで恥ずかしくてた まらない思いをしなければならないのか、まったく理不尽だと思い、テレビのスイッチを切ったのを覚えている。

同時通訳養成用のきつい方法だから、絶対に初心者や中級者にやらせるべきではないという Naima さんの意見が貴重だと思います。話や言い分を聞く者としての当事者でもないのに、そんなものをやるのはアメリカの貧乏根性が伝染しているからだとしか思っ ていません。ニュース解説者とか同時通訳をやる人たちはご苦労だとは思うものの、そういう人になりたいかと自分に問うなら、まったくそんな者になりたくは ないと強く首を振る者が私の中にいます。
ネイティブにとっての「速いスピード」で話されるものの影になって、ひたすらイメージや意味を生じさせることを、日本在住のまま私はやりたくはありませ ん。だから一度もそんなシャドウイングはやったことがありません。そんなシャドウイングだけでなく、吉さんが言われるゆるい意味でのシャドウイングもやっ たことがありません。好き嫌いでものを言ってしまいますが、嫌いなのです。
シャドウイングを除いても、語学そのものが「からっぽ」を生きることなのです。その上、なんでシャドウイングをやって影をやらなければならないのか。(語 学上の必要ではなく)現実の必要(同時通訳者になるなど)がないのにシャドウイングをやるのは、あえて言いますが、植民地根性というものです。
日本における英語という語学が、まともな語学扱いをされず、何か「語学以上のもの」として扱われていることが病気なのです。ただの語学なのに。
それとも、ドイツ語やフランス語や蒙古語や中国語のシャドウイングをやっている人たちがたくさんいるのでしょうか。たくさんいるのは、英語回りだけだと 思っています。単純に言えば病気です。



【11257】
【タイトル】シャドーイング
【 日時 】07/02/28 3:25
【 発言者 】Naima


>たくさんいるのは、英語回りだけだと思っています。単純に言えば病気です。

同意! 通訳くずれ、とか、お茶挽き通訳、通訳なり損ない(私)とかが、英会話学校の先生をすることも多いのです。高級なテクニックを生徒に披露してみたい、とい う気持ちも手伝うようです。講師の都合です。

来週の電話レッスンの件

来週の月曜日は名古屋に行きます。6時頃には帰宅できると思いますが、もし電話に出なかったら帰宅が遅くなった為ですので、レッスンはお休みさせて下さ い。すみません、休みばっかりで。

この3月で毎週水曜日の英語の家庭教師の仕事を辞めることにしました。



【11262】
【タイトル】はじめまして
【 日時 】07/03/03 16:55
【 発言者 】ちえ


はじめまして、ベトナム、ハノイ在住のちえと申します。
英語とは全く縁のない生活をしておりましたが、3ヶ月前にハノイでの
海外暮らしが始まり、本気で英語を勉強したいと考えるようになりました。
電話レッスンを受けたいと考えています。
ただ、中学英語も危ない程度ですので、もう少し文法の勉強をした方がいいですか??
(すみません。まだ先生の本を一冊も読んでいませんので、先生の英語についての
考え方もあまり理解できていません)
どのような方法がいいか教えて頂けますか?



【11265】
【タイトル】ちえさん
【 日時 】07/03/03 21:29
【 発言者 】根石吉久


はじめまして。

>ただ、中学英語も危ない程度ですので、もう少し文法の勉強をした方がいいですか??

文法は中学のものを含めて、私が自作した教材の中で扱っていますので、すぐにレッスンを開始していただくことができます。

現在の生徒さんの中に、仕事でベトナムに在住された方がおられますが、その方は帰国されてからレッスンを開始されました。アメリカ在住の方にレッスンした こともありますが、その方は日本におられた頃からレッスンを受けておられ、アメリカに仕事で渡られてからも継続してレッスンを受けられたのでした。現在は 帰国されていますが、レッスンを継続されています。
ベトナムから直接レッスンの申し込みがあったのは初めてです。
アメリカ在住の方にレッスンした時は、こちらからアメリカのお宅に電話してレッスンしておりました。私が使っているプララというプロバイダはアメリカ向け のIP電話料金が安く、1分2円50銭、30分レッスンして75円。毎週一回、月に4〜5回のレッスンで、月額で300円から375円の電話料金でレッス ンが可能でした。
今プララのホームページで調べてみましたら、ベトナムは1分78円もします。
問題は電話料金ですね。
レッスン代金は月額1万2千円ですが、ベトナムで仕事をなさっておられるのでしょうか。物価の違いを考えますと、日本円の1万2千円は、ベトナムの通貨に 変えると結構な額になってしまうのではないかとこちらも心配しています。
ベトナムのADSLの事情はどんなでしょうか。回線が安定しているようでしたら、完全にネット経由で電話するためのソフトがあるようです。以前から興味が あるのですが、私のADSLの回線がそんなに安定していないので、まだ導入していません。もっとも、タイのADSL事情を書いたホームページでは、タイの ADSLから日本の光通信回線につないだ場合、つながらないことがあるとの記事も読みました。まだまだ国際電話は途上です。
以上の問題をクリアしていく必要があると思います。
まずはそちらの電話事情などからお教え下さい。

>まだ先生の本を一冊も読んでいませんので、先生の英語についての考え方もあまり理解できていません。

本は小学館文庫で「英語どんでん返しのやっつけ方」というのが出ているだけです。これは、すでに絶版になっていますが、私の手元にまだ少部数ありますので お送りできます。
この記事の投稿者名が青くなっている時は、その投稿者にメール可能です。青くしておきますので、メールで住所を教えていただけばお送りいたします。

ハノイはベトナムの中で北の方でしたっけ?
雑貨屋をやっており、今までタイに何度か仕入れに行っています。去年は二歳の孫を連れてベトナムに行こうとしたのですが、鶏インフルエンザが流行り、行き 先をタイに切り替えました。いつかハノイに行く機会がありましたら、市内を案内していただけるかもと思いました。
以上です。再度ご連絡下さい。



【11268】
【タイトル】認定一覧
【 日時 】07/03/04 21:37
【 発言者 】根石吉久


書式:
段 名前(県名) 昇段または認定の年月日
※レッスン開始時での外部テストの級や得点。学年。職業。英語の必要場面。英語圏
在住経験の有無。段獲得以後の外部テストの級や得点。その他。

初段 樋口静香(長野県)2005年6月26日昇段
※初段認定時高校2年。レッスン開始時中学3年2月(英検3級)。レッスン開始後、
5ヶ月目頃、英検準二級。
初段 大澤弘文(奈良県)2005年7月2日認定
※レッスン開始時、TOEIC 370点 大手電機企業勤務。海外出張多し。
初段 小川住江(奈良県)2005年7月2日認定
※レッスン開始時、英検一級、TOEIC 870点。英語圏在住経験なし。英会話学校教師
経験あり。
二段 M・U(長野県)2005年7月2日認定(06年4月中断)
※高校教諭(英語)英語圏在住経験なし。
二段 I・N(山形県)2005年7月11日認定
※公務員 レッスン開始約1年半後に、TOEIC 受験、425点。
二段 O・K(北海道)2005年7月11日認定(06年、中断)
※塾講師 中学2年時英検4級。以後、受験なし。36歳。英語圏在住経験なし。
初段 斎藤操(埼玉県)2005年7月11日認定
※外資系企業社員 レッスン開始時 TOEIC 660点。日々メールで英語を使う。英語
圏在住経験なし。07/02/26 現在中断。
初段 T・A(アメリカ)2005年7月25日認定。
※レッスン開始時は日本在住。開始時、英検準一級、TOEIC 790点。公務員。アメリ
カ在住のため、無料会議電話を使用。仕事で英語を、家庭で日本語を使っている。旅行、
買い物などにでかける時、英語にびっしりと囲まれる。
初段 F・U(長野県)2005年7月25日認定。
※レッスン開始時、英検二級(取得は大学在学中)。主婦。英文科卒。英語教員免許あ
り。父親のいとこが二世で、中学の時、発音を直してもらった経験あり。英語圏在住経
験なし。非常に発音がきれい。
二段 斎藤操(埼玉県)2005年10月30日認定
※外資系企業社員 レッスン開始時 TOEIC 660点。日々メールで英語を使う。英語圏
在住経験なし。07/02/26 現在中断。
初段 片原範子(長野県)2005年11月5日認定。
※高校二年生。小学6年生から素読舎に通塾。家が遠いため、中学途中から「電話でレ
ッスン」。高校入学と同時にゴーストの文法解析教材(イメージ受肉)を使用。初段認
定時まで、中学の教科書3冊の復習を継続。英検3級。英語圏への留学を希望している。
将来は小学校の先生をめざす。07/02/26 現在、1万数千行目から4万7千行台へジャン
プした後の教材を継続し、5万7千行台。「文法・語法問題1000」終了後、「ゴー
スト」の「どしゃぶり型レッスン」を予定。一挙に8段、9段の認定を予定。
初段 岩本幹夫(兵庫県)2006年2月3日認定。
※電機会社社員。英検などの資格なし。英字新聞を読め、英語でニュースが聴き取れる
ことを目指してレッスンを開始。出向で、英語の必要な会社に行く可能性がある。07/02
/26 現在中断。
三段 I・N(山形県)2006年3月25日認定
※公務員 レッスン開始約1年半後に、TOEIC 受験、425点。
二段 小川住江(奈良県)2006年4月10日認定
※レッスン開始時、英検一級、TOEIC 870点。英語圏在住経験なし。英会話学校教師
経験あり。
二段 F・U(長野県)2006年6月26日認定。
※レッスン開始時、英検二級(取得は大学在学中)。主婦。英文科卒。英語教員免許あ
り。父親のいとこが二世で、中学の時、発音を直してもらった経験あり。英語圏在住経
験なし。非常に発音がきれい。
四段 J・I(東京都)2006年6月26日認定。
※外資系企業勤務。日々英語を使う必要あり。途中中断、2006年、5月レッスンに
復帰。以前は、「集中豪雨型レッスン」だったが、レッスン復帰時に「アジアの大河型
レッスン」に切り替え。段に換算し、三段終盤。一ヶ月ほどで昇段。
二段 大澤弘文(奈良県)2006年10月9日認定
※レッスン開始時、TOEIC 370点 大手電機企業勤務。海外出張多し。
二段 T・A(神奈川県)2007年1月27日認定。
※レッスン開始時、英検準一級、TOEIC 790点。公務員。その後2年余り、家族とア
メリカ在住。主に仕事で英語を使う。アメリカ在住期間中は、無料会議電話、プララの
IP電話などを使用し、最終的に電話代を月額400円におさえる。帰国後もレッスン
を継続。アメリカ在住中のイントネーションの変化はめざましい。
初段 片原寛子(長野県)2007年2月24日認定。
※小学5年で素読舎の方法で練習開始。中学2年生のとき英検3級。中学3年生で、
「アジアの大河型レッスン」で「ゴースト」を開始。高校1年生の2月、一万行を超え
る。そこから4万7千行台にジャンプ。「英文法・語法問題1000」を元にしたイメ
ージ受肉用教材に着手。高校で学年2番まで伸びる。学年トップになったら知らせてく
れることになっている。片原範子の妹。
二段 N・A(東京都)2007年2月24日認定。
※編集者。41歳。趣味・トライアスロン。以前、イギリス人のデザイナーと一緒に仕
事をする機会があったが、今は年に二三度海外旅行で英語を使う機会がある程度。TOEIC
受験経験あり、650点くらいだったと記憶している。二段認定時、27828行。ま
もなく三段。(初段は「どしゃぶり型」で、二段は「大河型」で獲得。二段獲得時を根
石が記録せず、完全に根石のミス。お許しの程!)
二段 樋口静香(長野県)2007年3月4日昇段
※レッスン開始時中学3年2月(英検3級)。初段認定時高校2年。二段認定、高校3年。
レッスン開始後、5ヶ月目頃、英検準二級。初段時、「ゴースト」部分、14546行
までで、ジャンプ。47406行目以降の「英文法・語法問題1000」へ。07年3
月4日、54145行まで終了、52860行で二段に認定すべきところを根石が忘失、
遅れて今日の日付で認定。深謝。

(根石吉久認定分)



【11275】
【タイトル】練習風景 村田さんと
【 日時 】07/03/10 0:25
【 発言者 】吉


こちらの掲示板で練習パートナーを募集して、Naimaさんの他に1ヶ月限定で村田さんが手を上げてくれました。選んだテキストはペーパーバッグの「モ リー先生との火曜日」。 この本を偶然にも「火曜日」にやる事となりました。「村田さんとの火曜日」の練習風景の投稿です。

初回は私がコーチ役となりました。
私が1回読んで村田さんに5回繰り返してもらいます。 私とNaimaさんがやっている方法ですね。

村田さんの英語を聞いて「ご自分でハイレベルな音作りをできる方なんだな〜」と感じました。まあ「不思議な国のアリス」をやり抜いた方ですからね。「モ リー先生との火曜日」は簡単に感じたでしょう。村田さんは、高速回転読みで、、スラスラスラスラ〜と、すんごい勢いで回転させます。

これが回転読みなのか〜?!! 速い速い、、驚きでした! (^^)

「ああ、、こりゃ、、村田さんには楽勝なんだな〜」と思いました。 2ページ程あっという間に進んでしまいました。 (練習されたんだと思いました。)

村田さんは、音作りをキッチリされていたので、意味を充填する「入れ物」は完成形でした。

そこで!

頭の中での「イメージの動き」を意識する方の練習に途中で変更させて頂きました。
(どこまでも自分勝手な私((^^; ・・ スミマセン ”

せっかくの練習パートナーですからね。普段一人じゃできないような練習、、そう、、パートナーがいればこそできるような練習を前々から考えていたんです。 で、、それが、、切断読みをパートナー付きでやる練習なんです。ちなみにこれはお互いに音作りが終わっている事、意味もだいたい掴めている事が大前提で す!

先読み役 x 1回
後読み役 x 1回 これをとりあえず3セット
このような方法を提案してみました。
(今後は、3セット以上で先読み役が納得いくまで繰り返す、かな〜。)

村田さんに先読み役をお願いいたしました。
頭の中のイメージの動きを意識する練習です。

先程の高速回転読みとは逆に「ゆっくり読んでください」と村田さんに伝えました。言葉が動くのと同時に頭の中のイメージも動かしてみてくださいと伝えまし た。頭の中にスクリーンがあって、そこに映し出される映像を観るようにとも伝えたと思います。 「切断読みになって良いです」とも伝えました。

村田さんが1回読みます。
「The last class of my old professor's life 〜.」

村田さんの音を聞きながら私の中でイメージを動かします。
(村田さん速いな〜)← 私の素直な感想 (^^;)ゞ

後読みの私の番です。 この時村田さんに「私の音を聞いている時にもイメージを動かしてください」と伝えました。

私が1回読みます。
「The last class of my old professor's life 〜.」
私の中でイメージを動かしながらゆっくり読みました。

ゆっくり読むという所はポイントだと思っています。
このやり方で2ページ分終わらせました。


この章の最後の文章、、

先読みの村田さん 「I was the student. 」

後読みの私「I was the student.」

村田さん2回目 「I ・・ was the student.」

私はこの時、村田さんが発声した後の「I」の後にできた微妙な間を聞き逃しませんでした。 村田さんが、ハッキリ「I(著者)」をイメージしているんだな〜と感じた瞬間でした。

*********************************

練習が終わった後、掲示版の話とか色々お話しました。 二人で話し合って「モリー先生との火曜日」より、もう少し歯ごたえのあるテキストにしましょうという事になりました。 やるのは「茶の本」です。 2章から入らせてもらえるようお願いしました。

最初は私がコーチ役で、、1回読み
続いて村田さんが、、、5回読み
これで音作りをしていきます。

#1.音が完成した
#2.お互いに自習で意味を押さえた

音(器)も完成して、だいたいの意味もお互いに押さえたら「また電話での切断読み練習をやってみましょうね」とお話して電話を切りました。
「茶の本」は、とてもイメージの沸きにくい本なので、私は普段も一人で切断読みをやっています。

ですがパートナーと練習をやると(私の場合)より深く自分の頭の中のイメージ(意味理解)の動きに集中する事ができるんです。
いつもより意識するからだと思います。

いや〜、それにしても、どんな内容の練習でも良いのですが、まだ顔も知らない人と一緒に電話を使って英語の練習をするって事が、これほど楽しいとは思いま せんでした。
これを読んで私と練習やっても良いという人がいましたら声をかけてくださいね。 口の筋肉体操をやるくらいの軽い気持ちで声をかけてください。


村田さんに質問!

火曜日の手合わせどうでしたか? 電話を使った切断読み練習。私には村田さんの頭の中でどんなイメージ(意味理解)が起こっているのか、知り得る事はないのですが、私の場合、自分一人でや るよりも集中力が増すんです。 パートナーがいるからこそできる練習かもしれないと考えています。「茶の本」の切断読み、根石さんともやってみたいな〜と、密かに考えたりもしてるんです よ。

(手合わせ全般に対する)村田さんのご意見もお聞かせください。



【11276】
【タイトル】電話でスパーリング
【 日時 】07/03/10 16:49
【 発言者 】村田


吉さんとの「電話でスパーリング」は、あっという間に時間が過ぎてしまいましたが、刺激的でした。

途中から吉さんが、ゆっくり読んで、イメージを動かしましょう、言われたとき、実は困っちゃったんです。(気持ちを入れて読みんでみましょう、でしたっ け?)
英文を気持ちを入れて読む、っていうことをあんまりやってこなかったものですから。最初はえらく照れてしまいまして。

でも、このやり方、おもしろいと思いました。
文の区切り方ひとつにしても、「あ、そこでかたまりにするんだ」と感じるところがありまして、やはり磁場を体験している人と、英文を読むときに、意識の流 れは違うところもあるのかもしれないと思いました。
(具体例が出せるといいんですが、今回、書き留めておかなかったので今書けないのが困ったことなのですが)

それから、吉さんが私の読み方で指摘していたことで、覚えているのが次のところです。
No books were required, yet many topics were covered, including love, work, community, family, aging, forgiveness, and, finally, death.
この文の読み方で、私はloveからdeathまで、「A, B, C,… and Z」という文を読む時のように、and の前までしり上がり、and の後ろだけしり下がりで読んでいました。私にとっては、これは自動的にあるいは機械的に、そういうふうに読むようになっていて、そこには気持ちもなにもな いんですけど、吉さんはここがよかったと言ってくれたのでした。
でも、こういうのはほんとに自動的にそうしているので、無意識のレベルで意識の流れと直結しているかといったらそうでもない。だから、実際に話すときに は、とっさのときにはすぐには出てこないと思うのです。
磁場を体験した方との「練習」は、ネイティヴ相手にする時には気付かないことに気付くような気がしました。

吉さんは私の読み方を高速回転読みと書かれていますが、あれはまだ「高速」ではないです。
もっと余分な動きが抜けて、軽やかな状態が「完成形」だと思いますが、根石さんが読んでいるの以外では「完成形」は私はまだ聞いたことがありません。
私の場合も、「ひとまずの」完成形だと思います。

ところで、「茶の本」、やっぱり日本語でも難しいです…(笑)
でも、やりがいありますね。来週もよろしくお願いします。



【11278】
【タイトル】メール転載
【 日時 】07/03/11 11:48
【 発言者 】根石吉久


お返事が遅くなりました。申し訳ありません。

> あと、リスニングCDと言うものもあるようですね。
> 先生との電話レッスンと合わせて、聞いておくといいのでは
> ないかと考えて購入を考えています。アドバイスをお願いします。

これは多分、語学用にスピードを落として吹き込んだものだと思います。
始めた当初は予習の必要がありませんが、練習が進んで予習してもらえ
るレベルになった時は役に立つと思います。
特に私の方から購入を勧めてはいません。映画のDVDは購入してい
ただくよう言っています。

> ベトナムでは映画の海賊版などがとても安く手に入りますので、
> DVDを購入しようかと思っていますが、日中は子供が居て、な
かなかDVDを見る事が出来ないので、CDなら容易に聴けるのでは
ないかと思っています。

生徒さんによると、リスニングCDは相当に映画の英語とスピードが
違うようです。レッスンは、映画のスピードにたちうちできるようにす
る機能がありますので、思い切って、リスニングCDなしでやられると
何が作用して映画のスピードに対応できるようになるのかがわかると思
います。私としては、「音づくり」が英語を聴き取る耳を作るのだとい
うことを生徒さんが理解しやすくなるので、「レッスンで音づくり」→
「いきなり映画を聴き取る」という一見乱暴なやり方をおすすめしたい
です。映画は海賊版が安く買えるようですので、是非それをお求めにな
るようお願いします。

> ベトナムは観光客が多く、市内で、大きなレストランやお店などでは
> ほとんど英語が通じます。また、住んでいるサービスアパートメントは
> シンガポール経営の為、スタッフや警備員、ハウスキーパーからは
> 毎日、英語で話しかけられ、頼みたい事などは全て、英語を使う事に
> なります。(ベトナム訛りの英語ですが。。。)

どんな場面でどんな英語を使ったかなど、「大風呂敷」に書いていた
だけるとご自分の英語歴の記録になりますし、私の他の生徒さんにも参
考になると思いますので、お時間があるときで結構ですので、お願いし
たいと思います。また、耳で拾う英語は、走り書きでメモしておかれる
ことをお勧めします。後で、パソコンで整理したりすれば定着の度合い
が違うと思います。単語がわからなければ、ひとまずカタカナでメモす
るのでも、やらないよりはいいです。後で、ああ、この単語だったのか
と気づいたりしますので、メモなさることをおすすめします。

> なぜか、駐在の奥様方は英語が堪能な方が多く。。。
> 私も、早く日常会話くらい出来るようになりたいと、意気込んでいます。

まずは、シンタックス(構文)に慣れていただくことです。語彙や言
い回しは上記のメモをパソコンで整理するやり方で増やして下さい。メ
モをとるのはやりにくいこともあるかもしれませんが、やって下さると
上達が違います。

> 何でも安いベトナムでは、英会話の個人レッスン(イギリス人かアメリカ人
> の先生)も1時間15ドルくらいで受けれます。
> もう少し、英語を話せるようになってから受けようかと思っています。
> 先生とのレッスンと平行した方がよければ受けたいと思うし、受けない方が
> いいのであればやめようと思っています。

平行されても結構ですが、語学を成り立たせている繊維が見えにくく
はなると思います。一年くらい私のレッスンを受けられて、ある程度の
基礎を作ってから始められるといいと思います。
私の自作教材は一万行をこなすごとに段がつきます。最初の1万行で
初段、もう一万行をこなすと二段という具合に、単純に一万行ごとに昇
段します。レッスンを開始されるときの実力は生徒さんによって非常に
まちまちですので、私が認定する段は必ずしも実力と一致しませんが、
練習レベルをどのくらい維持しつづけたかを測る目安にはなります。
初段認定時にはこんなことをしてみたとか、二段認定時にはこんなこと
を試してみたとか、「大風呂敷」にそういう報告をいただけるとありが
たいです。日本在住のままの生徒さんがほとんどですが、日本在住のま
までは英語を使う機会があまりないので、段の認定時に英検とか TOEIC
などを受験されることをお奨めしています。

> 電話番号ですが、
> +???????
> です。よろしくお願いしますm(_ _)m

先ほど、010の後にこの番号を使って、通話できるかどうか試させ
ていただきました。84がベトナムへ切り替えるための番号だったこと
がわかりました。ただそれだけの電話でしたので、ご迷惑をおかけしま
した。通話可能なことが確認できうれしく思います。

> 今、私は日本の両親との交信にスカイプ(インターネット電話)を使
っていますが、先生も、ご興味がおありで、スカイプ等をされる事があ
ればお伝え下さい。
> その時のインターネットの回線状況によって、良かったり悪かったり
>ですが、ちゃんと話せる場合もあります。

スカイプは非常に興味がありますが、試してみる時間がとれない状態
です。時間がとれるようになったときは是非やってみたいと思っていま
す。その時は何をどうするのか教えていただくことになりますが、よろ
しくお願いします。

このメールを部分的に「大風呂敷」に転載させていただくことをお願
いします。
日本から海外へ電話でレッスンする場合に、その準備や手続きの経過
がわかりやすくなりますので、お宅の電話番号等の個人情報を伏せたう
えで転載させてください。どなたかの参考になるかもしれませんので。

根石吉久



【11279】
【タイトル】村田君
【 日時 】07/03/11 11:53
【 発言者 】根石吉久


>私の場合も、「ひとまずの」完成形だと思います。

私のも「ひとまずの」完成形です。
「ひとまずの」ということが、語学の本質だと思います。



【11282】
【タイトル】メール転載
【 日時 】07/03/12 0:53
【 発言者 】根石吉久


いきなり長野県だの電話でレッスンだのと言われ、旦那様はなんのこっちゃ
と思われたことでしょう。理解していただけたとのことで安心しました。

教材とシナリオのコピーと文庫本、今日発送しました。
>
> レッスン料や、教材費についてですが、イーバンク振り込みを使わせて
> もらってもいいですか?
> ベトナムからの入金は、その方法が一番簡単です。
> よろしくお願いします。

イーバンクというのは、どうやって使うのか、いまだ使ったことがないので
わかりません。現在の生徒さんには郵便振替で送っていただいていますが、イ
ーバンクというのは、郵便口座に振り込むことができるでしょうか。銀行の口
座かなにかが必要でしょうか。
ひとまず、郵便振替の口座を書いておきます。

・郵便貯金総合通帳
記号 11180
番号 21641261
名前 根石吉久

アメリカに在住してレッスンを受けておられた方は、親類の方にお願いして、
月々郵便振替に送金していただきました。これも一つの手段かと思います。

> 先生の文面から察するに、初級レベルから抜け出すまでは、先生のレッスン
> の復習(または予習)に絞った方が上達の近道になると言うことですね。

そう思います。

>単語を覚えたり、文法の勉強をする必要もないですか??

単語はどんどん覚えて下さい。それも机の上でなく、外にでかけたときに、
下手で当たり前だと思って、どんどん英語を使って下さい。使わないと語彙は
増えていきません。

I just started learning English. So I need to note your words (down).
Don't care about this.

くらいなことを言ってどんどん書き留めることをおすすめします。
文法に関しては、教材を使い続けていただけば、だんだん分かってきます。
教材の文まるごとの部分(大文字で始まりピリオドで終わるもの)をレッスンで
扱います。断片的な知識(単なる単語の意味を書いてある部分など)は、時間を
みつけて、「言いながら書きながら思う(イメージする)」ということをやって
下さい。文法を書いてある部分は目で見て理解するだけで結構です。

> 本当に、恥ずかしいレベルなので少しついていけるか心配です。

そんなことは気にすることはないです。私のレッスンは小学生でも始められる
レッスンですから。

> DVDを見るのも、ある程度レベルが上がってから見た方がいいですか??
> 近々、海賊版を仕入れてこようと思います。

映画は大筋をつかむためにも、明日にでも見ていただいて結構です。

> スカイプですが、とても簡単に導入する事が出来ますので、お時間がある
> 時にでもお伝え下さい。

簡単ならひとまず自分でやってみます。今週は長野県議選で応援したい人がい
るため印刷等たてこんでおり、来週いっぱいはタイに行くため、タイから帰った
らビラ配りをやるためしばらく時間がとれませんが、4月の半ばころにスカイプ
導入を試してみたいです。

> メールを転載の件も了解しました。
> お役に立てるとうれしいです。

ありがとうございます。ついでにこのメールも転載させて下さい。

根石吉久



【11283】
【タイトル】広告草案
【 日時 】07/03/12 17:03
【 発言者 】村田


ご検討よろしくお願いします。
===============

<見出し>
日本語を軸足に英語をものにする

<小見出し>
英検1級・TOEIC900点台保持者、有名国公立大・私大合格者、学校の先生も使っている英語塾

■まず音作り。とにかく音作り。
英語をものにするためには、とにかく英文をひたすら声に出して読むしかありません。日本在住で、英語をものにしてきた多くの人が、そう言っています。それ もただ声に出して読むだけでなく、「通じる」音で読むことが大切です。
素読舎では、「通じる音」を作ることをまず第一としています。
そしてこれは、日本人の英語学習から抜け落ちているものです。

■日本語の音をもとに
素読舎では、日本語の発音を足がかりにした音作りをしています。日本語で育って来た人たちに、いきなり英語の音を聞かせても、すぐには音は出せません。日 本語では使わない筋肉を使うためです。筋肉が動かないのに音が出るわけがありません。まず、英語を発音するための筋肉を鍛えなければなりません。ネイティ ヴの音を聞いているだけではいつまでたっても「通じる音」はできません。
素読舎には、日本語の音をあしがかりにして、「通じる音」を作る方法があります。

■大量の英文を「くちぐせ」に
塾生は、「通じる音」で、大量の英文を読み込みます。意味は必ずしもわかっていなくてもかまいません。ひたすら、英文を読みます。飽きるほど読みます。は ずみで口をついて出るようになるまで読みます。
飽きるほど読み込んだ英文は、もう塾生の一部です。そうなったら、あとはその英文自体が、意味を引っ張ってくれます。

■瞬時に意味を呼び起こす。瞬時にわかる。
「音作り」がひとまず完成したら、意味(含む文法)を身に付けます。
単語の意味など、思い出すのに「えーと…」とやっていてはいつまでたっても英語を使えません。語を見た瞬間、聞いた瞬間に、すぐに意味が出てこなければな りません。素読舎では、「言いながら書きながら思う」ことで、塾生が音と意味と文字をひとかたまりにし(「イメージ」して)、瞬時に意味が出る練習をしま す。素読舎には、そのために最適化した独自の教材が豊富にあります。
素読舎では、音が先です。意味は後です。
学校では、意味が先です。そして、音作りはありません。

■自分で学ぶ力がつく。
素読舎で練習を積んだ塾生は、自分で学ぶ力がつきます。
音読が言われて久しいですが、素読舎は以前から、日本語の素読をやっています。日本語を音読することによって、日本語を読む力、考える力もつきます。
あるいは、世界史の教科書を自分でテープに録音して、聞いたり書いたりすることをやって、大学受験を突破した塾生もいました。方法が身につくと、応用が効 きます。


■「電話でレッスン」
素読舎には、「電話でレッスン」があります。電話でレッスンの生徒さんは初心者から英検1級保持者、外資系企業へお勤めの方など様々です。「電話でレッス ン」は、1対1でレッスン時間30分なので、塾よりもさらに密度の濃い練習が行われています。
お問い合わせください。



【11286】
【タイトル】村田さんへ
【 日時 】07/03/13 23:22
【 発言者 】吉


村田さんと「茶の本」2章をやらせてもらいました。
今日は私がコーチ役で1回読み、、村田さんが5回読みでした。
来週は、村田さんがコーチ役です。

自分ではコーチできるくらいの音を作ったつもりでも、他人に聞かせるとなると
すごく緊張して脳みそが汗をかきますね。 いや〜、勉強になります。
村田さんありがとうございました。
来週もお願いいたします。 <(_ _)>

Hideth のth は、現在の三単現のSと同じですが、、発音がイマイチわかってません!
今日はsをthとして発音してみましたが、haitha (濁ったth)で良いのかもしれません。 わかったら修正していくと方向でお願いいたします。

人名の発音で解らないのも沢山でてくるんですよ〜、この本。(泣)



【11287】
【タイトル】お茶
【 日時 】07/03/14 0:13
【 発言者 】村田


吉さん、お疲れさまです。

いや〜、練習した範囲があっさり終わってしまいまして参りました。
ちょうど最後に長いセンテンスが来て往生してしまったです。来週はがっちり練習しときますよ〜!

hidethはウチにある辞書にも全然載ってません。困ったもんですね。誰か知りませんか?
でも、中世の英語ではSとTHはあんまり差がなかったのかな?なんて想像しながら読んでみました。
そういえばいまどきのヒップホップなんかではSをZとしたり、THをZと表記したりしてるのもありますね。

ところで、私はほんとにイギリス系の発音とアメリカ発音がごっちゃになってるな〜と思いました。
FULL METAL JACKET以降、アメリカの発音に統一するようにしていたんですが、大学受験までは無自覚にイギリス系の発音だったもんで、無自覚な発音がたまにあるん ですよね。
(例えばmagazineはmagazIneじゃなくてmAgazineというようにあえてしてるんですけど)
まあ通じればなんでもいいと思うんですけど、日本語でいったら標準語でしゃべっている時に唐突に関西弁アクセントが脈絡なくはいってくるようなもんだと思 うんで、できるだけどっちかに統一しようとしています。

来週もよろしくお願いします。



【11288】
【タイトル】村田さん、根石さん
【 日時 】07/03/14 20:22
【 発言者 】吉


「hideth」 では辞書に載ってないと思いますよ。
えっと・・・「th」で調べてみてください。
昔の3人称単数現在形の「th」って説明で出てると思います。

で、、「hideth」の「th」は、三単元のSと同じです。

(古)He loveth. He goeth. He thinketh. He hath (has). He saith (says).

この「th」が現在では「s」になったようです。

これは間違いないと思うのですが、発音がね、、ちょっと不安です。
Hideth = 発音(Haidth)ハイズ・・たぶん「濁ったTH」だと私は思っています〜。

>> アメリカ英語とイギリス英語ですが、、<<

村田さんが「統一したい」という気持ちもわかるような気がしますが、
「日本人の英語を作る」の考え方を基準にすると、
「米語・英語、、そんな事気にしないでくださいよ〜」と言ってしまいそうです。
ですから村田さんには、「チャンポンでも良いじゃないですか〜」とも言っておきます。

十二分に通じる村田さんの音で良いと思います。(^ー^)ノ
とても綺麗な発音だと思います。
アメリカとか、イギリスよりの英語だとか、、気にする必要は全然ないと思いますよ。
言っちゃえば、日本人の英語です。 私が目指している英語です。

>> 完璧な音は存在しないが、綺麗な音は存在する。<<

ある人から教えてもらった一言なのですが、
この言葉は音楽の世界だけでなく、机上で作る英語に通じるところがあると思います。
村田さんの英語の音の響き、私は好きです。

話変わりまして・・・
村田さん、、私と電話で話しする時緊張してます?

実際お話した印象は、こちらの書き込み(文体)から感じていた印象と同じだったので安心しました。 エネルギー(元気)満々ですね。 以前、根石さんが「村田君はよく叫ぶ」と書いてましたが、わかる気もします。(ニコニコ)

村田さんNaimaさん、、それからレッスンを受けている根石さん、、皆さんと電話でお話できて、この掲示板が立体的になって、ぐっと面白くなりました。

この場を提供してくれている根石さんに感謝いたいます。 ありがとうございます。
スパーリングパートナーの募集など、好き勝手やらせてくれてありがとうございます。



【11289】
【タイトル】obenkyo
【 日時 】07/03/14 23:08
【 発言者 】Jackie


MIT OpenCourseWare Foreign Languages and Literatures Beginning Japanese I, Fall 2004 Assignments

http://ocw.mit.edu/OcwWeb/Foreign-Languages-and-Literatures/21F-501Beginning-Japanese-IFall2004/Assignments/index.htm


http://ocw.mit.edu/OcwWeb/index.htm



【11290】
【タイトル】リハビリ
【 日時 】07/03/14 23:27
【 発言者 】Jackie


中学のときにつかっていた教科書を読んでいます。
気が向いたときだけですが、それでも
まったく英語から離れていたので、新鮮です。

そんなことをしていたら英語が読みたくなり、

英字新聞も一ヶ月のみとることにしました。
政治や経済に興味がでてきたからか、わからない言葉はありますが、
学生時代より、いや英語を教えていたが、政治経済に無頓着なころより
頭によくはいってきます。

日本語の新聞は黙読なのに、
英字新聞になると黙読より音読のほうが意味が取れます。
不思議です。なぜなんでしょうかね?
音読しながらイメージにしていくからでしょうか?


いずれ日本語新聞と同じ、黙読に持っていかねばと思いますが、
リハビリの段階では音読で。
現在は音読練習もでき一石2丁です。

しかし日本の新聞と英字新聞ではのってることがちがいますねえ。
USAtodayなどの米国新聞ではなく、日本の英字新聞なのに
イランやイラク、諸外国のことなどのっていて、ちがった視点がありますね。
いかに日本の新聞の視野というか情報コントロールが・・・以下省略。

吉さんのブログの「ハードルは低く」を設定して、
ぱらぱらとめくって興味のある記事をひとつでよし、
ふたつ読んだら、「◎」「えらいぞ自分」と。

もったいないから全部読もうと思うと続きませんから。
メンドウな日は「見出しひとつ」でも読んだことに。
ええ、一行だけでも〜。


英字新聞は今月のみ限定〜の予定です。

ご報告でした。



【11294】
【タイトル】Jackieさんへ 
【 日時 】07/03/15 22:55
【 発言者 】吉


Jackieさん、、私のHPを読んでくれたのですね。
ありがとうございます!

私のHPのフリーエッセイ「継続・持続させるコツ?」は、ずっと以前、こちらの掲示板でJackieさんが、「三日坊主な私は〜」と書きこみされた時から ずっと頭の中にあったアイデアなんですよ!

Jackieさんに読んでもらえて、しかも反応までしもらって嬉しく思います。
ありがとうございます〜。 <(_ _)>

> 中学のときにつかっていた教科書を読んでいます。
> そんなことをしていたら英語が読みたくなり、
> 英字新聞も一ヶ月のみとることにしました。

え〜っ! すごいじゃないですか! そうですよ、、見出し一行だけでも良いと思います。
「ハードルは低く」です。 ちょっとでもやったら「偉いぞ自分!」ですね。 比べるのは他人とではなく、昨日の自分。 ガンガン自分を褒めてください。

新聞の視点は各誌違いますね。 CNNアジアもCNN・USAとは違います。 NewsWeek と Time も随分視点が違います。 情報コントロール、米国はもっとたくみです。 日本は「日本語の言葉の曖昧さ」を、非常にうまく使っている気がします。

で、、各誌・テレビメディアは、「いかに売るか」を考えてます。
ここを見抜けていないと「核」をつかめないと思います。

そこを見抜けていないと「納豆問題」に発展しちゃうんですね。
納豆なんて健康食だからまだ良かったですよ。

Jackieさん、今度プロパガンダのお話しましょうね。

>> 宣伝 <<
Jackieさんが読んでくれた私のHPの「継続・持続させるコツ?」です。
勉強が習慣になりにくい人は読んでみてください。
http://www007.upp.so-net.ne.jp/eigodeyume/gakushu-keizoku1.html



【11295】
【タイトル】根石さん
【 日時 】07/03/16 0:34
【 発言者 】村田


広告案 修正版です。
=========================
<見出し>
日本人の口の動きを前提にして「通じる音」を作る

<小見出し>
英検1級・TOEIC900点台保持者、有名国公立大・私大合格者、学校の先生も使っている英語塾

■まず音作り。とにかく音作り。
英語をものにするためには、とにかく英文をひたすら声に出して読むしかありません。日本在住で、英語をものにしてきた多くの人が、そう言っています。それ もただ声に出して読むだけでなく、「通じる」音で読むことが大切です。
素読舎では、「通じる音」を作ることをまず第一としています。
そしてこれは、日本人の英語学習から抜け落ちているものです。

■日本の口の動きをもとに
日本語で育って来た人たちに、いきなり英語の音を聞かせても、自己流の音=「通じない音」しか出せません。日本語では使わない筋肉を使うためです。まず、 英語を発音するための筋肉を鍛えなければなりません。
素読舎には、自己流の音を、「通じる音」に変える方法があります。

■大量の英文を「くちぐせ」に
塾生は、「通じる音」で、大量の英文を読み込みます。意味は必ずしもわかっていなくてもかまいません。ひたすら、英文を読みます。飽きるほど読みます。は ずみで口をついて出るようになるまで読みます。
飽きるほど読み込んだ英文は、もう塾生の一部です。そうなったら、あとはその英文自体が、意味を引っ張ってくれます。

■瞬時に意味を呼び起こす。瞬時にわかる。
「音作り」がひとまず完成したら、意味(含む文法)を身に付けます。
単語の意味など、思い出すのに「えーと…」とやっていてはいつまでたっても英語を使えません。語を見た瞬間、聞いた瞬間に、すぐに意味が出てこなければな りません。素読舎では、「言いながら書きながら思う」ことで、塾生が音と意味と文字をひとかたまりにし(「イメージ」して)、瞬時に意味が出る練習をしま す。素読舎には、そのために最適化した独自の教材が豊富にあります。
素読舎では、音が先です。意味は後です。
学校では、意味が先です。そして、音作りはありません。

■自分で学ぶ力がつく。
素読舎で練習を積んだ塾生は、自分で学ぶ力がつきます。
音読が言われて久しいですが、素読舎は以前から、日本語の素読をやっています。日本語を音読することによって、日本語を読む力、考える力もつきます。
あるいは、世界史の教科書を自分でテープに録音して、聞いたり書いたりすることをやって、大学受験を突破した塾生もいました。方法が身につくと、応用が効 きます。


■「電話でレッスン」
素読舎には、「電話でレッスン」があります。電話でレッスンの生徒さんは初心者から英検1級保持者、外資系企業へお勤めの方など様々です。「電話でレッス ン」は、1対1でレッスン時間30分なので、塾よりもさらに密度の濃い練習が行われています。
お問い合わせください。



【11296】
【タイトル】吉さん
【 日時 】07/03/16 5:52
【 発言者 】村田


-thで載ってましたよ!
hathは濁らないTHですね。でも-ethとなったときどう発音するか…これはわからないです。
ネイティヴな人でも知らない人が多そうですね。

>完璧な音は存在しないが、綺麗な音は存在する

根石さんが書いていた、
>「ひとまずの」ということが、語学の本質だと思います。
という言葉と似ているような感じがしました。
ゴールはないんですよね。
わたしも基本はちゃんぽんでOKだと思うんですけど、わたしは英語圏へ行った事がないだけに、違いがあることも知らないといけないかなとも思うのです。

>村田さん、、私と電話で話しする時緊張してます?
吉さんとに限らず、電話で話すときはいつも緊張しています…(笑)
テレビ電話があればいいんですけどねぇ。



【11302】
【タイトル】村田さんへ
【 日時 】07/03/18 7:42
【 発言者 】吉

> でも-ethとなったときどう発音するか

Hide に「th」を付けると綴り上では「-eth」となりますが、実際にhideの発音はdの有声音で終わる音です。 hide の発音記号は、「haid」ですね。 で、、この音にthをつけますから、〜dthの音を考えれば良いと思っています。

村田さん、、テレビ電話なってあったらもっと緊張しちゃいませんか?
僕は照れちゃってダメかも、、。



【11304】
【タイトル】吉さん
【 日時 】07/03/19 0:07
【 発言者 】村田

hidethの発音の件、どうもありがとうございます。
hideは実際にはdで終わるから、dth=dsと考えるんですね。
hathはhasのことだから比較対照にはなりませんね。

>テレビ電話
私は実際にそれがあったとしたら、画面をじっと見つめあいながら…ではなく、左斜め下45度くらいを見ながら、のような気がします(笑)
じっと画面を見つめたら、そりゃもうどきどきしちゃいますね。
って何書いてるんですかね、私。

火曜日、よろしくお願いします。



【11309】
【タイトル】村田さんへ
【 日時 】07/03/20 23:29
【 発言者 】吉

電話するのが少し遅れてしまって申し訳ございませんでした。
言い訳ですけど、、VOIPが一度落ちると復活するのに時間がかかりました。
私もスカイプの導入を検討してみます。

コーチ役お疲れ様でした。 すみません、、、終わりは語学論になっちゃいましたけど、
すごい勉強になりましたー。 この掲示板が立体的になって面白いですね。
村田さんにもNaimaさんにも刺激を頂いております。
何度も言いますが、根石さんには感謝です。

1ヶ月限定のお約束だったので来週が最後ですね。
こちらからお電話いたします。



【11310】
【タイトル】吉さん
【 日時 】07/03/21 0:11
【 発言者 】村田

お疲れ様です。

とりあえず意味を保留して回転読みしているうちに意味がわかって読み方(=区切り方)が変わるという体験を共有していることがわかったのが今日の収穫でし た。

途中からほんとに語学論に脱線(?)してしまいましたが、楽しかったです。

今日はもうまとめられないのでメモだけ書いときます。
・形容詞的抑揚
p61 He was born in an age when Buddhism, Taoism, and Confucianism were seeking mutual synthesis.

私の課題は抑揚のつけ方だと思いました。

来週、とりあえずのラストですね。
よろしくお願いします。



【11311】
【タイトル】村田さんへ
【 日時 】07/03/21 12:36
【 発言者 】吉

昨夜は、村田さんにイントネーションの質問をされたので、解説してしまいました。
誤解のないように伝えておきますね。

机上の音作りではイントネーションは必要以上に扱わなくて良いと考えてます。
「必要以上」って所がとても曖昧ですね(苦笑)。
イントネーションにコダワリすぎて、イメージの獲得が疎かになるようなら「やめとけ」ですかね。
説明するのに「形容詞的抑揚」という言葉を用いましたが、この言葉もどうも正しくないなーと最近は考えています。

イントネーションは、発信者と受信者の関係で決まります。
場面の英語では、単純にYESと答えるのでも、イントネーション次第で皮肉をこめたり、
NOの意味に変化させる事ができるなど、自由自在です。
音の高低や間(ま)強弱などをつける事で、時には単語以上の意味を持たせたりしますから、机上ではとても扱い難いしろものです。

机上でやるならCDとのすり合わせでしょうね。

村田さんのように音作りもできて意味も充填できるような上級者が、
ネイティブCDの音を媒介にして机上の英語を作る事は、これはこれで効果があるとも思っています。 でも勘違いしてはいけない点があります。昨夜も言いましたが、ネイティブCDを聴いて「音だけマネる」のは、意味がないと考えています。

語学としてのCDの聴き方って言いましょうか、、。

CDを聞いてネイティブの音を真似するのではないんです。

「音を聴いて、イメージが動いたら、、そのイメージの動きを真似して音にするんです。」
(ここがポイントだと思っています。)
で、、これをやると村田さんが昨夜気にされていたイントネーションがつかめると思います。

真似るのは音を聴いて発生した、自分の中のイメージの動き、、

ネイティブCDを媒介にするって事はそういう事だと思っています。
だから根石さんも初心者に最初からネイティブCDとのすり合わせをすすめないとのだと思います。

>とりあえず意味を保留して回転読みしているうちに意味がわかって読み方(=区切り方)が変わるという体験を共有していることがわかったのが今日の収穫で した。

そうなんですよね〜。 回転読みをして意味を掴む時もありますが、他人の音を聞いて意味が掴めちゃうって事もあります。

村田さんやNaimaさんの音を聞いて私の中で意味が氷解する事もあります。
CDを聞いて氷解する事もあります。
もちろん自分で切断読みをしていて、イメージを動かしている時に氷解する事もあります。



【11313】
【タイトル】吉さん
【 日時 】07/03/23 1:02
【 発言者 】Naima

村田さんとも「茶読」をやっておられるとのことで、内心ちょっと焦っています。しかし、私の本業は主婦でして、そこを何が何でも崩したくないわがままをお 許し下さい。すみません。

イントネーションはその場その場の状況や情の動きで左右され、辞書にない意味も生じて来ますね。"Great!" に「最低...」とか「ようやるわ」とかのニュアンスを持たせることだって出来るし。このことをどっかで書いたな、と思って過去ログ倉庫でゴソゴソしてい た所、シャドーイングについての根石さんやの記事がありましたので掲載しときますね。



【11314】
【タイトル】蔵出し
【 日時 】07/03/23 1:03
【 発言者 】Naima

【タイトル】永劫回帰(4)
【 日時 】03/02/06 3:40
2065 Jackie 様 投稿者:根石吉久 投稿日: 3月 9日(土)14時37分04秒

> 少なくとも音読や筆写の課題をきちんとしていれば 確実に上達するはずなのに。
まさに、「音読」と「筆写」が、「身体化」の具体的なメソッドだと思います。日本語の磁場の中で作る英語は、どこまで行っても「もどき」なのだということ を踏まえた方法が、「音読」と「筆写」です。
「もどき」の過程を存分にやることです。その後に、「もどき」としての英語を英語の磁場に置くならば、それは英語として息をし始めます。日本にいて英語を やるということは、どれだけの質の「もどき」を作れるかに尽きていると思います。
基礎的な身体化の過程をすっとばして、「リピーティング」や「シャドウイング」を薦めるような方法には私は断固反対しようと思っています。これを薦めるよ うな人がバイリンガルであったり、アメリカ帰りであったり、ESSの部長なんかであったりして、後光がさしているように人は思うのかもしれませんが、イ メージの根付きを無視したやり方です。これは、基礎的な身体化がすでに実現している人がやるにはよろしいでしょうが、それを欠いてやったら、人間がコピー マシンのようなものになります。語学をよくやった人間には味のないような人が多いですが、基礎段階で「リピーティング」や「シャドウイング」などをやる と、えてしてそういう味のしない人間ができるでしょう。
そのあたりのことを、私は「語学的主体」という語で考えようと思っています。そして、「語学的主体」を形成する基礎的な身体化の練習は、「音読」と「筆 写」だと思っています。このたどたどしさが大事なのです。このたどたどしいスピードが、イメージが共に動くことを可能にします。イメージが共に動く状態の ままに高速化することはいずれ必要になりますが、最初からネイティヴの高速をコピーせよというような方法は間違ったものだと思っています。
最初から、「リピーティング」や「シャドウイング」をやるのは、日本人には実に危険なものだと思っています。
音法を何ひとつ持たず、「リピーティング」などやらせた場合でも、小学生などは非常に上手に音をコピーすることがあります。この場合、磁場を欠いているこ とがほとんどですから、イメージが音とともに動くということがありません。また、シンタックスの内在化は、イメージが動かないと実現されませんから、音の コピーというあだ花が咲くだけに終わるだろうと思います。國弘式の「繰り返し」の回数というものが、シンタックスの内在化には不可欠ですが、このあたりの ことが単純で利口な人たちにはわからないのです。
>SVOの内在化 国広さんの本に 誰が どうした 何を さえ わかれば英語はわかるとありましたね。
それを意識しつつ 中学の教科書のような 系統だてて文法がわかるものを 音読または 素読みする 無意識か 内在化するまで。いろんな本に浮気せず。これが できてから はじめて 多読 多リスニングが役に立つ。
まったくこの通りだと思います。順序というものが非常に大切だと思います。



【11318】
【タイトル】Naimaさんへ
【 日時 】07/03/24 6:15
【 発言者 】吉

お風邪は完治しましたか? 私は3週間程咳が続いております。 体はすっかり元気なんですけどね。

> 何が何でも崩したくない・・・

最初に「それでも良いですよ」とお話させてもらってますからね。私としても「そこだけは崩さないでください」とお伝えします。気になさらないでと伝えても 「気にしてしまう」Naimaさんの気持ちもわかります。


> 内心ちょっと焦っています。

え〜? 焦る必要なんて全然無いですよ〜。比べるのは他人でなくて過去の自分です。私は、1年前の自分と比べて成長できてれば「それで良し」としています〜。

根石さんが[英語は錆び付く]と書いてます。 もしもご自身で錆び付きを感じ始めておられるのなら、Naimaさんの焦る気持ちもわかります。スパーリングはキャンセルされても、セルフメンテナンスと オイルチェックは、愛車のためにしっかりやってあげてくださいね。

過去ログからの投稿文章の紹介ありがとうございました。
過去ログ倉庫は、宝の山ですね。



【11319】
【タイトル】今日考えたこと
【 日時 】07/03/24 20:32
【 発言者 】sb

@文字→音声・・・素読(意味はともかく声を立てて読むこと)
A音声→文字・・・書き取り(ディクテーション)
B音声→音声・・・シャドーイング
C文字→文字・・・視写(ししゃ、みながら写すこと)

@とAの前には語、句、文レベルの意味のまとまりで母国語訳を入れておくとよい。
そうすればBやCをその後にやる場合、「1訳→1イメージ」に移行していく。
母国語訳を最初に入れないとBやCはもとより、@も「音楽」になり、Aも「習字」レベルになってしまう。



【11321】
【タイトル】sbさん
【 日時 】07/03/27 6:19
【 発言者 】村田

お久しぶりです。

@Aの前に母国語訳が来る必要はないと思います。
訳よりも、どのように文を区切って読めるか、あるいはコーチが区切れ目を示せるか、ということの方が大事だと思いますが。



【11325】
【タイトル】「日本人の英語」1号 原案
【 日時 】07/03/29 23:24
【 発言者 】村田

素読舎の 語学論の掲示板「大風呂敷」の記事から http://8100.teacup.com/ooburoshiki/bbs

日本人の英語 素読舎の「語学論」リーフレット 発行:素読舎

「音とイメージの同致」 投稿者:根石吉久 投稿日:2001年 7月 2日(月)03時59分02秒 (原題 「転載」)

akira 様

akira>根石さんのおっしゃっている「音づくり」と同様の意味ととらえて良いかちょっと分かりかねますが、語学学習のできるだけ早い段階で、発音、リ ズム、イントネーションといったものに目を向けておくと、あとで余計な壁にぶつからなくて良いばかりか、上達の仕方がまるで違うのではないかと思います。

私の「音づくり」は、まさにこの意味です。
私は30音という規定は持ちません。発音(リズム、イントネーションを含めた概念です)では、日本人向けには10余りのポイントが大事だと思っています。 それ以外のポイントに関しては、説明するより、「水に入って泳いでもらう」ことで解決すると思っています。(ですから、私はあくまで一対一でレッスンする のが基本です。)

akira>発音は話すときだけに関係していると思っている人が多いので すが、それは大きな間違いだと思います。実際発音が上達する
akira>にしたがって、英語の聞こえ方が変化しましたし、耳から言葉を覚えるっていうことをやりだすようになりました。

私は小学館文庫「英語どんでんがえしのやっつけ方」を書いてから、ある人に鵜田さんのホームページを紹介されて読みにいきました。鵜田さんのおっしゃって いることのもっともすばらしいところは、akira さんがここに書かれているまさにこの考えです。「きれいな発音」というような、あるいは「本物の発音」というような考え方が私は大嫌いですが、発音(イン トネーション・リズムを含む)が上達しないと耳が動くようにならないということはまぎれもないことだと思っています。自分の口をとことん動かした文は、聞 き取る場合に、「一挙に丸づかみ」が成立することを私は自分の体験から知りました。鵜田さんを知る前に私は文庫で次のように書いており、鵜田さんのホーム ページを読んだとき、うむ、いるんだな、世の中には、と思ったことをはっきり覚えています。鵜田さんは、私と一脈通じることを考えておられた方だったので す。

文庫>どうしても聞き取れなかったところは、字を見て調べても かまいません。その後に「回転読み」に叩き込むことがポイント
文庫>です。苦手な部分を、自分の口を動かしてインプットしてしまうのです。リスリングのコツは、やたらに長時間聞くことに
文庫>ありません。苦手な部分を見つけ、「回転読み」でインプットしてしまうことにあります。私は、これはコロンブスの卵の一つ
文庫>だと思っています。

自分で書いたものを書き写していて、註釈が必要だと思いました。
私の「回転読み」というものは、「音づくり」、「インプット」と一体のものです。
同一の文を言い続けることで「音づくり」をすることが「回転読み」です。このやり方で、音が完成すれば、覚えようとなど思わなくても覚えてしまいます。つ まり、インプットが自然に達成されます。「回転」が必要だということの根拠は、日本には英語が形成する言語的磁場が存在しないということにあります。「回 転読み」に関しては、詳しくは、小学館文庫をご参照下さい。

akira>また、音声は「聞く」「話す」のみならず、「読む」「書く」にも大切なことだと思っています。私たちが日本語の文を読んだり
akira>書いたりしているとき、意識してみると頭の中に日本語の音声が響いているはずです。やはり言葉は音声第一なのです。

語学において、初心者に言う場合に、「音声第一」で100パーセント正しいと思います。
しかし、「言葉」そのものに関しては異議があります。
「言葉」そのものについて言うなら、「イメージ第一」だ「とも」言えるのです。
「音」と「イメージ」の同時化(同致)こそが問題です。
ここで、私は鵜田さんと別れます。
鵜田さんは、現在の日本の英語状況にとっては絶対に必要な方です。もっともっと広く知られなければいけない方法を持っている方です。しかし、鵜田さんのお 弟子さんたちが、あまりに「音」にのみ傾斜されるのは、私は横目で見ています。おいおい、「音」は盆栽じゃねえぞ、と思うことがあるのです。
入れ歯をなくしてしまったが、金がなくて入れ歯が買えず、ふがふがと英語を言っているイギリス人がいたとして、発音はまるで質がよくないが、この駄目な発 音でもイントネーションやリズムは何一つ損なわれていないでしょう。正真正銘の骨の髄からの英語です。とりわけ、「音とイメージの同致」において正真正銘 です。
「きれいな発音」だの、「本物の発音」だのは、信仰の対象にすぎません。
また、「音」がいくら良くなっても、イメージが同時に動くようにならないと、やはりどうにもなりません。これは鵜田さんに対する批判ではありません。鵜田 さんの方法で練習する場合にこの穴に陥る人は多いかもしれないという懸念です。

akira>「俺は新聞だってTIMEだって読めるぞ。それでも出来てないっていうのか。」みたいなことを言われました。

学校英語、受験英語の犠牲者です。かわいそうな人です。
ずれています。
再度、でも、音が駄目でも、「本当に読みとれる」なら、それはそれでいいのです。その人一人にとってならそれでもいいのです。生身の人間なんかに興味はな い、俺はこれまでに書かれた最良の英語を読み続けたいだけだというなら、これはこれでいいのです。まったくいいのですが、音が駄目だと、英語を読むリズム が「盆踊り」だと思います。そうすっと、もしかしたら、「本当には読めない」かもしれない。
とにかくこういう人が、生徒を持って、人に英語を教えることだけは「やめて欲しい」と願うだけです。長野県の私の住むあたりでは、このことを「やめてむら いたい」と言います。そうすっと、全国の英語の先生の中には「やめてむらいたい」人がうじゃうじゃいて、これは本当に問題です。
私は塾をやっていますが、私の掲示板「大風呂敷」で、まともな授業をしておられる学校の先生が非常に興味深いことを書かれています。是非お読みいただきた く思います。私のホームページから「大風呂敷」にリンクされています。

akira>気をつけなければいけないのは、個々の文字の発音だけ上手くなっても、リズムやイントネーションがガタガタでは宝の
akira>持ち腐れになります。

まったく賛同します。
この後です。
同じことを繰り返して言うことになりますが、リズムやイントネーションがそなわっても、イメージの動きが同致しないとやはり駄目です。日本人の英語の最後 の課題は、「音」ではなく、「イメージの動きの同致」だと考えています。これは、しかし、本当には「机上」でしか実現しないのではないでしょうか。日本の 英語の「かまいたち」あるいは「肉離れ」は、何も恥じるべきものではないと思います。日本語の磁場の中での単独者の英語だということを意味しているだけ で、これを恥じたら日本の英語はいつまでもできません。
だから、私の考えは、「ごつごつした、あるいはとつとつとした英語でかまわん」というものです。私はこれを実践しています。あるいは人にも薦めています。 日本の英語というものはそういうものだと思っているのです。日本でアメリカ英語なんぞしゃべるのはとことん馬鹿げたことだとも思っています。(アメリカ帰 りは得意そうにこれをやりますが、アホかと思っています)
アメリカ英語(イギリス英語その他)は、「机上で」とことん媒介にすべきものですが、媒介物だという自覚が日本人に必要だと思っています。「机上」と「生 活」を混同している人、あるいはこの二つを分けることができない人が多すぎます。英語をしゃべることは、「机上」と「生活」をスパークさせることなので、 地続きだと考えるのは間違いだと考えます。「地続き幻想」によってエーカイワガッコーが繁盛しています。アホか。

もどきの価値 投稿者:根石吉久 投稿日: 2001年7月10日(火)02時04分05秒
Duffy 様
Duffy> 現代で考えてみますと日本は海外から技術を導入するとき、正確なフレーズは良くは覚えていないのですが、「1号機は輸入、
Duffy>2号機はライセンス生産で、3号機以降は輸出」というような言葉を聞いたことがあります。これにせよ、古代や平安時代にせ
Duffy>よ、日本人がいかに海外の文化や技術をうまく吸収し、自己流に発展する能力を持ち合わせているということの証だと思います。

種子島に鉄砲が伝わってすぐに、日本の鍛冶屋がそれを分解し、どこがどうなっているのかを見て、じきに鉄砲を作ってしまったという話をどこかで聞いたの か、どこかで読んだのか・・・。
(中略)
模倣のうまさは日本は世界一だと思います。これをつかまえて、欧米人は真似ばかりうまくオリジナリティのない者どもだと陰口をたたくと思います。
しかし、模倣こそはすべての文化の根源です。ネイティヴな言語の獲得という、人間が最初に文化を取り入れる場面に必ずこの模倣があります。ヨーロッパの文 化も、根底はこの赤ん坊の模倣で成立しています。文化が存続するためのひとつの根底的な能力であり、それが日本人は世界でもとびぬけているということで す。
能の世界に「もどき」という技術があると聞いています。伝統芸能はよく知らないのですが、これも本物の真似をする技術だと思います。次郎冠者のまねを次郎 冠者がするとかいうようなことだと思います(不確か)。また、コロッケ(って健在か?)などがやる「ものまね」などの技能がこれほど喜ばれ、大衆に支持さ れる国は他にないのではないかとも思います。「ものまね」というのは日本では積極的な価値なのです。
「もどき」や「真似」というのは、近代に始まったものではなく、日本の文化の基底にある貴重な価値です。「もどき」や「真似」こそが、日本のオリジナリ ティだと言っていいほどのものだと思います。このパラドックスは、自分を相対化することの下手な欧米人が理解するのは少々難しいことだと思っています。

「ネイティヴと同じ英語能力幻想」が、最近、この掲示板に踊っておりますが、同じわけがない。もしも、「同じ」だと本当に思っているなら、それこそがにせ ものです。クリスチャンになったところで、沢庵をかじるクリスチャンですから・・・。

日本人に欠けているのは、設計思想でしょうか。設計はできるが、設計「思想」があまりない。だから、現在では、積水ハウスなどのプラスチック・ハウスの氾 濫です。壊すときに始末におえない物質の山ができかねません。家づくりでも町づくりでも、設計はするが設計思想がない。これが困ったことです。



【11326】
【タイトル】音声言語も文字言語もイメージの縁(へり)
【 日時 】07/03/30 21:31
【 発言者 】sb

>「言葉」そのものについて言うなら、「イメージ第一」だ「とも」言えるのです。
「音」と「イメージ」の同時化(同致)こそが問題です。

ここが核心部分だと思います。語学の初心者にとっては言語はあくまでも「恣意的な記号」に過ぎません。だからこそ素読舎の「音づくり」が大切なのであり、 「同致」の前の「音づくり」が必要なのだということです。そしてその前提として、「生活英語と練習英語の峻別」いう「原理」が必要なのです。



【11327】
【タイトル】村田さんへ
【 日時 】07/03/30 22:40
【 発言者 】吉

火曜日の手合わせありがとうございました。 いや〜、あっという間に30分過ぎちゃいましたね。 楽しかったです。ありがとうございました。とりあえず「1ヶ月」という事でしたので終わりですが、また村田さんに時間の余裕ができましたら、ぜひぜひお付 き合いください。 すごい勉強になります。

「素読舎の「語学論」リーフレット 日本人の英語」読ませて頂きました。

ここに書いてある事がすごい良くわかります。
「音とイメージの同致」、、、ああ、そうなんですよね。
sbさんも同じ所に反応してますが、「最初に音」、、ほんとコレしかありません。 で、、次にイメージの動きの確保ですね。

すばらしいリーフレットだとおもいます!
もしかしてコレを配布するんですか?



【11328】
【タイトル】sbさん 吉さん
【 日時 】07/03/31 6:16
【 発言者 】村田

コメントありがとうございます。
先にこの記事を持ってきてよかったと思いました。
(最初は「小学生の英語」にしてみようと思っていたのです)

sbさん
「恣意的な記号」っていうのは音声についてもあてはまることなんでしょうか?

吉さん
このまま印刷にはいるかわかりませんが、配布する予定です。
タイトルもこのままかわかりませんけど。他にいいのがあるような気もするし。



【11329】
【タイトル】吉さん
【 日時 】07/03/31 6:22
【 発言者 】村田

お手合わせありがとうございました。
私は今回の手合わせでイントネーションに目覚めました。
(…といってもコーチとしては今までの読み方は崩さないと思います。ゴリゴリのアクセントが基礎として必要だと思いますので)

また、よろしくお願いします。



【11330】
【タイトル】村田さんへ
【 日時 】07/03/31 6:47
【 発言者 】吉

ほぼ同時刻に掲示板チェックしてますね(笑)。
私もコーチ用の音作りと音読用の音作りやってます。
音作り・・音と意味との同致・・CDなどを媒介にしたすり合わせ
こんな感じでしょうかね。

私は村田さんの音はとても好きです。
村田さんはイントネーションといってますが、イントネーションも大きく語ると「音と意味の同致」だと思っています。イントネーションだけマネてもイメージ の動きは保障されないのでした。

電話での練習は刺激になります。
二人で話し合って実験的にやった「先読み・後読み」は、発信者、受信者の中のイメージの動きを意識させるので、とても勉強になりました。CDを媒介にする のとは、まったく違った「良い感じ」の練習でしたよね。 こちらこそまた宜しくお願いいたします。



【11332】
【タイトル】村田さん
【 日時 】07/03/31 8:10
【 発言者 】sb

「記号」という意味をもっと勉強します。

音声言語と文字言語を同列に考えていたところに私の誤りがありました。

音声言語は恣意的というより、文字言語よりイメージに近いということでしょうか。
それとも音声言語はイメージということになるのでしょうか。



【11334】
【タイトル】日本人の英語
【 日時 】07/04/01 16:25
【 発言者 】Jackie

村田さん、
akiraさんと根石さんの会話2001年7月のものを
地域配布するのでしょうか?
このままの文章だと、
英語関係者ならともかく、以外の人にはわかりにくい概念では?



【11335】
【タイトル】Jackieさん
【 日時 】07/04/02 19:46
【 発言者 】村田

コメントありがとうございます。
英語関係者でもわからない人はわからないと思うのです。
このリーフレットは掲示板で生まれてきた語学論のエッセンスを抜き出していくものです。
これを手にした人が「なんだこれは?」と気になってしまうきっかけになればいいと思うのです。
(と私は考えていますが…そのためにも過去ログ倉庫の整理をしていくのですけれど)
比較的わかりやすいチラシは新聞折込の方で出す予定です。



【11336】
【タイトル】村田君
【 日時 】07/04/03 2:24
【 発言者 】根石吉久

>英語関係者でもわからない人はわからないと思うのです。

そうです。
英語関係者と私が激論しているのを見ていた英語嫌い人さんが、何で根石さんが言っているような簡単なことがわからないのかなと電話をくれたこともありまし た。英語嫌い人さんはその名の通り、まったく英語や語学関係者ではありませんが、すべて論点は把握しておられました。

>「なんだこれは?」と気になってしまうきっかけになればいいと思うのです。

それでいいと思います。

「比較的わかりやすいチラシ」ですが、なるべく明日、手を入れます。



【11339】
【タイトル】村田君
【 日時 】07/04/04 1:49
【 発言者 】根石吉久

書き直してみました。
------------------------------------------------------
<見出し>
日本人の口の動きを元にして、英語として「通じる音」を作る

<小見出し>
英検1級・TOEIC900点台保持者、有名国公立大・私大合格者、外資系企業社員、アメリカ在住で仕事をする人、高校の英語の先生、大学の先生も使う塾

■まず音作り。とにかく音作り。
英語をものにするためには、とにかく英文をひたすら声に出して読むことです。日本在住のまま、英語をものにしてきた多くの人が、このことを言っています。 それもただ声に出して読むだけでなく、「通じる」音で読むことが大切です。
素読舎では、「通じる音」を作ることをまず第一としています。
そしてこれは、ほとんどの日本人の英語学習から抜け落ちているものです。

■日本人の口の動きを元に
日本語で育って来た人たちに、いきなり英語の音を聞かせても、自己流の音=「通じない音」しか出せません。日本語では使わない筋肉を使うためです。
素読舎には、自己流の音を、「通じる音」に変えるコーチ法があります。大学の教員養成課程にはこれがありません。ですから、学校の英語の先生が素読舎の レッスンを必要とし、実際にレッスンを受けておられるのです。本当は、大学の英語科教員養成課程の教授たちこそ、素読舎のレッスンを受けるべきです。彼ら はツラの皮が厚いため、今のところ問い合わせはありませんが・・・。

■大量の英文を「くちぐせ」に
塾生は、「通じる音」で、大量の英文を読み込みます。初心者の場合、意味は最初からわかっていなくてもかまいません。ひたすら、英文を読みます。飽き飽き するほど読みます。はずみで口をついて出るようになるまで読みます。そうなれば、英文は体の一部です。それだけやっておけば、その後、文が意味を備え、理 解を備えるようになるのはあっという間です。特に、アメリカなど、英語が話されている国に行ったとき、大量の英文が次々と生き返ってくるのを体験できま す。

■瞬時に意味を呼び起こす。瞬時にわかる。
「音作り」がひとまず完成したら、意味や文法を扱います。単語の意味など、思い出すのに「えーと…」とやっていてはいつまでたっても英語は使えません。語 を見た瞬間、聞いた瞬間に、すぐに意味にならなければなりません。素読舎では、「言いながら書きながら思う」ことで、塾生が音と意味と文字をひとかたまり にし(「イメージ」して)、瞬時に意味が出てくるようになる練習をします。そのために最適化した独自の教材が豊富にあります。
素読舎では、音が先です。意味は後です。
学校では、意味が先です。そして、音作りはありません。学校が「使えない英語」を量産しているのはそのためです。点だけとらせようとする進学塾も同罪で す。

■自分で学ぶ力がつく。
素読舎で練習を積んだ塾生は、自分で学ぶ力がつきます。
音読がブームになる30年前から、素読舎は日本語の素読(音読)をやっています。日本語を音読することで、読む力、考える力ができます。小学生の時から やってほしい練習です。
世界史の教科書を自分でテープに録音して、聞いたり書いたりすることをやって、大学受験を突破した塾生もいました。方法が身につくと、応用が効きます。素 読舎は英語塾ですが、あらゆる科目に応用可能な方法を伝えている塾だと考えていただく方がいいでしょう。現在、ガソリンスタンドに勤務しているかつての塾 生は、危険物を取り扱うための資格試験の勉強に素読舎の方法を使い、「あれはいい、あのやり方は役にたった」とガソリンを車に入れてながら言いました。素 読舎の方法をほぼそのまま応用し、薬剤師免許をとった人もいます。素読舎で多量の英文をインプットし、アメリカに留学、日本に帰国後教員免許を取得、現 在、長野県の高校の英語の先生をしている人もいます。現在、カナダ在住とのことですが、八十二銀行屋代支店で外国人が来れば必ず対応していた人も素読舎で 大量の英文を体に仕込んだ人でした。かつての塾生には、スキーのコーチ、登山のコーチで世界中をいつも移動している人もいます。この場合も武器は英語で す。

■「電話でレッスン」
素読舎には、「電話でレッスン」があります。いまやこちらが主体と言ってもいいかもしれません。電話でレッスンの生徒さんは初心者から、高校生、大学生、 英検1級保持者、外資系企業へお勤めの方など様々です。大学の先生を生徒にしてレッスンし、学校英語から抜け出すのを助け、感謝されたこともあります。 「電話でレッスン」は、毎週一回、30分です。料金は多少高めになりますが、実質的な生徒の口の動きの量は塾を使うよりも多く、密度の濃い練習が行われて います。来月からベトナム在住の方に向けてレッスンが始まります。アメリカ在住で仕事をされている方に向けて、レッスンをしたこともあります。その生徒さ んは帰国され、現在もレッスンを継続して受けておられます。国内では、東北から九州まで、さまざまな町に生徒さんがおられます。今後は、登校していない学 齢期の人、山村の方に向けてレッスンすることも考えています。090−4181−5912 までお問い合わせください。

■次号予告
次号は、「幼児・小学生に英語をやらせるなら・・・」をタイトルに特集します。お楽しみに。
毎号、配布地域が異なりますので、続けてお読みになりたい方は素読舎までおいで下されば無料でさしあげます。10号分セットになりますと、500円の有料 となります。



【11350】
【タイトル】O in Hanoi さん
【 日時 】07/04/10 0:19
【 発言者 】根石吉久

以前、ここに問い合わせいただいたときに書かれたお名前を忘失してしまいましたので、ひとまず上記のお名前を使わせていただきます。

レッスン時に言い忘れたことを書いておきます。
レッスンが終わったところで4,5回改行し、二つめか三つ目の改行のところに☆印を入れておいて下さい。
レッスンが進んでくると、どこまでやったのかわからなくなることがときどき生徒さんに生じています。それを防ぐために、レッスン開始のときに、☆印を消し てからレッスンを受け、レッスンが終わったら☆印をつける癖をつけて下さるようお願い致します。
あちこち検索して教材の中を動き回った後でも、教材の一行目に戻り、☆印を検索語にして下に向けて検索すれば、レッスンでやり終わった最後の行が簡単にみ つかります。
よろしくお願い致します。



【11351】
【タイトル】sbさん
【 日時 】07/04/10 1:57
【 発言者 】根石吉久

普段はとんちんかん(失礼!)ですが、ときどき、どきっとするようなことを書かれますね。

>音声言語も文字言語もイメージの縁(へり)

これはすごいです。
酒を飲みたくなりました。遊びに来て下さい。



【11353】
【タイトル】みなさんへ
【 日時 】07/04/10 22:50
【 発言者 】吉

さすがに3月と4月はバタバタしており、書き込みできません。
特に4月はセミナーを入れたりして結構パツンパツンです。
通勤電車の中で地道に英語はやってます。
「狭く深く」が最近面白くなってきました。



【11356】
【タイトル】蔵出し
【 日時 】07/04/12 14:34
【 発言者 】村田

「安全」というキーワードで過去ログ倉庫内を検索したら、マッチした記事です。
「子供には素読をやらせるのが害がなく安全」という文脈で検索したのですが…。

ものをいうということはどういうことか。そのきびしさが伝わってきます。

===================================================================

【6303】
【タイトル】ルサンチマンさん
【 日時 】02/11/12 13:49
【 発言者 】根石吉久


あなたが掲示板へ書くという行為も、自己権力の行使です。
私は、免許にも資格にも頼らず(必要な単位はすべてとりましたが、紙切れに変えるのをさぼりました)、ただ生徒に英語力を実現する腕(大工の腕というよう な意味での腕です)だけで30年近く生活してきましたので、自分の自己権力ははっきりと信じております。それ、権力だろうと指さされるなら、その通りだけ ど、それで?と申し上げる他はありません。腐れきった日本の英語教育の現状を切開するのに、書くという自己権力を行使しておりますが、それの何が問題で しょうか。
私が提示する論点をつかんだ上で反論するのでなく、「反権力も権力のうち」程度の安全な観念を振りかざすことしかできない者の権力はどんなしろものである か。なるほど、ルサンチマンと名乗るだけのことはあるとは思う。
「偉大な教祖様に帰依して普通の感覚を失った」状態は、日本の教師たちのことだ。一枚の教員免許、採用試験という制度以外に、あの人たちが教壇という高み に立つ行為の根拠が何かありますか。

この人には是非先生をやっていて欲しいと思った人は、これまでの私の人生の中で、ただ一人、この掲示板で出会った Eliot さんという方だけだった。あんたが教師なんかでなくていいよと思った人間は、掃いて捨てるほどいたのだ。

http://www.asahi-net.or.jp/~ax9y-nis/ooburosi/series/otomichi.htm

学校を出て、そのまま学校へ入っちゃうんだからな、そりゃなかなか普通の感覚を保つのは難しいわ、とある大工が言っていたが、その通りだと思ったことがあ る。問題がどこにあるかうすうす感じていても、それを言葉にする努力をせず、既成の観念のおくるみにつつまれて保身を続けるのが、既存の権力という「偉大 な教祖」に従順な日本の教師というものである。これは腐臭に鈍感な官僚の感覚と何も変わらないのだ。
この掲示板に書いて下さっている人たちは、じかに娑婆にもまれて、じかに娑婆から評価されて生活してきた人たちが多い。それは、英語教育にからめて言え ば、生徒に実力が実現しないなら、免許も資格も権力も意味はないとよく知っているということだ。
何が免許か、何が教師か。生徒に力をつけられずに何が専門職か。笑わせるなという感覚こそがまともな感覚である。人はなかなかそれを口にしないが、娑婆の 底流にはそれがきちんと流れている。



【11362】
【タイトル】根石先生へ
【 日時 】07/04/13 14:26
【 発言者 】ちえ

こんにちは、投稿が遅くなってすみませんでした。
月曜日は初電話レッスン、ありがとうございました。
実は、子供達が9時過ぎに寝る習慣が抜けれなくて、
すぐに電話に気付けなくて、失礼しましたm(_ _)m
11時〜(ハノイ時間9時〜)が都合が良いとおっしゃって
いたので、なるべく、間に合わせるようにしたいと思っていますが、
もしかしたら、少し遅くなる日があるかも知れませんが、大丈夫でしょうか??

月曜日の初レッスンはあっというまでした。
先生のレッスンはとてもわかり易く、こんな私でも、1年後には。。。と夢をみて
しまいました。
あの後、毎日、少しずつ、同じ文を繰り返し読んでいますが、初めて、英語の勉強が
楽しいと思えてきています。
3日坊主にならないように頑張ります(^_^)v
中学の時の塾で、3年間教科書を丸暗記(暗唱)させられていて、自分で、英語が
得意であった訳ではないのに、成績がなんとなく良く、他に得意な教科がなかったので
高校は、英語科へ進みました。
しかし、毎日英語の授業漬けで、英語嫌いになり、大学は国文科へ進みました(^_^;)
その後、英語嫌いは続きましたが、なんとなく、克服したいな〜と言う気持ちを持ちながら
主人の海外赴任で、やっとチャレンジする気になっています。

本当に恥ずかしい程の英語力ですが、これからもよろしくお願いします。

☆印の件、了解しました。

後、授業料の件は了解なのですが、教材費+本代も一緒に払いたいので教えて下さい。



【11363】
【タイトル】吉さんへ
【 日時 】07/04/13 14:30
【 発言者 】ちえ

ご挨拶が遅れて申し訳ありませんでしたm(_ _)m
実は、吉さんのHPから来させて頂いていました。
どんぐり倶楽部→吉さんのHP→素読舎です。
参考にならなくて申し訳ありませんm(_ _)m

吉さんとの縁を大変感謝しています(*^_^*)

これからも、よろしくご指導下さい☆



【11364】
【タイトル】ちえさんへ
【 日時 】07/04/13 23:46
【 発言者 】吉

え〜!! 驚きです〜。 メチャクチャ嬉しいです。

> 参考にならなくて申し訳ありませんm(_ _)m

なりました、なりました! 素読舎や根石さん、そして私のHP。
これらが検索にひっかかりやすいキーワードを探していた所なのでした!
そっか、、「どんぐり倶楽部」さんでしたか。 じゃあ、糸山先生の話題も絡めていこっと!

ありがとうございました!!

ちえさんはベトナムですね。私の友人がベトナムで絵を描いております。
この間日本に帰ってきて絵の展覧会を開いておりました。
海外で子育てをしながらがんばっている女性です。
彼女がベトナム生活を漫画にして書いていますので紹介させてください。

http://www.vietnam-sketch.com/manga/

あとその彼女のHPです!! ↓

http://www.geocities.jp/nguyenakiko/index.html

凄い元気をもらえる漫画とHPです。
いや〜嬉しいです。 こちらこそ、、今後とも宜しくお願いいたします!



【11365】
【タイトル】吉さん、ちえさん
【 日時 】07/04/15 3:08
【 発言者 】根石吉久

吉さん

私も驚きました。ホームページを作っていただいて、ありがとうございました。
今まで、お友達のマンガとスケッチを見たり眺めたり読んだりしていました。
面白いですね。私の庭先の雑貨屋でお友達のポストカードを売ることができない
かと思いました。まだ全然店としては実力がないので、数は売れないかもしれま
せんが、日本の物価水準で売れれば、ベトナムでの絵描きとしての生活に微力な
がら協力できるかもと思いました。

ちえさん

初レッスンの感想をお書きいただきありがとうございます。
高校は英語科だったんですか。生徒の消化の度合いを無視した高校英語科の
大量の教材の押しつけで英語が嫌いになったのではなかったでしょうか。
まあ、ゆっくりやりましょう。少しずつじわじわとやり、余力ができたらド
カドカやるっていうのがコツです。
英語を使う機会が多いようなので、じわじわとやっていても、用を足すため
の英語なら日本にいるよりはるかに早く身に付くと思いますので、頑張って
ください。
吉さんのホームページをみつけてくださったことにも感謝しています。

検索用のキーワードで、何かいいものを思いつかれましたら、吉さんとお話
していただけるとありがたいです。

ちかぢかスカイプを試す予定です。
レッスン開始の時間は、そちらでずらしていただいて結構です。日本時間で
0時半頃までに終わればOKです。せっかくベトナム在住の方とやるレッス
ンですので、融通します。
スカイプを使えるようになったら、ご連絡します。
電話代を考えれば、なるべく早めに電話からスカイプに切り替えたほうがい
いと考え直しています。



【11367】
【タイトル】吉さん
【 日時 】07/04/15 3:48
【 発言者 】根石吉久

少し前のページを読みました。

「修飾語的抑揚」という用語はどうでしょうか。
「修飾」っていうのが私は気に入らないですが。
「限定作用語的抑揚」っていうのも考えました。



【11373】
【タイトル】根石さんへ
【 日時 】07/04/15 22:28
【 発言者 】吉

> 私の庭先の雑貨屋でお友達のポストカードを売ることができないかと思いました。

友人にメールで伝えます。 彼女の絵はとても気持ちが優しくなれるものが多いです。

私もスカイプを導入しました。 メールを送っておきました。 確認願います。

「限定作用語的抑揚」.... ぱっと見聞きした感じ、何だかわからない抑揚ってところが良いですね(笑)。
修飾語っていうのとも違うんですよね。 もうちょっとシンプルに言いたいのです。 思い出しては考えているのですが、
Naimaさんが言った「形容詞的抑揚」って言葉を使っていた期間が長かったせいか、ついついこの言葉に戻ってしまいます。
「引かれ傾く抑揚」と呼んでみた事もありました。
まあこれが「限定作用語的抑揚」って事になるのでしょうね。

文章の一番最後の単語、、ピリオドの直前の副詞に、この抑揚がついている音に出会いました。
前の文章全体が、次の文章に掛かっているのです。
そういう大きな意味では「修飾」という言葉なのかもしれませんが、、。
名詞の後置修飾なども「修飾」という言葉を使うので、根石さんが言うように「修飾」という言葉は、ちょっと使いたくないですね。
ま、、今のところネーミングはどうでも良いやと思っています。
(^◇^)



【11374】
【タイトル】根石先生改め根石さんへ
【 日時 】07/04/17 0:38
【 発言者 】ちえ

こんばんは、今日のレッスンも楽しかったです。
実は、子供がなかなか寝なくて、隣でゴロゴロさせながらのレッスンでした。
私のつたない英語を聞きながら、いつのまにか寝入っていました☆
今回は、前回よりも少し多くすすんだので、復習が大変ですが頑張ります(^_^)v

スカイプも無事繋がり、良かったです。
カメラをつけていない相手にはこっちの映像が映らないと勝手に思いこんで
いましたが、ちゃっかり、ノーメイクで写ってしまい、失礼いたしました。
次回は、バッチリメイクでお目にかかりたいです(*^_^*)
でも、やはり恥ずかしいですね。
音質も悪くなる事が判ったので、来週はカメラ無しで繋げてみます。

家族以外の人との初スカイプが出来て楽しかったです。
ありがとうございました。



【11377】
【タイトル】吉さん
【 日時 】07/04/17 1:17
【 発言者 】根石吉久

>文章の一番最後の単語、、ピリオドの直前の副詞に、この抑揚がついている音に出会いました。

文を覚えていたら教えてくれませんか。



【11379】
【タイトル】修飾語
【 日時 】07/04/17 1:28
【 発言者 】根石吉久

>名詞の後置修飾なども「修飾」という言葉を使うので、根石さんが言うように「修飾」という言葉は、ちょっと使いたくないですね。

「修飾」っていいますが、その中に「飾り」を意味する漢字があり、「飾り」じゃねえだろと思うので、「修飾語」という言葉が嫌なのです。
形容詞や副詞が肝心な語である場合があるだろうと思うからです。



【11395】
【タイトル】根石さんのメールレッスンを受けた 1
【 日時 】07/04/21 9:54
【 発言者 】吉

私の友人が「イメージ」と「意味」について彼の疑問や考えを私にコメントしてきてくれました。彼はまだ英語を始めたばかりですが、語学としての「英語」の 話題で、私といつも盛り上がれるようになってしまいました(笑)。私の少ない友人の中でも大の仲良しさんであります!非常に深い内容だったので、友人のコ メントを根石さんに転送して「メールでレッスン」を受けさせて頂きました。根石さんのコメントは、私のPCで眠ってしまうには、あまりにも勿体のない文章 なので、公開させて頂きます。根石さん、ご多忙中の所、ありがとうございました!

友人のコメント:
「意味」の獲得と「イメージ」の獲得について・・・

以下根石さんのコメント:

「意味」には公共性があるが、「イメージ」に「まだ公共性は備わっていない」段階でも充分に「イメージ」たりうる、というような感じを持っています。

意味(=概念?)は、辞書がそうですが、記述可能です。イメージは生きている人間の意識にあるだけで、いまだ記述されないものではないでしょうか。意味 (概念)が、イメージを喚起するというベクトルもありますし、語学ではこのベクトルが多用されますが、喚起されたイメージは生きた人間の生きた意識に息づ くだけで、固定されずに流れてしまうような生ものだという感じがあるのです。



【11399】
【タイトル】吉さん
【 日時 】07/04/22 0:47
【 発言者 】根石吉久

昔、「意味の意味」などという言葉の組み合わせを眺めて、ただ頭が混乱するだけで、「なんのこっちゃ」と思っていたことがありましたが、今でもそこから何 ほどの進展もありません。
私には、「意味のイメージ」というほうがわかりやすいです。
「イメージの意味」というふうに組み合わせると、とたんに興味がなくなり、「イメージのイメージ」というふうに組み合わせると、イメージしようと意識が動 くようです。
つまり、「〜の意味」という語を見ると、「それは既定であり、彼らの持ち物である」というふうに受け取る癖が私にあるようです。この場合の「彼ら」が誰と 誰かは不明ですが、世の中の人々であり、そこに私は含まれていないという感じがあります。「〜のイメージ」という語だと、おお、それこそ俺の問題だ、とい うふうに意識が動くようです。
つまり、「意味」は私が生まれる前にもあったし、私が死んだ後にも存続するが、イメージは私において、生まれる前にも死後にも存在しない。存在するのは、 いつも生きている人間の「私」においてである、と。
私という一つの個が死んでも、他の生きている一人の人の「私」においてイメージは絶えず生起する、と。
辞書の記述にイメージがあるのではない。辞書の記述が及ぶのは意味に対してであって、その記述がイメージを喚起しうるとしたら、イメージの棲息する場所 は、あくまでも生きている人間の生きている意識なのだ、と。生ものであるとはそのことです。

昨夜メールを書いてじきに寝ましたが、今日になって、「意味とは何か」とか「イメージとは何か」と問うよりは、意味は世の中でどんなふうに作用しているの か、とか、イメージは人間に対してどんなふうに作用するのかと問うのがいいのかと、考えました。
また、しばらく、頭を混乱させてみるつもりです。



【11401】
【タイトル】イメージのイメージ
【 日時 】07/04/22 7:15
【 発言者 】吉

根石さん、またまた丁寧なコメントありがとうございました。
この根石さんの書き込みを読んで、私の中で「イメージが動いている」自分に驚きました。 成長させて頂きました〜 <(_ _)>

私の友人が言いたかったのは、「訳」と「イメージ」の違いだと思いました。英語で理解(イメージ)するって事と、日本語に訳せるって事は違うよね、、って 事なんだと思います。

イメージには「濃い薄い」があると私は最近考えています。昨夜の根石さんの「イメージのイメージ」の文章を読むと、私の中で「イメージ」は動くのですが、 薄いイメージの箇所が沢山あります(笑)。

学校では、読書感想文を書かせたり、英語で激しく日本語訳をやらせるのは、学習者の中のイメージがどれだけ動いているか、それを確認するためだったのね と、、最近気付きました。でも、、指導者がどういう目的でそれ(日本語訳など)をやっているのか、そこの所を理解して指導しないとダメなんだろうな〜と、 最近は考えております。

「イメージのイメージ」・・私もぼんやり考えてみます。



【11403】
【タイトル】根石さんのメールレッスンを受けた 2
【 日時 】07/04/22 20:25
【 発言者 】吉

根石さんから届いたメールを小出しに紹介しています!

友人のコメント> 私が「単語の日本語訳」と書いたのは、「意味」とは違うと思ったからです。

根石さんのコメント> そうですね。難しい。日本語訳は、訳ですから、具体的な日本語の単語によって記述(固定)されています。固定が可能です。語学に限って言えば、この具体的 な訳から、「意味」を取り出すだけで済ませてしまう人が多いのだという感じがあります。意識に息づく生ものとしてのイメージにまで煮詰める人が少ないと 思ってきました。「公共性」を脱皮することが、イメージにまで煮詰めることなのかとも思っています。

友人のコメント> 日本語を話しているとき、意味はいちいち取っていないはずです。

根石さんのコメント>私はむしろ逆に考えています。日常的な意識の動き方では、「意味」だけで済ませていることが圧倒的に多く、いちいちイメージにすると いうことはない。強い関心があるとか、切実な問題である時に限って、「意味」の殻を破って、「イメージ」が意
識に生じるという感じがあります。それを自分がことさらに自分に対して行わなくても、外部がそれを強制する場所が「磁場」なのだという考えです。

友人のコメント> 「子牛のカツレツポロポロ風ソースかけ」というメニューを見てもなんとなく、イメージしちゃうのです。ポロポロ風ってわかんなくても「多分、ポロポロ風な んだろな」と勝手に想像しちゃうわけです。

根石さんのコメント> これはよくわかります。 この場合でも、細かく見ると(いちいち意識しないですが)、具体的な語 → 意味 → イメージという順序があるのではないでしょうか。

友人のコメント> 「意味」ってのは、英語、日本語それぞれで表現される内容だと思います。「イメージ」は、言語で表現される以前の、心に思い描けるものだと思います。

根石さんのコメント>難しい。「表現される内容」というのが難しいです。「意味」というものが、あらかじめあるものなのか、そうでないのか。一人の人間の 誕生の以前に辞書が成立していたのだから、あらかじめあると言えるし、「意味」でさえ、人間がイメージしなければこの世にあることができないのかもしれな いとも言えるし、これは難問です。

意識・意味・事物の間をつないでいる軟骨のようなものがイメージなのかとも思いました。イメージの動きは融通無碍であり、意識と事物をつないでしまうこと もあれば、意味と事物、意味と意識の間をつないでいることもある。いずれにせよ、イメージの生息場所は生きている人間の生きている意識だけだというように 私はとらえています。意識が生きているなら、まるで温泉のようにふつふつと湧いている不定形なものがイメージの原形(原材料)だと思っています。それが湧 いてこないようにと文明は人間を抑圧してきたし、現在はその抑圧が極度に大きなものになっているとも思っていますが、ここまで言うと、語学論が文明論に なっていきます。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
いや〜、難しい、、何度か根石さんのコメントを音読して脳みそが汗をかいてしまいました。 その後で根石さんの昨夜のコメント。

> 意味は世の中でどんなふうに作用しているのか、とか、イメージは人間に対してどんなふうに作用するのかと問うのがいいのかと、考えました。

こちらを読んで、ホッとしました。 この辺りの世界を考えはじめると「語学」って哲学なんだ気付かされます。 ひぇ〜、脳みそが疲れます〜。 (^^;;



【11408】
【タイトル】語学をやっている親の子供へのその語学の読み聞かせに磁場はあるのか
【 日時 】07/04/24 22:28
【 発言者 】sb

ふと疑問に思いました。みなさんのご意見を伺いたいです。私はこれは生活言語なのか、語学なのかという認識が読み手にどう根付いているか、にかかっている のかと思いました。



【11409】
【タイトル】sbさん
【 日時 】07/04/25 20:05
【 発言者 】村田

私は生活言語として英語を使う環境を経験したことがありません。
もし、私が人の親となり、子どもに英語で書かれた本を読み聞かせたとします。
子どもと私がいる場所は、英語の磁場ではないと思います。

英語を長い間生活言語として使う環境にあった人が、子どもに本を読み聞かせてあげているとき、その人と子どもの間には磁場があると思います。

「英語の磁場」にいるかどうかは、読み手の認識にかかっているのではなく、読み手が磁場を体験したかどうか、また、どれだけ深く体験したかどうかにかかっ ているのではないかと思います。



【11411】
【タイトル】磁場
【 日時 】07/04/26 0:13
【 発言者 】吉

> 英語をしゃべる能力は絶対に絶対に絶対にウツリマセン。
by 根石吉久さん

私の子供達はまったく英語を話しません。(やらせていません。)
小4になった息子に、そろそろ良いだろうと思い、「英語をやろうよ! How are you! ってお父さんが言うから、Y君5回繰り返して言ってごらん。」と言ったら。
息子にすかさず「欧米か!」とツッコミを入れられてしまいました。(^ー^)ノ

根石さんが定義する「磁場」は、勉強しているつもりもないのに「英語をつかんじゃう」ような、そういう強力な磁力を発生しているフィールドや場面であっ て、、しかもそのフィールドには、根石さんの言う「当事者性」が存在していると思います。

えっと、、お父さんがアメリカ人で、お母さんが日本人のような家庭に生まれたお子様はちょっと条件が違うと思います。こういうご家庭で育っているお子様に とっての英語の読み聞かせは、その行為自体に磁力があると思います。子供にとって英語はアメリカ人のお父さんとコミニュケーションをはかる生活言語だか ら、、。そしてそこには「当事者性」が存在しています。その子供が英語で自分の意見や気持ちを述べたりする「当事者」にいつもなっているのです。

読み手が磁場を体験したかどうかは、「あまり関係ない」と思っている点が村田さんとちょっと意見が違いますね。生活様式や生活習慣も子供に影響を及ぼすだ ろうという空間が、磁場だと思います。言葉以外の「何か」も子供に影響をあたえる磁力フィールドの事だと思っています。村田さんと私が英語を使って電話で 話をするとするじゃないですか、、5分とか、、。 そこに磁場が形成されると思いますか?私は「それは磁場とは呼ばない」と思います。語学としてやっている大人が、子供に読み聞かせをしてあげても、そこに は「磁場」の発生はないと思います。 あるとすれば、語学としての英語。子供にとって英語は、生活言語じゃないですからね〜。

> 英語をしゃべる能力は絶対に絶対に絶対にウツリマセン。
by 根石吉久さん


あっ! もしかして、英語が風邪のようにウツル場所や場面が「磁場」ですか?



【11412】
【タイトル】磁場はきっと傷のようなもの
【 日時 】07/04/26 17:36
【 発言者 】村田

sbさんの問いかけをもう一度読んでみました。

>語学をやっている親の子供へのその語学の読み聞かせに磁場はあるのか

この文を読んで、私が最初に思ったことは、「語学=机上で一人でやる練習」なので、語学のみやってきた親が、子どもに英語の本を読み聞かせるとき、そこに は磁場はない、ということでした。

英語圏で一定の期間生活したことのある人、それこそ生活言語として、切実なものとして英語を使ったことのある親(つまり磁場体験のある親)が読み聞かせる 時、そこには若干の磁場があると思います。

吉さんが挙げている、配偶者がネイティヴな場合、当然磁場があります。

ここまで、吉さんと私はほぼ意見が同じだと思うのですが…。

>あっ! もしかして、英語が風邪のようにウツル場所や場面が「磁場」ですか?
…なんでこうなるのかな?と考え込んでいました。

磁場っていうのは、磁場体験=「外国語が生活言語として使われている場所での生活体験」を抜きにはできないと思うのですが。机上で、1人でどれだけ努力し ても、1日中複製音声漬けになっても、決して手に入れられない空間というか、場所が磁場だと思うのです。のっぴきならない「当事者性」って、相手がいなけ ればありえませんものね。

「磁場を持つ」っていうことは、個人がどう考えていようが、磁場体験している時、磁場から身体に刻まれてしまうことだと思うんですよ。
そして、「語学のスキルに磨きをかける」ということと、「磁場を持つ」ということは別物です。
「語学のスキルに磨きをかける」をいくらやっても、磁場体験をしなければ「磁場を持つ」にはいたらないからです。

語学は個人の意志でやるものであり、磁場は個人の意志を越えたものだと思うのです。



【11413】
【タイトル】個人の磁力(じりょく)?!
【 日時 】07/04/26 22:00
【 発言者 】吉

私> あっ! もしかして、英語が風邪のようにウツル場所や場面が「磁場」ですか?

村田さん> 語学は個人の意志でやるものであり、磁場は個人の意志を越えたものだと思うのです。

ここは村田さんと僕は同じ事を言っています。 どんなにマスクで予防していても風邪をひいてしまう場所です。
英語のシンタックスが、生活の中、空気の中にウィルスのように存在していて黙っていても感染しちゃう場所です。
これは、個人ではどうやっても防ぐ事のできない磁力フィールド、つまり磁場です。
英語生活圏の中では、英語のシンタックスがあちらこちらに存在しています。
TVコマーシャルの直接的なメッセージの伝え方、人の歩き方、車の色、ファストフード、すべてに英語のシンタックスが存在しているのですね。
簡単に言うと「文化の違い」ってやつかもしれませんが、この「文化」とはっきり形にできないものの中に英語のシンタックスが染み付いているのだと思いま す。
で、、この中に身をおいたとたんに感染がはじまるのだと思います。
英語という言葉の習得の早い遅いはあるかもしれませんが、英語の習得うんぬんも抜きにして、村田さんのいう「刻まれる」って事がおこると思います。

> 磁場体験のある親が読み聞かせる時、そこには若干の磁場があると思います。
>> 「そこには若干の磁場がある」<<

村田さん、もしかしたら「磁力」じゃないですか?
磁場、、じゃなくて、磁力。 それならあるかもしれません。
微力な磁力。

ですけれど、私の子供に村田さんが「読み聞かせ」をしても、
私が読み聞かせをしても、、私の友人のマイクが読み聞かせをしても、
個人が持っている「磁力」なんて無力にしてしまうほど、日本の磁場は強いと思います。

僕が息子に英語で本を読み聞かせても、ネイティブのCDを聞かせても、
息子にとっては「馬の耳に念仏」状態。
英語の磁力を発していなければ、語学にすらさえもなっていない。

CDと私の読み聞かせに違いがあるとしたら、
「欧米か!」と息子が親にはツッコミを入れるところでしょうか(笑)。
良い意味でコミニュケーションが取れたということですが、このツッコミは、日本の磁場の影響ですね。
(^ー^)ノ どうでしょう?



【11414】
【タイトル】メール一部転写
【 日時 】07/04/26 23:53
【 発言者 】根石吉久

>ゴーストはこのままやらせて頂きたいと思っています。「七年目の浮気」もやらせて頂き
たいのです。

私も是非続けて欲しいのです。この状態だと、お金をいただいているのに、英語の錆止め
にならんなあと思うと、もらってはいけないお金をもらっているのだと思い、不安になって
しまうのです。
私のレッスンは、上級者には余計なことをやらせているのかもしれませんが、この余計な
部分が初心者や中級者には絶対に必要なものなのだと理解しています。この余計なところを
くぐらないと初心者が中級者にならないし、中級者が上級者にならないと考えています。で、
上級者にとっては余計なものをわざわざ上級者にやってもらおうという魂胆が私にあります。
それが、初心者や中級者に向き合うために不可欠なものだと考えています。
上級者になって一丁あがりということだけは、私は自分に禁じています。
それはごくろうではあるもののたやすいことです。
初心者や中級者を次のレベルに変えられるかどうかが、主戦場なのだという認識です。

> 連休はまたお休みさせて頂くことになりますが、連休明けよりまたよろしくお願い致します。

承知しました。
「砂を噛むような味気ない」って歌の文句を覚えていますが、これが語学ですので、な
んとか継続していただきたいと願っています。

一部切り取って、掲示板に掲載させていただきますが、よろしくお願い致します。

根石吉久



【11417】
【タイトル】磁場と磁力
【 日時 】07/04/27 0:17
【 発言者 】Jackie

>私 あっ! もしかして、英語が風邪のようにウツル場所や場面が「磁場」ですか?

>村田さん 語学は個人の意志でやるものであり、磁場は個人の意志を越えたものだと思うのです。

うーん納得のお二人の言葉。スコーンと腑に落ちる。

ただ、ただたんに磁場に行けば、ぺらぺらになると勘違いしてしまう人がおおすぎる。

磁場の威力、空気、言葉を吸収できる素地としての語学としての訓練を素読、音読などでつちかっておくこと。

やはり、ここ大風呂敷でも何度もでている、
スポーツや楽器上達のためには何をする?と語学にもトレーニングが必要ということを
その辺にあわせて説明していくってことですかね


長らく磁場にいっていないので磁力落ち落ち。
訓練もおこたってるので〜語学力もおちおち。
さびるのは早いですねー。

ま、新聞は一日1記事ほそぼそと〜。


そこは磁場にいったらフル充電できるように、
磁場の言葉を吸収するための素地=からっぽの電池を素読音読などで作っておくことが必要と。



【11418】
【タイトル】傷という意見に賛成!
【 日時 】07/04/27 21:34
【 発言者 】吉

個人の磁力と個人の磁力が、磁場というフィールドを形成するのかも、、。

英語をまったく学んでいない私の息子は、(英語の)磁力を発生させるマグネットでもなければ、
磁力に引き寄せられるメタルでもありません。 消しゴムみたいなものですね。
私がどんなに「磁力」は発したところで、消しゴム(息子)はくっつきもしないのでした。

<<磁場>>
消しゴムのように磁力の影響をまったくうけない存在を、強制的に磁石に変換してしまうような場所が、
磁場だと思います。 村田さんの考えとまったく同じで、個人の意思では、どうにもならないような
影響力のある場所ですね。 刻み込まれる場所なのだと思います。

<<語学>>
この消しゴムのような存在が、自ら、「メタル」に変容していくのが「語学」だと思います。 「自ら」という部分はポイントだと思います。
これは村田さんと同じ意見です。(= 語学は個人の意志でやるもの)

「音作り」という錬金術を用いて、消しゴムが変化できるのは「メタル」だと思います。
このメタルの密度というか、大きさというか、、そういう違いはあると思いますが、
語学は、どこまでいっても「メタル」しか形成できないと思います。
これも村田さんと同じ意見です。
(=「語学のスキルに磨きをかける」をいくらやっても、磁場体験をしなければ「磁場を持つ」にはいたらない)


<<語学のみやってきた親が、子どもに英語の本を読み聞かせるとき、そこには磁場はない>>
このように村田さんが言っている事は、メタルは、メタルであって「磁石」ではない、、って事になりますでしょうか。

語学で変容を遂げた「良質のメタル」は、磁場(および磁力)の影響を受けて、
メタルから強力なマグネットに変わる事ができると思います。
微力な「個人の磁力」にも反応し、自らをマグネットに変化させる事ができると思います。
それが語学で変容をとげた「質の良いメタル」だと思います。

「良質のメタル」=「村田さんのような人」


<<日本磁場の中で、英語の本を読み聞かせたときの磁場や磁力の存在>>

磁力(私)→ 消しゴム(息子) (何も変化なし)磁場はできない。

磁力(私)→ メタル(語学をやっている家内) (メタルが磁力の影響をうける)でも磁場はできない
(まだマグネットになれるほど密度の濃いメタルを家内は持っていない)

磁力(ネイティブ) → 磁力(私)
う〜ん、これは問題です。
私とネイティブの間に磁力フィールドのような小磁場は発生するのかな?
お互いが、磁力を持つ者どうし、この場合、小磁場は発生するのかな? はて?
ネイティブCDは、磁力を発しているのかな?


<<ネイティブが村田さんに英語の読み聞かせをしている場面を想像してみました>>

村田さんが、ネイティブの朗読をふんふんと聞いているだけの状態なら村田さんはまだ「メタル(語学)」でしょうかね。
「は〜、ネイティブってそうやって読むんだ〜」と村田さんが考えている間は、まだ語学(メタル)だと思います。
ネイティブCDを聞いているのと同じ状態ですね。

ですが、村田さんが相手の読み方が気になって、「おい、、あんたがいくらネイティブだって、、そこは、
そうは読まないだろ、、。 作者が言いたいこっちの単語を強調しろよ!」とか英語で言った瞬間から、
村田さんは「メタル」でなく、磁力を発した事になります。
(村田さんは気持ちの優しい方なので、絶対にこういう言い方はしないと思いますが、、。)

そうなると当然ネイティブも反論してくると思います。
で、、そこには、場が生まれ、、お互いの磁力が影響し、小磁場が形成されたと考えても良いと思います。

<<私の意見のまとめ>>
#1 語学(音作り)は、(マグネットの影響を受ける)「メタル」を形成する。
#2 そのメタルも磁力の影響によりマグネットになりうる
#3 二つ以上のマグネットが、お互いに影響しあった場には、小磁場が発生する
#4 一方的な垂れ流しの「英語の磁力」に磁場を形成する力は無し (映画とか、CDとか)

で、、、SBさんの問いに戻ります。

我家の場合、
磁力(私)→ 消しゴム(息子)
この関係では、(何も変化なし)磁場はできない・・です。
(^ー^)ノ
どうでしょう?



【11419】
【タイトル】御礼
【 日時 】07/04/27 22:07
【 発言者 】sb

消しゴムとマグネットの間にメタル(語学の英語)を設定されたことで理解がしやすくなりました。マグネットには「場」がある。メタルには「場」がない。 「場」がない空っぽの電池づくりが「語学の英語」でり、「生活英語」とは一線を画する。中間?のメタルを設定することで、より「語学の英語」と「生活英 語」の線引きが明確になったような気がします。吉さん、村田さん、ありがとうございます。



【11420】
【タイトル】摩擦という関係性があってこそ
【 日時 】07/04/28 1:57
【 発言者 】村田

吉さん

磁場があるなら磁力があってもいいですね。

「消しゴムがメタルになる」っていう発想、すごいです。
最初、ひっかかるところがあったんですが、何回も読み直しているうちに、納得しました。

「消しゴム」を想定すると、英語圏で何年も生活したにもかかわらず、全然英語をしゃべることができない人のことがわかりやすくなるのだと思いました。

>> 磁場体験のある親が読み聞かせる時、そこには若干の磁場があると思います。
>>> 「そこには若干の磁場がある」<<
>
>村田さん、もしかしたら「磁力」じゃないですか?
>磁場、、じゃなくて、磁力。 それならあるかもしれません。
>微力な磁力。

ここは、吉さんの言う通り、磁力という方がよさそうですね。


>ですが、村田さんが相手の読み方が気になって、「おい、、あんたがいくらネイティブだって、、そこは、
>そうは読まないだろ、、。 作者が言いたいこっちの単語を強調しろよ!」とか英語で言った瞬間から、
>村田さんは「メタル」でなく、磁力を発した事になります。

ここで初めて、微細な磁場が発生するんですよね。摩擦という関係性があってこその磁場。


それにしても、sbさんの元記事から、ここまで話が膨らむとは思いもよりませんでした。
根石さんが提示した「磁場」というメタファーについて、さらに考えるきっかけになりました。



【11421】
【タイトル】磁場へ渡った消しゴム
【 日時 】07/04/28 6:27
【 発言者 】吉

意見に賛成してもらえる箇所が多かったみたいなので嬉しく思います。

>「消しゴム」を想定すると、英語圏で何年も生活したにもかかわらず、全然英語をしゃべることができない人のことがわかりやすくなるのだと思いました。

ここですね、磁場(英語圏)は、「消しゴム」が、メタルを飛び越して強制的に「磁石」に変化させられちゃう場所なんだと思います。
「お前は俺達の言葉は喋れないけど、こっちにいる間は俺達のルールに従え! まず、パスタやスープ食べる時は、音を立てるな!」みたいな・・。
で、、消しゴムは、磁場の強烈な磁力フィールドの中で生きているだけの「薄い磁石」をまといます。
挨拶の仕方とか、仕草とか、身振りだとか、メタルを持たない消しゴムは、行動にまず英語のシンタックスが刻まれ始めるのだと思います。
薄皮が剥がれ落ちると中身は、「消しゴム」のままだったりする人もいて、、
そういう人達は、「英語圏で何年も生活したにもかかわらず、全然英語をしゃべることができない人」なんですね。きっと。

メタルを持たない消しゴムは、まず「行動」にシンタックスを刻みこむ ・・・ あ、、これも良い表現かも、、!

私も「メタル」だとか「消しゴム」だとかのメタファー使いまくり、、(爆)、
根石さんの影響ですね (^^) 。



【11422】
【タイトル】図にしてみました
【 日時 】07/04/28 8:31
【 発言者 】sb

(自 力) (磁 力) (磁 場)

ひとりで |みんな(関係性)の中で

消しゴム→→→→→→メタル→→→→→マグネット
→ | →
(語学の英語領域) | (生活英語領域)



【11423】
【タイトル】意識のある消しゴム(赤ん坊)より
【 日時 】07/04/29 0:56
【 発言者 】根石吉久

消しゴム → メタル →磁石

この比喩は秀抜だと思いました。
メタルには、アルミもあるし鉄もあります。鉄は磁力を帯びて磁石になりますが、アルミは磁力に反応しないので、メタルではあるものの、「磁場」にとって は、消しゴムと同じです。「メタル」のところをもっと限定して、「鉄」にした方がいいかとも思いました。

消しゴム → 鉄 → 磁石

しかしまた、日本の英語学習を見渡せば、鉄ではなくアルミが大量生産されているとも言えるので、次のような図式も成り立ちます。

消しゴム → アルミ → 鉄 → 磁石

この中に、私のレッスンを位置づければ、アルミと鉄の合金を作る作業だと言えるかもしれません。

アルミとして英語の磁場に入るのと、鉄として英語の磁場に入るのではどっちが安全か。鉄として、あるいはアルミと鉄の合金として入る方が安全であるのは自 明のことです。これは、「安全」の問題なのだと思います。日本の英語学習状況の中で、私のレッスンの無視のされ方を考えると、日本人はこの種の「安全」 (ひっくり返せば即「危険」)に対して実に無防備な人ばかりなのだと思うしかありません。

消しゴムがアルミになるには、日本の学校の英語をまじめにやることでできると思います。
日本の学校で優秀だった人が、「使えない英語」をつかまされた後に、私のレッスンを受ける場合、すでにアルミは持っているので、アルミと鉄の合金を作るこ とになります。こういう場合はとりわけ、「音づくり」をきちんとやります。ということは、アルミと鉄の合金を作る際の媒体は「音づくり」だということにな ります。単語も多く知っているし、文法理解や構文把握力も備わっているし、「音づくり」(イントネーション、リズムを含む)をやるだけで、比較的簡単に磁 力に反応するメタルができるということになります。

逆に、日本の学校で優秀だったわけではないが、英語の歌が好きで、音の方から英語学習に入っていったというタイプの人もいます。この場合は、体当たりで体 感的に音をつかんでいるので、変な自己流が混ざるものの、音は5,6割から8,9割はOKということになります。単語の数が少なく、文法理解はある程度で きても、構文把握力は弱いというような人が多いです。

人さまざまですが、語学論が論であるかぎり、このどちらのタイプをも貫いて有効な言でなければなりません。人さまざまの人において、どの人の英語もでこぼ こしているのだということが共通項です。語学の本質が、「途中」であり、「ひとまず」という性質にあるというのは、どの人の英語も凸凹しているということ で言えると思います。それが語学の本質なのですから、つべこべ言ってもしょうがないのです。

私がつべこべ言ってきたのは、それにしてもアルミが多過ぎやしないかというつべこべなのです。
学校だって、素読舎の方法を無視さえしなければ、鉄あるいは鉄とアルミの合金は作れるはずなのだというつべこべだったのです。つまり、一人の人が「磁場に 渡る前の段階」で、あまりにもロスが多いというつべこべだったのです。

アルミがいつまでもアルミのままじゃないかというつべこべです。

そんなつべこべを言うことに多くのエネルギーを費やして、私ら家族が食えるか食えないかという境目を生きなければならなかったのはなぜなのでしょうか。日 本の中に確実にある「根腐れ部分」のせいだとしか考えられません。焼却・溶融炉問題などで今も消耗しているのは、この「根腐れ部分」との闘いは決して終わ らないのだと思い決めているからなのでしょう。英語をやる前から、「根腐れ部分」の存在は勘づいてはいたものの、それを指させるようになったのは、英語を やってからだと思っています。英語というか、語学をやることの意味は、「現実を相対化する足場を架空に得ること」だと考えています。この一点で、おそらく 磁場に渡って地獄と悲惨をなめた人と話が通じるのだと思っています。地獄でもなければ悲惨でもなかったという磁場帰りの人は、なにか一番肝心なことを忘れ ることが上手なだけのことだと思っています。
磁場帰りの人には地獄や悲惨のことをもっとちゃんと話して欲しいと思うのですが、国弘正雄でさえそれができません。いちばん難しい作業だというのはわかっ ているのですが、それをやってもらわないと、磁場帰りの人の宝は、storefront なものにされ、「敬して遠ざけられるしろもの」になってしまいます。



【11424】
【タイトル】sb さん
【 日時 】07/04/29 1:03
【 発言者 】根石吉久

図式から、「英語以前」=「日本語以前」=「赤ん坊」=「チョムスキーの普遍文法」が抜けています。



【11425】
【タイトル】吉さん
【 日時 】07/04/29 1:19
【 発言者 】根石吉久

>挨拶の仕方とか、仕草とか、身振りだとか、メタルを持たない消しゴムは、行動にまず英語のシンタックスが刻まれ始めるのだと思います。

このことは、私は「文化としてのシンタックス」というような語で考えてきました。
だから、「英語のシンタックス」ではなく、「英語磁場のシンタックス」あるいは、「英語が作った磁場のシンタックス」というのが正確ではないでしょうか。 あいまいに言えば、「文化としてのシンタックス」、きつく言えば「社会(性)としてのシンタックス」と言えると思います。

>薄皮が剥がれ落ちると中身は、「消しゴム」のままだったりする人もいて、、

磁場帰りの人が日本で生活し始めると、「消しゴム」に戻っていくのではないのでしょうか。「消しゴム」に成りきらないところが、磁場帰りの人に刻まれた宝 なのですが、磁場帰りの人たちはこの宝をみんな粗末にしているという批判は私はかなり以前から持っています。吉さんが「宝」だと思ったのは、単に英語を しゃべるとか瞬時に英語を聴き取るスキルを持っているからでは全然なくて、磁場帰りの人が語学論に踏み込んできてくれたからなのです。国弘なんかより、 ずっと踏み込んでいます。



【11426】
【タイトル】なぜ消しゴムがメタルになるのか
【 日時 】07/04/29 1:29
【 発言者 】根石吉久

意識という場があるから。
そこにふつふつと湧くものがあるから。
それがイメージになるから。
つまり、吉本隆明の言う「個人幻想」があるから。
その根にチョムスキーの言う「普遍文法」があるから。

「現実を相対化する足場を架空に得ること」

吉本もチョムスキーも、やりたいことは同じです。
私も語学論でそれをやりたいと思ってきました。

彼らは巨人です。まだよく読めていません。



【11427】
【タイトル】アルミという喩語が良い
【 日時 】07/04/29 8:09
【 発言者 】吉

ご多忙中の根石さんにここまで反応してもらえるとは、考えていませんでした。
国弘さんのような大先生と比較されたのには、驚いてしまいました。
ありがとうございます。 今後の励みにいたします。 <(_ _)>
めちゃくちゃ嬉しかったです。 (^▽^) ♪

書き込んでいて、いろいろ考えがまとまってきました。
根石さんの掲示板に感謝いたします。
改めて、sbさんの「発言」に感謝いたします。
村田さん、jackieさん、読んでるみなさんに感謝いたします。 <(_ _)>

えっと、、最初の論点が、「読み聞かせに磁場があるかどうか?」だったので、
つねにそこに落ち着くように考えていました。
たしかに、私が書いた「メタル」は磁石に引き寄せられる「鉄」のような存在です。
根石さんが言う「鉄」の喩語に変えてしまった方がシックリきますね!

磁石に引きよせらる「メタル」と、
磁石に反応できない「メタル」は意識しておりました。

引き寄せられる強さは、この鉄の含有率なのか、もしくはメタルの質が原因なのかも考えていました。

消しゴムの中の「良質なメタル(鉄)」の含有率によって、磁力に反応できるエネルギーが変わると考えていました。

「音作り」が、磁力に引き寄せられる「良質のメタル」を精製するの対し、
学校の英語のような磁力に反応できない「質の悪いメタル」も存在すると考えてました。

ですが、、「粗悪」とか、「質の悪い」とかって言葉をはたして使って良いのかどうか迷いました。
一度書き込んで「編集」で削除したかもしれません、、。

<<アルミ!>>
日本の学校が育てた英語が「アルミ」! これですね!
的を得た表現だと思います。
私は「良質のメタル」と表現していましたが、まさに「アルミ」のような存在を意識しての発言でした。

今英語をやり始めたばかりの家内は、消しゴムの中に、アルミと鉄の合金を作っているような、まさにそんな状態ですね。
鉄の含有率が高くなれば、良質な合金となっていくのでしょうね。

<<「文化としてのシンタックス」>>
「「英語磁場のシンタックス」」はい、、こう言ったほうが、シックリきます。
「文化としてのシンタックス」、私はこの表現も好きです。
こちらの方に、磁力を発生させるエネルギー源みたいな物があるのではないかとも考えています。

> 意識という場があるから。
> そこにふつふつと湧くものがあるから。
> それがイメージになるから。

日本の磁場にいても、「ハロー」と言われれば、「ハロー」位は返事できる人はいます。
「グッドモーニング」と言われれば、息子だって「グッドモーニング」と答えられるかもしれません。
ここに磁場や磁力が存在するのかどうか考えていたのです。

「良質のメタル(鉄)」を持っている人が「ハロー」と返事をすれば、磁力を発した事になるのでしょうが、
息子のような「消しゴム状態」の者が、「ハロー」と返事をしても日本語の磁力しか発生していないんですよね。
英語のできない息子の中では、これらの挨拶は、日本語のイメージの箱にストックされているのです。
で、、日本の中にいる場合、息子のようなまったくの消しゴム人間にとって、
この程度の挨拶には「磁場も磁力も」無しだと考えておりました。

> 意識という場があるから。

これですね、、<<英語磁場の意識>>が存在していないからだと思いました。
逆に言うと、日本語という意識の場の中にいるから、、なのだと思います。

で、、結論、「アルミ」というメタファーが最高!

息子がストックしている「ハロー」のような挨拶語も含めて、
「アルミ」という言葉で片付けられちゃうかもしれないな〜と、今朝は考えていました。



【11429】
【タイトル】語学論
【 日時 】07/04/29 21:04
【 発言者 】Jackie

すごいわかりやすい語学論が展開中ですね。
こりゃ、本になりますよ。

巷の音読ブームの音読本の、なんともいえないうすっぺらさは哲学のなさからです。
「私は音読で語学をモノにした」、「やっぱり音読!」というキャッチコピーは
今の斉藤さんや陰山さんをふくめての日本語音読ブームのはやりもあり、
そして国広、千田、岩村先生のラジオ講座と、
英語でやってる人もかなり多いでしょうが、独学で挫折してる人も、ラジオ英語講座を
春4月だけで挫折(おいおい、はいそれ自分w、今年はもう買いもしませんでしたが)している人もたくさんいます。

なぜなのか?見えないからですね、どうしてそれが効果的なのか、理論としての裏づけがないから不安になりやめてしまう。(理論がなくても必要性がなければ つづきませんがw)


皆、迷える子羊なんです。
ここにこの消しゴムーアルミー鉄ーメタル、磁力ー磁場の語学論は後ろ建て、または意味を与える、方向を見せるものではないでしょうか?


学校英語も英会話学校のエーカイワもせっせとアルミをつくってるんですね。
大人の英会話学校は以前よりかなり下火になってる模様。メッキがはげてきたんでしょうね。まー株式の三角合併と買収などで外資傘下の会社が増えてくるとな るとまたぶりかえすんでしょうか?どちらにしても、大人が言語をやる場合、短期集中に大量にどっかーんとやらなきゃ、粗悪メタルにしかなりませんね。

子供の英会話ブームは、いっそう盛んになってきていますが、やはりエーカイワという名の
アルミをつくっているにすぎない。コストが計算される世の中、もうそろそろこの無駄に気づく親たちがでてきてもよさそうなんですが、ね。もったいないです よー。

磁場じゃないところで英語、生活言語ではない言葉のビデオ→一生懸命セサミストリートをみせたりディズニーのなにがしかを掛け流ししてもそりゃ、馬の耳に 念仏。幼児にたいしての英語童話の読み聞かせの効果も・・・怪しいと思いますね。
子供は耳はよいし、頭の吸収率もいいから、英語のよみきかせ、かけながし、も吸収するだろう神話。

母国語日本語のシャワーの中でする実体験とかさなってくる読み聞かせは、効果を発揮しますが、アイムハングリー!!絵つき、ビデオでのものをみせても、 バーチャルはバーチャル、
ビビビと脳の回路がアイムハングリーを体感するなどは、無理なのじゃなかろうか?


子供に英語を習わそうという親心を、うまくつかむ英会話教材、学校、商売じょーずですねえ。商売ってのはイメージを売り、消費者はイメージを買う。それが 虚であってもねえ・・・。


大人になればなおさら、フランス語やらイタリア語やらの歌を何べん何百編きこうが、
音とともに意識、集中や意味をそこへおかなければ、受動ではなく、能動的にならない限り、永遠にバックグランドミュージックですよね。



【11438】
【タイトル】Jackie さん
【 日時 】07/05/04 1:31
【 発言者 】根石吉久

宮沢賢治ブームをこきおろすのはいいが、宮沢賢治をこきおろすのは許せないと思ったことがありました。



【11439】
【タイトル】吉さん
【 日時 】07/05/04 1:50
【 発言者 】根石吉久

>あっ! もしかして、英語が風邪のようにウツル場所や場面が「磁場」ですか?

そうです。風邪ひいただけのくせにでかいつらするんじゃねえ、というのが以前からの私の意見です。
最近は聴く気にもなれないので聴きませんが、FM放送とやらで、馬鹿ねえちゃんが、磁場仕込みの英語をとうとうとしゃべって得意げなことをやっていた。
カリフォルニアでもテキサスでも、どこでもいいから、アメリカに行ってやれと思う放送をやっていた。アメリカで勝負したらどうだ、この馬鹿娘が。アメリカ のレベルを知った原罪がおめえにあるだろうが、と、軽トラックでFMをAMに切り替えながら思ったことがあるが、AMはもっとくだらないことをしゃべって いた。
ここは世界の果てだわ。



【11440】
【タイトル】根石さん
【 日時 】07/05/04 5:59
【 発言者 】吉

4月中ずっとインターネットを使って「語学論」や「教育論」を唱えて
いる人はいないか探していました。

ネットの世界には、
英語を一生懸命やっている人がいました。
英語の教材情報を発信している人も沢山いました。
学校の先生も塾の先生もネットにいました。

ですが、、根石さんのような「語学論」を持っている人がいないのです。「どんぐり倶楽部」の糸山先生のような「教育論」を持っている人がいないのです。

「語学論」と「教育論」、、まったく違った論点からスタートしているのに、根石さんと糸山先生が見ている世界は同じです。

斉藤孝先生にも何度もうなずける(共感)できる指導論を感じました。ですが、、彼の唱えている指導論は、この受験制度というシステムの中でのサバイバル方 法が多いのです。糸山先生や根石さんの理論には「愛」があります。 うちの息子のような人間にも「それでいいよ」と言ってくれる「愛」です。斉藤メソッドだと息子は、「努力が足りん」と言われそうです。 または、「君は脳に欠陥があるからダメだね」と言われてしまいそうです。

本物の語学論や教育論は、非常にシンプルです。
そして「万人」に共通だと考えています。



【11441】
【タイトル】Jackieさんへ
【 日時 】07/05/04 6:20
【 発言者 】吉

Jackieさんのように「語学論」にかっちり反応できる人も見つかっていません。



【11450】
【タイトル】根石さんへ
【 日時 】07/05/08 1:26
【 発言者 】ちえ

こんばんは、今日もレッスン、ありがとうございました。
毎回、時間がバラバラですみませんm(_ _)m
なるべく、11時〜11時半までの間にスカイプで呼べるように
頑張ります(^_^)v
よろしくお願いします。

先週、お休みしていたせいか、先生の発音は聞き取り易かったのですが、
自分の舌がうまく回らない気がしました。
2回目、3回目の時は、1回目に比べて、なんとなく発音し易かった気が
します。気のせいかも知れませんが。。。

毎日、時間の空いた時に、ノートに文章をひたすら書いています。
1時間以上と言いたいところですが、30分出来ればOKかな??という状態です。
なんとな〜く、楽しかったりもします。
まだまだ、先は見えませんが、頑張りたいです。

それでは、お休みなさい☆



【11451】
【タイトル】Rogue States
【 日時 】07/05/08 1:30
【 発言者 】根石吉久

村田君とチョムスキーの Rogue States をスカイプを使って扱うことにしました。
準備の時間がとれないため、双方とも何の準備もしないでやることにしました。
「そんな単語も知らないの?」と言われたら、
「知らねえよ!」と言って、辞書をひきまくるということでOKということにしてあります。

村田君
土曜日11時半頃からスカイプを立ち上げて待機します。

私のスカイプアカウントをご存知の方は参観においで下さい。
この掲示板にこれまで書いて下さっている方やその方々の紹介の方はどなたでも、参観していただけることとします。

いつの土曜日から始めるかもまだ決まりませんが、決まったらお知らせします。



【11455】
【タイトル】発音の「こつ」をつかみにいく
【 日時 】07/05/11 23:57
【 発言者 】吉

私と一緒にやっている1038さんが、「発音の「コツ」について」メールに書いて送ってきてくれました。
その文章をまとめてホームページにアップしました。
今、彼は「カタカナイングリッシュ」から「きれいな音」に移行している最中です。
指導したのは私ですが、根石さんのメソッドとテキストの力だと思います。

「あいうえおフォニックス」など、指導する立場になってその素晴らしさにうなります。

発音の「コツ」をつかみにいく ↓ お読みください <(_ _)>
http://www007.upp.so-net.ne.jp/eigodeyume/eigo-kotsu.html



【11457】
【タイトル】吉さん
【 日時 】07/05/12 0:21
【 発言者 】根石吉久

1038さんの記事では、ある本を買ってコツをつかんだことになっておりますが、実際のところはどうなんでしょうか。吉さんのレッスンでコツをつかんだの でないのでしょうか。



【11458】
【タイトル】根石さんと1038さんへ
【 日時 】07/05/12 0:48
【 発言者 】吉

> 吉さんのレッスンでコツをつかんだのでないのでしょうか。

この文章の論点は別にありますので、
そこに反応されるとは想定してませんでした。 、、(^^;;

この辺は彼本人からコメントして頂きたいですねヽ(=´▽`=)ノ
1038さん、、どうですか? これをきっかけに大風呂敷にデビュ〜されては?
もちろん今までのように、私にコメントを送ってもらえれば、私がそれを投稿いたします。



【11462】
コツのことなんですけど・・ 投稿者:1038 投稿日:2007年 5月13日(日)17時55分58秒

掲示板の皆様 はじめまして かな?

吉さんの友人の1038です。

根石さんのご質問についてお答えします。

まず、私が買った英語教材というのは
「英語脳の作り方」という本です。

そして、この本は私に、1つのコツと1つの気づきを
教えてくれました。

コツは「英語を発音する際に、鎖骨と鎖骨の間を響かせるようにして
発音する。というものです。
日本語をしゃべるときは、口先だけでしゃべる。ただ、英語を
しゃべる時は複式呼吸を意識して云々・・・という記述がありまして
実際にそれ(鎖骨と鎖骨の間を響かす)を意識すると、思った以上に
英語の音として響く感じがしました。(あくまで個人的な思いですが)

気づきについては以下の様なものです。
本の最初のほうに「人間は音を聞くとき、しゃべったことのあるものだけを
言葉として認識する」と書いてありました。

つまり、英語を『通じる音』でしゃべることが出来れば、自然と
聞き取れるようになるのではないか?と改めて気づいたのです。
(確かに日本語でも方言は音としてしか聞き取れないものもあります。
僕の妻を最初に実家に連れて行った時、分からない言葉があり
後で僕に「あれ、なんて意味なの?」って聞いてましたから)

それはさておき、約半年吉さんとのレッスンのやり取りは必ず
MDに録音して、通勤途中に繰り返し聞いてました。
ただ、録音した自分の声を聞くとき、無意識に「カタカナ英語」と
して聞いていることが多かったと思います。
(朝はすごく混んでるので、テキストも広げられないことも多く、
MDのみ聞くということが多いです)
こんな感じです。
THAT’S OK
  ↓
(スペルがT・H・A・T ・・・と字幕のように頭の中を横に流れていきます。
そして、心の中で口の形を意識しながら(確か般若の口だよな)
「ザッツ」とつぶやくのです。

この心の中でつぶやく時に、どうしても自分の頭の中で「カタカナ」がよぎって
いました。(今でもよぎります)
この本を読んで、なるべく英語をカタカナに変換しないで
読んでみようと思いました。

だらだらと長くなってしまいました。
結論です。
根石さんの指摘するように、コツはほとんどと言っていいほど
吉さんとのレッスンの中で掴んでいます。

そして、前述した「本で得たコツ(鎖骨の間)と気づき」が背中を押してくれた感じです。
こんな回答でよろしいでしょうか?



【11478】
1038 さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2007年 5月17日(木)23時53分38秒

>コツは「英語を発音する際に、鎖骨と鎖骨の間を響かせるようにして
発音する。というものです。
日本語をしゃべるときは、口先だけでしゃべる。ただ、英語を
しゃべる時は複式呼吸を意識して云々・・・という記述がありまして
実際にそれ(鎖骨と鎖骨の間を響かす)を意識すると、思った以上に
英語の音として響く感じがしました。(あくまで個人的な思いですが)

 これは、私にはよくわかりません。
 英語関係で、腹式呼吸云々はときどき見聞きする単語ですが、それを意識してやってみたことがないのです。単語単位でなく、常に文単位で英語を扱い、その 文の語数が増えていけば、自然と腹式呼吸に移行していくのではないかと考えていますので、ことさらに腹式呼吸を意識したことがありません。

>本の最初のほうに「人間は音を聞くとき、しゃべったことのあるものだけを
言葉として認識する」と書いてありました。

 これはその通りだと思います。
 この場合の「しゃべったことのあるもの」は、「練習したことのあるもの」ではなく、「使ったことのあるもの」になります。

>つまり、英語を『通じる音』でしゃべることが出来れば、自然と
聞き取れるようになるのではないか?と改めて気づいたのです。
(確かに日本語でも方言は音としてしか聞き取れないものもあります。
僕の妻を最初に実家に連れて行った時、分からない言葉があり
後で僕に「あれ、なんて意味なの?」って聞いてましたから)

 この場合の「しゃべったことのあるもの」は「練習としてしゃべったことのあるもの」になります。
 単語としては認識できているが、それが即「言葉として認識する」ことにならないのが語学です。
 日本にいて英語をやっている場合は、「単語として認識できている」状態と「言葉として認識する」状態との間に、タイムラグが生じます。かなり上級者で も、「知っているが、使用場面で始めて出会った単語」などでは、タイムラグが生じます。これをなくすには、やはり自分で使う(「練習したことのあるもの」 を「使ったことのあるもの」にする)必要があります。
 「しゃべったことのあるもの」には、「練習としてしゃべったもの」と「使ったものとして」との二つがあるのですが、どちらもしゃべっておけば、その後の 認識はゼロと1の違いくらいに違ってくると思っています。私が区別していることは、ゼロと1の差よりは小さなことにこだわっているのかもしれませんが、こ の区別が日本の英語練習状況の中では、まるで認識として成立していません。

>こんな感じです。
THAT’S OK
  ↓
(スペルがT・H・A・T ・・・と字幕のように頭の中を横に流れていきます。
そして、心の中で口の形を意識しながら(確か般若の口だよな)
「ザッツ」とつぶやくのです。
この心の中でつぶやく時に、どうしても自分の頭の中で「カタカナ」がよぎって
いました。(今でもよぎります)
この本を読んで、なるべく英語をカタカナに変換しないで
読んでみようと思いました。

 意識がスペリングや口の形のために使われてしまうと、意味や語のイメージなどはすっとんでしまうと思います。スペリングの想起などは、同じ文を繰り返し 言うことでだんだん意識されなくなっていきます。同時に口の形を意識することも必要がなくなるほど、同じ文を口癖のようにしてしまえば、その後は意味やイ メージだけに意識を向けることができます。そこまで自然に持ち込むためのテキストは、私が作った教材以外に今のところ知りません。電車の中での復習におい ても、意識がスペリングや口の形に使われているのは、通常のテキストでは、「繰り返し」が足りなくなるということだと思いました。
 それとも、吉さんとのレッスンでは、私が作った教材を使われているのでしたっけ?
 もしそうなら、そのうちにだんだんとスペリングや口の形は意識しなくても口が動くようになりますし、意識をイメージや意味のために使うことが成立してい くと思います。

>根石さんの指摘するように、コツはほとんどと言っていいほど
吉さんとのレッスンの中で掴んでいます。

 これが一番知りたかったことでした。
 これを知って、うれしく思っています。
 ありがとうございます。

 よろしければ、遠慮なさらずに、常連としてこの掲示板にご参加下さい。



【11483】
コツを掴む、補足 投稿者:吉 投稿日:2007年 5月18日(金)23時55分39秒

「鎖骨と鎖骨の間を響かすイメージで発音する」

この一文だけを読んだだけでみんな発音が上達したら誰も苦労しないです。

「節水」と書いたポスターを貼っただけでは、効果が殆どないのと同じですね。

私がレッスンの時に伝えた発音のアドバイスと、本に書いてあった「鎖骨の間を響かせる」の1文が、
1038さんの頭の中でリンクし、、なおかつ1038さんが「実際にやってみたらから」『何かを掴んだ』のだと思います。

私のエッセイで強調したいことに「とりあえずやってみる」っていうのがあります。

とりあえず『やってみる』がとても大切で、時には結果よりも大切なものが見えてくる事があります。
「たなからぼた餅」の話は何度か書いていますが、とりあえず自分で歩いて棚の下まで行ってみないとぼた餅が落ちてきたとしてもキャッチはできません。

もう一つ、、あのエッセイでは、「上達したいという気持ち」が無意識の中で働いている事が大切なんだという事を言いたかったのでした。
意識的であろうが無意識であろうが、「上達したい気持ち」が備わった学習者は、自ら「つかみにいく」って事を「やる」のだと思います。
で、、これを「向上心」というのだと思います。

> 本当に英語って息の言葉だと思い始めました。

これは1038さんのコメントです。
根石さんが以前「外人と喧嘩した時、相手の息と唾が飛んできて、『オレはこういう風に喋れないな〜』みたいなコメントを、レッスンの時に言ってましたね。
1038さんは、私がとくに説明するでもなく、自分で「息の強さ」に気付き始めています。
毎回のレッスンをMDに録音してそれを聞き込み、、、それ以上に自習で読み込んだ結果の「気付き」だと思います。

> 意識がスペリングや口の形のために使われてしまうと、意味や語のイメージなどはすっとんでしまうと思います。

これはその通りです。
ですが、、1038さんを無理やり英語にお誘いしたのは私の方で、別に彼が「英語をやりたい」と言ったわけではないのでした。
「口の筋肉運動です」、、「ラジオ体操みたいなものです」、、「意味はとらなくても良いです」、、などなど、ずっと、そこを強調しておりました。
はっきり言ってしまうと、彼が英語以外に熱中できる「何か」を見つけたら、それでレッスンをやめようと思っていたのです。
そこだけを強調して約半年、、最初はカタカナでしか音を取れていなかった彼ですが、最近では、コーチ1回読みで、新出の文章でも最初から「通じる音」を出 せるようになっています。
発音に関しては、ほとんど注意する事はなくなってきてしまいました。

1038さんは、今では「語学の英語」にはまってくれました。
彼の英語はこれからドンドン伸びると思います。

で、、改めて根石さんの自作テキストの凄さがわかります。
普通のテキストではこのように指導はできません。

1038さんも「音作り」に意識が向かなくなってきた文章がかなり増えてきたので、
そろそろイメージも充填してみては?、、、と、促しております。
まあ、まだ始めて半年ですからね、、、、じっくり、ゆっくり、やりましょう、、とも伝えております。



【11484】
巴里子さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2007年 5月19日(土)00時48分1秒  編集済

 今日はレッスンせず、ファイルが読めたかどうかだけ確認するつもりでしたので、風呂にはいってしまい失礼しました。風呂からあがったら、女房が巴里子さ んから電話があり、少しでもいいからレッスンして欲しいと言っておられたと言いました。今、掲示板に書いていただいたものを読み直すとレッスンを予定して おられたのがわかりますが、風呂に入る前はどたばたしておりまして、レッスンはなし、ファイルが読めたかどうかだけ確認、のつもりでおりました。
 時間的に中途半端にしかレッスンしておりませんので、今日のやつはお試しレッスンということにして下さい。来週一回ありますが、そこから有料でやらせて 下さい。すでに一ヶ月分を払い込んでいただいたようですので、その分は6月分のレッスン代金として受け取らせていただきます。来週の一回分、3千円を来 月、「5月分として」お支払い下さい。前後しますが、よろしくお願い致します。
 パソコンを買われたとのこと、急な出費で心苦しく思います。今度は落とさないように大事に使って下さい。

 お送りしたCDRからワードに直接ファイルを読み込むことも可能ですが、一度ハードディクスにCDRのファイルをコピーして、それをワードで読み込むこ とをお奨めします。CDRはもしファイルを壊したりした場合に再度コピーするための原版として保存されるのがいいかと思います。
 フォルダの作り方、ファイルのコピーの仕方など、息子さんから教わるときにメモをとられることをおすすめします。それ以後はなるべくご自分でやってみる のがいいと思います。
 私はワードは使っておりませんが、この掲示板に質問されれば、ワードを使っておられる方が教えてくださると思います。

 ☆印を検索することは解決しましたでしょうか。
 ワードのヘルプを読まれてもわからなかった場合は遠慮せずご質問下さい。

 今日、a i u e o に r をつけていただいて説明したものは「あいうえおフォニックス」と名付けてありますが、説明しなおします。レッスンの時の説明と一部違っておりますが、この 掲示板のやつを正式な説明だとさせて下さい。

 <日本人の耳にアーと聞こえる音に関して>
 ar, ir, ur, er, or ・・・「狭いアー」
 ar ・・・アクセントがあれば「顎の下がる明るいアー」(歯医者のアー)
 (ar にアクセントがなければ、ar も「狭いアー」になります。)

 他のポイントはともかく、この「あいうえおフォニックス」に基づいて説明した音に関してはよく気をつけて復習しておいていただくことをお願い致します。 レッスンの時に申し上げましたが、しばらくの間は復習に専念していただき、予習はしていただかなくて結構です。

 レッスンでは、(文まるごとの)「音づくり」をやります。
 意味や文法などは、テキストにあるものを「言いながら書きながらイメージする」ことで、自習していただきます。

 地味なレッスンですので、拍子抜けされたのではないかと思いますが、じわじわと効いてきますので、継続をお願い致します。

 質問などありましたら、遠慮せず掲示板にお書き下さい。



【11485】
吉さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2007年 5月19日(土)01時18分1秒  編集済

>私がレッスンの時に伝えた発音のアドバイスと、本に書いてあった「鎖骨の間を響かせる」の1文が、
1038さんの頭の中でリンクし、、なおかつ1038さんが「実際にやってみたらから」『何かを掴んだ』のだと思います。

 そうだと思います。

>もう一つ、、あのエッセイでは、「上達したいという気持ち」が無意識の中で働いている事が大切なんだという事を言いたかったのでした。

 無意識の中に上達したいという気持ちがなくて、英語を練習するという事態が私は理解できないのですが、英語が風邪のようにウツルと思って駅前留学なんぞ する人たちがやっていることも「練習」であるならば、吉さんの言われる通りだと思います。(私は気楽に駅前留学などする人たちがやっていることを「練習」 だと思いません。)

>本当に英語って息の言葉だと思い始めました。
これは1038さんのコメントです。

 これは吉さんが書かれた私の経験に通底することであればよくわかります。私が喧嘩した男は、ドイツ語育ちで英語で喧嘩したのですが、ドイツ語も英語も 「息の言葉」という点では同じですね。
 「息の言葉」というのは、「強い息の言葉」「胸から飛び出してくるほど強い息の言葉」と理解しました。これはまったくその通りだと思います。英語関係に おける腹式呼吸云々の根拠はそこにあるのだと思います。
 私は腹式呼吸は東洋的なもの(ヨガ、太極拳、柔道、空手、相撲など)だと認識しており、英語の場合の呼吸器官の使い方は、新規発明語ですが、「胸式呼 吸」ではないかと考えております。

>そこだけを強調して約半年、、最初はカタカナでしか音を取れていなかった彼ですが、最近では、コーチ1回読みで、新出の文章でも最初から「通じる音」を 出せるようになっています。
発音に関しては、ほとんど注意する事はなくなってきてしまいました。

 ちょうど英語の練習の準備体操が終わったところだと思います。是非継続してやって欲しいと思います。
 発音に関して注意することがなくなったころから、退屈な練習が続くわけですが、音を熟成させるためにも、意識を「意味・イメージ」の場とするためにも、 続けてやって欲しいです。

>まあ、まだ始めて半年ですからね、、、、じっくり、ゆっくり、やりましょう、、とも伝えております。

 純語学的にというか、語学プロパーで言わせていただいてよければ、発音に関してほとんど注意することがなくなった時は、どんどん「意味・イメージ」にか かずらってよい時です。
 しかし、これはあくまでも理屈です。友達のことは吉さんがよくわかっておられるので、吉さんにお任せするのがいいと考えました。



【11486】
巴里子さん、お教え下さい 投稿者:根石吉久 投稿日:2007年 5月19日(土)01時28分11秒

>泥棒の縄なえのようで

 これは長野では聞いたことのない言い回しです。
 多分、秋田特有のものかと思いますが、ただ単に私が無知なのかもしれません。
 関東の吉さんと関西の Naima さんがご存知なら、単純に私の無知です。
 非常に興味を持ってしまったので、どんな時にどう使う言い回しなのか教えて下さい。



【11487】
補足 投稿者:根石吉久 投稿日:2007年 5月19日(土)01時40分36秒

>この場合の「しゃべったことのあるもの」は「練習としてしゃべったことのあるもの」になります。
 単語としては認識できているが、それが即「言葉として認識する」ことにならないのが語学です。
 日本にいて英語をやっている場合は、「単語として認識できている」状態と「言葉として認識する」状態との間に、タイムラグが生じます。かなり上級者で も、「知っているが、使用場面で始めて出会った単語」などでは、タイムラグが生じます。これをなくすには、やはり自分で使う(「練習したことのあるもの」 を「使ったことのあるもの」にする)必要があります

 書いたものの最後について補足します。

>「練習したことのあるもの」を「使ったことのあるもの」にする

 これは、主言語が日本語である場合、「使ったことのあるもの」にするのは通常ではできません。
 ですが、ひとつだけ、語学と生活言語の「合金」となる行為があります。
 英語で読書することです。
 英語で読書することだけが、日本に暮らして「英語を普段から使う」ということのできる唯一の行為だと考えています。
 読書は「単語として認識できている」では不可能であり、読書ができているならば、「練習したことのあるもの」を「使ったことのあるもの」にしているはず ですから。



【11488】
「泥棒の縄なえ」 投稿者:Naima 投稿日:2007年 5月19日(土)08時07分24秒

根石さん

「泥棒を捕えて縄をなう」ということわざでしょうか。



【11489】
ROGUE States 初日 投稿者:村田 投稿日:2007年 5月20日(日)01時14分6秒

スカイプを使ったチョムスキーの読み合わせ初回はあっという間に1時間以上が過ぎました。
根石さんお疲れ様です。

☆決め事
・T(新規)の部分は、双方で同じ文を交互に読む。
・相手が読んでいる間に辞書をひいてよい。
・ストップをかけるのは聞いている方。

・FN(最近やったところの復習)は、1人が1文を5回読んだら、もう1人は次の文を5回読む。

☆発音メモ
・Oについて
アメリカ英語の場合、Oにアクセントがある場合、あごを下げる音になる確率が高い。
それ以外はせまい音。

例)...power, position, and prestige of the United States ... (p1)
"power"の"O"は、アクセント位置にあるのであごを下げる音。
"position"の"O"は、アクセント位置にないので狭い音。



【11490】
Naima さん 投稿者:根石吉久 投稿日:2007年 5月20日(日)01時30分46秒

>「泥棒を捕えて縄をなう」ということわざでしょうか

 ご教示ありがとうございます。結論から先に申しますと、単なる私の無知らしく思われます。
 「泥棒を捕らえて縄をなう」ということわざ知ってるか、と二階から階段のところに出て一階にいる女房に言ったところ、女房は知っていました。「俺は知ら なかったぞ」と言うと、「へえっ」と言いました。「へえっ」の意味はよくわかりません。
 「泥棒を捕らえて縄をなう」っていうのは、泥棒を縛るための縄がないのに、泥棒をつかまえちゃったのであわてて縄をなっている、というようなことを言う ことわざかと理解しました。「後の祭り」というほどあきらめちゃいないが、やってることの前後がとんちんかんというようなことでしょうか。これって、「泥 縄式」の出所なんでしょうか。「泥縄式」というと「泥の縄を使うやりかた」=「無効なやり方」だと今日まで思っていましたが、単に無効であること、役立た ずであることを言う以外に、「前後を考慮せず」「自転車操業的に」みたいな感じがあります。

>泥棒の縄なえのようで

 これは、私にはとても詩的な言い回しに聞こえたのでした。
 泥棒に入ってみたが、おっさんがひとり縄をなっていて、あんまりゆっくりやっている(あんまり下手にやっている)ので、泥棒さんが縄をない始めてお手伝 いしちゃったというようなイメージを持ったのでした。多分ですが、秋田では「泥棒を捕えて縄をなう」という言い回しではなく、「泥棒の縄なえ」という言い 回しが固定的に使われているのではないかと。
 泥棒が縄をなうのはなかなかいいではないか、と。

 まあ、しかし、「泥棒を捕らえて縄をなう」を知らなかったという私の無知を、ひとまずはご報告申し上げます。



【11491】
村田君 投稿者:根石吉久 投稿日:2007年 5月20日(日)01時38分55秒

獄窓様でした。
ではない。
ご苦労様でした。
獄窓はエイトックが勝手に変換したものですので、気になさらずに。

o の扱いなど書いてもらってありがたいです。
私が言ったことで、書いておくと人の役に立つものがあったら、これからも書いて下さい。



【11493】
根石さんへ 投稿者:吉 投稿日:2007年 5月20日(日)20時12分31秒

> 新規発明語ですが、「胸式呼吸」ではないかと考えております。

う〜ん、、根石さんが独自の方法でこの言葉に辿りついているのは、本当にすごいと思います。 1038さんが読んだ本は、根石さんの「音作り」が理論に なっていました。 で、、「鎖骨と鎖骨の間を響かせる」という表現は、たぶん「胸式呼吸」と同じ事を言っているのだと思います。



【11494】
根石さん 投稿者:巴里子 投稿日:2007年 5月21日(月)12時31分42秒

 ここ、数日の間に[ 泥縄の縄なえ] が話題になっているなんて知りませんでした。
 秋田特有ではなく、私流かもしれません。泥棒が慌てて逃げる為の縄をなうという意味に
とっていました。冷や汗ものです。
 連絡帳に初めて書くにあたって、投稿を恐るおそる押したら、いきなり下に出でしまい、もう後戻りできないと怖くなりました。できる限り電話で済まそうと 思います。
 先日のレッスン満足しています。素読舎や根石さんの考えはネット上で読んで私なりに理解しているつもりです。
 月謝のこと、お気遣いありがとうございます。レッスンのときにお話しします。、
 金曜日、合図の電話には出ないで、こちらから掛けるようにしますのでよろしくお願いいたします。電話が鳴るとすぐ出る習性が身に付いているので不安で す。