【10001】
【タイトル】なつかしTV。
【 日時 】05/09/06 17:57
【 発言者 】ダジャレー夫人の恋人

『結婚仮面』のオジサンは♪♪♪



【10003】
【タイトル】ダジャレー夫人の恋人様
【 日時 】05/09/09 3:48
【 発言者 】根石吉久

久々のヒットかと存じます。
ちょうど島尾敏雄「死の棘」を読んでいる途中でした。
この小説は時々吹き出さずにはいられないほど深刻ですが、これは太宰治なんかもそうで、私小説のすごみであろうかと考えております。
利口な人々は私小説を小馬鹿にしてきました。
東大出なんかに多いです。
さすがに小林秀雄あたりは、見事に分裂して、うめき声がきれいですが。
昔、こんな小説知ったことかと思ったことが恥ずかしいです。



【10010】
【タイトル】敗戦
【 日時 】05/09/09 17:25
【 発言者 】Jackie

郵政民営化はアメリカへの売国法案。
テレビや新聞が

日米規制改革および競争政策イニシアティブに基づく日本国政府への米国政府要望書
http://japan.usembassy.gov/j/p/tpj-j20041020-50.html#mineika-s

にまったく触れようとしないことがその証拠。

ここに書いているアメリカの命令どおり小泉竹中が郵政民営化進めてる、
簡保民営化も。テレビはアメリカの生命保険会社のCMばかり。
簡保は国民のためのセーフティーネットなのだが。

http://nishio.main.jp/blog/

私は共産党員ではありませんが
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-09-01/2005090102_03_0.html

IMF後 銀行などの金融、大手企業などがアメリカ系企業にM&Aされ、
社会不安に陥っている韓国の実態。
日本では商法改正も来年か再来年からはじまり、外国株式を使って日本企業がM&Aできるようになるので将来的に同じことがおこりそうです。
韓国のIMFの役目を竹中大臣がしているといってもいい。

http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/08/19/20050819000065.html

いみじくも英語の時代が到来しそうです。
子供に英語力をつけさせることがサバイバルの条件となるでしょう。

ま、地方の生活では英語は使いませんが、
農業協定なども小泉は 農業鎖国はできないと開放する予定ですし、
本当に売国です。

あさはかな私の考えなのではずれてるかも。はずれてほしいなあ。

団塊世代の退職もあり ここに郵政民営化をみこしてのアメリカの投機マネーが株式市場にはいっているので 中期的には一段の株高あるのでしょう。
でも地方底上げ、実態経済のともなわないものはバブルにすぎず、
おいしいところをとったらアメリカは撤退。
また、ババをつかまされるのは日本人。


選挙の話をしてすみません。
自民以外に入れる予定です。



【10011】
【タイトル】机上
【 日時 】05/09/10 17:59
【 発言者 】村田

ひょんなことから、音信不通だった昔の知り合いとネットで出会いました。
以前はお互いに英語に関してはあまり興味がなかったと思います。
15年ぶりくらいに連絡しあって、英語(および他の外国語)に接しているということで、意外でした。

彼女に、英語をどのように習得したか、聞いてみました。
英語に関しては、日本でも現地(ニュージーランドとカナダで生活したことがあるそうです)でも、直説法で学んでいたそうです(ちなみに村田は直説法と聞い て文法用語の方を思い浮かべましたが、ネイティヴに直接学ぶ方法ということらしいです。知らないことがまだいっぱい)。
そこで、興味深かったのは、帰国直後のTOEICの点が、600点台であったのに対し、それから7〜8年経ってから受けた時が、850点だったそうです。
この850点の要因は、シャドウイングを毎朝やったからだと分析していました。
直説法で経験的に英語を身につけるのは楽しくていいけれど、ネイティヴでない人間が、限られた時間の中で外国語を身につけるには、意識的な口慣らしと文法 感覚を身につけるのが有効。机上の集中シャドウイングが、TOEICの点数に関しては、現地滞在よりは有効であったと書いていました。

村田は、彼女とは語学について話したことはありませんでしたが、根石さんが言っていることとかなり近いことを書いているような気がして、なんだかうれしく なりました。

素読舎の塾の方では、シャドウイングはやっていませんけれど、自分でシャドウイングをするための土台作りは、やっているなあと思います。(シャドウイング することが目的ではありませんが)
(T)その日に初めてやる文→(FN)初めてやった文と直前の復習→(FF)はるか以前からの復習
この3段階を踏まえて「技法グラウンド」を行っていますが、(T)と(FN)はコーチが塾生に音を与え、(FF)はCDの音を聞いてもらいます。(FF) の段階ではCDが1文を流すのを聞いてから5回繰り返して、テキストを見ないで言ってもらいます。
この次の段階が、シャドウイングになると思うのですが、違うかな。

机上が非ネイティヴにはどうしても必要である、という証言がまた得られました。




【10012】
【タイトル】過去ログから
【 日時 】05/09/10 18:02
【 発言者 】村田

過去ログ162 「説明の無力さ」

「文法の説明を塾生にすることはありません。説明(無力な手段)でわからせるのではなく、生徒が考えるための素材をきちんと持たせることをしています。素 読というお江戸の技法を駆使しているのはそのためです。」
これ、ほんとに大変だと思います。手っ取り早い「意味」を求めることや、手っ取り早い「理解」を求めることとのたたかいです。
小学生からだと、意味はいずれわかるよ、と、ゆっくりやっていけるわけですが、中学3年あたりで入ってくると、そうも言ってられない。しかし、それでも、 意味はいずれわかるよ、と言い続けるしかない。そのときまで、ひたすら読み続けるんだよ。と言い続ける。もちろん、素材はきちんと準備して。


目的関係代名詞わけわからん、主格関係代名詞って何?と次々に聞かれても、まだお前はそれ以前に知っているべきことがあるよ。とにかくこのテキストをすら すら読めるようにして、テキストを自分のものにすることが先決だ、そうすれば、俺が逐一説明していくこと以上のことをいっぺんに自分の力で掴み取ることが できるんだよ。

テストに間に合わないよお、なんてそんな悲しそうな顔すんな。
泣きそうな顔すんな。
いや、泣いてもいいけど。
歯をくいしばって、読め。
俺も読んで先に行くから。

…以上、心の中の声。

できることは、待つこと。




【10015】
【タイトル】シャドーイングの効用
【 日時 】05/09/10 23:24
【 発言者 】Naima

村田先輩、ご無沙汰しています。

>素読舎の塾の方では、シャドウイングはやっていませんけれど、自分でシャドウイングをするための土台作りは、やっているなあと思います。

以前私は「シャドーイングはプロの通訳士を目指す人のの為の練習法だから、(音作りもろくにできていない)学習者にはやらせるな」と言ったことがありま す。村田先輩のおっしゃる通り、確かに素読舎では「自分でシャドウイングをするための土台作り」を実践されています。素読舎のような土台つくりがあってこ そ、シャドーイングが生きて来ます。

おばばになったせいか理路整然と考えられなくて、なんだかこれっきりを言うのが精一杯で、語学論にまで発展させられなくてごめんなさい。




【10016】
【タイトル】シャドーイング
【 日時 】05/09/11 16:36
【 発言者 】村田

Naima先輩、ありがとうございます。

>以前私は「シャドーイングはプロの通訳士を目指す人のの為の練習法
>だから、(音作りもろくにできていない)学習者にはやらせるな」と言ったこ
>とがあります。村田先輩のおっしゃる通り、確かに素読舎では「自分でシャ
>ドウイングをするための土台作り」を実践されています。素読舎のような土
>台つくりがあってこそ、シャドーイングが生きて来ます。
(引用のため、改行させていただきました)

覚えていますよ!一番最初の「大風呂敷」の頃にシャドーイングに関
してかなり議論がされていましたね。私の投稿記事も、Naima先輩が
おっしゃっていたことが念頭にあったから書けました。
(あー、早く過去ログの目次作りを追いつかせないと!)

シャドーイングは、やり方を知ったとき、「それ、日本語でやっても大変
ではないか!」と思いました。Naima先輩のおっしゃる通り、土台がな
くてはできるものではないと思います。
まだ、自分では実践していないのですが、枝のひとつとして挑戦してみよ
うと思います。



【10017】
【タイトル】村田君
【 日時 】05/09/12 4:11
【 発言者 】根石吉久

 ちょっと横槍を入れます。

>興味深かったのは、帰国直後のTOEICの点が、600点台であったのに対し、それから7〜8年経ってから受けた時が、850点だったそうです。

 この差の250点が、純粋にリスニング力の増強によるものであるとして、「リスニング力」というものの正体こそは、この掲示板が始まったときに激論に なった問題でした。こうじと名乗られた方との激論は、確かにこの掲示板でのことでしたが、もう一人、「リスニング力」というものを純粋に「音」だけの問題 として設定した方がおられたので、「意味が動かない音に意味はない=だから聞き取れているとは言えない」という当たり前のことを私が対置したのは、あるい は他の掲示板上でのことでしたか。忘失しました。(こういう時に、やはり、キーワードで過去ログから記事が拾えるとありがたい。)
 私の考えでは、「リスニング力」というのは総合力です。コモンセンスの意味での「常識」が必要です。その全体が、総合力です。もちろん、そのさらに下部 に文法力、語彙力が必要になります。そして、しかし、肝心要のものは、つまり文法力や語彙力よりも「さらに下部にあるもの」は、発音力です。

 下部構造の下部にあるのは、生活言語やネイティヴ言語では問題にされない「音」です。
 (ついでに言えば、「論」を成すことができていない人においては、生活言語やネイティヴ言語では、語学が話題になる時以外、音が問題にされることが「な い」ということが問題にされないのです。)

 原理から直かに理論を生やすなら、ネイティヴ言語習得の過程はいざ知らず、語学の過程においては、聞き取りの力よりも発音の力が先立ちます。発音の力が ないのに、聞き取りをいくらやっても、わけのわからない音の固まりの割合が減ることはない。あっても、まるで効率が悪い。語学では発音の力があらゆる力に 先立つべきだということが成立してしまうのは、ネイティヴ言語や生活言語から見れば、語学というのは変態行為そのものだからです。

>英語に関しては、日本でも現地(ニュージーランドとカナダで生活したことがあるそうです)でも、直説法で学んでいたそうです。

 現地で「直接法」で。
 まあ、誰でもそれがいいと考えるでしょう。
 しかし、これを越えたのが、私の「電話でレッスン」だと思っております。現地でネイティヴ話者から習うより、現地で(電話を通じて)私から習う方が力が つく。もう断言したいと思っております。現在、アメリカから私のレッスンを受けておられる Julian さんの例を考えても断言したい。Naima さんがまだ日本におられた頃の Julian さんの英語を覚えておられて、現在の Julian さんの英語を聞けば、きっと驚かれるはずです。(失礼ながら)若者ではない Julian さんが、こんな短期間にこんなに変わるか、と驚かれるはずです。「磁場」だけがもたらしうるものを越えていると思います。(もちろん、Julian さん自身の主観に即せば、今も四苦八苦していると言われるかも知れませんが、今の四苦八苦と同質のものが、「磁場」だけでもたらされ得たかどうかの問題で す。)

 現地で「電話でレッスン」を幹として、「磁場体験」を枝とする。
 そこにあるのは、「語学というアイデンティティ」であり、これ以外に、アイデンティティ危機をまともに迎え撃つことのできる原理はないという考えが最近 しきりに私の中に動いております。「語学というアイデンティティ」つまり、語学への認識(言葉・言語への認識)以外にない、と。
 永住を決め日本語を捨てると決めたら、比較的楽ですが、再び日本に帰る予定があり、日本語を保持したまま「磁場」とあい渡るなら、「語学というアイデン ティティ」しかありはしないのだ、と。

 そこまで考えて、男と女を区別するという意味で「男女差別」を行いますが、女はやはり地下茎なんだなと思うわけです。すでに生えている竹から離れたとこ ろに別の竹が生えてきますが、地下で(地下茎で)つながっている。この場合の「地下(茎)」というのが女という体なのだと考えています。
 じゃあ、男はどんな具合かといいますと、これは鉢植えの竹なのです。大地やら土地やら地下から切れてしまっている。決定的に切断されている(鉢の中だけ でとぐろまく)。
 男にせよ女にせよ女から生まれてくるということは、女が地下茎なのだということです。男から何が生まれるもんか。文化という貧弱なものしか生まれやしな い。自然とは別系として、男がやたら文化に血道をあげてきたのは、男が自然から切断されているからだ、と。女が「生む性」であるのは、女がてめえの自覚は ともかくとして、自然と地続きだというか、自然を生きる性だということです。(近頃は、この意味での「女」もだいぶ壊されてきておりますが・・・)

 それが語学と何の関係があるのか。ある。語学によって心が損なわれる度合いは女の方が小さいというのは、対象とする語学の言語の男根型シンタックス、女 陰型シンタックスの問題以前にあるのだと思うのです。何語だろうがかまうもんか、どうせあたしゃ体だし、体は自然に地続きだし、命から命へ地下茎としてつ ながるのだという安定は女にあり、男にない。(まだ子供を産んだことのない女にも安定はないかもしれない・・・)なにはともあれ、男は尻切れとんぼで、 「命を生む」ことはできない。文化という記号的・幻想的なものしか生むことはできない。(だから、私もこうして理屈を書いている。)

 女が神経症程度で済む場合に、男がアイデンティティ喪失になっちまう場合は大いにある。

 ここではっきりと差別したいが、女はだから、「直接法」でもよろしいかもしれない。
 二十歳を過ぎて以後、男が日本でろくな準備もしないで、「直接法」を頼りにあっちの「磁場」に渡った日には惨めであろうと思います。まず間違いなくアイ デンティティ危機にみまわれるだろう、と。もし、アイデンティティをあやふやなものでなくしたいなら、「語学というアイデンティティ」以外に何があるか、 と。(このアイデンティティだけが、「往復」を可能にするものです。)

 村田君の友達については、ニュージーランドに何年、カナダに何年滞在(在住)したか、おしゃべり好きかそうでないかなどのデータも是非欲しいところで す。そういうデータがあれば、現在の私の理論で現象はすべて説明できると思っています。(やってみて駄目ならまた考えますが、ひとまずそう思っていま す。)

・原理から直に理論と方法を生やすこと。
・世の中に流布するハウツウの評価に終始すること。

 両者はまるで別物です。
 シャドウイングがいいというのは、「前提」を無視したもの言いになれば、「ハウツウの評価」に過ぎない。
 浜谷さんの「多読」と同じです。
 つまり、理論たりえないから、ご本人にはそれでいいが、他の人の役には立たない。

 村田君の友達の意見も、シャドウイングの「前提」になっているものがわからない。「前提」に英語の「磁場」と交わったことがどれくらい混入しているのか がわからない。日本だけで作った英語力でないのは明らかですが、どのくらいの混入があるのかの自覚がないのではないでしょうか。この自覚のなさをさして、 言葉は思い切り悪いが、(語学的には)「密輸入」だと言ってきました。村田君の友達についてのみ言っているのではないのです。「磁場帰り」の人で、その自 覚をはっきり持ち、はっきり口にできる人に会ったことがないのです。国弘正雄ですらそうなのですから、しゃべる・聞くのスキルだけ発達させただけの人はほ とんど全員を串刺しできると思っています。

 私の理論によれば、かなり高い「同致度」が成立した後でなければ、シャドウイングは益にならないだけでなく、害になる。(TOEIC受験のためにシャド ウイングをやって、どもりになった高校の英語の先生にいくつかアドバイスして、どもりを治した経験からもそう考えています。)この点で、初心者にシャドウ イングを禁じる Naima さんと同じ意見です。(村田君は、Naima さんに賛成できているが、禁じることを明言できていないと思う。)
 ついでに言えば、広島大学の柳瀬さんなどは、初心者のシャドウイングの害に関してまるで無意識です。一月ほど前、シャドウイングに関する柳瀬さんの文章 を読み直すことがありましたが、やはり気楽なもんだなという感想を持ちました。大学の先生というのはこんな程度でやれるんだなと再確認しました。

------------------------------------------------------

 今の段階で、村田君がシャドウイングをやるのは賛成です。
 もうそろそろいいと思う。それで、耳がよくなったら、俺の通訳をやって下さい。(俺はシャドウイングはまだやる気がないし、「英語でコニュニケーショ ン」なんかもだんだんやる気がなくなってきた。馬鹿らしくて。人に「英語でコニュニケーション」させる気はありますし、そこまでひっぱることもやります。 コーチという商売ですから。)




【10018】
【タイトル】英会話幻想とマスコミと小泉自民
【 日時 】05/09/12 13:08
【 発言者 】Jackie

宣伝はすべて大衆的であるべきであり、その知的水準は、宣伝が目ざすべきものの中で最低級のものがわかる程度に調整すべきである。
(中略)宣伝の学術的な余計なものが少なければ少ないほど、そしてそれがもっぱら大衆の感情をいっそう考慮すればするほど、効果はますます的確になる。
しかしこれが、宣伝の正しいか誤りであるかの最良の証左であり、若干の学者や美学青年を満足させたどうかではない。

宣伝の技術はまさしく、それが大衆の感情的観念界をつかんで、心理的に正しい形式で大衆の注意をひき、さらにその心の中に入り込むことにある。
これを、われわれの知ったかぶりが理解できないというのは、ただわれわれの愚鈍さとうぬぼれの証拠である。

宣伝になにか学術的教授の多様性を与えようとすることは、誤りである。大衆の受容能力は非常に限られており、理解力は小さいが、そのかわりに忘却力は大き い。
この事実からすべて効果的な宣伝は、重点をうんと制限して、これをスローガンのように利用し、そのことばによって、目的としたものが最後の一人まで思いう かべることができるように継続的に行わなければならない。
人々がこの原則を犠牲にして、あれもこれもとりいれようとするやいなや、効果は散漫になる。



【10019】
【タイトル】根石さん
【 日時 】05/09/12 19:28
【 発言者 】村田

朝、掲示板を見て、根石さんの書いていることがよくわからなくて、草取りしながら考えていました。やっとわかったような感じになったので、書きます。

> 村田君の友達の意見も、シャドウイングの「前提」になっている
>ものがわからない。「前提」に英語の「磁場」と交わったことがどれ
>くらい混入しているのかがわからない。日本だけで作った英語力
>でないのは明らかですが、どのくらいの混入があるのかの自覚が
>ないのではないでしょうか。この自覚のなさをさして、言葉は思い
>切り悪いが、(語学的には)「密輸入」だと言ってきました。村田
>君の友達についてのみ言っているのではないのです。「磁場帰り」
>の人で、その自覚をはっきり持ち、はっきり口にできる人に会ったこ
>とがないのです。国弘正雄ですらそうなのですから、しゃべる・聞く
>のスキルだけ発達させただけの人はほとんど全員を串刺しできると
>思っています。

私は、友達が、彼女の言う「文法感覚」を身につけるにあたり、その過程で机上と現地での生活とどちらが重要であったか、という聞き方をしていました。その 答えが、机上の方が重要であり、TOEICに関して言うならば、自分にとっては毎朝のシャドーイングが役にたったということでした。
根石さんの書かれた記事を読むと、私には彼女の「机上」の前提条件になにがあるのか、また、その机上の学習の質に思いをめぐらせる力が足りなかったなあと 思いました。
シャドーイングについて、私に関しても、前提条件が違うわけだから、彼女と同じような効果があるとは限らない。私は英語圏で生活したことがないから。(で もやってみる価値はあると思っています)
今回の根石さんの指摘で、語学的「密輸入」ということがわかった感じがします。
私は語学的「密輸入」をしているのは欧米礼賛型な人、というイメージを持っていたのですが、決してそんなわかりやすいことではないんだなあ、ということで す。
私の友達は、日本語が好きだから、英語圏の人が日本に来たら日本語を使って話す、という人です。その友達にしても「磁場」体験がどれだけ自分の言語能力形 成に寄与しているか、根石さんの言うレベルでの自覚はないと思われます。(今度よく聞いて確認してみますけど…。何年滞在したかについても)。
そして、そのことを的確に指摘できない私自身も、語学的「密輸入」の片棒をかついでいることになるんだなあ、と思いました。
なによりも、「話せればいい」というレベルにおいては、その自覚がなくても困らない。少なくともしゃべれるようになってしまっている人は。
(1から学ぼうとしている人にとっては、ずるいぞ、ということになる。隠してるぞ、と。)

根石さんの書かれた「語学的アイデンティティ」をめぐる言説は、びんびんとひびいてくるものがあるんですが、それを広めていくのは、とても困難な道だと思 います。でも、私も、語学に関わっているものとして、それをしなければならない。私は、響いてきたものを、自分の言葉にするのに、まだまだ時間がかかりそ うですが…。

だんだん何書いてるのかわからなくなってきた…。


*「直説法」は書く前に調べてみて書いたんですが、今回また調べてみたら、「直接法」「間接法」が正しいんですね。



【10021】
【タイトル】メモ
【 日時 】05/09/13 2:06
【 発言者 】村田

「磁場」の強制力とシャドウイング

根石さんと久しぶりに飲んでいました。
シャドウイングの話になりました。

忘れないうちにメモ。

「磁場」では、いやがおうでも、「意味」が外部から注入される。「意味」を強制される。
「磁場」なしで自分の内部に強制力を持つのが、シャドウイング。しんどいもの。



【10022】
【タイトル】Jackieさんの記事を読んで
【 日時 】05/09/13 2:30
【 発言者 】村田

Jackieさんの記事を読んで、ああ、これは気持ちのいい思想統制の話なんだなあと思いました。
ファシズムとか。
思想統制とかファシズムとか、身をゆだねたら、実はとっても気持ちがいいもんなんだろう。
そして、「お前、ファシスト」と言っても、俺は違う、と言うだろう。(俺、正義!かな?)
自分はファシストなんかではなく、俺はいいことをしているんだ、国家のこと、こどものことを考えていると言うだろう。
歴史の教科書なんかでは、1930年代を、ファシズムの台頭、と書いているけれど、その時代を生きた人は、今自分がファッショの時代を生きている認識なん てなかったと思う。(俺は知っていたよ、なんて後で言うやつはいつでもいるわけだけれど…ほめられたもんじゃない)
今、どんな計画がなされているか知らないけれど、新たな装いの「いいこと」「気持ちいいこと」が内面化する準備はなされつつあるんだろうなあ。それを見破 るのはなかなかしんどいことだ…。



【10023】
【タイトル】言論の自由。
【 日時 】05/09/13 12:45
【 発言者 】Jackie

報道の自由なんて今回の選挙にはありませんでした。
日米年次要望書について語ろうとしても 司会者がさえぎったりCMにいったり。
あきらかに報道管制がひかれていたといってもいい。

言論弾圧もはじまってます。
小泉政権の今回の選挙を リフォーム詐欺と言っていた勝谷さんに日記の削除命令が。

郵政売国法案に反対した 小林こうき、城内、小泉龍議員の落選。
郵政改革を邪魔する悪者にしたてられてしまった彼ら。
日本国民の財産を守るために果敢に戦った人々が失脚の危機。
アメリカ、小泉竹中にたてをつくものは ようしゃをしないということか?


国会にて。
小泉龍、竹中大臣。どちらが正しいと思われますか?
なぜそう思われるのか、も教えてください。
http://www.ryuji.org/documents/20050531_yusei.html


なーんて政治論議してる暇はなく、自分の生活をなんとかしなくては。
株があがっても貧乏人には関係ないし、
将来だってどうなるかわかったもんじゃない。国民年金だけじゃ、老後の生活はできませんからねえ。

>英会話幻想とマスコミと小泉自民
の記事は ヒットラー関連らしいです。

地道に基礎からなんていってちゃ客がこないってことはわかっていましたが、
この語録でとどめをさされました。
英会話幻想にだまされる人々。あえていっちゃいますが
この 「バカ」を相手にして バカに会う宣伝をしなくてはならない。
もちろん教え方もそれなりに バカにあわせて。
効果?生徒がのびるようにプランをねる?

いらないんですよ。そんなもん。
上手い事いって 努力蛾必要なんて一言もいわず、「楽して身につく」って幻想でさそい、
「おかしいな、伸びない」といいだしたら
「あらー、練習しないと伸びるわけないじゃん。常識でしょ」と一蹴すればいいのです。
自分の教え方が悪かったのか、もっと言い教え方があるんじゃないのか
馬に水をのませられない、練習不足なのは自分の力不足だ。なんて落ちこむ必要はまったくないのです。

月々大変だろうから れっすんがきにいらなければいつでも辞めれる月謝制。
いや、そんなの一括クレジットでいいんです。辞めるほうが悪いんです。努力不足をたなにあげて
講師の教え方のせいにするなんて おかしいんですよ。
講師は教え方をかえりみる必要なんてまったくない。


今回の選挙でも 誠実にプランをしめした(穴はあるが)岡田より
方法論は一切話さず、 「改革だあ」と叫んでいた小泉にこれだけ票がはいるということ。
バカがいっぱいなんですよ。思った以上に。想像以上に。
びっくらこきましたが。

大風呂敷をみている根石さんの生徒さんに一言。

いい師匠をおもちです。 外人に習ったからと言って日々の訓練なしに話せるようにはなりません。バカ正直に回転読みだあ、訓練しろだあ、はじめから努力が 必要といってくれる根石さんが
どんなに生徒思いか!良心的か。(本人は、そんなことないというかもしれませんが)

大手英会話学校で幻想を打っていた過去!がある私がいうんですから間違いありません。
幻想だけで上手くなるわけがない。週1,2回、1、2時間、ネイティブレッスンをうけたところで家での練習なしに上達はしない。
いや 英会話学校のプランで家で独学したところで 訓練法が立脚されてないので
効果は少ないんです。

繰り返しが重要。

そうそう、小泉さんも繰り返ししてましたねえ。
「改革するのか、止めるのか。郵政民営化に賛成か反対か」
嘘も100回言えばほんとうになるんですね。
繰り返しの効果、
首相のおりがみつきですから。

今から数年は大企業の業績の好転(中小零細、地方は悪化するばかりでしょうが)
外資の日本買いで 小泉改革の成果が 作り上げられることでしょう。

しかし弱肉強食の時代はやってくる。
報道されてませんが韓国の貧富の差はかなり拡大している。
50歳でリストラされてしまったり、企業の合併でリストラに。
外資系にのっとられた企業では英語は必須。
子供の将来のために英語をならわせてる親が増えている。
日本の 「子供おゆうぎ英会話教室」とはまったくちがう厳しいものが。


あらら、根石さん。「弱肉強食の時代。死なない英語で生き残れ」
これで 案外今までの教え方で、行ける時代がきたのか?
お遊戯、幻想英会話から、死なない英語の時代。
人々が求める時代はすぐそこ?


※ 自民圧勝が予想できなかった私のいうことですから まゆにつばをいっぱいつけて
話半分、いや四分の一できいてやってください。

勝谷誠彦の××な日々。
http://www.diary.ne.jp/user/31174/?


削除対象の日記。
http://homepage2.nifty.com/katsuya-m/nikki_20050912_.html



【10024】
【タイトル】村田さん
【 日時 】05/09/13 12:51
【 発言者 】Jackie

>思想統制とかファシズムとか、身をゆだねたら、実はとっても気持ちがいいもんなんだろう。
そして、「お前、ファシスト」と言っても、俺は違う、と言うだろう。(俺、正義!かな?)
自分はファシストなんかではなく、俺はいいことをしているんだ、国家のこと、こどものことを考えていると言うだろう。

例えが上手いですねえ。」
今回、国のことをおもって 既得権をぶっつぶそうとしてる、
小泉なら改革してくれるだろうと
一票をいれた人々が多かったようです。
俺たちの一票が 利権にしがらみのないフレッシュな議員を当選させたとおもってる。
(落下傘は 財務省や ハーバード竹中つながりなどが多いんで、これも利権といえるんですが)
抵抗勢力と果敢に戦う小泉はカッコイイ。
とまじめにおもってるらしい。

だから一層 タチが悪い。



【10027】
【タイトル】村田先輩
【 日時 】05/09/15 11:17
【 発言者 】Naima

西部進と小林よしのりの「本日の雑談」を手にしたのが運の尽き。それがきっかけで「ゴーマニズム宣言」を全巻読破した上、ワシズムまでに手を染めました。 「新しい歴史教科書」や「新しい公民教科書」まで読んじゃいました。塾長によると「ありゃ(小林よしのりのこと)反動ですよ」ってことでしたが、「村田君 が読んでます」とおっしゃってました。あれを読んでると、英米の植民地主義に腹が立って英語の勉強まで嫌になりそ。わたしはどうしたらよいでしょう。



【10028】
【タイトル】Naima姐さん
【 日時 】05/09/16 16:13
【 発言者 】村田

中島らもの「明るい悩み相談室」みたいでちょいと吹き出してしまいました。
でもらもさんみたいにかろやかな返しはできません〜。

なんだかむずかしいんで、そうじをしながら考えていました。

「ゴーマニズム宣言」、連載時に読んでいましたよ。
被差別部落に関してのシリーズまでは「うわーすげー、どこまでやるんだろう?」と思って見てました。「差別もある明るい社会」なんて、呉智英みたいなこと 言うなあ、と思ってたら、やっぱり呉智英がブレインみたいなことやってたみたいですね。ここまでは笑えるものだったと思います。
「薬害エイズ訴訟」が終わるあたりからなんかついていけないなあと思いはじめました。このころには呉智英も去っていったみたいです。だんだん面白くなく なってきました。
新しい歴史教科書の話になってからもう読むのはやめました。

バブルの時代までの、いわゆる「進歩的」と言われていた陣営が表に出さないことを書いたのはよかったかもしれませんが(例えば、中華人民共和国が日本の新 聞社・放送局に、共産党にとって不利益なことを報道しないという約束をさせられているとか)、しかし、日本の、大陸及びオセアニア方面への侵略を美化して 描くのは、恥知らずだと思います。
国家に自らを自己同一化する心性をよいものとして増殖させてるんじゃないかと思います。
覇権主義な国家があるのは事実ですが、それはそれで別個に批判し、自らもまた批判するというのがまともな態度ではないかと思うのですが。
(もう「ゴー宣」は手許にないので印象で書いてます…)

>英米の植民地主義に腹が立って英語の勉強まで嫌になりそ。
そう考えるとまあイヤな感じですよね…。
でも英語やってるおかげで、例えば私はインドやスリランカやフィリピンの人と知り合えました。
まあこのことの後ろに帝国主義やらなんやらがあるのは確かだとしても、とにかく話ができるのはいいことだと思います。
すでに広まっているものは、使い倒してやればいいんではないでしょうか。
英語が母語ではない我々が英語を使うことは、英語ネイティヴからすれば、「ノイズ」だと思いますが、英語を使い倒して「ノイズ」を広めてしまえ〜!と思っ たりします。例えば Long time no see. っていうのは非ネイティヴから出てきた言い方が、広まっていったのだと聞きました。

それから、政府がやってることと、庶民が感じていることは、必ずしも同じではないと思います。


…若造が言ってみましたが、どんなもんでしょ?



【10030】
【タイトル】お答えありがとうございます。(^^)
【 日時 】05/09/16 22:21
【 発言者 】Naima

「明るい悩み相談室」はおかしいですね。私もよみました。

>すでに広まっているものは、使い倒してやればいいんではないでしょうか。

そうですね。「使い倒してやる」ってのはいいな。がんばります。
って、ほんと、相談者みたいですね。



【10040】
【タイトル】シャドウイングに挑戦
【 日時 】05/09/23 16:36
【 発言者 】村田

シャドウイングをやってみました。
素材は、井上一馬「話すための英語(1)」です。
以前、自主練習用テキストにしようとして、結局ほっぽりだしていたものです。
付属CDをMDに録音して、準備完了!
掃除機をかけながらやってみる。

…これは大変です。そうじをしながらやろうなんて、私が間違っていました。
そうじが終わってからまた挑戦。でもやっぱり知らない文をMDの音にぴたりとくっつきながら言うなんて難しすぎです。3語くらいならできるかな?いや、そ れでもだめだな…。

例文を聞き終えたら即座に言う、という形に変更してみました。現象的には素読舎(塾の方)のFFと見た目は同じだけれど、まったく練習していない例文を聞 くというところが違う。
やってみるとこれが結構おもしろい。聞き取れたけれどスパッと言えない文や、意味はわからないけれど、スパッと言える文がある。根石さんの言うように前者 の場合の方が単語数が多く、後者の場合の方が単語数が少ない傾向があるけれど、かならずしもそれにあてはまらない時もあって、不思議。なんでだろうなあ。
まったく言えなかった例文にはあとでテキストに印をしておいて、重点的に回転読みをしようと思います。
結局シャドウイングにはならなかったけれど、しばらくこの練習は続けていこうと思います。もちろん、支流としての練習ですが。




【10041】
【タイトル】テキスト
【 日時 】05/09/24 11:18
【 発言者 】F

やっとページ付ができて これで漸く テキストらしい形式になってきました。
村田さんありがとうございます。
実りの秋で しっかり勉強したいと思います。
< P S >
最近年のせいで 覚えが悪くなっているかと こぼしていましたら 若い方から 仕事上の能力(脳力)は 脳を使うことによって 60歳まで ピークを伸ば せると 教えてもらい 少しやる気が出てきました。多少眉唾の部分もなきにしもあらずですが、体力知力の衰えを年齢の理由にせず 頑張っていきたいと思い ます。




【10044】
【タイトル】いくこ・村田君へ
【 日時 】05/09/26 3:15
【 発言者 】根石吉久

 高知市に住む松岡祥男さんが、以前から吉本隆明の単行本未収録のものや、雑誌初出のものの復元などをしていて、俺はそれを購読しているが、今日送られて きたものは、「状況[上](『文芸』初出)」というものでした。

 村田君やいくこやキリピーの間に噴出している問題に参考になればと思い、読み始めてすぐにぶつかった記事を引用します。

------------------------------------------------------

 ここ数年来火をふきだした大学紛争の過程で大学教授研究者たちが、ジャーナリズムと戦後社会から過剰に甘やかされて育てられた社会常識以下の判断力しか もたない自惚れた嬰児にすぎないことが暴露された。急進的な学生たちを先頭とする<学閥支配体制を解体せよ>・<学問研究の専門的な分野以外のところでは 教授研究者と学生とは人間的に対等であるという原則を認めよ>というような、それ自体きわめて感性的な要求から大学制度改革の項目をつきつけられたとき、 かれら大学教授研究者たちはまったく不可解な人種の言葉を耳にしたときのように、為すすべを知らず右往左往した。かれらのうちただ一人も、大正リベラル・ デモクラシイの原理が戦争期になめた苦渋な体験と戦後二十数年のあいだ磨きをかけてきたはずの市民民主主義思想に根ざして、急進的な学生たちの前面に立 ち、まさに思想原理的に対決する姿勢をしめしたものはいなかった。また学生たちから不信任をつきつけられ、<おまえ>呼ばわりされたとき、学生たちと人間 的対等の立場に駒をすすめて、自力でこれを粉砕しようとする者もいなかった。また、<俺はこんな頓馬な学生たちに教えるのは御免だ>と公言して辞表をたた きつける者もなかったのである。かれらが示したのは怯懦・女々しさ・小狡さ・非常識、ようするに特権的な知識人が共有する最大の悪徳だけであった。かれら は戦争期とまったくおなじように思想と感性の二重底を使いわけることで、ただ当面する事態を巧みにすりぬけようとする態度を公然としめしたにすぎなかっ た。

----引用終わり----------------------------------------


 少部数出版のため、安くはありませんが、「吉本隆明資料集」の購読をおすすめします。上に引用した記事にある問題は、現在に至ってもいまだ何も解決され ておりません。現在の書店にあふれている駄本や駄雑誌を読むより、楽しめますし、まともに考えさせてくれます。
 ついでに言えば、以前に広島大学の柳瀬さんという人をこてんぱんにしてみたのも、この問題が片づいていないからで、柳瀬さん個人を攻撃したかったわけで はありませんでした。この人一人をきちんと刺せば、無数の大学の「のほほんども」を串刺しにできると思ったからやったことでした。
 柳瀬さんにも言った覚えがありますが、今は特にいくこに言っておきたい。書き言葉は残ります。ネットに書くのでも残ります。20年後に、「お前が20年 前に書いたことを、その後ずっと考えてきたが、お前はテッテ的に(つげ義春用語!)間違っていた」と人から言われたときに対応できるように練った上で書き 言葉を残すべきです。

 松岡祥男さんは最近、沖縄のボーダインクという出版社から、「猫々堂主人・状況の最前線へ」という本を出版されました。是非読んでもらいたい本です。こ の本は近々、私の手元に10冊ほど届くように、明日手配する予定ですから、私から買っていただいてもいいし、版元や松岡さんに直接問い合わせていただいて もいいです。
 「吉本隆明資料集」については、私の名前を出しても出さなくてもいいですから、松岡さんに直接問い合わせて下さい。

 以下に問い合わせ先を書いておきます。

780−0921
高知市井口町45 猫々堂 松岡祥男
088−873−2479

(郵便番号不明)
沖縄県那覇市与儀226−3 ボーダーインク 宮城正勝
電話098−835−2777

------------------------------------------------------
皆様へ

最近とみに村田君といくこが仲が悪くてこまっております。一種の内ゲバです。
やりたきゃ勝手にやれというのが私の立場ですが、素読舎のためにはよろしくない。まあ、いいですけど。うちの女房も長年、素読舎を粗末にしてきましたか ら。
場違いながら、愚痴として、この掲示板に書かせていただきました。
読み流して下さい。



【10046】
【タイトル】アメリカの小学生の教科書
【 日時 】05/10/01 16:55
【 発言者 】村田

今日、本屋でおもしろそうな本を見つけました。
◇「アメリカの小学生が学ぶ歴史教科書」
 ジェームズ・M・バーダマン/村田薫 (編) ジャパンブック刊
◇「アメリカの小学校教科書で英語を学ぶ」
 小坂貴志+小坂洋子 ペレ出版刊

歴史の方の本がおもしろそうだったので、ついつい買ってしまいましたが、もう一冊の方はCD付きだったので、これもつい買ってしまいました。
文法的なことは、中学3年生くらいかと思います。(ボキャブラリは別として)
両方とも対訳がついています。

素読舎には、大学受験レベルの長文読解テキストがあります。これはほかのテキストを全部やってしまった人が始めてやる資格の生じるものです。
中学3年までの教科書をすらすら読めるようになっている人たちに対して、これらの文章を、サブテキストとしてなんらかの形で素材として提供できないかと思 いました。まるごと「基礎問題集」みたいな形にしたら膨大な量になるので、どういう形になるか、まだ全然わかりませんが…。



【10048】
【タイトル】「ハルとナツ」
【 日時 】05/10/07 1:07
【 発言者 】村田

NHKの5夜連続ドラマ「ハルとナツ」に意外にはまってしまいまいした。
戦争が始まる直前にブラジルへ移民した家族と、ひとり北海道に取り残されてしまった娘の物語です。
この中で、移民した家族のお父さんについて、考えるところがありました。まだうまくまとまりませんが…。
村田雄浩さん演じるお父さんは、最初3年で日本に帰るつもりだったので、ポルトガル語を学びませんでした。しかし、農園で新たに借金にしばられ、ようやく 帰れると思えば戦争が始まり、また帰れなくなってしまいます。
ポルトガル語を覚えて、現地の生活様式になじんだ人たちは、一定の成功をおさめている。一方、自分たちは、いつまでたってもうだつがあがらない。
お父さんは、それでも決してポルトガル語を覚えようとしない。もしかしたら覚えられなかったのかもしれない。たとえ外国にいようとも、自分たちは日本人 だ、働きまくって、日本人のえらさを見せるのだ、と考えてきたお父さんは、戦争が始まると、ナショナリズムに傾倒していき、さらには現地になじんで成功し た人の家に火をつけるにいたります。
戦争が終わっても、「日本が戦争に負けるはずがない」とずっと思っているお父さん。こういう人たちを「勝ち組」といったのを、不勉強ながら、このドラマで 初めて知りました。

私がまず思ったことは、必要にせまられて、切迫した状況でつかんだ言葉(外国語)のせつなさです。ほんとに大変な思いをして生きてきた、ひとつの結果とし ての言葉の獲得。
それから、ポルトガル語を決して学ぼうとしなかった、または学ぶことができなかったお父さんのつらさ。そして、日本を出てきたけれど、現地になじめず、ま たはなじまず、自分を「天皇のいる日本」の臣民として過剰に自己同一化していかざるを得なかったお父さんの悲しさ。このお父さんのナショナリズムは、そう 思わなければ生きていけなかった、ぎりぎりのところだったんだと思います。簡単に切り捨てることはできないと思うのでした。

なんだかまだうまくまとまらないんですが、まずはここまで。

それから、このお父さんの、「日本が戦争に負けるはずがない…。もしも日本が負けたなら、将校は全員切腹しているはずだ…。そんな知らせはない。だから、 日本は負けていない」というせりふは、なぜか心に残りました。実際にこう思った人は大勢いたと思うんですが、例えば、中曽根みたいな人はその声をどう聞い たのだろうかと思いました。




【10052】
【タイトル】小学校でも英語を必修教科に
【 日時 】05/10/13 19:20
【 発言者 】Jackie

英語については、現在は中学1年から始まり、公立では週4時間程度があてられていますが、国際化が進む中で前倒しして教えるべきだという意見が多く、文部 科学省はその是非について検討を進めてきました。その結果、これまで以上に時間を割いて、小学校でも英語を必修とする方針を固め、14日開かれる中教審の 外国語部会に示すことになりました。実施されるのは、早ければ2年後の平成19年度からで、小学3年以上が対象となる見通しです。これに合わせて、文部科 学省は全国の小学校で共通に使うテキストを作るほか、小学校で英語を教えることができる教員の養成を進めることにしています。さらに、実施に向けて、現 在、週3時間以上行われている「総合的な学習の時間」を使うかどうかや年間で何時間をあてるかなど、具体的な枠組みについては、専門家らによる検討委員会 で引き続き調整を進めていくということです。小学校からの英語教育をめぐっては、国際的に低いとされる日本人の英語力を上げるには早期からの実施が必要だ とする意見がある一方で、まず日本語教育を徹底させるべきだとする意見もあって、ここ20年にわたって導入すべきかどうか議論が続いていました。

http://www3.nhk.or.jp/news/2005/10/13/d20051013000156.html



【タイトル】Jackieさん
【 日時 】05/10/13 23:57
【 発言者 】村田

Jackieさん、情報どうもありがとうございます。

私は小学校の頃、担任が国語の先生でした。
小学校の頃、私は遊び半分で英語教室に通っていました。
学校で英語やってるとかなんとかいうことは言ったことがありませんでした。
しかし、担任の先生に一度、「国語もできないで英語なんかやっても意味ないぞ。」と強く言われたことがありました。私はそのとき、なんでそんなこと言うん だろう、と思いました。英語教室に通っていることがえらいとかかっこいいとか全然思ってませんでしたから。私は幼稚園を卒園するときに、そこの先生と離れ 離れになりたくなかったからその幼稚園のやっていた英語教室に通っただけなのでした。
しかし、今、小学校のときの担任の言いたかったことがわかります。私が担任の先生に言われたのは、小学校3年か4年のころでした。その先生は、日本語をい かに読めるようにするか、言葉からいかに想像力をはたらかせるか、今思えばそんなことばかりやっていたと思います。
学校の図書館に漫画が堂々と置いてあるご時勢です。日本語の文章の意味がとれない小学生がいっぱいいます。中学生だって、文章題が苦手だ、という子の大半 が日本語を読むのが「めんどくさい」という子です。
「日本語がまともにできないで、なにが外国語だ」、小学校の時の担任は、私に対してだけでなく、世間に対してもそう言っていたんだと、思います。
小学3年生で英語をはじめるのもいいけど、どう教えるんだろう。
日本語で話すこと、書くことを訓練することが先ではないだろうか、と思うのです。
私自身も、人にわかる言葉で書こうと意識しはじめたのは、ほんの最近ですから。
何度か小学校で英語をやることの是非がこの掲示板でも議論されたと思うのですが、現状では、やるべきではない、と私は思います。新たな不幸が生まれるだ け、と思います。
Jackieさんはどうお考えですか?



【10054】
【タイトル】村田先輩
【 日時 】05/10/15 3:58
【 発言者 】Naima

「英語で読む日本の歴史」という本を見つけて買いました。「武士道」と「茶の湯」も買いました。素読用です。どうもあっちこっちに気が行って、二兎を追う もの一兎をも得ず、というより、兎の群れを追っ掛け回してくたびれ儲け、という感じなんですが... いまのところ、三冊とも机の上に置いたまんまです。 いつか実行したいと思ってますが。ゴーストに集中せんかいっ、と塾長に叱られそうです。

「アメリカの小学生が学ぶ歴史教科書」
学校で使っている教科書、文法書、語彙集などは、激しい音読と筆写だけで点数が取れてしまいます。もともと英語は得意な子でしたが、1学期、徹底的にやっ てみて上位の成績をおさめたので、生徒も学校の勉強は自分で出来ると言い出しました。それで学校の勉強については疑問点に答えたり、試験前に総ざらいをし たりするだけになりました。

いろいろ考えた挙げ句「アメリカの小学生教科書で英語を学ぶ」と「歴史」を選びました。「アメリカの小学生教科書で英語を学ぶ」の方は、アメリカ議会など についても説明しているので、語彙は難しいですが二年生になって時事英語をやらされるようになると役立つかもしれないと思って、必要な章だけを抜粋して 使っています。英語科の高校生は2年生になるとけっこう高度なことをやらされます。ノルマとしてペーパーバックを読まされたり、スチューデント・タイムス を定期購読させられたり、ディベートのための資料集めをしなければならなかったり。一年生のうちはまだ余裕があるので、英語や米国社会についての基本的背 景知識をインプットしておいた方が後々になって楽かなとも思いこの本を選びました。

宿題:進出語彙だけを書き出したプリントを与え、英英辞書で意味と例文を調べて来させ、その語を使って1〜2文作らせておきます。
授業:宿題をチェックし、テキストの文脈に一番ふさわしい意味を教えます。聴解問題のワークシートを作っておきます。区切り聞きや区切り読みの方法も教え ましたが、この教材は一年生には難しすぎたようなので、読解問題に切り替えました。 CDをかけながら本文を黙読させ、その後ワークシートでパラグラフ毎の要約をさせます。その際、paragraph reading や文脈から単語の意味を読み取るすべなどもおしえます。こういうことは、小説などより時事英語の方が教えやすいし学習効果的が期待できます。2年生になる と英検2級を受験させられるので読解問題や聴解問題に役立つと思いました。

「歴史教科書」はもちろん最初から順を追って勉強します。要領は上記と同じですが、音声教材がついていないので、こちらの方は音読をさせて発音やイント ネーションや息を継ぐところについても矯正します。読みが上手にできると、内容もまず理解できるようになります。内容がわかっていないときは、やはり読み が下手です。

お役に立つかどうかわからないのですが、よろしければワークシートをいくつかお送りします。ご覧になってみて改良すべきところがあれば教えてください。

http://www.geocities.jp/pillbugtwin2000/frame/



【10055】
【タイトル】これ買ってみます。
【 日時 】05/10/16 12:48
【 発言者 】Jackie

もしかして小学校授業に音読がとりいれられる可能性もでてきた?
基礎力がつく小学生がふえると商売あがったりですが(笑)、
いいことでしょう。

陰山英男&藤井弘之の 反復練習 英語暗唱ノート
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4757409079/qid=1129434120/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/250-8854354-8943400

これはみていないですが ワクワク授業より。音読と繰り返しの授業のようです。
自然に力がつく“音読パワー
http://www.nhk.or.jp/wakuwaku/jugyo/050814.html




【10058】
【タイトル】Naima姐さん
【 日時 】05/10/17 7:12
【 発言者 】村田

Naimaさんの授業、高校生の時に受けてみたかったなあ。
私は高校の時、paragraph reading を実際に即して教わったことがなかったから、生徒さんは幸せだと思いました。授業は、1人につき2時間くらいかかるのでしょうか?
ワークシート、もしよろしければ、ぜひ見せてください。受け渡しについてはメールアドレス書いておきますので、メールでお知らせください。

以前、Naimaさんが書かれていましたが、ほんとに英語科の生徒さんのノルマってきつそうですね。ペーパーバックとスチューデントタイムスかあ。それに 加えてディベートの資料集め。ペーパーバックは感想文とか書くのかな。
ウチにも以前、英語科の塾生がいましたが、毎年夏休みくらいになるとディベートの資料集めはえらく楽しそうにやってたみたいですが、他のノルマはあったの かなあ。

「武士道」「茶の本」私も買いました。「茶の本」から行って見ようと思ったのですが、まだ本棚に鎮座しています。「日本の歴史」も読みたいです。
「英語で読む民俗学」というのがあったら迷わず買っていると思います。ないかな。




【10060】
【タイトル】家庭教師
【 日時 】05/10/17 8:51
【 発言者 】Naima

家庭教師なので高校の生徒は1人。時間は2時間です。先に書いた内容で2時間弱かかってしまいます。ワークシートは今週の金曜日の授業で使うものを送りま すね。

ディベートなんかは本当に出来ているんだろうかと思ってます。多分、ちゃんとしたフォーマットにのっとって進行しているわけではなく、ディベートもどき、 ディベートごっこだと思うんですが。なんだか背伸びさせすぎのような気がします。ペーパーバックですが、英語科の生徒は「レインマン」のダイジェスト版を 読んでいましたが、「読んでおけ」というノルマがあるだけで、先生が直接指導されることはなかったようです。それだったら、学校の図書館にペーパーバック を揃えておいて、その中から自分の好きなものを読ませてやったらいいのにと思ったんですが。感想文を書かせるわけではなく、巻末の読解テストを小テストに 引用してノルマのチェックをしてるだけなんですから。

3〜4人の先生で教科書、文法、読解、会話などを担当されているようですが、先生同士の連携はあるのだろうかと思いました。



【10061】
【タイトル】リーディングとライティング
【 日時 】05/10/17 20:53
【 発言者 】Naima

英語科の生徒達はネイティブ・スピーカーの中高生が使うライティングのテキストを使っています。もしこのライティングのテキストに従って教えていれば、 リーディングの指導と連携できます。書き方を習うことで、書き手の意図を読み取るこつがわかるからです。通常、第1パラグラフの冒頭のセンテンスは読者の 注意を引くためのものであるとか、トピックセンテンスはパラグラフの最初か最後に出てくる場合が多いとか。書かせっぱなしにしないで、ライティングを学び ながらスチューデント・タイムスの記事でパラグラフ・リーディングを実践させるとかすると相乗効果が出ると思うのですが、新聞は読ませっぱなし、たまに ディベートに使うくらいのようです。前にも書いたことなのですが、いい書き手は同じ単語を何度もつかうことは避けるので、新聞には同義語が沢山出てきます し、単語の類推力を養うのにもいい教材になります。いい教材を与えても読み方のコツを教えてやらないと消化不良になるだけのようにも思えます。

英語科の高校生は「データーベース5000」だか「5500」だか忘れましたが、毎日数ページ覚えるノルマがあります。電圧装置のような方法を教えてやら ないと小テスト前に丸覚えするだけで、覚えた後から次々と忘れてしまいます。これを簡易の辞書がわりにして常時携帯し、副教材を読ませる方法も考えられま すよね。この単語本を調べても載っていなければ、当面覚えなくてもいい単語だとみなしてペーパーバックなどを読み飛ばすということにしてもいいかもしれま せん。

与えた教材を最大限に生かす方法を教えるのが先生じゃないかと思います。勉強の方法がわからない、と訴える生徒は本当に多いです。




【10062】
【タイトル】小学校の英語
【 日時 】05/10/17 22:35
【 発言者 】Jackie

村田さん

>何度か小学校で英語をやることの是非がこの掲示板でも議論されたと思うのですが、現状では、やるべきではない、と私は思います。新たな不幸が生まれるだ け、と思います。
Jackieさんはどうお考えですか?

私も現状では英語より国語と算数を優先させるべきだと思います。
国語ができなきゃ、文章を読む力がつかないので学力向上にはつながらない。
中学や高校の英語の参考書だって 結構難しいので読むのには国語力が必要(笑)
日本が金融植民地になるのは近いので英語をやらせておこうと言う政府の目論見なのか、情けなのか。どちらにしても国語と算数の衰退は国力の衰退を招く。
文部科学省は日本を衰退させたいのかと。

Naimaさん
英語科の生徒ノルマきびしいですね。
英語科生徒の宿題、多いですね。他の教科に差し支えはでないのでしょうか?

スチューデントタイムを定期講読させて、ペーパーバックをよみ、ディベートですか。
ある程度政治や経済そしてに興味がないと英字新聞は(ST)でも読むのがキツイか。
ましてやディベートなんて。まず日本語で考えがないとできるもんじゃない。

ディベートは新聞記事に関連したものなのですか?

>与えた教材を最大限に生かす方法を教えるのが先生じゃないかと思います。

まったくですね。 ある新聞記事とその関連の記事をいくつか読ませて聞かせて、音読させて、考えさせて、ライティングさせて、ディベートならいいんですけ どね。
そうやって経済関連、BSE問題 とかひとつひとつの主題を1ヶ月ぐらいのスパンでこなしていけば長文読解の力もリスニングも、総合的な力がつけれるの に。

英字新聞、昔とっていたときがありましたが、経済などにまったく興味がないので
きれいなままたまるばかりでした。(笑)。
今はネットで気になる記事をひろいますけどね。

英語のシャワーあびれば英語がうまくなると先生はお考えなんでしょう。
コーチングしなきゃ、ほんと消化不良ですよね。




【10063】
【タイトル】Jackieさん
【 日時 】05/10/17 23:49
【 発言者 】Naima

ディベートはお決まりの「環境問題」のようなトピックなら高校生の手にあいますが、「尊厳死」とかもありました。「携帯電話は是か否か」とか「制服は是か 否か」くらいにしておいた方がいいのではないかと思いました。STに自衛隊イラク派遣の記事が出たとき、それがトピックになっていて生徒が四苦八苦してい ましたが、ほんとにディベート出来てたんでしょうか。

前にも同じことを書いたんですが、これにまだNHKの「Let's Speak!」を毎日聞く、ってノルマもあります。そこから抜粋された文章が小テストに出ます。「生徒が本当に聞いておるか」とチェックするためです。こ のテキストが授業で使われることはいっさいありません。「Let's Speak!」は結構難しいんですが。

こんなに沢山ノルマが与えられて、他の教科に差し支えないんだろうか、と私も心配してます。



【10064】
【タイトル】教材の有機的な連関
【 日時 】05/10/18 3:42
【 発言者 】村田

Naimaさん
> 英語科の高校生は「データーベース5000」だか「5500」だか忘れまし
> たが、毎日数ページ覚えるノルマがあります。電圧装置のような方法を教えて
> やらないと小テスト前に丸覚えするだけで、覚えた後から次々と忘れてしまい
> ます。これを簡易の辞書がわりにして常時携帯し、副教材を読ませる方法も考
> えられますよね。この単語本を調べても載っていなければ、当面覚えなくても
> いい単語だとみなしてペーパーバックなどを読み飛ばすということにしてもい
> いかもしれません。
これ、いいアイディアですね!

Jackieさん
> ある新聞記事とその関連の記事をいくつか読ませて聞かせて、音読させて、考
> えさせて、ライティングさせて、ディベートならいいんですけどね。
> そうやって経済関連、BSE問題 とかひとつひとつの主題を1ヶ月ぐらいのスパ
> ンでこなしていけば長文読解の力もリスニングも、総合的な力がつけれるのに。

これもすごくおもしろそう。
俺自身、こういうのやってみたいです。俺の場合、積読(おお!「つんどく」で
一発変換!)のままのTIMEがあるので、誰か一緒にやる人おらんかな。

学校というシステムの中で教材を選んでいるわけだから、教材の使い方もシステム
の中で有機的な運用されていないと、生徒さんたちはヘトヘトじゃないだろうか。
Jackieさんも書かれていますけど、消化不良にならんのだろうか…。
他の科目もあるだろうし、勉強以外にもやることはあるわけだし。

先日、根石さんは、「語学はしらみつぶしだろ。」とはっきり言っていました。
一見、とても簡単に聞こえて、しかも遠回りに聞こえるけれど、学習者にとって
これほど根源的な言葉はないと思います。このことを学校で言っているならば、
「勉強の仕方がわからない」という声は出ないと思います。
「しらみつぶし」ができる量を越えたノルマは、あせりを生むだけなんじゃない
かなあ。
ノルマじゃなくて、「こんなのもおもしろいぞ?」といろいろ見せてくれるなら
うれしいけど。




【10065】
【タイトル】Jackieさん
【 日時 】05/10/18 4:10
【 発言者 】村田

>私も現状では英語より国語と算数を優先させるべきだと思います。
>国語ができなきゃ、文章を読む力がつかないので学力向上にはつながらない。

その通りですよね。
数学でも、「応用問題がわからん!」と言っている子によくよく話を
聞いてみると、問題を読むのがめんどくさくてちゃんと文章を読んで
いないだけだったりする。長い文を読むことに拒否反応を表す人も
います。
読むことに関しては、日本語だからできて当たり前、じゃなくて、小
さな頃から、ちゃんと読む訓練をするべきだと思います。

>日本が金融植民地になるのは近いので英語をやらせておこうと言う
>政府の目論見なのか、情けなのか。どちらにしても国語と算数の衰
>退は国力の衰退を招く。

うう、小泉政権は日本の金融植民地化の手先ってことなんでしょう
か…。
プラザ合意のときに、この後、いずれ日本に大不況が来ると大きな
声で言っていた人はいなかったですね。俺もバブル絶頂の頃、不景
気が来るなんて思ってもいませんでした。後になってから、バブルだの
なんだの後付の理屈を言ってる人は大勢いましたが、肝心なときに
これはヤバイ、と言う人はいませんでした。
金融植民地って、どのようなことになるのかまだリアルに想像できませ
んが、もっと勉強しないといかんですね。ほんとかよ?と思っても、実
際なってしまうかもしれない可能性はありますよね。

そのときは英語が有無を言わさず公用語になっているんだろうか。




【10066】
【タイトル】ドイツ語
【 日時 】05/10/18 9:12
【 発言者 】Naima

ゆうべ電話レッスンで「ドイツ語どうでした?」と根石塾長が聞かれましたので、ちょっとご報告しておきます。

ドイツ語で回転読みを試してみたのは多分2002年のことだったと思います。数ヶ月試しましたが、自分用の回転読み教材を作るのが楽しくて徹底した実践は 出来ていなかったのですが。教科書本文だけでなく単語の例文を回転読みしたりもしました。帰国したのが2003年の5月。以来、毎年2週間ほどハンブルク に絵付けの勉強に行っていただけで、ドイツ語はまったく勉強していませんでした。

今回は1ヶ月近くハンブルクに滞在したのですが、アパートに戻ってルームメートと話す以外はドイツ語で過ごしました。塾長は「以前の状態にもどるまでどれ くらいかかりましたか」とお尋ねでしたので、「1週間以内でしょうかとお答えしたのですが、もう少し早く2〜3日くらいだったようにも思います。もともと ドイツ語は「しょぼい」ですから、もどったところでたいしたものではないのですが。塾長は「磁場のないところでの机上のドイツ語は『眠り姫』状態だが、磁 場に入って寝起きの状態はどうですか」という面白い表現をされていました。

乗り継ぎのフランクフルトに着くと注意書きや看板などで目と耳が徐々にドイツ語モードに入っていく感じがしてきます。ルフトハンザに乗り換えると、英語の 案内もあるものの機内はドイツ語一色になりますが、簡単な挨拶やフレーズレベルのドイツ語が口をついて出てきます。

到着の翌日から磁器絵付け学校に通うわけですが、当日からギシギシきしみながらではありますが文章が出てきました。お弟子さん達とごく簡単な会話を交わす 度に、回転読みで覚えたセンテンスや単語がスルスルと楽に出て来るのを感じます。駅の構内アナウンスや車内の表示や注意書きなどがどんどん眠っていたドイ ツ語を引っ張りだしてくれる感じもします。前回は英語を話すドイツ人生徒を介して授業を受ける日が多かったのですが、今回はドイツ語で通す以外に手がな かったせいもあり、先生とお弟子さんは「前よりドイツ語がうまくなった」と言っていました。回転読みの経験を携えて磁場に行くと、眠っていた断片的なフ レーズや単語あるいは相手の話の中に見つけた単語などが、基本文の中にストンストンとはまっていく感じもします。床に落ちた水銀の玉がより大きな玉にペタ ペタとくっついて一つの大きな玉になるような感じかな...うまく表現できないんですが。

シンタックスに多少の違いはありますが、他のヨーロッパ系の言語と比べるとドイツ語と英語は一番近しい言語だと思います。ほんとうによく似ています。ドイ ツ語をまったく勉強しなかった間、ゴーストの回転読みでシンタックスが身に付いていたのでドイツ語も戻りが早かったのだとも考えられるかもしれません。

ドイツに住んでいた時、月に1〜2回、英語のディスカッションサークルにはいってたりもしましたが、それ以外に英語の勉強はしませんでした。しかし一時帰 国してタイム購読のクラスに戻った時、読解力が抜群に伸びているのを実感したことがあります。これはドイツ語を読まざるを得なかった生活をしていたことが 幸いしていたのかな、と思います。そうであれば、英語の回転読みがドイツ語の眠り姫の寝起きを良くしたと言う仮説も成立するかもしれません。



【10067】
【タイトル】名誉挽回
【 日時 】05/10/18 9:25
【 発言者 】Naima

自分の名誉の為に付け加えておきます。私のドイツ語レベルはドイツ語基礎統一試験(ZD)をすれすれ合格程度です。スレスレ不合格、とも言えます。ハンブ ルクのドイツ語学院という所で模擬テストを受けましたが、その時に先生から「受験した方がいいか、受験しない方がいいか、スレスレのとこやね。受験料高い から、どうする?」と言われました。(名誉回復になっとらへんやんか)

帰国してから日本のドイツ語検定の本を買ったら、このZDというテストのレベルは3級程度ではないかと思います。やっぱり名誉回復にはなってませんね。

またドイツ語の回転読みや電圧装置をやってみて磁場でどう作用するか実験してみたいのですが、なかなか時間がとれません。



【10068】
【タイトル】英語教育の早期導入について
【 日時 】05/10/18 15:33
【 発言者 】くらべりな

こんにちわ。初めて書き込ませていただきます。小学校での英語導入というテーマについて、書かせていただきたく登場しました。過去ログにもあるようです が、すみません。
私は4歳と0歳の子供がいます。働いているので、上の子は0歳〜2歳までの保育所へ預けました。そこは家庭的でとても気に入ったのですが、あるときから急 に「知育」を取り入れ始め、(おそらく人気集めだと思いますが)昔遊びをやってくれていたのに、リトミックだ、あいうえおだ、英語だと始まりました。英語 は帰国子女の先生を導入です。

私と旦那は「知育」に関しては、強制的にやるのはどうか?というスタンスで一致しており、興味を持つ時期になったら教えようと思っています。村田さんが書 いておられるよう「まず日本語をきちんと」という考え方にのっとっております。

でも、保育所にも国際化の波でフランス、メキシコ、ロシアのハーフの子などもおり、英語導入のメリットがあることも事実です。今の保育園にも韓国、フィリ ピンのハーフの子がいますね。

週刊モーニング掲載の東大受験漫画「ドラゴン桜」では英語を中学校からはじめる理由として「他の強化では落ちこぼれていても英語という新しい科目は秀でる かもしれない」、どの子も同じスタートラインにもう一度立てるということで、やる気もでてくる というような説明でした。

最近は習い事ブームで水泳の次に人気なのは英語です。ですので、もう「同じスタートライン」はありえないと思いますが、どうでしょうね。

息子は早生まれで同じ学年でもすでに発達の差をまざまざと感じます。子供によってはすらすらと漢字をかいて驚きです。いくら「知育」は結構と思っていて も、息子も既になにか秀でたいと思っているようです。彼も字を書こうとがんばりますが、直線はまだしも、曲線は相当難しそうです。旦那が指摘したことなの ですが、ひらがなはアルファベットに比べて書きづらいそうです。確かにそのようで、アルファベットのKやT、Lなどを簡単なものを書いて、書けると達成感 があるらしく非常に喜んでいます。小さな子が英語に興味をもつというのは、ひらがなのとっつきづらさにも原因がありそうです。あとまあ、大半が親が「英語 だけはね〜」という台詞で英会話に送っていることが多いですね^^

私も子供には筑紫哲也くらいの英語力をつけてもらいたいと期待しているのですが、まず自分がしゃべれませ〜ん。作戦としては、ロックを好きになるとか、自 分で英語しゃべりたいぞ!と思う気持ちにさせるよう国内にいる外国人の方と接する機会を作ってあげることかなとか考えています。

保育所への対策としては、石原都知事の政策でできた保育所であったため、都知事宛にメールしたところ、丁寧に役所から電話があり、その後全保護者を対象に したアンケートが回ってきました。ですが、これにより変わったことはありませんでした。子供を預けている身分なので、あまり極端な行動もできないのが現状 です。

ながながと書いてスミマセン。息子もあと数年で小学校なので、人ごとではありません〜



【10069】
【タイトル】電話レッスン
【 日時 】05/10/19 23:24
【 発言者 】小川住江

T・N(東京都)さん 1万行を超えられましたので、初段 2005年10月3日に認定いたしました。
始めれれた頃はイントネーションに独特の癖がありましたが、すっかりきれいに直っています。発音も格段に良くなりました。残業や出張なの合間を縫って生真 面目に練習を積まれた成果です。敬意を表します。



【10070】
【タイトル】くらべりなさん
【 日時 】05/10/20 7:49
【 発言者 】Naima

私は英語教育についてだけしかわからないんですけど。幼稚園や小学校で英語を取り入れる必要なんかないですね。中学校の英語も選択科目にしてしまってもい いくらいじゃないかな。大学受験科目に英語がなくならない限り、そんなことにはならないでしょうが。語学は大人になってから始めたっていいと思ってます。 幼少の頃に始めた方が有利だとか効果的だというのは真っ赤なうそです。少子化で生徒が激減しているので、英語学校などが学習を始める年齢を下げにかかって いる、というのが本当のとこじゃないかな、とも思います。

日本語大切ですよね。私たちが英語を修得する意義は、日本語と英語の橋渡しをすることだと思います。英語圏の人になってしまったって血まで変わるわけでは ないんですから、いつまでも日本人であることを引きづりながら生きて行くんだし。だったら日本語がグラグラな状態で英語がうまくなっても意味ないわけで。 同じことを根石さんがおっしゃってたことがあるような。



【10071】
【タイトル】Naimaさま
【 日時 】05/10/20 10:05
【 発言者 】くらべりな

しっかりと経験のある方からのコメント、心強いです。選択科目でもよいのですか?しかし、今朝もラジオでやっていましたが、小学校からの英語教育導入につ いて懸念されておりました。早期導入すればよいものでもない。逆に小学校の先生がしゃべれるわけでないし、英語嫌いになる可能性もある。などとのこと。
ネットで調べると私のいる東京都23区での英語導入率はすごいです。わが子を守るためにやらなくてはいけないことがたくさんありそうで、ぼやぼやしてはい られないです。それに子供は格好の「市場」ですものね。
根石さんの日本語論(?)についても、探してみたいと思います。



【10072】
【タイトル】英語熱
【 日時 】05/10/20 12:49
【 発言者 】Naima

20年も30年も前から英語に力を入れてるわりには、中高生の英語落ちこぼれ、とか社会人の英語恐怖症とかが蔓延して、ますます増えてるようにもおもえま す。企業なんかTOEIC受験を奨励してて、英語にはあまり縁のない部の社員までスコア500とか600とか取らないと課長になれないとかいう所もあると 聞いてます。どないなってんでしょう。それに500や600では旅行に行ってそこそこ困らないくらいのもので、仕事ではどないもなりません。選択科目にす るどころか、いっそ英語教育は辞めてしまえ、とやけ気味になります。英語、英語、英語、英語、英語くらいしゃべれるようにならねばっ、と親御さん達のプ レッシャーたるやどんなものかと同情します。

英語やるなら、なんじゃかんじゃと盛りだくさんにやらず、テストも課さず、「音読、素読」だけにしておけば、スポーツ感覚で気楽にやれるかも。小中学校の 間は、昔みたいに「読み書き、そろばん」だけでいいかも。極論ですが。
江戸時代ってそれだけの教育で、後は遊び心いっぱいで、知的レベルも芸術レベルも職人技のレベルも、そうとう高かったようですね。お上からお尻叩かれてや る勉強が面白いはずないです。

なんか、私の言ってることって支離滅裂か...



【10073】
【タイトル】国がやるから
【 日時 】05/10/21 3:39
【 発言者 】くらべりな

突飛なタイトルですみません。
Naimaさんのコメント、参考になります。スポーツ感覚の「音読・素読」ですね。なんとなくわかるような気がします。息子が興味をもちだしたら「素読 舎」に送るか!?なんて。
私の友達で0歳なのにABCの歌(外人が歌う)をかけている子がいて、激しくショックでした。耳元で延々と英語の歌がかかっていました。赤ちゃんがかわい そう。

「国が決めたからいいことなんだ」という脳死状態の母たちって確実に存在します。予防接種もなんの疑いもせずやっているのを見ると怖くなります。英語も きっと国が決めたから〜というのも手伝って、加熱しそうです。

江戸時代も気になりますね。もし、面白いページをご存知でしたら教えてくださいませ。



【10074】
【タイトル】re:ドイツ語
【 日時 】05/10/21 5:39
【 発言者 】村田

>塾長は「磁場のないところでの机上のドイツ語は『眠り姫』状態だが、磁場に入って寝起きの状態はどうですか」という面白い表現をされていました。
メモメモ…。

英語の回転読みがドイツ語の眠り姫の寝起きを良くする。ドイツ語の活性化が英語の読解力を活性化させる。それは英語とドイツ語のシンタックスが一番近いか ら。
すごく興味深いです。これは経験しないとわからないことですね。
貴重な報告ありがとうございます。



【10075】
【タイトル】(無題)
【 日時 】05/10/21 5:57
【 発言者 】村田

くらべりなさん 投稿ありがとうございます。

英語教育の早期導入に関しては、根石塾長が
過去ログで書かれています。
次の記事を読んでみてください。

102. 小学校の英語
http://nagano.cool.ne.jp/ha98000/log_index/102.html

==========
ドラゴン桜(未見です)の「他の教科では落ちこぼれていても英語という新しい科目は秀でるかもしれない」は、法学についてそんなこと書いてあるのを読んだ ことあります。



【10076】
【タイトル】素読限定
【 日時 】05/10/21 6:16
【 発言者 】村田

小中学校の間、英語は「素読」限定にして、テストも課さない、いいですね。
「読み書きそろばん」だけやって、あとはとにかく「遊べ」。賛成です。
ところで、赤ん坊のころから英語をやるところもあるらしいんですね。私はそんなの都会の話だと思ってたんですが、長野にもあるみたいでちょっとおどろきま した。「素読」をうたっているみたいですが…。
私自身も、以前書いたんですが、幼稚園の頃に英会話みたいなものが組み込まれていて、歌なんか歌ったりする。「あーびわーきおーざれーるろー おーざりぶ ろーぐでー」なんて意味もわからず歌ってたんですけど、今思えば I've working on the railroad って感じなんだろうと思います。しかし、音的にはこのレベルがいっぱいいっぱいじゃないかとも思います。ならば、むしろやらない方がいいかもと思ったり。



【10077】
【タイトル】家庭画報 英語版
【 日時 】05/10/21 9:16
【 発言者 】Naima

季号です。紀伊国屋やジュンク堂など大きな書店には置いてあります。日本語と仏語訳もついていて日本の伝統工芸や現代美術、日本茶のたて方、懐石の作法な どなど、美しいカラーグラビアやイラストつきで紹介しているので、見る雑誌としても楽しいです。「江戸小紋」や「伊勢型紙」「印伝」など、日本語でも理解 を深めることが出来、外国からのお客様に英語で説明することが出来るし、この雑誌をそのままお土産に差し上げるのもいいかもしれません。

江戸時代の浴衣の柄のデザインなどは驚くほどポップです。着物などは柄物に柄物を合わせながら全体の調和をとっていて高度なセンスを伺わせます。襖絵など の構図も大胆でモダンですし、歌舞伎は前衛的なミュージカルだったんだと、改めて感動します。表情の今日本はポップアートとマンガで世界から注目されてい ると聞きますが、もともと日本人は遊び心のある国民だったのかもしれません。それに天文学や数学なども江戸時代には結構世界レベルにあったとも聞いたこと がありますし、鎖国で守られていて国内が安定していたということもあったんでしょうが、まさに百花繚乱で目を見張るばかりです。

子供の興味のあること、得意なこと、好きなことを徹底的にやらせてやれば、一芸に秀でるってこともあるやろし、一芸に秀でるとそこから枝をどんどん生やし て多芸に通じて来るだろうとも思うし。もっと道楽でお気楽な学校教育でええんやないかしら...

家庭画報 英語版 ↓

http://www.fujisan.co.jp/Product/1281679888/




【10078】
【タイトル】村田先輩
【 日時 】05/10/21 10:05
【 発言者 】Naima

私は小学生の頃「ローハイド」をテレビで見てましたが、そのテーマ曲をのさびのところを「いっぺんのーぎー ろーれん ろぉーは−い」と歌ってました。 「ろーはーい」は「ローハイド」と判明しましたが、他の部分は何を意味するのかさっぱり見当がつきません。

今日、ワークシートを郵送しました。



【10080】
【タイトル】小学校の英語教育
【 日時 】05/10/21 23:32
【 発言者 】くらべりな

村田さん 過去ログありがとうございました。やはり、小学校英語教育は必要ないなと思いました次第です。
ラジオで説明していたとき、コメンテーターが「やるならば、英語専任教師を派遣して、担任がたどたどしい英語で彼とコミュニケーションする様子を生徒たち に見せるのという授業が望ましい」担任も一緒になって学ぶのが良い。とのことでした。確かに。

保育園の見学にいったとき、どこも得意げに「うちは英語やってます。ご覧ください」と、朝の挨拶の英語の歌をオルガンに合わせて歌っているところを何度か 見ました^^

Naimaさんの
もともと日本人は遊び心のある国民だったのかも・・・>は、わくわくしますね。
私も花田清輝の「日本のルネッサンス人」という著作において、室町時代がルネッサンスに
相当するというような展開だったのですが、面白かったです。美味しいお菓子を食べる感覚で読んでいました。

江戸時代 生き生きとしてたんですね。今日たまたま息子の読める本を探していて私が読んでいた「やじさんきたさん」(母と子の名作文学)なる本をみつけま した。もうちょっとこの江戸時代のおおらかさ、芸術性など調べてみたいと思います。キーワードはポップですね!



【10081】
【タイトル】児童英語教育
【 日時 】05/10/22 3:52
【 発言者 】Naima

くらべりなさん、

こんな記事もあります。↓

http://ha2.seikyou.ne.jp/home/Q-Higuchi/emc015.htm



【10082】
【タイトル】Naimaさん
【 日時 】05/10/22 7:02
【 発言者 】村田

ワークシート郵送ありがとうございます。
楽しみにしています。

「ローハイド」私も小学校はいる前に見ていました。といっても、幼児なので、「見てる」だけだったと思います。「ローレンローレンローレン」という歌は耳 に残ってます。
で、歌詞が気になってしまったので、検索してみました。
http://www.culttelly.co.uk/lyrics/rawhide.html
口ずさんでみたら、ちょっとツボにはまってしまい、何回も歌ってしまいました。

それから、家庭画報 英語版の紹介ありがとうございます。おもしろそうですね。
1年で4000円弱なら、1年間購読してみようかと思います。
来年はmidnight pressと家庭画報の二本立てで!

ところでTIMEの日本特集みたいなときでもそうですが、どうして日本の文化を紹介するときって、画像がケバくなるんでしょうかね。映画の「ブレードラン ナー」みたいな感じに。



【10083】
【タイトル】くらべさん
【 日時 】05/10/22 7:12
【 発言者 】村田

>「やるならば、英語専任教師を派遣して、担任がたどたどしい
>英語で彼とコミュニケーションする様子を生徒たちに見せるのと
>いう授業が望ましい」

根石塾長が以前、英語の訓練をこれだけやっても、できることはたったこれだけ、ということを子供に見せるのも大事なことだと言っていました。
この言葉は頭のどこかにひっかかっています。だから、私はなるべくしゃべるようにしています。しゃべること自体、へたくそなんですけど。




【10084】
【タイトル】洗脳
【 日時 】05/10/22 15:55
【 発言者 】くらべりな

Naimaさん ありがとうございます。とりいそぎ、色がついている活字のところを読み、
頭からすぽーんと栓がぬけたような感覚です。私も、実はものすごい偏見があります。
幼児教育を考える前に、もう一度自分の偏見を直視して、いらないものをじゃぶじゃぶ
洗い流したいと思います。

村田さん なるほど そうですね。私も、子供に努力してる姿を見せられればいいな。
家庭画報 私も取り寄せようかな〜ほんと、ちょっとけばくなりますよね。欧米人には
日本の「暗さ」がたえられないのかな?



【10085】
【タイトル】村田先輩
【 日時 】05/10/22 17:20
【 発言者 】Naima

「いっぺんのーぎーろーれん、ろーはい」は、
”Keep them dogies rollin' Rawhide!”

だったんだ!
半世紀を経て(^^;;、ようやく謎が解けました。ありがと!




【10088】
【タイトル】英語関係者のための情報
【 日時 】05/10/23 13:03
【 発言者 】Jackie

Naimaさんご紹介のHPの英語関係者のための情報
http://ha2.seikyou.ne.jp/home/Q-Higuchi/

英会話スクールの話
http://ha2.seikyou.ne.jp/home/Q-Higuchi/eg001.html
は英会話スクールの内情そのまんまですね。英会話業界にいた私は思わず苦笑い。

中学1,2年ほどの英語力の人が、週1,2回のレッスンで英語で英語を学ぶという非効率的なことをやる。 そして月謝はバカ高い。まるで詐欺のようなこと に良心がいたんでいたわけですが。

いざ自分で教室をはじめて
「無料体験レッスンをうけて、他の学校とくれべて納得して入会してください。
高い買い物ですから授業料を無駄にしないように。中学1、二年の基礎ができずに英会話はできません」なーんて正直なことを話て その場で判子をおさせない とそのまま帰ってこずに 骨折損のくたびれもうけとなってしまうことが多かった。
よその英会話にいって白人講師に「HI、○○さん!Welcome」といわれると弱いんですよ、日本人。あと外人と話す自分に酔ってしまう、いや、酔いた いというのがあるのでしょうね。


日本にも小学生に英語導入したいと文部省。親たちの英会話熱は過熱することでしょう。
しかしこのときこそ中学3年までの英語の血肉化が一番重要だということが理解される時だとおもいます。

来年商法改正が施行され、外国株式をつかって交換?みたいなことをして外資が日本企業を買収できることとなります。もうすでに日本企業の株式は30%ほど 外資系がもっており、
楽天阪神TBS騒動みたいなことが毎日おこることでしょう。

IMF後の経済がたてなおった韓国を日本経済回復のモデルにしたいと竹中大臣は行っていました。
韓国は経済はたちなおりましたが、
97年にIMFがきてその時に金融を外資系におさえられてしまいました。
トップに外人CEOがきたり、リストラも敢行され、二極化も進み、貧富の差がはげしくなっています。金融、経済植民地化がすすんでします。

親たちは子供を勝ち組にさせるために、小学生をネイティブの英語塾(英会話塾ではない)に通わせたり、欧米に留学さえたりと生き残るために英語を学習させ ているようです。

前にもはったとおもいますが、リンクを。
日本もこうなる予感、悪寒。

小学生の英語教育
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/06/07/20050607000010.html

日本でも英語幼稚園がここ2、3年でできました。
韓国ではひとあしさきの2001年
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2001/01/11/20010111000003.html
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/06/07/20050607000010.html

英語と就職
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2003/07/30/20030730000076.html
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/08/16/20050816000073.html
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/10/10/20051010000045.html
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/10/04/20051004000041.html

海外資本に合併されて
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/07/13/20050713000065.html
朝鮮日報で 英語関連のキーワードをいれるとざくざくでてきます。

選挙で小泉党がかってしまいましたし、国債を消化する郵政も外資規制がかからないまま民営化されてしまった。金融の大臣がアメリカマンセー主義の竹中さ ん。
売国するのもいい加減にしてほしいです。
母国語があり、母国語を大切にすることにより思考でき、開発もできる。
英語は道具でいいのです。


てなこといって怒ってないで商売につなげるのが 生きていく道・・・。
営業上手にならなければ。



【10089】
【タイトル】簡保
【 日時 】05/10/23 13:17
【 発言者 】Jackie

テレビをつければ外資系生命保険のCMばかりですね。
日本の生命保険会社は97年以降つぎつぎと破綻、外資系傘下へと様変わりしていますね。
そして明治生命の不払いで日本の生命保険会社のイメージは悪化。
外資系はイメージUP。とはかんぐりすぎでしょうか。

アメリカと竹中大臣と簡保。
ttp://www.daimon-mikishi.jp/kokkai/k-kiji/050725.htm

IMFと韓国とその後。
ttp://www.daimon-mikishi.jp/ronbun/data/0301759.htm



【10090】
【タイトル】英語は道具でいい、でふと思ったこと
【 日時 】05/10/23 19:07
【 発言者 】寺澤郁子

お久しぶりです。

実は私は英語は道具でいいと思っている部分が多大にあります。

このうらには、道具程度でしか英語を使えないにとどまっている
私の英語力と英語への係わり方に負うところが多いのだろうし、

想像力と思いやりに欠ける私の人間性に負うところも大きいのだろうと思います。

この態度と発言は、言語を大切に思っている根石さんのもとにいる者として、
不適切かもしれません。
改めなくてはと思いつつ、
言語を軽んじるふとどきさに、自覚的でない自分がいます。


ところで話はかわりますが、
私は学生時代、英語を身につけたいと思い、
友人に英語で喋ろうともちかけたことがありました。

そして、試しにまずおきまりの挨拶をし、
その後何かたった一文を言ってみようとして、しかしうまく言えず、何度も言い直したうえ、
あんまりな自分の為体に、ふざけて笑ってごまかしたのでした。

その時、
「私の国の言葉を、侮辱しないでください。私の前でもう二度と喋らないで」
まじめで温厚な彼が、強い口調でそう日本語で言いました。

私はそれまで、
英語は、誰のものでもない「みんな」のものだ
と思っていました。

でも、英語は彼を育んだものであり、
英語は彼自身であるのだと、
その時まざまざと思い知らされました。

私の痛い言語体験でした。

彼との親交は奇跡的にもその後もかわらず続きました。
しかし、学生時代、一切英語という言語にふれる話題がお互いの間で取り交わされることはありませんでした。


国に戻った彼のパソコンは日本語に対応していないため、
彼ととりかわすメールの言語は、今や英語となりました。

あの時のお互いの気まずさのせいか、
彼からのメールに、私の英文などつたないものなのに、
いくこの英語は上手だなどと不器用なおせじがたまに書かれます。

私にとって日本語が単なる道具でないように、
英語が単なる道具でない人たちもいる。
ふと、そんなことを思い出しました。


Jackieさんすみません。
文中に「英語は道具でいい」というフレーズを見て
インスパイアされてふとこんな文を書きました。

しかし、決してJackieさんを誹謗するために書いたものではないことを、
ご理解ください。



【10092】
【タイトル】「英語は道具でいい、でふと思ったこと」を読んで
【 日時 】05/10/25 17:56
【 発言者 】sb

私にとってもいろいろと考えさせられる内容でした。

>実は私は英語は道具でいいと思っている部分が多大にあります。
私は以前どこかのHPでこのようなことを書いてあるのを見ました。きちんと覚えていませんが、書いてみます。

「語学」としてやる場合はどこまでも「技術」の域を出ない。しかし、母語レベルまでいかないという記述も過去にはない、というようなコメントだったと記憶 しています。

この引用については、ええ加減な私のことなので間違っているかもしれませんが。。。根石さんは母語や語学の共通項としての「わたしの中のイメージ」をより 幅広く花開かせるために語学をやれというようなことをおっしゃっていたと思います。これも私の間違いなら根石さん、ごめんなさい。一方、生活言語でない限 り、隔靴掻痒の感はどこまでいっても語学の場合はある。これが電圧装置の左側が日本語である意味なのかもしれません。常に二律背反的な矛盾を抱えているの が語学論であるともいえるかもしれません。

>想像力と思いやりに欠ける私の人間性に負うところも大きいのだろうと思います。
そこまで考える必要もないと私は思いますが。。。最近思うのは、まずは「人のことばどおり」次に「人のbehaviorのとおり」受け取ることを目指すだ け目指してみるくらいでいいのではないかということです。私はそうしてみるように努めてみようと思っています。

根石さんが言葉を大事にされているのは当然そうだと思いますが、母語が根っこになっていると思います。それが「語学」と「生活言語」を分けるという意味だ と思います。

あと、コニュニケーションという言葉の意味についてはいろいろ考えてみる必要があると思っています。



【10093】
【タイトル】言葉は単なる道具でない
【 日時 】05/10/26 0:51
【 発言者 】boysome228

>私にとって日本語が単なる道具でないように、
英語が単なる道具でない人たちもいる。
ふと、そんなことを思い出しました。

皆さん、お久しぶりです。本掲示板がしぶとく独自性を発揮している点に敬意を表します。

 いくこさん、なかなか良いことを仰いますね。私も言葉は単なる道具以上の存在だと思います。抽象的な言い方ですが、人類が言葉を発明したお陰で人類の歴 史は記録として残り、文明は常に過去の先人の発明・発見に上乗せされる形で積分的に発展して行き、(長い目で見れば)決して後退する事が無いのだと思いま す。更にもう一つ付け加えるならば、言葉が存在するお陰で、教育という形で人間個人の知能は一生の間右肩上がりに改善されて行く事が可能になっているのだ と思います。もし人類に言葉がなければ、私たちの知能は、チンパンジーや狼に育てられた狼少年のレベルに留まってしまう事と思います。私的には言葉はまさ に人間とその他の動物を隔てる最も大きな存在であると思っています。言葉を軽んじる事なかれ。



【10095】
【タイトル】英語は道具でいい。
【 日時 】05/10/31 21:53
【 発言者 】Jackie

いくこさん。
>しかし、決してJackieさんを誹謗するために書いたものではないことを、
ご理解ください。

大丈夫です。わかります。
そういえば、言葉じりをとらえて誹謗・・・とか中傷とか騒動昔ありましたね。なつかしい。


>母国語があり、母国語を大切にすることにより思考でき、開発もできる。
英語は道具でいいのです。

英会話が小学生の習い事のトップ3にはいったそうです。
ここ数年の間に倍化したとか。
早期英語教育に熱中する親たちがいます。
日本語も話せないうちから英語のビデオをながし、ひらがながおぼつかないのにのにアルファベットが書けたことを喜ぶ。日本にいるのだからまずは日本語を優 先したほうがいい。という思い英語が目的となってしまっていることを揶揄して「英語は道具でいい」と書いたつもりでした。

英語でコミュニケーションってのも胡散臭い。
まず心ありき。言葉は次です。なのに学校ではコミュニケーション優先の英語。 話す内容が日本語でないのにコミュニケーションできる?


先日東京で英語教材展にいってきました。前回いったのは5年ほど前でした。
前回(5年前)と今回の違い。圧倒的に子供用の英会話のブース、教材の展示が増えたことですね。セミナーも高校生〜一般用のレッスンや教材紹介のセミナー が減り、Children向けのセミナーが半数近くになっていました。
前回は日本人女性四割、男性3割、3割外国人。の来訪者でしたが、今回は6割が日本人女性講師でした。”Let's go"という教科書をプレゼンしながら マットメソッドという教授法を説明しているセミナーを後のほうでみました。
" Wash my face" や”comb my hair"のピクチャーカードをみせ、講師がジェスチャーとともに繰り返し、それを生徒が繰り返し、クイックリスポンス敵にやり、生徒の発話を増やしてい く、
リピートさせることで体得させるというかんじでした。

私も 長崎式のパターンプラクティスの導入にやはり ジェスチャーは使います。動きに合わせて英語を話すことは体得への近道だとおもいますから。
しかし、子供向けのセミナーははずかしいまでにオーバーアクションでした。
はずかしすぎです。やはりどちらかというと幼稚園教諭や小学校教諭の素質がある人のほうが
児童英語教育には向いている。それから超ハイテンションな授業ですね。
大手英会話の大人向けの授業もハイテンションでしたが、それ以上に・・。

参加した児童向けの英会話教室をしている、もしくはジオス子供校、ECDその他、英会話教室に勤務しているとみられる方々は臆面もせずおおげさにアクショ ンをしていました。

小学校への英語教育導入は反対だが、されることにほぼ決定。
親の英語教育熱過熱は必死。ビッグマーケット。
信念はおいといて、このさい、幼児、小学生の英会話ブームにも乗ってみようかと色気をだしてみましたが、私には無理です。(汗)羞恥心が(笑)。

小学生への英語やるとしてもやはり素読、音読と活用でしょうか。

しかし幼児、小学生から継続してもらえばかなりの長期顧客。
まだ未練ありです。
オーバーアクションな外国人講師でも雇えるような稼ぎになれば可能か?

Naimaさんは小学生にも英語をおしえていらしたと記憶。
どういう授業展開だったのでしょうか?興味があります。
教えていただければ幸いです。



【10096】
【タイトル】英語教材展での収穫。
【 日時 】05/10/31 22:03
【 発言者 】Jackie

一般向けのテキストとそれをつかった教授法のセミナーにもいってきましたが、
欧米出版のテキストは全部英語でかかれているゆえ、生徒は学習した気になるのですが、
やっている内容はおきまりの短い自己紹介、ショッピング、文法事項にしても中学一年〜二年のはじめぐらいの内容で。テキストの改訂はされていてもあれじゃ 生徒を伸ばすのは不可能。
テープはわりと早いスピードなのでヒアリングにはいいですが。

おっと収穫はカリフォルニアの小学校で実際に使われている教科書の会社が来ていたことです。
教科書、小学生でもぶあついですね。それに重い。小学校二年のMathはA4版で熱さは4chほどありました。
小学校一年には5冊のReadingの教科書を使うそうです。
1冊目は1ページに大きな絵その下に一行英文、熱さは1chほど。
徐々にあつくなり文章もふえてきます。小学校一年でフォニックスをやるんですね。

日本の幼児や小学生の英会話にフォニックスの導入がされていますが、どうなんでしょうね。
”English"というグラマー主体の教科書でも2年生か3年生で3単元のSがでていました。

おもしろいので購入したいのですが、当日販売はしていず、海外からとりよせだそうです。
1冊3000円から6000円。+送料。
高いですが、ほしい、欲しいぞ。



【10097】
【タイトル】>Re:Jackieさん
【 日時 】05/11/01 3:28
【 発言者 】寺澤郁子

Jackieさん
コメントありがとうございました。

私も、やはり英語学習は
日本語による思考力や読解力、知識、
を得てから始めるべきだと思っています。


私は日本人が英語を習得する上で、
@第一として素読、

それと並行しての(あるいは少し遅れての)、

A電圧装置による英文と文意とのすりあわせ、

この二本立ては欠かせないと思っています。


特にAは
日本語による読解力や知識がなければ
こなせません。

今の世のお母様方は、
「英語で思考する」ことまで望んでいるのかもしれませんが、
まともな母語をもてない子供達が増えたところで
なにがいいことがあるものかと思います。


私は今、英語の初等教育に興味があり、
自分の塾の方向性として個人的に考えているのは、

小学校卒業までに
中学3年間分の教科書を素読し、
べらべら読みできるレベルまでにして、
中学に送り込む、

もっと言えば、
素読舎の本校に送り込む、

ことを考えています。


その際のポイントは、
あくまでも、
素読により擬似的な言語体験を大量につみ、
感覚として英語的言い回しのパターンを体得すること
につきます。

初学者に、いきなりの英文の「意味づけ」「文法解析」はまったく論外です。
まずは英文に対し「まるごとの訳文」を対応させる程度にとどめる方がいいように思います。

これは、私の体験的なものもありまして、

これまで回転読みしてきた英文が
口をついて飛び出してくるようになってきてから、
電圧装置※に向かったら、
驚くほどバンバンと英文の解釈が頭に入ってくるようになった
ということにあります。

音が身体に入っていないと、
いつまでも「考え込む英語」から抜け出せない
そうますます思うになりました。


そう考えながら、
小学校での英語教育の導入がなにをもたらすのか、
と最近考えます。

今の中学での教授法を先送りしただけの導入なら、
あらたな、テスト対策英語が生まれるだけでしょう。

最低限でも、
素読にとどめてほしいものです。



【10098】
【タイトル】小学校英語について
【 日時 】05/11/01 17:28
【 発言者 】Naima

いくこ先輩、ご無沙汰してます。

Jackie さんのおっしゃるように、オックスフォードなどの出版社主催の英語教授法のワークショップやフォニックス研究所のワークショップでは, 私もやはりオーバーなアクションつきのレッスンに思わずひいてしまった1人です。参加者が各自テーマを決めて指導法をデモンストレーションすることもある のですが、ちょっとした扮装や小道具など工夫して使いながら、テレビの子供番組なさがらの演技力を発揮されている先生達がほとんどで、ひたすら子供達の気 を惹き、気をそらさないことに腐心されているような気がました。それにダイレクト・メソッドです。英語漬けにするって、所詮狭い教室で週1時間ですから、 ほとんど先生の自己満足に終わってします。

私も児童を教えていた頃は、沢山の小道具を作ってゲーム仕立てにして教えたりもしましたが、結局、使いでのあったのは単語のフラッシュカードだけでした。 フラッシュカードは基本文を体得させた後に、パターン・プラクティスの為に使いました。

やはり、いくこ先輩のおっしゃるように、基本は「あくまでも、素読により擬似的な言語体験を大量につみ、感覚として英語的言い回しのパターンを体得するこ と」に尽きるだろうと思います。小学生低学年だからといって、ゲームや歌やお遊戯を交えて楽しく覚えさせようというのは安直にすぎると思います。実際のと ころ、たいして覚えはしません。巷の児童英語教室からどれほどの英語の使い手が出たと言うのでしょう。「英語って楽しい」という気持ちを刷り込むのが関の 山ではないでしょうか。そしてこの刷り込みが弊害を引き起こすのです。いつまでたっても、「英語って楽しい」でも「あんまり身に着かない」ままで終わって しまいます。

いくこ先輩の中学の教科書をべらべら読み、私も賛成です。素読舎流の指導法でやっつければ、中学1年生程度のうすっぺらな教科書なら半年とはかからないで しょう。派手派手しいレッスンをしなくても、音読や素読に楽しさを見いだす子供達はいます。

フォニックスなどは、補助的に教えておく程度ならいいと思います。p,o,t と個々の音を教えたからと言って、それだけで pot と言う単語を読める日本人の子は少ないです。結局、pot と発音して聞かせないといけないんです。磁場にある子達なら、p, o, t と音をつなげて聞き知ったpotという単語として認識出来るんでしょうが。それにイントネーションや音の同化や脱落なども教えられませんし。素読と回転読 みの中で音作りをし、電圧装置を使うのが一番ですよね。



【10099】
【タイトル】入ってもいいですか?
【 日時 】05/11/02 3:13
【 発言者 】吉岡章

吉岡章と申します。飛び入りです。少し戻りますが「英語は道具?」についてのやりとりが目についたので一言言わせて下さい。僕が思うに英語も日本語も言葉 はすべて同じで、使う人の用途、目的次第で道具にもそれ以外にもなるのではないでしょうか?

例えば、仕事で使えば意思伝達のための手段、「道具」だし、楽しみを得るために言葉を使えば「遊び」になるし、又、言葉を使ってsacredなものを伝え られる「芸術」ともなり得るからです。



【10100】
【タイトル】(無題)
【 日時 】05/11/02 3:30
【 発言者 】吉岡章

ところで、英語教育に関係した人達のサイト名がどうして「反英語フリーク」なんですか? どなたか??



【10101】
【タイトル】所詮、外国語
【 日時 】05/11/03 11:35
【 発言者 】Naima

吉岡さん、はじめまして。

何度もここで書いて来たことばかりなので常連の方々には耳タコ話なんですが。

私は英語圏で住んだ経験がありません。それでも翻訳の仕事をしたり、頼まれてボランティア通訳程度のことはこなせる程度の英語力はつけました。しかし英語 圏という磁場に住んだことがないのは、大きなハンディだと感じる事があります。言葉が生活や歴史や文化と切っても切れないものである以上、いくら英米の映 画や雑誌を読んで理解出来たとしても、その理解が母国語の理解とは雲泥の差であることに変わりはありません。傍から聞くと流暢そうでも、しゃべっている本 人は言葉に確かな実感を伴わないまましゃべっている、というのが実情です。言葉に香りがない、言葉に陰影がない、言葉に味わいがない、言葉に命がない。

英語には不自由ないと自負する英語学習者の方々も多いのですが、どこまで深く英語という言語を理解しておられるのか。母国語と同レベルであるはずがありま せん。

ちょっと英語が出来るようになると、「英語で考える」とか「英語のロジック」とか言い始める学習者も多いです。考えることは言葉なしには出来ません。ネイ ティブの小学生程度の言葉も操れない学習者が、乏しい英語の語彙と語感で「考える」ことなどたいした事はありません。

私は自分が英語で話しているとき、いつも不安になることがあります。「私の言いたい事が本当に聞き手に伝わっているのだろうか」ということです。母国語で さえ、そうです。ましてや外国語です。「不自由なく意思疎通が出来る」とか、「ほとんどネイティブ並みの英語力」などと豪語し、タイムだかニューズ・ ウィークだかCNNだか、そんなものの受け売りをペラペラしゃべることに喜びを感じているような学習者が「英語フリーク」だと私は思っています。

そういう意味で、私は「反英語フリーク」であります。

なんだかまとまりのない説明でごめんなさい。村田さんか郁子さんに説明して頂けるといいのですが、お返事が遅くなってはと思いまして。



【10103】
【タイトル】(無題)
【 日時 】05/11/05 2:46
【 発言者 】吉岡章

Naimaさん、
ご回答の労をおとりいただきありがとうございました。おかげ様で、何となくわかったような気がしました。
それにしても「言葉に香りがない、言葉に陰影がない、言葉に味わいがない、言葉に命がない。」、久々に良い言葉を聞いた思いが致します。Naimaさんは 相当深く英語に取り組まれているのですね。
ありがとうございました。



【10104】
【タイトル】A Food for Your Thought
【 日時 】05/11/05 3:33
【 発言者 】吉岡章

Jackie,
もしかして何かの役に立てばと思い娘の例から二つ書いてみます。
僕の娘はニューヨーク市で生まれ、彼女が2、3才になった頃、時々ビデオを見ながら派手にゲロを吐き出して、ちょっと心配したことがあるんです。3度目に 吐いてくれた時に何かピンと来るものがありました。そして4度目にやった時にビデオの画面を見たのです。そしたら案の定、同じ映画の同じ場面だったので す。同然当たり前と思われるでしょうが違うんです。アメリカで育っているとはいえ、彼女の言葉は我が家では日本語、昼間のベビーセッターのところではスペ イン語で、彼女は英語を知らない筈だったのです。ところがこの騒動で気がついたのは、英語は(喋れなくとも)ちゃんと会話の意味は理解していたのです。そ れが証拠に他の英語のビデオも見て、場面相応の反応は示していたのですから。(吐くことはありませんでしたが。)このことが起きる迄、我々は彼女が英語を 理解しない筈ということを忘れていたのです。誰も教えてはいないのに!

それと、もう一つの話しは、彼女が4歳になって保育園に行き出したときです。この時には我々は彼女は英語を知らないのに大丈夫かな?と心配しました。しか しそんな問題はまるでなかったようです。そして、保育園に行き出してから2週間位した頃、家で一緒に遊んでいる時彼女が “Terrific!" と言っ たのです。その発音を聞いた時に、彼女がタッタの2週間で僕が一生かけても追いつけない発音のところ迄言ってしまったのが解りました。

日本で英語で話そう式のクラスが大流行りのようですが、子どもにはヘタな日本人の発音を聞かせて耳を更に日本語英語化するより、大人(或は)日本語抜きで 英語だけで遊ばせる(聞かせる)ほうが早道ではないかと思うのです。
大人は英語をどうしても「学習」したがり、よって、学習法に頼りがちですが、子どもには飲み物、食べ物の種類が一つ増えただけ位の自然さで吸収させたほう が良いのではないかと思います。



【10105】
【タイトル】吉岡様
【 日時 】05/11/05 9:51
【 発言者 】村田晴彦

吉岡さん、はじめまして。素読舎 村田晴彦です。
ごあいさつがおくれて申し訳ありません。

「反英語フリーク」について
すでにNaimaさんがお答えになっていますが(Naimaさん、ありがとうございます)、この掲示板「大風呂敷」の「反英語フリーク」ということばは、 根石塾長の強い意向によりかかげられたものです。根石さんは、英語フリークというときに、「S」を念頭に置いて言っているようです。「S」とはなにか、と 尋ねてみると、大学のESSのことでした。
この掲示板でも、かつて、何人かESS出身の方が書き込みをしてくださいました。私はESSのことはよく知らなかったけれども、一口にESSと言っても、 いろいろな方がいるんだということがわかりました。
しかしながら、根石塾長のいわんとしているところを私なりのことばで言うならば、「ネイティヴ(白人限定--これもおおざっぱなくくりではありますが、と りあえず)にあこがれ、ネイティヴ以外を軽視し、あわよくばネイティヴに自己同一化する心性」が英語フリークであるということだと思います。

日本人が、日本人であることに目をつむり、欧米人であろうとする姿勢、明治の時代は去って21世紀になっても、現象は変わりません。
現在の日本において、他の言語ではなく、「英会話」学校が繁盛し、そして講師は「白人」でなければならない状況。どうやら日本人や極東、東南アジア出身で は講師になれないらしい。一方、何のメソッドも持たずとも、英語が母国語である、という理由だけで結構な給料をもらえる白人講師。そしてそれがありがたが られ、ますます繁盛。そこらへんが、日本における「英語」の「正統性」の保障のようです。

私は、以前、根石さんに、「それならば私は『非英語フリーク』だ」と言ったのですが、今となってはそれはなんの意味もなさない言明だと思うようになりまし た。「非」ではなにも変わりようがない。「英語フリーク的」なものは、あたかも空気のように当たり前にひろまっているのだから、「非」では自分の中の「英 語フリーク」的なものの輪郭さえ浮かび上がらされることができません。

まとまりがついてませんが、ここでいったん終わらせてもらいます。

よろしければ今後もどんどん書き込みをお願いします。



【10107】
【タイトル】昇段
【 日時 】05/11/06 0:23
【 発言者 】根石吉久

斎藤操さんが、着実に練習を進められ、二万行を踏み越えられました。
ここに二段に認定いたします。



【10108】
【タイトル】英検一級一次合格
【 日時 】05/11/06 0:25
【 発言者 】根石吉久

私の生徒さんの一人が、英検一級の一次試験にパスしたとのご報告をいただきました。
およそ一週間後に二次試験があるそうです。
合格を祈っています。



【10109】
【タイトル】初段認定、追記を待機
【 日時 】05/11/06 0:38
【 発言者 】根石吉久

 今日、高校二年生の生徒が、一万行を踏み越えました。
 認定日を11月5日にしますが、本名で発表していいかどうか聞き忘れましたので、ひとまず認定一覧に追記するのをひかえます。
 この高校生は、小学校6年生のときに素読舎を使い始め、家が塾から遠いため、中学2年生頃に「電話でレッスン」に切り替えました。中学の教科書3冊の音 読を済ませてあり、この3冊に関しては、どのページを開いてもべらべらとただちに読むことができます。高校生になってから、中学の教科書の復習をしてか ら、「イメージ受肉」(「ゴースト」文法解析)という教材をやってきましたので、復習の分だけ時間がとられ、1万行を踏み越えるまでに時間がかかりまし た。1万行を越えた時点で、中学の教科書の復習を打ち切りにしました。今後は、「イメージ受肉」で分厚く復習をします。「イメージ受肉」は、テキスト自体 に復習が組み込まれていますので、それで十分だろうと判断しています。
 高校に入ってから、AETがやった授業が終わった後で、AETがこの子の席まで歩いてきて、「あなたは一人だけ他の生徒と発音が違っているが、どこか外 国で暮らしたことがあるのか」と聞いたそうです。その子は、「いいえ」と答え、「日本人の先生からレッスンを受けている」と言ったそうです。この話は、本 人が私に話さず、お母さんが「おかげさまで」と言いながら私に話してくれた話でした。



【10110】
【タイトル】認定一覧
【 日時 】05/11/06 0:47
【 発言者 】根石吉久

書式:
名前(県名) 段 昇段または認定の年月日
 ※レッスン開始時での外部テストの級や得点。学年。職業。英語の必要場面。英語圏在住経験の有無。段獲得以後の外部テストの級や得点。その他。


樋口静香(長野県) 初段 2005年6月26日昇段
 ※初段認定時高校2年。レッスン開始時中学3年2月(英検3級)。レッスン開始後、5ヶ月目頃、英検準二級。
大澤弘文(奈良県) 初段 2005年7月2日認定
 ※レッスン開始時、TOEIC 370点 大手電機企業勤務。海外出張多し。
小川住江(奈良県) 初段 2005年7月2日認定
 ※レッスン開始時、英検一級、TOEIC 870点。英語圏在住経験なし。英会話学校教師経験あり。
M・U(長野県) 二段 2005年7月2日認定
 ※高校教諭(英語) 英語圏在住経験なし。
I・N(山形県) 二段 2005年7月11日認定
 ※公務員 レッスン開始約1年半後に、TOEIC 受験、425点。
O・K(北海道) 二段 2005年7月11日認定
 ※塾講師 中学2年時英検4級。以後、受験なし。36歳。英語圏在住経験なし。
斎藤操(埼玉県) 初段 2005年7月11日認定
 ※ 外資系企業社員 レッスン開始時 TOEIC 660点。日々メールで英語を使う。英語圏在住経験なし。
T・A(アメリカ) 初段 2005年7月25日認定。
 ※レッスン開始時は日本在住。開始時、英検準一級、TOEIC 790点。公務員。アメリカ在住のため、無料会議電話を使用。仕事で英語を、家庭で日本語を使っている。旅行、買い物などにでかける時、英語にびっしりと 囲まれる。
F・U(長野県) 初段 2005年7月25日認定。
 ※レッスン開始時、英検二級(取得は大学在学中)。主婦。英文科卒。英語教員免許あり。父親のいとこが二世で、中学の時、発音を直してもらった経験あ り。英語圏在住経験なし。非常に発音がきれい。
斎藤操(埼玉県) 二段 2005年10月30日認定
 ※ 外資系企業社員 レッスン開始時 TOEIC 660点。日々メールで英語を使う。英語圏在住経験なし。




【10111】
【タイトル】吉岡さん
【 日時 】05/11/06 0:59
【 発言者 】根石吉久

 ご登場いただきありがとうございます。

>子どもには飲み物、食べ物の種類が一つ増えただけ位の自然さで吸収させたほうが良いのではないかと思います。

 ここにある「子ども」が、英語の「磁場」に生きている子供なのか、日本語の「磁場」に生きている子供なのかで、事情はまったく違ってきます。

村田君、Naima さん

 私が指摘したことに関して、展開していただけるとありがたく存じます。
 応答式で語学論をやることはしばらく自分に禁じていきますので、よろしくお願いいたします。



【10113】
【タイトル】良くわかりました
【 日時 】05/11/06 12:47
【 発言者 】吉岡章

村田さん、(それから根石さん)
ご回答ありがとうございました。おかげ様でとっても良く解りました。、そう言う人達って結構多いですよね。僕はガイジンミーハーなんて言葉を時々使いまし たが、まっ、人って持ってないものに憧れ易いし、日本では白人劣等感は根強くあるし。許してやって下さい。それにしても、最大の理由は一度外に出て外に触 れて理解しないと、本当の意味で日本が、日本人が見えないということでしょうね。大前健一の、だいぶ前ですが、「世界が見える、日本が見える」という本の 題だって「世界が」先に来ているところに深い意味があるのだと思います。大体、日本の中だけしか知らなければ本当にはどこが、何が日本がなのかはわかりま せんからね。

それから、「子どもが英語の「磁場」云々」については、これ以上、わざわざお答えして頂かなくても結構です。別に取り立てて話す程のことではありませんか ら。
ありがとうございました。



【10126】
【タイトル】初段認定
【 日時 】05/11/14 0:32
【 発言者 】根石吉久

片原範子さんが、本名での発表で構わないと言ってくれましたので、本名で初段に認定します。
片原さんは、小学校6年の時から、当時更埴市小島にあった素読舎に通ってくれていました。家が塾から遠いので、中学の途中から「電話でレッスン」に切り替 えて、中学の教科書の音読を継続し、高校に合格してからも復習として中学の教科書を使い続け、映画「ゴースト」のシナリオを元に私が自作した教材(イメー ジ受肉)と併用してきました。
11月5日、私の自作した教材での進度が1万行を越えましたので、初段に認定します。
これを期にひとまず中学の教科書の復習を打ち切りにします。
片原さんは現在高校2年生で、資格試験では英検3級です。しばらく英検は受けていないとのことでしたので、そろそろまた受けてみたらどうかと、初段認定の 日に勧めました。
私の生徒さんには、ときどき学校の学年トップの得点がありますので、これまでに学年でトップだったことがあるかも聞いてみましたが、それは今までのところ ではないそうでした。

先日も掲示板に書きましたが、高校へ入ってから、AETの授業があり、その授業が終わってから、AETの人が片原さんの席に近づいてきて、「あなたは外国 で暮らしていたことがあるのか」と聞いたそうです。「クラスの中で一人だけあなたの発音だけが違うから」ということでした。AETは、標準的カタカナ発音 (ニセの標準形)の中から、片原さんの音をまともな英語の音として聴き分けて、授業終了後に片原さんの席まで来たということだと思います。このことは、片 原さんは私に話さず、何か他の用で片原さんのお宅に電話したときに、お母さんからお聞きしました。
日本人コーチが作ってきた音をネイティヴが英語の音として聴き分けたというところに、これまでのレッスンのひとまずの成果を見ていいだろうと思っていま す。
片原さんは、将来英語圏に留学したいとの希望を持っていますので、レッスンで蓄えている「無数のからっぽの電池」が、「磁場」で急激に充電されることを私 は楽しみにしています。
英語の先生になりたいという希望もあるそうなので、こちらも楽しみにしています。


片原さんはコンピュータを持っていませんが、学校で掲示板を読むことはできるそうですので、皆さんで初段を祝っていただけたらと思います。

斎藤さんの二段昇段も皆さんで祝っていただきたく思います。

この掲示板が、生徒さん同士で話していただける場になることを願っています。



【10127】
【タイトル】認定一覧
【 日時 】05/11/14 2:33
【 発言者 】根石吉久

書式:
名前(県名) 段 昇段または認定の年月日
 ※レッスン開始時での外部テストの級や得点。学年。職業。英語の必要場面。英語圏在住経験の有無。段獲得以後の外部テストの級や得点。その他。

樋口静香(長野県) 初段 2005年6月26日昇段
 ※初段認定時高校2年。レッスン開始時中学3年2月(英検3級)。レッスン開始後、5ヶ月目頃、英検準二級。
大澤弘文(奈良県) 初段 2005年7月2日認定
 ※レッスン開始時、TOEIC 370点 大手電機企業勤務。海外出張多し。
小川住江(奈良県) 初段 2005年7月2日認定
 ※レッスン開始時、英検一級、TOEIC 870点。英語圏在住経験なし。英会話学校教師経験あり。
M・U(長野県) 二段 2005年7月2日認定
 ※高校教諭(英語) 英語圏在住経験なし。
I・N(山形県) 二段 2005年7月11日認定
 ※公務員 レッスン開始約1年半後に、TOEIC 受験、425点。
O・K(北海道) 二段 2005年7月11日認定
 ※塾講師 中学2年時英検4級。以後、受験なし。36歳。英語圏在住経験なし。
斎藤操(埼玉県) 初段 2005年7月11日認定
 ※ 外資系企業社員 レッスン開始時 TOEIC 660点。日々メールで英語を使う。英語圏在住経験なし。
T・A(アメリカ) 初段 2005年7月25日認定。
 ※レッスン開始時は日本在住。開始時、英検準一級、TOEIC 790点。公務員。アメリカ在住のため、無料会議電話を使用。仕事で英語を、家庭で日本語を使っている。旅行、買い物などにでかける時、英語にびっしりと 囲まれる。
F・U(長野県) 初段 2005年7月25日認定。
 ※レッスン開始時、英検二級(取得は大学在学中)。主婦。英文科卒。英語教員免許あり。父親のいとこが二世で、中学の時、発音を直してもらった経験あ り。英語圏在住経験なし。非常に発音がきれい。
斎藤操(埼玉県) 二段 2005年10月30日認定
 ※ 外資系企業社員 レッスン開始時 TOEIC 660点。日々メールで英語を使う。英語圏在住経験なし。
片原範子(長野県) 初段 2005年11月5日認定。
 ※高校二年生。小学6年生から素読舎に通塾。家が遠いため、中学途中から「電話でレッスン」。高校入学と同時にゴーストの文法解析教材(イメージ受肉) を使用。初段認定時まで、中学の教科書3冊の復習を継続。英検3級。英語圏への留学と、英語科の先生になることを希望している。



【10129】
【タイトル】[あいうえおフォニックス]に関係しそうな過去ログ
【 日時 】05/11/16 6:02
【 発言者 】村田

根石さんが「あいうえおフォニックス」についての本を書く予定です。
根石さんが村田に講義する形で話すのを録音して、テープ起こしをし、それをもとにまた対談していく…というようになる予定です。
「大風呂敷」に出てきた話題をきっかけにして、お話していくので、そのもとになりそうな記事を再び「大風呂敷」に再掲します。題名には、[あいうえおフォ ニックス]と書きます。



【10130】
【タイトル】[あいうえおフォニックス]1
【 日時 】05/11/16 6:06
【 発言者 】村田

>【5821】
> 【タイトル】tiny sand さん
>【 日時 】02/09/30 1:37
>【 発言者 】根石吉久
>【 リンク 】http://www82.tcup.com/8246/nessy.html
> 國弘さんの古い方の「英語の話し方」をお貸しいただきありがとうございました。
> 國弘さんは、語学論における私の唯一の先達だと思っています。
> 英語のスキルの先達という意味ではありません。私は國弘さんのスキルに追いつくことはありえないことを見極めて生きています。日本語の磁場を離 れないでこの一生を終えようと思っています。それが、日本の英語の語学論にとって、必要な条件なのだと考えているからです。
> しかし、この条件ひとつで、語学論において國弘正雄を越えようという心は捨てていません。
> 私はスキルで仕事をする人間ではあるのですが、國弘さんのように通訳のスキルで生きているのではなく、日本の迷いの多い英語学習者の中に学習法 を伝えるスキルで生きています。まるで生きている場所が違うのですが、語学論ひとつだけを考えるなら、私には國弘正雄以外の先達はいません。もっと歴史を さかのぼるならいるのかもしれませんが、今は國弘正雄一人でせいいっぱいです。
> エッセイ集、お読みいただきありがとうございます。
> ああいう馬鹿丸出しの文章を書く時間をもっと持ちたいのですが、語学論にかかずらって、ミイラ取りがミイラになっている状態はしばらく続くだろ うと思っています。英語回りの迷信の深さに対する怒りが、私に語学論をやらせているのだと思います。
> 戦後の日本の迷妄の深さは底知れないものがあります。私も迷い、妄言を発しつつ、しかし、この戦後日本の迷走に声をかけることをためらうことは したくないと思っています。
>>「回転読み」は少しスピードを上げてきましたので、「t」とか「d」の音が
>自然に消えて、だいぶ読みやすくなりました。リズムも速く読むことによって、
>できあがってくるように思います。文の中で次の語を忘れていても口が覚えてい
>て動くことがあり、そういう時、「回転読み」はおもしろいなと思います。
> tiny sand さんの個々の単語の発音が私より上手だというのは、レッスンの初日にわかりました。
> リズムが盆踊りだというような失礼なことを言いましたが、松香フォニックスの盲点を見たようにも思いました。
> 松香さんの仕事も、しょせん断片を扱っただけではないかと思います。
> しゃべるだけなら、いくらでも英語をしゃべることのできる者(英語磁場に育った子供)のために作られたフォニックスの知識が、リズムの観点を 持っていないのは当然です。そんなものは、英語ネイティヴは当然備えているので、そこに光をあてる必要はないからです。
> それをそのまま直輸入しても駄目なんだというのは、松香さんだけではなく、日本の大学の英語関係の教授どものおさぼりに対しても言わなければな らないことです。
> いや、話が固くなりました。ごめんなさい。酔っ払っているのです。
>>最後になりましたが、奥様にもよろしくお伝え下さい。
> 長野と九州は遠いですが、近くに来られましたら是非お寄りください。
> これは社交辞令ではなくて、本当に遠慮せず寄っていただきたいと思っています。
> 是非お会いしたいと願っています。



【10132】
【タイトル】英検
【 日時 】05/11/16 16:53
【 発言者 】ミッフィー

1級の1次試験に合格し、2次試験(面接)を受けてきました。トピックに関する2分間のスピーチを2分以内で終わらせられず、15秒ほどオーバーしてし まった。自分の得意分野(共働きの親は子供をちゃんと育てられるか)だったのに…。でもそれ以外は何とかまともに話せたと思うのですがどうなることやら。 対策の勉強はゴーストの回転読み以外何もできなかったのですが、やはりここまで来れたのは、回転読みの蓄積のおかげであろうと強く感じました。根石さん、 ありがとうございます。一次試験の得点で、リスニングが一番よかったので、「読むことはリスニングにも効く!」というのを体感しました。生徒にもせっせと 音読をさせてます。やっぱりよく声を出すクラスは成績もいいですよ。高校2年生でも。



【10133】
【タイトル】ミッフィーさん
【 日時 】05/11/17 8:12
【 発言者 】小川住江

ご存知だと思いますが、面接試験のスピーチは制限時間を多少オーバーしてもさほど合否には影響しないので大丈夫ですよ〜。合格をお祈りしています。ミッ フィーさんのコメント, 今はアウトプットの機会がほとんどなくなってしまった私にとって力強い励ましになりました。私ももっと気合いを入れて音読に励み たいと思います。ありがとうございます。



【10139】
【タイトル】英検二次試験
【 日時 】05/11/18 11:52
【 発言者 】Naima

ミッフィーさん

小さいお子さんをかかえながらのお勉強。頭が下がります。

スピーチの制限時間はあくまでも目安でしかないようです。ぴったり2分に納まる必要はありません。短すぎるのはまずいですが、すこしくらい長いのは問題あ りません。ちゃんと結論が述べられていれば大丈夫です。私の友人の場合など、制限時間の終りの二度目の合図があってからあわてて結論を述べたそうですが、 試験官はきちんと言い終わるまで待ってくれたとのこと。後の質疑応答で挽回できますし。

試験官のチェックシートには、Grammatical Competence、Socio-Linguistic Competence、Discourse Competence、Attitudes などの採点項目を設けてあるようですが、これも試験官の個人的な印象によってずいぶん左右されるみたいです。グラマーのミスを重大視する試験官もいるで しょうし、スピーチの構成と内容を重視して、多少のたどたどしさは大目に見る試験官もいるようです。受験仲間数人と二次試験の情報交換をしあったことがあ りますが、ほんとに試験官によって評価基準がいろいろみたいです。

数年前に1級と準1級がリニューアルされて、評価項目に「発音」が加わっているはずです。素読舎の生徒には有利ですね。

釈迦に説法みたいなことになりました。ごめんなさい。 一発合格をお祈りしています。



【10140】
【タイトル】[あいうえおフォニックス]2
【 日時 】05/11/18 16:46
【 発言者 】村田

【5832】
【タイトル】身体としてのシンタックス
【 日時 】02/10/01 2:22
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://www82.tcup.com/8246/nessy.html


 この掲示板でも以前書いたことがあったかと思うのですが、私はよくたとえ話でシンタックスのことを言うことがあります。しかし、このたとえ話は、例が極 端だとか言われて、人から真面目に聞いてもらえないことがほとんどです。極端な例をとるから、シンタックスというものが何なのかわかりやすくなる。だから こそ、極端な例をとって話すのに、ほとんどの人が耳を貸してくれないのです。

 またやってみます。

 一人のイギリス人の婆ちゃんがいたとします。この婆ちゃんは、歯が全部抜けてしまったのですが、入れ歯を入れるお金がないので、歯抜けのまま暮らしてい ます。歯がないので、口の回りがしわしわになっています。
 この婆ちゃんの言うことは、実に聞き取りにくい。家族でも、何度も聞き返して、やっと言いたいことを聞き取ることがよくあります。
 この婆ちゃんは、筋の通らないことが大嫌いで、よく怒ることがあります。

 さて、この婆ちゃんを日本の九州というところにある優秀な生徒を集めた学校に招待したとします。この学校には Eliot さんと Eric さんという英語の発音の実に上手な先生がいます。Eliot さんがしゃべることと、Eric さんのしゃべることは、婆ちゃんは全部聞き取れるのですが、婆ちゃんがしゃべることは、Eliot さんも Eric さんも聞き取りに苦労しています。
 また、Eliot さんの生徒さんたちの発音も日本人離れした上手な発音です。生徒たちにとっても、この婆ちゃんの言っていることを聞き取るのは至難の業ですが、婆ちゃんの 方は、生徒の言うことは全部わかります。

 さて、生徒の一人のしていることを見て、婆ちゃんが腹をたてました。馬鹿な、そんなことが許されると思うのかと、婆ちゃんはまくしたてています。もちろ ん、生徒の一人として、婆ちゃんが言っていることをヒアリングできません。

 この例で、私は何を言いたいのか。
 この婆ちゃんの英語の発音は、下手か上手かという基準で測れるのかどうか。
 婆ちゃんは英語の発音が下手なのではないのです。歯が抜ける前は、とてもはっきりと見事な英語の音でしゃべっていたので、下手なわけではない。ただ歯が 抜けちゃっただけのことです。だから、上手とか下手という基準は、この婆ちゃんの英語にとっては無意味です。どれほど聞いていてわけがわからなくても、婆 ちゃんが発音が下手なわけではないのです。入れ歯さえ入れれば、見事な英語の発音が復活するのです。

 さらに問題なのは、この婆ちゃんが怒ったときに体の中に次から次へと沸き起こってくるののりり言葉が、まぎれもない英語のシンタックスを備えていること はまるで疑えないということです。歯が抜けたからといって、このシンタックスがまるで損なわれていないことは間違いのないことです。
 一方、見事な英語の発音をする Eliot さんの生徒さんは、婆ちゃんが興奮しちゃったので、一生懸命なだめようとしますが、ごつごつした英語で、考え考え、一生懸命に英語を使ってやっています。

 身体としてのシンタックスというのは、この婆ちゃんの中に働いているもののことです。
 そして、この身体と一体となったシンタックスは、語学として英語をやるのでは獲得されることはないということです。
 発音のうまい下手はまるで関係のないことです。

 日本人が日本語で暮らしながらでも、シンタックスの内在化はできます。しかし、そのようにして内在化された英語のシンタックスは、この婆ちゃんの中に まったく無意識のままに言葉の駆動力として働いているシンタックスとは、まるで違うものだというのが私の考えです。
 およそ程度の差なんてものではない。
 生きて泳いでいる魚と干物になった魚くらいに違うものだと思っています。

 単なる程度の差だなどと、たちの悪い迷信です。

 磁場だけが育てるスキルが絶対にあると私は長いこと言い続けてきました。
 それなのに、私は決して英語の磁場に渡る気がありません。
 スキルだけが目的なら、英語の磁場に渡るのがいいに決まっているのです。
 でも、渡る気はない。
 偽物が本物と話して話になる。話になるなら、すでに偽物ではない。この語学だけがかいまみせる、ダイナミクスが私の最大の関心事であり、ぺらぺら英語の スキルのために英語をやっているのではないからです。
 渡る気はない。語学から生活言語には、これからも何度も何度も渡るだろう。
 しかし、磁場に渡る気はない。



【10142】
【タイトル】[あいうえおフォニックス]3
【 日時 】05/11/18 16:49
【 発言者 】村田

【5835】
【タイトル】語学の原理は、
【 日時 】02/10/01 2:46
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://www82.tcup.com/8246/nessy.html


復活です。
私は、キリスト教は信じておりませんが、「復活」という観念は、語学によ
って信じるに至っております。



【10144】
【タイトル】[あいうえおフォニックス]4
【 日時 】05/11/18 16:53
【 発言者 】村田


【タイトル】なぜ英会話学校は駄目なのか
【 日時 】02/10/17 16:24
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs


 本当は、ウドなんかがやってる4人や5人の英会話教室のケチをつけていたってどうにもなりはしないのだ。目くそと鼻くその喧嘩みたいなもんにしかなりは しない。

 俺は、英会話学校総体を串刺しにして批判したいと思っている。
 まともな英会話学校がないわけではないだろう。しかし、それはまるで砂浜でゴマ粒を探すくらいに英語をやり始めた人には探すことが難しい。基礎を自分で 準備した人が、いい学校にぶつかればそれは役に立つだろうが、腐れ根性の経営がおだてあげるほとんどの英会話幻想は、そんな理想型からはいつもほど遠いの だ。

 なぜ、英会話学校が駄目か。

1.
 外人教師というものは、英語ひとつしかしゃべれない者がほとんどである。彼らは、シンタックスの異なる言語を日本で学ぶ人がどんなところでどんな困難に 直面するのかを知らない。アメリカで日本語を学んで、十分に準備を整え、日本に来たらすぐにしゃべりのスキルが芽を出したような人なら、日本在住のまま英 語をやることの困難を知っているだろう。しかし、そんなまともな教師は、これまた砂浜でゴマ粒を探すほどに探すのが難しい。日本の英会話学校の教師という もののあらかたは、国に帰ればただの大学生とかあんちゃんねえちゃんなのだ。どこからどう見ても、英語を教えられるようなしろものではない。本当は教師で もなんでもない。単なる英語のキャリア(carrier)にすぎない。

2.
 まず、彼らには日本人に対して「音づくり」ができない。彼らはただいくらでも英語がしゃべれるだけであって、日本語で口の動きができている日本人の口の どこをどうすれば、英語の音に渡るための「中間音」が出るのかを知らない。この「中間音」なしで、日本語しかしゃべってこなかった口が一挙に英語音に移る ことはないことを知らない。

3.
 日本で英語をやる人が英語のシンタックスを身体に内在化させる場合に、「磁場」を欠いて、英文が備えているシンタックスを使うだけでは(しかし、それ以 外に日本ではやりようがない!)、すぐに根が浮いてシンタックスが死ぬことが彼らにはわからない。彼らが多少の日本語をしゃべる場合、その日本語を日本語 の磁場(日本在住という条件)が支えているのであって、「磁場」にまるで支えられることなく異質シンタックスを内在化させた経験を持たないのが、日本の外 人英語教師たちである。この種の困難には一度も出会ったことのない者がほとんどである。

4.
 こんな程度の者を使って(外人オーラを使って)、荒稼ぎしてきたのが英会話学校というものである。そして、現在静かに信仰している教育行政の犯罪があ る。この程度の者たちを小学校に導入し、プログラムを英会話学校から買っているのだ。あらかたの英会話学校が、日本人の英語学習者に対してほとんど何の実 効もないことは、歴史的にあきらかであるにもかかわらず、行政が英会話学校からプログラムを買っているのである。

 この総体が茶番である。



【10146】
【タイトル】[あいうえおフォニックス]5
【 日時 】05/11/18 16:55
【 発言者 】村田

【5996】
【タイトル】先日酔っ払った書いたことに対する酔っぱらいによる注釈
【 日時 】02/10/19 0:54
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs


 松本道弘が、在日本の商社の仕事場で、電話を通じた英語での取引を行っていたかどうかについては、確かなところをいまだ知りません。しかし、彼は日本在 住のまま、疑似磁場や最小磁場を絶えず求めていたことは間違いないところです。
 ハワイの日系二世を装って、デパートガールに話しかけただの、町でみかける外人に片端から話しかけただの、恥ずかしい行いはたくさんした野郎です。

 これに対して、私はかつて自分からいかなる英語の磁場も求めたことがないということを対置しておきたいと思います。最近は「電話でレッスン」という仕事 の必要から、音声教材として映画の音声を使って、「疑似磁場」に自分をさらしておくことはしています。主に車の中でです。
 最小磁場(日本で外人と一対一で話すところに生じる磁場)に関しては、私はかつて一度たりとも自分から求めたことはありません。
 Uとだって、友達になったからそこに磁場が生じたのであり、その逆ではない。

 俺こそが「机上」から「生活言語」に直に渡った人間なのだという自負があるのです。
 松本ではないだろうと思っています。彼には、生きた人間を語学の材料にするような考えの転倒したところがあり、どうしても好きになれません。はっきり言 うなら、方法的に間違っているのです。

 もちろん、スキルのレベルを比べれば、私は松本の足元にも及びません。
 しかし、あんな転倒した考えで語学をやるよりはよっぽどましだと思っています。



【10148】
【タイトル】[あいうえおフォニックス]6
【 日時 】05/11/18 16:57
【 発言者 】村田

【6002】
【タイトル】音と意味の分離について。原理論の必要性について。(1)
【 日時 】02/10/19 1:39
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs


 原理論をやります。

 外国語においては、単語レベルにおいても、語群レベルにおいても、文レベルにおいても、当初、音と意味は分離しています。このことは、ことさらに言葉に して認識しないだけで、本当は誰もが経験している分離です。
 初心の頃を思い出すなら、「書くは write, write は書く、書くは write, write は書く」というように、日本語と英語を自分の中で付き合わせて、念じるようなことをした覚えは誰にでもあるだろうと思います。この念じるようなことをなぜ するのか。音と意味が分離しているからです。念じるように思うということは、語学の根元に呪性があることをも意味します。呪性の根元にあるものは、分離あ るいは乖離ではないかと考えています。日本の英語教育があるべき姿から「ほど遠い」から私の呪いも生じているわけです。分離、あるいは乖離がそこにありま す。
 しかし、語学のフィールドにいったん入れば、分離というものは当初から当然のごとくに経験せざるをえない。これは誰のせいでもない。日本の英語教育の姿 があるべきものからほど遠いものであるのは、文部官僚どもがぼんくらでわけのわからないやつらだからという理由がありますが、語学において、音と意味が 「ほど遠い」、つまり分離しているのは、これは誰のせいでもない。あえていえば、それが外国語であるせいです。

 音と意味の分離が、語学の対象となった言語ほどに明瞭に姿を現す領域は他にないでしょう。ネイティヴ言語でも、子供の意識にとって、当初、音と意味は分 離している場合がありますが、それを真似て使っているうちに、言語的・文化的磁場の磁力のよって、音と意味は自然に混ざり、自然に一体化していきます。子 供が知恵熱を出す現象に見られるように、「自然に」とは言うものの、子供の意識は大きなエネルギーを使っているのですが、しかし、どのような意味において も、音と意味を意識的に合体させようというような努力はありません。あくまでも人間的自然という意味でですが、それは「自然に」合体していきます。

 語学では、意識的にあるいは呪的にあるいは念じるように、音と意味を合体させる必要があります。それをやらない限り、英語の磁場にいる場合を除いて、音 と意味が合体することはありません。磁場の磁力とは、音と意味が合体する時に、それを後押しする力のことだとも言えるはずです。

 語学で、音と意味が、当初分離しているという事実を踏まえて、語学の方法は編まれなければ駄目だと考えています。ところが、この事実はこれまでのところ しっかりと踏まえられているとは思われません。
 まず、音ですが、これの扱いがこれまでの日本の英語教育ではでたらめがまかり通ってきています。教師たちの音ができていないケースが非常に多い。だか ら、当然のことながら、子供の音を作ることができない。これに関しては、Eliot さんも私も、強く批判を繰り返してきましたが、ここに焦点を当てた方策はいまだ何ひとつ出現していないと言っていいでしょう。
 語学には、音と意味の分離があるのは当然のことですが、日本の英語教育においては、音というものひとつに関してさえ、あるべき音と現場に流通する音(カ タカナ発音)との間に分離があるのです。本来、音と意味という二つの項目の間の分離であるべきものが、日本では、意味と真音と偽音との三つに分裂してし まっています。これを非常に長い間、日本の文部官僚どもと大学の英語教育関係の教授どもが放置してきました。

【6001】
【タイトル】音と意味の分離について。原理論の必要性について。(2)
【 日時 】02/10/19 1:39
【 発言者 】根石吉久
【 リンク 】http://8246.teacup.com/nessy/bbs


 これ以後の記事は、「音づくり」ができる人に対してだけ意味を成します。

 語学では、音と意味が分離している。
 では、音と意味を別々に扱っていいのか。私は別々に扱っていいと考えています。というより、一人の人が他の人の中に語学力を作ろうとする場面では、当 初、この二つは別々のままに扱うべきだと考えています。
 音づくりでは、ひたすら音にだけ生徒の注意がいくようにして、ただただ音づくりだけをやればいい。ここに、コーチ付きの練習の最大の利点があります。
 音づくりが終わった時点では、生徒は、いちいち音を意識しないでも、その文をいくらでも言い続けることができるようになっています。その時から、生徒が やるべきことは、文法や語法の理解を媒介にして、音と意味を合体させる作業です。これは、生徒が自分でやらなければなりません。これは誰を頼るわけにもい かない。自分で合体させないと音と意味はいつまでたっても一体化することはありません。とりわけ、英語の磁場が払底している日本という場所では、これは念 じるように、強く呪性を効かせて、意識的にやる必要があります。
 このことをお上品な英語関係者たちはまるで言いませんが、音と意味の意識的な合体に関してほど重要なことは他にあるのかと言いたいくらいに大事なことで す。

 初心者を相手のコーチでは、当初はひたすら音の訓練でいい。それだけでいい。そして、音ができたら、自分で理解を媒介にして、音と意味を合体させる必要 があることを、コーチはきちんと言葉で生徒に説明できなければならない。語学論が要らないどころの話ではない。語学論を持たないような教師やコーチは、い つまでたっても、音と意味の関係を生徒に説明することができないのだから、いつまでたっても、二流・三流のままなのです。

 日本では、語学論を持たないような教師は駄目なのだということです。
 基礎研究としての語学論をやらないような教師は駄目なのだということです。
 たまに、論としては大したことを言えないが、実践は実に見事だという人がいます。実に日本人的な現象だと思います。発明はしないが、すでにあるものの利 用や再生産は見事であるという事例です。この種の人の生徒は幸運です。しかし、この種の人は、理論が言えないので、自分の見事な実践を他の場へ広げること ができない。ここをこうしたとは言えても、それがなぜ必要なのか(原理論)を言えないなら、広がりを持つことはないでしょう。

 つまり、理論化することができないという点において、実践はその人のいる場所だけで有効であるという形で閉じてしまうのです。これは、英語状況に対して は大きな損失です。



【10151】
【タイトル】[あいうえおフォニックス]7
【 日時 】05/11/18 16:59
【 発言者 】村田

【6019】
【タイトル】真音と偽音
【 日時 】02/10/19 2:42
【 発言者 】根石吉久

の間に、「中間音」があります。
私はこれは非常に大事な音だと思っています。



【10154】
【タイトル】根石さん
【 日時 】05/11/18 17:13
【 発言者 】村田

[あいうえおフォニックス]関係につながる記事をさがしていますが、なかなかまとまりません。
7000番台前後の4000ぐらいの範囲を読んでいます。
日曜日くらいまでに第一回目用の記事全部をアップできるようにします。



【10155】
【タイトル】村田君
【 日時 】05/11/19 2:11
【 発言者 】根石吉久

このくらいで十分だと思います。
要するに、話のきっかけになればいいので、話は新しくするつもりです。
こないだ話したのは、何だったかわすれかけていますが、要するに、音だって、日本語の音を元にして、それを変容させればいいんだということを話したと思い ます。
まずはそのあたりから始めましょう。
話してみて、つまらなければ、どんどん捨てればいいわけですから。



【10160】
【タイトル】ミッフィーさん
【 日時 】05/11/19 2:37
【 発言者 】根石吉久

>対策の勉強はゴーストの回転読み以外何もできなかったのですが、やはりここまで来れたのは、回転読みの蓄積のおかげであろうと強く感じました。根石さ ん、ありがとうございます。一次試験の得点で、リスニングが一番よかったので、「読むことはリスニングにも効く!」というのを体感しました。

これを読ませていただいて、うれしく思いました。
普段の「電話でレッスン」の練習だけで、特に英検一級受験用の練習をなさらず合格されてしまえば、「電話でレッスン」が確実に力を蓄積できるのだと実証し て下さったことになります。
その意味でも、是非合格してほしいと願っています。



【10161】
【タイトル】英検
【 日時 】05/11/22 18:13
【 発言者 】ミッフィー

なんと…合格しました!本当に嬉しいです。職場のパソコンで閲覧したので、同僚から「おめでとう!」といろいろお菓子をもらってしまった。回転読みバンザ イ!これからも精進して頑張ります。しかし、一次試験も二次試験も合格最低点ギリギリラインでした。根石さん、ありがとうございます。直前の2日続けての レッスンは間違いなく効果がありました。これからもよろしくお願いします。



【10162】
【タイトル】英検一級合格おめでとうございます
【 日時 】05/11/22 23:11
【 発言者 】根石吉久

私もうれしいです。
先日のレッスンで、一次試験が通ったと教室で言ったら、生徒たちが歓声をあげたと言っておられましたが、二次試験に通り合格したことを言ったら、さぞかし 大きな歓声だったでしょう。ミッフィーさんの教室の様子が目に見えるようです。
生徒たちに、「回転読み」を宣伝しておいて下さい。



【10166】
【タイトル】補足
【 日時 】05/12/01 16:29
【 発言者 】ミッフィー

根石さんとも話していたのですが、英検に合格できたことの一つには学校の授業と、授業の準備もあったのではないかと思います。sbさん、小川さん、お祝い の言葉ありがとうございました。



【10172】
【タイトル】ミッフィーさん
【 日時 】05/12/04 3:49
【 発言者 】根石吉久

普段から授業のための準備をきちんとされていることが作用していただろうとは私が申し上げたことでしたが、それは日常的に英語に触れていることであり、英 語のレベルは英検一級のテストと違っていても、英語に普段触れているかいないかはとても大きな違いを作ります。
レッスンで扱う英語以外に、日常的に英語に触れておられたことで、何も特別な準備をなされないまま英検一級に合格なさったのだと思います。もう一つの見方 をすれば、普段の授業や授業の準備と、私のレッスンとがうまく歯車が合ったのだとも思います。
合格なさって以後、二度目のレッスンを今日(すでに昨日)やらせてもらいましたが、英語が一段と活きがよくなっていると思いました。うれしく思いました。



【10174】
【タイトル】「イメージ受肉」教材作成進行状況
【 日時 】05/12/05 4:32
【 発言者 】根石吉久

 昨日、ようやく3年ほど作り続けてきた「イメージ受肉」という教材が一段落となりました。映画「ゴースト」のシナリオ一冊分に出てくる文について、文 法・語法的に分類する作業を完了できました。行数は、およそ4万7千行ほどです。
 この後は、小川さんと小川さんの友達が手分けして作ってくれた、「頻出英文法・語法問題1000」(桐原書店)の語数別分類を元にこれまでと同様の作業 を継続します。
 小学生、中学生を相手のレッスンでは、その地区の学校が採用している中学の教科書を使って、「音づくり=インプット」をやりますが、その年度の教科書を 片づけてしまった場合は、「イメージ受肉」の「ゴースト」部分に突入します。小学生でも中学生でもそうします。(春になり、その年度の新しい教科書が生徒 に手渡されたら、中学の教科書を扱うレッスンに復帰します。)「ゴースト」部分は、主に高校生用の練習のためのテキストになります。もちろんこれまで通 り、大人の方の「やりなおし英語」のための教材としても使用していきます。
 「ゴースト」部分だけでも膨大にありますので、週一回の「電話でレッスン」では、高校の二年の終わりまでに「ゴースト」部分を終わらせることは、レッス ン枠を拡大しなければ無理があります。大学受験用の勉強をしなければならない生徒には、「ゴースト」部分を途中で中断し、「頻出・・・」を扱う冒頭部分か らやってもらうことを考えています。
 段の認定は、一直線に伸びている教材のどの部分を扱っても、レッスンで扱った行数を合計すれば認定が可能です。中断して「とばした」部分は、大学合格後 にやることでかまいません。
 私のレッスンは、高校生以後は学校の教科書や教材を直接に扱いませんが、高校生が学校の教材や授業と突き合わせていくための練習として、あるいは学校で 課せられる勉強に確かな基底を与えるためのものとして有効です。「ゴースト」以後、大学受験用の教材を接続させますので、大学受験を控えているお子さん や、知り合いのお子さんに私の「電話でレッスン」をお勧め下さるよう、現在の生徒さんたちにお願いします。
 教材作成進行状況をお知らせするとともに、今後の「電話でレッスン」の展開へご協力下さるようお願いします。

 「ゴースト」部分の作成を終えた今の時点で、私の自作教材を使ったレッスンを「アジアの大河型レッスン」、私の自作教材を使わず、シナリオ本を直接扱う レッスンを「集中豪雨型レッスン」と名付けておこうと思います。「集中豪雨型レッスン」は大人の方が望まれれば、どなたでも試していただけますが、(ほ ぼ)毎回「復習テスト」を30分以内に終えるだけの練習力がないと判断した場合は、「アジアの大河型レッスン」に移っていただくことは今まで通りです。



【10175】
【タイトル】ちなみに
【 日時 】05/12/05 4:35
【 発言者 】根石吉久

現在、「集中豪雨型レッスン」を受けておられるのは、ミッフィーさんお一人です。



【10177】
【タイトル】小学校高学年の生徒募集
【 日時 】05/12/05 4:51
【 発言者 】根石吉久

 素読舎の「電話でレッスン」は、小学四年生から受け付けています。
 幼児英会話は「効果がないから害もない」しろものだと考えておりますので手がけません。
 「電話でレッスン」は、当事者性を欠いた「からっぽの文」(意味がわかっても、文法がわかっても、当事者性が「からっぽ」である文)を積極的に意識に蓄 積していきます。日本人の英語は、「話す・聞く」に関しては、「磁場」にあい渡るための準備を丁寧に整えることに本質があると考えています。このやり方な ら、日本語の屋台骨をやられるような害はないので、今後は小学三年生も受け付けようかと思案中です。
 「からっぽ」の文を蓄積していくのは、原理的には「素読」に基づいています。
 これは、ひとまず「からっぽ」であっても、将来的にはみんな「復活」する英語です。
 「効果がないから害もない」ような幼児英語、小学生英語とは画然と区別されなければなりません。
 「素読」を原理に据えたレッスンは、「害がないが、将来すべて生き返ってくる英語」です。
 どうぞ、お子さんや知り合いのお子さんにお勧め下さい。
 ここに書かれないが読まれている方は、根石吉久の携帯電話にご連絡下さい。
 番号は、090ー4181ー5912です。



【10180】
【タイトル】教材おゆずりします
【 日時 】05/12/07 0:39
【 発言者 】根石吉久

映画「ゴースト」のシナリオを文法的に解析し、語法的に分類した教材をおゆずりします。
この教材はその後に「頻出英文法・語法問題1000」に収録されている文を解析しています。
以下の住所に郵便小為替で、1000円分をお送り下さい。
いつ申し込まれても、解析途中の最新版をお送りします。

387−0015
長野県千曲市鋳物師屋642−3
根石吉久

お申し込みの際、住所を明記することをお忘れになりませんようお願いいたします。郵便でお送り致しますので。



【10181】
【タイトル】素読舎「電話でレッスン」お代
【 日時 】05/12/07 0:50
【 発言者 】根石吉久

・毎週一回30分のレッスン。
・月額1万2千円(現職の英語科教員の方は1万5千円)。
・英語を使っておられる方は安いと言ってくださいます。
・英語力を養成している途中の方は何とも言いません。
・ある程度の力があり、英語を使っておられない方は高いと言ってくださいます。



【10184】
【タイトル】.素読舎「電話でレッスン」の教材
【 日時 】05/12/07 3:37
【 発言者 】根石吉久

・根石吉久作成教材を使ったレッスン:「アジアの大河型レッスン」
・シナリオ本(ゴースト)を直接扱うレッスン:「集中豪雨型レッスン」

※「集中豪雨型レッスン」は大人の方が望まれれば、どなたでも試していただけますが、(ほぼ)毎回「復習テスト」を30分以内に終えるだけの練習力がない と判断した場合は、「アジアの大河型レッスン」に移っていただきます。
※その他に、「茶の本」(岡倉天心・講談社)を使った素読のみのレッスンがあります。



【10186】
【タイトル】申し込みます
【 日時 】05/12/07 13:36
【 発言者 】パクパク

ご無沙汰しています。
ゴーストの文法解析を
申し込みたいとおもいます。
いま、NYにいるので、来週
あたりになるとおもいます。
郵便小為替というものがあるのですね。
ゴーストの前半部分に
I'd sit in the chair.のような
表現があります。
従属節は、whenです。
学校文法では、習わないところです。
映画のシナリオには、wouldが
頻繁にでてきます。
ネイティブは、別に無意識では
なく、助動詞を意図的に選択
しているとおもいます。



【10188】
【タイトル】「あいうえおフォニックス」原稿素材1
【 日時 】05/12/09 0:00
【 発言者 】村田

『放置された音』(仮称)

師「日本人が英語の勉強を始めて、英語の音を出そうとするとき、大方の人が出す音があるな?」
弟「はい?」
師「日本人と言っても、父親がアメリカ人とか、母親がドイツ人とか、そういう家庭もここらへんの田舎でも増えてきているけれども…。俺が言おうとしている のは、そういう、微細な「磁場」を持った人のことではなくて、日本語のみで生きてきた日本人が、英語を初心者の状態から初めて、ほぼ全員が出すだろうとい う音についてだ。」
弟「たとえばどんなものでしょうか?」
師「ひとつには、子音の後に母音が必ずついてまわるということがある。 I am a student. という文を日本人の初心者が言う場合、『アイ アム ア ステューデント』という感じになるな。英語の側から聞くと、余計な母音が付く。」
弟「そうですね。」
師「しかしな、これは日本語のみで育ってきた人にとっては、極めて自然な音なんだ。」
弟「子音だけの音は、日本語では出てきませんからね。」
師「だがな、日本人にとっては当たり前の音ではあるが、英語を学ぶ場合、いつまでもそのままでは困る。ただ、英語をめぐる業界ではこの音は単なるまがい物 の音とされてきた。当然ながら学校教育も含めてな。日本では、これまでずっと、ネイティヴが出す音に近づくのが正しいとされてきた。」
弟「そうですね。」
師「そして、日本人の英語初心者が出す音は、まがいものとしてずっと放置されてきた。英語ネイティヴの音に近づくことが正しいことならば、英語習得のため のもっとも正しい道は、アメリカなりイギリスなりの英語圏に行って生活することになる。
 そうやって得た音と日本人の初心者が出す音の間には、連続性などはない。そこには断絶しかない。『英語を流暢にしゃべりたいなら英語圏で暮らせ。』これ が日本の英語をめぐる業界の本音だろう。だから、大方の初心者が最初に出す音は、放置され続けてきた。この音は、放置されてきたが、このまま放置しておい ていいわけではない。」
弟「はい。」
師「日本人は、語学をやるのならば、この放置されてきた音をもとにするしかないんだ。」
師「……。」
弟「どうしました?」
師「うーん…俺は、この、初心者が出す音に、『放置された音』と名づけてみたんだが…。何か他にいい名前はないか?」
弟「私はいい名前だと思いますが。」
師「まだ言い当てている感じではないんだなあ。」
弟「それにしても、これは今までの師の話には出てこなかった考え方ですね。お話を聞いていて思い出したのですが、師が以前、『盆踊り』と言っていたもの も、『放置された音』にあたりますか?」
師「ああ、それは今までの話を踏まえれば、『放置されたリズム』ということになるだろうな。」
弟「『放置された音』と『放置されたリズム』ですね。」
師「そうだな。とにかく、語学は、この自分の中の『放置された音』をもとにしなければならない。なにしろ、『放置された音』は、それまで自分を育ててきた ものが集約している、いわば、自分自身でもあるわけだからな。日本人の語学の音は、そこからしか始まらないはずだ。
 俺は今後、「あいうえおフォニックス」について論じていくが、こういった大前提となるところから話を始めていきたい。」



【10189】
【タイトル】根石さん
【 日時 】05/12/09 0:15
【 発言者 】村田

テープの内容の前に、まず、私が印象に残ったお話を形にしてみました。
「脱皮」のイメージについては、「放置された音」の次に話したときに出たと思うのですが、うまくまとまりません。最初「脱皮」という言葉は使っていなかっ たと思いますが、このイメージはすごく印象的でした。なんとか、いい感じにそのときの感じを浮き出させることができないかと思います。
テープおこしの内容は、順次掲載していきます。



【10190】
【タイトル】村田君
【 日時 】05/12/09 1:22
【 発言者 】根石吉久

ありがとう。
だいぶ俺が偉そうにしてるので、少し書き直したいですが、今日はお湯に二度入って疲れているので、明日以降にします。



【10194】
【タイトル】教材作り進展
【 日時 】05/12/12 0:05
【 発言者 】根石吉久

ただいま、「文法解析・語法分類教材『イメージ核受肉』」の記述が5万行を越えました。
ようやく5段までの人を認定できるようになりました。
ふぅ。



【10205】
【タイトル】 「あいうえおフォニックス」原稿素材2
【 日時 】05/12/15 22:13
【 発言者 】村田

師「俺は今まで、語学について、『媒体』、『中間音』ということを言ってきた。だが、今一番言いたいイメージに近い言葉は、『脱皮』なんだ。」
弟子「はあ。」
師「俺はこの『脱皮』というイメージ自体は以前から持っていた。『脱皮』は語学のいろいろな局面で言えると思う。あるいは語学というのは『脱皮』すること そのものでもある。語学は『脱皮』の繰り返しなんだ。このことを俺が初めて言葉にしたのは、掲示板「大風呂敷」上だったと思う。」
弟「はい。」
師「このことを考えるきっかけになったのは、音だったんだよ。音について議論しているときに、このイメージが出てきた。ところで、俺は掲示板で『脱皮』と いう言葉を使っていたかな?」
弟「その言葉は使っていなかったと思います。」
師「そうか。この『脱皮』ということを言いたくて、俺は、『媒介』とか『媒体』、『中間音』ということを言ってきたんだと思う。」
弟「『媒介』とか、『中間音』ということに関しては、以前は『橋渡し』ということを言っていたと思います。」
師「それはコーチが橋を渡らせる、という意味あいでか?」
弟「コーチが橋を渡らせる、というのもあるし、自分が橋を渡る、ということも言っていたと思います。」
師「ううん…。ではそこらへんから話を進めなくてはならないな…。」



【10206】
【タイトル】「あいうえおフォニックス」原稿素材3
【 日時 】05/12/15 22:14
【 発言者 】村田

(師、紙を取り出し、川の絵を描く。川の一方の岸に「英語」、もう一方の岸に「日本語」と描く)
師「英語ネイティヴの音であるネイティヴ音というのがある。こちら側には日本語の音というものがある。日本語の音というのは、いわば日本語ネイティヴの音 だけれども、普通日本人は自分の音を日本語ネイティヴの音とは言わないから、普通、『ネイティヴ』という言葉を使ったらそれは向こう岸のことだ。つまり英 語のことだな。
英語の音と日本語の音の間には、深くて、水量の多い川がある。そういえば、『男と女の間には深くて暗い川がある…』という歌があるな…。これも深くて暗い 川だ(笑)

語学をやるときには、この日本語の音から英語ネイティヴの音までジャンプしなければならない(と、川の片方の岸からもう片方の岸まで指を動かす)。」
弟「はい。」
師「だが、たいていはジャンプしきれずに、この深くて暗い川に落ちてしまい、川流れになってしまう。」
弟「なるほど。」
師「もしかしたらいわゆる『ネイティヴっぽい人』は、もうすでに川流れになっているんだろうな。」
弟「すみません、『ネイティヴっぽい人』とはどんな人のことでしょうか。」
師「一見、とても流暢に話しているように見えるんだけれど、よく聞いていると、『それは違うだろう、お前?』という音を出している人たちがいるんだよ。」
弟「ああ、なんとなくわかります。」
師「俺の電話でレッスンのある生徒さんは、『私はあの手の連中が大嫌いでしてね』とはっきり言うんだよ。いかにも英語っぽく音を出す連中。でも、よく聞い てみると違う音を出しているんだ。」
弟「はあ。」



【10207】
【タイトル】「あいうえおフォニックス」原稿素材4
【 日時 】05/12/15 22:16
【 発言者 】村田

師「そういえば、柴田さんが以前、『NHKの「続基礎英語」を生徒に聞かせない』と言っていた。なぜかと言うと、その番組の担当の先生は、いかにも流暢で 英語らしいんだけれど、よく聞くと違う。」
弟「そうなんですか。」
師「beautifulという単語があるだろう?「f,l」の連続の部分に注意したいことばだな。それをその人は『ビューティフォー』とやってしまうん だ。最後の部分を、日本語の音で言えば「オ」の音で伸ばしてしまう。」
弟「ああ、なるほど。」
師「それは違うだろ、と。さっき言った俺の生徒さんも、その手の連中が大嫌いなんだと思う。たしかに彼らは『英語っぽい』んだ。」
弟「ノリでごまかしてしまうという感じなんでしょうか。」
師「そうだな。ごまかしてしまう。音としてはごまかしの音だ。彼らはそれを通用させてきたし、また、世間ではそれが通用してしまうんだ。」
弟「そうですね。」
師「彼らは、地理的なことで言えば、実際に『向こう岸』へ渡っている。そして『磁場』に暮らす、あるいは『磁場』に交わる、ということをやって、こちら側 へ帰ってきた人たちだ。しかし、俺がさっき話した、英語と日本語の間の深くて暗い川に則して言うと、この連中は語学的には、向こう岸には渡っていないん じゃないだろうか。ジャンプしそこなって、川へ落ちて流れた人なんだ。俺は、そう言ってしまっていいと思う。」
弟「ううん?」
師「実際違う音を出しているじゃないか。ネイティヴ音にはなっていないよ。当人はネイティヴの音を出していると思っているだろうけどね。言ってみれば、ネ イティヴ音のまがいものだよ。」
弟「ああなるほど。」
師「そういうまがいものをNHKあたりが採用しているのも、日本にはチェックする機能がどこにもないということだ。」



【10208】
【タイトル】「あいうえおフォニックス」原稿素材5
【 日時 】05/12/15 22:17
【 発言者 】村田

師「『川流れ』になっているのは、実は上級者にも多いんじゃないか。彼らは、アメリカなりイギリスなりの英語圏といわれている土地へ足を踏み入れて、『磁 場』に交わって、『磁場』の中で暮らして、『磁場』の中で自身に焼き付けられたシンタックスを、体内に持った。この、シンタックスの獲得体験は、おそらく それは誰にとってもつらい話だと思う。だが、日本へ帰ってくるとそのつらさを誰も語らない。
シンタックスを焼き付けられているから、べらべらとしゃべれるんであって、それはいわば、焼きゴテを当てられたようなものだ。机の上で、自分の意思で語学 をやっている限りは、それは起こり得ない。シンタックスの内在化というのは、自分の意思とはかかわりなく、まわりから焼きゴテを当てられるようなものだ。 それが、『磁場』が行うシンタックスの内在化だ。そのことによって、ぺらぺらしゃべるようになる。即座に反応できるようになる。」
弟「はあ。」
師「ネイティヴ音の聞き取りがよくできるようになるとか、それに対してすぐ反応できる、すぐに応じられる。これが、いわゆるぺらぺらっていうことだな。こ れはシンタックスの内在化によるものだ。棒を飲まされるようにというか、外科手術的にシンタックスを内在化したからだ。
しかし、個別の音を聞くと、『ビューティフォー』なんだ。音だけ聞いてみると、これは『川流れ』じゃないか。」
弟「はあ。」
師「ところで、まがいものの音と似ているように見えるが、実はまったく違うものがある。」



【10209】
【タイトル】「あいうえおフォニックス」原稿素材6
【 日時 】05/12/15 22:19
【 発言者 】村田

弟「それはなんでしょうか。」
師「赤ん坊の出す音だな。言葉を覚えている最中の赤ん坊は、音自体は違うけれども、大人の言っている音をうまくつかんでいるなあ、という音を出すだろう? 大人の音が固定してしまった人からすると、あいまい音とか中間音などをたくさん含んでいるんだけれども、感じとしてはいかにもつかんでいる、という音があ るだろう。うちの孫みたいにな。」
弟「ああ、ツボを押さえているな、という感じですね。」
師「そうそう。リズムは完璧、個々の音を聞くと違うけれども、全体としての感じはいかにも割りと近い。言ってみれば近似値が取れている。これはつまり日本 人のネイティヴ言語の習得過程だな。そして、これはどこの国の2歳児3歳児にも起こることだ。しゃべり始めた赤ん坊は、必ずこの過程の音を通っているはず だ。」
弟「はい。」
師「これは、とても自然なことだ。しかし、さっきの『ビューティフォー』の人は、赤ん坊が極めて自然にやることを…そうだな、演じているんだと思う。俺は 彼らが赤ん坊と同じことをやってるなんて全く思わないけれどね。」
弟「赤ん坊は2歳なり3歳なりを過ぎたら、いずれ完成形の音に至るわけですよね。」
師「そうそう。ネイティヴの音にだんだん固まっていくんだな。」
弟「一方、『ビューティフォー』さんの方は、もうそこで固定されているんですよね?いくらそれを発展させようとしても決してネイティヴ音にはいたらないと いうことですね。」
師「そうだな。あいまい音なり、近似音なりにとどまって完成形だと思ってしまっているんだな。そんなんのはまだ途中なのに、それでできあがったように思っ ている人だ。」



【10225】
【タイトル】小学生の生徒募集
【 日時 】05/12/25 23:43
【 発言者 】根石吉久


素読舎の「電話でレッスン」は、これまでは小学四年生から受け付けてきました。
幼児英会話は「効果がないから害もない」しろものだと考えておりますので手がけません。くだらないのです。
「電話でレッスン」は、当事者性を欠いた「からっぽの文」(意味がわかっても、文法がわかっても、当事者性が「からっぽ」である文)を積極的に(半無)意 識に蓄積していきます。日本人の英語は、「話す・聞く」に関しては、「磁場」と渡りあうための準備を丁寧に整えることに尽きると考えています。そして、こ のやり方なら、日本語の屋台骨をやられるような害はないので、今後は小学三年生も受け付けようかと思案中です。小学生から私のレッスンを受けて、しかも積 極性がある子供は、将来、是非、英語の磁場に渡って欲しい。そして、馬鹿な英語フリークを抜けて、語学論をまともに日本語で書けるようになって帰ってきて 欲しい。そう願っています。

「からっぽ」の文を蓄積していくのは、原理的には「素読」に基づいています。
これは、ひとまず「からっぽ」であっても、将来的にはみんな「復活」する英語です。

「効果がないから害もない」ような幼児英語、小学生英語とは画然と区別されなければなりません。

「素読」を原理に据えたレッスンは、「害がないにもかかわらず、将来生き返ってくる英語」です。復活する英語です。小学生英語にはこれが最適なのだという ことを、今の段階の日本人はほとんど95パーセント以上が理解していません。これを理解しているのは、「磁場帰り」ではない英語使いだけです。
私の言っていることが理解できる方は、どうぞお子さんや知り合いのお子さんにお勧め下さい。

お問い合わせは、根石吉久の携帯電話(090ー4181ー5912)にお願いいたします。



【10228】
【タイトル】ページリンクご報告
【 日時 】05/12/31 22:56
【 発言者 】岩崎

高校の教員をしております者です。

http://nagano.cool.ne.jp/ha98000/gogakuron.html
の"「中庭」からの転載"の部分の根元先生の実に鋭く明晰で
かつ筋が通っている見解を拝読させて頂き、賛成する部分が
多いので、以下の私の個人ブログで紹介させて頂きました。
事後報告ですみません。以下のサイトです。
http://d.hatena.ne.jp/eiichiiw/20051129
一番下の方の「2005年12月31日付記」という部分です。

年末の急な書き込み失礼致しました。どうか良いお年お迎え下さい。

http://d.hatena.ne.jp/eiichiiw/20051129



【10230】
【タイトル】ゴースト
【 日時 】06/01/04 20:33
【 発言者 】パクパク


本年もよろしくお願いします。
ゴーストの画期的教材は、映画を題材にしていることだとおもいます。
音の崩れがあっても、文法の崩れがない!!
英語の特徴だとおもいます。

ひとつ質問があります。
P12.
秘書のローズのnine hundred thousand dollars
です。
多くの生徒さんは、hundredが、聞き取れなかったとおもいます。
私は、ディぐらいにしか聞こえないので、ninetyかとおもいました。

ネイティブに確認したら、hundredでした。

ここで、こういう音の崩れを無視するのか、オタクになって、分解してみるのか
いろいろな方策があるかとおもいますが、無視するほうが、いいかも知れませんね。

ここのところが、映画を英語教材につかうときの最大のポイントだとおもいます。

映画のセリフ:文法は、完璧。 発音が崩れる。



【10232】
【タイトル】パクパクさん
【 日時 】06/01/06 2:30
【 発言者 】根石吉久

普段、レッスンでは映画の音声は使っておらず、映画を見てヒアリング用の教材にしていただくことは、生徒さんの自習にまかせております。昨夜、寝床から DVDで映画を見てみましたが、なるほど早口で聞き取りにくいところです。こういう聞き取りにくいところは、映画には頻出します。
レッスンで本当に口の動きがこなれてきてから耳をすますと確かに hundred だなと聞き取れるようになるのですが、磁場に身を置くこととと違って、語学には「場」だけが与える切実さがありませんので、「徐々に迫る」というやり方で いいのではないかと考えています。放置はしないに限るとも。



【10233】
【タイトル】岩崎さん
【 日時 】06/01/06 2:48
【 発言者 】根石吉久

リンクありがとうございました。
少しブログを読ませていただきました。
チョムスキーの「生成文法」は、直接的には語学と結びつかないのでしょうが、チョムスキーは語学との関連を留保しているというような趣旨の言、チョムス キーから直接に岩崎さんに宛てられたメールを読んでもよく納得できました。
岩崎さんが書かれる英語を読んで、私がいつか素読についてまともなものを書ける日が来たら、岩崎さんに英訳して欲しいなと思いました。

ついでながら。
広島大学の柳瀬さんのチョムスキー理解について、私が「化けの皮」だと書いたことがあります。
確か中嶋さんとかいう(多分中学の)先生の授業を柳瀬さんが見て、中嶋さんの授業がチョムスキーの言う意味での「生成文法」を作っているという意味のこと を柳瀬さんが言われていたので、私がカチンときたということがあったのでした。
でたらめを言うな、中嶋なにがしは神か、というように私は反応しました。どこかに過去ログとして残っていると思います。
「生成文法」を学校の授業なんかが作れるわけがないと思っています。どんなレッスンでもそれは不可能です。
私の理解では、「生成文法」は人間という動物に固有の、「開かれた(=壊れた)本能」とほとんど等しいのです。授業が本能なんかを作れるわけがないので す。



【10241】
【タイトル】「チョムスキー理解の『化けの皮』」
【 日時 】06/01/07 18:49
【 発言者 】村田



「チョムスキー理解の『化けの皮』」 投稿者:村田 投稿日: 1月 7日(土)18時49分23秒

根石さんの投稿から

>広島大学の柳瀬さんのチョムスキー理解について、私が「化けの皮」だと書いたことがあります。
>確か中嶋さんとかいう(多分中学の)先生の授業を柳瀬さんが見て、中嶋さんの授業がチョムスキーの言う意味で>の「生成文法」を作っている という意味のことを柳瀬さんが言われていたので、私がカチンときたということがあったのでした。

===================================================
根石さんが「化けの皮」と書いた流れはこちらです。
http://nagano.cool.ne.jp/ha98000/ron/nakaniwa/sakujo.html

また、中嶋さんの授業についての根石さんの投稿はこちらです。
http://nagano.cool.ne.jp/ha98000/log/6301-6400.html
6382-6384 『「生成」と「逆成」』



【10246】
【タイトル】ゴースト 助動詞過去形
【 日時 】06/01/09 20:48
【 発言者 】パクパク

ゴーストは、映画のシナリオですから、
助動詞の過去形 would、couldが非常に
多くでてきます。
学校英語では、苦手とするところです。
PDAのなかに、シナリオテキストを取り込み、
wouldやcouldで、検索させてみると、
過去を表すケースはほとんどないですね。



【10247】
【タイトル】パクパクさん
【 日時 】06/01/10 0:46
【 発言者 】根石吉久

>wouldやcouldで、検索させてみると、
過去を表すケースはほとんどないですね。

まったくその通りです。
「ゴースト」のシナリオ一冊の英文の中で、could が「〜できた」の意味で使われているのは確か一カ所だけだったような記憶があります。



【10248】
【タイトル】大西英文法
【 日時 】06/01/11 20:15
【 発言者 】パクパク

文法 Vs 会話 というのが常識ですが、(英語は絶対勉強するな)
文法を呼吸として、会話につかおうというのが
大西英文法です。
NHKブックスで、英文法をこわす というのを昔、発刊しました。
昨年、NHK教育テレビで、爆発的にブレイク。
10年かかりました。
文法を血肉化する。
その具体的展開の、第2シリーズが新春からはじまっています。
明日は2回目です。
NHK教育テレビ。11時以降です。



【10249】
【タイトル】教材作成状況
【 日時 】06/01/11 21:09
【 発言者 】根石吉久

教材「イメージ核受肉」が、今日、5万5千行を越えました



【10260】
【タイトル】.留学予定の方をご存じでしたら
【 日時 】06/01/15 2:23
【 発言者 】根石吉久

素読舎の「電話でレッスン」では、06年 1月15日現在、アメリカに在住して仕事をしておられる日本の国家公務員の方(Tさん)にレッスンしています。日本におられた時から、レッスンは受けてお られましたが、日本では様々な独習法を試された方です。「電話でレッスン」を始められてしばらくして、「このレッスン」はこれまで試したどんな方法よりも 優れていると思います」とおっしゃって下さいました。Tさんがアメリカに渡られる時に根石としては、多少不安がありましたが、アメリカ在住でのレッスンを 二年近くやらせていただいて、音とイントネーションが、レッスン開始当時と較べて別次元のものになっています。06年に帰国される予定ですが、語学的には もう1年か2年在米を続けていただけば、「話す・聞く」に関しては、今のレベルとまた別次元に出られるはずです。しかし、人間は語学的にばかり生きるわけ にはいきませんので、仕方ありません。
06年、2月から、大学生がアメリカに留学する予定です。アメリカの無料会議電話を使って、日本から根石がレッスンを継続する予定です。
お知り合いに、留学予定の方がおられましたら、是非、素読舎の「電話でレッスン」をお薦め下さい。電話でどれほどのことができる?と思われるかもしれませ んが、このレッスンには実質があります。英語を使っておられる方は、5年以上レッスンを受けておられ、今後も英語力を維持するために使ってくださると言っ ておられます。

素読舎・根石吉久(090-4181-5912)
387-0015長野県千曲市鋳物師屋642−3
http://8100.teacup.com/ooburoshiki/bbs
http://green.ap.teacup.com/applet/koneko/200512/archive
http://nagano.cool.ne.jp/ha98000/
------------------------------------------------------



【10261】
【タイトル】広告用原稿
【 日時 】06/01/15 4:08
【 発言者 】村田

根石さん
先日お話ししてからまた考えてしまいまして、あたらしく書き直しました。
よろしければ校正お願いします。
==============================================================

英語を鍛える道場 素読舎

素読舎は、塾生が自分で学ぶ力を身につける塾です。

日本で英語をやるということは、こと「聞く」「話す」ことに関しては、「準備を整える」ことに尽きます。
英語を母語とする人のそばにいれば自然としゃべれるようになるかのような幻想がありますが、そんなことはありません。自分で訓練をする必要があります。最 低限通じる音で英語の文をよどみなく音読すること、そしてそれを続けること。実際に英語を使うときのために準備を整えること、そのために必要な方法が素読 舎にあります。
素読舎の「電話でレッスン」を受けている生徒さんに、大手電機メーカーの社員の方がいます。この方は、海外へ出張する機会が多い方です。以前は、現地に到 着してから、日本語から英語に切り替えるのに2〜3日かかり、その間は仕事にならなかったそうです。「電話でレッスン」を受けはじめてから、現地に到着し てすぐに英語に切り替えることができるようになったそうです。
また、「電話でレッスン」を受けている生徒さんには、高校の英語の先生も何人かいます。そのなかで、一人の先生が最近、英検1級をパスしました。この方 は、特に英検用の対策はしなかったそうです。「電話でレッスン」と、ご自分で教材を作っているのが効いたそうです。
このように、日本語に囲まれた生活の中で、英語を持ち続けることの必要性・困難さがわかっている方には、何年も素読舎のレッスンを続けていただいていま す。日本人が英語をやる時に、本当に必要なことが、ここにあります。


■社会人クラス/電話でレッスン
英語を一からやり直したい方、英語を使えるようになりたい方、ぜひ教室を見学して、体験してみてください。
また、いったんつけた英語力に錆びを感じている方にもお奨めです(特に電話でレッスンがお奨めです)。高校の英語の先生(3名)、英検1級の保持者(2 名)や、海外在住の方も電話でレッスンを受けつつ、さらなるスキルアップを図っています。

■小学生〜高校生
小学生はもちろん、中学生・高校生は、現在の自分の成績がどのくらいでも構いません。自分の英語をなんとかしたい、と真剣に思ったなら、やる気ひとつだけ 持って来てください。真剣に練習したら、自分でもおどろく成果が出ているはずです。
過去に、最初は学校の成績が悪くても、素読舎のみを使い、有名国立大・私大に合格した塾生たちもいます。
==========================================================



【10265】
【タイトル】チラシの件
【 日時 】06/01/15 23:44
【 発言者 】根石吉久

あれでいいと思います。デザイン、レイアウト等よろしくお願い致します。



【10267】
【タイトル】網羅的
【 日時 】06/01/16 0:47
【 発言者 】根石吉久

映画「ゴースト」のシナリオを語法的・文法的に解析した後に、「頻出英文法・語法問題1000」を接続させたのは、どこかで網羅的に語法・文法の知識を得 ておく必要があるだろうと考えたためです。仕事でメールで英文を書く人とか、留学予定の人には、「話す・聞く」だけではどうにもならない。現在、「話す・ 聞く」がもてはやされ過ぎています。ペラペラども(ペラペラだがろくなことを言ってない者ども)に日本人はコンプレックスをもっては駄目です。
「1000」は大学受験用の一種の問題集ですが、これは同時に例文集でもあり、けっこう丁寧に知識が網羅されています。一応やっておくべきものです。

Naima さんとそのお友達に感謝します。
教材作りに語数別分類がとても役だっています。
クレジットを入れたいので、手伝っていただいたお友達の名前をお教え下さい。



【10269】
【タイトル】英語学校、さいなら!
【 日時 】06/01/16 11:55
【 発言者 】Naima

根石さん、

四半世紀(!)もの間、英語の背後霊に悩まされて来ましたが、ひょんなことから吹っ切れてしまいました。もう英語学校なんかに通って、ディベートのテク ニックだのディスカッションだのライティングだのを習わなくてもいいや。どこまで行っても外国語だもの、深追いするのやめました。

今年から英語は素読舎一本で行きやす。ず〜っと、んなことばっかり言いながら、英語自在化強迫観念に取り憑かれて学校を辞めるに辞められなかったんです が、先週、サイマルにもGETにも退会届を出しました。ま、ふたつともずば抜けていい学校だったんですが。

塾長初め、村田先輩、いくこ先輩、今年もどうぞよろしくお願い致します!



【10273】
【タイトル】帰国しました
【 日時 】06/01/17 15:28
【 発言者 】ミッフィー

先日の電話の件、お気になさらずに。昨日修学旅行(オーストラリア)から帰ってきました。もう、言葉がバンバン通じるのが快感で楽しくて仕方なかった。お そらく生徒よりも楽しんだと思います。以前イギリスに行った時は言葉がすんなり口から出ずに、とまどうことが多かったのが、今度は会話を楽しめる域まで達 していました。生徒も「英語で買い物するって楽しいね」と言っていました。これが今後の勉強につながるかどうか期待したいものですが。相手がいて、声を出 して、それが通じる…なぜ英語を始めたかの原点を思い出しました。それにしても今の高校生は恵まれてますよね。私も良い機会を与えてもらいました。根石さ ん、お気をつけて行ってらっしゃいませ。



【10279】
【タイトル】「あいうえおフォニックス」原稿素材7
【 日時 】06/01/30 16:16
【 発言者 】村田

師「『ミッドナイトプレス』や掲示板でも何回か書いてたと思うけれども、世間には『聞けば、真似できるはず』という仮説がある。」
弟「ネイティヴの音を聞けば、同じように発音できるはず?」
師「そう。そういう仮説。でもそれはあくまでも仮説に過ぎない。この仮説の信者なんじゃないかね?」
弟「『ビューティフォー』が?」
師「そう。…ちょっと話が広がってしまうなあ…。
俺の「あいうえおフォニックス」や「発音の10のポイント」には、なるべく少ない項目で、しかもこれだけで足りる、ということを、つまり、必要十分条件と いうのを満たしたい、という方針があるんだ。まあ「発音10のポイント」に関しては本当に10で収まるのか、という疑問はある。けれどもあれだって「あい うえおフォニックス」と重複しているから。重複させなければ、これでいけてしまうんじゃないかという気はしている。
子音関係は10のポイントでまとめてしまいたい。「あいうえおフォニックス」はアの系列の音。おおざっぱに言って広い音と狭い音。「あいうえおフォニック ス」では「一瞬般若」は扱えないけれど、それ以外の音は扱える。そして、つづりとの対応関係で物を言うからこれはフォニックスだろうと。
…ということで、「あいうえおフォニックス」というものを提示する。そして、「あいうえおフォニックス」とだぶらないように「発音10のポイント」を作れ ば、これで必要十分条件をほぼ提示できるんじゃないか、という気がする。
これは、知識として見たら、ほんのわずかなものだ。」
弟「はい。」
師「だけど、これだけのわずかな知識で判断したって、『ビューティフォー』はおかしいよ、ということは言えるわけだよ。」
弟「うんうん。」
師「結局必要なものは知識なんだな。」
弟「はい。」
師「そして、本当に必要な知識はわずかなものなんだ。わずかなものなんだが、これを身体化するのがむずかしい。」



【10282】
【タイトル】維持すべきレベル
【 日時 】06/02/02 1:27
【 発言者 】根石吉久

先日、ミッフィーさんが修学旅行で生徒を連れてオーストラリアに行かれたとき、以前イギリスに短期留学されていたときより、英語が口から軽く出てくるよう になっていて楽しかったという記事を書かれ、そのことについて、ミッフィーさんのレッスンの時、少しお話した。
ミッフィーさんの場合は、普段の授業の下準備などきちんとやられているので、そういう作業との相乗効果があるとは思うが、私の「電話でレッスン」が、日本 在住のままで英語が軽く口から出てくるようにする作用があることは、以前にOさんが言って下さったことでもあった。
Oさんは大手電機会社に勤めておられ、ほとんど毎月、海外への出張がある方である。Oさんは現在の会社に移られる前は富士通に勤めておられた。富士通と ファナックが資本系列が同じためだと思うが、Oさんは富士通社員だった頃は、遠藤尚雄さんの社内英語教室に参加されていたそうである。今、階下に行って、 遠藤さんの「英語は独学に限る」という本を持ってきたが、肩書きをここに書き写してみる。
元ファナック常務取締役
元FANUC USA, FANUC EUROPE社長
GE Fanuc Automation Europe社長
国際教育研究所長
表紙の売り文句は、「独学英語でロボットを世界に売った男の英語独習術」である。
私は断言するが、この人は英語のしゃべりでは、絶対に私よりはるかに自在に駆使する人である。こういう種類の肩書きの人はみんなそうである。日本在住のま ま「ごつごつ英語でいいんだ」「ごつごつとしゃべるべきだ」などと言ってきた私などはまったく足下にも及ばないことは明白なのである。
しかし、もう一つ断言したくなるのは、こういう人より私の方が、人に英語をしゃべるようにさせるのはうまいということである。しゃべりで自分が英語を駆使 できることは、そのまま人に英語をしゃべるようにさせる能力とはまるで別のものである。もし、それが同じものであれば、英語ネイティヴは一人残らず、日本 人に英語をしゃべらせるようにするための一流の技術を持っていることになるが、そんな馬鹿なことはない。現に、英語ネイティヴのいる英会話学校に通って、 何十万もの金を使って、20か30程度の決まり文句だけ言えるようになっただけの人は私の回りにごろごろいるのである。決まり文句一個が一万円も二万円も するのですか、と半分皮肉で私は言ったことがある。
自分が英語がしゃべれることと、人に英語をしゃべるようにさせる力とは「まったく」種類が別なのである。自分が自在に英語を駆使できる人のほとんどすべて が、「磁場」の焼き付けによって、シンタックスを内部に焼いた人であって、国弘正雄にせよ遠藤尚雄にせよ、自分が日本国内にいてやったことだけは公表する が、「磁場」にSVOシンタックスを焼き付けられたことについてはほとんど何も言わないのである。これは、語学論としてどちらも二流であることを意味して いる。
と、ここまでが前置きであって、私のレッスンを受けて下さるようになって一年ほど経過した頃、Oさんは、「なんだか不思議なんですが、このごろは出張に出 ても、向こうに着いた当日から仕事ができるようになりました。遠藤さんの教室に行っていた頃は、出張に出て、頭が英語の回路に切り替わるのに2,3日か かっていたんですがね・・・」と私に言われた。Oさんは、ベトナムに滞在し、英語で仕事をされていた期間もあるから、英語の思考回路は体の中にもっておら れるのだが、それでも普段日本で日本語で暮らしていると、英語の思考回路に頭が切り替わるのに、英語の磁場に行っても2,3日かかっていたというのであ る。それが、私の「電話でレッスン」を受け始めて一年ほどで、出張先で初日から英語が使えるようになったというのである。
Oさんは遠藤さんの教室で力をつけられ、私のレッスンで花を開かせたということだろうか。不遜に聞こえようと、私はそうは思わないのである。Oさんが遠藤 さんの教室に通い続けたとしたら、出張先で頭が英語の回路に切り替わるのに2,3日かかるという事情は続いていただろうと思う。言っては申し訳ないが、遠 藤さんは、自分では自在に英語を駆使するが、人に英語を駆使させる力においては二流なのである。人に英語を駆使させる力とは、そのまま語学論の力なのであ り、国弘正雄にせよ遠藤さんにせよ、語学論として見るならまったく二流のしろものでしかない。そして、これらの二流のものが、これまでの日本ではせめても の最上のものであった。
Oさんに起こったのと同じことが、ミッフィーさんの中にも起こっていたのを、オーストラリアへの修学旅行の記事が証明してくれたのだと私は考えている。
このことを日本語を日常言語としながら、「英語を維持する」と言ってきた。「英語を維持する」ということの実質は、磁場に渡ればただちに充電が起こり、放 電が起こるだけの性能の「からっぽの電池」を作り続けるということでもある。「からっぽ」とは、文法的に理解されていても、意味がわかっていても、「当事 者性」がからっぽであるということである。「磁場」に渡れば、ただちに充電・放電が起こる状態を「維持する」、つまり「起動可能状態」を維持するというこ とが、私が言っている「維持する」のレベルである。「充電・放電」が起こるとは、「当事者性」を担うということと同義にもなる。英語という言語の当事者と なって使い続ければ、そのことによって、シンタックスが内部に焼き付けられるのである。
「磁場帰り」の人の「ぺらぺら」とは、このシンタックスの焼き付けがもたらすものであり、それはよく見てもらえばはっきりするが、「磁場」の力によるもの なのである。ご当人の語学の成果なんかではない。ご当人の語学は、「焼き付け」が起こる状態を準備しただけである。国弘の「只管朗読」だって、準備の方法 としてきちんと位置づけなければならないのだが、国弘ご当人はそれをやっていない。「磁場」のシンタックス焼き付けは、国弘の著作ではくらがりになってい る。
いずれにせよ、私の生徒さんたちの中に、「起動可能状態」の英語が作られているのは、私の語学論のせいである。私の英語駆使能力や英語の知識量なんかのせ いでは絶対にない。



【10283】
【タイトル】自分でボツにした原稿、転写
【 日時 】06/02/02 1:41
【 発言者 】根石吉久

詩の雑誌「ミッドナイトプレス」の原稿を今日書いたが、二つ書いて、片方を送稿しました。
送稿しなかった方の原稿をここに転写します。

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私が語学論と名付けてやっていることは、やたらに振り出しに戻ってしまい、全然先に進まない感じがする。振り出しに戻っては、すでに書いたことをまた違う 言い方で言っているだけのような気がする。深い泥の中を歩いているような感覚がある。
才能の一言で片づけるのが簡単なのであって、才能のあるやつは勝手に方法を編み出して上達するから放っておけばいい。だから「論」など余計なものだと、そ う言ってしまうのが簡単なのだが、どうも私のやってきた方法だと、特に才能があるとも思えない人が上達するということが起こる。才能より大事なものがあ る。
戦後の日本の英語というものはほとんど語学ではなく、なにか変な「あこがれ」みたいなものになっている。それに対して、語学を成り立たせる繊維を洗い出し て、語学の繊維はこれだけのものだよと言ってみたくなるのである。繊維を洗い出して、その繊維で組み立てるかどうかの方が「あこがれ」や才能より大事なん だと言ってみたくなるのである。余計なお世話なのだろうか。
英語という言語のまわりで動いている金は、日本が世界一なのだそうだ。しかし、その巨大な金のほとんどが実は無駄金なのだと思えて仕方がない。
語学とは関係ない余計なものを泥のようにこね合わせて太ったものが戦後の日本の英語(ブーム)である。余計なものをみんな洗い流してみたら繊維が残らない ということはあり得る。「あこがれ」で外人頼みをやっていたり、漫然と英会話番組を聞いていても、それらの行為を洗ったら、語学の繊維が一本も残らないと いうことはありうる。
つべこべ言うのはやめときなさい、そんなものは放っておけばいい、というアドバイスを受けることがある。しかし、「余計なものを泥のようにこねて太ったも の」が、私の首を絞めてくるのである。語学の繊維を洗い出して、その繊維で方法を組み立てる者の地道な作業は見向きもされず、語学など何一つわかっちゃい ない外人の若いあんちゃんやねえちゃんのいる教室の方へ「あこがれたち」はちょこちょこと歩いて行ってしまうのである。いいじゃないか、しょせん金のこと だ、あこがれている人があこがれに金を使ったって構うことはないとも言われる。「あれは、酒を出さない外人ホストクラブだと思えばいい」とも。酔える人は あんなもので酔えるんだ、とも。
語学のわかっていない外人の教室に行っても駄目なんだということがやっとわかりましたという人がたまに私のレッスンを始めてくれるが、話を聞いてみると金 額で満身創痍という感じだ。派遣社員をやっていて、所得が多くはないAさんは、60万円くらいの金を外人のいる英会話教室につぎ込んだが、何も起こらな かったそうだ。Aさんは生活費を削って金をつぎ込んできたのである。20万、30万という人はごろごろしている。
「あこがれ」たちは何かからとことん馬鹿にされてきたんだという気がして仕方がない。一人でやるべきことをやらないで、外人頼みをやり、「英語が風邪のよ うにウツルかもしれない」と思った時点で間違っているんだから、それは放っておけばいいんだと人に言われた。(そんなものにかかずらっていないで)「根石 さん、帰ってきて下さい」と山本かずこさんからは叱られた。山本さんはちゃんと生活エッセイを書けと叱ってくれたのである。私はあの世に行けない霊のよう に踏み迷っているのだろう。



【10285】
【タイトル】「磁場」は国家名と関係がない
【 日時 】06/02/03 2:05
【 発言者 】根石吉久

昨夜、遠藤尚雄さんについて辛口のことを書いたが、今日、改めて「英語は独学に限る」を読み始めたら、なかなかいい本だと思った。この本は小学館の「サピ オ」という雑誌に、英語学習法の本9冊をとりあげて、それぞれについて書評を書けという依頼を受けたときに、「サピオ」の編集者から送ってもらったもので ある。締め切りの一週間前に9冊届いたので、一冊ずつゆっくり読むということはどうにも不可能だったので、遠藤さんの本もざっと目を通して書評した。国弘 正雄の本を除いては、遠藤さんの本についてはもっとも好意をもって読んだことは覚えているので、確か国弘の次にとりあげていたと記憶している。
ゆうべ階下から持ってきて机の上に置いてあった。昨夜はカバーの表紙部分だけを見ただけだったが、今日起きて、表紙を開いて、カバーの紙が折り返してある 部分(袖というのだろうか?)にある記事を見たら、こんなことが書いてある。

私は、49歳でファナックUSAの初代社長
としてシカゴに赴任するまで、海外で暮らし
たことは一度たりともありません。しかし、
すでに海外で暮らしても困らないだけの英語
力はありました。

昼間これを読み、夕方から本の中身をゆっくり読み始めた。なんだ、やっぱりそうか、とサピオの記事を書いたときに思ったことを再度思った。この人は日本が 戦争に負けたとき、駐留軍で働いていた人なのである。その部分を引用する。

働いている環境は相変わらず生のアメリカ英
に四六時中囲まれているので、机に向かった
ままでの勉強では到底得ることができない大
きな収穫があったと言える。

駐留軍関係の職場はいわばミニュチュアのア
メリカ社会で、私はそこで働きながら「聞く」
ことと「話す」ことは十分時間を割いて勉強
したつもりだったが、立ち止まって考えてみ
ると英語で書いたものを「読む」ということ
が、不足しているように思えたのである。

四六時中英語に囲まれている職場で、「仕事」をしているなら、それは「磁場」である。「海外で暮らしたことは一度たりともありません」であろうと、英語で 「仕事」をすることは、言葉の当事者として英語を使い続ける環境にあったということであり、それはまともな「磁場」なのである。
私の理論で遠藤さんのケースも全部説明できる。そこが「海外」でなく、日本であっても、「駐留軍」での仕事は「磁場」での仕事なのだ。「磁場」は国家の名 前とは関係ない。遠藤さんは「磁場」に長くいたことのある人なのである。場が「磁場」であるかそうでないかは、言葉の当事者であるかないかで決まるのであ り、いる土地が国家の名前で呼ばれる「日本」だとか「アメリカ」だとかは関係のないことなのである。
丸紅だか伊藤忠だか忘れたが、松本道弘も仕事で英語を使っていたはずだ。以前、そういう文章を松本自身の書いた本の中で読んだが、本の名前を忘れてしまっ て、その後、該当記事をみつけられないままになっているが、私は確かにそういう記事を読み、「それだろ、種明かしは」と思ったことははっきり覚えている。 松本も「当事者」として、英語を使っていたのである。商売だから、キッタハッタがある。松本の「斬れる英語」とは、そのキッタハッタがやれるレベルの英語 のことである。
確かに国家の名前としては、遠藤さんが仕事をしていた場所も松本が仕事をしていた場所も「アメリカ」や「カナダ」でなく「日本」と呼ばれるだろう。しか し、「仕事」をしていたのであれば、それは正真正銘の「当事者性」を生きていたということなのである。「当事者」として言語を使っている場所、それが「磁 場」である。
それをさらにはっきりさせるために、よくある「英会話学校」を考えればよい。ディベートをやろうが、会話をやろうが、それは「当事者性」としてはニセモノ になる。それが「学校」というものの本質なのである。ディベートは正確には「ディベートごっこ」であり、必然性もないのに、賛成したり、反対したり、そこ らの雑誌で読んだ意見を開陳したりしているのであるから、かなり高級な英会話学校の授業であろうと、すべては「ごっこ」なのである。「ごっこ」である限 り、「当事者性」は根本的にニセモノである。こういう授業が作るのは、オウムの上佑みたいな口達者なニセモノだろう。「アアイエバ、ジョーユー」の達者さ というものをニセモノだと見抜けなくて、何が外国語か。
もとい。
遠藤さんも松本も、「商社」とか「駐留軍」とかいう「磁場」にいつづけたことがある人だということをふまえた上で、「日本を出たことがない」だの「海外に 暮らしたことは一度たりともありません」だのを読まなければならない。つまり、日本における「英語の磁場」という特殊な空間にいつづけた経験のある人たち なのだ。これが、彼らの売り文句のミソなのである。
そんな「磁場」を欠いて英語をやり続けている普通の日本人には、だから、彼らの方法は有効ではないだろう。ハウツウとしてはどんどん参考にしていいことが 書いてあるが、それをやったところで、遠藤さんや松本や国弘のスキルに達することはない。どいつもこいつも、「磁場」を使ったやつらばかりなのだから。
いけない。また、口きたなくなり始めている。

遠藤さんの文章は、地味で堅実で、好きな文章である。てらいもない。
また、「言語係数0.3」という考えは非常に面白い。これは、ひとつの基準として使えるものだと思う。まだ3分の1ほど読んだだけなので、ひとまずここま でにしておく。
読み終わってさらに書きたいことが出てきたら、再度書くことにする。



【10286】
【タイトル】「あいうえおフォニックス」原稿素材8
【 日時 】06/02/03 4:16
【 発言者 】村田

師「高校の英語の先生を今までコーチしてきた。この人は今ではほぼ踏み外さなくなった。けれども、ここまでくるのには2〜3年かかった。結局3年かかった なあ。
1年くらい経った時点でものすごく上達して、『ああ、この人はさすがにここまでくるか』と思ったんだけれど、2年目くらいで先祖帰りしてしまって、今度は 大丈夫、という状態になったのが3年目だった。
知識の量としては、ほんとにわずかなものなんだ。実際に、音読なら音読の場面でこのわずかな知識を踏み外さずに文を読める、という状態にいくまでに、英語 で飯を食ってきた人でさえ、3年かかっている。」
弟「はあ。」
師「NHKの講師の人も、実は「川流れ」の人だろ?いや、みんながみんなそうじゃないんだけれど、NHKの講師の中にも、「川流れ」の人が混じっている。 また、英語の先生をやってきた人でも、みっちりやって3年くらいかかっているわけだ。
一番最初の話にもどせば、まず日本語の音と英語のネイティヴ音がある。日本語の音が川のこちら側の岸で英語の音が川の向こう岸だ。これはもう、陸が違う、 別の陸なんだ。その間に橋をかけるという時、その橋の上で使用している音というのがある。」
弟「はい。」
師「これは全部「中間音」と名付けていいだろう。日本語の音と英語ネイティヴ音の中間の音なんだから。
原理的に言えば、日本人には英語のネイティヴ音というのは絶対に獲得できないんだ。それはネイティヴの音なんだから、身体としてというか、存在として、と いうか、その人のアイデンティティとして、つまり、その人がその人としてあるということと関わるわけだから、日本人がいくら英語をやったからといってネイ ティヴになるわけがない。だからネイティヴと同じ音なんか出せるはずがない。
だが、橋の上でも、英語ネイティヴの音にきわめて近い音というものはある。橋の上の音は、3つくらいに分ければいいと思っている。初心者の音と、中級者の 音と、上級者の音だな。だいたい中級者の音があるあたりが、ちょうど川の上だから、ここらへんで落ちてしまうんだが。
語学をやって、ネイティヴと会話が成立する、使える英語として通用している、という人は、橋の上でもネイティヴ音にかぎりなく近い場所にいるということ だ。川の一番危ないところはとおりすぎて、川の向こう岸に近いところにいる。この人は、橋から落ちて怪我をすることはあるかもしれないけれども、川に落ち て流されてしまうことはない。これが上級者だ。中級者、初級者は、その手前だな。
何が言いたいかというと、上級者、中級者、初級者といっても、中間音の中だけの動きだということなんだ。そして、問題にすべきなのは、中間音なんだ。これ こそが、本当に問題にすべきものだと思う。今のところ、この中間音に関して、何も論じられてきていない。」
弟「そうですね。」



【10287】
【タイトル】「あいうえおフォニックス」原稿素材9
【 日時 】06/02/03 4:17
【 発言者 】村田

師「世間の言い方だと、下手な音と上手な音しかなくて、しかも、上手な音というのは英語ネイティヴと地続きの音だと思われている。
弟「錯覚してしまうんですね。」
師「そう。そして、俺自身の音はどうなんだ?と人に聞かれたとき、考えてみると、絶対にへたくそだと思っている。
ネイティヴの音を鏡とすれば、「川流れビューティホー」さんの音と俺の音を誰かが聞いていたとして、軍配はまず、「川流れビューティホー」さんの方にあが ると思う。」
弟「そうでしょうか?」
師「そう聞こえるはずなんだよ。だけど、「川流れ」さんには絶対ごまかしがあるんだ。つまり、赤ん坊でもないのに赤ん坊のふりをする。とっちゃんぼうや じゃないけれど、ぼうやとっちゃんとでもいうか。」
弟「ぼうやとっちゃん?」
師「なんというかしらなけれど、いわば、先がない赤ん坊。赤ん坊が、言葉の音に関して絶えず「脱皮」を繰り返しながら、日本語の音を固めていくとすれば─ まあ、それがさびしい話だとすればさびしい話だけれど、固まらざるを得ないわけだが─その音の脱皮の繰り返しを放棄しているわけだ。」
弟「そうですね。」
師「だけど、音的には、間違いなく「川流れビューティホー」方に軍配があがるはずだ。」
弟「「川流れビューティホー」に軍配があがるというのは、こういう時にはこういうふうに返す、という具合に会話の回路が出来上がっているということもあり ますか?」
師「彼らは、英語圏へ行って焼き鏝をあてられているわけだ。それで、レスポンス能力というか、即応能力ができているんだけれど、それと、音自体はまったく 違う話でしょ。」
弟「はい。」
師「この人は即応能力はすごくあるけれど、音自体は違うものではないか、という問題を今言っているんだ。即応能力と音自体は違うもののはずだけれど、音自 体も、「川流れ」の方がいいと言われる。」
弟「ああ。」
師「だから、音の問題と即応能力の問題は本来なんの関係もないんだよ。音は音なんだよ。」
弟「ううん…「川流れ」さんの方がうまいと言われますかね?」
師「それは絶対言われると思うよ。」



【10288】
【タイトル】「あいうえおフォニックス」原稿素材10
【 日時 】06/02/03 4:19
【 発言者 】村田

師「日本では、ネイティヴに近ければ近いほど評価が高くていいんだ、という考え方があるだろ?しぐさや、ふるまい方、思考方法、あるいはレスポンス能力を 含めて、ネイティヴに近ければ近いほどいいという迷信。これは特に日本に多い迷信だと思うんだけれどね。」
弟「ああ、ありますね。」
師「俺は、それをウソだろうと思っているんだ。日本人は日本人の英語をしゃべればいいんだ。ただ日本人の英語をちゃんとしゃべる人がいない。」
弟「はい。」
師「日本人の英語っていうのは何かといったら、結局その人の英語だよ。
弟「その人が考える英語ですね。」
師「私の英語。俺の英語。それの集合体が日本という土地では日本の英語になる。だが、現状では、俺とか私というのはそっちのけで、ネイティヴにより近づく ことにばかり気が向いている。要するに病気だと言っていいと思う。英語好き人間によくみられる病気なんだよ。」



【10289】
【タイトル】「あいうえおフォニックス」原稿素材11
【 日時 】06/02/03 4:21
【 発言者 】村田

師「聞き取りに支障が出るとか、聞き取りが上達しないような音は駄目だ、ということははっきり言っていいと思う。
俺のレッスンを受けている生徒さんは、みんな、「急に聞き取れるようになりました」と言う。それで、俺の音はどんな音なのかと言えば、俺の音は決してネイ ティヴの音ではない。日本人の口がネイティヴの音を出すなんて、原理的にありえないからね。だいたい、ネイティヴの音っていうのは、英語しかしゃべらない 人の音なんだから。普通はね。
日本人は、日本人の音を作っていけばいい。ただし、聞き取りに支障が出てはいけない。話したときに、通じたり通じなかったりするレベルの音をそのまま放っ ておけば、まず聞き取りも上達しない。その状態では、聞こえない音が多すぎる。」
弟「さっきの「ビューティホー」さんの話なんですけれど、「ビューティホー」さんはネイティヴの音を聞いていれば自分も音を出せるようになる、ということ が前提だとして、「ビューティホー」さんはどこまで行っても「ビューティホー」さんなんですよね?いわば、ネイティヴの劣化コピーというか。その劣化コ ピーをさらにコピーしていったら、どんどんノイズが増えていくということになりませんか。」
師「つまり劣化コピーをNHKで放送して、聞けば真似できるという信仰によって、それを真似したら、さらに劣化が起こる、ということを言っているの?」
弟「そういうことです。それだったら、いつまでもただ劣化していくだけである、と。だけど日本人の音っていうのは…」
師「あのね、劣化コピーの音と、日本人の音、よくカタカナ発音と呼ばれる音は、まったく違う。」
弟「はい、たぶんそうですよね。」
師「むしろ、まともにやれば激突になる。その激突の手前にいる音なんだ。」
弟「カタカナ発音が。」
師「そう。まだ激突はしていないんだ。一番わかりやすいのは、子音と子音の連続で、t, d, l, n だな。単語の最後がt, d, l, n の何かで次の単語の最初が t, d, l, n の何かだという場合、舌の位置が同じだから、前の単語の最後の音は舌の位置だけ確保して、黙った音に変わる。実際に発音されるのは、次の単語の最初の 音。」
弟「はい。」
師「これが、ぶつかりあって消えるんだよ。実際は激突して消えるんだよ。だから、went to school をウェント トゥ スクールと読む人はwent と toの間で激突していないんだ。」
弟「うんうん。」
師「今言っているのはあくまでも音の話で、激突させていれば、前の音が負けて黙ってしまう。だが、練習レベルで言っても、激突を回避している音だと言え る。本当は日本語の音と英語の音は激突してしまう。それほどに違う。」



【10292】
【タイトル】昇段おめでとうございます。
【 日時 】06/02/04 1:40
【 発言者 】根石吉久



昇段おめでとうございます。 投稿者:根石吉久 投稿日: 2月 4日(土)01時40分53秒

今日、岩本幹夫さんが、初段になられました。
今後のレッスンは、「ゴースト」のシナリオ本の1ページ分を5回音読していただき、その後、私が作成した教材「イメージ核受肉」を使います。(「イメージ 核受肉」を使ったレッスンはこれまでと何の変更もありません。)
岩本さんは、レッスン開始時に、英字新聞を読め、英語でニュースが聴き取れるレベルを目指したいとおっしゃられました。現在もそのレベルをめがけて練習し ておられます。
近頃物忘れが激しく、名前を忘れてしまいましたが、「なんで英語やるの?」という題名の本を書かれた方は何とおっしゃいましたでしょうか。以前、パクパク さんがこの方の名前をどこかに書かれたことを覚えています。確か、パクパクさんもこの方の教室に行かれたことがあったのではなかったでしょうか。
確か加藤なんとかという名前だったと思います。名字の方だけ覚えていて、名前の方を忘れてしまいました。この方は、パクパクさんによれば、生徒の口に中に タオルをつっこんで発音矯正をするとかいうことでした。私の散在している蔵書の中に、この加藤なにがしさんの本はあるはずですが、生来整理の苦手な性分で あり、現在どこにあるのかわかりません。出てきたら、きっちり批判してみたいと思っております。今の私には、加藤なにがしはきちんと批判できると思ってお ります。
レッスンを始めるにあたってお話をお聞きしたところ、岩本さんも、この加藤なにがしさんの教室に通われたことがあるとのことでした。レッスンを開始して、 すぐに気づいたことは、岩本さんの発音はかなり正確であること、しかし、文丸ごとを単位としたレッスンは受けたことがないらしいことでした。単音は正確な のですが、連音処理にいくつも問題点が見つかり、しばらくは連音処理がレッスンの主な課題となりました。
おそらく、加藤なにがしさんは、単語単位の発音練習を発音練習だと思っているのでしょう。短見です。それで、人の口にタオルをつっこんだりして、何様のつ もりなのか、と思いましたが、今日まで岩本さんにそのことはお話してありませんでした。今日、初めて書きます。
岩本さんは、仕事で他の会社に出向する可能性があり、それがアジアの国であることもあり得るともおっしゃっておられました。アジアのどの国に行かれるのか まではお聞きしてありませんが、どの国に行かれても切り札は英語ということになると思います。
今後の練習に期待しています。



【10293】
【タイトル】認定一覧
【 日時 】06/02/04 1:48
【 発言者 】根石吉久

認定一覧

書式:
名前(県名) 段 昇段または認定の年月日
※レッスン開始時での外部テストの級や得点。学年。職業。英語の必要場面。英語圏在住経験の有無。段獲得以後の外部テストの級や得点。その他。

樋口静香(長野県) 初段 2005年6月26日昇段
※初段認定時高校2年。レッスン開始時中学3年2月(英検3級)。レッスン開始後、5ヶ月目頃、英検準二級。
大澤弘文(奈良県) 初段 2005年7月2日認定
※レッスン開始時、TOEIC 370点 大手電機企業勤務。海外出張多し。
小川住江(奈良県) 初段 2005年7月2日認定
※レッスン開始時、英検一級、TOEIC 870点。英語圏在住経験なし。英会話学校教師経験あり。
M・U(長野県) 二段 2005年7月2日認定
※高校教諭(英語) 英語圏在住経験なし。
I・N(山形県) 二段 2005年7月11日認定
※公務員 レッスン開始約1年半後に、TOEIC 受験、425点。
O・K(北海道) 二段 2005年7月11日認定
※塾講師 中学2年時英検4級。以後、受験なし。36歳。英語圏在住経験なし。
斎藤操(埼玉県) 初段 2005年7月11日認定
※ 外資系企業社員 レッスン開始時 TOEIC 660点。日々メールで英語を使う。英語圏在住経験なし。
T・A(アメリカ) 初段 2005年7月25日認定。
※レッスン開始時は日本在住。開始時、英検準一級、TOEIC 790点。公務員。アメリカ在住のため、無料会議電話を使用。仕事で英語を、家庭で日本語を使っている。旅行、買い物などにでかける時、英語にびっしりと 囲まれる。
F・U(長野県) 初段 2005年7月25日認定。
※レッスン開始時、英検二級(取得は大学在学中)。主婦。英文科卒。英語教員免許あり。父親のいとこが二世で、中学の時、発音を直してもらった経験あり。 英語圏在住経験なし。非常に発音がきれい。
斎藤操(埼玉県) 二段 2005年10月30日認定
※ 外資系企業社員 レッスン開始時 TOEIC 660点。日々メールで英語を使う。英語圏在住経験なし。
片原範子(長野県) 初段 2005年11月5日認定。
※高校二年生。小学6年生から素読舎に通塾。家が遠いため、中学途中から「電話でレッスン」。高校入学と同時にゴーストの文法解析教材(イメージ受肉)を 使用。初段認定時まで、中学の教科書3冊の復習を継続。英検3級。英語圏への留学と、英語科の先生になることを希望している。
岩本幹夫(兵庫県) 初段 2006年2月3日認定。
※電機会社社員。英検などの資格なし。英字新聞を読め、英語でニュースが聴き取れることを目指してレッスンを開始。出向で、英語の必要な会社に行く可能性 がある。

(根石吉久認定



【10295】
【タイトル】1 書き換え(村田君へ)
【 日時 】06/02/04 2:42
【 発言者 】根石吉久

「放置され続けた音」

根石 「日本人が英語の勉強を始めて、英語の音を出そうとしたとき、たいていの人が出す音がある」
村田 「はあ」
根石「日本人と言っても、父親がアメリカ人とか、母親がドイツ人とか、そういう家庭もここらの田舎でも増えてきているけれども、俺が言おうとしているの は、そういう家庭規模の「英語磁場」を持った人のことではなくて、日本語だけで生きてきた日本人が、英語を初めて習うときに、ほぼ全員が出す音のことだ」
村田 「たとえば?」
根石「 ひとつには、子音の後に母音が必ずついてまわるということがある。 I am a student. という文を日本人の初心者が言う場合、[vi vmu v sutudento] というような音になる。英語ネイティブの人が聞くと、言ってることが易しいから、なんとか聴き取れるが、ストレスがでかい。余計な母音が付くからだ」
村田 「はい」
根石 「だけど、これは日本語のみで育ってきた人にとっては、極めて自然な音なんだ。」
村田 「子音だけの音は、日本語では出てきませんからね。」
根石「日本人にとっては当然の当たり前の音なんだが、なかなか通じない。だから、英語をめぐる業界ではこの音は単なるまがい物の音とされてきた。英語を学 ぶ場合、いつまでもそのままではやはり困るんだが・・・。学校の教師なんかも、自分でまともな音を出せないくせに、日本人のカタカナ発音をまがいものとし て扱ってきた。てめえ、なんぼのもんじゃといつも言いたい。生徒の音をまがい扱いするんなら、てめえの音がそもそもまがいであることをどう棚にあげられる んだ。日本では、これまでずっとネイティヴが出す音に近づくとか、同じ音を出すのが正しいとされてきた。巨大な迷信だろう」
村田 「そうですね。」
根石「日本人の英語初心者が出す音・カタカナ発音は、まがいものとしてずっと放置されてきた。まがいものであるかどうかより、「放置されてきた」ことがは るかに重大なことなんだ。英語ネイティヴの音に近づいたり、まったく同じ音を出すことが語学として正しいことならば、英語習得のためのもっとも正しい道 は、アメリカなりイギリスなりの英語圏に行って生活することになる。だけど、それじゃ、語学じゃない。そうやって「磁場」を媒介にした音と、日本人の初心 者が出す音の間には、連続性などどこにもない。『英語を流暢にしゃべりたいなら英語圏で暮らせ』。これが日本の英語をめぐる業界の本音だろう。語学を馬鹿 にしきった考え方だ。ともあれ、大方の初心者が最初に出す音は本当に放置され、馬鹿にされ続けてきた。放置されてきたが、このまま放置しておいていいわけ ではない。だけど、放置されてきた」
村田 「はい。」
根石 「日本人は、語学をやるのならば、この放置されてきた音をもとにするしかないんだ。」
根石 「・・・・・・・・・・・・・・・・」
村田「どうしました?」
根石 「うーん・・・。俺は、この、初心者が出す音に、『放置された音』と名づけてみたいんだが・・・。何か他にいい名前はないかなあ?」
村田 「いい名前だと思いますが。」
根石 「まだ言い当てている感じがしないんだ」
村田「それにしても、これは今までの根石さんの話には出てこなかった考えですね。話を聞いていて思い出したのですが、根石さんが以前、『盆踊り』と言って いたものも、『放置された音』にあたりますか?」
根石 「ああ、それは今までの話を踏まえれば、『放置されたリズム』ということになるだろうな。」
村田 「『放置された音』と『放置されたリズム』
根石「とにかく、語学は、自分の中の『放置された音』をもとにしなければならない。なにしろ、『放置された音』は、それまで自分を育ててきたものが集約し ている、いわば、自分自身でもあるわけだからな。日本人のまともな語学の音は、そこから始まるべきだ。俺は今後、「あいうえおフォニックス」について言及 していくが、こういった大前提となるところから話は始めなきゃならないな。いまだにそうだ。」
------------------------------------------------------



【10296】
【タイトル】なんで英語やるの?
【 日時 】06/02/04 3:04
【 発言者 】根石吉久

の著者は、加藤恭子じゃなかったでしょうか。
さっき、階段を降りながら、そんな気がしました。
階段を降りていったのは、お湯に焼酎を注ぐためでしたが、そんで、その後、しっかり酔っぱらって、今は、蜜柑を食べていますが、なんにせよ、加藤恭子で あったかどうか。
もしかして、昔の俺の女の名前か?
わけがわからん。



【10299】
【タイトル】がっかりした
【 日時 】06/02/04 3:29
【 発言者 】根石吉久

遠藤尚雄さんの「英語は独学に限る」を読み続けて、正直なところがっかりした。
何の語学論も持っていない。やみくもに駐留軍で働いたりして、スキルは上出来だが、語学の基本は体感でしかわかっていない人だ。語学をきちんと言葉にでき ていない。富士通から出たファナックを育てた人だということだけは確かであり、実業家として一流の人であることは間違いない。しかし、こういう人が語学に ついてちゃんと書けるかどうかはまったく未知数であり、遠藤さんはできていない。松本道弘しかり、国弘正雄しかり、遠藤尚雄しかり、だったのである。
遠藤さん。万が一、この記事を読まれることがあるかもしれないので、書いておきます。
戦争が終わってから、たとえば吉本隆明のように、数年立ち上がれないほどの衝撃を受けて、ちまたをさまよった人がいる一方で、遠藤さんのように、さっそく 世界に羽ばたくことを考えていた人がいたということは、私には勉強になりました。多分、寺で育ったせいでしょう。虚業の家に育ったのに、語学を実業がらみ でしかとらえられないようなことはいかがなものでしょうかね。
まだアジアであった日本のドン百姓の子供として育った私は、遠藤さんが戦後の日本の復興に大きく寄与されたことは十分わかりますが、虚業の子供が実業をや り、実業の子供が虚業をやることをどう考えられるのか、是非お聞きしたいものです。私らはともに幽霊みたいなもんではないですか?
遠藤さん、私は国家名でない日本に帰っていきたい。
あなたは、寺で無国籍を生きたとしても、あなたの回りにいつでも日本はあったはずです。
今日は酔っぱらっていますので、この程度にしておきたいですが、あなたの語学関係の主張は、本当にひっくり返してやりたい。
戦後の日本の復興に力を尽くされた方だと十分に承知した上で、ひっくり返したいものがあります。
なんぼのもんか。「駐留軍勤め」め!



【10300】
【タイトル】多分、この人です
【 日時 】06/02/04 3:45
【 発言者 】根石吉久

加藤恭子(かとう・きょうこ)
一九二九年生まれ。一九四九年、早稲田大学仏文科に入学し、翌年結婚。一九五三年、早稲田を卒業後、夫婦でカリフォルニア大学に留学。ハウスキーパーをし て生活費を稼ぎながら学ぶ。一九五五年にワシントン大学に移り、一九五七年、マスター・オブ・アーツの称号を取得。一九五九年、奨学金を得てフランスに渡 り、ナンシイ大学に留学。デイプロム・デチュード・シュペリュールを受ける。その後、アメリカのジョンズ・ホプキンス大学院で勉強を続けたのち、一九六一 年帰国。一九六五年、早稲田大学博士課程を修了し、渡米、マサチューセッツ大学の特別研究員となる。一九七二年に帰国。現在、上智大学コミュニティ・カ レッジ講師。『大酋長フィリップ王』(春秋社)、『アメリカへ行った僚子』(中公文庫)、『ヨーロッパ心の旅』(原書房・共著・ロゲンドルフ賞受賞)、 『日本を愛した科学者』(ジャパンタイムズ・日本エッセイストクラブ賞受賞)、『こんなふうに英語をやったら?』(中公文庫)、『英語小論文の書き方』 (講談社現代新書)など、著書多数。



【10301】
【タイトル】初めにお断りしておきます
【 日時 】06/02/06 1:02
【 発言者 】根石吉久

私は遠藤尚雄さん個人を攻撃する気はありません。
しかし、この語学論めいたものを放置する気もありません。
日本で発行されている英語関係の語学論を装ったあまたの本の中では、良質のものだと承知していますが、遠藤さんのエセ語学論のレベルは放置できない。
このことについては、国弘正雄も松本道弘もまったく同列です。
彼らに語学論はない。
ハウツウしかない。
それをこれから証明するために、申し訳ないが、遠藤さんをダシに使わせていただくだけです。
国弘を使ってもいいのだが、国弘を根こそぎにひっくり返す準備として、遠藤さんを使わせていただきたい。問題点は同じであり、遠藤さんのエセ語学論を批判 しつくせれば、国弘を批判するのは簡単になります。やらせていただきます。



【10302】
【タイトル】賛成です
【 日時 】06/02/06 1:16
【 発言者 】根石吉久

遠藤尚雄「英語は独学に限る」から引用
------------------------------------------------------
日本人ほど英語学習意欲の高い国民はないでしょう。にもかかわらず、英語の上達者が少ないのはなんとも皮肉な現実です。私の推定ですが、使いものになる程 度の英語力を持つ人(私はこれを「英語脳」を持つ人と呼んでいます)は、日本では4万人程度かと思います。日本の総人口の0.04パーセント弱。
------------------------------------------------------
以下根石。

0.04パーセントが0.03パーセントでもいいし、0.02パーセントでもいい。いずれにせよ、ほとんどいないに等しいくらいのパーセントであるという ことである。なぜ「ほとんどいないに等しい」という珍現象が起こるのか。遠藤さんは、その真の理由のまわりをこの本でぐるぐると回っているだけであり、真 の理由を言い当てていない。
だから、この本は語学論としては駄目なものである。
そして、これまでのところ、この観点から見て、私は駄目でないものを読んだことがない。語学論としてまともなものも、0.03パーセント近辺なのである。
遠藤、国弘、松本の順に語学論から見た化けの皮をひっぺがして行こうかと思っている。
この三人をやった後では、加藤恭子なんかは雑魚にすぎまい。



【10304】
【タイトル】何で英語やるの
【 日時 】06/02/06 7:57
【 発言者 】?

の著者は中津遼子(なかつりょうこ)さん(注:遼子の漢字は違うかもしれません。)だと思います。



【10307】
【タイトル】?さん
【 日時 】06/02/06 22:32
【 発言者 】根石吉久

お教えくださりありがとうございました。
とんだへまをやるところでした。
なんで、しかし、加藤恭子という名前だと私が思いこんでしまったのか自分ながらわかりません。



【10308】
【タイトル】もしかして
【 日時 】06/02/07 8:07
【 発言者 】?

おなじ題名で加藤恭子さんというかたも、本を書かれているかもしれません。調べずにおせっかい申し上げてすみません。中津遼子さんの「なんで英語やるの」 「続・なんで英語やるの」は大分前にかかれたものだと思います。昭和45年かもうすこし後かな?中津遼子さん自身は、その本を書いた当時はアメリカに住ん だのち日本に帰国した普通の主婦の方だと思います。



【10309】
【タイトル】賛成だが反対だ
【 日時 】06/02/08 1:50
【 発言者 】根石吉久

------------------------------------------------------
遠藤尚雄「英語は独学に限る」から引用
------------------------------------------------------

日本語から英語への言語的なギャップが大きいことは確かですが、真の理由は別にあります。学習方法が間違っていたり、効果がない方法を平気で続けていたり する人が多いからです。これでは努力と時間をドブにすてるようなもの。(略)

@何を言っているのかよくわからないのに、ラジオのFENやテレビ
のCNNニュースをやたらに聞いたり、英語だけの映画を見たりす
る。
Aいつかわかるようになると信じて、英語のテイプだけを浴びるよう
に聞きまくっている。
B漫然と英語学校に通っている。
C海外に住みさえすれば英語が上手になると思い込んで、海外留学や
ホーム・ステイを計画している。

(略)よく聞いてもわからないものをいくら浴びるようにたくさん聞いてもわかるようにはなりません。
(略)海外に何年住んでも、ショッピング程度の英語しか身に付かないということは珍しくありません。

------以下、根石------------------------------------------------

学習法として間違っている例として遠藤が挙げている四つの項目に関して、異存はない。すべて、戦後の日本に現象した英語回りの「信仰」に過ぎないからだ。 そして、これらの「信仰」や「信心」をバネに荒稼ぎしたテープ販売会社などは大新聞に全面広告を打ち続けるほど儲けてきた。まともな英語学習法によって儲 けてきたのではなく、「信仰」や「信心」によって儲けてきたのである。遠藤さん、あなたの育った家も「信仰」や「信心」によっていたのですが、まあ、それ はここでは棚にあげておきましょう。
遠藤が「間違っていたり」とか「効果がない方法」「わかるようにはなりません」「身に付かない」というふうに否定をしている間は、遠藤の言説に何の問題も ない。すべてその通りである。否定している時の遠藤はいい。
遠藤が間違っているのは、BとCの間に区別を設けることがないところにある。
B、Cについては遠藤は以下のように言っている。

英語学校も何人かのグループで授業をするような場合は、受け身の授
業だけで終わってしまい、学習の進行度も他の人のペースに合わさな
くてはならないので効率が悪い。英語学校でも、ネイティヴと一対一
の完全個人授業だと効果はあるでしょうが、費用がかかる。Cのよう
に海外へ行って勉強することはそれ以上に費用がかかるが、海外に何
年住んでもショッピング程度の英語しか身に付かないということは珍
しくありません。

「海外」すなわち「英語が通用する場所」のような、「海外」という用語にはあまり深入りしないでおこうかと思う。世界には英語なんか通じない場所はいくら でもあるし、その場所も日本の外なら「海外」なんだが、と言うにとどめ、こんな用語が自分に対して野放しになっているのは、英語なんか通じない場所の人々 の「生活」なんかには主たる関心はなく、この男が主に「儲け話」や「会社」の実業の人を、英語で話す相手として想定しているからだ、と言うにとどめ、いく らかエコノミック・アニマルと英語帝国主義の臭いがする、と言うにとどめておけばいい。
まともな独学の方が、どんな「学校」の授業より効率がいいというのは、別に英会話学校や英語学校や文部科学省の元の英語の授業に限ったことではなく、あら ゆる「学校」というものを刺し貫く原理のようなものだ。私が「学校」が駄目だと考える理由は、どんな授業でもイメージを直かに扱うことが不可能だからだ が、遠藤のように知識獲得の速度や効率の点だけで考えても、「学校」より「独学」の方がまともである。ここに関しては、遠藤の主張の大枠には何の異存もな く、その通りだと思う。
しかし、「ネイティヴとの一対一の完全個人授業だと効果はあるでしょうが」のようなところに現れている化けの皮がとことん駄目なのである。「一対一の完全 個人授業」であろうがなかろうが、この「ネイティヴ」に語学の「方法」がなければ、「授業」なんかで効果があるわけがない。ここにあるのは、古い古い遠藤 の信仰なのである。「完全個人授業」に馬鹿な思い込みなんか持つ必要はない。問題はどこまで行っても「方法」である。「方法」を持たないネイティヴなんか に語学的な意味はまったくない。「一対一」だろうが、「磁場」だろうが、そこで得られるスキルなんぞは、すべて語学の方法とは何の関係もない。
「一対一」が恋人関係とか肉体関係とか夫婦関係とか、吉本隆明の用語で言えばもろな「対幻想」の関係にあるのであれば、「一対一」に意味はあるだろう。外 国語のスキルだけに目をつけてものを言うなら、その「一対一」に意味はあるだろう。それは戦後すぐにぱんぱんたちが証明したことだ。だいたいが、日本の女 で英語ぺらぺらをやっているようなのには、「恋人関係」「肉体関係」「夫婦関係」からスキルの養分を得たようなのが多いのである。別に構うことはないが、 そんなものは「語学」でもなんでもないとだけははっきりさせておかなければならないことだ。
「対幻想」を持つのは、恋人であり、夫婦であり、友達でありというように、「一対一」の関係を取り結ぶ人だが、これは本質的に組織に属する人間ではない。 一人の人間として一人の人間を求めている人間である。「会社員」が会社員として行動するときに持っている幻想はこれとは違う。私の誤解でなければ、これを 吉本隆明は「共同幻想」と呼んでいる。「売り」や「買い」や「利益」や「損失」に関する幻想は、すべて元締めとして「会社」が要請しているものだし、相手 の会社員もその種の幻想を強いられている。いくら「一対一」で交渉しているのでも、元締めに「会社」があり、「資本」があり、「国家」があるのであれば、 それは「共同幻想」だ。組織の人間が持つのは「共同幻想」である。遠藤の英語の主戦場はこっちに属している。「規則」や「法」に縛られた幻想である。これ はやはり「寺」のせいでしょうかね。
個人の英語が「対幻想」に属していようが、「共同幻想」に属していようが、すべて個人の英語であることに変わりはない。しかし、この「個人の英語」という ものを、原理的に取り出すなら、吉本の用語で「個人幻想」になるだろうし、私の用語で「机上の意識」となるだろう。語学とは本質的に「個人幻想」や「机上 の意識」以外のものではないのである。
遠藤が駄目なのは、ファナックを大きくしたような仕事をした半面で、思想的にまるで幼児にすぎないところである。「個人幻想」「対幻想」「共同幻想」を相 互に峻別する吉本の仕事が戦後最大の思想の仕事だったのだが、日本の思想のこの方面にはまったく音痴のまま、遠藤は(多くの遠藤たちは)世界に羽ばたいて いるのである。「金儲け」にはそれでよろしかろう。金儲けは金儲けに過ぎず、語学ではない。
語学の方法を考えることは、狭い範囲でだが、時に思想たりうる。それが私の土俵だ。
世界を股にかけ、「金儲け」をするためでなく、「個人幻想」を「対幻想」に渡らせるために、そして、「共同幻想」を相対化するために、とりわけ「引き籠も り」や「登校拒否」をやっている若い人たちに語学をやれと言い続けているのはそのためだ。
遠藤よ、あんたの功績は認める。多くの遠藤たちの功績がなかったら、ぱんぱんはぱんぱんのままであっただろう。「肉体関係」は成立しても、日本の若い女た ちの「恋人関係」「夫婦関係」はちゃんと成立することはなかっただろう。あんたたちの功績はある。日本の若い女たちがまるで気づいていないにしてもそれは ある。あんたたちに流れた血も涙もあった。
しかし、語学論は別だ。それが「論」としてまともになれば、それは必ず思想に触れないわけにはいかない。吉本に触れなければならないだろうし、民俗学のま ともな仕事に触れないわけにはいかない。

だいたいが、日本の女で英語ぺらぺらをやっているようなのには、
「恋人関係」「肉体関係」「夫婦関係」からスキルの養分を得たよ
うなのが多いのである。

私は今夜こう書いた。ついでに言っておこう。

だいたいが、日本の男で英語ぺらぺらをやっているようなのには、
民俗学がわからないようなのが多いのである。おつむの中身が近代
主義にやられ、アメリカのリベラルにやられ、アメリカ直輸入の技
術・学説にやられ、果ては日本の戦後民主主義なんぞにやられて、
ナイスミドルなんぞやっていたのが多いのである。

駄目なものは駄目なんだ。あほらしい。



【10311】
【タイトル】自分のための忘備録
【 日時 】06/02/08 2:06
【 発言者 】根石吉久

BとCの区別



【10315】
【タイトル】ある英語学習のメルマガから
【 日時 】06/02/09 20:08
【 発言者 】パクパク

>英語のメルマガでつぎのことが
>解説されていました。
>
>従来説:原爆投下ーー>ポツダム宣言受諾ーー>戦争終結
>
>このメルマガは従来説を歴史的事実の流れを詳細に吟味し、客観的に分析していきます。
>戦略思考です。
>
> 7月16日 原爆完成
> 7月25日 原爆投下日を8月1日に決定(大統領命令)
> 7月26日 ポツダム宣言
> 8月1日 実行されず
> その後、広島、長崎に投下(3日間で2回)
>
>この流れで、生じる疑問として、
>ポツダム宣言を日本が受諾したら、原爆が投下されなかったのか?
>8月1日に、なぜ、大統領命令まで違反して投下しなかったのか?
>なぜ、広島長崎が選ばれたか?
>なぜ、2箇所か?
>
>
>これらの疑問をとく鍵は、前段のXを埋めることです。
>そして広い範囲でサーチすると、やはりあった。
>1944年9月18日、チャーチル・ローズヴェルトのハイドパーク協定がそれである。
>これは、秘密協定で、1972年にはじめて明らかにされた。
>この時点で、原爆の対日使用が、想定内になった。
>
>このような話を、英語の教師がメルマガでしているのにはわけがある。
>それは、日本の英語教育が、間違っており、それを無邪気に無批判に
>受け入れる国民性があることを指摘しているわけである。
>
>武士道も結構なことであるが、戦略思考を身につけることが大切だとおもう。
>英語ができるようになるためにも。
>
>
> hs
>



【10318】
【タイトル】ふうむ
【 日時 】06/02/11 0:38
【 発言者 】根石吉久

「本を読まない日本人が英語をやって海外へ行くのは国辱だ」
これだけ読んだだけだと、賛成したくなります。
しかし、何冊読もうが、読めていない場合も多々あるので、私は「日本語の本もまともに読めない者が、英語をやって海外へ行くのは、頭の中が逆立ちしてい る」くらいに言いたい。
国辱なんて言葉は、これまで本気で使ったことがありません。
使うなら、「ブッシュの猿回しの猿になって踊っている小泉は国辱だ」というように使いたい。本当は、本を読もうが読まなかろうが、そういうところにポイン トはないと思います。日本に来て、英語が通じるのが当然だみたいな顔をして平気な顔をしているアメリカ野郎がいたら、本当はアメリカという国の国辱なので す。それが国辱だとして通らない馬鹿だらけの国なのです。あの自己中心性とつらの皮の厚さは、病気です。傲慢という病気がはびこっている、地上でもっとも 恥ずかしい国だと思います。その猿どものボスの子分をやっている小泉はさらにさらに恥ずかしい人間です。あほか。ブッシュの子分なのか、猿回しの猿なの か、いずれにせよ、靖国神社という安い神社へお参りすることと、ブッシュとの恥ずかしい関係を整合的に説明してみるがいい。でたらめ野郎が。

安い神社というのは、戦犯がまつられている神社だという意味です。
私のおやじは、戦争にとられて九州で訓練を受け始めたら戦争が終わりましたので、今も生きて働いてくれています。おそらく、沖縄戦の補充人員として九州で 訓練を受け始めたのでしょう。もし、私のおやじが沖縄で殺されていた場合、私はおやじの霊がやつら戦犯どもと一緒の場所に祀られるのは絶対に拒絶したい。 一兵卒に対して失礼きわまりないことだ。



【10320】
【タイトル】遠藤尚雄「英語は独学に限る」について
【 日時 】06/02/11 2:13
【 発言者 】根石吉久

------------------------------------------------------

B漫然と英語学校に通っている。
C海外に住みさえすれば英語が上手になると思い込んで、海外留学や
ホーム・ステイを計画している。

(略)海外に何年住んでも、ショッピング程度の英語しか身に付かないということは珍しくありません。

------以下、根石------------------------------------------------

遠藤が間違っているのは、BとCの間に区別を設けることがないところにある。
B、Cについては遠藤は以下のように言っている。

英語学校も何人かのグループで授業をするような場合は、受け身の授
業だけで終わってしまい、学習の進行度も他の人のペースに合わさな
くてはならないので効率が悪い。英語学校でも、ネイティヴと一対一
の完全個人授業だと効果はあるでしょうが、費用がかかる。Cのよう
に海外へ行って勉強することはそれ以上に費用がかかるが、海外に何
年住んでもショッピング程度の英語しか身に付かないということは珍
しくありません。

Bは「漫然と」という語があるのだから、駄目に決まっているが、この「漫然と」を外して、「英語学校に通っている」だけにしても、やはり駄目なのである。 遠藤の「英語学校」というのは、多分、「英会話学校」のことである。英語ネイティヴ(白人のみ、黒人排除)がウリの「英会話学校」というのは、ネイティヴ と話せば英語が話せるようになるという人々の幻想を手玉にとって荒稼ぎする詐欺商売がその本質である。生徒の側が、あらかじめ音のスキルと知識量と理解の 深さを持っている場合に、その音のスキルと知識量と理解の深さに準じて、英語ネイティヴの話す英語が役に立つのであって、役に立つ立たないは、ほとんどす べての英会話学校の教室において、生徒側の条件によって決まるのである。
「漫然と」であろうと、「漫然と」を外して、単に「英語学校に通っている」であろうと、何が欠けていたら駄目なのかをはっきりと言わないのが遠藤の駄目な ところなのである。つまり、語学的に微分ができないのだ。微分すれば、「あらかじめ音のスキルと知識量と理解の深さを持っている」が条件としてくっきりと 姿を現すのに、その必要な作業をしない。まあ、しかし、ここでも点数を甘くしておいて、「漫然と」が、「音のスキルと知識量と理解の深さを持っていない で」の意味だとすれば、遠藤の言い方はひとまずそれでいいとする。
それでもなお問題が残るのである。これを言っても果たしてどれだけの人が理解するのかこころもとないが、英会話学校の教室は「磁場」たりえないという問題 がある。私の「磁場」という用語は、主に「言語的磁場」の意味で使うことが多いが、本当は、「社会的、文化的、宗教的磁場」までも射程に入れている。
そして、その意味での「磁場」は英会話学校にはないのである。確かに一人の先生がいて、この人は英語ネイティヴだから、「言語的磁場」の磁力も、「社会 的、文化的、宗教的磁場」の磁力も発するだろう。生徒が五人いたとして、この五人が英語で話そうと努力していたとして、その教室内に実現している「磁場」 は(英語の)「磁場」ではないのである。それは何と言えばいいのか。とにかく、まともな英語の「磁場」ではない。確かに英語じみたものが生徒の口から出て いるが、五人の生徒と一人の先生がいる教室にできる場は「幽霊場」みたいなものだ。英語じみたものが口から出ていても、その教室に支配的な意識の動き方と いうものが、日本語あるいは日本の「社会的、文化的、宗教的磁場」から切れていない。下敷きになっているのは、日本語や日本なのである。日本語の「磁場」 や「日本の社会的、文化的、宗教的磁場」なのである。
その話を奈良の小川さんとしたことがある。生徒が英語で話すことは、生徒たちの間でお互いによく理解されているのに、先生一人が生徒たちが何をしゃべって いるのかポイントがつかめないでいる場合がよくあると小川さんは言っておられた。小川さんは、英語学校の講師もやったことがあるし、英語学校のタイム講読 という高級な教室に通われたこともある。多分、その高級な教室でのことか、「ディベート」というあほらし高級の教室のことを言われたのだと思うが、生徒同 士は生徒の話がわかり、先生一人(英語ネイティヴ)が話がわからないでいるということは、生徒の口から出てくるのが英語であっても、教室を支配しているの が、日本語と日本を下敷きとした意識であるということの証拠なのである。だから、英会話学校の教室は、原理的に英語の「磁場」ではない。
で、生徒の側が「あらかじめ音のスキルと知識量と理解の深さを持っている場合」に、あんな馬鹿げた金の巻き上げられ方をするだろうか、ということである。 それを持っているなら、じかに友達としてでも、仕事相手としてでも、ネイティヴとつきあって、つまり、「磁場」としてのまがいものを排除して、英語を使っ て上達すればいいのである。
英会話学校に通っているお馬鹿さんたちのほとんどが、「音のスキルと知識量と理解の深さを持っていない」人々である。さっさと絶望するがいいのだ。あんた らが英語でしゃべるようになる日など来はしない。決まり文句だけ言っている(英語雑誌や英語新聞の意見を引き写しにコピーしてるようなディベートも、「決 まり文句」から出ない)ようなのを、「英語でしゃべる」などと言うわけにはいかないのだから、そんな日は絶対に来ない。
「あらかじめ音のスキルと知識量と理解の深さを持っている場合」は、人は英会話学校になんか行かない。直に「磁場」と交わる方を選ぶ。遠藤は、「あらかじ め音のスキルと知識量と理解の深さを持っている」くせに英会話学校に通ったことがある。これが汚点だとは遠藤は思っていないのだ。とてつもなく鈍いと私が 思うところだ。遠藤ほど鈍くなければ、「あらかじめ音のスキルと知識量と理解の深さを持っている場合」、普通なら英会話学校なんかに行かない。それがまと もな感覚である。
で、見てみるがいい。英会話学校に通っているのは、「音のスキルと知識量と理解の深さを持っていない」連中がほとんどではないか。連中は言うだろう。それ を持っていないからこそ通うのではないか、と。そこでもう駄目なのである。たとえば、英会話学校でどれほどの知識量が得られるというのか。まともな独学の 数十分の一というものだろう。たとえば、英会話学校がまともな「音のスキル」を与えるというのか。英語ネイティヴには、あらかじめ日本語の音を持っている 人の口をどう動かせばいいのかという知識など何もないのである。英会話学校がまともな「音のスキル」を与えることなど、まず100パーセントに近い率であ りえないのである。理解の深さはなおさらそうだ。これは、語学をやる者が一人で深める以外にない。大量に練習して、少しずつ深めるしかない。
もっとも簡明に言えばこうなる。

「英会話学校」に通うからこそ、いつまでも英語がしゃべれるようにならないのだ。

遠藤に戻ろう。Bについては、以上でいいだろう。英会話学校は「磁場」ではないのだという英会話学校の本質を言った後だから、「漫然と」は要らないので、 「漫然と」をとって書き直す。

B英語学校に通っている。
C海外に住みさえすれば英語が上手になると思い込んで、海外留学や
ホーム・ステイを計画している。

Cについては、遠藤の「海外」は「英語圏」程度の意味なので、「英語圏」と書き直せば、

C英語圏に住みさえすれば英語が上手になると思い込んで、海外留学や
ホーム・ステイを計画している。

英会話学校が「磁場」たりえないのに対して、「英語圏」は「磁場」たりうるのである。ここでも問題は語学をやる人の「音のスキルと知識量と理解の深さ」な のである。それさえ備えれば、海外留学やホーム・ステイには大いに意味はある。しかし、「磁場」に支えられた言語スキルの獲得は、厳密には「語学」ではな いということを忘れなければ、だ。それを忘れたら、英語ペラペラの馬鹿の一丁あがりだ。
「磁場」に下支えされた言語スキルの発達は「語学」ではないのだが、チャンスがあれば、あるいは親に余裕があれば、是非「英語圏」へ行って暮らして来いと 私は生徒に言っている。私には、ロンドンに一ヶ月半だけ行くチャンスがあった。これまでに「英語圏暮らし」はそれだけだ。「暮らし」というよりは、少し長 めの旅行だった。
生徒には言っている。学校には通っても通わなくてもいい。学校の外で友達さえ作れれば、学校なんかに行かなくてもいい。内気だったりして、友達がなかなか できないようなら、学校に行くのもいいだろう。知識の獲得のためではなく、友達を作るためだ。しかし、一方で、俺の「電話でレッスン」は継続してくれ。ま ともな「語学」の練習と、「磁場」に支えられた言語スキルのブレークスルーは両方とも必要なのだ。と、それくらいの話をする。
これは、専門分野の勉強をしに留学する場合のことを言っているのではない。いわゆる「語学留学」のことを言っているのである。

このあたりまで書いたら、「手前味噌」と「我田引水」をやりたくなってきた。
遠藤の本でも、「手前味噌」と「我田引水」のオンパレードなのだが、語学的微分ができない(言葉の肌理が粗い)遠藤がそういうことをやるのであれば、俺は もうちょいと肌理の細かいやつをやってやろうと思った。
遠藤に欠けているのは、やはり「磁場」という観点なのである。
そして、「駐留軍」という磁場から密輸入したスキルを「わざと」過小にしているのである。
その密輸入のスキルがあったから、遠藤が自慢げに言う「多読」のスキルもあり得たのだというあたりについては、また後日。



【10327】
【タイトル】.「教材イメージ核受肉」についての解説
【 日時 】06/02/14 2:23
【 発言者 】根石吉久

.(対象)
・主に高校生以上、大学受験生、社会人の英語力をつけるのに適しています。
・「磁場」に暮らしたことがあり、日本に帰ってきて、英語力の錆び付きの激しさを実感している人の「錆止め」に適しています。
・仕事で英語を使う必要があり、日本在住にも関わらず仕事の場所が英語の「磁場」となる人、あるいは、出張で英語の「磁場」に渡る機会が多い人の英語を 「ただちに起動可能」な状態に維持するのに適しています。
・留学を予定している人の英語を「起動可能」な状態にするのに適しています。巨大な教材ですので、練習の進度によって、どの程度の留学が向いているかなど を判断するための指標として使えます。(アドバイスは素読舎が無料で行います)
・家族で英語圏に渡った場合、ご主人は仕事で英語を使うが、奥さんが家に閉じこもりっぱなしになってしまうことを打開するのに使えます。
・中途半端な練習のまま英語圏に渡ったために生じやすい神経症を防ぐ効果があります。


.(教材についての総論)
・表面的には、教材は一方向に流れているように見えますが、その内部で渦巻き状態、逆流状態が起こります。学習者の意識において、知識が乱反射し流動し、 統合されて、最終的に「語のイメージの核」が形成されます。
・教材を使えば使うほど、「磁場」における意識への「シンタックスの焼き付け」が容易になります。「インプット」の蓄積によって、無数の文のシンタックス が蓄積され半無意識に浮遊しますので、「磁場」に渡れば、「社会的・文化的シンタックス」を呼び込むことが大きな負担ではなくなります。
・イメージは、日本語そのものでもなく英語そのものでもありません。日本語から独立してイメージだけが動くことも、英語から独立してイメージだけが動くこ ともあります。また、イメージは英語と日本語の間を往来します。語学とは、このイメージの動きを強化する作業です。イメージが、英語に即して動くようにす るために、この教材は開発されています。

.(練習方法)
・「音づくり」がそのまま「インプット」になることが必要です。その実際を伝えるために、素読舎の「電話でレッスン」があります。
・「音づくり」がそのまま「インプット」であるとは、「音」が完成したときが、ひとまず「インプット」がなされたときであるということです。
・「インプット」されたものも、放置されれば、意識から消滅していきますが、教材内部で既習のものが絶えず引用され、別の文の部分と複合化しますので、教 材を一方向にたどりつづけて練習するだけで、「インプット」したものの錆び付きや消失を防ぎます。これが、「磁場」に暮らしたことがあり、英語の錆び付き の激しさを実感している人にも有効になる教材の内部構造です。
・「音づくり」がそのまま「インプット」を成立させるべきですが、「音づくり」に関しては、文字の記述ではどうにもなりません。この点を解決するために、 素読舎は「イメージ核受肉」教材を使った「電話でレッスン」を行っています。
・「電話でレッスン」は、英語力を「ただちに起動可能」な状態に維持するためのレッスンですので、継続が大切です。独学の継続にはっきりと自信が持ててか ら、レッスンをうち切って下さい。また、独学が継続できず、英語の錆び付きを自覚した場合はなるべく早くレッスンに復帰して下さい。
・文まるごとの部分は、絶えず読み込んで練習して下さい。「音づくり」を文を単位として行い、連音処理なども確実に「音づくり」して下さい。
・途中の説明部分にある断片的な知識(単語、イディオムなど)で、未知のものは、何十回も書きながら、口で言い、意識にイメージをくっきりと浮かべて下さ い。教材にある日本語部分は参照しますが、日本語そのものから抜け出した生きたイメージを意識に浮かべるようにして下さい。最終的には、日本語がなくて も、イメージが独立して動くようにして下さい。

(教材製作者から見た目安)
・中学の教科書を使った「電話でレッスン」をやった生徒さんは、「イメージ核受肉」を1万行程度こなした時点で、「話す・聞く」のよちよち歩きができるよ うになります。
・中学の教科書をやらず、いきなり「イメージ核受肉」からレッスンを始められた方の場合は、「話す・聞く」のよちよち歩きは3万行目を超えたあたりからで しょう。
・渡航費、生活費が安くなったためアメリカその他の英語圏に若い時に留学する人が増えていますが、「イメージ核受肉」を5万行程度までやってから、渡航さ れることを希望します。5万行以後は、本格的な文法解析ですので、渡航後もなるべく「電話でレッスン」を継続されることも強く希望します。「読む・書く」 ができないと、留学が貧しいものになります。
・易しい本を何冊も英語でどんどん読む(いわゆる「多読」)に入るためには、「イメージ核受肉」を7万行程度終わらせ、その後も「電話でレッスン」を継続 されることを希望します。7万行目以降の解析は、読むことに使えるものをどんどん解析していきます。
・10万行を超えた頃には、是非、「電話でレッスン」のコーチをやっていただきたく思います。自分一人の英語にしておくにはもったいないだけの英語力がで きています。

素読舎・根石吉久(090-4181-5912)
387-0015長野県千曲市鋳物師屋642−3
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【10330】
【タイトル】英辞郎辞書ファイルの活用
【 日時 】06/02/16 17:41
【 発言者 】村田

eijiro辞書ファイルの活用

根石さんから、earをせまい音で発音する例を探しているという話を聞きました。
一定のつづりを持つ単語を英辞郎ファイルから抜きだせないかと思って辞書編集画面を眺めていると、辞書変換というのがあったので、試してみました。

1.英辞郎[File]→[辞書グループ編集]→[ツール]→[辞書の変換]
2.「転送先辞書」の「単語レベルリスト」をチェックして、変換後の辞書ファイル名を記入
(例えば、pdic.txtなど)
3.こうしてできたファイルは、下記のような形式で出力されます。
===================================================
7 Swede
1 a.m.
6 aback
9 abacus
9 abaft
9 abalone
2 abandon
8 abase
8 abash
6 abate
9 abattoir
9 abbe
7 abbey
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
===================================================
左端の数字は、英辞郎で設定された単語レベルをあらわしています。
全部で21672行になりました。
(使った辞書ファイルは、eijiro52.dicです)

4.この出力したファイルに"ear"をキーワードとしてgrepします。
下記のように出力されます。(私は秀丸を使いました)
===================================================
pdic2.txt(345): 8 afeard
pdic2.txt(829): 9 antinuclear
pdic2.txt(898): 1 appearance
pdic2.txt(1043): 8 arrears
pdic2.txt(1641): 8 bearable
pdic2.txt(1642): 3 beard
pdic2.txt(1643): 7 bearer
pdic2.txt(1644): 6 bearing
pdic2.txt(1645): 9 bearish
pdic2.txt(1646): 7 bearskin
pdic2.txt(1803): 9 besmear
pdic2.txt(1995): 9 blear
pdic2.txt(1996): 9 bleary
pdic2.txt(2483): 9 bugbear
pdic2.txt(3468): 6 clearance
pdic2.txt(3469): 9 clearing
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
===================================================
全部で142語ありました。
まだ発音チェックまではやっていません。
この方法が正しいかはもっと調べてみなければいけないと思います。
ひとまず、てがかりとして書いてみました。



【10331】
【タイトル】全部で142語ありました。
【 日時 】06/02/17 1:02
【 発言者 】根石吉久

村田君

全部ここへ載せといてみてくれ。



【10333】
【タイトル】earを含む語
【 日時 】06/02/17 13:01
【 発言者 】村田

afeard
antinuclear
appearance
arrears
bearable
beard
bearer
bearing
bearish
bearskin
besmear
blear
bleary
bugbear
clearance
clearing
clearly
curvilinear
dearie
dearly
dearth
deary
denuclearize
disappear
disappearance
dishearten
drear
dreary
earache
eardrum
earl
earldom
earlobe
earmark
earmuff
earn
earner
earnest
earnestly
earphone
earplug
earring
earthen
earthenware
earthly
earthquake
earthwork
earthworm
earthy
endear
endearment
fearful
fearfully
fearless
firearm
footwear
forbear
forbearance
forearm
forebear
forswear
gear
gearbox
halfhearted
headgear
heard
hearer
hearing
hearken
hearse
heartache
heartbeat
heartbreak
heartbreaking
heartbroken
hearten
heartfelt
hearth
hearthrug
heartily
heartland
heartless
heartstrings
heartthrob
hearty
kindhearted
knitwear
learner
linear
nearby
nearness
nuclear
overhear
pallbearer
pear
pearl
reappear
reappearance
rear
rearm
rearmament
rearrange
rearrangement
rectilinear
rehearsal
rehearse
research
researcher
sear
search
searchlight
shear
smear
spear
spearhead
spearmint
sportswear
stearic
swear
sweetheart
teardrop
tearful
tearjerker
tearless
tearoom
teary
unbearable
underwear
unearth
unearthly
unlearn
wearable
wearer
wearily
weariness
wearisome
weary
yearbook
yearling
yearly
yearn
yearning



【10334】
【タイトル】村田君
【 日時 】06/02/17 16:00
【 発言者 】根石吉久

ありがとう
ざっと眺めていますが、「ィァ」「ェァ」が多いですね。
これまで、earth, early 程度しかすぐに思い浮かばなかったのですが、search なんてのがあります。「探す」とありますね。
先日みつけた pearl が入っていて、これを見て、ごみの中に「真珠」をみつけたような気になりました。今、時間がないので、後で、これら全部を「ドクターマウス」でカーソルを あててみます。カーソルをあてるだけで、次々と単語をひきますので、「ドクターマウス」はこういう時に便利に使えます。



【10366】
【タイトル】根石様
【 日時 】06/03/15 13:11
【 発言者 】横浜の吉村です。

横浜の吉村です。
私へのメッセージがあったので今日はビックリいたしました(笑)。
会社の昼休みに大風呂敷の過去ログを読むのが、最近の日課になっております。
過去ログを少しずつ読んで今現在の素読舎(根石先生)の英語学習に対する哲学が、
どれ程スリムになっていくか(または複雑になっていくのか)楽しみながら読んでいます。
教材の発送が遅れた事了解しました。連絡ありがとうございました。
ゴミ問題でお忙しいのだろうなと、勝手に想像しておりました。
英語の学習・習得について語りたい事がたくさんあるのですが、今しばらくは、控えておきます。理由は、今のこの大風呂敷の英語に関する話題熱というか、温 度が、少し冷めている状態にあるように感じている事がひとつです。また、私のする発言は、過去に何度も語られてきた事と重複すると考えるからです。ですか ら今はゆっくりと過去ログを読んでいく事にしました。

英語と関係ないのですが、自分の信念を熱く語れる人は良いですね。
素読舎の根石先生は英語学習に対するご自身の考えをお持ちです。
どんぐり倶楽部の糸山泰造先生も低学年学習者の算数や国語の習得に関する、糸山氏自身の考えをお持ちです。(彼の英語に関する記述に対しては、糸山氏と 語っていきたい部分もあります。)レストラン「カシータ」のオーナー高橋滋氏もサービス業について熱く語る私が尊敬する人物です。

名前をあげた3氏は、私の中で今一番ホットな人達です。
レストランオーナーの言う事は、塾長職の発言とは関係ないように感じますが、私の尊敬する方々は、みなさん同じような事を根本で語っておられます。まだ簡 潔な言葉で表現できるまで私の中で熟成していないので、うまく表現できないのが残念ですが、「人が社会や組織の都合に合わせる必要性はどこまであるのか、 組織の都合に合わせて個人が嫌な思いをなぜしなければならないのか、なぜ他の指導者やオーナー達は気が付かないのか」そんな声がみなさんの著書から聞こえ てくるような気がするのです。{根石先生、間違っていたら訂正してください「俺はそんな事言ってないよ」って、、(汗)。}

すみません。長くなりました。仕事に戻ります。
また改めまして、こちらかメールにて自己紹介させて頂きます。
連絡ありがとうございました。 気は長い方なので、教材はじっくり待てます。
到着楽しみにしております。



【10367】
【タイトル】根石様・教材届きました
【 日時 】06/03/16 22:28
【 発言者 】横浜の吉村です

本日教材が届きました。 また丁寧な内容のお手紙も読ませて頂きました。
ありがとうございました。

教材の内容を確認しました。 すごい内容量です。これを1000円で譲っているとは、驚きです。映画「ゴースト」のセリフを文法的に解析・解説しているのですね。
週末早速DVDを購入してきます。確かに教材の使い方は想像するしかないですね(笑)。
教材をプリントアウトして、回転読みで体にインプットしていく。映画を観て、どんな場面でそのセリフが使われているか確認し、俳優のセリフと同じように声 にだす。最後にもう一度そのシーンを観て、そのセリフの場面がきた所で「消音ボタン」を押し、自分の声を俳優にあてる。などと勝手に想像しております。 「どんでん」の中で、回転読みをする時にイメージを強く思うと根石先生は書いていたと思います。映画のセリフを教材とした場合、イメージ(映画の場面)を 思い浮かべ易いので、学習者にフレーズが染み込んでいきやすいですよね。

電話でレッスンには興味を持っております。家内とも話しをしました。
私は留学経験者で、最近は「錆止め」に近江誠氏の「感動する英語」を使った音読を週に数回しています。実は根石先生に教材を申し込んだ後、家内が国弘正雄 氏の「英会話・ぜったい音読」をやり始めているのです。家内は、「まずやり始めた「この音読CD」をみっちり3ヶ月は続けたい。3ヶ月継続できたら「電話 でレッスン」を受けてみてもいいかも」と言っております。小さいテキストでも、まずみっちりやるという事は大切だと私も考えております。暫く様子をみさせ てください。

「あなたバイリンガルなんだから、せっかく英語が話せるのだから子供に英語を教えてあげないなんてもったいないわよ」と友人や同僚に責められて、小学生低 学年の自分の子供達にどうやって英語を教えようか、模索した事がありました。「日本にいる限りは英語を必要としない、子供達は英語の必要性を感じないから 学習意欲が湧くわけがない」とは、家内の意見です。「中学生になれば、子供達も学校授業の中で英語の学習が必要になる。その時に「お父様、英語を教えてく ださい。」と言わせれば良いのよ。」とも家内は言っております。この意見にもっともだと感じるようになった今日この頃です。

私は留学経験者です。中学・高校時代、映画が大好きで、映画を字幕無しで観る事ができるようになりたいと思っていました。高校の時には、映画のセリフを (単語が何なのかわからなくても)聞こえた通りに音だけマネをする事を続けていました。たぶん2−3本は映画のセリフを覚えたと思います。映画のセリフを 聞いたまま覚えたおかげで私のヒヤリングは良かったのだと思います。高校生の時、奨学金付きの留学試験に合格する事ができました。特に英会話スクールや進 学塾などには通っていません。私が偶然に英語の音を大事にする学習方法を実践していたからなんですね。その事を根石先生の「どんでんがえし」を読んで再確 認する事ができました。言葉はまず「音としての言葉」があり、それが「文字」となっている。「文字」が先で「音としての言葉」が後ではありませんよね。根 石先生の「素読」という方法で「音」大事にする事は、恐らく一番早くて確実な「英語」の取得方法だと思います。根石先生に共感できる事が沢山あったので 「どんでん」数冊購入して、いとこの子供(受験期を迎える男の子)に1冊、英語を学習中の社会人の友人に1冊プレゼントしました。

これを読んでいる英語学習者の方には、英語を映画の場面や気持ちとリンクさせて学習するこの方法をお薦めします。根石先生の映画「ゴースト」を使った学習 方法はとても効果があると思います。

すみません、また長くなりました。この掲示板を利用しているみなさま、失礼いたしました。
根石先生へのお礼を兼ねて、自分の意見も語ってしまいました。
根石先生はご多忙中だと思います。特にこちらに対する返事は結構です。
3ヶ月後、家内がテキストをやりきったら、メールにて電話レッスンの件、相談させていただきます。では、失礼いたします。教材ありがとうございました。



【10371】
【タイトル】吉村さん
【 日時 】06/03/19 23:49
【 発言者 】根石吉久

「さん」づけでやらせて下さい。

>会社の昼休みに大風呂敷の過去ログを読むのが、最近の日課になっております。
>過去ログを少しずつ読んで今現在の素読舎(根石先生)の英語学習に対する哲学が、
>どれ程スリムになっていくか(または複雑になっていくのか)楽しみながら読んでいます。

ありがとうございます。過去ログ(現在もですが)はあまりにも雑多な記事がありますので、語学論関係のものを整理してもらえないかと村田君に頼んでありま すが、なかなか進まないようです。「哲学」と言ってもらえると、泥だらけの言葉を書き殴ってきた自覚が十分にありますので、照れくさいですが、うれしくな りました。

>ゴミ問題でお忙しいのだろうなと、勝手に想像しておりました。

その通りです。今日は図書館へ言って、平成16年度の「千曲市議会会議録」というやつを拾い読みしていました。一年分の半分ほど拾い読みして夕方になって 図書館から追い出されました。
いやなことばかりが続きますので、久しぶりに大風呂敷に何か書きたくなり、書き始めた次第です。少し酒が入っておりますがご辛抱を願います。

>英語の学習・習得について語りたい事がたくさんあるのですが、今しばらくは、控えておきます。理由は、今のこの大風呂敷の英語に関する話題熱というか、 温度が、少し冷めている状態にあるように感じている事がひとつです。

過去ログを読まれて、そこにある記事を媒介にされてご意見を書かれることを歓迎いたします。私が書かなくても、ここを読まれている方の間で語学論が交わさ れることを私は以前から願っております。確かに温度は冷めておりますが、まあ平常になったとも言えるわけで、皆さんで継続していただきたいと思っていま す。

>どんぐり倶楽部の糸山泰造先生も低学年学習者の算数や国語の習得に関する、糸山氏自身の考えをお持ちです。(彼の英語に関する記述に対しては、糸山氏と 語っていきたい部分もあります。)レストラン「カシータ」のオーナー高橋滋氏もサービス業について熱く語る私が尊敬する人物です。

お二方の本でまずこれを読めというようなのがありましたら、書名をお教え下さい。

>「人が社会や組織の都合に合わせる必要性はどこまであるのか、組織の都合に合わせて個人が嫌な思いをなぜしなければならないのか、なぜ他の指導者やオー ナー達は気が付かないのか」そんな声がみなさんの著書から聞こえてくるような気がするのです。

またごみ問題のことを考えてしまいました。現在の私は、プラスチックやビニールに呪われているらしいです。



【10372】
【タイトル】吉村さん
【 日時 】06/03/20 0:50
【 発言者 】根石吉久

>教材の内容を確認しました。 すごい内容量です。これを1000円で譲っているとは、驚きです。映画「ゴースト」のセリフを文法的に解析・解説しているのですね。

私は安いと思っていますが、あまり売れません。お買い求めいただきありがとうございました。

>教材をプリントアウトして、回転読みで体にインプットしていく。映画を観て、どんな場面でそのセリフが使われているか確認し、俳優のセリフと同じように 声にだす。最後にもう一度そのシーンを観て、そのセリフの場面がきた所で「消音ボタン」を押し、自分の声を俳優にあてる。などと勝手に想像しております。

いいやり方だと思いますが、「回転読み」を幹としていただきたくお願いいたします。「回転読み」は、どんな枝を生やすにもなかなか相性がいいです。竹に木 を接ぐことになりません。

>「どんでん」の中で、回転読みをする時にイメージを強く思うと根石先生は書いていたと思います。映画のセリフを教材とした場合、イメージ(映画の場面) を思い浮かべ易いので、学習者にフレーズが染み込んでいきやすいですよね。

それが長所であり短所かなとも思っています。「話す・聞く」に向かう枝には長所であり、「イメージ強化」に向かう枝にとっては短所になるかもしれません。

>私は留学経験者で、最近は「錆止め」に近江誠氏の「感動する英語」を使った音読を週に数回しています。

どこにどのくらい留学なさいましたか。また、語学留学だったのか、何か専門分野を勉強しに行かれたのか、その辺をお教え下さい。

>実は根石先生に教材を申し込んだ後、家内が国弘正雄氏の「英会話・ぜったい音読」をやり始めているのです。家内は、「まずやり始めた「この音読CD」を みっちり3ヶ月は続けたい。3ヶ月継続できたら「電話でレッスン」を受けてみてもいいかも」と言っております。小さいテキストでも、まずみっちりやるとい う事は大切だと私も考えております。暫く様子をみさせてください。

国弘さんの本をCDを併用してやられるのはひとまずいいと思います。私は国弘さんにお会いしたとき、「あなたが組んで仕事をすべき人は千田さんではなく、 柴田さんだ」と進言して面妖な顔をされたことがあります。(大風呂敷の過去ログ倉庫に、柴田さんの「音作りへの道」という学校での優れた実践報告がありま す。)千田潤一の「音」に関する考え方は「天下り式」なところが私の批判点です。つまり、「聞けば同じ音が出せるはずだ」という幼児にのみ有効な原理を元 にしているところです。人は小学生くらいまでは幼児の持つ能力をまだ保持していますが、15歳くらいを境に急激にその能力を失うという仮説が私にありま す。

>「あなたバイリンガルなんだから、せっかく英語が話せるのだから子供に英語を教えてあげないなんてもったいないわよ」と友人や同僚に責められて、小学生 低学年の自分の子供達にどうやって英語を教えようか、模索した事がありました。

ここを読んで、私は「電話でレッスン」のコーチになってもらえないかと思ってしまいました。最適な人だと思っています。「磁場帰り」で、ぺらぺらやれるこ とで鼻が高くなっているが、語学論のかけらも持たない人にはもううんざりしています。語学論に対して感度を持っている人は非常に少ないです。吉村さんはそ のごく少ない人の一人です。

>「日本にいる限りは英語を必要としない、子供達は英語の必要性を感じないから学習意欲が湧くわけがない」とは、家内の意見です。「中学生になれば、子供 達も学校授業の中で英語の学習が必要になる。その時に「お父様、英語を教えてください。」と言わせれば良いのよ。」とも家内は言っております。この意見に もっともだと感じるようになった今日この頃です。

そうなのですが、中学生になっても英語が必要になるわけではなく、奥様の言葉の通り「英語の学習」が必要になるだけです。素読はここに関して実に用意周到 でして、「準備に尽きる」というのが素読のスタンスです。「磁場」に渡ればただちに充電が始まるような質のいい「からっぽの電池」を、日本にいるうちから 「準備」する。このために素読が一番いいのだというのが私の考えです。「からっぽの電池」であるため、害にならないので、最近では小学校3年くらいから始 めても大丈夫かなと考えています。

>言葉はまず「音としての言葉」があり、それが「文字」となっている。「文字」が先で「音としての言葉」が後ではありませんよね。

自然言語では、最初に「音としての言葉ありき」です。語学はそこがひっくり返っておりまして、文字を音に起こしていくことはいっこうに構わないことです。 音読や素読はまさにそれで、文字の存在を前提にしています。

>根石先生の「素読」という方法で「音」を大事にする事は、恐らく一番早くて確実な「英語」の取得方法だと思います。

文字の存在を前提にするが、素読を英語学習に適用する場合は、まともな音で「すらすら読める」という状態の「音」を大事にします。この方法がいいのは、日 本在住のままで英語をやる場合、「米軍基地勤め」「商社勤めで日々(電話で)英語で取引」など、「小磁場」ながらまともな磁場と絶えず触れている人はまれ で、ほとんどの人は「磁場」を欠いているからです。

>根石先生に共感できる事が沢山あったので「どんでん」数冊購入して、いとこの子供(受験期を迎える男の子)に1冊、英語を学習中の社会人の友人に1冊プ レゼントしました。

ありがとうございます。その人たちに「電話でレッスン」の存在も話していただけたら、とぶしつけながらお願いしたいです。「どんでん」を書いた当時は、 「電話でレッスン」はまだ存在していませんでした。レッスンは、私の理論を小学生から英語で取引を行うビジネスマンにまで適用してみたものです。年齢で言 えば、小学4年生から50歳を越えた方までレッスンしています。どなたにも効果が見られますが、学習中の人は高いと言うし、英語で取引や仕事をする人は安 いと言われます。困ってしまうのですが、こうして困ることが私の理論を磨いてくれているのだと思っています。

酒がまわってきましたので、ひとまずこれで。



【10373】
【タイトル】根石様
【 日時 】06/03/20 13:28
【 発言者 】横浜の吉村です。

根石先生 ご多忙中の所、丁寧な返信ありがとうございました。
「さん」で結構です。「様」はくすぐったいので、、。
会社の友人にも「素読舎」っていうすごい英語の塾を見つけたぞ!って、話をしております。彼らがこの掲示板で私の名前を見つければ、たぶん私の書き込みだ と気が付くでしょう(笑)。過去ログは、やっと3000番台を読み始めた所です。あれだけの量を村田先生一人にまとめさせようとは、、、村田先生に同情い たします(涙)。根石先生の言う「雑多」な書き込みも多く、読んでいて気分が悪くなる書き込みもあります(失礼)。私のここへの書き込みも「あのような」 書き込みにはしたくありません。公開で発言できる場所ではありますが、私だったらとても責任を持ちきれないような文章もありますね。そんな中にもお宝発言 がちらりほらりと見つかります。書き込み#3052−3054「多読だけでOKか」というEliotさん(柴田先生)の投稿があります。これは抜き出して おいた方が良いと思いました。ネットの闇に消えてしまうのでは、もったいないです。

過去ログを読んでいますので、私の好みになりますが「お宝書き込み」を見つけたらこちらで紹介いたします。
根石先生からの質問や書き込みに対して回答したい事もあるのですが、
ネットで公開する返事ではなく、個人的にメールをさせていただきます。
今はお忙しい様子なのでスネイルメールで送るかもしれません。



【10379】
【タイトル】お宝書き込み
【 日時 】06/03/21 13:30
【 発言者 】横浜の吉村です。

ダジャレーさんだ!過去ログから読み上げていますので、過去ログの若い番号から書き込みをしている人が、現在どの位「現役」でここに来ているのか把握して おりません。根石先生がダジャレーさんの名前(本名)をチラッと書いている箇所が過去ログに埋もれていました。寿司屋さんでしたっけ?語学論以外はかなり ざっくりと飛ばし読みしています。政治的な議論で盛り上がった所も飛ばしています。会社の昼休み、休憩中に読んでいるものですからすみません。軽い読み物 感覚でサラッと流さないと、語学論の気迫につぶれてしまいます。ダジャレーさんは、ずっと書き込まれているのですね。たしかHPの立ち上げの時に関係して いる方なんですよね。名前を見つけてなんだか感動しました。

村田先生>3000番以前にもお宝書き込みが沢山ありました。ただ、書き込みのトピックがうまく終結していないものが沢山あります。ある話題から盛り上が り、そこから広がって、そのまま広がりっぱなしな箇所が多いですね。大風呂敷なので広げるのは良いのですが、まとめるのは大変な作業だとお察し致します。 村田先生の書き込みで、私が「わかる、わかる」とうなずいた箇所が過去ログにありました。昨日まで「お宝書き込み」を探しながら読んでいたわけではないの で、番号を控えていませんでした。今日の昼休みに過去ログに戻って探してみたら見つけました。村田先生と根石先生が「上手にまとめた」と感じた書き込みで す。#2399−2425「教科書音法」についての記述があります。覚えてますか?村田先生が「回転読み」でと訂正していますが、村田先生が少し修正を加 えれば、まとまった良い文章になると思います。



【10381】
【タイトル】最近の妻と対話から
【 日時 】06/03/23 13:19
【 発言者 】横浜の吉村です。

私「毎日「音読」続けてえらいね。見直したよ。」
家内「まだ始めたばかりだから、、本の通りにやったら3ヶ月は続けないと、、」
私「根石先生が言っている「回転読み」っていうのやってみな、すごい効果があると思うよ。俺さ、英検1級の短い例文集を出してきてさ「回転読み」っていう のをやり始めたでしょ。絶対効果あるよコレ。」
家内「私もあなたに言われてやってみたよ。なんか体にに染み込むっていう表現が良くわかる。回転読みで文章を「暗記」しちゃうって事?」
私「掲示板の昔の書き込みにも何度か「暗記」って言葉が出てきてる。いや、、根石先生は「暗記が目的ではない」って言ってる。文字を読んで良いんだよ。だ から「音読」と同じなの。違うのは同じ文章を繰り返して唱える事。意味がわからなくても先に「音」というか、フレーズの「かたまった音」を入れちゃう の、、。1級の難しい単語を使った文章を使って、俺もコレを最近やっているわけ、、。」
家内「回転読みしながら「イメージ」も同時にするって言っていたよね。」
私「うん、そう言った。でも先生は、意味がわからくても良いから正しい音でまず声に出せって言ってる。本には、意味が先にわかってるに越したことはないっ て書いてあったな。でも文法的な解析や意味を入れるよりも先に「音」をインプットする事が大事だって先生は言ってる。多分、回転読みをして音を先に入れた 方が、後でイメージや文法的な解析をした時に、その理解が深く染み込んで行く、、と、俺は思っているの。俺はね、今自分で実験しているんだ。知らない単語 が使われている短い文章を、回転読みでまず「音」から体に染み込ませているの。十分「音」が染み込んだ後に、単語を調べて意味を確認するの。今までの俺の 単語の習得の仕方とは違うのよ。今までは、知らない単語に遭遇したら、まずその意味を調べて、発音を確認して、その文章が使われている短い例文を覚えてい た。でも「音」にこだわる事はなかったのよ。一応会話ができるレベルだからね。」
家内「それで回転読みの効果はあったの?」
私「あるよ、あるよ。回転読み、、、つまり「音の塊」だね、、これを優先する方が正しいと実感できる。なんかね、自然な感じがするんだよ。ただね、、、俺 の場合、やっている途中で単語の意味を勝手に推測しちゃう事があるの、、、だいたい推測どおりの意味の場合は問題ないんだけど、全然違う意味だったりする 事があるのよ。そうすると正しい意味を「覚えなおす」作業が難しいと感じる事があるの。「初めて覚える単語」のはずなのに、回転読みで「音」を入れる段階 で、意味を勝手に決め込んで、その単語をモノにした気持ちになっちゃってる事があるのよ。文章をスラスラって読めるようになったら、早い段階で意味を調べ ちゃった方が良いかなと俺の場合は思った。あとね、あまりにも意味不明な単語ばかり並んでる文章を回転読みさせるのはつらいと思う。回転読みする文章を選 ぶ時は、その人の英語のレベルと同等か、ちょっとだけ難しい位が丁度良いと思うな。とにかく、そうやって文章を音にした後で意味を確認するの。この「意味 を調べたり文法的な解析をする作業」って学習者が自分でやらないと意味がないって先生は言ってる。」
家内「ふーん、人から意味を聞いちゃだめなの。」
私「別にかまわないと思うよ。お前の場合は、人から聞いた方が記憶に残るじゃん。大事なのは、俺が先回りしてお前に単語の意味を教えちゃう前に「この単語 どんな意味だろう」って、ちょっとでも自分で考える事だと思う。文章を音にできるようにしておくでしょ、意味がわからなくても、まず「音」にできるように する。その後で単語を調べたり文法的に理解すると「Aha!」って思う事があるの。ほら、あの何とかって先生で脳を研究している人が言ってたじゃん。アハ 体験ってやつだよ。「ああ、これはこういう意味だったのか」って、頭の中にかかっていたモヤモヤが急に晴れるような体験。オレさ、あの体験が良いんじゃな いかなって思ってるの。日本でさ、素読舎がやってる「音」を沢山体に染み込ませてから留学すると、アハ体験を沢山できるんじゃないかなと思うんだ。先生が 言ってる「空の乾電池」って表現が、いまいち理解しきれていないんだけどさ、たぶん、こういう事なんじゃないかな。」



【10382】
【タイトル】妻との対話(つづき)
【 日時 】06/03/24 12:51
【 発言者 】横浜の吉村です。

家内「話聞いていると、あなたの「ああ、こういう事だったのか!」」っていうアハ体験が大事っていうのは、よくわかるよ。でもさ、根石先生が言っている 「からっぽの乾電池」とは、まったく違うわよね。」
私「・・・・?」

家内「「ああ、こういう事だったのか!」って感じる体験は、もちろん素晴らしいのだけれど、でも、それってハリウッド映画を観ていても「ああ、こういう時 に使うのか」って体験できるでしょう。別に留学しなくてもできるよね。」
私「たしかに、、、」

家内「先生が言っている「からっぽの乾電池」を充電するって、英語生活圏で実際に「英語を使う」って事じゃないの?体に染み込ませた文章を実際に使って 「充電する」っていう事と、アハ体験をするって事は違うよね。 どちらも記憶の奥に根付かせるための大切な「経験」だと思うけど、、。」
私「お前すごいなー、お前の一言ですっきりしたよ。 まさしくアーハー!って感じ、、。」

私「本とか掲示板を読んでいてもさ「からっぽの乾電池」とか「じば」だとかって、わかり易そうでわかりにくい表現が、そこここに出てくるの、、、。掲示板 の書き込みにも難しい表現がいっぱい出てくるんだよ。先生が扱っているのは、語学って哲学だからね、表現が抽象的になるのは仕方がないんだけどさ。「か らっぽの乾電池」って具体的なようで、抽象的なんだよね。俺の頭だと混乱しちゃうの(笑)。本の中でもお弟子さんが最初に「わかりにくいですよ。」って 言ってた(笑)。」

家内「「じば」って?」
私「「しば」ってさ、マグネットの磁場。磁石や磁力の磁場。英語生活圏の事を先生は「磁場」って言っているの。日本国内でもね、例えば米軍基地みたいな所 で英語を使って仕事をしている日本人は、「小さな磁場の中にいる」って表現している。俺はさ、向こうで生活した事があるからさ、先生の言い方を使うと「磁 場から戻ってきた人」になるわけ、、、。」

家内「あははは、、、。 あー、わかった。 磁場に「からっぽの電池」を持って行って、充電して帰ってきた人なんだ!」
私「お前やっぱすごいよ。本を読んでもいないのに、、。 また俺の頭の中がスッキリしたよ。」



【10383】
【タイトル】吉村さん
【 日時 】06/03/25 0:11
【 発言者 】根石吉久

楽しく読ませてもらっています。

皆様

吉村さんは、小学館文庫の「英語どんでん・・」の古本をネットで数冊買い求めて下さり、村田君から(多分メールで)私の住所を調べて下さり、「イメージ核 受肉」のCDR教材をお求めくださった方です。親類の受験生に「英語どんでん」をプレゼントしたり、英語をやっている職場の同僚の方に、素読舎の方法を伝 えてくださったり、奥さんと議論したりしておられます。素読舎の伝道をして下さっています。
ありがたいことだと思います。
皆さんでお話を続けてくださるとありがたく思います。



【10384】
【タイトル】吉村さん
【 日時 】06/03/25 0:15
【 発言者 】根石吉久

村田先生> 3000番以前にもお宝書き込みが沢山ありました。ただ、書き込みのトピックがうまく終結していないものが沢山あります。

その通りです。尻切れトンボの議論がかなりあるので、村田君に整理して欲しかったのでした。私も自分で考えていくために、どの議論がどこまで行っており、 どこで中断されているか見通しが欲しかったのです。村田君の今後の作業に期待したいと思います。




【10385】
【タイトル】「磁場」の定義
【 日時 】06/03/25 0:21
【 発言者 】根石吉久

私なりの「磁場」の定義は以下の通りです。

「当該言語の当事者となる場」
これは、アメリカとかイギリスとかいう国の名前とぴったり重なるわけではありません。
国とは本質的には関係がなく、英語なら英語という言語を使う当事者になる場はすべて「磁場」だと言っていいと思います。私たちは日本語の「磁場」の中に生 きていることになります。
語学は、この当事者性を欠いた行為です。
「からっぽの電池」というのは、当事者性を欠いた文(練習用の文)だと考えていただけばわかりやすいのではないでしょうか。かえってわかりにくいでしょう か。



【10386】
【タイトル】根石様、素読舎の皆様
【 日時 】06/03/25 23:29
【 発言者 】横浜の吉村です

根石先生、解説ありがとうございました。
私も意味をまったく呑み込めていないわけではないのですが、簡単な言葉に置き換える作業を好む男なものですから申し訳ございません。「よく噛んでから飲み 込まないと腹を壊すよ」と子供の頃から親に言われてますので、なるべく噛み砕いてから飲み込んでおります。牛のように反芻してじっくりゆっくりです。よく 噛んだ方が消化に良いのです。無駄なく身になります。スローですがお許しください。(ちなみに嫌いなものや苦手なものは、味わう事なく飲み込むか、口にし ません。)

掲示板をお借りして、妻との対話形式で雑談した内容を紹介しながら、もう一度噛み砕いて自分自身への理解を深めております。今朝も、花粉症治療のため訪ね た病院の待合室で「どんでん」を読み、「ああ、こんなに具体的に「乾電池」の事も「磁場」の事も書いてあったじゃん」と再認識した所なのでした。

私が初めて素読舎のページにたどりついて、先生のコラムを読み進めていくうちに、「回転読み」ってなんだろ?という疑問にぶち当たりました。それが最初の 大きな疑問でした。もっと読み漁っていくとその謎はますます深まり「これはどうも「英語どんでん返しのやっつけ方」って本を購入してみないとわからない ぞ」って事になったわけです。それで村田先生へメールで連絡を取らせて頂き、村田先生からこちらの掲示板と教材の存在を紹介して頂きました。大変素晴らし い塾だと思っております。微力ながら宣伝活動をさせて頂きます。電話レッスンにも申し込みさせて頂くつもりですが、その前にもう少しだけ自分の中の英語に 対するイメージを固めさせてください。学校での「知識としての英語」に関して、ここまで疑問に思った事はありませんでした。今はそれを「自分で考える」良 い機会です。よろしくお願いいたします。

もっと早く素読舎の存在に気が付いて、Eliotさん、Jackieさん、Naimaさん達がノリノリで書き込みしている時に参加したかった、、残念で す。私の中では「今が旬」になっています。みなさん、ご指導ください。よろしくお願いいたします。



【10389】
【タイトル】昇段
【 日時 】06/03/26 19:41
【 発言者 】根石吉久

昨夜、I村さんが3段に昇段されました。
ミッフィーさんが一人だけ、「どしゃぶり型」のレッスンを受け続けておられますので、ミッフィーさんの現時点を段に換算した場合どうなるのかと思っていま すが、「アジアの大河型レッスン」(イメージ核受肉教材使用)では、I村さんが最初の3段昇段となります。
今夜、レッスン終了後、現在の全員の段を発表いたします。



【10391】
【タイトル】認定一覧
【 日時 】06/03/27 0:55
【 発言者 】根石吉久



認定一覧 投稿者:根石吉久 投稿日: 3月27日(月)00時55分44秒

書式:
名前(県名) 段 昇段または認定の年月日
※レッスン開始時での外部テストの級や得点。学年。職業。英語の必要場面。英語圏
在住経験の有無。段獲得以後の外部テストの級や得点。その他。

初段 樋口静香(長野県)2005年6月26日昇段
※初段認定時高校2年。レッスン開始時中学3年2月(英検3級)。レッスン開始後、
5ヶ月目頃、英検準二級。
初段 大澤弘文(奈良県)2005年7月2日認定
※レッスン開始時、TOEIC 370点 大手電機企業勤務。海外出張多し。
初段 小川住江(奈良県)2005年7月2日認定
※レッスン開始時、英検一級、TOEIC 870点。英語圏在住経験なし。英会話学校教師
経験あり。
二段 M・U(長野県)2005年7月2日認定
※高校教諭(英語)英語圏在住経験なし。
二段 I・N(山形県)2005年7月11日認定
※公務員 レッスン開始約1年半後に、TOEIC 受験、425点。
二段 O・K(北海道)2005年7月11日認定
※塾講師 中学2年時英検4級。以後、受験なし。36歳。英語圏在住経験なし。
初段 斎藤操(埼玉県)2005年7月11日認定
※外資系企業社員 レッスン開始時 TOEIC 660点。日々メールで英語を使う。英語
圏在住経験なし。
初段 T・A(アメリカ)2005年7月25日認定。
※レッスン開始時は日本在住。開始時、英検準一級、TOEIC 790点。公務員。アメリ
カ在住のため、無料会議電話を使用。仕事で英語を、家庭で日本語を使っている。旅行、
買い物などにでかける時、英語にびっしりと囲まれる。
初段 F・U(長野県)2005年7月25日認定。
※レッスン開始時、英検二級(取得は大学在学中)。主婦。英文科卒。英語教員免許あ
り。父親のいとこが二世で、中学の時、発音を直してもらった経験あり。英語圏在住経
験なし。非常に発音がきれい。
二段 斎藤操(埼玉県)2005年10月30日認定
※外資系企業社員 レッスン開始時 TOEIC 660点。日々メールで英語を使う。英語圏
在住経験なし。
初段 片原範子(長野県)2005年11月5日認定。
※高校二年生。小学6年生から素読舎に通塾。家が遠いため、中学途中から「電話でレ
ッスン」。高校入学と同時にゴーストの文法解析教材(イメージ受肉)を使用。初段認
定時まで、中学の教科書3冊の復習を継続。英検3級。英語圏への留学と、英語科の先
生になることを希望している。
初段 岩本幹夫(兵庫県)2006年2月3日認定。
※電機会社社員。英検などの資格なし。英字新聞を読め、英語でニュースが聴き取れる
ことを目指してレッスンを開始。出向で、英語の必要な会社に行く可能性がある。
三段 I・N(山形県)2006年3月25日認定
※公務員 レッスン開始約1年半後に、TOEIC 受験、425点。


(根石吉久認定分)




【10393】
【タイトル】吉村さん
【 日時 】06/03/27 1:15
【 発言者 】根石吉久

>簡単な言葉に置き換える作業を好む男なものですから申し訳ございません。「よく噛んでから飲み込まないと腹を壊すよ」と子供の頃から親に言われてますの で、なるべく噛み砕いてから飲み込んでおります。牛のように反芻してじっくりゆっくりです。よく噛んだ方が消化に良いのです。無駄なく身になります。 スローですがお許しください。(ちなみに嫌いなものや苦手なものは、味わう事なく飲み込むか、口にしません。)

ゆっくり、がいいです。音読に関して遅速がどう議論されているのか知りませんが、素読は間違いなく「遅読法」です。実に気の長い方法でして、「準備」には これに限ると思っています。

>掲示板をお借りして、妻との対話形式で雑談した内容を紹介しながら、もう一度噛み砕いて自分自身への理解を深めております。今朝も、花粉症治療のため訪 ねた病院の待合室で「どんでん」を読み、「ああ、こんなに具体的に「乾電池」の事も「磁場」の事も書いてあったじゃん」と再認識した所なのでした。

奥さんと話した後、対話形式で書かれるのはいいと思います。奥さんが整理してくれるよりも、もっと整理してくれるだろうと思います。日本語で「書く」って ことをやることが、英語の磁場で得たものをもっとも錆び付かせると思いますが、敢然と書いていただきたく思います。
「どんでん」を出した頃は、「磁場」という言葉を使っていなかったような記憶がありますが、どこかに使っていましたでしょうか?「からっぽの電池」は「ど んでん」が最初です。その種本となった「英語のやっつけ方」という自費出版本がありますが、そこには「からっぽの電池」という言葉もなかったと覚えており ます。用語がどの順番に出ているかを記憶に基づいて書くと、

「回転読み」→「からっぽの電池」→「磁場」

となります。

>大変素晴らしい塾だと思っております。微力ながら宣伝活動をさせて頂きます。

よろしくお願いいたします。私の月収は20万円くらいですので。もっとも、せいいっぱいやっても25万円くらいにしかならないのです。なにしろ一対一の レッスンですので。

>電話レッスンにも申し込みさせて頂くつもりですが、その前にもう少しだけ自分の中の英語に対するイメージを固めさせてください。学校での「知識としての 英語」に関して、ここまで疑問に思った事はありませんでした。今はそれを「自分で考える」良い機会です。よろしくお願いいたします。

ええ、どうぞゆっくり作業なさって下さい。

>もっと早く素読舎の存在に気が付いて、Eliotさん、Jackieさん、Naimaさん達がノリノリで書き込みしている時に参加したかった、、残念で す。私の中では「今が旬」になっています。みなさん、ご指導ください。よろしくお願いいたします。

皆さんへ、私からもよろしくお願い致します。



【10397】
【タイトル】根石先生へ「磁場」の件で
【 日時 】06/03/27 23:14
【 発言者 】吉村

>「どんでん」を出した頃は、「磁場」という言葉を使っていなかったような
>記憶がありますが、どこかに使っていましたでしょうか?

これを読んで、「先生嫌だな、何をおっしゃっていらっしゃるのでしょう」と、
さっそく本を読んで探しましたが見当たりませんねー。「磁場」という文字が、、。
申し訳ございませんーー。 私は心の目で確かに「磁場」と読んでいるのです。
間違いなく読んでいるのです。 お許しください。

文字はないのですが、「磁場」の概念を持ちながら読み進めると「どんでん」で書いてある内容が大変良くわかるのです。125ページから128ページまで に、「生活言語を「チャージ」する」という表現が出てくるのですが、そこの部分、つまり、生活言語=(磁場の中で交わされる実践英語・生活の中の英語会 話)と私は読み取っています。

過去ログの646「生活の場の絶対性」で、先生は「英語の磁場で暮らすことでしか養われないものが絶対にあると思っています。」と書き込まれていました。 (いやー、この書き込みを探すのはきつかった。)磁場の定義が確立するのは、この書き込みより後ではないでしょうか?と、、この後800番までさらっと、 本当にさらっと飛ばし読みしたのですが、「磁場」の文字が見つからなかった、、。 646番で使われているという事は、もっと前だったのかな? そうなると500番以前ですね。こうなったら「磁場」の定義が最初に出てきた所を、こんどゆっくりさがします。 すみません、「今度」探します。
しかも「ゆっくり」と、、、いや、ほんと、、読む量が半端なく多いんです。

いやしかし、やっぱり若い番号の過去ログは面白いですね。私の今の「英語熱」と温度が合うからだと思います。みなさん、書き込み始めたばかりで、言いたい 事が山ほどある。この辺を読むと「あ、コレ俺が書き込みたかった事なんだけどな、やっぱこの辺でもう議論されちゃっているのかーー」って、そうなトピック が見つかります。



【10398】
【タイトル】磁場の件
【 日時 】06/03/28 13:38
【 発言者 】吉村

大変失礼いたしました。
「磁場」の件、192番以降にありましたね。
過去ログ「目次」にもなっていました。
失礼いたしました。



【10399】
【タイトル】吉村さま
【 日時 】06/03/28 16:25
【 発言者 】Naima

はじめまして。Naimaです。大阪生まれのおばはんです。ずっと自治会の役にあたっていてアタフタしてましたが、任期ももう数日で切れるので、また大風 呂敷に、いることいらぬこと、ゴチャ混ぜにして書かせて頂こうと思っています。

私は英語圏に住んだことがないままに英語を学習して来ました。非常にしんどい道程でした。「どんだけしんどかったか、あんたらなんかにわかれへんやろ」 と、英語学校の「磁場持ち」クラスメートを目の隅で睨みながら勉強してました。ああ、せめて1〜2年英語圏に住んで勉強出来たらなぁ、と何度思ったかもし れません。しんどいながらもそこそこ英語が使えるようになると、「留学組がなんぼほどのもんじゃいっ」と思うようになりましたが、夫の転勤に伴ってドイツ に住み、ドイツ語圏でドイツ語を勉強すると、この磁場持ちであることの利点を思い知りました。[
たかが磁場、されど磁場」.... って陳腐すぎる言い方ですが...

昨今、音読が大流行りですが、巷の音読による学習法が素読舎の学習法と決定的に違うのは「磁場論」がないことだと、いつか根石さんがおっしゃっていたと思 います。

磁場のこと、からっぽの電池のこと、音作りのこと、根石さんの語学論は深いです。

また書きますので、よろしくお願いします。



【10402】
【タイトル】妻との対話(言葉と思考)
【 日時 】06/03/29 13:06
【 発言者 】吉村

新しい書き込みをするよりも、過去ログの貴重な発言を、じっくり読みながら「俺が中学と高校でやった英語の勉強ってなんだったろうなー」、「今の学生や英 語を学びたい人達にとって、一番有効な方法はなんだろう」、「英語を指導する人達に求められる資質ってどんなんだろう」と、、そんな事をじっくり考えてい きたいなーと思いつつ・・・新規の書き込みです。すみません。 数日前の夕飯時にした家内との対話を紹介します。 低学年の子供達が春休みなので、明日から週末までお出かけしています。 子供達より私の方が楽しみにしてました(笑)。すぐ近所に泊まりに行くだけなんですけどね。

**以下、言葉が与える国民性への影響(妻との対話)***********

私「先生がね、本や掲示板で、日本語と英語の語順の違いが、その国の国民性を作りあげているのではないかって語っているの、、。本に書いてあった例を使う と、日本語は「私は、りんごを、(食べる)」だけど、英語は「私は、(〜を食べる)りんご」、、の語順になるわけ。これは語順が違うだけではない、、日本 人が「控えめ」な理由は、行動を決定する語が最後にくる「言葉」を扱っているからだと思うって言っているの、、、。 俺もそう思うのよ。」
http://f44.aaa.livedoor.jp/~sodoku/sodokusy/getuyous.htm (参照)

家内「ああ、、わかるー。でもそれって、あなたも何度か繰り返し私に言っていたわよ。英語をつかってる時と日本語を話している時は、「性格が変わった気が する、自分は二重人格なんじゃないのか」とか、言っていたじゃない。それとさ、「西洋の人達はもともと狩猟民族で、危険な野外で寝泊りしていた。 だから、命に関わる危険な状態と隣合わせだったので、「誰が何をするのか」はっきり手短に伝える必要があった。でも日本は農耕民族で、一つの場所に落ち着 いたから「行動を決定する言葉が最後に来ても問題がなかったんじゃないか」って、あなたそんな事を私に何度か話していたわよ。 忘れたの?」

私「あーーー、そう言えばそんな事を言ったかも。今はね、自分が二重人格とはまったく思わないよ。英語も日本語もしっかり「自分」を保って話せるように なった。 先生の「言葉が「国民性」に影響を与える」って考えはさ、英語を習得する過程で多くの人が気付かされる事なんだよ。 言語学者がちゃんと研究しているのだろうけどさ、なんとなーく、そういう事を推測しちゃうわけ。「狩猟民族」「農耕民族」って話はさ、俺の勝手な憶測なん だけどね。たぶん当たっているんじゃないかな。 「国民の性格」とかって話とは、まったく別の話しになるけどさ、俺、あっちの大学でジャズ勉強してきたじゃん。音楽や言葉もさ、「狩猟民族」「農耕民族」 の影響があるんじゃないのかなって考えた事があるの、、。」

家内「どういう事?」
私「狩猟民族は「馬」に乗って移動するだろ、だから生活に「パカラン・パカラン」って馬の走る音が日常あったの、、。それが彼らの音楽や言葉のリズムに影 響しているんじゃないかなって考えた事があるのよ。 日本のような農耕民族は、生活に「ゴトン・ゴトン」って水車の音があったり、「ゴリ・ゴリ・ゴリ」と臼をひくような一定のリズム。それが歌や音楽、言葉の リズムに影響していると思うの、、。」

家内「それって、なんだか納得できちゃうわ」
私「そうでしょ。生活の中の音と言葉がもっているリズムって、絶対影響していたと思うんだよね。とくにその土地の音楽にね。 ごめん、、話がそれちゃったけどさ、、先生が言う「言葉の語順の違いが、国民の性格形成に影響している」って話にはうなずけるのよ、、俺」

家内「日常使っている「言葉」が思考に影響するって考え方は良くわかるわ。ほら、国際結婚したカップルの子供で、幼児期に二つの言語で育てると「子供が混 乱する」って、何かの育児書だか子育て掲示板で目にした事があるの、、。それってただ単に、二つの言語を扱っているから「混乱」しているのではなくって、 考えるプロセスっていうか、「思考」事態が混乱しているって事だもの、柔軟に対応できる「幼児期」だから良いけど、人格形成に大きな影響があると思う わ。」

私「そうだよねーー。「思考」だけじゃなくて、「物の見方」にも言葉は影響している思うよ。まったく別の話になるんだけど、アメリカでさ、数学を勉強した 時に、「ああ、こっちの人と日本人は、数の概念が違うんだな」って思ったのよ。英語をやっててそう思ったのかも。」

家内「数の概念の違い??」

私「英語ってさ、主語が単数か複数かで「is」とか「are」みたいに動詞が変化するじゃない。HeとかItだったら動詞にSを付けるとかってのは、お前 でも覚えてるだろ? 英語で生活している人達って、少なくとも単数なのか複数なのか、無意識の中で「意識」してんだよ。それで彼らには「数」が重要なの、なんて言ったって動詞 の形が、主語の数で変化しちゃうんだよ。日本語はさ、数が変化したって動詞は変化しないじゃん。」

家内「そうだねー。そう考えると普段の生活の中で「物の見方」が違うって納得できちゃう。同じテーブルの上に置いてあるリンゴ1つ見ても、日本人とは違う 視点で物を見ているのかもね、、。」

私「「物の見方の違い」と「思考の違い」は同じようなものだと思うけどね。まあ、俺が言いたいのは、先生が言ってる事と同じことでさ。 生活言語がその言葉を話す人々の「思考」に影響してるんじゃないのかな、って事だよ。」



【10404】
【タイトル】先生への手紙
【 日時 】06/04/02 3:05
【 発言者 】根石吉久

前略。
突然、お手紙を差し上げます失礼をお許し下さい。
私は、Kさんが小学生の頃から、英語のレッスンをしてきた者で、根石吉久と申します。
Kさんが中学を卒業されてまもなくだったような記憶がありますが、電話で、「そうか、卒業か。あんたが何年生だったかも忘れていた。卒業か。おめでとう」 というような話をした時、「ところでさ」と私が話し出して、「あんたが卒業した中学に、発音に問題のある英語の先生はいるか?」と言ったところ、「一人い る」ということでした。その先生の名前はわかるかと言い、Sさんという名前を知りました。

現場の先生でも、発音に問題がある人がいることは、その先生個人の責任ではなく、かつての文部省の教員養成カリキュラムや、大学教員のおさぼりの責任で す。しかし、現場の先生の発音に問題があることは、すぐに数十人の生徒に波及してしまう問題です。長く教員を続けられるなら、数百人に影響が及びます。申 し訳ないと思いながらも、現状では先生個人の自費で、ご自分の発音を直していただくしかないと考え、学校の先生のレッスンをさせていただいています。教員 免許をお持ちで、現在学校で教えている方のレッスン代金は一ヶ月1万5千円です。一般の方は1万2千円ですが、先生を相手にする日は、レッスンをするため の仕込みに特に時間を割きますので、差額を設けさせていただいています。

私の「電話でレッスン」の生徒さんは、小学生から五十代の技術者まで、年齢はさまざまですが、英検一級をお持ちの生徒さんが二名、国家公務員でアメリカの コネチカット州に住んで日々英語で仕事をされている人が一名、高校の英語科の先生が二名、民間の塾で英語を担当しておられる方が二名おられます。

「電話でレッスン」は、発音に問題のある方に対しては、短くて数ヶ月、長くて2、3年、発音のレッスンを致します。発音に問題がない方には、日本在住のま まで、いかにして英語の力を保持し続けるかのレッスンをしています。英語力そのものを養うレッスンであると同時に、日本在住のままで英語力を保持するため に具体的にどうすべきかを提案しているレッスンです。

私は初心者にレッスンするのが好きなのですが、次第にプロあるいはセミプロの生徒が増えつつあります。教員免許をお持ちのプロの方にもレッスンする必要が あることを、ここ数年実感しています。

ある意味で、Kさんの推薦によることになりますが、私の「電話でレッスン」をお受けいただけないものかと思い、お手紙を差し上げている次第です。

Kさんから先生に、簡単な話はあるものと思いますが、直接にお話させていただきたく、先生のお電話番号を教えていただけたら幸いです。Kさんに手渡してい ただくので結構です。
私の電話番号は、026−272−4330です。携帯は、090−4181−5912です。連絡いただきたくお願い致します。

Kさんから、先生のお電話番号を知らせてもらった場合は、こちらからお電話を差し上げるつもりです。

語学論を展開するための「大風呂敷」という掲示板を公開しており、どなたにも書いていただけるようにしております。このお手紙も、先生の名前を伏せた上 で、「大風呂敷」に掲載する予定です。

旧著になりますが、小学館文庫「英語どんでん返しのやっつけ方」を同封させていただきます。お読みいただけたら幸いです。

387−0015
千曲市鋳物師屋642−3
根石吉久



【10405】
【タイトル】リズム
【 日時 】06/04/02 7:17
【 発言者 】村田

吉村さんの「生活の中の音と言葉が持っているリズムが土地の音楽に影響している」という話、おもしろいです。
酒を飲んで歌にあわせて手をたたくリズムはその土地の人々の共有する身体の感覚だと思うのですが、昔の日本人だったら、「パン(もみ手)、パン(もみ 手)…」という感じだと思います。今は「(ン)パッ、(ン)パッ、…」という感じがかっこよく感じるようになっているかもしれない。これは「パカラン・パ カラン」の影響を受けたリズムでしょうね。フラメンコの「タカタカタカタカ…」っていうのは私はすごくかっこいいと思いましたが、あれも「パカラン・パカ ラン」を生活の中で聞いていたリズムなんだろうなと思います。「パカラン・パカラン」=馬が生活の中にあった場所の言葉には、音の強弱がはっきり表れてい て、生活に馬がいなかった場所の言葉には一定の音の大きさがあったんだろうか。
「パン(もみ手)」という動作は、もみ手をするタメの部分が気持ちよいと思いますが、この感覚は「パカラン・パカラン」の感覚の人と共有できるだろうか。 リズムをかっこよく感じるというのとリズムを気持ちよく作り出すというのは違うような気がします。リズムを気持ちよく作り出すのは、たぶん、身体感覚に基 づいている。かっこよく感じているうちは、身体化されたものではないような気がします。
ところで「パン」は子音で「(もみ手)」は母音だと思うのは考えすぎだろうか。



【10410】
【タイトル】Naimaさん、村田さんへ
【 日時 】06/04/03 21:08
【 発言者 】吉村

昨日、休暇旅行から戻ってきました。 休暇の後は「仕事に戻りたくない症候群」にいつもかかります(笑)。

NAIMAさんのハンドルネームから、ボサノバ系が好きなのかしら?と、勝手に推測していました。やはり音楽に関連したハンドルネームだったんですね。根 石先生や村田さんもジャズが好きだったとは知りませんでした。私の音楽の好みもNAIMAさんと同じような軌跡を辿りましたよ。アバンギャルド系(コルト レーン世代)は聞きやすいですよね。今は古いボーカルが「しぶい」と思えるようになりました。それとボサノバ、ラテンジャズが気に入ってます。それにして も、私の書き込みのさりげない一言に反応してくださってありがとうございました。今度メールアドレス貼っておきますので、音楽の話で盛り上がれたらいいで すね。

村田さん> リズムの話に対するコメントありがとうございました。
私は最近「英語の学習」を、「楽器の演奏技術の習得」とまったく同じだと表現するようになりました。先日、根石先生と電話でお話させて頂いたのですが、そ の時に先生も「楽器を習うのと同じです」とお話されていました。生活の基本が「日本語」の中で生活している人達には、「音」を大切にした「毎日の英語の練 習」が必要だと思います。ピアノも毎日実際に楽器に触らないと弾けるようにはなりません。「フジコ・ヘミング」のピアノのCDを毎日10時間聞いても弾け るようになりません。英語も実際に声に出して発音する練習をしなければ習得できない事と同じだと思いますね。(すいません、簡単に書いています が、、、。)
根石先生が「先生」と言う言葉を使わないで「英語のコーチ」・「コーチ」と言う言葉を使う事にいちいち納得してしまいます。 それにしても、村田さん、手拍子に母音と子音の関係を絡めるとは、、さすがです。音楽は芸術なのでリラックスして「楽しんで」聞いてくださいね(笑)。 私は「頭を使って聞く」事をしていた時期もありましたが、やっぱり理屈抜きで楽しんじゃった人が勝ちです。



【10417】
【タイトル】こんにちわ
【 日時 】06/04/05 17:45
【 発言者 】jackie

皆様、ご無沙汰しています。

吉村さん、はじめまして。
奥様との対話を通しての英語についての投稿、楽しみにしています。

先日本屋に行って来ました。
英語、英会話の本はまた増えていますね。
音読は 千田さんの絶対音読、日本語の音読の斎藤たかしさん以来 ちょっとしたブームのようですね。
英語関係のブログなどども音読や繰り返しが取り入れられています。

ラジオ英会話の岩村先生のトレーニングというのも音読ですね。

テクニック重視の音読にかけるもの、語学論かなあ。
やっぱり語学論が必要だと思います。

そうそう、ラジオ英会話のテキスト、四月号ってのは売りきれ状態続出みたいですね。
私はテキスト売り場にはいきませんでした。
よいとわかっていても継続できたためしがありません。

遠山講師の英会話、百万人の英語のころはきいていたんですが。
岩村さんのトレーニングもやりたいような気がするし。
でもみんながラジオ講座で勉強して、こんなにもテキストが売れているのに、英会話べらべらが続出してないのはなぜなんでしょうね???

Naimaさん講座でお勧めはなんですか?
ひとつぐらいはやろうかな。



【10418】
【タイトル】電話レッスンの件
【 日時 】06/04/06 11:24
【 発言者 】Naima

根石さん、

>再びもしかしたらですが、旦那様は普段は早く帰られて、たまに9時10時になるだけなのかもしれません

うちの旦那はたいてい12時頃に帰宅します。帰宅拒否なのかも... ところが突然9時や10時に帰ってくることがあって、悠長に構えていた私はパニック状態になります。8時間30分以降の電話レッスンならまず大丈夫です。

Jackieさん!

どないしてはったんですかぁ! 心配してました。

確かにここ数年、音読ブームですねぇ。「テクニック重視の音読にかけるもの、語学論かなあ」とJackieさんがおっしゃるとおりですよね。やっぱり語学 論が必要だと思います。強固な裏付けがないと音読してても力が出ませんもの。

NHKの講座、本年度は「日本の伝統芸能」講座のテキストを買いました。語学講座のテキストを見限ったのは実に賢明やったと思います。どうせ一年続かんや ろ、と自覚しつつも、性懲りもなく買い続けてたんですが。わかっちゃいるけど、やめられねぇ... 買ったテキスト5万冊、って歌、ありましたっけ。

NHKのテキスト、4月は「お〜っし、今年こそ!」と意気込んで購入。ゴールデンウィークにはすっかり勉強するのを忘れ、5月の中旬には早くも自分の意志 力に疑いを抱きはじめ、6月はラジオをかけるのも忘れてテキストをパラパラ飛ばし読み、7月に入ると辛うじてテキストを買うだけ。8月は夏休みモードに切 り替わってしまい、もう完全放棄。これじゃいかん、と思い直して9月にリセット。きりがいいので10月号からの新講座に挑戦。11月はちっとは真面目。 12月は師走のアタフタ状態でほとんど勉強出来ず。というような具合で過ぎ去った年月...

英語のお勉強は素読舎一筋でやりますわ。




【10419】
【タイトル】しゃぶりつくす。
【 日時 】06/04/06 14:35
【 発言者 】Jackie

>強固な裏付けがないと音読してても力が出ませんもの。

テクニックとか トレーニングすればあとから結果がでるっていっても
やはり音読の独学(トレーニング)にはかなりの根性が必要ですね。
本屋で感じたことですが、つまれている多数の音読の本を見て、音読は有効だし、音読やらないよりゃやったほうが100倍有効なんだけど、なんだこの薄っぺ らさ、うわっ滑りはと。そこのところうまく説明できないのですが。
そこでどんでんがえしを読むと、あー。これこれこれだ、必要なものは、と。

同じくラジオの英会話を聞きつづけるのも根性がいる。
元祖音読リピーティング岩村講師のレッスンなんかよさそうなんですが、
遠山講師なんかとっても人気もあり・・・。

英語を教えるはしくれにいながら ラジオの英語講座を聞いてないなんて駄目じゃんという声がどこからか。毎日毎日進むレッスンを消化していく、完璧に消化するにはその1日のダイアローグす ら何十回と音読をし、構文を練習し、使いまわし、日本語から英語に瞬時にでるようにし。

基礎英語、1、2 文法、英語トレーニング、上級、なんとか塾、ビジネス講座。
根石さんが書評で取り上げていたと記憶してる
「朝二時起きでなんでもできる」英語講座音読を50回して同時通訳になった主婦の方の本の書評(本事体は読んでない)を読んだりすると しろうとだった人に寝ている間に老い越されてかなりの差をつけられてしまったじゃないかと、自己反省し、ちょっとだけ奮起し、しかし続かない。
プロとしては英語力を磨く事がおまんまを食べることに直結するのに、怠惰。

しかしNaimaさんが
>語学講座のテキストを見限ったのは実に賢明やったと思います。

「賢明やった」ここんんところもうちょっと詳しくお願いします。

そういえば
Naimaさんの生徒さんの英語科の人の山のような宿題のなかにレッツスピークを毎日聞くというのがありましたね。

>英語のお勉強は素読舎一筋でやりますわ。

結局のところ 「しゃぶりつくす」に尽きるのか。

あふれるほどの語学教材、教材はどれでもいい。
でも1冊をしゃぶりつくして身にする。
おいおい、じゃ、ひとつのラジオ講座を選んでしゃぶり尽くせよ。とまた悪魔だか、天使の声。
「講師たるもの三日坊主じゃ示しがつかないだろ。」 はい、おおせの通り。

いろんな教え方、教授法、あふれる英語教材、もっとよい方法、効率的な学び方、教え方をネットやブログや本で探す、
しかし、青い鳥は遠くにいない、ここにあった、と。



【10420】
【タイトル】錆
【 日時 】06/04/06 15:16
【 発言者 】Jackie

>私は留学経験者で、最近は「錆止め」に近江誠氏の「感動する英語」を使った音読を週に数回しています。

というところを読んで。

英語を教えることを一切やめ、中学の教科書の音読すらやらなかった時の事。
駅で欧米人の外人さんが券売機の前で突っ立っていました。
こりゃ困ってるんだなと、声をかけました。はい、ここは日本ですからもちろん日本語で。
「どちらへ行くんですか?Where are you going?」「This ticket イズ鈍行。あー、鈍行ってなんていうんだっけ?え、?Express?がいいの?You want express? じゃ、Press this ボタン”

みたいな支離滅裂な英語というより日本語まじりの英語になってしまいまっていました。
これでも元大手英会話教室講師、TOEICもリスニングは満点近く・・・だったこともある。

錆っぷりは我ながらおそろしかったです。

もう1つの錆話。
パン屋でパン職人の知人が食パンを指して「これ英語でなんていうの」
「食パン? んー。Breadじゃないの?ベーコンパンでもレーズンパンでもないし」
ちょうどそこにいた外人に知人が聞くと
”ゥロウブレッド”と答えました。私は「ゥロウブレッド?なんじゃそれ?」と。
もう一度聞くとやはり”ゥロウブレッ”
「うーん、これって食パンだし、ライ麦パンでも Whole wheetでもないし・・・・、
あ、ホワイトブレッドだああああ。そういえばサンドイッチを注文するときにホワイトブレッドにするか何にするかきかれたなあ” やっとそこで気づいたのです。

頭がすっかり日本人して英語の欠片ものこっていなかったので
磁場のアメリカいにるときは日常語としてあたりまえだったことばがすっかり抜け落ちて
食パンは食パン=Bread以外の何物でもなく、英語表現がおもいつかなかったのでした。

それからは中学の教科書の音読からリハビリに入り、ブッシュ放言、イラク、BSE問題など頭にくる英文を読むことによりアメリカのコンチクショーとそれを 元に復帰してきたのですが。
(20代のころはアメリカ大好き人間でしたが、変わればかわるもんです。今でも個人としては好きな人もいるし、80年代のポップスは懐かしいですが)
昨秋、金閣寺でブッシュさんと話している小泉さんが
ボディーランゲージ交えて”サン・・・ライジング、ライジング オブ サンか”と完全なる日本語英語でブッシュさんに話しかけていました。それをみてブッシュさんもニコニコしてましたが。
あの英語、笑っちゃいましたけど、私の英語も同じようにさびたりしたし、人のことは言えない。

使わないと英語はさびる。
ピアノも毎日弾かないと腕が落ちるというし。

からっぽの電池を素読によって充電しておくと、錆止めになりますね。
磁場に渡って数日たてば 電池が動きはじめるだろう。

バッテリーケアが最低限の英語講師としての努め。
天使の声。
「最低限じゃなく、向上につとめて日日精進しなさい、Jackie.ほら、4月ですよ。テキストかわなきゃ」



【10421】
【タイトル】子供英会話
【 日時 】06/04/06 15:39
【 発言者 】Jackie

>「あなたバイリンガルなんだから、せっかく英語が話せるのだから子供に英語を教えてあげないなんてもったいないわよ」と友人や同僚に責められて、 小学生低学年の自分の子供達にどうやって英語を教えようか、模索した事がありました。「日本にいる限りは英語を必要としない、子供達は英語の必要性を感じ ないから学習意欲が湧くわけがない」とは、家内の意見です。「中学生になれば、子供達も学校授業の中で英語の学習が必要になる。その時に「お父様、英語を 教えてください。」と言わせれば良いのよ。」とも家内は言っております。この意見にもっともだと感じるようになった今日この頃です。

奥様のおっしゃるとおりですね。
私ももっともだと感じる今日この頃です。
そして国語と算数削るなよと。


小学校からの英語必修化がどうやら本決まりとなりそうですね。週1時間とか。
小学校の先生は英語を教えるにはシロウトだし、ALTを全校配置と言うのも多大な予算。

親御さんたちは70%ぐらいの人が賛成とか。
>親「国際化の中、外国人から日常会話など生きた英語を学べるなら大賛成」
親「私立中や高校受験を視野に入れたような教育にならないか心配」
教師 「教師の指導力を養う体制づくりと、受験対策的な『勉強』へと意識が変わらないような工夫が求められる」と
教師「中学英語の免許を持っている教師は少なく、ほとんどが英語の指導法を知らない」と懸念
小学校長「国際化が進み、英語を学ぶのは『時代の流れ』と受け止める先生が多い」と指摘。若い世代の教師は海外旅行などで英会話の必要性を肌で感じてい て、「自分たちも英会話や指導法について学ぶ意欲を持っている」という。

上のコメント新聞にのっていたものですが、教師も親もピントづれまくりで突込み所満載なんでご自由に突っ込んでください。

と、ここで根石さんから一言

>そうなのですが、中学生になっても英語が必要になるわけではなく、奥様の言葉の通り「英語の学習」が必要になるだけです。素読はここに関して実に 用意周到でして、「準備に尽きる」というのが素読のスタンスです。「磁場」に渡ればただちに充電が始まるような質のいい「からっぽの電池」を、日本にいる うちから「準備」する。このために素読が一番いいのだというのが私の考えです。「からっぽの電池」であるため、害にならないので、最近では小学校3年くら いから始めても大丈夫かなと考えています


ころころ意見が変わるようですが、これもまたもっともだなあと思う(笑)
日本の子供は二歳までに日本語を充電する。毎日毎日親からの磁場での話しかけを通じ充電し、
やっと片言話し始める。
英語を週1時間 いくらなんとかピリオド前の十二歳までにやって ネイティブから生きた英語をおそわろうと。24時間×7日のうちのたった1時間。 それは今はやりの子供英会話に通っても同じ。絶対無理。
「ママと一緒に英語べービークラス」「外国人の先生とゲームを通して身につける生きた英語とネイティブ発音」

こういう宣伝フレーズにだまされる親多数。そりゃ子供を勝ち組にという親心からでているにしろ、自分が中学から大学まで学んできて身につかなかったのに、 子供は幼児からならわせれば身につくだろうと
思ってしまう 浅はかさ。あ、浅はかだから郵政民営化で小泉首相を支持した人々が半数もいたわけだ。

その上、国をあげて小学校に英語導入とのことで親御さんの0歳時〜幼児、小学生の英会話熱はたかまるばかり。以前書いたネイティブ友人の英会話教室、白人 男性講師&日本人妻がサポートという強力タッグはこんな追い風の中、カモが葱しょってわんさか入ってくる状態で、羨ましい限り。
1時間のプライベートレッスン講師の授業に対する予習なし、たんなるくっちゃべりで4000円。
小学生 1レッスン7人までの英会話 ひとり1時間2000円で月8000円。8000×7=56000円。
四時間教えて56000円。時給換算×◎※△☆。
ぼろもうけです。家たてたそうです。

でも「英語を身につけて国際人になろう」「欧米の文化に学ぼう」「自然に英語を身につけよう」なんてフレーズには友人家族ながら この嘘吐き。詐欺師。と
言ってやりたいところですが、儲かり奴でははるかに向うのほうが上なので、言ったところで
負け犬の遠吠え。バカ親(子供の将来を考えているからでこそで罪はないけれど)のニーズをミタしているのはあちら。
本人達も「やっぱり幼児から英会話やっとくと違う」と信じてるようです。新興宗教か?信じるものは救われる。いや信者をつくれば儲けられる。そこにお上の お墨付きがついたわけで。

ただその白人、滞在何年にもなるのに未だに片言の日本語です。
「忙しいし、生徒は英語で話しかけてくるし、だから日本語が上達しない」と。
米国駐在員の奥さんは婦人会を作って日本語で生活するので米国にいながらも英語が話せるようにならないと言います。それとおなじようなものでしょうかね?
彼の場合、奥さんや、奥さんの家族と、話そうと思えば話せるし、学ぼうと思えば学べるはず。
せっかくの日本語の磁場にいるのに、ようするに、いずれは本国にもう一件家を買い戻ることを前提にしているのでしょう。磁場にいても机上を忘れちゃ上達し ないの一例。
というより過去ログ1142にある日本、日本文化に対しての無関心、傲慢さが、彼の日本語のかなりの片言度合いに現れているのでしょう。


幼児、小学生からの英会話
外人慣れをする、ものおじしなくなる。という点が身につけば ◎というところでしょうか?
しかしそれすらあやしいんだよな。発音。子供は耳が善いし、ハロー、バナーナと単語だけならネイティブそっくりな発音をすることがある。けれど文章やセン テンスになるとそうもいかない。

発音は根石さんのいうとおり 風邪じゃないから移らないんですよね。
自分も先に投稿した駅でのガイコクジンとの会話の時に”What?”と聞き返されたらびびってしまいました。通じなかったのか、自分の発音、と。英語講師 として恥。恥ずかしくなるとなお空回りして、外人恐れなど克服していたはずなのに、怖気づいてしまう。

外人(白人)の前でどうどうと自己主張できる日本人や、
白人の前でへらへらとして ワンといってなんでも言う事をきき、嬉しそうにしている日本人(誰?)を作らずすむのなら 外国人講師小学校本格導入も安いものかもしれません。
でもやっぱり単なる英語がしゃべれるだけの外人を「先生」と呼ぶのは白人優越を植えつけてしまうのではと。

と以前にも投稿した文章をまたもや書いてしまいました。
その上、儲かってる友人羨ましさのあまり、
言葉がかなり荒れた文面ですがお許しください。



【10423】
【タイトル】私も過去ログに行ってみました。
【 日時 】06/04/06 22:04
【 発言者 】Jackie

吉村さん、寝た子を起こしましたえー。
刺激を受けて過去ログ訪問。

1133 水か氷か 投稿者:根石吉久 投稿日:10月14日(日)21時16分58秒

以前から、「英語で話したい」と思っている人に、「日本で作る英語は氷だから、大変だよ」というような言い方をしてきました。話し言葉を水に喩えるなら ば、日本で作る英語は水ではなくて、氷なんだということです。

英語の「生の磁場」がない場所では、「仮の磁場」で作った英語はすべて氷になります。

氷は水になれます。しかし、「溶ける」という過程がなければ、水にはなりません。

また、自分の実感として、覚えたものの10分の1程度しか使えないなあという感触があります。つまり、100覚えて、10くらいが溶ける。100の量の氷 があって、ようやく10程度の水が得られるという感触がはっきりあります。

ですから、「これだけ覚えれば大丈夫・旅の英語100選」などという本があったとして、この本一冊やっつけて、口にうまく乗る文は10個程度のものだとい うことです。100くらいのものを覚えると、「そのことによって」、10くらいのものは自然に溶けて氷が水に変わるということだと思います。

「旅の英語・100選」の100個の文が全部使えるようになるためには、これ一冊を片づけた後もインプットを継続し、合計で1000程度の文をインプット してしまわなければなりません。その過程で、最初の100の文が錆び付き始めます(水が再度凍り始める)ので、「復習範囲を手放さない」という原則によっ て、いつでも錆落とし(解氷)という作業を併行させる必要があります。

この損と言えば損な日本育ちの英語の性質は、やはり「磁場」の性質から来ると考えています。ここのところを言い切った本は今のところ読んだことがありませ ん。

「生の磁場」でインプットされたものは、その場で、すぐにその単語・語法・文をアウトプットし使ってみることが可能です。このインタラクティヴな言語的交 通を可能にする「生の磁場」が、単語や語法のリアリティを保証してくれますので、どんどんアウトプットして、誤差を修整し、完全に根付かせるもできます。 単語・語法を根付かせる過程とは、実は「修整」の過程だと思います。
ネイティヴな言語を習得する過程で、子供は絶えずこれをやっています。この「場」というものが、語学には「ない」のだという認識は、いまだ日本で英語をや る人たちの間に共通認識になっていませんが、これは決定的なことなのです。

「生の磁場」でインプットされる英語は、状況という磁力によってインプットされます。
これに対して、「机上」あるいは「仮の磁場」でインプットされる英語には、文構造、あるいは文脈という磁力があるだけです。
何が決定的に違うかと言えば、「切実さ」が違います。
「生の磁場」で起こることは、「我が身のこと」です。
「仮の磁場」で起こることは、どれほど手に汗握る映画を観ているのでも、しょせんはフィクションへの感情移入であり、「仮」のものであり、「仮」のものが 作り出すリアルさにすぎません。

「生の磁場」でインプットされるものは、そのまま「状況」に根付いています。つまり、状況ごとインプットされるわけです。これが、「語学」では起こりませ ん。

「机上」で一つの文の背後に一つの状況を想像してみることはできます。つまり、「机上」で獲得可能なものは、想像された状況です。あるいは、文構造や文脈 という「磁場」から、より正確な語法を汲み取ることは可能です。この場合でも、想像的に状況を理解しています。
「生な磁場」では、状況を把握しようという心の動きはあっても、状況そのものを想像する必要はありません。想像するまでもなく、それは「ある」からです。

「生の磁場」では、状況そのものが言葉をリアルなものにします。言葉が根付く度合いが全身的であると言ってもいいと思います。この点では、ネイティヴな言 語の習得過程と類似します。

これに対して、「仮の磁場」での言葉は、頭脳的な理解と、仮の感情の生起となります。感情が人工物であり、切実さは想像的なものでしかありません。この 「仮の場」でのインプットは、薄いペンキを塗ったようなもので、じきに剥げてきます。

これが、私の方法に、「復習範囲を手放さない」という原則を置いてある根拠です。



【10424】
【タイトル】Jackie さん
【 日時 】06/04/07 0:12
【 発言者 】根石吉久

健在の様子で、安心しました。
吉村さんにも電話でお願いしましたが、過去ログから自分の関心に触れてくる記事があったら、どんどん転写してくださるようお願いいたします。
紙のメディア(書籍)と違って、それができるのが、電子メディア(ネット)の利点ですので、やっていただけるとありがたいです。
それに、私が刺激を受けます。
えっ、俺、こんなこと書いていたのか、これから書こうかと思っていたことをもう書いてあるじゃないかと思ったりして、温故知新です。



【10427】
【タイトル】小学校での英語必修化について
【 日時 】06/04/07 1:05
【 発言者 】寺澤郁子

Jackieさんより
小学校での英語必修化の話題が出ましたので、
私も思うところを書きます。

小学校での英語教育は
・体育や書道やクラブ活動のようなあつかいにすること、
・英語で思考したり自己表現させるような課題は出さずに、
決まり文句や上質な英文を諳んじる程度にとどめておくこと、
・定期テストはしないこと、
として欲しいです。

中学の教科書もいろいろ問題があるかもしれませんが、
それでも日本人が英語に向かう第一段階としては比較的よいテキストだと思います。

ただ、そのテキストが英語習得にむすびつくまでには、
生徒たちの音の身体化の度合いがあまりにも低すぎているのが現状です。

小学校での英語教育が、
「ペラペラコミュニケーション重視」の、
いわゆるちまたのイングリッシュスクール的なもの
の導入程度のものなら、
それは民間活力にまかせておけばいい気がします。

それよりも、
小学校での英語教材を、中学での教科書と連動性をもたせたものにし、
小学校では音読中心の音の身体化をみっちりとして、
中学での英語学習の布石をつくる方よう機能させるべきではないかと思っています。



【10428】
【タイトル】「賢明やった」の件
【 日時 】06/04/07 1:22
【 発言者 】Naima

Jackie さん、

あんまり深い意味はないんですが... だけど、どれもこれも面白くなくて長続きしません。何故面白くないのかなぁ。こんな切れっ端のスキットだのダイアローグだのをやっても仕方ないんじゃない か、と思うことが多いです。それならいっそのこと、大学入試文法構文・語法の1000とか1100文を「型」として身体に叩き込んで、パターンプラクティ スしたり自由作文したりする方が応用力がつくのではないかと...

身が入らないくせに、強迫観念に取り憑かれてついNHK講座のテキストを買ってしまうのですが、本当に必要なのはこんな勉強法じゃないなと気がついた事が 賢明だったと言うことなんですが。「役に立つ表現 」などが、あんまり役に立った覚えがないし... 気の利いた表現を毎週ひとつやふたつ覚えたところで、自分の言いたい事を表現出来るようにはならないですし。

それと、ラジオ講座はまだいいんですが、テレビ講座は歌やらコントやら無駄な演出が多くて嫌になってしまいます。昔、なんでテレビの語学講座はあんなにテ ンションが高いのか、と言った方がいたと思うんですが、まったくその通りで、私のような田舎者の年寄りには大変耳障りで疲れます。

岩村圭南氏のテキストやビジネス英語のテキストなども良く出来てると思うのですが、ストーリー性はあるとは言え、短いスキットみたいなものを毎週やること が語学の学習に有効なのかどうか。

なんか堂々巡りでまとまらないコメントですんません。



【10431】
【タイトル】アメリカにいる大学生へのメール
【 日時 】06/04/07 1:56
【 発言者 】根石吉久

> こんにちは。 月曜日は連絡しないですみませんでした・・・。ネットにパソコンがつ
> ながらず今日つながりました。
> 電話でレッスンの件なのですが、やはり寮の外にある電話はどこの寮も外線は使えな
> いみたいです。今のままだとレッスンをこっちで続けるのは難しいようです・・・。

わかりました。
レッスンはまた帰国してからということにして、なるべく英語で人と話を
してきてください。
寮から外に行く前、30分くらいを、私の作ったテキストの復習部分の文
をそれぞれ10回程度声に出して繰り返し言うようにして外に出ることに
使うと、磁場で英語を自分の中に繰り込むきっかけを持って出かけること
になりますから、お薦めします。

根石吉久



【10434】
【タイトル】子供に英語を教える(その1)
【 日時 】06/04/07 13:26
【 発言者 】吉村

Jackieさんの「子供英会話」の書き込みに触発されて、昨夜家内と話をしました。その議論から明けて今日、寺澤さんの「小学校での英語必修化につい て」を読んで「なるほどー」と意識の深い所で納得できました。私にとってはとてもタイムリーな書き込みになりました。 ありがとうございます。

*****以下、「子供英会話」に関する妻との対話*****
私「jackieさんって人が、子供に小学校で英語を教える事にかんして「うんぬん、かんぬん」って書き込みをしてくれたのよ。俺プリントアウトしたから さ、読んであげるね。すっげー、おもしろいからさ。」

ここでjackieさんの「子供英会話」を妻に読み聞かせる。途中で「私と話した事あなた書き込んでいるの?」などなど、反撃コメントを受けました (爆)。

家内「小学生には、国語が大事だよねー。あたしが小学校の時は良くわかってなかったけど、今、子供達の勉強を見ていると「国語の大切さ」が良くわかる。」

私「この間、おじいちゃんの法事に行った時、俺のとなりにすわったおばさんの知り合いは、私学000学校 小・中等部の校長先生だったじゃん。 おじいちゃんとも縁があったから、法事にも来て頂いたけどさ。(注:名前は全国区の有名私立学校の校長先生。)」

家内「私は子供達の面倒があったので、離れて座ったけど、帰りの車の中ではあなた興奮していたわよ。その校長先生とお話できた事、、。」

私「おれさ、校長先生に失礼かと思いながらも「小学校で英語教育を取り入れる話題が最近ありますが、先生は小学校で英語の授業を取り扱う事についてどうの ように思われていますか?」って聞いたのよ。 そしたら、その校長先生は「小学生には、まず日本語を大事にさせるべきだと思います。「英語の授業を」という声もご父兄から確かにあがります。時代に逆行 するようですが、私は英語を小学生の授業に導入しない考えです。」と言ってくれたの、、、それを聞いて嬉しくなっちゃってさ。 握手を求めて、「先生のようなお考えの人が校長先生とは、本当にすばらしい。その学校で勉強を受ける事ができる小学生達は幸せです。」って言ったの」

家内「うーん、この「英語・英語」って叫ばれている時に、あえて英語をやらないって方針は、あり意味すごいよね。」

私「すごいよー、しかも名前は有名だからお受験進学校だと思っていた。あんなすばらしい考えの人が校長だったとは、びっくりした。この校長先生は海外でも 勉強したから英語も喋れるのよ。その時もどっかの国から視察に来た外国人の先生を英語で案内したって言っていた。英語を自分自身が習得しているから「国語 を大事にしたい」って考えに行き着いているのかも、、。あえて「英語をやらん」っていう選択もひとつの哲学だと思うよ。」

家内「Jackieさんも書いているけど、あなたが最近言うように、英語は「毎日」練習しなければならないって事でしょう。ピアノだって数日弾かないだけ で腕が落ちるし、その説明でよくわかるわ。でもそれを踏まえて考えると、やっぱり幼児や子供に英語を「練習」させる事って大変よね。だって子供達は「楽し くないと続かない」もの、、。」

私「そうなんだよ。その事はさ、英語だけでなく、算数や国語の「毎日の勉強」を、子供達にどうやって「習慣」とさせようかって事で話し合ってきているじゃ ん。だいぶ「勉強の習慣」がうちの子供達に身に付いてきたけどさ、英語の「練習」を「習慣」にさせるのも「楽しく」させないとね。」

家内「子供は「遊んでもらっている」。 その感覚を保ちながら、親の思うように「学習」させるのだから大変よー。あなたテンションあげてないと、子供達は「親は本気で遊んでくれてない」位の事は すぐに見破るわよ。あなたに言われて、あたし子供達に英語を遊びながら繰り返して言わせる方法を考えたんだけど、、、。」

私「え? 俺も考えたよ。っていうか、ずっと考えていたのよ。かなり前にも子供達が楽しみながら英語を覚えられるように「英語で絵ビンゴ」を俺考えたじゃん。でも さ、あれじゃ発展がないって事がわかっちゃのよ。意味がわからなくても、繰り返し声に出させる「練習」が良いなって考えてた。」

つづく



【10436】
【タイトル】子供に英語を教える(その2)
【 日時 】06/04/08 3:28
【 発言者 】吉村

前半を会社の昼休みに書いてみましたが、書ききれなかったので「続いて」しまいました。くぅ、読み返すと粗悪な文章だったし、、。みなさんすみません。 「つづき」を書きました。

家内「私が考えたのは「すごろく」よ。呪文カードに英文を書いて用意して、回数カードを別に用意するの。 サイコロ回して駒を進めて、止まった所に指示を書いておくの「呪文カードと回数カードをひき、呪文を出た回数の数だけ唱えよ!」みたいな、、。もちろん、 出た呪文はあなたが唱えて、子供たちが復唱するんだけどね。 呪文も子供向けのを英文をあなたが選んで書いてね。」

私「いいねー。もう一組「呪文の効果」カードを用意してさ、上手に呪文が唱えられたら「呪文の効果」カードを引けるとか?」

家内「?」

私「呪文の効果カードにはさ、例えば「呪文が成功した。 勇者の目の前にある岩の扉が開いた3つ進む」とか、「何もおこらなかった、次の番に別の呪文を唱えよ」とか、「右の人と体が入れ替わった、駒の場所を入れ 替える」とか書いておくの、あいつら好きじゃん、体をのっとられたとかってストーリー(笑)。」

家内「そこまで思いつかなったけど、それなら子供たちも喜ぶんじゃないかな。」

私「いいねー。イメージが一気に固まってきたよ。ついでに悪魔駒も用意するの。 俺が悪魔駒を操作してさ、悪魔駒はすごろくの中を自由に歩き回っているのね。 誰かの駒が悪魔駒につかまったら、みんなで「呪文」を唱えないといけないの、、。呪文が成功したらみんなが「呪文の効果」カードを引ける。」

家内「よく、そんなに早くイメージ膨らませられるね。あたしなんか、ただの「すごろく」としか思いついてなかったのに、、。」

私「いやー、この「すごろく」面白いよ。ゲームとしても、、。俺の考えた「遊び」より子供たちにうけそう。」

家内「あなたの考えたゲームってどんなの?」

私「俺が考えたのはさ、もうちょっと直接的に「英語を唱えさせる」やり方でね。今さ、あいつらドラゴンボールはまってるじゃん。(注:新学期で小1になっ たばかりの娘と小3になったばかりの息子)。ドラゴンボールのキャラクターのぬり絵みたいなモノを用意するの、俺が魔人ブーの書いてある紙、Y君(小3) に孫悟空、Kちゃん(小1)にクリリンとか、、。」

家内「それでどうするの?」

私「順番に戦わせるの。俺が魔人ブーだから「やい、孫悟空、俺のチョコレートビームを受けてみろ!」とか言うのね。でね、孫悟空は防御を発動するために 「呪文」を10回となえるの、、。」

家内「(爆笑)あなたも「呪文」なんだ!」

私「(つられて笑う)だって「英語を繰り返して唱える」って所がどうしても「呪文」になっちゃうんだよ。 あー、おかしい。 それでね、俺の後に続いてY君が上手に呪文を唱えられたら「すごい防御だ、オイラのチョコレートビームが効かないない」とか言って、魔人ブーの体の一部が ダメージを受けるの、、。色鉛筆かとでさ、「血」とかリアルに描いていくのよ、、自分のぬり絵に、、。あいつら好きじゃん「血」とか出てる絵(大笑)。」

家内「でもさ、それだとあなたが攻撃を跳ね返されるばかりじゃない?子供たちのゴクウやクリリン達はどうやったらダメージを受けるの?」

私「あいつらには、俺が今使ってる「単語カード」を渡すのよ。「覚え直しストック」に入っているカードだから俺も簡単には答えられないと思う。子供がね 「か・め・は・め・は〜〜」とか言って攻撃を出した後に、単語カードを引いて俺の前に出すわけ、それで俺はその単語の意味を「日本語でも英語でもいいか ら」答えるの、、。俺が単語の意味を思い出せなかったら俺の負け、単語カードの後ろにある例文を10回俺が唱える。俺の魔人ブーは、さらにダメージを受け る。 俺が単語の意味を答えられたらY君の負け、Y君の孫悟空がダメージを受ける。体を10箇所位のパーツに分けてさ、腕、頭、体、足とかさ、それでダメージが あった場所に色を塗っていってさ、先に全パーツダメージを受けた人の負け、、。まあ、俺が負けるように出来てるんだけどね。」

家内「なんか、私の「すごろく」に似てるね。」

私「いや、俺の方がもっと直接的だって、いちいちサイコロを振ったり駒を動かす手間がないもの、、でもゲームって感覚なら「すごろく」の方が面白そう。」

家内「子供たちは喜ぶと思うよー。でもさ、コレ毎日親が付き合うんでしょう。私が英語のお手本になるのは絶対無理なんだから、あなた「がんばってね」。早 く帰ってきて、子供に付き合ってあげれば、下の子なんて喜んでやると思うわよ。ようするに「大人」が続くかどうかなの問題よねー。まえの「英語で絵ビン ゴ」の時だって、3回くらいKちゃん「絵ビンゴ」出してきて「Kちゃん、これやりたいな〜。」ってあなたに言ってきた事あったじゃない。」

私「ごめん、あの時の事は言わないでくれー。」

家内「あの時「お父さん、疲れているからまた今度ね。ごめんねKちゃん」って、あなた軽くあしらったわよね。3回位Kちゃん「やりたい」って訴えてきたわ よ。毎回「またね」ってあなたが言うから(笑)、、、あの時にやってあげれば、「絵ビンゴ」だって続いたのよー。今はKちゃん諦めて、「絵ビンゴやろ う」って聞いてこないもの。かわいそうなKちゃん。」

私「そうだよなー。子供達は親と遊べるならなんでも良いんだもんねー。」

家内「そうよ。親のテンションをあげて「本気」でつきあわなきゃ。さっきから言ってるけど、あなたの「テンション」が持続すれば、子供たちは「ノリノリで 英語の復唱」できると思うわよ。まだまだ幼くてダマされてくれる年齢よね。」

私「そうかー、このゲームを続けて、英語を唱える事が「習慣」にまで、こじつけるようにしていけば良いんだなー。 でもほんと、俺が続くかなー。」

家内「子供はこれなら楽しんでやってくれると思うけど。あなたの「本気」しだいよね。」

私「家庭内でも「英語指導料」出る? それなら「本気」になるかも、、(笑)。」



【10439】
【タイトル】吉村さん
【 日時 】06/04/09 0:21
【 発言者 】村田

奥さんとの対話、おもしろいです。
私も根石さんとのテープ起こしがしがしいきます〜!

>「フジコ・ヘミング」のピアノのCDを毎日10時間聞いても弾けるようになりません。

あっ、と思いました。

Naimaさんが以前、語学とピアノを弾くことの類似性を書かれていました。私もベースをかじったことがあったので、やはりその類似を考えていました。
でも私は、この言い方ができるということに思い至りませんでした。

ネイティヴの吹き込んだCDをいくら聞き込んでも、英語をしゃべれるようにはならない。
ネイティヴのそばにいるだけじゃ、英語をしゃべれるようにはならない。



【10440】
【タイトル】前を行く人
【 日時 】06/04/09 1:02
【 発言者 】村田

私はバイクに乗るのが好きです。
タイトな峠道で、うまい人のあとについていくと、速く走れてしまいます。
俗に言う「ひっぱられる」ということです。前の人がうまいと、その挙動にひきずられる。いつもは考えられないスピードで突っ込んでも、怖くない。「うまい =安全マージンを上手に取る=速い」なので、本能が怖さを感じないんです。
前を走る人は、口では何も言わないけれど、その挙動で、「そんなもんか?」「まだいけるだろ?」と語りかけてきます。
そういう人の後にくっついていくのって、すっごく楽しいんです。自分の限界を超えて、新しい世界が開ける感じがして。

外国語をやる場合、前を走っている人の究極はネイティヴってことになるのか?と思い、それだったら、えらく切ないことだなあと思っていた時がありました。 なんでそんなこと思ったんだろうか。わからない。
今は、前を走るのは、ネイティヴではないと思います。ネイティヴだと、非ネイティヴにとっての「そんなもんか?」「まだいけるだろ?」がわからんのです (日本語や韓国語やその他英語とは別系統の言語を学び、母語に自覚的なネイティヴだったら違うのか…)。前を走るのは、まさしく訓練を積み重ね続けるコー チであるのだと思います。

…というようなことをずっと考えていたんですが、うまくまとまらない。後段の方がなんでそうなるのかいまいち説得力がないんですが、なんか関係あるような 感じがするので、書いてみました。



【10446】
【タイトル】昇段
【 日時 】06/04/10 22:58
【 発言者 】根石吉久

奈良の小川さんが先週20000行を越えられました。
次の記事で2段に認定いたします。



【10447】
【タイトル】認定一覧
【 日時 】06/04/10 23:01
【 発言者 】根石吉久

書式:
段 名前(県名) 昇段または認定の年月日
※レッスン開始時での外部テストの級や得点。学年。職業。英語の必要場面。英語圏
在住経験の有無。段獲得以後の外部テストの級や得点。その他。

初段 樋口静香(長野県)2005年6月26日昇段
※初段認定時高校2年。レッスン開始時中学3年2月(英検3級)。レッスン開始後、
5ヶ月目頃、英検準二級。
初段 大澤弘文(奈良県)2005年7月2日認定
※レッスン開始時、TOEIC 370点 大手電機企業勤務。海外出張多し。
初段 小川住江(奈良県)2005年7月2日認定
※レッスン開始時、英検一級、TOEIC 870点。英語圏在住経験なし。英会話学校教師
経験あり。
二段 M・U(長野県)2005年7月2日認定
※高校教諭(英語)英語圏在住経験なし。
二段 I・N(山形県)2005年7月11日認定
※公務員 レッスン開始約1年半後に、TOEIC 受験、425点。
二段 O・K(北海道)2005年7月11日認定
※塾講師 中学2年時英検4級。以後、受験なし。36歳。英語圏在住経験なし。
初段 斎藤操(埼玉県)2005年7月11日認定
※外資系企業社員 レッスン開始時 TOEIC 660点。日々メールで英語を使う。英語
圏在住経験なし。
初段 T・A(アメリカ)2005年7月25日認定。
※レッスン開始時は日本在住。開始時、英検準一級、TOEIC 790点。公務員。アメリ
カ在住のため、無料会議電話を使用。仕事で英語を、家庭で日本語を使っている。旅行、
買い物などにでかける時、英語にびっしりと囲まれる。
初段 F・U(長野県)2005年7月25日認定。
※レッスン開始時、英検二級(取得は大学在学中)。主婦。英文科卒。英語教員免許あ
り。父親のいとこが二世で、中学の時、発音を直してもらった経験あり。英語圏在住経
験なし。非常に発音がきれい。
二段 斎藤操(埼玉県)2005年10月30日認定
※外資系企業社員 レッスン開始時 TOEIC 660点。日々メールで英語を使う。英語圏
在住経験なし。
初段 片原範子(長野県)2005年11月5日認定。
※高校二年生。小学6年生から素読舎に通塾。家が遠いため、中学途中から「電話でレ
ッスン」。高校入学と同時にゴーストの文法解析教材(イメージ受肉)を使用。初段認
定時まで、中学の教科書3冊の復習を継続。英検3級。英語圏への留学と、英語科の先
生になることを希望している。
初段 岩本幹夫(兵庫県)2006年2月3日認定。
※電機会社社員。英検などの資格なし。英字新聞を読め、英語でニュースが聴き取れる
ことを目指してレッスンを開始。出向で、英語の必要な会社に行く可能性がある。
三段 I・N(山形県)2006年3月25日認定
※公務員 レッスン開始約1年半後に、TOEIC 受験、425点。
二段 小川住江(奈良県)2006年4月10日認定
※レッスン開始時、英検一級、TOEIC 870点。英語圏在住経験なし。英会話学校教師
経験あり。


(根石吉久認定分)
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【10450】
【タイトル】昇段
【 日時 】06/04/11 9:54
【 発言者 】Naima

お休みさせて頂くことが結構多いのですが、段を頂くと励みになりますね。夕べのシナリオ読みの方は練習不足で面目ない結果だったのですが、文法解析の方、 古い馴染みのセンテンスは文字をチラリ見するものの、文字から離れて回転しています。「覚えている」という意識すらなく、無意識状態で繰り返してます。

郁子先輩、

お変わりなくお過ごしですか。しばらく掲示板から遠ざかっておられたので、さびしかったっす。ぴりっと辛いご投稿、楽しみにしています。



【10451】
【タイトル】みなさんへ
【 日時 】06/04/11 13:28
【 発言者 】吉村

NAIMAさん、昇段おめでとうございます。
ずっと継続されて尊敬いたします。
NAIMAさんを見習って、三日坊主にならないように致します。

村田さん、私の「音楽CDをずっと聞いてもピアノを弾けるようにはならない」の
書き込みに反応してくださいましてありがとうございました。
先日家内と「音で記憶する」という内容の話をしました。
みなさんと共有したい内容にまとまりましたら「投稿」いたします。

寺澤さんへ、「小学校での英語必修化」この書き込みをプリントして何度も読んでいます。
寺澤さんの熱い思いが伝わってきます。私も寺澤さんの投稿楽しみにしています。



【10452】
【タイトル】子供の学習について
【 日時 】06/04/11 13:34
【 発言者 】吉村

昼休みに、「すごろくゲームをしながら英語の学習を子供達にさせる方法」を、(家内が)思いついた事、幼児から低学年の児童には「遊び感覚」で学習させる 方法が良いと考えている事など、そんな話で盛り上がっていた時、ある人(Aさんとします)が「吉村さんの所は良いよ、子供がまだ小さいから、中学生とかに なったら「遊び感覚」で学習なんて出来ないし、やっぱり塾とかに通わせてあげないと、結局子供がかわいそうな思いをする」というコメントに反応し て、、、。

私「そうですね。「かわいそうな思いをする」のは、結局「受験」があるからですよね。」

Aさん「子供はかわいそうだけど、「遊び感覚」じゃ、受験に受からないでしょう。どこの家もみんな塾に通わせているわよ。夜の11時位まで塾に残って勉強 して、みんな親が送り迎えしているのよ。」

私「やっぱり「お受験」ってシステムに問題があるんでしょうねー。まあ、どんな勉強方法を取るにしろ、子供達が「勉強をやらされてる」って感じている限り は、本当に学習していかないと思っているんです。勉強は「楽しい」ものだし、「楽しければ塾にいかなくても家庭で学習できる」と思うんです。」

Aさん「そりゃー、吉村さんみたいに子供に教える自信がある人のセリフよー。」

私「親が勉強できるとか、そういうのは、関係ないですよ。子供が「勉強を楽しい」と思えるようにしてくれる「塾」があるのなら通っても良いと思います。 「勉強が楽しい」と子供が理解したら通塾は終わりにして、家庭学習に切り替える。そして、「学校の先生に質問するスキル」を身につけさせてあげれば良いん ですよ。点数や成績だけを上げるだけの勉強は、絶対にダメです。学校で成績順位が上になったから「勉強が楽しい」って感じるのは、一番ダメです。「僕は OO中学校で学年1位になったんだよ。」って言っている大人に出会った事がありません。若い頃に勉強するのは大事です。詰め込み学習をする時期も必要だと 思います。でも、本人が自らの意思で、「詰め込み学習」を理解していないと意味がないんです。」

ここで私は話しをあやふやにして切り上げました。「受験」がすべて悪の根源だと言いきりました。よその人に私が考える「子供の学習方法論」を押し付ける事 はできないと思ったからです。実際に中学になるお子さんをお持ちで、私の想像もできないような「受験」などのプレッシャーを親御さん達は感じているのかも しれません。私には、よそのご家庭での勉強方法に「ああしろ、こうしろ」という権利など、これっぽっちもないのです。でも、でも、伝えるきる事ができな かった、そのもどかしさが残りました。英語論とは、離れるかもしれませんが、根石先生すみません、私の「学習」に対する考え方を、この「英語論」の掲示板 をお借りして次回にも公表する事をお許しください。「学習」という側面からみた場合、「英語論」から大きく外れない内容にいたします。いまの気持ちをエネ ルギーにすれば、よい文章が書けるような気がいたします。



【10454】
【タイトル】錆
【 日時 】06/04/12 20:52
【 発言者 】吉村

下記の文章は、過去ログから見つけたわけではありません。
素読舎のホームページ、電話レッスンのメールでアドバイスに書いてありました。「英語は一生もの」は、名言だと思いました。Jackieさんが、錆付きに ついて数日前に触れていましたが、私は英語の音読を三日もサボると明らかな「錆」を感じます。その三日、通勤時間に洋書を読んだりして、英語脳を動かして いればまだましなのですが、家族でキャンプに出かけたりして、英語のまったく触れなかった期間が三日もあると「さらに深い錆付き」を実感しています。ちな みにこのOさんは、NAIMAさん、、かな?ごめんなさい、いらぬ詮索です。それにしても、ここの過去ログ、面白いですね。ちょっと中毒になってます。 NAIMAさんも「明け方まで読んだ」ってこの間書いてましたけど、私もついつい読んでしまうのです。昨日も遅くまで読んでしまいました。読むと「ああ、 この議論、もうしたんだな。しかもEliotさんの書き込み、なんて綺麗な日本語なんでしょう。」ついつい変な所に、感心してしまいます。それで、根石先 生に言われている「お宝書き込み探し」ですが、つらつら読んだ後、「さっき読んだあの文章掘り起こそうかなー」と戻ると探せない、見つからない、になって しまいます。 くーーー。 以下、電話レッスン、メールアドバイスより

From: 根石吉久
To: Oさん
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

「映画でリスニング」のチラシを作りましたので、郵送させて下さい。

最近、言語の磁場のことをしきりに考えます。日本には英語の言語的磁場がない。日本には日本語という言語の磁場しかない。

英語はやらないでいるとすぐに錆び付くのですが、これは英語という言語の磁場が日本に存在しないためです。

近頃、「英語は一生もの」と人に言っています。普通、「一生もの」というのは、買った品物の質がいいので一生使えるというような意味で使われているのです が、「英語は一生もの」という場合の「一生もの」はまるで違う意味で、やるならば一生やっていなければ駄目という意味です。そうでなければ、すぐに錆び付 きが始まります。

以下省略
全文参照したい方は下記アドレスへ
http://f44.aaa.livedoor.jp/~sodoku/sodokusy/maildead.htm



【10455】
【タイトル】いくこさん
【 日時 】06/04/14 11:03
【 発言者 】Jackie

こんにちわ

>小学校での英語教育が、
「ペラペラコミュニケーション重視」の、
いわゆるちまたのイングリッシュスクール的なもの
の導入程度のものなら、それは民間活力にまかせておけばいい気がします

1クラス40人ですし、結局はそうなるでしょうね。
百マス計算の陰山先生のところでは 毎日15分ほど英語の音読の授業があるそうで、
そこでは効果をあげていると NHKのわくわく授業でやっていました。(見逃してしまいましたが) 音読の本もでていますね。 ただこの授業が一般化するには音の指導が出きる人がいないと
まずい。小学校の先生ができるとは思えないし、DVDなどで口の形を見せて真似させたあと音読という形なら 今のお遊びイングリッシュよりは無駄金すくなく済みますね。

ところで小学生に素読させるときですが、はじめはアルファベットの読みとかローマ字読みとかはどうしていらっしゃるのですか? 先に耳から入れる まねからはいって後から教えているのですか?
べらべら読みの場合そこが不思議でした。
とくに電話でレッスンの時などは、今ここを読んでると指差して指導などもできないわけで。



【10456】
【タイトル】英語と子供
【 日時 】06/04/14 12:52
【 発言者 】Jackie

吉村さん

>家内「子供は「遊んでもらっている」。 その感覚を保ちながら、親の思うように「学習」させるのだから大変よー。あなたテンションあげてないと、子供達は「親は本気で遊んでくれてない」位の事は すぐに見破るわよ。

こちらのほうのしたごころ、これで勉強させようなどが見えると子供は見破りますね。
新入学の姪に「楽しく学べる算数」買ったところ数ページであきてしまいました。それならばすごろくで3つ前に進む、6つ下がると自然と数を学習。カルタで ひらがな。ウルトラマンや戦隊物の本、アニメプリキュア?のカタカナがいっぱいでてくる本でもあたえて 好きこそなんとやらで読みたいがためのカタカナを覚えるほうが覚えが早い!

吉村さんと奥さんの すごろくやカード遊び、親が継続できるのなら有効ですね。ゲームを考えてる吉村さんはとっても楽しそうです。

習慣づける・・・これも三日坊主の私がいっても説得力がナッシング。
対策。
@しかし好きなことならば続けるし、取り組む。英語に興味を持たせる。
Aうむもゆわさず1日15分素読。1日15分親も正面にすわって付き合う。親の時間的余裕と継続力が問題。




【10457】
【タイトル】子供の英語や学習全般について
【 日時 】06/04/15 1:33
【 発言者 】吉

Jackieさん、私の書き込みに反応してくださり、ありがとうございます。

>それならばすごろくで3つ前に進む、6つ下がると自然と数を学習。カルタでひらがな。ウルトラマンや戦隊物の本、アニメプリキュア?のカタカナがいっぱ いでてくる本でもあたえて 好きこそなんとやらで読みたいがためのカタカナを覚えるほうが覚えが早い!

そうなのです!とりあえず幼児の時に、好きな事をやらせて「学習の習慣」を身に付けさせてあげるのが良いなと考えております。「おとうさん、あたし勉強す る」とか言って「お絵かき」してるとか(笑)。でもそれで良いと思うのです。とりあえず決まった時間に机に向かう習慣とかを身につけさせちゃう。でも一応 「お勉強」の時間なので、絵を描くのは良いけど、漫画を読むのはダメとかにしちゃうんです。我家の場合、頭の中で画像をイメージさせて、そのイメージを動 かす、それを文字にして書くか形に残せるものは「お勉強」にしました。ですから粘土はOK,お絵かきOK,なのですが、漫画やプラモのようにイメージがす でに固定されているものはダメとしました。(私は漫画やプラモが大好き人間です。誤解のないように。「勉強」の時間には、これらは無しとしたまでです。) 折り紙もOKにしました。折り紙の折り方の描いてある本は、大人でもわからないくらい難しいです(汗)。イメージを頭の中で展開するのでOKとしました。 最初は「遊び」みたいなものから始めて、徐々にお勉強のようなものにしてしまおう作戦なわけですね。

私の中で注意しないといけないと考えているのが、好きな事はやるけれど、嫌いな事は学習させにくいという事です。「苦手な学習」も、なんとか「楽しい」と 錯覚させて、終いには「まあやるか」くらいには結び付けてあげなければなりません。これは、ここ数日で一気に私が書き上げた文章の中で取り上げているので すが、いかに子供が負担を感じずに「学習」できるかがポイントになると思います。

子供にひらがなを教える時も、子供の集中力が持続する程度の書き取り練習はさせるのですが、「お父さんにお手紙書いてね」と、遊びの中で習ったものを使わ せてしまいます(たぶん、どこのご家庭でもやっていると思うのですが、、)。書き取り練習が「回転読み」と同じだとすると、手紙を書いて実際に相手に「伝 える」という行為は「充電中」という事になるのでしょうか(笑)。

楽しみながら「学習」させる。けれども、好きな事をやらせて「楽しい」だけで終わりにしてはいけない。楽しかったけど、子供達には勉強時間に「学習をし た」という事を認識させていく必要があると思うのです。 文字が書けない年齢なら、今日あった事を「絵」で伝える、これは作文の表現力につながると思うのです。 絵を見て「これ何してるの?」「これは何?」「これは誰?」「この花は何?」このように質問して、子供に文字がかけなければ、親が書いてあげれば良い。そ れと、勉強時間に「絵を描く」行為は、作文力や国語力に結びつけるためなので、描かせる内容は、「親が決めても良い」つまり「出題してもよい」としまし た。

(私の考えが「大きく間違っていなかった」と確信させてくれたのが、どんぐり倶楽部の糸山泰造先生です。素読舎の根石先生のHPに出会う、わずか2週間位 前に糸山先生のHPを訪問して、自分の考えに納得する事ができました。英語の根石先生、算数の糸山先生だと思っております。お二人とも尊敬しております。 姪っ子さんの「学習」に合うかわかりませんが、糸山先生のHPも機会があれば訪れてみてください。糸山先生が「理解」するという事はどういう事か、小学生 にわかるように簡単に説明している記述があります。読んでみると面白いです。)

作文を書くのは苦手だけど、絵を書くのは好き、だからと言って「絵」ばかり描かせているわけにもいきません。ゆっくりと文章がかけるようになるのを待って あげる。(幼児から始めれば、時間もあるので親もあせる必要がありません。) 子供が「楽しい」と感じている学習と「つまらない」「苦手」と感じている学習(例えば作文とか)その辺を理解して、「つまらない」を「楽しい」にじっくり シフトさせていくのが難しいなと感じております。なぜ難しいと感じるかと申せば、「大人がせっかち」だからですから、、。あと、学校が子供の進度にあわせ ないで、学校の進度ですすめていくからかな、、。低学年なのでまだ、実感してませんが、、。

>ゲームを考えてる吉村さんはとっても楽しそうです。

よくわかりますね(笑)。今週末、すごろくのゲームボードを子供と作ろうと考えています。ゲーム内容はとても良い物になりそうな予感がしております。大人 の学習者にも有効かも、、、。

>Aうむもゆわさず1日15分素読。1日15分親も正面にすわって付き合う。

うーーん、さすがですね。よくわかっていらっしゃる。ここで「シールを30個ためたら、ご褒美に100円ショップで玩具選んで良いよ。」ってな事はダメで すね。毎日の歯磨きと同じような感覚で、「おめー、そりゃー、自分の健康のためにコレやんに決まってるだろ。なんたって体にいいんだよ。大人の言う事信じ て、素読やりな。」こうやってやらせてしまう事も必要かなとも考えてはおります。私が計画中なのは、週末に(素読基本の)英語のゲームで遊ぶ。平日は、英 語の文章をもくもくと「復唱」させる(読めるようになったら素読)。平日にやる復唱は、先に述べた「歯磨き習慣英語」と同じで、単純に子供にやらせるもの です。初日は3個、翌日は、前日の3個と新しい3個の文章をあわせて6個、翌々日は前日までの6個に3個足して9個の文章、、、。先生がつねに言っている ように、復習を基本として新しい文章を追加して、知らない間に15分の練習量にもって行こうかな。このように、週末の英語ゲーム遊び(「英語=なんか楽し い」のすりこみ)と、平日の単純な英語の復唱を併用していこうかなと考えております。時間がありますので、子供の負担にならない量から始めれば良いと思っ ています。幼いですから、それこそ一日に一文でも良いと考えております。 大事なのは、毎日続ける事。「英語は一生もの」。 一日の学習量の多い少ないより、「毎日」っていうのが大切ですね。親にはプレッシャーです。毎日ウンコする人は、トイレに入っている間だけ「素読」って方 法をとれば、自然と「毎日やる」わけですね。3日坊主言うJackieさんには、効果的かも、、。Jackieさんには必要ないですが、初心者には、短い 周期で発音をチェックしてくれるコーチは必要になりますね。 CDなど英語の音の音源もあった方が良いのですが、さすがにトイレでそこまで出来ないですかねー(笑)。

英語学習に関しては、わが子を使っていろいろ実験したいです。その内、英語力の実験リポートも書けたりして、、。 でも、でも、これは、、、親の「私が」続けばの話なのですが、、(汗)。



【10458】
【タイトル】根石先生へ 書き込み常連のみなさんへ
【 日時 】06/04/15 2:41
【 発言者 】吉

子供に悪影響を与える「勘違いした指導をする指導者(親も含む)」から、子供達を守ってあげたい。その気持ちをエネルギーにして、私も考える所をつらつら と書き始めました。いやー、気持ちが爆発するとすごいんだなーと、我ながら驚いております。帰宅するなりパソコンに向かい、思いついた気持ちをつらつら と、、、。ここ3-4日ばかり、深夜までずっとそんな生活を送りました。文章を書くのに疲れたら「過去ログ」を読む(笑)、そんな事をしていたら脳みそが ハイになって全然寝付けない夜もありました(苦笑)。次の日の仕事の事など、まったく気にしていませんでしたね。文章を早く書き上げたくて「有給」を本気 でとうろうかとも考えました(笑)。 通勤電車の中で思いついた事を紙にメモし、それをパソコンに打ち込む作業です。 かなりの文章量になりました。今までこんなに沢山の文章を書いた事は恐らくありません。先生が「ゴミ問題」で一気に爆発させて、すごい集中力で「ゴミ問 題」に関する記事や考えをまとめたページを作りあげていく、「あのエネルギー」を、私もちょっぴり理解する事ができました(ごめんなさい、先生のはもっと 切羽詰った状況ですから)。すみません軽々しく、先生の「ゴミ処理施設」に対するというか、住民を無視して話を進める行政機関や社会のシステムに対する先 生のその怒りと悲しい気持ちのエネルギーが、すさまじい迫力で文章から伝わってきます。私がここ数日に書き上げた文章は、先生がゴミ問題を語っているエネ ルギーの1%にも足りません。先生のゴミ問題の文章には、語学論以上の熱がこもっております。無理して体など壊さないようにしてください。応援しておりま す。

話しを戻しますが、私の書き上げた文章を、このままパソコンにしまっておくのは、少し「もったいないな」と感じております。ですので私もホームページを作 ろうかと考えるようになりました(自爆)。タイムリーに、先生がNAIMAさんに無料ホームページ作成の紹介などをしていましたし、先生が「ゴミ問題に関 するHP」を着々と密度の高いものにしていくのを参考にさせて頂いております。 発信したい内容が文章でまとまってきましたので、あとはホームページの作り方を勉強するだけですね。 子供達の「学校学習全般」に反応した私の素直な気持ちを、一気に書き上げて完成した「私の気持ちのこもった文章」がかなりの量になりました。それらを、今 後私のHP(いつ完成するのやら、、)で紹介していきたいと考えています。私のHPでは、「英語の話題」ももちろん扱っていくつもりです。根石先生の事、 素読舎の事、電話レッスンの事、この語学論の掲示板の事、それらを根石先生のお許しがあれば紹介していきたいと考えております。根石先生はじめ、村田さ ん、NAIMAさん、Jackieさん、寺澤さんなど、この掲示板の常連さんに、HP作成と内容についての相談をさせて頂くつもりでおります。今後とも宜 しくご教授ください。この語学論の掲示板にきて、私が訴えたかった事がみつかりました。先生には感謝しております。 常連さんの書き込みから「良質の刺激」を受けております。ありがとうございます。



【10459】
【タイトル】吉村さん
【 日時 】06/04/15 22:06
【 発言者 】根石吉久

書かれたもの、ここへ分載していただいて結構です。
もちろんホームページを作られたら、まとめた形で発表なさればいいですが、ひとまず、書かれた時点でここを使っていただけばいいと思います。



【10463】
【タイトル】Jackie さん
【 日時 】06/04/17 21:19
【 発言者 】根石吉久

>ところで小学生に素読させるときですが、はじめはアルファベットの読みとかローマ字読みとかはどうしていらっしゃるのですか? 先に耳から入れる まねからはいって後から教えているのですか?
べらべら読みの場合そこが不思議でした。
とくに電話でレッスンの時などは、今ここを読んでると指差して指導などもできないわけで。

大事なポイントですので、私が書いておきます。
子供は、該当の文を目で見ていればよく、文字と音は最初は対応しなくてもいいのです。
そのことを、「音を字にかぶせる」と言っています。
何度も綴りに音をかぶせていき、「復習範囲を手離さない」ので、まったく初めて英語をやる小学生でも、一年くらいたつと、復習範囲は楽に「字から音を立ち 上げる」ことができるようになります。新しくやる文でも、「音を字にかぶせる」のが上手になり、楽になるので、定着が早くなります。2年3年と続けてくれ ると、「音を字にかぶせる」ことがただちに転じて、「字から音を立ち上げる」ことができるようになりますが、それでも「復習範囲は手離さない」という原理 を手放すことはありません。



【10464】
【タイトル】吉村さん
【 日時 】06/04/18 1:42
【 発言者 】根石吉久

>根石先生の事、素読舎の事、電話レッスンの事、この語学論の掲示板の事、それらを根石先生のお許しがあれば紹介していきたいと考えております。

私なんぞは、お許しをするようなガラではありませんので、どかどか紹介してください。



【10465】
【タイトル】根石先生へ
【 日時 】06/04/18 12:35
【 発言者 】吉

根石先生、転載の許可ありがとうございます。現在、ホームページ製作の勉強をしております。ソフトを購入して悪戦苦闘です。その手の事に大変詳しい友人が おりますので、いろいろ助言をしてもらっているのですが、いやいや、気に入ったデザインに仕上げようと思うと、これが難しい。 基本はシンプルにいきたいのですがね。「お許し」も頂いたので、HPでは素読舎の事を紹介させて頂きます。

Jackieさんの質問にあった件、実は私も疑問に思っていました。自分の子供達には、特にAからZまで言わせるような事はしていないのですが、アルファ ベットを読めるようにして、音読をできるようにするには、どうするのかなーと考えておりました。先生の説明で私は納得できました。Jackieさんのコメ ントをお聞きしたい所です。

電話レッスンの件、すみませんがもう少しお待ちください。



【10466】
【タイトル】あきらめている子
【 日時 】06/04/18 12:48
【 発言者 】吉

あきらめている子供がいます。勉強についていけなくて「勉強をあきらめてしまった子」の事を言っているのではありません。どういう子かといいますと、親に 「勉強しなさい」と言われ続け、それに反発できないでいる子供達です。やらないと「親に叱られる」「塾で先生に怒られる」「親が悲しむ」「親ががっかりす る」、仕方ない、やりたくないけど「やる」そうやって「あきらめている子」がいると思うのです。子供は親の愛情を欲していますから、親に好かれるために、 悲しませないために、よろこばせるために「勉強をしている」かもしれません。自分のためでなく「親のため」。それを本人と親が認識しているのか考えて頂き たいのです。「親が喜ぶならOO高校目指して勉強するか、仕方ねーな。」そのように自分の中で解決できている子なら、まだ救いがあります。しかし、多くの 子供が「勉強している理由」を理解していないではないのかと、私は考えているのです。親に言われたから「塾」へ行く。塾へ行くのは「受験のため」、ではこ の世界から「受験」がなくなったらどうするの? なぜ上の学校に進学するの?そういう理由をじっくり親子で話し合ってもらいたいと思います。毎日議論しても良いと思います。「なぜ勉強するの?」これを題 材に議論を始めると、非常に哲学的な話に発展します。納得できる回答など出てこないかもしれません。それでも毎日議論しても良い話題だと思います。

子供「俺さ、数学全然わかんないよ、高校も行けないかも、、。」

親「あんた学校の勉強は全然ダメだからねー。高校行かないで、なにかやりたい事でもあんの?部活とか勉強とか、そういうのをもう少し続けたいのなら、探せ ばあんたでも入れる所もあるんじゃないの? あんたのやりたい事とか、好きな事ってなに?」

子供「んー、わかんね。 料理するのは好きだけど、、、。」

親「あんたの作ったピザおいしかったよ。高校行かないで、レストランで働いて、厨房の雑用を教えてもらいながら、昼間はイタリア語の勉強でもしたら?」

子供「そんな事してもいいの? みんな高校行くよ。」

親「イタリアに行ってピザ作りでも勉強したら?向こうの料理学校に入るのに、高校を卒業した証明書がいるかもね。どうする?あとで大検受ける事もできるけ ど、とりあえず高校行く?」

子供「イタリアの学校かー、かっこいいじゃん。向こうの学校にいくにも「日本の高校」でてなきゃダメなの?」

親「たぶんねー。イタリアの料理学校に「高校卒業程度の学力を有する」ってハードルがあるかもねー。 本気でピザの勉強がしたくなったら、その時に大検を受けても良いのよ。たとえ高校に進学しなくてもね、普段から勉強しておくのは、大切だと思うわよ。あん たまだ若いんだし、、、。」

子供「ふーん、じゃあ、とりあえず高校に行こうかなー。」

親「高校行きながら考えたら?とりあえずイタリア語でも始める?お父さんも応援してくれると思うわよ。」

こういう会話を沢山しておく方が良いに決まっています。


************************
根石先生から許可を頂いたので、私が作成中のHPに載せるコラムをここに掲載させていただきました。こちらの投稿への過剰な反応はお控えください。



【10467】
【タイトル】楽しい英語
【 日時 】06/04/18 18:17
【 発言者 】Jackie

>楽しみながら「学習」させる。けれども、好きな事をやらせて「楽しい」だけで終わりにしてはいけない。楽しかったけど、子供達には勉強時間に「学 習をした」という事を認識させていく必要があると思うのです。

>私の中で注意しないといけないと考えているのが、好きな事はやるけれど、嫌いな事は学習させにくいという事です。「苦手な学習」も、なんとか「楽しい」 と錯覚させて、終いには「まあやるか」くらいには結び付けてあげなければなりません。

吉村さん、
そうそう。その通り。
このごろ 勘違いの楽しさがはやってますからねえ。
小学校で導入されている、またされようとしている英語は 「楽しい」だけの英語ですね。
ゲームや歌を通じて楽しく学ぶ。子供をばかにしちゃいけません。
子供だましじゃ通用しないと思います。
「生の英語」「通じるたのしさ」「コミニュケーション」「異文化交流」美辞麗句のオンパレード。英語の時間とせずに「英語でおお遊びの時間」とめいうって やるならよろし。
できる楽しさや成長する楽しさ、学ぶ楽しさ、チャレンジする楽しさのない 「楽しい英語」はむなしいし、子供は見抜く、だろう。

ま、大手英会話学校の高校生から社会人クラスの英会話コースも 大人の知的水準をまるっきり無視したつくりとなっております。



【10468】
【タイトル】ラジオ英語講座 迷い多き小羊って年でもありませんが。
【 日時 】06/04/18 20:10
【 発言者 】Jackie

>身が入らないくせに、強迫観念に取り憑かれてついNHK講座のテキストを買ってしまうのですが、本当に必要なのはこんな勉強法じゃないなと気がついた事 が賢明だったと言うことなんですが。「役に立つ表現 」などが、あんまり役に立った覚えがないし... 気の利いた表現を毎週ひとつやふたつ覚えたところで、自分の言いたい事を表現出来るようにはならないですし。

Naimaさん、
まさに強迫観念に私もとりつかれています。
本屋へ行きそこにあるものを何冊か買ってきました。
買ってきたのですが、まだ詳しくはみていません。
買っただけですでに積ん読。

動詞をイメージで覚えるとか、ベースボールや料理のボキャブラリーの英語とか、ビジネス英語、
ガイコクジンとのふらんくりー会話とか。 昔と比べて進歩してるなあと、
どれもこれも聞くのは不可能。というより1つの番組ですら続かない。
言葉というのはきりがない。知らない単語もいっぱいで、知らない表現もいっぱいある。

語学講師というものはどこまでのボキャブラリーを備えるべきなんでしょう?言葉は果てしない。
興味のない分野は母国語の日本語ですら使うことが不可能だったりする。
興味のない分野を勉強することの苦痛といったらない。


料理の英語、女性むけ、主婦の人に教えるときに彼女の興味のあることをと、英英時点や外国のレシピのページをよみあさり、煮る、蒸す、強火、弱火などの料 理英語の勉強をした。 それをアレンジして教えた。しかし自分には興味がないことなので そのボキャブラリーはふっとんで記憶にのこっていない。
ベースボールの英語もしかり。野球をやってる高校生に中学の教科書の二年まで復習し終えたところで、放送をきかせるためにと 野球用語の勉強。 しかし、これまたあまり興味がないので学んだあずのボキャブラリーはかなたへと。

生徒は講師に辞書機能を期待する。
「これ英語でなんていうんですか」「・・・さあ?わからない辞書ひいて」というとお株がさがるのでありました。

動詞をイメージで教えるテキストは、これはよさそうと買ってきた。講座はまだ聞いていない。(見て?)絵もつかえる。助かる自分の絵は幼稚園児よりひど い。

動詞をイメージで教えることはしていた。しかしある程度中学の教科書の基礎が血肉化されたころに、だ。はじめからイメージはおしえなかった。
Takeや Have Catch,keepなどのイメージはじめからおしえるべきか。

ネイティブとの現地でのくっちゃべり会話と表現集のテキスト。
そりゃ若い頃はあこがれました。ガイコクジンくっちゃべることに。
アメリカの文化にしかし外国人もただの人と、恋もさめた現在、どうしても意欲がわかない。
古い友人を訪ねて海外へ、と、無理やり目的をつくらねば・・・・・。

講師がさめてはいけない。しかしどうしょもなくさめてしまっている。


>気の利いた表現を毎週ひとつやふたつ覚えたところで、自分の言いたい事を表現出来るようにはならないですし。
>それならいっそのこと、大学入試文法構文・語法の1000とか1100文を「型」として身体に叩き込んで、パターンプラクティスしたり自由作文し たりする方が応用力がつくのではないかと...

Naimaさんがうまく表現をしてくださいました。


しかし、生徒にとっちゃ、その「気の利いた表現」「ちょっとした会話」が楽しかったりする。
ラジオ英語講座を毎日つづけられない講師が、生徒に「毎日聞け:といっても説得力ナッシング。
Eliotさんは学校での音作りと教科書読みの授業のほか、
学校の授業で英会話入門のディクテーションを生徒に宿題としていました。
それを読んで やらなきゃなあと反省。

反省だけなら サルでもできるぞ、自分!!!!
ひとつのラジオ講座でよい。
宿題をだして、自分もやるように。 錆をとめなければ。やらなきゃさびる。
英語研鑚としては 基礎英語1、2もかってきたので すきっとの日本語訳から英語訳への通訳をやって文法チェックとすることにしよう。

質問

1皆さんは ラジオ英語講座をやっていますか?
2>岩村圭南氏のテキストやビジネス英語のテキストなども良く出来てると思うのですが、ストーリー性はあるとは言え、短いスキットみたいなものを毎週やる ことが語学の学習に有効なのかどうか。

ラジオ英語講座に関しては、
強迫観念にとりつかれていまして、 怠けるな、やめてもいいよ、etc
自分自身では解決不可能。
がつんとご助言をおねがいします。

>それと、ラジオ講座はまだいいんですが、テレビ講座は歌やらコントやら無駄な演出が多くて嫌になってしまいます。

去年100語でなんとやらをみたことがありますが、 「うるさい」
英語でしゃべらないとも だめなんです。
生徒を英語好きにするには講師もミーハ−のノリが必要。とくに英会話学校勤務の時はそうでした。ま、あのころは自分も アメリカ文化マンセー病にかかっていましたから
物をおとしてoops!などと言い、Oops!をどういうときに使うかと教えたりと。
生徒にとっても「一言」が知りたいわけで、
雇うほうの英会話学校についても「外国がえりの雰囲気をもった若い講師」が都合がよかったわけでした。

もう何年も渡米していませんし、あのばかさ、もとい、若さのノリにはなれない。

高校生〜社会人
この大風呂敷で書いてきた自分の教え方でいいのだとおもいつつも、
受験英語と英会話のはざまの英語はなかなか理解が得られない。
大人の英語、起訴がすっかりぬけているのに「海外旅行の英語」「趣味の英語」を求めてくる。
で、バイエルをとばして、好きな曲をひきたがる。
「これいくら」「クレジットカードで」ぐらいならOKですが。もうちょっと話したいときには
やはり 基礎のからっぽの電池が必要。言葉は生き物。覚えたダイアローグでは対応がむずかしい。
趣味の英語しかり。中学ベースがあってこそ趣味のボキャブラリーも使えるようになるのに。


といっても所詮かるちゃーなんですよ。せっぱつまってない人々は外国人に手渡してしまえばよいのだ。基礎など欲していない。湯気が欲しいだけだ。湯気が欲 しい人に基礎が必要といってもうざがられるだけだ。
大人のクラスは手放すかなあ。


日本にいながらの、語学の教え方に、今だ迷いがあります。ご教授下さい。



【10470】
【タイトル】「辞書機能」
【 日時 】06/04/19 3:00
【 発言者 】Naima

jackieさん、ほんと身につまされます。

「せんせに辞書機能を期待せんといてね。自分で辞書を調べなさい。それも大事な勉強法の一つやし」

よね?

ところで、最近の英語の授業では辞書のひき方、使い方を教えないんでしょうか? 用例から単語の使い方を覚える。語と語のつながり方、collocationを覚える。豊富な例文を読むことで語感を養う。同義語や句動詞などで語彙を増 やす。いい辞書があれば文法書も参考書もいらないんですが。単語を例文ごと音読して覚えてしまったら、「型」だって身に付いて、会話の時に役に立ちます し。数冊の辞書をひき比べるのも大切だし。

んな、面倒くさいことする学習者、少ないですかね。

私が教えていた社会人の生徒さん達でも、辞書を小まめにひいてる人は少なかったですね。辞書を「読む」のもいい勉強になり、力がつきます。多読の場合、あ まり辞書をひくなと言ってますね。それはそれでいいんですが、読みっぱなしは良くない。読み進むうちにどうしてもひっかかってくる単語や表現などはマー カーでハイライトをしておいて、切りのいい所まで来たら、辞書を調べた方がいい。チンプンカンプンのまま読む進む方がよっぽど非効率的です。純文学なんぞ は味わいの深い言葉をいっぱい使ってるんだし、雑な飛ばし読みなんかできないなぁ。

なんだか話が飛んでしまいました。寝ます。



【10471】
【タイトル】Jackieさんへ
【 日時 】06/04/19 23:31
【 発言者 】吉吉

Jackieさん、Naimaさん、そして常連の皆様、
今日もHP作成がんばっております。
でも、もうくじけそう、、(爆)。
HP作成にあたり、ハンドルネームを吉吉(キチキチ)とさせて頂きます。
( I_I)\(^-^ ) ヨシヨシ、、、ではありません(笑)。
間違って、いままで私が使っていた「ハンドルネーム」で
書き込まれてもOKです。が、、、吉吉ってことで、お願いします。
ハンドルネームが変わって、少しキャラが変わったかも、、。

>興味のない分野を勉強することの苦痛といったらない。

Jackieさん、まさしくその通りなのです。
家内と一緒に電話レッスンを受講するつもりなのですが、妻の内面でもっと自発的に「レッスン受けたい」という気持ちが沸きあがってこないと、学習にならな いと考えております。「私に言われたから」では、ダメだと考えています。興味が無いのでは、苦痛になります。なんと言っても「大人」の学習者ですからね、 それこそ「あなたに言われたから仕方なくやるのよ、あたし」では、逆に困ってしまいます(苦笑)。それが理由で先生には「もう少しお待ちください」を繰り 返していました。やっと6月から始める気になってくれたようですが、、。

>大人の英語、起訴がすっかりぬけているのに「海外旅行の英語」「趣味の英語」
>を求めてくる。
>で、バイエルをとばして、好きな曲をひきたがる。
>「これいくら」「クレジットカードで」ぐらいならOKですが。
>もうちょっと話したいときにはやはり
>基礎のからっぽの電池が必要。
>言葉は生き物。覚えたダイアローグでは対応がむずかしい。
>趣味の英語しかり。
>中学ベースがあってこそ趣味のボキャブラリーも使えるようになるのに。

うーーん、すばらしい。 上の文章でJackieさんが何を言いたいのかよくわかりました。

「覚えたダイアローグ」のくだりを読んで、友人の話を思い出しました。その話っていうのも、その友人がネットの書き込みで見つけたらしいのですが(まさか この掲示板か?)、ある男の人がアメリカに旅行に行って、滞在先で腹痛と熱で病院に担ぎこまれた時の話です。アメリカという異国で病気になり、ガイドさん に付き添われて病院のベッドで寝ていると、そこへドクターがやってきて彼に声をかけました。
ドクター「How are you?」
病気で苦しんでいる日本人男性「I’m fine, thank you. And you?」

いやいや、ほんと、ダイアローグ通りに会話なんてできませんって(失礼、上の例は、ダイアローグ通りなのでした。笑) 旅行の英語を習ったとします。発信したい文章を何本か暗記して向こうに行きます。 それらの例文を使うチャンスはいくらかあるでしょう。 暗記した文章の発信は可能だと思います。 しかし、受信が問題になると思います。 聞けない、わからない。 そして会話が続かない。 まあ、優先順位なんてものを付けてはいけないのでしょうが、聞ける能力(受信)と、話す能力(発信)では、聞ける能力を優先した方が良いのではないかと考 えています。発信は、それこそ手振り身振りに加え、筆談だってできますし、命ごいをする時は手を合わせて「プリーズ」とカタカナで言えば良いのです。 相手に自分の思いを伝える事は、(苦労したとしても)可能です。過去ログで話題になった、コミュニケーションスキルってやつですね。 このスキルがあれば伝えたい事を発信する事は可能だと思います。 しかし、受信はそうはいきません。 聞いて理解する能力が大事だと私は考えています。聞いて理解できると、読んで理解できるにもつながると思うのですが、、。 この辺の所を学習者が理解する必要はあると思います。優先順位。それで、聞けるようにするためには、自分も同じ発音をできるようにする必要があると、、。 自分が同じ発音で発信できるようになれば、音も聞こえるようなるんだよと、、。 まあ、ここから先は、根石先生の素読って方法につながるんですがね。
奥が深い学習方法なのではないかと想像しています。

自分自身の英語の錆止め方法は、良くわかっているつもりなのですが、他人に教える方法となると難しいですよね。特に大人の学習者。 子供は、学校で「必要」、だから「やる」っていうんで、学習させちゃえばいいのですが、なんと言っても受験などのない大人がやるっていうんですから、そ りゃ趣味の領域ですね。 Jackieさんが、カルチャーって言うのが理解できました。

>日本にいながらの、語学の教え方に、今だ迷いがあります。ご教授下さい。

Jackieさんのように、指導法に自問自答し、悩み、常に努力を続けている先生から学べる生徒さんは、とても幸せです。 私のような経験不足が、このような事を書いてもよろしいのか、躊躇しております。 あくまでも私の意見ですが、学習者には「聞いて理解するスキルを身に付ける事が大切だ」と教えてあげて欲しいです。発信は(特に対面)、受信に比べたら優 しいです(注1)。聞いて理解する力(受信)を身に付けるためには、どのような学習方法が一番適しているのか、それを模索していけば、はっきりした指導法 も見えてくるのではないのでしょうか。私も子供達への学習方法を、模索している最中です。みなさん、いろいろ教えてください。

注1: コミニュケーション力を駆使しての発信という意味です。
英語を話す発信ではありません。

すみません、吉吉こと、吉村でした。



【10474】
【タイトル】辞書
【 日時 】06/04/20 4:42
【 発言者 】村田

>「せんせに辞書機能を期待せんといてね。自分で辞書を調べなさい。それも大事な勉強法の一つやし」
(Naimaさん)

私は、聞かれたら必ず答えられなければいけない、と思っていました。
素読舎に入ってから、コーチの側の人が、塾生の質問に対して、その場で辞書をひいているのを見て、かなり衝撃を受けました。というか、新鮮でした。
正確を期すため、あえて塾生の前で辞書をひく姿をさらけだす。
日本でこれだけ英語をやっていても、それでも辞書ひかなきゃならない時もあるんだよ、ということを身を以て示す。その真意が、すべての塾生に伝わるのかど うかはわかりませんが。


私は最近はもっぱら電子辞書を使っていましたが、壊れてしまいましたので、今、紙ベースの辞書を使っています。電子辞書は知りたい単語がサッと出てくるの でとても便利ですが、紙ベースの辞書は、読むことができるのがいいですね。意味を調べているときに、なにげなく他のところにも目が行って、思わぬ収穫が あったり。
たしかNaimaさんは辞書を調べるというレベルを超えて、辞書の最初から読むことをやっておられたと思いました。私はまだ知らない単語が多いので、そこ まではいきませんが、辞書を読むのはおもしろいです。



【10476】
【タイトル】辞書のこと
【 日時 】06/04/20 12:30
【 発言者 】Naima

村田先輩、

私は生徒の前でもはばからず「私だって知らないこと、いっぱいあるんよ。所詮外国語やし。そやから死ぬまで勉強や」と言っていました。辞書でも参考書でも 平気で引いてました。

辞書を初めから読むことは挫折してしまいましたが、辞書は本当に良く読みます。単語調べの必要もないのに辞書を何冊も引いて読んでいます。面白いです。電 子辞書は何冊もの辞書がコンパクトに納まっていて便利なのですが、ページを折ったり、マーカーをつけたり、畳の上に何冊も広げて読み比べたり、てなことが 出来ないので、どうも今だに馴染めません。インターネットのオンライン辞書でもプリントアウトしてからでないと、じっくり読めないです。それに、電池がい りますし。

「曲がりなりにも英語が出来るようになったのは何故なのか、自分でも良くわからない」と根石さんに言ったところ、辞書を読むことで、語彙の意味そのもの以 外に、その語の周辺にある構文や語法も身につけたのではないかとおっしゃっていました。そんなところなのかもしれません。



【10477】
【タイトル】辞書のこと、、書き込みに刺激をうけて
【 日時 】06/04/20 13:18
【 発言者 】吉

村田さんとNaimaさんの辞書に関する書き込みに刺激されました。
みなさん、やっぱり「やっておられるんですねー。」すごい、尊敬いたします。私も学生の時には、haveって動詞の意味を体に染み込ませたくて、辞書にあ るhaveの単語のコラムを最初から最後まで、丸写しした事がありました。Haveを調べると、辞書にもよりますが私の時は、3ページ分位だったと記憶し ております。 辞書の字は細かかったですねー。全部書き写すと大学ノートの半分分位の量になったんじゃないかな、たしか。この辞書の書き写しって作業が、下手な文法問題 集をやるっていうのよりも身になるんですよ。あの時は、基本単語の丸写し学習を沢山しました。時間もあったんですねー。 あの時のノートを大切に保管しておけば良かったなと、ちょっぴり後悔しております。 今はそんな事やる気無し無し君ですが、私も電子辞書よりは、書物の辞書が好きな人間です。英語ダメ子ちゃんの家内もそうです。多読する時は、電子辞書です が、自分の学習用に作る単語カードを作る時は、英英、英和、和英、類義語等々の辞書を、使っております。それにしてもNaimaさん、辞書を最初っから読 んでいこうと実行されたとは、それ面白そうですね。考えもしませんでした。 インターネットでは、MSNのエンカルタの辞書がお薦めです。発音も音で確認できます。便利な世の中になりました。

【10478】
【タイトル】辞書を読むこと
【 日時 】06/04/20 13:29
【 発言者 】村田

Naimaさん

Naimaさんも根石さんみたいだったんですね。

>そやから死ぬまで勉強や
ほんとにそうですね。
肝に銘じます。

ところで、辞書はいろいろありますが、Naimaさんは何をお使いですか。
よろしければ、これがいいよ、とか、おもしろいよ、というのがありましたら、教えてください。

ちなみに私は通常はジニアスと研究社の英和中辞典、英英がロングマンの学習者用のもの、いくら探しても見つからないときに、三省堂のグランドコンサイスを 使っています。ジニアスが読んでておもしろいです。コンサイスは商標とかコンピュータ用語なんかも詳しいので、重宝しています。



【10480】
【タイトル】(無題)
【 日時 】06/04/20 15:11
【 発言者 】Naima

私も英日辞典はジーニアスを愛用しています。とても使いやすいですね。教室にも一冊置いてました。この他に電子辞書版のリーダースプラスを使っています。 幼稚園児のお弁当箱ほどの大きさでフロッピー挿入式の古い機種です。この辞書は見出し語が圧倒的に多いので大変重宝です。"Naima"まで載っているの がすごい。(^^;; コマーシャルのフレーズやポップスの名曲など、英米の雑誌を読む時に背景知識を補ってくれることもあり、これも私にとって欠かせない辞書です。

英英辞典はLongman Dictionary of Contemporary English とThe Oxford Advanced Learner's Dictionary を愛用しています。この2冊は教室にも常備していました。新出単語は必ず両方の辞書で引いていました。(過去形だ...)英英辞典は語感を養うのに便利だ ということで長く愛用してはいますが、生徒に意味を説明する時や翻訳する時など隔靴掻痒の感がすることがあります。そのものズバリの日本語が欲しい時には 不便です。専門用語などは特にそうです。

いつも必ず忘れずに持ち歩いているのは Roget's 21st Century Thesaurusです。同義語辞典です。見出し語が大変多いのですが、ペーパーバックで軽く価格も900円程度です。冬などはコートのポケットに入れて 持ち歩けます。文法説明や例文が全くなく同義語を羅列してあるだけなのですが、雑誌や小説を読む時の補助としても手軽で便利だし、何よりも使っている内に 語彙が爆発的に増えるのがこの辞書のいいところです。句動詞や慣用語句、あるいは俗語や卑語でどういうのかもわかるので楽しく大好きな辞書です。しかし、 この辞書の良さをわかってくれたクラスメートは1人もいませんでしたが、なんでやろか。

それと"Collins Cobuild" これは語の説明をするのに"If you..."などと始めるので、教室でネイティブスピーカーの講師に単語の意味を尋ねているような気分になり、読んでいてなかなか面白いです。ページ数 が多くて重いので、ちょっと持って出るというわけには行きませんが、説明もわかりやすくてよく出来た辞書だと思います。

オンライン辞書のサイトは onelook.comを利用しています。アルクの英辞郎も時々使いますが、これを信用して英文を書いて提出するとネイティブスピーカーの講師に間違いを 指摘されることが良くあります。全国の英検1級以上の学習者の情報を元に作った辞書なので、勘違いや間違いが多々あるそうです。

村田先輩の使っておられるグランドコンサイスは、サイマルの翻訳科の講師が薦めておられたように記憶しています。書店でちょっと立読みして来ます。



【10481】
【タイトル】辞書の書き写し
【 日時 】06/04/20 15:24
【 発言者 】Naima


吉さん、

私、高校生の頃、辞書を書写すのが大好きでした。覚えるとか覚えないとかの問題ではないのです。ひたすら几帳面に書写すってのが楽しみで。写経か... 一つの単語をシラミ潰しに調べ上げる作業も大好きでした。今でも好きですけど。



【10482】
【タイトル】村田さんへ
【 日時 】06/04/20 22:29
【 発言者 】吉

村田さん、失礼いたしました。
MSNのエンカルタのアドレスです。
http://encarta.msn.com/




【10483】
【タイトル】辞書関連の話題
【 日時 】06/04/20 22:42
【 発言者 】吉

Naimaさんは、やっぱりすごいです。
私は、勉強のために「辞書の写し」をしましたが、
Naimaさんは、楽しんでやってたのですね。 うーん、すごい。
辞書関連の話題で盛り上がったので、もうひとつ。
数が月前にテレビ番組「トリビアの泉」でとりあげていました。

「和英辞典の中で一番売れている ジーニアス和英辞典は 「阪神タイガース」をひいきしている 94へぇ 金 」

番組の中では、ジーニアス和英辞典に記載されている例文を紹介していました。
以下、トリビアの泉で紹介していた文章を紹介します。電子辞書でジーニアスの2003年度版が入っているものをお持ちの方、「tiger」と入れて検索す ると、阪神ひいきの例文が探せるようですよ。

「攻撃:5回裏のタイガースの攻撃は赤星の二塁打で始まった」
「猛攻:この回タイガースは打者10人の猛攻で5点を取った」
「滑り出し:タイガースは今シーズン好調な滑り出しを見せた」
「独走:タイガースが首位を独走している」
「先取:タイガースは片岡のソロホームランで1点を先取した」
「力投:上原の力投空しくジャイアンツは2対1でタイガースに敗れた」
「ぽんぽん:タイガースの6選手がぽんぽんとホームランを打った」
「間違いない:タイガースが試合に勝つことは間違いない」
「優勝:タイガースが優勝した」
「喜ぶ:阪神タイガースがセリーグ優勝をして関西ではどこでも皆が大いに喜んでいた」
「続く:阪神タイガース優勝セールスの行列がデパートまで2キロも続いていた」
「熱くなる:彼はタイガースのこととなるとすぐに熱くなる」
「口ぶり:彼は阪神タイガースの監督のような口ぶりだった」
「終える:彼は阪神タイガースのグランド整備員としてその生涯を終えた」

ちなみに阪神タイガースをひいきする例文が多い理由は、今発売している第2版は星野監督率いる阪神がぶっちぎりで優勝した2003年に出たものであり、辞 典の作成は神戸外国語大学の先生達が行ったからだとのこと。

以上、トリビアの泉より、、。
番組でこれを見た時、私も家内もお腹を抱えて笑いました。



【10484】
【タイトル】うむ
【 日時 】06/04/21 1:18
【 発言者 】根石吉久

読んでおもしろいのは、岩波の斉藤ではないかとも思いますが。




【10486】
【タイトル】辞書関連
【 日時 】06/04/21 3:49
【 発言者 】村田

Naimaさん
詳しくお答えいただき、ありがとうございます。
Naimaさんもジーニアスお使いなんですね。
「Roget's 21st Century Thesaurus」「Collins Cobuild」 これすごくおもしろそうです。本屋に見に行こうと思います。
「リーダーズプラス」 これもよさそうですね。こんど電子辞書買うときはこれが入っているかどうかを目安にしようと思います。


吉さん
エンカルタのアドレスありがとうございます。
行ってみたらいきなり時間切れでした(笑
それでも検索してみたらタイマーがリセットされて使えました。
百科事典と連携しているのもなかなかいいですね。
それにしてもトリビアの泉のジーニアスネタ、「新解さん」みたいでおもしろいですね。

根石さん
「岩波の斉藤」って「熟語本位英和中辞典」ですか?根石さんのところで以前見せてもらった古めの辞書でしょうか。



【10487】
【タイトル】村田君
【 日時 】06/04/21 5:07
【 発言者 】根石吉久

リーダーズ英和、和英、プラス
ジーニアス英和、和英
OXFORD現代英英
OXFORD Thesaurus
oXFORD Collocations
などが入っているのを私は使っています。
シャープの e dictionary という電子辞書です。
さすがに岩波の斉藤はどの電子辞書のメーカーも入れてないようです。
賢明です。
あれは紙の辞書で読むに限ると思います。

たぶん、その「古めの辞書」です。
実は「古め」どころでなく、実に実に古いのですが、日本語と英語の間のキモが満載です。
斉藤は日本語の達人だろうと思うので、どこかにエッセイなんか残っていないのかなあと思っています。残っていたら読みたいものです。



【10488】
【タイトル】斉藤さんのお名前
【 日時 】06/04/21 5:10
【 発言者 】名前

斉藤秀三郎さんだったような記憶があります。
読み物なので、小説類に紛れてしまい、手元にありませんので、確かめられません。



【10489】
【タイトル】斎藤氏の辞書
【 日時 】06/04/21 9:41
【 発言者 】Naima

根石さん、
amazon.comに数冊出ていました。この中にあればどの辞書か教えて下さい。読んでみたいと思いますので。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-form/249-1942526-1359516



【10496】
【タイトル】辞書
【 日時 】06/04/21 12:48
【 発言者 】Jackie

辞書談義に花が咲いていますね。

生徒用には学研のジュニアアンカー英和、和英を使っていますが、よい辞書です。
高校初級ぐらいまでなら十分この辞書で対応できます。

小学校卒業の記念として 赤い辞書をもらったのが私のはじめての英語辞書で、
高校入学で学校指定の岩波の辞書を買いました。高校生になったなあと実感が湧いたものですが、
急に字が小さくなるわ、U だのC だの Nだの わからない記号がいっぱいあるわで、三年間ほぼ新品のままでした。

辞書の引き方をならったかどうかすら記憶にないのですが、教わったとしても1時間ぐらいでしょうね。辞書の引き方がわかっていれば英語がもっと得意になっ ていたはず(汗)
中学英語のコミュニケーション英語より先に辞書指導にもっと時間をさいてくれ。

>「私は生徒の前でもはばからず「私だって知らないこと、いっぱいあるんよ。所詮外国語やし。そやから死ぬまで勉強や」と言っていました。辞書でも参考書 でも平気で引いてました

私は辞書じゃない と私も言います。しっかしネイティブ信仰がある人は 「ネイティブだったら知ってるのに」というつーかんじですね。

おまえら、英語で質問できるのかよ?第一外国人の先生は日本語わからないんだから
”How do you say ○○ (日本語)in English?"ってきいてもわからんとよ、なんですけどね。

NHK新感覚キーワード英会話をみました。 Be Putなどの基本動詞をネイティブの感覚で教える。これじたいはよいことです。うまく使えば有効でしょう。 感覚を身につけるのはよいけれど、それを身になるまで繰り返すかどうかは個人がやるかどうかがすべて。そして もし音と文がはいっていないで動詞の感覚を身につけようとするとそれはまっこと不安定なものになる。これを見る人は中学生か、高校生か、はたまた社会人 か?どちらにしても英語をやりなおしたい人々なんでしょうが中学ベースでの基本文が身体化していない人には トリビアでおわるでしょう。
ってことは日本人の英語学習者大概の人があてはまるわけで。

トリビア集め好きですからねー、微妙な違いをしるのが好きですからね、みなさん。
吉吉さんトリビアの泉、私も見ます。無駄知識って面白いですよね。

しかし英語学習初心者は、英語トリビア知識を増やすのはあとからでいい。
トリビア知識を得て満足。「へー」が増えるのは悪いことじゃないけど
語学学習に関しては基本が身体化してないのに知識ばかり増えても
贅肉はつけど 基礎体力はつかない。まずは基礎が身についてから。
高コレステロール注意報。

「私達は多様な番組を用意しています。各自にあった好きな講座を選んで活用してください」byN,H,K.

はい、仰せのとおりでございます・・・。あれもこれもやらなきゃと強迫観念をもってしまう私が悪いのでございます。続かないのも自己責任。はいはい。
商売上手になってますね。NHK.


ジュニアアンカーには基本動詞のイメージの絵が書いてある。これで十分。
辞書をよんでそこに書いてある例文を繰り返し音読して、質問型をつくるなど活用してから
ニュアンスを学ぶってのがいい。ショッピングの英会話も、道順も書いてある。



【10497】
【タイトル】Jackieさん
【 日時 】06/04/21 15:07
【 発言者 】Naima

>辞書をよんでそこに書いてある例文を繰り返し音読して、質問型をつくるなど活用してからニュアンスを学ぶってのがいい。ショッピングの英会話も、道順も 書いてある。

なるほど、そうですね。語法や文法だって辞書で学べるし。

私は今、中学時代から教室の生徒だった男子高校生の家庭教師として週1回2時間だけ働いています。どちらも有名校の英語科の生徒です。

新高1の生徒の学校では、始業日からまったくテキストを使わず、先生の手作りのプリントで勉強しています。文法書、教科書、教科書準拠問題集、会話テキス トなどを持たされているのに、それは全く使わないのです。プリントの内容はOxford Univ.Press が出している"Anecdotes" みたいなもんです。「先生は生徒に尋ねました。一番長い単語は何でしょう。それはsmileです」とか「オーストラリアからイギリスに移住した彼は、ホー ムシックで庭に穴を掘りました。隣人が花でも植えるのかと聞くと、彼は国に帰るんだと答えたのです」とか... 毎週A4用紙にダブルスペースで1枚程度の長さの逸話を毎週2〜3話のペースで進みます。授業内容は相変わらず先生がプリントを音読し、生徒は先生の逐語 訳をプリントに書き取る。せっかく買わされた辞書を調べる必要もありません。

もう1人は高校2年生。一年生の時には"Forest"を使っていましたが、二年生になって"Next Stage"を持たされる事になりました。どちらも自習用です。「"Forest"の内容もろくすっぽ教えてもらっていないのに、また新らしい文法書を買 わされちゃったの?」と思わず聞いてしまいました。そして2年生になったとたん、例の「ディベート」です。しかもトピックが重い。あいかわらず環境問題と か自衛隊問題とか安楽死とか。まるで英検1級の二次対策です。制服は是か否か、とか、夜カラオケ屋から子供が閉め出されるのは是か否か、とかやるんだった らまだいいのだけれど。日本語でも議論できない子供達にこれでいいのかなぁ。先生の意欲が先走りしてないかしら。英語科の先生達って、自分がそういう勉強 をして来たもんだから、子供にも同じ事をさせようとする。生徒達のほとんどは消化不良起こしてるんだけど。

かつて盛り沢山の自習テキストを持たされていた生徒の話をしたことがありますが、所変われど品変わらずです。辞書はジーニアスを買わされてますが、ほとん ど引いていないです。進級祝いに買ってもらったお手軽な電子辞書を叩くだけ。

先生達は只でさえお忙しいんだから、テキストは一冊、それをしっかり音読させ、辞書をしっかり活用する方法を教えるだけで充分じゃなのかなぁ、と思ったり します。Jackieさんが良くおっしゃってる「しゃぶりつくし」が大切なんじゃないか、と。

また横道にそれてしまいました。すみません。



【10498】
【タイトル】二冊手に入れました。
【 日時 】06/04/22 6:16
【 発言者 】村田

Naimaさんおすすめの「ROGET'S THESAURUS」と「Collins COBUILD」を入手しました。
2冊いっぺんだと月末の財布には厳しいかぁ、と思いましたが、明日のことなんか知りません(笑

COBUILDはNaimaさんのおっしゃる通り、ちょっと違う書き方ですね。わくわくして読みました。それにしてもでかいですね。
それから付属のPC版もインストールしてみましたが、これもよかったですよ。
"take"と入力すると、takeを使っている例文がズラーっと出てくる。これはほかの辞書ソフトにもある機能なんでしょうかね…?少なくとも「辞ス パ!」と「IBMの翻訳の王様」にはありませんでした(翻訳の王様はThinkpadに付属していたソフト)。


根石さん
シャープの電子辞書、よさそうですね。平安堂で電子辞書棚を見て見ましたが、あそこにはシャープのは「パピルス」っていうのしかなかったので、今度、電気 屋へ行ってみます。
でもしばらくは電子辞書は様子見です。



【10499】
【タイトル】私も...
【 日時 】06/04/22 15:27
【 発言者 】Naima

2冊発注しました。熟語本位英和中辞典とグランドコンサイスです。グランドコンサイスは小一万円するので魂消てしまい、半額の未使用中古品を購入しまし た。手元に届くのが楽しみです。

Cobuild にはPC版がついてたんですかぁ! 私が買った時はそんなの付いてませんでした。

Jackie さんお薦めのジュニアアンカーの英和と和英も欲しいですね。



【10500】
【タイトル】さきほど
【 日時 】06/04/23 0:43
【 発言者 】根石吉久

午前0時に近い頃でしたが、「今度中区に来てみろ。 ぶっ殺してやる」という電話がありました。楽しくなってきました。