【8101】
【タイトル】ともさん
【 日時 】03/11/05 0:05
【 発言者 】解答

>前にも書いたとうり私は斎藤さんという人とは別人です

あはは
だれもそんなこと言ってないのに
語るに落ちたな(笑)



【8102】
【タイトル】偶然にしては・・・似すぎと言いたくなりますな
【 日時 】03/11/05 2:35
【 発言者 】ご参考までに

↓この掲示板より転写@
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Naimaさんへ 投稿者:とも  投稿日:11月 4日(火)19時56分08秒

前にも書いたとうり私は斎藤さんという人とは別人です。
Ad hominem という言葉をご存知ですか?
私が誰だろうと、そんなことはこの議論に関係ないことです。
ここは、仲良しクラブではなく英語論をするところですよね?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

↓古川さんの掲示板より転写A
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
斎藤伸夫
Sunday, November 02, 2003 at 20:37:36 (JST)

Rayさんの書いてることは、私の持論とほぼ同じですね。
特に、わからないことを気にするなというあたり。
日本人は悪い意味の完全主義者が多いので、
どうしても気になるんですよね。それで結局、読まない、聞かない
となって、英語が出来ない。それと、簡単なものを馬鹿にする傾向もある。
それで、簡単なものも読まない。駄目だこりゃと言いたくなりますな。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

↓大風呂敷連絡帳より転写B(今年の10月25日)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
殿ご乱心? 投稿者:とも  投稿日:10月25日(土)18時20分18秒

失礼ながら、スピード違反の件は根石さんの八つ当たりに思えますな。
高速道路であってっも法定最高速度が決まっている。
120、30キロ程度では、警察も大目に見ている。
しかし160キロじゃしかたないでしょう。
速度無制限に法律を改正したらいい? それはまた別の話になりますな。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

↓大風呂敷連絡帳より転写C(昨年の10月3日)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
根石さん 投稿者:斉藤伸夫  投稿日:10月 3日(木)22時51分55秒

で、結局、私があなたに締め出された理由は何だったんですか? 前にも書きましたが、犯罪者だって判決の前にその理由を知る権利があるんですから、犯罪者 でもない私なら、なおさらだと思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

@のリモートホスト⇒YahooBB219184112076.bbtec.net
Bのリモートホスト⇒YahooBB219184112076.bbtec.net
Cのリモートホスト⇒YahooBB219184112021.bbtec.net



【8103】
【タイトル】(無題)
【 日時 】03/11/05 7:57
【 発言者 】解答2

>あはは
だれもそんなこと言ってないのに
語るに落ちたな(笑)

言ってるだろうが。



【8104】
【タイトル】斎藤=とも=解答2
【 日時 】03/11/05 15:56
【 発言者 】ご参考までに

この掲示板より転写@
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(無題) 投稿者:解答2  投稿日:11月 5日(水)07時57分41秒

>あはは
だれもそんなこと言ってないのに
語るに落ちたな(笑)

言ってるだろうが。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この掲示板より転写A
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Naimaさんへ 投稿者:とも  投稿日:11月 4日(火)19時56分08秒

前にも書いたとうり私は斎藤さんという人とは別人です。
Ad hominem という言葉をご存知ですか?
私が誰だろうと、そんなことはこの議論に関係ないことです。
ここは、仲良しクラブではなく英語論をするところですよね?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

@のリモートホスト⇒YahooBB219184112076.bbtec.net
Aのリモートホスト⇒YahooBB219184112076.bbtec.net
↑@とAは同じコンピューターからの書き込みだということを示しています。



【8105】
【タイトル】ご参考までにの下司野郎へ  
【 日時 】03/11/05 19:41
【 発言者 】とも

俺のホストIDをかってに公開するなよ。
馬鹿野郎。取り消せ。



【8106】
【タイトル】多読を推薦する人
【 日時 】03/11/05 21:04
【 発言者 】パクパク

音づくりのあとに、多読をする人と
音づくりのないなかで、多読を繰り返す人では
その英語力はちがってくるでしょう。
しかし、多くの日本人は、音づくりをしていないわけですから
この環境のなかで、多読を薦める人は、どういうメンタリティを
もっているのでしょうか?
まず、音づくりを強調しておくほうが、親切だとおもいます。

例)
The Queen did not like him,
No more did the King.

単語は、すべて簡単。
しかし、意味がとれないのが普通だとおもいます。

ここにコーチがいて、イントネーションとシンタックスを
外示的に指導して、この英文を音読訓練をすれば、
意味がわかるようになるとおもいます。



【8107】
【タイトル】音づくり
【 日時 】03/11/06 0:10
【 発言者 】とも

だからさ、音づくりは必要だって言ってるでしょ。
すればいい。しちゃいけないなんて言ってない。
だけどさ、音づくりを2年も3年もやる必要はないよね。



【8108】
【タイトル】Naimaさん
【 日時 】03/11/06 18:43
【 発言者 】sb

>中学三年生までの教科書程度の事さえ充分に使いこなせている学習者は意外と少ないもんです。 これを核に語彙を増やせば相当の会話が出来ます。
 
まったくその通りだと思います。中2〜中3あたりの「教科書で出てくる英語」は実際の運用レベルに達している人はほとんどいないと言っても過言ではありま せん。ほとんどの英語学習者だけでなく、指導者全員もそれらのレベルを日々「練習」し続けるだけでも、日本国内の英語学習状況はかなりよくなることでしょ う。

Naimaさん、掲示板でたいへ失礼ですが、いつでも結構ですので、一度お会いできれば大変光栄です。もちろんNaimaさんがOKされて、かつご都合が つけばですが。。。(根石さんにたしか奈良在住ということを伺ったような記憶があったので。。。<間違っていたらごめんなさい>)



【8109】
【タイトル】中学3年まで
【 日時 】03/11/06 19:24
【 発言者 】とも

中学3年までの英語で基本は十分というのは、耳たこになるくらい言われている
ことです。私も、勿論賛成です。だけど、語彙はどうするんですか?
中学までだと、2000語くらいでしょ。これじゃまるで駄目です。
海外旅行での簡単な英会話ならこれでいいでしょうが。



【8110】
【タイトル】Ad hominem
【 日時 】03/11/06 19:32
【 発言者 】とも

議論で形勢が悪くなると、相手の個人攻撃に移る。
欧米人もこの傾向なきにしもあらずですが、日本人ほどひどくはない。
彼らは、小さいときからディベートに慣れているから、そのような
ことはフェアではないということをよく承知している。
大統領選挙などになると別ですが。
だけど、それは一般のディベートとは性格が異なるから話は別です。



【8111】
【タイトル】「ご参考までに」さん  
【 日時 】03/11/06 19:37
【 発言者 】とも

お主は斎藤とかいう人の隠れファンじゃないのか?
そうでなけりゃ、あれほど彼の言動、しかも1年以上前のを追ったりしないだろ、普通?



【8112】
【タイトル】sbさん
【 日時 】03/11/06 23:38
【 発言者 】Naima

音読サークルに行かれているとお聞きしていますが、今度はいつ行かれますか? 土曜日は学校と仕事とで潰れてしまうのですが、1ヶ月前くらいになら、一度 くらいは都合がつくかもしれません。 サークル会場の近くですので、我が家に来て頂いてもよし、どこかでお会いするのも良し。 ご都合の良い日時を「鬼」 にお知らせ下さい。 



【8113】
【タイトル】sbさん
【 日時 】03/11/07 1:00
【 発言者 】Naima

1ヶ月前くらいになら、→ 1ヶ月前くらいに日時がわかれば、都合をつける事が出来るかもしれません。

すみませんでした。 英語どころの騒ぎではありません。 日本語すらまともに書けていませんでした。

http://8430.teacup.com/pillbugtwins/bbs



【8114】
【タイトル】(無題)
【 日時 】03/11/07 21:18
【 発言者 】とも

中学の英語教科書を何回も音読し、文法もマスターしたが多読はほとんどしてない人と、
音読はしないが、多読をした人がいるとしましょう。私は、後者のほうが英語の力は、
遥かにあると思う。早い話、意思疎通には筆談だって可能なはずです。
だいたい日本にいて英語を話す機会なんてそうそうないでしょう。
しかし、英語の原書がスラスラ読めるというのは、かなり役に立つ能力です。
何も、実用だけが英語をやる目的とは限らないですが、この点でも多読派の
ほうが有利であるといえましょう。



【8115】
【タイトル】(無題)
【 日時 】03/11/07 21:32
【 発言者 】とも

Naimaさんが何故、私を無視しようとするのか分かる気がします。
しかし、もし私がこの点で正しいとすると、なにやら寂しいですね。



【8116】
【タイトル】(無題)
【 日時 】03/11/07 21:53
【 発言者 】とも

しかし、文は人なりとは、昔の人はよく言いましたね。
まあ、ことさら隠す気は無かったですが。名前はともかく。



【8117】
【タイトル】(無題)
【 日時 】03/11/07 22:29
【 発言者 】とも

私がここを追い出されたのは、早い話が根石さんの怒りを買ったからでしょう。
つまり私の論が気にくわない。前にも言いましたが、それなら公平を装いなさんな。
自分の気にくわない意見はお断りとはっきり書けばいい。おべっか使いの
追従者だけここに書き込むべしと書けばいい。



【8118】
【タイトル】文は人なり
【 日時 】03/11/07 23:11
【 発言者 】ご参考までに

この掲示板から転写
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Jackieさん  投稿者:とも  投稿日:11月 2日(日)18時22分57秒

誰かと勘違いされてるようですね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Naimaさんへ 投稿者:とも  投稿日:11月 4日(火)19時56分08秒

前にも書いたとうり私は斎藤さんという人とは別人です。
Ad hominem という言葉をご存知ですか?
私が誰だろうと、そんなことはこの議論に関係ないことです。
ここは、仲良しクラブではなく英語論をするところですよね?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(無題) 投稿者:解答2  投稿日:11月 5日(水)07時57分41秒

>あはは
だれもそんなこと言ってないのに
語るに落ちたな(笑)

言ってるだろうが。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ご参考までにの下司野郎へ   投稿者:とも  投稿日:11月 5日(水)19時41分07秒

俺のホストIDをかってに公開するなよ。
馬鹿野郎。取り消せ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ご参考までに」さん   投稿者:とも  投稿日:11月 6日(木)19時37分10秒

お主は斎藤とかいう人の隠れファンじゃないのか?
そうでなけりゃ、あれほど彼の言動、しかも1年以上前のを追ったりしないだろ、普通?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

自らウソをつき、Jackieさんに謝らせたりしておきながら、そのことを
反省する様子のかけらもないですね。まさに、文は人なり。けだい、名言。



【8119】
【タイトル】訂正
【 日時 】03/11/07 23:12
【 発言者 】ご参考までに

けだい、名言。

けだし、名言。



【8120】
【タイトル】文は人なりA
【 日時 】03/11/08 0:19
【 発言者 】ご参考までに

「文は人なり」を英語では You[We] are what you write.と言います。



【8121】
【タイトル】文は人なりB
【 日時 】03/11/08 0:20
【 発言者 】ご参考までに

訂正です。
「文は人なり」を英語では You[We] are what you[we] write.と言います。



【8122】
【タイトル】「私」様
【 日時 】03/11/08 0:57
【 発言者 】根石吉久

まずは、あなたが書いた一記事の全文を掲げます。

----------------------------------------------------
(無題) 投稿者:とも  投稿日:11月 7日(金)22時29分44秒

私がここを追い出されたのは、早い話が根石さんの怒りを買ったからでしょう。
つまり私の論が気にくわない。前にも言いましたが、それなら公平を装いなさんな。
自分の気にくわない意見はお断りとはっきり書けばいい。おべっか使いの
追従者だけここに書き込むべしと書けばいい。
----------------------------------------------------

 「私がここを追い出された」の「私」とは誰のことなのでしょうか。
 私は、ともさんをここから追い出したことはありません。
 でたらめを書かないで下さい。こういう事実無根を平気で書くような人にはアクセスを拒否します。

 この掲示板からかつて「追い出された」ことがあるのは斎藤伸夫という人だけです。
 斎藤伸夫に対してのアクセス拒否の理由は過去ログにあります。ここに繰り返すつもりはありません。

 以上の理由により、「私」がどちらであっても、この「私」からのアクセスを拒否します。

追伸(「俺」モード)

>つまり私の論が気にくわない。前にも言いましたが、それなら公平を装いなさんな。

 この掲示板のタイトルに、「反英語フリーク」を明記してある。
 俺は最初から、「公平」なんぞやる気がないのがわからんか。
 誰もでずっぱりの虚栄心を相手にしている暇はないのだ。
 自分で掲示板を作って、そこへ人を呼んだらいいじゃないか。その掲示板で一つでも二つでもまともな語学論が穫れたなら、あんたの言う「私の論」にもなん らかの普遍性があるということだ。俺は、一つだってそんなものが穫れるわけがないと思っている。あんたは、我が強く、虚栄心が強く、論点を横ずらしするこ とに長けているだけだ。そんな者が掲示板など作ったみたところで、語学論の一つだって穫れるわけがない。俺の言うことが嘘だと思うならやってみな。黄色い 掲示板は開けてあるから、耳にタコができたようなものでないものが穫れたら報告してごらん。見に行くから。



【8123】
【タイトル】ご参考までに さん
【 日時 】03/11/08 0:59
【 発言者 】根石吉久

ご苦労をおかけして申しわけありません。
ありがとうございました。



【8124】
【タイトル】皆様
【 日時 】03/11/08 1:00
【 発言者 】根石吉久

 どうも、長時間椅子に座っているのが腰によくないらしく、近頃は「電話でレッスン」が終わったらそのまま横になる日が続いています。
 私の腰痛は、要するに、レッスンで数時間椅子に座り、ビールを飲みながら掲示板を前にして数時間椅子に座り朝を迎えるという生活から来る生活習慣病なの だと思います。
 もう少しよくなったら、またどかどか書き込みたいと思っております。



【8125】
【タイトル】村田君
【 日時 】03/11/08 1:01
【 発言者 】根石吉久

「とも」を名のる者に対して、アクセスを拒否して下さい。



【8126】
【タイトル】「鬼」から転写
【 日時 】03/11/08 2:08
【 発言者 】根石吉久

「電話でレッスン」を受けて 投稿者:tiny sand  投稿日:10月31日(金)13時45分09秒

1年3ヶ月程になります。久しぶりに感想をまとめて見たいと思います。

 私は最初に根石さんの発音を聞いた時、「上手だなあ」と思ったことはもちろんですが、
「あっ、音が生きている」と感じました。こういう指導をしてもらえるところは、他に聞いた事がなかったので、初めてレッスンを受けた時は、大変感激しまし た。

 私は「回転読み」をしている時、子供の頃、父の靴を磨いていたことを、ふと思い出す事があります。先ず埃を払い、チューブからクリームを出してあちこち に点々とつけて、布で伸ばすとどんよりとした黒い色になります。それをせっせせっせと磨いていくうちにキュッキュッと音がして、少しずつ光り輝く黒になっ ていきます。そして、最後は新品のようにピカピカになっていく過程が大好きで、よく靴磨きをしたものでした。父がニコニコして喜んでくれたことは、言うま でもありません。

 「回転読み」も新しい文は、知らない単語、難しい発音や連音があったりして大変ですが、50回、100回と読んでいくうちにスラスラと文が出てくるよう になった時は、「苦あれば楽あり」と思わず言いたくなるほど、嬉しいものです。

 先日、夫の書道の先生が「お手本を書く時は、100枚は練習しますね」と話しておられましたが、「ああ、やっぱりね」と私は思いました。何事をするに も、100という数字は一つの目安になるようですね。
 私の姉が根石さんの奥様と同じ職業で、今、漢方の勉強をしているのですが、「なかなか名前を覚えられない」と言っていたので、「100回、言え ば...」と私が言ったら、「そうね、100回ね。やってみる」と喜んでいました。

 私が「電話でレッスン」を受けていちばん嬉しかった事は、100回読めば何とかなると思えた事と日本語ではなく英語が頭に残ることです。学校で「ヘレ ン・ケラー物語」や「ベニスの商人」を勉強した事は覚えているのですが、なにひとつ英文が浮かんではこないのです。

 スポーツや楽器を練習する時は、同じ動作を何度も繰り返して身体で覚えていきますよね。
コーチも生徒も当然の事として... それがなぜ英語においてなされないのか、ちょっと不思議です。私たちの時代はCDなどもなく、学校の授業で「英語の 音」を聞いたことはありませんでした。
 書店に教科書のレコードは売ってありましたが、先生方がそれを使われるということはありませんでした。
 私は今、気がつきました。英語を「生きたことば」としてではなく、「文法という学問」を学んできたのではないかということに。
 もちろん英語を勉強するのに「文法」は大事だと思います。しかし、根石さんがおっしゃっている「音作りは大事」ということが、実際、レッスンを受けてよ くわかりました。

 娘の高校時代の先生は、「fast」も「first」も同じ発音だったそうですが、これではリスニング力はつかないのです。

 根石さん、ご家族のためにも私たちのためにも、どうぞお身体を大切になさって下さい。



【8127】
【タイトル】「鬼」から転写
【 日時 】03/11/08 2:14
【 発言者 】根石吉久

tiny sand さん 投稿者:根石吉久  投稿日:11月 8日(土)01時49分27秒

 レッスンの感想を書いていただいてありがたく思いました。
 腰痛をかばって、なるべく掲示板に書かないでいましたが、今日また畑で軽いぎっくり腰をやってしまいました。かばってばかりもいられないので、「大風呂 敷」に書いた後ですが、お礼を申し上げなくてはと思い書き始めました。

 tiny sand さんがもっとも変わられたのは単音ではなく、(単音は最初からお上手でした。)、イントネーション・リズムだと思います。始めたころのを録音しておけばよ かったと思うくらいに変わられました。

 私の音なんぞ、柴田さんなんかと較べれば、実に下手な音です。
 これはまったく卑下を含んでおりません。単純に事実として下手です。
 音は絶対に大事ですが、「音」が「声」になるかどうかの方がもっと大事です。
 また、「完璧な音」よりも「通じる音」の方が大事です。
 國弘正雄が、最近の若い人の英語はその人の「自分の英語」になっていないという意味のことを著書のどこかで書いていましたが、「音」が「声」になるとい うのは、「自分の英語」でしゃべるということと同じだと思います。

 お父さんの靴を磨いた話は、tiny sand さんらしい、いい話です。
 なんだか、ほっとしました。寒いところから帰ってきて、熱いものを飲んだみたいな感じでした。いい話です。「過程」が好きだというのが、英語の上達でも 眼目だと思います。

>私の姉が根石さんの奥様と同じ職業で、今、漢方の勉強をしているのですが、
「なかなか名前を覚えられない」と言っていたので、「100回、言えば...」と私
が言ったら、「そうね、100回ね。やってみる」と喜んでいました。

 ありがたいことだと思っております。
 うちの女房が私と出会った頃、薬剤師の試験に落ち続けていましたので、こういうふうにやれば... とアドバイスしたら半年後に受かりました。私の「どんでん」という文庫に書いた「知人」とは、実は女房のことです。女房も知らない人ではないので、「知 人」と書いてもいいんじゃねえかと思い、「知人」にしてしまいました。自分の女房に勉強法を教えたなんて、なんとなく書きにくかったのでした。

> 私が「電話でレッスン」を受けていちばん嬉しかった事は、100回読めば
何とかなると思えた事と日本語ではなく英語が頭に残ることです。

 「電話でレッスン」を始めてよかったと思い、うれしいです。

>私は今、気がつきました。英語を「生きたことば」としてではなく、「文法という学問」を学んできたのではないかということに。

 まさにそうです。
 ただ、語学で扱う英語は、向こう岸(英語磁場)では「生きたことば」ですが、こちら岸では「死んだことば」なのです。
 ドイツやオランダから、イギリスの英語やアメリカの英語を見る場合は、「死んだことば」というものの、ほとんど軽い「仮死状態」なのだと思いますが、日 本で英語をやる場合は、英語は本当に死んでいるのだと思います。
 ドイツ人やオランダ人だけでなく、フランス人やスペイン人イタリア人も含めて、語学として英語をやることは、「仮死状態」の言語を蘇らせる程度の作業だ と思いますが、日本にいて日本人が英語をやるのは、まともな死物を蘇らせる作業になります。
 しかし、それにしても意識というものは不思議なもので、死物も生き始める。
 実に実に不思議です。この不思議の元に、イメージというものの普遍性というものを思わないと、そんな馬鹿なというくらい不思議です。日本人が日本在住の ままで英語を使えるようになるというのは、私にはそれくらい不思議です。

 この不思議を前にすると、アメリカ帰りのペラペラ英語の人々にはもうちっと謙虚でいてもらいたい。
 「磁場」のおかげを自分の手柄のような顔で得意そうな顔をされると、俺なんか、横向いて下の方へぺっと唾なんか吐いちゃう。
 いや、すみません。行儀が悪くなりました。



【8128】
【タイトル】「鬼」から転写
【 日時 】03/11/08 2:20
【 発言者 】根石吉久

「死んだことば」について 投稿者:根石吉久  投稿日:11月 8日(土)02時02分52秒

 「死んだ言葉」について、midnight press という詩の雑誌に記事を書きましたので、
お読みいただけるとうれしく思います。

 出版社は直接購読を希望していると思いますので、連絡先を書いておきます。

 詩の出版社・ミッドナイト・プレス
 埼玉県和光市白子3−19−7−7002
 電話:048−466−3779



【8129】
【タイトル】(無題)
【 日時 】03/11/08 7:48
【 発言者 】とも

>「とも」を名のる者に対して、アクセスを拒否して下さい。

何故? 俺が誰だっていいんじゃないの? 英語論をやるとこでしょここは。
前にも書いたけど、俺が誰であろうと、例えば仮に極悪非道の人間だとしても、
英語論を紳士的にやる限りにおいて、問題はないでしょ。



【8130】
【タイトル】根石さん
【 日時 】03/11/08 7:51
【 発言者 】とも

それともあなたのご商売の邪魔になる?
そうならはっきりそう言ってください。
俺は潔く引っ込みます。



【8131】
【タイトル】ともさん
【 日時 】03/11/08 10:01
【 発言者 】Jackie

ともさんは やはり斎藤さんでしたね。
私の勘違いではありませんでしたね。多読の議論についての過去ログをよみすすめていくうちに
ともさん=斎藤さんということがわかり投稿したのです。勘違いといわれ謝ったのは
あれから月日もたったことだし 少し話せるようになったかもしれない、
もしかして 今回は斎藤さんと実りのある議論が出来るかもしれないと思ったからです。
しかし何度もともさんの学習過程を尋ねましたが それには答えず論点はずし、すり替え
「Aと言ってるでしょ。Bとは言ってない。」のくりかえし。
「誤解されているようですね」「されている」という言葉を使いながら 相手の文章読解能力の非をあげつらっている。自分が誤解されるような文章をかいてい るのに。

>ここは、仲良しクラブではなく英語論をするところですよね?
>おべっか使いの追従者だけここに書き込むべしと書けばいい。

根石さんを教祖にしているとでも?
そりゃあ 斎藤さんの考え違いですね。
仲良しクラブなんかではありません。皆さん 議論をたたかわせてますよ。
違うと感じることは はっきりとおっしゃいます。そこから議論が始まります。
仲良しクラブってのは 仲間うちお互いの論や指導法をを誉め合い たたえあいばかりやってる人達のことをいうのです。しろうとの意見など「感受します」と いいつつ その実。屁ともおもっていないようなね。

よっぽどの非礼な投稿でなければ 投稿削除もありません。
ちょっとやそっとの言葉では「フレーミング」にはならない。
(過去ログで去年の今ごろのことを思い出しました。 トラウマだあ)
懐がでかいのです。大風呂敷は。

この掲示板でおべっかなど 使ったこともないです。
だいたい根石さんにおべっかつかって 何か得をすることでもあります?
得することがあれば 使ってみましょーかね。



【8132】
【タイトル】アク禁しました。
【 日時 】03/11/08 11:03
【 発言者 】村田

「とも」YahooBB219184112076.bbtec.net
をアクセス禁止にしました。



【8133】
【タイトル】根石さん
【 日時 】03/11/08 13:10
【 発言者 】I村

 先週のレッスンの時お伝えしましたが、本日のレッスンを
休ませて頂きます。また、来週よろしくお願いします。

 追記
 midnight pressの発売を楽しみに待ちます。
 



【8134】
【タイトル】自分の言葉
【 日時 】03/11/08 14:31
【 発言者 】sb

>「音」が「声」になるというのは、「自分の英語」でしゃべるということと同じだと思います。

「語学は自分でやるしかない」「才能は二の次」「複製音声はだめ」などのことが思い浮かびました。
 初心者の矛盾点として、
 1:音法は音法に過ぎない。でも音法は大切。
 2:文法に文法に過ぎない。でも文法は大切。
 3:単語や構造はだだそれだけに過ぎない。でも単語や構造は大切で背景知識や内容も大切。
補足:読めるようになってから書くことが大切だが、書くことで意識していくことも大切。

などの注意点が語学をやる上ではポイントになってくるのではないかと思います。そして徐々に「自分の言葉」になっていくのではいかと私もあくまでも想像し ています。
 



【8135】
【タイトル】訂正(自分の言葉)
【 日時 】03/11/08 14:34
【 発言者 】sb

3行目
初心者の矛盾点として、(×)
初心者の学習発展途上の矛盾点として、(○)



【8136】
【タイトル】I 村さん
【 日時 】03/11/08 18:51
【 発言者 】根石吉久

承知しました。



【8137】
【タイトル】初電話レッスン
【 日時 】03/11/09 5:22
【 発言者 】ミッフィー

先週初めて電話でレッスンを受けました。復習中心というスタイルが非常にやりやすく、嬉々として回転に励んでいます。人から教えを受ける機会が少なくなっ た現在、「しないと怒られる」ではありませんが、(いや、少しはあるか…)独学ではどうしても怠ける性格なので指導者がおられるということはありがたいも のです。とはいえ復習範囲が今回は増えたのでいつまでこんな気楽なことが言えるのやら。英語のシンタックスを体に覚え込ませるという点で、私がなぜ英語を 好きになり、中学高校で英語の成績がよく、その結果英語の教員になるにいたったのかを思い出しました。英文をたくさん音読した覚えはあまりなかったのです が、私にとっての英語はやはり音声をともなったもので、英語の歌の歌詞がその土台でした。80年代の洋楽にどっぷり浸っていた私は次から次へとa-haや らDURAN DURANやらの歌を辞書をひきひきテープを繰り返し巻き戻して歌っていました。意識はしなくてもそれによってシンタックスを身につけた経験があったのだ なと今更ながら確認しました。ならば、別に洋楽が好きではない、英語の歌を歌うこともない、英文を音読することもない、そんな生徒に黙読だけさせて文法問 題だけ解かせて英語の力をつけろと言っても、そらつかんわな。こんなこと、レッスンを受けなければ気づかなかった。
 それと教員になって今でも忘れられない言葉があります。研究授業で内容把握のための背景ばかり(文化論に毛の生えたような話だった)説明してしまった 時、「英語が生徒の中に残る授業をして下さい。社会の授業みたいだった。」と先輩の先生から言われたことがあります。どんな授業をすればよいのか、5年前 の私はえらく難しく考えていました。
とほほな私でしたが、こんな先生って多いと思います。今ならどうすればよいか、少しはわかる。でもまだまだです。



【8138】
【タイトル】sbさん
【 日時 】03/11/09 23:51
【 発言者 】Naima

12月の土曜日は6、13、20日ですね。 もし11月だったら15日、22日ですが..

12月6日(土)が一番好都合ですが、11月だったら22日に仕事を代わってもらえますので、ご都合のよい日時をお知らせ下さい。 楽しみにしています。


http://www004.upp.so-net.ne.jp/pillbug-twins/



【8139】
【タイトル】「鬼」から転写
【 日時 】03/11/10 1:31
【 発言者 】根石吉久

Naima さん 投稿者:根石吉久  投稿日:11月10日(月)01時26分34秒

 「復習範囲を手放さない」についてですが、どういうふうに復習範囲を扱うかは、コーチ側でプログラムされています。毎回、テスト範囲だけでいいですか ら、しっかり仕上げていただくようお願いします。毎回、テスト範囲だけをきっちり仕上げることを続けるだけで、身に付くようになっています。基本的な考え 方は、前に村田君が解説した「T、FN、FF」と同じです。

 お金をいただいてやっているレッスンですので、このプログラムが味噌なのです。

 一応書いておきます。
 初心者の方や、順調にテストの個数が増えていかない方の場合は、○が3つ連続するたびに5個ずつテストの個数を増やします。
 力のある方で、順調に進む方の場合は、○が3つ連続するたびに10個ずつテストの個数を増やします。
 どちらの場合も、30個まで増やします。
 一回のレッスンでやるテストが30個に達した後、テスト一個に使う文の数を、少しずつ増やします。実際は、文の数というより、行数で数えていますが、最 初は1,2行を使って一個分のテストにし、次第に2,3行で一個のテスト、3,4行で一個のテスト、最後は、4,5行で一個のテストにします。
 4,5行で一個のテスト、それを30個となると、相当の力のある方でもひいひい言われますが、これを3ヶ月くらい続けると、実力者の方が、英語が変わっ たと言われます。

 そういうテストをやるためには、私の側でも仕込みでひいひい言っています。

 初心者の場合は、音づくりに時間がかかるかわり、最初の数ヶ月で自分の英語が変わるのがはっきり意識されます。力のある方は、音づくりの過程もすぐに終 わっていまうので、この最初の数ヶ月の功徳はほとんど感じられないと思います。この点で、Naima さんや ミッフィーさんは損をされます。sbさんもそうでした。

 初期に損をされる方は、是非、「4,5行で一個のテスト、それを30個」のレベルに早めに突入していただきたく願っております。

 Naima さんは私のレッスンの他にもいろんなことをやられているので、なかなか時間が割けないかもしれませんが、ここで是非お願いしておきたいのは、私のレッスン を中心に据えていただきたいということです。これを中心に据えていただければ、後は何をどのように組み合わせていただいても、組み合わせるものに方法の核 心となるものを適応していただけます。ここに書かれる記事を読むと、すでにそれをやられているようにも見受けられるのですが、ひとまずは、「4,5行で一 個のテスト、それを30個」を是非試してほしいのです。

 新しい発見が必ずあるものと私は思っておりますので・・・。



【8140】
【タイトル】sbさん
【 日時 】03/11/10 2:02
【 発言者 】根石吉久

Naima さんにメールアドレスをお伝えしておきました。

 「複製音声はだめ」ってことはなくて、複製音声の使い方がこれまでの学校のやり方などでは間違っているのだと思います。この間違いの元には、複製音声を 聞かせれば、それをそのまま真似できるはずだという間違った仮説があります。
 できる人もいます。しかし、できない人の方がはるかに多い。この現実を無視して、いまだにただ単に複製音声を聞かせ、さて真似しろ、でやっているのが学 校の実状ではないかと思います。
 複製音声を聞かせれば、それをそのまま真似できる人ばかりであるならば、私がやっている「音づくり」も、柴田さんの「音作り」も必要ないわけですが、実 状はそれどころの話ではない。

 「自分の英語」をしゃべるというのは、語学の言語が生活の言語に渡ることでもあるのです。生活の言語であるべき場面で、その言語に語学のにおいが強いと いう場合、「自分の英語」になっていないという國弘の感想が出てくるのではないでしょうか。生活の言語に、まだ語学の言語の尻尾がくっついていて、一人前 の蛙になっていない段階だと考えています。
 まったくの語学の英語はおたまじゃくしとしての英語だとし、まったくの生活言語の英語を蛙としての英語だとすれば、まだ「自分の英語」になっていない英 語は、蛙の格好をしているが尻尾がある段階だと言えばいいのではないかと思います。

 sbさんは理屈としてはもう充分わかっておられることですが、私は語学の言語と生活言語を峻別しています。この峻別は、本当は語学をやる人はどなたにも 必要なことだと考えています。しかし、実状はそうではなく、なんとなく語学の英語と生活言語としての英語が地続きだと思っている人が圧倒的多数です。
 この二つの間には、「言葉の当事者性」の有無という決定的な事項があります。
 私の「磁場」という概念は、「言葉の当事者」となる場という規定です。
 「磁場」を欠く語学が典型的な語学であるというのは、そこに「当事者性」がないという意味です。
 だから、語学から生活言語に渡るとは、ひとつの奈落をまたぎ越すような行為です。
 この奈落に落ちて、英語フリークという病態に落ち込み、抜けられなくなっている日本人が一般に人が思っている以上に多くいます。ひどい場合には、人間が 壊れてしまうことだってあります。「とも」を名乗った人などもその一人だと思っています。

 語学は実は恐ろしい行いだと私は考えています。

>   1:音法は音法に過ぎない。でも音法は大切。
>   2:文法に文法に過ぎない。でも文法は大切。

 このあたりのことは、私は自分なりの言い方で、

 たかが音法、されど音法、たかが文法、されど文法、と思ってきました。
 これで言えば、「たかが英語、されど英語」でもあるのです。
 「たかが英語」だけで済むのであれば、私も英語をやらないで済ませることができるのですが、今のところそうはまいらないので続けています。



【8141】
【タイトル】注釈
【 日時 】03/11/10 2:12
【 発言者 】根石吉久

>まったくの語学の英語はおたまじゃくしとしての英語だとし、まったくの生活言語の英語を蛙としての英語だとすれば、まだ「自分の英語」になっていない英 語は、蛙の格好をしているが尻尾がある段階だと言えばいいのではないかと思います。

 尻尾はあったっていい。尻尾があるから、日本で作った日本人の英語はぎくしゃくしたりごつごつしたりします。
 しかし、語学の対象としての英語と、生活や仕事で使う英語はまったく別のものだという一事は腹の底にしっかりと持っていることが大事なのだと思います。

 これは、言葉に対する態度としても、それぞれ別のものとして立ち現れるべきです。

・語学の机上では、音法、文法ともに、「正しい」英語、フォーマルな英語をやるべきです。
・生活言語では、相手の考えを受け取り、自分の考えを言うことだけに注意を注ぐべきです。

 生活言語でも、正しい英語が使える方がいいに決まっているが、最重要なのは、「正しさ」ではない。相手をきちんとつかまえられるかどうか、相手に自分を きちんとつかませられるかどうか。こちらが眼目になります。



【8142】
【タイトル】ミッフィー さん
【 日時 】03/11/10 2:36
【 発言者 】根石吉久

 初回のレッスンの感想を書いていただきありがとうございました。
 すごいスピードで進まれるので、こちらがたじたじとなっています。
 息切れなさらないようにと願っておりますので、生活とのバランスを見つけていただくことを是非お願いしておきます。

 「回転読み」のコツのようなものを早くもつかまれているので、非常にびっくりしています。どうも言葉ではなかなか伝わらないものなので、「英語どんで ん・・・」を読まれた方でも、しばらくレッスンを続けられて、ようやくコツを身につけられる方が多いのですが、ミッフィーさんの場合は、いきなり初回か ら、あれ、もうわかっているんだな、と思い、びっくりしました。
 どなたにも申し上げるのですが、「初めはゆっくりとていねいに」、音がしっかりと安定したら、それを壊さないように、そっと、「徐々に速める」。これが 「回転読み」をやられる場合の留意点です。これさえきちんと意識されるなら、ミッフィーさんの場合は、かなりきついことをやられても大丈夫だと思います。

>独学ではどうしても怠ける性格なので指導者がおられるということはありがたい
 ものです。

 レッスンは、独学でつい怠けがちなところで、尻を叩くという作用はあるだろうと思います。ペース・メーカーとしての作用です。これをうまく使っていただ けるとありがたく存じます。

 Naima さんに向けて書いた記事にありますように、上級者は初期に英語の変化が感じられないものですので、早めに「十・十・十」(合計30のテスト)の態勢に入っ ていただくよう願っております。次回で、○が二つ連続になりますが、これで「十・十」に移行させようかと思っています。この進級の速度は、かつてなかった ものです。

 非常に期待しています。
 しかし、どうか息切れなさらないようにと、再度お願い致します。
 そのうちに、私のレッスンははっきりと正体を現します。その時になると、けっこうきついものなのだとお分かりいただけると思います。

 シンタックスの内在化を歌を通じてなさったとのことで、この点でsbさんと共通するものがあります。sbさんも歌を通じて英語になじんだとのことでし た。sbさんの場合は、音と意味が一緒に動かないという自覚をはっきりお持ちでしたので、「英語どんでん・・・」における「切断読み」を試していただきま した。これは、レッスン時にアドバイスして、一人でやる練習で実験していただいたものです。なんらかのコツはつかまれたものと思っております。このあたり に関して、sbさんとここでお話していただければ、興味深い話が聞けるのではないかと思っております。

 音の質も非常に言い方で、初回のとき注意したことは二度目のレッスンのときにすべて消化されているのがわかり、二度目のレッスンでは音に関して言うこと はほとんどなくなってしまいました。後は、「復習範囲を手放さない」がどのように働くかを知っていただくだけです。こちらは「音づくり」より時間がかかり ます。

 その後、教室での「5分間音づくり」の様子はいかがでしょうか。
 是非おしらせ下さい。



【8143】
【タイトル】失礼
【 日時 】03/11/10 2:41
【 発言者 】根石吉久

>音の質も非常に言い方で



音の質も非常にいい方で



【8144】
【タイトル】根石さん
【 日時 】03/11/11 1:29
【 発言者 】Naima

日本にいなかった間の英語の遅れを取り戻そうとして、かなりハードな勉強スケジュールを立てていたのですが、このままだと何もかもが中途半端になってしま うと思います。 明け方まで宿題をしたりする事も多くて、身体も壊れてしまいそうです。 一昨日は、お横たわろうとしたら、頭がグラ〜〜ッとしたので、 ちょっと危機感を持ちました。

それで、根石さんがアドバイス下さった様に、他の勉強を割愛して、電話レッスンを中心にスケジュールを立て直す事にします。 とりあえず来週から月曜日と 金曜日のクラスを辞めて、その分を回転にまわす事にしました。

これで、月、水、金はフリーになります。

http://www004.upp.so-net.ne.jp/pillbug-twins/



【8145】
【タイトル】訂正
【 日時 】03/11/11 1:31
【 発言者 】Naima

お横たわろうとしたら、→ 横たわろうとしたら



【8146】
【タイトル】Naima さん
【 日時 】03/11/11 2:03
【 発言者 】根石吉久

感謝します。
いよいよしごきに入る予定です。



【8147】
【タイトル】いただいたメール転写
【 日時 】03/11/11 2:11
【 発言者 】根石吉久

根石 吉久さん

Naimaさんにお会いできるかどうかわかりませんが、現在「鬼」などで連絡をとり
あっています。
「鬼」の根石さんの書きこみ「学校をあきらめるなと伝えてくださいというような内
容」、読みました。
いろいろ心配していただき、ありがとうございます。感謝しています。

お願いがあります。Naimaさんとスムーズに連絡をとるために、Naimaさんに私のメー
ルアドレスを送信していただけないでしょうか。体調を崩していらっしゃるのに、勝
手なお願いですが、ゆっくり調子のよい時で結構ですので、お願いできれば幸いで
す。

最近、700選の「回転書き」をやっています。3日坊主の私なので、いつまで続く
かわかりませんが。。。。
それから、音のこなれとイメージがかなりくっついてきた現在700選に関しては、
「回転読み」+「回転書き」+「切断読み」=「切断回転読み書き」をやっていま
す。テープから流れてきた自分の声をイメージを強く意識しながら回転読みしながら
回転書きをするというものです。

自分の声を録音するときに、例えば100回以上1文を録音するなら、最初はゆっく
り電車が動き出すような速さで、それから徐々に速めていき自分が回転読みできる最
速にまでもっていき、最速でしばらくそれを維持し、今度は徐々に落としていき、回
転書きができる速さにまで落としてた速さにまで落とし、最後の10回くらいでまた
速くするというものです。根石さんのアイデアを私の理解している範囲においてでき
るだけ活かしたものとなっています。700選など基本例文の例文の暗記はあくまで
の基礎力=練習力をつけるための手段にすぎないことはありますjが、語学としてた
とえコロケーションに問題があると分かっていてもそれが本当にその人にとって「内
在化」されるまではどうしても必要なプロセスだということです。語学学習途上にい
る人は「自分がつけた練習力の程度に応じてしか」学習は成り立たないということを
改めて実感しています。このことも根石さんから学んだことです。

最近考えていることがあります。
一体何のためにいろんな勉強の科目があるのか。。。
国語は自分を知るために、
算数は自分の好きなことをやる時間を増やすために、
理科は自分の周りの環境と仲良くするために、
社会は自分と周りの社会の色合いを知るために、
保健体育は自分の心と体と仲良くするために、
そして。。。
英語は自分の練習力をしるための格好の科目だと認識するようになりました。
(もちろん根石さんやいろんな本の知識と自分の信念をすり合わせたに過ぎないので
すが。。。)

根石さんの「電話でレッスン」で根石さんから学んだことは計り知れません。感謝し
ています。ではお元気で。また考えたことがあればメールします。

(追伸:私の本名とメールアドレスさえカットしてくだされば、掲示板に
ペーストしてくださってもかまいません)



【8148】
【タイトル】sbさん
【 日時 】03/11/11 2:25
【 発言者 】根石吉久

 自分の声を録音する場合、「ゆっくり → 徐々に速める → 最速」の手順はテープレコーダーなどで録音しないでやってみて下さい。つまり、音のこなれ を一応仕上げてから、録音します。この場合は、自分にとって一番普通の速度だと感じられる速度で吹き込んでください。

 「回転書き」にはこれを使用します。
 「切断読み」はテープレコーダーは必要ありません。自分の生の声でやるのが一番いいと思います。

 是非試して欲しいのが、「電圧装置」です。私も最近やっておりますが、「回転読み・書き」と組み合わせて「電圧装置」をやり、日本語単語を見たら、ただ ちに(1秒以内程度)英単語が手首から繰り出されるようにしておいて、再び「回転読み・書き」「切断読み」をやられると、イメージが英単語に受肉されるよ うになります。

 「電圧装置」をよくやったのが、村田君です。
 うちの女房も、薬剤師の免許をとるときに、「電圧装置」を使いました。

 村田君に「電圧装置・部会」の会長を頼もうかなどと考えつきました。
 まあ、それほどの大役ではなく、この掲示板か「鬼」で、「電圧装置」を使う上でのコツみたいなものを話し合っていただければ、という希望です。

 そういう部会ができてきたら、「回転読み」の会長は Naima さんだろうと思います。

 sbさんは、割とよく「回転書き」をやっておられるようなので、「回転書き・部会」の会長さんをお願いしたいと思います。

 それぞれの部会での話が相互に乗り入れるようになれば、私の方法の太い繊維が現れ、方法の全体像が見えてくるようになると思います。

 どうも、こんなアイディアばっかり思いつく私で申しわけないのですが、(語数別分類など手元の仕事がなかなか進まず申し訳ないですが)、皆さんで検討し ていただけたらうれしいです。



【8149】
【タイトル】しごき...
【 日時 】03/11/11 2:26
【 発言者 】Naima

うう...

根石さん、明日のレッスンは申し訳ありませんが、自宅にお電話頂けますか?
ちょっと風気味の上、血圧が高いので仕事を代わってもらいましたので、家で受講させて
頂きます。



【8150】
【タイトル】メール転写
【 日時 】03/11/11 18:32
【 発言者 】根石吉久

お返事が遅くなり申しわけありません。
まだ腰の調子がよくなく、コンピュータ
の前に座る時間をなるべく少なくしてお
ります。

お元気そうでなによりです。

年明けに帰国されるそうですが、いった
ん帰国されたら、またしばらくは長野に
おられる予定でしょうか。

先日、IP電話とやらの話を人から聞き
ました。プロバイダ同士が相互接続され
て普及しつつあるというような話でした。
これが普及してくれれば、アメリカに渡
っておられる方のレッスンを日本から行
うというかねてからの私の構想が比較的
簡単に実現しそうにも思っておりますが、
私のところの電話はいまだNTTのIS
DNです。

英語の調子はいかがですか。
掲示板「大風呂敷」
http://8100.teacup.com/ooburoshiki/bbs
に書き込めるようでしたら、そちらの様子
をお知らせくださるとうれしく思います。
個人用に使えるコンピュータがないのでし
たら、メールででもお知らせくだされば、
私が掲示板に記事を転写することもできま
すので、お時間があるときに英語の様子を
お知らせ下さい。

レッスン再開のご連絡を楽しみにしており
ます。

根石吉久



【8151】
【タイトル】電圧装置
【 日時 】03/11/12 15:13
【 発言者 】村田

電圧装置をやったのは素読舎に入る前でした。
「英語のやっつけ方」を読んで、試してみたのです。
効果はかなりありました。
後になってから、根石さんから「まだ甘いな」
と言われたのですが、そこらへんのことも含め
て後ほど書きます。

mailto:murata@nag.avis.ne.jp



【8152】
【タイトル】(無題)
【 日時 】03/11/15 15:42
【 発言者 】ダジャレー夫人の恋人

減り靴。



【8153】
【タイトル】チョムスキーのアメリカ(1)
【 日時 】03/11/16 2:56
【 発言者 】根石吉久

 チョムスキー(Noam Chomsky)のアメリカンパワー(American Power and the New Mandarins)を読んでいる。チョムスキーの60年代の政治論文が収められたものである。この人は一貫しているというのが、まず最初の感想だった。
 日本人はアングロ・アメリカンに対する警戒心が薄いが、こいつらは本当に警戒する必要がある。アメリカという土地で、最初にネイティヴ(インディアン) に対してやったことと同じことを今でもやっている連中なのである。それと同じことを時と場所を変えて世界中でやっている。ネイティヴ(インディアン)に対 してやったことは直接的であった。直接に殺した。同じようにヴェトナムに対してもやった。これは見えやすい。
 アングロ・アメリカンが行使するのはこういう直接性だけではない。イスラエルを使ってやっているように、自身は背後に回り、必要な武器はまるごと供給す るようなずるいこともアメリカは続けてきた。
 それらに一貫しているのは、アングロ・アメリカン以外の者たちの生活を破壊することに対する平気の平左のつらの皮の厚さである。
 それを現時点で名指すならば、「ブッシュのアメリカ」である。このアメリカに真っ向から対決し、一歩も後ろにひかないのが「チョムスキーのアメリカ」で ある。

 日本人が選びとるべきなのは、「チョムスキーのアメリカ」である。
 デモクラシーだのフリーダムだの、おためごかしをブッシュの恥知らずの口は繰り出しているが、ブッシュの思考にあるのは、アングロ・アメリカン以外の痛 みを痛みだと感じることのできない無知・無恥・無感覚であり、デモクラシーだのフリーダムだのであるわけではない。チョムスキーは、そんなゴリッパな語を 声高に叫んだりしない。しかし、それらを本当に生きているのはチョムスキーの方だ。

 無恥・無恥・無感覚であるブッシュを簡単に呼ぶなら、馬鹿ということだが、この馬鹿のいいなりになろうとする小泉をさらに何と呼べばいいのか。自分を立 派な人間だとでも思っているらしいあのツラを見ると、何とも言いようがなく、「恥」というような語が突然胸に浮かんだりする。

 社民党やら共産党やら、とうの昔に死に体であったものどもが大きく後退した。当然である。こんなものどもがいままでうろついていられたことが不思議なく らいだ。戦後憲法を絶対に守るというのがこいつらの決まり文句で、それ以外のことが言えたためしがない。



【8154】
【タイトル】チョムスキーのアメリカ(2)
【 日時 】03/11/16 2:57
【 発言者 】根石吉久

 俺は憲法改正論者だぜと妻に言ったら、「誤解されるからそんなことは大きな声で言わない方がいい」と注意を受けた。しかし、私は憲法改正論者なのだ。
 あんな翻訳書みたいな文章は気に入らない。日本の軍国主義が、戦争犯罪を犯したことは間違いないが、アメリカやイギリスがてめえらを絶対善として文章を 決めたような憲法が日本人のものであるわけがない。アメリカやイギリスはどんなに軍事力を増強しようと構わないが、日本だけは一切の軍事力をもつことはま かりならんというのが、あの憲法の背後にあるアメリカ、イギリスのおもわくなのである。日本から手足をもぎとるというだけのことであり、てめえらの手足は 好きなように振り回すことを予定したものなのである。

 あの憲法を改正しなければならない。日本が余所の国に手を出すことを許容するような方角にではない。妻が心配したのは、憲法改正論者などと自称すると、 私がこっちの方角を許容する者と受け取られるということなのだ。
 ただ単に日本がみずから戦争放棄をするというだけでは駄目なのだ。他のあらゆる国にも戦争放棄を絶えず働きかけつづける国となると明記すべきだ。そのた めの国際会議を毎年日本で開催する程度の独自の動きをとり続けるくらいなことまで、憲法に書いたって構わない。アメリカを初めとするあらゆる国に戦争を放 棄させるように働きかけていかないなら、息子や夫を戦争にとられたこの国の人たちが報われる日は来ない。軍国主義に敵討ちをすることのできる日は来ない。
 人々の生活を破壊することは明らかな犯罪である。その意味で、アメリカは現在、最大の犯罪国家である。日本の軍国主義だけが、戦争犯罪を犯したのではな い。イギリスもやっているし、アメリカもやっている。「ブッシュのアメリカ」が「日本の軍国主義」とどれほどの差があるものか。

 憲法は、理念を言うものである。人間に欲があるかぎり、人間に無知と無恥と無関心があるかぎり、全面的戦争廃棄、あるいは全面的国家廃棄は遠い遠い夢物 語としてしか聞こえないのは承知である。だからこそ、憲法はまともに理念を言い表していなければ駄目なのだ。日本の憲法は書き直して、そういう憲法になる べきだ。積極的に他の国に戦争を放棄させることを働きかけることを明記した憲法になるべきだ。今の憲法ではまるでなまぬるいのである。今の憲法は、私(日 本)は戦争を放棄します、あなたがた(他の国々)が戦争をしても何も言いませんというスタンスなのである。そう明記してないが、スタンスはそんな程度のも のなのである。

 憲法に、日本は他の国に戦争放棄に向けてきちんとものを言う国だと明記すべきだ。
 そうして初めて、私はその憲法を自分のこととして抱きしめることができるだろう。日本人は現在のあの憲法を本当にわが事として抱きしめたことなどない。 共産党や社会党などの「あらかじめ正しい」観念が好きな連中が抱きしめたふりをしてきただけだ。
 チョムスキーの60年代の論文を読んで、そんなことを考えたのだった。
 この本はお薦めできる。



【8155】
【タイトル】村田君
【 日時 】03/11/16 3:01
【 発言者 】根石吉久

「電圧装置」を使った当時のことを思い出して書いてみて下さい。



【8156】
【タイトル】初電話でレッスンの感想
【 日時 】03/11/16 21:38
【 発言者 】Seiichi

 >電話レッスンの簡単な流れ(教材 映画「ゴースト ニューヨークの幻」
  1.先生(根石さん)が一文を読む。
  2.自分でその文を何度も読む。
  3.2をやりながら、先生が発音の悪いところなどを直す。
  4.先生のokがでたら次の文へ
  5.1へ戻る  
 
 >レッスンの感想
 細かいところまで、指導してくれて分かりやすかったです。例えば、単語と単語のつながり(seven or,all this)や口のあけ方など、間違えるとその場で直してくれます。
 30分のレッスンでは、自分で練習できるように最低ラインの音作りをするそうなので、あとは自分の努力次第なので頑張りたいです。

mailto:i-sei@valley.ne.jp



【8157】
【タイトル】Akka さん
【 日時 】03/11/17 0:41
【 発言者 】根石吉久

レッスンの時に話した「鬼」のURLは以下の通りです。

http://8430.teacup.com/pillbugtwins/bbs



【8158】
【タイトル】Seiich さん
【 日時 】03/11/17 0:42
【 発言者 】根石吉久

感想を書いてくれてありがとう。
最初のうちは口が動かしにくいでしょうが、レッスンでやったようによく口を動かして読み込んで
おいて下さい。



【8159】
【タイトル】根石さん
【 日時 】03/11/17 10:10
【 発言者 】Naima

すみません。 大風呂敷に投稿の際に、「鬼」のURLを書くのをいつも忘れてしまってました。

http://8430.teacup.com/pillbugtwins/bbs



【8160】
【タイトル】Slow Hand
【 日時 】03/11/17 10:20
【 発言者 】Naima

Eric Clapton はギターを豪速で弾いても指がゆっくりと動いている様に見える、と言うので、"Slow Hand" と言う渾名がついています。

先週のレッスンの時に、根石さんのお話を伺った時にそれを思い出しました。 先週は自分ではかなり早いスピードで回転させたつもりだったのですが、時間内 に新しいページには進めませんでした。

「よっぽど早く回転させないと先に進めませんね」と言った所、「丁寧に作り上げた音を壊さない様に大切にして、徐々にスピードを上げながら回転させる事」 と言うお答えでした。 そうすると早く回転させても、なめらかにゆっくりと回転させている様に聞こえるとの事です。 「あ、また壊れちゃった〜」で回転さ せてる私のは、ガタガタのポンコツ車が暴走しているみたいです。 つっかえるとテストでの回転数も増えますし。

今まで頭では回転の術を理解してはいたのですが、「質のよい回転を心掛けないと...」と心で納得。

http://8430.teacup.com/pillbugtwins/bbs



【8161】
【タイトル】スピーチコンテスト
【 日時 】03/11/18 4:36
【 発言者 】ミッフイー

先日のレッスンの時、このことを話題に出したところ、「掲示板に書いてみては」と根石さんに勧められたので少しこのことについて書いてみます。先週某S県 ○○郡の中学生のスピーチコンテストの審査員をしました。というとえらそうですが、単に○○郡内にある高校の教員とALTに依頼があって、他の英語の先生 達が行けなかったのでわたしがやったまでのことですが。気づき@以前はいかにも英語っぽさそうにしゃべっているのを聞いて「うわあ、すごいなあ」と感心し ていた(実は私もこの手合いだった)がよく聞いてみると、「ん?ただ巻き舌っぽく言っているだけ?」という区別が少しつくようになった。これはレッスンの 成果かも…。A仕方なかろうが、元気よく読むのと元気よく読まないのでは評価が分かれる。中3はさすがにキング牧師のI have a dreamを引用したやつだったので落ち着いて、じっくり読めた生徒さんが入賞していたけど、中1くらいだと、きちんと英語の発音をしていることは当然評 価したし、他の方も評価されていましたが、私が見て「元気なさそうだけど、Lのところは気をつけて読んでるよな」と思っても、ALTにしてみれば「Oh, it's ソーシキね」だそうな。中1なんだし、(しかも話題が日本のコマやけん玉の紹介で、ペアで会話形式)もっと元気出して行かなくちゃ、とのこと。演技という 要素も評価の基準になっていました。私も田舎の人間ですが、田舎の人間は良くも悪くもshyな人は多い。そのことがスピーチコンテストなどでは裏目にでて しまうんですよねえ。審査員をしたALTが言っておられましたが、隣接した○○市のコンテストはもっとレベルが高かったよ、とのこと。○○市は少しだけ開 けており、○○郡は田舎にあるのがやはり原因かもと思いました。B私が「これはいい!」と思ってもALTが「でもあの子はLとRの区別ができていないし、 Vも読めてなかったよ」とか言うと、自分の聞き取りに自信をなくし、しょんぼりしてしまった…。まだまだです。でもALTの中でも意見が分かれると少し ほっとしたりして…。こんなところです。行く前は「このくそ忙しい時に!」とぶーぶー文句を言っていましたが、謝礼を頂き、喜んでしまった。




【8162】
【タイトル】今日のレッスン
【 日時 】03/11/18 17:01
【 発言者 】もっこり

すみません。
おやすみさせてください。



【8163】
【タイトル】電話レッスン
【 日時 】03/11/18 23:27
【 発言者 】Naima

やっと...2週間の泥沼から這い出して、先にページを進める事が出来ました。 このままの調子で、丁寧な回転を心掛ける事にします。 しかし年のせい か、途中でフっと集中力が途切れて、コーチのお手本を聞いても「はぁ〜?」っと夜明けの行灯状態の時がありました。 



【8164】
【タイトル】Naima さん
【 日時 】03/11/19 0:17
【 発言者 】根石吉久

>しかし年のせいか、途中でフっと集中力が途切れて、

 私にもよくありますが、歳のせいばかりではなく、なにかが無意識に根を降ろすときの感覚
ではないかと思っております。「あたまんなかまっしろ」みたいな時に、なにごとかが無意識
化されるのだと思っております。

 今日の調子がいい感じのものです。これを持続していただくようお願いします。



【8165】
【タイトル】もっこりさん
【 日時 】03/11/19 0:18
【 発言者 】根石吉久

夕方、ここを読まずに電話をしてしまいました。ごめんなさい。



【8166】
【タイトル】ミッフィーさん
【 日時 】03/11/19 0:19
【 発言者 】根石吉久

書いていただいてありがとう。
コメントしたいのですが、腰をかばって、後日にします。申しわけありません。



【8167】
【タイトル】中村雄二郎「術語集」(1)
【 日時 】03/11/19 5:06
【 発言者 】根石吉久

 腰が痛いので、早めにベッドに横になって、本を読むことをこのところ続けている。辞書をひきながらチョムスキーを読むのが最近の読書だが(寝転がったま ま電子辞書をひくのである)、ときどき私の中で、無性に日本語を欲しがってもがくものがあり、今日もその虫が動いた。私はこういう虫の居所には非常に従順 なので、チョムスキーを閉じて、隣の部屋へ行って本を探した。無性に日本語を欲しがる虫が欲しがっているのは、書き言葉としての日本語である。だから、日 本語の本を探すことになる。昔、村田君から借りてそのままになっていた「述語集−気になる言葉」(中村雄二郎・岩波新書)を読み始めたら、いきなり非常に 興味のある文章に出会った。
 これに関して書いておこうかどうか迷ったが、書いておかなければ結局そのままになってしまい、また日常業務に紛れて忘れてしまうだろうと思ったので、腰 がひどく痛くならない程度に書いておこうと思う。

 中村の本でみつけたものは、「英語どんでんがえしのやっつけ方」という本でも書いたことなのだが、私のもの言いはたいがいいつも体感的であり、言いたい ことが曖昧であったり中途半端であったりすることが多い。それに対して、「述語集」でのように抽象的に語られると実にはっきりすることがある。まずは引用 しよう。

 もう一つは<遊び>がすぐれて自由な活動だとい
うことである。この点を強調しているのは、J・ホ
イジンガ(『ホモ・ルーデンス』一九三八年)であ
る。彼は述べている。<遊び>とは、あるはっきり
決められた時間・空間の中で行われる自発的な行為
あるいは活動である。それは自発的に受け入れられ
た一群の規則(ルール)に従っている。そしてその
規則は、いったん受け入れられたら絶対的な拘束力
をもっている。また、<遊び>はなにかの目的に奉
仕するのではなく、遊びの目的は遊びの行為そのも
ののなかにある。それは緊張と歓びの感情を伴った
非日常的な行為である、と。

 中村がホイジンガの考えを紹介しているところを読んで、私はホイジンガにまったく賛同してしまったのだった。この「遊び」を「語学」に置き換えて読んで 見て欲しい。これは見事に語学という行為を語っている。
 私は「語学」は、ホイジンガの言う意味での「遊び」だと考えてきた。「遊び」は、その遊びの「決められた時間・空間」においては「役に立たない」。「役 に立たない」ということが、語学のもっともすばらしい性質なのである。「決められた時間・空間」のことを、「語学の机上」とも言ってきたが、この机上はま た「役にたたない王国」なのだ。
 語学に関する書物は、どれもこれも「役に立つ」ことばかり推奨している。アホかと思う。語学がそんな痩せおとろえた考えの下位にいることを承服するとで も思っているのか。いつも私の腹にはせせら笑いがあった。学者ども、教授ども、アメリカ帰りども、お前達の考えはとても貧しいぞ。

 例えば、子供たちがやる「ままごと」が役に立つか立たないかを考えてみるとしよう。
 「おとうさん、ご飯できましたよ」と言って、泥の固まりを渡されて、「うん、うまいなあ」などと、子供たちがやりとりしている場面において、この泥の固 まりは実質的に腹の足しにはならない。本当に食うわけにはいかない。「役に立たない」のである。だから、英語回りの学者どもや教授どもやアメリカ帰りども の多くは、「ままごと」を馬鹿にし、「ままごと」のレベルではなく、即戦に使える英語だとか実用英語だとかコミュニケーションだとかいろいろと唱えるので ある。「ままごと」を唱える者はほとんどいないと言っていい。英語回りにいる論者どもは、まず99パーセントが実用(役に立つ英語)主義者たちである。う るせえよ、と思い、俺はじゃあ、「ままごと主義者」になってやらあと思った。
 そして、「ごつごつ英語ごっこ」というのを始めた。私の塾で、毎週月曜日に老若男女がやっている。誰が「老」で誰が「若」であるかは言わないでおく。



【8168】
【タイトル】中村雄二郎「術語集」(2)
【 日時 】03/11/19 5:07
【 発言者 】根石吉久

 「ままごと」がままごとをやっている子供たちの将来にどれだけ「役に立つ」かははかり知れない。語の本来の意味で、「はかり知れない」のである。いつど こで何がどのように役に立つかなどは、教授や学者やアメリカ帰りなどの思惑の外側にある。
 以上は、私の考えであって、中村雄二郎がそう書いているわけではない。中村に戻ろう。

遊びと真面目(本気)という二分法は、遊び(遊戯)
を考える上に基礎的なものだけれど、<遊び>が対
比される、ほかの主要なものとして、労働と有効性
とがある。そしてここに、遊びが近代世界の(プロ
テスタンティズム)的な生産労働の精神とどんなに
相反し、近代世界のなかでどうして軽んじられ蔑ろ
にされてきたか、うかがい知ることができる。他方、
それらの真面目・労働・有効性という日常的なもの
との対比で、<遊び>とつながってくるのは、非日
常な<演劇>であり<祝祭>である。

 うむ。まったくそのようである。私の「語学」=「遊び」は実に蔑ろにされてきた。とりわけ英語回りは、労働・努力・実用性の好きな「プロテスタンティズ ム」の腐った巣窟であり、ご本人が意識しているか否かはともかく、アメリカ流プラグマティズムの泥沼である。
 現在の私はお金をもらってレッスンということをやっているので、これは「労働」であり「有効性」である。しかし、お金をもらう以前(30年以上前)の私 の語学はまったくの「遊び」であった。<演劇>であり<祝祭>であった。私は大学入試のために英語を始めた者がだ、その大学入試そのものが、「遊び」であ り、「賭」だった。19歳にして、「飲む・打つ・買う」のうち、「打つ」だけはちゃんとやってみたのだ。これは、私の生まれ育ちからして、でかい「賭」 だった。そのせいか、その後、あらゆるギャンブルがつまらない。
 いや、そんな私の性癖はどうでもよい。それよりも、人々よ、アングロ・アメリカンの価値観は、「真面目・労働・有効性」なのだということに注目してほし い。



【8169】
【タイトル】中村雄二郎「術語集」(3)
【 日時 】03/11/19 5:08
【 発言者 】根石吉久

幼い子供が二人、小公園の砂場で遊んでいるうちに、
砂のかけ合いになる。まわりで見守っていた大人た
ちは、子供が泣き出したりすると、遊びが遊びでな
くなり争いが本気(真面目)になったものとしてや
めさせるだろう。が、どこまでが遊びでどこからが
本気なのかという境い目を見きわめることはむずか
しい。それでも、遊びと本気のちがいは決定的な意
味をもっている。

 「境い目」を見きわめることは実にむずかしい。ほとんど不可能だとも思う。しかし、一人の語学をやる人間の意識においては、その境(奈落)は感知可能で ある。見守っている大人の目に不可能であるにすぎない。だから、国連は子供が見えない。
 アメリカ自身がどう言おうと、あれは「子供」の国だ。子供のくせして、「真面目・労働・有効性」などと日本みたいなことをやっているのがちゃんちゃらお かしいのである。とっちゃん坊やなのである。日本は、そんな国じゃないぞ。日本は、日本は、日本は・・・・・・・「赤ちゃん国家」なのだ。だけど、この赤 ちゃんは、金持ってるぞ。アメリカ軍を傭兵にするくらいに金があるのだ。いや、中村に戻ろう。

 遊びと本気のちがいを見きわめることの困難については、私は「語学の対象としての言語」と「生活言語」との間にある奈落として語ってきたつもりだ。その 「ちがいは決定的な意味をもっている」ということが、しかし、全然通じないのだ。私の英語は「通じる」などと言っている人たちに、この基本的な「ちがい」 の認識が「通じない」。いや、そんな単純なことはわかっている、なにをいまさらことごとしく言っているのか、というのが、英語まわりの人々のご意見なので ある。
 そんな単純なことはわかっている、と言う人たちが、その単純なことがわかっているとはとうてい信じがたいのである。英語フリークというのは、あらかたが 利口そうな馬鹿であり、概念の把握は早いが、それをイメージとして生きるということをさぼるのである。そいつらが「わかっている」などと言う言葉などまる で信用できない。
 しかしそれにしても、「語学」と「生活言語」の境い目をみきわめることは、本当にむずかしい。これを可能にするのは、いかなる実感的な言葉によっても不 可能である。ただ一つだけ、理論的な言葉だけが、その絶壁を登り、その奈落をまたぐであろう。
 自分の英語力が伸びることがもっとも大事なことだなどと思っている人には理論は必要ない。やみくもにやってでも、とにかく伸びさえすれば「結果オーラ イ」であるからだ。ひとたび、自分以外の人の英語力を伸ばそうとする立場に立ったなら、「結果オーライ」は全然オーライじゃない。
 絶壁を登り、奈落をまたぐことが絶対に避けられない。その技術なくして、自分以外の人の英語の力を伸ばすことなどできはしない。いや、日本人は理論を感 覚として持つことが得意だから、自分一人で自分一人の生徒達を伸ばすことは「理論」なしでも見事にやることがある。しかし、その「方法」を他に広め、その 「方法」を真に民衆と出会わせることはない。それは理論なしでは可能にならないのである。
 えーと、話は中村の論からだいぶ逸れた。
 いいのである。腰が痛い。寝る。



【8170】
【タイトル】変な文章
【 日時 】03/11/19 5:17
【 発言者 】根石吉久

>これを可能にするのは、いかなる実感的な言葉によっても不可能である。



これは、いかなる実感的な言葉によっても不可能である。



【8171】
【タイトル】再度訂正
【 日時 】03/11/20 1:06
【 発言者 】根石吉久

「述語集」 → 「術語集」



【8172】
【タイトル】ミッフィーさん(1)
【 日時 】03/11/20 3:48
【 発言者 】根石吉久

 私のレッスンを評価していただいてうれしいです。今後、「復習範囲を手放さない」という原理が何をもたらすかを知っていただく予定ですが、こちらはなか なか言葉にならないような微細なしかし決定的な英語の変貌をねらっていきます。その微細なところを言葉にすることはいまだ力が及びませんが、これがやれれ ば優にひとつの語学論が立ち上がるはずだとは思っています。

 スピーチコンテストのことを書いていただいてありがとうございました。スピーチコンテスト一般についての考えを書いておきたいと思います。
 中学生のスピーチコンテストだったそうですが、私は中学生にスピーチなんかやらせることには反対したいです。日本語でならともかく、日本在住のまま(日 本語の磁場で日本語を日常語としながら)作った英語でスピーチをやるためにはかなり高度の練習を経た後でなくてはできないはずだと考えているからです。中 学一年から英語を始めて、三年生になったとしても、英語でスピーチができる子が日本に何人いるというのかと思ってしまいます。
 スピーチというのも、一種のアウトプットですが、中学一年生から英語を「磁場」を欠いたまま学習して、三年生でそのアウトプットが成立するとは私にはど うしても考えられない。私は英語フリークの話をしているのではありません。フリークというものは、よく言えば「好きこそものの上手なれ」、悪く言えば、英 語がしゃべれることは実にすばらしいとあらかじめ決め込んでいる「英語病」ですから、時に常人の及ばぬ成果を見せることがあります。これは、あらかじめ決 め込むことがもたらす強さですから、めくら蛇に怖じずの強さです。
 スピーチコンテストというものの主催者がどんな人たちなのか知らないのですが、傍目に見ていると、フリークがフリークを作っている「英語ごっこ」に過ぎ ないものを、スピーチコンテストと称している場合が多いのではないでしょうか。あれはスピーチコンテストなんかではなくて、「スピーチごっこコンテスト」 とでも言わないと正確ではないだろうと思います。
 「ごっこ」ということでは、私も一種それに似たことを手がけていますが、その集まりの名前は「ごつごつ英語ごっこ」と正確に命名してあります。皆さん実 に楽しんでやっています。普通の日本人(日本語を日常言語とする人たち)が楽しんでやれるやり方を、私はひとつみつけたと思っておりますが、これは「ごっ こ」を自覚的に選び取り、「ままごと」を原理として、インプットした文を変形させる練習にすぎません。まったく生活言語ではなく、すべては仮の言説です。 「ごっこ」であり、「ままごと」であり、「仮の言説」であるというこの一線をきちんと言明し、確保しないと、フリークがフリークを再生産することをまぬか れることはないだろうとも考えています。(ちなみに、この「ごつごつ英語ごっこ」は、かつてこの掲示板で恋人ファンさんという方と激しく論争したときに考 えついたものでした。恋人ファンさんには感謝しています。)

 私はフリークたちがやることには興味がありません。私がフリーク達と違うところは、日本語の「磁場」の作用というものを基本的に考えに組み入れてあると ころだろうと思っています。私の興味は、英語の「磁場」を欠いたままで、つまり日本語の磁場の中で、どれだけの「準備」が可能かと問うことにあります。そ う問うことの先に開ける展望にあります。
 日本語の磁場において、普通の日本人がやれることは「準備」に尽きるだろうと思うのです。語学の成果がそのまま生活言語としての英語に地続きではないと いうのは、私のもっとも基本的な考えです。(日本に居続けて英語をやってきた私は、「準備」だけやってきたとも言えます。)この「準備」は、生活言語から 独立した固有の領域だと考え、「語学」と呼んできました。「語学」はどこまでも「準備」であり、生活言語や実用英語(スピーチも実用の一つ)と簡単に結び つけるべきではない。簡単に結びつけた先には、「ごっこ」に過ぎないものを「実用」と勘違いする倒錯が生じます。いわゆるスピーチコンテストはこの倒錯の 一つであり、英語まわりにあまた咲くあだ花の一つだと考えています。



【8173】
【タイトル】ミッフィーさん(2)
【 日時 】03/11/20 3:49
【 発言者 】根石吉久

 私は若い人たちには、どんどん英語の「磁場」に渡って欲しいと思っています。しかし、その前にちゃんと「準備」を整えろとも言い続けてきました。そし て、「磁場」という観点をきちんと踏まえて、「磁場」に渡り、「磁場」のもたらす作用をきちんと検証して欲しい。それこそがまともな語学の態度というもの だと思っています。そうでないならば、「磁場」が個人の英語を支える「場のおかげ」を、まるで自分の手柄みたいな顔をする「アメリカ帰り」という倒錯が絶 える日は来ないでしょう。英語ネイティヴ崇拝や、帰国子女の英語におそれをなすような態度も絶える日は来ないでしょう。彼らが英語をしゃべることは、日本 人が日本語をしゃべることとまったく等価なのだという基本的な認識が人々に共有されることはなく、日本人が日本語をしゃべることと等価なことを「崇め」て しまう迷信がやむ日も来ないでしょう。これは戦後市民社会に発生したたちの悪い病気なのだという考えが私にはあり、だからこそ、この掲示板のタイトルには 「反英語フリーク」と書いてあります。
 繰り返します。若い人たちには、まともな「準備」を経て、まともに「磁場」に渡り、自分の英語を「磁場」に突き混ぜ、激突してほしい。語学的に激突して 欲しい。そして、「磁場」という観点を見失わず、帰国後に、「磁場」の作用を自分の手柄みたいな顔をすることのない人として帰ってきて欲しい。そうでない なら、「アメリカ帰り」は、日本語の「磁場」だけで英語をやっている人たちに対する災厄でしかない。帰って来ない人も出るでしょうが、帰ってくるなら、脱 フリーク、反フリークとして帰ってきて欲しい。できることなら、語学論をひっさげて帰ってきて欲しいのです。それをひっさげて帰ってきてくれれば、私はそ の語学論と私の語学論を激突させる好運にめぐりあえる。

 漱石や鴎外の時代とは違い、質のいい「準備」さえ整えるなら、「磁場」自体と激突するのはそれほど難しい時代ではなくなっています。ただ単に「磁場」に 渡るだけなら、5万円もあればできる時代です。若い人たちには、是非「磁場」に渡って欲しい。いや、その前にまともに「準備」を整えて欲しいと願っていま す。

 スピーチコンテストなんかに出て、「ごっこ」に過ぎないものの品評会なんかの対象にされるくらいなら、「準備」を強化し(インプットをどんどんかせ ぎ)、インプットされたものが、発酵熱を出しアウトプットとして逆流を始めるまで持ち込むことに専念すべきです。(インプットの回路もアウトプットの回路 も回路としては同じものです。ただし、日本語で生活しているかぎり、この回路は日本語の思考回路とは別のものとして、別仕立てしなければならない。別に仕 立てることが私の言う「準備」の実質部分となります。)

 中学生たちは、スピーチコンテストという「ごっこ」を大人たちに「やらされている」のです。この「やらされている」というところが実に問題だと思いま す。私の言う意味での「語学」を実質的なところで形成することのない「ごっこ」を「やらされている」。

 「ごっこ」というものは、「やらされている」のはまずいのです。
 「ごっこ」は、それを「ごっこ」として自覚すればいい。単にそれだけのことです。「語学」というのは、生活言語から見ればあきらかに「ごっこ」です。

 私の塾は音読(素読)を主体とし、「音づくりによるインプット=シンタックスの内在化」を繰り返しますので、音読が上手な子が多く、学校の先生に指名さ れてスピーチコンテストに出ることを「やらされている」生徒がよく出ます。
 こんなこと「やらされて」、あんたほんとに「やるの?」と聞くことがあります。原稿を書いたけど直してくれと言われて、文法の間違いを直しながら、ぼや く言葉は、「ほんとにやるの?」です。
 ALTの「ソーシキ」という語はこの「ごっこ」のフリーク性を言い当てているのだと考えれば面白い。スピーチとは名ばかりで、実はそこにあるのは「死ん だ言語」なのですから。「死んだ言語」を生きているかのように見せるための大根役者を「やらされる」のが、スピーチコンテストですから。多分、このALT にそんな意識はなく、お書きになっているように「もっと元気よく読むべきだ」と考えているだけの者だろうと思いますが・・・。つまり、スピーチコンテスト の意義を疑うなどという意識は持ち合わせていないだろう、と。
 田舎の人間の shy な質朴さと町の人間のはしこさを対比させていると私は読みましたが、この対比は面白く読みました。質朴な者には、「英語で明るく元気に演技する」などとい うのは、もっとも苦手なもののひとつでしょう。あるいは、強い嫌悪の対象でもあるでしょう。そういう人が、英語ができるというのでスピーチコンテストの演 者を「やらされている」場合は多々あると思います。



【8174】
【タイトル】ミッフィーさん(3)
【 日時 】03/11/20 3:50
【 発言者 】根石吉久

 lとrの区別だの、vの発音ができているできていないだのは、「音づくり」の問題であって、まったく「スピーチ」の問題ではありません。
 このALTに、「じゃあ、あんた、あの子にlやrやvがどうすれば出るようになるか指示できるか」と聞いてみてください。まず間違いなく、ほとんどすべ てのALTがそれを指示することができません。特に「連音」の処理などは、説明できないでしょう。いや、その前に、彼らにはそれらを説明するための日本語 の持ち合わせがありません。
 ネイティヴ話者というのは、単に子供の頃からしゃべってきた言葉をしゃべれるというだけの者であり、日本語で形成された日本人の口をどう動かせば英語の 音になるかを指示できる者ではありません。

 私の塾を使っている子が通っている中学で、こんなことがあったそうです。
 ALTが日本人の英語教師が喋る(読む?)発音を間違っていると指摘したそうです。多分、私の言う「ア系列」の区別ができない先生だったのだと思いま す。指摘された先生は、ただ単に、I'm sorry. とだけ言ったそうです。それを聞いていた私の塾の塾生は、「ア系列」の区別は常時塾でやっているので、ALTが先生の発音のどこを指摘したのかわかったの ですが、先生はどこが悪いと言われているのかがわからなかったとのことでした。
 私は中学生からその話を聞いて、腹が立ちました。 I'm sorry. で終わらせるんじゃねえよ、アホかと思ったのでした。この先生が「ア系列」の区別ができないことは、この国の学校英語が「音づくり」をまともに扱ってこな かったことの結果であり、根本原因は文部省やそのとりまきの学者どものおさぼりに発しているものです。根本はそこにあります。何も恥じることも謝ることも ない。この先生自身の「おさぼり」もあるにはあるでしょうが、ほんとうの原因は文部省とそのとりまきどもにある。
 俺なら絶対に、I'm sorry. だけじゃ終わらせないな、と私は中学生に言いました。
 「私の発音が間違っていることはわかった。では、今ここで、あなたが私の発音を直せ。私の日本語でできた口の動きのどこをどうすれば英語の音になるの か、今ここで、私に示せ。私は言われた通りにやって、音を変えてみせる。音が変わるのを聞いている生徒たちに非常に役にたつはずだ。だから、今ここで、私 の音をあなたが変えてみるがいい」。
 俺なら絶対にそう言うな、と私は中学生に言いました。

 もしも私がそういう場にいて、そのようにALTに指示した場合、おそらくはっきりする事実は、ALTには日本語で形成された日本人の口の筋肉の動きは扱 えない。つまり、指示することも直すこともできないという事実だろうと思います。
 ここをはっきりさせていかないと、ちょっと日本に物見遊山に行って来るか程度の大学新卒のALTが後を絶たないでしょう。行政はそんなものにまともな金 を渡して、税金を無駄遣いすることをいつまで続けるつもりなのでしょうか。
 まず息の根を止めなくてはならないのは、文部省ととりまきの学者たちです。「音づくり」のできる教師を作っていかなくてはどうにもなりはしないという単 純な事実を無視し続けてきたのがその連中です。
 私は理屈を言い続けることで、こいつらの息の根を止める日が一日でも早く来ることを願っていますが、ミッフィーさんは、日々の教室で、ひとまずは「5分 間音づくり」に着手してみて欲しいと願っています。どんな教室でもすぐにでも始められるのが、「5分間音づくり」です。

 私が提唱しているのは、鵜田さんや柴田さんと較べたら、はるかに少ないポイントです。単音で15程度、<t、d、l、n>をひとくくりにすればもっと減 らせます。連音処理を含めても、20程度のポイントを、「生徒の口の動きとして」しっかり確保することを、日常の授業の中でやってみて欲しいと願っていま す。
 この程度は絶対に確保する必要があります。そうでないと、私の言う意味での「通じる音」は、フリーク以外には実現することがありません。問題は、ここで もフリークではなく、一般の生徒です。「一般の生徒」から、「日本語で口の動きを形成された人たち」という規定を外したら駄目だと思うのです。そこから、 「日本語で形成された口の動きを、さらにどう動かすか」という観点を導き出さないと、日本人のための「音づくり」は立ち上がりません。

 お金をもらえるのはいいことで、それには何も言うことはありませんが、まずたいがいのスピーチコンテストなどは横目に眺めていればいいしろものです。私 はずっと、アホくせえと思ってきました。そんなことよりも、学校の教室での「音づくり」を是非お願いします。この一点をどうにかしない限り、日本の学校英 語はどうにもなりません。本当に、「5分間音づくり」なら、すぐにでも始められると思います。



【8175】
【タイトル】とんでもない間違いを
【 日時 】03/11/20 5:00
【 発言者 】ミッフィー

ここまで根石さんに書いていただき恐れ多いのですが、本当にすみません!正しくは暗唱大会でした!!とはいえ、演技が求められるだの、なんだか言葉と心が かけ離れた部分での話はまったくそうだなと思いました…。ただ、私は彼らが中学生という早い時期に、英語を繰り返し読んで、個人指導を受けて、シンタック スをものにしていくプロセスが得られるという点では評価しています。しかし、問題はそれがごく一握りの生徒にだけなされることで、それが教室でその残りの 生徒にはなされないという状況がなんとかならないかな、と思います。とは言いつつ、卑怯なのですが、5分間音作り、来年の年度当初から始めたいです。正直 なことを言うと、(なんだか言い訳めいてきた、いや言い訳だこれは)今のセンター演習の授業でも生徒に英文を1人1文は声に出して読ませているものの、高 校3年のこの時期に今までしなかったことを取り入れて、生徒の反発を食らうのが怖いのです。間違った読み方をその場で直させるというぐらいです。正直なこ とを書かないのが心苦しいので書きました。今教えている生徒達は本当にかわいい。もっと早い時期から私が英語で大切なことを気づき、それを教えてやるべき だった。
 ところで話は変わりますが、22日のレッスンはお休みさせて下さい。友人の結婚式で、どうもべろべろに酔っぱらって帰ってきそうな気がしてきて…。



【8176】
【タイトル】???
【 日時 】03/11/20 20:30
【 発言者 】sb

覚えてから使う
のか
使ってから覚える
のか?
みなさんはこの点、どう思いますか?



【8177】
【タイトル】ミッフィーさん
【 日時 】03/11/21 13:14
【 発言者 】根石吉久

お休みの件、承知しました。

暗唱大会については後日コメント致します。



【8178】
【タイトル】sbさん
【 日時 】03/11/21 13:15
【 発言者 】根石吉久

後日コメントします。



【8179】
【タイトル】楽観主義!?
【 日時 】03/11/21 18:22
【 発言者 】sb

言葉を理解する時に、
「記号(音声や文字)」と「頭の中でイメージすること」を意識的に分けることが、
語学としてとても大切なことだと根石さんから教わりました。
また、
「語学の英語」と「生活英語」の違いに意識的になることは、
英語が第一言語や公用語として使われてる場所に行った時、生きた言葉として花開くということ
も学びました。

「言語記号とイメージを分けること」
そして
「語学の英語と生活英語を分けること」、
この2つのことが根石さんから学んだたいへん大きなことです。これはたいへんな財産です。

これは外国語(母国語を学ぶ場合も意識的になっているだけでどれだけその後の語彙が増えていくかということと大きく関係していると思います)を学ぶ場合に たいへん当たり前のことですが、なかなか日本では理解されない。

そこのところの歯がゆさを感じている人はとても多いと思うのです。ところがそのことに気がつくまでに時間がかかりすぎる。そこのところろ真摯に戦っておら れるのが根石さんです。ところがこのことは日本国内で英語教育を受けている限りなかなか理解されない現状や土壌、文化的背景などがあります。

しかし、今後そういった「当たり前のこと」が加速度的に理解される日がくると考えています。
高学歴化で人々がスマートになってきたこと、脳科学が発達してきたこと、学習と教育のバランスを文部科学省も意識せざるを得ない環境になってきたことなど があるような気がします。

国語には森鴎外や夏目漱石の定番があるのに、どうして今の日本の英語の教科書にはジャックアンドベティ−がないのか?
どうして日本語対訳付きの教科書がでていないのか?
今まで音声付きの語学参考書が少なかったのか?

これらの疑問が少しずつ動き始め、これから、加速度的に解決していくような感じがしています。



【8180】
【タイトル】いまどき
【 日時 】03/11/22 10:12
【 発言者 】Jackie

>どうして日本語対訳付きの教科書がでていないのか?
今まで音声付きの語学参考書が少なかったのか?

そういえば 教科書のCDはなぜ別売なのでしょう。
別売にしておいて リスニング重視をうたい 高校、大学入試にもリスニング試験の割合を増やす模様。ばかげている。
中学教科書のCDは二千円、ガイドも二千円。
参考書はともかく 市販の英会話書はCDつきで二千円をきっている時代に。



【8181】
【タイトル】電圧装置の話
【 日時 】03/11/23 16:19
【 発言者 】村田

最初に電圧装置にかけたのは駿台予備校の「英文法頻出問題演習」でした。
熟語関係はこれのパート2をやっとけば大丈夫、と誰かに聞いたのです。

まず、2〜3日つかって全部解答してました。そして、間違っていたもの
全部に印をつけました。どの正解したかはちょっと覚えていないのですが、
だいたい半分以下くらいだったような気がします。
次に、電圧装置化していきます。「英文法頻出問題演習」は、例文の穴埋め
問題で、答の部分に関連する例文なども書いてあったので、電圧装置は作り
やすかったと思います。
レポート用紙1枚、約15問の電圧装置NO.1は、ちょっとてこずりましたが、
数時間かけてできたような覚えがあります。問題を見て、瞬時に答を書けな
いといけないし、一つも間違ってはいけないので、てこずりました。
それと、最初の3枚1パックあたりと最初の10枚1パックをつぶすのがし
んどかったと思います。慣れてくると、電圧装置を作るのが結構楽しくなっ
ていきました。
そして、「英文法頻出問題演習」パート2の電圧装置の10枚1パックが
一通りできたとき、「英文法頻出問題演習」パート2を一気にやってみま
した。全問正解しました。一冊まるごと間違いがなかったのは初めての経験
だったので、すごく感動した覚えがあります。これで少し自信がついたと
思います。
あとは、同じ要領で予備校のテキストを電圧装置化していきました。
電圧装置は、自分に特化した問題集であり、自分にとって、とても意味が
あるものです。また、電圧装置を作る上で、どのように自分に問いかける
か、ということも考えるようになるので、理解も深まります。

予備校時代に使った電圧装置の一部を、根石さんに見せたことがあります。
それは、ルーズリーフをバインダーでとじたものだったのですが、根石
さんはそれを見て、「これは使い方が甘い!」と言われました。
根石さんは、レポート用紙で電圧装置を作って、最後は全部ごちゃまぜに
して、適当に取り出したものを全部答えられるようにしたそうです。

素読舎の教材(ABCD・基礎問題集・長文読解・話体)は、一般化した電圧
装置になっているので、塾生は少しうらやましい部分もあります。



【8182】
【タイトル】根石さん
【 日時 】03/11/24 23:46
【 発言者 】Naima

明日の電話レッスンお休みさせて下さい。 高校生の期末対策です。 来年からは期末対策は日曜日にする事にしますので、今後はこういう事のないようにしま す。 せっかく軌道に乗りかけて来ているのに、ほんとに申し訳ありません。 来月2日のレッスンからよろしくお願い致します。



【8183】
【タイトル】Naima さん
【 日時 】03/11/25 0:48
【 発言者 】根石吉久

承知しました。
休まれても、練習さえちゃんとやっておいてもらえれば問題ありません。
レッスンがないからといって、練習の量を削ったり質を落としたりしないでくだされば、2週間
の練習は2週間の練習として体のどこかに沈みますので、練習は継続して下さい。



【8184】
【タイトル】sbさん
【 日時 】03/11/25 1:13
【 発言者 】根石吉久

>覚えてから使う
>のか
>使ってから覚える
>のか?

 これは、「磁場」という観点で解決済みのことではないでしょうか。
 「磁場」には二つほどはっきりした作用があると思います。個人の言語を「場」(磁場)が支えるという作用、人を言葉の当事者にしのっぴきならない場に置 く作用、の二つです。
 「使ってから覚える」という言い方は少し変で、「使って覚える」(使いながら覚える)ということをおっしゃりたいのだと思いますが、これは「磁場」にお いてこそ可能なことであり、「磁場」を欠いてはやりようがない。「磁場」を欠いた語学(もっとも典型的な語学)では、外国語はそれを練習する人の「頭とい う監獄」「胸という監獄」「腹という監獄」に閉じこめられたままです。唯一の例外は読書だけであり、それ以外の言語使用においては、学習結果としての外国 語の力は、監獄に閉じこめられたままで、普段の生活においては出口がないのです。
 日本語の「磁場」は、語学学習の結果としての英語力を「支えないだけでなく」、むしろそれを錆び付かせます。語学の結果としての外国語力は、単に監獄に 閉じこめられるだけでなく、出口がないだけでなく、外から(日本語の「磁場」の磁力によって)、その力を弱められ、むしりとられるのです。それが、日本在 住という条件の下にある、英語の宿命です。
 降り止まない酸性雨。それが日本在住の英語にとっての日本語の「磁場」であり、その磁力です。そういう場所においては、「使って覚える」などは荒唐無稽 なことがらであり、「覚えて使う」より他にない。しかも、「覚える」という一事をとっても、頭で覚えるのではまるで「降り止まない酸性雨」に太刀打ちでき ない。この掲示板で、千田潤一が学者の文章から引用している「運動記憶」という語を使用されたのはsbさんでしたが、その語もまた、「降り止まない酸性 雨」(英語にとっての日本語の「磁場」)があるからこそ、強調される必要があります。

 「磁場」という観点一つで解ける問題だと私には思われました。



【8185】
【タイトル】同じ雨でも
【 日時 】03/11/25 2:04
【 発言者 】根石吉久

アメリカ(その他英語圏)では、植物に対する慈雨です。
日本(ウラル・アルタイ語圏)では、鉄に対する酸性雨です。

植物と鉄。
この比喩の対比でもわかりますが、英語の「磁場」が個人の英語を有機物(植物)にし、日本語の「磁場」が個人の英語を無機物(鉄)にします。

作用としては、プラスとマイナスであり、まるで正反対の作用です。

語学の言語は「死んだ言語」だと私は考えています。それをどれだけ生き返らせることができるかに賭けるのが語学という行為なのだ、と。だから、語学の当初 においては、ただ骸骨が踊りを踊るだけです。難度を含む初発の文で、まともな音を使ってのイントネーションの自己決定力がきちんと駆動するようになるまで は、骸骨が踊りを踊っているだけだと考えるのが正確です。イントネーションの自己決定力が駆動するようになってもなお、語学の英語は英語圏における生活言 語としての英語とは、まるで根底から性質の違うものです。

日本在住のまま英語をやっても、英語は当初、鉄であり、「死んだ言語」です。単に「覚えた」程度では決して植物にならない。そして、この鉄を少し放置する だけで、日本語の「磁場」の磁力(降り止まない酸性雨)がまっかに錆び付かせるのです。

人々は、日本の英語は、英語の「磁場」を欠いているだけだと思っているかもしれない。それにとどまるならばどれほど楽だろうと私は考えています。日本の英 語は英語の「磁場」を欠いているだけではなく、日本語の「磁場」に絶えずそのシンタックスのバネをむしりとられ、外されている。徹底的に不利な条件下を、 なおも生きていこうとしているのが、日本在住の英語であり、それがどれほどごつごつしていようが、必要時にどれほど不自由を感じながらの使用であろうが、 徹底的に不利な条件下で「死ななかった」ことこそが、日本在住の英語の栄光です。実に不利な条件下で、植物となり、枯れないでいたこと。その植物がどれほ ど小さくても、株が太れなくても、ただ一つ「死ななかった」ことの栄光というものが、あるはずです。現在の状況下ではこれはまだ明らかになっていません。

ネイティヴの英語だの、帰国子女の英語だのを崇めたり、おそれをなしたりしているようではどうしようもない。こういう状況の続くかぎり、日本で作った日本 在住の英語の栄光が明らかになることはないでしょう。

アメリカ帰りのアメリカ英語が、アメリカという尻尾を切れないおたまじゃくしであるならば、「磁場」を欠いて作った日本の英語が、語学という尻尾を切れな いおたまじゃくしであることに何の遠慮もいらない。

では、蛙とは何か。

蛙とは、日本における日本語であり、アメリカ(英語圏)における英語です。日本における日本語にとっての英語は、「蛙のつらにしょんべん」のしょんべんに 過ぎず、アメリカにおける英語にとっての日本語も、同様にしょんべんです。日本がどれほど政治的にアメリカに従順であろうと、異質な言語磁場どうしは、お 互いにしょんべんのひっかけあいを演じてゆずることがありません。これは世界の豊かさの一項目だと考えるべきものです。

なにはともあれ、「磁場」という観点こそ、日本の英語学習に徹底的に欠如してきたものです。



【8186】
【タイトル】同じ雨?
【 日時 】03/11/25 2:51
【 発言者 】根石吉久

日本における日本語の「磁場」。
アメリカ(英語圏)における英語の「磁場」。

そのそれぞれは、シンタックスにおいてまったく別のものであるが、それが「磁場」であるとい
う一点においては同じものである。
この人間の意識外から来る力として「同じもの」というところから、チョムスキーにおける生得
的な「普遍文法」という考え方を批判できるはずだという考えが、ずっとぼんやりと持続してい
るが、いまだ言葉にならない。

日本語に訳された「普遍文法」という語をどれだけ信頼できるのかという問題もある。

生得的なものとしては、言語に交わりそれを獲得する能力というものが一つあるだけではないか。
これはひとつの巨大な「同じもの」である。

自余は、すべてが、「同じもの」としての「磁場」と個における場としての「意識」がやるので
はないか。その「意識」が幼児において急激に「生成」すること。そこに生得的な「文法」を見
たのがチョムスキーだろう。それを「文法」としてとらえることを準備したところこそが、チョ
ムスキーが生成したボストン(西洋リベラル本流の地)だろう。
しかし、それは果たして「文法」なのか。ここにチョムスキーの属する西洋的思考がはっきりと
現れているのではないか。チョムスキーが言明しているかどうか私は知らないが、それが「文法」
だとすれば、それは「神の文法」となるはずだ。

「磁場」の作用があるからこそ、文法は「生成」するのではないか。私はそう考える。この場合
の「磁場」は決して神などを必要としない。人々の日々の生活は絶対条件だが、その絶対条件が
生み出す「自然」、それが「磁場」だと考えている。

「磁場」という観点に西洋流の唯一の神は必要ない。
自然に支えられて、人々の日々の暮らしが織る「磁場」というもうひとつの人間的自然があれば
すべては足りているのだと、アジアから出た私は考える。

チョムスキーは「ウラル・アルタイ語」系の個別文法を知らなすぎるのではないかというあてず
っぽうな疑いがある。

チョムスキーの「普遍」や「生得的」という観点は、どんな弱小民族をも、どんな強大な国家の
住人をもひとしなみに見ることができるという点で、また、そのゆえに、例えばアングロ・アメ
リカンの猛禽類的睥睨主義を完全に相対化できるという点で比類がない。

チョムスキーと私が固く手を結ぶのはそこだ。一方的に手をさしだしているのは私だが、チョム
スキーを読み進める中で、チョムスキーがさしだしている手をみつけられたなら、私はあらゆる
国家と権力を超えた抽象の地平で固く手を結ぶだろう。



【8187】
【タイトル】言葉を振り回す自分に赤面しています。
【 日時 】03/11/25 11:43
【 発言者 】sb

ありがとうございました。この書きこみのタイトルのお陰でやっと「磁場」の意味が分かった気がします。長年の氷が溶けてきた、まさに「氷解」の気分です。 「酸性雨」の理解の方はもう少し時間がかかりそうです。

「使って覚える」なんていうこと自体が変なんだ、ということが分かりましたが、千田氏は自身の体験(ビジネスなどの生活経験)を通じて言っておられること を考えると、不思議な感じもします。酸性雨(なんとかしなければならない日本の語学)に対峙する酸性雨(健全に指導されているように一見見えてしまうよう な○○○)は、これまた酸性雨(これまたはたまた困ったものであるということで、うーーーーーーん。)である部分を否定できないということでしょうか。 「使うときはもうすでに覚えてしまっている(磁場と言葉の不一致があったとしても)」という言い方が適切であるということが、非常によく分かりました。感 謝いたします。

でもなんか変です。今自分が書いた文章。過去ログが3ケタの時代にもし自分が読んでいたとしたなら。。。「こいつ何言ってやがんの!?」の世界であろうと いうことが。。。でも言葉とは人間?と思いました。生物の「内側の言葉は有機体」であり、人間の「外側の言葉は無機質」なんだと。

個人のマインド(水)と個人の音声や文字(氷)
の関係は、
言語磁場(水)と言語(≒語学)(氷)の関係ということですね。



【8188】
【タイトル】作戦部長の作戦を開始!?(したい?)
【 日時 】03/11/25 12:09
【 発言者 】sb

>シンタックスにおいてまったく別のものであるが、それが「磁場」であるという一点においては同じものである。

一元論が二元論に分析などのきっかけを与え、二元論は一元論の中に魅力を見出す。。。
この不思議なる関係はきっといろんな人が?に思ってきたことだろうと思います。これを哲学というのでしょうか。

「一切衆生悉有仏性」目に映るすべてのものは私という存在を含めて、その中に絶対的な不思議な(言葉上で逃げている印象があります。すみません。)ものが 存在する。この有名な般若心経の一節を理解できないプロテスタントの人が多い。しかし、その人の中にも神仏は存在している。けれども、その人が絶対的なも のを信じている。「コンタクト」というゼメキス監督の映画をみました。エンターテイメントとしては面白かったのですが、宗教と人間性の問題は考えるときり がありませんね。でもだからこそ考えつづけられてきたのでしょう。わたしも自然に逆らわず考えているときは考えているということになるのでしょう。 うーーーん。

むずかしいことをやさしくいうことのむずかしさ。それに挑戦するプロセスが生きることの一つの楽しみなのかもしれません。



【8189】
【タイトル】お時間のあるときに教えてください。
【 日時 】03/11/25 12:12
【 発言者 】sb

>「ウラル・アルタイ語」系の個別文法
って
何ですか?



【8190】
【タイトル】sbさん
【 日時 】03/11/25 14:41
【 発言者 】根石吉久

「酸性雨」とは、生活言語としての日本語の強度のことです。
語学の対象としての「仮の言語」を滅ぼす力の強さのことです。

日本語の存在そのものが降らせる雨です。(これは、あくまでも英語にとっての酸性雨
に過ぎませんが、英語にとっては猛烈な酸だと言っていいと思います。)



【8191】
【タイトル】ウラル・アルタイ語系の個別文法
【 日時 】03/11/25 14:49
【 発言者 】根石吉久

これは、日本語文法がその一つの例です。

チョムスキーは、ウラル・アルタイ語系の言語を知らないのではないかという私のあてずっぽう
によってチョムスキーを責めることはできないなとも思うのは、日本語の文法が、語学学習に使
えるほどにこなれたものとしては、存在しないからです。明治以後の日本語文法は、英文法の概
念を外側から日本語にあてはめただけのものが主流であり、日本語に即してそこに文法をみつけ
出したような文法は、こなれたものとしてはない。「日本語に即して」という意識が強い文法学
者だったら、まずは「主語」などという概念が疑われてしかるべきだったはずなのに、日本語文
法に「主語」などという語がしゃあしゃあと使われている。
私は本当に「しゃあしゃあと」と思います。

今、使用しているような意味での「文法」というのが、「個別文法」です。日本語文法、朝鮮語
文法というように、個別にいくつもある文法です。



【8192】
【タイトル】(無題)
【 日時 】03/11/27 22:32
【 発言者 】ダジャレー夫人の恋人

微笑年。



【8193】
【タイトル】いろは風味の讃美歌 
【 日時 】03/11/28 17:59
【 発言者 】波江究一

紹介あるにより、ザンビア氏の掲示板よりお邪魔します。独自な視点よりの語学論を通して、文化の自己確立を希求する姿勢に共感を覚えます。下記愚論ご参考 まで。折々に参考にさせて頂きます。  

 聖堂の薔薇窓透きて
 母子に燃え揺る陽ぞ薫り
 懺悔声無く凝視め居ぬ
 落ち合ふ室辺我や寝よ
 
 せいたうのはらまとすきてほしにもえゆるひそかをりさんけこ絵なくみつめ居ぬおちあふむろへわれやねよ
 
 クリスマスを信仰抜きにツリーを飾り、ケーキを食べサンタクロースのお土産を貰ふ祭りにしておいても仕方無いと思ひ、いろは風味の讃美歌を提案します。 薔薇窓とはノートルダム大聖堂にある
 ステンドグラスです。ここで礼拝賛美されて居るのは三位一体の神では無く、創めに言葉ありきといふその言葉であり、言霊です。かういふものに曲つけて、 クリスマスソングとして逆輸出するやうになれば、日本も真の意味で国際化し、歴史を生き抜くしたたかさを身ににつける事になると思ひます。将来この歌に霊 感得て実際に日本教の聖堂を造りあげてしまふ、建築家美術家もあるかしれません。提供は言霊神宮です。

A saint's mother and child's image is shining in the sunlight
Burning and flickering on the rose window of the cathedral.
While I pray forgetting even penitential language and stare at its figure.
Let my soul carrying out feeling so ease and peacefullness,thus the inside of the solemn
palace !

http://8504.teacup/namie/bbs



【8194】
【タイトル】波江究一様
【 日時 】03/11/29 2:04
【 発言者 】根石吉久

しかしまあ
日本人は折り紙なんか得意とするだけあって、凝りますね。
「我や寝よ」あたりに無理があると思うものの、よく出来ています。
誰が考えたものなのか、お教え下さればうれしいです。
江波さんが考えたのでしょうか。
ダジャレー夫人の恋人さんが、この掲示板には出没しますので、割と
彼といい話ができるのではないかと期待しています。
どうぞ今後もお書き下さい。

せっかくURLを書いてくださったのに、私のコンピュータからは読
めませんでした。DSNだかDNSだかエラーとのことです。
ちょくちょくこんなことがあるのはどういう仕儀なのか、マイクロソ
フトと思っております。
そろそろトロンでOSを立ち上げるべきではないかと思う者です。
日本の根回しをしっかりして、ワープロ、表計算、データベース、ブ
ラウザ、デジタル写真表示ソフトあたりのアプリケーションソフトの
質のいいものをあらかじめ予定してしまえば、国産OSは可能であり、
マイクロソフトを外すことができると思う。

済みません。風流な記事に味もそっけもないお返事になってしまいま
した。



【8195】
【タイトル】sbさん
【 日時 】03/11/29 2:13
【 発言者 】根石吉久

作戦部長さんとしては、この冬から来春にかけて、どんな作戦をお考えでしょうか。
私は、刷り物を作ろうと思っております。学校の英語の先生と塾の英語の先生を今
後の生徒さんとして募集していくための刷り物です。
塾の先生は、アルバイトを禁じられているということはないと思うので、コーチと
して育ててみたいと思っています。
塾が踏ん張らないと、日本の英語はどうにもなるまいと思っています。この場合の
塾とは、小さな個人塾です。大手の進学塾のことではありません。大手進学塾にお
勤めの先生は、一個人ですので、大手進学塾の根性と一致しているとは限りません。
その方々にも期待しています。

私の空き枠は現在埋まっていますので、空きができるまでは生徒さんの新規募集は
行いませんが、予約は受け付けていこうと思っています。空きができたら、予約申
し込み順にこちらから問い合わせ、曜日と時間の都合のつく方から使ってもらおう
と思います。

印刷物、出来ましたら、お送りしますから、身の回りだけで結構ですから、配布を
お願いします。

曜日と
時間帯の都合のつく方から



【8196】
【タイトル】今、読んでいる日本語の本
【 日時 】03/11/29 2:15
【 発言者 】根石吉久

宮本常一「忘れられた日本人」(岩波文庫)
むちゃくちゃ面白いです。これを読まずに死んだら、死んでから後悔しても遅い。



【8197】
【タイトル】村田君
【 日時 】03/11/29 2:17
【 発言者 】根石吉久

書いてもらったものは、大学受験の話だと思うが、大学受験の話だと書かないと話がよくわから
ないと思う。

俺は、「甘い!」とか言ったことは覚えていない。大学ノートを使ってやったというので、大学
ノートよりレポート用紙の方が使いやすいということは言ったと思う。



【8198】
【タイトル】ミッフィーさん
【 日時 】03/11/29 2:37
【 発言者 】根石吉久

 コメント、遅くなり申しわけありません。

>正しくは暗唱大会でした!!

 ああ、スピーチコンテストではなくて、暗唱大会でしたか。
 暗唱大会は、私は何の異議もありません。どんどんやるのがいいと思います。

 書かれた通り、それが一部の生徒だけに施されていることが問題です。生徒に
暗唱させるということは、普段の授業にもっとどんどん取り入れるべきです。ど
の生徒もそれができるようにすべきだと思います。ただ、暗唱で心配なのは、多
くの生徒が暗記しようとする傾向が非常に強いだろうということです。

 ここでも柴田武史さんがやられたことが、一つの理想形を示しています。
 柴田さんは、3ヶ月ほどかけて、フォニックスを使って「音作り」をやり、そ
の後は、ひたすら「音読」の指導をされました。柴田さんの場合でも、「音読=
音作り」です。これは、私の「音づくりによる文構造ごとのインプット」と非常
に近いものです。私はフォニックスはやらず、最初から文構造まるごとを扱うと
ころが柴田さんと違いますが、基本的な考えにおいていくつも共通のものを持っ
ています。
 柴田さんの「音読」指導の極まるところに、数百語から成るテキストを生徒に
暗唱させるという実践があります。これはおそらく、暗記の要素をなるべく排し
て、ひたすらな「音読」により、自然に口が動くようになるまで口を動かすこと
を生徒に指示しての実践だろうと推測しています。

>5分間音作り、来年の年度当初から始めたいです。

 今の時期に突然「音づくり」の要素が濃くなると、生徒がとまどうかもしれま
せんね。「音づくり」というものがあること。根石吉久が特に大学生を仕込みた
がっていること。日本で(日本語の「磁場」で)英語を維持するためには、大学
卒業後に週に2,3人でもいいから、生徒を持ち、「音づくり」のコーチを続け
るのが一番いいのですが、根石がそういうコーチを作りたがっていることを、教
室の生徒さんたちが卒業されるまでの間に一度は話しておいて下さるようお願い
いたします。

 柴田さんの「音作り」と私の「音づくり」はいくつかの点で異なりますが、基
本的な考えは同じです。活動の場として、「音づくり」が塾育ちであるのと、
「音作り」が学校育ちであることの違いだと考えています。
 私の「音づくり」に関する考えは、断片的に、過去ログに散らばっています。
非常に読みにくいので、この冬の間に柴田さんの「音作りへの道」を再読・熟読
していただきたく思います。



【8199】
【タイトル】言葉や意識が夢を作り、それに行動が加わり現実を作る。歴史からは学ぶのみ。
【 日時 】03/11/29 14:47
【 発言者 】sb

>(過去ログ(根石さん→浜谷さん)より)「回転読み」や「只管朗読」の激しさがねらっているものは、多読などとはまるで違うものだと思っています。私の 「復習範囲を手放さない」は、音も理解も知識も意味もイメージもすべて同じ釜で煮込んでもらうような方法であり、黙読による主に頭を使う読書とは、根底が 違っています。

音読と黙読。
そして素読。
素読は読みのもともとの形だったのだろう。

素読は、勝手な言い方だが、私には、「音読と黙読を一緒にした言い方」に思えてくる。
(素読の本当の意味は根石さんに解説していただくとしても)
別の言い方をすると、読みの「ごった煮」とも言えると思う。
黙読を語学の入り口にすることも全く否定することもできないのではないか。

浜谷さんの黙読。(こちらも素読のような気がしてきた。)
根石さんの音読。(素読という言葉の中の音読。)

私の知っている人で本当に黙読中心で仕事をうまくこなしている人がいる。
その人はとつとつとした英語で実際に仕事をこなしてきた。
アジアの製品の品質も上がってきている今、日本人に求められているのは、ぺらぺら英語ではない。とつとつとしていてもしっかりした英語だ。しかもそれが体 に根付いている、そういうもの。

そこで。。。
音法は音法に過ぎない。
文法は文法に過ぎない。

しかし、音法、文法、共に、よりしっかりしたものを目指すことは、
語学を学びつづける者としてのプロセスなのだと思う。

この完全主義からの脱却については、背景知識についても言えると思う。
また、そのほか非言語活動などについても言えると思う。

コーチを利用することもいいだろう。
自分でやるのもいいだろう。
必要性のある人も、ない人も、やってみようと思う人ならは何をやってみてもよいだろう。
英語は深い。一方、浅いとも言える。
もっと他にやらねばならないことが多い人も多いことだろう。

なんでもOKなのだ。最近そう思います。



【8200】
【タイトル】百科的知識からノート的知識へ
【 日時 】03/11/29 14:58
【 発言者 】sb

>作戦部長さんとしては、この冬から来春にかけて、どんな作戦をお考えでしょうか。
私は、刷り物を作ろうと思っております。学校の英語の先生と塾の英語の先生を今
後の生徒さんとして募集していくための刷り物です。

今度Naimaさんとそのお仲間と12月6日にお会いする予定です。それまでに今まで散在していたノートやメモをできるだけまとめたいと思っております。 しかし、分かりやすい言葉で表現するのには時間がかかると思います。でもとりあえず何かを作ることが大切だとも思っています。それからそれをとつとつとし た英語でも表記することを夢として持っています。つまり対訳の形にして残していくのです。バージョンを重ねていく必要があるでしょう。徐々にいいものがで きると思います。難しいものは駄目です。根石さんの「どんでん」は難しい。私はもう何回読んだか分かりませんが、1冊目の赤線を施したものはなくしてしま いました。今2冊目がボロボロです。でもまだよく分からないところもあります。だいぶ理解できるようになってきましたが。。。しかし、英語を学ぼうとする 人達が、「途中で投げ出さず」「そこそこ流して読める」「見た目にもすっきりした」ものを作るのが、どれだけたいへんなことかは私にはわかっていないと思 います。だからこそ散在したノート、メモ類を自分で集めてみたいのです。