【18601】

電圧装置 2

 投稿者:村田晴彦   投稿日:2012年 6月13日(水)07時58分48秒
  昨 日やった分です。

===============================



・場所が密集している                  congest

・(問題・事実が)現れる・明らかになる         emerge

・(商船の)出入港を禁止する              embargo

・浸す・漬ける                     immerse

・抑制する                       curb

・(人を)引き留める                  detain

・~を特徴づける                    characterize

・頭金 → (   )(   )            down payment

・任命する・~を示す                  designate

・統一する・(異人種を)融和させる           integrate

・事業を始める                     initiate

・The airplane (   ) 500 passengers.         accommodates
 この飛行機は500人運ぶことができる。

・~をよく知っている
  → be (   ) with              acquainted

・成功する → (   )(   )(   )     climb the ladder
 

【18602】

外来語のアクセント

 投稿者:小川   投稿日:2012年 6月16日(土)00時00分51秒
編集済
  今 夜のレッスンでKさんは"modern" のアクセント位置の矯正に大変苦労されました。私も村田さんとの自立練習の際、Kさんと同様、"-dern"にストレスをつけて発音していることを指摘さ れました。またゴーストの音読の際、今夜のKさんのように "cashier" のアクセント位置の矯正でずいぶん苦労したことがあります。まともに言えたと思ってそのまま繰り返している内に,また先祖返りしてしまうのです。

日本語になった英語は日本語アクセントのまま読んでしまいがちです。すでに馴染みの単語なので,改めて辞書を引いて発音やアクセントを再確認することなく 何十年もそのまま放置していることがあります。

蒸し返しになりますが、英会話学校で英米人講師が間違いを指摘し、矯正してくれることもほとんどありません。私は4~5年ほど毎日のようにネイティブ講師 について「英会話」を習いました。しかしアクセントの間違いを指摘してくれた講師はひとりも居ませんでした。

なぜおかしな発音やアクセントを矯正してくれないのか。「内容を重視し会話の流れを止めないため、通じてさえいればいちいち訂正しない」というのが彼らの 言い訳です。半年や一年、同じ生徒を担当している外国人講師は、その発音の癖に慣れてしまうということもあります。おかしなところにアクセントがあって も、文脈の中や、話の流れの中でその単語と分かれば、矯正してはくれません。いわば放し飼いです。

かりに生徒が "Do you like mo-DERN paintings?"と質問し、講師が "Yes, I like MO-dern paintings." と答えた場合、生徒がアクセントの違いに気がつけばいいのですが、たとえ気がついたところで自力で直せるかどうかは疑問です。コーチがついて執拗にチェッ クを入れてくれてさえ、染み付いた癖はなかなか直せるものではありません。

今夜出来ても、明日になったら元の木阿弥ということも良くあります。素読舎のテキストは何度も何度も同じ文章が繰り返し繰り返し出て来て、いやがおうでも 復習しなければならないように出来ています。

ネイティブ講師について「英会話」を習う前に、やっておくべきことが沢山あるとまた改めて思いました。

 

【18603】

電圧装置 3

 投稿者:村田晴彦   投稿日:2012年 6月16日(土)05時46分54秒
 

・暗に意味する・ほのめかす               imply

・宣言する・はっきりと示す               proclaim

・(方法などを)採用する・養子にする          adopt

・ピンとはじく・パラパラとめくる            flip

・立ち読みする                     browse

・(変化・検査・治療を)受ける             undergo

・~のことで頭がいっぱいである
   → be(   )(   )            preoccupied with

・予想する・先回りする                 antisipate

・(意味・問題点を)はっきりさせる           clarify

・オウム                        parrot

・獣医                         vet

・罪を犯す・人に(物を)託す              commit
 


【18604】

電圧装置 4

 投稿者:村田晴彦   投稿日:2012年 6月21日(木)23時24分28秒
編集済
 

・~に関わる
  → be(   )                 committed

・They were (   )(   )each other.     committed each other
 彼らは互いに理解しあった。

・入学する・入会する・入隊する            enroll

・兵役につく                     enlist

・(数・量が)近づく                 approximate

・(混合した後も識別できるように)混ぜる・交際する  mingle

・予期する・予想する                 anticipate

・(時・順序が)先行する               precede

・(重いものを)運搬する               haul

・(道路などを)舗装する               pave

・(船・車を)牽引する                tow

・(習慣・規則などに)従う              conform
 

【18605】

facebookから転載 根石さんの記事

 投稿者:村田晴彦   投稿日:2012年 6月21日(木)23時28分5秒
編集済
  粟 飯原幸子さんとの Facebook を使ったメッセージのやりとり。

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粟飯原さんは、今月から私の「スカイプでレッスン」の受講を始めて下さった生徒さんです。今日、レッスンの感想を書いて下さったので、私のメッセージと合 わせて記事にしました。お読み下さい。
------------------------------------

粟飯原
こんにちは。
スカイプ生き返りまして、NYのお友達ともお話できました。相手はTV付でした。
なんかすごい世界です。
週に30分でも接していることはいいことだと実感しました。
(根石註 「週に30分」というのは、私がやっているレッスンのことと思われる。)

根石
カメラはUSBで接続しますので、いつでも追加は可能ですが、レッスンでは使いません。追加して音声の通話品質を落としたくないからです。友達と話すよう な使い方なら、カメラを追加するといいと思います。自分の英語の変化を自覚されたら、フェイスブックに独立した記事を書いてください。

粟飯原
個人的に、今日NYの友人とスカイプが繋がりました。
先方はカメラがあってなつかしい顔をみることができ感動!!!!
こちらは、残業モードで(スカイプの設定をかえちゃったのか・・・不調で)
奮闘し、友人のアドレスやら認証やらであくせくして、朝方になってしまったので、シャワーを浴びていたところ。
まるで半裸(どきっ)なのに、カメラのないPCに向かって手を振っていたり、間抜けなことをしていました。
週に一回、足立さんのお友達の根石さんにも英語を習い始め、4回目のレッスンが、終わったところだったが、実際に言われたことに注意して彼女の英語を聞く と、以前聞いていた英語の発音とちがって聞こえました。
日本語は音のかたまり。
日本人のカタカナ英語との違いを、少し聞き分けられた気がした。
日本語を音として少しでも聞けたことは新鮮だった。

いきなりの、呼び出しに反応できたことは、週一回でも英語にふれていていたことが大きいと思う。
「OGENKIDESUKA?OHAYOUGOZAIMASU?」→彼女の英語日本語も発音がよくなっていたのだった。
反応できたぞ、あゝ良かった。ヽ( ???)ノ?

ちなみに彼女の発音O-hio gozimachta.(おはようございます)の表記はたしかにそう聞こえるのですが、書くとこうなる。
今まで気がつかなかったけど、この音のずれが、わたしにも一杯あるのでしょう。日本語の音もこう聞こえるんですね。

根石
ありがとう。「日本語は音のかたまり」というところが、よくわかりません。

粟飯原
音の重さというのかな、英語の方がかろやかで、日本語の方が重いというか・・・・うまくいえない。
そこはいきなり、感じたことなので理路はありません。
どんどんおかしければ、端折ってください。
自在になおしていいですから(汗

根石
このやり取りを、そのまま記事にしたいですが、やってもいいですか。

粟飯原
いいですよ。

根石
粟飯原さん 「日本語を音として少しでも聞けたことは新鮮だった。」というところもわかりません。相手は英語ネイティヴの人ですから、英語ネイティヴの人 の日本語を聞いて、「音としての日本語」を意識したということでしょうか。

粟飯原
そうですね。一瞬英語の世界の音にワープして、日本語が音として閉鎖的な印象に思えたということでしょうか。

根石
重いというのはわかります。子音にいちいち母音がくっついているのが日本語の音の基本構造ですから、重い感じというのはわかります。日本の政治の閉鎖性は ピカイチですが、日本語の音が閉鎖的だとは思いません。日本語の音は古代を保存していると思っています。どのくらい古いのかわかりませんが、「気楽な世 界」の音だとは思います。この「気楽な」は、私はまったく肯定したいと思います。日本語の音は「もったり」しています。英語の音とは対極にあるかもしれま せん。

粟飯原
あ、そうだったんだ。いきなり会話の中で思えたことでした。

根石
私は、日本語と英語に血のつながりはないと考えています。古代から見るさらなる古代のことはわかりませんが、、、。古代くらいから、血のつながりはない。 ヨーロッパ人や中国人が英語をしゃべるなんてことは、どうってことのないことです。音にしろ、文のシンタックス(構造)にしろ、まったく異質な言語を、日 本に住んでいるだけの日本人がしゃべり始めたら、その異質な言語(英語)が通じるのであるなら、下手だろうが、不器用だろうが、ともかくなにごとかではあ るのです。これは、磁場帰りの人や英語フリークの人には、話しても話が通じたためしのない重要事項です。
 

【18606】

電圧装置 5

 投稿者:村田晴彦   投稿日:2012年 6月23日(土)06時06分45秒
 
・正しくする・直す                  rectify

・返還を要求する                   reclaim

・(以前の状態に)戻る・戻す             revert

・(   )a good deal of benefit (   )     derive,  from
  one's tuition
  授業から大きな恩恵を得る

・不動産に投機する
  → (   )(   )(   )(   )   speculate in real estate

・株に投機する
  → (   )(   )(   )        speculate in stocks

・調停する・仲介に立つ                mediate

・考案する・考えだす                 devise

・請求書を送る                    bill

・(尊敬・関心・支持)を集める            command

・権力を行使する・影響を及ぼす            exercise

 

【18607】

素読舎連絡専用掲示板から転載

 投稿者:村田晴彦   投稿日:2012年 6月23日(土)06時43分40秒
  小 学校英語教育   投稿者:江戸の母  投稿日:2012年 6月20日(水)10時08分10秒

特にどなた向けというわけではないのですが。
自分のwebページが更新できなくなってしまい、放置しておりすみません。
もっぱらfacebookに落書きしていますが、また別なページが作れたらと思います。

息子の小学校英語活動は1年から始まっています。遊びみたいなものですが。
講師の先生によりやることが変わります。今年はずいぶん活発で元気な先生だな~と思ったらもうやめてしまわれるそうです。1年通してみていただいた先生、 果たしていたかな?

週1の授業でできることといえば、世界にはいろんな言語があり文化があり、人種があり、歴史があるんだ~ということくらいで。専科の先生もおかず週1で 「語学を学ぶ」というのは、ずいぶんなめてますよね。

といいつつ、自分の勉強も放置気味ですみません。今、目の前の課題に夢中で。
ただ、学生の時、素読舎に出会っていれば、英語の授業楽しくて仕方なかっただろうな~って思います。遠い目・・・
 

【18608】

電圧装置 6

 投稿者:村田晴彦   投稿日:2012年 6月25日(月)04時29分1秒
編集済
 
・(罰として)失う                  forfeit

・(法律などを)廃止する  (r   )        repeal

・ゴールデンアワー → (   )(   )     prime time

・(仕事・問題に取り組む)              tackle

・人から金をだまし取る                swindle

・称賛する  (c   )               commend

・(役職などに)任命する               appoint

・(正常の位置・状態などに)戻る           subside

・征服する・服従させる                subdue

・服従させる・(人・物を)~にさらす         subject

・It would be(   )yourself to insult.      subjecting
 そんなことをするのはわざわざ侮辱に身を
 さらすようなものだ。

・水に浸す                      submerge

・(健康・名声・地位などを徐々に)弱める       undermine

・Overwork is(   )her health.          undermining
 過労が彼女の健康を徐々にむしばんでいる。

 

【18609】

面白いブログ見つけました

 投稿者:ミキ   投稿日:2012年 6月26日(火)23時58分38秒
  carty さんという方の「日本のヤバい英語」というブログに笑わされました。
おヒマな方どうぞ。
 

【18610】

電圧装置 7

 投稿者:村田晴彦   投稿日:2012年 6月29日(金)05時50分10秒
 
・控えめに言う                    understate

・公金などを使い込む                 embezzle

・(権力を)行使する・(影響力を)及ぼす       exert

・実例で示す                     exemplify

・無理に~させる・束縛する              constrain

・(昇子として見せるために)取り出す         produce

・~に感染している
  → be(   )with               infected

・~することをしかたなく受け入れる
  → be(   )to  ~ ing            reconsiled

・規制する・調子する                 regulate

・投票を棄権する・酒などを控える
  → (   )from               abstain

・(交通・会議・通信などを)混乱させる・中断させる disrupt

 

【18611】

ミキさん

 投稿者:村田晴彦   投稿日:2012年 6月29日(金)06時00分52秒
  紹 介されてるページ は http://carty.k-arts.net/ ですね。
free market じゃなくて flea market のようなつい勘違いしている言葉も面白かったですが、一番新しい記事の「佐川急便のFit Your Businessはなんと...命令形だよ!」がよかったですよ。
 

【18612】

村田さん

 投稿者:ミキ   投稿日:2012年 6月29日(金)21時57分50秒
  私 には、「カルピス ( CALPIS )って、英語ネイティヴスピーカーには「 cow piss 」にリンクされてしまって...。」というのが衝撃的でした。いわれれば、確かにそうですよね。

いろいろな失敗例を出してもらうのも勉強になりますね。Countable nouns と uncountable nouns を見直すきっかけにもなって、それらを見直してみたら、definite articles の使い方が自分の中で少しはっきりしてきました。これも、結局はイメージの持ち方の問題なんですよね。
 

【18613】

電圧装置 8

 投稿者:村田晴彦   投稿日:2012年 7月 2日(月)05時33分12秒
 
・取り戻す・回収する                 retrieve

・AとBを区別する
  →(   )(   )A and B          discriminate between

・評価する (a  )                assess

・仕事中毒の人
  → a(   )(   )            work addict

・(郵便などを)転送させる              forward

・送り状を送る                    invoice

・(   )the success(   )good luck      ascribe,  to

・(文字を石・金属などに)刻む            inscribe

・(得点などを)集計する               tally

・解放する・やめさせる                discharge

・(注射で)免疫性を与える              immunize

・(他国から)移住する                immigrate
   ←→(   )                 emigrate
 


【18614】

「お願い」「規約」

 投稿者:村田晴彦   投稿日:2012年 7月 2日(月)05時40分4秒
  素 読舎の「スカイプ でレッスン」を使っていただく方に
 ・・・「ジャンプ」の条件、「無料過程」へ進むための条件、その他

<お願い>

1.
大事な連絡は掲示板で行われます。掲示板「大風呂敷」と「素読舎連絡専用掲示板」を読んでいていただくようお願いします。
http://8100.teacup.com/ooburoshiki/bbs
http://9310.teacup.com/sodokusharenraku/bbs

月初めに、最新版の規約を含むものが掲示板に掲載されます。

2.
レッスン代金は、「その月のうちに」お願いします。(例。5月分は5月のうちに。)これは、そうしていただかないと「二人一枠維持基金」の口座へのお金の 出し入れが非常に煩雑になるためです。よろしくお願い致します。

3.
事情があり「その月のうちに」払っていただけない場合は、「連絡専用掲示板」にご連絡いただくようお願いします。

4.
素読舎のレッスンには、「有料過程」と「無料過程」があります。「音づくり」を必要とする段階、「イントネーションの自己決定力」が弱い段階、「音とイ メージの同致」が実現していない段階の練習は「有料過程」となります。「無料過程」に進むには、「無料過程」に進むための条件があります。

◎以下の条件が満ちている場合、「無料過程」を使うことができます。

●「ゴースト」の音読が、コンスタントに12ページ10分以内で終わること。
●週二回以上、「自立練習」をすること。
●ポイントがプラス1以上であること。

(「無料過程」を使う場合は、1年につき1ポイントが必要です。ポイントをプラス1以上に維持することで、「無料過程」を使い続けることができます。ま た、「無料過程」を使っていただく間も、「二人一枠維持基金」の月額1000円は必要になります。)

5.
「無料過程」を希望する場合は、その旨申し出ていただくようお願いします。

6.
入塾時、ポイントはゼロです。新しい塾生を紹介していただくと、3ポイントがプラスされます。(被紹介者がレッスンをやめられた場合は、2ポイントがマイ ナスされます。)

素読舎のレッスンをお使いいただき、お金を無駄にすることのないレッスンだと確信できた場合は、是非周りに話していただき、新しい生徒さんをご紹介いただ くようお願い致します。

(ポイントは素読舎が管理しますので、ご自分のポイントを確認していただく場合は、村田コーチまでメールでお問い合わせ下さい。「素読舎連絡専用掲示板」 から、村田コーチへメールが送れるようになっています。)

7.
素読舎のレッスンには「一人一枠」と「二人一枠」があります。レッスン代金は一枠12000円です。「二人一枠」で使っていただくと、6000円で使って いただくことができます。「二人一枠」を作るには、練習力を揃える必要があります。レッスンを始めていただく時点で、お知り合いを誘っていただく等してい ただけば、最初から「二人一枠」で使っていただくことができます。その場合は、「紹介者」と「被紹介者」をはっきりさせていただきます。「紹介者」に3ポ イントがプラスされます。

8.
「一人一枠」で始められた方で「二人一枠」を希望する方は、コーチにその旨お伝え下さい。

9.
レッスン代金は次の通りです。
「一人一枠」一人月額12000円。
「二人一枠」一人月額6000円。
(一枠、週一回三〇分、月額12000円)

10.
「二人一枠」が壊れた場合にただちに「二人一枠」を作り直そうとすると、素読舎側に煩雑な手間が生じます。それを避けるために「二人一枠」が壊れた場合に も、お持ちのポイント数によって、一定期間「二人一枠」のレッスン代金で、「一人一枠」が使えるようになっています。規約の「3」をご参照下さい。

11.
「10」を可能にするために、「二人一枠」をお使いになる方には、「二人一枠維持基金(月額1000円)」をお支払いいただいています。

12.
「無料過程」は、英語の練習と英語力を「私物化」しない方にお使いいただきます。「二人一枠」でお使いになる方が、「無料過程」に進むことができます。

 素読舎は「ジャムセッション」を構想しています。「ゴースト・音読終了者」がメンバーになるものと、「七年目の浮気・音読終了者」がメンバーになるもの の二つがあります。「七年目の浮気・音読終了者」は、申し出ていただくだけで素読舎のコーチができます。また、ヴォランティアとして、素読舎作成の教材を 使って英語教室をやっていただくこともできます。(個人的に有料の英語教室を開かれる場合は、「教材使用料」をいただきます。これは現在、村田コーチの 「素読舎戸倉分室」に適用されています。)

 「無料過程」を使っている間に、「コーチ認定用音読チェック」を受講できます。こちらは有料になります。「コーチ認定用音読チェック」で認定されること は、「七年目の浮気・音読終了者」になることと実質的に同じですが、そのレベルに到達するまでの時間が短縮されます。「ジャムセッション」のグループに参 加できますので、コーチになろうとする方でなくても受講をおすすめします。(「ゴースト」で行っているのと同様のレッスン形態を継続し、「7年目の浮気・ 音読終了」に至るコースもあります。)

 「ジャムセッション」は、教材のどこを使っていただいても結構です。一切無料です。素読舎在籍中の「無料過程」のようにポイントによって期間が制限され ることもありません。

「ジャムセッション」のメンバーからのカンパは喜んでお受けします。

 将来的には、「無料過程」は「ジャムセッション」に統合するかもしれません。その場合は、「ゴースト」から開始し、「七年目の浮気」まで音読が終了した 方のみが、「ジャムセッション」のメンバーとなることができます。「ゴースト・音読終了」のレベルに「無料過程」および「ジャムセッション」を設置するの は暫定的なものであることをご承知おき下さい。(しばらくの間、「ジャムセッション」参加のレベルを低く設定しておくということです。)

 「ジャムセッション」は、素読舎から独立したグループです。(規約、ポイント制の制約もありません。作る場合は独自に作っていただきます。)ここに、素 読舎コーチも参加します。
・毎回自分の都合のいい曜日・時間に掲示板で練習の相手を募り練習します。練習相手は固定される必要はありません。

 「ジャムセッション」のメンバーには、練習の様子、英語の変化等を掲示板に書いていただくことを希望します。できれば、「ジャムセッション」専用の掲示 板を設置していただくことを希望します。「無料過程」のように、「月に1度」は書かなければならないというような制約はありません。

 「ジャムセッション」は素読舎の過程を終了した人たちのグループと考えていただいて結構です。英語力を「作る」ことより、「維持」することに力点が移っ た人のグループです。ただし、「有料過程」の人たちよりもレベルの高い練習をする人のグループであるという理念は自分の中に置いていただくよう希望しま す。

 素読舎の「無料過程」は、「ジャムセッション」で練習するための「準備期間」だとお考え下さい。「私物化」された英語は、少し練習を中断するだけで簡単 に錆び付いてしまいます。練習相手を求め、自分の英語を絶えず「場」にさらしていることが必要です。このことによって、「磁場」に入ればただちに「充電が 起こる」レベルの英語を維持することができます。「私物化」は「言葉」にはなじみません。
 「ジャムセッション」は、英語の「磁場」ではなく、あくまでも練習の「場」です。ネット上の「道場」と言っていいかもしれません。日本在住の英語にとっ て、無料で使えるこういう「練習場」がこれまでありませんでした。「ジャムセッション」が成り立てば、英語力を「維持する」ことに狙いを定めた「英語道 場」が誕生します。おそらく日本には、他にどこにも見当たらないようなものになります。

 素読舎に新しい塾生をご紹介下さることは、自分をも知り合いをも「道場」の方向に押していくことになり、そういう「道場」の誕生に協力していただくこと になります。根石が収入の上限を限り、コーチを育て、横への拡がりをはかろうとするのもそのためです。

13.
最初から「道場」を誕生させることに興味はないという方は「一人一枠」でお使いいただきたくお願いいたします。継続的に「一人一枠」でお使いいただく場合 は、「無料過程」に進むことはありません。ポイントの増減もありません。

14.
「一人一枠」で開始し、途中から「二人一枠」を希望する場合は、「二人一枠希望者リスト」に枠名(曜日、時間帯)と名字のイニシャルを記入し、掲示板に公 表します。空き枠を作らないことを条件に、なるべく早めに「二人一枠」を作るようにいたします。

「二人一枠」を作る際には「練習力の釣り合い」が最も大事な条件になります。それを基準とし、素読舎がペアの相手をご紹介します。曜日、時間帯の都合等が おありでしょうから、なるべく生徒同士の話し合いで決めていただきます。他の生徒も話し合いに参加できるよう、話し合いは掲示板上でお願いします。

15.
「一人一枠」での練習は、曜日・時間帯の都合が素読舎側と生徒側で合いさえすれば継続が可能です。

16.
「二人一枠」は壊れやすいものです。曜日・時間帯が合わない場合、生徒さんの一人がレッスンをやめる場合、二人の練習力の釣り合いがとれなくなった場合、 「二人一枠」 は壊れてしまいます。「二人一枠」を組んでいる生徒さんどうしで話し合っていただくなど、協力し合っていただくようお願いします。

17.
「二人一枠」維持については、なるべく、一人一人の生徒さんの希望を大事にしますが、すべての希望に沿えないこともあることをご承知下さい。

18.
基本的に、「二人一枠維持基金」は「空き枠」が埋まらない期間、「空き枠」による収入減を防ぎ、語学論の充実、教材の作成に支障がでないようにするための ものです。

また、「無料過程」へは「二人一枠」の枠ごと移動しますが、一人だけ条件が整っている場合は、条件が整っている一人だけが「無料過程」に進むこともできま す。その場合は、「無料過程」の生徒さんに対してもコーチ付きのレッスンが継続されますので、「無料過程」を使う生徒さん一人分の6000円 は、「二人一枠維持基金」から充当されます。

19.
ポイントは、基本的に「有料過程」から「無料過程」へ進む場合、教材の中で練習場所を「ジャンプ」させる場合などに使われます。どの場合にも、それを可能 にする「イントネーションの自己決定力」が前提条件になります。

20.
ポイントを数えるときに、例外的に「二人一枠使用者の合計ポイント」で算出することがあります。

21.
「二人一枠」は、生徒数が少ないほど作りにくくなります。曜日・時間帯の都合が相互につけにくくなりますし、生徒間の「練習力の釣り合い」がとれないこと によっても「二人一枠」が作れないことが起こります。
素読舎のレッスンをお使いいただき、間違いなく英語力を変えることのできるレッスンだと確信できた場合は、周りに話していただき、新しい生徒さんをご紹介 いただくようお願い致します。特に、「二人一枠」を使われる生徒さんには、このことを是非お願い致します。

新しくレッスンを始められた生徒さんに、掲示板、ホームページ、パンフレット等のどの記事を読んでレッスンを開始したのかをお聞きします。生徒さんが書い た記事によって、新しい生徒さんがレッスンを開始したことが判明した場合には、記事を書いてくださった生徒さんを「紹介者」とします。

周りに直接声をかけることができない場合は、レッスンの感想、自分の英語の変化等を掲示板に書いていただきたくお願いします。いい記事をいただけた場合 は、素読舎のホームページに転載させていただきます。

22.
レッスンを受けることを希望されても、曜日・時間帯等の折り合いがつかず、レッスンが開始できない場合があります。その場合は、「レッスン受講希望者リス ト」にお名前を加え、掲示板上には、県名と名字のイニシャルで公表させていただきます。すでにレッスンを受けておられる生徒さんに枠(曜日、時間帯)を 譲っていただくなど、都合をつけていただくためです。なるべくお互いに「素読舎連絡専用掲示板」で、話し合っていただくことを希望します。

23.
練習力が釣り合う相手がみつかり、ポイントの低い人がポイントの高い人を「またぎこして」「二人一枠」を形成する場合は、またぎこす人のポイントが1ポイ ントマイナスされます。「二人一枠希望者リスト」では、各希望者のポイントが公表されます。

24.
「二人一枠」を形成する場合、素読舎側に手間が生じないで形成できた場合は、ポイントの変更なく「二人一枠」を使うことができます。素読舎側の手間によっ て形成した場合は、それぞれの生徒から1ポイントがマイナスされます。ポイント数は、「二人一枠」解消に直接的に使われることはありません。(「二人一枠 維持基金」がクッションとして使われます。)

25.
2ポイントで1回、教材の使用箇所を「ジャンプ」することができます。(ただし、それに必要な「イントネーションの自己決定力」が備わっていることが前提 となります。その判断はコーチにお任せください。)

26.
レッスンを休まれる場合は、「素読舎連絡専用掲示板」にご連絡下さい。ネットにつながらない等の事故の場合は、他の生徒さんに電話で依頼していただくので も結構です。レッスン時間が終わるまでに連絡がない場合は、無断欠席になります。無断欠席は1ポイントがマイナスされます。くれぐれもご注意下さい。

27.
ポイントは家族間で譲渡できます。家族の中で生徒がやめた時は1人につき3ポイント分消失します。
スカイプの生徒から通塾の生徒の紹介があった時も、家族間でポイントの譲渡ができます。
ポイントの使い方は、「スカイプでレッスン」の生徒は「スカイプでレッスン」の規約に従い、通塾の生徒は塾の規約に従います。

28.
レッスンを3ヶ月を越えて休まれる場合は、復帰するめどがたつまで、いったんレッスンを止めていただくようお願いします。
3ヶ月以内のお休みの場合は、レッスン代をはらっていただきます。

29.
レッスンは基本は月4回です。月に5回ある時は5回やり、後でお休みをいただきます。これを「有給」の休みとさせていただきます。
盆と正月には1週間ずつお休みをいただきます。こちらは「有給」の休みには算入されません。


------------------------------------

<規約>

1.
規約は暫定的なものとし、使いながら改訂を続ける。

2.
改訂する場合はなるべく生徒の意見を考慮する。

3.
「二人一枠」を使用中に、一人の生徒が「一人一枠」を希望する場合や、一人の生徒がレッスンをやめる場合がある。以下の規定に従う。

(a) ポイント6以上を持ちながら、「二人一枠」を使ってきた人が、ペアの相手の都合により「二人一枠」が維持できなくなった場合、1ポイントを使うこ とで、1年間を限度に7千円(6千円+「二人一枠維持基金」)で「一人一枠」を使うことができる。
一年後、「練習力の釣り合い」を第一条件に、他の「二人一枠」を解消し新しくペアを作る。他の「二人一枠」が、ポイントがプラス数値である人とポイントが ゼロまたはマイナス数値の人であった場合は、ポイントがプラス数値の人と新しいペアを組む。「二人一枠」の二人ともプラス数値であった場合は、ポイントの 多い人と新しいペアを組む。「二人一枠」を新たに作る努力は素読舎側で行う。
 解消候補の「二人一枠」の二人がポイントが同値であった場合は、話し合いで解決する。

(b) 「二人一枠」を使ってきた人が、ペアの相手の都合により「二人一枠」が維持できなくなった場合、ポイント1~ポイント5に該当する人は、半年間を 限度に7千円(6千円+「二人一枠維持基金」)で「一人一枠」を使うことができる。半年後、ポイントが1ポイント分マイナスされる。素読舎側で、「二人一 枠」を作る努力をする。

(c) ポイントがゼロで「二人一枠」を使ってきた人が、ペアの相手の都合により「二人一枠」が維持できなくなった場合、3ヶ月を限度に7千円(6千円+ 「二人一枠維持基金」)で「一人一枠」を使うことができる。3ヶ月で、ポイントが1ポイント分マイナスされる。素読舎側で、「二人一枠」を作る努力はしな い。

(d) ポイントがマイナス数値で「二人一枠」を使ってきた人が、ペアの相手の都合により「二人一枠」が維持できなくなった場合、「一人一枠」へ移行す る。ポイントは変化しない。素読舎側で、「二人一枠」を作る努力はしない。

・(a),  (b),  (c)   に該当する場合、それぞれの期間、月額6千円を「二 人一枠維持基金」から取り崩す。

・「二人一枠」の組み替えによって生じる「一人一枠」に対しても、上記 (a),  (b),  (c),  (d) が適用される。

4.
「二人一枠維持基金」が底をつき、空き枠が埋まらない場合、枠の合計ポイントのもっとも少ない「二人一枠」を解消する。

5.
「二人一枠」を希望する場合は、「二人一枠希望者リスト」に登録する。「二人一枠希望者」は、枠名(曜日・時間帯)とイニシャルで掲示板上に公表する。な るべく限度期間内に掲示板上で生徒同士で話し合い、「二人一枠」を形成する。その際、素読舎は「練習力の釣り合い」という観点からアドバイスする。アドバ イスはポイントに影響しない。

6.
「無料過程」を希望する場合、掲示板上でポイント数を公開する。
「無料過程」を希望しない場合、ポイント数は公開されない。
「無料過程」を使用する人は、「自立練習」の報告の他、自分の英語の変化等「文章で」掲示板に掲載し続けることを課す。「文章で」の報告は、月に1度を目 安とする。1ヶ月以上報告がない場合は、1ポイントをマイナスする。

コーチ付きでない「無料過程」の練習を休む場合も「連絡専用掲示板」に連絡する。

7.
コーチが複数いる場合、幹側のコーチから枝側のコーチに生徒を預ける。幹側のコーチとは枠数を維持する段階に入ったコーチ、枝側のコーチは枠数を増やす段 階にあるコーチとする。幹側のコーチに必要な条件は、語学論が書けること、教材を作成できること、塾の運営ができることとする。

8.
「空き枠」という考えは、幹側のコーチの枠にのみ適用される。

9.
幹側に「空き枠」が生じ、枝側から生徒が戻れない場合については、コーチ間の話し合いで解決する。話し合いの結果は公表する。

10.
コーチおよびコーチ希望者は、それぞれが分担するネット上のホームページ、ブログなどを充実させる。

11.
月初めに、最新版の規約を掲示板に村田が掲載する。
ポイントの集計、「無料過程希望者」のポイントの公表などは村田が行う。

12.
月初めに「二人一枠維持基金」の集まった額、集まっていない額を村田が根石に確認し、掲示板に公表する。

集まった「二人一枠維持基金」は根石から村田に渡し、村田が口座に入れる。

空き枠が生じた月は、「二人一枠維持基金」を村田が取り崩し、根石に渡す。

12.
「二人一枠希望者リスト」「レッスン受講希望者リスト」の作成、公表は月初めに村田が行う。

13.
「ジャムセッション」を使う生徒の中から積極的に「コーチ希望者」を募る。

「コーチ希望者」に対するレッスン内容は、通常のレッスンにおける「音読」部分のみとする。

コーチとして認定する基準は、「七年目の浮気」の音読12ページをコンスタントに10分以内に終わらせる練習ができることとする。
 

【18615】

村田君

 投稿者:根石吉久   投稿日:2012年 7月 3日(火)23時52分25秒
編集済
  「電 圧装置」をいち いち掲載するのは何の語学論にもなりませんので、たまに載せる程度にしてもらえませんか。記事が読みにくくなります。

 

【18616】

根石さん

 投稿者:村田   投稿日:2012年 7月 4日(水)04時57分43秒
  わ かりました。きり がいい時に載せます。  

【18617】

星に願いを

 投稿者:I村   投稿日:2012年 7月 7日(土)22時00分46秒
  今 夜は七夕です。 twitterをながめていたら、
「七夕は習い事、芸事の上達を祈願するもので、良いことがあるようにと祈願するものではありません。それはタナボタといいます 」
というツイートを見かけて笑いました。

さて、肝心の私の芸事ですが、5月にTOEICを受けてきました。結果は、
Listening445、Reading420点で865点という結果で、昨年とほぼ同じです。Readingはもう少し取れていた気がするのですが、 まあこんなものかと。Listeningはもっと悪いかと思っていたので。

昨年からずっとTOEICの勉強は続けていて、ListeningもReading去年よりレベルアップしている実感はあるのですが、テストを受けてみた ら、まだまだだと思いしらされました。結果はちょっとがっかりですけど、自分なりの課題を見つけることができましたので、一から勉強し直しです。

英語においてもタナボタは期待できませんから、地道に一つずつがんばっていきます。短冊が我が家にありませんので、大風呂敷に私の願いを書くことにしまし た。

「素読舎の皆様と私の努力が実を結び、英語が上達しますように」
 

【18618】

I村さん

 投稿者:村田晴彦   投稿日:2012年 7月 8日(日)01時57分57秒
編集済
  も ううちではすっか り七夕をやらなくなったので、最近は七夕といったら織姫と彦星が出会う日だとばかり思っていました。そういえば、願い事をする日でもありましたね。

私は6月に英検準1級を受けましたが、合格点まで9点足りないと通知が来ました。前回初めて受けた時はあと10点足りないと言われました。今回は時間配分 を失敗して、できるはずの英作文をやる時間がほとんどなくなってしまいました。まわりの人たちは英作文からやっていたらしい…。試験にはそれぞれ癖や傾向 がありますが、次回はこんなギリギリでない力をつけて臨もうと思ったのでした。
私も自分の課題を見つけましたので、10月に向けて着実にやろうと思います。

これから英検やTOEICを受ける人も、おたがいがんばりましょう!
 

【18619】

facebookから転載 根石さんの記事

 投稿者:村田晴彦   投稿日:2012年 7月 9日(月)05時44分29秒
編集済
  2012 年7月8日

今日初めてレッスンをした中学2年生のお母さんから、スカイプのチャットを通じて、メッセージをいただき、それに対してお返事を書いた。以下に転写。

------------------------------------
Kさん:
ありがとうございます。音読が全然できてないので、家でも自分ではしないので週1の30分でも積み重ねていけば本人も音読がとても大事だと体得すればよい かと思いました。
画像はないけど、根石先生からの経験からですぐにどんな様子の生徒でどんな感じで生活しているかってわかるんでしょうね・・・頑張って継続していくように しますね。
------------------------------------
根石:
基礎力というものが多くの場合、誤解されています。文法的理解なども基礎力の一つですが、それ以前に、「まともな音でどんどん読める」ということが成立し ていなければならないのです。そして、これに関しては、学校の英語の授業というものはほとんどどこでも役立たずです。最近は、小学校の国語などでも「音 読」なんてことを言っていますが、ほとんどまねごと、ままごとのレベルです。まともに音読を成立させるためには、生徒の繰り返しそのものにつきあうレッス ンが必要です。素読舎は長年それをやってきましたが、いまだ私は「生徒の繰り返しそのものにつきあうレッスン」を他に知りません。続けて下されば、じわじ わと英語が変わっていきます。変わってくれば、苦手意識もだんだん薄れていきます。メッセージありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。
------------------------------------
Kさん:
はじめは、なにするの?というう感じでびびってましたが、30分の音読でまず日本語もたどたどしいくらいなので、英語で音読なんぞ一人では絶対無理と思い ました。本人はそんなに嫌がりもせず、といって、前のめりではないけど週1で気長にやっていけば、文章がよめるようになれば他の教科も自信がつくかと思い ます。月曜の弟たちのレッスンも楽しみにしてます。
------------------------------------
根石:
はい。英語の音読は一人でやると、音の問題が片付きせん。ひとまず、私は学校とのおつきあいの上でも効果が現れてくれることを期待しますが、本当にねらっ ているものは、学校以後に生き残れる英語を作ることです。あるいは、「英語磁場」に渡れば、ただちに充電が起こるような「からっぽの電池」をたくさん作っ ておくことです。長い目で見ていていただくとありがたいです。
 

【18620】

facebookから転載 根石さんの記事

 投稿者:村田晴彦   投稿日:2012年 7月10日(火)05時18分15秒
  . 「まともな音」で 読めないとどうなるか。

 「まともな音」で読むという場合、「読む」のですから文字を相手にします。語学で「文字」を使わずに練習することはほぼ無理です。まったく「文字」を使 わずに言語のスキルを手に入れるには、英語の場合だったら「英語圏に生まれ直す」、フランス語の場合だったら「フランスに生まれ直す」しかないのです。そ れは無理な話です。
 ある言語の「磁場」に「生まれ直す」ということが、もしもやれると仮定しても、それは語学をやることではありません。それは日本人が日本語の中に生まれ てきて、日本語を覚えるのと同じ過程をたどることです。何の言語もまだ獲得していない一人の赤ん坊として人生を始めることですから、それは語学をやること ではありません。
 「まともな音」で読めないとどうなるか。
 話しても相手に通じない英語になります。あるいは、相手にストレスの生じる英語になります。
 相手にストレスが生じることについては、日本人は非常に敏感で恐れますから、しゃべること自体に引っ込み思案になります。日本人は、自主的にしゃべるこ とを引っ込めてしまうのです。
 日本人が英語をしゃべれないのには、いくつか原因がありますが、「まともな音」で読むという練習を欠いていることが最大の原因だと言っていいのです。
 

【18621】

連絡専用掲示板から転載

 投稿者:村田晴彦   投稿日:2012年 7月11日(水)04時46分36秒
  ス カイプ参観の感想   投稿者:柚子(徳島N)  投稿日:2012年 7月10日(火)23時43分36秒

先日は金曜、土曜とスカイプ参観させていただきましてありがとうございました。

どちらもあっという間の30分でした。教材の内容は全く違うのですが、根石さんの指導は初級?~上級まで同じということに少し驚きました。(勝手にそれぞ れのレベルに合わせた指導されているのかと思っていたもので。)やり方はシンプルで月日が経つにつれ中身がどんどん濃くなっていくようですね。

発音の矯正なのですが、根石さんの言葉でどの生徒さんも読み方(発音)が変わるのが私にもはっきりわかりましたので、そうやって少しずつ作り上げていくん だなと実感できました。上級の方のレッスンはネイティブの方が読まれているのかなと思うくらいの発音の良さと、読み方があまりにも速いことに驚きっぱなし でした(笑)

最初、上級の方のレッスンは自分とかけ離れているので聴いても仕方ないかなと思いましたが、私のモチベーション上昇に役立ちました。ありがとうございまし た。
 

【18622】

柚 子さん

 投稿者:村田晴彦   投稿日:2012年 7月11日(水)04時49分58秒
編集済
  レッ スン参観の感想 書いていただきありがとうございます。
ホームページに掲載させてください。

上級者と書かれているのはI村さんと私のペアのことだと思います。「ネイティブの方が読まれているのかなと思うくらい」とのことですが、少なくとも私は英 語圏で生活したことがありません。英語ネイティヴの先生についたこともありません。私の読みの音は30歳半ばを過ぎてから素読舎で育った音です。まともな 方法に基づいて練習すると、日本国内だけで音はここまで出るようになります。これから一緒に、素読舎で力をつけていきましょう。よろしくお願いします。
 

【18623】

根石さん

 投稿者:ミキ   投稿日:2012年 7月13日(金)03時31分55秒
  私 の電圧装置はこん な感じです。

smettere                                    to quit
lasciare abbandonare

annoiato                                    blase

affrettare spingere                         to hustle
sballottare
乱暴に動かす だます
ハッスル

approfittatore                              hustler

lasciarsi sfuggire                          to blurt out

cedere consegnare                           to surrender

premere stirare                             to press
stampere

spesa onere costo                           charge

controllo scontrino                         check
assegno

esigere pretendere                          to demand
richiedere
要求する 問いただす

desiderare fortemente                       to long

bramare desiderare                          to hunger

maleducazione scortesia                     rudeness
volgarita'

imbrogliare                                 to fake
fare finta di

presto fra breve                            shortly
seccamente bruscamente



最近手に入れた、日本人向けに英単語を集めた本にイタリア語を書き込んでみています。
そうすると、やはり英語と伊語では似ている単語が多いことに改めて気が付きます。
例えば...

financial-finanziale  option-opzione  reveal-rivelare  potential-potenziale  colleague-collega

contract-contratto  site-sito significant-significante  tense-teso  spacious-spazioso donate-donare ...

もちろん全然違う単語もあるのですが...。

英語とヨーロッパの言葉のこういった関係性をみてしまうと、こちらの人で、「学校で英語の授業は受けたけど、結局全然ワカリマセン。」なんて言う人がいる と、「いや、それはひとえにあなたのやる気の問題でしょう。」と言いたくなりますが...。聴く、話すは別問題だとしても、読み書きは、私たち日本人が中 国語の新聞を見て「大体こんな話題なんだろうな~。」と思うよりも、はるかに良く判るはずではないですかね?
 


【18624】

ミキさん

 投稿者:村田晴彦   投稿日:2012年 7月15日(日)00時38分49秒
  横 から失礼します。
以前、有志でスペイン語素読の会をやっていたことがあります。その時に英語ネイティヴの人がスペイン語を学ぶための本(たしかコリンズから出ていました) を手に入れて、スペイン語→英語の電圧装置を作ったことがありました。(今はやっていませんが)
その時英語とスペイン語は似てるなと思いました。でもイタリア語とスペイン語はアクセントやイントネーションも含め、もっと似ているような気がします。日 本でいったら東京の言葉と関西弁くらいの違いしかないのかと思ったりしますがどうなんでしょう。

そういえば、中国の年配の方とは筆談で簡単なお話ができました。ここらへん、漢字の威力です。(若い人のことは知りません。今の中国の漢字は簡単にしてあ るのでわからない字がたくさんあるので)でも漢字は意味がわかっても音がわかりません。
その点、ヨーロッパの言語は文法も似ているし、音も似ているので、ヨーロッパの言葉を母語とする人はヨーロッパ内の「外国語」を理解するのは日本人よりは るかに楽そうですね。単語を覚えればなんとか話は通じそうだと思ってしまいますが。

 

【18625】

連絡専用掲示板から転載

 投稿者:村田晴彦   投稿日:2012年 7月15日(日)00時40分43秒
  柚 子さん   投稿者:根石吉久  投稿日:2012年 7月14日(土)22時22分37秒

 初心者も上級者も基本的に同じレッスン方法でやることに関して。

 これは、私が作成した教材があって初めて成り立つことです。
 生徒の「繰り返しそのものにつきあう」レッスンは、それを方法として自覚的にやっているところは素読舎以外にはないのではないかと思っていますが、ねら いはただ一つであり、「音づくり=インプット」です。
 さらに言えば、「音づくり=インプット=無数にからっぽの電池を作り出すこと」です。
 からっぽの電池は、充電の性能はいいが、充電されていない電池です。
 「音づくり」をやってない文というものは、充電の性能を持たない電池になります。学校の英語、塾の英語、英会話学校の英語、どれをとっても、充電の性能 を持たない電池しか作っていません。
 充電の性能はいいというとき、「音作り」から始まって、文法理解やら意味がとれるやらもすべて含んでいます。まともな音を備え、理解でき、意味が備わっ ても、なお「からっぽ」なのです。何がからっぽであるかと言うと、「当時者性」がからっぽです。
 語学でやる文というものは、「仮の文」「練習用の文」であり、状況において自分が必要とする文ではありません。英会話学校の教室においてでも、そこで生 徒が口にする文は、「仮の文」「練習用の文」です。
 「からっぽの文」に充電されるのは、当事者として聞き話すときです。つまり、「磁場」の磁力の中でのみ充電されるものが絶対にあるのです。
 素読舎のレッスンは高校入試や大学入試や TOEIC や英検の受験にも役に立ちますが、それらを突き抜いた向こう側を見ています。「磁場」に入るための、ベストの準備ができるのが、素読舎の「スカイプでレッ スン」だと考えています。

 

【18626】

ミキさん

 投稿者:根石吉久   投稿日:2012年 7月16日(月)01時43分50秒
    私はイタリア語が わかりませんので、ミキさんの「電圧装置」を見て、ふーむ、なるほど、などと感心することができません。
 こういうものは、一度はこの語学論の掲示板に掲載しておいていただくことに意味があると思います。
 私の方法は別に英語用に限ったものではなく、語学をやる場合には共通に使えるものが多いと思っています。ミキさんが掲載して下さったものは、イタリア語 と英語の対置で「電圧装置」が作れるんだという実例です。
 掲載して下さりありがとうございました。


 
 

【18627】

I村さん

 投稿者:根石吉久   投稿日:2012年 7月16日(月)01時50分20秒
    今の点から先が 「胸突き八丁」になるところだと思います。
 ここを突き抜けるために、レッスンでは音に関して、新たなレベルを要求しています。今の課題は、口の動きを立体化させることです。脳梗塞をやってから、 私の口の動きが立体性を欠くことがありますが、この点をご勘弁願い、ご自分の音は私の音を踏み越えて、先に出て欲しいと願っています。
 

【18628】

根石さん、村田さん

 投稿者:柚子   投稿日:2012年 7月17日(火)13時19分35秒
  初 心者も上級者も基 本的に同じレッスン方法でやることに関してコメントいただきありがとうございました。

私はいい意味で驚いていたのです。
初心者も上級者も同じ教材で同じレッスン方法って実はかなりすごいことだと思います。

教える側の気持ちは私も少し分かるので、やることがシンプルで一貫しているということは、教材と教え方に自信があるということですし、シンプルというのは 簡単なことのように思えますが、非常に大変なんだということもわかります。(これは私が思っているだけでしょうか)

教える側の目指しているものがはっきりしているので、教えられる側としては安心感もありますし迷いはありません。後は私の頑張りだけです(笑)

からっぽの電池の話も「なるほど」と頭では理解しているつもりなのですが、まだ何も始まっていないので何とも言えませんが、今後私の中で腑に落ちる日が来 るのを楽しみにしております。もうすぐ1回目のレッスンなのでワクワクドキドキです。

追伸:スカイプ参観の感想が使えるところがあればどこでも使ってください。
 

【18629】

根石さん

 投稿者:I村   投稿日:2012年 7月17日(火)19時16分16秒
  よ ろしく、ご指導ご 鞭撻のほどを。

電圧装置に関しても、レッスンの度に進行状況を報告していることが、(いい意味での)プレッシャーになっております。

ところで、英語の胸付き八丁を超えると何がまっているのでしょうか。さらに大きな山が待っていたりして(^^;まあ、それはさておき、今はそんなに苦しい とは思わないのですよ。TOEICの点数という意味では足踏みしていますが、ちょっとずつ進んでいるのがわかりますので。あせらず、じっくり取り組んでい く所存です。
 

【18630】

村田さん

 投稿者:ミキ   投稿日:2012年 7月20日(金)00時15分48秒
  私 の義弟はスペイン 人なので、家族が集まるとイタリア語とスペイン語と日本語で話します。例えば、夫と義弟は、夫が伊語で義弟が西語で話していますが、それで通じてしまいま すね~。そんなもんなんですよね、ルーツが同じ言語というものは。  

【18631】

「擦切れたジーンズ」蒸し返し

 投稿者:小川   投稿日:2012年 7月29日(日)19時57分12秒
編集済
  ス カイプレッスンの生徒さんではありませんが、 "get out" を「ゲラウト」と発音する方がいます。初級クラスで音作りがほとんど出来ていない時点です。"t" や "r" や"l" の音がきちんと出せ、音読が熟れてから自然に崩れて行くのならまだしも、いきなり英語を母国語とする人たちのぐずっとした発音を真似しない方がよいと言い 続けているのですが、一向に改善されません。毎回同じことをアドバイスするので、とうとう口が酸っぱくなってしまいました。

「ゲラアウト」や「レラ」(letter)や「ワラ」(water)で、日本人の学習者を感心されられるかも知れません。けれど上っ面の音を真似できたと しても、英語を母国語とする人達の耳には奇妙に聞こえるのではないでしょうか。私たち日本人の耳には「ちゃんとした英語」に聞こえていたとしても、ネイ ティブにはさっぱり通じない音かも知れません。しかもたどたどしい会話の中で「そこだけ」ネイティブ音を真似ているだけだとしたら、とてもお寒いことで す。

そこでこのゲラウト問題について根石さんの見解を聞いてみました。英語を母国語とする人たちの英語は「擦り切れたジーパンであり、まだ生地さえ出来ていな いような私たちが、擦り切れジーンズの真似をすることはない」とのことでした。これは今まで何度も語られていることです。

自分の耳だけを頼りに、音声教材やネイティブ講師の発音を「自分なりに」真似ることばかりをしていると、いかにも良い発音の英語のように聞こえるけれど も、英語としては通用しない音が出来上がってしまうことがあります。発音指導をネイティブ講師から受けるにしても、ほとんどの講師は「repeat after me」と言うばかりです。口のどこをどう動かせば良いのか知らないのです。

根石さんは「ネイティブは違うということだけはわかるが、どう日本人の発音を矯正するのかについて打つ手を持っていない。まるで幼児を扱うかのように "Repeat after me" 一辺倒では、すでに日本語という言語を獲得してしまっている大人をなめているとしか言えないだろう」とおっしゃっていました。

「意識的に英語の音作りをして来た日本人にしか、英語の発音矯正や発音指導は出来ない」のです。

【8209】
【タイトル】「電話でレッスン」アドバイス
【 日時 】03/12/01 2:52
【 発言者 】根石吉久

 生徒さんにアドバイスした場合に、I村さんがレッスンをコンピュータの音声ファイルにしてるってのを聞いて、俺もそれ参考にして、アドバイスの部分だけ 録音してみようかなって思ったんですわ。
 ええと、喩え話で言うと、新品のジーパンを買ってきたとして、音の質がまだ新品のジーパンの状態っていう感じなんです。まだごわごわして硬いっていうこ となんですが、体になじんでくると、布が柔らかくなって、非常に穿きやすくなって、それで、布もまだしっかりしてて、っていうこの状態が続けば一番いいん ですが、そうもいかなくて、そのうちに布が薄くなって破れちゃいますね。
 今日やったところだと、I had Rose move your three o'clock ・・・の文が特にごわごわしていて硬いっていう感じがしました。これから柔らかくしていくわけですけど、とにかく回数を読み込んでもらうことだと思いま す。
 えーと、英語のネイティヴの音っていうのは、崩れた音が暗黙の了解のうちに許容されていくので、ジーパンで言えば穿きすぎちゃってあるので、穿き過ぎて 穴があいちゃったっていうような音なんですね。布自体が薄くなってるというか、くたくたになってるんですね。
 ネイティヴの音っていうのはそういう音なんですよね。
 で、わたしらが語学で作るべき音っていうのは、そのくたくたな薄い布みたいな音だとは考えていないんです。ネイティヴの音をやたら尊重する人がたくさん いるんですが、布が薄くなってるとか穴があいてるというような音の性質自体はお手本にする必要はないですね。柔らかくて繊維がしっかりしてるっていう音が 作れればいいんだと思うんです。
 ただねえ、その柔らかくてバネがあるっていうところまで持ち込むためには、どうしても回数を読み込む必要があるんです。だから、頭で覚えちゃったとか、 暗記しちゃったので言えるっていうレベルで止まっちゃわないってことが非常に大事なんですね。あくまで「読み込む」っていう感じで、ジーパンだったら「穿 き込む」っていう感じで、口の筋肉を「使い込む」って感じで、筋肉を鍛えるつもりで、ひとつやってみて欲しいんですが。

 もう覚えたからいい、と思うとそれが語学では落とし穴ですから。もう充分になじんだ文でも、どんどん読み込むっていう練習をつづけて下さい。

【13839】
「すり切れたジーパン」補遺 ? 投稿者:村田 ?投稿日: 2009年 5月 6日(水)17時33分0秒

先週の日曜日の塾の 時の話のメモ。

社会人の塾生の方から出た話。
「reallyっていうのは、リリィって感じに聞こえる。」

根石さんはそれに対してこう言っていました。
「そういうくずれは生活言語の中ではいくらでも起こります。俺はそれを「すり切れたジーパン」と言ってきました。けれども俺たちがやっているのは汎用性の ある言語としての英語の習得です。くずれた音から入っていくと、他の音との関連がわからなくなってしまう。語学としての音は、くずれていない音から始める べきです。ただし、子どもが英語の磁場に入った場合は、くずれのある音から入っても、くずれのない音に至ることができます。大人はそうではない。」
「日本語でも『すり切れたジーパン』はもちろんあって、たとえば土佐弁に『明日は天気がかわるにかわらん』という言い方がありますね(これは塾生の方が高 知出身のため出た例)。古語の『かわるにかあらん』から来ているのだと思いますが、たぶんこの言い方は日本全国探しても高知にしかないでしょう。『かわる にかわらん』から入っても、『かわるにかあらん』には行き着きません。」
 

【18632】

ちゃう

 投稿者:小川   投稿日:2012年 7月30日(月)17時51分16秒
  > 『かわる にかわらん』から入っても、『かわるにかあらん』には行き着きません。」

ほんとですね。「ちゃう」というのは大阪弁で「違う」のカジュアル形なんですが、「ちゃう」から入っても、「違う」には行き着きませんね。
 

【18633】

ゲシュタルト崩壊?

 投稿者:ミキ   投稿日:2012年 8月 4日(土)00時12分28秒
  レッ スンでゴースト の英文を音読していると、途中で「あれ?これで良かったんだっけ?」と、文字と音がリンクできなくなります。なんでしょう?これもゲシュタルト崩壊の一種 でしょうか?そのうちに自然に治まるものでしょうか。  


【18634】

ミキさん

 投稿者:村田晴彦   投稿日:2012年 8月 4日(土)13時59分55秒
  ゲ シュタルト崩壊っ て知ってるようで知らなかったので調べてみました。
Wikipediaによると、「全体性を持ったまとまりのある構造 (Gestalt, 形態) から全体性が失われ、個々の構成部分にバラバラに切り離して認識し直されてしまう現象をいう。」ということでした。
たとえば、「あ」という文字をじぃ、っと見つめていると、だんだんその文字がなんの文字だかわからなくなってくるような感覚かと思います。

わたしはミキさんが書かれているような感覚はありませんが、音読の練習をしているときに、「この文は何度も言っている文だから簡単に言えるはずだ」と思っ ていた文が、なぜかすらすら読めなくなっていることがたまにあります。音読テストの時などにそうなるとドツボにはまり、もうぐしゃぐしゃになってしまうわ けですが、言ってしまえばそういう文はまだこなれが悪い文です。そういう文は一人でやる練習の時に何度もぐしゃぐしゃになって、それでもくり返し言い続け ることで、ちょっとやそっとのことではどうじない読みになります。わたしの感じるドツボの感覚、ぐしゃぐしゃになってしまう感覚、それがもしかしたらミキ さんの言われる「ゲシュタルト崩壊」に近いのかもしれないと今思いました。

ミキさんが書かれたことが聴覚に関してのゲシュタルト崩壊だとしても、わたしたちには「つなげて」「回転させる」方法があります。つなげようとする意識 と、つなげようとする筋肉の動きが、ばらばらになりそうなかたまりをつなぎとめ続けます。たぶん何度か「ゲシュタルト崩壊」のような感覚はあると思うので すが、その都度、読みは強いものとなっていくと思います。
 

【18635】

村田さん

 投稿者:ミキ   投稿日:2012年 8月 4日(土)18時21分2秒
  な るほど。私は片仮 名の「チ」を書くたびに、どうも間違っている様な気がしてしまうのですが(「ナ」の上に何か余計なものを付けてしまった物のように思えてダメなんです)、 これがゲシュタルト崩壊ですね。どうして起こるのでしょうね。

私の経験では、覚え、使っている間に無意識下に押しやられてしまっていたものを、意識上に引っ張り上げてきた時に起こるのかもしれません。私は、O (オー)という文字を見ていると、これが英文字のOだということに疑問符がついてしまうのです。自分の中の定義が崩れてしまう、というか。千円札をじっと 見ているうちに、本当にこの紙切れで買い物が出来るのか?と思ってしまうのと同じ感覚です。

これは英語ではなくて、他の部分に問題有りでしょうか?苦笑

 

【18636】

ゲシュタルト崩壊

 投稿者:根石吉久   投稿日:2012年 8月 6日(月)01時16分31秒
編集済
  ゲ シュタルトという ものが、「死」だからだと思います。
私の用語で言うと、「言葉」(生)は絶えず「言語」(死)を媒介にして活性化します。言葉だけでなく、あらゆる文化は、過去の文化を媒介にして活性化する のだと思います。文化のあるところ、どこにでも「死んだ文化」が背後にあるのだと考えています。「死んだ文化」はいつでも、参照され媒介にされます。
文化そのものが、自然界のように循環しています。
散歩に出て歩き続けていたが、ふいに疲れを感じて草の上に腰を下ろして、空を見上げるようなことがあります。
そんな空虚な(意味に汚されていない)時間に、ふいと「死」が顔を出すのだと思うのです。
おっしゃっているゲシュタルト崩壊は人によって現れ方はさまざまですので、具体例だけでなにがどうなったのかは導くことができませんが、語学論から言え ば、「文化=文化の死を媒介にして活性化するもの」であるからだと思います。

絶えず活性化するものが、「死」が顔を出したときに、しばらく休んでいるのでしょう。

 

【18637】

根石さん

 投稿者:ミキ   投稿日:2012年 8月 7日(火)18時25分22秒
  > 「言葉」(生)は絶えず「言語」(死)を媒介にして活性化します。言葉だけでなく、あらゆる文化は、過去の文化を媒介にして活性化するのだと思います。文 化のあるところ、どこにでも「死んだ文化」が背後にあるのだと考えています。「死んだ文化」はいつでも、参照され媒介にされます。

「全ては Disciplines から」ということなんですね。

日本語の中で「Discipline 」 に相応する言葉というのはあるのでしょうか?辞書には、Discipline 1.訓練.鍛錬.修養.教練 2.抑制.自制.克己 3.躾.規則.統制.戒律 4.懲戒.折檻 Disciple (ラテン語「学ぶ」の意から)門弟.弟子 ...などとありますが、これ全部とまとめてさす言葉(つまり、Discipline )というものはないですよね。以前の日本ではあまりにも当たり前のものだったから、それを指す言葉が創られなかったのかもしれないですね。


なるほど、Olympic Games を見ていて面白いのは、選手たちが「死」から「生」を引き出す瞬間に立ち会っているからかもしれない、と思いました。
 

【18638】

ミキさん

 投稿者:小川   投稿日:2012年 8月19日(日)01時06分53秒
編集済
  ド イツ語圏でドイツ 語学校に通っていたことがあるのですが、その間英語はまったくと言っていいほど勉強しませんでした。英語で話す機会もそれほどありませんでした。

3年弱で帰国。また英語をやりなおそうと「TIME誌講読のクラス」にもどったところ、英文がするすると頭に入り、読解力が伸びていてびっくりしたことが あります。ドイツ語と英語のシンタックスはほとんど同じですし、読みは違うけれども同じ単語なども多いので、脳みそが欧米化(笑)してしまったのだと思い ました。ミキさんのお話をうかがうのを楽しみにしています。

話がとびますが、「ゲシュタルトの崩壊」について調べてみようと思ってネット検索していたら、YouTubeに「ゲシュタルトの崩壊が経験出来る画像」な どというものがいろいろ出ていました。面白そうなので2~3見てみました。

http://www.youtube.com/watch?v=DWF7ZjlKTrw&feature=related

深淵な語学論の最中に、まったくつまらぬ話ですみませんでした。
 

【18639】

音の粒について

 投稿者:I村   投稿日:2012年 8月19日(日)11時06分46秒
  以 前から根石さんに 「音を立体化させるよう」アドバイスを受けており、なかなか思った通りにいかなかったのですが、先日のレッスン後に根石さんから、音の粒がはっきりしてき た、といったことを言われ、ちょっとホッとしているところです。

「擦り切れたジーンズ」については先日も小川さんが書いておられましたが、どうやら私は練習でそういった音を出しているらしい。加えて、私の悪い癖で、単 語の終わりの子音を勝手に省略してしまうこともあります(一例として、「Like」を「Lie」と発音してしまったり)。

具体的な対策として、単語を一つ一つはっきり発音し、かつ、文をつなげるよう心がけることで、少しは効果があったようです。もっとも、1ページを読み終え る速度は遅くなってしまいましたが・・・。なかなかさじ加減は難しい。

語学において「擦り切れたジーンズ」で練習することは、負荷をかけずに筋トレするようなものでしょうから、まったく意味がないのでしょうが、意識しないで 文を読むとあっというまに楽をしてしまう自分がいます。音と意味を一つにする上でも、単語一つ一つの音に気を配って読むことは重要でしょうし、何より意識 してはっきり文を読むと気持ちいいですね。慣れてきたからこそ、初心に帰ろうと思っております。
 

【18640】

壁をのりこえること

 投稿者:村田晴彦   投稿日:2012年 8月19日(日)23時45分56秒
  土 曜日11時から一 緒にレッスン受けているI村さんが根石さんから「音の粒が揃ってきた」と言われました。
I村さんは子音の省略が多かったため、ここ数週間、「『擦り切れたジーンズ』の真似はしないでください」と指摘されていました。かなり意識して練習されて いただろうことが、毎回のレッスン時に音を聞いていてわかりました。
実はわたしも二週間ほど前、vegitable の発音で /t/ の発音を落として発音していて、根石さんから「語学をやっている時はネイティヴのなまけた音を出すべきではない」と指摘されていました。これは自分では まったく気がついていなかったので、より強く発音することでクリアしました。自分は英語ネイティヴの音を意識して真似していたのではないのですが、無意識 で力の加減をしていたのだと思います。
練習していると、いままで言い難かった音が言いやすくなってくる段階があります。こういうことは何回もあって、その後には必ず今まで言い安かったのが急に 言い難くなったり、新しく言い難くなる音のつながりが出てきます。自分一人で練習している時にそういう壁にぶつかることもあるし、コーチから新たに壁を設 定されて、敷居が高くなることもあります。
自分で練習をやっている時には、壁を乗り越えるには、強くはっきり言うしかないということが実感としてあります。
ただし、まずは音がつながっていることが大前提で、つながっていないと壁にぶつかることができないのです。(つなげること自体が最初の壁だとも言えます が)
根石さんは「つなげること」と「強く、はっきり言うこと」は二律背反の関係にあると言います。つなげることに集中すると、強く、はっきり言うのがおろそか になりがちで、強くはっきり言う方に意識を向けると、急につながりにくくなります。それを両立させろ、と言うのです。そして、初心者にはまずはつなげろ、 と言います。最近、あらためてこの順序はまったくただしい順序だと思うようになりました。

練習していると何回も壁にぶつかると書いたけれども、練習する時は、言いやすくなることと、その言いやすくなっている音をさらにはっきりと言うことが絶え ず起こっている、つまり、毎回小さな壁ができてそれを乗り越えることの繰り返しだと言えるのではないか。自分一人で練習している時も、この繰り返しになっ ていないと、実のある練習にはならないと思います。
 

【18641】

コーチの音

 投稿者:村田晴彦   投稿日:2012年 8月19日(日)23時49分13秒
編集済
  自 立練習の時、小川 さんから「いつも英語ネイティヴの人と練習しているのか?」とご家族から言われたという話を聞きました。小川さんはヘッドフォンを使わずPCのスピーカで 音を聞いているそうで、練習の時の音が聞こえていたようです。
それを聞いて、英語圏で暮らしたことのない自分の音が、素読舎の方法のみで英語ネイティヴの人に間違われるようになったんだなあと思いました。素読舎の レッスンを続けていると、英語ネイティヴに間違われるほどの音になるというひとつの証拠です。
自分としては英語ネイティヴに間違われること自体は特にうれしいことではなく、日本在住のまま、通じる音を手に入れるところまできたことがうれしいと思い ました。

小川さんから話を聞いた時、英語ネイティヴに間違われたとして、自分のコーチとしての音はどうなのか、と思いました。

自分は /ae/ の発音、レッスンで言うところの「口の両端斜め上」「一瞬般若」の発音を根石さんから何度も何度も注意されました。そのため、/ae/ の発音は過剰なくらいに口の両端斜め上に吊り上げていて、過剰なほどに口の両端に力を入れていました。今では根石さんから吊り上げすぎる癖があると言われ ています。そのため今はその過剰さを抑えるようにしています。これは気になる癖ですが、しかしこの過剰さを通らなければ、自分は「一瞬般若」の音を獲得で きなかったと思います。そうでなければ相手がその音を出しているかを感じることもできないし、どのようにしてその音を出すかも生徒に指示できない。

自分の筋肉の動きを意識し、意識の中で動きを分解しつつ、再び動きを意識して音を出す。動きながら自分を解剖して動きながら縫いあわせていく。今までやっ てきた練習はそういうものだったような気がします。

自分からすると、英語ネイティヴの人が例文の音を出すのは言ってみればただ生のものを横たえただけです。「完成品」は初心者には役にたちません。
自分が出す音は、生徒さんが通じる音に至るまでのとっかかりやてがかりがたくさん顔を出していると思います。自分の音は原理的に決して「完成品」になるこ とはありませんが、それがどうした、自分の音は日本人が使える音に至るための媒介の音なんだぞ、と強く思うこのごろです。

 

【18642】

Facebookから転写

 投稿者:根石吉久   投稿日:2012年 8月20日(月)03時06分3秒
  Facebook の「ページ」というところに書いた記事を、こちらに転写します。
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.素読舎のレッスンは本当は「英語磁場」にいる人に役にたつ

 私の生徒にイタリア在住の人がいます。素読舎の語学論の掲示板『大風呂敷』にミキという名前でときどき書き込んでくれます。日本人の女の人で、イタリア 人と結婚し日常語はイタリア語で生活されています。
 最初に素読舎の「スカイプでレッスン」に問い合わせてくれた時、当時小学校6年生くらいの息子さんに、私のレッスンを受けさせたいということでした。 「息子さんは、家の中でも学校でもイタリア語だけですか」と私が質問したところ、そうだとのことでしたので、「それだと、レッスンが成り立ちません」とお 答えするしかありませんでした。
 私のレッスンで使っている教材は私が自作したものですが、英語の文法は日本語で説明してありますので、日本語を日常語(生活語)にしている人にしか使え ないのです。それだけでなく、私がイタリア語をしゃべれませんから、「そこは、『一瞬般若』の音になるので、口の両端を斜め上にひっぱって、アと言って下 さい」というようなことをイタリア語で言うことができません。「アと言って下さい」というときの、「ア」が日本語の「ア」を前提にしていますから、厳密な 意味で言うと、イタリア語だけで生活していて、日本語の「ア」を知らない人には、意味のない説明になってしまうことも考えられます。
 「やはり、無理ですね。だけど、お母さんが普段イタリア語だけで生活しているのなら、お母さんがレッスンを受けられたらどうですか」と私は言いました。
 ミキさんは日本で育ち、日本語を主言語として育った人ですから、私のレッスンを受けることができます。レッスンの骨子を把握して、お母さん(ミキさん) が息子さんの英語を、イタリア語で指導してあげたらいいんじゃないかと考えたのです。遠回りのようですが、不可能なことではありません。
 ミキさんは、自分でレッスンを受けてみることを決意され、私の「スカイプでレッスン」の生徒さんになってくれました。いつからレッスンを始めたのか、私 が記録しておくのを忘れたので正確なところはわかりませんが、3年くらいたったのではないかと思っています。

 最近、そういえば、ミキさんの息子さんは日本でいえば中学生くらいになったんだなと思い、ミキさんのレッスンの時に、「息子さんの英語はどんな様子です か」とお聞きしたところ、「よくできるようで、クラスで一番です」とのことでした。
 「私がミキさんにレッスンしていることは、息子さんの英語に役に立っていますか」とお聞きしたところ、「このレッスンがなかったら、こういうことは起こ らなかったと思います」とのお返事でした。
 「遠回りのようだが、不可能なことじゃない」と私が判断したことが、見事に実を結んだと考えていいと思っています。
 「ミキさんご自身の英語はどうですか」とお聞きしたところ、イギリスで育ち、イタリアで看護婦の仕事をしている人と友達になり、英語で話すことがあるの で、ミキさんは自分の英語の発音はどうなのかと、そのイギリス人の友達にきいてみたそうです。「まったく問題ない」という返事があったとのことでした。
 その話がきっかけになったと思いますが、ミキさんは「発音さえクリアできれば、イタリア語から英語に移行するのは簡単なことだ」と言われました。

 日本で、日本語だけで生活している人には、そのことが起こらないと私が言い出し、話が面倒なことになりました。

 ミキさんに起こったことは、ミキさんが普段イタリア語で生活しているから起こったことであり、日本で日本語で生活している人には起こらない。
 ミキさんは、私のレッスンを高く評価してくださっているが、日本で日本語だけで生活している日本人からは、私のレッスンは評価してもらえないという話に なり話はどんどん面倒なことになりました。

 ミキさんと話していて、私が考えたことは以下のようなものでした。
 日本で日本語だけで生活している人には私のレッスンはなかなか評価してもらえないのに、イタリアでイタリア語で生活している人からは高く評価してもらえ た。では、「英語磁場」で生活を始めた日本人からはどうなんだろう。もしかしたら、そういう人たちにいちばん評価してもらえるんじゃないだろうか。そうい うふうに思ったのです。
 それで思い出した話があります。
 ご主人の仕事が、アメリカなりイギリスなりの「英語磁場」で行われるようになって、ご主人と一緒に「英語磁場」に渡った奥さんの話というものを聞いたこ とがあります。私の知り合いのことではありませんが、それはありうることだなと思った話でした。
 日本にいたときにまともな準備をしなかったので、英語磁場に渡っても周りとコミニュケーションがとれないでいる人がいるという話でした。

 アメリカなんかでは、英語がしゃべれないと、それだけで馬鹿にされるということがあります。アメリカ人の中華思想などと言うと、ちょっと変ですが、一種 の中華思想を持っているアメリカ人は決して少なくはないと思います。世界を知らないのです。アメリカの外側に、アメリカとは異質な世界が大きく広がってい るのだということを知らないのです。
 ひかえめでおとなしい日本人が、このあからさまな中華思想に出会うと、カタツムリが殻の中に閉じこもったような状態になってしまうことは十分に考えられ ます。
 ご主人が海外転勤族や海外駐留員になり、ご主人について行った奥さんが、殻に閉じこもったカタツムリの状態で日々を暮らしているということはありうるこ とです。
 ご主人は英語がどうにかなるから、会社も海外での仕事をさせたかったのでしょう。子供は小学校低学年くらいまでなら、学校で友達ができたりして、外では 英語、家では日本語を切り替えて使えるようになっていきます。奥さんだけが、殻に閉じこもったカタツムリのようになってしまうという話でした。

 そういう人にこそ、素読舎の「スカイプでレッスン」を受けてほしいんですと私がミキさんに言うと、ミキさんはただちに「私もそう思います」と言われまし た。

 先日のレッスンの時、ミキさんの大学の友達で、楽天に勤めている人がいて、何かの部署の責任者をやっているはずだが、連絡がつかなくなっているという話 が出ました。
 楽天は社内では英語しか使えないようにしたそうです。日本の会社のくせにそうしたのだそうです。そういう会社にも、素読舎のレッスンを受けた方がいい人 がたくさんいるんじゃないかとミキさんは考えておられたのでした。

 その時には、私は別の比喩を使ってミキさんと話しました。楽天の社員は、いわば波打ち際にいる人なんだと私は言いました。英語というものが押し寄せてく る波打ち際にいる人なのだということです。英語という波のしぶきを浴びて、体が濡れることがある人です。会社の仕事が終わって家に帰れば、日本語に戻る人 が多いはずですから、波打ち際から離れて、おおげさに言えば内陸部に戻れるわけです。(家に帰っても、暮らしている結婚相手が英語ネイティヴの人だったり したら、話はまた別になりますが・・・)
 それに対して、アメリカなりイギリスなり、英語磁場に渡ってしまって、回りと接点が作れないでいる人は、波打ち際どころか、海の真ん中に放り出されたよ うな人です。つらいめにあって、家に閉じこもり外に出なくなったり、日本人の駐留員(の家族)としかつきあいを持たなくなってしまったりしている人は、海 の真ん中に投げ出されて、泳ぐことができなくて、海の底に沈んで、海の底でなおも生きているような感じを持つのではないかと私は思っているので、そんな話 をミキさんにしました。
 ついでに、さらに喩え話をするなら、海の真ん中に投げ出された人にもいろいろな人がいると思います。溺れそうになったりする人もいるでしょうし、上手に 泳ぐ人もいるでしょうし、板きれに乗ってサーフィンをするように危ういバランスをとりながら、全身を海の上に出している人もいるでしょう。いずれにして も、日本語で育った人は、全身を海の上に出すくらいがせいぜいのところです。
 これに対して、船に乗っている人もいるわけです。これは日本語で育った人ではなく、最初から英語で育った人です。大型の船に乗っている人なら、日本語で 育った日本人が格闘している波なんかまるで感じることがない。先ほど書いた「アメリカ人の中華思想」を持っているアメリカ人は、日本語で育った日本人が格 闘する波を想像することもないのです。「世界を知らないアメリカ人」とはそういう人のことです。船に乗っているせいで、泳いでいる人のことが想像できない だけでなく、大型の船の甲板から下を見下ろして、泳いでいる人を馬鹿にしたりするほど、「世界を知らないアメリカ人」は鈍いのです。

 波打ち際にいる人たちにも、素読舎の「スカイプでレッスン」はお薦めしたいですが、もっと切実に英語を必要としているのは、まともな準備をしないまま英 語磁場に渡ってしまった日本人でしょう。つまり、英語という海の真ん中に投げ出された人たちでしょう。とりわけ、海の底にいるような気持ちで生きている人 たちでしょう。

 インターネットでスカイプが使える環境さえあれば、日本にある素読舎がそういう人たちの強い味方になることができます。

 日本には「型の思想」があります。それを語学に活かしたのが、「素読」を原理とした素読舎の方法です。
 これは日本以外にはもちろんないと思いますし、日本でも素読舎の他には見当たりません。

 アメリカにいるのだから、アメリカ人の先生から習おうと思わないで下さい。
 アメリカ人の先生じゃ駄目なのです。
 アメリカ人の先生は、日本語と英語の間にある深いギャップを知りません。
 だから、簡単に「Repeat after me.」などと言います。赤ん坊を相手に話をしているんならともかく、いったん日本語(の音の体系)で育った大人には、Repeat after me.は無効です。
 アメリカ人の先生は、文法の説明ができません。あるいは、文法の説明ができる人でも、英語でしかできません。
 海の底とか、深いクレバスに落ちた人とか、カタツムリの殻に閉じこもった人とか、喩えは何でもいいですが、そういう人に英語で英語の文法を説明したとこ ろで意味はありません。文法用語どころか、日常的な用を足すことにすでに問題があるのですから、つまりは役に立ちません。

 まともな準備をしないまま英語磁場に渡ってしまった日本人は、「型の思想」によって練られた練習法によって、「型」を媒介にするべきなのです。

 アメリカにいるのだから、アメリカ人の先生から習おうと考えた時に、すでに落とし穴に落ちています。

 海から全身を出せる人は、アメリカ人の先生から教わるのがいいかもしれませんが、泳いでいるが溺れそうになる人、あるいは、海の底にいるような気持ちで 生きている人は、日本語から英語に渡るとはどういうことなのかを知っている日本人からレッスンを受けるしかないのです。

 と、そんなところまでミキさんに話したら、それに関してもミキさんは「そうです」と同意して下さいました。

 近いうちに、私、村田コーチ、小川コーチが、スカイプで座談会をやり、ミキさんからイタリア語から英語に渡った経験、あるいは、それ以前に日本語からイ タリア語に渡った経験のお話を聞くことになっています。
 その座談会の前に、これまでの経緯を書いておこうと思って書き始めたものがこの文章ですが、だいぶ長くなってしまいました。

 この記事が、まともな準備をしないまま、英語磁場に渡って苦労しておられる方の目にとまることを願って、ひとまずここまでのところを Facebook その他に投稿しておきたいと思います。

 2012年 8月19日 日曜
 

【18643】

ミキさん、小川さん、村田君

 投稿者:根石吉久   投稿日:2012年 8月20日(月)03時15分55秒
 

先 ほど投稿したもの は、スカイプでやろうと企画している座談会(?)のたたき台に使えればと思って書いたものです。
 


【18644】

根石さん

 投稿者:ミキ   投稿日:2012年 8月20日(月)17時02分43秒
  う ちの子は「英語」がクラスで一番ではないのです。殆ど勉強しませんから。しかし、英語の聞き取りのテストは確かに一番だったようです。今のクラスは学年で 一番良いクラスなんです。特に女の子が多く、着実にバリバリ勉強する子が何人かいて、テストでトップをとるのはいつもその子達の誰かなんです。繰り返しま すが、うちの子は殆ど勉強しませんし、私もそれほどかまいません。日本とは進学のシステムが違いますし、きっちり勉強し出すのは高校からで良いと、中学の うちは大事なところだけ押さえてあって、テストで8割がたとれていれば良いと思っているからです。

それだからこそ、聞き取りがそれほど良かったのに驚きました。家庭の中がバイリンガル環境だったりすれば、「日常からいろいろな音に触れているから、耳が 鍛えられているんだろう」などと言う人もいるかもしれませんが、我が家は伊語のみなのです。ただ一日5分ほど簡単な英語の本を読ませて、私が素読舎のレッ スンで得た知識を基に息子の発音をすこし直す、ということをしているだけです。

直すところは、狭いア、s、h、little の tt の様なダブル文字、アクセントのおく位置...とある程度決まっています。おそらく、これは伊語を母国語にする人が英語を使う際に引っかかる共通のポイン トだと思います。逆に言えば、そこさえクリアしてしまえば良いという所なのだと思います。

英語に限らず、ある外国語を使う場合、その人の母国語によって押さえるべきポイントが違ってきます。(「押さえるべきポイント」というのは、ここさえ押さ えておけばそれなりに通じる、逆に言えば、ここが押さえられていないと絶対に通じない、と言う所です。)素読舎のレッスンは、日本人が英語を使う際のその ポイントに集中したものだと思います。勘が良い人で、時間をかければ、独学でも無意識のうちに「これらのポイント」を習得できる人はいるのかもしれませ ん。でも、それが得策とは思えない。言い換えるなら、砂漠を横断するには、多少賃金を払っても旅行者の特徴を解った優秀なガイドを雇うのがベストな方法だ ろうと思う、ということです。
 

【18645】

根石さん

 投稿者:ミキ   投稿日:2012年 8月20日(月)17時20分8秒
  > アメリカ人の先生 は、日本語と英語の間にある深いギャップを知りません。

本当に仰る通りです。何事でもそうですが、「わからない」事が解らない人は教えることが出来ませんね。以前、冠詞に関して皆様に相談させていただいたこと がありましたが、それと言うのも、冠詞と言うものが組み込まれた言語を母国語としている人で、冠詞がない日本語を母国語としている私に、納得できるように 「冠詞」を説明してくれる人がいなかったからです。私が冠詞のどこに引っかかっているのかが解らないんですね。彼らには当たり前過ぎて、疑問に思ってみる ということも難しいのでしょう。結局、「冠詞」は自分で解決しました(一応のところ、ですが)。
 

【18646】

ミキさん

 投稿者:村田晴彦   投稿日:2012年 8月22日(水)17時40分13秒
  連 絡専用掲示板の方 を見てください。
 

【18647】

フェイスブックでの語学論

 投稿者:根石吉久   投稿日:2012年 8月25日(土)03時34分37秒
  フェ イスブックで知 り合った岩田さんが、「英語どんでんがえしのやっつけ方」を読んで、ドイツ語学習で自分がやった方法と同じだと書いてくださいました。
是非、お読み下さい。

http://sanbunraku.blogspot.jp/2012/08/blog-post_1940.html
 

【18648】

Facebookから転写

 投稿者:根石吉久   投稿日:2012年 8月26日(日)04時37分19秒
  岩 田さんがご自分の ブログに書いてくださったものを元に、自分で考えてきたことを書いてみました。長文です。Facebook の”ページ”に掲載したものをシェアさせていただきます。この後、掲示板「大風呂敷」にも掲載します。
岩田さん

 「英語どんでんがえしのやっつけ方」、お読みいただきありがとうございます。

>根石さんのものの考え方と方法は、具体的、独創的に命名された学習プロセス、学習体系の用語は、わたしにはありませんが、わたしがドイツ語を学習した考 え方と方法と全く同じでした。

 私の仕事では、学習のプロセスで出会うことを命名する必要がありました。そうする行為自体を「語学論」と言ってきました。命名することができたとき、よ うやく、次のことを考えられるという感じでした。私は語学屋ですので、「語学論」を書くことが必要でした。そのせいで、語学のスキルはいまだに貧弱なまま です。

>大学に入って第2外国語にドイツ語を選択したときに決心したことは、英語をあれだけ学んだのに英語が全然ものにならなかったのは学習の考え方と方法が間 違っていたに違いない。ドイツ語を学ぶときには、全く自分独自の考えで、英語のときとは全く違う方法でドイツ語を学ぼうということでした。

 大学教師たちが、のらくらもの揃いだということです。「全く自分独自の方法で」ということをやって成果を得た人が、そのプロセスで発明したものを命名し て下さると、語学論は少し先に出られると思っています。

>何故英語の文を頭から読んで行ってnative speakerは理解するのに、日本人は、文法に頼ってあっちへ行き、こっちへ行きしなければ、文の意味が理解できないのだろうか?

 言語のご先祖が違うのだと思っています。ご先祖のそのまたご先祖になると私にはわかりませんが、それは文字以前のはるかはるか昔のことなので、誰にもわ からないのかもしれません。だけど、それがわからないと言語の誕生がわからないのかもしれません。

>従い、わたしのドイツ語学習の眼目は、最初から、ドイツ語の文の連続(文章)を頭から読み下して行って、そのまま意味を理解するためには、日本語の世界 に生まれ育った日本人として、何をどう考え、どのようにすればよいのか(方法)ということにありました。

 ここで、「回転」というモメントを私は提唱しました。簡単に言えば、同じ文を(声に出して)、何度も言い続けることです。音やリズムが安定するまで言い 続けることです。

>ドイツ語とドイツ文学を修得しようと(実は内心は言語とは何かという問いに正面から答えてみようと)進級した修士課程で教わったドイツ語とドイツ文学 は、まづ専ら読むということ、読解ということ、従いそれは、英語の文章の読解で犯したのと同じ学習法でした。

 大学教師たちが、のらくらもの揃いだということです。

>(誰がこの間違いを犯したのか?英語教師であり、文部省である。しかし、勿論明治時代のひとたちにとっては、この方法は、正しく、有効だったと思う。そ れは漢文ができたから。江戸時代の遺産の上にその読解法は有効だったのだと思う。しかし、わたしに漢文の素養は恥ずかしいことに、無いのだ。そのような無 知の人間として、一体どのようにこのドイツ語という言語を自家薬籠中のものにできるのだろうか?というのが、当時のわたしの問いであり、回答を得る努力で した。)

 私にも漢文の素養は欠如していますが、明治の人の方が今の人より英語力があったということを言う人がいて、私はその通りではないかと想像しています。岩 田さんは、「漢文の素養」とされていますが、私は要は素読だと考えています。「漢文の素養」は教養ですが、語学には「素読という方法」自体がとても有効で す。

>修士課程の1年間を、しかし、そうやって寝食を忘れ、睡眠時間を削って過ごすと、集中するというのは凄いもので、ゲルマン民族の記録に残る最初の文字の 中世のドイツ語から20世紀現代のドイツ語まで読めるようになりました。

 こういう日本人の努力は、決して軽んじてはならないと思います。
 私は、話せないけど読めると言う人の中に、少数だがこういう人がいると思っていましたが、岩田さんが私が出会った初めての人です。後で触れますが、「概 念化」が上手な人なのだと思います。
 そういう人(たち)によって、日本はまがりなりにも近代という時代を始めたのです。私は、しかし、日本の近代とはとても相性が悪く、江戸時代に広く普及 していた素読という方法を、歴史のごみ捨て場から拾ってきたわけです。

>しかし、わたしはこの学習方法の限界を感じました。これでは、英語の場合と同じ過ちを犯している。

 軽んじることはできないが、限界があると思います。

>読み下して原文のドイツ語を理解するということを実践するには、ここにいても限界だと思いました。それで、当時誠に恐ろしくも未開未知の国であった共産 主義国家東ドイツにドイツ語日本語英語の通訳と翻訳の仕事で渡独したわけでした。

 「渡独」でも「渡米」でも、そこで生活が始まります。そこで受ける強制力(言葉の当事者になることを強制する)を磁力ととらえ、「英語磁場」とか「ドイ ツ語磁場」とか言ってきました。「英語圏」とか「ドイツ語圏」と言わないのは、数十人しか話す人がいない言語、滅びつつある言語でも、「磁場」という語で ものを言い表すことができるからです。「語圏」だとうまくいかないことがあります。「磁場」というのは、赤ん坊が自然に言語を獲得し、自分の言葉を発する ようになる場だと考えています。赤ん坊は誰に言われなくても、強制されなくても、言葉の当事者になりますが、外国語はそうではありません。「磁場」だけが もたらすものが絶対にあると考えています。

>その目的は、只一つ、ドイツ人の速射砲のように、マシンガンのように連射するドイツ語の意味を聞いた順序で理解すること、その言葉の出て来る順序で瞬時 に理解をし、また自分も同様に同じ言葉の順序(シンタックス)で言葉を返す事、それに、同じようにしてドイツ語のテキストを読むことです。
それには、自分の声を持つ必要があった。と、そう思いました。そうして、実際ドイツでは、仕事も通訳という仕事柄、自分のドイツ語の音声を持たなければ生 きては行けない。自分を意図的に、そういう場所へと追い込んだのです。

 よくわかります。
 「そういう場所へと追い込んだ」ということは、それだけ自由があったということだろうと思います。私には、大学の卒業式の日に赤ん坊が生まれましたの で、そういう自由は持つことができませんでした。女房のおっぱいは見かけ倒しで、少し乳を出したら出なくなりましたので、ミルクを買うお金をすぐにかせが なければなりませんでした。つまり、「磁場」に渡れるかどうかは、生活の中にある必然によります。語学的理由で渡れる人は、その時点で自由が持てた人だと 思います。

>自分の声、それもドイツ語での自分の声を持つ必要があった。そうしないと、上の目的は達せられなかった。
頭の中でも、音に出してドイツ語を読んでいるのは、日本語で日本人が文章を読むのと全く同じことです。

 「ドイツ語での自分の声を持つ必要があった」というのは、とてもしっくりきます。私は声と音とをはっきり区別しています。録音音声やテレビ、映画などか ら聞こえてくるのは、いくら表情豊かに人が話していても、「音」だと思っています。語学で扱うのも「音」だと思っています。声というものは、目の前にいる 人、電話線の先にいる人、つまり生きている人に直接語る、生きている人から直接に語られる場合のものだと考えています。声と音とをはっきり区別した上で、 その両方をさして「音声」と言っています。

>毎日朝の4時頃になると、うなされるようにして必ずドイツ語で夢を見た。全く直かにドイツ語で夢を見た。実に流暢に速射砲の如く、マシンガンを連射する が如く、覚醒後に思い出すと完璧にドイツ文法に則って誤る事なく、ドイツ人と対等に話をし、会話も対話もしているのである。これが絶える事無く、4ヶ月続 いた。即ち、その間、現実の世界の通訳としては全然役に立たなかったということである。

 すさまじいことです。これが「磁場」で磁力を浴び続けるということだと思います。なんと言いますか、赤ん坊が知恵熱を出すのと似たような過程があるのだ と思います。うなされたような時間です。これによく似たことを鶴見俊輔が midnight press の座談会で話していたと思います。鶴見の場合は、実際に熱を出し、熱がおさまったら、いきなり英語の「聞き・しゃべり」ができるようになっていたというの です。こういう経験は、「磁場」に渡って、言語を身体化した人には誰にでもいろいろな形で生じているはずなのですが、ほとんど読むことができません。こう いう経験だけを集めて、「異言語磁場で何が起こるのか」というような本をどこかの出版社が出してくれないものかと思っています。

>この自分の声を持つという訓練をすると、ドイツ語の文章を読む速度が圧倒的に速くなった。それは、そうだ高速度で発声し、読めるからである。実際に声を 出さなくても、頭の中で発声し、流れる如くに読んでいるのである。
ドイツ語の旋律と韻律(リズム)を、わたしは体得したのだと思う。

 (言語を)「高速度で発声し、読める」ようにしておくと、「磁場」の磁力が言語を言葉のほうへ「ひっぱり上げてくれる」のだと思います。
 日本在住のままいくら英語をやってもドイツ語をやっても、この「ひっぱり上げてくれる力」をあてにすることができません。だから、言語はいつまでも言語 のままであり、言葉になりません。そのことを深く諦め、私は10年ほど、千曲川で鯉釣りばかりしていた時期があります。そのせいで余計、現在の私の言語ス キルは貧弱であり、その代わり、「語学の内在的プロセス」にやかましくなりました。

>そうなって来ると、ドイツ人が発音する一語を聴いて、瞬時にその言葉の概念、言葉の意味の全体、根石さんの言葉で言えば、イメージ、それからもっと抽象 化した生きた言葉の全体の意味であるイデアを、瞬時に音を聞くや否や、理解するという経験をすることができた。これは、誠に不思議な経験です。

 幼児の言語獲得過程と同じように、この過程(言語が言葉になる過程)もまた記述が極度に困難な経験だと思います。だけど、誰かやってくれないものかと、 ずっと期待してきました。いまだ私が欲しているものを読めない状態が続いています。これは、「外国語磁場」から帰った人が、挑戦して欲しいことです。

>音から、音で、言葉の意味の総体、即ち概念を理解するのです。概念がわたしの中に瞬時に入って来るのです。
辞書を引かないで、頭もあれこれひねらないで、その語が発音されて、音声で音を聞いただけで、そのコンテクストを通訳の現場で理解しているので、そのこと を前提に、瞬時にその概念、概念というのはわたしの言葉であるが、その概念を理解できるのである。
(根石さんは詩人ですので、詩から言語に入って来るからイメージというのだと思う。わたしは散文から言語に入って来たので、概念というのだと思う。)

 私も概念という言葉を使いますが、概念というものは辞書の説明として記述できるものだと思っています。これに対して、イメージは生きている人間の中に動 いているものであり、中原中也の言い方を借りれば、「名辞以前」のものだと考えています。
 言語や概念は「死」であり、言葉やイメージは「生」なのだと喩えれば喩えることができます。
 外国語習得では、概念→イメージ→イデア、という順に高速になります。
 概念は、説明を媒介にしますから、それを読む(聞く)時間だけ時間がかかります。意識に滞在する時間の長さで言うと、概念→イメージ→イデアの順に時間 が短くなります。
 水に溶ける物質を想定して言いますと、概念は水に溶けるまえの固形物。イメージは水に溶けた状態。イデアは熱せられ、気化した蒸気に含まれた状態。イ メージよりもイデアの方が意識に滞在する時間が短くなるのは、気化して軽くなっているからだという比喩が作れると思います。

>この経験は、翻って、今度は英語を読むときによい影響を及ぼした。英語も、自分の声で、自分の旋律と韻律(リズム)で読むことができるようになったので ある。それはドイツ語訛りの英語であるけれども。しかし、つまり、頭からの読み下しができるようになった。

 日本で、ドイツ人とオーストリア人が議論する場面に居合わせたことがあります。ドイツ語で話されていることはさっぱりわかりませんでしたが、イントネー ションやリズムは英語とそっくりじゃないかと思いました。そのことから、ドイツ語と英語は兄弟みたいなものだと思いました。それに対して、イタリア語と英 語とか、フランス語とドイツ語の距離はいとこ同士の距離かなと思いました。

>そうなってみると、英語の、俗にいうヒアリングの能力が向上したのである。(まあ、わたしの程度のヒアリング能力ということであるけれども。)

 よくわかります。日本の英語教育の倒錯は、一度英語以外のヨーロッパ系の言語を言葉にして、その言葉の当事者になることをくぐり、再度英語に戻るとくっ きりと錯誤だということが見えると思います。私にはその経験がありませんが、中学1年生の頃から、学校の英語の扱い方は間違っているという感覚がありまし た。その感覚を敷衍して、なんとか言葉にしてきたのが、私の語学論ということになります。私はとてもしつこい男です。中学1年のときの抜き差しならない異 和感を、六十を過ぎても敷衍しているのですから。

>また、不思議なことに、その日本人に、ドイツ語の一文なり、一節なりを、一寸でも音に出して、読ませると、その日本人のドイツ語の実力が即座に解るよう になった。口には出さないが、その音読での読み方を聞くと、それが解るのです。

 ここに書かれたことと同じものを根拠に、大学入試で英語を声に出して読ませることで、合否を判定すればいいと書いたことがあります。入試の方法なんか は、文部科学省が口出しするものではなく、各大学が勝手に決めればいいことなので、採用しようと思えば採用できることなのではないでしょうか。
 筆記試験の点数と「音読」の質をかんがみて、合否を決めればいい。
 この方法は、本当の実力がわかるのが利点ですが、裏で金が動いて試験管のふところに入ったりすれば、ごまかしが効くのが欠点です。

>今は日本にいて日本語の環境の中にいるわけであるので、ドイツ語を話す機会が少なく、発声して話す速度は遅くなり、読む速度も遅くなったが、しかし、旋 律と韻律を以て頭から読み下す能力は全然衰えていないと思われる。

 これはゲルマン語族に限らず、(日本で暮らすと)ヨーロッパ系の言語を話す能力は衰えるが、聴く能力は衰えないということとパラレルの関係にあるのだろ うかと考えました。

>わたしのいう概念化を、根石さんはイメージをつくるといっているし、更にその語のイデアを知るという言い方をしている。全く同じ事を、ふたりとも言って いるのです。

 語のイデアのことを、イメージの核と言ったことがあります。

>最後に付言すれが、日本人のドイツ語の文法の世界には、関口存男という素晴らしいドイツ語文法の大家がいて、意味形態という言葉を、このひとからわたし は教わりました。

 「意味形態」というのは、私らが概念、イメージ、イデアというように言っているもののことなのでしょうか。お教え下さい。

>気がついて廻りを見廻すと、ソシュールも言語機能論だし、ヴィトゲンシュタインも言語機能論でありました。前者は、言語の機能をチェスというゲームの駒 の説明で行い、後者は、言葉の意味は人間の使い方によって定まると実に平易に言い、その言語のイメージ、形象を、建物の周囲を囲む、建築のために高く構築 された足場に譬(たと)えております。あるいは、言語ゲームなどと日本語に訳されているこの命名からも、言語が機能であることが自明のこととして解りま す。ソシュールもヴィトゲンシュタインも、言語機能論をゲームに譬えて説明をしているわけです。

 お恥ずかしいのですが、ソシュールもヴィドゲンシュタインも読んでいません。鯉釣りなんかやってないで、そういうものを読めばよかったのかと今になって 後悔しそうです。
 言語が機能であるというのは、言語がゲームのルールのように機能するという理解でよろしいでしょうか。それならすんなりと理解可能です。
 私が、言語に対して言葉を持ち出すのは、意識するとしないとにかかわらず、言葉はたえず言語を媒介にすると考えているわけです。言語だけを考えるのは、 平面的だと思っています。自分なりの言い方をしようとするとき、無制約にできるわけではなくて、すでに存在する(「死」として存在する)言語を媒介にする のだと思います。私らが日本語で「書く」ときは、かなりな程度、意識的に言語(の全歴史)を媒介にすることができますし、語学もその過程をたどるものだと 思います。これに対して、赤ん坊がネイティヴ言語を獲得する過程は、まず母親や家族の言葉を言葉のまま受け止め、それを無意識の構造に組み込まれた言語と してしまいます。これはまったく無意識的な過程の結果として言語を身体感覚と区別できないほどにしてしまいます。田村隆一(だった?)が「ことばなんか覚 えなければよかった」というような詩行を書きましたが、言語なんか身体の外にあり続ければよかったということだと理解しています。もし本当にそうした場合 は、親はあわてますし、「ことばなんか覚えなければよかった」という言葉もありえないわけですが・・・。このとき田村が幻視していたのは、人間が人間にな る前の源郷だろうと思います。話が逸れました。
 絶えず死を媒介にして生きる動物が人間なのではないでしょうか。

>わたしが根石さんのようにドイツ語の塾を始めるとして、さて、どうやってドイツ語を教えたらよいものか。わたしの経験したのと同じ経験をさせることがで きない。日本にいて、ドイツ語を理解できるようになるにはどうするかという問いに答えることになるだろう。と、こう考えて来ると、やはり関口文法に戻るの です。関口存男の意味形態という考え方でドイツ語を教える。

 関口存男さんの存在に相当する英文法の専門家っていますでしょうか。いればいいのですが・・・。
 「回転」というモメントを加えることを是非おすすめします。

>そうして同時に、詩や散文の一節を音読させて、暗記させる。何度も読ませることになるのは、根石さんの回転読みに似て来ることでしょう。

 まさにそうだと思います。眼目は、「生徒の繰り返しにつきあう」ということだと思います。私の場合は、詩や散文のいいものを扱うということはいまだやっ ていません。語学屋としてとても「散文的」なのです。

>一度、わたしの経験を整理して、体系立てることが必要だということがわかりました。

 是非読みたいと思っています。楽しみにしています。是非実現して下さるようお願いします。

>自分が覚えた順序と、それを一つに伝える順序は異なるということを十分意識しながら、ドイツ語学習のマニュアルを書くということになるでしょう。

 「一つに」は「人に」だと読みました。そのマニュアルというものは、私が言ってきた「語学論」と大きく重なるものだろうと思います。

>わたしのドイツ語の実力は、公平に見積もって、松竹梅でいうと竹、上級中級初級でいうと中級の中といったところだと思います。

 それを言われると、耳が痛いです。岩田さんが、中級の中なら、私は中級の初級でしょう。私は語学のスキル自体はまるで大したことはありません。語学のス キルは大したことはないが、語学論においては、俺が初めて言ったんだと思っていることがいくつかあります。

>日本語の世界でいうなら広辞苑に相当する木村相良と編著者の名前を冠して呼ばれる独和辞典があるのですが、20代のうちに、これを4冊引き潰しました。 今あるのは10年前に近所の古本屋で買った5代目です。

 頭が下がります。

>今の世は、インターネットがあって、簡単に英独、独英など、またグリムの辞書もネットにあるので、これはもう実に言葉の検索は楽になりました。グリムの 辞書などは、学生のころ、もし紙で持つと30数巻に及んだと思います。
パソコンには、ドイツ語でドイツのニュースを視聴することができる時代ですし、ドイツ語の学習法も当然楽になり、変わりました。
しかし、語学修得の根幹、即ち、読み下し、聴き下すというところは不変です。

 語学の根幹にあるのは、泥臭い努力です。あきらめないしつこさと、時が至れば「どかんとやる」思い切りの良さが両方必要です。一つの語を相手にするに も、「細心に大胆に扱う」ということと一脈通じることだと思います。

>さあ、これをどうやってものにするか。これが日本人にとっての変わらぬ問題なのです。

 これに関しては、私は「回転読み」とは別に、「切断読み」というのを提唱しています。「英語どんでん」にも少し書いてあります。

 やたら枝を生やしてしまい、長いものを書いてしまいました。
 もし、私の語学論におつきあいいただけるなら、往復書簡みたいなものとして記録し、私の方で冊子にしたいと思っています。(「ハリマオ」を印刷した程度 の印字品質の印刷機が自宅にあります。)
 

【18649】

擦り切れたジーンズでもなぜ伝わるのか

 投稿者:I村   投稿日:2012年 8月26日(日)10時15分59秒
  Twitter で、 とある英語の先生が、「リスニングは自分の中にある単語、「定型句」、さらには文脈から出現する語句を予測する能力に大きく依存する」ということを言って いて、「イリュージョンフォーラム」というサイトを引用しておりました。

ひとつめは、雑音だらけで聞き取りづらい音も、何を言っているかわかってしまうと聞き取れるようになる、というもの。
http://www.brl.ntt.co.jp/IllusionForum/a/noise_vocodedSpeech/ja/index.html

ふたつめは、とぎれとぎれの音を聞くと何を言っているかわからなかったり、聞き取りにくかったりするものが、とぎれとぎれの音の間に雑音を入れると、なめ らかに聞き取れるようになるというもの。
http://www.brl.ntt.co.jp/IllusionForum/a/continuityIllusion/ja/index.html

人間の耳、というか脳は不思議なもので、擦り切れたジーンズの音でも脳が補完してしまうのでしょうね。もちろんですが、だから擦り切れたジーンズの音でも いいんだ、と言いたいわけではなく、根石さんの言う、回転読みあるいは切断読みで文全体を取り扱う、ということと何か繋がっているのではないかと考えた次 第です。
 

【18650】

Facebookからの転写2:根石さんへの回答

 投稿者:岩 田メール   投稿日:2012年 8月26日(日)12時08分57秒
編集済
  根 石さんが、わたし のFacebookに書いた「英語どんでん」読後の感想について書いて下さったことへの
回答を、以下にまとめて投稿致します。

1。磁場
根石さん:「磁場」に渡れるかどうかは、生活の中にある必然によります。

岩田:全くその通りです。わたしはこのドイツ語という言語、言葉を自分の人生において、必要欠くべからざるものしたかった。もっと言いますと、ドイツ語と いう言語と契約を結んで(と、当時も思いました)、その言葉なしには生きて行けないようにしたかった。即ち、他人の、よそ者の言語にしたくなかった。わた しが生きていることの中にある言葉としたかった。

と、こう書いて来ますと、関口存男の創刊したMein Deutsch、My Germanと英語でいうと、そのようなドイツ語専門誌があるのです。このわたしのドイツ語、わたしのというのが、わたしには重要なことなのでした。あな たのでもなく、彼のでもなく彼女でもない、わたしのドイツ語、俺のドイツ語という意味です。


2。言語が言葉になる過程
根石さん:この過程(言語が言葉になる過程)もまた記述が極度に困難な経験だと思います。だけど、誰かやってくれないものかと、ずっと期待してきました。

岩田:この過程を、関口存男の文法はとても大切にしているのです。即ち、日本人の日本語の意味の感覚がそのままドイツ語に繋がって、理解するのです。その 場合、その語の意味形態(その語の使い方、使われ方)を理解することで、それを実現しています。

つまり、普通、立派な言語理論を学んでも、全然その言語(個別言語)を使えるようにはなりませんが、関口さんの意味形態論は、それが実現しているのです。 これについては、また詳しく語るときがあると思います。


3。概念
根石さん:私も概念という言葉を使いますが、概念というものは辞書の説明として記述できるものだと思っています。これに対して、イメージは生きている人間 の中に動いているものであり、中原中也の言い方を借りれば、「名辞以前」のものだと考えています。

 言語や概念は「死」であり、言葉やイメージは「生」なのだと喩えれば喩えることができます。

 外国語習得では、概念→イメージ→イデア、という順に高速になります。

 概念は、説明を媒介にしますから、それを読む(聞く)時間だけ時間がかかります。意識に滞在する時間の長さで言うと、概念→イメージ→イデアの順に時間 が短くなります。

 水に溶ける物質を想定して言いますと、概念は水に溶けるまえの固形物。イメージは水に溶けた状態。イデアは熱せられ、気化した蒸気に含まれた状態。イ メージよりもイデアの方が意識に滞在する時間が短くなるのは、気化して軽くなっているからだという比喩が作れると思います。

岩田:おっしゃていること、とてもよく解ります。わたしのいう概念は、他に言葉がなく、いいようが無いので、旧来の言葉、概念をかりて、全く新しい意義と 意味を伝えようとしているのです。

わたしの概念は、根石さんの引用によれば、中原中也のいった「名辞以前」の生命体のことを言っています。

根石さんは奇しくも、化学的な変化の説明で、(概念、イメージ、イデア)の説明をなさっていますが、化学変化に法則があるように、生命体の変化、変容、変 態、変形(transform) にも規則があることをわたしは知る事ができました。

その規則が哲学や論理学や修辞学や、あるいは高等な数学の基礎になっています。それが、算数の言葉でいいますと、掛け算(意義)であり、足し算(意味)で す。どこかでもっと補足説明ができればいいなと思っています。

根石さんのおっしゃっている、

外国語習得では、概念→イメージ→イデア、という順に高速になります。
 概念は、説明を媒介にしますから、それを読む(聞く)時間だけ時間がかかります。意識に滞在する時間の長さで言うと、概念→イメージ→イデアの順に時間 が短くなります。

というのは、これは全くその通りですね。

わたしの経験では、概念→イメージ→イデアというプロセス、これをショーペンハウアーはイギリスの哲学の用語を使ってドイツ語化して、die Homogenitaet、ホモゲニテート、英語でhomogeneity、日本語で平易に言うならば、似たもの同士を集めるといい、他方イデア→イメー ジ→概念の方向を、やはり英語由来のドイツ語、die Spezifikation、specification、垂直方向に下に向かって小さな単位に分けて行く、といって、このふたつだけが人間の、人類の思 考プロセスだと喝破しています。わたしも、その通りだと思います。

やはり、(根石さんの言う)概念とイデアを繋ぐイメージというものが大切だということがわかります。

そういう意味では、イメージは、概念とイデアを接続するメディア(媒体、媒介者)ということになります。


4。根石さんの中学生のときの英語の学習法に対する違和感と語学論
わたしも、根石さん、しつこい男なのであります。

やはり中学生のとき、いや小学校の高学年のときかな、算数のときにベン図というので、集合論を教わりましたが、そのときの共通集合の意味が全然理解できな かった。

それを執拗に考え続けて、到頭言葉の生命体としての法則に行き着きました。それが、39歳の時でした。行き着いてみたら、なあんだ、だれもが言っているよ うな、知っているような、平々凡々たる言葉の事実じゃないかと思いました。

それが、上で申し上げた、算数でいう掛け算(意義、sense)と足し算(意味, meaning)ということなのです。前者を、哲学者、論理学者は、内包、後者を外延と名付けております。

日本の輸入の学問はみな翻訳学問ですから、もう専門領域毎にみな別々な名前をつけて呼ぶので、わけがわからなくなります。ものごとの基本は物凄く単純なの に。

もうどうにかしてくれという感じです。そうやって、若者を惑わし、人生を誤らせ、無駄なことに一回限りの貴重な人生の時間を浪費させる様な真似は、もうや めてくれ、というそういう気持ちでおります。


5。関口存男の意味形態
根石さん:「意味形態」というのは、私らが概念、イメージ、イデアというように言っているもののことなのでしょうか。お教え下さい。

岩田:その通りです。今手元にある「ドイツ語前置詞の研究」という、関口さんの本から引いて、意味形態論の一例をお見せします。

英語でonという前置詞にあたるドイツ語にanというドイツ語があります。これは、アンと発音します。カタカナ語の発音で結構です。

さて、このanですが、この意味形態は、「物体の表面に接触してなされる動作」です。物体の表面に接触してなされる動作」にはすべて、このanという前置 詞が使われるのです。

英語でも同様だと思いますが、いかがでしょうか。ここが、英語とドイツ語の間の翻訳や通訳が実に容易な理由なのです。日本語の世界から眺めていると、もう いやになっちゃう、という感じなのですよ。

例えば、一寸時代の古い用例ですが、根石さんがドイツを訪問して、ドイツ人のお宅に伺い、玄関のベルの紐を引いたとしましょう。そうすると、ドイツ語で は、(英語は直訳しますと)、

Man zieht die Schnur:man draws the string.あるいは、man pulls the string.

とは言わないで、

Man zieht an der Schnur: man draws on the string、あるいは、man pulls on the string.

というのです。

即ち、ベルを鳴らすために、紐をくいくいと繰り返して、一寸づつ引くというあの感じ、日本人ならば、神社にお参りに行って、じゃらじゃらと紐をひいて音を 出す、あの綱を繰り返し、ちょっちょっとひく感じが、このan、英語でonを入れると出るのです。

このanは、幾つも変化、変態して、様々に現れます。

例えば、「部分的処理完成のan」と命名されたanの意味あるいは意味形態のひとつがあります。(こう説明をしてい参りますと、何故関口さんというひと が、形態という言葉を命名し、意味の形態、即ち意味形態と呼んだかが、だんだんとお解り戴けるのではないかと思います。)

Er arbeitet an seinem Gemälde: he works on his picture.

となると、その意味形態は、「少しづつコチコチと働きかける」、「即ち、物体の方を主にして考えると、動作が一時にその物体の全部に向かってなされるので はなく、時と共に段々と完成して行く様な或る種の目的に向かってなされる動作、或は部分的にのみ働き掛けるような動作にはan支配が好んで用いられるとい うことになります。」

という説明の後に文例の一覧があって、例えば、女性が靴下を編むとか、少年が模型のプラモデルのプロペラをつくるとか、原稿にまだ少しばかり手を加えなけ ればならないとか、同種の例が列挙してあります。

これが、意味形態という考え方の具体的な例です。

根石さんの「概念→イメージ→イデア」は、正鵠を射た、人間がその言葉の意義と意味を知る学習と理解のプロセスですが、それに対して関口さんの意味形態 は、一度そのように理解したanならanの概念とイメージをイデアにして、そのイデアの変容、変形、変態を、意味形態として形態論として論じているので す。とても、わかりやすい。

これは、あっさり言ってしまえば、言葉の意味は使い方によって定まるということです。

この平凡なことをヴィトゲンシュタインもソシュールもいっているだけです。

言語の本質をふたりとも、ゲームに譬えていることが、面白いと思います。


6。言語機能論
根石さん:言語が機能であるというのは、言語がゲームのルールのように機能するという理解でよろしいでしょうか。それならすんなりと理解可能です。

岩田:全くその通りのご理解で結構です。

世の中の学者達が翻訳学問の世界に拘泥していて、物事の本質を見失い、何か言語をとてつもなく難しいものに見せているだけです。これは、一言でいえば、虚 妄です。大切なことは、自分の頭で考えることです。一体だれが知るのか?その主語は何か?誰か?と問えばいいのです。答えは、おのづと明らかです。

6.1 言語と言葉
根石さん:私が、言語に対して言葉を持ち出すのは、意識するとしないとにかかわらず、言葉はたえず言語を媒介にすると考えているわけです。言語だけを考え るのは、平面的だと思っています。

自分なりの言い方をしようとするとき、無制約にできるわけではなくて、すでに存在する(「死」として存在する)言語を媒介にするのだと思います。

私らが日本語で「書く」ときは、かなりな程度、意識的に言語(の全歴史)を媒介にすることができますし、語学もその過程をたどるものだと思います。

これに対して、赤ん坊がネイティヴ言語を獲得する過程は、まず母親や家族の言葉を言葉のまま受け止め、それを無意識の構造に組み込まれた言語としてしまい ます。これはまったく無意識的な過程の結果として言語を身体感覚と区別できないほどにしてしまいます。

田村隆一(だった?)が「ことばなんか覚えなければよかった」というような詩行を書きましたが、言語なんか身体の外にあり続ければよかったということだと 理解しています。もし本当にそうした場合は、親はあわてますし、「ことばなんか覚えなければよかった」という言葉もありえないわけですが・・・。このとき 田村が幻視していたのは、人間が人間になる前の源郷だろうと思います。話が逸れました。

 絶えず死を媒介にして生きる動物が人間なのではないでしょうか。

岩田:言葉を言語で表すことは、様式化すること、形式化することですから、確かにおっしゃるように、一度死んでから、相手に意味が伝わるように、即ち媒 体、媒介者、メディアとして生まれ変わるといってもいいと思います。

わたしも言葉は、あるいは言語は、メディアだと考えております。

これは、このままこの先を続けますと、メディア論になりますね。

言語、言葉が、死とともにあることは、間違いありません。何故ならば、それはエロティックであるから。エロティックであるとは、言葉が開かれているという ことです。即ち、常に、外がある、外部、外側があるということです。

田村隆一の引用で、おっしゃっているのは、そのことだと思っています。

わたしも宇宙の生成のその源に常に、忘れる事なく、ありたいと思って生きて来ました。

世の中の混乱の原因の大本をいえば、人間は死ぬものであるということを忘れて、慾にかられて何かをするから、そうなるのです。

古人のいうことは、やはり正しい。


7。英語の世界の関口存男
根石さん:関口存男さんの存在に相当する英文法の専門家っていますでしょうか。いればいいのですが・・・。

岩田:いや、根石さん、いないと思います。英文法の専門家はいづれも翻訳英文法の専門家だと思います。それは、ドイツ語においても然りです。関口存男が余 りにも傑出しているのです。但し、一群のドイツ語文法の専門家がいて、関口文法を継承しております。

ちなみに、この関口さんは、戦時中に疎開を信州にしていました。今手元にその本がない(真田町の陶芸家の友人に貸している)ので、どこの何と言う村であっ たか、いうことができないのは残念です。後日またお知らせ致します。

その村のひとたちと劇団をつくり、自分は脚本も書いて上演するということを、関口はやっております。そうして、やはり色々なこと、哲学、語学等々を教えた ものと思われます。東京に戻るときに、村のひとたちの悲しみが、その本には触れるように書いてありました。

関口さんという人は、役者を志して舞台にもたったひとなので、その文法書は、凡百の文法書の比較にならぬほど、ユニークで面白いものです。

何しろ、ドイツ語の大先生と小先生の対話などというものがあって、対話を、すなわち演劇の脚本を書くように文法を説く事のできるひとなのです。

快傑ハリマオに書いていらっしゃる松岡さんの対話も大したものですが、つまり対話篇にするというのは猛烈なある能力を必要とするのだと思っています。

「英語どんでん」の根石さんと村田さんの対話も、同様の性格のものだと思って、拝読致しました。


8。回転というモメント
根石さん:「回転」というモメントを加えることを是非おすすめします。

岩田:回転をドイツ語に直してみると、wenden、ヴェンデン。これを名詞にすると、Wendung、これを更に日本語に訳し直すと、慣用句という意味 になることに、今気がつきました。

英語でいうと回転は、turnでしょうか。そうすると、わたしは今オリンピックの水泳選手達のターンを、折り返しを思いました。このターンは、やはり距離 に対して、均等に割り振られた点においてなされる人間の一瞬の行為、それも方向を全く反対方向にして向かう行為ということになりますね。

いや、実に面白いものです。回転、もっと深く考えてみます。感謝です。


9。しつこさ
根石さん:語学の根幹にあるのは、泥臭い努力です。あきらめないしつこさと、時が至れば「どかんとやる」思い切りの良さが両方必要です。一つの語を相手に するにも、「細心に大胆に扱う」ということと一脈通じることだと思います。

岩田:全く、これも同感です。本当にその通りだと思います。


10。切断
根石さん:私は「回転読み」とは別に、「切断読み」というのを提唱しています。「英語どんでん」にも少し書いてあります。

岩田:根石さんの「英語どんでん」、余りに面白かったので、読後すぐに上記真田町の陶芸家の友人に読ませようと思って、送ってしまったので、今手元にない のです。(この友人も英語塾、やまびこ塾というのをやっているのです。)

切断読み、またお教え下さい。

以上、色々書きましたが、こうして根石さんの事に対して、それぞれの項目について答えようとすると、随分と思い出すこともあり、また新しい発見もあり、実 に面白いと思いました。

https://www.facebook.com/eiya.iwata

 

【18651】

I村さん

 投稿者:根石吉久   投稿日:2012年 8月30日(木)04時52分18秒
  I 村さん。面白いで す。
ただ、日本人が自己流に「すり切れたジーンズ」としての音を真似ると、ジーンズどころでなく、変なぼろ切れになることが多いので、おっしゃる通り、下手に 真似ないのがいいと思います。
 

【18652】

Facebookから転写

 投稿者:根石吉久   投稿日:2012年 8月31日(金)01時39分34秒
  岩 田さん

 掲示板をやってきて癖になっていますので、>印で岩田さんからの引用であることを表しますが、よろしくお願いします。

>わたしはこのドイツ語という言語、言葉を自分の人生において、必要欠くべからざるものしたかった。もっと言いますと、ドイツ語という言語と契約を結んで (と、当時も思いました)、その言葉なしには生きて行けないようにしたかった。

 私は欧米のだれそれがこう言っているというように参照するものを持たずに、いわば手ぶらで、語学という行為を日本語でとらえようとしてきましたので、こ れまで自分で書いてきたものに引きつけて書いてみる他はないようです。
 My German は、当事者性を強いられる場(言語の磁場)に「自分を追い込むこと」によって、My German になるのでしょうか。
 「磁場」だけがもたらすものがある。日本にいて日本語で生活している限り手に入らないものがあると私は言い続けてきました。日本での語学で手に入らない ものは、「当事者性」というものです。
 語学で扱う文は、あくまでも仮のものであり、練習用のものです。語学では、文が言葉として発せられている「場」や「状況」をも、想像したり想定したりす る必要があります。それが、語学で扱う文が「仮のもの」である証拠です。
 「磁場」においては、つまり生活言語の使用においては、「場」や「状況」は、想定する必要がありません。「場」や「状況」が理解できなくて必死になるこ とはあっても、すでに自分がその「場」や「状況」の「中にいるということ」はまぎれもないことです。だから、ある状況の「中にいるということ」自体を想定 する必要がありません。人は、その場では、「状況」が理解できたら、ただちに反撃に転じたりするような「当事者」であり続けます。「場」や「状況」を想定 する必要がなく、理解さえすればいいという「磁場」の性質が、いわゆる「ぺらぺら」をもたらすのです。いったんは言語として理解し、そのことで「場」や 「状況」を想定してから、言語を言葉の方へ押しやるのは、言葉をしゃべるのに文法を参照してしゃべるようなものですから、「ぺらぺら」にはなりません。

 私の場合は英語ですが、戦後の英語というものは文化的植民地根性とでも言うべきものにひどく汚されています。「磁場帰り」が「ぺらぺら」やりますと、日 本にいて語学としてだけ英語をやってきた人たちは、それに対する劣等感を持ちます。この劣等感で語学がひどく汚されるのです。「ぺらぺら」やることが、語 学の達成であるかのような妄想が語学を汚してしまうのです。
 岩田さんの言葉を知る前から、私にも My English という考えはありました。掲示板「大風呂敷」の過去ログのどこかに、「私の英語」という考えを書いたものが残っていると思います。しかし、私の場合の My English は、植民地根性に汚された英語を洗濯して、さっぱりした「語学の一つ」に戻したもののことです。
 私の語学論は、べつに英語に限らず、どんな言語の語学をやるのにも使えるようになっていると思います。どんな言語をやるのにも使えるのだから、英語に だって使えるというふうになっていると思っています。戦後の英語周りの「汚れた語学」を洗濯して、英語の語学というものを one of them にしたと思っています。
 すでに書きましたように、「磁場」に交わるかどうかは、生活の必然によりますので、My English には「磁場経験」を含めたくありませんでした。それだと「磁場」だけがもたらすもの(当事者性)は、いつまでも手に入りませんが、それでいいとしたのでし た。
 「語学的理由で「磁場」に交わることは、きわめて特殊な経験であるという位置づけをしています。それは、語学的な経験に生活を巻き込むようなことだとい う位置づけです。あるいは、生活の必要がもたらす言葉のスキルを語学の成果としてしまうような密輸入のようなものがあるとしてきました。
 私もまぎれもないじいさんになりましたので、もうそろそろ「語学的経験に生活を巻き込むようなこと」をやってもいい歳かなと自分では考えています。そう いうことは赤いちゃんちゃんこを着てもいい歳になってからやることだというような感覚は、私はずっと持ってきました。畑が草だらけになってしまうので、実 際には難しいと思っていますが、万が一、私の農法を受け継ぐような若者が現れ、畑の世話は引き受けるから行ってきなさいよ、とでも言ってくれれば、そし て、すぐに Skype が使えて、普段家でやっているようなレッスンが継続してできるようなネット環境が使えるなら、行って、語学的経験に生活を巻き込むこと、あるいは生活の必 要と語学の境目を失うようなことをやってもいいかなと思っています。生活の必要により言語を言葉にすることと、言語の練習そのものをこき混ぜるようなこと と言ってもいいかもしれません。それは実はちゃんちゃんこを着るような者の特権なんだと思っています。多分、そんな機会は欲しくても得られそうもありませ んが・・・。掲示板「大風呂敷」で「根石さん、是非『磁場』に渡り(留学)し、学生たちと議論して下さい」というようなことを書いた人がいますが、あんた が金を出すわけじゃなし、何言ってんだと思ったことがあります。
 と、ここまで書いて、なぜ岩田さんがそんなにもドイツ語に惚れ込んだのかと思いました。やはり、トーマス・マンをドイツ語で本当に読み込みたいとか、そ ういうことでしょうか。そういうことであればわかります。

 外国語の語学とは、その外国語の「磁場」において行われることもありますし、そうすることが一番効率がいいと思いますが、しかし、典型的な語学は、当該 の外国語の磁場の「外」で行われるものだと考えています。日本人が日本にいて英語やドイツ語をやること、あるいはアメリカ人やドイツ人が、アメリカやドイ ツにいて日本語をやること。その他、どんな組み合わせでもいいですが、これが典型的な語学だと考えています。つまり、「磁場」を欠いていることが基本的な 形である、と。
 私には、英語磁場に渡る「生活的な必然」はありませんでしたし、語学屋としては、日本にいて英語をやっている多くの人たちの「英語の病気」(植民地根 性、ぺらぺらへの劣等感)のことを考え続ける必要があったとも言えます。日本語の磁場で英語をやるという、きわめてまっとうな語学を、劣等感まみれにして しまうことを断ち切りたいと考えてきました。語学の予防医学のために、日本語で「語学論」を作る必要がありました。「生活的な必然」はなくても、そういう 必然はあったのです。それには、日本にいて私自身が英語をやり続けることがいいのだと考えてきました。根っからの語学屋なのです。

>この過程を、関口存男の文法はとても大切にしているのです。即ち、日本人の日本語の意味の感覚がそのままドイツ語に繋がって、理解するのです。その場 合、その語の意味形態(その語の使い方、使われ方)を理解することで、それを実現しています。

 岩田さんは、「意味形態」とは、概念、イメージ、イデアというようなものという理解でいいとおっしゃいましたが、どうも違うような気がしてきています。
 「使い方、使われ方」ということになると、同じ on なら on という前置詞について「こういうのもある」「またこういうのもある」というように specify するのではないでしょうか。どうやら、関口存男という人は、ドイツ語に「行っちゃってる」人ではなく、ドイツ語の語や語法のイデアをすでに持ってはいる が、日本人が普通に持っている日本語の感覚を媒介にする(あるいはその逆)のが大変うまい人なんだろうという理解をしているのです。日本人の「普通」に立 ち戻ることが常にできる人なんだ、と。この「普通」というものは、「行っちゃってる」人にはないものです。関口存男は「普通」に立ち戻り、日本語の感覚を 媒介にして、ドイツ語の語のイデアなり、その語の用法なりにうまくつなげることができる人なんだという理解です。そして、やっていることは specification だろうと思っています。その場合は、specify するものが多くなればなるほど、項目数は二つや三つで収まらなくなるはずです。いわば、博物学的になるわけです。

 概念、イメージ、イデアという項目は、ひとまずこの三つだけでいいわけです。これは、語が意識と一体化する度合を言うだけですので、三つでこと足りるわ けです。同じ語が意識における一体化の度合いによって、抽象度が違ってくるということだと思います。これは机上で「自分を追い込む」ことによって可能にな ります。語が「具体語」か「抽象語」かという分類とは関係なく、同じ語が「意識における抽象度」の違いによって、概念になり、イメージになり、イデアにな るということです。意識に滞在する時間で言うと、前回言いましたように、概念、イメージ、イデアの順に短くなりますから、その順に抽象度が高くなっている のではないかと考えています。

>つまり、普通、立派な言語理論を学んでも、全然その言語(個別言語)を使えるようにはなりませんが、関口さんの意味形態論は、それが実現しているので す。これについては、また詳しく語るときがあると思います。

 これは言語一般についての理論と、語学の対象になる言語についての理論がそれぞれ別にあるのだということなのではないでしょうか。
 個別言語の具体的磁場に生まれた子供が言語を獲得する過程と、一つの個別言語(ネイティヴ言語)を獲得した人が異言語を獲得する過程は峻別すべきだと私 が言ってきたことにつながっているとも考えています。
 言語一般についての理論は、多くの場合、ネイティヴ言語に目を向けることで作られるのではないでしょうか。
 語学の対象になる言語についての理論は、他の国のことは知りませんが、日本には払底しています。ハウツウは各種いろいろありますが、語学論がありませ ん。自分に即して言えば、「英語どんでん返しのやっつけ方」はハウツウとして書きましたが、その後、掲示板「大風呂敷」で書いたものでは、ひとまずハウツ ウを離れ、語学とはどういう繊維によって成るものなのかを考えてきたつもりです。人々はハウツウにしか興味を示さない傾向がありますので、ハウツウの体裁 を保ちながら、実は語学を成り立たせる繊維を定めようとしてきたと思っています。そういうものが、日本には払底しています。

>わたしのいう概念は、他に言葉がなく、いいようが無いので、旧来の言葉、概念をかりて、全く新しい意義と意味を伝えようとしているのです。
わたしの概念は、根石さんの引用によれば、中原中也のいった「名辞以前」の生命体のことを言っています。

 生命体!。まさしくそうですね。中也が言った「名辞以前」という語がさしているものは、生命体だと思います。
 「他に言葉がなく、いいようが無いので」、私は外国語の単語を借りて、「イメージ」と言いました。それは、生命体であり、生きている人間の中にだけある ものです。辞書の説明によってもたらされるようなものは概念であり、「概ねの理解」を、人間はただちにイメージに変換し得るのだと思います。その過程全体 が、「理解」ということだと思っています。
 語学においては、概念だけ持ち、それをイメージに転じることをしないものは、まだ理解とは言えず、半解だとも考えています。
 「概念」と言うと、絶えず「概(ね)」の「(想)念」という漢字の意味に引き戻されますし、漢字が表すものの範囲を出られないと思います。このあたりで は、私はとても散文的です。

 枝を生やしますが、やはり赤ん坊のやっていることは不思議です。
 彼らは、説明抜きで「概念」を持つらしいのです。それはネイティヴ言語の「磁場」の磁力が作用するのだとしか考えられません。「磁場」の磁力が、その場 における当事者であること自体とスパークするのだというイメージで理解しています。そして、心が勝手に「イメージ」に変換し、自分でその語を使えるように なったときには、すでに語の「イデア」を持っているらしく見えます。
 「説明抜きで」「心が勝手に」という性質が、ネイティヴ言語獲得の特質です。

 語学は、文法書の語法の説明なり、辞書の説明なり、説明によって「概念」を得るのです。そこで止まる人は、パズルを扱うみたいに語学を扱い、上達が止ま ります。そういう人は非常に多いです。また学校の授業で、「イメージ」や「イデア」を扱える先生がまずいませんから、学校に従順な人は、たいてい語学の上 達が止まります。私から言わせれば、学校の外国語の扱い方そのものが、語学にとって最悪の環境を作っています。
 まあ、学校批判では口が酸っぱくなっていますから、この辺でやめておきます。これまで撒き散らしてきた学校批判は、「大風呂敷」の過去ログにわんさかと あります。自分では読みかえす気もありません。
 要点に戻りますと、次のようになります。語学は、概念、イメージ、イデアの各段階について意識的になる行為だと思っています。これは、語学という土俵の 中で完結しうる行為です。語学の外、つまり「磁場」を必要としません。
 ただし、音やリズムを軽視した語学で、「読む」ということ一つがまともになるのだろうかという疑念が私には持続してきました。音やリズムが「じぇんじぇ ん違う」というような語学で、本当に「読む」ということができるのかと疑ってきましたので、「話す・聴く」以外でも音やリズムは軽視しちゃ駄目だと考えて きました。
 つい学校批判になりますが、音やリズムを「生徒の体に備える」ことに関しては、学校がやっていることは単なるでたらめです。文部省と大学のおさぼりのせ いです。これは「磁場」を必要としない行為なのだから、純然たるおさぼりです。

>根石さんは奇しくも、化学的な変化の説明で、(概念、イメージ、イデア)の説明をなさっていますが、化学変化に法則があるように、生命体の変化、変容、 変態、変形(transform) にも規則があることをわたしは知る事ができました。

 この辺のことを詳しくお聞きしたいです。

>わたしの経験では、概念→イメージ→イデアというプロセス、これをショーペンハウアーはイギリスの哲学の用語を使ってドイツ語化して、die Homogenitaet、ホモゲニテート、英語でhomogeneity、日本語で平易に言うならば、似たもの同士を集めるといい、他方イデア→イメー ジ→概念の方向を、やはり英語由来のドイツ語、die Spezifikation、specification、垂直方向に下に向かって小さな単位に分けて行く、といって、このふたつだけが人間の、人類の思 考プロセスだと喝破しています。わたしも、その通りだと思います。

 ふうむ。「似たものどうしを集める」能力があると、違ったものを排除する能力があるわけです。違ったものを排除する能力があると、似たものどうしの間に ある違いを言うことができます。分類されたものが、最終的には分類されたグループ内で個別化されます。これは、homogeneity を作る能力がただちに specification の能力に転じることを意味します。つまり、実際は表裏一体です。しかし、論述するためには、この表裏一体のものを別々に specify する必要があるというに過ぎないのではないでしょうか。
 「イメージ」というものは、この「表裏一体」の二つの能力が同時に働くところに出てくるものではないだろうかと、ここまでのところを書いて考えていま す。

  specification の「垂直方向に下に向かって」というところがよくわかりません。上も下もないと思っています。
 「homogeneity と specification の表裏一体」は、さきほど「博物学的」と言った能力と同じものだと考えています。

 また枝です。高等数学なんぞを「用に仕えさせる」近代科学より、それ以前の「博物学的」な能力の方が、私には上等なものと思えます。明治・大正・昭和な んぞより、江戸の方が上等だというように思っても、その上等じゃやっていけなくなったのが、江戸末期から明治なのです。武器=人殺しの道具のレベルが、日 本と欧米とでは、全然違っちゃっていたのでした。私はそれだけのことだと思っています。それだけのことで、何を欧米はでかいつらをするのだ、という考え は、それだけのことで、何をアメリカは警察じみたことをやっているのかという現在の問題にまでつながっています。そんなものの猿まねをやった昭和の日本に 対して、岡倉天心なら、アホか、と言うと思っています。
 学問を「用に仕えさせる」近代科学が、「江戸の上等」に勝ったのです。娑婆は常にそれほどに狂っています。だから、明治の日本は急いで仕込んだのです。 で、その狼狽が、先ほどの原発事故までつながっていると思っています。
 私は兎と亀の話で言うと、根は亀でしょう。あわてものですし、浮わついている時間は人様には負けないほど多いのですが、根は亀だなあと思うことがありま す。気になって仕方がない人に吉本隆明という人がいますが、あの人は兎だなと思います。

 元に戻します。
 「イデア→イメージ→概念の方向」というのがよくわからないのです。「イデア」というのは、各語に個別化された「イデア」ですから、 specification として結果しているのではないでしょうか。意識における語や語法の生成、生長は、「概念→イメージ→イデア」の方向をたどるのではないでしょうか。
 「イデア→イメージ→概念の方向」というのは、「ものを書く」ときには現れるかもしれません。最初に、呼びようのない「名辞以前」が現れ、ある程度形を 成す(像として形を成す)ような段階を経て、読者の理解(の予測)としての「概ねの想念」に具体化する(物質化する)、というような方向性です。
 もしもそう考えることができるなら、言語獲得の過程と、(言語を媒介にして)言葉にする過程は逆のベクトルで動いていることになります。

>そういう意味では、イメージは、概念とイデアを接続するメディア(媒体、媒介者)ということになります。

 なるほど、そうですね。要(かなめ)だとも言えると思います。

>やはり中学生のとき、いや小学校の高学年のときかな、算数のときにベン図というので、集合論を教わりましたが、そのときの共通集合の意味が全然理解でき なかった。
それを執拗に考え続けて、到頭言葉の生命体としての法則に行き着きました。それが、39歳の時でした。行き着いてみたら、なあんだ、だれもが言っているよ うな、知っているような、平々凡々たる言葉の事実じゃないかと思いました。

 数学のことを言われると私はわからないのです。高校1年のとき、ほったらかしたのでした。人が先に答を出して、すでに正解があるものをやって何が面白い のだろうと思ったのです。後で、やっとけばよかったかなあと思ったことは何度もあります。しかし、後悔というようなことはしたことがありません。
 数学も、先端部分では答が出ていないことをやっているのだと思いますが、学校の数学はそうじゃない。だから、極論すれば、学校の数学は数学じゃない。 きっちり答が出るようなものが嫌いなのか、学校が嫌いなのか、自分でも区別ができません。
 で、39歳になって行き着いたということは、わかります。私はいまだに行き着くことがありません。だから、私の方がしつこいのだと思います。しつこくさ れるのが好きな女以外からは嫌われますから、ほとんどの女に嫌われます。いやいやそうじゃない。いきなりしつこくするから嫌われるのだ。と、そういう話で はありませんでした。俺は無邪気にしつこいだけなのに、と、そういう話でもありませんでした。ふむ。

>それが、上で申し上げた、算数でいう掛け算(意義、sense)と足し算(意味, meaning)ということなのです。前者を、哲学者、論理学者は、内包、後者を外延と名付けております。

 sense が内包で、meaning が外延ですか。私は sense が「生」で、meaning が「死」だとしています。sense は(詩以外では?)記述できませんが、meaning は小説でも判例集でも議事録でも記述できます。そうでなければ、辞書というものも成立しません。詩人の sense を持った散文家が辞書を書けば、いいものができるかもしれません。私が知っている辞書で斎藤秀三郎という人が書いたものはそれに該当するかもしれません。

>日本の輸入の学問はみな翻訳学問ですから、もう専門領域毎にみな別々な名前をつけて呼ぶので、わけがわからなくなります。ものごとの基本は物凄く単純な のに。

 これです。これが、私が日本の近代ととことん相性が悪い理由の一つです。

>もうどうにかしてくれという感じです。そうやって、若者を惑わし、人生を誤らせ、無駄なことに一回限りの貴重な人生の時間を浪費させる様な真似は、もう やめてくれ、というそういう気持ちでおります。

 その場合、「概念」という語をもう一度考え直していただく必要があると思います。私は「概ね」の「想念」というしばりはどうしても入るものであると、散 文的に考えています。

>さて、このanですが、この意味形態は、「物体の表面に接触してなされる動作」です。物体の表面に接触してなされる動作」にはすべて、このanという前 置詞が使われるのです。
英語でも同様だと思いますが、いかがでしょうか。ここが、英語とドイツ語の間の翻訳や通訳が実に容易な理由なのです。日本語の世界から眺めていると、もう いやになっちゃう、という感じなのですよ。

 ドイツ語の an は英語の on とほぼ同じです。
 「もういやになっちゃう、という感じ」もわかると思います。翻訳の体験で実感したのではないのですが、ドイツ語で育ってアメリカに渡って十年ほど生活し た友達がいるのです。その友達は原発事故で日本を抜け出し、今はオーストリアにいますが、日本にも十年以上いました。アメリカで英語に取り囲まれて生きた のと同様に、日本では日本語に取り囲まれて生きたのですが、はっきり言って、日本語は上達しませんでした。仕方がないので、私は英語でつきあいました。そ ういうことから類推することができるのです。

>Man zieht die Schnur:man draws the string.あるいは、man pulls the string.

とは言わないで、

Man zieht an der Schnur: man draws on the string、あるいは、man pulls on the string.

というのです。
即ち、ベルを鳴らすために、紐をくいくいと繰り返して、一寸づつ引くというあの感じ、日本人ならば、神社にお参りに行って、じゃらじゃらと紐をひいて音を 出す、あの綱を繰り返し、ちょっちょっとひく感じが、このan、英語でonを入れると出るのです。

 とても面白いです。こういう「感じ」を感じることが、語学の醍醐味の一つなのだと思っています。

>このanは、幾つも変化、変態して、様々に現れます。
例えば、「部分的処理完成のan」と命名されたanの意味あるいは意味形態のひとつがあります。(こう説明をしてい参りますと、何故関口さんというひと が、形態という言葉を命名し、意味の形態、即ち意味形態と呼んだかが、だんだんとお解り戴けるのではないかと思います。)

Er arbeitet an seinem Gemälde: he works on his picture.

となると、その意味形態は、「少しづつコチコチと働きかける」、「即ち、物体の方を主にして考えると、動作が一時にその物体の全部に向かってなされるので はなく、時と共に段々と完成して行く様な或る種の目的に向かってなされる動作、或は部分的にのみ働き掛けるような動作にはan支配が好んで用いられるとい うことになります。」
という説明の後に文例の一覧があって、例えば、女性が靴下を編むとか、少年が模型のプラモデルのプロペラをつくるとか、原稿にまだ少しばかり手を加えなけ ればならないとか、同種の例が列挙してあります。
これが、意味形態という考え方の具体的な例です。

 ふむ。英語には「接触」の on の他に、 Hold on! というような「継続・持続」を表す用法があります。私はこれを、「接触・接続・継続」というように「接」と「続」という漢字を継起させて関連づけます。そ れから、電気回路の on, off の on がありますが、これは、「接触・接続」で用が足ります。
 ドイツ語の an支配に相当するものは英語にあるんだろうかと思っています。ちょっと思いつきません。
 「部分的にのみ働き掛ける」ことを表す語法としての、an ですか。面白いですね。

>根石さんの「概念→イメージ→イデア」は、正鵠を射た、人間がその言葉の意義と意味を知る学習と理解のプロセスですが、それに対して関口さんの意味形態 は、一度そのように理解したanならanの概念とイメージをイデアにして、そのイデアの変容、変形、変態を、意味形態として形態論として論じているので す。とても、わかりやすい。

 変容、変形、変態を、私のように漢字の意味に頼らず、説明しているのであれば、それはすごいことです。それは、「ドイツ語の歴史」を知っていることだか らです。
 この用法から転じてこの用法が派生したというように言うためには、前後関係がわからなければできません。それとも、関口さんは前後関係には言及しないの でしょうか。「変容」というからには、これが変容してこれになったというように、どうしても前後関係を言う必要が生じてくるはずだがと思っています。
 「形態論」ということ、半ばわかったように思います。

 すでに初めのほうに書きましたが、「概念→イメージ→イデア」というとらえ方と関口存男の形態論は違いますね。今からドイツ語をやろうとは思いません が、関口存男の文法書が手に入りやすいものであれば、読みたくなりました。ご案内をお願い致します。

>これは、あっさり言ってしまえば、言葉の意味は使い方によって定まるということです。

 はい。それは、言葉を発するときに人が言語を媒介にするということと同じです。媒介にするのに、いろんな媒介の仕方をするということです。このことは、 万人に開かれています。お送りいただいた「tab」で読んだ「Hart Crane を読む。」に書かれている男色者の詩の解析も、「言葉の使い方」は万人に開かれているということを言っているのだと読みました。
(別の話ですが、今度の「tab」でも、福島敦子さんの詩に強く惹かれました。お送りいただきありがとうございました。)

>世の中の学者達が翻訳学問の世界に拘泥していて、物事の本質を見失い、何か言語をとてつもなく難しいものに見せているだけです。これは、一言でいえば、 虚妄です。大切なことは、自分の頭で考えることです。一体だれが知るのか?その主語は何か?誰か?と問えばいいのです。答えは、おのづと明らかです。

 ここに書かれたことは、語学の要諦でもあります。「一体だれが知るのか」を考えることなく、親鳥がどうせ餌を運んできてくれるわと決め込んで、ただ口を あけてる雛みたいな人が多いです。鳥の雛がそれをするのは当然のことですが、語学をやる人がいつまでもそんなことをやっていてどうなるというんだと言いた くなる時があります。自分の目で見て、自分の嘴でつっついてみろよと言わなければならない段階というものがあります。「時至ったらドカンと」と私が言って いることもこれを言っているのですが、翻訳学問の世界を世界だと思っている学者たちも、ドカンとやれない人たちなのかと思います。欧米が親鳥だからなので しょう。
 関口存男が日本語の sense を活用したことは、つまり日本人の体を元にしてすべてを組み立てたということだと思います。その前提に語学があったにしても、自分の日本人の体に立ち戻っ て、読者のために再出発したということだと思います。そこが凡百の翻訳学問の雛鳥たちと違うところだという理解をしています。これは、岩田さんが書かれる 関口存男の像に頼っての理解に過ぎませんが・・・。

>言葉を言語で表すことは、様式化すること、形式化することですから、確かにおっしゃるように、一度死んでから、相手に意味が伝わるように、即ち媒体、媒 介者、メディアとして生まれ変わるといってもいいと思います。
わたしも言葉は、あるいは言語は、メディアだと考えております。
これは、このままこの先を続けますと、メディア論になりますね。

 私は「言葉あるいは言語は」とは考えません。吉本ではありませんが、「言葉」と「言語」は相互に逆立ちしていると思っています。言葉と言語はまるで違う ものだという理解です。
 「様式化すること、形式化すること」と岩田さんがおっしゃっているところを、私は「物質化すること」と考えています。だから、文字で記述することも、 「声」を録音し「音」とすることも、言葉の言語化であり、死体化することです。
 印刷物、録音したもの、放送、判例集、古典、辞書の説明、文法の説明などを、「死」としています。人が人に直接に語りかけるもの、それを「生」の基本形 としています。今書いている最中の文で言えば、「書かれたもの」は「死」であり、「生」は書いて固定しようとするときに、私の中でもがき動くものです。
 「生」は、「概念」の段階にあるのではなく、「イメージ」あるいは「イデア」の段階にあると思っています。
 「概念→イメージ」という図式の中に実際にあるのは、「媒介」ということだと考えています。「概念」という死を媒介にして、イメージ(という生)は誕生 するのだということです。
 厳密なことを言えば、言葉とは、言葉になろうとして言語を媒介にしている最中の、生きた人間の意識(だけ)に動くものです。だから、「言葉として」発せ られてしまえば、発したご本人がどう思おうと、言葉だったはずのものはすでに音声という物質ですから、ただちに死ぬわけです。というか、すでに死んでいる わけです。ただ、話し言葉が複雑なのは、半分死に、半分生きているという状態で使われるところにあります。言葉だったはずのものが、言葉としては死んでい るのに、「感情による響き」は響く。半分はまだ生きているわけです。
 吉本隆明の考えを私流に言い換えて書くと、「言葉は沈黙に根を生やしている」というような考えになります。吉本も、言語と言葉を峻別するようなことをし ていませんので、私流に言い換えてみるしかありません。私に言わせれば、文学表現というものは、言語ではなく、あくまでも言葉の問題です。だから、「言語 にとって美とはなにか」という本のタイトル自体に対して、違うんじゃねえのと思うのです。
 言語は物質化されて固定されたもののことで、言葉は常にもがき動く意識と共にある。いや、もがき動く「動きそのもの」のことだ、と考えています。それが 沈黙(無音=無言)に根を生やしているのだというところは、吉本隆明の言うとおりだと思っています。
 私はメディア論をしようとしたのではなく、「言語」と「言葉」とはまるで違うものだと言おうとしたのです。言語と言葉は、死と生が違う程度に違うと考え ています。
 「一度死んでから、相手に意味が伝わる」と岩田さんがお書きになったところが、ポイントだと思います。言葉が死んで物質化(言語化)するから、人間はそ の物質を媒介にして新たな「イメージ」を、あくまでも「意識という場」に産出する。読書という行為を考えると、この図式はわかりやすいです。同じ古典のテ キストを読んでも、幾通りものイメージ(解釈)が産出される。その中の優れたものが、ふたたび物質化され、ひょっとすると古典化されます。

 人々が普通に「言葉」だとしているものは、ほとんどすべてが「言語(化されたもの)」なのです。こう考えると、人間という動物は、日々毎日、死体処理 (死体を媒介物に使う)をしている動物です。言葉は言語を媒介にして生まれるのだということが真であるならば、そうなります。死体処理の仕方で、千差万別 の言葉が生まれるのです。
 ここまで考えたとき、人間の意識というものも、自然界と同じように循環を繰り返しているのだとイメージすることができます。自然界では、物質を微生物や 菌が別の物質に変え、熱なども作用し、さらに別の菌や微生物が別の物質を作り出すというように、微生物の交代が物質の交代として継起し、各段階で新たな命 を養いますが、人間の意識は、口が空気をふるわせる波動(=力)をも新たな命(=言葉)を誕生させる媒介物にしてしまうというところがあります。媒介物は 主に「死体=物質」(=印刷物、録音物、など)です。

>言語、言葉が、死とともにあることは、間違いありません。何故ならば、それはエロティックであるから。エロティックであるとは、言葉が開かれているとい うことです。即ち、常に、外がある、外部、外側があるということです。

 ここのところは、別の機会にもっと伺いたいところです。いまのところは、理解できていません。

>わたしも宇宙の生成のその源に常に、忘れる事なく、ありたいと思って生きて来ました。

 そうですね。宇宙の生成も人間の意識に言葉が生じることも、同じくらい不思議なことだと思っています。

>世の中の混乱の原因の大本をいえば、人間は死ぬものであるということを忘れて、慾にかられて何かをするから、そうなるのです。

 死ぬことを忘れるから、というのはその通りなのかもしれませんが、もうひとつ、日々、死を媒介にしない生はありはしないのだということもあると思ってい ます。そちらの死はもっと忘れられていると思います。こちらの死は、生が生として成り立つための基底だと思います。私にとって「死を思え」というのは、死 後を思えという意味ではなく、生を成り立たせている基底を思えということになります。

>ちなみに、この関口さんは、戦時中に疎開を信州にしていました。今手元にその本がない(真田町の陶芸家の友人に貸している)ので、どこの何と言う村で あったか、いうことができないのは残念です。後日またお知らせ致します。

 お願いします。

>関口さんという人は、役者を志して舞台にもたったひとなので、その文法書は、凡百の文法書の比較にならぬほど、ユニークで面白いものです。

 役者、素読み、舞台、生活というような語で、語学を語れるのではないかと思ったことがあります。いずれ書いてみたいと考えています。

>何しろ、ドイツ語の大先生と小先生の対話などというものがあって、対話を、すなわち演劇の脚本を書くように文法を説く事のできるひとなのです。
快傑ハリマオに書いていらっしゃる松岡さんの対話も大したものですが、つまり対話篇にするというのは猛烈なある能力を必要とするのだと思っています。

 このあたりもまた詳しくうかがいたいと思っています。私は松岡さんの対話篇は大変に好きです。

>「英語どんでん」の根石さんと村田さんの対話も、同様の性格のものだと思って、拝読致しました。

 これは種あかしをしますと、対話の形式をとっていますが、7割がた私が勝手に書いたものです。村田君と実際に話はしたのですが、その録音テープを使っ て、村田君の発言を媒介にし、ずいぶん違うものに書き換えてしまいました。でも、村田君の発言がなかったらできなかったものです。

>回転をドイツ語に直してみると、wenden、ヴェンデン。これを名詞にすると、Wendung、これを更に日本語に訳し直すと、慣用句という意味にな ることに、今気がつきました。

 それは面白いです。慣用句の生成は、「回転」によるのだと考えると、私にはとてもわかりやすい脈絡です。単体としての「回転」だけでなく、「回転」の伝 播によるのだろうと思います。

>英語でいうと回転は、turnでしょうか。そうすると、わたしは今オリンピックの水泳選手達のターンを、折り返しを思いました。このターンは、やはり距 離に対して、均等に割り振られた点においてなされる人間の一瞬の行為、それも方向を全く反対方向にして向かう行為ということになりますね。

 私のイメージでは、「回転」は revolve です。
 仏教の念仏とかお題目とかいうものが、「同じ型の繰り返し」であるのと通じると思います。武道の稽古において、「型」を繰り返すことにも通じると思いま す。辞書の素読の定義は、有声であることを言うものばかりですが、実際に素読の訓練をするときは、「繰り返し」をいくらでもやります。一定の音の質とリズ ムで「すらすら」読めるまで、「有声で」繰り返すのです。
 私の方法では、これが基礎訓練になり、音の質とリズムが熟してきたら、ドカンとやれ、となります。そこは、turn であるかもしれません。ひとつの turning point であることは間違いありません。

>根石さんの「英語どんでん」、余りに面白かったので、読後すぐに上記真田町の陶芸家の友人に読ませようと思って、送ってしまったので、今手元にないので す。(この友人も英語塾、やまびこ塾というのをやっているのです。)
切断読み、またお教え下さい。

 友達の方も、英語塾をやっているのですか。
 Facebook はやっておられますか。近いので遊びに来てくれるといいと思っています。

>以上、色々書きましたが、こうして根石さんの事に対して、それぞれの項目について答えようとすると、随分と思い出すこともあり、また新しい発見もあり、 実に面白いと思いました。

 私も触発されるものがあり、ついついまた長いものを書いてしまいました。書くことで、初めて考えたものもあります。岩田さんがおつきあいくださっている おかげです。

 数日、間があいてしまいましたが、日本語の言葉のやりとりにおいても、私は亀であり、即応能力に欠けています。こんなふうな、間があくペースでやらせて いただけると有り難く存じます。歳と百姓仕事の疲れには勝てません。百姓仕事はやたら面白いので、余計勝てません。ついやり過ぎるのを、私の脳の梗塞とい うところから警戒しています。

 語学屋が口が動きにくくなると、ほんとに切ないです。
 

【18653】

村田君

 投稿者:根石吉久   投稿日:2012年 8月31日(金)01時46分3秒
  岩 田さんとのやりと りを、そちらのコンピュータのテキストファイルに、順番に並べておいてくれませんか。小冊子を作ろうかと思っていますので・・・。
 


【18654】

陳情や請願

 投稿者:江戸の母   投稿日:2012年 8月31日(金)14時36分1秒
  お 世話になります。 ちょっと突然な相談なのですが、友人と「陳情」「請願」という言葉がなんて、前近代的な言葉なんだろうと言う話しになり、この言いまわしに替わる言葉を考 えています。
英語で言えば、どちらも「petition」になりますよね。

根石さんは忘れているかもしれませんが、以前「請い願う」と書いて「請願」とは一体!と、話されていたことを思い出し、書いてみた次第です。

英語でも日本語でも、「陳情」「請願」に変わる新しい言葉のご提案がございましたら、お願いします!
 

【18655】

江戸の母さん

 投稿者:根石吉久   投稿日:2012年 8月31日(金)19時07分9秒
  「要 望」とか「要 求」になるのでは・・・。
 

【18656】

根石さん

 投稿者:江戸の母   投稿日:2012年 9月 1日(土)03時26分5秒
  あ りがとうございま す。  

【18657】

「お願い」「規約」(再掲)

 投稿者:村田晴彦   投稿日:2012年 9月 5日(水)03時43分11秒
  素 読舎の「スカイプ でレッスン」を使っていただく方に
 ・・・「ジャンプ」の条件、「無料過程」へ進むための条件、その他

<お願い>

1.
大事な連絡は掲示板で行われます。掲示板「大風呂敷」と「素読舎連絡専用掲示板」を読んでいていただくようお願いします。
http://8100.teacup.com/ooburoshiki/bbs
http://9310.teacup.com/sodokusharenraku/bbs

月初めに、最新版の規約を含むものが掲示板に掲載されます。

2.
レッスン代金は、「その月のうちに」お願いします。(例。5月分は5月のうちに。)これは、そうしていただかないと「二人一枠維持基金」の口座へのお金の 出し入れが非常に煩雑になるためです。よろしくお願い致します。

3.
事情があり「その月のうちに」払っていただけない場合は、「連絡専用掲示板」にご連絡いただくようお願いします。

4.
素読舎のレッスンには、「有料過程」と「無料過程」があります。「音づくり」を必要とする段階、「イントネーションの自己決定力」が弱い段階、「音とイ メージの同致」が実現していない段階の練習は「有料過程」となります。「無料過程」に進むには、「無料過程」に進むための条件があります。

◎以下の条件が満ちている場合、「無料過程」を使うことができます。

●「ゴースト」の音読が、コンスタントに12ページ10分以内で終わること。
●週二回以上、「自立練習」をすること。
●ポイントがプラス1以上であること。

(「無料過程」を使う場合は、1年につき1ポイントが必要です。ポイントをプラス1以上に維持することで、「無料過程」を使い続けることができます。ま た、「無料過程」を使っていただく間も、「二人一枠維持基金」の月額1000円は必要になります。)

5.
「無料過程」を希望する場合は、その旨申し出ていただくようお願いします。

6.
入塾時、ポイントはゼロです。新しい塾生を紹介していただくと、3ポイントがプラスされます。(被紹介者がレッスンをやめられた場合は、2ポイントがマイ ナスされます。)

素読舎のレッスンをお使いいただき、お金を無駄にすることのないレッスンだと確信できた場合は、是非周りに話していただき、新しい生徒さんをご紹介いただ くようお願い致します。

(ポイントは素読舎が管理しますので、ご自分のポイントを確認していただく場合は、村田コーチまでメールでお問い合わせ下さい。「素読舎連絡専用掲示板」 から、村田コーチへメールが送れるようになっています。)

7.
素読舎のレッスンには「一人一枠」と「二人一枠」があります。レッスン代金は一枠12000円です。「二人一枠」で使っていただくと、6000円で使って いただくことができます。「二人一枠」を作るには、練習力を揃える必要があります。レッスンを始めていただく時点で、お知り合いを誘っていただく等してい ただけば、最初から「二人一枠」で使っていただくことができます。その場合は、「紹介者」と「被紹介者」をはっきりさせていただきます。「紹介者」に3ポ イントがプラスされます。

8.
「一人一枠」で始められた方で「二人一枠」を希望する方は、コーチにその旨お伝え下さい。

9.
レッスン代金は次の通りです。
「一人一枠」一人月額12000円。
「二人一枠」一人月額6000円。
(一枠、週一回三〇分、月額12000円)

10.
「二人一枠」が壊れた場合にただちに「二人一枠」を作り直そうとすると、素読舎側に煩雑な手間が生じます。それを避けるために「二人一枠」が壊れた場合に も、お持ちのポイント数によって、一定期間「二人一枠」のレッスン代金で、「一人一枠」が使えるようになっています。規約の「3」をご参照下さい。

11.
「10」を可能にするために、「二人一枠」をお使いになる方には、「二人一枠維持基金(月額1000円)」をお支払いいただいています。

12.
「無料過程」は、英語の練習と英語力を「私物化」しない方にお使いいただきます。「二人一枠」でお使いになる方が、「無料過程」に進むことができます。

 素読舎は「ジャムセッション」を構想しています。「ゴースト・音読終了者」がメンバーになるものと、「七年目の浮気・音読終了者」がメンバーになるもの の二つがあります。「七年目の浮気・音読終了者」は、申し出ていただくだけで素読舎のコーチができます。また、ヴォランティアとして、素読舎作成の教材を 使って英語教室をやっていただくこともできます。(個人的に有料の英語教室を開かれる場合は、「教材使用料」をいただきます。これは現在、村田コーチの 「素読舎戸倉分室」に適用されています。)

 「無料過程」を使っている間に、「コーチ認定用音読チェック」を受講できます。こちらは有料になります。「コーチ認定用音読チェック」で認定されること は、「七年目の浮気・音読終了者」になることと実質的に同じですが、そのレベルに到達するまでの時間が短縮されます。「ジャムセッション」のグループに参 加できますので、コーチになろうとする方でなくても受講をおすすめします。(「ゴースト」で行っているのと同様のレッスン形態を継続し、「7年目の浮気・ 音読終了」に至るコースもあります。)

 「ジャムセッション」は、教材のどこを使っていただいても結構です。一切無料です。素読舎在籍中の「無料過程」のようにポイントによって期間が制限され ることもありません。

「ジャムセッション」のメンバーからのカンパは喜んでお受けします。

 将来的には、「無料過程」は「ジャムセッション」に統合するかもしれません。その場合は、「ゴースト」から開始し、「七年目の浮気」まで音読が終了した 方のみが、「ジャムセッション」のメンバーとなることができます。「ゴースト・音読終了」のレベルに「無料過程」および「ジャムセッション」を設置するの は暫定的なものであることをご承知おき下さい。(しばらくの間、「ジャムセッション」参加のレベルを低く設定しておくということです。)

 「ジャムセッション」は、素読舎から独立したグループです。(規約、ポイント制の制約もありません。作る場合は独自に作っていただきます。)ここに、素 読舎コーチも参加します。
・毎回自分の都合のいい曜日・時間に掲示板で練習の相手を募り練習します。練習相手は固定される必要はありません。

 「ジャムセッション」のメンバーには、練習の様子、英語の変化等を掲示板に書いていただくことを希望します。できれば、「ジャムセッション」専用の掲示 板を設置していただくことを希望します。「無料過程」のように、「月に1度」は書かなければならないというような制約はありません。

 「ジャムセッション」は素読舎の過程を終了した人たちのグループと考えていただいて結構です。英語力を「作る」ことより、「維持」することに力点が移っ た人のグループです。ただし、「有料過程」の人たちよりもレベルの高い練習をする人のグループであるという理念は自分の中に置いていただくよう希望しま す。

 素読舎の「無料過程」は、「ジャムセッション」で練習するための「準備期間」だとお考え下さい。「私物化」された英語は、少し練習を中断するだけで簡単 に錆び付いてしまいます。練習相手を求め、自分の英語を絶えず「場」にさらしていることが必要です。このことによって、「磁場」に入ればただちに「充電が 起こる」レベルの英語を維持することができます。「私物化」は「言葉」にはなじみません。
 「ジャムセッション」は、英語の「磁場」ではなく、あくまでも練習の「場」です。ネット上の「道場」と言っていいかもしれません。日本在住の英語にとっ て、無料で使えるこういう「練習場」がこれまでありませんでした。「ジャムセッション」が成り立てば、英語力を「維持する」ことに狙いを定めた「英語道 場」が誕生します。おそらく日本には、他にどこにも見当たらないようなものになります。

 素読舎に新しい塾生をご紹介下さることは、自分をも知り合いをも「道場」の方向に押していくことになり、そういう「道場」の誕生に協力していただくこと になります。根石が収入の上限を限り、コーチを育て、横への拡がりをはかろうとするのもそのためです。

13.
最初から「道場」を誕生させることに興味はないという方は「一人一枠」でお使いいただきたくお願いいたします。継続的に「一人一枠」でお使いいただく場合 は、「無料過程」に進むことはありません。ポイントの増減もありません。

14.
「一人一枠」で開始し、途中から「二人一枠」を希望する場合は、「二人一枠希望者リスト」に枠名(曜日、時間帯)と名字のイニシャルを記入し、掲示板に公 表します。空き枠を作らないことを条件に、なるべく早めに「二人一枠」を作るようにいたします。

「二人一枠」を作る際には「練習力の釣り合い」が最も大事な条件になります。それを基準とし、素読舎がペアの相手をご紹介します。曜日、時間帯の都合等が おありでしょうから、なるべく生徒同士の話し合いで決めていただきます。他の生徒も話し合いに参加できるよう、話し合いは掲示板上でお願いします。

15.
「一人一枠」での練習は、曜日・時間帯の都合が素読舎側と生徒側で合いさえすれば継続が可能です。

16.
「二人一枠」は壊れやすいものです。曜日・時間帯が合わない場合、生徒さんの一人がレッスンをやめる場合、二人の練習力の釣り合いがとれなくなった場合、 「二人一枠」 は壊れてしまいます。「二人一枠」を組んでいる生徒さんどうしで話し合っていただくなど、協力し合っていただくようお願いします。

17.
「二人一枠」維持については、なるべく、一人一人の生徒さんの希望を大事にしますが、すべての希望に沿えないこともあることをご承知下さい。

18.
基本的に、「二人一枠維持基金」は「空き枠」が埋まらない期間、「空き枠」による収入減を防ぎ、語学論の充実、教材の作成に支障がでないようにするための ものです。

また、「無料過程」へは「二人一枠」の枠ごと移動しますが、一人だけ条件が整っている場合は、条件が整っている一人だけが「無料過程」に進むこともできま す。その場合は、「無料過程」の生徒さんに対してもコーチ付きのレッスンが継続されますので、「無料過程」を使う生徒さん一人分の6000円 は、「二人一枠維持基金」から充当されます。

19.
ポイントは、基本的に「有料過程」から「無料過程」へ進む場合、教材の中で練習場所を「ジャンプ」させる場合などに使われます。どの場合にも、それを可能 にする「イントネーションの自己決定力」が前提条件になります。

20.
ポイントを数えるときに、例外的に「二人一枠使用者の合計ポイント」で算出することがあります。

21.
「二人一枠」は、生徒数が少ないほど作りにくくなります。曜日・時間帯の都合が相互につけにくくなりますし、生徒間の「練習力の釣り合い」がとれないこと によっても「二人一枠」が作れないことが起こります。
素読舎のレッスンをお使いいただき、間違いなく英語力を変えることのできるレッスンだと確信できた場合は、周りに話していただき、新しい生徒さんをご紹介 いただくようお願い致します。特に、「二人一枠」を使われる生徒さんには、このことを是非お願い致します。

新しくレッスンを始められた生徒さんに、掲示板、ホームページ、パンフレット等のどの記事を読んでレッスンを開始したのかをお聞きします。生徒さんが書い た記事によって、新しい生徒さんがレッスンを開始したことが判明した場合には、記事を書いてくださった生徒さんを「紹介者」とします。

周りに直接声をかけることができない場合は、レッスンの感想、自分の英語の変化等を掲示板に書いていただきたくお願いします。いい記事をいただけた場合 は、素読舎のホームページに転載させていただきます。

22.
レッスンを受けることを希望されても、曜日・時間帯等の折り合いがつかず、レッスンが開始できない場合があります。その場合は、「レッスン受講希望者リス ト」にお名前を加え、掲示板上には、県名と名字のイニシャルで公表させていただきます。すでにレッスンを受けておられる生徒さんに枠(曜日、時間帯)を 譲っていただくなど、都合をつけていただくためです。なるべくお互いに「素読舎連絡専用掲示板」で、話し合っていただくことを希望します。

23.
練習力が釣り合う相手がみつかり、ポイントの低い人がポイントの高い人を「またぎこして」「二人一枠」を形成する場合は、またぎこす人のポイントが1ポイ ントマイナスされます。「二人一枠希望者リスト」では、各希望者のポイントが公表されます。

24.
「二人一枠」を形成する場合、素読舎側に手間が生じないで形成できた場合は、ポイントの変更なく「二人一枠」を使うことができます。素読舎側の手間によっ て形成した場合は、それぞれの生徒から1ポイントがマイナスされます。ポイント数は、「二人一枠」解消に直接的に使われることはありません。(「二人一枠 維持基金」がクッションとして使われます。)

25.
2ポイントで1回、教材の使用箇所を「ジャンプ」することができます。(ただし、それに必要な「イントネーションの自己決定力」が備わっていることが前提 となります。その判断はコーチにお任せください。)

26.
レッスンを休まれる場合は、「素読舎連絡専用掲示板」にご連絡下さい。ネットにつながらない等の事故の場合は、他の生徒さんに電話で依頼していただくので も結構です。レッスン時間が終わるまでに連絡がない場合は、無断欠席になります。無断欠席は1ポイントがマイナスされます。くれぐれもご注意下さい。

27.
ポイントは家族間で譲渡できます。家族の中で生徒がやめた時は1人につき3ポイント分消失します。
スカイプの生徒から通塾の生徒の紹介があった時も、家族間でポイントの譲渡ができます。
ポイントの使い方は、「スカイプでレッスン」の生徒は「スカイプでレッスン」の規約に従い、通塾の生徒は塾の規約に従います。

28.
レッスンを3ヶ月を越えて休まれる場合は、復帰するめどがたつまで、いったんレッスンを止めていただくようお願いします。
3ヶ月以内のお休みの場合は、レッスン代をはらっていただきます。

29.
レッスンは基本は月4回です。月に5回ある時は5回やり、後でお休みをいただきます。これを「有給」の休みとさせていただきます。
盆と正月には1週間ずつお休みをいただきます。こちらは「有給」の休みには算入されません。


------------------------------------

<規約>

1.
規約は暫定的なものとし、使いながら改訂を続ける。

2.
改訂する場合はなるべく生徒の意見を考慮する。

3.
「二人一枠」を使用中に、一人の生徒が「一人一枠」を希望する場合や、一人の生徒がレッスンをやめる場合がある。以下の規定に従う。

(a) ポイント6以上を持ちながら、「二人一枠」を使ってきた人が、ペアの相手の都合により「二人一枠」が維持できなくなった場合、1ポイントを使うこ とで、1年間を限度に7千円(6千円+「二人一枠維持基金」)で「一人一枠」を使うことができる。
一年後、「練習力の釣り合い」を第一条件に、他の「二人一枠」を解消し新しくペアを作る。他の「二人一枠」が、ポイントがプラス数値である人とポイントが ゼロまたはマイナス数値の人であった場合は、ポイントがプラス数値の人と新しいペアを組む。「二人一枠」の二人ともプラス数値であった場合は、ポイントの 多い人と新しいペアを組む。「二人一枠」を新たに作る努力は素読舎側で行う。
 解消候補の「二人一枠」の二人がポイントが同値であった場合は、話し合いで解決する。

(b) 「二人一枠」を使ってきた人が、ペアの相手の都合により「二人一枠」が維持できなくなった場合、ポイント1~ポイント5に該当する人は、半年間を 限度に7千円(6千円+「二人一枠維持基金」)で「一人一枠」を使うことができる。半年後、ポイントが1ポイント分マイナスされる。素読舎側で、「二人一 枠」を作る努力をする。

(c) ポイントがゼロで「二人一枠」を使ってきた人が、ペアの相手の都合により「二人一枠」が維持できなくなった場合、3ヶ月を限度に7千円(6千円+ 「二人一枠維持基金」)で「一人一枠」を使うことができる。3ヶ月で、ポイントが1ポイント分マイナスされる。素読舎側で、「二人一枠」を作る努力はしな い。

(d) ポイントがマイナス数値で「二人一枠」を使ってきた人が、ペアの相手の都合により「二人一枠」が維持できなくなった場合、「一人一枠」へ移行す る。ポイントは変化しない。素読舎側で、「二人一枠」を作る努力はしない。

・(a),  (b),  (c)   に該当する場合、それぞれの期間、月額6千円を「二 人一枠維持基金」から取り崩す。

・「二人一枠」の組み替えによって生じる「一人一枠」に対しても、上記 (a),  (b),  (c),  (d) が適用される。

4.
「二人一枠維持基金」が底をつき、空き枠が埋まらない場合、枠の合計ポイントのもっとも少ない「二人一枠」を解消する。

5.
「二人一枠」を希望する場合は、「二人一枠希望者リスト」に登録する。「二人一枠希望者」は、枠名(曜日・時間帯)とイニシャルで掲示板上に公表する。な るべく限度期間内に掲示板上で生徒同士で話し合い、「二人一枠」を形成する。その際、素読舎は「練習力の釣り合い」という観点からアドバイスする。アドバ イスはポイントに影響しない。

6.
「無料過程」を希望する場合、掲示板上でポイント数を公開する。
「無料過程」を希望しない場合、ポイント数は公開されない。
「無料過程」を使用する人は、「自立練習」の報告の他、自分の英語の変化等「文章で」掲示板に掲載し続けることを課す。「文章で」の報告は、月に1度を目 安とする。1ヶ月以上報告がない場合は、1ポイントをマイナスする。

コーチ付きでない「無料過程」の練習を休む場合も「連絡専用掲示板」に連絡する。

7.
コーチが複数いる場合、幹側のコーチから枝側のコーチに生徒を預ける。幹側のコーチとは枠数を維持する段階に入ったコーチ、枝側のコーチは枠数を増やす段 階にあるコーチとする。幹側のコーチに必要な条件は、語学論が書けること、教材を作成できること、塾の運営ができることとする。

8.
「空き枠」という考えは、幹側のコーチの枠にのみ適用される。

9.
幹側に「空き枠」が生じ、枝側から生徒が戻れない場合については、コーチ間の話し合いで解決する。話し合いの結果は公表する。

10.
コーチおよびコーチ希望者は、それぞれが分担するネット上のホームページ、ブログなどを充実させる。

11.
月初めに、最新版の規約を掲示板に村田が掲載する。
ポイントの集計、「無料過程希望者」のポイントの公表などは村田が行う。

12.
月初めに「二人一枠維持基金」の集まった額、集まっていない額を村田が根石に確認し、掲示板に公表する。

集まった「二人一枠維持基金」は根石から村田に渡し、村田が口座に入れる。

空き枠が生じた月は、「二人一枠維持基金」を村田が取り崩し、根石に渡す。

12.
「二人一枠希望者リスト」「レッスン受講希望者リスト」の作成、公表は月初めに村田が行う。

13.
「ジャムセッション」を使う生徒の中から積極的に「コーチ希望者」を募る。

「コーチ希望者」に対するレッスン内容は、通常のレッスンにおける「音読」部分のみとする。

コーチとして認定する基準は、「七年目の浮気」の音読12ページをコンスタントに10分以内に終わらせる練習ができることとする。
 

【18658】

日本語訳

 投稿者:小川   投稿日:2012年 9月 8日(土)11時02分31秒
編集済
  音 読中の生徒さんは 何に焦点をあてて読んでいるのでしょうか。多分、コーチが示した通りの「正しい発音で、イントネーションやリズムに気をつけて読む」ように心がけているの ではないでしょうか。

問題は、口の筋肉をしっかりと力強く動かしながら淀みなく読めるようになった時、読み手がただ「空読み」(「そらよみ」ですが、私は「からよみ」と読みた いくらいです)しているだけなのか、英文の意味を理解して読んでいるのか、あるいはイメージとして捉えているのか、第三者は判断することが出来ません。

スカイプレッスンの入替問題では、英文を繰り返した後「日本語で言って下さい」と指示が出ます。その後に「仕上げて下さい」と言う指示が出、生徒さんはま た英文を繰り返して音読します。

「和訳」は何のためにするのでしょうか。

根石さんは見えない物をさぐる方法として「やむを得ない」手法だとおっしゃっています。「質問も英語、問題も英語で繰り出しても良いのだが、生徒側に準備 が出来ていないので対処できない。そういうレベルの生徒はほとんどいない。」ので、意味が理解出来ているかどうかの判断基準として「和訳」してもらうのだ ということです。和訳することには意味が無いので、必ず元の英文を繰り返してもらって一段落します。仕上げに英文を繰り返す、これが大切なのです。

しかし「これを定式化させてはいけない、これさえやっていればいいというものではない」ともおっしゃっています。

「型というものは恐ろしい」とおっしゃって、ある茶室での体験を例にとって話されました。その内容は、美しい所作で型通りにお茶を点て、客に勧めたとして もても、その中に一期一会の心がこもっているかどうかは不明だ、ということでした。作法が作法に終わってしまうのでは空回りですね。

私たちも型を完璧にこなすことだけが目的になってしまっていないでしょうか。

「空読み」するのが目的化してしまわないように、英文をイメージ化する努力を怠ってはいけないということでしょう。ここは自分で獲得する以外に術がありま せん。テキストでは文法解析がされており、和訳も与えられてはいますが、音読が熟れて来た英文については、自分で辞書を調べたり文法書にあたってみたりす る必要もあるように思います。

少し話しが変わりますが、昨日のレッスンで "I want you to meet a man whose ambition is to live underwater." という英文がありました。意味がわかっていない英文は、読み手も読みづらそうですし、聞き手も聞きづらいものです。この英文はテキストのもので、入替問題 のものではありませんでしたが、この文で「日本語で言って下さい」という指示がはいりました。

塾講師だった頃のこと、英文和訳問題の採点をする時にはきまって頭を悩ませることがありました。この英文を例にとると,

「私はあなた方に、水中に住むという野心を持っているある男性に会って欲しいです。」が正解です。私は「あなた方にある男性をご紹介したいのですが、彼の 野心は水中に住むことなのです。」と頭から訳してしまいます。けれどもし生徒さん達がこういう訳を書かれた場合、特に「関係代名詞」を教えた後のテストだ と、「この生徒は "whose" の用法がわかってるのかなぁ、どうだろう」と◯をつけるか、△にするか、迷ってしまいます。

根石さんは" I want you to ~" と "whose" の文法説明をされたあと、「私はあなた方に、水中に住むという野心を持っているある男性に会って欲しい。」と訳されていました。これで生徒さんにも "whose" 以下が "a man" を形容するものだということがはっきりしたと思います。

英会話学校などでは「必要な情報を掴みとる」ということに主眼を置いた講座が主流になっています。ところが「読めたつもり、わかったつもり」になっている ことが多いのです。一字一句、文法書や辞書を調べながら読むというのは時代遅れのように言われますけれど、私にはとても大切なことのように思います。中級 になったあたりから読解力がどうにも伸びない生徒さんがいました。英会話学校で速読やら読解の tacticsばかり教えられて、文法の基礎がぐらぐらの歯槽膿漏状態である場合が多いのです。文法理解の不足を想像力で補うので、読み違えてしまうこと があるようです。

岩田さんがドイツ語の辞書を4冊も引き潰したというエピソードを語られていますが、私たちも「引き潰す」とまでは行かずとも、「こまめに丹念に引く」くら いのことは必要だと思います。「イメージ核受肉教材」が至れり尽くせりの構成になっているので、私たちは口を開けて待っているだけの状態になってしまって はいないでしょうか。

今「英語リーディングの科学」(研究社)という本を読んでいます。表紙の書名の下に「読めたつもり」の謎を解く、帯に「授業はすべて英語で」など新学習指 導要領導入によって混沌としている英語教育現場、と書いてあったので、思わず手に取ってしまいました。機会があれば読後感想を書きます。

なんだか支離滅裂な投稿ですみません。
 

【18659】

発音の要領 追加案

 投稿者:村田晴彦   投稿日:2012年 9月 9日(日)01時00分55秒
  [ae]
「口の両端を斜め上にひきあげる」:あだ名「一瞬般若」

(追加)※いくら口の両端を斜め上に引き上げていても音が変わらない場合の指示
     「たぶん音を出すタイミングがずれている」→「口の両端を引き上げきった時に音を出して」
 

【18660】

村田君

 投稿者:根石吉久   投稿日:2012年 9月13日(木)19時48分57秒
編集済
  「引 き上げ切ったとき」は、村田君の日本国から日本語への翻訳です。私は「口の両端が一番上がった時にタイミングを合わせて」と言っています。「引き上げ切っ た時」では、神経症めいていて言う気になれません。これじゃ英語でしゃべりだすのに、数百年かかるなという練習をして平気でいる生徒になら言うかもしれま せんが。村田君は、ほんとに翻訳が下手だと思います。  

【18661】

指示の出し方

 投稿者:村田晴彦   投稿日:2012年 9月15日(土)02時36分53秒
  根 石さんの指摘か ら、「口の両端を引き上げ切った時」と「口の両端が一番上がった時にタイミングを合わせて」はどう違うのか考えてみました。
「口の両端を引き上げ切った時」は口の両端を引き上げる限界点を想定していて、口の両端をそこまで上げることを強制した言い方になるなと思いました。「口 の両端を斜め上に引き上げる」タイミングがつかめないのはレッスンを始めて間もない人です。そういう人に「引き上げ切った時」と言ってもどこまで引き上げ たらいいかわからず、しかも同時にタイミングを合わせる方にも意識を向けなければならず、確かに根石さんの言う通り、神経症めいた言い方だと思いました。 自分の「一瞬般若」の音は、根石さんからクセがありすぎると言われ、自分で録音したものを聞くと自分でもそう思うのですが、それとも関係あるかと思いま す。
「口の両端が一番上がった時にタイミングを合わせて」ならば、生徒がその時点で口の両端が一番上がった時は感覚できるし、感覚できるからそこにタイミング を合わせて音を出すことができます。すぐに出せなくても、道筋を感じることはできると思います。生徒が感じ取ることができる手がかりを与え、自分の力で乗 り越える後押しをする言い方だと思います。
言い方をあいまいにしておくと、コーチの数が増えていくうち、各自言い方にブレが出たり、本来の意味が拡散する事が起きてしまいます。私は根石さんの指示 をできるだけ形を変えずに生徒さんたちにしてきたつもりですが、それでもズレが生じます。根石さんが言い方にこだわるのは、こういうことのためだと思いま す。私は今回指摘されたことで、もっと言い方について考えてみようと思いました。
 

【18662】

村田君

 投稿者:根石吉久   投稿日:2012年 9月15日(土)21時26分33秒
  「翻 訳が下手」と私 は言いましたが、村田君は翻訳する必要のないものを翻訳しているのだと思います。
 

【18663】

根石さんへの回答3-1

 投稿者:岩 田英哉メール   投稿日:2012年 9月17日(月)14時11分26秒
  2012/09/16


【根石さん】
岩田さん
 掲示板をやってきて癖になっていますので、>印で岩田さんからの引用であることを表しますが、よろしくお願いします。

【岩田】
了解しました。このわたしたちの問答は、一寸長くなりそうですし、それから問答の順番を明らかにするために、わたしの方では【 】をつけて、その中に発言 者の名前を入れて識別しますので、ご了解下さい。

【根石さん1】
>わたしはこのドイツ語という言語、言葉を自分の人生において、必要欠くべからざるものしたかった。もっと言いますと、ドイツ語という言語と契約を結んで (と、当時も思いました)、その言葉なしには生きて行けないようにしたかった。


 私は欧米のだれそれがこう言っているというように参照するものを持たずに、いわば手ぶらで、語学という行為を日本語でとらえようとしてきましたので、こ れまで自分で書いてきたものに引きつけて書いてみる他はないようです。

 My German は、当事者性を強いられる場(言語の磁場)に「自分を追い込むこと」によって、My German になるのでしょうか。

【岩田1】
ええ、「自分を追い込むこと」によって、My Germanになることを強く念じて、「当事者性を強いられる場(言語の磁場)」に飛び込んだわけです。

これは、もう全く清水の舞台から飛び降りる、飛び降りてこそ浮かぶ瀬もあれという当時の心境でありました。

【根石さん1.1】
 「磁場」だけがもたらすものがある。日本にいて日本語で生活している限り手に入らないものがあると私は言い続けてきました。日本での語学で手に入らない ものは、「当事者性」というものです。

【岩田1.1】
前回根石さんのおっしゃた言葉に「語学の内在的プロセス」ということがありました。

日本には英語の磁場がないので、言語が言葉にならない、言語から言葉に引っ張り上げてもらうことができないということ、そうしてそれ故に「語学の内在的プ ロセス」にやかましくなったということをおっしゃっていましたね。

わたしは、トーマス?マンが好きでした(今も好きです)ので、何とかドイツ文学の当事者になりたいと思いました。あるいは、トーマス?マンの文学の当事者 になりたかった。

当事者になるということは、言語を文法によって読み解くということだけではとても足りず(これは学校の語学の授業の仕方)、根石さんのいう言葉として、わ たしはマンのテキストを理解したいと痛切、痛烈に思いました。それができたら、My Germanになるだろうと、そう思ったのです。

それは、言い換えると、マンの文学を日本人のものにすることでした。あるいは、これは若者の大きな願いであったのは、ドイツ文学を日本人のものにするとい うことでした。

この場合、「語学の内在的プロセス」」を大切にするということは、わたしには、日本人の社会の中に生きて、そうして同時にドイツ文学をドイツ語に即して生 きることだと思ったのでした。

そのとき内心掲げたスローガンは、日本語を外国語のように、外国語を日本語のように観るということでありました。後年、シュールレアリスムの滝口修造さん という方が、同じこことを言っていると何かの本で読みましたが、まあ、わたしのこころは上のようなところにあったのです。

これは、実に苦しい道でした。しかし、ドイツ語の磁場のない日本の中で、わたしは日本人としてドイツ語とドイツ文学の当事者になりたいと思いました。

語学が内在するとは、わたし(一人称)がその語学無しには生きて行けないようにしてしまう、あるいはなってしまう、現実になっているということだと、わた しは当時理解しましたし、今もそう思っております。

それが、最初のときに申し上げた、言語と契約を結ぶという考えなのでした。

今こうして振り返りますと、確かにわたしは日本人としてドイツ語なしの生活は考えられません。水曜日にはアイヒェンドルフの詩を、週末にはゲーテの詩を訳 してブログに上梓しておりますが、これは、わたしの人生の楽しみとなっております。

あるいは、一寸根石さんの「語学の内在的プロセス」とは少し意味が違かもしれませんが、そのように思った次第です。


【根石さん1.2】

 語学で扱う文は、あくまでも仮のものであり、練習用のものです。語学では、文が言葉として発せられている「場」や「状況」をも、想像したり想定したりす る必要があります。それが、語学で扱う文が「仮のもの」である証拠です。

【岩田1.2】
確かに、おっしゃる通りです。いつも外国語の文は、練習用として、わたしたちの前にあります。

学校の教育で欠けているのは、「場」や「状況」を想像させることをせず、またその説明をせずに、教師が単語レベルで、例えば英語と日本語の意味の関係を 1:1であるかの如くに説明をするというところにあります。

一行の文には場があり状況があり、わたしの言葉で言えばコンテクスト(文脈)があるのだということを知る事がとても大切だと思います。

そうして、一行の文の場は、複数あり得るのだということを教えること、知ることが大切だと思います。

これは、このまま詩論になると、思います。


【根石1.3】

 「磁場」においては、つまり生活言語の使用においては、「場」や「状況」は、想定する必要がありません。「場」や「状況」が理解できなくて必死になるこ とはあっても、すでに自分がその「場」や「状況」の「中にいるということ」はまぎれもないことです。だから、ある状況の「中にいるということ」自体を想定 する必要がありません。人は、その場では、「状況」が理解できたら、ただちに反撃に転じたりするような「当事者」であり続けます。「場」や「状況」を想定 する必要がなく、理解さえすればいいという「磁場」の性質が、いわゆる「ぺらぺら」をもたらすのです。いったんは言語として理解し、そのことで「場」や 「状況」を想定してから、言語を言葉の方へ押しやるのは、言葉をしゃべるのに文法を参照してしゃべるようなものですから、「ぺらぺら」にはなりません。

 私の場合は英語ですが、戦後の英語というものは文化的植民地根性とでも言うべきものにひどく汚されています。「磁場帰り」が「ぺらぺら」やりますと、日 本にいて語学としてだけ英語をやってきた人たちは、それに対する劣等感を持ちます。この劣等感で語学がひどく汚されるのです。「ぺらぺら」やることが、語 学の達成であるかのような妄想が語学を汚してしまうのです。

【岩田1.3】
おっしゃっていること、よくわかります。脳みそがないのに、つまり物事を深く考えることがないのに、口先だけぺらぺらしても全くどうしようもありません ね。

【根石さん1.4】

 岩田さんの言葉を知る前から、私にも My English という考えはありました。掲示板「大風呂敷」の過去ログのどこかに、「私の英語」という考えを書いたものが残っていると思います。しかし、私の場合の My English は、植民地根性に汚された英語を洗濯して、さっぱりした「語学の一つ」に戻したもののことです。

 私の語学論は、べつに英語に限らず、どんな言語の語学をやるのにも使えるようになっていると思います。どんな言語をやるのにも使えるのだから、英語に だって使えるというふうになっていると思っています。戦後の英語周りの「汚れた語学」を洗濯して、英語の語学というものを one of them にしたと思っています。

【岩田1.4】
おっしゃっていること、よくわかります。


【根石さん1.5】
 すでに書きましたように、「磁場」に交わるかどうかは、生活の必然によりますので、My English には「磁場経験」を含めたくありませんでした。それだと「磁場」だけがもたらすもの(当事者性)は、いつまでも手に入りませんが、それでいいとしたのでし た。

 「語学的理由で「磁場」に交わることは、きわめて特殊な経験であるという位置づけをしています。それは、語学的な経験に生活を巻き込むようなことだとい う位置づけです。あるいは、生活の必要がもたらす言葉のスキルを語学の成果としてしまうような密輸入のようなものがあるとしてきました。

【岩田1.5】

「語学的理由で「磁場」に交わることは、きわめて特殊な経験であり、それは、語学的な経験に生活を巻き込むようなこという言葉は、全くそのその通りだと思 います。これは、わたしの経験を言い当てています。


【根石さん1.6】

 私もまぎれもないじいさんになりましたので、もうそろそろ「語学的経験に生活を巻き込むようなこと」をやってもいい歳かなと自分では考えています。そう いうことは赤いちゃんちゃんこを着てもいい歳になってからやることだというような感覚は、私はずっと持ってきました。畑が草だらけになってしまうので、実 際には難しいと思っていますが、万が一、私の農法を受け継ぐような若者が現れ、畑の世話は引き受けるから行ってきなさいよ、とでも言ってくれれば、そし て、すぐに Skype が使えて、普段家でやっているようなレッスンが継続してできるようなネット環境が使えるなら、行って、語学的経験に生活を巻き込むこと、あるいは生活の必 要と語学の境目を失うようなことをやってもいいかなと思っています。生活の必要により言語を言葉にすることと、言語の練習そのものをこき混ぜるようなこと と言ってもいいかもしれません。それは実はちゃんちゃんこを着るような者の特権なんだと思っています。多分、そんな機会は欲しくても得られそうもありませ んが・・・。掲示板「大風呂敷」で「根石さん、是非『磁場』に渡り(留学)し、学生たちと議論して下さい」というようなことを書いた人がいますが、あんた が金を出すわけじゃなし、何言ってんだと思ったことがあります。
 と、ここまで書いて、なぜ岩田さんがそんなにもドイツ語に惚れ込んだのかと思いました。やはり、トーマス・マンをドイツ語で本当に読み込みたいとか、そ ういうことでしょうか。そういうことであればわかります。

【岩田1.6】
いや、根石さん、その通りなのです、トーマス?マンをドイツ語で本当に読みたかった、そうしてその通りに理解をしたかったのですよ。

生活の必要と語学の境目を失うとは、わたしたちの年齢では既に嬉遊としての語学ということになるでしょうか。あるいは、遊びごころのある語学学習というこ とになるでしょうか。そのように思います。


【根石さん1.7】
 外国語の語学とは、その外国語の「磁場」において行われることもありますし、そうすることが一番効率がいいと思いますが、しかし、典型的な語学は、当該 の外国語の磁場の「外」で行われるものだと考えています。日本人が日本にいて英語やドイツ語をやること、あるいはアメリカ人やドイツ人が、アメリカやドイ ツにいて日本語をやること。その他、どんな組み合わせでもいいですが、これが典型的な語学だと考えています。つまり、「磁場」を欠いていることが基本的な 形である、と。

【岩田1.7】
今フェイスブックでドイツにいるドイツ人で、日本語を2年間学んだというドイツ人と友達になって、言葉を交わすことがあるのですが、実にうまい日本語を書 いてきます。

これは、まあ話すということではなく、文字でいいたいことを伝えるということですが、それでも大したものだと思って感心しています。

まだ直接は訊いておりませんが、何か日本語でなければならない特別な動機や理由があるのだろうなあと思っています。その思いが、磁場に相当する力を当人に 与えているのだと思います。


【根石さん1.8】

 私には、英語磁場に渡る「生活的な必然」はありませんでしたし、語学屋としては、日本にいて英語をやっている多くの人たちの「英語の病気」(植民地根 性、ぺらぺらへの劣等感)のことを考え続ける必要があったとも言えます。日本語の磁場で英語をやるという、きわめてまっとうな語学を、劣等感まみれにして しまうことを断ち切りたいと考えてきました。語学の予防医学のために、日本語で「語学論」を作る必要がありました。「生活的な必然」はなくても、そういう 必然はあったのです。それには、日本にいて私自身が英語をやり続けることがいいのだと考えてきました。根っからの語学屋なのです。

【岩田1.8】
おっしゃっていること、よくわかります。敢えて言えば、わたしは日本にいてドイツ語を学ぶ「生活的な必然」を文学の世界に、言語と言葉の世界として実現し たかったのだと思います。

【根石さん2】

>この過程を、関口存男の文法はとても大切にしているのです。即ち、日本人の日本語の意味の感覚がそのままドイツ語に繋がって、理解するのです。その場 合、その語の意味形態(その語の使い方、使われ方)を理解することで、それを実現しています。

 岩田さんは、「意味形態」とは、概念、イメージ、イデアというようなものという理解でいいとおっしゃいましたが、どうも違うような気がしてきています。

 「使い方、使われ方」ということになると、同じ on なら on という前置詞について「こういうのもある」「またこういうのもある」というように specify するのではないでしょうか。どうやら、関口存男という人は、ドイツ語に「行っちゃってる」人ではなく、ドイツ語の語や語法のイデアをすでに持ってはいる が、日本人が普通に持っている日本語の感覚を媒介にする(あるいはその逆)のが大変うまい人なんだろうという理解をしているのです。日本人の「普通」に立 ち戻ることが常にできる人なんだ、と。この「普通」というものは、「行っちゃってる」人にはないものです。関口存男は「普通」に立ち戻り、日本語の感覚を 媒介にして、ドイツ語の語のイデアなり、その語の用法なりにうまくつなげることができる人なんだという理解です。そして、やっていることは specification だろうと思っています。その場合は、specify するものが多くなればなるほど、項目数は二つや三つで収まらなくなるはずです。いわば、博物学的になるわけです。

【岩田2】
根石さん、関口存男の文法についての理解は、その通りの理解で結構です。全く、おっしゃる通りです。

関口存男の意味形態という考え方は、そういう意味では、日本人にとっては、ドイツ語以外の言語にも応用することができる、実に汎用性を持っています。

根石さんのイデア、イメージ、概念ということを理解したのは、わたしの理解で、関口存男そのものが理解したわけではなく、わたしが根石さんのその3つの言 葉との関係をみつけようとしたということなのです。

【根石さん2.1】

 概念、イメージ、イデアという項目は、ひとまずこの三つだけでいいわけです。これは、語が意識と一体化する度合を言うだけですので、三つでこと足りるわ けです。同じ語が意識における一体化の度合いによって、抽象度が違ってくるということだと思います。これは机上で「自分を追い込む」ことによって可能にな ります。語が「具体語」か「抽象語」かという分類とは関係なく、同じ語が「意識における抽象度」の違いによって、概念になり、イメージになり、イデアにな るということです。意識に滞在する時間で言うと、前回言いましたように、概念、イメージ、イデアの順に短くなりますから、その順に抽象度が高くなっている のではないかと考えています。

【岩田2.1】
なるほど、わかりました。

わたしの至った言語機能論、言語宇宙のフォーマットに根石さんのお考えでの、イデアーイメージー概念を重ね合わせてみました。

わたしの理解では、このようになります。多分、間違っていないと思いますが、どうでしょうか。次のURLアドレスに、このフォーマットを載せましたので、 ご覧戴ければと思います。

http://www.scribd.com/doc/106115265/概 念を定義する(分類する)ためのフォーマット-v1


【根石さん3】

>つまり、普通、立派な言語理論を学んでも、全然その言語(個別言語)を使えるようにはなりませんが、関口さんの意味形態論は、それが実現しているので す。これについては、また詳しく語るときがあると思います。

 これは言語一般についての理論と、語学の対象になる言語についての理論がそれぞれ別にあるのだということなのではないでしょうか。

 個別言語の具体的磁場に生まれた子供が言語を獲得する過程と、一つの個別言語(ネイティヴ言語)を獲得した人が異言語を獲得する過程は峻別すべきだと私 が言ってきたことにつながっているとも考えています。

【岩田3】
おっしゃっていることは、その通りだと思います。よく解ります。


【根石さん3.1】

 言語一般についての理論は、多くの場合、ネイティヴ言語に目を向けることで作られるのではないでしょうか。

 語学の対象になる言語についての理論は、他の国のことは知りませんが、日本には払底しています。ハウツウは各種いろいろありますが、語学論がありませ ん。自分に即して言えば、「英語どんでん返しのやっつけ方」はハウツウとして書きましたが、その後、掲示板「大風呂敷」で書いたものでは、ひとまずハウツ ウを離れ、語学とはどういう繊維によって成るものなのかを考えてきたつもりです。人々はハウツウにしか興味を示さない傾向がありますので、ハウツウの体裁 を保ちながら、実は語学を成り立たせる繊維を定めようとしてきたと思っています。そういうものが、日本には払底しています。

【岩田3.1】
本当に、日本にあるのは、語学の分野ばかりではなく、輸入のハウツーものばかりです。

根っこを輸入しないで、どうやって、語学ができるのかという思いです。

それで、根っこの話ですが、素読はこの根っこを育てる訓練だと思います。素読については、次のように思いましたので、一寸書いてみます。一寸横道にそれる ことになるかも知れませんけれど。

(引用はじめ)
根石さんは、素読とおっしゃっていて、それは全くその通りです。

しかし、わたしが云いたいのは、もう一つの側面、即ち、訓読みということなのです。

これは、日本人の財産だと、わたしは思っています。何故ならば、その漢語の概念の意味を読み解き、複数の日本語の言葉に対応させて解釈を、素読者に伝える からです。

上で、先日京都へ参り、時間がありましたので、初めて龍安寺という石庭で有名なお寺に参りました。しかし、わたしを惹き付けたのは、石庭よりも、玄関を 入って直ぐ正面の屏風に書かれていた陶淵明の飲酒と題した漢詩でありました。

   飲酒  陶淵明??   廬を結びて人境に在り?   而かも車馬の喧かまびすしきなし?   君に問う 何ぞ能く爾しかるやと?   心遠ければ 地も自ずから偏(たいらか)なり?   菊を采る 東籬の下もと?   悠然として南山を見る?   山気 日夕に佳よく?   飛鳥 相与ともに還る?    此の中に真意あり?   弁ぜんと欲して已に言を忘る

漢詩の漢語一度を日本語の概念で解釈をし、理解をして、訓を施す。これが、江戸末期と明治時代の日本人が近代化をなしとげることのできた礎(いしずえ)だ と思います。
素読と訓読、この両面が、漢文の教養の素晴らしさ、極意なのだと思います。
(引用おわり)

英語では、訓読ができません。訓読とは既にして翻訳であるわけですが、英語の場合には、訓読とは翻訳の問題ということになりますね。
学校で教える日本語の翻訳についての問題は、上の言及した所です。

済みません、素読から少し外れてしまいました。


【根石さん4】

>わたしのいう概念は、他に言葉がなく、いいようが無いので、旧来の言葉、概念をかりて、全く新しい意義と意味を伝えようとしているのです。
わたしの概念は、根石さんの引用によれば、中原中也のいった「名辞以前」の生命体のことを言っています。

 生命体!。まさしくそうですね。中也が言った「名辞以前」という語がさしているものは、生命体だと思います。

 「他に言葉がなく、いいようが無いので」、私は外国語の単語を借りて、「イメージ」と言いました。それは、生命体であり、生きている人間の中にだけある ものです。辞書の説明によってもたらされるようなものは概念であり、「概ねの理解」を、人間はただちにイメージに変換し得るのだと思います。その過程全体 が、「理解」ということだと思っています。

 語学においては、概念だけ持ち、それをイメージに転じることをしないものは、まだ理解とは言えず、半解だとも考えています。

 「概念」と言うと、絶えず「概(ね)」の「(想)念」という漢字の意味に引き戻されますし、漢字が表すものの範囲を出られないと思います。このあたりで は、私はとても散文的です。

【岩田4】
「他に言葉がなく、いいようが無いので、旧来の言葉、概念をかりて」と前回書いたのは、一寸自分を卑下してしまったかも知れません。

事実は、その名辞以前の生命体をいい当てるのに、この概念という言葉がぴったりと来たのでした。どうも、わたしには韜晦という癖があって、意思疎通を難し くしてしまう欠点があります。

「語学においては、概念だけ持ち、それをイメージに転じることをしないものは、まだ理解とは言えず、半解だとも考えています。」とおっしゃっているのは、 全く同感です。

言葉が生きているとは、イメージとして理解しているということですねえ。

概念の概という文字は、これは勿論古代の中国人が発明した文字なわけですが、これはもともとの原義は、米の量をはかるための升に米が一杯に入っている状態 を表したものだということです。(確か白川静さんの字統にあたったときに、そう書いてありました。)

これは、やはり米といことから、自然の穀物、その収穫、実りを計るということから、ある法則に裏打ちされた生命のありかたを示していると思います。そうし て、そうある生命の形をみる人間という生き物のありかたも。

【根石さん4.1】

 枝を生やしますが、やはり赤ん坊のやっていることは不思議です。

 彼らは、説明抜きで「概念」を持つらしいのです。それはネイティヴ言語の「磁場」の磁力が作用するのだとしか考えられません。「磁場」の磁力が、その場 における当事者であること自体とスパークするのだというイメージで理解しています。そして、心が勝手に「イメージ」に変換し、自分でその語を使えるように なったときには、すでに語の「イデア」を持っているらしく見えます。

 「説明抜きで」「心が勝手に」という性質が、ネイティヴ言語獲得の特質です。

【岩田4.1】
語学を考えるのに、やはり、こころという不思議なものを考えずには、いられませんねえ。本当に、その通りですねえ。

【根石さん4.2】

 語学は、文法書の語法の説明なり、辞書の説明なり、説明によって「概念」を得るのです。そこで止まる人は、パズルを扱うみたいに語学を扱い、上達が止ま ります。そういう人は非常に多いです。また学校の授業で、「イメージ」や「イデア」を扱える先生がまずいませんから、学校に従順な人は、たいてい語学の上 達が止まります。私から言わせれば、学校の外国語の扱い方そのものが、語学にとって最悪の環境を作っています。

 まあ、学校批判では口が酸っぱくなっていますから、この辺でやめておきます。これまで撒き散らしてきた学校批判は、「大風呂敷」の過去ログにわんさかと あります。自分では読みかえす気もありません。

 要点に戻りますと、次のようになります。語学は、概念、イメージ、イデアの各段階について意識的になる行為だと思っています。これは、語学という土俵の 中で完結しうる行為です。語学の外、つまり「磁場」を必要としません。

【岩田4.2】
「語学は、概念、イメージ、イデアの各段階について意識的になる行為だと」いうことは、全く同感です。

なんだか、同感することが多いものですから、ひょっとした対話篇にならずに、同感篇になってしまうかも知れません。

【根石さん4.3】

 ただし、音やリズムを軽視した語学で、「読む」ということ一つがまともになるのだろうかという疑念が私には持続してきました。音やリズムが「じぇんじぇ ん違う」というような語学で、本当に「読む」ということができるのかと疑ってきましたので、「話す・聴く」以外でも音やリズムは軽視しちゃ駄目だと考えて きました。

【岩田4.3】
全く、その通りだと思います。音読することなく、英語の意味を理解することは、やはり片手落ちです。

【根石さん4.4】

 つい学校批判になりますが、音やリズムを「生徒の体に備える」ことに関しては、学校がやっていることは単なるでたらめです。文部省と大学のおさぼりのせ いです。これは「磁場」を必要としない行為なのだから、純然たるおさぼりです。

【岩田4.4】
わたしは、ドイツ語会話というものを、初めてある代々木にあるドイツ語専門の学校へ行って教わったのですが、このとき、自分の口でドイツ語の音を、ドイツ 人の発音に真似て発声してみて、ああこれは、音楽のときにする腹式呼吸をやるのでなければ、いけないのだなと思いました。つまり、口先だけ音を真似てはだ めで、体全体を使うということです。

それで、毎朝発声の訓練をしました。唇の両端を上に上げるようにしたり、逆に下に下げるようにしたりして発声することを、毎日訓練(実は、今も移動書斎で 時折、致します)したことを思い出しました。


【根石さん5】

>根石さんは奇しくも、化学的な変化の説明で、(概念、イメージ、イデア)の説明をなさっていますが、化学変化に法則があるように、生命体の変化、変容、 変態、変形(transform) にも規則があることをわたしは知る事ができました。

 この辺のことを詳しくお聞きしたいです。

【岩田5】
この普遍的な規則とは、前回どこかで書きました、算数でいう掛け算と足し算という規則のことなのです。

わたしは数学は好きなのに、全然数学のできない、点数の悪い子供でした。どこか、数字への入り方、入り口が見つからなかったのでしょう。

その代わりに、言語、あるいは言葉から、数的な論理の世界に入って行って、いつの間にか、自然と、掛け算と足し算を理解できていました。これは、不思議な ことでした。(根石さんの言語と言葉の定義は重々承知で、こう書いています。ご容赦下さい。)

言葉の意味の世界は、ある意味のまとまり(わたしは概念といっていますが)と、別のある意味のまとまりとの関係で、生まれて来ます。

この生まれ方には、次の4つの場合があると思います。

(1)掛け算:意味同士が掛け合わされて、交わっている。
(2)足し算:意味同士が足されて、合わさって、集められている。
(3)接触している:意味同士が互いに交わらずに境界を接している。
(4)孤立している:意味同士がお互いに何の関係もなく孤立している。

この4つの関係は、小学校か中学校でならった集合論のベン図を思い描きながら、想像して下さると、解り易いかと思います。

今こうして文字で書いていると、どうしてもまた(稚拙な)記号を書きたくなって、しかし、そうしてもなかなかイメージが伝わらないかと思ったりしてしまい ます。

これは、もっとまた別に図を使って、説明する機会を考えたいと思います。


【根石さん6】

>わたしの経験では、概念→イメージ→イデアというプロセス、これをショーペンハウアーはイギリスの哲学の用語を使ってドイツ語化して、die Homogenitaet、ホモゲニテート、英語でhomogeneity、日本語で平易に言うならば、似たもの同士を集めるといい、他方イデア→イメー ジ→概念の方向を、やはり英語由来のドイツ語、die Spezifikation、specification、垂直方向に下に向かって小さな単位に分けて行く、といって、このふたつだけが人間の、人類の思 考プロセスだと喝破しています。わたしも、その通りだと思います。

 ふうむ。「似たものどうしを集める」能力があると、違ったものを排除する能力があるわけです。違ったものを排除する能力があると、似たものどうしの間に ある違いを言うことができます。分類されたものが、最終的には分類されたグループ内で個別化されます。これは、homogeneity を作る能力がただちに specification の能力に転じることを意味します。つまり、実際は表裏一体です。しかし、論述するためには、この表裏一体のものを別々に specify する必要があるというに過ぎないのではないでしょうか。


【岩田6】
おっしゃる通りで、似たもの同士を集めるとは、また違ったもの集合を形成することでもあります。

homogeneityとspecificationの能力は、ひとつのことの裏表です。

【根石さん6.1】

 「イメージ」というものは、この「表裏一体」の二つの能力が同時に働くところに出てくるものではないだろうかと、ここまでのところを書いて考えていま す。

【岩田6.1】
根石さんのイメージは、生き生きとしているわけですから、その表裏一体の動的な関係のあらわれと理解をすれば、それはその通りだと思います。

【根石さん6.2】
  specification の「垂直方向に下に向かって」というところがよくわかりません。上も下もないと思っています。

 「homogeneity と specification の表裏一体」は、さきほど「博物学的」と言った能力と同じものだと考えています。

【岩田6.2】
ええ、根石さん、右でも左でも、よいのです。ただ、あの白人種たいの英語とかドイツ語という言語は、意味の体系を垂直構造にしてしまうので、垂直方向に下 に向かってと書いた次第です。

例えば、

動物>4つ脚動物>狼>犬>飼い犬>ポチ

というような、これはまあ余り上手な例ではありませんが、垂直の梯子段に、言葉の意味はなっておりますから、このことを言いたかったのです。

これに対して、わたしたちの棲んでいる世界は、幕の内弁当の世界だなあと、最近もしみじみとそう思うことがありました。

垂直方向ではなく、同じ値を以て、ある空間の中に、実に美しく、様々なものが色とりどりに並列的に配置されている。

いや、話がまた脱線しましたが、「博物学的」というご理解は、全くその通りです。

関口存男という文法学者は、ドイツ語の例文を博物学的に収集し、整理をして、日本人の語感、生活感覚に合わせて、理解を可能にした実践的にして体系的な学 者です。ドイツ語の意味の世界に範疇を設けて、整理しようとしましたが、それを果たさず、途上で亡くなりました。


【根石さん6.3】

 また枝です。高等数学なんぞを「用に仕えさせる」近代科学より、それ以前の「博物学的」な能力の方が、私には上等なものと思えます。明治・大正・昭和な んぞより、江戸の方が上等だというように思っても、その上等じゃやっていけなくなったのが、江戸末期から明治なのです。武器=人殺しの道具のレベルが、日 本と欧米とでは、全然違っちゃっていたのでした。私はそれだけのことだと思っています。それだけのことで、何を欧米はでかいつらをするのだ、という考え は、それだけのことで、何をアメリカは警察じみたことをやっているのかという現在の問題にまでつながっています。そんなものの猿まねをやった昭和の日本に 対して、岡倉天心なら、アホか、と言うと思っています。

 学問を「用に仕えさせる」近代科学が、「江戸の上等」に勝ったのです。娑婆は常にそれほどに狂っています。だから、明治の日本は急いで仕込んだのです。 で、その狼狽が、先ほどの原発事故までつながっていると思っています。

【岩田6.3】
これも、おっしゃる通りに、同感です。

森鴎外の短編に、何と言う題でありましたか、日本人は、ここまで行けば、こうなると思っている、そうしてそこに行くと次がある、次にに行くとまた次があ る、どこまで行っても切りがない、目的がないという日本人の人生を批評していましたが、全くその通りだと思います。

語学が、即ち外国語を学ぶことが、自分自身の人生を見つけること、もっと言えば自分自身を知る事になるということを、わたしは若い人たちに願っておりま す。


【根石さん6.4】

 私は兎と亀の話で言うと、根は亀でしょう。あわてものですし、浮わついている時間は人様には負けないほど多いのですが、根は亀だなあと思うことがありま す。気になって仕方がない人に吉本隆明という人がいますが、あの人は兎だなと思います。

【岩田6.4】
わたしは、明らかに亀であります。


【根石さん6.5】
 元に戻します。
 「イデア→イメージ→概念の方向」というのがよくわからないのです。

「イデア」というのは、各語に個別化された「イデア」ですから、specification として結果しているのではないでしょうか。意識における語や語法の生成、生長は、「概念→イメージ→イデア」の方向をたどるのではないでしょうか。

【岩田6.5】
上の【岩田2.1】で、根岸さんの言葉との関係を表してみましたので、そのフォーマットをご覧戴ければと思います。

これはhomogeneityとspecificationが表裏一体と指摘なさってように、いづれの方向にも、あることだと思います。


【根石さん6.6】

 「イデア→イメージ→概念の方向」というのは、「ものを書く」ときには現れるかもしれません。最初に、呼びようのない「名辞以前」が現れ、ある程度形を 成す(像として形を成す)ような段階を経て、読者の理解(の予測)としての「概ねの想念」に具体化する(物質化する)、というような方向性です。

 もしもそう考えることができるなら、言語獲得の過程と、(言語を媒介にして)言葉にする過程は逆のベクトルで動いていることになります。

【岩田6.6】
確かに、ものを書く時(書くという行為)と、言葉を理解するときの順序は、反対方向かも知れませんね。

あるいは、一瞬の間に双方向の流れを意識の中で済ませてしまっていて、それでその語を理解するのかも知れません。


【根石さん7】

>そういう意味では、イメージは、概念とイデアを接続するメディア(媒体、媒介者)ということになります。

 なるほど、そうですね。要(かなめ)だとも言えると思います。

>やはり中学生のとき、いや小学校の高学年のときかな、算数のときにベン図というので、集合論を教わりましたが、そのときの共通集合の意味が全然理解でき なかった。
それを執拗に考え続けて、到頭言葉の生命体としての法則に行き着きました。それが、39歳の時でした。行き着いてみたら、なあんだ、だれもが言っているよ うな、知っているような、平々凡々たる言葉の事実じゃないかと思いました。

 数学のことを言われると私はわからないのです。高校1年のとき、ほったらかしたのでした。人が先に答を出して、すでに正解があるものをやって何が面白い のだろうと思ったのです。後で、やっとけばよかったかなあと思ったことは何度もあります。しかし、後悔というようなことはしたことがありません。

 数学も、先端部分では答が出ていないことをやっているのだと思いますが、学校の数学はそうじゃない。だから、極論すれば、学校の数学は数学じゃない。 きっちり答が出るようなものが嫌いなのか、学校が嫌いなのか、自分でも区別ができません。

 で、39歳になって行き着いたということは、わかります。私はいまだに行き着くことがありません。だから、私の方がしつこいのだと思います。しつこくさ れるのが好きな女以外からは嫌われますから、ほとんどの女に嫌われます。いやいやそうじゃない。いきなりしつこくするから嫌われるのだ。と、そういう話で はありませんでした。俺は無邪気にしつこいだけなのに、と、そういう話でもありませんでした。ふむ。

【岩田7】
こうしてみると、イメージの領域は、文学の領域でもありますね。


【根石さん8】

>それが、上で申し上げた、算数でいう掛け算(意義、sense)と足し算(意味, meaning)ということなのです。前者を、哲学者、論理学者は、内包、後者を外延と名付けております。

 sense が内包で、meaning が外延ですか。私は sense が「生」で、meaning が「死」だとしています。sense は(詩以外では?)記述できませんが、meaning は小説でも判例集でも議事録でも記述できます。そうでなければ、辞書というものも成立しません。詩人の sense を持った散文家が辞書を書けば、いいものができるかもしれません。私が知っている辞書で斎藤秀三郎という人が書いたものはそれに該当するかもしれません。

【岩田8】
全く、詩がsenseだとは、その通りだと思います。

こう、根石さんと対話をして、この話になると、やはり人間は半分は死に、半分は生きているということになると思いました。


【根石さん9】

>日本の輸入の学問はみな翻訳学問ですから、もう専門領域毎にみな別々な名前をつけて呼ぶので、わけがわからなくなります。ものごとの基本は物凄く単純な のに。

 これです。これが、私が日本の近代ととことん相性が悪い理由の一つです。

【岩田9】
然り、然り。わたしも同じです。翻訳語の氾濫から身を避けるように、わたしはしております。

(この稿続く)

http://facebook/eiya.iwata

 


【18664】

根石さんへの回答3-2

 投稿者:岩 田英哉メール   投稿日:2012年 9月17日(月)14時15分10秒
  【根 石さん10】
>もうどうにかしてくれという感じです。そうやって、若者を惑わし、人生を誤らせ、無駄なことに一回限りの貴重な人生の時間を浪費させる様な真似は、もう やめてくれ、というそういう気持ちでおります。

 その場合、「概念」という語をもう一度考え直していただく必要があると思います。私は「概ね」の「想念」というしばりはどうしても入るものであると、散 文的に考えています。

【岩田10】
概念という概念は、これは、どうも、今わたしには、他に言いようがないのです、根石さん。まあ、これで亀の歩みで参ります。


【根石さん11】

>さて、このanですが、この意味形態は、「物体の表面に接触してなされる動作」です。物体の表面に接触してなされる動作」にはすべて、このanという前 置詞が使われるのです。

英語でも同様だと思いますが、いかがでしょうか。ここが、英語とドイツ語の間の翻訳や通訳が実に容易な理由なのです。日本語の世界から眺めていると、もう いやになっちゃう、という感じなのですよ。

 ドイツ語の an は英語の on とほぼ同じです。

 「もういやになっちゃう、という感じ」もわかると思います。翻訳の体験で実感したのではないのですが、ドイツ語で育ってアメリカに渡って十年ほど生活し た友達がいるのです。その友達は原発事故で日本を抜け出し、今はオーストリアにいますが、日本にも十年以上いました。アメリカで英語に取り囲まれて生きた のと同様に、日本では日本語に取り囲まれて生きたのですが、はっきり言って、日本語は上達しませんでした。仕方がないので、私は英語でつきあいました。そ ういうことから類推することができるのです。

【岩田11】
オーストリアの方は当然ドイツ語ができるわけですから、英語も実に楽だったろうと思います。

本当に言葉を英語に置き換えれば、英語の文になるというものですから。


【根石さん12】

>Man zieht die Schnur:man draws the string.あるいは、man pulls the string.

とは言わないで、

Man zieht an der Schnur: man draws on the string、あるいは、man pulls on the string.

というのです。

即ち、ベルを鳴らすために、紐をくいくいと繰り返して、一寸づつ引くというあの感じ、日本人ならば、神社にお参りに行って、じゃらじゃらと紐をひいて音を 出す、あの綱を繰り返し、ちょっちょっとひく感じが、このan、英語でonを入れると出るのです。

 とても面白いです。こういう「感じ」を感じることが、語学の醍醐味の一つなのだと思っています。

【岩田12】
本当に、この感じは、大切ですね。わたしも、このような感じを掴んだ時に、やはり、率直によろこびを感じます。


【根石さん13】

>このanは、幾つも変化、変態して、様々に現れます。
例えば、「部分的処理完成のan」と命名されたanの意味あるいは意味形態のひとつがあります。(こう説明をしてい参りますと、何故関口さんというひと が、形態という言葉を命名し、意味の形態、即ち意味形態と呼んだかが、だんだんとお解り戴けるのではないかと思います。)

Er arbeitet an seinem Gemälde: he works on his picture.

となると、その意味形態は、「少しづつコチコチと働きかける」、「即ち、物体の方を主にして考えると、動作が一時にその物体の全部に向かってなされるので はなく、時と共に段々と完成して行く様な或る種の目的に向かってなされる動作、或は部分的にのみ働き掛けるような動作にはan支配が好んで用いられるとい うことになります。」

という説明の後に文例の一覧があって、例えば、女性が靴下を編むとか、少年が模型のプラモデルのプロペラをつくるとか、原稿にまだ少しばかり手を加えなけ ればならないとか、同種の例が列挙してあります。

これが、意味形態という考え方の具体的な例です。

 ふむ。英語には「接触」の on の他に、 Hold on! というような「継続・持続」を表す用法があります。私はこれを、「接触・接続・継続」というように「接」と「続」という漢字を継起させて関連づけます。そ れから、電気回路の on, off の on がありますが、これは、「接触・接続」で用が足ります。

 ドイツ語の an支配に相当するものは英語にあるんだろうかと思っています。ちょっと思いつきません。

 「部分的にのみ働き掛ける」ことを表す語法としての、an ですか。面白いですね。

【岩田13】
英語のonも、確かに、接触、接続、継続の意味ですね。電気回路のon, offの説明も、よく解ります。


【根石さん14】

>根石さんの「概念→イメージ→イデア」は、正鵠を射た、人間がその言葉の意義と意味を知る学習と理解のプロセスですが、それに対して関口さんの意味形態 は、一度そのように理解したanならanの概念とイメージをイデアにして、そのイデアの変容、変形、変態を、意味形態として形態論として論じているので す。とても、わかりやすい。

 変容、変形、変態を、私のように漢字の意味に頼らず、説明しているのであれば、それはすごいことです。それは、「ドイツ語の歴史」を知っていることだか らです。

【岩田15】
ええ、関口さんという方は、確かにドイツ語の歴史を知っていましたね。この方は、大変な方でした。

前回回答した後、ネットで調べてみましたが、この方の文法を次ぐ先生達は、今はばらばらになっているようです。

ドイツ語の出版社に三修社という出版社があり、関口さんの文法書はみなここから出ているのですが、この方の創刊したドイツ語の月刊誌も休刊となっておりま した。ドイツ語屋としては、一寸寂しい感じが致します。

しかし、東京の新宿の紀伊国屋の外国語の階へいっても、ドイツ語の棚は遂に消滅してしまっておりますので、むべなるかなという思いも致します。

しかし、このよな事態になったについては、環境や時代のせいにするのではなく、ドイツ語の教師も、わたしは怠惰だなという思いがしております。

【根石さん16】

 この用法から転じてこの用法が派生したというように言うためには、前後関係がわからなければできません。それとも、関口さんは前後関係には言及しないの でしょうか。「変容」というからには、これが変容してこれになったというように、どうしても前後関係を言う必要が生じてくるはずだがと思っています。

 「形態論」ということ、半ばわかったように思います。

【岩田16】
関口さんは、前後関係を必ずいいいます。

それを上のどこかで、わたしはコンテクストといいました。根石さんの言葉では、「場」や「状況」ということになります。

何故ならば、言葉の意味は、使い方にあるからです。この単純な言葉の事実を知ることが大切だと思います。

これが、言語は機能だという考え方ですし、意味形態論とは、そのような考え方です。

前回、根石さんがゲームのルールに従うということで理解をされた、その通りのことです。


【根石さん17】

 すでに初めのほうに書きましたが、「概念→イメージ→イデア」というとらえ方と関口存男の形態論は違いますね。今からドイツ語をやろうとは思いません が、関口存男の文法書が手に入りやすいものであれば、読みたくなりました。ご案内をお願い致します。

【岩田17】
アマゾンで、古本で結構ですので、関口存男と検索すると、色々と文法書が出て参ります。

その中でも、初等ドイツ語講座というのは、おすすめです。全くドイツ語を知らないひとに向かって、ドイツ語の音をどうやって発音させ、どのような日本語の 音として、初心の語学者に伝えるのか、実にたくさんの工夫と配慮がしてあって、学ぶ事の多い文法書です。

今、手元にある副詞論を読みますと、

Günter las zuerst den Brief.

英語でいいますと、

Günter read the letter at first (or first of all).

という例文を挙げて、これだけだと文の意味は不明であるといい、その解釈の可能性(場、状況、コンテクスト)を挙げて、日本語に訳し分けてみせてくれてお ります。面白いのは、その場、状況、コンテクストの説明の仕方なのですが、その一例を挙げますと、

。。。してみると、zuerst(at first, first of all)とい副詞は、原則として、その文章内に存するかぎりの全ての要素と結合することができる。要するにまるでパンパンみたいな女で同じ家の中に三人男 が居れば三人とも関係のある男だ。。。ということになります。

この場合は、可能な亭主が三人であるから、子供も従って三種類生ずるというわけで、四人あったら四種類、五人あったら五種類ですか。。。大変な女ですね、 このzuerst(at first, first of all)というやつは!

他にもこんな女が居るでしょうか?います。銀座の裏通りなんか歩いていると、ウヨウヨいる。曰く、auch (too, also)、曰く、nur (only)、曰くbesonders(especially)、曰く、zuletzt(at last)、曰く、wenigstens (at least)、曰く、gerade(just)、曰く、ausgerechnet(わざわざ、物もあろうに、人もあろうに、事もあろうに)、nun gar vollends(。。。に至っては)、その他、いわゆる”助詞”というのはすべてこれで、遂には、nicht (not)という否定詞までが此の部類にはいってしますのです。nicht(英語のnot)が何を打ち消すか、などというむつかしい問題の依って生ずる所 以のものは、すべてこれ、これらの副詞(というのは本当は誤りで、何かもっと別な言葉がなくてはいけないところですーーー習慣では助詞ということになって います。。。)の持っている、誰とでもくっつきたがるパンパン性にあるのです。

というような一節をひきますと、根石さんに、この関口さんの神髄の一旦が伝わるのではないかと思います。


【根石さん18】

>これは、あっさり言ってしまえば、言葉の意味は使い方によって定まるということです。

 はい。それは、言葉を発するときに人が言語を媒介にするということと同じです。媒介にするのに、いろんな媒介の仕方をするということです。このことは、 万人に開かれています。お送りいただいた「tab」で読んだ「Hart Crane を読む。」に書かれている男色者の詩の解析も、「言葉の使い方」は万人に開かれているということを言っているのだと読みました。
(別の話ですが、今度の「tab」でも、福島敦子さんの詩に強く惹かれました。お送りいただきありがとうございました。)

【岩田18】
もう、すっかりご理解の通りです。Hart Craneについても、然り。

福島さんの詩は、本当にいいですね。福島さんもFacebookにおりますので、一言感想をお伝え下されば、よろこぶことと思います。


【根石さん19】

>世の中の学者達が翻訳学問の世界に拘泥していて、物事の本質を見失い、何か言語をとてつもなく難しいものに見せているだけです。これは、一言でいえば、 虚妄です。大切なことは、自分の頭で考えることです。一体だれが知るのか?その主語は何か?誰か?と問えばいいのです。答えは、おのづと明らかです。

 ここに書かれたことは、語学の要諦でもあります。「一体だれが知るのか」を考えることなく、親鳥がどうせ餌を運んできてくれるわと決め込んで、ただ口を あけてる雛みたいな人が多いです。鳥の雛がそれをするのは当然のことですが、語学をやる人がいつまでもそんなことをやっていてどうなるというんだと言いた くなる時があります。自分の目で見て、自分の嘴でつっついてみろよと言わなければならない段階というものがあります。「時至ったらドカンと」と私が言って いることもこれを言っているのですが、翻訳学問の世界を世界だと思っている学者たちも、ドカンとやれない人たちなのかと思います。欧米が親鳥だからなので しょう。

 関口存男が日本語の sense を活用したことは、つまり日本人の体を元にしてすべてを組み立てたということだと思います。その前提に語学があったにしても、自分の日本人の体に立ち戻っ て、読者のために再出発したということだと思います。そこが凡百の翻訳学問の雛鳥たちと違うところだという理解をしています。これは、岩田さんが書かれる 関口存男の像に頼っての理解に過ぎませんが・・・。

【岩田19】
関口存男についての理解は、おっしゃる通りです。上の【岩田17】でお伝えした通りですし、それは根石さんのご理解と違うものではありません。


【根石さん20】

>言葉を言語で表すことは、様式化すること、形式化することですから、確かにおっしゃるように、一度死んでから、相手に意味が伝わるように、即ち媒体、媒 介者、メディアとして生まれ変わるといってもいいと思います。

わたしも言葉は、あるいは言語は、メディアだと考えております。
これは、このままこの先を続けますと、メディア論になりますね。

 私は「言葉あるいは言語は」とは考えません。吉本ではありませんが、「言葉」と「言語」は相互に逆立ちしていると思っています。言葉と言語はまるで違う ものだという理解です。

 「様式化すること、形式化すること」と岩田さんがおっしゃっているところを、私は「物質化すること」と考えています。だから、文字で記述することも、 「声」を録音し「音」とすることも、言葉の言語化であり、死体化することです。

 印刷物、録音したもの、放送、判例集、古典、辞書の説明、文法の説明などを、「死」としています。人が人に直接に語りかけるもの、それを「生」の基本形 としています。今書いている最中の文で言えば、「書かれたもの」は「死」であり、「生」は書いて固定しようとするときに、私の中でもがき動くものです。

 「生」は、「概念」の段階にあるのではなく、「イメージ」あるいは「イデア」の段階にあると思っています。

 「概念→イメージ」という図式の中に実際にあるのは、「媒介」ということだと考えています。「概念」という死を媒介にして、イメージ(という生)は誕生 するのだということです。

 厳密なことを言えば、言葉とは、言葉になろうとして言語を媒介にしている最中の、生きた人間の意識(だけ)に動くものです。だから、「言葉として」発せ られてしまえば、発したご本人がどう思おうと、言葉だったはずのものはすでに音声という物質ですから、ただちに死ぬわけです。というか、すでに死んでいる わけです。ただ、話し言葉が複雑なのは、半分死に、半分生きているという状態で使われるところにあります。言葉だったはずのものが、言葉としては死んでい るのに、「感情による響き」は響く。半分はまだ生きているわけです。

 吉本隆明の考えを私流に言い換えて書くと、「言葉は沈黙に根を生やしている」というような考えになります。吉本も、言語と言葉を峻別するようなことをし ていませんので、私流に言い換えてみるしかありません。私に言わせれば、文学表現というものは、言語ではなく、あくまでも言葉の問題です。だから、「言語 にとって美とはなにか」という本のタイトル自体に対して、違うんじゃねえのと思うのです。

【岩田20】
ここは、根石さんの言語と言葉に対する考えを、その通りに受け取る以外にはありません。

そうして、そのように考えることができる以上、言語と言葉は、その通りの意味なのです。

「言葉は沈黙に根を生やしている」という考えは、根石さんが褒めて下さったわたしの寒山拾得という詩に歌った考え方と同じです。全く、その通りだと思いま す。

吉本隆明の「言語にとって美とはなにか」、ひとが読んでいたので、50台になってから読みました。しかし、ここに書いてあるのは、言語とは何かという問い に対する答えではなく、言語による表現とは何かについて書いてある本だというだけでした。

その冒頭で、吉本隆明は、言語とは何かを正面から問うと難しいので、その問いには答えないで、この本を書くと書いてあったのを読んで、わたしは幻滅してし まいました。


【根石さん20.1】

 言語は物質化されて固定されたもののことで、言葉は常にもがき動く意識と共にある。いや、もがき動く「動きそのもの」のことだ、と考えています。それが 沈黙(無音=無言)に根を生やしているのだというところは、吉本隆明の言うとおりだと思っています。

 私はメディア論をしようとしたのではなく、「言語」と「言葉」とはまるで違うものだと言おうとしたのです。言語と言葉は、死と生が違う程度に違うと考え ています。

【岩田20.1】
所論、よくわかりました。わたしも連想がメディアに働いて、ついメディアということに言及しましたが、一寸軽卒であったかと思います。


【根石さん20.2】

 「一度死んでから、相手に意味が伝わる」と岩田さんがお書きになったところが、ポイントだと思います。言葉が死んで物質化(言語化)するから、人間はそ の物質を媒介にして新たな「イメージ」を、あくまでも「意識という場」に産出する。読書という行為を考えると、この図式はわかりやすいです。同じ古典のテ キストを読んでも、幾通りものイメージ(解釈)が産出される。その中の優れたものが、ふたたび物質化され、ひょっとすると古典化されます。

 人々が普通に「言葉」だとしているものは、ほとんどすべてが「言語(化されたもの)」なのです。こう考えると、人間という動物は、日々毎日、死体処理 (死体を媒介物に使う)をしている動物です。言葉は言語を媒介にして生まれるのだということが真であるならば、そうなります。死体処理の仕方で、千差万別 の言葉が生まれるのです。

 ここまで考えたとき、人間の意識というものも、自然界と同じように循環を繰り返しているのだとイメージすることができます。自然界では、物質を微生物や 菌が別の物質に変え、熱なども作用し、さらに別の菌や微生物が別の物質を作り出すというように、微生物の交代が物質の交代として継起し、各段階で新たな命 を養いますが、人間の意識は、口が空気をふるわせる波動(=力)をも新たな命(=言葉)を誕生させる媒介物にしてしまうというところがあります。媒介物は 主に「死体=物質」(=印刷物、録音物、など)です。

【岩田20.2】
もう、話がここに至れば、何もいうことのない世界です。

わたしも、その通りだと思います。


【根石さん21】

>言語、言葉が、死とともにあることは、間違いありません。何故ならば、それはエロティックであるから。エロティックであるとは、言葉が開かれているとい うことです。即ち、常に、外がある、外部、外側があるということです。

 ここのところは、別の機会にもっと伺いたいところです。いまのところは、理解できていません。

【岩田21】
【根石さん20.2】でお書きになったことです。言葉が、言語の死とともにあれば、それは、言葉は死をくぐり抜けて、おもてに出て来ます。

言葉で意思疎通ができるとということが、開かれていることだと考えると、開かれているということは、いつも死とともにあるということ、そうして、生きて言 葉を発するという人間の行為が、いつも死と裏腹の関係にあるということ、この在り方そのものが、わたしには限りなくエロティックな在り方に感ぜられるので す。わたしの生理的な感覚に通じております。


【根石さん22】

>わたしも宇宙の生成のその源に常に、忘れる事なく、ありたいと思って生きて来ました。

 そうですね。宇宙の生成も人間の意識に言葉が生じることも、同じくらい不思議なことだと思っています。

>世の中の混乱の原因の大本をいえば、人間は死ぬものであるということを忘れて、慾にかられて何かをするから、そうなるのです。

 死ぬことを忘れるから、というのはその通りなのかもしれませんが、もうひとつ、日々、死を媒介にしない生はありはしないのだということもあると思ってい ます。そちらの死はもっと忘れられていると思います。こちらの死は、生が生として成り立つための基底だと思います。私にとって「死を思え」というのは、死 後を思えという意味ではなく、生を成り立たせている基底を思えということになります。

【岩田22】
もうここまで来ますと、根石さんのおっしゃる通りだと、わたしは思います。本当にそう。生を生足らしめている根底を見よ、と、わたしも言いたい。


【根石さん23】

>ちなみに、この関口さんは、戦時中に疎開を信州にしていました。今手元にその本がない(真田町の陶芸家の友人に貸している)ので、どこの何と言う村で あったか、いうことができないのは残念です。後日またお知らせ致します。

 お願いします。

【岩田23】
昭和20年ゾンダン先生が疎開したのは、長野県妻籠(つまごい)、正確には西筑摩郡吾妻村字妻籠でした。


【根石さん24】

>関口さんという人は、役者を志して舞台にもたったひとなので、その文法書は、凡百の文法書の比較にならぬほど、ユニークで面白いものです。

 役者、素読み、舞台、生活というような語で、語学を語れるのではないかと思ったことがあります。いずれ書いてみたいと考えています。

【岩田24】
ええ、是非お願いを致します。このことは、根石さんが対話篇をお書きになる能力と全く同じです。わたしには、なかなかできません。

わたしは、どちらかというと、対話型ではなく、独白型の人間なのです。


【根石さん25】
>何しろ、ドイツ語の大先生と小先生の対話などというものがあって、対話を、すなわち演劇の脚本を書くように文法を説く事のできるひとなのです。

快傑ハリマオに書いていらっしゃる松岡さんの対話も大したものですが、つまり対話篇にするというのは猛烈なある能力を必要とするのだと思っています。

 このあたりもまた詳しくうかがいたいと思っています。私は松岡さんの対話篇は大変に好きです。


【岩田25】
【岩田17】に引きました副詞論の一端の文章をご覧になっても、その語り口に実に魅力のあることは、お解り戴いたのではないかと思います。


【根石さん26】

>「英語どんでん」の根石さんと村田さんの対話も、同様の性格のものだと思って、拝読致しました。

 これは種あかしをしますと、対話の形式をとっていますが、7割がた私が勝手に書いたものです。村田君と実際に話はしたのですが、その録音テープを使っ て、村田君の発言を媒介にし、ずいぶん違うものに書き換えてしまいました。でも、村田君の発言がなかったらできなかったものです。

【根石さん26】
そうでしたか、それならば、尚一層納得です。


【根石さん27】

>回転をドイツ語に直してみると、wenden、ヴェンデン。これを名詞にすると、Wendung、これを更に日本語に訳し直すと、慣用句という意味にな ることに、今気がつきました。

 それは面白いです。慣用句の生成は、「回転」によるのだと考えると、私にはとてもわかりやすい脈絡です。単体としての「回転」だけでなく、「回転」の伝 播によるのだろうと思います。

>英語でいうと回転は、turnでしょうか。そうすると、わたしは今オリンピックの水泳選手達のターンを、折り返しを思いました。このターンは、やはり距 離に対して、均等に割り振られた点においてなされる人間の一瞬の行為、それも方向を全く反対方向にして向かう行為ということになりますね。

 私のイメージでは、「回転」は revolve です。

 仏教の念仏とかお題目とかいうものが、「同じ型の繰り返し」であるのと通じると思います。武道の稽古において、「型」を繰り返すことにも通じると思いま す。辞書の素読の定義は、有声であることを言うものばかりですが、実際に素読の訓練をするときは、「繰り返し」をいくらでもやります。一定の音の質とリズ ムで「すらすら」読めるまで、「有声で」繰り返すのです。

 私の方法では、これが基礎訓練になり、音の質とリズムが熟してきたら、ドカンとやれ、となります。そこは、turn であるかもしれません。ひとつの turning point であることは間違いありません。

【岩田27】
回転はrevolveだというのは、確かによく伝わりました。

根石さんの強い思いも入っていて、本当にrevolutionaryな方法だと思います。


【根石さん28】

>根石さんの「英語どんでん」、余りに面白かったので、読後すぐに上記真田町の陶芸家の友人に読ませようと思って、送ってしまったので、今手元にないので す。(この友人も英語塾、やまびこ塾というのをやっているのです。)
切断読み、またお教え下さい。

 友達の方も、英語塾をやっているのですか。
 Facebook はやっておられますか。近いので遊びに来てくれるといいと思っています。

【岩田28】
その友人に根石さんの英語どんでんを送り、その後電話で話を致しましたところ、驚くなかれ、友人はよく根石さんの家の前の道を軽トラに乗って通っていると のことでした。

この友人は本来陶芸家なのですが、副業で樵(フォーレスターというようです)をしております。長野森林組合が更埴市にあって、そこへ行く途中で、いつも根 石さんの家の前を通るそうです。

素読者の看板がかかっているのですね。その看板が気になっていたといっておりました。

なんともまあ、世間は狭いとは、このことでした。友人も驚きましたが、わたしも驚きました。


【根石さん29】
>以上、色々書きましたが、こうして根石さんの事に対して、それぞれの項目について答えようとすると、随分と思い出すこともあり、また新しい発見もあり、 実に面白いと思いました。

 私も触発されるものがあり、ついついまた長いものを書いてしまいました。書くことで、初めて考えたものもあります。岩田さんがおつきあいくださっている おかげです。

 数日、間があいてしまいましたが、日本語の言葉のやりとりにおいても、私は亀であり、即応能力に欠けています。こんなふうな、間があくペースでやらせて いただけると有り難く存じます。歳と百姓仕事の疲れには勝てません。百姓仕事はやたら面白いので、余計勝てません。ついやり過ぎるのを、私の脳の梗塞とい うところから警戒しています。

 語学屋が口が動きにくくなると、ほんとに切ないです。

【岩田29】
いや、わたしも時間が空いて、2週間を戴きました。やはり、根石さんとこのような話をするときには、十分な時間がないと駄目で、細切れの時間の中では、な かなな書く事ができません。

今日は3連休の最終日ということで、午後の時間をとって、このような文章を書いて参りました。

根石さん、無理をせずに、亀の速度で、書き継いで参りましょう。

語学から、他の話題になっても、いいかとも思います。

では、また。

http://facebook.com/eiya.iwata

 

【18665】

根石さんへの回答3の補足説明:音をつくるということについて

 投稿者:岩 田英哉メール   投稿日:2012年 9月21日(金)12時05分9秒
  根 石さんへ、

前回のわたしの回答の【岩田4.4】で、音をつくることについて書きましたが、後で考えて一寸まだ言葉が足りなかったかなと思いましたので、補足を致しま す。

わたしが最初に考えたことは、ドイツ人の音と同じ音を発音するということでした。

それは、まづ、A,B,C、アー、ベー、ツェーという、ひとつひとつの文字単独としての音の発音から始まりました。

その次に、単語という、ある意味のあるまとまりのアルファベットの集合を発音するという訓練をしました。

このとき、既に音を円滑に発音するということに気をつけました。即ち、例えば、Hund、これは英語でdog、犬という意味のドイツ語の名詞ですが、これ を発音するのに、Huという音を発声(ここは何故か発声ということになる)することが、次のndに滑らかに繋がること、即ち、音の連続も自然に滑らかに、 また口、あるいは口唇の動きも連続して滑らかになることを意図して、そのようになるように努力をしました。

そのような連続的な、発声として自然な音を生み出すために、わたしは毎朝、自分では顔面体操と名づけた体操を致しました。

それは、次のことからなる発声のための準備運動です。

1. 複式呼吸をする。
2. 唇をへの字にして、唇の縁(へり)を下に下げる訓練をする。
この唇の形が、連続的にUの音を出したり、Tschという音を出したり(唇を突き出す)
Rという音を出したりする(喉でRの音を響かせる)ときなど、また、そのほかの音への自然な展開(連続)への最初の原型の働きをするのです。
  これは、顔の表情としては、誠に変な顔なのです。ドイツ人は、そんな変な顔を普段していないし、話しているときにも、無理にそうしているわけではあり ません。日本人が発音し、発声しようとすると、そのようにしなければ、ドイツ人の音を真似て、音をつくることができないということです。

あるとき、アメリカで買った語学教材で、学習者の発声をオシロスコープで波形にして、アメリカ人の発音と比較ができるように表示してくれる教材を買ったこ とがあります。

これを使って、自分の波形を見てみましたが、アメリカ人と同じ波形にはなりませんでした。

やはり、発声のタイミング(音への入り方、出方)、その強さと弱さのポイント、ひと息の長短が違っているのだということがわかりました。

ですから、わたしのドイツ語の発声も、やはり日本人の発声なのです。これは、肉体が違うので、いかんともしがたいし、わたしは、それはそれで何ということ はない、そのことを知っていれば、それで十分であると思っています。

さて、そうした上で、

1. 発声と発音
2. 文法(根石さんの言葉で言えば、シンタックス)
3. 言葉の意味をとること(これは、単語の接続を理解する、語順、語の配置の列または行に並んでいる順序で理解をするという意味です。)

この3つのことを、文章を読みながら、バランスをとって、理解できるようになることが目標になります。

これを、最初の回答書に書きましたように、わたしはドイツ語の(根石さんのいう)磁場に、わざわざ身を置くこと、即ち直接ドイツ語とドイツ人の世界に身を おくことで、自分のものとしたいと思ったわけです。

今、毎週土曜日に、ドイツ語の詩を翻訳して、わたしの詩文楽というブログに上梓しておりますが、このとき、実際にわたしが詩を理解するために行っている順 序を反省してみると、次のようになっていることがわかります。

1. まづ原語で書かれた詩をテキストエディター(わたしはMacユーザなのです)に転記をする。このとき、わたしは、綴りの正誤に注意を払い、日本人の意識、 即ち外側から、更に即ち形式(文法)から、その語の正しさを見、また意味をとりながら読んでいます。このとき、意味のわからない言葉は当然のことながら、 あるわけです。

2. 次に、転記した詩を、最初から読み下して(言葉の順序のままで理解しようとして)、詩を通して読みます。このときは、外側(形式、文法)からではなく、意 味の流れを理解しようとして、いわば言葉或いは文字(根石さんのいう言語)の内側から理解しようとしています。このときには、こころの中で、音として、自 分の音声(voice)で、読みながら、理解をして行きます。

これで、外側と内側から、その詩を理解したことになります。勿論、不明の単語があれば、辞書にあたり、その概念を理解するようにします。この不明な単語を ひくのは、次の3の段階です。

3.次に、実際に詩を翻訳しようとします。このときには、連ごとに訳して行きます。これは、最初の回答書に書いた通りですが、日本語の語順のゆるす限り (ということは、日本語の文法のゆるす限り)、ドイツ語の語順に従って、訳し下ろしてゆきます。

この3番目の段階が、わたしが一番愉悦、愉楽を覚える、至福のときです。

この翻訳という行為、即ち、言葉の意味を変形(transform)させるという仕事が、わたしに悦(よろこ)びを与えてくれるのです。これは不思議なこ とですが、いつもそうです。

それは、この翻訳、変形という仕事が、接続の仕事だからだと、わたしは思っています。さて、

3. 最後に、ドイツ語の全体を黙読して、即ち、こころの中で音に出して読み、次に日本語訳との意味の整合性、意味の均衡を斟酌します。ドイツ語の言葉の中での 整合性と均衡、それから日本語の言葉の中での整合性と均衡を、それぞれに考え、それから詩の全体同士を比較して、問題がないかを検査します。この場合、問 題とは、意味のズレ、不整合性、不均衡、意味の過不足です。
このような訳は、詩行の行間を掘り起こして日本語にすることになりますので、わたしは、このわたしの翻訳を散文訳と呼んでいます。
この3番目のステップで、既に【解釈と鑑賞】の文章が、わたしの中に出来ています。

最後の方は、詩の翻訳の話になってしまいましたが、発声して外国語を読むということが、どのように、その言語で書かれた文章を読み、理解するのに役に立つ のか、そのことをお伝えしたかったのです。

以上、補足説明と致します。

 

【18666】

「お願い」「規約」(再掲)

 投稿者:村田晴彦   投稿日:2012年 9月30日(日)23時28分44秒
  素 読舎の「スカイプ でレッスン」を使っていただく方に
 ・・・「ジャンプ」の条件、「無料過程」へ進むための条件、その他

<お願い>

1.
大事な連絡は掲示板で行われます。掲示板「大風呂敷」と「素読舎連絡専用掲示板」を読んでいていただくようお願いします。
http://8100.teacup.com/ooburoshiki/bbs
http://9310.teacup.com/sodokusharenraku/bbs

月初めに、最新版の規約を含むものが掲示板に掲載されます。

2.
レッスン代金は、「その月のうちに」お願いします。(例。5月分は5月のうちに。)これは、そうしていただかないと「二人一枠維持基金」の口座へのお金の 出し入れが非常に煩雑になるためです。よろしくお願い致します。

3.
事情があり「その月のうちに」払っていただけない場合は、「連絡専用掲示板」にご連絡いただくようお願いします。

4.
素読舎のレッスンには、「有料過程」と「無料過程」があります。「音づくり」を必要とする段階、「イントネーションの自己決定力」が弱い段階、「音とイ メージの同致」が実現していない段階の練習は「有料過程」となります。「無料過程」に進むには、「無料過程」に進むための条件があります。

◎以下の条件が満ちている場合、「無料過程」を使うことができます。

●「ゴースト」の音読が、コンスタントに12ページ10分以内で終わること。
●週二回以上、「自立練習」をすること。
●ポイントがプラス1以上であること。

(「無料過程」を使う場合は、1年につき1ポイントが必要です。ポイントをプラス1以上に維持することで、「無料過程」を使い続けることができます。ま た、「無料過程」を使っていただく間も、「二人一枠維持基金」の月額1000円は必要になります。)

5.
「無料過程」を希望する場合は、その旨申し出ていただくようお願いします。

6.
入塾時、ポイントはゼロです。新しい塾生を紹介していただくと、3ポイントがプラスされます。(被紹介者がレッスンをやめられた場合は、2ポイントがマイ ナスされます。)

素読舎のレッスンをお使いいただき、お金を無駄にすることのないレッスンだと確信できた場合は、是非周りに話していただき、新しい生徒さんをご紹介いただ くようお願い致します。

(ポイントは素読舎が管理しますので、ご自分のポイントを確認していただく場合は、村田コーチまでメールでお問い合わせ下さい。「素読舎連絡専用掲示板」 から、村田コーチへメールが送れるようになっています。)

7.
素読舎のレッスンには「一人一枠」と「二人一枠」があります。レッスン代金は一枠12000円です。「二人一枠」で使っていただくと、6000円で使って いただくことができます。「二人一枠」を作るには、練習力を揃える必要があります。レッスンを始めていただく時点で、お知り合いを誘っていただく等してい ただけば、最初から「二人一枠」で使っていただくことができます。その場合は、「紹介者」と「被紹介者」をはっきりさせていただきます。「紹介者」に3ポ イントがプラスされます。

8.
「一人一枠」で始められた方で「二人一枠」を希望する方は、コーチにその旨お伝え下さい。

9.
レッスン代金は次の通りです。
「一人一枠」一人月額12000円。
「二人一枠」一人月額6000円。
(一枠、週一回三〇分、月額12000円)

10.
「二人一枠」が壊れた場合にただちに「二人一枠」を作り直そうとすると、素読舎側に煩雑な手間が生じます。それを避けるために「二人一枠」が壊れた場合に も、お持ちのポイント数によって、一定期間「二人一枠」のレッスン代金で、「一人一枠」が使えるようになっています。規約の「3」をご参照下さい。

11.
「10」を可能にするために、「二人一枠」をお使いになる方には、「二人一枠維持基金(月額1000円)」をお支払いいただいています。

12.
「無料過程」は、英語の練習と英語力を「私物化」しない方にお使いいただきます。「二人一枠」でお使いになる方が、「無料過程」に進むことができます。

 素読舎は「ジャムセッション」を構想しています。「ゴースト・音読終了者」がメンバーになるものと、「七年目の浮気・音読終了者」がメンバーになるもの の二つがあります。「七年目の浮気・音読終了者」は、申し出ていただくだけで素読舎のコーチができます。また、ヴォランティアとして、素読舎作成の教材を 使って英語教室をやっていただくこともできます。(個人的に有料の英語教室を開かれる場合は、「教材使用料」をいただきます。これは現在、村田コーチの 「素読舎戸倉分室」に適用されています。)

 「無料過程」を使っている間に、「コーチ認定用音読チェック」を受講できます。こちらは有料になります。「コーチ認定用音読チェック」で認定されること は、「七年目の浮気・音読終了者」になることと実質的に同じですが、そのレベルに到達するまでの時間が短縮されます。「ジャムセッション」のグループに参 加できますので、コーチになろうとする方でなくても受講をおすすめします。(「ゴースト」で行っているのと同様のレッスン形態を継続し、「7年目の浮気・ 音読終了」に至るコースもあります。)

 「ジャムセッション」は、教材のどこを使っていただいても結構です。一切無料です。素読舎在籍中の「無料過程」のようにポイントによって期間が制限され ることもありません。

「ジャムセッション」のメンバーからのカンパは喜んでお受けします。

 将来的には、「無料過程」は「ジャムセッション」に統合するかもしれません。その場合は、「ゴースト」から開始し、「七年目の浮気」まで音読が終了した 方のみが、「ジャムセッション」のメンバーとなることができます。「ゴースト・音読終了」のレベルに「無料過程」および「ジャムセッション」を設置するの は暫定的なものであることをご承知おき下さい。(しばらくの間、「ジャムセッション」参加のレベルを低く設定しておくということです。)

 「ジャムセッション」は、素読舎から独立したグループです。(規約、ポイント制の制約もありません。作る場合は独自に作っていただきます。)ここに、素 読舎コーチも参加します。
・毎回自分の都合のいい曜日・時間に掲示板で練習の相手を募り練習します。練習相手は固定される必要はありません。

 「ジャムセッション」のメンバーには、練習の様子、英語の変化等を掲示板に書いていただくことを希望します。できれば、「ジャムセッション」専用の掲示 板を設置していただくことを希望します。「無料過程」のように、「月に1度」は書かなければならないというような制約はありません。

 「ジャムセッション」は素読舎の過程を終了した人たちのグループと考えていただいて結構です。英語力を「作る」ことより、「維持」することに力点が移っ た人のグループです。ただし、「有料過程」の人たちよりもレベルの高い練習をする人のグループであるという理念は自分の中に置いていただくよう希望しま す。

 素読舎の「無料過程」は、「ジャムセッション」で練習するための「準備期間」だとお考え下さい。「私物化」された英語は、少し練習を中断するだけで簡単 に錆び付いてしまいます。練習相手を求め、自分の英語を絶えず「場」にさらしていることが必要です。このことによって、「磁場」に入ればただちに「充電が 起こる」レベルの英語を維持することができます。「私物化」は「言葉」にはなじみません。
 「ジャムセッション」は、英語の「磁場」ではなく、あくまでも練習の「場」です。ネット上の「道場」と言っていいかもしれません。日本在住の英語にとっ て、無料で使えるこういう「練習場」がこれまでありませんでした。「ジャムセッション」が成り立てば、英語力を「維持する」ことに狙いを定めた「英語道 場」が誕生します。おそらく日本には、他にどこにも見当たらないようなものになります。

 素読舎に新しい塾生をご紹介下さることは、自分をも知り合いをも「道場」の方向に押していくことになり、そういう「道場」の誕生に協力していただくこと になります。根石が収入の上限を限り、コーチを育て、横への拡がりをはかろうとするのもそのためです。

13.
最初から「道場」を誕生させることに興味はないという方は「一人一枠」でお使いいただきたくお願いいたします。継続的に「一人一枠」でお使いいただく場合 は、「無料過程」に進むことはありません。ポイントの増減もありません。

14.
「一人一枠」で開始し、途中から「二人一枠」を希望する場合は、「二人一枠希望者リスト」に枠名(曜日、時間帯)と名字のイニシャルを記入し、掲示板に公 表します。空き枠を作らないことを条件に、なるべく早めに「二人一枠」を作るようにいたします。

「二人一枠」を作る際には「練習力の釣り合い」が最も大事な条件になります。それを基準とし、素読舎がペアの相手をご紹介します。曜日、時間帯の都合等が おありでしょうから、なるべく生徒同士の話し合いで決めていただきます。他の生徒も話し合いに参加できるよう、話し合いは掲示板上でお願いします。

15.
「一人一枠」での練習は、曜日・時間帯の都合が素読舎側と生徒側で合いさえすれば継続が可能です。

16.
「二人一枠」は壊れやすいものです。曜日・時間帯が合わない場合、生徒さんの一人がレッスンをやめる場合、二人の練習力の釣り合いがとれなくなった場合、 「二人一枠」 は壊れてしまいます。「二人一枠」を組んでいる生徒さんどうしで話し合っていただくなど、協力し合っていただくようお願いします。

17.
「二人一枠」維持については、なるべく、一人一人の生徒さんの希望を大事にしますが、すべての希望に沿えないこともあることをご承知下さい。

18.
基本的に、「二人一枠維持基金」は「空き枠」が埋まらない期間、「空き枠」による収入減を防ぎ、語学論の充実、教材の作成に支障がでないようにするための ものです。

また、「無料過程」へは「二人一枠」の枠ごと移動しますが、一人だけ条件が整っている場合は、条件が整っている一人だけが「無料過程」に進むこともできま す。その場合は、「無料過程」の生徒さんに対してもコーチ付きのレッスンが継続されますので、「無料過程」を使う生徒さん一人分の6000円 は、「二人一枠維持基金」から充当されます。

19.
ポイントは、基本的に「有料過程」から「無料過程」へ進む場合、教材の中で練習場所を「ジャンプ」させる場合などに使われます。どの場合にも、それを可能 にする「イントネーションの自己決定力」が前提条件になります。

20.
ポイントを数えるときに、例外的に「二人一枠使用者の合計ポイント」で算出することがあります。

21.
「二人一枠」は、生徒数が少ないほど作りにくくなります。曜日・時間帯の都合が相互につけにくくなりますし、生徒間の「練習力の釣り合い」がとれないこと によっても「二人一枠」が作れないことが起こります。
素読舎のレッスンをお使いいただき、間違いなく英語力を変えることのできるレッスンだと確信できた場合は、周りに話していただき、新しい生徒さんをご紹介 いただくようお願い致します。特に、「二人一枠」を使われる生徒さんには、このことを是非お願い致します。

新しくレッスンを始められた生徒さんに、掲示板、ホームページ、パンフレット等のどの記事を読んでレッスンを開始したのかをお聞きします。生徒さんが書い た記事によって、新しい生徒さんがレッスンを開始したことが判明した場合には、記事を書いてくださった生徒さんを「紹介者」とします。

周りに直接声をかけることができない場合は、レッスンの感想、自分の英語の変化等を掲示板に書いていただきたくお願いします。いい記事をいただけた場合 は、素読舎のホームページに転載させていただきます。

22.
レッスンを受けることを希望されても、曜日・時間帯等の折り合いがつかず、レッスンが開始できない場合があります。その場合は、「レッスン受講希望者リス ト」にお名前を加え、掲示板上には、県名と名字のイニシャルで公表させていただきます。すでにレッスンを受けておられる生徒さんに枠(曜日、時間帯)を 譲っていただくなど、都合をつけていただくためです。なるべくお互いに「素読舎連絡専用掲示板」で、話し合っていただくことを希望します。

23.
練習力が釣り合う相手がみつかり、ポイントの低い人がポイントの高い人を「またぎこして」「二人一枠」を形成する場合は、またぎこす人のポイントが1ポイ ントマイナスされます。「二人一枠希望者リスト」では、各希望者のポイントが公表されます。

24.
「二人一枠」を形成する場合、素読舎側に手間が生じないで形成できた場合は、ポイントの変更なく「二人一枠」を使うことができます。素読舎側の手間によっ て形成した場合は、それぞれの生徒から1ポイントがマイナスされます。ポイント数は、「二人一枠」解消に直接的に使われることはありません。(「二人一枠 維持基金」がクッションとして使われます。)

25.
2ポイントで1回、教材の使用箇所を「ジャンプ」することができます。(ただし、それに必要な「イントネーションの自己決定力」が備わっていることが前提 となります。その判断はコーチにお任せください。)

26.
レッスンを休まれる場合は、「素読舎連絡専用掲示板」にご連絡下さい。ネットにつながらない等の事故の場合は、他の生徒さんに電話で依頼していただくので も結構です。レッスン時間が終わるまでに連絡がない場合は、無断欠席になります。無断欠席は1ポイントがマイナスされます。くれぐれもご注意下さい。

27.
ポイントは家族間で譲渡できます。家族の中で生徒がやめた時は1人につき3ポイント分消失します。
スカイプの生徒から通塾の生徒の紹介があった時も、家族間でポイントの譲渡ができます。
ポイントの使い方は、「スカイプでレッスン」の生徒は「スカイプでレッスン」の規約に従い、通塾の生徒は塾の規約に従います。

28.
レッスンを3ヶ月を越えて休まれる場合は、復帰するめどがたつまで、いったんレッスンを止めていただくようお願いします。
3ヶ月以内のお休みの場合は、レッスン代をはらっていただきます。

29.
レッスンは基本は月4回です。月に5回ある時は5回やり、後でお休みをいただきます。これを「有給」の休みとさせていただきます。
盆と正月には1週間ずつお休みをいただきます。こちらは「有給」の休みには算入されません。


------------------------------------

<規約>

1.
規約は暫定的なものとし、使いながら改訂を続ける。

2.
改訂する場合はなるべく生徒の意見を考慮する。

3.
「二人一枠」を使用中に、一人の生徒が「一人一枠」を希望する場合や、一人の生徒がレッスンをやめる場合がある。以下の規定に従う。

(a) ポイント6以上を持ちながら、「二人一枠」を使ってきた人が、ペアの相手の都合により「二人一枠」が維持できなくなった場合、1ポイントを使うこ とで、1年間を限度に7千円(6千円+「二人一枠維持基金」)で「一人一枠」を使うことができる。
一年後、「練習力の釣り合い」を第一条件に、他の「二人一枠」を解消し新しくペアを作る。他の「二人一枠」が、ポイントがプラス数値である人とポイントが ゼロまたはマイナス数値の人であった場合は、ポイントがプラス数値の人と新しいペアを組む。「二人一枠」の二人ともプラス数値であった場合は、ポイントの 多い人と新しいペアを組む。「二人一枠」を新たに作る努力は素読舎側で行う。
 解消候補の「二人一枠」の二人がポイントが同値であった場合は、話し合いで解決する。

(b) 「二人一枠」を使ってきた人が、ペアの相手の都合により「二人一枠」が維持できなくなった場合、ポイント1~ポイント5に該当する人は、半年間を 限度に7千円(6千円+「二人一枠維持基金」)で「一人一枠」を使うことができる。半年後、ポイントが1ポイント分マイナスされる。素読舎側で、「二人一 枠」を作る努力をする。

(c) ポイントがゼロで「二人一枠」を使ってきた人が、ペアの相手の都合により「二人一枠」が維持できなくなった場合、3ヶ月を限度に7千円(6千円+ 「二人一枠維持基金」)で「一人一枠」を使うことができる。3ヶ月で、ポイントが1ポイント分マイナスされる。素読舎側で、「二人一枠」を作る努力はしな い。

(d) ポイントがマイナス数値で「二人一枠」を使ってきた人が、ペアの相手の都合により「二人一枠」が維持できなくなった場合、「一人一枠」へ移行す る。ポイントは変化しない。素読舎側で、「二人一枠」を作る努力はしない。

・(a),  (b),  (c)   に該当する場合、それぞれの期間、月額6千円を「二 人一枠維持基金」から取り崩す。

・「二人一枠」の組み替えによって生じる「一人一枠」に対しても、上記 (a),  (b),  (c),  (d) が適用される。

4.
「二人一枠維持基金」が底をつき、空き枠が埋まらない場合、枠の合計ポイントのもっとも少ない「二人一枠」を解消する。

5.
「二人一枠」を希望する場合は、「二人一枠希望者リスト」に登録する。「二人一枠希望者」は、枠名(曜日・時間帯)とイニシャルで掲示板上に公表する。な るべく限度期間内に掲示板上で生徒同士で話し合い、「二人一枠」を形成する。その際、素読舎は「練習力の釣り合い」という観点からアドバイスする。アドバ イスはポイントに影響しない。

6.
「無料過程」を希望する場合、掲示板上でポイント数を公開する。
「無料過程」を希望しない場合、ポイント数は公開されない。
「無料過程」を使用する人は、「自立練習」の報告の他、自分の英語の変化等「文章で」掲示板に掲載し続けることを課す。「文章で」の報告は、月に1度を目 安とする。1ヶ月以上報告がない場合は、1ポイントをマイナスする。

コーチ付きでない「無料過程」の練習を休む場合も「連絡専用掲示板」に連絡する。

7.
コーチが複数いる場合、幹側のコーチから枝側のコーチに生徒を預ける。幹側のコーチとは枠数を維持する段階に入ったコーチ、枝側のコーチは枠数を増やす段 階にあるコーチとする。幹側のコーチに必要な条件は、語学論が書けること、教材を作成できること、塾の運営ができることとする。

8.
「空き枠」という考えは、幹側のコーチの枠にのみ適用される。

9.
幹側に「空き枠」が生じ、枝側から生徒が戻れない場合については、コーチ間の話し合いで解決する。話し合いの結果は公表する。

10.
コーチおよびコーチ希望者は、それぞれが分担するネット上のホームページ、ブログなどを充実させる。

11.
月初めに、最新版の規約を掲示板に村田が掲載する。
ポイントの集計、「無料過程希望者」のポイントの公表などは村田が行う。

12.
月初めに「二人一枠維持基金」の集まった額、集まっていない額を村田が根石に確認し、掲示板に公表する。

集まった「二人一枠維持基金」は根石から村田に渡し、村田が口座に入れる。

空き枠が生じた月は、「二人一枠維持基金」を村田が取り崩し、根石に渡す。

12.
「二人一枠希望者リスト」「レッスン受講希望者リスト」の作成、公表は月初めに村田が行う。

13.
「ジャムセッション」を使う生徒の中から積極的に「コーチ希望者」を募る。

「コーチ希望者」に対するレッスン内容は、通常のレッスンにおける「音読」部分のみとする。

コーチとして認定する基準は、「七年目の浮気」の音読12ページをコンスタントに10分以内に終わらせる練習ができることとする。


201209
 

【18667】

「お願い」「規約」(改訂版)

 投稿者:村田晴彦  投稿日:2012年10月14日(日)01時36分41秒
  ※ 26番が追加項目です。

================================

素読舎の「スカイプでレッスン」を使っていただく方に
 ・・・「ジャンプ」の条件、「無料過程」へ進むための条件、その他

<お願い>

1.
大事な連絡は掲示板で行われます。掲示板「大風呂敷」と「素読舎連絡専用掲示板」を読んでいていただくようお願いします。
http://8100.teacup.com/ooburoshiki/bbs
http://9310.teacup.com/sodokusharenraku/bbs

月初めに、最新版の規約を含むものが掲示板に掲載されます。

2.
レッスン代金は、「その月のうちに」お願いします。(例。5月分は5月のうちに。)これは、そうしていただかないと「二人一枠維持基金」の口座へのお金の 出し入れが非常に煩雑になるためです。よろしくお願い致します。

3.
事情があり「その月のうちに」払っていただけない場合は、「連絡専用掲示板」にご連絡いただくようお願いします。

4.
素読舎のレッスンには、「有料過程」と「無料過程」があります。「音づくり」を必要とする段階、「イントネーションの自己決定力」が弱い段階、「音とイ メージの同致」が実現していない段階の練習は「有料過程」となります。「無料過程」に進むには、「無料過程」に進むための条件があります。

◎以下の条件が満ちている場合、「無料過程」を使うことができます。

●「ゴースト」の音読が、コンスタントに12ページ10分以内で終わること。
●週二回以上、「自立練習」をすること。
●ポイントがプラス1以上であること。

(「無料過程」を使う場合は、1年につき1ポイントが必要です。ポイントをプラス1以上に維持することで、「無料過程」を使い続けることができます。ま た、「無料過程」を使っていただく間も、「二人一枠維持基金」の月額1000円は必要になります。)

5.
「無料過程」を希望する場合は、その旨申し出ていただくようお願いします。

6.
入塾時、ポイントはゼロです。新しい塾生を紹介していただくと、3ポイントがプラスされます。(被紹介者がレッスンをやめられた場合は、2ポイントがマイ ナスされます。)

素読舎のレッスンをお使いいただき、お金を無駄にすることのないレッスンだと確信できた場合は、是非周りに話していただき、新しい生徒さんをご紹介いただ くようお願い致します。

(ポイントは素読舎が管理しますので、ご自分のポイントを確認していただく場合は、村田コーチまでメールでお問い合わせ下さい。「素読舎連絡専用掲示板」 から、村田コーチへメールが送れるようになっています。)

7.
素読舎のレッスンには「一人一枠」と「二人一枠」があります。レッスン代金は一枠12000円です。「二人一枠」で使っていただくと、6000円で使って いただくことができます。「二人一枠」を作るには、練習力を揃える必要があります。レッスンを始めていただく時点で、お知り合いを誘っていただく等してい ただけば、最初から「二人一枠」で使っていただくことができます。その場合は、「紹介者」と「被紹介者」をはっきりさせていただきます。「紹介者」に3ポ イントがプラスされます。

8.
「一人一枠」で始められた方で「二人一枠」を希望する方は、コーチにその旨お伝え下さい。

9.
レッスン代金は次の通りです。
「一人一枠」一人月額12000円。
「二人一枠」一人月額6000円。
(一枠、週一回三〇分、月額12000円)

10.
「二人一枠」が壊れた場合にただちに「二人一枠」を作り直そうとすると、素読舎側に煩雑な手間が生じます。それを避けるために「二人一枠」が壊れた場合に も、お持ちのポイント数によって、一定期間「二人一枠」のレッスン代金で、「一人一枠」が使えるようになっています。規約の「3」をご参照下さい。

11.
「10」を可能にするために、「二人一枠」をお使いになる方には、「二人一枠維持基金(月額1000円)」をお支払いいただいています。

12.
「無料過程」は、英語の練習と英語力を「私物化」しない方にお使いいただきます。「二人一枠」でお使いになる方が、「無料過程」に進むことができます。

 素読舎は「ジャムセッション」を構想しています。「ゴースト・音読終了者」がメンバーになるものと、「七年目の浮気・音読終了者」がメンバーになるもの の二つがあります。「七年目の浮気・音読終了者」は、申し出ていただくだけで素読舎のコーチができます。また、ヴォランティアとして、素読舎作成の教材を 使って英語教室をやっていただくこともできます。(個人的に有料の英語教室を開かれる場合は、「教材使用料」をいただきます。これは現在、村田コーチの 「素読舎戸倉分室」に適用されています。)

 「無料過程」を使っている間に、「コーチ認定用音読チェック」を受講できます。こちらは有料になります。「コーチ認定用音読チェック」で認定されること は、「七年目の浮気・音読終了者」になることと実質的に同じですが、そのレベルに到達するまでの時間が短縮されます。「ジャムセッション」のグループに参 加できますので、コーチになろうとする方でなくても受講をおすすめします。(「ゴースト」で行っているのと同様のレッスン形態を継続し、「7年目の浮気・ 音読終了」に至るコースもあります。)

 「ジャムセッション」は、教材のどこを使っていただいても結構です。一切無料です。素読舎在籍中の「無料過程」のようにポイントによって期間が制限され ることもありません。

「ジャムセッション」のメンバーからのカンパは喜んでお受けします。

 将来的には、「無料過程」は「ジャムセッション」に統合するかもしれません。その場合は、「ゴースト」から開始し、「七年目の浮気」まで音読が終了した 方のみが、「ジャムセッション」のメンバーとなることができます。「ゴースト・音読終了」のレベルに「無料過程」および「ジャムセッション」を設置するの は暫定的なものであることをご承知おき下さい。(しばらくの間、「ジャムセッション」参加のレベルを低く設定しておくということです。)

 「ジャムセッション」は、素読舎から独立したグループです。(規約、ポイント制の制約もありません。作る場合は独自に作っていただきます。)ここに、素 読舎コーチも参加します。
・毎回自分の都合のいい曜日・時間に掲示板で練習の相手を募り練習します。練習相手は固定される必要はありません。

 「ジャムセッション」のメンバーには、練習の様子、英語の変化等を掲示板に書いていただくことを希望します。できれば、「ジャムセッション」専用の掲示 板を設置していただくことを希望します。「無料過程」のように、「月に1度」は書かなければならないというような制約はありません。

 「ジャムセッション」は素読舎の過程を終了した人たちのグループと考えていただいて結構です。英語力を「作る」ことより、「維持」することに力点が移っ た人のグループです。ただし、「有料過程」の人たちよりもレベルの高い練習をする人のグループであるという理念は自分の中に置いていただくよう希望しま す。

 素読舎の「無料過程」は、「ジャムセッション」で練習するための「準備期間」だとお考え下さい。「私物化」された英語は、少し練習を中断するだけで簡単 に錆び付いてしまいます。練習相手を求め、自分の英語を絶えず「場」にさらしていることが必要です。このことによって、「磁場」に入ればただちに「充電が 起こる」レベルの英語を維持することができます。「私物化」は「言葉」にはなじみません。
 「ジャムセッション」は、英語の「磁場」ではなく、あくまでも練習の「場」です。ネット上の「道場」と言っていいかもしれません。日本在住の英語にとっ て、無料で使えるこういう「練習場」がこれまでありませんでした。「ジャムセッション」が成り立てば、英語力を「維持する」ことに狙いを定めた「英語道 場」が誕生します。おそらく日本には、他にどこにも見当たらないようなものになります。

 素読舎に新しい塾生をご紹介下さることは、自分をも知り合いをも「道場」の方向に押していくことになり、そういう「道場」の誕生に協力していただくこと になります。根石が収入の上限を限り、コーチを育て、横への拡がりをはかろうとするのもそのためです。

13.
最初から「道場」を誕生させることに興味はないという方は「一人一枠」でお使いいただきたくお願いいたします。継続的に「一人一枠」でお使いいただく場合 は、「無料過程」に進むことはありません。ポイントの増減もありません。

14.
「一人一枠」で開始し、途中から「二人一枠」を希望する場合は、「二人一枠希望者リスト」に枠名(曜日、時間帯)と名字のイニシャルを記入し、掲示板に公 表します。空き枠を作らないことを条件に、なるべく早めに「二人一枠」を作るようにいたします。

「二人一枠」を作る際には「練習力の釣り合い」が最も大事な条件になります。それを基準とし、素読舎がペアの相手をご紹介します。曜日、時間帯の都合等が おありでしょうから、なるべく生徒同士の話し合いで決めていただきます。他の生徒も話し合いに参加できるよう、話し合いは掲示板上でお願いします。

15.
「一人一枠」での練習は、曜日・時間帯の都合が素読舎側と生徒側で合いさえすれば継続が可能です。

16.
「二人一枠」は壊れやすいものです。曜日・時間帯が合わない場合、生徒さんの一人がレッスンをやめる場合、二人の練習力の釣り合いがとれなくなった場合、 「二人一枠」 は壊れてしまいます。「二人一枠」を組んでいる生徒さんどうしで話し合っていただくなど、協力し合っていただくようお願いします。

17.
「二人一枠」維持については、なるべく、一人一人の生徒さんの希望を大事にしますが、すべての希望に沿えないこともあることをご承知下さい。

18.
基本的に、「二人一枠維持基金」は「空き枠」が埋まらない期間、「空き枠」による収入減を防ぎ、語学論の充実、教材の作成に支障がでないようにするための ものです。

また、「無料過程」へは「二人一枠」の枠ごと移動しますが、一人だけ条件が整っている場合は、条件が整っている一人だけが「無料過程」に進むこともできま す。その場合は、「無料過程」の生徒さんに対してもコーチ付きのレッスンが継続されますので、「無料過程」を使う生徒さん一人分の6000円 は、「二人一枠維持基金」から充当されます。

19.
ポイントは、基本的に「有料過程」から「無料過程」へ進む場合、教材の中で練習場所を「ジャンプ」させる場合などに使われます。どの場合にも、それを可能 にする「イントネーションの自己決定力」が前提条件になります。

20.
ポイントを数えるときに、例外的に「二人一枠使用者の合計ポイント」で算出することがあります。

21.
「二人一枠」は、生徒数が少ないほど作りにくくなります。曜日・時間帯の都合が相互につけにくくなりますし、生徒間の「練習力の釣り合い」がとれないこと によっても「二人一枠」が作れないことが起こります。
素読舎のレッスンをお使いいただき、間違いなく英語力を変えることのできるレッスンだと確信できた場合は、周りに話していただき、新しい生徒さんをご紹介 いただくようお願い致します。特に、「二人一枠」を使われる生徒さんには、このことを是非お願い致します。

新しくレッスンを始められた生徒さんに、掲示板、ホームページ、パンフレット等のどの記事を読んでレッスンを開始したのかをお聞きします。生徒さんが書い た記事によって、新しい生徒さんがレッスンを開始したことが判明した場合には、記事を書いてくださった生徒さんを「紹介者」とします。

周りに直接声をかけることができない場合は、レッスンの感想、自分の英語の変化等を掲示板に書いていただきたくお願いします。いい記事をいただけた場合 は、素読舎のホームページに転載させていただきます。

22.
レッスンを受けることを希望されても、曜日・時間帯等の折り合いがつかず、レッスンが開始できない場合があります。その場合は、「レッスン受講希望者リス ト」にお名前を加え、掲示板上には、県名と名字のイニシャルで公表させていただきます。すでにレッスンを受けておられる生徒さんに枠(曜日、時間帯)を 譲っていただくなど、都合をつけていただくためです。なるべくお互いに「素読舎連絡専用掲示板」で、話し合っていただくことを希望します。

23.
練習力が釣り合う相手がみつかり、ポイントの低い人がポイントの高い人を「またぎこして」「二人一枠」を形成する場合は、またぎこす人のポイントが1ポイ ントマイナスされます。「二人一枠希望者リスト」では、各希望者のポイントが公表されます。

24.
「二人一枠」を形成する場合、素読舎側に手間が生じないで形成できた場合は、ポイントの変更なく「二人一枠」を使うことができます。素読舎側の手間によっ て形成した場合は、それぞれの生徒から1ポイントがマイナスされます。ポイント数は、「二人一枠」解消に直接的に使われることはありません。(「二人一枠 維持基金」がクッションとして使われます。)

25.
2ポイントで1回、教材の使用箇所を「ジャンプ」することができます。(ただし、それに必要な「イントネーションの自己決定力」が備わっていることが前提 となります。その判断はコーチにお任せください。)

26.
「abcd」と「入れ替え・変換」の両方を使う生徒が、学校がやっている進度に合わせて「入れ替え・変換」を使う場合、コーチ側に絶えず教材の中を検索し ながらレッスンをする必要が生じるため、学校の進度に合わせる時点で、1ポイントを必要とします。

27.
レッスンを休まれる場合は、「素読舎連絡専用掲示板」にご連絡下さい。ネットにつながらない等の事故の場合は、他の生徒さんに電話で依頼していただくので も結構です。レッスン時間が終わるまでに連絡がない場合は、無断欠席になります。無断欠席は1ポイントがマイナスされます。くれぐれもご注意下さい。

28.
ポイントは家族間で譲渡できます。家族の中で生徒がやめた時は1人につき3ポイント分消失します。
スカイプの生徒から通塾の生徒の紹介があった時も、家族間でポイントの譲渡ができます。
ポイントの使い方は、「スカイプでレッスン」の生徒は「スカイプでレッスン」の規約に従い、通塾の生徒は塾の規約に従います。

29.
レッスンを3ヶ月を越えて休まれる場合は、復帰するめどがたつまで、いったんレッスンを止めていただくようお願いします。
3ヶ月以内のお休みの場合は、レッスン代をはらっていただきます。

30.
レッスンは基本は月4回です。月に5回ある時は5回やり、後でお休みをいただきます。これを「有給」の休みとさせていただきます。
盆と正月には1週間ずつお休みをいただきます。こちらは「有給」の休みには算入されません。


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<規約>

1.
規約は暫定的なものとし、使いながら改訂を続ける。

2.
改訂する場合はなるべく生徒の意見を考慮する。

3.
「二人一枠」を使用中に、一人の生徒が「一人一枠」を希望する場合や、一人の生徒がレッスンをやめる場合がある。以下の規定に従う。

(a) ポイント6以上を持ちながら、「二人一枠」を使ってきた人が、ペアの相手の都合により「二人一枠」が維持できなくなった場合、1ポイントを使うこ とで、1年間を限度に7千円(6千円+「二人一枠維持基金」)で「一人一枠」を使うことができる。
一年後、「練習力の釣り合い」を第一条件に、他の「二人一枠」を解消し新しくペアを作る。他の「二人一枠」が、ポイントがプラス数値である人とポイントが ゼロまたはマイナス数値の人であった場合は、ポイントがプラス数値の人と新しいペアを組む。「二人一枠」の二人ともプラス数値であった場合は、ポイントの 多い人と新しいペアを組む。「二人一枠」を新たに作る努力は素読舎側で行う。
 解消候補の「二人一枠」の二人がポイントが同値であった場合は、話し合いで解決する。

(b) 「二人一枠」を使ってきた人が、ペアの相手の都合により「二人一枠」が維持できなくなった場合、ポイント1~ポイント5に該当する人は、半年間を 限度に7千円(6千円+「二人一枠維持基金」)で「一人一枠」を使うことができる。半年後、ポイントが1ポイント分マイナスされる。素読舎側で、「二人一 枠」を作る努力をする。

(c) ポイントがゼロで「二人一枠」を使ってきた人が、ペアの相手の都合により「二人一枠」が維持できなくなった場合、3ヶ月を限度に7千円(6千円+ 「二人一枠維持基金」)で「一人一枠」を使うことができる。3ヶ月で、ポイントが1ポイント分マイナスされる。素読舎側で、「二人一枠」を作る努力はしな い。

(d) ポイントがマイナス数値で「二人一枠」を使ってきた人が、ペアの相手の都合により「二人一枠」が維持できなくなった場合、「一人一枠」へ移行す る。ポイントは変化しない。素読舎側で、「二人一枠」を作る努力はしない。

・(a),  (b),  (c)   に該当する場合、それぞれの期間、月額6千円を「二人一枠維持基金」から取り崩す。

・「二人一枠」の組み替えによって生じる「一人一枠」に対しても、上記 (a),  (b),  (c),  (d) が適用される。

4.
「二人一枠維持基金」が底をつき、空き枠が埋まらない場合、枠の合計ポイントのもっとも少ない「二人一枠」を解消する。

5.
「二人一枠」を希望する場合は、「二人一枠希望者リスト」に登録する。「二人一枠希望者」は、枠名(曜日・時間帯)とイニシャルで掲示板上に公表する。な るべく限度期間内に掲示板上で生徒同士で話し合い、「二人一枠」を形成する。その際、素読舎は「練習力の釣り合い」という観点からアドバイスする。アドバ イスはポイントに影響しない。

6.
「無料過程」を希望する場合、掲示板上でポイント数を公開する。
「無料過程」を希望しない場合、ポイント数は公開されない。
「無料過程」を使用する人は、「自立練習」の報告の他、自分の英語の変化等「文章で」掲示板に掲載し続けることを課す。「文章で」の報告は、月に1度を目 安とする。1ヶ月以上報告がない場合は、1ポイントをマイナスする。

コーチ付きでない「無料過程」の練習を休む場合も「連絡専用掲示板」に連絡する。

7.
コーチが複数いる場合、幹側のコーチから枝側のコーチに生徒を預ける。幹側のコーチとは枠数を維持する段階に入ったコーチ、枝側のコーチは枠数を増やす段 階にあるコーチとする。幹側のコーチに必要な条件は、語学論が書けること、教材を作成できること、塾の運営ができることとする。

8.
「空き枠」という考えは、幹側のコーチの枠にのみ適用される。

9.
幹側に「空き枠」が生じ、枝側から生徒が戻れない場合については、コーチ間の話し合いで解決する。話し合いの結果は公表する。

10.
コーチおよびコーチ希望者は、それぞれが分担するネット上のホームページ、ブログなどを充実させる。

11.
月初めに、最新版の規約を掲示板に村田が掲載する。
ポイントの集計、「無料過程希望者」のポイントの公表などは村田が行う。

12.
月初めに「二人一枠維持基金」の集まった額、集まっていない額を村田が根石に確認し、掲示板に公表する。

集まった「二人一枠維持基金」は根石から村田に渡し、村田が口座に入れる。

空き枠が生じた月は、「二人一枠維持基金」を村田が取り崩し、根石に渡す。

12.
「二人一枠希望者リスト」「レッスン受講希望者リスト」の作成、公表は月初めに村田が行う。

13.
「ジャムセッション」を使う生徒の中から積極的に「コーチ希望者」を募る。

「コーチ希望者」に対するレッスン内容は、通常のレッスンにおける「音読」部分のみとする。

コーチとして認定する基準は、「七年目の浮気」の音読12ページをコンスタントに10分以内に終わらせる練習ができることとする。

 

【18668】

昔の名前で出ています♪

 投稿者:Naima  投稿日:2012年10月15日(月)01時30分47秒
編集済
  昨 日は遅くまで「鬼」で一昔前の投稿を読んでいました。ずいぶん中途半端で馬鹿なことを書きちらしているなぁと恥ずかしく、中にはサクジョしてもらいたいよ うな記事もありますが、その日その日のことを肩肘張らずに書いているので、本音や弱音が垣間見え、結構面白かったのです。時間を忘れて読みふけってしまい ました。

私も自分自身の語学日記が全く更新出来ず、ずっと放置していました。「鬼」を読んでいて気がつきました。書かねば、書かねばと思いながらも、なかなか記事 を書けないのは、「読ませる記事を書かねばならない」という気負いが邪魔になっていたからでした。

村田さんが過去ログを整理して下さっているところなので、私も大風呂敷のトピックをリアルタイムに引用したり、自分自身の語学学習の四苦八苦ぶりをさらけ 出したりと、ごく気楽に語学学習日記を書いていこうと思います。

 

【18669】

小川さん

 投稿者:根石吉久  投稿日:2012年10月23日(火)02時28分2秒

【18670】
  「鬼」 はどこで読めるんでしたっけ?
 

【18671】

「鬼」

 投稿者:小川  投稿日:2012年10月24日(水)00時44分6秒
  根 石さん

過去ログ倉庫の中にあります。

http://sodokusha.yamanoha.com/#kaiten-oni



 

【18672】

ところで

 投稿者:小川  投稿日:2012年10月24日(水)00時51分4秒
編集済
  先 日、京大卒の宇治原という大阪の漫才師が、受験勉強法について書いていました。

たとえば「問題集を毎日5ページ解く」とノルマを決めたら、5ページだけやったらその日はそれ以上は決してしないんだそうです。時間的余裕のある日にノル マ以上にやったら、「昨日は余分にやっといたから、今日はせんでもええわ」と思ってしまうからだそうです。決めただけを1日もさぼらないのが秘訣だそう で。

他の漫才師が「おまえ、風邪引いて熱ある日はどうするのや」と聞いたところ、「受験生は風邪を引かないことが何よりも大切。毎日うがいと手洗いを敢行する のや」とのこと。

今週末、無事に「ゴースト」音読にパスしたら、「七年目の浮気」はこの方式でやってみようかと思っていますが、言うはやすし、行うはきよし... おっと、これは関西人にしか通じない語呂合わせかも。

 

【18673】

小川さん

 投稿者:ミキ  投稿日:2012年10月24日(水)02時48分56秒
  「ゴー スト」、最終ページなのですか?
私は魔の58ページ目です。しかも、新しいページが58なので2回、復習部分が55~58、36~39と、復習部分にも58ページ目がはいっています。涙
先週は不合格でした。今週はパスできるよう頑張ります。
 

【18674】

ミキさん

 投稿者:小川  投稿日:2012年10月25日(木)20時27分25秒
  「ゴー スト」は最終ページまで終わっています。私も50ページ台は苦労しました。新しい箇所1ページを村田さんと2人で1回づつ、復習箇所が2つ、4ページづ つ、合計10ページを10分以内で読めたら合格。連続合格15回で仕上がりです。

勉強以前に健康管理が大事だなどと書いた夜から風邪ひきで臥せってしまいました。夕食に起きたついでにちょっと大風呂敷をのぞいています。

元気になったらまたちゃんと書きますね。
 

【18675】

くくく...

 投稿者:小川  投稿日:2012年10月30日(火)17時21分3秒
  ミ キさん

鼻水を垂らしながらのゴースト合格。今週からいよいよ「七年目の浮気」に突入です。万歳! 新学年になって新しいテキストを手にするときはいつも「がんば ろっ」と思っていた学生の頃を思い出します。
 

【18676】

小川さん

 投稿者:ミキ  投稿日:2012年10月31日(水)22時50分34秒
  お めでとうございます!私は苦戦しています...が、頑張りますっ!  

【18677】

「お願い」「規約」(再掲)

 投稿者:村田晴彦  投稿日:2012年11月 1日(木)01時37分32秒
  素 読舎の「スカイプでレッスン」を使っていただく方に
 ・・・「ジャンプ」の条件、「無料過程」へ進むための条件、その他

<お願い>

1.
大事な連絡は掲示板で行われます。掲示板「大風呂敷」と「素読舎連絡専用掲示板」を読んでいていただくようお願いします。
http://8100.teacup.com/ooburoshiki/bbs
http://9310.teacup.com/sodokusharenraku/bbs

月初めに、最新版の規約を含むものが掲示板に掲載されます。

2.
レッスン代金は、「その月のうちに」お願いします。(例。5月分は5月のうちに。)これは、そうしていただかないと「二人一枠維持基金」の口座へのお金の 出し入れが非常に煩雑になるためです。よろしくお願い致します。

3.
事情があり「その月のうちに」払っていただけない場合は、「連絡専用掲示板」にご連絡いただくようお願いします。

4.
素読舎のレッスンには、「有料過程」と「無料過程」があります。「音づくり」を必要とする段階、「イントネーションの自己決定力」が弱い段階、「音とイ メージの同致」が実現していない段階の練習は「有料過程」となります。「無料過程」に進むには、「無料過程」に進むための条件があります。

◎以下の条件が満ちている場合、「無料過程」を使うことができます。

●「ゴースト」の音読が、コンスタントに12ページ10分以内で終わること。
●週二回以上、「自立練習」をすること。
●ポイントがプラス1以上であること。

(「無料過程」を使う場合は、1年につき1ポイントが必要です。ポイントをプラス1以上に維持することで、「無料過程」を使い続けることができます。ま た、「無料過程」を使っていただく間も、「二人一枠維持基金」の月額1000円は必要になります。)

5.
「無料過程」を希望する場合は、その旨申し出ていただくようお願いします。

6.
入塾時、ポイントはゼロです。新しい塾生を紹介していただくと、3ポイントがプラスされます。(被紹介者がレッスンをやめられた場合は、2ポイントがマイ ナスされます。)

素読舎のレッスンをお使いいただき、お金を無駄にすることのないレッスンだと確信できた場合は、是非周りに話していただき、新しい生徒さんをご紹介いただ くようお願い致します。

(ポイントは素読舎が管理しますので、ご自分のポイントを確認していただく場合は、村田コーチまでメールでお問い合わせ下さい。「素読舎連絡専用掲示板」 から、村田コーチへメールが送れるようになっています。)

7.
素読舎のレッスンには「一人一枠」と「二人一枠」があります。レッスン代金は一枠12000円です。「二人一枠」で使っていただくと、6000円で使って いただくことができます。「二人一枠」を作るには、練習力を揃える必要があります。レッスンを始めていただく時点で、お知り合いを誘っていただく等してい ただけば、最初から「二人一枠」で使っていただくことができます。その場合は、「紹介者」と「被紹介者」をはっきりさせていただきます。「紹介者」に3ポ イントがプラスされます。

8.
「一人一枠」で始められた方で「二人一枠」を希望する方は、コーチにその旨お伝え下さい。

9.
レッスン代金は次の通りです。
「一人一枠」一人月額12000円。
「二人一枠」一人月額6000円。
(一枠、週一回三〇分、月額12000円)

10.
「二人一枠」が壊れた場合にただちに「二人一枠」を作り直そうとすると、素読舎側に煩雑な手間が生じます。それを避けるために「二人一枠」が壊れた場合に も、お持ちのポイント数によって、一定期間「二人一枠」のレッスン代金で、「一人一枠」が使えるようになっています。規約の「3」をご参照下さい。

11.
「10」を可能にするために、「二人一枠」をお使いになる方には、「二人一枠維持基金(月額1000円)」をお支払いいただいています。

12.
「無料過程」は、英語の練習と英語力を「私物化」しない方にお使いいただきます。「二人一枠」でお使いになる方が、「無料過程」に進むことができます。

 素読舎は「ジャムセッション」を構想しています。「ゴースト・音読終了者」がメンバーになるものと、「七年目の浮気・音読終了者」がメンバーになるもの の二つがあります。「七年目の浮気・音読終了者」は、申し出ていただくだけで素読舎のコーチができます。また、ヴォランティアとして、素読舎作成の教材を 使って英語教室をやっていただくこともできます。(個人的に有料の英語教室を開かれる場合は、「教材使用料」をいただきます。これは現在、村田コーチの 「素読舎戸倉分室」に適用されています。)

 「無料過程」を使っている間に、「コーチ認定用音読チェック」を受講できます。こちらは有料になります。「コーチ認定用音読チェック」で認定されること は、「七年目の浮気・音読終了者」になることと実質的に同じですが、そのレベルに到達するまでの時間が短縮されます。「ジャムセッション」のグループに参 加できますので、コーチになろうとする方でなくても受講をおすすめします。(「ゴースト」で行っているのと同様のレッスン形態を継続し、「7年目の浮気・ 音読終了」に至るコースもあります。)

 「ジャムセッション」は、教材のどこを使っていただいても結構です。一切無料です。素読舎在籍中の「無料過程」のようにポイントによって期間が制限され ることもありません。

「ジャムセッション」のメンバーからのカンパは喜んでお受けします。

 将来的には、「無料過程」は「ジャムセッション」に統合するかもしれません。その場合は、「ゴースト」から開始し、「七年目の浮気」まで音読が終了した 方のみが、「ジャムセッション」のメンバーとなることができます。「ゴースト・音読終了」のレベルに「無料過程」および「ジャムセッション」を設置するの は暫定的なものであることをご承知おき下さい。(しばらくの間、「ジャムセッション」参加のレベルを低く設定しておくということです。)

 「ジャムセッション」は、素読舎から独立したグループです。(規約、ポイント制の制約もありません。作る場合は独自に作っていただきます。)ここに、素 読舎コーチも参加します。
・毎回自分の都合のいい曜日・時間に掲示板で練習の相手を募り練習します。練習相手は固定される必要はありません。

 「ジャムセッション」のメンバーには、練習の様子、英語の変化等を掲示板に書いていただくことを希望します。できれば、「ジャムセッション」専用の掲示 板を設置していただくことを希望します。「無料過程」のように、「月に1度」は書かなければならないというような制約はありません。

 「ジャムセッション」は素読舎の過程を終了した人たちのグループと考えていただいて結構です。英語力を「作る」ことより、「維持」することに力点が移っ た人のグループです。ただし、「有料過程」の人たちよりもレベルの高い練習をする人のグループであるという理念は自分の中に置いていただくよう希望しま す。

 素読舎の「無料過程」は、「ジャムセッション」で練習するための「準備期間」だとお考え下さい。「私物化」された英語は、少し練習を中断するだけで簡単 に錆び付いてしまいます。練習相手を求め、自分の英語を絶えず「場」にさらしていることが必要です。このことによって、「磁場」に入ればただちに「充電が 起こる」レベルの英語を維持することができます。「私物化」は「言葉」にはなじみません。
 「ジャムセッション」は、英語の「磁場」ではなく、あくまでも練習の「場」です。ネット上の「道場」と言っていいかもしれません。日本在住の英語にとっ て、無料で使えるこういう「練習場」がこれまでありませんでした。「ジャムセッション」が成り立てば、英語力を「維持する」ことに狙いを定めた「英語道 場」が誕生します。おそらく日本には、他にどこにも見当たらないようなものになります。

 素読舎に新しい塾生をご紹介下さることは、自分をも知り合いをも「道場」の方向に押していくことになり、そういう「道場」の誕生に協力していただくこと になります。根石が収入の上限を限り、コーチを育て、横への拡がりをはかろうとするのもそのためです。

13.
最初から「道場」を誕生させることに興味はないという方は「一人一枠」でお使いいただきたくお願いいたします。継続的に「一人一枠」でお使いいただく場合 は、「無料過程」に進むことはありません。ポイントの増減もありません。

14.
「一人一枠」で開始し、途中から「二人一枠」を希望する場合は、「二人一枠希望者リスト」に枠名(曜日、時間帯)と名字のイニシャルを記入し、掲示板に公 表します。空き枠を作らないことを条件に、なるべく早めに「二人一枠」を作るようにいたします。

「二人一枠」を作る際には「練習力の釣り合い」が最も大事な条件になります。それを基準とし、素読舎がペアの相手をご紹介します。曜日、時間帯の都合等が おありでしょうから、なるべく生徒同士の話し合いで決めていただきます。他の生徒も話し合いに参加できるよう、話し合いは掲示板上でお願いします。

15.
「一人一枠」での練習は、曜日・時間帯の都合が素読舎側と生徒側で合いさえすれば継続が可能です。

16.
「二人一枠」は壊れやすいものです。曜日・時間帯が合わない場合、生徒さんの一人がレッスンをやめる場合、二人の練習力の釣り合いがとれなくなった場合、 「二人一枠」 は壊れてしまいます。「二人一枠」を組んでいる生徒さんどうしで話し合っていただくなど、協力し合っていただくようお願いします。

17.
「二人一枠」維持については、なるべく、一人一人の生徒さんの希望を大事にしますが、すべての希望に沿えないこともあることをご承知下さい。

18.
基本的に、「二人一枠維持基金」は「空き枠」が埋まらない期間、「空き枠」による収入減を防ぎ、語学論の充実、教材の作成に支障がでないようにするための ものです。

また、「無料過程」へは「二人一枠」の枠ごと移動しますが、一人だけ条件が整っている場合は、条件が整っている一人だけが「無料過程」に進むこともできま す。その場合は、「無料過程」の生徒さんに対してもコーチ付きのレッスンが継続されますので、「無料過程」を使う生徒さん一人分の6000円 は、「二人一枠維持基金」から充当されます。

19.
ポイントは、基本的に「有料過程」から「無料過程」へ進む場合、教材の中で練習場所を「ジャンプ」させる場合などに使われます。どの場合にも、それを可能 にする「イントネーションの自己決定力」が前提条件になります。

20.
ポイントを数えるときに、例外的に「二人一枠使用者の合計ポイント」で算出することがあります。

21.
「二人一枠」は、生徒数が少ないほど作りにくくなります。曜日・時間帯の都合が相互につけにくくなりますし、生徒間の「練習力の釣り合い」がとれないこと によっても「二人一枠」が作れないことが起こります。
素読舎のレッスンをお使いいただき、間違いなく英語力を変えることのできるレッスンだと確信できた場合は、周りに話していただき、新しい生徒さんをご紹介 いただくようお願い致します。特に、「二人一枠」を使われる生徒さんには、このことを是非お願い致します。

新しくレッスンを始められた生徒さんに、掲示板、ホームページ、パンフレット等のどの記事を読んでレッスンを開始したのかをお聞きします。生徒さんが書い た記事によって、新しい生徒さんがレッスンを開始したことが判明した場合には、記事を書いてくださった生徒さんを「紹介者」とします。

周りに直接声をかけることができない場合は、レッスンの感想、自分の英語の変化等を掲示板に書いていただきたくお願いします。いい記事をいただけた場合 は、素読舎のホームページに転載させていただきます。

22.
レッスンを受けることを希望されても、曜日・時間帯等の折り合いがつかず、レッスンが開始できない場合があります。その場合は、「レッスン受講希望者リス ト」にお名前を加え、掲示板上には、県名と名字のイニシャルで公表させていただきます。すでにレッスンを受けておられる生徒さんに枠(曜日、時間帯)を 譲っていただくなど、都合をつけていただくためです。なるべくお互いに「素読舎連絡専用掲示板」で、話し合っていただくことを希望します。

23.
練習力が釣り合う相手がみつかり、ポイントの低い人がポイントの高い人を「またぎこして」「二人一枠」を形成する場合は、またぎこす人のポイントが1ポイ ントマイナスされます。「二人一枠希望者リスト」では、各希望者のポイントが公表されます。

24.
「二人一枠」を形成する場合、素読舎側に手間が生じないで形成できた場合は、ポイントの変更なく「二人一枠」を使うことができます。素読舎側の手間によっ て形成した場合は、それぞれの生徒から1ポイントがマイナスされます。ポイント数は、「二人一枠」解消に直接的に使われることはありません。(「二人一枠 維持基金」がクッションとして使われます。)

25.
2ポイントで1回、教材の使用箇所を「ジャンプ」することができます。(ただし、それに必要な「イントネーションの自己決定力」が備わっていることが前提 となります。その判断はコーチにお任せください。)

26.
レッスンを休まれる場合は、「素読舎連絡専用掲示板」にご連絡下さい。ネットにつながらない等の事故の場合は、他の生徒さんに電話で依頼していただくので も結構です。レッスン時間が終わるまでに連絡がない場合は、無断欠席になります。無断欠席は1ポイントがマイナスされます。くれぐれもご注意下さい。

27.
ポイントは家族間で譲渡できます。家族の中で生徒がやめた時は1人につき3ポイント分消失します。
スカイプの生徒から通塾の生徒の紹介があった時も、家族間でポイントの譲渡ができます。
ポイントの使い方は、「スカイプでレッスン」の生徒は「スカイプでレッスン」の規約に従い、通塾の生徒は塾の規約に従います。

28.
レッスンを3ヶ月を越えて休まれる場合は、復帰するめどがたつまで、いったんレッスンを止めていただくようお願いします。
3ヶ月以内のお休みの場合は、レッスン代をはらっていただきます。

29.
レッスンは基本は月4回です。月に5回ある時は5回やり、後でお休みをいただきます。これを「有給」の休みとさせていただきます。
盆と正月には1週間ずつお休みをいただきます。こちらは「有給」の休みには算入されません。


------------------------------------

<規約>

1.
規約は暫定的なものとし、使いながら改訂を続ける。

2.
改訂する場合はなるべく生徒の意見を考慮する。

3.
「二人一枠」を使用中に、一人の生徒が「一人一枠」を希望する場合や、一人の生徒がレッスンをやめる場合がある。以下の規定に従う。

(a) ポイント6以上を持ちながら、「二人一枠」を使ってきた人が、ペアの相手の都合により「二人一枠」が維持できなくなった場合、1ポイントを使うこ とで、1年間を限度に7千円(6千円+「二人一枠維持基金」)で「一人一枠」を使うことができる。
一年後、「練習力の釣り合い」を第一条件に、他の「二人一枠」を解消し新しくペアを作る。他の「二人一枠」が、ポイントがプラス数値である人とポイントが ゼロまたはマイナス数値の人であった場合は、ポイントがプラス数値の人と新しいペアを組む。「二人一枠」の二人ともプラス数値であった場合は、ポイントの 多い人と新しいペアを組む。「二人一枠」を新たに作る努力は素読舎側で行う。
 解消候補の「二人一枠」の二人がポイントが同値であった場合は、話し合いで解決する。

(b) 「二人一枠」を使ってきた人が、ペアの相手の都合により「二人一枠」が維持できなくなった場合、ポイント1~ポイント5に該当する人は、半年間を 限度に7千円(6千円+「二人一枠維持基金」)で「一人一枠」を使うことができる。半年後、ポイントが1ポイント分マイナスされる。素読舎側で、「二人一 枠」を作る努力をする。

(c) ポイントがゼロで「二人一枠」を使ってきた人が、ペアの相手の都合により「二人一枠」が維持できなくなった場合、3ヶ月を限度に7千円(6千円+ 「二人一枠維持基金」)で「一人一枠」を使うことができる。3ヶ月で、ポイントが1ポイント分マイナスされる。素読舎側で、「二人一枠」を作る努力はしな い。

(d) ポイントがマイナス数値で「二人一枠」を使ってきた人が、ペアの相手の都合により「二人一枠」が維持できなくなった場合、「一人一枠」へ移行す る。ポイントは変化しない。素読舎側で、「二人一枠」を作る努力はしない。

・(a),  (b),  (c)   に該当する場合、それぞれの期間、月額6千円を「二人一枠維持基金」から取り崩す。

・「二人一枠」の組み替えによって生じる「一人一枠」に対しても、上記 (a),  (b),  (c),  (d) が適用される。

4.
「二人一枠維持基金」が底をつき、空き枠が埋まらない場合、枠の合計ポイントのもっとも少ない「二人一枠」を解消する。

5.
「二人一枠」を希望する場合は、「二人一枠希望者リスト」に登録する。「二人一枠希望者」は、枠名(曜日・時間帯)とイニシャルで掲示板上に公表する。な るべく限度期間内に掲示板上で生徒同士で話し合い、「二人一枠」を形成する。その際、素読舎は「練習力の釣り合い」という観点からアドバイスする。アドバ イスはポイントに影響しない。

6.
「無料過程」を希望する場合、掲示板上でポイント数を公開する。
「無料過程」を希望しない場合、ポイント数は公開されない。
「無料過程」を使用する人は、「自立練習」の報告の他、自分の英語の変化等「文章で」掲示板に掲載し続けることを課す。「文章で」の報告は、月に1度を目 安とする。1ヶ月以上報告がない場合は、1ポイントをマイナスする。

コーチ付きでない「無料過程」の練習を休む場合も「連絡専用掲示板」に連絡する。

7.
コーチが複数いる場合、幹側のコーチから枝側のコーチに生徒を預ける。幹側のコーチとは枠数を維持する段階に入ったコーチ、枝側のコーチは枠数を増やす段 階にあるコーチとする。幹側のコーチに必要な条件は、語学論が書けること、教材を作成できること、塾の運営ができることとする。

8.
「空き枠」という考えは、幹側のコーチの枠にのみ適用される。

9.
幹側に「空き枠」が生じ、枝側から生徒が戻れない場合については、コーチ間の話し合いで解決する。話し合いの結果は公表する。

10.
コーチおよびコーチ希望者は、それぞれが分担するネット上のホームページ、ブログなどを充実させる。

11.
月初めに、最新版の規約を掲示板に村田が掲載する。
ポイントの集計、「無料過程希望者」のポイントの公表などは村田が行う。

12.
月初めに「二人一枠維持基金」の集まった額、集まっていない額を村田が根石に確認し、掲示板に公表する。

集まった「二人一枠維持基金」は根石から村田に渡し、村田が口座に入れる。

空き枠が生じた月は、「二人一枠維持基金」を村田が取り崩し、根石に渡す。

12.
「二人一枠希望者リスト」「レッスン受講希望者リスト」の作成、公表は月初めに村田が行う。

13.
「ジャムセッション」を使う生徒の中から積極的に「コーチ希望者」を募る。

「コーチ希望者」に対するレッスン内容は、通常のレッスンにおける「音読」部分のみとする。

コーチとして認定する基準は、「七年目の浮気」の音読12ページをコンスタントに10分以内に終わらせる練習ができることとする。

 

【18678】

村田さま

 投稿者:根石吉久  投稿日:2012年11月 8日(木)01時10分32秒
    掲載した「お願い・規約」は、改訂する前のものです。どこまで、間抜けなんでしょうか。
 

【18679】

皆様

 投稿者:村田晴彦  投稿日:2012年11月 8日(木)21時59分34秒
  11 月1日に投稿した「お願い」「規約」は、10月14日に改訂したものより古い版でした。私の手違いです。申し訳ありませんでした。今後こういうことがない ように注意します。この後、10月14日に改訂した最新版を掲載します。26番が追加項目です。
 

【18680】

「お願い」「規約」(2012年10月14日改訂版・再掲)

 投稿者:村田晴彦  投稿日:2012年11月 8日(木)22時01分50秒
  = ===============================

素読舎の「スカイプでレッスン」を使っていただく方に
 ・・・「ジャンプ」の条件、「無料過程」へ進むための条件、その他

<お願い>

1.
大事な連絡は掲示板で行われます。掲示板「大風呂敷」と「素読舎連絡専用掲示板」を読んでいていただくようお願いします。
http://8100.teacup.com/ooburoshiki/bbs
http://9310.teacup.com/sodokusharenraku/bbs

月初めに、最新版の規約を含むものが掲示板に掲載されます。

2.
レッスン代金は、「その月のうちに」お願いします。(例。5月分は5月のうちに。)これは、そうしていただかないと「二人一枠維持基金」の口座へのお金の 出し入れが非常に煩雑になるためです。よろしくお願い致します。

3.
事情があり「その月のうちに」払っていただけない場合は、「連絡専用掲示板」にご連絡いただくようお願いします。

4.
素読舎のレッスンには、「有料過程」と「無料過程」があります。「音づくり」を必要とする段階、「イントネーションの自己決定力」が弱い段階、「音とイ メージの同致」が実現していない段階の練習は「有料過程」となります。「無料過程」に進むには、「無料過程」に進むための条件があります。

◎以下の条件が満ちている場合、「無料過程」を使うことができます。

●「ゴースト」の音読が、コンスタントに12ページ10分以内で終わること。
●週二回以上、「自立練習」をすること。
●ポイントがプラス1以上であること。

(「無料過程」を使う場合は、1年につき1ポイントが必要です。ポイントをプラス1以上に維持することで、「無料過程」を使い続けることができます。ま た、「無料過程」を使っていただく間も、「二人一枠維持基金」の月額1000円は必要になります。)

5.
「無料過程」を希望する場合は、その旨申し出ていただくようお願いします。

6.
入塾時、ポイントはゼロです。新しい塾生を紹介していただくと、3ポイントがプラスされます。(被紹介者がレッスンをやめられた場合は、2ポイントがマイ ナスされます。)

素読舎のレッスンをお使いいただき、お金を無駄にすることのないレッスンだと確信できた場合は、是非周りに話していただき、新しい生徒さんをご紹介いただ くようお願い致します。

(ポイントは素読舎が管理しますので、ご自分のポイントを確認していただく場合は、村田コーチまでメールでお問い合わせ下さい。「素読舎連絡専用掲示板」 から、村田コーチへメールが送れるようになっています。)

7.
素読舎のレッスンには「一人一枠」と「二人一枠」があります。レッスン代金は一枠12000円です。「二人一枠」で使っていただくと、6000円で使って いただくことができます。「二人一枠」を作るには、練習力を揃える必要があります。レッスンを始めていただく時点で、お知り合いを誘っていただく等してい ただけば、最初から「二人一枠」で使っていただくことができます。その場合は、「紹介者」と「被紹介者」をはっきりさせていただきます。「紹介者」に3ポ イントがプラスされます。

8.
「一人一枠」で始められた方で「二人一枠」を希望する方は、コーチにその旨お伝え下さい。

9.
レッスン代金は次の通りです。
「一人一枠」一人月額12000円。
「二人一枠」一人月額6000円。
(一枠、週一回三〇分、月額12000円)

10.
「二人一枠」が壊れた場合にただちに「二人一枠」を作り直そうとすると、素読舎側に煩雑な手間が生じます。それを避けるために「二人一枠」が壊れた場合に も、お持ちのポイント数によって、一定期間「二人一枠」のレッスン代金で、「一人一枠」が使えるようになっています。規約の「3」をご参照下さい。

11.
「10」を可能にするために、「二人一枠」をお使いになる方には、「二人一枠維持基金(月額1000円)」をお支払いいただいています。

12.
「無料過程」は、英語の練習と英語力を「私物化」しない方にお使いいただきます。「二人一枠」でお使いになる方が、「無料過程」に進むことができます。

 素読舎は「ジャムセッション」を構想しています。「ゴースト・音読終了者」がメンバーになるものと、「七年目の浮気・音読終了者」がメンバーになるもの の二つがあります。「七年目の浮気・音読終了者」は、申し出ていただくだけで素読舎のコーチができます。また、ヴォランティアとして、素読舎作成の教材を 使って英語教室をやっていただくこともできます。(個人的に有料の英語教室を開かれる場合は、「教材使用料」をいただきます。これは現在、村田コーチの 「素読舎戸倉分室」に適用されています。)

 「無料過程」を使っている間に、「コーチ認定用音読チェック」を受講できます。こちらは有料になります。「コーチ認定用音読チェック」で認定されること は、「七年目の浮気・音読終了者」になることと実質的に同じですが、そのレベルに到達するまでの時間が短縮されます。「ジャムセッション」のグループに参 加できますので、コーチになろうとする方でなくても受講をおすすめします。(「ゴースト」で行っているのと同様のレッスン形態を継続し、「7年目の浮気・ 音読終了」に至るコースもあります。)

 「ジャムセッション」は、教材のどこを使っていただいても結構です。一切無料です。素読舎在籍中の「無料過程」のようにポイントによって期間が制限され ることもありません。

「ジャムセッション」のメンバーからのカンパは喜んでお受けします。

 将来的には、「無料過程」は「ジャムセッション」に統合するかもしれません。その場合は、「ゴースト」から開始し、「七年目の浮気」まで音読が終了した 方のみが、「ジャムセッション」のメンバーとなることができます。「ゴースト・音読終了」のレベルに「無料過程」および「ジャムセッション」を設置するの は暫定的なものであることをご承知おき下さい。(しばらくの間、「ジャムセッション」参加のレベルを低く設定しておくということです。)

 「ジャムセッション」は、素読舎から独立したグループです。(規約、ポイント制の制約もありません。作る場合は独自に作っていただきます。)ここに、素 読舎コーチも参加します。
・毎回自分の都合のいい曜日・時間に掲示板で練習の相手を募り練習します。練習相手は固定される必要はありません。

 「ジャムセッション」のメンバーには、練習の様子、英語の変化等を掲示板に書いていただくことを希望します。できれば、「ジャムセッション」専用の掲示 板を設置していただくことを希望します。「無料過程」のように、「月に1度」は書かなければならないというような制約はありません。

 「ジャムセッション」は素読舎の過程を終了した人たちのグループと考えていただいて結構です。英語力を「作る」ことより、「維持」することに力点が移っ た人のグループです。ただし、「有料過程」の人たちよりもレベルの高い練習をする人のグループであるという理念は自分の中に置いていただくよう希望しま す。

 素読舎の「無料過程」は、「ジャムセッション」で練習するための「準備期間」だとお考え下さい。「私物化」された英語は、少し練習を中断するだけで簡単 に錆び付いてしまいます。練習相手を求め、自分の英語を絶えず「場」にさらしていることが必要です。このことによって、「磁場」に入ればただちに「充電が 起こる」レベルの英語を維持することができます。「私物化」は「言葉」にはなじみません。
 「ジャムセッション」は、英語の「磁場」ではなく、あくまでも練習の「場」です。ネット上の「道場」と言っていいかもしれません。日本在住の英語にとっ て、無料で使えるこういう「練習場」がこれまでありませんでした。「ジャムセッション」が成り立てば、英語力を「維持する」ことに狙いを定めた「英語道 場」が誕生します。おそらく日本には、他にどこにも見当たらないようなものになります。

 素読舎に新しい塾生をご紹介下さることは、自分をも知り合いをも「道場」の方向に押していくことになり、そういう「道場」の誕生に協力していただくこと になります。根石が収入の上限を限り、コーチを育て、横への拡がりをはかろうとするのもそのためです。

13.
最初から「道場」を誕生させることに興味はないという方は「一人一枠」でお使いいただきたくお願いいたします。継続的に「一人一枠」でお使いいただく場合 は、「無料過程」に進むことはありません。ポイントの増減もありません。

14.
「一人一枠」で開始し、途中から「二人一枠」を希望する場合は、「二人一枠希望者リスト」に枠名(曜日、時間帯)と名字のイニシャルを記入し、掲示板に公 表します。空き枠を作らないことを条件に、なるべく早めに「二人一枠」を作るようにいたします。

「二人一枠」を作る際には「練習力の釣り合い」が最も大事な条件になります。それを基準とし、素読舎がペアの相手をご紹介します。曜日、時間帯の都合等が おありでしょうから、なるべく生徒同士の話し合いで決めていただきます。他の生徒も話し合いに参加できるよう、話し合いは掲示板上でお願いします。

15.
「一人一枠」での練習は、曜日・時間帯の都合が素読舎側と生徒側で合いさえすれば継続が可能です。

16.
「二人一枠」は壊れやすいものです。曜日・時間帯が合わない場合、生徒さんの一人がレッスンをやめる場合、二人の練習力の釣り合いがとれなくなった場合、 「二人一枠」 は壊れてしまいます。「二人一枠」を組んでいる生徒さんどうしで話し合っていただくなど、協力し合っていただくようお願いします。

17.
「二人一枠」維持については、なるべく、一人一人の生徒さんの希望を大事にしますが、すべての希望に沿えないこともあることをご承知下さい。

18.
基本的に、「二人一枠維持基金」は「空き枠」が埋まらない期間、「空き枠」による収入減を防ぎ、語学論の充実、教材の作成に支障がでないようにするための ものです。

また、「無料過程」へは「二人一枠」の枠ごと移動しますが、一人だけ条件が整っている場合は、条件が整っている一人だけが「無料過程」に進むこともできま す。その場合は、「無料過程」の生徒さんに対してもコーチ付きのレッスンが継続されますので、「無料過程」を使う生徒さん一人分の6000円 は、「二人一枠維持基金」から充当されます。

19.
ポイントは、基本的に「有料過程」から「無料過程」へ進む場合、教材の中で練習場所を「ジャンプ」させる場合などに使われます。どの場合にも、それを可能 にする「イントネーションの自己決定力」が前提条件になります。

20.
ポイントを数えるときに、例外的に「二人一枠使用者の合計ポイント」で算出することがあります。

21.
「二人一枠」は、生徒数が少ないほど作りにくくなります。曜日・時間帯の都合が相互につけにくくなりますし、生徒間の「練習力の釣り合い」がとれないこと によっても「二人一枠」が作れないことが起こります。
素読舎のレッスンをお使いいただき、間違いなく英語力を変えることのできるレッスンだと確信できた場合は、周りに話していただき、新しい生徒さんをご紹介 いただくようお願い致します。特に、「二人一枠」を使われる生徒さんには、このことを是非お願い致します。

新しくレッスンを始められた生徒さんに、掲示板、ホームページ、パンフレット等のどの記事を読んでレッスンを開始したのかをお聞きします。生徒さんが書い た記事によって、新しい生徒さんがレッスンを開始したことが判明した場合には、記事を書いてくださった生徒さんを「紹介者」とします。

周りに直接声をかけることができない場合は、レッスンの感想、自分の英語の変化等を掲示板に書いていただきたくお願いします。いい記事をいただけた場合 は、素読舎のホームページに転載させていただきます。

22.
レッスンを受けることを希望されても、曜日・時間帯等の折り合いがつかず、レッスンが開始できない場合があります。その場合は、「レッスン受講希望者リス ト」にお名前を加え、掲示板上には、県名と名字のイニシャルで公表させていただきます。すでにレッスンを受けておられる生徒さんに枠(曜日、時間帯)を 譲っていただくなど、都合をつけていただくためです。なるべくお互いに「素読舎連絡専用掲示板」で、話し合っていただくことを希望します。

23.
練習力が釣り合う相手がみつかり、ポイントの低い人がポイントの高い人を「またぎこして」「二人一枠」を形成する場合は、またぎこす人のポイントが1ポイ ントマイナスされます。「二人一枠希望者リスト」では、各希望者のポイントが公表されます。

24.
「二人一枠」を形成する場合、素読舎側に手間が生じないで形成できた場合は、ポイントの変更なく「二人一枠」を使うことができます。素読舎側の手間によっ て形成した場合は、それぞれの生徒から1ポイントがマイナスされます。ポイント数は、「二人一枠」解消に直接的に使われることはありません。(「二人一枠 維持基金」がクッションとして使われます。)

25.
2ポイントで1回、教材の使用箇所を「ジャンプ」することができます。(ただし、それに必要な「イントネーションの自己決定力」が備わっていることが前提 となります。その判断はコーチにお任せください。)

26.
「abcd」と「入れ替え・変換」の両方を使う生徒が、学校がやっている進度に合わせて「入れ替え・変換」を使う場合、コーチ側に絶えず教材の中を検索し ながらレッスンをする必要が生じるため、学校の進度に合わせる時点で、1ポイントを必要とします。

27.
レッスンを休まれる場合は、「素読舎連絡専用掲示板」にご連絡下さい。ネットにつながらない等の事故の場合は、他の生徒さんに電話で依頼していただくので も結構です。レッスン時間が終わるまでに連絡がない場合は、無断欠席になります。無断欠席は1ポイントがマイナスされます。くれぐれもご注意下さい。

28.
ポイントは家族間で譲渡できます。家族の中で生徒がやめた時は1人につき3ポイント分消失します。
スカイプの生徒から通塾の生徒の紹介があった時も、家族間でポイントの譲渡ができます。
ポイントの使い方は、「スカイプでレッスン」の生徒は「スカイプでレッスン」の規約に従い、通塾の生徒は塾の規約に従います。

29.
レッスンを3ヶ月を越えて休まれる場合は、復帰するめどがたつまで、いったんレッスンを止めていただくようお願いします。
3ヶ月以内のお休みの場合は、レッスン代をはらっていただきます。

30.
レッスンは基本は月4回です。月に5回ある時は5回やり、後でお休みをいただきます。これを「有給」の休みとさせていただきます。
盆と正月には1週間ずつお休みをいただきます。こちらは「有給」の休みには算入されません。


------------------------------------

<規約>

1.
規約は暫定的なものとし、使いながら改訂を続ける。

2.
改訂する場合はなるべく生徒の意見を考慮する。

3.
「二人一枠」を使用中に、一人の生徒が「一人一枠」を希望する場合や、一人の生徒がレッスンをやめる場合がある。以下の規定に従う。

(a) ポイント6以上を持ちながら、「二人一枠」を使ってきた人が、ペアの相手の都合により「二人一枠」が維持できなくなった場合、1ポイントを使うこ とで、1年間を限度に7千円(6千円+「二人一枠維持基金」)で「一人一枠」を使うことができる。
一年後、「練習力の釣り合い」を第一条件に、他の「二人一枠」を解消し新しくペアを作る。他の「二人一枠」が、ポイントがプラス数値である人とポイントが ゼロまたはマイナス数値の人であった場合は、ポイントがプラス数値の人と新しいペアを組む。「二人一枠」の二人ともプラス数値であった場合は、ポイントの 多い人と新しいペアを組む。「二人一枠」を新たに作る努力は素読舎側で行う。
 解消候補の「二人一枠」の二人がポイントが同値であった場合は、話し合いで解決する。

(b) 「二人一枠」を使ってきた人が、ペアの相手の都合により「二人一枠」が維持できなくなった場合、ポイント1~ポイント5に該当する人は、半年間を 限度に7千円(6千円+「二人一枠維持基金」)で「一人一枠」を使うことができる。半年後、ポイントが1ポイント分マイナスされる。素読舎側で、「二人一 枠」を作る努力をする。

(c) ポイントがゼロで「二人一枠」を使ってきた人が、ペアの相手の都合により「二人一枠」が維持できなくなった場合、3ヶ月を限度に7千円(6千円+ 「二人一枠維持基金」)で「一人一枠」を使うことができる。3ヶ月で、ポイントが1ポイント分マイナスされる。素読舎側で、「二人一枠」を作る努力はしな い。

(d) ポイントがマイナス数値で「二人一枠」を使ってきた人が、ペアの相手の都合により「二人一枠」が維持できなくなった場合、「一人一枠」へ移行す る。ポイントは変化しない。素読舎側で、「二人一枠」を作る努力はしない。

・(a),  (b),  (c)   に該当する場合、それぞれの期間、月額6千円を「二人一枠維持基金」から取り崩す。

・「二人一枠」の組み替えによって生じる「一人一枠」に対しても、上記 (a),  (b),  (c),  (d) が適用される。

4.
「二人一枠維持基金」が底をつき、空き枠が埋まらない場合、枠の合計ポイントのもっとも少ない「二人一枠」を解消する。

5.
「二人一枠」を希望する場合は、「二人一枠希望者リスト」に登録する。「二人一枠希望者」は、枠名(曜日・時間帯)とイニシャルで掲示板上に公表する。な るべく限度期間内に掲示板上で生徒同士で話し合い、「二人一枠」を形成する。その際、素読舎は「練習力の釣り合い」という観点からアドバイスする。アドバ イスはポイントに影響しない。

6.
「無料過程」を希望する場合、掲示板上でポイント数を公開する。
「無料過程」を希望しない場合、ポイント数は公開されない。
「無料過程」を使用する人は、「自立練習」の報告の他、自分の英語の変化等「文章で」掲示板に掲載し続けることを課す。「文章で」の報告は、月に1度を目 安とする。1ヶ月以上報告がない場合は、1ポイントをマイナスする。

コーチ付きでない「無料過程」の練習を休む場合も「連絡専用掲示板」に連絡する。

7.
コーチが複数いる場合、幹側のコーチから枝側のコーチに生徒を預ける。幹側のコーチとは枠数を維持する段階に入ったコーチ、枝側のコーチは枠数を増やす段 階にあるコーチとする。幹側のコーチに必要な条件は、語学論が書けること、教材を作成できること、塾の運営ができることとする。

8.
「空き枠」という考えは、幹側のコーチの枠にのみ適用される。

9.
幹側に「空き枠」が生じ、枝側から生徒が戻れない場合については、コーチ間の話し合いで解決する。話し合いの結果は公表する。

10.
コーチおよびコーチ希望者は、それぞれが分担するネット上のホームページ、ブログなどを充実させる。

11.
月初めに、最新版の規約を掲示板に村田が掲載する。
ポイントの集計、「無料過程希望者」のポイントの公表などは村田が行う。

12.
月初めに「二人一枠維持基金」の集まった額、集まっていない額を村田が根石に確認し、掲示板に公表する。

集まった「二人一枠維持基金」は根石から村田に渡し、村田が口座に入れる。

空き枠が生じた月は、「二人一枠維持基金」を村田が取り崩し、根石に渡す。

12.
「二人一枠希望者リスト」「レッスン受講希望者リスト」の作成、公表は月初めに村田が行う。

13.
「ジャムセッション」を使う生徒の中から積極的に「コーチ希望者」を募る。

「コーチ希望者」に対するレッスン内容は、通常のレッスンにおける「音読」部分のみとする。

コーチとして認定する基準は、「七年目の浮気」の音読12ページをコンスタントに10分以内に終わらせる練習ができることとする。
 

【18681】

村田様

 投稿者:根石吉久  投稿日:2012年11月10日(土)15時48分36秒
  「お 願い  規約」の「お願い」部分の30番の文章がわかりにくいです。盆休み、正月休みが、「無給」であるかのように 読めてしまいま す。iPhoneだと、記事からじかにコピー、ペーストができないみたいなので、後でパソコンで書き直します。その後、そちらの手元の元版に反映させて下 さい。どれが最新版であるか、自分でいつでもわかるようにしておいて下さい。細かい世話をやきたくありません。
 

【18682】

「お願い 規約」改訂案 2012年11月11日

 投稿者:村田晴彦  投稿日:2012年11月11日(日)23時00分25秒
編集済
  25 番が変更箇所です。

================================

素読舎の「スカイプでレッスン」を使っていただく方に
 ・・・「ジャンプ」の条件、「無料過程」へ進むための条件、その他

<お願い>

1.
大事な連絡は掲示板で行われます。掲示板「大風呂敷」と「素読舎連絡専用掲示板」を読んでいていただくようお願いします。
http://8100.teacup.com/ooburoshiki/bbs
http://9310.teacup.com/sodokusharenraku/bbs

月初めに、最新版の規約を含むものが掲示板に掲載されます。

2.
レッスン代金は、「その月のうちに」お願いします。(例。5月分は5月のうちに。)これは、そうしていただかないと「二人一枠維持基金」の口座へのお金の 出し入れが非常に煩雑になるためです。よろしくお願い致します。

3.
事情があり「その月のうちに」払っていただけない場合は、「連絡専用掲示板」にご連絡いただくようお願いします。

4.
素読舎のレッスンには、「有料過程」と「無料過程」があります。「音づくり」を必要とする段階、「イントネーションの自己決定力」が弱い段階、「音とイ メージの同致」が実現していない段階の練習は「有料過程」となります。「無料過程」に進むには、「無料過程」に進むための条件があります。

◎以下の条件が満ちている場合、「無料過程」を使うことができます。

●「ゴースト」の音読が、コンスタントに12ページ10分以内で終わること。
●週二回以上、「自立練習」をすること。
●ポイントがプラス1以上であること。

(「無料過程」を使う場合は、1年につき1ポイントが必要です。ポイントをプラス1以上に維持することで、「無料過程」を使い続けることができます。ま た、「無料過程」を使っていただく間も、「二人一枠維持基金」の月額1000円は必要になります。)

5.
「無料過程」を希望する場合は、その旨申し出ていただくようお願いします。

6.
入塾時、ポイントはゼロです。新しい塾生を紹介していただくと、3ポイントがプラスされます。(被紹介者がレッスンをやめられた場合は、2ポイントがマイ ナスされます。)

素読舎のレッスンをお使いいただき、お金を無駄にすることのないレッスンだと確信できた場合は、是非周りに話していただき、新しい生徒さんをご紹介いただ くようお願い致します。

(ポイントは素読舎が管理しますので、ご自分のポイントを確認していただく場合は、村田コーチまでメールでお問い合わせ下さい。「素読舎連絡専用掲示板」 から、村田コーチへメールが送れるようになっています。)

7.
素読舎のレッスンには「一人一枠」と「二人一枠」があります。レッスン代金は一枠12000円です。「二人一枠」で使っていただくと、6000円で使って いただくことができます。「二人一枠」を作るには、練習力を揃える必要があります。レッスンを始めていただく時点で、お知り合いを誘っていただく等してい ただけば、最初から「二人一枠」で使っていただくことができます。その場合は、「紹介者」と「被紹介者」をはっきりさせていただきます。「紹介者」に3ポ イントがプラスされます。

8.
「一人一枠」で始められた方で「二人一枠」を希望する方は、コーチにその旨お伝え下さい。

9.
レッスン代金は次の通りです。
「一人一枠」一人月額12000円。
「二人一枠」一人月額6000円。
(一枠、週一回三〇分、月額12000円)

10.
「二人一枠」が壊れた場合にただちに「二人一枠」を作り直そうとすると、素読舎側に煩雑な手間が生じます。それを避けるために「二人一枠」が壊れた場合に も、お持ちのポイント数によって、一定期間「二人一枠」のレッスン代金で、「一人一枠」が使えるようになっています。規約の「3」をご参照下さい。

11.
「10」を可能にするために、「二人一枠」をお使いになる方には、「二人一枠維持基金(月額1000円)」をお支払いいただいています。

12.
「無料過程」は、英語の練習と英語力を「私物化」しない方にお使いいただきます。「二人一枠」でお使いになる方が、「無料過程」に進むことができます。

 素読舎は「ジャムセッション」を構想しています。「ゴースト・音読終了者」がメンバーになるものと、「七年目の浮気・音読終了者」がメンバーになるもの の二つがあります。「七年目の浮気・音読終了者」は、申し出ていただくだけで素読舎のコーチができます。また、ヴォランティアとして、素読舎作成の教材を 使って英語教室をやっていただくこともできます。(個人的に有料の英語教室を開かれる場合は、「教材使用料」をいただきます。これは現在、村田コーチの 「素読舎戸倉分室」に適用されています。)

 「無料過程」を使っている間に、「コーチ認定用音読チェック」を受講できます。こちらは有料になります。「コーチ認定用音読チェック」で認定されること は、「七年目の浮気・音読終了者」になることと実質的に同じですが、そのレベルに到達するまでの時間が短縮されます。「ジャムセッション」のグループに参 加できますので、コーチになろうとする方でなくても受講をおすすめします。(「ゴースト」で行っているのと同様のレッスン形態を継続し、「7年目の浮気・ 音読終了」に至るコースもあります。)

 「ジャムセッション」は、教材のどこを使っていただいても結構です。一切無料です。素読舎在籍中の「無料過程」のようにポイントによって期間が制限され ることもありません。

「ジャムセッション」のメンバーからのカンパは喜んでお受けします。

 将来的には、「無料過程」は「ジャムセッション」に統合するかもしれません。その場合は、「ゴースト」から開始し、「七年目の浮気」まで音読が終了した 方のみが、「ジャムセッション」のメンバーとなることができます。「ゴースト・音読終了」のレベルに「無料過程」および「ジャムセッション」を設置するの は暫定的なものであることをご承知おき下さい。(しばらくの間、「ジャムセッション」参加のレベルを低く設定しておくということです。)

 「ジャムセッション」は、素読舎から独立したグループです。(規約、ポイント制の制約もありません。作る場合は独自に作っていただきます。)ここに、素 読舎コーチも参加します。
・毎回自分の都合のいい曜日・時間に掲示板で練習の相手を募り練習します。練習相手は固定される必要はありません。

 「ジャムセッション」のメンバーには、練習の様子、英語の変化等を掲示板に書いていただくことを希望します。できれば、「ジャムセッション」専用の掲示 板を設置していただくことを希望します。「無料過程」のように、「月に1度」は書かなければならないというような制約はありません。

 「ジャムセッション」は素読舎の過程を終了した人たちのグループと考えていただいて結構です。英語力を「作る」ことより、「維持」することに力点が移っ た人のグループです。ただし、「有料過程」の人たちよりもレベルの高い練習をする人のグループであるという理念は自分の中に置いていただくよう希望しま す。

 素読舎の「無料過程」は、「ジャムセッション」で練習するための「準備期間」だとお考え下さい。「私物化」された英語は、少し練習を中断するだけで簡単 に錆び付いてしまいます。練習相手を求め、自分の英語を絶えず「場」にさらしていることが必要です。このことによって、「磁場」に入ればただちに「充電が 起こる」レベルの英語を維持することができます。「私物化」は「言葉」にはなじみません。
 「ジャムセッション」は、英語の「磁場」ではなく、あくまでも練習の「場」です。ネット上の「道場」と言っていいかもしれません。日本在住の英語にとっ て、無料で使えるこういう「練習場」がこれまでありませんでした。「ジャムセッション」が成り立てば、英語力を「維持する」ことに狙いを定めた「英語道 場」が誕生します。おそらく日本には、他にどこにも見当たらないようなものになります。

 素読舎に新しい塾生をご紹介下さることは、自分をも知り合いをも「道場」の方向に押していくことになり、そういう「道場」の誕生に協力していただくこと になります。根石が収入の上限を限り、コーチを育て、横への拡がりをはかろうとするのもそのためです。

13.
最初から「道場」を誕生させることに興味はないという方は「一人一枠」でお使いいただきたくお願いいたします。継続的に「一人一枠」でお使いいただく場合 は、「無料過程」に進むことはありません。ポイントの増減もありません。

14.
「一人一枠」で開始し、途中から「二人一枠」を希望する場合は、「二人一枠希望者リスト」に枠名(曜日、時間帯)と名字のイニシャルを記入し、掲示板に公 表します。空き枠を作らないことを条件に、なるべく早めに「二人一枠」を作るようにいたします。

「二人一枠」を作る際には「練習力の釣り合い」が最も大事な条件になります。それを基準とし、素読舎がペアの相手をご紹介します。曜日、時間帯の都合等が おありでしょうから、なるべく生徒同士の話し合いで決めていただきます。他の生徒も話し合いに参加できるよう、話し合いは掲示板上でお願いします。

15.
「一人一枠」での練習は、曜日・時間帯の都合が素読舎側と生徒側で合いさえすれば継続が可能です。

16.
「二人一枠」は壊れやすいものです。曜日・時間帯が合わない場合、生徒さんの一人がレッスンをやめる場合、二人の練習力の釣り合いがとれなくなった場合、 「二人一枠」 は壊れてしまいます。「二人一枠」を組んでいる生徒さんどうしで話し合っていただくなど、協力し合っていただくようお願いします。

17.
「二人一枠」維持については、なるべく、一人一人の生徒さんの希望を大事にしますが、すべての希望に沿えないこともあることをご承知下さい。

18.
基本的に、「二人一枠維持基金」は「空き枠」が埋まらない期間、「空き枠」による収入減を防ぎ、語学論の充実、教材の作成に支障がでないようにするための ものです。

また、「無料過程」へは「二人一枠」の枠ごと移動しますが、一人だけ条件が整っている場合は、条件が整っている一人だけが「無料過程」に進むこともできま す。その場合は、「無料過程」の生徒さんに対してもコーチ付きのレッスンが継続されますので、「無料過程」を使う生徒さん一人分の6000円 は、「二人一枠維持基金」から充当されます。

19.
ポイントは、基本的に「有料過程」から「無料過程」へ進む場合、教材の中で練習場所を「ジャンプ」させる場合などに使われます。どの場合にも、それを可能 にする「イントネーションの自己決定力」が前提条件になります。

20.
ポイントを数えるときに、例外的に「二人一枠使用者の合計ポイント」で算出することがあります。

21.
「二人一枠」は、生徒数が少ないほど作りにくくなります。曜日・時間帯の都合が相互につけにくくなりますし、生徒間の「練習力の釣り合い」がとれないこと によっても「二人一枠」が作れないことが起こります。
素読舎のレッスンをお使いいただき、間違いなく英語力を変えることのできるレッスンだと確信できた場合は、周りに話していただき、新しい生徒さんをご紹介 いただくようお願い致します。特に、「二人一枠」を使われる生徒さんには、このことを是非お願い致します。

新しくレッスンを始められた生徒さんに、掲示板、ホームページ、パンフレット等のどの記事を読んでレッスンを開始したのかをお聞きします。生徒さんが書い た記事によって、新しい生徒さんがレッスンを開始したことが判明した場合には、記事を書いてくださった生徒さんを「紹介者」とします。

周りに直接声をかけることができない場合は、レッスンの感想、自分の英語の変化等を掲示板に書いていただきたくお願いします。いい記事をいただけた場合 は、素読舎のホームページに転載させていただきます。

22.
レッスンを受けることを希望されても、曜日・時間帯等の折り合いがつかず、レッスンが開始できない場合があります。その場合は、「レッスン受講希望者リス ト」にお名前を加え、掲示板上には、県名と名字のイニシャルで公表させていただきます。すでにレッスンを受けておられる生徒さんに枠(曜日、時間帯)を 譲っていただくなど、都合をつけていただくためです。なるべくお互いに「素読舎連絡専用掲示板」で、話し合っていただくことを希望します。

23.
練習力が釣り合う相手がみつかり、ポイントの低い人がポイントの高い人を「またぎこして」「二人一枠」を形成する場合は、またぎこす人のポイントが1ポイ ントマイナスされます。「二人一枠希望者リスト」では、各希望者のポイントが公表されます。

24.
「二人一枠」を形成する場合、素読舎側に手間が生じないで形成できた場合は、ポイントの変更なく「二人一枠」を使うことができます。素読舎側の手間によっ て形成した場合は、それぞれの生徒から1ポイントがマイナスされます。ポイント数は、「二人一枠」解消に直接的に使われることはありません。(「二人一枠 維持基金」がクッションとして使われます。)

25.
1ポイントで1回、教材の使用箇所を「ジャンプ」することができます。(ただし、それに必要な「イントネーションの自己決定力」が備わっていることが前提 となります。その判断はコーチにお任せください。)

26.
「abcd」と「入れ替え・変換」の両方を使う生徒が、学校がやっている進度に合わせて「入れ替え・変換」を使う場合、コーチ側に絶えず教材の中を検索し ながらレッスンをする必要が生じるため、学校の進度に合わせる時点で、1ポイントを必要とします。

27.
レッスンを休まれる場合は、「素読舎連絡専用掲示板」にご連絡下さい。ネットにつながらない等の事故の場合は、他の生徒さんに電話で依頼していただくので も結構です。レッスン時間が終わるまでに連絡がない場合は、無断欠席になります。無断欠席は1ポイントがマイナスされます。くれぐれもご注意下さい。

28.
ポイントは家族間で譲渡できます。家族の中で生徒がやめた時は1人につき3ポイント分消失します。
スカイプの生徒から通塾の生徒の紹介があった時も、家族間でポイントの譲渡ができます。
ポイントの使い方は、「スカイプでレッスン」の生徒は「スカイプでレッスン」の規約に従い、通塾の生徒は塾の規約に従います。

29.
レッスンを3ヶ月を越えて休まれる場合は、復帰するめどがたつまで、いったんレッスンを止めていただくようお願いします。
3ヶ月以内のお休みの場合は、レッスン代をはらっていただきます。

30.
レッスンは基本は月4回です。月に5回ある時は5回やり、後でお休みをいただきます。これを「有給」の休みとさせていただきます。
盆と正月には1週間ずつお休みをいただきます。こちらは「有給」の休みには算入されません。


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<規約>

1.
規約は暫定的なものとし、使いながら改訂を続ける。

2.
改訂する場合はなるべく生徒の意見を考慮する。

3.
「二人一枠」を使用中に、一人の生徒が「一人一枠」を希望する場合や、一人の生徒がレッスンをやめる場合がある。以下の規定に従う。

(a) ポイント6以上を持ちながら、「二人一枠」を使ってきた人が、ペアの相手の都合により「二人一枠」が維持できなくなった場合、1ポイントを使うこ とで、1年間を限度に7千円(6千円+「二人一枠維持基金」)で「一人一枠」を使うことができる。
一年後、「練習力の釣り合い」を第一条件に、他の「二人一枠」を解消し新しくペアを作る。他の「二人一枠」が、ポイントがプラス数値である人とポイントが ゼロまたはマイナス数値の人であった場合は、ポイントがプラス数値の人と新しいペアを組む。「二人一枠」の二人ともプラス数値であった場合は、ポイントの 多い人と新しいペアを組む。「二人一枠」を新たに作る努力は素読舎側で行う。
 解消候補の「二人一枠」の二人がポイントが同値であった場合は、話し合いで解決する。

(b) 「二人一枠」を使ってきた人が、ペアの相手の都合により「二人一枠」が維持できなくなった場合、ポイント1~ポイント5に該当する人は、半年間を 限度に7千円(6千円+「二人一枠維持基金」)で「一人一枠」を使うことができる。半年後、ポイントが1ポイント分マイナスされる。素読舎側で、「二人一 枠」を作る努力をする。

(c) ポイントがゼロで「二人一枠」を使ってきた人が、ペアの相手の都合により「二人一枠」が維持できなくなった場合、3ヶ月を限度に7千円(6千円+ 「二人一枠維持基金」)で「一人一枠」を使うことができる。3ヶ月で、ポイントが1ポイント分マイナスされる。素読舎側で、「二人一枠」を作る努力はしな い。

(d) ポイントがマイナス数値で「二人一枠」を使ってきた人が、ペアの相手の都合により「二人一枠」が維持できなくなった場合、「一人一枠」へ移行す る。ポイントは変化しない。素読舎側で、「二人一枠」を作る努力はしない。

・(a),  (b),  (c)   に該当する場合、それぞれの期間、月額6千円を「二人一枠維持基金」から取り崩す。

・「二人一枠」の組み替えによって生じる「一人一枠」に対しても、上記 (a),  (b),  (c),  (d) が適用される。

4.
「二人一枠維持基金」が底をつき、空き枠が埋まらない場合、枠の合計ポイントのもっとも少ない「二人一枠」を解消する。

5.
「二人一枠」を希望する場合は、「二人一枠希望者リスト」に登録する。「二人一枠希望者」は、枠名(曜日・時間帯)とイニシャルで掲示板上に公表する。な るべく限度期間内に掲示板上で生徒同士で話し合い、「二人一枠」を形成する。その際、素読舎は「練習力の釣り合い」という観点からアドバイスする。アドバ イスはポイントに影響しない。

6.
「無料過程」を希望する場合、掲示板上でポイント数を公開する。
「無料過程」を希望しない場合、ポイント数は公開されない。
「無料過程」を使用する人は、「自立練習」の報告の他、自分の英語の変化等「文章で」掲示板に掲載し続けることを課す。「文章で」の報告は、月に1度を目 安とする。1ヶ月以上報告がない場合は、1ポイントをマイナスする。

コーチ付きでない「無料過程」の練習を休む場合も「連絡専用掲示板」に連絡する。

7.
コーチが複数いる場合、幹側のコーチから枝側のコーチに生徒を預ける。幹側のコーチとは枠数を維持する段階に入ったコーチ、枝側のコーチは枠数を増やす段 階にあるコーチとする。幹側のコーチに必要な条件は、語学論が書けること、教材を作成できること、塾の運営ができることとする。

8.
「空き枠」という考えは、幹側のコーチの枠にのみ適用される。

9.
幹側に「空き枠」が生じ、枝側から生徒が戻れない場合については、コーチ間の話し合いで解決する。話し合いの結果は公表する。

10.
コーチおよびコーチ希望者は、それぞれが分担するネット上のホームページ、ブログなどを充実させる。

11.
月初めに、最新版の規約を掲示板に村田が掲載する。
ポイントの集計、「無料過程希望者」のポイントの公表などは村田が行う。

12.
月初めに「二人一枠維持基金」の集まった額、集まっていない額を村田が根石に確認し、掲示板に公表する。

集まった「二人一枠維持基金」は根石から村田に渡し、村田が口座に入れる。

空き枠が生じた月は、「二人一枠維持基金」を村田が取り崩し、根石に渡す。

12.
「二人一枠希望者リスト」「レッスン受講希望者リスト」の作成、公表は月初めに村田が行う。

13.
「ジャムセッション」を使う生徒の中から積極的に「コーチ希望者」を募る。

「コーチ希望者」に対するレッスン内容は、通常のレッスンにおける「音読」部分のみとする。

コーチとして認定する基準は、「七年目の浮気」の音読12ページをコンスタントに10分以内に終わらせる練習ができることとする。
 

【18683】

「素読舎(通塾)を使っていただく方に」 改訂案 11月11日

 投稿者:村田晴彦  投稿日:2012年11月11日(日)23時56分44秒
  4 番と25番が変更箇所です。


================================

素読舎(通塾)を使っていただく方に
 ・・・通塾から「スカイプでレッスン」への移行
    「ジャンプ」の条件、「無料過程」へ進むための条件、その他


                    素読舎本部   根石吉久
                    素読舎戸倉分室 村田晴彦

1.
大事な連絡は掲示板で行われます。掲示板「大風呂敷」と「素読舎連絡専用掲示板」を読んでいていただくようお願いします。

http://8100.teacup.com/ooburoshiki/bbs
http://9310.teacup.com/sodokusharenraku/bbs

「反英語フリーク」で検索していただけば見つかります。「大風呂敷」から「素読舎連絡専用掲示板」へはリンクされています。

月初めに、最新版の規約を含むものが掲示板に掲載されます。

2.
レッスン代金は、「その月のうちに」お願いします。(例。5月分は5月のうちに。)これは、そうしていただかないと「二人一枠維持基金」の口座へのお金の 出し入れが非常に煩雑になるためです。よろしくお願い致します。

3.
「スカイプでレッスン」のレッスン代金を、事情があり「その月のうちに」払っていただけない場合は、「連絡専用掲示板」にご連絡いただくようお願いしま す。

4.
素読舎は「通塾」と「スカイプでレッスン」で成り立っています。「スカイプでレッスン」は、「通塾」でのレッスンの上位に位置します。英検一級以後の人の レッスンも行っています。
「スカイプでレッスン」はインターネットを使って行われます。通塾生は大学入学以後は「スカイプでレッスン」をお使い下さい。

「通塾」を希望される場合は、遅くとも中学2年までに入塾して下さるようお願いします。中学3年以後の入塾は、「スカイプでレッスン」でのみお受けしま す。

通塾生の高校在学中に、「スカイプ」(インターネット用電話ソフト)を使って「自立練習」(無料)を始める場合があります。

「スカイプでレッスン」には、「有料過程」と「無料過程」があります。「音づくり」を必要とする段階、「イントネーションの自己決定力」が弱い段階、「音 とイメージの同致」が実現していない段階の練習は「有料過程」となります。「無料過程」に進むには、「無料過程」に進むための条件があります。

◎以下の条件が満ちている場合、「無料過程」を使うことができます。

●「ゴースト」の音読が、コンスタントに12ページ10分以内で終わること。
●週二回以上、「自立練習」をすること。
●ポイントがプラス1以上であること。

(「無料過程」は「スカイプでレッスン」へ移行後のものです。「無料過程」を使う場合は、1年につき1ポイントが必要です。ポイントをプラス1以上に維持 することで、「無料過程」を使い続けることができます。また、「無料過程」を使っていただく間も、「二人一枠維持基金」の月額1000円は必要になりま す。)

5.
「無料過程」を希望する場合は、その旨申し出ていただくようお願いします。

6.
入塾時、ポイントはゼロです。新しい塾生を紹介していただくと、3ポイントがプラスされます。(被紹介者がレッスンをやめられた場合は、2ポイントがマイ ナスされます。)

素読舎のレッスンをお使いいただき、お金を無駄にすることのないレッスンだと確信できた場合は、是非周りに話していただき、新しい生徒さんをご紹介いただ くようお願い致します。

(ポイントは素読舎が管理しますので、ご自分のポイントを確認していただく場合は、村田コーチまでメールでお問い合わせ下さい。「素読舎連絡専用掲示板」 から、村田コーチへメールが送れるようになっています。村田コーチ在塾時に問い合わせていただくのでも結構です。村田コーチは日曜日に本部に在塾していま す。)

7.
素読舎の「スカイプでレッスン」には「一人一枠」と「二人一枠」があります。レッスン代金は一枠12000円です。「二人一枠」で使っていただくと、 6000円で使っていただくことができます。「二人一枠」を作るには、練習力を揃える必要があります。レッスンを始めていただく時点で、調整が必要になり ますので1ポイント必要になります。それによって、素読舎が練習力の釣り合った人との組み合わせを作ります。

8.
「一人一枠」で始められた方で「二人一枠」を希望する方は、コーチにその旨お伝え下さい。

9.
「スカイプでレッスン」のレッスン代金は次の通りです。
「一人一枠」一人月額12000円。
「二人一枠」一人月額6000円。
(一枠、週一回三〇分、月額12000円)

10.
「二人一枠」が壊れた場合にただちに「二人一枠」を作り直そうとすると、素読舎側に煩雑な手間が生じます。それを避けるために「二人一枠」が壊れた場合に も、お持ちのポイント数によって、一定期間「二人一枠」のレッスン代金で、「一人一枠」が使えるようになっています。規約の「3」をご参照下さい。

11.
「10」を可能にするために、「二人一枠」をお使いになる方には、「二人一枠維持基金(月額1000円)」をお支払いいただいています。

通塾生の「自立練習」もスカイプでつないで二人で行いますが、「二人一枠維持基金」は不要です。
12.
「スカイプでレッスン」の「無料過程」は、英語の練習と英語力を「私物化」しない方にお使いいただきます。「二人一枠」でお使いになる方が、「無料過程」 に進むことができます。

 素読舎は「ジャムセッション」を構想しています。「ゴースト・音読終了者」がメンバーになるものと、「七年目の浮気・音読終了者」がメンバーになるもの の二つがあります。「七年目の浮気・音読終了者」は、申し出ていただくだけで素読舎のコーチができます。また、ヴォランティアとして、素読舎作成の教材を 使って英語教室をやっていただくこともできます。(個人的に有料の英語教室を開かれる場合は、「教材使用料」をいただきます。これは現在、村田コーチの 「素読舎戸倉分室」に適用されています。)

 「無料過程」を使っている間に、「コーチ認定用音読チェック」を受講できます。こちらは有料になります。「コーチ認定用音読チェック」で認定されること は、「七年目の浮気・音読終了者」になることと実質的に同じですが、そのレベルに到達するまでの時間が短縮されます。「ジャムセッション」のグループに参 加できますので、コーチになろうとする方でなくても受講をおすすめします。(「ゴースト」で行っているのと同様のレッスン形態を継続し、「7年目の浮気・ 音読終了」に至るコースもあります。)

 「ジャムセッション」は、教材のどこを使っていただいても結構です。一切無料です。素読舎在籍中の「無料過程」のようにポイントによって期間が制限され ることもありません。

 「ジャムセッション」のメンバーからのカンパは喜んでお受けします。

 将来的には、「無料過程」は「ジャムセッション」に統合するかもしれません。その場合は、「ゴースト」から開始し、「七年目の浮気」まで音読が終了した 方のみが、「ジャムセッション」のメンバーとなることができます。「ゴースト・音読終了」のレベルに「無料過程」および「ジャムセッション」を設置するの は暫定的なものであることをご承知おき下さい。(しばらくの間、「ジャムセッション」参加のレベルを低く設定しておくということです。)

 「ジャムセッション」は、素読舎から独立したグループです(規約、ポイント制の制約もありません。作る場合は独自に作っていただきます。)ここに、素読 舎コーチも参加します。

毎回自分の都合のいい曜日・時間に掲示板で練習の相手を募り練習します。練習相手は固定される必要はありません。

 「ジャムセッション」のメンバーには、練習の様子、英語の変化等を掲示板に書いていただくことを希望します。できれば、「ジャムセッション」専用の掲示 板を設置していただくことを希望します。「無料過程」のように、月に一度は書かなければならないというような制約はありません。

 「ジャムセッション」は素読舎の過程を終了した人たちのグループと考えていただいて結構です。英語力を「作る」ことより、「維持」することに力点が移っ た人のグループです。ただし、「有料過程」の人たちよりもレベルの高い練習をする人のグループであるという理念は自分の中に置いていただくよう希望しま す。

 素読舎の「無料過程」は、「ジャムセッション」で練習するための「準備期間」だとお考え下さい。「私物化」された英語は、少し練習を中断するだけで簡単 に錆び付いてしまいます。練習相手を求め、自分の英語を絶えず「場」にさらしていることが必要です。このことによって、「磁場」に入ればただちに「充電が 起こる」レベルの英語を維持することができます。「私物化」は「言葉」にはなじみません。
 「ジャムセッション」は、英語の「磁場」ではなく、あくまでも練習の「場」です。ネット上の「道場」と言っていいかもしれません。日本在住の英語にとっ て、無料で使えるこういう「練習場」がこれまでありませんでした。「ジャムセッション」が成り立てば、英語力を「維持する」ことに狙いを定めた「英語道 場」が誕生します。おそらく日本には、他にどこにも見当たらないようなものになります。

 素読舎に新しい塾生をご紹介下さることは、自分をも知り合いをも「道場」の方向に押していくことになり、そういう「道場」の誕生に協力していただくこと になります。根石が「スカイプでレッスン」での収入の上限を限り、コーチを育て、横への拡がりをはかろうとするのもそのためです。

13.
最初から「道場」を誕生させることに興味はないという方は「スカイプでレッスン」は「一人一枠」でお使いいただきたくお願いいたします。継続的に「一人一 枠」でお使いいただく場合は、「無料過程」に進むことはありません。ポイントの増減もありません。

14.
「一人一枠」で開始し、途中から「二人一枠」を希望する場合は、「二人一枠希望者リスト」に枠名(曜日、時間帯)と名字のイニシャルを記入し、掲示板に公 表します。空き枠を作らないことを条件に、なるべく早めに「二人一枠」を作るようにいたします。

「二人一枠」を作る際には「練習力の釣り合い」が最も大事な条件になります。それを基準とし、素読舎がペアの相手をご紹介します。曜日、時間帯はそれぞれ 都合がおありでしょうから、なるべく生徒同士の話し合いで決めていただきます。他の生徒も話し合いに参加できるよう、話し合いは掲示板上でお願いします。

15.
「一人一枠」での練習は、曜日・時間帯の都合が素読舎側と生徒側で合いさえすれば継続が可能です。

16.
「二人一枠」は壊れやすいものです。曜日・時間帯が合わない場合、生徒さんの一人がレッスンをやめる場合、二人の練習力の釣り合いがとれなくなった場合、 「二人一枠」 は壊れてしまいます。「二人一枠」を組んでいる生徒さんどうしで話し合っていただくなど、協力し合っていただくようお願いします。

17.
「二人一枠」維持については、なるべく、一人一人の生徒さんの希望を大事にしますが、すべての希望に沿えないこともあることをご承知下さい。

18.
基本的に、「二人一枠維持基金」は「空き枠」が埋まらない期間、「空き枠」による収入減を防ぎ、語学論の充実、教材の作成に支障がでないようにするための ものです。

また、「無料過程」へは「二人一枠」の枠ごと移動しますが、一人だけ条件が整っている場合は、条件が整っている一人だけが「無料過程」に進むこともできま す。その場合は、「無料過程」の生徒さんに対してもコーチ付きのレッスンが継続されますので、「無料過程」を使う生徒さん一人分の6000円 は、「二人一枠維持基金」から充当されます。

19.
ポイントは、基本的に「有料過程」から「無料過程」へ進む場合、教材の中で練習場所を「ジャンプ」させる場合などに使われます。どの場合にも、それを可能 にする「イントネーションの自己決定力」が前提条件になります。

通塾生のポイントは「ジャンプ」のみに使われます。

20.
ポイントを数えるときに、例外的に「二人一枠使用者の合計ポイント」で算出することがあります。

21.
「二人一枠」は、「スカイプでレッスン」の生徒数が少ないほど作りにくくなります。曜日・時間帯の都合が相互につけにくくなりますし、生徒間の「練習力の 釣り合い」がとれないことによっても「二人一枠」が作れないことが起こります。
素読舎のレッスンをお使いいただき、間違いなく大きな英語力を作ることのできるレッスンだと確信できた場合は、周りに話していただき、新しい生徒さんをご 紹介いただくようお願い致します。

素読舎は受験塾ではなく、「学校以後に英語を生き残らせる」ための塾です。学校の英語、受験の英語用に教材を使うことを希望する通塾生には、新しい生徒さ んをご紹介いただくようお願い致します。

素読舎は受験塾ではありませんが、「中級」に該当するくらいの力をつけた人が、「高校生用文法教材」を使えば、学校や受験とのおつきあいの上で有利です。 「高校生用文法教材」を使ったレッスンは、条件付きの選択肢となります。

素読舎の教材を使う基本的な進み方は、「abcd」→「ゴースト」→「頻出語法問題1100」です。2ポイント使うことによって、「abcd」→「高校生 用文法問題」→「頻出語法問題1100」の順に使うことができます。また、同じ2ポイントで「abcd」の教材番号600番以後の箇所から、「高校生用文 法問題」の冒頭へ「ジャンプ」ができます。早めに受験に備えるには、条件つきの選択肢をお選び下さい。

「abcd」→「ゴースト」→「頻出語法問題1100」と進める場合は、2ポイント必要という条件はありません。このたどり方でも、「イントネーションの 自己決定力」を作るにはなんら差し支えはありません。ただ、素読舎が学校英語や受験英語まで面倒をみることはしないというだけです。

「高校生用文法教材」は現在、鋭意作成中です。

新しくレッスンを始められた生徒さんに、掲示板、ホームページ、パンフレット等のどの記事を読んでレッスンを開始したのかをお聞きします。生徒さんが書い た記事によって、新しい生徒さんがレッスンを開始したことが判明した場合には、記事を書いてくださった生徒さんを「紹介者」とします。

周りに直接声をかけることができない場合は、レッスンの感想、自分の英語の変化等を掲示板に書いていただきたくお願いします。いい記事をいただけた場合 は、素読舎のホームページに転載させていただきます。

22.
レッスンを受けることを希望されても、曜日・時間帯等の折り合いがつかず、「スカイプでレッスン」が開始できない場合があります。その場合は、「レッスン 受講希望者リスト」にお名前を加え、掲示板上には、県名と名字のイニシャルで公表させていただきます。すでにレッスンを受けておられる生徒さんに枠(曜 日、時間帯)を譲っていただくなど、都合をつけていただくためです。なるべくお互いに「素読舎連絡専用掲示板」で、話し合っていただくことを希望します。

23.
練習力が釣り合う相手がみつかり、ポイントの低い人がポイントの高い人を「またぎこして」「二人一枠」を形成する場合は、またぎこす人のポイントが1ポイ ントマイナスされます。「二人一枠希望者リスト」では、各希望者のポイントが公表されます。

24.
「二人一枠」を形成する場合、素読舎側に手間が生じないで形成できた場合は、ポイントの変更なく「二人一枠」を使うことができます。素読舎側の手間によっ て形成した場合は、それぞれの生徒から1ポイントがマイナスされます。ポイント数は、「二人一枠」解消に直接的に使われることはありません。(「二人一枠 維持基金」がクッションとして使われます。)

通塾生の場合は、普段から「素読舎連絡専用掲示板」を使っていてもらえれば、「スカイプでレッスン」開始時、他の生徒さんと「二人一枠」を作るための話し 合いをしやすいでしょう。素読舎側の手間を必要とせず、「二人一枠」が作れた場合は、1ポイントは不要になります。

25.
1ポイントで1回、教材の使用箇所を「ジャンプ」することができます。(ただし、それに必要な「イントネーションの自己決定力」が備わっていることが前提 となります。その判断はコーチにお任せください。)

26.
レッスンを休まれる場合「通塾」「スカイプでレッスン」を問わずご連絡下さい。コーチ付きでない「無料過程」の練習を休む場合も「連絡専用掲示板」に連絡 をお願いします。無断欠席は1ポイントがマイナスされます。くれぐれもご注意下さい。



<規約>

1.
規約は暫定的なものとし、使いながら改訂を続ける。

2.
改訂する場合はなるべく生徒の意見を考慮する。

3.
「二人一枠」を使用中に、一人の生徒が「一人一枠」を希望する場合や、一人の生徒がレッスンをやめる場合がある。以下の規定に従う。

(a) ポイント6以上を持ちながら、「二人一枠」を使ってきた人が、ペアの相手の都合により「二人一枠」が維持できなくなった場合、1ポイントを使うこ とで、1年間を限度に7千円(6千円+「二人一枠維持基金」)で「一人一枠」を使うことができる。
一年後、「練習力の釣り合い」を第一条件に、他の「二人一枠」を解消し新しくペアを作る。他の「二人一枠」が、ポイントがプラス数値である人とポイントが ゼロまたはマイナス数値の人であった場合は、ポイントがプラス数値の人と新しいペアを組む。「二人一枠」の二人ともプラス数値であった場合は、ポイントの 多い人と新しいペアを組む。「二人一枠」を新たに作る努力は素読舎側で行う。
 解消候補の「二人一枠」の二人がポイントが同値であった場合は、話し合いで解決する。

(b) 「二人一枠」を使ってきた人が、ペアの相手の都合により「二人一枠」が維持できなくなった場合、ポイント1~ポイント5に該当する人は、半年間を 限度に7千円(6千円+「二人一枠維持基金」)で「一人一枠」を使うことができる。半年後、ポイントが1ポイント分マイナスされる。素読舎側で、「二人一 枠」を作る努力をする。

(c) ポイントがゼロで「二人一枠」を使ってきた人が、ペアの相手の都合により「二人一枠」が維持できなくなった場合、3ヶ月を限度に7千円(6千円+ 「二人一枠維持基金」)で「一人一枠」を使うことができる。3ヶ月で、ポイントが1ポイント分マイナスされる。素読舎側で、「二人一枠」を作る努力はしな い。
(d) ポイントがマイナス数値で「二人一枠」を使ってきた人が、ペアの相手の都合により「二人一枠」が維持できなくなった場合、「一人一枠」へ移行して いただく。ポイントは変化しない。素読舎側で、「二人一枠」を作る努力はしない。

・(a),  (b),  (c)   に該当する場合、それぞれの期間、月額6千円を「二人一枠維持基金」から取り崩す。

・「二人一枠」の組み替えによって生じる「一人一枠」に対しても、上記 (a),  (b),  (c),  (d) が適用される。

4.
「二人一枠維持基金」が底をつき、空き枠が埋まらない場合、枠の合計ポイントのもっとも少ない「二人一枠」を解消する。

5.
「二人一枠」を希望する場合は、「二人一枠希望者リスト」に登録する。「二人一枠希望者」は、枠名(曜日・時間帯)とイニシャルで掲示板上に公表する。な るべく限度期間内に掲示板上で生徒同士で話し合い、「二人一枠」を形成する。その際、素読舎は「練習力の釣り合い」という観点からアドバイスする。アドバ イスはポイントに影響しない。

6.
「無料過程」を希望する場合、掲示板上でポイント数を公開する。
「無料過程」を使用する人は、「自立練習」の報告の他、自分の英語の変化等「文章で」掲示板に掲載し続けることを課す。「文章で」の報告は、月に1度を目 安とする。1ヶ月以上報告がない場合は、1ポイントをマイナスする。

7.
コーチが複数いる場合、幹側のコーチから枝側のコーチに生徒を預ける。幹側のコーチとは枠数を維持する段階に入ったコーチ、枝側のコーチは枠数を増やす段 階にあるコーチとする。幹側のコーチに必要な条件は、語学論が書けること、教材を作成できること、塾の運営ができることとする。

8.
「空き枠」という考えは、幹側のコーチの枠にのみ適用される。
9.
幹側に「空き枠」が生じ、枝側から生徒が戻れない場合については、コーチ間の話し合いで解決する。話し合いの結果は公表する。

10.
コーチおよびコーチ希望者は、それぞれが分担するネット上のホームページ、ブログなどを充実させる。

11.
月初めに、最新版の規約を掲示板に村田が掲載する。
ポイントの集計、「無料過程希望者」のポイントの公表などは村田が行う。

12.
月初めに「二人一枠維持基金」の集まった額、集まっていない額を村田が根石に確認し、掲示板に公表する。

集まった「二人一枠維持基金」は根石から村田に渡し、村田が口座に入れる。

空き枠が生じた月は、「二人一枠維持基金」を村田が取り崩し、根石に渡す。

12.
「二人一枠希望者リスト」「レッスン受講希望者リスト」の作成、公表は月初めに村田が行う。

13.
「ジャムセッション」を使う生徒の中から積極的に「コーチ希望者」を募る。

「コーチ希望者」に対するレッスン内容は、通常のレッスンにおける「音読」部分のみとする。

コーチとして認定する基準は、「七年目の浮気」の音読12ページをコンスタントに10分以内に終わらせる練習ができることとする。
 

【18684】

内田樹の至言

 投稿者:儚き男  投稿日:2012年11月20日(火)20時47分55秒
  「四書五経の素読を通じて、江戸時代の子どもたちが学んだのは「子どもには決して到達しえない知的境位が存在する」とうい信憑である。それが見事に奏功し て、その時代の日本人の識字率は世界一の水準に達した。」
 

【18685】

 「スカイプでレッスン」。中学生のご父兄へのお知らせ

 投稿者:根石吉久  投稿日:2012年11月26日(月)20時21分2秒
編集済
    レッスンの「入れ替え・変換」という練習において、「学校対応」という形態を使えるようにしました。
 これは、素読舎の教材を順番に進めるのではなく、学校がやっている文法事項に合わせてレッスンを行うものです。
 お子さんに学校がやっている教科書のページを開いてもらい、キーセンテンスを読み上げてもらえば、例えば、現在進行形をやっているんだなとか、不定詞を やっているんだなとか、こちらでわかりますので、私の作った教材の中をあちこちにジャンプして動き回り、レッスンをするものです。
 教材を順番に進めるのとくらべると、こちらの手元が急に忙しくなりますので、「学校対応」を使っていただくには、1ポイント必要となります。

 ポイントは、新しく練習を始める人を紹介して下さった場合に、一人につき3ポイント獲得できます。これについては、規約をお読みいただきたくお願い致し ます。規約は、毎月始めに掲示板「大風呂敷」に掲載されています。

 教材を順番に進めていただくのでも、「イントネーションの自己決定力」のような本質的な力はもちろん身につきます。「学校対応」を使っていただけば、 レッスンでの練習が学校のテストの点に結びつきやすくなるというだけのことですが、子供の練習というものは、テストの点があがると元気づくという作用が否 定しきれません。その意味で、「学校対応」を使い、本質的な力を養うと同時に学校のテストの点にも反映しやすくするという一挙両得を考えられるご父兄に は、回りに声をかけていただきたくお願い致します。
 

【18686】

村田様

 投稿者:根石吉久  投稿日:2012年12月15日(土)13時56分53秒
  (裏 表紙に次のものを小さい字で収めて下さい。タイトルなしでこのまま使うのでいいです。)


 「音づくり」のトレーニングをせずに放置された日本人の英語発音は一定のタイプを形成する。これは個人のせいではなく、日本語の音と英語の音との齟齬に よるものである。
 同様に、日本在住のまま上級者と呼ばれるようになった人の英語力もある一定のタイプを形成する。このタイプを規定するのも個人ではなく、語学の当該言語 の「磁場を欠いていること」である。
 個人のせいではないものを個人のせいではないと言い切れないなら、日本在住のまま育った英語力につきまとうしつこいコンプレックスを断ちきることはでき ない。
 当然であたりまえのものを当然であたりまえだとすることなく、劣等感を育ててしまう上級者は決して少なくない。スキルにばかり目を奪われ、語学論を軽ん じた報いであろうが、これも実は個人のせいではない。日本には語学論らしい語学論がないからだ。根は大学と文部科学省の腐敗にある。
 素読舎は語学論を作ろうとした。それは、「悪戦苦闘」という文字通りの火達磨であった。語学論を作ること自体は、ゼニにはならないからだ。生活は崖っぷ ちを歩くことになった。
 

【18687】

根石さん

 投稿者:江戸の母  投稿日:2012年12月16日(日)03時39分24秒
編集済
  お 世話になります。
息子のレッスンで、最近、カタカナで音を表記するようになっていて(レッスンの最初のほうです)驚いたという話をしましたが、そのあと、それは非常にまず い事なので、カタカナでは書かない様に、簡単な英語boxでもheでもいいから、文字と音をあわせるようにペンマンシップノートを買って、書かせてくださ いというような指示を受けまして、そのようにしてみました。

それでもやっぱり、レッスンの最初の方のレッスン(今、私も以前の「ゴースト」テキスト時間制限読みから、変更して、そちらを受けていますが、音で聞いた 英文を把握し、その中の一単語を入れ替えをして、文法を崩さずに、変形させたものを読むというもの~うまく表現できなくてすみません)ではカタカナ書きを 続けていました。なんとか、「DO」は聞き取れて、書いているのですが、息子が書いたものは「Dou」でした。「She」という文字を見て、音を結びつけ ることはできるようです。でも、逆はできません。「Cかな」っと・・・

息子は公立小学校ですが、学校の方針で1年生から英語の授業があります。でも、「英語に楽しむ」が目的なのでゲームや会話、カードを使った遊びです。別に 今から英語を話せるようになってほしいというより、今はもっと日本語を読んで使えるようになってほしいと私は思っているので、英語に期待していませんし、 素読舎にご縁がたまたまあったことで、公立小学校の英語と違う英語教育、私が学制時代にやってきた英語教育と違うということで、やらせてみたいと思って、 もう3年経ちますが、お願いしてきました。

私は自分が英語を教えたくないと思っていたので、ちょっと抵抗がありました。息子の反応を見ていると、英語は、たぶん、好きです。でも、私からは教えたく ないなと思っています。

先日、この新しい方式の文章を作成しているのが、小川さんであることも思い出しましたので、息子がカタカナで音を書いて、それを基に読んでいる事を相談さ せていただきました。息子が、テキストのひとつである「プレABCD」で既にあそこのテキストにある文字と音を一致させている状態でスタートされているも のと思われていたそうです。でも、すみません。そこまで追いついていません。これから、中学に入り英語のスペルを知れば、脱カタカナ必須だと思いますが。 あと3か月、たった3か月なのですが。息子も、つらそうなんです。

そこで、小川さんからの提案ですが、小川さん作のテキストを見ながら、レッスンを受けたらどうかとのことでした。是非そうさせていただきたいのですが、い かがでしょうか?

また、私のHPですが、アクセスできない状態が続き、更新できずにおります。また違う手段を考えてみます。

小川さん
先日はありがとうございました。なんというか、つきものがとれたというか??そっか~と楽になりました。
 

【18688】

江戸の母さん

 投稿者:小川  投稿日:2012年12月18日(火)16時02分31秒
編集済
  日 々ご多忙のご様子、年末は主婦にとっては忙しさも絶頂で、ほんと、ストレスがたまりますね。さて先日スカイプでお話しさせて頂きましたが、いくらかでもお 役にたてただろうかと気にかかっていたところです。

根石さんから適切なご指示がある前に私が口を差し挟むべきではないと思いましたが、私にもお声がかかりましたので書かせて頂きます。

息子さんのレッスンを見学させて頂いたことが2~3度ありますが、とてもいい発音なのでほんとうに感心しました。

お母様は英語に期待されていないとのことですが、私は息子さんのレッスンを傍らで聞かせて頂いていて、中学に入ってもこのままレッスンを継続されれば、加 速度的にレッスンの成果が上がるようになって楽しみなことだなあと思っていました。息子さんが英語をお好きなようであればなおさらのこと、是非継続される よう願っています。

「入替」のテキストの件:本来は文字を頼らずにすべきテキストですが、苦肉の策としてテキストを見ながらやってみられるのもいいかもしれないと思ったので す。ただし、音読しながら英語で書く練習は欠かさずやらねばなりません。

お母様は「"do" のスペルは"d, o"と書くのよ」と教えるのではなく、「"do, do, do, do ,do" と声に出して発音しながら何度も何度も繰返し書いてね」とアドバイスするだけです。教材の英文はお読みになれているとのことなので、音を文字にするのはそ れほど難しいことではないような気がします。

声に出して読みながら筆写する作業を続ければ、正しいスペルが書けるようになるよと励まして上げて下さいね。





 

【18689】

江戸の母さん

 投稿者:根石吉久  投稿日:2012年12月18日(火)23時39分53秒
    こちらに記事を書かれていることを今まで知りませんでした。月曜に話をさせていただいたのは、小川さんからお聞きしたお話を元にしたものです。
 息子さんの「入れ替え・変換」の練習は、文字を使わずにやってきました。やさしい文なら、一切文字を使わないでやれるところまで来ていると判断したから ですが、息子さんがカタカナで読みを書いているとお聞きして、「入れ替え・変換」で出来る文を全部カタカナで書いているのかと思い、それだと「入れ替え・ 変換」という練習を元から崩してしまうことになるので、 his, her, he, she, it, my, we など2文字か3文字でできている英単語を「言いながら書く」という練習をさせてほしいとお願いしました。しかし、お聞きしたお話では、それがうまくいって いないようでした。

 あと3ヶ月で、中学に入ればいやおうなくアルファベットで英単語を書くようになるだろうとお考えのようですので、これまで通り、カタカナで息子さんが書 くという状態で、これからの3ヶ月はやってもらって結構です。学校がアルファベットで英単語を書くということをしっかり面倒をみてくれるとは私は考えてお りません。しばらくの間、宿題などで教科書を写すような練習をさせますが、その後は、英単語自体を手の動きとして獲得することは、全部子供まかせになりま す。子供まかせになるということは、やる子供なら、中学入学の3ヶ月前でもやるということであり、やらない子供は中学に入ってもやらないということです。 それを決めるのは、私のレッスンでもなく、親の意見でもなく、子供の判断力です。

 お母さんがペンマンシップの練習につきあうとお母さんがいらつくとのことでしたので、お母さんはやらない方がいいです。

 これまでやってきた練習は、息子さんが学校の宿題で英単語を書き写す時に役に立ちますから、中学入学後しばらくの間の宿題でどう息子さんが変わるかに期 待することにします。

 先日、息子さんが書いたカタカナのふりがなを読みあげていただいた時、「入れ替え変換」で、入れ替えるべき単語にだけふりがなを振っているのだとわか り、少し安心しました。文全部を書いているのではないので、害は少ないです。レッスンで、音自体は「カタカナ発音」に戻っているわけではなく、息子さんが 書くカタカナはカタカナの音を表しているのではないのです。英語音へのきっかけ(記号)として、カタカナの文字を利用しているだけです。

 私は、息子さんが自分で英単語をアルファベットで書くことを始めるのを期待しています。

 これから中学に入学するまでの間、これまで通りのレッスンを続けるのでいいと思います。

 肝心なことで、もっとも参考になるのは、そろばんが上手な人の指の動きだという話は、もう一度、私から息子さんに言います。また、レッスンの初めに、そ のことを書いた文を素読してもらうことを始めようと考えています。

 「入れ替え・変換」は文字なしで(音だけで)、文法をセンスに変えるためのものです。息子さんは苦労してはいますが、この練習に耐えられるだけのところ まで来ており、今やっている練習を文字を使った練習に切り替えることは、私は「なるべく」やりたくありません。負荷をなくすことで、この練習の根幹を無意 味なものにしてしまいます。
 息子さんは、少し英語を面白がり始めている感触が私にあります。本人に自覚はないかもしれませんが、負荷自体を面白がり始めたということです。口はばっ たいながら言わせていただきますが、おそらくそれは私のレッスンが育てたものです。負荷自体を面白がるということは、レッスンを始めてから最近に至るま で、息子さんにはありませんでした。ただ、多少気持ちが委縮するところがあるので、今でもその「面白がり方」はすんなりとは伸びていきません。

 「なるべく」やりたくないというのは、少し育ちかけている文法のセンスを息子さんの体の中から消したくないからです。

 それでも、文字を見ながらの練習に切り替えろと言われるなら切り替えます。

 その場合は、私がやりたくないと言ったにもかかわらず、そうしろと言われて切り替えたのであることを必ず覚えておいていただきたくお願い致します。

 しかし、お母さんではなく、息子さんが自分で決めるのがいいと思います。

 ずっとカタカナでふりがなを振っていても、それは英語を書くことには何の役にも立たないから、abcdの最初の方の短い英単語を使って、アルファベット で書く練習をした方がいいとは息子さんに言ってあります。
 私がそうアドバイスした後で、アドバイスに従うにせよ、従わないにせよ、それは息子さんが自分で決めたことです。いつまでも従わないのであれば、自分で レッスンの意味を無化することになるだけのことです。それは、英語の練習の問題というより、息子さんの判断力の問題です。

アルファベットだけ書く練習をするなら、次のところが参考になります。

http://www.nintendo.co.jp/ds/angj/qanda/write.html

 息子さんが自分で決めればいいと思います。私は、小学6年生にわからない話をしたつもりはありませんので、息子さんが字を見ないでやる練習をやめて、字 のある練習を選ぶなら、私はそうします。
 息子さんの判断力に応じたレッスンをすることは、私はさしつかえありません。

 結果は違ってくると思いますが、それはしろうとさんが職人のやることに口を出したことによる結果だということさえ承知していただけばいいことです。
 

【18690】

江戸の母さん

 投稿者:根石吉久  投稿日:2012年12月18日(火)23時58分13秒
    「入れ替え・変換」では、そもそもアルファベットにしろカタカナにしろ、文字を書く必要がないのです。字を書いていれば、その分だけ練習の集中力が削がれ ますから、何も書かない方がいいのです。それでも、息子さんが書きたい間は書かせておいてもらって結構です。いずれ、字は要らない練習なんだと、自分で気 づくことでしょう。気づくのが早いか遅いかは、これまでの育ち方の全時間に原因があります。

 レッスン開始当初、まったく欠如していたものに、先ほど書いた「負荷自体を面白がる」があります。それが育ち始めただけでも、私のレッスンを受け続けて くれた意味はあったと思っています。これがどれほど大きな成果なのかをわかってもらえなければわかってもらえないままでも結構です。

 「入れ替え・変換」は字の要らない練習なんだと、息子さんが早く気づいてくれることを私は願っています。これについては、願うことしかできません。

 「入れ替え・変換」の練習では字は要らないが、英語で書けるようになるためには、同じものを何度も何度も書いて、手に覚えさせる練習は絶対に必要です。 今のところ、息子さんはこの二つが区別できず、英語音を表すカタカナを自分で発明しているわけです。

 いずれ気づいてくれることを私は信じています。


 

【18691】

根石さん

 投稿者:江戸の母  投稿日:2012年12月19日(水)01時10分58秒
  コ メントと昨晩はありがとうございました。

今朝、息子が「早く中学生になりたいな」というので、なんで?と聞くと「英語が読めるようになるから」とのこと。もちろん、この「読める」というのは「わ かる」とか「理解できる」とか、今のなんとなく断片的にうすらぼんやりわかる状態から、違うレベルになるんだろうなと予測してとのことだと思います。

急がず、ほうっておきますので、よろしくおねがいします。
 

【18692】

江戸の母さん

 投稿者:根石吉久  投稿日:2012年12月19日(水)03時25分15秒
  承 知しました。
 

【18693】

素読舎(通塾)を使っていただく方に (2012年12月改訂版)

 投稿者:村田晴彦  投稿日:2012年12月22日(土)01時44分26秒
  素 読舎(通塾)を使っていただく方に
 ・・・通塾から「スカイプでレッスン」への移行
    「ジャンプ」の条件、「無料過程」へ進むための条件、その他


                    素読舎本部   根石吉久
                    素読舎戸倉分室 村田晴彦


2013年1月から最低3年間、素読舎本部の通塾の部門に15人という定員を設けます。「音作り」に手間をかけるようになったためです。コーチの余力がで きた場合に、3年後以降、定員を2、3人増やす可能性があります。

1.
大事な連絡は掲示板で行われます。掲示板「大風呂敷」と「素読舎連絡専用掲示板」を読んでいていただくようお願いします。

http://8100.teacup.com/ooburoshiki/bbs
http://9310.teacup.com/sodokusharenraku/bbs

「大風呂敷」は「反英語フリーク」で検索していただけば見つかります。「大風呂敷」から「素読舎連絡専用掲示板」へはリンクされています。

月初めに、最新版の規約を含むものが掲示板に掲載されます。

2.
素読舎は「通塾」と「スカイプでレッスン」で成り立っています。「スカイプでレッスン」は、「通塾」でのレッスンの上位に位置します。ここで開発された技 術が「通塾」に反映されることが多くあります。「スカイプでレッスン」では、英検一級以後の人のレッスンも行っています。

「スカイプでレッスン」はインターネットを使って行われます。

「通塾」を希望される場合は、遅くとも中学2年夏休みまでに入塾して下さるようお願いします。それ以後の入塾は、「スカイプでレッスン」でのみお受けしま す。

「学校以後に生き残る英語」を持つために、通塾生は大学入学以後は、「スカイプでレッスン」をお使い下さい。

通塾生の高校在学中に、「スカイプ」(インターネット用電話ソフト)を使って「自立練習」(無料)を始める場合があります。無料ですが、「スカイプでレッ スン」の「無料過程」とは別ものです。

「スカイプでレッスン」には、「有料過程」と「無料過程」があります。「音づくり」を必要とする段階、「イントネーションの自己決定力」が弱い段階、「音 とイメージの同致」が実現していない段階の練習は「有料過程」となります。「無料過程」に進むには、「無料過程」に進むための条件があります。

◎以下の条件が満ちている場合、「無料過程」を使うことができます。

●「七年目の浮気」の音読が、コンスタントに12ページ10分以内で終わること。
●週二回以上、「自立練習」をすること。
●ポイントがプラス1以上であること。

(「無料過程」は「スカイプでレッスン」へ移行後のものです。通塾部門には「無料過程」はありません。
「無料過程」を使う場合は、1年につき1ポイントが必要です。ポイントをプラス1以上に維持することで、「無料過程」を使い続けることができます。また、 「無料過程」を使っていただく間も、「二人一枠維持基金」の月額1000円は必要になります。)

3.
「スカイプでレッスン」へ移って以後、「無料過程」を希望する場合は、その旨申し出ていただくようお願いします。

4.
入塾時、ポイントはゼロです。新しい塾生を紹介していただくと、3ポイントがプラスされます。(被紹介者がレッスンをやめられた場合は、2ポイントがマイ ナスされます。)


3ポイントがあると通塾での練習に自由度が作れます。ポイント消失期限はありません。「教材ジャンプ」、「学校対応」など、素読舎のオプションをポイント の回数だけ使っていただけます。


素読舎のレッスンをお使いいただき、お金を無駄にすることのないレッスンだと確信できた場合は、是非周りに話していただき、新しい生徒さんをご紹介いただ くようお願い致します。

(ポイントは素読舎が管理します。ご自分のポイントを確認していただく場合は、村田コーチまでメールでお問い合わせ下さい。「素読舎連絡専用掲示板」か ら、村田コーチへメールが送れるようになっています。村田コーチ在塾時に問い合わせていただくのでも結構です。村田コーチは日曜日の夜に本部に在塾してい ます。)

5.
素読舎の「スカイプでレッスン」には「一人一枠」と「二人一枠」があります。レッスン代金は一枠12000円です。「二人一枠」で使っていただくと、 6000円で使っていただくことができます。
「二人一枠」を作るには、練習力を揃える必要があります。レッスンを始めていただく時点で、調整が必要になりますが、素読舎側で調整をする場合は、1ポイ ント必要になります。
生徒さん同士の話し合いで「二人一枠」が作れた場合は、ポイントは必要ありません。

6.
「一人一枠」で始められた方で「二人一枠」を希望する方は、コーチにその旨お伝え下さい。

7.
「スカイプでレッスン」のレッスン代金は次の通りです。
「一人一枠」一人月額12000円。
「二人一枠」一人月額6000円。
(一枠、週一回三〇分、月額12000円)

8.
「二人一枠」が壊れた場合にただちに「二人一枠」を作り直せないことがあります。その事態に備えて、「二人一枠」が壊れた場合にも、お持ちのポイント数に よって、一定期間「二人一枠」のレッスン代金で、「一人一枠」が使えるようになっています。規約の「3」をご参照下さい。

9.
「8」を可能にするために、「二人一枠」をお使いになる方には、「二人一枠維持基金(月額1000円)」をお支払いいただきます。

通塾生の「自立練習」もスカイプでつないで二人で行いますが、塾生同士の練習ですので、「二人一枠維持基金」は不要です。

10.
レッスン代金は、「その月のうちに」お願いします。(例。5月分は5月のうちに。)事務が繁雑になることを防ぐためですので、ご協力をお願いします。

11.
レッスン代金を、事情があり「その月のうちに」払っていただけない場合は、「連絡専用掲示板」にご連絡いただくようお願いします。

12.
「スカイプでレッスン」の「無料過程」は、英語の練習と英語力を「私物化」しない方にお使いいただきます。「二人一枠」でお使いになる方が、「無料過程」 に進むことができます。「二人一枠」でお使いになると、生徒同士の「自立練習」ができます。この練習が、ひとまずの「私物化」からの出口です。


 素読舎は「ジャムセッション」を構想しています。「ジャムセッション」のメンバーは「七年目の浮気・音読終了者」です。

 素読舎内の「無料過程」は、コーチ付きのレッスンです。
 「ジャムセッション」は、コーチから離れて、メンバー同士で切磋琢磨していただくものです。

 「七年目の浮気・音読終了者」および「ジャムセッション」のメンバーは、素読舎のコーチができます。(その時点で「コーチ養成用レッスン」を新設します ので、それを受講していただきます。)
 また、ヴォランティアとして、素読舎作成の教材を使って英語教室をやっていただくこともできます。(個人的に有料の英語教室を開かれる場合は、「教材使 用料」をいただきます。これは現在、小川コーチの「素読舎奈良分室」と村田コーチの「素読舎戸倉分室」に適用されています。)

 「ジャムセッション」は、教材のどこを使っていただいても結構です。一切無料です。素読舎在籍中の「無料過程」のようにポイントによって期間が制限され ることもありません。

 「ジャムセッション」は、素読舎から独立したグループです(規約、ポイント制の制約もありません。作る場合は独自に作っていただきます。)ここに、素読 舎コーチも参加します。

 毎回自分の都合のいい曜日・時間に掲示板で練習の相手を募り練習します。練習相手は固定される必要はありません。

 「ジャムセッション」のメンバーには、練習の様子、英語の変化等を掲示板に書いていただくことを希望します。できれば、「ジャムセッション」専用の掲示 板を設置していただくことを希望します。「無料過程」のように、月に一度は書かなければならないというような制約はありません。

 「ジャムセッション」は素読舎の過程を終了した人たちのグループと考えていただいて結構です。英語力を「作る」ことより、「維持」することに力点が移っ た人のグループです。「有料過程」の人たちよりもレベルの高い練習をする人のグループであるという認識は自分の中に置いていただきます。

 「私物化」された英語は、少し練習を中断するだけで簡単に錆び付いてしまいます。練習相手を求め、自分の英語を絶えず「場」にさらしていることが必要で す。このことによって、「磁場」に入ればただちに「充電が起こる」レベルの英語を維持することができます。
 「私物化」は「言葉」にはなじみません。
 「ジャムセッション」は、英語の「磁場」ではなく、あくまでも練習の「場」です。ネット上の「道場」です。
 日本在住の英語にとって、無料で使えるこういう「道場」がこれまでありませんでした。「ジャムセッション」が成り立てば、英語力を「維持する」ことに狙 いを定めた「道場」が誕生します。おそらく日本には、他にどこにも見当たらないものになります。

 素読舎に新しい塾生をご紹介下さることは、自分をもお知り合いをも「道場」の方向に進めていただくことになり、「道場」の誕生に協力していただくことに なります。根石が「スカイプでレッスン」での収入の上限を限り、コーチを育て、横への拡がりをはかろうとするのもそのためです。

13.
最初から「道場」を誕生させることに興味はないという方は「スカイプでレッスン」は「一人一枠」でお使いください。継続的に「一人一枠」でお使いいただく 場合は、「無料過程」に進むことはありません。ポイントの増減もありません。

14.
「一人一枠」で開始し、途中から「二人一枠」を希望する場合は、「二人一枠希望者リスト」に枠名(曜日、時間帯)と名字のイニシャルを記入し、掲示板に公 表します。空き枠を作らないことを条件に、なるべく早めに「二人一枠」を作るようにいたします。

「二人一枠」を作る際には「練習力の釣り合い」が最も大事な条件になります。曜日・時間帯はなるべく生徒同士の話し合いで決めていただきます。他の生徒も 話し合いに参加できるよう、話し合いは掲示板上でお願いします。

15.
「一人一枠」での練習は、曜日・時間帯の都合が素読舎側と生徒側で合いさえすれば継続が可能です。

16.
「二人一枠」は壊れやすいものです。曜日・時間帯が合わない場合、生徒さんの一人がレッスンをやめる場合、二人の練習力の釣り合いがとれなくなった場合、 「二人一枠」は壊れてしまいます。「二人一枠」を組んでいる生徒さんどうしで話し合っていただくなど、協力し合っていただくようお願いします。

17.
「二人一枠」維持については、なるべく、一人一人の生徒さんの希望を大事にしますが、すべての希望に沿えないこともあることをご承知下さい。

18.
基本的に、「二人一枠維持基金」は「空き枠」が埋まらない期間、「空き枠」による収入減を防ぎ、語学論の充実、教材の作成に支障がでないようにするための ものです。

また、「無料過程」へは「二人一枠」の枠ごと移動しますが、一人だけ条件が整っている場合は、条件が整っている一人だけが進むこともできます。その場合 は、「無料過程」の生徒さんに対してもコーチ付きのレッスンが継続されますので、「無料過程」を使う生徒さん一人分の6000円は、「二人一枠維持基金」 から充当されます。

19.
ポイントは、基本的に「有料過程」から「無料過程」へ進む場合、「無料過程」を使い続ける場合、教材の中で練習場所を「ジャンプ」させる場合、オプション 「学校対応」を使う場合などに使われます。どの場合にも、それぞれを可能にする「イントネーションの自己決定力」が前提条件になります。

通塾生のポイントは「ジャンプ」と、オプション「学校対応」を使う場合に必要になります。

20.
「スカイプでレッスン」では、ポイントを数えるときに、例外的に「二人一枠使用者の合計ポイント」で算出することがあります。

21.
1ポイントで1回、教材の使用箇所を「ジャンプ」することができます。(ただし、それに必要な「イントネーションの自己決定力」が備わっていることが前提 となります。)

22.
「二人一枠」は、「スカイプでレッスン」の生徒数が少ないほど作りにくくなります。曜日・時間帯の都合が相互につけにくくなりますし、生徒間の「練習力の 釣り合い」がとれないことによっても「二人一枠」が作れないことが起こります。
素読舎のレッスンをお使いいただき、間違いなく英語力を作ることのできるレッスンだと確信できた場合は、周りに話していただき、新しい生徒さんをご紹介い ただくようお願い致します。とりわけ、「二人一枠」をお使いの生徒さんにはお願い致します。


素読舎は受験塾ではなく、「学校以後に英語を生き残らせる」ための塾です。学校の英語、受験の英語用に教材を使うこと(教材内「ジャンプ」、オプション 「学校対応」)を希望する通塾生には、新しい生徒さんをご紹介いただくようお願い致します。

素読舎は受験塾ではありませんが、「中級」に該当するくらいの力をつけた人が、「高校生用文法教材」を使えば、学校や受験とのおつきあいの上で有利です。 ポイントが必要になりますので、条件付きの選択肢となります。

素読舎の教材を使う基本的な進み方は、「abcd」→「ゴースト」→「頻出語法問題1100」です。1ポイント使うことによって、「abcd」→「高校生 用文法問題」→「頻出語法問題1100」の順に使うことができます。

「abcd」→「ゴースト」→「頻出語法問題1100」と進める場合は、1ポイント必要という条件はありません。このたどり方でも、「イントネーションの 自己決定力」を作るにはなんら差し支えはありません。ただ、素読舎が学校英語や受験英語まで面倒をみることはしないというだけです。自分で、学校のテスト や受験への対応ができる場合は、ポイントは必要ではありません。


新しくレッスンを始められた生徒さんに、掲示板、ホームページ、パンフレット等のどの記事を読んでレッスンを開始したのかをお聞きします。生徒さんが書い た記事によって、新しい生徒さんがレッスンを開始したことが判明した場合には、記事を書いてくださった生徒さんを「紹介者」とします。

周りに直接声をかけることができない場合は、レッスンの感想、自分の英語の変化等を掲示板に書いていただきたくお願いします。いい記事をいただけた場合 は、素読舎のホームページに転載させていただきます。

23.
レッスンを受けることを希望されても、曜日・時間帯等の折り合いがつかず、「スカイプでレッスン」が開始できない場合があります。その場合は、「レッスン 受講希望者リスト」にお名前を加え、掲示板上には、県名と名字のイニシャルで公表させていただきます。すでにレッスンを受けておられる生徒さんに枠(曜 日、時間帯)を譲っていただくなど、都合をつけていただくためです。なるべく生徒さん同士で、「素読舎連絡専用掲示板」を使い、話し合っていただくことを 希望します。

24.
練習力が釣り合う相手がみつかり、ポイントの低い人がポイントの高い人を「またぎこして」「二人一枠」を形成する場合は、またぎこす人のポイントが1ポイ ントマイナスされます。「二人一枠希望者リスト」では、各希望者のポイントが公表されます。

25.
ポイント数は、「二人一枠」解消に直接的に使われることはありません。(「二人一枠維持基金」がクッションとして使われます。)


通塾生の場合は、普段から「素読舎連絡専用掲示板」を使っていてもらえれば、「スカイプでレッスン」開始時、他の生徒さんと「二人一枠」を作るための話し 合いをしやすいでしょう。素読舎側の手間を必要とせず、「二人一枠」が作れた場合は、ポイントは不要になります。

26.
ポイントは家族間で譲渡できますが、家族の中で生徒がやめた時は1人につき3ポイント分消失します。


スカイプの生徒から通塾の生徒の紹介があった時、また、その逆の場合にも、3ポイントが獲得できます。


ポイントの使い方は、「スカイプでレッスン」の生徒は「スカイプでレッスン」の規約に従い、通塾の生徒は塾の規約に従います。

27.
レッスンを休まれる場合「通塾」「スカイプでレッスン」を問わず「連絡専用掲示板」にご連絡下さい。コーチ付きの「無料過程」の練習を休む場合も「連絡専 用掲示板」に連絡下さい。

※※※※※
無断欠席は1ポイントがマイナスされます。くれぐれもご注意下さい。

28.
「スカイプでレッスン」は基本は月4回です。月に5回ある時は5回やり、後でお休みをいただきます。これを「有給の休み」とさせていただきます。
通塾は週2日、1ヶ月のうち4週間の練習が基本です。5週間ある月は5週目もやり、後でお休みをいただきます。これを「有給の休み」とさせていただきま す。
通塾、「スカイプでレッスン」とも、「有給の休み」とは別に、盆と正月には1週間ずつお休みをいただきます。


<規約>

1.
規約は暫定的なものとし、使いながら改訂を続ける。

2.
改訂する場合はなるべく生徒の意見を考慮する。

3.
「二人一枠」を使用中に、一人の生徒が「一人一枠」を希望する場合や、一人の生徒がレッスンをやめる場合がある。以下の規定に従う。

(a) ポイント6以上を持ちながら、「二人一枠」を使ってきた人が、ペアの相手の都合により「二人一枠」が維持できなくなった場合、1ポイントを使うこ とで、1年間を限度に7千円(6千円+「二人一枠維持基金」)で「一人一枠」を使うことができる。1年後、1ポイントがマイナスされる。
ポイントをすべて使ってしまって以後は、「練習力の釣り合い」を第一条件に、条件の許すかぎりなるべく早く「二人一枠」を作る。素読舎側で調整を行う。

(b) 「二人一枠」を使ってきた人が、ペアの相手の都合により「二人一枠」が維持できなくなり、ポイント1~ポイント5に該当する場合、半年間を限度に 7千円(6千円+「二人一枠維持基金」)で「一人一枠」を使うことができる。半年後、ポイントが1ポイント分マイナスされる。素読舎側で、「二人一枠」を 作る努力をする。

(c) ポイントがゼロで「二人一枠」を使ってきた人が、ペアの相手の都合により「二人一枠」が維持できなくなった場合、3ヶ月を限度に7千円(6千円+ 「二人一枠維持基金」)で「一人一枠」を使うことができる。3ヶ月で、ポイントが1ポイント分マイナスされる。素読舎側で、「二人一枠」を作る努力はしな い。

(d) ポイントがマイナス数値で「二人一枠」を使ってきた人が、ペアの相手の都合により「二人一枠」が維持できなくなった場合、「一人一枠」へ移行す る。ポイントは変化しない。素読舎側で、「二人一枠」を作る努力はしない。

・(a),  (b),  (c)   に該当する場合、それぞれの期間、月額6千円を「二人一枠維持基金」から取り崩す。

4.
「二人一枠維持基金」が底をつき、空き枠が埋まらない場合、枠の合計ポイントのもっとも少ない「二人一枠」を解消するか、維持基金の月額を再検討する。

5.
「二人一枠」を希望する場合は、「二人一枠希望者リスト」に登録する。「二人一枠希望者」は、枠名(曜日・時間帯)とイニシャルで掲示板上に公表する。掲 示板上でなるべく生徒同士で話し合い、「二人一枠」形成の準備をする。

6.
「無料過程」を希望する場合、掲示板上でポイント数を公開する。
「無料過程」を希望しない場合、ポイント数は公開されない。
「無料過程」を使用する人は、「自立練習」の報告の他、自分の英語の変化等「文章で」掲示板に掲載し続けることを課す。「文章で」の報告は、月に1度を目 安とする。1ヶ月以上報告がない場合は、1ポイントをマイナスする。

7.
コーチが複数いる場合、幹側のコーチから枝側のコーチに生徒を預ける。幹側のコーチとは枠数を維持する段階に入ったコーチ、枝側のコーチは枠数を増やす段 階にあるコーチとする。幹側のコーチに必要な条件は、語学論が書けること、教材を作成できること、塾の運営ができることとする。

8.
「空き枠」という考えは、幹側のコーチの枠にのみ適用される。

9.
幹側に「空き枠」が生じ、枝側から生徒が戻れない場合については、コーチ間の話し合いで解決する。話し合いの結果は公表する。

10.
コーチは、それぞれが分担するネット上のホームページ、ブログなどを充実させる。

11.
月初めに、最新版の規約を掲示板に村田が掲載する。
ポイントの集計、「無料過程希望者」のポイントの公表なども村田が行う。

12.
月初めに「二人一枠維持基金」の集まった額、集まっていない額を村田が根石に確認し、掲示板に公表する。

集まった「二人一枠維持基金」は根石から村田に渡し、村田が口座に入れる。

空き枠が生じた月は、「二人一枠維持基金」を村田が取り崩し、根石に手渡す。

13.
「二人一枠希望者リスト」「レッスン受講希望者リスト」の作成、公表は月初めに村田が行う。

14.
「ジャムセッション」を使う人の中から積極的にコーチ希望者を募る。希望があれば、「ゴースト」「七年目の浮気」以後の音読用教材を選定して定め、レッス ンを行う。レッスン名を「コーチ認定以後」とする。

コーチとして認定する最低の基準は、「七年目の浮気」の音読12ページをコンスタントに10分以内に終わらせる練習ができることとする。
 

【18694】

TOEIC 報告

 投稿者:I村  投稿日:2012年12月22日(土)20時52分50秒
  11 月にTOEICを受けた結果がきました。結果は、

Listening 425 Reading 415 のTotal 840 点でした。

2011年5月 870点 2012年5月 865点ですから、ちょっと足踏みが続いていますかね。
次こそはよい結果がでるようにがんばります。
 

【18695】

I村さん

 投稿者:小川  投稿日:2012年12月23日(日)16時52分27秒
  受 験中にちょっと集中力がゆるむと、20点や30点くらい落としてしまうことがありますよね。次回の結果を楽しみにしています。

 

【18696】

小川さん

 投稿者:I村  投稿日:2012年12月27日(木)20時14分7秒
  TOEIC では±25点は誤差範囲とのことですので、850点付近で停滞している感じですね。いやあ、なかなかままなりません^^;

8月くらいから電圧装置を始めていまして、Readingの自信はあったのですが、結果が出ずに残念です。次回は5月に受ける予定ですが、もっと勉強しな いといけないですね。
 

【18697】

あけましておめでとうございます

 投稿者:小川  投稿日:2013年 1月 2日(水)21時38分48秒
編集済
  「一 年の計は元旦にあり」

で、とりあえず一年間は断酒ってことに。

今年もどうぞよろしくお願い致します。
 

【18698】

「お願い」「規約」(再掲)

 投稿者:村田晴彦  投稿日:2013年 1月 3日(木)10時24分23秒
  = ===============================

素読舎の「スカイプでレッスン」を使っていただく方に
 ・・・「ジャンプ」の条件、「無料過程」へ進むための条件、その他

<お願い>

1.
大事な連絡は掲示板で行われます。掲示板「大風呂敷」と「素読舎連絡専用掲示板」を読んでいていただくようお願いします。
http://8100.teacup.com/ooburoshiki/bbs
http://9310.teacup.com/sodokusharenraku/bbs

月初めに、最新版の規約を含むものが掲示板に掲載されます。

2.
レッスン代金は、「その月のうちに」お願いします。(例。5月分は5月のうちに。)これは、そうしていただかないと「二人一枠維持基金」の口座へのお金の 出し入れが非常に煩雑になるためです。よろしくお願い致します。

3.
事情があり「その月のうちに」払っていただけない場合は、「連絡専用掲示板」にご連絡いただくようお願いします。

4.
素読舎のレッスンには、「有料過程」と「無料過程」があります。「音づくり」を必要とする段階、「イントネーションの自己決定力」が弱い段階、「音とイ メージの同致」が実現していない段階の練習は「有料過程」となります。「無料過程」に進むには、「無料過程」に進むための条件があります。

◎以下の条件が満ちている場合、「無料過程」を使うことができます。

●「ゴースト」の音読が、コンスタントに12ページ10分以内で終わること。
●週二回以上、「自立練習」をすること。
●ポイントがプラス1以上であること。

(「無料過程」を使う場合は、1年につき1ポイントが必要です。ポイントをプラス1以上に維持することで、「無料過程」を使い続けることができます。ま た、「無料過程」を使っていただく間も、「二人一枠維持基金」の月額1000円は必要になります。)

5.
「無料過程」を希望する場合は、その旨申し出ていただくようお願いします。

6.
入塾時、ポイントはゼロです。新しい塾生を紹介していただくと、3ポイントがプラスされます。(被紹介者がレッスンをやめられた場合は、2ポイントがマイ ナスされます。)

素読舎のレッスンをお使いいただき、お金を無駄にすることのないレッスンだと確信できた場合は、是非周りに話していただき、新しい生徒さんをご紹介いただ くようお願い致します。

(ポイントは素読舎が管理しますので、ご自分のポイントを確認していただく場合は、村田コーチまでメールでお問い合わせ下さい。「素読舎連絡専用掲示板」 から、村田コーチへメールが送れるようになっています。)

7.
素読舎のレッスンには「一人一枠」と「二人一枠」があります。レッスン代金は一枠12000円です。「二人一枠」で使っていただくと、6000円で使って いただくことができます。「二人一枠」を作るには、練習力を揃える必要があります。レッスンを始めていただく時点で、お知り合いを誘っていただく等してい ただけば、最初から「二人一枠」で使っていただくことができます。その場合は、「紹介者」と「被紹介者」をはっきりさせていただきます。「紹介者」に3ポ イントがプラスされます。

8.
「一人一枠」で始められた方で「二人一枠」を希望する方は、コーチにその旨お伝え下さい。

9.
レッスン代金は次の通りです。
「一人一枠」一人月額12000円。
「二人一枠」一人月額6000円。
(一枠、週一回三〇分、月額12000円)

10.
「二人一枠」が壊れた場合にただちに「二人一枠」を作り直そうとすると、素読舎側に煩雑な手間が生じます。それを避けるために「二人一枠」が壊れた場合に も、お持ちのポイント数によって、一定期間「二人一枠」のレッスン代金で、「一人一枠」が使えるようになっています。規約の「3」をご参照下さい。

11.
「10」を可能にするために、「二人一枠」をお使いになる方には、「二人一枠維持基金(月額1000円)」をお支払いいただいています。

12.
「無料過程」は、英語の練習と英語力を「私物化」しない方にお使いいただきます。「二人一枠」でお使いになる方が、「無料過程」に進むことができます。

 素読舎は「ジャムセッション」を構想しています。「ゴースト・音読終了者」がメンバーになるものと、「七年目の浮気・音読終了者」がメンバーになるもの の二つがあります。「七年目の浮気・音読終了者」は、申し出ていただくだけで素読舎のコーチができます。また、ヴォランティアとして、素読舎作成の教材を 使って英語教室をやっていただくこともできます。(個人的に有料の英語教室を開かれる場合は、「教材使用料」をいただきます。これは現在、村田コーチの 「素読舎戸倉分室」に適用されています。)

 「無料過程」を使っている間に、「コーチ認定用音読チェック」を受講できます。こちらは有料になります。「コーチ認定用音読チェック」で認定されること は、「七年目の浮気・音読終了者」になることと実質的に同じですが、そのレベルに到達するまでの時間が短縮されます。「ジャムセッション」のグループに参 加できますので、コーチになろうとする方でなくても受講をおすすめします。(「ゴースト」で行っているのと同様のレッスン形態を継続し、「7年目の浮気・ 音読終了」に至るコースもあります。)

 「ジャムセッション」は、教材のどこを使っていただいても結構です。一切無料です。素読舎在籍中の「無料過程」のようにポイントによって期間が制限され ることもありません。

「ジャムセッション」のメンバーからのカンパは喜んでお受けします。

 将来的には、「無料過程」は「ジャムセッション」に統合するかもしれません。その場合は、「ゴースト」から開始し、「七年目の浮気」まで音読が終了した 方のみが、「ジャムセッション」のメンバーとなることができます。「ゴースト・音読終了」のレベルに「無料過程」および「ジャムセッション」を設置するの は暫定的なものであることをご承知おき下さい。(しばらくの間、「ジャムセッション」参加のレベルを低く設定しておくということです。)

 「ジャムセッション」は、素読舎から独立したグループです。(規約、ポイント制の制約もありません。作る場合は独自に作っていただきます。)ここに、素 読舎コーチも参加します。
・毎回自分の都合のいい曜日・時間に掲示板で練習の相手を募り練習します。練習相手は固定される必要はありません。

 「ジャムセッション」のメンバーには、練習の様子、英語の変化等を掲示板に書いていただくことを希望します。できれば、「ジャムセッション」専用の掲示 板を設置していただくことを希望します。「無料過程」のように、「月に1度」は書かなければならないというような制約はありません。

 「ジャムセッション」は素読舎の過程を終了した人たちのグループと考えていただいて結構です。英語力を「作る」ことより、「維持」することに力点が移っ た人のグループです。ただし、「有料過程」の人たちよりもレベルの高い練習をする人のグループであるという理念は自分の中に置いていただくよう希望しま す。

 素読舎の「無料過程」は、「ジャムセッション」で練習するための「準備期間」だとお考え下さい。「私物化」された英語は、少し練習を中断するだけで簡単 に錆び付いてしまいます。練習相手を求め、自分の英語を絶えず「場」にさらしていることが必要です。このことによって、「磁場」に入ればただちに「充電が 起こる」レベルの英語を維持することができます。「私物化」は「言葉」にはなじみません。
 「ジャムセッション」は、英語の「磁場」ではなく、あくまでも練習の「場」です。ネット上の「道場」と言っていいかもしれません。日本在住の英語にとっ て、無料で使えるこういう「練習場」がこれまでありませんでした。「ジャムセッション」が成り立てば、英語力を「維持する」ことに狙いを定めた「英語道 場」が誕生します。おそらく日本には、他にどこにも見当たらないようなものになります。

 素読舎に新しい塾生をご紹介下さることは、自分をも知り合いをも「道場」の方向に押していくことになり、そういう「道場」の誕生に協力していただくこと になります。根石が収入の上限を限り、コーチを育て、横への拡がりをはかろうとするのもそのためです。

13.
最初から「道場」を誕生させることに興味はないという方は「一人一枠」でお使いいただきたくお願いいたします。継続的に「一人一枠」でお使いいただく場合 は、「無料過程」に進むことはありません。ポイントの増減もありません。

14.
「一人一枠」で開始し、途中から「二人一枠」を希望する場合は、「二人一枠希望者リスト」に枠名(曜日、時間帯)と名字のイニシャルを記入し、掲示板に公 表します。空き枠を作らないことを条件に、なるべく早めに「二人一枠」を作るようにいたします。

「二人一枠」を作る際には「練習力の釣り合い」が最も大事な条件になります。それを基準とし、素読舎がペアの相手をご紹介します。曜日、時間帯の都合等が おありでしょうから、なるべく生徒同士の話し合いで決めていただきます。他の生徒も話し合いに参加できるよう、話し合いは掲示板上でお願いします。

15.
「一人一枠」での練習は、曜日・時間帯の都合が素読舎側と生徒側で合いさえすれば継続が可能です。

16.
「二人一枠」は壊れやすいものです。曜日・時間帯が合わない場合、生徒さんの一人がレッスンをやめる場合、二人の練習力の釣り合いがとれなくなった場合、 「二人一枠」 は壊れてしまいます。「二人一枠」を組んでいる生徒さんどうしで話し合っていただくなど、協力し合っていただくようお願いします。

17.
「二人一枠」維持については、なるべく、一人一人の生徒さんの希望を大事にしますが、すべての希望に沿えないこともあることをご承知下さい。

18.
基本的に、「二人一枠維持基金」は「空き枠」が埋まらない期間、「空き枠」による収入減を防ぎ、語学論の充実、教材の作成に支障がでないようにするための ものです。

また、「無料過程」へは「二人一枠」の枠ごと移動しますが、一人だけ条件が整っている場合は、条件が整っている一人だけが「無料過程」に進むこともできま す。その場合は、「無料過程」の生徒さんに対してもコーチ付きのレッスンが継続されますので、「無料過程」を使う生徒さん一人分の6000円 は、「二人一枠維持基金」から充当されます。

19.
ポイントは、基本的に「有料過程」から「無料過程」へ進む場合、教材の中で練習場所を「ジャンプ」させる場合などに使われます。どの場合にも、それを可能 にする「イントネーションの自己決定力」が前提条件になります。

20.
ポイントを数えるときに、例外的に「二人一枠使用者の合計ポイント」で算出することがあります。

21.
「二人一枠」は、生徒数が少ないほど作りにくくなります。曜日・時間帯の都合が相互につけにくくなりますし、生徒間の「練習力の釣り合い」がとれないこと によっても「二人一枠」が作れないことが起こります。
素読舎のレッスンをお使いいただき、間違いなく英語力を変えることのできるレッスンだと確信できた場合は、周りに話していただき、新しい生徒さんをご紹介 いただくようお願い致します。特に、「二人一枠」を使われる生徒さんには、このことを是非お願い致します。

新しくレッスンを始められた生徒さんに、掲示板、ホームページ、パンフレット等のどの記事を読んでレッスンを開始したのかをお聞きします。生徒さんが書い た記事によって、新しい生徒さんがレッスンを開始したことが判明した場合には、記事を書いてくださった生徒さんを「紹介者」とします。

周りに直接声をかけることができない場合は、レッスンの感想、自分の英語の変化等を掲示板に書いていただきたくお願いします。いい記事をいただけた場合 は、素読舎のホームページに転載させていただきます。

22.
レッスンを受けることを希望されても、曜日・時間帯等の折り合いがつかず、レッスンが開始できない場合があります。その場合は、「レッスン受講希望者リス ト」にお名前を加え、掲示板上には、県名と名字のイニシャルで公表させていただきます。すでにレッスンを受けておられる生徒さんに枠(曜日、時間帯)を 譲っていただくなど、都合をつけていただくためです。なるべくお互いに「素読舎連絡専用掲示板」で、話し合っていただくことを希望します。

23.
練習力が釣り合う相手がみつかり、ポイントの低い人がポイントの高い人を「またぎこして」「二人一枠」を形成する場合は、またぎこす人のポイントが1ポイ ントマイナスされます。「二人一枠希望者リスト」では、各希望者のポイントが公表されます。

24.
「二人一枠」を形成する場合、素読舎側に手間が生じないで形成できた場合は、ポイントの変更なく「二人一枠」を使うことができます。素読舎側の手間によっ て形成した場合は、それぞれの生徒から1ポイントがマイナスされます。ポイント数は、「二人一枠」解消に直接的に使われることはありません。(「二人一枠 維持基金」がクッションとして使われます。)

25.
1ポイントで1回、教材の使用箇所を「ジャンプ」することができます。(ただし、それに必要な「イントネーションの自己決定力」が備わっていることが前提 となります。その判断はコーチにお任せください。)

26.
「abcd」と「入れ替え・変換」の両方を使う生徒が、学校がやっている進度に合わせて「入れ替え・変換」を使う場合、コーチ側に絶えず教材の中を検索し ながらレッスンをする必要が生じるため、学校の進度に合わせる時点で、1ポイントを必要とします。

27.
レッスンを休まれる場合は、「素読舎連絡専用掲示板」にご連絡下さい。ネットにつながらない等の事故の場合は、他の生徒さんに電話で依頼していただくので も結構です。レッスン時間が終わるまでに連絡がない場合は、無断欠席になります。無断欠席は1ポイントがマイナスされます。くれぐれもご注意下さい。

28.
ポイントは家族間で譲渡できます。家族の中で生徒がやめた時は1人につき3ポイント分消失します。
スカイプの生徒から通塾の生徒の紹介があった時も、家族間でポイントの譲渡ができます。
ポイントの使い方は、「スカイプでレッスン」の生徒は「スカイプでレッスン」の規約に従い、通塾の生徒は塾の規約に従います。

29.
レッスンを3ヶ月を越えて休まれる場合は、復帰するめどがたつまで、いったんレッスンを止めていただくようお願いします。
3ヶ月以内のお休みの場合は、レッスン代をはらっていただきます。

30.
レッスンは基本は月4回です。月に5回ある時は5回やり、後でお休みをいただきます。これを「有給」の休みとさせていただきます。
盆と正月には1週間ずつお休みをいただきます。こちらは「有給」の休みには算入されません。


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<規約>

1.
規約は暫定的なものとし、使いながら改訂を続ける。

2.
改訂する場合はなるべく生徒の意見を考慮する。

3.
「二人一枠」を使用中に、一人の生徒が「一人一枠」を希望する場合や、一人の生徒がレッスンをやめる場合がある。以下の規定に従う。

(a) ポイント6以上を持ちながら、「二人一枠」を使ってきた人が、ペアの相手の都合により「二人一枠」が維持できなくなった場合、1ポイントを使うこ とで、1年間を限度に7千円(6千円+「二人一枠維持基金」)で「一人一枠」を使うことができる。1年後、1ポイントがマイナスされる。
ポイントをすべて使ってしまって以後は、「練習力の釣り合い」を第一条件に、条件の許すかぎりなるべく早く「二人一枠」を作る。素読舎側で調整を行う。

(b) 「二人一枠」を使ってきた人が、ペアの相手の都合により「二人一枠」が維持できなくなり、ポイント1~ポイント5に該当する場合、半年間を限度に 7千円(6千円+「二人一枠維持基金」)で「一人一枠」を使うことができる。半年後、ポイントが1ポイント分マイナスされる。素読舎側で、「二人一枠」を 作る努力をする。

(c) ポイントがゼロで「二人一枠」を使ってきた人が、ペアの相手の都合により「二人一枠」が維持できなくなった場合、3ヶ月を限度に7千円(6千円+ 「二人一枠維持基金」)で「一人一枠」を使うことができる。3ヶ月で、ポイントが1ポイント分マイナスされる。素読舎側で、「二人一枠」を作る努力はしな い。

(d) ポイントがマイナス数値で「二人一枠」を使ってきた人が、ペアの相手の都合により「二人一枠」が維持できなくなった場合、「一人一枠」へ移行す る。ポイントは変化しない。素読舎側で、「二人一枠」を作る努力はしない。

・(a),  (b),  (c)   に該当する場合、それぞれの期間、月額6千円を「二人一枠維持基金」から取り崩す。

4.
「二人一枠維持基金」が底をつき、空き枠が埋まらない場合、枠の合計ポイントのもっとも少ない「二人一枠」を解消するか、維持基金の月額を再検討する。

5.
「二人一枠」を希望する場合は、「二人一枠希望者リスト」に登録する。「二人一枠希望者」は、枠名(曜日・時間帯)とイニシャルで掲示板上に公表する。掲 示板上でなるべく生徒同士で話し合い、「二人一枠」形成の準備をする。

6.
「無料過程」を希望する場合、掲示板上でポイント数を公開する。
「無料過程」を希望しない場合、ポイント数は公開されない。
「無料過程」を使用する人は、「自立練習」の報告の他、自分の英語の変化等「文章で」掲示板に掲載し続けることを課す。「文章で」の報告は、月に1度を目 安とする。1ヶ月以上報告がない場合は、1ポイントをマイナスする。

7.
コーチが複数いる場合、幹側のコーチから枝側のコーチに生徒を預ける。幹側のコーチとは枠数を維持する段階に入ったコーチ、枝側のコーチは枠数を増やす段 階にあるコーチとする。幹側のコーチに必要な条件は、語学論が書けること、教材を作成できること、塾の運営ができることとする。

8.
「空き枠」という考えは、幹側のコーチの枠にのみ適用される。

9.
幹側に「空き枠」が生じ、枝側から生徒が戻れない場合については、コーチ間の話し合いで解決する。話し合いの結果は公表する。

10.
コーチは、それぞれが分担するネット上のホームページ、ブログなどを充実させる。

11.
月初めに、最新版の規約を掲示板に村田が掲載する。
ポイントの集計、「無料過程希望者」のポイントの公表なども村田が行う。

12.
月初めに「二人一枠維持基金」の集まった額、集まっていない額を村田が根石に確認し、掲示板に公表する。

集まった「二人一枠維持基金」は根石から村田に渡し、村田が口座に入れる。

空き枠が生じた月は、「二人一枠維持基金」を村田が取り崩し、根石に手渡す。

13.
「二人一枠希望者リスト」「レッスン受講希望者リスト」の作成、公表は月初めに村田が行う。

14.
「ジャムセッション」を使う人の中から積極的にコーチ希望者を募る。希望があれば、「ゴースト」「七年目の浮気」以後の音読用教材を選定して定め、レッス ンを行う。レッスン名を「コーチ認定以後」とする。

コーチとして認定する最低の基準は、「七年目の浮気」の音読12ページをコンスタントに10分以内に終わらせる練習ができることとする。
 

【18699】

根石先生へ

 投稿者:月曜の山岸  投稿日:2013年 1月12日(土)17時26分16秒
  い つもお世話になっております。1/21のレッスンは家の用事の為、お休みさせていただきます。よろしくお願いします。

追伸** 本年もよろしくお願いいたします。
 

【18700】

山岸さん

 投稿者:根石吉久  投稿日:2013年 1月12日(土)23時37分18秒
  お 休みの件、承知しました。
今後、連絡事項は「素読舎連絡専用掲示板」の方へお願い致します。
http://9310.teacup.com/sodokusharenraku/bbs