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実
はチャコさんのレッスンノートというのをパソコンで作っています。チャコさんのためのレッスンプランでもあり、コーチ法の覚書でもあります。レッスン後、
毎回根石さんや村田さんから指摘を受けた内容を記録しておきます。ただ根石さんや村田さんのおっしゃった内容をそのままタイプで打ち込んでいるだけです
が、翌日、大風呂敷にコーチ見習い記として報告することで、きちんと整理がつきます。
毎回、前回のレッスンノ−トを参照しながら、チェックを入れる箇所をいくつか想定し、簡単なレッスンプランを立ててレッスンに臨むようにしています。30
分という限られた時間ですから、出来るだけ生徒さんの練習時間を奪わないよう、簡潔に的確に音作りの指示を出さねばならないと思い、「指示用語」をもたつ
かず間違いなく言えるようにしておくのも私の毎回の課題です。
今回は前回指示し切れなかった音のいくつかについて説明を加え、練習をして頂くことに決めていました。たとえば、前回の最後のセンテンスは、"Gary
Alan called at the end of the day yesterday and said he has to
see you
about the final painting bids for the loft."でしたが、"called at" 、"end
of"、"said he"、"final painting" と、"at the" 、"about the" 、課題は"d"や"t"
の弱形の処理とリエゾン、それと音の脱落などの説明をせずに「つなげて下さい」という指示だけで終わりました。レッスンの後、長い文章の場合にはフレーズ
毎に切って説明しても良いのではないだろうかと考え、次回は少し掘り下げて説明するプランを立てました。
プランを練ると同時に、私自身は「t,d,l,nの音は舌を上の歯の歯茎の裏。舌の位置を確保するだけで黙音化。後ろに母音が来るとt, d, l,
nの音が表に出る」などの指示の言葉を練習しておかねばなりません。私は日本語の指示用語を回転読みします。
村田さん、
村田さんのご指摘のあった"engine"は、私の耳にも"enzine"
と聞こえていましたが、今回はあえてチェックを入れませんでした。あまり沢山のチェックをいれてもストレスになると思いましたので、"engine"
の発音チェックはまたの機会で良いと判断しました。
"engine" の
「ジ」の音を簡潔に説明するのは難しいですね。口や舌や喉の筋肉を力ませないと出にくい音だと思いますが、どうでしょうか。自分で何度かやってみました
が、口や舌の動きや息の出し具合を観察して分析するのも難しかったです。「口の両端斜め上」というなんでもない言い方を考案されるまでにも、ご苦労があっ
たんだろうなぁと想像しています。
コーチ見習いの入門段階なので、まだまだ戸惑うことばかり、臨機応変に対応するということもなかなか出来ません。これからもいろいろお気づきの点を書いて
頂くととても助かります。
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