【17901】

座 興

 投稿者:小川  投稿日:2011年 5月22日(日)01時38分10秒
編集済
  "Henry the Eighth, I Am" オリジナル↓
http://www.youtube.com/watch?v=sUb3NWp942s

王妃を次々と離婚したり処刑したりした王様なのに、えらいノーテンキな曲で拍子抜けしました。

 

【17902】

音 読レッスン

 投稿者:村田晴彦  投稿日:2011年 5月22日(日)01時52分39秒
  先日、NHKの 「ディープピープル」というテレビ番組で、バレーボールのセッターの座談会をやっていました。わたしは女子バレーのファンなので、録画しておきました。
元全日本女子のセッター中田久美さん、元全日本男子のセッターで、現在は全日本女子の監督の眞鍋さん、ここ10年くらいずっと全日本女子をひっぱってきて いる、世界最小・最強セッターの竹下佳江さんが出演していました。(わたしは竹下さんの大ファンです!)
それぞれ個性的な選手でプレイに特徴があるのですが、ひとつだけ、3人に共通していることがありました。3人とも、アタッカーのベストの打点でボールが止 まるようにトスをあげている、と第三者が証言しているのです。
眞鍋さんは、夜、暗くなってから、腕が動かなくなる限界まで、星空に向かってトスを上げ続けたそうです。
中田さんは、トスを100回あげたら腕立てふせをして、またトスを100回上げるのを繰り返したそうです。
竹下さんは、バレーボールの選手としては身長が低いので、ひたすらトスの練習を繰り返したそうです。
眞鍋さんによると、腕が限界までパンパンに腫れてもう動かない、というくらいトスを上げて、それでもなおトスを上げ続けることによって繊細さを指や腕が覚 えて、柔らかいトス、すなわち「止まる」トスをあげられるようになったということでした。もう限界です、と思ったところからが勝負なんだと思いました。

ところで、わたしと小川さんは、土曜日の11時40分からコーチ用音読練習をしています。ゴーストの音読(のべ10ページ1セットを10分以内)を、30 分間でできるだけ進めています。今のところ、4セットから5セットくらいやっています。後半残り10分くらいになると、もう口が動かなくなってきます。も うだめだあ、と思いながらもそれでも口を動かす。かなり限界近いけれど、まだ限界じゃない。動かなくなってきたところからが勝負。この感じ、全日本バレー の人と同じかもなあと思います。
ゴーストの音読は時間制限があるので、一瞬だとしても自分を限界に追い詰める感覚があります。小川さんと、コンスタントに5分を切れるようになるのを目指 しています。時々、一皮むけたような気がします。
音読レッスンを始めてから、レッスンの前に音読やるのは、レッスンの質をあげるにもとてもいいことなんだなあと思いました。時間制限のある音読をやること で、感覚が冴えるような気がします。

根石さんから、のべ何百回と繰り返し読んでも、同じ調子で読んでいてはだめだという話がありました。
話を聞きながら、読みのレベルの現状維持は、質的にはむしろ後退だと思いました。
反復は、はたから見ると一見単調な繰り返しに見えるかもしれないけれど、よりなめらかに、よりはっきりと、より激しく、と心がけていけば、確実に変化して いくものだと思います。ゴースト音読、きついけれど、おもしろいです。
 

【17903】

村 田さん

 投稿者:小川  投稿日:2011年 5月22日(日)07時26分48秒
編集済
  おはようございま す。ゆうべは午前2時に就寝し、今朝は6時に起床しました。ナポレオン並みです。村田さんの投稿があるはずだと思って大風呂敷を開いたところです。

バレーボールのセッターの練習エピソード、興味深く読ませて頂きました。励みになります。

すらすら読むこと自体が楽しいので、どんどんスピードを上げて行きますが、「ただ流しているだけ」というようなことが良くあります。そんな音読をしている と、つっかえたり途切れたりすることはないんですが、根石さんに「もっと口の動きに力を入れて」と言われます。お見通しです。つながりはしているが、音が 崩れてにょろ〜〜〜とした読みになるのだと思います。

根石さんはどういう言葉でおっしゃってたかなあ... 「これでいい」というところをもっと超えて練習しておけば、実践の場で余力を残してしゃべることができる、というような内容だったんですが。

ともあれ、限界を超える、限界と思ったところからが本当の練習、それが不可能だと思われていたたことを可能にするんですね。

そか、ナポレオンの辞書には「不可能」という言葉はなかったのでした。

整いました(爆笑)
 


【17904】

ゆ でたまごのオー

 投稿者:Naima  投稿日:2011年 5月22日(日)08時31分23秒
編集済
  画像の貼付けするの ははばかられたので、こちらに貼付けました。お暇な方はどうぞ。

http://pillbugs.exblog.jp/15594768/

 

【17905】

笑 いました

 投稿者:Piggy  投稿日:2011年 5月22日(日)20時54分22秒
編集済
  小川さん、いい写真 ですね!お父様はなかなかの腕前とお見受けいたしました。自慢のお母様、そしておじいさまの表情もあいまって、見事な一瞬の写真です。笑いました。この 後、ゆで卵を無事に飲みこむことはできたのでしょうか。この時息絶えていたら、今の小川さんはいらっしゃらないわけですね。ご主人はこの写真の中にはみえ ないようですが、幼稚園の時からの幼なじみでいらっしゃるのですか。

私は卵を大切にするように育てられましたので、生卵を割ったら殻に残っている卵白を人差し指で器に落とすように言われました。食糧難の時代のドラマで、病 人のために手に入れた卵なのに卵白が残ったまま卵の殻を捨てているところをみると、とても気になってしまいます(それとも、うちだけの習慣だったのでしょ うか)。私は卵がごちそうの世代の最後かもしれません。

小川さんと村田さんの音読のお話に、よい刺激を受けています。
 

【17906】

内 田樹の一言

 投稿者:馬の骨  投稿日:2011年 5月22日(日)21時38分8秒
  消費文化の亢進とグ ローバリゼーションの結果、伝統的な地域共同体と血縁共同体はほぼ解体し尽くされた。だから、日本人のもっとも弱い階層は、単に経済的に貧しいというだけ でなく、セーフティネットとして機能するようなどのような互恵的・互酬的な集団にも属せず、「根」を失ったまま浮遊している。
 

【17907】

Piggy さん

 投稿者:小川  投稿日:2011年 5月22日(日)22時18分51秒
編集済
  ゆでたまごはどうし たのか、良く覚えていません。吐き出してたらもったいないことですね。夫と私の実家は祖父母の代から親戚のような付き合いをしていました。

>私は卵を大切にするように育てられましたので、生卵を割ったら殻に残っている卵白を人差し指で器に落とすように言われました。

ドイツでは今でもそうする人が多いみたいですよ。

>私は卵がごちそうの世代の最後かもしれません。

Piggyさんはもっとお若い方と思っていたのですが... 私の子供の頃は、病気になると卵とじうどん、お誕生日会はオムライスでした。で、バナナもつけてくれました。(^^)
 

【17908】

小 川さん

 投稿者:江戸の母  投稿日:2011年 5月23日(月)04時43分58秒
  村田さんのセッター の話、参考になりました。疲れきるところまでいって、さらにその先というのは、やったことがないのですが、いつか挑戦してみます。

小川さん、写真ありがとうございました。私も、小川さんの後ろに並ぶ3人の大人たちの冷静さとの対比に思わず笑ってしまいました。この写真は貴重ですね。 これから、「ゆでたまご」のoの口の時には、この写真を思い出し、気をつけないとふきだしてしまいそうです。

ところで、娘の園で、英語が始まりました。毎回30分くらい音楽とともに動物カードなどで楽しむチャンツのようなものだと思っていたのですが、発音の練習 (リピート)や会話(How old are you? I'm ○ years old.)を毎回覚えていき、シールを貼っていくというプログラムもありました。壁に毎回、その例文が張られていきます。1年後には、あの壁にたくさんの 例文が並び、子供たちのカードにも、シールが貼られていくようです。そのとなりに、ひらがな表が並んでいます。大人は「今回はこの例文をクリア」「次回は この例文をクリア」・・・と進むことに達成感を覚えているのかもしれませんが、1ヶ月に数回、数回の出会いだけのまったく磁場を書いたこれらの例文が、ど れだけ子供たちに残るものなのか、それよりも、これを強いられることを思うと、胸が痛みますって、のも、心配性の私だけの心配かもしれません。とにかく楽 しく過ごせればいいのですが。子供たちも、笑ってすごせればいいのですが、根がまじめな娘が「できない」っと、負担になってしまっていそうで、ちょっと心 配です。
 

【17909】

小 川さん、いろいろありがとうございます。 

 投稿者:たけ  投稿日:2011年 5月23日(月)18時45分3秒
  こんにちは!

根石さんから、ゆで卵の「オー」音を初めて注意された時は「なるほどぉ〜」と思い、
ある日ゆで卵を作った時に実際にくわえてみた事がありますが、
ゆで卵って結構大きいですよね?
で、あのお写真をよく見ると、ほとんど飲んでますやん!(笑)

……ご無事でなによりでございました…

すみません。あの写真を拝見したあと、30分笑いのツボにどっぷりはまらせてもらいました。
そして、今朝は通勤電車の中でなぜか思い出し、
笑いをこらえるのに必死なあまり、妙ににやけたアブナいおばさんと化していました。f(^_^;)

そして、"Henry the Eighth, I Am" のオリジナルのリンクもありがとうございました。
あの、ふざけた歌詞に、軽い調子のメロディーと歌手達、
そして背後に聞こえるファンの熱狂的な叫び…。
ちょ〜〜〜意外でした!
あの曲の、あの雰囲気を知っている人なら、Samに歌い続けられたらうっとうしいかも…
なんて思いながら、気がつくとしっかり耳に残り、口ずさんでいる私なのでしたf(^_^;)
次回ここの46ページの読みが回って来たら、わたし歌っちゃうかも〜♪

強烈な2点の話題をありがとうございました!
 

【17910】

興 奮しすぎて、肝心な事を忘れました。

 投稿者:たけ  投稿日:2011年 5月23日(月)19時53分56秒
  ご紹介いただいた "Henry the Eighth, I Am"の中でのHenryは、
ahn-REEと、Hを発音せず、リーの部分にアクセントを置き、フランス語の様に発音しているんですね。
調べると、HEN-reeという、Hの音を出し、アクセントが前にある発音もきちんと存在するので、
使い分けがどの様にされているのか興味があるところですが、よくわかりませんでした。
ちなみに、Hermans Hermitsはイギリスのマンチェスター出身のバンドだとか。

★おまけ★
BEFORE↓
http://www.hermanshermits.com/
AFTER↓
http://www.hermanshermits.co.uk/
 

【17911】

江 戸の母さん、たけさん

 投稿者:小川  投稿日:2011年 5月24日(火)01時07分37秒
  江戸の母さん

限界を超えたところに何があるか、わくわくしますね。それまで根が生えた石のように意志を強固にして練習しないといけませんね。私も心がけます。

たけさん

"h"を発音しない、というか、発音出来ないのはイギリスのコクニー訛でしょうか。 Hermits、私達の年代にはなつかしいバンドです。ビフォーアフター、うわあすっかりおっちゃんになってますねぇ。

 

【17912】

た けさん

 投稿者:小川  投稿日:2011年 5月24日(火)07時20分4秒
  英国英語の訛につい てのサイトを見つけました。

http://www.news-digest.co.uk/news/content/view/520/120/

 

【17913】

内 田樹の一言

 投稿者:馬の骨  投稿日:2011年 5月24日(火)21時34分9秒
  知識や技術の伝授と いう外形的な関係を経由して、「それとは違うこと」を学ぶのが教育である。知識や技術は商品化できる。単位も学位も商品化できる。けれども、「それとは違 うこと」は商品化できない。
 


【17914】

小 川さん

 投稿者:たけ  投稿日:2011年 5月25日(水)20時49分10秒
  英国英語の訛につい てのサイトのご紹介ありがとうございました。
あんなに何種類かあるんですね。
大昔、グラスゴーに行った時に、まるで東北弁の様な英語だったので、
とても不思議に思ったのを記憶しています。
言葉って、やっぱりおもしろいですね〜。
 

【17915】

こ みゅにかてぃぶ・いんぐりっしゅ

 投稿者:小川  投稿日:2011年 5月27日(金)07時28分41秒
編集済
  先日、ベテラン通訳 ガイドにくっついて奈良のガイド勉強。JR奈良駅を出発し、ならまち→興福寺→東大寺→春日大社→ならまちと歩いて回って来ました。(奈良に来られたら、 是非このルートで回って下さい。歩いて3時間程度です)

前代未聞の震災と原発事故の影響で、奈良でも外国人観光客は激減。昨日の私達のウオーキングツアーも、新米ガイドの私達とアメリカ人男性1名という状態で す。つまりお客様1人にガイドが三人....(このアメリカ人の名前を仮にHenry としておきます。)

それに対し日本人旅行者は、東北地方を避けて近畿地方に流れて来ているようです。東大寺など修学旅行生で芋の子を洗うような状態です。

さて、その東大寺に小学校の修学旅行の一団がいました。5〜6名のグループになって、外国人と見れば何の断りも無く

"Hello!"
"What is your name?"
"Where are you from?"
"What kind of Japanese food do you like"
"Which place do you like?"
"Please sign here."(!!!!)

と声をかけてくるのです。

小学校英語の成果を発揮する目的なのでしょう。それぞれアンケートシートのようなものを持った同様のグループがあちこちで外国人ハントをしています。質問 内容のリストを読み上げながら、てんぷらや寿司、京都や東京等の観光スポットの写真つきのシートを外国人観光客に指し示し、質問を読み上げるだけなんです が、しかしそれも到底通じる発音ではありません。

それに...初対面の人間にいきなり "What is your name?" や"Please sign here." です。職務質問か....無礼にもほどがあります。

外国人の姿があまりにも少ないので、行く先々で我も我もと、まるで砂糖にたかる蟻のようにHenryに群がって来ます。最初の数回はHenryもおもしろ がって答えていたのですが、3回、4回と回を重ねるうちにうんざりして来たようです。

南大門あたりで、引率の英語の先生も一緒のグループにつかまりました。子供達がアメリカ人との「コミュニカティブ・イングリッシュ」を楽しんでいる傍ら で、横から助け舟を出すでもなく、ただニコニコと眺めておられます。

けれど ほほえまし光景というよりは、むしろ腹立たしい光景でありました。おかげで私達のウオーキングツアーは一向に前に進まなかったのです。ガイドさんは仕事 中、私は研修中、Henryは帰りの電車の都合がありますから、いい加減にしてもらいたいと思いました。東大寺南大門前の鹿の厚かましさは有名ですが、今 回ばかりはしつこくエサをせびる鹿達よりも、小学生軍団の方がわずわらしかったのです。

Henryは子供好きということで、最初の内は辛抱強く聞き返していましたが、どう聞いても発音が通じないので、とうとうアンケートシートを小学生の手か らひったくり、自分で読み上げながら1人で答えていました。

ついに5回目、"Excuse me. May I ask... ”と近づいて来られた時には、先輩ガイドは「もう4回も聞かれているのよ。ごめんなさいね」とやんわりと、しかしきっぱりと言い、Henryは小学生達の 顔さえ見ず、やややけっぱち気味。壊れたレコードのように彼らの質問文を繰り返していました。

仏の顔も三度までです。

これがコミュニカティブ・イングリッシュと言えるのでしょうか...

(自分の語学日記に書いたものなんですが、こちらにも投稿します)
 

【17916】

規 約 最新版

 投稿者:根石吉久  投稿日:2011年 5月27日(金)09時35分44秒
  村田君と坂井村 (現、筑北村)の村営の宿に素泊まりし、規約を直してきました。
7月から発効させる予定です。生徒さんからご意見がありましたら、お書き下さい。

------------------------------------------------------
素読舎規約(2011年7月発効)

規約は暫定的なものとし、使いながら改訂を続ける。

改訂する場合はなるべく生徒の意見を考慮して行う。

レッスン代金は、「その月のうちに」を基本とする。(例。5月分は5月のうちに)

「その月のうちに」を守れない場合は、生徒から「連絡用掲示板」にその旨連絡をする。

素読舎のレッスンには、「有料過程」と「無料過程」がある。

「有料過程」の生徒が「無料過程」を希望する場合は、生徒から素読舎にその旨申し出る。

すべての生徒のポイントを素読舎が管理する。「無料過程」を希望する生徒のポイントは、素読舎の掲示板上に公表する。

素読舎のレッスンには「一人一枠」と「二人一枠」がある。

レッスン開始後、生徒に「一人一枠」を希望するか「二人一枠」を希望するかを聞く。

一枠、週一回三〇分、月額12000円。

「一人一枠」一人月額12000円。
「二人一枠」一人月額6000円。

「二人一枠」使用者はレッスン代金6000円の他に、「二人一枠維持基金」月額1000円が必要。

継続的に「一人一枠」で使う場合は、「無料過程」に移ることはない。ポイントの増減もない。

「一人一枠」で開始し、途中から「二人一枠」を希望する場合は、「二人一枠希望者リスト」に枠名(?曜?時)と名字のイニシャルを記入し、掲示板に公表す る。空き枠を作らないことを条件に、なるべく早めに「二人一枠」を作る。

「一人一枠」での練習は、曜日・時間帯の都合が素読舎側と生徒側で合いさえすれば継続が可能。

「二人一枠」は壊れやすい。曜日・時間帯が合わない場合、生徒の一人がレッスンをやめた場合、二人の練習力の釣り合いがとれなくなった場合、「二人一枠」 は壊れてしまう。

「二人一枠」維持については、なるべく、一人一人の生徒の希望を大事にするが、すべての希望に沿えるわけではない。

「二人一枠」をどう維持していくかは、生徒同士で話し合うことが必要。

「二人一枠」を使用中に、一人の生徒が「一人一枠」を希望する場合や、一人の生徒がレッスンをやめる場合がある。どちらの場合も、残った一人は、ひとまず は「一人一枠」で練習を継続する。
「二人一枠」を希望する場合は、「二人一枠希望者リスト」に登録する。「二人一枠希望者」は、枠名(曜日・時間帯)とイニシャルで掲示板上に公表する。な るべく掲示板上で生徒同士で話し合っていただき、「二人一枠」を形成する。その際、素読舎は「練習力の釣り合い」という観点からアドバイスする。

基本的に、「二人一枠維持基金」は「空き枠」が埋まらない期間、「空き枠」による収入減を防ぎ、語学論の充実、教材の作成に支障がでないようにするために 使用する。他の目的で「二人一枠維持基金」を使用する必要が生じた場合、規約に例外として項目を追加する。

ポイントは、基本的に「有料過程」から「無料過程」へ進む場合、「無料過程」から「有料過程」に戻る場合にのみ使用する。例外が生じた場合、規約に例外と して項目を追加する。

ポイントを数えるときに、例外的に「枠使用者の合計ポイント」で算出することがある。

例外1.「二人一枠維持基金」が底をつき、空き枠が埋まらない場合、枠の合計ポイントのもっとも少ない「二人一枠」を解消する。

「二人一枠」は、生徒数が少ないほど作りにくい。曜日・時間帯の都合がつかないだけでなく、生徒間の「練習力の釣り合い」がとれないことによっても「二人 一枠」が作れないことが起こる。生徒数を増やす以外に解決策はない。

コーチが複数いる場合、幹側のコーチから枝側のコーチに生徒を預ける。幹側のコーチとは枠数を維持する段階に入ったコーチ、枝側のコーチは枠数を増やす段 階にあるコーチとする。

幹側のコーチに必要な条件は、語学論が書けること、教材を作成できること、塾の運営ができること。

「空き枠」という考えは、幹側のコーチの枠にのみ適応される。

幹側に「空き枠」が生じ、枝側から生徒が戻れない場合については、コーチ間の話し合いで解決する。話し合いの結果は公表する。

 レッスン受講希望者が現れ、曜日・時間帯等の都合でレッスンが開始できない場合は、「レッスン受講希望者リスト」に名前を加える。掲示板上には、県名・ 名字のイニシャルで公表する。枠を譲っていただくなど、他の生徒と話し合って都合がつけられそうな場合は、掲示板上で話し合っていただく。

 時間帯の調整、枠の移動の調整等は、掲示板上で、なるべく生徒同士で話し合って解決していただく。

空き枠を作らないことを条件に、「二人一枠希望者リスト」の中から、コーチが「練習力の釣り合い」を基準にペアの相手を紹介する。曜日、時間帯の都合等は 生徒同士の話し合いで決めていただく。他の生徒も話し合いに参加できるよう、話し合いの場は掲示板上とする。

「二人一枠希望者リスト」から、「二人一枠」を形成する場合、最重要条件は「練習力の釣り合い」。練習力が釣り合う相手がみつかり、ポイントの低い人がポ イントの高い人を「またぎこして」「二人一枠」を形成する場合は、1ポイントマイナスされる。

 レッスンを使ってみていいものだとわかった場合は、周りに広めていただく。特に「二人一枠」でレッスンを継続することを希望する人には、積極的にそうし ていただく。

入塾時、ポイントはゼロ。

塾生紹介があるたびに、3ポイントがプラスされる。紹介した生徒がやめた場合は、2ポイントがマイナスされる。

2011年6月以降、「二人一枠」を形成する場合は、それぞれの生徒から1ポイントマイナスされる。

「二人一枠」を使い始めて以後は、被紹介者がレッスンを継続する限り、紹介者のポイントは変動しない。

ポイントの増減は、「二人一枠」解消に直接的に使われることはない。(「二人一枠維持基金」をクッションとする。)

ポイント数は、「無料過程」へ進むこと、「無料過程」から「有料過程」に戻ることを決定する際に使われる。

「無料過程」を希望する場合、掲示板上でポイント数を公開する。
「無料過程」を希望しない場合、ポイント数は公開されない。

◎「無料過程」に移る条件。
●「ゴースト」の音読が、コンスタントに12ページ10分以内で終わること。
●週二回以上、「自立練習」をすること。
●ポイントがプラス1以上であること。

ポイントをプラス1以上に維持することで、「無料過程」を使い続けることができる。

「無料過程」に移行後、1年に1ポイントずつマイナスされる。

基本的には「無料過程」へは「二人一枠」の枠ごと移動する。

一人だけ条件が整っている場合は、「二人一枠」のうちの一人だけが「無料過程」に進むこともできる。

「二人一枠」の一方が「有料過程」、一方が「無料過程」で使う場合、無料過程の生徒に対してもコーチ付きのレッスンが継続されるので、一人分の6000円 は、「二人一枠維持基金」から充当する。

「無料過程」の生徒になった場合も、「二人一枠維持基金」の月額1000円は支払う。

「無料過程」で使用する人は、「自立練習」の報告の他、自分の英語の変化等「文章で」掲示板に掲載し続けることを課す。「文章で」の報告は、月に一度を目 安とする。1ヶ月以上報告がない場合は、1ポイントをマイナスする。

新しくレッスンを始めた生徒に、掲示板、ホームページ、パンフレット等のどの記事を読んでレッスンを開始したのかを聞く。
生徒が書いた記事によって、新しい生徒がレッスンを開始したとわかった場合は、記事を書いた生徒を「紹介者」とする。

無断欠席は1ポイントをマイナスする。

コーチおよびコーチ希望者は、それぞれが分担するネット上のホームページ、ブログなどを充実させる。

月初めに、最新版の規約を掲示板に村田が掲載する。

ポイントの集計、「無料過程希望者」のポイントの公表などは村田が行う。

月初めに「二人一枠維持基金」の集まった額、集まっていない額を村田が根石に確認し、掲示板に公表する。

集まった「二人一枠維持基金」は根石から村田に渡し、村田が口座に入れる。

空き枠が生じた月は、「二人一枠維持基金」を村田が取り崩し、根石に渡す。

「二人一枠希望者リスト」「レッスン受講希望者リスト」の作成、公表は村田が行う。

「無料過程」を使う生徒の中から積極的に「コーチ希望者」を募る。

「コーチ希望者」に対するレッスン内容は、通常のレッスンにおける「音読」部分のみとする。

コーチとして認定する基準は、「七年目の浮気」のテキスト12ページをコンスタントに10分以内に終わらせる練習ができること。


 

【17917】

規 約について

 投稿者:I村  投稿日:2011年 5月27日(金)19時15分49秒
  私は特に異論はあり ません。
素読舎に生徒を紹介できるよう、今後ともがんばります。
 

【17918】

コ ミュニカティブ・イングリッシュ

 投稿者:I村  投稿日:2011年 5月27日(金)19時27分42秒
  小川さん

 なるほど、ヘンリーさん(仮名)も災難でしたね。子供たちも、先生も悪気は全くないのでしょうが、だからこそたちが悪いと言えますね。コミュニケーショ ンって、まずは相手のことをおもんぱかることから始まると思うのですが。まあ、私も自分のことばかり考えて相手と話すこともありますし、私自身も気をつけ ることにします。
 

【17919】

I 村さん

 投稿者:根石吉久  投稿日:2011年 5月27日(金)22時18分8秒
  よろしくお願い致し ます。

 

【17920】

I 村さん

 投稿者:小川  投稿日:2011年 5月27日(金)23時01分1秒
  ご愛嬌と笑ってはい られないです。繁華街のキャッチセールスみたいです。東大寺付近はシカと修学旅行生に注意。  

【17921】

チャ コさん

 投稿者:小川  投稿日:2011年 5月28日(土)01時06分47秒
  今日もありがとうご ざいました。

いつもレッスンの後にコーチ法について指導が入るのですが、今日は村田さんから"pompom" の発音について訂正を受けました。私は「狭いア」とチャコさんに説明したんですが、これは「あごの下がるア」でした。ごめんなさい。以後気をつけます。

さて先の話で申し訳ないのですが、8月いっぱいはお休みを頂かねばなりません。その間は村田さんがコーチ実習されることになります。よろしくお願い致しま す。



 

【17922】

コー チ見習い (4) ー気配の音

 投稿者:小川  投稿日:2011年 5月28日(土)01時49分22秒
編集済
  今日は「みっつの ア」と"er" にポイントをおいてコーチ実習しようと思っていました。"Why don't you leave her there until we get the other stuff in." の中に3つも"er" があり、他にも沢山出て来ましたので。

途中で "We could put our bedroom upstairs... " で could の"d"の音が気になり、やっぱり今日も音の脱落について口出ししました。前にも書いたように、子音の弱形は案外難しいもので、上級者でも出来ない人は沢 山います。ですから、素読を始めたばかりの生徒さんに今言うべきか、あるいはもっと先になってからでもいいのか、迷いはしていたのですが。

指導とかアドバイスをするにあたって、そのタイミングを見極めることがとても大切だと思います。そしてそのタイミングを見極めるのがとても難しいと思いま した。

ともあれ、その際に「"could" の "d" は弱く」という言葉で説明したのですが、この説明が不的確だったのでしょう。チャコさんは なかなか "d"の弱形を作ることが出来ませんでした。そこで根石さんは「上の歯茎の裏に下をつけたまま"d"の音は出さないで」という言い方をされました。すると チャコさんはすぐにこの「気配の音」を獲得されたので、やっぱりこれは名人芸だと思ったものでした。素読舎の生徒さんにではないですが、私の英語教室の生 徒には「レコードの針が飛ぶような感じ」と説明していました。

初級者とって弱い音を作るのはとても難しいものだと根石さんが言われました。弱い音なら楽に出せるだろうと思うのは素人考えだとのこと。弱い音というもの は、口の筋肉の力が出来た時の余力で作れる音だということでした。弱形は口の筋肉をしっかりと使うことで出来る、口の筋肉に余裕が出来て初めて出来るもの だそうです。

日本人の耳には気配の音は聞き取れないことが多いのですが、ネイティブスピーカー達にはちゃんと「音」として聞こえているものだそうです。"All right." などの発音に見られるように、彼らも実際に音を出さないでいる時もあるのですが、語学の場では標準形で練習することが大事だということです。練習の時に崩 れた音でやることはありません。

今日も納得、です。
 

【17923】

きょ うのレッスン

 投稿者:F  投稿日:2011年 5月28日(土)11時10分22秒
  今日28日土曜 20:50〜のれっすんですが、
クラブの合宿があるため、できません。
連絡が遅れて申し訳ありません。
よろしくお願いします。
 


【17924】

F  さん

 投稿者:根石吉久  投稿日:2011年 5月28日(土)21時02分38秒
  欠席の件承知しまし た。
今後、連絡は以下の「連絡専用掲示板」へお願いします。

http://9310.teacup.com/sodokusharenraku/bbs
 

【17925】

思 い切って殺す

 投稿者:小川  投稿日:2011年 5月29日(日)01時34分15秒
  今日のコーチ音読 レッスンで子音の弱形についての補足説明がありました。

"We could put ..." の "d"の音が弱くなったり落ちてしまったりする現象を「レコードの針が飛ぶような感じ」と説明していましたが、根石さんは音が飛んでしまうわけではないと おっしゃっていました。"d" の発音をする際の舌の位置はそのまま確保したまま、音は出さないでおくのですが、この「黙音」には「音」あるんだという言い方をされました。日本人の耳に は音としては聞こえないけれども、ネイティブスピーカーの耳には"d" の音として認識されるということだそうです。

発音の際の口や舌の一は確保したまま、音を出さないようにすることを、素読舎では「思い切って殺す」と言います。物騒な表現ですね〜。村田さんとの自立練 習の時、「そこは思い切って殺して下さい」と言われた時は、「ふぇ?」と思いましたが、理屈がわかってみると、なるほどと納得の表現です。
 

【17926】

コー チ音読レッスン

 投稿者:村田晴彦  投稿日:2011年 5月29日(日)02時33分32秒
編集済
  小川さんはぐすぐす 鼻声で、わたしは腹具合がおかしく腹に力が入らない。今日はそんなお疲れコンビでしたが、レッスンをやるからには容赦なくチェックが入ります。わたしは今 日はわりと早く限界が近づいてしまいましたが、根石さんに「力を入れて」と言われると、それでも筋肉に力が入ります。レッスンは、いつでも一歩前へ進みま す。今日は据え置きを繰り返していたので、新しいページは3ページ程度しか進みませんでしたが、それでも前へ進んだと思います。絶不調の時の駄目出しは、 きっと好調な時の飛躍につながります。すぐにはわからないことだけれど、いつか振り返ったら、きっとわかる。

レッスンが終わったあと、いろいろお話をしました。そのなかでいくつか心に残った話しがありまして、そのなかで、今日のわたしたちコンビにとてもしっくり くる話を書き留めておこうと思います。
よくつながってきて、口もよく動くようになってきた人は、いつか、筋肉がしびれた状態になるそうです。根石さんは、その状態を、「歯を抜く時に麻酔をかけ られて、麻酔がだいぶ抜けてきたけれども、思うように動かない」ような状態と言っていました。
根石さんは、この状態からこそ、「英語の音」が生まれて来る、と言いました。普通だったら(「音づくり」自体が巷に滅多にないので「普通」という言い方は おかしいですが)、筋肉が動かなくなったら、それは困ったことだと思うところです。根石さんはそこからが始まりだと言うのです。
初心者は、激しく筋肉を動かすことはできない。かなり練習を積んできた生徒さんがやっと、筋肉が麻痺するところまでたどりつける。そこから、「英語の音」 が生まれてくる。そう言うのです。
根石さんは最近、ある生徒さんに「やっと麻痺しましたね」と言ったそうです(わたしは正確には覚えていないですが、大意はそうでした)。生徒さんは面食 らっていたそうですが、その生徒さんも、いつか振り返った時に、その意味がわかると思います。
わたしも、もっとやるぞ!と思いました。
 

【17927】

コー チ音読レッスン「限界を超えよ」または「地獄巡り」の巻

 投稿者:小川  投稿日:2011年 5月29日(日)03時22分45秒
編集済
  不肖小川、今日は絶 不調でありました。最初の1ラウンドは10分を大幅に超過。やりなおしと相成りました。続く2ラウンド目も3ラウンド目も8分強。いつもの調子なら7分は 超えなかったのではないかと... 今日こそ5分を切りたかったのに、まったくもって不本意です。村田さん、ごめんなさい。

実はスカイプをオンにして呼び出しを待つ間に、机につっぷしてうたた寝してしまっていました。寝起きのままレッスンに突入したので、1ラウンド目はほとん ど寝ぼけておりました。御陰で「口の動きに力を入れて下さい」という指示が沢山出されました。

しかし "What should we do?" など以前にはあまりチェックの入らなかったセンテンスにまで、「もっと口の動きに力を入れて」とチェックが入り、「ええっ、何で今さら???」と思いなが ら何度も繰り返していました。けれど指示の通りに口の筋肉にしっかり力を入れて読むと、いままで難なくつながっていたはずの文が、しどろもどろになってし まいます。音の質を厳しく問われるようなレベルになったんだろうと思います。(受け取り方がポジティブすぎるか...単に音のだらしなさを注意されただけ かも...)

根石さんの言われる「個々の音の粒をはっきりさせて」しかも「つなげる」ことを両立させるのは、並大抵の練習では出来ないものだと思いました。私など、ま だまだ口の筋肉が出来るところまでには至っていないのです。口の筋肉をしっかり使うとつながらない、つなげようとすると口の筋肉が動かない、根石さんは 「シジュフォスの岩」のようなものだと言われました。私は「賽の河原」みたいやんかと思いましたが、うんうんと唸りながら岩を押し上げるシジュフォスの姿 の方が、音作りの練習をする私達に似ていますね。

口の筋肉を大きくしっかり使うことと淀みなくつなげることを両立させるのは、まるで水と油を混ぜて乳化させるようなものです。ドレッシングを作る時のよう です。空き瓶に油と酢を入れて、気が触れたように力一杯振らねばなりません。一度はうまく混ざったと思っても、放置しておけばすぐに分離してしまいます。 またまた気が触れたように瓶を振らねばなりません。

根石さんは「語学は習い事じゃないんだ」と言われました。英語をやってると楽しいとか嬉しいとか、そんなことを目的にやってるんではないんだということだ と思います。日本語とは構造も発想も発音も大きく違う外国語を修得するのが目的ならば、どれくらいの練習量が必要でしょうか。曲がりなりにでもいい、自分 の日本語力に見合う程度の英語力をつけたいと私は思い続けていますが、それは並大抵なことではないと思います。

語学の修得の過程は、先日村田さんが書いて下さっていたバレーボール選手の練習のエピソードと同じです。素読舎のレッスンはきついですし、コーチ見習いに なった途端、どんどん厳しさが増してくるようにも感じます。それでも限界にぶち当った時に尻尾を巻いて逃げ出せば、今までの練習が元の木阿弥になってしま うと思うと、もったいなくて辞めようという気にはなれません。それよりも限界を超えた先に見える景色が見たくて見たくて。

シジュフォスも賽の河原の子供達も、際限なく「徒労」を続けるんですが、素読舎のレッスンは途中で投げ出さない限り「徒労」に終わることがないわけで。

馬の骨さんが引用して下さった内田樹の言葉にも考えさせられるものがあります。

>師の仕事は実定的な知識や技術を教えることではない。子どもを成熟させることである。そして、成熟の旅程は牧歌的な風景でみたされているわけではない。 それは一種の「地獄巡り」である。教師の責務は子どもたちが地獄巡りをしたあとに、戻り道を指し示すことである。

皆さん、地獄巡り、ご一緒しましょうね〜、戻り道はありますから。





 

【17928】

村 田さん

 投稿者:小川  投稿日:2011年 5月29日(日)03時38分10秒
編集済
  村田さんも今日は絶 不調だったんですね。お大事に。

村田さんのご投稿を読んで、「大概の英文はそこそこ読める」というのが私自身の問題だと思いました。いままで麻痺するほど口の筋肉を使って音読練習したこ とがあまりなかったように思います。どなたかがおっしゃったように、私も英語というものをなめておりました。激しく反省。

ところで... 村田さんも非常に前向きな方ですね! 私は「こける(倒れる)時も前に倒れる」というのを座右の銘にして来ました。ポジティブです(爆笑)。




 

【17929】

絶 妙のタイミング

 投稿者:根石吉久  投稿日:2011年 5月29日(日)11時09分55秒
編集済
   オーストリアで (ドイツ語で)育ち、二十歳前後にアメリカに渡り、英語でまくしたてる速度はまったく英語ネイティヴと同等になった三十歳過ぎの男と日本で友達になったと いうことがあった。素読舎の昔の塾生(女)がアメリカに留学し、アメリカで出会ったこの男と結婚し、日本に連れて帰ってきたのだった。
 けっこう激しく喧嘩を繰り返したので、単なる仲良しの友達というのではない。お互いに譲れないところを持ちながらつきあいは続いているという関係の友達 である。(今は、福島第一原発のせいで、こいつはオーストリアに疎開している。)
 この男と私の昔の借家のこたつで、喧嘩をしたことがある。炬燵板の上を風が吹いてきた。風は、相手が言葉をまくしたてる口の筋肉の動きによって生じたの だ。息の勢いによって生じた風が、私の顔に当たった。
 日本人は興奮がある域を越えると、どなり声になる。これは喉や腹で作る音なので、口の筋肉が立体的に動くことでできる息ではない。しかし、こたつの向こ うに座っている男が出す息は、明らかに口の筋肉のバネが作っていた。その音がまわりの空気を巻き込んで、風を作り、私の顔に当たってきた。
 日本語の音は平板であり、英語の音は彫りが深い。日本人の顔の彫りが浅い程度に日本語の音は平らであり、英語ネイティヴの顔の彫りが深い程度に、英語の 音は立体的だ。

 日本語は演説には向かない。英語は演説向きの言語だ。単に音のレベルだけでも、それが言えてしまうのではないか。

 俺にはとうていこういう風は作れないとそのときはっきり思ったことを覚えている。何でもめていたのかは忘れてしまったが、こたつ板の上を吹いてきて私の 顔に当たった風ははっきりと覚えている。口の筋肉のバネが違うのだ。

 英語の音の強弱で言うなら、英語の音の「強」と「弱」の落差を日本人はどうしても弱めてしまいがちだ。強弱の落差の少ないイントネーションというのは、 英語ネイティヴの人たちにはかなり聞き取りにくいものだろう。

 喩え話で言うとどういうことになるのか。
 私の住んでいるところは善光寺盆地の南の方なので、周りに山波が見える。比較的なだらかな山が連山を成している。ああいうものを一般には山脈とは言わな いのだろうが、尾根道でつながっている山波がいくつもある。杏の里と言われる村の方に出かけると、屋代たんぼの広がりの向こうに低い山波があり、その上に 北アルプスの険しい山脈が姿を現す。これはなだらかなものではない。ひとつひとつの岳とその鞍部との落差が大きい。

 手前の里山とアルプスの切り立ちとの対比で、日本語の音の強弱、英語の音の強弱を喩えれば喩えられるのではないだろうか。

 里山には里山の標高があり、アルプスにはアルプスの標高がある。海面からの高さがすでに違う。「俺にはとうていこういう風は作れない」というのはそうい うことだ。里山がアルプスになることはない。
 日本語で育った人間が、英語で育った人間になることはない。

 しかし、里山の標高であっても、群馬県との県境には妙義山というものがある。高い山ではないが、切り立っている。山頂と鞍部にはっきりした落差がある。
 善光寺盆地のおだやかな里山の稜線を妙義山くらいの激しい落差の形にするというのが、ひとまず日本在住の英語学習者がやるべきことだろう。(実際に山の 地形をそんなふうにしたら乱開発だが、語学はある局面で乱開発である。)
 その後、妙義山が標高はそのままに、アルプスの相似形になることがあるとすれば、それは「語学外」=「生活過程」においてだろう。それは、「磁場内」で のことだろう。
 その場合でも、里山が「アルプスになった」のだと考えない方がいい。里山が「アルプスの相似形になった」だけであり、標高の違いはそのままなのだ。(そ うでなければ、アメリカで英語で生活する日本人がなんで日本語への郷愁のようなものをしばしば語るのかわけがわからない。標高自体が違うから、「郷愁」が 出てくるのだ。私はケネディ空港の売店で、日本語のイントネーションがおかしくなったほどに英語に漬かって仕事をしている日本人が日本語への郷愁を語るの につきあったことがある。)

 語学では、強弱の落差が内部感覚としてよく育てばいい。単に耳で聞いてではなく、自分の口を動かして、自分の口の動きの感覚として「落差」が育てばそれ でいい。

 そこに「黙音」と造語した根拠がある。
 want to なら前の単語の最後の音と、次の単語の初めの音が「同じ」だから、「黙音」になる。これが基本だ。舌の位置が「同じ」か「同等」(t、d、l、n)のぶつ かりあいの場合も、前の音が「黙音」になる。

 could put の場合は、d と p では舌の位置や唇の使い方が違うが、「子音と子音のぶつかりあい」によって、d の音が「黙音化」する。その結果、「弱形」になる。

 「黙音」と「弱形」は、人間の口の筋肉の生理からすれば、根は同じものだ。どちらも「いいにくいから」というところから生まれてくる現象に過ぎない。

 「弱形」は、体は蛙の形をしているが、まだ尻尾がついているような状態の音のことだ。尻尾の部分が「弱形」になる。大きい尻尾の場合も小さい尻尾の場合 もある。尻尾がなくなれば、「黙音」である。

grandmother の d と m のぶつかり合いで、d がまったく消失し、舌の位置さえ「上の歯茎の裏」を失って発音する英語ネイティヴはいるはずである。この場合、「小さな尻尾」もない。小川さんの言い方を 借りれば、「レコード盤の音跳び」になる。

 「黙音」は「音跳び」ではない。

 ネイティヴでさえさぼるものを、俺たちがなんでさぼっていけないのかと言われるかもしれない。しかし、さぼらない方が楽だからさぼらない方がいい。

 ここでも、問題は「磁場」なのだ。
 英語の「磁場」に生きているのなら、個々の語を個々の語として扱うのでいい。法則性など問題にしなくていい。「言語磁場に生まれて育てば、その言語を しゃべれるようになる」「文法なんか知らなくても言葉はしゃべれるようになる」と、文法に関して言われていることが、そのまま音に関しても真実なのだ。あ くまでも「磁場」においては。

 語学では、 grandmother の d を、「舌の位置は確保して、音は黙る」でやっておいた方がいい。そこに「子音と子音のぶつかりあい」の法則が働いているのを(ぶつかりあったから「消失」 したのだということを)、体感として(内部感覚として)育てておいた方がいい。それが育てば、「音と音のぶつかりあい」が感覚になる。
 法則が感覚になれば、あらゆる場面で応用がきく。つまり、省力になる。つまり、楽なのだ。

 レッスンでは、まずは「つなげる」を言い続ける。
 つなげるのが楽になってきたら、「はっきり」を課す。
 「つなげる」と「はっきり」を両立させることを課す。
 このあたりで、「音づくり」の半分くらいまでの到達度である。
 このあたりから、「音づくり」の後半が始まる。
 このあたりで、コーチの指示がきつくなる。
 このあたりで、レッスンをやめてしまう生徒が多い。
 ほぼ半分はやめる。
 その話をゆうべ、小川さんと村田君に話した。
 「縁なき衆生」と考えるのがいいのかどうか。

 「音づくり」の「後半の前半」は、「つなげる」と「はっきり」が相互に邪魔しあう。「もっとつなげる」と指示し、「もっとはっきり」と指示し、「両立さ せろ」と言うと、麻酔が切れかかったときのような「痺れ」が生じる。

 「後半の後半」では、「はっきり言うからつながる」という現象が現れる。つまり、「意味が動くからつながる」という現象が生じる。片っ端から初出の文 で、いきなり「意味が動くからつながる=いきなりイントネーションが独り立ちする」レベルになれば、練習者としては自立を果たした者としていいが、私自身 がそのレベルには届いていない。つまり、「自在」というものに届いていない。そんな話を小川さんと村田君にした。

 ここは日本語の「磁場」だから、賽の河原で子供が石を積んでも、鬼が来て崩してしまうと同じことが起こる。小川さんはいつかはこれが終わることがあると 考えているようだが、語学はいつまでたっても賽の河原で石を積むような行為だろう。日本在住のままの人の中に育ち始めた英語にとっては、「日本人の自然環 境=日本語」がそのまま鬼に変じるのだ。

 それでいいと思っている。私の仕事は、「達者な英語つかい」になることではない。語学論は、語学に内在する「関係」を明らかにすることなのだ。「余計な 神経症」「余計な劣等感」を払拭できれば、仕事の半分の意味はある。残りは、生徒の力をつけることだが、レッスンを継続して、生徒が自分で語学論を持ち、 「認識」を持たなければ、日本在住の英語なんぞは片っ端から死ぬ。

 昨日レッスンをやめてしまった生徒も、「音づくり」の後半にさしかかったところだった。「音づくり」では一番大事な「つなげる」と「はっきり」の両立を ようやく課すことができるようになったところでやめてしまった。ここを抜ければ「無駄金」ではなくなるが、ここでやめたらこれまでの金は「無駄金」になる という「絶妙のタイミング」というのが、「音づくり」のちょうど中間にある。

 厳しく言わないでいれば、生徒はレッスンを継続するだろう。
 だらだらと「ならいごと」として、「絵をならってます」「カラオケをならってます」と同等のこととして続けるだろう。
 語学としては、「無駄金」を使わせ続けることになる。
 素読舎のレッスンは「無駄金」を使わせるのを嫌うレッスンである。
 仕方がない。昔からそうだったのだから。

 ようやく厳しく指示できるレベルに育ったと思えば、生徒がやめてしまう。やはり「縁なき衆生」と考えるしかないのか。

 そんなことも村田君と小川さんに話した。
 

【17930】

縁 なき衆生

 投稿者:小川  投稿日:2011年 5月29日(日)12時48分49秒
編集済
  黙音、気配の音で、 今ふと "Sound of Silence" という歌を思い出しました。"People talking without speaking. People hearing without listening." という歌詞でしたね。

今日、久々に根石さんのご投稿を読んで、ああ、私の言葉は軽いなぁと思いました。しゃべっちゃあいるけど、意味のあることを語ってはいない。毎回レッスン の後に大事なポイントを聞かせて頂いているのに、わざわざメモまで取っているのに、その実まともに聴けてはいない。ここ十数年来、年がら年中、四六時中、 同じ事を口を酸っぱくして言い続けて来てはるんやなぁ、私は馬鹿か、と思いました。ふと「馬鹿論」を読み返してみたくなりました。

>小川さんはいつかはこれが終わることがあると考えているようだが、語学はいつまでたっても賽の河原で石を積むような行為だろう。

そんなことはないです。私も終わることがあるだろうなどとは思っていないです。一生お勉強だと思います。決して終わりは来ないでしょうが、決して徒労だけ には終わらないだろうとは思っています。語学論を持たねば空しいことですが...

>ようやく厳しく指示できるレベルに育ったと思えば、生徒がやめてしまう。やはり「縁なき衆生」と考えるしかないのか。

いっそのこと素読舎の生徒募集に「生半可な気持ちで申し込まないで下さい」とか「覚悟がいります」とでも書き添えますか? 冗談ではなく。以前はチラシに 「練習は決して甘やかしません。だから馬鹿は早めにやめます。」 という文言を書いておられたそうですが、あらかじめフリークやらカルチャー婆ぁを門前払いする生徒募集の方法もあるように思いました。

中途半端に辞めて行く人が増えると、中途半端な理解で素読舎について語る人が増えるということでもあり、それは素読舎にとっていいことではないですね。

今までは窓口を広げることも大切だろうと思って来たのですが、私も生徒募集についての考え方を変えた方がいいようです。
 

【17931】

永 劫回帰(根石氏の馬鹿論)

 投稿者:小川  投稿日:2011年 5月29日(日)12時58分34秒
編集済
  私には本当にわから ない。
 人々は結果しか見たがらないのだ。
 成績という結果、高校・大学への合格・不合格という結果、英語がペラペラしゃべれるという結果。
 結果しか見たがらないというのは、見ようとしなければ、過程などというものは見えないからだ。だけど、英語をものにする途上において、過程とは意識の変 容過程以外のものではない。意識の変容過程が語学のすべてなのだ。

 意識の変容過程そのものには、ちょっくら到達地点というものがない。意識の変容過程は、無意識を意識的に育てることだから、多くの人々の死角になってい る。多くの人がわかってくれない。

 あるレベルに達するということがある。英検の級のようなものを考えればわかりやすい。それに合格するレベルというものが外在する。合格すれば、そのレベ ルに達したと外から保証される。

 しかし、語学の本質からすれば、英検3級に合格することは、英検3級の練習のレベルが獲得されたことであり、英検2級に合格することは英検2級の練習の レベルが獲得されたことなのだ。

 あくまで、獲得されたものは、「練習のレベル」であって、安心できる結果だと考えないのがいい。

 合格をひとつの結果と見るならば、確かにそれは一つの結果と見えるが、内在的な語学の視点からは、「練習レベル」の獲得であり、「練習レベル」の獲得で あるかぎり、それは過程にある。

 どこまでいっても、過程だけがある。それが語学だと言えば、おじけづく人がいるのかもしれない。しかし、私が生きてみた限りでは、語学とはそういうもの だ。

 過程だけがあるという意味では、語学は生きるということに非常によく似ている。あるいは、語学を生きるということがある。ひりひりする傷を持つこと。幼 児が転んで膝に持つ赤い面積。

 練習が厳しければ、多くの人がその練習をやめる。
 やむをえない事情をかかえてやめてしまう人もいる。それは仕方がないと思う。しかし、多くの人達は、やむを得ない事情のためにやめてしまうのではない。 単に練習が厳しいからやめてしまうのだ。単に大変だからやめてしまうのだ。ここに馬鹿の一種類がある。

 その場合の結果ははっきり出る。英語が使えないというはっきりとした結果が出る。

 あるいは、英語を勉強することを、ピアノを習うだとか、習字を習うとかいう習い事の一つだと考えている人もいる。技芸のひとつと考えれば、そう考えられ ないことはないが、語学が他の技芸とはっきり違うのは、濃密なイメージそのものを意識にはっきりと浮かべることが要求されることだ。絶えず、無数にイメー ジを産出する過程こそが語学の過程だ。意識的に無意識を作る作業が、語学ほどに激しく凝縮される場は他にあまりない。これに匹敵するのは詩作くらいのもの ではないか。

 詩作と違うのは、語学は「からっぽの電池」を無数に作るということだ。語学では、「からっぽの電池」はあとから急激に充電される。「からっぽ」を恐れる 人は、語学をやらないがいい。さっさとアメリカやイギリスに行くがいい。

 決して他人の目に見えない。どれほど濃密にイメージを産出しても、それは自分の意識に触知できるだけだ。語学の本当の過程が決して他人の目に見えないと いう意味では、語学は実に実に地味な作業なのだ。

 「英語が話せればいいわね」というアコガレが、簡単に挫折するのは、この語学の地味な性格のせいかもしれない。あれま、こんなに地味なことだとは知らな かったわ、というわけだ。派手なものに目が行きやすい時代には、語学こそは地味なものの価値を明らかにする試金石かもしれないのだ。夜の価値。

 ペラペラ英語を映すテレビの映像が、つまり結果だけを見せる映像が、人々を語学からどれほど遠ざけているか。

 楽しくちょっとやるだけで英語がしゃべれますというような、人だましの言いぐさが商売人たちから繰り出される。嘘をつけと、そのたびに思う。聞き流して いるだけで、英語のヒアリングができるようになる教材やら、3週間でペラペラしゃべれるようになる本やらが世の中にはあふれていて、楽しくちょっとやって 英語をドウニカシタイと思う人たちからお金をまきあげる。

 英会話用のインプット専用教室というのをやってきて、十年一日の如き練習を続ける人が多くいるのにも気づいた。市民社会の住人たちだ。語学をやるんな ら、ひとたびはあらゆる社会から切れて、自分一人にならなければならない。語学で行われることは絶対にネイティヴな言語の獲得ではなく、たった一人の人間 の意識の変容、「架空のオペラ」なのだ。そして、「架空のオペラ」を演じる練習レベルそのものをあげていかないとどうにもなりはしないのだが、多くの人が 同じレベルの練習を続ける。それだと、英語が使えるようになるのに、300年から400年くらいかかりますよ、500年生きるつもりなら、それを続けてい てもらってもいいけれども、と私が言うと生徒さんたちは笑う。笑っていないのは、私一人なのだ。本当にこれは冗談じゃないのだ。いくら語学が過程そのもの だからといって、300年も400年もやっていられるわけではない。

 だから、生徒がのんきに300年計画や400年計画をやっているのを見ると、こちらがアセル。時に、きつく言う。あるいは怒る。すると生徒は教室に来な くなる。こちらからお断りすることもある。それでも、通い続けたやつの英語は、モノになる。そいつらが、何年も後になって、素読舎は厳しい塾だからよかっ たと言ってくれる。その一言だけが、なぐさめだった。

 信学会や英会話教室は、300年計画だろうが、400年計画だろうが、怒りはしないのだろう。やつらは金が一番大事だから、おだてて放っておく。

 私は親切なのだろうか。300年かかることが目に見えていることをごまかすことができない。300年かかる。つまり、その人が生きている間に実りという ほどのものは何も生じないとはっきりしているのに、口をぬぐっていることができない。口をぬぐってお金をもらい続けることの苦痛に耐えることがいつもいつ もできなかった。多分、親切だったのだ。生徒に無駄な金を極力使わせないようにした。

 おそらく、それが俺がこの土地で嫌われてきたことの根元なのだ。本当に親切にすると嫌われる。簡単に楽しくちょっとやれば英語がものになると思うような 馬鹿は来るな。それを言い、どなりつけてきた素読舎の塾長の馬鹿は、とびきりのものだ。筋金入りかもしれない。

 山登りに縦走というのがある。麓から登り始めて、林の中を歩く。うすぐらい道がどこまでも続くように感じられる。しかし、いつのまにか高い木がなくな り、見晴らしがきくようになってくる。

 やがて頂上に着くが、そこからが縦走の始まりなのだ。

 山脈の峰から峰を伝って歩くこと。これが「使える英語」と言われているレベルのものだ。その英語だって、なおも峰から峰へ歩き続ける。語学は過程そのも のだが、別に言い直せば、歩くことをやめれば、語学は死んでしまうのだ。日本人の英語はとりわけそうだ。

 語学の本当につらい過程は、麓から最初の峰まで出る過程だ。この過程で非常に多くの人が降りていく。一度、最初の峰まで出てしまえば、後はそれほどつら いことではないのだが、なにしろ見晴らしはきかないし、うすぐらい林の中の道ばかり続くように感じられるから、多くの人がこの過程で語学をやめる。

 めくら千人めあき千人という言い方があるが、実際のところはめくら千人にめあき十人くらいのものではないだろうか。信学会はめくら千人を相手にしている かもしれないが、素読舎は、めあき十人を相手にしてきたのだ。だから素読舎の塾長は、およそ商売人の風上にもおけない。馬鹿もここに極まるか。

 めくら千人の方々は、成績や合格や、つまりは結果だけを追いかけさせる進学塾や、風邪みたいに英語がウツルという幻想を売る英会話学校やらにお通いにな る。だまされるやつらにもまやかしはある。

 日本の学校育ちの英語が使いものにならないことは、今や世界的に有名なことだ。進学塾の英語もご同様だ。これらは英語をあくまで知識的に扱う。そんなこ とでどうにもなりはしない。徹底した音づくりの過程を踏まえなければ、使えない英語ばかりが往生できずにさまようのだ。

 一人の受験生が英語一科目にどれほどのエネルギーを注ぐかを考えてみれば、そしてその結果、使えない英語をつかまされていることを考えてみれば、それが 全国規模のことであることを思うならば、日本人はばかでかい損をし続けているのだ。日本人の馬鹿!馬鹿!馬鹿!馬鹿!

 「音づくり」ひとつがどれほど大変なことか、人々はなかなかわかってくれない。「音づくり」ひとつのなかに、どれほどのことがあるのか、わかってもらえ ない。「音づくり」ひとつで、へとへとになりながら塾をやってきたのだ。それは一つの天地なのだ。それなのに、「音づくり」に関しては、学校も信学会もま るでめくらだ。驚くべきことに、ほとんどの英会話学校もこれに関してめくらだ。

 昔の塾生が社会人になり、英語の練習を継続するために素読舎に戻って来はじめた。30代と20代の人たちが、また素読舎を使ってくれる。こいつらをこそ 塾生と呼びたいと思う。彼らは、会社の仕事で疲れた体を、また素読舎に運んできてくれる。「この練習は面白い」と言ってくれるやつがいると、この仕事を やってきてよかったのだとやっと思うことができる。

 昔、素読舎を使ったやつは、他の社会人の人たちと比べると、進み具合がまるで違う。英語の中にまだ酵母が生きている。しゃべらせれば、下手くそながらす ぐにしゃべるやつもいる。受験英語の中に酵母を混ぜておいてよかったと、その時にやっと思うことができる。

 世の中には、受験英語が終われば死んでしまう英語ばかりだが、それはいったい何のためなのだ。信学会さんよ、中学校さんよ、高等学校さんよ、一度くらい ははっきりとそれに答えてほしい。
 

【17932】

本 日のTOEIC

 投稿者:I村  投稿日:2011年 5月29日(日)18時23分20秒
編集済
  本日、TOEICの テストを受けてまいりました。TOEICの勉強を再開して1年半、3回目の受験になります。

リスニングに関して、3つのレベルがあるなと最近感じ始めました。

@ 意味も音もわからない
A 音はわかるが意味がわからない(意味が頭に入ってこない)
B 音も意味もわかる

Bに出会えると感動します。音と同時に意味も頭にスルスルと入ってきます。もちろん日本語を介さずに!
ああ、勉強がんばっているからなあ、と嬉しくなる瞬間でもあります。

もっとも、Bのレベルはまだまだ少ないです。全体の1、2割くらいでしょうか。あとは、@とAのレベルを行ったりきたり。どうしてこういう差が生じるのか はわからないです。文章の内容もスピードもそれほど変わらないのですが。でも、はっきり言えることは、1年半前にくらべて、明らかにAとBの割合が増えて いることです。きっと少しずつレベルアップしているのだと思います。あまり点数は伸びていませんが・・・。

まあ、今後もあせらずのんびりと勉強していくつもりです。
 

【17933】

規 約

 投稿者:ミキ  投稿日:2011年 5月30日(月)03時14分24秒
  規約最新版を確認し ました。良いと思います。  


【17934】

永 劫回帰(根石氏の馬鹿論)

 投稿者:小川  投稿日:2011年 5月30日(月)07時15分8秒
  私の書いた文と勘違 いした友人がいたので、

永劫回帰(根石氏の馬鹿論)

と題名を書き換えておきました。
 

【17935】

ミ キさん

 投稿者:根石吉久  投稿日:2011年 5月30日(月)23時19分58秒
  お読みいただきあり がとうございます。


 

【17936】

レッ スン見学 メモ

 投稿者:小川  投稿日:2011年 5月30日(月)23時38分7秒
編集済
  ☆あいうえお フォニックス☆

1) 紙にローマ字で「あいうえお」と間隔を開けて書く。→ a  i  u  e  o
2) その横にrを付け足す。

ar ir   ur er or

3) ar の上にもうひとつ ar を書き足す

ar
ar ir ur er or

4) ar, ir, ur, er, or を◯で囲む。

ar
(ar ir ur er or)

1. 囲みからはみ出している"ar" はアクセントのある"ar":あごの下がった「あー」という発音。歯医者さん「あー」(下あごが下がると舌も一緒について下がる)

2. ◯で囲まれた"ar, ir, ur, er, or" :(囲みの中にある"ar" はアクセントのない"ar" )日本人の耳が「あー」という音として聞き取っている場合は、すべてせまい「あー」になる。発音記号は[逆さe+r]
  <例> dollar, girl, surgeon, longer, doctor ,例外> sergeant

3. 補足:re と ear も er と同じ音
  <例> picture, there, hear, year  <例外> heart, hearth

ar
(ar ir ur er or re ear)

<注> ”r" の発音の際に気をつけること:口の中で舌がどこにもさわらない

☆練習の際の心構え☆

1. レッスンは30分という限られた時間内で進めなければならないので、口の動きや音のつながりが十分に出来ていなくても、ひとまずは先に進む。レッスン外で も練習が大切。練習の際には、言える範囲、言い易い範囲でやっていてはいけない。口に力を入れて読み、言いにくいところを言いにくいまま言い続ける。

2. 実際に英語を使う時には発音など構っておられないので、間違って言ってしまっても気にしなくて良い。聞き手が聞き取れなければ、聞き返してくれることもあ り、話の内容に聞き入っていれば多少の発音の悪さもカバー出来る。しかし練習の時には、しっかり音作りをしておかねばならない。
 

【17937】

小 川さん

 投稿者:根石吉久  投稿日:2011年 5月31日(火)00時07分2秒
  3. 補足:re と ear も er と同じ音
  <例> picture, there, hear, year  <例外> heart, hearth

<例> に挙げた単語ですが、 here のつもりでした。hear は e にアクセントがあり、ar はその直後の母音と考えてきました。つまり、 hear は he+ar であって、h+ear ではないと考えてきたということです。このあたりは、言語音声学がどう扱っているのか私は知りません。
 日本語で育った者として英語音を扱うというのが私のスタンスですが、その私にとっては、hear は he+ar なのです。
 そうでないと、[i] という発音記号がある理由が分からない。

 同様に year も ye+ar で、ar は「アクセントのない ar」になります。

 私が ear の例としてあげたのは、early と earth だったと思います。

 アメリカ育ちの音声学が、私のとらえ方を間違いだとしたらしたで構わないのです。
 日本人がそうとらえて何が悪いと思っています。
 

【17938】

訂 正です...

 投稿者:小川  投稿日:2011年 5月31日(火)00時46分30秒
編集済
  根石さん、

すみません。私の不注意でした。ずっとメモしながら聞いていたのですが、聞き逃してしまい、自分なりに例を引っ張り出して書いてしまいました。レポーター 失格です。下記のように訂正します。

3. 補足:re と ear も er と同じ音
  <例> picture, there, early, earth  <例外> heart, hearth

以後気をつけます。ご指摘ありがとうございます。またお手数をおかけして申し訳ありませんでした。



 

【17939】

「あ いうえお」フォニックス

 投稿者:小川  投稿日:2011年 5月31日(火)12時31分45秒
  ☆あいうえお フォニックス☆

1) 紙にローマ字で「あいうえお」と間隔を開けて書く。→ a  i  u  e  o
2) その横にrを付け足す。

ar ir   ur er or

3) ar の上にもうひとつ ar を書き足す

ar
ar ir ur er or

4) ar, ir, ur, er, or を◯で囲む。

ar
(ar ir ur er or)

1. 囲みからはみ出している"ar" はアクセントのある"ar":あごの下がった「あー」という発音。歯医者さん「あー」(下あごが下がると舌も一緒について下がる)

2. ◯で囲まれた"ar, ir, ur, er, or" :(囲みの中にある"ar" はアクセントのない"ar" )日本人の耳が「あー」という音として聞き取っている場合は、すべてせまい「あー」になる。発音記号は[逆さe+r]
  <例> dollar, girl, surgeon, longer, doctor ,例外> sergeant

3. 補足:re と ear も er と同じ音
  <例> picture, there, early, earth  <例外> heart, hearth

ar
(ar ir ur er or re ear)

<注> ”r" の発音の際に気をつけること:口の中で舌がどこにもさわらない

 

【17940】

内 田樹の一言

 投稿者:馬の骨  投稿日:2011年 6月 3日(金)09時51分13秒
  できるだけ短い時間 でできるだけ多くの効果が上がるノウハウに人々は群がり寄る。気持ちはわかるが、 世の中には長い時間をかけないとできないことがある。たいせつなことのほとんどはそうである。
 

【17941】

コー チ見習い記 5

 投稿者:小川  投稿日:2011年 6月 4日(土)01時16分12秒
編集済
  ひとまずは中間音で 良しとする:

生徒さんの発音を直す際、どの辺りで良しとするかという見極めがなかなか難しいです。今日は、後でまた出て来ることだし、ある程度コツがわかってもらえた と思える時点で先にすすめることにしました。「後で出て来るので、またその時に練習しましょう」ということで次へ進みました。

レッスンの後、根石さんから指導があり、「中間音」が出来たらそれで良しとして良いということでした。中間音というのは「カタカナ発音」から「コーチが出 させたいと思う音」の中間の音という意味です。コーチが理想とする音にに少し近づいたら先に進み、先になってもう少し近づいたらまたその先に進むという作 業を繰り返すことで、徐々にコーチが理想とする音に近づいて行けばいいとのことです。8〜9割がた近づけば十分で、この段階になればリスニング力もつくと いうことでした。

裏返してみれば、OKが出たからと言ってそれが完成した音ではないということですね。つまり、「今の段階ではこれで十分だ」というだけのことです。そこか らさらに練習を重ねなければならないのであり、「この間OKが出た時と同じ音を出しているのに...」と思わされるような場面が繰り返し続くだろうという ことです。まずおおざっぱ荒削りし、時間をかけて徐々に磨きをかけて行くという方法です。

さらに私にとっても耳の痛い言葉が根石さんの口から出ました。

「練習を重ねて口の筋肉を作っていない人は、いくら直しを入れても直らない」

これに加えて、馬の骨さんが引用して下さった内田樹の言葉、「長い時間をかけないとできないことがある。たいせつなことのほとんどはそうである」も肝に銘 じておきたいと思います。

どの道にも通ずる言葉です。
 

【17942】

レッ スン見学感想

 投稿者:村田晴彦  投稿日:2011年 6月 4日(土)01時36分49秒
  all this の l と th の連続。
「l は本来 舌先を上の歯茎の裏につける音。だが、後にthが来ているときは、舌を歯の先の内側につけて黙る。」t, d, l, n の次に th が来る場合も同様。との説明がありました。わたしは、始めたばかりの生徒さんには「」の中の言い方をセットとして言うように言われました。
音声ファイル「d音とth音のぶつかり合いの解説」http://www.youtube.com/profile?user=sodokusha#p/u/0/Oie1yVZl5BA では d+th のぶつかり合いについての説明でしたが、今日はt,d,l,n すべてについて当てはめて説明されていました。
t,d,l,n をひとつのグループとしてとらえることで、文章中の「黙った音」については、予想ができます。t,d,l,n を腑分けしたのはすごいと、あらためて思います。


「中間音は大いに肯定していい」、と言われました。
中間音とは何か。
日本人の典型的なカタカナ発音と、ネイティヴの発音の間にあるものと考えていいとのことでした。
レッスンにおいては、生徒さんが最初に出した音と、コーチが出させたい音の間の音です。
生徒さんが最初に出した音より少しでもよくなっていて、それが繰り返せるなら、それは肯定していいと。
最初から全部なおすなんて無理なことで、回数をこなして筋肉をつけていかなければ、指示を実行することはできない。コーチが出させたい音と、生徒さんの音 との距離は、少しづつ近づけていくしかない。そう言われました。レッスンをしていく中で、大切な考え方だと思います(これができるのも、根石さんの教材の 構成あってのことですが)。
 

【17943】

小 川さん

 投稿者:根石吉久  投稿日:2011年 6月 4日(土)01時38分39秒
  >「後で出て来るの で、またその時に練習しましょう」ということで次へ進みました。

 「後で出て来るので、またその時に練習しましょう」さえ言わなくていいと思います。「それでいいです」とか「はい」とかだけで次に移ってかまいません。 まだ不十分だけどと言わないで、全的に肯定してしまう方がいいと思います。生徒が最初に出していた音が、2割でも3割でもコーチが出させたい音に近づいて いることは、全的に肯定できることですので。

>裏返してみれば、OKが出たからと言ってそれが完成した音ではないということですね。つまり、今の時点では十分だというだけのことです。

 そうです。それを肯定し続けます。「はい、それでいいです」あるいは「はい、次に行きます」です。
 「それでいいです」と言われた文が、また出てくるとまた練習させられる。前回と違うところを直される。
 それでいいのです。
 「それでいいです」とこちらが言った瞬間に生徒がびっくりして死んでしまえば問題ですが、それほど心の純粋な生徒はこれまでのところ一人もいません。 「それでいいです」はどんどん使ってもらっていいと思います。

>さらに私にとっても耳の痛い言葉が根石さんの口から出ました。
「練習を重ねて口の筋肉を作っていない人は、いくら直しを入れても直らない」

 それを言ったとき、小川さんのことが頭にあったわけではありません。まだレッスンを始めてそれほど時間がたっていない生徒のことを言ったのでした。しか し、小川さんが受け取ったように受け取ることは小川さんにとっていいことです。「それでいいです」です。

>これに加えて、馬の骨さんが引用して下さった内田樹の言葉、「長い時間をかけないとできないことがある。たいせつなことのほとんどはそうである」も肝に 銘じておきたいと思います。

 馬の骨さん。
 いつも論が広げる場に、ドンピシャの内田樹を置いてくださりありがとう。
 


【17944】

内 田樹の一言

 投稿者:馬の骨  投稿日:2011年 6月 4日(土)16時44分23秒
  組織というのは、さ まざまなファクターが混在しているときにいちばん活気がある。
 

【17945】

内 田樹の一言

 投稿者:馬の骨  投稿日:2011年 6月 4日(土)20時26分7秒
  ポピュリズムとは、 「生身を偽装したイデオロギー」である。コロキアルで、砕けた口調で、論理的整合性のない言説を、感情的に口走ると、私たちはそれを「身体の深層からほと ばしり出た、ある種の人類学的叡智に担保された実感」と取り違えることがある。
 

【17946】

内 田樹の一言

 投稿者:馬の骨  投稿日:2011年 6月 5日(日)05時45分55秒
  「競争に勝つこと」 よりも「生き残る」ことの方がたいせつだということを学び知るのが「成熟」の意味である。
 

【17947】

村 田さん

 投稿者:ミキ  投稿日:2011年 6月 6日(月)22時28分16秒
  土曜日のレッスン で、逆さeの音と最語尾にあるl の音を集中して指摘していただいたのがとても勉強になりました。音(発音?)にメリハリを出していく、という感じでしょうか?

言われた通りにしようと思うと、「これは大げさすぎるでしょう。」というくらいに口や舌を動かすことになりますが、「実際に話す時はその動きはかなり流れ てしまうはずだから練習では大げさすぎるくらいでも正しい動きを心がけましょう。」と解釈していますが良いですか?
 

【17948】

コー チ音読レッスン「お赤飯」の巻

 投稿者:小川  投稿日:2011年 6月 6日(月)23時18分0秒
編集済
  先週のコーチ音読 レッスンのレポートです。先のミキさんのご投稿にも通ずるかも知れません。

6月に入って、8分台、ひどい時は12分で据え置きという状態が続いています。それまでは「この調子だと6分切れる」と思っていたんですが...

実はコーチ見習い実習を始めることになったので、5月の末あたりから口の筋肉に力を入れてしっかり読むことを心がけることにしていました。すると "No way." の回転ですら非常にきついのです。「のーうえー」ではなく、[no'u  we'i] ときちんと口の筋肉を使ってやって見て下さい。それを何度もつなげて回転させるのはなかなかしんどいものです。

それまではTIMEやNewsweekといった英語雑誌であっても、初見でそこそこスラスラ読み出来ていたので、じっくりと音に取り組むということはあま りありませんでした。数年前に受講していた電話レッスンの際には、簡単なものは繰り返し読まずにすっ飛ばしても問題は起きなかったのです。それで数回読ん で口慣らしするだけのことも良くありました。もちろん、難しい発音があったり、空で言うことが出来ないほど長い文章などについては、50回、100回と回 数を重ねて豪速音読しました。その際に口の筋肉がしびれてしまうことは良くありました。

しかしこれは筋肉を強く大きく動かすことで起こる痺れとは違うものでした。思い起こせばこれまで、「口の筋肉を大きくしっかりと動かす」ことと「つなげ る」ことの両立に真剣に取り組んだことはなかったのです。

6月に入ってから、ほんとにつながらなくなりました。自立練習報告にも書いたのですが、"Excuse me. May I ask you a question?" のような普通に使っている英語でも途端に繋がらなくなりました。これはショックでした。

「私は素読レッスンというものをなめておりました。m(__)m 」

こういう話を根石さんと村田さんにしたところ、根石さんから「それはお赤飯でも炊いてお祝いしないといけない」と言われました。この域に達するのが「案外 早かったねぇ」とも言われました。これはやはりコーチ見習いという立場で責任を持たされたせいだと思います。コーチとして早く自立しようと思えば、今まで のように受け身でいるわけには行かなかったからです。自分が体験してもいないことを生徒さんに要求するわけには行きません。ほんとに「御陰さまで」という 言葉がぴったりです。

で、ようやくここからがスタートです...

「口の筋肉を大きくしっかりと動かす」と「つなげる」という、あちらを立てればこちらが立たずの板挟み状態、「いいにくいまま言い続けろ」段階に入ったと いうことでしょう。

ところで、上級者の中には、熟れたような崩れたような発音で非常に流暢にしゃべる人がいます。こういう英語をしゃべる人にあこがれる学習者もきっと多いだ ろうと思います。けれど語学学習の場合には、常に崩さないで練習することを心がけるべきです。きちんと作った音は、崩そうと思えばいつでも崩せます。練習 の際、口の筋肉を適当に動かし、ただなめらかにしゃべれることだけを喜んでいるようだと、実践の場でボロが出てしまいます。

実はプロの通訳ガイドの中にも、臨機応変な会話になると途端に音が崩れはじめる人は沢山います。お客様に何度も聞き返される場合も多々あります。私なん ぞ、言わずもがな、です。振り返れば、私達は「音作り」どころか「発音」そのものさえまともに教えてもらって来なかったんだなあと思います。

今回の根石語録:「結局は癖になったものしか使えない」
 

【17949】

ミ キさん

 投稿者:村田晴彦  投稿日:2011年 6月 7日(火)15時14分55秒
編集済
  >音(発 音?)にメリハリを出していく、という感じでしょうか?

音を「立体化」していくことです。音を立体化していく時に、メリハリもつけていくことになります。

ミキさんは音がつながってきていますので、これからは、個々の音について、口の動く範囲を大きくしてください、と言われることが多くなっていきます。口の 動きが大きくなることで、筋肉が鍛えられ、よりなめらかに、よりはっきりと言えるバネが作られていきます。音を立体的にしていきます。それぞれの音の本質 が身体に刻まれ、無意識化していきます。そうすると、実際にしゃべる時に多少くずれることはあっても、肝となるところははずさないので、通じる音になりま す。
レッスンは、それまで自分にそなわっていなかった音を身につけていく過程です。実際の会話より、口の動きが大きくなって当たり前です。スポーツにたとえて みるなら、実戦で基本通りのフォームをそのまま使うわけではないけれど、練習では基本通りのフォームを何度となく繰り返すようなものでしょうか。

>「実際に話す時はその動きはかなり流れてしまうはずだから練習では大げさすぎるくらいでも正しい動きを心がけましょう。」
そう思ってもらっていいと思います。
 

【17950】

内 田樹の一言

 投稿者:馬の骨  投稿日:2011年 6月 9日(木)09時53分50秒
  若々しい才能は脆 く、弱い。恐怖によって、恫喝によって、不安によって、花開く前に失われてしまう。だからこそ、それは守らなくてはならない。いくら手立てを尽くしても守 り切れはしないけれど、それでもできるかぎり守らなくてはならない。私は一教員としてそう思っている。
 

【17951】

発 音の要領

 投稿者:村田晴彦  投稿日:2011年 6月11日(土)00時58分28秒
編集済
  コーチ間での発音の 要領の共通化のため、指示する時の
ことばをまとめていきます。

==========================

[ae]
「口の両端を斜め上にひきあげる」:あだ名「一瞬般若」

[a]
「あごを下げる」:あだ名「歯医者」

[逆さ e] , [逆さ v]
「息の出口を狭める」「口を狭める」:「狭いア」

[鏡文字 c]
「殻をむいたゆで卵を唇に力を入れてくわえる感じ」

[t] , [d] , [l] , [n]
「舌先を上の歯茎の裏につける」

[th]
「舌先を上の歯の先につけ、舌で歯の裏をこすりあげる」
 

【17952】

根 石さん

 投稿者:江戸の母  投稿日:2011年 6月11日(土)01時13分38秒
  友達より3歳の子供 が文字を覚えようとしないと相談(?)を受けました。

どのように文字を覚えさせようとしているのか、まだ詳しく聞いていないのですが、私は子供のほうから聞いてくるまで、絵本の読み聞かせくらいで、他はなに もしなくていいのではないかな、と思っています。うちの場合、なんべんも読んで聞かせていた「からすのパンやさん」(かこさとし)を、ある日突然子供が読 み出したので、びっくりしてしまいました。わからないところは、聞いてきましたが、それをきっかけに、自分で文字を追い、読み進めるようになりました。

過去掲示板をあたれば、すでにこの話題はでているかとも存じますが、根石さんの考えや、はたまた友達へのアドバイスをいただけたらと、書かせていただきま す。急ぎませんので、どうぞよろしくお願いします。
 

【17953】

レッ スン見学の感想

 投稿者:村田晴彦  投稿日:2011年 6月11日(土)01時34分38秒
  生徒さんが、 right の r の発音で、どうしても舌がどこかについてしまうのだがどうしたらいいか、と質問してきたのに対し、根石さんが「舌に力を入れてください」とアドバイスして いました。なるほど、舌に力を入れると、舌の位置を意識しやすくなると同時に、おそらくは舌が若干後ろに向かって反るような感じになるので、自然と [r] の音を出しやすくなるんだと思いました。
What do you think? の読みについて、小川さんが何度か繰り返して発音されていたのですが、わたしは、think の [k] の発音のことを気にしているのかなと思いながら聞いていました。わたしがやるとしたら、[k] は喉で出してください、と言ってから自分でもう一度例文を読むかなあ、と思いました。(違うところを見ていたのだったらすいません)

 


【17954】

小 川さん

 投稿者:根石吉久  投稿日:2011年 6月11日(土)08時23分39秒
   are の re , chair の ir などの「狭い音」のチェックが少し甘い気がしました。

 今は、どちらかと言えば、「つなげる」「もっとつなげる」の指示を「強く・はっきり・立体的に」よりも優先してもらっていいです。昨日のレッスンの調子 でいいということです。

 生徒が、丁寧に言おうとすることによって、読みが「間延び」することがあります。その場合は、読みがつながってから、「もっとつなげてください」という 指示を出します。その指示が与えられなかったことが二、三度ありました。

 あくまでも非常におおまかな方針ですが、1万行を超えたあたりから、「強く・はっきり・立体的に」の指示の方に重点が移っていきます。しかし、あくまで もこれは人によることで、初期からどんどん「強く・はっきり・立体的に」の指示を出す人もいます。
 Wさんは、「1万行を超えたあたり」で重心を移すのでいいと思います。
 

【17955】

村 田君

 投稿者:根石吉久  投稿日:2011年 6月11日(土)08時29分46秒
  >What do you think? の読みについて、小川さんが何度か繰り返して発音されていたのですが、わたしは、think の [k] の発音のことを気にしているのかなと思いながら聞いていました。

 私は、you の音がはっきりしていないので、何度か繰り返されたのだと思っていました。いずれにせよ、「何をどうする」ということを指示してから繰り返すのがいいと思 います。
 

【17956】

江 戸の母さん

 投稿者:根石吉久  投稿日:2011年 6月11日(土)08時39分38秒
  >うちの場合、なん べんも読んで聞かせていた「からすのパンやさん」(かこさとし)を、ある日突然子供が読み出したので、びっくりしてしまいました。わからないところは、聞 いてきましたが、それをきっかけに、自分で文字を追い、読み進めるようになりました。

 これが普通であり、普通であることが最良です。
 お友達は、教えているのだと思います。
 この人が「教えるから覚える」という思い込みから抜けるのはかなり難しいことだろうと思っています。そういう親の元に生まれた子供は災難をかぶるわけで す。
 子供は、磁場の言語の元に生まれてくると同時に、親の思い込みの元にも生まれてくるわけです。私はこれについては、何を言っても焼け石に水だというふう な諦めに傾きつつあります。

 お友達へのアドバイスというものはありません。
 アドバイス程度のことでどうにかなるものだとは考えられません。
 

【17957】

素 読だけで何ができるか

 投稿者:根石吉久  投稿日:2011年 6月11日(土)09時21分27秒
編集済
   私は英検を受ける ことをしません。リスニング教材を買うこともしません。「磁場」に渡ることもしません。
 英検を受けないのは、大学受験の時、試験というものがどういうものかわかってしまったから、その後一切の試験というものを自分から排除しました(運転免 許取得時を除く)。大学受験のとき、もう二度と試験なんてものは受けまいと決めたのです。
 リスニング教材を買わないのは、英語音の濃度は、普段の生活の中で耳に入ってくる程度のものにとどめておきたいからです。リスニング教材は買わないし、 机の上にリスニングなどというものを持ち込まないが、テレビから流れてくる英語は聞くということです。)
 「磁場」に渡ることをしないのは、「素読だけで何ができるか」を実験しているからです。この理由は、リスニング教材を買わない理由でもあります。

 しかし、これらのことは、私の場合に限定されたことがらであり、生徒さんがどうするかは生徒さんにまかされています。何をどうするかは生徒さんが自分で 決めればいいことです。
 「何を使って何をどうするか」について、私が生徒さんにつべこべ言ったことはないと思います。私と生徒さんの間にあるのは、英語という言語ですが、「何 を使って、英語をどうするか」が英語の練習での問題になります。
 「何を使ってもらってもいい」。英検を受ける人は英検の問題集を買うだろうし、単語力が弱い人は、ヴォキャブラリ増強用の本を買うでしょう。それぞれ、 自分がやりたいこと、必要に適するものを選んで使ってもらえばいい。

 結論を先に言ってしまえば、何を使ってもいいが「原理としての素読を手放すな」ということです。素読を言語学習に使うのであるから、「音作り」も「繰り 返し」も手放すことができません。
 素読を根幹に据えて、必要な枝は絶対に切るなと言い直してもいいと思います。

 素読を根幹に据えることは「日本在住のまま」という条件の元で英語をやる人にとって、普遍性のある方法だと断言したいと思います。他に普遍性などという ものがあるわけのものではありません。

 どんな教材を使うかよりも、「どう扱うか」の方がずっと重要です。必要に適する教材であれば、素読やそこから派生する「音づくり」「繰り返し」を持続す ることで、英語のベース(空っぽの電池=種)を持ち続けることができます。

 この断言は、「素読だけで何ができるか」という実験を持続したところから出てきたものです。
 

【17958】

村 田君

 投稿者:根石吉久  投稿日:2011年 6月12日(日)00時44分59秒
  「発音の要領」につ いては、今後も増強してくれることを望みます。
追加するたびに、新しく発表してください。
 

【17959】

発 音の要領(追加)

 投稿者:村田晴彦  投稿日:2011年 6月12日(日)01時23分10秒
  根石さん、了解で す。
小川さんも、何か気付いたことがあったらおしらせ願います。

==========================

[ae]
「口の両端を斜め上にひきあげる」:あだ名「一瞬般若」

[a]
「あごを下げる」:あだ名「歯医者」

[逆さ e] , [逆さ v]
「息の出口を狭める」「口を狭める」:「狭いア」

[鏡文字 c]
「殻をむいたゆで卵を唇に力を入れてくわえる感じ」

[t] , [d] , [l] , [n]
「舌先を上の歯茎の裏につける」

[th]
「舌先を上の歯の先につけ、舌で歯の裏をこすりあげる」

[j] (you, year など)
「喉で出す」:「y があったら喉」

------------------------------------------
子音の連続処理

・([t] , [d] , [l] , [n])+子音 の連続 (例)we could put の d)
  「([t] , [d] , [l] , [n] の)舌の位置は確保して、音を殺す」

・([t] , [d] , [l] , [n])+([t] , [d] , [l] , [n])の連続
  「舌先を上の歯茎の裏につけたまま、先の音を黙った音にする」

・([t] , [d] , [l] , [n])+ th の連続
  「([t] , [d] , [l] , [n])は本来、舌先が上の歯茎の裏につく音だが、
   後ろに th が来る時は、舌先を上の歯の先につけて、th の準備を
   していい。そのまま([t] , [d] , [l] , [n])は黙った音にする」
 

【17960】

コー チ見習い記 6

 投稿者:小川  投稿日:2011年 6月13日(月)01時24分22秒
編集済
  >小川さんも、何か 気付いたことがあったらおしらせ願います。

村田さん、"y" の音についても書いて下さってありがとうございます。了解しました。私も心がけておきます。

"What do you think? " の"you" の発音指導について:

実は、 "you" の発音がはっきりしなかったので、ここで「口に力を入れて」と指示すべきかどうか、そのままつなげることだけに集中してもらっていていいのか、判断がつか ずにおりました。それで昨夜のコーチ音読レッスンの後、この事について根石さんに尋ねました。

小川「『口に力を入れて言って下さい』と言っても良かったんでしょうか』

根石「口に力を入れるんじゃなくて、喉に力を入れて出すように指示して下さい。喉が口のつづきだとみなすのか、内臓の一部だと見なすのか、小川さんが口の 一部とみなすんだったら、そりゃ口と言ってもいいんだろうけど...」

小川「はぁ、頭の禿げている人が、これは頭じゃなくて額だ、って言うようなもんですねぇ」

根石「........ ともあれ『"y"は喉で出して下さい』と指示すると生徒さんにはわかりやすい。一万行を超えると『口の動きに力を入れる』という指示が入りますが、 5000行あたりの生徒さんでは口の筋肉がまだ弱いので、ともかくつなげるように指示し、つながったようであれば『もっとつなげて下さい』という指示を出 して下さい。5〜10回程度繰り返したら、次へ行っていいです」

ということでした。

ところで、根石さんがスカイプのプロフィール(?)のところに、南極の氷の上の3羽のペンギンさんの写真を入れてはるのに気がつきました。何か深い意味で もあるのかと思って「何でまたペンギンさんなんですか」と聞いてみると、「寒いところで3人くらいでしゃべってる感じが、大風呂敷みたいだと思って。大風 呂敷はこれでもいいや、と思ったり」とのこと。

小川「ふーん、村田、小川、馬の骨、ですかぁ」(さしづめ...難局の3ペンギンですかね)

根石さんが凍死しないよう、熱いご投稿をガンガンボンボンお願いします。

さて今回もまた「この"are" の "r" の音は口をせまくして言って下さい」という言い方で指示を出してしまいました。ここは「 "are" の "re" は口を狭くして下さい」「"chair" の "ir" を狭くして下さい」と言うべきだとの指摘を受けました。「あいうえおフォニックス」が基礎ですから、ここを崩してしまってはいけませんでした。すみませ ん。2度同じことで指摘を受けましたから、3度目はないようにしたいと思います。

確かにどのコーチも同じ言葉で指示しなければ、受講される方が戸惑いますね。指導の質がどの分室でも同じでなければなりませんから。


 

【17961】

コー チ音読レッスン

 投稿者:小川  投稿日:2011年 6月13日(月)01時53分27秒
  予習の際に、しっか りと口の動きに力をいれて、まずはゆっくりと最低30回読み込むようにしました。自分でも音がかなりはっきりと力強くなったと思います。"here" に"y"の音が混じることもなくなりつつあるように思います。

けれどその分つながりは悪くなり、今回も据え置きが1回でました。据え置きが出た時のタイムは10分10数秒。思わず村田さんと一緒に「く、悔しい! 残 念!」と言っていました。

口に力を入れることを意識して読んでいると、思わず知らず足の指にも力が入っていたのか、左足の人差し指(?)がつってしまい、とても難儀しましたっ!!



 

【17962】

根 石さん

 投稿者:江戸の母  投稿日:2011年 6月14日(火)00時38分24秒
  本日は雑談で小学校 英語(そして保育園英語)について、聞いていただいて
ありがとうございました。

コメントありがとうございます。

「教えるから覚える」からの呪縛はなかなか解けそうにありませんね。
私も、まあその一人だったと言えますし(^^)

根石さんが前に、自分は瀕死の馬を水飲み場に連れて行くことはできるけけれど、飲むのは馬自身だと言われたことを思い出しました。(生徒を馬にたとえるの は失礼だけどともおっしゃってましたよね)

子どもも文字に向かい合うとき、自らが「なんだろう?」という気持ちがあってこそ、がっついて吸収しようと向き合うのかもしれません。親がホレホレと与え ても、魅力的ではないのかも。うまくいえませんが。

友達が何に失望してるのかも、これから聞いてみますね。

最近、息子の30分のレッスンに対するがっつき具合が違ってきたな〜と実感します。また、私と「繰り返し言う」ことの辛さや、楽しさなんかも共感しあえ て、本当に稀有な体験なんだと改めて感謝しております。これからも、長く、一緒のテキストを使って指導をうけて行きたいです。
 

【17963】

内 田樹の一言

 投稿者:馬の骨  投稿日:2011年 6月16日(木)01時50分49秒
  言語が違っても、宗 教が違っても、生活習慣が違っても、政治イデオロギーが違っても、生身をベースにする限り、私たちは共通のプラットホームに立つことができる。というの は、生身は疲れ、飢え、傷つき、壊れるからである。可傷性、有限性、脆弱性が「生身の手柄」である。
 


【17964】

内 田樹の一言

 投稿者:馬の骨  投稿日:2011年 6月17日(金)05時46分33秒
  一部の子どもたちは 英語の学習に激しい生理的嫌悪を覚えている。学校教育の場では、「これを勉強すれば金になる」というようなロジックは本来口にされるべきではないというこ とを生徒たちも直感するのである。その学習動機にある種の「卑しさ」を感じるからこそ、生徒たちは「引く」のである。
 

【17965】

素 読舎規約(再掲)

 投稿者:村田晴彦  投稿日:2011年 6月17日(金)23時10分35秒
  素読舎規約 (2011年7月発効)

規約は暫定的なものとし、使いながら改訂を続ける。

改訂する場合はなるべく生徒の意見を考慮して行う。

レッスン代金は、「その月のうちに」を基本とする。(例。5月分は5月のうちに)

「その月のうちに」を守れない場合は、生徒から「連絡用掲示板」にその旨連絡をする。

素読舎のレッスンには、「有料過程」と「無料過程」がある。

「有料過程」の生徒が「無料過程」を希望する場合は、生徒から素読舎にその旨申し出る。

すべての生徒のポイントを素読舎が管理する。「無料過程」を希望する生徒のポイントは、素読舎の掲示板上に公表する。

素読舎のレッスンには「一人一枠」と「二人一枠」がある。

レッスン開始後、生徒に「一人一枠」を希望するか「二人一枠」を希望するかを聞く。

一枠、週一回三〇分、月額12000円。

「一人一枠」一人月額12000円。
「二人一枠」一人月額6000円。

「二人一枠」使用者はレッスン代金6000円の他に、「二人一枠維持基金」月額1000円が必要。

継続的に「一人一枠」で使う場合は、「無料過程」に移ることはない。ポイントの増減もない。

「一人一枠」で開始し、途中から「二人一枠」を希望する場合は、「二人一枠希望者リスト」に枠名(?曜?時)と名字のイニシャルを記入し、掲示板に公表す る。空き枠を作らないことを条件に、なるべく早めに「二人一枠」を作る。

「一人一枠」での練習は、曜日・時間帯の都合が素読舎側と生徒側で合いさえすれば継続が可能。

「二人一枠」は壊れやすい。曜日・時間帯が合わない場合、生徒の一人がレッスンをやめた場合、二人の練習力の釣り合いがとれなくなった場合、「二人一枠」 は壊れてしまう。

「二人一枠」維持については、なるべく、一人一人の生徒の希望を大事にするが、すべての希望に沿えるわけではない。

「二人一枠」をどう維持していくかは、生徒同士で話し合うことが必要。

「二人一枠」を使用中に、一人の生徒が「一人一枠」を希望する場合や、一人の生徒がレッスンをやめる場合がある。どちらの場合も、残った一人は、ひとまず は「一人一枠」で練習を継続する。
「二人一枠」を希望する場合は、「二人一枠希望者リスト」に登録する。「二人一枠希望者」は、枠名(曜日・時間帯)とイニシャルで掲示板上に公表する。な るべく掲示板上で生徒同士で話し合っていただき、「二人一枠」を形成する。その際、素読舎は「練習力の釣り合い」という観点からアドバイスする。

基本的に、「二人一枠維持基金」は「空き枠」が埋まらない期間、「空き枠」による収入減を防ぎ、語学論の充実、教材の作成に支障がでないようにするために 使用する。他の目的で「二人一枠維持基金」を使用する必要が生じた場合、規約に例外として項目を追加する。

ポイントは、基本的に「有料過程」から「無料過程」へ進む場合、「無料過程」から「有料過程」に戻る場合にのみ使用する。例外が生じた場合、規約に例外と して項目を追加する。

ポイントを数えるときに、例外的に「枠使用者の合計ポイント」で算出することがある。

例外1.「二人一枠維持基金」が底をつき、空き枠が埋まらない場合、枠の合計ポイントのもっとも少ない「二人一枠」を解消する。

「二人一枠」は、生徒数が少ないほど作りにくい。曜日・時間帯の都合がつかないだけでなく、生徒間の「練習力の釣り合い」がとれないことによっても「二人 一枠」が作れないことが起こる。生徒数を増やす以外に解決策はない。

コーチが複数いる場合、幹側のコーチから枝側のコーチに生徒を預ける。幹側のコーチとは枠数を維持する段階に入ったコーチ、枝側のコーチは枠数を増やす段 階にあるコーチとする。

幹側のコーチに必要な条件は、語学論が書けること、教材を作成できること、塾の運営ができること。

「空き枠」という考えは、幹側のコーチの枠にのみ適応される。

幹側に「空き枠」が生じ、枝側から生徒が戻れない場合については、コーチ間の話し合いで解決する。話し合いの結果は公表する。

 レッスン受講希望者が現れ、曜日・時間帯等の都合でレッスンが開始できない場合は、「レッスン受講希望者リスト」に名前を加える。掲示板上には、県名・ 名字のイニシャルで公表する。枠を譲っていただくなど、他の生徒と話し合って都合がつけられそうな場合は、掲示板上で話し合っていただく。

 時間帯の調整、枠の移動の調整等は、掲示板上で、なるべく生徒同士で話し合って解決していただく。

空き枠を作らないことを条件に、「二人一枠希望者リスト」の中から、コーチが「練習力の釣り合い」を基準にペアの相手を紹介する。曜日、時間帯の都合等は 生徒同士の話し合いで決めていただく。他の生徒も話し合いに参加できるよう、話し合いの場は掲示板上とする。

「二人一枠希望者リスト」から、「二人一枠」を形成する場合、最重要条件は「練習力の釣り合い」。練習力が釣り合う相手がみつかり、ポイントの低い人がポ イントの高い人を「またぎこして」「二人一枠」を形成する場合は、1ポイントマイナスされる。

 レッスンを使ってみていいものだとわかった場合は、周りに広めていただく。特に「二人一枠」でレッスンを継続することを希望する人には、積極的にそうし ていただく。

入塾時、ポイントはゼロ。

塾生紹介があるたびに、3ポイントがプラスされる。紹介した生徒がやめた場合は、2ポイントがマイナスされる。

2011年6月以降、「二人一枠」を形成する場合は、それぞれの生徒から1ポイントマイナスされる。

「二人一枠」を使い始めて以後は、被紹介者がレッスンを継続する限り、紹介者のポイントは変動しない。

ポイントの増減は、「二人一枠」解消に直接的に使われることはない。(「二人一枠維持基金」をクッションとする。)

ポイント数は、「無料過程」へ進むこと、「無料過程」から「有料過程」に戻ることを決定する際に使われる。

「無料過程」を希望する場合、掲示板上でポイント数を公開する。
「無料過程」を希望しない場合、ポイント数は公開されない。

◎「無料過程」に移る条件。
●「ゴースト」の音読が、コンスタントに12ページ10分以内で終わること。
●週二回以上、「自立練習」をすること。
●ポイントがプラス1以上であること。

ポイントをプラス1以上に維持することで、「無料過程」を使い続けることができる。

「無料過程」に移行後、1年に1ポイントずつマイナスされる。

基本的には「無料過程」へは「二人一枠」の枠ごと移動する。

一人だけ条件が整っている場合は、「二人一枠」のうちの一人だけが「無料過程」に進むこともできる。

「二人一枠」の一方が「有料過程」、一方が「無料過程」で使う場合、無料過程の生徒に対してもコーチ付きのレッスンが継続されるので、一人分の6000円 は、「二人一枠維持基金」から充当する。

「無料過程」の生徒になった場合も、「二人一枠維持基金」の月額1000円は支払う。

「無料過程」で使用する人は、「自立練習」の報告の他、自分の英語の変化等「文章で」掲示板に掲載し続けることを課す。「文章で」の報告は、月に一度を目 安とする。1ヶ月以上報告がない場合は、1ポイントをマイナスする。

新しくレッスンを始めた生徒に、掲示板、ホームページ、パンフレット等のどの記事を読んでレッスンを開始したのかを聞く。
生徒が書いた記事によって、新しい生徒がレッスンを開始したとわかった場合は、記事を書いた生徒を「紹介者」とする。

無断欠席は1ポイントをマイナスする。

コーチおよびコーチ希望者は、それぞれが分担するネット上のホームページ、ブログなどを充実させる。

月初めに、最新版の規約を掲示板に村田が掲載する。

ポイントの集計、「無料過程希望者」のポイントの公表などは村田が行う。

月初めに「二人一枠維持基金」の集まった額、集まっていない額を村田が根石に確認し、掲示板に公表する。

集まった「二人一枠維持基金」は根石から村田に渡し、村田が口座に入れる。

空き枠が生じた月は、「二人一枠維持基金」を村田が取り崩し、根石に渡す。

「二人一枠希望者リスト」「レッスン受講希望者リスト」の作成、公表は村田が行う。

「無料過程」を使う生徒の中から積極的に「コーチ希望者」を募る。

「コーチ希望者」に対するレッスン内容は、通常のレッスンにおける「音読」部分のみとする。

コーチとして認定する基準は、「七年目の浮気」のテキスト12ページをコンスタントに10分以内に終わらせる練習ができること。
 

【17966】

コー チ音読レッスン

 投稿者:小川  投稿日:2011年 6月19日(日)01時05分0秒
  ううう...う うっ、ううっ. です。

先週据え置きだったページなのですが、ほとんど全てのセンテンスがつっかえて言えず、繰り返しに次ぐ繰り返しの繰り返しで... 結局17分強という最悪の記録でした。17分って...レッスンの半分以上ですやん。なめらかに言えていたはずの復習箇所も、口に力を入れて読みはじめる と、途端につっかえてしまいます。

こんなにろれつが回らないのは、もしかして脳梗塞?

特に今日は"y"の音が気になって気になって、いままでちゃんとした"y" の音を出していなかったんだなぁと思いながら読んでいました。

塾長の「意外と早く胸突き八丁が来たなぁ」との言葉は、まあこれは褒め言葉かと良いように受け取り、ここを乗り切ってみます。
 

【17967】

内 田樹の一言

 投稿者:馬の骨  投稿日:2011年 6月19日(日)10時23分5秒
  短期的・局所的な 「金儲け」に限定すれば、原発は正解である。より長期的・広域的な「国土の保全と民生の安定」を基準に採れば、原発は正解ではない。日本人は、そのような 小学生にもわかる単純な理屈がわからなくなっていた。
 

【17968】

「ろ れつが回らない」

 投稿者:Piggy  投稿日:2011年 6月19日(日)16時23分58秒
  私も、「ろれつが回 らない」という経験をしています。口が麻痺したようにろれつが回らなくなる文章が、私の場合は2ページに1つくらいあります。はじめて読むページでは、こ のようなことはおこりません。以前は何の苦もなく読めていた文章が突然読めなくなり、一度そうなると、ゆっくり読んでもだめなのです(一語ずつ区切れば別 ですが)。

私の場合は、口に力を入れて読みはじめてから、とか、発音に気をつけて読んでいると、というのではないのに、今まで普通につながっていた文章で、とつぜん 「ろれつが回らな」くなります。

次の音読範囲としてまわってくるときには、少しよくなっているのですが、今のところ「ろれつが回らない」感じは完全にはなくなりません。「ろれつが回らな い」文章については、文字から意識をはなして、意味に気持ちを持って行くと少し言いやすくなることがあります。今まで文字に私がくっつけていた音と、自分 の中に生まれつつある音が、せめぎあっているのだろうか、とも思います。ただし、この策も今のところ万能ではありません。
 

【17969】

TOEIC の報告

 投稿者:I村  投稿日:2011年 6月20日(月)19時10分20秒
  5月末にTOEIC を受けましたので、結果を報告します。

Listening 450 Reading 420 で、TOTAL 870点でした。
正直言えば、かなり出来すぎの点数です。800点いけばいいかな、くらいの内容だったので。

これまでの結果を書くと

平成17年11月 420点
平成22年 5月 750点
平成22年11月 760点
平成23年 5月 870点

となります。

色々と書くことはあるのですが、今日は一言だけ。

素読舎はTOEICにも効果があります!
 

【17970】

I 村さん

 投稿者:村田晴彦  投稿日:2011年 6月20日(月)23時02分53秒
  おめでとうございま す。
半年くらいで110点上がっているんですね。
わたしはTOEICについて詳しくないのですが、700点台から800点台へ行くのはかなり大変なのではないかと想像しています。

I村さん、もしよろしかったら、スカイプを通じてインタビューさせていただけませんか?テープ起こしをして、ホームページに収録させていただきたいです。
(インタビューについては、連絡用掲示板の方に書きます)
 

【17971】

I 村さん

 投稿者:根石吉久  投稿日:2011年 6月22日(水)00時10分53秒
  すごいですね。よ かったですね。
今後も受験を続けてみてください。
今後のレッスンの方の課題は、「音の立体化」です。
これも併行させてください。

 

【17972】

根 石さん

 投稿者:I村  投稿日:2011年 6月22日(水)06時06分29秒
  ありがとうございま す。
まだまだ、実力が点数に追いついていないと考えています。音作りを含め、これからも精進いたします。
 

【17973】

I 村さん

 投稿者:小川  投稿日:2011年 6月26日(日)17時25分40秒
編集済
  昨夜は遅くまでお話 を聞かせて頂きありがとうございました。

実はTOEIC 870点は私自身が素読舎に入る前に取得した点数と同じです。I村さんの学習経緯を伺って、私がこの点数に到達するまでに使って来た労力・受講料などを振 り返り、ほんとにショックを受けました。

児童英会話学校の講師として就職した当時、英検を受験したこともなく、TOEICがどういうものかも知りませんでしたから、履歴書の資格のところに「珠算 3級、未生流近代造花師範」と書きました。そんな履歴で英語講師が勤まると思っていた自分に、今更ながらにビックリですが、資格はないけれど「英語なら出 来る」と思っていました。上が見えてなかった、というか、世間知らずというか。アホというか...

英語の筆記試験と英語の面接で合格はしたものの、採用が決まった後、私の履歴書を見た社長から「講師不足なので採用しましたが、もうすこし英語を勉強して もらわないと」と言われました。

週1回2時間5000円のプライベートレッスンを受講。しばらくして英語学習者あこがれのサイマルアカデミーを受験しました。教務では「あなたより英語力 のある人でも入学テストで落とされたのよ」と白い目で見られました。今は試験で落とされることはなくなったようですが、昔は情け容赦のない学校でした。

サイマルアカデミーはもともと通訳養成所なので生徒のレベルは高く、英語専修科の最低レベルでも英検2級・TOEIC 600ぐらいではなかったかと思います。案の定、私はこの専修科の本科に入ることが出来ず、辛うじて準備科に入学することが出来ました。

サイマルの英語専修科の受講料は、週2回(2時間/回)が5ヶ月で250,000円程度です。年間500,000円という金額でした。この他にも教材を買 い込んだり、英字新聞や英語雑誌を定期購入したり、英会話学校で得た収入を全部「自己研鑽」につぎ込むような状況でした。家事をする以外はずっと英語を やってると言ってもいいような年月でした。

4年後 (1998年だったと思います)、猛勉強の甲斐あって落第することもなく、ようやく英語専修科のトップクラスに辿り着くんですが、ここで初めてTOEIC を受験しました。最初は845点、2回目の受験で870点を取りました。860点でAクラス入りです。快挙!と思いました。

I村さんは、お仕事の合間に小刻みの時間を遣繰りして「ゴースト」と「七年目の浮気」の音読を続けられたとのこと。素読舎一筋だったとのことです。丸8年 かかったとのことでした。TOEIC受験前に対策として問題集を使っただけで870点を取得。

唖然としました。素読舎8年間の受講料と4年間の私の受講料の差、計算したくもないですね。恨み言の一つも言いたい気持ちです。(笑)

I村さんは、まだどこまで会話力がついているかわからない、とおっしゃっていましたが、根石さんのおっしゃったように基礎体力がここまでついていれば、磁 場に渡るなり、ネイティブと話す機会を見つけるなりすれば、次々と充電が起こり、会話力はどんどんついて行くのではないでしょうか。

一般の学習者は、私も含めて、基礎体力を十分につけないまま、ほんとにか細い根と幹から、どんどん枝葉を伸ばし広げ続けて来ました。その重みで幹がたわみ そうになって、やっと幹と根に栄養をやらないといけないことに気づくのです。

ある程度から急に英語力が伸び悩むことがありますが、その原因が、いい加減な発音を放置していたことであったり、英文をイメージで理解することを怠ってい たことだったり、基本的な文法が曖昧になっていたせいだったりします。歯槽膿漏英語です。

I村さんは、会話力がどこまであるのかまだわからない、とおっしゃっていました。けれど基礎体力がつき、太い根を張り巡らした今、いわゆる英会話を始めた としても遅くはないと思います。使う機会が来た時に、chain reactionを起し始めるのではないでしょうか。素読舎のレッスンを受けながらも、音読ばかりで英会話力がつくんだろうか、と半信半疑、なかなかレッ スンに身が入らない方もおられるかも知れません。けれど、英会話ごっこをやってる暇があるなら、イメージ核受肉教材とまともに向き合うべきだと思いまし た。

I村さんとは反対に、私は数々の試行錯誤の末に素読舎に出会いました。しかしそれはそれなりに意義のあることであり、コーチとしてのアドバイスに厚みと深 みが加わるのではないか、と思っています。

そうでも思わなければ浮かばれませんぜ〜

ともあれ、おめでとうございます。I村さんの今回の快挙は、素読舎のレッスンに一つの道筋を示して下さった出来事だと思います。皆の希望の☆ですね。私も I村さんを目標にして、コーチ音読レッスンを続けて行きたいと思います。



 


【17974】

追 伸、I村さん

 投稿者:小川  投稿日:2011年 6月26日(日)17時51分36秒
編集済
  TOEIC高得点取 得者でも全くしゃべれない人がいるんだということを言う人がいます。800点や900点を取得しているのに全くしゃべれないという人に私は出会ったことは ないんですが、ありうることかも知れません。確かにTOEICは、リスニングとリーディング(というよりは情報収集?)だけのテストでしたから、いわゆる コレポン(貿易通信?)を専門にやっている人には有利な英語試験ではあります。

けれどI村さんはそういう高得点者とは全く違う勉強をしてこられたわけですから、今すぐさま会話力を発揮できないとしても、一旦英会話の場を与えられた ら、倍々ゲームのように会話力を付けていかれるはずだと確信しています。

楽しみですね。


 

【17975】

内 田樹の一言

 投稿者:馬の骨  投稿日:2011年 6月27日(月)10時25分41秒
  本来の教育の目的は 勉強すること自体が快楽であること、知識や技能を身に付けること自体が快楽であること、心身の潜在能力が開花すること自体が快楽であることを子どもたちに 実感させることである。
 

【17976】

I 村さん

 投稿者:たけ  投稿日:2011年 6月27日(月)17時15分23秒
  遅ればせながら、I 村さん、おめでとうございます!

先日スマートフォンのお話から、I村さんの英語に真摯に向き合う姿勢を感じておりました。
今回の結果は、I村さんがコツコツと勝ち取った結果ですね!
本当に素晴らしい!
私はTOEICは受けた事がないですが、この姿勢は見習わなければ…と、思いました。

常日頃より私は、英語は習っている時間より、その後の自分の練習や努力の方がずっとずっと大切で、
それをしないのならば、全く身に付かないものであると思っております。
今回のI 村さんのご報告で、その事をより強く思いました。
私も日常の忙しさを言い訳に、さぼりがちな英語学習でありますが、
気を入れ直して精進して参りたいと思います。

I村さん、次は満点目指して頑張って下さいませ!!

 

【17977】

小 川さん

 投稿者:I村  投稿日:2011年 6月27日(月)21時04分45秒
  先日はありがとうご ざいました。実に楽しい時間でした。

それはそうと、

>履歴書の資格のところに「珠算3級、未生流近代造花師範」と書きました。

というところで笑ってしまいました。今まで履歴書には書いたことがなかったのですが、実は私も珠算3級だったりするので、今後は記載しようと思います。

小川さんの投稿を読んであらためて思ったのは、私は実に恵まれているなあ、ということです。英語の勉強で苦労する人が多い中、どういう縁かはわかりません が、私は素読舎に出会えたのですから。私は本当に運がいいんですね。あらためて根石さんに感謝したいと思います。

会話力に関しては、まあ、そんなにあせらずにやっていこうと思っています。
 

【17978】

た けさん

 投稿者:I村  投稿日:2011年 6月27日(月)21時11分50秒
  ありがとうございま す。皆さんが褒め称えてくださるので嬉しいやら恥ずかしいやら。木に登ってしまうかもしれません。

先日スマートフォンを購入しまして、無事テキストを入れることができました。やはり、ゴーストと7年目の浮気を読むのが精一杯ですね。慣れていないことも ありますが文字入力が思いのほかきつい!まあ、それでも英語学習の何割かはスマートフォンでできそうなので、とりあえずは満足しています。
 

【17979】

I 村さんインタビュー (1)

 投稿者:村田晴彦  投稿日:2011年 6月29日(水)02時52分4秒
編集済
  I村さん TOEIC870点記念インタビュー
(2011年6月26日)
直前になって、根石さんと小川さんが参加してくれることになり、時間も予定より早く始まりました。(敬称略)
==================

村田
こんばんは。小川さん、聞こえてますか?

小川
こんばんは。はい、聞こえてますよ。
I村さん、おめでとうございます。

I村
ああ、どうもありがとうございます。

小川
快挙!

I村
ああ(笑)そうですね。ありがとうございます。

村田
今、根石さんはビールを買いに行っているので、後から参加してきます。
I村さん、おめでとうございます。

I村
ありがとうございます。

村田
今日は直前になって小川さんが参加してくださってありがたいです。

小川
なんでですか?

村田
私はTOEICを受けてないので。

小川
私ね、I村さんが「大風呂敷」に870点て書かれた時、激しく動揺しましたよ。私、最後に受けたTOEICが、同じ点なんです。

村田
同じなんですか。

小川
もう10年くらい前なんですけど。
860でAクラス入りですよね。

I村
ああ…、860でひとつの区切りなんでしたっけか?

小川
そうです。
730がひとつの区切りで、860がまたひとつの区切りです。

I村
そうですね。
まあ、今回は本当にできすぎだったので。

小川
いやいや、なんぼできすぎでも、そこまで行きませんわ(笑)

I村
(笑)

小川
できすぎなことないですわ。やっぱり実力やもん。これができすぎだとしてもね、次に100点も下がるとか50点も下がるってことはないと思いますもん。

I村
ああ。

小川
大丈夫ですよ。

村田
ところで、I村さんはレッスンを始めてどれくらいになるんですか?

I村
レッスンは、今年の5月で丸7年なので、8年目ですね。

村田
レッスンを始める前は、何かやってらしたんですか?何か他の学校に通っていたとか、留学していたとか…。

I村
大学を卒業してから、SAPIOに書いてあった根石さんの記事を読んで、そこに書いてあった國広さんの本を買って、それを読みながら、自分で少しはやって いたんですよ。

村田
國広さんの本を読んで。

I村
初心者は、いわゆる音読というのをまずやらなければ駄目なんだと。そうなのか、と思って、半年くらい、自分でやっていたんですよ。その後、根石さんのレッ スンを始めました。
旅行はしたことはありますが、留学はしてませんね。

村田
ずっと根石さんのレッスンだけだったんですか。

I村
そうですね。もう英語の勉強は根石さんのレッスンのみと言っていいんじゃないでしょうか。

小川
ええ!すごい。
あの、私口はさんでいいですか?

村田
どうぞどうぞ。

小川
素読舎へ入られた時、相当練習されました?そればっかりをやっている感じでした?

I村
そうですねぇ…。

小川
毎日やったとか、何時間やったとか。

I村
ああ。レッスンを始めて最初の1、2年が、正直言って一番がんばった時だと思うんです。

小川
そうですか。

I村
ええ、音読は本当に声が枯れるまでやっていたんで。最初の1、2年は結構がんばっていたんですけど、3年目以降は良くも悪くもレッスンに慣れてきてしまっ て、その頃になると、がんばったのかな、というと微妙ですね。正直なところを言うと。

村田
最初は何のテキストをやっていたんですか?

I村
ええとですね、もう名前も忘れてしまったんですが、國広さんでしたっけ、根石さんがよく言っている…。

村田
國広正雄さんですね。

I村
そうです。今 amazon で検索していますが…ああ、これですね。「英会話・絶対音読 入門編」だったと思うんですが。

小川
ああ。

I村
あとは題名を忘れてしまいましたが、音読の基本的なところをおさえた本です。私は根石さんのレッスンを始めるまでは、受験英語しかやっていなかったので、 私は発音記号さえ読めなかったんですよ。

小川
失礼ですけど、お年を聞いてもいいですか?

I村
私、35になります。

小川
そうですよね。だいたい大卒の英語力の平均が430〜450くらいだそうなんです。だから、本当にそのくらいから始めたんですよね。

I村
そうですね。TOEICを受けたのは、レッスンを始めてから2年目くらいだったんですね。初めてTOEICを受けてみて、その時は420くらいだったと思 います。受験英語では音読なんてやったことがなかったもので、発音記号の読み方さえわからなかったんですね。そこから始めたんです。

小川
今でも学校では発音記号なんて教えないですね。

I村
やってはいたと思うんですよ。でも私は点数にならないと思って聞いてなかったんだと思います(笑)学生さんの多くは今でもそうだと思いますけどね。

小川
学部は何学部ですか?

I村
理系の理学部です。化学をしていました。

小川
そうなんですか。
 

【17980】

内 田樹の一言

 投稿者:馬の骨  投稿日:2011年 6月30日(木)01時41分51秒
  原発の設備をあれほ ど粗雑に作ったのは、原子力に対する恐怖心をそうやってごまかそうとしたからなのである。「こんなものいくら粗雑に扱っても抵抗しやしねんだよ」と蹴った り、唾を吐きかけたりして、「強がって」みせていたのである。
 

【17981】

地 震

 投稿者:馬の骨  投稿日:2011年 6月30日(木)13時51分26秒
  根石さん、松本市で 震度5強の地震があったこと知りました。
そちらは大丈夫でしたか。
 

【17982】

素 読舎規約

 投稿者:村田晴彦  投稿日:2011年 7月 1日(金)15時43分46秒
  素読舎規約 (2011年7月発効)

規約は暫定的なものとし、使いながら改訂を続ける。

改訂する場合はなるべく生徒の意見を考慮して行う。

レッスン代金は、「その月のうちに」を基本とする。(例。5月分は5月のうちに)

「その月のうちに」を守れない場合は、生徒から「連絡用掲示板」にその旨連絡をする。

素読舎のレッスンには、「有料過程」と「無料過程」がある。

「有料過程」の生徒が「無料過程」を希望する場合は、生徒から素読舎にその旨申し出る。

すべての生徒のポイントを素読舎が管理する。「無料過程」を希望する生徒のポイントは、素読舎の掲示板上に公表する。

素読舎のレッスンには「一人一枠」と「二人一枠」がある。

レッスン開始後、生徒に「一人一枠」を希望するか「二人一枠」を希望するかを聞く。

一枠、週一回三〇分、月額12000円。

「一人一枠」一人月額12000円。
「二人一枠」一人月額6000円。

「二人一枠」使用者はレッスン代金6000円の他に、「二人一枠維持基金」月額1000円が必要。

継続的に「一人一枠」で使う場合は、「無料過程」に移ることはない。ポイントの増減もない。

「一人一枠」で開始し、途中から「二人一枠」を希望する場合は、「二人一枠希望者リスト」に枠名(?曜?時)と名字のイニシャルを記入し、掲示板に公表す る。空き枠を作らないことを条件に、なるべく早めに「二人一枠」を作る。

「一人一枠」での練習は、曜日・時間帯の都合が素読舎側と生徒側で合いさえすれば継続が可能。

「二人一枠」は壊れやすい。曜日・時間帯が合わない場合、生徒の一人がレッスンをやめた場合、二人の練習力の釣り合いがとれなくなった場合、「二人一枠」 は壊れてしまう。

「二人一枠」維持については、なるべく、一人一人の生徒の希望を大事にするが、すべての希望に沿えるわけではない。

「二人一枠」をどう維持していくかは、生徒同士で話し合うことが必要。

「二人一枠」を使用中に、一人の生徒が「一人一枠」を希望する場合や、一人の生徒がレッスンをやめる場合がある。どちらの場合も、残った一人は、ひとまず は「一人一枠」で練習を継続する。
「二人一枠」を希望する場合は、「二人一枠希望者リスト」に登録する。「二人一枠希望者」は、枠名(曜日・時間帯)とイニシャルで掲示板上に公表する。な るべく掲示板上で生徒同士で話し合っていただき、「二人一枠」を形成する。その際、素読舎は「練習力の釣り合い」という観点からアドバイスする。

基本的に、「二人一枠維持基金」は「空き枠」が埋まらない期間、「空き枠」による収入減を防ぎ、語学論の充実、教材の作成に支障がでないようにするために 使用する。他の目的で「二人一枠維持基金」を使用する必要が生じた場合、規約に例外として項目を追加する。

ポイントは、基本的に「有料過程」から「無料過程」へ進む場合、「無料過程」から「有料過程」に戻る場合にのみ使用する。例外が生じた場合、規約に例外と して項目を追加する。

ポイントを数えるときに、例外的に「枠使用者の合計ポイント」で算出することがある。

例外1.「二人一枠維持基金」が底をつき、空き枠が埋まらない場合、枠の合計ポイントのもっとも少ない「二人一枠」を解消する。

「二人一枠」は、生徒数が少ないほど作りにくい。曜日・時間帯の都合がつかないだけでなく、生徒間の「練習力の釣り合い」がとれないことによっても「二人 一枠」が作れないことが起こる。生徒数を増やす以外に解決策はない。

コーチが複数いる場合、幹側のコーチから枝側のコーチに生徒を預ける。幹側のコーチとは枠数を維持する段階に入ったコーチ、枝側のコーチは枠数を増やす段 階にあるコーチとする。

幹側のコーチに必要な条件は、語学論が書けること、教材を作成できること、塾の運営ができること。

「空き枠」という考えは、幹側のコーチの枠にのみ適応される。

幹側に「空き枠」が生じ、枝側から生徒が戻れない場合については、コーチ間の話し合いで解決する。話し合いの結果は公表する。

 レッスン受講希望者が現れ、曜日・時間帯等の都合でレッスンが開始できない場合は、「レッスン受講希望者リスト」に名前を加える。掲示板上には、県名・ 名字のイニシャルで公表する。枠を譲っていただくなど、他の生徒と話し合って都合がつけられそうな場合は、掲示板上で話し合っていただく。

 時間帯の調整、枠の移動の調整等は、掲示板上で、なるべく生徒同士で話し合って解決していただく。

空き枠を作らないことを条件に、「二人一枠希望者リスト」の中から、コーチが「練習力の釣り合い」を基準にペアの相手を紹介する。曜日、時間帯の都合等は 生徒同士の話し合いで決めていただく。他の生徒も話し合いに参加できるよう、話し合いの場は掲示板上とする。

「二人一枠希望者リスト」から、「二人一枠」を形成する場合、最重要条件は「練習力の釣り合い」。練習力が釣り合う相手がみつかり、ポイントの低い人がポ イントの高い人を「またぎこして」「二人一枠」を形成する場合は、1ポイントマイナスされる。

 レッスンを使ってみていいものだとわかった場合は、周りに広めていただく。特に「二人一枠」でレッスンを継続することを希望する人には、積極的にそうし ていただく。

入塾時、ポイントはゼロ。

塾生紹介があるたびに、3ポイントがプラスされる。紹介した生徒がやめた場合は、2ポイントがマイナスされる。

2011年6月以降、「二人一枠」を形成する場合は、それぞれの生徒から1ポイントマイナスされる。

「二人一枠」を使い始めて以後は、被紹介者がレッスンを継続する限り、紹介者のポイントは変動しない。

ポイントの増減は、「二人一枠」解消に直接的に使われることはない。(「二人一枠維持基金」をクッションとする。)

ポイント数は、「無料過程」へ進むこと、「無料過程」から「有料過程」に戻ることを決定する際に使われる。

「無料過程」を希望する場合、掲示板上でポイント数を公開する。
「無料過程」を希望しない場合、ポイント数は公開されない。

◎「無料過程」に移る条件。
●「ゴースト」の音読が、コンスタントに12ページ10分以内で終わること。
●週二回以上、「自立練習」をすること。
●ポイントがプラス1以上であること。

ポイントをプラス1以上に維持することで、「無料過程」を使い続けることができる。

「無料過程」に移行後、1年に1ポイントずつマイナスされる。

基本的には「無料過程」へは「二人一枠」の枠ごと移動する。

一人だけ条件が整っている場合は、「二人一枠」のうちの一人だけが「無料過程」に進むこともできる。

「二人一枠」の一方が「有料過程」、一方が「無料過程」で使う場合、無料過程の生徒に対してもコーチ付きのレッスンが継続されるので、一人分の6000円 は、「二人一枠維持基金」から充当する。

「無料過程」の生徒になった場合も、「二人一枠維持基金」の月額1000円は支払う。

「無料過程」で使用する人は、「自立練習」の報告の他、自分の英語の変化等「文章で」掲示板に掲載し続けることを課す。「文章で」の報告は、月に一度を目 安とする。1ヶ月以上報告がない場合は、1ポイントをマイナスする。

新しくレッスンを始めた生徒に、掲示板、ホームページ、パンフレット等のどの記事を読んでレッスンを開始したのかを聞く。
生徒が書いた記事によって、新しい生徒がレッスンを開始したとわかった場合は、記事を書いた生徒を「紹介者」とする。

無断欠席は1ポイントをマイナスする。

コーチおよびコーチ希望者は、それぞれが分担するネット上のホームページ、ブログなどを充実させる。

月初めに、最新版の規約を掲示板に村田が掲載する。

ポイントの集計、「無料過程希望者」のポイントの公表などは村田が行う。

月初めに「二人一枠維持基金」の集まった額、集まっていない額を村田が根石に確認し、掲示板に公表する。

集まった「二人一枠維持基金」は根石から村田に渡し、村田が口座に入れる。

空き枠が生じた月は、「二人一枠維持基金」を村田が取り崩し、根石に渡す。

「二人一枠希望者リスト」「レッスン受講希望者リスト」の作成、公表は村田が行う。

「無料過程」を使う生徒の中から積極的に「コーチ希望者」を募る。

「コーチ希望者」に対するレッスン内容は、通常のレッスンにおける「音読」部分のみとする。

コーチとして認定する基準は、「七年目の浮気」のテキスト12ページをコンスタントに10分以内に終わらせる練習ができること。
 

【17983】

内 田樹の一言

 投稿者:馬の骨  投稿日:2011年 7月 1日(金)23時15分32秒
  自分の潜在的能力を 信じている人間は、信じていない人間に比べて、潜在能力が開花する可能性がきわめて高い。

※根石さん、ハリマオ届きました。ありがとう。16日に詩の合評会があります。そこで配布いたします。
 


【17984】

馬 の骨さん

 投稿者:根石吉久  投稿日:2011年 7月 2日(土)12時19分59秒
  地震の時は、寝てい て起きませんでした。ここから松本まではそれほど距離があるわけではないのですが、ここは震度3くらいだったと後で人から聞きました。
どうもいやな感じです。このままおさまってくれればいいのですが、松本の近くには断層があると以前から言われているので心配は心配です。
お心づかいありがとうございます。


 

【17985】

素 読舎規約(再掲)

 投稿者:村田晴彦  投稿日:2011年 7月 3日(日)01時10分50秒
  素読舎規約 (2011年7月発効)


規約は暫定的なものとし、使いながら改訂を続ける。


改訂する場合はなるべく生徒の意見を考慮して行う。


レッスン代金は、「その月のうちに」を基本とする。(例。5月分は5月のうちに)


「その月のうちに」を守れない場合は、生徒から「連絡用掲示板」にその旨連絡をする。


素読舎のレッスンには、「有料過程」と「無料過程」がある。


「有料過程」の生徒が「無料過程」を希望する場合は、生徒から素読舎にその旨申し出る。


すべての生徒のポイントを素読舎が管理する。「無料過程」を希望する生徒のポイントは、素読舎の掲示板上に公表する。


素読舎のレッスンには「一人一枠」と「二人一枠」がある。


レッスン開始後、生徒に「一人一枠」を希望するか「二人一枠」を希望するかを聞く。

10
一枠、週一回三〇分、月額12000円。

11
「一人一枠」一人月額12000円。
「二人一枠」一人月額6000円。

12
「二人一枠」使用者はレッスン代金6000円の他に、「二人一枠維持基金」月額1000円が必要。

13
継続的に「一人一枠」で使う場合は、「無料過程」に移ることはない。ポイントの増減もない。

14
「一人一枠」で開始し、途中から「二人一枠」を希望する場合は、「二人一枠希望者リスト」に枠名(?曜?時)と名字のイニシャルを記入し、掲示板に公表す る。空き枠を作らないことを条件に、なるべく早めに「二人一枠」を作る。

15
「一人一枠」での練習は、曜日・時間帯の都合が素読舎側と生徒側で合いさえすれば継続が可能。

16
「二人一枠」は壊れやすい。曜日・時間帯が合わない場合、生徒の一人がレッスンをやめた場合、二人の練習力の釣り合いがとれなくなった場合、「二人一枠」 は壊れてしまう。

17
「二人一枠」維持については、なるべく、一人一人の生徒の希望を大事にするが、すべての希望に沿えるわけではない。

18
「二人一枠」をどう維持していくかは、生徒同士で話し合うことが必要。

19
「二人一枠」を使用中に、一人の生徒が「一人一枠」を希望する場合や、一人の生徒がレッスンをやめる場合がある。どちらの場合も、残った一人は、ひとまず は「一人一枠」で練習を継続する。
「二人一枠」を希望する場合は、「二人一枠希望者リスト」に登録する。「二人一枠希望者」は、枠名(曜日・時間帯)とイニシャルで掲示板上に公表する。な るべく掲示板上で生徒同士で話し合っていただき、「二人一枠」を形成する。その際、素読舎は「練習力の釣り合い」という観点からアドバイスする。

20
基本的に、「二人一枠維持基金」は「空き枠」が埋まらない期間、「空き枠」による収入減を防ぎ、語学論の充実、教材の作成に支障がでないようにするために 使用する。他の目的で「二人一枠維持基金」を使用する必要が生じた場合、規約に例外として項目を追加する。

21
ポイントは、基本的に「有料過程」から「無料過程」へ進む場合、「無料過程」から「有料過程」に戻る場合にのみ使用する。例外が生じた場合、規約に例外と して項目を追加する。

22
ポイントを数えるときに、例外的に「枠使用者の合計ポイント」で算出することがある。

23
例外1.「二人一枠維持基金」が底をつき、空き枠が埋まらない場合、枠の合計ポイントのもっとも少ない「二人一枠」を解消する。

24
「二人一枠」は、生徒数が少ないほど作りにくい。曜日・時間帯の都合がつかないだけでなく、生徒間の「練習力の釣り合い」がとれないことによっても「二人 一枠」が作れないことが起こる。生徒数を増やす以外に解決策はない。

25
コーチが複数いる場合、幹側のコーチから枝側のコーチに生徒を預ける。幹側のコーチとは枠数を維持する段階に入ったコーチ、枝側のコーチは枠数を増やす段 階にあるコーチとする。

26
幹側のコーチに必要な条件は、語学論が書けること、教材を作成できること、塾の運営ができること。

27
「空き枠」という考えは、幹側のコーチの枠にのみ適応される。

28
幹側に「空き枠」が生じ、枝側から生徒が戻れない場合については、コーチ間の話し合いで解決する。話し合いの結果は公表する。

29
 レッスン受講希望者が現れ、曜日・時間帯等の都合でレッスンが開始できない場合は、「レッスン受講希望者リスト」に名前を加える。掲示板上には、県名・ 名字のイニシャルで公表する。枠を譲っていただくなど、他の生徒と話し合って都合がつけられそうな場合は、掲示板上で話し合っていただく。

30
 時間帯の調整、枠の移動の調整等は、掲示板上で、なるべく生徒同士で話し合って解決していただく。

31
空き枠を作らないことを条件に、「二人一枠希望者リスト」の中から、コーチが「練習力の釣り合い」を基準にペアの相手を紹介する。曜日、時間帯の都合等は 生徒同士の話し合いで決めていただく。他の生徒も話し合いに参加できるよう、話し合いの場は掲示板上とする。

32
「二人一枠希望者リスト」から、「二人一枠」を形成する場合、最重要条件は「練習力の釣り合い」。練習力が釣り合う相手がみつかり、ポイントの低い人がポ イントの高い人を「またぎこして」「二人一枠」を形成する場合は、1ポイントマイナスされる。

33
 レッスンを使ってみていいものだとわかった場合は、周りに広めていただく。特に「二人一枠」でレッスンを継続することを希望する人には、積極的にそうし ていただく。

34
入塾時、ポイントはゼロ。

35
塾生紹介があるたびに、3ポイントがプラスされる。紹介した生徒がやめた場合は、2ポイントがマイナスされる。

36
2011年6月以降、「二人一枠」を形成する場合は、それぞれの生徒から1ポイントマイナスされる。

37
「二人一枠」を使い始めて以後は、被紹介者がレッスンを継続する限り、紹介者のポイントは変動しない。

38
ポイントの増減は、「二人一枠」解消に直接的に使われることはない。(「二人一枠維持基金」をクッションとする。)

39
ポイント数は、「無料過程」へ進むこと、「無料過程」から「有料過程」に戻ることを決定する際に使われる。

40
「無料過程」を希望する場合、掲示板上でポイント数を公開する。
「無料過程」を希望しない場合、ポイント数は公開されない。

41
◎「無料過程」に移る条件。
●「ゴースト」の音読が、コンスタントに12ページ10分以内で終わること。
●週二回以上、「自立練習」をすること。
●ポイントがプラス1以上であること。

42
ポイントをプラス1以上に維持することで、「無料過程」を使い続けることができる。

43
「無料過程」に移行後、1年に1ポイントずつマイナスされる。

44
基本的には「無料過程」へは「二人一枠」の枠ごと移動する。

45
一人だけ条件が整っている場合は、「二人一枠」のうちの一人だけが「無料過程」に進むこともできる。

46
「二人一枠」の一方が「有料過程」、一方が「無料過程」で使う場合、無料過程の生徒に対してもコーチ付きのレッスンが継続されるので、一人分の6000円 は、「二人一枠維持基金」から充当する。

47
「無料過程」の生徒になった場合も、「二人一枠維持基金」の月額1000円は支払う。

48
「無料過程」で使用する人は、「自立練習」の報告の他、自分の英語の変化等「文章で」掲示板に掲載し続けることを課す。「文章で」の報告は、月に一度を目 安とする。1ヶ月以上報告がない場合は、1ポイントをマイナスする。

49
新しくレッスンを始めた生徒に、掲示板、ホームページ、パンフレット等のどの記事を読んでレッスンを開始したのかを聞く。
生徒が書いた記事によって、新しい生徒がレッスンを開始したとわかった場合は、記事を書いた生徒を「紹介者」とする。

50
無断欠席は1ポイントをマイナスする。

51
コーチおよびコーチ希望者は、それぞれが分担するネット上のホームページ、ブログなどを充実させる。

52
月初めに、最新版の規約を掲示板に村田が掲載する。

53
ポイントの集計、「無料過程希望者」のポイントの公表などは村田が行う。

54
月初めに「二人一枠維持基金」の集まった額、集まっていない額を村田が根石に確認し、掲示板に公表する。

55
集まった「二人一枠維持基金」は根石から村田に渡し、村田が口座に入れる。

56
空き枠が生じた月は、「二人一枠維持基金」を村田が取り崩し、根石に渡す。

57
「二人一枠希望者リスト」「レッスン受講希望者リスト」の作成、公表は村田が行う。

58
「無料過程」を使う生徒の中から積極的に「コーチ希望者」を募る。

59
「コーチ希望者」に対するレッスン内容は、通常のレッスンにおける「音読」部分のみとする。

60
コーチとして認定する基準は、「七年目の浮気」のテキスト12ページをコンスタントに10分以内に終わらせる練習ができること。
 

【17986】

内 田樹の一言

 投稿者:馬の骨  投稿日:2011年 7月 5日(火)17時38分6秒
  目的地にたどり着く までの道順を繰り返し想像し、その道を当たり前のように歩んでゆく自分の姿をはっきりと想像できる人間は、かなり高い確率でその目的地にたどり着くことが できる。
 

【17987】

内 田樹の一言

 投稿者:馬の骨  投稿日:2011年 7月 6日(水)22時41分52秒
  メディアの定型は 「被害者と加害者」「政治的に正しい者と政治的に正しくないもの」の二元論である。それはメディアの宿命であり、その是非を言い立ててもしかたがない。け れども、二元論的な思考しかできない知性(そういうもの「知性」と呼べるとしたら)では「なまもの」は手に負えない
 

【17988】

I 村さんインタビュー (2)

 投稿者:村田晴彦  投稿日:2011年 7月 7日(木)04時04分39秒
編集済
  根石
こんばんは。

I村
どうも。

村田
今、いつごろ始めたのか、という話をしていたんですけれど。

根石
そうか。ええと、I村さん、何年くらい前になるんですかね?

I村
レッスンを始めたのがですか?

根石
ええ。

I村
5月でまる7年になります。いま8年目です。

根石
そうですか。もっと長くやってられるかと思っていたけれど。7年ですか。

I村
まる7年です。

根石
8年目に入ったと。

I村
そうです。

村田
さっき小川さんから、大卒で450くらいだという話が出ていまして。そうですよね?

小川
学部に関係なく、大卒の人の平均が、だいたい430とか、450くらいだと聞いたんですよね。だから、I村さんは、そういう標準のところから始めてそこま で行かれたからすごいな、と思いまして。標準ていうのも失礼ですけど…。

根石
勤めながらっていうのがすごいですよ。

小川
ええ。すごいですねえ。疲れますものね。会社から帰ってきて。

I村
いえ、あんまりがんばってないんですよ(笑)

根石
でも、一日拘束はされるわけですし。

I村
そうなんですが、私は性格上、時間がたくさんある日は勉強できないんですね。逆に。

根石
えっ?

小川
あ、わかります。

I村
今日はこの15分しかないから、15分だけ音読やっておくか、とか。そういう方ができるんです、私は。

小川
そうですね。

I村
今日は休みだから2時間やろう、というのはできないんですよ、性格的に。

根石
じゃあ、そういう細切れの時間を使ってずっとやってきたっていうことですか?

I村
そうですね。

根石
それもすごいですね。俺はそういうのはちょっとできないね。ずぼらだから(笑)
俺は10時間たて続けにやるのは、若い頃は平気だったけれど。大学受験の頃は10数時間やっていましたね。

小川
えっ、英語だけですか?

根石
英語だけ。

小川
尋常じゃないですね(笑)

根石
寝るまでやって、起きたらやる(笑)

小川
非凡というか変といか(笑)…ものすごいですね、それ。

根石
ずっとそうだったわけじゃないですが、そういう状態が結構続いていましたね。自宅浪人だったから。別に苦にならなかった。面白くてやっていたから。

小川
面白かったですか。

根石
面白くなければやらないですよ、そんなに(笑)「あ、面白いな」と思ってやり出したから、面白いと思ってやっていれば、10時間超えようがなにしようが…

小川
うんうん、それはそうですね。結局人間て、やりたいことしかしませんもんね。

根石
…う〜ん。やりたくないのにやりましたよ。世界史。

一同
ああ。

根石
あんなものやりたくねえよ。でも、あんなものでもやっておくと、大雑把な流れが頭の中に入っていて、本を読んでいる時に助かる時はあるね。
I村さん、ボキャブラリーの方はどうやっていたんですか?

I村
普通にテキストの単語を覚えていただけですね。

小川
「ゴースト」とか「七年目の浮気」ですか?

I村
もちろんそれもありますけれど、TOEICの問題集なんかですね。あとは reading の方の問題集がありまして、それをやりました。まあ普通ですよね。コツコツと。

根石
単語を覚える時にはどうやっていました?

I村
そうですね…。それは学生時代から変わらず、自分で表を作ってやっていました。すいません、これも普通で。ほんとに。

根石
私の提唱していることはやっていなかったですか?

I村
それもやってますよ。

根石
単語帳でやろうが、「電圧装置」でやろうが構わないんですが、要するに「言いながら書きながら思う」っていうことです。
通勤は車ですか?

I村
私は自転車です。

根石
自転車だと、自転車に乗りながら単語帳を開くわけにはいかないですね。

I村
公式問題集の音声スキットは聞いていますけれど。

根石
自転車に乗りながら?

I村
はい。なので、普通のことしかやっていないですね。

小川
今聞いている中で、普通じゃないことといったら、素読舎だけですよね。

I村
ああ、なるほど。普通じゃないんでしょうね、やっぱり(笑)

小川
今回のことは生徒のみなさんにとっても、ものすごい目標ですね。希望というか。

根石
掲示板に「点が取れすぎだ」と書いていますけれど、まあ、ああいうテストの場合は、取れすぎている人がほとんどですから…

I村
そうなんですか?

根石
どういうことかっていうと、テストの直前にかき込むということをやりますので、当然、点を取り過ぎるんですよね。
この人は取り過ぎていないな、と私が思った人は、ミッフィーさんです。この方は高校の英語の先生です。この方は準備しないで英検1級をとったんですよ。本 当に何の準備もしていなかったのかと聞いてみると、学校の授業の準備をよくやっているんです。ミッフィーさんには、それが役立っているんじゃないんです か、と言ったんですが。とにかくミッフィーさんは、英検用の準備はしないで受けて受かったというので、ああ、この人の場合は点を取り過ぎていないなと思い ました。

小川
でもね、そこは相当いい学校じゃないですか?

根石
いや、そんなことはないですよ。

小川
でも、高校の授業だけで2次試験もいけますかね?私、それは信じられませんけど。

根石
高校のテキストじゃ駄目ですか。

小川
2次試験はね。英検を取られたのは最近のことでしょう?20年も前のことじゃありませんよね。特に面接試験なんてそれでいけるのかなと思います。せめて英 字新聞を読んでおられたならわかるんですが…すごい問題が出ますよ。例えば、教育制度について2分半でスピーチせよとか。

根石
高校の教科書の文章が易しくても、下準備でやっておくレベルはまた別ですから。同じ文章を扱っても、生徒が扱うのと、先生が下準備をやるのでは違いますか らね。下準備をどこまでやるのかっていうことになれば、本当にやる人なら、語源を調べるところまでいくかもしれないし、それはわからないですよね。

小川
うぅん。

根石
テキストが易しいからって、準備のレベルが低いとは言えないですから。

小川
でも、語彙なんかでも高校ではカバーできないと思うんですよね。だから、高校の勉強だけじゃないと思います。授業の副教材を作るために何かを読んだとか じゃなないと。私いま必死になって言っていますけど、英検1級の語彙レベルって1万2千語でもちょっと難しいんですよ。高校だと、いい高校だと7千語、8 千語くらいあるだろうけれども、普通の高校だったら4千語とか5千語だと聞きましたから。

根石
何だったら4千から5千?

小川
普通の高校というか、公立の高校だったら、習う語彙がだいたい4千語レベルから5千語レベルなんです。

根石
そんなもんですよね。ただ、先生がそのレベルでいるってことはないと思いますよ。

小川
だから、なんていうか高校レベルの勉強だけじゃないですよね。

根石
高校生の教科書を扱っているからといって高校生と同じじゃないんだから。

小川
だから英検用の準備は何もしないで英検をとったって言ったでしょう?だからすごくびっくりしたんです。

根石
ただ、私のレッスンの中では一番きついことをやらせたのは確かなんですよ。今やっているレッスンとは違うんですよ。

小川
集中豪雨っていうやつですか?

 

【17989】

コー チ見習い記 7

 投稿者:小川  投稿日:2011年 7月 9日(土)00時13分31秒
  チャコさん、

今日は声があまり良く出なくて申し訳ありませんでした。

今日は一文を5〜6回言ってもらって、また次の機会に回したらいいのか、もう少し回数を増やして言い続けてもらうのがいいのか、少し迷いがありました。 レッスンの後、根石さんより丁度このことについて指摘があり、もっと何度も言ってもらって下さいとのことでした。レッスン時間を練習時間というつもりで、 次週はもう少しハードにやってみたいと思います。よろしくお願いします。

いつもOKを出すタイミングが悪くて申し訳ありません。センテンスの丁度終わりに合わせて、ストップをかけられないものかと思っています。言い続けておら れる途中で切られると、なんだか気持ち悪くないですか?

 

【17990】

内 田樹の一言

 投稿者:馬の骨  投稿日:2011年 7月 9日(土)15時46分47秒
  できるだけ短い時間 でできるだけ多くの効果が上がるノウハウに人々は群がり寄る。気持ちはわかるが、 世の中には長い時間をかけないとできないことがある。たいせつなことのほとんどはそうである。
 

【17991】

音 読レッスン

 投稿者:村田晴彦  投稿日:2011年 7月10日(日)00時48分40秒
編集済
  わたしは土曜日は 23時からI村さんと組んでレッスンを受け、23時40分から小川さんと組んで音読レッスンを受けています。
I村さんと組んでいるレッスンは、ゴースト4ページ、七年目の浮気8ページの計12ページを10分以内でやる音読があります。こちらは一度、わたしのミス のために?がついてしまったため、もうそんなことにならないように万全の準備をして臨んでいます。今日は8分台でクリアできました。

小川さんとやっている音読レッスンは、まだゴーストだけで、10ページを10分を限度としてやっています。時間が許す限り、何セットもやります。
最初に音読レッスンを始めた時は、これだけでも緊張感があり、一皮むけたような気がしたのですが、I村さんとのレッスンでゴースト+七年目の浮気の音読を やり始めたら、これはさらにきついことに気付きました。理由は、自分にとって七年目の浮気の後半はほぼ初見の文ばかりで、しかも量が多いことです。七年目 の浮気を10分以内で終わらそうとすると、他のことを少しでも考えたらすぐ間違ってしまいます。音を出すことだけに集中しないと突破できません。頭の中は 空洞です。この感じ、アリスを段落単位で技法グラウンドやっていた時と似ていると思いました。
その後のレッスンでは、イメージを想起しながら技法グラウンドができました。イメージがついてこれない速度があると感じました。ただ、いずれ12ページ 10分以内の速度でもイメージを動かして言うことができるんじゃないかと思います。アリスの時も、限界速度は上がっていったし。

七年目の浮気の音読をやった後はぐったりしています。その後の23時40分からの音読レッスンで燃料切れ気味になってしまっています。気持ちだけはたか ぶっていますが。そのうち23時40分からの音読レッスンでも七年目の浮気が始まりますので、1時間持つ基礎体力を作っていきたいです。

 

【17992】

コー チ音読レッスン, その他

 投稿者:小川  投稿日:2011年 7月10日(日)00時52分20秒
編集済
  実は先週から心がけ ていることがあります。村田さんが音読する番の時、ただ漫然と聞いているのではなく、口を大きく動かして、声は出さずに同じ箇所を読むようにしています。 要するに口パクですが、自分の番の時に読み易くなるような気がします。

ここ数週間、私も村田さんもなかなか新しいところに進めない状態が続いています。根石さんによると、だいたいどの生徒さんも「ゴースト」の半ば辺りになる と、なかなか前へ進めなくなるという現象が起きるということでした。今日は、私達も58ページの据え置きが3回続き、3回目に10分内で収まりましたが、 残念ながらこれだけでレッスン時間を使い果たしてしまいました。

話が逸れますが、以前自立練習の時、私のイントネーションが疑問文でもないのに尻上がりになったことがあり、村田さんを驚かせたことがあります。

文字にして説明するのは難しいのですが、ニュースなどでアメリカのインタビューなんかを聞いていると、尻上がりにしゃべる人を良く見かけます。若い女性が 多いようです。日本でもここ数年、平叙文なのに疑問文のように、尻上がりにしゃべる人が増えて来ました。そんな日本人の「私って音読だけはしっかりやる?  みたいな?」という言い方と似ているかも知れません。

とにかく、1文だけでしたが、そういうような英語のイントネーションだったのです。通訳案内士面接試験の模擬講座CDに、そういう英語の話し方をする日本 人女性がいたのです。それを繰り返し聞いていたものですから、移ってしまったのかもしれません。私自身は、耳障りな英語だと思って聞いていたのです が....

今日、そういうイントネーションで英語をしゃべっていたことがあるという人に会いました。その人は、米人講師に「成人女性なんだから、そういう尻上がりの 英語をしゃべらないようにしなさい」と釘をさされたということでした。

ネイティブのしゃべる英語だからと有り難がって真似するのは危険だとつくづく思いました。私達はそういうものには目もくれず、素読舎式の音読に励みたいも のです。









 

【17993】

村 田さん

 投稿者:小川  投稿日:2011年 7月10日(日)01時27分51秒
編集済
  >そのうち23時 40分からの音読レッスンでも七年目の浮気が始まりますので、1時間持つ基礎体力を作っていきたいです。

「そのうち」が早くやって来るように、自分のお尻を蹴飛ばそうと思います。自分で自分のお尻を蹴飛ばすのは難しいか...

ともあれ、がんばります。これからもどうぞよろしくお願い致します。
 


【17994】

内 田樹の一言

 投稿者:馬の骨  投稿日:2011年 7月10日(日)16時30分57秒
  「教養」というの は、「生」の知識や情報のことではない。そうではなくて、知識や情報を整序したり、統御したり、操作したりする「仕方」のことである。
 

【17995】

村 田君

 投稿者:根石吉久  投稿日:2011年 7月11日(月)01時34分24秒
  村田君も、トーエッ クか英検を受けて下さい。私は英検を薦めます。
いきなり準1級でいいと思います。
ホームページに「コーチ養成」というページを作って下さい。
その上で、コーチ養成用音読専門枠(村田君と小川さんが使っている枠)が始まって以降の記事をホームページの「コーチ養成」というページに掲載して下さ い。
発言者の名前は、小川さんの記事の場合は「小川(英検一級)」「村田君の場合は、今は「村田」あるいは「村田晴彦」、準一級合格後は、「村田(英検準一 級)」、一級合格後は「村田(英検一級)」として下さい。

 「そのうち」などとのんびりした言葉を読むと、過去ログの整理をやると言って6年も7年もほったらかしたたるんだ精神というものをどうしても思い出して しまいます。
 逆から言うと、I村さんと一緒に受けてもらっているレッスンも、小川さんと受けてもらっている「コーチ養成」のレッスンも、両方とも毎回クリアするくら いなことは当然のことであり、「そのうち」なんぞと言っているのであれば、準1級も1級の合格も「そのうち」のままであり、合格なんかしやしません。
 「村田君の枠をまずは埋める。その後に小川さんの枠を埋める」と私が言っていることの意味がわからないのでしょうか。私が村田君に二種類のレッスンを受 けさせていることの意味がわからないのでしょうか。どっちかが手薄になるようなことをするのであれば、「村田君の枠をまずは埋める」と私が言うことの根拠 を、村田君が崩しているのと同じです。

 

【17996】

村 田君

 投稿者:根石吉久  投稿日:2011年 7月12日(火)01時21分58秒
   昼間つらつら考え ました。大学卒業後、村田君が素読舎で練習を始めた頃には、私は英検一級を受けろなどとは絶対に言わなかったと思います。逆立ちしたって受かりっこないと わかっている者に私は受けろとは言いません。
 村田君が大学卒業後素読舎に来たとき、英語は典型的な学校英語のものでした。そのままではとうてい使いものにならないものだったのです。塾をやる上で使 いものになるとしたら、「使えない英語」を再生産し、「世の中に迷妄を広げることに使える」だけのものだったのです。その性質をもたらしたものは、大学受 験時にせっかく「英語のやっつけ方」を読んでくれたのに、肝心の「回転読み」をやらなかったというところによく現れています。駄目な受験英語の闇がよく現 れています。村田君は「英語のやっつけ方」の方法から受験にうまみのあるところだけを部分的に利用したのです。だから、自分の英語が駄目な学校英語のまま だったのです。その性質を変えたのは、素読舎のレッスンを実際に受けてもらうこと以外の何ものでもなかったと考えています。

 素読舎は学校英語の闇を切開したのですが、いまだ村田君は自分の闇を放置したままです。それが、語学論が書けないことにつながっています。逆に言えば、 闇を切開すれば、それはそのまま語学論になるはずなのですが。

 いわゆる試験のことだけを言っても、大学を出たところで、英検一級に及びもつかない人はごろごろしています。村田君も当時はそのごろごろしている者たち の一人でした。あの当時のままだったら、英検一級なんか逆立ちしても受からない。今は、逆立ちする必要もなく、まともに取り組めば受かると私は思っていま す。実力がそのレベルに至るまで練習をしたのは村田君ですが、これをこうしろと指示してきたのは私です。
 塾を手伝ってもらって、塾の方法の根幹をつかんでもらうこと、そのことで金は動かないことが初めの取り決めでしたが、英語力自体が弱いのがわかったの で、英語力をつけることの方にまで私は指示を出しました。それを(無料で)続けた期間が長くあったと思います。

 そういう課程を経て、私の生徒を預かり、人様からお金をもらってレッスンするようになった人が、今になって私が要求する練習レベルに応えないということ がどういうことなのか、どうにも納得がいきません。明らかな練習不足をさらしてあんまり当たり前のような顔をされると、こちらはがっかりすることしかやる ことがないのです。なにもかも馬鹿らしくなるのです。

 「基礎体力」のせいなんかではありません。練習が足りないだけです。
 「基礎体力」なんかのせいにしているのは、私がこれまで村田君に対してやってきたことを軽んじているのだとしか思われません。やればやれることをやらな いだけではないか。それがあなたの闇じゃないか。闇に「基礎体力」という名のベールをかぶせただけじゃないか。今の村田君には「音づくり(インプット)」 の「基礎体力」はあるのです。それをまともに使わないだけです。どうにも私が今まで村田君に対してやってきたことを馬鹿にされたような気がしてなりませ ん。

 私は「基礎体力」を作ってこなかったですかね?

 過去ログの整理をやると言ってやらず、何年も放置したことと本質は同じものではないですかね。「いつの日にか」だとか「基礎体力」だとかを読んで、私の 中に不愉快な塊が持続してたまりませんでした。

 コーチをやろうとする者が、「二人一枠」の他の生徒の足をひっぱるようなことはあってはならないことだということぐらいわからないのでしょうか。大学受 験の時、「電圧装置」だけやり「回転読み」をやらなかったように、今になっても肝心なことはわからないのでしょうか。勉強だけした人間ていうのはそんなも んなんでしょうか。

 一人の生徒になって、私のレッスンを受けているのですから、しかもコーチをやっている人なんですから、「生徒をひっぱる」のが村田君のやるべきことで す。生徒の「足をひっぱる」なんてことをしたのはいったい何のつもりなんですか。

 「いつの日にか」なんて冗談ではない。「今」がその時です。いつまで生きていられると思っているのですか。
 機は熟しているのです。
 あなた一人で今の英語のレベルに到達したのでないなら、私の指示が有効であったのなら、私が要求する練習のレベル(現在における指示)に応えるべきで す。コーチをしている者が他の生徒の足をひっぱるなんてことは恥以外のものではありません。

 何に満足して座り込んでいるのでしょうか。
 それは何の我流なんでしょうか。
 何の利権なんでしょうか。

 中間や期末のテストがあれば、それ用にそこそこ勉強し、大学へ行く余裕が家にあれば、それ用にそこそこ勉強した村田君より、高校卒業だけで英検一級を とった小川さんの方が娑婆の評価は高いと思います。私もそのように評価したい。それでも、私が「村田君の枠が埋まってから小川さんの枠を埋める」と言って いるのは、これまでの10年(余?)、素読舎の仕事を手伝うことで村田君が得たものがあるからです。「英語力」を比較するのではなく、「他人にどれだけの 力をつけられるか」を比較するなら、村田君に一日の長があると考えるからです。

 それを「高校卒業資格だけで英検一級合格」の快挙よりも上位に置くのは、素読舎の我田引水ではないと思っています。これまでの10年(余?)で、それだ けのことは、村田君に対してやってきているのです。そのことをあんまり軽んじられると、ふざけんじゃねえよと思うのです。

 「いつの日にか」!「基礎体力」!
 何を甘ったれたことを言っているのでしょうか。
 それが今の段階で言うべきことでしょうか。
 やるべきことをやらないだけではないのでしょうか。

 私はまた思い出す。ウドが村田君を指さして、You pansy! と言っていたことを。
 

【17997】

根 石さん

 投稿者:村田晴彦  投稿日:2011年 7月12日(火)01時30分37秒
  23時からのI村さ んとのレッスン、23時40分からの小川さんとの音読レッスンとも、クリアするのは当然だと思っています。
そのうちクリアできるでしょうなんて思っていません。でも、根石さんが書かれた文を読み、「そのうち」という言葉が出たのは、甘えが出てしまったかと思い ます。二つのレッスンが連続するのはきついと弱音が出ていました。今週からはさらに気を引き締めて練習をし、準備をします。

英検・TOEIC、挑戦します。TOEICはI村さんのインタビューの後、問題集と単語集を買ってきました。どうせなら英検と両方挑戦してみようと思いま す。
英検は十数年前に2級をパスしていますので、根石さんのおっしゃる準1級から始めるのは、いい順番なのです。
実は中学1年の教え子が、先日、英検準2級の1次試験をパスしました。先週の日曜日に2次試験がありましたが、仮に今回はパスできていなくとも、その次に は必ずパスすると思います。もしかしたら中学在学中に準1級をパスしてしまうかもしれません。
先を越されるわけにはいきません。

 

【17998】

根 石さん

 投稿者:村田晴彦  投稿日:2011年 7月12日(火)01時52分26秒
編集済
  >根石さんの 書かれた文
これはひとつ前の根石さんの文章です。
自分で投稿する文章を書いていて、投稿した後に、すでに新しく根石さんが投稿していたことに気付きました。
基礎体力、これは1時間ぶっ続けでやる力が足りないと思い、書きました。でも、これも単に練習不足だと思いました。
根石さんの文章を読んで、前がみえたきがしました。
やってやる。
 

【17999】

根 石さん

 投稿者:小川  投稿日:2011年 7月12日(火)03時00分56秒
編集済
  えっと...私は 「高校卒業だけ」と言われれば、高校卒ではありますが...一応、大学2年生末で中退です。学園紛争の激しかった時代のことでしたので、落ち着いて勉強で きるような環境ではありませんでした。

国勢調査に「高卒」と「大卒」だけで「中退」というカテゴリーがないので、いつも悔しい思いをしていました。しかし、中退って「欠割り」ってことだろ、そ んなもんにこだわってどうする、と思ったり、とは言え、厳しい受験地獄(ベビーブーマーの1人ですから)をくぐり抜けたんやぞ、と評価してもらいたい気が したり、となかなか複雑な心境でした。

何が何でも卒業資格だけ取っときたい、と思って40才過ぎてから大学の通信講座を受講したりもしましたが、これもつまらなくって、欠割りでした。

大学ではろくに勉強はしてなかったですから、大学という2文字に未練を残すことはないですね、やっぱり。



 

【18000】

小 川さん

 投稿者:根石吉久  投稿日:2011年 7月12日(火)12時42分20秒
    小川さんは、大学受験をやった人なんですか。知りませんでした。高卒だけで英検一級をとったという方が「かっこいい」ので、私はずっとそうなんだと思って いました。そうなると、先頃書いたものは私の思い込みによるものになってしまいますが、思い込みがあったことを確認した上で、書いたものは書いたものとし てあのままにしておきます。