小川さんと具体的に話したのはあと2例ありまして、どちらも子音の連続についてでです。
・This is much cheaper.
ch ch という子音の連続なので、これはmuchの方のchは音としては消えて若干間が開くだろう。
(後ろの単語cheaperのchが勝つ)
k kという子音の連続も、「黙音化」するだろう。
(ここにあげた子音の連続の「黙音化」は無意識にやっていたので、今日は意識的にやってみました)
・Just because some have more problems than others 〜
私は problems than の音のつながりが急に気になって、しばらく話してみました。
このつながりは果たして「黙音化」するのだろうか。
problems の s は発音記号では /z/ で、次にくるのはthです。ラップなんかではthatをzatと発音したり書いたりすることもあるから、もしかしてzzという「黙音化」があるのか?と思いました。
でも、/z/ の音は /s/ の音が太った音なので、thとは舌の位置が違います。/z/ は舌先が上の歯につかないが、thは舌先が上の歯につく。といことは口の形は別物なので、「黙音化」は起きないという結論に至りました。(思えば至極当然なのですが…)
2.Remember that the accident taught us an important thing.
この文だと、わかりやすい子音の連続の「黙音化」は accident taught のt tの部分で
す。
まずaccidentのaの部分で一番強く音を出し、順次脱力しながら i → e と母音を出し
ていきます。
aからtに向かって、”>”という形で音が小さくなっていきます。accident の最後のt
は、母音を言ってしまった後の子音なので、音的には強くありません。一方、taught
の最初のtは、「ゆで卵をほおばる」(発音記号だと「鏡文字の c 」)の手前にあるの
で、これから音が大きくなる子音です。
accident のtと、taught の最初のtは、舌の位置こそ同じだけれど、accidennt の t
と taught の最初のtは、母音を言い終わった後の t と、母音をこれから言う t とい
う違いがあります。
そういうわけで、たとえば t t とい子音が連続する時、前の方のtが「黙音化」し、後
ろの t が勝つ、ということが起こるのだと思うのでした。
自立練習「イメージ核受肉教材」
練習者名:S、村田
日時 : 2010/4/1
進展度(説明部分を含めた総行数):137行 (9541-9678)
次回レッスン開始の文 : But you know,Mrs.Santiago,there's no telling
about that other world.
進展度(説明部分を含めた総行数):
(1) 8万行台 107行(82649-82756)
次回レッスン開始の文 :Sam, what the hell did you do to me?
(2) 13万5千行以降 75行(136480-136555)
次回レッスン開始の文 : Several elements combine intricately to make up Scotch whisky.
自立練習「イメージ核受肉教材」(レッスン組み込み・1時間)
練習者名: 巴里子、ハナ
日時 : 10/4/2
進展度(説明部分を含めた総行数):431行(20800-21231)
次回自立練習開始の文 :Are you gonna tell them that some storefront psychic lady's been communing with the dead?
進展度(説明部分を含めた総行数):
(1) 92行(132520-132612)
次回レッスン開始の文 : A boy kidnapped when he was just two weeks old was found six years later living with his mother's alleged killer, police said.
(2) 80行(137481-137561)
次回レッスン開始の文 : Tourism usually winds down at this time of year.
娘の英語レッスン、おためしから本レッスンになりました。
<娘の感想>
二人だけだからいっぱい英語言えて楽しかった。
すらすら言えるようになった。1回くらいしか「ここはこういう風にいってね」といわれなかった。
ちょっと難しかったのは Is this a notebook? のところなんかいいづらかった。notebookがいいづらかった。
<娘の感想終わり>
きりさんへ
I wish you would have called me ・・・・ (ゴーストp94)
えっと、、きりさんが音読で根石さんに指摘された
(would have 過去分詞)を含む例文ですが、この時のhaveは、
would əv called のように、弱いhave (əv) の音を使うとリズムに乗りやすいと思います。
すこし前に村田さんと小川さんが書いていたことと共通の話になるとおもいますが、
この助動詞のhaveは、(I've や would've など)と
短縮される程度のものですから、have が(əv)のように弱く曖昧にボケても問題ありません。
ちなみにこの(əv)という音は、前置詞のofを弱く発音する時の音と同じですね。
ネイティブの学友が書いた作文に would of gone と書かれていたのを読んで
驚いたことがあったのです。 ( ̄□ ̄;) なんと!
それで「こういう場合のhave は、of のような音で良いんだ!」となった経緯があります。
I wish you would (of) called me ・・と、haveをofで書いてしまうと文法的にはペケですが、音的には通じます。
I should have done it. あれはやっておくべきだった (でもやらなかった)
I could have done it. あれはできた (でもやらなかった)
これらの例文も同様に、
I could (h)əv done it. I should (h)əv done it.
こんな読み方を試されるとリズムが取りやすいかもしれません。