|
村田さんに送って頂いたイメージ受肉教材を読んでみました。
ちょっとびっくりしました。「ちょっと」でご容赦下さい。将来「ものすご〜く」びっくりするだろう時の為に、控え目に書いております。
以前ゴースト文法解析テキストを頂いたのですが、その意図するところを十分理解しないままに来てしまっていたように思います。文法解析や和文は「すでにわ
かっていること」としてすっ飛ばしておりました。ゴーストのシナリオによるレッスンもそうです。イメージすることに対する切実さも感じずにおりました。猫
に小判とはこのことです。
今回840番から930番の教材を送って頂き、初心に戻るつもりで説明文も飛ばさずに読んでみたところ、ああそうだったのかと、やっと「イメージ受肉」と
わざわざ銘打ってある理由に気がつきました。
840 汚染はほとんど手がつけられないほど広がってしまった。
まず日本語で「手の施し様もないほど広範囲に汚染されてしまった」というイメージが掴めます。和訳文が与えられることで、生徒が英文を逐語訳するのを防
ぎ, 次の英文"Pollution has reached such proportions that we are barely able
to cope with it"をイメージで捕える助けになります。私には和訳文が先に出してあるのがミソのように思えます。
reach, proportion, barely
などの単語について豊富な用例をセンテンスで示されていて、文脈の中で単語を理解することで語感やイメージが育ちます。
そして最後にもう一度、和訳文と基本の英文とで締めくくってあるので、イメージを得た状態でもう一度基本文を身体に入れることになります。
この考え抜かれた用例集に音作りと素読も伴うわけですから、これはどこを探してもないほど分厚く手厚いテキストです。「イメージ受肉教材」をやってれば確
実に力がつくのも道理です。
「どうして英語がしゃべれるようになったのか」と根石さんに聞かれたことがあります。私は考えてみたこともなかったので、自分がやってきた勉強法を思いつ
くままにお話したように記憶しています。その時、根石さんは「辞書の用例を沢山読んでいたことが助けになったのではないか」とおっしゃったように思いま
す。
「イメージ受肉教材」を読んでいて思い出しました。 |
|