【14601】
構想  投稿者:根石吉久  投稿日:2009年 8月10日(月)04時11分47秒
   今回、ももこさんが中心になって、ホームページのリニューア ルが進行していること、そのためのアイディア、提案、要望などがたくさん「編集室」の方に提示されていることをとてもうれしく思っています。

 こういう動きが、「スカイプ(電話)でレッスン」で生じたらすごく面白いことになると思いました。

 英語のレッスンをやるのに必要な条件を本当に決定するのは、世の中の多くの人が思いこんでいるのとは違って、いわゆる「英語力」ではないと思っていま す。
 いや、「英語力」は必要です。
 でも、それだけでレッスンの実質を作れるわけではない。
 アメリカ帰りで、ぺらぺらとよくしゃべり、その目に見える能力を商売に使い、生徒を集めてみたものの、生徒にまるで力がつけられず、だから生徒が減り、 「根石さん、どうすればいいの?」なんて具合に泣きついてくる者がいるのも、「それだけでレッスンの実質を作れるわけではない」ことの証明です。

 例えばですが、この場面で私はキリピーのことを思います。

 キリピーというのは、私の塾に通って英語を始めた生徒です。英語は嫌いではないのですが、始めた当初、発音がほぼめちゃくちゃ(純然たるカタカナ発音) でした。大学は出ていないし、高校の時もほとんどまともな練習はしていないものと思われました。そして、同時に始めた同年代の数人の生徒の中で、今でも レッスンにくらいついて残っているのはキリピー一人だけです。
 もう6年か7年、レッスンを受けてくれている生徒です。だけど、まだ「ゴースト・イメージ核受肉教材」で1万6千行くらいしか進んでいません。働きなが ら、わずかな(失礼!?)給料の中から、私のレッスンにお金を払ってくれています。
 キリピーは大学も出ていないし、英検の級も(持っていたとして)多分3級くらいしか持っていないし、トーエックなんか受けたこともないだろうと思います が、キリピーは「スカイプ(電話)でレッスン」のコーチはやれないのだろうか。
 私はやれると思っています。もうしばらく我慢して、3万行を越えるくらいまでレッスンを継続したら、やれると思っています。

 もっとも必要なものは、「子供」や「初心者」に対する理解なのです。

 極端な対比をここで行います。

 強力な英語力を持っているが、「子供」や「初心者」に対する理解の貧弱な人と、英語力は貧弱だが、「子供」や「初心者」に対する理解が強力な(深い)人 と、どっちがコーチとしてふさわしいかという問題を提示してみたいのです。
 私の中では最初から結論は出ていて、何のコーチをやるのでも、「子供」や「初心者」に対する理解の深い人がコーチにふさわしい。そういう考えは、ずっと 長いこと私の中にありました。
 英語力が足りなければ、そんなものは作ればいい。作って追加すればいい。英語力なんてものはその程度に扱って扱えるものだ。
 「子供」や「初心者」に対する理解は、作って作れるものではない。それは気づくか気づかないかが決めるようなところがある。それは、生きた思想を欠いて ありうるものではないので、人の生きる現場現場で、何をどう生きるかに対して真摯に考えているかどうかで、気づいたり気づかなかったり、生まれたり生まれ なかったりするものだ。
 だから、英語力みたいに作って作れるものではない。

 これまでの私の活動を思い返せば、私は営業力がないので、生徒をなかなか集められませんでしたが、もしも、ももこさんが作ってくれるホームページが生徒 獲得のためのパワーを備えることになったら、例えばキリピーはいずれコーチの候補になると考えています。
 学歴やら英検の級やら TOEIC の点数やら英語圏で暮らした経験により「英語がしゃべれます」やら、これら一切合切を、いったんは無化したいという思いが私にはあります。
 そこで、キリピーが登場したのです。

 高校に行ってもつまらないので、高校の近所のお宮で毎日暇をつぶしていたような、まあ落ちこぼれといえば落ちこぼれのキリピーですが、私のレッスンには くらいついて離れない。この娘が、コーチをやれないはずはないのだと思っています。
 ももこさんが言い出して下さって、現在進行中のホームページリニューアルの動きが、私に「構想しろ」と語りかけてくれているように思うのです。

 自分で生徒を集めてくれる営業力は必要ですが、例えば3人の小学高学年の生徒がいて、キリピーが「スカイプ(電話)でレッスン」する場合、どうするの か。
 キリピーは私がこれまでやってきたレッスンをひとまず真似て、泳げないのにいきなり水に飛び込んでじたばたするようにレッスンを始めてしまえばいい。 3ヶ月くらいは、生徒からお金をもらわないでやればいい。(スカイプで)私はレッスンの様子を参観できるので、レッスン後にスカイプの通話から生徒たちが 抜けてから、キリピーと話すことができる。あの場面でああしたのはよかったとか、あの場面であれはまずくねえかとか、話すことができる。つまり、コーチを 育てることができる。(録音係がいて、録音したものをテープ起こししてくれれば、辛口アドバイスをホームページに掲載できる。)
 その間もその後も、キリピーは私の「スカイプ(電話)でレッスン」を継続し、自分の英語力を作り、追加を続ける。
 4ヶ月目くらいから、生徒3人から一人5千円を納めてもらう。合計1万5千円のうち、半額を私がふんだくる。コーチとして一人前の仕事ができるように なったら、つまり、(ある程度の)営業力を備え、(ある程度の)英語力を備え、(ある程度の)語学論を書くようになったら、生徒からの全額をキリピーが取 ればいい。それは今私がやっていることと同じことをすることになる。
 草の根方式と言えば草の根方式だが、そんな具合にコーチを一人ずつ育てていければ、私(老人)のやる仕事としては面白いものになるかもしれない。
 現在、週に3日しかレッスンはしていないし、もうこれ以上やりたくはないと思っている。しかし、コーチをやろうとする人が何人も私の生徒から生まれてく るなら、もう一日レッスン日を増やすのもいい。百姓仕事や大工仕事(自宅自作)を少し手伝ってもらえれば、レッスン日を増やすこともできるようになるだろ う。遠方の人には、ホームページ作成に参加してもらえばいい。

 コーチをコーチするのは、私の生徒たちには、全部公開でやりたいと思う。
 例えばここでキリピーをひきあいに出したが、キリピーはコーチをやる様子も、私からつべこべ言われるのも、コーチをやることを希望する他の生徒たちに聞 かれる(参観される)覚悟が要る。
 そして、私にゃそんなことはやれないという思いこみを脱いで、語学論を書き始めることが要る。その全体が、言うなれば「教育」ってことになるかもしれな い。「教育」なんて言葉は大嫌いだったが、やってみようかと思った瞬間があったので、一応、あくまでも「案」として書いておくことにした。
 

【14602】
訳読について  投稿者:らくだ  投稿日:2009年 8月10日(月)13時01分23秒
  訳読=日本語に置き換えることを終着点にしてしまうやり方

という定義は、おかしいと思います。そう定義しますと、

> 私も「訳読」は使うことがあります。

と矛盾してしまいます。やはりここは、

訳読=英文を日本語に訳すことで意味を確認しつつ読み進めること

ぐらいなのではないかと思います。

そして、私が斎藤兆史さんの著作をいくつか読んだかぎりでは、斎藤さんが「日本語に置き換えることを終着点にしてしまうやり方」を是としているとは思えま せん。したがって、朝日の記事程度を元にした批判に深入りする事は有益と思いません。斎藤さんを俎上にあげるにしても、他に考えるべきことがあるのではな いかと思います。

「訳読」について、少し話を進めさせてください。「訳読」を根石さんは使っています。おっしゃる通り個人指導だから有効に使える面があると思います。これ を教室において30人、40人を相手に効果的に使う方法は無い、したがって「訳読」は個人指導ではOKだが教室ではご法度、という事はできるでしょうか。 また、その場合、個人指導で「訳読」が果たす機能と等価な機能は、教室においては何によって実現可能とお考えでしょうか。
 

【14603】
どんでん返し  投稿者:江戸の母  投稿日:2009年 8月10日(月)14時07分36秒
  斉藤兆史氏への反論について、
ありがとうございます。もうすでに何度もこの掲示板で書いていることかとも存じますが、再び書いていただいてありがとうございます。

また、柴田武史さんを検索して下記のページを見つけ、とても参考になりました。
http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-old&c=e&id=907

そしてさらに検索していたら、なんと、素読舎のページにもあったのですね!”灯台もと暗し”とはこのことぞ。お宝がたくさん眠っているのですね!掘り起こ せ〜〜

そして、昨日はもくもくと「英語どんでんがえしのやっつけ方」(小学館文庫)(以下、どんでんがえし」も読んでいました。斉藤兆史氏のこの話を経て、そし て柴田さんのコメントを経て、さらに私も数回ほど素読レッスンを受けたこと、この経験があって、著作「どんでんがえし」の中の言葉がどんどんと入ってくる ような気がします。

なんというか自分の経験からいうと、今まで「頭でっかち」というか「頭からしか考えてなかった」というか・・・うまくいえませんが、「身体化」「イメー ジ」「立体化」というのが今の私の中のキーポイントです。

最近のことで、(年に数回だけ仕事で英語に携わるのですが)メールである用件を依頼する文章を作らなくてはいけなかったのですが、やっとのことで作って送 信し、返信のフィリピンの方のメールを見ると、私の作った文と比べ物にならないくらい、優雅なのです。私は「話し言葉」が作れないんですよね。

子供たちがうるさいので、また改めて書きます。とりいそぎ
 

【14604】
構想  投稿者:根石吉久  投稿日:2009年 8月10日(月)15時34分34秒
   昨夜、酒を飲んで「構想」を書いたが、こんなもんじゃ人々に 何も伝わりはしないだろうと思い返している。
 (例えば)キリピーがコーチ法を練習するあいだ、私は「ふんだくる」が、こういう言い方がよろしくない。こういう言い方には、微生物に対する殺菌剤のよ うな働きがある。だからといって、砂糖にまぶしたような言い方をやっていく気もない。困ったものだ。

 もう一つ別なものを例示してみることにする。

 pre-ABCD, ABCD に発音指示も書き込む。(教材の作り直し)
 今のものよりも、乱反射(波状的インプット)の重複の層を厚くする。
 この教材を使用する「無料レッスン」は、半年間の期限付きで行う。
 生徒がレッスンを継続したい場合は、有料のレッスンになる。

 「スカイプ(電話)でレッスン」のコーチをやりたい人は、一年間(半年間×2)、無料レッスンのインターン生となる。インターン生は、語学論を書き継い でいる人がときどき supervise し、アドバイスする。

 こうすることで何が生じるのか。
 私には、生活を犠牲にしてヴォランティアをやる気はないが、これまでやってきたことには、どこかにヴォランティアめいた要素があった。例えば、私は一枠 1万2千円というお金をいただいてレッスンをしてきたが、この1万2千円は、一枠分の時間の中にあるレッスン自体に対して支払われるものなのか、それ以外 の労働に対しても支払われているものなのかどうか。掲示板で語学論を継続することに対しては支払われているのかいないのか。教材作りの労働に対しては支払 われているのかいないのか。(「ABCD」 という教材を使っている生徒には、「イメージ核受肉教材」の13万行台を作成する行為に対して支払っている自覚はとうてい持てないだろう・・・)こういう 点をあえて不明確にしてきたことによって、活動の全体にはどこかにヴォランティアめいた要素が含まれていたと考えることもできる。レッスンから得られる収 入は、いつもかろうじて生活が成り立つ程度であった。

 インターンの期間をひとまず「半年間×2回」設けることによって、素読舎に「無料レッスン」という部門ができる。インターン生に対する superviser は、「語学論が書ける人」であり、私が全部やる必要はない。私もこれまでのヴォランティアの要素を少し濃くすることでやれないことはない。つまり、「ふん だくる」ことをやらないで supervise することはできるのではないか。

 「無料レッスン」という部門ができ、その門が開くなら、この門から素読舎の方法の普及が始まるのではないか。素読が現代の日本に根付く可能性が芽を吹く のではないか。

 これとは別に、「自習室」を設置するのもいい。
 インターンを終了し、コーチを始めた人を中心に、(有料コースの)「もっとやりたい生徒」が集まって、教材を先に進めるという枠を設置すればいい。こう いう枠の設置は、コーチ達による完全なヴォランティアによるものとする。(これまで、吉さんがこういう線で動いてくれたことがあったが、その可能性を再度 探ってみること。)

 ほとんどすべての政治「運動」に、あるいは戦後民主主義じみたほとんどすべての市民「運動」に対し、ずっと嫌悪を噛みしめてきた。手足の運動も、学生運 動も、運動はみんな嫌いだとにくまれ口を叩いてきた。しかし、柳宗悦の民芸「運動」みたいなものも「運動」であるなら、「運動」を一概に嫌うこともない。 勢力のある幻想や妄想を否定して、前に向かって歩くことが人々の力を集めることができるなら、そこに否定すべきものは何もない。理念がリードすることが可 能であり、人々から内発する動きが時代の先端へ越え出るものであるならば、「運動」もいい。

 これは、「日本在住のまま英語を持ち続けるための装置」を一つ作るための「運動」になりうるかもしれない。まだほんの小さな芽であるとしても。
 

【14605】
根石先生へ  投稿者:片原  投稿日:2009年 8月10日(月)21時03分16秒
  都合により今日の英語欠席します。すいませんがお願いします。  

【14606】
根石さん  投稿者:まつ  投稿日:2009年 8月10日(月)21時20分47秒
  さきほどは電話に出られず失礼いたしました。
いま留守電メッセージ確認しました。
8月 9日(日)に、今日のレッスン休むことについてこちらの掲示板に書き込んでおいたのですが・・・
 

【14607】
まつさん  投稿者:根石吉久  投稿日:2009年 8月10日(月)21時46分13秒
  済みません。私の手違いです。
スカイプのチャット機能で、掲示板を読んだ旨、お伝えしておきました。
来週、お盆休みをいただきますが、よろしくお願い致します。
 

【14608】
片原さん  投稿者:根石吉久  投稿日:2009年 8月10日(月)21時47分25秒
  姉さんも妹も両方休みということでいいでしょうか。
スカイプで呼び出しましたが、どちらにもつながりません。
 

【14609】
ぼそっと  投稿者:ゆっくり母  投稿日:2009年 8月10日(月)21時53分34秒
  すみません、浦島太郎状態です。

9月になったらまたチョコチョコかけるようになります。

久々にブログに記事をアップしました。
マイペースで。。。
それでは
 

【14610】
根石さんへ  投稿者:   投稿日:2009年 8月11日(火)00時08分36秒
  11日(火曜)の夜9時半、スカイプで待ち合わせでお願いいた します。
あと、、メールを転送いたしました。 確認願います。

9月4日(金)、チームメイトの予定を確認して、同僚からは休みを了解してもらいました。
明日、上司のOKをもらいますが、まず問題なく休みをとれます。
Naimaさん、根石さん、村田さん、、9月最初の週で顔合わせさせてください。
 

【14611】
吉さん  投稿者:根石吉久  投稿日:2009年 8月11日(火)01時21分21秒
  11日の件、9月4日の件、承知しました。
楽しみです。

Naima さん
9月4日に合わせられたら、その日においで下さい。
ですが、ほぼ夜中にならないと私は飲めません。
 

【14612】
ゆっくり母さん  投稿者:根石吉久  投稿日:2009年 8月11日(火)01時22分23秒
  ぼちぼちで結構ですので、ももこさんと村田君によるホームペー ジ作成にアイディアをお願いします。  

【14613】
吉さん  投稿者:村田晴彦  投稿日:2009年 8月11日(火)01時23分47秒
  >9月4日(金)長野着、、、9月6日(日)長野OUT

わたしはOKです。
 

【14614】
自習室  投稿者:村田晴彦  投稿日:2009年 8月11日(火)01時39分23秒
  > これとは別に、「自習室」を設置するのもいい。
> インターンを終了し、コーチを始めた人を中心に、(有料コースの)「もっと
>やりたい生徒」が集まって、教材を先に進めるという枠を設置すればいい。こう
>いう枠の設置は、コーチ達による完全なヴォランティアによるものとする。(こ
>れまで、吉さんがこういう線で動いてくれたことがあったが、その可能性を再度
>探ってみること。)

以前吉さんとやっていた「スパーリング」を発展させたものを想像しました。
その当時はIP電話でしたが、今はスカイプで複数の人が同時にできるなと思ういます。見る方の感覚や技術も複数の人で高めていき、掲示板にフィードバック していくような感じができればおもしろいことになるかなと思いました。
 

【14615】
ゆっくり母さん  投稿者:ももこ  投稿日:2009年 8月11日(火)02時25分21秒
  アンケートありがとうございました。とっても助かります。

まだまだ大募集中ですので、みなさんもアンケートよろしくお願いします。

そしてブログも拝見しました。音読のスピードが皆さんちがうんだなぁ〜と感じました。私はどうしてもゆっくりになってしまいます。

レッスンが終わった箇所を皆さんで復習したらおもしろそうだなぁってふと思いました。
 

【14616】
らくださん  投稿者:根石吉久  投稿日:2009年 8月11日(火)02時28分31秒
  >>訳読=日本語に置き換えることを終着点にしてしまうやり方
>という定義は、おかしいと思います。そう定義しますと、
>> 私も「訳読」は使うことがあります。
>と矛盾してしまいます。

 この種の矛盾はどうでもいいことです。私は、教科書的公式を作るつもりはないので、表面的論理に矛盾があることはどうでもいいのです。
 「訳読」は、私が採用しようが、学校の教室で教師が採用しようが、「日本語に置き換えることを終着点にしてしまう」性質があります。これは、いいか悪い か以前に、「訳読」が持っている性質です。
 だから、私が「訳読」を採用している期間は、「日本語に置き換えることを終着点にしてしまう」性質は生徒に作用を及ぼします。誰がやっても、「訳読」を やれば、その作用を避けることができません。
 問題は、「訳読=悪い作用を持つもの」を、私が使うのであれば、「矛盾じゃないか」というところにありません。「訳読」を「基本」やら「普段の練習の 柱」にしないなら、「訳読」の麻薬的害にやられることはありません。麻薬も少量使うなら薬です。
 私の方法の基本は、「音作り=インプット」であり、それに文法理解、発音(音づくり)を噛み合わせたものです。「訳読」は生徒に、文にどういうふうに文 法が働いているのかを理解させるきっかけにしたり、私(コーチ)が、その生徒に対してどういう教材を作るべきかを考えるために採用することがあるに過ぎま せん。
 文法作用を理解する「きっかけ」にしたり、教材を構想するために、ある一定期間(一年を越えないくらい)、「訳読」を採用することがあるにすぎません。 基本は別のものです。
 私は、「訳読」を「使う」のです。
 ところが、学校が「訳読」」をやると、それを「基本」にしてしまうのです。年がら年中、何年にも渡り、「訳読」ばかりやる教師が出てきてしまいます。
 このことを言い換えるなら、「訳読」を常時行う教師は、訳読を使っているのではありません。訳読に「使われている」のです。これはまったくものごとが転 倒してしまっています。

 私が「訳読」を「使う」場合、「日本語に置き換えることを終着点にしてしまう」性質には絶えず用心しながら使っています。そして、一定期間しか使わず、 例えば、生徒が文法がどう文に作用しているかを理解する過程を経たら、その後は「訳読」はまったくやりません。具体的な日本語を次第に脱いで、イメージを 英単語(英語)そのものと合体させる過程に入ります。

>やはりここは、
>訳読=英文を日本語に訳すことで意味を確認しつつ読み進めること
>ぐらいなのではないかと思います。

 それは、生徒が一人で自分に対して行う練習になると思います。
 学校の教室で「訳読」をやった場合は、とうていこんな上等なことは起こりません。
 学校の「訳読」なんてものは、授業の形を作るためのものとして長年にわたり機能してきたしろものです。その背後にあるのは、教壇という高み、教員免許と いう国家のお墨付き権威にすぎません。
 「意味を確認しつつ読み進める」ということを経て、「訳読」の正解を言う生徒は一部にいるでしょうが、あくまでも一部です。多くの生徒は、「日本語に置 き換えることを終着点にしてしまう」ということをまともな練習方法として植え付けられ、「訳読」の癖を固定されてしまうのです。そこで、語学が滅びるので す。

>そして、私が斎藤兆史さんの著作をいくつか読んだかぎりでは、斎藤さんが「日本語に置き換えることを終着点にしてしまうやり方」を是としているとは思え ません。したがって、朝日の記事程度を元にした批判に深入りする事は有益と思いません。斎藤さんを俎上にあげるにしても、他に考えるべきことがあるのでは ないかと思います。

 斉藤が「訳読」などを「基本」扱いしているのであれば、それを問題にすべきだと思います。そもそも、私は斎藤兆史が売れているという知識はいつのまにか 持っているのですが、斉藤がこれまでに何を言ってきたのかを知りません。読んでいないのです。
 多分、江戸の母さんが見られた通り、お人柄がよろしいのでしょう。
 しかし、お人柄がどれほどよろしかろうと、「訳読」を「基本」扱いした時点で、私は批判を始めます。

>これを教室において30人、40人を相手に効果的に使う方法は無い、したがって「訳読」は個人指導ではOKだが教室ではご法度、という事はできるでしょ うか。

 個人指導でも、どう「使う」か次第だと思います。ある一定の機能を「使う」ことに自覚的でないなら、個人指導でも「訳読」など扱うべきではないと思いま す。

>また、その場合、個人指導で「訳読」が果たす機能と等価な機能は、教室においては何によって実現可能とお考えでしょうか。

 「言いながら、書きながら、思う」という三位一体を生徒に説明できる言葉を教師が持つことだと思います。しょせん、生徒の体でイメージの動く動態は、 「絶対に」コーチに見えません。だったら、教室なんかでイメージや意味を直接に扱えるなどという妄想は捨てるのがいいと思います。「訳読」は、「直接に」 を実現しません。英語を日本語に置き換えるから「直接に」が壊れるのと、さらにもっと原理的に、生徒の中で動くものを「直接に」知る方法は何ひとつないと いうことによります。先日書いた通り、「訳読」は浮木釣りにすぎません。

 学校の教室は、個々の知識など扱ってべんべんとしているのが駄目なのです。(生徒が)まともに読めもしない文の文法などをくっちゃべっているのが駄目な のです。生徒が「まともに読めない」以前に、先生自身が「まともに読めない」教室だっていっぱいあるでしょう。
 「言いながら、書きながら、思う」でもそれが有効であることを生徒に納得させられるかどうか、なぜ「読めもしないものを書いても駄目」なのかを生徒に納 得させられるかどうか。「音づくり」が最良のインプットの方法だということを生徒に納得させられるかどうか。
 理論がはっきりしていて、理にかなうものであれば、やりたい生徒はどんどん自分で練習するでしょう。学校の教師は、語学論を持たなければ駄目だと思いま す。
 そして、語学論こそ、学校から払底しているものです。
 学校は、そんなに多くのことをやらなくていい。
 それこそ、「基本」をやってもらいたい。
 「基本中の基本」が語学論であり、次に「音づくり」であり、まともな音で生徒にインプットされた文に関する文法です。それだけやれば、生徒は自分で練習 する。それだけやっても、練習しない生徒は語学に「縁なき衆生」だから、適当にさっさと卒業させればそれでいい。
 語学論を鍛えようとする教師がいったいどれだけいるか。砂浜でゴマ粒を探すような索漠とした気持ちになります。語学論を書けない教師ばかりであるなら ば、学校は無であり、空であり、実際は「もう終わっている」のです。
 

【14617】
Piggyさん  投稿者:ももこ  投稿日:2009年 8月11日(火)02時30分25秒
  次回のレッスンの箇所のお知らせありがとうございます。
ちょこまかお休みしてしまってすみません。お休みせずにPiggyさんと連続レッスンをしてレッスン箇所をジャンプできるようになりたいので、よろしくお 願いします。

根石さんとの回転読みの記事とってもありがたいです。こんなに素敵なお話スカイプで一緒にうかがいたかったです〜。機会があればいろいろお話させてくださ いませ^^。
 

【14618】
ももこさん  投稿者:根石吉久  投稿日:2009年 8月11日(火)02時48分9秒 編集済
  >レッスンが終わった箇所を皆さんで復習したらおもしろそうだ なぁってふと思いました。

 ホームページ作成をやっていただいてお忙しいところ、言いにくいのですが、これ、やられたらどうでしょうか。

 私のレッスンは私のレッスンで淡々と進めます。
 また、教材はその内部構造として、「絶えざる復習」が行われるようになっています。

 この二つの条件があった場合、1万行くらい終わっている生徒さんなら、レッスンが終わった範囲でなく、「先の方」をやっていただいても構いません。一万 行に届かないくらいの生徒さんは「復習範囲」でやってもらうのがいいと思います。
 ももこさんと Piggy さんは、ほぼ1万行くらいやってあります。正確には9千600行くらいです。
 Piggy さんに声をかけていただいて、生徒さん二人で、私のレッスンが終わったところから「先」の部分をかわりばんこに読んでもらってかまいません。もし、お二人 に週に一度「自習」の時間がとれれば、教材を進めるスピードは倍になります。これと、7回連続受講による千行ジャンプを組み合わせれば、もっと速く進むよ うになります。
 もしやられる場合は、点線の「上で」自習を中断して下さい。
 中断したところの点線の「下の文」を私のレッスン当日言っていただけば、私のレッスンは「自習」でやったところの「先」を扱います。

 現在、教材は13万7千行くらいのところを作っています。
 「自習」でどんどん先に進めてもらって大丈夫です。
 

【14619】
江戸の母さん  投稿者:根石吉久  投稿日:2009年 8月11日(火)03時14分54秒
  >「身体化」「イメージ」「立体化」というのが今の私の中の キーポイントです。

 肝心なところをつかまえていると思います。
 紹介していただいたSSSの掲示板のようなところを読んでみました。
 柴田さんは、言っていることがブレない。
 言うことの背後にいつも実践がある。
 あの人がいいのはそこです。
 

【14620】
根石さん、村田さん、吉さん  投稿者:Naima  投稿日:2009年 8月11日(火)09時53分19秒
  では私は9月4日の夕方遅くに伺います。この間はあんなこと 言ってましたが、そんなに飲みませんからA(^^;;
お宅までぷらぷらと独りで行きますので。

楽しみにしてます。
 

【14621】
アンケート回答  投稿者:らくだ  投稿日:2009年 8月11日(火)12時24分5秒
  ももこさん、ご苦労さまです。以下、アンケートの回答です。よ ろしくお願いいたします。



○お名前
 ・らくだ

○練習している方の目標・目的をお聞かせください。
 ・レッスンを受けているのは息子です。本人の目標はまだありません。親としての目標は、本人が大学進学を希望するケースを想定しつつ、できるだけ高い英 語力をつけられるよう道筋を示す事。高い英語力とは、具体的には国内の全ての大学入試の英語試験において、最低でも合格点、できれば他の科目の不出来を補 える得点をあげられること。同時に、英語圏への留学を志した場合、TOEFLテストで100点以上を取れると同時に、留学先での授業についていける英語 力。

○素読舎を選んだ理由はどのようなものですか?
 ・発音・音声を重視している点と、技法グラウンドというメソッドの効果に対する期待。

○子どものために素読舎を選んだ理由はどのようなものですか?(お子さんが生徒さんの場合)
 ・省略

○素読舎のレッスンを使ったら、こんなことが起こったというエピソードをお聞かせください。
 ・発音の出来について正確な判断はできないが、典型的なカタカナ発音を免れている事は歴然としている。教科書の暗唱は、平均的な中学生はなかなかできな い(やらない)が、学習の基本になっている。学校の授業での発言も自信を持って、活発に行っていると評価を受けている。小6の12月からレッスンをスター トし、中2の夏の時点での成績は90人中の10番あたり。

○私の英語、こんなふうに変わった!というエピソードをお聞かせください。
 ・省略
 

【14622】
メール転写  投稿者:根石吉久  投稿日:2009年 8月11日(火)16時20分17秒 編集済
  K様

 お問い合わせありがとうございます。
 吉さんからメールを転送していただきました。

 現在、レッスン枠はすべて埋まっておりますが、小学校高学年の生徒は引き続き
募集しています。
 レッスン枠は週一回30分のものが20あります。そのうちの半分以上が、一枠
を二人で使っています。レッスンの代金は、「一枠分の代金として」1万2千円い
ただいています。一人あたりいくらではありません。一枠を二人で使ってもらえる
と、レッスンの効果を落とさずに、月額一人6千円でレッスンが受けることができ
ます。

 レッスン枠がすべて埋まっている時に、新たに申し込みがあった場合、組み合わ
せられる生徒さんを組み合わせ、枠を空け、そこに新しい生徒さんに入ってもらう
ようにしています。この調整に時間が必要になることがありますが、その点をあら
かじめご承知願いたく思います。私のレッスンは、今後「二人で一枠」を標準にし
ていく予定です。

 組み合わせが可能な生徒さんがいても、作れる空き枠の時間帯が小学生が使えな
い時間帯だったりして、空き枠を作る作業はなかなか難しいものがあります。

 「二人で一枠」を使っていただく場合、初めてレッスンを開始される方の場合は、
最初から二人で始めていただくことを希望しています。レッスンを開始して、少し
すれば、もう新たな生徒さんと組み合わせることができなくなってしまいますので、
最初から二人で使っていただくのがいいと思います。もし「一人一枠」で開始され
た場合は、場合によっては数年間、他の人と組み合わせることができないこともあ
りますので、ご承知おきいただきたく思います。

 もう何年もレッスンを使って下さっている「つわもの」の生徒さん同士は組み合
わせが簡単ですが、レッスンを開始してしばらくの間の生徒さんは、いったん開始
してしまうと、他の人と組み合わせることができません。小学生の場合は、学年が
違っていても同時に二人で開始していただくのがいいと思います。
 長女のお子さんが小6だとのことですが、そのすぐ下のお子さんは何年生でしょ
うか。もし、3年生以上なら、一緒に始めていただくのがいいと考えました。二人
一緒にレッスン開始が可能であれば、臨時に土曜7時半から8時に枠を作り、来月
からでも開始していただけるように致します。

 きょうだいで組み合わせができない場合は、新しく小学生からの申し込みがある
まで、レッスン開始をお待ちいただくことはできますでしょうか。「一人一枠」で
いいから早く始めたいというご希望であれば、対処いたします。

 土曜8時10分の枠は二月ほど空いておりましたが、今月から二人の大人の方で
埋まりました。まだ始めたばかりなので、しばらくはこのままで使っていてもらお
うと思います。自習をしてもらって、教材を進めるスピードをあげてもらうなどし
て、教材が数千行進んだら、現在の組み合わせを解き、二人の方にそれぞれまた別
の人と組んでいただこうと考えています。その頃に、Kさんのお子さんは、臨時に
使ってもらう7時半の枠から、8時10分の枠に移動してもらうことを考えていま
す。

 夜中の12時頃までレッスンしておりますが、小学生に使ってもらえる枠は早い
時間帯になります。ひとまず空けることを予定できるのは、土曜夜8時10分〜4
0分で、そのためには臨時に7時半の枠を作るしかありません。この曜日と時間帯
で、ご都合はいかがでしょうか。ご連絡をお待ちしています。

 電話で話させていただいた方が簡単なことも多いので、電話番号を教えていただ
けたら有り難く思います。
 どんなふうに新しい生徒さんを受け付けていくかについて、「大風呂敷」の読者
の方に参考になると思いますので、個人情報を伏せた上で、このメールを「大風呂
敷」に転写させていただきたく思います。よろしくお願い致します。

根石吉久
09/08/11
 

【14623】
ありがとうございました  投稿者:   投稿日:2009年 8月11日(火)23時17分10秒
  根石さん
テキストありがとうございました。 久しぶりに直接お話を聞けて勉強になりました。
スカイプでお伝えしましたが、レッスンの一環として、僕のコーチ指導をお願いします。
一番は、時間が問題になります。 ボチボチやっていきますので、9月に直接会った時にでもまたお話させてください。

村田さん Naimaさん
9月4日に職場から休暇をもらいました。 (^ー^)ノ 楽しみです〜〜。
村田さん、お宿の件でメールを送りました。 メール確認もよろしくお願いします。
 

【14624】
スカイプで自習のお勧め  投稿者:根石吉久  投稿日:2009年 8月12日(水)00時27分12秒 編集済
   生徒さん同士でスカイプを使い、自習を始めていただくことを お勧めします。
 昨夜でしたか、ももこさんと Piggy さんとで自習をしてもらうことを提案しましたが、他の生徒さん同士も、どんどん始めてもらおうと考えました。

 是非やって欲しいのが、村田君と江戸の母さんの組み合わせで、今日昼間、村田君とスカイプで話し、江戸の母さんに伝えて欲しいと言いました。
 テキストの英文まるごとの部分をかわりばんこに次々に「技法グラウンド」で読んで下さい。村田君はコーチの練習を兼ねて、江戸の母さんの「音づくり」を やって下さい。
 これをやってもらえれば、江戸の母さんは、月曜の8時20分のまつさんとの組み合わせが早めに実現します。その時点で、村田君は「渡り鳥」になります。

 らくださんの息子さんと、ノンノン母さんの娘さんとで自習をしてもらうのもお勧めできます。
 らくださんの息子さんは、6034行まで進んでいます。
 ノンノン母さんの娘さんは、4923行まで進んでいます。
 自習してもらう場合は、ノンノン母さんの娘さんが、らくださんの息子さんの自習に合わせて下さい。現時点で言えば、ノンノン母さんの娘さんが、6034 行以降を自習でやることになります。自習時間は、何の制限もありません。30分でもいいし、40分でもいいし、1時間でもいいです。ただし、自習は必ず点 線の上で止めて下さい。そうすれば、私の個々のレッスンで、毎回開始する場所を見つけるのが楽です。
 らくださんの息子さんは中学2年生、ノンノン母さんの娘さんは中学1年生。ですので、一応、らくださんの息子さんが先輩づらをすることをお奨めします。
 

【14625】
江戸の母さん  投稿者:根石吉久  投稿日:2009年 8月12日(水)00時33分7秒
  朝日新聞の記事その他、今日届きました。
ありがとうございました。
さっそく半分ほど読んでみました。
 

【14626】
「有給休暇」のお願い  投稿者:根石吉久  投稿日:2009年 8月12日(水)00時44分12秒
  9月に松岡祥男さんに会いに(松岡さんと飲みに)、土佐へ行く 予定です。
今年1月にインドへ行き、「有給休暇」を2回分いただいてありますが、9月、3回目を生徒さん全員にお願い致します。
「スカイプ(電話)でレッスン」の生徒さんの場合は、18,19,21日にお休みをいただくことになります。
よろしくお願い致します。
 

【14627】
根石さん  投稿者:江戸の母  投稿日:2009年 8月12日(水)01時12分35秒
  メール便届いてよかったです。(一度紛失したことがあるので)
そして、今日月謝を振り込みに行く予定でしたが、ハプニングがあってできませんでした。明日手続き予定ですので、よろしくお願いします。

村田さんから、自習の話も聞きました。土曜8時台枠は、子供たちにとって適当な時間なので、ぜひとも、子供さんたちに使ってもらえるように私もがんばりま す。村田さんと調整に入ります。

そのほか、思うところがありますが、うまく書けるかわからないので、いつも下書きに書き溜めて終わってしまいます^^
 

【14628】
アンケートありがとうございます  投稿者:ももこ  投稿日:2009年 8月12日(水)17時13分40秒
  らくださんのご回答をはじめ、メールのほうでもアンケートのご 回答をいただいています。ありがとうございます。

お蔭様でよいサイトになるのではと思っています。作業にかかわれてうれしいです。お礼申し上げます。

引き続きアンケートは募集しております。ページが出来上がっても随時追加しますのでよろしくお願いします。
 

【14629】
根石さん  投稿者:Piggy  投稿日:2009年 8月12日(水)21時54分55秒
  メールをお送りしました。急ぎの用事ではありません。
いつでもよいので、どうぞ読んでください。
 

【14630】
ももこさん  投稿者:Piggy  投稿日:2009年 8月12日(水)22時08分9秒
  こんにちは。ももこさんが提案された復習の話から発展した、自 習の件、次回のレッスンの時にでもご相談できたらと思います。
ホームページ作成編集室では、HPの作成にむけて生き生きと動いていらっしゃるようすがうかがえて、知識がなくて何もわからないながらも、ちょくちょくの ぞいています。

それでは次回のレッスンで。
 

【14631】
HPの原稿 チェックよろしくお願いします。  投稿者:村田晴彦  投稿日:2009年 8月12日(水)22時48分43秒 編集済
  一般の進学塾との違い

◎一般の進学塾
■ネイティヴに通じる音で例文をすらすら読めるようにする練習(=「音づくり」)をしない。
 ・「音づくり」をしないから、いつまでたってもまともに読めない。
 ・「音づくり」をしないから、いつまでたっても聞き取れない。
■先生が生徒に黒板を使って説明し、生徒にその場で理解を求める。
■新しい問題を次々に解かせる。
■目先の試験の点数を追い求める。
 ・点数を取るための知識を詰め込む。
 ・頭で覚えた知識なので試験が終われば知識を忘れる。
 ・受験が終われば英語を忘れる。
 ・試験専用勉強のため、そのままではいつまでたっても使えるようにならない。


◎素読舎
■「音づくり」をする。
 ・ネイティヴに通じる音で例文をすらすら読めるようにする練習をする。
 ・「音づくり」=インプットであり、インプットをしなければ使えるようにならない。
 ・すらすら読めるようになった例文に意味を結びつけながらさらに繰り返し読むことで、音と意味が結びつき、頭でなく身体が例文を覚える。
 ・いちいち日本語に訳さないで英語を読めるようになっていく。
 ・ネイティヴの発音を聞き取れるようになっていく。
■素読を原理とした方法なので、黒板を使わず、生徒にその場で理解を求めない。
 ・素読を原理としているので、その場では意味はわからなくても、意味を宙づりにしたまま、音づくりを先に進めることができる。
 ・黒板を使わず、その場で理解を求めないので、「電話でレッスン」「スカイプでレッスン」が可能になる。
 ・教材が独自の構造を持つので結果的に、何百回となく同じ例文を読むことになる。その過程で、わからなかったことが一気にわかる瞬間が来る。
 ・その後の練習で、わかったことが身体に根付いていく。
 ・先生に教わるのではなく、自分でわかるようになっていく。
■まともな「練習」をすれば問題を解く必要がなくなる。
 ・パズルのように問題を解くのではなく、ひたすらインプット(=音づくり)をする。
 ・インプット(=「音づくり」)をすれば、問題を解く練習をしなくても問題は解けるようになる。
■学年トップがよく出る
 ・素読舎の塾生は、中間・期末試験ではなく実力テストで高得点を取ることが多い。
■使える英語を手に入れる。
 ・頭で覚えたのではなく、身体が覚えている英語なので、試験が終わっても忘れない。
 ・「通じる音」を身につけているので、試験・受験で終わらず、学校以後の英語に直につながる。
 

【14632】
piggyさん  投稿者:ももこ  投稿日:2009年 8月12日(水)23時02分54秒
  自習の件「相手がいることになるしどうしよう〜」と思っている ところ、切り出していただきありがとうございます。

音声でお話したほうがよいと思いますので、ぜひよろしくお願いします。
 

【14633】
村田君、編集室への転写依頼  投稿者:根石吉久  投稿日:2009年 8月13日(木)02時18分0秒 編集済
  素読舎は学校や一般の進学塾とどこが違うのか

◎学校・一般の進学塾

■ネイティヴに通じる音で例文をすらすら読めるようにする練習(=「音づくり」)をしない。
 ・「音づくり」をしないから、いつまでたってもまともに英語を読めない。
 ・「音づくり」をしないから、いつまでたっても聞き取れない。
■教師が生徒に黒板を使って説明し、その場で理解を求める。
 ・教師がその場で理解を求めて、生徒が理解できていない場合、理解できないとはっきり言う生徒はまずいない。生徒が理解できなくても、授業は先に進むか ら、必然的に「落ちこぼれ」を作り出す。
■新しい問題を次々に解かせる。
 ・パズルを解くように、問題を扱う癖を作ってしまう。
■目先の試験の点数を追い求める。
 ・点数を取るための知識を詰め込む。
 ・頭で覚えた知識なので試験が終わればすぐに忘れる。
 ・試験専用の勉強のため、そのままではいつまでたっても使える英語にならない。
■勉強して使うエネルギー、勉強に使った時間、お金がみんな無駄になる。
 ・使える英語に結びつかないのであるから、すべては無駄になる。

◎素読舎

■「音づくり」をする。
 ・ネイティヴに通じる音で例文をすらすら読めるようになる練習をする。
 ・「音づくり=インプット」であり、絶えずインプットを継続する。
 ・いちいち日本語に訳さないで英語が読解できるようになっていく。
 ・ネイティヴの発音を聞き取れるようになっていく。
■素読を原理とした方法なので、黒板を使わず、生徒にその場で理解を求めない。
 ・入門者、初心者は、その場では意味はわからなくても、音づくりだけを先に進めることができる。
 ・教材が独自の構造を持つので、結果的に何百回となく同じ例文を読むことになる。その過程で、わからなかったことが一気にわかる瞬間が来る。
 ・その場で理解を求めないが、わかるときが来れば、次々とたてつづけにわかり始める。。
 ・例文に文法理解や意味(イメージ)が結びついて以後、さらに繰り返し読むことで、理解したことや意味(イメージ)が音と一体化して身体に根付いてい く。
 ・先生に教わるのではない。自分でわかるようになっていく。
 ・黒板を使わないので、スカイプ(電話)を使ったレッスンで、十分に力がつけられる。
■問題を解く必要がなくなる。
 ・パズルのように問題を解くのではなく、ひたすらインプット(=音づくり)をする。
 ・「インプット=音づくり」をすれば、ことさらに問題を解く練習をしなくても問題は解けるようになる。
■学年トップがよく出る
 ・学校の教科書に合わせた練習も、授業に合わせた練習も一切やらないが、中間・期末試験でも学年トップがよく出る。実力テストに強く、高校生用の業者模 試で、学年トップになることが多い。
■使える英語につながる
 ・頭で覚えたのではなく、身体が覚えている英語なので、試験が終わっても簡単には忘れない。
 ・「通じる音」を身につけているので、試験・受験・学校以後の英語(使うための英語)にそのままつなげられる。
 

【14634】
根石さん  投稿者:村田晴彦  投稿日:2009年 8月13日(木)02時54分50秒
  原稿チェックありがとうございます。
編集室の方へ転写しました。
 

【14635】
さらに「訳読」について  投稿者:らくだ  投稿日:2009年 8月13日(木)12時09分30秒
  「おまえ、英文和訳なんて百害あって一利無しだから、絶対やん なよ」

と自信を持って息子に言えるだろうか。少なくとも現時点においては言えないだろう。

ちょっと状況設定してみます。息子が京都大学を志望したとします。京大は難解な英文の和訳をさせることで有名ですね。ちなみに問題は ↓コチラ

http://mainichi.jp/life/edu/exam/daigakubetsu09/graph/kyodai1/eigo/1.html

こういった英文を読みこなし和訳する力を付ける過程で、「訳読」の訓練は一切不要である、と納得させてくれる学習の道筋(教材とその学習の仕方)が示され れば良いと思っています。

関連して、いくつかの資料を挙げておきます。考える材料です。

まずは、広島大の柳瀬陽介さん

http://yanaseyosuke.blogspot.com/2008/04/blog-post_07.html

次に鵜沢戸久子さん(柴田さんご推薦のウザワシステム教育研究所)

http://uzawa-system.com/

ブログで斎藤兆史の記事について書かれています。

それから、関西大学の靜哲人さん

http://www2.ipcku.kansai-u.ac.jp/~shizuka/

「Practical Papers」のコーナーに、いくつか「訳読」についての論考があります。「京大生A君との対話」は、最近話題のご著書『英語授業の心・技・体』の中でも 取り上げていらっしゃいます。

教授法としての「訳読」、学習法としての「訳読」を論じた自由堂さん

http://www5c.biglobe.ne.jp/~jesazuma/
 

【14636】
村田さん  投稿者:らくだ  投稿日:2009年 8月13日(木)12時20分59秒
  投稿がマルチポストエラーで拒否されるのですが、何かお心当た りがあるでしょうか?  

【14637】
マルチポストエラー  投稿者:らくだ  投稿日:2009年 8月13日(木)12時26分24秒
  過去ログ見ましたが、昨年の11月にもこういった状況があった ようですね。解決はしていますか?この掲示板のシステム上、はじかれる内容を含んでいるという事なのでしょうか..。  

【14638】
らくださん  投稿者:村田晴彦  投稿日:2009年 8月13日(木)23時57分6秒
  teacupがセキュリティと称して時々特定urlが書いてあ る投稿を非表示にしてしまうのです。
(どのurlが該当するかはその時々で違います。)
前回は、非表示になった原因のurlのブロック解除をしてもらいましたが、今回もおそらく同じようなことだと思いますので、メールで抗議しておきます。

マルチポストエラーが出る場合、管理者の私に言ってもらえば、非表示になっている投稿を表示するようにできます。
 

【14639】
らくださん  投稿者:根石吉久  投稿日:2009年 8月14日(金)01時10分1秒 編集済
  >こういった英文を読みこなし和訳する力を付ける過程で、「訳 読」の訓練は一切不要である、と納得させてくれる学習の道筋(教材とその学習の仕方)が示されれば良いと思っています。

 英文は英文のままイメージにし、日本語にしない。
 日本語は日本語で、いい本を読み、自分で考える。
 この二つをちゃんとやればいいと思います。
 二流か三流(どちらかと言えば三流)の受験校・長野南高校から名古屋大学工学部に入り、京都大学大学院の宇宙工学科だったかに進んだ素読舎の塾生がいま す。こいつが素読舎で何をやったかを村田君との対談でしゃべった記事がどこかにあったはずだと覚えています。
 村田君、ご案内お願いします。

 ちなみに、広島大学の柳瀬はとんでもなく思い上がったやつで、私は一度どやしつけ、謝罪させました。
 これもどこかに記事があるはずです。
 村田君、ご案内お願いします。

 娑婆で、英語学習法についてつべこべ言っているのは、たいがいが、アメリカ帰りをステイタスにしてででかいつらをしているやつらばっかしじゃございませ んか。アメリカ帰りのお人たちには、日本在住のままで英語力をつける方法は本当はわからなくなるのです。彼らが英語をしゃべるのは、彼ら自身の力は半分か 半分以下で、半分か半分以上は英語「磁場」のおかげです。こういう人たちは日本在住のままの英語学習が本当は何にまみれて、どんな泥をかぶって、その中で どんな宝石を作り出すのががわからないのです。わからなくなるのです。斎藤兆史さんも、見事に「語学論」は二流じゃございませんか。自由堂さんやら、鵜沢 さんやらのことも私はよく知りません。鵜沢さんは、ちゃんと子供に英語力をつける方法は持っているらしく思われますが、「語学論」が書けているのかどう か。「語学論」という基礎研究をやらずに、磁場帰りがつべこべ言っても、参考にする程度ならいいが、本当に確かな方法にならないと思っています。
 「言いながら書きながら思う」という単純明快なことを提唱した人がどなたかいらっしゃいましょうか。この場面を外して、みんな複雑な上等なハウツウを提 示しているだけです。

 訳読はやるべきではありません。
 英語力は英語力として作り、日本語力は日本語力として作り、自分で考えるなら、日本の大学のどこに受からないというのでしょう。そんな大学はありませ ん。
 

【14640】
らくださん  投稿者:根石吉久  投稿日:2009年 8月14日(金)02時07分19秒
   いくつかのホームページのご紹介をありがとうございました。
 柳瀬は反吐が出るので、読みませんでした。

>僕が見てきた,世間で非難されているところの文法訳読法というのは,結局英語教師が高校で生徒に教えるためだけのものであり,彼らにはその文法訳読法を 自分の英語学習に使ったら便利だとか,役に立つとか考えて使っているわけではないのだろう。

 自由堂さんが、「英語教師が高校で教えるためだけのもの」と言っているものが、日本の学校で行われている訳読法のほとんどすべてです。先日、私が書いた 「教師が授業の形をつくるためだけのもの」という趣旨も同じことを言ったものです。
 のべつまくなし、のんべんだらりん、それが自分にとって一番楽に授業の体裁を作れるという理由で、教師が訳読を採用しつづけることを私は批判していま す。斎藤兆史の「訳読」も決してこういう堕落を食い止める力を持たないばかりか、こういう堕落した教師どもに「東大教授からのお墨付き」を与えてしまうで しょう。
 生徒が自分で自分に対して行う練習では、訳読をある時期、「媒介」にするのは必要でしょう。それは、文法がどう働くかを理解し、文の意味を理解するのに 必要です。しかし、文法がどう働くかを直感の動き(センス)にまで抽象化すべきですし、それができて以後は、理解した意味を「日本語として結実」させるこ とは排すべきです。

 鵜沢さんは、人あたりのいい文章ばかり書いていますが、本音を言わせれば、斎藤兆史の批判を始めるはずだと思います。みんなお人柄のよろしい人ばかり で、堕落を堕落のまま放っておくようです。
 

【14641】
記事の案内  投稿者:村田晴彦  投稿日:2009年 8月14日(金)02時57分24秒
  田中君が素読舎で何をやったかについては、こちらの記事を参照 してください。
http://ooburoshiki.yokochou.com/log/12601-12700.html
の「【12603】大学合格対談」

柳瀬さんについては、こちらです。
http://ooburoshiki.yokochou.com/ron/nakaniwa/sakujo.html
「【タイトル】高見さん、有藤さん(1)」以降の記事
 

【14642】
訳読は必要  投稿者:らくだ  投稿日:2009年 8月14日(金)08時02分28秒 編集済
  学校の英語教師が「あの手の授業」に終始するならば、それは全 くダメであることは常識であり、いまさら批判も何もありません。

> 生徒が自分で自分に対して行う練習では、訳読をある時期、「媒介」にするのは必要でしょう。

このことが確認されれば、それで良いと思っています。
 

【14643】
村田さん  投稿者:らくだ  投稿日:2009年 8月14日(金)13時05分28秒
  せっかくリンク張っていただいた田中さんの事例ですが、私の質 問への回答になっていないと思います。これは成功例ではなく失敗例ではありませんか?

私の質問(質問形式にはしていませんでしたが)は、

>こういった英文(京大の問題のような難解な英文)を読みこなし和訳する力を付ける過程で、「訳読」の訓練は一切不要である、と納得させてくれる学習の道 筋(教材とその学習の仕方)が示されれば良いと思っています。

です。根石さんの回答は

>英語力は英語力として作り、日本語力は日本語力として作り、自分で考えるなら、日本の大学のどこに受からないというのでしょう。そんな大学はありませ ん。

であり、田中さんの事例の紹介となったわけです。しかし、田中さんご自身が語られているように

>田中 本当は、京大を目指していたんですよ。駿台とか河合の実戦オープン模試があって、入試即応の問題をやったりもしてたんですよ。誰にもそういう情報 は見せずに(笑)
 友達には最初の頃、「俺は京大に行く!」と言ってたんですけど、途中でこれはほんとに無理だと思いました。英語にしてもちっとも解けない。
村田 そう?
田中 そうなんですよ。英語は和訳と英作しか出ない。読む量もそんなに多くないけど、自分では難しく感じて。これはいけない、と。

ということですね。この失敗の原因はどこにあったと分析されますか?
 

【14644】
らくださん  投稿者:村田晴彦  投稿日:2009年 8月14日(金)18時26分56秒
  もしも田中君のケースが失敗だとします。
彼は当時の塾の誰よりも激しく練習していたと思うのですが、それでも時間が足りなかったのかもしれません。
また、短期間でやめた日本語の素読を続けていたら、また違ったことになっていたかもしれません。

でも失敗だったんだろうか。私は失敗だったとは思えません。
田中君が、もしも「京大は難解な英文の和訳がメインだから、『技法グラウンド』なんかやってる場合じゃない」と考えて、和訳を中心にやっていたとします。
彼はたぶん、「進学校としては無名の学校から名古屋大学へ合格する」という快挙もなしえなかったでしょう。
彼が素読舎でやっていたことは、ほぼ「音づくり」のみで、それこそが彼の英語の基礎体力を強烈に高めたはずです。和訳は、その枝葉にすぎない。和訳を中心 にしていたらこうはならなかったでしょう。
わたしはその後、彼が京大の大学院に進んだと聞いて、ずっとねらってがんばったんだね、と思いました。「音づくり」を基本とする、という方向性が彼の中に できていたから、初志貫徹できたんだと想像しています。
 

【14645】
らくださん  投稿者:根石吉久  投稿日:2009年 8月14日(金)19時23分31秒 編集済
   らくださんは、長野南高校という学校のレベルと名古屋大学だ とか京都大学だとかの学校のレベルの「落差」がどれほど大きいのかがおわかりにならないのだと思います。
 田中が名古屋大学に行くと友達に話したとき、長野南では、多くの生徒が美容師になる学校や調理師になる学校に行くので、「それ何の仕事に就くための学 校?」と聞かれたそうです。各種学校の一つだとしか認識されなかったのです。まあ、語の本来の意味で言えば、名古屋大学だろうが、京都大学だろうが、東京 大学だろうが、みんな「各種」の学校の一つには過ぎないんですが。田中がねらったところは、「受ければ受かる」そんじょそこらの学校だと思われたのです。 田中がいたところは、「進学校」としては底辺校だと思います。
 底辺校の生徒が志を持ったとき、どれだけの大きさの落差を登るのかが、らくださんにはおわかりにならないのだと思います。

 長野南高校から名古屋大学。

 これはそんじょそこらにやたらある事例ではありません。

 これが失敗例なら、成功例ってのは何のことでしょうか。
 一流高校から、一流大学に入り、アメリカなんぞの一流大学を出て、日本に帰り、でかいつらをすることでしょうか。そんな連中が気にくわないので、私はい くら疲れても、語学論をやめないのです。

 田中が自分で判断して、京都から名古屋に変えた。私は、志望校選びについては、一言も言わなかった。名古屋に変えて田中は合格した。
 これのどこが失敗なのでしょうか。
 冗談じゃない。
 

【14646】
素読舎は  投稿者:根石吉久  投稿日:2009年 8月14日(金)19時57分28秒
   この世の縛りに風穴をあけることをやってきた。
 田中の長野南高校から名古屋大学合格は、いくら長野県の北信地方にしか通用しない話であろうと、気持ちのいい風穴だった。青空が見えたように思った。田 中も京都大学の大学院を出て、娑婆に出たのだから、そうそう青空ってものは見えないようになるだろうが、一度はっきり見た青空は、田中が生きていく上で必 ず力になる。

 成功も失敗も糞もあるものか。
 生きる力を得たかどうか。
 受験なんてものには、その意味しかない。
 

【14647】
村田君  投稿者:根石吉久  投稿日:2009年 8月14日(金)20時26分1秒
  >彼は当時の塾の誰よりも激しく練習していたと思うのですが、 それでも時間が足りなかったのかもしれません。

 「かもしれません」どころじゃねえんだよ。
 確か田中本人から聞いたことだと思うが、あいつは高校に入学したとき、アルファベットもまともに読めなかったんだ。「音」としてまともかどうか以前に、 認知できていない文字がいくつもあったんだ。

 「ほぼゼロからの出発」を高校一年の後半に素読舎で始めたんだ。
 長野南高校から名古屋大学合格。
 これをお前の塾でもう一度やってみせろと言われても、俺にはやれる自信はない。
 (無数の)田中一人における「革命」がなければ、そんなことは絶対に成立するものじゃない。

 あいつのやったことは、よくある公立中学で学年上位にいる生徒が、東京大学に合格するよりもはるかにずっと難しいことだ。東京大学出の学生がオックス フォードやらハーバードの大学院を出るよりもずっと難しいことだ。
 言っちゃ悪いが、村田君が東京大学に入るよりも、ずっと難しいことなんだ。
 それを田中はやったんだ。

 人のやったことを「失敗」だなんて言うことほど楽なことはない。そんなものは管理職の病気だと思って間違いはねえのさ。そりゃ、思考の体質が管理職に なっちまえば、既成の観念を食い破るのはとてつもなく難しいことだ。何が「失敗」かよ。

 なんにしろ、長野南高校から名古屋大学だぜ。

 田中が名古屋に合格したときの「青天井」の感覚は、俺は今も忘れていない。
 ジュンイチローが東大に受かったときよりはるかに強烈だった。
 その後二人とも、「会社」なんぞに入っちまったのが気にくわないけど。
 そしたら「管理職」だもんな。

 受験は詩だな。
 

【14648】
そもそも京都大学の難問に関して  投稿者:根石吉久  投稿日:2009年 8月14日(金)20時51分54秒 編集済
   あんな問題は、大学の(一種の)権威付けです。
 やってることは、しょせん、得点上位の者から人数分だけ合格者にしているだけのことです。
 理解のレベルが高いのでも低いのでも、どのレベルであっても、得点上位の者から人数分だけ合格者にするだけのことなら、楽なもんじゃねえですか。易しい 問題を出そうが、難しい問題を出そうが、そんなことは本質と何の関係もない。どっちにしたって、合格者は作れるし、不合格者も作れる。果たしてどれだけの 京都大学合格者が、あの種の「難問」を「よく理解して回答」しているのかは、絶対に明らかにならない。
 むっちゃ易しい問題から徐々に難しくなる問題を1万問出して、さて君は何千問まで回答できるかな、とやっても、英語力のある種のものは測れます。私が 言っている「イメージと文字(音)の同致」のスピードなら、それで測れます。馬鹿らしい能力じゃない。これこそが、日本の「知的階層」が欲しがっている能 力じゃないか。企業も欲しがっている。大学も欲しがっている。

 だけど、しょせん「スピード」も「イメージ化」も、舞台の上で踊りを踊っているだけのことです。「イメージ化」によって得たイメージが、自分が生きるこ とと直結する経路をみつけない限り。

 本当は、とても馬鹿らしいことがあるのです。この馬鹿らしさはいまだうまく言えません。
 なにが東京大学、けっ。なにが京都大学、へっ。なにが早稲田大学、はっ。何が慶応大学、ふっ。そかそか、忘れちゃいけない、なにがハーバード大学、 かっ。なにがオックスフォード大学、くっ。
 こういう、けっ、とか、へっ、とか、はっ、とか、ふっ、はたまた、かっ、くっ、ていう感覚はとても大切なものと思っています。
 

【14649】
村田さん  投稿者:らくだ  投稿日:2009年 8月14日(金)23時48分10秒
  「管理者にメール」という機能を使って、村田さん宛にメールを お送りしました。早急にご確認いただき、お返事をお願いいたします。  

【14650】
根石さん  投稿者:村田晴彦  投稿日:2009年 8月15日(土)01時30分41秒
  根石さんの書いたのを読んで、自分は田中君の突き抜け方、全然 書けてねえなあ!と思いました。

>田中が名古屋に合格したときの「青天井」の感覚は、俺は今も忘れていない。

これですよね。

あとね、「そもそも京都大学の難問に関して」は全面的に同意です。
自分でらくださんあてに「京都大学の和訳問題はそもそも英語の本筋とは関係ない」と書こうとして結局書けなかった自分の甘さ、それをかみしめています。
 

【14651】
らくださん  投稿者:村田晴彦  投稿日:2009年 8月15日(土)01時31分50秒
  ただいま確認しています。  

【14652】
村田君  投稿者:根石吉久  投稿日:2009年 8月15日(土)11時24分37秒
  村田君宛に返信しました。
転送願います。
 

【14653】
村田君  投稿者:根石吉久  投稿日:2009年 8月15日(土)11時39分0秒 編集済
  >自分でらくださんあてに「京都大学の和訳問題はそもそも英語 の本筋とは関係ない」と書こうとして結局書けなかった自分の甘さ、それをかみしめています。

 書くべきだと思います。
 あの問題が「わかって解けて満点」だったら、日本だけじゃなく、世界のどの大学でも受かると思いますね。ハーバードだろうが、オックスフォードだろう が、「試験は水もの」っていう性質は変わりがないので、受かる場合も落ちる場合もあるでしょうが、あの種の問題が「わかって解けて満点」だったら、あの種 の問題を楽に感じるレベルにいるので、狙えば狙えるレベルにいると思います。
 こんなものを、日本の高校を出たばかりの生徒の前に置くのは、単に京都大学の見栄です。これを楽に感じるレベルは、(京都)大学に入ってからでも実現す る学生はごく少数でしょう。

 俺も作っている教材に、あの種の文をいずれ採用しようと思いますが、13万行台作ってもいまだ「地盤堅め」をやっている状態です。
 

【14654】
根石さん  投稿者:村田  投稿日:2009年 8月15日(土)13時30分58秒
  メール転送しました。  

【14655】
根石さん(京大の和訳問題について)  投稿者:村田  投稿日:2009年 8月15日(土)13時33分20秒
  了解です。
むしろ義務ですね。

これから1泊家を空けます。
「京大の和訳問題」についてはその後に書きます。
 

【14656】
(無題)  投稿者:村田晴彦  投稿日:2009年 8月16日(日)20時41分24秒
  昨日から悪い風邪をひいてしまっています。
今日はよく寝ます。
皆様も体にはお気を付けください。
 

【14657】
「訳読」へのお弔い  投稿者:根石吉久  投稿日:2009年 8月18日(火)02時33分45秒 編集済
  >のべつまくなし、のんべんだらりん、それが自分にとって一番 楽に授業の体裁を作れるという理由 で、教師が訳読を採用しつづけることを私は批判しています。斎藤兆史の「訳読」も決してこういう堕落を食い止める力を持たないばかりか、こういう堕落した 教師どもに「東大教授からのお墨付き」を与えてしまうでしょう。
 生徒が自分で自分に対して行う練習では、訳読をある時期、「媒介」にするのは必要でしょう。それは、文法がどう働くかを理解し、文の意味を理解するのに 必要です。しかし、文法がどう働くかを直感の動き(センス)にまで抽象化すべきですし、それができて以後は、理解した意味を「日本語として結実」させるこ とは排すべきです。

 先日こう書いた。

 「一番楽に授業の体裁を作れるという理由で、教師が訳読を採用しつづけること」について、「学校の英語教師が「あの手の授業」に終始するならば、それは 全くダメであることは常識であり、いまさら批判も何もありません」とのらくださんのコメントがあった。
 本当に、「いまさら批判も何もありませんか」なのだろうか。もしも、学校で今も「あの手の授業」が行われているのであれば、それは批判すべきなのではな いのか。いくら「批判も何もない」とか「批判するにあたいしない」と自分を高みに置いたところで、それを批判しないのであれば、現実は何一つ変わりはしな い。
 学校がそれを続けているなら、これは単なる税金の無駄づかいでおさまらない。これは、生徒の英語力を作らないばかりか、英語力を壊す行為であり、これに 従順なままでいたら生徒の英語力は駄目になる。こんなものではどうにもなりはしないと生徒が自分で気付くことが一番大事なことだが、それを中学生や高校生 が気づくのは難しいことだ。一応、相手は「先生」であり、一応「尊敬」しなければならないことになっている。「先生」であり、「尊敬」しなければならない ことになっている人が、とことん駄目なことをやっていると気づき、それを批判し、それに反逆できる生徒は果たして100人に何人いるのか。
 私にしたところで、こんなものはとことん駄目と気づいたのは高校二年頃であった。それのどこが駄目なのかを言葉にすることはできなかった。とにかく、こ れじゃ駄目だとは思っていて、その教師の授業を無視し、英語の授業中は他の科目の勉強をする真似をしていた。英語だって他の科目だって、まともな勉強は高 校在学中はやったことがないのだから、こんな真似をするのはいかにも高校生らしい可愛いしぐさである。他の科目の勉強の真似はしょせん真似だから、ほぼ時 間の無駄になったが、認めるわけにはいかない英語の授業を認めるわけにはいかない。批判に至らなかったのは、その時感じていたことを言葉にできなかったか らだ。ただそれだけだ。

 駄目なものを駄目と見ていたその時の私の眼力を、私は今も少しも否定する気にならない。

 批判に至らない、「無言の抵抗」であった。私の父親は、「鋳物師屋のガンジー」と呼ばれているから、私にも多少その性質があるのだろう。

 私が嫌いだった教師は面白いことをやった。学校の教師は「指名して答えさせる」ということをよくやるが、この教師のやり方は、教壇に一番近い生徒から一 番後ろの席の生徒まで、縦の一列全員に答えさせるということだった。難しいことを扱い、このやり方をやればいちいち指名しなくても済むのである。それには 別に文句はない。私は、前から後ろの席までのちょうど真ん中あたりに座っていたが、私の列に答えさせるときは、いちいち生徒の名前を呼んで答えさせてい た。私の前に座っている生徒の答えがよくないと、次は俺かと当然思うが、教師は私をジャンプして、私の後ろの席の生徒を指名した。いつもそうだった。おも しろいやり方だ。権力を持つ者の、「みせしめ」のやり方なのだろう。このジャンプについて、休み時間にも、クラスの誰かがそれについて言及することは一度 もなかった。黙契があるのである。それが日本の学校なのであり、日本なのである。
 一年浪人して「やってやろうじゃねえか」と思ったことの元には、あの教師の「みせしめ」があったのかもしれない。その意味では、彼は優秀な反面教師だっ た。私は今になっても、「語学論」をやっているのだから、私の「語学論」の恩人だと言っていい。もし、まだ彼が生きていて再会できたら、つばを吐くような ことを言ってやるつもりだが。
 さてと。こういうことを書こうとしていたのではなかった。

>生徒が自分で自分に対して行う練習では、訳読をある時期、「媒介」にするのは必要でしょう。それは、文法がどう働くかを理解し、文の意味を理解するのに 必要です。しかし、文法がどう働くかを直感の動き(センス)にまで抽象化すべきですし、それができて以後は、理解した意味を「日本語として結実」させるこ とは排すべきです。

 「生徒が自分で自分に対して行う練習」と「学校の授業」とは水と油くらいに違う。天と地くらいに違う。どっちが天でもどっちが地でもいいが、実際に力を つけるのは、「生徒が自分で自分に対して行う練習」であり、「学校の授業」ではない。
 学校の授業ってものは、確かな指針を提示できればそれでいい。文法なら文法の扱い方が生徒がわかるようになるように、「教室でやらせる練習」を工夫して やらせるのはいい。それは、扱っている文法をわからせるためではなく、文法の扱い方をわからせるためである。扱い方を実際に実行するのは、生徒の一人一人 にまかせるのでいい。やりたい者はやるし、やりたくない者はやらない。やりたくない者にはつべこべ言わず、「無事卒業」させればいい。後で往生しようがし まいが、そんなことは知ったことではないのである。それは学校の責任ではない。
 学校がやるべきことは確かな指針を提示することである。それは「語学論」をやることだ。
 あくまでも私の経験に照らして言うだけのことだが、私はこれまでに一度も学校の授業で「確かな指針」を提示してもらったことはない。小さな「指針」は 言ってもらったことがある。私が好きだった先生が、「昔の大学入試は楽で、例文を千くらい覚えただけだ。例文暗記は役に立つぞ」と言った。この先生は「無 事卒業させる」が基本的な方針だった。
 さてと。
 浪人の一年で私が見つけたことは、思考を「具体的な日本語」から脱皮させて動かすことだった。日本語からは、「きっかけになるイメージ」をもらう。それ は「母親に生んでもらう」ようなことだ。それは私の命が存在した(する)おかげだが、母親にも日本語にも恩はある。(日本語の「恩」は英語で何て言うん だ?いまだにわからない。)
 さてと。

 訳読は、「思考を『具体的な日本語』から脱皮させて動かすこと」を阻害するのである。
 だから、「思考を『訳読』から脱皮させて動かすこと」をやらないと駄目なのである。

 訳読は必要だが、脱ぎ捨てるべき方法に過ぎない。

 私はここで日本語力のことを論じていない。
 日本語力は日本語力として日本語で養うのがいい。やってくれと言われれば私はできるつもりでいるが、誰もそんな注文はくれないだけだ。一番やりたい仕事 はお金にならないだけだ。
 さてと。
 私が論じてきたのは英語力のことだ。
 英語力の方から考えると、「具体的な日本語」も「訳読」も英語の練習の途中にある一項目に過ぎない。必要だが、途中にある一項目に過ぎない。新渡戸稲造 だろうが岡倉天心だろうが、國弘さんだろうが、「具体的な日本語」や「訳読」を抜け出して、自在なイメージの動きを思考にできたから達人なのであり、「訳 読」をやったから達人なのではない。
 これまで読んだ限りでは、斎藤兆史はこのあたりを言えていない。まあ、私が言うからいいけど。
 斎藤兆史は、自分の「訳読」が害になることに気づいていない。まあ、私が18の歳で気づいていたからいいけど。

 ふうむ。やっぱ、斎藤兆史を読んでみるか。
 時間がとれればだが。
 

【14658】
村田さん  投稿者:らくだ  投稿日:2009年 8月18日(火)07時53分27秒
  お加減はいかがですか?

一昨日お送りしたメールのお返事をいただいていませんが、お返事は結構です。その後、新たに事実確認をする事ができましたので、万事解決いたしました。

詳細はまたメールいたします。
 

【14659】
学年トップ対談(ホームページ用)  投稿者:村田晴彦  投稿日:2009年 8月19日(水)17時20分52秒 編集済
  肝心な時に風邪ひいててすいません。
だいぶよくなってきました。
でもまだ考え事があまりできないので、テキスト入力しました。
この対談いいことたくさん書いてあります。

============================
■埴生中学1年・英語学年トップお祝い対談
 入塾時期が大事なんだ
   N with 根石吉久  1996年12月
============================


 これからオバケが出るよ

根石 この間のテストは、2学期の期末だな。
N はい。
根石 英語が満点だった。
N はい。
根石 百点が他に何人いるかはわかんない?
N たぶんいないと思う。
根石 えっ、なんでわかる?
N 他の組もいなかったみたいだし、百点ていう人がいるっていう話は今のところ聞かないし…
根石 そうか、それなら、まあきれいなトップだ。あのさあ、中学の一年ていうのは、英語の点がとりやすいんだ。今までは、高得点だった人がいっぱいいたは ずだよ。Nの場合は90以下はとってないか?
N はい。
根石 90以上の点をずっととってきて、今度のテストが満点だったと。
N はい。
根石 今の時期は点が落ちる時期だ。そのときにNは逆に上がってるってことだからさ、これは一番いい形なんだよ。ただ、気はゆるめないでもらいたいんだ な。これからオバケが出るから。
N はあ。
根石 1年の1学期ごろ、すごくいい点とって調子よくやってた連中が、これから全然駄目になっちゃうってことが起こるよ。だんだん中学の英語が正体を現し てくる。その正体をオバケって言ってるんだけどさ。1年の1学期ってのは、英語の授業がどの科目よりもクラスの中が元気だったと思うんだけどさ…
N みんな一番騒いでた。
根石 騒いでて、授業が生き生きしてただろ。
N はい。
根石 今頃になると、英語の授業の空気が変わってきてるか?
N 発言する人が一学期の頃にくらべるとすごく少なくなっていて、しゃべる人が決まってきちゃった。
根石 そうだろうな。ちょっとオバケが出始めているんだ。もっとおばけが出るよ。つまり、中学の間でもそうとうわかんなくなる人が出てくるってことだけど な。Nは塾へ入ったのはいつだっけ?

 入塾時期が大事なんだ

N 5年の終わり頃。
根石 そうすると、小学校の6年生の1年間、素読舎を使ったってことだよな。これは素読舎の使い方としては、一番うまい使い方だ。この使い方で使ってもら ううとうんと伸びる場合が多いんだ。Nの場合は、兄貴が入塾を薦めたってことかな?
N はあ、あのう、兄貴が中1の英語のテストの点がすごく悪くて、僕が中学になったとき、点が悪くなるといけないからって…
根石 ああ、おふくろさんが心配して入塾させたんだったかな。俺としては、入塾してもらうのに一番いい時期に入ってもらって、こっちの希望通り使っても らったっていうのがありがたかったな。兄貴は、中1の終わりごろ入塾したんだっけか?
N 中1の夏頃だったと思う。
根石 ああ、夏頃かな。それで、なかなか伸びなかったんだ。ようやく実力がしっかりしてきたかなあと思えるのは最近だよ。今までは、上がったり下がったり して不安定だったんだけど、中学3年の今頃になって、ようやくしっかりしてきたって感じだな。中1になってから入塾すると、けっこう苦労しちゃう。特に中 1でわかんなくなって入ってきた場合は苦労しちゃうな。この苦労をやらないでいると、そのままわかんなくなっちゃうんだけど、兄貴はなんとかうまくいっ たって感じだな。お前の場合は、苦労とかってのは何もないだろ?
N 今は何もない。

 ちんぷんかんぷんでいいんだ

根石 俺が作った教材を読んでさ、小学生の時さ、読んでることが何のことかわかんないまま読んでいたと思うんだよ。
N 少しわかるところもあったけど、ほとんどわかんなくて…
根石 今は「基礎問題集」やってるんだよな?
N 今日58番をやりました。
根石 そうすっと、「基礎問題集」でやってるところよりも、「ABCD」のDあたりの方が難しいって感じしない?
N Dが一番ごちゃごちゃしてる。
根石 それってさ、小学生の時にわかんないまま読んでた状態ってのがあってさ、今でもわかんないまま読んでるものがあるってことだから、そうすっと、いつ でもわかんないまま読んでるってことがあるわけだ。だけども、塾でやったことで、6年生のときはちんぷんかんぷんだったものが、中1の学校の授業でやった ら、一発でわかるっていう感じじゃないか?
N そう。6年のときやったやつが授業で今やってるから、よくわかる。
根石 それで、楽でしょ?
N はい。
根石 俺は、初めからそうなるってわかってて塾やってんだけど、小学生とか中学生はさ、わかんないまま読んでて、しかも学校でやってないところをやってる とか文句言うわけ。俺は、さんざそういう文句言われてきたわけ。こんなの訳にたつのかとか言われたわけだ。だけど、それは、役にたつでしょ?
N (笑)すごく役に立ちます。
根石 先生のしゃべることがその場でわかっちゃうっていう感じ?
N そうです。
根石 俺はずっとそれをねらってたの。小学生に塾を使ってもらいたいって、前からずっと言ってるんだけど、それはその形をねらってるわけ。その形が一番い いんだっていうか、それが学校の授業の使い方として一番じょうずな使い方だと思ってるんだ。できたら5年生から、遅くても6年の春から使ってもらうと具合 がいいんだと言ってきたんだけど、なかなかそういうふうに使ってくれる人がいない。6年生には素読舎はおすすめだって思うだろ?
N (笑)思う。6年からやっとけば、2学期になっても、すごく楽。
根石 塾でやってることを、わからないまま読んでて、それでもそういうふうにして練習しておいてよかったと思ったのはいつごろだ?
N それは、2学期始まってから。僕のクラスに塾はどこへも行ってないんだけど、よくできるやつがいて、1学期は僕と同じくらいの点数だったんだけど、2 学期になったら急に点数が下がって、授業を聞いてても何のことだかわかんねえって言ってたけど、僕はすごく授業が楽だから…
根石 あのさ、ちょっと心配なのはさ、はっきりした声を出してるけど、強い声が出てない気がするんだけどな。声が弱いとどうしても練習に時間がかかるんだ よ。強い声出してると、練習が先に進むんだ。ブルドーザーなんかの馬力みたいなもんでさ。
N はい。
根石 まわりで、点数が落ちたってような話は聞くかい?
N 最初はいい点とってても、今になってすごく低い点になっちゃった人とかいます。

 今の100だから価値がある

根石 そうだと思うんだ。1学期なんか、80点や90点とってるのなんか、うじゃうじゃいる。百点だって、10人や20人いたんじゃないか。
N 1学期の中間の頃はそういう感じだった。
根石 その頃は100点なんて珍しくもなんともないんだ。今頃からだよ、100点なんてなかなかとれないよっていうのは。その時期になってから100だっ たっていうのが、やっぱり価値があるんだ。
N はい。
根石 塾はわりと早めの時間を使っているよな?早めの方がすいているから、これからもその使い方で使ってもらいたいんだけどな。俺やおばさんの前に座る順 番待ちもやらなくていいし、早く来れば時間切れで「未完成」になるってこともないし。「未完成」はこれまでほとんどなかったな?
N はい。
根石 俺がこれだけのことはやれっていうのを、毎回やっちゃえば心配ねえんだ。そうすれば、間違いなく伸びるからさ。
N はい。
根石 それも大きいと思うんだ。欠席すればさ、「未完成」と同じで、新しいことをやらないで、復習が増えるだろ。欠席が多いと、どうしたって先に進まなく なる。無断欠席すると、復習を10回済ませないと新しいことができないから、なおさら進まない。欠席する場合は連絡しろっていうのはさ、昔、問題が起こっ たことがあって決めたんだ。塾へ行くとか言って家を出ていって、西友で遊んでたって子供がいてさ、毎週毎週それやってたやつがいたんだ。そのうちにその家 のおじいいさんから電話がかかってきて、うちの孫、塾へ行ってるかって言われたことがあった。その頃は欠席の場合は連絡しろっていうふうにはやってなかっ たんだけど、そういう電話をもらってさ、おじいさんの方は、孫が塾へ毎回行ってるもんだと思ってたわけだ。俺は、えらく休むやつだなと思ってたんだ。そう いうのが困るから、欠席のときは連絡してくれって決めたわけ。

 学年トップが全部素読舎の塾生かもしれない

根石 あのさあ、1年ではNが百点だから、学年トップだっての間違いないんだけど、3年でSってのがいるだろ?
N はい。
根石 あいつが、毎回ほとんどいつも学年トップなんだよ。だから、今回も多分トップじゃないかなと思ってんだけど、もしそうなら、1年と3年が学年トッ プってことになる。そんでさ、2年はYとUと二人しかいねえんだけど、今回Yが96って点とって、クラスではトップだっていうんだよ。学年でトップかどう かはわかんないって言うから、先生に聞きにいって確かめておいてくれって頼んであるんだ。
 もしかしたら、1年も2年も3年も、埴生中学の英語の学年トップは全部素読舎の塾生だってことになるかもしれない。これは初めてなんだよ。学年トップっ ていうのは、俺の塾ではちょくちょく出るんだけどさ、ひとつの学校の全部の学年でトップがそろったってことはなかった。もしYが学年トップだったら、この 可能性がすごく濃いことになる。Sにもまだ聞いてないけど、可能性はすごくある。もし、そういうことがはっきりしたら、悪いけどもう一回座談会やるから、 出席してもらいたいんだ。その3人と俺の4人でやるから。その座談会のタイトルは、「トップがごろごろ」でいいか。
N (笑)はい。
根石 「素読舎の英語、埴生中学を制覇」ってのもどうかな。Yがもし学年トップじゃなくても、クラスのトップは間違いねえから、「トップがごろごろ」がい いか。Sはそれこそ、いままでひとりで「トップがごろごろ」をやってきてるし。Yがクラスのトップでもいいから座談会をやっちゃうかな。
 だから、Yは今、疑いをかけられてるんだ。もしかして学年トップじゃないだろうかっていう疑いをかけられてて、今のところ疑いが晴れないんだ。(笑)
 えーと、あと、好きなことしゃべってくれや。何でもいいぜ。
N 埴生中学の1年2年3年で、学年トップがぜんぶ素読舎の塾生かもしれないっていうのは、誰か他に知っている人はいるんですか。
根石 ううん、誰も知らないよ。今は俺だけだよ。だから、それがはっきりしたら、座談会はやろうと思ってるよ。
N それが本当だったらすごい。
根石 おもしろいだろ。
N 信学会とか公文とか、ああいうのは力つくのとつかないのと分かれるんかな。

 高校英語はでっかいオバケだ

根石 信学会だってさ、学校の勉強ができるやつはさ、役にたたねえわけじゃねえんだ。それは信学会へ行く前から、かなりできるやつだな。ある程度わかっ ちゃっているやつが信学会使うとうまく使う場合もあるよ。だけど、それは中学までだ。高校の英語は信学会のやり方じゃどうにもならない。まだ中1だから早 いような気もするけれど、一応言っておくんだけど、中学も3年間、高校も3年間で時間の長さは同じだろ。
N うん。
根石 だけど、同じ3年間の中に入ってる英語ってのは、まるきり違うもんだと思ってていいよ。高校の3年間に入ってる英語ってのは、中学の2倍や3倍じゃ ねえんだってことが中学生はわからない。2倍や3倍どころじゃなくて、20倍30倍って考えておいていいんだ。高校生だって、中学のときより少し余計にや れば高校の英語がわかるようになると思ってるやつが多いけど、それはとんでもねえ間違いだ。
 Nが今、塾でやってるところってのは、中学の授業ではまだやってないのがいっぱいあるよな。
N はい。
根石 それはな、もうどんどん先へ行っちまった方がいい。高校へ入れば、ちょうどよくなっちゃうんだ。高校の模試なんかだと、平均で10点とか20点くら いのが珍しくないんだ。それってさ、ほとんどの高校生は英語がわからないってことなんだよ。だって100点満点の模試の平均点が10点とかってのは、そう いうことだよ。その頃になって、信学会の授業なんか受けてた連中で、英語が駄目になっちゃうのがごろごろ出てくる。見ててみな、いっぱい出てくるから。高 校の英語が信学会のやり方でどうにかなるなんて俺はとてもじゃないけど信じられない。高校の学年トップってのも、俺の塾ではちょくちょく出るんだけどさ、 俺の作った教材は高校の英語を全部カバーできるよ。だからさ、今度100点とったのはいいんだけど、英語をナメちゃ駄目だぜ。
N はい。
根石 この先でまだオバケはいっぱい出るから。高校になって出てくるオバケにたいていのやつは食われちゃう。
N この前、学校で英検の5級ってのを受けてみたんですけど、けっこう楽だったんですけど…
根石 5級ってのはなんだい。中学1年が受けるやつか?
N はい。僕は楽だったんだけど、学校の授業でやってないのが出たから…
根石 ああ、出るからな。ああ、なるほど。どのくらいの合格率なんだ?
N 半分くらい。
根石 半分が受かって、半分が落ちるの?
N そのくらい。

 挽回するには早いほどいいんだ

根石 あのさ、回りにちょっと俺の塾を勧めてみてくれねえかな。今の時期にわかんなくなりかけた人はさ、苦労だけど挽回はいくらでもできるから。本当は5 年生や6年生が欲しいんだけど、中1でもやる気になってやってくれれば、まだどうにでもなる。でも中1でわかんなくなってくると、苦手意識ができはじめて るから、入塾してもすぐは伸びない。挽回はねらえるけど、すぐには伸びない。ほら、おめんちの兄貴がそうじゃん。あいつもけっこう苦労したんだ。こんなこ とバラしていいんだかどうだか、あいつさ、入塾したばっかのころ20点くらいだったような覚えがあるんだけどさ、今はだいたい70点以上になってきた。挽 回するには早いほどいいんだ。中2の今ごろになって、わからないって言いだした場合は、苦手意識は中1のときよりも、ずっとやっかいだから。
 何か対談のお礼するかなあ。おーい、図書券かなんかねえか。
根石の妻 あっ、あったかもしれない。これ。
根石 おっ、千円分ある。エロ本買うなよ。(笑)
N ありがとう。
 

【14660】
村田さん  投稿者:   投稿日:2009年 8月19日(水)21時40分33秒
  村田さんと同様に私も先週から夏風邪をひいております。 まだ 治りません。
喉が痛く、微熱がずっと続いております。 ここは読んでおりました。
書き込みにきたら、「対談」の投稿、、
めちゃくちゃ面白いもの読ませていただきましたありがとうございます。

ネットで知り合った私の友人が、村田さん宛てにメールを出したみたいなんですが届いてますか?
届いてましたら、返信してあげてください。
 

【14661】
土曜日の生徒さんに  投稿者:根石吉久  投稿日:2009年 8月19日(水)22時47分16秒
  私が住んでいる村の協議員というものをやっています。お盆の直 前に、8月22日に協議員会を開くという通知が来ていましたが、お盆の間に友達のおやじさんが亡くなり、頭からすっかりトンでいました。
8月22日は土曜日でレッスンのある日にぶつかります。
8時10分の枠、8時50分の枠、9時半の枠の生徒さんには、22日にレッスンができませんので、ひとまず掲示板に書いておきます。明日、お一人ずつにお 電話でお知らせする予定です。その後の二つの枠はレッスンします。

もしも明日連絡がつかなかった場合は、掲示板にこうして書いておいたことで、連絡済みということにさせて下さい。
 

【14662】
吉さん  投稿者:村田  投稿日:2009年 8月19日(水)23時20分55秒
  風邪、わたしのは喉と熱と筋肉通です。医者へ行ったらいきなり 抗生物質打たれました。だんだんよくなってきています。
吉さん、お大事に。

学年トップはまだ続きがありますので、お楽しみに。

メールはチェックしてみましたが、届いていないみたいです。
 

【14663】
空き枠ができました  投稿者:根石吉久  投稿日:2009年 8月20日(木)01時40分2秒
  金曜8時から空き枠ができましたのでお知らせ致します。
私が「中傷」をしたからだそうです。
 

【14664】
村田君  投稿者:根石吉久  投稿日:2009年 8月20日(木)01時50分6秒
  YとかNとかUという字を全角にして下さい。
日本語なんだから、ひらがなや漢字と同じ大きさにして下さい。
 

【14665】
根石さん  投稿者:村田晴彦  投稿日:2009年 8月20日(木)02時23分59秒
  全角の件了解です。  

【14666】
テキスト再送のお願い  投稿者:ももこ  投稿日:2009年 8月20日(木)09時44分24秒
  以前PCが壊れてしまった際にPCに保存してあったテキストを 紛失してしまいました。(CDRに焼いておいたのですが、光学マルチドライブも壊れていたらしく、データがまったく見れないのです。)

お手数ですが次回のレッスンの際にもう一度いただけると助かります。よろしくお願いします。(次回のレッスンの分はPCが壊れる前にプリントアウトしてあ るものを使うことができますので支障ありません。)
 

【14667】
校正  投稿者:根石吉久  投稿日:2009年 8月20日(木)11時43分48秒
  >だけども、俺の塾のやったことで、6年生のときはちん ぷんかんぷんだったけども、中1の学校の授業でやったら、一発でわかるっていう感じじゃないか?

「俺の塾のやったことで、」→「俺の塾でやったことで、」

 村田君
 いまたまたまみつけましたので、こちらへ書きます。
 編集室の方の記事も直しておいて下さい。
 

【14668】
まだちょっと変なので  投稿者:根石吉久  投稿日:2009年 8月20日(木)11時46分12秒
  >だけども、俺の塾のやったことで、6年生のときはちん ぷんかんぷんだったけども、中1の学校の授業でやったら、一発でわかるっていう感じじゃないか?

>だけども、塾でやったことで、6年生のときはちんぷんかんぷんだったものが、中1の学校の授業でやったら、一発でわかるっていう感じじゃないか?
 

【14669】
ももこさん  投稿者:根石吉久  投稿日:2009年 8月20日(木)11時48分14秒
  承知しました。
レッスンの時に、私が忘れていたら言って下さい。
 

【14670】
根石さん  投稿者:村田晴彦  投稿日:2009年 8月20日(木)12時53分59秒
  大風呂敷・編集室の両方とも直しておきました。  

【14671】
トップがごろごろ(ホームページ用)  投稿者:村田晴彦  投稿日:2009年 8月20日(木)14時26分9秒
  トップがごろごろ
最強の素読舎
 埴生中最強の英語
     最強の三羽烏
1996年2学期期末学年トップ・埴生中1年・N
1996年2学期期末学年トップ・埴生中2年・Y
1994〜1996学年トップ最多・埴生中3年・S
              1996/12
============================
根石 この間、Nと学年トップのお祝い対談をやって、リーフレットを一冊作ったばかりなんだけど、Nの次にYがクラストップだっていうのがわかって、先生 に聞いてもらったら、学年でもトップだった。1年と2年が両方とも素読舎の塾生が学年トップになって、3年はSがたいていいつも学年トップだから、こ りゃ、1、2、3年は全部、英語の学年トップは素読舎になるぞと思っていたんだ。Yは学年トップは初めてか?
Y はい。
根石 Sは学年トップは今までに何回ぐらいある?
S はっきりわかってるのは3回くらいですか。
根石 えっ、そんなもんかい。そんなことはねえだろう。はっきりわかってるっていうのは満点とったってことか?
S はい。
根石 今の埴生中学の3年では、Sが学年トップになった回数が一番多いだろう。
S 学校で資料とってあればわかるかもしれません。
根石 間違いないと思うよ。Sの場合は、残念ながら今回はトップじゃなかったんだけど、これまでしょっちゅう学年トップになってるから、それで今回は出席 してもらった。Nは欠席も少ないし、「未完成」もほとんどないんだけど、そういう練習を続けていてくれれば、これまでSがやってきたみたいにトップクラス を走りっぱなしに走っちゃうってことになると思う。素読舎は中間・期末用の練習ってのはやらないから、いつもトップっていうわけにはいかないのかもしれな いけど、調子くずさずにやってってくれれば、実力は必ず学年トップに育っちゃうよ。時間がたてばたつほど、それははっきりしてくる。ええと、Yだけど、Y は今までどのくらいの点が多かったんかな。
Y 90点前後です。
根石 1年のときからずっとそう?
Y 1年の3学期末でかなり悪くなって…
根石 そういえば、そんなことがあったな。70点台ぐらい?
Y 79。
根石 一番低い点で79?
Y はい。
根石 Yは2年になってからの方が90点台が多いよな。
Y はい。
根石 1年の秋になって点が落ちるとか、冬になって落ちるってのは、俺の塾では中1になってから入塾した子がほとんどそうなる。小学校から1年以上使って る子は落ちても落ち幅が極端に小さい。Yは1年の3学期になって落ちたけど、2年になってからは90以下がないっていうのは、やっぱり小学校の時に素読舎 を使っていたのが効いてきてるんだと思うな。復習で何回もやったところが、2年になってこなれたんだ。2年の学校の平均点ていうのは60点台くらいかな。
Y そんなによくないですよ。50点以下になる。
根石 50点以下?そう?そりゃ、びっくりだな。へええ、そんなに低いのか。Yは、オプションを使い始めたのは最近だよな?
Y はい。
根石 Yは、6年から中1の頃は、親に塾へ行けって言われて、塾で俺にやらされてるって感じがあったけど、少し前から自分からやりだした。それがちょうど オプションを使い始めたあたりかな。
Y そうです。
根石 「はい」とか「そうです」とかしか言わねえんだよなあ。(笑)みんな俺がしゃべっちゃうことになるんだ。(笑)あのさ、強調しておきたいのは、埴生 中の2年は俺の塾に2人しかいないんだけど、そのうちの1人が学年トップになってる。これは強調しておきたい。それで、Sには苦情を言いたいんだけど…
S はあ。(笑)
根石 Sだけじゃなくて、今の中学3年の連中は小学校の時から使ってるやつが多くて、それで英語力の貯金ができてた。だけど、部活の試合があるからとか、 テスト勉強だとかで欠席が多くて、みんな貯金が減っちゃってる。小学校の時に作った貯金で、素読舎の数人が中学のトップクラスを占めてたんだけど、もうほ とんど貯金はなくなってきてるなあ。高校へ入った頃に貯金はなくなるって思っててもらっていいよ。今の中学3年の連中は、Sだけじゃなくてみんなそうだ。 Sはオプションを使い始めるのはかなり遅かったってのもある。
S 中3になってからでした。
根石 オプションを使ったほうが、「基礎問題集」の練習が進むんで、これからも使ってもらいたいんだけど。
S はい。
根石 Nは入塾は…
N 小5の終わりです。
根石 Yは?
Y 小5の初め。
根石 Sは?
S 小4の終わりです。
根石 要するにトップやトップクラスになってるのは、小学生のときから素読舎を使ってるってのが共通点だな。Sの学年は小学生の頃から使っているのが多く て、Sの他にM、ST、Kとか、この連中が学年のトップクラスを占めてたってことは言えるわな。
S そうですよね。80点より落としたっていうのはそんなにいないと思うし。
根石 そうだよな。あの連中全員、80点以下っていうのはほとんど聞いた覚えがないな。Mが最近、伸びてきてるな。小学6年の初めに入塾するのと中学1年 の初めに入るのとでは、たった1年違うだけだけど、この差はでかい。6年のとき1年間しっかりやっておくと、中学の3年間の間ずっと具合がいいってことに なる場合が多いんだよ。中学になって始めると、1年の終わりごろに一度ガタンと落ちるってことが多い。これがあるのとないのとでは、結果として大きな開き になるんだ。1年の半ばとか終わりになって、わからなくなりかけて入塾してきた場合はさ、入塾してもなかなか伸びが見えてこない。苦労してようやく3年の 半ばごろになって伸びてくるようなことになる。この場合は、英語が苦しいわけだよ。小学6年の1年間ちゃんとやっとくと、えらく違っちゃう。もっと、5 年、6年から使うのがいいんだってことを回りに言ってもらいたいんだよ。えーと、俺の言いたいことはこんなもんなんで、Sはトップのベテランなんで (笑)、1年と2年の学年トップの初心者、学年トップのビギナー、えー、違う、ビギナーズ、複数のSが要る。
全員 あはは。
根石 そのビギナーズにベテランのSが何かアドバイスをしろ。
S アドバイスですかあ。アドバイスっても…。英語の勉強って、本当にしないですから…
根石 ああ、英語の勉強で時間をとられなかったってことか。
S そうです。
根石 英語を一度こげつかせちゃってあると、中学3年になって相当時間とられるぜ。素読舎を使ってるだけで、英語には時間とられないで、他の科目に時間を 回せたってことはあるだろうな。こういうのはいいアドバイスになる。Sが自分でしゃべれば(笑)。
S 中1とか中2の頃は、楽なんですけど、中3になってから範囲が広くなって、俺も一回82点まで落ちてあせったりもしたけど…
根石 ああ、そうだっけか。80点台ってのもあったっけ?
S ええ。俺、塾のサボリが多かったから…。この塾でサボリをやらないでやっていけば力がつく。まあ自分を信じてやってもらいたい。
根石 あのさ、今の話の範囲の決まってないテストだけどさ、そういうテストの時、俺の作った教材でどのくらいカバーできる?
S ほとんどカバーしてますよ。「ABCD」っていうのだけでも、相当カバーしちゃいますよ。
根石の妻 S君は書く練習はどうやってる?
S 書くのやってないなあ。
根石 書くこと、やってくれや。書く練習は栄養たっぷりだぜ。
S 学校の宿題とかでやるから…
根石 ああ、そういうのでカバーしてるか。それがさ、読めないやつが英語書くとき、絵を写してるのと同じなんだよ。教科書とノートの間を何回も首振って書 く。一つの単語書くのでも、途中でわかんなくなるから、何回も首振って写すんだ。これって、英語書いてることにならねえんだよ。ほんとに何の役にもたたね えんだ、これやってても。
Y それやってるやついます。(笑)
根石 やってるだろ。(笑)しょうがねえんだ、あんなこといくらやったって。素読舎の練習レベルで読めれば、書く練習には不自由しねえけど、その逆はあり えない。だから素読舎は読むことを徹底的にやるわけだよ。この塾に来てるやつは、読むことは得意になるし、読めるものは書けるようになるから、考えながら 書くってことをどんどんやってもらいたい。Sがそれを実行してて自分でしゃべったら、これは一番いいアドバイスなんだけど…(笑)Y、おい何かしゃべれ や。
Y 俺ですか。(笑)
根石 お前、自分で学年トップになるとは思ってなかったんじゃないか。
Y でも、クラストップは何回かあったんで…
根石 あ、そうか。じゃあ、クラストップのベテランか。(笑)そんなら学年トップになることも予想してたか。あのさ、俺、今年の1年も楽しみにしてるんだ よ。中学になってから入塾した人が多いから、今度のテストでは点は落ちてるけどさ、Yみたいに盛り返してくると思ってるんだ。今、点が落ちてても、中間・ 期末の点なんてものに気持ちを左右されないのが大事だな。気にしないで、素読舎の練習をちゃんと進めるってのが大事だよ。トップだからってそんなに喜ぶよ うなもんじゃねえし、点が落ちたからって、中間・期末では気にしなくていいんだ。中間・期末なんてのはそういうもんだよ。あいつさ、Uも伸びてきたな。
Y 昔、かなり悪かったから…(笑)
根石の妻 でも、今の時期に上がってくるってのはいいんじゃない?
根石 そうだよ。中2の今頃上がってくるってのはいい形だ。Uは、本人は覚えてるかどうか知らねえけど、あいつ、字を見るのも嫌いだったんだから。(笑) 英語が嫌いなんじゃねえんだ、字が嫌いだったんだ。だから、勉強すべてが嫌いだったんだ。(笑)小学生の時に素読舎でやり始めたのが正解だったんだ。そう いうところから始めて、中2で伸びてきた。点に振り回されなかったのがいいんだ。あいつはえらい。
根石の妻 みんな、文法の用語なんかはどうなんかなあ。
根石 中学ではやらない説明の仕方ってのがあるじゃん、素読舎には。
S ああああ。それは、授業聞いてれば、ああ、あれのことだなっていうふうにわかりますよ。
根石 小学生のときはどうだった?
S 小学校のときはわかんないのもありましたけど、今になってみれば、小学校の時からやってるからかもしれないけど、わかりますね。
根石 Yはどうだ?
Y わかります。
根石 Nはまだわかんないのがあるって言ってたな。
N はい。
根石 あのさあ、「ABCD」はさ、どんどん難しくなっていくけど、「基礎問題集」なんて、同じようなレベルのやつがいっぱい並んでるだけだ。あれはさ、 500枚あるけど、量がいっぱいあるだけだからどんどんやっちまえばいい。あれを中学の間にやっちゃっとくと高校1年ぐらいの間は具合がいいよ。Yは「基 礎問題集」の100番台か?
Y はい。
根石 あれ、終わらせちゃうってのをねらってみな。Nもさ、1年のうちに「基礎問題集」を使い始めているんだから、やってみな。高校へ入ってうんと具合が いいよ。欠席をしないってことと、「未完成」を出さないってこと、それとオプションを使うってことだな。この三拍子が揃えば楽だよ。こんな程度にしとく か。なにしろ、お前ら、しょっちゅうトップになるから、テープ起こしとワープロ打ちと印刷・製本が大変なんだ。あんまりしょっちゅうトップをとらないでも らいたいんだ。
全員 (無言)
根石 嘘だよ、嘘。トップとっていいよ。(笑)
 

【14672】
アンケートのお願い  投稿者:ももこ  投稿日:2009年 8月21日(金)01時00分52秒
  しつこくてすみません^^;
アンケートまだまだ募集中で〜す。
匿名でももちろんかまいません。項目すべてでなくてもかまいません。
「こんなことでもいいのかしら?」「私文章得意じゃないし・・・」そんな心配まったくなしです^^
どうぞお気軽にお声をお寄せください。
ぜひぜひよろしくお願いします。
 

【14673】
村田君  投稿者:根石吉久  投稿日:2009年 8月22日(土)03時24分36秒
   このところ、昼も夜もおかまいなしに酔っぱらっていますの で、よく判断できませんが、三羽烏の記事は直すところがないと思いました。N一人を相手にやった対談の方が出来がいいと思いましたが、両方載せて下さい。
 つきましては、「大風呂敷」に載せたものを、編集室の方に転写願います。
 

【14674】
斎藤兆史さんの本を読んでみた!  投稿者:   投稿日:2009年 8月22日(土)08時07分33秒
  私は、斎藤兆史(よしふみ)さんという人を知りませんでした。
これだけの人を、知らなかったのです。 (お恥ずかしい、、)
しかし、これはいよいよ読んでみなくてはと思いました。
「訳読」という話題にいたったのも、斎藤兆史さんに対する根石さんの批判から始まったと思ったからです。

読んでいる途中のものを中断し、斎藤兆史さんの著書『日本人に一番合った英語学習法』を読んでみました。
江戸の母さん、この方の存在を教えてくださってありがとうございます〜。 面白かった〜。
「コミュニケーション主体の英語授業」を耳にするようになってから、英語著書の中に語学論を求めないようにしていました。
英語以外の著書を読むようになっていたのです。 斎藤氏の作品にふれ、食わず嫌いはいけないなと思いました。

まだまだ勉強不足だと思いました。 また久しぶりに英語関連の著書も読みたくなってきました。 (^-^)

根石さん、読後感想を持って言いますが、らくださんの書いたコメント
『朝日の記事程度を元にした批判に深入りする事は有益と思いません。』を、私も支持ます!!
もちろん、根石さんの「訳読批判」に対する論拠も読ませてもらいましたよ。 ありがとうございます。
よくわかりました。 しかし、斎藤氏を批判するのは、やはりマイナスです。

> ふうむ。やっぱ、斎藤兆史を読んでみるか。

よろしくお願いします。
斎藤さんの意見に共感できる人は、根石さんの実践語学論に惚れこむこと間違い無しだと思いますよ。
批判から入ると、せっかくこの掲示板にたどりついた斎藤氏のフアンが、根石さんの語学論に触れる前に逃げてしまいます。
できましたら、斎藤兆史氏に関しては、「共感点」を探して書いてください。 「批判」は人と人を別れさせます。

批判の対象が、自分の尊敬する人や自分のアイドルに対して向けられれば、根石さんから離れるでしょう。
「共感」が、人と人を結びつけるのです。 意見の近い人には、共感主体でお願いします。

さて、、、僕が読んだ斎藤氏の著書の中で、共感できるポイントをいくつかあげたいと思います。

・・・・・・・・・・斎藤兆史著 『日本人に一番合った英語学習法』より ・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・ 引用 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『他の技芸についても言えることだが、子供のうちは、とにかく型を仕込んでおくのがいい。
小さいころに体で覚えた型というものは、大きくなってからかならず役に立つ。』164頁

『ただ、ここでも重要なのは、きちんとした先生について、しっかりと型の練習をするということ。
間違っても、英語教育の素人である親が毎日英語で話しかけるなどという馬鹿なことはやらないでいただきたい。』164頁

『日本人に一番合った英語学習法は、何と言っても素読、暗唱、文法学習、そして多読。
これが日本人が高度な英語力を身につけようとする場合、欠かすことのできない基礎訓練となる。』 160頁

『ところが最近になって、そのような日本の英語受容史、さらには語学の何たるか知らぬ役人や「有識者」が、
小学校への英語の導入などを提案し、それを行政的な実施へと導いてしまった。
もとより、小さいうちからコミュニケーションを通じて学べば英語がしゃべれるようになるという、
何の根拠もない大衆の幻想に支えられて実現したような政策だ。  <略>
一旦始めた以上、ここで引っ込みのつかない語学行政は、それが何とか効果を上げるまで執拗にその政策を
押し進めようとするだろう。 おそらく、次に考えるのは、小学校における「外国語(実質的に英語)」の必修化。
それでも駄目なら、授業時間数を増やし、英語教師を増やしていくのだろう。
一刻も早くこの政策を止めないかぎり、日本の英語教育は駄目になる。
英語教育の質の低下ばかりか、気づいたときには、日本語の(さらなる)乱れ、早期英語教育の犠牲になった、、
(以下略)、、、(146−148頁)』

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

う〜〜む、、納得しまくり。   根石さん、繰り返します。
らくださんの『朝日の記事程度を元にした批判に深入りする事は有益と思いません。』を、私も支持ます。

批判をするのならば、根石さんに「反吐が出そう」と言わせる程の相手になるべく限定してくださいね。
とくに今は、素読舎フアンの塾生さんや、親の会の皆さんが、ホームページなどを作って、
盛り上げて行こうとまとまろうとしている時期じゃないですか (^▽^)/
そういう大切な時期に、根石さんの発言で生徒さんが減る状況ではサポーターが、ガッカリですよ〜。

そうそう、ももこさんなんて、給料出して良いぐらいだと思いますよ〜〜。
忙しくても、感謝の言葉、ねぎらいの言葉をかけることは忘れずに! (と、これは大きなお世話でした、、)
 

【14675】
根石さん  投稿者:村田晴彦  投稿日:2009年 8月22日(土)14時48分10秒
  確かにN君一人の方がおもしろかったかなと思います。
編集室の方へ転載しておきます。
 

【14676】
自主練習  投稿者:村田晴彦  投稿日:2009年 8月22日(土)21時03分18秒
  江戸の母さんとの自主練を開始しました。
今日は294行進みました。
 

【14677】
スカイプレッスンの流れ  投稿者:ももこ  投稿日:2009年 8月22日(土)23時11分3秒
  村田さんよりこちらに転載するようにとのことでしたでHP作成 編集室より転載します

(転載はじめ)
こういった文章にしようと思いますがいかがでしょうか?

素読舎の英語素読レッスンをskypeもしくは電話を使って行います。

レッスン開始まで(skypeを利用する場合)
・ヘッドセット・マイクを用意します。
・レッスン開始前までにコーチと通話のセッティングを行います。
・スカイプを立ち上げ、オンラインになっていることを確認します。
・コーチからの着信を待ちます。
・着信音が鳴りましたら、通話を開始します。
(二人一組でレッスンを受けている方は相手の方の通話開始を待ちます)

全員揃いましたらレッスン開始です。

・オリジナルテキストの英文の箇所をコーチが読み上げます。
・続いて生徒が5回連続で読み上げます。その際発音などを修正した場合はまた5回読み上げることもあります。

この繰り返しを行います。
(技法グラウンドといいます。詳しくはこちら)

時間が来ましたら区切りのいいところでコーチから合図があります。質問などがありましたら、レッスン中に質問するか、もしくは掲示板「大風呂敷」に書き込 みをします。(ご自身のレッスンを復習する意味でも掲示板に書き込みをされることをおすすめします。)

これがレッスンの流れです。独学をサポートするためのレッスンですので、レッスンで行うのは、「音づくり」です。 それのみを行います。

レッスンでは意味の確認や文法解説などは行いません。オリジナルテキストを独習し、わからない部分は掲示板で質問するなどする必要があります。
(転載終わり)
 

【14678】
英語訳  投稿者:   投稿日:2009年 8月23日(日)07時55分26秒 編集済
  『英語がわかる。(英語を英語のまま理解できる)』ということ と、
『英語を訳せる。(英語を日本語に変換できる)』ということは、違うのですね。
 

【14679】
吉さん  投稿者:根石吉久  投稿日:2009年 8月23日(日)18時34分33秒
  >根石さん、読後感想を持って言いますが、らくださんの書いた コメント
『朝日の記事程度を元にした批判に深入りする事は有益と思いません。』を、私も支持ます!!

 朝日の記事程度だろうが何だろうが、公表されたものです。影響力のある人がおかしなことを言い始めたと思ったら、はっきりと言葉にして批判すべきだと考 えています。

 論点はすでにすべて提示したと思っています。東大教授の斎藤が、学校の授業では訳読をやればいいんだと言い出してしまえば、日本の学校では「例のていた らく」としての訳読が固定されてしまうのです。そういう「作用」というものがあります。
 訳読は練習の途中で必要になる一項目に過ぎない。文法がどう働くのかをわかるようになるのに、日本語を媒介にすることは一時期必要である。脱ぎ捨てるも のとして必要である。
 しかし、斎藤の言い方では、訳読を固定し年がら年じゅうそればっかりやっている税金泥棒に「東大教授のお墨付き」を与えてしまう。それを一介の弱小塾を やっている私が批判して何が悪いのか。どうにも納得できません。

>斎藤さんの意見に共感できる人は、根石さんの実践語学論に惚れこむこと間違い無しだと思いますよ。

 そんなことはないでしょう。

>>『ただ、ここでも重要なのは、きちんとした先生について、しっかりと型の練習をするということ。
間違っても、英語教育の素人である親が毎日英語で話しかけるなどという馬鹿なことはやらないでいただきたい。』164頁

 こういうふうに斎藤が書いても、素読舎への問い合わせにはほとんど影響していないと思います。

>斎藤兆史氏に関しては、「共感点」を探して書いてください。

 「共感点」に関しては、共感していればいいので、特に何も書く必要はないと思っています。もし読んでみていい本だと思ったら、この本はいいよ、というく らいなことは書くかもしれませんが。

>「批判」は人と人を別れさせます。

 批判というものに対する考えが、吉さんと私とでは非常に違うのだということが改めて確認できました。
 吉さんが斎藤兆史の著書から引用してくれたものについては、すべて賛成であり、特に言うことはありません。しかし、「訳読」の持ち出し方は批判すべきな のです。
 斎藤の「訳読」はかなり高度なもので、高校英語教師たちののんべんだらりんとは違うのかもしれませんが、それでもこの「訳読」は、英語教師たちの堕落を 固定し、「東大教授のお墨付き」を与えてしまう。それを批判してならないというのであれば、「大風呂敷」だの「語学論」だのに存在理由はありません。
 私は斎藤の「訳読」の持ち出し方は、学者の郷愁だと理解しています。学者の郷愁が「お墨付き」になる作用を批判しているのです。

>批判の対象が、自分の尊敬する人や自分のアイドルに対して向けられれば、根石さんから離れるでしょう。

 それは仕方がないことだと思っています。「離れるでしょう」ではなく、多くの人が「離れました」。素読舎の歴史というのは、ほとんどこれの繰り返しで す。残ってくれる人が残ってくれればいい。離れる人は離れればいい。避けることのできない論点というものはあるのです。それを避けて「共感点」だけ述べて いるような暇は私にはありません。

 斎藤は音の重要性を言うが、それをどう実現するかについては何も言えていない。つまり、柴田武史さんの授業や素読舎の存在について目が届いていない。
 また、訳読は媒介にして通過すべきものであり、通過した後は戻ってはならないということも言えていない。だから、斎藤の「訳読」を批判せず放置すれば、 必ず学校で訳読が固定される。その結果、英語を練習しているにもかかわらず、思考が日本語に回帰する。
 練習の「外側」で、思考が日本語に回帰するのは、日本語を主言語とする私たちには当然のことです。しかし、練習そのものにおいて、思考が日本語に回帰す る方法は固定されてはなりません。だから、斎藤の「お墨付き」は批判されなければなりません。

>『他の技芸についても言えることだが、子供のうちは、とにかく型を仕込んでおくのがいい。
小さいころに体で覚えた型というものは、大きくなってからかならず役に立つ。』164頁

 賛成です。

>『ただ、ここでも重要なのは、きちんとした先生について、しっかりと型の練習をするということ。
間違っても、英語教育の素人である親が毎日英語で話しかけるなどという馬鹿なことはやらないでいただきたい。』164頁

 賛成です。

>『日本人に一番合った英語学習法は、何と言っても素読、暗唱、文法学習、そして多読。
これが日本人が高度な英語力を身につけようとする場合、欠かすことのできない基礎訓練となる。』

 賛成です。

>『ところが最近になって、そのような日本の英語受容史、さらには語学の何たるか知らぬ役人や「有識者」が、小学校への英語の導入などを提案し、それを行 政的な実施へと導いてしまった。
もとより、小さいうちからコミュニケーションを通じて学べば英語がしゃべれるようになるという、何の根拠もない大衆の幻想に支えられて実現したような政策 だ。  <略>
一旦始めた以上、ここで引っ込みのつかない語学行政は、それが何とか効果を上げるまで執拗にその政策を
押し進めようとするだろう。 おそらく、次に考えるのは、小学校における「外国語(実質的に英語)」の必修化。それでも駄目なら、授業時間数を増やし、英 語教師を増やしていくのだろう。
一刻も早くこの政策を止めないかぎり、日本の英語教育は駄目になる。

 賛成です。

 吉さんがせっかく引用してくれたので、賛成の意見を書いておきます。しかし、私が書くべきことは、こんな賛成の意見ではないと思っています。語学論は商 売ではありませんので。

>とくに今は、素読舎フアンの塾生さんや、親の会の皆さんが、ホームページなどを作って、
盛り上げて行こうとまとまろうとしている時期じゃないですか (^▽^)/
そういう大切な時期に、根石さんの発言で生徒さんが減る状況ではサポーターが、ガッカリですよ〜。

 「行儀悪くがちがちと語学論をやること、ハードにやることは、それはそれで大事なことだから、やってくれ。私はソフトにやる。両方とも必要だから。」こ れが吉さんに言って欲しかったことです。
 サポーターをやめたくなったときは、どうぞおやめ下さい。

 らくださんとは語学論ではほとんどぶつかり合った気がしません。それよりも、高校1年の後半から「ほぼゼロからの出発」で英語を始めた者が、素読舎で方 法をつかみ名古屋大学に合格した事例をらくださんが「失敗例」呼ばわりしたことが決定的だったと思っています。進学校としては底辺校から、実質3年少し で、名古屋大学に合格したこの事例を、私は素読舎の歴史の中で最高の事例だと考えてきました。東大やら一橋やらに合格した事例もありますが、それらについ ては「うん、そうか」と思っただけです。私は今でも田中の名古屋大学合格が最高の事例だと思い、大切に思っています。田中が名古屋大学から京都大学の大学 院に進んだと聞いたときよりも、名古屋大学に合格した時の方がはるかに感動しました。めったに感動などしない私が感動しました。
 それを「失敗例」呼ばわりされたとき、何をこの苦労知らずが偉そうにものを言うんだと思いました。今でも、怒りがふつふつと湧いてきます。世の中の人は なかなかわかってくれませんが、私は「やられたらやり返す」だけです。実はおとなしい人間です。
 「失敗例」呼ばわりに対して、私は「管理職」呼ばわりしました。そしたら、村田君にメールが届き、「管理職」呼ばわりが「中傷」だとのことでした。自分 で「失敗例」呼ばわりをして「中傷」したことは何とも思っていないらしい。
 息子にレッスンをやめさせるということも、村田君にメールが届きました。レッスンをしていたのは、村田君ではなく私だ。私がじかに聞くべきことだ。実に 失礼であると思いました。かわいそうなのは息子だとも思いました。

>そうそう、ももこさんなんて、給料出して良いぐらいだと思いますよ〜〜。

 まったくその通りだと思います。
 ももこさん、申し訳ありません。
 

【14680】
まずは著書を読んでから。  投稿者:Jackie  投稿日:2009年 8月23日(日)20時18分58秒 編集済
  >朝日の記事程度だろうが何だろうが、公表されたもので す。影響力のある人がおかしなことを言い始めたと思ったら、はっきりと言葉にして批判すべきだと考えています


新聞記事?インタビュー記事?の書いてることなんてあてにならないですよね?
真実がかいてあるわけではない。いくらでも偏向できるし、いくらでも作為できる。
テレビのひどい世論操作よりはマシですけど。

だいたい、日経新聞は経団連の提灯記事しかかかないし、
株式なんかじゃ、嵌め込みみたいな記事も書く。
新自由主義、グローバル主義、=善てな報道のスタンスで偏向している。

昔は日経新聞を高尚な新聞だとおもっていましたが、
日経よく読む馬○になる。だとこのごろは思ってます。
話半分、疑ってかかるように。

産経新聞は、小泉竹中よいしょしまくり新聞だし、
朝日、毎日読売だって、似たりよったり。

朝日新聞なんて郵政民営化のときに、「小泉カイカクはすごい」ともちあげてましたもの。
いまだって、地方分権しなきゃ!ってなかんじでしょ?市町村合併で地方がどうなったかを考えれば、今、猪瀬さんや竹中さんや経団連や自民党のいう地方分権 改革をすすめたら、地方が崩壊することは目にみえています。
でも実は改悪なのに、「郵政民営化カイカク」といいかえて、国民を欺いた、マスコミと政府。あの小泉熱狂を盛り上げ、つくりあげていたのはマスコミなの に、
今はしらっと「国民が熱狂していた小泉」とマスコミ自体は責任がなかったように
しらーっとしています。
マスコミはいまだ反省することなく、「地方主権!のための分権カイカク」をもちあげ。
「地方分権からすべてがはじまる、地方主権で未来が開ける」てな調子の新聞テレビですけど、、
たぶんそれは実は国民にとって「カイアク」なのです。


らくださんのおっしゃるとおり
「朝日の記事程度」
新聞なんて、そんなものです。
根石さんだって、実は新聞なんてくそ食らえとおもってらっしゃるはずです。



だから、今回の斉藤さんへのインタビュー記事も
インタビューに答えたなかで、記者が感じた都合のよいところだけ、ピックアップしたのかもしれませんし、斉藤さんがいった一言一句がそのままのっているわ けではない。

新聞なんて鵜呑みにしちゃ、だめだめ。
政府などにとって都合のよいこと、もしくは国民世論を誘導したいときは、一面トップででっかい記事で書き、政府に都合の悪い指数とかは、新聞の片隅に小さ い記事で書かれる。

まずは著書を読んでから批評批判をしてください、根石さん。




>また、訳読は媒介にして通過すべきものであり、通過した後は戻ってはならないということも言えていない。だから、斎藤の「訳読」を批判せず放置すれば、 必ず学校で訳読が固定される。その結果、英語を練習しているにもかかわらず、思考が日本語に回帰する。


>斎藤は音の重要性を言うが、それをどう実現するかについては何も言えていない。つまり、柴田武史さんの授業や素読舎の存在について目が届いていない。
 また、訳読は媒介にして通過すべきものであり、通過した後は戻ってはならないということも言えていない


著書を読んだら、これらについてもっと詳しく書いてあるかもしれませんし・・。



語学本コレクターの私としては(笑)2冊ほど持ってます〜。
でも読み流しなので、
私もしっかり読み直してみようかと思っています。
はてさてどこにあったかな。

斉藤さんと根石さんの共通点と、違う点について、書くとしたらそれからにします。
ただ、記憶をたどるかぎり、主張は根石さんと似ていたと思います。
 

【14681】
らくださん、根石さんへ  投稿者:Jackie  投稿日:2009年 8月23日(日)20時32分58秒 編集済
  らくださんは語学関係本の方みたいですし、
いっそのこと
「語学論:根石吉久、VS斎藤 兆史」なんて本を企画してくださらないでしょうか?

どうでしょ、らくださん。
編集はらくださんで。

お互い憤慨中なのだと思いますが
これも「目標としていたこと」の行き違いの面もある。




うーん、いまいち状況がつかめないのですが。

らくださんは「京大から名古屋大に志望校をさげたということは失敗ではないか」。
根石さんは
「その高校から名古屋大に入るということは成功であり、失敗呼ばわりされる覚えはない」とおもった。

しかし田中さんが、京大を目指していたことには、偏差値的に、まだ無理があったというわけでは?

英語ゼロの状態から名古屋大にはいったことを、らくださんは「失敗だ」とは言っていないですし。

基本は死なない英語作りが元にある。
受験で死なない英語。
http://f44.aaa.livedoor.jp/~sodoku/sodokusy/yousetu.htm


>こういった英文を読みこなし和訳する力を付ける過程で、「訳読」の訓練は一切不要である、と納得させてくれる学習の道筋(教材とその学習の仕方) が示されれば良いと思っています。

音作りと直結させ、受験英語で英語の太い幹をつくる、それをベースに
しかしまた、大学それぞれの入試問題により、和訳重視なところや英作重視なところ、穴埋め?重視なところとありますし、素読一本でではなく、オールマイ ティーな勉強はやはり必要でしょう。ある時期は細かい分析をすることも、ある時期はしっかりと文法をもとにした訳をしていくことも、将来国際的に活躍した いのなら、英文をきちんと日本語に訳せることも必要ですし和文を英訳することも必要ですから。
これら勉強だって、やり方次第で、死なない英語のベースにはなるでしょう。

、受験生は英語だけでなく、その他の教科も勉強しなければなりませんから、
まずは、すらすら読めることを基本として、構文理解。そして、その他はその受験校の傾向にあわせてオプションで学ぶこと。

「(素読舎)これ一本で全部すんじゃう」というわけにはいかず、各自の勉学と平行させていく。



そう、本作り


論争、対決は、本作りのなかで、
徹底に意見を戦わせるということで。

一冊つくりあげてみるというのはいかがでしょう。

本作りは
かなりの体力気力根気、論戦になると思いますが。


さあ、はっきょい、のこった!
 

【14682】
田中さんについて質問です。  投稿者:ももこ  投稿日:2009年 8月23日(日)23時45分2秒
  田中君の通っていらした高校は私にはまったくどんな高校かわか らないので検索かけて偏差値と高校HPの進学実績を見てみました。(というのも、高校で英語をほぼゼロからやるとはどういうことなのだろう・・・。入試は どうしたの??という疑問があって・・・。)

びっくりしました。進学校・・・・。私の中の偏見かもしれませんが学年のほとんどが4年生大学に進む高校を進学校だと思っていたので、偏差値・進学実績だ けで見てはいけないのかもしれませんが、この偏差値の公立高校から国立大学!!うひょ〜〜と思いました。

田中さんは英語はその状態からのスタートだというのはわかったのですが、ほかの教科の学習はどのようにしていたのでしょうか?英語以外は抜群にできる方 だったのですか?素読舎では英語についてのみ教えていらしたのですか?

それにしても、その偏差値の学校なら志望校の受験対策も十分にしてもらえないと思うのでホントに努力したんだろうなぁと思います。

もしお時間があれば伺いたいです。
 

【14683】
「朝日の記事程度」  投稿者:江戸の母  投稿日:2009年 8月24日(月)03時32分1秒
  すみません。私がこのことを書いてしまったせいで、いろいろと 波風がたってしまって、
被害がでてしまっていることに申し訳ありません(汗)

確かに、Jackieさんのおっしゃるとおり、「朝日の記事程度」のコメントはごもっともで!!新聞につられちゃいけない!マスコミに踊らされちゃいけな い!たくさん情報を取り寄せて読まなくちゃと、改めて自戒した次第です。実際、「民営化」についても、批判してはいけないという編集コードが引かれていて 今はそれが解除になっていると、最近知りとてもショックでした。「世の中の流れ」を作っているのは、誰か?どことどこが手を結び情報(お金の流れ)を操作 してるのか?おかげで、「裏」を読む癖がつきました^^

今回、朝日日曜版というメジャーな場所に文科省「学校の英語」が推進している「コミュニケーション中心主義」批判が書かれてるのが珍しいなと思い書き込み した次第でして、自治体でのネイティブ教師にかける予算が確実に増えている中、これに疑問を持つ人も皆無と思います。私は変わり者〜少しでもこの記事を通 じて「これから学校でやろうとしている英語教育はどう変わるのか?」と興味をもつ方が増えると、いいなと思います。

『日本語力と英語力』斉藤孝+斉藤兆史での引用を長くなりますが・・・

斉藤兆史
「ところが、行政が素人のレベルに乗っかっているのですからね。英語教育の場合、さらに悪いことに、一般の人たちの幻想を吸い上げ、それを力にして勢力を 強めてきた英語教育学者がその手伝いをしています。コミュニケーション中心主義を叫ぶ人たちですね。文科省にしてみれば、専門家がついているという安心感 がある。私など、そういう相手に向かって「それは違う」といい続けているわけで、日本語教育の世界よりも手ごわいです。

「私に言わせれば、日本語と英語との構造的な差異もわきまえず、日本の風土も理解しない欧米の学者が開発した音声中心の「実践的な」言葉を奨励したあげ く、ピジン英語話者を大量生産し、その一方で表現のニュアンスを生かして政治や文化を語ったり、高度な議論を展開するのには、使えない、そんな英語を学習 することが「科学的」とはとても思えないのです。まして、そこに国際舞台で通用する英語力の育成を求めるなど、ちぐはぐな感が否めません。」

引用終わり

このあと、この章は新聞と同じく、学校でできることは「個々人が必要に応じて学習を積み重ねていけるように基礎力を」で結ばれており、途中には、編者によ る斉藤孝の「声に出して読みたい日本語」の紹介、子供の頃からの音読、暗誦がコラムでも紹介されています。

私は自分の経験で正真正銘の「訳読育ち」といっても過言ではないかも!?ですね。授業で発音のことに触れたことはないし、LL教室が導入され始めた頃なの で、聞く練習はしましたが話す練習は一切なし。もっぱらグラマーの授業以外は、先生もしくは生徒が英文を読み、訳す授業。

今、文法無視でとにかく英語になれるための授業、ネイティブ教師導入による挨拶、体の一部や色を学んだり、チャンツ等(または学校教師たちによる日常生活 における英語での挨拶導入(汗))には、果たして一体どんな効果があるのか、時間とお金の無駄ではないか?日本語はどうなるの?と疑問を払拭しきれないで おりますが、だからといって、斉藤兆史氏が私が通ってきた「訳読・文法」中心の授業に戻れというのであれば、多いに疑問です。ここは根石さんに指摘され て、あっと思いました。斉藤兆史氏が、学校において私が受けてきた授業の型だけでよいというのであれば、本当に「のべつまくなし、のんべんだらりん体制」 を助長する存在になってしまいますね。文科省の中途半端なコミュニケーション主義の先を行く、本当に「コミュニケーションできる能力」として必要な基礎固 めという点で、「音」はどうからめていくのか?斉藤氏に聞いてみたいなと思ってますデス(著作でもう、展開されているかもしれないですね。もし皆さん、 ご存知でしたら教えてください)

掲示板でのすべての引用urlを読むには、頭がおいつかないのですが、
つくづく「言葉を取得する」ということについて、考えさせられてて・・・
なぜか、私の頭の中に漫画『ガラスの仮面』で、北島マヤなる主人公がヘレンケラーを演じていた時の「WATER」をサリバン先生に教えてもらうシーンと 『アルプスの少女ハイジ』でクララが立ち上がるシーンがリピートされています^^
 

【14684】
Jackie さん  投稿者:根石吉久  投稿日:2009年 8月24日(月)11時14分7秒 編集済
  >まずは著書を読んでから批評批判をしてください、根石 さん。

そうですね。
そうします。

「朝日新聞の記事程度」については、どうでしょうか。
記事の「案」が事前に斎藤に届いていたのであれば、あの記事の斎藤の発言内容については、斎藤に責任があります。
 

【14685】
ももこさん  投稿者:根石吉久  投稿日:2009年 8月24日(月)11時43分52秒 編集済
  >びっくりしました。進学校・・・・。私の中の偏見かもしれま せんが学年のほとんどが4年生大学に進む高校を進学校だと思っていたので、偏差値・進学実績だけで見てはいけないのかもしれませんが、この偏差値の公立高 校から国立大学!!うひょ〜〜と思いました。

 田中は、理科、数学は得意でした。これは私の憶測ですが、田中が長野南高校に合格したときは、国語、英語、社会の低得点を理科、数学でカバーしたと考え ています。田中は高校受験時は素読舎を使っておらず、高校一年の後半に素読舎に入塾しました。英語は、文字通り「ほぼゼロからのスタート」でした。

>田中さんは英語はその状態からのスタートだというのはわかったのですが、ほかの教科の学習はどのようにしていたのでしょうか?英語以外は抜群にできる方 だったのですか?素読舎では英語についてのみ教えていらしたのですか?

 素読舎では英語だけです。素読舎では当時、(受験用の)国語というより、「日本語素読」と呼ぶべき練習を無料で行っていたようです。私が、田中にやって みないかと誘ったけれど、田中がやらなかったということがあったようです。私はその辺は忘れておりました。村田君が作ったインタビュー記事を読んで、そう だったかなあと思ったくらいに忘れていました。
 田中から国語の点がどうしても伸びないと聞いて、私が「国語はほったらかせ」と言ったことは覚えています。
 田中は素読舎で英語をやっただけで、他の科目は自宅浪人でやったように覚えていますが、これも確かではありません。(田中がこの掲示板を読んでいたら、 書いてくれるといいのですが・・・)
 数学や物理(?)も、自分で激しく練習しました。その辺は、インタビュー記事で推測できます。こっちは、通常の受験生がやることをやればいいし、得意科 目でもあったので、特別に「素読舎の技術」は要らない範囲でした。
 

【14686】
江戸の母さん  投稿者:根石吉久  投稿日:2009年 8月24日(月)12時02分43秒
  >『日本語力と英語力』斉藤孝+斉藤兆史での引用を長くなりま すが・・・

>>斉藤兆史
「ところが、行政が素人のレベルに乗っかっているのですからね。英語教育の場合、さらに悪いことに、一般の人たちの幻想を吸い上げ、それを力にして勢力を 強めてきた英語教育学者がその手伝いをしています。コミュニケーション中心主義を叫ぶ人たちですね。文科省にしてみれば、専門家がついているという安心感 がある。私など、そういう相手に向かって「それは違う」といい続けているわけで、日本語教育の世界よりも手ごわいです。

>>「私に言わせれば、日本語と英語との構造的な差異もわきまえず、日本の風土も理解しない欧米の学者が開発した音声中心の「実践的な」言葉を奨励したあ げく、ピジン英語話者を大量生産し、その一方で表現のニュアンスを生かして政治や文化を語ったり、高度な議論を展開するのには、使えない、そんな英語を学 習することが「科学的」とはとても思えないのです。まして、そこに国際舞台で通用する英語力の育成を求めるなど、ちぐはぐな感が否めません。」

 スカイプを使って、日本語の素読をやる会を発足させようじゃないかと提案し、教材のデータを蓄積するためのフォームを決めたりもしましたが、頓挫してい ます。こういうものを、蓄積していけばいい「勉強会」ができるはずだと思っています。

 素読舎は本当に昔から喧嘩ばかりしてきました。特に、町の有力者の奥さんなんかとまともにやると、塾に生徒が来なくなります。地元相手で閑古鳥が鳴いた ので、「電話(スカイプ)でレッスン」を始めたという経緯もあります。
 今回は私が「ふざけんじゃねえぞ」と思ったことで、らくださんが離れました。電話やスカイプでのレッスンでは初めてのことでした。
 

【14687】
ももこさん  投稿者:根石吉久  投稿日:2009年 8月24日(月)12時08分11秒
   「スカイプレッスンの流れ」は私が目を通して直すのがいいの でしょうか。レッスンを受けている側からの視点で書かれると、検討される方のためにいい記述になるかなと思っています。

 皆さん、ご協力下さい。
 

【14688】
(無題)  投稿者:片原妹  投稿日:2009年 8月24日(月)14時38分19秒
  今日のレッスン休みでお願いします。最近忙しく休みが多いので すがすみません。  

【14689】
今日の息子と私のれっすん  投稿者:ゆっくり母  投稿日:2009年 8月24日(月)16時32分48秒
  すみません、急に実家に行く用事ができてしまいました。
息子のレッスンはおやすみします。ごめんなさい。
私のほうは時間までに戻れたらレッスンお願いします。
Nさんには連絡を入れました。
私は遅刻か欠席になるとおもいます。
よろしくお願いします。
 

【14690】
片原妹さん  投稿者:根石吉久  投稿日:2009年 8月24日(月)18時46分53秒
  承知しました。
なるべく多くレッスンを受けてください。
 

【14691】
ゆっくり母さん  投稿者:根石吉久  投稿日:2009年 8月24日(月)18時49分15秒
  息子さんのレッスンお休みの件承知しました。
お母さんの方は、Nさんとやっていますので、間に合ったら、私のスカイプを呼んで、いったんお切り下さい。「参加者を追加」ということを私の方でやりま す。
 

【14692】
根石さんへ  投稿者:   投稿日:2009年 8月24日(月)22時04分59秒 編集済
  > 批判というものに対する考えが、吉さんと私とでは非常に違 うのだということが改めて確認できました。

今の僕は発言の起点を、「仲間作り」においてますので、どうしても相容れないことがあろうかと思います。
根石さんがスタイルを変えるとは思っておりませんが、今後も私から同じような発言があると思います。
その時は、「またか」と思ってください。
それによって根石さんにはエネルギーを使わせて申しわけなく思いますが、
今回のような根石さんの詳しい論拠の加筆は必要だと改めて感じました。

根石さんの怒りもわかりますが、らくださんがいなくなったのは正直悲しいと思っているのです。
過去ログを読むと、僕が去った後、親の会の中心的存在として、彼の立ち回りは、非常に大きなものがありました。
根石さんの言い分は読みました。 しかし、なぜそうなってしまったか、残念でしかたがありません。
過去の自分と気持ちが重なるということもあります。

らくださん、、、気持ちが落ち着きましたら戻ってきてください。

>> 避けることのできない論点というものはあるのです。
>> それを避けて「共感点」だけ述べているような暇は私にはありません。

よくわかります。 批判をするなとは言いません。 しかし、もしもできるのであれば、
わずかな行でも共感点から書いてくださったうえで、批判に移行されることをおすすめしたいです。
最初に共感から入ると、後半の批判が(他人の頭に)浸透しやすくなるのです。

>「行儀悪くがちがちと語学論をやること、ハードにやることは、それはそれで大事なことだから、
> やってくれ。私はソフトにやる。両方とも必要だから。」
> これが吉さんに言って欲しかったことです。

この根石さんの気持ちは、わかります。

> 私は斎藤の「訳読」の持ち出し方は、学者の郷愁だと理解しています。

あいかわらず見事な表現としか言いようがありません。
私も同じように考えておりましたが、「郷愁」というハマル言葉をよくみつけますね。 (^^)

> サポーターをやめたくなったときは、どうぞおやめ下さい。

では、その時がきましたら、、。 (^^ゞ
しかし、まだビールを一緒に飲んでいませんよ。
それに、僕のホームページを読んで根石さんにつながってくださった人達に、
きちんと感謝を伝えきれておりません。  語学は、こういう人との別れではないです。
根石さんから語学の魅力ももっと引き出して、語ってもらいたいとも思っています。
 

【14693】
吉さん  投稿者:根石吉久  投稿日:2009年 8月25日(火)00時47分10秒
  了解です。  

【14694】
Naima さん  投稿者:根石吉久  投稿日:2009年 8月25日(火)00時48分22秒
  どうしておられますでしょう。
Naima さん、一人でたどり着くとか強がらずに、屋代駅まで来て下さい。篠ノ井駅まで来るのは、前に一度来られたので大丈夫だと思います。篠ノ井駅で乗り換えて次 の次の駅が屋代です。屋代までならすぐですから迎えに行きます。

吉さん

吉さんは、東京の方から来られると思いますので、屋代の一つ手前の駅がありがたいです。まだ出来たばかりの駅で、名前を覚えてありません。戸倉の次の駅で す。
 

【14695】
一言だけ追加  投稿者:根石吉久  投稿日:2009年 8月25日(火)01時00分35秒
  >根石さんの言い分は読みました。 しかし、なぜそうなってし まったか、残念でしかたがありません。

 この掲示板にほとんど書くことがないが、ずっと読んでいる人の観察では、こばたま事件以後、らくださんのもの言いが変わったとのことでした。
 らくださんは、英語関係の出版の仕事をされていますが、その母体は学校で、こばたまとは規模が違うにせよ、まあ、ご同業と言っていいのかもしれません。 私には、英語回りの仕事で本当に嫌悪している仕事というものがあります。こばたまのやっていることもそうです。
 英語回りというより、コミュニケーション主義回りと言ったらいいのかもしれませんが、その種の仕事は決して私とはご同業だと思いません。そんなもんとご 同業扱いされたらたまったものじゃない。

 こばたまはやはり私が遊郭呼ばわりした通り、災厄をもたらしたようです。
 レッスンから、Jackie さんが離れ、らくださんの息子さんが離れました。
 私は、らくださんが離れたことより、らくださんの息子さんが離れたことが何倍も悲しいです。
 

【14696】
構想  投稿者:根石吉久  投稿日:2009年 8月25日(火)02時01分56秒
   今日、レッスンの時に何人かの人に話しましたが、今後の私の レッスンの位置づけを考えています。
 何と言ったらいいでしょうか。「無料へのベクトル」とでも名付けたい構想があります。
 私のレッスンを受けてくださる生徒さんに、「レッスンだけの時期」「レッスンと自立練習を交互に行う時期」「自立練習だけの時期」をたどっていただく構 想です。
 「自立練習だけの時期」になれば、コーチがいませんので、無料で私が作る教材を使ってもらえばいい。私が作った教材は、パソコンソフトのフリーソフトみ たいに考えていただけばいい。

 最近、掲示板で「自習」という名で言っているものを、「自立練習」と読み替えてください。今後、「自立練習」という名で呼びます。

 「レッスンだけの時期」というのは、どの生徒さんにもわかっていただけると思います。

 「自立練習」は、コーチなしで、生徒さん同士でやってもらうものです。お金は動きません。私のレッスンで扱ったところの「先」を二人か三人の生徒さんだ けで進めていただきます。30分やるのでも、1時間やるのでもいいので、その辺は生徒同士で相談して決めていただけばいい。
 「自立練習」を終えるところは、テキストの点線の上で終えていただく。点線の下には「新しい文」がありますので、その文かその文の一部分を読んでもらえ れば、私は「自立練習」の「先」をレッスンします。こうすることで、練習の進むスピードが2倍3倍になります。

 「レッスンだけの時期」がどのくらいあるのかは、決まっていません。私のレッスンを始める前に、何をどれだけやってあったかによって違います。一ト月か ふた月で終わる生徒もいるでしょうし、6年7年かかる生徒もいるでしょう。それはまったくまちまちです。

 「レッスンだけの時期」は、「自立練習」開始に向けての期間です。初心者の段階です。
 「レッスンと自立練習を交互に行う時期」は、「自立練習だけ」に向けての期間です。中級者前半の段階です。この期間は結構長いとご承知おき下さい。
 中級後半からは、練習を「自立」させることのできる段階ですから、無料で私の作る教材を使っていただけばいい。生徒同士でレッスンしてもらえばいい。 レッスンの報告だけは、掲示板に書いていただきますし、「自立練習」を継続して何か新しいことが起こった場合は、その報告も書くことを約束して「自立練習 だけの時期」へ入っていただきます。

 今私がやっているレッスンは、「無料」に向かっているのだと考えていただこうと思います。
 無料ではやれない仕事というのはどうしてもあります。レッスンそのものに時間と体力を使う部分は、無料でやることはできません。しかし、私のレッスンを くぐり抜けてもらった後は、すべてが無料になると考えていただきたい。というか、教材づくりは無料でやるよ、ということです。そこからは、本来の意味での ヴォランティアだと思います。

 ただし、私にも生活がありますので、「自立練習だけ」の無料の練習空間へ生徒を送り出すのは、空き枠がすべて埋まっており、新たにレッスンを始めてくれ る人が現れた時点にさせていただきます。

 無料の練習空間へ向けて歩いていただくために、お願いがあります。
 レッスンをする必要のある期間はレッスン時のアドバイスに従って、練習を進めて下さい。アイドリングの音が安定してきて、わすかアクセルを踏んでいい段 階=加速してもいい段階になった頃に、「自立練習」をお奨めしますから、生徒同士で練習し、レッスンも継続して下さい。以上が、レッスンそのものについて のお願いです。
 それまでの期間も、その後の期間も、私のレッスンを回りに広めていただきたい。無料に向かうレッスンだということをはっきり言って、回りに広めていただ きたい。強力に協力していただきたい。

 どなたに奨めていただくのでもいいです。上級者は1ヶ月、2ヶ月で「無料過程」に入るでしょうし、場合によっては10年以上もレッスンをやっていただく 場合もあるでしょう。それはまちまちですが、私のレッスンでやることは「自立」までのお手伝いです。「自立」までに長い時間を必要とする人には、長い時間 お金を払っていただくことになりますが、それは私の体力と時間を使ってやる仕事ですので、仕方ありません。悪平等はやる気がありませんので、ご承知願いま す。

 日本のこれまでの「民主勢力」が言う「運動」って言葉が嫌いですので、movement という英単語を援用して言いますが、「無料化ムーヴメント」に、現在の生徒さんたちの強力なご協力を願いたいのです。

 もしも万が一、私のレッスンが生徒で鈴生りになった場合は、コーチが必要になります。「無料練習空間」にいる人たちの中で、語学論を備え、練習を継続し ている人にコーチをやってもらおうと思っています。
 

【14697】
村田君  投稿者:根石吉久  投稿日:2009年 8月25日(火)02時18分55秒
   今日書いた「構想」という記事は、ホームページに載せてもら いたいと考えています。
 斎藤の朝日新聞の記事について江戸の母さんが書かれた頃からたどってもらって、らくださんと私とのやりとり、つい先頃では、吉さん、Jackie さんとのやりとりを一連の記事にして下さい。
 「うんこ汁」のことで、私が市役所とした喧嘩のテープ起こしはその後でいいです。というか、これに関しては長いことさぼってもらってもいいです。ただ し、やってはもらいたいと思っています。

 村田君は非常にながいことサボッテイタという思いがありますので。
 

【14698】
根石さん  投稿者:村田晴彦  投稿日:2009年 8月25日(火)03時11分17秒
  ・「構想」のHP掲載の件
・斉藤兆史朝日新聞の記事をめぐる議論

了解です。
 

【14699】
「シンタックス」について  投稿者:村田晴彦  投稿日:2009年 8月25日(火)04時01分58秒
  ある人に、素読舎でいう「シンタックス」についてメッセ―ジを 送りました。
大風呂敷にもさらしてみます。
===============================
大前提として、日本語と英語は語順が違うというところから出てきている議論だと思います。

日本語:主語+目的語+動詞
英語:主語+動詞+目的語

この語順が違うっていうところが、頭から意味をとっていく時の壁となります。
かつて、日本人は中国語を返り点などをつけて「漢文」という形で受け入れました。
これは中国語を中国語として読んでいくのではなく、中国語を日本語化して受け入れたということです。だから頭から意味を取っていくことにならない。(漢文 をいくらやっても中国語を話せるようにはならない)
英語でいったら、返り読みしていく(視線を途中で右から左へもどしながら読んでいく)ということになります。文章を読む時なら、これでもなんとかなります が、聞く・話すとなると、お手上げです。また、英語で文章を書くということもなかなか難しいと思います。(日本語で文案を考え、英語にする、という手順を 踏むため。英語の例文が身についていないと、主語を意識しない日本語の文案を考え、それを英文にしようとするのでわけがわからなくなる場合が多いと思いま す)

この語順の違いを、大量の例文をインプットすることにより、身体に覚えこませせていく過程、それがシンタックス獲得の過程だと思います。

これは「文法」を自分で発見し、身につけていく過程でもあります。

学校で教わる文法は、まずルールありきで、ルールを知識として覚え、例文にそれをあてはめていきます。いわば演繹法です。

大量に例文をインプットしていくことにより、自分なりのルールを発見し、それを身につけていくこと。これは帰納法です。

ルールを先に覚えろ、ということは、大量のインプットをしなくてもとりあえずルールだけ知ってればいいぞ、ということでもあります。大量のインプットをし なくてもいい、という点では「経済的」かもしれませんが、これだけではいつまでたっても英語を使えるようにはなりません。語学としては本末転倒です。

大量に例文をインプットして、自分でルールを体感した後、文法用語ではこう説明されているんだなあ、と感じ取るのが、「文法」のよい学び方だと思います。
 

【14700】
根石さん  投稿者:Naima  投稿日:2009年 8月25日(火)12時01分42秒
  9月4日の夜は長野で一泊出来そうです。お近くの宿泊施設をご 紹介下さい。

楽しみにしています。