|
>ん?技法グラウン
ドしてるときはまったくふつーに読んでいますけど?ハイテンションで
しょうか?
もしそれさえもハイテンションだとしたら、
そうですねえ、英会話学校の、英語だけで教えていたレッスンのときに、で「Hi!"How was your day? uh-ha, Really?
Wow!Great!!"などとやっていたことも関係してるかもしれませんね。もう一昔も前になりますが〜。
「技法グラウンドしてる」という新しい動詞を作ってくださってありがとうございます。
Jackie さんにとって「まったくふつー」な読みは、私の生徒の誰が聞いてもハイテンションだと思います。私にとってもそうです。
「Hi!"How was your day? uh-ha, Really? Wow!
Great!!」なんてのは、目に浮かびます。私が状況描写しようとしてもうまく言えないことを、『「Hi!"How was your day?
uh-ha, Really? Wow! Great!!」状況』として見事に言っていただいたと思います。「Hi!"How was your
day? uh-ha, Really? Wow!
Great!!」はこれで一つの形容詞ですね。そんじょそこらの上質気取りのエーカイワ教室を形容する形容詞です。
今日、レッスンをやらせてもらいながら、「感情込み」という私の言い方は違うかもなあと思いました。Jackie さんは、「Hi!"How was
your day? uh-ha, Really? Wow!
Great!!」に毒されたことがあるからだと思ったのでした。それがどれほどの毒かをあまり知らないまま、やってしまったということだと思います。
これはつまり、疑似磁場の毒に当たったのだとも思います。あるいは、疑似磁場と磁場を正確に区別できないことの毒だと思います。ニッポンでそこを区別し
ないと、架空の人格を演じなければならなくなります。続ければ神経症になると思います。
私が「種」とか「冷凍もの」と言っているものは、日本人のそういう「架空の英語」に対する薬になります。
>それに技法グラウンドで回転したもの、つまりは冷凍ものが、スクリプトによってつながってちょい磁場みたになって、たちあがってつながってくる・・音
が、声になってくる。
ここのところがわかりにくいかと思いますが、「冷凍もの」がスクリプトによってつながっても、「音」は「声」になりません。「感情込み」であろうと、
『「Hi!"How was your day? uh-ha, Really? Wow!
Great!!」状況』に乗せた読みであろうと、机上でテキストを相手の練習では「音」なのです。そんなものは、いくら何をどうしたって「声」ではありま
せん。私は認識があやふやなのは嫌なのです。私は「声」は本当に「声」でなければ、「声」と呼ぶ気はありません。練習では、すべてが「音」にすぎません。
今日のレッスンで、「I love you. I really love
you.」という文がありましたが、もしもこの文を「声」で言うのなら、私はレッスンをすることができません。「音」だから、年齢を問わず、男女を問わ
ず、まだ見たこともない美醜も問わず、相手の性格も問わず、ヘーキでそれらしく言えるのです。いくら「それらしい」ものであろうとすべて「音」です。練習
であるかぎり、学習の対象であるかぎり、そんなものが「声」であるはずはありません。
私が「声」を発するのは、まったく練習でない場においてです。Jackie
さんは、腹からガイジンを怒鳴りつけたことがありますでしょうか。私は何度かそれをやりました。『「Hi!"How was your day?
uh-ha, Really? Wow!
Great!!」状況』は、私にはいつも馬鹿らしいものでした。こんな状況こそ馬鹿らしいほどに特殊なのだと思います。
『「Hi!"How was your day? uh-ha, Really? Wow!
Great!!」状況』における「音」はついに「声」にはならないと確信しています。それは、あらゆる「教室」に通底することです。「教室」に「声」が生
じるときは、必ず「教室」をぶち壊しにする声です。それ以外のすべての発語は、共犯を強いられた「擬似的な声」でしかありません。
練習の場に「ちょい磁場」なんてものはありません。「ちょい磁場」に相当するものは、夫婦関係、恋人関係、親子関係など、「対の関係」において生じるも
のです。(それより認識しやすいものは、社会の大きさと同じ大きさのただの「磁場」です。これは、吉本隆明用語では、「共同幻想」の場です)
私は「ちょい磁場」以上に広い磁場はないと思っていますが、夫婦関係や親子関係や恋人関係を「ちょい」のものであるなどと言うと、お釈迦様以外には誰も
認めてくださらないでしょう。
遊郭関係には、「ちょいの間」っていう言葉がありましたが、吉本隆明の難しい言葉で言えば、これも「対幻想」が可能な場のひとつです。オジョローが、い
くら商売ベースで相手をしてやろうとしても、ほだされてしまうことがあるのは、ウブな客が「ちょい」なはずのものに自己の全存在を賭けてしまっているのを
どうしようもなく目撃してしまうことがあるからです。オジョローの商売ベースをとろかしてしまうことが起こるのは、「ちょい」であろうがなかろうが、そこ
が真性の磁場に変わってしまう時です。語学の机上にそんなものをいくら探してもありっこありません。私が「布団」の上で語学をやっても、それはないので
す。だから、逆に、「ちょい磁場」などという言い方を語学に導入することは、語学にとって非常に失礼なことです。
>音にとり付かれるということです。
小学生の生徒には、これは一人の例外もなく起こっていません。ご心配なく。
>週1回30分だけのレッスンだけで、予習復習なして、普段の回転読みもなしなら、おこらないかも・・。
小学生のレッスンでは、予習はしないように言っています。復習をしてもらうのは構いませんが、らくださんのお宅のように、予習・復習の両方ともなしで
レッスンを継続してくださるのを私はひとまず標準形にしています。予習・復習なし。週にたったの30分。これで何かが起こるなら、私のレッスンは成功なの
です。なるべく生徒から時間を奪いたくありませんから。子供が興味をもち、自分から予習をしたくなってするのなら、辞書のひき方を自分で覚えるだろうし、
やってもらっても全然構わないのです。私から予習をするように指示することはありません。
ヒートアップは、予習復習の有無とは関係ありません。Jackie さんが、一度は英語の磁場を生き、日本に帰って『「Hi!"How was
your day? uh-ha, Really? Wow!
Great!!」状況』を作ろうとしたことと関係があります。なにか悲しいものがあります。
>だって、言葉なのですから。意思疎通するときに感情はうまれます。
生まれてきたのなら冷凍しておく必要は無い。
音から声に、言葉に。
まったく同意します。しかし、これは「語学の領野」では禁じられています。「磁場」でのみ自然なことです。Jackie
さんは語学をまともに生きたことがないのではないかと思います。「磁場」でのみ自然なことを「疑似磁場」でも自然なこととしてしまった。「疑似磁場」は疑
似なのものであり、「磁場」とはまったく別のものです。あらゆるエイカイワキョーシツ、エイカイワガッコウが、ここをあいまいにすることで金を儲けてきま
した。それにだまされる人たちが大変にお金を使いました。
「教室」は「磁場」になることはありません。「教室」をぶちこわしにする言葉以外に、そこを「磁場」にする言葉はありません。逆に照らせば、それが「教
室」というものです。
Jackie さんは、まだ「教室」から抜け出せていないなと思っているのです。思考が。
私は、私の塾も「スカイプ(電話)でレッスン」も、「教室」だと思っていません。
ただのレッスンです。いつも、一対一です。
本当はそんじょそこらにいっぱいあるべきレッスンの場ですが・・・。 |
|