【13101】
らくださん  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月16日(火)01時54分10秒
  アドバイスを繰り込んで、教材を作っています。
できましたら、この掲示板に掲載します。
もうしばらくお待ち下さい。
 


【13102】
江戸の母さん  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月16日(火)02時21分7秒
  >参考ということで、文庫をみてみましたが、講談社文庫でかなり濃厚なものを発行してい たのですが、絶版のようです。こん なことなら、全部買っておけばよかったです。柄谷センセイがまとめたものが岩波からでていますが、今朝ながめてきましたが「違う、この編集ではおもしろさ が伝わない!」とナマイキにも思ってしまいました(^^)戦時中の行動(新聞記者や芸術の会活動など)面白いな〜と思っています。書籍はいろいろとあるの ですが「日本のルネッサンス人」「アヴァンギャルド芸術」等、覚えています!

 文庫で探すんじゃなくて、図書館へ行けばいいわけだなと思いました。
 図書館に行く時間が持てるようになりたいです。

>シロウト質問ですみませんが、素読というのは、ただ音読するということでしょうか?
それとも、質問事項を皆で検討するようなものなのでしょうか?

 目で見て頭で理解するというレベルから、文を身体のレベルに降ろしてやることだと言えばいいのですが、よけいわかりにくいでしょうか。理解が訪れるまで にタイムラグがあっていいという方法です。「身体のレベル」といっても、ほとんど口の筋肉、喉、肺の動き程度ですが。
 教材をお送りしたときにもお話しましたが、素読は「読んだものをその場で理解すること」を一切要求しない方法です。なんのこっちゃか、ちっともわから ん、という状態で読んでいていいのです。
 「ただ音読する」という場合の「ただ」が、「その場で理解を要求しない」ということなら、その言い方でもいいと思います。
 「質問事項を皆で検討する」というのがどういうことを言われているのかはわかりませんでした。

>また、根石さんの原稿の入力ボランティア、少しでもよかったら私引き受けたいです。
急ぐようでしたら、無理ですが。

 実は引っ越しして、今の家に住み始めてから7,8年たつのですが、本が片づかず、昔書いたものがどこにあるのかもわからない状態です。出てきましたら、 お願いすることになるかもしれません。全然急ぎません。入力していただけた分を、逐次この掲示板に掲載していただけば、こちらでその関係のものだけを集め ます。
 

【13103】
matsu さん  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月16日(火)02時28分18秒
  >素読の会の幹事、お引き受けしたいところですが、今だ、素読については全くの駆け出し で、その理論も覚悟もなく、もう少し勉強、充電の期間をいただきたいところです。

 素読っていうのは、理論的に把握できてからやるんじゃなくて、やりながら理論をつかんでいけばいいんだと考えています。matsu さんが「回転読み」を英語で試されて、確か、運動記憶という言葉で言われていたことも、やってみて理論化されているのだと思います。

>実は私にも、日本語、しかも現代文を大人同士が素読をするやり方は、よくイメージできません。

 そうですね。現代文は目で見てそのまま読んでしまえるので、素読にはあまり向いていないかもしれません。目で読んだだけじゃ隔靴掻痒というようなもの が、素読の対象としてはいいのかと思います。

 まあ、そのうちに気が向いたら幹事をお願いします。
 

【13104】
スカイプについて  投稿者:ももこ  投稿日:2008年12月16日(火)02時52分9秒    編集済
  面白そうだったので、一ヶ月だけ定額サービスにはいってみました。

スカイプについて訂正させてください。
月額695円で
留守電機能と固定電話への無料通話ができます。
携帯電話へは別途料金がかかるということのようでした。
スカイプの番号(050から始まる番号)が割り当てられます。
この番号へかけると「インターネット経由で通話をおつなぎします」という旨のメッセージが流れてから呼び出し音が鳴ります。
着信は固定電話と携帯電話両方から可能でした。
留守電機能ももちろんどちらからも利用可能です。
通話中の着信は留守電に飛ばすこともできました。
(レッスン中に着信入ったら・・・とふと思ったので)

ということで使ってみて分かったことをカンタンにご報告します。
留守電の音質などをチェックなさるようでしたら、私のアカウントのパスワードをお知らせしますのでよろしければ使ってみてください。

ふと思ったのですが、通信教育を受ける方でスカイプつかっていらっしゃる方はワンクリックで留守電に入れますね。
 

【13105】
1から復習  投稿者:ゆっくり母  投稿日:2008年12月16日(火)08時21分58秒
  >根石さん、江戸の母さん
レッスンを20分、10分に分ける件了解です。
私も「え〜、ここからスタートするのか〜」とちょっと思っていたのです。
息子も復習範囲はおにいちゃんぶって言えるし、喜ぶと思います。

それにしても復習範囲を手放さない、というこの教材は味がありますね〜!

昨日自分のレッスンの時、驚いたことがありました。

まだ三回目で、英語の音も何もなくて、新しい文はとても言いにくくて、ひえ〜、と思いながら必死にやっていたのです。
口がこわばって言いにくい、と思いつつレッスンが進んでいて、途中で復習範囲の文が出てきました。
それはやはり新しいものより言いやすいな〜(それでも四苦八苦ですが)と口を動かして、次また新出の文。
するとさっきよりはるかに口が楽に動くのです。
あくまでも自分の感じ方のレベルで、外にでている音は全然なのですが(爆)。
おお!すごい!と実感しました。


>ももこさん

スカイプの月額プラン、私も使っています。
友達に長電話するのに便利です。
オンライン番号、うまく使えていませんが(汗)。
スカイプ、いろいろすごいですね。
 

【13106】
ラジオマシーン  投稿者:江戸の母  投稿日:2008年12月16日(火)12時16分18秒
  >根石さん、ゆっくり母さん

昨晩は遅くまでありがとうございました。レッスン、ドタバタしていましたが、息子も楽しかったみたいで、いい刺激になりました。私の感想は「ラジオマシー ン」デス。身体が機械になっちゃう。ただひたすらマネル。ランニングにも似てるような気がしました。ちっちゃい子がべったりくっつていて、運動不足なの でこのトレーニングは面白い。

そして、通信教育もいいなと思ったのですが、やはり根石さんとのなにげない雑談とかも、スカイプレッスンの良さですよね。日本語の発音のなかに、聞き慣れ ない子音とかがあって「おお!」と思いました。私もレッスン受けたいですが、ちびっこから手が離れないので、とりあえず、息子と一緒に地道に続けたいで す。とりあえず、外付けマイクを探します(汗)

テキスト、20分と10分のことも了解しました。ご配慮ありがとうございます。
続きを書きにまた参ります。
 

【13107】
matsuさん、根石さん  投稿者:江戸の母  投稿日:2008年12月16日(火)12時54分58秒
  過去に読書会のようなものを、好きでよくやっていたのですが、今はその機会がなくなり、 残念です。そこでは「読み合わせ」 のようなタイプや、誰かが順番にレジュメを書いてきて発表したりなんてことを遊びでやってました。明治〜大正〜昭和初期の文献もあたったのですが、そうい うときこそ「素読」が向いていたのかもしれません。日本語につまづきました。

>「質問事項を皆で検討する」
わかりづらくてすみません。個人が読んできて疑問に思ったことを、会合の場で話して意見を交わすというようなことなんですが、時として知識の多いものが優 位にたって独演会となることもありえますね。

花田素読は実現するかはおいておいて、matsuさん 花田の何をお読みになりましたんでしょうか?でも、花田の文章を声に出して読んだことがないので、 面白い発見があるかもしれません。ちょっとやってみようかな?
 

【13108】
らくださん、ももこさん  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月16日(火)15時16分44秒    編集済
   おもしろいことを考えついてしまいました。
 ももこさんがスカイプで携帯電話からの音声を留守電として蓄積できると報告して下さった文字を眺めていて、まてよ、と思ったのです。
 それができるんなら、携帯で録音したものを音声ファイルとしてメールに添付するという生徒側の作業もなくなります。
 スカイプで「生レッスン」中に、届いた電話(固定、携帯、スカイプから)のものを、レッスン中に留守電に蓄積することが可能なら、「通信教育」も「本格 通信教育」も、現在の「生レッスン」も全部スカイプでできてしまうことになります。

 ももこさんに再度おたずねしたいことがあります。すでに私がスカイプで通話している時に、別枠の生徒からスカイプ同士の通話希望が届いた場合でも、後か ら届いた通話希望を、留守電に「飛ばす」ことができるのでしょうか。あるいは、生徒さんの側で、あらかじめ私のスカイプに留守電として蓄積させるよう設定 することになるのでしょうか。

 まだ解決したわけではないのですが、もしも解決すればですが、これまでやってきた「スカイプ(電話)でレッスン」と、新しく構想している「通信教育」と が統合できます。

 申し込んでくれる生徒がいなければどうしようもないことですが、「発音用通信教育」が携帯で使えるようにまず「敷居を低くする」。その後、希望があれ ば、「イメージ核受肉教材」を使った「スカイプ(電話)でレッスン=生レッスン」を使っていただく。その場合、枠が埋まっていた場合は、一番(教材が)進 んでいる生徒さんから、「本格通信教育」の生徒さんになっていただき、枠を空けていただく。

 「生レッスン」は、(あくまでも希望があればですが、)「発音用通信教育」を終了した生徒さんを受け付けるのを基本とする。(空き枠があるときは、これ までのように「いきなり生レッスン受講」も可能とする。)

 「発音用通信教育」を終了した生徒さんも、「生レッスン」を経た生徒さんも、「本格通信教育」へ移行できることとする。

 こうした場合、「本格通信教育」が時間経過的には最後尾に位置することになります。

 さきほどから、スカイプの「留守番電話機能」について調べているのですが、みつかりません。ももこさん、どのあたりを読めばいいのか、URLをお教え下 されば有り難く存じます。

 私のスカイプのヴァージョンが古いせいかもしれませんが、スカイプを立ち上げて留守電機能に相当するものも探してみたのですが、どれがそうなのかわから ないでいます。

 やはりすぐに実現できるものかどうかわからないですが、それにしても、そのための教材がなければどうしようもないので、やりかけの「発音用通信教育」用 教材をひとまずは作ってしまおうと思っています。

 →村田君
 俺、だんだん機械オンチになりつつあるようなので、金は俺持ち(「俺は金持ち」ではないのでお間違えなく!)でいいから、一ヶ月おたくのスカイプを固 定、携帯の電話との間に通路を開いてみてくれませんか。そうすればいろいろ実験できると思います。
 その間に、「発音用通信教育」の教材を作ってしまおうと思います。なにしろ、コンピュータ回りのことに時間をとられると、教材を作る時間がなくなってし まいます。しばらく教材作りを継続したいのです。
 

【13109】
根石さん  投稿者:らくだ  投稿日:2008年12月16日(火)21時44分55秒
  スカイプのホームページ見てみました。

スカイプは固定電話への発信はできても、逆はダメだったように記憶していたのですが、思い込みだったようです。どちらも可能ということは、PCとスカイプ を立ち上げておきさえすれば、受発信ともに固定電話は不要ということになりますね。まあ、近頃は固定電話を持たず、携帯のみで済ます方も多いようですが。

受け手の側が月に695円払いさえすれば、固定(携帯)からのボイスメールを受けられるわけですから、受講生が音声ファイルの録音と送付を行う必要は確か に無いですね。

ただ、携帯のボイスレコーダ使用も捨てがたいのは、録り直しがいくらでも効く点です。何度も録り直して、「よし、うまくいった」と納得できるものを提出で きるというところが良いところだとは思います。
 

【13110】
根石さん  投稿者:村田  投稿日:2008年12月16日(火)23時38分56秒
  スカイプの件、やってみます。

昨日はvistaのupdateしたらしばらくPCの調子が悪かったのでした。
最近はこんなことばっかりです。
技術の進歩っていうのはほんとは素人にやさしくなるはずではないかですかねえ。
 

【13111】
根石さんへ  投稿者:ももこ  投稿日:2008年12月17日(水)00時15分16秒    編集済
  <具体的なボイスメールの設定について/サービス詳細を記したサイトについて>
スカイプ通話中の着信ですが、着信側で設定をします。
オンライン番号を取得し
ボイスメール(=留守電)開始の設定をした後
(ここまではスカイプのサイトの「アカウント」から操作します)

その後通常のスカイプの画面を開き
ツール>設定>通話>ボイスメールの画面を開いて操作します。
添付した画像がボイスメールの設定画面を開いたところです。画像をクリックすると若干大きくなるようです。

画像の設定だと
・通話に出なかった場合、Skypeボイスメールへまわす
・不在着信時60秒後にボイスメール応答
・通話中
と設定しているので
通話中に着信があった場合60秒後にボイスメールに転送されます。60秒間は着信側で着信音が鳴ります。通話相手には聞こえないようです。

また
・通話に出なかった場合、Skypeボイスメールへまわす
・不在着信時60秒後にボイスメール応答
・通話の着信を拒否
と設定すると

後からかかってきた電話を知らせる表示がでたときに拒否を選べばボイスメールへ回されます。通話を選ぶと、先に話していた相手が保留になります。その間相 手には何も音(保留音など)は流れません。

発信側へは「インターネット経由で通話をおつなぎします」という旨のメッセージと留守電メッセージ以外ガイダンスのようなものは流れません。

ボイスメールの詳細のページですが私もここしか見つけられません。
http://www.skype.com/intl/ja/allfeatures/voicemail/
http://www.skype.com/intl/ja/help/guides/voicemail_windows/

上に書いたものは、上の子に固定電話から通話させて、私がパソコンの前で携帯電話から電話しながら実験した結果です。どこか公式でないところで解説してい るページとかあるかもしれないのですが・・・。

なにか足らないところがありましたら、おしらせください。
クリックで拡大
 

【13112】
ももこさん  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月17日(水)00時44分52秒
   ありがとうございます。お手数をおかけして申し訳ありません。
 ボイスメールっていうのが、留守電だったのですね。それがわかりませんでした。もっと普通にわかる言葉で書いておいてほしいものです。「留守番電話機 能」って書いておいてくれるほうがはるかによくわかります。

 くどくて申し訳ありませんが、この留守電は、向こう(発信者)が、固定電話、携帯電話、スカイプのどれを使っていても同じように機能するのでしょうか。 固定電話、携帯電話はできるらしいとわかっているのですが、スカイプからのものも同じように扱えるのかということです。
 

【13113】
ぼやき  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月17日(水)01時33分23秒    編集済
  >・通話に出なかった場合、Skypeボイスメールへまわす
>・不在着信時60秒後にボイスメール応答
>・通話の着信を拒否

 このあたりの日本語の使い方がおかしいです。

>・通話に出なかった場合、Skypeボイスメールへまわす

 これはわかります。いや、そうでもないか。「ボイスメールへまわす」じゃなくて、「留守番電話に録音する」の方がわかる。

>・不在着信時60秒後にボイスメール応答
>・通話の着信を拒否

 「通話の着信を拒否」と設定したら、「不在着信時」というものが成立しないはずです。
 「着信時」というからには、すでに着信してしまっているはずです。
 「着信を拒否」と両立するはずがありません。
 「ボイスメール応答」の「応答」も変です。「60秒後に留守電録音開始」とでもすべきです。

 普通に読んでわかるように書いておいてほしいものです。
 スカイプの日本版の日本語を担当している人がよくない。
 ももこさんの説明でようやくわかったのです。
 ももこさんにスカイプに就職してもらって、スカイプの日本版の日本語を書き直してもらいたいものだと思いました。
 

【13114】
らくださん  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月17日(水)01時55分9秒
  >ただ、携帯のボイスレコーダ使用も捨てがたいのは、録り直しがいくらでも効く点です。 何度も録り直して、「よし、うまくいった」と納得できるものを提出できるというところが良いところだとは思います。

 そうですね。だけど、何度も録音することに手間をかけるより、何度も練習することに手間をかけてもらいたいものだと思います。
 らくださんの最初の最重要なコンセプトは、「敷居を低くしろ」だったと思っていますので、携帯ユーザーは録音しないで携帯からそのまま電話してもらい、 録音はスカイプの留守電機能でやるほうが敷居は低くなります。
 らくださんの提示してくださったコンセプトはいまだしっかりと生きています。
 

【13115】
村田君  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月17日(水)01時58分19秒
  どうも自分でやってみたくなったので、村田君の方で申し込むのは中止して下さい。
まあ、ゆっくりやります。
風邪のせいでだるくて仕方がない。
 

【13116】
江戸の母さん  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月17日(水)02時01分49秒
  >明治〜大正〜昭和初期の文献もあたったのですが、そういうときこそ「素読」が向いてい たのかもしれません。

 そうだと思います。これから、ご自分で読書会を主宰されて試してみられたらいいと思います。この掲示板で呼びかけてみられたらどうですか。
 

【13117】
回転読みテキスト  投稿者:Naima  投稿日:2008年12月17日(水)02時44分36秒    編集済
  根石さん

ご無沙汰しています。真夜中に本棚を整理しています。スクリーンプレイ社の「七年目の浮気」が出て来ました。「七年目の浮気」はいつかきっとやろうと思 い、まだ諦めずに手元に置いていたのでした。でももう時間を捻出出来そうにありません。それより根気が続きそうにありません。

素読舎に置いて頂くか、必要な方に貰って頂きたいのですが、まだお役に立ちますでしょうか。「ミッドナイトラン」もあるはずですので、ご連絡下さい。お送 りしますので。
 

【13118】
Naima さん  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月17日(水)02時57分29秒
   お久しぶりです。
 私はまだしつこく英語やっています。

 「七年目の浮気」のテキスト、私にいただけますでしょうか。
 スクリーンプレイ出版では、確か絶版になっていたと思います。

 今年のじゃがいもをお送りしてなくて申し訳ありません。
 去年のよりうまいのですが、畑に行けなくて弱っています。
 Naima さん、らくださん、ももこさんに、年内にお送りしたいという気持ちはあるのですが、今の風邪っぴき状態だと、畑の北風を受けていられません。
 お三方に、もう少しお待ちいただくしかありません。
 アンデスレッドというじゃがいもは結構うまいです。
 

【13119】
奈良分室?  投稿者:らくだ  投稿日:2008年12月17日(水)03時05分47秒
  ここでNaimaさん登場ですか!

過去ログを時々ひも解く者として、Naimaさんのお名前を見るだけで素読舎の歴史を感じます。通信教育がうまくいった場合の講師に、なんていうのもお時 間が許さないのでしょうね。

最近の大風呂敷、お母ちゃん強し!という感じになっています。時々でも登場されて、エールを送っていいただくだけでも活気づくと思います。
 

【13120】
(無題)  投稿者:Naima  投稿日:2008年12月17日(水)19時18分18秒
  根石さん

では明日早速遅らせて頂きます。じゃがいも、楽しみに待っています!

らくださん

随分と威勢のいい事を言ってたんですが、素読舎のお役に立てぬままfade out。ったく不甲斐ないことで、すみません。
 

【13121】
江戸の母さん  投稿者:matsu  投稿日:2008年12月18日(木)00時25分1秒
  花田清輝は、学生の頃「復興期の精神」をよくわからないながら、読みました。
岩波文庫の評論選(粉川哲夫さんの編集ですよね)は手ごろで、私にはおもしろかったです。

花田の有名なテーゼに、「前近代を媒介にして近代を超える」というのがありますが、前近代の「素読」を媒介にして、それを電子的な環境のもとによみがえら せるという根石さんの荒業は、思いのほか、花田の発想に近い感じがします。

媒介や中間を重んじる弁証法を思考の武器にしているところも共通しますね。

戦中期の凝縮された文体が音読には向いているような気がしますが、今日、晩年の短いエッセイ「箱の話」を声を出して読んでみました。派手さはないけれど、 イメージと思考が切り結ぶ文体はなかなかよかったです。
 

【13122】
すみません  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月18日(木)04時00分59秒    編集済
  酔っぱらって書いて、じゃがいも関係で、matsu さんやゆっくり母さんや江戸の母さんのお名前を漏らしました。秋にとれた分は味はいいんですが、種芋を埋める時期を外して遅れてしまったので、量がとれて いません。霜で枯れたじゃがいもの茎や葉があんまり見当たらないです。霜でやられて黒くなっている茎や葉をみつけて、そこを掘ると芋が出てくるんですが、 どれだけあるものやら。来年の春の種芋の分が確保できて、お送りする分があるようでしたら、常連の方々にお送りするつもりです。
 掲示板への原稿料がじゃがいもでは申し訳ありませんが・・。
 来年は原稿料が払えるように、じゃがいもの作付け面積を少しふやそうと思っています。
 

【13123】
matsuさん、根石さん  投稿者:江戸の母  投稿日:2008年12月18日(木)05時42分49秒
  >岩波文庫の評論選(粉川哲夫さんの編集ですよね)
岩波文庫の編集は柄谷センセイじゃなくて、粉川さんでしたね!すみません。

>根石さんの荒業は、思いのほか、花田の発想に近い感じがします。
私も、そこにピンときました。「視聴覚文化」と「活字文化」を考える点でも共通するかなとも思いました。「近代以前の視聴覚文化から近代の活字文化がうま れた。さらに、その活字文化を止揚することによって、近代を超える視聴覚文化が生まれる」文に閉じ込められた活字をみなの口に戻し、口承文化のエッセンス を復活させる、ようなことが実践できるんじゃないか?とか、花田のいう「連歌の精神」「共同制作」これにつながるかな〜とも、感じました。

「復興期の精神」花田清輝>私も、現代文学史の教科書に載っていたのがきっかけで、今もミーハーが続いているわけですが^^ よくもまあ、花田はあれだけ の文献を読んでいますよね。映画も見てますよね〜私も理解しきれてませんけれども。おもしろいですよね文庫見つけてきました。講談社学術文庫、これも絶版 かな?線や付箋がいっぱいついているんですが今見てもおもしろいなあ。

粉川氏が書いた「吉本隆明と花田清輝」はお読みでしょうか?
二人の論争が紹介されていて、花田よりなので、おかしいぞって思う方はいるかもしれませんが、「花田のテキストは読者に対して肯定したり、否定したりする ことよりも、それを読者自身が読みかえ、生産的にのりこえることをうながす傾向にある」「花田読者には無責任な”つまみ食い”や”カフカ解釈にまさるとも おとらない勝手なレクチュールが許される」なんて書いています。レクチュールってなんやねんですが^^

花田の言葉は、断片的に覚えてて、「あ、これだ!」と思うことや、いまだに「あれはこのことだろうか」「いや、まだわからん」なんてものがたくさんありま す。読書会と違って素読が、理解する前の段階で他人の声をも手がかりとして体にインプットしていく作業でよいのだとしたら、花田本でも素読をやってもいい のかな〜なんて、思いました。こうして花田の言葉をやりとりできるだけで、とても嬉しいです。
 

【13124】
七年目の浮気  投稿者:Naima  投稿日:2008年12月18日(木)13時52分15秒    編集済
  今日スクリプトを送りました。「七年目の浮気」のDVDも勝手に同梱しました。貰って下 さい。多分ビデオではお持ちたと思いますが、モンロー好きの根石さんのこと故、テープがびろびろになるまでご覧になり使い物にならなくなってしまっている かも知れないと思い....

暮の大掃除をしているつもりが、家中ガラクタやらボロだらけにしてしまってます。去年の暮も随分本や布切れを処分したつもりなのにまだ出て来ます。整理の 合間に本に読みふけったりして、一向に片付きません。

インフルエンザが流行っているようです。年寄にとって風邪ひきは命取りになりかねません。夜更かしなどせぬようご自愛下さい。あ、そう言うわたしも か...
 

【13125】
花田と吉本と根石吉久と  投稿者:matsu  投稿日:2008年12月18日(木)21時50分45秒
  吉本隆明の文体は、読み手に書き手への同一化を迫るような力をもっています。
たとえば、共同幻想をめぐるテーゼなどは、読み手を一つの姿勢に追い込むようなところがあります。吉本に信奉者が多いのは、そのためでしょうが、本家とく らべてあまりおもしろくはありません。

一方、花田のテーゼは、「前近代を媒介にして近代を超える」とか「対立物を対立物のまま統一する」(あやふやな記憶ですが)とか、今から見れば、少しとぼ けたような、ゆるい感じがするものですが、意外に使い勝手のいいものなのかもしれません。

昨年、私が根石さんに議論を仕掛けたのは、根石思想を吉本の用語系で了解しようとすると、大事な部分を取り逃がすように感じたからでした。
江戸の母さんの記事をきっかけに、根石思想を理解するのに使えるのは、むしろ花田清輝の「楕円」の思想ではないか、と気づきました。

根石さんの立ち位置は、英語学習における、英語圏の「磁場」の圧倒的な同一化の圧力に抗して、「語学」の孤塁を守る、というところにあります。
対立物を対立物のままに、二つの中心を持ち続ける「楕円」のイメージは、日本語と英語の狭間で、「磁場への同一化はみにくい」と言い切り、あくまでその中 間者(媒介者)たろうとする根石さんにこそ、ふさわしいという気がします。
 

【13126】
皆さん  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月18日(木)23時44分9秒
  スカイプのオンライン電話番号を取得しました。以下の番号が私のスカイプ宛の番号になり ます。

050−5809−6341

私がコンピュータの電源を切ってあるとき、他の方とスカイプで通話しているときは、「留守電でお受けしています。そのままお話し下さい」という声が流れま す。
音声の質を調べたいので、携帯、固定電話、スカイプなどから上記電話番号にかけて少し声を残していただき、ご協力いただければと思います。お名前、携帯か らか固定電話からか、そちらのお天気などお話し下さい。
固定電話からは市内電話料金程度、携帯からはその機種の契約による通話料金がかかってしまいますので、1分未満でお話下さい。電話料金は、素読舎への喜捨 ということでお願い致します。


スカイプの有料サービスの説明の質は非常に悪いです。
しかし、サービスの質自体は悪くありません。
 

【13127】
matsu さん  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月18日(木)23時51分43秒    編集済
  今度お書きいただいたものは、非常によくわかりました。
花田を読みたくなりましたが、その「前近代を媒介にして近代を超える」というテーゼを一番うまく言っている著書名は何になるのでしょうか。是非読んでみた いと思います。
 

【13128】
matsuさん  投稿者:村田  投稿日:2008年12月19日(金)00時19分44秒
  大人の現代文素読、根石さんとやっていたことがあります。
タイトルは失念してしまったのですが、吉本隆明が学生時代にリンゴ泥棒していた話で始まる本です。
段落ごとに番号つけて、回転読みではなく、普通に音読していました。
途中で気になったところがあれば討論みたいな感じで。
でも、わたし相手だとなんか食い足りないみたいな感じだったのかな。自然消滅しました。

花田清輝の素読会、私も参加させてください。
 

【13129】
ももこさん  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月19日(金)00時28分48秒
   自分でやってみないことにはわからないと思って、今日村田君と自宅でやってみました。 クレジットを1500円購入して、 ボイスメールが使えるようにして、700円を使い、その後、2200円くらいクレジットカードから支払って、オンライン番号というのを取得しました。そし たら、オンライン番号にボイスメール機能が無料でついてきたので、最初に払った700円を丸損しました。こういうことが起こることは、スカイプのホーム ページの説明を読んでもわからないようになっています。あるいは、非常にわかりにくいようになっています。ある意味で悪質です。
 こういうことが起こった場合は、クレジット分でいいから700円を私に戻すべきです。
 十全な説明があったのにこういうことが生じたというのではなく、質の悪い説明と説明不足から生じていることです。

 ボイスメール機能だけ買おうと思っている人には、「ボイスメール機能だけでは、スカイプ同士で通話する以外には使えない」ということをどこかに明示して おくべきです。電話、携帯から人に(自分の)スカイプにつなげてるもらう場合は、ボイスメール機能だけを買う必要はなく、(自分の)オンライン番号を取得 すれば、ボイスメール機能は無料でついてくるということの全体を明記すべきです。そうでないと、ユーザーが無駄な金を使うことを誘導しているようなもので す。

 スカイプを運営している会社に言うべきことをももこさんに言ってもしょうがないですが。

 先日おたずねしたことは、今日自分でやってみて判明しました。
 固定電話、携帯電話、スカイプのどれからスカイプにつなげようとした場合でも、スカイプの留守番電話(ボイスメール)に蓄積されます。

 ご協力ありがとうございました。感謝しています。
 

【13130】
らくださん  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月19日(金)00時39分0秒    編集済
  本、お送りいただきありがとうございました。ここからお礼するのは失礼かもしれません が、例のよっぱらいですので、ご勘弁下さい。薄い方のやつを読み始めています。

今日村田君とスカイプの有料の機能をいくつか試しました。機能にはほぼ満足しています。固定電話からの留守電の方が音質がいいように思いますが、携帯から の音声でも語学レッスンには十分使えると思います。
 

【13131】
根石さん(柄谷行人について)  投稿者:村田  投稿日:2008年12月19日(金)00時45分42秒    編集済
  いつでも柄谷本持っていきますよ〜。
と言っても、「日本近代文学の起源」と「マルクスその可能性の中心」「探究I」「内省と遡行」「言葉と悲劇」「終焉をめぐって」しかないですね。
でもこうして見ると、覚えているのは「日本近代文学の起源」と「マルクス〜」かな。「日本近代文学〜」は、明治時代の歴史の断絶をキリスト教との関係でえ ぐりだしているところが学生だった自分にはえらくインパクトがありました。「風景」「児童」なんていう言葉が実は結構新しいものだったとか。自分が当たり 前だと思っていたものが、たかだか明治時代にしか遡らないということとか…。「告白という制度」という章なんかは今読んでもおもしろいです。分析だけだ、 と言ったらそれまでなんですけど。
「マルクス〜」は、「命がけの跳躍」っていう文が飛び込み営業してた頃に心の支えになっていたと思っていたんだけれど、今読みかえして見ると、あんまりピ ンと来ないかな…。きっと背伸びしてたんだと思います。

matsuさんの引用していた
>私はこう思っている。「外国文学」をやらねばならぬ。というより、一ヶ国語でも「外国語」をやらねばならぬ。文学とか文化の差異などというのは、あるい は「他者」などというのは、体裁のいい概念にすぎない。リアルなものは言語だけである。相手のコード・規則に容赦なくさらされヘトヘトになる経験なくして 「制度」というものはわからない。
っていうのには出会わなかったのは、わたしの読み方が浅かったのか思います。

本棚見返してみたら花田清輝の「新編映画的思考」っていうのがありました。でもこれ、買ったまま、まだ読んでませんね。今晩読んでみようと思います。

そういえば中村雄二郎の身体論とか栗本はよく覚えています。
 

【13132】
根石さん  投稿者:ももこ  投稿日:2008年12月19日(金)01時42分1秒    編集済
  すみません。ムダになっちゃいましたか・・・。
月極め定額サービスに入ればご希望のものが全部入っているということをシッカリ書いておけばよかったです。(といいつつ私もボイスメールを先に購入してし まったのですが・・・)

これからXPの別ユーザでスカイプをダウンロードして夫のアカウントを作成してからアクセスして留守録になるか実験してみようかと思っていたところだった のですが、解決なさったのですね。
ひとまず良かったです。

スカイプのように日本語の解説ページが頓珍漢なものは英語に切り替えたら分かるのかなぁと思ったりしていて、もっと自由に読み書きできたら便利に使えるも のがふえるんだろうなぁと感じています。

スカイプのサイトは分かりにくくてしょうがないです。
 

【13133】
ももこさん  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月19日(金)14時23分9秒
  > ライブドアはスカイプを日本語化し、ポータルサイトで無償提供する。まずは Windows版から提供開始し、順次Mac OS X、Linspire、Turbolinux、Pocket PC 2003版をリリースする。
> スカイプは既に有志によって日本語化されており「skype.com」から無料ダウンロードが可能。ライブドアが配布するスカイプは、翻訳の質を高め たほかは、skype.comでダウンロードできるものと同じだ。

 ネットで過去の新聞(?)記事を読んで、ネットを閉じてしまってから書いています。引用したのは、2004年頃の記事だったような・・。
 スカイプ自体の機能がよくて、日本語の説明が駄目なのは、ライブドアの体質のせいじゃないかと思いました。あちこちに「だまし」っぽい日本語がありま す。どこが「翻訳の質を高めた」んだか。日本でのスカイプとの提携は、今もライブドアがやっているんだろうか。
 日本語の説明文を読んだ後、ライブドアの作った文なのかと思ったら、なんだかずいぶん納得できたような気がします。
 

【13134】
語学論データベース・5  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月19日(金)15時06分39秒
  5---------------------------------------- --------------
茂木弘道「文科省が英語を壊す」(中公新書ラクレ)2004.9.10
7, ,○

今一番感じていることは「英会話幻想」は「使える英語」習得の敵である、ということである。この幻想から自由になることが、まともな英語教育、効果的な英 語学習を考えていくためには絶対に必要な前提である。おかしなものを取り除けば道は見えてくるはずである、というのが私の考えである。
 

【13135】
ももこさん  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月19日(金)23時18分25秒
  >これからXPの別ユーザでスカイプをダウンロードして夫のアカウントを作成してからア クセスして留守録になるか実験してみようかと思っていたところだったのですが、解決なさったのですね。

 ほんとうにいろいろ実験していただいてありがとうございました。
 

【13136】
ちえさん  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月19日(金)23時27分16秒
   ベトナムから携帯電話で、私のスカイプの留守番電話に声を入れていただきました。スカ イプ同士の時よりはわずかに音質が落ちる感じがありますが、かなり明瞭に聞こえます。電話代が心配ですが、日本に携帯でかけると一分いくらくらいするんで しょうか。
 ご協力ありがとうございました。

 これで通信教育用のハード面は一応整いましたが、まだ教材ができていません。風邪が抜けなくて困っています。少し調子いいかと思っているとすぐにぶりか えすので、今年の風邪はたちが悪いです。そちらでもお気をつけてお過ごし下さい。
 

【13137】
スカイプのヘルプ  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月19日(金)23時36分35秒
   スカイプのヘルプから呼び出すネット上のURLは skype.com だから、あのわけのわからない説明の文はライブドアが作ったものではないのかもしれない。
 しかし、ライブドアが提携したという記事を読んだとき、ああいかにもという感じがあったのは否めない。勧誘文にはなっているが説明文になっておらず、粉 飾決算なんかと同質のものを感じたのだった。
 

【13138】
村田君  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月20日(土)00時47分25秒    編集済
  matsuさんの引用していた
>私はこう思っている。「外国文学」をやらねばならぬ。というより、一ヶ国語でも「外国語」をやらねばならぬ。文学とか文化の差異などというのは、あるい は「他者」などというのは、体裁のいい概念にすぎない。リアルなものは言語だけである。相手のコード・規則に容赦なくさらされヘトヘトになる経験なくして 「制度」というものはわからない。
っていうのには出会わなかったのは、わたしの読み方が浅かったのか思います。

 「リアルなものは言語だけである」って言ってますが、このとき柄谷の中に反響していたのは、アメリカの「英語磁場経験」ではないだろうかと想像します。 「相手のコード・規則に容赦なくさらされヘトヘトになる経験」ということの中身を柄谷はどこかに書いているのでしょうか。ただこう言ってみただけで、それ を書いてなかったらこけおどしだと思っています。「磁場経験」を概念で言うのではなく、「リアルな言葉」にしていないということを、これまで國弘正雄批判 で言ってきたのでしたが、柄谷にも同じことが言えると思っています。

 (日本で)「自分が住む場所の、コード・規則に容赦なくさらされヘトヘトになる経験なくして『制度』」というものはわからない。」という方がよほど納得 できます。

 柄谷が「磁場経験」を元にこれを書いているのであれば、「相手のコード・規則に容赦なくさらされヘトヘトになる経験」でわかるのは、どこまでいっても異 文化の「異質さ」であって「制度」なんかじゃなかろうとも思います。こんな程度のことを言うのであれば、江藤淳の「他者」の方がずっと内実があるではない か。もっとも、江藤も「相手のコード・規則に容赦なくさらされヘトヘトになる経験」の中身は書いていません(私が読んだかぎりでは・・)。
 「コード・規則に容赦なくさらされヘトヘトになる経験」という言い方で、私は自分が生まれて育った土地からはじかれながら塾をやってきたことを思いま す。学校英語・受験英語というコード、茂木弘道「文科省が英語を壊す」にならって言えば、「英会話幻想」というコードなどは、すっきりとした語学を汚す (戦後)制度的な産物であり、塾を始めた当初から私はこれに従いませんでした。(子供にテストの点をとらせるのはうまかったのですが、学校制度や受験制度 は汚物だという観点は失ったことがありません。私には、自分が大学を出たことを汚物だと見る観点があります。)
 学校制度や受験制度に観念的に従わないと、塾なんかやってもなかなか食えない。食えるか食えないかの境界をずっと歩いてきたのでした。柄谷なんぞから 「制度」などとお説教される必要はまるでない。
 磁場帰りで、大学教師なんかやっていることで、柄谷は「自分が住む場所の」制度にしっかりと「従っている」ではないかと思うことを抑えられません。お 坊っちゃんが、なにをこけおどし言ってんだよ、と思うのです。
 大学教師なんかっていう「制度内」の商売を抜けて、直に娑婆を相手にする塾をやってみたらどうなんだ。この思想お坊ちゃんの顔がどう歪むか、それを書い てみるがいいのだ。それが書けないことと、「相手のコード・規則に容赦なくさらされヘトヘトになる経験」ということの中身が書けないことは同じことなん だ。
 

【13139】
村田君  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月20日(土)00時55分11秒    編集済
   とは言うものの、読むのはやぶさかではないので、本を貸して下さい。
 俺はとにかく、英語磁場帰りがでかいつらをこくだけでむかつくのです。
 

【13140】
らくださん  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月20日(土)01時03分49秒    編集済
   いただいた本を読んでいますが、あまりにも発音の規則が多すぎると思いました。

 発音の仕方で口の筋肉や舌の動かし方についての説明が、外在的です。こんな言い方でコツや音の本質がわかるもんかというものが多いです。

 うん、これはいいというのもあり、f、vの下唇を上の歯にあてるときのコツの言い方で、「ほおずきを鳴らすように」というのがありました。これは秀逸で す。

 これ、発音を身につけるべき段階のための本ではなく、すでにある程度英語音を発音できる人が、自分の音に自覚的になるために確認するための本だなという のが、端的な感想でした。という意味では、私はこの本は、何度か読み返すことになると思います。役にたつところがあるのですが、一般性が欠けています。

 この著者も「一般」ということがわかっていないんだなと思いました。

 らくださんが編集された御本をいただいておいて、好き勝手なことを言い、申し訳ありません。このあたりで、私はいつもあまりにぶしつけであり、あちこち から嫌われてきました。しかし、語学論に関わる範囲では、やはり言いたいように言っていきたいと思っていますので、どうか悪く思わないでいただきたくお願 い致します。

 直近の記事でおわかりいただけますが、ハード面では「通信教育」用の準備ができました。紆余曲折を経て、なんとかここまでやることができました。今後も アドバイスをお願い致します。
 

【13141】
Naima さん  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月20日(土)01時33分58秒
  本とDVDお送りいただきありがとうございました。
DVDは探していたのですが、長野の田舎ではなかなか見つからず、お送りいただきうれしく思いました。
お忙しいでしょうが、ときどきは「大風呂敷」においでになることを願っています。
 

【13142】
根石さん  投稿者:村田  投稿日:2008年12月20日(土)12時39分50秒    編集済
  matsuさんが引用されてた部分は、私は本では読んでないんです。たぶんその本を持っ てないです。
引用された部分を読んで、柄谷は語学に関係することも言っていたんだ、と思い、自分はたいして読んでないんだなあと思ったのでした。

> 「リアルなものは言語だけである」って言ってますが、このとき柄谷の中に
>反響していたのは、アメリカの「英語磁場経験」ではないだろうかと想像しま
>す。

根石さんの書いている通りじゃないかと思います。
確か、栗本慎一郎が学生に対して、「柄谷が今アメリカへ行っているが、帰ってきたらまた何か新しいこと言い出すぞ。」とどこかで書いていました。また目新 しい文物を輸入してくるぞ、と。(ただ、目利きではある、と書いていましたが)

持っている本は日曜日に持っていきますね。
 

【13143】
語学論データベース・6  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月20日(土)13時41分50秒    編集済
  6---------------------------------------- --------------
茂木弘道「文科省が英語を壊す」(中公新書ラクレ)2004.9.10
17, △

 この表ははなはだショッキングな事実を教えてくれる。読解力はあるが、会話ができないというのが日本人の英語力であると一般的には思われている。しかし それはとんでもない大錯覚であることがわかるからである。会話力に近い聴き取り能力では、韓国とはまったく同じ、中国とは若干差があるがそれほどの開きは ない。(略)さらに読解力では日本五〇に対して、韓国五四、中国五七とさらに差が広がっている。ちょっとやそっとの差ではなく、完全な有意差が存在してい る。要するに、日本の学生が決定的に劣っているのは読解力である、という事実である。
 どうしてこれほど重要な事実を英語教育者、そして文部科学省は認識しないのであろうか。不思議で仕方がない。(略)ある英文学の教授は「他の国に比べ TOEFLの成績が悪いのも、しっかりした発音の基礎、とりわけ聴解能力ができていないことに主な原因があると思われる」(西村和雄編『教育が危ない3』 (略)日本経済新聞社、77頁)などと現実とは正反対のことをはっきりと書いているありさまである。それを誰も怪しまない。
 (略)多くの学者がそうだが、私が直接説明した文部科学省の担当官も、まともな反応を示さなかったのである。日本にはびこっている「常識のウソ」「英会 話幻想」「誤れる英語教育改革幻想」の根強さにはほとほと呆れかえったものである。
 

【13144】
語学論データベース7  投稿者:村田  投稿日:2008年12月20日(土)20時22分18秒
  7---------------------------------------- --------------
掲示板「反英語フリーク 大風呂敷」投稿者:根石吉久 2001.6.23

32, ,○

 初心者の定義一つでも難渋しますね。

私>私が初心者と思っているのは学校を出て(中
学、高校、大学どこでもいいです)それから何か
の必要性を感じて英会話(ここが根本的に根石さ
んと違うと思います)学習を再開しようとしてい
らっしゃる方です。私は早稲田大学教授の矢野安
剛先生の「やり直しの英語上達法」での提案をそ
ういう人々に奨めています。(後略)

 「学校を出て」ですが、これに大した意味はないと思います。中学の文法が知識段階でなく、センスとして動くようになっているというような言い方なら、一 つのレベルを確定します。一流大学を出ても、先日私が書いた「初心者」のレベルをクリアしてない人はたくさんいます。
 本当に、英語に関しては、「学校を出た」などということは意味がありません。学校は多くの人が避けられないので、学校へ行くならしょうがないが、文法で も発音でもいいが、どれだけまともに身についているかだけが問題です。知識が知識のままにとどまっている間は、「身についている」とは決して言うわけにい きません。
 浜谷さんはあくまで「英会話の初心者」を初心者としておられますが、英語の磁場のない場所(日本)では、「英会話の初心者」は結構ハイレベルな読みの力 を持っているような人になると私は考えています。日本という土地では、フリー・トーキングなんぞはほとんど意味がない。フリー・トーキングが多少なりとも 意味を持つのは、下地を持っている人の場合だけです。
 日本では「英会話」をやりたいと思うなら、結局、語学をやることになります。あるいは、語学で下地を作り一定のレベルに達することが必要になります。こ この認識は、日本人に深く染み込んだ英会話という迷信によって、いまだ一般的には英語学習者が踏まえるに至っておりません。日本の英語がなさけないのはそ こです。

 学校英語、受験英語はまるで語学たりえていない。

 浜谷さんは、浜谷さんご自身がなんと言おうと語学をやった方です。
 以上のことを踏まえて、「初心者」を定義したかったわけです。
 

【13145】
語学論データベース8  投稿者:村田  投稿日:2008年12月20日(土)20時29分34秒
  8---------------------------------------- --------------
掲示板「反英語フリーク 大風呂敷」投稿者:根石吉久 2001.6.27

61, ,○

 若かろうが年をとっていようが、保身を先だてる先生は、中間・期末のテストに間に合わせるための授業をします。中間・期末に間に合わせる授業をしている だけで、保身ができて、食いっぱぐれがないのが、現在の学校の教師という職業です。とりわけ、公立の学校は税金泥棒の巣です。点数をはじきだして、順位づ けなどやってるが、そんなことで生徒に力がつくわけではない。しかし、そんな仕事でも忙しくやっていれば、めでたくも麻痺できて、なにか実質のある仕事だ と思いこむことができるのかもしれません。「学校」などというものの外側に位置していたおかげで、私は「そんなものに実質はねえよ」と言い続けることがで きましたが、しかしまあ、放言を続けるのも疲れる。

 保身をやる者が先生の多数であるというような事情は、国家資格のあるなしの違いだけで、塾の世界も同じです。
塾のほとんどが受験制度・成績主義にたかる蛆虫です。学校の内でも外でも、受験制度と成績主義にたかっていれば、蛆虫としてなら生きていかれます。決まり 事の「処理」をやり、肝心なことは生徒の「家庭学習」に押しつけるのが、蛆虫たちの特徴です。この根本にあるのは、個々の生徒の能力はあらかじめ決まって いるという許し難い思想です。そんなことは絶対にありません。こちらがやること次第で同じ生徒がまるで違う展開をみせたりみせなかったりします。
 

【13146】
過去ログ係  投稿者:村田(管理人)  投稿日:2008年12月20日(土)21時20分50秒
  過去ログ13100まで収録しました。
今月は半月で250近くの投稿がありました。
 

【13147】
外付けマイクについて  投稿者:村田  投稿日:2008年12月21日(日)01時37分23秒
  スカイプを使ってレッスンをやるのに、内蔵のマイクだとどうも音質が悪かったので、外付 けマイクをいろいろと試してきました。
私のパソコンはSONYのVAIOのVGC-LB52HBという型番なんですが、外付けマイクがことごとくノイズが入ったりしてうまくいきませんでした。 マイク端子のせいかと思い、USBのマイクも試してみたのですが、よくありませんでした。
今日試してみたマイクは、今までの中ではよかったようです。

ELECOMのMS-STM54というマイクで、長野の量販店で980円でした。
ELECOMのはいくつか試したんですが、私のパソコン環境では電気的なノイズが入ってダメだったんですが、これはよかったです。
ノイズで困っている方がいらしたら、試してみてください。
 


【13148】
留守電テスト  投稿者:江戸の母  投稿日:2008年12月21日(日)04時13分27秒
  昨晩、根石さんの固定電話へ留守電をいれてみました。
もしかしたら、マイクとスピーカーのプラグを刺し違えていたかもしれないので、録音されていなかったらスミマセン。録音されていますか?

旦那にマイクを買ってきてと頼んだところ、偶然にも村田さんが推薦されていたELECOMのMS-STM54 980円を買ってきてくれてました。環境が よくなるといいのですが。
 

【13149】
江戸の母さん  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月21日(日)12時46分21秒
   昨夜聴かせていただきました。はっきりと録音されていました。下のお子さんが、「〜で す。三歳の〜でーす」と年齢を添えて自己紹介してくれたのが楽しかったです。
 ご協力ありがとうございました。
 問題が生じない場合は、スカイプ同士が一番音がいいですね。

>昨晩、根石さんの固定電話へ留守電をいれてみました。

 こちらで留守電を設置したのは、固定電話ではなく、スカイプの機能の一つとしてです。
コンピュータの電源を切っておいても使えるようです。電源を入れてスカイプを立ち上げたときに、ネット上のサーバーにアクセスして聞こえるようにしている らしく思われます。これだと、呼び出し音も鳴らないので、いつかけていただいても大丈夫です。

 ご協力ありがとうございました。
 

【13150】
村田さん  投稿者:matsu  投稿日:2008年12月21日(日)21時12分2秒    編集済
  >「マルクス〜」は、「命がけの跳躍」っていう文が飛び込み営業してた頃に心の支えに なっていたと思っていたんだけれど、今読みかえして見ると、あんまりピンと来ないかな…。きっと背伸びしてたんだと思います。

これには、ちょっとびっくりしました。私もまったくおなじ経験をしていたからです。柄谷をこんな風に読んだという話を、ほかの人から聞いたことはありませ ん。意外と同世代の共通の経験なのかな、と思いました。
ただ、これは「マルクスその可能性の中心」ではなくて、「探求T」のマルクス論ですね。「探求T」を読み返せば、きっと(その時以上に)ピンとくると思い ます。

>「リアルなものは言語だけである」って言ってますが、このとき柄谷の中に反響していたのは、アメリカの「英語磁場経験」ではないだろうかと想像します。

これは、根石さんの言葉の引用ですが、村田さんも同意されていましたね。
柄谷の片言隻句の解釈で争う気はありませんが、ここで柄谷が問題にしているのは、あえて根石用語で言えば、「磁場」体験ではなくて、「語学」体験だろうと 思います。「語学」体験だからこそ、リアルなものが「言語」だけだと言い切れるわけでしょう。

>ただこう言ってみただけで、それを書いてなかったらこけおどしだと思っています。

これまた、根石さんからの引用で恐縮ですが、私には、柄谷がほとんどそれのみ、つまり根石用語でいう「語学」という体験についてのみ書き、それを理論的に 彫琢してきた批評家であるように思えます。
 

【13151】
根石さん  投稿者:matsu  投稿日:2008年12月21日(日)21時45分31秒    編集済
  花田については、ほとんど読んでいませんし、自分でもよくわかったという気がしません。
ただ、岩波文庫の評論集は、今でも簡単に手に入って、花田の思考スタイルがよくわかるアンソロジーだと思います。

ごく最近、勤務場所の近くの路地(いつもその脇を歩いて通勤しているのですが)に、花田の生家があったことを知りました。
来年の3月29日で生誕100年になるというのも、感慨深いです。
 

【13152】
高校学習指導要領  投稿者:Jackie  投稿日:2008年12月22日(月)20時12分46秒
  英語で授業、単語500増=脱ゆとり踏襲、理数前倒し−高校新指導要領案・文科省
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008122200585

「英語の授業は英語で」、現場は戸惑い
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4023434.html
>「英語の授業は基本的には英語で」。文部科学省は10年ぶりに改定される高校の学習指導要領の案を公表しましたが、英語の授業のあり方がをこのように示 されました。本当に出来るのでしょうか?

 22日に公表された高校の学習指導要領案。小中学校の指導要領で打ち出した「脱ゆとり教育」を踏襲し、理数教育の充実などが盛り込まれましたが中でも、 注目は英語。

 学ぶべき単語の数をこれまでの1300から1800に増やすとしたほか、新たに「英語の授業は英語で行うことを基本とする」との内容が盛り込まれまし た。

 文部科学省が作った小学校用の英語教材。3年後には小学校でも英語を教えるよう、今年春に発表された小学校用の指導要領に初めて盛り込まれましたが、英 語教育の充実を高校でも、という方針なのです。しかし・・・

 「(授業に)遅れる人は増えるのでは。日本語で教えてもらっても、分からないことが多い」
 「無理があると思う」
 「(英語の授業は)全然分からないと思う」(高校生)

 と、高校生には評判はいまひとつ。さらに、教える側は・・・

 「現場に戸惑いはあると思う。授業の準備に時間がかかるし」(東京都立新宿高校 保坂英文教諭)

 文部科学省では「日本語の使用をすべて禁じるわけではない」としたうえで、「討論などを通じて生徒が積極的に発言するようになること」を、狙っていると いうことですが・・・

 「大学入試が今までどおり読解・文法中心であれば、生徒は(『発言』ではなく)そちらに目を向ける」(東京都立新宿高校 保坂英文教諭)

 新しい指導要領は5年後、2013年度の新入生から適用されますが、これで“英語嫌い”は減るのでしょうか。(22日17:
 

【13153】
matsuさん  投稿者:村田  投稿日:2008年12月22日(月)20時39分6秒    編集済
  「探究 I」の方でしたか。昨日、「マルクスその可能性の中心」をざっと見てみたけれ ど、どうりで見つからないわけですね。いい加減だなあ、自分。
確かに、こういう読み方してた人は周りにはいませんでした。でもバブルがはじけた後、同じようなことを思っていた人は他にもいたのかもしれませんね。
「命がけの跳躍」についてですけど、昨日、根石さんのところに柄谷本を全部持っていってしまったんで、今細かいところは覚えていませんが…。物と価値の間 に等号関係を作るのは論理ではなくて飛躍なのだということでしたっけ(間違ってたらすいません)。あらかじめ売れる見込みがないと判断されているものを売 らなければならない部隊の営業に配属された自分にとっては、拠り所になったんだと思います。
でもそういう点では、「ナニワ金融道」の方がリアルかな、と今は思います。
 

【13154】
反動  投稿者:村田  投稿日:2008年12月22日(月)20時58分5秒
  Jackieさんの投稿を読んで、なんでこうも極端から極端へ振れるんだろうかと思いま した。英語の教科書がマンガになってしまった後は、いきなり「英語の授業は英語」で、って!
じゃあ中学ではペーパーテストなしで、きちんと訓練に時間をかけるんでしょうね。そうじゃなければ高校で英語で討論はありえない。

ところで、アメリカの高校生で外国語に日本語を選択した人は、全部日本語で授業を進めるんだろうか。
 

【13155】
子どもの反応  投稿者:江戸の母  投稿日:2008年12月22日(月)23時17分34秒
  2回目のレッスンでした。マイクとスピーカーの位置がイマイチ悪くて、ご迷惑おかけしま した。まずは「環境整備」ですね!事前によく伝えておけばよかったです。次回はうまくいくと思います。

途中下の子のトイレ介助なども入って母は中座したりしましたが、そのせいで息子も自律を迫られて、まあよかったかな。ゆっくり母さん、そして息子さんが一 緒にやってくれるのも、支えになってると思います。助かっています。(ものすご〜く引っ込み思案なので)

それにしても、小学校の英語授業ではものの名前だけを教えているようなので、日本語にはない「不定冠詞」のことを今後どうやって教えていくんだろう??と 不安に思いました。
負担になるようならやめるつもりでいますが、思いのほかやる気の息子です。☆がかけるようになったので、テキストに☆を書くのも楽しそうです。
 

【13156】
文部科学省=馬鹿の巣窟  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月23日(火)00時19分50秒
   こんなもの、できっこない。やれば実にみっともないことをやるだけになる。こんなこと をやったら、日本人の英語は今よりもはるかにぼろぼろになる、とムキになって言うこともないか。
 これまで学校が何をやってきたのかと思えば、文部科学省が今後、学校の何をどういじろうと、そんなものは生徒一人の英語力の実質とはほとんど何の関係も ないのだ。文部科学省が英語に関してやったことで、実効性のあったものなんかありはしない。すべては失敗の連続だった。

 力をつける生徒は、学校なんかとは関係なく、昔だって今だって一人で力をつけたのだ。これからだってそうだ。

 しかし、それにしてもひどいもんだ。初めからできっこないとわかっていることを、あたかもできるかのように、よくもまあしゃあしゃあと言えるものだ。文 部科学省には恥のかけらもない。厚顔無恥省と名を改めるがいい。

 「電話でレッスン」で私は高校の英語の先生を何人もコーチしてきた。英語で授業する? できっこない。できっこないのは目に見えている。しかし、たとえ できたとしても、3000や4000程度の単語しか知らない生徒(実際はもっとずっと知らない)に英語で説明して何がどうなるんだか、それ一つだけでいい から文部科学省はきちんと説明するがいい。このこと一つを説明しないのなら、文部科学厚顔無恥省は税金をドブに流すと公言しただけのことである。今後もさ らにいっそう学校をただの「お飾り」にしていくと言っただけである。

 文部科学省=「馬鹿の巣窟」は決して大げさでもなんでもない。事実そのまま、実質そのままだ。
 これまでも無策であり、無知であり、形だけであり、空文句のお題目を唱えてきただけだったのだ。これからもその路線で行くと公言したのである。とにか く、この省庁に恥というものはかけらもない。
 

【13157】
江戸の母さん  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月23日(火)00時30分45秒    編集済
  >ゆっくり母さん、そして息子さんが一緒にやってくれるのも、支えになってると思いま す。助かっています。(ものすご〜く引っ込み思案なので)

 ゆっくり母さん親子が大きく支えてくださっているのはその通りですね。名乗らないだけで、ちゃんと「営業部長」をやってくださっています。

 「営業部長」! そのうち、芋送りますから。

>それにしても、小学校の英語授業ではものの名前だけを教えているようなので、日本語にはない「不定冠詞」のことを今後どうやって教えていくんだろう?? と不安に思いました。

 そうですね。それ以前に、ものの名前を教えているときの音がおそらくでたらめなので、子供の負担を増やすだけだと思います。

>負担になるようならやめるつもりでいますが、思いのほかやる気の息子です。☆がかけるようになったので、テキストに☆を書くのも楽しそうです。

 今が一番大変です。先週よりはずっと口が動いていました。二三ヶ月すれば、どうってことなく進めてくれるようになると思っています。
 

【13158】
matsu さん  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月23日(火)00時35分41秒
  >ただ、岩波文庫の評論集は、今でも簡単に手に入って、花田の思考スタイルがよくわかる アンソロジーだと思います。

 お教えいただきありがとうございます。
 手に入れて読んでみます。
 

【13159】
matsu さん  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月23日(火)02時10分55秒
  >ここで柄谷が問題にしているのは、あえて根石用語で言えば、「磁場」体験ではなくて、 「語学」体験だろうと思います。「語学」体験だからこそ、リアルなものが「言語」だけだと言い切れるわけでしょう。

 「磁場体験」か「語学体験」かについてですが、柄谷がはっきり書かないにもかかわらず、言説の背後にあるのは、「磁場体験」だと思います。柄谷が言って いる「言語」っていうのは、語学で扱う言語のことではない。「磁場」のコードに自分が容赦なくさらされるときの身体をつらぬく「言語」のことです。

 村田君から借りて、「探求1」というのを読み始めました。
 「命がけの跳躍」という言い方も、柄谷の変貌に即して言えば、「語学体験」から「磁場体験」への「跳躍」なんだと読めます。(「畏怖する人間」一冊の半 分程度までしか読まなかった者が、「探求1」を読むと、明らかに言葉の質が違い、「変貌」があります。)この変貌の背後にあるのは、「語学体験」から「磁 場体験」への「跳躍」です。間違いないと思います。それが「命がけ」であるのは、まるでおおげさではなくそうなんですが、柄谷はその「磁場体験」を概念的 にしか書かない。いや、そもそも肝心の「磁場体験」そのものを書かない。この密輸入ってのを、日本の知識人たちはやるんです。「磁場体験」を伏せること で、密輸入になってしまうんです。
 こういう者と高村光太郎のパリ体験を比べるとはっきりします。高村光太郎も俺なんかと比べれば美男子だが、高村はパリの下宿の鏡にうつる自分の顔を 「猿」だと見たのです。西洋人が東洋人を見るときの視線そのままで、自分を見てしまったのです。柄谷は顔が美男子だから、アメリカで自分を「猿」だと思わ なかったのか。そんなはずはねえだろと思うのです。柄谷だって、アメリカに行けば、自分の中に「猿」を感じちゃうんです。鏡を見れば「猿」を見るのです。 日本人の共同主観なんです。(なんちゃって)

 柄谷は、自分の「猿」を書かないのです。國弘もそうです。「磁場帰り」が駄目なのはそこです。

 これまで読んだところでも、その「猿の」「命がけの跳躍」を「貨幣」なんぞにやらせていて、自分の「語学体験」から「磁場体験」への「跳躍」は一行も書 いていない。駄目なんですね、こういう概念屋。

 どこまでも、概念を概念で切るときの切れ味がいい。利口なお坊ちゃんだという思いを新たにしました。分析の切れ味はいいんです。メスみたいによく切れる ときがあるんです。
 吉本が鈍刀でぶったぎるときの鈍く重い音みたいなのが、柄谷にはまったくないですね。おめえは思想のデパートかよと思って、読んでいる途中でげらげら笑 い出したくなったのでした。いやはや、たったこれだけのページで西欧の思想家・哲学者の名前を20も30も繰り出して、お見事!っていう調子で、スパスパ と分析してみせてくれる。こちとら教養がねえから、こうも次から次へと繰り出されると、頭だけが忙しくて、苦痛のあまり愉快になって、笑い出したくなるん だ。。。。。。
 ヘーゲル、マルクス、スピノザ、チョムスキー、プラトン、ドストエフスキー、ウィトゲンシュタイン、デカルト、スピノザ、フッサール、ヤコブソン、レ ヴィー・ストロース、カント、ソシュール、バフチン、デリダ、クリステヴァ、クルプキ、ロラン・バルト、ドゥルーズ・ガタリ、デュルケム、まだまだまだま だ、あるよお、柄谷デパート、安いよお。

 うるせえんだよ、馬鹿野郎って思いませんか?

 今日読んだ数十頁の中から拾い出しただけで、こんなにも多くの思想家・哲学者を身軽に手軽にちょこまかと分析してみせてくれるんです。それで、読むほう は頭だけが忙しくなりました。分析の切れ味ってのはところどころで「お見事」で、何ひとつ胸に響くものがない。それで笑い出したくなっちゃったのは仕方あ りません。アホかよ、おめえ、西洋思想家の名前を次から次へと繰り出し、ちょこまかと軽いメスさばきで分析なんかこいてる身軽さこそ、バフチンに言わせれ ば、大学生相手の知的グループ(大学教員ども)の「内部」にだけ響く「モノローグ」なんだわ。そう思うことを避けることができませんでした。柄谷ご本人は おおまじめに思想しているつもりなんですが、どうにも笑い出したくなって仕方がなかったのです。
 このまじめで利口なお坊ちゃんを読むと、バフチンの「ポリフォニー=哄笑」は無理ですね。なにしろ明るい暗さですから。気持ちがつまんなくなっちゃう。

 柄谷につつしんでささげたいのは、ただ単に「笑い」ですね。柄谷の文章にはどこにも「笑い」なんかなくて、明るい暗さしかないが、俺が笑っていけないは ずがない。だって、俺は「他者」なんだもん。了解なんかしないまま笑うってことをする俺も、柄谷にとっての「他者」の資格あり、ですよね?

 柄谷にとっての俺という「他者」を、柄谷は「動物」とか「精神分裂病」とかという「他者」として扱ってもらっていいが、ご本人は単なる「神経症」なんだ わ。いつもの「磁場帰り」の病気なんだわ。

 知的グループ(教員ども)あるいは大学生の間だけだわ、こんなもんが笑われずに通用するのは。そう思います。吉本や松岡さんが、柄谷を浅田彰なんかと同 一視するのがようやく納得できました。

 「語学」には本質的な他者に出会う契機はありません。コードにさらされるってこともありません。ただ単に、コードを学ぶだけです。個人の意識に閉じてい るのが「語学」です。それが「語学」の天地です。

 そこから俺は「跳躍」しちゃった、と柄谷は言いたいんです。じゃあ、いいから、それでいいから、それを概念でなく言うがいい。この身軽で利口なお坊ちゃ んがやれないことはそれです。

 柄谷は、多分、「語学体験」と「磁場体験」の区別ができていません。
 それができないもんだから、「磁場」にいじめられたウサ晴らしを日本に帰ってきてやってけつかるのです。そんな程度のことがバレないとでも思っているん ですね。利口なお坊ちゃんは油断が大きすぎる。
 やたらと西洋哲学者の名前を繰り出して、身軽に切れ味よく、ちっこいメスで分析するんです。(そんなちっこいメスじゃ切れないんだってば。)

 お前さんに欠けてるのは、「磁場」って用語なんだ。「他者」なんか、「知的グループ」の外側で、民衆は誰だって血を流しながら知っている。

 このお説教臭さ。たまらんぜ。
 

【13160】
命がけの跳躍  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月23日(火)02時24分59秒
  俺には、「命がけの跳躍」は日本在住だけで目が回るほどあるな。
だから、「命がけの跳躍」って言葉じゃなくて、演歌の切れっ端でなぐさめられたりするんだな。

 「赤いツッポのヤンシュが騒ぐぅ。雪に埋もれた番屋の隅で、あたぁしゃ夜通し、飯を炊くぅ」
 

【13161】
空き枠ができました  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月23日(火)02時29分25秒
  2月から、月曜6時10分から40分の枠が空き枠になります。  

【13162】
ブチョーじゃないもん!フレッシュな新人だもん!  投稿者:ゆっくり母  投稿日:2008年12月23日(火)08時46分1秒
  ブチョーじゃないもん(涙)。
フレッシュな新人キャラを目指しています←図々しい?

ここのところ知的な会話が続いていて、書き込むタイミングを逃しまくりの知的じゃない私です。

>江戸の母さん
いえいえ、うちの息子の方が江戸っ子君の参加でとても喜んでいます。もし息子の顔が見えていたらまともにレッスンできないかも。
待っている番のときは百面相しています。コラーーーー!!!>息子
江戸っ子君(勝手によその子のハンドルネームつけるおばさん)、素直に上手に発音されているからびっくり。ママがいなくてもがんばっているし、すごいわ 〜。

>根石さん
昨日の大人のレッスンのあと、録音できていなかったことに気付いて泣きました(涙)。
営業部の仕事もですが、レッスンももっとがんばらなきゃ。

>こんなもの、できっこない。やれば実にみっともないことをやるだけになる。こんなことをやったら、日本人の英語は今よりもはるかにぼろぼろになる、とム キになって言うこともないか。

いや、ムキになっていってください。お上はわからなくても、庶民の方が気付くチャンスをいただけますから☆
 

【13163】
根石さん  投稿者:らくだ  投稿日:2008年12月23日(火)10時21分51秒
  友人からパソコンを譲り受けました。中古ですが、今まで使っていたものより格段に新しく スペックも高いので、スカイプが使 えると思います。息子のレッスンをスカイプに切り替えられればそうしようと思っています。スカイプのホームページにあるテスト通話を試すところまでは完了 しています。対素読舎のテストをしてみたいのですが、どうすればよいでしょうか?  

【13164】
根石さん  投稿者:matsu  投稿日:2008年12月23日(火)22時20分4秒    編集済
  よくわかりました。
ただ、私から見ると、根石さんの柄谷の読みは、ほとんど的を外しているように思えますが、それも仕方がないと思います。
誰も嫌いな人間のことをまともに読もうとはしないものですから。

また、私が根石さんの語学論を過剰に読み込んで曲解していたことも良くわかりました。
柄谷についてはもちろん、吉本や花田にからめて書いたことも、おそらく見当違いだったと思います。撤回させてください。
 

【13165】
小学校英語教育  投稿者:江戸の母  投稿日:2008年12月23日(火)22時34分59秒    編集済
  わわわわわ、私も知的会話についていけず、恐縮しきりですが・・・

ゆっくり母さん息子さん、百面相^^ ほんと顔が見えていたらうちもたぶんダメでしょう!声だけの交流、ゆっくり継続できたらいいですね〜

根石さん、精神年齢が実年齢より2歳は下回ってると親は覚悟してる(?いえいえ、時にイライラしてしまいます)息子ですが、どうぞよろしくお願いします。

こないだNHKで「公立教育の現場」を検証する番組で牧野剛氏(河合塾講師)が最初に今の子どもは「まともな日本語がしゃべれない」「単語をならべるだけ で、文章にできない」というようなことを言ってまして、うちもまさに、同感!でございます。気持ちを言葉で伝えることが苦手。我が家では英語よりも日本語 を勉強させろ〜と一致していますが、たぶん珍しい家庭なのだと思います。仲間が見つかればいいのですが。

息子はガッコで「しーゆーあげいん」を帰りの挨拶に言わされていたり
どこで覚えたのか「お〜まいごっど」なんて口走ってるのを見聞きすると、ぞぞぞっとします。

ところで先日うちの自治体で「日本語学級増設」の陳情が全会派一致の一発採択されました。
それだけニーズがあるということは、この地に外国人も増えていて日本語圏で生活するのに困っているとのことなのでしょう。小学校教師からの授業よりか、日 本語学級に通う生徒との交流とか、生徒のご両親を講師に招く授業はどうかな〜な〜んて思いつきました。どう思われますか?
 

【13166】
matsu さん  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月24日(水)05時36分12秒
  >また、私が根石さんの語学論を過剰に読み込んで曲解していたことも良くわかりました。
柄谷についてはもちろん、吉本や花田にからめて書いたことも、おそらく見当違いだったと思います。撤回させてください。

 撤回なさるのは結構ですが、私の方は読まないでいた柄谷を読み始めてしまったので、勝手に書くことにします。前回は、酔いが回って、後半がしまりがな かったので、もう一度やってみたいと思います。また飲み始めているので、今回も後半は前回同様になるおそれがありますが、やってみるしかありません。

>ウィトゲンシュタインは、「われわれの言語を理解しない者、外国人や子供」を、いつも思考の前提としている。彼にとって、それが他者のイメージである。 (略)
 ウィトゲンシュタインにとって、他者とは、「われわれの言語を理解しない者」、つまり言語ゲームを共有しない者にほかならない。そして、コミュニケー ションは、「直接的伝達」(キルケゴール)ではなく、それを可能にするものそのものの伝達(規則を教えること)のレベルにおいて考えられなければならな い。「直接的伝達」は、言語ゲームを共有する者同士では可能である。また、その場合、その伝達を可能にする社会的規則・コード(超越者)を取り出すことが できるだろう。しかし、それらは言語ゲームが共有化されたあとでの事後的な説明にすぎない。それらは、コミュニケーションの基礎づけたり得ない。むろん、 私は、他者(言語ゲームを異にする者)とのコミュニケーションが不可能だといいたいのではない。その逆に、コミュニケーションが合理的には不可能であり基 礎づけることができないにもかかわらず、現実にそれがなされている事実性に驚くべきだといいたいだけである。
         (「探求1」キルケゴールとウィトゲンシュタイン)

 柄谷も、ウィトゲンシュタインと同じように、「われわれの言語を理解しない者、外国人や子供」を「他者」だと言いたいのです。その意味で、この本の前半 を読んだ時点では、私はまったく柄谷が言う意味での「他者」でした。ところどころ切れ味のいいところがあるとは思うものの、何を言ってるのかまるでわから んというところが圧倒的に多かったからです。matsu さんは、こんなものを読んですんなりわかるのだろうかと、読みながら思ったことも書いておきたいと思います。
 上に引用したものを読んだあたりで、ようやく少しは言いたいことがわかってきたのですが、それは柄谷が「それを可能にするものそのものの伝達(規則を教 えること)」をしたからではありません。私が我慢して読んだからです。私が、この本一冊を途中まで読む過程で(まだ読み終わっていません)、「それを可能 にするものそのものの伝達」など柄谷は何ひとつしていません。

 さて、「コミュニケーションは、「直接的伝達」ではなく、それを可能にするものそのものの伝達(規則を教えること)のレベルにおいて考えられなければな らない」についてですが、私が日本在住の「外国人」とつきあうときにしてきたのはまさにこのことでした。しかし、それは「英語によって日本語を教える」こ とによってだったのです。
 (日本人の)「子供」ならともかく、「外国人」に「日本語」で「それを可能にするものそのものの伝達(規則を教えること)」が成立するとでも柄谷は考え ているのでしょうか。こいつは筆のすべりはいいが、考えが粗雑だと思うのはこういうところです。筆のすべりがいいとか切れ味がいいってことと、考えが粗雑 だということとは両立するんですね。

 この柄谷の考えでいいのなら、先日発表された厚顔無恥文部科学省の英語教育に関する考えもあれでいいことになります。「レベル」だけで言えば、「それを 可能にするものそのものの伝達(規則を教えること)のレベル」で厚顔無恥省もものを言っているのですから。
 私は「できっこない」と言っているのです。ですから、厚顔無恥文部科学官僚どもに言う言葉も柄谷に言う言葉も同じものになります。「空文句だけ唱えてん じゃねえよ」です。

 柄谷はウィトゲンシュタインを借りて、「外国人」を問題にしているんだから、私のいいがかりも筋の通らないものではないと思いますがいかがでしょうか。
 柄谷の言うこととは違って、「直接的伝達」も「それを可能にするするものそのものの伝達(規則を教えること)」も、両方とも、「言語ゲーム」を同じくす る者の間でしか成り立たないのです。

 柄谷はアメリカに渡る前に、日本でしこたま英語をやった人間です。「東京大学経済学部卒。同大学院英文科修士課程修了」です。

 「現実にそれがなされている事実性に驚くべきだといいたいだけである」というときの、「現実にそれがなされている」場所を柄谷は具体的に書きません。私 はその「場所」をアメリカだと考えていますし、「磁場体験」だと考えています。語学の内部では、柄谷の言う意味での「コミュニケーション」などどこにも成 立しません。それは語学の外側(=磁場体験)においてあるだけです。この一点に関して言うなら、matsu さんが柄谷を読めていないのだと思っています。
 「東京大学経済学部卒。同大学院英文科修士課程修了」の頃に柄谷がやった「語学」があったからこそ、「現実にそれがなされている事実性」があったので す。柄谷は、「前提」を伏せるのです。

 柄谷が具体的に書かない「場所」がアメリカでなく日本であるなら、「語学」ではなく「読書」によって、私が柄谷の言うことを曲がりなりにも受け取り、 「現実にそれがなされている事実性」に、柄谷が驚くべきです。私と柄谷では、「言語ゲーム」をまったく異にするのですから。
 柄谷は「日本でしこたま英語をやった」語学体験も伏せ、アメリカでの(猿としての?)「磁場体験」も伏せるのです。それで、日本に帰ってきてから、西洋 哲学者たちの説をちょこまかと持ち出し、メスで切ってみせるのです。そのしぐさの下から、シミチョロ(死語で申し訳ありません)としてちょろちょろと見え るのが、「語学体験」であり、「磁場体験」なのです。

 「磁場」の問題を捨象して、「それを可能にするものそのものの伝達(規則を教えること)」などと言ってもしょうがねえんです。そんなことを言うことが、 柄谷が自分で繰り返し繰り返し批判する「モノローグ」にしかならねえのです。

 「それを可能にするするものそのものの伝達(規則を教えること)」だあ?
 それをやってきたのは俺だよ。柄谷よ、お前なんぞじゃねえよ、と言いたい。

 だいぶ酔いがまわってきましたが、もうひとつ引用してみます。

>柳田国男は、「学ぶ」は「まねぶ」であり(「習う」はいうまでもなく「倣う」である)といい、それを「おぼえる」(覚える)に対比させている。そのよう にいうことで、柳田は、一般に、学ぶこと(学問)を、おぼえることの上に置く位階を転倒させた。ただ、柳田の区別は、別の意味で重要である。泳ぎを教える とき、われわれは、さしあたって、相手にフォーム(形)を真似させるほかない。泳げるようになる一瞬の悟り(覚り)を、待っていなければならない。
 曹洞禅(道元)の場合も、各種芸道の場合も、各々「形から入る」。つまりまねぶところからはじめる。しかし、これは一般に「教える」過程についていえ る。ウィトゲンシュタインが、言語の習得を訓練とよんだのは、この意味である。
 子供はまねばないならば、言語をおぼえないだろう。人間の子供は、特別な障害がないかぎり、話しかけられると、言葉をまねぶ。これは自然史的な能力であ る。しかし、それは、人間が特別な障害がないかぎり泳ぐ能力がそなわっているということとちがいはない。つまり「教える---習う」という関係のレベルか らはなれたところで、ピアジェやチョムスキーのように「生得能力」から学習を説明することは、本当の意味で「習う」ことに迫ることではない。それは事後的 な説明にすぎない。

 頭の回転の速い馬鹿っていうのはこういう者のことだ。文章が絶えず横滑りする。
 柳田国男が、これこれこう言ったと言い、「学ぶこと(学問)を、おぼえることの上に置く位階を転倒させた」と言う。そうなのかと思うが、「学ぶ・まね ぶ」を「覚える・悟る」と対比させることによって、柳田がどう「位階を転倒させた」のかはちっともわからない。
 柄谷の書くものの中に柳田国男という名前が出てきたからといって、柳田国男についてわかるわけではまるでない。柄谷のモノローグに都合のいいように、柳 田が引っ張り出されているだけのことなのである。

>曹洞禅(道元)の場合も、各種芸道の場合も、各々「形から入る」。つまりまねぶところからはじめる。しかし、これは一般に「教える」過程についていえ る。ウィトゲンシュタインが、言語の習得を訓練とよんだのは、この意味である。

 曹洞禅がどうなのか私は知らないが、「形から入る」についてなら、私にもわかっていることがある。それが「まねぶ」ところからはじめることもわかる。し かし、その直後で、「しかし、これは一般に「教える」過程についていえる」と気楽に続けるんじゃねえよと思う。どこでどうそれが「教える」について「いえ る」のか。ここでもやはり、柄谷は筆のすべりがよく、ただ単に雑なのである。思考が雑なのだ。

>子供はまねばないならば、言語をおぼえないだろう。人間の子供は、特別な障害がないかぎり、話しかけられると、言葉をまねぶ。これは自然史的な能力であ る。しかし、それは、人間が特別な障害がないかぎり泳ぐ能力がそなわっているということとちがいはない。つまり「教える---習う」という関係のレベルか らはなれたところで、ピアジェやチョムスキーのように「生得能力」から学習を説明することは、本当の意味で「習う」ことに迫ることではない。それは事後的 な説明にすぎない。

 「しかし、それは、人間が特別な障害がないかぎり泳ぐ能力がそなわっているということとちがいはない。」だとさ。「能力がそなわっている」という一点は 同じだろうが、子供にとって「言語」は避けようがないという一点はまるで無視されている。
 水泳を習い始めてすぐに、「泳ぎたくない」と子供が拒絶するなら、「能力がそなわって」いても子供は泳がないだろう。しかし、「泳ぎたい」でも「泳ぎた くない」でもいいが、そういう言葉を「持つこと」を子供は拒絶できない。泳ぐことは拒絶できても、言葉を拒絶することはできない。
 「能力がそなわっているということとちがいはない」などと言うことで、いったい柄谷は何を言ったのか。ボクは頭がいいように見えるでしょ、と言った以外 にいったい何を言ったのか。私には本当にわからない。
 チョムスキーの言う「生得能力」のせいで、子供は言葉を持つことを拒絶できないのだ。チョムスキーが「習う」ことに迫ることなどしたかどうか知らない。 チョムスキーは、「生得能力」が「ある」と言っただけだ。
 だから、子供は「教える---習う」などという「関係のレベル」でなく、「愛する---習う」のレベルで、「勝手に」「習う」のだ。そこにあるのは、 「教える」なんかではなく、「愛」だ。「人間の子供は、特別な障害がないかぎり、話しかけられると、言葉をまねぶ」ことの根底にあるのはそれだよ。「教え る」などということがなくても、「愛」のせいで、子供は勝手に「習う」。それがチョムスキーの言う「生得能力」であり、幼児に関してなら、それだけで「本 当の意味で」、「習う」ことが全部言えてしまうのだ。
 事後的な説明をしてるのは、柄谷、おめえさんじゃねえかよ。
 しかも、事後的なだけじゃなく、間違ってるじゃねえかよ。

 matsu さんは、私が柄谷が読めていないとおっしゃっていますが、私はそう思っておりません。正直に言って、私が読めていないのは吉本です。吉本には、本質的な難 解性があります。柄谷にはそんなものはありません。柄谷は、頭の回転が速くて、そのスピードに従って書くから、読みにくいだけです。というか、話があちゃ こちゃして読みにくいんです。
 「探求1」に関して言えば、最初の3分の1くらいはほんとうにあちゃこちゃしていて読めたもんじゃない。後半に入って、ようやく少し落ち着いてきていま すので、柄谷が書いた文章そのものにつっかかってやろうという気になったのです。
 最初の3分の1を読んだ時点で、私から悪態しか出てこなかったのは、柄谷のせいです。私のせいじゃありません、と、柄谷にとっての「他者」として言い 放っておきます。

 私が、こういう種類の「アタマノヨサ」が嫌いなのは、matsu さんが納得して下さった通りで間違いありません。

 また、私の語学論を深読みしすぎたのであれば、本来の深さ(浅さ)で読んでいただきたく思います。
 

【13167】
らくださん、江戸の母さん、ゆっくり母さん  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月24日(水)13時54分20秒
  昨夜書けなくて申し訳ありません。
今日、夜まで時間がとれません。夜に書かせていただきます。
 

【13168】
らくださん  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月25日(木)01時09分52秒
  >息子のレッスンをスカイプに切り替えられればそうしようと思っています。

 スカイプは問題さえ引き起こさなければ、「電話」を超えています。電話機能を使いながら、教材を送ったりもできます。生徒さんが途中で、キー操作を間違 えて、教材を使えなくしてしてしまったときにも、「じゃあ、これから最新版を送りますから」と言いながら、教材を送信したりします。生徒さんの方は、ファ イル送信(受信)を表示する窓を見ながら、「ああ、来た、来た」などと言っています。私が10年かけて作った教材も、ものの1,2分で送れてしまいます。

>スカイプのホームページにあるテスト通話を試すところまでは完了しています。対素読舎のテストをしてみたいのですが、どうすればよいでしょうか?

 新しく導入されたコンピュータで使う「スカイプ名」をスカイプのサイトに登録する必要がありますが、それはお済みでしょうか。お済みでしたら、この掲示 板上で、テストをする時間を決めて、(私のスカイプ名を使って)そちらから私のスカイプを呼んでもらうのでいいと思います。レッスンに使う場合は、(基本 的に)私が生徒さんのスカイプ名を呼ぶことにしていますが、テストではどちらからどちらを呼ぶのでもいいと思います。
 一度テストをすれば、私の側にらくださんのスカイプ名が残りますので、以後はこちらからそちらを呼ぶことが可能になると思います。一度メールをもらえ ば、こちらに相手のメールアドレスが残るようなものです。

 時間を決めて、双方のスカイプが立ち上がっている状態で、以下のスカイプ名を呼んでみていただけますか?

neishi-yoshihisa-sodokusya
 

【13169】
ゆっくり母さん  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月25日(木)01時21分14秒
   息子さんが、私のスカイプの留守番電話に録音してくれたもの聴きました。
 息子さん風邪をひいていますよね?
 音質自体は、それほどよくなかったです。
 おたくのスカイプから送信されたのでしょうか。電話を使って吹き込んでいただいたのでしょうか。
 多分、息子さんが好きな落語のさわりのところを吹き込んでいただいたのだと思いますが、歌みたいなのが聞こえていて、内容はわかりませんでした。
 最後の「ありがとうございましたぁ」は聞き取れました。何度か聞いて、そこで笑っています。
 

【13170】
根石さん  投稿者:matsu  投稿日:2008年12月25日(木)01時27分14秒
  根石さんが、誰に向かって何のために書いているのか、測りかねます。
私はただ、柄谷が根石語学論の展開のために、「媒介」になるのではないか、ということでポイントをしぼって指摘しただけです。
根石さんがそれについて、違うと考えて、私に向けて書いているというなら、論点を明確にして書いてくれないと応接のしようがありません。

連夜にわたる記事を見てみると、私に対して書いているのではなく、ただ柄谷を批判したくてたまらない、という情熱にかられて書いているだけのように思えま す。

枝葉末節ではなく、本筋の部分で一点、指摘させてください。
根石さんは「命がけの跳躍」ということを、誤解しているようです。
何か具体的な場所から場所への跳躍としてイメージしていて、積極的で価値ある行為と考えているようです。語学から磁場へ跳躍した、などと書いていますか ら。

そうではなくて、日常の滑らかなコミュニケーションの見かけの下に、常に断絶があって、それを飛び越える「命がけの飛躍」がある、しかしそれは事後的に隠 されている、ということです。
そうした人間の原理的なあり方を把握するために、極限概念として「外国人」や「貨幣」を出しているのであって、根石さんのいう「磁場体験」や外国生活とは 何の関係もありません。
柄谷の根本モチーフすらつかめないままに、罵詈雑言を繰り返す根石さんの姿勢は全く理解できません。

私は別に柄谷信者でありませんし、柄谷へのまともな批判はあってしかるべきです。
しかし、根石さんの態度は、言葉や思想に対して不誠実だし、まじめに議論しようとしている相手をこばかにした態度だと思います。
 

【13171】
江戸の母さん  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月25日(木)01時45分44秒
  >根石さん、精神年齢が実年齢より2歳は下回ってると親は覚悟してる(?いえいえ、時に イライラしてしまいます)息子ですが、どうぞよろしくお願いします。

 うらやましいです。今の子供は、実年齢より上回って、その分空滑りしている子供が多いです。
 うちの孫は、ませていて、実年齢より上の言い回しを繰り出します。こいつは、多分、十代のどこかで「ひきこもり」をやるんじゃないかなと「覚悟」してい ます。下回っても、上回っても、大変です。でも、どっちも大丈夫なんだと思っています。

>こないだNHKで「公立教育の現場」を検証する番組で牧野剛氏(河合塾講師)が最初に今の子どもは「まともな日本語がしゃべれない」「単語をならべるだ けで、文章にできない」というようなことを言ってまして、うちもまさに、同感!でございます。

 そんなこと、心配せず、放っておいて大丈夫だと思います。旦那さんが心配されましたが、私のレッスンで、息子さんは、意味もわからないちんぷんかんぷん な日本語を「文章」として読まされています。素読が効いてくると思っています。
 手前味噌で言いますが、小学生の間は、素読と算数の計算だけできれば、他は全部放っておいても大丈夫です。(その気になれば、後からみんな取り戻せま す。)

>息子はガッコで「しーゆーあげいん」を帰りの挨拶に言わされていたり
どこで覚えたのか「お〜まいごっど」なんて口走ってるのを見聞きすると、ぞぞぞっとします。

 アホな光景ですね。学校はこういう馬鹿な真似をさっさとやめてもらいたい。みっともないと思わないのでしょうかね。ぞぞぞっって感覚がまともです。子供 さんに、「馬鹿な真似」とか「みっともない」とか一度でいいから言っておくことは必要ですね。

>ところで先日うちの自治体で「日本語学級増設」の陳情が全会派一致の一発採択されました。
それだけニーズがあるということは、この地に外国人も増えていて日本語圏で生活するのに困っているとのことなのでしょう。小学校教師からの授業よりか、日 本語学級に通う生徒との交流とか、生徒のご両親を講師に招く授業はどうかな〜な〜んて思いつきました。どう思われますか?

 日本語学級に通う生徒の家族と家族ぐるみのつきあいが一番いいと思います。親を「講師」にするのは賛成できません。「講師」でなく、円座でみんなで一緒 にものを食うみたいなのがいいと思います。それでも日本人の数家族が、日本在住の外国人の一家族を囲むみたいになると、圧迫感ができてしまうので、まず は、一家族と一家族でつきあうのがいいのではないでしょうか。
 

【13172】
matsu さん  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月25日(木)02時08分19秒    編集済
  >根石さんが、誰に向かって何のために書いているのか、測りかねます。

 概念のいじり方に向けて書いていると思います。

>私はただ、柄谷が根石語学論の展開のために、「媒介」になるのではないか、ということでポイントをしぼって指摘しただけです。

 「媒介」になると思います。すでに私は「媒介」にしています。

>根石さんがそれについて、違うと考えて、私に向けて書いているというなら、論点を明確にして書いてくれないと応接のしようがありません。

 私はこの掲示板では、具体的な匿名の人に向けて、「宛名」を書きますので、matsu さんに向けて、柄谷批判を提示しています。

>連夜にわたる記事を見てみると、私に対して書いているのではなく、ただ柄谷を批判したくてたまらない、という情熱にかられて書いているだけのように思え ます。

 私に柄谷を批判したい「情熱」なんてものはありません。私は柄谷を馬鹿にしているだけです。

>根石さんは「命がけの跳躍」ということを、誤解しているようです。

 誤解する以前に、マルクスなんかを引用して、貨幣に「命がけの跳躍」なんかをやらせているところがまったく理解できません。実物をみせてくれと思いま す。恐慌は貨幣が引き起こすのか、「信用」が引き起こすのか、人間の欲が引き起こすのか、もうちょっとわかる言葉で書けばいいのだ。柄谷という馬鹿は。

>何か具体的な場所から場所への跳躍としてイメージしていて、積極的で価値ある行為と考えているようです。語学から磁場へ跳躍した、などと書いていますか ら。

 matsu さんは私の語学論を誤解していると思います。これは matsu さん批判としてここに書いています。
 私の「跳躍」も、場所から場所への「跳躍」ではありません。「異質」からもう一つの「異質」への「跳躍」です。「語学から磁場」への「跳躍」も、「異 質」からもう一つの「異質」への「跳躍」です。「場所」のことを言っているんではありせん。
 読めていないのはどちらでしょうか。

>そうではなくて、日常の滑らかなコミュニケーションの見かけの下に、常に断絶があって、それを飛び越える「命がけの飛躍」がある、しかしそれは事後的に 隠されている、ということです。

>日常の滑らかなコミュニケーションの見かけの下に、常に断絶があって、

 これはよくわかります。

>それを飛び越える「命がけの飛躍」がある、しかしそれは事後的に隠されている

 これを説明していただけますか。

>そうした人間の原理的なあり方を把握するために、極限概念として「外国人」や「貨幣」を出しているのであって、根石さんのいう「磁場体験」や外国生活と は何の関係もありません。
柄谷の根本モチーフすらつかめないままに、罵詈雑言を繰り返す根石さんの姿勢は全く理解できません。

 そうだと思います。そんなに簡単に理解して欲しくありません。
 過去ログをお読みになれば、私が何に対して罵詈雑言を繰り返すのかはおわかりいただけるものと思います。

>しかし、根石さんの態度は、言葉や思想に対して不誠実だし、まじめに議論しようとしている相手をこばかにした態度だと思います。

 「まじめに議論しようとしている」は matsu さんのことを言っているのでしょうか。柄谷のことを言っているのでしょうか。私が言葉や思想に対して不誠実なら、不誠実で結構です。私は柄谷を「こばか」 にしているのではありません。馬鹿にしているのです。
 

【13173】
根石さん  投稿者:matsu  投稿日:2008年12月25日(木)02時25分4秒    編集済
  失礼な記事を書いて申し訳ありませんでした。
しかし、まぎれもない本心なので、歯に衣着せぬ根石流に敬意を表して、あえてそのまま投稿しました。

それへの反論も読ませていただきましたが、やはりもう接点は何もないかんじですね。
私に根石さんの語学論を理解する力はないでしょうが、根石さんも柄谷を媒介にするには全くの力不足だろうと思います。
「馬鹿」なんて、子どものけんかで使う言葉ですよ。

こんなタイミングでなんですが、レッスンは今月までとしてください。
明後日の分はお休みとさせてください。
子どもとも話し合って決めたことです。
一年間お世話になり、学ぶところが多かったことを感謝します。
 

【13174】
matsu さん  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月25日(木)02時47分6秒
  ありがとうございました。  

【13175】
空き枠ができました  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月25日(木)02時54分28秒
  金曜日夜、8時40分から。
月曜日(夕方・夜)、6時10分から。
「他者」の皆様、よろしくお願い致します。

どちらも2月からやります。
 

【13176】
matsu さん  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月25日(木)02時59分8秒
  「一時的な感情にかられて」は読んでおります。
それを削除したことも「読んで」おります。
 

【13177】
歴史  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月25日(木)03時00分58秒
  >「馬鹿」なんて、子どものけんかで使う言葉ですよ。

 私はこの掲示板を始めた当初から、「馬鹿」を言うだけでやってきたのでした。
 

【13178】
前口上ができましたので、アップします。  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月25日(木)03時42分26秒    編集済
  アップアップ。
ですが、「思想」は無視して下さい。
------------------------------------------------------

ダーク・テニクックでいこう!
英語発音「通信講座」


.使用法------------------------------------------------------

・ホームページのテキストと音声で練習してから、ご自分の携帯電話や固定電話から素読舎の留守番電話へ音声を吹き込んで下さい。いつ吹き込んでいただいて も結構です。

・毎回、受講番号と氏名を言って下さい。「??番、山田太郎です」というふうに吹き込んでから、レッスン用のものを吹き込んで下さい。「です」を言うだけ が、軍隊と違います。

・ホームページのテキストで、★印のついているところの日本語と、英単語、英文を読んで下さい。これは、ホームページの録音音声で読んでいるところと同じ です。日本語1回、英単語2回、英文3回等、回数もホームページの録音音声と同じです。

・一回の録音で、3項目分吹き込んで下さい。(1と2と3、次に、4と5と6など)

・一回録音(吹き込み)したら、メールでアドバイスが送られるのをお待ち下さい。アドバイスを受け取ったら、それに従って練習して下さい。それをちゃんと やってから、次の3項目分を練習し録音(吹き込み)をして下さい。(3ヶ月以内に全部をやらなきゃならないことを計算して下さい。)

・9031oiurekjfdsm@infoseek.jp
 にレッスン申し込みのメールをいただき、郵便小為替を受け取りましたら、素読舎の留守番電話の番号と受講番号をお知らせします。

・留守番電話に録音された音声を聞き、メールでアドバイスをします。それが基本であり、その後、スカイプでお会いすることがあれば、それは付録だとご承知 下さい。

・一通り終了した人たち5人くらい一組で、スカイプの会議電話を使って「生レッスン」を行いますので、できたらパソコンにスカイプを導入して下さることを 希望します。(人数がまとまるまでお待ちいただく場合があります。)

・ご質問は、掲示板『大風呂敷』にお願い致します。
http://8100.teacup.com/ooburoshiki/bbs?BD=7&CH=5

.申し込み方法------------------------------------------------------

・以下の住所に、郵便小為替(ゆうびんこがわせ)で5000円分をお送り下さい。

〒387−0015
長野県千曲市鋳物師屋642−3 素読舎(根石吉久)

・9031oiurekjfdsm@infoseek.jp
 にレッスン申し込みと、郵便小為替による送金済みを知らせるメールをお送り下さい。その際、住所、氏名、携帯またはパソコンのメールアドレス、電話番 号、送金済みであること等をお書き下さい。
 こちらで、郵便小為替を受け取りましたら、素読舎の留守番電話の番号と受講番号をお知らせします。

・ご質問は、掲示板『大風呂敷』にお願い致します。
http://8100.teacup.com/ooburoshiki/bbs?BD=7&CH=5
 

【13179】
根石さん、ゆっくり母さん  投稿者:江戸の母  投稿日:2008年12月25日(木)04時01分46秒
  根石さん
お返事ありがとうございます。しかと読ませていただきました。
私にとっては、もうそろそろ「サンタ」に変身する時間&仮眠時間です^^

子どもは「まさに水を吸うスポンジ」のごとく、日々いろんなことを吸収していき、興味を持っています。1年前はできなかったことができるようになったり、 友達との関係が広がったり、その成長ぶりは、ほんとフットした時にわかることで、親としてじわ〜〜とくるものですね。

英語の吸収力も大人より、早いのでしょうね。
親としては、根石さんからの音を子どもの耳に残していきたいです。

外国人親子との家族ぐるみの交流ということで、ご助言いただきましたが、
ほんと、理想ですね〜しかしDSを無制限にあたるかどうか、食事についても炭酸やスナック菓子をあたるかどうか、ある程度、同じような考え方の家庭かどう かを手探りしながら、交流するということもしています。(相手の家庭の方針に、口出しするのはなかなかできませんもので)近所にお母さんがフィリピンの方 もおり、家族ぐるみを想定してみたのですが、お父さんは話ずらそうな雰囲気なこととか、DS、お菓子は無制限のようなので、ちょっと抵抗を感じてしまいま した。他にも検討してみます。ありがとうございます。

空き枠、金曜8時40分、
子どもたちが眠たくなる時間なので、大人レッスンで入りたいのはやまやまなのですが、今は子どもたちと添い寝が必須なので、難しいです。残念ですが。

ゆっくり母さん
息子君の元気な声が聞こえるたび、おお!と圧倒されます^^一緒に進めることができて感謝です。このご縁にも感謝。
さて、ゆっくり母さんがご紹介されていたAudacityもDLしてみました。これが使えるといいですね!スカイプ導入に続き、がんばります。
今のところ表示に録音ボタンがグレーになっているのが気になります。ボタンを押すことができません。都合がついた時間にスカイプで録音テストをさせてくだ さい〜


全然突拍子も無くてすみませんが、
花田清輝>
「ユートピア社会ってのは資本制社会の枠内で単純再生産を実現できれば、できるんだ」
今、新自由主義と福祉ということを考えていて、花田のこの言葉が何か疑問を解決するキーワードになるかなと思いました。語学論、貨幣論という視点とは、全 然違うし、幼稚な私の独り言ですが、花田は(モンゴル)を理想としていたということもうつろな記憶にあります。ビジョンが見えれば、どう歩くべきか、道筋 が見えてきますよね。こちらも、少しづつ検討していければいいなと思っています。突然でスミマセン(汗)
 

【13180】
ゆっくり母さん  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月25日(木)05時46分17秒
  朝になっても眠れないので、ゆっくりやらせて下さい。
「営業部長」の件、すでに着任しているのに、カマトトはよしてよね、と言いかけてやめておきます。
 

【13181】
江戸の母さん  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月25日(木)05時47分22秒
  柄谷を一応読んでから、花田を読む予定です。  

【13182】
発明  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月25日(木)05時52分15秒
   人間は自分がもっとも必要とするものをキリストるものである。
 柄谷も同じだ。
 語学という「前提」を持っていることを伏せて、「他者」を語るところが、ズール教なのだ。
 ドストエフスキーの小説が体現してるように、「基底」などどこにもないと疑うことができるが、柄谷は「前提」を伏せて大口叩いてんじゃねえ。
 「無限としての他者」(第十一章)はおもしろかった。
 ほめてつかわす。
 しかしなんだな。本の終盤3分の1くらいになって、ようやく言いてえことを言い出すんだから、おめえもグズってもんだ。
 シャキッとしろよ、「磁場帰り」!
 

【13183】
お知らせ  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月25日(木)05時55分23秒
  柄谷を借りただけ読んだら、花田を読んで、「カラマーゾフの兄弟」を読もうと思いまし た。  

【13184】
留守電  投稿者:ゆっくり母  投稿日:2008年12月25日(木)07時34分46秒
  ごめんなさい、それも書こうとおもってそのままになっていました。
留守電は固定電話からかけてみました。
息子は風邪をひいているというよりも変なテンションでした。

お耳汚し、失礼いたしました☆

また後ほど〜。
 

【13185】
過去ログ  投稿者:Naima  投稿日:2008年12月25日(木)08時23分27秒
  村田先輩

過去ログの2001〜2100を読み返し、2101へ移ったところ文字化けしていました。それ以降も文字化けしています。どうしたらいいでしょうか。

業務連絡みたいな投稿ですみません。
 

【13186】
落語  投稿者:ゆっくり母  投稿日:2008年12月25日(木)08時25分23秒    編集済
  息子は多分「こ〜れからこ〜のな〜かで(これからこの中で)狐の化けたあの女とあの男 が・・・な〜にをするのやろぉぉ」といっていると思います。
罠にひっかかった狐がまっつぁんに、「わなから逃がしてもらうお礼に、化けるところを見せます」美女に化け、さらに「あの男をだましてごらんにいれます」 と言って、とおりがかりの男を納屋に誘う、という場面でのまっつぁんの台詞です。

息子に「何するんだろうね?」と聞いてみたら、長男は「さぁ…」と意味深に笑っていました(う〜ん…母としては複雑)。
次男は「神経衰弱か積み木かブロック」と答えました。
多分、いや、きっと神経衰弱ですね。

長男はレッスンにずいぶんなじんでくれて、はじめの頃のような緊張はなくなり、ふつうに「そういう日」と思ってくれつつあるようです。
昨日は何の話だったか「せんべいは英語でなに?ジャパニーズ・スナック?」と言い、「ジャパニーズは一瞬般若がないんじゃない?」と言いました。辞書で調 べて「はじめの『ジャ』のところが般若みたい(あっていますか?)」というとふ〜ん、と納得したような、してないような顔をしておりました。
こんな調子です(どんな調子?)。根石さん、江戸の母さん、どうぞよろしくお願いします。
 

【13187】
根石さん  投稿者:らくだ  投稿日:2008年12月25日(木)08時29分10秒
  本日以降で、夜の11時にテストができる日はありますでしょうか。その時間なら間違いな く帰宅できると思いますので。日を指定していただければ呼び出しさせていただきます。  

【13188】
小学校の英語教育(続)  投稿者:江戸の母  投稿日:2008年12月25日(木)10時37分8秒
  今朝小学校に用事があり、クラスを覗いてみたら、思ったよりひどいことになっていまし た。クラスの後ろの掲示板に英語コー ナーがあって、そこに体の絵とその英語がアルファベットとひらがなで書かれていたり、色紙がはってあって同じように英語とひらがな、このほか、挨拶も書か れていました。

息子は帰りの挨拶が「しーゆーあげいん」と言わされることに違和感をもってるようです。
「だって、うちのクラスだけなんだもん」とのこと。

隣のクラスは、クラスにはいるとき「グッドモーニング」と言いましょうと貼ってありました。どっちもどっちですが、本当にひどいです。

でたらめな発音
私はイギリスで写真を求められたとき、写真は「ふぉとくらふ」だよなと思っていたので
何を求められているかわからず、大変な思いをしました。(飛行機で「オレンジジュース
が通じないことが、最初のショックでしたが><)
どこから手を打っていったらいいのだろう。小学校校長は英語教育が自慢の校長です。
自尊心を壊したら息子に危害が加えられそう。
しかし、小学校の階段には綿埃がたまっていて、汚いです。

まず、掃除。自分の勉強する場所をきれいにしてほしい。
 

【13189】
Naimaさん  投稿者:村田  投稿日:2008年12月25日(木)12時06分53秒
  今「2001-2100」の過去ログと「2101-2200」の過去ログのソースをざっ と見比べてみたら、2001-2100の方には文字セットがShift-JISで見るように指定してあって、2100からの方にはShift-JISの指 定がしてありませんでした。
ブラウザの文字セットをEUC−JPに変更してみてください。

今から出かけてしまいます。
取り急ぎ、失礼します。
 

【13190】
らくださん  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月25日(木)17時07分46秒
  今日、夜、11時OKです。
明日以降は、レッスンがありますので、0時過ぎならOKです。
ご連絡下さい。
 

【13191】
根石さん  投稿者:らくだ  投稿日:2008年12月25日(木)22時52分57秒
  スタンバイできました。あと8分後、お願いします。  

【13192】
らくださん  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月25日(木)23時05分46秒
  今、スカイプ立ち上げました。
まだ立ち上げておられるようならスカイプ→スカイプで呼んでみていただけますでしょうか。
 

【13193】
根石さん  投稿者:らくだ  投稿日:2008年12月25日(木)23時23分12秒
  テストありがとうございました。

スカイプ、やってみると簡単で、しかも快適ですね。

スカイプ導入にあたってヘッドセットを買ったのですが、YouTubeで音楽を聴くのに最高だと、ぜんぜん関係ない理由で息子にはすこぶる評判が良いで す。「YouTubeのために買ったんじゃない。テストがうまくいったら、明日からスカイプでレッスンだぞ」と言うと「音が良いから、ますます発音良く なっちゃうぜ」と調子に乗っています。

では、明日、よろしくお願いいたします。
 

【13194】
会長就任のご挨拶  投稿者:らくだ  投稿日:2008年12月25日(木)23時37分1秒
  昨晩は、なんだか風邪のひきかけでダルく、泥のように眠っていました。眠りこけている間 に一雨降って、matsuさんが去っていったのでした。

matsuさんは私と同時期に息子さんを預けられ、「父母の会」の会長でした。ちなみに私が「副会長」。自称であることに加えて、肩書きだけで何もしませ んので、どっちも「 」付きだったのですが。matsuさんに「会長」を押し付けたのは私、ゆっくり母さんに「営業部長」を押し付けたのも私。ゆっくり母 さんには悪いことしちゃいました。ごめんなさい。

matsuさんが「退会」されてしまいましたので、不肖私めが「会長」に自分で昇格させていただきます。引き続き「 」付きですので何もやりませんが、あ しからず。ご異存のある方はご遠慮なく、おっしゃってください。あっさり席をお譲りいたします。

取り急ぎ、就任のご挨拶まで。
 

【13195】
らくださん  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月26日(金)00時46分14秒
   テストうまくいきましたですね。音のとぎれもなく、安定していました。
 「会長」に就任いただきありがとうございました。
 いやいや、「会長」にはお世話になっております。「通信教育」も「会長」のご提言があって、試行錯誤が始まったのでした。やぼ用が続き、教材作りが中断 しておりますが、時間をみつけてやっていきますので、今後ともよろしくお願い致します。
 

【13196】
たびたびすみません  投稿者:江戸の母  投稿日:2008年12月26日(金)02時27分30秒    編集済
  小学校英語教育についてですが、
子どもの冬休みの宿題のひとつに「英語 進んで習った英語を使ってみましょう」
というのがあり、ぐらっとしてしまいました。さらに、子どもはなにか歌を歌いながら体を動かして、「おーるおばーみー、じょいじょいじょいじょい〜♪」な どと、全然英語として通じない発音で言っています。「遊び感覚」で遊びながら、英語を身につけようという魂胆でしょうか。果たしてこの音が誰かが聞いて理 解できる音なんだろうか?日本人にしか通じない音のような気がしてきました。こんな変な文化がすりこまれている状態に、どうしようかと模索中です。
 

【13197】
ひとりごと(モノローグってか)  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月26日(金)03時03分2秒
  >そうではなくて、日常の滑らかなコミュニケーションの見かけの下に、常に断絶があっ て、それを飛び越える「命がけの飛躍」がある、しかしそれは事後的に隠されている、ということです。

>日常の滑らかなコミュニケーションの見かけの下に、常に断絶があって、

 これはよくわかります。

>それを飛び越える「命がけの飛躍」がある、しかしそれは事後的に隠されている

 これを説明していただけますか。





 matsu さんは、こちらが聞いていることには何も答えてくれませんでした。

 「事後的に隠されている」っていうのは何のことかと思ったので、それはいったい何のことかとお聞きしたのだが、答えてはくれない。それで、こちらが「ま じめに」議論することなどを押しつけられる義理はなかろうもん。昔から、こういう「まじめに」が苦手だった。誠実だの、不誠実だのと、何のつもりで matsu さんは言っているのだろうか。わからないから聞いていることに答えるということが、「議論」というものの基底を形成するはずの まじめさ なのに、 matsu さんはその基底自体を無視して(壊して)、誠実だの不誠実だのと言うのである。いったいこういう誠実や不誠実にどんなナイヨウがあるのか。ナイヨウはナイ ヨウ。すみません。
 matsu さんの「事後的」は「命がけの飛躍」という「事」の「後」にということを言っているのだろうか。わざわざ「事後的に」という語で言うのはなぜなのかがわか らない。「命がけの飛躍」が外からは人の目に見えないという、単にそれだけのことを言ってるのではないらしい。「事後的に」というからには、「事」の「前 後」が何か関係あって言っているのだろう。どうしてこんな言い方をするのか本当にわからないので聞いたのだが、そういうポイントには何も答えてはくれない のだ。
 柄谷の本の中にもところどころに「事後的に」という言い回しが出てくる。そんなところから言い回しを拾ってきて真似ているだけのことなんだろうか。
 柄谷の言説はこちらは書籍で読むわけだから、柄谷は言いっぱなしができる。それに対して、こちらも言いっぱなしができる。あんまり言いっぱなしばかり じゃいけなかろうと思い、柄谷の文を具体的に引用して、ここがこうだと批判したが、それに対しても matsu さんは、高みから「読めていない」というご託宣を垂れただけだな。どこが具体的にどう読めていないのかは教えてくれない。言葉はおとなしそうなのだが、な かなかどっこい。この人はあらかじめ高みにいるのである。なんであらかじめそんな「高み」にいられるのかがまったくわからない。偉い人なのだ。よっ、雲上 人!
 こういうのはたいがい何かの「まじめな」信仰のせいなのだ。そんな信仰のせいで、俺が「どやしつけ」を「演じる」ことも matsu さんは読んではくれなかったようだ。「どやしつけ」を「演じる」かたわらで、論点を噛み合わせようとしている努力は見えないようだ。「日常の滑らかなコ ミュニケーションの見かけ」がわかる人も、「どやしつけ」の「見かけ」はわからないらしい。
 こちらが聞いていることを無視し、議論の基底を壊し、「読めてない」とご託宣を垂れる。いったい何がどれだけ偉くてそんなことができるのか。「どやしつ け」を「演じる」演技も読めず、「どやしつけ」は不誠実だなどと、文学・思想信仰の「まじめ」さを押しつけてくることの方が、よっぽど不誠実じゃねえか。 文学には「どやしつけ」もありなんだよ。この程度の「演技」も読めなくて、何が「文学」かよ。いい年こいていつまで文学青年やってんだろう。一度しっかり と「まじめ」ってことを説明してもらいたい。
 まるで「根石君、ふまじめだよ」って説教する学校の先生みたい。ああ、何度それを言われて育ったことか。ボクは苦しんじゃった。柄谷とおんなじでうるせ えんだよ。セックスの後で、「こないだはバツだったけど、根石君、今日はマル! うふん」って言う女の方がよっぽどいいや。「こないだはバツだったけど」くらい言われたからって、俺は「ちくしょう、このスキモノ」って言うけど、「断 絶」はしねえな。
 「文学」だの「思想」などにもう俺は何の信仰も持ってはいない。こちらからはあちらの信仰がふまじめ(不誠実?)に見えるのだ。

>そうではなくて、日常の滑らかなコミュニケーションの見かけの下に、常に断絶があって、それを飛び越える「命がけの飛躍」がある、しかしそれは事後的に 隠されている、ということです。

 そういうことですか。やっぱわかんねえな。俺の「誤読」を指摘した後で、matsu さんはこう書くが、そんなことは俺が読んだ限りでは、柄谷はどこにも言っていない。まあ、これから読むところに書いてあるかもしれないから保留しておく が、ひとまずこれまでのところ、「日常の滑らかなコミュニケーションの見かけの下に」なんていうレベルのことを柄谷は言っているわけではない。matsu さんの自分の言説としてなら、「よくわかる」のだが、俺の柄谷の読み方を訂正して、こんなことを言われてもなあ。少なくとも、「探求・1」に書いてある 「命がけの跳躍」ってことはそんなことを言っているんじゃない。「言葉が通じない者=外国人・異質・異物・異人」と「向き合う」ことを言っているだけだ。 「教える・習う」の関係に入ることを言ってるだけだ。
 先生だか公務員だか知らねえが、「偉人」にゃ「異人」はわからんわ。「極限概念」なんぞという「まじめ」なレベルでなく、単に「他者」の具体例として、 柄谷はそう言ってるだけじゃねえか。なあにがキョクゲンガイネン。へっ!
 問題はやっぱり、「概念」の「いじり方」なんだ。
 「命がけの飛躍」は、「語学から磁場への跳躍」には関係があるが、「日常の滑らかなコミュニケーション」の見かけの下の「断絶」なんかとはよっぽど関係 がない。「断絶があって、」って、いったいなんだよ。それがあれば、そこに「他者」が立ち上がるとでもいうのかよ。「断絶があって、」だけのことなら、そ れこそがモノローグじゃないか。とぼとぼと道を歩きながらのぼやきとどれほど違うっていうんだ。それが柄谷の言う意味での「他者」と何の関係があるってい うんだ。

 いや、matsu さんがそう読むんなら、関係はあるんだろう。なにしろ「断絶」だからな。きのうの俺との別れ方なんぞは、見事なもんだ。なにしろ「断絶」だ。それはそれで いいんだというだけのことだ。

 柄谷はこんな「断絶」程度のことを言っているんじゃないんだ。「他者」ってことで言ってるのは、「断絶」なら「断絶」でいいが、言葉が通じないなら通じ ないでいいが、それを踏まえて、その者と「向き合う」ことを言っているんだ。matsu さんは、モノローグから出ることができないまま、「断絶」をやっただけのことだった。文学信仰者はそれをやってればいい。別に出てこいなどと呼び出さねえ よ。そもそもあんたが勝手にこの掲示板に出てきただけのことじゃねえか。それで、手前勝手に出て行っただけのことじゃねえか。モノローグの闇がどこまで深 いんだか、俺は知らない。

 matsu さんが本当にわかっていないのは、柄谷の言い方を借りれば、「言語ゲームを異にする者=他者」だろう。柄谷読みの柄谷知らずと言う他はないんだ。思想信仰 はやっかいなもんだ。俺が柄谷に似ているなんかって言い出すんだから。迷惑だ。

 まあいいか。
 

【13198】
江戸の母さん  投稿者:根石吉久  投稿日:2008年12月26日(金)03時17分32秒    編集済
  >小学校英語教育についてですが、
子どもの冬休みの宿題のひとつに「英語 進んで習った英語を使ってみましょう」
というのがあり、ぐらっとしてしまいました。さらに、子どもはなにか歌を歌いながら体を動かして、「おーるおばーみー、じょいじょいじょいじょい〜♪」な どと、全然英語として通じない発音で言っています。「遊び感覚」で遊びながら、英語を身につけようという魂胆でしょうか。果たしてこの音が誰かが聞いて理 解できる音なんだろうか?日本人にしか通じない音のような気がしてきました。こんな変な文化がすりこまれている状態に、どうしようかと模索中です。

 「おーるおばーみー、じょいじょいじょいじょい〜♪」!

 ウツクシイーーー! これ、誰でしたっけ。昔、男の裏声で、ウツクシーーーーって叫ぶ芸人いましたが。

 まあ、遊ばせておけばいいんじゃないでしょうか。
 子供はすごいです。どうでもいいことをきっかけにしてここまで遊ぶかって。大人にはなかなか。

 私は「子供のけんかですよ」とか、お説教をいただいてしまいましたが、遊んで何が悪い!と言い返すことを回避できません。俺のお遊戯にめくじらたてる人 がいて、迷惑でした。

 俺は、私は、わたくし、罪深い大人であるため、レッスンでは遊べないのですが、掲示板では遊ばせてもらっています。

>こんな変な文化がすりこまれている状態に、どうしようかと模索中です。

 子供というものは、こういう間違ったものをすりこまれて育つことを避けられない存在です。「変だよ」とか「馬鹿らしいよ」とあきらめずに言い続けるしか ないんじゃないでしょうか。学びながら、言い続けるしかないと思います。
 

【13199】
根石さん  投稿者:江戸の母  投稿日:2008年12月26日(金)04時23分4秒
  忙しい中、お返事ありがとうございます!

>子供というものは、こういう間違ったものをすりこまれて育つことを避けられない存在です。

とてもわかります。子どもの頃、「合成着色料」とかがついた駄菓子がものすごい魅力的でした。あまりに「合成着色料」とかから縁を切った生活をしていると 抵抗力がなくなってしまいますよね。

英語遊びの中で、またあたらしい遊びを見つける可能性もあるかもしれませんしね。様子をみてみます。「お〜まいごっど」はむかっとしてしまいますが^^
 

【13200】
根石先生  投稿者:片原  投稿日:2008年12月26日(金)14時28分16秒
  今日のレッスン,都合によりおやすみさせてください。よろしくお願いします。