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l音とr音に関して興味深いお話ありがとうございました。
> ジェリーってやつは、ものすごおく、ゆっくりしゃべるやつです。
ジェリーさんはかなりの年輩のかたですか?年輩の方でゆっくり話す人が多いような気がするので、年輩の方と話すと練習になるのじゃないかと思ったことがあ
ります。
>クリスはプライマリースクール(小学校相当)の低学年の頃、「自分もrとlが区別できなくて、放課後残されて訓練された」と言ったのでした。
「へぇー!」って感じです。日本人で日本語の音を小学校で直されるなんてことないような気がしますが。
あー、ちょっと状況が違いますが思い出しました。あるネイティブの先生も子供のころ
lとrの区別ができなかったと言っていたのを思い出しました。その先生の場合は、上顎の部分だったと思いますが、何か欠陥があって手術をし、その後は問題
なく発音できるようになったと言っていましたのでクリスさんの場合とは違うかもしれません。
> だとすると、日本語の「らりるれろ」ってのはなんだよ?
わたしも日本語の「らりるれろ」はどっちに近いのだろうと思っていました。自分で「らりるれろ」と言ってみると、舌先が歯茎かその後ろあたりにいつも触れ
ているのでlに近いのだと思っていました。今年、NHKのラジオ番組でネイティブのゲストが、日本語の「らりるれろ」はlに近い、rは日本語には全くない
音なので難しいだろうと言っていました。だとすれば、なぜ「らりるれろ」のローマ字表記をra,ri,ru,re,roとしているのかと疑問に感じていま
した。la,li,lu,le,lo とするほうが誤解を招きにくいと思います。
わたしは、l音とr音の出し方がなんとなくわかるまでは「らりるれろ」はrに近いからrでローマ字表記をするのかと思っていましたから。
>日本語の「らりるれろ」は、rでもlでもないけど、日本人にはrにもlにもなってしまう。
うーん。先にも書きましたが「らりるれろ」という時、舌先が口蓋のどこかに必ずついているので、l音に近くr音ではないと思うのですが、根石さんはrにも
lにもなってしまうというお考えですね。わたしは、とにかく音の区別ができないのでわかりません。
> 英単語の綴りにおける 0 はくせ者だぞ。これは、辞書をひかねえと綴りから割り出せねえと生徒たちに言ってきました
そこまでの指導が、中学生くらいまでの間に受けられるなんてうらやましい限りです。
> lは舌を上の歯茎に押しつければいいのですが、これもちょいと癖があり、他の音との兼ね合いで、歯茎から舌を離すときに出す時と、歯茎にくっつけっぱ
なしで出すときとあります。
他の音との兼ね合いというのがまた難しいですね。語尾にlがあるときなど、歯茎にくっつけっぱなしということはないですか?
> rはlよりタチが悪い。この音は、単語の最初にあるときは、舌の筋肉もりもりで明瞭に「タチ」ます。red, reading
など、舌が喉の方にひっぱられるようなもりもり筋肉になります。
昔、単語の最初にあるときのrの音を出すのは簡単だ。前に「う」という音を出すつもりで発音せよみたいなことを聞いたことがあります。極端に言えば、
readingは「ウリーディング」みたいな・・・
> [a:r] など、母音の後では、発音してもしなくてもいいくらいな扱いです。
サンフランシスコのあたりでは発音し、ニューヨークのあたりでは発音しないことが多いというような噂も聞いています。
そうですか、安心というか納得というか・・・。わたしは[a:r]の「r」など無視状態ですが、それでトラブルになったことがないように思うのは発音しな
い人もいるからですね。
>lとrの区別が大変というのは、それももちろんありますが、rひとつが、七変化とまではいかないにせよ、最低でも三変化するという問題とからんでいると
思います。単語の最初のrと母音がらみのrは、日本人の耳には、とうてい同じrだとは受け取れません。
はー、やはり道は険しいです。
> 解決法は、このところずっとらくださんに向けて書いている記事が参考になると思います。
タフそうですが、拝見させていただきます。ありがとうございます。
> 精神衛生上は、r(l)は、最後に仕上がればいいくらいに思っているのが大事です。お書き下さったように「時差」を大きく肯定することです。
永遠にダメなのかなと思っていたのですが、めげないでやってみます。
> コツは、「高速化」にあります。l(歯茎に舌)とr(どこにも触らない)という本質を踏み外さず、口の筋肉をいじめて、徐々に(が大事!)発音を「高
速化」することです。
肝に銘じます。ヤル気満々です。
> 文部省(当時)のおさぼりや、文科省(現代)のお馬鹿のおかげで、
ゆっくり母さんだったと思いますが、ご投稿で中学2年で her
を「ヘル」でしたっけ、そういう読み方をしたとか。その他ローマ字読みしているような状況を知り、仰天しました。英語を習い始めた時点で、ローマ字読みと
英語は違うという認識がないのかと思いました。昔より、お金を使っているはずなのに英語教育は後退しているのかとも思いました。
> 人様からお金をいただいてコーチをやっていても、rとlの「高速化」はまだ途中です。
そうですか。発音のきれいな人をつかまえて、[l]と[r]が聞き分けられるのか聞いてもみんな「できない」と言うので、不思議な気がしていました。
>音の本質さえつかんでいれば、よぼよぼのコーチでも、選手(生徒)にプレイさせることはできると考えています。
ご謙遜でしょうが、まさにコーチですね。
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