【10901】
【タイトル】7年目の浮気
【記事番号】1495 (2147483647)
【 日時 】06/11/08 23:05
【 発言者 】nishiazabu

Naimaさま

余計なおせっかいなどめっそうもございません。
ごていねいにありがとうございます。
ただ、私がアマゾンで11/6と11/8に確認したところ、
既に在庫がありませんでした。残念です。



【10902】
【タイトル】nishiazabuさま
【記事番号】1496 (2147483647)
【 日時 】06/11/09 1:39
【 発言者 】Naima

おせっかいついでに、さきほど確認してみたところ、下記のように出ていました。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4894070030/sr=1-47/qid=1163003603/ref=sr_1_47/503-0206221-1299917?ie=UTF8&s=books

スクリーンプレイ社というところから出ていたと思うのですが、これは出版元が違うようですね。中古で価格も高いようですし。どんなもんでしょ?



【10903】
【タイトル】いつも思うこと。。。
【記事番号】1497 (2147483647)
【 日時 】06/11/09 2:46
【 発言者 】足立和夫

人間って、つくづく奇妙奇天烈な生き物だと思うな。粕谷栄市の詩句を借りれば、一人ひとりには「魂の現実」があり、誰にも分からないものを抱えているこ と。それは当たり前でいて、とても不思議なことだ。日常生活では感じないことだけど、諍いをまえにすると、人は人のことをわかるわけはないなと思う。なぜ こうなっているのか不思議だ。
いまの「文学」に欠けているのは、人間に対する巨大な興味じゃないかと睨んでいる。深い洞察が聞こえてこないな。まあ人のことは言えないけど。。。



【10904】
【タイトル】こんなコトバ見つけました。
【記事番号】1498 (2147483647)
【 日時 】06/11/09 2:57
【 発言者 】英語嫌い人

太宰治『走れメロス』の冒頭より。
「メロスは激怒した。・・・メロスには政治がわからぬ。・・・けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった」



【10905】
【タイトル】ドイツ語どんでん
【記事番号】1499 (2147483647)
【 日時 】06/11/09 3:21
【 発言者 】Naima

>ドイツ語磁場におけるドイツ語回転読みが、一ヶ月という限定された期間に、どんな変化を生活言語に与え、生活言語から何を受け取るのかを書いていただけたらうれしいです。

的を得ない報告になってしまうかもしれませんが...

語数別リストにあげた文章は、現在形ばかり、しかもほとんどが単文。それを [しかし」と「そして」で繋ぐ程度の会話力です。それに私のドイツ語実践の場は、ほとんど絵付け学校の中であり、磁場の中でもシチュエーションも狭い範囲 に限られています。朝9〜10時から夕方6〜7時まで、ほとんど一日中、先生とお弟子さんの二人だけが相手の会話です。その上、週に6日はこの二人とばか り接しているので、私が文章をみなまで言わなくても、通じてしまうところもあり、「せっかく練習してるねんから、最後まで言わして〜〜」と思うことも度々 でした。

それ以外には、昼休みに向かいのカフェへサンドイッチとコーヒーのテイクアウトしに行った折に、簡単な会話を交わしたり、旅行先で道を聞いたりする程度。旅行するとは言え、それも絵付け学校の特別セミナーに参加する為ですから、これも絵付けがらみの会話が中心です。

そんなこんなで、自分の会話力にたいした変化はなかったように思うのですが、聞き取りの勘が飛躍的に伸びたように思います。それは先に述べたような様々な 要因が大きな助けになったということもあるでしょうが、シンタックスがドイツ語モードにセットされたということもあるように思います。

7月に約1ヶ月ドイツにおり、8月はほとんどドイツ語にふれませんでしたが、9月にはゲーテ学院で講師と揉めながら、語数別分類リストで回転読みを細々ながらも続けており、10月はドイツ語磁場でもそれを続けたことも大きな要因だったと思います。

根石さんが英語の「寝起き」はどうだと聞いておられたことがありますが、私の場合、ドイツ語の「寝起き」は、今回確かに良かったです。それとリストアップ していない過去完了形(ドイツ語会話では過去形の代わりに過去完了形でしゃべります)も、あまりストレスを感じずにしゃべれたように思います。

ドイツ語語順の英語で言うと、"At 12 o'clock have I my lunch finished." I have my souvenier for you brought with me." てな具合です。英語とドイツ語は似ているとはいえ、とてもややこしく、現在形ならまだしも、過去完了形となると脳が緊張します。

これが複文(主節と従属節のある文です)になると、従属節の動詞は文章の最後に移動する、などの規則があり、文法を理解しているだけではどうにもなりません。回転読みしておく以外に手がない、のです。両手両足で別々のリズムを刻むドラマーのような気分になります。

語順別回転読みをする前は、英語語順と混同しやすかったです。いや、混同してはいなかったのですが、日本語を介さずに、英語を介してドイツ語を理解してい ましたから、しゃべる時には、頭に英語語順でならべたドイツ語単語を、ドイツ語語順に組み替えながら。トツトツとしゃべっていました。

モンスーンや集中豪雨的な練習をしていれば、劇的なブレークスルーがあっただろうと確信しています。いつものことながら生温い回転状態で、ろくな成果も上 げられず不甲斐ないです。けれど、この「やりさえすれば間違いなく出来る」という確信は「やる気」につながりました。語数別回転読みは地道に続けようと思 います。経過報告も続けますので。



【10906】
【タイトル】茶読み友達の
【記事番号】1500 (2147483647)
【 日時 】06/11/09 3:54
【 発言者 】Naima

吉さんへ、

先週は勝手致しました。明日から、あ、もう今日になってしまいました、よろしくお願いします。



【10907】
【タイトル】ドイツ語どんでん 続き
【記事番号】1501 (2147483647)
【 日時 】06/11/09 11:00
【 発言者 】Naima

今朝早く、お布団の中で回転読みの効果について考えていました。

ドイツ語磁場で回転読みを欠かさずにいると、わんさとサケが登ってくる川の中を歩いているようだな...と

自分がしゃべる場面が少なくても、電車の中、雑踏の中、テレビ番組の中、スーパーのチラシの中、友人知人の話の中など、いたるる所に、自分のリストアップ した構文が出て来ます。それらの構文の形の中に知らない単語が入っていると、高感度センサーがピッピッと働き、新出単語やフレーズを容易に釣り上げる事が 出来ます。それを辞書で調べたり、スペルがわからない場合には絵付けの先生やお弟子さんに聞いたり。

知らず知らずのうちにサブスティテューション・ドリルをやっていることになります。覚えたての文を使う場面に出会うと、即、実践できます。

それと

聴解力を上げるコツは、キーワードを捉える事です。キーワードをピックアップするためには、構文がしっかり頭に入っていることも前提になると思います。聴解力が上がったのは、多分こういう理由ではないでしょうか。

掘り下げの浅いレポートですみません。



【10908】
【タイトル】Naimaさんへ
【記事番号】1502 (2147483647)
【 日時 】06/11/09 13:07
【 発言者 】吉

茶読み友達、、、あ〜良い響きですねー。 この呼びかけは嬉しいです。 ありがとうございます! 今夜私の方から電話させていただきます。

Naimaさんのブログを訪れて「ドイツレポート」も読ませて頂いていました! 一緒にドイツ旅行に連れて行って頂いたような感覚になりました。 読んでいて情景が目に浮かびました。すごすぎるぞNaimaさんのドイツレポート! お皿の絵付けも素晴らしい!!

この「ドイツ語どんでん」リポートからもNaimaさんの頭の中で何が起こっているのかよーくわかります。 高校生の時に初めてホームステイした時の当時の気持ちが呼び起こされました。 英語を始めたばかりの私の家内や友人達も似たような体験を今してるんでしょうねー。

素読舎メソッドがどの言語習得にも有効なようだという事は、感覚的には確信していますが、私は家内が英語を習得していく様子を観察しているだけの横着ものです(笑)。

> 覚えたての文を使う場面に出会うと、即、実践できます。

うーん、きっとこれがその土地にいる強みなんでしょうね。 からっぽ乾電池に、すぐに意味を充電できる、、。 強力磁場の影響を嫌でも受けますもんね。



【10909】
【タイトル】蔵出し-語数別回転読み指南 
【記事番号】1503 (2147483647)
【 日時 】06/11/09 21:35
【 発言者 】Naima

ドイツへ行く前に根石さんに、語数別回転読みの実践方法の詳細を教わっていました。なのに、なんだか自分勝手にやっていました。皆さんもご参考までに...

【4847】
【タイトル】Naima さん
【 日時 】02/08/23 3:40
【 発言者 】根石吉久
 「回転読み」の難易は、文法的難易度ではなく、語数に依存します。
 Naima さんは、英検一級の完熟女ですから、ドイツ語の文法は順を追って易しいほうからやるっていうのでなくて大丈夫だと思います。
 私は、英語の「語数別分類」というのをやっている途中で気づいたのですが、一語の文はともかく、二語、三語でできた文を使えば、中学英語のあらかたが説 明できてしまいます。説明できないのは、関係代名詞くらいのもので、他は全部やろうと思えばできるなあと気づき、びっくりしたことがあります。
 語数と文法の難易には、あるとしても非常にゆるい相関関係しかありません。
 どれか一冊決めて、それを骨までしゃぶるというやり方もいいものですが、ノート数冊(パソコンにドイツ語のフォントがあるなら、数個のファイル)を使って、語数別に例文を集めたらいいと思いました。
 私の勘でものをいいますが、7語あたりから始められてはどうでしょうか。ドイツ語を語数別に分類してしまうのです。
 分類している途中で、7語でできた文が採録できたら、
 「回転読み」→文法理解→「回転読み」
 で、文法理解をねらった練習ができます。
 あるいは、イントネーションや発音の「音づくり」をやられるなら、
 「回転読み」→「CDによる回転聞き」→「回転読み」
 をやります。
 これを書いていて、気付いたのは、「CDによる回転聞き」をやるのに、CDは不便だなということです。該当の文の頭出しが面倒です。音声データに切れ目を入れるための切れ目の個数の制限数が少ないのが、CDというメディアの欠点です。
 どこかの出版社が目をつけてくれたら、「語数別分類」による英語の教材を作ってみたいと思ったことがありました(Eliot さんに吹き込んでもらうのです)が、DVDならどうなんだろうというのが現在の疑問です。語学教材にするには、頭出しのための切れ目が少なくてはどうしよ うもないのです。余談でした。
 で、もう一度、考え直して、

 「回転読み」→「CDによる回転聞き」→「回転読み」

 は、これはこれで別に練習するものとしたらいかがでしょうか。イントネーションまで含めた、文全体の「音づくり」というものの練習は、別仕立てにします。そうすれば、
 「回転読み」→文法理解→「回転読み」
 だけを一つの個別領域にすることができます。それでいいと思います。
 両方一挙にやれる教材で、しかも語数別に分類されているなんていう教材は市販されていないと思います。(だから、私は英語の教材として作ってみたいわけです。)
 「回転読み」→文法理解→「回転読み」
 をやるなら、語数別分類をやりながらやれます。7語なら7語、8語なら8語の文について、それぞれ100程度の文を集められてはどうでしょうか。自分で ノートに分類するなら、元になる素材は何でもいいです。文法の説明(日本語であれ英語であれ)がついている本から拾うのがいいと思います。
 例示された教材では、ワークブックの substitution drill の元になる例文が最適かと思いました。教科書本文は、後回しでいいと思います。
 いっそのこと「語数別分類」などということもはしょって、このワークブックでやられるのがいいのか。「語数別分類」は、日本に帰ってきて、英語の練習に 戻られた時に、私が Naima さんをこき使うことで、「回転読み」との相関関係をわかっていただけばそれでいいことだし・・・。
 「回転読み」と「回転書き」との関係ですが、昔、世の中にテープレコーダーというものが出現した時に、私はテープレコーダーに「回転読み」で録音してお いて、それを再生したものを聞きながら「回転書き」をやりました。しかし、テープレコーダーにこだわるひつようもないと思います。これもやはり、サンド イッチで、
 「回転読み」→「回転書き」→「回転読み」
 でいいと思います。この方がずっと自然です。
>5.辞書は独独辞書と英独/独英辞書を持っていますが、日独/独日は買っていかなくてもいいですね?
 いいです。



【10911】
【タイトル】イメージ核 その2
【記事番号】1504 (2147483647)
【 日時 】06/11/11 1:26
【 発言者 】吉

先週に続いて本日11月10日のレッスン時の根石さんのコメントです。

練習する時は、学習者が状況(イメージ)を、想いおこさないと意味を持たせる事ができません。 本人の意識が音に意味を込めていく。 これが「語学」であり、机上で学習者が自分でやらなければいけない事です。

磁場に入ると、状況から[生活場面などのシチュエーションから]、自分で意識をしなくても音と意味が合体する場面に遭遇します。子供が生活言語を習得するのと同じです。 これは語学ではありません。

先週奥さんに「書いてください」と言いましたが、「ゆっくり読む」という事もやってください。 わざとスピードを落として音にして、イメージが動くようにゆっくり読んでください。 イメージが止めるような単語に遭遇したら、それは抜き出して書くという作業をしてください。

そうやって段々とスピードを上げていく練習をしてください。 スピードを上げて、速く読むときに動くイメージは、とても希薄です。 私はこれをイメージの上澄みとか、イデアとか読んでますが、早く読んだ時は希薄なイメージしか動かないです。

********************
>> レッスン終了後 家内との対話 <<
********************

家内「ずい分前に「書いてみてください」ってコーチに言われてから、書く作業もしてるのよ。」

私「知ってるよ、優等生だなーって感心してたもん。 で、、どうなのよ。 書いて何か効果あった?」

家内「最初はね、1単語、1単語、書き写したりしていたの。 それが今は、文節っていうの? こう「かたまり」で捉えられるようになってきたの、、、。  例えば「I'm going to have」未来にー、「two pieces」ふたつー、「in her gallery」女の人のギャラリーに、って、こんな感じの大きなかたまりでイメージをつけて書けるようになったのよ。」

私「へー、それってすごい進歩じゃん。」

家内「書くと英語は「主語・動詞」「主語・動詞」「主語・動詞」「主語・動詞」っていうのも、よくわかる。 日本人の思考と全然違うっていうのも何度か書いたから強く実感できてきたわ。 でも沢山イメージが動くかって聞かれたら、、、うーん、、、まだよくわかんない。」

私「覚えている文章がいくつもあるだろ? だったら後は書くことだけに集中できるから良いよね。 イメージを付ける事だけに専念できるだろ。 そこがこの素読舎メソッドの強みだと思うんだけど、、。 イメージはさ、短い文章からつけていったら?」


家内「私も短い文章からイメージするようにしているの、でもね、
Oh, but this is great. 驚いているイメージ
Oh! that's so great.  驚いているイメージ
Oh, look at that! 驚いているイメージ  (爆笑)
なんか、みんな漠然とした「驚いたイメージ」なんだよねー。」

私「あはは、、最初はそれで良いんじゃない。 音だけを捕まえた文章は「からっぽの乾電池」で、そこにイメージを充電していくんだと思う。

実際に人が同じ文章を使っている場面を目撃したりすると「ああ、こういう場面で使うの
か!」ってイメージできるだろ、、それも「充電できる」って事なんだと僕は思うんだけど。でもそれは「語学ではない」と根石さんは言っているのかな〜?  ここが哲学的で良くわかんないんだなー。 実践英語は「語学からちょっと離れた状態」って今日のレッスンでコメントしてたな。 そうか、自分で意識して意 味を充填してるかどうかがポイントなんだな!

実際にイメージの付き始めた文章を、自分で使ったりする事でも、充電されると思う。 日本では普段の生活で英語を使わないから、「書く」という作業で微力 ながら充電させていくしかないんだね。で、、それが語学なんだよ。俺は学生の時、have とか、be動詞とか、イメージを捕えるために辞書を丸写ししたよ。 そう考えると俺も語学をやっていたんだなー。」

家内「根石さんが言っている事って、日本語に変換して、英語の意味を捉えるのではなくて、英語の音や文字からダイレクトにイメージを捉える練習を、書く作業でやってくださいって事でしょ。 なんかすごい大変な作業かも、、、。」

私「イメージをつけるのに、映画を字幕無しで観てもいいし、CDを聴いても良いし、ハリーポッターを読んでも良いと思うんだ。 そういう英語の素材はすべ て微力な磁力を発していると思うからさー。 そういうのをフルに使ってイメージをつければ習得も早いんじゃないかな。 いろんなイメージや文章と出会いな がら「書く」作業をすると、意識に深く刻みこまれていくんじゃない。 まあ、無理しないでちょっとづつを、毎日続けていけば良いんだよ。」



【10912】
【タイトル】NAIMA さん
【記事番号】1505 (2147483647)
【 日時 】06/11/12 3:15
【 発言者 】根石吉久

当時どんな文脈上で書いた文章か忘れてしまいました。
過去ログを読む時間がとれません。
いずれにせよ、語数別分類は有効だと思っています。

今後も再読の価値ありと思われたものがありましたら、蔵出しをお願いします。
私の勉強になります。



【10913】
【タイトル】吉さん
【記事番号】1506 (2147483647)
【 日時 】06/11/12 3:21
【 発言者 】根石吉久

>Oh, but this is great. 驚いているイメージ
>Oh! that's so great.  驚いているイメージ
>Oh, look at that! 驚いているイメージ  (爆笑)
>なんか、みんな漠然とした「驚いたイメージ」なんだよねー。」

 イメージという語で言いたかったのは、状況のイメージではなく、それぞれの語のイメージ、あるいはそれぞれの語群のイメージでした。
 look at that で言うなら、look のイメージ、at のイメージ、that のイメージです。
 これを自分で勝手に決めなければならないのが、日本在住での机上の語学です。
 これを状況が決めてくれるのが、英語の磁場での生活による言語習得です。
 この点が、水と油くらいに違います。
 磁場での習得が油で、日本在住の机上の語学が水だと思っています。



【10914】
【タイトル】吉さんの奥様
【記事番号】1507 (2147483647)
【 日時 】06/11/12 3:33
【 発言者 】根石吉久

>「根石さんが言っている事って、日本語に変換して、英語の意味を捉えるの
>ではなく、英語の音や文字からダイレクトにイメージを捉える練習を、書く
>作業でやってくださいって事でしょ。 なんかすごい大変な作業かも、、、。」

 すごい大変な作業っていうよりも、一種のコツです。
 しかし、このコツは伝えようがないので、膨大な教材を作っているわけです。
 ダイレクトに英語そのものからイメージが動くようにすることをねらっている教材だと自分では思っています。
 長野市に在住の生徒さんに2004年の秋に「英単語を具体的な日本語に置き換える割合はどのくらいですか?」とお聞きして、「2,3割はある」との答えをいただき、今年10月28日に、同じ質問をしましたら、「置き換えの癖はとれた」とのことでした。
 2年で置き換えの癖がとれたことになります。
 教材作成には、「置き換えの癖をとる」という魂胆が明らかにあります。
 ですので、まあ続けてみて下さい。
 並行して、書くこと(筆写)も続けて下さい。



【10915】
【タイトル】Naimaさん
【記事番号】1508 (2147483647)
【 日時 】06/11/12 3:44
【 発言者 】根石吉久

>根石さんが英語の「寝起き」はどうだと聞いておられたことがありますが、
>私の場合、ドイツ語の「寝起き」は、今回確かに良かったです。

 これが「回転読み」の効果だったとしたら、うれしいです。
 「回転読み」が生活言語になるのが早かった(寝起きがよかった)と読めます。
 生活言語が「回転読み」に与えるものは何と呼べばいいのかと思いました。
 寝付きがよいではよくない。
 夢見がいい、というのがいいのか。



【10916】
【タイトル】Naima さん
【記事番号】1509 (2147483647)
【 日時 】06/11/12 3:49
【 発言者 】根石吉久

>聴解力を上げるコツは、キーワードを捉える事です。キーワードをピックアップ
>するためには、構文がしっかり頭に入っていることも前提になると思います。聴
>解力が上がったのは、多分こういう理由ではないでしょうか。

 生活言語と「回転読み」を微分すれば、構文とキーワードになると思いました。
 刺激を受けました。感謝します。



【10917】
【タイトル】イメージ核 その3
【記事番号】1510 (2147483647)
【 日時 】06/11/12 20:45
【 発言者 】吉

> イメージという語で言いたかったのは、状況のイメージではなく、
> それぞれの語のイメージ、あるいはそれぞれの語群のイメージでした。

根石さん、フォローありがとうございました。
ここ2回のレッスンの後、家内と「単語の核となるイメージ」の話で盛り上がっています。ゆっくり紹介していきます。

自分の単語のコアイメージの付き方に、辞書ベースとなっているものと、生活英語の影響をうけたものと、二通りあるなと、ちょうど考えていた所なのです。

英語圏での生活状況の中でコアイメージを身につけた単語の代表に前置詞があります。「at、to、for など」のコアイメージです。 生活場面でこれらの単語に沢山触れてコアとなるイメージをつかみました。これらの前置詞は中学でも学んでいたのですが、核と なるイメージは、生活の中で身につけました。 例えば私の中での[to]の核となるイメージは、顔と顔が向き合った状態のイメージです。 中学で習う「〜 へ」とかの日本語ではありません。

辞書をひいてイメージの付き易い単語と、実際の場面で使われているのを見聞きしたら一度でイメージの付いてしまうようなそういう単語もあります。



【10918】
【タイトル】イメージ核 その4
【記事番号】1511 (2147483647)
【 日時 】06/11/12 20:55
【 発言者 】吉

家内「根石さんが言っているのは、ひとつひとつの単語の核となるイメージを抽出して、そのひとつひとつ単語のイメージを文章にそって動かすって事なんでしょ。」

私「ほら、どんぐり倶楽部の糸山先生も「理解するって事は、頭の中でイメージが動く事なんです」って、そう言っていたじゃん。 例えば、「子熊が、トラックにゲルルした。」って文章があったとするだろ。」どう、イメージ動いた?」

家内「小熊とトラックはイメージできるけど、ゲルル?でイメージがとまっちゃう。」

私「小熊=イメージできる

トラック=イメージできる

ゲルル=ワカラナイ

だろ?」

家内「うん」

私「ここで俺が「ゲルル」とは、熊の世界の言葉で「歯をむき出してにらむ事です」と教えたとするじゃん。これでもう「ゲルル」の意味はわかるだろ?」

家内「うん」

私「小熊がトラックにゲルルした。 どうイメージ動いた?」

家内「うん、、今度はイメージできた。 小熊がトラックを睨んでる。」

私「英語でも、イメージが動くって、そういう事だと思うんだけど、、どうだろ?」



【10919】
【タイトル】吉さん
【記事番号】1512 (2147483647)
【 日時 】06/11/13 1:37
【 発言者 】根石吉久

>自分の単語のコアイメージの付き方に、辞書ベースとなって
>いるものと、生活英語の影響をうけたものと、二通りあるな
>と、ちょうど考えていた所なのです。

 その二通りがあり、辞書ベースのものが私の用語では「語学」によるコアイメージ形成となります。他方は、生活英語というより生活そのものによるコアイメージの形成(生活の必要による強制)だと考えてきました。
 「強制」は「磁場」が大人に対してすることで、子供はまったく違います。どの赤ん坊も必ずある特定の言語の「磁場」に生まれてきますが、子供の意識にお いては、「強制」はないのだと思います。子供の貪欲さ、精密な注意力、どんな大人をも圧倒する受動性、受動性を直ちに能動性に変える柔軟さなどの功徳で しょう。それらがなければ、「磁場」の言語は「強制」になります。具体的には、十代の終わり頃、あるいは二十代の始め頃に英語の「磁場」に留学した人など が受けるのは「強制」だと思います。一種の入れ墨だと考えています。(自分の体に自分で望んで彫ったもの)
 入れ墨と対照させて言えば、日本に住み、日本語だけに囲まれて、机上で語学を続ける人の意識には、イメージはスタンプされるだけだと言っていいと思います。彫られることがない。

>英語圏での生活状況の中でコアイメージを身につけた単語の代表に前置詞があります。
>「at、to、for など」のコアイメージです。

 まさにそうではないかと思います。日本語を媒介にせず、前置詞のコアイメージを持っているかどうかで、個人の意識において英語がまったく違ってきます。
 昔、大学入試の穴埋め問題で前置詞を入れさせる問題で、全く初見のイディオムを羅列され、ここはあの感じの with で文になるし、ここはああいう感じの for を入れればいいし、などと点数をかせいだせこい経験を思い出しました。確か15問あって、そのうち既知のイディオムは1個だけでした。残り14問は、「あ あいう感じ」という感覚だけで点をかせいだのでした。15問中1問だけ既知、14問未知で、15問正解したんじゃなかったかと覚えています。

>辞書をひいてイメージの付き易い単語と、実際の場面
>で使われているのを見聞きしたら一度でイメージの付
>いてしまうようなそういう単語もあります。

具体例を挙げていただくと面白くなるのでお願いします。



【10920】
【タイトル】根石さん
【記事番号】1513 (2147483647)
【 日時 】06/11/13 15:31
【 発言者 】Naima

11月分の授業料の送金を忘れていました。明日12月分と一緒に送ります。だらしない事で申し訳けありません。



【10921】
【タイトル】イメージ核 その5
【記事番号】1514 (2147483647)
【 日時 】06/11/14 21:55
【 発言者 】吉

家内「あなたの「ゲルル」の話を聞くと、すごくわかったような気になるけれど、でも英語でイメージを動かす作業って、そんなに単純じゃないわよね。主語と か動詞とかの順番も違うし、、、。 名詞でアップルとかトラック程度なら、日本語を経由しなくてもイメージつくけど、abosolutelyとかの抽象的 な単語ってイメージしにくいと思わない?こういうのはどうしてるの?」

私「俺はね、日本語の辞書、英英辞書、類義語辞典、この3冊を使って意味を押さえる。 日本語でも英語でもいいから、自分にとって一番イメージの付き易い言葉をとっかかりにするの。そのあとで辞書に書いてある沢山の例文を抜き出す。例文がな ければ自分で例文を作って書く。 間違えていても良いからその単語を使った例文を作る。 そこを足がかりに「こんなイメージなんだろうなー」と漠然と感覚的に単語を掴む。」

家内「あなたの作っている単語帳って、だからあんなに書き込みが多いのね。 この間チラっとみたけど、日本語で意味が書いてあるのと、英語だけしか書いていないページがあるけど、やっと意味がわかったわ。 」

私「それでね、俺は感覚的にイメージを掴んでいるから「和訳ができない」んだよー(笑)。」

家内「それが不思議なのよねー、それだけ英語も日本語も話せるのに翻訳ができないって、、。」

私「意訳っていうのかな、、こんなような意味の事が書いてあります、、とか、こんな感じの事を言っています。っていう説明的な訳ならできるけどね。日本語が出てこないんだよ。 こういう感じの事が言いたいってイメージはあるんだけど、、(笑)。

お前も日本語だったら「感覚的に掴んでいる単語」ばっかりだと思うよ。 日本語を語学として学んでいないから、、。 例えば「世界」って単語を説明してみてと言われて説明できる?」

家内「日本語を勉強している外国人の方が、意味を説明できるかもね。 それは、あの人たちが日本語を語学として学んだからなんでしょうね。」

私「そう、、でね、、、俺の英語に関して言うと、俺の場合は、留学しているので単語のイメージの付き方が違うのがあるんだ。 前置詞なんかのイメージは、向こうで生活したのでハッキリ漠然としたイメージを持っている。」

家内「ハッキリ漠然としたって、変な日本語ね。」

私「感覚的なものだから説明しにくいんだよ(笑)。 例えば[to]のイメージは、顔と顔が向き合うような状態になるイメージ。 I go to school. だと、「学校へ行く」って教わるじゃん。 俺も最初はそういう意味で覚えていた「〜へ」って意味で、でも今はイメージだね。「学校と向きあう状態になるイ メージ」って言うか、あぁ、でももうイメージも意識しないな、無意識に意識している状態っていうのかな、、。」

家内「この間テレビをつけたら、NHKの教育テレビで「コアイメージ」って英語の番組をやっていたのね。 私が見た時は「for」のコアイメージをやって いたの、、。 「for」は「〜ために」って日本語に訳されるけど、「ある方向へ「向かっていくイメージです」」ってテレビで言っていた。 あなたの 「to」のイメージの付き方と似てるのね。 前置詞をコアイメージで覚えるとすごい英語がわかりやすくなるかもね。」

私「前置詞をコアイメージで感覚的にとらえると英語が得意になると思うよ。 俺には向こうで生活して感覚的に身につけたコアイメージと、そうでないイメー ジがある。 俺の中のイメージを伝えるのって難しいな。 この俺の中でハッキリ漠然とした感覚を「説明しろ」と言われても難しいんだよね。(笑)その教育 テレビの番組、今度録画しておいてよ。 帰ってからみるからさ。」

*** 一応次回が「イメージ核 最終稿」です



【10922】
【タイトル】根石さん
【記事番号】1515 (2147483647)
【 日時 】06/11/14 23:29
【 発言者 】吉

磁場にいながら身につけた単語も、辞書と磁場の中を何度も往復しました。 今では、多くの単語が「卵が先か、鶏が先か」わからない状態になってしまいました。 それでも印象に残っている単語というのがあります。 16歳の時に初めて交換留学でホームステイした時の記憶を辿ってみます。

[rambunctious]
騒がしい女子学生を目にして、隣にいたおばさんが、They are so rambunctious. と言ったのです。 この単語は、今日初めて辞書で調べました(スペル確認のため)が、おばさんの口調、そして状況から意味は掴んでいました。

騒がしい人達や集団をみつけては、私も同じように
They are rambunctious, aren't they. などと使っていました。 状況から容易にイメージを推測できた単語の例です。 rambunctiousという音は、一発で覚えました。
この単語を考えた時、そのおばさんの横顔、女子学生の騒いでいる風景が鮮明に思い出せます。

[I would if I could.]
スペインから来たかわいらしい留学生に宛てて
「スペイン語でラブレターを書いたらどう?」と友人に質問した時、その友人から帰ってきた返答が「I would if I could.」 だったと覚えています。 非常にシンプルな文章で、まだホームステイして3ヶ月目位でしたが、この表現がすんなり頭に染み込んできた印象 が強く残っています。

[oxymoron]
私が big mini だっけかな、、、そんな名前のカメラを持っていたら、友人が That's oxymoron. って言ったんです。 何?って聞いてoxymoron の意味を教えてもらったのですが、その時の体験が脳に焼きついたのでしょうね。 あまり意味のない この単語がそれ以来、脳に焼き付いています。 一発で覚えた印象深い単語の一つです。

[exactly, certainly, absolutely]
この類の単語は、質問に対する返答や、私のコメントに対して同意する返答として使われていました。 実生活の中で使われている場面に何度も遭遇して使い方を覚えていった単語です。 辞書よりも実生活でイメージを掴んでいきました。 どういうわけだか、こ の手の単語が強く印象に残っているんですよ。


**辞書で一発で覚えてしまう単語
これについて考えていました。 自分の学習経験から話をします。 ある本にanonymousという単語が、何度も何度も出てきました。  anonymousって種類の人だかなんだかが、こんな事したんだなー程度に読み進めていきました。 本には何度も何度もanonymousと出てきま す。 それでも調べませんでした。 調べなくても内容が理解できていたからです。 ですがあんまり出てくる頻度が高いので、辞書を調べました。 あー、一 発で納得しました(笑)。 調べる前に印象を高く持ってから強烈なアハ体験をすると、すんなり頭に入ってくる確率が高いかもしれません。



【10923】
【タイトル】コアイメージ
【記事番号】1516 (2147483647)
【 日時 】06/11/15 7:36
【 発言者 】パクパク

吉さん。
これは、すごいですね。
前置詞というと、辞書訳の静的なイメージがあるのですが、
ネィティブの心底は、動的なイメージがあるのでは
ないかと、おもっています。
たとえば、「of」も、「の」という訳でないものを
ネィティブはコアイメージでもっているとおもわれます。


例えば私の中での[to]の核となるイメージは、顔と顔が向き合った状態のイメージです。 中学で習う「〜へ」とかの日本語ではありません。



【10924】
【タイトル】小学校からの英語
【記事番号】1517 (2147483647)
【 日時 】06/11/15 17:28
【 発言者 】Jackie

特集】小学校からの英語導入で子どもたちをどう育てるか
http://benesse.jp/berd/center/open/berd/backnumber/b2006.html


こどもの英語教育、約8割が「始めるなら小学校低学年以下から」
2006年10月6日 15時14分
http://www.nikkeibp.co.jp/news/life06q4/515037/

どういう対象者にアンケートをとったのかが不明ですが。



【10925】
【タイトル】前置詞、、動的? 
【記事番号】1518 (2147483647)
【 日時 】06/11/15 20:46
【 発言者 】吉

パクパクさん、 私の書き込みに反応してくださりありがとうございます!
実は私、大学生の頃、夏休みに一時帰国していた時、進学塾の夏期講習で英語科目を教えた経験があるんですよ。 その時に学生の中で「to」の使い方が間 違っている子がいて、その子にどう教えようか迷った末に考え付いた説明が、「顔と顔が向き合うイメージ」です。このイメージで「to」は、すっきりいった と思うのです。(というより、私の中でスッキリしました(^ー^)ノ。)

「of」もイメージを持っています。 説明しにくいのですが、完成されたパズルから一個だけピースを、抜き出すイメージです。 「10kg of rice」 と言った時、世界中に存在するお米から、10kgだけ抜き出したイメージです。 「10kgのお米」と単純に日本語で言うのとは違うイメージです。

この話を家内とした時に、日本人との「思考の違い(発想の違い)」にまで発展しました。 盛り上がった話の内容を、書きとめておけば良かったです。 すっかりわすれました! _(^^;)ゞ

a friend of mine
one of my favorite
a glass of water

日本では「沢山いる友人の中の一人です」とか、「沢山ある好きな物の中のひとつです」など、あまり集合体から抜き出すというイメージで話をしないですよねー。 どうでしょう?  私の国語のイメージには、なかったのですが、、、、。

> 動的なイメージ
そうですね。 私の中の前置詞に関するイメージは動的な方だと思います。 ネイティブや他の人達はどうなイメージなんでしょうね。 アメリカ人の友人にも今度聞いてみますね!



【10926】
【タイトル】Jackieさんへ
【記事番号】1519 (2147483647)
【 日時 】06/11/15 21:06
【 発言者 】吉

http://www.nichiban.co.jp/enquete/report/english_education/index.html

jackieさん、情報ありがとうございました。上はアンケートをおこなったニチバンのサイトです。「どのレベルまで英語を身につけて欲しいですか?」の質問に対する回答で一番多かった回答に「相手とコミニュケーションを楽しめる」55.4%とありました。



【10927】
【タイトル】雑文。 音読。イメージ。
【記事番号】1520 (2147483647)
【 日時 】06/11/16 0:07
【 発言者 】Jackie

今 WBSみてますが、明星食品が日清食品と企業連合になる。提携という言葉を使っていますが、つまりは明星が事実上日清の傘下になるとのこと。
日清が明星の株を多くもつことになったそうです。明星食品は外資系スティルパートナーズに買収をしかけられていたので、そこを日清が救いの手との方向ということらしい。

いやですねえ、来春から外資による日本企業の買収攻勢がおおっぴらに始まる。
働く人もおちおち働いていられませんね。
自分の会社がある日突然外資傘下?

こりゃ すわっ英語が必須、会社内のレポも英語ということになるのでしょうかねえ?
そういえば 日産は今どうなってるんでしょう? ゴーンさんの改革という名のリストラ、切捨てで一時業績はよくなったかに見えましたが、今は「改革」の化けの皮がはげてきて業績も悪化してるようですね。

日産を甦らせた英語
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4334933424/sr=8-2/qid=1163600424/ref=sr_1_2/503-3508592-4810304?ie=UTF8&s=books


おっと話がずれました。
吉さん、イメージシリーズ投稿拝読しています。
Naimaさんのレポも。

今、頭の中で感想をまとめようと思いながらうまくまとまりません。

先日中学校の授業を見学する機会がありました。
今の中学の授業では昔より音読がとりいれられていますね。

留学帰りとみられる先生の授業では
英語の歌の詩の朗読から授業がはじまり、その後テープが流れ、皆で歌を歌いました。
詩の朗読では声が小さかった生徒も音楽が流れたときはわりと大声で歌っていました。

一番張り切っていたのは 先生でした。張りのある、腹からでたきれいな発音の英語で
タンバリンを鳴らしながら”I just call to say I love you"と歌ってました。

・・・思わず引いてしまいましたが。

そういえば歌を使った発音の授業は自分もやっていた。
生徒を連れて英語カラオケも行った。 タンバリン先生のことは言えない・・(自分に冷や汗 )


前の授業の宿題か。グループで作ったスキットを前に出て演じるというのもありました。
恥ずかしそうにやる生徒もいれば 張り切ってる生徒もいました。
この違いはなんなのだろう? 学校外で「英会話」を習ってきた生徒がやはり自信がついて堂堂としているのか。
学校外で習わず、外人、英語なれしていない生徒は、英語の抑揚や発音が気恥ずかしくかんじられ小声になるのだろうか?

だとしたら、「英語の音や抑揚」やガイジンになれるという面で幼少時から 英語への免疫をつけさせたいという 親たちの思いは実っていることになり、むやみに、幼少時かららの英語教育を否定することはできなくなる。


授業は不定詞の復習。
先生がピクチャーカードをみせながら
Mikeは何がしたいと思う?と英語で問いかけ、
生徒に答えさせてました。・・・しかし生徒からの声はぼそぼそ・・。
回答が待てない先生は自分で答えをいい 「ってことだOK?」と自分で堪えていました。


またこれは、不定詞の○○用法だね、などの説明もありました。

そしてリスニング5題ほど。リスニングが受験にもはいっているので授業には必ず聞き取りああるようです。

そして前回の授業の復習?教科書を開き 本文を先生のあとについて3回ほど読んだあと、
1分間個人で音読。→ペアで2分の間に何回読めるか競争。→ 歩き回ってジャンケンをしてであったパートナーと音読2分

というかんじでした。本文が短いので計7,8分といっても結構音読できますね。

発音は・・先生は外国帰りらしくよかったですが、生徒は???
完全なる棒読み。 音読している生徒を眺めながら、イメージと音読について考えていました。このような音読の仕方ならイメージと文が結びつくことはないだろうと漠然とおもいました。

同じ先生の授業を一週間みたわけではないのでこの前後の展開はわかりません。
この日は不定詞のユニットの終わりの日だった模様。

しかし授業の最後に 次のユニットの予習と単語調べが宿題だよ。とのことでした。

生徒が独自に予習する。もちろん辞書じゃないだろうなあ。
教科書ガイドでしょうね。

各自自宅で音読するでしょうかね?

いや教科書ガイドはためになりますし、私も生徒には持つようにいいますが、
辞書引きも大事なのにあまり辞書指導なんてしてないんだろうなあ。

週3時間 実質50分×3=150分 実質2時間半ですね。
クラス人数は35人というところか。
少ない時間と多人数のクラス割には、わりとよく理解できているほうでしょう。


根石さんの教科書べらべら読み、最初は意味を考えずに音を先に行かせるのでしたね。
この中学2年生の授業、べらべらには程遠かった。 もちろん意味など頭の中にうかんではいないでしょう
先生は飽きさせないために  個人で、ペアで、立ってなどいくつかの音読手法をつかっていました。 私も口パクやら岩村けいなん先生の音読手法は使うんで 人のことをいえませんが、 うーん、なんというか、ただ音読すればいいってもんでもない・・しないよりはもちろんマシですが、 音の指導はしていない。
First とFastの指導はありました。 先生が発音してみてリピートさせるというだけでrしたが。


すみません。雑文で。今日はなんだか眠い。 明日の朝見直し投稿します。
誤字脱字失礼。



【10928】
【タイトル】吉さん
【記事番号】1521 (2147483647)
【 日時 】06/11/16 0:30
【 発言者 】Jackie

サイトありがとうございます。
このアンケートの分母は30代女性のママさん世代が主なんですね。

>どのレベルまで英語を身につけて欲しいですか?」の質問に対する回答で一番多かった回答に「相手とコミニュケーションを楽しめる」55.4%とありました。


あらまー、そんな高レベルを期待してるんですかね?。
幼少時からやれば可能とおもってらっしゃるんでしょうか?


Q3の なんのために英語教育を受けさせたいと思いますか

英語に抵抗感を持って欲しくない。
英語になれて欲しいが 両方とも50%近くですね。


Q6 現在の学校の英語教育の課題

文法中心で実用的でない  65.3%
ネイティブの先生と触れ合う時間が少ない 55・3%
子供が英語を楽しめない   51.3%

・・・・・・・

・・・ネイティブ幻想。英語は楽しく幻想 実用的な会話を幻想。早期に英語をやれば○○に幻想。(ま、Q3ではアンケートでは外人慣れと英語に抵抗感がなくなればといってますが
やはりそれ以上の期待を抱いていますね)

Q1 子供の英語教育を 小学生以下ではじめルべきだという人が55%もいる現実。


分母はたった1600人ですが ほかの新聞などでも英語早期教育を期待する親の統計がありまましたね。親の小学校英語導入期待が多かったですね。


はー おやすみなさい。
今晩はどんな夢をみるのだろう・・



【10929】
【タイトル】Jackieさん、吉さん
【記事番号】1522 (2147483647)
【 日時 】06/11/16 8:08
【 発言者 】Naima

>>どのレベルまで英語を身につけて欲しいですか?」の質問に対する回答で一番多かった回答に「相手とコミニュケーションを楽しめる」55.4%とありました。

>あらまー、そんな高レベルを期待してるんですかね?。

が〜はは〜〜 Jackieさんの口ぶりが可笑しくて、久しぶりに大爆笑してしまいました。ほんまに、そうですね。

コアイメージに関して

高校2年生の家庭教師をしているのですが、この生徒は英語科でもトップ3に入るような子です。前置詞や句動詞に対する勘がいいのです。この子は英語がす き、音読が大好き。それで回転読みとまでは行きませんが、文法書の例文から教科書、辞書の例文、問題集の解答まで、とにかくかたっぱしから何度も何度も音 読させています。

前置詞だけでなく、insist, persist, resistなどの単語に出会うと、「あ〜、"sist" のついてる動詞って、なんかしつこいって感じやなぁ、せんせ〜」と言ったりします。素読舎流は、「語源で覚える」などという小ジャレた教え方より、てっと りばやいです。

磁場外にあって、コアイメージを構築しようとすれば、膨大な量の回転読みをする以外にないのではないかと思います。膨大な量を回転読みすると、同じ語彙や 同じ語源をもつ語彙、同義語などが interactiveに交流(?)する頻度が高くなりますから、イメージを捉えやすくなるのではないでしょうか。

根石さん、

今日の「茶読」ですが、復習箇所を15分、新しい所を15分の配分にするようにおっしゃっていたでしょうか。月曜日にお聞きしたところなのに.. すみません。



【10930】
【タイトル】公開質問状のコメント
【記事番号】1523 (2147483647)
【 日時 】06/11/16 11:21
【 発言者 】村田

長野広域連合・千曲市への公開質問状 http://nagano.cool.ne.jp/ha98000/r-t-f/index2.html に、注釈をつけました。
まだ一部なのですが。
一読して、なんだか釈然としなくて、改めて何日もかけて読み直してみたら、やっとわかったのが、「役所は質問にまともに答えていない」ということでした。
なぜ、千曲市に溶融機能を持つ焼却施設を作る「必要」があるのかを聞いているのに、役所都合の「妥当」性を延々と読まされて、考えさせられて、結局答えになってない、ってことがわかった時はガックリきました。
なんていうか、もっと簡潔に言えるだろ、と思うのですが。



【10931】
【タイトル】語源で覚える
【記事番号】1524 (2147483647)
【 日時 】06/11/16 12:43
【 発言者 】Jackie

>素読舎流は、「語源で覚える」などという小ジャレた教え方より、てっとりばやいです。

語源で覚える・・・私はあれが苦手で・・・。
でもその手の本は 英語本オタクなもんでいくつかもっています。
あれよんでも 身につきませんよね。語源を機械的に無理やり詰め込むだけ。
イメージには結びつかない。

高校1年ぐらいの学力 もとい 高校一年でも英語力がついてない生徒は五万といました。
中学校の教科書の音読、そして構文が口や手によって血肉化された生徒は
初級の英英辞典が使えます。 その説明と例文を読んでイメージを想像すると基本動詞のイメージもイディオムも覚えやすくなる。英語だけでは心もとないなら、補助として中学生用の辞書を引きその例文や基本動詞の説明も活用。


今年春のNHKのテレビ講座に 基本動詞をイメージで覚えるとものがありました。
時々見ました。いえ数回みました。なかなかよい番組でした。put getなどのイメージを
画像でみせていましたね。(数回しかみていないのは 私は20分だまって語学講座をみるのが激しく苦痛なのです。内容のよい語学番組でもがバラエティー化しすぎているのでうるさくて)

このイメージを身につけるというのも、はじめに教科書などのまとまった文の音読を体にいれ、内在化してから学んだほうが、有効、すとーんと腑に落ちる、
効いてくるのではないでしょうか?
磁場でないところの初級学者、中学生などに いくらput のイメージや onのイメージを説明したところで さくっとははいっていかないだろう。まったく教えないよりはうろ覚えでもはいっていたほうが、いいか。


吉さんのToのイメージを まったく教えないで学習させるより 中学生や英語初心者にもイメージを教えたほうが。やっぱり。 完璧に伝えようとするのではなく、あくまで補助として。いやだから音読して内在化した文章を根石さん流に解析、イメージ化する過程で使う、と。


昨年の語学講座「ハートで伝える英文法」という大西先生の講座も 現在形の概念、助動詞の概念、イメージをグラフィックをとおして、またよしさんのような 言葉での説明でやっていました。 イメージで前置詞や助動詞、完了などを捕らえるというのは学校ではやっていなかったことなので とても人気がありました ね。

これも吉さんと同じですね。
現在完了の概念をわかりやすくあらわしていました。・・・中3生徒には 「現在完了の○○」と教えるよりも とっつきやすいですね。

順序は英語音読(日本語訳もいれる)→ 回転読み時にイメージを教えて イメージと音との結びつきを助ける。 でしょうかね。



【10932】
【タイトル】Naimaさん
【記事番号】1525 (2147483647)
【 日時 】06/11/16 12:45
【 発言者 】Jackie

語源で覚えるという私の長文でいいたかったこと、
Naimaさんの下記の言葉です。
いやー 私のは駄文、英語より日本語から学習せねば。

>磁場外にあって、コアイメージを構築しようとすれば、膨大な量の回転読みをする以外にないのではないかと思います。膨大な量を回転読みすると、同じ語彙 や同じ語源をもつ語彙、同義語などが interactiveに交流(?)する頻度が高くなりますから、イメージを捉えやすくなるのではないでしょうか。



【10933】
【タイトル】親の願い
【記事番号】1526 (2147483647)
【 日時 】06/11/16 13:21
【 発言者 】Jackie

吉さん提供のアンケート結果を分析すると

ネイティブの先生の英語教室で楽しく遊びながら英語を学ばせたい。
できればゼロ歳から6歳までの小学校入学前、
遅くとも小学校低学年までには英語をはじめさせるべきだと思う。なぜならば英語に抵抗感を持って欲しくないし、英語になれてほしいから。子供ならガイジンに抵抗感なく、楽しく 生きた英語をみにつけることができるでしょ?

そして英語を学んで国際感覚を身につけ、相手・・(外国人・・たぶん欧米人ネイティブ)とコミュニケーションが楽しめるような力をゲットしてほしい。

学校外の英語学習の、月謝は 月額5千円以内で。多くとも一万円までが限度よ。


現在の学校教育(・・ということは中学かな)は文法中心で実用的ではないし、子供が英語を楽しめず苦痛に感じてしまう。ネイティウの先生と触れ合う時間も少ない。

子供が楽しく英語を学べるような授業をしてほしい、ネイティブの先生と触れ合う時間も多くしてほしい。学校での英語も中学からでは遅すぎる。小学校で英語の正規事業を始めて欲しい。楽しく学ばせたい。


中学でも今は週1回はネイティブの先生と日本人の先生のチームティーチングの時間があるようです。先日見た中学1年の授業では ネイティブの先生が20分ほど英語だけで教えていたのでびっくりしました。単元は"What time is it?"。
 黒板に時計を書き、定時のオクロック、そして1時7分などの 2ワンオーセブンなどを英語だけで”Have you ever heard○○?”と習っていない言葉も使いながら。
生徒も底の単元の予習は宿題なので単語、時間の読み方などを自習してきているのでなんとなく通じているようです。 その後日本人の先生にバトンタッチし 説明のあとネイティブのあとについて本文音読、そして個人練習、ペアで音読などの時間がありました。

この日本人の先生は日本語発音でした。

中学校の指導要領がコミニュケーション、リスニング主体になっているし、
近頃の音読ブームもあいまって音読の授業も増えている模様。
ましてやネイティウの先生の英語での授業まであります。

もう文法中心の授業などどこかへいってしまったかのよう。
(3年生の授業はしっかり関係代名詞や疑問詞をやっていましたよ)

これ以上 「楽しい英語」を親はのぞんでいるのでしょうか?

・・受験にはとおってほしいのよねえ (と親の声が)



【10934】
【タイトル】語源
【記事番号】1527 (2147483647)
【 日時 】06/11/16 13:29
【 発言者 】Naima

>英語本オタクなもんでいくつかもっています。

うはは... 私もです。誰かが持ってると聞くと、やたらと焦って、買いに走ってしまいます。尻馬に乗るってやつです。

>あれよんでも 身につきませんよね。語源を機械的に無理やり詰め込むだけ。
イメージには結びつかない。

そうですよね。in とか ex とか port とか、ざ〜っと知っておくぐらいにしておけばいいんだと思うんですけど、のめり込むと余計煩雑。私にはラテン語やギリシャ語にまで首を突っ込む余裕がな い。トリビアの泉みたいに、話のネタ、雑学として覚えているくらいでいいのではないかと,,,

ここから愚痴です。

この高校生の中学1年生の弟も面倒見ているんですが、むちゃくちゃ腹が立つことがあるのです。ほんま、むちゃくちゃ腹が立ちます。

彼のクラスでは、教科書準拠の問題集で復習するのがノルマになっているのです。それを先生に提出すると、検印が押されて返って来ます。私は、毎回この問題集の正解も音読させるようにしているのですが、これが、この田代って先生の検印が、もうデタラメで...

採点をするどころか、答えに目を通してないんです。空白がちょこちょこっと埋まっていれば「検印」を押す。それだけ。一回や二回ではなく、最初のページから、ず〜〜〜〜〜っっと!

中1の英語なんて、採点するのにそんなに時間かからないはず。しかも作文なんかはあまりなく、選択肢の番号を入れるとか、アイウエオの中の一つに◯をつけるとか、そんな問題が多いので、解答書と照らし合わせて機械的に採点するだけでもいい。

付録の解答書を生徒から取り上げておきながら、採点もせず、生徒が間違って覚えようが、正解がわからずに右往左往しようが、どうでもいいみたいです。

採点しないなら、解答書を与えてやれっ、と思います。

ちょっと、すっとしました。



【10935】
【タイトル】スパーリングパートナー
【記事番号】1528 (2147483647)
【 日時 】06/11/16 21:41
【 発言者 】吉

Naimaさん、今夜も「茶の本」にお付き合いくださいまして、ありがとうございました! いやー、声に出すと気持ち良いですねー、スッキリしました。  すごい練習して自信たっぷりなはずなのに、電話の向こうに人がいるだけで、音に迷いが出てくるんですよぉ((>_<;)・゜ 日本人の英語の 音、、もっと聞きたいです!
Naimaさん、練習パートナーに手を上げてくれて本当にありがとうございます!

ちょっと今は「音」中毒かも、、、
素読舎の生徒さんで、1ヶ月だけも私に音を聞かせてくれる人はいませんか? 役不足かもしれませんが、補佐コーチします。 自習範囲は、根石さんから受けているレッスンの復習範囲でも、予習範囲でもかまいせん! 私の勉強になるので、ぜひ、お願いします。



【10936】
【タイトル】茶読報告
【記事番号】1529 (2147483647)
【 日時 】06/11/16 22:12
【 発言者 】Naima

新しいところばっかり素読していたので、復習範囲がガタガタでした。
吉さんのおっしゃっていたように、外来語のイントネーションが紛らわしかったです。しかも私のはそれに大阪弁イントネーションなどが一緒になって、Indian、modernなどの本来のイントネーションがどこにあったのか、わからなくなってしまってました。

復習範囲を手放すと、外国語というのはすぐに母国語に侵食されていくんですねえ。我ながら愕然とした今日のティータイムでした...



【10937】
【タイトル】「茶の本」
【記事番号】1530 (2147483647)
【 日時 】06/11/16 23:07
【 発言者 】Naima

根石さん、

私の勘違いで、先週は
"Nay, we had something worse against you: we used to think you the most impracticable people on the earth, for you were said to preach what you never practised." (p.8)

まででした。

今日は、"Our insight does not penetrate your culture deeply, but at least we are willing to learn." (p.8)まで済みました。



【10938】
【タイトル】幽体離脱
【記事番号】1531 (2147483647)
【 日時 】06/11/17 10:03
【 発言者 】Naima

繰り返し繰り返し繰り返し声に出して読んでいると、自分の目と声と意識が別々に作動しはじめるのがわかる。幽体離脱状態だ。テキストの難易度によって、「ゆ〜たい離脱」しはじめる回数は違う。数回読むだけで離脱する時もあれば、何百回目の時もある。

目は字を追っているようであるが、ちらっ、っとセンテンスの頭を見るだけで、本についた染みだとか走り書きを読んだり、猫に目をやったりしている。その間、口は勝手に動いている。

この状態になると、脳が勝手に情報処理し始めるようで、"Aha!" 体験が起こり始める。長く複雑な構造の文章と文法知識が突然スパークする。作者のいわんとしている所が、ストンと腑に落ちる。文法解析とか意味を意識して 読んでいるわけではないのに、素読を続けるうちにジワジワと浸透しはじめる。当然文頭から順番に理解するので、結果的には速読の訓練にもなっている。

わからない箇所にとらわれて、戻り読みすることもない。解らないところは、捨て置く。素読を続けるうちに、わかるようになる。どうしても調べなければ全体 が理解できないとういような、のっぴきならないキーワードなどもあぶり出されてくる。素読は読解力を上げたい学習者にも強力なメソッドだ。

映画のシナリオだと、短いセンテンスの会話がほとんどであり、場面も頻繁に変わるので、素読の醍醐味がわかりにくいが、「茶の本」のような思想書(?)に は素読が効く。「茶の本」に出て来る語彙は、「難しすぎない程度に難しい」ので、適度な噛み応えがある。スルメかビーフジャーキーってところか。



【10939】
【タイトル】どと〜の書込み、ご容赦のほど
【記事番号】1532 (2147483647)
【 日時 】06/11/17 11:23
【 発言者 】Naima

私ばっかり書込んでてすみません。

>素読舎の生徒さんで、1ヶ月だけも私に音を聞かせてくれる人はいませんか? 役不足かもしれませんが、補佐コーチします。 自習範囲は、根石さんから受けているレッスンの復習範囲でも、予習範囲でもかまいせん!

吉さんのアイデア、いいですねぇ。素読舎の門下生同士が交流できますし、刺激を授受し合うことで回転読みに拍車がかかりそうです。コーチする立場に立つと、自分が曖昧にしてきた音も鍛錬されますし。練習の過程を、大風呂敷で報告し合うのも面白いんじゃないですか。



【10940】
【タイトル】イメージ核 最終回
【記事番号】1533 (2147483647)
【 日時 】06/11/17 13:04
【 発言者 】吉

家内「辞書からイメージにたどり着くって大変な作業よね。 いろんな意味が書いてあるのに、その中から「こんな感覚」っていうのを探すんでしょ。」

私「ふあ、、もう寝ようよ、、。 あのさ、根石さんの自作テキストのタイトルって、「イメージ核受肉」っていうのが本当のタイトルだって知ってた? ゴーストは「イメージ核受肉」のために使われている素材なんだよ。」

家内「そう言えば「イメージ核受肉」って書いてあったわね。 私は「根石さんのゴースト」って言っていたけど、、。」

私「ほら、、俺「バック トゥー ザ フューチャー」使って、ああいうテキストを作りたいなーって思っているじゃん。それでね、、根石さんのゴースト、か なり先まで読んでみたのよ、、。 単語のイメージ、文章のイメージを学習者につけるって視点で、、。いや、、あのテキスト、、すっげーよ。 あのテキスト のすごさがわかるだけのスキルが俺にあって良かったよ(笑)。

素読舎のコーチ、Naimaさんや村田さんや寺澤さんは、わかっているから扱えるテキストなんだね。

「イメージを動かす」って事に関しては、教えられない、そこを講師も学習者も理解しないといけないの、、。

俺がお前に単語のコアイメージを説明しても、お前の中で納得できないと使えるイメージじゃないんだよ。 そういう事も含めて、まず指導者がきちんと理解し ている事が大切って根石さんは言ってるんだと思うんだ。 根石さんがホームページや掲示板でその事を何度も言っているんだよね。 生徒さんにイメージ核を 掴ませる作業とイメージを動かさせる作業は、ティーチじゃダメ。 だからコーチなんだねー。 根石さんのテキストはね、初心者の学習者がイメージをつける 意識して読んでいけば、けっこう足がかりになるはず、、。」

家内「そうなのよね。 最近根石さんの丁寧な説明をじっくり読んでいるところなの、わかりやすいわよ、あのテキスト。 イメージと話が変わるけど、根石さ んの英語のレッスンをやりはじめて、ずっと考えているのよねー。 ほら、なんだっけ、、「学びて考えないのは、これすなわちダメ、(笑)、ほら、孔子のや つ、、」

私「ああ、コンフューシャスね。えっと、He who learns but doesn't think、、あれ? 何だっけ」

家内「英語をやっていて最近この孔子の言葉が頭の中に浮かぶのよねー。 勉強の基本だと思うのだけれど、学んだ後に頭でわかったつもりになっちゃダメって 事でしょ、実際に体験しなきゃダメ、じっくり考えないとダメ、そして理解したつもりになっても、そこで終わっちゃダメ、学ばないとダメみたいな意味よね。  根石さんの英語に通じるものがあると思わない?、、っていうか、すべての学問に通じる言葉よね。」

私「おめーすげーなー。 くー、もっと話をもりあげたいけど、ゴメン、朝から子供連れてハゼ釣りにいきたいから、もう寝ようよー。」

家内「えー、? あなたの頭の中の「though」のイメージを教えてもらおうと思ったのにー。」

イメージ核 とりあえず最終回でした。

** スミマセン、、掲示板お借りしての長い投稿になりました。
学習者の立場、指導者の立場、この両方の観点から文章を書く場合、この対話形式が一番伝えやすいと思っています。 私の文章スタイルなのですが、読みにくいと言う人もおります。 論点がシフトしてしまう部分はお許しください。

** 補足 ****************
学びて思わざれば則ち罔(くら)く、
思いて学ばざれば則ち殆(あやう)し

He who learns but does not think, is lost!
He who thinks but does not learn is in great danger.



【10941】
【タイトル】私も激しく書き込み(爆)
【記事番号】1534 (2147483647)
【 日時 】06/11/17 13:33
【 発言者 】吉

> 映画のシナリオだと、短いセンテンスの会話がほとんどであり、場面も頻繁に変わるので、素読の醍醐味がわかりにくいが、「茶の本」のような思想書(?)には素読が効く。

そうですよねー。 この本、1回読んだだけじゃ全然イメージ動かせませんもん。
茶の本を読んだ後にペーパーバッグのダビンチコードとか読むとスラスラ読めちゃいますもん。
もちろん、ペーパーバックも声に出した音読や素読を始めると、脳みそが滝のような汗をかきますが、、(汗)。

>「茶の本」に出て来る語彙は、「難しすぎない程度に難しい」ので、適度な噛み応えがある。

茶の本の語彙は、レベル高いと思います〜。 横着して意味を押さえてない箇所もチラホラ、、(ボソ)。

昨夜、Naimaさんにコーチしたeitherの発音、今朝も通勤途中にずっと考えていたんです。
CDなどでネイティブの発音を媒介にして、少し聞き込んでみます。
either の発音について文章にしようとしたのですが、音を書いて表現するのって難しいですね〜。
昼休みまるまる潰して書こうとしましたが玉砕!

今度パソコンに私の発音を録音してそれをアップロードさせようかな、やった事ないけど、、。
じゃないと音は文章で説明できそうにありません。



【10942】
【タイトル】友人からのメールです!
【記事番号】1535 (2147483647)
【 日時 】06/11/18 7:20
【 発言者 】吉

私の親友からメールが届きました。 掲載許可をもらったので紹介します。

経緯: この友人とバックトゥーザフューチャーの英語練習を始めました。 彼は全くの英語初心者。 その彼に素読舎のHPにある「語学論」にある根石さん のエッセイはどれも面白いよ、と伝えたのでした。 そしたら彼は、全部のページをプリントアウトして読んでくれました。彼から来たメールにいきなり「磁 場」とか書いてあったので、驚きました(笑)。 彼にNaimaさんやJackieさんの書きこみなども読んでもらいました。

シンタックスってわかりますか?と質問しました。
磁場は小規模ながら日本にも存在しますよ、外人の集まる六本木のバーとか。
エッセイにでてくる「回転読み」と「繰り返し読み」の意味は、同じ意味だと思うとも伝えました。

その彼からのメール返答です。(嬉しかったので、どうしても掲示板で紹介したいとお願いしました。)

************************************
吉さん

そうか、回転読みと繰り返し読み 一緒だったのか・・・。

昨日読んだのが、添付のワード英語根石論で
週末読もうと思っているのが英語根石論2です。

多分、根本にある考えが統一されているので
内容が重複している部分がたくさんあります。
でも、その重複部分が強く言いたいところなのだと思って
読んでいます。

ん〜、磁場ですか?
六本木は敷居が高いのだよな〜。
一人で激しくしこしこやりますかね。

確かに2年前の中国の磁場はすごかった。
少しでもしゃべれると、現地の人(店のおねえちゃん含む)が
喜んでくれるんで必死こいて覚えたもんだ。
あと、BEERは黙ってるとぬるいのが出てくるから
冷たいビール1本 (ビンダ ピーチュー イーガ)
            冷たい BEER   1つ
は、今でも覚えてる。これだけは絶対忘れない。

でももう殆ど忘れた。さび付いた・・・・。


そして質問のシンタックス・・・・

ん〜、おそらく構文とか骨組みとか文章の組立方とかそういう
いう意味なのかな〜。(あえて辞書は引きませんでした)

1.素読(音読)で兎に角読む。意味がわかんなくても読む
  音を作る。

2.音を作る際は単語単位でなく、文章単位で抑揚をつけられる
  ようにする。

3.英語の意味は書いてあるとおり(左から右へ)理解する。
  日本語のようにSVOの SがOをVする。みたいに戻して
  (右から左へ)読まない。

4.英語がイメージとして頭に入ってくる。

5.1の繰り返し。

こんなところなんでしょうか?



【10943】
【タイトル】素読と音読と暗唱と。
【記事番号】1536 (2147483647)
【 日時 】06/11/18 17:20
【 発言者 】Jackie

Naimaさん

「幽体離脱」とはこりゃまたオツな表現ですね。わかりやすいです。
ジェット機がとびたつまではエンジンを回転させてる 負荷をかける。回してまわして
「こんな重い期待が飛び立つのかい?」と疑問に思い諦めがはいりそうになりそれでもまわすと あるときにふわっと体が軽くなり 空へ。視界がぱあーっつと開ける。


回転読みの仕方
いくこさんのページはわかりやすいですね。
http://homepage1.nifty.com/TOKIWAAKEBI/sakusaku/1_1.htm

今日小学校1年の姪が753の帰りによりました。
そこで初めて知ったのですが 今は音読や暗唱をかなり学校で取り入れているんですね。

1年にあがってから
※ あめんぼあかいなあいうえお、うきもにこえびもおよいでる。 ア行からワ行。
※ えかきうた。どんなものかしりませんが)
※ 我輩は猫であるの出だしから一ページ(漢字にはかながふってあるそうです)
※ 10の分解  10は9と1 8と2 7と3 6と4 と暗唱。
※ 15の分解 15は 14と1 13と2 という暗唱

などだそうです。
姪はぜんぜん覚えられず 先生から匙を投げられる寸前とかで・・

なんだかねえ、音読、暗唱、けっして悪いことじゃないですよ。いややったほうがいいことです。 だけど姪が覚えられないところをみると教え方がわるいんであるまいか?
・・他のお子さんは覚えているわけで やっぱり姪の出来が悪い?(汗)

そこで あめんぼ赤いなという文章、子供にはあまりイメージもわかないだろう文を
一緒によんでみました。技法グラウンドorRead and Look upに近いやり方で。私が手本を示し、姪にやらせるやり方。
最初は何回か文字をみて音読 そして話して空を向いて リズムよく音読。
あめんぼあかいなのア行のあとは柿木クリの木かきくけこ っと。

そして アとカ行を一緒に。次はサ行とナ行をやったら ア行からナ行を一緒に。
は行までをやりました。

そのあとはそのまま もう一回やってみよう!と今度はナメクジにょろにょろなにぬねのは まず私が体をくねらせながら
「あーなみくじにょろにょろなにぬねの」とやりはじめ そして一緒にやりました。

楽しそうに繰り返す姪。

ジェスチャーハッスルしちゃいました、子供英会話教室の先生もできるかも!?
(恥ずかしい!)

あ行からは行まで覚えがOK.

といってももう明日には忘れてしまうでしょうから 親が私のやり方でやってくれればですが、親となると 進展が遅いといらいらするらしく、コーチするのは難しいかもしれませんね。 しかって覚えさせようとしても無理なもんです。

3,4歳のころは テレビの「日本語であそぼ」をまいにちみているうちに
「じゅげむじゅげむ」と 音からすべて覚えてしまった姪。入学前の子供達にはこんな才能があるのですね。 ・・・この調子で英語も・・・と親が思う気持ちが少しわかる。


10の分解とやら、掛け算の九九はむやみにでもそらんじるべきですが 10までの数なんて暗唱させずに チョコボールでも使って 気をひきながら教えるように指導したらいいのに。10や15までの概念もいちいち 15は14と1とか暗唱させるなんてばからしいっ!

我輩は猫であるの暗唱は 斉藤音読ブームの手法を学校がといいれているのでしょうね。
うーん。彼の方法をちょっとだけですが、
テレビでみたことがあります。体を動かしながら覚えることにも賛成ですし、 高学年など3色ボールペンを使って 重要事項、自分が感激したところなどに線を引きながら読むのは 効果はでるのだろう。

しかし彼のテクニックだけを学校がむやみにとりいれても どんなもんなんだろう?
でも読書の楽しみ 純粋にのめりこむってのは?・・私が知らないだけで、きっと斎藤メソッドにも読書の楽しみを教える内容もあるのだろう。
こんなに広く受け入れられ、学校でも音読暗唱がかなり取り入れられているのだから。


今月の文芸春秋に斉藤さんや100マス計算の陰山さん杉並区の藤原さんという校長先生の対談がありました。 納得するところと、そりゃ違うだろというところがありました。
もう一回読み直してあとで書くことにします。

3割の子供の基礎学力の底がぬけていて、中学生でも九九がでてこない、ということがあるそうです。
トレーニングが重要だということです。

トレーニングは確かに重要なんです。そこも同意です。
しかし陰山さんと斉藤さんのトレーニングには 間がない。
隙がない。

・・って実際の授業をリアルでみたことがないのに なにがわかるっ!
一応 日本の教育界をリードする先生方だぞ! っと自分でつっこんでおきますが。

この違和感は私の感覚的なものです。


基礎学力の低下はゆとり教育と土曜休みで授業時間がへったことが本質ですよね・
時間数がなくなったことで 基礎繰り返しが減り、それで定着できなくなった。

だからそれを百マス計算とか たくさんの暗唱の宿題でまかなおうとしているのでしょうかね?

参考
文芸春秋の12月号 P130  これが本物の教育再生会議だ。

今月の文芸春秋は教育特集と 拉致問題です。

安倍改革を後押しってプロパガンダでしょうか?

個人的に 学校バーチャー制度には反対ですし、イギリスのサッチャーの教育改革を手本になんてばかなことは辞めてほしいですわ。



【10944】
【タイトル】乗ってますねえ!
【記事番号】1537 (2147483647)
【 日時 】06/11/18 17:33
【 発言者 】Jackie

吉さん、
スパークリングパートナー募集やNaimaさんとの練習と。
乗ってますねえ。 吉さんの イメージに対するコーチの仕方は的確でわかりやすい。
ofの説明は あーそうか、すとーんとはいってきますね。
文章の中でたくさんの of a frieno of mine その他を体にいれていれば 吉さんの説明がストーンと腑に落ちるはず。素読舎の生徒さんどんどん募集を!

私はアメリカに行くまで文法が苦手でした。文法用語でつまづくんです。
ほら 不定詞の名詞的用法とか・・あれ。 まったくダメで文法書はきれいなままの学生時代。この間の中学の授業見学で 不定詞がでてきたときも 「これは名詞的用法ね」と先生が行ったとき 「わからん!そんな説明じゃわからん!」と心の中で叫んでいました。

アメリカでもESLの授業はとったので そこで文法も英語でならって、そのころのノートを読むとadj V adv とか 書いてあったので そこでも漠然とどんなものかわかってはいたのでしょうが、霧の中だったと。

日本に帰って、 いざ英会話学校で英語を教えることになり 中学かラ高校初級の文法書をやりなおしているときに あー、これが名詞。あーBe動詞ってこういう使い方、あー受動態とか はっきりと すとーんと腑におちたんです。


お恥ずかしい。


また話がずれてしまいました。すみません。



【10945】
【タイトル】吉さん&Naimaさん
【記事番号】1538 (2147483647)
【 日時 】06/11/18 17:44
【 発言者 】寺澤郁子

こんにちは。
ごぶさたしております。

eitherの発音指導についての記述拝読させていただきました。

>either の発音について文章にしようとしたのですが、音を書いて表現するのって難しいですね〜。
>昼休みまるまる潰して書こうとしましたが玉砕!
>
>今度パソコンに私の発音を録音してそれをアップロードさせようかな、やった事ないけど、、。
>じゃないと音は文章で説明できそうにありません。

either の発音を、時間をかけてでよいので、
ぜひ日本語に書き起こす試みをなさっていただきたいです。

吉さんの発音をアップロードすることは有意義なことであろうとは思いますが、
日本にもeitherの音声教材はもう巷にたくさんあふれていますし、吉さんの音でなければならない必然性もないように思われます。
どうも音を聞かせて「再現しろ」というのでは、
ネイティブの外国人講師による指導となんらかわりがないように思えるのです。

これは提案なのですが、Naimaさんがお嫌でなければ、Naimaさんのeitherの発音をアップロードしてみてはどうでしょうか。

根石さんがこれまで提唱してきた発音のコーチ法は、すでにNaimaさんは体得してらっしゃいます。
もし、Naimaさんにさらに矯正を必要とする音があって、その矯正法が多くの日本人英語学習者に対しても汎用性の高いものであれば、あたらしい発見になると思います。

※本来なら、私の英語こそ、風にさらさなくてはならないのですが…。



【10946】
【タイトル】Jackieさんへ
【記事番号】1539 (2147483647)
【 日時 】06/11/18 23:18
【 発言者 】吉

Jackieさん ありがとうございます。 ほんと、今は英語の学習が楽しくて仕方がないです。 勢いがあるので、激しく書き込みをしてしまいました。 (みなさん、すみません)
ペコm(_ _;m)三(m;_ _)mペコ
私のイメージの説明は大人の学習者には有効だと思うのですが、若い学習者、、その、、、なんというか、、、日本語の蓄えも少なく、経験も浅い学習者には、あまり有効ではないかもしれないと考えていました。
なんて言うんでしょう、経験が少ないからコアイメージだけを聞かされても想起できないと思うのです。 若い学生さんは、Naimaさんがいうように激しく素読して、辞書を引いて、日本語の語彙も増やして、
そして勉強も遊びもとにかく実際に体験してみる、、、そういうベースが大切ではないかと考えるようになりました。 (遊びも含めて)いろんな経験を積んだ上で私の前置詞のイメージを聞くと、「ああ、そうかもね」と感じてくれる部分があると思います。

Jackieさんの学校現場の書き込みにも毎回考えさせらています。 私も文芸春秋、電車の広告をみて購入しようかと思っていたんですよ。



【10947】
【タイトル】寺澤さんへ
【記事番号】1540 (2147483647)
【 日時 】06/11/18 23:19
【 発言者 】吉

寺澤さん、、お久しぶりです〜。

>either の発音を、時間をかけてでよいので、
>ぜひ日本語に書き起こす試みをなさっていただきたいです。

そうですね、やってみましょう。 今やってみましょう。
(⌒▽⌒)ノP

前回の茶読の時、Naimaさんに「either」の音を聞かせて欲しいとお願いされたのでした。
で、、、私の音でコーチをしたのですが、私の音に迷いが、、、(^^;; 、、えへへ。
で、、みなさんに聞かせたい音とは、私に迷いのある「その音」なのです。
(私の音をお手本にして欲しいというものではないんです。)

私がNaimaさんにコーチした音は、「シーザーサラダ」の「シーザー」の抑揚に近いのです。 ですが、、辞書の発音記号では、「イーザー」の「イー」に アクセントがきます。 単語一つだけを抜き出した時は、辞書どおりのアクセントで発音できるのですが、文章の中ではネイティブも「シーザーサラダ」の 「シーザー」のイントネーションになる場合があると思うのです。 みなさんはどう思いますか?

「イーザー」は、「アイザー」とも発音されます。 で、、「アイザー」の発音でも試してみました。 でも辞書どおりのアクセントだと、どうもシックリこな いのです。 それでネイティブが文章の中でどう言っているか聞きたくなったので、英語のCDを聞いているのですが、eitherの出てくる文章にぶち当た らないんですよ〜 ( ToT) 涙。

英語を語学としてやる場合は、「法則がみつからない限りは、辞書どおりに発音するしかない」と思うのですが、でもネイティブさんも「シーザーサラダ」の「シーザー」のアクセントでいう場合があると思うのです。

私が考えていたのはそこなんです。 そのことを通勤中にずっと考えていたのです。 で、、これもアクセントとイントネーションの違いなんだと思うのです。 この間根石さんが掲示板でポロっと言っていた事なんです。 みなさんはどう思いますか?

この間からやっているのですが、
「チーズ」「ケーキ」「チーズケーキ」だと、チーズの抑揚が変わります。
「チョコレート」「工場」「チョコレート工場」だと、チョコレートの抑揚が変わります。

英語でも二つの単語が合成されるとイントネーションが変化する上に、意味まで変わってしまうケースがあります。

で、私がNaimaさんにコーチした音、、either、、も、単語を抜き出して単独で発音した場合と、文章の中で発音した場合で変わると思うのです。 どうでしょ? either が、平坦な音になると思うのです。

辞書に書いてあるアクセントをきちんと守って一個一個丁寧に発音する事はできます。 でもそうするとロボットが感情を込めずに喋るのと同じになると思うのです。 日本語でもそうだと思います。

例えば、
「明日は何するの」という日本語を、
「あした」「は」「なに」「する」「の」とは、ならないと思うのです。

で、、、録音して聞かせたいのは、この部分なんですよ。 聞いてもらってみなさんに議論してもらえたらいいなと考えていたのです。 ハー、、ここがわかると、根石さんと話したfinalのアクセントの持っていき方とか、すっごいスッキリすると思うんです。
もうこの辺は研究されていて、すでに答えが出ている気もするんですが、どうなんでしょう。 形容詞の抑揚とか、、、ああ、、誰か教えてください。

こんな説明でわかりますかね?
私は英語のアクセントの事など書いてある専門書を読んだ事がないですが、以前ここの掲示板で、、福岡Mさんが、抑揚についての本を紹介してくれたと思います。 私も1冊、その手の本を購入してみようかな、、、どうだろ、、。

寺澤さん、、どうでしょ? こんなんで私の発音のイメージつきましたか?
Naimaさんは私の音を聞いてくれているので、わかると思うのですが、、、。

追記
すみません、、明日から火曜の夜までパソコンを開けない環境に入ります。 練習パートナー、本気で募集中です。 興味のある方は、この掲示板で呼びかけるか、メールを送ってください。
逆指名したい人達も、わんさかいるのですが、
プレッシャーを感じて欲しくないのでやめときます ( ̄ー+ ̄)ニヤリ。



【10948】
【タイトル】either
【記事番号】1541 (2147483647)
【 日時 】06/11/19 0:51
【 発言者 】Naima

私が中学の時は「アイザー」と発音してました。40数年前です... 言うてしもた

私の"either"は多分、[イー]にアクセントを置いて読んでいると思います。このイントネーションは大阪人には馴染みやすく心地よいです。

大阪人間は、中国語の「四声」(でしたっけ)のように語に抑揚をつけて喋ります。シーザーサラダとかシーサー(沖縄のおちゃめな魔除け)あるいは、最近の若い子達が「クラブ」「カレシ」のように抑揚をつけず平坦に発音するのが、かなりむずかしい...

違うイントネーションと出会うと、自分のはもしかして大阪弁英語ではないか、と不安になってしまうのです。



【10949】
【タイトル】大阪弁英語
【記事番号】1542 (2147483647)
【 日時 】06/11/19 1:02
【 発言者 】Naima

私の苦手な語に、"upstairs" があります。

[アップステアーズ] の[アッ]と[テアー]の両方にアクセントをつけて読んでしまいます。大阪弁で「言うたらあかん」を「言う」と「あ」の両方にアクセントをつけて言いますが、それと同じです。



【10950】
【タイトル】本日のレッスン休みます
【記事番号】1543 (2147483647)
【 日時 】06/11/19 6:59
【 発言者 】埼玉SAIT

連絡遅くなり申し訳けありません。本日、出勤のためレッスンを休みます。



【10951】
【タイトル】小学生音読と日本のサラリーマン
【記事番号】1544 (2147483647)
【 日時 】06/11/19 10:39
【 発言者 】Jackie

斎藤孝さんの影響で音読ブーム。これはよいことで小学校からの小説、古文などの音読暗唱も 根石さんがよくおっしゃっていたことですよね。 声をだすこと になった。そらんじることいいことなんです。日本人はブームにのっかるのがすきですし、日本語英語とも学校で音読が始まり空前の音読ブームということです ね。中教審も小学校に「古文漢文」などの音読暗唱を推進するようで、その先取りなのか 今の小学校ではすでに はじまってるんですね。

「音読」「授業参観」や「音読 宿題」のキーワードでブログ検索したところ 小学校の授業参観で 方丈記やら我輩は猫のはじめ、そのたもろもろを音読暗唱するようです。
音読カードなんてものもあるみたいです。

まーねー。でも家の姪は音読の宿題、暗唱がたまっているようで。
音読、国語嫌いになる一歩手前!

共働き(妻パート)なので 帰ってくればくたくたで、
学校の宿題をなかなか見てやれないこともあるんでしょうけど
音読ぐらいなら 家事をしながら読ませときゃいい・・ってなもんでもなく、

音読はいいこと!やった学校の教育も変わったかといいつつ、
ブームになりゃ一辺倒、猫も杓子も学校も先生も音読音読。
基礎は大事よ漢字学習計算学習 百マス計算百マス計算。

効率効率で 道草がないぞ。

土曜日休みになった分、宿題が増え帰って大変に。


・・私。天邪鬼ですね。音読ブーム、やっぱり音読はしないよりしたほうがずーっとよいのだから この流れにはもろ手を挙げてよろこぶべきなのにねえ。

ブームに向かって批判的になるようじゃ、顧客の心はつかめませんね。

ま、自分が英語の音読をもとにした基礎構文の血肉化、などを元にしてやってきて
なかなかうけいれられなかったので その経緯で根性がまがってしまってるんでしょう。
今のブームにのっかればいいんですよねえ。

ターゲットは小学生と中学生♪ 高校生以上〜社会人が主だった
私にとっちゃ未開拓の地なんですがね。
理解のある親が増えてるかもしれない。


文芸春秋12月号より引用


P132
陰山「百ます計算がこれほどひろまったのも、トレーニングの必要性を現場はよく知っているからですよ。

斎藤「教育再生のためには、、「すべての教師はストップウオッチを携帯せよ。」といいたい。 私が教えるときは たとえば「この10個の単語を2分で覚えましょうはい、スタート」と時間を区切り、終わると生徒が交互にチェックしあう それを繰り返します。

P139
斎藤「日本のサラリーマン全員が、そんなに遅くまで働くほど大変な仕事をしているのかな。無駄な会議も多いし、時間を浪費しすぎだとおもいますね。子供と過ごせる期間は意外と短いもので・・・

「教育再生会議が男親の帰宅時間が早くなる企業社会に主導していくならばすばらしいですよ。」


現在の子育て世代のサラリーマンがどんな勤務状況なのかご存じないのだろうか?
過労死するんじゃないかってほど、ホワイトカラーもブルーカラーも大変だが。
リストラで人員減ったが仕事量は変わらない つまりは大変になっているってのが現実。

私も トレーニングの必要性は大事だと思っている。
ストップウオッチ。陰山方式でも斎藤方式でも使っているようだ。

私も長崎式 基礎構文の徹底や 20秒の口英作文レッスンのときには
ストップウオッチを使っているが、
またうまく説明できないが、ちょっと用い方が違う。


文芸春秋のこの対談「これが本物の再生教育会議」には 賛成するところもいっぱいあるのですよ確かに・・but。

基礎力が落ちてる生徒に基礎力をつけるほうほうはよいことだ。
陰山さんもそのためにこの百ます計算をかんがえだしたのだろう。
斎藤さんも 音読や暗唱を推進しているのだろう。

それはそれで 初期の目的は果たすことになる。
その上に 積み重ねで 考える間、ゆとりをもつような教育をすればいいことなのだろう。

しかし 15は 14と1とかそんなこと覚えなくてはいけないのだろうか?


またなにがいいたいのかわからなくなってきて散文
説明できないことばっかりで(大汗)

・・・国語力が足りない。 我輩は猫であるの暗唱でもしてみましょうか(笑)


根石さんのように論理的な文章を書きたい。



【10952】
【タイトル】埼玉SAIT さん
【記事番号】1545 (2147483647)
【 日時 】06/11/19 22:05
【 発言者 】根石吉久

承知しました。



【10953】
【タイトル】本当に?
【記事番号】1546 (2147483647)
【 日時 】06/11/20 1:14
【 発言者 】根石吉久

>斎藤「教育再生のためには、、「すべての教師はストップウオッチを携帯せよ。」
>といいたい。 私が教えるときは たとえば「この10個の単語を2分で覚えましょ
>うはい、スタート」と時間を区切り、終わると生徒が交互にチェックしあう そ
>れを繰り返します。

 この「斎藤」というのは斎藤孝さんのことでしょうか?
 そもそも、「音読」も「素読」も、「暗記しなくていい」「覚えなくていい」、すらすら読めるようになっても、その「すらすら能力」で声に出して読み続ければいい。ほら、覚えようと思わなかったのに、いつのまにか覚えているでしょ?
 これが、音読の効用の原点だったはずです。どれだけ時間がかかるかなどというせちがらいことは外してあったはずです。
 斎藤孝、堕落しましたね。



【10954】
【タイトル】場面は
【記事番号】1547 (2147483647)
【 日時 】06/11/20 1:21
【 発言者 】根石吉久

単語を覚えさせるという場面か。
「教室」で。
やめとけと言いたい。
単語を覚えるなどということは、ひとりでじっくりやればいいのだ。
斎藤孝は、英語などに口を出すから駄目になるのだ。
斎藤孝が出現する20年も前から、「音読」や「素読」を英語で使っていたのは、素読舎だけだ(と思う)。
斎藤孝が英語について口を出すとボロが見える。
国弘正雄が正統だと思える。(国弘に対する批判はあるが・・・)



【10955】
【タイトル】営業
【記事番号】1548 (2147483647)
【 日時 】06/11/20 1:34
【 発言者 】根石吉久

>まーねー。でも家の姪は音読の宿題、暗唱がたまっているようで。
>音読、国語嫌いになる一歩手前!

この子供さんを私の生徒にしたいと思います。
しかし、私の仕事は時間給なので、週一回、30分のレッスンで月額1万2千円もかかってしまいます。こんな高額でレッスンしても、私の生活はかつかつです。
半額は文部科学省が補助金を出すのがいいと思いますが、馬鹿ばっかしの省庁が出すわけがありません。
で、私は風前の灯火を続けてきたわけです。
かなり嫌になっていますが、それも文部科学省など狸どもの棲息場所を喜ばせるだけだと思って、ほとんど意地で維持。
やめたくなったら、きっぱりとやめます。
日本の英語なんぞ、「あれが標準」ならくだらねえのだ。
しばしば、日本の英語なんざどうとでもなれ。
くたばれ。
と思うのです。
まともな方法は、なきものにされ、しっかりと盗まれるのですが、しっかりと盗んでくれさえすれば文句はない。
ところが、文部科学省という馬鹿の巣窟は、しっかりと盗むこともできやしねえ。
教師が生徒に「暗記」させるということをやった時点で、「音読」も「素読」もだいなしになるということがわかっちゃいない。
「暗唱」や「暗記」はやらせてはならない。そんな貧乏根性に静かに対しているのが、「素読」であり、現代向きには「音読」だったはずです。
「暗唱」や「暗記」の強制の有無が決定的な分岐点なのだということがわからない文部科学省も、その言いつけを守っているだけの現場も馬鹿ばっかしなのです。



【10956】
【タイトル】Naima さん
【記事番号】1549 (2147483647)
【 日時 】06/11/20 1:53
【 発言者 】根石吉久

>私の苦手な語に、"upstairs" があります。
>[アップステアーズ] の[アッ]と[テアー]の両方にアクセント
>をつけて読んでしまいます。

えっ、それじゃいけないのですか?
俺もそうだけど。
辞書をひくと、両方にアクセントある。
「階段」てものは、自分がいる「階」より上に行くか下に降りるか、どっちかに使うものなので、それを使って行くのが up なのか down なのかを言いたい場面が多いので、up にアクセントがあっても、down にアクセントがあっても私は生徒の音を直しません。均等にアクセント、が辞書の表記であっても、どっちかと言えば、up や down が大事。
そういう極東の島国における個人の勝手な判断でレッスンしています。
無批判にネイティヴを仰ぐことは、もっともやりたくないことで、人々に笑われるのをあらかじめ覚悟した上で、私は英語の改造をやりたいのです。
もっとも有名な事例で言えば、インド人の英語というものがありますが、それと同じ意味で日本人の英語というものがありません。
あるべきだと思っています。
そのとき、「日本人ならこう考える」という考えで、up や down に強勢が来ることは可。
あるいは、普遍的に「可」であるべきだという考えで、自分で勝手に決めています。
語学というのは、磁場に意味を強制されることとはまったく違う行為で、自分で勝手に意味を決める行為です。そして、それが通じなければどうしようもないという、勝負事です。
個と普遍の間に電流が通じるかどうかがかかっている大事な行為です。
これが、磁場にまみれた人にはわからなくなります。



【10957】
【タイトル】かなり酒がまわってきましたが、
【記事番号】1550 (2147483647)
【 日時 】06/11/20 2:13
【 発言者 】根石吉久

>違うイントネーションと出会うと、自分のはもしかして大阪弁英語ではない
>か、と不安になってしまうのです。

それは無用な不安です。
大阪弁はまったく関係ないと思います。
吉さんとの食い違いは、英語磁場に体を置いたか置かなかったかの違いに過ぎないでしょう。
「磁場」の自然は、「語学」における不自然であり、語学の自然は磁場における不自然になるのが当然です。
それが語学の「机上」と「磁場」の生活まみれ言語との「関係の絶対性」です。
「お手本」や「模範例」は、絶対に仰ぎ見てはならない。
単に、媒介にすべき媒介項だということを忘れてはならないというのが、私の思想と言えば
思想です。

該当言語磁場の外において、該当言語磁場の言語使用の自然を真似するほど不自然なことはありません。それが多分、これまでずっと「複製音声教材」の使用を なるべく避けてきた私の癖を作った理由なのでしょう。なにしろ、本当に私はCDやらDVDやらの英語音を「なるべく」聴かないようにしてきました。赤ん坊 が乳房にぶらさがるように、それらの音にぶらさがるのが、直感的に感覚的に嫌なのです。
日本語で作られた口の動きを元にして、それをとことん変化させるだけで結構だ。
それ以上のことは迷妄である。
それで十分に話せば通じる。
リスニング能力養成は、その音の扱いと別に、別仕立てでやればいい。
こっちの場面では、CDだろうがDVDだろうが、何だってかまうもんか、いくらでも使ってやる。これは、「幽体離脱」でしたっけ、そのレベルに達した人がどかどかやるべき練習だと思います。
自分が話す音だけはCD並やDVD並はいやだ。
自分が話す音において、英語ネイティヴと同一化したいという幻想そのものが気持ち悪い。



【10958】
【タイトル】吉さん
【記事番号】1551 (2147483647)
【 日時 】06/11/20 2:33
【 発言者 】根石吉久

>辞書に書いてあるアクセントをきちんと守って一個一個丁寧に発音する事は
>できます。 でもそうするとロボットが感情を込めずに喋るのと同じになる
>と思うのです。 日本語でもそうだと思います。

日本語で育った人の日本語の磁場における日本語においては、「ロボット」的な発音の連続は不自然で、やれば嫌がられるか面白がられるか、いずれにせよ、余計な反応を引き起こします。
英語の磁場における英語において、語学育ちの「ロボット」的な発音の連続は、英語磁場のネイティヴが、受容力があるかないかによって反応が違ってくるで しょう。恐ろしいことですが、特にアメリカなどはこの受容力を前提としない社会ですから、多くの人が「ロボット」的な発音の連続を馬鹿にします。で、それ に流されて、つい流暢になってしまうしかないと思ってしまうのです。
赤ん坊の時から、英語磁場にいた人の流暢さとまるで根が違うのに、まるで同じであるかのように振る舞えば振る舞えてしまうのが、日本語磁場での(磁場帰りの)英語です。
ここに、大きな欺瞞があるとずっと考えてきたのでした。



【10959】
【タイトル】普遍的な違い
【記事番号】1552 (2147483647)
【 日時 】06/11/20 2:53
【 発言者 】根石吉久

日本では、例えばアメリカ人が「ロボット的」に馬鹿ていねいな日本語をしゃべっても誰も馬鹿にしません。
アメリカは、根性が貧乏で世界を知らないので、日本人が同じことを英語でやれば、簡単に馬鹿にする人が多いのです。

ええと、忘れてしまいましたが、「Here or to go?」でしたっけかな。くそまずいハンバーグ屋でハンバーガーを頼んで、それが聞き取れなかったとき、あからさまに俺を馬鹿にしていたばばあの顔はいまでも目に浮かぶ。

英語がわからないと馬鹿にされるのがアメリカです。ほぼ標準的な反応と言っていいと思います。ですから、「ロボット的」なしゃべりも馬鹿にされます。アメリカ人の「ロボット的」な日本語のしゃべりを珍重する日本人とは根本的に違うと言っていい。

で、ハンバーグ屋における here でくそまずいと思いながら、やっとこ馬鹿みたいなものを食ってから、図書館に入って本を読んでいたら、中学生くらいの男の子が、「時間だから閉めます」と 言ってきた。それも一発で聞き取れなくて、「ソリー、俺は耳に問題があるのだ」と言ったら、「あなたはちゃんと聞き取ってしゃべっているではないか」と真 顔で言ったのだった。中学生の図書館ヴォランティアに「あのなあ、あんたらのいつもの言い方を聞き取るより、しゃべる方がよっぽど楽なんだぞ」という「が ちがちの語学論」を展開する気力と時間がなかったので、うん、まあな、というような顔をして図書館を出た。

何の話でしたか?
語学というのは、どこに行っても、まともに理解できている人があまりいないということです。



【10960】
【タイトル】斎藤孝 単語
【記事番号】1553 (2147483647)
【 日時 】06/11/20 10:41
【 発言者 】Jackie

根石さん

>単語を覚えさせるという場面か。
「教室」で。

そうです。


文芸春秋 P131より引用

>齋藤
これまで学校は授業中にトレーニングをすることを怠ってきました。たとえば中学校に「英単語を覚える」という授業はないでしょう? 予習で英単語の意味を調べて」自分で復習して覚えなさいというだけ。 英語は単語力がないと、読めない、かけない、聞けない、離せない。
中学での必修英単語は900百と実用には程遠いのに、それすら身につかない。
学校でトレーニングの時間を確保しないと、もっとも被害をこうむるのは 勉強の週間がない子です。 もともと日本の寺子屋は 論語の素読も手習いも算盤 も、すべてトレーニングの場だったでしょう。 漢字や単語を覚えたり、九九を繰り返し訓練するのはつらいサ行だからこそ、学校で先生が居るときにみんなと 一緒にやったほうが乗越えられる。

陰山「百マス計算がこれほど広まったのも、トレーニングの必要性を現場はよく知っているからですよ。」


>斎藤「教育再生のためには、、「すべての教師はストップウオッチを携帯せよ。」
>といいたい。 私が教えるときは たとえば「この10個の単語を2分で覚えましょ
>うはい、スタート」と時間を区切り、終わると生徒が交互にチェックしあう そ
>れを繰り返します

引用終了



【10961】
【タイトル】音読と素読と暗唱とトレーニングと
【記事番号】1554 (2147483647)
【 日時 】06/11/20 10:58
【 発言者 】Jackie

> この「斎藤」というのは斎藤孝さんのことでしょうか?
 そもそも、「音読」も「素読」も、「暗記しなくていい」「覚えなくていい」、すらすら読めるようになっても、その「すらすら能力」で声に出して読み続ければいい。ほら、覚えようと思わなかったのに、いつのまにか覚えているでしょ?
 これが、音読の効用の原点だったはずです。どれだけ時間がかかるかなどというせちがらいことは外してあったはずです。
 斎藤孝、堕落しましたね


あちこちのブログなどを検索してみたら、音読名文の暗唱は多くの学校で行われているようです。 暗記暗唱が強制になってしまっています。 国語嫌いを生み出しかねません。読書嫌いを生む可能性すらあります。

齋藤孝氏の狙いは

アマゾン、声に出して読みたい日本語のレビューより引用

>「幼い頃に、意味のわからない文章を覚えさせるのは拷問とも言える強制だという考え方がある。私はこうした考えに与しない。できるだけ早い時期に最高級 のものに出会う必要があるとむしろ考える。意味がわかるのはそのあとからでもよい。たとえ意味がわからなくとも、その深みや魅力は伝わるものだ。よしんば そのときに魅力を感じなかったとしても、後年それを覚えたことに感謝するときが来る。」

その最高級なものとはなんなのか?齋藤孝のセレクションによる「声に出して読みたい本」本に乗っているものが最高級というものなのか?_
 我輩は猫であるであり。徒然草であり、百人一首その他 小説、古文、シェークスピア訳なのかと。徒然草、百人一首あたりはいいんですが、なかにはなん か?というものもかなりまじっていて・・。今暗唱しておけば中学や高校で徒然草、方丈記その他などを習った時に「Aha! 昔暗唱したのはこれだったの か。こういう意味だったのか」とアハ体験がおき、感謝するというのであろうか?


根石さんの素読とのスタンスは明らかに違う。
昔の寺小屋の素読とのスタンスとも明らかに違う。

効率を追い求めている。

>学校でトレーニングの時間を確保しないと、もっとも被害をこうむるのは 勉強の週間がない子です

覚えることが強制の宿題となっているので 小学校一年の姪は 被害を受けています。「ずーっと前からの宿題なのに、覚えてないから先生が業を煮やす寸前」 だそうです。みんなの前で暗唱を発表する・・暗唱できたら評価される。ということですね。小学校一年なのに。週末は図書館に連れて行ってるらしく、勝手に 好きな本を選んで読むことは大好きなようですが、 次から次へと出る暗唱の宿題に本嫌いになってしまわないだろうか?

本は 没頭すると時間も忘れるくらいたのしいものですよね。
・・パソコンを持ってから本をめっきり読まなくなってしまいました。反省。

中学のころ 日本国憲法前文を覚える宿題がでましたが、こんなにきついプレッシャーはなかったなあ。



【10962】
【タイトル】姪
【記事番号】1555 (2147483647)
【 日時 】06/11/20 11:20
【 発言者 】Jackie

>>まーねー。でも家の姪は音読の宿題、暗唱がたまっているようで。
>>音読、国語嫌いになる一歩手前!

>この子供さんを私の生徒にしたいと思います。

根石さん、ありがとうございます。
しかし残念ながら 弟の家計に月額12000円を支払う力はありません。
またまだ小学校1年ゆえ、電話でのレッスンには向いていないと思います。


景気は回復しているが消費が鈍い、と景気の下方修正をやっとのこと政府は口にしました。

んなもんあたりまえやん。 大企業は最高利益。派遣を取り入れ賃金を抑え、下請けいじめしてきた。いままではまだ所得の再分配があったが、 「がんばった人が 儲けて何が悪おい」「成功者を僻むな」などという小泉、マスコミ垂れ流し、
給料があがらないのは努力が足りないからだとレッテルをはられ。
下々のものにはお足が回ってこない。

地方の中小企業勤めでは家のローン、車のローン、保育園代、ぎりぎりの生活です。
教科書のないよう削減や土曜日が休みになったり、月曜連休になったことで
あきらかに学力は低下してきているし、教える内容も、回り道のないゆえに 理解を深めることができず、定着しにくくなっている。

そこで、素読、暗唱、ストップウオッチで百マス計算、漢字練習プリントがもてはやされて、また支持されるようになったのでしょう。



【10963】
【タイトル】浮遊霊
【記事番号】1556 (2147483647)
【 日時 】06/11/20 11:37
【 発言者 】Naima

>英語がわからないと馬鹿にされるのがアメリカです。

ドイツ語学校の初級検定の模擬試験の結果を見て、「これじゃ中級に上がってもしんどいやろ」という自己評価と、先生の意見が見事に一致し、初級を2回受講することになりました。早い話が落第です。

2回目の初級クラスに2名のアメリカ人の若者がいました。授業は「コミュニカティブドイツ語」なんかではなかったので、アクティビティーやゲームはなし。 面白くなかったのか、この二人、宿題も復習もしていなかったようで、授業中は、ぼかんとして時間を潰しているだけの様子。座り方もリラックスしすぎ。ドイ ツは「しつけ」重視のお国柄。

担任も相当底意地悪い先生だったのすが、そこへ来てアメリカ人嫌いらしく、この二人に説教を垂れました。「君たちは英語さえ出来れば世界中どこででも大き な顔をしていられると思ってるんだろうが」てな調子。私はこの先生が嫌いでしたが、そう言いたい気持ちもわかる気がしました。

ドイツに来るとアメリカ人は分が悪いです。いまだに「ワイルド・ウエスト」な国民性を小馬鹿にしているところも見えますし。特にハンブルクはアメリカの空 襲で打撃を受けていますから、お年寄りは総じてアメリカには辛口です。911以来、ますますアメリカ人は嫌われているようでした。夫と「蝶々夫人」を見に 行った時のこと。アメリカ人妻を連れたピンカートンが蝶々夫人と再開するシーンでは、観客はお芝居だというのに、あからさまにピンカートンに向かってブー イングしてました。

私の知っているアメリカ人は両手にちょっとあまるくらい。だから、stereotyping とか overgeneralization になるのかも知れませんが、英語さえ出来ればどこでも楽勝、アメリカ英語こそが世界共通語になると思ってるアメリカ人は多いかもしれません。

大方の日本の英語学習者もそうなのかも知れません。妙にアメリカナイズされたジェスチャーで、間投詞だけがやたらとネイティブっぽい挙動不審な奴もいますね。自分をアメリカ人だと思っているらしい。偽装アメリカジンです。

ドイツ人はまだまだアメリカに対して気骨がありそうですが、日本の英語学習者の1人である私は、と振り返ってみると... 「ギブミーチョコレート」時代の生き証人である私は、属国根性の抜けないところなど、偽装アメリカジンと五十歩百歩かも。

ネイティブスピーカーと話す時、自分がどこまで「ナチュラル」に話しているのか、正直なところ気にする自分がいます。発音、イントネーション、コロケーション、などなど、しゃべっている最中に気になって、相手に「これでいいのか」と聞いたりすることもあります。

以前、「ネイティブスピーカー並の発音」という私の言葉に対し、根石さんが「事大主義だ」と言われたことがあります。この事大主義から抜け出られない自分がいるようです。

英語を公用語あるいは共通語としている人口はどれくらいなんでしょうか。学校で英語を第一外国語として取り上げている国はどれくらいあるんでしょうか。イ ギリス、オーストラリア、ニュージーランドなど英語を母国語としている国の人口なども合算すると、アメリカ英語を母国語とする人口より遥かに多いに決まっ ています。

さらに、アメリカに移民した人たちの英語も考慮に入れると、スタンダードなアメリカ英語というものが、CNN のキャスターのしゃべるような無機的な英語を目指すべきなのか、インターナショナルな英語の基準をどこにおくのか、考えさせられます。

どの国の人たちの耳にも「英語」として聞こえる最大公約数の音であればいいのではないか、その最大公約数の音とはどんなものなのか、イタリア人やトルコ人 やインド人の「巻き舌R音」でもいいのではないか。意味さえ取り違えることがなければ、イントネーションなどどこにあってもいいのではないか、と言えたり もしないでしょうか。

しかし、あくまで私達が参考にするのは、ゴーストのデミ・ムーアやウーピー・ゴールドバーグのイントネーションであり、それがスタンダードな音なのだか、 訛りがきつい音なのだか、そんなこと、磁場にいたことのない私にはわかるはずもなく、たまにネイティブ・スピーカーと話す機会があると、「うちの英語はど んな風にこの人たちの耳に聞こえてるんやろか」とつい考えてしまうのです。

うちは愚痴ってるのか...



【10964】
【タイトル】Jackieさん
【記事番号】1557 (2147483647)
【 日時 】06/11/20 20:21
【 発言者 】寺澤郁子

こんにちは。
ご無沙汰しております。

実は、「声に出して読みたい日本語」は、
素読舎でも教材として使っており
これを用いた素読も行っています。
小学校から素読舎に入った塾生の多くは、
英語をやりながら同時にこの本の素読もやっています。

日本語の磁場で育ちながら、
日本人が普段用いる語彙や表現は、
最近ことに通り一遍で豊かさを欠いている気がしています。

英語のお勉強も大切ですが、
磁場にいるものこそ普段使わない表現に触れて、
日本語を豊かにしていかなければ、
バランスがとれないと思っています。

磁場での素読は、本当に身につくのです。

ちまたには親が泣いてよろこんで飛びつくような、
「外国人教師によるレッスン」だの
「英語がうまくなるよう日本語は使いません」
といったことをうたい文句にした英語塾が、
この長野の田舎町にも大分できましたが、

私自身は、英語を鍛えるだけじゃなく、
日本語も鍛えるんだという思いで塾をやっています。


斎藤氏についてはいろいろ思うところがありますが、
私自身は、この本を教材として悪いものだとは思いません。
多様な日本語の表現が網羅されているし、
素読(音読)の入門本としては比較的よくできていると思います。
この本を出した段階での斎藤孝には、
共感するものがあります。

「英語も楽しく音読すれば身につく」と言い出してからの斎藤氏には、
あまり感心しませんが。


私は小学校から根石さんの主催する素読舎で育ち、
英語の素読というものに触れてきました。
塾が終わった後の時間には、
日本の現代詩やパスカル・パンセ(?)とか、
素読させられたりもしました。
意味はわかりません。
とにかく声に出してくりかえし読みました。
本当によい体験でした。
今こそ、本当にそのありがたみが身にしみます。

また、
小学校のときの恩師からも素読の影響を受けました。
クラスでは、恩師が大きな紙に毛筆で書いた文章を黒板に貼り、
それを見ながら毎朝大きな声で口からぺらぺらと出てくるまで読みました。
暗誦・暗記というよりは、素読、しかもおそらく非常に典型的な素読を教わりました。
最初は朱熹の「偶成」や、高村光太郎の「道程」などから始まったと記憶しています。
斉藤孝の本があながち悪くないと思うのは、
私のこの体験によるものが大きいです。


斎藤氏の本は成績重視の効率主義かもしれませんが、
実際問題、あの本一冊をものにするまで素読するのは、
なまはんかな努力じゃできませんよ。



【10965】
【タイトル】いくこさん
【記事番号】1558 (2147483647)
【 日時 】06/11/20 20:53
【 発言者 】jackie

いくこさん。
いくこさんのHPをみて 齋藤孝の本を使って素読をしていることは知っていました。
いくこさんの教室でのその本を使った日本語素読の仕方を聞こうとおもっていたところです。

学校でやるには
いくこさんの恩師の素読画適していると思います。

>また、
小学校のときの恩師からも素読の影響を受けました。
クラスでは、恩師が大きな紙に毛筆で書いた文章を黒板に貼り、
それを見ながら毎朝大きな声で口からぺらぺらと出てくるまで読みました。
暗誦・暗記というよりは、素読、しかもおそらく非常に典型的な素読を教わりました。
最初は朱熹の「偶成」や、高村光太郎の「道程」などから始まったと記憶しています。
斉藤孝の本があながち悪くないと思うのは、
私のこの体験によるものが大きいです。


齋藤孝氏については 音読素読が少なかった学校に それを広めたことは功績となるでしょう。
しかし私は下記二つの文に多くうなづきました。

文章の「読み」と「朗読」
http://www.ne.jp/asahi/kotoba/tomo/saitohihann.htm#roudoku


声に出して文句を言いたい日本語 1から5(下のほうの次へをクリック)
http://www006.upp.so-net.ne.jp/takagish/opinion/iitai2003-0/iitai227.htm

http://www006.upp.so-net.ne.jp/takagish/opinion/iitai2003-0/iitai20030.htm



【10966】
【タイトル】jackieさん:とりいそぎ
【記事番号】1559 (2147483647)
【 日時 】06/11/20 22:46
【 発言者 】寺澤郁子

jackieさん。
レスありがとうございます。

こちらから、まとまったかたちで直ちにレスポンスすべきではありますが、
すこしお時間をいただきながら、

・素読舎本校および寺澤の分室で行っている日本語の素読の方法
・斎藤批判1:文章の「読み」と「朗読」 に対する私見
・斎藤批判2:声に出して文句を言いたい日本語 1から5 に対する私見

について今後ひとつづつ思うところを書かせていただくつもりでおります。
また、先日参照していただいた私の「回転読みの練習方法」についても、

・私なりに実践している回転読みの方法とコツ(英文・日本文)

も参考として今後書いていきたいと思っています。
ただし、これはあくまでも私自身のための方法であり、
各人が自分にあった方法をあみだしていくことも学習者自身がすべきことであって、
学問とはしんどいもので王道はないという点はご考慮いただきたく思います。


ただ、jackieさんが問題視してらっしゃる点をざっと目を通させていただいたところ、
今現在、私なりに思ったところだけあげておきたいと思います。

・斎藤氏は「指導者ばかりが音読すればよく学習者は音読しなくてよい」
 とは書いていない

・今日本をとりまく教育環境が「早急な内容理解」ばかりを重視している点への
 批判がない

・学習を「暗記すること」にしてしまいきついだけのものにしたのは、
 素読軽視文化隆盛の結果でもある。

・音読(素読)は一生ものであり、
 同じ文章を年齢・経験を経ながら繰り返し読み理解を深めていけばいいもので、
 これは、根石さんが「復習範囲は手放さない」としている点にも通ずる。

以上、箇条書きを羅列したもので申し訳ありませんが、
とりいそぎここまで思うところを書かせていただきました。



【10967】
【タイトル】いくこさん
【記事番号】1560 (2147483647)
【 日時 】06/11/21 0:06
【 発言者 】Jackie

>斎藤氏は「指導者ばかりが音読すればよく学習者は音読しなくてよい」
 とは書いていない

そうですね。齋藤さんが読んだ後、生徒にもどんどん音読させますから。
ここはこのHPの著書も勘違い、もしくは書き間違いしているものと思います。



【10968】
【タイトル】Jackie さん
【記事番号】1561 (2147483647)
【 日時 】06/11/21 2:24
【 発言者 】根石吉久

>>この子供さんを私の生徒にしたいと思います。

>しかし残念ながら 弟の家計に月額12000円を支払う力はありません。
>またまだ小学校1年ゆえ、電話でのレッスンには向いていないと思います。

 酔っぱらいのした営業です。
 「思います」という具合に思っただけですので、気になさらずに。
 弟さんが宝くじでも当てたら考えてみるように言って下さい。
 私のレッスンは金がかかるのが困ったものです。



【10969】
【タイトル】斎藤孝について
【記事番号】1562 (2147483647)
【 日時 】06/11/21 4:33
【 発言者 】根石吉久

>斎藤氏についてはいろいろ思うところがありますが、
>私自身は、この本を教材として悪いものだとは思いません。

 あの本は教材としてうまく使えばもちろん悪いものではない。
 「声に出して読みたい日本語」に載っているものは、他の人が同じ趣向で本を作れば、まったく違った材料が使われるだろうが、まあ、「声に出して読む」と いうことが衰弱しきっている現在ではこれでいいだろう、と思ったのだった。(本当は自分で編みたいが、そうそうあちこち手を出してもいられない。)
 あの本は、「音読ブーム」の起爆剤としては見事に作用した。しかし、「音読」を駄目にしていく筋道がブームのご本尊の斎藤孝から発せられているとは知らなかった。
 いくこが紹介してくれたホームページを読んでみた。そこに書かれている通りに、斎藤孝が本当に、教師だけが声を出して読み、生徒はそれを聴くだけで、生 徒にボールペンでテキストに線を引くことを推奨しているのであれば、これは馬鹿だ。素読も音読もわかっちゃいない。斎藤孝は時流に乗るのがうまかっただけ だということになる。
 何が三色ボールベン。ボールペンなど持ち出して、「音読」や「素読」を汚すんじゃない。「音読・素読」の領域に筆記具を持ち出した時点で、斎藤は効率主 義者であり、要約主義者であり、教育の世界のとことん悪い意味での「近代主義者」だとばれてしまったのだ。なるほど、だから時流に乗れたのかと今頃思って いる。なるほど、だから俺の本質的な興味をひくことがなかったのか。軽いなこの男、とは最初から思っていたが、Jackie さんが引用してくれたものを読むまで、これほどの馬鹿とは思っていなかった。

 堕落したのだと書いたが、あるいは最初から馬鹿だったのかもしれないとは今日思ったことだった。

 斎藤が英語教育に口を出し始めて何か言っているようだとは知っていたが、ストップウォッチを持って英語の単語を覚えさせるという記事を読んで、軽いだけでなく、「浅い」と思った、というより、その前に、単純にあきれた。
 そんなやり方で覚えさせる(生徒が覚える)場合、この掲示板でつい最近話題になっていた、英単語のコアイメージ形成の問題はまったくすっとぶ。コアイ メージがないまま「覚える」なら、英単語と日本語単語の「対を覚える」以外に生徒には方法がない。これは本来の意味で英単語を覚えたことにならない。コア イメージが形成されないなら、覚えたことにはならないのである。
 コアイメージを形成するのは、人間の「覚える」という能力ではなく、「思う」能力だが、そこにストップウォッチを持ち出すなら、「覚える」能力だけ駆使 することを生徒は強制される。コアイメージなしの虻蜂取らずを強制されるのである。これは子供に対する本質的な暴力である。斎藤孝などがのさばる時代だか ら、幼児虐待などという民衆レベルでの現象があるのだとも言える。あるいは幼児虐待という現象と、斎藤孝のブームは同じ幹から生えた別の枝だとも言える。

>齋藤
これまで学校は授業中にトレーニングをすることを怠ってきました。たとえば中学校に「英単語を覚える」という授業はないでしょう?

 学校の授業がトレーニングをさぼってきたという批判は、それだけならまっとうなものだ。だからこそ、「音読」だったはずだ。英文を材料にまっとうな音読 をするのなら、当然そこに「音づくり」が含まれていなければならないが、おそらく今も、日本の学校での英語の音読には「音づくり」は含まれていない。で、 それは結局、トレーニングにはならない。
 だからこそ、トレーニングたりうるまともな「音読」を理念として置く必要があるのだ。「音づくり」がそのまま「音読」になるような理想形を理念として掲 げる必要がある。しかし、これはすでに理念でなく局所的にだが実現されている。佐賀県の柴田さんの授業や素読舎の「電話でレッスン」において。そして、こ れは柴田さんの言葉だが、掛け値なしに「音作り=音読」であるようなものは、柴田さんの授業と素読舎以外に「日本にはない」という。ちまたにあふれている のは、おそらく理論が骨抜きにされたにせものばかりであろう。
 英文を対象にして、もしトレーニングたりうるまともな「音読」をやれば生徒にどんな得があるか。もし、学校の教室で「まともな」音読が実現すれば、生徒 のあらゆる「自習を楽なものに」してやれるのだ。単語を覚えるのも、イメージを形成するのも、文法を理解するのも、筆写するのも、あらゆることが楽にな る。だからトレーニングすべき項目は、単語を覚えさせるなどということではなく、まず最初に「まともな」音読なのである。
 英語を身につけるなら、生徒が「自分で」やらなければならないこと、自習に負うことが全体の7割、8割を占めるといっていいくらいなものだ。単語を覚え ることもそうだが、とりわけイメージすることがそうだ。これはどんな「指導者」にも指導できない。生徒が勝手に自分でやるしかない領域だ。(吉さんのよう に)イメージを概念的に説明することは生徒にヒントになるが、イメージすることはあくまでも生徒が自分でやることであり、生徒が自分でやる以外に世界中の 誰もやってはくれない。

 斎藤は学校の教室で単語を覚えさせることを提唱するが、本当に学校の教室なんかで、例えば大学入試に必要な数の単語を扱えると思っているのか。自分で中学生から高校生まで受け持ってやってみるがいい。

 「この10個の単語を2分で覚えましょうはい、スタート」だと。

 生徒を奴隷にして、2分で10個覚えさせたとして、週四回で40個覚えさせたとして、月に200個覚えさせたとして、年に2400個覚えさせたとして、 6年で15000個覚えさせたとして、まともな人間なら2分で10個覚えたようなものは、その日のうちに忘れ始めるという問題はまるで考慮されていない。 ざるで水をすくうのと同じだから、6年で15000個という数字が出ても、ざるの中にどれだけ残るのかなどわかったものではない。これでトレーニングだと 抜かすのだから、人だましもいいところだと言うしかない。
 単語を覚える(コアイメージを形成する)ことや、理解することや、筆写して根付かせることなどは、全部生徒にまかせてしまっていいことなのだし、それし かない。乱暴に言うなら、学校がやれることは、トレーニングとしての「まともな」音読だけなのだと言っていいくらいのものなのである。(多少の工夫をこら すなら、「音づくり=音読」にパターンプラクティスを組み合わせるくらいか)
 学校はせいぜいこのくらいのことしかできないという「このくらいのこと」というのが文部科学省から学校現場に到るまでまるでわかっていないのである。 「このくらいのこと」しかできないのなら、「このくらいのこと」はとことんやるべきなのだ。これまでの学校がその「このくらいのこと」すらしなかったから こそ、「音読」が提唱されたはずなのである。とことんやるべき「このくらいのこと」というのが、「音読」であったはずなのである。
 何が単語か。
 斎藤は英語に口を出し、英単語を覚えさせるのにストップウォッチを持ち出した時点で、自分が提唱した「音読」を裏切ったのである。あるいは最初から馬鹿だったのが、今になって人にばれただけなのかもしれない。どっちにせよ、ろくでもない。



【10970】
【タイトル】あれえ
【記事番号】1563 (2147483647)
【 日時 】06/11/21 4:52
【 発言者 】根石吉久

いくこさん 投稿者:Jackie 投稿日:11月21日(火)00時06分19秒
>>斎藤氏は「指導者ばかりが音読すればよく学習者は音読しなくてよい」
 とは書いていない

>そうですね。齋藤さんが読んだ後、生徒にもどんどん音読させますから。
>ここはこのHPの著書も勘違い、もしくは書き間違いしているものと思います。

そうなのか。
力んで長いものを書いた後で、肝心なことを読み落としているのに気づいた。
申し訳ない。

ひとまずストップウォッチ批判だとして読んでもらうことにする。
眠くて書き直せないので。



【10971】
【タイトル】読んでみます
【記事番号】1564 (2147483647)
【 日時 】06/11/21 13:44
【 発言者 】Jackie

三色ボールペンで読む日本語 (単行本)
齋藤 孝 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048837370

日本語についてです。
テレビで特集をみた時は四股を踏んだり歩き回ったりして体を使ってから
本を読む。三色ボールベンを使いながら要点や感情などを整理して。

という内容で情報を整理しながら読む力を身につけるには
なかなかよく出来ていると思いました。

齋藤孝さんのHPに行くと教育者のためのセミナーや、この手法をつかった小学生の塾があります。 教育者のセミナーは残念ながら学校関係者のみのようです。


「齋藤孝+齋藤兆史 英語力と日本語力」中公新書クラレ
720円+税

こちらの本は以前かって読んでいます。以前大風呂敷の掲示板で話題になっていたのではなかったかな よい本です。齋藤兆史さんはいいですね。

齋藤孝氏については・・だんだんとおかしな方向に行っていると感じています。
本を出すペースも高速で。
100冊ぐらいありそうです・・。

HPの著書の欄では 「書きたいことが湧いて湧いて湧き上がってくる。
それはまるでモーツアルトのようだ」と言ってます。


私は、ブームに乗っかれず懐疑的にみてしまう性質をもっています。

脳の鍛え方、音読、計算ドリルなどのブームの御三家。

川島 隆太, 陰山 英男, 斉藤 孝

テレビやマスコミで話題になり、 おおっよさそう!と 学習法オタクの私は
とびついてみるのですが、 チョット冷静になるとん?なにか違うぞ?としらけてしまうのです。冷めた目で見て批判てきにみてしまうのです。
猫も杓子もマンセーしちゃうところに危険を感じてしまうということもあると思います。
川島さんも音読本をだしていますし、川島氏監修、脳を鍛える大人のDSトレーニングなど電子画面を使ったゲームもでています。
陰山さんも学校でパソコンでの学習(手書きがパソコンに反映)を取り入れていくとのことをどこかで読みました。 ・・・私が読むのだからたぶん過去の文芸春秋か?
そのとき チョット待て待てと思ったんでした。
この御三家、たくさんの関連著書を出していますし・・。なんともなんかマスコミ露出が多すぎ。マスコミが肯定しすぎ。文部省も肯定しすぎ。

うさんくさ。

空っぽの回転。空っぽの計算。空洞が ぼこぼこできそう。

大人は新聞1面、政治面、経済面の小さい記事の音読でもしろ。

よっ!商売上手!
世間の関心の引き方は見習わなくては。(笑)


先日の学校参観の英語の授業の音読の仕方についても・・
姪の小学校の音読、暗唱の宿題についても・・
15は14と1 13と2 という暗唱も、たぶん学校ではきちんと視覚教材や
おはじきをつかってやっているのだろうが・・姪はこの暗唱をすることができない。

10は9と1、8と2というものも暗唱できず、先生からお叱りをうけているのだから。
学校の授業のおはじきをつかった視覚でおぼえられないのなら、
チョコボールと卵入れパック(10個)をつかって 食べ物で釣って体感させようか?
このまま算数嫌い、暗唱の苦手により、国語、算数が嫌いになってしまっては困る。


今は過渡期で 先生方もよいと思うものは取り入れていこうとしているところで
まだそれが 先生のスキルとして定着していない試行錯誤というところなのでしょう。

私も試行錯誤中です。
ようは いいところを取り入れていけばいいのですよね。
音読のあとのイメージ化の方法もしっかりやっていけばいいだけのこと。
ひゃくます計算も 使い方次第。
批判は批判として よいと思うところは生かしていけばいいのですよね。

根石さんのように ぶれない、一本筋のとおった方法が確立できていないので。

早く よそはよそ、うちはうちとが持てるようになりたい。

青い鳥はたぶん自分のところにいるのです。 しかし まだまだそれを実感するまで私にはさまよう時間が必要かな・・。



【10972】
【タイトル】呆け防止に有効?
【記事番号】1565 (2147483647)
【 日時 】06/11/21 13:46
【 発言者 】Jackie

げんきプリント―60歳からの読み・書き・計算 (大型本)
川島 隆太, 陰山 英男, 斉藤 孝
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4098376318/ref=pd_luc_0210140983762104098376318/503-3508592-4810304

カリスマ御三家のドリル。
退職の父親に一冊、 自分にも一冊で効果を検証してみましょうかね?・・。



【10973】
【タイトル】百マス計算をやめた理由
【記事番号】1566 (2147483647)
【 日時 】06/11/21 21:52
【 発言者 】吉

百ます計算をやめた理由

http://blog.livedoor.jp/taka_okada_hitoshi/archives/50619180.html

情報です。 私が子供達に有効な学習方法を探している時に出会ったページです。「百マス計算をやめた理由」 このタカヒロ君パパの書いている理由がすごい のです。根石さんが書いたとおりストップウォッチは駄目だと思いますね〜。 この人が「どんぐり倶楽部」を応援しているので、わたしは「素読舎」の応援オ ンリーでいいやと思いました。

素読舎、どんぐり倶楽部、どちらも私は大好きです。



【10974】
【タイトル】友人からのメールです 2!
【記事番号】1567 (2147483647)
【 日時 】06/11/21 22:07
【 発言者 】吉

先日紹介した友人から、またメールが届きました。 彼は私と同じ楽器を吹いていて、市民バンドで10年位前に知り合ったのです。 彼から「芸人魂」を学びました、会うたびに良質の刺激を受ける数少ない友人の一人です。

吉さん

** 中略 **

ところで

根石さんが再三指摘している「通じる音」の作り方について、僕は語学以外のところで、似たような経験をしていました。

それは「ウィンナワルツ」です。 「美しき青きドナウ」やオペレッタ「こうもり」序曲のワルツの部分など  とにかく ウィンナワルツです。

ワルツは3拍子の音楽です。

    1、2、3  1、2、3
    ズチャチャ ズチャチャ

なんですが、ウィンナワルツは

    1、2   3    1、2  3
    ズチャッ チャ  ズチャッ チャ

2拍と3拍目の間を大きく取りますよね。
「なぜ、こう演奏するの?」と言われても、「こういう決まりだから」ってことになる。 ※本当は、ワルツを踊るためなので、3拍目で足を閉じるんですよね。
そのための「ため」が必要だと聞いたことがあります。

良い指導者(ここでいう良い指導者=良い指揮者ではないです)は、とても具体的にオーケストラを訓練します。 つまり「3拍目は次の1拍目にぎりぎりひっかけるような感じで」
等、具体的にどうすればその雰囲気になるかを指導して  まず、伴奏のパートだけを何回もやったりして「通じる音」を作っていきます。

また、下手にヨーロッパに留学していた人が指揮者だったり  すると、「ウィーンではこうだった。あぁだった。」とか言って  団員に憧れとコンプレック スを植え付けるのです。 「やっぱり俺らは農耕民族だから」とか「盆踊りの民族だから」とか言ってひがむ団員も増えるのです。
※全ての洋行帰りの人がそうとは限りませんが・・・・。

日本でウィンナワルツを「通じる音楽」にするためには  団員1人1人が「激しく」練習してその形を体にしみこませる以外にはないですよね。 そう、日本には「ウィンナワルツ」の『磁場』がないから。

そうして練習したmada in JAPANのウィンナワルツは通じないかというと、決してそんなことは無くちゃんと「通じる」んですね〜。

と、ここまで書いて・・・・
ひとつの決心をしました。
「もう、語学を何かに例えるのはやめよう」っと。 ここ1週間「磁場ってなに?」とか、「日本で英語を学ぶって」とか考えて、根石さんの持論を読んで、今までの自分の経験から
何か共通項は無いかなとか、考えたりしました。

でも、上記のウィンナワルツの話でもある一面は近いものがあっても、同じということはないのですよね。

語学は語学であってそれ以外のなにものでもない。
************************

彼と今日、電話で話をしたんですけどね、、自分の好きな楽器を他の楽器に例えられると何か違和感がある、、、近いけど、違う、、で、、語学を音楽に例える のは「やめよう」と思った、、と、そう言ってました! 今日はかみさん以外の人と語学について語り、とても良い刺激を得る事ができました!

彼のメール内容に関する批判や過剰な反応はなるべくさけてください。 良いコメントはいいですけど、、(*^^)、、彼にお願いして掲載させてもらったので、宜しくお願いいたします!



【10975】
【タイトル】一人つっこみ、、友人への返答
【記事番号】1568 (2147483647)
【 日時 】06/11/21 22:12
【 発言者 】吉

> ※全ての洋行帰りの人がそうとは限りませんが・・・・。

私が素読舎さんにたどり着いたのは、自分の子供に英語をどうやって教えれば良いか探していたからでした。 自分は「英語でコミュニケーションをとれる」とは思っていますが、
「教えられる」とは思っていなかったからです。

「日本人である」というただそれだけの理由で、外国人に日本語を教えられるかどうか考えれば、「出来る・出来ない」はすぐにわかります。 英語を話せると いうだけで指導できると驕った考えは持っていない、、、少なくともそこだけは理解していると自分を信じたい。のです。



【10976】
【タイトル】しつこくロボット音
【記事番号】1569 (2147483647)
【 日時 】06/11/21 22:31
【 発言者 】吉

たった二日ばかしパソコンを開かなかっただけで、掲示板が動いていたので驚きました。 この活気正直嬉しく思います。 そして私の怒涛の書き込み、、みなさん、、お許しください。

私は磁場でネイティブの音を媒介にして「音作り」をしました。 で、、、今やっているのが、語学の「音作り」です。 ここに板ばさみになり、悩む事がある のです。 eitherの音が、まさしくソレだと思います。 自分の中でeitherの音が解決できれば、自分の中の「英語」が違う次元にいけると考えて います。

「茶の本」は、音取りするだけでも難しく、それこそ1音1音ゆっくりとつなげていきます。 一章なんて何回読んだかわかりません。 私が読めば「留学していたから読めて当然」と思う人も多いでしょう。(もしかしてNaimaさんもそう思ったかな、?)

そんな馬鹿な!と言ってやりたい。 4年程度英語圏に住んだくらいじゃ「茶の本」なんて読めません。っていうか、英語力以外の問題かも、、。

留学すると自動的に喋れるようになると勘違いしている人達が大勢いすぎる。 英語圏に住めば自動的に喋れるようになると思って語学留学する学生がいる。  冗談じゃありません。 いつまでたっても英語を喋れるようにならない学生を何人もみました。 私の英語力は、決して自動的に身についたものではありませ ん。 そして帰国後も今の英語力をキープしているのだって、みなさんと同じように机上でやってきたからに決まっています。

スミマセン、、再度言わせてください。 eitherの音に「迷いがあるのは、私」なんです(汗)。 教えて頂きたいのは私の方なんです、、、。

「茶の本」は難しいです。 内容も音取りも本当に難しい、、だから夢に見るくらい読みこんだ週末もあります。 通勤電車の中、、連結部分で、、ゆっくり音を作っていくんです。 風呂にもコピーを持ち込みます。

イーザー、アイザー、、あれから何度も同じ文章を読んでいるのですが、私の場合、文章の中でイーザーを「辞書読み」するとイメージが止まるのです。

ためしに日本語の文章もわざと「ロボット読み」してみました。 近くにあった小説の文章でわざと分割読みをするのです。 日本語(我々の国語)の文章でも 「ロボット読み」をするとイメージが止まる事があるのです。 音に気をとられて文章全体のイメージが想像しにくくなる瞬間です。 ためしに近くにある日本 語の小説を手にとって「ロボット読み」をしてみてください。 私は自分のネイティブ言語である国語で「ロボット読み」をするとどうなるのか試してみまし た。 みなさんも試してみてください!

国語でも、単語、単語のイメージにとらわれて、(私の場合は)文章全体のイメージがわからなくなったのです。 短い文章なら問題ありません。 でも長文になると「あれ、、俺、何を読んでいるのだっけ?」と、意味が麻痺する時があるのです。 試してみてください!

私が「ロボットが感情を込めずに喋るのと同じになる」と言ったのは、この事なんです。

ロボット読みが良いとか悪いとかではなく、、
1音1音読んでいくと(私の場合)イメージが動きにくくなる瞬間があると言いたかったのです。 で、、、そのイメージを止める私のeitherの発音、その正体は何なのだろう? その事を考えているのです。

その正体を、私はアクセントと抑揚の違いによるものではないかと考えているのです。
(できれば、みなさんに、ここに反応して欲しいのです。)

名詞の直前にくる「形容詞の抑揚」で良いのでしょうか?

私は今、ハッキリ語学をやっていると認識して英語を学習しています。 このように英語を捉えた事はありません。  根石さんに感謝しています。 この掲示板で過去に発言してきたみなさんに感謝しています。

で、、英語を語学として捉えているので、自分のeitherの発音にこだわるのです。 言葉の法則を見つけたいのです。 私のeither の発音が平坦になるのは、何か法則があるのじゃないかと思うのです。 その答えを知っている人がいたら教えて欲しいのです。



【10977】
【タイトル】しつこく募集
【記事番号】1570 (2147483647)
【 日時 】06/11/21 22:39
【 発言者 】吉

>個と普遍の間に電流が通じるかどうかがかかっている大事な行為です。
>これが、磁場にまみれた人にはわからなくなります。

根石さん、、私だって日本人の英語を作りたいのですよ。

・自分の英語を作る人が増え、その人たちの間にネットワークが成立してようやく日本の英語ができる。

根石さんの言葉です。 私がしびれた言葉です。 自分の英語を話したいのです。 私がしきりに練習パートナーを募集する理由のひとつなんです。

ヽ(=´▽`=)ノ ニコニコ

みなさん、私は悪人ではないので一緒に英語をやってください。 <(_ _)>
ほんと、、月1回でも、3ヶ月だけでも良いんです。 お願いします。



【10978】
【タイトル】吉さん
【記事番号】1571 (2147483647)
【 日時 】06/11/21 23:33
【 発言者 】Jackie

実は今日やはり 脳、音読 計算のカリスマ御三家に納得できず、
だれか自分とおんなじ考え(もやもやをはらしたい)、批判する人はいないのかと、 「齋藤孝 批判」とか百マス計算 苦手 とか キーワードで検索しま くっていたんです。そこでたどりついた百マスや脳ブーム批判の書いてあるHPがどんぐり倶楽部でした。それは飢え乾いていた私に染み渡っていく内容。
・・って あれ、これ以前みたことが・・ これって吉さんが前教えてくれたHPだっ!


どんぐり倶楽部、以前姪の参考になればと吉さんが紹介してくださったものですよね?
あのときは 算数の文章題の項目をはじめにみて 「こりゃちっと難しすぎるな」とそのままHPを閉じてしまってました。もったいないことしたもんですこりゃ。
せっかくの推薦をほったらかしにしてしまって あー、申し訳なや、もったいなや。


今回改めて見直してみると 10の九九? 10は9と1というものも、どんぐりさんのトライアングルナンバーズを使えば一目瞭然。そして最初は指を使って もいいとありました。指の使い方も書いてありました。指をにぎってイメージでつかませると。 納得。百ます計算の弊害もかいてあり、音読はよいことだが、 教科書の音読もイメージを絵にかいて表すこと、など。読み応えじゅうぶんなHPです。ふうー。

10のかたまりを認識できないのに、指を使って計算することをダメといわれいた姪には朗報です。また「絵をかくことならいくらでもかいている・・でも算数は苦手」という姪には文章を絵で表すことはとっても楽しくできることでしょう。
以前吉さんが「絵を描くことも勉強の時間としてカウントする」とおっしゃっていましたよね。

「絵ばっかり描いて勉強は苦手」→絵が描けるから理解が深まる。とコペルニクス。真っ赤なお鼻のトナカイさんの気分です。

・・・すっきりした。

ありがとうございました。

これで10の九九っとやらが クリアできることでしょう。



【10979】
【タイトル】過去ログ回帰 吉さんの「子供の(楽)学習 
【記事番号】1572 (2147483647)
【 日時 】06/11/22 0:40
【 発言者 】Jackie

10457】

【10980】
【タイトル】子供の英語や学習全般について
【 日時 】06/04/15 1:33
【 発言者 】吉

Jackieさん、私の書き込みに反応してくださり、ありがとうございます。

>それならばすごろくで3つ前に進む、6つ下がると自然と数を学習。カルタでひらがな。ウルトラマンや戦隊物の本、アニメプリキュア?のカタカナがいっぱいでてくる本でもあたえて 好きこそなんとやらで読みたいがためのカタカナを覚えるほうが覚えが早い!

そうなのです!とりあえず幼児の時に、好きな事をやらせて「学習の習慣」を身に付けさせてあげるのが良いなと考えております。「おとうさん、あたし勉強す る」とか言って「お絵かき」してるとか(笑)。でもそれで良いと思うのです。とりあえず決まった時間に机に向かう習慣とかを身につけさせちゃう。でも一応 「お勉強」の時間なので、絵を描くのは良いけど、漫画を読むのはダメとかにしちゃうんです。我家の場合、頭の中で画像をイメージさせて、そのイメージを動 かす、それを文字にして書くか形に残せるものは「お勉強」にしました。ですから粘土はOK,お絵かきOK,なのですが、漫画やプラモのようにイメージがす でに固定されているものはダメとしました。(私は漫画やプラモが大好き人間です。誤解のないように。「勉強」の時間には、これらは無しとしたまでです。) 折り紙もOKにしました。折り紙の折り方の描いてある本は、大人でもわからないくらい難しいです(汗)。イメージを頭の中で展開するのでOKとしました。 最初は「遊び」みたいなものから始めて、徐々にお勉強のようなものにしてしまおう作戦なわけですね。

私の中で注意しないといけないと考えているのが、好きな事はやるけれど、嫌いな事は学習させにくいという事です。「苦手な学習」も、なんとか「楽しい」と 錯覚させて、終いには「まあやるか」くらいには結び付けてあげなければなりません。これは、ここ数日で一気に私が書き上げた文章の中で取り上げているので すが、いかに子供が負担を感じずに「学習」できるかがポイントになると思います。

子供にひらがなを教える時も、子供の集中力が持続する程度の書き取り練習はさせるのですが、「お父さんにお手紙書いてね」と、遊びの中で習ったものを使わ せてしまいます(たぶん、どこのご家庭でもやっていると思うのですが、、)。書き取り練習が「回転読み」と同じだとすると、手紙を書いて実際に相手に「伝 える」という行為は「充電中」という事になるのでしょうか(笑)。

楽しみながら「学習」させる。けれども、好きな事をやらせて「楽しい」だけで終わりにしてはいけない。楽しかったけど、子供達には勉強時間に「学習をし た」という事を認識させていく必要があると思うのです。 文字が書けない年齢なら、今日あった事を「絵」で伝える、これは作文の表現力につながると思うのです。 絵を見て「これ何してるの?」「これは何?」「これは誰?」「この花は何?」このように質問して、子供に文字がかけなければ、親が書いてあげれば良い。そ れと、勉強時間に「絵を描く」行為は、作文力や国語力に結びつけるためなので、描かせる内容は、「親が決めても良い」つまり「出題してもよい」としまし た。

(私の考えが「大きく間違っていなかった」と確信させてくれたのが、どんぐり倶楽部の糸山泰造先生です。素読舎の根石先生のHPに出会う、わずか2週間位 前に糸山先生のHPを訪問して、自分の考えに納得する事ができました。英語の根石先生、算数の糸山先生だと思っております。お二人とも尊敬しております。 姪っ子さんの「学習」に合うかわかりませんが、糸山先生のHPも機会があれば訪れてみてください。糸山先生が「理解」するという事はどういう事か、小学生 にわかるように簡単に説明している記述があります。読んでみると面白いです。)

作文を書くのは苦手だけど、絵を書くのは好き、だからと言って「絵」ばかり描かせているわけにもいきません。ゆっくりと文章がかけるようになるのを待って あげる。(幼児から始めれば、時間もあるので親もあせる必要がありません。) 子供が「楽しい」と感じている学習と「つまらない」「苦手」と感じている学習(例えば作文とか)その辺を理解して、「つまらない」を「楽しい」にじっくり シフトさせていくのが難しいなと感じております。なぜ難しいと感じるかと申せば、「大人がせっかち」だからですから、、。あと、学校が子供の進度にあわせ ないで、学校の進度ですすめていくからかな、、。低学年なのでまだ、実感してませんが、、。

>ゲームを考えてる吉村さんはとっても楽しそうです。

よくわかりますね(笑)。今週末、すごろくのゲームボードを子供と作ろうと考えています。ゲーム内容はとても良い物になりそうな予感がしております。大人の学習者にも有効かも、、、。

>Aうむもゆわさず1日15分素読。1日15分親も正面にすわって付き合う。

うーーん、さすがですね。よくわかっていらっしゃる。ここで「シールを30個ためたら、ご褒美に100円ショップで玩具選んで良いよ。」ってな事はダメで すね。毎日の歯磨きと同じような感覚で、「おめー、そりゃー、自分の健康のためにコレやんに決まってるだろ。なんたって体にいいんだよ。大人の言う事信じ て、素読やりな。」こうやってやらせてしまう事も必要かなとも考えてはおります。私が計画中なのは、週末に(素読基本の)英語のゲームで遊ぶ。平日は、英 語の文章をもくもくと「復唱」させる(読めるようになったら素読)。平日にやる復唱は、先に述べた「歯磨き習慣英語」と同じで、単純に子供にやらせるもの です。初日は3個、翌日は、前日の3個と新しい3個の文章をあわせて6個、翌々日は前日までの6個に3個足して9個の文章、、、。先生がつねに言っている ように、復習を基本として新しい文章を追加して、知らない間に15分の練習量にもって行こうかな。このように、週末の英語ゲーム遊び(「英語=なんか楽し い」のすりこみ)と、平日の単純な英語の復唱を併用していこうかなと考えております。時間がありますので、子供の負担にならない量から始めれば良いと思っ ています。幼いですから、それこそ一日に一文でも良いと考えております。 大事なのは、毎日続ける事。「英語は一生もの」。 一日の学習量の多い少ないより、「毎日」っていうのが大切ですね。親にはプレッシャーです。毎日ウンコする人は、トイレに入っている間だけ「素読」って方 法をとれば、自然と「毎日やる」わけですね。3日坊主言うJackieさんには、効果的かも、、。Jackieさんには必要ないですが、初心者には、短い 周期で発音をチェックしてくれるコーチは必要になりますね。 CDなど英語の音の音源もあった方が良いのですが、さすがにトイレでそこまで出来ないですかねー(笑)。

英語学習に関しては、わが子を使っていろいろ実験したいです。その内、英語力の実験リポートも書けたりして、、。 でも、でも、これは、、、親の「私が」続けばの話なのですが、、(汗)。



【10981】
【タイトル】Jackie さん
【記事番号】1573 (2147483647)
【 日時 】06/11/22 1:11
【 発言者 】根石吉久

>ようは いいところを取り入れていけばいいのですよね。

 これは生活の感覚だと思います。生活はそれでいいし、それでなければならない。

 いろんな方法のいいところを取り入れ、見事に組み合わせた人は柴田武史さんですが、私の不満は、柴田さんが理論として普遍をめざさないというところにあ りました。エリートの羊たち(中学入試の難関を経た者たち)に有効だったものが、泥だらけの山羊たち(当時の素読舎の塾生たち)に果たして通用するかどう かというようなこと、英語を通じて生徒が英米における場面的感情まで、教室という架空の場で即座に真似することを無媒介に肯定してしまうようなところ、教 材で言えば、ネイティヴが吹き込んだCDなどの「複製音声」の徹底的な「真似」を無媒介に肯定してしまうところなどに、私が異和を感じていて、「語学は芝 居か、冗談じゃねえ」というようなことを私が発言してから、柴田さんはこの掲示板に登場して下さらなくなりました。
 いや、語学の机上における意識の運動は芝居でいいのですが、日本語磁場における英米磁場感情の真似は、猿芝居にしかならないと思うからでした。この猿芝 居は日本の近代における最も醜いもののひとつだと思っているのです。いかにもネイティヴっぽく発音する芝居。「あいうえおフォニックス」や「発音10のポ イント」から見ると、「音が間違っているじゃねえか」という猿芝居が通用する。醜いのです。
 柴田さんは、音に関してはものすごいと言っていい人で、学者的に日本近代の醜さを乗り越えておられます。非常に優秀な先生ですが、英語磁場帰りの人の盲 点を持っておられました。英語磁場において、日本人はほんとうに何かに対して鈍くなるというような「関係の絶対性」というものがあると思っています。どれ だけの語学に対する認識があった上で英語磁場に渡ればいいのか、それが私にはいまだわかっていません。だから、私は自分の体を英語磁場に置くことを避け続 けてきたところがあります。逆に、そうしなければ、日本におけるあるべき英語習得法の「コアイメージ」を失うという確信のようなものがあるのです。日本近 代における「無媒介」は、20代のころからの私の敵だったせいかもしれません。
 もっとも単純化すれば、私と柴田さんの違いは、柴田さんは「音作り」において、ネイティヴ音声の「複製」の複製をいきなり生徒にやらせるのに対して、私 はあくまでも私の「中間音」で生徒の音を変え続け、少なくとも2,3年経過しなければCDを聴いてみたらいいと言わないところにあったと思います。
 テクノロジーが教育に食い込んでくるのを、コーチはひとまずは自分の体で食い止めなければいけない。生徒の練習レベルが熟したら、テクノロジーの成果を 使わせるが、その時期をみきわめるような、意識的な「のろまさ」をあえて生きなければならない。それが柴田さんに欲しかったのでした。もっと単純化して 言ってしまえば、学校と塾のすれ違いだったのかもしれません。なにしろ、学校は「効率」と骨がらみですから。「ストップウォッチ」ですから。塾がそんなも のを真似したら、塾の名折れですから。
 「のろまさ」は、よっぽどものごとがわかっている親に出会わない限り、商品になりません。それが近代日本を貫く一本の棒のような貧乏根性です。素読舎は宝石になりたくはなかった。しかし、宝石になるしかなかった。なにもかも、日本近代の貧乏のせいです。
 柴田さんの授業は、私における評価では、日本の英語教育の現場として最高峰です。この評価に狂いはないと思っています。しかし、その最高峰に対しても私は文句があるのです。
 理論や思想は、具体的にはトレーニングにおける方法は、生活をあこがれる「生活の外」で生まれます。オリジナルなものは、そういう場所でしか生まれません。
 その「生活の外」をまともに生きると、方法はいい、だけど誰も見向きもしないというような、ひどいめにあいます。これまでの書き込みからの判断ですが、 Jackie さんはその「ひどいめ」にあっている。生身の現代詩だ。だけど、そこが理論や思想の生きる場所ではないでしょうか。圧倒的大多数が理解しなくても、語学の 方法を云々することは思想の生き死にがかかっている場所なのだと考えています。あの馬鹿どもを「見習わなくちゃ」などとは、口が裂けてから言えばいいので はないでしょうか。
 「個」が「普遍」に渡る方法として、語学と文学というものしかあるまいとまで思っています。逆に「個」が「普遍」に渡れたときは、ジャンルとして、科学だろうが社会学だろうが、それは語学や文学の方法と「コアイメージ」において(部分集合としてですが)重なる、と。
 「コア」は文学と語学にある、と。
 斎藤孝は死んでいる。柴田武史は生活のしっぽが切れない。国弘正雄はもうろくした。根石吉久はごみ問題、汚染問題で言葉が切れ切れ。生活は大変です。
 しかし、いつでも「生活の外」はある。
 文学として。語学として。
 奉仕の場所として。
 中原中也が書きました。
 「奉仕の気持ちになることなんです」



【10982】
【タイトル】吉さん
【記事番号】1574 (2147483647)
【 日時 】06/11/22 1:23
【 発言者 】根石吉久

>英語を話せるというだけで指導できると驕った考えは持っていない、、、
>少なくともそこだけは理解していると自分を信じたい。のです。

そうです。
そこが吉さんが、凡百の磁場帰りと違うところです。
素読舎なんぞをみつけてしまうのですから。
語の本来の意味で、有り難い人です。



【10983】
【タイトル】誤解されるとまずいから注釈
【記事番号】1575 (2147483647)
【 日時 】06/11/22 1:28
【 発言者 】根石吉久

有り難い = めったにいない = レア = 宝石に近い



【10984】
【タイトル】吉さん
【記事番号】1576 (2147483647)
【 日時 】06/11/22 1:48
【 発言者 】根石吉久

>根石さん、、私だって日本人の英語を作りたいのですよ。

一緒にやっていきましょう。
かつて柴田さんが、「日本人がしゃべって感じのいい英語」という理念(理念だと思います)ということを言われ、私はそれを忘れられません。



【10985】
【タイトル】英語磁場...
【記事番号】1577 (2147483647)
【 日時 】06/11/22 15:08
【 発言者 】Naima

>私が読めば「留学していたから読めて当然」と思う人も多いでしょう。(もしかしてNaimaさんもそう思ったかな、?)

いや、思いませんでしたよ。えっらそ〜なことを言うと思いますが、ちょっと我慢して聞いて下さい。

私の磁場経験はというと、新婚旅行でシアトルの従姉の家で過ごした1週間ですが、ほとんど日本語で過ごしてます。それと家族旅行で再び出かけたシアトルとバンクーバー。トータルで1週間。ほとんど日本語です。

英会話学校に通ったのは、英語がそこそこ出来るようになってから。天下の(?)サイマル・アカデミーです。英語の磁場持ちの人たちが大勢いましたが、磁場 持ちでないクラスメートも沢山おり、実力的には大差ない、というより優秀者は磁場持ちでない人たちが多かったようにおもいます。倒産する前のサイマルで は、英語専修科からプロの通訳者養成クラスに入れるのは、毎期2名以下という厳しさ。そこに入るのは、たいていが磁場なし生徒でした。通訳という職業柄、 日本語力もある人が選ばれるのかも知れません。

しかし、語彙力は磁場なし組の方が断然すごい。磁場持ち組の人たちは、少ない語彙でも上手に表現できるなぁと思ったことがあります。

いずれにしろ、磁場持ちには負けへんわ、と思いました。ま、勝ち負けの問題じゃないんですけど。

この考えが変わったのが、ドイツ語磁場に住むようになった時です。

磁場持ちは磁場持ちのすごさがあります。なんてったって言葉に圧倒的な実感がある。五感、六感で感じ取った言葉という感じがします。ご存知の通り、私のド イツ語は「ひじょ〜にしょぼい」のですが、磁場で勉強したドイツ語の方が、磁場なしで修得した英語より「心安い」 大阪弁で「心安い」というと、「親しく 気楽につき合える」という意味です。

電話レッスンの折に根石さんが、「磁場を持たない者が、机上でいくらイメージしても、どうにもならない、雲を掴むようなものだと思うことが沢山ある」とい うような主旨のことをおっしゃっていました。私は英語に対する隔靴掻痒感というか、飢餓感というか、空しさというかが良くわかります。

映画はどうだ。外国人の集まるバーはどうだ、といわれる方もありますが、このような擬似磁場と磁場は全然違います。映画には臭いもなければ肌触りもない。しかもその中に自分は存在していないし。外国人の集まる場所は、英語が通用するというだけの話。

たかが磁場持ち、されど磁場持ち、

これが私の感慨です



【10986】
【タイトル】あっしは
【記事番号】1578 (2147483647)
【 日時 】06/11/22 15:36
【 発言者 】Naima

発音や意味など辞書に頼る他に道がないというしがない磁場なしでやんす。でも、そこに私のちっこい誇りがあったりして...

吉さん、磁場持ちと磁場なしが茶読み友達になったってこと、とても面白いじゃないですか。「茶の本」の素読を続けることで、英語以外にも収穫がいっぱいありそうです。根石さんの磁場研究にもお役に立てるかもしれませんね。

あらためて、よろしくお願いします。



【10987】
【タイトル】吉さん&Naimaさん
【記事番号】1579 (2147483647)
【 日時 】06/11/22 21:32
【 発言者 】寺澤郁子

either の発音の件からはじまって、
多くの方の意見交換が行われましたので、
もうこの件についてはひとまず一件落着かもしれません。

なので、私が口を挟むことではないかもしれませんが、

either の発音(あるいは抑揚)については、
Naimaさんは辞書通りの[i:]にアクセントを置く発音でいいのではないかと思いました。

私見ですが、
英語はビートを基調にした言語だと思っています。
磁場にいた人間はどんなに抑揚の位置が変わっても、
単語に一定のビート(あるいはアクセントというのか)が備わっているように思います。

これに対し、日本語は強いビートをもたない言語で、
音の高低で旋律をかなでるような性質を持ったものに思えます。

このため、
磁場で獲得したものでない日本人の英語は、
ビートを備えていないものになりやすいように思うのです。

私自身の体験では、
ロボット読みかもしれませんが、
アクセントを辞書通りに発音するようにしてからの方が、
聞き取れるようになりました。

これも経験的なものですが、塾生をみても、
日本語の磁場のもとでは、
英語をまず単語単位でビートをとらえられる子のほうが、
旋律として一文のフレーズをとらえようとする子よりも、
伸びるのが早いように思います。

また、日本にいる限り、
たとえビートを獲得しても使わなければビートを失います。
根石さんの言い方をすれば英語は錆びます。
なので、語学として机上で練習するぶんには、
心して辞書通りに発音をしてビートを維持するのがよいのではないかと思っています。

また、英文を頭の中でイデアとしてとらえる場合に、
磁場で獲得したひとと、磁場のない場所で獲得したひとでは、
形成のされ方が違うように思います。

ロボット発音の方がイデアをとらえられるというのであれば、
とりあえずはロボット発音でかまわないと思います。


これに対し、
吉さんの場合は磁場を経験されている方ですので、
[th逆さe:]に抑揚が移るとしても、英語がもつ根底のビートはすでに獲得なさっている。
あとは、コーチングの技術としてどちらの音をとるかという視点もあるかなと思いました。



【10988】
【タイトル】Naimaさんへ
【記事番号】1580 (2147483647)
【 日時 】06/11/23 9:07
【 発言者 】吉

Naimaさん ありがとうございました!

> ちょっと我慢して聞いて下さい。

えへへ、、我慢して聞かなきゃいけない事があるのかな?って、ドキドキしちゃったじゃないですかー。 いやいや、、よーくわかります。 私も熱くなって書 き込んじゃいましたねー。 えっと、、私が言いたかったのは、磁場帰りとか、そうでないとか、、じゃなくて、、語学とは何か考えた事がある人か、考えた事 のない人か、、その違いだと思うのです。 英語ネイティブだろうが、磁場帰りだろうが、そうでなかろうが、指導者が語学論を持っているかどうかが大切だと 思ったのでした。 Naimaさんとの読み合わせで、僕は次のレベルに到達できると思っています。 ちょっとワクワクしちゃうんですよね。 今夜の手合わ せも宜しくお願いします。 お電話しますね!  (祝日ですけどOKですか? 問題があれば連絡いれといてください。)



【10989】
【タイトル】寺澤さんへ
【記事番号】1581 (2147483647)
【 日時 】06/11/23 9:41
【 発言者 】吉

寺澤さん ありがとうございました。
数ヶ月前の私には、きっと理解できなかったでしょうね、、寺澤さんが書いて事、、、。今はとってもよくわかるんです。

成長したなーσ(`ε´) オレ!

と自分で自分を褒めておいて、、(爆)。 えっと、、、either の 発音、、、これは私のテーマかもしれません、、、これについてもう暫く考えさせてください。 もう少し考えがまとまったらまた書き込みします!

先日友人とコンピューターに本を朗読させる技術について語りあったのでした。 これが難しいそうなのです。

で、、、私が今考え悩んでいる事は、もしかしたらとても難しいテーマなのかもしれないと気付いたのでした。 とりあえず、、、名詞の直前にくる「形容詞の イントネーションは変化する確率が高い」のではないかと考えています。 これと合わせて考えているのが2語の合成です。 2語が結合するとイントネーショ ンによっては、意味の違う単語に変化する場合があります。 Black Board とか、、、「黒板」と「黒い板」とかの違いです、、、で、、これはアクセントをおさえるだけでは発音できないのです。 意味もおさえないとダメなので す、、。 either の発音もそうなのではないかなーと考えているのです。フレーズ感ともちょっと違うかも、、。 私が磁場帰りのアクセントとかどうとかは、まったく関係の無 い話なんです。 語学やってるんですから (o^∇^o)ノ

みなさんと一緒に日本人の英語を作っていきたいです。

それにしても、、、寺澤さんもNaimaさんも実際に学生を指導して、彼らの成長を目の当たりにできるのですよね。 その上での発言ですからね。 重みがあります。



【10990】
【タイトル】Jackieさんへ
【記事番号】1582 (2147483647)
【 日時 】06/11/23 10:17
【 発言者 】吉

Jackieさんの百マス計算についての書き込み、いろいろ気付く事がありました。
ありがとうJackieさん、そしてありがとう過去の俺! 過去の俺はあんな事を書いたのですね。 今は全然子供と勉強してないぞ、、家に帰ると自分の英語やっちゃってます(笑)。

<< つぶやき >>
ホント、、勉強が楽しいと思えるのは、小学校の時位だと思います。 学年が上がるにつれ、多くの学生にとって「つらい」「きつい」と感じやすくなる。  で、、勉強を楽しいと思える小学校の時代、、、この時代の勉強を「百マス計算」のように思考を止めてしまような練習ばかりさせるのは、どうなのかしら? と、考えてしまうのです。 小学校時代に「勉強は楽しい」と経験してるから、大人になって勉強に戻れるのだと思います。

子供が100点を取ったとか取らなかったとか、、そんな事で一喜一憂する親もいます。 でもですね、、学校の点数や成績なぞ、生きていくうえで全然たいし た事ではない、、、学校の中でしか役に立たない、、、ホントにそう思う。 根石さんも同じような発言を繰り返していると思います。 成績が上がった下がっ たで、すっごく一喜一憂する事はないんじゃないかと、、そう思うのです。 百点とった内容なんて、大人になって覚えている人も少ないだろうし、、。 じゃ あ、勉強させなくても良いのかというとそれも違います。 勉強は大切な事なんですね。 ただ、、、悪害がある勉強方法かどうか、子供にはわからないので、 なるべく近くの人が見極めてあげる必要があると思うのです。

話変わりますが、Jackieさんの文章、どうして毎回気持ちが和むのだろうと考えていたんですよ。

>とコペルニクス。真っ赤なお鼻のトナカイさんの気分です。

こういう一文を挿入してくるんですよね〜。  いやー、これ、効果抜群ですよ。 私が顔文字(文字顔が正しい?)を挿入するのと同じ効果があります。 私のHPの文章でもちょっと使わせてもらっちゃおうと思いました!
(^◇^)



【10991】
【タイトル】手で書くということ。
【記事番号】1583 (2147483647)
【 日時 】06/11/23 16:24
【 発言者 】Jackie

小学生が漢字を覚えるときは手で書く鉛筆や筆で文字を書くということが重要だ。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0604/04/news029.html


電脳陰山メソッド
写真は ペン入力装置にてパットに手書きをする子供たち。
http://www.d-km.net/dkm.html


さてこれは 「ペンによる手書き入力ができる」と陰山先生おすすめのパソコンだ。
立命館小学校では試験的にとりいれらているそうだ。 私が以前みた記事では 小学校にノートをいらなくしてこのパソコンだけにしたい」と陰山先生がおっしゃっていて
私はのけぞったのだった。

タブレットペン入力ねえ、確かに手を使って書くからキーボード入力とは違う。
手書きだが・・紙に書くのではないんだねえ。
画面で確認ねえ・・先生も指導がしやすく、まちがったところがわかるという効率化ねえ。
学修履歴が保存できるから弱点もわかるねえ・・

こうやってパソコンを使うことが多くなり手で書くことが少なくなった自分をたなにあげていうが、文字を紙に書いて覚えるのとキーボード入力するのではまっ たく覚えが違う。言葉が脳に収容される場所が違う。たとえそれが パソコンの手書きパットやディスプレーに「ペンを使って書く」のであっても違うと思うの だ。子供にとっては鉛筆で紙に文字を書くこと、そしてそれをいつでもノートとしてぱらぱらと見返すことができるは重要だと思うのだ。

陰山氏も ひゃくます計算をおちこぼれをなくそうと基礎徹底をはかろうとしたはず。昔の本ではなるほどとおもうことも書いてらっしゃる。
なのにそれが優秀な成績の子作る方向、考えることでなく効率化の方向へ進んでしまっているように思う。 初心を忘れていらっしゃる。また学校も家庭もその表面上の方法スキルだけを取り入れている。音読についてもしかりだ。


根石さんの言葉が重みをもつ。

>テクノロジーが教育に食い込んでくるのを、コーチはひとまずは自分の体で食い止めなければいけない。生徒の練習レベルが熟したら、テクノロジーの成果を 使わせるが、その時期をみきわめるような、意識的な「のろまさ」をあえて生きなければならない。それが柴田さんに欲しかったのでした。もっと単純化して 言ってしまえば、学校と塾のすれ違いだったのかもしれませんなにしろ、学校は「効率」と骨がらみですから。「ストップウォッチ」ですから


柴田さんは学校という枠の中で効率主義と闘っていましたね。
早く花を咲かせることより種まきを大事にした。その取り組みの丁寧さは 今現在「音読派いいこと。脳を活性化させる」と哲学なしのお題目をとりいれてる先生のおなざりの音読授業とは 明らかに違います。


「電脳陰山メソッド」でぐぐったページをいろいろ読んでいます。


ITの取り入れ方

教師が↓のように取り入れるには社会、理科の時間など画像がみれて視覚からわかるので
賛成。

>3年生の社会の授業では、木村直哉教諭(31)がまず、ボードにペンで黒い丸を三つ描いた。茶畑の地図記号だ。「何でこんな形なんだと思う?」という問 いかけに、子供たちは首をひねる。「じゃあ、実際の茶畑見てみようや」。次の瞬間、ボードには茶畑の写真が大写しになる。茶摘み作業、茶の花や実と、写真 を見せながらの子供たちとのやりとりが続き、最後は実を切った時の種の並び方が由来と明かされた。

 さらに、木村教諭は国土地理院のホームページなども見せながら、地図記号の成り立ちを考えさせた。圧巻は、ネット上の地図閲覧サービスを使って映し出さ れた、茶どころ静岡県・牧の原台地の地図。茶畑の記号の洪水に子供たちは「わー、すごい数や!」と圧倒された様子だった。

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20060530us41.htm

↓こっちは反対。

>持ち運びができ、手書きで入力ができるタブレット型を選び、陰山英男・副校長が開発にかかわるネット教材「電脳陰山メソッド」で漢字や計算の反復練習を自習したり、調べ学習に使ったりする


まー,子供もいないことだし、関係ないですけど、時代のながれを把握しておこう。



【10992】
【タイトル】親の背中
【記事番号】1584 (2147483647)
【 日時 】06/11/23 16:27
【 発言者 】Jackie

吉さん
>過去の俺はあんな事を書いたのですね。 今は全然子供と勉強してないぞ、、家に帰ると自分の英語やっちゃってます(笑)。


勉強が楽しくってしかたがないっ! そんな吉さんの背中をみて 子供さんは「勉強って楽しいんだ」と学ぶことでしょう。

吉さんとNaimaさん、とっても楽しそうですよ。



【10993】
【タイトル】Cha
【記事番号】1585 (2147483647)
【 日時 】06/11/23 16:32
【 発言者 】Naima

吉さん、

今日は祭日でしたねぇ。忘れてました。メールも入れたのですが、今日はお休みさせて下さい。



【10994】
【タイトル】David Brazilさんにたどり着いた
【記事番号】1586 (2147483647)
【 日時 】06/11/23 16:49
【 発言者 】吉

http://www.spellingsociety.org/journals/j4/transcription.php

ずっとパソコンと英語の一日でした。
たった今、上のページを見つけたのでちょっと興奮して書き込みにきちゃいました!
元気のある人は読んでみてください。(英語のサイトです)
4.Stress 以下、、私がここ最近考えていた事が書いてありました。 でも疲れたので、、今日はもうおしまい (;´ρ`) グッタリ

Naimaさん 了解しました chachacha 、、、今夜はぐっすり休みます。



【10995】
【タイトル】Brazil氏のTone Unit
【記事番号】1587 (2147483647)
【 日時 】06/11/25 13:58
【 発言者 】吉

David Brazil氏、読んでない方に簡単に説明すると、彼はCobuild英英辞典の発音や発音記号の編集に深くかかわった人物だそうです。 インターネット に感謝です。 ネットがなければ、彼の存在になど到底たどりつけなかったと思います。 素読舎の根石さんにたどり着く事もなかったですね! すごすぎるぞ、インターネット!

彼の音声に関する記述では、私の単語の発音が平坦になった理由が理論になっていました。 知識として押さえておくことは有益だと思い、彼の著書 The Communicative Value of Intonation in English をアマゾンで購入、、。 到着は12月半ば、、遅すぎる、、、今読みたいのに〜!

((( ̄へ ̄井) フンッ

ここで得た知識を少しでも「音作り」に生かせられたら素晴らしいです。
まだ、、入り口にたどり着いたばかりなんです。
ここから先は私にとって未知の領域、、なんかワクワクしてきました〜。

ヽ(=´▽`=)ノ

conroversial:「CONtroVERsial」

decision:「deCISion」

a CONtroversial deCISion

his deCISion was controVERsial

a VERY controversial decision inDEED

David Brazil氏が唱えている「Tone Unit」、、 、ハー、、、会社を1ヶ月位休んで英語に没頭できないかな、、。



【10996】
【タイトル】吉さん
【記事番号】1588 (2147483647)
【 日時 】06/11/26 2:24
【 発言者 】根石吉久

Brazilさんをどうやって探したんですか。すごいですね。
少し読みましたが、疲れるので、ハードディスクに保存しました。
まだ3分の1ほど読んだだけです。



【10997】
【タイトル】根石さん
【記事番号】1589 (2147483647)
【 日時 】06/11/26 10:28
【 発言者 】吉

> Brazilさんをどうやって探したんですか

あえていうなら「探究心」、、、 (^ー^)。  私が根石さんの素読舎に出会えたのと同じですよ! 簡単に探し当てる事はできませんでした。 でも「探 したから」見つけられたのだと思います。 2ヶ月前にこの人の論文に出会っていても読み飛ばしていたと思います。運も良かったと思います。

ネット世界に散らばっている「イントネーション」に関する記述はどれもシックリきませんでした。 今の所、彼の論文だけが一番自分にハマっています。 彼 が辞書に掲載する標準的な「英語の発音」、そしてその「発音記号」を決定するにあたり、様々な事を考慮した事が彼の記述からわかります。 彼の記述を検証 して、日本人の「音作り」に生かす事のできる「何か」を見つけられたら良いなと思っています。 彼の著書の到着が楽しみです。  根石さんありがとうござ います!  英語の素読が楽しくて仕方がありません。



【10998】
【タイトル】辞書と発音
【記事番号】1590 (2147483647)
【 日時 】06/11/26 17:53
【 発言者 】Jackie

吉さん

どんぐり倶楽部を読むのにもはまっていてこちらに書くのが遅くなりました。
このごろ辞書を読むのが楽しい自分にとって タイムリーです。


高校生のときは辞書を読む? はあ?面倒。正気?とおもっていたんですがね・・。

発音にも気をつけて イメージしながら英英辞書を読む。

あー こういう説明すればいいんだなあと発見がある。

発音イントネーション、辞書みていても嘘読みしちゃうときがあるんで・・
やっぱり電子辞書も買うかなあ・・。

サイト 参考にさせていただきます。



【10999】
【タイトル】今夜の電話レッスン
【記事番号】1591 (2147483647)
【 日時 】06/11/27 13:31
【 発言者 】Naima

夕方から来客があります。
今日のレッスンはお休みさせて下さい。
いつもすみません。



【11000】
【タイトル】Naima さん
【記事番号】1592 (2147483647)
【 日時 】06/11/27 19:48
【 発言者 】根石吉久

お休みの件、承知しました。
そういえば、と思い出しました。吉さんとの相互レッスンの時間配分のことをこの掲示板に書かれていて、後で書かなくてはと思ってそのまま理屈ばかり言って いたんじゃなかったか、と思い、少しさかのぼって読んでみましたがみつけられません。レッスン中なので、ていねいにさかのぼって読んでいる時間がとれませ ん。でも、確かに読んだ覚えがあります。

時間配分ですが、20分復習、10分新しいところ、で進めて下さい。
復習は、コーチの読みなし、生徒各文5回ずつのやり方だったと思いますが、そうでしょうか。それでよければ、20分復習、10分新しいところ、でしばらくやっていて下さい。
復習ページだけで5ページを超えるようになったら、その旨、ここへ書いていただきたく思います。そのあたりでFFが始まります。