【10201】
【タイトル】Naima さん
【 日時 】05/12/15 0:05
【 発言者 】根石吉久

承知しました。



【10202】
【タイトル】村田君
【 日時 】05/12/15 0:09
【 発言者 】根石吉久

書き直しもう少し待って下さい。



【10203】
【タイトル】住所
【 日時 】05/12/15 20:51
【 発言者 】パクパク

2−7−2のです。
よろしくお願いします。



【10204】
【タイトル】根石さん
【 日時 】05/12/15 22:11
【 発言者 】村田

テープ起こし、毎日ちょっとずつ掲示板アップというのは逆に難しいかもしれないと思いました。むしろ、3日〜4日くらいおきに一辺にアップしていった方が いいかもしれない。と思います。そういう感じでやっていこうと思いますがよろしいでしょうか。

とりあえず、できあがった分をアップしますね。
今回は、『脱皮』『川流れ』『まがいものの音』といったあたりの話です。

書き直し作業の方は、相当手間がかかるでしょうから、ゆっくりやってください。
俺の方は、素材として、まずはどんどん音を文におこしていくことに集中します。



【10205】
【タイトル】 「あいうえおフォニックス」原稿素材2
【 日時 】05/12/15 22:13
【 発言者 】村田

師「俺は今まで、語学について、『媒体』、『中間音』ということを言ってきた。だが、今一番言いたいイメージに近い言葉は、『脱皮』なんだ。」
弟子「はあ。」
師「俺はこの『脱皮』というイメージ自体は以前から持っていた。『脱皮』は語学のいろいろな局面で言えると思う。あるいは語学というのは『脱皮』すること そのものでもある。語学は『脱皮』の繰り返しなんだ。このことを俺が初めて言葉にしたのは、掲示板「大風呂敷」上だったと思う。」
弟「はい。」
師「このことを考えるきっかけになったのは、音だったんだよ。音について議論しているときに、このイメージが出てきた。ところで、俺は掲示板で『脱皮』と いう言葉を使っていたかな?」
弟「その言葉は使っていなかったと思います。」
師「そうか。この『脱皮』ということを言いたくて、俺は、『媒介』とか『媒体』、『中間音』ということを言ってきたんだと思う。」
弟「『媒介』とか、『中間音』ということに関しては、以前は『橋渡し』ということを言っていたと思います。」
師「それはコーチが橋を渡らせる、という意味あいでか?」
弟「コーチが橋を渡らせる、というのもあるし、自分が橋を渡る、ということも言っていたと思います。」
師「ううん…。ではそこらへんから話を進めなくてはならないな…。」



【10206】
【タイトル】「あいうえおフォニックス」原稿素材3
【 日時 】05/12/15 22:14
【 発言者 】村田

(師、紙を取り出し、川の絵を描く。川の一方の岸に「英語」、もう一方の岸に「日本語」と描く)
師「英語ネイティヴの音であるネイティヴ音というのがある。こちら側には日本語の音というものがある。日本語の音というのは、いわば日本語ネイティヴの音 だけれども、普通日本人は自分の音を日本語ネイティヴの音とは言わないから、普通、『ネイティヴ』という言葉を使ったらそれは向こう岸のことだ。つまり英 語のことだな。
英語の音と日本語の音の間には、深くて、水量の多い川がある。そういえば、『男と女の間には深くて暗い川がある…』という歌があるな…。これも深くて暗い 川だ(笑)

語学をやるときには、この日本語の音から英語ネイティヴの音までジャンプしなければならない(と、川の片方の岸からもう片方の岸まで指を動かす)。」
弟「はい。」
師「だが、たいていはジャンプしきれずに、この深くて暗い川に落ちてしまい、川流れになってしまう。」
弟「なるほど。」
師「もしかしたらいわゆる『ネイティヴっぽい人』は、もうすでに川流れになっているんだろうな。」
弟「すみません、『ネイティヴっぽい人』とはどんな人のことでしょうか。」
師「一見、とても流暢に話しているように見えるんだけれど、よく聞いていると、『それは違うだろう、お前?』という音を出している人たちがいるんだよ。」
弟「ああ、なんとなくわかります。」
師「俺の電話でレッスンのある生徒さんは、『私はあの手の連中が大嫌いでしてね』とはっきり言うんだよ。いかにも英語っぽく音を出す連中。でも、よく聞い てみると違う音を出しているんだ。」
弟「はあ。」



【10207】
【タイトル】「あいうえおフォニックス」原稿素材4
【 日時 】05/12/15 22:16
【 発言者 】村田

師「そういえば、柴田さんが以前、『NHKの「続基礎英語」を生徒に聞かせない』と言っていた。なぜかと言うと、その番組の担当の先生は、いかにも流暢で 英語らしいんだけれど、よく聞くと違う。」
弟「そうなんですか。」
師「beautifulという単語があるだろう?「f,l」の連続の部分に注意したいことばだな。それをその人は『ビューティフォー』とやってしまうん だ。最後の部分を、日本語の音で言えば「オ」の音で伸ばしてしまう。」
弟「ああ、なるほど。」
師「それは違うだろ、と。さっき言った俺の生徒さんも、その手の連中が大嫌いなんだと思う。たしかに彼らは『英語っぽい』んだ。」
弟「ノリでごまかしてしまうという感じなんでしょうか。」
師「そうだな。ごまかしてしまう。音としてはごまかしの音だ。彼らはそれを通用させてきたし、また、世間ではそれが通用してしまうんだ。」
弟「そうですね。」
師「彼らは、地理的なことで言えば、実際に『向こう岸』へ渡っている。そして『磁場』に暮らす、あるいは『磁場』に交わる、ということをやって、こちら側 へ帰ってきた人たちだ。しかし、俺がさっき話した、英語と日本語の間の深くて暗い川に則して言うと、この連中は語学的には、向こう岸には渡っていないん じゃないだろうか。ジャンプしそこなって、川へ落ちて流れた人なんだ。俺は、そう言ってしまっていいと思う。」
弟「ううん?」
師「実際違う音を出しているじゃないか。ネイティヴ音にはなっていないよ。当人はネイティヴの音を出していると思っているだろうけどね。言ってみれば、ネ イティヴ音のまがいものだよ。」
弟「ああなるほど。」
師「そういうまがいものをNHKあたりが採用しているのも、日本にはチェックする機能がどこにもないということだ。」



【10208】
【タイトル】「あいうえおフォニックス」原稿素材5
【 日時 】05/12/15 22:17
【 発言者 】村田

師「『川流れ』になっているのは、実は上級者にも多いんじゃないか。彼らは、アメリカなりイギリスなりの英語圏といわれている土地へ足を踏み入れて、『磁 場』に交わって、『磁場』の中で暮らして、『磁場』の中で自身に焼き付けられたシンタックスを、体内に持った。この、シンタックスの獲得体験は、おそらく それは誰にとってもつらい話だと思う。だが、日本へ帰ってくるとそのつらさを誰も語らない。
シンタックスを焼き付けられているから、べらべらとしゃべれるんであって、それはいわば、焼きゴテを当てられたようなものだ。机の上で、自分の意思で語学 をやっている限りは、それは起こり得ない。シンタックスの内在化というのは、自分の意思とはかかわりなく、まわりから焼きゴテを当てられるようなものだ。 それが、『磁場』が行うシンタックスの内在化だ。そのことによって、ぺらぺらしゃべるようになる。即座に反応できるようになる。」
弟「はあ。」
師「ネイティヴ音の聞き取りがよくできるようになるとか、それに対してすぐ反応できる、すぐに応じられる。これが、いわゆるぺらぺらっていうことだな。こ れはシンタックスの内在化によるものだ。棒を飲まされるようにというか、外科手術的にシンタックスを内在化したからだ。
しかし、個別の音を聞くと、『ビューティフォー』なんだ。音だけ聞いてみると、これは『川流れ』じゃないか。」
弟「はあ。」
師「ところで、まがいものの音と似ているように見えるが、実はまったく違うものがある。」



【10209】
【タイトル】「あいうえおフォニックス」原稿素材6
【 日時 】05/12/15 22:19
【 発言者 】村田

弟「それはなんでしょうか。」
師「赤ん坊の出す音だな。言葉を覚えている最中の赤ん坊は、音自体は違うけれども、大人の言っている音をうまくつかんでいるなあ、という音を出すだろう? 大人の音が固定してしまった人からすると、あいまい音とか中間音などをたくさん含んでいるんだけれども、感じとしてはいかにもつかんでいる、という音があ るだろう。うちの孫みたいにな。」
弟「ああ、ツボを押さえているな、という感じですね。」
師「そうそう。リズムは完璧、個々の音を聞くと違うけれども、全体としての感じはいかにも割りと近い。言ってみれば近似値が取れている。これはつまり日本 人のネイティヴ言語の習得過程だな。そして、これはどこの国の2歳児3歳児にも起こることだ。しゃべり始めた赤ん坊は、必ずこの過程の音を通っているはず だ。」
弟「はい。」
師「これは、とても自然なことだ。しかし、さっきの『ビューティフォー』の人は、赤ん坊が極めて自然にやることを…そうだな、演じているんだと思う。俺は 彼らが赤ん坊と同じことをやってるなんて全く思わないけれどね。」
弟「赤ん坊は2歳なり3歳なりを過ぎたら、いずれ完成形の音に至るわけですよね。」
師「そうそう。ネイティヴの音にだんだん固まっていくんだな。」
弟「一方、『ビューティフォー』さんの方は、もうそこで固定されているんですよね?いくらそれを発展させようとしても決してネイティヴ音にはいたらないと いうことですね。」
師「そうだな。あいまい音なり、近似音なりにとどまって完成形だと思ってしまっているんだな。そんなんのはまだ途中なのに、それでできあがったように思っ ている人だ。」



【10210】
【タイトル】(無題)
【 日時 】05/12/15 22:23
【 発言者 】村田

今日までの分はここまでです。

ところで、『脱皮』『放置された音』この2つの言葉を最初に聞いたとき、なんだか吉本隆明が頭に浮かびました。のちのち関係してくるんだろうか…。



【10211】
【タイトル】村田君
【 日時 】05/12/19 1:54
【 発言者 】根石吉久



村田君 投稿者:根石吉久 投稿日:12月19日(月)01時54分45秒

 ありがとう
少し時間を下さい。  



【10212】
【タイトル】パクパクさん
【 日時 】05/12/19 1:56
【 発言者 】根石吉久



パクパクさん 投稿者:根石吉久 投稿日:12月19日(月)01時56分53秒

 ありがとうございました。
明日発送致します。
遅くなり申し訳ありません。  



【10213】
【タイトル】電話レッスン
【 日時 】05/12/19 21:34
【 発言者 】Naima



電話レッスン 投稿者:Naima 投稿日:12月19日(月)21時34分22秒

 申し訳ありません。お休みさせて下さい。  



【10214】
【タイトル】Naima さん
【 日時 】05/12/19 22:26
【 発言者 】根石吉久



Naima さん 投稿者:根石吉久 投稿日:12月19日(月)22時26分34秒

 また電話を鳴らしてしまいました。済みません。
お休みの件承知しました。振り替え処理をしておきます。  



【10215】
【タイトル】送付時期
【 日時 】05/12/20 20:51
【 発言者 】パクパク



送付時期 投稿者:パクパク 投稿日:12月20日(火)20時51分52秒

 いつごろになりますでしょうか?  



【10216】
【タイトル】振り替えの確認
【 日時 】05/12/22 18:25
【 発言者 】I村



振り替えの確認 投稿者:I村 投稿日:12月22日(木)18時25分31秒

 23日の23:20〜と記憶しているのですが、
念のため確認をお願いします。  



【10217】
【タイトル】CDR
【 日時 】05/12/23 15:47
【 発言者 】パクパク



CDR 投稿者:パクパク 投稿日:12月23日(金)15時47分21秒

 無事、届きました。
ありがとうございました。
IT時代にふさわしいテキスト形式だとおもいます。  



【10218】
【タイトル】I村さん
【 日時 】05/12/23 19:30
【 発言者 】根石吉久



I村さん 投稿者:根石吉久 投稿日:12月23日(金)19時30分49秒

 ご記憶の通りです。
掲示板を見るのが遅くなり申し訳ありません。  



【10219】
【タイトル】(無題)
【 日時 】05/12/24 12:32
【 発言者 】sb



(無題) 投稿者:sb 投稿日:12月24日(土)12時32分34秒

 昨日はすみませんでした。  



【10220】
【タイトル】レッスン休みます
【 日時 】05/12/25 8:56
【 発言者 】埼玉SAIT



レッスン休みます 投稿者:埼玉SAIT 投稿日:12月25日(日)08時56分46秒

 風邪のため本日のレッスンお休みいたします。
よいお年をお迎えください。  



【10221】
【タイトル】素読舎のお休み
【 日時 】05/12/25 23:14
【 発言者 】根石吉久



素読舎のお休み 投稿者:根石吉久 投稿日:12月25日(日)23時14分25秒

 ・盆に一回
・正月に一回
・その他、年に4回(まとめていただくこともこまぎれにいただくこともあります)


※「その他、年に4回」は、素読舎のレッスンは、月に4回を基本としているためです。月に5回同じ曜日がある場合は、5回レッスン致します。一回余計に やった分をためておいて、「有給休暇」のようにお休みをいただくものです。

今年から来年にかけて、12月30日から1月2日の間のレッスンはお休みになります。
よろしくお願い致します。


お問い合わせ電話:090−4181−5912  



【10222】
【タイトル】パクパクさん
【 日時 】05/12/25 23:19
【 発言者 】根石吉久



パクパクさん 投稿者:根石吉久 投稿日:12月25日(日)23時19分49秒 編集済

 無事届いて安心しました。
この教材は、一見では作成の意図が非常にわかりにくいと思います。
パクパクさんの会社内で、英語教室みたいなものはあるのでしょうか。
その方面に口をきくことができましたら、教室の指導者と是非お話したいものだと思っております。たいがいは、「磁場帰り」の人が指導者をやっているのだろ うと思いますが、「磁場帰り」の人は指導者としては適任ではありません。私の生徒になっていただき、自分が英語を話せること(スキル)と、人に英語を話せ るようにすること(技術)はまったく別のものだということを腹で納得していただきたいと願っています。それができる人がいたら、私の教材の作成意図がわ かってもらえると思っています。  



【10223】
【タイトル】sb さん
【 日時 】05/12/25 23:28
【 発言者 】根石吉久



sb さん 投稿者:根石吉久 投稿日:12月25日(日)23時28分36秒

 了解しました。  



【10224】
【タイトル】埼玉SAIT さん
【 日時 】05/12/25 23:29
【 発言者 】根石吉久



埼玉SAIT さん 投稿者:根石吉久 投稿日:12月25日(日)23時29分54秒

 掲示板を見ずに、お電話してしまい申し訳ありませんでした。
振り替え処理をしておきました。
かなり先になりますが、ご了承下さい。  



【10225】
【タイトル】小学生の生徒募集
【 日時 】05/12/25 23:43
【 発言者 】根石吉久



小学生の生徒募集 投稿者:根石吉久 投稿日:12月25日(日)23時43分10秒

  素読舎の「電話でレッスン」は、これまでは小学四年生から受け付けてきました。
幼児英会話は「効果がないから害もない」しろものだと考えておりますので手がけません。くだらないのです。
「電話でレッスン」は、当事者性を欠いた「からっぽの文」(意味がわかっても、文法がわかっても、当事者性が「からっぽ」である文)を積極的に(半無)意 識に蓄積していきます。日本人の英語は、「話す・聞く」に関しては、「磁場」と渡りあうための準備を丁寧に整えることに尽きると考えています。そして、こ のやり方なら、日本語の屋台骨をやられるような害はないので、今後は小学三年生も受け付けようかと思案中です。小学生から私のレッスンを受けて、しかも積 極性がある子供は、将来、是非、英語の磁場に渡って欲しい。そして、馬鹿な英語フリークを抜けて、語学論をまともに日本語で書けるようになって帰ってきて 欲しい。そう願っています。

「からっぽ」の文を蓄積していくのは、原理的には「素読」に基づいています。
これは、ひとまず「からっぽ」であっても、将来的にはみんな「復活」する英語です。

「効果がないから害もない」ような幼児英語、小学生英語とは画然と区別されなければなりません。

「素読」を原理に据えたレッスンは、「害がないにもかかわらず、将来生き返ってくる英語」です。復活する英語です。小学生英語にはこれが最適なのだという ことを、今の段階の日本人はほとんど95パーセント以上が理解していません。これを理解しているのは、「磁場帰り」ではない英語使いだけです。
私の言っていることが理解できる方は、どうぞお子さんや知り合いのお子さんにお勧め下さい。

お問い合わせは、根石吉久の携帯電話(090ー4181ー5912)にお願いいたします。  



【10226】
【タイトル】皆様
【 日時 】05/12/31 0:37
【 発言者 】根石吉久



皆様 投稿者:根石吉久 投稿日:12月31日(土)00時37分43秒

 今年も押し詰まって来ました。
掲示板にお書きいただいた方にも、お読みいただいた方にも感謝いたします。
よいお年をお迎え下さい。  



【10227】
【タイトル】皆様良いお年を。
【 日時 】05/12/31 22:25
【 発言者 】村田



皆様良いお年を。 投稿者:村田 投稿日:12月31日(土)22時25分54秒

 年末、仕事全部終わったら途端に風邪引いてダウンしてました。だめですね。
30日はガシガシ対談をアップする予定だったのですが、なかなかうまくいかない…。
12月はあっという間に過ぎてしまった感じです。

先日、ひさしぶりに長野の平安堂へ行って、本だなをつらつら眺めていました。
吉本隆明の「中学生のための社会科」という本がおもしろそうだったので、買ってきました。
元旦は、これを読んですごそうと思います。

来年もよろしく。  



【10228】
【タイトル】ページリンクご報告
【 日時 】05/12/31 22:56
【 発言者 】岩崎



ページリンクご報告 投稿者:岩崎 投稿日:12月31日(土)22時56分6秒

 高校の教員をしております者です。

http://nagano.cool.ne.jp/ha98000/gogakuron.html
の"「中庭」からの転載"の部分の根元先生の実に鋭く明晰で
かつ筋が通っている見解を拝読させて頂き、賛成する部分が
多いので、以下の私の個人ブログで紹介させて頂きました。
事後報告ですみません。以下のサイトです。
http://d.hatena.ne.jp/eiichiiw/20051129
一番下の方の「2005年12月31日付記」という部分です。

年末の急な書き込み失礼致しました。どうか良いお年お迎え下さい。

http://d.hatena.ne.jp/eiichiiw/20051129 



【10229】
【タイトル】すみません。
【 日時 】05/12/31 22:57
【 発言者 】岩崎



すみません。 投稿者:岩崎 投稿日:12月31日(土)22時57分27秒

 すみません。根石先生のご芳名を誤記してしまいました。
お詫び申し上げます。  



【10230】
【タイトル】ゴースト
【 日時 】06/01/04 20:33
【 発言者 】パクパク



ゴースト 投稿者:パクパク 投稿日: 1月 4日(水)20時33分14秒

 本年もよろしくお願いします。
ゴーストの画期的教材は、映画を題材にしていることだとおもいます。
音の崩れがあっても、文法の崩れがない!!
英語の特徴だとおもいます。

ひとつ質問があります。
P12.
秘書のローズのnine hundred thousand dollars
です。
多くの生徒さんは、hundredが、聞き取れなかったとおもいます。
私は、ディぐらいにしか聞こえないので、ninetyかとおもいました。

ネイティブに確認したら、hundredでした。

ここで、こういう音の崩れを無視するのか、オタクになって、分解してみるのか
いろいろな方策があるかとおもいますが、無視するほうが、いいかも知れませんね。

ここのところが、映画を英語教材につかうときの最大のポイントだとおもいます。

映画のセリフ:文法は、完璧。 発音が崩れる。  



【10231】
【タイトル】あけまして
【 日時 】06/01/06 2:25
【 発言者 】根石吉久



あけまして 投稿者:根石吉久 投稿日: 1月 6日(金)02時25分6秒

 おめでとうございます。
風邪で元旦から寝込んでおりました。
ようやく今日あたりから、動き始めました。
今年もよろしくお願い致します。  



【10232】
【タイトル】パクパクさん
【 日時 】06/01/06 2:30
【 発言者 】根石吉久



パクパクさん 投稿者:根石吉久 投稿日: 1月 6日(金)02時30分38秒

 普段、レッスンでは映画の音声は使っておらず、映画を見てヒアリング用の教材にしていただくことは、生徒さんの自習にまかせております。昨 夜、寝床からDVDで映画を見てみましたが、なるほど早口で聞き取りにくいところです。こういう聞き取りにくいところは、映画には頻出します。
レッスンで本当に口の動きがこなれてきてから耳をすますと確かに hundred だなと聞き取れるようになるのですが、磁場に身を置くこととと違って、語学には「場」だけが与える切実さがありませんので、「徐々に迫る」というやり方で いいのではないかと考えています。放置はしないに限るとも。  



【10233】
【タイトル】岩崎さん
【 日時 】06/01/06 2:48
【 発言者 】根石吉久



岩崎さん 投稿者:根石吉久 投稿日: 1月 6日(金)02時48分13秒

 リンクありがとうございました。
少しブログを読ませていただきました。
チョムスキーの「生成文法」は、直接的には語学と結びつかないのでしょうが、チョムスキーは語学との関連を留保しているというような趣旨の言、チョムス キーから直接に岩崎さんに宛てられたメールを読んでもよく納得できました。
岩崎さんが書かれる英語を読んで、私がいつか素読についてまともなものを書ける日が来たら、岩崎さんに英訳して欲しいなと思いました。

ついでながら。
広島大学の柳瀬さんのチョムスキー理解について、私が「化けの皮」だと書いたことがあります。
確か中嶋さんとかいう(多分中学の)先生の授業を柳瀬さんが見て、中嶋さんの授業がチョムスキーの言う意味での「生成文法」を作っているという意味のこと を柳瀬さんが言われていたので、私がカチンときたということがあったのでした。
でたらめを言うな、中嶋なにがしは神か、というように私は反応しました。どこかに過去ログとして残っていると思います。
「生成文法」を学校の授業なんかが作れるわけがないと思っています。どんなレッスンでもそれは不可能です。
私の理解では、「生成文法」は人間という動物に固有の、「開かれた(=壊れた)本能」とほとんど等しいのです。授業が本能なんかを作れるわけがないので す。  



【10234】
【タイトル】村田君
【 日時 】06/01/06 2:51
【 発言者 】根石吉久



村田君 投稿者:根石吉久 投稿日: 1月 6日(金)02時51分4秒

 是非、岩崎さんのブログへ、過去ログ倉庫からリンクを張って下さい。
岩崎さんにも、承諾をお願い致します。  



【10235】
【タイトル】根石さん
【 日時 】06/01/06 9:21
【 発言者 】村田



根石さん 投稿者:村田 投稿日: 1月 6日(金)09時21分52秒

 リンクの件、岩崎さんにメール致します。

結局風邪が2年越しになってしまいました。
今年は気をつけたいと思います。  



【10236】
【タイトル】ご返事遅れ、すみません。
【 日時 】06/01/07 1:49
【 発言者 】岩崎



ご返事遅れ、すみません。 投稿者:岩崎 投稿日: 1月 7日(土)01時49分25秒

 今、再びこの掲示板を拝見致しました。
お返事が送れ、すみません。
ブログご覧頂きありがとうございました。

今までの過去ログなどを拝見して、根石先生のご発言(特に大学人を
はじめとする人々の態度などについて)、本当に強く賛成する部分が
たくさんあります。

これからもどうぞ宜しくお願い致します。

http://d.hatena.ne.jp/eiichiiw/ 



【10237】
【タイトル】岩崎さん
【 日時 】06/01/07 2:51
【 発言者 】根石吉久



岩崎さん 投稿者:根石吉久 投稿日: 1月 7日(土)02時51分36秒 編集済

 さん、でよろしいでしょうか。お会いしたこともない人に「さん」はないだろうという感覚はあるものの・・・。

返事の遅れは私の方こそ済みませんでした。
風邪をひいてしまい、気力がなく、遅れてしまいました。

岩崎さんのような人は、大学の先生になって欲しいです。
実現したら、無料で盗聴させてもらいます。  



【10238】
【タイトル】今日のレッスン
【 日時 】06/01/07 13:46
【 発言者 】ミッフィー



今日のレッスン 投稿者:ミッフィー 投稿日: 1月 7日(土)13時46分41秒

 別件の用事が夜に入っているのをすっかり忘れていました。またまた突然ですが本日お休みさせて下さい。来週木曜にはオーストラリアです。ばた ばたです。  



【10239】
【タイトル】レッスン休みます
【 日時 】06/01/07 14:59
【 発言者 】I村



レッスン休みます 投稿者:I村 投稿日: 1月 7日(土)14時59分18秒

 体調不良のため、レッスン休ませてください。
新年そうそう申し訳ありません。
今年もよろしくお願いします。  



【10240】
【タイトル】岩崎様
【 日時 】06/01/07 18:46
【 発言者 】村田



岩崎様 投稿者:村田 投稿日: 1月 7日(土)18時46分15秒

 メールの通り、過去ログ倉庫へリンクさせていただきました。
今後ともよろしくお願いいたします。  



【10241】
【タイトル】「チョムスキー理解の『化けの皮』」
【 日時 】06/01/07 18:49
【 発言者 】村田



「チョムスキー理解の『化けの皮』」 投稿者:村田 投稿日: 1月 7日(土)18時49分23秒

 根石さんの投稿から

>広島大学の柳瀬さんのチョムスキー理解について、私が「化けの皮」だと書いたことがあります。
>確か中嶋さんとかいう(多分中学の)先生の授業を柳瀬さんが見て、中嶋さんの授業がチョムスキーの言う意味で>の「生成文法」を作っている という意味のことを柳瀬さんが言われていたので、私がカチンときたということがあったのでした。

===================================================
根石さんが「化けの皮」と書いた流れはこちらです。
http://nagano.cool.ne.jp/ha98000/ron/nakaniwa/sakujo.html

また、中嶋さんの授業についての根石さんの投稿はこちらです。
http://nagano.cool.ne.jp/ha98000/log/6301-6400.html
6382-6384 『「生成」と「逆成」』  



【10242】
【タイトル】リンクありがとうございました。
【 日時 】06/01/07 21:15
【 発言者 】岩崎



リンクありがとうございました。 投稿者:岩崎 投稿日: 1月 7日(土)21時15分50秒

 根石先生、村田先生、

リンクを張って頂き光栄です。本当にありがとうございます。
今後とも宜しくお願い申し上げます。

http://d.hatena.ne.jp/eiichiiw/ 



【10243】
【タイトル】ミッフィーさん
【 日時 】06/01/07 21:39
【 発言者 】根石吉久



ミッフィーさん 投稿者:根石吉久 投稿日: 1月 7日(土)21時39分20秒

 今日が、今年のレッスンの初日なのですが、どうなさいましたでしょうか。
二度ほど電話を鳴らしましたが、こちらにかかってきませんでした。  



【10244】
【タイトル】ミッフィーさん
【 日時 】06/01/07 21:41
【 発言者 】根石吉久



ミッフィーさん 投稿者:根石吉久 投稿日: 1月 7日(土)21時41分37秒

 お休みの連絡読み落としておりました。
申し訳ありません。  



【10245】
【タイトル】I村さん
【 日時 】06/01/07 21:43
【 発言者 】根石吉久



I村さん 投稿者:根石吉久 投稿日: 1月 7日(土)21時43分45秒

 承知しました。  



【10246】
【タイトル】ゴースト 助動詞過去形
【 日時 】06/01/09 20:48
【 発言者 】パクパク



ゴースト 助動詞過去形 投稿者:パクパク 投稿日: 1月 9日(月)20時48分40秒

 ゴーストは、映画のシナリオですから、
助動詞の過去形 would、couldが非常に
多くでてきます。
学校英語では、苦手とするところです。
PDAのなかに、シナリオテキストを取り込み、
wouldやcouldで、検索させてみると、
過去を表すケースはほとんどないですね。  



【10247】
【タイトル】パクパクさん
【 日時 】06/01/10 0:46
【 発言者 】根石吉久



パクパクさん 投稿者:根石吉久 投稿日: 1月10日(火)00時46分20秒

 >wouldやcouldで、検索させてみると、
過去を表すケースはほとんどないですね。

まったくその通りです。
「ゴースト」のシナリオ一冊の英文の中で、could が「〜できた」の意味で使われているのは確か一カ所だけだったような記憶があります。  



【10248】
【タイトル】大西英文法
【 日時 】06/01/11 20:15
【 発言者 】パクパク



大西英文法 投稿者:パクパク 投稿日: 1月11日(水)20時15分36秒

 文法 Vs 会話 というのが常識ですが、(英語は絶対勉強するな)
文法を呼吸として、会話につかおうというのが
大西英文法です。
NHKブックスで、英文法をこわす というのを昔、発刊しました。
昨年、NHK教育テレビで、爆発的にブレイク。
10年かかりました。
文法を血肉化する。
その具体的展開の、第2シリーズが新春からはじまっています。
明日は2回目です。
NHK教育テレビ。11時以降です。  



【10249】
【タイトル】教材作成状況
【 日時 】06/01/11 21:09
【 発言者 】根石吉久



教材作成状況 投稿者:根石吉久 投稿日: 1月11日(水)21時09分26秒

 教材「イメージ核受肉」が、今日、5万5千行を越えました  



【10250】
【タイトル】教材おゆずりします
【 日時 】06/01/11 21:14
【 発言者 】根石吉久



教材おゆずりします 投稿者:根石吉久 投稿日: 1月11日(水)21時14分36秒

 映画「ゴースト」のシナリオを文法的に解析し、語法的に分類した教材をおゆずりします。
この教材はその後に「頻出英文法・語法問題1000」に収録されている文を解析しています。
以下の住所に郵便小為替で、1000円分をお送り下さい。
いつ申し込まれても、解析途中の最新版をお送りします。

387−0015
長野県千曲市鋳物師屋642−3
根石吉久

お申し込みの際、住所を明記することをお忘れになりませんようお願いいたします。CDを郵便でお送り致しますので。  



【10251】
【タイトル】素読舎「電話でレッスン」お代
【 日時 】06/01/11 21:15
【 発言者 】根石吉久



素読舎「電話でレッスン」お代 投稿者:根石吉久 投稿日: 1月11日(水)21時15分48秒

 素読舎「電話でレッスン」お代

・毎週一回30分のレッスン。
・月額1万2千円(現職の英語科教員の方は1万5千円)。
・英語を使っておられる方は安いと言ってくださいます。
・英語力を養成している途中の方は何とも言いません。
・ある程度の力があり、英語を使っておられない方は高いと言ってくださいます。

お問い合わせ電話:090−4181−5912  



【10252】
【タイトル】素読舎のお休み
【 日時 】06/01/11 21:16
【 発言者 】根石吉久



素読舎のお休み 投稿者:根石吉久 投稿日: 1月11日(水)21時16分59秒

 ・盆に一回
・正月に一回
・その他、年に4回(まとめていただくこともこまぎれにいただくこともあります)


※「その他、年に4回」は、素読舎のレッスンは、月に4回を基本としているためです。月に5回同じ曜日がある場合は、5回レッスン致します。一回余計に やった分をためておいて、「有給休暇」のようにお休みをいただくものです。

お問い合わせ電話:090−4181−5912  



【10253】
【タイトル】素読舎「電話でレッスン」の教材
【 日時 】06/01/11 21:18
【 発言者 】根石吉久



素読舎「電話でレッスン」の教材 投稿者:根石吉久 投稿日: 1月11日(水)21時18分57秒

 ・根石吉久作成教材を使ったレッスン:「アジアの大河型レッスン」
・シナリオ本(ゴースト)を直接扱うレッスン:「集中豪雨型レッスン」

※「集中豪雨型レッスン」は大人の方が望まれれば、どなたでも試していただけますが、(ほぼ)毎回「復習テスト」を30分以内に終えるだけの練習力がない と判断した場合は、「アジアの大河型レッスン」に移っていただきます。
※その他に、中学の教科書を使った基礎固めのレッスンと、「茶の本」(岡倉天心・講談社)を使った素読のみのレッスンがあります。

お問い合わせ電話:090−4181−5912  



【10254】
【タイトル】.小学生の生徒募集
【 日時 】06/01/15 0:51
【 発言者 】根石吉久



.小学生の生徒募集 投稿者:根石吉久 投稿日: 1月15日(日)00時51分16秒

  素読舎の「電話でレッスン」は、これまでは小学四年生から受け付けてきました。
幼児英会話は「効果がないから害もない」しろものだと考えておりますので手がけません。くだらないのです。
「電話でレッスン」は、当事者性を欠いた「からっぽの文」(意味がわかっても、文法がわかっても、当事者性が「からっぽ」である文)を積極的に(半無)意 識に蓄積していきます。日本人の英語は、「話す・聞く」に関しては、「磁場」と渡りあうための準備を丁寧に整えることに尽きると考えています。そして、こ のやり方なら、日本語の屋台骨をやられるような害はないので、今後は小学三年生も受け付けようかと思案中です。小学生から私のレッスンを受けて、しかも積 極性がある子供は、将来、是非、英語の磁場に渡って欲しい。そして、馬鹿な英語フリークを抜けて、語学論をまともに日本語で書けるようになって帰ってきて 欲しい。そう願っています。

「からっぽ」の文を蓄積していくのは、原理的には「素読」に基づいています。
これは、ひとまず「からっぽ」であっても、将来的にはみんな「復活」する英語です。

「効果がないから害もない」ような幼児英語、小学生英語とは画然と区別されなければなりません。

「素読」を原理に据えたレッスンは、「害がないにもかかわらず、将来生き返ってくる英語」です。復活する英語です。小学生英語にはこれが最適なのだという ことを、今の段階の日本人はほとんど95パーセント以上が理解していません。これを理解しているのは、「磁場帰り」ではない英語使いだけです。
私の言っていることが理解できる方は、どうぞお子さんや知り合いのお子さんにお勧め下さい。

お問い合わせは、根石吉久の携帯電話(090ー4181ー5912)にお願いいたします。  



【10255】
【タイトル】日録転載
【 日時 】06/01/15 1:28
【 発言者 】根石吉久



日録転載 投稿者:根石吉久 投稿日: 1月15日(日)01時28分18秒

 http://green.ap.teacup.com/koneko/

昨日の分。
女房が新幹線に乗る娘を上田まで車で送った。娘は友達が沖縄に移住するので、東京にお別れに行った。
女房が颯馬を連れてくる。炬燵に豆炭入れる。福笑いをやって遊ぼうとしたが、まだ福笑いはそんなに面白くないらしい。宮下カーランドに軽トラックで行き、 ブリザックに履き替えてもらうつもりだったが、行ってみたら、土曜日で休み。年賀状のお返事が三枚あったので、千本柳の簡易郵便局へ行き、誤配達の年賀状 を受け取ってもらって、三枚の年賀状を投函しようとしたが、行ってみたらここも休み。また宮下カーランドの前のローソンに戻り、年賀状3枚をやっと投函。 誤配達分は月曜まで待つことになるのか。年賀状は、まだ田中さんと神道さんの分二枚が書けない。
帰宅。
だらだらする。
そのうち眠ったが、颯馬が腹や胸を踏んづけるので寝ていられない。
温泉に行かなかった。孫の方がいい。ということは、いまだ俺は人間が好きなのだろうか。
7時半からレッスン。
Iさんのレッスンで、音もイントネーションもレッスン開始の頃と較べたら別次元の質がとれていることに気づく。もう初心者にレッスンしてもらっても構わな い質であるが、事情があり、Iさんご本人はおおっぴらにはお金をいただくレッスンはできないとの話を聞いたことがあった。その話をする。奥さんが東北大学 を出られているので、英語はしっかりやったはずだが、何の大学を出ても、日本の平均的な中学・高校で英語をやった場合は、音・イントネーションに関して は、私のレッスンを受けてもらった場合で、最低で2年から3年は「音づくり」が必要になる。以前から奥さんにレッスンしたいと思っていたので、アメリカの 無料会議電話を使って、いずれ夫婦で同時にレッスンを受けてもらうことを検討してもらいたいと話す。そのやり方では、一人分のレッスン代金に二千円を加え ていただくことになるが、二年か三年後には、初心者の面倒を見て欲しいレベルの音が採れる。その上で、塾を始めてもらえないものかと思う。そんな話をし た。
今後、アメリカの無料会議電話を使って、夫婦や親子で同時にレッスンを受けてもらうことを考えていくつもり。
11時過ぎ、Tさんのレッスンする。Tさんも、音が安定し、ほとんど踏み外すことがないと気づいた。レッスン終了後、そのことを言い、自覚はあるでしょう かとお聞きしたところ、自覚はないとのお返事だった。しかし、私には、はっきりとよくなっているのがわかる。いつ帰国されますか、とお聞きしたところ、今 年の8月頃だろうとのことだったので、語学的には非常にもったいない時期の帰国ですね、と言う。Tさんは仕事でアメリカに行っておられるので、帰国時期を 自分で決めることができないのだが、現在の音はインターフェースとしてはかなり上等なものだ。あと1年、できたら2年、アメリカにいてもらえば、今年の8 月に帰られるのとはまるで違う結果が出るだろう。だが、人は語学的にだけ生きるわけにはいかない。せめて、帰ったらすぐに英検とTOEICを受けてもらう ことをお願いしようと思う。
Tさんご夫妻、Iさんご夫妻、神道さんご夫妻には、いずれご夫妻で同時に「電話でレッスン」を受けていただきたいと切に思った。  



【10256】
【タイトル】ミッフィーさんの旦那さま
【 日時 】06/01/15 1:33
【 発言者 】根石吉久



ミッフィーさんの旦那さま 投稿者:根石吉久 投稿日: 1月15日(日)01時33分47秒

 申し訳ありませんでした。
ミッフィーさんから、オーストラリアに行かれると聞いていたのに、電話を鳴らしてしまいました。お許し下さい。  



【10257】
【タイトル】岩崎さん
【 日時 】06/01/15 1:37
【 発言者 】根石吉久



岩崎さん 投稿者:根石吉久 投稿日: 1月15日(日)01時37分55秒

 そちらのブログから、私のブログにリンクしていただけたら幸いです。
http://green.ap.teacup.com/koneko/  



【10258】
【タイトル】無料会議電話
【 日時 】06/01/15 1:48
【 発言者 】根石吉久



無料会議電話 投稿者:根石吉久 投稿日: 1月15日(日)01時48分9秒

 06年 1月15日 日曜

日録を書いてから、ヤフーで「無料会議電話」で検索。
その関係のURLを記録しておく。
http://www.sun-busi.com/kaigi_denwa2.htm
http://www.okbuddy.jp/
http://pc8.2ch.net/test/read.cgi/linux/1028688537/l50  



【10259】
【タイトル】村田君
【 日時 】06/01/15 1:53
【 発言者 】根石吉久



村田君 投稿者:根石吉久 投稿日: 1月15日(日)01時53分22秒

 以前、埼玉Sait さんが教えて下さったアメリカの無料会議電話のURLがわからなくなってしまいました。過去ログを検索して、過去ログ倉庫のリンク集に入れておいてもらえ ないだろうか。自分でやるのがしんどくて。  



【10260】
【タイトル】.留学予定の方をご存じでしたら
【 日時 】06/01/15 2:23
【 発言者 】根石吉久



.留学予定の方をご存じでしたら 投稿者:根石吉久 投稿日: 1月15日(日)02時23分12秒

  素読舎の「電話でレッスン」では、06年 1月15日現在、アメリカに在住して仕事をしておられる日本の国家公務員の方(Tさん)にレッスンしています。日本におられた時から、レッスンは受けてお られましたが、日本では様々な独習法を試された方です。「電話でレッスン」を始められてしばらくして、「このレッスン」はこれまで試したどんな方法よりも 優れていると思います」とおっしゃって下さいました。Tさんがアメリカに渡られる時に根石としては、多少不安がありましたが、アメリカ在住でのレッスンを 二年近くやらせていただいて、音とイントネーションが、レッスン開始当時と較べて別次元のものになっています。06年に帰国される予定ですが、語学的には もう1年か2年在米を続けていただけば、「話す・聞く」に関しては、今のレベルとまた別次元に出られるはずです。しかし、人間は語学的にばかり生きるわけ にはいきませんので、仕方ありません。
06年、2月から、大学生がアメリカに留学する予定です。アメリカの無料会議電話を使って、日本から根石がレッスンを継続する予定です。
お知り合いに、留学予定の方がおられましたら、是非、素読舎の「電話でレッスン」をお薦め下さい。電話でどれほどのことができる?と思われるかもしれませ んが、このレッスンには実質があります。英語を使っておられる方は、5年以上レッスンを受けておられ、今後も英語力を維持するために使ってくださると言っ ておられます。

素読舎・根石吉久(090-4181-5912)
387-0015長野県千曲市鋳物師屋642−3
http://8100.teacup.com/ooburoshiki/bbs
http://green.ap.teacup.com/applet/koneko/200512/archive
http://nagano.cool.ne.jp/ha98000/
------------------------------------------------------  



【10261】
【タイトル】広告用原稿
【 日時 】06/01/15 4:08
【 発言者 】村田



広告用原稿 投稿者:村田 投稿日: 1月15日(日)04時08分9秒

 根石さん
先日お話ししてからまた考えてしまいまして、あたらしく書き直しました。
よろしければ校正お願いします。
==============================================================

英語を鍛える道場 素読舎

素読舎は、塾生が自分で学ぶ力を身につける塾です。

日本で英語をやるということは、こと「聞く」「話す」ことに関しては、「準備を整える」ことに尽きます。
英語を母語とする人のそばにいれば自然としゃべれるようになるかのような幻想がありますが、そんなことはありません。自分で訓練をする必要があります。最 低限通じる音で英語の文をよどみなく音読すること、そしてそれを続けること。実際に英語を使うときのために準備を整えること、そのために必要な方法が素読 舎にあります。
素読舎の「電話でレッスン」を受けている生徒さんに、大手電機メーカーの社員の方がいます。この方は、海外へ出張する機会が多い方です。以前は、現地に到 着してから、日本語から英語に切り替えるのに2〜3日かかり、その間は仕事にならなかったそうです。「電話でレッスン」を受けはじめてから、現地に到着し てすぐに英語に切り替えることができるようになったそうです。
また、「電話でレッスン」を受けている生徒さんには、高校の英語の先生も何人かいます。そのなかで、一人の先生が最近、英検1級をパスしました。この方 は、特に英検用の対策はしなかったそうです。「電話でレッスン」と、ご自分で教材を作っているのが効いたそうです。
このように、日本語に囲まれた生活の中で、英語を持ち続けることの必要性・困難さがわかっている方には、何年も素読舎のレッスンを続けていただいていま す。日本人が英語をやる時に、本当に必要なことが、ここにあります。


■社会人クラス/電話でレッスン
英語を一からやり直したい方、英語を使えるようになりたい方、ぜひ教室を見学して、体験してみてください。
また、いったんつけた英語力に錆びを感じている方にもお奨めです(特に電話でレッスンがお奨めです)。高校の英語の先生(3名)、英検1級の保持者(2 名)や、海外在住の方も電話でレッスンを受けつつ、さらなるスキルアップを図っています。

■小学生〜高校生
小学生はもちろん、中学生・高校生は、現在の自分の成績がどのくらいでも構いません。自分の英語をなんとかしたい、と真剣に思ったなら、やる気ひとつだけ 持って来てください。真剣に練習したら、自分でもおどろく成果が出ているはずです。
過去に、最初は学校の成績が悪くても、素読舎のみを使い、有名国立大・私大に合格した塾生たちもいます。
==========================================================  



【10262】
【タイトル】根石さん
【 日時 】06/01/15 4:17
【 発言者 】村田



根石さん 投稿者:村田 投稿日: 1月15日(日)04時17分40秒

 アメリカの無料会議電話のURL、探します。
なお、来週、過去ログ倉庫の作り直しを始めます。
すぐには使いやすくならないと思いますが、その準備として。  



【10263】
【タイトル】お休みします
【 日時 】06/01/15 18:57
【 発言者 】okada



お休みします 投稿者:okada 投稿日: 1月15日(日)18時57分28秒

 急用が入ってしまいました。本日のレッスンをお休みします。振り替え可能でしょうか。ご迷惑をおかけします。  



【10264】
【タイトル】okada さん
【 日時 】06/01/15 23:07
【 発言者 】根石吉久



okada さん 投稿者:根石吉久 投稿日: 1月15日(日)23時07分40秒

 承知しました。
振り替えておきますが、かなり先になります。ご了承下さい。  



【10265】
【タイトル】チラシの件
【 日時 】06/01/15 23:44
【 発言者 】根石吉久



チラシの件 投稿者:根石吉久 投稿日: 1月15日(日)23時44分21秒

 あれでいいと思います。デザイン、レイアウト等よろしくお願い致します。  



【10266】
【タイトル】村田君
【 日時 】06/01/15 23:46
【 発言者 】根石吉久



村田君 投稿者:根石吉久 投稿日: 1月15日(日)23時46分10秒

 ヤフーで調べた無料会議電話関係のURLも、過去ログ倉庫のリンク集に収めておいてもらえたらありがたい。  



【10267】
【タイトル】網羅的
【 日時 】06/01/16 0:47
【 発言者 】根石吉久



網羅的 投稿者:根石吉久 投稿日: 1月16日(月)00時47分35秒

 映画「ゴースト」のシナリオを語法的・文法的に解析した後に、「頻出英文法・語法問題1000」を接続させたのは、どこかで網羅的に語法・文 法の知識を得ておく必要があるだろうと考えたためです。仕事でメールで英文を書く人とか、留学予定の人には、「話す・聞く」だけではどうにもならない。現 在、「話す・聞く」がもてはやされ過ぎています。ペラペラども(ペラペラだがろくなことを言ってない者ども)に日本人はコンプレックスをもっては駄目で す。
「1000」は大学受験用の一種の問題集ですが、これは同時に例文集でもあり、けっこう丁寧に知識が網羅されています。一応やっておくべきものです。

Naima さんとそのお友達に感謝します。
教材作りに語数別分類がとても役だっています。
クレジットを入れたいので、手伝っていただいたお友達の名前をお教え下さい。  



【10268】
【タイトル】根石さん
【 日時 】06/01/16 1:43
【 発言者 】村田



根石さん 投稿者:村田 投稿日: 1月16日(月)01時43分14秒

 チラシの件、ありがとうございます。
30日に配布予定です。

URLの件、明日から水曜日まで上京してしまいますので、帰ってからになってしまいます。よろしくお願いします。  



【10269】
【タイトル】英語学校、さいなら!
【 日時 】06/01/16 11:55
【 発言者 】Naima



英語学校、さいなら! 投稿者:Naima 投稿日: 1月16日(月)11時55分8秒

 根石さん、

四半世紀(!)もの間、英語の背後霊に悩まされて来ましたが、ひょんなことから吹っ切れてしまいました。もう英語学校なんかに通って、ディベートのテク ニックだのディスカッションだのライティングだのを習わなくてもいいや。どこまで行っても外国語だもの、深追いするのやめました。

今年から英語は素読舎一本で行きやす。ず〜っと、んなことばっかり言いながら、英語自在化強迫観念に取り憑かれて学校を辞めるに辞められなかったんです が、先週、サイマルにもGETにも退会届を出しました。ま、ふたつともずば抜けていい学校だったんですが。

塾長初め、村田先輩、いくこ先輩、今年もどうぞよろしくお願い致します!  



【10270】
【タイトル】中国の小説
【 日時 】06/01/16 12:35
【 発言者 】英語嫌い人



中国の小説 投稿者:英語嫌い人 投稿日: 1月16日(月)12時35分34秒

 最近、面白い小説を発見いたしました。興味のある方にお薦めです。中国の小説です。
『十面埋伏』上・下二冊(一冊1800円)新風舎発行。題名は「じゅうめんまいふく」と読みます。その意味は、敵は見えないところに隠れている。作者は、 張平(ジャン・ピィン)57歳。この作品は、中国の文学賞を三つ取り、映画化が決まったようです。ジャンルでいえば冒険小説に形を借りた社会派リアリズ ム、と言ったところか。
物語の骨格は、ある刑務所の刑務官が、死刑判決を受けた殺人者が15年の刑に減刑されて、本人が周囲に「おれは2,3年でシャバに出られる」と公然と言い 放っていることに疑惑を抱き、調査を始める。そして、即座に公権力を持つ者から烈しい脅迫を受ける。殺すぞ、と。公権力の裏に大きな犯罪組織があることを 悟り、身の危険を感じる。だれを信用できるのか。。。物語の展開は刑務所に留まらず、政府要人の怪しい動きにまで迫る。腐った権力者との命がけの戦いが活 写されている。
しかし、よく中国でこんな内容の小説が発表できたなというのが、正直な感想です。作者によれば取材の過程では、相当な圧力があったという。張平(ジャン・ ピィン)は、中国では著名な小説家らしい。

張平(ジャン・ピィン)のもうひとつのお薦め小説。『凶犯』(新風舎文庫)790円。
中国で実際に起きた事件を基に書かれたもの。
いずれにしろ、「現代中国が抱える政治的文化的社会的テーマ」を鋭く追及する。それでいながら、冒険小説の形の娯楽小説風になっており読みやすい。テーマ は重いのだが。
一気読みしてしまった。  



【10271】
【タイトル】お休みをいただきます。
【 日時 】06/01/17 0:02
【 発言者 】根石吉久



お休みをいただきます。 投稿者:根石吉久 投稿日: 1月17日(火)00時02分53秒

 20,21,22,23日の「電話でレッスン」はお休みをいただきます。
よろしくお願い致します。  



【10272】
【タイトル】予定
【 日時 】06/01/17 0:05
【 発言者 】根石吉久



予定 投稿者:根石吉久 投稿日: 1月17日(火)00時05分6秒

 明日から旅行にでかけますので、しばらく書けないと思います。
こちらもよろしくお願い致します。

Naima さん

素読舎一本でやっていかれるとのこと、身が引き締まります。
今後の練習に期待しています。  



【10273】
【タイトル】帰国しました
【 日時 】06/01/17 15:28
【 発言者 】ミッフィー



帰国しました 投稿者:ミッフィー 投稿日: 1月17日(火)15時28分47秒

 先日の電話の件、お気になさらずに。昨日修学旅行(オーストラリア)から帰ってきました。もう、言葉がバンバン通じるのが快感で楽しくて仕方 なかった。おそらく生徒よりも楽しんだと思います。以前イギリスに行った時は言葉がすんなり口から出ずに、とまどうことが多かったのが、今度は会話を楽し める域まで達していました。生徒も「英語で買い物するって楽しいね」と言っていました。これが今後の勉強につながるかどうか期待したいものですが。相手が いて、声を出して、それが通じる…なぜ英語を始めたかの原点を思い出しました。それにしても今の高校生は恵まれてますよね。私も良い機会を与えてもらいま した。根石さん、お気をつけて行ってらっしゃいませ。  



【10274】
【タイトル】アマゾンに。
【 日時 】06/01/25 12:52
【 発言者 】英語嫌い人



アマゾンに。 投稿者:英語嫌い人 投稿日: 1月25日(水)12時52分33秒

 わたしの書いた『十面埋伏』の紹介文を投稿したところ、アマゾンのカスタマレビューに掲載されました。無署名ですが。。。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/detail/-/4797483059/ref=cm_rv_thx_view/503-9095762-0386353?%5Fencoding=UTF8&v=glance  



【10275】
【タイトル】(無題)
【 日時 】06/01/26 0:42
【 発言者 】村田



(無題) 投稿者:村田 投稿日: 1月26日(木)00時42分29秒

 パソコン環境とその他の環境がわやだったのですが、復活しました。明日から倉庫の整理をしていきます。  



【10276】
【タイトル】お休みします
【 日時 】06/01/28 23:16
【 発言者 】埼玉SAIT



お休みします 投稿者:埼玉SAIT 投稿日: 1月28日(土)23時16分59秒

 明日1月29日のレッスン都合が悪くお休みいたします。  



【10277】
【タイトル】埼玉SAIT さん
【 日時 】06/01/29 1:50
【 発言者 】根石吉久



埼玉SAIT さん 投稿者:根石吉久 投稿日: 1月29日(日)01時50分42秒

 承知しました。
振り替えておきますが、かなり先になります。ご了承下さい。  



【10278】
【タイトル】埼玉SAIT さん
【 日時 】06/01/29 22:18
【 発言者 】根石吉久



埼玉SAIT さん 投稿者:根石吉久 投稿日: 1月29日(日)22時18分57秒

 うっかりして、先ほど電話を鳴らしてしまいました。
ご迷惑をおかけしました。  



【10279】
【タイトル】「あいうえおフォニックス」原稿素材7
【 日時 】06/01/30 16:16
【 発言者 】村田



「あいうえおフォニックス」原稿素材7 投稿者:村田 投稿日: 1月30日(月)16時16分54秒

 師「『ミッドナイトプレス』や掲示板でも何回か書いてたと思うけれども、世間には『聞けば、真似できるはず』という仮説がある。」
弟「ネイティヴの音を聞けば、同じように発音できるはず?」
師「そう。そういう仮説。でもそれはあくまでも仮説に過ぎない。この仮説の信者なんじゃないかね?」
弟「『ビューティフォー』が?」
師「そう。…ちょっと話が広がってしまうなあ…。
俺の「あいうえおフォニックス」や「発音の10のポイント」には、なるべく少ない項目で、しかもこれだけで足りる、ということを、つまり、必要十分条件と いうのを満たしたい、という方針があるんだ。まあ「発音10のポイント」に関しては本当に10で収まるのか、という疑問はある。けれどもあれだって「あい うえおフォニックス」と重複しているから。重複させなければ、これでいけてしまうんじゃないかという気はしている。
子音関係は10のポイントでまとめてしまいたい。「あいうえおフォニックス」はアの系列の音。おおざっぱに言って広い音と狭い音。「あいうえおフォニック ス」では「一瞬般若」は扱えないけれど、それ以外の音は扱える。そして、つづりとの対応関係で物を言うからこれはフォニックスだろうと。
…ということで、「あいうえおフォニックス」というものを提示する。そして、「あいうえおフォニックス」とだぶらないように「発音10のポイント」を作れ ば、これで必要十分条件をほぼ提示できるんじゃないか、という気がする。
これは、知識として見たら、ほんのわずかなものだ。」
弟「はい。」
師「だけど、これだけのわずかな知識で判断したって、『ビューティフォー』はおかしいよ、ということは言えるわけだよ。」
弟「うんうん。」
師「結局必要なものは知識なんだな。」
弟「はい。」
師「そして、本当に必要な知識はわずかなものなんだ。わずかなものなんだが、これを身体化するのがむずかしい。」  



【10280】
【タイトル】電話レッスン
【 日時 】06/01/30 21:06
【 発言者 】Naima



電話レッスン 投稿者:Naima 投稿日: 1月30日(月)21時06分35秒

 すみません。今日はお休みさせて下さい。  



【10281】
【タイトル】Naima さん
【 日時 】06/01/30 21:38
【 発言者 】根石吉久



Naima さん 投稿者:根石吉久 投稿日: 1月30日(月)21時38分12秒

 承知しました。
振り替えておきますが、かなり先になります。ご了承ください。  



【10282】
【タイトル】維持すべきレベル
【 日時 】06/02/02 1:27
【 発言者 】根石吉久



維持すべきレベル 投稿者:根石吉久 投稿日: 2月 2日(木)01時27分49秒 編集済

  先日、ミッフィーさんが修学旅行で生徒を連れてオーストラリアに行かれたとき、以前イギリスに短期留学されていたときより、英語が口から軽く出てくるよう になっていて楽しかったという記事を書かれ、そのことについて、ミッフィーさんのレッスンの時、少しお話した。
ミッフィーさんの場合は、普段の授業の下準備などきちんとやられているので、そういう作業との相乗効果があるとは思うが、私の「電話でレッスン」が、日本 在住のままで英語が軽く口から出てくるようにする作用があることは、以前にOさんが言って下さったことでもあった。
Oさんは大手電機会社に勤めておられ、ほとんど毎月、海外への出張がある方である。Oさんは現在の会社に移られる前は富士通に勤めておられた。富士通と ファナックが資本系列が同じためだと思うが、Oさんは富士通社員だった頃は、遠藤尚雄さんの社内英語教室に参加されていたそうである。今、階下に行って、 遠藤さんの「英語は独学に限る」という本を持ってきたが、肩書きをここに書き写してみる。
元ファナック常務取締役
元FANUC USA, FANUC EUROPE社長
GE Fanuc Automation Europe社長
国際教育研究所長
表紙の売り文句は、「独学英語でロボットを世界に売った男の英語独習術」である。
私は断言するが、この人は英語のしゃべりでは、絶対に私よりはるかに自在に駆使する人である。こういう種類の肩書きの人はみんなそうである。日本在住のま ま「ごつごつ英語でいいんだ」「ごつごつとしゃべるべきだ」などと言ってきた私などはまったく足下にも及ばないことは明白なのである。
しかし、もう一つ断言したくなるのは、こういう人より私の方が、人に英語をしゃべるようにさせるのはうまいということである。しゃべりで自分が英語を駆使 できることは、そのまま人に英語をしゃべるようにさせる能力とはまるで別のものである。もし、それが同じものであれば、英語ネイティヴは一人残らず、日本 人に英語をしゃべらせるようにするための一流の技術を持っていることになるが、そんな馬鹿なことはない。現に、英語ネイティヴのいる英会話学校に通って、 何十万もの金を使って、20か30程度の決まり文句だけ言えるようになっただけの人は私の回りにごろごろいるのである。決まり文句一個が一万円も二万円も するのですか、と半分皮肉で私は言ったことがある。
自分が英語がしゃべれることと、人に英語をしゃべるようにさせる力とは「まったく」種類が別なのである。自分が自在に英語を駆使できる人のほとんどすべて が、「磁場」の焼き付けによって、シンタックスを内部に焼いた人であって、国弘正雄にせよ遠藤尚雄にせよ、自分が日本国内にいてやったことだけは公表する が、「磁場」にSVOシンタックスを焼き付けられたことについてはほとんど何も言わないのである。これは、語学論としてどちらも二流であることを意味して いる。
と、ここまでが前置きであって、私のレッスンを受けて下さるようになって一年ほど経過した頃、Oさんは、「なんだか不思議なんですが、このごろは出張に出 ても、向こうに着いた当日から仕事ができるようになりました。遠藤さんの教室に行っていた頃は、出張に出て、頭が英語の回路に切り替わるのに2,3日か かっていたんですがね・・・」と私に言われた。Oさんは、ベトナムに滞在し、英語で仕事をされていた期間もあるから、英語の思考回路は体の中にもっておら れるのだが、それでも普段日本で日本語で暮らしていると、英語の思考回路に頭が切り替わるのに、英語の磁場に行っても2,3日かかっていたというのであ る。それが、私の「電話でレッスン」を受け始めて一年ほどで、出張先で初日から英語が使えるようになったというのである。
Oさんは遠藤さんの教室で力をつけられ、私のレッスンで花を開かせたということだろうか。不遜に聞こえようと、私はそうは思わないのである。Oさんが遠藤 さんの教室に通い続けたとしたら、出張先で頭が英語の回路に切り替わるのに2,3日かかるという事情は続いていただろうと思う。言っては申し訳ないが、遠 藤さんは、自分では自在に英語を駆使するが、人に英語を駆使させる力においては二流なのである。人に英語を駆使させる力とは、そのまま語学論の力なのであ り、国弘正雄にせよ遠藤さんにせよ、語学論として見るならまったく二流のしろものでしかない。そして、これらの二流のものが、これまでの日本ではせめても の最上のものであった。
Oさんに起こったのと同じことが、ミッフィーさんの中にも起こっていたのを、オーストラリアへの修学旅行の記事が証明してくれたのだと私は考えている。
このことを日本語を日常言語としながら、「英語を維持する」と言ってきた。「英語を維持する」ということの実質は、磁場に渡ればただちに充電が起こり、放 電が起こるだけの性能の「からっぽの電池」を作り続けるということでもある。「からっぽ」とは、文法的に理解されていても、意味がわかっていても、「当事 者性」がからっぽであるということである。「磁場」に渡れば、ただちに充電・放電が起こる状態を「維持する」、つまり「起動可能状態」を維持するというこ とが、私が言っている「維持する」のレベルである。「充電・放電」が起こるとは、「当事者性」を担うということと同義にもなる。英語という言語の当事者と なって使い続ければ、そのことによって、シンタックスが内部に焼き付けられるのである。
「磁場帰り」の人の「ぺらぺら」とは、このシンタックスの焼き付けがもたらすものであり、それはよく見てもらえばはっきりするが、「磁場」の力によるもの なのである。ご当人の語学の成果なんかではない。ご当人の語学は、「焼き付け」が起こる状態を準備しただけである。国弘の「只管朗読」だって、準備の方法 としてきちんと位置づけなければならないのだが、国弘ご当人はそれをやっていない。「磁場」のシンタックス焼き付けは、国弘の著作ではくらがりになってい る。
いずれにせよ、私の生徒さんたちの中に、「起動可能状態」の英語が作られているのは、私の語学論のせいである。私の英語駆使能力や英語の知識量なんかのせ いでは絶対にない。  



【10283】
【タイトル】自分でボツにした原稿、転写
【 日時 】06/02/02 1:41
【 発言者 】根石吉久



自分でボツにした原稿、転写 投稿者:根石吉久 投稿日: 2月 2日(木)01時41分58秒

  詩の雑誌「ミッドナイトプレス」の原稿を今日書いたが、二つ書いて、片方を送稿しました。
送稿しなかった方の原稿をここに転写します。

------------------------------------------------------

私が語学論と名付けてやっていることは、やたらに振り出しに戻ってしまい、全然先に進まない感じがする。振り出しに戻っては、すでに書いたことをまた違う 言い方で言っているだけのような気がする。深い泥の中を歩いているような感覚がある。
才能の一言で片づけるのが簡単なのであって、才能のあるやつは勝手に方法を編み出して上達するから放っておけばいい。だから「論」など余計なものだと、そ う言ってしまうのが簡単なのだが、どうも私のやってきた方法だと、特に才能があるとも思えない人が上達するということが起こる。才能より大事なものがあ る。
戦後の日本の英語というものはほとんど語学ではなく、なにか変な「あこがれ」みたいなものになっている。それに対して、語学を成り立たせる繊維を洗い出し て、語学の繊維はこれだけのものだよと言ってみたくなるのである。繊維を洗い出して、その繊維で組み立てるかどうかの方が「あこがれ」や才能より大事なん だと言ってみたくなるのである。余計なお世話なのだろうか。
英語という言語のまわりで動いている金は、日本が世界一なのだそうだ。しかし、その巨大な金のほとんどが実は無駄金なのだと思えて仕方がない。
語学とは関係ない余計なものを泥のようにこね合わせて太ったものが戦後の日本の英語(ブーム)である。余計なものをみんな洗い流してみたら繊維が残らない ということはあり得る。「あこがれ」で外人頼みをやっていたり、漫然と英会話番組を聞いていても、それらの行為を洗ったら、語学の繊維が一本も残らないと いうことはありうる。
つべこべ言うのはやめときなさい、そんなものは放っておけばいい、というアドバイスを受けることがある。しかし、「余計なものを泥のようにこねて太ったも の」が、私の首を絞めてくるのである。語学の繊維を洗い出して、その繊維で方法を組み立てる者の地道な作業は見向きもされず、語学など何一つわかっちゃい ない外人の若いあんちゃんやねえちゃんのいる教室の方へ「あこがれたち」はちょこちょこと歩いて行ってしまうのである。いいじゃないか、しょせん金のこと だ、あこがれている人があこがれに金を使ったって構うことはないとも言われる。「あれは、酒を出さない外人ホストクラブだと思えばいい」とも。酔える人は あんなもので酔えるんだ、とも。
語学のわかっていない外人の教室に行っても駄目なんだということがやっとわかりましたという人がたまに私のレッスンを始めてくれるが、話を聞いてみると金 額で満身創痍という感じだ。派遣社員をやっていて、所得が多くはないAさんは、60万円くらいの金を外人のいる英会話教室につぎ込んだが、何も起こらな かったそうだ。Aさんは生活費を削って金をつぎ込んできたのである。20万、30万という人はごろごろしている。
「あこがれ」たちは何かからとことん馬鹿にされてきたんだという気がして仕方がない。一人でやるべきことをやらないで、外人頼みをやり、「英語が風邪のよ うにウツルかもしれない」と思った時点で間違っているんだから、それは放っておけばいいんだと人に言われた。(そんなものにかかずらっていないで)「根石 さん、帰ってきて下さい」と山本かずこさんからは叱られた。山本さんはちゃんと生活エッセイを書けと叱ってくれたのである。私はあの世に行けない霊のよう に踏み迷っているのだろう。  



【10284】
【タイトル】村田君
【 日時 】06/02/02 17:31
【 発言者 】根石吉久



村田君 投稿者:根石吉久 投稿日: 2月 2日(木)17時31分33秒

 「7」を転写しようとして、「6」までを転写したファイルがなくなっているのに気づきま
した。どこかにあるのかもしれませんが、みつかりません。
申し訳ないですが、「1」〜「7」までを、メールでいただけませんでしょうか。  



【10285】
【タイトル】「磁場」は国家名と関係がない
【 日時 】06/02/03 2:05
【 発言者 】根石吉久



「磁場」は国家名と関係がない 投稿者:根石吉久 投稿日: 2月 3日(金)02時05分42秒

  昨夜、遠藤尚雄さんについて辛口のことを書いたが、今日、改めて「英語は独学に限る」を読み始めたら、なかなかいい本だと思った。この本は小学館の「サピ オ」という雑誌に、英語学習法の本9冊をとりあげて、それぞれについて書評を書けという依頼を受けたときに、「サピオ」の編集者から送ってもらったもので ある。締め切りの一週間前に9冊届いたので、一冊ずつゆっくり読むということはどうにも不可能だったので、遠藤さんの本もざっと目を通して書評した。国弘 正雄の本を除いては、遠藤さんの本についてはもっとも好意をもって読んだことは覚えているので、確か国弘の次にとりあげていたと記憶している。
ゆうべ階下から持ってきて机の上に置いてあった。昨夜はカバーの表紙部分だけを見ただけだったが、今日起きて、表紙を開いて、カバーの紙が折り返してある 部分(袖というのだろうか?)にある記事を見たら、こんなことが書いてある。

私は、49歳でファナックUSAの初代社長
としてシカゴに赴任するまで、海外で暮らし
たことは一度たりともありません。しかし、
すでに海外で暮らしても困らないだけの英語
力はありました。

昼間これを読み、夕方から本の中身をゆっくり読み始めた。なんだ、やっぱりそうか、とサピオの記事を書いたときに思ったことを再度思った。この人は日本が 戦争に負けたとき、駐留軍で働いていた人なのである。その部分を引用する。

働いている環境は相変わらず生のアメリカ英
に四六時中囲まれているので、机に向かった
ままでの勉強では到底得ることができない大
きな収穫があったと言える。

駐留軍関係の職場はいわばミニュチュアのア
メリカ社会で、私はそこで働きながら「聞く」
ことと「話す」ことは十分時間を割いて勉強
したつもりだったが、立ち止まって考えてみ
ると英語で書いたものを「読む」ということ
が、不足しているように思えたのである。

四六時中英語に囲まれている職場で、「仕事」をしているなら、それは「磁場」である。「海外で暮らしたことは一度たりともありません」であろうと、英語で 「仕事」をすることは、言葉の当事者として英語を使い続ける環境にあったということであり、それはまともな「磁場」なのである。
私の理論で遠藤さんのケースも全部説明できる。そこが「海外」でなく、日本であっても、「駐留軍」での仕事は「磁場」での仕事なのだ。「磁場」は国家の名 前とは関係ない。遠藤さんは「磁場」に長くいたことのある人なのである。場が「磁場」であるかそうでないかは、言葉の当事者であるかないかで決まるのであ り、いる土地が国家の名前で呼ばれる「日本」だとか「アメリカ」だとかは関係のないことなのである。
丸紅だか伊藤忠だか忘れたが、松本道弘も仕事で英語を使っていたはずだ。以前、そういう文章を松本自身の書いた本の中で読んだが、本の名前を忘れてしまっ て、その後、該当記事をみつけられないままになっているが、私は確かにそういう記事を読み、「それだろ、種明かしは」と思ったことははっきり覚えている。 松本も「当事者」として、英語を使っていたのである。商売だから、キッタハッタがある。松本の「斬れる英語」とは、そのキッタハッタがやれるレベルの英語 のことである。
確かに国家の名前としては、遠藤さんが仕事をしていた場所も松本が仕事をしていた場所も「アメリカ」や「カナダ」でなく「日本」と呼ばれるだろう。しか し、「仕事」をしていたのであれば、それは正真正銘の「当事者性」を生きていたということなのである。「当事者」として言語を使っている場所、それが「磁 場」である。
それをさらにはっきりさせるために、よくある「英会話学校」を考えればよい。ディベートをやろうが、会話をやろうが、それは「当事者性」としてはニセモノ になる。それが「学校」というものの本質なのである。ディベートは正確には「ディベートごっこ」であり、必然性もないのに、賛成したり、反対したり、そこ らの雑誌で読んだ意見を開陳したりしているのであるから、かなり高級な英会話学校の授業であろうと、すべては「ごっこ」なのである。「ごっこ」である限 り、「当事者性」は根本的にニセモノである。こういう授業が作るのは、オウムの上佑みたいな口達者なニセモノだろう。「アアイエバ、ジョーユー」の達者さ というものをニセモノだと見抜けなくて、何が外国語か。
もとい。
遠藤さんも松本も、「商社」とか「駐留軍」とかいう「磁場」にいつづけたことがある人だということをふまえた上で、「日本を出たことがない」だの「海外に 暮らしたことは一度たりともありません」だのを読まなければならない。つまり、日本における「英語の磁場」という特殊な空間にいつづけた経験のある人たち なのだ。これが、彼らの売り文句のミソなのである。
そんな「磁場」を欠いて英語をやり続けている普通の日本人には、だから、彼らの方法は有効ではないだろう。ハウツウとしてはどんどん参考にしていいことが 書いてあるが、それをやったところで、遠藤さんや松本や国弘のスキルに達することはない。どいつもこいつも、「磁場」を使ったやつらばかりなのだから。
いけない。また、口きたなくなり始めている。

遠藤さんの文章は、地味で堅実で、好きな文章である。てらいもない。
また、「言語係数0.3」という考えは非常に面白い。これは、ひとつの基準として使えるものだと思う。まだ3分の1ほど読んだだけなので、ひとまずここま でにしておく。
読み終わってさらに書きたいことが出てきたら、再度書くことにする。  



【10286】
【タイトル】「あいうえおフォニックス」原稿素材8
【 日時 】06/02/03 4:16
【 発言者 】村田



「あいうえおフォニックス」原稿素材8 投稿者:村田 投稿日: 2月 3日(金)04時16分30秒

 師「高校の英語の先生を今までコーチしてきた。この人は今ではほぼ踏み外さなくなった。けれども、ここまでくるのには2〜3年かかった。結局 3年かかったなあ。
1年くらい経った時点でものすごく上達して、『ああ、この人はさすがにここまでくるか』と思ったんだけれど、2年目くらいで先祖帰りしてしまって、今度は 大丈夫、という状態になったのが3年目だった。
知識の量としては、ほんとにわずかなものなんだ。実際に、音読なら音読の場面でこのわずかな知識を踏み外さずに文を読める、という状態にいくまでに、英語 で飯を食ってきた人でさえ、3年かかっている。」
弟「はあ。」
師「NHKの講師の人も、実は「川流れ」の人だろ?いや、みんながみんなそうじゃないんだけれど、NHKの講師の中にも、「川流れ」の人が混じっている。 また、英語の先生をやってきた人でも、みっちりやって3年くらいかかっているわけだ。
一番最初の話にもどせば、まず日本語の音と英語のネイティヴ音がある。日本語の音が川のこちら側の岸で英語の音が川の向こう岸だ。これはもう、陸が違う、 別の陸なんだ。その間に橋をかけるという時、その橋の上で使用している音というのがある。」
弟「はい。」
師「これは全部「中間音」と名付けていいだろう。日本語の音と英語ネイティヴ音の中間の音なんだから。
原理的に言えば、日本人には英語のネイティヴ音というのは絶対に獲得できないんだ。それはネイティヴの音なんだから、身体としてというか、存在として、と いうか、その人のアイデンティティとして、つまり、その人がその人としてあるということと関わるわけだから、日本人がいくら英語をやったからといってネイ ティヴになるわけがない。だからネイティヴと同じ音なんか出せるはずがない。
だが、橋の上でも、英語ネイティヴの音にきわめて近い音というものはある。橋の上の音は、3つくらいに分ければいいと思っている。初心者の音と、中級者の 音と、上級者の音だな。だいたい中級者の音があるあたりが、ちょうど川の上だから、ここらへんで落ちてしまうんだが。
語学をやって、ネイティヴと会話が成立する、使える英語として通用している、という人は、橋の上でもネイティヴ音にかぎりなく近い場所にいるということ だ。川の一番危ないところはとおりすぎて、川の向こう岸に近いところにいる。この人は、橋から落ちて怪我をすることはあるかもしれないけれども、川に落ち て流されてしまうことはない。これが上級者だ。中級者、初級者は、その手前だな。
何が言いたいかというと、上級者、中級者、初級者といっても、中間音の中だけの動きだということなんだ。そして、問題にすべきなのは、中間音なんだ。これ こそが、本当に問題にすべきものだと思う。今のところ、この中間音に関して、何も論じられてきていない。」
弟「そうですね。」  



【10287】
【タイトル】「あいうえおフォニックス」原稿素材9
【 日時 】06/02/03 4:17
【 発言者 】村田



「あいうえおフォニックス」原稿素材9 投稿者:村田 投稿日: 2月 3日(金)04時17分49秒

 師「世間の言い方だと、下手な音と上手な音しかなくて、しかも、上手な音というのは英語ネイティヴと地続きの音だと思われている。
弟「錯覚してしまうんですね。」
師「そう。そして、俺自身の音はどうなんだ?と人に聞かれたとき、考えてみると、絶対にへたくそだと思っている。
ネイティヴの音を鏡とすれば、「川流れビューティホー」さんの音と俺の音を誰かが聞いていたとして、軍配はまず、「川流れビューティホー」さんの方にあが ると思う。」
弟「そうでしょうか?」
師「そう聞こえるはずなんだよ。だけど、「川流れ」さんには絶対ごまかしがあるんだ。つまり、赤ん坊でもないのに赤ん坊のふりをする。とっちゃんぼうや じゃないけれど、ぼうやとっちゃんとでもいうか。」
弟「ぼうやとっちゃん?」
師「なんというかしらなけれど、いわば、先がない赤ん坊。赤ん坊が、言葉の音に関して絶えず「脱皮」を繰り返しながら、日本語の音を固めていくとすれば─ まあ、それがさびしい話だとすればさびしい話だけれど、固まらざるを得ないわけだが─その音の脱皮の繰り返しを放棄しているわけだ。」
弟「そうですね。」
師「だけど、音的には、間違いなく「川流れビューティホー」方に軍配があがるはずだ。」
弟「「川流れビューティホー」に軍配があがるというのは、こういう時にはこういうふうに返す、という具合に会話の回路が出来上がっているということもあり ますか?」
師「彼らは、英語圏へ行って焼き鏝をあてられているわけだ。それで、レスポンス能力というか、即応能力ができているんだけれど、それと、音自体はまったく 違う話でしょ。」
弟「はい。」
師「この人は即応能力はすごくあるけれど、音自体は違うものではないか、という問題を今言っているんだ。即応能力と音自体は違うもののはずだけれど、音自 体も、「川流れ」の方がいいと言われる。」
弟「ああ。」
師「だから、音の問題と即応能力の問題は本来なんの関係もないんだよ。音は音なんだよ。」
弟「ううん…「川流れ」さんの方がうまいと言われますかね?」
師「それは絶対言われると思うよ。」  



【10288】
【タイトル】「あいうえおフォニックス」原稿素材10
【 日時 】06/02/03 4:19
【 発言者 】村田



「あいうえおフォニックス」原稿素材10 投稿者:村田 投稿日: 2月 3日(金)04時19分18秒

 師「日本では、ネイティヴに近ければ近いほど評価が高くていいんだ、という考え方があるだろ?しぐさや、ふるまい方、思考方法、あるいはレス ポンス能力を含めて、ネイティヴに近ければ近いほどいいという迷信。これは特に日本に多い迷信だと思うんだけれどね。」
弟「ああ、ありますね。」
師「俺は、それをウソだろうと思っているんだ。日本人は日本人の英語をしゃべればいいんだ。ただ日本人の英語をちゃんとしゃべる人がいない。」
弟「はい。」
師「日本人の英語っていうのは何かといったら、結局その人の英語だよ。
弟「その人が考える英語ですね。」
師「私の英語。俺の英語。それの集合体が日本という土地では日本の英語になる。だが、現状では、俺とか私というのはそっちのけで、ネイティヴにより近づく ことにばかり気が向いている。要するに病気だと言っていいと思う。英語好き人間によくみられる病気なんだよ。」  



【10289】
【タイトル】「あいうえおフォニックス」原稿素材11
【 日時 】06/02/03 4:21
【 発言者 】村田



「あいうえおフォニックス」原稿素材11 投稿者:村田 投稿日: 2月 3日(金)04時21分52秒

 師「聞き取りに支障が出るとか、聞き取りが上達しないような音は駄目だ、ということははっきり言っていいと思う。
俺のレッスンを受けている生徒さんは、みんな、「急に聞き取れるようになりました」と言う。それで、俺の音はどんな音なのかと言えば、俺の音は決してネイ ティヴの音ではない。日本人の口がネイティヴの音を出すなんて、原理的にありえないからね。だいたい、ネイティヴの音っていうのは、英語しかしゃべらない 人の音なんだから。普通はね。
日本人は、日本人の音を作っていけばいい。ただし、聞き取りに支障が出てはいけない。話したときに、通じたり通じなかったりするレベルの音をそのまま放っ ておけば、まず聞き取りも上達しない。その状態では、聞こえない音が多すぎる。」
弟「さっきの「ビューティホー」さんの話なんですけれど、「ビューティホー」さんはネイティヴの音を聞いていれば自分も音を出せるようになる、ということ が前提だとして、「ビューティホー」さんはどこまで行っても「ビューティホー」さんなんですよね?いわば、ネイティヴの劣化コピーというか。その劣化コ ピーをさらにコピーしていったら、どんどんノイズが増えていくということになりませんか。」
師「つまり劣化コピーをNHKで放送して、聞けば真似できるという信仰によって、それを真似したら、さらに劣化が起こる、ということを言っているの?」
弟「そういうことです。それだったら、いつまでもただ劣化していくだけである、と。だけど日本人の音っていうのは…」
師「あのね、劣化コピーの音と、日本人の音、よくカタカナ発音と呼ばれる音は、まったく違う。」
弟「はい、たぶんそうですよね。」
師「むしろ、まともにやれば激突になる。その激突の手前にいる音なんだ。」
弟「カタカナ発音が。」
師「そう。まだ激突はしていないんだ。一番わかりやすいのは、子音と子音の連続で、t, d, l, n だな。単語の最後がt, d, l, n の何かで次の単語の最初が t, d, l, n の何かだという場合、舌の位置が同じだから、前の単語の最後の音は舌の位置だけ確保して、黙った音に変わる。実際に発音されるのは、次の単語の最初の 音。」
弟「はい。」
師「これが、ぶつかりあって消えるんだよ。実際は激突して消えるんだよ。だから、went to school をウェント トゥ スクール と読む人はwent と toの間で激突していないんだ。」
弟「うんうん。」
師「今言っているのはあくまでも音の話で、激突させていれば、前の音が負けて黙ってしまう。だが、練習レベルで言っても、激突を回避している音だと言え る。本当は日本語の音と英語の音は激突してしまう。それほどに違う。」  



【10290】
【タイトル】根石さん
【 日時 】06/02/03 4:23
【 発言者 】村田



根石さん 投稿者:村田 投稿日: 2月 3日(金)04時23分51秒

 1〜6もともとのテキストファイルを添付して送りますね。  



【10291】
【タイトル】天網恢恢。。。
【 日時 】06/02/03 22:40
【 発言者 】ダジャレー夫人の恋人



天網恢恢。。。 投稿者:ダジャレー夫人の恋人 投稿日: 2月 3日(金)22時40分23秒

 天毛かゅかゅ粗相して漏れ漏れ。  



【10292】
【タイトル】昇段おめでとうございます。
【 日時 】06/02/04 1:40
【 発言者 】根石吉久



昇段おめでとうございます。 投稿者:根石吉久 投稿日: 2月 4日(土)01時40分53秒

  今日、岩本幹夫さんが、初段になられました。
今後のレッスンは、「ゴースト」のシナリオ本の1ページ分を5回音読していただき、その後、私が作成した教材「イメージ核受肉」を使います。(「イメージ 核受肉」を使ったレッスンはこれまでと何の変更もありません。)
岩本さんは、レッスン開始時に、英字新聞を読め、英語でニュースが聴き取れるレベルを目指したいとおっしゃられました。現在もそのレベルをめがけて練習し ておられます。
近頃物忘れが激しく、名前を忘れてしまいましたが、「なんで英語やるの?」という題名の本を書かれた方は何とおっしゃいましたでしょうか。以前、パクパク さんがこの方の名前をどこかに書かれたことを覚えています。確か、パクパクさんもこの方の教室に行かれたことがあったのではなかったでしょうか。
確か加藤なんとかという名前だったと思います。名字の方だけ覚えていて、名前の方を忘れてしまいました。この方は、パクパクさんによれば、生徒の口に中に タオルをつっこんで発音矯正をするとかいうことでした。私の散在している蔵書の中に、この加藤なにがしさんの本はあるはずですが、生来整理の苦手な性分で あり、現在どこにあるのかわかりません。出てきたら、きっちり批判してみたいと思っております。今の私には、加藤なにがしはきちんと批判できると思ってお ります。
レッスンを始めるにあたってお話をお聞きしたところ、岩本さんも、この加藤なにがしさんの教室に通われたことがあるとのことでした。レッスンを開始して、 すぐに気づいたことは、岩本さんの発音はかなり正確であること、しかし、文丸ごとを単位としたレッスンは受けたことがないらしいことでした。単音は正確な のですが、連音処理にいくつも問題点が見つかり、しばらくは連音処理がレッスンの主な課題となりました。
おそらく、加藤なにがしさんは、単語単位の発音練習を発音練習だと思っているのでしょう。短見です。それで、人の口にタオルをつっこんだりして、何様のつ もりなのか、と思いましたが、今日まで岩本さんにそのことはお話してありませんでした。今日、初めて書きます。
岩本さんは、仕事で他の会社に出向する可能性があり、それがアジアの国であることもあり得るともおっしゃっておられました。アジアのどの国に行かれるのか まではお聞きしてありませんが、どの国に行かれても切り札は英語ということになると思います。
今後の練習に期待しています。  



【10293】
【タイトル】認定一覧
【 日時 】06/02/04 1:48
【 発言者 】根石吉久



認定一覧 投稿者:根石吉久 投稿日: 2月 4日(土)01時48分44秒

 認定一覧

書式:
名前(県名) 段 昇段または認定の年月日
※レッスン開始時での外部テストの級や得点。学年。職業。英語の必要場面。英語圏在住経験の有無。段獲得以後の外部テストの級や得点。その他。

樋口静香(長野県) 初段 2005年6月26日昇段
※初段認定時高校2年。レッスン開始時中学3年2月(英検3級)。レッスン開始後、5ヶ月目頃、英検準二級。
大澤弘文(奈良県) 初段 2005年7月2日認定
※レッスン開始時、TOEIC 370点 大手電機企業勤務。海外出張多し。
小川住江(奈良県) 初段 2005年7月2日認定
※レッスン開始時、英検一級、TOEIC 870点。英語圏在住経験なし。英会話学校教師経験あり。
M・U(長野県) 二段 2005年7月2日認定
※高校教諭(英語) 英語圏在住経験なし。
I・N(山形県) 二段 2005年7月11日認定
※公務員 レッスン開始約1年半後に、TOEIC 受験、425点。
O・K(北海道) 二段 2005年7月11日認定
※塾講師 中学2年時英検4級。以後、受験なし。36歳。英語圏在住経験なし。
斎藤操(埼玉県) 初段 2005年7月11日認定
※ 外資系企業社員 レッスン開始時 TOEIC 660点。日々メールで英語を使う。英語圏在住経験なし。
T・A(アメリカ) 初段 2005年7月25日認定。
※レッスン開始時は日本在住。開始時、英検準一級、TOEIC 790点。公務員。アメリカ在住のため、無料会議電話を使用。仕事で英語を、家庭で日本語を使っている。旅行、買い物などにでかける時、英語にびっしりと 囲まれる。
F・U(長野県) 初段 2005年7月25日認定。
※レッスン開始時、英検二級(取得は大学在学中)。主婦。英文科卒。英語教員免許あり。父親のいとこが二世で、中学の時、発音を直してもらった経験あり。 英語圏在住経験なし。非常に発音がきれい。
斎藤操(埼玉県) 二段 2005年10月30日認定
※ 外資系企業社員 レッスン開始時 TOEIC 660点。日々メールで英語を使う。英語圏在住経験なし。
片原範子(長野県) 初段 2005年11月5日認定。
※高校二年生。小学6年生から素読舎に通塾。家が遠いため、中学途中から「電話でレッスン」。高校入学と同時にゴーストの文法解析教材(イメージ受肉)を 使用。初段認定時まで、中学の教科書3冊の復習を継続。英検3級。英語圏への留学と、英語科の先生になることを希望している。
岩本幹夫(兵庫県) 初段 2006年2月3日認定。
※電機会社社員。英検などの資格なし。英字新聞を読め、英語でニュースが聴き取れることを目指してレッスンを開始。出向で、英語の必要な会社に行く可能性 がある。

(根石吉久認定)  



【10294】
【タイトル】村田君
【 日時 】06/02/04 2:02
【 発言者 】根石吉久



村田君 投稿者:根石吉久 投稿日: 2月 4日(土)02時02分34秒

 メール届きました。ありがとう。  



【10295】
【タイトル】1 書き換え(村田君へ)
【 日時 】06/02/04 2:42
【 発言者 】根石吉久



1 書き換え(村田君へ) 投稿者:根石吉久 投稿日: 2月 4日(土)02時42分7秒 編集済

 「放置され続けた音」

根石 「日本人が英語の勉強を始めて、英語の音を出そうとしたとき、たいていの人が出す音がある」
村田 「はあ」
根石 「日本人と言っても、父親がアメリカ人とか、母親がドイツ人とか、そういう家庭もここらの田舎でも増えてきているけれども、俺が言おうとしているのは、そ ういう家庭規模の「英語磁場」を持った人のことではなくて、日本語だけで生きてきた日本人が、英語を初めて習うときに、ほぼ全員が出す音のことだ」
村田 「たとえば?」
根石「 ひとつには、子音の後に母音が必ずついてまわるということがある。 I am a student. という文を日本人の初心者が言う場合、[vi vmu v sutudento] というような音になる。英語ネイティブの人が聞くと、言ってることが易しいから、なんとか聴き取れるが、ストレスがでかい。余計な母音が付くからだ」
村田 「はい」
根石 「だけど、これは日本語のみで育ってきた人にとっては、極めて自然な音なんだ。」
村田 「子音だけの音は、日本語では出てきませんからね。」
根石 「日本人にとっては当然の当たり前の音なんだが、なかなか通じない。だから、英語をめぐる業界ではこの音は単なるまがい物の音とされてきた。英語を学ぶ場 合、いつまでもそのままではやはり困るんだが・・・。学校の教師なんかも、自分でまともな音を出せないくせに、日本人のカタカナ発音をまがいものとして 扱ってきた。てめえ、なんぼのもんじゃといつも言いたい。生徒の音をまがい扱いするんなら、てめえの音がそもそもまがいであることをどう棚にあげられるん だ。日本では、これまでずっとネイティヴが出す音に近づくとか、同じ音を出すのが正しいとされてきた。巨大な迷信だろう」
村田 「そうですね。」
根石 「日本人の英語初心者が出す音・カタカナ発音は、まがいものとしてずっと放置されてきた。まがいものであるかどうかより、「放置されてきた」ことがはるか に重大なことなんだ。英語ネイティヴの音に近づいたり、まったく同じ音を出すことが語学として正しいことならば、英語習得のためのもっとも正しい道は、ア メリカなりイギリスなりの英語圏に行って生活することになる。だけど、それじゃ、語学じゃない。そうやって「磁場」を媒介にした音と、日本人の初心者が出 す音の間には、連続性などどこにもない。『英語を流暢にしゃべりたいなら英語圏で暮らせ』。これが日本の英語をめぐる業界の本音だろう。語学を馬鹿にし きった考え方だ。ともあれ、大方の初心者が最初に出す音は本当に放置され、馬鹿にされ続けてきた。放置されてきたが、このまま放置しておいていいわけでは ない。だけど、放置されてきた」
村田 「はい。」
根石 「日本人は、語学をやるのならば、この放置されてきた音をもとにするしかないんだ。」
根石 「・・・・・・・・・・・・・・・・」
村田「どうしました?」
根石 「うーん・・・。俺は、この、初心者が出す音に、『放置された音』と名づけてみたいんだが・・・。何か他にいい名前はないかなあ?」
村田 「いい名前だと思いますが。」
根石 「まだ言い当てている感じがしないんだ」
村田 「それにしても、これは今までの根石さんの話には出てこなかった考えですね。話を聞いていて思い出したのですが、根石さんが以前、『盆踊り』と言っていた ものも、『放置された音』にあたりますか?」
根石 「ああ、それは今までの話を踏まえれば、『放置されたリズム』ということになるだろうな。」
村田 「『放置された音』と『放置されたリズム』
根石 「とにかく、語学は、自分の中の『放置された音』をもとにしなければならない。なにしろ、『放置された音』は、それまで自分を育ててきたものが集約してい る、いわば、自分自身でもあるわけだからな。日本人のまともな語学の音は、そこから始まるべきだ。俺は今後、「あいうえおフォニックス」について言及して いくが、こういった大前提となるところから話は始めなきゃならないな。いまだにそうだ。」
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【10296】
【タイトル】なんで英語やるの?
【 日時 】06/02/04 3:04
【 発言者 】根石吉久



なんで英語やるの? 投稿者:根石吉久 投稿日: 2月 4日(土)03時04分10秒

 の著者は、加藤恭子じゃなかったでしょうか。
さっき、階段を降りながら、そんな気がしました。
階段を降りていったのは、お湯に焼酎を注ぐためでしたが、そんで、その後、しっかり酔っぱらって、今は、蜜柑を食べていますが、なんにせよ、加藤恭子で あったかどうか。
もしかして、昔の俺の女の名前か?
わけがわからん。  



【10297】
【タイトル】ダジャレー様
【 日時 】06/02/04 3:08
【 発言者 】根石吉久



ダジャレー様 投稿者:根石吉久 投稿日: 2月 4日(土)03時08分22秒

 天網恢恢。。。  投稿者:ダジャレー夫人の恋人  投稿日: 2月 3日(金)22時40分23秒
   天毛かゅかゅ粗相して漏れ漏れ。

天毛がわかりません。
頭髪のことではないことはわかります。
割と気楽な方だと思いました。
「かゅかゅ粗相して漏れ漏れ」はよくわかりました。
そういう事態になったとき、どうなされますか。
親や兄弟を頼みにされるのですか?  



【10298】
【タイトル】あんたらが
【 日時 】06/02/04 3:13
【 発言者 】根石吉久



あんたらが 投稿者:根石吉久 投稿日: 2月 4日(土)03時13分38秒

 飽きたころになって、俺は語学論を始めるのだ。
臍はとことん曲がっている。  



【10299】
【タイトル】がっかりした
【 日時 】06/02/04 3:29
【 発言者 】根石吉久



がっかりした 投稿者:根石吉久 投稿日: 2月 4日(土)03時29分36秒

  遠藤尚雄さんの「英語は独学に限る」を読み続けて、正直なところがっかりした。
何の語学論も持っていない。やみくもに駐留軍で働いたりして、スキルは上出来だが、語学の基本は体感でしかわかっていない人だ。語学をきちんと言葉にでき ていない。富士通から出たファナックを育てた人だということだけは確かであり、実業家として一流の人であることは間違いない。しかし、こういう人が語学に ついてちゃんと書けるかどうかはまったく未知数であり、遠藤さんはできていない。松本道弘しかり、国弘正雄しかり、遠藤尚雄しかり、だったのである。
遠藤さん。万が一、この記事を読まれることがあるかもしれないので、書いておきます。
戦争が終わってから、たとえば吉本隆明のように、数年立ち上がれないほどの衝撃を受けて、ちまたをさまよった人がいる一方で、遠藤さんのように、さっそく 世界に羽ばたくことを考えていた人がいたということは、私には勉強になりました。多分、寺で育ったせいでしょう。虚業の家に育ったのに、語学を実業がらみ でしかとらえられないようなことはいかがなものでしょうかね。
まだアジアであった日本のドン百姓の子供として育った私は、遠藤さんが戦後の日本の復興に大きく寄与されたことは十分わかりますが、虚業の子供が実業をや り、実業の子供が虚業をやることをどう考えられるのか、是非お聞きしたいものです。私らはともに幽霊みたいなもんではないですか?
遠藤さん、私は国家名でない日本に帰っていきたい。
あなたは、寺で無国籍を生きたとしても、あなたの回りにいつでも日本はあったはずです。
今日は酔っぱらっていますので、この程度にしておきたいですが、あなたの語学関係の主張は、本当にひっくり返してやりたい。
戦後の日本の復興に力を尽くされた方だと十分に承知した上で、ひっくり返したいものがあります。
なんぼのもんか。「駐留軍勤め」め!  



【10300】
【タイトル】多分、この人です
【 日時 】06/02/04 3:45
【 発言者 】根石吉久



多分、この人です 投稿者:根石吉久 投稿日: 2月 4日(土)03時45分38秒

 加藤恭子(かとう・きょうこ)
一九二九年生まれ。一九四九年、早稲田大学仏文科に入学し、翌年結婚。一九五三年、早稲田を卒業後、夫婦でカリフォルニア大学に留学。ハウスキーパーをし て生活費を稼ぎながら学ぶ。一九五五年にワシントン大学に移り、一九五七年、マスター・オブ・アーツの称号を取得。一九五九年、奨学金を得てフランスに渡 り、ナンシイ大学に留学。デイプロム・デチュード・シュペリュールを受ける。その後、アメリカのジョンズ・ホプキンス大学院で勉強を続けたのち、一九六一 年帰国。一九六五年、早稲田大学博士課程を修了し、渡米、マサチューセッツ大学の特別研究員となる。一九七二年に帰国。現在、上智大学コミュニティ・カ レッジ講師。『大酋長フィリップ王』(春秋社)、『アメリカへ行った僚子』(中公文庫)、『ヨーロッパ心の旅』(原書房・共著・ロゲンドルフ賞受賞)、 『日本を愛した科学者』(ジャパンタイムズ・日本エッセイストクラブ賞受賞)、『こんなふうに英語をやったら?』(中公文庫)、『英語小論文の書き方』 (講談社現代新書)など、著書多数。