・生徒にローマ字で「あいうえお」を書かせる
・それぞれに r をつけさせる
・得られたものは ar ir ur er or
・ ar を○で囲ませ、「顎の下がる明るいアー(歯医者のアー)」と説明
・ or を○で囲ませ,「ゆで卵(鏡文字c:)」とあだ名を言う。「唇に丸く力が入る(ゆでたまごを唇にくわえた感じのオー)」と説明
・残った三つ ir, ur er を一つの○で囲ませ、「狭くこもったアー」と説明
<註>
・ w に続く or は「狭くこもったアー(逆さe :)」 word,
world, work
・ w に続く ar は「ゆで卵(鏡文字c:)」 war, toward,
warning
・アクセント直後の ar は「狭くこもったアー(逆さe:)」
(以上の図式は「 a i u e o 」に「r」をつけたものだけのものだが、図式が単に図式としてでなく、生徒が英語を音読していく場合に自然に使えるように感覚化された(反射神経ができた)あたりで、ear, re を追加する)
・ear も「狭くこもったア」
・re は er と同じく「狭くこもったア」(母音の後で re
が現れる。図式の er の下に括弧に入れて(=re) と生徒に書かせる)
・あるいは、「ar, ir, ur, er, or」だけを扱う段階で、最初から
「er」の下に、括弧に入れて(=re)として、扱うのもいい。「er = re」が現れる確率は、「ear」が現れる確率よりはるかに高いから最初から扱ってしまっても構わない。
<例外>
・earに関して heart, hearth (ともに 顎の下がる明るい音になる)
・er に関して sergeant (顎の下がる明るい音になる)
・ar に関して particular (どちらの ar も「狭い音」)
<参考>
・ 子音に挟まれた u が「日本人の耳に」「あ」と聞こえる場合、ことごとく「狭い音」(逆さv)